それらの内容を踏まえまして、今後、運営また展開をしていくためには何が必要かということも、ここでまとめさせていただいておりまして、今後は、やはり市なり公共というのではなくて、やはり民活、
民間活力をどう導入していくかということを検討せねばならないというふうに考えております。これはもう、当然参入の可能性というのが第一かと思いますけれども、その
事業主体のほうがどういう展開をされるのかということもあわせて、今後検討していく必要があるかなと思います。
ただ、
民間事業者だけの動きでは、やはり地元さんがついていかないということもございますので、当然、そこには
地元自治会の方、それから住民さんの参画、また意見の反映という仕組みも当然、必要かなと思いますし、
都市的エリアの住民の方も入っていただけるような仕組みというのも必要かなと思っております。
また今後、
茨木市街地エリアでも展開があります大学、各大学さんからの
地域づくりへの参画、それから
基幹的利用者といいますか、団体の利用者の方へのセールスというものも必要になってくるかなということで、まとめさせていただいております。
先ほど申しあげましたように、まだ若干、実施中のところもございますけれども、一定、進捗として説明をさせていただきました。
○
下野委員長 「
北部地域都市魅力向上検討の
進捗状況について」の説明は終わりました。
本4件について、発言なさる方はございませんか。
○朝田委員 それではせっかくですので、若干、質問したいんですけれども、私は彩都についても、新名神についても、安威川ダムについても、見直しをすべきだという立場なんですけれども、ちょっと今の説明も聞いたりしてわからんところとか、そこら辺を若干ちょっと説明をお願いしたいなと思うんです。
1点目に、この彩都のほうなんですけれども、まず
西部地区なんですけれども、10月に郵便局開設ということで、これは喜ばしいことやなというふうに聞いてましたけれども、あと地元の要望が幾つか、まだ出てまして、交番の設置やとか、そういう、やっぱりこの
西部地区のまちですね、進めていくに当たって、そういう設置要望が出ている、具体的に出ているものがありましたけれども、そういうところの今後の状況は、今の特に交番ですね、設置状況はどうなのかなということをお聞きしたいということと、それから2点目に
中部地区なんですけれども、この間、
東部地区でそういう説明会、地元説明会をやられたということなんですけれども、
中部地区に大きな物流施設が来ると。特にプロロジスというのは大変大きな施設だということで、地元の人というのはやっぱり不安に思ってはるんですね。24時間365日営業やというふうに聞いてますし、かなりのそういう交通量がふえるんと違うかと。だから、住環境、営農環境ですね。それから交通渋滞の問題、交通環境の悪化、こういうところをやっぱり心配されているんです。ですから、多分この間、彩都
東部地区の事業化ということでされたと思うんですけれども、やっぱり
中部地区についても、相当、そういうこの地元の方の不安というのが出ているので、私は、そういうことに対する説明というんですか、これはどこがやるのか、行政がやるのか、それとも入ってくる企業がやるのかということになるんですけれども、いずれにせよ、そういうことが
中部地区についても説明会の開催が必要ではないかと思うんですけれども、それに対する見解についてもお聞きしておきたいと思います。
3つ目に
東部地区なんですけれども、前回の、この委員会でも地元の
東部地区の周辺の説明会がいつ開催ということで説明されて、山手台とか、幾つかについては、また再度説明会も開いていくというご説明があって、多分、この10月にもう1回されたのがそういうことだと思うんですけれども、もう少し、その説明会の詳細なんかもお聞きしたいなと、どういう意見が出たのかね、と思います。
それから、私も説明会の議事録を情報公開していただきましたけれども、一番やっぱり厳しい意見というんですか、出てるのがやっぱり山手台のところやと思うんですけれども、そういうところの住民の不安なりというところが、私はまだまだ払拭できていないのではないかと思うので、その説明会の開催も、今後、住民の要求があれば開いていくのかどうかは、そういう予定なんかもお聞かせ願えたらなというふうに思います。
それから、これはわからんのでお聞きするんですけれども、11月から12月に
地区計画原案の縦覧、意見書と、それから12月に
都市計画案の縦覧、意見書というのがあって、これ、
都市計画の彩都での、そういう公的な取り決めによるものと思うんですけれども、これ、実施は市がやったという理解でいいんですよね。
都市計画は府の権限やったり、市の権限やったりあるんで、この今回の東部のほうは、実施されたのは市の権限ではないかという、こういう理解でいいのかどうか。
東部地区については、この組合施行の民間の
区画整理事業ということなんで、窓口は、そういう行政的な窓口は全部、市になりますというふうなことも、説明会で説明されていたと思うんですけれども、この東部の関係も全部、市が実施ということになるのか、そこら辺の確認をしておきたいと思います。
こうしたこの意見書、法律に基づく意見書の提出なんですけれどもね。これの取り扱いというのもどうなっているのかなと。いわゆる市民への周知ですよね。パブリックコメントでしたら、広報に載せるし、ホームページにも載せると、こういう対応をされていると思うんですけれども、こうした
