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平成31年北部地域整備対策特別委員会( 1月24日)

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  1. 茨木市議会 2019-01-24
    平成31年北部地域整備対策特別委員会( 1月24日)


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    平成31年北部地域整備対策特別委員会( 1月24日)                北部地域整備対策特別委員会 1.平成31年1月24日(木)北部地域整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた 1.出席委員次のとおり  委 員 長 朝 田   充  副委員長 萩 原   佳  委  員 稲 葉 通 宣  委  員 河 本 光 宏  委  員 篠 原 一 代  委  員 上 田 嘉 夫 1.欠席委員 な  し 1.説明のため出席した者次のとおり  市  長 福 岡 洋 一  副 市 長 河 井   豊  副 市 長 大 塚 康 央  市 理 事 中 野 和 彦  産業環境部長 吉 田   誠  産業環境部次長兼農とみどり推進課長 浦 野 芳 博  農とみどり推進課参事 永 田 将 也
     都市整備部長 岸 田 茂 樹  北部整備推進課長 岡 田 直 司  北部整備推進課参事 河 村 一 範  北部整備推進課参事 岡 本   歩 1.出席事務局職員次のとおり  事務局長 増 田   作  事務局次長兼議事課長 野 村 昭 文  総務課長 大 橋 健 太  議事課長代理兼議事係長 山 本 倫 子  議事課主査 駒 井 寿 代 1.協議事項次のとおり  (1) 彩都建設事業に関する取組状況について  (2) 安威川ダム建設事業に関する取組状況について  (3) 北部地域まちづくりに関する取組状況について     (午前10時00分 開会) ○朝田委員長 ただいまから、北部地域整備対策特別委員会を開会いたします。  現在の出席委員は6人でありまして、会議は成立いたしております。  委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。 ○福岡市長 皆さん、おはようございます。  本日、委員の皆様におかれましては、何かとご多用の中、本委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。  また、日ごろは市政の各般にわたりまして、温かいお力添えをいただき、とりわけ、北部地域プロジェクトまちづくりに係る諸課題につきまして、種々ご指導いただいておりますことに、この場をおかりいたしまして、厚く御礼を申し上げます。  北部地域プロジェクトにつきましては、委員の皆様のご支援、そして、何よりも地域の方々のご理解やご協力のもと、各関係機関と連携を図りながら、彩都東部地区の残エリア、あるいは安威川ダム周辺整備の事業化、また、北部地域の魅力向上に関するイベントなど、鋭意、取り組んでいるところでございます。  本市としましては、今後とも積極的に各事業の推進を図りますとともに、既に開通しております新名神高速道路の効果を最大限活用しながら、北部地域全体の魅力向上に向け、取り組んでまいりますので、引き続き、委員の皆様方のご指導、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。  本日は、北部地域に係る事業それぞれに関する進捗や取組状況につきまして、ご説明をさせていただきたく考えております。  以上、よろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○朝田委員長 休憩いたします。     (午前10時01分 休憩)     (午前10時01分 再開) ○朝田委員長 再開いたします。  これより、協議に入らせていただきます。  まず、「彩都建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。 ○河村北部整備推進課参事 彩都建設事業に関する取組状況について、資料1によりご説明いたします。  現在、彩都東部地区におきましては、東部地区の最も南に位置する山麓線エリア府道茨木亀岡線に接している中央東地区の2地区で、土地区画整理事業が施行中でございます。  まず、山麓線エリア地区ですが、施行者が阪急阪神不動産株式会社、総面積約25ヘクタール、2015年5月より事業を開始し、2020年3月完了予定で進められております。  府道茨木亀岡線府道忍頂寺福井線を結ぶ都市計画道路山麓線につきましては、区画整理事業地内につきましては、区画整理事業者で整備され、地区外部分につきましては、茨木市において、現在、整備中でございます。  また、府道余野茨木線との交差点部分につきましては、大阪府のほうで、現在、用地買収などを進めており、区画整理事業完了時期を見据えた整備を進めているところです。  進出する企業ですが、資生堂において新工場と物流施設の建設が決定し、ことし1月より建築工事に着手され、2020年12月に完成予定と聞いております。  また、阪急電鉄と三菱地所の共同開発による物流施設が2019年度の着工予定で契約されており、顧客ニーズに対応するオーダーメイド型物流施設が2020年度、複数テナントによる利用を前提としたマルチテナント型物流施設が2021年度に完成予定と聞いております。  次に、中央東地区ですが、大和ハウス工業、フジタの合同会社とURリンケージが施行者となり、総面積約47ヘクタール、山麓線エリアと同じく2015年5月より事業を開始しております。当初は2020年3月の完了予定で計画しておりましたが、関西電力の鉄塔除却などに日数を要するなど、事業期間は延長される予定と聞いております。  新名神高速道路茨木千提寺インターチェンジへのアクセス道路である都市計画道路大岩線につきましては、現在、大阪府において、ことし秋の開通を目指し、整備中でございます。  また、地区内を横断する都市計画道路茨木箕面丘陵線につきましては、府道茨木亀岡線から府道茨木摂津線までの間を区画整理事業施行者により整備されることになっております。  これらの整備により、完成後は当地区と新名神高速道路とのアクセスや周辺住民の方々の利便性の向上だけでなく、周辺道路の交通量の分散などの効果も期待されるところです。  進出する企業につきましては、茨木市内業者であるホンダ運送が、ことし1月より物流倉庫の建築に着手されるのが最も早く、ことし8月ごろの完成予定と聞いております。  そのほかの敷地におきましても、具体的な企業名は公表されておりませんが、物流倉庫や製造工場などの企業誘致を進められており、それぞれの敷地で、順次、建築工事が行われ、早期の操業開始を目指していくと聞いております。これら2地区の区画整理事業においては、周辺道路もあわせて整備を進めており、新名神高速道路と近接したインパクトを最大限活用していくとともに、先行して企業誘致が進むことで、産業、業務系を中心としたまちづくりを目指す彩都東部地区残エリアの事業化にも、より一層弾みがつくものと考えております。  東部地区の残エリアにつきましては、彩都の西部、中部、東部地区を結ぶ骨格道路となる茨木箕面丘陵線を先行して整備することで、東部地区全域ポテンシャルアップが期待できることから、茨木箕面丘陵線を含むC区域からの事業化検討を進めているところです。  C区域の取組状況ですが、昨年4月にC区域及び造成協力地の地権者において、まちづくり協議会が設立され、5月には清水建設、日本エスコン、住友商事の共同企業体から、にぎわい空間を創出する商業施設や、地域活力の向上を図る産業、業務施設などを誘致する提案がなされ、事業化検討パートナーとして決定されました。具体的な検討を進めるに当たり、6月から7月にかけて事業化検討パートナーにおいてC区域地権者を対象に、現在の土地利用状況、将来の土地利用などについてアンケート方式による意向調査を実施されております。  地権者数56件のうち34件の回答があり、現在の土地利用状況は維持管理できずに荒廃地となっている状況と回答された方が大半であり、将来の土地利用については、約半数の方々が売却を希望、残りは賃貸を希望される方が多い結果となっております。  この意向調査結果も踏まえ、昨年9月の説明会では事業化検討パートナーから概算事業費など、事業フレーム土地利用計画土地利用方針などの基本計画(案)が示され、その後、9月から11月にかけて事業化検討パートナーによる個別面談を実施されております。  個別面談では、ほぼ全ての地権者と面会し、意向を確認され、多くの方は現在の山林から宅地として土地利用が可能となるよう早期の事業化を望まれており、準備組合設立についても資料では84%とありますが、面談した方のうち9割以上の方が賛同されております。  また、減歩率が90%弱と高く、換地後の面積が狭小となることから、共同での賃貸や売却を希望される方が多い結果となっております。  地権者の個別面談と同時に、区域外の造成協力地の方々とも個別面談され、こちらも9割以上の方々からC区域の事業に協力する旨の回答を得ている状況でございます。  その後、先日1月16日には個別面談調査の結果報告や今後の進め方、スケジュール(案)について、事業化検討パートナーによる説明会が開催されております。今後の進め方については、農業用水の検討や関係者との調整、まちづくり協議会会員への説明、協議など、引き続き、諸課題について整理検討し、再度、説明会を実施した後、地権者の同意を取得しながら6月ごろの準備組合設立を目標に進めていく予定としております。  準備組合設立後は、業務代行予定者を募集、決定し、行政など関係機関との協議を進めながら、区画整理事業計画(案)、事業認可図書の作成を行っていくことになります。その後、地権者において、区画整理組合が設立された後、業務代行者が決定され、土地区画整理法や、その他法令等、必要な手続を経て、工事着手となってまいります。  