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  1. 枚方市議会 2022-03-01
    令和4年3月定例月議会(第1日) 本文


    取得元: 枚方市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-23
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-02-25 令和4年3月定例月議会(第1日) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者表示切り替え 全 88 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯有山正信議長 選択 2   ◯淨内俊仁市議会事務局長 選択 3   ◯有山正信議長 選択 4   ◯有山正信議長 選択 5   ◯伏見 隆市長 選択 6   ◯有山正信議長 選択 7   ◯有山正信議長 選択 8   ◯伏見 隆市長 選択 9   ◯有山正信議長 選択 10   ◯有山正信議長 選択 11   ◯有山正信議長 選択 12   ◯有山正信議長 選択 13   ◯有山正信議長 選択 14   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 15   ◯有山正信議長 選択 16   ◯石田智則市民生活部長 選択 17   ◯有山正信議長 選択 18   ◯田村孝文土木部長 選択 19   ◯有山正信議長 選択 20   ◯藤原卓也総務部長 選択 21   ◯有山正信議長 選択 22   ◯中川多喜健康福祉部次長兼新型コロナワクチン接種対策室長 選択 23   ◯有山正信議長 選択 24   ◯水野裕一子育ち支援監 選択 25   ◯有山正信議長 選択 26   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 27   ◯有山正信議長 選択 28   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 29   ◯有山正信議長 選択 30   ◯有山正信議長 選択 31   ◯有山正信議長 選択 32   ◯有山正信議長 選択 33   ◯有山正信議長 選択 34   ◯有山正信議長 選択 35   ◯有山正信議長 選択 36   ◯有山正信議長 選択 37   ◯有山正信議長 選択 38   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 39   ◯有山正信議長 選択 40   ◯堤 幸子議員 選択 41   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 42   ◯田村孝文土木部長 選択 43   ◯堤 幸子議員 選択 44   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 45   ◯堤 幸子議員 選択 46   ◯八尾善之議員 選択 47   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 48   ◯八尾善之議員 選択 49   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 50   ◯八尾善之議員 選択 51   ◯番匠映仁議員 選択 52   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 53   ◯番匠映仁議員 選択 54   ◯伏見 隆市長 選択 55   ◯番匠映仁議員 選択 56   ◯小池晶子議員 選択 57   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 58   ◯小池晶子議員 選択 59   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 60   ◯小池晶子議員 選択 61   ◯広瀬ひとみ議員 選択 62   ◯横尾佳子子ども未来部長 選択 63   ◯広瀬ひとみ議員 選択 64   ◯藤原卓也総務部長 選択 65   ◯広瀬ひとみ議員 選択 66   ◯松岡ちひろ議員 選択 67   ◯長沢秀光副市長 選択 68   ◯松岡ちひろ議員 選択 69   ◯長沢秀光副市長 選択 70   ◯松岡ちひろ議員 選択 71   ◯有山正信議長 選択 72   ◯有山正信議長 選択 73   ◯有山正信議長 選択 74   ◯有山正信議長 選択 75   ◯有山正信議長 選択 76   ◯有山正信議長 選択 77   ◯有山正信議長 選択 78   ◯有山正信議長 選択 79   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 80   ◯有山正信議長 選択 81   ◯有山正信議長 選択 82   ◯有山正信議長 選択 83   ◯有山正信議長 選択 84   ◯有山正信議長 選択 85   ◯有山正信議長 選択 86   ◯有山正信議長 選択 87   ◯有山正信議長 選択 88   ◯有山正信議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯有山正信議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。淨内事務局長。 2 ◯淨内俊仁市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、30名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 3 ◯有山正信議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから令和4年3月定例月議会を開きます。  なお、本定例月議会の議会期間は、本日から3月29日までの33日間とします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯有山正信議長 冒頭、市長から挨拶したい旨の申出がありますので、これをお受けします。伏見市長。 5 ◯伏見 隆市長 おはようございます。令和4年3月定例月議会の冒頭に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  初めに、新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況ですが、全国的には感染拡大のピークは過ぎたとの報道はありますが、大阪府における新規感染者数は連日1万人を超えており、学校園の臨時休業や高齢者施設のクラスター発生など、市民生活に大きく影響を及ぼしています。また、入院患者の7割以上が70代以上の高齢者となるなど、いまだ予断を許さない状況です。  このような状況の中、国は、大阪府などに適用していたまん延防止等重点措置について、3月6日までの再延長を決定いたしました。  本市におきましても依然として感染規模は大きく、市立ひらかた病院や保健所など最前線の現場は逼迫した状況が続いており、現在、その対応に全庁一丸となって当たっているところです。  また、ワクチン接種につきましては、現在、3回目接種を終えた65歳以上の方は50%近くとなり、3月からは新たに5歳から11歳までのお子さんを対象に小児ワクチンの接種予約がスタートいたします。3回目接種の効果や副作用についてなど、希望される方が安心して接種していただけるよう、今後も迅速かつ正確な情報提供を努め、円滑な接種体制の構築に努めてまいります。  それでは、令和4年3月定例月議会でございますが、冒頭、令和4年度の市政運営方針を述べさせていただき、新年度予算案をはじめ条例の一部改正や人事案件など必要な議案を提出させていただく予定でございます。よろしく御審議の上、御可決、御同意等をいただきますようお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 6 ◯有山正信議長 次に、本定例月議会の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、西田政充議員、八尾善之議員の2名を指名します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 7 ◯有山正信議長 日程第1、「令和4年度市政運営方針に関する説明」に入ります。
     市長から説明を求めます。伏見市長。 8 ◯伏見 隆市長 枚方市議会3月定例月議会の冒頭に当たり、令和4年度の市政運営方針を表明する機会を与えていただき、誠にありがとうございます。  新型コロナウイルス感染症への対応は、変異ウイルス、オミクロン株による感染の急拡大で、今年に入り緊迫した状況が続いていますが、市民の皆様には、この間、感染防止策の徹底に御協力いただき、また、市議会の皆様におかれましては、本市支援策の速やかな実行に向け緊急議会を開催していただくなど御審議いただきましたことに心より感謝申し上げます。  対策の要である本市のワクチン接種は、3回目の追加接種を希望される全ての市民が早く接種していただけるよう取組を進めているところです。  これまでの2年に及ぶコロナとの闘いで乗り越えてきた経験を生かし、あらゆる対策を講じて感染拡大の防止に努め、社会機能や経済活動の維持を図りながら、長いトンネルの出口に向け前進していく考えです。今後も、あらゆる危機事象を想定しながら、常に備える気持ちを忘れることなく取り組んでまいります。  令和4年度は、ウィズコロナ、ポストコロナをキーワードに、これまで進めてきた持続可能なまちづくりをさらに展開していきます。  枚方市駅周辺再整備を着実に進展させるとともに、先人の歴史が深く刻まれた文化財や豊かな緑に彩られた東部の里山など、本市ならではの魅力を観光資源としたにぎわい創出の取組を経済活性化につなげ、2025年大阪・関西万博後のレガシーまでを見据えた、暮らしたくなるまちへと進化させます。  そのためにも、待機児童の解消や教育環境の充実といった、未来を担う子育て世代の定住促進につながる施策をさらに推し進めます。  こうした未来を描くには、社会の変化をいち早くつかんで新たな課題を積極的に掘り起こし、既存の仕組みにとらわれず、大胆な視点で改革を実行することが不可欠です。  公民連携による施策展開はもちろん、ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でよい方向に変化させるというデジタルトランスフォーメーションの概念を取り入れ、スマートシティへの取組を加速させることで、市民サービスの向上を図ります。  令和4年度、市制施行75周年を迎える本市の発展は、長い間培われた市民との協働に支えられてきました。これからも、あらゆる可能性にチャレンジできる人が主役のまちであるために、コロナ禍で顕在化した不安や生きづらさを抱えている市民を決して取り残すことなく、一人一人の思いに向き合って寄り添い、誰もが幸せを求めることのできる社会基盤を整えることが私の大きな責務です。変革を恐れない強さとともに、人とつながる優しさを兼ね備えた市役所を職員と共につくり上げてまいります。  次に、重点的に取り組む8つの分野ですが、人口減少、少子・高齢社会への対応を見据え、持続可能な都市経営を推進するとともに、市民との対話と大切にし、ぬくもりのある施策を届けていくことで、定住促進、関係人口の増加につながる魅力的なまちづくりを目指します。  また、市民サービスの向上を図り、全ての市民の幸せを支えるため、誠意と熱意を持って、変化、変革を恐れず、未来に向かって挑戦する職員を育成し、創造的、意欲的に施策を推進する、常に前向きな市役所を構築していきます。  また、さらなる市民の信頼を得られる組織を目指し、人権尊重やハラスメント防止に対する意識の高揚を図るとともに、活発な意見交換ができる風通しのよい組織風土の醸成に向けた職員の意識改革を進めます。  このような考えの下、令和4年度に取り組む8つの分野の重点施策をお示しします。  (1)子育て環境の充実。  子どもが笑顔で健やかに成長できるよう、きめ細やかな支援を行い、社会が一体となって子どもを守る取組を一層進めます。  誰一人取り残すことなく、子どもの幸せを第一に考え、総合的、継続的、重層的に支援していくため、子どもの育ちを見守るとなとなが持つ司令塔としての役割をさらに強化します。  また、児童虐待や子どもの貧困、ヤングケアラー問題、これらに起因する学習環境など、子どもの課題に関する総合窓口の明確化及び一元的な推進体制の整備を図り、子どもが置かれている環境に影響を受けることのないよう、課題解決に向けて取り組みます。  いじめや不登校をはじめ様々な困り事を子どもが一人で抱え込むことがないよう、ICT等を活用した子どもが発する心のサインの可視化や見逃さない体制づくりを進めるとともに、早期把握、迅速な解決に取り組みます。また、SNSでの相談機能などの仕組みづくりを進めます。  子ども食堂については、身近に利用できる環境を整えるため、全小学校区への配置を目指し取り組みます。あわせて、デジタル技術を活用した寄附者からの提供食材の円滑な配布など、課題解決に向けて検討します。  社会的擁護の地域における体制整備に向けて、家庭における養育が一時的に困難になった場合など、市内協力家庭において子どもの短期預かり事業に着手するとともに、里親の増加及び里親制度の普及促進を図ります。  全ての子育て世帯が安心して楽しく子育てできるよう、子どもとその家庭を支援する取組をさらに進めます。  年度途中も含めた待機児童の通年のゼロを目指すための取組として、一時預かりの空き枠を活用した就労応援型預かり保育を実施します。また、民営化に伴い閉園予定の渚西保育所の園舎を活用し、令和4年秋頃、新たな臨時保育室を開設します。  保育施設の入所に係る手続については、受入れ枠を有効に活用するとともに、より保育の必要な家庭が施設を利用できるよう見直しを図ります。あわせて、電子申請による受付を開始し、利便性の向上を図ります。  枚方版子ども園においては、小規模保育施設から幼稚園への切れ目のない移行を促すため、4か所全ての園で幼稚園給食を本格的に実施します。  医療的ケアに必要な看護師等を配置する私立保育所(園)等に対して、医療的ケア児のさらなる受入れを可能とするための補助金を交付し、体制の整備につなげます。  保育・巡回相談においては、新たに幼稚園等を対象施設に加え、発達検査や保護者面接等を実施することで、利用施設にかかわらず障害のある子どもや配慮の必要な子どもが適切な支援を受けられるよう取り組みます。  