茨木市議会 2015-07-03
平成27年市街地整備対策特別委員会( 7月 3日)
平成27年
市街地整備対策特別委員会( 7月 3日)
市街地整備対策特別委員会
1.平成27年7月3日(金)
市街地整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.出席委員次のとおり
委 員 長 上 田 嘉 夫
副委員長 畑 中 剛
委 員 桂 睦 子
委 員 青 木 順 子
委 員 中 井 高 英
委 員 山 本 隆 俊
委 員 松 本 泰 典
委 員 田 中 総 司
1.欠席委員 な し
1.説明のため出席した者次のとおり
市 長 木 本 保 平
副 市 長 楚 和 敏 幸
副 市 長 大 塚 康 央
都市整備部長 鎌 谷 博 人
都市整備部次長兼
都市政策課長 田 邊 武 志
都市整備部次長兼
市街地新生課長 岸 田 茂 樹
市街地新生課参事 福 田 文 彦
市街地新生課参事 馬 場 克 二
建設部長 上 田 利 幸
建設部次長兼
建設管理課長 澤 田 晴 光
道路交通課長 藤 田 憲 文
1.
出席事務局職員次のとおり
事務局長 上 田 哲
事務局次長兼総務課長 増 田 作
議事課長 野 村 昭 文
議事課長代理兼議事係長 大 橋 健 太
総務課職員 岩 本 彩也佳
1.協議事項次のとおり
(1) 平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について
(2) 各種計画・構想について
(3) 行政視察について
(午後1時00分 開会)
○
上田嘉夫委員長 ただいまから、
市街地整備対策特別委員会を開会いたします。
現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。
また、
委員会散会後、現地視察を行いますので、よろしくお願いいたします。
委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。
○木本市長 お許しをいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。
本委員会、
市街地整備対策特別委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
市街地整備事業関連につきまして、さまざまなご指導いただきまして、この場をおかりして厚く御礼を申し上げます。
本市は、恵まれた交通環境、立地特性などのもと、バランスのとれた活気のある都市活動が展開されているところでありますが、現在の
社会経済環境が大きく変化する中、計画的なまちづくりを進めていくことが非常に重要であると考えております。
そうした中、JR茨木駅、阪急茨木市駅周辺整備を初め、平成30年度春に開業予定の(仮称)
JR総持寺駅周辺整備など、市街地におけるまちの魅力向上や活性化につながる
プロジェクトを進めているところでございます。引き続き、委員の皆様方のご指導、お力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
本日は、
各種プロジェクトの昨年度の事業報告と今年度の計画等についてご説明いたしたく考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○
上田嘉夫委員長 休憩いたします。
(午後1時01分 休憩)
(午後1時01分 再開)
○
上田嘉夫委員長 再開いたします。
これより協議に入らせていただきます。
休憩いたします。
(午後1時01分 休憩)
(午後1時02分 再開)
○
上田嘉夫委員長 再開いたします。
まず、「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」、説明を求めます。
○
岸田市街地新生課長 ご説明の流れとしまして、お手元の資料と同じものを前方のスクリーンにもお示ししながら説明してまいりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、初めに、(1)平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について、
①立命館大学周辺整備事業について、ご説明いたします。
資料1をお開きください。
本年4月の
立命館大学開校にあわせて取り組んでまいりました
周辺整備状況は写真のとおりでありますが、1.
駅前広場整備から8.
大学南側自転車歩行者道路整備までは、7.
中央環状線歩道舗装の
モノレール宇野辺駅からJR京都線間を除き、既に竣工しております。この残りの区間の歩道舗装につきましては、今年度、歩道内において、
大阪広域水道企業団による
水道管布設工事が来年の年明けに行われることから、その工事完了後から今年度末までに実施する予定としております。
また、立命館大学の開学決定以前より取り組んでまいりました、
都市計画道路整備についてでありますが、9.
西中条奈良線は全線整備が完了し、本年3月末に供用開始しており、10.
茨木松ケ本線につきましては、駅前太中線から
立命館大学北側の側道を含むJR京都線までの間は整備済みとなっており、
JR京都線アンダーパス部及び
府道大阪高槻京都線までの間につきましては、平成29年度末の竣工を予定しております。また、11.
立命館いばらきフューチャープラザは、産学官民の交流を図り、
大学キャンパスとの一体的利用が可能な
市民開放施設としての整備が完了し、既に市民利用が開始されているところであります。
以上で、
立命館大学周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
次に、②JR茨木駅及び阪急茨木市
駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
資料2をお開きください。
最初に、JR茨木
駅西口駅前整備についてです。
まず、平成26年度の取り組みといたしまして、JR茨木駅
西口周辺整備計画策定業務を実施いたしました。業務の目的は、平成25年度に実施したJR茨木駅
西口駅前広場用地内での再整備検討結果を踏まえ、緑色着色部の
既存駅前広場用地と、青色及び黄色着色部の
駅前ビル等の周辺用地を含めた
整備計画案を策定するとともに、事業実現に向けた整備手法の整理を行ったものであります。
計画案の策定手順といたしましては、計画条件を整理し、駅前広場内の交通処理と
交差点処理の計画及び
歩行者動線も検討した上で、平面計画案の策定を行いました。
平面計画案策定に当たっての計画方針は、以下の4点といたしました。安全で快適な歩行空間を確保すること、
休憩スペース、
にぎわい空間を確保すること、本市の玄関口にふさわしい景観にも配慮した計画とすること、駅前広場内にあるJR敷地の利活用について、JR西日本と協議を進めることであります。
また、計画条件として、各
交通事業者等のバース数の確保を前提とし、
基本レイアウトを交通空間と
駅前ビル等の代替機能を含む環境空間を分離した配置や
駅利用交通と通過交通を分離するとともに、バス動線とタクシー、一般車動線を分離することといたしました。
これらの方針や条件等を踏まえ策定した案がこちらの2案でございます。
各案の特徴についてでありますが。左側のa案は、駅舎に近接した線路沿いに環境空間を設け、バス、タクシーの乗降場が駅舎からやや離れた箇所に配置されているのに対し、右側のb案は、バス、タクシー、一般車の乗降場が駅舎に近接した形態となっており、環境空間を北側に配置したものでございます。
次に、参考といたしまして、駅前ビルの取り組みについてご説明させていただきます。
昨年度、管理組合において、
専門コンサルタントを交えた勉強会が5回実施され、2月には
区分所有者の方に対して、現時点におけるビルの問題点や設備等の老朽化に関する意識、ビル再生に向けた方向性についての意向を把握するためのアンケートが行われており、3月26日に集計された結果についてご報告させていただきます。
アンケートの対象者は、駅前ビルの
区分所有者225名であり、回収率は77.3%となっております。なお、集計結果につきましては、区画数での整理となっていることから、1人で複数区画を所有されている方については、重複してカウントされております。
まず、回答された方の年齢構成ですが、60歳以上の方が約75%を占めており、高齢化が著しい状況になっております。所有形態については、賃貸されている割合が
商業施設部で54%、住宅部で48%とおおむね半分となっております。また、「ビル再生に向け、今後どういった方向で検討を行っていくべきかについて」の問いに対しましては、「建てかえを詳細に検討すべき」と答えられた方が
商業施設部37区画中の46%、住宅部169区画中の38%、全体206区画中の40%となっております。また、「修繕改修と建てかえの両方を継続して検討すべき」と答えられた方が
商業施設部で27%、住宅部で29%、全体で28%となっております。そして、「修繕改修を詳細に検討すべき」と答えられた方は、
商業施設部で5%、住宅部で10%、全体で9%となっており、
残り商業施設部の22%、住宅部の23%、全体で23%の方が「現時点ではわからない」、「その他」、「未回答」となっております。
アンケート結果からわかる全体的な傾向といたしましては、
商業施設部は、比較的「建てかえを詳細に検討すべき」と答えた方の割合が大きいのに対し、住宅部では、「修繕改修を詳細検討すべき」と答えた方の割合が比較的大きくなっており、年齢別では、60歳代で建てかえを選択されている方が比較的多いのに対し、70歳代では修繕改修と建てかえの両方を継続して検討すべきと選択された方がやや多くなっております。また、所有形態別では、自己利用の方、賃貸の方といった形態の違いによる回答の傾向の差はほとんどないという結果となっております。また、今回のアンケートでは、現状のままでよいとの項目を入れておられませんが、高齢者の方が多いことから、「現状維持でよい」と考えておられる方もいらっしゃるのではないかと考えております。
これらのアンケート結果を踏まえ、
駅前ビル管理組合では、この6月に茨木駅前ビル再
整備検討委員会を設立され、建てかえを行うか、耐震改修・大規模修繕を行うかについて、今後、詳細にわたって検討が行われる予定となっております。
次に、今後の課題等についてでありますが、駅前広場の
施設配置等においては、バス、タクシー、JR等の関係機関とのさらなる調整、駅前の顔にふさわしい景観整備や
にぎわい創出、
シンボル施設などについての検討、権利者の合意形成、また、
駅前広場整備に当たっては、バスや
タクシー等乗降場の振りかえ等が必要であることや、市街地再
開発事業等の手法で行った場合の
事業採算性を含め、
事業手法等を精査する必要があることなどがあります。
次に、これらの課題解決に向けた平成27年度の取り組みについてご説明させていただきます。
基本計画の
検討業務委託として、住宅や商業等の
施設需要調査並びに公益施設などの
駅前導入施設の検討、道路、緑地、空地等の
公共施設用地の配置計画、再開発事業や
立体都市計画等の事業手法、JR用地の利活用や再
開発用地等の
ゾーニング等の全体整備構想、資金計画を含む
概略事業計画のおのおのについて、検討を行うこととしております。
