枚方市議会 2018-09-01
平成30年9月定例月議会(第1日) 本文
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◯岡林 薫議長 日程第1、報告第13号「平成29年度枚方市土地開発公社の経営状況について」、日程第2、報告第14号「平成29年度公益財団法人枚方体育協会の経営状況について」、日程第3、報告第15号「平成29年度枚方市街地開発株式会社の経営状況について」、日程第4、報告第16号「平成29年度公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況について」及び日程第5、報告第17号「平成29年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について」を一括議題とします。
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◯岡林 薫議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。
まず、報告第13号について、宮垣財務部長。
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◯宮垣純一財務部長 ただいま一括上程されました案件のうち、報告第13号 平成29年度枚方市土地開発公社の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。
議案書2ページの事業報告書をごらんください。
1 公有用地取得事業では、平成29年度に、牧野長尾線用地など道路施設用地2事業と、その他施設用地の3事業の合計2,565.84平方メートルの用地を取得し、用地費等の金額は3,626万1,044円となりました。これに保有地に係る利息4,124万9,310円を加え、取得費合計は7,751万354円でございます。
次に、3ページの2 公有用地処分事業では、教育施設用地として総合スポーツセンター駐車場拡張用地など2事業のほか、道路施設用地3事業を合わせて5事業の合計9,586.16平方メートルを市へ売却し、売却収益は13億8,091万1,920円となっております。
次に、4ページの損益計算書をごらんください。
土地処分による収益である1の事業収益から、売却処分した用地の原価である2の事業原価及び3の販売費及び一般管理費を差し引いた金額に、預金利息等の4の事業外収益を加えた平成29年度の当期純利益は1,313万7,872円となりました。
次に、5ページの貸借対照表をごらんください。
まず、資産の部でございますが、公社が保有しております公有用地などを計上しました1の流動資産及び2の固定資産を合わせ、ページ中ほどに記載しておりますとおり、資産合計は58億3,904万9,992円でございます。
続いて、負債の部では、金融機関等からの借り入れなどを計上した1の流動負債と2の固定負債を合わせ、56億6,417万9,546円でございます。
次に、資本の部でございますが、1の公社の基本財産である資本金に、2の前期繰越準備金と当期純利益を合計した準備金を加えた資本合計は1億7,487万446円となり、負債資本合計は58億3,904万9,992円でございます。
なお、6ページにはキャッシュ・フロー計算書を、7ページから9ページにかけては財産目録を、10ページには監査意見書を添付しております。
また、報告第13号参考資料といたしまして、お手元に平成29年度枚方市土地開発公社決算附属明細表及び保有地位置図を別途配付させていただきましたので、御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、報告第13号の説明とさせていただきます。
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◯岡林 薫議長 次に、報告第14号について、淨内社会教育部長。
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◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 続きまして、報告第14号 平成29年度公益財団法人枚方体育協会の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。
恐れ入りますが、議案書11ページをお開き願います。
初めに、平成29年度の事業報告書につきまして、御説明申し上げます。
次のページ、12ページをごらんください。
公益目的事業のうち、市民スポーツ普及啓発事業につきまして、項目の1.スポーツ大会事業では、(1)総合体育大会等の運営及び選手派遣があり、総合体育大会では、28の競技種目で54の大会等を実施いたしました。
13ページをごらんください。
2)第67回北河内地区総合体育大会・第71回大阪府総合体育大会に選手派遣を行い、表の最下段に記載の成績をおさめております。
14ページをごらんください。
ページ最下段の体育協会の主催事業といたしまして、(2)競技大会開催事業でございますが、41回目となる「新春走ろうかい」を開催いたしました。全国各地からの参加があり、新春のランニングイベントとして広く定着しております。
15ページをごらんください。
(3)枚方市の友好都市との交流事業として、別海町のバスケット及びバレーボールの各選手団を迎え、交流事業を実施いたしました。
項目2.スポーツ啓発事業として、(1)スポーツ教室事業では、1)健康スポーツ事業として、同協会が考案した楽10体操の定期講習会を実施するなど、普及に努めました。
議案書16ページをお開きください。
3)でございますが、子どもたちにスポーツに対する関心を高め、青少年の健全な育成、夢を育む機会をつくることを目的に、こども夢基金を活用して、トップアスリートとの交流事業を市の委託を受け、バスケットボール、サッカー、バレーボールの体験教室などを実施いたしました。
(2)高齢者健康スポーツ教室事業では、介護予防のためのスポーツ教室を市から委託を受け実施するなど、高齢者の健康づくりに取り組みました。
恐れ入りますが、議案書18ページをお開きください。
項目の3.スポーツ施設活用事業といたしまして、指定管理者として1)渚市民体育館、2)総合スポーツセンター及び3)伊加賀スポーツセンターの3施設の管理運営事業を行いました。
19ページをごらんください。
総合型地域スポーツクラブの運営・支援事業では、平成16年に同協会が設立しましたひらかたキングフィッシャーズスポーツクラブの運営を行い、多くのメンバーが年間を通してさまざまなスポーツを楽しみました。
続きまして、収益事業でございますが、利用者の利便性向上事業といたしまして、各施設におけるスポーツ関係物品の販売を行い、これらを通じて総合型地域スポーツクラブのPRを行いました。
次に、その他の事業のスポーツ施設の管理運営事業につきましては、項目1から5までに記載のとおりでございます。
次に、議案書20ページの平成29年度と平成28年度の実績を比較しております正味財産増減計算書をごらんください。
表中の(1)経常収益の主なものといたしましては、各種スポーツ大会やスポーツ教室の参加料、本市からの補助金、委託料でございます。
このページの一番下、経常収益計といたしましては、網かけの欄に記載のとおり、4億8,578万8,200円でございます。
21ページをごらんください。
(2)経常費用の主なものといたしましては、協会職員等の人件費を含んだ総合体育大会等運営費を初めとした各種スポーツ大会事業の運営費やスポーツ施設等の管理運営費、総合型地域スポーツクラブの運営事業経費などでございます。経常費用計といたしましては、表の下から2行目の網かけを施した欄に記載のとおり、4億7,133万835円でございます。
これにより、収益から費用を差し引きました当期経常増減額は、表の一番下の網かけ欄に記載のとおり、1,445万7,365円の増額となりました。
議案書23ページから29ページまでに記載しております貸借対照表及び財産目録などにつきましては、まことに勝手ながら説明を省略させていただきます。
なお、30ページには監事の監査報告書を添付しておりますので、御参照ください。
以上、簡単ではございますが、報告第14号の説明とさせていただきます。
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◯岡林 薫議長 次に、報告第15号について、白石都市整備部長。
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◯白石金吾都市整備部長 続きまして、報告第15号 平成29年度枚方市街地開発株式会社の経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告いたします。
議案書の32ページをお開きください。
最初に、平成29年度の事業状況につきまして、御説明いたします。
1.ビル管理事業では、ひらかたサンプラザビル1号館及び3号館の施設の管理及び運営を実施いたしました。
2.商業床等賃貸事業では、会社所有床、駐車場及びビル施設に設置しております広告用看板などの賃貸事業を実施いたしました。
3.飲料水等物販事業では、自動販売機による飲料水等の販売事業を実施いたしました。
4.公共施設等管理受託事業では、サンプラザビルに入居しております公共施設や、隣接する道路施設の管理受託事業を実施いたしました。
5.保険代理事業では、ビル施設の損害賠償保険の加入業務及び一般の自動車損害保険等の代理店事業を実施いたしました。
33ページには、貸借対照表を添付しております。
次に、平成29年度の決算につきまして、34ページから35ページの損益計算書により御説明いたします。
議案書の34ページをお開きください。
I 売上高は、サンプラザ1号館及び3号館の管理手数料、家賃収入などを計上しております。
II 販売費及び一般管理費、III 営業外収益、次ページ、35ページのIV 特別利益につきましては、それぞれ金額欄に記載のとおりでございます。
以上から、事業収支となります税引前当期純利益は2,963万7,844円となり、法人税、住民税及び事業税など996万3,378円を差し引きました平成29年度の当期純利益は、最下段のとおり、1,967万4,466円でございます。
なお、36ページには監査報告書を添付しておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。
以上、報告第15号の説明とさせていただきます。
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◯岡林 薫議長 次に、報告第16号について、松宮産業文化部長。
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◯松宮祥久産業文化部長 続きまして、報告第16号 平成29年度公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況について、御報告いたします。
恐れ入りますが、議案書の37ページをお開き願います。
本件は、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき議会に御報告するものでございます。
議案書の38ページをごらんください。
枚方市文化国際財団は、音楽等の鑑賞事業を初めとする文化振興事業、市民の文化芸術活動と国際交流活動への支援・促進事業、海外諸都市との友好交流や市民と在住外国人との交流を推進する事業等を行うことにより、心豊かで生き生きとした市民生活と魅力あふれる地域社会を目指し、事業を推進しております。
1.事業実施報告の文化事業のうち、(1)芸術文化事業といたしましては、音楽や古典芸能、演劇など33事業を実施いたしました。
市制施行70周年の平成29年度は、枚方市出身・在住の演奏者など国内トップレベルの首席奏者らで編成した、ひらかたアルテアチェンバーオーケストラによる特別演奏会を実施するとともに、この事業に関連いたしまして、市議会議場でのミニコンサートや、枚方市立特別養護老人ホームでの演奏会、市立ひらかた病院と星ヶ丘医療センターでの院内演奏会の実施など、多くの市民が文化芸術に触れる機会の充実に取り組みました。
また、由紀さおり・安田祥子姉妹によるファミリーコンサートや笑福亭松喬襲名記念落語会、大黒摩季コンサートなど、幅広い年代の方を対象に多様な事業を実施するとともに、一般財団法人地域創造による助成を受け、枚方シティオペラ第3回公演「蝶々夫人」や、宝くじ文化公演ファミリーコンサート「オーケストラで聴くジブリ音楽」など、各種助成制度を活用した事業展開にも努めました。
そのほか、子どもたちが文化芸術に触れる機会を充実させるため、枚方市こども夢基金を活用し、枚方市PR大使で能楽師の辰巳満次郎氏による子ども能楽体験事業を実施いたしました。
(2)美術事業といたしましては、美術鑑賞ツアーと、枚方市PR大使である、たけうちちひろ氏の企画展をくずはアートギャラリーで実施し、多くの方に御参加いただきました。
40ページをごらんください。
(3)市民の文化活動育成、支援等事業につきましては、市内小学校15校にプロの音楽家が出向き、子どもたちに生の演奏を身近に体感してもらう枚方市文化芸術アウトリーチ事業や、市内で活動する市民団体との共催事業など、計13事業を実施いたしました。
続いて、41ページをごらんください。
国際交流事業につきましては、市民の国際交流活動の支援及び促進事業として、各種語学講座を行ったほか、日本語ボランティアのステップアップ講座や国際交流こども絵画展などを実施いたしました。このほか、海外諸都市との友好交流事業として、オーストラリアローガン市中学生友好交流訪問団派遣や韓国霊岩郡との友好交流、長寧区との友好都市提携30周年記念児童書画展を行いました。
また、国際理解推進事業として、フランス文化理解講座や、各国の家庭料理を通じた国際理解の推進にも取り組みました。
国際交流事業への協力推進事業としては、エセック経済商科大学院大学生11名を受け入れ、その中の1名を企業研修先の一つとして、当財団で2カ月間受け入れました。
続きまして、42ページからの正味財産増減計算書をごらんください。
収支決算報告についてございますが、基本財産運用益や事業収益、市からの負担金や補助金などを合わせた経常収益計は、ページ中ほどの記載のとおり、1億2,130万8,277円でございます。
次に、事業費用や管理費など経常費用合計は、43ページ下段に記載のとおり、1億2,826万3,687円でございます。
多くの人が文化芸術に触れる機会を充実させるため、多種多様な事業を展開する一方で、各種経費の削減にも取り組みましたが、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額は695万5,410円の赤字となり、経常外費用から充当しております。
なお、45ページ以降に正味財産増減計算書内訳表、貸借対照表、財産目録、財務諸表に対する注記、有形固定資産、監査報告書を添付させていただいておりますが、まことに勝手ながら説明は省略させていただきます。
以上、平成29年度公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況についての報告とさせていただきます。
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◯岡林 薫議長 次に、報告第17号について、乾口市長公室長。
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◯乾口里美市長公室長 続きまして、報告第17号 平成29年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。
恐れ入りますが、55ページをお開き願います。
平成29年度の事業状況について、順次御説明申し上げます。
1.経営戦略プログラムの推進につきましては、平成28年度策定の第2期経営戦略プログラムに掲げた基本方針に基づき、災害時の体制確保やリスナーの拡大などの取り組みを推進いたしました。
次に、2.災害時における体制の強化としましては、情報発信体制の確保策として、送信路の二重化に向けた無線中継システムの導入について、先進事例の調査を行いながら検討を進めております。また、緊急割り込み放送訓練を実施するとともに、自家発電機による緊急放送機器の点検放送を行いました。
次に、3.リスナーの拡大につきましては、(1)の地域に密着した情報発信として、地域の情報を伝えるさまざまな番組を放送するとともに、平和の思いを届ける放送などにも取り組みました。
次のページに参りまして、(2)の魅力的な番組作りとしましては、特にラジオドラマに力を入れるとともに、教養番組を増やすなど魅力の向上に努めたところでございます。
次の4.安定した財政基盤の確立では、自主財源の確保を図るとともに、制作原価の効率的執行に努め、あわせて市からの放送委託料を削減しております。
最後に5.開局20周年事業ですが、市の市制施行70周年記念事業にあわせまして、ラジオドラマの「明日がくる」の舞台公演を実施しました。
続きまして、平成29年度の決算状況につきまして、御説明申し上げます。
議案書57ページの貸借対照表をお開き願います。
まず、資産の部でございますが、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は、最下段にありますとおり、1億9,697万1,278円でございます。
次に、負債の部でございますが、流動負債と固定負債を合わせた負債合計は、中段に記載のとおり、2,581万7,165円でございます。
次に、純資産の部ですが、資本金と利益剰余金を合わせた純資産合計は、1億7,115万4,113円となります。
負債、純資産を合計しますと、最下段に記載のとおり、1億9,697万1,278円でございます。
次に、議案書58ページの損益計算書をお開き願います。
まず、平成29年度の売上高は、放送収入、広告収入、その他営業収入を合わせまして、合計8,635万5,635円でございます。これに対しまして売上原価は1,972万2,469円でございまして、差し引き売上総利益は6,663万3,166円でございます。
ここから販売費及び一般管理費6,508万1,340円を差し引きますと、営業利益は155万1,826円となります。
さらに、受取利息など営業外収益を合わせ、法人税等の税引き後の当期純利益は、最下段にありますとおり、48万5,536円となります。
なお、59ページに販売費及び一般管理費の内訳を、60ページに監査報告書を添付させていただいておりますが、まことに勝手ではございますが説明を省略させていただきます。
以上、報告第17号の説明とさせていただきます。
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◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。藤田議員。
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◯藤田幸久議員 それでは、私からは、報告第17号 平成29年度株式会社エフエムひらかたの経営状況について、お伺いいたします。
エフエムひらかたは、阪神・淡路大震災の災害を教訓に平成9年1月に開局され、災害時における情報発信手段として地域に根差した、市民に愛されるコミュニティFM局であり、私も毎日、愛聴させていただいております。
先ほどの報告に、災害時における情報発信体制の確保策として、送信路の二重化に向けた無線中継システムの導入とありましたが、この無線中継システムとはどのようなシステムなのでしょうか、お聞かせください。
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◯乾口里美市長公室長 現在、エフエムひらかたの送信システムは、スタジオがあるサンプラザ1号館から穂谷にあるエフエムひらかたの送信所まで、光ケーブルの有線回線1本でつないでいるところでございます。
無線中継システムとは、送信所に向けて、無線により電波を発信するアンテナをスタジオ近くのビルなどに設けることにより、有線回線の距離を短縮し、災害などによって回線が切断されるリスクを減らすもので、近年使用され始めているシステムでございます。
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◯藤田幸久議員 当期純利益も余り上がっていない経営状況のもとで、システム導入には設備投資などの経費が伴うわけですが、なぜ導入を検討されているのでしょうか。導入の必要性などについての見解をお聞かせください。
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◯乾口里美市長公室長 送信路の二重化につきましては、災害時においても安定的に放送できるようエフエムひらかたにおいて検討を進めているもので、平成28年度に策定されたエフエムひらかたの第2期経営戦略プログラムのアクションプランにも記載されているものでございます。
平成29年度は、全国で初めて無線化を導入したエフエムあやべに取り組み状況を聞くなど、導入についての検討も進めていると聞いております。市としましても、災害時の安定した放送体制の整備は重要であることから、アクションプランの進捗状況とともに、検討内容について助言を行ってまいりたいと考えております。
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◯藤田幸久議員 最後は、意見、要望といたします。
無線中継システムを導入し、送信路の二重化を図ることで、災害時でも安定した情報、放送の提供を目指して検討されているところでしたが、残念なことに、9月4日に本市に最接近した台風21号の強風で倒れてきた木により、穂谷に設置された送信所までの電柱が倒れ、そのはずみで光ケーブルが断線し通常放送がストップ。懸念していたトラブルが発生してしまいました。復帰まで約50時間ほどの時間がかかりました。私も状況を聞いて被災現場に駆けつけましたが、復旧するまでの間、ラジオからは、エフエムひらかたは、台風21号の影響で放送専用回線にトラブルが発生しているため、緊急放送システムを用いて、台風関連情報などを割り込み放送でお届けしていますとの淡々としたアナウンスが繰り返し流れていました。