多胎児家庭への支援として、ファミリーサポートセンターの利用者ニーズの変化に対応し、利用料の補助対象に0歳を加え、制度を充実します。また、保育所(園)での一時預かりの無料制度を導入することで、在宅における子育て世帯の育児負担を軽減するとともに、利用促進を図ります。  放課後の安全な居場所づくりについては、全児童を対象にした総合型放課後事業の令和5年度からの実施に向けて、全小学校において校庭開放を実施し、主体的で自由な発想による遊びと、遊びを通じた触れ合いの機会を提供します。  ひとり親家庭の子どもの健やかな成長のため、養育費の確保に加えて、面会交流の促進に向けて取り組みます。  また、ICTを活用した支援として、4月からLINE公式アカウントを活用しプッシュ型で情報を配信するとともに、必要な支援制度や手続をスマートフォンなど情報機器から個別に取得できる案内サービスを開始します。  (2)教育環境の充実。  次代を担う子どもたちがグローバル社会の中で生き抜くための力を育む取組を進めます。  いつでもどこでも使うことのできるLTEモデルのタブレット端末を有効に活用した学習などの取組をより進化させるなど、GIGAスクール構想のさらなる推進を図ります。  また、学校と家庭が連携しながら、子どもたちがICTの特性を理解し、創造性を高め、主体的に活用できることを目指す、いわゆるデジタル・シティズンシップ教育を推進します。  あわせて、自動採点システムの導入による事後指導の充実を図るなど、ICTを活用し、教員と子どもたちの向き合う時間の確保に努めます。  小・中学校では、新型コロナウイルス感染症や登校への不安といった状況に応じてオンライン授業を併用するなど、学びを止めない教育活動を継続するとともに、教育環境の充実を図ります。  こうした取組を保護者だけでなく、地域や今後就学する家庭などに向けて広く伝えるため、各小・中学校からのブログを活用した情報発信を強化します。  英語教育については、タブレット端末を活用した海外交流に加え、関西外国語大学との連携による留学生等との交流などにより、子どもたちが体験的に学ぶ機会を充実させ、英語によるコミュニケーション能力を育成するとともに、学習アプリの導入による個別最適な学習を進めます。  子どもの読書活動を推進するため、第4次子ども読書活動推進計画に基づき、地域、学校、図書館の読書環境の充実を図ります。  図書館においては、より効果的、計画的な蔵書の更新を進めるとともに、図書資料の充実を図ることで、図書館利用の促進につなげます。あわせて、電子図書の利用者拡大に向け、様々な機会を通じて情報発信に取り組みます。  小学校における35人学級について、法改正を踏まえた教員配置を行うとともに、教科担任制については、国や府の加配教員等を活用し、小学校での専科指導を拡充します。  小学校の水泳授業について、民間の施設やスタッフの活用を複数校において実施し、令和5年度以降の推進計画を策定します。  学校の部活動については、休日における地域人材の活用など、令和5年度以降の運営手法の見直しに向けて、関係機関と連携し、一部の部活動を対象に試行実施します。  中学校給食については、中学校給食あり方懇話会での意見を踏まえ今後の取組方針を策定し、具体化を進めます。  教育環境の整備について、バリアフリーの観点から検討するとともに、学校トイレの洋式化、ドライ化、ユニバーサル化については、令和5年度までの整備完了に向けて取り組みます。  また、小・中学校の体育館への空調設備については、熱中症対策や避難所の環境改善を図るため、令和6年度までの導入完了を目指します。  4月に開校する禁野小学校では、円滑な学校運営の下で児童が心身ともに健やかに成長できるよう、また、統合後の諸課題への対応についても、引き続き、地域や学校と連携して取り組みます。あわせて、新しい学校施設の整備を進めます。  (3)魅力ある都市基盤の整備。  枚方市駅周辺再整備については、本市の未来を担うまちづくりの重要施策の一つであり、人口減少や少子・高齢化、経済低成長という厳しい時代だからこそ、20年、30年先を見据え、多くの人が集い交流するエリアの形成に向けて、より具体的な取組を着実に進めなければなりません。  リーディングプロジェクトを構成する枚方市駅北口駅前広場などを含む3)街区の市街地再開発事業については、令和5年度からの段階的な供用開始に向けて、枚方市駅に直結する店舗、住居、ホテル等の複合施設の整備に係る支援とともに、図書館や生涯学習市民センター、(仮称)市民窓口などの行政機能の再編に向けた取組を進めます。  また、3)街区の整備と合わせて、交通環境の改善を図るため、枚方市駅高架下の改良工事に着手するとともに、市道枚方市駅前線の安全、安心な道路空間の確保や良好な都市景観の形成に向け、無電柱化に取り組みます。  さらに、人が中心のウオーカブルなまちづくりの形成や魅力ある都市機能の集積に向け、市民会館、本庁舎及び官公庁団地を含む4)・5)街区においては、民間活力の導入により市有地を有効活用するまちづくりの考え方を示し、令和5年度の都市計画決定などを目指します。  枚方市駅南口駅前広場や枚方近畿ビルなどを含む1)・2)街区については、地権者からの提案を踏まえ、まちづくりの可能性調査等を実施します。あわせて、市への愛着を高めてもらえるよう、多様な主体のまちづくりへの参加促進を図るとともに、エリアマネジメントの実現に向けて、引き続き、UR都市機構などと連携し、公共空間を利用した社会実験に取り組みます。  京阪本線連続立体交差事業については、香里園駅から枚方市駅間の一部における鉄道高架化工事の着手と併せて、引き続き用地取得に取り組みます。  光善寺駅西地区市街地再開発事業については、商業施設等の整備を支援し、良好な駅前環境の整備と地域の活性化を図ります。  鉄道駅の周辺や第二京阪道路などの沿道のまちづくりに継続して取り組むとともに、長尾駅周辺においては、将来的な土地利用のビジョンを示すまちづくり構想を策定します。  淀川を渡河する都市計画道路牧野高槻線及び府道京都守口線については、周辺道路の安全対策や用地取得業務など、大阪府と連携し、早期完成に向けて取り組みます。  都市計画道路では、市内の渋滞緩和や物流の円滑化、災害時における救援活動を支える道路網の強化、通学路等の安全確保など、国土強靭化に資する道路交通ネットワークを構築するため、牧野長尾線の一部区間の供用開始を目指すとともに、長尾杉線、御殿山小倉線及び中振交野線の整備を計画的に進めます。  都市計画公園においては、効率的、効果的で持続的な施設の維持管理を行うため、公園施設等の長寿命化計画に基づき、老朽化した施設の更新や改築などに取り組みます。  また、新名神高速道路事業に関連する南船橋・船橋本町地区のトンネル上部の事業用地等の活用により、新たに公園、緑地を整備し、緑と触れ合える空間を創出します。  王仁公園の再生については、魅力あふれる公園とするため、短期的には、既存施設を有効活用しながら、一部区域において民間活力導入に向けて取り組みます。また、長期的には、社会経済情勢の変化を見据えて、さらなる調査、検討を行います。  (4)産業・観光の活性化。  市制施行75周年を迎える令和4年度を2025年の大阪・関西万博に向けた本格稼働の年と位置づけ、まちの活性化の機運を盛り上げていきます。  また、戦略的な観光施策を展開し、経済活性化につなげていくため、様々な民間事業者が主導する観光地経営体の確立を目指します。  万博の開催に向けて進められている淀川大堰閘門の整備により夢洲から淀川上流域までの周航が可能となることを見据え、その中継港となり、訪れたくなるまちとしていくため、枚方市駅から淀川河川エリア、枚方宿地区、枚方公園駅までの地域を面で捉えた取組を進めます。  町なかからすぐ近くという恵まれたロケーションにある淀川河川エリアについては、民間事業者及び淀川上流域のまちとの連携により、水辺アクティビティーの活性化とともに、広域的な観光事業の実施に向けて取り組みます。  また、枚方宿地区の歴史街道の中間地点に位置する幼児療育園跡地については、地域と連携する中で、民設民営により新たなにぎわい創出の拠点として活用していくため、事業者公募を行います。  本市が有する菊の歴史や文化、七夕伝説の魅力を生かしたにぎわい創出の取組をより一層広げていくため、ひらかたパークと連携しながら、市の花・菊に加え、七夕をテーマとした観光コンテンツを創造します。  特別史跡百済寺跡については、令和5年度の完成を目指し、築地塀を復元、設置する整備事業を進めるとともに、市内の歴史や文化財と、食や行事、自然など異なる観光資源を効果的に掛け合わせ、人が集い、にぎわいを創出する魅力的な観光コンテンツとして発信していきます。  また、まちへの文化芸術の醸成に向けて、総合文化芸術センターでは、引き続き、音楽や演劇、古典芸能など多彩で魅力的な事業を数多く展開し、市民が文化芸術に触れる機会を充実するとともに、市域外からの利用者も呼び込むことで、枚方市駅周辺の活性化につなげます。  本市をホームタウンとするスポーツチームの地元開催試合と連動した催しやトップアスリートと触れ合える機会など、新しい価値を付加した様々なスポーツイベントを通じて、地域のにぎわいを創出します。  貴重な自然環境が残された東部地域においては、地域や民間事業者等と連携し、豊かな自然や里山、農地や古民家といった地域資源を活用した取組を進めていきます。  また、大阪府アドプトフォレスト活動により整備されている東部清掃工場緩衝緑地のなごみの里については、民間事業者との連携を地域にも広げ、人と自然が織りなす新たな名所としていくための取組を進めます。  産業の活性化では、地域活性化支援センターにおける創業支援のさらなる充実を目指し、市内の創業支援に取り組む関係機関で構成する創業支援事業連絡会を通じた連携強化を図ります。  加えて、地域活性化支援センターインキュベートルームの入居要件の緩和、インターネット環境の改善など、利用環境の充実に取り組みます。  また、地域雇用の創出及び市内中小企業への定着を目指し、就職氷河期世代を対象とした奨学金支援制度を構築します。  都市農業の強みを生かし、新鮮な農産物を市民に供給する機会の増加を図ります。また、摂南大学農学部や農業従事者などと連携しながら、特産物の研究や6次産業化を推進することで、農業従事者の所得向上につなげるなど、農業経営の観点から取組を進めます。  (5)安全・安心のまちづくり。  安全なまち枚方を維持し、街頭犯罪の抑止や犯罪発生時に迅速に対応していくため、市内に設置している防犯カメラの更新と合わせて増設を行い、通学路等のさらなる安全の強化を図ります。あわせて、自治会等へのLED防犯灯の新設費用の補助制度については、更新や修繕等費用も含めた見直しの検討を進めます。  通学路等の安全を確保するため、子どもの交通安全プログラムに基づき、危険箇所の抽出、警察等関係機関との協議、合同点検を定期的に実施し、必要な対策を推進します。あわせて、市民の交通安全に係る意識の高揚及び活動の推進を図るため、地域と連携した啓発を展開し、交通事故防止に引き続き取り組みます。  また、安全で快適な交通環境の確保を図るため、緊急交通路を含む主要道路のリフレッシュ工事を計画的に進めます。  自転車通行空間の整備や道路のバリアフリー化、歩道拡幅の整備に取り組むとともに、府道における歩行空間の整備については、引き続き大阪府と連携し、事業化に向けた取組を進めます。  自然災害に備え、市民の命を守り、被害を少なくするため、自ら避難が困難な要支援者への避難支援の仕組みづくりを促進するとともに、地震時における家具の転倒防止など、住居の安全対策の徹底を図ります。  また、船橋川、穂谷川、天野川等の浸水想定区域の拡大に伴い、社会福祉施設など要配慮者利用施設の避難確保計画の策定等を促進します。さらに、浸水想定区域外に避難する広域避難の実現に向けて、ルールづくりと校区間の協力関係の構築を進めるとともに、広域避難も踏まえた地域主体の地区防災計画の策定を支援し、地域防災計画へ反映することで、市全域の防災力の向上につなげます。  計画降雨を上回る集中豪雨対策として、楠葉地区において下水道浸水被害軽減総合計画に基づく雨水貯留施設等の整備を進めるとともに、点在する浸水地区を面で捉えた効率的、効果的な浸水対策に取り組みます。  将来にわたり良質な水道水の安定供給が図られるよう、津田低区配水場耐震化事業については、令和5年度の完成に向け着実に工事を進めるとともに、田口山配水場ポンプ棟の耐震補強設計に取り組みます。また、老朽化した管路の更新、耐震化を進め、災害に備えた安全重視の水道を構築します。  新たな中宮浄水場については、淀川水系で初めてとなる膜ろ過方式を採用した更新事業に取り組み、令和9年度の本格稼働を目指します。  下水道施設の耐震化、長寿命化を図るため、北部ポンプ場の耐震化、さだポンプ場及び出口汚水中継ポンプ場の改築を進めます。  また、道路陥没の未然防止や雨天時浸入水の削減に向けて、引き続き汚水管渠の老朽化対策を進めるとともに、汚水整備済み区域内に点在する未承諾地区や整備困難地区の解消にも取り組みます。  (6)健康・福祉のまちづくり。  本市の後期高齢者人口は、2025年にはピークを迎え、約7万人と推計しています。今後、ひとり暮らしや認知症高齢者の増加を見据え、高齢者が健康で生き生きと安心して暮らせる施策をさらに推進していきます。  健康寿命の延伸に向け健康づくりに自ら取り組めるよう、生活習慣の改善やフレイル予防など、一人一人に合った総合的な健康づくりの情報提供を充実します。あわせて、高齢者の社会参加の促進を図るため、成果連動型民間委託契約方式(PFS)を活用し、高齢者が外出したくなるきっかけづくりや、介護予防に資する行動変容を促す事業の充実に取り組みます。  認知症への対策では、正しい知識の普及や早期対応及び適切なサービスにつなげるため、関係機関とのネットワークの構築に取り組むとともに、大阪精神医療センターと連携し予防教室を開催するなど、支援体制を充実します。  がんの予防、早期発見に向け、啓発や検査の受診率向上の取組を強化します。あわせて、誰もが心豊かに生き生きと生活できる社会を目指し、寄り添い支援の一つとして、がん患者の精神的なストレスや社会参加等への不安を和らげるため、ウィッグ等の補整具購入費用を助成します。  市民の健康づくりに関する取組を促進するため、ひらかたポイント制度のメニュー充実に加え、自治体マイナポイント事業との連携による民間キャッシュレス事業者のポイントやギフトカードへの交換など、利便性の向上を図ります。  健康経営を推進していくため、本市、全国健康保険協会及び民間事業者の3者連携により、市内事業者へのさらなる健康経営の普及、啓発を図るとともに、従業員の健康づくりへの支援を行うなど、働く世代の生活習慣病の発症及び重症化予防に努めます。あわせて、本市も事業者として健康経営優良法人の認証取得を目指すことにより、健康経営の取組を推進し、さらなる職員の健康増進を図り、組織の活性化につなげます。  高齢者の情報機器の利用を促進し、生活の利便性の向上につなげるため、通信事業者と連携しスマートフォン教室の開催を充実するなど、ソフト面での支援を行います。  地域共生社会の実現に向け、属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援の3つの支援を一体的に実施し、複雑化、複合化した課題に対応する重層的支援体制の充実を図ります。