また、
駅前ビル管理組合において設立された再
整備検討委員会とも連携を図り、今後の方向性等について、検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、JR駅西口周辺の交通等への影響が懸念される
万博公園南側エリアにおいて進められております開発事業の進捗状況や今後の予定、本市の対応等について、ご説明させていただきます。
まず、
大型複合施設、
エキスポシティ開発事業についてでありますが、施設概要は表記のとおりであり、エンターテインメントとショッピングが融合した複合施設となっており、約300店舗がこの秋に開業予定で、年間約1,700万人、休日は約6.6万人の来客者が想定されております。なお、大観覧車については、平成28年春の営業開始と聞いております。
次に、交通計画の現在の進捗状況と今後の予定についてでありますが、車両の分散化を図るために、周辺道路の混雑状況を示す
渋滞情報案内板を施設内へ設置することや、
スマートフォンを活用した渋滞情報の提供等についての検討が行われているとともに、自動車による来客者に対する施設への円滑な誘導を図るため、案内看板を20カ所程度設置される予定となっております。その他、来客者の公共交通による利用促進を図るため、
既存路線バスの増便への対応や、
公共交通機関を利用された方に対して付与する
インセンティブの内容等についても、
バス事業者等と協議中であり、開業一、二カ月前には確定されると聞いております。
また、開業後においても、発生した交通の課題に対しては、
開発事業者、
交通事業者、
道路管理者、
交通管理者等を構成員とした協議会において検討を行うこととなっております。
次に、(仮称)
吹田市立スタジアム建設事業についてでありますが、施設概要は表記のとおりとなっており、約4万人収容の国際大会の開催も可能で、そのほか、地域の
スポーツイベントや
地域防災拠点、避難所としての活用も予定されております。建物の竣工時期は9月末の予定でありますが、利用開始は平成28年春からとなっております。
次に、交通計画の現在の進捗状況と今後の予定についてでありますが、7月に交通計画を含む
スタジアム運営計画を、
スタジアム建設募金団体が策定し、吹田警察へ提出される予定となっており、8月よりバス、
モノレール事業者等と協議が行われる予定であります。また、現在、
大阪高速鉄道とモノレールでの来場者に付与する
インセンティブの内容等について協議中と聞いております。
最後に、両施設における本市の対応についてでありますが、現在、茨木郵便局前のJR茨木駅
西駅前交差点は慢性的に渋滞が発生しており、両施設への来場者の主要な通行ルートとなる
府道大阪高槻京都線への車両の流入によって、本交差点へのさらなる交通集中が想定されることから、その車両の流入を抑制するために、国道171号の
西河原交差点付近に設置されている情報板に
府道大阪高槻京都線の渋滞情報を掲示することについて、警察や国道事務所と協議を行っているところであります。
また、開発者、大阪府、吹田市、茨木市、吹田警察、
公共交通事業者等で構成される
万博公園南側エリア開発事業関係者拡大連絡会において情報交換を行うとともに、開発者や
公共交通事業者とも個別協議を実施しているところであり、JR茨木駅西口、阪急茨木市駅西口での
既存路線バス等の増便対応が可能となるよう、
タクシー事業者や
スクールバス関係者等と協議を行っております。
以上で、JR茨木駅
西口駅前整備事業についての説明を終わらせていただきます。
次に、阪急茨木市
駅西口駅前整備について、ご説明いたします。
資料3をお開きください。
阪急茨木市駅西口周辺につきましては、昨年度、今後の方向性を定める基本構想案を策定いたしました。この構想案の策定に当たっては、まず現況把握や課題整理を行い、その課題解決に向けた基本方針を定めております。駅前広場では、通過交通と
駅利用交通がふくそうすることによる交通混雑の発生や、憩いやにぎわいを生み出す空間が不足していることなどが挙げられ、これらの課題解決に向け、交通環境の向上と歴史的な町並みを生かした空間の創出を基本方針として、検討を行いました。
計画条件として、現在設けられていない身障者等の一般車や学校等の送迎バス、不足している路線バスのバース数の確保を設定しましたが、現在の駅前広場約6,000平米の区域では配置できない結果となり、広場面積の拡大を図るため、茨木ビル、永代ビルと市営駐車場を区域に含めて検討することといたしました。
基本構想案モデルについては、赤色着色部のように、駅前広場を現在よりも1,000平米拡大した7,000平米にするとともに、北側の
府道枚方茨木線の交通渋滞の解消を図るため、茨木ビルの用地の一部を活用し、1車線ふやした配置に設定しております。
交通処理案における改良点としましては、
駅前広場出入り口を交番前の1カ所に集約し、交番前の無
信号横断歩道を信号規制に改良することによる交通の整序化、
駅前広場外に一般車の乗降場を設置することによるバス、
タクシー動線との分離、
駅舎近接歩道に乗降場を集約することによる駅前広場の交通動線の簡素化や、
駅利用交通と通過交通の分離を図ることとしております。
ここで、この
交通処理案で整備した場合に、実際の車両等の流れがどのようになるのかについて、
交通シミュレーションを行いましたので、ごらんいただきます。
まず、設定条件ですが、対象範囲は、北は永代町交差点、東は
市駅東交差点、西は別院町交差点の範囲で、時間帯は、夕方ピーク時の午後5時から7時までで行っており、特に渋滞している午後5時30分ごろの状況を10倍速にて流します。
まず、現況を再現した映像ですが、赤色はバスを示しており、他の色は全て一般車を示しております。
府道枚方茨木線の東行きについて、西口広場の
永代町南交差点を起点に、別院町
交差点付近まで渋滞しており、
府道八尾茨木線の南行きについても、
永代町南交差点を起点に渋滞しております。別院町交差点から
市駅東交差点までの区間で、東行きの移動にかかる時間は、実測で平均197秒となっております。阪急線沿いの
府道茨木高槻線の南行きについても渋滞しているように、駅周辺では西口駅前を中心に交通混雑してる状況です。
次に、策定した
交通処理案での映像をごらんいただきます。
信号の
サイクルタイムは現状と同等の120秒で、先ほどの現況を再現した映像では、この時間帯では既に渋滞が発生し、車両の進行が困難な状況でしたが、この
交通処理案では大きな渋滞は発生しておりません。
永代町南交差点を起点とした東行き、永代町交差点を起点とした南行き、西行きとも円滑に交通が流れております。別院町交差点から
市駅東交差点までの区間で東行きの移動にかかる時間は、この
交通処理案では現状より72秒短縮され、平均125秒となっております。
改善された理由としましては、
交差点付近の車線数の増加、
駅前広場出入り口部の交差点の集約化、無
信号横断歩道の信号規制化が考えられ、本
交通シミュレーションによる検証では、円滑な交通の流れが確保できる結果となったことから、この
交通処理案を基本に今後、計画検討してまいりたいと考えております。
次に、阪急茨木市
駅前ソシオ管理組合の動向についてでありますが、昨年7月にソシオ茨木建替え
検討委員会が発足され、12月の
駅前ソシオ管理組合臨時総会にて、
区分所有者133人中124人の賛成多数で建替推進決議が可決し、組織も建替え
推進委員会へと移行されました。本年、1月には建替え
推進委員会の下部組織として、計画、法務、戦略・
広報部会設置、
事業パートナーの募集を行い、2月の
事業パートナー候補企業によるプレゼンテーションを経て、3月の
駅前ソシオ管理組合臨時総会にて、
事業パートナーとして阪急不動産、
大林組グループが選定され、5月に
駅前ソシオ管理組合と
事業推進協定書が締結されております。今後は、市街地再開発事業に関する
都市計画要望案の作成、行政、関係機関との協議などに取り組まれます。
市における今後の取り組みとしましては、今年度、阪急茨木市
西口基本計画の検討として、駅前広場の再整備や西口駐車場のあり方も考慮しながら、施設の配置や規模等を検討するとともに、ビルの建てかえについては、建替え
推進委員会や
事業パートナー等と連携を図りながら計画案を策定してまいります。
以上で、JR茨木駅及び阪急茨木市
駅西口駅前整備についての説明を終わらせていただきます。
次に、③(仮称)
JR総持寺駅及び
周辺整備事業について、ご説明いたします。
資料4をお開きください。
平成30年春の新駅開業を目指して、駅施設、自由通路、
歩行者専用道路の整備に取り組んでおり、
ディベロッパー施行による
マンション開発においても、第1期棟が昨年9月に完成し、現在、第2期棟を建設中であり、来年3月に竣工する予定をしております。
次に、
事業進捗等をごらんください。
JRによる鉄道工事では、昨年度に線路拡幅のための土どめ擁壁が築造され、
線路上下線の外側線軌道の切りかえ工事が完了いたしました。今年度には、
駅舎橋梁部分の仮土どめ工事や
線路上下線の
内側線軌道の切りかえ工事を行い、平成28年度から駅舎部の掘削工事、
駅舎築造工事を予定しております。
こちらが新駅設置の大阪方を望むイメージ図になります。左方向が大阪側、右方向が京都側、写真右奥が三島中学校になります。赤い線が駅設置後の線路となり、その線路の下に駅舎及び自由通路を構築します。ホームは8両対応の、長さ約165メートル、幅9メートル前後になる予定であります。
こちらは
フジテック屋上から写した、ことし4月時点での現場の状況でありますが、線路外側の擁壁とともに外側線のレールが設置されております。
平成27年度につきましては、
内側線軌道の切りかえ工事が完了する予定であり、あいた現在の内側線部分にホームが築造されることになります。
次に、周辺整備について、ご説明いたします。
次ページをお開きください。
周辺整備につきましては、
庄中央線整備事業、
総持寺停車場線整備事業、(仮称)
JR総持寺駅
周辺整備事業、
阪急総持寺駅
西口駅前広場の4つの事業を計画しております。
庄中央線整備事業につきましては、事業区間は、駅への
アクセス道路の交差点から、千歳橋手前の庄二丁目交差点までの延長約420メートル、計画幅員は標準部で両側歩道2.5メートル、
両側自転車レーン0.7メートル、車道幅員5.6メートルの全幅12メートルとしており、
自転車レーンを歩道と分離することにより、通行環境の改善を図ってまいります。
昨年度の事業進捗につきましては、物件調査を買収予定の38件中24件実施し、
用地買収済みが2件であります。平成27年度は、残っている物件調査14件の委託費として2,300万円、
アクセス道路との交差部110メートルの
道路整備工事として6,600万円、
物件補償費として3,500万円を計上しており、引き続き物件調査の結果をもとに、順次、用地交渉を行ってまいります。
次に、
総持寺停車場線整備事業ですが、事業区間は
阪急総持寺駅から国道171
号西河原交差点までの延長1,200メートル、計画幅員は、現在、西側にある水路を暗渠化することにより、両側歩道2.5から3メートル、
両側自転車レーン0.7メートル、車道5.6メートルの全幅12から13メートルの整備を行うこととしており、
市道庄中央線と同様、
自転車レーンを歩道と分離することにより、通行環境の改善を図ってまいります。
