枚方市議会 2021-09-06
令和3年9月定例月議会(第6日) 本文
この事故は、周囲の状況をよく確認し、安全が確保できた後にごみの積込みを行い、さらに飛散防止に努めることを怠ったことが原因でございます。
損害賠償につきましては、令和3年8月18日に示談が調いましたので、衣類のクリーニング代金としまして1,863円を賠償したものでございます。
参考資料といたしまして、追加議案書5ページに現場見取図及び現場付近図を、別冊参考資料の3ページに示談書を添付いたしておりますので、併せて御参照ください。
このたび御迷惑をおかけいたしました関係者の方々に深くおわび申し上げます。
今回の2件の作業事故につきましては、個々の事案ごとに当該職員に対しまして厳重に注意、指導を行うとともに、減量業務室全職員に対して事故事案を共有し、乗組員が連携を取り、常に周囲の状況に注意を払うとともに、安全作業で無理な積込みは行わず、安全確認を徹底し、再発防止に努めるよう周知徹底を行いました。
今後も引き続き、研修の充実を図り、事故の未然防止と安全作業に努めてまいります。
以上、報告第21号の専決第12号及び第13号の報告とさせていただきます。
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◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
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◯有山正信議長 以上をもって、報告第21号の聴取を終結します。
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◯有山正信議長 日程第2、議案第51号「令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。
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◯有山正信議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。
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◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第51号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
追加議案書の6ページをお願いいたします。
今回の補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る追加対策について、増額補正を行うものでございます。
第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ2億1,636万7,000円を追加し、補正後の総額を1,507億8,943万6,000円と定めるものでございます。
それでは、事項別明細書によりまして、補正内容を御説明申し上げます。
10ページをお願いいたします。
まず、歳入の補正でございます。
第15款国庫支出金では、学校保健特別対策事業費補助金で、515万円の補正を行っております。
第16款府支出金では、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金で、4,270万円の補正を行っております。
第19款繰入金では、財政調整基金繰入金で、1億6,851万7,000円の補正を行っております。
続きまして、歳出の補正でございます。
12ページをお願いいたします。
第2款総務費では、観光を活用した地域経済の活性化事業経費で、6,000万円の補正を行っております。
第3款民生費では、保育所等における感染拡大防止対策事業費で、284万7,000円の補正を行っております。
第4款衛生費では、在宅療養者緊急対応事業費で、1億4,322万円の補正を行っております。
第9款教育費では、小・中学校における感染拡大防止対策事業費で、1,030万円の補正を行っております。
なお、参考資料といたしまして、16ページに性質別経費内訳を掲載しておりますので、併せて御参照いただきますようお願いいたします。
以上、議案第51号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
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◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。丹生議員。
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◯丹生真人議員 ただいま上程されました令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)のうち、文化振興費として計上されている観光を活用した地域経済の活性化事業経費について、質疑させていただきます。
本事業は、去る8月31日の総務委員協議会において、枚方のにぎわい創出事業として報告があったものの、複数の委員より、民間事業者であるひらかたパークに対し本市が多額の補助をすることや、コロナ禍の時期に実施することなど、事業の内容に対し様々な懸念が示されたことから、内容の一部と事業名称を変更した上で、今回の補正予算に計上されています。
そうした経緯があることから、改めて、以下の点について、確認させていただきます。
まず、本事業の目的と、その目的の達成のために、なぜひらかたパークでなくてはならないのかについて。
次に、補助金6,000万円の積算根拠について。
次に、今年度だけではなく、来年度以降、大阪・関西万博までも見越した数年間にわたる事業イメージとなっていますが、ひらかたパーク側の確約などは取れているのか。また、来年度以降も本市の事業費負担は発生するのかについて。
最後に、コロナ禍が続く時期に、市民に外出を促すような事業を実施すべきではないとの議会からの意見に対しどう考えるのかについて、それぞれお答えください。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 御質問に順次お答えいたします。
初めに、事業の目的につきましては、アフターコロナや大阪・関西万博を見据え、市の花・菊をテーマに、菊人形をはじめ本市観光資源を活用した地域経済の活性化につながる取組を強化するため実施するものです。
次に、ひらかたパークでなくてはならない理由についてですが、枚方といえば菊人形と言われた本市観光において歴史的な由緒があること。現代においても、ひらパーとして集客力と発信力が市内観光資源の中で突出していること。これからの本市観光施策、特に市の花・菊を活用して施策を戦略的に進めるパートナーの事業者として適任であること。これらの観点から、まずは、ひらかたパークと連携して取組を進めるものです。
次に、補助金6,000万円の積算根拠についてですが、本年10月23日から来年1月31日までの期間中、入園料の2分の1補助として約4,900万円、菊人形展や宝探しゲーム等の製作費や入園予約サイトのシステム改修費など、事業に係る費用の2分の1補助として約720万円、市内商店の出店料の全額補助として約360万円と積算しております。
なお、ひらかたパークでは、入園料と事業経費の2分の1のほか、プロモーション費を含め約1億円を負担することから、総事業費を1億6,000万円と算定しているものです。
次に、今回の地域経済活性化の展開イメージについてですが、次年度以降の連携事業につきましても、実施の実現に向け、具体的に協議を行っているところです。
次に、来年度以降の市の負担についてですが、基本的には民間の収益事業として展開を目指す取組であることから、今回のような補助金の支出は想定しておりません。
最後に、コロナ禍の時期に外出を促す施策をすべきでないということについてですが、期間中の入園無料につきましては事前予約制で、平日、休日で入場制限を設けるなど、国・大阪府の新型コロナ感染症対策基準を遵守することとしております。
また、新型コロナ感染症の状況によりましては、1月31日までの期限を、例えば3月末日まで延長するなど、柔軟な対応を想定しているところです。
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◯丹生真人議員 それでは、2回目の質疑をさせていただきます。
先ほどの御答弁に対応して、お聞きしたいと思います。