     また、手話でつむぐ住みよいまち、誰もが暮らしやすいまちを目指し、手話の普及促進はもとより、子どもから大人まで広く市民に障害や障害者への理解が深まるよう、様々な機会を通じた啓発を行うとともに、障害のあるなしにかかわらず取り組める車椅子スポーツなど、イベントの開催を通じて心のバリアフリーを推進します。  重度障害者が安心して地域で生活できるようグループホームへの支援を行うとともに、医療的ケア児及びその家族に対する支援について検討を進めます。  成年後見制度について、法的課題の早期解決や身上保護を重視するため、ひらかた権利擁護成年後見センターの機能強化を図るとともに、後見に至らない判断能力に支障のある方への支援を充実し、権利擁護に関する取組を進めます。  (7)多様な生活・社会の課題解決に取り組むまちづくり。  誰一人取り残さないというSDGsの基本理念に通じる本市の目指すまちの姿「持続的に発展し、一人ひとりが輝くまち」の実現に向けて、総合計画に掲げる取組を着実に推進していきます。また、複雑・多様化し互いに関連する課題に包摂的に対応していくため、全庁一丸となって取り組んでいきます。  ジェンダー平等の実現に向けて、性別を理由とする差別や不平等、暴力等をなくすための啓発をはじめ、性的マイノリティーへの支援、DV予防教育プログラムの推進等を図ります。また、身体的性差への理解促進を図るとともに、その性差を踏まえ、女性の負担軽減につながる取組として、生理用品の本庁舎等への配置を進めます。  パートナーシップ宣誓制度については、都市間連携により、転出時の宣誓者の負担軽減に向けて取り組みます。  人権施策をより効果的、総合的に推進するため、(仮称)人権施策基本計画を策定します。また、計画の実効性を高めるため、あらゆる人権侵害を許さないという市の姿勢を発信していきます。  戦争の悲惨さや平和の尊さを若い世代に伝えるため、SNSや動画を活用した効果的な啓発事業を実施します。また、日本非核宣言自治体協議会や平和首長会議の取組を進める中で、核兵器の廃絶を求め続けます。  2050年二酸化炭素排出量実質ゼロの実現を目指し、地球温暖化対策を計画的に推進するため、第2次地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定するとともに、全国に先駆けて脱炭素に取り組むモデル事業として、(仮称)ネット・ゼロシティHirakata styleの実現を目指します。このモデル事業の下、災害時の活用にもつながる公用電気自動車や民間事業者との連携による電気バスの導入に向けて取り組みます。  また、公共交通の利用促進につながるバス停等の環境改善を図ります。  さらに、食品ロスを削減するため、民間事業者と連携し、家庭で不用となった未開封の食品を回収、配布するフードドライブを実施するとともに、学校給食牛乳パックのリサイクルとその取組を活用した環境教育を進めます。  市域の自然環境の現況を把握することで市民の自然環境に対する関心をさらに高めるため、市全域を対象とした市民参加型の自然環境調査を2か年にわたり行います。  快適で暮らしやすい環境を目指し、空き家・空き地対策のさらなる充実を図るため、地域の実態や課題に合わせて所有者に働きかけを行い、利活用の促進や市場へ流通させる取組を進めるとともに、若者世代空き家活用補助制度を引き続き活用し、さらなる子育て世帯の流入と空き家の解消を目指します。  また、結婚等に伴い新たな生活を始める夫婦等を対象とする結婚等新生活支援補助金については、より効果的に結婚支援や若者世帯を中心とした定住促進につなげるため、所得要件の緩和を図ります。  (8)行財政改革。  非接触型での行政サービスの提供を拡充するため、汎用型電子申請サービスを活用した行政手続のオンライン化を推進し、市民の利便性を向上します。また、本庁、各支所、枚方市駅サービスセンターの市民室窓口においては、証明書発行に係る手数料のキャッシュレス決済を導入します。  事務事業の見直しについては、各事務事業に設定したロジックモデル及び指標、到達目標を活用した検証に引き続き取り組むことで、より効率的、効果的な行財政運営につなげます。  デジタル技術の積極的な利活用によるスマート自治体への転換により、業務の効率化を進め、市民サービスの向上を図ります。  また、民間委託の推進などにより、職員数の適正化と総人件費の縮減を着実に進めていきます。  国民健康保険料など市税以外の債権については、さらなる徴収強化に取り組むため、体制整備を図ります。  清掃工場への事業系ごみ処理手数料については、見直しに向けた取組を進めます。  ネーミングライツについては、プロモーションの改善を図るとともに、公共施設だけでなく、イベントや講座などソフト事業へも対象を拡大し、さらなる財源確保に向けて取り組みます。  公立保育所の民営化については、4月から民営化する渚西保育所と令和3年4月に民営化した渚保育所とを統合し、新園舎での保育サービスを開始します。また、阪保育所の令和5年4月からの民営化に向けた準備を進めるとともに、桜丘北保育所についても、引き続き民営化に向けて取り組みます。  公立幼稚園・保育所施設の適正配置に向けて、就学前の教育・保育施設に係るひらかたプランの後期プランを策定し、今後の整理、集約の方針を示します。  あわせて、公共施設の集約化を目指した公共施設マネジメントシステムの再構築に取り組むとともに、サンプラザ生涯学習市民センターや中宮北小学校については、移転後の跡地活用について検討を進めます。  下水道事業については、将来にわたって安定的、持続的な経営を目指し、一般会計からの繰入金の適正化を図り、独立採算を原則とした企業経営に移行します。  市立ひらかた病院では、新型コロナウイルス感染症への対応を生かし、引き続き、市民の命を守るための医療を提供します。また、国の示すガイドラインに基づき、人口減少、少子・高齢化に伴う医療需要の変化や医師の時間外労働規制、また新興感染症に対する平時からの機能整備などを踏まえた中期経営計画を策定します。  以上、令和4年度の市政を運営していく上で、基本的な考えと主要な施策の概要について述べさせていただきました。  新型コロナウイルス感染症への対応が必要な中、引き続き、命を守る施策を最優先してまいります。あわせて、様々な課題の本質を捉え、多様性を尊重し、解決に向けて取り組んでいくことで、共生社会の実現を目指します。  就任以来、市民一人一人が生き生きと輝くよう、枚方のまちがよりよくなるよう、日々邁進してまいりました。2期目の任期の残り1年半も、この志を強く持ち、全力で挑戦していきます。  今後も、市民や市議会の皆様の御意見をしっかりとお聴きし、引き続き丁寧な説明と議論を重ね、本市のさらなる発展に向け、歩みを続けてまいりたいと考えています。  市議会をはじめ市民の皆様におかれましては、なお一層の御支援と御協力をいただきますようお願い申し上げまして、令和4年度市政運営方針とさせていただきます。 9 ◯有山正信議長 ただいまの令和4年度市政運営方針に対する各派代表質問は、3月4日及び7日に行います。御了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 10 ◯有山正信議長 午前10時55分まで本会議を休憩します。     (午前10時46分 休憩)     (午前10時55分 再開) 11 ◯有山正信議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 12 ◯有山正信議長 日程第2、議案第80号「令和4年度大阪府枚方市一般会計予算」、日程第3、議案第81号「令和4年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計予算」、日程第4、議案第82号「令和4年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計予算」、日程第5、議案第83号「令和4年度大阪府枚方市財産区特別会計予算」、日程第6、議案第84号「令和4年度大阪府枚方市介護保険特別会計予算」、日程第7、議案第85号「令和4年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計予算」、日程第8、議案第86号「令和4年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算」、日程第9、議案第87号「令和4年度大阪府枚方市水道事業会計予算」、日程第10、議案第88号「令和4年度大阪府枚方市病院事業会計予算」及び日程第11、議案第89号「令和4年度大阪府枚方市下水道事業会計予算」を一括議題とします。 13 ◯有山正信議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、議案第80号について、田中総合政策部長。 14 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま一括上程されました議案のうち、議案第80号 令和4年度大阪府枚方市一般会計予算につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  令和4年度当初予算につきましては、予算編成方針におきまして、行財政改革を通じた財源確保を図るとともに、子育て・教育環境の充実や枚方市駅周辺の再整備、また健康、福祉のまちづくりなど、本市の未来に向けた取組を着実に推進することとされており、この方針に基づき予算編成を行っております。  具体的には、子育て環境の充実では、新たな臨時保育室の開設や枚方版子ども園での給食実施、教育環境の充実では、小・中学校における体育館のエアコン整備や小学校プールの民間活力の活用、また、枚方市駅周辺の再整備といたしまして、市街地再開発事業や周辺道路の整備、健康、福祉のまちづくりでは、重層的支援体制の充実やひらかたポイント制度を活用した健康づくりの促進などに取り組むこととしております。このほか、新型コロナウイルス感染症への対応や市制施行75周年記念事業の実施に要する経費につきましても、予算に反映しております。  それでは、薄いほうの冊子、大阪府枚方市各会計予算書の1ページをお願いいたします。  第1条の歳入歳出予算でございますが、歳入歳出それぞれ1,490億円と定めております。これは、対前年度比で5.4%の増、額にして76億円の増となっております。  第2条の債務負担行為及び第3条の地方債につきましては、後ほど別表により説明させていただきます。  次に、第4条では一時借入金の借入最高額を180億円と定め、第5条では歳出予算の流用について定めております。  6ページをお願いいたします。  第2条の債務負担行為でございますが、第2表にございますとおり、防犯カメラ設置事業から7ページの枚方市土地開発公社に依頼する公共用地等先行取得事業までの30事業に対しまして、114億1,788万5,000円の限度額を設定しております。  また、土地開発公社に係る金融機関等に対する債務保証として、84億円の限度額を設定しております。  9ページをお願いいたします。  第3条の地方債でございますが、第3表にございますとおり、庁舎施設改修事業から11ページの臨時財政対策債まで、総額121億6,010万円の限度額を設定しております。  次に、令和4年度予算の主な内容につきまして、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、分厚いほうの冊子、一般会計予算説明書の16ページをお願いいたします。  まず、歳入予算でございます。  第1款市税では、市民税や固定資産税等の増収を見込み、前年度に比べ29億6,424万4,000円増の560億9,724万1,000円を計上しております。  22ページをお願いいたします。  第7款地方消費税交付金では、9億380万6,000円増の81億6,588万1,000円を計上しております。  24ページをお願いいたします。  第10款地方特例交付金では、新型コロナウイルス感染症の影響による固定資産税などの軽減措置に対する減収補填特別交付金の減などにより、12億4,810万3,000円減の3億6,264万8,000円を計上しております。  第11款地方交付税では、令和4年度の地方財政計画などを踏まえまして、9億円増の117億円を計上しております。  40ページをお願いいたします。  第15款国庫支出金では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や新型コロナワクチン接種体制確保事業補助金の増などにより、33億2,021万9,000円増の343億8,864万円を計上しております。  56ページをお願いいたします。  第16款府支出金では、大阪府地域医療介護総合確保基金事業補助金や、牧野高槻線及び京都守口線整備事業関連委託金の増などにより、15億8,402万9,000円増の154億8,608万8,000円を計上しております。  74ページをお願いいたします。  第19款繰入金では、新庁舎及び総合文化施設整備事業基金や、廃止いたしましたこの街に住みたい基金に係る繰入金の減などにより、15億538万9,000円減の34億6,277万8,000円を計上しております。  86ページをお願いいたします。  第21款市債では、楠葉排水区下水道浸水被害軽減総合事業の増や臨時財政対策債の減などにより、7億5,580万円減の121億6,010万円を計上しております。  続きまして、歳出予算でございます。  90ページをお願いいたします。  第1款議会費では、6億2,870万2,000円を計上しております。  94ページをお願いいたします。  第2款総務費では、総合文化芸術センター整備事業経費の減などにより、17億7,085万円減の107億8,721万2,000円を計上しております。  186ページをお願いいたします。  最下段の第3款民生費では、公的介護施設等整備事業経費や新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金事業経費の増などにより、21億9,380万3,000円増の729億3,834万2,000円を計上しております。  