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令和4年予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日: 2022-03-22
令和4年予算特別委員会(第4日目) 名簿 開催日: 2022-03-22

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  1. 枚方市議会 2022-03-22
    令和4年予算特別委員会(第4日目) 本文 開催日: 2022-03-22


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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-03-22 令和4年予算特別委員会(第4日目) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者表示切り替え 全 138 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 2   ◯仲西功夫市議会事務局次長 選択 3   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 4   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 5   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 6   ◯藤田幸久委員 選択 7   ◯根本一人市民室課長 選択 8   ◯藤田幸久委員 選択 9   ◯根本一人市民室課長 選択 10   ◯藤田幸久委員 選択 11   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 12   ◯藤田幸久委員 選択 13   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 14   ◯藤田幸久委員 選択 15   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 16   ◯藤田幸久委員 選択 17   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 18   ◯藤田幸久委員 選択 19   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 20   ◯藤田幸久委員 選択 21   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 22   ◯藤田幸久委員 選択 23   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 24   ◯番匠映仁委員 選択 25   ◯柳谷武志環境政策室課長 選択 26   ◯番匠映仁委員 選択 27   ◯柳谷武志環境政策室課長 選択 28   ◯番匠映仁委員 選択 29   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 30   ◯番匠映仁委員 選択 31   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 32   ◯番匠映仁委員 選択 33   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 34   ◯番匠映仁委員 選択 35   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 36   ◯番匠映仁委員 選択 37   ◯藤本久美子福祉事務所課長(障害福祉担当) 選択 38   ◯番匠映仁委員 選択 39   ◯藤本久美子福祉事務所課長(障害福祉担当) 選択 40   ◯番匠映仁委員 選択 41   ◯木下裕行施設管理室課長(淀川衛生事業所担当) 選択 42   ◯番匠映仁委員 選択 43   ◯木下裕行施設管理室課長(淀川衛生事業所担当) 選択 44   ◯番匠映仁委員 選択 45   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 46   ◯番匠映仁委員 選択 47   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 48   ◯番匠映仁委員 選択 49   ◯今木隆茂市街地整備室課長 選択 50   ◯番匠映仁委員 選択 51   ◯今木隆茂市街地整備室課長 選択 52   ◯番匠映仁委員 選択 53   ◯山口 享用地課長 選択 54   ◯番匠映仁委員 選択 55   ◯山口 享用地課長 選択 56   ◯番匠映仁委員 選択 57   ◯大西英生道路河川整備課長 選択 58   ◯番匠映仁委員 選択 59   ◯鍜治谷知宏委員長 選択 60   ◯大地正広副委員長 選択 61   ◯大地正広副委員長 選択 62   ◯丹生真人委員 選択 63   ◯芝 昌和施設整備室課長 選択 64   ◯丹生真人委員 選択 65   ◯芝 昌和施設整備室課長 選択 66   ◯丹生真人委員 選択 67   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 68   ◯丹生真人委員 選択 69   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 70   ◯丹生真人委員 選択 71   ◯山内修治市民室課長 選択 72   ◯丹生真人委員 選択 73   ◯山内修治市民室課長 選択 74   ◯丹生真人委員 選択 75   ◯河田淳一医療助成課長 選択 76   ◯丹生真人委員 選択 77   ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 選択 78   ◯丹生真人委員 選択 79   ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 選択 80   ◯丹生真人委員 選択 81   ◯大地正広副委員長 選択 82   ◯妹尾正信委員 選択 83   ◯上田伸一健康福祉総務課長 選択 84   ◯妹尾正信委員 選択 85   ◯上田伸一健康福祉総務課長 選択 86   ◯妹尾正信委員 選択 87   ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 選択 88   ◯妹尾正信委員 選択 89   ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 選択 90   ◯妹尾正信委員 選択 91   ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 選択 92   ◯妹尾正信委員 選択 93   ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 選択 94   ◯妹尾正信委員 選択 95   ◯津熊聖博施設整備室課長 選択 96   ◯妹尾正信委員 選択 97   ◯津熊聖博施設整備室課長 選択 98   ◯妹尾正信委員 選択 99   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 100   ◯妹尾正信委員 選択 101   ◯田村恭士みちみどり室課長 選択 102   ◯妹尾正信委員 選択 103   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 104   ◯妹尾正信委員 選択 105   ◯佐々木麻奈交通対策課長 選択 106   ◯妹尾正信委員 選択 107   ◯大地正広副委員長 選択 108   ◯広瀬ひとみ委員 選択 109   ◯辻本裕香福祉事務所課長(健康福祉総合相談担当) 選択 110   ◯広瀬ひとみ委員 選択 111   ◯上田伸一健康福祉総務課長 選択 112   ◯広瀬ひとみ委員 選択 113   ◯上田伸一健康福祉総務課長 選択 114   ◯広瀬ひとみ委員 選択 115   ◯大地正広副委員長 選択 116   ◯上野尚子委員 選択 117   ◯根本一人市民室課長 選択 118   ◯上野尚子委員 選択 119   ◯根本一人市民室課長 選択 120   ◯上野尚子委員 選択 121   ◯根本一人市民室課長 選択 122   ◯上野尚子委員 選択 123   ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 選択 124   ◯上野尚子委員 選択 125   ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 選択 126   ◯上野尚子委員 選択 127   ◯上田智子保健予防課長 選択 128   ◯上野尚子委員 選択 129   ◯上田智子保健予防課長 選択 130   ◯上野尚子委員 選択 131   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 132   ◯上野尚子委員 選択 133   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 134   ◯上野尚子委員 選択 135   ◯進藤和久環境政策室課長 選択 136   ◯上野尚子委員 選択 137   ◯大地正広副委員長 選択 138   ◯大地正広副委員長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯鍜治谷知宏委員長 開議に先立ち、事務局職員から委員の出席状況を報告します。仲西事務局次長。 2 ◯仲西功夫市議会事務局次長 本日の会議のただいまの出席委員は、13名です。  以上で報告を終わります。     (午前10時 開議) 3 ◯鍜治谷知宏委員長 ただいま報告しましたとおり、出席委員は定足数に達していますので、これから予算特別委員会を開きます。 4 ◯鍜治谷知宏委員長 議案第80号 令和4年度大阪府枚方市一般会計予算を議題とします。 5 ◯鍜治谷知宏委員長 本日と明日23日の2日間、一般会計について、総論及び市民福祉・建設環境常任委員会の所管分野における質疑を行います。  まず、藤田幸久委員の質疑を許可します。藤田委員。 6 ◯藤田幸久委員 皆さん、おはようございます。  本日は、冒頭よりマスクを外しての御挨拶ができるようになりました。これもひとえに、先週、事務局のほうに要望しておりまして、迅速な対応をしていただきました。また、時間ぎりぎりまでセッティングをしていただきまして、心より御礼を申し上げます。  それでは、ただいまより質疑に入らせていただきますので、よろしくお願いいたします。  住居表示整備事業経費について、お伺いをいたします。  年度替わりのこの時期、引っ越しなど移動される方が多くおられると思います。新天地で生活をスタートされる方々にとって、安心した生活を送る要件の一つとして、その居住地域に早くなじむことが挙げられると思います。  そこで、その一助となるのが明確な住居表示であると考えます。  予算説明書169ページに、住居表示の改正に要する経費のうち、住居表示整備事業経費として518万4,000円が計上されています。これはどのような事業内容なんでしょうか、お聞かせください。 7 ◯根本一人市民室課長 住居表示整備事業経費の内容につきましては、電柱に設置しています老朽化した街区表示板の取替え業務を委託する住居表示整備事業委託料と、地図情報となっています住居表示台帳の情報を表示、管理する住居表示台帳地理情報システムに係る端末等ハードウエアの賃借料、そのシステムの保守委託料、関連しますソフトウエアの賃借料、諸経費といたしまして、住居表示板等に係る消耗品費及び新築建物に貼付いただく測量票の印刷製本費となっております。 8 ◯藤田幸久委員 住民はじめ訪問者にとっても、その地域の状況がすぐに把握できるように、街区表示板の適切な設置をしっかりとお願いいたします。  私は、平成28年6月定例月議会において、市役所などから郵送された重要書類が宛先の住民に届かず差し出し元に戻ってくる郵送戻りについて、一般質問をさせていただきました。  郵送戻りが発生する原因として、住民異動届の未処理である、また、集合住宅等の施設名、部屋番号、表札等が不明である、さらには、同じ住居表示の建物が複数あるなどが挙げられました。  住民異動届の未処理は当事者の責任でありやむを得ないとしても、それ以外の原因による郵送戻りに対して、市はどのような対策を講じられているのでしょうか、お聞かせください。