昨年度の事業進捗につきましては、概算工事費及び
支払い手続等を記した協定書を大阪府と締結し、
阪急総持寺駅から
JR東海道線との交差部付近までの延長640メートルの
道路詳細設計を、警察、
地下埋設管理者等との協議調整の上、実施するとともに、
西河原交差点改良における
買収対象物件である旧たばこ店の物件調査を行いました。
今年度は、
JR東海道線との交差部から国道171号の
西河原交差点の区間までの
道路詳細設計として、委託費1,345万円、延長105メートルの
道路整備工事費として、工事費2億400万円、また、
西河原交差点改良の事業用地である旧たばこ店の用地買収として、用地費等3,450万円を、道路工事に伴う
支障物件移転費用として、負担金225万円を計上しております。
次に、(仮称)
JR総持寺駅
周辺整備事業ですが、整備内容は、軌道沿いの、現在西行きの一方通行道路について、府道との交差部において、見通しが悪く、危険な状態であるため、車両の通過交通を排除し、その代替機能として、新たに総持寺交番前の信号交差点への南行き一方通行道路を整備いたします。
昨年度の事業進捗につきましては、総持寺地区から駅への利便性向上を図るため、
総持寺停車場線上空への
立体横断施設の設置に向けた概略設計及び
関係機関協議と用地買収を1件行いました。
今年度は
道路詳細設計として、委託費1,490万円、
物件補償費として300万円を計上しております。
○
田邊都市政策課長 続きまして、都市政策課から、昨年度、平成26年度に取り組みました
阪急総持寺駅
西口駅前広場の検討状況について、ご報告させていただきます。
(仮称)
JR総持寺駅設置にあわせ、府道総持寺停車場線の整備を大阪府と本市が連携して進めてまいりますが、大阪府からは、整備後、都市計画道路総持寺太田線の都市計画の廃止と、市道としての管理引き継ぎをしてほしいとの要望が示されており、本市といたしましても受け入れる方向で考えているところでございます。
都市計画道路の廃止に伴い、現在、道路の附帯施設として位置づけられております駅前広場もあわせて廃止となることから、
阪急総持寺駅の交通結節点としての機能強化と利便性の向上に向け、本市が新たに駅前広場を都市計画決定したいと考えており、そのため、駅前広場の位置及び広さ等につきまして、AからDの4案を比較検討してまいったものでございます。
なお、検討に当たりまして、基本条件をバスバース1台、タクシーバース2台、一般乗降用4台、身障者用1台としておりますが、バスバースにつきましては2台まで対応可能となっております。
A案は、府道南側に配置した案となります。この場合、メリットといたしまして、周辺敷地との高低差がないこと、市営総持寺自転車駐車場と隣接すること、検討案の中で補償対象物件数が最も少なく、事業費が最も安価であるということなどが挙げられます。また、デメリットといたしましては、府道南側に配置するため、駅改札口と駅前広場が道路で分断されることが挙げられます。しかしながら、ガード下の高さが低く、車の通り抜けが困難なことや、一方通行となっていることから、歩行者の安全性も一定確保できるものと考えており、結論から先に申しますと、本案を基本に都市計画決定したいと考えているところでございます。
続いて、B案ですが、駅改札口と駅前広場が隣接するメリットはありますが、交差点形状が複雑になること、地形が北側が高くなっておりますので、駅前広場と周辺敷地に段差が生じてしまうこと、補償対象物件数が多く、A案と比較して高価になるといったデメリットが挙げられます。
続きまして、C案ですが、現在、都市計画決定をされている駅前広場を拡張した案となっており、ほかの案に比べ、住民の合意が得やすいのではないかと考えておりますが、駅改札口と駅前広場が市道で分断され、B案と同様、周辺敷地と駅前広場に段差が生じてしまうこと。補償対象物件数が多く、事業費も高価となるといったデメリットが挙げられております。
最後の、D案ですが、メリットといたしましては、駅改札口と駅前広場が隣接すること、現在、都市計画決定されている駅前広場を拡張した案で、C案同様、住民の理解は得やすい可能性はあるものの、駅前広場のほかに市道の代替道路が必要になることや、周辺敷地との段差が生じること、補償対象物件が最多で事業費も最も高額になる案となっております。
以上のことから、繰り返しになりますけれども、府道南側の現在のパチンコ屋さんを中心とする場所に駅前広場を設けたいというふうに考えております。
ただ、現時点では、大阪府との都市計画道路廃止に向けた協議調整を行っている段階であり、駅前広場の都市計画決定に関する地権者等への説明ができない状況でございます。その点、ご配慮いただきますよう、よろしくお願いいたします。
以上で、(仮称)
JR総持寺駅及び
周辺整備事業についての説明を終わらせていただきます。
続きまして、平成25年度から取り組んでおります目垣・南目垣・東野々宮地区並びに平田・玉島・野々宮地区で進めております、④広域幹線道路沿道における土地利用検討の進捗状況につきまして、ご報告させていただきます。
資料5をお開きください。
まず、目垣・南目垣・東野々宮地区ですが、検討区域対象面積として約70ヘクタール、うち農地面積が約41ヘクタールの区域で進めているもので、農地の地権者数は244人でございます。
これまでの経緯と現在の状況を説明させていただきます。本地区につきましては、昨年11月13日に事業化検討パートナーの候補者として、4企業体からの提案によるプレゼンテーションが実施され、株式会社イトーヨーカ堂と株式会社竹中土木の企業体が、事業化検討パートナーとして決定しており、事業化検討パートナーにおきまして、検討区域全体を4ブロックに分け、農地所有者並びに主に十三高槻線沿道の事業者を対象に、丁寧に事業内容を説明するための説明会を、本年6月11日及び18日に計4回開催し、延べ167人の方にご出席いただいたところでございます。
7月末までには事業化検討パートナーにおきまして、再度、地権者を対象とした意向調査を実施し、事業に対するお考えや今後の土地利用の意向などをお聞きした上で、年末をめどに最も効率的と想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率等を提示し、地区全体の地権者に対する説明会を開催したいと考えております。
事業化検討パートナーの提案につきまして、簡単にご説明をさせていただきます。
本地区につきましては、地区の中心部を横断する十三高槻線から南側エリアに大規模商業施設並びに大規模物流倉庫を配置し、北側エリアに農地を集約する案が示されております。提案では、大規模商業施設であることから、にぎわいの創出や雇用面での効果、大規模災害時における地域住民等への物資の供給や避難所としての活用、また、農産物の直売コーナーの設置や店舗での販売、さらに各種イベントの開催など、地域住民だけでなく、農業継続者に対しても一定のメリットがある案が示されております。
次に、平田・玉島・野々宮地区ですが、検討区域面積として約20ヘクタール、うち農地面積が約12ヘクタールの区域で進めているもので、農地の地権者数は97人でございます。
これまでの経緯と現在の状況を説明させていただきます。
本地区につきましては、昨年の11月20日に事業化検討パートナーの候補者として、3企業体からの提案によるプレゼンテーションが実施され、株式会社日本エスコンと清水建設株式会社、株式会社平和堂の企業体が事業化検討パートナーとして決定しており、パートナーにおきまして、本年2月に個別説明会並びに意向調査が実施され、地権者の個別事案等について、引き続き丁寧に対応している状況でございます。
意向調査は、全地権者から回答をいただき、事業に賛成の方が約78%でありましたことから、反対や検討中と回答された地権者からご意見等をお聞きしている状況でございます。また、6月14日には、全地権者を対象とした説明会が開催され、63人の方が出席されました。説明会では、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示されたところであります。
今後、7月末までには、各地区ごとに再度、説明会を開催し、ご意見やご要望を伺っていきたいとのことであります。8月ごろには再度、全地権者を対象とした意向調査を実施し、事業化検討パートナーが提示した条件を考慮の上、事業進捗についての判断をしていただきたいということであります。
事業化検討パートナーの提案につきまして、簡単に説明させていただきます。
本地区につきましては、商業施設、スポーツ施設、温浴施設、福祉関係施設等が混合した案が示されております。提案では、地区内及び周辺に保育所、小中高等学校といった教育施設が多く立地していることから、教育環境や周辺住環境に配慮していること、また、今回の検討エリアの一部地権者も組合員として事業に参加しておられました、隣接する真砂玉島台土地区画整理事業地での商業施設等と共存共栄を図ることができる施設を配置したという案が示されております。
最後に、これまでの進捗状況と今後の予定ですが、黒色のひし形で示しております目垣地区につきましては、先ほど説明させていただきましたとおり、7月末までには地権者を対象に意向調査を実施し、年末をめどに、想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率等が提示され、地区全体の合意形成を図りながら、平成29年3月ごろの土地区画整理準備組合の設立を目指したいということであります。
一方、白色のひし形で示しております玉島地区につきましては、地権者説明会で想定される土地区画整理事業区域、全体事業費、平均減歩率などが提示されたところであり、7月末までには各地区ごとに説明会を開催した後、全地権者を対象とした意向調査を実施し、判断をしていただくということで、事業を進めるということになりましたら、平成28年3月ごろに土地区画整理準備組合の設立を目指したいということであります。
また、市街化区域に編入するための線引きや農用地除外等に関する行政手続につきましては、大阪府との協議を進めており、本事業について理解を得ている状況でございます。現在、大阪府におきまして、農用地除外について、農水省への情報提供などを行っていただいているところでもございます。
また、線引きにつきまして審議されます、大阪府都市計画審議会が平成28年2月ごろに開催予定と聞いておりますが、その時点におきましては、両地区とも土地区画整理組合が設立されていない見込みでありますことから、保留フレームを設定していただく予定であり、土地区画整理組合の設立にあわせ市街化区域へ編入していただいた上で、事業に本格的に着手することになります。それにあわせ、大阪府と農水省の農用地除外に係る本格的な協議が進められることになります。
以上で、広域幹線道路沿道の土地利用検討についての説明を終わらせていただきます。
○
上田嘉夫委員長 「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」の説明は終わりました。
次に、「各種計画・構想について」、説明を求めます。
○
田邊都市政策課長 (2)各種計画、構想について、①中心市街地活性化基本計画の策定についてご説明させていただきます。
資料6をお開きください。