260ページをお願いいたします。  第4款衛生費では、新型コロナウイルス感染症対策経費や東部清掃工場基幹的設備改良工事の増などにより、38億6,791万4,000円増の158億5,998万2,000円を計上しております。  314ページをお願いいたします。  第6款商工費では、公設市場の施設改修工事費の増などにより、8,954万4,000円増の4億3,170万6,000円を計上しております。  324ページをお願いいたします。  第7款土木費では、下水道事業会計への負担金や光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金の増などにより、16億6,680万1,000円増の174億2,768万2,000円を計上しております。  364ページをお願いいたします。  第8款消防費では、枚方寝屋川消防組合に対する負担金の減などにより、1億4,920万2,000円減の46億4,328万8,000円を計上しております。  374ページをお願いいたします。  第9款教育費では、小・中学校の空調設備整備事業経費や禁野小学校整備事業経費の増などにより、12億26万8,000円増の138億8,293万8,000円を計上しております。  なお、444ページ以降に給与費明細書や債務負担行為に関する調書、地方債に関する調書などを添付しておりますので、併せて御参照をお願いいたします。  以上、議案第80号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 15 ◯有山正信議長 次に、議案第81号及び議案第85号について、石田市民生活部長。 16 ◯石田智則市民生活部長 続きまして、議案第81号 令和4年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  令和4年度の国民健康保険特別会計予算につきましては、平成30年度に実施されました国民健康保険制度改革を推進していく観点から、引き続き大阪府国民健康保険運営方針を踏まえつつ、令和6年度の府内統一保険料を目指すため、保険料の激変緩和策を講じて編成したものでございます。  それでは、薄いほうの冊子、令和4年度大阪府枚方市各会計予算書の13ページをお願いいたします。  第1条歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ429億4,400万円と定めるものでございます。  第2条債務負担行為につきましては、16ページの第2表のとおり定めるものでございます。  第3条では、一時借入金の最高額を100億円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の主な内容につきましては、別冊の令和4年度各特別・企業会計予算説明書により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、令和4年度各特別・企業会計予算説明書の5ページをお開き願います。
     国民健康保険料の医療給付費分及び後期高齢者支援金等分の算定対象となる令和4年度の一般被保険者の見込数につきましては、前年度より3,195人減の7万6,037人と見込み、世帯数につきましては、前年度より136世帯減の4万9,425世帯と見込んでおります。また、介護納付金分の算定対象となる介護保険の第2号被保険者である40歳から64歳の被保険者数につきましては、前年度より117人減の2万3,489人と見込み、保険料率等の予算の編成をしております。  それでは、歳入につきまして、御説明いたします。  10ページをお開き願います。  歳入予算の第1款国民健康保険料につきましては、全被保険者に係る現年賦課分及び滞納繰越分といたしまして、76億3,339万7,000円を計上しております。  次に、12ページをお開き願います。  第2款府支出金につきましては、保険給付費等交付金及び事業助成補助金といたしまして、305億1,769万3,000円を計上しております。  次に、第3款財産収入につきましては、利子及び配当金といたしまして10万円を計上しております。  次に、第4款繰入金につきましては、保険基盤安定繰入金など35億6,286万9,000円を計上しております。  14ページをお開き願います。  第5款諸収入につきましては12億2,994万1,000円を計上しており、これらを合わせました歳入総額につきましては、16ページ最下段のとおり、429億4,400万円とするものでございます。  続きまして、歳出でございます。  18ページをお開き願います。  歳出予算の第1款総務費につきましては、6億682万円を計上しております。  次に、22ページをお開き願います。  第2款保険給付費につきましては、298億2,887万4,000円を計上しております。  26ページをお開き願います。  第3款共同事業拠出金につきましては1万円を計上するとともに、第4款保健事業費につきましては、3億8,435万6,000円を計上しております。  次に、32ページをお開き願います。  第5款国民健康保険事業費納付金につきましては、116億8,196万8,000円を計上しております。  次に、第6款公債費、第7款諸支出金、34ページの第8款基金積立金、第9款予備費につきましては、それぞれ所要額を計上しており、これらを合わせました歳出総額につきましては、34ページ最下段のとおり、429億4,400万円とするものでございます。  なお、36ページ以降に給与費明細書を、42ページから43ページにかけまして債務負担行為に関する調書をそれぞれ添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第85号 令和4年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計予算につきまして御説明申し上げます。  令和4年度の後期高齢者医療特別会計予算は、大阪府後期高齢者医療広域連合が算定いたしました保険料や法で定められました繰入金などを見込み、編成したものでございます。  それでは、薄いほうの冊子、令和4年度大阪府枚方市各会計予算書の27ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ73億6,000万円と定めるものでございます。  第2条では、一時借入金の最高額を8億円と定めております。  歳入歳出予算の主な内容につきましては、別冊の令和4年度各特別・企業会計予算説明書により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、令和4年度各特別・企業会計予算説明書の109ページをお開き願います。  予算編成の基礎となります令和4年度の後期高齢者医療の被保険者数につきましては、前年度より3,021人増の5万9,579人と見込んでおります。  それでは、歳入につきまして、御説明申し上げます。  114ページをお開きください。  第1款後期高齢者医療保険料につきましては、59億2,721万9,000円を計上しております。  次に、第2款繰入金につきましては14億2,994万1,000円を計上し、次の第3款諸収入の284万円を合わせまして、歳入総額を116ページ最下段に記載のとおり、73億6,000万円とするものでございます。  続きまして、歳出でございます。  118ページをお開きください。  歳出予算の第1款総務費といたしまして、2億618万4,000円を計上しております。  122ページをお開き願います。  次に、第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、71億3,767万6,000円を計上しております。  次に、第3款公債費、第4款諸支出金、第5款予備費につきましては、それぞれ所要額を計上しており、これらを合わせまして、歳出総額を次の124ページ最下段に記載のとおり、73億6,000万円とするものでございます。  なお、127ページ以降に給与費明細書を、132ページから133ページにかけまして債務負担行為に関する調書をそれぞれ添付しておりますので、併せて御参照くださいますようお願い申し上げます。  以上、議案第81号及び議案第85号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げます。 17 ◯有山正信議長 次に、議案第82号について、田村土木部長。 18 ◯田村孝文土木部長 続きまして、議案第82号 令和4年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計予算につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、薄いほうの冊子、大阪府枚方市各会計予算書の17ページをお開き願います。  第1条につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,800万円と定めるものでございます。  次に、第2条の一時借入金でございますが、借入れの最高額を9,800万円と定めるものでございます。  予算の主な内容につきましては、厚いほうの冊子、別冊の各特別・企業会計予算説明書により御説明いたします。  予算説明書の50ページをお開き願います。  最初に、歳入でございますが、第1款使用料及び手数料は、9,799万円を見込んでおります。  第2款諸収入といたしましては1万円を計上し、最下段のとおり、歳入合計を9,800万円とするものでございます。  次に、52ページの歳出でございますが、第1款総務費4,921万2,000円は、本駐車場の管理運営に要する経費を計上しており、指定管理料や施設の改修費用のほかに、令和4年度より導入いたしますキャッシュレス決済の機器リース代及び事務委託料となっております。  第2款公債費は、1万円でございます。  第3款予備費といたしまして4,877万8,000円を計上し、54ページの最下段のとおり、歳出合計を9,800万円とするものでございます。  なお、56ページから57ページに債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、併せて御参照くださいますようお願い申し上げます。  以上、議案第82号 令和4年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計予算の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 19 ◯有山正信議長 次に、議案第83号について、藤原総務部長。 20 ◯藤原卓也総務部長 続きまして、議案第83号 令和4年度大阪府枚方市財産区特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入ります、薄いほうの冊子、令和4年度大阪府枚方市各会計予算書の20ページをお開き願います。  まず、第1条の歳入歳出予算でございますが、歳入歳出それぞれ1億2,600万円と定めるものでございます。  次に、主な内容につきまして、令和4年度各特別・企業会計予算説明書によりまして御説明させていただきます。  恐れ入りますが、64ページをお開き願います。  まず、歳入でございますが、第1款財産収入といたしまして、土地貸付収入、土地売払収入等で3,951万円を計上しております。  第2款繰入金では、財産区各地域の公共的な事業のための財産区基金からの繰入金といたしまして8,580万円を、第3款諸収入といたしまして69万円を計上しております。  恐れ入りますが、次に、66ページをお開き願います。  歳出でございますが、第1款総務費では、財産区管理費といたしまして不動産鑑定手数料や測量委託料、基金積立金等で4,088万8,000円、地区公共事業費といたしまして8,080万円、合わせまして1億2,168万8,000円を計上しております。  次に、第2款繰出金では、財産区財産の処分に伴います一般会計繰出金といたしまして、430万2,000円を計上いたしております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第83号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 21 ◯有山正信議長 次に、議案第84号について、中川健康福祉部次長。 22 ◯中川多喜健康福祉部次長兼新型コロナワクチン接種対策室長 続きまして、議案第84号 令和4年度大阪府枚方市介護保険特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本予算は、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画に定める介護サービスの見込量等に基づき、令和4年度の保険給付費、地域支援事業費、保険料収納予定額等を算定いたしまして編成したものでございます。  本予算の特色といたしましては、第8期介護保険事業計画の中間年度の予算であることを踏まえ、保険給付費、地域支援事業費につきましては、令和3年度実績見込みを勘案し、計画の範囲内で各事業に配分を行った予算であること、そして、地域支援事業において、新たに成果連動型民間委託契約方式(PFS)を活用した介護予防事業を実施することなどでございます。  それでは、お手元の薄いほうの冊子でございます、令和4年度大阪府枚方市各会計予算書の23ページをお開き願います。  第1条につきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ353億1,000万円と定めるものでございます。  次に、第2条の債務負担行為でございますが、26ページをお開き願います。  第2表のとおり、介護保険事業計画策定業務委託及び成果連動型民間委託契約方式を活用した介護予防普及啓発事業委託のため、限度額を2,155万3,000円と設定するものでございます。  恐れ入りますが、23ページに戻っていただきまして、次に、第3条の一時借入金でございますが、借入れの最高額を30億円と定めるものでございます。  24ページからの第1表、歳入歳出予算につきましては、別冊の令和4年度各特別・企業会計予算説明書により御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、各特別・企業会計予算説明書の69ページをお開き願います。  令和4年度の65歳以上の第1号被保険者につきましては、平均で11万3,851人と見込んでおります。  次に、74ページをお開き願います。  