市内には、防災行政無線が聞き取りにくい地域があります。また、台風襲来の当日には、市内のあちこちで停電が発生しました。被害状況収集の頼りの綱となるツールの一つがラジオであり、エフエムひらかたを情報収集の手段としていた市民の方も多数おられるのではないでしょうか。他のラジオ局に周波数を合わせても、同じようなトラブルはなかったようです。
今後、有事の際に回線トラブル等で発信すべき情報が市民に届けられないという事態が起こらないように、無線中継システムによる送信路の二重化を早期に実現して、万全の体制で放送運営に専念していただきますよう、エフエムひらかたの一リスナーとしても要望させていただき、私の質問を終了いたします。
25 ◯松岡ちひろ議員 それでは、私のほうからも、報告第17号の株式会社エフエムひらかたの経営状況について、質問いたします。
議案書55ページの事業状況報告書に記載がある送信路の二重化に向けた無線中継システムの導入についてですが、どういったものであるのかは先ほどの答弁がありましたので、私のほうからは、このシステムを導入した場合、どれぐらいの費用が必要と想定されているのか、お尋ねいたします。
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◯乾口里美市長公室長 エフエムひらかたによりますと、無線中継システムの導入には、アンテナの機器代や設置にかかる費用など、約2,000万円の経費が必要になると聞いております。
27 ◯松岡ちひろ議員 経費については約2,000万円の予測がされているということですが、先ほどの藤田議員の質疑でもありましたように、ことしは、改めて災害時の緊急情報の発信については、多様なツールをできるだけたくさん用意して発信することが必要だと、私自身も実感しております。ただ、これも先ほどの質疑でありましたが、台風21号では、ケーブルが切断されたために、一時発信が途絶えてしまいました。これでは、エフエムひらかたとしてのそもそもの役割が果たせません。
8月末に行われました大阪北部地震関連の全員協議会では、市民への情報伝達・発信について、情報弱者に対する伝達手段が課題だと資料に記載があるが、その認識をと私が尋ねたところ、高齢者などの携帯電話やパソコンをお持ちでない方に対しては、現在のところ、テレビやラジオによる情報発信に頼ることになっていると、市民安全部として答弁されております。
実際に、台風21号の後でも、市が発行した制度案内のチラシ、本日お持ちしておりますが、(資料を示す)このチラシは自治会の回覧板で回ったチラシですが、ここでもエフエムひらかたの紹介がされているわけです。地震でも、地域にはファクスなどで情報を流したと聞いておりますが、この手段も停電では使えません。電話もつながらない、携帯を持っていない方もたくさんおられます。市役所にだって電話がつながらないことで、どれだけの市民が不満と不安を抱かれていたのか、広報課としての課題解消への認識が問われていると思います。早急に送信路の二重化を実現するためにも、市として財政支援が必要ではないかと思いますが、見解をお尋ねします。
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◯乾口里美市長公室長 送信路の二重化につきましては、災害時の安定的な情報発信体制を確保するものとして重要であるということは認識しておりますが、現在、エフエムひらかたでは、第2期経営戦略プログラムに基づき、自立運営に向けたスポンサーの拡大など、自主財源の確保に向けた取り組みを推進しているところでありまして、同プログラムに記載された送信路の二重化についても、こうした中で取り組まれるべきものと考えております。
29 ◯松岡ちひろ議員 最後に要望ですが、率直に言って、余りにも無責任な答弁だと言わざるを得ません。ラジオの重要性、必要性を認識し、市としてエフエムひらかたをと啓発しているのに、なぜこの答弁になるのでしょうか。答弁に対する責任や情報に対しての認識が軽過ぎるのではないでしょうか。いつ起きるかわからないのが自然災害です。
放送委託料も毎年削減されている中で、エフエムひらかたにやってもらうのだということでは、正直、現状では、送信路の二重化がいつ実現できるのかわかりません。できなくても仕方がないとなるのではないでしょうか。自立運営に向けた取り組みということと災害対策に必要な環境整備を行っていくということは、性質そのものが異なるのではないでしょうか。もしものときの備えのために、エフエムひらかたを災害時の情報源として役割を果たせるよう、早急に整備するべきだと申し上げ、私からの質問を終わります。
30 ◯千葉清司議員 ただいま5件にわたって一括で報告案件が上程されていますけれども、私のほうからは、報告第13号 平成29年度枚方市土地開発公社の経営状況について、お尋ねいたします。
今回の報告書では、議案書3ページに、仮称北山社会教育施設用地が公有用地処分事業として上がっております。要は、枚方市が北山社会教育施設用地を土地開発公社から買い戻したということであります。
それでは、改めてお伺いします。この土地は、いつ、幾らで土地開発公社が購入されていたのか、まずお尋ねいたします。
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◯宮垣純一財務部長 仮称北山社会教育施設用地につきましては、地積2,100.39平方メートル、譲渡代金が2億163万7,440円で、平成7年12月18日に枚方市土地開発公社が用地の先行取得を行ったものでございます。
32 ◯千葉清司議員 今、御答弁いただきましたように、平成7年12月18日。私が市議会議員になったのが、この平成7年4月です。ですから、私も鮮明に、脳裏の片隅に記憶があります。
それから、月日がたつこと23年。23年前に、社会教育施設をバランスよく市全体に配置するという前提のもとで取得されたわけであります。しかしながら、教育委員会は20年以上も社会教育施設をつくらず、この土地を放置しております。なぜ社会教育施設、公民館をつくらなかったのか。また、買い戻されて、今後、この土地をどのように再活用されるのか、お尋ねします。
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◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 仮称北山社会教育施設用地につきましては、先行取得いたしまして、その後、平成9年に建設いたしました菅原公民館においては、総事業費8億6,668万円のうち、国庫補助金が2億1,000万円、府補助金が3,200万円といった補助がございましたが、平成10年の公民館建設事業に係る国庫補助制度の廃止や本市の財政状況、また平成18年の生涯学習推進体制の再編など、社会情勢等の変化もあり、事業化には至りませんでした。
こうした経過を経て、資産の有効活用を図るため、平成27年度に枚方市土地開発公社経営健全化対策検討委員会におきまして、再取得するということを決定したところでございます。
今後につきましては、地域の皆様の御意見もお聞きしながら、市有資産民間提案制度のもと、活用方策について検討を進めてまいります。
34 ◯千葉清司議員 枚方市が再取得する方針が決定されたということです。公民館構想自体がなくなったというわけではないと、私は思います。
その当時、もう23年前ですから、9館構想、楠葉の公民館がスタートです。楠葉、牧野、3号館、枚方公園の青少年センター、さだ公民館、南部市民センター、菅原公民館、それから津田公民館、それでこの北山と9つであります。23年前に決定した公民館構想、今申しましたように、バランスのとれた公民館構想は、私は、政治判断としては正しいと、今でも確信しています。
この政治判断を無視し、二十数年間、言葉は悪いですけれども、ほったらかしにした行政、かつ教育委員会の責任は、私は絶大なものがあると思います。現状では、北山地域に公民館はございません。空白地域です。枚方市域における公民館、図書館などの社会教育施設の設置のバランスを考慮した公民館構想だったわけであります。北山地域に空白地域ができるということは、私は政治家の一員、市議会議員の一員として、到底許せません。
ただいまの答弁では、市有資産民間提案制度を活用するとのことですが、北山社会教育施設が建設されたはずの用地は、なぜこのように方向転換したのか。公民館構想という基本方針があるのに。私は一般財源を投入してでもつくるべきであると。再度、御答弁を求めます。
35
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 繰り返しになるところもございますが、用地の先行取得当時から、本市を取り巻く社会・経済状況が大きくさま変わりした中、枚方市土地開発公社経営健全化対策検討委員会においても、社会教育施設に限定することなく、さまざまな検討を行ったところでございますが、有効な活用方策を確立することができませんでした。
このような過程を踏まえ、本年1月の第1回枚方市教育委員会定例会におきまして、仮称北山社会教育施設については、用地取得後、教育財産としての用途を廃止する議決を経たところでございます。その上で、平成30年3月定
例月議会において、こうした経過を市議会にも説明させていただき、用地買い戻しに係る補正予算の御可決をいただいたものでございます。
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◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
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◯岡林 薫議長 以上をもって、報告第13号から報告第17号までの聴取を終結します。
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◯岡林 薫議長 日程第6、報告第18号「平成29年度枚方市基金の運用状況について」を議題とします。
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◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。
40
◯宮垣純一財務部長 ただいま上程されました報告第18号 平成29年度枚方市基金の運用状況について、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の61ページをお開きください。
本案件は、枚方市くらしの資金貸付基金など、3件の枚方市基金の運用状況につきまして、地方自治法第241条第5項の規定により御報告するものでございます。
議案書62ページの平成29年度枚方市くらしの資金貸付基金の運用状況調書をごらんください。
基金の額は1億6,200万円でございます。
運用状況については、表の最下段、計の欄をごらんください。
貸付件数は11件、返済件数は628件となっております。
この結果、平成29年度末の貸付累計は1億3,852万5,665円、基金残額は2,347万4,335円となっております。
続きまして、63ページの平成29年度枚方市土地開発基金の運用状況調書をごらんください。
基金の額は7億1,545万円で、その全額を土地取得特別会計に貸し付けております。
次に、64ページの平成29年度において金融機関に定額の融資準備資金を預託している基金の運用状況調書をごらんください。
該当する基金といたしましては、枚方市水洗便所等改造資金融資基金で、水洗便所等の改造に対する融資準備金として金融機関に預託しているものでございます。
基金の額は1,000万円で、平成29年度における融資の状況は3件で82万1,000円、年度末における貸付残高は6件で98万9,699円となっております。
なお、本報告につきましては、別冊の平成29年度枚方市決算審査意見書及び基金の運用状況に関する調書審査意見書の103ページに監査委員の御意見を付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願いいたします。
以上、報告第18号の説明とさせていただきます。
41
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
42
◯岡林 薫議長 以上をもって、報告第18号の聴取を終結します。
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43
◯岡林 薫議長 日程第7、報告第19号「平成29年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の精算報告について」及び日程第8、報告第20号「平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計継続費の精算報告について」を一括議題とします。
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44
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。木村上下水道経営部長。
45 ◯木村 聡上下水道局上下水道経営部長 ただいま一括上程されました報告第19号 平成29年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の精算報告について及び報告第20号 平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計継続費の精算報告について、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定に基づき御報告申し上げます。
まず、報告第19号につきまして、恐れ入りますが、議案書の65ページをお開き願います。
今回御報告いたします事業につきましては、次の66ページから67ページに記載していますとおり、管理棟・水質試験棟更新事業でございます。
管理棟・水質試験棟更新事業の事業費といたしましては、平成25年度から平成29年度までの事業費総額21億8,700万円に対しまして、支払義務発生総額は21億7,872万3,000円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては827万7,000円となったものでございます。
続きまして、報告第20号につきまして、恐れ入りますが、議案書の69ページをお開き願います。
今回御報告いたします事業につきましては、次の70ページから71ページに記載していますとおり、船橋本町雨水支線整備事業及び汚水管更生事業でございます。
まず、船橋本町雨水支線整備事業の事業費といたしましては、平成27年度から平成29年度までの事業費総額11億2,387万1,000円に対しまして、支払義務発生総額は10億5,517万1,153円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては6,869万9,847円となったものでございます。
次に、汚水管更生事業の事業費といたしましては、平成27年度から平成29年度までの事業費総額3億9,921万3,000円に対しまして、支払義務発生総額は2億3,693万7,960円で、年割額と支払義務発生額の差といたしましては1億6,227万5,040円となったものでございます。
以上、報告第19号及び報告第20号の説明とさせていただきます。
46
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
47
◯岡林 薫議長 以上をもって、報告第19号及び報告第20号の聴取を終結します。
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48
◯岡林 薫議長 日程第9、報告第21号「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について」を議題とします。
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49
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。
50
◯宮垣純一財務部長 ただいま上程されました報告第21号 平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の72ページをごらんください。
本案件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により平成29年度健全化判断比率を、また、同法第22条第1項の規定により平成29年度資金不足比率を、それぞれ御報告するものでございます。
まず、1.健全化判断比率の状況のうち、実質赤字比率につきましては、一般会計及び土地取得特別会計、母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計を対象としており、これらの会計を合わせた実質収支は黒字となっているため、当該指標の値はなしとなっております。
連結実質赤字比率は、先ほどの会計に加え、全ての特別会計と企業会計を対象とし、それらを合わせた収支額は黒字となっております。このため、当該指標の値もなしとなっております。
実質公債費比率は、連結実質赤字比率の対象会計に加え、一部事務組合や広域連合の公債費等が対象となり、平成29年度はマイナス0.3%となっております。
次に、将来負担比率は、これらの対象会計に加え、地方公社や第三セクターも対象となり、平成29年度は、前年度と同様、基金現在高等の額が将来負担額を上回っているため、当該指標の値はなしとなっております。
次に、2.資金不足比率の状況でございますが、対象となる全ての会計において資金の不足額がないため、当該指標の値はなしとなっております。
参考といたしまして、下段の表に本市に適用されます早期健全化基準、財政再生基準及び経営健全化基準を記載しておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。
なお、本報告につきましては、別冊の平成29年度健全化判断比率等審査意見書に監査委員の御意見を付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願いいたします。
以上、報告第21号の説明とさせていただきます。
51
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
52
◯岡林 薫議長 以上をもって、報告第21号の聴取を終結します。
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53
◯岡林 薫議長 日程第10、報告第22号「専決事項の報告について」を議題とします。
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54
◯岡林 薫議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。
まず、専決第8号について、淨内社会教育部長。
55
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 ただいま上程いただきました報告第22号 専決事項の報告についてのうち、専決第8号 損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により議会に御報告申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の74ページをお開き願います。
本件は、平成30年3月30日午後1時23分ごろ、本市社会教育部社会教育課職員木村 晃が公用車を運転し、中宮東之町15番地先において信号待ちのため停車していた際、反対車線の車が動き出したことにより前方車両が発進すると判断し公用車を発進させ、枚方市在住者が運転する軽自動車に追突し、同車が損傷した事故でございます。
この事故につきましては、平成30年7月20日に示談が調いましたので、損害車両の修理費及び営業用代車の費用として42万6,960円を賠償したものでございます。
75ページに現場見取図及び現場付近図を、別紙の参考資料といたしまして示談書をそれぞれ添付しておりますので、あわせて御参照くださいますようお願いいたします。
このたび御迷惑をおかけいたしました被害者、また関係者の方々に深くおわびを申し上げます。
今後、このような事故を繰り返すことのないよう、車間距離を確実にとり、前方車両の動きに十分注意を払うよう周知徹底を行い、事故の再発防止に努めてまいります。
以上、専決第8号の御報告とさせていただきます。
56
◯岡林 薫議長 次に、専決第9号について、松本土木部長。
57 ◯松本進吾土木部長 ただいま上程いただきました報告第22号 専決第9号の損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により議会に御報告するものでございます。
恐れ入りますが、議案書の76ページをお開き願います。
本件は、平成30年7月5日午後11時ごろ、小倉町1番63号地内において、本市が所有、管理する都市計画道路御殿山小倉線整備事業用地ののり面が崩落した際、用地外に流出した土砂が枚方市在住者の所有する自動二輪車2台にかかり、同車が損傷した事故でございます。
平成30年8月23日に示談が調いましたので、損傷した自動二輪車2台の修理費などに対し36万1,600円を賠償したものでございます。
議案書77ページには現場見取図を添付しております。また、示談書につきましては、お手元にお配りしております参考資料をごらんいただきたく存じます。
なお、災害時の現場の対応としましては、まず、周辺にお住まいの方々の安否確認、避難誘導を行い、本市職員にて道路上の土砂撤去、清掃作業を実施いたしました。その後、二次災害の防止、また早期の安全確保を図るため、建設業者による緊急工事にて、大型土のうによるのり面の保護や排水施設整備等の応急対策を行い、8月10日に現場作業を完了いたしました。