まず、御答弁では、6,000万円の補助金のうち約4,900万円を市民に対する入園料補助に使うとのことで、これは事業費全体の実に80%以上、ほとんどを占めることになります。単に入園料を無料にして入園者を増加するということであれば、それはひらかたパーク側の企業努力として実施すべきものであり、本市が事業費負担をする理由にはならないと考えております。
本市として入園料に対して補助を実施し、市民がひらかたパークに行くことによって、どのように本市の観光施策として成立することになるのか、具体的にお聞かせください。
次に、御答弁からすると、市の花・菊をテーマに、ひらかたパークの菊人形展を鑑賞してしてもらうことが本事業の大きな柱となっていると考えますが、市民の入園料が無料となる10月23日から来年1月31日までの期間のうち、ひらかたパークの菊人形展を鑑賞できる期間は限られるはずです。菊人形展の期間が終了した後に市民がひらかたパークに行った場合でも、事業の効果は十分に得られるのか、お尋ねします。
次に、本事業のように民間事業者と連携した事業を実施する場合、まず連携協定等を結んだ上で、本格的な連携事業の実施とつながっていくのが通常であると考えますが、今回は、何もないところから、いきなりの補助事業を開始しようとされております。
本事業を実施するのであれば、早急にひらかたパークとの連携協定を結び、来年度以降の連携についても一定の確約などが必要であると考えますが、見解をお聞かせください。
最後に、御答弁では、本市観光施策を戦略的に進めるパートナーとして、ひらかたパークが適任とのことでしたが、大阪・関西万博を見据え、本市の観光施策を強化したいと本当に考えているならば、今後、他の民間事業者や市民団体等とも連携して、本市における観光地経営体、DMOの確立につなげていく必要があると考えますが、見解をお尋ねいたします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 順次お答えいたします。
初めに、入場料補助に対する考え方についてですが、市民無料招待デー事業として事業補助を行うもので、単に無料でパークに来てもらうことが目的ではなく、今回、パークが興行菊人形を再構築した菊人形展と、枚方の観光資源を題材にした宝探しゲームをより多くの市民の方々に広く鑑賞、参加していただくことで、観光における取組の理解や本市の魅力を再発見していただき、ひいては本市の魅力向上につなげるために取り組むものでございます。
また、市内にある魅力的な商店の出店の機会に接することで、後々、市内商店への訪問につなげるなど市内への周遊を図るもので、これらのスタートアップとして取り組んでいくものでございます。
次に、菊人形展以外の期間での事業効果についてですが、菊人形の展示は生花であることから、旬が終わる11月28日で終了いたしますが、ひらかたパークで100年近く続いた大菊人形を振り返る写真展につきましては、引き続き1月31日まで開催いたします。
なお、菊人形展の終了後、12月からは、家族等を夕一ゲットにした枚方の観光資源を題材とした宝探しゲームを実施いたします。本事業におきましては、枚方の観光資源を知った市民等が改めて市内を周遊することで、継続的かつ広域的な経済効果を生み出すことにつながると考えております。
次に、ひらかたパークとの連携協定についてですが、議員御指摘の点も踏まえ、本市との連携協定等の早期締結に向けて調整を進めてまいります。
最後に、観光地経営体の確立に向けた事業者との連携についてですが、俯瞰的に見たとき、本市の観光施策にとりまして、ひらかたパークは大きな役割を担っていると考えておりますが、それに加えて、様々な民間事業者や市民団体等と連携して観光コンテンツを生み出し、それを新たなツーリズムの開発につなげ、持続的な地域経済の活性化を図っていく考えです。そういった取組の中で、様々な民間事業者が主導する観光地経営体の確立が図られていくものと考えております。
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◯丹生真人議員 3回目は、幾つか意見をさせていただきたいと思います。
本事業は、外形的には一民間事業者に対して多額の補助をするものとなっております。このように、これまで本市ではあまり例のない事業となるのであれば、議会に対し、理解を得るための説明を事前に十分に行うべきでした。それもできておらず、結果、8月31日の総務委員協議会で事業への懸念が続出したことは、ある意味当然のことであったと、まず指摘しておきます。
その後、一旦は議会初日の議案審議への提出をやめ、内容の変更等を行った上で、本日、議案上程されました。しかし、その結果、内容を変更して新しい事業となっているにもかかわらず、総務委員協議会を経ることなく提出に至っており、この点については、議案提出に当たっての手続として十分と言えるのか、また、この短期間で庁内論議が本当に十分なされたのか、疑問に感じるということは申し上げておきます。
次に、内容についてですが、御答弁によりますと、市民の入園料無料の期間、約3か月間のうち、菊人形展展示期間は約1か月間だけで、あとの2か月間は宝探しゲームを実施するということです。市民が枚方の観光資源を知り、改めて市内を周遊するようになるためには、期間の大部分で実施する宝探しゲームは当然のこと、市内商店の出店や写真展なども含めて、よほどの工夫やクオリティーの高さが求められると考えております。全て事業者任せにするのではなく、本市としてしっかりと取り組んで、事業の効果が確実に出せるだけのレベルのものとしなければならないと、これも意見しておきます。
また、本来、市の花・菊をテーマに事業を実施するというのであれば、本市には既に枚方菊花展や市民菊人形展など、市民に親しまれ毎年実施している事業があることから、まずは直接的にそうした事業の充実を図るなどしたほうが、本市施策としてはすっきりと分かりやすかったのではないかと考えております。
今後、事業実施をするのであれば、市民に対し、本事業の目的や目指す効果について丁寧に周知、説明することが必要であると、これも意見して、質疑を終わります。
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◯長友克由議員 ただいま上程されました令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)、観光を活用した地域経済の活性化事業経費について、お尋ねします。
総務委員協議会において、枚方のにぎわい創出事業として提出され、一度取下げとした後、改めて、観光を活用した地域経済の活性化事業経費を補正予算として上げられました。これまでを見ても、このようなことはあまり見ない上げ方だと思いますが、このような形となった理由と経過をお尋ねします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 本事業につきましては、さきの総務委員協議会において御報告した際、大きく3点の御意見をいただきました。
1点目は、ひらかたパーク園内だけでなく、より広く効果が市内へ波及することも考える必要があるのではないか。
2点目は、コロナの感染状況を踏まえて、実施時期を見極めるべきではないか。
そして、3点目は、予算規模への御指摘がありました。
これに対し、コロナ禍の後の地域経済の活性化の視点と、万博を見据えた長期的な観光施策の推進についての御説明が不十分であったことも踏まえまして、改めて事業目的を整理するとともに、具体の取組内容の見直しを行い、再度、ひらかたパークと次年度以降の継続した事業展開について検討、協議し、今回の観光を活用した地域経済の活性化事業として取りまとめたものです。
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◯長友克由議員 今回、上程された事業の内容を見てみると、ひらかたパーク以外で枚方宿地区との連携等も想定されていますが、この事業を実施した今後のビジョンはどのように考えているのか、お尋ねします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 本事業をきっかけに、本市の観光施策において、2025大阪・関西万博を見据え、菊を観光資源として活用し、本市の魅力向上、交流人口の増加、地域経済の活性化に取り組むものであり、長期的な取組をひらかたパークと連携して実施するものです。
また、今回の事業の中には、ひらかたパークが作成、配布する枚方宿地区のマップにおいて、エリア内の魅力的な店舗を紹介し、そのマップを手に来店されたお客に対し、店舗が独自に考えたインセンティブを提供するなど、新たな事業者と地域の連携も想定したものとなっております。