歳入でございますが、第1款保険料につきましては、65歳以上の第1号被保険者保険料として、74億9,565万2,000円を計上しております。  次に、保険料給付、地域支援事業に要する費用に充てるために介護保険法で定められた割合で第2号被保険者、国・府が負担するものといたしまして、第2款支払基金交付金として92億9,743万2,000円、第3款国庫支出金として76億4,146万6,000円、76ページに参りまして、第4款府支出金として48億3,820万8,000円、第5款財産収入として289万9,000円を計上しております。  次に、78ページを御覧ください。  第6款繰入金として60億2,945万3,000円、第7款諸収入として489万円を計上し、歳入総額を80ページの最下段に記載のとおり、353億1,000万円とするものでございます。  続きまして、82ページ以降の歳出につきましては、第8期介護保険事業計画に基づき計上した介護保険の要介護認定等の制度運営や保険給付、地域支援事業に要する費用等でございます。  第1款総務費として5億9,095万1,000円、86ページに参りまして、第2款保険給付費として327億8,679万7,000円を計上しております。  次に、90ページを御覧ください。  第3款地域支援事業費として、17億9,793万5,000円を計上しております。  なお、一部事業が一般会計の重層的支援体制整備事業に移行するため、前年度より約4億円の減額となっております。  続きまして、93ページを御覧ください。  成果連動型民間委託契約方式に係る事業者選定審査会の委員報酬及び委託料を計上しております。  次に、96ページを御覧ください。  第4款公債費として300万円、第5款諸支出金として1億2,413万1,000円、98ページに参りまして、第6款基金積立金として289万9,000円、第7款予備費といたしまして428万7,000円を計上しております。  以上、歳出総額といたしまして、最下段に記載のとおり、353億1,000万円を計上しております。  なお、100ページ以降に給与費明細書及び債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、議案第84号 令和4年度大阪府枚方市介護保険特別会計予算の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 23 ◯有山正信議長 次に、議案第86号について、水野子育ち支援監。 24 ◯水野裕一子育ち支援監 続きまして、議案第86号 令和4年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、お手元の薄いほうの冊子、令和4年度大阪府枚方市各会計予算書の30ページをお開き願います。  第1条につきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,700万円と定めるものでございます。
     次に、第2条の一時借入金でございますが、借入れの最高額を1,000万円と定めております。  歳入歳出予算の詳細につきましては、別冊の令和4年度各特別・企業会計予算説明書により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、136ページをお開き願います。  まず、歳入でございますが、第1款繰入金につきましては、一般会計繰入金といたしまして256万9,000円を、第2款諸収入につきましては、貸付金の元利収入と違約金及び延納利息といたしまして2,443万1,000円を計上し、歳入総額を最下段に記載のとおり、2,700万円とするものでございます。  次に、138ページをお開き願います。  歳出でございますが、第1款母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、母子父子寡婦福祉資金貸付金及び貸付事務費といたしまして2,699万円を、第2款公債費につきましては、一時借入金に係る償還金利子といたしまして1万円を計上し、歳出総額を最下段に記載のとおり、2,700万円とするものでございます。  なお、144ページから145ページにかけまして債務負担行為に関する調書を、また、146ページには地方債に関する調書をそれぞれ添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。  以上、議案第86号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 25 ◯有山正信議長 次に、議案第87及び議案第89号について、伊藤上下水道事業管理者。 26 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 続きまして、議案第87号 令和4年度大阪府枚方市水道事業会計予算及び議案第89号 令和4年度大阪府枚方市下水道事業会計予算につきまして、まず、議案第87号の提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、水道事業会計の令和4年度当初予算につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、大口利用者の需要回復により給水収益は増加するものと見込んでおります。また、今年度に策定する水道ビジョン2022のほか、水道事業経営戦略、水道施設整備基本計画に基づき持続可能な経営を目指すとともに、老朽化した水道施設の更新などに必要な予算を計上しております。  それでは、薄いほうの冊子、各会計予算書の33ページをお開き願います。  まず、第2条は、予算編成の基礎となる業務の予定量を定めるものでございます。  第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、水道事業収益が69億6,957万3,000円、水道事業費用は61億1,487万円を計上しております。  また、34ページの第4条資本的収入及び支出の予定額につきましては、資本的収入が30億8,192万9,000円、資本的支出は59億6,371万4,000円を計上しております。  なお、収入が支出に対して不足する額につきましては、損益勘定留保資金などで補填することとしております。  次に、第5条の継続費につきましては、北中振他配水管整備事業を設定しております。  35ページは、第6条債務負担行為として、庁舎維持管理委託など5件を設定しております。  第7条から36ページの第11条は、企業債や一般会計からの補助金の額などを定めるものでございます。  それでは、主な内容につきまして、厚いほうの冊子、各特別・企業会計予算説明書により説明させていただきます。  恐れ入りますが、182ページをお開き願います。  まず、収益的収入でございます。  営業収益では、給水収益としまして、前年度より約4,000万円増加の61億294万9,000円を計上しております。  次に、186ページからの収益的支出では、営業費用としまして、原水及び浄水費を16億9,553万9,000円、196ページの減価償却費では22億2,724万3,000円を計上しております。  続きまして、200ページからの資本的収入では、企業債27億4,900万円などを計上しております。  次に、204ページからの資本的支出では、建設改良費として40億7,363万8,000円を計上しており、建設改良事業費13億7,825万円のほか、206ページから配水支幹更新事業費や中宮浄水場更新事業費などの継続事業を、また、208ページには固定負債償還金として企業債償還金18億4,143万5,000円を計上しております。  なお、210ページ以降には、他会計繰入金明細書のほか附属資料を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。  続きまして、議案第89号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、下水道事業会計の令和4年度当初予算につきましては、今年度に策定する下水道ビジョン2022のほか、下水道事業経営戦略、下水道整備基本計画に基づき持続可能な経営を目指すとともに、老朽化した管路の更新や雨水貯留管整備、下水道施設の耐震化など、市民の安全、安心を守るために必要な予算を計上しております。  それでは、薄いほうの冊子の各会計予算書の40ページをお開き願います。  まず、第2条は、予算編成の基礎となる業務の予定量を定めるものでございます。  第3条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、下水道事業収益が124億2,964万3,000円を、下水道事業費用は113億8,285万5,000円を計上しております。  また、41ページの第4条資本的収入及び支出の予定額につきましては、資本的収入が43億2,763万7,000円、資本的支出は92億6,048万9,000円を計上しております。  なお、収入が支出に対して不足する額につきましては、損益勘定留保資金などで補填することとしております。  次に、第5条の継続費につきましては、汚水公共下水道未普及地区整備事業を設定しております。  42ページの第6条債務負担行為では、外部保管委託など4件を設定しております。  第7条から43ページの第12条までは、企業債や一般会計からの補助金の額などを定めるものでございます。  それでは、主な内容につきまして、厚いほうの冊子の令和4年度各特別・企業会計予算説明書により説明させていただきます。  恐れ入りますが、306ページをお開き願います。  収益的収入の下水道事業収益でございます。  営業収益では、下水道使用料としまして、前年度より約1億4,000万円増加の64億6,854万4,000円を計上しております。  また、310ページからの収益的支出では、主な営業費用としまして、320ページの流域下水道維持管理費で19億5,110万5,000円、減価償却費で64億3,718万2,000円を計上しております。  続きまして、324ページからの資本的収入では、企業債13億2,700万円などを計上しております。  次に、328ページからの資本的支出では、330ページに楠葉排水区下水道浸水被害軽減総合事業費など継続事業を、また、334ページの固定負債償還金では、企業債償還金47億8,872万6,000円を計上しております。  なお、336ページ以降には、他会計繰入金明細書のほか附属資料を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第87号及び議案第89号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 27 ◯有山正信議長 次に、議案第88号について、岡市市立ひらかた病院事務局長。 28 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 続きまして、議案第88号 令和4年度大阪府枚方市病院事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  令和4年度当初予算につきましては、新型コロナウイルス感染症対応と一般診療との両立を基本方針とし、医業収支の改善に取り組む一方、コロナウイルス診療に必要な薬品費や、多様化する医療ニーズに対応するために必要な人員の経費のほか、建物や医療機器等の経年劣化に伴う修繕費の増加などを見込んだことから、約3億6,118万円の純損失を計上する予算となってございます。  恐れ入りますが、薄いほうの冊子、大阪府枚方市各会計予算書により御説明申し上げます。  37ページをお開き願います。  まず、第2条では、1年間の入院患者数や外来患者数など、予算編成の基礎となります業務の予定量を定めております。  次に、第3条収益的収入及び支出では、収入の額を107億332万9,000円、支出の額を110億6,450万6,000円と定めております。  38ページに参りまして、第4条資本的収入及び支出では、収入の額を13億1,924万5,000円、支出の額を17億9,132万2,000円と定めております。  なお、資本的収支の不足額につきましては、損益勘定留保資金などで補填することとしております。  次に、第5条では、債務負担行為につきまして磁気テープ外部保管委託など5件を設定し、次に、第6条では、医療機器整備事業などに充当する企業債の取扱いについて定めております。  39ページに参りまして、第7条から第11条までは、一時借入金の限度額や流用に関する事項、議会の議決を経なければ流用することのできない経費などにつきまして、それぞれ定めるものでございます。  それでは、主な内容につきまして、別冊の各特別・企業会計予算説明書により御説明申し上げます。  恐れ入りますが、248ページをお開き願います。  収益的収入及び支出につきまして、まず、収入の第1款病院事業収益の第1項医業収益は、入院収益及び外来収益などを合わせまして、前年度より4億2,558万2,000円の増となります93億6,836万8,000円を計上しております。  次に、250ページの第2項医業外収益は、一般会計負担金などを合わせまして13億3,484万7,000円を計上しており、収入合計は、最下段のとおり、特別利益を加えました107億332万9,000円を計上しております。  次に、252ページに参りまして、支出の第1款病院事業費用につきまして、第1項の医業費用は、給与費、材料費、経費など、106億3,981万1,000円を計上しております。  次に、260ページをお開き願います。  第2項医業外費用につきまして4億1,369万5,000円を計上し、これに特別損失、予備費を加えまして、支出合計は、最下段のとおり、前年度に比べ4億2,014万8,000円の増額となります110億6,450万6,000円を計上しております。  次に、262ページに参りまして、資本的収入及び支出では、第1款資本的収入につきまして、一般会計負担金、企業債など、13億1,924万5,000円を計上しております。  次に、264ページの第1款資本的支出では、建設改良費、企業債償還金など、17億9,132万2,000円を計上しております。  また、268ページから276ページにかけまして、科目ごとの前年度比較などの資料を掲載しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。  以上、議案第88号 令和4年度大阪府枚方市病院事業会計予算の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 29 ◯有山正信議長 ただいま議題となっています議案第80号から議案第89号までの10件についての質疑は行いません。