都市計画面での、そういう法律に基づく意見書の提出の住民への周知というのはどういう扱いになっているのかなというところもお聞きしておきたいと思います。
あと、安威川ダムと新名神についてなんですけれども、私、前回の委員会の後のこの
現地視察、新名神の工事現場を見させていただいたんですけれども、私は大変な環境破壊やなと思いました。それは、やってる労働者の方には何の罪もないわけですけれども、大規模な工事ですのでね。安威川ダムにしても、転流工の工事、通りがけに見るぐらいなんですけれども、ごっついなと。それは
トンネル掘って、迂回のこの管の中につくるわけですからね。そういうふうな中で見させていただいているわけですけれども、きょう聞けたら、こうした工事、大規模な工事なんですけれども、環境面に対する影響というのはどうなのかなと。いつもこういうことを聞くと、国や府の事業者がそういうふうに調査やってた先生だって大丈夫ですと言うんですけど、私は市独自に、生態系だけじゃなくて、住環境、営農環境、全てにわたっての、これだけの工事なので、そういう全ての分野にわたるこの影響調査というのをやっぱり独自にやるべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、その点はどうかということと、現在影響で言うたら、私がよく直接住民から聞くのは、鳥獣被害ですね。農作物への鳥獣被害を何とかしてくれと。特に彩都の周辺なんですけど、やっぱり、ああいう工事が始まって、実感としてもそういう鳥獣被害がひどくなっているように思うと。確かにそれは工事をやってすみかを奪われていっているわけですから、そういう少なからず因果関係があると思うと。だから何とかしてほしいというご意見をよく受けるんです。ですから、それに対する対策というんですか、そういう面ではどうか。また、こういうのは彩都とか新名神、安威川ダムとか、そういうことになったら、どこが責任持つのか、やっぱり工事による環境への対策という面では、そこら辺もこの機会にお聞きしておきたいと思います。
以上です。
○
福井北部整備推進課彩都
グループ長 彩都にかかわることについて、お答えしていきます。
まず、
西部地区の交番なんですが、これまでも継続して、府警本部なり茨木警察署のほうに要望を行ってきておりまして、今年度も実施している状況です。住民さんのほうからも、今回、要望書を府警本部のほうに提出するのを、一緒に市のほうも随行して行っております。
府警本部のほうは、今までと見解は一緒で、府下の状況とか、各地域における地域環境とか治安情勢を把握した上で、その地域の人口とか世帯とか面積とか、お隣にある交番との距離の関係とか、そういうことを総合的に判断して、交番の設置については考えていきたいということなんですが、現時点では交番の設置について、いつ建つかとかというところは未定という状況になっています。
住民さんのほうからの非常に要望も強い話ですので、今後も引き続いて交番の設置について、
彩都建設推進協議会とも連携して取り組んでいきたいというふうに考えております。
あと
中部地区のプロロジス社など、進出する企業の説明会ということなんですが、市の要綱のほうでは、10メートルを超える高さの分について、要綱に基づいての説明会というものを行うというような規定はございますが、今回、プロロジス社、具体的な開発計画が出てきて、
事前協議なども行っているところなんですが、
中部地区の中央部にあるということで、周辺の住民さんとか、集落の方への説明の対象という形にはなってなかったと思います。それ以外、要綱に基づく以外、特別に説明会等を実施するという予定は今のところ考えておりません。
東部地区の関係ですが、
都市計画説明会でどのような意見があったかということなんですが、その前に6月から7月にかけて、地権者なり
周辺自治会に説明会を行っておるんですが、そのときと同じような意見が出ておりまして、具体的には周辺地域に対する環境対策に関することとか、アクセス道路に関係するような意見とか、周辺住民への説明会がこれからどうなっていくのかとか、今回、先行2地区で事業化ということなんですが、残った
エリアの
取り組みについてはどうしていくのかとか、そのような意見が
都市計画説明会の中で出てきております。
今後の説明会なんですが、今、
区画整理事業の
認可申請に先立って
事前協議を行っておるんですが、
区画整理の認可をするに当たりまして、事前に今度は事業の施行者のほうから周辺への説明会を行ってもらう方向で今、調整しております。また、工事に入るときにも、工事説明会を実施してもらう方向で事業の
施行予定者と協議している状況でございます。
あと、
東部地区の
都市計画関係なんですが、今回、
都市計画を変更しようとする内容は、全て決定権者は茨木市になっておりますので、縦覧等の手続については市のほうで実施しております。
あと、意見書の取り扱いなんですが、これは先ほどもご説明したとおり、
都市計画審議会に具体的な内容をご説明して、そのときに市の考え方も明らかにする中で、審議会の中でご審議していただくというような形になっております。
あと、事業の認可の関係なんですが、今回、
中央東地区と
山麓線周辺地区の