市としましては、東部地区全体の産業、業務系を中心としたまちづくり方針や、C区域の事業化のめどを踏まえながら都市計画変更など、必要な手続を進めていくこととしております。現在進めているC区域の事業化を早期に実現させ、順次、C区域以外へも段階的に整備を進めるため、今後も引き続き、大阪府等関係機関と連携しながら、地権者の取り組みを支援し、彩都東部地区の地域特性やポテンシャルを生かしたまちづくりを計画的に進めていく考えでございます。 ○朝田委員長 次に、「安威川ダム建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。 ○岡本北部整備推進課参事 それでは、安威川ダム建設事業に関する進捗状況を中心に、主に前回、7月11日以降の取組状況について、ご説明いたします。  資料2をお願いいたします。まずは安威川ダム建設事業の昨年12月末における進捗状況をご説明いたします。①のダム本体工事等につきましては、大阪府において2021年度末のダム完成を目指して事業を実施しているところで、現在、基礎掘削工事、ダム堤体の盛り立て、治水対策、取水放流施設躯体築造工事を実施しているところです。また、放流警報設備の設置工事も、昨年10月に契約が完了いたしました。  ここで取水放流施設放流警報設備について、昨年の大雨の状況も踏まえ、ダムからの放流メカニズムも含めて概要をご説明いたします。  ダムからの放流についてとして掲載しております、取水放流施設の縦断面図と洪水吐き付近イメージパースをご覧ください。通常ダム湖に流入した安威川の河川水は、常用洪水吐きの高さまで貯留され、それを超える流入は下流に流れ出ますが、上流で大雨が降り、常用洪水吐きの吐出能力以上の流入が生じますと、貯留が開始され、ダム湖の水位が上昇し始めます。  大雨による流入量が引き続き増加し、ダムの貯留能力を上回りますと、非常用洪水吐きより放流されることとなります。安威川ダムはゲートを持たない自然調節方式ダムであるため、これらの放流は自動的に行われます。一方、晴天時において、下流の維持流量や農業用水を確保するためや、下流の環境改善のために取水放流施設により人為的な放流を行うことが予定されています。  以上のような非常用洪水吐きや取水放流施設による放流が行われる際には、右下の配置計画により設置予定の放流警報設備により事前に周辺住民等への周知を行うとともに、流域各市にも情報共有がなされる予定であり、本市としましても、府と連携し、住民への速やかな情報伝達、避難誘導の体制を構築してまいります。  次に、②の左岸道路につきましては、全長3.3キロメートルのうち、残りの区間、約2,500メートルについて、ダム本体工事の完成に合わせた全線完成を目標として、橋梁工事等を継続して実施しております。  ③の大岩地区の圃場整備事業につきましては、盛土工事は今年度末に概成の予定で、あわせて上面の圃場整備工事等を実施しております。また、全面での営農再開は2021年度となる予定であり、それに向けた本市の取組状況については、後ほど3の大岩地区の営農再開に向けた取組みについてでご説明いたします。  次に、安威川ダム周辺整備事業について、ご説明いたします。今年度のダム周辺整備への取組みとしまして、周辺整備基本構想の策定と民間事業者公募のための要項の作成を目標に、周辺整備事業への関心を示す民間事業者との対話型ヒアリングを進めてまいりました。  現時点では、12社程度の事業者との対話を行っており、これまでのアウトドア系、飲食、物販、アトラクション系に加えて、不動産や宿泊等の業態とも意見交換を行っております。  前回の特別委員会時点では、ヒアリングの結果を踏まえた安威川ダム周辺整備基本構想を昨年秋ごろに取りまとめる予定であると、ご報告しておりましたが、民間事業者においても昨年6月の地震や7月の豪雨等の災害への対応に追われ、意見の聴取に時間を要しており、基本構想の取りまとめが想定よりもおくれております。  7月以降のヒアリングにおいて、民間事業者からいただいたご意見をご紹介いたしますと、道の駅のような拠点施設を市が整備することを強く期待、ダム湖を含む広い範囲を一体的に維持管理するためにエリアマネジメントの可能性を検討、日本一ではなく、ここでしか体験できないものをつくりたい、冬期の集客のために温浴施設の整備を視野に入れる、大阪市内を一望できるロケーションを生かした展望施設を整備したい、ダムを拠点に山間部の地区との連携を模索したい、大岩地区の圃場との連携を模索したいといったものがございます。  今後の予定ですが、本年3月ごろをめどに基本構想を取りまとめることとしており、2019年度にパートナー事業者の公募手続を進めていく予定であります。  最後に、大岩地区の営農再開に向けた取り組みについて、ご説明いたします。  大岩地区の農地の利活用についての地域の取組状況ですが、平成28年12月から地域主体による営農再開に向けた検討会を開催し、現在までに地権者全体向けの検討会が2回、地域の代表7人の方を中心として検討会が13回開催されております。  平成29年度末に集落営農組織の設立についての検討を進めることが地権者全体向けの検討会で合意されたため、平成30年度は地域の代表7人の方を中心として、農事組合法人や株式会社といった営農形態、営農作物、担い手確保等の研究を進められております。  市としては、府やJAとともにオブザーバーとして検討会に参加し、その議論の方向性を注視しつつ、支援を行っているところでございます。  今後の予定ですが、引き続き、地域主体の話し合いを進めていただくとともに、市としても議論の方向性を注視しつつ、支援を行ってまいります。  なお、地域の代表7人の方を中心とした検討会の中では、2021年度からの営農再開を目指し、2019年度からは組織の規約等の調整や組織立ち上げに向けた準備を進める方向であると聞いております。 ○朝田委員長 次に、「北部地域まちづくりに関する取組状況について」、説明を求めます。 ○岡田北部整備推進課長 それでは、資料3をごらんください。  北部地域まちづくりに関する取組状況についてでございます。まず、目的でございますが、課題と向き合った上で、何とかしたいという思いを地域と共有し、地域活性化と課題解決に取り組むことで市北部地域いばきたを元気にするとともに、その魅力向上を目指し、市民の憩いの場、訪れたい場としていくことを目的としております。  将来的には、交流人口、地域の活力の充実というステップから活動人口の増加、定住人口の増加へという流れを目指しております。  まちづくりに取り組む方向性についてでございますが、目的達成のためには、地域の方々の自発的、持続的な取り組みが不可欠でございます。北部地域の内側からの活性化に焦点を当て、必要に応じて専門家の力も活用しながら住民の方々が主体となった取り組みを支援していきます。  一方で、人口減少、少子高齢化の著しい北部地域においては、地域の方々による取り組みでは限度がございます。あわせて地域外と連携した取り組みの推進が不可欠です。地域の外から北部地域との関係を築いて、応援団とも連携したまちづくりにつながるよう支援してまいります。  このように地域内の取り組みと地域の外からの参加、協力によるまちづくりを推進することを山とまちをつなぐというテーマとし、取り組みを進めているところでございます。  それぞれの取り組みを進める中で、手応えを感じ、前向きになっている地域なども見られます。そのようなところから周辺地域への波及効果が生まれるよう、これまでの取り組みを一層、推進、拡充してまいります。  各取り組みにつきましては、大きく4つのまちづくりに必要な視点から推進することとしております。  1つ目の視点として、コミュニティ活性化人口減少等による弱体化しつつある地域コミュニティを維持、活性化させること。  2つ目の視点として、地域資源活性化です。北部に存在している組織や資源を見つめ直し、その価値を高めていくもので、自然や文化的資源、市民に親しまれている既存施設などの地域資源を活用し、その魅力を向上させること。  次に、魅力発信の視点でございますが、北部の魅力をまちの方に知ってもらう取り組みをさまざまな形で進めています。  最後に、暮らし体験の視点です。まちの人が地域の暮らしを体験することで、ふるさと意識や愛着を持ってもらうこと。また、地域の人に外からの人を受け入れる気持ちを広げてもらうことも目的としております。  各まちづくりに当たっては、北部地域自治会との意見交換、北部に関する施設や関係する皆さんで構成される北部エリア魅力づくりを推進するネットワーク会議、主に市街地周辺の応援団で構成されている安威川ダムファンづくり会庁内関係課で横断的に北部の事項について検討する、北部地域魅力向上検討プロジェクトチームといった、4つのプラットホームを取組内容に合わせ、連携、組み合わせるなどしながら進めております。  今年度の取り組みについて、ご説明いたします。まず、今年度から3カ年かけて、いばきたデザインプロジェクトを実施してまいります。地域と組織における取り組みを、それぞれ進めており、今年度は旧見山村を対象といたしまして、大阪大学とともに地元の方への取材やフィールドワークを通じ、取り組みへの道筋を見つけてまいります。  例えば、車作地区におきましては、安威川上流漁業協同組合と連携した、情報発信ホームページの作成、上音羽地区において地区の農産物を利用した特産品づくり取り組み開始など、地域の魅力、資源を生かしながらコミュニティ活性化にもつながるよう取り組みを進めています。  対象組織といたしましては、見山の郷で、摂南大学とともに魅力向上への取り組みを進めています。  例えば、季節の野菜を生かしたジュースの試作や安威川ダムファンづくり会間伐材プロジェクトとも連携した、屋台の試験的実施などを行い、現場の女性スタッフモチベーション向上来場者増加に向けての検討を進めています。  また、昨年度に引き続き、自転車を活用して北部地域の魅力を体感していただく、いばきたフォトサイクリングを11月10日に開催し、105名の参加をいただきました。  自治会などの協力もいただいて、暮らし体験ともなる地域との交流プログラム、参加者による魅力発信などを実施いたしました。今年度はハイキングや自転車のガイドツアーを試行的に取り組み、自転車になれた方のみならず、幅広い方々に参加いただきました。  また、自然歩道の清掃など、ボランティアプログラムの実施も試みました。多数の参加がございまして、地域にまちからの人を受け入れる、まちの人に北部への愛着を持ってもらう、双方向から山とまちをつなぐよい機会になったと捉えております。  また、北部地域まちづくりに農業振興は不可欠でございます。新規就農への支援や農商連携のきっかけづくりなど、さまざまな取り組みを進めております。  その1つ、いばきたマルシェについて、これまでの3地区に、昨年6月、佐保地区が加わり、4地区が出店されております。昨年11月にはJR駅前ビルマルシェ店舗をリニューアルしました。リニューアルに当たっては、商工労政課の補助金も活用しながら、リノベのいばらきとのコラボ企画壁塗りワークショップなども開催いたしました。ワークショップに参加した市民の方にマルシェのことを知ってもらうなど、新たなつながりを生む機会となっております。  また、店舗だけではなく、IBALABの芝生広場やいばらき×立命館DAY、農業祭など、各イベントにも積極的な出店を展開し、その魅力を発信するとともに、平日に店舗に行けない市民の方にも喜んでいただいているところでございます。