こうした事業をきっかけに、今後様々な事業者同士の連携が創出され、市民や事業者が独自にツーリズムをつくり上げるなど、多彩な観光コンテンツの創出による経済の活性化に期待するものでございます。
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◯長友克由議員 今後、様々な民間同士の連携に期待する部分は理解しますが、今回、まずはひらかたパークと連携を始めるとのことなので、パークとの連携の継続性をしっかりと担保し、形にしてもらいたいと思います。
先ほどの質疑で連携協定のことが出ていましたが、形だけのものにならないよう、しっかりと具体的施策を実施していく必要があると考えます。本市の観光施策を本気で実施し、多くの方に枚方の良さを知っていただけるよう取り組んでいただきたいと思います。
最後に、今年度だけの事業にならないよう、今後どのような考えで取り組んでいくのか、お考えをお尋ねします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 2019年には130万人の集客がありましたひらかたパークと連携して、今後、本市の観光施策に取り組んでいきたいと考えており、本市とひらかたパークの連携協定の締結に向けて調整していく考えです。
次年度以降におきましては、ひらかたパークと周辺事業者や地域など、様々な民間同士が手を携えて取組ができるようにしていきたいと考えており、万博を一つの転機として捉え、戦略的に観光施策を実施し、公民連携の観点からも、市として担うべき役割をしっかりと担い、さらなる地域経済の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。
24 ◯番匠映仁議員 私のほうからも、一般会計補正予算(第6号)、追加議案書13ページの観光を活用した地域経済の活性化事業経費6,000万円について、伺います。
この事業経費の概要は、ここまでの質疑で一定理解しました。
私からは、今回の菊や七夕の事業は、枚方の観光としてどのような位置づけにしようとされているのかを聞かせていただきたいと思います。
観光にまつわる事業は既に様々ありますが、今回の事業は、今後の枚方の観光の中心的なものになるのか、また、それとも事業が一つ増えるだけなのでしょうか。また、平成30年3月に策定した観光施策に関する考え方を踏まえると、基本戦略のどこに当たるのかを伺います。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 本事業において、まずは、かつて130万人の来園という集客力のあるひらかたパークと連携し、観光による経済の活性化を促すものとして、未来に向けた継続的な取組という新たな展開をスタートするものであり、かつて枚方の代名詞でもありました菊人形等をキーアイテムとすることにより、その話題性と今後の波及効果にも期待しているものです。
また、観光施策に関する考え方の3つの基本戦略に示しております(1)魅力あるコンテンツの創出、(2)情報発信力の強化、(3)施策間連携の強化と統一した観光地域づくりの体制確立、これら全てに当てはまるものと考えております。
26 ◯番匠映仁議員 2回目の質問です。
確かに、開業110年を迎えようとしているひらかたパークさんと枚方の観光を考えていくということは、本市にとってもチャンスと考えてよいと思います。
それでは、まず今年度については、補助対象とする事業の中に、ひらかたパーク内にて興行菊人形の再構築を目指した菊人形展を開催し、集客するということを考えておられるとのことですが、過去にひらかたパークで実施された大規模な大菊人形展では、テーマによって集客人数に差があったと聞いています。市が補助する限りは、再び菊人形が本市の観光のキーアイテムになるために成功してもらいたいと思いますが、今年は何をテーマにされるのか、伺います。
また、中期的には、この事業は地域経済の活性化が目的とされているので、今回の6,000万円という予算は、2025年の大阪・関西万博を契機に十二分に回収できる投資のような事業と考えられますが、その投資効果をどのように測ろうとしているのか、伺います。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 ひらかたパークが2005年まで例年興行として実施されてきた大菊人形展につきましては、NHK大河ドラマをテーマに多く取り上げてこられていまして、テーマによりましては入場者数に差があったと認識しております。
今回、補助の対象とする菊人形展のテーマにつきましては、複数場面を設定する大河ドラマのようなものではなく、3場面を想定されていまして、それぞれ平安時代、戦国時代、そして現在の西洋ドレスなど、女性をテーマに構成するとお聞きしております。
また、市の花・菊の魅力を多くの方々に再認識していただけるようプロモーションしていただく予定です。
次に、今回の事業及びその後の展開におきましては、まず、集客力とプロモーション力のあるひらかたパークと連携し、今後、さらに商業、文化、スポーツなど様々な事業者がその連携に加わっていくことにより、周辺地域をはじめ市内広域に、年間を通して継続的ににぎわいが生まれることを目指しています。
したがいまして、その効果は、さらなる交流人口や観光消費額の増加に期待するものであり、例えば、ひらかたパークの入場者数や枚方宿鍵屋資料館の来館者数等にも表れるとともに、枚方宿をはじめとする周辺エリア等の店舗において、にぎわいを実感していただくことでもあると考えております。
あわせて、観光施策の指標で示しております定期利用者数を除いた市内主要駅の4駅(樟葉、枚方市、枚方公園、長尾)の各駅の1日の乗降客数にも効果が現れるものと捉えております。
28 ◯番匠映仁議員 分かりました。3回目は要望とさせていただきます。
観光ガイドで、枚方市といえばということの第1位はひらパーです。菊や七夕でどれだけ集客し、市域に経済波及効果が生まれるのか、今回の説明では、なかなかくっきりとした絵が私には見えてきません。しかしながら、今回、長年のノウハウをお持ちのひらかたパークさんの力に期待していきたいと思っています。そこに向けては、何名か議員からもありましたとおり、本市と
京阪さんとの間で中期的な取決めを早急に進めていただきたいと思います。
ただ、以前から言っていますが、市としての経済評価指標をしっかりと持っていただきたいと思います。市域の経済においては、観光は手段であり、目的ではありません。また、私が言うまでもなく、以前からの指標が答弁にありましたが、コロナ禍で見直す必要があるようにも思います。
観光にぎわい部の仕事の評価は、経済波及効果のような予測の数字と、GDPのような結果の数字でできるはずだと思います。成り行きで、結果の確認ができない仕事をしないでいただきたいと思います。再度、要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
以上です。
29 ◯泉 大介議員 ただいま上程されました議案第51号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)のうち、観光を活用した地域経済の活性化事業経費について、4点質問させていただきます。
まずは1点目、ひらかたパークで開催することについて、期間が令和3年10月23日から令和4年1月31日と伺っていますが、期間中にもし緊急事態宣言が発出された場合、事業はどうされるつもりか、お伺いします。
次に、2点目、この事業について、菊人形の観光資源化と説明がありましたが、ひらかたパークといえば菊人形と、いまだ市内外の一部の年齢層には認知されていると思います。枚方市で100年近く菊人形の展示を続けていたひらかたパークですが、市として菊人形をどう捉えているのか、お伺いします。
次に、3点目、事業の説明で、ひらかたパークは大変大きな集客実績を持つ観光施設として捉えていることから、まずはひらかたパークとの連携を強化と説明がありました。逆に、これまでひらかたパークとの連携はなかったのか、お聞きします。
次に、4点目、今回、予算規模として6,000万円の補正予算が上げられていますが、効果はどのように検証する考えか、お聞きいたします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 御質問に順次お答えいたします。
緊急事態宣言が発出された場合の対応についてですが、本事業におきましては、ひらかたパークが実施主体者となりますが、現在におきましても国・大阪府の新型コロナ感染症対策基準を遵守し、ガイドラインに沿った運営を行っておられます。また、コロナ感染症の拡大状況によりましては、事業期間の延長など柔軟な対応を想定しているところです。