現在の中心市街地活性化基本計画は、旧中心市街地活性化法に基づき、住民や商業者などの参画を得ながら、中心市街地に対する市民の思いを実現していくための方向性を示した計画として、平成16年11月に策定しております。
一方で、国におきましては、中心市街地の活性化のため、さまざまな対策が講じられてきたにもかかわらず、全国的に中心市街地の居住人口の減少や郊外への大型店舗の立地などにより、衰退に歯どめがかからないことから、中心市街地における都市機能の増進及び経済活動の向上を総合的かつ一体的に推進するため、市が作成した中心市街地活性化基本計画を内閣総理大臣が認定し、基本計画に掲げている施策に対し、国が重点的に支援するといった法改正が平成18年になされております。そのため、現在の本市の中心市街地活性化基本計画は、任意の行政計画の位置づけとなっているものでございます。
本市の中心市街地における主な計画につきましてご説明いたします。
現在、本市では、JR茨木駅及び阪急茨木市駅前周辺の再整備検討などを進めるとともに、両駅間を結ぶ道路を一方通行化して、歩道の拡幅や自転車道を整備し、車、自転車、歩行者を分離した安全で安心な通行空間を確保することで、回遊性を高め、沿道の
にぎわい創出を図りたいと考えており、昨年度は整備イメージの共有と関係者間の理解を得るために活用できるよう、シミュレーションを作成したところでございます。
これらのハード整備とあわせて、今春開設いたしました、立命館大学大阪いばらきキャンパスを生かしたまちづくりや、市民主体のさまざまなイベントなどの開催により、中心市街地の活性化につながる各取り組みを総合的に進めるため、改正中心市街地活性化法に基づく中心市街地活性化基本計画の策定に平成26年度から取り組んでいるものであります。
中心市街地活性化基本計画の策定に当たりましては、都市機能の増進と経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進する実効性のある計画とすることが求められており、計画策定段階から中心市街地活性化協議会の関与が法で位置づけられており、本市が策定いたします基本計画の策定過程や、その実施に当たって意見を述べることができるとされております。
中心市街地活性化協議会は、必須構成員といたしまして、都市機能の増進を担う主体並びに経済活力の向上を担う主体が法で規定されております。そのため、本市では、都市機能の増進を担う主体として茨木市観光協会、経済活力の向上を担う主体として茨木商工会議所を必須構成員とし、そこに大学や商業者、
交通事業者、イベント事業者など、多様な主体の参画を得た協議会とする予定であります。
基本計画では、策定後5年間で実施する具体な事業を立案することが必要となりますが、毎年進捗状況をフォローアップし、最終年度には総合評価を行うということになっております。
また、国が示しております基本計画の認定要件が5つございます。
1つ目に、中心市街地活性化協議会において十分な議論がなされ、計画が円滑かつ確実に実施できる地域ぐるみの取り組みであること、2つ目に、計画に掲げた事業等が実践的かつ試行的活動に裏づけられるなど、厳選されたものであること、3つ目に、計画に記載された取り組みの効果発現時期等を考慮した計画期間が定められていること、4つ目に、各種取り組みが総合的かつ一体的に実施することが可能な範囲である中心市街地の区域が定められていること、5つ目に、計画に掲げた事業等が円滑かつ確実に実行されることが見込まれ、それらが中心市街地の活性化に相当程度寄与することとなっております。
最後に、計画策定までのスケジュールについて、ご説明させていただきます。
まず、平成26年度は、各種データの整理、分析、中心市街地の課題抽出や基本方針の検討、事業実施想定者へのヒアリング等を実施するとともに、JR茨木駅及び阪急茨木市駅間の一方通行化のシミュレーション映像資料を作成いたしました。
そこで明らかになりました課題と現状といたしましては、事業所数、従業員数、販売額、販売面積が最近の20年間で約半減してしまっていること、あわせて、歩行者、自転車交通量においても減少傾向であることなどが明らかになりました。一方で、市民等によるさまざまなイベント等が開催されたり、魅力あふれる個性のある店舗が開店するなどの動きがあることが確認されたところであります。
平成27年度におきましては、中心市街地活性化協議会の立ち上げを今月予定しており、今後、協議会のご意見をお聞きしながら、基本計画案の作成を進めてまいります。また、平成28年度には、パブリックコメントなどを経て基本計画の策定を行い、内閣総理大臣に対し認定申請を行いたいと考えております。
なお、本計画策定のメリットといたしましては、国の補助メニューの採択幅が広がることや、補助率の上乗せといったことが挙げられますが、本市の玄関口として活力や魅力向上につながる取り組みを明確に位置づけられる役割を果たすということができるというふうに考えております。
以上で、中心市街地活性化基本計画の策定についての説明を終わらせていただきます。
○藤田
道路交通課長 次に、②バリアフリー基本構想の進捗状況について、ご説明いたします。
資料7をお開きください。
これまでに、茨木市バリアフリー基本構想協議会は、平成26年7月18日に第1回を開催し、全3回で基本方針等について協議してまいりました。今年度は、選定された重点整備地区ごとに具体的な整備内容等について議論するため、平成27年6月に重点整備地区であるJR茨木駅周辺、阪急茨木市駅周辺、南茨木駅周辺、総持寺駅周辺において、現地調査及びワークショップを計4回開催いたしました。参加者につきましては、一般公募市民、協議会委員及び委員の関係団体、自治会、商店街、学生、市職員などで30名から35名の方に参加していただきました。それぞれの地区の課題について議論いたしました。
ワークショップで出てきた主な意見としましては、道路に関しまして、「点字ブロックが途中で切れていた」、「歩道の勾配がきつい」、「歩道に車どめや違法駐輪があり通行しにくい」。施設に関する意見としましては、「駅からバス停へ車椅子で行けない」、「トイレやエレベーターの位置がわかりにくい」、「トイレが使いにくい」、「施設の案内標識がない」などがございました。
今後は、第4回バリアフリー基本構想協議会を7月22日に予定しており、ワークショップにおいて議論された重点整備地区それぞれの課題、生活関連施設及び生活関連経路の案をお示し、協議していただく予定でございます。第5回は9月に、重点整備地区の整備方針と整備メニューを検討していただき、第6回は11月に、基本構想の素案やパブリックコメントの実施について協議していただき、12月にパブリックコメントを実施したいと考えております。第7回は、平成28年2月にパブリックコメント結果の報告や基本構想案の承認を予定しております。
以上、全7回の協議会を開催し、今年度末に茨木市バリアフリー基本構想を策定したいと考えております。
また、基本構想の策定と並行いたしまして、茨木市の特定事業計画を策定し、来年度より事業を開始したいと考えております。
以上で、バリアフリー基本構想についての説明を終わらせていただきます。
○
岸田市街地新生課長 次に、③東芝スマートコミュニティ構想について、ご説明いたします。
資料8をお開きください。
東芝の動向としては、平成30年春の新駅開設時の一部まちびらきを目指して、引き続き進出事業者の誘致を行っているところであります。
昨年度の進捗といたしましては、周辺道路の拡幅整備が昨年12月に完了しております。東芝が考えているスマートコミュニティは、単なるエネルギーの最適化を目指すマネジメントを行うだけでなく、コミュニティそのものをマネジメントしていくという発想で計画されており、エネルギーの安定供給と快適、効率的な生活住空間づくり、この2つをあわせてやっていくことがコミュニティづくりの目的であると考えております。
概略スケジュールでは、今年度、用途変更等の都市計画手続や開発申請等の手続に入り、平成28年度からは一部、施設建設が開始される予定であり、平成30年春の新駅開設時にあわせて一部まちびらきを目指しているところであります。
導入機能、施設のイメージの検討案としましては、西側敷地においては、商業施設及び中高層の集合住宅を検討されており、東側では、周囲に北側から業務、サービス施設、エネルギーセンター、健康福祉・生活サポート施設、商業施設を配置し、中央部に戸建て住宅を検討されています。全体計画については、引き続き東芝と協議して進めてまいります。
以上で、東芝スマートコミュニティ構想についての説明を終わらせていただきます。
○
上田嘉夫委員長 各種計画、構想についての説明は以上で終わりました。
休憩いたします。
(午後1時53分 休憩)
(午後1時54分 再開)
○
上田嘉夫委員長 再開いたします。
平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について並びに各種計画、構想について、発言なさる方はございませんか。
○松本委員 時間も余りないので、ちょっとはしょって、確認を含めて一度お伺いしていきたいと思いますけども、まず、立命館大学の
周辺整備事業に関連してでございますけども、
茨木松ケ本線のアンダーパスが完成して通行可能となるのが平成29年度末の予定とのことですけれども、市民はもちろん、立命館大学の教職員や学生からも早く開通してほしいという声をお聞きしています。市のほうもそういった声は把握されていると思いますけれども、既に線路の下は抜けているということも聞いておりますけども、現在の進捗状況とあわせて、なぜ平成29年度末まで工事がかかるのかということをちょっと市民にもわかりやすく教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
○藤田
道路交通課長 都市計画道路
茨木松ケ本線の今後の進捗ということでございます。
現在、立命館大学周辺の整備がことしの春に終わりまして、JRの軌道敷、電車が走っているところの下のボックスの工事も終わっております。ただ、現在終わりましたのは、ボックスの躯体部分といいまして、箱の部分でございまして、中の歩道の整備、車道の整備等が残っております。それに加えまして、JRの西側になりますイオン側の整備につきましても、現在、引き続きボックスの施工を行っておりまして、それが済み次第、L型擁壁というんですけども、高架から現在の高さまですりつける道路の整備というのが残っております。今、申しましたように、JRの軌道敷の下のところの歩道、車道の部分は、整備をするのに地下埋設物、各企業さんが中に入れられる計画をしておりまして、その事業の計画自体、道路築造の工程とかぶってきますので、実際に施工が済むのが平成29年度末ということになっております。
○松本委員 ありがとうございます。
今も説明を受けまして、かなりインフラ整備を含めまして、配管、埋設物から、まだまだこれからかかるようでございますけれども、せめて車が無理でも、人だけでもどこか横の歩道が1カ所だけでも先に通れるようになれば、非常にありがたいし便利かなというふうにも思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。
○藤田