     安威川ダムカレーにつきましては、昨年11月から1店舗ふえ、現在8店舗が提供しております。あわせて、各店舗を回っていただくスタンプラリーを実施しているところでございます。引き続き、まち魅力発信課などとも連携し、ホームページなどを通じた魅力発信に取り組んでまいります。  最後に、建物用途変更の柔軟化でございますが、北部地域の貴重な資源である空き家などの既存建築物を地域産業の振興、既存集落のコミュニティ維持などにつなげていくため、昨年7月、本市開発許可制度の運用を弾力化したものでございます。  現在のところ2件の相談を受けている状況でございます。このような取り組みを総合的に実施していくことにより、北部地域の将来のまちづくりをすることができるものと考えてございます。  引き続き、地域の皆様、市民の方々、大学などとの連携を密にしながら、取り組みが相乗効果を発揮し、将来につながっていくよう進めていきたいと考えております。 ○朝田委員長 以上で、説明は終わりました。  本3件について、発言なさる方はございませんか。 ○稲葉委員 まず、彩都建設事業に関する取組状況について、お伺いします。  ちょっと私、言葉がわかってないので、申しわけないんですけど、マルチテナント型物流施設オーダーメイド型物流施設という、言葉の意味、定義がよくわからなかったので、それを教えていただければと思います。  それから、この阪急電鉄と三菱地所の物流施設についてですけれども、現在、どのような建築計画が出ている段階なのでしょうか。  それから、それにかかわる周辺地域への説明状況、これからの今後の見込みも含めて、わかる範囲で教えていただければと思います。  それから、資生堂工場の建築につきましては、しっかりと地域の自治会にもご説明等、意思疎通を図っていただいているということで、本当にありがたいなというふうに思っております。  その中で出てきておりましたけど、山手台一丁目と、この工場地の間の緑地化、これを早期に進めていただきたいという要望が前にあったと思うんですけど、それの進行状況についてお伺いしたいと思います。  それから、C地区の件に関して52件中47件が準備組合設立に賛同しておられるということでした。この合意しておられないところは、どういう理由で合意しておられないのかということと、まだ、お会いできてないところもあるということだったんですけれども、これは、なぜお会いできてないのか、今後、どういう計画になっているのか、どういうふうにお会いしようと考えておらるのかということを教えていただければと思います。  資料3の、北部地域まちづくりに関する取組状況についてと多分絡むと思うんですけれども、冒頭、市長のご挨拶にもありましたけど、千提寺インターチェンジの活用ということをおっしゃっておられると思うんですが、それが、この北部地域まちづくりと、どう連携しているのかということをお伺いしたいなと思います。  本当に農産物をはじめとして、キリシタン遺物もそうですけれども、北部には非常に魅力あるものがたくさんあると思うんですが、それらを、この計画とどういうふうに連携させていこうかと考えておられるのかということと、あと、これ特別委員会の所掌範囲かどうか、ちょっとわからないんですけど、千提寺インターチェンジのパーキングエリアの活用があったと思うんですけど、ああいうのは、ここに出てこないんですかね。どういうふうな状況になっているのかなと、今、あそこへ農産物とか、多分出店して売るとか、そういう話があったと思うんですけれども、そこら辺の状況という説明がなかったので、ここの所掌範囲かどうかわからないですけど、答えられるようでしたら、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○河村北部整備推進課参事 先ほど質問のマルチテナント型物流施設、それから、オーダーメイド型物流施設の件でございますけれども、先ほどもご説明させていただきましたが、マルチテナント型物流施設というのは、複数のテナント会社が入り利用されることを前提とした物流施設でございます。それから、オーダーメイドということで、こちら顧客のニーズに対応した物流施設ということでございます。  それから、阪急電鉄と三菱地所の開発の物流施設の状況なんですけれども、こちらについては、まだ具体的な建築計画というところは、こちらのほうに出ておりません。周辺地元への説明というところも、まだ、そういったところで、その内容については聞いておりません。  資生堂の緑地のところの件につきましては、いつやるのかというところなんですけど、こちらも資生堂の建築並びに区画整理事業の中で、山手台との緩衝緑地ということで、緑地を整備することになると思いますけども、その工事の工程の中で、それぞれ対応していくものと考えております。  それから、C区域の件でございますが、反対されている方のご意見というところです。事業計画に対して、反対されているような内容でございます。  それから、個別面談を終えていない4件の方ということ、こちらは残り財産区財産とか、共有林などでございまして、地元の役員さんと今後、お話の場を持って説明を行う予定としております。 ○岡田北部整備推進課長 千提寺インターチェンジとまちづくりとの連携活用についてでございますが、千提寺インターチェンジができまして、ダムの周辺整備の中でヒアリングをしておりましても、非常に建設地周辺が緑に包まれた環境の中で、非常に便利なところにあるなというふうなお答えはいただいております。  また、見山の郷につきましても、千提寺インターから非常に近いところにございますので、インターチェンジの中のPAの施設において、チラシなんかを置かせていただいて、見山の郷への誘導を図っておったり、千提寺地区周辺の散策できる遊歩道マップなども置かせていただいているところでございます。  パーキングエリアそのものの活用については、西日本高速道路保有・債務返済機構が所有するもので、今、道路区域として指定されております。  この部分については、なかなかNEXCOのほうでも自由に使えないというところがございますが、市のほうで一度貸していただいて、8月の土日や12月のイベントの機会に、見山の郷に出店していただくなどして、現在、実験的に活用を進めているところでございます。  時々イベント的に出店いただきまして、好評を得ているところでございますが、見山の郷の人的な問題もございますので、なかなか毎月この曜日とかという形では、まだ活用しておりませんが、NEXCOとも協力しながらPAでの活動については、引き続き進めてまいりたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○稲葉委員 見山の郷の件については、毎月は活用できてないということだったので、ここ多分、このパーキングエリアの一部を貸していただけるようになれば、ここにものを出していきたいという方はたくさんいらっしゃると思うので、実験というのは大体、いつぐらいまでで、どれくらいのめどというのが、もし今の現段階でわかれば教えていただきたいなというふうに思います。  C地区については、事業計画に反対されてる方がいらっしゃるわけですよね。その方の意向はちょっとわかりませんけれども、しっかりと丁寧にやっていただきたいなと思います。  山麓線エリアの地区について、まだ、地区計画など、具体的なものが出てきてないということで、地元への説明等も、まだということであったので、資生堂さんが着工されて、ここら辺については、本当に丁寧に説明していただいているので、要綱等ですね、説明義務とか、そこら辺はしっかりと決まっていると思うんですが、地域の方、あるいは自治会等にですね、せめて情報が入りましたら、なるべくちょっと皆さん、どんなものができるのかなと、どういう計画なのかなということは、非常に関心を持っておられるので、市からもしっかりと、その辺、伝えていただければなというふうに思っております。 ○河村北部整備推進課参事 先ほどの答弁で、少し補足をさせていただきます。  委員、おっしゃったとおり、阪急電鉄と三菱地所の建築計画はまだ出てきておりませんけども、開発指導要綱などに基づきまして、今後、山台手周辺地元住民のほうに説明するというふうに考えております。  それから、資生堂の緑地の件につきましても、山手台一丁目の住民の方からご要望も伺っております。その要望を見ながら、今、事業者のほうで市の公園緑地課と協議を進めているところでございます。  あと、C区域のですね、まだお会いしていない方々というところは、フスマ池という、地区の中に池が、用水がございまして、そちらの、今後の対応方針というところを取りまとめた上で、ご説明という流れで考えておりますので、そのあたりができましたら、その関係者の皆様方に説明しようというふうに考えております。 ○岡田北部整備推進課長 千提寺のパーキングエリアについてでございます。  