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令和3年3月定例月議会(第4日) 本文
令和3年3月定例月議会(第4日) 名簿

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  1. 枚方市議会 2021-03-04
    令和3年3月定例月議会(第4日) 本文


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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2021-03-09 令和3年3月定例月議会(第4日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 320 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯野村生代議長 選択 2   ◯野村生代議長 選択 3   ◯淨内俊仁市議会事務局長 選択 4   ◯野村生代議長 選択 5   ◯野村生代議長 選択 6   ◯野村生代議長 選択 7   ◯山下 功土木部長 選択 8   ◯野村生代議長 選択 9   ◯川南 裕環境部長 選択 10   ◯野村生代議長 選択 11   ◯妹尾正信議員 選択 12   ◯山下 功土木部長 選択 13   ◯妹尾正信議員 選択 14   ◯野村生代議長 選択 15   ◯野村生代議長 選択 16   ◯野村生代議長 選択 17   ◯野村生代議長 選択 18   ◯水野裕一子育ち支援監 選択 19   ◯野村生代議長 選択 20   ◯野村生代議長 選択 21   ◯野村生代議長 選択 22   ◯野村生代議長 選択 23   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 24   ◯野村生代議長 選択 25   ◯藤田幸久議員 選択 26   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 27   ◯藤田幸久議員 選択 28   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 29   ◯藤田幸久議員 選択 30   ◯八尾善之議員 選択 31   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 32   ◯八尾善之議員 選択 33   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 34   ◯八尾善之議員 選択 35   ◯鍜治谷知宏議員 選択 36   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 37   ◯鍜治谷知宏議員 選択 38   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 39   ◯鍜治谷知宏議員 選択 40   ◯松岡ちひろ議員 選択 41   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 42   ◯松岡ちひろ議員 選択 43   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 44   ◯松岡ちひろ議員 選択 45   ◯奥野美佳議員 選択 46   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 47   ◯奥野美佳議員 選択 48   ◯野村生代議長 選択 49   ◯野村生代議長 選択 50   ◯野村生代議長 選択 51   ◯野村生代議長 選択 52   ◯野村生代議長 選択 53   ◯野村生代議長 選択 54   ◯野村生代議長 選択 55   ◯野村生代議長 選択 56   ◯野村生代議長 選択 57   ◯野村生代議長 選択 58   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 59   ◯野村生代議長 選択 60   ◯野村生代議長 選択 61   ◯野村生代議長 選択 62   ◯野村生代議長 選択 63   ◯野村生代議長 選択 64   ◯野村生代議長 選択 65   ◯野村生代議長 選択 66   ◯野村生代議長 選択 67   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 68   ◯野村生代議長 選択 69   ◯八尾善之議員 選択 70   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 71   ◯八尾善之議員 選択 72   ◯野村生代議長 選択 73   ◯野村生代議長 選択 74   ◯野村生代議長 選択 75   ◯野村生代議長 選択 76   ◯野村生代議長 選択 77   ◯野村生代議長 選択 78   ◯野村生代議長 選択 79   ◯野村生代議長 選択 80   ◯藤原卓也総務部長 選択 81   ◯野村生代議長 選択 82   ◯野村生代議長 選択 83   ◯野村生代議長 選択 84   ◯野村生代議長 選択 85   ◯野村生代議長 選択 86   ◯野村生代議長 選択 87   ◯野村生代議長 選択 88   ◯野村生代議長 選択 89   ◯石田智則市民生活部長 選択 90   ◯野村生代議長 選択 91   ◯松岡ちひろ議員 選択 92   ◯石田智則市民生活部長 選択 93   ◯松岡ちひろ議員 選択 94   ◯野村生代議長 選択 95   ◯野村生代議長 選択 96   ◯野村生代議長 選択 97   ◯野村生代議長 選択 98   ◯野村生代議長 選択 99   ◯野村生代議長 選択 100   ◯野村生代議長 選択 101   ◯野村生代議長 選択 102   ◯石田智則市民生活部長 選択 103   ◯野村生代議長 選択 104   ◯野口光男議員 選択 105   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 106   ◯野口光男議員 選択 107   ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 選択 108   ◯野口光男議員 選択 109   ◯木村亮太議員 選択 110   ◯石田智則市民生活部長 選択 111   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 112   ◯木村亮太議員 選択 113   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 114   ◯木村亮太議員 選択 115   ◯野村生代議長 選択 116   ◯野村生代議長 選択 117   ◯野村生代議長 選択 118   ◯野村生代議長 選択 119   ◯野村生代議長 選択 120   ◯野村生代議長 選択 121   ◯野村生代議長 選択 122   ◯野村生代議長 選択 123   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 124   ◯野村生代議長 選択 125   ◯野村生代議長 選択 126   ◯野村生代議長 選択 127   ◯野村生代議長 選択 128   ◯野村生代議長 選択 129   ◯野村生代議長 選択 130   ◯野村生代議長 選択 131   ◯野村生代議長 選択 132   ◯野村生代議長 選択 133   ◯野村生代議長 選択 134   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 135   ◯野村生代議長 選択 136   ◯松岡ちひろ議員 選択 137   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 138   ◯松岡ちひろ議員 選択 139   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 140   ◯松岡ちひろ議員 選択 141   ◯野村生代議長 選択 142   ◯野村生代議長 選択 143   ◯野村生代議長 選択 144   ◯野村生代議長 選択 145   ◯松岡ちひろ議員 選択 146   ◯野村生代議長 選択 147   ◯野村生代議長 選択 148   ◯野村生代議長 選択 149   ◯野村生代議長 選択 150   ◯野村生代議長 選択 151   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 152   ◯野村生代議長 選択 153   ◯野村生代議長 選択 154   ◯野村生代議長 選択 155   ◯野村生代議長 選択 156   ◯野村生代議長 選択 157   ◯野村生代議長 選択 158   ◯野村生代議長 選択 159   ◯野村生代議長 選択 160   ◯白井千香保健所長 選択 161   ◯野村生代議長 選択 162   ◯野村生代議長 選択 163   ◯野村生代議長 選択 164   ◯野村生代議長 選択 165   ◯野村生代議長 選択 166   ◯野村生代議長 選択 167   ◯野村生代議長 選択 168   ◯野村生代議長 選択 169   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 170   ◯野村生代議長 選択 171   ◯野口光男議員 選択 172   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 173   ◯野口光男議員 選択 174   ◯杉浦雅彦子ども未来部長 選択 175   ◯野口光男議員 選択 176   ◯野村生代議長 選択 177   ◯野村生代議長 選択 178   ◯野村生代議長 選択 179   ◯野村生代議長 選択 180   ◯松岡ちひろ議員 選択 181   ◯野村生代議長 選択 182   ◯野村生代議長 選択 183   ◯野村生代議長 選択 184   ◯野村生代議長 選択 185   ◯野村生代議長 選択 186   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 187   ◯野村生代議長 選択 188   ◯野村生代議長 選択 189   ◯野村生代議長 選択 190   ◯野村生代議長 選択 191   ◯野村生代議長 選択 192   ◯野村生代議長 選択 193   ◯野村生代議長 選択 194   ◯野村生代議長 選択 195   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 196   ◯野村生代議長 選択 197   ◯野村生代議長 選択 198   ◯野村生代議長 選択 199   ◯野村生代議長 選択 200   ◯野村生代議長 選択 201   ◯野村生代議長 選択 202   ◯野村生代議長 選択 203   ◯野村生代議長 選択 204   ◯野村生代議長 選択 205   ◯野村生代議長 選択 206   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 207   ◯野村生代議長 選択 208   ◯八尾善之議員 選択 209   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 210   ◯八尾善之議員 選択 211   ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 選択 212   ◯八尾善之議員 選択 213   ◯野村生代議長 選択 214   ◯野村生代議長 選択 215   ◯野村生代議長 選択 216   ◯野村生代議長 選択 217   ◯野村生代議長 選択 218   ◯野村生代議長 選択 219   ◯野村生代議長 選択 220   ◯野村生代議長 選択 221   ◯藤原卓也総務部長 選択 222   ◯野村生代議長 選択 223   ◯野村生代議長 選択 224   ◯野村生代議長 選択 225   ◯野村生代議長 選択 226   ◯野村生代議長 選択 227   ◯野村生代議長 選択 228   ◯野村生代議長 選択 229   ◯野村生代議長 選択 230   ◯藤原卓也総務部長 選択 231   ◯野村生代議長 選択 232   ◯堤 幸子議員 選択 233   ◯山中信之都市整備部長 選択 234   ◯堤 幸子議員 選択 235   ◯山中信之都市整備部長 選択 236   ◯堤 幸子議員 選択 237   ◯野村生代議長 選択 238   ◯野村生代議長 選択 239   ◯野村生代議長 選択 240   ◯野村生代議長 選択 241   ◯野村生代議長 選択 242   ◯野村生代議長 選択 243   ◯野村生代議長 選択 244   ◯野村生代議長 選択 245   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 246   ◯野村生代議長 選択 247   ◯丹生真人議員 選択 248   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 249   ◯丹生真人議員 選択 250   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 251   ◯丹生真人議員 選択 252   ◯小池晶子議員 選択 253   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 254   ◯小池晶子議員 選択 255   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 256   ◯小池晶子議員 選択 257   ◯野口光男議員 選択 258   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 259   ◯山中信之都市整備部長 選択 260   ◯野口光男議員 選択 261   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 262   ◯山中信之都市整備部長 選択 263   ◯野口光男議員 選択 264   ◯野村生代議長 選択 265   ◯野村生代議長 選択 266   ◯野村生代議長 選択 267   ◯鍜治谷知宏議員 選択 268   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 269   ◯鍜治谷知宏議員 選択 270   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 271   ◯鍜治谷知宏議員 選択 272   ◯田中優子議員 選択 273   ◯白井千香保健所長 選択 274   ◯田中優子議員 選択 275   ◯木村亮太議員 選択 276   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 277   ◯木村亮太議員 選択 278   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 279   ◯藤原卓也総務部長 選択 280   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 281   ◯木村亮太議員 選択 282   ◯奥野美佳議員 選択 283   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 284   ◯奥野美佳議員 選択 285   ◯田中哲夫総合政策部長 選択 286   ◯武田俊哉観光にぎわい部長 選択 287   ◯奥野美佳議員 選択 288   ◯大地正広議員 選択 289   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 290   ◯大地正広議員 選択 291   ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 選択 292   ◯大地正広議員 選択 293   ◯野村生代議長 選択 294   ◯野村生代議長 選択 295   ◯野村生代議長 選択 296   ◯野村生代議長 選択 297   ◯野村生代議長 選択 298   ◯野村生代議長 選択 299   ◯野村生代議長 選択 300   ◯野村生代議長 選択 301   ◯石田智則市民生活部長 選択 302   ◯野村生代議長 選択 303   ◯山下 功土木部長 選択 304   ◯野村生代議長 選択 305   ◯藤原卓也総務部長 選択 306   ◯野村生代議長 選択 307   ◯山崎 宏健康福祉部長 選択 308   ◯野村生代議長 選択 309   ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 選択 310   ◯野村生代議長 選択 311   ◯野村生代議長 選択 312   ◯野村生代議長 選択 313   ◯野村生代議長 選択 314   ◯野村生代議長 選択 315   ◯野村生代議長 選択 316   ◯野村生代議長 選択 317   ◯野村生代議長 選択 318   ◯野村生代議長 選択 319   ◯野村生代議長 選択 320   ◯野村生代議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯野村生代議長 皆さんにお知らせします。  本日は、傍聴者から手話通訳者の配置を希望する旨の申出がありましたので、手話通訳者を配置しています。御了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯野村生代議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。淨内事務局長。 3 ◯淨内俊仁市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、30名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 4 ◯野村生代議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯野村生代議長 日程第1、報告第24号「専決事項の報告について」を議題とします。 6 ◯野村生代議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、専決第13号及び専決第14号について、山下土木部長。 7 ◯山下 功土木部長 ただいま上程いただきました報告第24号 専決第13号及び専決第14号の2件の損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により議会に御報告するものでございます。  まず、専決第13号について、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の2ページをお開き願います。  本件は、令和2年9月14日午後4時20分頃、本市土木部みち・みどり室職員芝田繁和が公用車、2トンダンプを運転し、東田宮1丁目19番1号地先において、隣接の資材置場で作業を終え施錠をしていた同乗者を乗車させるため後退した際に、後方に停車中の枚方市所在の法人が所有する軽自動車に接触し、同車が損傷した事故でございます。  物件損害に関しましては、本市は相手方に対し47万2,600円を賠償したものでございます。  議案書3ページに現場見取図、現場付近図、別途お手元に参考資料といたしまして示談書をお配りしておりますので、併せて御参照くださいますようお願いいたします。  事故後の対応でございますが、運転しておりました職員に対し厳重に注意を行うとともに、みち・みどり室内では、事故内容を共有し、安全運転の徹底を図るとともに、安全運転研修の実施と公用車、作業車を用いた視覚範囲の再認識等に関わる研修を実施いたしました。
     このたびの事故により御迷惑をおかけいたしました相手方及び関係者の方々に深くおわび申し上げます。  続きまして、専決第14号について、説明申し上げます。  恐れ入ります、議案書4ページをお開き願います。  本件は、令和2年10月15日午前11時55分頃、本市土木部みち・みどり室職員上井夏樹が公用車、2トンクレーン付トラックを運転し、東中振1丁目の交差点を南から東へ右折した際、前方の枚方市在住者が所有するカーポートに接触し、同カーポートが損傷した事故でございます。  物件損害に関しましては、本市は相手方に対して60万5,000円を賠償したものでございます。  議案書5ページに現場見取図、別途お手元に参考資料といたしまして示談書をお配りしておりますので、併せて御参照くださいますようお願いいたします。  事故後の対応でございますが、運転をしておりました職員に対し厳重に注意を行うとともに、みち・みどり室内では、事故内容を共有し、安全運転の徹底を図るとともに、安全運転研修の実施と、公用車、作業車を用いました車両感覚の再認識等に関わる研修を実施いたしました。また、部内では、全体研修といたしまして、運転映像から改善点を学ぶビデオ診断システム研修を実施いたしました。今後も引き続き、事故防止対策と安全運転に取り組み、事故の再発防止に努めてまいりたいと考えております。  このたびの事故により御迷惑をおかけいたしました相手方及び関係者の方々に深くおわび申し上げます。  以上、報告第24号 専決第13号、専決第14号の報告とさせていただきます。 8 ◯野村生代議長 次に、専決第15号について、川南環境部長。 9 ◯川南 裕環境部長 ただいま上程いただきました報告第24号 専決事項の報告についてのうち、環境部に関わります専決第15号 損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定に基づき議会に報告させていただくものでございます。  恐れ入りますが、議案書の6ページをお開き願います。  本件は、令和2年10月14日午前10時35分頃、本市環境部減量業務室職員小北 巌が粗大ごみの収集のため塵芥収集車を運転し、長尾東町3丁目1番13号地先にありますT字路を北から東へ左折しようとした際、西から東へ走行していた交野市所在の法人が所有する軽乗用車に接触し、同車が損傷した事故でございます。  この事故は、発進する際に運転者が左右の安全確認を怠ったことが事故の原因でございます。  損害賠償につきましては、本市と相手方で各自負担額を相殺し、本市が相手方に対しまして9万5,652円を支払うことで、令和3年2月3日に示談が調ったものでございます。  参考資料といたしまして、議案書の7ページに現場見取図と現場付近図を、別冊参考資料の4ページに示談書をそれぞれ添付いたしておりますので、御参照ください。  このたび御迷惑をおかけしました関係者の方々に深くおわび申し上げます。  今回の事故につきましては、運転者並びに同乗者に対し厳重に注意、指導を与えるとともに、部内の正副安全運転管理者と事故原因の検証に基づいた事故防止に係る指導及び研修を実施いたしました。また、減量業務室の全職員に周知徹底を図ってまいりました。  今後とも、引き続き研修等の充実を図りますとともに、車両事故の再発防止に努めてまいります。  以上、報告第24号 専決第15号の報告とさせていただきます。 10 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。妹尾議員。 11 ◯妹尾正信議員 ただいま上程されました報告第24号 専決第13号及び専決第14号の事故2件について、理事者より事故防止対策と安全運転に取り組み、事故再発防止に努めてまいりますとの報告を受けましたが、公用車事故の発生数は残念なことに減少しているとは言えません。  今回事故を起こしました土木部でも多くの職員が日々公用車を使用して、安全運転に心がけて業務に従事していることは理解しておりますが、一方で、これまで何度も事故防止対策を行うとの理事者の答弁を繰り返し聞いているのが現状です。  そこで、事故減少に向けてどのような交通事故防止対策を行っていくのか、改めてお聞きいたします。 12 ◯山下 功土木部長 公用車事故防止対策を行う上では、組織としての意識向上もさることながら、職員一人一人が公用車事故を起こさないという気持ちを強く持つことが重要だと考えております。  そのための取組として、みち・みどり室では、常日頃から朝礼での安全運転、安全作業の啓発を行うとともに、安全運転の意識づけとして、今回新たにクレーン付トラックや塵芥車など各種作業車を用いて、運転者だけでなく、助手席からの死角、車両感覚の再確認等を行いながら、乗車する全ての職員への研修に取り組んだところでございます。  また、土木部として定期的な安全運転講習に加え、昨年度より録画測定機器を搭載した研修車を運転した職員の運転映像から運転行動の注意点を知り、改善点を学ぶビデオ診断システム研修を継続して実施しております。  これらの啓発や研修等を継続して取り組むことで職員一人一人に対して安全運転への意識の向上を図るとともに、公用車事故防止へのさらなる意識づけを強く行ってまいります。 13 ◯妹尾正信議員 庁内各職場における公用車は、業務の従事に必要不可欠であることは十分承知しております。また、故意に事故を起こそうとしているわけではないことも当然分かっております。  しかしながら、交通事故は一瞬にして被害者、加害者を生み出し、関係する人々の人生を変えてしまうものであるとの認識を、公用車の運転を行う職員だけでなく、同乗する職員も同じ気持ちを持って業務に当たってほしいと思います。  今回は土木部の報告案件について質疑しましたが、環境部をはじめ各職場の公用車がまちを走っております。また、市の業務委託先の車もたくさん走っておりますので、委託先に対しても交通安全教育の徹底をお願いいたします。  今後も、公務員としての使命感、責任感を強く持ち、最大限事故防止に向けて取り組んでいただきますよう強く要望いたします。 14 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 15 ◯野村生代議長 以上をもって、報告第24号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 16 ◯野村生代議長 日程第2、議案第129号「子どもを守る条例の制定について」を議題とします。 17 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。水野子育ち支援監。 18 ◯水野裕一子育ち支援監 ただいま上程いただきました議案第129号 子どもを守る条例の制定について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の188ページをお開き願います。  本件は、本条例を制定するに当たりまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  本条例につきましては、近年、子どもの貧困、いじめ、虐待、ひきこもり、不登校など、子どもの課題が深刻化する中、子ども・子育て支援に関し基本理念を定め、市の責務及び市、保護者、地域住民、学校園等及び事業者の役割を明らかにしますとともに、子どもを守る体制づくり並びに子ども・子育て支援に関する基本事項を定めることにより、一人一人の子どもが笑顔で健やかに成長できるまちの実現に資するため、制定するものでございます。  それでは、条例の主な内容につきまして、御説明を申し上げます。  189ページをお開き願います。  本条例におきましては、本条例の制定の背景や理念、本条例に対する市の決意等を明らかにさせていただくため、前文を設けております。  まず、前段では、平成15年に本市が新子ども育成計画に定め、その後も変わることのない理念と行動軸として踏襲してまいりました基本理念、子どもが笑顔で生き生きと暮らせるまち枚方の実現に向けたこれまでの取組について述べさせていただき、後段では、そうした取組の中にありましても、子どもが抱える課題は日々複雑化、多様化し、深刻さを増しており、いま一度、社会が一体となって子どもを守るといった姿勢を改めて本条例で宣言することにより、市を挙げて子どもを守る仕組みづくりを一層推進する決意を表明しております。  190ページをお開き願います。  第1章は、総則でございまして、4条で構成しております。  第1条は、目的規定で、この条例が子ども・子育て支援に関し、基本理念を定めることなどにより、一人一人の子どもが笑顔で健やかに成長できるまち枚方の実現に資することを目的とするものであることを定めております。  第2条は、用語の定義規定であり、第3条は、本市におけます子ども・子育てに関する基本理念とする3つの柱を定めております。この基本理念といたしましては、第1号に、子どもの権利擁護の観点から、最善の利益を第一に考慮すること、第2号に、子育ち支援の観点から、主体的に生きる力を育むこと、第3号に、子育て支援の観点から、子どもに寄り添い、子どもを育てる家庭全体を支援することを定めております。  第4条には、基本方針等といたしまして、第1号には、行政分野の連携強化による総合的支援を、第2号には、子どもの成育歴の連携把握による継続的支援を、第3号には、地域ネットワークの連携強化による重層的支援を推進することを基本方針として定めるとともに、第2項には、その基本方針にのっとり、市が保有する子どもの情報の集約、活用により、課題への早期対応、予防的支援の充実を図ることとしております。  第2章は、責務及び役割に関する規定でございまして、6条で構成しております。  第5条市の責務では、第1項で、市には保護者とともに子どもの成長に関する責任があること、また、保護者等に必要な支援を行うことを、第2項で、広報活動等を通じて広くこの条例についての理解を深めることを定めております。  191ページをお開きください。  第6条共通の役割では、第1項で、市や保護者等の多様な主体が相互に協力し、子どもがその特性に応じて自己を確立することができるよう、生きる力を育むこと、また、そのための環境づくりを推進することを、第2項では、子どもが自分自身や他者を大切にする心や社会的に自立していく主体性などを育むよう、それぞれの主体が必要な取組を行うことを規定しております。  