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  1. 枚方市議会 2017-12-01
    平成29年12月定例月議会(第1日) 本文


    取得元: 枚方市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-23
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2017-12-06 平成29年12月定例月議会(第1日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者の表示切り替え 全 340 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ◯福留利光議長 選択 2   ◯分林義一市議会事務局長 選択 3   ◯福留利光議長 選択 4   ◯福留利光議長 選択 5   ◯福留利光議長 選択 6   ◯伏見 隆市長 選択 7   ◯福留利光議長 選択 8   ◯福留利光議長 選択 9   ◯福留利光議長 選択 10   ◯大倉伸之環境部長 選択 11   ◯福留利光議長 選択 12   ◯広瀬ひとみ議員 選択 13   ◯大倉伸之環境部長 選択 14   ◯広瀬ひとみ議員 選択 15   ◯福留利光議長 選択 16   ◯福留利光議長 選択 17   ◯福留利光議長 選択 18   ◯福留利光議長 選択 19   ◯阪本 徹福祉部長 選択 20   ◯福留利光議長 選択 21   ◯広瀬ひとみ議員 選択 22   ◯阪本 徹福祉部長 選択 23   ◯広瀬ひとみ議員 選択 24   ◯阪本 徹福祉部長 選択 25   ◯広瀬ひとみ議員 選択 26   ◯福留利光議長 選択 27   ◯福留利光議長 選択 28   ◯福留利光議長 選択 29   ◯福留利光議長 選択 30   ◯福留利光議長 選択 31   ◯福留利光議長 選択 32   ◯福留利光議長 選択 33   ◯福留利光議長 選択 34   ◯宮垣純一財務部長 選択 35   ◯福留利光議長 選択 36   ◯福留利光議長 選択 37   ◯福留利光議長 選択 38   ◯福留利光議長 選択 39   ◯福留利光議長 選択 40   ◯福留利光議長 選択 41   ◯福留利光議長 選択 42   ◯福留利光議長 選択 43   ◯白井千香保健所長 選択 44   ◯福留利光議長 選択 45   ◯福留利光議長 選択 46   ◯福留利光議長 選択 47   ◯福留利光議長 選択 48   ◯福留利光議長 選択 49   ◯福留利光議長 選択 50   ◯福留利光議長 選択 51   ◯福留利光議長 選択 52   ◯式田康子子ども青少年部長 選択 53   ◯福留利光議長 選択 54   ◯福留利光議長 選択 55   ◯福留利光議長 選択 56   ◯福留利光議長 選択 57   ◯福留利光議長 選択 58   ◯福留利光議長 選択 59   ◯福留利光議長 選択 60   ◯福留利光議長 選択 61   ◯式田康子子ども青少年部長 選択 62   ◯福留利光議長 選択 63   ◯福留利光議長 選択 64   ◯福留利光議長 選択 65   ◯福留利光議長 選択 66   ◯福留利光議長 選択 67   ◯福留利光議長 選択 68   ◯福留利光議長 選択 69   ◯福留利光議長 選択 70   ◯松本進吾土木部長 選択 71   ◯福留利光議長 選択 72   ◯福留利光議長 選択 73   ◯福留利光議長 選択 74   ◯福留利光議長 選択 75   ◯福留利光議長 選択 76   ◯福留利光議長 選択 77   ◯福留利光議長 選択 78   ◯福留利光議長 選択 79   ◯宮垣純一財務部長 選択 80   ◯福留利光議長 選択 81   ◯福留利光議長 選択 82   ◯福留利光議長 選択 83   ◯福留利光議長 選択 84   ◯福留利光議長 選択 85   ◯福留利光議長 選択 86   ◯福留利光議長 選択 87   ◯福留利光議長 選択 88   ◯宮垣純一財務部長 選択 89   ◯福留利光議長 選択 90   ◯福留利光議長 選択 91   ◯福留利光議長 選択 92   ◯福留利光議長 選択 93   ◯福留利光議長 選択 94   ◯福留利光議長 選択 95   ◯福留利光議長 選択 96   ◯福留利光議長 選択 97   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 98   ◯福留利光議長 選択 99   ◯堤 幸子議員 選択 100   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 101   ◯堤 幸子議員 選択 102   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 103   ◯堤 幸子議員 選択 104   ◯松岡ちひろ議員 選択 105   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 106   ◯松岡ちひろ議員 選択 107   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 108   ◯松岡ちひろ議員 選択 109   ◯野口光男議員 選択 110   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 111   ◯野口光男議員 選択 112   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 113   ◯野口光男議員 選択 114   ◯手塚隆寛議員 選択 115   ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 選択 116   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 117   ◯手塚隆寛議員 選択 118   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 119   ◯手塚隆寛議員 選択 120   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 121   ◯西田政充議員 選択 122   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 123   ◯西田政充議員 選択 124   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 125   ◯西田政充議員 選択 126   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 127   ◯千葉清司議員 選択 128   ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 選択 129   ◯千葉清司議員 選択 130   ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 選択 131   ◯千葉清司議員 選択 132   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 133   ◯岩本優祐議員 選択 134   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 135   ◯岩本優祐議員 選択 136   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 137   ◯岩本優祐議員 選択 138   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 139   ◯八尾善之議員 選択 140   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 141   ◯八尾善之議員 選択 142   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 143   ◯八尾善之議員 選択 144   ◯伏見 隆市長 選択 145   ◯木村亮太議員 選択 146   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 147   ◯木村亮太議員 選択 148   ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選択 149   ◯木村亮太議員 選択 150   ◯山口 勤議員 選択 151   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 152   ◯山口 勤議員 選択 153   ◯松宮祥久産業文化部長 選択 154   ◯山口 勤議員 選択 155   ◯福留利光議長 選択 156   ◯福留利光議長 選択 157   ◯福留利光議長 選択 158   ◯福留利光議長 選択 159   ◯西田政充議員 選択 160   ◯手塚隆寛議員 選択 161   ◯松岡ちひろ議員 選択 162   ◯山口 勤議員 選択 163   ◯福留利光議長 選択 164   ◯福留利光議長 選択 165   ◯福留利光議長 選択 166   ◯福留利光議長 選択 167   ◯福留利光議長 選択 168   ◯福留利光議長 選択 169   ◯福留利光議長 選択 170   ◯林 寧長寿社会部長 選択 171   ◯福留利光議長 選択 172   ◯広瀬ひとみ議員 選択 173   ◯林 寧長寿社会部長 選択 174   ◯広瀬ひとみ議員 選択 175   ◯妹尾正信議員 選択 176   ◯林 寧長寿社会部長 選択 177   ◯妹尾正信議員 選択 178   ◯林 寧長寿社会部長 選択 179   ◯妹尾正信議員 選択 180   ◯福留利光議長 選択 181   ◯福留利光議長 選択 182   ◯福留利光議長 選択 183   ◯福留利光議長 選択 184   ◯福留利光議長 選択 185   ◯福留利光議長 選択 186   ◯福留利光議長 選択 187   ◯福留利光議長 選択 188   ◯阪本 徹福祉部長 選択 189   ◯福留利光議長 選択 190   ◯広瀬ひとみ議員 選択 191   ◯阪本 徹福祉部長 選択 192   ◯広瀬ひとみ議員 選択 193   ◯福留利光議長 選択 194   ◯福留利光議長 選択 195   ◯福留利光議長 選択 196   ◯福留利光議長 選択 197   ◯福留利光議長 選択 198   ◯福留利光議長 選択 199   ◯福留利光議長 選択 200   ◯福留利光議長 選択 201   ◯大倉伸之環境部長 選択 202   ◯福留利光議長 選択 203   ◯千葉清司議員 選択 204   ◯大倉伸之環境部長 選択 205   ◯千葉清司議員 選択 206   ◯福留利光議長 選択 207   ◯福留利光議長 選択 208   ◯福留利光議長 選択 209   ◯福留利光議長 選択 210   ◯福留利光議長 選択 211   ◯福留利光議長 選択 212   ◯福留利光議長 選択 213   ◯福留利光議長 選択 214   ◯松本進吾土木部長 選択 215   ◯福留利光議長 選択 216   ◯大橋智洋議員 選択 217   ◯松本進吾土木部長 選択 218   ◯大橋智洋議員 選択 219   ◯松本進吾土木部長 選択 220   ◯大橋智洋議員 選択 221   ◯松本進吾土木部長 選択 222   ◯大地正広議員 選択 223   ◯松本進吾土木部長 選択 224   ◯大地正広議員 選択 225   ◯松本進吾土木部長 選択 226   ◯大地正広議員 選択 227   ◯野口光男議員 選択 228   ◯松本進吾土木部長 選択 229   ◯野口光男議員 選択 230   ◯松本進吾土木部長 選択 231   ◯野口光男議員 選択 232   ◯林 寧長寿社会部長 選択 233   ◯手塚隆寛議員 選択 234   ◯松本進吾土木部長 選択 235   ◯手塚隆寛議員 選択 236   ◯岡沢龍一議員 選択 237   ◯松本進吾土木部長 選択 238   ◯岡沢龍一議員 選択 239   ◯千葉清司議員 選択 240   ◯松本進吾土木部長 選択 241   ◯千葉清司議員 選択 242   ◯松本進吾土木部長 選択 243   ◯千葉清司議員 選択 244   ◯林 寧長寿社会部長 選択 245   ◯八尾善之議員 選択 246   ◯林 寧長寿社会部長 選択 247   ◯八尾善之議員 選択 248   ◯山下寿士副市長 選択 249   ◯小山 隆副市長 選択 250   ◯八尾善之議員 選択 251   ◯伏見 隆市長 選択 252   ◯八尾善之議員 選択 253   ◯福留利光議長 選択 254   ◯伏見 隆市長 選択 255   ◯西田政充議員 選択 256   ◯伏見 隆市長 選択 257   ◯西田政充議員 選択 258   ◯伏見 隆市長 選択 259   ◯西田政充議員 選択 260   ◯伏見 隆市長 選択 261   ◯堀井 勝議員 選択 262   ◯小山 隆副市長 選択 263   ◯山下寿士副市長 選択 264   ◯堀井 勝議員 選択 265   ◯伏見 隆市長 選択 266   ◯堀井 勝議員 選択 267   ◯伏見 隆市長 選択 268   ◯福留利光議長 選択 269   ◯福留利光議長 選択 270   ◯福留利光議長 選択 271   ◯福留利光議長 選択 272   ◯野口光男議員 選択 273   ◯手塚隆寛議員 選択 274   ◯八尾善之議員 選択 275   ◯岡沢龍一議員 選択 276   ◯千葉清司議員 選択 277   ◯福留利光議長 選択 278   ◯福留利光議長 選択 279   ◯福留利光議長 選択 280   ◯福留利光議長 選択 281   ◯福留利光議長 選択 282   ◯松本進吾土木部長 選択 283   ◯福留利光議長 選択 284   ◯福留利光議長 選択 285   ◯福留利光議長 選択 286   ◯福留利光議長 選択 287   ◯福留利光議長 選択 288   ◯福留利光議長 選択 289   ◯福留利光議長 選択 290   ◯福留利光議長 選択 291   ◯福留利光議長 選択 292   ◯福留利光議長 選択 293   ◯宮垣純一財務部長 選択 294   ◯福留利光議長 選択 295   ◯堤 幸子議員 選択 296   ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 選択 297   ◯松本進吾土木部長 選択 298   ◯堤 幸子議員 選択 299   ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 選択 300   ◯堤 幸子議員 選択 301   ◯堀井 勝議員 選択 302   ◯二見康夫市駅周辺等活性化推進部長 選択 303   ◯堀井 勝議員 選択 304   ◯二見康夫市駅周辺等活性化推進部長 選択 305   ◯堀井 勝議員 選択 306   ◯伏見 隆市長 選択 307   ◯福留利光議長 選択 308   ◯福留利光議長 選択 309   ◯福留利光議長 選択 310   ◯福留利光議長 選択 311   ◯西田政充議員 選択 312   ◯堤 幸子議員 選択 313   ◯福留利光議長 選択 314   ◯福留利光議長 選択 315   ◯福留利光議長 選択 316   ◯福留利光議長 選択 317   ◯福留利光議長 選択 318   ◯白井重喜健康部長 選択 319   ◯福留利光議長 選択 320   ◯宮垣純一財務部長 選択 321   ◯福留利光議長 選択 322   ◯林 寧長寿社会部長 選択 323   ◯福留利光議長 選択 324   ◯式田康子子ども青少年部長 選択 325   ◯福留利光議長 選択 326   ◯木村 聡上下水道局上下水道経営部長 選択 327   ◯福留利光議長 選択 328   ◯西村良成市立ひらかた病院事務局長 選択 329   ◯福留利光議長 選択 330   ◯福留利光議長 選択 331   ◯福留利光議長 選択 332   ◯福留利光議長 選択 333   ◯福留利光議長 選択 334   ◯福留利光議長 選択 335   ◯福留利光議長 選択 336   ◯福留利光議長 選択 337   ◯福留利光議長 選択 338   ◯福留利光議長 選択 339   ◯福留利光議長 選択 340   ◯福留利光議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ◯福留利光議長 開議に先立ち、事務局長から議員の出席状況を報告します。分林事務局長。 2 ◯分林義一市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、32名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (午前10時 開議) 3 ◯福留利光議長 ただいま報告しましたとおり、出席議員は定足数に達していますので、これから平成29年12月定例月議会を開きます。  なお、本定例月議会の議会期間は、本日から12月20日までの15日間とします。 4 ◯福留利光議長 ただいまから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯福留利光議長 冒頭、市長から挨拶したい旨の申し出がありますので、これをお受けします。伏見市長。 6 ◯伏見 隆市長 おはようございます。平成29年12月定例月議会の冒頭に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  さて、11月8日に開催いたしました市制施行70周年記念式典は、市議会の皆様を初めとした多くの皆様の御出席のもと、PR大使の皆様などにも花を添えていただき、無事に開催することができました。多様な分野において御活躍されています市民の皆様や関係団体の皆様に対して表彰させていただきました際には、枚方市政がこのように多くの皆様の熱意によって支えられているのだと、改めて深い感銘を受けたところでございます。今後も、市議会の皆様を初めとした多くの市民の皆様と手を携えながら、枚方市のさらなる発展へと邁進してまいる決意でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、平成29年12月定例月議会でございますが、提出案件といたしまして、報告案件では、損害賠償額に係る専決の報告を予定しております。また、議案としまして、補正予算案を初め、条例の一部改正、工事請負契約の締結、指定管理者の指定、人事案件などを提出させていただく予定でございますので、よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。  以上、簡単ではございますが、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 7 ◯福留利光議長 次に、本定例月議会の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、広瀬ひとみ議員、松岡ちひろ議員の2名を指名します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 8 ◯福留利光議長 日程第1、報告第22号「専決事項の報告について」を議題とします。 ──────────────────────────────────────────
    9 ◯福留利光議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。大倉環境部長。 10 ◯大倉伸之環境部長 それでは、ただいま上程いただきました報告第22号 専決第10号、専決第11号及び専決第12号の3件の損害賠償の額を定めることについて、順次報告を申し上げます。  本件は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、同条第2項の規定に基づき議会に報告させていただくものでございます。  それでは、まず、専決第10号につきまして、報告いたします。  恐れ入りますが、議案書の2ページをお開き願います。  本件は、平成29年3月22日午前10時30分ごろ、粗大ごみ収集のため本市環境部減量業務室職員寺内 信が公用車を運転し、出口1丁目9番5号のマンション敷地内において方向転換のため左にハンドルを切り前進した際、右後部が団体管理の駐車場建屋に接触し、外壁が損傷した事故でございます。この事故は、ハンドルを切ると曲がる方向とは反対側の車両後部が膨らむという車両特性に関する認識が不十分だったことが原因です。  損害賠償につきましては、平成29年11月2日に示談が調いましたので、外壁の修理費として9万1,800円を賠償したものでございます。  3ページに現場見取図及び現場付近図を、別紙参考資料2ページに示談書を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。  続きまして、専決第11号につきまして、報告いたします。  恐れ入りますが、議案書の4ページをお開き願います。  本件は、平成29年5月24日午前9時48分ごろ、本市環境部減量業務室職員佃 清が磯島南町15番1号のマンション敷地内において、粗大ごみを収集するため粗大ごみ置き場の蛇腹式扉をあける際、扉の金属製ポールが地面に固定されていることに気づかず無理にあけたため、ポールの取りつけ部分に負荷がかかり、扉が損傷した事故でございます。この事故は、収集現場において扉などの設置物の取り扱いの際、確認が不十分だったことが原因です。  損害賠償につきましては、平成29年11月8日に示談が調いましたので、蛇腹式扉の修理費として19万4,400円を賠償したものでございます。  5ページに事故現場略図及び現場付近略図を、別紙参考資料3ページに示談書を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。  続きまして、専決第12号につきまして、報告いたします。  恐れ入りますが、議案書の6ページをお開き願います。  本件は、平成29年7月18日午前9時20分ごろ、一般ごみ収集のため、本市環境部減量業務室職員近藤武志が公用車を運転し、南中振2丁目9番地先において三差路を右折した際、右側後輪が法人管理の集合住宅の階段ブロックに接触し、ブロックのタイルが破損した事故でございます。この事故は、右折の際、進行方向左側に停車する工事車両との接触に注意することに捉われ過ぎ、右後方の安全確認が不十分だったことが原因です。  損害賠償につきましては、平成29年11月14日に示談が調いましたので、集合住宅の階段ブロックの修理代金として5万6,000円を賠償したものでございます。  7ページに現場見取図及び現場付近図を、別紙参考資料4ページに示談書を添付いたしておりますので、あわせて御参照ください。  今回の3件の事故につきましては、個々の事故事案ごとに、運転手及び作業員に対し厳重に注意を行いました。また、各事案についての原因の検証をもとに、事故防止に係る指導及び研修を実施いたしますとともに、全職員に事故防止についての周知徹底を図ってまいりました。  このたび御迷惑をおかけいたしました関係者の方々に深くおわびを申し上げます。今後も引き続き、車両事故及び作業事故の再発防止に努めてまいります。  以上、報告第22号 専決第10号、専決第11号及び専決第12号の報告とさせていただきます。 11 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。 12 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま御報告いただきました専決案件についてでありますが、環境部のほうから3件の報告がありました。今、御説明をお聞きしていても、もう少し注意されていればと感じるような残念な中身となっております。  毎回のように、こうした損害賠償の案件が報告されているわけですが、ごみの収集業務においては、民間への委託もなされていると思います。委託については事故報告がされていないのでわからない状況なのですが、平成28年度においての直営と委託の事故の発生件数及び発生率について、お伺いいたします。 13 ◯大倉伸之環境部長 平成28年度の直営と委託の事故の発生件数及び発生率について、お答えいたします。  ごみ収集業務は、直営・委託全体で77台の車両を用い収集しておりますが、直営車両は43台走行しており、事故発生件数が4件、発生率が約9%でございます。委託車両につきましては34台で、事故発生件数が6件、発生率が約18%となっております。  直営車両と委託車両とで収集するごみの種別や業務内容が異なり、一概に比較はできないものの、車両1台当たりの事故発生率につきましては、直営のほうが委託よりも少ない結果となっております。 14 ◯広瀬ひとみ議員 直営と委託の比較においては、直営は委託の事故発生率の半分だということでありました。しかし、3月、5月、7月と。3月に事故が起きたときには注意をすると注意喚起を行ったにもかかわらず、また5月。注意喚起を行ってまた7月ということで、残念ながら繰り返されているわけです  今回、専決第12号の事故内容報告でも、工事車両のほうに注意を払っていたという話でありましたけれども。作業要員2名の方が車をおりて見ていたとお聞きしておりますが、それにもかかわらず事故が発生しているという状況です。これまでもバック誘導のミスなどで事故が起きていることが多いのではないかと感じておりますが、直営のごみの収集業務では3名が乗車されていることから、安全確認は作業員2名の方で誘導しているということです。2名おられるということで、逆にその責任の所在が曖昧になってしまうのではないかとも感じます。作業員2名の誘導方法の役割をしっかりと決めるなど、責任の明確化を行うことでもう少し事故率を下げることができるのではないかと思いますので、より一層の注意を払って対応していただきたいとお願いしておきたいと思います。以上です。 15 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 16 ◯福留利光議長 以上をもって、報告第22号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 17 ◯福留利光議長 日程第2、議案第61号「枚方市附属機関条例の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 18 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。阪本福祉部長。 19 ◯阪本 徹福祉部長 ただいま上程いただきました議案第61号 枚方市附属機関条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の134ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市附属機関条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正でございますが、本市の附属機関として、新たに枚方市立くすの木園民営化法人選定審査会を設置するものでございます。  それでは、改正内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  議案書136ページをお開き願います。  1 市長の附属機関でございますが、左側の、新(改正後)の欄の中段に記載しております枚方市立くすの木園民営化法人選定審査会につきまして、民間による運営への移行を決定したくすの木園を運営する法人の選定に関する審査を行うため、新たに新設するものでございます。委員の定数、構成、委嘱期間につきましては、記載のとおりでございます。  恐れ入りますが、135ページにお戻りください。  附則でございますが、本条例の施行日につきましては平成30年4月1日としております。  以上、簡単ではございますが、議案第61号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 20 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。 21 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま提案されました議案第61号 枚方市附属機関条例の一部改正について、お伺いさせていただきます。  本議案は、くすの木園の民営化のために選定審査会を設置するというものです。民営化については、施設の老朽化や、民間の生活介護事業者も増えつつある中で公設の事業所としての課題があること、また、隣接する市立すぎの木園の移転により施設建てかえも可能となってきたことから、今後のあり方について検討を行ってきたのだということが5月の厚生委員協議会で説明されました。  保護者説明会を経て、今回民営化のための選定審査会を立ち上げるとのことで改めてお聞きいたしますが、公設の事業所が果たす役割は全て民間に置きかえられるものなのか。