    9 ◯根本一人市民室課長 同じ住居表示の建物への対応としましては、新築届の際には、例えば1丁目1番1-1号など枝番号をつけるよう働きかけており、また、既存の建物でありましても、所有者からお申出があれば、枝番号をつけた住居表示に変更しているところでございます。  集合住宅につきましても、新築届があった場合は、住居表示に部屋番号をつけるよう働きかけております。  また、既にお住まいの集合住宅の住所に方書、いわゆる部屋番号がなく郵便物が届かないといった事例につきましては、近年、市民の方からの御相談も多くなっており、市民の方へ納付書等を発送する国民健康保険室をはじめ、全庁的に対応を検討してまいりました。  そして、昨年9月から、関連するシステム改修なども実施し、契約書など、集合住宅の部屋番号が確認できる物を持参いただきお申出いただければ、住居表示自体の変更はできませんが、住民票上の住所に方書、いわゆる部屋番号を記載する取扱いを始めたところでございます。  これらの取扱いにつきましては、本市ホームページでも周知するとともに、転入手続をされる際にも、窓口において、部屋番号の記載について御説明しているところでございます。  今後、継続して取扱いを行うことで、郵送戻りの削減に効果があるものと考えております。 10 ◯藤田幸久委員 郵送戻りについては、全庁的に対策を検討していただき、昨年9月から、住民票上の住所に、部屋番号である方書を記載する取扱いを開始されたことは評価いたします。  そこで、さらなる郵送戻りの減少を図るために、方書記載の効果検証をしっかりとしていただき、円滑な業務運営が図られるよう、郵送戻りゼロに向けた取組をさらに推進していただきますよう要望いたします。  次に、学校給食牛乳パックリサイクル啓発事業について、お伺いをいたします。  予算説明書301ページの資源物リサイクル事業経費のうち、備品購入費1,079万1,000円について、お伺いをいたします。  委員協議会でもありましたが、この経費は、学校給食で飲み終わった牛乳パックをリサイクルするための自動洗浄処理機を購入する経費であると理解しておりますが、この機器の導入により、学校給食における牛乳パックの取扱いはどのように変更されるのでしょうか、お聞かせください。 11 ◯進藤和久環境政策室課長 学校給食牛乳パックにつきましては、来年度から牛乳納入業者が飲み終わった牛乳パックを引き取らなくなったことから、その処理について検討した結果、市といたしましては、一般廃棄物として焼却処理をせずにリサイクルすることとしたものです。  なお、自動洗浄処理機の導入に当たりましては、スマートライフ推進基金を活用する予定としております。 12 ◯藤田幸久委員 それでは、なぜ、令和4年4月から本市が紙パックを処理しなくてはならなくなったのでしょうか。その経緯について、お聞かせください。 13 ◯進藤和久環境政策室課長 先ほど述べましたとおり、諸般の事情により、瓶から紙パックに変更したいと牛乳納入業者から依頼があり、その移行期間である令和3年度末までは納入業者が飲用後の牛乳パックを回収することとなっておりましたが、令和4年4月以降は各自治体で処理しなければならなくなりました。  繰り返しとなりますが、本市では、学校給食牛乳パックについて、単に焼却するのではなく、何とかリサイクルできないか検討を進め、公民連携の仕組みを構築し、取組を進めることとしたものです。  また、今回、学校給食牛乳パックを破砕、洗浄、乾燥して、連携する製紙会社に引き渡すことにより、リサイクルに必要な作業や事業者の採算性などの課題がある学校給食牛乳パックのリサイクル処理を、比較的低い経費で進めることが可能となったものです。 14 ◯藤田幸久委員 瓶から紙パック入りの牛乳に変更したいと頼み込んできたのは牛乳納入業者であるにもかかわらず、手のひらを返したように、諸般の事情との理由により牛乳納入業者が牛乳パックを引き取らなくなったことは、寝耳に水ならぬ、寝耳にミルクとでも言い表したくなるような滑稽な話です。  そもそも、先ほどの答弁で、諸般の事情によりとありましたが、これは、2020年度から全ての食品供給事業者を対象に導入されたHACCPによる衛生管理の義務化が動かぬ理由ではないでしょうか。  皆様御承知のように、HACCPとは、食品等事業者自らが、食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至るまでの全工程の中で、これらの危害要因を除去または低減させるために、特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保するという衛生管理手法であり、2020年6月から義務化が始まり、2021年6月から導入、運用が完全義務化となりました。  これにより、飲み終えた空の牛乳パックによって衛生状態に支障が出ると予測されるのであれば、そのリスクを低減させるように、飲み終えた牛乳パックは袋や容器に入れて輸送庫内を汚染しないように密閉して運び、牛乳パックを搬出した後は、輸送庫内の清掃を確実にしなければならなくなりました。  このような背景があり、今般の大阪府牛乳協会からの依頼があったのではないかと推測をいたします。  学校給食の牛乳パックをリサイクルすることにより、新たな紙資源として再利用することができ、SDGsの観点から望ましい取組であると考えますが、そもそもこれまで学校給食の牛乳パックの処理に係る経費は発生せず、ゼロ円であったわけです。  そこでお伺いいたしますが、今般の取組によって市が負担しなければならない経費はどのようになるのでしょうか、お聞かせください。 15 ◯進藤和久環境政策室課長 一般廃棄物収集運搬許可業者に収集、運搬を委託し、焼却した場合は、年間約996万円となります。  今回構築する公民連携により、市が自動洗浄処理機を新たに導入し、収集、運搬と破砕、洗浄、乾燥を行いリサイクルした場合、機器導入費用を使用予定年数の15年で割った金額、運搬委託料、ランニングコストを含めると、年間約218万円となります。  本市といたしましては、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画においても、持続可能な社会へつながる循環型社会の構築を目指して、ごみの発生抑制を最優先にリサイクルを推進していることから、今回、リサイクル処理することを選択したものです。  リサイクルの効果といたしましては、約50トンの焼却ごみの削減を図ることができるだけではなく、脱炭素化に向け、二酸化炭素の削減にも寄与することになります。  また、事業者とも連携しながら、リサイクル工程やリサイクルされた物を学校へフィードバックさせることで、環境教育の充実も図ることが可能となります。 16 ◯藤田幸久委員 この取組の実施によって、新たに年間約218万円の事業経費が発生するわけです。  リサイクルされた物は、その一部が学校へフィードバックされるようですが、その紙製品も、環境教育の充実を図る段ボール類だけでなく、牛乳パックは実用性のあるティッシュやトイレットペーパーなどにも再生できるようですので、学校へのフィードバックの御検討をよろしくお願いいたします。  また、そもそも大阪府下における来年度からの府内一斉の新たな取組であるわけですから、府支出金の補助等の大阪府からの支援をしていただくなど、大阪府へ依頼していただきますよう要望いたします。  次に、地域公共交通利用環境整備事業について、お伺いをいたします。  予算説明書341ページに、バス待ち環境整備事業費6,500万円が計上されています。この事業は、府支出金である都市緑化を活用した猛暑対策事業補助金4,500万円を活用した、バス停留所等に関する環境改善を図る事業であると理解しております。  そこでお伺いをいたしますが、都市緑化を活用した猛暑対策事業の概要と、本事業の採択される条件について、お伺いします。 17 ◯佐々木麻奈交通対策課長 大阪府の都市緑化を活用した猛暑対策事業は、大阪府が府民から徴収している森林環境税を活用し、暑くても屋外で待たざるを得ないバス停等がある駅前広場などで、事業者等が都市緑化を活用した猛暑対策に取り組めるよう支援する目的で創設されております。  採択条件としては、地上部や建築物の都市緑化及び暑熱環境の改善施設整備となっており、整備例としては、バス停上屋などの日よけや遮熱性舗装などがあります。 18 ◯藤田幸久委員 大阪府の森林環境税を活用した都市緑化を活用した猛暑対策事業については、地球温暖化で猛暑にさらされる昨今の自然環境を考慮すると、重要な取組であると評価いたしますが、何点かの課題も見えてきますので、意見、要望を申し上げます。  バス通学が認められている杉中学校の生徒が利用している国道307号沿いのバス停は、とても生徒全員が待機できるスペースはなく、必然的に真夏の炎天下にさらされ、熱中症のリスクが高まるという状況です。  ぜひとも、このようなバス停に対して、この猛暑対策事業、特に暑熱環境の改善施設整備の適用をしていただきたいと考えます。  仮に、この中学生が利用するバス停が猛暑対策事業に承認されたとしても、ただでさえ待機スペースがなく他の歩行者の妨げにもなっており、とても緑化を促進するための樹木などを植えて育てていくスペースなどはありません。  ここは国道であり、市道ではありませんので、来年度は対象とはなりませんが、今後は、市道に限定せず、大阪府が管理する道路においても本事業の対象バス停として取り組めるように、バス事業者に働きかけていただくよう要望いたします。  また、対象要件に該当し事業を実施するバス停においても、樹木を植えるという緑化行為は耳触りがよいかもしれませんが、植えたら終わりではなく、植えてからの維持管理が重要であり、スタートであります。  排水溝が詰まらないように、落ち葉の清掃をはじめ、枝の剪定、根上がりの原因によるアスファルトの補修など、さらには台風などの強風による倒木のリスクもあります。これらの管理作業もばかにはなりません。  その予算と労力があれば、過去の台風で被害を受け、復旧されず現在手つかずとなっている東部地域の森林環境の保全事業にしっかりと予算を充当していただきたいと考えます。  もう既に森林環境譲与税を投入していると言われるかもしれませんが、極力手間のかかる仕事を増やさず、足元をしっかりと、また森林環境をしっかりと固める内容の協議を大阪府と行っていただくよう要望いたします。  最後に、王仁公園のあり方検討調査経費について、お伺いをいたします。  予算説明書355ページに、王仁公園のあり方検討調査経費9万8,000円が計上されていますが、この調査経費はどのような内容なのでしょうか、お聞かせください。 19 ◯田村恭士みちみどり室課長 王仁公園のあり方検討調査経費につきましては、王仁公園の指定管理者の公募に伴う選定委員会の必要経費となります。  主な内訳としましては、各選定委員の現地見学に要する交通費です。 20 ◯藤田幸久委員 王仁公園の近くには、大阪府が運営、管理している山田池公園があります。  春夏秋冬、四季それぞれに豊かな花々が咲き誇る山田池公園は、年間を通して多くの来園者でにぎわっています。  自然と触れ合える公園として重点を置いている山田池公園とのすみ分けとして、王仁公園は、スポーツ施設に重点を置いた公園であると認識をしております。  そこでお伺いをいたしますが、現在策定中の王仁公園の基本方針に基づき、本市としては、今後は、王仁公園を東部地域のにぎわい創出の一つとしてどのように展開していこうとお考えなのでしょうか、見解をお聞かせください。 21 ◯田村恭士みちみどり室課長 王仁公園は、健康づくり・スポーツ・子育て機能が充実し、誰もが身近に自然と触れ合い憩える公園を目指しています。  今後は、民間活力による新たな都市公園の整備・管理手法の積極的な導入や、地域の多様な主体との連携を通じて公園施設を充実するとともに、様々なイベントやプログラムを実施することにより、公園の魅力をさらに高めたいと考えています。 22 ◯藤田幸久委員 3回目は、王仁公園の在り方についての意見、要望を申し上げます。  王仁公園の基本方針において、老朽化に伴う王仁公園プールの存続が検討課題の一つに挙がってくると考えます。  時を同じくして、今後、教育委員会においても、老朽化及び指導教員等の観点から、学校プールの在り方について、検討されていくと思います。  東部地域の小・中学校のプールの在り方と、長く市民から人気のある王仁公園プールの在り方など、学校教育と東部地域のにぎわい創出の双方の観点からの検討も必要であると考えますので、よろしくお願いをいたします。  また、東京五輪2020の正式競技にも採用され人気が高まっているスケートボードですが、近年、スケートボードのプレーヤーを市内各地で見かけます。  先ほどの山田池公園では、スケートボード専用スペースは指定されていません。公園管理事務所に確認すると、川原広場は禁止区域としている一方で、石舞台のスペースでは、スケートボードを許可しているとのことです。  我々の身近な枚方市駅高架下では、禁止区域にもかかわらず、夜になるとスケートボードが常時行われています。悩ましい限りです。市内においては、ほかにも同様の場所が多数あると思います。禁止区域でのスケートボードの受皿として、市が認めたスケートボード場の設置が必要であると考えます。  高石市では、総合運動施設内にスケートボード広場を設置するため、令和4年度当初予算に工事費として1億5,000万円を計上されました。