道路交通課長 早期の完成ということで、松本委員がおっしゃられていますように、市民の方も大変期待している道路であると市のほうも認識しております。できましたら、これからの工程につきまして、各関係機関とできるだけ早期に完成するような工程が組めるよう検討してまいりたいと思っております。
○松本委員 ぜひそうなるように願っておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、JRの茨木駅及び阪急茨木市駅の西口の駅前整備に関連してですけれども、駅前広場の計画条件で、今、説明を聞きますと、バスや一般車の乗降場の数が示されています。スペースの有効利用としてこの前、建設で視察しました島田市では、乗降場に対して、車を平行に横づけするのではなくて、斜めにつけることで一時駐車スペースをふやすような工夫をされています。市民の方にお伺いしても、これはごく普通に行われていることなんですということも伺いました。本市でも限られたスペースの有効利用ができる可能性があると思いますので、今後の駅前整備にあわせまして検討していただければと考えますが、いかがでしょうか。
また、JRの総持寺駅等の整備についてですけども、新駅の建設にあわせて交通バリアフリーにも貢献ができ、ホームからの転落や列車との接触事故防止など、人身事故防止を目的とした安全対策の1つであるホームドア等の設置について、当初から設置できるような働きかけをお願いしたいと考えていますけれども、この点に関してもいかがでしょうか。
また、
阪急総持寺駅の
西口駅前広場の整備後、市民の利便性向上のためにバス路線、今、市に府道を移管という話もありましたけれども、バス路線を新設するようなことについてのお考えもお伺いしておきたいと思います。
また、
阪急総持寺駅につきましては、車両による東西の行き来ができるようにすることが大きな課題であると思います。先ほどの説明では、車が行けないので、歩行者がA案では安全に通過できるのではないかというお話がありましたけれども、やはりここは緊急車両等の行き来も含めまして、ぜひ通過交通ができるようなことも大きな課題であるというふうに認識しておりますので、その辺のお考えをお聞きしたいなと思っております。
また、駅舎の高架化を行うことも長期的な展望としては1つの大きな課題だと思いますけども、駅舎の改良等も含めての現在のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○馬場
市街地新生課参事 順次、お答えさせていただきます。
一般車の斜め駐車によるバース数の増加についてということですが、こちらにつきましては、一般車の斜め駐車につきましては、発進する際に一度バックする必要があるということから、そのための安全確保が課題であると考えております。ですが、その可能性について今後、警察とも協議、検討してまいりたいと考えております。
続いて、新駅へのホーム柵の設置についてでございます。ホーム上の安全確保につきましては、JRとしても重要な取り組みと認識されており、ホーム非常ボタンや警告ブロック、転落防止柵の整備を進められています。ホーム柵については、JR東西線の北新地駅、また大阪天満宮駅へ可動式ホーム柵の整備を実施したとのことです。しかしながら、可動式ホーム柵を整備するに当たっては、運用される車両の扉枚数及び扉の位置の統一が必要となりまして、京都線においては、お客様の利便性などのニーズに合わせ、扉枚数、扉位置が異なる車両形式の列車が乗り入れているため、早期に実現することは困難であるとの回答を聞いております。
○
田邊都市政策課長 続きまして、
阪急総持寺駅の駅前広場の関連のご質問について、お答えさせていただきます。
まず1つ、バス路線への進出ということでございますけれども、交通戦略の中でも、各駅の交通機能の結節の強化ということもうたっておりまして、今回の整備とあわせまして、鉄道事業者等とも協議をしてまいりたいというふうに考えております。
実は、この間、今お示ししました4案で、A案ということで今、考えておるんですけれども、そういった案につきましても、一定、阪急のほうと事前にちょっとお話をさせていただいたところ、阪急からは、駅の改良とか、先ほどちょっと課題に1つ挙げましたけれども、道路では駅前広場と駅舎が、ちょうど駅の改札口が道路と分断されておりまして、その辺が、利用者の皆さんがより安全・安心に使えるような形状となるように改良したいということで、鉄道事業者さんのほうにもお話を投げております。駅前広場の整備が実現するのであれば、阪急としても前向きに取り組んでいきたいというふうなご回答もいただいておりますので、私どもとしましては、駅前広場の都市計画の決定ですね。それとあわせて駅前広場の整備、それにあわせ鉄道事業者等と協議を重ねていきたいというふうに思っております。
また、今ありました緊急車両の通過のことですけれども、JRの総持寺駅の整備に当たって、五反田橋梁のかけかえをさせていただいたときに、道路の高さは変えずに、ガードを最新にすることで、けた下が80センチ高くなるという事例が、これはもう事例としてはきちんと出てますけれども、そういったものと同じ手法で、高架といいますのがなかなか長期的なスパンで今すぐ実現というのは難しいかもしれませんけれども、この駅前広場の整備にあわせて、阪急の総持寺周辺が少しでもよくなるような整備をさせていただきたいなと思っておりまして、ガードのかけかえ等についても、阪急と協議を重ねてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○松本委員 ちょっと細かくいろいろとお聞きしたんですが、まず、乗降場の話ですね、斜め駐車ということで。確かに後ろ向きにバックすることで、安全の確保ということが大事だと思っておりますが、それをうまくやっている市もありますので、警察との協議、検討の中で、その課題が克服できるように考えて、検討を進めていただきたいと。また可能であれば、新たな試みとして、駅前整備にあわせて実施をしていただければなというふうに思っておりますので、引き続きご検討をよろしくお願いします。
また、可動式ホーム柵の件ですけれども、異なる車両形式で早期の実現はなかなか難しいんではないかというふうなJR側のお話があったということですけれども、最近ではそういった課題にも対応できる、改良型の、マルチドア対応ホームドアというんですか、そういったものも開発されてきておりまして、そういったことに対応ができるというふうなことも出てきておりますので、不可能なことではないと思います。ぜひとも、茨木市で初めての設置になると思いますけれども、そういったことができるんだと、また自殺者ということも、茨木市でもやっぱり飛び込み等ありますので、そういった命を大切にする意味でも、またバリアフリーを進める意味でも、お願いをしたいなと思っております。
また、阪急の総持寺のほうの駅前広場の整備にあわせて、今後さまざまな取り組みですね、改善が希望できるんだなということを、今、お話を伺って思いました。本当にぜひとも、昔からの課題がたくさんあると思います。これまでも数々、いろんな議員さんが、そういったことに関しても訴えてこられたかと思いますけれども、この整備事業にあわせまして、そういったことが一気に進んでいくように、またご努力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
もうあと二、三点だけですけれども、引き続きまして、広域幹線道路の沿道の土地利用の検討について、お伺いをします。
先ほど、地区説明会を4回開催していると、その対象者は地権者ということなんだと思いますけれども、どのような意見が出ているのでしょうか。また、地権者への了承がとれてから次の段階に入るということだと思いますけれども、地権者でない地元住民からは、自分たちの意見を聞いてもらえるのか、また不動産業者などから、土地利用計画図等が今現在流れていまして、地元企業から事業の継続ができるのかという不安の声も上がっています。そういった方たちにも早目に説明等、意向調査を行って、事業化検討パートナーとの事前調整も図っていくことが必要ではないかなというふうに考えておりますけれども、今後の進め方としてはどのようにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。
さらに、広域幹線道路沿いの土地利用が進むにつれて、交通量の増加が考えられます。特に平田・玉島・野々宮地区には、先ほどもありましたとおり、小中高校が隣接しております。通学路の安全対策や、また環境対策について、しっかりと行うことが必要ですけれども、地元の関係者との意見調整を行うことをどのように考えているのか、また考えておられれば、今後の予定とかスケジュールがあるのかということをお伺いしたいと思います。
それから、中心市街地活性化基本計画につきまして、シビックセンター環状道路一方通行化によるにぎわいの創出と回遊性の高い道路空間の形成によりまして、駅周辺の総合的な再生整備を図るために、駅前整備とあわせて着実に進めていく必要があるかと思っております。中心市街地の一方通行化の映像資料を作成されまして、私どもも見せていただきましたけれども、関係者に見ていただいたのか、また見ていただけたなら、どのような意見があったのかを教えていただきたいと思います。
次に、JR茨木駅の北側のアンダーパスにつきましても、駅周辺整備の中で、今後のシビックセンター環状道路との接続を行う中で、東西のつながりをどのようにしていくのか、よりよくしていくための検討をしておく必要が今あると思いますけれども、この点についてもお考えがありましたら、お伺いをしておきたいと思います。
以上です。
○
田邊都市政策課長 順次、お答えをさせていただきます。
まず1つ、広域幹線道路沿道におけます説明会のときの地権者さんから出された意見ということでございます。
まず、目垣地区につきましては、今回、事業者検討パートナーから出された事業計画案につきまして、もう一度、地権者が244人とかなりたくさんおられますもので、ブロックに分けて、参加しやすい環境を整えた上で、もう一度、丁寧に説明をさせていただきました。
その中から出た意見は、やっぱりその農業の継続希望者への配慮とか、減歩率の考え方ですね、そういったものが出されたということでございます。農業をやめると、例えば、基本、減歩されるんですけれども、農業を続けても、区画整理をされたら減歩されるのかとか、そういったことがご質問として挙げられたということでございます。
あと、もう1つ、平田地区につきましては、この6月に行いました説明会で、事業費でありましたり、平均減歩率とか、数字的なものを地元のほうにお示しをいたしました。その中で、あそこは平田地区と玉島地区と野々宮地区という、地区で言うと大きく3つになるんですけれども、その3つによる条件の違い、そういったものとか、今、委員からもありましたように、通学路への配慮、そういったところについてご意見が出てまいりました。