その前に1点だけ、済みません、ちょっと修正させていただきたいんですが、実験的に見山の郷に出店いたしました、12月と私、申しましたが、おととしの12月ですので、よろしくお願いいたします。  部分開通いたしました日でございますね。そのあと、3月の本開通の日も出店いただいております。  建物の本体そのものは、先ほど申し上げましたように、保有・債務返済機構が持っておりますので、なかなか建物の中を今のところは貸していただけてない状況です。横の空きスペースにテントを立てて出店させていただいているような状況でございます。  ただ、市のほうで道路占用許可を出してNEXCOと一緒に出店しているような状況ですけれども、それを積み重ねていくことで、実績をつくって、もう少し自由に使えるようにしていきたいなというふうに考えておりますので、めどとしては、ちょっとなかなかお答えしにくいところがございますが、NEXCOとしても利用してもらいたいという思いを持っているようでございますので、引き続きいろいろ知恵を絞りながら、NEXCOとも力を合わせまして、進めてまいりたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。 ○稲葉委員 先ほど、彩都建設事業については、要綱に従ってということでしたけれども、要綱の影響、地域以外に当たるところでも、周辺地域で気になされている方もいらっしゃると思うので、なるべく、例えば、自治会とまちづくり協議会等を通して、情報だけでもおろして、シェアしていただければ、ご安心なさるのではないかなというふうに思っておりますので、その点、要望させていただきます。  あと、PAの活用については、そうですね、当初、外にテントを立ててという、建物の中は使いがたいということが、多分、この委員会でご報告されたと思いますので、ここも私も何回か、あそこの新名神通らせていただきましたけど、非常に入りやすいパーキングエリアで、本当にあそこを活用できたら、北部の本当に商業利用とかね、できたら本当に魅力的なインターチェンジになるだろうなと思っておりますので、ぜひそこら辺、市としても積極的に進めていただきたいと思います。  私からは、以上でございます。 ○朝田委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○河本委員 お許しをいただきましたので、お伺いしたいと思います。  まず、資料2のところでございますけども、大岩地区の営農再開に向けた取り組みというところでお聞きをしたいと思います。  ここで、市もオブザーバーとして参加されて、議論の方向性を注視されてると、こういうことですけども、将来的な課題として、担い手とか、農産物であるとか、そういったものもあるというふうには伺っておりますけれども、実際のところですね、この将来的な方向性みたいな分も含めて、ご説明いただけることがありましたら、お願いをしたいと思います。 ○永田農とみどり推進課参事 大岩地区の営農再開についての、将来的な展望であるとか、方向性というご質問であったかと思います。  大岩地区の営農再開に向けては、平成28年度に地元土地改良区がアンケート調査をいたしまして、7割の方が、このままでは営農再開はできないというアンケート結果になりました。そこでですね、改良区としては、集落営農の組織を立ち上げて、集落営農をしてはどうかというご提案をさせていただいております。  その中で、昨年度から集落営農組織、どのような集落営農組織がいいのかというのを地元の中で検討いただきまして、市としては、その集落営農組織、例えば農事組合法人であるとか、株式会社であるとか、それらを立ち上げるためのメリットであるとか、デメリットであるとか、そういうことを説明させていただいているところでございます。  将来的には、その新しい地域で、できればいいんですけれども、地域でオペレーターの方であるとか、なかなか見つからない場合は、新しい担い手に入っていただきたいと。ただ、その新しい担い手も、どのような形で参加いただけるのかということは、現在検討中でございます。 ○河本委員 地域的には彩都地域、また、それから安威川ダムの周辺地域と、くっついている位置で、非常にポイントのある地域かなというふうに思ってるわけですけども、例えば、具体的に、もともとは稲作中心だったと思うんですけど、そういったところから、何か新たな観点で農作物なんかの話が出てるとかですね、何か方向性とか、それから市としての支援としては、どういった観点で、もう少し進められようとされているのか、その辺がもう少し聞けたら、お聞きしたいと思います。 ○永田農とみどり推進課参事 現在、地元は稲作を中心として集落営農を考えて、されているんですけれども、市としては、野菜もおつくりいただいたらどうかという提案はさせていただいております。  また、市内の給食への提供、ジャガイモであるとか、タマネギであるとか、そういうのを裏作でつくったらどうかというご提案をさせていただいているんですけども、やはり、まずは稲作が集落営農でできるかどうかというところが、一番、地元の関心事でございまして、それがうまくできたら、将来的に野菜もつくっていこうという考えというのは聞いております。  市としても、まずは稲作をしっかりですね、営農再開できるように支援させていただきまして、今後、また野菜であるとかという話が地元から出てくれば、支援していきたいと考えております。 ○河本委員 最近はですね、いろんな形で、例えば、6次産業的なあり方とかですね、実際、若い人がそこでつくられて、実際に販売までとかできるような仕組みとか、そういったこともあるんじゃないかなと思いますが、地元とよく協議する中で、新しい取り組みの仕方とか、そういった参考になるようなことをどんどん提示していただきながら、ちょっと夢のあるような形で、また、この営農再開に向けて、進めていっていただけたらどうかなというふうに思います。これは要望させていただきたいと思います。  続きまして、資料3ですけれども、まず、2のまちづくりに取り組む方向性についてというところですけれども、図を書いていただいている中でですね、テーマ「山とまちをつなぐ」というところで、まちづくりに前向きな地域、組織の出現とありますけれども、これはちょっと具体的にはどういうふうに現状がなっているのか、お聞きをしたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 まちづくりに前向きな地域、組織ということでございます。  今年度の取り組みの中でも、ご説明いたしましたが、デザインプロジェクトなどの仕掛けをしてきております。  その中で、銭原地区ですとか、上音羽地区、車作地区などが具体的に、こんなことをやってみようかというようなことで、今、一緒にお話をさせていただいております。  特に、銭原地区につきましては、自分たちで一番、今、頑張ってつくっているお米ですね、お米をどう売って収入につなげていくのかということを少しお話し合いをさせていただいております。ブランディングしていくのか、集落営農組織でもっと頑張っていくのか、まちの人にどう買ってもらうのかといったようなことをお話をさせていただいてます。このあたりは、地元に行く際に、農とみどり推進課とも一緒に行きまして、いろんなお話をさせていただいているところでございます。車作地区と上音羽地区については、先ほど申し上げたところでございます。  ほかの地区につきましても、積極的なところは、マルシェに参加していただいたりですとか、組織としては見山の郷と今、一緒に取り組みを進めておったりですね、フォトサイクリングにつきましては、指定管理者ではございますけれども、忍頂寺スポーツ公園の方々にも、今、積極的に協力をいただいているところでございます。 ○河本委員 この2のところにつきましてですね、その下に取り組みにあたりということで、4つの魅力づくりの場、プラットホームということですけれども、このところについては、ぜひわかりやすくですね、参加しやすい仕組みというものができるのかなというふうに思うんですけれども、現状と、このあたりを、いわゆるいろんな方が参加しやすい仕組みというんですか、そこら辺については、どのように考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 プラットホームへのいろんな方の参加というところでございます。  市のほうで主体的にやっております、北部エリア魅力づくりを推進するネットワーク会議、こちらにつきましては、メンバーを固定したものではございませんで、いろんな方に、その時々に現場の方に声かけをいただいたりして、新しく参加していただいております。  その中で、フォトサイクリングへの仕掛けですとか、その他、出て来られた組織やお店の方同士がつながって、今度こんなことしてみようかとか、そういったお話し合いも出てきております。つなぐという意味では、効果のある会議かなというふうに思ってます。  また、大阪府と一緒に進めております安威川ダムファンづくり会につきましても、広く声かけをさせていただいて、いろんな方に当日、参加していただいて、お話し合いにも参加していただいてますので、引き続き、そういう形で進めてまいりたいなというふうに思っております。 ○河本委員 ここの図を見てますと、何となくイメージは湧くんですけども、今、おっしゃったようなことをずっと掘り下げていく、例えば、最近ですとSNSを活用したりとか、ホームページを活用したりとか、さまざまにアクセスをしながら、外の方も理解をしやすい仕組みとか、そういったものを構築されているケースが結構あるんじゃないかと思うんですね。そのあたりについては、ここは今後どういうふうに、このところを考えておられるか、お聞かせいただけますか。 ○岡田北部整備推進課長 ホームページにつきましては、安威川ダムファンづくり会は大阪府のほうで独自のホームページをつくっており、フェイスブック等の活用もされております。  市のほうで進めております、北部エリア魅力づくりの推進するネットワーク会議につきましては、ちょっとSNSの発信が、いまだできておりませんので、今ご指摘いただきましたように、今後取り組んでまいりたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○河本委員 ぜひ、体系的にわかる形を構築していただくと、非常に参加もしやすいのかなというふうに思いますので、また、そういう取り組みをしていただければというふうに思います。  