本市としても、スケートボードのマナー向上、さらには五輪アスリート誕生につながるような施策を検討していただきますよう要望いたします。  また、先日、王仁公園の周辺の住民の方から、テニスコート横にぽつんと1本だけバスケットゴールがあるが、利用者が多く、もっと増設してほしいとの御要望をいただきました。  早速、御相談のあった現場を確認させていただいたところ、NBAで活躍する日本人選手の影響によるバスケット人気にあやかってか、1本のバスケットゴールの周りには、小学生から中学・高校生と見受けられるバスケットプレーヤーが集まり、鋭いシュートを何本も打っている光景が目に飛び込んできました。バスケットに係る施設の充実も必要であると考えますので、御検討をよろしくお願いいたします。  にぎわいを創出する王仁公園の基本方針を進めるに当たり考慮していただきたい事項として、来場者を受け入れる駐車スペースの確保、またそれに伴う近隣における交通渋滞の緩和などの交通対策が重要ですので、しっかりと御検討をお願いいたします。これまでも、夏のプールの繁盛期には、住民の方から渋滞の苦情が発生しています。  るる申し上げましたが、王仁公園が本市におけるスポーツの人気スポットとなりますような取組を要望いたします。  以上で、私のB日程の質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。 23 ◯鍜治谷知宏委員長 次に、番匠映仁委員の質疑を許可します。番匠委員。 24 ◯番匠映仁委員 おはようございます。  早速ですが、暮らしたくなるまち、一人一人が笑顔のまちへの提言も含めて、質疑に入らせていただきたいと思います。  まず、一般会計予算説明書145ページの5.環境美化推進事業経費、(1)ポイ捨て防止事業経費には、消耗品費など33万2,000円が計上されています。  これは、たばこの吸い殻などのポイ捨て防止の啓発のための経費だと聞いていますが、令和4年度はどのような取組を行っていくのか、伺います。 25 ◯柳谷武志環境政策室課長 ごみのポイ捨てを防止し快適な生活環境を確保するため、ポイ捨て防止キャンペーンや、ポイ捨てや犬のふんの放置の防止を呼びかける啓発看板の配布を行うとともに、ごみを捨てにくくする環境づくりとして、アダプトプログラムによる美化活動への支援や、ボランティアによる船橋川、穂谷川、天野川の河川の清掃活動への支援などを行います。 26 ◯番匠映仁委員 ポイ捨て防止の周知、啓発のため、ポイ捨て防止キャンペーンや啓発看板などの設置を行っていくことは分かりました。  しかしながら、たばこの吸い殻などのポイ捨ては、まだまだ駅周辺など様々な場所で散見されます。本市では、枚方市路上喫煙の制限に関する条例などにより、特に人が集まる枚方市駅や樟葉駅周辺を路上喫煙禁止区域に指定し、路上喫煙を禁止しています。  令和4年度は、この路上喫煙禁止区域の周知をどのように行っていくのか、伺います。 27 ◯柳谷武志環境政策室課長 路上喫煙禁止区域とその周辺におきましては、啓発キャンペーンの実施とともに、路面標示や禁止区域を表示する看板を設置することで、条例の周知を行ってまいります。  枚方市駅周辺における本市の調査では、条例施行前の平成20年5月と比較しますと、令和3年10月には、路上喫煙や歩行喫煙を行っている人は20分の1程度となるなど、大幅な減少が見られます。  しかしながら、枚方市駅周辺では、たばこの吸い殻のポイ捨てがまだまだ見られることから、今後も引き続き、アダプトプログラムによる美化活動への支援とともに、たばこの販売事業者との連携による啓発活動や、隣接する民間事業者と連携し、喫煙マナーについて定期的に店内アナウンスしていただくなど、市民、事業者と共に粘り強く周知、啓発や注意喚起を行ってまいります。 28 ◯番匠映仁委員 要望とさせていただきますが、既に大阪市では、市内全域の道路、広場、公園などの場所で自ら路上喫煙をしないように努めることとしており、さらに、駅周辺などを路上喫煙禁止地区として、違反者に対しては1,000円の過料を科しています。令和2年度には3,227件の処分が行われています。さらに、先日は、大阪・関西万博を見据え、市内全域で路上喫煙を禁止する方針が示されています。  また、寝屋川市では、市内鉄道4駅周辺を路上喫煙禁止区域に指定し、過料を徴収する条例を制定するなど、規制が強化されています。  枚方市においても、路上喫煙の制限に関する条例において路上喫煙禁止区域が設定されているわけですが、いまだに駅周辺の禁止区域での喫煙、また、市全域でも歩きたばこ、吸い殻のポイ捨てなどが見られるのは、条例の周知がまだまだ不十分だからではないでしょうか。  先日、我々の労働組合で意見交換したところ、枚方のまちはポイ捨てごみが多くて汚いと、私としては大変ショックな指摘を受けました。何とかしてほしいという複数の訴えがありました。たばこの吸い殻は、口をつけたものですから、特にこのコロナ禍の感染予防の観点からも、市民はこれまで以上に敏感に感じておられます。さらに、住宅街に目を向けると、ごみ置場では、カラスなどによってごみが散乱している場所もあります。  暮らしたくなるまちを目指すのであれば、もっとまち美化や歩きたばこ対策を進めて、歩けばわくわくするまちにしていく必要があるのではないでしょうか。まずは駅周辺などに設定されている路上喫煙禁止区域の周知、そして市域全体の歩きたばこ禁止の周知をさらに強化していただきますよう要望いたします。  また、そういった観点も含めて、多くの自治会から要望があるごみ収集ネットの購入費補助金の復活についても、御検討いただきたいと要望しておきます。  次に、通学路の安全対策について、伺います。  予算説明書339ページ、5.交通安全対策経費5,301万6,000円について、この経費は、交通安全に資するものとして、カーブミラーや安全柵の設置、路面標示などを行うための経費と認識しています。また、子どもの交通安全プログラムで挙がってくる対策についても、この経費を活用していると聞いています。  令和4年度についても交通安全対策を展開していかれると思いますが、その予定について、伺います。 29 ◯佐々木麻奈交通対策課長 交通安全対策経費では、令和4年度も、これまでに引き続き、地元要望や子どもの交通安全プログラムに基づき、関係機関と連携しながら安全対策に取り組んでいく考えです。  なお、令和4年度につきましても、カーブミラーや路面標示の設置、更新、安全柵の設置などを行いますが、その中でも、令和元年度から取り組んでおります信号交差点の車両乗り上げ防止対策については完了させる予定です。 30 ◯番匠映仁委員 分かりました。よろしくお願いいたします。  さて、昨年は、千葉県八街市で小学生5人が死傷した交通事故を受け、全国の通学路で緊急点検が行われました。  対策が必要な箇所は全国で約7万2,000か所に上るという報道があり、私としては驚きましたが、点検において、枚方市で対策が必要とされた箇所は何か所で、現時点で何か所にどのような対策が講じられたのか、伺います。 31 ◯佐々木麻奈交通対策課長 本市では、八街市の事故直後より、関係機関と緊急合同点検を行い、本市が対応すべき箇所は70か所でした。  対策内容としては、通常交通管理者が行う横断歩道などの規制なども含み路面標示の塗り直しによる注意喚起の強化や、ラバーポールやカーブミラーの設置などの視線誘導を行っており、既に対策を完了しております。 32 ◯番匠映仁委員 対策が行われているということで、安心しました。  ただ、一方で、学校や自治会からの様々な要望については、全て対策できているとは思いません。  例えば、長年、毎日登下校の見守り隊を務めてくださっている方の情報によるカーブミラーの設置について、学校を通じて要望を行ってきましたが、市の設置基準に満たないことを理由に設置されていないということを地域からお聞きしました。カーブミラーだけが安全策ではないのかもしれません。コミュニケーションを図りながらもっといい案を提案するのが、プロの仕事だと私は思います。
     また、別のある地域の自治会長さんは、自治会長の役割は、突き詰めると小学生の登下校の交通安全と独居老人の対策だと思うと私におっしゃいました。本当にまちのことを考えておられる方の意見だと私は思いました。それぐらい市民は子どもたちの交通安全を願っています。  先日の令和4年度市政運営方針で、市長は、強さと優しさを兼ね備えた市役所を「職員とともに創り上げてまいります」と表明されていました。優しさとして市民の声をしっかりと聴き、強さで庁内調整を図る、変えなければいけないルールは変えることだと私はお聞きしました。まさに交通安全、特に子どもの交通安全はみんなの悲願であり、市役所の出番だと思っています。  もう一つお願いがあります。  市内には、通学路を中心に、危ないとかスピード落とせなどの交通啓発看板が無数にあります。しかしながら、赤色が消えているものや、くぎが外れかかっているものも見られます。様々な要望の上で設置されてきたものだと承知していますが、外すのか更新するのか、一つずつ確認しなければならない時期なのではないでしょうか。  歩いて楽しい道路を造りませんか。交通安全に、安全、安心に過ごせるよう考えてくださっている市民に寄り添いませんか。子どもたちの登下校の安全対策に積極的な市民と一緒にまちづくりを考えてもらえませんか。通学路の安全は、高齢者の交通安全にも当然つながります。ひいては、歩けばわくわくするまちという、健康増進にもつながります。  交通管理者である警察と、国・府・市の道路管理者で役割分担があること、様々な基準が存在することも理解しているところですが、それぞれのところで必要な予算をしっかり確保して、市民の皆様と共に、暮らしたくなるまちの実現に向け取り組んでいただくよう強く要望しておきます。  次に、予算説明書341ページの地域公共交通利用環境整備事業経費について、伺います。  令和4年度に新たに6,500万円が計上されていますが、これは、大阪府の都市緑化を活用した猛暑対策事業を導入し、緑化とともに、バス停の上屋などの日よけの設置や改良などによる公共交通の環境整備であると、先ほどもお聞きしました。  今回、設置、改良するバス停などの上屋には、どのような仕様を考えているのか、伺います。 33 ◯佐々木麻奈交通対策課長 上屋については、暑熱環境の改善を目的とするこの事業の趣旨から、遮熱性能に優れているとともに、維持管理の観点から、耐久性、耐火性を備えた仕様を考えております。 34 ◯番匠映仁委員 来年度は、本市でも電気自動車を導入して、CO2排出量実質ゼロに向けて電動車の普及、啓発をしていくのであれば、その充電も、太陽光などの再生可能エネルギーを活用しなければ、最終的には脱炭素化につながらないのではないかと考えました。  都市緑化を行うとのことですが、環境施策にも関わる事項で、せっかくバス停などの上屋を整備、改良するのであれば、併せてソーラーパネルを設置するなど、CO2排出抑制にも取り組んではどうかと思いますが、見解を伺います。 35 ◯佐々木麻奈交通対策課長 委員御提案のバス停などの上屋にソーラーパネルを設置することについては、太陽光などの再生可能エネルギーを多くの方に身近に感じていただき、さらなる普及にもつながる有効な取組であると考えます。  そのことから、設置後に維持管理を行う公共交通事業者や環境に係る担当部署と共に、国・府の動向や全国的な事例、財源も含め、必要な調査、研究を行ってまいります。 36 ◯番匠映仁委員 ぜひよろしくお願いいたします。  もちろん、単純なコスト比較をすると、現状の技術では採用できない提案だとも、私も思っています。ただ、市内のバス停の上屋の多くがソーラーパネルになれば、市民は、市の本気度に驚くのではないでしょうか。代表質問の際、市長は、公用車2台を電気自動車にして、市民に電気自動車への買換えを促すという趣旨の答弁をされていましたが、全然本気度は感じられませんでした。本気度を感じませんでしたので、こういった検討をすることについて提案をさせていただきました。  世界全体に目を向けると、紛争や感染症、気候変動など、これまでになかった多くの課題に私たちは直面しています。自分たちも、行動できることを自ら考え実行していかなければなりません。今回のバス停は、一つの例として提案したんですが、CO2排出量実質ゼロに向けては、それぞれ個別の施策を今の評価手法で評価していては、2050年には間に合いません。既に、将来のカーボンプライシングを事業や設備導入時の評価に取り入れていこうという企業の動きもありますので、今後の課題として検討してくださればと思います。  どのような枚方市に私たちは暮らしたいのか、複雑な課題を広い視野を持った関係者で協議を重ねていただき、総合的に取り組むのがSDGsの意義の一つだと思っています。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、手話通訳者派遣事業などについて、伺います。  昨年、手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例が施行され、ろう者の皆さんからは、うれしかった、心強く思ったという声を伺っています。  