また、施設の建てかえが可能となったことも民営化を進めるきっかけとなったということでありますが、この点、今後どのように進めていく考えなのか。現在用地のみの無償譲渡を考えておられるのか、お伺いいたします。 22 ◯阪本 徹福祉部長 枚方市立くすの木園では、主に重度の知的障害者の支援を行っております。くすの木園ができた当初は他に同様の施設がありませんでしたが、現在では、多くの民間法人の障害者施設で、適切に重度の知的障害者への支援をされております。民営化に向けて、今後、安定的に支援のできる運営法人を選定することで、利用者が不安なく継続して通所できるものと考えております。  また、施設の建てかえにつきましては、民営化後に国の補助金を活用して行っていただくことを想定しており、土地については、隣接する枚方市立すぎの木園跡地を無償貸与する方向で検討してまいります。 23 ◯広瀬ひとみ議員 民間に委ねられるものは民間にと進められてきましたが、公が責任を持つことで、運営の現状や、それから障害者の皆さんの状況、御家族の状況、こういったものを把握し、また、法人施設への支援も含めて、障害者福祉の増進へと取り組むことができてきたのではないかと思っております。また、この施設は、重度の皆さんが多く利用されている施設でもありました。長年にわたり施設を運営されてきた法人からの変更は、利用者や御家族に大きな不安を与えるものではないかと思います。  民営化による利用者のメリット、デメリットをどう考えておられるのか、利用者と家族の理解は得られているのか、お伺いいたします。 24 ◯阪本 徹福祉部長 メリットとしましては、民営化により、国の補助金を活用した施設整備が可能となること、新たな法人による安定的な運営を行うことができること、新たなサービス展開の可能性もあることなどが考えられております。  運営法人がかわることで支援する職員もかわることになりますが、できるだけ、今勤務している職員が継続して支援できるよう運営法人の募集要項の中で検討していくとともに、丁寧な引き継ぎを行うことで利用者や保護者が不安のないようにしていきたいと考えております。  また、保護者への説明会もこの間行ってきたところであり、一定御理解いただいていると認識しております。今後も引き続き、丁寧な説明を行ってまいります。 25 ◯広瀬ひとみ議員 老朽化した施設の建てかえを負担した場合に、民間であれば国庫補助がつくということでありますが、法人の負担は当然あるわけで、これを全て民間に求めて、自治体負担が軽減できたから、ああよかったというのは果たしてどうなのかと思います。また、御家族の方からは、私たちは見捨てられたのだという、こんな言葉もお聞きしております。民営化するにしても、求められてきたショートステイの充実など市民サービスの充実、障害者の皆さんのサービスの充実につながるプランを市として明確に示すことも、現段階では残念ながらできておりません。  不安解消の努力もするとのことでしたが、市の責任を放棄し、皆さんに不安を与える民営化には私たちは反対です。障害者福祉計画の策定も、今、同時に進められているところでありますが、より一層、障害者やその御家族のニーズに応えた支援策の充実を求めておきたいと思います。以上です。 26 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 27 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第61号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 28 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 29 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 30 ◯福留利光議長 これから議案第61号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 31 ◯福留利光議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 32 ◯福留利光議長 日程第3、議案第62号「枚方市営住宅条例の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 33 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 34 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程いただきました議案第62号 枚方市営住宅条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の137ページをお開き願います。  今回の改正は、平成29年7月26日に公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則の一部を改正する政令等が施行されたことに伴い、引用条項の整備等を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、参考資料の新旧対照表により御説明申し上げます。  139ページをお開き願います。  条例の第30条、第31条及び第37条中の公営住宅法施行令及び公営住宅法施行規則の引用条項につきまして、同施行令及び同規則の改正内容にあわせ、条項の整理を行うものでございます。  恐れ入りますが、138ページにお戻り願います。  附則でございますが、ただいま御説明させていただきました改正内容につきましては、条例の公布の日から施行するものでございます。  以上、議案第62号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 35 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 36 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第62号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 38 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 39 ◯福留利光議長 これから議案第62号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 40 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 41 ◯福留利光議長 日程第4、議案第63号「枚方市保健所事務手数料条例の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 42 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。白井保健所長。 43 ◯白井千香保健所長 ただいま上程いただきました議案第63号 枚方市保健所事務手数料条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。
     恐れ入りますが、議案書の140ページをお開き願います。  今回の改正ですが、ふぐ販売営業の許可申請について徴収する本市の手数料につきましては、大阪府ふぐ販売営業等の規制に関する条例に基づき大阪府と同額と定めておりますが、平成29年11月に大阪府ふぐ販売営業等の規制に関する条例が改正されたことに伴い、本市の手数料を定める本条例の一部を改正するもので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものです。  それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  議案書の142ページをお開き願います。  本条例の附則の第2項に、経過措置としまして、ふぐ販売営業の許可を受け眼球等除去営業をすることができる者が、本条例の施行日から平成31年3月31日までにふぐ処理業の許可を申請する場合には、1件につき6,600円の手数料の徴収を適用しない旨を追記するものです。また、条例の名称が変更することに伴い、別表第19につきまして所要の変更を行うものです。  恐れ入りますが、141ページにお戻り願います。  附則といたしまして、本改正条例の施行日を、大阪府ふぐ販売営業等の規制に関する条例の施行日に合わせまして、平成30年4月1日とするものでございます。  以上、甚だ簡単な説明でございますが、議案第63号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 44 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 45 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第63号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 47 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 48 ◯福留利光議長 これから議案第63号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 49 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 50 ◯福留利光議長 日程第5、議案第64号「枚方市児童発達支援センター使用料条例の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 51 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。式田子ども青少年部長。 52 ◯式田康子子ども青少年部長 ただいま上程いただきました議案第64号 枚方市児童発達支援センター使用料条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の143ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市児童発達支援センター使用料条例の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正は、児童福祉法が改正されたことに伴う所要の整備を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、145ページの新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  改正内容としましては、条例の第2条におきまして、児童福祉法の改正に伴い、使用料の引用条項の整備を行うものでございます。  恐れ入りますが、議案書144ページをごらんください。  附則といたしまして、本条例の施行日を平成30年4月1日からとするものでございます。  以上、議案第64号の提案理由とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 53 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 54 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第64号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 55 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 56 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 57 ◯福留利光議長 これから議案第64号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 58 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 59 ◯福留利光議長 日程第6、議案第65号「枚方市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 60 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。式田子ども青少年部長。 61 ◯式田康子子ども青少年部長 ただいま上程いただきました議案第65号 枚方市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の146ページをお開き願います。  本件につきましては、枚方市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正することにつきまして、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回の条例改正は、国家戦略特別区域法が改正されたことに伴い、所要の整備を行うものでございます。  それでは、改正内容につきまして、148ページからの新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  国家戦略特別区域法の改正に伴い、次の4条例について、法の第12条の4第3項を引用していたものを、改正後の法第12条の5第3項を引用するものに改めるものでございます。  改める箇所でございますが、枚方市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の第28条第2号、枚方市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の第11条第3項第1号、149ページに移りまして、枚方市幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の第20条第3項、150ページにまいりまして、枚方市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の第24条第2項でございます。  恐れ入りますが、議案書147ページにお戻り願います。  附則といたしまして、本条例の施行日を公布の日からとするものでございます。  以上、議案第65号の提案理由説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 62 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 63 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第65号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 64 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 65 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 66 ◯福留利光議長 これから議案第65号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 67 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 68 ◯福留利光議長 日程第7、議案第66号「枚方市都市公園条例の一部改正について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 69 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松本土木部長。 70 ◯松本進吾土木部長 ただいま上程いただきました議案第66号 枚方市都市公園条例の一部改正について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の151ページをお開き願います。  本件の提案理由としましては、1点目に、都市公園である東部公園の野球場に夜間照明設備を導入することに伴い、施設使用料等を定めること。また、2点目は、都市公園法施行令の一部改正に伴い、公園に設ける運動施設の敷地面積の上限を定めること。以上2点について枚方市都市公園条例の一部を改正することを、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  改正の趣旨でございますが、1点目は、総合公園として開設しております東部公園の有料施設である野球場、ひらかた東部スタジアムの夜間照明設備について、平成30年4月1日から供用の開始を予定しております。このため、有料施設を使用するための利用料金に、夜間照明設備の使用料及び使用時間等について定めるものでございます。  2点目は、これまで都市公園法施行令においては、一の都市公園内に設ける運動施設の敷地面積の総計は当該都市公園の敷地面積の100分の50を超えてはならないものとされていましたが、既設の運動施設のバリアフリー化や国際基準に対応するための改修などを行う際には、その敷地面積が増加することがあるため、社会状況等の変化に対応した改修等が、全国的に困難となる事例が生じてまいりました。このため、平成29年6月15日に都市公園法施行令の一部改正が行われ、地域の実情に応じた運動施設整備を可能とするために、条例において運動施設率を国の基準を参酌して基準化することの見直しが行われました。このことから、公園に設ける運動施設の敷地面積の上限を定めるものでございます。  それでは、条例改正の内容につきまして、議案書154ページの参考資料、新旧対照表に基づき御説明申し上げます。  まず、第2条の3は公園施設の設置基準について規定していることから、第3項に都市公園法施行令第8条第1項の規定に基づき、国の基準を参酌して、1の都市公園内に設ける運動施設の敷地面積の総計の当該公園の敷地面積に対する割合は100分の50として定めるものでございます。  次に、別表第1の東部公園の附属設備に「夜間照明設備」を加え、別表第5の有料施設を使用する場合の使用料として、「1 施設使用料」に東部公園の1時間当たりの使用料を追加し、「2 附属設備使用料」に東部公園の夜間照明設備の1時間当たりの金額を追加しております。  恐れ入りますが、153ページにお戻り願います。  附則でございますが、本改正条例は、平成30年1月1日から施行いたします。ただし、第2条の3に1項を加える改正規定は、公布の日から施行するものでございます。また、改正後の第10条第2項の規定にかかわらず、平成30年1月4日から同年3月31日までの日は、野球場の夜間照明設備の供用日としないとするものでございます。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしく御審議の上、御可決いただきますようよろしくお願い申し上げます。 71 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 72 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第66号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 73 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 74 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 75 ◯福留利光議長 これから議案第66号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 77 ◯福留利光議長 日程第8、議案第67号「(仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(建築工事)請負契約締結について」、日程第9、議案第68号「(仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(機械設備工事)請負契約締結について」及び日程10、議案第69号「(仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(電気設備工事)請負契約締結について」を一括議題とします。
    ────────────────────────────────────────── 78 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 79 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程いただきました3件の議案につきまして、順次御説明申し上げます。  これらの議案は、それぞれ契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  工事の概要でございますが、児童発達支援センターに位置づけられている幼児療育園及びすぎの木園の両施設は、建設後40年以上が経過し、老朽化が進行しております。また、平成24年4月に児童福祉法が改正され、療育支援の充実や地域支援の拠点としての機能強化が求められております。これらのことから、効果的な保育や療育が実施できるよう、新たな施設を整備するため、旧第四学校給食共同調理場跡地を活用し、(仮称)枚方市立児童発達支援センターの建設工事、また建設工事に伴う機械設備工事及び電気設備工事を実施するものでございます。  それでは、議案書に基づきまして、契約締結内容を御説明申し上げます。  議案書の156ページをお開きください。  まず、議案第67号 (仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(建築工事)請負契約締結についての内容でございますが、発注者は枚方市市長 伏見 隆、受注者は枚方市長尾家具町2丁目16番53号201、株式会社昌栄工務店代表取締役 赤松昌一朗でございます。  契約金額は9億2,772万円で、工期は本契約締結日から平成31年2月15日まででございます。  また、契約保証金、契約条項その他は記載のとおりでございます。  入札状況でございますが、本案件は制限付き一般競争入札(公募型)で実施し、平成29年11月9日に開札を行いました。その結果、157ページの執行調書にありますように5者の入札参加申請があり、落札候補者となりました株式会社昌栄工務店に対して、開札後、提出書類による審査を行った上、同社を落札者として内定したものでございます。  なお、議案書158ページから162ページには本工事に係る設計委託の執行調書、工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照ください。  続きまして、163ページをお開きください。  議案第68号 (仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(機械設備工事)請負契約締結についての内容でございますが、発注者は枚方市市長 伏見 隆、受注者は枚方市長尾家具町3丁目6番地の5、共栄設備工業株式会社代表取締役 漆原重政でございます。  契約金額は2億8,296万円で、工期は本契約締結日から平成31年2月15日まででございます。  また、契約保証金、契約条項その他は記載のとおりでございます。  入札状況でございますが、本案件は制限付き一般競争入札(工事希望型)で実施し、平成29年10月12日に開札を行いましたが、入札不調となったため再発注を行い、11月9日に開札を行いました。その結果、164ページの執行調書にありますように、3者の入札参加申請があり、落札候補者となりました共栄設備工業株式会社に対して、開札後、提出書類による審査を行った上、同社を落札者として内定したものでございます。  なお、議案書165ページから169ページには、本工事に係る設計委託の執行調書、工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、170ページをお開きください。  議案第69号 (仮称)枚方市立児童発達支援センター建設工事(電気設備工事)請負契約締結についての内容でございますが、発注者は枚方市市長 伏見 隆、受注者は枚方市長尾家具町4丁目23番地の19、株式会社橘電気工事代表取締役 橘 喜久夫でございます。  契約金額は1億5,541万2,000円で、工期は本契約締結日から平成31年2月15日まででございます。  また、契約保証金、契約条項その他は記載のとおりでございます。  入札状況でございますが、本案件は制限付き一般競争入札(工事希望型)で実施し、平成29年10月12日に開札を行いました。その結果、171ページの執行調書にありますように、2者の入札参加申請があり、落札候補者となりました橘電気工事に対して、開札後、提出書類による審査を行った上、同社を落札者として内定したものでございます。  なお、議案書172ページから176ページには本工事に係る設計委託の執行調書、工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照ください。  以上、議案第67号から議案第69号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 80 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 81 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第67号から議案第69号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本3件については、委員会の付託を省略することに決しました。 83 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 84 ◯福留利光議長 これから議案第67号から議案第69号までの3件を一括して採決します。  本3件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 85 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本3件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 86 ◯福留利光議長 日程第11、議案第70号「淀川衛生工場改造工事(土木建築工事)請負変更契約締結について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 87 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 88 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程いただきました議案第70号 淀川衛生工場改造工事(土木建築工事)請負変更契約締結について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の177ページをお開き願います。  本議案は、平成29年3月定例月議会において議決いただきました契約議案につきまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき変更契約の議決をお願いするものでございます。  変更理由でございますが、現在実施しております改造工事におきまして、防食、防水の施工を行うに当たり、搬入路及び貯留槽の内壁面付着物を除去したところ、施設の一部については劣化の進行が見られず、壁面の防食補修が不要となったため、補修費が減額となったものでございます。  それでは、議案書に基づきまして、変更契約締結内容を御説明申し上げます。  発注者は枚方市市長 伏見 隆、受注者は大阪市東住吉区住道矢田6丁目16番9号、株式会社協榮リノベイション代表取締役 澤田浩一でございます。  変更内容は、契約金額を1億8,005万7,600円から1億7,125万3,440円に減額変更するものでございます。  なお、議案書178ページから179ページにかけまして、工事概要書及び工事場所位置図を添付させていただいておりますので、御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、議案第70号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 89 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 90 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第70号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 91 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 92 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 93 ◯福留利光議長 これから議案第70号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 95 ◯福留利光議長 日程第12、議案第71号「枚方市立さだ生涯学習市民センター・さだ図書館及び枚方市立牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の指定管理者の指定について」、日程第13、議案第72号「枚方市立御殿山生涯学習美術センター・御殿山図書館及び枚方市立菅原生涯学習市民センター・菅原図書館の指定管理者の指定について」及び日程第14、議案第73号「枚方市立楠葉生涯学習市民センター・楠葉図書館及び枚方市立津田生涯学習市民センター・津田図書館の指定管理者の指定について」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 96 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松宮産業文化部長。 