第7条保護者の役割では、保護者は、子どもの健やかな成長に関し第一義的な責任があること、また、困ったときは一人で不安を抱え込まず、周囲に必要な協力を求めることが大切であることを認識し、子どもを養育し、子どもが安心して生活できる家庭環境づくりを行うことなどを規定しております。  第8条地域住民の役割では、地域住民は、地域が子どもの豊かな人間性や社会性を育み、家庭における子育てを補完する場所であることを認識し、子どもが安全に生活することができる地域づくり、子どもとの交流の機会づくりに努めることなどを規定しております。  第9条学校園等の役割では、学校園等は、子どもの健やかな成長にとって重要な役割を果たす場所であることを認識し、子どもの成長に応じた主体的な学び、生きる力の育みを支えること、子どもの安全を確保するとともに、子どもに関する課題に早期に気づき、必要な支援に努めることなどを規定しております。  第10条事業者の役割では、事業者は事業活動を行うに当たり、安全な地域づくりに協力し、子どもの育ちの支えとなる活動を主体的に実施するとともに、従業員のワークライフバランスの向上の取組に努めることなどを規定しております。  192ページを御覧ください。  次に、第3章は、子どもを守る体制づくりに関する規定でございまして、第3条に規定する3つの基本理念に対応する形で各条項を設けてございます。  第11条相談体制の充実等では、子どもの権利擁護の観点から、市において、相談に関する体制を充実し、安心して相談できる環境の整備を図ることを規定しております。  第12条子どもの社会参加等の推進では、子育ち支援の観点から、市において、子どもの社会参加及び意見表明の機会の確保を促進するための措置を講じることを規定しております。  第13条継続的な子育て支援の充実等では、子どもを育てる家庭支援の観点から、市において、子育て家庭が継続的に支援を受けられるよう、また、相互に交流できる場所を提供するよう取り組むことを規定しております。  最後に、第4章は、子どもを守る施策に関する計画についての規定でございまして、2条から構成しております。  第14条策定等では、第1項で、市は、子どもを守る施策を総合的に推進するための計画を策定し、公表することを、第2項では、実施状況の検証を行い、それに基づく計画の見直しを行うことを、第3項では、計画の策定、見直しに当たっては、子ども・子育て支援法に規定する合議制の機関、すなわち社会福祉審議会子ども・子育て専門分科会に意見を聴くほか、広く意見を聴くための措置を講じることを規定しております。  第15条評価では、第1項で、市は、計画に基づいて行った施策について評価を行い、公表することを、第2項で、この評価を行うときには、第14条第3項と同一の意見聴取を行うことを規定しております。  最後に、附則でございますが、本条例は公布の日から施行するものと規定しております。  以上、議案第129号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 19 ◯野村生代議長 ただいま議題となっています議案第129号についての質疑は行いません。御了承願います。 20 ◯野村生代議長 本件は、教育子育て常任委員会に付託します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 21 ◯野村生代議長 日程第3、議案第130号「手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について」を議題とします。 22 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 23 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第130号 手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書193ページをお開き願います。  本件につきましては、手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例を制定するにつき、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  本条例は、手話に対する理解及びろう者に対する理解並びに手話の普及の促進に関する基本的な事項を定めることにより、障害がある人もない人も全ての市民が互いに支え合い、尊重し合いながら、心豊かに安心して地域の中で自立して生活し、あらゆる社会生活に参加し、生き生きと活動できる住みよいまちの実現を目指して制定するものであり、名称につきましては、広く市民に親しみやすく分かりやすいよう、手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例とするものでございます。  それでは、条例の主な内容につきまして、説明を申し上げます。  194ページを御覧ください。  まず、前文といたしまして、手話が文法体系を持ち、音声ではなく手指や体の動き、表情によって視覚的に意思を表現する言語であり、ろう者が自ら工夫してつくり上げた情報の獲得とコミュニケーションの手段であり、知識を蓄え、文化を創造するために重要かつ不可欠なものであることのほか、この条例制定の背景等を記載しているものでございます。  次に、第1条につきましては、この条例の目的を、第2条では、用語の定義をそれぞれ規定しております。  第3条は、基本理念といたしまして、手話に対する理解及びその普及の促進は、手話が言語であること及びろう者が手話によるコミュニケーションを図る権利を有することを前提とすること等を規定しております。  195ページへ参りまして、第4条は、市の責務といたしまして総合的かつ計画的に手話に関する施策を推進することのほか、手話等への理解の促進を図ること、手話を学ぶ機会を確保すること等を規定しております。  第5条は、市民の役割といたしまして、手話に関する施策に協力するよう努めることを、第6条では、事業者の役割といたしまして、第5条で規定しております市民の役割と同様の内容に加え、ろう者が利用しやすいサービスを提供することや働きやすい環境を整えるよう努めることを規定しております。  第7条は、意見聴取といたしまして、手話に関する施策の実施に当たっては、ろう者等から意見を聴くことを規定しております。  第8条は、委任規定を、最後に、附則といたしまして、本条例は公布の日から施行することを規定しております。  以上、簡単ではございますが、議案第130号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 24 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。藤田議員。 25 ◯藤田幸久議員 ただいま上程されました議案第130号 手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について、お伺いいたします。  本市が主催する行事やイベント等において、手話通訳の方々が活躍されている姿をお見受けいたします。その都度、ろう者にとって手話がいかに重要であり、また、ろう者に対する理解促進を図る取組が必要であると認識いたします。  そこで、お伺いいたしますが、これまでの手話に関する市の取組について、お聞かせください。 26 ◯山崎 宏健康福祉部長 まず、ろう者の方へのコミュニケーション支援といたしまして、手話通訳者派遣事業を実施しております。手話通訳者派遣事業とは、ろう者の方が事前に予約をして、医療機関を受診する際などに市に登録された手話通訳者が同席して手話通訳を行うものであり、市役所本庁及び支所の7か所の窓口では、ICTを活用した遠隔手話通訳による対応も実施しております。  また、手話の普及のため、市民の方を対象に手話講習会を実施しております。  そのほかにも、情報保障といたしまして、昨今の新型コロナウイルス感染防止につきまして市長がホームページに緊急的なメッセージを行った際に、手話通訳の動画も掲載しております。 27 ◯藤田幸久議員 様々な取組をされていることは、一定理解いたしました。  それでは、今後、手話言語条例の制定を機に、どのような取組をされようとお考えなのでしょうか。また、手話通訳体制の整備などが課題のようですが、条例の制定によりどのような効果が見込まれるとお考えなのでしょうか。併せてお聞かせください。 28 ◯山崎 宏健康福祉部長 まずは、この条例の目的である全ての市民に手話は言語であること、また、手話やろう者への理解を深めていただくことにつきまして、ホームページやリーフレット配布などによりまして広く市民の方への周知に努め、全ての市民が安心して生き生きと暮らせる住みよいまちの実現を目指してまいります。  また、ICTを活用した遠隔手話通訳事業を実施し、手話通訳体制の整備を進めることとしており、効果といたしましては、土日、祝日におきましても開庁日と同様に手話通訳の利用ができることになるなど、当事者の方の利便性の向上が図られると考えております。 29 ◯藤田幸久議員 このほど、ろう者をはじめ、手話通訳者の方々が待ち望んでおられた手話言語条例の制定を機に、ろう者の皆さんが日常生活での負担が軽減した、また、社会生活に参加し、生き生きと活動できる環境になった、さらには、市民をはじめ事業者の皆さんが手話は言語であると認識し、理解を深めることができるようになったと言える共生社会の構築に向け、取り組んでいただきますよう要望いたしまして、私の質疑を終了いたします。 30 ◯八尾善之議員 ただいま上程されました議案第130号 手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について、お伺いいたします。
     この条例の目的や基本理念については、そのとおりであり、制定後は、市としてこれまでより、さらに踏み込んだ手話への理解とろう者への理解が進むよう、いろいろな取組を行っていくものと考えます。  そこで、少し分かりづらい第6条の事業者の役割について、確認しておきたいと思います。  条文で、「事業者は、基本理念にのっとり、手話に対する理解及びろう者に対する理解を深め、手話に関する施策に協力するよう努めるとともに、ろう者が利用しやすいサービスを提供するよう努め、及びろう者が働きやすい環境を整えるよう努めるものとする。」と、ひたすら努めるようにとなっております。この努めるとは、いろいろな事業者を想定されていると思いますが、具体的にどのように一定、基本理念に到達するように求められているのか。また、それを事業者の役割とするなら、それこそ市として事業者への支援を考えなければ、実際、実効性のない条例になるのではないかと懸念いたしますが、その点について、市の見解をお伺いいたします。 31 ◯山崎 宏健康福祉部長 この条例におけます事業者の役割につきましては、努力規定としており、基本理念の下、具体的な対応といたしましては、手話での対応が難しい場合は、障害者差別解消法でいう事業者にとって過重な負担にならない範囲での合理的配慮として、コミュニケーションが図れるような対応をしていただきたいと考えております。  また、手話やろう者への理解を深めるリーフレットの配布や、事業者が手話及びろう者に対する理解促進のための取組を行う際にはろう者の当事者団体へ、また、手話通訳事業につきましては手話通訳者関係団体へ、それぞれ取次ぎなどを行っていきたいと考えております。 32 ◯八尾善之議員 ただいまの答弁をお伺いいたしまして、やはり曖昧なところが多く、私には事業者の方への負担が過重なものにならないのか危惧いたします。  この条例が制定されることにより、当事者の方々が期待のあまり、事業者側の対応が進んでいない中、通常求められる枠を超えた合理的配慮を求められる可能性がないのか不安になります。市が必要な合理的配慮を明確に示さないと、精いっぱい対応したことに対してまで不十分だと言われた事業者がどう対応していいのか途方に暮れることになりますし、ろう者の方につきましても、かなり落胆されるのではないかと考えます。それで、お互いに気まずい思いをしてしまうと、何のための条例かと考えます。  条例を制定するに当たり、このような事態は想定されていなかったのか、市の見解をお伺いいたします。 33 ◯山崎 宏健康福祉部長 障害者差別解消法などでは、合理的配慮といたしまして必ずしも手話の対応のみを求められているものではありませんが、手話を主たるコミュニケーション手段とされている方には、日本語の文章を文字で見せられてもなかなか理解が困難なことも多いといったことを少しでも理解していただき、少しでもろう者の方が分かりやすいコミュニケーションの方法を工夫していただければ幸いだと考えております。 34 ◯八尾善之議員 私は、この条例を当然反対するわけではありません。むしろ、この条例の趣旨をきちんと全ての市民が理解できるように、特に当事者と市民生活を営むに当たり対応することが多くあるような事業者に対して、市としてもっと丁寧な支援をすべきであると考えます。市は、事業者に対し、この条例は努力規定であるとだけお伝えするということであれば不十分で、合理的配慮として、どう対応、対策が必要かまでを示すべきではないかと強く感じます。  御答弁では、この条例の趣旨をリーフレットにまとめて周知を図るとのことですが、それだけではなく、早急にろう者の団体の御意見を十分お聞きするなどして、市民生活を営むに当たり対応することが多くあるような事業者が当事者の方々に不愉快な思いを抱かすことのないような模範対応のマニュアルみたいなものを迅速に開示するなど、市の責務として、もう少しろう者の方に寄り添う丁寧な支援を行うべきであると申し上げて、質問を終わります。 35 ◯鍜治谷知宏議員 ただいま上程されました議案第130号 手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について、お聞きいたします。  この条例では、市の責務、市民の役割、事業者の役割が規定されており、市の責務として様々な取組を進めるのは当然のことですが、条例を実効性のあるものとするためには、市民、事業者の取組についても進めていく必要があると考えます。  第5条に、市民の役割として、手話に対する理解及びろう者に対する理解を深め、手話に関する施策に協力するよう努めるものとするとあり、第6条に、事業者の役割としては、そのことに加え、ろう者が利用しやすいサービスを提供し及びろう者が働きやすい環境を整えるよう努めるものとすると規定されています。また、これら市民、事業者の取組に対して支援する旨の規定が市の責務として明記されていますが、市として具体的にどのような取組を行っていくのか、お聞きいたします。 36 ◯山崎 宏健康福祉部長 市民や事業者の方には、まずはリーフレットなどの配布によりまして手話やろう者への理解を深めていただくことなどの周知を図るとともに、事業者が手話及びろう者に対する理解促進のための取組を行う際にはろう者の当事者団体へ、また、手話通訳事業につきましては手話通訳者関係団体へ、それぞれ取次ぎなどを行ってまいります。 37 ◯鍜治谷知宏議員 それでは、2回目の質問をさせていただきます。  例えば、市民団体や地域がイベントを開催する際に手話通訳をつける、事業者が顧客対応のために手話通訳をつけたり、社員研修をしたいと思っても、財政的な問題などから対応が難しい場合もあります。基本理念にのっとって具体的な取組を進めたいと考えているが、財政的に過重な負担となるためちゅうちょしている市民や事業者に対して、市として財政的な措置も含めた何らかの支援が必要と考えますが、見解をお聞きします。 38 ◯山崎 宏健康福祉部長 条例の制定に伴いまして、まず、手話が言語であることの認識の下、手話及びろう者に対する理解を深めていただくことが最も重要と考えております。  その上で、多くの事業者の方々が手話やろう者の理解に基づき過重な負担とならない範囲で取り組んでいただくことを基本と考えておりますが、財政的な措置も含めた支援につきましては、他市の状況などを調査研究してまいります。 39 ◯鍜治谷知宏議員 3回目は要望とさせていただきます。  せっかく条例を制定するのですから、単なる理念条例ではなく、実効性のあるものにしていただきたいと思います。手話及びろう者の方に対する理解がまだ進んでいない現状を見れば、まずは理解促進の取組が必要であることは理解しますが、さらに一歩進んで、市民や事業者の実効性のある取組につなげていく必要があり、市として市民や事業者の取組を後押しするような財政支援の仕組みの構築を要望し、私の質疑を終わります。 40 ◯松岡ちひろ議員 それでは、私のほうからも議案第130号について質疑を行いたいと思います。  この手話言語条例は、そもそも関係団体の皆さんからの要望もあり、待たれた条例制定です。改めて、全5回のうち4回までの条例制定のための審議会の議事録がホームページで見ることができるため読ませていただきました。審議会では、もっと具体的な取組を条例で定めてほしいと強く望む声が上がり、市としては、条例制定後は実施に向けて検討を行うことになると述べておられました。  そこで、少し気になるところをお聞きしたいと思います。  審議会委員から、手話通訳者のスキルアップを望む声がありました。ボランティア活動として終わらせては駄目だと述べておられます。つまり、しっかり伝える力を持つ通訳者を育てることを市として行ってほしいということだと思います。市は、プロの通訳者育成についてはどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。  次に、会長の発言でも、条例はつくっただけでは駄目で、条例に基づいてどう進めていくのかが大事だと述べておられます。条例制定後に具体的な進め方について話ができる協議体のようなものを求める声が多く寄せられています。この声に枚方市は、社会福祉審議会の障害福祉専門分科会で審議するのだと答えておられますが、ここはもっと広い、例えば、障害福祉計画などを審議するところですので、個別施策をじっくりと議論できないのではないでしょうか。見解をお聞きいたします。  さらに、通訳者の方からも、障害福祉専門分科会には委員に通訳者がおらず、通訳者の委員参加を求める声があります。この条例制定のための審議会には、通訳者の委員参加があることからも、私は、この通訳者の御意見はもっともだと思うのですが、市の見解をお尋ねいたします。 41 ◯山崎 宏健康福祉部長 いただきました御質問に順次お答えいたします。  まず、通訳者育成につきましては、手話奉仕員養成研修事業といたしまして、毎年、市民の方向けに入門クラス及び基礎クラスとして手話講習会並びに基礎クラス修了等の一定のレベルの方に対しまして手話ステップアップ講座を実施しております。また、大阪府では、専門性の高い意思疎通支援を行う者の養成研修事業を実施しておりまして、本市の手話ステップアップ講座を修了された方で通訳者を目指したい方には、この大阪府手話通訳者養成講座の受講をお勧めしております。  次に、社会福祉審議会の障害福祉専門分科会におきましては、当事者委員も参画し、障害福祉施策全般について、その進捗などを踏まえて御意見をいただいているところであり、この条例に係る手話に関する施策につきましても、この分科会におきまして障害福祉施策全体の中での御審議をいただくものと考えておりますが、具体的な手話に関する施策の実施に当たりましては、第7条に意見聴取について規定もしておりまして、ろう者や手話通訳者、その他の手話に関わる活動に携わる方々から意見聴取してまいります。 42 ◯松岡ちひろ議員 それぞれ御答弁いただきましたが、まずは通訳者育成の件ですが、現状が説明されました。審議会での御意見は現状改善です。まずは広がりをつくることも必要ですので、市民向け講習会を各生涯学習市民センターなど様々な場所で開催するなど、手話と関わっていく絶対数を増やしていくことにも力を注いでいただくとともに、改善をお願いいたします。  また、施策の推進に向けては、審議会ではたくさん御意見が出ており、日常的に多く課題があることを実感いたしました。私は、やっぱりいま一度、具体的に求めている施策の洗い出しを行い、当事者と共に課題整理をする必要を感じています。協議体を設けることを要望いたします。  次に、条例制定のための意見聴取には、条例へのコメントだけではなく、多くの要望が寄せられています。市として、条例制定後は、こうした要望を実施するための検討を行うことになると思います。先日の市民福祉委員協議会には、遠隔手話通訳事業について、これまでの医療機関などでの実施に加えて、通常の手話通訳派遣事業で実施することが示されました。審議会では、市役所が開いていないときへの対応なども求める声がありました。  市は、閉庁時の手話通訳依頼受付の必要性についてはどのように考えているのか、お聞きいたします。 43 ◯山崎 宏健康福祉部長 閉庁時の手話通訳派遣依頼ができないことにつきましては、ろう者団体より従前から、また、今回の審議会の中でもろう者の方から、その是正につきまして強い御要望をいただいているところでございます。本市といたしましても、他市状況など調査等を行ってきたところであり、ICTを活用した遠隔手話通訳で対応してまいりたいと考えております。 44 ◯松岡ちひろ議員 つまり、必要性を感じて、そして条例制定を機に、一つ施策が前進したのかなということですが、今後も皆さんの声をお聞きしながら、条例を基に、ぜひとも施策を進めていただくことをお願いいたしまして、私からの質疑を終わらせていただきます。 45 ◯奥野美佳議員 議案第130号 手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例の制定について、私のほうからも質問させていただきます。  手話は言語である。外国人にとっての母語もそうだと思いますが、手話は、その人がその人らしく安心して生きていくために必要な言葉、それがないと生きていけない、不可欠な言葉であるということ。そして、ろう者が手話によるコミュニケーションを図る権利があるということ。それらのことを周知し理解を求めていくということは、全ての人が安心して暮らせるまちであるという観点からも、誰一人取り残さないというSDGsの観点からも、非常に大切であると考えます。  そこで確認ですが、市は、この条例の制定により、どのようなことをどのように市民に周知していこうと考えているのか、伺います。  また、病院における手話通訳は、審議会や意見聴取での要望が多かったと聞きますが、具体的にどのような取組を考えておられるのか、伺います。 46 ◯山崎 宏健康福祉部長 この条例によりまして、手話は言語であり、コミュニケーション手段であり、文化を創造するために重要かつ不可欠なものであることなど、手話及びろう者に対する理解を深めることにより、全ての人が安心して住みよいまちを実現することを目的とするものであることを広く市民の方々に周知を図りたいと考えております。  周知につきましては、ホームページやSNSにおきましては手話動画をつけて発信するほか、広報への掲載やリーフレット作成にも取り組んでまいります。  また、特に、病院における手話通訳につきましては、ろう者が手話通訳を依頼されることが最も多いことから、医療機関向けのリーフレットを作成し、遠隔手話通訳を含む手話通訳対応への理解とろう者への理解が図れるよう、市内医療機関へ配布する予定でございます。 47 ◯奥野美佳議員 スマホやタブレット端末を利用し、手話オペレーターによる手話通訳を受けることができる遠隔手話通訳サービスなど、ICTの活用による非接触の取組も進んでいるようです。しかしながら、道具やツールが調達されても、手話通訳を依頼されることが多い行政の各種窓口や学校、医療機関での受診時など、手話は言語である、それがないと困るのだという意識があるかないか、理解があるかないかで取組姿勢が変わってくると思われますので、関係機関、医療機関への実効性のある周知、啓発をまずはしっかりと進めていただきたいと思います。  また、市の責務として、第4条に、総合的かつ計画的な施策の推進が挙げられていますが、社会福祉審議会障害福祉専門分科会で進捗管理を行うとの御答弁でした。障害者計画には、要約筆記など、それぞれの障害特性に応じた取組の充実についても記載されていますが、手話によるコミュニケーション支援の具体的な取組の進捗管理についても、しっかりと行っていただくようにお願いいたします。  事業者の合理的配慮についての質問もありましたが、よりよい方策を共に考えていくという視点を踏まえながら、市民及び事業者による合理的配慮の提供を支援する公的な行政からの仕組みについても検討いただくことを要望しておきます。  手話でつむぐ住みよいまち、親しみやすく分かりやすいようにとの御説明でしたが、本当にとてもよい響きだと思います。この条例の制定により、手話によるコミュニケーション支援の取組が確実に推進され、障害のある人もない人も全ての人が互いを尊重し合いながら、安全に安心して暮らしていくことができるまちとなることを強く要望して、意見とさせていただきます。 48 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 49 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第130号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 50 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 51 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 52 ◯野村生代議長 これから議案第130号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 53 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 54 ◯野村生代議長 午前11時5分まで本会議を休憩します。     (午前10時57分 休憩)     (午前11時5分 再開) 55 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 56 ◯野村生代議長 日程第4、議案第131号「枚方市附属機関条例の一部改正について」を議題とします。 57 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 58 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第131号 枚方市附属機関条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の196ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市附属機関条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正につきましては、本市の附属機関として新たに雇用推進事業者選定審査会を設置するとともに、本市の附属機関として設置しております入札不正行為排除・防止検証委員会、枚方市地域づくりデザイン事業選定審査会及び(仮称)枚方市手話言語条例策定審議会を廃止するものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  198ページをお開き願います。  1 市長の附属機関でございますが、左側の改正後の欄、上段に記載しております雇用推進事業者選定審査会につきましては、雇用推進事業を委託する事業者の選定に関する審査を行うため、新たに設置するものでございます。委員定数及び委員構成については記載のとおりで、委嘱期間につきましては、別表に定めがあるものを除くほか、2年とする本条例の規定に基づき2年としております。  次に、右側の現行の欄、下段に記載しております入札不正行為排除・防止検証委員会につきましては、当該附属機関より答申を受けたことにより担任事務が完了したため、廃止するものでございます。  続いて、次のページの中段に記載しております枚方市地域づくりデザイン事業選定審査会につきましては、当該事業の見直しに伴い当該附属機関による審査が不要になったため、廃止するものでございます。  また、下段に記載しております(仮称)枚方市手話言語条例策定審議会につきましては、当該附属機関より答申を受けたことにより担任事務が完了したため、廃止するものでございます。  恐れ入りますが、197ページにお戻り願います。  附則でございますが、本改正条例は令和3年4月1日から施行することとしております。  ただし、入札不正行為排除・防止検証委員会、枚方市地域づくりデザイン事業選定審査会及び(仮称)枚方市手話言語条例策定審議会の廃止につきましては、公布の日から施行することとしております。  以上、議案第131号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 59 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 60 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第131号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 61 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 62 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 63 ◯野村生代議長 これから議案第131号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 64 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 65 ◯野村生代議長 日程第5、議案第132号「枚方市事務分掌条例の一部改正について」を議題とします。 66 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 67 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第132号 枚方市事務分掌条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の200ページをお開き願います。  本件につきましては、本年4月に予定しております機構改革に関し、市長事務部局の事務分掌を変更するため、枚方市事務分掌条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。