今後は、引き続き、被災現場となったのり面の土質調査や詳細設計を行い、恒久的なのり面保護工事を実施する予定でございます。
このたびの災害により被災された方々へ改めてお見舞い申し上げますとともに、復旧作業などに御協力いただきました地域の皆様、地域関係者の皆様へ厚くお礼申し上げます。
以上で専決第9号の報告とさせていただきます。
58
◯岡林 薫議長 次に、専決第10号から専決第12号までについて、大倉環境部長。
59 ◯大倉伸之環境部長 ただいま上程いただきました報告第22号 専決事項の報告についてのうち、環境部にかかわります専決第10号、専決第11号及び専決第12号の3件の損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定に基づき議会に報告させていただくものでございます。
それでは、まず、専決第10号につきまして、報告いたします。
恐れ入りますが、議案書の78ページをお開き願います。
本件は、平成30年5月29日午後3時20分ごろ、本市環境部減量業務室職員山中祥弘が小型ダンプ車を運転し、長尾谷町2丁目34番8号地先の交差点におきまして、青信号を確認し西から東へ走行していたところ、北側車道から坂道を下って南へ進んできた枚方市在住者が運転する自転車と接触し、同車を損傷させた事故でございます。
この事故は、交差点内を青信号で走行していた際でありますが、左右の安全確認が不十分であったことが原因です。
損害賠償につきましては、平成30年8月31日に示談が成立しましたので、自転車の修理費として1,992円を賠償したものでございます。
参考資料といたしまして、議案書79ページに現場見取図及び現場付近図を、別冊参考資料の4ページに示談書を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。
続きまして、専決第11号につきまして、報告いたします。
恐れ入りますが、議案書の80ページをお開き願います。
本件は、平成30年6月21日午後1時10分ごろ、本市環境部減量業務室職員木戸翔太が塵芥収集車を運転し、大峰元町2丁目37番1号地の枚方市所在の法人が所有する敷地内においてごみ収集のため後ろへ進んでいたところ、同法人が所有するコンクリート柵に接触し破損させた事故でございます。
この事故は、右側からせり出していた植栽に気をとられ、左後方の安全確認が不十分だったことが原因です。
損害賠償につきましては、平成30年8月31日に示談が成立しましたので、修理代金として48万9,240円を賠償したものでございます。
参考資料といたしまして、議案書81ページに現場見取図を、別冊参考資料の5ページ及び6ページに示談書及び現場付近図を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。
続きまして、専決第12号につきまして、報告いたします。
恐れ入りますが、議案書の82ページをお開き願います。
本件は、平成30年6月22日午後2時25分ごろ、本市環境部減量業務室職員古矢真一が楠葉野田3丁目40番22号地先において臨時ごみの収集作業を終え、平ダンプ車を発進させたところ、車両前方に駐車していた原動機付自転車に接触し、同車を破損させた事故でございます。
この事故は、車両乗車前に周囲の状況の確認を行わなかったことが原因です。
損害賠償につきましては、平成30年8月31日に示談が成立しましたので、原動機付自転車の修理費として7万9,600円を賠償したものでございます。
参考資料といたしまして、議案書83ページに現場見取図を、別冊参考資料の7ページ及び8ページに示談書及び現場付近図を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。
今回の3件の事故につきまして、御迷惑をおかけいたしました関係者の方々に深くおわび申し上げます。
個々の事故事案ごとに、運転手及び作業員に対し、厳重に注意、指導を行いました。また、各事案について、原因の検証に基づいた事故防止に係る指導及び研修を実施いたしますとともに、減量業務室の全職員に周知徹底を図ってまいりました。
今後も、引き続き研修の充実を図りますとともに、公用車事故多発非常事態宣言を発令しているところでございますので、より一層の車両事故の再発防止に努めてまいります。
以上、報告第22号 専決第10号、専決第11号及び専決第12号の報告とさせていただきます。
60
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。前田議員。
61 ◯前田富枝議員 ただいま上程されました報告第22号のうち、専決第11号と専決第12号の車両事故に関してお聞きさせていただきます。
通常、事故を起こした場合は、運転手の方に対して何らかの処分などが科せられると思いますけれども、作業員の方に関しては、特に何も科せられません。事故当初時においては、二度と事故を起こさないようにしようと職員の方々も気を引き締められているとは思うのですけれども、日がたつにつれて考え方も薄れてくるのではないでしょうか。作業員の方においても、実際にハンドルを握っていないため、事故に対しての責任の感じ方というのも違ってくるのではないかと思っております。
日ごろから安全運転、安全誘導のあり方について、研修などを通じて全職員の意識向上を図っているとお聞きしておりますけれども、一向に事故が減らないのが現状だと思っております。
事故を起こした場合に、先ほども少し触れられていたのですけれども、当事者に対してどのような指導をされているのか、また、職員に対してどのように事故防止の周知をされているのか、再度お聞きします。
62 ◯大倉伸之環境部長 お示しの2件の車両事故につきましては、運転手及び同乗者に対しまして厳重に注意、指導を行うとともに、敷地内におきまして事故現場の状況を再現し、原因の検証に基づいた事故防止に係る指導を行っております。
また、塵芥収集車を用いての安全運転、安全誘導に係る実地研修やDVD研修の開催、注意啓発ポスターの掲示などを行いながら、減量業務室全職員に事故防止の周知を図っているところでございます。
63 ◯前田富枝議員 私も穂谷川清掃工場に行かせていただいて、ポスター掲示だとか、いろいろとやっておられるというのは見させていただいています。確かに、そういう努力、一生懸命、部を挙げてやっていこうという気持ちはわかるのですけれども、それが果たして全職員の皆さんに通じているかどうかというところがすごい大切だと思うのです。
今回のこの専決に関しても、やはり同乗者の方々が一声かければ防げた事故だと思いますので。人にけがをさせるようなことになってしまったら、本当にもうどうしようも。取り返しがつかないことになってしまうと本当にだめなので、きっちりと、本当によろしくお願いいたします。
きょうから秋の交通安全運動も始まっています。先ほどもおっしゃったように非常事態宣言も出されていますので、環境部だけではなくて、全職員の方々に安全運転に心がけていただきたいと要望します。以上です。
64 ◯千葉清司議員 ただいまの報告第22号 専決事項の報告について、5件報告されました。そのうち、専決第11号、それから専決第12号について、質疑を行います。
この専決第11号と専決第12号は内容が類似していますので、時間の関係がありますので、一括して質疑を行います。
この車両事故については、車両の誘導や確認不足による人為的な事故であります。ごみ収集時には、運転手と2人の作業員が乗務されているとお聞きしているところであります。
今回のような事故を防止するためには、2人の作業員の方が前後、上下、左右の確認を行い運転手にしっかりと伝えるなど、運転手と作業員が連携することが非常に重要ではないかと考えますが、まず見解を尋ねます。
65 ◯大倉伸之環境部長 2件の車両事故は、ともに作業中に発生した事故であり、事故防止には運転手、作業員が密に連携をとることが最も重要であると考えております。日々、安全運転、安全誘導のあり方について研修などを通じ職員の意識向上を図っておりますが、バック誘導に限らず、さまざまな状況に応じて乗組員同士が連携し、周囲の安全確認の徹底を行うことで、人為的な事故は防ぐことができるものと考えております。
66 ◯千葉清司議員 それでは、私の私見も添えて、要望を添えておきます。
この事故防止の名案は、私はないと思います。単純なことを反復する以外、事故の撲滅の施策は、私はないと思っています。日ごろから、現場での安全運転や安全誘導について、職員への注意喚起や事故防止に向けた研修などに取り組んでおられることは理解しているところでありますが、一向に事故が減らないことは、現在の取り組み内容だけではどこか欠如しているのではないかと私は思います。
そこで、より安全を確保するため、事故を起こさないために、運転手と作業員が連携を。例えば、電車の車掌と運転手の連携を、いつも私は注意深く見ているわけでありますけれども、車掌は一番後方で乗客の下車、乗車の安全確認をしっかりされて、指で運転手にオーケーサインをして声を出します。指で行動して声を出します。それを運転手が受けて、さらに運転手は指差しをし、声を出して、運転席の窓を閉めて運転席に座られて、ハンドルを握ってスイッチオンという動作を、車掌と運転手は、単純でありますけれども、やっぱりきちっと各駅で守られていると。この反復以外に、私はこれらの事故の撲滅はないと思いますから。
乗組員がおるわけですから、どうか指差しをして声を出して。また、運転手が自分でオーケーと声を出して、それからハンドルを握り、スイッチを入れていただいてゴーするという繰り返しを、ぜひしていただきたい。これ以外に、私はこれらの事故防止はできないと思いますので、重ねてお願いしておきます。以上でございます。
67
◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
68
◯岡林 薫議長 以上をもって、報告第22号の聴取を終結します。
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69
◯岡林 薫議長 日程第11、認定第1号「平成29年度大阪府枚方市一般会計歳入歳出決算の認定について」、日程第12、認定第2号「平成29年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第13、認定第3号「平成29年度大阪府枚方市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第14、認定第4号「平成29年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第15、認定第5号「平成29年度大阪府枚方市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第16、認定第6号「平成29年度大阪府枚方市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第17、認定第7号「平成29年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第18、認定第8号「平成29年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第19、認定第9号「平成29年度大阪府枚方市水道事業会計決算の認定について」、日程第20、認定第10号「平成29年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定について」、日程第21、認定第11号「平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計決算の認定について」、日程第22、議案第53号「平成29年度大阪府枚方市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」及び日程第23、議案第54号「平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について」を一括議題とします。
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70
◯岡林 薫議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。
まず、認定第1号から認定第8号までについて、延永会計管理者。
71 ◯延永泰彦会計管理者 ただいま一括上程されました案件のうち、認定第1号 平成29年度大阪府枚方市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第8号 平成29年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの8会計につきまして、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。
平成30年1月22日に閣議決定されました政府経済見通しによりますと、平成29年度の我が国の経済は、アベノミクスの推進により雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかに回復している海外経済が回復するもとで、輸出や生産の持ち直しが続くとともに、個人消費や民間設備投資が持ち直すなど民需が改善し、経済の好循環が実現しつつあるとのことでございます。
このような状況の中、本市では、待機児童の解消に向けた保育所入所枠の拡大に取り組んだほか、都市基盤の整備として、京阪本線連続立体交差事業や牧野長尾線など幹線道路の整備、さらに、本市の魅力を高めるため、市制施行70周年記念事業として、本市の特徴を生かしたさまざまな催しを実施いたしました。
それでは、別冊の平成29年度決算概要説明書により御説明申し上げます。
恐れ入りますが、決算概要説明書1ページの歳入歳出決算総括表をお開き願います。
なお、各会計の名称につきましては「大阪府枚方市」の文言は省略させていただき、決算額は千円単位で御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず初めに、平成29年度決算の一般会計及び7特別会計の実質収支の状況につきまして、御説明申し上げます。
全体といたしましては、一般会計及び国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療、母子父子寡婦福祉資金貸付金の4特別会計で黒字を計上し、土地取得、財産区の2特別会計は収支均衡となりました。また、自動車駐車場特別会計は赤字計上となり、平成30年度予算からの繰り上げ充用により対処いたしました。
それでは、各会計別に御説明申し上げます。
認定第1号の平成29年度一般会計についてでございますが、歳入では、府支出金や地方交付税が増加したものの繰入金が減少したことなどにより、歳入総額は1,358億5,507万円で、前年度に比べ0.8%、金額にして11億4,538万8,000円の減少でございます。
一方、歳出では、後期高齢者医療や公的介護施設整備などの事業経費や待機児童対策の推進による私立保育所保育委託料の増加で民生費が増加したものの、総合文化施設整備関係経費の減少で総務費が減少したことなどにより、歳出総額は1,341億5,649万3,000円となり、前年度に比べ0.7%、金額にして9億7,194万7,000円の減少となりました。
なお、歳入歳出差引額は16億9,857万7,000円の歳入超過となり、翌年度へ繰り越すべき財源2,482万9,000円を差し引きました実質収支額は16億7,374万8,000円の黒字となっております。
次に、認定第2号の国民健康保険特別会計は、歳入が502億6,019万9,000円で、前年度に比べ2.5%、金額にして12億9,369万5,000円の減少、歳出が496億9,853万7,000円で、前年度に比べ4.1%、金額にして21億3,294万3,000円の減少となりました。
歳入歳出差引額は5億6,166万2,000円の歳入超過となっております。
次に、認定第3号の土地取得特別会計は、歳入歳出総額とも同額の5億77万5,000円で、前年度に比べ、歳入歳出とも93.8%、金額にして75億6,636万1,000円の減少でございます。
次に、認定第4号の自動車駐車場特別会計は、歳入が1億88万9,000円で、前年度に比べ0.1%、金額にして5万1,000円の減少、歳出が3億9,548万円で、前年度に比べ8.9%、金額にして3,870万2,000円の減少となりました。
歳入歳出差引額は2億9,459万1,000円の歳入不足となっております。
次に、認定第5号の財産区特別会計は、歳入歳出総額とも同額の3億3,890万9,000円で、歳入は前年度に比べ115.3%、金額にして1億8,147万5,000円の増加、歳出は前年度に比べ130.2%、金額にして1億9,169万円の増加でございます。
次に、認定第6号の介護保険特別会計は、歳入が309億9,424万2,000円で、前年度に比べ6.0%、金額にして17億5,554万5,000円の増加、歳出が304億3,987万3,000円で、前年度に比べ6.7%、金額にして19億724万8,000円の増加でございます。
歳入歳出差引額は5億5,436万9,000円の歳入超過となっております。
次に、認定第7号の後期高齢者医療特別会計は、歳入が57億5,850万円で、前年度に比べ7.0%、金額にして3億7,539万2,000円の増加、歳出が54億8,333万4,000円で、前年度に比べ2.8%、金額にして1億4,705万9,000円の増加でございます。
歳入歳出差引額は2億7,516万6,000円の歳入超過となっております。
最後に、認定第8号の母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計は、歳入が8,816万4,000円で、前年度に比べ12.6%、金額にして986万2,000円の増加、歳出が2,467万6,000円で、前年度に比べ43.2%、金額にして744万9,000円の増加でございます。
歳入歳出差引額は6,348万8,000円の歳入超過となっております。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、一般会計及び7特別会計の決算認定についての提案理由の説明とさせていただきます。配付いたしております各資料を御参照の上、御審議いただき御認定くださいますよう、よろしくお願いいたします。
72
◯岡林 薫議長 次に、認定第9号及び認定第11号、並びに議案第53号及び議案第54号について、木村上下水道経営部長。
73 ◯木村 聡上下水道局上下水道経営部長 続きまして、認定第9号及び認定第11号、並びに議案第53号及び議案第54号につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。
まず、認定第9号 平成29年度大阪府枚方市水道事業会計決算の認定について及び認定第11号 平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計決算の認定について、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。
それでは、別冊の平成29年度水道事業会計・下水道事業会計決算書により御説明申し上げます。
恐れ入りますが、決算書の19ページをお開き願います。
まず、決算の概況でございますが、給水人口が前年度に比べ1,399人減少したことなどによる水需要の減少に伴いまして、年間配水量も約19万立方メートル、0.4%減少いたしました。
事業面では、中宮浄水場更新に係る基本構想等の検討を行うとともに、送・配水管更生工事を初め、鉛管解消事業、配水管の改良・更新事業などに取り組みました。
次に、経営状況でございますが、6ページの損益計算書をお開き願います。
1行目、主たる収入である給水収益は約58億800万円と、前年度よりも減少いたしました。
一方、費用では、職員給与費や電気設備などに係る減価償却費が減少したことなどによりまして、7ページ1行目の当年度純利益は14億9,327万5,722円となり、積立金取り崩し後の未処分利益剰余金6億4,072万8,971円を合わせまして、当年度未処分利益剰余金は21億3,400万4,693円となったものでございます。
なお、次ページ以降の剰余金計算書等につきましては、まことに勝手ながら説明を省略させていただきます。
続きまして、下水道事業会計決算の概況でございますが、決算書の101ページをお開き願います。
平成29年度末の整備人口普及率は、前年度に比べ0.5ポイント上昇し96.6%となり、年間有収水量は35万9,000立方メートル、0.9%増加しております。
事業面では、汚水整備事業において住居系地域の事業概成に向けて汚水管布設工事を実施するとともに、雨水整備事業では、浸水被害軽減に向け雨水支線整備やポンプ場整備、貯留管整備事業など、各種事業に取り組みました。
次に、経営状況でございますが、88ページの損益計算書をお開き願います。
収益では、1行目の下水道使用料が約58億9,000万円となり、前年度より増加いたしました。
一方、費用では、流域下水道維持管理費が増加したものの、支払利息が減少したことなどにより、89ページ1行目の当年度純利益は17億8,810万4,118円となり、積立金取り崩し後の未処分利益剰余金7億7,111万5,881円を合わせまして、当年度未処分利益剰余金は25億5,921万9,999円でございます。
なお、次ページ以降の剰余金計算書等につきましては、まことに勝手ながら説明を省略させていただきます。
続きまして、議案第53号 平成29年度大阪府枚方市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び議案第54号 平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、御説明申し上げます。
恐れ入りますが、議案書に戻っていただきまして、議案書の236ページをお開き願います。
この2議案は、地方公営企業法第32条第2項の規定により、平成29年度に生じた利益の処分について、議会の議決をお願いするものでございます。