次に、3番目の今年度の取り組みというところの中に、この最後のほうにですが、建物用途変更の柔軟化ということで、この7月に示していただいて、今も、先ほどのお話ですと2件の相談があるということですが、これ、実際は、調整区域の中で建ってる建物を活用されるというケースが多いんじゃないかと思うんですけど、現状として、どういった課題があるのか、そこら辺が活用したい人に、相談に来られれば説明されるということになるんでしょうけれども、最初からどういったことを留意しながらとかですね、進めていくという意味では、考えておられるような課題みたいなものがありましたら、まずお聞かせいただきたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 北部地域の建物の活用についての課題についてでございます。  まず1つは、使いたいという方と実際にお持ちの方、この両者の思いをつなげていくのが一番大きな課題かなというふうに思っております。使いたいという方がいらっしゃっても、貸したくないということでございましたら、なかなか活用が進みませんので、そこは市のほうで間にも入りまして、お話し合いをさせていただいてるところでございます。  それを次のステップとして、では具体的に手続を進めていこうかという中でございますと、開発許可については弾力化を今、進めておりますので、その中で必要な協議をしていくわけでございますが、例えば、今現在その敷地が農地であったら転用する必要がございますので、そういった課題が出てくるのかなというふうにも考えております。  あと、調整区域ですので、下水道処理の問題が出てまいります。これについては関係課協議の中で下水道施設課と協議をさせていただいて、必要であれば整備をしていくという形になるのかなというふうに思っておりますが、今のところ、この2点が課題になってくるのかなというふうに考えております。 ○河本委員 ぜひ、そういったこともわかりやすいような1枚ぐらいのパンフレットとか、そういったものをおつくりになられたら、考えておられる方も、そういったことも含めて、まず考えないといけないんじゃないか、また資金繰りも考えないといけないんじゃないかと、大きくそういったことも理解しやすいのかなと思うわけでして、ちょっと工夫をしていただいたらどうかなと、これはちょっと提案にさせていただきたいと思います。  それから、最後ですけれども、これまでから北部地域の駐車場の観点で何回かお聞きをしてるところですが、特に北部全体観に立っての計画づくりということの必要性も申し上げておりますけども、その後どういう形で進められてるのか、また、安威川ダム周辺になりますと、これからいろんな提案があって、そこには当然、駐車場が私は要るんではないかなと思うんですけども、そういったことも含めて、何らかの方向性、また計画づくりに向けての動きとか、ありましたら聞かせていただきたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 北部地域の駐車場についてでございます。  北部地域全体の地域振興という観点で、以前から申し上げているとおりでございますが、今さまざまな形で取り組みを進めております。地域の主体的な取り組みの支援、その中で必要なハード整備についても検討していくというのが基本でございます。  現状におきましては、北部地域全体における駐車場の確保について、大きく進展しているものではございませんが、新名神の整備に伴い、NEXCOから市に移管された用地について、具体的には千提寺地区で地域の方々から、イベントの際の駐車場としての利用も含めたまちづくり活動として活用したいといった声がございましたので、来年度からの運用を目指して、現在はその具体的な活用方法について、地域住民の中で検討が進められているところでございます。同じくNEXCOから移管された用地を活用しまして、キリシタン遺物史料館では大型バスの臨時駐車場としての運用を開始しているところでございます。  ただ、現在検討を進めております安威川ダム周辺整備でございます。北部地域のゲート拠点として、駐車場が必要になると考えてございます。山とまちをつなぐという観点からも大切かなというふうに考えておりますので、ここにつきましては、市のほうで周辺整備の内容に応じた十分な台数の駐車場を確保していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○河本委員 ぜひ、整備計画的なところに進むような方向でもお示しいただけるようにお願いをしたいなと思います。これは要望としまして終わります。  以上です。 ○朝田委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○上田嘉夫委員 彩都建設事業に関する取組状況の中で、C地域の説明の中で、減歩率がちょっと私、聞き間違ったのかどうかわかりませんが、90%とかというようなことおっしゃられなかったでしょうか。これは本当ですか。90%ということは、もう土地の利用は、ほとんどないということでいいんでしょうか。なぜ90%なのか。ここのところでしたら60%とか、そういう面積になってくると思うんですが、この説明をお願いしたいと思います。 ○河村北部整備推進課参事 先ほどの説明の中で、減歩率が90%弱ということでご説明させていただきました。  やはり、こちら説明もしましたとおり、現地が土地利用もできない山林の荒廃地の状況から、土地利用ができる宅地になるということで、その土地の価値が上がる分、面積でカバーするという区画整理の方式によりいきますと、現時点ではおおむね9割弱ということでなっております。 ○上田嘉夫委員 90%ということで、それで地主さんの方々が理解されておるんやったら、それでいいんですけどね。それ以上のことは、我々言う必要もないと思いますが、これで開発の目的は達するんかどうかというところにちょっと疑問があります。もう少し価値の高いものにならないのかなと、私が個人的に持っておれば、そう思いますけどもね。それで、一応質問としては、私の意見として申し上げておきたいと思います。  次に、安威川ダム建設事業に関する取組状況の中で、まず1つは、放流警報設備配置計画ということで上げておられますが、このダムについては自然貯留ということで、人工的に水位を放流したりということはないというふうにお聞きしておるんですが、どういったときに、こういう警報を出されるんでしょうか。 ○岡本北部整備推進課参事 ご質問の放流警報設備でどういうときに警報が発令されるかということでございますけれども、1つは、ダムの計画対象降雨であります100年に一度の確率を超える雨の流入があって、非常用洪水吐きを超えて水が出てくる場合ですね。それともう1つは、先ほどご説明しました取水放流施設を使って下流に人為的に水を送る場合で、そういうときに下流で急に水位が上昇しますので、それに対して注意を促すと、避難を促すという観点で放流警報設備を用いた警報を発するという計画になってございます。 ○上田嘉夫委員 自然の雨に対してはわかりました。  そのほか、取水施設のときに放流するということは、川で遊んでおられる方がいたりとか、そういうことでの注意のために警報を出されるという理解でいいんでしょうか。取水施設の放流は、全体の川の量からすれば、そんなに多い量ではないというふうに理解しておるんですが、それでも警報を出さなくてはいけないということですか。 ○岡本北部整備推進課参事 取水放流施設を使った放流の仕組みなんですけれども、まだ大阪府のほうで具体的な運用については、これから検討されるということで聞いております。先ほどご説明の中で、渇水のときに完全に下流への水の供給がとまってしまうと、そういったケースに使う場合には少ない水量になりますので、警報を発するまでもないかなと思うんですけれども、それ以外に、下流の渇水が続いたときに、下流の河川環境が水質の悪化ですとか、そういったことがあったときに、ある程度の水量を一気に流して、フラッシュ放流と呼んでおるんですけれども、そういったことで下流の環境を攪乱してやるというようなやり方もあると聞いておりまして、そういう場合には、小さな規模の洪水というようなイメージの水量を出しますので、そういったときには川の低水敷で遊んでおられると、急に水が来て危ないということも想定されますので、そういったときには、この警報設備も活用してアナウンスをするというふうに聞いてございます。 ○上田嘉夫委員 わかりました。あくまでも安全対策のためということで理解させていただきます。  それと、安威川ダム関連に際しまして、これから今後の予定として、いろいろ民間事業者との協議を進めていくということですが、今までにヒアリングを行ってこられたと。その民間業者とヒアリングをされた、どのような募集をされて、どういう形でやってこられたんでしょうか。一般的に公募されて、意見を聞くというだけのものだったのか、あるいは公にやってこられたのか、その辺をお聞きしたいと思いますが。 ○岡本北部整備推進課参事 安威川ダム周辺整備におけます民間事業者へのヒアリングの仕方でございますけれども、まず、平成28年度におきまして、コンサルタントにも委託をしまして、こういったダムの周辺整備といった観点で関心がありそうな事業者というのをまず荒く調査をかけておりまして、その段階でピックアップされた事業者を中心に、平成29年度から対話型ヒアリングという形で、市のホームページでもその実施している旨を公表いたしまして、興味を持っていただいいてる事業者と継続的に協議をして、具体的にどういった事業が展開できそうかといったご意見を伺ってきてるという状況でございます。 ○岡田北部整備推進課長 そういったものに加えまして、市のホームページでも対話型ヒアリングをやってる旨は周知させていただいておりますので、それを見て申し込んでおられる方もございますし、また国土交通省なんかが主催しておりますサウンディング型調査というものがございます。