次に、市として菊人形をどのように捉えているかについてですが、本事業をきっかけに、伝統ある菊人形を観光資源として捉え、様々な観点でもって活用することで、市の花・菊がまちの魅力でもあることを発信していきたいと考えております。
また、次年度以降におきましては、ひらかたパーク園内だけでなく、園外の総合文化芸術センターにおいて菊人形展を開催するなど、様々な団体との連携を強化し、効果的な市の花・菊の発信に努めてまいりたいと考えております。
次に、この間のひらかたパークとの連携についてですが、市民菊人形の会の活動開始に際し研修を受け入れていただくなどの連携はございましたが、今回想定しているような連携はしてこなかった状況です。
今後、本市における観光施策におきましては、2025大阪・関西万博を見据え様々な民間事業者等と連携した事業展開を目指す中、菊人形を観光資源と捉え発信していくために、ひらかたパークとの連携が不可欠であるとの考えに至ったものです。
最後に、効果検証についてですが、まず、本事業に参加する枚方宿エリアでの店舗に対し聞き取り等を行います。あわせて、市民無料デーにおきまして、参加した方へのアンケートを行い、本市観光資源への認知度を図るなど、次の施策検討に必要な情報収集を含めた検証方法を取り入れたいと考えております。
また、観光施策の指標として示しております定期利用者数を除いた市内主要駅の4駅(樟葉、枚方市、枚方公園、長尾)の1日の乗降客数につきましても、効果測定として判断する考えでございます。
31 ◯泉 大介議員 2回目の質問をいたします。
緊急事態宣言の中でも、事業者として国の定める基準に沿ってひらかたパークが開園することについては理解します。一方で、市は不要不急の外出は控えるよう市民に呼びかけています。今回の事業は、不要不急の外出を助長する結果になると思われますが、市の見解をお伺いします。
次に、菊人形について。
ひらかたパークは、2005年の大菊人形を最後に規模が縮小された経緯がありますが、例えば来場者数の減少や菊人形師の後継者不足など、理由は考えられます。このような状況下で、果たして菊人形を使った事業は興行として持続可能なのか、菊人形の観光資源化が可能なのか、お伺いします。
次に、ひらかたパークとの連携についてです。
ひらかたパークは、2019年には約130万人が来場されたと聞いていますが、そのほとんどの方がそのまま電車や車に乗って帰宅され、枚方市駅や枚方宿周辺には、近隣ではあるにもかかわらず、経済効果が少なかったのではないかと考えています。
そこで、この事業を通して、どのような地域連携を想定しているのか、お伺いします。
次に、効果検証については要望です。
枚方宿地区に人流が増えたかどうかの確認に、同じ会派の木村議員が委員協議会で要望しておりましたHirathonの取組の人流センシングシステムを使っての効果検証についても検討いただきたいと要望しておきます。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 順次お答えいたします。
初めに、不要不急の外出との関係について、来場者の人数制限や開催時期の変更も想定しているところですが、現在、全国的にワクチン接種が進み、経済活動の再開、活性化に向けて議論が開始されている状況なども踏まえ、本市における観光を活用した地域経済の活性化に向けた取組を進める考えです。
次に、菊人形を活用した事業の持続可能性についてですが、これまでの菊人形における様々な課題などを踏まえ、例えば菊人形展において若年層への効果的なプロモーションを取り入れるなど、これまでにない新たな手法を用い、課題解決につながる効果的な取組を想定しております。あわせて、菊人形、市の花・菊を市民が改めてその魅力を再認識し、本市の魅力向上に向けた機運の醸成につながるよう、ひらかたパーク等と共に取り組んでいく考えです。
最後に、本事業における地域連携についてですが、今回の事業では、枚方宿地区の店舗におきまして、市民無料デーに参加した方が手にする枚方宿周辺マップを提示すると独自のサービスが展開されることで、パークへの来園者の周辺エリアへの周遊促進を促す取組を実施することとしたものです。
こうした連携をきっかけに、今後、様々な事業者や地域同士の連携が生み出され、さらなる観光コンテンツの創出による経済の活性化に期待するものでございます。
33 ◯泉 大介議員 それでは、3回目は要望させていただきます。
経済活性化とのバランスももちろんあると思いますが、これまでの緊急事態宣言下においては、不要不急の外出を自粛されてきたかと思います。さきの一般質問の答弁にもありましたが、不要不急とは、医療機関への通院、食料、医薬品、生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なもの以外のものとされており、原則として外出しないこと等を要請しているとのことで、こういう中で、市としての姿勢も、一方で外出を自粛し、一方で外出を助長するというのはいかがなものかと思います。くれぐれも市として整合性の取れた対応をお願いいたします。
また、若者の接種率が今後頭打ちになることも考えられますので、ワクチンの早期接種をさらに促す手法として、入園無料とする条件に、ワクチン接種済みの条件を加えるといったことも可能かと思います。この事業を通じて、若年層のワクチン接種の勧奨につながると思いますので、ぜひ検討していただけたらと思います。
次に、菊人形についてですが、若年層への効果的なプロモーションとは何を指しているのでしょうか。また、作り手がいなくなったのは、興行として成り立たなくなったからではないでしょうか。単発的なイベントとしてならまだ理解できますが、行政が税金を投入してまで興行としての持続性を持たせることや観光資源化が可能なのか疑問です。
そして、菊人形は、あくまで表現方法の一つです。魅力的で集客力のあるテーマがあって、それを菊人形で表現したらすばらしい、そういった話が先なのではないでしょうか。行うのであれば、せめて菊人形を知らない若年層、ファミリー、子どもたちが感動するようなテーマをお願いいたします。
次に、連携についてですが、丹生議員や長友議員の質疑の中で、今後、ひらかたパークとの連携協定についてお話がありましたが、ひらかたパークさんが地域のために、枚方市のために本気で取り組んでくださるのであれば、ひらかたパークだけでなく、
京阪ホールディングスとも連携を進めるべきだと思います。
交通、レジャーとの連携で、枚方市民の移動、健康づくり、経済効果、ひらパー内での自動運転の実証実験など、市内全域に未来にわたって波及する施策、その始まりとしてのこの事業なのであれば、大いに価値があると思います。ぜひそういったことも含めて検討していただきたいと思います。
以上で質疑を終わります。
34 ◯広瀬ひとみ議員 私のほうからも、観光を活用した地域経済の活性化事業経費6,000万円について、お伺いいたします。
関西万博を見据えた事業という位置づけですが、IRカジノと一体に進める万博は、日本共産党議員団としては反対であり、そうした位置づけそのものには賛同できないということをまず申し上げておきたいと思います。
その上でお聞きしたいと思うのですが、総務委員協議会において説明された枚方市のにぎわい創出事業では、ひらかたパークへの入園料補助の中にはフリーパスが含まれておりました。2歳から小学生までのフリーパス券に要する経費も対象で、想定人数は8万2,000人と伺っておりましたが、今回、フリーパスを含めなかった理由をお伺いいたします。
また、利用時期・期間をどう考えておられるのか。先ほども御質問ありましたが、第6波の到来はインフルエンザとの複合になるかもしれないということも言われております。そうした中で緊急事態宣言が出されたときも、本当に利用可能とするのか。利用可能とすべきではないと思いますが、この点について、見解をお伺いいたします。
次に、新型コロナウイルス感染症対策経費として、小学校管理費に705万円、中学校管理費に325万円が計上されていますが、ハイブリッド型授業の充実を図るための機材購入とのことですが、この経費の内容について、お尋ねいたします。
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◯武田俊哉観光にぎわい部長 初めに、観光を活用した地域経済の活性化事業経費について、お答えいたします。
フリーパス券補助につきましては、乗り物優先となる傾向が強くなるなど、枚方の観光資源を題材にした宝探しゲームにより多くの方々に参加していただくという本事業の趣旨、目的に即さないことから、見直しを行ったものでございます。