まず、議案第53号の水道事業会計の未処分利益剰余金は、認定第9号で御説明いたしましたとおり、21億3,400万4,693円でございます。
処分内容でございますが、長期前受金戻入などを除く実質的な利益9億6,602万2,210円を建設改良事業の財源に充てるため建設改良積立金に、それ以外の利益11億6,798万2,483円をその他積立金に、それぞれ積み立てるものでございます。
次に、237ページの議案第54号の下水道事業会計未処分利益剰余金は、認定第11号で御説明いたしましたとおり、25億5,921万9,999円でございます。
処分内容でございますが、長期前受金戻入などを除く実質的な利益3億3,738万1,371円を企業債償還の財源に充てるため減債積立金に、それ以外の利益22億2,183万8,628円をその他積立金に、それぞれ積み立てるものでございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、認定第9号及び認定第11号、並びに議案第53号及び議案第54号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、認定及び御可決いただきますようお願い申し上げます。
74
◯岡林 薫議長 次に、認定第10号について、岡市市立ひらかた病院事務局長。
75 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 続きまして、認定第10号 平成29年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定について、御説明申し上げます。
本決算は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の御意見を付しまして、議会の認定をお願いするものでございます。
それでは、別冊の平成29年度枚方市病院事業会計決算書に基づきまして、御説明申し上げます。
恐れ入りますが、決算書の18ページをお開き願います。
まず、決算の概況、ア.総括事項の2つ目の段落にございますように、平成29年度は、病院内に緊急経営改善チームを新たに設置し、全診療科とのミーティングを行ったほか、救急搬送患者の受け入れ促進や地域連携の強化を図るなど、経営改善に取り組んでまいりました。
次に、経営状況について、御説明申し上げます。
6ページ、7ページの損益計算書をお開き願います。
平成29年度の経営成績は、前年度に比べ収益では、入院・外来収益が増加したことなどにより約5,022万円増加したものの、費用が、給与費や減価償却費の増加などにより約2億7,638万円増加し、その結果、7ページの下から3行目に記載しておりますとおり、当年度純損失は9億6,718万7,659円となりました。
次に、8ページ、9ページに掲載しております剰余金計算書及び欠損金処理計算書をごらんください。
9ページの右から3列目、利益剰余金の未処理欠損金でございますが、平成29年度末の未処理欠損金は、上から4行目に記載の繰越欠損金73億8,106万6,955円から9億6,718万7,659円増加し、最下段のとおり、83億4,825万4,614円となっております。
なお、10ページ以降の貸借対照表、附属書類、参考資料につきましては、説明を省略させていただきますが、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、認定第10号 平成29年度大阪府枚方市病院事業会計決算の認定についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御認定いただきますようお願い申し上げます。
76
◯岡林 薫議長 ただいま議題となっています認定第1号から認定第11号まで、議案第53号及び議案第54号の13件についての質疑は行いません。御了承願います。
77
◯岡林 薫議長 お諮りします。
本13件については、委員の定数を13人とする決算特別委員会を設置し、これに付託したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
78
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件13件については、委員の定数を13人とする決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。
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79
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま設置されました決算特別委員会の委員については、お手元に配付しています決算特別委員名簿に記載している13人の議員を選任したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
80
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、ただいま申し上げましたとおり、13人の議員を決算特別委員会の委員に選任することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
81
◯岡林 薫議長 日程第24、議案第40号「枚方市総合文化芸術センター条例の制定について」及び日程第25、議案第43号「枚方市市民会館条例の一部改正について」を一括議題とします。
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82
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松宮産業文化部長。
83
◯松宮祥久産業文化部長 ただいま上程いただきました議案第40号 枚方市総合文化芸術センター条例の制定について、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書174ページをお開き願います。
(仮称)枚方市総合文化芸術センターにつきましては、枚方市議会平成30年3月定
例月議会で建設工事に係る予算の議決をいただき、同年6月には市議会及び市民への説明会などを行い、本市の文化芸術の拠点施設として整備を進めてまいりました。
このたび、工事着工に向け、施設の名称や位置などを定める枚方市総合文化芸術センター条例を制定するに当たり、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
それでは、主な内容につきまして、御説明申し上げます。
議案書の175ページをお開き願います。
第1条は、枚方市総合文化芸術センターの設置の目的と名称について規定するものでございます。
枚方市総合文化芸術センターは、多彩な文化芸術の鑑賞、創造及び普及活動並びに文化芸術の振興を支える人材の育成を推進し、本市の文化芸術の振興を図るとともに、人々の交流の促進や都市の魅力向上に寄与する拠点とするため設置するもので、名称につきましては、枚方市総合文化芸術センターとするものでございます。
第2条は、枚方市総合文化芸術センターの設置場所を、枚方市新町2丁目280番4外とするものでございます。
なお、附則といたしまして、条例の施行期日につきましては、公布の日から起算して2年6月を超えない範囲内において規則で定める日から施行すると規定するものでございます。
以上、議案第40号 枚方市総合文化芸術センター条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
続きまして、議案第43号 枚方市市民会館条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の182ページをお開き願います。
今回の一部改正は、さきの大阪北部地震におきまして、建築基準法によって脱落・落下防止対策の強化が義務づけられた特定天井と位置づけられる吊り天井が損傷し、安全性が損なわれたために使用を停止している枚方市市民会館大ホールについて、補修工事を行わず閉館するため、枚方市市民会館条例中の大ホールの規定を削除する一部改正を行うもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。
改正内容につきまして、新旧対照表により御説明いたします。
議案書184ページをお開き願います。
別表1の表、市民ホール使用料から「大ホール(ロビーを含む。)」の部分を削るとともに、「大ホールロビーのみ」の部分を「大ホールのロビー」と改め、表備考5に記載の大ホールの使用に関する特許を削り、以降の番号を繰り上げるものでございます。
恐れ入りますが、議案書の183ページにお戻り願います。
附則といたしまして、本条例の施行日を公布の日からとするものでございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、議案第43号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
84
◯岡林 薫議長 ただいま議題となっています議案第40号及び議案第43号についての質疑は行いません。御了承願います。
85
◯岡林 薫議長 本2件は、総務常任委員会に付託します。
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86
◯岡林 薫議長 日程第26、議案第41号「枚方市生産緑地地区に定めることができる農地等の区域の規模に関する条例の制定について」を議題とします。
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87
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。白石都市整備部長。
88
◯白石金吾都市整備部長 ただいま上程いただきました議案第41号 枚方市生産緑地地区に定めることができる農地等の区域の規模に関する条例の制定について、提案理由を御説明いたします。
議案書の176ページをお開きください。
本議案は、生産緑地法を含めた、都市緑地法等の一部を改正する法律の内容を踏まえ、生産緑地地区に定めることができる農地等の区域の規模に関する条例を制定することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
それでは、条例案の内容につきまして、御説明いたします。
議案書の177ページをお開きください。
本条例は、生産緑地地区に定めることができる農地等の区域の規模に関する条件につきまして、生産緑地法第3条第2項の規定に基づき、生産緑地地区に定めることができる農地等の区域の規模に関する条件は300平方メートル以上の規模の区域であることとするとしております。
附則といたしまして、本条例は公布の日から施行するとしております。
以上、議案第41号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
89
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
90
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第41号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
91
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
92
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
93
◯岡林 薫議長 これから議案第41号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
94
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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95
◯岡林 薫議長 日程第27、議案第42号「枚方市附属機関条例の一部改正について」を議題とします。
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96
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。佐藤理事。
97 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 ただいま上程いただきました議案第42号 枚方市附属機関条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の178ページをお開きください。
本件につきましては、枚方市附属機関条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。
次の179ページをごらんください。
今回の条例改正でございますが、本市の附属機関として新たに入札不正行為排除・防止検証委員会を設置するとともに、枚方市駅周辺再整備基本計画アドバイザー選定審査会及びみどりのプラットホーム設置・運営事業者選定審査会を廃止するものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。
議案書180ページをお開きください。
1 市長の附属機関でございますが、左側の「新(改正後)」の欄の上段に記載しております入札不正行為排除・防止検証委員会につきましては、入札における不正行為の排除及び未然防止に係る検証及び市長が必要と認める事項について調査、審議を行うため新たに設置するものでございます。委員の定数、構成、委嘱期間につきましては、記載のとおりでございます。
次に、右側の「旧(現行)」の欄の上段に記載しております枚方市駅周辺再整備基本計画アドバイザー選定審査会及び、下段から次のページにかけて記載しておりますみどりのプラットホーム設置・運営事業者選定審査会につきましては、当該附属機関から答申を受けたことにより担任事務が完了したため、廃止するものでございます。
恐れ入ります、議案書179ページにお戻りください。
附則でございますが、本条例の施行日につきましては公布の日としております。
以上、簡単ではございますが、議案第42号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
98
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。千葉議員。
99 ◯千葉清司議員 ただいま上程されました議案第42号 枚方市附属機関条例の一部改正について、お尋ねいたします。
今回、新たに入札不正行為排除・防止検証委員会を設置し、入札における不正行為を排除、未然防止に係る検証を行うということですが、条例を制定するにも、会議体を運営するに当たっても、コストが発生します。当然、それに見合う効果が得られるものでなければならないと考えます。
そこで、本会議体を設置することによって、現状と異なり、どのような効果が期待されるのか、お尋ねいたします。
100 ◯水野裕一総務部長 本市では、5月に発生いたしました不祥事を受けまして、去る6月27日に内部検証組織である入札関係不正行為排除・未然防止検討委員会を設置し、現在、人材育成、機密情報管理、入札制度改革の3つの視点から検証を重ねているところでございます。
今回設置いたします第三者委員会には、この内部検証結果をお示ししまして、改めまして中立、公正な立場から不祥事の事実関係、背景を調査いただくとともに、客観的に内部統制、組織風土、職員倫理について分析し、さらには再発防止策を検討、提言いただきたいと考えております。
このように、内部における検証だけでなく、専門的知見を有する外部の視点からも検証を重ねた上で、その結果を真摯に受けとめ改善につなげることで、より厳格な不正行為の排除、未然防止が図れるものと考えており、改革につながる取り組みを着実に推進し、市民の信頼回復に努めてまいります。
101 ◯千葉清司議員 御答弁ありがとうございます。
それでは、意見と、私の私見を含めまして要望させていただきます。
入札や契約関係の不正行為の撲滅、再発防止は当然でありますけれども、その手法について、一言、意見、要望を添えます。
私は、長年にわたり行政事務を見てまいりましたが、昨今、特に感じますのは、この検証委員会に限ったことではありません、何か問題が起きますと、担当職員が自分たちで考えることをせずに、すぐに第三者に丸投げをする。そこで済ましてしまう。そんな風潮が定着している昨今、私は大変な危惧を覚えます。
何でもかんでも人任せ。私は、市職員は、もっと責任を持って、汗をかいて努力を積み重ね、内部でできる限り知恵を絞って解決する、その結果として、私は職員の力がつくのではないかと思っています。
また、外部委員会に係る経費について、市民のために有効に活用できるのではないかと私は思います。そのような相乗効果も得られますし、何回も繰り返しますけれども、何でもかんでも外部に任せるのではなく、自己啓発を第一義とし、さらに自己研さんし、内部で解決する努力をして力をつけていく。そのことが、最終的には市民サービスだということを私は申し上げて、意見、要望といたします。ありがとうございます。
102
◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
103
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第42号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
104
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
105
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
106
◯岡林 薫議長 これから議案第42号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
107
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
108
◯岡林 薫議長 午後1時15分まで本会議を休憩します。
(午前11時57分 休憩)
(午後1時15分 再開)
109
◯岡林 薫議長 本会議を再開します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
110
◯岡林 薫議長 日程第28、議案第44号「枚方市議会議員及び枚方市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について」を議題とします。
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111
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。水野総務部長。
112 ◯水野裕一総務部長 ただいま上程いただきました議案第44号 枚方市議会議員及び枚方市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の186ページをお開き願います。
本件につきましては、枚方市議会議員及び枚方市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
平成31年3月1日から施行されます公職選挙法の改正に伴い、有権者の知る権利を拡充する観点から、都道府県または市の議会議員の選挙におきましても、新たに、候補者が選挙運動用のためのビラを頒布することができることとなります。指定都市以外の市議会議員選挙にありましては、候補者1人につき選挙管理委員会に届け出た2種類以内のビラ4,000枚を上限とし、条例に定めるところにより、ビラの作成について無料とすることができるとされたところでございます。
今回の条例改正は、改正法の趣旨を踏まえ、当該ビラの作成に係る費用につきまして公費で負担することとし、枚方市議会議員及び枚方市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例に新たに選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条項を加え、所要の整備を行うものでございます。
なお、市長選挙における選挙運動用ビラの公費負担につきましては、これまで市長選挙単独での条例を設けておりましたが、今回の条例改正により改正後の条例に一本化されますことから、枚方市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例を廃止するものでございます。
それでは、改正内容につきまして、議案書189ページの参考資料、新旧対照表に基づき御説明を申し上げます。
まず、第1条は、枚方市議会議員及び枚方市長選挙の選挙運動におきまして、選挙運動用ビラの作成を公費負担の対象とするよう整備するものでございます。
第6条は、選挙運動用のビラの公費負担は、1枚当たり7円51銭に作成枚数を乗じて得た金額の範囲内として、その作成枚数は、それぞれ公職選挙法に規定する枚数を上限とするものでございます。
第7条は、当該ビラ作成の契約締結におきましては委員会への届け出を必要とすることとし、第8条では、公費負担の支払い手続につきまして、委員会が確認したものに限り、当該ビラの作成業者からの請求に基づき支払う旨を規定しております。
以下の条項につきましては、本条例の改正に伴います条項の繰り下げ、引用条項の整理を行うものでございます。
恐れ入りますが、議案書の187ページにお戻り願います。
下段の附則でございますが、第1項では、施行期日を平成31年3月1日と規定しますとともに、第2項では、経過措置といたしまして、改正後の条例は施行期日以降にその期日を告示される選挙に適用するものと規定しております。
なお、第3項は、本条例の改正に伴い、枚方市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例を廃止するものでございます。