条例施行後、これまで1年間の取組は、代表質問で西田議員のほうから概要をお聞きしましたが、私からは、予算説明書213ページの7.意思疎通支援事業経費、(2)手話通訳者派遣事業費及び(5)遠隔手話通訳事業費について、改めて事業の内容について、伺います。 37 ◯藤本久美子福祉事務所課長(障害福祉担当) 手話通訳者派遣につきましては、ろう者の意思疎通支援のために手話通訳者を派遣する事業でございます。  また、遠隔手話通訳事業につきましては、感染症予防の観点等から、タブレット端末等の画面越しに、非接触により手話通訳を提供するものでございます。 38 ◯番匠映仁委員 それでは、ろう者はどのように申請するのか、また、どのような場面で活用可能なのか、伺います。 39 ◯藤本久美子福祉事務所課長(障害福祉担当) 手話通訳者派遣につきましては、事前にファクス等で依頼をいただき、登録手話通訳者と調整の上、通訳者を派遣いたします。  届出、相談等のために公的機関へ行くときや、受診のために医療機関に行くとき、また懇談等のために教育機関に行くときなどに御利用いただいております。  また、遠隔手話通訳につきましては、事前登録を行った上で、必要なときにタブレット端末やスマートフォンなどで所定のアプリを通じて事業者へ直接依頼をいただくことになっております。また、利用につきましては、一つの案件につき15分までとしております。このサービスの開始により、土日、祝日の間にも、必要なときにすぐ利用できるようになりました。 40 ◯番匠映仁委員 ろう者の皆様からは、手話通訳者派遣は本当にありがたいというお声をいただいていますが、まだまだ課題もあるというお話も同時にお聞きしました。  ろう者の中には、国家資格の必要な保育士、介護福祉士、看護師などになりたいときには、講義や講習の手話通訳者を自らのお金で雇わないといけないということで、諦めてしまう方も実際におられる、人生に挑戦できない環境に置かれているというお話をお聞きしました。  そういった課題は、もちろん担当課はお聞きなさっていると思いますが、これは、提供事業所側が、障害者差別解消法における合理的配慮の提供ができないことが課題であるようです。枚方市として、障害理解の啓発とともに、合理的配慮の提供の義務についても、さらに周知を図る必要があるように思います。  市民みんなが分かち合える暮らしたくなるまち、自らの人生を自ら切り開こうとしている方々を全力で応援できるまちにしたいと思いを持って、優しさと強さで、手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例に基づいての取組をさらに推進していただきますよう、よろしくお願いいたします。  次に、予算説明書303ページの4.希釈放流経費、(2)改善・補修工事費2億1,965万7,000円のうち、イ.希釈放流センター設備改修工事がありますが、どのような工事をされるのか、その内容について伺います。 41 ◯木下裕行施設管理室課長(淀川衛生事業所担当) 工事の内容につきましては、希釈放流センターの建物内に設置されている受変電設備の更新を目的とした電気設備の工事でございます。  今回の工事箇所につきましては、当初、平成5年度に設置され約29年が経過した設備であり、平成29年度に施設を希釈放流方式への改造を行いましたが、受変電設備に係る部分は一部分のみの改修であったことから、今回、初めて更新を行うものでございます。 42 ◯番匠映仁委員 約29年が経過した受変電設備の更新を目的とした工事ということであり、内容的には大規模な工事と思われます。  希釈放流センターへは日常的に収集車両が搬入すると思われますが、工事を実施するに当たり課題となることはあるのでしょうか、伺います。 43 ◯木下裕行施設管理室課長(淀川衛生事業所担当) 日常的に収集車両の搬入があることから、長期的に施設を止めることはできませんので、工事実施時期につきましては、できるだけ日常業務に支障を来さない時期を見極め、打合せを行いながら工事を実施する予定でございます。 44 ◯番匠映仁委員 要望とさせていただきますが、希釈放流センターは、私が言うまでもなく、一般廃棄物を受け入れる、市民生活と直結する重要な施設であり、例えば、イベントなどで使う仮設トイレのし尿処理としても必要な施設だと認識しています。  今回のような工事を行う場合、長期間停止できない施設ですし、老朽化した設備の更新も計画的に確実に行っていただかなくてはなりません。工事契約の締結に向けては、センターの日常業務を滞りなく行えるよう、また、センターとして工事対応の工夫も行い、確実に業者を選定し、設備の更新を行っていただくようお願いしておきます。  また、一方で、枚方市では、既に下水道整備人口普及率が97.4%に達しているということですし、希釈放流センターの今後の在り方については、広域化も含めて考えていく時期なのではないでしょうかと意見をしておきます。  次に、予算説明書335ページの7.橋梁修繕・補強事業経費として1,300万円が計上されていますが、この事業経費の内容について、伺います。 45 ◯田村恭士みちみどり室課長 橋梁修繕・補強事業は、現在本市が管理している橋梁は316橋あり、その中でも、防災上、道路ネットワーク上、重要な路線と位置づける141橋梁について、平成24年度に策定した枚方市橋梁長寿命化修繕計画に基づき、予防保全並びに維持管理費の縮減と平準化を図るため、構造物の劣化補修や耐震基準に基づく耐震補強工事を行うものです。  令和4年度については、コンクリート橋1橋の構造物の劣化補修及び耐震補強の工事費を計上しています。 46 ◯番匠映仁委員 枚方市では316の橋梁を管理しているとのことですが、橋梁修繕・補強事業は、橋梁長寿命化修繕計画に基づき実施しているとのことで、現在までの進捗状況及び今後の見通しについて、伺います。 47 ◯田村恭士みちみどり室課長 現在までの進捗状況につきましては、平成25年度から令和3年度までの9年間に、合計41橋の劣化補修や耐震補強工事を実施しました。  今後につきましては、令和2年度の計画見直しにより補修が必要と判断された31橋について、効果的、効率的な財源確保に努めながら事業推進を図るとともに、今後も、定期的に計画の修正を行い、橋梁の健全化に努めてまいります。 48 ◯番匠映仁委員 着実に事業を進めていただいているとのことで、一旦安心しました。  国土交通白書2020によると、建設後50年以上経過する道路、橋梁の割合は、全国で2033年時点では約63%とされています。枚方市では、その時点では70%に迫る割合になってくるようです。  橋梁だけでなく、道路などの都市インフラは定期的に点検を行い、それに基づいた計画の適宜見直しをもって修繕計画も変更していくべきだと考えます。  橋梁については、来年度は設計業務はないようですが、市が管理している橋梁は、市民にとって非常に身近な橋梁です。そして、私たちの生活環境は、完成当時と大きく変わっています。必要性の是非もあるかもしれませんし、少しの設計改善によって劇的に交通安全など生活環境がよくなることもあるかもしれないという思いで、地域の市民とのコミュニケーションを、優しさを持ってまちのアップデートを行っていただくようお願いいたします。  もちろん、必要な財源確保も含めて、着実に事業を進めていただくよう要望させていただきます。  次に、予算説明書357ページ、光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金20億4,633万3,000円は、光善寺駅西地区市街地再開発事業に対しての補助金と認識していますが、この補助金の内容について、伺います。 49 ◯今木隆茂市街地整備室課長 光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金につきましては、光善寺駅西地区市街地再開発事業の施行者である光善寺駅西地区市街地再開発組合に対しまして、国の社会資本整備総合交付金を活用し、施設建築物の整備費などを補助する市街地再開発補助金と、駅前広場及び都市計画道路などの街路事業補助金となります。  補助金の内訳としましては、主に権利変換計画に伴う転出、または残留する権利者への補償費、商業棟の施設建築物の整備費となります。 50 ◯番匠映仁委員 ヒアリングの中では、コロナ禍などの関係で遅れていた権利変換計画が来年度の早期に認可され、権利者の方への補償費が支払われ、その後、工事に着手されると聞きました。  市長は、市政運営方針で、この再開発事業については、商業施設等の整備を支援すると述べられていましたが、この補助金を支出することも含めて、枚方市はどのような支援を行っているのか、伺います。 51 ◯今木隆茂市街地整備室課長 光善寺駅西地区市街地再開発事業に対する本市の支援といたしましては、先ほど御説明しました国の社会資本整備総合交付金を活用した財政的支援を行うとともに、都市再開発法や建築基準法などの関連法令に基づく関係機関との協議や、事業推進のための再開発組合に対する指導、監督及び助言をすることなどの技術的な支援を行っております。 52 ◯番匠映仁委員 光善寺駅周辺は、通勤・通学時は特に混雑しておりまして、工事が始まったときにどのようなルートで駅に向かうようになるのか、また、駅周辺で新たなにぎわいが生まれるのか、心配しています。  再開発組合が行う工事ではありますが、スケジュールや安全対策、今後のまちづくりなども、早めに市民へ伝えていただきたいと思いますので、そういった助言もお願いしたいと思います。  また、この再開発事業の目的は、光善寺駅周辺のまちの価値の向上です。以前にも申し上げていますが、市として、価値向上、にぎわいの創出、暮らしたくなるまちにつながる期待を込めたプロモーションなどの総合力で推進することが、もっと大きな駅前開発の前例にもつながるのではないでしょうかと意見しておきます。  次に、予算説明書333ページの牧野高槻線及び京都守口線整備事業関連経費について、お聞きます。  牧野高槻線及び京都守口線整備事業は、大阪府が事業主体として進める道路整備と聞いていますが、関連経費として6億8,898万1,000円と、大変大きな金額が計上されていますが、どのような経費なのか、伺います。 53 ◯山口 享用地課長 牧野高槻線及び京都守口線整備事業については、早期完成に向け、事業主体である大阪府と連携した取組を進めており、その一環として、本市は、この整備事業の用地取得業務を大阪府から受託しています。  この関連経費は、令和3年3月に府・市間で締結した両路線の用地買収に関する協定書に基づく令和4年度受託業務の経費などで、用地買収及び取得した土地の管理に係る費用などを計上しております。 54 ◯番匠映仁委員 では、その経費の中で、枚方市が負担する経費などはどの項目になるのか、伺います。 55 ◯山口 享用地課長 両路線の早期完成に向けて事業用地を迅速に取得するため、用地買収に関する専門的なノウハウや人材を有する民間事業者に、用地取得に向けた地権者との交渉業務などを委託することとしており、そのために本市が負担する経費として、用地補償業務委託料及び用地交渉委託料を計上しています。  なお、それ以外の経費については、さきの協定に基づき大阪府が負担することとなっています。 56 ◯番匠映仁委員 分かりました。  枚方大橋に集中する交通を分散させ、隣接する国道170号や京都守口線の慢性的な渋滞を緩和するとともに、災害時における救急活動や復旧活動の広域的な連携を支え本市の防災機能を強化するなど、事業効果が想像しやすいこの事業は、私のところにも問合せが本当に多く、市民の大きな期待を感じています。  これからも、市民の意見に耳を傾け、まずは京都守口線の拡幅工事の早期完成、そして淀川渡河橋の完成を目指し、大阪府と連携して事業を進めていただくよう要望いたします。  最後に、御殿山小倉線整備事業は、予算説明書464ページに、債務負担行為における令和5年度の支出予定額として1億8,600万円が計上されており、令和4年度・5年度の2か年で整備を進められると聞いていますが、予算説明書361ページ、3.御殿山小倉線整備事業費3億4,120万円のうち、(3)工事請負費の実施内容について、伺います。 57 ◯大西英生道路河川整備課長 令和4年度の実施内容としましては、本路線の南側と北側の2か所、合わせて約620メートルの区間で道路整備に取り組んでまいります。  具体的には、南側の区間では、中宮浄水場高度浄水施設付近の市道渚星ケ丘線側から甲斐田川までの約320メートル区間のうち、今年度整備を進めている278メートル区間で引き続き車道部の基層舗装や歩道部の整備などを進めるとともに、その続きの約22メートル区間の道路築造工事も行う予定でございます。  また、北側区間では、京阪バス小倉町バス停付近の市道甲斐田三栗線から甲斐田川までの約520メートル区間のうち約320メートル区間で、令和4年度の債務負担行為において、令和5年度までの2か年で道路築造工事を進めてまいります。 58 ◯番匠映仁委員 令和3年度には事業用地の買戻しが完了したとお聞きしましたし、令和4年度には、北側、南側の2方向から工事を進めることなど、工夫して推進していただいていることを理解いたしました。  