区画整理は、組合施行ではなく個人施行という形で事業を実施していくということになっています。いずれにしましても、組合施行であっても、個人施行であっても、
区画整理の認可権者は茨木市になっております。
○
浦野北部整備推進課長 それでは、先ほどありましたダム、または、新名神の建設工事に係ります環境保全ということにつきまして、ご回答させていただきます。
確かに、朝田委員がおっしゃるように、工事の最中につきましては一定、山林を切り開いたということはございます。ただ、当然、先ほど委員からもありましたけれど、それぞれ法律に基づいてアセスもされておりますし、アセス以外にも独自の努力をされまして、それぞれの主体のところで自然環境保全のための審議会、また、検討の場所を設けられております。特に、大阪府におきましては、河川環境委員会ということもございますので、その中で、生態系も含めて、ご検討されておりまして、府のほうでは、例えば、貴重な動植物につきましてはシェルターなり、ビオトープを設けて保全をされているということも聞いております。また、住環境、営農環境、人間に対する影響ということにつきましては、その都度、地域のほうと協議を重ね、市のほうももちろん入っておりますけれども、その中で困り事、それから、事前の影響への周知ということもあわせて協議させていただいております。
委員からありました、鳥獣害の件につきましても、一定やりとりの中で出ておるのも事実であります。ただ、その中で、それぞれの主体のほうでできる範囲については、例えば、簡易な柵、けもの、特にイノシシなんかは通るルートというのはいつも決まってきておりますので、その部分に効果的に行うという程度のものではありますけれども、一定できる範囲のところはしていただいているということもありますので、それぞれ主体のほうと、市も当然、先ほど言いましたように、協議の場に出ていきまして、関与させていただき、地元の方、また、環境についても配慮させていただいているということでございます。
○大塚
都市整備部長 彩都の
都市計画の関係で、1点、補足させていただきます。
意見書の関係、縦覧の周知ですけれども、今回は非常に関心が高いということもございまして、通常は
都市計画法なりの規定に基づきまして公告させていただくということで実施をしておりますが、あらかじめ地区周辺の自治会のほうに、この時期に公告縦覧をさせていただきます、意見書の
提出期間はいついつまでですということを周知をさせていただいて対応させていただいたということでございます。
○朝田委員 わかりました、ご答弁いただきまして。2点目、ちょっと引き続き要望的に質問していきたいんですけども、まず、彩都関係の説明会なんですけども、やっぱり中部のほう、いわゆるこれからそういう法的な規定に基づいた説明会があるということなんですけど、お聞きしたいのは、もし住民から要望があれば、
中部地区についても説明を、周辺の住民から説明会を開いてほしいという、こういう要望があればやはり対応してほしいなと思うんですけども、東部では事業化になったということで、だから周辺に説明しているわけですから、
中部地区についてもやっぱりそれは同じというんですか、同等の対応が必要なのと違うかなと私は思うんですけど、考えていないというご答弁でしたけど。そこら辺は再度検討すべきではないかと思うんですけど、ということと、それから、住民からそういう要望があれば、どう対応されるのかという点だけ、2問目でお答えいただけたらなということと、あと、公告縦覧、意見書提出のことなんですけども、
都市計画案に基づく公告ということが従来の対応ですけども、今回は周辺の住民にこういうものがありますよというそういうお知らせをしたという、これは非常にいいことやなと思います。
ただ、ちょっと2問目で
都市計画案に基づく公告というのはどういう手だてをとるのか、そこら辺もちょっと解説してほしかったんですけど。やっぱりパブリックコメントという、そういう制度も今ではこういうふうにやられているわけですから、やっぱりそういう住民に知らせるという場合でも、同等の対応というのが必要なのと違うかなと、そういうのがこの場合には、やられているのかなという、そういうところの問題意識ですね。ちょっとそこら辺をお答えいただけたらなと思います。
以上です。
○
福井北部整備推進課彩都
グループ長 中部地区の説明会の関係でございますが、新設する企業の説明会は先ほどご説明したとおりなんですが、当然、
中部地区が事業をやるときに当たりましては、これは
都市再生機構が事業者なんですが、周辺の集落のほうに事業の説明会、工事の説明会等は行っております。工事に伴う関係上、周辺の自治会の方から、工事の説明会等が求められたこともあります。そのときは、住民さんのほうに説明を実施してきております。ただ、個別に出てくる分につきましては、住民さんのほうから要望があった場合、その内容なんかを確認した上で、どういう取り扱いをするかというのを考えていきたいなというふうに思っております。
○大塚
都市整備部長 都市計画法等の規定に基づく公告ですけれども、原則として、市の掲示場でいついつからこの場所で縦覧ができますと、その期間中に市長に意見書の提出ができますよということをお知らせをするというのが