以上、簡単な説明ではございますが、議案第44号の提案理由とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
113
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
114
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第44号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
115
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
116
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
117
◯岡林 薫議長 これから議案第44号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
118
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
119
◯岡林 薫議長 日程第29、議案第45号「枚方市建築基準法関係事務条例の一部改正について」を議題とします。
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120
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。白石都市整備部長。
121
◯白石金吾都市整備部長 ただいま上程いただきました議案第45号 枚方市建築基準法関係事務条例の一部改正について、提案理由を御説明いたします。
議案書の192ページをお開きください。
本議案は、枚方市建築基準法関係事務条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
今回の改正は、建築基準法の一部を改正する法律が平成30年6月27日に公布され、このうちの一部が平成30年9月25日に施行されることから、新たに生じる接道規制の適用除外に係る認定の審査などについての手数料の額を定めるものです。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表により御説明いたします。
議案書の194ページをお開きください。
まず、枚方市建築基準法関係事務条例の別表は、手数料の種別及び金額等を定めたものであります。
第6項として、新たな認定事務に関する手数料を追加し、条項ずれをした第7項では、第43条第1項ただし書きを第2項第2号に改めるものです。
次に、議案書195ページをごらんください。
第33項として、新たな許可事務に係る申請手数料を追加するものです。
なお、第6項及び第33項を追加したことから、議案書の194ページから196ページにつきまして、条項ずれの修正を行っております。
恐れ入りますが、議案書の193ページにお戻りください。
最後に、附則でございますが、本条例は、建築基準法の一部を改正する法律の附則第1条第2号に掲げる規定の施行日または本条例の公布の日のいずれか遅い日から施行するものです。
以上、議案第45号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
122
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
123
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第45号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
124
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
125
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
126
◯岡林 薫議長 これから議案第45号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
127
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
128
◯岡林 薫議長 日程第30、議案第46号「枚方市立幼稚園条例の一部改正について」を議題とします。
──────────────────────────────────────────
129
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。森澤総合教育部長。
130 ◯森澤可幸教育委員会事務局総合教育部長 ただいま上程いただきました議案第46号 枚方市立幼稚園条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書197ページをお開きください。
本件につきましては、枚方市立幼稚園条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。
今回の条例改正でございますが、市立幼稚園での3歳児保育の取り組みを平成31年度当初から実施するため及び預かり保育事業の充実のため、枚方市立幼稚園条例を一部改正するものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。
199ページをお開きください。
第3条中、「2年以内」を「3年以内(枚方市立さだ西幼稚園にあつては、2年以内)」に改め、第5条第1項中、「1回につき250円」を「1日当たり1,300円を超えない範囲内において市規則で定める額」に改め、同条第2項から第5項までを削り、第6条ただし書き及び第7条中「規則」を「市規則」に改めるものでございます。
恐れ入ります、198ページにお戻り願います。附則でございます。
1、この条例は平成31年4月1日から施行いたします。
2、この条例の施行の日前に売りさばかれた証紙に係る代金の還付については、なお従前の例によるものといたします。
以上、簡単ではございますが、議案第46号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
131
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。
132 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま提案されました議案第46号について、御質問させていただきます。
長年要望されてきた3年保育を、公立の幼稚園でもようやく実施していただけるということで、その点は大変歓迎いたしますが、次年度の入園募集を初め、将来的な問題も含めて不安な点も多々あります。そこでまず、公立幼稚園の果たすべき役割について、改めて教育委員会の御見解を伺っておきたいと思います。
また、先日の文教委員協議会と厚生委員協議会では、就学前の教育と保育のあり方に係るプラン案として、公立施設の今後のあり方についてが示されました。ここでは、小規模保育事業を実施する4園、枚方、高陵、さだ、田口山については、切れ目のない教育、保育を提供していく枚方版子ども園と位置づけています。これから市民意見募集が実施されますが、枚方版子ども園とは、公立幼稚園の3年保育と7時から19時までの幼稚園として実施する長時間の預かり保育事業の中で、できるだけの配慮を行うことで保育ニーズを持つ保護者の選択肢の一つとしていただくという理解でよろしいのか、お伺いいたします。
133 ◯森澤可幸教育委員会事務局総合教育部長 今回、公立幼稚園において3歳児保育を実施いたしますのは、平成30年度から全面実施されております幼稚園教育要領等を踏まえまして、幼児教育の充実を図るためでございます。その上で、就学前児童を取り巻く状況や保護者ニーズを踏まえまして、6園において預かり保育を、うち4園において小規模保育を実施することといたしたものでございます。こうした幼保連携の取り組みは、より多くの保護者ニーズに応えることになるものと考えております。
公立幼稚園が果たすべき役割につきましては、国が示す幼稚園教育要領を踏まえまして、枚方の幼児教育を率先して実践することで、公私協調のもと、小学校へのスムーズな接続など、保幼小の連携を推進することなどであると認識いたしております。
134 ◯広瀬ひとみ議員 幼児教育の充実を図りながら、幼保連携により保護者ニーズに応えるということでありますが、望まれるニーズというのはさまざまあって、同一の施設で応えるということは、実は大変難しく、歓迎される保護者がおられる一方で、従来の公立幼稚園の運営のあり方にも影響を与えることから、さまざまな思いや、そしてまた御不安もあろうかと思います。これまで公立幼稚園では、配慮の必要な子どももしっかりと受けとめて、そして、成長、発達を集団の中で促すという取り組みを実践されてきたかと思います。引き続き、こうした子どもも含めて、3歳児の教育、長時間の預かりをしっかりと行える十分な職員配置を行っていただきたいと思います。そこで、保育体制について、お聞きいたします。
保育園や認定こども園の3歳児保育の職員体制は、保育士1人につき子ども20人となっています。幼稚園の3歳児学級の定員は25人ですが、先生は何人配置されるのか、お伺いいたします。
長時間の預かり保育を実施した場合、保育所に入所させるよりも保育料が高くなる家庭も生じるのではないでしょうか。枚方版子ども園と言うなら、保育料を上回ることのないように取り組む必要があるかと思いますが、この点は条例には含まれておりません。どのように対応されるのか、お聞きいたします。
また、長時間預かりの際には、おやつやお昼寝も必要となります、12時間の保育となりますから。現在の預かり事業では、おやつは保護者が持参されているとお聞きしましたが、これは園として対応すべきではないでしょうか。おやつ代は、長時間の保育料の中に含まれているのか、お聞きいたします。
この間、公立幼稚園は、統廃合が進められてきました。本来は、小学校に隣接する近隣校区の幼稚園でありましたが、公立幼稚園を希望する保護者は、より広範囲の送迎が求められています。バス送迎も求められてきましたが、残念ながら今回もその導入は見送られております。せめて駐車場の確保については努力もしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。以上です。
135 ◯森澤可幸教育委員会事務局総合教育部長 いただきました御質問に、順次お答えいたします。
文部科学省が定めております幼稚園設置基準において、1学級の幼児数は35人以下を原則とするとされていることにより、これまで4・5歳児学級は35人を定員といたしてきました。3歳児学級につきましては、大阪府が私立幼稚園の設置認可等に関する審査基準を定め、3歳児は原則として25人以下であることとしていることから、これに準じ25人定員としたものでございます。
3歳児学級に配置する教員数につきましては、3歳児の保育が円滑に行えるよう、必要な職員の配置を検討してまいります。
次に、保育料についてですが、預かり保育料を含めて、保育所との均衡を考慮しながら検討しております。
次に、おやつ代ですが、保育料にはおやつ代を含んでおりません。おやつにつきましては、アレルギー対応などの課題もございますので、今後、慎重に検討してまいります。
最後に、駐車場の確保についてですが、周辺環境から駐車場の設置が困難な園もありますが、保護者の幼児送迎の利便性の向上については、引き続き取り組んでまいります。
136 ◯広瀬ひとみ議員 おやつについては慎重に検討とのことですが、保育ニーズにも対応していこうとするならば、持参はあり得ないと思います。4月に間に合うように、ぜひ御検討いただきたいと思います。
来年度の園児募集が目前のこの時期に条例改正を提案しながら、教員体制など詳細はこれからと、準備がおくれているのではないかと非常に心配になります。特に、入園募集の直前で4歳児のクラス定員を35名に変更することは、入園希望者にも大きな影響を与えます。3年保育を見送り、私立の入園募集も見送って、この公立幼稚園に入園するのだと思って、各園の幼児教育教室に参加されているお子さんもおられると伺っております。園児募集の本当に直前で、2クラス70名の募集枠が1クラス35名に減少するわけですから、35名を超える応募がこれまで続いてきた園、とりわけ不安の声が上がっているとお伺いしているところです。みんなで公立幼稚園に入園しようと取り組んでこられた御家庭の皆さん、また、待たれてきたお子さんが入園できないという事態を招くことのないように、この時期の提案となってしまったのは、やはり教育委員会の責任でもありますから、過渡期における配慮をしっかりと行っていただくようお願いしたいと思います。
また、さだ西幼稚園は、今回の条例改正では2年保育のままとし、今後は廃園を予定されております。幼児教育の無償化もあり、公立幼稚園のニーズが高まる可能性もあります。早々に廃止の判断を行うべきではないと、この点については意見として述べておきまして、質問を終わらせていただきます。
137
◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
138
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第46号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
139
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
140
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
141
◯岡林 薫議長 これから議案第46号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
142
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
143
◯岡林 薫議長 日程第31、議案第51号「枚方市学習環境整備PFI事業に係る事業変更契約締結について」を議題とします。
──────────────────────────────────────────
144
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。
145
◯宮垣純一財務部長 ただいま上程いただきました議案第51号 枚方市学習環境整備PFI事業に係る事業変更契約締結について、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の221ページをお開き願います。
本議案は、平成20年6月議会において議決をいただきました契約議案につきまして、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条の規定に基づき変更契約の議決をお願いするものでございます。
まず、変更理由につきまして、御説明申し上げます。
議案書の222ページをごらんください。
事業概要書(変更)の6.変更理由といたしまして、香陽小学校に増築する留守家庭児童会室への空調設備の設置、また、樟葉、菅原、枚方第二、山之上、中宮北、春日、西長尾、樟葉北、小倉、牧野の10小学校内の留守家庭児童会室における学習環境PFI事業実施前に設置した空調設備を更新するため、変更を行うものでございます。
221ページにお戻りください。
変更契約締結内容でございますが、1.発注者は枚方市市長 伏見 隆、2.PFI事業者は、枚方市西禁野1丁目3番35号、枚方PFI学校環境サービス株式会社代表取締役 内田茂信、5.変更内容は、契約金額を55億5,703万4,999円から55億9,383万599円に増額変更するものでございます。
その他の項目は記載のとおりでございます。
なお、議案書223ページから229ページに位置図及び維持管理費の推移を添付させていただいておりますので、御参照ください。
以上、議案第51号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
146
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
147
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第51号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
148
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
149
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
150
◯岡林 薫議長 これから議案第51号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
151
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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152
◯岡林 薫議長 日程第32、議案第52号「枚方市立メセナひらかた会館の指定管理者の指定について」を議題とします。
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153
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。石田市民安全部長。
154 ◯石田智則市民安全部長 ただいま上程いただきました議案第52号 枚方市立メセナひらかた会館の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書230ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。
メセナひらかた会館につきましては、平成18年4月から指定管理者制度を導入しておりますが、平成31年3月末日をもって期間満了となることから、平成31年4月以降の指定管理者の指定を行うものでございます。
施設の名称は、枚方市立メセナひらかた会館でございます。
指定管理者として指定する団体の名称は京阪ビルテクノサービス株式会社で、指定の期間は平成31年4月1日から平成33年3月31日までの2年間でございます。
恐れ入りますが、議案書231ページ、枚方市指定候補者選定調書をごらんください。
選定に当たりましては、平成30年7月2日に枚方市立メセナひらかた会館指定管理者選定委員会に対しまして、次期指定候補者の選定について諮問を行い、8月2日に答申をいただき、8月13日に指定候補者として選定させていただきました。
次に、選定の概要について、御説明申し上げます。
メセナひらかた会館は、(仮称)枚方市総合文化芸術センターの施設運営について(基本方針)において、同センターの別館アネックスとして位置づけ、管理、運営を一体的に行うこととされております。
同センターが平成32年度内の完成を予定していることに伴い、メセナひらかた会館の指定管理期間を平成33年3月31日までの2年間とすることから、引き続き適切な施設運営を図りつつ、限られた期間の中で別館アネックスへと円滑に引き継ぎを行うため、枚方市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条第3項第2号の規定に基づき、公募を行わず、京阪ビルテクノサービス株式会社を特定し、枚方市立メセナひらかた会館指定管理者選定委員会に諮問いたしました。
同選定委員会では、申請団体から提出された事業計画書の提案内容が本市の要求事項を満たしているかについて、これまでの管理運営事業の実績等も踏まえて総合的に判断された結果、京阪ビルテクノサービス株式会社を指定候補者として選定する旨の答申をいただいたものでございます。
なお、提案指定管理料の額は、平成31年度、平成32年度の2年間の合計で1億6,664万7,000円でございます。
その他参考資料といたしまして、議案書の232ページから234ページに事業計画に関する確認事項一覧を、235ページに指定候補者選定に至るまでの経過と同選定委員会の構成と評価内容を掲載しておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、議案第52号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
155
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。千葉議員。
156 ◯千葉清司議員 ただいま上程されました議案第52号 枚方市立メセナひらかた会館の指定管理者の指定について、お尋ねいたします。
メセナひらかた会館の指定管理について、指定管理の期間については本来5年間であるはずなのに、(仮称)枚方市総合文化芸術センターのオープンに合わせて指定管理期間を2年とするのはなぜなのか、まず、市の見解をただします。
157 ◯石田智則市民安全部長 先ほど提案理由の中でも御説明いたしましたが、メセナひらかた会館は、(仮称)枚方市総合文化芸術センターの施設運営について(基本方針)の中で、同センターの別館アネックスとして位置づけ、管理、運営を一体的に行うこととしております。そのため、同センターが平成32年度内の完成を予定していることから、開館に合わせてメセナひらかた会館の指定管理期間を平成33年3月31日までの2年間とするものでございます。
158 ◯千葉清司議員 御答弁いただきました。2回目の質問をさせていただきます。
指定管理期間を2年間としたのは、メセナひらかた会館を平成32年度内の完成を予定されている(仮称)枚方市総合文化芸術センターの別館すなわちアネックスと位置づけ、管理、運営を一体的に行うとすることから、同センターの開館に合わせて指定管理期間を設定されたとの答弁をいただきました。
では、なぜメセナひらかた会館を(仮称)枚方市総合文化芸術センターの別館アネックスと位置づけ、一体的に管理、運営を行おうとされるのか、再度、市の考えをただします。