また、入園料無料の市民招待デーの期間につきましては、本市の魅力を再発見していただくために、興行菊人形を再構築した菊人形展と、引き続き開催する枚方市の観光資源を題材にした宝探しゲームに合わせ、10月23日から1月31日までと考えております。
なお、新型コロナ感染症の状況によりましては、3月末日まで延長するなど、柔軟な対応を想定しているところです。
36 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 新型コロナウイルス感染症対策経費について、お答えいたします。
新型コロナウイルス感染者数の急速な増加に伴いまして、本市の小・中学校では第2学期から感染拡大防止対策といたしまして、オンライン授業と対面授業を組み合わせたハイブリッド型授業に取り組むことになり、オンライン授業に必要なタブレット三脚やスピーカー、マイクなどの備品のほか、ケーブル類などの消耗品を購入する経費として計上したものでございます。
37 ◯広瀬ひとみ議員 ありがとうございます。
それでは、2回目の質問をさせていただきたいと思います。
まず、ひらかたパークの利用期間についてですが、柔軟に対応するということでありましたが、緊急事態宣言中は利用制限するとはおっしゃいませんでした。子どもにそれは不可欠で必要なものだと私は思いますが、そうした事態の中にあっては、命を守ることを最優先に考え判断し、場合によっては次年度に送ることも考えていただきたいと思います。
フリーパスについてですけれども、乗り物優先となるから、宝探しゲームに多くの方々に参加していただくという事業の趣旨、目的に即さないという答えでありました。
枚方の観光資源を題材にした宝探しゲームということですが、枚方市の観光資源の第一がひらかたパークです。コロナ禍で大きな打撃を受けた観光資源になるひらかたパークを支えようという考えが感じられないのが残念でありますし、アトラクションを含めひらパーそのものが観光資源で、入園料とフリーパスを一体に考えるべきだと思います。子どもは、みんな乗り物に乗りたくて遊園地に行くんでしょう。フリーパスをつけなければ宝探しに人が行くという考えも、極めて安直だと思います。
総務委員協議会での様々な御意見を受けて見直したということでありますが、フリーパスがあるから8万2,000人の参加を想定されていたはずです。フリーパスのあるなしで、魅力に大きな差が生じるのではないでしょうか。フリーパスがなくなっても同規模の入園が見込めるのでしょうか、想定人数を伺います。
ひとり親世帯への休園や休校への支援給付等も不十分な中で、ぎりぎり頑張っている世帯があるということは、この間も一般質問でも述べてきました。市民招待デーだと、ひらパーさんのほうが入園無料を打ち出されるなら結構ですが、行政がお金を出して無料デーをつくるのであれば、やはり子どもにはフリーパスをつけるべきではないでしょうか。例えば、低所得世帯やひとり親世帯などの方だけでもフリーパス券を補助するなどの考えはないのか、お伺いします。
次に、感染拡大防止対策事業費についてです。
ハイブリッド型授業に必要な備品や、その用途に必要な消耗品の購入に要する経費とのことですが、総合教育部は、これらの備品等について、学校の意見や要望等をお聞きし購入しようとされているのか。また、備品等の配置が完了すれば、現在取り組んでおられるハイブリッド型授業がどう充実できるのか、お伺いいたします。
38
◯武田俊哉観光にぎわい部長 初めに、観光にぎわい部よりお答えいたします。
入園想定人数といたしましては、約6万人を想定しております。
なお、低所得世帯やひとり親世帯へのフリーパス券補助につきましては、本事業の趣旨、目的を踏まえ、補助を行うことは想定しておりません。
39 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 次に、総合教育部よりお答えいたします。
オンライン授業に要する備品等につきましては、全小・中学校に調査を行い、現状把握をした上で、必要な物品やその数量を確認したところでございます。
必要な備品等を配置することによりまして、より質の高い授業を実践することができ、ハイブリッド型授業の充実も図れるものと考えております。
40 ◯広瀬ひとみ議員 3回目なので、意見、要望を述べさせていただきます。
低所得世帯やひとり親世帯のフリーパス券補助については想定していないんだという答弁に驚きました。フリーパス券をつけないということで新たな負担が生じるところに支援するべきです。本事業の趣旨から考えないと言いますが、多くの市民に参加してもらうということが趣旨であり、低所得者やひとり親家庭の方にも参加してもらうためには補助が必要です。そのことで子育て支援にもなり、事業効果が一層高まることになります。どうしてそういう発想にならないのか。縦割り的な考え方は改めていただきたいと思います。
想定人数も2万人の減少です。起爆剤としてのインパクトも波及効果も減少するのではないでしょうか。加えて、小学生を連れてひらかたパークを訪れる親にとっては、乗り物などのアトラクションにかかる費用は大きな負担です。市民は無料だと宣伝すれば、子どもたち同士でも行きたいという話で盛り上がります。しかし、パスポートは小学生でも3,000円かかります。行きたい行きたいとせがまれる身にもなって考えていただきたいと思います。
コロナ禍の中、王仁公園プールの無料開放も2年間も実施できず、ひとり親家庭の無料券配付もできていません。お金の心配なく遊びに行けるようにすべきで、観光にぎわいの観点だけでなく考えるべきだったと思います。コロナ禍で厳しい運営が余儀なくされているひらパーをにぎわい創出の中心として生かすとともに、周辺の観光をにぎわいづくりにつなげることは必要です。
また、思いっ切り遊べなかった子どもたちにも楽しんでもらいたいという気持ちから、予算には賛成いたしますが、今後、別の形でも、子育て世帯の負担軽減を具体に進めていただくよう要望しておきます。
オンライン授業に要する備品購入は、一般質問でもお聞きいたしました。学校要望には基本的に応えたとのことですが、今後も、学校現場の声に応じてしっかり対応していただきたいと思います。また、何より今回の取組は、進め方を含めてどうだったのか、現場の先生方の意見も踏まえ、検証していただきたいと思います。
引き続き、感染症の不安から登校できない子どもさんや不登校の子どもたちへの支援としても、学校現場が過度な負担を感じることなく活用を進めることができる支援の充実に努めていただくよう求めまして、質問を終わります。
41 ◯上野尚子議員 ただいま上程されました議案第51号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)について、私からもお伺いします。
追加議案書13ページの小学校管理費及び中学校管理費に、新型コロナウイルス感染症対策経費として、それぞれ705万円、325万円を計上されていますが、この経費は、2学期から導入されたハイブリッド型授業が円滑に実施できるよう、必要となる備品や消耗品等の購入に要する経費とお聞きしていますが、この経費の目的と内容について、重ねてにはなりますが、お伺いいたします。
42 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 新型コロナウイルス感染症対策経費について、お答えいたします。
新型コロナウイルス感染者数の急速な増加に伴いまして、本市の小・中学校では第2学期から感染拡大防止対策といたしまして、オンライン授業と従来の対面授業を組み合わせたハイブリッド型授業に取り組むことになりました。
本経費は、これらの授業がより円滑に実施できるよう、タブレット三脚、スピーカーなどの備品や、ケーブル類などの消耗品を購入する経費として計上したもので、コロナ禍においても児童、生徒が支障なく、かつ安心して授業が受けられるよう、学習環境の整備を行うものでございます。
43 ◯上野尚子議員 経費の目的と内容は分かりました。
我が会派は、かねてから、子どもたちの学習環境の場には、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため様々な対応を図っていただくよう要望してまいりました。
教育委員会では、昨年度から、予算を補正するたびに感染症対策経費を計上し、各小・中学校における様々なコロナ対応を図ってこられましたが、それでは、これまでどのような対応を取られてきたのか、その内容について、改めてお伺いします。