     202ページをお開き願います。  第2条事務分掌につきまして、土木部の事務分掌から里山の保全及び振興に関することを観光にぎわい部に移管するものでございます。  恐れ入りますが、201ページにお戻り願います。  附則でございますが、本改正条例は令和3年4月1日から施行することとしております。  以上、議案第132号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 68 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。八尾議員。 69 ◯八尾善之議員 ただいま上程されました議案第132号 枚方市事務分掌条例の一部改正について、お伺いいたします。  今回の条例改正では、昨年と比較すると非常に軽微な機構改革で、ある意味、驚いています。  それはそうと、今回、土木部が所管する里山の保全及び振興に関することが観光にぎわい部へ移管されるとのことですが、振興に関する部分については一定理解いたしますが、保全というところでは、どう考えても観光にぎわい部の所管からは程遠いと考えますが、どういう理由で移管されるのか、市の見解をお伺いいたします。 70 ◯田中哲夫総合政策部長 現在、土木部のみち・みどり室では、里山の保全及び振興に関することとして、主に森林ボランティア育成事業や里山保全団体の支援などを、一方、観光にぎわい部の農業振興課では、林務に関することとして、森林整備に係る取組を進めております。  今後、森林環境譲与税を積極的に活用いたしまして、これらの取組を進めていくものでございますが、これらの取組を進めるに当たりましては、地元をはじめ、ボランティア団体との連携が不可欠であることから、観光にぎわい部に移管し一元化を図ることで、より効率的、効果的に推進していくものでございます。 71 ◯八尾善之議員 今回の条例改正の内容について、より効率的、効果的に業務を推進するための整備を図るということですので、この点について、一定お聞きしておきます。  しかし、こうした整備だけで本当に十分と言えるのか、甚だ疑問に感じます。今、市が置かれている状況を見れば、市駅周辺再整備や新型コロナウイルスへの対応、さらにスマート自治体への取組など重要な施策はほかにもあるわけで、こうした施策を重点的に進めていくような整備を市民にも分かるように図っていく必要があるのではないかと感じております。  私が常々申し上げております交通まちづくりについても同じ思いですが、交通まちづくりに特化した部署の設置については、先般、12月の定例月議会で市長より現時点においては考えていないとはっきり御答弁いただきましたので、納得はしておりませんが、まだまだ私の努力が足りないと一定承知はしているつもりであります。  ただ、単独部署の設置はできないと言うならば、今回、里山に関することを土木部から観光にぎわい部へ移管されるのと同じように、交通に関することも、土木部から、例えば、総合政策部に移管して、新たに設置される企画政策室で担っていくということもできるわけです。企画政策室では地域活性化に取り組むということですが、活性化を図っていくためには市内外から多くの方に枚方にお越しいただく、その手段として交通は切っても切り離せないものということは誰でも容易に理解いただけるものと考えます。  国土交通省が提唱している行政や医療、介護、商業など生活に必要なサービスを一定の地域に集約し、その地域を交通や情報ネットワークで結ぶコンパクト・プラス・ネットワークという考えの中でも、人口減少や少子・高齢化など、社会構造が大きく変わっていくことを踏まえたまちづくりにおける交通の役割が示されています。  枚方市においても、今後まちづくりを進めていかれるに当たっては、交通の必要性をいま一度認識いただき、交通の視点を取り入れたまちづくりを進めていただくよう強く指摘しておきます。  最後にもう一つ、今回の質問をさせていただくに当たり思うところがありますので申し上げます。  事務分掌条例の第5条に、委任として、部などの内部組織並びにその事務の分掌は市長が別に定めると、議会の議決を経る必要のない事務分掌規則において、部などに置く室や課、課が所管する事務が規定されています。室や課の設置、課が所管する事務は、議会で審議することなく、市長のフリーハンドで定めることができるということです。今回の代表質問でも、上野議員のほうからスマート自治体への要望の中で、ICT戦略の強化を訴えておられましたが、議会の議決を経ることなく、企画政策室が設置されるということです。市駅周辺再整備についても、実現に向けてのやる気が今回の機構改革では見えませんと意見がありました。私も、そう思います。これは、いつも議会から何度も申し上げていますように、議会とのコミュニケーション不足が背景にあり、最大の原因であると私は考えます。このような中での委任の条文が適正なのかと感じます。  また、先ほど審議されました手話でつむぐ住みよいまち枚方市手話言語条例にも、同じように第8条に委任として、この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は市長が別に定めるとありました。条例に全てを規定することはできないわけですから、別に定めるということも一定理解いたしますが、別に定める内容について議会として分かりませんし、この場で議論することもできません。ですので、以前から、この委任の条文について疑問に思っておりましたので、今回は再検討が必要ではと指摘だけしておきまして、質問を終わります。ありがとうございます。 72 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 73 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第132号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 75 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 76 ◯野村生代議長 これから議案第132号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 78 ◯野村生代議長 日程第6、議案第133号「枚方市財産区管理会条例及び枚方市基金条例の一部改正について」を議題とします。 79 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 80 ◯藤原卓也総務部長 ただいま上程いただきました議案第133号 枚方市財産区管理会条例及び枚方市基金条例の一部改正についてにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、枚方市財産区管理会条例及び枚方市基金条例の一部改正を行うに当たりまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  恐れ入りますが、議案書の203ページをお開き願います。  本件は、本年3月2日に開催されました枚方市菅原財産区議会におきまして、同財産区議会を本年3月31日をもって廃止するに当たり、枚方市財産区議会設置条例の一部改正及び菅原財産区基金条例等の廃止が可決されたことに伴いまして、本年4月1日から枚方市菅原財産区に財産区管理会を設置するため、枚方市財産区管理会条例等の改正を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表により御説明を申し上げます。  議案書の205ページをお開き願います。  まず、枚方市財産区管理会条例関係につきましては、別表に管理会を設置する財産区といたしまして、新たに枚方市菅原財産区を加えますとともに、備考におきまして、所要の文言を追記するものでございます。  次に、枚方市基金条例関係につきましては、菅原財産区管理会の設置に伴いまして、他の財産区管理会と同様に、菅原財産区基金の管理を行うため、別表の枚方市財産区基金に係る設置の目的の文言を整理するものでございます。  恐れ入りますが、議案書の204ページにお戻り願います。  最後に、附則でございますが、この条例の施行期日を令和3年4月1日とし、第2条の規定につきましては、公布の日からと定めるものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第133号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 81 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 82 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第133号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 84 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 85 ◯野村生代議長 これから議案第133号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 86 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 87 ◯野村生代議長 日程第7、議案第134号「枚方市国民健康保険条例の一部改正について」を議題とします。 88 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民生活部長。 89 ◯石田智則市民生活部長 ただいま上程いただきました議案第134号 枚方市国民健康保険条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の207ページをお開き願います。  今回の条例改正につきましては、令和3年度の国民健康保険料の算定に向け、基礎賦課限度額の変更、保険料の軽減基準となる所得額の算定方法の変更を行うとともに、保険料の基礎賦課総額及び保険料率の特例を講ずるもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  主な改正内容につきましては、参考資料の新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  議案書の210ページをお開き願います。  まず、第12条一般被保険者に係る基礎賦課額の所得割額の算定につきましては、国民健康保険法施行令の改正に伴う文言の整理でございます。  次に、211ページから212ページにかけまして、第17条の基礎賦課限度額及び第17条の15介護納付金賦課限度額につきましては、大阪府における市町村標準保険料率の算定方法に合わせ、賦課限度額を61万円から63万円に、介護分を16万円から17万円に引き上げるものでございます。  次の第24条保険料の減額につきましては、税制改正により給与所得控除及び公的年金等控除の引下げに伴い、所得が一定以下の場合に適用される保険料軽減の判定において低所得者層に不利益な影響が生じないよう、所要の調整を行うものでございます。  215ページをお開き願います。  第26条保険料の督促につきましては、地方税法の規定との整合を図るものでございます。  216ページの附則第4条公的年金等所得に係る保険料の減額賦課の特例につきましては、先ほどの第24条と同様、税制改正による公的年金等控除の引下げの影響が生じないようにするものでございます。  次の附則第7条新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金については、法改正による文言の整理でございます。  217ページの附則第9条令和3年度から令和5年度までにおける一般被保険者に係る基礎賦課総額の特例につきましては、大阪府の激変緩和措置の方針に沿って特例を定めるものでございます。  次の附則第10条令和3年度における一般被保険者に係る基礎賦課額の保険料率の特例につきましては、令和3年度の保険料率を令和2年度と据置きとするため、賦課割合の特例を設けるものでございます。  218ページの附則第11条令和3年度における一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課額の保険料率の特例、附則第12条令和3年度における介護納付金賦課額の保険料率の特例につきましても、保険料率を据え置くための特例でございます。  恐れ入りますが、209ページにお戻り願います。  附則といたしまして、第1項では、この条例の施行を令和3年4月1日からとするものでございます。  第2項では、改正後のこの条例の規定は令和3年度分以後の保険料を適用し、令和2年度分までの保険料につきましては、なお従前の例によることと規定するものでございます。  以上、議案第134号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 90 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。松岡議員。 91 ◯松岡ちひろ議員 それでは、ただいま説明がありました議案第134号について質疑を行っていきます。  この条例改正は、来年度の国民健康保険料額を定めるものです。来年度については、医療分の賦課限度額は61万円から63万円へ、介護分は16万円から17万円へとそれぞれ引き上げられます。保険料の賦課割合については、所得割、均等割を減らしますが、平等割を増やすため、応能負担割合の縮小は、国保の統一化に向け、取組を続けておられます。しかし、経済状況がコロナ禍の影響を大きく受けているということを踏まえて、保険料は据置きの方針が示されています。  国民健康保険運営協議会の資料には、一部世帯で保険料が引上げとなっています。この引上げとなる方は全体の何パーセントとなるのか、お尋ねいたします。 92 ◯石田智則市民生活部長 賦課限度額の引上げにより、所得の多い世帯では年間の保険料額が96万円から99万円に最大で3万円の引上げとなります。世帯の人数などで条件が異なりますが、例えば、3人世帯であれば年間の所得額が約600万円を超える場合が影響を受けることとなります。また、保険料が限度額に達する世帯は、国保世帯のおおよそ0.9%と見込んでおります。 93 ◯松岡ちひろ議員 最後、要望ですけれども、今の答弁によりますと、今回の保険料改正により、所得の多い、0.9%の世帯では引上げとなるものの、据置きとなる方は90%以上になるということです。これまで、繰越金を活用して保険料引下げをと、私たち日本共産党議員団としても市民の皆さんと求め続けてきたわけですが、活用していくということはありませんでした。しかし、今回の据置きに対しては繰越金を活用していくということですので、それによって大半の方が据置きになっていくということでありますので、これについては評価したいなと思います。  しかし、このコロナ禍で、自営業者をはじめ、フリーランスの方などの暮らしは厳しい状況がまだまだ続いています。国は、厳しい状況の中、コロナ減免を3月末で終了するとしています。枚方市として、コロナ減免制度の継続はしっかりと国に求めていただきたいと申し上げ、質疑を終わります。 94 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 95 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第134号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 96 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 97 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 98 ◯野村生代議長 これから議案第134号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 99 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    100 ◯野村生代議長 日程第8、議案第135号「枚方市立消費生活センター条例及び枚方市立生涯学習市民センター条例の一部改正について」を議題とします。 101 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民生活部長。 102 ◯石田智則市民生活部長 ただいま上程いただきました議案第135号 枚方市立消費生活センター条例及び枚方市立生涯学習市民センター条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の219ページをお開き願います。  本件は、枚方市駅周辺再整備事業に伴い、枚方市立消費生活センター及びサンプラザ生涯学習市民センターの機能が移転することから、各施設の条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  恐れ入りますが、議案書の220ページをお開き願います。  第1条では、枚方市立消費生活センター条例、第2条では、枚方市立生涯学習市民センター条例を改正することについて、それぞれ規定しております。  改正内容につきましては、参考資料の新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の221ページをお開き願います。  まず、枚方市立消費生活センター条例でございますが、第2条に規定しているセンターの位置を、枚方市岡東町12番3-202号から枚方市岡東町2番地4へ改めるものでございます。  次に、枚方市立生涯学習市民センター条例でございますが、第2条に規定しているセンターの名称を、枚方市立サンプラザ生涯学習市民センターから枚方市立生涯学習交流センターへ、また、センターの位置を、枚方市岡東町12番3-502号及び508号から枚方市岡東町2番地4へ改めるものでございます。  議案書220ページへお戻り願います。  附則でございますが、この条例の施行日につきましては、令和8年3月31日までの間において規則で定める日からとしております。  以上、議案第135号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 103 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。野口議員。 104 ◯野口光男議員 議案第135号 枚方市立消費生活センター条例及び枚方市立生涯学習市民センター条例の一部改正について、質問させていただきます。  今回、両施設の位置を、サンプラザ3号館から岡東町2番地4に変更するというものですが、この条例案の附則には、施行日は令和8年3月31日までに規則で定めるとしています。それでは、なぜ今、条例改正をする必要があるのか、お伺いします。 105 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅前行政サービスの再編先となります3)街区のまちづくりにつきましては、財政シミュレーションを行った上で、枚方市駅周辺再整備基本計画等の策定に先駆け、取組を進めております。  今般、3)街区におけます市街地再開発事業の工事スケジュールにつきましては、先月に権利変換計画の知事認可を受けるなど、現在、解体工事が進められる中で、本再編を予定しております第3工区につきましては、令和5年度に建物の供用開始を目指しております。本市といたしましては、市駅前行政サービスを同時期に供用開始するために、工事スケジュールを合わせて令和3年度から内装設計を行い、令和4年度から令和5年度に内装工事を実施し、その後、完成した建物床の取得手続を行う必要がございます。そのため、新庁舎整備基本構想等の令和2年度の策定を前提に、本議会におきまして内装設計費の予算化と併せまして、各施設の移転に伴う条例改正を行うことで、本取組を着実に進めてまいりたいと考えております。 106 ◯野口光男議員 工事に合わせて今回条例改正をしていくのだということです。今回変更する住所は、今、答弁にあったような3)街区の行政サービススペースになるということですが、それでは、場所が移ることによって現在利用されている利用者の皆さんにどのようなメリットがあるのか、また、利用料はどのようになるのか、伺います。  3)街区の行政サービススペースについては、市民の皆さんからの大きな期待もありましたが、他市の駅前施設のような注目施設を期待していた市民も多くいますけれども、知らない間に市が内容をどんどん決めていってしまっている状況にあります。結局は、サンプラザ3号館の施設と狭隘な図書室、そして保健センターの一部が入るというようなことが、この間、全員協議会でも報告されて初めて知らされていますけれども、パブリックコメントで意見も聴いていますが、この決定過程においては、全く、市民不在という状況であります。  市民に対して、きっちり説明してから進めるべきではないでしょうか。見解を伺います。 107 ◯兼瀬和海市駅周辺等まち活性化部長 枚方市駅前行政サービスの再編では、枚方市駅前の利便性を生かし、現在実施しております行政サービスを今後も安定的に継続することやまちの魅力を高めるという観点から、新庁舎整備と連携し、各種施設が抱える課題解決を図る考えでございます。本再編を進めることにより、高齢者をはじめ、妊娠期から子育て期に至る行政サービスを一体的に提供する拠点を民間ノウハウの活用により整備することで、枚方市駅周辺の魅力や行政サービスの質、市民の安全性、利便性の向上を図ってまいります。  また、施設の利用料につきましては、施設整備の進捗を踏まえ検討してまいります。  次に、本再編につきましては、平成30年度に作成いたしました枚方市新庁舎整備基本構想(素案)をはじめ、3)街区における行政サービスの再編イメージ(例)、令和元年度に枚方市駅前行政サービス再編に向けた考え方(案)などにより、適宜、検討内容をお示ししてまいりました。  また、1月に開催を予定しておりました市民説明会につきましては、1月13日発令の緊急事態宣言を受け中止といたしました。中止に伴う対応といたしましては、申込みのあった参加希望者に対しまして資料を送付するとともに、説明会で説明する予定であった内容につきまして動画として市ホームページに掲載しており、今後も、市民へのさらなる情報提供に向けて必要な対応を検討してまいります。 108 ◯野口光男議員 今の御答弁を聞いていても、サンプラザ生涯学習市民センターの利用者は全く不在しているという内容の答弁であります。市民全体にこういう利益があるから進めているのだという答弁だったわけです。  また、この条例を見ても、今はサンプラザ生涯学習市民センターだったものが、生涯学習交流センターという名称も市が変更しているわけです。実際は、今でも生涯学習市民センターの利用者がいるわけですけれども、このような利用者に対して全く意見も聞かないというこの進め方は、何回も繰り返しますけれども、全く利用者のことを考えていないということになるのではないでしょうか。  サンプラザ生涯学習市民センターの利用者にとっては、確かに、施設が新しくなるということはあると思いますけれども、この間の説明を聞いていても、大きさは変わらないということであります。メリットは新しくなるということですが、しかし利用料はどうなるのかと、また不安要素が増えるわけです。当然、新しいところに行くから利用料が値上げするかもしれないということもあります。料金が上がれば、市民にしてみれば反対という方もいると思います。また、団体にとっても厳しい状況になってしまうわけであります。利用団体のことも含めて、もっと考えるべきではないかと思います。  また、75億円をかけた駅前行政サービスについては、このように全く市民の声を聞かずに決めてしまうということは到底納得できないと申し上げ、本条例には反対と申し上げて質問を終わります。 109 ◯木村亮太議員 議案第135号 枚方市立消費生活センター条例及び枚方市立生涯学習市民センター条例の一部改正について、お伺いいたします。  今回、枚方市駅周辺再整備事業に伴い移転することとなっていますサンプラザ3号館2階の消費生活センターと5階のサンプラザ生涯学習市民センターについてですが、それぞれの延べ床面積及び共益費、各種委託料、光熱水費といった年間の施設維持管理費について、お伺いいたします。 110 ◯石田智則市民生活部長 まず、消費生活センターについて、お答えいたします。  サンプラザ3号館2階の消費生活センターの延べ床面積は約337平方メートルで、令和元年度の施設維持管埋費の合計は、年間約916万円となっております。 111 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 続きまして、サンプラザ生涯学習市民センターについて、お答えいたします。  サンプラザ3号館5階エリアの延べ床面積は約802平方メートル、令和元年度の施設維持管理費の合計は、年間約2,493万円となっております。 112 ◯木村亮太議員 両施設の移転に伴って、市が床を区分所有しているこの2階の部分と5階の部分については跡地の活用について検討されていくと思いますが、どのような方向性で検討を進められるのか、お伺いいたします。 113 ◯田中哲夫総合政策部長 両施設の跡地活用につきましては、公共施設マネジメントの観点から延べ床面積の縮減へ向け、売却も選択肢の一つとして、今後、庁内で検討を進めてまいります。 114 ◯木村亮太議員 サンプラザ3号館については、老朽化が進んでいることや耐震化の問題があるとはいえ、枚方市駅に直結して雨でも濡れずに行けるという好立地にあります。有効活用は重要だと思いますが、市駅周辺再整備における4)街区と同様に、駅前の一等地に市が所有している床を現時点ですぐに売却することがいいのかということについては、じっくりと考えていただきたいと思っております。  今後、枚方市駅前再開発事業の進捗によっては、資産価値が上昇するということも考えられます。また、担当部長に確認したところ、市はサンプラザ3号館全体の約18%の床を所有しており、区分所有者間での議論の際にも一定の発言権があると思われます。今後、周辺の町並みが変遷していく中で、所有者間での建て替えの機運が熟してきたときにも、合意形成に有効に機能するのではないかと考えております。  現状発生している年間約3,400万円の維持管理費やこの床を売却したときの金額との比較にはなりますが、しばらくの間、テレワーク促進の一環としてコワーキングスペースとして活用をしたり、民間企業に賃貸するなども含めて、幅広い検討を進めていただくよう要望しておきます。  ちなみに、移転先の3)街区の5階と6階の部分については、約2,900平米から約3,000平米で、床取得でいうと22億円ということですので、もちろん築年数の違いや、建物性能の違いもあると思いますけれども、こういったことに関しても、坪単価、平米単価の部分を参考にしていただきたいと思っておりますし、また、建物の所有者として、今後、サンプラザ3号館については耐震化や建て替えの働きかけも引き続きよろしくお願いいたします。 115 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 116 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第135号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 117 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 118 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 119 ◯野村生代議長 これから議案第135号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 120 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 121 ◯野村生代議長 日程第9、議案第136号「枚方市指定障害福祉サービス事業者の指定並びに指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について」を議題とします。 122 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 123 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第136号 枚方市指定障害福祉サービス事業者の指定並びに指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の224ページをお開き願います。  今回の条例改正は、本年1月に公布されました障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法に基づく厚生労働省令の一部改正に合わせ、同様の内容で本市の関連する条例の一部を改正するもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  議案書の225ページを御覧ください。  本改正条例は、第1条で枚方市指定障害福祉サービス事業者の指定並びに指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、228ページに参りまして、下段のほうになりますが、第2条で枚方市地域活動支援センターの設置及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、229ページに参りまして、下段のほう、第3条で枚方市福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、230ページに参りまして、下段のほう、第4条で枚方市指定障害者支援施設の指定並びに人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、232ページに参りまして、第5条で枚方市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、233ページに参りまして、下段のほう、第6条で枚方市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、234ページに参りまして、最下段、第7条で枚方市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、235ページに参りまして、第8条で枚方市指定障害児通所支援事業者の指定並びに指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、237ページに参りまして、第9条で枚方市指定障害者支援施設の指定並びに人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び枚方市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正につきまして、それぞれ必要な整備を行うものでございます。  