都市計画法の規定に基づくものでございます。こういう法で意見をもらう期間があらかじめ定められておりますので、パブリックコメントというのは、こういう事業については、逆に言うと法の規定に基づいてさせていただいているというのが現状でございます。
ただ、先ほど申しあげましたように、今回の変更につきましては、非常に周辺との関係もございましたので、この時期にこういう対応をさせていただくということを各自治会なり、住民の皆さん方に別途きめ細かく周知をさせていただいたということでございます。
○朝田委員
都市計画法の公告縦覧の対応なんですけども、今回、
東部地区のものについてはそういう法律以上の対応をされたということですので、ということは対応として、
都市計画法でそういうふうに定められてはいるけども、法律以上のことをやっても全然問題ないと。逆に言ったらそういうことだと思うので、私はこれからこういう
都市計画に関するこういうふうな法的な、特に市民が意見を言える、そういう計画に接して意見を言える場、そういうのは少なくともパブコメと同じ対応、市役所の前の公示掲示場にぺたっと張ってあるだけというのでは、もうちょっと時代にそぐわないんじゃないかなという、それはぜひ検討していただきたいなと、こういうことも申しあげまして、質問を終わっておきます。
以上です。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○山崎委員 資料4に基づいて幾つか質問をさせていただきます。
1つ目は、オンリーワン。ベストワンというのは1位、2位ということで順番がつく、世の中にいろんなものがある中でトップを目指すということなんですが、オンリーワンはひどく難しい言葉だと思うんですが、どのようなイメージを持たれているのか、お答えいただきたい。
2つ目が下のほう、
民間活力の導入検討と地元自治体住民の参画、これは要するに、民間の利益、プロフィットという企業の目的と
地元住民、環境や生活に優しいという利益相反が出てくると思うんですが、その調整方法についてのアイデアをお伺いしたいと思います。
3つ目は、きのう私、市制60周年記念誌というのを見てきたんです。本委員会に出るために。そこに、
権内せせらぎ公園、権内さんという庄屋さんが自費で水路をつくられたというような記事がありました。見山の郷はたくさん行くと予約を入れてもらったほうがありがたいというようなページがありました。マス釣りのところは1回3,000円、その当時は60周年ですけど、1年間は8,000円とかいうのがありまして、あとは、
忍頂寺スポーツ公園の和洋室の部屋の写真とかもありました。やはりそういうようなところを見ますと、1個が高齢者向きやけど、子ども向きやなという冊子、真ん中がつくれるということで、そこのページ、今回、時間がたっておりますので、だんだん具体的に公園のイメージとか、ダムのイメージが出ておりますので。ぜひとも新しい小冊子は、これはつくっていただきたいと思っていますので、その辺のお考え方をお伺いしたいと思います。
最後に、要望です。
公告方法に関しまして、朝田委員からお話がありましたけれど、きょうも公示送達、掲示場にたくさんあります。官報に載せるということもあります。それは法であって、今回、やっぱり地元に、こんなのをやりますよというのは行政サービスだと思いますので、立法事実に基づいた、法がやるのは行政が当たり前ですけど、行政サービスとして、やはり住民向けの、大変大切なこれは事業だと思いますので、これからもそのスタンスでよろしくお願いします。
すみませんが、質問だけご答弁をお願いします。
○
浦野北部整備推進課長 それでは、山崎委員のご質問に順次、お答えさせていただきます。
まず、オンリーワンのイメージをということでございます。確かにベストということではなく、オンリーという意味につきましては、やはり茨木、ここにもちょっとありますけれども、ここに来ないと得られないということです。オンリーというのが世界オンリーなのか、近畿オンリーなのかというところは若干あるかと思いますけれども、やはり近隣で、近郊地でもここにしかないものというものを何とか探していきたいと。
先ほどちょっと触れましたけれども、まず、その1つの候補としては、やはり
隠れキリシタンというものは1つあるのであろうかなということ。それで特に前回でもご指摘いただきました、お話があったかと思いますけども、フランシスコ・ザビエル像というものがここで見つかったと、あの有名な肖像画がここで見つかったということは、やはりこれはオンリーワンなのではないのかなというところも思いますので、そういうところを、それだけではないかと思いますけれども、そういうことも中心に今後やっていきたいなというふうに考えておるところでございます。
続きまして、下段のほう、
民間活力と地域との連携ということでございます。これにつきましては、先ほどもご説明いたしましたように、
民間事業者だけの思いで進出するというものではなく、やはり地元さんからのいわゆる資産、地域の資産の中で、どう使えるものがあるのか、そういうものを活用する事業者さんがいてはるのか、または、事業者さんと地元の方とのマッチングといいますか、コラボというものもあわせて、今後、考えていきたいということは考えておるところでございます。
そのためにも先ほど申しあげましたように、事業者、何かやりたいなという方と地元の方との共同の検討の場、プラットホームであったりとか、