また、先日、現地で丁寧に説明をいただきました。進捗状況はよく分かりました。  折を見て、地域の方にも御案内いただければ、まちの将来を実感していただけるのではないでしょうか。あと、工程的には、甲斐田川を越える橋の部分が残っており、そこについても様々な検討を進めていただいていることをうれしく思っています。  引き続き、地元の悲願であり、まちの価値が大きく変わる、この事業の事業認可期間での完成に向け強力に推進していただくよう再度要望しまして、私なりの暮らしたくなるまち、そして大阪・関西万博を契機にした一人一人が笑顔のまちへの個別提案を含めたB日程の質疑を終えます。ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 59 ◯鍜治谷知宏委員長 午前11時5分まで休憩します。     (午前10時57分 休憩)     (午前11時5分 再開) 60 ◯大地正広副委員長 委員会を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 61 ◯大地正広副委員長 次に、丹生真人委員の質疑を許可します。丹生委員。 62 ◯丹生真人委員 よろしくお願いいたします。  私のA日程、B日程の個人の持ち時間を超えると思いますけれども、会派で分け合いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず、当初予算の概要45ページに、学校空調設備整備事業として、学校の教室と体育館の空調設備整備に関する経費9億6,305万6,000円が計上されておりますが、この経費の内訳について、お尋ねします。  また、2月の建設環境委員協議会での説明では、教室の空調については既存の電気式であるのに対し、体育館についてはガス式の空調設備を採用して、エネルギー源を分けていくとのことでした。  そこで、体育館空調をガス式とする理由、メリットについてもお聞かせください。 63 ◯芝 昌和施設整備室課長 学校空調設備整備事業の経費の内訳につきましては、小・中学校体育館空調設備整備DBO事業に係る事業者選定支援業務委託、選定審査会の委員報酬及び整備事業に係る前払い金として8億6,806万2,000円、また、既存の小・中学校教室等空調設備の維持管理委託等として9,499万4,000円でございます。  また、体育館空調設備のエネルギー源をガス式とするメリットにつきましては、空調設備の整備に係るイニシャルコストと、将来的な維持管理などに係るランニングコストを合わせたトータルコストが安価であること、また、台風等の災害時に停電となった場合でも、ガスの供給によりまして、体育館が避難所としての機能を確保できることなどでございます。  なお、経済産業省のホームページにて、令和4年3月16日の宮城・福島県沖を震源とした地震に対する被害情報を確認したところ、停電の被害は発生していますが、都市ガスの被害情報は現時点で確認されておりません。 64 ◯丹生真人委員 まず、学校体育館への空調整備の事業が始まることにつきましては、平成30年から一貫して学校体育館への空調整備を訴えてきた私としても、また我が会派としても、大いに評価をするところです。  その上で、先ほどは、経費の内訳と体育館空調をガス式とするメリットについて、また、この経費に既存の小・中学校教室等空調設備の維持管理委託が含まれていることについて、確認をいたしました。  教室等の空調設備については、現在約2,500室に設置されており、そのうち平成23年度以前に設置された約1,800室を対象に、令和7年度から令和9年度にかけて順次更新していくと、委員協議会での説明がありました。  そこで、残りの約700室の教室の空調設備の更新はどのようにされる予定なのか、お聞かせください。 65 ◯芝 昌和施設整備室課長 約700室の空調設備につきましては、平成24年度以降に順次設置されたもので、平成30年度の台風被害により更新したものが大半となります。  空調設備は、設置後おおむね15年から20年の間で更新が必要と考えていることから、令和10年度以降、経過年数に応じて段階的に更新していく予定です。 66 ◯丹生真人委員 DBO事業での教室空調の更新が進むことで、令和4年度時点の約2,500室から段階的に約700室となる既存空調の大半が、平成30年度に更新されているため、令和15年度には更新時期を迎えることとなり、それまで維持管理の費用が一定かかり続けることとなります。
     約700台となる既存空調の維持管理と更新についても、今後、計画的、効率的に進めていただきますよう、要望とさせていただきます。  次に、予算説明書83ページに、新名神高速道路事業に係る公園・緑地整備助成金として1,000万円の歳入、355ページに、新名神高速道路事業に係る公園・緑地事業経費として1,000万円の歳出が計上されていますが、これらの内容について、お尋ねをいたします。 67 ◯田村恭士みちみどり室課長 まず、83ページの歳入については、高速道路の通過市町村に対し、西日本高速道路株式会社から、関連公共施設等の整備に要する費用について、関連公共施設等整備補助金が交付されるものです。  次に、355ページの歳出については、この補助金を活用した新名神高速道路の周辺環境整備として、南船橋地区及び船橋本町地区に整備する公園2か所の設計委託の経費です。  これらの公園は、新名神高速道路建設に伴う用地買収により生じた土地の一部を、市が管理する公園として整備するものです。 68 ◯丹生真人委員 南船橋地区で整備を予定されている公園については、地元の方々の関心も高く、よりよい公園の整備を期待されている声を私も聞いております。  また、船橋本町地区のほうは、以前には多くの桜の木があり、長年、地域の方々に親しまれてきた公園があったところです。  それぞれの公園の工事完了後には、地元の方々をはじめ多くの市民が憩える公園にすることが大切だと思いますが、今後の公園整備の進め方について、お尋ねします。  また、新名神高速道路の開通目標は、当初の令和5年度から令和9年度にと大幅に見直されたようですが、この公園整備についてのスケジュールはどのようになるのかも、お聞かせください。 69 ◯田村恭士みちみどり室課長 公園整備に当たっては、地元の皆様の御意見をお伺いし、できる限り反映させることが重要と考えています。  南船橋地区では、これまで、地元の方々と公園整備について意見交換を重ねてきており、いただいた御意見を反映できるよう努めてまいります。  また、船橋本町地区の公園については、地元の皆様に桜の名所として親しまれてきたことは認識していることから、南船橋地区同様、地元の御意見を丁寧にお聴きしながら、愛着を持っていただけるような公園となるよう取り組んでまいります。  公園整備のスケジュールについては、南船橋地区は、令和4年度に設計業務を完了させ、令和5年度より工事着手する予定ですが、船橋本町地区については、議員お示しのとおり、新名神高速道路の開通目標が見直されたため、工事の進捗状況を見極めながら整備を進めていく必要があると考えています。 70 ◯丹生真人委員 この新名神高速道路の周辺環境整備としての公園整備に係る予算は、令和4年度予算で初めて計上されましたが、南船橋地区の公園整備については、令和2年から地元住民の方々と意見交換を重ねてきたことを私も聞いておりました。  令和4年度は設計業務を完了させるということなので、公園施設などハード面についてはその中で決まってくるとは思いますが、公園の維持管理などソフト面についても地元からはいろいろ御意見がおありで、今後も、本市との協議を続ける必要があると聞いております。そうしたソフト面においても地元の声をしっかりと反映していただきますよう、要望とします。  また、船橋本町地区においては、以前のように多くの桜を植えるなど、地域に愛着を持ってもらえるような公園整備となるよう、これも要望とさせていただきます。  次に、予算説明書169ページに、旅券発給事務経費として1億4,572万3,000円が計上されていますが、この枚方市パスポートセンターに係る経費の内訳について、お尋ねをします。 71 ◯山内修治市民室課長 経費の内訳でございますが、旅券発給事務に係る窓口委託や収入印紙の自動販売機の保守に2,088万3,000円、収入印紙などの消耗品の購入に1億2,410万円、収入印紙の自動販売機で使用する封筒の印刷製本費に14万4,000円、督促はがきなどの郵送や電話などに係る通信運搬費に28万8,000円、コピー機やIC旅券交付機端末の使用料及び賃借料に30万8,000円となっております。 72 ◯丹生真人委員 2月に開催された全員協議会の資料を見ると、「枚方市駅前行政サービスの再編に係る取り組み状況と今後の予定」の主なスケジュール案として、枚方市駅高架下施設について、令和4年10月に撤去工事が始まり、この高架下施設で実施している行政サービスは、市駅周辺での一時利用を現在検討中との記載があります。  そこで確認ですが、御答弁いただいたパスポートセンターの経費は、1年間を通じてのものなのか、1年間を通じての経費なのであれば、枚方市パスポートセンターの令和4年度10月以降の一時利用としての移転先は決まっているのか、また、現在併設されている市駅市民室サービスセンターもどのようにされるつもりなのか、お聞かせください。 73 ◯山内修治市民室課長 今回の予算は、1年間を通じて必要な通常の経費を計上したものでございます。  また、移転先ですが、枚方市パスポートセンターと併設する市駅市民室サービスセンターは、ともに現在エフエムひらかたが入居していますサンプラザ1号館2階への仮移転を検討しているところでございます。決まり次第、移転に伴う必要な経費の計上や、市民への周知などについても進めてまいります。 74 ◯丹生真人委員 枚方市パスポートセンターは、大阪府から委任を受けて平成25年1月に開設したもので、今では市民に定着をしております。  コロナ禍の中で、海外に出られる方は少なくなっていると思いますが、パスポートの継続に来られる市民の方は多数おられると考えます。  また、市駅市民室サービスセンターも、コンビニエンスストアでの証明書発行ができるとはいうものの、市民のニーズはあると思います。  今後、必要な予算の要求も含め、これから仮移転に関する作業を進めていくということで、タイトなスケジュールになると思いますが、本市の窓口サービスを低下させないよう、市民周知も含め、しっかりと取り組んでいただきたいことを要望しておきます。  次に、予算説明書238ページ、子ども医療助成費に、中学3年生以下の子どもの受診に係る医療費の助成に要する扶助費として、子ども医療費負担金13億9,083万8,000円が計上されています。  コロナ禍において、医療機関の受診控えなどがあるということをお聞きしておりますが、この子ども医療助成費について、直近の3年間はどのように推移しているのか、お尋ねをいたします。 75 ◯河田淳一医療助成課長 子ども医療助成費のこの3年間の推移につきましては、コロナ禍以前の令和元年度は、予算14億4,700万4,000円に対し、対象者5万87人、実績13億6,724万3,469円。コロナ禍で医療機関への受診控えの影響があった令和2年度は、予算14億9,147万3,000円に対し、対象者4万9,082人、実績10億4,193万2,880円。感染対策の徹底やワクチン接種が進んだことなどから受診控えが回復した令和3年度は、予算13億9,995万5,000円に対し、対象者4万7,743人、実績13億35万4,000円を見込んでおります。 76 ◯丹生真人委員 コロナ禍による受診控えは、今年度においては回復傾向となっており、令和4年度に計上された予算も、これまでと同規模とのことです。  受診控えからの回復はいいことと思いますが、本事業の予算規模がこれまでどおりであるということについてはどうでしょうか。  我が会派は、子ども医療費について、市長が1期目の公約で掲げていた、高校3年生、18歳までの助成に拡大することを求めてきました。しかし、令和4年度予算を見る限り、これまでどおりの15歳までの助成となっております。  市長は、さきの代表質問で、令和4年度予算について、2期目の総仕上げと捉え、取組を進めるとの旨を述べられました。このことは同時に、市長は、一旦は公約として掲げたこの子ども医療費助成の拡充については、またも実現できないまま、市長任期の2期目を終わることが決定したと言えるわけであり、つくづく残念であると言わざるを得ません。  今や、大阪府下の中核市において18歳までの助成を実施していないのは、枚方市ただ1市のみであり、完全に取り残された状況などから、再三にわたって我が会派は実施を訴えてきましたが、今回も実現には至りませんでした。  我が党は、この1月、2月の2か月間、全国約3,000人の党所属議員が、子育て支援、高齢者支援、事業者支援の3テーマでのアンケート活動を展開し、全国で15万7,000件を超える回答を集めたところです。  そのうち、子育て支援のアンケートでは、児童手当の拡充や高等教育無償化の所得制限緩和など20項目の子育て教育政策を提示し、その中から、今後充実すべきと思う項目を選んでもらったところ、回答者の49%、ほぼ半分が「子ども医療費助成の拡充」という項目を選ばれるという結果が出ております。  