97 ◯松宮祥久産業文化部長 ただいま一括上程いただきました議案第71号から議案第73号までにつきましては、生涯学習市民センター・図書館複合6施設をさだ・牧野、御殿山・菅原、楠葉・津田の2施設ごと3分割で公募したことから、それぞれの指定管理者の指定を行うものでございます。  それでは、議案書180ページをお開き願います。  議案第71号 枚方市立さだ生涯学習市民センター・さだ図書館及び枚方市立牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、枚方市立さだ生涯学習市民センター・さだ図書館及び枚方市立牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の指定管理者の指定につき、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  1.施設の名称、枚方市立さだ生涯学習市民センター・さだ図書館、枚方市立牧野生涯学習市民センター・牧野図書館。  2.団体の名称、さだ・まきの文化創造プロジェクト、(代表団体)株式会社小学館集英社プロダクション。  3.指定の期間、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  さだ・まきの文化創造プロジェクトを選定するに至った概要につきまして、参考資料に基づき御説明いたします。  議案書の181ページをごらんください。  枚方市指定候補者選定調書を掲載しております。  さだ生涯学習市民センター・さだ図書館及び牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の指定候補者選定に当たりましては、公募により指定候補者の募集を行い、1団体から応募がございました。当該申請を枚方市立さだ・牧野生涯学習市民センター・図書館指定管理者選定委員会に諮り、御審議いただいたものでございます。  議案書182ページをごらんください。  評価結果を掲載しております。  選定委員会における指定候補者の選定方法につきましては、申請団体から提出された管理運営に係る事業計画書の内容について、5人の委員それぞれが本市が募集要項で定めた要求事項の項目ごとに5段階120点満点で採点したものを合計し、内容審査における重要度を数値化した配点ウエートを乗じて得られた得点を集計いたしました事業計画に関する内容審査得点合計(A)及び本申請時における最も低い指定管理料の提案額、1位の額をもととして、申請団体の指定管理料の提案額を指定管理料の額表中の指定管理料の得点(B)欄に記載した計算式により、400点を満点としてそれぞれ得点化した指定管理料の額、得点(B)を合算する総合評価方式で行われたものでございます。  その結果、さだ・まきの文化創造プロジェクトを指定候補者とする答申をいただきましたので、指定候補者として選定したものでございます。  なお、その他参考資料といたしまして、183ページ以降に事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過等を掲載しておりますので、御参照ください。  続きまして、議案第72号 枚方市立御殿山生涯学習美術センター・御殿山図書館及び枚方市立菅原生涯学習市民センター・菅原図書館の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書187ページをごらんください。  本件につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  1.施設の名称、枚方市立御殿山生涯学習美術センター・御殿山図書館、枚方市立菅原生涯学習市民センター・菅原図書館。  2.団体の名称、枚方まなびつながりプロジェクト、(代表団体)大阪ガスビジネスクリエイト株式会社。  3.指定の期間、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  枚方まなびつながりプロジェクトを選定するに至った概要について、参考資料に基づき御説明いたします。  議案書188ページをごらんください。  枚方市指定候補者選定調書を掲載しております。  御殿山生涯学習美術センター・御殿山図書館及び菅原生涯学習市民センター・菅原図書館の指定候補者選定に当たりましては、公募により指定候補者の募集を行い、3団体から応募がございました。当該申請を枚方市立御殿山・菅原生涯学習市民センター・図書館指定管理者選定委員会に諮り、御審議いただいたものでございます。  議案書189ページをごらんください。  評価結果を掲載しております。  評価は、事業計画に関する内容審査が600点満点、指定管理料の額が400点満点の、合計1,000点満点で行われたものでございます。  その結果、枚方まなびつながりプロジェクトを指定候補者とする答申をいただきましたので、指定候補者として選定したものでございます。  なお、その他参考資料といたしまして、191ページ以降に事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過等を掲載しておりますので、御参照ください。  続きまして、議案第73号 枚方市立楠葉生涯学習市民センター・楠葉図書館及び枚方市立津田生涯学習市民センター・津田図書館の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の195ページをごらんください。  本件につきましても、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
     1.施設の名称、枚方市立楠葉生涯学習市民センター・楠葉図書館、枚方市立津田生涯学習市民センター・津田図書館。  2.団体の名称、枚方まなびつながりプロジェクト、(代表団体)大阪ガスビジネスクリエイト株式会社。  3.指定の期間、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  枚方まなびつながりプロジェクトを選定するに至った概要につきまして、参考資料に基づき御説明いたします。  議案書196ページをごらんください。  枚方市指定候補者選定調書を掲載しております。  楠葉生涯学習市民センター・楠葉図書館及び津田生涯学習市民センター・津田図書館の指定候補者選定に当たりましては、公募により指定候補者の募集を行い、3団体から応募がございました。当該申請を枚方市立楠葉・津田生涯学習市民センター・図書館指定管理者選定委員会に諮り、御審議いただいたものでございます。  議案書197ページをごらんください。  評価結果を掲載しております。  評価は、事業計画に関する内容審査が600点満点、指定管理料の額が400点満点の、合計1,000点満点で行われたものでございます。  その結果、枚方まなびつながりプロジェクトを指定候補者とする答申をいただきましたので、指定候補者として選定するものでございます。  なお、その他参考資料といたしまして、199ページ以降に事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過等を掲載しておりますので御参照ください。  以上、議案第71号から議案第73号までの提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 98 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。堤議員。 99 ◯堤 幸子議員 ただいま御提案のありました議案第71号から議案第73号までについて、質問させていただきます。  この3件の議案は、枚方市内の生涯学習市民センター、図書館の複合館6館の指定管理者の指定についてですけれども、図書館について、2点質問をさせていただきます。  1点目に、さだ・牧野図書館への指定管理者制度の先行導入で、実際に引き継ぎはされていても、指定管理者からの問い合わせの対応で中央図書館職員の仕事量が増え大変だったと前回も指摘させていただきましたが、今回さらに4館が新たな事業者になることで、より仕事量が増えると思いますが、その点はどうお考えでしょうか。  2点目に、指定候補者の事業提案内容について、お伺いいたします。  御殿山図書館と菅原図書館についての事業提案で、子どもたちの不読率ゼロに向けてこれまでのノウハウを十分に発揮した事業を実施するとあります。事業として子ども向け読書推進事業を挙げられていますが、そもそも図書館に来る子どもたちは本を借りに来るか読みに来るわけですから、不読率をゼロにするというのなら、本を読まない、図書館には来館しない子どもたちへの働きかけが必要だと思います。具体的にどういったことが提案され、どういった点が評価されているのか、お伺いいたします。 100 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 指定管理者制度導入に伴います中央図書館の仕事量に関しましては、選書・発注業務等につきまして、一部、これまでの分館の仕事を中央図書館で担っていくものがございますが、一方で、分館に職員を配置しないことから人事管理に関して、また施設管理に関する業務などでは大きく軽減されることとなります。  来館しない子どもたちへの読書の働きかけにつきましては、図書館未利用者への呼びかけのための調査を実施することや、親子同士の交流など幼いお子様連れの住民が利用しやすい空間づくり、またブックトーク、親子・保護者セミナーなどの提案が評価されております。 101 ◯堤 幸子議員 どうもありがとうございました。  さだ・牧野図書館に先行導入され、この間、司書の方からは、中央図書館には指定管理者からの問い合わせも多く仕事量が増えたと伺っています。4館が新たな事業者となり、さらに多忙になるのではと危惧されます。現場の状況をしっかりと把握するべきだと思います。  また、不読率ゼロに向けた提案の内容ですけれども、現在の図書館でも十分できることなのではないかと思います。子どもの不読率をゼロにする取り組みは、やはり学校などとの連携も不可欠だと思いますので、図書館は直営だからこそ、そういったことができるのではないかと意見させていただきます。  続いて、2回目の質問をさせていただきます。  滞在型図書館の実現についての御提案では、落ちついて静かな空間を提供する「静」のニーズと集いの場としての「動」のニーズ双方に応えるとされております。また、楠葉・津田図書館の施設運営の改善提案についても、音楽の活用として無音のスペースとBGM放送エリアを区別するとされています。私も図書館に行っておりますけれども、どちらも図書館施設のスペースや配置などの点でとても実現できないのではないかと感じますが、選定委員の方は、選考に当たって、こうした図書館6館を実際に見て判断していただいているのでしょうか。お伺いします。 102 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 選定委員会委員は、それぞれ、さまざまな機会を捉えて各施設を視察しており、施設の状況等について把握しておられると考えております。 103 ◯堤 幸子議員 委員さんは施設をそれぞれ見に行っておられるのでわかっていると思いますということですけれども、やはりこの間、事業者の方からのこうしたさまざまな提案を受けて、実現できるのかどうかも含めて選定委員さんには評価をしていただくわけですから、担当部署としては、選定委員の方に、丁寧に、6館の図書館の施設や実際の利用状況など現場を御案内して、きちんと御説明などをする必要があったのではないかと考えます。今回、選定事業者の方からさまざまな事業提案がありましたけれども、市のほうできちっと説明されていないということであれば、指定管理事業者の独自性が発揮していただけるのかどうかが疑問です。  こうした事業は、提案があった事業の内容は利用率の向上を目指したものだと思いますけれども、この間、先行導入されていたさだ・牧野図書館では、こうした事業者の独自性が発揮できたようにはまだ感じられません。図書館の本が少ないとか古いという御意見が、市民の方から大変多く届いています。幾ら民間事業者の提案がよくても、利用率向上につながるとは、こういった状態では思えません。管理を指定管理者に委ねる前に、枚方市として図書費を増やし、中央図書館だけでなくて分館にも新しい本を置き、しっかり図書館を充実させていくということがまず必要だと意見して、質問を終わります。以上です。 104 ◯松岡ちひろ議員 それでは、私のほうからも、議案第71号から議案第73号までについて、質問をさせていただきます。  1つ目は、生涯学習市民センターでの事業の問題です。  これまで牧野・さだ生涯学習市民センターでは自主事業が実施されてきましたが、生涯学習市民センターの役割はカルチャーセンターの役割とどんなところが違うのか、御説明ください。  2つ目は、制度そのものの問題です。  現在は事務概要に、生涯学習市民センターで実施された事業全てが示されております。また、運営経費については、各館ごとで示されています。指定管理者となっても、これまでと同じように市民の税金で運営され事業が行われているわけですから、生涯学習市民センターの事業内容や経費について適切に執行されているのか、私たち議員の立場でしっかりとチェックしていく必要があると思います。  しかし、試行実施されたさだ・牧野の施設では、事業や経費の中身がこれまでと同じようには示されておりません。全ての事業内容や経費執行状況を示していただくことがなぜできないのか、お尋ねいたします。 105 ◯松宮祥久産業文化部長 順次お答えいたします。  1点目の事業の問題につきましては、再編後の生涯学習市民センターは、茶華道団体や若手音楽家団体、また商店会の夏祭りなどの地域行事の打ち合わせなど利用対象者の拡大を図り、生涯学習活動であれば誰もが使用できることといたしました。指定管理者制度導入により、より魅力的な事業を展開するとともに、市民の学びを支える拠点施設として、市民の多様化、高度化する学習意欲に応えてまいりたいと考えております。  2点目の制度の問題につきましては、指定管理者に対し、生涯学習市民センターの設置趣旨などを踏まえ、生涯学習のきっかけづくりやセンターの認知度の向上、活性化につながるような自主事業の実施を求めております。自主事業の事務概要への掲載につきましては、指定管理者の自主財源などによる事業実施もあることから、さまざまな要素を含めた検討が必要と考えております。  経費執行状況につきましては、指定管理者制度では定められた指定管理料の中で民間ノウハウを生かした柔軟な予算執行を行えることが利点であり、市として修繕料に関する上限設定は行っておりますが、その他の費目は柔軟な予算執行を認めております。 106 ◯松岡ちひろ議員 まずは、生涯学習市民センターの役割の問題ですが、地域行事の打ち合わせなど公民館のときも利用できておりました。今、カルチャーセンターも多彩な学びを提供されています。公民館から引き継ぐ生涯学習市民センターとの最も大きな違いは、生涯学習市民センター条例第3条第4項・第5項に示された社会教育事業の用に供すること、それを達成するために必要な事業を実施することとなっているのかということです。生涯学習市民センターは集客目的だけで事業をするわけではないということは、忘れてはなりません。  そこで、2つ目に聞かせていただいた制度の問題ですが、指定事業者となっても公民館時代から受け継いだ生涯学習市民センターとしての役割を果たせているのか、また、適切に予算執行が行われているのかを、議会としてもチェックが必要です。結局、今のままでは、一旦指定管理者に任せてしまえばお任せになってしまうということではないでしょうか。議員団で行った市民アンケートでも、税金の無駄遣いはやめてほしいと多くの方から御意見を寄せていただいております。議会のチェックができない指定管理者制度は、やはりやめるべきではないでしょうか。  さて、今回の指定事業者応募には、牧野・さだ生涯学習市民センターで試行事業者として運営されていた事業者は参加されませんでした。試行導入時には市としても事業者を評価され、また、利用者との共同の関係もつくってこられ、実績がある事業者なのになぜ応募されなかったのか、お尋ねいたします。 107 ◯松宮祥久産業文化部長 現在の指定管理者のうち生涯学習部門の事業者が応募しなかった理由でございますが、当該法人の経営上の判断によるものと考えております。 108 ◯松岡ちひろ議員 経営上の判断を事業者がされたということですが、まさしく、指定管理者制度の問題点です。仮に事業者が長期運営を望んだとしても、指定期間が設けられているわけですから、長期展望を持つ計画は現実問題として行えないということです。さらに、図書館の役割の一つとして継続した資料収集なども求められており、制度と役割には大きな矛盾があります。図書館に一旦指定管理者制度の導入を行ったがふさわしくないと直営に戻した自治体があるということを、しっかりと参考にするべきだと申し上げて、質問を終わります。 109 ◯野口光男議員 私のほうからも何点か質問させていただきたいと思いますけれども、まず1点目、選定委員の問題です。  会議録を見せていただきましたが、現状5人ですが、利用者代表が含まれていません。会議の内容を見ても、その部分が欠落しているように思います。図書館の利用者、生涯学習市民センターの活動委員会の代表などを入れるべきではなかったでしょうか。  次に、コンプライアンスの問題です。  この試行期間の事業者がセクハラ発言や窓口対応で問題を起こし、事業者としてはちゃんと対応したという報告を受けていますが、市の責任をどのように考えているのでしょうか。  3点目に、会議録によると、選定委員会の会長から、京阪ビルテクノさんが労基から是正の指摘を受けているが、それについて、何がいけなくてどういうふうに改善したか、体制としてどういうふうに変えたのか教えていただけますかとの質問に対し、同社が「会社全体といたしましては今現在、親会社である京阪ホールディングスからも労働基準の見直し、働き方の見直しというところでいろんな活動を取組んでおりますので、改善には向かっていると感じております。」と答えています。質問した会長からは、わかりましたというやりとりがありますが、改善されたのかどうか、これではわかりません。  この間、図書館、生涯学習市民センターの指定管理者制度は、不安定雇用、また官製ワーキングプアを生むことにつながっていると指摘してきましたが、ますます不安になるところです。市としてどのように考えているのか、伺います。 110 ◯松宮祥久産業文化部長 順次お答えいたします。  1点目の選定委員の問題につきましては、枚方市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例第15条第4項に基づき、学識経験者として弁護士、税理士、当該施設の管理運営について専門的知識を有する者として生涯学習推進審議会の会長、美術施設運営委員協議会の会長、そして社会教育委員の5名を選定委員会委員として委嘱したものでございます。  2点目のコンプライアンスの問題につきましては、今回のような事案が発生した場合、まずは市民サービスに支障を来すことのないように迅速な対応を行うことが必要であると考えております。本市といたしましては、本件は法令違反ではなく、指定管理者が雇用する社員による不適切行為であり、雇用主である当該法人が迅速、厳正に対処したものと考えております。また、モニタリング等の機会を通じて、指定管理者に対し、同様の事象が二度と発生しないよう再発防止に向けた対策を厳しく求めております。  3点目の労基からの是正の指摘につきましては、当該法人から労働基準監督署に対し是正報告書が提出されております。  指定管理者制度導入に伴う不安定雇用、官製ワーキングプアにつきましては、指定管理者に対し、施設の年間を通じた事業計画等を勘案した柔軟な職員配置に努めることを求めております。具体的な職員配置につきましては、募集要項、仕様書等で業務全体を総合的に監督し、市との連絡調整を行う総括責任者や生涯学習業務リーダー、図書館業務リーダーの配置を求めるとともに、イベント実施時等を含む業務の繁忙に応じた勤務体制になるよう、また、労働関係法令を遵守した勤務体制となるよう募集要項等で定めております。 111 ◯野口光男議員 選定委員については、今、答弁もありましたが、今回の事業提案の中ではさまざまな積極的な提案がされている中で、実際に利用する市民の代表が入っていないということは問題だと思います。やはりこのような選定委員の中に市民代表を入れるべきではないでしょうか。  コンプライアンスの問題ですが、全体の奉仕者としての公務員ではなく、民間人が行った発言として議会にもこの件は報告されていません。どのようなことを発言したのか、今の時点でも教えてもらえないことをとってみても、市民に対して、行政として、また議会として責任が果たせないことを示しています。仕様書の中で情報公開を徹底すべきであります。  労働基準監督官からの指摘、是正勧告が改善に向かっていると明確な回答ではなく、改善に向かっていると感じているだけで、全くうやむやのままで選定が進んでいることは、問題ではないでしょうか。是正報告書というのは、いつの時点で労基署に提出され、いつ選定委員に報告されたのか、伺います。  官製ワーキングプアについて法令遵守を募集要項で定めているということですが、これは当たり前の話であります。図書館では枚方市の図書館アルバイト賃金は945円ですが、他市の民間事業者では、図書館司書の資格を持っていても最低賃金で募集しているところもあります。そもそも、この間の質問でも明らかなように、正社員は図書館も生涯学習市民センターも各2名というのは、余りにも少な過ぎます。結局、この人件費を削減して、直営と比較して年間75万円のコスト削減と受託事業者の利益を上げているという仕組みになっているわけです。  市民サービスの保障と官製ワーキングプアを生まないためにも、今の人員、例えば、楠葉図書館では現在正職員5名、非常勤職員が3名、土日アルバイト4名で運営しています。これと同じレベルにすべきです。正社員2名は余りにも少な過ぎます。是正すべきではないのか、見解を伺います。 112 ◯松宮祥久産業文化部長 情報公開につきましては、公平性、公正性を担保することから積極的に取り組むことが必要であると認識しており、指定管理者選定に係る資料についても同様の姿勢で公開しています。  労働基準監督官からの指摘に対する是正報告書は、平成27年10月以降、平成29年8月まで5件提出されております。選定委員に対しては、第2回選定委員会提出資料としてお示ししております。  また、正社員につきましては、指定管理者が構築する業務実施体制により完結すること、雇用形態を問わず、基本仕様書などの定めに従い、適切に業務を実施することを求めております。 113 ◯野口光男議員 指定管理者になってから、生涯学習市民センターで何が起こっているのかわからなくなっています。特にコンプライアンスに関することは、情報公開を徹底すべきです。指定管理者制度では、他市では報告されているのに枚方市では報告されていないことが余りにも多過ぎます。  労働基準監督官の指摘に対し2年間で5件、ことしの8月まで是正報告が続いているとのことでした。完結しているのかどうかもわかりません。何のための必要書類だったのか、不思議でなりません。総務省から指定管理者制度の運用についてという通知文で、指定管理者が労働法令を遵守することは当然であり、指定管理者の選定に当たっても、労働法令の遵守や雇用・労働条件への適切な配慮がなされるよう留意することとしています。  正社員の配置に関しての答弁は、全く答弁になっていません。不安定雇用を助長する職員体制ではなく、この間指摘しているような、正職員がいない時間帯も多く発生していることから見ても、必要な正社員を確保する募集要項にすべきだと意見を申し上げて、質問を終わります。 114 ◯手塚隆寛議員 今回の指定管理者の公募には、さだ・牧野は1者、御殿山・菅原、また楠葉・津田はそれぞれ3者、延べ7者が応募しました。選定のための価格評価は1,000点満点のうち400点と全体の4割を占めていますが、価格評価の最高は400点、最低は392.98点、大きな差は出ていません。この実態を踏まえると、価格評価に1,000点満点中400点のウエートを与えるのは大き過ぎるのではないか。また、今回の選定委員は、どの公の施設の選定委員会でも、5名中、専門家は3名。もっと専門家を増やして、事業内容についての評価点を増やしていくべきだと考えますが、見解を伺います。  また、指定管理に応募した業者は、さだ・牧野は1者で、他の4館は3者でした。先ほども言いましたけれども、競争性の確保の観点から3分割で公募をしたということですが、さだ・牧野では1者ですから、競争性が確保されているとは言えないと思います。  総合評価のうち、先ほども言いましたが、価格点は400点。最低価格の業者が400点満点でありますから、1者の場合は自動的に400点を持つことになります。価格の評価点については、調査基準価格などをもとに評価をつけるべきであると考えますが、見解を伺います。  続いて、総合評価点を見ますと、さだ・牧野の業者の評価点は789.76点、御殿山・菅原の最高得点業者は879.94点、楠葉・津田の最高得点業者は848.26点。さだ・牧野の業者は他の指定候補者よりも点数がかなり低いと思いますが、本当にこの業者に管理運営を任すことができるのか、市の判断をお伺いします。 115 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 1点目の指定管理者選定における内容点と価格点等について、お答えいたします。  指定管理者選定における内容点と価格点につきましては、価格に偏重することのないよう、また、契約制度の総合評価方式における比率も勘案しながら、6対4を基本とするものとしております。なお、本年3月に策定しました枚方市指定管理者制度に関する基本指針におきましても、この比率を基本としつつ、各施設の設置目的や管理運営内容など、その特性に応じて柔軟に設定し、指定管理者選定委員会で決定するものとしております。  また、指定管理者選定委員会の委員構成につきましては、選定において必要となる法的、財務的な視点と各施設に応じた専門的視点、それぞれの観点から活発な議論をいただくものとしており、こうした5名体制によりバランスのとれた審議結果が得られているものと考えております。 116 ◯松宮祥久産業文化部長 指定管理料の得点につきましては、選定委員会において、最も低い指定管理料の額を提案した団体を400点、その他の団体は得点化計算式によって得られた得点をその事業者の得点とし、内容審査点を加えた総合評価点が最も高い事業者を指定候補者として選定することが決定されたものでございます。  次に、選定につきましては、選定委員会で共同事業体を構成するそれぞれの企業の管理運営実績や事業提案等の内容が厳正に審査され、選定基準等の要求項目ごとに評価が行われた結果、指定管理業務を適切に行うことができると評価されたものでございます。本市といたしましては、選定委員会からの答申を受け、枚方市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、当該団体を指定候補者として選定したものでございます。 117 ◯手塚隆寛議員 先ほどの、価格点の配分とか選定委員の数の基準というような具体的な根拠が、私は、今の御答弁ではわからないのですが、その件については、今後、別の機会にまた議論したいと思います。  さて、6館に指定管理者が入るわけですが、2つの業者、別々の業者が入った。だから、6館の中でいうと2グループが入ったということになりますね。そのことによって、先ほどもありましたが、生涯学習市民センターや図書館の横の連絡、これも今までよりさらに重要になってくるだろう、さらに、指定管理者同士の連携、そして市と教育委員会との連携もさらに必要になってくる、このように思いますが、御見解をお伺いします。 118 ◯松宮祥久産業文化部長 指定管理者同士の連携につきましては、現在、市直営施設と指定管理施設における連携を図るため、毎月、各施設長を集めて所長会議を開催し、日常業務に関する共有化や必要な情報の相互提供などを行っており、指定管理者間の連携についても所長会議を通じて実施してまいります。市、教育委員会間の連携につきましては、今後も市長部局、教育委員会共同で定期モニタリングを実施するなど対応してまいります。 119 ◯手塚隆寛議員 本当にそれで横の連携やスムーズな運営等ができるのか心配ですし、また、職員間の連携等がどうなっていくのか、大変心配なところもあると思います。  