今、少し触れましたけれども、小中高、教育機関がたくさんある中への配慮というところでございますけれども、あそこは、今お示しさせていただきましたように、検討地区周辺に中学校、高校、それと小学校、また保育所もございまして、そこにつきましては、平田につきましては、特に事業化検討パートナーを募集する段階から、そういった教育機関への配慮、子どもたちへの安全・安心を確保できるような案を提案してくださいねという条件もつけさせていただいております。また周辺には、住宅がずっと広がっておりますので、そういった既存の住環境への配慮といったところを提案の中で求めて、それに応じた提案がなされているのかなというふうには考えておりますが、事業が、言いましたように、今から意向調査をして、最終、このまま区画整理事業としてやっていこうというような意思決定が示されましたら、準備組合を立ち上げていくんですけれども、そういった中で、細かい条件等につきましては、それぞれの土地利用を考える中で、周辺の自治会等、教育の関係者の方々も入っていただいて、全体のグランドデザインをつくり上げていくというような形で進めてまいります。
もう1つ、中心市街地活性化のことですけれども、今、ありましたように、シミュレーションを昨年に作成しておりまして、どこかで見てもらったのかということですけれども、庁内でも見ていただきましたし、委員会とかでもお見せしたかなと思います。あと、商工会議所のほうに出前講座みたいな形でお邪魔をしまして、商工会議所でも二度ほど映像を流して、皆さんからご意見をいただいたというところでございます。
そのとき出た意見といたしましては、今、委員からも応援をいただいたかなと思うんですけれども、一方通行化について、皆さん結構期待をされる声が多いのかなと。ゆっくり駅前を歩いて過ごせるような空間づくりというところで、一定のご理解はいただいているのではないかなと思います。まだまだ細かい点は多々詰めていかないといけませんけれども、おおむね一方通行化自身については、賛成の声が多いというような印象を受けているところでございます。
○
岸田市街地新生課長 府道の枚方茨木線におけるJRとのアンダーパス部の拡幅等についてでございます。
現在、JR西口の整備につきましては、隣接する密集市街地も区域に入れておりますことから、今後この点についてもJRとも協議してまいりたいと考えております。
○
田邊都市政策課長 周辺事業者さんのご意見なんですけれども、まず区画整理区域に入っていただくのか、入っていただかないのか、そういったところが全体の事業費にもかかわってまいりますので、今現在は、まず農地の地権者さんに対して説明をさせていただいていますけれども、目垣地区につきましては、十三高槻線沿いで、既に土地利用がかなり進んでおりますので、十三高槻線の沿道の事業者のほうには、この間の説明会のときにもご案内を差し上げて、全体の構想というのを、一度お聞きをしているというところでございまして、事業者さんのほうからも、いろいろご意見が出ております。
もともと、十三高槻線というのが、それぞれの方が田んぼをされていて、その後から十三高槻線ができて、どうしても敷地形状が、今既に、沿道の方から、三角といいますか、四角く整形になってない、非常に使い勝手が悪いという声も一部で聞いておりまして、これを機に区画整理に入れていただいて、整形地にしてほしいという案であったり、事業の拡大でもう少し土地を広げていただきたい、保留地の処分をやりたいとか、私らが買いたいとか、そういったご意見もいただいております。その辺は、全体を見た中で、今後適切に進めてまいりたいというふうに考えております。
○松本委員 もう終わりたいと思いますけれども、地元の方、また地元企業の方とか、今のお話のとおり、心配のないように、またこれまで茨木市にも貢献してこられたと思いますので、十分配慮をお願いしていきたいなというふうに思います。
玉島・野々宮・平田の地域に関しても、そういう小中高とか住環境に配慮した提案をということで、説明がありましたので、ぜひともその点は、行政だけがチェックするというのではなくて、協議会等できましたら、地域の方たちにも、十分その辺はチェックをしていただいた上で、決定をしていっていただきたいなというふうに思っております。
また、商工会議所等に見てもらったということで、一般の商店とかも見られたのかどうか、その中にいらっしゃったのかどうかわかりませんけれども、おおむね一方通行化に関しては賛成の意見が多かったということをお伺いしまして、本当にうれしいなというふうに思ってるんですけれども、ぜひ茨木の魅力あるまちづくりのためにも、この点に関しては早目に皆さんに周知をしながら、幅広いご意見をさらにいただいていただいて、実施をしていただけるようにお願いしておきたいと思います。
JR北側のアンダーパスについては、またJRと協議をしていただけるということですので、ぜひとも忘れ去られた点にならないように、そこの通過交通に関してもスムーズに行けるようにお願いをしたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○青木委員 できるだけ簡潔に質疑をさせていただきたいと思います。
まずJR茨木駅東口なんですけれども、デッキが開設されました。このデッキは道路という位置づけになっておりますけれども、通行とそれから交流スペースに分かれております。交流スペースについては、利用できるということでのご説明があったんですけれども、実際に利用があったのか、また予定があるのか、お聞かせください。ここを交流スペースにすることで、どのような影響とか効果があるのか、お聞かせください。また、利用するに当たっては、手続はどのようになっているのか、また利用するに当たっての制限があるのか、お聞かせください。もう1つは、周知をどのようにされているのか、お聞かせください。
○澤田
建設管理課長 まず1点目、需要ということですが、供用開始後、6月7日(日)ですが、初めてイベントが開催されております。内容につきましては、20名からなるジャズバンドによる演奏が、午後2時から1時間行われました。今月下旬には、2回目のイベントを今現在予定しているところでございます。
また、追手門学院大学や民間団体等、数件の問い合わせも受けております。
また、1回目を行ったジャズの代表からは、またこういう定期的に演奏もしてみたいというようなこともおっしゃっておりました。
次に、影響、効果なんですが、このイベントスペースは、地域の活性化や都市におけるにぎわいの創出というところの観点から設けたものでございまして、これから継続的に活用してもらうということで、茨木市のまちの魅力発信につながっていくものと考えております。
次に、活用につきまして、東口のデッキ部分につきましては、市の道路施設であるということから、イベント実施には
道路管理者、この建設管理課からの道路占用許可、それと茨木警察署からの道路使用許可が必要となります。また、ここを利用する地域活動の実施組織といたしましては、一定の公共性、公益性や地域住民等の合意形成に配慮いたしまして、地方公共団体が関与する団体であるということが必要となります。
最後に、周知につきましては、この3月に広報誌におきまして周知を行ったところであります。また、この1回目のジャズにつきましては、市のフェイスブックにおきましても情報提供を行っております。また今後、市のホームページに掲載するなどして、さらなる周知を図ってまいりたいと思っております。
○青木委員 非常に1回目やって喜んでいただいているということですけれども、一定の規律は必要かなとは思いますが、できるだけまちの魅力発信につながるような取り組み、周知の仕方をお願いしたいと思います。
続きまして、JR
西口駅前広場についてです。
検討の範囲についてですけれども、当初の駅前広場にプラスして、駅ビル、またその周辺地を一体として検討していく段階に入りました。計画の方針として、本市の玄関口にふさわしい、景観にも配慮した計画とするとしています。本市の玄関口にふさわしい景観というものをどのように想定されておられるのか、まずお聞かせください。
次に、今年度の取り組みについてですけれども、施設需要、調査並びに
駅前導入施設の検討、また
公共施設用地の配置計画の検討とあります。具体的には、どのようなお考えを持っておられるのか、お聞かせください。
またこの6月に、駅ビルの
検討委員会を立ち上げたということでございます。勉強会も種々やっておられます。所有者の方々はさまざまな思いで参加をされておられると思いますが、この所有者の話し合い、また検討内容について、お聞かせください。
○福田
市街地新生課参事 本市の玄関口にふさわしい景観ということでございます。
本市の玄関口にふさわしい景観にも配慮した計画についてでありますが、快適な歩行空間、緑化空間や憩えることのできる空間を確保することによりまして、駅との連続性や回遊性を図り、多くの市民が集える空間が市の玄関口にふさわしい景観であり、その過程におきましては、大阪万博への玄関口として、果たしてきた役割を意識した景観などについても検討してまいりたいと考えております。
また、今年度の取り組みということでございますけれども、施設需要であるとか、
公共施設用地についての考えでございます。
施設需要調査につきましては、公益施設、住宅、商業等の現状及び将来需要の調査並びに導入可能施設の洗い出しを行います。
民間施設につきましては、各種統計調査及び業者ヒアリング等によりまして、傾向と今後の需要見込みを確認し、公的施設につきましては、総合計画等の上位計画での位置づけや、庁内ヒアリングによりまして、必要性と可能性を検討いたします。
公共施設用地につきましては、道路、駅前広場、緑地等の空地等の公共施設の整備に関する配置計画を交通結節点としての利便性と歩行者空間の安全性、快適性を考慮し、立体的な機能配置も含めて検討してまいります。
駅ビル所有者の話し合い、検討内容ということでございます。
昨年度、
区分所有者を対象といたしました
専門コンサルタントによる勉強会が、5回実施されましたけれども、その内容といたしましては、全国の駅前ビルの状況及び当ビルの現状と課題、ビルの再生手法、補助制度の概要、耐震改修・大規模修繕と建てかえとの比較、アンケート調査結果の分析についてでございます。
○青木委員 もう1点お聞かせください。市役所のリーダーシップについてです。
駅ビルについては、地下駐車場の
区分所有者という立場であります。また、駅ビル所有者の当事者として、今後のあり方については発言権も持っている立場だと思います。その上で、茨木市の発展と住民自治に寄与する市役所として、検討課題となっている住居等の問題については、住民の不安を払拭するため、さまざまな可能性を提示、また提案することが重要なのではないかと私は思っております。あるいは、駅広全体の構想や将来のまちづくりについては、総合計画等の内容を伝えながら、ともどもに後世に誇れる茨木市の玄関口をつくっていこうという姿勢で、いつまでにどうするという目標設定を示すなど、リーダーシップを発揮していくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○福田
市街地新生課参事 市役所のリーダーシップについてでございます。
駅ビルの
区分所有者の方々に対しましては、生活の場の確保について、いろいろな選択肢、例えば賃貸住宅でありますとか、サービスつきの高齢者向けの住宅のあっせん、リバースモーゲージ型住宅ローンのような、みずから居住する住宅を担保に活用できるローンの活用等を提示するとともに、今年度、市が実施する検討調査に基づきまして、駅ビルにおいて設置された茨木駅前ビル再
整備検討委員会と連携を図りまして、今年度末を目標に耐震改修・大規模修繕か建てかえを推進していくかの方向性を定めてまいりたいと考えております。