このことからも、子ども医療費助成の拡充は、子育て施策としての優先度が非常に高いと言えますし、本市においてもそれは同様であると考えております。子育て世代が本当に求める施策は何であるのか、そして、施策の優先順位はこれでいいのか、本市としていま一度しっかりと見定める必要があると指摘し、意見としておきます。  次に、当初予算の概要41ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業として総額14億2,593万4,000円が計上されていますが、その主な内訳について、お尋ねをいたします。 77 ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 新型コロナワクチン接種に係る事業費の主な内訳についてですが、接種に係るコールセンターや事務処理センター、ワクチンの配送の業務委託料など、接種体制の確保に係る事業費として5億9,299万3,000円、各医療機関に支払う接種委託料や集団接種の医師、看護師の出務費用などの接種に係る事業費として8億3,201万3,000円、ワクチン接種証明書の発行に係る事業費として92万8,000円となっております。 78 ◯丹生真人委員 新型コロナワクチンの3回目接種については、現在、ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンを使用しており、1回目、2回目の初回接種とは異なるワクチンを3回目で接種する交互接種も可能となっております。  3回目接種として、本年4月までに国から供給されるファイザー社製、モデルナ社製のワクチンの供給割合は、全国的には半々とも聞いておりますが、今月から開始された5歳から11歳の小児接種のワクチン供給も含め、本市でのワクチン供給の見通しはどのような状況となっているのか、お尋ねをいたします。 79 ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 3回目接種用として、昨年11月から追加配分されているワクチンにつきましては、現在、ファイザー社製が約19万5,000回分、モデルナ社製が約8万6,000回分、合計約28万1,000回分が、4月下旬までに配送されることが決まっており、これは、現在の追加接種の対象である18歳以上の2回目接種完了者数の約9割分に当たる供給量となっております。  また、小児接種用のファイザー社製ワクチンについても、対象者約2万4,000人が2回接種を行うために必要なワクチンの約8割分に当たる約3万9,000回分が、5月中旬までに供給されることとなっております。 80 ◯丹生真人委員 現在行っている3回目接種の対象者については18歳以上となっていますが、3月11日付の厚生労働省からの事務連絡で、12歳から17歳の方を対象とした3回目接種について、早ければ4月にも開始することも考えられるため、今後必要な審議等を経て、追加接種を実施することとなった場合に備え、準備を進めるようにとの旨の通知があったと聞いております。  今後、国の動向を注視し、12歳から17歳の追加接種の実施が決定された場合、スムーズに接種が開始できるよう、接種券の発行スケジュールの検討や発送準備、接種体制の確保等を着実に進めていただくよう要望いたしまして、私のB日程の質問を終わります。ありがとうございました。 81 ◯大地正広副委員長 次に、妹尾正信委員の質疑を許可します。妹尾委員。 82 ◯妹尾正信委員 それでは早速ですが、質疑に入ります。  まず初めに、予算説明書195ページにあります重層的支援体制整備事業経費9,294万5,000円について、この事業の内容と事業経費の内訳について、お伺いします。 83 ◯上田伸一健康福祉総務課長 重層的支援体制整備事業につきましては、社会福祉法の改正により創設されまして、複合的な課題や制度のはざまのニーズに対応するため、属性を問わずに相談を受けられる体制の整備や、社会とのつながりを支援する参加支援、居場所づくりのための地域づくり支援を実施するものでございます。  これらの実施に要する経費として、新たに取組を行います参加支援事業が27万5,000円、生活困窮者自立支援法に基づく自立相談支援事業が138万3,000円、多機関協働事業、アウトリーチ支援事業、地域づくり支援事業を含むコミュニティソーシャルワーカー配置事業が9,128万7,000円となっております。 84 ◯妹尾正信委員 重層的支援体制整備事業は、先ほどの経費以外にも、予算説明書201ページ・215ページ・227ページなどにも、それぞれ4億8,437万3,000円、1億6,500万円、2,110万円が計上されております。  先ほどの答弁であった自立相談支援事業や、コミュニティソーシャルワーカー配置事業なども、これまでから実施されている事業と思いますが、重層的支援体制整備事業全体の予算、また国からの交付金や枠組みなどはどのようになっているのか、お伺いします。 85 ◯上田伸一健康福祉総務課長 重層的支援体制整備事業につきましては、地域包括支援センターの運営や自立相談支援事業、障害者相談支援事業、地域子育て支援拠点事業など、これまで個別に国庫補助金の交付を受けていたものが、重層的支援体制整備事業として一括して交付されることとなるものでございます。  事業費の総額としましては、8億1,443万2,000円と、前年度の7億9,448万2,000円から1,995万円増となっておりますが、これまで一般財源で実施してきましたコミュニティソーシャルワーカーの配置や、校区福祉活動支援に要するための経費についても交付金の対象となったことで、新たに4,700万の財源の確保が可能となり、既存事業を合わせた交付金の総額は、4億701万6,000円となっております。 86 ◯妹尾正信委員 この事業は、多くの分野から成る事業で構成されているもので、これまで個別に行ってきた補助金などの交付に係る手続も一元化されるとのことです。  事業の位置づけをこの重層的支援体制整備事業に再編され、新たに4,700万円の財源確保が可能となったとのことですが、8億1,443万2,000円という大きな予算規模ですから、個別の事業の進捗も含め、複数部署にまたがる予算の管理についてもしっかり行っていただくよう要望いたします。  続きまして、予算説明書199ページにある街かどデイハウス補助金事業4,400万円について、お伺いします。  私は、街かどデイハウスにつきましては、これまでもいろいろと確認させていただいておりますが、改めてお聞きしたいと思います。  本事業の目的及びこの補助金はどのような経費に充当できるものなのでしょうか、お伺いいたします。 87 ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 街かどデイハウス事業補助金につきましては、高齢者の介護予防及び社会参加の促進を図ることを目的に、住民参加によるきめ細やかなサービスを提供する団体の活動に対しまして支援を行うものとなっております。  補助金交付対象経費につきましては、人件費、家賃、光熱水費、消耗品費や食材費などの運営に必要な経費としております。 88 ◯妹尾正信委員 街かどデイハウス事業の目的は、高齢者の介護予防及び社会参加の促進を図ることとのことです。  街かどデイハウスを運営する団体に関しましては、これまで長きにわたり、高齢者の集いの場としての役割を担っていただいたものと認識しております。  しかし、これまでも再三申し上げましたが、街かどデイハウス事業については、行き場のない高齢者を支援する施設という役割であった発足当時に比べますと、社会背景も大きく変化しています。  現時点において、類似した様々な取組やサービスなどの社会資源が大幅に増えている中、役割や位置づけについても当然変化していくべきであり、また、補助金についても、人件費が対象となっているなど、補助金の在り方に対する考え方についても見直しをしていく必要があると考えますが、今後の方向性について、どのように考えているのか、お伺いいたします。 89 ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 街かどデイハウスにつきましては、地域に密着した活動により様々なニーズに対応し、高齢者の集いの場としての役割を担い、運営されてまいりました。  これまで、地域社会の変化に応じた役割等の見直しも行ってまいりましたが、引き続き、代表者の方々と意見交換を行いつつ、さらなる高齢者の介護予防及び社会参加の促進が図れるよう、公費支出の在り方や、介護予防施策の拠点として担える具体的な役割をお示しするなど、街かどデイハウスが担うべき役割を検討してまいります。 90 ◯妹尾正信委員 街かどデイハウスにつきましては、これまで培った知識や経験も豊富であり、様々なニーズに対応した取組をするなど、長きにわたり地域に密着した活動がなされてきました。さらなる介護予防を推進していくためには、この街かどデイハウスという資源を最大限に活用することが重要であると考えます。  活動支援をするという形ではなく、介護予防施策の担い手として業務委託という形を取るなど、目指すべき役割を明確にする必要があると考えております。  高齢者が住み慣れた地域で生き生きと活動していけるような、新たな仕組みの構築を図っていただくよう要望いたします。  また、あわせて、補助金の在り方につきましても、本市におきましては、補助金の見直しに関する方針を策定しており、本市における補助金制度が現下の社会情勢等に対応し、適正な制度の構築、転換、運用が図れるよう、定期的な見直しや、透明性の確保及び効果測定等を実施するものとしています。  このような方針も掲げられておりますので、補助金の在り方についてもしっかり検証いただくよう、併せて要望いたします。  続きまして、新型コロナワクチン接種事業について、お伺いします。  予防接種法の臨時接種として現在実施している新型コロナワクチンの3回目接種等に係る事業費として、予算説明書283ページに、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費として5億9,299万3,000円、新型コロナウイルスワクチン接種対象事業費8億3,201万3,000円、新型コロナウイルスワクチン接種証明書発行事業費92万8,000円、総額14億2,593万4,000円が計上されていますが、この事業の主な内訳について、お伺いします。 91 ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 各事業費の主な内訳についてですが、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費では、接種券等の発送に係る通信運搬費として1,927万9,000円、予約・相談コールセンターや事務処理センター業務、接種券の印刷・封入・封緘業務、ワクチンの配送・管理業務など各種委託料としまして5億7,015万6,000円などを計上しております。  また、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費では、個別接種で各医療機関に支払う接種委託料、集団接種の医師、看護師の出務費用、集団接種会場の運営業務など各種委託料として8億3,201万3,000円を計上するとともに、新型コロナウイルスワクチン接種証明書発行事業費では、証明書の郵送費用として通信運搬費90万8,000円などを計上しております。 92 ◯妹尾正信委員 新型コロナワクチンの3回目接種については、本年2月から一般高齢者の接種も本格的にスタートし、3月14日現在、満18歳以上の市民の3回目の接種者は12万5,989人、接種率は37.3%で、このうち65歳以上の高齢者の接種者は8万6,977人、接種率は76.5%になっているとのことです。このように、一般高齢者の接種もピークを終えて、3回目接種も順調に進んできております。  ワクチンの臨時接種の期間は本年9月までとなっておりますが、今月11日から、5歳から11歳の小児接種も開始されております。  ワクチン接種については、昨年の接種開始以降、接種年齢の拡大や3回目の追加接種が開始されるなど、国の方針が変更されていますが、今回計上されている予算では、新たに開始した小児接種に係る費用や3回目接種の経費は全て本予算に含まれているのか、お伺いいたします。 93 ◯近藤勝彦新型コロナワクチン接種対策室課長 12歳以上の1・2回目の初回接種、18歳以上の3回目の追加接種、3月より接種を開始した小児接種を含め、現在接種対象となっている方への令和4年度の接種に必要な経費を全て計上しております。 94 ◯妹尾正信委員 今回計上されている予算において、現在接種対象となっている方に対する令和4年度の必要な経費は全て計上されているとのことです。  コロナワクチンの接種については、昨年の接種開始当初は16歳以上が対象でしたが、現在は5歳以上の小児接種も始まるなど接種対象が拡大されたほか、3回目の追加接種も昨年12月から実施されるなど、状況が変化しております。  