それでは、改正の主な内容につきまして、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の240ページをお開き願います。  参考資料につきましては、枚方市指定障害福祉サービス事業者の指定並びに指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例をはじめ、284ページにかけまして、先ほど申し上げました障害福祉サービス関係の9つの基準を定める条例の一部改正につきましての新旧対照表でございます。  これら9つの条例の一部改正に共通する主な改正項目といたしましては、まず1点目といたしまして、利用者の虐待防止を推進する観点から、利用者の人権の擁護、虐待の防止等のため必要な体制の整備を行うとともに、その従業者に対し研修を実施する等の措置の強化につきまして、次に2点目といたしまして、適切なサービスの提供を確保する観点から、職場において行われる性的な言動または優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより従業者の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の必要な措置の強化につきまして、次に3点目といたしまして、感染症や災害が発生した場合であっても、必要なサービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、感染症や非常災害の発生時において、利用者に対するサービスの提供を継続的に実施し、及び非常時の体制で早期の業務再開を図るための計画を策定し、当該業務継続計画に従い必要な措置を講じることにつきまして、次に4点目といたしまして、感染症の発生及び蔓延の予防等に関する取組の徹底を求める観点から、必要な措置の義務づけにつきまして、次に5点目といたしまして、身体的拘束等の禁止の観点から、身体的拘束等の適正化のための対策の強化につきまして、そして6点目といたしまして、事業者は非常災害対策といたしまして計画の策定や訓練の実施が義務づけられておりますが、訓練の実施に当たって地域住民の参加が得られるよう、地域との連携に努めることにつきまして追加等、それぞれ改正するものでございます。  次に、個別のサービスに係る主な改正項目といたしましては、まず1点目といたしまして、生活介護や就労系サービスに関して、通常の事業所に新たに雇用された利用者に対する職場への定着のための支援等の強化につきまして、次に2点目といたしまして、就労継続支援A型に関しましては、運営状況に関する自己評価とその公表の制度の新設につきまして、そして3点目といたしまして、児童発達支援や放課後等デイサービスに関しましては、従業者要件に関し、障害福祉サービス経験者を除外及び医療的ケアが必要な障害児が利用する場合には看護職員を置かなければならないことにつきまして追加等改正し、あわせて、こうした改正に伴う所要の加除、文言整理を行うものでございます。  恐れ入りますが、237ページにお戻り願います。  ページ中段、附則といたしまして、第1項で、この条例は令和3年4月1日から施行することを、第2項では、令和4年3月31日までの間、次に第3項及び238ページに参りまして第4項では、令和6年3月31日までの間、次に第5項では、令和4年3月31日までの間、そして最後に239ページにかけましての第6項から第9項では、令和5年3月31日までの間の、虐待の防止、業務継続計画の策定等、感染症の予防及び蔓延の防止、身体的拘束等の禁止及び児童発達支援等の従業者の配置基準等に関する経過措置をそれぞれ規定するものでございます。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第136号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 124 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 125 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第136号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 126 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、委員会の付託を省略することに決しました。 127 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 128 ◯野村生代議長 これから議案第136号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 129 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 130 ◯野村生代議長 午後1時まで本会議を休憩します。     (午前11時58分 休憩)     (午後1時 再開) 131 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 132 ◯野村生代議長 日程第10、議案第137号「枚方市介護保険条例の一部改正について」を議題とします。 133 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 134 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第137号 枚方市介護保険条例の一部改正について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の285ページをお開きください。  本条例の改正につきましては、第8期介護保険事業計画期間である令和3年度から令和5年度までの保険料率を改定するもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  保険料率につきましては、枚方市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会からの答申を踏まえ、基準段階の年額を7万800円と定めるもので、この金額は現行より3,500円、率にいたしまして約5.2%の増加となるものでございます。  それでは、改正の主な内容につきまして、議案書287ページからの参考資料、新旧対照表により説明を申し上げます。  第4条第1項では、保険料率の対象年度につきまして、平成30年度から令和2年度までを令和3年度から令和5年度までに改め、各号に定めております所得段階別の保険料率をそれぞれ改正するものでございます。  また、第4条第1項第6号イに規定する合計所得金額の定義につきまして、平成30年度税制改正に伴う介護保険法施行令の改正に合わせて引用条項を変更しますとともに、改正後の政令に新設されました附則部分の読替えの適用について加えたものでございます。  なお、保険料の所得段階区分につきましては、従来と同じく15段階としており、各段階の保険料率につきましては、第1号では現行の3万3,700円を3万5,400円に、第2号では4万7,100円を4万9,600円に、第3号では5万500円を5万3,100円に、第4号では6万600円を6万3,700円に、第5号では6万7,300円を7万800円に、第6号では7万7,400円を8万1,400円に、第7号では8万800円を8万5,000円に、第8号では8万4,100円を8万8,500円に、288ページに参りまして、第9号では10万1,000円を10万6,200円に、第10号では10万4,300円を10万9,800円に、第11号では11万7,800円を12万3,900円に、第12号では12万4,500円を13万1,000円に、第13号では14万1,400円を14万8,700円に、第14号では15万4,800円を16万2,900円に、第15号では16万8,300円を17万7,100円にそれぞれ改めるものでございます。  さらに、同条第2項から第4項で規定しております保険料段階が第1段階から第3段階の低所得世帯に対する保険料の減額賦課後の保険料率につきましても改定するもので、第2項では、対象年度の平成30年度から令和2年度を令和3年度から令和5年度に、保険料率を現行の2万2,000円を2万1,200円にそれぞれ改め、第2項の規定を準用する第3項におきましては、第2項の読替え部分の2万200円を2万1,200円に、読替え後の金額の3万300円を3万1,900円にそれぞれ改めるものでございます。  同じく第4項では、第2項の読替え部分の2万200円を2万1,200円に、読替え後の金額の4万7,100円を4万9,600円にそれぞれ改めるものでございます。
     恐れ入りますが、286ページにお戻り願います。  附則といたしまして、第1項では、この条例は令和3年4月1日から施行すること、第2項では、改正後の規定は令和3年度以後の年度の保険料に適用し、令和2年度以前の年度分の保険料につきましては、なお従前の例によることを規定するものでございます。  以上、簡単ではございますが、議案第137号 枚方市介護保険条例の一部改正についての提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 135 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。松岡議員。 136 ◯松岡ちひろ議員 それでは、議案第137号について、質疑を行います。  まず初めに、この条例改正は来年度からの介護保険料を引き上げるためのものです。この保険料の引上げについては、来年度から令和5年度までの介護保険料を含めた様々な高齢者への施策について策定するひらかた高齢者保健福祉計画21(第8期)として示されましたが、国保料はコロナ禍の影響を踏まえ保険料据置きの方針が示された一方で、介護保険料は引き上げるというわけですから、これは全く納得できるものではありません。  そこで、介護保険料基準月額の変化について、お聞きしたいと思います。  この条例改正によって、介護保険制度導入時の基準月額と来年度の介護保険料の基準月額の差はどのぐらいになるのでしょうか、お聞きいたします。 137 ◯山崎 宏健康福祉部長 ひらかた高齢者保健福祉計画21(第1期)期間である平成12年度から平成14年度における介護保険第1号被保険者の保険料基準月額は3,084円で、制度施行から21年が経過した第8期計画期間における基準月額5,902円との差は2,818円となっております 138 ◯松岡ちひろ議員 つまり、年額にすれば、第1期のときから3万円以上の負担増になっているということです。大変大きな負担が毎年のように市民にのしかかっていることになると思うのですけれども、先日の市民福祉委員協議会では、第7期の計画内で、保険料未納によって介護保険利用料支払い時に一旦10割負担となってしまっている方の状況をお聞きしましたが、50名もおられたということでした。また、今年度はとりわけ、コロナ禍における減免制度を160名の方が活用されておられます。さらに負担が増えていくことは明らかではないでしょうか。  この間、保険料、利用料の減免制度の拡充を私たちは求めてきましたが、今回の改定による負担増に際して、検討をしていただいているのか、お聞きいたします。 139 ◯山崎 宏健康福祉部長 介護保険料及び利用料の減免につきましては、罹災や主たる生計維持者の収入の著しい減少があった場合で一定の要件を満たす場合の減免や、保険料につきましては低所得の方に対する特別軽減などのほか、昨年度は新型コロナウイルス感染症による影響を受けた方に対しまして減免を行ったところでございます。  また、利用料につきましても、生計困難者の方に対する社会福祉法人による利用者負担の軽減に対して助成を行っているところでございます。  介護保険料及び利用者負担に係ります独自の減免拡充につきましては、保険制度におけます負担の公平性の観点から、困難であると考えております。 140 ◯松岡ちひろ議員 答弁では、負担の公平性という言葉が使われましたが、負担の公平性ということでは、特に、このコロナ禍での公平性というのは一体どこなのかと思うのですけれども、国保では、もともと所得減少率によって100%減免もありますが、介護保険料は、どんなに収入減少となっても100%の減免がありません。本当に、これは厳しい制度だと思います。だからこそ、他市では独自の減免もされているのだと思います。  適切な減免制度を市町村として取り組むことが本来の負担の公平性ではないかと申し上げ、質問を終わります。 141 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 142 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第137号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 143 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 144 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。松岡議員。 145 ◯松岡ちひろ議員 議案第137号 枚方市介護保険条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。  この条例改正は、来年度からの介護保険料を定めるためのものです。  国民健康保険料は、コロナ禍の影響を踏まえ、保険料据置きの方針が出されたものの、同じ社会保障制度である介護保険料は、コロナ禍に引上げの提案です。  コロナ禍で、昨年は、介護に係る状況は大変な1年となりました。  第1に、今年度は特に、コロナ禍で高齢者やその家族の日常は大きく影響を受けることになりました。  楽しみにしていたデイサービスの急な休業や、開設していても感染の恐怖と戦わなければならない。家族も自宅介護時間が増え心身的な負担も増えました。特養などの入所施設でも、子どもに会えない、孫の顔も見られない、妻や夫に会えないと、大変な日々を送ることになりました。中には、全く思いもよらなかった、みとりのための自宅介護となった家族もおられます。仕事を休み、親戚総出での対応をされたという話も聞かせていただいております。  今回の改定による介護保険料は、介護保険制度が施行された年から、年額保険料にすれば3万円以上引き上げられることになりますが、要望が多い特別養護老人ホームの整備計画は、1年以上入所を待っている65名分と、待機者数の10分の1程度にとどまっています。  第2に、介護現場も大変な状況となりました。  感染対策、クラスター対策と、ただでさえ過重だった現場は一層過酷な状況となりました。また、ホームヘルプ、デイサービスなど在宅介護では、深刻な利用抑制が起こり、全国で多くの事業所が大幅な減収に見舞われており、介護事業の倒産は過去最多を記録したと言われております。  介護事業者は、今後も細心の注意を払っていかなければなりませんが、今回の保険料値上げは第8期の介護保険事業計画の中で示されましたが、第7期から課題認識されながらも、人材不足の解消、処遇改善の具体的な計画内容はないままです。  第3に、コロナの影響による減収で160名の方が減免制度を活用されていることも、先日の市民福祉委員協議会の質疑では明らかになりました。  これは、年金を受け取りながらも働いている方が多くいるということです。こうした実態に合わせた対応が必要です。  ところが、国はコロナ減免制度を終了させる予定となっています。こうなれば、自治体としての減免制度を実施することが求められますが、独自での減免制度は困難であるとされました。これでは、払えない保険料となってしまうだけではないでしょうか。  コロナ禍で市民、事業者に多くの負担をかけている状況に、保険料の値上げを示す、減免制度も実施しない、人材確保も具体化できていないというこうした内容の条例改正を賛成することができないと申し上げ、討論を終わります。 146 ◯野村生代議長 これをもって討論を終結します。 147 ◯野村生代議長 これから議案第137号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 148 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 149 ◯野村生代議長 日程第11、議案第138号「枚方市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例等の一部改正について」を議題とします。 150 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。山崎健康福祉部長。 151 ◯山崎 宏健康福祉部長 ただいま上程いただきました議案第138号 枚方市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例等の一部改正について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の289ページをお開き願います。  今回の条例改正は、本年1月に公布されました介護保険法に基づく厚生労働省令の一部改正に合わせ、同様の内容で本市の条例の一部を改正するもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  議案書の290ページをお開き願います。  本改正条例は、第1条で枚方市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部改正につきまして、295ページに参りまして、下段のほう、第2条で枚方市指定地域密着型介護予防サービスに関する基準を定める条例の一部改正につきまして、299ページに参りまして、第3条で枚方市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、300ページに参りまして、最下段、第4条で枚方市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、302ページに参りまして、中ほど、第5条で枚方市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、304ページに参りまして、中ほど、第6条で枚方市指定居宅サービス事業者の指定並びに指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、309ページに参りまして、中ほどから下、第7条で枚方市指定介護予防サービス事業者の指定並びに指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、314ページに参りまして、中ほど、第8条で枚方市指定介護老人福祉施設の指定並びに人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、317ページに参りまして、第9条で枚方市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、319ページに参りまして、下段のほう、第10条で枚方市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、322ページに参りまして、下段のほう、第11条で枚方市指定介護予防支援等に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、324ページに参りまして、中ほど、第12条で枚方市指定居宅介護支援事業者の指定並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして及び326ページに参りまして、中ほど、第13条で枚方市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正につきまして、それぞれ必要な整備を行うものでございます。  それでは、改正の主な内容につきまして、御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の333ページをお開き願います。  参考資料につきましては、枚方市指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例をはじめ、442ページにかけまして、先ほど申し上げました介護サービス関係の13の基準を定める条例の一部改正につきましての新旧対照表でございます。  まず、13の条例に共通する主な改正項目といたしましては、1点目といたしまして、高齢者の虐待防止を推進する観点から、介護サービス利用者の人権の擁護、虐待の防止等のため必要な体制の整備を行うとともに、その従業者に対し研修を実施する等の措置を講じなければならないことを、次に2点目といたしまして、全ての介護サービス事業者において適切なハラスメント対策を強化する観点から、職場において行われる性的な言動または優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより従業者の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の必要な措置を講じなければならないことを、そして3点目は、業務継続計画の策定等における業務継続に向けた取組の強化といたしまして、感染症や災害が発生した場合であっても必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、感染症や災害発生時において利用者に対する介護サービスの提供を継続的に実施し、及び非常時の体制で早期の業務再開を図るための計画を策定し、当該業務継続計画に従い必要な措置を講じなければならないことを追加等改正するものでございます。  次に、主な個別の改正項目といたしましては、居住系の介護サービスに係る条例では、認知症についての理解の下、本人主体の介護をはじめ、尊厳の保障を実現していく観点から、介護に関わる全ての者の認知症対応力の向上を目的に、介護に直接携わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を有さない者について、認知症介護に係る基礎的な研修を受講させるために必要な措置を講じなければならないことを、次に、通所系及び居住系介護サービスに係る条例では、災害への対応におきまして地域との連携が不可欠であることを踏まえ、避難訓練の実施が求められる介護サービス事業者を対象に、災害への地域と連携した対応強化として、訓練の実施に当たり地域住民の参加が得られるよう連携に努めなければならないことをそれぞれ追加等改正し、あわせて、こうした改正に伴う所要の加除、文言整理を行うものでございます。  恐れ入りますが、329ページにお戻り願います。  附則といたしまして、第1項で、この条例は令和3年4月1日から施行することを、第2項から332ページの第7項におきまして、令和6年3月31日までの間の虐待の防止、業務継続計画の策定等、感染症等の予防及び蔓延防止のための措置、認知症介護に係る基礎的な研修の受講、栄養管理及び口腔衛生の管理に関する経過措置をそれぞれ規定するものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第138号についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 152 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 153 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第138号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 154 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 155 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 156 ◯野村生代議長 これから議案第138号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 158 ◯野村生代議長 日程第12、議案第139号「枚方市食品衛生法等施行条例の一部改正について」及び日程第13、議案第140号「枚方市保健所事務手数料条例の一部改正について」を一括議題とします。 159 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。白井保健所長。 160 ◯白井千香保健所長 ただいま一括上程いただきました議案第139号、議案第140号について、順次提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、議案第139号 枚方市食品衛生法等施行条例の一部改正について、御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書443ページをお開き願います。  本件は、関係法令の改正に合わせて、枚方市食品衛生法等施行条例の廃業等の届出規定に所要の改正を行うもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正内容につきまして、445ページからの新旧対照表により御説明いたします。  第3条でございますが、自動販売機を用いて営業を行う者を、関係法令の表記に合わせて、令第35条第2項第2号に規定する調理の機能を有する自動販売機により食品を調理し、調理された食品を販売する営業を行う者に変更します。  次に、第4条第1項でございますが、許可営業者が廃業の届出を提出するときは、許可書を添付するよう定めます。  続いて、同条第2項でございますが、食品衛生法の規定による営業の届出をした者についても、許可営業者と同様に廃業等の届出を規定するものです。また、許可営業者等が死亡または失踪の宣告を受けた場合の届出者を、戸籍法の規定による死亡届出義務者から相続人に変更します。  恐れ入りますが、議案書の444ページにお戻りください。  附則の第1項でございますが、本条例の施行日を令和3年6月1日とするものです。  次に、附則の第2項でございますが、この条例の施行の日前に改正前の食品衛生法による許可営業者が死亡しまたは失踪の宣告を受けた場合においても、なお従前の例により、その旨を市長に届け出ることとします。  次に、附則の第3項及び第4項でございますが、関係政令の規定により、なお従前の例により営業を行う者について、許可証の掲示及び廃業等の届出を規定するものです。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第139号の提案理由の説明とさせていただきます。  続きまして、議案第140号 枚方市保健所事務手数料条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書447ページをお開き願います。  本件は、関係法令の改正等に合わせて、本市の手数料を一部改正するものです。  1点目は、食品衛生法に基づく事務に係る証明書の発行手数料を定めるものです。  2点目は、食品衛生法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係法令の整備及び経過措置に関する政令により食品営業許可業種の見直しがされたことに伴い、食品営業許可申請手数料の事務の区分及び額の変更及びふぐ処理業許可申請手数料の削除を行うもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正内容につきまして、451ページからの新旧対照表により御説明いたします。  451ページの第1条関係、別表第1の第35項でございますが、法に基づく事務に係る証明書の交付手数料の額を500円と定めるものです。  次に、451ページから456ページの第2条関係、別表第1の第1項から第32項でございますが、改正後の営業許可申請に対する審査事務の区分と額は、表にお示ししているとおりでございます。  次に、457ページの別表第20でございますが、ふぐ処理業の許可申請に対する申請手数料を削除します。  恐れ入りますが、議案書の450ページにお戻りください。  附則の第1項でございますが、本条例の施行日を令和3年6月1日とするものです。ただし、第1条の規定の施行日は同年4月1日からとします。  次に、附則の第2項でございますが、政令の規定により、なお従前の例により営業を行う者がこの条例の施行の日以降、最初に当該営業に係る許可の申請を行う場合は、その審査手数料には更新の場合の規定を適用するものです。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第140号の提案理由の説明とさせていただきます。