ワークショップであったりとか、そういうものを府とともに活性化していきたいというふうに考えておるところでございます。
最後に、小冊子、これは先ほども申しあげましたように、これからつくらせていただこうかなと思っておるところでございますけれども、これにつきましては、単に施設の紹介というだけにとどまらず、今、見ていただいておりますような、北部全体を網羅したような図面も、何とか小さいものにはなるかもわかりませんけれども、載せていきたいなということで、今の施設を中心にはするんですけれども、将来的なところも紹介しながら展開していきたいなというふうに考えておるところでございます。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○小林委員 今、山崎委員のほうから北部のことで何点かお聞きした中で、ちょっと私も聞きたかったんですけど、
北部地域のプロモーションのところで、小冊子は今年度中だけども、これからつくるということですか。すみません、それは、例えば何部ぐらいつくる予定なのか、どこに向けて発信を、まずは茨木市内の方に知っていただくことなのか、市外に向けて、どこをターゲットにつくる予定なのかというところと、あと、たしか今年度は
北部地域のことに関連して、全市的な、全庁的なでしたか、連携体制をここで、事務局でつくられるということだったと思うんですけど、例えば、それの会議とか、そういう話し合いの場というのは、今年度何回ぐらいされたのか。この冊子をつくるに当たっても、そういうところで話が進んでいるのかというところと、すみません、ちょっとこの中で気になることが、次年度以降の全市的なプロモーション活動の先駆けというのは一体何なんだろうと。ちょっと気になります。
○
浦野北部整備推進課長 それでは、順次、お答えさせていただきます。
小冊子につきましては、現段階では300部から500部ほど、数百部というレベルで考えております。これはもうここにもありますように、先駆けといいますか、試行的という位置づけでやっていきたいなと思っております。それがそこにもありますように、次年度以降の全市的なプロモーションというところにつながっていけばという思いもございまして、北部だけですけれども、試行的にやってみたいなと。ただ、プロモーションというのには、余りにもちょっとまだ本当に取っかかりというほどのもので、プロモーションというのは、ちょっとおこがましい部分もあるんですけれども、そこにもありますように、何とか北部の施設を訪れた方が、そこで1つ目的を済ませて帰られるというのではなくて、そこのところで情報をもらって、帰る途中にでも、ひとつ寄ってみようかという、次々回っていただくということも1つツールとして使えないかということを考えております。ですので、先ほどご質問がありましたように、どこに置くのか、どういうターゲットにという話はあったかと思いますけれど、まずは部数も少ないことですから、全部まいても薄く広くになってしまいますので、まずはやはり各施設に来られた方にとっていただけるような形を1つ考えたいなと思っています。例えば、見山の郷であったりとか、
忍頂寺スポーツ公園であったりとか、千提寺の
遺物史料館であったりとか、一番人が寄られるようなところに、手にとれるような形で置かせていただいて、その中にはいろんな施設をご用意させていただいて、紹介させていただいて、帰りにでも寄りませんかというようなことです。
ただ、これはこれからのデザインとか内容の検討にもよるんですけれども、一部の、例えば個人でやられているようなところについては、もうこれ以上お客さんがふえてもしんどいねんということもあるかと思いますので、その辺のところは配慮しながらしていきたい。例えば、千提寺のまだま村さんなんかはあまり大々的に紹介というのはどうなのかなというのをちょっと聞いておりましたりもしますので、そういうところは当然、それぞれに取材させていただいて、紹介をしてほしいというところ、または、一定配慮してほしいというようなところについて、それぞれ個別にきめ細かくつくっていきたいというふうに考えておるところでございます。
それと、今年度の庁内調整会議、現在は各課長、関係課長、11課ほどの課長さんが集まっていただいて会議をしておりますんですけれども、今年度につきましては2回開催させていただきました。そのときには、この小冊子の検討もあわせてしていただいております。一部のほうからは、小冊子について、提案をした中では、ちょっと北部を飛び越えたようなといいますか、範囲を超えたような記事もあったので、まだ、今の段階で全市的なところまで踏み込むのは早いよというような意見ももらってもおりますので、そういう形で庁内でも一定議論をさせていただいているところでございます。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○篠原委員
彩都建設事業の
進捗状況の資料1についてなんですけれども、
佐保地区内線においては、平成27年、今年度6月に未買収地以外の工事完成予定ということですけれど、最終的には、これはいつに完成の予定か。それから、未買収について今後どういうふうに、どれくらい何%ぐらい未買収で、どのように図っていかれるのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