また、12歳から17歳の方を対象とした3回目接種や4回目接種についての報道も出ておりますので、今後も、国の動向を注視しながら、接種を希望する全ての市民が早期に、またスムーズに接種を受けられるよう、接種体制をしっかりと整えていただき、引き続き、ワクチン接種事業を円滑に推進していただきますよう要望いたします。  続きまして、予算説明書395ページと403ページに、小学校費と中学校費の学校園施設改善事業経費が、それぞれ6億2,545万円と3億6,265万7,000円、合計9億8,810万7,000円が計上されておりますが、どのような施設や設備を改善する経費なのか、お聞きいたします。 95 ◯津熊聖博施設整備室課長 学校園施設改善事業経費につきましては、施設改善維持補修経費とトイレ改善事業経費に分かれており、施設改善維持補修経費につきましては、主に修繕料と実施設計委託料及び工事請負費でございます。  修繕料につきましては、1件の契約金額が30万円未満で、内容が軽易でかつ履行が容易な修繕工事を実施するための経費でございます。  実施設計委託料は、学校整備計画や保守点検結果などに基づき翌年度に実施を予定している工事の設計業務に要する経費、工事請負費は、学校の屋根や外壁、建具などの建築施設や照明のLED化や高圧受変電設備などの電気設備、また受水槽や高架水槽、揚水ポンプなどの機械設備などを改修、更新するための経費でございます。  トイレ改善事業経費につきましては、令和5年度に実施を予定しているトイレ改修工事の設計業務を行うための経費として計上しているものでございます。 96 ◯妹尾正信委員 学校へ伺いますと、施設や設備が非常に老朽化しているのが目につきます。  現在、市内には、小・中学校合わせて64校あり、どの学校も老朽化しており、全ての学校を保全するのは大変だと思いますが、子どもたちの安全、安心のためには、緊急を要するものはすぐ修繕対応してもらいたいと思います。  そこで、健全な学習環境を維持するために、計画的に実施する改修工事以外にどのような対応を行っているのか、お聞きいたします。 97 ◯津熊聖博施設整備室課長 児童、生徒が安全で安心できる学習環境を整えるため、学校整備計画に基づく予防保全型による計画的な整備を進めるとともに、法定点検などの定期点検を実施し、施設や設備の状態を確認しております。  その点検や学校の日常利用などにおきまして損傷や不具合などが確認され、安全確保や学校運営などの観点から早急な対応が必要となった場合には、緊急的に修繕工事などを実施し、対応しております。 98 ◯妹尾正信委員 学校園施設は老朽化が進んでおりますので、子どもたちの安全、安心のため、きめ細やかな点検を行い、事故が起きないよう改修や修繕を実施し、子どもたちが安心して学べる環境整備のための予算執行をしっかりと行っていただくよう要望いたします。  続きまして、予算説明書335ページに記載されております、主要道路リフレッシュ整備事業経費として1億2,000万円計上されていますが、この経費の内容及び来年度の実施箇所について、お伺いいたします。 99 ◯田村恭士みちみどり室課長 主要道路リフレッシュ整備事業は、交通量の多い都市計画道路や主要なバス通り12路線を選定し、予防保全の観点から、現在の利用状況に合った舗装構成に改築するものです。  この事業は、令和15年度の完了を目標に、平成21年度から継続して実施しており、令和4年度予算では、市道楠葉中宮線の延長約1キロメートル区間の舗装修繕工事費を計上しています。  これに加え、今年度は、社会資本総合交付金の追加配分を獲得でき、それに伴う3月補正予算も御承認いただけたため、中宮津田線、長尾船橋線、楠葉中宮線の延長約0.83キロメートルの施工も予定しており、令和4年度は、合わせて延長約1.83キロメートルにおいて、主要道路リフレッシュ整備事業を実施する予定です。 100 ◯妹尾正信委員 事業経費についての答弁をいただきまして、内容は理解いたしました。  次に、主要道路リフレッシュ整備事業の現在までの進捗状況及び今後の事業見通しについて、お伺いします。
    101 ◯田村恭士みちみどり室課長 これまでの進捗状況は、平成21年度から令和3年度までに、8路線において合計延長約14.4キロメートルの改築工事を実施しており、全体計画延長約28キロメートルに対する進捗率は51.4%です。  今後も、効果的、効率的な財源確保に努め、目標の令和15年度までに完了するよう、着実に事業を進めてまいります。 102 ◯妹尾正信委員 今、答弁により、主要道路リフレッシュ整備事業に要する経費については、道路施設の快適な公共環境の確保に取り組んでいただいていることが分かりました。  また、安全面からも、災害などが生じた場合、被害を最小限に抑え、利用機能を確保するために有効であると考えます。  今後も、継続して予算の確保をしていただき、目標の令和15年度までに12路線の計画完了に向けて事業推進を図っていただくよう要望させていただきます。  次に、予算説明書341ページの地域公共交通利用環境整備事業経費6,500万円についてお聞きしますが、この事業内容は、さきの委員の質疑で一定理解いたしました。  最近の異常気象による夏の高温下での公共交通の環境整備は、利用する市民の安全、安心の確保や、公共交通の利用促進につながる重要な施策であると思います。  では、地域公共交通利用環境整備事業の事業規模と事業に係る財源について、お聞きします。 103 ◯佐々木麻奈交通対策課長 令和4年度につきましては、3基の単独バス停部の設計と改良工事、駅前広場などのロータリー3か所の設計を予定しています。  財源としては、大阪府の都市緑化を活用した猛暑対策事業の補助金を想定しており、設計費については一部一般財源としています。 104 ◯妹尾正信委員 令和4年度に単独バス停の改良事業が3基とのことでしたが、施工費用を抑えることができた場合、施工するバス停の数をさらに増やすことが可能なのか、お伺いいたします。 105 ◯佐々木麻奈交通対策課長 大阪府の補助金につきましては、施工箇所ごとに工事内容が審査されるため、工事額が交付決定額を下回った場合でも、別途、箇所を追加して施工することはできませんが、当事業の補助金は令和5年度も継続されますので、引き続き、公共交通事業者と共に取り組んでまいります。 106 ◯妹尾正信委員 猛暑日や降雨時における単独バス停では、高齢者や幼児を抱えた人たちが難儀をされている姿を見受けします。  令和4年度の施工費用実績を精査の上、期限のある財源であることから、機会を逃さずバス待ち環境改善に取り組んで、市民が利用する公共交通の利用促進を図っていただくよう要望いたしまして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 107 ◯大地正広副委員長 次に、広瀬ひとみ委員の質疑を許可します。広瀬委員。 108 ◯広瀬ひとみ委員 それでは、質問させていただきます。  当初予算の概要6ページ、重層的支援の充実8億1,443万2,000円について、お伺いいたします。  先ほども、この点については、妹尾議員さんのほうからも御質問ありましたけれども、改めて、重層的支援体制を構築するために、どういった取組を実施されるのか、お伺いいたします。 109 ◯辻本裕香福祉事務所課長(健康福祉総合相談担当) これまでも、複雑化、複合化した課題を抱える方の相談に対し、健康福祉総合相談担当が対応し、支援を実施してきたところです。  令和4年度より、重層的支援体制整備事業を実施するに当たり、市全体の相談支援機関や窓口で、世帯丸ごとの課題を受け止める意識を持ち、断らない包括的な支援体制を構築することが必要となるため、今後は、健康福祉総合相談担当が中心となり、介護、障害、子ども、困窮の各分野の重層担当と支援会議などを定期的に開催するなど、職員の意識を高めてまいります。 110 ◯広瀬ひとみ委員 重層的支援体制の構築に向け、市全体の相談支援機関や窓口で包括的な支援を行うとのことです。  私たちも、御相談をお受けしていると、精神保健の問題が背景にあるなと感じることはたくさんありますし、市民に対応する全ての職員が、それぞれの対応の中で、お困りの状況や課題について気づいて、連携して支援に取り組んでいただくことが、何より重要だと思います。  御相談をお受けしていると、まだまだ連携不足であって、職員間の認識に違いを感じることも現在はあります。今後、取組の強化を期待もいたしますし、全庁的な意識改革を強めていただきたいと思います。  必要な支援につなげるためには、まず最初に、相談者と接する相談支援機関の役割は非常に重要です。その中で、複合的な課題を有する方や制度のはざまにいる方の相談に対応するコミュニティソーシャルワーカー(CSW)は、重層的支援体制整備の充実には欠かせないものだと考えます。  当初予算の概要では、CSW配置(多機関協働等)事業費については、改善、充実とされていますが、何が改善、充実されるのか、お聞きをいたします。 111 ◯上田伸一健康福祉総務課長 コミュニティソーシャルワーカー配置(多機関協働等)事業につきましては、相談支援機能の強化を図るため、コミュニティソーシャルワーカーをさらに1名増員し、現在の8人から9人体制とし、関係機関や地域との調整など、必要な支援に向けたコーディネートの充実を図ってまいります。  また、こうした相談を通じて、新たな取組としまして、例えば、ひきこもりの方など、すぐに社会復帰を行うことに不安がある方に対しては、気軽にボランティア体験ができる場の提供などを行ってまいります。 112 ◯広瀬ひとみ委員 市全体、世帯丸ごとの課題に応えていくには、人員が不足しているのではないかと心配いたします。  CSWは、従来から増員を求めてきましたが、やはりせめて中学校区に1名の配置を目指すべきです。本庁で対応するのでは対応できませんし、地域の拠点充実も求めたいと思います。  また、地域包括支援センター、社会福祉協議会と連携するとのことですが、市職員のケースワーカー、それも生活保護だけではなく、障害者・高齢者問題、児童福祉など、総合的な専門職員としてのケースワーカーの増員、これも求めておきたいと思いますし、本当に困ったときに助けてくれる優しいまちとなるようにお願いをしておきたいと思います。  次に、一般会計予算説明書291ページの水道事業会計への補助金、359ページの下水道事業会計への補助金について、お聞きをいたします。  負担金、補助金に係る予算は、水道事業は環境政策室、下水道事業会計は土木政策課が所管をされていますが、それぞれの補助金の中には、生活保護を受給されている方や障害者世帯、ひとり親世帯などへの水道料金の減免に要する費用も含まれており、福祉減免については、行政改革プラン2020においても、担当部署として健康福祉部や子ども未来部の福祉関係部局も担当部署とされていますので、結局、健康福祉総務課にお伺いいたします。  令和4年度予算には、引き続き減免に要する予算が計上されているとお聞きをしておりますが、この減免は、コロナ対策の一環として、時限的に継続をされたのか、確認のためお伺いいたします。 113 ◯上田伸一健康福祉総務課長 水道料金、下水道料金に係る福祉減免につきましては、令和4年度も実施するものでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、社会経済活動の回復に向けた様々な支援策を実施している状況と併せまして、支援の必要性や他市状況なども踏まえ、引き続き、関係部署と連携し、社会情勢を注視しながら検討を行ってまいります。 114 ◯広瀬ひとみ委員 どこが担当と分かりにくい中で、積極的に答弁いただいて、ありがとうございます。  新年度は当然廃止できる状況にはないということで、継続をしていただきました。ですが、今後は、社会情勢を注視しながら検討を行っていくということなので、分かりませんが、先ほどお聞かせいただいたように、重層的支援を強化しようと思えば、助けることができる施策がなければ、話を聞いておしまいです。福祉減免を含め、力になれる施策の充実を求めまして、質問を終わらせていただきます。 115 ◯大地正広副委員長 次に、上野尚子委員の質疑を許可します。上野委員。 116 ◯上野尚子委員 本日、私が最後となります。A日程に引き続き、よろしくお願いいたします。私も、少し時間を超えるかもしれませんけれども、会派よりいただいておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、一般会計予算説明書165ページ、社会保障・税番号制度関係事務経費3億7,237万8,000円について、これはマイナンバーカードの交付等に係る経費であるとお聞きしています。  そこで、まず、この内訳について、お伺いします。 117 ◯根本一人市民室課長 社会保障・税番号制度関係事務経費の内訳につきましては、消耗品費28万2,000円、封筒や交付通知書に係ります印刷製本費が270万円、マイナンバーカードの郵送料など通信運搬費が2,575万6,000円、申請や交付窓口の運営などマイナンバーカードの交付等関連業務や、マイナポイントの予約を希望される方の手続を支援する業務の委託料が3億3,064万4,000円、各種端末などの賃借に係ります使用料及び賃借料が1,299万6,000円となっております。 