こちらは希望する自治体とそういった取り組みをしてみたい事業者をその場で結びつけていただいて、お話し合いをさせていただくような場所をセッティングしていただくわけですが、そういったものにも参画させていただいて、お話をさせていただいております。 ○上田嘉夫委員 広く意見を聞くということの手法として、きちっとしたルールに基づいてやる場合と、それから一般的にどなたさんの意見も聞くんだというぐらいのやり方、いろんな手法があると思うんですが、やはり今の時代、非常に年々ごとに時代が変わってきて、いろんな考え方が出てまいります。そういった中で、茨木市民だけやなくて、全国的に募集できるようなやり方を今後も進めていく必要性があるのではないかなというふうに考えております。  そこで、こういった事前的なヒアリングを受けて、提案を受けて、今後、基本的な方針を決めていかれるということだと思うんですが、その基本構想をつくるに当たって、市の最も大事やなと思ってるところ、その辺をどのように考えておられるのか。やはり人が集まってきて、公園化するように物事を進めていってほしいなと思っておるんですが、市の方針としての一般的に骨格的なものの考え方は、どのように考えておられるのか。何かありましたら、お答えいただきたいなと思います。 ○岡田北部整備推進課長 市のほうで一番大事にしている考え方についてでございます。  もちろん、その場所に人が集まっていただくということが第一義でございますけれども、そのダムのところだけではなくて、今、北部地域全体のまちづくりということで取り組みをさせていただいておりますので、いかにそこから北部地域全体に波及していって、地域振興につなげていけるのかなというところが一番大切にしたいところでございます。  雇用ですとか、つくっていただいた農作物を活用していくでございますとか、お金の循環でございますとか、そういったことも含めて振興につなげていくように基本構想のほう取りまとめていきたいというふうに考えております。
    ○上田嘉夫委員 基本構想をしっかりとつくっていただいて、魅力あるこの公園づくり、安威川ダムを含めた東部地域の発展をどうかよろしくお願いしたいと思います。  安威川ダムの中で、ちょっと細かい話なんですが、観光的にどうしたらいいのかなということを私たちも、私も昔から考えてきました。そんな中で、1つは提案で、このダムの堰堤のところから全てを眺められるような場所は、どこにあるのかなということを考えましたら、茨木亀岡線のあの橋のちょうど真ん中が一番ダムを見れるいい場所やなと。ただし、あそこには反対側、山側でなくて、下流側のほうに歩道はありますけども、上流側のほうには歩道がないので、歩いて渡っても、ダムそのもの自体が景観として見られないと。ちょっと残念やなというふうに思っております。  そういった中で、ダム堤体のこのロックフィルダムの斜面が非常に、そのまま放っておけば、石が積んであるなということだけになって、余り観光的には映えないなということで、私が議員になったときに、ここで提案させていただいたんですけども、何かおもしろい絵でも、小学生の方から募集して絵を描くとか、今は光で絵を映し出すようなこともできると思うんですが、そういったことも考えて、観光的に1つは、ダムの堤体の景観を考えてほしいなというふうに思うことが1点と、それから今、展望台ということで最初に言いましたが、このダムの下流方向から上流を眺められるような、そういう展望台、どこかいい場所で設けるところはないのでしょうか。ちょっと考えていただいて、そこへ上れば全体的に見えますよと。今、工事現場を見るところは高台ですけども、あそこはちょっと無理かと思います。その点、考えてほしいなというふうに思います。  それと、周辺施設を何かつくるに当たって、北部地域まちづくりに関するものと絡みますけども、まずは道の駅とかというような、大きなものをつくるに当たって、そういう土地を市は持っておられるのか。あるいは、もしそういう施設をつくるということになれば、民間の人に委ねなければならないのか。その辺はどのようにお考えいただいているのでしょうか。その3点、わかりましたら答弁をお願いします。 ○岡田北部整備推進課長 ダム本体を活用して、観光的に利用できないのかというところでございます。  ダム本体、確かに委員おっしゃるように、でき上がるとロックフィルダム、いい眺めになろうかなというふうに思っております。今、場所としては桑原ふれあい運動広場あたりからが一番よく本体が眺められるのかなというふうに思っております。やはり見上げるほうがいいのかなというふうに思っておりますが、下流側の堰堤からまだもう少し下ですね、ふれあい広場の間の部分でございますが、そこのしつらえについては、今後どうしていくのかというのは、大阪府のほうと協議を進めているところでございます。  あと、観光的な視点でいきますと、安威川ダムファンづくり会のほうでも、インフラツーリズムというのが、最近いろんなところではやっておりますが、この安威川ダムの完成前から工事の現場を見ていただいたり、でき上がってからこの堤体を見ていただいたりというようなことを取り組めないかということで、ファンづくり会のほうで今、旅行代理店とお話しされたりしてるというふうには聞いております。  またその中で将来的に、できればいいなという話でございますけれども、夜間にライトアップなんかでしたら、観光的にはいいんじゃないかというようなお話も出ているというふうには聞いております。 ○岡本北部整備推進課参事 先ほどご質問の道の駅のような施設をつくる際の用地の問題でございますけれども、委員ご指摘のとおり、市が持っておる土地の中ではできると思っておりませんで、府道に面する民間事業者の持たれている土地とか、協力を求めながら整備をしていきたいと考えてございます。 ○上田嘉夫委員 最後に道の駅の件に関してなんですが、先ほどの稲葉委員の質問にもありましたが、茨木千提寺インターチェンジの中に、パーキングだけで、買い物する場所もないということで、それを本当はそこにつくってほしかったんですが、それはないということで、茨木にやはりそういう大きな、観光も備えた道の駅、やはり全国でここしかないというようなイメージの、本当に大きなものを考えてもらわないと、茨木には何にもないんですよね、目玉商品が。観光的に目玉商品がない。そしたら、安威川ダムやその周辺にいかに集客するかということを考えると、やはり買い物客と、そこでも宿泊ができる、大きなレジャーランドは、私は余り好きやないんですけども、やはりそういう宿泊施設も考えながら、つくってもらわないことには、この茨木のまちは全国に発信できないと私は思っております。だから、新名神にサービスエリアがないがゆえに、茨木のまちにこんないいものがありますよというものを、ぜひつくってもらえるように、民間業者に話しかけてもらえば乗ってくるかもわかりませんので、ぜひともその辺を要望しておきたいと思います。  以上で終わります。 ○朝田委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○篠原委員 それでは、まず、彩都建設事業の取組状況について、お伺いをしたいと思います。  東部の山麓線地区については、資生堂さんと、それから三菱地所と阪急電鉄によるテナント、物流施設ができるということで決定をしておりますけれども、先ほど説明にあったように、東地区のほうにおいては、ホンダ運送さんがこの1月から建設工事をされるということで、8月には事業開始ということだったかと思うんですけれども、これ、私は自分自身がサニータウンに住んでおり、山手台七丁目に住んでおりますので、本当に近接、お隣なんですね。お隣の地域が、いわば緑から準工業地区に変わってしまったという地点で、どんな施設が来るのかということは、その近接の住民にとっては、大変大きな関心事というか、問題でもあります。ですが、その施設、ホンダ運送さんが来るということについての説明も、地元住民にはなされてないんですね。その必要がないのかどうかということも含めて、どのようになっているのかお聞かせください。 ○河村北部整備推進課参事 ホンダ運送がこの1月より建築工事ということで、これに対して、地元住民の方にご説明がなかったという点でございますけども、市の中高層建築物の指導要綱でありますと、建物の高さの2倍の範囲と日陰になるところという基準がございまして、その基準に基づいて説明というところはしているところでございます。  ただ、委員のほうから、今後こちらの隣でどのような施設が建つのかというところが非常に気になるということもありましたので、当然、今後、企業立地に当たりましては、高さや配置など、周辺への影響に配慮した計画となるように協議していくものと考えてますので、このような情報を、どのような施設が来るかと非常に関心があるというご意見があったというところは、施行者のほうにお伝えさせていただきます。 ○篠原委員 やはり情報提供をしっかりとしていただきたい。山手台七丁目とそれから彩都の東部とは、同じ高さに位置しております。ですので、確かに、緑の緩衝地区はあるけれども、実際にやはりその構造物が目の前に見えるような形になってまいります。ですので、どれぐらいの高さの建物が建つのかとか、そういった状況、それから色であるとか、そういう景観とか、施設の事業の内容ですかね、そんなこともやはり地域住民には、大きな影響を及ぼす問題でもありますので、確かに要綱にはそこまでの求めはされてないかもしれないですけれども、やはり隣であるということをしっかり認識していただいて、事業者さんにもそのようなことをお伝え願いたいと思います。  それから、そのサニータウンと東部東地区の間に緑地の緩衝地区がございます。それについては、山手台七丁目の自治会のほうから、たしか10月の終わりぐらいに、事業者のほうに要望書も出させていただいてるんですけど、いまだ返事がない状況なんですね。これから関電の地中化でありますとか、建設工事がどんどん進んでまいります。その中で、今までも非常に騒音問題とそれから粉じん問題で、相当我慢をしてまいりました。