○青木委員 ほとんどの方が高齢者ということも伺っておりますので、丁寧に不安を払しょくするように進めながら、目標値を決めて取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
時間の関係がございますので、もうあとはバリアフリーの基本構想なんですけれども、ワークショップをされたということで、さまざまな関係者、また障害者当人、当事者も参加されたということでございます。これについては、また視覚障害者の方等が、車椅子利用者の方が参加されたということで聞いておりますので、あと聴覚障害者についてはまた今後ということでございますので、当事者を含めたさまざまな施策を決定する上で、ぜひかかわっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
1つだけ、平成32年までに整備計画をきちんと設定しておりますけれども、特に留意すべきことや、早急に対応が必要なところがありましたら、これだけお聞かせください。
○藤田
道路交通課長 整備期限を平成32年までに設定する上で、不便なところで緊急に整備するようなところということでございます。
今のところ、以前からご要望がありましたJR茨木駅の西口の駅前広場のバス停への平面横断や、府道総持寺停車場線の歩道の整備等は、早急に改善する必要があると思いますので、その点については早急に対応したいというふうに考えております。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○山本委員 中心市街地活性化基本計画で、特に協議会が来月設置されるということです。私が3月議会でも質問させていただいたんですけれども、やっぱりこれからの30年先、50年先の茨木市をしっかりと考えたときに、中心市街地のJR茨木駅から阪急茨木市駅を中心として、商店街もひっくるめて、そこがどうなっているかというのが、やっぱりこれからの大きな基準や基本だと思います。
そういうのは、行政が中心市街地をどのようなまちづくりするのかということ、一方通行化中心と出ていますけれども、ただ、目垣にしろ、平田にしろ、それから万博周辺には大型ショッピングモールがきますけれども、そこらの部分というのは、ある意味では、直接的に市がかかわって、どうこうできるということではなくて、むしろ今こそ、茨木市の皆さんがつくってきた市場やまちづくりとか、それから買い物できる場所、そういうものを踏まえて、もう一度やっぱり30年、50年先に向けて、中心市街地をJRから阪急までの間もひっくるめて、どんなまちになっているかというのが、茨木の大きな顔となると思います。
そういう意味では、そこのところ、木本市長にも3月議会で答弁いただいて、ぜひともそのことを中心でやっていきたいというご答弁いただいていますけれども、そういう意味では、今後やっぱり、しっかりと視点を据えなあかんのは、そこのところを抜きにしたら、大型ショッピングモールはあかんようになったら、出ていってしまったら終わりです。
でも、中心市街地はそのことによって被害を受けて、縮小されたり、また撤退したりとか、また店がつぶれていったりしていったら、最後に残るものが何にもなくなってしまうわけです、茨木市に。そういう意味ではやっぱり、大型ショッピングモールがいろんなところに出てきてすばらしいとは言われるけれども、それはそれですばらしいと思うんですよ、市民にとっても。けれども、今守らなくてはならないのは、その視点をきちっと踏まえたことを考えていただきたいということで、よければ答弁いただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。
○
田邊都市政策課長 本市の中心市街地なんですけれども、さまざまな商業施設が集積を当然しておりまして、そこには、個人店舗を中心とする集積が見られるというところで、大型ショッピングセンターとか、そういったものにはない、それぞれの顔、それぞれの魅力というのがやっぱり店には、それぞれの味とか、そういうのがあるのかなと思います。今回、立命館が4月にできましたけれども、そういったものとか、ガンバスタジアムが今度できます。ガンバができたり、茨木の駅がそれらへの玄関口にもなるというところで、定住人口のみならず、交流人口自体がかなり増加が期待されているというところもありますので、そういった新しい茨木の魅力を発信する、非常に今いい時期かなと、本当にチャンスかなと思っておりますので、そういったこともちゃんと念頭に置きながら、計画策定には取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○畑中委員 ちょっと簡潔にお聞きします。
JR茨木
駅西口駅前整備の平面横断について、以前から警察署と協議していると聞いておりますが、現在の協議状況について、ちょっと改めて詳しくお聞かせください。
2点目に万博公園の南側エリアの開発事業についてですけれども、交通量が増大するということについては、6月の本会議でも他の議員からも質疑があったんですけれども、特に私の観点からすると、やっぱり茨木郵便局前の
西駅前交差点のバリアフリー化も考えると、非常にこの問題、大きな問題だと思うんですけれども、
府道大阪高槻京都線への車の流入しない対策等について、茨木市が考えていることがあれば、お示しください。
○
岸田市街地新生課長 まず、JR茨木駅西口でのバス停への平面アクセスの改善についてでございます。
横断歩道の設置場所や形状について、茨木警察や
交通事業者等と一定協議が整っておりますが、府警本部の了解が得られていない状況です。府警本部の見解は、歩道橋が設置されている箇所には横断歩道は明示できないとのことから、茨木市域において、両方設置されている阪急茨木市駅駅前や、
西河原交差点等の事例を茨木警察に提出したところでございます。市といたしましても喫緊の課題と認識しており、駅前の再整備とは別に、可能な限りの改善に向け協議してまいります。
次に、
府道大阪高槻京都線への交通負荷の増大を抑制する対策として、本路線の渋滞情報を国道171号の
西河原交差点東詰の情報板に掲示することで流入を防ぎ、そのまま国道171号を直進し、清水交差点から府道茨木摂津線を走行するよう、本市、茨木警察、国道事務所と協議しているところです。
また、府道茨木摂津線からは生活道路へ迂回する車両もないものと考えております。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○田中委員 1点だけ、簡単にお聞きしておきます。
今のも関係するんですけれども、資料2のところで、吹田市の市立スタジアムと万博エリアの関係なんですけれども、市が単独で事業者、開発者や
公共交通事業者と個別協議を実施するということで、私はここは期待しています。それ以外のことを言うと、なかなかほかのところ進まへんので、本市は乗り出していただいて、きちんと議論をしていただきたいんですけれども、今の個別協議の内容等につきまして、現時点での状況をお聞きしたいと思います。それだけです。
○
岸田市街地新生課長 まず、個別協議についてでありますが、これは本市が中心となって
開発事業者や
交通事業者と、駅前等、茨木市域に及ぶ影響に対する対策等について協議しているものです。現在、エキスポランド跡地へのバスの運行につきましては、近鉄バスはなく、阪急バスが阪急茨木市駅からJR茨木駅を経由するルートで、土日、祝日のみ1日2便運行しておりますが、バス事業者において、エキスポシティ等の開業に対するバスの増便等について、検討しているところであり、7月末ごろには開発者へ提示する予定であると聞いております。
市といたしましては、個別協議によりその情報収集に努めるとともに、バス増便の際のバスバースの確保について、バス事業者や
タクシー事業者等と待機場所の確保や停車位置の変更等について協議しているところでございます。
○田中委員 やっぱり市が直接話をしていただくことが、僕は今の時点では肝心かなと思っております。
今、答弁いただきましたけれども、確かに万博エキスポランドに行っているバスはそういう状況かとも思いますけれども、実際はあちらのほうに路線、違うとこのバス事業者も行ってはりますし、恐らく進出してくれば、実際に開業すれば、そういうところの路線も含めていろんな問題が出てくると思いますので、もう個別の事業者と、府あるいは開設者も含めて、市として、きちんとした議論もこれからさらに進めていくことをお願いして、終わります。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○桂委員 大きく3点伺いたいと思います。
中心市街地の計画の関係です。7月から協議会が始まるということなんですけれども、この協議会メンバー、最終確定したら、どういう構成になるのかというのを教えてください。
さらに、どうしても私たちも、建設常任委員会ではこの一方通行化、とてもいいものを見せていただいて、こんなまちになったらすてきだろうなというふうに委員同士、たくさんいろんな話もさせていただいて、期待を持っているところなんですけれども、どうしてもそこに、私たちもビデオ見てしまったので、一方通行化だけが中心市街地の活性化だというふうに、私自身もちょっと走ってたんですけれども、よくよく考えると、ここにも書いていただいているように、都市機能の増進にあったり、中心市街地というときに活性化だけすればいいというものではなくて、先ほどから話が出ている駅前の、茨木の顔は何がふさわしいであるだとか、茨木の中の中心市街地の活性化とは、どういう価値に基づいて、どういう活性化を目指すのだというような基本理念も必ず打ち立てられるべきだというふうに思うのです。
それと、もう、言わずもがなだと思うんですけれども、町なか居住の推進ということも活性化の一端ではありますが、常に居住を、私も近いエリアにしているわけで、大塚副市長もまさにこの中に住んでいらっしゃるわけですけれども、現在住んでいる、例えば茨木小学校区、中条小学校区、そこで新たに居住をされる方、またこの活性化、一方通行化、さまざまなあつれき、そごを生まないための方策というものは、どのようにされているのかをお聞かせいただきたいと思います。
ちょっとはしょっちゃいましたけれども、都市機能というのは、どういうもので、どういう価値に基づいてということはきちんと触れられるのかどうか、それと新たな住民、新たな活性化と現居住している住民、地域との関係性というものを伺いたいと思います。
それから大きな2点目が広域幹線の関係なんですけれども、目垣、野々宮、両方なんですけれども、こういう機会に、ここの所管には、今座ってはいらっしゃらないんですけれども、集落営農化を進めるであったり、農林サイドとも連携というのは、ぜひ進めていただきたいと思っているんですけれども、こちらの進捗状況というのは、ともに課を超えて、連携して進めていただいているのかどうか、確認をしたいと思います。
それから、目垣のほうの新たなパース図、載せていただいているわけですけれども、あそこがあんなふうに、環境衛生センター前が変わるといいなと思うのですけれども、今、環境衛生センター前の、今回の区画にかかわっていないほうの側というのが、かなり不法駐車が多かったり、業者さんの出入りというものも、激しかったりもします。