御了承願います。 30 ◯有山正信議長 お諮りします。  本10件については、委員の定数を13人とする予算特別委員会を設置し、これに付託したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 31 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本10件については、委員の定数を13人とする予算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 ──────────────────────────────────────────           予算特別委員名簿(議席番号順)                             (令和4年2月) ┏━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 職  名 │ 委 員 名 │    所属会派    │ 備  考 ┃ ┣━━━━━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━┫ ┃ 委  員 │松 岡 ちひろ│  日本共産党議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │広 瀬 ひとみ│  日本共産党議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │漆 原 周 義│ひらかた自由民主党議員団│      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │奥 野 美 佳│   連合市民の会   │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │番 匠 映 仁│   連合市民の会   │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │泉   大 介│   大阪維新の会   │      ┃ ┃      │       │  枚方市議会議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │妹 尾 正 信│   大阪維新の会   │      ┃ ┃      │       │  枚方市議会議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │門 川 紘 幸│   大阪維新の会   │      ┃ ┃      │       │  枚方市議会議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │鍜治谷 知 宏│   大阪維新の会   │      ┃
    ┃      │       │  枚方市議会議員団  │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │丹 生 真 人│   公明党議員団   │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │藤 田 幸 久│   公明党議員団   │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │大 地 正 広│   公明党議員団   │      ┃ ┠──────┼───────┼────────────┼──────┨ ┃ 委  員 │上 野 尚 子│   公明党議員団   │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ────────────────────────────────────────── 32 ◯有山正信議長 お諮りします。  ただいま設置されました予算特別委員会の委員については、タブレットに掲載しています予算特別委員名簿に記載している13人の議員を選任したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 33 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって、ただいま申し上げたとおり、13人の議員を予算特別委員会の委員に選任することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 34 ◯有山正信議長 午後1時30分まで本会議を休憩します。     (午前11時51分 休憩)     (午後1時30分 再開) 35 ◯有山正信議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 36 ◯有山正信議長 日程第12、議案第90号「令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第12号)」を議題とします。 37 ◯有山正信議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 38 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程されました議案第90号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第12号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の9ページをお願いいたします。  今回の補正予算では、令和3年度の決算見込みに基づく財源補正や不用額の減額のほか、国の補正予算に伴う事業や新型コロナウイルス感染症への対応に要する経費などについて補正を行うものでございます。  第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ31億8,164万1,000円を増額し、補正後の総額を1,725億1,732万3,000円と定めるものでございます。  第2条から第4条までにつきましては、それぞれ別表により御説明申し上げます。  14ページをお願いいたします。  債務負担行為の補正では、第2表にございますとおり、枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託につきまして、より早期に着手し、4)・5)街区におけるまちづくりの早期実現に向けて取り組んでいく観点から、債務負担行為の設定を行い、補正後の限度額を207億8,530万1,000円と定めるものでございます。  16ページをお願いいたします。  地方債の補正につきましては、第3表にございますとおり、総合福祉会館高圧受電設備改修事業など22件の補正を行い、補正後の限度額を、17ページの最下段にございますとおり、121億6,029万8,000円と定めるものでございます。  18ページをお願いいたします。  繰越明許費の補正につきましては、第4表にございますとおり、庁舎施設改修工事など35事業について繰越明許費の設定を行うものでございます。  それでは、事項別明細書によりまして、主な補正内容について、御説明申し上げます。  22ページをお願いいたします。  まず、歳入の補正でございます。  第1款市税では、個人市民税や法人市民税、固定資産税の増などにより、20億7,703万5,000円の増額補正を行っております。  24ページをお願いいたします。  第2款地方譲与税では、自動車重量譲与税の増などにより、2億3,642万2,000円の増額補正を行っております。  26ページをお願いいたします。  最下段の第7款地方消費税交付金では、9億380万6,000円の増額補正を行っております。  28ページをお願いいたします。  第10款地方特例交付金では、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金の減により、7億1,616万9,000円の減額補正を行っております。  第11款地方交付税では、国の追加交付に伴う普通交付税の増により、27億3,412万4,000円の増額補正を行っております。  30ページをお願いいたします。  第15款国庫支出金では、国の補正予算に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や学校施設環境改善交付金の増などにより、17億2,916万2,000円の増額補正を行っております。  34ページをお願いいたします。  第16款府支出金では、連続立体交差事業関連委託金の減などにより、8億5,414万6,000円の減額補正を行っております。  40ページをお願いいたします。  第19款繰入金では、財政調整基金繰入金の減などにより、35億8,289万3,000円の減額補正を行っております。  第20款諸収入では、競艇収入の増などにより、2億7,909万8,000円の増額補正を行っております。  42ページをお願いいたします。  第21款市債では、国の補正予算に伴うトイレ改善事業の増や普通交付税の追加交付に伴う臨時財政対策債の減などにより、2億5,560万3,000円の減額補正を行っております。  続きまして、歳出の補正でございます。  46ページをお願いいたします。  第2款総務費では、総合文化芸術センター整備事業経費の減や施設保全整備基金積立金の増などにより、6億9,436万5,000円の増額補正を行っております。  54ページをお願いいたします。  第3款民生費では、国民健康保険特別会計への繰出金の増や私立保育所等経費の減などにより、2億8,464万3,000円の減額補正を行っております。  64ページをお願いいたします。  第4款衛生費では、希釈放流センター設備改修工事の減や土地開発公社健全化対策経費の増などにより、1億7,140万5,000円の増額補正を行っております。  70ページをお願いいたします。  第6款商工費では、新型コロナウイルス感染症関係制度融資信用保証料補給金の増やプレミアム付商品券事業費の減などにより、2億9,830万5,000円の減額補正を行っております。  72ページをお願いいたします。  第7款土木費では、京阪本線連続立体交差事業経費の減のほか、主要道路リフレッシュ整備事業経費や新庁舎及び総合文化施設整備事業基金積立金の増などにより、1億3,108万2,000円の増額補正を行っております。  80ページをお願いいたします。  第8款消防費では、枚方寝屋川消防組合に対する負担金の減などにより、1億9,356万9,000円の減額補正を行っております。  第9款教育費では、教育文化センター施設管理経費の減のほか、児童・生徒等の健康管理事業費や小・中学校のトイレ改善事業経費の増などにより、24億8,700万円の増額補正を行っております。  90ページをお願いいたします。  第11款諸支出金では、減債基金積立金の増などにより、10億3,750万円の増額補正を行っております。  なお、92ページ以降に給与費明細書や債務負担行為に関する調書等の参考資料を添付しておりますので、併せて御参照をお願いいたします。  以上、議案第90号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 39 ◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。堤議員。 40 ◯堤 幸子議員 ただいま上程されました一般会計補正予算について、質問させていただきます。  議案書の14ページ、債務負担行為補正の枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託について、具体的にどのような内容なのか。また、19ページの繰越明許費補正の市駅周辺整備事業、枚方市駅周辺地区市街地再開発事業補助金、枚方市駅前行政サービス再編事業について、どのような内容なのか。併せて、その理由についてもお伺いいたします。 41 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 債務負担行為補正として計上しております枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託につきましては、民間事業者に対するサウンディング型市場調査の実施に際しまして、実施要領の作成支援や提案内容の整理、分析などの調査実施に関する業務、公募に必要な条件整理などの支援を行う業務でございます。  また、繰越明許費の枚方市駅前行政サービス再編事業につきましては、3)街区における第3工区の再編に係る内装設計で、第3工区の新築工事着工の準備に時間を要していたことにより業務が完了できないため、繰越措置を行うものでございます。  あわせまして、枚方市駅周辺地区市街地再開発事業補助金につきましては、3)街区における解体除却費及び補償費などで、前述の第3工区の新築工事着工の準備及び第1工区の設計、解体工事等に時間を要していたことから、繰越措置を行うものでございます。 42 ◯田村孝文土木部長 繰越明許費の市駅周辺再整備事業につきましては、3)街区における枚方市駅北口駅前広場の拡充に合わせた改良を予定している京阪電鉄高架下道路の設計委託料で、コロナ禍の影響により、交通管理者や交通事業者等の関係機関との協議、調整に時間を要し、期間延長が必要となったため、繰越措置を行うものです。 43 ◯堤 幸子議員 それぞれ御答弁ありがとうございました。  2回目の質問をさせていただきます。  枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託についてですが、枚方市駅周辺再整備基本計画を立てる際にも民間のアドバイザーとの意見交換を行い、導入する都市機能、土地利用、施設規模について御意見を伺っていると思います。今年度も、4)街区の市有地をどのように活用するのかを、市民ワークショップなどを開催して、4)・5)街区のまちづくりの考え方を取りまとめられました。  そうしてまとめてきたものを、さらにコンサルタントを委託してまでサウンディングを行う必要があるとは思えませんが、なぜ必要なのか、お伺いいたします。 44 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 今後予定しております4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)の実現性を高めていくためには、サウンディング型市場調査で得られた提案や御意見などの成果を踏まえる必要があるため、本調査を実施するものでございます。 