さて、先ほどの中でもありましたが、さだ・牧野においては図書館の運営業者は継続しましたが、生涯学習市民センターの業者は継続せずに新たな業者となってきたわけです。ですから、このさだ・牧野においても、引き継ぎを含めて事業の継続性が大変重要になってきますが、本当にそういうことができるのか、市としての見解をお伺いします。 120 ◯松宮祥久産業文化部長 事業の継続性の観点から、基本仕様書で指定管理者に対し次期指定管理者への円滑な引き継ぎを求めるとともに、引き継ぎ期間に実施する各種事業への参画を求めています。今後も引き続き、市民サービスに支障が生じることのないよう、市として対応してまいります。 121 ◯西田政充議員 私からの質問はさきの議員の質問の内容と一部重なるところはございますけれども、私なりに確認したいこともございますので、あらかじめ御容赦いただきたいと思います。  まず、現状確認のための質問といたしまして、平成28年度から指定管理者制度が先行導入されているさだと牧野の2複合施設における現在の総合窓口の運営状況と評価をお聞かせください。  また、本年6月の文教常任委員会の中で、指定管理者制度導入前と比較して、平成28年度の図書館の利用者数は約10%の増加、貸し出し冊数は約5%の増加であったとの御答弁をいただいておりますが、現時点での図書館の利用者数と貸し出し冊数の状況をお聞かせいただきたいと思います。  次に、指定管理者制度導入に向けた指定管理者の公募の手続に関する質問ですが、さだと牧野の2複合施設の公募に対する申請団体は、さだ・まきの文化創造プロジェクトのみでありました。申請団体が1団体ということは競争原理が全く働いていないということになりますが、このことに対する考え方をお聞きいたします。  次に、指定候補者に関する質問ですが、さだ・牧野2複合施設の指定候補者となっているさだ・まきの文化創造プロジェクトと、御殿山・菅原2複合施設及び楠葉・津田2複合施設の指定候補者となっている枚方まなびつながりプロジェクトとは、それぞれどのような組織構成からなる団体なのか、お伺いいたします。  最後に、今回のさだ・牧野2複合施設の公募に対して、平成28年度と平成29年度に指定管理者となっているJTB・TRC・日本管財共同事業体からの申請はなかったわけですが、この点に関する御見解をお聞かせいただきたいと思います。 122 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 さだ・牧野施設で運営しております総合窓口は、利用者アンケートの結果で87%の方から満足、おおむね満足との回答をいただいております。今年度も利用が定着し、支障なく運営しております。  次に、図書館の利用者数及び貸し出し冊数につきましては、直営で運営しておりました平成27年度との比較で平成28年度は増加していますが、平成29年度はほぼ横ばいの状況となっております。その他の直営の分館につきましては、いずれも減少傾向となっております。  このたびの指定管理者制度の導入に当たりましては、競争性確保の観点からも多くの事業者に応募していただくために分割公募といたしました。また、これに加え、指定管理者の応募サイトや市ホームページ等への掲示など、さまざまな手法を活用した取り組みを行っております。さだ・牧野施設の現地説明会には5者の事業者に御参加いただいておりますが、応募については各事業者の判断によるものと考えております。  次に、さだ・まきの文化創造プロジェクトの組織構成でございますが、株式会社小学館集英社プロダクションを代表団体として、株式会社図書館流通センター、株式会社長谷工コミュニティの3団体で構成された事業者で、枚方まなびつながりプロジェクトの組織構成につきましては、大阪ガスビジネスクリエイト株式会社を代表団体とし、株式会社リブネット、京阪ビルテクノサービス株式会社の3団体で構成された事業者でございます。  次に、現在、さだ・牧野施設を運営しております事業体の構成団体から申請がなかった点につきましては、団体それぞれの御判断によるものと考えております。 123 ◯西田政充議員 ただいまの御答弁で、さだ・牧野2複合施設における現在の総合窓口は利用者から一定の満足感が得られているということでしたが、それでは、来年度からの指定管理者制度導入が決まった場合、総合窓口の設置はそれぞれの6複合施設でどのようになるのか、お伺いいたします。  次に、さだ・牧野2複合施設の公募に対する申請団体が1団体のみであったことに対しては、先ほどの御答弁で、いろいろ頑張ったけれども結果として事業者の判断によるものだから仕方がないというようなお考えのように私は捉えました。競争原理が働いていない中で指定候補者が決まったことは、大変問題であると申し述べておきます。  次に、それぞれの指定候補者の組織構成についてですが、先ほどの御答弁で、それぞれ全く違う組織構成の共同事業体であるということがわかりました。  ここで苦言を呈したいのですけれども、本定例月議会のこの議案書には、この指定候補者の代表団体名は記載されているのですけれども、組織構成までは記載されておりません。今後、議案書には、しっかりと記録を残すという観点からも、指定候補者が共同事業体の場合、組織構成も明確に記載していただくように、これは要望させていただきたいと思います。  次に、指定候補者からの提案内容についての質問ですが、各複合施設の指定候補者からは、図書館運営についてどのような改善提案や事業提案が出されているのか、お伺いいたします。  また、それぞれの指定候補者から提案のあった指定管理料の額はどれぐらいのコストメリットが見込めるのか、その具体的な金額をお伺いし、2回目の質問を終わります。 124 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 まず、総合窓口につきましては、全複合6施設のうち、定着しておりますさだ・牧野施設について継続して運営していくものでございます。  次に、指定候補者からの提案事項につきましては、デジタルサイネージの導入や自習室の設置、高齢者へのイベント開催、図書館未利用者への呼びかけのための社会人向け夜のワークショップ開催、図書消毒器やおはなし室への空気清浄機の設置、Wi-Fiスポットの導入など、さまざまな提案がされております。
     また、提案された5年間の効果額合計は、約2,200万円を見込んでおります。 125 ◯西田政充議員 総合窓口につきましては、現在設置されているさだ・牧野2複合施設では来年度以降も継続していくとのことでしたが、その他の4複合施設については設置されるという御答弁はありませんでした。これでは、指定管理者制度を先行導入して検証した結果が十分に生かされないことになるということを申し述べておきます。  次に、先ほど御答弁いただいた各複合施設の指定候補者からの図書館運営についての改善提案や事業提案の内容ですが、デジタルサイネージ、いわゆる電子看板ですけれども、それの導入や自習室の設置、また高齢者へのイベント開催等々、特に指定管理者でなくても、直営でも職員の皆さん方が頑張ればできることであると思っております。  そして、各複合施設への指定管理者制度導入によるコストメリットについてですが、先ほどの御答弁では、5年間の効果額合計は約2,200万円ということでした。これをもとに単純計算いたしますと、1年間当たりの効果額合計は5で割りました約440万円で、これを1複合施設当たりにしますと6で割った約73万円となり、さらに、これを1カ月当たりにしますと12で割った約6万円となります。  そこで、指定管理者制度導入による1複合施設当たりの1カ月の効果額が約6万円しかないことを前提として質問いたしますけれども、複合6施設の指定管理者を中央図書館がコントロールしていくに当たっては、中央図書館業務の強化に伴う人件費等のコストが大幅に増加することが予想されるため、指定管理者制度導入によってコスト削減どころか大幅なコスト増につながってしまうと考えるのですが、この点についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、図書館運営には、その図書館で経験を積み重ねた人材の安定的な配置が不可欠と考えますけれども、指定管理者制度には指定期間があるために、人材の安定的な配置が担保できないものと思われます。この点についての御見解をお伺いいたします。  これが最後になりますが、複合6施設の運営を民間事業者である指定管理者に任せようとするのであれば、これまで以上に図書館運営への見守りや確認が重要になってくると思っております。そのためにも、図書館法第14条第1項に定められている図書館協議会の設置が絶対に必要ではないかと強く思っておりますが、この点についての御見解をお伺いし、私からの質問を終わります。 126 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 指定管理者制度の導入に伴う中央図書館の仕事量に関しましては、選書・発注業務等において、一部、これまでの分館の仕事を中央図書館で担っていくものもございますが、一方で、分館に職員を配置しないことから、人事管理に関して、また、施設管理に関する業務などでは大きく軽減されることになります。  また、中央図書館と分館との役割分担の中で、基礎的な図書館サービスを担う指定管理者の公募に当たっては、運営のノウハウと図書館経験を有する職員の配置を求めているとともに、70%以上の司書有資格者の配置も求めていることから、安定した図書館運営が期待できるものと考えております。  図書館協議会についてでございますが、より広い視点からの御意見をいただくため、本市では社会教育委員会議にて意見聴取等を行っていく考えでございます。 127 ◯千葉清司議員 ただいま上程されております議案第71号から議案第73号までの生涯学習市民センター、図書館の指定管理者の指定について、私なりに視点を変えて質疑いたします。  今回提出されているほかの施設のことも含め、指定管理者制度の総論的な部分について、まずお尋ねいたします。  指定管理者制度については、平成15年の地方自治法改正で制度化されて以降、本市においても多くの施設で導入されてきております。しかし、特に最近の状況を見ていますと、制度導入によってどれだけの財源や直営職員が削減あるいは減員できているのかといったことと、それにより捻出した原資をどの施設、事業に充てられているのか、まさに不透明であります。ただ安易に、制度があるから指定管理者制度の導入ありきで進められている感が拭いきれません。そこでまず、この点について、行政といたしましてどのように認識されているのか、お尋ねいたします。 128 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 指定管理者制度につきましては、民間事業者等が有する専門知識や経営資源を公の施設の管理運営に活用することによって、行政サービスの質の一層の向上を図り、より効率的、効果的な管理運営に資することを目的として導入するものでございます。こうした趣旨を踏まえまして、施設の設置目的を達成するためにより効果的である場合に、この制度による管理運営を行うものとしております。  なお、制度導入に伴い捻出された財政的・人的資源につきましては、本市全体としての予算編成や人員配置において必要な施策、事業等に反映していくものと考えております。 129 ◯千葉清司議員 今、佐藤理事のほうから御答弁いただきました。答弁の末尾で、本市全体といたしまして予算編成や人員配置において必要な施策、事業等に反映していくものと考えておりますと、何か非常に説得力のないような御答弁をいただきました。  再度質問しますけれども、私は、この間、るる申し上げてまいりました。外部にばかり頼るのではなく、職員みずからが日々の研さん、かつ自己啓発し、能力を高め、責任を持って業務を執行することが重要であることを申し述べてまいりました。指定管理者制度によって、民間事業者等が有する専門知識や経営資源を公の施設の管理運営に活用するということでありますけれども、民間事業者に委ねることによって何がどう成果が出ているのか、改めてお尋ねいたします。 130 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 指定管理者制度におきましては、公募により民間事業者等の創意工夫ある提案を得ることにより、さらに効果的で魅力的な事業の実施や利用者サービスの向上、また、指定管理期間を複数年とすることによるスケールメリットを生かしたコスト管理を図ることができるものと考えております。 131 ◯千葉清司議員 3回目で非常に恐縮なのですけれども、最後は、教育の延長線上に係る問題でもありますので、教育委員会の社会教育部長に見解をただします。  指定管理者制度についていろいろお聞きしたところでありますけれども、私は、人の命や財産、要するに40万市民の命や財産、教育に係ることは、多少コストがアップされても、市の正規の職員が直営でやるのが筋だと考えています。今回、その教育の部分で指定管理者制度を導入されております。  私は、私どもが成長するためには3つの要素があると思っています。  1つ目は、御案内のとおり、図書館等で書籍から学ぶ。それから、このように対話によって高めていく。3つ目は、現場に赴いて体で体験していく。そういう3つの、我々の鍛えるべき要素があると思っています。その中で、書籍から学ぶということは特に、子ども、我々大人も含めて、その大きなファクターを占めているものと思っています。その書籍を提供する図書館の業務を外部の指定管理者に依存する、すなわち人任せにすることについては、なかなか理解に苦しむわけであります。  指定管理者が行う図書館業務で本当に市民に応えることができるのか、再度お尋ねいたします。 132 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 現時点におきましても、中央図書館が選書や他市との相互貸借業務、各種計画の策定なども含め、全市的な図書館サービスの調整機能を担っております。来年度から6分館が指定管理者による運営となった際におきましても、これまでと同様に中央図書館が司令塔の役割を果たしながら、民間ノウハウも活用し、適切に市民要望に応え、サービスを向上させていく考えでございます。 133 ◯岩本優祐議員 議案第71号、議案第72号、議案第73号について、質疑します。  指定管理者制度の導入目的ですが、私は市民サービス向上と行政コストの縮減の2つにあると思っております。今回、生涯学習施設と図書館複合6施設の指定候補者選定に関し、それぞれの選定委員会で厳正に審査が行われ、議案第71号 さだ・牧野と議案第72号 御殿山・菅原、議案第73号 楠葉・津田で異なる事業体が指定候補者として選定されました。この選定結果は、異なる事業者によるサービスの競争確保を目的として実施した3分割での公募ですので、市民サービス向上の観点から見ても一定の成果があったと評価しております。  今回、私は、生涯学習施設と図書館複合6施設の指定候補者選定に関し、この市民サービスに絞って質問させていただきます。  まず、先行導入施設であるさだ・牧野で既に導入している総合窓口についてですが、市は利用者に対するアンケートを2回実施され、その結果について、議会にも既に御報告いただいています。  そこで、改めての確認になりますが、導入直後に実施したアンケートでなく直近の2回目のアンケートで、総合窓口での対応に関し不満と回答された件数は具体的にどの程度あったのか、お伺いします。あわせて、満足がどの程度あったかについてもお伺いします。 134 ◯松宮祥久産業文化部長 総合窓口の対応に関し、不満と回答された件数は7件、全回答のうち約2%、やや不満と回答された件数は13件、約4%となっております。一方、満足、おおむね満足と回答された件数は287件、約87%となっております。 135 ◯岩本優祐議員 満足、おおむね満足と回答された件数が287件、約87%という御答弁でございました。  この先行導入施設における総合窓口についてですが、市としてどのような考えのもと設置し、どのような成果があったのでしょうか。また、先ほどの答弁で、ほとんど全ての利用者といってもいい約9割の利用者が満足と回答されている総合窓口について、さだ・牧野の先行導入施設では継続し、新たに指定管理者制度を導入する御殿山・菅原、楠葉・津田では導入しないこととした理由について、お尋ねします。 136 ◯松宮祥久産業文化部長 総合窓口は、効率的、効果的な運営の手段として設置し、1階の図書館、2階の生涯学習市民センターの互いの職員による縦割り意識の転換をもたらし、市民サービスの向上につながるなど一定の成果が得られました。  市として利用者アンケートなどの検証結果を踏まえ、総合窓口が定着しておりますさだ・牧野は総合窓口を継続することとし、新たに導入する御殿山・菅原、楠葉・津田では、施設の構造上、総合窓口を設置した場合、利用者動線、市民サービス面での課題があると判断し、総合窓口を導入しないこととしたものでございます。 137 ◯岩本優祐議員 総合窓口を導入することで、新たに指定管理者制度を導入する御殿山・菅原、楠葉・津田では市民サービスが低下すると判断し、総合窓口を導入しないこととしたということです。  生涯学習市民センターのこの間の利用状況等を見ると、利用率は約6割の水準となっています。この水準は、他の公の施設と比べても低いわけでもなく、逆に高いとも言える状況です。特に昼間の時間帯は利用が多く、多くの市民に御利用いただいている施設と思っています。しかし、その利用実態を見てみると、これまでセンターを利用したことのない新たな利用者を獲得できているかということについては、疑問に感じる部分もあります。  一方、さだ・牧野の先行導入施設では、指定管理者による多様な自主事業が実施された結果、新たな利用者による利用が増加し、利用率が上昇していると思います。指定管理者制度を導入し、民間のノウハウを活用したさまざまな取り組みが行われ、多様な世代がぜひともセンターに行ってみたい、学んでみたいと思えるような取り組み、施設活性化を期待するところです。  それでは、最後になりますが、今回の複合全6施設への指定管理者制度導入で市民サービスがどのように向上するのかをお伺いさせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。 138 ◯松宮祥久産業文化部長 図書館の開館時間、開館日数の拡大とともに、生涯学習市民センターにおきましては、窓口サービスに対する市民満足度の向上、団体・サークル主催のイベントに対するサポート、民間事業者などのノウハウを生かした新たな事業の展開や市民センターだよりの充実など、利用者の皆様に喜んでいただけるサービス向上を図っていきたいと考えております。 139 ◯八尾善之議員 済みません、ヒアリング等々はやっていないのですけれども、今の質疑をお聞かせいただいてちょっと感じたのですけれども。  西田議員のほうから総合窓口の件についての質疑があったかと思います。今、岩本議員のほうからも同様の質疑があったかとは思うのですけれども、この件について、やはり当初言われていた2年間の検証という部分がしっかりと行われていたら、今回のアンケートでもおおむねどうのこうのという部分があったわけですが、そうしたら、あとの4施設にも、当然、総合窓口を設置するという部分があるべきと思うのですけれども。そのあたりの見解を再度、詳しく御説明いただけますでしょうか。 140 ◯松宮祥久産業文化部長 先ほどもお答えさせていただきましたけれども、総合窓口につきましては、やはり市民サービスの向上が一義の目的であり、その他の施設につきましては、施設の構造上、総合窓口を設置した場合には利用者の動線や市民サービスの面で課題があると判断し、導入しないこととしたものでございます。 141 ◯八尾善之議員 今のお話でも、最初から構造上だとかというのはわかっている話です。その中でこの2年間の検証をして、どう対応するのかという部分で先行導入をされたわけではないのですか。それがあっての、この指定管理者制度の導入という部分で解釈はできるのですけれども。そのあたりの検証がはっきりとなされていない中で、ちょっと勇み足という部分を感じるのですけれども。そのあたりについて、今の御答弁ではなかなか、市民の方も納得ができるところまでは至っていないと思うので、再度、詳しくお示しいただけますでしょうか。 142 ◯松宮祥久産業文化部長 恐れ入ります。先ほども申し上げましたけれども、総合窓口につきましては、やはり市民サービスの向上が目的となっております。施設の構造上の問題があるということは認識しておりますけれども、サービス面での向上を目的といたしまして導入することにしたものでございます。 143 ◯八尾善之議員 それでは、市長にお伺いしたいと思います。  今、同じような御答弁ばかりですけれども、市長として今の2年間の検証という部分でこれをやろうとされた中、今の構造上云々だとかというようなことは、最初から、今言ったようにわかっているわけです。その中で、これをやるという部分の説明は市長としてしっかりと責任があるかと思いますので、そのあたりについての説明責任を果たしていただきたい。そこの説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 144 ◯伏見 隆市長 これは運用の内容上の話でございますので。担当が述べたとおりの状況でございますので、御理解いただきたいと思います。 145 ◯木村亮太議員 先ほど、岩本議員への答弁の中で、図書館の開館時間と開館日数を拡大していくというような話がありました。開館時間、開館日数が拡大されることで市民サービスの向上につながっていくと思われますが、具体的には現状と比較してどの程度の拡大になるのか、確認も含めてお伺いいたします。 146 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 これまで休館しておりました月曜日を開館日とすることや、月曜日から土曜日までの開館時間を午後9時までにするなどの取り組みで、指定管理者制度導入以前と比較し約1.5倍の開館時間となり、利用の機会を拡大できるものと考えております。なお、御殿山図書館につきましては、現在5時までの開館であるため、約1.8倍の開館時間とするものでございます。 147 ◯木村亮太議員 御答弁ありがとうございます。  夜の9時まで開館時間が延びるということで、会社や学校帰りの市民の方などにも利用の機会が広がることは喜ばしいと考えております。ある市民の方から、先行して指定管理を実施した図書館を利用されている方なのですけれども、指定管理になってから雰囲気がよくなりました、また、休館日もなく夜も遅くまであいているので助かりますというような声もいただいております。  このように開館時間が延びる一方で、指定管理料が上がってしまうと意味がありません。指定管理料については、5年で2,200万円削減効果があるという答弁がありましたが、仮に、直営で同じように開館時間を1.5倍、御殿山については1.8倍になりますけれども、そのように延長した際であればどのような経費になるのか、お聞きいたします。  また、指定管理を実施することによって、分館におられた職員は今後どのようになっていくのか、あわせてお伺いいたします。 148 ◯淨内俊仁教育委員会事務局社会教育部長 開館時間が延びることで人件費はもとより、光熱水費などの経費が増加する要因があるにもかかわらず、過年度実績額をもとに算定した提案上限額を下回る指定管理料が提案されており、5年間の総額で約2,200万円の効果額を見込んでおります。  仮に、直営にて時間延長した場合でございますが、職員配置の設定方法にもよりまして大きな幅が出ることから、あくまでも試算ではございますが、年間1施設約2,000万円程度の経費が増額するものと考えております。  現在分館で勤務する職員につきましては、本市全体的な人事配置の中で検討していくことになります。なお、任期付短時間勤務職員につきましては、学校図書館の充実や読書推進活動を支援するため、平成30年度からの全中学校区の学校図書館への配置も含めた検討を行ってまいります。 149 ◯木村亮太議員 御答弁によりますと、開館時間、開館日数が拡大していることを考えると、設定方法により幅のある試算にはなるが、実質的には1館当たり年間約2,000万円の費用削減効果が見込まれるということです。また、分館に配置されておられた人員についても、学校図書館への配置を踏まえた検討を行っていくということですので、学校図書館を充実させ、子どもたちの読書活動を支援するために人材活用をしていただきたいと思います。  最後、複合全6施設への指定管理者制度が導入されましても、枚方市としては設置者としての責任を果たす立場から、指定管理者を管理、監督することになります。しっかりとモニタリングをし、より高いレベルのサービス提供と市民満足度の向上が図られるよう、民間事業者の提案を引き出すとともに、適切な管理運営ができるよう、市には十分な引き継ぎと進捗管理、そして中央図書館と分館との連携、また分館同士の連携強化についても取り組んでいただきたいと意見させていただきます。 150 ◯山口 勤議員 生涯学習市民センター・図書館複合6施設への指定管理者制度導入について、質問をさせていただきます。  まず、確認の意味を含めましてお聞きしたいのですが、公の施設である生涯学習市民センターの持つ役割は行政でなければできないのか、民間ではできないのか、どのように考えておられるのか、市の見解をお伺いいたします。 151 ◯松宮祥久産業文化部長 指定管理者制度は、当該公の施設の設置目的を踏まえ、行政の責任のもと民間事業者等が持つノウハウを生かすものでございます。指定管理者制度の導入により、子どもから高齢者まであらゆる世代が学び、交流できる場としての役割をさらに発展させることが可能であると考えております。 152 ◯山口 勤議員 指定管理者制度は、期限を定めて、市の指定する管理者が当該公の施設の管理を代行する制度です。今回、5年という期間で指定管理者が管理運営を行いますが、生涯学習市民センター、図書館が実施しているそれぞれの事業は担保されるのか、確認の意味を含めまして、お伺いいたします。 153 ◯松宮祥久産業文化部長 指定管理者制度は、地方自治体による公の施設管理運営方式の一つであり、生涯学習市民センター・図書館事業自体の継続性、安定性はしっかりと担保されている制度と考えております。 154 ◯山口 勤議員 我が会派といたしましては、生涯学習市民センター、図書館への指定管理者制度導入については、図書館開館時間が約1.5倍延長するなど、市民サービス向上と効率的、効果的な管理運営の観点から、かねてより要望し、先行導入したさだと牧野でも市民から大変評価されていると伺っております。また、今回新たに制度が導入される御殿山図書館では、開館時間が約1.8倍に延長されると聞いております。  そうした市民サービスの充実もより必要なことであり、市民の皆さんが指定管理者制度を導入してよかった、そう言っていただけるように取り組んでいただきますよう要望させていただき、質問を終わります。 155 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 156 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第71号から議案第73号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本3件については、委員会の付託を省略することに決しました。 158 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。西田議員。 159 ◯西田政充議員 議案第71号、議案第72号及び議案第73号に関しまして、民進市民議員団を代表して討論を行います。  これらの議案は、さだ・牧野、御殿山・菅原、楠葉・津田の生涯学習施設・図書館複合6施設の指定管理者を指定しようとするものであります。私たち民進市民議員団は、本年6月の文教常任委員会及び定例月議会におきまして、生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入には、明確な理由を述べた上で反対いたしました。しかしながら、議会での採決の結果、賛成多数で可決され、来年4月からの生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入の準備が進められているところでございます。  そのような中、今回の議案質疑における私からの質問と、それに対する理事者からの御答弁によりまして、生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入には、サービス面やコスト面などで大きな問題点が数多くあることが改めて明らかとなりましたので、以下、それらの問題点について述べさせていただきます。  まず、サービス面についての問題点です。  平成28年度から指定管理者制度を先行導入したさだと牧野の2複合施設において設置されている総合窓口については、利用者の皆様からおおむね満足していただいているとのことでしたが、来年度から全6複合施設に指定管理者制度を導入しても、さだと牧野の2複合施設以外の4複合施設には、この総合窓口は設置されないとのことでした。これでは、指定管理者制度を先行導入して検証した結果が十分に生かされないことになってしまいます。  また、先行して指定管理者制度を導入したさだと牧野の2複合施設において実施されている図書館の開館日数、開館時間の拡大についてですが、指定管理者制度導入前と比較して総開館時間数は約1.5倍になったものの、現在も利用者数は10%程度の増加、貸し出し冊数は約5%の増加にとどまっているとのことで、これでは十分な効果が得られているとは言えません。  