44 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 学校現場の意見やニーズを踏まえまして、コロナ対策に必要な物品を速やかに購入できるよう各学校に予算を配当するとともに、これまでに消毒液、マスク、飛沫防止シールドなどの消耗品のほか、空気清浄機、自動アルコールディスペンサーつきサーマルカメラ、サーモグラフィー、CO2濃度測定器などの備品を購入し、感染予防対策を講じてまいりました。
さらに、教職員に対しては抗原検査キットを配付し、感染の早期発見に努めたところでございます。
45 ◯上野尚子議員 様々対応されてこられましたが、これまでの対応では、オンライン授業に必要な備品等の購入に対応はされておられません。そういう状況下での今回のハイブリッド型授業の展開は、現場としては大変御苦労があったとしか言わざるを得ません。
私は、本定
例月議会並びに6月定
例月議会の補正予算案の審議において、小・中学校の良好な教育環境を維持するため、国の補助金等も活用しながらしっかりとコロナ対策を講じるよう要望してまいりました。新しい生活様式に対応するため、今後も継続して使用していくものを
選択しながら、先手先手で備品購入など対策を講じる必要があります。
コロナ対策については、各学校によって多少の違い、要望される内容も変わってくるかもしれません。そのような中で、どれだけのものを準備すればこれだけの対応ができると言い切れる対策は難しいかもしれませんが、学校現場が本当に必要なものは提供していく必要があると思いますので、今後も引き続き、学校の意見をしっかり聞き、状況を把握した上で対応策を検討し、予算計上していただきたいと要望しておきます。
また、第6波の到来もささやかれる中、現在発出されている緊急事態宣言が解除となっても、新型コロナウイルス感染症にかかりたくないと、自宅学習を望む児童、生徒がいるかもしれません。そういう事態の折、備品も整っていくわけですが、今行っているハイブリッド型授業の展開をどうするのかとの課題もあります。
今度は現場が混乱しないよう、教育委員会としても早めの対応をお願いしまして、私の質疑を終わります。
46 ◯小池晶子議員 ただいま上程されました議案第51号 令和3年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)について、私のほうからもお伺いいたします。
議案書の13ページの新型コロナウイルス感染症対策経費は、2学期から導入されたハイブリッド型授業が円滑に実施できるよう、必要となる備品や消耗品などの購入に要する経費とお聞きしましたが、どのような経過でこの経費を計上されたのか、財源も含めてお聞きいたします。
47 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 新型コロナウイルス感染症対策経費について、お答えいたします。
本市の小・中学校では、第2学期からハイブリッド型授業に取り組んでいるところでございますが、より円滑な授業の実施に向け、国の補助金を活用することとしたものでございます。
この補助金の目的といたしましては、感染症対策を徹底しながら学校での教育活動や家庭学習を支援するもので、オンライン授業に必要なタブレット三脚、スピーカーなどの備品や、その用途に必要な消耗品を購入するための経費を計上したものでございます。
48 ◯小池晶子議員 経費を計上した具体的な経過は分かりました。
タブレット三脚など、ハイブリッド型授業に必要な備品等を今後購入するとのことですが、現在のところ、どのような状況で授業が行われているのか。また、購入する備品は、学校の意見が反映されているのでしょうか、お伺いいたします。
49 ◯新内昌子教育委員会事務局総合教育部長 ハイブリッド型授業を進めるに当たりまして、現状では、各学校で保有している物品等を代用するなど工夫して授業を行っているところですが、効果的かつ実践的で、より質の高い授業の実現を目指し、予算計上に当たっては、学校での現状把握を行い、必要な物品の確認を行ったところでございます。
50 ◯小池晶子議員 今回、本市で実施しているハイブリッド型授業については、タブレット端末が未配備の他自治体では厳しい状況であるともお聞きしています。2学期早々からのハイブリッド型授業への取組には、学校現場をはじめ、当初は様々な混乱があったことと思います。そんな中でも創意工夫され、対応していただいているとのことですが、緊急事態宣言下で夏休みが明けることは想定されていたことで、なぜ早くから準備ができていなかったのかが疑問です。全学校に必要個数をそろえるには一定の時間も必要だとは思いますが、早急に手配をお願いいたします。
新型コロナの第6波がいつ来るのか予測も困難な中ではありますが、先生方の負担を減らすためにも、オンライン授業を受けている児童、生徒の環境のためにも、一日でも早くタブレット三脚などハイブリッド型授業に必要な物品を配備され、枚方の子どもたちの学習環境の充実に努めていただきますよう要望とさせていただきます。
51
◯有山正信議長 これをもって質疑を終結します。
52
◯有山正信議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第51号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
53
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
54
◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
55
◯有山正信議長 これから議案第51号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
56
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
57
◯有山正信議長 午前11時5分まで本会議を休憩します。
(午前10時59分 休憩)
(午前11時5分 再開)
58
◯有山正信議長 本会議を再開します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
59
◯有山正信議長 日程第3、意見書第60号「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書」、日程第4、意見書第61号「出産育児一時金の増額を求める意見書」及び日程第5、意見書第62号「女性差別撤廃条約
選択議定書の早期批准に向けた環境整備を求める意見書」を一括議題とします。
60
◯有山正信議長 提出者から提案理由の説明を求めます。大地議員。
61 ◯大地正広議員 ただいま議題となりました意見書第60号から意見書第62号までにつきまして、提出者7名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。
まず、意見書第60号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書。
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は、来年度においても引き続き巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面しています。
地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災、減災、雇用の確保、地球温暖化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療、介護、子育てをはじめとした社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策費など、将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源を確保するため、地方税制の充実、確保が強く望まれています。
よって、政府は、令和4年度地方税制改正に向け、下記の措置を講じるよう強く求めます。
記
1.令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、経済財政運営と改革の基本方針2021において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が毎年度増大している現状を踏まえ、他の歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保すること。