159
◯松宮祥久産業文化部長 (仮称)枚方市総合文化芸術センターとの一体的な管理、運営につきましては、メセナひらかた会館を(仮称)枚方市総合文化芸術センターの別館として位置づけ、両施設の管理、運営を一体的に行うことで、柔軟な人員体制や諸室利用が可能となるなど、施設管理における経費面においても、スケールメリットを生かすことができることから、より効率的な運営が可能になると考えているものでございます。
160 ◯千葉清司議員 それでは、私の思いも含めて、要望を強く添えておきます。
御答弁されておりますけれども、まず歴史的にも、メセナひらかたと(仮称)枚方市総合文化芸術センターは、誰が見ても異質のものであります。なのに、別館すなわちアネックスと化すこと自体、そもそも歴史錯誤も甚だしいのではないでしょうか。
もともとメセナひらかたは、市の事業で建てたものではありません。確か、平成4年だと思いますけれども、大阪府の事業であそこの場所に建てた建物です。それを枚方市が譲り受けたのです。歴史的にはそういう経過がございます。
ましてや、まだこれからという施設の完成を前提とした指定管理期間の設定には、大変違和感を覚えます。同時に、根本的に間違いであり、こんな提案をすること自体、議員、議会を愚弄していると言っても過言ではないのではないでしょうか。
今回の指定管理期間については、まずは原則どおりメセナを5年間とし、その間に(仮称)枚方市総合文化芸術センターが完成したならば、その次のタイミングで更新時期に期間を合わせるようにすべきであると思いますし、これが常識であり、今申し上げたこういう事案を丁寧に提案するのが、私は議会制民主主義の尊重だと思います。しかし、そうではないようになっていますから、改めて、余りにも議会を無視しているということを声を大にして申し上げて、私の要望、意見を添えます。ありがとうございました。
161
◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
162
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第52号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
163
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
164
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
165
◯岡林 薫議長 これから議案第52号を起立により採決します。
本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
166
◯岡林 薫議長 起立多数です。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
167
◯岡林 薫議長 日程第33、議案第32号「平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)」を議題とします。
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168
◯岡林 薫議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。
169
◯宮垣純一財務部長 ただいま上程されました議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
それでは、議案書別冊の1ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出それぞれ25億9,472万9,000円を追加し、補正後の総額を1,421億5,691万1,000円と定めるものでございます。
次に、第2条及び第3条につきましては、それぞれ別表により御説明いたします。
5ページをごらんください。
第2条債務負担行為の補正でございますが、第2表のとおり、枚方市コールセンター業務委託など18件の補正を行い、補正後の限度額を235億9,620万6,000円と定めるものでございます。
次に、6ページをごらんください。
第3条地方債の補正でございますが、第3表のとおり、(仮称)枚方市総合文化芸術センター整備事業など22件の補正を行い、9ページにありますとおり、補正後の限度額を149億5,947万3,000円と定めるものでございます。
それでは、事項別明細書によりまして、主な補正内容について、御説明いたします。
12ページをお開き願います。
まず、歳入の補正でございます。
第10款地方交付税では、今年度の交付額の確定に伴い、12億7,698万7,000円の増額補正を行っております。
次に、第14款国庫支出金では、14ページにかけまして、生活扶助費等負担金などで149万2,000円の増額補正を行っております。
次に、14ページの第15款府支出金では、安心こども基金特別対策事業補助金などで3,529万5,000円の増額補正を行っております。
第17款寄附金では、大阪北部地震の復興等支援のための指定寄附金などで339万4,000円の増額補正を行っております。
次に、16ページをお開き願います。
第20款市債では、先ほど申し上げましたとおり、(仮称)枚方市総合文化芸術センター整備事業などで11億447万3,000円の増額補正を行っております。
次に、18ページをお開き願います。
第21款繰越金では、平成29年度決算額の確定によりまして、前年度繰越金7,374万8,000円の増額補正を行っております。
続きまして、歳出でございます。
20ページをお開き願います。
今回の補正では、人事異動等に伴う人件費の補正として、総額1億5,117万5,000円を減額しております。各款でそれぞれ補正を行っておりますが、個別の説明は勝手ながら省略させていただきます。
第2款総務費ですが、コールセンター関係経費の増額や人件費の減額などによりまして、4,798万9,000円の減額補正を行っております。
次に、36ページをお開き願います。
第3款民生費では、後期高齢者医療費における療養給付費負担金や公立保育所の産休代替保育士等経費の増額などによりまして、4億5,995万2,000円の増額補正を行っております。
次に、60ページをお開き願います。
第4款衛生費では、小児慢性特定疾病事業などの平成29年度事業費確定に伴う国庫負担金等償還金の計上や、災害廃棄物処理計画策定事業経費の増額などによりまして、3,261万5,000円の増額補正を行っております。
次に、74ページをお開き願います。
第7款土木費では、三世代家族・定住促進事業費や住宅・建築物耐震化促進事業経費の増額などによりまして、1億986万3,000円の増額補正を行っております。
次に、84ページをお開き願います。
第8款消防費では、台風21号により被災した学校園災害復旧事業費や大阪北部地震に係る被災建物修繕補助金の増額などによりまして、9億3,582万6,000円の増額補正を行っております。
次に、88ページをお開き願います。
第9款教育費では、香里ケ丘図書館建替事業経費や学校施設整備経費の債務負担行為への組みかえなどによりまして、3億7,758万8,000円の減額補正を行っております。
次に、108ページをお開きください。
第11款諸支出金では、財政調整基金への積立金によりまして、14億5,597万4,000円の増額補正を行っております。
なお、110ページ以降に給与費明細書や債務負担行為額調書等の参考資料を添付しておりますので、あわせて御参照ください。
以上、議案第32号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。
170
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。上野議員。
171 ◯上野尚子議員 ただいま上程されました議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)、議案書別冊87ページ、災害復旧経費の(4)被災建物修繕補助金(指定寄附金分含む)について、お尋ねします。
8月27日・28日に開催されました大阪北部の地震についてを案件とする全員協議会において、我が会派から案件資料に基づき被災建物修繕補助金の状況について確認をさせていただいたところですが、改めまして、大阪北部地震被災者支援対策室の受け付け件数や相談件数と、現在の状況と補正予算1億円の積算根拠について、お尋ねします。
172 ◯石田智則市民安全部長 大阪北部地震被災者支援対策室の受け付け件数等の状況につきましては、対策室の開室となった7月23日から9月20日までで、罹災証明で約1,600件、被災届出証明で約200件、総合相談窓口で約1,900件となっており、延べ件数で約3,700件を受け付けております。また、9月4日以降につきましては、総合相談窓口と電話ともに台風21号に関する相談もあり、1日当たりの受け付け件数の平均が少しではありますが増加している状況でございます。
次に、補正予算の積算根拠でございますが、現時点での申し込み件数が約600件で、1件当たりの平均補助金額が約9万円となっており、これらをもとに平成31年3月末までの補助金額を推定したものでございます。
173 ◯上野尚子議員 今回、補正予算1億円を計上されておられる被災建物修繕補助金については、大阪府北部を震源とした地震による被災建物の修繕を補助対象とされていると認識しております。確認となりますが、台風21号による被災建物の修繕は、今回のこの被災建物修繕補助金の対象とはなりませんね。
174 ◯石田智則市民安全部長 被災建物修繕補助金につきましては、枚方市被災建物修繕補助金交付要綱第4条第1項第1号に基づき、補助対象行為を大阪北部地震による被害についての修繕であることと規定しており、台風21号による建物修繕は補助金の対象とはしておりません。
175 ◯上野尚子議員 ことしは、6月の大阪北部地震以降、西日本豪雨、台風21号と自然災害が相次ぎ発生し、被害が拡大しております。特に一般家屋では、地震被害でその対応を行っている最中に、今回発生した台風21号の暴風が屋根や瓦を直撃し、さらに拡大した被害が市内全域に広がっております。市においては、相談窓口の設置やブルーシートの配布、罹災証明の発行など、この間、迅速に対応いただいているところではございますが、今回の台風被害については、地震のときのように被災建物修繕補助金のような制度も整っていないため、市民の皆様からは、住宅への支援のお声を多くいただいており、地震のときより多いのではないかとさえ感じております。
そこで、台風21号の被害に対する枚方市独自の補助金制度の早期の創設が必要だと思いますが、市としてのお考えをお尋ねします。
176 ◯石田智則市民安全部長 被災建物修繕補助制度は、大阪北部地震により損壊した屋根や壁などの外装を修繕せずに放置することによる人的被害等の二次被害の防止や、建物の安全性の確保を図ることなどを目的として創設したものでございます。
議員御指摘の、台風21号による被害を受けた建物への補助に関しましても、二次被害の防止などの観点から、できる限り早急に、同様の制度創設に向けて取り組んでまいります。
177 ◯前田富枝議員 ただいま上程されております議案第32号のうち、議案書別冊67ページ、委託料として災害廃棄物処理計画策定事業経費について、お聞きさせていただきます。
これは、昨年の12月定
例月議会で、私が、災害に備えた準備の必要性の観点で質問させていただきました。そのとき、環境部長からは平成30年度を目途に計画策定の検討を進めるという御答弁をいただきましたが、当初予算には計上されておりませんでした。今回改めて、補正予算に計上された理由と予算の内訳について、お聞きします。
178 ◯大倉伸之環境部長 災害廃棄物処理計画策定事業経費について、お答えいたします。
地震や風水害等で多量に発生する災害廃棄物につきましては、このほど改定された国の災害廃棄物対策指針に基づき、各自治体で計画策定の検討が進められている中、本市でも計画策定に向けた検討を進めております。廃棄物の発生量や仮置き場の必要面積などについては、本市の実情に合わせた精緻な検討が必要であることから、災害廃棄物処理計画の策定を支援する国のモデル事業にも応募し、その検討を進めることとしておりましたところ、本年度に入りモデル事業に選ばれましたことから、予算化しようとするものでございます。
予算の内訳につきましては、モデル事業の成果を踏まえ、計画策定に向けた手続や各種調査、資料の作成などに関する経費となっております。
179 ◯前田富枝議員 今回、モデル事業として国の支援を受けながら実効性の高い計画策定を目指すということなのですけれども、今回の地震や台風による災害では、地域の方々により、災害廃棄物の一時的な集積場として近隣の公園などが活用された事例がありました。日常生活をいち早く取り戻すためには、市の管理のもと、こうした公共の場所の活用が欠かせないのではないかなと思っています。
国のモデル事業では、災害ごみの発生量や仮置き場の必要面積など、計画の基礎となる項目について検討されるということなのですけれども、今回のように公園を災害ごみの集積場所に活用するなど、市民のニーズに即した、より現実的な計画とされるべきだと思っています。今回策定される災害廃棄物処理計画はどのような内容となるのか、お聞きします。
180 ◯大倉伸之環境部長 本市の災害廃棄物処理計画は、国の災害廃棄物対策指針などを踏まえ、大阪府の災害廃棄物処理計画や本市の地域防災計画と整合を図り、策定するものでございます。
国の指針にもありますとおり、公園やグラウンドにつきましては、地域の身近な公共の場所でもあり、仮置き場などの候補地ともされておりますことから、御指摘いただいたとおり、本市の災害廃棄物処理計画におきましても、こうした観点を踏まえたものとし、年度内の策定を目指してまいります。
181 ◯前田富枝議員 どうぞよろしくお願いいたします。
台風21号の際には、校区コミュニティ協議会を通じて災害ごみの受け入れについて周知が行われたことは非常に効果的であったと感じているのですけれども、ただ、残念ながら、電話がなかなかつながらないという声をお聞きしたのも事実なのです。
さらに言えば、災害ごみの中に多くの違う廃棄物がごちゃまぜに置かれているのを見させていただいて、改めて、市民の方に分別の周知の必要性というのを感じたところでございます。
災害ごみの早期処理については、こうした市民の方の協力も必要になってきます。分別ができていることでいち早く処理することができますし、市民の方にもメリットが生まれるのと違うかなと思っています。
広範囲にわたる災害においては、より身近な公共の場所の活用が有効であって、庁内各部署が連携してその処理に当たれるよう役割分担を定めていただくことも必要だと思っています。
災害発生時の対応は、復興・復旧時の迅速な災害廃棄物の処理に当たることによって市民生活を早期に取り戻せるよう、より実効性の高い計画としていただくよう要望しておきます。以上です。
182 ◯丹生真人議員 議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)のうち、コールセンターの拡充に係る経費について、質問いたします。
今回の補正予算では、議案書25ページにコールセンター関係経費として委託料4,006万9,000円が、また、116ページには、コールセンター業務委託として、平成31年度から平成35年度で3億2,419万円の債務負担がそれぞれ計上されております。この予算の内訳、内容はどうなっているのか、まず、お尋ねいたします。
次に、そもそもコールセンターとは、市民からの問い合わせに対し、いわゆるたらい回しをすることなくワンストップで対応することによって市民サービスの向上と各担当部署側の電話応対の負担軽減という2つを同時に実現するということが最大のメリットであったと考えております。
しかし、さきの総務委員協議会資料を見ると、現行のコールセンターでは、市民からの問い合わせに対しオペレーターが回答してワンストップで解決した、いわゆる1次回答率がわずか9%程度と、大変に厳しい状況にあります。
今回、コールセンターに係る経費を現行より倍する予算を投入して体制や機能を拡充するのであれば、コールセンター本来のメリットである1次回答率を格段に向上させなければならないと考えております。市は、この拡充によって1次回答率を何%まで高めるつもりなのか、その目標について、お答えください。
183 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 現年度分の約4,000万円につきましては、来年4月からのコールセンター運用に係る準備業務に係るイニシャルコストとして、主に、FAQシステム構築経費や電話回線設置に係る経費などでございます。
また、債務負担分の約3億2,400万円につきましては、来年度以降5年間にわたるコールセンター運営に係るランニングコストとして、主に、オペレーター等の人件費やFAQシステムの保守料、事務所に係る家賃などとなります。
次に、1次回答率につきましては、先行の他市を含め、一般的な自治体コールセンターにおける目安とされる30%を当面の目標といたしますが、より一層の市民サービスの向上の観点からも、それを超える1次回答率となるよう取り組んでまいります。
184 ◯丹生真人議員 当面の目標とされる1次回答率30%については、極力早い段階でこれを達成できるように、これは求めておきます。
総務委員協議会で示された検証結果報告を見ると、時間帯によって電話がつながりにくくなっていること、また、他市のコールセンターに比べてFAQの蓄積が極めて少ないため、電話取り次ぎ主体の運営となり、十分な対応ができていないことなどの課題があるとの記載がありました。限られた予算の中、オペレーターの人数が十分ではなくて、電話がつながりにくい時間があったことは仕方がない面もあると思います。しかし、FAQの蓄積が少ないことについては、少ないオペレーターの人数ではあっても、その中ででき得る限りの努力を本当にされてきたのか、疑問に感じるところです。
今後、コールセンターの運営状況については、5年間の委託期間の中でも都度検証して、議会にもお示しいただいた上で、体制の見直しや経費の抑制など必要な軌道修正を機敏に行っていくべきであると考えますが、市の見解をお尋ねします。
もう1点、災害時におけるコールセンターの対応についても伺います。
大阪北部地震発災後、市への電話がつながりにくくなったことから、初動の段階から災害対策本部への直通電話回線を20回線程度に増やして対応すべきであることを、先月の全員協議会で会派の山口議員から指摘していたところです。
その上で、このコールセンター自体においては、災害時等の緊急対応についてどのような拡充が図れるのか、お尋ねいたします。
あわせて、FAQについても、災害対応に特化したものを整備して、来年度の見直し後のコールセンターの運用開始当初から導入し、災害時における市民からの問い合わせにしっかりと対応できる体制を整えておくべきと考えますが、この点についても見解をお聞かせください。
185 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 コールセンターの運用につきましては、5年間の委託期間におきましても都度検証し、市民サービスの向上や経費抑制の観点も踏まえ、必要な見直し、改善を図ってまいります。
災害対応につきましては、オペレーターの増員によりつながりやすさが向上するとともに、FAQにおいても、緊急時には関連情報を優先的に更新していくなど臨機応変な対応が可能となるものと考えております。
また、災害時の受託者のBCP対応など万全の体制確保につきましても、委託の中にしっかりと盛り込むことができるよう取り組んでまいります。
議員お示しの災害時対応に特化したFAQにつきましても、この間の災害対応で問い合わせの多かった内容を精査いたしまして、4月からの導入を図ってまいります。
186 ◯丹生真人議員 総合コールセンターとしての運営状況については、今後しっかりと注視させていただきますが、適宜の報告もいただきますよう重ねてお願いを申し上げておきます。
また、FAQについては、先ほど言いました災害対応のみならず、できる限り多くのFAQを用意された上で4月の運用開始を迎えられるようにしていただきたいことも強く要望して、質問を終わります。
187 ◯妹尾正信議員 議案書別冊25ページの中段に記載されておりますコールセンター関係経費について、お伺いいたします。
今回、3年間の検証を踏まえコールセンターを拡充するとして、この補正予算を計上されています。来年度以降5年間の債務負担も合わせ、年間のコールセンター運営委託料としては、現行に比べて倍以上にはね上がっているものですが、この3年間の運営において中間的な報告もなされない中で、今回唐突に提案された印象を受けます。まず、どういう理由や目的があって、これまでと比べて倍以上の価格となっているのか、お伺いいたします。
188 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 コールセンターにつきましては、平成27年8月に枚方市コールセンター導入実施方針を策定し、契約期間の3カ年を検証期間として設定しており、今般、3カ年の検証期間を迎えることから、検証を行ったところでございます。
今回の検証により、つながりにくさや1次回答数の低さ、また放棄呼数の多さなどについての課題を確認できたことから、これらを解消するためにオペレーターの最大席数を増設する必要があること、また、1次回答率を高めるためにはFAQシステムを導入する必要があり、その経費として人件費とFAQシステムに要する費用が増額の主な要因となるものでございます。
今後におきましては、ダイヤルインの普及に努めるとともに、FAQの充実、公開により、問い合わせを行わなくても知りたいことを知ることができるような環境を充実させることで、コールセンターへの着信数を低減させ、コスト抑制につなげてまいります。
189 ◯妹尾正信議員 これまでの運用から大きな変更となることもあり、今後の運営状況についてはさらに検証し、改善していくことが不可欠と考えます。