あと、彩都
中部地区なんですけれども、一応平成27年、ことしの3月には北側宅地、それ以後、平成28年には全面、全宅地をしようということですけれども、残りの用地についての今、決まっている部分に関してはもうありますけれども、まだ、企業誘致可能性用地というのはどれくらいあって、今後どういうふうに図っていかれるのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
それから、先ほどの
北部地域の魅力紹介小冊子の件なんですけれども、ちょっと観点が違うかもと思うんですけれども、茨木市でよくいろんな行政視察とかに来られても、茨木市の魅力をあらわすようなそういう冊子は今まで何もないんですよ。それで、
北部地域なんですけれども、
北部地域は茨木市の本当にこれからの観光資源として非常に有益なものだとは思うんですけれども、それプラス茨木の点在するもの、どうせつくられるんだったら、もうせっかく他市から来られたときにも発信ができるようにできないのかなということを、ここはちょっと北部の整備の委員会なので、そういうことを言うとちょっと議案外にはなってしまうんですけれども、そういうものがあったらいいなと。
もう1つ、やっぱりそれぞれの地域の特色ですか、そういうものがちょっと説明があると、何か小冊子をつくるに当たって、歴史的なところとか、そういうものを紹介するようなものが、若干吹き出しでもあると、そこにただありますよだけじゃなくて、関心がいくのではないかなというふうに、個人的にそれは感想なんですけれども、思っています。その辺のところのご意見をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
○
福井北部整備推進課彩都
グループ長 佐保地区内線がいつごろ完成するかということなのですが、当初の予定はこの3月末を予定しておったんですが、
用地買収の関係で、1筆まだ買えていないところがございまして、現在、今のところ、
用地交渉について、週に1遍か2遍ぐらい家のほうに行って交渉のほうをやろうとしているんですが、なかなかちょっと会えない状況とかいう形が今、続いております。
用地が取得されれば、速やかに、最終の工事を実施して、道路の供用ができるように取り組んでいきたいというふうに思っておるんですが、現段階では
用地取得の見通しが立っていないので、ちょっといつ完成するかということはお答えすることはできない状況なんです。
あと、
中部地区の用地の誘致の関係でございますが、
中部地区内には本市も土地を持っております。大阪府も土地を持っておるんですが、これらについて、仮換地の指定を受けておる状況ですので、この土地の活用について大阪府とも今年度協議してきたところ、民間の活力を活用して土地活用を進めることが望ましいんじゃないのかということで、今年度、
彩都建設推進協議会のほうでゼネコンとか、銀行とか、ライフサイエンス系の企業などを訪問して、当該地のPRなりとか、立地ニーズの把握等を行ってきているところです。中にはライフサイエンス系の企業が数社ほど府の土地なり、市の土地に関心を示している企業等も出てきています。そういう状況を踏まえまして来年度から、公募という形を進めていきたいなというふうに思っておるところです。
その土地の引き渡しを受けてからということになるのですが、その後、公募の手続を行えるように取り組んでいきたいと思っているところです。
あと大きい3枚目の盤があるんですが、これは阪急が土地を持っておるところなんですが、これにつきましてはこの1月19日から土地購入の募集手続を今、行っているという状況でございます。阪急の土地の面積は約11ヘクタールございます。
○楚和副市長 ちょっと議案外になるような話になったんですけど、魅力を発信する冊子ということで、市内全域ということで話があったんですけど、以前に商工サイドで何かそういう冊子を負担金を払って、茨木市だけじゃなしに、この近隣市を含めてそういう観光の冊子があったかなと思います。その辺は阪急の駅前に置いたり、そういう活動をしていたかと思います。もう少し市が主体的にというお話だと思います。その辺につきましては来年、総合計画も実施しまして、シティプロモーションという動きもありますので、茨木市の魅力を発信するというのは非常に重要な観点で進めていきたいと思っておりますので、その中で、一定検討していきたいなと思います。総合計画のテーマがやはり茨木市に来てもらう、住んでよかったという、茨木市そのものを誇りに思えるような
まちづくりを考えておりますので、そういう発信することは非常に重要だと思っておりますので、そういう観点で、どういうものができるかわかりませんけど、そういう発信はしていきたいと思っております。
○篠原委員 中部については、今も既に山面については阪急の公募をかけていらっしゃるということで、1月19日だから、今始まったところですね。また、その途中経過等も、もしあったら教えていただきたいと思います。今後のまちの発展にもつながることですので、よろしくお願いします。