45 ◯堤 幸子議員 4)・5)街区の市有地を有効活用するために、より実現性を高めるということで、民間企業の提案や意見などをまた聞いていく、踏まえる必要があるということですが、一方で、市民には説明会の開催も行われず、意見交換すら行われていません。ワークショップも数回の開催にとどまっています。駅前の開発に民間業者がより参入しやすいようにするサウンディングにかける時間があるのなら、市民にも駅前の用地活用について直接意見を聴く必要があります。そうでないと、誰のための駅前整備なのか分かりません。  特に、市有地である4)街区の利用については、民間に売却などを行うのではなくて、市民意見を尊重して、市民のための公園や施設を造っていくように求めます。  今回の補正予算では、3)街区に関わる費用も繰り越されています。こちらは3)街区の第3工区の工事の遅れを受けたもので、第3工区については今後のスケジュールや費用面も心配されます。また、京阪高架下の道路についても警察などとの協議が調わず、期間延長が必要になったということです。  今後も、コロナ禍の影響や資材の高騰など予期しない要因で3)街区に関する工事の遅れが考えられます。市民への説明、特に近隣にお住まいの方への丁寧な説明を求めて、質問を終わります。  以上です。 46 ◯八尾善之議員 私からも、ただいま上程されました議案第90号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第12号)、14ページの第2表にあります債務負担行為補正で、枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託として、令和3年度から令和4年度まで100万円の債務負担設定が計上されていますが、この委託業務の内容は、サウンディング型市場調査に係る実施要領の作成支援や提案内容の整理、分析、市場調査の結果の取りまとめ等の調査実施に関する業務などの支援と伺っております。  しかしながら、納得のいかない点が多々ありますので、今回は、私なりの視点で確認を少ししてまいりたいと思います。  まず、この枚方市駅周辺再整備に関しては、過去にも、先ほど堤議員が言われたように、民間アドバイザーなど同様の調査や意見聴取を実施していたと記憶していますが、今回、この民間活力導入可能性調査委託による成果を今後のまちづくりにどのようにつなげていくのか、お伺いいたします。  私といたしましては、市の果たすべき役割を放り投げて民間の知恵を聞くのではなく、まず庁舎の位置などを確固たるものにしてから、その次に残りの4)・5)街区でのサウンディング調査を行うのであれば、まだほんの少しは理解できる部分もあるかと感じますが、市として庁舎の位置すら決まっていない中でサウンディング調査を実施するのは、順序が違うと考えます。  今、債務負担による予算を組んでまでサウンディング調査をする必要があるのか。これまでと同じで4)・5)街区の取組が全く見えない中で、過去に民間アドバイザーで似たような調査を行っていましたが、結局のところ、4)・5)街区を含め枚方市駅周辺再整備基本計画の策定スケジュールが2年も遅れた状況であります。  今回も、このサウンディング調査を行うことが成果いわゆる結果につながる可能性を担保できていないと感じます。ですので、今回行うサウンディング調査は、これまでの何をもって実現性があるとされているのか、その担保を分かりやすく、まず私が理解できるよう併せてお答えください。 47 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本市におきましては、4)・5)街区のまちづくりの具体化に際しまして、議会からの御意見を踏まえ、まずは4)街区における民間活力導入エリアなどの活用についてしっかりと市の考えをまとめる必要があることから、この間、その取組を進めているところでございます。  また、平成29年度から平成30年度にかけて実施いたしました民間アドバイザーからは、事業経験のある民間事業者の立場から多くの有益な提案、助言をいただくことで、枚方市駅周辺再整備基本計画の策定に役立てることができました。  こうした経験から、今般、4)・5)街区の民間活力導入エリアに誘導、誘致するコンテンツなどについて、市の目指すまちづくりの考え方として、その骨子案を事前に示した上で、主体的に関わる意欲のある民間事業者を対象としたサウンディング型市場調査を実施することにより、事業者目線での提案や意見などを把握することで、誘導、誘致するコンテンツや土地利用などの実現性を高め、9月を目途に4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を作成するため、取組を進めてまいります。 48 ◯八尾善之議員 今の答弁は、私の質問にストレートに答えていないと、何か後ろめたいものがあるのかなと感じてしまいますし、全く理解ができません。お世辞でもサウンディング調査について一定理解する部分もありますと言いたいのですが、何一つ納得ができませんでした。
     なぜ今、この時期に債務負担を組んでまで取り組まなければならないのかという根本から理解ができません。また、過去に行った民間アドバイザーと今回のサウンディング調査との違いについても、到底納得できるような答弁でありませんでした。  市として果たすべき議決案件でもある庁舎の位置すら決まっていないこの段階、この時点で、提案者のフリーハンド、夢物語の調査になぜ取り組まなければならないのか、再度、分かりやすくお答えください。 49 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 本年、4)・5)街区におきまして民間活力の導入により市有地を有効活用するまちづくりの考え方を9月議会でお示ししたいと考えております。  基本計画では、5)街区につきましては新庁舎を含む行政エリアとして位置づけをしており、4)街区につきましては、議会をはじめ市民アンケートより、魅力あるコンテンツについて御意見をいただいているところでございます。  いただいたコンテンツの可能性を含め、まちづくりに関わる意欲のある民間事業者から提案や御意見をいただき、その調査結果を踏まえながら、5)街区に新庁舎とする4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を作成するため、本調査を実施するものでございます。 50 ◯八尾善之議員 部長、ごめんなさい。今の答弁をお聞きしても、最初の答弁と何が違うのかを含めて、やはり分かりませんでした。これ以上何を言っても、非常に残念ではありますけれども、サウンディング調査を強硬に実施されると考えます。  その証拠として、今ここで審議していて、まさしく私が質問していますサウンディング調査について、この後開催されます全員協議会の資料に既にもう掲載されている状態なのですね。ここまで議会をこけにする対応をするのかと、はらわたが煮えくり返る思いをしているのは私だけでしょうか。  このように言いながらも、私自身、本当に涙がこぼれんばかり残念ですし、ふがいないと言われるかもしれませんが、この議案に対して総合的に判断して、最終的には反対まではいたしませんが、市ではたかだか100万円でがたがた言うなと考えているかもしれませんが、ちりも積もれば山となる。コロナ禍の中、今後の社会情勢については大変不透明な状況になると考えます。  今後、市の財政負担が大きくなっていく可能性もあるわけです。そうした状況にもかかわらず、あえてサウンディング調査を実施しても、その成果が絵に描いた餅になることも当然可能性としてあるわけです。このようなことを踏まえ、市の財政を担当する総合政策部として、しかるべき判断をしていただきたかったと言わざるを得ません。  遠い昔の話かもしれませんが、借金は1,000億円云々と言われていましたが、今では優に1,000億円を超えている状況が続いています。前にも申し上げましたが、行け行けどんどんで金をばらまく、そのような麻痺に陥っているのではないかと非常に心配でたまりません。  一事が万事、私はこの件だけではないと考えます。総合政策部として、曖昧で賭け事のような予算にならないよう、成果がどのように担保されているのかをしっかりと見極め、事に当たっていただきたいと強く意見を申し上げまして、私の質問を終了いたします。 51 ◯番匠映仁議員 私のほうからも、一般会計補正予算(第12号)、議案書14ページの債務負担行為補正、枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託について、伺います。  私からも、サウンディング型市場調査というものが具体的に何をしようとされているのかということについてお聞きしたいと思うのですが、これは、端的に言って、コンテンツ案をたくさん募集して拡散させようとしているのか、具体的に案を示して集約させようとしているのか、どちらなのでしょうか、一つ伺います。  そして、あわせて、昨年の7月9日の全員協議会での私への答弁では、4)街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツについては12月を目途に案をお示しするとされていました。今回の市場調査では、その答弁にあったコンテンツ案に向けてのどの部分に当たるのか、併せて伺います。 52 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 今年度に、4)街区の市有地を有効活用しました民間活力導入エリアに誘導、誘致する機能や施設などに関しましては、市民や関係者などの御意見をお聞きしながら、4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(骨子案)を取りまとめております。  今回の補正予算に伴うサウンディング型市場調査につきましては、本骨子案に示す多世代交流が促進される複合的な都市機能の誘導や、ウオーカブル機能の中心となるシンボリックな大空間の創出など、市の目指すまちづくりの考え方に基づき、民間事業者から具体的な提案や意見などを求め、民間ノウハウやアイデアなどを得ながら、4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を整理していく考えでございます。  また、今回の調査につきましては、本骨子案で示すまちづくりの考え方の実現性や魅力をさらに高めていくためのもので、これら調査結果を踏まえながら、新たな土地利用や誘導するコンテンツの考え方を整理してまいります。 53 ◯番匠映仁議員 なかなか、どっちですかということについてストレートに答えてくれないのはちょっと残念です。先ほど八尾議員も言われていたように、なかなか非常に理解しにくい答弁なのです。先ほどの堤議員なり八尾議員への答弁を含めて私なりに理解すると、この市場調査は、9月を目途に示される4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)に向けてのステップとしていきたいということは理解しました。  そして、昨年7月に私の質問に答弁された時点から、コンテンツを示すことについては大きく遅れているということも併せて認識いたしました。  では、2回目は、市長にお伺いしたいと思います。  昨年の市政運営方針で、市長は、「特に、枚方市駅周辺再整備は本市の将来を担う最重要課題であることから全庁一丸となり進めます」と述べられていましたし、代表質問の答弁では、「4)街区は魅力ある市駅周辺再整備を実現していく上で中核となる重要なエリアであると認識しており、その実現には並々ならぬ思いを持って成し遂げる決意で」、そのために「まちの魅力を高める施設の誘導などを加えた一体的なまちづくりにより」、「市内外から様々な人やものが集い交流するまちの実現に向けて取り組んでいく」と答弁されました。  市長は、今回の補正予算による市場調査を実現していくことで、市長がおっしゃっていたまちの実現がより具体的なものになってくると考えておられるのか、そのまちへの思いも含めて見解を伺います。 54 ◯伏見 隆市長 枚方市駅周辺再整備については、コロナ禍にあっても本市の持続可能なまちづくりの重要政策の一つとして、20年、30年先を見据え、その実現に向けた決意を強く持ち続けています。  その一環として、今回のサウンディング型市場調査を実施し、民間事業者に提案や意見をお聞きしていくことで実現性をより高めていくことができるなど、取組を着実に進めてまいります。 55 ◯番匠映仁議員 市長の思いは何となく理解はしたのですが、やはりそういう強い思いというのをしつこくしつこく語らなければ、この大仕事は成し遂げられないと思います。今年度、全庁一丸となって進められてきたのでしょうか。ちょっと心配な面もありますが、それぞれいろいろな思いが錯綜しますが、最後は我々も期待するしかないとは思っています。  この市場調査を踏まえて、9月には、4)街区が魅力ある、にぎわいのあるまちになって、枚方市駅周辺でのにぎわいをリードして、枚方市全体がさらなる新しい時代の発展を遂げ、市民が笑顔で生き生きと暮らしている姿を市民に提案していただきたいと期待しておりますので、本当によろしくお願いしたいと思います。  以上です。 56 ◯小池晶子議員 私のほうからも、ただいま上程されました議案第90号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第12号)のうち、債務負担行為としての枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託について、お尋ねいたします。  今年1年間でも、今回の全員協議会は本日を入れて2回目という状況です。駅前再整備という大きなプロジェクトと考えましたら、議会への報告としてはもっと行われるべきであり、今後は改善をお願いいたしたいと思います。  改めまして、今回行われる委託業務の目的はどのようなものか。また、補正予算として急ぐ理由をお尋ねいたします。 57 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)・5)街区のまちづくりを具体化していくため、枚方市駅周辺再整備基本計画に基づきまして、今年度に実施いたしました市民や北大阪商工会議所などからの多くの提案や意見を踏まえ、今般、4)5)街区のまちづくりの考え方(骨子案)を作成いたしました。本市といたしましては、本骨子案を基に、実現性や魅力をさらに高めた4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を作成するためには、民間活力が不可欠であることや、実現性を高めていく必要があることから、当初のスケジュールを見直し、民間事業者へのサウンディング型市場調査を効果的、効率的に実施するため、業務委託するものでございます。  