また、環境衛生センターの炉の更新等々の時期も、かなりどんぴしゃでかかってくるのかなというふうに思うのですけれども、市道の整備であったり、環境衛生センター周辺との関係というものの整理はどのようにされているのか、お聞かせください。
それから最後に、東芝関係を伺いたいと思います。
なかなか進展が厳しいというふうに伺っている中、今回よくぞ報告をしてくださったというふうに思っているんですけれども、今回出していただいている導入機能、施設のイメージ検討案というものは、いつの時点で作成されたものが提示をされているのかどうかの確認をしたいと思います。
それから、平成30年度に一部まちびらきとありますけれども、それはこのイメージ図が生きているとして、どの部分を平成30年度にまちびらきをしたいというふうに、東芝が考えているのかどうか、わかればお聞かせをください。
さらに、東芝の側からお話を伺いますと、
西河原交差点の導入部分等の課題があり、車の交通などが大きな課題となっているため、なかなか進まなかったり、企業誘致が進まないというような意見もよく耳にします。
そこで、
西河原交差点、先ほどのたばこ店ですね。一部はご了解をいただいていると思いますが、資生堂ホネケーキさんであったり、その周辺についての交渉状況ですね、今、どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
田邊都市政策課長 順次、お答えをさせていただきます。
まず、中心市街地活性化についての基本理念みたいなところかなと思います。
確かにおっしゃるように、一方通行化というのは、その1つの手法でありますけれども、まず1つは、この基本計画の策定だけの話でいいますと、5年間でいつ、どこで、だれが、何をやるという、実効性がかなり問われる計画になっておりまして、そこら辺が先ほどの総理大臣の認定要件にもあるんですけれども、事業効果がきちんとあらわれる、時期になっているかとか、そういった設定になっているかというところもありますので、この辺、どれを記載するかについては、事業のスパンを見た中で、それぞれのどういうのを記載するかを決めていくということになります。
基本理念については、市の上位計画であります総合計画でありましたり、都市マスでありましたり、そういったところで中心市街地の姿といいますか、市のほうでイメージしている地域のイメージとか、そういったものに取り組む方針とか、そういったものが書かれておりまして、そういったものを実現できるような取り組みにしたいと思っております。ですから、計画策定に当たっては、一つ一つを単体で載せるんではなくて、そういったものをどういうふうにうまくすれば、市が目指す地域のイメージが実現できるのかというところに留意してやっていきたいというふうに考えているところです。
新住民さんというんですか、中心市街地の町なか居住で新たに居住で来られた方と、従来からそこにお住まいの方というところのあつれきを生まないような方策というところでございますけれども、やはりコミュニケーションが大事なのかなというふうに思っています。ただ、それをするには、事業をする中で、やはりその新しい方だけがやるとか、それぞれやっぱり巻き込む手法が要るのかなと思ってまして、地域の方が実施する、今、もう既に実施されている、そういったイベントとかに、新しい方、広くいろんな方に参加をいただく、学生も含めていろんな方がおられますし、いろんな要素が生まれてますので、そういった取り組みがしたいなと思っておりますし、また、新しいそういう動きの中で、従来からそこにお住まいの方が参画できるような。まさしく、今回はいろんな方に協議会にも入っていただきながら、ご意見いただきながらつくり上げていきますので、それぞれの事業をうまく結びつけられるような形で進めていきたいというふうに思っているところです。
協議会の構成なんですけれども、先ほど言いましたコアメンバーとしては、茨木市観光協会と商工会議所にお願いをしようというふうに考えております。それは法で決められておりますので、その2者がコアメンバーになると。そこに大学でありましたり、商店街の代表さんでありましたり、ガンバさんでありましたり、そういった方々に入っていただいて構成したいということで考えております。
そこに、当然、行政も参画いたしますし、イベントをされている事業者さんとか、消費者の方とか、広く構成員を募った上で、構成していきたいというふうに考えております。
広域幹線道路沿道のことで、農業サイドとの連携というところでございます。
ここにつきましては、集落営農ということで、1つご提案ございましたけれども、集落営農については、一度勉強会も開催をしております。土地区画整理事業で今、想定しておりますけれども、そういったものをもし進めないのであれば、今後、農業を継続していくというような1つの方策として、集落営農というのも考えられますので、地元のほうに対して、一度勉強会もさせていただいて、集落営農に実際取り組んでおられる方をお呼びして、集落営農とはどういうものやというようなことと、農業を継続を、実際されているというところで、体験談を含めて、勉強会もさせていただいたところでございます。
今回はその中で、区画整理手法というのを、今現在は志向されている方が多いもんですから、そういったことで進んでいるということです。
大半が、両地区とも農用地になっておりまして、当然、これを進めるに当たりましては、まず農用地除外というのが必要になってまいります。そういったところについては、先ほど言いましたように、今、大阪府とか農林水産省とかには情報提供しておりまして、本市の動きを伝えた上で、一定の理解はいただいております。その中で、どちらの地区も、農地としてはやっぱり幾らかは残るというようなことで、今、想定をしておりますので、そういったところについては、今よりも営農環境がさらによくなるような取り組みについて、今、農林課と一緒に協議を重ねているというところでございます。
あと、全体の土地利用の中で、目垣周辺でのことなんですけれども、一応、今、委員からご指摘がありましたように、環境衛生センターの周辺で既に事業者さんが事業をされているところが、一団のところがありまして、そういったところは、結構、車が走ってたりしています。今、事業者さんからの、今回のパートナーからの提案によりますと、商業施設ですので、やっぱり短時間に、特に土日とかになりますと、交通が集中する可能性がございます。ですから、今の提案の中では、既存の周辺道路をできるだけ利用しないような、十三高槻線のところに、新たな交差点をつくって、今回の区域内で一定の車がさばけるように、周辺の住宅等につきましても、余り影響が出ないような案が提案されております。今後もそういったことを中心に、地元の方も入っていただいた中で、道路の配置等については考えていきたいというところでございます。
もう1つ、センターの炉の更新のところです。多分、今ご指摘のように、ちょうど時期がどんぴしゃぐらいかなと思ってます。提案によりますと、平成34年ぐらいが、事業化検討パートナーとしての完成ということで、重なってくるかなと思いますけれども、その辺は工事車両の通行とか、そういったところについては両者協議しながらやっていきたいなと思います。
○
岸田市街地新生課長 東芝スマートコミュニティ構想に関することでございます。
まず、お示しさせていただきました導入機能、施設のイメージの時期につきましては、本年5月に東芝からご提示されたものでございます。
次に、平成30年のまちびらきのときにはどの部分ということでございますけれども、東芝としてはまず、東側の北部にありますデータセンターですとか、エネルギーセンターをまず行いたいというふうに考えておられます。また、平成30年までということになりますと、そのほか、東側の戸建て住宅、西側の集合住宅あたりを進めてまいられるというふうに聞いております。
また、
西河原交差点の関係でございますけれども、今年度、旧たばこ店の用地買収に取り組みますけれども、資生堂ホネケーキさんとの協議につきましては、西側にも土地を持っておられ、この土地が水路によって分断されております。この水路をつけかえることによって、土地が整形になりますので、そういったご提案をさせていただいているところでございます。
また、ガソリンスタンドにつきましては、代替地を要望されておりますので、そしてみずからも今、それを探しているということを聞いておりますので、この辺について整理ができれば、用地買収が図られるというふうに考えております。
現在、市といたしましても、昨年度から大阪府と協力して用地買収等に取り組んでおりますけれども、今後、国道事務所とも連携を図りながら、地権者と用地交渉を行って、早期実現に向け進めてまいりたいと考えております。
○桂委員 細かいことまでありがとうございました。
中心市街地の関係だけ、ちょっと一言なんですが、田邊課長おっしゃっていただいたように、コアのところが、ちょっと私、疑問として、2団体言っていただいているんですけれども、都市機能の増進が本当に茨木市の観光協会というのが、全てがカバーできるのかどうかというところが、やっぱり疑問を持っているところなのです。ただ、これも法定の部分ですので、入ってもらったら全然いいんですけれども、ただ、そこでカバーし切れない部分、だけど市として、都市機能として重要だと思う部分というところは、プラスアルファのところできちんと入っていただくようなご努力をいただきたいなということが1点。
それとあわせて、せっかく協議会をつくるのですから、どんな議論がされているのかということが、やっぱり周辺の方、また関係者の方というのは、1人でも多く、いつでも聞きにいける状態にしていただきたいので、きちんとアナウンスをしていただき、そこに表決権はなくても、ある程度ワークショップ形式等々できるのでしたら、いろんな人が多様な意見を言える、その中から実利面ですね、やらなくちゃいけないことを吸収していくという、いろんな工夫をしながら、あと残り、2年間進めていただければなということをお願いして、終わりたいと思います。
○
上田嘉夫委員長 他に発言なさる方はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
上田嘉夫委員長 以上で、「平成26年度事業報告及び平成27年度事業計画について」並びに「各種計画、構想について」の協議を終わります。
次に、「行政視察について」、ご協議をお願いいたします。
休憩いたします。
(午後2時48分 休憩)
(午後2時50分 再開)
○
上田嘉夫委員長 再開いたします。
本特別委員会は、10月14日(水)から15日(木)まで、愛知県一宮市の「尾張一宮駅前ビルについて」、静岡県藤枝市の「藤枝駅周辺にぎわい再生拠点施設整備事業について」を調査することで、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
上田嘉夫委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
なお、調査事項につきましては、委員長に一任願います。
以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
(午後2時51分 散会)
以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。
平成27年7月3日
市街地整備対策特別委員会
委員長 上 田 嘉 夫...