それと、道路についても本当はことしの3月にということですけれども、特に佐保から彩都に抜ける、今、村の中というか、あそこを通っていくのは非常に狭いですし、早くやっぱり開通することによって、村の中の交通の混雑でもない、結構やっぱり迷惑をされている部分もあると思いますので、ぜひとも解消に向けて頑張っていただきたいなと思います。地域の方も相談に乗っていただいたら十分いろいろお手伝いすることもできるのではないかというようなお声も聞いていますので、地域ともいろいろ、その方だけではなく協議をしながら進めていただきたいなと思います。
それから、今後はやっぱり
北部地域をいろいろ発信していく上では、やはり地域の方との共同で地域住民の声を受けながら、また、参画を促しながらやっていくのが一番かと思うんですけど、これまで、6月にこうやっていろいろ提示をされましたけれども、これまでにはどうなんですか、そういう体制というのは、体制づくりについて地域の方と話し合いをされたとかいうようなことはあるんでしょうか。
○
浦野北部整備推進課長 この
北部地域の
魅力向上につきましては、当然、
地元住民さん、それから、地元のコミュニティの方との協議は随時行ってきております。一定、その成果といいますか、実績ということですと、今、
千提寺地区におきまして、地域住民の方が主体的に展開をされまして、先ほどありましたように、ちょっとご説明したかと思いますけれども、町の人、それから、一般の方を招待というか、募集をしまして、地域の魅力、それから、地域のよさというものを住民みずからが説明をしたり、おもてなしをしたりという活動をされております。過去2回もう実施をされまして、次は、ことしの4月やったと思いますけれど、4月にもされます。
ただ、その中でも言うておりますのは、なるべく身の丈に合ったイベントを長くということは私どもからもお願いをしているところでございまして、50人、100人、200人というような大規模なイベントはとてもじゃないけどできませんけれども、20人、30人程度で長く続けられるようにという展開を今、しているところでございます。また、そういう展開につきましては、北部各地域にも逆に事例としてご紹介をさせていただいて、次に続く地域が出てくるような誘導というものも図っていきたいなというふうに考えているところでございます。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○大野委員 彩都の交番についてなんですけども、先に郵便局が建てられたということで、順番的には、優先順位的にも交番じゃないのかなと個人的には思っているところでありますが、なかなか建ててもらえない理由というのは、もう単純に財政的なことというので、人口の張りつきがどうとか、その辺の向こうの回答、あちらの回答が、どのようになっているのか教えていただきたいと思います。
それで、2つ目に、
北部地域の
魅力向上で、皆さんずっと議論されていますけども、ダムの
供用開始、平成33年に合わせて、そのころにはこうなっていたらいいなというイメージでよろしいんでしょうか。大体、今までの1点、2点、3点目とかやったら、何年にとか、年数が入っているんですけど、こちらはないので教えていただけたらと思います。
○
福井北部整備推進課彩都
グループ長 交番についての府警本部のほうの考え方なんですが、府下の各地域における地域環境や治安状況を把握した上でというようなお話で聞いています。それは犯罪とか交通事故の発生状況とか、人口とか、世帯数、地域の面積とか、隣接する交番の距離など、これらを全て総合的に判断して設置について、検討していくという考え方であるということで聞いています。最近10年間ぐらいでも、実は大阪府下で新たに交番が設置されたのは1件しかないというような状況でございます。
○
浦野北部整備推進課長 北部地域の
魅力向上の左側の図面の目標年度ということかと思います。確かに、大野委員がおっしゃるように、ダムにつきましては平成33年運用開始という目標が出ております。新名神はそれより早く、先ほど申しあげましたように開通するのであろうということでございますが、結論から申しますと、それぞれの到達点にはばらつきは若干あるかなというふうに考えております。ただ、今も申しあげましたように、1つの大きな吉書といいますのは、やはりダムの運用開始というのはあるのかなというふうに考えております。少なくとも、最初に申しあげましたダムとダム周辺の整備につきましては、当然、ダムの運用開始というのが1つの目標年次になるのかなと思っておりますが、西部の部分、特に
キリシタン、それから、北辰中の整備ということにつきましては、若干前後するのではないかなというところを考えておるところでございます。
○大野委員 交番については、人口の話とか、事故発生状況とかいろいろ教えていただきました。大阪府下でも1件しか設置がなかったということで、そんな状況やから彩都にもできないんだよという理由には直結しないなと私は考えていまして、下井交番があるやんかということだ思いますし、でもやっぱりこれだけ1万2,000人、茨木市で約8,000人おられて、やっぱり事故とか犯罪とかの抑止力になっていくということを考えましても、引き続き地域住民の皆さんと協力しながら要望を強めていっていただけますようにお願いします。よくありがちなのは、事件とか何かが起こってからガードレールがついたとか。そういうのは真っ平な運営だと思いますので、お願いします。