加えて、各複合施設の指定候補者から提案されている図書館運営に係る改善提案や事業提案の内容は、先ほどの御答弁にありましたけれどもデジタルサイネージ、いわゆる電子看板の導入や自習室の設置、高齢者へのイベント開催、図書館未利用者への呼びかけのための社会人向け夜のワークショップ開催、図書消毒器やおはなし室への空気清浄機の設置、Wi-Fiスポットの導入などについては、指定管理者でなく直営でも職員の皆様の頑張りで十分可能なことであると考えております。  次に、コスト面での問題点です。  複合6施設への指定管理者制度導入に伴う効果額合計は5年間で約2,200万円とのことでしたが、この金額をもとに単純計算いたしますと、1複合施設当たりの1カ月の効果額は6万円程度にしかなりません。これに対して、複合6施設の指定候補者2団体に対して中央図書館がコントロールしていくに当たっては、選書、発注等の中央図書館業務の強化に伴う人件費等のコストが大幅に増大することが予想されるため、図書館への指定管理者制度導入にはコストメリットはないと判断いたします。  次に、第三者委員会への意見の聞き方についての問題点です。  よりよい図書館運営を実現するためには、図書館の専門家などからなる第三者委員会から御意見をお聞きすることは必要なことです。しかしながら、本市には、図書館法第14条第1項に定められている図書館協議会が設置されておりません。図書館法第14条第2項には「図書館協議会は、図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館奉仕につき、館長に対して意見を述べる機関とする。」と定められており、多くの自治体で設置されております。  本市においては、図書館運営に関する第三者委員会からの御意見は社会教育委員会議からいただいておりますが、本来は図書館協議会を設置し、そこから御意見をお聞きするべきであります。より専門的な立場からの御意見や御提言をより多くいただくため、ここで図書館協議会の設置を強く求めておきます。  次に、図書館に指定管理者制度を導入すること自体についての問題点です。  総務省は、指定管理者制度を導入しようとする自治体に対して、地方交付税の交付に当たって優遇しようとする、いわゆるトップランナー方式を推進しております。しかしながら、専門性の高い職員を長期的に育成、確保する観点から、図書館に指定管理者制度を導入していない自治体が多いこと、また、図書館に指定管理者制度を導入するに当たっては、継続的かつ安定的な事業の確保、事業の水準の維持、向上、専門職員の確保及び資質、能力の向上等に留意する必要があると文部科学省から指摘されているなどの理由から、図書館への指定管理者制度導入に関しては、このトップランナー方式の適用を見送ることを表明しており、この国の動きに対しては、枚方市教育委員会は重大に受けとめなくてはなりません。  加えて、指定管理者制度には指定管理期間が設定され、それまで管理代行してきた指定管理者が引き続き指定されるとは限らないことから、地域に根差した図書館や、専門性の高い職員の育成や確保及び図書館事業自体の継続性や安定性が担保されないことは大きな問題であります。  以上、述べましたようなさまざまな問題点があります生涯学習施設・図書館複合6施設への指定管理者制度導入は実施すべきではないという意見を申し上げて、議案第71号、議案第72号、議案第73号に対する反対討論といたします。 160 ◯手塚隆寛議員 議案第71号、議案第72号、議案第73号に反対の立場から討論をいたします。  おおむね、先ほど西田議員が述べられた反対討論に私も全く同感ですが、一部、私の観点から反対討論をします。  今回は、さだ・牧野の2館における2年間、実際には約1年8カ月の指定管理者制度先行導入を踏まえて、2館に加えて残りの4館に2018年4月から指定管理者制度を導入する、それからそれ以後5年間はその業者にという、こういう提案です。これまでの総務委員協議会や文教委員協議会、そして、本会議やきょうの議論の中でもさまざまな問題点が指摘されてきました。その中で、先ほどもありましたが総合窓口の設置、これについては明らかに2年間の総括を踏まえたものにはなっていないし、全体として、この2年間の先行導入の結果を踏まえたような提案になっているとは思えません。  さらに、財政的には、1館当たり82万円、前回の数字ですね。開館時間も長くなって市民サービスがよくなった、市民からも好評だとの評価を得ていると先ほども言われ、それで全体に指定管理者制度を導入するということを言われました。しかしながら、これまでも、先ほどもありましたが費用対効果はやはりわずかですし、開館時間延長に比して図書の貸し出し冊数の伸びもわずかです。総合窓口についても、文章で出ている意見の中には使い勝手が悪い、このような意見もあるわけですから、このようなこともやはり、はっきりと評価の点に入れるべきだと思っています。  この中で、私は以下の理由で反対します。  1つ目は、先ほども申しましたが、さだ・牧野の2館の総括を踏まえた指定管理者制度の検証が十分に行われていないこと。  2つ目は、さだ・牧野においては、図書館についてはこれまでの業者が継続しましたが、生涯学習市民センターの業務を担う業者は撤退し、ジョイントの中身が変わって応募されました。なぜこれまでの業者が撤退したのかは、先ほどもこれは業者の都合だということで、市としてはその内容を調べることも、また総括することもできないわけですから、ここに指定管理者制度の問題点があると思います。  民間業者は、事業継続にメリットがない、または、事業者の理由で市の意向とは関係なく撤退しますし、撤退することができます。事業の継続性の観点から、基本仕様書で指定管理者に対し次期指定管理者への円滑な引き継ぎを求めるとともに、引き継ぎ期間に実施する各種事業への参画を求めています、今後も引き続き、市民サービスに支障が生じることのないよう、市として対応してまいりますと答弁されました。しかしながら、この、市としての対応、まさにこれは直営では必要ない対応ですし、新たな業務が増えることになります。さらに、指定管理者が変わる、業者が変わることによって、これまでつくってきた地域とのつながりも事業の継続性にも問題が生じることが明らかであります。  3つ目に、6館が指定管理となることによって、今後、生涯学習活動や図書館業務について市の職員の専門性をどのように担保するのか、このことについても大変危惧を感じます。  4つ目に、先ほどからいろいろ出ていましたが、今回の費用対効果は1館1年当たり約73万円ということになります。生涯学習市民センターや図書館の業務においては、当初は費用対効果が大変大きく宣伝されていました。しかし、実際にはほとんど期待できない。こういうことも明らかになってきました。中央図書館の司令塔としての機能強化の必要性などを考えていきますと、実は指定管理者制度では財政的な効果はほとんど考えられませんし、仮に導入するにしても、このように費用対効果を打ち出すことは、私はしてはならないのではないかと思っています。  また、指定管理者のもとで働く方々は、派遣社員や非正規の低賃金の方が多数おられるわけです。低賃金を前提としなければ指定管理者の経営も成り立ちませんし、この指定管理そのものを受けることもできないと思います。ですから、行政がワーキングプアをつくっていく、これも大きな問題です。今後、さらに大きな問題になってくる、このように考えます。  私は、そもそも生涯学習市民センターや図書館などの、市民活動を充実させていく、このような事業に指定管理者制度はなじまないし、導入すべきではない、このように考えていますし、このように意見を述べて反対討論とします。以上です。
    161 ◯松岡ちひろ議員 議案第71号から議案第73号まで、市立生涯学習市民センターと図書館複合施設全6館の指定管理者の指定について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。  指定管理者制度導入について、以下の問題点を述べます。  まず、初めの問題点は、2年間の試行期間を経て市内複合6施設への指定管理者制度導入を行うとされましたが、しっかりとした検証を行わずに本格導入を行うことです。  試行実施で明らかになったことは、これまで議会で示してきた、総合窓口を設置した一体管理やコストメリットは全施設で得ることができなかったということです。コストメリットでは、2015年3月は、計算上1年間で1館1,000万円の効果が出ると議会で答弁されておりましたが、試行期間では年間1館約82万円、本格導入後の指定管理全施設では年間1館約73万円と大きく差が出た状況です。コスト削減効果については、必要なサービスの維持を行うためには、民間事業者であっても一定コストが必要だったということが証明されたわけです。  第2の問題点は、設けられた試行期間であっても問題が起きていることです。  施設利用にかかわるトラブルで、施設利用方法が窓口職員に周知されておらず、誤った方法を市民に伝え、解決までに時間も要してしまったこと。さらに、職員による市民に対してのセクハラ問題、そして図書館でも図書購入費を12月で使い切ってしまった問題、指定管理者が、本が古いと整理、処分をしてしまったことなど、これまで中央図書館が司令塔として管理すると言っていたにもかかわらず、結局は管理ができず、直営であれば考えられない問題も起きました。全6館では、さらに管理が難しくなります。  第3の問題は、試行期間中に牧野・さだの生涯学習市民センターを運営されていた民間事業者は、今回応募すらしなかったという問題です。  今回の公募に不参加だった理由は明確ではありませんが、民間事業者ですので利益がないと判断されれば撤退もあり得るということが明らかとなりました。継続性、安定性の確保ができないということです。このような現状を見れば、試行期間で市民にとって市民サービスの向上ができたとは決して言えません。  第4は、選定方法の問題です。  選定委員会では、よい事業者を選択することが求められており、責任は重大です。本来は、選定委員会の皆さんには現場職員とともに施設構造や地域性などしっかりと知ってもらって、事業者の提案が実現可能なのか、地域特性に合っているのかどうかの視点での現地視察が必要です。事務局として、選定委員の皆さんに市の求めに応じた選定をしていただけるよう、環境を整えるべきです。また、選定委員会の委員の選出については、利用者代表を入れるべきではなかったでしょうか。施設をよく知る図書館の利用者など、日常利用しておられる市民の視点がなく、問題です。  最後、5つ目は、市民の財産である施設で守るべき姿勢が問われた問題です。  職員体制は資格者配置などを求めておりますが、指定期間の定めがある制度の中では不安定労働者が大半にならざるを得ない状況です。官製ワーキングプアを生み出す施設にすることは許されませんが、今回、指定候補者の中に労働基準監督署から是正指導を受けていた企業がありました。本来であれば、法令遵守ができていなかった企業は選定から除外すべきです。  最後にまとめとしまして、市民の学習権、知る権利を保障した枚方の図書館や、公民館から受け継ぐ生涯学習市民センターを継承し、市民との協働によるまちづくりを、利益を追求しなければならない民間事業者に委ねることになる指定管理者制度は、やはりふさわしくありません。  以上の理由から反対だと申し上げ、討論を終わります。 162 ◯山口 勤議員 議案第71号 枚方市立さだ生涯学習市民センター・さだ図書館及び枚方市立牧野生涯学習市民センター・牧野図書館の指定管理者の指定について、議案第72号 枚方市立御殿山生涯学習美術センター・御殿山図書館及び枚方市立菅原生涯学習市民センター・菅原図書館の指定管理者の指定について及び議案第73号 枚方市立楠葉生涯学習市民センター・楠葉図書館及び枚方市立津田生涯学習市民センター・津田図書館の指定管理者の指定についての採決に当たり、賛成の立場から討論を行います。  公共施設の管理運営に指定管理者制度を導入する目的は、市民の多様なニーズに対応するため、民間事業者の努力や創意工夫を通じて、自治体の財政負担の軽減やサービス向上を図るというものです。実際に、これまで指定管理者制度が導入された多くの施設において、そうした効果が確認されております。  枚方市立生涯学習市民センター、図書館の複合全6施設への指定管理者制度の導入については、平成24年12月に策定された枚方市新行政改革大綱や平成25年3月に策定された枚方市行政改革実施プランにおいて、事務事業の効率化の方針が示されたことを受け、平成30年4月からの6施設へのより効果的で適切な制度導入を図るため、平成28年度からさだ、牧野の両複合館に指定管理者制度が先行導入されました。  私どもの会派がこれまで何度も取り上げておりますように、今後の行政運営においては、PPP、パブリック・プライベート・パートナーシップ、すなわち公民が連携して公共サービスの提供を行う枠組みをつくるということが非常に重要です。そして、指定管理者制度は、それを具体化するために非常に効果的な手法です。  先行導入2施設の検証結果によると、制度導入後、図書館の開館時間数が約1.5倍に増加しています。その一方で、制度導入前より低い経費で運営できており、コスト削減が図られていることも明らかです。さらに、これまで行ってきた人事管理、施設管理等もなくなることから、図書館全体として業務が軽減されることになります。利用者へのアンケート結果からは、利用者の約9割が指定管理者の窓口対応に満足と回答しており、サービス向上の具体的な効果もあらわれております。  以上のことから、複合6施設への指定管理者制度の導入は費用対効果と市民サービスの向上につながっているものであり、こうした実績を踏まえ、より高いレベルのサービス提供と市民満足度の向上が図られるよう制度導入を進めていくべきであると考えます。  ただし、指定管理者制度導入後においても、市はモニタリングの実施などで指定管理者による運営を適正に管理し、設置者としての責任をしっかりと果たしていかなければなりません。特に今回の選定においては、指定管理者が2事業者となったことから、それら事業者のノウハウの共有や相互の切磋琢磨による相乗効果を上げるため、市のマネジメントがより重要であると考えます。市はこのことを認識し、行政の役割を十分果たし、市民の期待に応えていただくよう申し添えておきます。  以上、議案第71号から議案第73号までについては原案可決とすべきものであることを申し上げ、賛成討論といたします。 163 ◯福留利光議長 これをもって討論を終結します。 164 ◯福留利光議長 これから議案第71号から議案第73号までの3件を一括して起立により採決します。  本3件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 165 ◯福留利光議長 起立多数です。  よって本3件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 166 ◯福留利光議長 午後1時45分まで本会議を休憩します。     (午後0時29分 休憩)     (午後1時45分 再開) 167 ◯福留利光議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 168 ◯福留利光議長 日程第15、議案第74号「枚方市立特別養護老人ホーム・枚方市立デイサービスセンターの指定管理者の指定について」、日程第16、議案第75号「枚方市立くずは北デイサービスセンターの指定管理者の指定について」及び日程第17、議案第76号「枚方市立総合福祉会館デイサービスセンターの指定管理者の指定について」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 169 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。林長寿社会部長。 170 ◯林 寧長寿社会部長 ただいま一括上程いただきました議案第74号から議案第76号までにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の203ページをお開き願います。  議案第74号 枚方市立特別養護老人ホーム・枚方市立デイサービスセンターの指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  施設の名称は、枚方市立特別養護老人ホーム・枚方市立デイサービスセンターで、指定管理者として指定する団体の名称は、社会福祉法人大阪府母子寡婦福祉連合会でございます。  指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  社会福祉法人大阪府母子寡婦福祉連合会を選定するに至った概要について、参考資料により御説明いたします。  議案書204ページの指定候補者選定調書をごらんください。  選定に当たりまして、本年7月10日に、枚方市立特別養護老人ホーム・枚方市立デイサービスセンター指定管理者選定委員会に諮問を行いました。  募集要項等につきまして、同選定委員会の御意見を踏まえた上で内容を確定し、8月2日から9月1日までの間、公募を行ったところ、1団体から申請がございました。  選定委員会での審査概要でございますが、申請団体から提出された事業計画書が募集要項の条件を満たしていることについて審査し、要求事項を満たしていることの確認がなされました。その後、各提案内容につきまして、申請団体のプレゼンテーションが実施され、質疑が行われた後、選定基準等の要求項目ごとに評価していただきました。  評価方法は、事業計画に関する内容審査1,000点満点で評価が行われました。  その結果、社会福祉法人大阪府母子寡婦福祉連合会を指定候補者として選定するとの答申を本年10月2日にいただき、この選定委員会の答申に基づきまして、10月31日に指定候補者として選定させていただいたところでございます。  なお、枚方市立特別養護老人ホーム・枚方市立デイサービスセンターは、利用料金制を採用しており、介護保険法による介護報酬等で運営されていますので、市からの指定管理料は発生いたしません。  その他の参考資料といたしまして、205ページから208ページにかけまして評価結果、事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過並びに選定委員会の構成を掲載しておりますので、御参照いただきたいと思います。  続きまして、議案第75号 枚方市立くずは北デイサービスセンターの指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の209ページをお開き願います。  本議案につきましても、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  施設の名称は、枚方市立くずは北デイサービスセンターで、指定管理者として指定する団体の名称は、社会福祉法人大阪府母子寡婦福祉連合会でございます。  指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  次ページ以降に参考資料を添付しておりますが、本件につきましても選定の概要等については先ほどの議案と同様でございますので、説明を省略させていただきます。  続きまして、議案第76号 枚方市立総合福祉会館デイサービスセンターの指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の215ページをお開き願います。  本議案につきましても、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  施設の名称は、枚方市立総合福祉会館デイサービスセンターで、指定管理者として指定する団体の名称は、社会福祉法人四天王寺福祉事業団でございます。  指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  次ページ以降に参考資料を添付しておりますが、本件につきましても、選定の概要等については先ほどの議案と同様でございますので、説明を省略させていただきます。  以上、甚だ簡単な説明でございますが、議案第74号から議案第76号までの提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 171 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。 172 ◯広瀬ひとみ議員 ただいま一括して提案されました議案第74号から議案第76号までについて、質問させていただきます。  6月議会を前にした協議会で、今回から、指定管理者制度であっても、今まで事業者を特定してきた福祉施設においても公募とする方針だと説明されました。6月議会の一般質問でその理由を問うたところ、ことし3月に策定された枚方市指定管理者制度に関する基本指針において、公募が原則であることが改めて示され、幅広い対象の中から施設の設置目的に最も適した事業者を選定することにより、利用者に対するより効果的で質の高いサービス提供や、より効率的、効果的な管理運営につなげるために、このたび公募による選定を行うこととしたとの回答をいただきました。  しかし、基本指針では、社会福祉施設など施設利用者との強い信頼関係が求められるため、安定的、継続的な管理運営体制が特に必要な場合は特定できるとされています。また、効率的、効果的といっても財政負担としてはどこが担っても変わらない、先ほども御説明いただきましたけれども、利用料金制をとっている施設となっています。それでも公募とする理由が全く理解できないと述べてきましたが、市としては、利用者により効果的で質の高いサービスの提供を求めて公募へと踏み切られたところであります。  結果、従来の法人のみの応募となって、審査の結果、こうして御提案をいただくことになりました。この公募によって利用者により効率的で質の高いサービスが提供されることになったのか、公募に意味があったのか、お聞きいたします。 173 ◯林 寧長寿社会部長 今回、公募を行い、他の介護保険事業者の参入機会もつくった上で事業提案いただいたことは、より効率的、効果的な施設の管理運営につながり、利用者により効果的で質の高いサービスが提供されるものと考えております。 174 ◯広瀬ひとみ議員 指定管理には、先ほどの図書館のときにもお話がありましたけれども、期限があります。期限が来れば、次期がどうなるのかはまだわかりません。職員の採用、育成も大変難しいものではないでしょうか。質の高いサービス、利用者ニーズへの対応は大事です。しかし、それは継続性や安定性があってこそ、職員の経験に蓄積され、向上されていくものではないでしょうか。公募し競争性を高めれば、質の高い福祉サービスを提供、確保できると考えるのは、余りにも安易ではないでしょうか。  福祉職場の処遇改善が大きな課題となっている中で、市が、福祉施設は特定とするとの方針、哲学をこれまで持ってきたことは大事なことでありました。福祉施設の運営に市がより責任を持って対応する必要があるし、本来は直営、委託で安定して事業運営されるべきものと考えます。今回の指定については、事業の継続性を考え賛成といたしますが、指定期間に良好なサービスが提供されているのであれば、少なくとも公募による指定管理者選定の方針を改めることを改めて求めておきます。以上です。 175 ◯妹尾正信議員 一括提案されました議案第74号から議案第76号までの長寿社会部所管の福祉施設に関する指定管理者の指定について、お伺いいたします。  ただいま提案されました3つの施設については、これまで指定管理者を特定し指定されてきましたところ、今回から公募されました。しかし、結果として、いずれの施設も現在の事業者1者のみの応募となり、競争性の確保という観点から課題が残ったと思います。  そこで、いま一度お聞きしますが、公募した理由とどのような条件で公募されたのか、お伺いいたします。 176 ◯林 寧長寿社会部長 今回公募した理由につきましては、ことし3月に策定されました枚方市指定管理者制度に関する基本指針において、公募が原則であることが改めて示され、幅広い対象の中から施設の設置目的に最も適した事業者を選定することにより、利用者に対するより効果的で質の高いサービスの提供や、より効率的、効果的な管理運営につなげるため、このたび公募による選定を行うこととしたものでございます。  また、公募の申請者の資格としまして、くずは北デイサービスセンターと総合福祉会館デイサービスセンターにつきましては、公の施設を安定的、継続的に運営していただく事業者を選定する必要に鑑み、介護保険法に規定する通所介護の運営実績が10年以上あり、かつ運営を継続していることを条件といたしました。 177 ◯妹尾正信議員 枚方市指定管理者制度に関する基本指針に基づき、原則どおり公募し、公の施設を安定的、継続的に運営していただく事業者を選定する必要に鑑み条件をつけたということですが、結果が1者のみの応募であったことの原因についてどのように分析し、受けとめ、また、次の更新時に向けてどのように考えておられるのか、お聞きいたします。 178 ◯林 寧長寿社会部長 今回、くずは北デイサービスセンターと総合福祉会館デイサービスセンターの公募にて設定しました条件を満たす事業者は枚方市内でも存在しますし、法人格を持っていれば応募可能でございます。また、申請者の所在地も限定していないことから、全国の事業者が応募可能ですので、ほかの法人におかれましては応募するという御判断には至らなかったものと考えております。  なお、今回、各施設1者のみの応募となりましたが、公募したことにより他の介護保険事業者の参入機会もつくった上で事業提案いただいたことで、より効率的、効果的な施設の管理運営につながっていくものと考えております。  次回更新時に向けましては、社会経済状況等の変化を踏まえまして、施設利用者に対するより効果的で質の高いサービスの提供や、より効率的、効果的な管理運営につながる選定手法を検討してまいります。 179 ◯妹尾正信議員 指定管理者制度の目的は、管理者になろうとする民間事業者を幅広く公募し、施設の稼働率の向上や経費の軽減を最も図れるような管理が実施される団体を選択するもので、利用者に対するサービスの質を向上させ、利用者の満足度を向上させることにあります。今回のように各施設1者のみの応募では競争性が働かないことから、本当の意味で指定管理者制度のメリットが生かされたとは思えません。  今後に向けて、1者のみの応募を重大な課題と捉え、その原因をしっかりと検証した上で、例えば、現在の1カ月間である公募期間を延長することや、公募の周知方法、期間の改善、また、募集条件を見直すなど、競争性が確保される選定手法の検討に取り組んでいただきますよう要望いたしまして、私の質問を終わります。 180 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 181 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第74号から議案第76号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 182 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本3件については、委員会の付託を省略することに決しました。 183 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 184 ◯福留利光議長 これから議案第74号から議案第76号までの3件を一括して採決します。  本3件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 185 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本3件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 186 ◯福留利光議長 日程第18、議案第77号「枚方市立障害者社会就労センターの指定管理者の指定について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 187 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。阪本福祉部長。 188 ◯阪本 徹福祉部長 ただいま上程いただきました議案第77号について、提案理由の御説明を申し上げます。