     議案第139号、議案第140号、以上2件の条例の一部改正につきまして、よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 161 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 162 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第139号及び議案第140号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 163 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 164 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 165 ◯野村生代議長 これから議案第139号及び議案第140号の2件を一括して採決します。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 166 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本2件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 167 ◯野村生代議長 日程第14、議案第141号「枚方市児童福祉施設等条例の一部改正について」を議題とします。 168 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。杉浦子ども未来部長。 169 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 ただいま上程いただきました議案第141号 枚方市児童福祉施設等条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の458ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市児童福祉施設等条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正は、令和3年4月1日に枚方市立渚保育所の民営化を行うことから、同日の令和3年4月1日に枚方市立渚保育所を廃止するため、枚方市児童福祉施設等条例の一部を改正するものでございます。  それでは、改正内容につきまして、議案書460ページの参考資料、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  第2条関係の別表、保育所の部から枚方市立渚保育所の項を削除するものでございます。  恐れ入りますが、議案書の459ページにお戻り願います。  附則といたしまして、本条例の施行日を令和3年4月1日としております。  なお、渚保育所の民営化に係りますこの間の経過でございますが、令和元年12月に渚保育所の運営を移管する法人を決定し、昨年4月から法人と行事や保育内容、障害児等配慮を要する子どもの保育状況等の確認など引継ぎを開始する予定としておりましたが、4月7日に新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令されたため、緊急事態宣言解除後から引継ぎを開始いたしました。10月からは、法人職員が保育の引継ぎに入るなど、コロナ禍の中ではありますが、感染防止に努めながら、4月の移管に向け着実に保育等の引継ぎを行っております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第141号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 170 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。野口議員。 171 ◯野口光男議員 議案第141号 枚方市児童福祉施設等条例の一部改正について、質問させていただきます。  私は、昨年の令和2年9月定例月議会の一般質問において、コロナ禍の影響で予定していた引継ぎができていない、行事もできていない、説明会もできていない、このような状況の中、民営化は予定どおり実施する、そんなことが許されるのかと、しっかりと引継ぎができていない中での民営化はするべきではないと申し上げましたが、今回、予定どおり令和3年4月から渚保育所を民営化すべく、渚保育所を廃止する条例が上程されています。  そのときの答弁では、コロナ禍における保育の実施については、まだ検証されておらず、公私立の保育所で意見交換を行い、新しい生活様式を踏まえた保育の実施について公私協調で取り組んでいるところで、今後感染状況を見ながら検証していくということでしたが、今年度、コロナ禍において渚保育所ではどのような保育の引継ぎをされたのか、お伺いいたします。 172 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 年度当初については、緊急事態宣言が発令されていたことから、施設長予定者の引継ぎのための訪問は控えておりましたが、6月以降、行事や保育運営会議等への参加など、随時引継ぎを行っています。行事については、お泊り保育や運動会、発表会など、コロナの感染状況を踏まえて実施手法について見直しを行うとともに、コロナの感染状況を見ながら適宜引継ぎを行ったところです。  10月からは担任予定者が保育に入る共同保育を開始しており、毎月、実施計画書と実績報告書の提出を求め、予定どおり引継ぎが行われていることを確認しています。 173 ◯野口光男議員 4月、5月は施設長予定者の引継ぎの訪問を控えていたとのことですが、その間の行事の引継ぎはできていないのではないでしょうか。その点をどのように考えているのか、お伺いいたします。  また、昨年9月の定例月議会のときには、保護者説明会については、この間、3密を回避するために全員を対象にした説明会は開催できていないが、渚及び渚西保育所の保護者代表数人と運営法人及び市の3者で開催した、今後、説明会については新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ実施時期や手法について検討を行うという答弁でしたが、その後、説明会はどのように開催されてきているのか、保護者の皆さんに理解を得ているのか、十分説明できたのか、お伺いいたします。 174 ◯杉浦雅彦子ども未来部長 4月及び5月の行事については、6月以降の引継ぎの中で企画書等で引き継ぐとともに、それ以降は、お泊り保育や運動会などについて企画の段階から会議に参加してもらい、引き継ぎました。また、夏の水遊びや避難訓練などについても適宜引継ぎを行ったところです。  保護者説明会の実施方法については、保護者会とも相談させていただきながら、今年度は、保護者代表、運営法人及び市の3者での説明会を5月に1回、1月に1回開催し、民営化のスケジュールや新園舎整備に対する御意見をお聞きしました。次回については、今月末に全保護者を対象として実施し、民営化後の保育所運営や行事について、意見交換を行う予定です。 175 ◯野口光男議員 今の答弁を聞いていると、結局、十分な引継ぎはできていなかったということではないでしょうか。4月、5月の引継ぎは、企画書等だけで行ったいうことです。やはり、行事を体験せずに引継ぎができたのか甚だ疑問です。  また、4月から民営化するにもかかわらず、この3月末にようやく全保護者を対象に説明会を開催するとのことでした。密を避けて分散するなど、全保護者を対象に幾らでも説明会は開催できたはずではないでしょうか。保護者の意見など意に介さず進めるやり方には合意できませんし、全く強引なやり方です。  10月から担任予定が入って共同保育を実施しているということですが、コロナ禍の下での保育の引継ぎはしていても、通常の保育の引継ぎはできていないことになります。子どもも保護者も、コロナ禍というこれまで経験したことのない緊張感の中で子育てをしています。様々な我慢を強いられている子どもたちに、さらに、この民営化で先生も保育内容も変わるという大きな負担をかけることになるわけです。まずは、コロナ対策に尽力すべきであり、このコロナ禍で強引に民営化を進めるべきではありません。  以上のことから、本条例改正に反対であると申し上げ、質問を終わります。 176 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 177 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第141号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 178 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 179 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。松岡議員。 180 ◯松岡ちひろ議員 議案第141号 枚方市児童福祉施設等条例の一部改正について、日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論を行います。  この条例改正は、8か所目となる公立保育所の民営化のために渚保育所を廃止するものです。渚保育所の廃止は、渚保育所と渚西保育所の廃止、民営化の計画の一部でありますが、この計画は、従来の計画に比べても大きな問題があります。  1つは、計画そのものの内容についてです。  渚保育所の廃止、民営化の計画は、もともとは同時に渚保育所と渚西保育所を廃止し、新たに市が土地を購入した上に200名定員の新園を民間が整備し、民営化を行うとする内容でありました。これまで90名定員の保育所で集団生活を行っていた乳幼児を、一気に倍以上の200名の定員の保育所に移していく。統合すれば、4月1日をもって1日で、知らないお友達、知らない先生だらけの環境に変わる。大人でも負担の多い環境の変化です。こうした進め方はするべきではないと私たち議員団は指摘してきましたが、運営法人から見ても無理があり、応募法人がありませんでした。枚方市の見識のなさが露呈したのではないでしょうか。  結果、渚西保育所の民営化は1年遅らせる変更を行いましたが、枚方市は子どもの影響を思い、変更したのではありません。このままでは手を挙げてくれる法人がないと、見学に来られた法人の意見を聞き、慌てて変更をしたのです。しかし、変更後に再度公募を行いましたが、応じた法人は1法人だけでした。子どもの負担を全く考えない民営化計画です。加えて、コロナ禍の中で規模を拡大するなど、もってのほかではないでしょうか。  次に、引継ぎの問題です。  昨年4月からは、施設長予定者などによる引継ぎが予定されていました。これは、募集要項に基づいた保育内容を引き継ぐためのものです。しかし、昨年は新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、登園自粛要請によって期間中は施設長予定者ですら部外者として園に入ることができなくなり、募集要項が守れませんでした。その後、引継ぎが始まりましたが、行事だけではなく、日常の保育ですらこれまでとは異なった内容となりました。つまり、最も基本である保育内容の引継ぎができたとは言えません。にもかかわらず、枚方市は、引継ぎは予定どおりできたと判断しておられます。共同保育と称して予定回数、園に行けば、引継ぎができているとの判断です。あまりに保育を軽んじ、保育の継続を軽視されています。  最後に、1997年の児童福祉法改正によって、既に保育の入所は措置制度から契約制度に変わりました。保護者には、保育所の選択権が認められています。つまり、選択した保育所での保育を受ける権利を持ち、子どもにも継続した保育を受ける権利があるのです。だからこそ、丁寧な引継ぎが必要となるのです。しかし、枚方市は弱い立場である乳幼児を権利を持つ主体者として尊重することもなく、行政改革、財源確保が最優先です。  本来的に、保育所民営化は、保育利用者に対して行政による契約の変更だということも、もっと真摯に受け止め、対応を行うべきです。こうした公立保育所の民営化は許されず、本条例改正には反対だと申し上げ、討論を終わります。 181 ◯野村生代議長 これをもって討論を終結します。 182 ◯野村生代議長 これから議案第141号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 183 ◯野村生代議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 184 ◯野村生代議長 日程第15、議案第142号「枚方市水道事業給水条例の一部改正について」を議題とします。 185 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。伊藤上下水道事業管理者。 186 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 ただいま上程いただきました議案第142号 枚方市水道事業給水条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の461ページをお開き願います。  本件につきましては、地下水利用から水道使用への回帰を主な目的として、大口需要者割引制度を導入するに当たり、大口需要者に係る料金の額の特例を定めるため、枚方市水道事業給水条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  464ページをお開き願います。  まず、第24条第1項でございますが、本制度を導入するに当たり、文言の整理を行うものでございます。  次に、第24条の2は、大口需要者に係る料金の額の特例について規定するものでございます。  まず、第1項本文は、割引を適用する水量及び割引をする額について規定し、465ページの第1号から第8号は、本制度の適用要件を規定するものでございます。  続いて、第2項以降は、本制度の申込みに係る手続や適用除外要件また適用期間などについて、それぞれ規定するものでございます。  次に、466ページの第27条第1項第1号は、料金に1円未満の端数が生じた場合の処理方法について規定するものでございます。  次に、467ページの第34条第3項は、文言の整理を行うものでございます。  恐れ入りますが、463ページにお戻りください。  最後に、附則でございますが、この条例は令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上、議案第142号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 187 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 188 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第142号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 189 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 190 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 191 ◯野村生代議長 これから議案第142号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 192 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 193 ◯野村生代議長 日程第16、議案第143号「枚方市水道事業及び下水道事業に関する条例の一部改正について」を議題とします。 194 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。伊藤上下水道事業管理者。 195 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 ただいま上程いただきました議案第143号 枚方市水道事業及び下水道事業に関する条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の468ページをお開き願います。  本件につきましては、公営企業として、より迅速で戦略的な経営の判断を行い、より円滑に事業を推進することを目的に、水道事業及び下水道事業における経営体制の見直しを行うため、枚方市水道事業及び下水道事業に関する条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  470ページをお開き願います。  本改正は、上下水道経営部、上下水道事業部の廃止に伴うもので、第5条第2項は、上下水道事業管理者の職名を上下水道局長とし、第5条第4項を削除するものでございます。
     恐れ入りますが、469ページにお戻りください。  最後に、附則でございますが、施行期日を定めるもので、この条例は令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上、議案第143号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 196 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 197 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第143号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 198 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 199 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 200 ◯野村生代議長 これから議案第143号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 201 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 202 ◯野村生代議長 午後2時5分まで本会議を休憩します。     (午後1時57分 休憩)     (午後2時5分 再開) 203 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 204 ◯野村生代議長 日程第17、議案第144号「市立ひらかた病院の使用料及び手数料条例の一部改正について」を議題とします。 205 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。岡市市立ひらかた病院事務局長。 206 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 ただいま上程いただきました議案第144号 市立ひらかた病院の使用料及び手数料条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の471ページをお開き願います。  本件は、市立ひらかた病院の使用料及び手数料条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正でございますが、本院では、これまでから地域の中核病院としての使命を果たすとともに、地域における医療機能及び連携の強化を図るため、地域医療支援病院の承認を目標に取組を進めてまいりました。地域医療支援病院は、地域のかかりつけ医が第一線の医療を担えるよう支援するため、必要な機能を有する医療機関に対し医療法に基づき都道府県が承認するものですが、承認された場合、国により非紹介患者初診料加算金である選定療養費の金額が一定以上となるように義務づけられていることから、これに対応するよう条例の改正を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、参考資料の新旧対照表により御説明申し上げます。  議案書473ページをお開き願います。  第2条第4項に、「健康保険法及び高齢者の医療の確保に関する法律の規定による選定療養について厚生労働大臣が定める額又は」を追加するとともに、別表第1の非紹介患者初診料加算金について削除するものでございます。  恐れ入りますが、議案書の472ページにお戻りください。  附則でございますが、この条例の施行期日を令和3年4月1日と定めるものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第144号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 207 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。八尾議員。 208 ◯八尾善之議員 ただいま上程されました議案第144号 市立ひらかた病院の使用料及び手数料条例の一部改正について、お伺いいたします。  今回の条例改正は、地域医療支援病院には、初診の患者さんがかかりつけ医からの紹介状を持っていない場合に支払いが必要となる非紹介患者初診料加算金について国が定める金額以上とすることが義務化されていることから、地域医療支援病院に承認された場合に備えた措置とお伺いいたしました。  この加算金については、現在、市立ひらかた病院では3,000円で、小児科では徴収していなかったということですが、それが地域医療支援病院となれば5,000円以上の負担が生じるということであります。  そこでまず、非紹介患者初診料加算金は、紹介状を持たなければどういった方でも負担をしなければならないものなのか、また、紹介元となる枚方市内の医療機関のうち、これからこの非紹介患者初診料加算金を丸々負担しなければならない小児科は一体どれぐらいあるのか、お伺いいたします。 209 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 非紹介患者初診料加算金は、紹介状を持たずに初診で受診した場合に御負担いただくものですが、救急患者や特定疾患医療、障害者医療などの公費医療を受ける患者につきましては、御負担いただかないこととしております。  次に、枚方市内の医療機関でございますが、枚方市医師会が発行していますかかりつけ医マップによりますと、枚方市内の医療機関のうち小児科を標榜している医療機関は57か所でございます。 210 ◯八尾善之議員 市立ひらかた病院が地域医療に貢献する観点から、かかりつけ医を支援する地域医療支援病院の承認を受けることの必要性については理解しています。  しかし、実際にこれまで、お子様に体調不良が生じた場合に市立ひらかた病院の小児科を受診されてきた方も数多くいらっしゃると思いますし、そうした方が4月以降、紹介状なしに初診に来られますと、一気に5,000円以上もの費用負担が必要となれば大いに不安を感じるのではないかと懸念いたします。  200床以上の地域医療支援病院が非紹介患者初診料加算金を5,000円以上の額とするよう義務化されたのは、昨年4月の診療報酬改定によるものとお伺いいたしました。市立ひらかた病院では、地域医療支援病院を目指すさなかでそうした改正が行われたことを受け、この間、小児科の費用負担について激変緩和措置的なことについて検討されたのか、また、検討した結果、そういった激変緩和措置等を行わないことにした考えについての見解も、併せてお伺いいたします。 211 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 この非紹介患者負担金の額は、国が一定額以上とするよう義務化しているもので、国が示す条件以外に特定の診療科について緩和措置を講じることは困難です。また、この非紹介患者負担金は、地域における医療機能の役割分担を推進するためのものであり、これによって地域の診療所と本院のような一定規模以上の病院がそれぞれの分野においてより充実した医療を提供できる環境が整備され、結果として、地域の皆様の健康確保・増進にもつながっていくもので、これは小児科であっても同様と考えております。  そのため、まずはかかりつけ医の診療を行っていただくことで、加算金を負担される方を減らすよう取り組んでいく必要があると考えていることから、かかりつけ医を持つことのメリットや地域医療の役割分担の意義などをしっかりとお示しした上で、本院へ初診で受診される際には紹介状をお持ちいただく旨を、関係部署等とも連携を取りながら、広く市民に周知が行き渡るよう積極的にPRしてまいりたいと考えております。 212 ◯八尾善之議員 紹介状を持たずに市立ひらかた病院に来られるような方を減らしていくことが市民の健康増進につながるという考えについては、一定理解できるのですが、市内全域で小児科を診察していただけるところが57か所と、これは単純に1小学校に平均1.2か所しかない状況の下、短期間でそういう将来的な理想像のために、小児科ではこの3月までかからなかった負担金が4月からいきなり5,000円以上となるのは、どう考えても拙速ではないかと強く感じます。  国が義務化しているもので、国が示す条件以外の緩和措置を講じることは困難ということですが、病院独自で緩和措置が難しいのであれば、それこそ関係部署との横串連携で、地域医療支援病院の承認を受けた場合、枚方市内においても、内科などほかの診療科と比較して小児科の医療機関は少ないため、小児科限定でかかりつけ医を探す期間として4月からの半年、1年間だけは紹介状を持ってこなかったときの初診料加算金を助成するような措置について、協議ができたはずであります。  ほかにも、市として、今申しましたように小児科の診療をしていただけるところが少ないわけですから、市民がかかりつけ医を探す方法をフォローするなり、安心して医療を受けられる体制を考えるべきで、市が重点的に取り組もうとしている子育て環境の充実を図るのであれば、こういった市民に影響するような案件について、病院単独で対応するのではなく、しっかりと行政全体で検討をしていただき、その結果を分かりやすく市民に対して説明する必要もあったのではないかと考えます。  既に申請されていて、その承認予定が3月ということですので、くれぐれも市民が混乱しないように徹底した周知を行っていただくよう強く申し上げまして、質問を終わります。 213 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 214 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第144号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 215 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 216 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 217 ◯野村生代議長 これから議案第144号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 218 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 219 ◯野村生代議長 日程第18、議案第145号「令和3年度包括外部監査契約の締結について」を議題とします。 220 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 221 ◯藤原卓也総務部長 ただいま上程いただきました議案第145号 令和3年度包括外部監査契約の締結についてにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の475ページをお開き願います。  本件は、令和3年度包括外部監査契約の締結に当たりまして、地方自治法第252条の36第1項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  なお、本契約の締結予定内容につきまして、同条同項の規定により、あらかじめ監査委員より異議がない旨の御意見をいただいているところでございます。  それでは、契約の内容につきまして、御説明を申し上げます。  まず、1.の契約の相手方といたしましては、大阪市在住の公認会計士である石崎一登氏を予定しております。  なお、石崎氏につきましては、今年度から本市の包括外部監査人として監査を実施していただいており、今年度は、補助金等に係る財務事務の執行についてをテーマとした監査を行っていただいたところでございます。その監査結果の報告内容につきましては、外部有識者で構成しております枚方市包括外部監査人選定審査会におきまして、第三者的な視点や公認会計士としての技量の観点等からの審議が行われていることが高く評価されており、十分にその役割を果たしているとの判断を得ているところでございます。  令和3年度の選定に当たりましては、この結果を踏まえまして、引き続き、石崎氏を包括外部監査人の候補者として選定し、議案として提出させていただくものでございます。  3.目的は、包括外部監査人の監査を受けるとともに、監査の結果に関する報告の提出を受けるものでございます。  4.契約期間の始期は、令和3年4月1日としており、5.契約金額につきましては、予算額を上限とする額としております。  最後に、6.費用の支払方法は、監査の結果に関する報告提出後に一括払いとするものでございます。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第145号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 222 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 223 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第145号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 224 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 225 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 226 ◯野村生代議長 これから議案第145号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 227 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 228 ◯野村生代議長 日程第19、議案第146号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(建築工事)請負変更契約締結について」、日程第20、議案第147号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(電気設備工事)請負変更契約締結について」、日程第21、議案第148号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(機械設備工事)請負変更契約締結について」、日程第22、議案第149号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(舞台機構設備工事)請負変更契約締結について」、日程第23、議案第150号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(舞台音響設備工事)請負変更契約締結について」及び日程第24、議案第151号「(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(舞台照明設備工事)請負変更契約締結について」を一括議題とします。 229 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。藤原総務部長。 230 ◯藤原卓也総務部長 ただいま一括上程いただきました議案第146号から議案第151号までにつきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の476ページをお開き願います。  これらの議案につきましては、平成30年9月定例月議会において議決いただきました(仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事の建築工事、電気設備工事、機械設備工事、舞台機構設備工事及び平成30年12月定例月議会におきまして議決いただきました舞台音響設備工事、舞台照明設備工事の6つの契約案件につきまして、変更契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  まず、建築工事の変更理由につきまして、御説明を申し上げます。  議案書の477ページをお開き願います。  工事概要書(変更)の6.変更理由といたしまして、新型コロナウイルス感染拡大防止及び石綿含有廃棄物等の地中埋設物への対応、北側道路擁壁の杭基礎の追加等により契約金額を増額するものでございます。  また、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応といたしまして実施しました工事の一時中止及び現場における感染防止策による影響等により、工期を延長するものでございます。  次に、電気設備工事の変更理由につきまして、御説明を申し上げます。  恐れ入ります、議案書の480ページをお開き願います。