あともう1つは要望ですが、この計画のイメージ、流れはわかりました。小冊子についても300冊から500冊ということで、全然関係のないところの人、山に足を運ばない人が手にとれるみたいなのが私は理想だなと思っていて、茨木に特色がないとか、シンボルが欲しいとか、総合計画のMIRAIカフェに来られた市民の方ですら書いてはって、私は何か隣の芝生は青い症候群かなと思っているんです。茨木の魅力に茨木市民が気づけないという状況をなくせるように、これからの北部の仕掛け人も市民参加をもっともっとしていただけるように進めていただきたいと思います。
以上です。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○松本委員 私から北部の
魅力向上に関するところで1つ聞いておきたいんですが、先ほどからいろいろと北部の魅力、オンリーワンということも先ほど話が出ましたけれども、安威川ダムができ、また、新
名神高速道路がつながりということで、非常に茨木市民のみならず、他市、他府県からも集っていただける機会をつくるチャンスだなと。しかも単発的に何かおいしいものをやっているらしいでと来て食べるのではなくて、また観光で、先ほどオンリーワンと言われていたのが
隠れキリシタンと言われていましたけれども、そういう里を訪れて、もう2回目、3回目はあまり来ないということではなくて、繰り返し訪れていただけるような北部の
魅力向上づくりもつくっていただきたいなと思っております。
その中で、「農・林」のゾーンというのがあるんですけども、この中で森林の保全活動
エリアということで、1つ項目を挙げていらっしゃいますけども、具体的に何か展開を考えられていることがありましたら、ちょっと教えていただきたいんですけども。よろしくお願いいたします。
○
浦野北部整備推進課長 森林保全活用の
エリアというものの中身はということでございます。これにつきましては、今、具体的にここということはなかなかちょっとないのかなと思っています。ただ、そのための仕掛けといいますか、仕組みというのは
里山センターというのが拠点にございます。一定、農林課のほうで森林サポーターというものが養成されているところも聞いておりますし、その卒業生の方が自発的にグループを組まれて、各地域の民有林にお手伝いに入っておられるということも聞いておりますので、それが将来的に広がっていくということの1つの可能性という意味で、ちょっと挙げさせていただいた部分もございます。
実際、
里山センターがありますのは清溪地区ではございますけれども、実際の活動については見山地区のほうですから、北部のほうにも入っておられるということも聞いておりますので、今後、この
エリアのほうに広がり、また、東側の
スポーツエリアの中にも民有林は当然ありますので、そちらのほうにも広がっていければいいのかなというふうに考えているところでございます。
○松本委員 非常に茨木の魅力として、やはり緑、森林というのは非常に今後生かしていくべきだというふうに思っております。以前、たしか平成21年だったかと思いますけども、山口市を訪れたときに、森林セラピーの事業をやっていました。これは西日本で初めてということでしたかね。平成18年に認定を国のほうから受けているんですけども、これは非常に私も体験させてもらって気持ちのいいものでした。この森林浴というのは、今、がんが大きく問題になっているということが健康面でありますけども、がん細胞やウイルスを攻撃する人が知られるキラー細胞と、その細胞数と細胞内の抗がんたんぱく質というのが、これが大きく増加するというふうなことが、実験の結果から明らかになっているということで、そのNK活性を高めるということが1つ大きな今後、茨木の
まちづくりというか、森林体験をすることによってオンリーワンといいますか、先ほどいただいた資料の右の左の上のほうにいろいろ体験型、五感ということで書いています、参加とか。このこととオンリーワンということをあわせて、またこの項目にないような健康と癒しというものを1つの大きなテーマにしていけるんじゃないかなというふうに思っております。
また、
ワークショップとか、いろんな各事業者さんとか、識者の方、さまざまな意見がこれから出てくると思うんですけれども、ぜひ市の考えとしまして、そういった健康とか癒しをこの森林を利用してという部分も1つ考えに入れていただいて、お考えいただければなと思います。これはもう要望にしておいて終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○
下野委員長 他に発言なさる方はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
下野委員長 以上で、「
彩都建設事業の
進捗状況について」、「安威川
ダム建設事業の
進捗状況について」、「新
名神高速道路建設事業の
進捗状況について」並びに「
北部地域都市魅力向上検討の
進捗状況について」の協議を終わります。
休憩いたします。
(午後2時23分 休憩)
(午後2時23分 再開)
○
下野委員長 再開いたします。
以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
(午後2時25分 散会)
以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。