118 ◯上野尚子委員 令和3年12月定例月議会において、枚方市民でマイナンバーカードをお持ちでない方が、令和3年11月1日時点でおおよそ24万人おられ、我が会派から、マイナンバーカードの普及促進について、最大24万人に対応する体制を考えていかなければならないと要望してきました。  そこで、直近の本市のマイナンバーカード交付率と未取得者数について、お伺いします。  また、今年6月頃から、マイナポイント事業第2弾が本格的に実施されると聞いております。当然、窓口の混雑が予想されますが、マイナンバーカード交付関連業務の委託等については、体制の強化など図られているのか、お伺いします。 119 ◯根本一人市民室課長 本市のマイナンバーカードの交付率につきましては、大阪府から報告される令和4年3月6日時点の速報値は44%であり、未取得者数につきましては約22万4,000人となっております。  次に、マイナンバーカード交付関連業務の委託につきましては、申請交付窓口をはじめ、交付予約等のシステム運営管理やコールセンター業務など、マイナンバーカードの交付等に係る一連の業務を行っております。  交付関連業務のマイナンバーカードの交付体制につきましては、令和4年度は、マイナポイント事業第2弾が本格的に実施されることから、申請数の急増にも対応できるよう交付窓口数を現時点と比較し倍増できるよう、体制の強化を計画しております。 120 ◯上野尚子委員 今の交付率からすると、さらなるスピードアップが望まれます。  ところで、今年度、中央図書館や各支所で、休日に出張申請の受付を実施されていますが、予約の受付が開始されると、数時間ほどで予約枠がいっぱいになると聞いています。やはり、平日に市役所に出向いて申請することは難しいけれども、休日や身近な場所でなら申請したいと思う方が大勢おられるのだと思います。このような市民のニーズにしっかりと対応していく必要があります。  そこで、来年度、マイナンバーカードの出張申請の受付は、どのように取り組んでいかれるのか、また、ファミリー層のマイナンバーカード取得に向けて、ショッピングセンターなど市民が多く訪れる場所などでの出張申請の受付も、会派として要望してきましたが、その取組状況について、お伺いします。 121 ◯根本一人市民室課長 今年度は、11月から、出張申請の受付を休日に毎月1回実施してまいりましたが、委員お示しのように、出張申請の受付に対する市民のニーズは高いことから、来年度のマイナンバーカードの出張申請の受付につきましては、申請状況も確認しながら、休日に毎月2回は実施できるよう取り組んでまいります。  また、令和4年6月頃からは、マイナポイント事業第2弾が本格的に実施される予定であり、申請数も急増することが予想されるため、マイナンバーカードを取得しておられない方には、できるだけ早い時期に申請していただきたいと考えております。  そのため、御家族連れの方にも申請していただきやすいように、ショッピングセンターなどでの出張申請の受付につきましても、できるだけ早期の実施に向けて取り組んでまいります。 122 ◯上野尚子委員 国は、令和4年度末には、マイナンバーカードがほぼ全ての国民に行き渡ることを目指しています。本市においても、スマート自治体の推進には、マイナンバーカードは欠かせないものです。  そのためには、出張申請の受付については、若年層や40代など、マイナンバーカードの交付率が比較的低い世代をターゲットに、休日でのショッピングセンターなどでの実施など、どなたでも申請しやすい環境を積極的に提供していただく、また、マイナポイント事業第2弾の本格的実施、さらには、ひらかたポイント事業もマイナポイント事業との連携が予定されておりますので、マイナンバーカードを速やかに交付し、市民の方をお待たせすることがないよう、交付体制も充実、強化いただき、マイナンバーカードの普及促進に努めていただくよう要望します。  また、マイナンバーカードをお持ちでない方に対して、そのメリットや安全性などをしっかりと周知いただくとともに、マイナポイント事業第2弾が本格的に実施されますと、マイナンバーカードの申請やマイナポイントの取得方法など問合せも増加すると思いますので、担当する職員や委託事業者には、より一層正確に丁寧に、市民の方に御案内や説明をしていただくよう要望します。  次に、一般会計予算説明書283ページの12.がん対策事業経費のうち、(10)がん患者補整具購入費助成事業費546万9,000円について、お伺いします。  我が会派では、かねてより、がん治療等に伴う外見の変化を整えることで、心理的負担を軽減し、生活の質を向上させるウイッグなどの購入費用に係る助成についての要望をさせていただいておりました。  つい先日も、今は働きながら抗がん剤治療を受ける人も多く、その場合には、ウイッグの存在が大きくなるというお話をお聞きし、改めて、ウイッグなどの購入費用の助成等の必要性について、再確認したところです。  そこでお伺いしますが、本事業の具体的な内容とその内訳について、お伺いします。 123 ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) がん患者補整具購入費助成事業につきましては、がん療養者がウイッグや乳房補整具を購入された場合、その費用の一部を助成するもので、誰もが心豊かに生き生きと生活できる社会を目指すために取り組むものでございます。  ウイッグにつきましては、部分用ウイッグや保護ネットなどを対象としまして、上限額を3万円、乳房補整具につきましては、補整下着または人工乳房、人口乳頭のいずれかとし、それぞれ上限額を1万円または3万円とするものでございます。  事業費の内訳につきましては、助成に係る経費としまして515万円、ポスターやリーフレット等の作成に係る委託料としまして15万円、その他、消耗品や通信運搬に係る事業経費といたしまして16万9,000円となっております。 124 ◯上野尚子委員 外見の変化に対する補完としてウイッグや乳房補整具を購入した場合、その一部を助成するとのことです。  この事業を通じて、がんを経験した人の不安に寄り添えるような支援がなされることを大いに期待しております。  あわせて、がん治療に伴う外見(アピアランス)のケアを必要とするものとしては、皮膚や爪の変化、また、眉やまつげが抜けることなどもあります。これらの症状についても、多くの方が不安や悩みとなる場合があるのではないかと考えますが、この点について、何か対応等、考えておられるのか、お伺いします。 125 ◯栃川和宏地域健康福祉室課長(健康増進・介護予防担当) 委員お示しのとおり、がん治療に伴いまして、皮膚や爪の変化、また眉やまつげなどが抜けるなど、様々な症状が出る場合があることから、ケア方法など正しい情報の提供が必要であると認識しております。  今後、ケア方法等を含めましたリーフレット等を作成するとともに、がん相談支援センターと連携を図り、療養者の不安や悩みに寄り添い、その方の症状に応じた必要な情報を適切に提供してまいりたいと考えております。 126 ◯上野尚子委員 がん相談支援センターとの連携も図りながら、取組を進めていくとのことです。関係機関と十分に連携を図っていただき、市民の不安に寄り添える支援となるよう要望いたします。  次に、一般会計予算説明書267ページ、特定不妊治療費助成事業経費2,071万8,000円について、お伺いします。  特定不妊治療費助成事業は、現在、国の補助事業を受けて実施されており、令和3年度予算は2億995万円でした。令和4年度は約10分の1と、大幅な減額となっていますが、これは、本年4月から、特定不妊治療である体外受精や顕微授精が医療保険の適用となりますので、このことが影響しているのでしょうか。新たな内容も含めて、お聞かせください。 127 ◯上田智子保健予防課長 大幅な減額の理由は、委員お示しのとおり、これまで医療保険適用外で自己負担が大きいことから、補助事業の対象となっていた体外受精や顕微授精等について、診療報酬点数が新設され、本年4月から医療保険の適用になるためです。  また、新たな制度では、これまで補助事業の対象でなかった、一般不妊治療と言われるタイミング法や人工授精も医療保険が適用となる予定です。 128 ◯上野尚子委員 令和4年度から医療保険の適用になるのであれば、この補助事業はなくなり、予算は不要と考えますが、今年度、予算が計上されているのはなぜでしょうか。  また、さきの答弁にもあったとおり、医療保険の適用は大きな制度変更ですので、市民周知も重要かと思います。  どのようにお考えか、お伺いします。 129 ◯上田智子保健予防課長 令和4年度に予算を計上しております理由は、令和3年度中に特定不妊治療を終了された方の申請を6月まで受け付け、また、年度をまたいで治療を行われた方には、1回のみですが、12月まで申請を受け付けることとしたためです。  4月からの医療保険適用の円滑な実施に向け、制度の移行期に市民の不妊治療計画に支障が生じないよう、大阪府内統一で経過措置を講じております。  医療保険制度への変更や経過措置につきましては、広報やホームページ、SNS等を利用して周知を図ってまいります。 130 ◯上野尚子委員 2019年に体外受精で生まれた子どもは、過去最多の6万598人。2019年の総出生数の14.3人に1人が体外受精で生まれたことになるとの報道がありました。  我が党は、20年以上も前から、不妊治療の保険適用について言及してまいりまして、このたび、ようやく実現の運びとなりました。これまで経済的な事情で不妊治療を受けられなかった方にとって保険適用は希望であり、しっかりと周知をお願いいたします。  また、治療費の負担軽減がなされても、やはり治療と仕事の両立という難しさを抱えております。当事者のそういった不安や悩みに寄り添った支援をよろしくお願いいたします。  最後に、一般会計予算説明書297ページの10.ごみ減量化啓発事業経費のうち、(1)スマートライフ推進事業費99万6,000円について、お伺いします。  まず、このスマートライフ推進事業費の内容について、お伺いします。 131 ◯進藤和久環境政策室課長 スマートライフ推進事業につきましては、一般廃棄物処理基本計画に基づき、ごみの減量や4Rの普及啓発を実施するための経費となっております。  令和4年度は、主に食品ロスの削減の取組を進めてまいりたいと考えており、それに関係するノベルティーグッズやポケットティッシュ、水切りネット等を購入し、市民への啓発活動に活用する予定としております。 132 ◯上野尚子委員 スマートライフ推進事業として、主に食品ロス削減に取り組むとのことです。  食品ロス削減に向けては、令和元年10月に食品ロスの削減の推進に関する法律が施行され、国を挙げて取組が進められていますが、その量は、令和元年度の推計ですが、約570万トンもあると言われています。  これまでも、我が会派では、こうした食品ロスにつながる効果的な取組の一つとして、フードドライブの取組について要望してきたところですが、今月11日には、環境省がフードドライブ実施の手引きを公表されています。  市では、フードドライブについて、どのように考えておられるのか、お伺いします。 133 ◯進藤和久環境政策室課長 本市では、食品ロスの削減に向けた取組といたしまして、これまで食べのこサンデー運動をはじめとする様々な取組を行っておりますが、従前から御要望いただいておりますフードドライブにつきましては、食品ロスの発生抑制に加え、生活困窮者への支援の側面からも、効果的な取組であると考えております。 134 ◯上野尚子委員 本市は、これまで、ごみ減量フェア等でフードドライブを実施してこられましたが、国も積極的に取組を進めている今、今後どのように取組を進めていかれるのか、お伺いします。 135 ◯進藤和久環境政策室課長 食品ロス削減の取組の一つといたしまして、市内事業者と連携することにより、市民から提供いただいた食品を回収し、子ども食堂などに配布するフードドライブの仕組みの構築を行い、令和4年度中に具体的な取組を進めてまいりたいと考えております。 136 ◯上野尚子委員 令和4年度中にフードドライブの取組を具体的に進めていっていただけるとのことです。やっと実現の運びとなり、うれしく思っております。  フードドライブ実施の手引きに、「フードドライブとは、家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のこと」と明記されています。  市で展開するフードドライブも、子ども食堂やひとり親家庭などに配布するという、食品ロス解消とともに、一人一人の善意の行動の受皿となるよう、仕組みの構築をお願いいたします。  せっかく取組を始められるこの事業を継続させていくためには、庁内福祉部局と連携した事業として定着させることも重要です。支援の位置づけも含め、庁内一丸となって取り組まれることを要望して、私の質疑を終わります。ありがとうございました。 137 ◯大地正広副委員長 本日の質疑はこの程度にとどめます。 138 ◯大地正広副委員長 以上で、予算特別委員会を散会します。     (午後0時10分 散会)
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