     6.変更理由といたしまして、新型コロナウイルス感染拡大防止及び石綿含有廃棄物等の地中埋設物への対応並びに幹線ケーブルのルート変更により、契約金額を増額するものでございます。  また、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応として実施いたしました工事の一時中止及び現場における感染防止策による影響等によりまして、工期を延長するものでございます。  なお、次の機械設備工事の案件の変更理由につきましても、幹線ケーブルのルート変更の部分を除きまして、同様でございます。  恐れ入りますが、476ページにお戻り願います。  建築工事の請負変更契約の締結内容でございますが、5.変更内容は、契約金額を74億549万100円から76億9,117万4,400円に増額変更するとともに、工期の末日を令和3年3月19日から令和3年5月17日に変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  なお、変更内容のうち工期の末日につきましては、次の電気設備工事及び機械設備工事の2案件についても同様でございます。  恐れ入りますが、479ページをお開き願います。  電気設備工事の請負変更契約の締結内容でございますけれども、5.変更内容のうち契約金額は9億9,370万7,100円から10億1,105万3,000円に増額変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、482ページをお開き願います。  機械設備工事の請負変更契約の締結内容でございますが、5.変更内容のうち契約金額は12億6,598万1,500円から12億7,557万200円に増額変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  次に、舞台機構設備工事の変更理由につきまして、御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、486ページをお開き願います。  6.変更理由といたしまして、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応により、契約金額を増額するものでございます。  また、新型コロナウイルス感染拡大防止への対応といたしまして実施しました工事の一時中止及び現場における感染防止策による影響を受けたため、工期を延長するものでございます。  なお、次の舞台音響設備工事、舞台照明設備工事の2案件の変更理由につきましても同様でございます。  恐れ入りますが、485ページにお戻り願います。  舞台機構設備工事の請負変更契約の締結内容でございますが、5.変更内容は、契約金額を8億4,240万円から8億4,310万700円に増額変更するとともに、工期の末日を令和3年3月19日から令和3年4月8日に変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  なお、変更契約のうち工期の末日につきましては、次の舞台音響設備工事及び舞台照明設備工事の2案件につきましても同様でございます。  続きまして、488ページをお開き願います。  舞台音響設備工事の請負変更契約の締結内容でございますが、5.変更内容のうち契約金額は4億4,484万5,000円から4億4,585万2,600円に増額変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、491ページをお開き願います。  舞台照明設備工事の請負変更契約の締結内容でございますが、5.変更内容のうち契約金額は4億8,533万500円から4億8,599万2,700円に増額変更するものでございます。  その他の項目につきましては、記載のとおりでございます。  なお、各案件の参考資料といたしまして、各工事の工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、よろしくお願い申し上げます。  以上、議案第146号から議案第151号までの提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます 231 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。堤議員。 232 ◯堤 幸子議員 ただいま御提案されました議案第146号 (仮称)枚方市総合文化芸術センター建設工事(建築工事)請負変更契約締結について、質問させていただきます。  この御提案では、歩行者デッキや駐車場、北側道路、総合福祉会館改良等の建築工事といった内容の変更ということです。先日の建設委員協議会では、劇場の外にあるマルチスペースにある多機能トイレを自動ドアにする工事も含まれているということでしたが、劇場内の多機能トイレは何か所あって、ドアはどのようになっているのか、お伺いいたします。 233 ◯山中信之都市整備部長 劇場内の多機能トイレにつきましては、エントランスロビーや大・小ホールなど来館者が利用するエリアに8か所、また、楽屋など演者やスタッフが利用するエリアに3か所設置しております。  なお、劇場内の多機能トイレのドアにつきましては、大阪府福祉のまちづくり条例の基準に沿った手動の引き戸であり、扉の閉まるスピードが調整可能な仕様としております。 234 ◯堤 幸子議員 劇場内の多機能トイレは全部で11か所あるということですけれども、自動ドアは劇場の外の多機能トイレのみということで大変残念です。新しく作る建物の多機能トイレは自動ドアが当然かと思っていました。せめて劇場内の幾つかの多機能トイレは自動ドアにするべきだったのではないでしょうか。  市民説明会の際も、バリアフリーについて要望が出されていました。障害者団体の方からの要望書にも、総合文化芸術センターのトイレなどについての要望が上がっていたと思います。ほかにも多くの要望が上がっていました。誰でも安心して利用できる施設にという願いに対してどのように対応されるのか、お伺いいたします。 235 ◯山中信之都市整備部長 まず、総合文化芸術センターにつきましては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法及び大阪府福祉のまちづくり条例で定められた移動等円滑化基準に適合させるとともに、バリアフリー法においてさらに上位の建築物移動等円滑化誘導基準にもおおむね適合させております。  障害者団体の方からの御要望につきましては、市民説明会や福祉団体連絡会等においていただいた内容を可能な限りお応えできるよう取り組んできたものと認識しております。  なお、議員お示しの多機能トイレの自動ドアにつきましては、当該トイレの施工段階で障害者団体からの御要望もございましたので、対応可能なトイレについて検討を行い、施設前広場におられる方も使用していただけるマルチスペース1階のトイレに設置したものでございます。 236 ◯堤 幸子議員 障害者団体の方からの要望があって、その時点で対応ができたところだけ工事したのだということだと思います。1か所というのは本当に残念だと思いますけれども、先ほども言いましたが、障害者団体の方からは、自動ドアが当たり前だと思っていて、自動ドアにしてほしいという直接的な要望は最後のほうになったということですけれども、そのときに施工した分だけ対応していただいたということだと思います。  様々な基準におおむね適合させたという御答弁ですけれども、基準以上のものを作ってこそ、自慢できる施設になるわけです。多くの税金を投じて作る施設です。誰でも安心して利用できる施設にしていただきたいと思います。  また、障害者団体の方からは、できればオープン前に説明会や見学会をしてほしいという要望も出されていました。こうした声にもぜひ応えていただきたいと申し上げまして、質問を終わります。 237 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 238 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第146号から議案第151号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 239 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本6件については、委員会の付託を省略することに決しました。 240 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 241 ◯野村生代議長 これから議案第146号から議案第151号までの6件を一括して採決します。  本6件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 242 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本6件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 243 ◯野村生代議長 日程第25、議案第120号「令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)」を議題とします。 244 ◯野村生代議長 理事者から提案理由の説明を求めます。田中総合政策部長。 245 ◯田中哲夫総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の9ページをお開き願います。  今回の補正予算では、決算見込みに基づく補正や国の補正予算に伴う事業の前倒しのほか、新型コロナウイルス感染症への対応に要する経費の補正などを行うものでございます。  第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ28億6,157万3,000円を増額し、補正後の総額を2,050億2,788万8,000円と定めるものでございます。  第2条から第4条につきましては、それぞれ別表により御説明申し上げます。  13ページをお開き願います。  債務負担行為の補正につきましては、第2表にございますとおり、収納代行業務委託など3件の補正を行い、補正後の限度額を223億440万7,000円と定めるものでございます。  14ページをお開き願います。  地方債の補正につきましては、第3表にございますとおり、社会福祉施設等施設整備事業など21件の補正を行い、15ページの最下段のとおり、補正後の限度額を217億3,489万5,000円と定めるものでございます。  16ページをお開き願います。  繰越明許費の補正につきましては、第4表にございますとおり、公的介護施設等整備事業など32事業について、繰越明許費の設定を行うものでございます。  続きまして、事項別明細書により、主な補正内容について、御説明申し上げます。  20ページをお開き願います。  まず、歳入の補正でございます。  第1款市税では、個人市民税の増や法人市民税の減などにより、3億9,092万4,000円の増額補正を行っております。  24ページをお開き願います。  第5款株式等譲渡所得割交付金では、1億3,484万6,000円の減額補正を行っております。  第7款地方消費税交付金では、5億2,642万円の増額補正を行っております。  28ページをお開き願います。  第15款国庫支出金では、新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金や学校施設環境改善交付金の増などにより、17億3,791万1,000円の増額補正を行っております。  34ページをお開き願います。  第16款府支出金では、大阪府地域医療介護総合確保基金事業補助金や連続立体交差事業関連委託金の減などにより、7億6,352万8,000円の減額補正を行っております。  38ページをお開き願います。  第18款寄附金では、指定寄附金の増により、2億6,050万7,000円の増額補正を行っております。  40ページをお開き願います。  第19款繰入金では、財政調整基金繰入金の減などにより、18億6,834万4,000円の減額補正を行っております。  42ページをお開き願います。  第21款市債では、トイレ改善事業や減収補填債の増などにより、34億3,690万円の増額補正を行っております。  次に、歳出について、御説明申し上げます。  46ページをお開き願います。  第2款総務費では、新庁舎及び総合文化施設整備事業基金積立金の増などにより、6億7,273万1,000円の増額補正を行っております。  54ページをお開き願います。  第3款民生費では、国民健康保険特別会計への繰出金の増や公的介護施設等整備事業経費の減などにより、12億684万6,000円の減額補正を行っております。  64ページをお開き願います。  第4款衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費や高齢者・障害者施設従事者PCR検査事業費の増などにより、19億6,103万2,000円の増額補正を行っております。  70ページをお開き願います。  第6款商工費では、休業要請支援金の減などにより、8億6,362万9,000円の減額補正を行っております。  72ページをお開き願います。  第7款土木費では、枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費や土地開発公社健全化対策経費の増や京阪本線連続立体交差事業経費の減などにより、10億5,524万3,000円の減額補正を行っております。  76ページをお開き願います。  第8款消防費では、枚方寝屋川消防組合に対する負担金の減や安心安全基金積立金の増などにより、1億6,123万2,000円の増額補正を行っております。  78ページをお開き願います。
     第9款教育費では、小・中学校におけるトイレ改善事業経費や児童、生徒等の健康管理事業費の増などにより、14億9,356万6,000円の増額補正を行っております。  86ページをお開き願います。  第11款諸支出金では、財政調整基金積立金の増により、17億1,634万4,000円の増額補正を行っております。  なお、88ページ以降に債務負担行為に係る調書等の参考資料を添付しておりますので、併せて御参照をお願いいたします。  以上、議案第120号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 246 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。丹生議員。 247 ◯丹生真人議員 ただいま上程されました一般会計補正予算(第14号)のうち、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費及び新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費について、質疑します。  この2つの事業費は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る予算が計上されておられます。既に市のホームページでは、本市におけるワクチン接種に関する情報が公開されています。国において、ワクチン確保が当初の想定より大幅に遅れている状況の中、本市でも、当初の予定の変更を余儀なくされているものと考えます。  そこで、現時点において、本市ワクチン接種体制はどのようになるのかについて、何点か確認させていただきます。  報道等によると、高齢者へのワクチン接種の開始は4月中旬以降となるようですが、では、当初3月下旬としていた高齢者への接種券の送付時期についてはどのようになるのか。  また、接種会場については、医療機関による個別接種と公共施設での集団接種を予定しているとの市のホームページでの記載がありますが、個別接種の実施箇所数や集団接種の常設会場はどこになるのかについて、お聞きいたします。  また、本市のワクチンの配分は、当初約1,000人分とお聞きしており、本市の高齢者人口11万人に対して僅か1%程度と非常に少ない数量となっています。そのため、今回の接種に当たり、高齢者の中でも接種順位を設ける必要があると考えますが、この点についての市の見解をお聞きいたします。  また、ワクチン接種は希望者に対して実施することになりますが、その前提として、ワクチン接種に対する正しい理解があって、初めて市民一人一人の方が接種するか否かの判断ができるものと考えます。我が会派は、1月の時点で市長に対し、ワクチン接種に係る市民の正しい理解が進む取組を要望しておりましたが、この点については、どのように対応されていくのかについてもお聞かせください。 248 ◯山崎 宏健康福祉部長 今回のワクチン接種が4月中旬以降ということで、接種券の個別通知につきましては、4月上旬にお届けする予定でございます。  接種会場につきましては、市民会館を常設の集団接種会場とするほか、ファイザー社製のワクチンを取り扱う市内各所の医療機関約70か所での個別接種を予定しております。  接種順位につきましては、当初配分されるワクチンが限定的であるため、他市においても検討されております高齢者施設入所者から実施すること等も含め、接種対象、接種方法について、現在検討しているところでございます。  ワクチン接種に関する正しい理解を進める取組といたしましては、市の広報やホームページでワクチン接種に係る新着情報を掲載するとともに、個別通知にワクチン接種に関する説明文書を同封するほか、コールセンターでの丁寧な相談等で正しい情報提供に努めてまいります。 249 ◯丹生真人議員 先ほどの答弁では、個別接種だけで約70か所の予定ということですけれども、今回配分されるファイザー社製のワクチンについては、温度管理なども含め取扱いに注意を要するとお聞きしております。これを70か所のところに配送するということについても、非常に取扱い注意ということになるわけです。  また、全国一斉でワクチン接種が始まることから、ワクチンを配送する配送業者等の確保も大丈夫なのか懸念されるところです。  そこで、今回のワクチン接種に係る各接種会場への配送体制の内容と体制確保の状況について、伺います。 250 ◯山崎 宏健康福祉部長 ワクチンの配送体制としましては、保健センターが集団接種会場及び市内取扱い医療機関へのワクチン配送センターとしての機能を担い、各接種会場への小分け配送は配送業者に委託し、1診療所当たり週2回のワクチン配送を予定しており、無駄なく接種していただけるよう努めてまいります。  配送業者につきましても、現在契約手続を進めているところでございます。 251 ◯丹生真人議員 3回目ですので、要望させていただきます。  先ほども言いましたけれども、個別接種については、今のところ約70か所ということでありますけれども、大阪府下のある中核市では、約200か所での実施を検討しているといった情報もあります。個別接種の場所が増えることで、市民にとってより身近な医療機関での接種ができるようになるとともに、分散することで密を回避することにもつながると考えますので、個別接種の医療機関が増えるような働きかけを継続して行っていただけるよう、まず要望します。  また、接種券と同時に送られてくる予診票については、事前に記入して接種会場に御持参いただくことになりますが、これをきちんと記入していただくことで、当日の接種の流れがよりスムーズになると思いますので、予診票の記入の仕方や用語の解説など、誰が見ても丁寧で分かりやすい説明を同封していただくなどの対応も要望しておきます。  国からの情報は連日のように変わっている中ですので、対応は大変かと思いますけれども、くれぐれも安全かつ速やかな接種の実施を改めて要望して、質疑を終わります。 252 ◯小池晶子議員 ただいま上程されました議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)のうち、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費について、お尋ねいたします。  新型コロナウイルスワクチン接種は全市民が対象ということで、複雑で膨大な業務量が予測されることから、我が会派では、業者委託も視野に入れたコールセンターの設置などの体制整備を要望してまいりました。  そこで、今回の補正予算に計上されている新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費4億5,524万7,000円の内訳と財源について、お伺いいたします。 253 ◯山崎 宏健康福祉部長 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業の内訳といたしましては、集団接種会場における医薬材料、消耗品等の消耗品費として250万円、令和3年度分のコールセンター、事務処理センター、予約システム等の業務委託、ワクチン等配送委託、産業廃棄物処理委託等の委託料といたしまして4億5,267万7,000円、事務機器使用料として使用料及び賃借料7万円となっております。  財源につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金10分の10を活用するものとしております。 254 ◯小池晶子議員 それでは、2回目の質問とさせていただきます。  4月から高齢者へのワクチン接種が始まりますが、ワクチンの具体的な接種体制について、お聞かせください。  報道によりますと、先ほど丹生議員もおっしゃいました枚方市で対象となる高齢者11万人に対し、枚方市のワクチン供給数は、当初は約1,000人分と聞いております。これを受け、本市での当面の接種対象、接種体制をどのようにお考えか、お伺いいたします。  また、先日エディオンアリーナで行われました大阪府主催の新型コロナウイルスワクチンの集団接種訓練を見学されたとお聞きしましたが、そこで得た課題などを本市で実際にシミュレーションする訓練などの予定があれば、お聞かせください。 255 ◯山崎 宏健康福祉部長 ワクチンの接種体制といたしましては、市民会館等で実施する集団接種、医療機関で実施いたします個別接種、高齢者入所施設などに訪問して実施する巡回接種がございます。  4月当初の接種対象、接種体制につきましては、配分されるワクチンが限定的であるため、他市においても検討されております高齢者施設入所者から実施すること等も含め、現在検討しているところでございます。  本市の集団接種訓練につきましては、3月に市民会館で実施する予定でございます。訓練実施に当たりましては、枚方市医師会にも御協力いただき、案内スタッフや市民役には職員を動員し、全庁的に取り組んでまいります。  今回の訓練につきましては、集団接種の流れやスタッフ配置など、会場運営についてスタッフ間で確認し、課題を洗い出すことを目的としており、この訓練から精査を重ね、円滑なワクチン接種体制の整備に努めてまいります。 256 ◯小池晶子議員 3回目は要望とさせていただきます。  様々なメディアの報道で市民の方たちも関心が高いと思います。3月の『広報ひらかた』では、分かりやすく記事が掲載されていましたが、日々の情報の更新が重要だと思います。3月1日から稼働された枚方市新型コロナウイルスワクチン予約・相談コールセンターに寄せられたFAQの共有をLINEやホームページなどで行うなどの取組もお願いいたします。  3月に市民会館で実施される集団接種訓練での課題抽出から、庁内での協力体制、各関係機関との連携をしっかりと図れるよう柔軟な対応をお願いいたします。  4月から始まる高齢者向けのワクチン接種が一体どのようになるのか、常に情報の発信が必要だと考えます。最初の約1,000人以降の供給数や接種体制など、情報の公開についてもスピード感を持って対応していただくよう要望し、私の質疑を終わります。 257 ◯野口光男議員 議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)について、2点、質問させていただきます。  議案書67ページの新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費4億5,524万7,000円についてですが、『広報ひらかた』3月号では、枚方市新型コロナウイルスワクチン予約・相談コールセンターに電話または市のコロナワクチン予約システムからインターネットでワクチン接種を受けられる医療機関や接種会場を予約すると、このように書かれております。まず、電話とありますが、コールセンターの電話は何台用意される予定なのか。昨年4月にコロナ関連生活支援コールセンターが設置されましたが、またつながらないということになるのではないでしょうか。  また、インターネットということですが、高齢者の方でスマホでなかなか操作ができないという方には、市の窓口で操作を教えてくれるのでしょうか。電話、スマホだけでなく窓口、例えば、担当課の新型コロナワクチン接種対策室、つまり保健センターになるということでしょうか。また、そこに直接来られたら受付してくれるのでしょうか。  報道によると、先ほども答弁等がありましたけれども、当初枚方市に配分される新型コロナウイルスワクチン接種のワクチン量は約1,000人分とのことですが、高齢者の中で接種の優先順位を設ける予定はないのか、お伺いいたします。  2点目の質問です。  議案書75ページの連続立体交差事業関連まちづくり事業経費の光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金6億2,250万3,000円の減額補正について、質問いたします。  この補正予算は、さきの建設環境委員協議会において報告のあった光善寺駅西地区市街地再開発事業のスケジュールの延伸を受けてのものと認識していますが、なぜ延伸することとなったのか、またこの補助金は何に使う予定だったのか、お伺いいたします。 258 ◯山崎 宏健康福祉部長 まず、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業について、お答えいたします。  コールセンターにつきましては、最大20回線を準備しております。予約が集中した場合につながりにくいことや、また、障害のある方のこともございますので、メールやファクスのほか、ウェブ予約も積極的に活用いただきたいと考えております。特にウェブ予約につきましては、QRコードの読み取りで簡単に活用いただけるシステムを導入し、多くの方に活用いただけるよう努めてまいります。  また、新型コロナワクチン接種対策室の窓口は保健センター内に設置しておりますが、コロナ禍であることも鑑み、予約や問合せにつきましては、特に来所が必要な手続ではございませんので、電話等で御連絡いただき、対応させていただきたいと考えております。  高齢者におけるワクチン接種の優先順位につきましては、当初配分されるワクチンが限定的であるため、他市においても検討されております高齢者施設入所者から実施することなども含め、接種対象、接種方法につきまして、現在検討しているところでございます。 259 ◯山中信之都市整備部長 光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金につきまして、お答えさせていただきます。  スケジュールが延伸となった理由といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、権利者面談ができない状況に加えまして、権利者意向の変化により商業棟の配置計画の調整が難航し、権利変換計画の作成に遅れが発生したことが原因となっております。  また、この補助金については、権利変換計画認可後に予定していた権利者への補償や再開発組合が行う既存建物の解体工事に充当することを見込んでおりました。 260 ◯野口光男議員 2回目の質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業についてです。  コールセンターですが、昨年4月に設置されたこのコロナのコールセンターについて、その対応で様々な苦情や御意見を私どももいただきました。