そのためのサイクルを考えますと、本来ならば、5年間の委託ではなく3年間の委託とすべきであったのではないかと思うところですが、こうした考えから、5年間の委託期間中であっても、コールセンター運営に係る人件費等のコスト面、ダイヤルインの普及・浸透状況等について検証し、その内容について中間的な報告として示すべきと考えます。また、その内容を踏まえ事業者との協議を行うなど、コスト抑制にも努めていくべきだと考えますが、見解を伺います。
190 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 今回のコールセンターの体制強化により、つながりやすさや入電件数の低減などが期待できることから、契約期間中におきましても、入電件数や応答率などを検証し中間的な報告をさせていただくとともに、御指摘の観点も含めコスト抑制に努めてまいりたいと考えております。
191 ◯妹尾正信議員 ぜひ議会へ報告も行っていただき、事業者とも検証、協議の場をしっかり持ち、市民サービスの向上、また効率的、効果的な運営に向け取り組んでいただくよう強く要望いたします。
また、本市の着信状況等を見る限り、市民からの問い合わせに、たらい回しをせず即応するためには、まず先行する他市以上にFAQの充実を行うことが不可欠です。今回、FAQについて、コールセンターみずからが蓄積していくことを基本としているようですが、現在、約600件のFAQについて、4月からの委託を待たず、行政みずからが汗をかき、数、内容の充実を図った上で、委託業者にも提供すべきと考えます。市民サービスの維持、向上やコスト抑制の観点、また職員の意識改革の観点も踏まえ、どのようにお考えか、お聞きします。
あわせて、現在、コールセンター業務の総括は行革セクションが担っているところですが、違和感があるところでございます。今回の見直しに伴い、いわゆる本格的なコールセンターとして再スタートするわけですが、コールセンターの役割や機能を踏まえ、所管部署をどのように考えているのか、お伺いいたします。
192 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 今回のコールセンター事業者の更新に当たり、改めて、事業者へは本市からFAQを提供する予定としており、その際には、各部署へこれまでのFAQの内容の確認や追加、修正などもあわせて行い、数や内容の充実を図っていきたいと考えております。
また、本市のコールセンターの所管部署につきましては、今回のFAQシステムの導入により、市民からの問い合わせへの1次回答率が高まることで広聴機能の強化が図れることから、所管部署は市長公室を予定しております。
193 ◯野口光男議員 ただいま上程されました議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)について、私のほうからも何点か質問させていただきます。
先ほどから質問のありますコールセンターについてですけれども、先ほどからの答弁では、オペレーターの席数を増やすというような答弁もありました。席数を、これまでの席数からどのくらい増設するのか、お聞きいたします。
2点目に、51ページの小規模保育事業経費の施設整備補助金について、伺います。
先日の厚生委員協議会で、待機児童解消に向けて、公共施設2施設において小規模保育施設を開設すると報告がありました。そのための補助金が小規模保育事業経費の施設整備補助金として補正計上されています。
今回、小規模保育施設を開設する対象の一つに中央図書館山田分室跡がありますが、山田分室跡のある地域の待機児童の状況がどのようになっているのか。また、小規模保育施設ということであれば、3歳以上の児童の受け入れ先が必要となりますが、3歳以上の児童の受け入れについてどのように考えているのか。また、山田分室跡の活用については、地域からさまざまな意見があったと聞いています。小規模保育施設として活用するに当たり、地域への説明をどのように行われたのか、伺います。
また、次に、議案書87ページの災害復旧経費について、伺います。
台風21号により、枚方市内の学校施設についても大きな被害を受けていることから、学校園災害復旧事業費として4億9,200万円が計上されていますが、その内容について、伺います。
194 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 コールセンターの席数について、お答えいたします。
コールセンターのオペレーター席数につきましては、これまでの6席から10席と4席増設することで、つながりやすさが確保され、放棄呼数も低減するものと考えております。
195 ◯杉浦雅彦子ども青少年部長 小規模保育事業経費について、お答えいたします。
中央図書館山田分室跡があります中部地域の待機児童の状況でございますが、小規模保育事業の対象となります0歳児から2歳児の待機の状況は、8月1日現在、潜在的な待機児童を含めますと、0歳児が19人、1歳児が26人、2歳児が20人となっております。
小規模保育施設卒園後の3歳以上の児童の受け入れにつきましては、山田分室跡において運営を行う民間事業者の連携施設において可能な限り受け入れを行っていただくとともに、従来から入所の利用調整において加点をすることで、より入所しやすくなるよう配慮しております。
また、山田分室跡の活用につきましては、昨年12月に山田校区コミュニティ協議会に対し、待機児童対策のため小規模保育施設として活用することをお伝えするとともに、本年2月には、同協議会に、詳細について御説明いたしました。4月に同協議会から要望書が提出されたため、5月に同協議会の役員会において要望内容に対する説明を行うとともに、6月には、要望書に対する文書回答を行ったところでございます。
196 ◯森澤可幸教育委員会事務局総合教育部長 学校園災害復旧事業費の内容でございます。
まず、ア.の倒木等処理委託料につきましては、学校園の敷地内にある樹木が台風により約180本倒れましたので、その処理に係る費用でございます。
次に、イ.の空調設備修繕委託料につきましては、台風による空調室外機の破損により、1,500台を超える教室などの空調設備が使用できなくなったため、その修理に係る費用でございます。
次に、ウ.の復旧工事費につきましては、駐輪場や倉庫の屋根、フェンスの破損などの修理に係る費用でございます。
197 ◯野口光男議員 それぞれに御答弁ありがとうございました。
まず、コールセンター関係経費ですけれども、オペレーターの席数を6席から10席と増設されるとのことですが、先般いただいた報告書では、豊中市のオペレーターの席数は12席と、本市が増設する席数よりも多い状況となっています。また、本市において、放棄呼数が多いこともコールセンター導入の1年目の状況から既にわかっていたわけであり、委託契約の期間中であっても見直すべきであったのではないかと思っております。
また、災害時の対応を考えると、この席数で対応できるのかについても疑問を感じるところですが、どのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。
次に、小規模保育事業経費の施設整備補助金についてですけれども、山田分室の跡地にできる小規模保育施設について、地域から、駐車場の確保と交通安全対策についての要望があったと思いますけれども、その対策についてはどのように考えているのか、伺います。
3つ目の学校園の災害復旧についてですけれども、この台風21号の影響により、1,500台を超える空調設備が使えない状況ということです。保護者の方々からも、いつになったらエアコンが使えるのか、もうすぐやってくる冬の暖房をどうするのかと不安の声をたくさん伺っております。この台風により破損したエアコンは、いつになったら使えるようになるのか、また、冬の寒さ対策はどのように考えているのか、お伺いいたします。
198 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 コールセンターについて、お答えいたします。
今回増設する席数につきましては、最も電話がつながりにくい時間帯への対応として最大10席まで拡大することで、一定の対応が可能になるものと考えております。
また、災害時におきましては、被災の規模や被害状況により対応が異なるため、現時点で被害を想定した最大席数の設定は困難ですが、事業者とは、被災の状況、また庁内の体制などを踏まえまして、協議を行いながら、対応してまいります。
199 ◯杉浦雅彦子ども青少年部長 小規模保育事業に係る御質問にお答えいたします。
駐車場の確保につきましては、敷地内に駐車及び駐輪スペースを確保いたしますが、台数に限りがあることから、保護者には可能な限り徒歩または自転車での通所をお願いするとともに、運営を行う法人の募集におきましては、送迎時における安全対策を十分図るよう募集要項に明記するなど、必要な対策を講じてまいります。
200 ◯森澤可幸教育委員会事務局総合教育部長 枚方市内の学校園の空調設備につきましては、非常に大きな被害を受けており、現在、被害箇所や内容を特定するために調査を行っているところで、その後、順次修理等を行う予定でございます。
しかしながら、大阪府内全域、さらには関西地域全体で同様の被害を受けていることから、修理に必要な部品等の調達に時間を要する状況であり、復旧工事が完了するまでには相当の時間を要することになります。
これらのことから、全ての復旧につきましては、現時点での見込みではございますが、来年の春までに完了する予定でございます。
また、冬の暖房対策につきましては、学校と連絡調整を図り、ガスストーブなどにより対応する予定といたしております。
201 ◯野口光男議員 御答弁ありがとうございました。
コールセンターについてですけれども、幾らオペレーターの席数を増設しても、その席数が十分なものなのか、足りているのかわからない状況なわけで、特に委託となると、契約期間は、この3年間を見ても柔軟な対応ができず、市民が求める迅速な対応ができないのではないでしょうか。そういったことからも、平常時のコールセンターの迅速な対応、また、今回の災害対応を含めて柔軟に対応するためにも、委託ではなく直営による運営が最も確実であることは今回の検証で明白であったわけですので、コールセンターは直営による運営とすべきであると意見を申し上げておきます。
山田分室跡の土地活用については、地元の集会室にしてほしいという声にも応えず、また、小規模保育園化を進め、十分な駐車場の確保を望む地元の要望に対しても、用意できるのは1台か、せいぜい2台ということです。地元の合意がないまま見切り発車し、あとは小規模保育園を運営する法人にお任せするということでは、これは行政の責任放棄としか言いようがありません。しっかりとした行政責任を負うべきであります。
3点目の学校の空調設備については、できるところから修理していただけるということです。ほかは来年の春以降ということですけれども、冬の暖房対策については、くれぐれもお願いしておきます。
今回の補正では、災害対策費で9億2,906万2,000円が計上されていますが、その中には、大阪北部地震での被災建物修繕補助金1億円が増額分として計上されています。しかし、この中では、台風21号の被害は対象になっていません。
私ども会派として9月6日に市長に要望させていただいていますが、きょうの新聞報道によると、高槻市では、台風21号で被災した家屋の修繕費の一部を補助する制度を新設し、受け付けを始めたとありました。ぜひ本市でも台風被害に対する修繕補助を要望して、質問を終わります。
202 ◯大森由紀子議員 ただいま上程されました議案第32号のうち、議案書別冊103ページの香里ケ丘図書館建替事業経費にある工事請負費、そして、118ページ及び126ページに債務負担行為設定されている経費について、質問いたします。
この香里ケ丘図書館建替事業は、昨年度、プロポーザル方式によって設計事業者を決定し、その後、設計事業者からの提案や市民からの意見などを集約しながら、これまで取り組んでこられたことと思います。
それでは、今回計上された予算でどのような施設を建設されるのか、民間設計事業者ならではの工夫として、設計にはどのようなものが組み込まれているのかを含め、例を挙げてお聞かせください。
203
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 今回計上しております工事請負費により建設する新しい香里ケ丘図書館は、鉄骨づくり2階建てで、延べ床面積は約1,145平方メートル、1階の図書館スペースが約815平方メートル、2階の集会室が約330平方メートルとする予定で、閲覧スペースを従来の倍の面積に拡充する考えでございます。
設計事業者からは、図書館と公園並びにさまざまな世代をつなぐというコンセプトのもと、1階の配置計画といたしまして、子育て世代など各世代が関心を持ちやすいエリアや、公園の景色を楽しみながら落ちついた空間で閲覧できる読書スペースを設けております。また、隣接する公園や周辺地域との一体感を創出するため、図書館と公園とをつなぐブリッジや大きな外階段、歩行者と車両との分離を意識した駐車場と駐輪場の配置、曲線と直線を印象的に用いた外観などの提案があり、市としても設計において反映しております。
これまでの香里ケ丘図書館は狭隘な状況でしたが、新しい図書館ではベビーカーや車椅子での通行、利用もスムーズにするなど、さまざまな世代の利用者の利便性を高めているほか、本や雑誌、新聞などを閲覧するための机や椅子もより多く配置することで、滞在型の利用ニーズにも対応できるようにしております。
204 ◯大森由紀子議員 今の御答弁では、子育て世代を初め、さまざまな世代の方が利用しやすいような工夫をしていただけるということで、会派として要望していた滞在型の図書館がようやくできるということに、大いに期待しているところです。
それでは、次に、新しい香里ケ丘図書館が建設された後の運営について、スケジュールなども含めお聞きします。
また、設計事業者から提案のあった、ブリッジを活用した公園との一体利用を考慮した事業については具体的にどのように考えているのか。さらに、駐車場についてもあわせてお聞きします。
205
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 まず、スケジュールでございますが、工事につきましては、本年4月からの解体工事や公園ののり面工事は順調に進んでおり、平成31年1月から予定しております新築工事につきましては、平成32年3月に完成する予定でございます。
その後、備品の購入や搬入、別の場所に仮移転しておりました蔵書を配列する作業などの開館準備を行い、同年夏ごろに指定管理者制度を導入の上、再開館する予定をしております。
次に、ブリッジを活用した事業事例といたしましては、図書館と公園の双方向の行き来が容易になることから、公園で見つけた草花や昆虫などを図書館の図鑑などで調べる講座の実施でありますとか、図書館でウオーキングなどの健康講座を受けた後、公園で実技を行うなどを考えており、より魅力ある公園と図書館となるよう機能連携を図ってまいります。
駐車場につきましては、敷地を無償で借用していることを踏まえ、障害者など配慮を要する人々への駐車スペースの確保も含め、利便性向上の観点から検討してまいります。
206 ◯大森由紀子議員 図書館としては、最も古い施設として長年課題であったところに新しい図書館が建設されるということで、今、御答弁いただいたような、公園を活用したさまざまなイベントや取り組みが期待されるところではありますが、今、御答弁をいただいた以外にも、例えば、他市で行っている読書通帳なども含め、今後も、民間事業者の提案、ノウハウをさらに活用しながら、市の図書館づくりの見本となるような取り組みとしていただきたいことを要望して、質問を終わります。
207 ◯手塚隆寛議員 私のほうからも、議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)について、質問します。
特に、先ほどの大森議員と同じですが、議案書103ページ、香里ケ丘図書館建替事業経費に当たる工事請負費、そして118ページ及び126ページの債務負担行為に設定されている経費について、お尋ねします。
まず、この経費は何をするための工事請負費なのか。さらに、さきの台風21号で香里ケ丘中央公園においては大変な被害を受けましたが、本年4月から実施されている香里ケ丘図書館の工事は、今、順調に行われているのかどうか、お尋ねします。
208
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 今回計上しております工事請負費につきましては、新しい香里ケ丘図書館の建設費用として計上したものでございます。
また、これまで市民の皆様に御利用いただいておりました香里ケ丘図書館につきましては、本年4月以降、解体、撤去し、その後、図書館と隣接する公園のり面部分の整備工事を実施しており、それぞれ順調に進捗しているところでございます。
209 ◯手塚隆寛議員 先ほどの御答弁では、さきの台風の影響も余り感じられず順調に進んでいると理解はしますが、それでは、新築工事について、お尋ねしたいと思います。
香里ケ丘図書館の設計については、市民からの意見を踏まえた基本設計の概要を2月の文教委員協議会や市民説明会でお示しされたと記憶しています。その基本設計に基づいて、新築工事に向けた実施設計が今なされていると思いますが、基本設計段階から大きく変更された点などがあったのか、なかったのか、お尋ねします。
210
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 今回の実施設計におきましては、スペースの有効活用の観点から、集会室の形状を一部変更するなどの微修正はしておりますが、大きく変更となった点はございません。
211 ◯手塚隆寛議員 大きな変更はない、そういうふうに理解しますが、香里ケ丘図書館の建てかえ工事のおおよその予算が約7億数千万円であることも、この議案書の補正予算からわかります。
今後、図書館内のレイアウトについて具体化を行われると思いますが、市民の皆さんはどのような図書館になるのか、特にレイアウトも含めて使いやすいものになるのかどうか、大きな期待と、また一抹の不安も持たれています。レイアウト最終決定の前に、市民の皆さんの意見を聴取する市民説明会などを開催し、市民とともに、この香里ケ丘図書館をつくり、本当に市民に愛される図書館としていただきますように強く要望して、質問を終わります。
212 ◯千葉清司議員 時間が経過しまして大変恐縮でございます。できるだけ簡潔に質疑しますので、よろしくお願い申し上げます。
議案第32号 平成30年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第4号)。私は、文化財保護事業費について、質疑をいたします。
議案書別冊87ページに、文化財保護事業費1,145万円が計上されています。また、89ページには、その具体的な内容が記されています。文化財保護事業補助金45万円を除いた部材移設委託料と保存倉庫撤去工事費は、さだ東小学校の隣接地に保存されている山口三治郎邸の部材を移設する費用と、保存倉庫の解体撤去に要する費用とお聞きいたしました。
そこでまず、新町1丁目にありました山口三治郎邸解体保存の経緯と現状について、お尋ねいたします。
213
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 山口三治郎邸は、天明8年、1788年の建築で、年代のわかる枚方宿の町屋で最も古い建物でございまして、枚方宿の町屋の歴史的変遷を求める上で重要な建物でございます。
こうしたことから、平成元年に建物の寄附を受け、翌年解体し、柱やはりを初めとする部材をさだ東保存倉庫において保存しております。
先日の台風21号により、保存倉庫の屋根が破損し、屋根の一部が隣接の小学校の校庭に飛散いたしました。けが等の人的被害はございませんでしたが、屋根は一部、骨組みが露出しており、今後、強風が吹くと、屋根の波板などが近隣に飛散する危険性がございます。これを回避するため、今回収納している部材を伊加賀スポーツセンター倉庫棟に移動させ、現在の保存倉庫を解体撤去するものでございます。
214 ◯千葉清司議員 御答弁ありがとうございます。
今日まで、私も実際に、この山口三治郎邸の文化財といいますか、さだ東小学校に出向いて、あれは確か8年ぐらい前になると思いますけれども、堀井議員とも一緒に行きまして、現場を確認しました。それからもう既に8年強が過ぎ去っています。
その間、今は消防署が建っていますけれども、旧街道、あの消防署の並びに山口三治郎の自宅があったのです。ですから、私は、願わくば、旧街道ですから、今の消防署の土地が空きましたら、あそこに復元すべきだということで、再三にわたって申し上げましたけれども、時の市のボスは、なかなか言うことを聞いてくれませんでした。そういうことで、そのまま、まだ放置されております。
そうであるならば、三矢町の幼児療育園跡地にやっぱり復元するべきだということも、私は、この場で再三にわたって問題提起をしてまいりました。したがいまして、放置することなく早急に復元すべきだと考えますが、改めて、今日の見解をただします。
215
◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 山口三治郎邸の移築、復元につきましては、平成27年3月に策定いたしました歴史文化遺産の保存と活用のための整備構想でお示ししていますように、京街道沿いの適地に保管している部材を最大限活用して復元する方策の検討を進めてまいります。
216 ◯千葉清司議員 それでは、要望させていただきます。
今、担当部長のほうから、平成27年3月に策定した歴史文化遺産の保存と活用のための整備構想によって、京街道沿いの適地に保管している部材を最大限活用し、復元方策の検討を進めますという、今までにない、ようやく前向きの御答弁を賜りました。
今回の補正予算は、台風の被害による危険回避のためとはいうものの、多額の金額を費やすわけですから、これを無駄にしないように、復元についてしっかりと、再三再四申し上げてきましたけれども方向性を定め、着実に着手するよう、ひとえに強く、強く要望いたしまして、私の質疑を終わります。どうもありがとうございました。
217
◯岡林 薫議長 これをもって質疑を終結します。
218