     議案書の221ページをお開き願います。  議案第77号 枚方市立障害者社会就労センターの指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものでございます。  施設の名称は、枚方市立障害者社会就労センター、指定管理者として指定する団体の名称は、社会福祉法人わらしべ会、指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  社会福祉法人わらしべ会を選定するに至った概要について、参考資料に基づき御説明いたします。  議案書の222ページの指定候補者選定調書をごらんください。  枚方市立障害者社会就労センターの指定候補者を選定するため、枚方市立障害者社会就労センター指定管理者選定委員会に諮問をいたしました。  募集要項等について同選定委員会の意見を踏まえた上で内容を確定し、平成29年8月1日から8月31日までの間、公募を行い、申請団体は1団体でございました。  評価に当たりましては、申請団体から提出された事業計画書が募集要項に掲げた条件を満たしているかについて審査が行われ、その後、事業計画書に記載されている各提案内容について申請団体のプレゼンテーションを実施し、選定基準等の要項事項の項目ごとに評価を行いました。  その結果、社会福祉法人わらしべ会につきまして、福祉施設の運営に豊富な実績を有するとともに、さまざまな分野において障害者の社会参加に積極的に取り組んでいることから、今後も安定的な運営が期待できること、提案内容についても利用者の安全確保や十分な人員配置による安定したサービスの提供など優秀な内容であること等を評価し、指定候補者として選定する旨の答申が出され、本年10月31日に指定候補者として選定いたしました。  なお、枚方市立障害者社会就労センターは、利用料金制を採用しており、障害者総合支援法に定める介護給付費等で運営されておりますので、市からの指定管理料は発生いたしません。  議案書の223ページから226ページに評価結果、事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定に至るまでの経過と同選定委員会の構成を掲載しておりますので、御参照願います。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第77号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 189 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。広瀬議員。 190 ◯広瀬ひとみ議員 議案第77号について、質問させていただきます。  先ほどの議案と同様に、市立障害者社会就労センターの指定管理者の選定についても今回から公募となりました。応募されたのは、従来の法人のみであったということです。審査の結果、指定候補者として選定されましたが、どのような点が評価されたのか、お尋ねいたします。 191 ◯阪本 徹福祉部長 指定候補者として選定された社会福祉法人わらしべ会については、生き物を通じた近隣小学校との交流や、高校や他の法人との連携など、障害者の社会参加に積極的に取り組んでおられること、また、福祉施設の運営に豊富な実績を有しており、今後も安定的な運営が期待できることなどについて、選定委員会で御評価いただいております。 192 ◯広瀬ひとみ議員 先ほど長寿社会部からもお答えがあったように、こちらの施設も、利用者にさらに質の高いサービスの提供を求めることが公募の目的だと思います。今までの指定管理の運営評価の中でも、「利用者サービスを維持・向上させる具体的な取り組みについて提案されているか。」という項目があるわけですけれども、この項目で平均を上回る点数を市としてもつけておられます。具体的に言うと、「イベント(ビバフェスタ、なかなかの森バザール、乗馬体験等)の実施や、地元農家との連携など地域交流や社会貢献活動が継続的に行われている。また、これらのイベントを通じ、利用者にも交流や体験等の機会提供が充分に行われ、住民からの信頼度も増している」、「参加者のそれぞれの得意を活かした活動で地域活動にも貢献し、本人の意欲向上にも繋がっている。」と。こんなふうに、従来の指定管理期間の運営についても、非常に高い評価を市としてもされているわけです。  今、お答えいただいたように、選定委員会の中でも、これまでの特定期間での活動実績について委員の皆さんからも評価を受けていると。企業や高校、また地域など、そういうさまざまなところとの連携、協力、事業発展、こういったものが評価されておられるわけです。私も選定委員会のその議事録を拝見させていただいて、事業者さんが本当に努力されているということがよく見てとれる中身となっておりました。  こんなふうに地域に根差して、そして運営も高く評価されている。新たな、さまざまな事業展開というのも、将来的な展望も見通しながらつくり上げてこられている。そういう事業者であっても公募としていくと。これを基本としていくということが、本当に、ますますおかしいのではないかと改めて思うわけです。  ですから、やっぱりそれぞれの施設に応じた特性というものがありますから、基本指針で示されたから一律にもう公募なのだという方針をとることが果たしてふさわしいのかということは、先ほども言いましたけれども、この点は改めて強く見直しを求めて、意見として述べさせていただきます。以上です。 193 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します 194 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第77号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 195 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 196 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 197 ◯福留利光議長 これから議案第77号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 198 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 199 ◯福留利光議長 日程第19、議案第78号「枚方市立火葬場の指定管理者の指定について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 200 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。大倉環境部長。 201 ◯大倉伸之環境部長 ただいま上程いただきました議案第78号 枚方市立火葬場の指定管理者の指定について、提案理由の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書227ページをお開き願います。  本件は、枚方市立火葬場の指定管理者の指定につきまして、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  1.施設の名称は、枚方市立火葬場。  2.団体の名称は、五輪・日本管財グループ。  3.指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  指定管理者の選定に至る概況につきましては、参考資料により説明を申し上げます。  議案書228ページの枚方市指定候補者選定調書をごらんください。  選定に当たりましては、平成29年7月6日に枚方市立火葬場指定管理者選定委員会に諮問を行いました。  募集要項等につきまして、同選定委員会の御意見を踏まえた上で内容を確定し、平成29年8月2日から9月4日までの間、公募を行ったところ、2団体から申請がございました。  選定委員会での審査概要でございますが、申請団体から提出された事業計画書が募集要項の条件を満たしているかについて審査し、要求事項を満たしていることの確認がなされました。その後、各提案内容につきまして申請団体のプレゼンテーションを実施し、質疑が行われた後、選定基準等の要求項目ごとに評価していただき、指定管理料の額と合わせて総合評価をしていただきました。  評価方法は、事業計画に関する内容審査が600点満点、指定管理料の額が400点満点の合計1,000点満点で評価が行われました。  その結果、五輪・日本管財グループを指定候補者として選定するとの答申を、本年10月19日にいただきました。この選定委員会の答申に基づきまして、同年11月1日に指定候補者として選定させていただいたところでございます。  提案された指定管理料の額につきましては、5年間の合計額で4億5,587万7,000円でございます。  その他の参考資料といたしまして、229ページから233ページにかけまして評価結果、評価内容、事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過及び選定委員会の構成を掲載しておりますので、御参照ください。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第78号 枚方市立火葬場の指定管理者の指定についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 202 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。千葉議員。 203 ◯千葉清司議員 ただいま上程されました議案第78号 枚方市立火葬場の指定管理者の指定について、極めて厳正な議案ですから、改めて質疑を行います。  やすらぎの杜は、当初直営で行われていたわけでありますが、指定管理者制度導入の時期と根拠について、まずお尋ねいたします。 204 ◯大倉伸之環境部長 平成20年4月に開設したやすらぎの杜につきましては、平成22年3月末までは市直営で運営を行い、同年4月から指定管理者制度を導入しております。導入の目的といたしましては、民間事業者の業務ノウハウを最大限に活用することで、さらなるサービスの向上を目指すとともに、火葬業務、施設維持業務などの業務区分にとらわれることのない柔軟な職員配置により、経費削減や業務の効率化を図ったものでございます。 205 ◯千葉清司議員 今、部長のほうから答弁いただきましたけれども、市民が宝、まさに市民が主人公という視点に立って、私なりに要望を添えておきます。  御案内のとおり、私たち人間は、生があって平等に死があります。人生の終えんをお送りする葬儀、火葬は、尊厳をもって厳正に行うべき重要な儀式だと思っています。こうした業務をみずから行わず、数年前から民間業者に運営を全面的に委ねているわけでありますが、やはり私は、火葬場の運営は尊厳をもって行われるべきであり、民間業者に完全に委ねることなく、少なくとも業務の根幹をなす部分については、市民サービスの観点からも市職員が責任を持って実施すべきだと強く求めて、私の質疑を終わります。 206 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 207 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第78号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 208 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 209 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 210 ◯福留利光議長 これから議案第78号を採決します。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 211 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 212 ◯福留利光議長 日程第20、議案第79号「枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 213 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松本土木部長。 214 ◯松本進吾土木部長 ただいま上程いただきました議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の234ページをお開き願います。  本議案は、枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をいただくものでございます。  施設の名称は、枚方市自転車駐車場で、指定管理者として指定する団体の名称は、株式会社ダイゾー、指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。  次に、株式会社ダイゾーを選定するに至った概要について、参考資料に基づき御説明いたします。  議案書235ページの参考資料、枚方市指定候補者選定調書をごらんください。  自転車駐車場の指定管理者選定に当たり、本年7月20日に枚方市自転車駐車場指定管理者選定委員会に諮問し、同年10月19日に答申をいただき、11月8日に指定候補者として選定いたしました。  審査概要でございますが、まず同委員会の意見を踏まえた上で募集要項等の内容を確定し、本年8月16日から9月15日までの間で公募したところ、株式会社ダイゾーほか計4団体から申請がございました。  その後、選定委員会において、各申請団体から提出された事業計画書が本市の事業計画に関する確認事項を満たしているかの審査が行われ、全ての項目において満たしていることが確認されました。  また、事業計画書の提案内容について、申請団体のプレゼンテーションを実施し、要求項目ごとに審査を行い、その内容審査と指定管理料の額をそれぞれ点数化して、総合評価方式による評価が行われました。  その結果、株式会社ダイゾーについて、大阪市と枚方市で自転車駐車場の管理運営の実績があり、市民サービスの向上や効率的、効果的な管理運営など指定管理者制度の目的が具体的かつ明確に示されている、また、自転車駐車場の管理運営に対する基本方針として掲げている誠意を持った管理運営、利用者目線の管理運営、柔軟な対応ができる管理運営についても評価でき、また、ひとり親家庭の親の雇用について考慮していることのほか、詳細なスタッフマニュアルの用意とともに、チェックシートによるスタッフ評価を行うことなど、利用者への接遇面も含め、今後の安定的な管理運営が期待できることから他の申請団体よりもすぐれており、指定候補者として選定する旨の答申がなされ、指定候補者に選定したものでございます。  指定管理料につきましては、5年間で11億6,250万円でございます。  なお、評価結果、事業計画に関する確認事項一覧、指定候補者選定の経過及び同選定委員会の構成につきましては、議案書236ページから240ページに記載しておりますので、御参照ください。  以上、甚だ簡単な説明ではございますが、議案第79号の提案理由説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 215 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。大橋議員。 216 ◯大橋智洋議員 議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、質疑をさせていただきます。  枚方市の自転車駐車場の指定管理候補者に、今回は株式会社ダイゾーが選ばれたわけでありますけれども、まず全申請者の申請書のページ数について。それからダイゾーが1位になった理由、評価されたポイントは何であったのか。この点について、お尋ねいたします。 217 ◯松本進吾土木部長 提出されました各事業者からの申請書のページ数について、それぞれお答えいたします。申請順に、公益社団法人枚方市シルバー人材センターは119ページ、株式会社駐輪サービスは145ページ、一般社団法人日本駐車場工学研究会は208ページ、株式会社ダイゾーは351ページです。  次に、指定候補者の選定につきましては、市外部の有識者で組織する自転車駐車場指定管理者選定委員会において審査し決定していただいておりますが、ひとり親家庭の親の雇用について配慮していることのほか、雨の日の雨がっぱや盗難防止対策としてワイヤー錠の無料貸し出しなどの利用者サービスに関する提案、また、詳細なスタッフマニュアルが用意されていることなどから、接遇面も含め、今後の安定的な管理運営が期待できるということを評価されたからだと考えております。 218 ◯大橋智洋議員 もちろんページ数で内容を図れるというわけではありませんけれども、ボリュームにかなりの開きがあり、企画や提案の分厚さ、あるいは熱意のあらわれと一定とることもできなくはないと感じております。  では、株式会社ダイゾーについて、お尋ねいたします。  といいますのも、既にハローワークにおいて求人募集を行っているということをお聞きしております。もしそれが今回の決定を見越してということであれば、まだ議会の議決を経ていないという意味で非常に問題があると言わざるを得ませんし、この件を是とするわけにはいきません。なぜ求人募集を行っているのかについて、お尋ねいたします。  また、本市の自転車駐車場のうち5カ所程度が建物構造になっていると記憶しておりますけれども、指定管理者が変更になることによって管理形態も変更になるのでしょうか。屋根つきの建物は、夜間はどうしても死角となる場所が発生するため、終電まで有人である必要があると考えております。防犯上特に危惧されますので、この点について維持されるのかどうか、お尋ねいたします。  さらに、非常に重要なことでありますのであえてお聞きいたしますが、それは、現在、各自転車駐車場で働いておられる従事者の方々の今後についてであります。現在従事されている方々は、皆さんやりがいを持って勤務されておられると思いますが、今後こうした方々が希望されれば引き続き働くことができるのかについて、お尋ねいたします。 219 ◯松本進吾土木部長 ハローワークにおいて既に求人を行っているかについて、指定管理候補者である株式会社ダイゾーに確認いたしましたところ、同社の他の事業部が運営する京都市伏見区にある工場でフォークリフトの運転作業員や機械オペレーターの求人を行っていますが、それ以外は行っていない旨の回答を得ております。  また、指定管理候補者は、建物構造となっている5カ所の自転車駐車場と、防犯上特に必要と判断した1カ所の計6カ所の自転車駐車場においては、開門から閉門までの間、全ての時間について有人による管理を計画しております。
     次に、従事者の今後についてでございますが、指定管理候補者の事業計画書には、現施設従事者を最優先に雇用すると記載されており、地元における求人募集を行う前に、現施設従事者全員に声をおかけすると聞いております。 220 ◯大橋智洋議員 ありがとうございました。  今回、これまでこの業務を遂行されてこられたシルバー人材センターがこの担いから外れるということもありまして、2つの面で心配をしております。  一つは、シルバー人材センターの趣旨や存在意義がどうなるのか。意欲的な高齢者の働き口がなくなるのではないかという点であります。さらに言えば、シルバー人材センターは、いわゆる最低賃金の確保が義務づけられていないことなど、本当に高齢者の働き場所の確保となり得ているのか。また、逆に、登録者の方々になかなか仕事が回ってこないという課題もあるように聞いておりますが、こうした点も踏まえて、シルバー人材センターの業務のあり方について、ぜひ検証をしていただきたいと思っております。  もう一つは、今の論点をさらに絞り、現在の施設従事者の方々が望めば、本当に引き続き勤務できるのかという点であります。先ほどの質問で現在の従事者は基本的に希望すれば勤務できるという旨を理解いたしましたけれども、これが本当に忠実に実行されるのか、この点は高齢者の働く場所の確保という意味で非常に重要な部分だと思っております。ここで言う従事者とは、今回の決定に反対されておられる従事者の方々も当然含むわけでありまして、反対していることを理由に継続勤務を希望しても勤務できないなどという事態が発生してはならないわけであります。もし、これが誠実に守られないということになれば、高齢者の働き場所の確保という点は、むしろ減退することになります。この件については、引き続き追いかけていきたいと思いますし、必要に応じて、さらに質疑をさせていただきたいと思います。  今回、これまで担ってこられたシルバー人材センターが外れることに危惧しておりましたけれども、ただ、今回の選定に当たりましては、シルバー人材センターも平等に応募していること、高齢者施策の一翼を担うシルバー人材センターであるにしても、提案内容の分厚さや点数の開きを勘案いたしますと、適正手続にのっとって競い合った結果と受けとめ、この議案に反対するまでには至らないと判断しております。  最後の質問であります。  冒頭にも申請書のページ数をお聞きしましたが、この審査が市民に開かれたものであるかということが非常に重要であります。今回の全申請者の申請書類が情報公開請求の開示対象であるのか。今回の申請書については、市民の方々にぜひ直接ごらんいただく必要もあるのではないかと思っております。市民の方々が開示請求すれば、申請者の申請書を見ることができるのかについて質問いたしまして、私の質疑を終わります。 221 ◯松本進吾土木部長 今回提出されました申請書においては、情報公開の対象となり得るものでございます。 222 ◯大地正広議員 ただいま提案されました議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、質問させていただきます。  先ほどの答弁では、現在、各自転車駐車場で業務に従事しておられる方々には、新たな指定管理者が一般の求人募集を行う前に声をかけるということでしたが、希望者は全員が採用されるということなのでしょうか。改めてお聞きします。 223 ◯松本進吾土木部長 採用につきましては、新たな指定管理者が現施設従事者全員に優先的に声をおかけするとしておりますが、面接した上での採用になると確認しております。 224 ◯大地正広議員 では、採用に雇用の期限は設けるのでしょうか。また、待遇面での向上があるのか、お伺いいたします。 225 ◯松本進吾土木部長 採用につきましては、現時点での予定となりますが、面接、試用期間等で適性を判断の上、1年更新と聞いております。  また、現在の指定管理者であるシルバー人材センターは、最低賃金法の適用を受けないことから、今までは最低賃金より低い賃金でしたが、新たな指定管理者が運営する4月以降の採用については最低賃金法が適用され、従事者の時給が現在より上がるものと考えております。 226 ◯大地正広議員 ありがとうございます。  現在シルバー人材センターの自転車駐車場で従事しておられる方々には、全員優先的に新しい指定管理者からの求人のお声がけをしていただき、そして採用になれば、現在よりも時給が上がるということです。その上で、先ほどの質疑の答弁にもあったように、雨がっぱやワイヤー錠の無料貸し出しなど利用者へのサービス向上が図られるということだと認識させていただきました。  以上で、私からの質問を終わらせていただきます。 227 ◯野口光男議員 私のほうからも何点か質問させていただきたいと思います。  これまでシルバー人材センターを指定管理者制度の中で非公募で選定してきた、その理由としては、自転車駐車場の管理運営業務について、高齢者の就労支援や、また生きがい施策等を推進する場として、市として位置づけてきたからではなかったのでしょうか。当然、今回の公募における選定基準でも、このことを重点的に位置づけて公募されたと思いますけれども、どのようになっているのか、まず伺いたいと思います。  次に、今回の指定管理者については、中高齢者雇用、障害者雇用、とりわけひとり親家庭の親の雇用について考慮しているということが選定委員会の中でも高く評価されていますが、実際にこの団体は、例えば、ひとり親家庭における親の方をどの程度雇用されているのか、実績をお伺いしたいと思います。  3点目に、これまでの質問でもありましたけれども、高齢者の雇用について、選定委員会の会議録を読むと、委員会からの質問に対し、結果として高齢者を採用することになるからと答えていました。さきの建設環境委員協議会でも、今働いている方を優先雇用すると答えていました。また、今の土木部長の答弁でも同じような答弁がありましたけれども、現在、駐輪場では350人の方々が雇用されていますが、それでは一体、今回は何人雇用されるのでしょうか。今回の指定管理者は、先ほども言いましたけれども、ひとり親等の雇用も充実していくのだと言っているわけですけれども、これで本当に全員の雇用が確保できるのでしょうか。それは、今後の指定期間の5年間雇用するということになるのか、お伺いしたいと思います。  今回の事業者の提案には、結果として朝の6時から7時、1時間無人の時間が増えるということになりますが、今まで人がいたのに今度は無人になるということではサービス低下につながるのではないでしょうか。以上について、お伺いします。 228 ◯松本進吾土木部長 指定管理者を公募している市では、募集要項等で高齢者の雇用について定めていても努力義務にとどめている市が多数となっております。これは、民間事業者からの応募を広く求めることに考慮したものと思われます。本市におきましても、今回の募集から公募に変更しましたので、選定基準で高齢者の雇用については必須としておりません。また、民間事業者が指定管理者となっている本市の自動車駐車場においても、実態として高齢者が採用されており、自転車駐車場においても、ほとんどの従事者は高齢者で占められていると判断しております。  また、ひとり親家庭の親の雇用につきましては、候補者はこれまで他の施設で同様の提案を行っておらず、今回の募集から力を入れて取り組むと聞いておりますので、実績を確認することはできません。  次に、新たな事業者には、現施設従事者全員に声をかけ、希望者には面接を受けていただく予定であることを確認しております。雇用期間につきましては、現時点での予定となりますが、面接、試用期間等で適性を判断の上、1年更新と聞いております。  最後に、事業者からの提案内容は、建物構造の自転車駐車場5カ所と防犯上特に必要と認めた1カ所の計6カ所以外は、スタッフの配置を1時間おくらせ、午後7時(後刻訂正発言あり)からの内容になっています。そのため、定期券の販売開始時間が1時間遅くなる駐車場が出てまいりますが、この点につきましては、各自転車駐車場の定期券の販売状況等を考慮し、来年4月の業務開始までに指定候補者と協議の上、スムーズな移行ができるよう努めてまいります。一時利用される方につきましては、特段のサービス低下につながるとは考えておりません。  (発言する者あり)済みません、先ほど午後と言いましたが、午前7時でございます。 229 ◯野口光男議員 今の答弁をお聞きしますと、指定管理者の選定において、今まで、自転車駐車場が高齢者の生きがいと働く場であるということ、この観点が全く入っていなかったことが明らかになりました。また、現行よりも定期券の販売時間が短くなり、サービス低下につながることもわかりました。また、何人雇用されるのかもわかりません。  今回の事業者は、施設の経営方針に関する事項で高得点を得ていますが、なぜ枚方市の外郭団体であるシルバー人材センターより評価が高いのか。今回の資料添付されている事業提案内容を見ても箇条書きで内容がわからず、事業計画書等のページ数が書かれていたわけですが、実際の事業計画書は情報公開請求しないと見られないということで、私たちにはわからないわけです。団体の特定情報があるからということですが、それならば、最初から市民への説明責任が果たせるだけの記載をすべきではないでしょうか。これでは、今回の選定の根拠が全く判断できません。市としての見解をお伺いします。 230 ◯松本進吾土木部長 提案内容につきましては、申請者から提出された内容を忠実に公表するという趣旨からわかりづらい面もございますが、提出されたとおりの内容を添付しております。この点につきましては、よりわかりやすい申請書とするため、仕様書等を検討してまいります。  指定候補者の選定につきましては、市外部の有識者で組織する自転車駐車場指定管理者選定委員会の委員が審査し選定することから、市としましても、参考資料として添付しております評価結果に記載のとおり、ひとり親家庭の親の雇用について配慮していることのほか、詳細なスタッフマニュアルが用意されているなど、接遇面も含め、今後の安定的な管理運営が期待できることなどがすぐれていると考えております。 231 ◯野口光男議員 これまで、市として高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき、必要な援助として自転車駐車場の管理業務を特定でお願いしてきたわけですが、この業務にかわる事業を市として考えているのでしょうか。350人の働く場を市として考える必要があると思いますが、高齢者施策を所管する長寿社会部長に見解をお伺いします。 232 ◯林 寧長寿社会部長 シルバー人材センターは、高齢者に臨時的かつ短期的な就業、またはそのほかの軽易な業務に係る就業の機会を確保することにより、高齢者の生きがいの充実を図ること等を目的として活動を行っております。現在、市からは、シルバー人材センターに対して長寿社会部所管の楽寿荘の受付等業務委託を初め、自転車放置禁止区域内指導・整理業務委託など、庁内の各部署からさまざまな事業を委託しているところでございます。  本市としましては、高齢者が働くことを通じて生きがいの充実が図れるよう、引き続き、法律の考え方にのっとり、シルバー人材センターを支援していく考えでございます。 233 ◯手塚隆寛議員 これまでの質問とかなり重なるところがありますので、当初の、通告した内容と少し変えながら、趣旨は変えずに質問します。  まず、枚方市のこの自転車駐車場は、これまでは指定管理者を特定してやっておられたと。しかしながら、今回、競争公募に変えられたということでありますが、先ほども多々あったと思いますが、再度、これまでシルバー人材センターを特定していた理由、そして今回やめられた理由について、お尋ねします。 