不安の中で問い合わせてきた市民の皆さんに、くれぐれも丁寧な対応と、その内容について対策室が責任を持っていただきますよう要望しておきます。  答弁では、予約が集中するということですが、では、分散して支所でも受付や対応をしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。  また、今回、ワクチン接種対策室の窓口が保健センター内にあるということですが、それでよいのでしょうか。本庁にあったほうが様々な緊急事態にも対応できるし、本庁からの応援もしやすいし、担当者、市民にとっても利便性が高いと思いますが、見解をお伺いいたします。  次に、光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金の減額についてですが、権利者の意向がまとまり、一度止めた再開発事業が改めて進むこととなれば、市の補助金も予算を計上していくのか、お聞きします。  また、スケジュールが延伸することにより、再開発事業や隣接している京阪本線連続立体交差事業に影響はないのか、併せてお伺いいたします。 261 ◯山崎 宏健康福祉部長 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業について、お答えいたします。  ワクチン接種の予約につきましては、ワクチン接種予約システムで、接種回数、接種間隔、ワクチンの種類などの管理が必要であることから、支所などに分散しての予約受付は困難と考えております。  ワクチン接種対策室の窓口につきましては、予約や問合せにおきまして、特に来所が必要な手続がないことや、超低温冷凍庫を設置し、ワクチン等医薬材料の保管管理を行う場所という点でも、従来から予防接種を担当しております保健センターが望ましいと考えております。 262 ◯山中信之都市整備部長 光善寺駅周辺市街地再開発事業について、お答えいたします。  再開発組合は、改めて事業計画の見直しを行っているところであり、本市といたしましては、その内容を精査するとともに、必要な補助金について、国の交付金を確保し予算計上を行っていく予定でございます。  また、権利変換計画の策定スケジュールは延伸することとなりますが、再開発事業及び京阪本線連続立体交差事業ともに、全体スケジュールへの影響は現在のところないものと考えております。今後も引き続き、両事業が円滑に進むよう努めてまいります。 263 ◯野口光男議員 3回目は要望とさせていただきます。  まず、ワクチン接種についてですが、接種の予約受付は電話またはネットでできるので来庁不要ということですが、高齢者の方など直接来られる方が必ずおられます。電話がなかなかつながらないことが想定されますので、スマホなどの予約入力の仕方など、お手伝いをしてあげる体制を本庁や支所、生涯学習市民センターなどで整えていただくよう要望しておきます。  対策室の場所ですが、ワクチン接種については全庁で取り組む課題であり、本庁で対策室を設置すべきです。また、今回のワクチン接種をはじめ、新型コロナウイルス感染症の対応はまだまだ続いていくこととなります。そのためには、保健センターなど市民の健康増進、保健衛生を所管する部署を健康部に戻すべきと申し上げておきます。  光善寺駅周辺市街地再開発事業補助金についてですが、権利者面談がなかなかできない状況に加え、権利者意向の変化により、商業棟の配置計画の調整が難航している状況について、市としても近隣住民の方々に対して丁寧な説明を行いながら、事業を進めていただくよう要望し、質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 264 ◯野村生代議長 午後3時15分まで本会議を休憩します。     (午後3時3分 休憩)     (午後3時15分 再開) 265 ◯野村生代議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 266 ◯野村生代議長 引き続き、議案第120号の質疑を行います。他に質疑はありませんか。鍜治谷議員。 267 ◯鍜治谷知宏議員 ただいま上程されました議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)について、議案書71ページ、新型コロナウイルス感染症対策経費のうち、(3)事業継続固定費支援金の減額補正2億6,210万円について、お聞きします。  本事業は、新型コロナウイルスの影響から売上げ減少に悩む中、店舗や事務所を借り受けて事業を営む事業者に対し、固定費の一部支援として、1件につき10万円の支給を行われたものですが、12月まで実施されたこの事業の実績について、お聞きします。 268 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 事業継続固定費支援金は、当初の予算額を3億2,200万円として、大阪府の支援に該当しない事業者を対象に、本市独自の支援策として実施したもので、実績といたしましては、464件に対し5,490万円の支給を行いました。  なお、複数の店舗で売上げの影響を受けた事業者には、店舗数分を支給しております。 269 ◯鍜治谷知宏議員 それでは、2回目の質問をさせていただきます。  事業継続固定費支援金を実施するに当たり、支援対象とする業種や範囲を様々な角度から検討されたかと思います。市内で創業される事業者は多くの業種が存在し、新型コロナによる影響の受け方も様々であることから、支援対象者となる事業者の予測は非常に困難であることは一定理解します。  しかし、今回の実績が当初見込んでいた件数、予算より大幅に少なかったことから減額補正となったわけですが、本事業の課題をどのように分析されているのか、また、申請手続について、申請者の視点に立ってどのような工夫をされたのか、お聞きします。 270 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 市内事業者が受けたコロナの影響は大きく、本市が対象としていた前年同月比で15%から50%未満の売上げが減少した事業者より、50%以上の売上げ減少に該当する事例が多く、結果として、大阪府の支援を受けられた事業者が多かったものと捉えております。  また、手続につきましては、郵送による受付を行い、提出書類についても必要最小限とするなど、事業者の負担軽減に努めました。 271 ◯鍜治谷知宏議員 3回目は要望とさせていただきます。  本市においては、緊急事態宣言は解除されましたが、引き続き感染対策の徹底が求められる中、しばらくは外出や会食を控えようとする動きが続くものと思われ、個人消費の落ち込みの長期化は避けられない状況です。  また、この1年間に及ぶ自粛などの社会活動の制限による心理的、経済的な影響は大きく、市民生活や事業活動に大きな打撃を与えており、市として、市民の安心、安全につながる継続的な対策に取り組んでいく必要があります。  この事業継続固定費支援金は、昨年12月に終了しましたが、今回の課題をしっかりと整理するとともに、引き続き、社会情勢や国・府の支援の状況をしっかりと注視し、国・府の支援策が行き届かない範囲の市内事業者に対して、スピード感を持って市独自の継続的な支援策を実施していただくよう要望しまして、私の質疑を終わります。 272 ◯田中優子議員 ただいま上程されました議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)、特定不妊治療費助成事業経費について、お伺いします。  不妊治療のうち、体外受精や顕微授精については1回の治療費が高額であることから、これまで、子どもを望んでいても経済的負担から治療に踏み切れなかった方もいるという現状もあります。  このたび、我が党の主張が反映され、国は、令和4年4月から医療保険の適用を実施し、保険適用までの間は、現行の体外受精や顕微授精に対する助成制度を大幅に拡充することになったと、これはさきの市民福祉委員協議会で御報告いただきました。  今回の補正予算には、拡充分2,487万5,000円が計上されていますが、改めて、拡充される内容について、伺います。 273 ◯白井千香保健所長 特定不妊治療費助成事業経費について、お答えいたします。  今回拡充しました内容では、所得制限が撤廃され、事実婚も助成対象になりました。
     また、1回の助成額が30万円までと増額され、1子ごとに6回まで利用することが可能となりました。あわせて、男性不妊におきましても、拡充後は全て30万円までになりました。 274 ◯田中優子議員 要望させていただきます。  子どもを望む全ての方がこの助成制度を利用するためには、市民の方々に制度自体を知っていただくことが必要です。既に市ホームページや広報の掲載、医療機関へ文書を送っているとのことですが、引き続き、様々な機会を捉えて周知を行っていただくようお願いいたします。  また、国は少子化対策として、今回の不妊治療の保険適用と助成の拡充だけでなく、がん治療に伴う不妊についても新たな支援を行うとしています。その内容は、卵子、精子、受精卵、卵巣組織の凍結保存への助成で、対象年齢は、男女とも凍結保存時43歳未満とのこと。がん治療を受ける当事者の方にとって、将来子どもを持てる可能性が高まります。実施主体は大阪府と伺いましたが、今回新たに加わるがん治療に伴う不妊についての制度についても、必要な方が漏れなく利用できるように、併せて周知に取り組んでいただくことを要望します。  さらに、こういった新たな支援からも漏れる方に対して、枚方市として独自の制度などを検討していただくことも併せて要望いたします。 275 ◯木村亮太議員 一般会計補正予算(第14号)について、3点、伺います。  1点目は歳入についてです。  議案書44ページに減収補填債や徴収猶予特例債などで約23億5,000万円が計上されておりますが、その内容を伺います。  2点目が歳出についてです。  77ページに土地開発公社健全化対策経費として約3億円が計上されておりますが、その内容を伺います。  3点目に、39ページに歳入で総務関係寄附金2億1,323万3,000円が計上されております。一般的に、指定寄附金は特定目的基金への積立てが行われることが多いと思いますが、対応する歳出予算はどのようになっているのか、金額と内容について、お伺いいたします。 276 ◯田中哲夫総合政策部長 まず、1点目の減収補填債等でございますけれども、今回の補正予算では、今年度における市税等の減収見込みを踏まえ、法人税割や地方消費税交付金などに係る減収に対し減収補填債を10億7,700万円、法人税割を除く市民税や配当割交付金などの減収に対し特別減収対策債を4億8,200万円、また、市税の徴収猶予分に対し徴収猶予特例債を5億7,240万円見込んでおります。このほか、法人税割の税率引下げの影響に伴う減収に対し、調整債を2億1,890万円見込んでおります。  2点目の土地開発公社健全化対策経費についてでございますが、将来負担の抑制を図る観点から、土地開発公社保有地の縮減を図るもので、今年度の決算見込みを踏まえた中で、中振交野線用地及び長尾春日線用地の買戻しを行うものでございます。  3点目の総務関係寄附金に対応する歳出予算でございますが、枚方宿地区の活性化、にぎわい創出のための指定寄附2億円及び本市財政に対する指定寄附1,158万円につきましては財政調整基金への積立てを予定しております。このほか、NPO活動応援のための指定寄附89万1,000円につきましてはNPO活動応援基金への積立てを、また、まちの魅力の向上及び行財政改革の推進のための指定寄附76万2,000円につきましてはこの街に住みたい基金への積立てをそれぞれ予定しております。 277 ◯木村亮太議員 それぞれの内容については、おおむね理解いたしましたが、もう少し詳細を確認していきたいと思います。  まず、1点目の減収補填債等については、それぞれ交付税措置の有無についてはどのようになっているのか、お伺いいたします。  また、市税等の減収への対応のため、また、このコロナ禍でありますので致し方ない部分はありますが、市債には変わりがありませんので、コロナ禍でかじ取りが難しいところではあると思いますが、借入れに際しては慎重に行うべきではないかと思いますが、見解を伺います。  2点目の土地開発公社健全化対策経費については、中振交野線用地及び長尾春日線用地について、将来負担の抑制を図るために約3億円で買い戻すということですが、対象事業用地の選定理由、また、公社保有簿価の推移と買戻しによる利息の抑制効果について、伺います。  3点目の総務関係寄附金のうち2億円については、枚方宿地区の活性化、にぎわい創出のための寄附として財政調整基金に積み立てるということです。財政調整基金というと、特定目的基金でもなく、ある意味、一般財源のような扱いの中に、特定目的のお金を入れておくというのは違和感があります。  また、本来であれば、この寄附に応じた基金を設置し、その中に入れるというのがこれまでのやり方です。しかし今回は、財政調整基金に積むということで、珍しい処理、イレギュラー的な処理をしているとなりますが、この寄附については、10月に寄附者から申入れがあり、11月に入金されたと伺っております。この間、庁内で議論する時間もある程度あったと思いますが、市役所の内部でどのようなことを議論し、どのように進めようとしているのか、お伺いいたします。 278 ◯田中哲夫総合政策部長 1点目の減収補填債等の交付税措置についてでございますが、減収補填債については、後年度の公債費に対し75%の交付税措置がございますが、それ以外の特別減収対策債等については、交付税措置はございません。  このため、借入れに当たっては、改めて、今年度の決算見込みを踏まえた上で判断していくこととしておりますが、財政的に有利となる減収補填債のみの借入れを想定しております。 279 ◯藤原卓也総務部長 次に、土地開発公社健全化対策経費についてでございますが、今回の買戻し対象地につきましては、事業課が予定しております買戻しとは別に、土地開発公社の経営健全化対策の観点から、特に、保有期間が10年以上の長期保有地かつ事業化に時間を要することが考えられ、利息の増大が懸念されるものの中から、所在地や規模を考慮して選定したものでございます。  保有簿価につきましては、令和元年度末で約52億8,000万円でございますが、令和2年度中の新規取得が約4億9,000万円、補正予算分を含めた買戻しを約7億3,000万円と見込んでおりまして、令和2年度末簿価は約50億4,000万と見込んでおります。  なお、今回の買戻し対象地に係る利息の抑制効果につきましては、年間約180万円を見込んでおります。 280 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 次に、枚方宿地区の活性化、にぎわい創出のための指定寄附の取扱いについてですが、幼児療育園跡地で検討している観光交流施設の整備に活用していきたいと考えております。  施設の整備に当たりましては、まず、観光の方針を作成し、その方針とも整合を図りながら、寄附金の基金化と併せて検討を進めてまいります。  また、整備する施設にどのような機能を持たせるかにとどまらず、その効果的な管理運営方法につきましても、公共施設マネジメント推進計画を踏まえ、十分に議論し検討していく考えです。 281 ◯木村亮太議員 最後は、意見、要望です。  まず、1点目の減収補填債についてですが、減収補填債については交付税措置があり、それ以外のものについては交付税措置もないということです。枠取りのために予算計上されていることかと理解しております。  コロナ禍における市税の減収への対応ということで一定は理解いたします。しかし、市債には変わりがないですし、特に交付税措置のないものに関しては、起債に関して慎重に行っていただきますよう要望いたします。  また、2点目の土地開発公社の健全化対策については、今回は3億円かけて年間180万円の利息の抑制効果があるということで、パーセンテージでいうと0.6%ぐらいになります。市債の金利よりは利率が高いので、将来負担を抑制するために、財政的に可能な範囲で定期的に取り組んでいただきたいと要望しておきます。  一方で、土地開発公社の土地は50億円ほどあるということで、まだまだありまして、一気に買い戻していくのは難しいと思いますので、それぞれの土地の事業化の兼ね合いも見ながら、土地開発公社で保有したままでの活用についても検討していただきたいと要望しておきます。  3点目の2億円の寄附については、観光交流施設の整備ということですが、正式に決まっているわけでもないと認識しておりますが、現時点で、施設の整備のみと使途が限定的になった基金を作って、そこに入れるよりは、今回のように、財政調整基金にまず入れておく方がまだよいと思っています。しかし、入金から時間がたっているにもかかわらず、受皿としての基金もなく、話を伺っていると、市役所の中での議論もしっかりとせずに収受した印象を受け、行政の進め方としていかがなものかと感じます。  施設を整備し、行政が運営するとなると、毎年、維持管理コストもかかりますし、何十年後には大規模改修の費用を負担しなければなりません。観光交流施設の整備を進めるに当たっては、施設が本当に必要なのかどうか、施設を整備するにしても、現施設の解体、整備、今後の維持管理コストも含めて御寄附いただいた2億円以上に費用がかからないようなやり方をまず考えていただきたいですし、枚方市駅周辺再整備で挙げられている観光ステーションや鍵屋資料館との兼ね合い、また、公共施設マネジメントの観点なども十分に議論していただきたいと要望しておきます。  御寄附は大変ありがたいですが、こういった観点も踏まえず、ただお金をもらったから建てるというような安直な進め方にはならないように、十分議論をお願いいたします。  ちなみに、同じ方から、以前、建物の負担付寄附があり、そのときは議決案件でした。今回は負担付寄附にはなっていないのですが、使途が通常の指定寄附よりもかなり限定的な印象を受けます。逆に負担付寄附でないということは、寄附者の指定どおりの使い方でなくても、手続上は返還義務がないことになります。この辺りの寄附の受け方や今後の使い方についてもしっかりと整理していただくことを要望しておきます。 282 ◯奥野美佳議員 議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)について、私のほうからも地方債及び基金を中心に質問させていただきます。  まず最初に、地方税等減収補填債などの、今回、合計で約23.5億円補正計上された分につきましては、借入れに当たっては、決算見込みを踏まえた上で判断するが、財政的に有利となる地方税等減収補填債のみの借入れを想定しているとの御答弁でした。予算化はされたとしても、実際の借入れには、ぜひ慎重な判断をお願いしておきます。  その借入れ、地方債についてですが、もう少し伺います。  今回の補正予算により、地方債の令和2年度末現在高見込みが1,178億4,012万2,000円となることが議案書90ページに記されています。先月示された長期財政の見通しでは、令和2年度末現在高の見込みは1,112億7,000万円とされており、65億7,012万2,000円の乖離が見られますが、このことについて、見解を伺います。  次に、今回の一般会計補正予算では、議案書31ページに、新型コロナウイルス感染症への対応の第3次分として国から交付される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億1,319万8,000円が計上されています。このことにより、今年度、本市に交付される金額は合計で39億5,337万4,000円と算定されますが、これは財源調整として想定されていた財政調整基金の今回の補正額にも反映されていると思われます。  議案書87ページに、17億1,634万4,000円の積立ての増額、議案書41ページには13億5,522万7,000円の取崩しの減額を補正計上している財政調整基金の状況について、年度末の基金残高の見込みも含め、伺います。  加えて、その他の基金積立金のうち、議案書51ページで、新庁舎及び総合文化施設整備事業基金積立金として8億円、79ページには、安心安全基金積立金として2億円が計上されています。これらは、財政調整基金からの積替えとのことですが、なぜ今回の補正予算でこれらの基金に積替えを行うこととしたのか、伺います。  また、歳出では、議案書49ページに、この街に住みたい基金積立金として1億623万6,000円の積立て、増額が、議案書41ページに、この街に住みたい基金繰入金として1億6,559万1,000円の取崩し、減額が計上されていますが、この主な内容について、伺います。 283 ◯田中哲夫総合政策部長 まず、議案書90ページに掲載しております地方債の当該年度末現在高見込額につきましては、令和2年度の予算ベースに基づく数値となっております。一方、長期財政の見通しについては、それをベースに、令和3年度への繰越事業などを加味いたしました決算見込みに基づく数値であるため、議案書の数値が長期財政の見通し上の数値を上回っております。  主な要因といたしましては、令和3年度への繰越しを予定している総合文化芸術センター整備事業や小・中学校のトイレ改善事業に係る地方債、また、現時点では借入れを予定しておりませんが、資金手当債となる徴収猶予特例債などが、議案書における現在高見込額に含まれていることによるものでございます。  次に、財政調整基金につきましては、今回の補正予算におきまして、決算見込みに基づく歳出予算の減額補正とともに、歳入では減収補填債などを見込んだことに伴い、取崩し予算としましては13億5,522万7,000円の減額を、積立予算としましては17億1,634万4,000円の増額をそれぞれ予算計上しております。  これにより、令和2年度の繰入れ予算が23億円、積立予算が30億1,672万3,000円となり、令和2年度末の財政調整基金残高は予算ベースでは120億7,390万1,000円となりますが、決算見込みに基づく残高については、徴収猶予特例債などの積立てを見込んでいないことから、102億5,200万円となります。  次に、新庁舎及び総合文化施設整備事業基金、安心安全基金への積立てにつきましては、今年度の決算見込みを踏まえながら、今後生じることとなります新庁舎等の整備や安心・安全施策の推進といった将来の財政需要に備える観点から、基金への積立てを行うものでございます。  次に、この街に住みたい基金積立金についてでございますが、今年度の決算見込みに基づき、効果額の積立予算の増額と取崩し予算の減額補正を行っております。  主な内容といたしましては、積立予算では、病院事業会計の医業収益の減少に伴う、繰出金抑制に係る効果額の減額として5,000万円を見込んでいるほか、増額要素としましては、国民健康保険特別会計に対する繰出金抑制として1億1,600万6,000円、市有財産の有効活用で5,532万4,000円などとなっております。  取崩し予算では、本基金の充当を予定しておりました各経費の減額によるものとなっており、主なものといたしましては、地方創生臨時交付金の活用などにより、学校ICT機器等整備事業経費で6,886万5,000円の減額、事業の進捗などにより、学校規模等適正化推進事業経費で3,731万円の減額、校務の情報化推進事業経費で1,353万円の減額などとなっております。 284 ◯奥野美佳議員 今回の補正予算に係る地方債現在高の捉え方については一定理解しましたが、現時点では、借入れを予定していない資金手当債や、令和3年度に起債予定の事業債を前倒しで令和2年度に行うことから発生する事業債の繰越分が加わることで膨らんだもので、議案書90ページの地方債残高の当該年度末現在高見込額は、あくまで、令和2年の予算ベースに基づく数値であり、令和3年度末の地方債残高の見込みにまで現時点で影響を及ぼすものではないということを、資料から読み取ることは困難ではないかと思われます。2月と3月で地方債残高の算出方法が変わったことへの疑問も残ります。  先月示された長期財政の見通しの地方債残高と、この3月補正後として示された地方債残高が大きく乖離していることについては、長期財政の見通しの資料としての信頼性にも関わりますので、適時適切な説明、対応をお願いしたいと思います。  基金積立金については、昨年度、予算を計上したけれども、財政調整基金の残高を確保するため、積み立てることを行わなかった減債基金や施設保全整備基金について、今年度は積み増しの予算の計上も行われていません。今年度末の財政調整基金の残高は、予算ベースで120億7,390万1,000円と見込んでおられます。財政調整基金から特定目的基金への積替えとして、新庁舎及び総合文化施設整備事業基金には8億円、安心安全基金には2億円の積み増しを予算化したけれども、地方債の償還に充てるための減債基金、公共施設の保全及び整備のための事業費に充てるための施設保全整備基金への積み増しは行われていません。財政調整基金残高の確保は必要ですが、必要な積み増しが行われていないことは確認いただきたい、認識いただきたいと指摘しておきます。  なお、この街に住みたい基金について、繰入額の減額は充当を予定していた事業に他財源が見込めたということ、積立てに当たって病院事業会計への繰出金の抑制を効果額として積み立てないということは賢明な御判断であると思いますし、理解いたしました。しかし、繰り返しになりますが、行財政改革の効果額として行う積立てに当たっては、確実な決算の見込みをもって執行されるようお願いしておきます。  次に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の本市への交付額は、合計で約39.5億円ですが、これまでの補正予算で計上された新型コロナウイルス感染症対策関連経費の第1弾から第12弾の市負担額を積み上げると、約56.8億円になります。  市費負担で実施する新型コロナウイルス感染症対策では、実績を踏まえ、今回の補正予算で減額する額の大きな事業では、休業要請支援金(府・市町村共同支援金)事業の予算額8億9,350万円に対して、5億3,675万円の減額、事業継続固定費支援金事業の予算額3億2,200万円に対しては、2億6,210万円の減額が計上されていますが、国の交付金対象外のものも含めて、新型コロナウイルス感染症対策に要する市の負担額は現時点で幾らになっているのか、伺います。  また、議案書16ページの繰越明許費補正にあるコロナ対策実施店舗応援事業2,670万円の内容と繰越理由を伺います。  コロナ対策実施店舗応援事業は、予算額約15.6億円を投じて行った事業者支援、小売店舗支援の事業と認識していますが、この事業のこれまでの実績と、どのような店舗でクーポン券が利用されたのか、個店なのか、大型量販店なのか、上位にランキングされている店舗種別を伺います。 285 ◯田中哲夫総合政策部長 まず、コロナ対策に要する市の負担額についてでございますが、令和2年度の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金約39億5,000万円に対し、現時点における決算見込みに基づく本市負担額は、交付金対象外のものを含めまして、42億円程度が見込まれます。 286 ◯武田俊哉観光にぎわい部長 次に、コロナ対策実施店舗応援事業について、お答えいたします。  本事業の繰越明許費の繰越理由と内訳ですが、3月末まで実施しております換金事務の手数料の支払いが4月以降となることから、その経費2,500万円、その他、換金時に回収した使用済みのクーポン券の廃棄処分が4月以降となることから、その委託料など170万円となっております。  次に、本事業の実績ですが、最終の取扱店舗数が1,987店舗、うち個店が1,238店舗、大型店、チェーン店が749店舗となっております。3月5日現在、クーポン券の換金枚数が214万9,591枚、配布枚数全体の換金率は89.6%となっており、うち個店での利用が16.2%、大型店、チェーン店が83.8%となっております。  なお、クーポン券が多く利用された個別の店舗を見ますと、スーパーをはじめ、大手量販店が上位を占める結果となっております。 287 ◯奥野美佳議員 3回目は、意見、要望とさせていただきます。  国・府の支援の届かないところを中心に実施してきたという本市の新型コロナウイルス感染症対策に係る市負担額は約42億円で、ここに約39.5億円の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が充当されるとのことです。財政調整基金が厳しく、底をつきそうだというような他市の状況を聞く中、本市の財政調整基金残高は、予算ベースで昨年度より約7億円の増加となるようです。財政調整基金は確保しているけれども、減債基金や施設保全整備基金など、特定目的基金への必要な積み増しが見送られているのが現状であることは確認していただきたいと思います。  また、事業者支援の新型コロナウイルス感染症対策である休業要請支援金事業や事業継続固定費支援金事業などは、支援が必要であると予測した数に届かず、今回減額されています。事業者支援、小売店舗支援のコロナ対策実施店舗応援事業約15.6億円のうち、約12億円のクーポン券は、現時点で89.6%、約10.7億円分が換金されたとのことですが、スーパーなどの大型量販店749店舗で約9億円が使用され、個店1,238店舗で約1.7億円のクーポン券が使用されたとのことです。  まだ出口の見えないコロナ禍の中、どうぞ必要な支援が届いていない人に適切な支援が届くよう、事業者支援、特に個店に対して実効性のある支援について、早急に調査、検討していただきたいとお願いして、私の質問を終わります。 288 ◯大地正広議員 議案第120号 令和2年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第14号)のうち、歳出の第9款教育費の第5項社会教育費の1.成人祭(はたちのつどい)実施経費2,332万9,000円について、お伺いします。  今年度、当初1月11日に予定されていた成人祭は、開催3日前の1月8日に急遽延期となりました。突然のその決定に、私たち公明党議員団は反対もし、決定に至る根拠、埋由を示してもらうよう求めましたが、会派に突然市長と教育長の2人だけで来られ、市長から本部会議の決定事項であると言われただけで、明確な回答は示していただけませんでした。  そこでまず、この補正予算の経費の内容について、お尋ねいたします。  また、この予算額は、事前に聞いていた今後の延期日に向けての必要経費よりも少ない額のように思いますが、ほかにも必要となる経費があるのか、お伺いします。  また、そもそも延期が決定するまで、このコロナ禍の下、1月11日開催を目指して成人祭の準備をしていたわけですが、では、新型コロナウイルス感染症を防止するためにどのような対策を行う予定であったのかも、併せてお伺いします。 