2.固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であるため、家屋、償却資産を含め、制度の根幹に影響する見直しを断じて行わないこと。なお、生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じた措置は、本来、国庫補助金などにより国の責任において対応すべきものであるため、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終了すること。
3.令和3年度税制改正において土地に係る固定資産税について講じた、課税標準額を令和2年度と同額とする負担調整措置及び自動車税、軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減については、令和3年度限りとすること。
4.炭素に係る税を創設又は拡充する場合には、その一部を地方に税源配分すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和3年9月27日、枚方市議会議長 有山正信。
提出先としましては、内閣官房長官、総務大臣及び財務大臣を予定しています。
次に、意見書第61号 出産育児一時金の増額を求める意見書。
厚生労働省によると、正常分娩の場合の出産費用は、2019年度における全国平均額で約46万円、室料差額等を含めると約52万4,000円となっています。
出産に係る費用は年々増加し、費用が高い都市部では、現在42万円の出産育児一時金の支給額では賄えない状況になっており、出産費用の平均額が約62万円と最も高い東京都では、現状、出産する人が約20万円を持ち出ししている計算となります。
国は、2009年10月に原則42万円へと増額した同一時金を2011年度に恒久化し、2015年度には同一時金に含まれる産科医療補償制度掛金分を3万円から1万6,000円に引下げ、本来分を39万円から40万4,000円に引き上げました。また、2022年1月以降の分娩から産科医療補償制度掛金分を1万2,000円に引下げ、本人の受取額を4,000円増やすとともに、医療機関から費用の詳しいデータを収集し、実態を把握した上で増額に向けて検討することとしています。
一方、2019年の出生数は86万5,239人で、前年に比べ5万3,161人減少して過去最少となり、2020年は、過去最少をさらに更新する見通しとなっています。少子化克服に向け、安心して子どもを産み育てられる環境を整えるためには、子どもの成長に応じたきめ細かな支援を重ねていくことが重要であり、同一時金はその大事な一手です。
少子化対策は、我が国の重要課題の一つにほかならず、子育てのスタート期に当たる出産時の経済的な支援策を強化することは欠かせません。
よって、政府は、安心して子どもを産み育てられる環境の整備に向け、現在の出産費用に見合う出産育児一時金へと引き上げるよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和3年9月27日、枚方市議会議長 有山正信。
提出先としましては、厚生労働大臣を予定しています。
次に、意見書第62号 女性差別撤廃条約
選択議定書の早期批准に向けた環境整備を求める意見書。
1979年、国連は、あらゆる分野で女性が性に基づく差別を受けることのない平等の権利を有することを保障する女性差別撤廃条約を採択し、我が国は1985年、この条約を批准しました。また、1999年、同条約の実効性を強化し女性が抱える問題を解決するための個人通報制度と調査制度を認めた「女性差別撤廃条約
選択議定書」が国連総会で決議、採択され、2000年12月に発効しています。しかし、2021年現在、同条約を批准した189か国中114か国が同議定書を批准しているにもかかわらず、我が国はまだ批准していません。
同議定書の個人通報制度とは、条約で保障された人権を侵害された被害者が、国内の救済手続を尽くした後に条約を監視する機関に申立てを行うことができ、同機関が審査して見解を出す制度です。同機関が通報者の人権侵害を認める見解を出したとしても当該締約国に対する法的な拘束力はありませんが、国際的にも国内的にもその影響は小さくありません。同議定書を批准することにより、締約国は、国際的な人権基準に基づき、女性の人権侵害の救済と人権の保障をより強化することができます。
日本は、男女格差を測る「ジェンダーギャップ指数2021」において156か国中120位と、前年度より1つ順位が上がりましたが、G7では最下位のままです。
また、新型コロナウイルスの感染拡大で、非正規職員の雇い止めをはじめ、特に女性への影響が大きくなっており、女性に対する差別を撤廃し、男女平等社会を実現するためのさらなる施策が急務となっています。
こうした中、政府は、第5次男女共同参画基本計画において、同議定書については、諸課題の整理を含め、早期締結について真剣な検討を進めるとしています。
よって、国会及び政府は、女性差別撤廃条約
選択議定書の早期批准に向け、司法制度や個人通報を受け入れる実施体制等の課題を早急に解決するための環境整備を進めるよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和3年9月27日、枚方市議会議長 有山正信。
提出先としましては、衆議院議長、参議院議長、法務大臣、外務大臣及び男女共同参画担当大臣を予定しています。
ただいま朗読しました意見書第60号から意見書第62号までにつきましては、何とぞ御可決いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
62
◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
63
◯有山正信議長 お諮りします。
ただいま議題となっています意見書第60号から意見書第62号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
64
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって、本3件については、委員会の付託を省略することに決しました。
65
◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
66
◯有山正信議長 これから意見書第60号から意見書第62号までの3件を一括して採決します。
本3件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
67
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって本3件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
68
◯有山正信議長 日程第6、意見書第63号「
選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論を求める意見書」を議題とします。
69
◯有山正信議長 提出者から提案理由の説明を求めます。田中議員。
70 ◯田中優子議員 ただいま議題となりました意見書第63号につきまして、提出者3名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。
意見書第63号
選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた議論を求める意見書。
平成30年2月に内閣府が公表した世論調査によると、夫婦同姓と夫婦別姓のいずれかを選べる
選択的夫婦別姓制度の導入について、賛成または容認すると答えた国民は66.9%と、反対の29.3%を大きく上回ることが明らかになりました。
しかし、現行の民法は、婚姻時に夫婦のいずれか一方が姓を改めることを規定しています。このため、社会的な信用と実績を築いた人が望まない改姓をすることで、自己同一性を喪失し苦痛を伴うとともに、一部の資格証では旧姓の使用が認められないため、姓を維持するために法的な保障の少ない事実婚を
選択せざるを得ない人が生じるなどの問題が出ています。
政府は、旧姓の通称使用の拡大に向けた取組を進めていますが、ダブルネームを使い分ける負担の増大や個人識別の誤りのリスクのほか、管理コストを増大させる等の問題も指摘されています。また、通称使用では、自己同一性を喪失する苦痛を解消することにはならず、根本的な解決策にはなりません。
また、少子・高齢化による一人っ子同士の結婚や高齢での結婚、子連れ再婚が増え、改姓を望まないと考える人や、現行の民法では改姓をしなければならないことから結婚を諦めてしまう人がいるため、一層非婚や少子化につながる要因にもなっています。