それがまたさらにあと2年続くということになりますと、本当に住民の方にとってみますと大変苦痛でございますので、少しでもそれの緩衝になればということで、山手台七丁目住民としては、その緑地帯の部分をしっかりと早目に、そういう緑地を造成してほしいという要望もございますので、そういう点も、市からもしっかりと事業者さんのほうに働きかけをしていただきたい。これ要望しておきます。  それとですね、今後の、いつも言ってるんですけれども、やっぱり企業誘致というのが、非常に大きな課題になってこようかと思うんですね。どんな企業が誘致されるのかというのは、私たち本当にサニータウンや、またその周辺の地域においても、まちづくりにおいても、すごく大きく関係してくると思うんですね。  それが物流ばかりで、今、非常にパート労働者も確保しにくい状況にありますと、相当、いろいろな人たちがそこに働きにこられるのかということも、大きな関心事でありますので、やはりもっともっと何か、事業者任せではあるんですけれども、それでもやはり本当に優良な有効な企業というものを誘致していけるように、市も何とかバックアップをしてほしいという思いがございます。  それからですね、あと、安威川ダムについて、先ほども上田嘉夫委員のほうからご質問があったんですけれども、放流警報設備については、これは昨年の10月にもう工事契約が完了してるということで、大体、どれくらいまでに設置をされて、運用基準とかというのは大阪府がつくるということでしたけれども、その設備そのものも、どういう設備なのか、サイレンとか、いろいろ掲示であるとか、あとアナウンスができるような設備も搭載してるということであれば、避難誘導のいわば大きな役割も果たす、避難のお知らせというか、今、屋外アナウンスもされてますけれども、そういうものが川の流域にあれば、避難誘導の設備としても使えるのではないかなというふうに思います。  そうすると、やはり茨木市とどう協定を結んで、どういうふうな基準を設けていくかということも、これから必要になってくるのではないかと思うんですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ○岡本北部整備推進課参事 ご質問の放流警報設備の工事についてでございます。  まず、設備は、先ほど申しましたとおり、昨年10月に工事契約を完了しておるんですけれども、オーダーメードの機器であるということもありまして、これから工場で製作を進めていくということで、設置時期につきましては、今、大阪府のほうから聞いておりますのは、ダムの本体が完成する時期には現地に設置をしまして、試運転等をするというような工程で聞いておりますので、2021年度末、ダムが完成する予定の時期にあわせて施工がされるものと考えてございます。  その警報設備が持つ機能としては、基本的にはサイレンを鳴らすことと、そのスピーカーでアナウンス、「逃げてください」といった声でのアナウンスもできるものになるというふうに聞いておりまして、当然ながら、その河川の中で遊んでおられる方とかですね、そういった方に注意を促すと、沿線住民の方にも注意を促すと、そういった機能を具備するものになるというふうに考えてございます。  その運用に関しましては、まだ今後、大阪府とともに、最適な、流域の住民の方に、最も安全に寄与するような運用になるように協議を進めてまいりたいと考えてございます。 ○篠原委員 ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。しっかりと市とも協定を結んで、管理は多分、大阪府がされるものだと思いますし、そのことも踏まえて、市の危機管理課ともしっかりと協定を結びながら、どんな運用をしていくかということを、市のそういった避難についても、その中に盛り込まれるような形でしていただきたいと思います。  それから、安威川ダム周辺整備についても、もう先ほどからお話があったんですけれども、この対話型のヒアリングの意見を見ますと、まず、道の駅のような拠点施設を設けていただきたいということで、茨木市も、そういった拠点施設については整備をしていくということで認識をさせていただきました。  ただ、道の駅となりますと、本当に確かに集客力は非常に大きいのかなというふうに思いますし、ただ、それがその道の駅を運営するというのは、相当な野菜であったりとか、農産物や、また6次産業的なそういった生産品とかもないと、なかなか人を呼び寄せるということはできないと思うんですね。  その中で、この見てますと、大岩地区の圃場との連携を模索したいというね、これは民間の方からのご意見だと思うんですけれども、具体的に、やはり先ほど河本委員の質疑の中で、米を中心とした営農をやりたいんだということを、地元の方は、まずそれを考えておられるというご意見があったようなんですけれども、やはりこの道の駅と連携するということは、すごく大きなことではないかなと思います。  そういう意味においては、米を主体としながら野菜であるとか、そういう6次産業を生み出せるような、先ほどちょっと河本委員のご意見とかぶるところもあるんですけれども、それは、今から恐らく確かに地元主体となってやっていかなければなりませんけれども、それを継続的にしていこうと思うと、次の担い手というところも踏まえた上でやっていかないと、なかなか長続きするものではないかなと思うんですね。ですので、この連携についてもどのように考えてらっしゃるのか、お聞かせを願いたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 委員おっしゃるように、事業者の方からは、前に立派な農地があるので、そこも活用して、何か取り組みができないかというようなお話は聞いてございます。ただ、先ほど農とみどり推進課のほうから説明させていただきましたように、大岩地区の圃場につきましては、現在、営農組織の立ち上げに向けて、種々、地元の方の努力、勉強をなさっているところだと聞いております。それの方向性が見えてきた段階で、いろいろとお話させていただく機会が出てくるのかなというふうに、今考えているところでございます。 ○篠原委員 確かに、地元の地権者の主体的な動きというのは大変重要なところですし、そこは大切にしていかなければならないと思うんですけれども、それだけでは、なかなか継続してという部分が難しいかなとは思いますので、民間のそういった活力等も大いに活用しながら、共存というか、どういう形態、会社組織になるのかとおっしゃってましたけれども、その形態によっては、しっかりとそういった連携も図っていただきたいと思います。  それから、北部のまちづくりなんですけれども、北部のまちづくりとしては、最終的な目標としては、やはり定住人口を目指していくというところで掲げておられるんですけれども、今の現状を見ますと、相当厳しい状況ではないかなと思うんですね。  今、プラットホームの中で、それぞれの場づくりをされてるんですけれども、実際に、その北部地域の自治会組織の中で、どんなご意見が出てるんでしょうか。本当に、その自分たちのまちに対して、どういう動きをしていったらまちが活性化していく、動いていくんだということを認識されてるのかというところ、お聞かせいただきたいと思います。 ○岡田北部整備推進課長 北部地域まちづくりにかける地元の方々の思いというところでございます。委員もおっしゃってるように、危機感というものを非常に大変お持ちでございます。ただ、これまでからもそうですが、具体的にじゃあ何をしていくのかというあたりが、なかなか地元の方としてはお答えが見つからないのかなというふうに思ってございます。そのあたりを私ども一緒に考えさせていただいて、すぐに回答が出るというものではございませんけれども、何か取り組めることからやっていこうということで、今、ご紹介させていただいたような取り組みを進めているところでございます。  ピーク時、山3地区で4,000人を超えていた人口が、今2,700人台まできてますので、かなりの危機感というのは本当にお持ちでございます。それをもとに戻すというのは、なかなか息の長い話かなというふうに思っておりますけれども、危機感というものを、地元の方と共有した上で、できることからやっていきたいなというふうに思っております。それは地元の方も同じかなというふうに思っております。 ○篠原委員 本当に、今、一生懸命頑張っていただいてるとは思うんですけれども、ただ心配なのは、今その中心になってやってらっしゃる方のその後を引き継ぐ方がいらっしゃるのかどうかというところが私は非常に心配で、もう本当に、その年代の方って、もう70代、80代、下手したらもう90代の方が本当に一生懸命自分たちのまちのことを、危機感を持ってやってくださってるんですけれども、やっぱりその先、その後を引き継ぐ方ということを考えたときに、その地域だけで賄えるものではないので、よそ者ではないんですけれども、よその人たちを受け入れるというか、引き込むというか、そういう仕掛けをもっともっとやっていかないと、恐らく今はそういう人たちが中心になって考えているけれども、その先がなかなか見出せないのではないかなというふうに思うんですね。  この北部地域というのは、先ほど安威川ダム周辺地域全部を含めてですので、そういった地域がお互い連携を図りながら、そのまちの魅力をどんどん発信しながら、そこに入っていけるように、人たちが交わっていけるような、これからだとは思うんですけれども、本当にこの継続していけるかどうかというところは、そういった北部地域以外の人たちをどう受け入れて、どう引き込んでいくかという仕掛け、仕組みをしていかなければならないのかなというふうに思うんです。  その意味で、この空き家対策というのは、すごくおもしろいなと思うんですけれども、実際、この地域内に空き家ってどれくらいあるんでしょうか。 ○岡田北部整備推進課長 空き家の正確な数については把握してございません。申しわけございません。  ただ、地域の皆さんにヒアリングはさせていただいておりまして、あそこあいてるんじゃないかとかというご意見は聞かせていただいて、地図の上にマッピングさせていただいております。  あと、次世代に向けて、どうしていくのかといったご質問があったかというふうに思っております。地元の方だけで全て賄っていくのは難しいというのは、委員おっしゃるとおりかなというふうに思っております。