234 ◯松本進吾土木部長 前回までは、高齢者の就業機会の確保等、本市の高齢者施策の一環として、公益社団法人枚方市シルバー人材センターを指定管理者に指定することが妥当と判断し、非公募としてまいりましたが、指定管理者の導入の目的である市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設管理運営をさらに図るため、競争性の確保のもと、よりよい指定管理者の選定を図る趣旨から、府下の中核市や近隣市15市においても12市が公募により事業者を選定している状況や、平成28年度民間活力活用業務評価員会議において、同センターを指定管理者に選定することが要検討と指摘され、自転車駐車場の管理が高齢者の就業機会の確保を目的とするなら別の制度で対応すべきであり、指定管理者を特定することは妥当性を欠くとの意見等も踏まえ、総合的に判断し公募としたものでございます。 235 ◯手塚隆寛議員 今のお答えの中でありましたが、シルバー人材センターは高齢者の就業機会の確保が大きな目的であるということでありました。そして、そのために、これまで自転車駐車場の運営について特定で行われてきたということでしたが、今のお話の中で、民間活力活用業務評価員会議において、シルバー人材センターを指定管理者に選定することが要検討と指摘されたということであり、当然それは、指定管理者を特定することは妥当でないということが言われたと。  しかしながら、一方で、高齢者の就業機会を別な形でつくるべきだということも言われているわけですが、実際に先ほどからの御答弁でも、具体的に、これにかわってどのような高齢者の仕事を確保するのか、このようなことが今提示されている状況にはないということもあります。当初質問しようと思いましたが、先ほどからの答えの中で、現在の施設従事者を最優先に採用すると、現従事者全員に声をかけるということを言われていますが、しかしながらそれも、先ほどのお話の中で全員が再雇用されるという保証はないということも明らかになりました。  そういう中で、本当にこのような形で高齢者の雇用の確保ができるのか。さらには、このことによって多くの人材に、またシルバー人材センターの業務自身にも大きな影響を与えるのではないかということを考えますと、本市のシルバー人材センターへのそういう業務、個々を育成しながら高齢者の雇用を確保していくようなことに大きな影響を与えるのではないかということも考えますから、今回のやり方は納得できないということを申し上げて、質問を終わります。 236 ◯岡沢龍一議員 ただいま上程されました議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、お伺いします。  今回、これまで非公募により選定してきた自転車駐車場の指定管理者の選定を公募に切りかえられました。公募により複数の事業者等の提案を得たことは、指定管理者制度の趣旨からして成果があったものと受けとめております。そうしたことも含めて、まず、本施設について指定管理者を公募することのメリット、また非公募とすることのデメリットについて、確認しておきます。 237 ◯松本進吾土木部長 公募によるメリットといたしましては、広く民間事業者等の事業提案を得ることで、市民サービスの一層の向上や、より効率的、効果的な管理運営を含め、施設の設置目的の達成に向け、よりよい指定管理者を選考することができるところにあるものと考えております。  また、非公募とすることのデメリットにつきましては、サービス面、価格面ともに競争性が働かないことにあるものと考えております。 238 ◯岡沢龍一議員 私は、これまで、原則公募との指定管理者制度の趣旨を踏まえ、本施設についても公募によるべきと申し上げてきました。この間、10年以上にわたり特定の団体を非公募により選定してきたことを今回改められ、競争性の確保のもとに、適正に事業者を選定されたことを評価したいと思います。今後においては、提案された事業計画書の内容を着実に実行し、さらなる市民サービスの向上へとつなげるよう、施設所管部としても厳密に履行確認、モニタリング等を行っていただくよう要望して、私の質疑を終わります。 239 ◯千葉清司議員 たくさんの議員の皆さんから多方面にわたって質疑されています。オーバーラップする面もあると思いますけれども、私の頭で、この案件を整理する立場で御質問しますので、よろしくお願い申し上げます。  枚方市自転車駐車場は、平成18年度から指定管理者制度を導入されています。もう一度整理する立場で、なぜ導入されたのか、その根拠をお聞かせください。 240 ◯松本進吾土木部長 指定管理者制度の導入の目的といたしましては、平成15年度の地方自治法改正前までは公の施設の管理主体を市の出資法人に限って認めてきたものを、種々の法人等にまで広げることにより、そのノウハウを幅広く活用し、市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設の管理運営を図るため導入するものでございます。  こうした趣旨を踏まえ、施設の設置目的を達成するためにより効果的である場合に、同制度による管理運営を行うものとしております。 241 ◯千葉清司議員 今、松本部長のほうから御答弁いただきましたように、市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設の管理運営を図るために導入したということであります。民間ですと、まさに合理化です。合理化は必ず、結果は数値であらわすのです。ですから、金額にして、円でも万円でもいいですけれども、数値であらわす。人員については何人削減したか、そういうことが表に出なければ。作文じゃいけないと思うんですよ。  そういうことで、導入前と導入後のこの効果について、改めてお聞きしておきます。 242 ◯松本進吾土木部長 自転車駐車場の管理運営につきましては、平成17年度までは業務委託をしていましたが、平成18年度からは指定管理者制度を導入し、シルバー人材センターが指定管理者となり委託料の縮減が図られています。平成17年度の管理委託料と平成27年度の指定管理料を比較しますと、約480万円減額しております。なお、指定管理以前も業務委託をしているため、職員の削減はございません。  また、導入による効果としましては、早朝から深夜まで運営している施設において、権限を委任できる指定管理者制度を導入したことにより、利用者からの要望への自主的な対応、施設や備品の軽易な修繕など、市が直営で運営するよりも効率的な運営ができていることが挙げられております。 243 ◯千葉清司議員 3回目で恐縮ですけれども、質問の中に要望も含めておきます。  今、部長の答弁の中で、金額的には約480万円の効果が出たと。それから、職員については削減はございませんという御答弁であります。私は、この問題は高齢者の健康を維持する大きな就労の場だと思っています。ざっと400人ぐらいの高齢者の皆さんが元気に働いている職場であります。高齢者の皆さんが健康で働くということは、まさに医療費の削減に直結してまいります。医療費の削減に貢献するということは、市の財政に大きく貢献するという結果をもたらすわけです。ですから、ただ単に金額的に削減される、人員的に削減される、そういう合理性的な数値で置きかえるだけでは、私は、この問題は解決できないと思うんです。  今申しましたように、高齢者の就労は介護予防にもつながるんです。ですから、結果的には市の財政に大きく貢献するわけですから、そう簡単に効率化だけを目途に、長年培ってきた、この宝的な就労の場を、私は、やはり民間に委託すべきではないと思っているところです。そういう意味で、長寿社会部長のほうから御答弁いただきたいと思います。 244 ◯林 寧長寿社会部長 枚方市シルバー人材センターは、定年退職者等の高齢者に、臨時的かつ短期的な就業、またはその他の軽易な業務に係る就業の機会を確保し、高齢者が働くことを通じて、生きがいの充実を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的に事業を実施しております。  本市としましては、今後も、引き続き、シルバー人材センターに対して、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の考え方にのっとり、地方公共団体の責務として支援してまいります。 245 ◯八尾善之議員 多くの方が質問されておられますので、重複する部分が多々あろうかと思います。ただ、この重複の部分につきましては、やはりそれだけ議員が関心を持っている、注意をしていかなければいけないというようなところでございますので、そのあたりを御理解いただいて、質問に入らせていただきます。  議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、お伺いいたします。  枚方市自転車駐車場の指定管理者の選定については、これまで非公募とし、枚方市シルバー人材センターを指定されてきましたが、今回は公募により株式会社ダイゾーを指定管理者として指定されるとの議案が上程されました。  それでは、これまで指定管理者として指定されてきた枚方市シルバー人材センターの設立の目的、また本市の高齢者施策を展開する上での位置づけについて、まずお伺いいたします。 246 ◯林 寧長寿社会部長 枚方市シルバー人材センターは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき、昭和55年11月に設置され、定年退職者等の高齢者に臨時的かつ短期的な就業、またはその他の軽易な業務に係る就業の機会を確保し、高齢者が働くことを通じて、生きがいの充実を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的としております。  センターが実施している事業は、超高齢社会の中で高齢者の孤立を防ぎ、生きがいづくりや社会参画を促すものであり、市としましても、法律の趣旨にのっとり、こうしたセンターの活動を支援しているところでございます。 247 ◯八尾善之議員 長寿社会部長は、何回も同じような答弁をされているということで、これだけは認識されているというように理解いたします。  次に、枚方市シルバー人材センターの設立の目的は、今言われたように、働くことを通じ生きがいの充実を図り、活力ある地域社会づくりに寄与するとのことであります。今回公募を行われたということは、仮に、この枚方市シルバー人材センターが指定管理者とならなかった場合も想定されてのことであると考えていますが、結果として、枚方市シルバー人材センターが指定管理者とならなければ、先ほど来、多くの方が言われているように、多くの高齢者が働く場を失います。  枚方市自転車駐車場で働きたいと考えている高齢者は非常に多く、待機が生じている状況とお聞きもしております。その中で、今回、指定候補者に選定されなかったことについて、どのような責任を感じておられるのかお聞きするとともに、今後のフォローについてもお伺いいたします。加えて、現在、外郭団体の経営評価も実施しておられますが、公募、非公募をこのように決めるのは、その結果が出てきてからでもよかったのではないかと思いますが、市の見解を担当副市長にお伺いしたいと思います。  また、選定委員会からの答申を受けて、株式会社ダイゾーを選定されたわけですれども、さきの答弁にもありました、超高齢社会の中で高齢者の孤立を防ぎ、生きがいづくりや社会参画を促すという観点を真剣に考えて答申通りの選定をされたのかも、あわせてお伺いいたします。 248 ◯山下寿士副市長 枚方市シルバー人材センターを所管する副市長といたしまして、お答えします。  同センターには、長年、市の自転車駐車場の指定管理者として業務に携わっていただいておりましたが、今回の結果をしっかり受けとめていただきたいと考えております。  本市におきましては、シルバー人材センターに対して、現在も庁内の各部署からさまざまな事業を委託しているところでございまして、今後もセンター設立の目的である高齢者の就労、生きがいづくりにつながる活動をしっかり実施できる団体として運営していただけるように支援してまいります。 249 ◯小山 隆副市長 選定について、お答えいたします。  指定管理者の導入の目的であります市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設管理運営をさらに図るため、競争性の確保のもと、よりよい指定管理者の選定を図る趣旨から、府下の中核市や近隣市の選定状況や、平成28年度民間活力活用業務評価員会議においての意見も踏まえて、総合的に判断し公募としたものでございます。 250 ◯八尾善之議員 両副市長ありがとうございます。  ただ、担当の長寿社会部長と同じような答弁であるというのは、なかなか誠実さには欠けるのではないかと申し上げておきます。  最後に、枚方市シルバー人材センターの設立の目的を達成するために、本市は、高齢者施策として、これまで非公募とされてこられていましたが、今までの運営と今回の公募でどれだけの効果が出るのかわかりにくいところがあります。各事業者からそれぞれ出された指定管理料を見ておりますと、株式会社ダイゾーと枚方市シルバー人材センターとの差額が、5年で3,644万1,394円、規模の違いはあるものの、枚方市自転車駐車場は確か20カ所だったと思います。そうすると、1カ所当たり、1年間で約36万4,000円しか差額が出てきません。枚方市が高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき設置した枚方市シルバー人材センターの設置目的から、明らかに逆行する施策を実施しようとされています。  枚方市駅周辺再整備の第1弾として、総合文化施設の建設については、これまで議会から、複合施設などとして効率的な建設をと提言も行ってきたところです。これについては、湯水のごとく税金を費やして、単体で建設に向け着々と進められています。それに対して、今回の公募での管理料の差額はと言うと、本当に少額だと言えます。これだけしか差額が生じない中、指定候補者を変更することで、高齢者の働き場所が相当数減少することとなります。  それでは、本当に市長は、これからも高齢者が働くことを通じて、生きがいや充実を図るとともに活力ある地域づくりに寄与するとお考えなのか、わかりやすくお答えください。また、箱物には湯水のごとく税金を費やし、高齢者の働き場所をなくすというような施策が、市長が常々言われている身を切る改革ということなのか、あわせてお伺いいたします。 251 ◯伏見 隆市長 シルバー人材センターに対しましては、高齢者が働くことを通じて生きがいの充実が図れるよう、引き続き、法律の考え方にのっとり支援していく考えでございます。  また、自転車駐車場の指定管理者につきましては、指定管理者の導入の目的である市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設管理運営をさらに図るために、競争性の確保のもと公募しております。 252 ◯八尾善之議員 議長、答弁漏れがありますよ。2億円使ったかどうかということをお聞きしておるんですけれども、それについての答弁がないです。 253 ◯福留利光議長 他に質疑はございませんか。(発言する者多数あり)市長、追加答弁はありますか。 254 ◯伏見 隆市長 特に。関連性が、ちょっとわからないです。 255 ◯西田政充議員 ただいまの八尾議員の質問を聞いておりまして、さらにお聞きしたいことがございますので、伏見市長にお聞きしたいと思いますけれども。今回、枚方市自転車駐車場の指定候補者を選定するために、いわゆる、枚方市自転車駐車場指定管理者選定委員会に、枚方市として、ことし7月20日に諮問されました。そして、ことしの10月19日に答申を受けられたわけですけれども、その答申の結果として、今まで指定管理者を担っていただいております枚方市シルバー人材センターではなくて、株式会社ダイゾーが最もすぐれているという答申が出てきたわけですけれども、この答申を受けられてどのような感想を持たれたかというのを、まずお聞かせいただきたいと思います。 256 ◯伏見 隆市長 選定委員会におかれまして、指定管理者の選定基準に基づいて、適正に、慎重に審議された結果、このような結果が出たものと考えております。 257 ◯西田政充議員 選定委員会において慎重な作業が行われて選ばれたという判断をされたということですが、それを、10月19日に答申を受けて、11月8日に指定管理者を選定したということでございますけれども、今回の議案第79号につきましては、これは伏見市長が提案されていらっしゃるわけです。今回のこの答申内容を受けて、そして、枚方市として指定候補者を11月8日に選定して今回の議案を上程したことに対する市長の思いをお聞かせいただきたいと思います。 258 ◯伏見 隆市長 先ほど答弁させていただきましたとおり、この選定委員会におきまして慎重に審議された結果、このような答申をいただいたという中で、その答申についてはやはり尊重すべきであるという思いで、この議案を提出させていただいた次第であります。 259 ◯西田政充議員 もちろん、選定委員会の答申内容は重要視しないといけないのは当然でございます。ただ、枚方市シルバー人材センターの設立目的であるとか、あるいは、これまでの枚方市との関係などを考えると、やはり、枚方市と枚方市シルバー人材センターは、お互いに高め合っていく、成長し合っていく、直さなければいけないところがあれば改善していくという関係性が重要であろうかと思います。そういった観点も、枚方市として選定する際に考慮いただきたかったということを強く申し述べておきたいと思っております。  最後に、先ほどの八尾議員の質問の中に、今後どのように枚方市シルバー人材センターをフォローしていくのかということについて御答弁があったんですけれども、非常に抽象的でございました。もう少し具体的に、どのようなフォローを考えていらっしゃるのか、今おありでしたら、お聞かせいただきたいと思います。 260 ◯伏見 隆市長 先ほど答弁させていただきましたとおり、これは法律の考え方にのっとりまして、支援をしていく考えであります。枚方市としましても、このシルバー人材センターにつきましては、必要な助言、協議の場を持って、その法の考え方、つまりは高齢者が働くことを通じて生きがいの充実が図れるよう取り組んでいきたいと考えております。 261 ◯堀井 勝議員 たくさんの質問が出されまして、主に事務的な話をお聞きしましたので、これぐらいでいいんですが。私は、政策的な、枚方市として何を選択するねんと、どういう政策で枚方市はこれからいくねんというような観点から、副市長ないし市長にお尋ねしたいと思います。  まず、1目点は、本市における駐輪場の業務ですね。これは、今までシルバー人材センターに特定してきたわけです。このたび特定しないことにした主な理由は何かということをお聞きしたい。  2点目は、枚方市が設立した広益社団法人枚方市シルバー人材センターの定款がございますね。ちょっと定款を読ませていただきます。  センターは、定年退職者等の高年齢退職者の希望に応じた臨時的かつ短期的な就業またはその他の軽易な業務に係る就業の機会を確保し、及びこれらの者に対して組織的に提供することなどにより、その就業を援助して、これらの者の生きがいの充実及び社会参加の推進を図ることにより、高年齢者の能力を生かした活力ある地域社会づくりに寄与することを目的とするという、非常に崇高な目的が示されているわけです。  この崇高な目的を市長や副市長はどういうように理解されているのかと。私は、これ額面どおり理解しているんですよ。皆さんはどのように理解されているのかということを2点目にお聞きしたい。  3点目は、本市の市民が一生懸命頑張って、一生懸命税金を納めておられるわけですね。そこに、ひな壇に座っておられる皆さんが、税金をどういうように使っていくかというのを提案されるわけです。我々は、その税金の使い道が本当にそれが正しいのかどうかということを審査しているわけですね。いいですか。それなら、この貴重な税金を使用するに当たって、主にどういう観点でこの税金を使おうとしているのか、それを教えてください。以上です。 262 ◯小山 隆副市長 何点かの質問について、お答えいたします。  まず、なぜ公募したのかということにつきましては、繰り返しになりますが、市民サービスの一層の向上、これを効率的、効果的に図っていくという観点のもと、競争性を確保しながら、よりよい指定管理者の選定を図るという趣旨で、また、平成28年度の民間活力活用業務評価委員会議においての意見等も踏まえまして、今回、総合的に判断し、公募としたものでございます。  次に、税の使い道、どういう観点でというところにつきまして、お答えいたします。
     まず、今回、5年間の運営事業者を決めるということが最も大切なことでありましたので、その間におきまして、最もよい提案をされた事業者を選定していくということで、それを最優先して決めております。  なお、今回、この提案の場合におきましては、雇用についてはおおむね継続されるものと考えておりまして、市内の高齢者の就労につながるものと考えております。 263 ◯山下寿士副市長 私のほうからは、このシルバー人材センターの目的をどのように遂行していくのかということでございますけれども。先ほど、議員のほうからお示しされた、シルバー人材センターの定款なるものをお読みされましたけれども、法律のほうにも、担当部長からも再三御説明させていただいておりますように、高齢者にとって軽易な業務の就業であるとか、一時的、短期的な就業についてしっかりと相談を受けていく、団体のほうにつなげていく作業をするというのが、シルバー人材センターが雇用をさせているところではなくて、そういった雇用をつなげていくというような作業を日常的にするというところと、あわせて、高齢者の生きがいづくり、社会参加につながっていくということを目指してやっておられるわけでございまして、これまで答弁でも申し上げましたが、今、庁内の各部署から約39の事業をシルバー人材センターに業務委託しております。  そういったことは、これからも当然、委託事業として適切にしていくかどうかの検討はもちろんさせていただきますけれども、そういったことも前提にしながら、シルバーのそもそものあり方、目的に沿った形でしっかりと運営していただけるように、また、そういう育成の団体として働いていただけるようなことも、こちらのほうから支援をする形でやっていきたいというように考えます。 264 ◯堀井 勝議員 小山副市長からは、先ほどからの部長さんのお答えと同じような、いわゆる、選定委員さんが、安かったとかいろいろサービスが違ったとか、シルバー人材センターのサービスが悪いとかいうようなことを主な理由に決めたということなんだろうと思うんですけれども。私は、先ほど読ませてもらったように、このシルバー人材センターの定款の、目的ですね、やっぱりこれを大事にする、それが一番の根本やと思うんです。  日本国憲法も、平和やから第9条がなくてええねんということにはならない。第9条があるから平和が保たれているわけです。わかりますか。それを今ないがしろにしようとしている政府がいてますけれども、これも同じなんですよ。この定款があって、この目的があって、目的を大事にしなければ、ずるずるずるずると安かろうでいくと。それやったら市役所全部を民間にしたらいいじゃないですか。一番安く上がりますよ。そのぐらい本当のことを、中身を、真髄をしっかりと見きわめていかなければ。簡単に、この選定委員会さんがそういうふうに具申してきたからそれでいいんだと。皆さんは、少なくとも市長以下3人の副市長さんは、やっぱり政策を大事にしてもらいたい。そうでなかったらぐちゃぐちゃになりますよね。もう一度お答えいただきたいと思うんですが。  それと、最後に言いましたように、みんな一生懸命働いて、税金を納めて、その税金が他市へ持っていかれると。これはシルバー人材センターの選定だけの問題じゃないですよ。今朝ほどからやっていた指定管理者の指定も一緒ですよ。みんなよそへ持っていかれているんじゃないですか。枚方市の事業者、シルバー人材センターも含めて、いろんな人を育成していくのが皆さん方、あなた方の立場じゃないですか。よそに負けないようにしていくのが、あなた方の立場なんじゃないですか。それを、負けて、取られてしまって悔しくないですか。私だったら本当に悔しいですよ。こんな仕事していていいんかというように思いますよ。  最後、市長さんにお尋ねしますけれども、本当にこんな市政を進めていいんですか。税金がどんどんどんどん他市へ流れていく。枚方市の業者が請け負えば、親方ももうかるけれども、そこで働いている人ももうかる、それがまた枚方市に還元される、いわゆる還流するということを主に思って、いろんな事業に取り組んでいかなければならないんじゃないですか。そのことについて、市長さんはどう思いますか、お答えください。 265 ◯伏見 隆市長 これは、答弁の繰り返しになりますけれども、シルバー人材センターに対しましては、高齢者が働くことを通じて生きがいの充実が図れるよう、引き続き、法律の考え方にのっとり、支援をしていく考えであります。  そして、今回のこの駐輪場の指定管理者制度におきましては、この3月に指定管理者制度に関する基本指針というものを公表させていただきまして、その指針に基づきまして、この自転車駐車場におきましては、市民サービスの一層の向上、より効率的、効果的な施設の管理運営ということを目的に公募させていただいた次第でございます。 266 ◯堀井 勝議員 最後になりますけれども、皆さんで出されている、この間も説明を受けたんですけれども、外郭団体のこれからのあり方についてヒアリングさせていただきました。いろんな団体がたくさんありますね。それらの団体のあり方について、これから都市経営会議で検討していくとなっているわけですね。都市経営会議でこの団体をどうしていくかということを検討して、それから議会に諮って、いろんなことを実施していく。  その前にもう、シルバー人材センターは外郭団体のよその業者にその仕事を任せてしまうのやと。少なくとも、都市経営会議でそれぞれの団体の性格なり、果たしている役割なり、そういったものをよく精査して、先ほども言いましたように日本国憲法第9条じゃないですけれども、やっぱりこれはどうしても譲れんというものについては、ちゃんと育成していく、少々金がかかってもそれはしていくと。単なる身を切る改革やったら役所を全部民間にしたらいいんですよ。株式会社にしたらいいんです。そんなら安く上がりますねん。できないでしょうが。これはやったらあかんわけや。やっていいものとやって悪いものとある。  例えば社会福祉協議会、これは枚方の社会福祉を担ってもらっている団体ですね。これ、ほんまに指定管理者にしていいんですか。そんなことしたら、枚方市の社会福祉はむちゃくちゃになりますよ。そういったことを考えていただくのが市長の立場じゃないですか。市長には、大所高所から、やってええものとやったらあかんものと、やっぱり精査をしてもらいたい。このことを私は申し上げている。市長の御答弁をください。 267 ◯伏見 隆市長 ただいまの御質問ですけれども、やっていいものとやってはいけないもの、そういうことを判断しまして、現状に至るということでございます。このシルバー人材センターのさまざまな事業におきましては、さまざまあるわけでありまして、この自転車駐車場というのは、そのうちの一つであります。この自転車駐車場の事業におきましては、市民サービスの一層の向上、それから、より効率的、効果的な施設運営の管理が必要であるという判断のもとで公募をしたところでございます。 268 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 269 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第79号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 270 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 271 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。野口議員。 272 ◯野口光男議員 議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。  初めに、市民サービスの一層の向上を図ると、市は答弁の中で繰り返し言っていますが、市民サービスの向上を図ると言うのならば、市内高齢者で構成するシルバー人材センターに、就労、生きがいの場として自転車駐車場の管理運営を任せることが市民サービスの向上であり、民間事業者に任すべきではありません。  議案書235ページの選定調書の選定の概要を読んでも、これまでシルバー人材センターを非公募で選定してきた根拠である高齢者の就労支援や生きがい施策等を推進するということが、全く触れられていません。自転車駐車場の役割は放置自転車の解消だけでなく、高齢者の生きがいと働く場としての役割があるにもかかわらず、これを全く無視して、広く民間事業者を募集するための選定基準での選定は認められません。  また、現在働いている方や高齢者の雇用は行うと提案しているとのことですが、これは、障害者雇用、ひとり親家庭の親の雇用と同様に努力項目です。現在働いている約350人の方の雇用を確保するとしながら、何人雇用するかわからない状況であり、全く根拠がなく、高齢者の就労、生きがいの場が大幅に縮小されるのは明らかです。結果として、現在シルバー人材センターが行っている状況と比べて、自転車駐車場に誰もいなくなる無人の状態の時間が増える、14カ所の自転車駐車場で、朝6時から7時までの定期券販売をしなくなるなどサービス低下につながるにもかかわらず、今回の事業者は高い評価を受けて指定されていること、そして、選定委員会で評価されていることが実際にできるのか、何よりも事業者がどのような提案をしているのか具体的にわからない状況の中で、今回の選定について認めるわけにはいきません。  