289 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 成人祭(はたちのつどい)実施経費2,332万9,000円のうち、委託料1,132万9,000円につきましては、成人祭を延期したことに伴う、舞台設営や司会に係る委託料の増額分と、延期日において、各中学校での式典開催ができずに、オンライン形式に変更した場合のライブ配信に係る委託料でございます。  また、補助金1,200万円につきましては、成人祭の延期により発生した衣装レンタルや着付け、ヘアメイクの技術料に係るキャンセル料を補助するための経費でございます。  なお、このほか、衣装レンタル等のキャンセル料補助につきましては、延期日においても式典開催できなかった場合も考慮しますと、さらに約3,400万円が必要となる見込みでございます。  成人祭開催に向けての新型コロナウイルス感染症対策につきましては、オープニングやアトラクション中止等による時間短縮や座席間のスペース確保、地域の来賓の方々への参加制限の御依頼のほか、入場時での出席者への体温、マスク着用のチェックなどでございます。あわせて、参加者への飲食自粛の御依頼や式典開催前後の会場の消毒作業などを行うものでございます。 290 ◯大地正広議員 2回目の質問をさせていただきます。  補正予算の経費の内容と、1月11日の開催を目指し様々な感染対策をもって臨もうとしていたのはよく分かりました。枚方市の成人祭は、もともと中学校校区ごとの分散開催で行われており、多くの他市とは違い、1開催会場に集まる人数は少なく、そういう意味でも他市と比べて感染リスクはもともと低いと考えられる中、さらに多くの対策を考えておられたということです。  それでは、なぜ突然、開催3日前になって成人祭の延期が決まったのでしょうか。直前の延期となれば、成人祭を楽しみにしていた新成人や御家族のほか、関係事業者に大きな影響を与え、また、出席予定者への周知方法や新たに費用が発生することは容易に想像ができたと思います。実際に、職員の方々も休日を返上し、大変な思いをして延期の周知に走り回っておられました。このための人件費だけでも136万4,000円もかかったとお聞きしております。  それらを考えてなお、大阪府のほとんどの他市が開催に踏み切る中、なぜ直前に延期決定したのか。その理由と、どういった合議の場で、どのようなことを検討した上で延期を決定されたのか、その決定過程について、お伺いします。 291 ◯前村卓志教育委員会事務局総合教育部長 成人祭を延期しました理由でございますが、本年に入り、新型コロナウイルス感染拡大は、大阪府をはじめ近畿圏でも歯止めがかからず、大阪府が国に対し緊急事態宣言の要請を行うなど、緊迫した状況となっておりました。  また、本市におきましても、本年に入って感染者が1日当たり30人前後の日が続くなど、これまでにない極めてリスクの高い状況となっており、新成人やその御家族の皆様の安全、安心を最優先する考えから、1月8日に新型コロナウイルス対策本部長の判断により成人祭の延期を決定し、同日の本部会議において、その後の対応を確認したものでございます。 292 ◯大地正広議員 3回目は意見とさせていただきます。  御答弁では、まず、コロナウイルス対策本部長である市長の独断で延期が決められ、その後の本部会議では、延期後の対応のみを確認したとのことです。市長は、延期の判断をする上で、どのようなことを検討されたのでしょうか。  先ほどの御答弁で、延期の理由として挙げられたのは、その当時の状況であり、それに対して検討するということはどういうことだと考えておられるのでしょうか。大阪府が国に対して緊急事態宣言の要請を行った理由は、12月からの感染拡大の理由として夜間の外食がその大きな要因であることが分かってきたからこそ、飲食店の営業時間短縮をその主な理由としての要請であり、さきの一回目の御答弁の中で、1月11日の開催に向けた感染予防の取組の中にも、来場者への飲食自粛の要請が入っておりました。開催するための努力を図ってきたにもかかわらず、開催することができない根拠を何一つ示すことなく延期という答えを出した市長は、何を検討されたのでしょうか。  もっと遡って考えれば、このような状況になれば延期するといった基準も持たないまま成人祭を迎えようとしていたわけです。そして、今回、まともな検討もせず、突然の延期の判断をされたわけです。  これは、昨年12月の初めにレッドステージへの意向を受け、今回と同様に、いち早く、突然、市内の公共施設の閉館を独断で決めましたが、この件でも多くの市民の皆様より懸念のお声をお聞きし、市長にも届けましたが、結果として、緊急事態宣言が出され、開けるに開けられず、やっと今月1日に開館することができたことも同じです。リスクに関して回避するというのは一つの方策であるかもしれませんが、そのことによる影響を考えて、様々な検討を加えて最善の方法を取ることが検討するということではないでしょうか。  政策決定に当たっては、決定後の様々な影響を含め、ある程度のエビデンスに基づいて判断すべきであり、そうでなければ、市民の皆様にも説明がつきません。何より、多くの他市が、本市が準備していたものと同様の感染予防の対策を行った上で、当初の予定どおり開催されましたが、結果的には、クラスター等の発生はほとんど見られませんでした。しっかりと検討をして開催した他市と、状況が悪いようなので単に開催を延期した枚方市と、感染拡大防止に対しての結果は同じであったということです。  であれば、この延期決定のための今回の支出約2,300万円は必要なものだったのでしょうか。誰も喜ばないこの費用、また、最悪の状況が起これば、さきの答弁では、まだ費用の上積みが必要になるとのことですが、予定どおり成人祭を開催していれば、この費用は他のコロナ感染拡大予防のために有効に活用できたのではないでしょうか。  この決定を独断で下した市長は、結果に対する責任はどう取られるのでしょうか。延期された成人祭を行わないわけにはいきませんが、市民の皆様の声に耳を傾けず、また、常日頃、議会とのコミュニケーションも図らず、自身の意思決定だけに走ることはいかがなものかと意見を申し上げ、私の質疑を終わります。 293 ◯野村生代議長 これをもって質疑を終結します。 294 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第120号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 295 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 296 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
    297 ◯野村生代議長 これから議案第120号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 298 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 299 ◯野村生代議長 日程第26、議案第121号「令和2年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)」、日程27、議案第122号「令和2年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第3号)」、日程第28、議案第123号「令和2年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第3号)」、日程第29、議案第124号「令和2年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第30、議案第125号「令和2年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)」、日程第31、議案第126号「令和2年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第6号)」及び日程第32、議案第128号「令和2年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第6号)」を一括議題とします。 300 ◯野村生代議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、議案第121号及び議案第125号について、石田市民生活部長。 301 ◯石田智則市民生活部長 ただいま一括上程いただきました議案のうち、議案第121号及び議案第125号について、提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第121号 令和2年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)につきまして、御説明申し上げます。  議案書の93ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ651万6,000円を減額し、補正後の総額を427億2,582万円と定めるものでございます。  歳入歳出補正予算の主な内容につきましては、議案書96ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明申し上げます。  歳入でございますが、第1款国民健康保険料につきましては、保険基盤安定制度による一般会計からの繰入額が確定しましたことから、6,729万4,000円を減額するものでございます。  次に、第2款府支出金につきましては、事業助成補助金を20万6,000円増額するものでございます。  次に、第3款繰入金につきましては、国保財政安定化支援事業繰入金などの増額により5億8,142万2,000円増額するものでございます。  また、第4款諸収入につきましては、財源調整のため、5億4,296万1,000円を減額するものでございます。  議案書の98ページをお開き願います。  第6款国庫支出金につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る保険料の減免に対する災害等臨時特例補助金を2,138万3,000円増額するものでございます。  次に、第11款財産収入につきましては、国民健康保険財政調整基金の基金積立金利子収入といたしまして、72万8,000円を増額するものでございます。  続きまして、歳出でございますが、100ページをお開き願います。  第5款国民健康保険事業費納付金につきましては、財源補正を行うものでございます。  次に、第7款諸支出金につきましては、府補助金等償還金の確定により、724万4,000円の減額を行うものでございます。  次に、第14款基金積立金につきましては、基金積立金利子収入を基金に積み立てるため、72万8,000円増額するものでございます。  議案第121号の説明は以上でございます。  続きまして、議案第125号 令和2年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)につきまして、御説明を申し上げます。  議案書133ページをお願い申し上げます。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算それぞれに3,157万2,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ68億1,357万2,000円と定めるものでございます。  歳入歳出補正の主な内容につきましては、議案書136ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明申し上げます。  歳入でございますが、第1款後期高齢者医療保険料につきまして、2,725万3,000円を増額するものでございます。  第2款繰入金につきまして、令和2年度の事務費等分繰入金の減額及び保険基盤安定繰入金の確定により、431万9,000円を増額するものでございます。  次に、歳出でございます。  138ページをお願い申し上げます。  第1款総務費につきましては、事務経費を350万円減額するものでございます。  第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、歳入の後期高齢者医療保険料の増額及び保険基盤安定繰入金の確定に伴い、広域連合への負担金を3,507万2,000円増額するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 302 ◯野村生代議長 次に、議案第122号について、山下土木部長。 303 ◯山下 功土木部長 続きまして、議案第122号 令和2年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書103ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の予算それぞれ1,700万円を減額し、補正後の総額を2億4,800万円と定めるものでございます。  歳入歳出の補正予算の主な内容につきましては、議案書106ページからの歳入歳出予算事項別明細書により御説明申し上げます。  まず、歳入でございます。  第1款使用料及び手数料につきましては、新型コロナウイルス感染症による外出自粛等に伴い、岡東町自動車駐車場の使用料収入が減少したことにより、1,700万円を減額するものでございます。  続きまして、歳出でございます。  108ページを御覧願います。  第3款予備費につきましては、先ほど御説明いたしました歳入の減額に伴う財源調整といたしまして、1,700万円を減額するものでございます。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第122号 令和2年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 304 ◯野村生代議長 次に、議案第123号について、藤原総務部長。 305 ◯藤原卓也総務部長 続きまして、議案第123号 令和2年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の111ページをお開き願います。  今回の補正につきましては、先ほど御可決いただきました議案第133号 枚方市財産区管理会条例及び枚方市基金条例の一部改正についてに伴いまして、新たに菅原財産区管理会として基金運用を行うため、補正を行うものでございます。  まず、第1条の歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ1億100万1,000円を追加し、補正後の総額を10億2,700万1,000円と定めるものでございます。  次に、補正内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書にて御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、114ページをお開き願います。  歳入の補正では、第3款諸収入につきまして、菅原財産区移行残余収入といたしまして、1億100万1,000円を増額するものでございます。  次に、116ページをお開き願います。  歳出の補正では、第1款総務費につきまして、財産区基金積立金といたしまして、1億100万1,000円を増額いたしております。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第123号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 306 ◯野村生代議長 次に、議案第124号について、山崎健康福祉部長。 307 ◯山崎 宏健康福祉部長 続きまして、議案第124号 令和2年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書119ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の補正では、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ8億324万5,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ355億8,217万4,000円と定めるものでございます。  補正予算の主な内容といたしましては、令和2年度の介護給付費、地域支援事業費が当初予算額よりも下回ることが見込まれるため、それぞれの歳出を減額するとともに、その減額に伴い、介護保険法に定める第2号被保険者保険料、国・府・市の負担割合に応じて、それぞれの歳入の減額を行うものでございます。  また、新型コロナウイルス感染症の影響により、一定程度収入が下がった第1号被保険者につきまして、保険料の減免措置を行ったことによる第1号保険料の減額及び第1号被保険者還付金の増額、それら減免措置に対する国庫補助金の増額を行うものでございます。  歳入歳出補正予算の主な内容につきましては、議案書122ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により説明を申し上げます。  まず、歳入でございます。  第1款保険料につきましては、1,728万1,000円の減額とするものでございます。  第2款支払基金交付金につきましては、2億8,227万9,000円の減額とするものでございます。  第3款国庫支出金につきましては、介護給付費負担金、調整交付金、地域支援事業交付金、保険者機能強化推進交付金をそれぞれ減額し、システム改修に対する補助としての事務費補助金、第1号被保険者の保険料減免措置に対する補助としての特例補助金、124ページにまいりまして、自立支援、重度化防止等に関する取組に対する補助としての介護保険保険者努力支援交付金はそれぞれ増額し、第3款全体では、1億7,893万2,000円の減額とするものでございます。  次に、第4款府支出金につきましては、1億3,892万1,000円の減額とし、第6款繰入金につきましては、介護給付費繰入金及び地域支援事業繰入金を法に定める負担割合に応じ減額するとともに、事務費等分繰入金を減額し、一般会計繰入金を1億8,583万2,000円減額するものでございます。  次に、歳出でございます。  126ページをお開き願います。  第1款総務費につきましては、補助金交付確定に伴い、一般会計からの繰入額変更による財源補正を行うとともに、介護認定に係る事業経費の見込みにより、3,611万1,000円を減額するものでございます。  第2款保険給付費につきましては、サービスごとの給付費の見込みにより、10億4,547万6,000円を減額するものでございます。  次に、128ページにまいりまして、第3款地域支援事業費につきましては、歳入の国庫支出金、介護保険保険者努力支援交付金の増額による財源補正を行うとともに、事業費見込みにより、2,358万4,000円を減額するものでございます。  第5款諸支出金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、一定程度収入が下がった介護保険の被保険者につきまして、令和元年度に収納した保険料の減免措置として、270万7,000円を増額するものでございます。  第6款基金積立金につきましては、保険給付費と地域支援事業費の減額補正及び第1号被保険者保険料に充当される介護保険保険者努力支援交付金の増額補正に伴い、法に定める負担割合に応じて余剰となった第1号被保険者保険料分として、2億9,921万9,000円を増額するものでございます。  以上、簡単ではございますが、議案第124号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 308 ◯野村生代議長 次に、議案第126号及び議案第128号について、伊藤上下水道事業管理者。 309 ◯伊藤竹彦上下水道事業管理者 引き続きまして、議案第126号 令和2年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第6号)及び議案第128号 令和2年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第6号)につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第126号につきまして、御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書の141ページをお開き願います。  第2条収益的収入及び支出でございます。収入では、新型コロナウイルス感染症対策に係る一般会計からの補助金の精算により、第1款水道事業収益、第2項営業外収益を4,245万5,000円減額するものでございます。支出では、退職手当における会計間負担の精算により、第1款水道事業費用、第1項営業費用を503万6,000円増額するものでございます。  次に、第3条資本的収入及び支出でございます。継続費の年割額の組替えなどにより、142ページに記載のとおり、第1款資本的収入の第1項企業債を3億4,500万円、第2項工事負担金を600万円それぞれ減額し、また支出では、第1款資本的支出の第1項建設改良費を5億411万1,000円減額するものでございます。  なお、人件費の内容につきましては、誠に勝手ながら説明を省略させていただきます。  これにより、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額等につきましては、第3条本文に記載のとおり、予算第4条本文括弧書きを改めております。  次に、第4条継続費でございます。配水支管更新事業のほか、143ページに送配水管更生事業、送配水管更新事業を、144ページに都市計画道路内里高野道線整備関連事業を掲載しており、工期の変更に伴い、総額、期間及び年割額を変更するものでございます。  次に、第5条企業債でございます。送配水管更新事業を3,000万円減額、配水支管更新事業を9,400万円減額、送配水管更生事業を1億6,500万円減額、都市計画道路内里高野道線整備関連事業を5,600万円減額するものでございます。  次に、145ページの第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を503万6,000円増額するものでございます。  次に、第7条他会計からの補助金では、補助を受ける金額を3億2,006万1,000円に改めるものでございます。  なお、146ページ以降に補正予算説明書等を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第128号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の175ページをお開き願います。  第2条収益的収入及び支出でございます。収入では、八幡市からの流域下水道事業特別負担金の減少により、第1款下水道事業収益、第2項営業外収益を685万6,000円減額するものでございます。  支出では、退職手当の会計間負担の精算や流域下水道維持管理費の減少などにより、第1款下水道事業費用の第1項営業費用を2億3,297万1,000円減額、第2項営業外費用を603万6,000円減額、第3項特別損失を582万円増額するものでございます。  次に、第3条資本的収入及び支出でございます。流域下水道事業債の増額や国庫補助金の追加要望等により、176ページに記載のとおり、第1款資本的収入の第1項企業債を1,800万円、第3項国府補助金を1,100万円、それぞれ増額するものでございます。  また、支出では、第1款資本的支出の第2項建設改良事業費を1,000万円、第4項固定資産購入費を1,870万9,000円、それぞれ増額するものでございます。  なお、人件費の内訳につきましては、誠に勝手ながら説明を省略させていただきます。  これにより、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額等につきまして、第3条本文に記載のとおり、予算第4条本文括弧書きを改めております。
     次に、第4条企業債でございます。公共下水道整備事業を70万円減額、流域下水道事業を1,870万円増額するものでございます。  次に、177ページの第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を1,394万2,000円減額するものでございます。  なお、178ページ以降に補正予算説明書等を添付しておりますので、併せて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第126号及び議案第128号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 310 ◯野村生代議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 311 ◯野村生代議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第121号から議案第126号まで及び議案第128号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 312 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、本7件については、委員会の付託を省略することに決しました。 313 ◯野村生代議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 314 ◯野村生代議長 これから議案第121号から議案第126号まで及び議案第128号の7件を一括して採決します。  本7件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 315 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって本7件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 316 ◯野村生代議長 お諮りします。  議事の都合により、3月10日から3月26日までのうち、市の休日を除く13日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 317 ◯野村生代議長 御異議なしと認めます。  よって、3月10日から3月26日までのうち、市の休日を除く13日間を休会とすることに決しました。 318 ◯野村生代議長 なお、休会中に開催されます諸会議の日程につきましては、お手元に配付してしています諸会議日程表のとおりです。 ──────────────────────────────────────────                諸  会  議  日  程  表 ┏━━━━━┯━━━━━┯━━━━━┯━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃会 議 名│開 議 日│ 時 間 │場   所│   案     件     名   ┃ ┣━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃教育子育て│3月11日 │午前10時 │第  1 │(1) 議案第 129号 子どもを守る条例の ┃ ┃常任委員会│ (木) │     │委員会室 │         制定について    ┃ ┠─────┼─────┼─────┼─────┼───────────────────┨ ┃     │3月16日 │     │     │                   ┃ ┃     │ (火) │     │     │                   ┃ ┃     │3月18日 │     │     │(1) 議案第 110号 令和3年度大阪府枚 ┃ ┃     │ (木) │     │     │         方市一般会計予算  ┃ ┃予   算│3月22日 │午前10時 │第3・第4│    ~              ┃ ┃特別委員会│ (月) │     │委員会室 │(10)議案第 119号 令和3年度大阪府枚 ┃ ┃     │3月23日 │     │     │         方市下水道事業会  ┃ ┃     │ (火) │     │     │         計予算       ┃ ┃     │3月25日 │     │     │                   ┃ ┃     │ (木) │     │     │                   ┃ ┠─────┼─────┼─────┼─────┼───────────────────┨ ┃各   派│3月16日 │予   算│     │                   ┃ ┃代表者会議│ (火) │特別委員会│議会公室 │(1) 人事案件について         ┃ ┃     │     │休 憩 中│     │                   ┃ ┠─────┼─────┼─────┼─────┼───────────────────┨ ┃議会運営 │3月23日 │予   算│第  1 │(1) 追加議案について         ┃ ┃委 員 会│ (火) │特別委員会│委員会室 │(2) 議会議案の取扱いについて     ┃ ┃     │     │休 憩 中│     │(3) その他              ┃ ┗━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ (注) 諸会議の招集通知は、議会期間中のため省略します。 ────────────────────────────────────────── 319 ◯野村生代議長 委員の皆さんにおかれましては、よろしく御出席くださるようお願いします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 320 ◯野村生代議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。     (午後4時25分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...