こうした状況から、国連の女性差別撤廃委員会は、我が国に対し、女性が婚姻前の姓を保持する
選択を可能にするよう、再三にわたり民法の改正を勧告しています。
さらに、最高裁において、平成27年12月に引き続き、令和3年6月にも夫婦同姓規定が合憲とされる一方、夫婦の姓に関する制度の在り方については国会で論ぜられ判断されるべきであると指摘されたところですが、依然として国会での議論は進んでいません。
よって、国会及び政府は、
選択的夫婦別姓制度の法制化に向けた積極的な議論を行うよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和3年9月27日、枚方市議会議長 有山正信。
提出先としましては、衆議院議長、参議院議長、法務大臣及び男女共同参画担当大臣を予定しています。
ただいま朗読しました意見書第63号につきましては、何とぞ御可決いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
71
◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
72
◯有山正信議長 お諮りします。
ただいま議題となっています意見書第63号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
73
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
74
◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
75
◯有山正信議長 これから意見書第63号を起立により採決します。
本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
76
◯有山正信議長 起立多数です。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
77
◯有山正信議長 日程第7、意見書第64号「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないこと等を求める意見書」を議題とします。
78
◯有山正信議長 提出者から提案理由の説明を求めます。野村議員。
79 ◯野村生代議員 ただいま議題となりました意見書第64号につきまして、提出者4名を代表し、お手元にお配りしています議案書を朗読することにより、提案理由の説明とさせていただきます。
意見書第64号 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないこと等を求める意見書。
さきの大戦における沖縄戦では民間人を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの尊い命が失われました。
糸満市摩文仁の平和記念公園内にある「平和の礎」には、国籍、軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられた24万1,632人の氏名が刻銘されており、その中には大阪府出身者2,339人も含まれています。
糸満市摩文仁を中心に広がる沖縄本島南部地域は、1972年の本土復帰に伴い、戦争の悲惨さや命の尊さを認識し、戦没者の霊を慰めるため、戦跡としては我が国唯一の自然公園法に基づいた沖縄戦跡国定公園に指定されました。
同地域の土砂には、戦争で犠牲となった民間人や兵士の遺骨が残されており、戦後76年が経過した今でも戦没者の遺骨収集が行われています。
こうした中、同地域の土砂を埋立て工事に使用する計画が浮上していますが、さきの大戦で犠牲になった人々の遺骨が混入した土砂を埋立てに使用することは、人道上断じて許されるものではありません。
よって、国会及び政府は、下記の措置を講じるよう強く求めます。
記
1.沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂をいかなる埋立てにも使用しないこと。
2.我が国で唯一、民間人を巻き込む地上戦があった沖縄の事情に鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律にのっとり、政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
令和3年9月27日、枚方市議会議長 有山正信。
提出先としましては、衆議院議長、参議院議長、外務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、環境大臣及び沖縄及び北方対策担当大臣を予定しています。
ただいま朗読しました意見書第64号につきましては、何とぞ御可決いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
80
◯有山正信議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
81
◯有山正信議長 お諮りします。
ただいま議題となっています意見書第64号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
82
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
83
◯有山正信議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
84
◯有山正信議長 これから意見書第64号を起立により採決します。
本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
85
◯有山正信議長 起立少数です。
よって本件は、否決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
86
◯有山正信議長 お諮りします。
議事の都合により、明日9月28日から10月13日までのうち、市の休日を除く12日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
87
◯有山正信議長 御異議なしと認めます。
よって、明日9月28日から10月13日までのうち、市の休日を除く12日間を休会とすることに決しました。
88
◯有山正信議長 なお、休会中に開催されます諸会議の日程につきましては、お手元に配付しています諸会議日程表のとおりです。
──────────────────────────────────────────
諸 会 議 日 程 表
┏━━━━━┯━━━━━┯━━━━━┯━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃会 議 名│開 議 日│ 時 間 │場 所│ 案 件 名 ┃
┣━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ │10月1日 │ │ │ ┃
┃ │ (金) │ │ │ ┃
┃ │10月4日 │ │ │ ┃
┃ │ (月) │ │ │(1) 認定第1号 令和2年度大阪府枚方 ┃
┃決 算│10月6日 │午前10時 │第3・第4│ 市一般会計歳入歳出 ┃
┃特別委員会│ (水) │ │委員会室 │ 決算の認定について ┃
┃ │10月7日 │ │ │ 外11件 ┃
┃ │ (木) │ │ │ ┃
┃ │10月11日 │ │ │ ┃
┃ │ (月) │ │ │ ┃
┠─────┼─────┼─────┼─────┼───────────────────┨
┃議会運営 │10月7日 │決 算│第 1 │ ┃
┃ │ │特別委員会│ │(1) 追加議案について ┃
┃委 員 会│ (火) │休 憩 中│委員会室 │ ┃
┗━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
(注) 諸会議の招集通知は、議会期間中のため省略します。
──────────────────────────────────────────
89
◯有山正信議長 委員の皆さんにおかれましては、よろしく御出席くださるようお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
90
◯有山正信議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日はこれにて散会します。
(午前11時28分 散会)
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