なお、4)・5)街区のまちづくりの早期実現に向けて必要となる本調査を迅速に取り組むため、急遽、補正予算での対応を行うものでございます。 58 ◯小池晶子議員 冒頭にも申し上げましたとおり、この1年間での動きがあまり見えない中、今回、急遽の対応ということなのですが、委託業務の目的であるサウンディング型市場調査の狙いと、今後のまちづくりへの効果としてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 59 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 4)5)街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)の検討段階では、民間事業者から対話を通じて直接提案や御意見をお聞きすることで実現可能性を高めたプランの作成が可能となるとともに、4)・5)街区のまちづくりの検討段階から広く情報提供することで、民間事業者の参入意欲の向上が期待できるものと考えております。 60 ◯小池晶子議員 3)街区のまちづくりが進む中で、4)・5)街区のまちづくりについてはスピード感を持って早期に具体化していただくことが重要だと思います。  今年度に実施されたワークショップなどの取組の中で、市民の方や北大阪商工会議所などからの御意見を生かしてさらにその実現性というものを高めるためには、しっかりとそのサウンディング型市場調査の結果を踏まえて、ぜひとも議会ともしっかりとコミュニケーションを取りながら、4)・5)街区のまちづくりプランを早期に作成していただけるよう要望とさせていただきます。 61 ◯広瀬ひとみ議員 では、私のほうからは、議案書61ページの私立保育所等経費のうち、(1)各種補助金のウ.保育士等処遇改善臨時特例事業補助金について、お伺いいたします。  この補助金は、新型コロナウイルス感染症への対応と少子・高齢化への対応が重なる最前線において働く保育士等の処遇の改善のため、賃上げ効果が継続される取組が継続されることを前提として、収入を3%程度、月額9,000円程度と報道もされているところですが、引き上げるための措置をこの2月から実施するものだとお聞きしております。  そこで、これらの補助金の交付によって確実に保育士等の処遇が改善されたことをどのように確認される予定なのか、まず、お伺いいたします。 62 ◯横尾佳子子ども未来部長 この補助金は、国の経済対策として交付される保育士等処遇改善臨時特例交付金を財源として、私立保育所等に勤務する保育士等の処遇改善を目的に補助金を交付するものであり、実績報告書の提出の際には賃金規程や賃金台帳等支払いの事実を証する書類の添付を求め、処遇改善が適切に実施されているか確認を行います。 63 ◯広瀬ひとみ議員 この間、保育士の皆さんは、本当に自分自身の感染も不安だろうし、また、感染が不安な保護者の皆さんの思いも受け止めながら、本当に毎日懸命に奮闘していただいているところだと思います。  そうした皆さんの処遇が少しでも改善されることは喜ばしいことだと思いますが、賃金台帳等の提出も行っていただきながら、そうした点もしっかり確認していくということでありますが、この補助金の中身だけではまだまだ不十分な点があるのだと思います。この補助金で、先ほども言いました月額9,000円程度の本当に給与改善につながっているのかどうかという点もしっかり確認していただきながら、今後のさらなる国の制度充実の取組にもぜひつなげていただきたいと思っています。  今回の補正予算は、私立保育所等経費という形で計上されていますが、公立保育所等の保育士等の処遇改善についてはどう取り組まれるおつもりなのか、お伺いいたします。 64 ◯藤原卓也総務部長 この処遇改善の適用を受けるに当たりましては、公立保育所等に勤務する職員に対しましては、令和3年人事院勧告を踏まえた給与改定により期末手当の引下げを行っている市におきましては賃金水準を給与改定前の水準に戻すことが必要とされております。  人事院勧告は官民較差是正を趣旨としてなされるものでありまして、また、職員間の公平性を確保する観点からも、特定の職場や職員に限って令和3年の給与改定分を実施しない取扱いは困難であることから、本処遇改善につきましては実施しないこととしたものでございます。 65 ◯広瀬ひとみ議員 何だかよく分からないのですけど、市の職員は、前回、期末手当の引下げを行っておりまして、まずそれを戻してからでしかできないのですよと。それを保育士だけ戻すと、ほかの職員との間で不公平になるではないかというお話だと思います。  市の職員は、全ての公務員の皆さんはそうなのですけど、本当にコロナ禍の中で奮闘していただいていて、そうした皆さんの期末手当を引き下げたことそのものがやっぱりどうだったのかと思いますし、国が言っていることは、そういう意味では本当に矛盾だらけだと私も思うのですが、政府のほうも、その矛盾を分かりながら、今回、保育士の処遇改善については、先ほども言いましたけど、コロナの中で対応していただいていると。その中で最前線で働いている保育士の処遇改善をやっていってくださいよということで対応を求めているわけなのです。  私立保育所に対する補助金だけではなくて、国からは、この事業は公立施設の職員も対象であり、積極的に活用するようにという通知が何度も自治体には出されていると思います。これは保育士だけではなくて、留守家庭児童会室の職員なんかにも同じように適用されるわけなのですが、今、本当に大変な中で奮闘されていますよね。  柏市など他の中核市では、こうした公立施設の職員も対象として既に改善を図るということも表明されているところであります。国の財政措置があるわけですから、これを活用して少しでも労をねぎらっていくということを、やっぱり枚方市としてもやるべきだと改めて強く求めまして、質問を終わらせていただきます。 66 ◯松岡ちひろ議員 それでは、私のほうからは、議案書73ページのプレミアム付商品券事業費負担金2億3,000万円の減額について、お尋ねいたします。  今回予算を減額する主な要因については、住民税非課税世帯及び収入が著しく減少した生活困窮世帯に対して無償で配付する予定であった商品券について、引換えに来られなかった残数を販売した結果、市の負担が減少したためであると聞いております。  そこでまず、そもそものプレミアム付商品券事業の予算額について、お尋ねいたします。あわせて、そのうちの無償配付分の予算額についてもお伺いいたします。 67 ◯長沢秀光副市長 予算につきましては、本事業の実施主体であります枚方市新型コロナウイルス感染症対策事業者支援実行委員会に対する事務費及びプレミアム分、無償配付分に要する費用といたしまして、7億4,250万円を計上いたしました。このうち、無償配付分につきましては、4億2,900万円となっております。 68 ◯松岡ちひろ議員 改めて金額的な面でも約半分の無償配付分が交換されていないという計算となります。総額から無償配付分予算額約4億円を除いた残りの約3億円の大半は、事務経費でもあるわけです。しかも、この事務経費というのは、感染対策によって若干増えてしまったともお聞きしているところです。  まずもって、クーポン券などの発行事務経費の問題なのですけれども、昨年末、18歳以下の子どもに対する10万円給付のときに、国会でも話題となりました。枚方市として、コロナ対策として支援が必要だと判断していたところに届いていないのに事務経費は予算相当であるというところも、これは大きな課題ではないでしょうか。  無償配付分の約半数が残ってしまったこと、さらに必要なところに届けることができなかったことに対してどのように考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。 69 ◯長沢秀光副市長 無償配付分につきましては、引換え期間が到来いたしましても引換えをされてない方が多くあったことから、メール等を通じた周知のほか、引換え期間の延長など、一人でも多くの方に引き換えていただけるよう取り組んだところでございますが、引換えを行うために予約をしなければならなかった等、課題があったと認識しております。  新型コロナウイルスによる生活不安が今後も続く中、検証をいたし、今後の展開につなげていく考えでございます。 70 ◯松岡ちひろ議員 3回目なので意見、要望にとどめたいと思うのですけれども、先ほどの答弁では、今後検証して、これからの展開につなげていくのだという答弁だったと思います。  この問題は、12月議会でも、無償引換えはがきの字が小さくて読めなかったことなどが無償配付分が残ってしまった要因だと、こうした答弁もされていました。  他市では、同様の商品券事業で、生活困窮者支援はしかるべき部署が取り組んでおられるところがあります。商業支援と、そして生活支援の2つの目的を持つこの事業が実行委員会形式でよかったのか、このこともぜひ検証していただきたいと思います。  また、先日、大阪市の買い物応援キャンペーンの状況も報道がされていましたが、これはキャッシュレス決済だったのですけれども、予算額の7分の1ほどの利用にとどまったのだということでしたが、マスコミの報道などを見ていると、全国でも割と同様の状況が見られます。商業支援や生活支援として商品券事業がそもそも適切であるのかも含めた今後の検証も要望して、質問を終わりたいと思います。 71 ◯有山正信議長 これをもって質疑を終結します。 72 ◯有山正信議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第90号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 74 ◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 75 ◯有山正信議長 これから議案第90号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 77 ◯有山正信議長 日程第13、議案第96号「令和3年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第3号)」を議題とします。 78 ◯有山正信議長 理事者から提案理由の説明を求めます。岡市市立ひらかた病院事務局長。 79 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 議案第96号 令和3年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回の補正は、新型コロナウイルス感染症患者の入院病床確保に係る空床補償補助金の増額や、国の補正予算に伴う看護師等の処遇改善に要する経費などを補正するものでございます。  恐れ入りますが、議案書別冊の1ページをお開き願います。  第2条で、収益的収入といたしまして、第1款第2項の医業外収益を5億833万1,000円増額し、収益的支出としまして、第1款第1項の医業費用を2億3,255万8,000円増額するものでございます。  第3条で、資本的収入としまして、第1款第1項の一般会計負担金を1,000万円減額し、第4項の補助金を53万3,000円増額するものです。  また、資本的支出としまして、第1款第1項の建設改良費を2,000万円減額し、これにより、資本的収支の不足額を予算第4条本文括弧書きにて改めております。  2ページに参りまして、第4条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費といたしまして、給与費を増額するものでございます。  それでは、主な内容につきまして、御説明申し上げます。  4ページをお開き願います。  まず、1.収益的収入の(1)病院事業収益でございますが、医業外収益のうち、府補助金を、新型コロナウイルス感染症患者の入院病床確保に係る空床補償や国の補正予算に伴う看護職員等処遇改善事業補助金など、合わせまして5億833万1,000円増額するものです。  6ページに参りまして、2.収益的支出の(1)病院事業費用でございますが、医業費用のうち給与費につきまして、人事院勧告に伴う手当等の減額や、国の補正予算に伴う看護師等の処遇改善のための給料等の増額及び退職給付引当金の算定方法の見直しによる繰入額の増額により、2億3,255万8,000円増額するものでございます。  次に、8ページに参りまして、3.資本的収入の(1)資本的収入でございますが、一般会計負担金では、工事請負費の不執行に伴う減額を行い、補助金では、新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫補助金を10万円、府補助金を43万3,000円増額しております。  10ページに参りまして、4.資本的支出の(1)資本的支出における建設改良費につきまして、工事請負費の不執行により減額しております。  なお、12ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第96号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 80 ◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 81 ◯有山正信議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第96号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 83 ◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 84 ◯有山正信議長 これから議案第96号を採決します。
     本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 85 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 86 ◯有山正信議長 お諮りします。  議事の都合により、2月28日から3月3日までの4日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 87 ◯有山正信議長 御異議なしと認めます。  よって、2月28日から3月3日までの4日間を休会とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 88 ◯有山正信議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。     (午後2時20分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...