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第32号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
219
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
220
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
221
◯岡林 薫議長 暫時休憩します。
(午後2時47分 休憩)
(午後2時48分 再開)
222
◯岡林 薫議長 再開します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
223
◯岡林 薫議長 これから議案第32号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
224
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
225
◯岡林 薫議長 日程第34、議案第33号「平成30年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第35、議案第34号「平成30年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第36、議案第35号「平成30年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第37、議案第36号「平成30年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号)」、日程第38、議案第37号「平成30年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第3号)」、日程第39、議案第38号「平成30年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第1号)」及び日程第40、議案第39号「平成30年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第3号)」を一括議題とします。
──────────────────────────────────────────
226
◯岡林 薫議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。
まず、議案第33号及び議案第35号について、山崎健康部長。
227 ◯山崎 宏健康部長 ただいま一括上程いただきました議案のうち、まず、議案第33号 平成30年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書96ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算それぞれに1億6,854万3,000円を追加し、補正後の総額を420億7,254万3,000円と定めるものでございます。
歳入歳出補正予算の主な内容につきましては、議案書100ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明申し上げます。
まず、歳入の第2款府支出金につきましては、人件費及びシステム改修費用の調整に伴い、特別調整交付金分について68万3,000円を減額するものでございます。
次に、第3款繰入金につきましては、職員給与等繰入金の減額及び国保システムの元号改正等に対応するための事務費等分繰入金の増額、これらを合わせまして756万4,000円を増額するものでございます。
次に、第5款繰越金につきましては、平成29年度決算の収支が確定したことを踏まえ、前年度繰越金について1億6,166万2,000円を増額し、総額5億6,166万2,000円とするものでございます。
続きまして、102ページをごらんください。
歳出の第1款総務費につきましては、人件費の調整及び国保システムの元号改正等に対応するための委託料等を合わせまして、783万4,000円を増額するものでございます。
続きまして、104ページをごらんください。
ページ下段の第4款保健事業費につきましては、人件費等の調整分といたしまして95万3,000円を減額するものでございます。
続きまして、106ページをごらんください。
第7款諸支出金につきましては、平成29年度国庫負担金等の確定に伴う償還金といたしまして、1億768万3,000円を増額するものでございます。
続きまして、第8款予備費につきましては、平成29年度決算の収支が確定したことを踏まえ、5,397万9,000円を増額し、総額5億6,411万4,000円とするものでございます。
なお、108ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願いいたします。
続きまして、議案第35号 平成30年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書129ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算それぞれに4,899万3,000円を追加し、補正後の総額を62億199万3,000円と定めるものでございます。
歳入歳出補正予算の主な内容につきましては、議案書132ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明申し上げます。
まず、歳入の第3款繰入金につきましては、後期高齢者医療システムの元号改正等に対応するための事務費等分繰入金の増額及び職員給与等繰入金の減額、これらを合わせまして582万7,000円を増額するものでございます。
次に、第5款繰越金につきましては、平成29年度決算の収支が確定したことを踏まえ、前年度繰越金について4,316万6,000円を増額し、総額2億7,516万6,000円とするものでございます。
続きまして、134ページをごらんください。
歳出の第1款総務費につきましては、人件費の調整及び後期高齢者医療電子計算システムの元号改正等に対応するための委託料等を合わせまして582万7,000円を増額し、総額1億6,271万8,000円とするものでございます。
次に、第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、平成29年度の決算の収支が確定したことを踏まえ、大阪府後期高齢者医療広域連合負担金につきまして4,316万6,000円増額し、総額60億1,127万6,000円とするものでございます。
なお、138ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願いいたします。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第33号及び議案第35号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
228
◯岡林 薫議長 次に、議案第34号について、坂田長寿社会部長。
229 ◯坂田幸子長寿社会部長 続きまして、議案第34号 平成30年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書112ページをお開き願います。
第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ3億4,712万円を追加し、予算の総額をそれぞれ322億4,712万円と定めるものでございます。
第2条債務負担行為の補正につきましては、115ページをごらんください。
第2表のとおり、介護用品支給事業委託につきまして、平成31年4月から事業を行う必要があるため、限度額を4,646万1,000円と設定するものでございます。
それでは、補正内容につきまして、事項別明細書によりまして御説明いたします。
116ページをごらんください。
まず、歳入でございますが、第6款繰入金につきまして、人事異動に伴う
人件費分、職員給与等繰入金を減額するとともに、事務費等分繰入金の増額と合わせ、一般会計繰入金を724万9,000円減額するものでございます。
第8款繰越金につきましては、平成29年度決算額の確定に伴い、前年度繰越金を3億5,436万9,000円増額するものでございます。
次に、歳出につきましては、118ページをごらんください。
第1款総務費につきましては、人事異動に伴い人件費を減額するとともに、介護保険電子計算システム経費と事務経費の増額と合わせ、724万9,000円減額するものでございます。
120ページをごらんください。
第5款諸支出金につきましては、平成29年度介護給付費及び地域支援事業費の決算額確定に伴い、国・府等への償還金を1億4,381万4,000円増額するものでございます。
第6款基金積立金につきましては、平成29年度決算額の確定に伴い、歳入の前年度繰越金のうち、償還金に充当する額を除いた残額を介護給付費準備基金に積み立てるため、2億1,055万5,000円を増額するものでございます。
なお、122ページ以降に給与費明細書及び債務負担行為調書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、議案第34号 平成30年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第2号)の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
230
◯岡林 薫議長 次に、議案第36号について、杉浦子ども青少年部長。
231 ◯杉浦雅彦子ども青少年部長 続きまして、議案第36号 平成30年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書143ページをお開き願います。
第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出それぞれ229万8,000円を追加し、補正後の総額をそれぞれ9,129万8,000円と定めるものでございます。
それでは、補正内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。
146ページをお開きください。
まず、歳入でございますが、第1款繰入金につきましては、事務費等分繰入金を81万円増額するものでございます。
第3款繰越金につきましては、前年度繰越金を148万8,000円増額するものでございます。
148ページをお開きください。
歳出でございますが、第1款母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、母子父子寡婦福祉資金貸付金の減額及び元号改正に対応するためのシステム改修委託料の増額で、897万5,000円減額するものでございます。
第2款公債費につきましては、5月補正以降に公債費及び繰出金の予算が確定したことによりまして、母子父子寡婦福祉資金貸付事業債償還金を733万3,000円増額するものでございます。
第4款繰出金につきましても、同様に394万円増額するものでございます。
なお、150ページに地方債に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、簡単な説明ではございますが、議案第36号の提案理由とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
232
◯岡林 薫議長 次に、議案第37号及び議案第39号について、木村上下水道経営部長。
233 ◯木村 聡上下水道局上下水道経営部長 続きまして、議案第37号 平成30年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第3号)及び議案第39号 平成30年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第3号)につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。
まず、議案第37号につきまして、恐れ入りますが、議案書別冊の128ページをお開き願います。
第2条収益的収入及び支出でございますが、収入で第1款水道事業収益、第1項営業収益を44万5,000円減額し、第2項営業外収益を738万9,000円増額するものでございます。
支出では、第1款水道事業費用、第1項営業費用を1,320万6,000円増額し、第2項営業外費用を1万円減額し、第3項特別損失を1,667万1,000円増額するものでございます。
次に、129ページの第3条資本的収入及び支出でございますが、収入では、第1款資本的収入、第1項企業債を2億8,000万円減額するものでございます。
支出では、第1款資本的支出、第1項建設改良費を4億19万9,000円減額し、第3項固定資産購入費を1,200万円減額するものでございます。
これにより、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額等につきましては、第3条本文に記載のとおり、予算第4条本文括弧書きを改めております。
次に、130ページの第4条継続費でございますが、津田低区配水場耐震化事業につきまして、実施設計の内容変更に伴い、期間及び年割額を変更するものでございます。
次に、第5条債務負担行為でございますが、平成31年度当初から執行する必要がある積算システム賃貸借など2件を設定するものでございます。
次に、131ページの第6条企業債でございますが、津田低区配水場耐震化事業を2億8,000万円減額するものでございます。
次に、第7条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきまして、職員給与費を1,307万7,000円増額するものでございます。
次に、第8条では、一般会計からの補助金等の実績額の確定に伴い、補助を受ける金額を1億1,597万1,000円に改めるものでございます。
それでは、主な内容につきまして、132ページからの補正予算説明書に基づき御説明いたします。
なお、人件費の補正につきましては人事異動に伴うものですが、個別の説明につきましては、まことに勝手ながら省略させていただきます。
まず、132ページの収益的収入の水道事業収益でございますが、平成28年度の実績額の確定に伴い、一般会計からの繰入金を営業収益の他会計負担金で244万5,000円減額、また、営業外収益の他会計補助金で359万8,000円、資本費繰入収益で379万1,000円それぞれ増額し、総額で694万4,000円増額するものでございます。
次に、収益的支出では、138ページの特別損失では、災害による損失などといたしまして、大阪北部地震に伴う路面復旧費や台風21号に伴う中宮浄水場などの施設修繕費など1,667万1,000円増額し、総額で2,986万7,000円増額するものでございます。
次に、140ページの資本的収入では、継続費の年割額変更に伴う事業費の減額により、企業債を2億8,000万円減額するものでございます。
次に、142ページの資本的支出では、建設改良費では、津田低区配水場耐震化事業費で継続費の年割額を変更したことにより4億円減額し、固定資産購入費では、給水車の購入時期の変更に伴い1,200万円減額し、総額で4億1,219万9,000円減額するものでございます。
なお、144ページ以降に給与費明細書等を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
続きまして、議案第39号につきまして、恐れ入りますが、議案書の155ページをお開き願います。
第2条収益的支出でございますが、第1款下水道事業費用、第1項営業費用を8,332万6,000円増額し、第3項特別損失を200万円増額するものでございます。
次に、第3条資本的収入及び支出でございますが、収入では、第1款資本的収入、第1項企業債を380万円増額し、156ページの支出では、第1款資本的支出、第1項整備事業費を3,410万4,000円増額し、第2項建設改良事業費を53万7,000円減額し、第4項固定資産購入費を387万円増額するものでございます。
これにより、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額等につきましては、第3条本文に記載のとおり、予算第4条本文括弧書きを改めております。
次に、第4条債務負担行為でございますが、平成31年度当初から執行する必要がある積算システム賃貸借など2件を設定するものでございます。
次に、第5条企業債は、災害復旧事業の起債の限度額を380万円増額するものでございます。
次に、157ページの第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を8,689万3,000円増額するものでございます。
それでは、主な内容につきまして、補正予算説明書に基づき御説明いたします。
なお、下水道事業会計につきましても、人件費の個別の説明は省略させていただきます。
162ページの資本的収入では、淀川左岸流域下水道事業の災害復旧事業分として380万円増額するものでございます。
次に、資本的支出では、164ページの整備事業費では、家屋調査委託料として3,000万円増額し、166ページの固定資産購入費では、淀川左岸流域下水道事業建設負担金として387万円増額し、総額で3,743万7,000円増額するものでございます。
なお、168ページ以降に給与費明細書等を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、議案第37号及び議案第39号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
234
◯岡林 薫議長 次に、議案第38号について、岡市市立ひらかた病院事務局長。
235 ◯岡市世紀市立ひらかた病院事務局長 続きまして、議案第38号 平成30年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の151ページをお開き願います。
第2条の債務負担行為でございますが、物品管理・洗浄滅菌等業務委託など2件につきまして、年度内に契約締結を行う必要があるものについて、それぞれ期間及び限度額を設定するものでございます。
なお、152ページ以降に債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、議案第38号 平成30年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第1号)の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
236
◯岡林 薫議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
237
◯岡林 薫議長 お諮りします。
ただいま議題となっています議案第33号から議案第39号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
238
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、本7件については、委員会の付託を省略することに決しました。
239
◯岡林 薫議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
240
◯岡林 薫議長 これから議案第33号から議案第39号までの7件を一括して採決します。
本7件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
241
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって本7件は、原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
242
◯岡林 薫議長 お諮りします。
議事の都合により、9月25日から9月28日までの4日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
243
◯岡林 薫議長 御異議なしと認めます。
よって、9月25日から9月28日までの4日間を休会とすることに決しました。
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244
◯岡林 薫議長 なお、休会中に開催されます諸会議の日程につきましては、お手元に配付しています諸会議日程表のとおりです。
諸 会 議 日 程 表
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┃会 議 名│開 議 日│ 時 間 │場 所│ 案 件 名 ┃
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┃ │ │ │ │(1) 議案第40号 枚方市総合文化芸術セ ┃
┃総 務│9月26日 │ │第 1│ ンター条例の制定につ ┃
┃常任委員会│ (水) │ 午前10時│委員会室│ いて ┃
┃ │ │ │ │(2) 議案第43号 枚方市市民会館条例の ┃
┃ │ │ │ │ 一部改正について ┃
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(注) 諸会議の招集通知は、議会期間中のため省略します。
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245
◯岡林 薫議長 委員各位におかれましては、御出席くださるよう、よろしくお願いします。
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246
◯岡林 薫議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日はこれにて散会します。
(午後3時15分 散会)
発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...