ですので、今の段階では、活動人口をふやしていくということを、まず目的にしております。まちの方を巻き込んで、行政とも一緒になって応援していくというような方をたくさんふやしていくのかなと思っております。  ただ、それと並行して、北部地域の主たる産業はやっぱり農業ですので、ここを振興していかないと将来難しいのかなというふうに思っております。そのあたりは、農とみどり推進課のほうでも新規就農者の取り組みですとか、それは、大阪府の準農家制度のほうの取り組みなんかも活用してやっておりますけれども、力を入れてやっておりますので、ご理解いただきたいなというふうに思います。 ○浦野農とみどり推進課長 今、岡田課長のほうからも出ましたけれども、農業振興のほうから申し上げますと、今ありましたように、大阪府の独自制度ということで、いわゆる農家さんではないですけれども、準農家という制度を大阪府独自でお持ちでございます。  この制度につきましては、その中の一部の方は正式な農家さんにもなられる方もおられるんですけれども、例えば、旦那さんが正業を持たれてて、奥さんが合間に農業をやりたい、農地を使いたいという方も準農家として認めて、本市での位置づけとしては、やはり遊休農地というのがないほうが絶対いいので、そういう遊休農地を使っていただく、田んぼを利用していただいて農産物をつくっていただくという方という位置づけ、それと今、申しましたように、その中から新しい担い手の方、先ほど委員からもありましたように、次代の方というところで位置づけをさせていただいて、実は、茨木市域につきましては、大阪府下でもこの準農家の登録の方がかなり多いという状況になってきております。それは、一つにはやはり、過去から都市農村の交流ということで、北部地域の方々が、まちの方の受け入れという歴史をお持ちであるということで、他市に比べまして、やはり受け入れるハードルが低いのではないかなということも感じております。  先ほどありましたように、定住化というのはなかなかすごいハードルが高いということの中で、準農家のほうから新規就農者になられて、ごく一部ですけれども、山間部、北部のところで空き家を求められてお住まいになられてるという方も、本当に1件、2件ですけれども、出てきておるというところでございますので、こちらのほうを農とみどりとしては、今後も引き続き支援をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○篠原委員 確かに、農村地帯としてどういう農業をしっかりとちゃんと残していくのかというところも大事ですし、あと、やっぱり北部全体の、これから安威川ダム周辺整備であるとかやってますけれども、その魅力をどういう魅力があるのかというところ、もっともっと表に見えるようにしてほしいなと思うんですね。  そこで、全体として、茨木のまちをどういうふうに、北部全体のまちをどういうふうにディスプレーして、それで人を引き込んでいくんだというところを、もうちょっと私たちにも見えるように描いてほしいというのがあります。字ずらで言えば、何となく魅力発信に向けて頑張っているんだろうなというのわかるんですけれども、実際に、北部のどういった魅力をどういうふうに引き出して、そして交流を深めようとされているのかというところは、なかなか見えづらい部分もあるので、もっともっとそういう部分を引き出していただきたいというふうに思っています。 ○朝田委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○萩原委員 私のほうから、2点だけ質問させてください。  先ほど来、河本委員とあと篠原委員のほうから、ちょっと質問がある大岩地区の営農再開の取り組みのところで、もともとこの地域って3割の方しか営農再開したくないというか、そういうのがあって、こういう集落営農組織設立について、いろいろやってらっしゃると、今いろいろ動かれている中で、これを受けて、そのもともと7割の方、このまま、できないと考えている方々の意向というのは、どれくらい変わっているんですかね。これをやってるから、今、じゃあ前向きになっているのか、変わらないのか、そういう把握をしていないのか、ちょっとそこを教えてください。 ○永田農とみどり推進課参事 現在の意向というお話であったかと思います。最新の情報といたしましては、その集落営農組織を立ち上げしていくということに関して、参加の意向を示されてる方は7割、大体皆さん機械をお持ちでないであるとか、高齢化している、新しい担い手がいらっしゃらないという方々、7割の方が営農できないとお答えいただいていたんですけれども、大体その方々が皆様、集落営農組織の立ち上げに参加を示されているという状況でございます。 ○萩原委員 7割の方が参加を示されているので、逆転していると、そういう状況ですかね。そういう意味では、ここはどういう状況なのかなというのがちょっとわからなくて、ちょっと聞かせていただいたんですけれども、であれば、農作物であるとか、稲作中心に考えられて、あと、それと安威川ダムの道の駅をつくるかどうかというのは、全然また違う話だと思うんですけれども、そこら辺との管理というか、方向性としては提供するものがなければ何もできないというか、ほかから持ってきても意味がないのでというのは思ったんですけれども、承知しました。これが余り変わらないのであれば、抜本的に用地変更とか含めて、いろいろ考えていかなきゃいけないのかなというのも思っていたんですけれども、そこの可能性は別にないわけではないと思ってますし、それについてどうしたいという意向も、残り3割の方がどう考えられているかというところも把握されていると思いますので、そこら辺もオープンな形で進めていただければなと思います。  もう1つ、北部地域まちづくりのところで、この中で、今年度の取り組みのところですね。そこで継続的にここに挙がっている中で、やられてるところというと安威川ダムカレー、これはちょっと置いておいて、いばきたフォトサイクリングですね、これについて去年から継続してやっていますよと、参加者も昨年並みの105人が参加されてるということなんですが、これって2017年度に開催したときと重ねて参加されてる方、連続で参加されてる方ってどれぐらいの割合がいらっしゃるんですか。お願いします。 ○岡田北部整備推進課長 人数までは把握し切れてございませんけれども、参加された方とお話しておりますと、去年も来ましたという方が、私がお話した中では五、六人いらっしゃったかなというふうに思っております。  あと、平成29年度と平成30年度で参加層がどう変わってるのかというのは把握してございますので、茨木市内の方については、平成29年度が25%だったところが、約40%までふえてきております。大阪近隣都市以外の方が、1年目はたくさんいらっしゃったんですが、今年度については、それが40%から16%まで低下しているというところで、比較的近くの方に、昨今からはたくさん参加いただけたのかなというふうに思っております。 ○萩原委員 具体的な数は把握してないけれども、一定何人かはいらっしゃったと。まあここで、何でこれを聞きたかったのかという、済みません、もう1つですね、これって参加された方にアンケートとか、そういうのはとられてると思うんですけれども、その平成29年度のアンケートを平成30年度にどう生かしているかというのを、済みません、ちょっとさっき聞き忘れたんで教えてください。 ○岡田北部整備推進課長 平成29年度の結果アンケートをも踏まえて平成30年度にどう生かしたかというあたりでございます。  おおむね好評はいただいておりまして、特に初めての取り組みでしたけれども、暮らしの体験の視点でもございます体験プログラムについては、非常に好評をいただきました。若干、不満として挙げておられたところは、少し道に迷ったというところ、あと、地図がわかりにくかったというところかなというふうに、アンケートの結果からは把握してございます。そのあたりを、今年度少し案内看板をふやすですとか、わかりにくい交差点には人を配置するですとか、マップのつくり方を工夫するですとか、そういったところを改善して、今年度は取り組んだところでございます。それもありまして、昨年に比べると、そういった点の不満の数については減ったのかなというふうに思っております。 ○萩原委員 要改善点は、改善していって少しよくなったのかなと、また、結局継続して参加する人が多ければこのイベントがいいというわけでは、多分ないと思うんですけれども、もともと大きな方向性として、このサイクリングを通じて、何度も来たいとか、1回ちょっと見て、サイクリングしておしまいというのでは、余り意味がないのかなというのも思ってまして、昨年ちょっと人数が少ないというので、把握はされていないとは思うんであれなんですけれども、ここへ来た人たちが、どれだけその後、この茨木の北部に来られているかというのを、可能であるのであれば把握するなり、それによって、結局この事業を続ける意味があるのかないのかというのも判断されていくのかなと思いますので、来年度も続けていかれるとは思うんですけれども、ほかのプロジェクトも含めて、ぜひKPIを定めてやってくださいというお願いをして、私からの質問を終わります。 ○朝田委員長 他に発言なさる方はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○朝田委員長 以上で、「彩都建設事業に関する取組状況について」、「安威川ダム建設事業に関する取組状況について」、並びに「北部地域まちづくりに関する取組状況について」の協議を終わります。  休憩いたします。     (午前11時44分 休憩)     (午前11時45分 再開) ○朝田委員長 再開いたします。  以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。     (午前11時45分 散会)  以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。  平成31年1月24日            北部地域整備対策特別委員会            委員長  朝  田     充...