最後に、今回1,733筆の高齢者の職場を守ってほしいという切実な要望署名も用意されていました。この署名は、わずか4日で集められたそうです。多くの高齢者の願いに応えるためにも、今回の民間事業者である指定管理者の指定はすべきでないことを申し上げて、反対討論といたします。 273 ◯手塚隆寛議員 議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、反対討論いたします。  これまでの議論の中で、賛成できない理由がほとんど出尽くしたかと思いますが、私は、1点に絞って反対討論します。  枚方市自転車駐車場の指定管理をシルバー人材センターに特定した理由というのが多々出てきていましたが、やはり政策的に高齢者の雇用や高齢者の生きがいをつくっていく、このためにあえてやってきたわけです。今回、特定をやめて競争公募に切りかえた、これは明らかに政策を変更した、高齢者施策を変えていった、このようなことを意味しますから、持つ意味は大変大きいと思います。  そしてまた、これまで働いていた多くの方々の雇用が本当に確保されるのかどうか。これも今までの御答弁の中でも非常に不明であるように思います。そして、先ほどもありましたが、12月4日は1,733名の多くの方々の署名が各会派に届けられた。本当に多くの方々がこのやり方に対して、疑問や、また反対、そして今後の不安を感じておられる。このような声に対して、やはり枚方市は真摯に受けとめる必要があると考えています。  今後、高齢化が進んでくる。誰もが生き生きと暮らせるまちづくり、先ほどもありましたが、高齢者が生き生きと社会生活を送っていける、このようなことを枚方市はさらに充実させていかなければならない。今回の政策の変更はこのことに逆行する、さらに、先ほどからシルバー人材センターへ雇用や支援を続けると言われていますが、今回の出来事は、支援の強化にはならずに、逆に支援を弱化させていく、このようなことにつながってくる、このように私は考えます。そして、全体として本市の高齢者施策が後退していく、このようなおそれが大変に強い。こういう、今の枚方市政の動きの中で出てきた今回のこの提案については、私は賛成できない、反対だということを申し上げて、討論といたします。 274 ◯八尾善之議員 議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、民進市民議員団を代表いたしまして討論いたします。  先ほどの質疑の中での御答弁によると、枚方市シルバー人材センターは、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に基づき、定年退職者等の高齢者に臨時的かつ短期的な就業、またはその他の軽易な業務に係る就業の機会を確保し、高齢者が働くことを通じて、生きがいの充実を図るとともに、活力ある地域社会づくりに寄与することで、超高齢社会の中、高齢者の孤立を防ぎ、生きがいづくりや社会参画などの活動を支援する目的で、昭和55年11月に設置されました。  しかしながら、今回の公募で、枚方市自転車駐車場の指定管理者として、株式会社ダイゾーの指定についての議案が上程されました。これまで枚方市が行ってきた高齢者施策と明らかに逆行する施策であり、指定管理料の額としては、枚方市シルバー人材センターと株式会社ダイゾーとの差額が、各自転車駐車場の規模の違いはあるものの、1カ所当たり、1年間で平均約36万4,000円と非常に少額で、これからの超高齢社会を見据え、健康寿命の延伸などのことを考えると、これまで同様に、枚方市シルバー人材センターを指定候補者に選定されないということが、今年度、機構改革で高齢者に特化した長寿社会部を設置された市の判断とは到底理解ができません。行政改革の名のもとで行われようとしている今回の件と、もう一方で行われている高齢者施策との整合性はどこにあるのか。市が答弁でよく使われる組織横断的、全庁一丸となりというような庁内連携がどこでどういうように行われているのか。また、今回の結果を受けての市の責任、その後のフォローについても全く示されていない状況であります。  最後に、市民が納めていただいております貴重な税金の使い方として、一定の競争性を確保すると同時に、あわせて市内の事業者に仕事をしていただくことによって、事業者はもちろん、そこに雇用が生まれ、同時に、それにより得た利益が改めて税金として本市に納入されます。本市の税を有益に使うことにより、さらに有益を生み出すような使い方を考えるべきであります。  以上、申し上げましたとおり、市がこれまで行ってきた市民本位の市政として、高齢者が働くことを通じて生きがいの充実を図る施策を後退させてまでの成果が上がるとは到底思えませんので、この議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定についての反対の討論といたします。 275 ◯岡沢龍一議員 ただいま上程されました議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、未来に責任・大阪維新の会を代表して賛成の立場で討論いたします。  本議案は、これまで非公募により決定してきた枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定を公募へと転換し、選定された事業者を指定管理者に指定しようとするものです。  指定管理者制度は、原則公募により、競争性を確保した上で、よりよい事業者を選考する趣旨のものです。そこには、施設の利用者のためにどうあるべきか、また、施設管理におけるコスト面での効率化がどうあるべきかといったことを、広く市民のために、また税金の使い方としてどうあるべきかを常に念頭に置く必要があるものと思います。  こうした趣旨から、この間10年以上にわたって特定の団体を非公募により選定し、年間約2億円の委託料を支出し続けてきたことについては、市民サービスの点からも、また、指定管理者制度本来の趣旨においても合致しないものであります。  最後に、今回選定された事業者については、自転車駐車場に係る指定管理者選定委員会の会議録も見させていただきましたが、現従事者の優先雇用、障害者雇用、地元雇用、中高齢者雇用、母子家庭支援を行いますということも提案されています。施設所管部においては、こうした提案内容の履行確認を厳密に行っていただくことを強く求め、議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定についての賛成討論といたします。 276 ◯千葉清司議員 ただいま上程されました議案第79号 枚方市自転車駐車場の指定管理者の指定について、討論を行います。  上程されました趣旨からいたしますと、効率化のための民営化が最優先され、およそ400名に上る高齢者の就労の機会が奪われました。かつ高齢者の就労の除外は、介護予防の側面でも。私は、極めて心配するところでございます。  昨今、政府での一億総活躍社会の時代と叫ばれる中、このたびの提案は有言実行に逆行している。極めて論外であります。また、選定委員会は、選定に際してどこまで現場を知り、高齢者の就労を本気でそんたくいただいているか、いささか疑問であります。  今後、民間の需要であれば、言うまでもなく機械化、省力化が待ち受けることも必須であり、危惧するところであります。したがいまして、高齢者の就労による介護予防の推進に向けて取り組むことを、見捨てることなく就労によって社会に貢献していくことを、心から支援するものであります。よって、本議案は、私といたしましては、極めて理解に乏しく、ここに声を大にして反対の意思を表明します。  以上、よろしくお願い申し上げます。 277 ◯福留利光議長 これをもって討論を終結します。 278 ◯福留利光議長 これから議案第79号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 279 ◯福留利光議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 280 ◯福留利光議長 日程第21、議案第80号「市道の廃止について」及び日程第22、議案第81号「市道の認定について」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 281 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。松本土木部長。 282 ◯松本進吾土木部長 ただいま一括上程されました議案第80号 市道の廃止について及び議案第81号 市道の認定について、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書241ページをお開き願います。  初めに、議案第80号の市道の廃止については、道路法第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  今回廃止を行います路線は、本市の道路網の再編を図るためのもので、廃止-1の楠葉野田第27号線から廃止-7の東中振27号線までの合計11路線、延長1,494メートルでございます。  以上の廃止路線につきまして、244ページから247ページに各路線の位置及び起・終点の参考図面を添付しておりますので、御参照いただきたいと存じます。  続きまして、議案第81号の市道の認定について、御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書248ページをお開き願います。  本件につきましては、道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものです。  今回認定を行います路線は、道路網の再編、大阪府より引き継ぎを受ける府道、開発行為に伴う帰属及び寄附を受けた認定-1の町楠葉第7号線から認定-33の山之上92号線までの63路線、延長6,292メートルでございます。  以上の認定路線につきまして、258ページから274ページに各路線の位置及び起・終点の参考図面を添付しておりますので、御参照くださいますようお願いいたします。  以上、甚だ簡単ではございますが、議案第80号及び議案第81号の説明とさせていただきます。御審議の上、御可決いただきますようよろしくお願いいたします。 283 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 284 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第80号及び議案第81号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 285 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本2件については、委員会の付託を省略することに決しました。 286 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 287 ◯福留利光議長 これから議案第80号及び議案第81号の2件を一括して採決します。  本2件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 288 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本2件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 289 ◯福留利光議長 午後4時まで本会議を休憩します。     (午後3時45分 休憩)     (午後4時 再開) 290 ◯福留利光議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 291 ◯福留利光議長 日程第23、議案第52号「平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。 ────────────────────────────────────────── 292 ◯福留利光議長 理事者から提案理由の説明を求めます。宮垣財務部長。 293 ◯宮垣純一財務部長 ただいま上程されました議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議案書の8ページをごらんください。  第1条歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出それぞれ12億6,036万5,000円を追加し、補正後の総額を1,385億9,978万8,000円と定めるものでございます。  第2条及び第3条につきましては、それぞれ別表により御説明いたします。  11ページをごらんください。  第2条債務負担行為の補正でございますが、第2表のとおり、広報業務経費など契約期間が次年度以降に及ぶ経費につきまして、債務負担行為の設定を行っております。  補正後の限度額でございますが、15ページの表の最下段にありますとおり、141億3,966万6,000円でございます。  次に、16ページをごらんください。  第3条地方債の補正でございますが、第3表のとおり、私立保育所施設整備補助事業など3件の補正を行い、補正後の限度額を118億1,550万5,000円とするものでございます。  続きまして、事項別明細書によりまして、主な補正内容について、御説明いたします。  20ページをお開きください。  まず、歳入の補正でございます。
     第14款国庫支出金では、障害者自立支援給付費負担金などで8億4,741万1,000円の増額補正を行っております。  次に、22ページでございますが、第15款府支出金では、障害者自立支援給付費負担金などで4億69万5,000円の増額補正を行っております。  次に、24ページをお開きください。  第20款市債につきましては、1,140万円の減額補正を行っております。  以上を合計いたしますと、最下段の歳入合計のとおり、12億6,036万5,000円の増額補正となり、補正後の歳入総額は1,385億9,978万8,000円でございます。  続きまして、歳出でございます。  26ページをお開きください。  第2款総務費では、税過誤納還付金や旅券発給事務経費の増額などによりまして、8,781万6,000円の増額補正を行っております。  第3款民生費では、障害者自立支援費や保育所各種委託料の増額などによりまして、19億8,738万8,000円の増額補正を行っております。  次に、32ページをごらんください。  第6款商工費では、商店街等活性化促進事業補助金の増額によりまして、729万円の増額補正を行っております。  次に、34ページをお開きください。  第9款教育費では、就学援助費の増額などによりまして、3,993万3,000円を増額補正するものでございます。  以上を合計いたしますと、34ページの最下段の歳出合計のとおり、12億6,036万5,000円の増額補正となり、補正後の歳出総額は1,385億9,978万8,000円となります。  なお、36ページ以降に債務負担行為調書等の参考資料を添付しておりますので、あわせて御参照ください。  以上、議案第52号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 294 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。堤議員。 295 ◯堤 幸子議員 ただいま上程いただきました議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)について、質問させていただきます。  1点目に、マイナンバー制度に関連するシステム改修に係る経費についてです。  今回の補正予算には、社会保障・税番号制度の運用に当たってのシステム改修で、日本年金機構との情報連携や税総合システムなどのシステム改修に係る委託料などが計上されていると伺っています。マイナンバー関連経費については、これまでから、導入のためのシステム開発や改修など多額の経費を要してきたところです。今回の補正予算で幾ら計上されているのか、また、国の補助金として賄われる額が幾らになるのか、お伺いいたします。  2点目に、道路橋梁維持費が減額されていることについて、お伺いします。  市民の皆様に安心して暮らしていただくために、道路の適正な維持管理は必要不可欠です。市内の道路の距離は膨大であり、施設の老朽化が進んでいることなどから、補修工事を行わなければならない案件も年々増加しているものと思います。この経費は道路の補修工事を実施する上で必要な経費と考えますが、減額された経緯をお伺いします。 296 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 マイナンバー関連経費について、お答えいたします。  今回の補正予算におきましては、マイナンバー制度に係るシステム改修経費としまして、合わせまして1,272万4,000円を計上しております。  また、これらに対する国の補助金としまして、平成29年度当初予算に計上したシステム改修経費に対するものも含めまして、合わせて992万4,000円を計上しております。 297 ◯松本進吾土木部長 道路橋梁維持費が減額されている経緯について、御説明いたします。  本年度も、豪雨をもたらす非常に強い台風に相次いで見舞われたことから、土木部において、準用河川の被害状況について調査を実施いたしました。その結果、穂谷川の一部において護岸の洗掘が進行しており、隣接する宅地等への影響を踏まえ、早急に護岸の補修工事を実施していく必要が生じました。出水期を避けて補修工事を実施するためには、本年度内に設計委託を完了する必要があり、補正予算において、河川維持費として440万円を計上したものです。  そのような中、限られた財源で予算を執行していく観点から、道路補修工事の実施時期に影響のないよう設計委託時期を見直した上で、道路橋梁維持費を活用して河川維持費を予算化したものでございます。 298 ◯堤 幸子議員 それぞれ御答弁ありがとうございます。  初めに、道路橋梁維持費については、要望させていただきます。  河川の補修工事という特殊性から、出水期を避けて工事をしなければならないものであり、補正予算により、本年度内に設計委託を実施しなければならないことはよくわかりましたが、道路の補修工事についても、住民の安全、安心な暮らしには必要で、市民からの要望に応えるために予算の確保が必要です。予算の中でやりくりをされたということで今回お伺いしているんですけれども、来年度の当初予算では、河川維持、道路補修など必要な予算はしっかりと確保していただくよう強く要望いたします。  2回目の質問ですが、マイナンバー制度のシステム改修費については、今御答弁がありましたように、今回の補正予算分だけでも、マイナンバー関連の本市の支出に見合うだけの国の補助は措置されていないものとなります。今回は平成29年度の補正予算ということですが、そもそも、平成29年度の当初予算においても計上されているマイナンバー関連経費は、歳出が歳入を大きく上回っていたものと思います。今回の補正予算を含めて、平成29年度予算ベースでの経費と国庫補助の状況について、改めてお伺いします。 299 ◯佐藤伸彦理事兼総合政策部長 平成29年度予算ベースでのマイナンバー制度に係る経費につきましては、今回の補正予算に係るものを含め1億6,562万円で、これに対する国の補助が9,242万3,000円となっております。 300 ◯堤 幸子議員 平成28年度決算特別委員会でも、当議員団から指摘させていただきましたが、平成26年度からのマイナンバー関連経費で、国の補助金との差額が約2億4,200万円となっており、今御答弁いただいたとおり、今年度の予算ベースでは差額が約7,300万円となっています。トータルすると3億円を超える額が国の補助では賄われていないことになっています。  国の施策で進めることを自治体は求められているわけですが、国の補助金は足りておらず、自治体の持ち出しとなっている点は大きな問題です。これまでも、マイナンバー制度については制度そのものに反対してきましたが、国民は利便性は実感できておらず、情報管理などへの不安が強まっています。その上、経費についても担保されていないことが明らかで、賛成できないと申し上げ、質問を終わります。 301 ◯堀井 勝議員 議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)について、5点の質問をさせていただきます。  まず最初に、議案書11ページの第2表、債務負担行為補正予算のうち、新庁舎整備基本構想・市駅周辺再整備基本計画の策定及び市街地再開発等調査に係る支援委託として、債務負担3,770万円が計上されています。  新庁舎については、私の記憶する範囲では、30年ほど前から庁舎周辺再整備に係る計画などを策定してきたと思いますが、今回の基本構想はどのような観点から策定されようとしているのか、お尋ねいたします。  2点目は、市駅周辺再整備基本計画の策定とありますが、去る平成25年3月に枚方市駅周辺再整備ビジョンを策定されて、5年弱が経過しています。この間、ビジョンの策定並びにビジョンの具体化を進める中で、これまで何にどれくらいの費用をかけてきたのか。また、その中で議論してきた数々の課題は基本計画にどのように生かされるのかということをお尋ねしたいと思います。  3点目は、予算の名称として、今回、初めて私もこんな字句を見るんですけれども、支援委託という、本来は委託業務、委託だけですが、支援委託という表現がされています。この支援委託とはどのようなものなのか。ちょっと私、頭が悪いものですから教えていただきたいと思います。  4点目は、これまで行ってきた検討業務では、1つの検討業務で約2,000万円程度かかっていたんではないかと思うわけですが、今回は3つの業務を合わせて約3,700万円ということですから、それから比べると安価になっていると思います。  なぜこのようなことになっているのか。これは民間アドバイザーを活用するから安くなっているのかどうかということをお尋ねします。  5点目は、市駅周辺再整備に係る補正予算として、議案書32ページないし33ページに枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費として500万円が、今回は減額されることになっています。この経費はどういった目的で計上されて、なぜこのタイミングで減額されるのかということをお尋ねしたいと思います。以上です。 302 ◯二見康夫市駅周辺等活性化推進部長 まず初め、1点目の新庁舎基本構想の策定についてですが、ビジョンを実現していく中で、新庁舎整備とあわせて取り組むため、現在の本市の状況、将来の人口推計、公共施設のマネジメントなどの観点を踏まえまして、枚方市駅周辺再整備基本計画と連携しながら、新庁舎の基本的な考え方などを取りまとめた新庁舎基本構想を策定するものでございます。  次に、2点目の市駅周辺再整備に係るこれまでに要した経費については、ビジョンの策定に要した経費として約2,600万円、また、平成26年度、平成27年度にビジョンの具体化に向けた道路整備や市街地整備を検討するために要した経費として約2,050万円、現在取り組んでいます3)街区などの市街地再開発事業など整備の具体化を図るための検討に要する経費及び駅周辺地区の測量業務委託として約2,750万円、合計で約7,400万円であります。今後、これらの成果を活用し、基本計画策定及び市街地再開発の具体化を進めてまいります。  3点目における支援委託なんですが、市が主体となって計画策定等を円滑に進めるため、例えば、基本計画策定であれば、民間アドバイザーとのヒアリング結果の整理などの作業を委託するものであり、これまでの委託と同様、効果的、効率的に業務が遂行できるように業務内容に応じた予算を適切に計上したものでございます。  4点目における民間アドバイザーにつきましては、基本計画をより実現性の高い内容とするため、市街地再開発事業などの類似事業の経験のある事業者から御提案、御助言をいただくものでございます。  5点目の市駅周辺再整備ビジョン推進事業経費として500万円の減額内容でございますが、昨年度、京阪ホールディングス株式会社からの御提案を踏まえ、特に3)・4)・5)街区の土地利用の方向性及び庁舎の配置などについて、本市の考えを取りまとめるために計上しておりましたが、本年3月の全員協議会における中間報告や、国・府などの関係機関との調整を経て、8月に庁舎の位置などについて基本的な考え方を取りまとめましたため、本予算を減額するものです。なお、今後は、新庁舎の基本的な考え方などを定めるための基本構想の策定に取り組む考えでございます。 303 ◯堀井 勝議員 2回目、何点かにわたって質問させていただきます。  まず1点目は、新庁舎基本構想の策定に当たっては、先ほども申しましたように、かつて検討されてきた内容と、今回これから検討しようという内容ですね。どこがどう違うのかということをお聞きしたいと思います。  2点目は、平成25年3月に策定された枚方市駅周辺再整備ビジョン以来、約5年が過ぎ、約7,400万円もの多額の経費をかけてどのような成果があったのか、具体的にお示しいただきたい。  3点目は、去る9月議会で提案されました民間アドバイザー委託については無償ということであったと思いますが、これに間違いはございませんか。今回、提案いただいているのは支援委託ということで、民間アドバイザーであるものの、今度は有償と理解をしていいのかどうかということをお尋ねします。  4点目は、去る8月に庁舎の位置などについて基本的な考え方をまとめられたために、枚方市駅周辺再整備ビジョン推進事業費として予算化されていた500万円が不用になったという答弁でございます。したがって、新庁舎が建設される位置は、5)街区に決定されたというように理解すべきなのか、いやいや、そうではないでと、まだまだ流動的でっせというように理解をしていいのか、お尋ねいたします。 304 ◯二見康夫市駅周辺等活性化推進部長 2回目の質問について、お答えいたします。  まず1点目、新庁舎基本構想について、過去に検討した内容との違いですが、新庁舎整備の検討するべき項目として、従来からのものと今回策定する基本構想について大きな違いはありませんが、社会経済状況や市駅周辺の状況が大きく変化している中で、その検討内容については、新庁舎に導入する機能、規模、事業手法など、改めて現状に沿って検討するものです。  2点目のビジョン策定後の成果といたしましては、駅前広場や外周道路などの交通基盤や土地利用の調査、検討を進め、将来のまちの姿として、本市の基本的な考え方を示すために全体整備イメージやVR、バーチャルリアリティーを作成したこと。また、各街区の主な地権者や地域の特性、まちづくりを踏まえながら、1)から5)街区を設定し、個別に取り組みを進めてまいりました。特に3)街区については、市街地再開発事業に向けて地権者間での協議会を設け、実施に向け協議を重ねているところでございます。また、新庁舎の整備についても、この間、国・府と連携、協力しながら検討を重ね、本年8月には、庁舎の位置を5)街区を基本とするなど、考えをお示したところでございます。  3点目の民間アドバイザーについては、ヒアリング等を通じ、対等な立場で幅広く意見を言っていただくため無償とします。また、今回の委託につきましては、本市が策定する基本計画などに関して、本市の指示に基づき、さまざまな業務を委託するため有償とするものでございます。  4点目、庁舎の位置なんですけれども、現在のところ5)街区を基本としながら、基本計画を策定するに当たっては、幅広い視点から検討を行ってまいります。以上です。 305 ◯堀井 勝議員 この間、約7,400万円もの多額の税金を投入してやってきたわけですから、ぜひそのことを生かしていただきたいということと、この間、我々議会の中でいろいろ申し上げてきた問題も含めて、ぜひこの中で生かしていただきたいと思います。  最後に言われましたけれども、5)街区を基本としてということですから、答弁は結構ですけれども、まだまだ流動的やねんなと、私個人的には理解しております。  最後に、市長さんにお尋ねいたします。  市長さんとはヒアリングしておりませんので、市長さん、ゆっくり読みますから、お答えを考えておいてください。  新庁舎整備について、これまでの位置選定については3)街区から5)街区へと推移しておりますが、それぞれについて、これまで費用対効果が全く明確にされないまま、3)街区や5)街区や言うて、その議論だけが進んでいるというように思うわけです。こんな大きな事業ですから、3)街区でやった場合はこれだけ経費がかかりますよ、また5)街区でやった場合にはこれだけかかりますよと。そして、私たちが提案させてもらっている、全然歯が立たないんですけれども、新町の文化ホールのところに合築をすれば、これだけの経費で済みますよという、いわゆる、大まかな事業費を算定して提案してもらうということでないと、我々議会として、対費用効果的にどれが一番ええねんということをなかなか審議できないと思うんです。  したがって、これから最小の経費で最大の効果が発揮できる庁舎の建設については、ここですよということを大まかで結構ですから、ぜひそれを提案していただきたいというように思いますが、市長いかがでしょう。以上です。 306 ◯伏見 隆市長 新庁舎の建設費用ということでございますけれども、今後、平成30年度に民間アドバイザーと協定を結ぶ中で、この4)街区を中心とする基本計画を策定するわけでございますけれども、その策定の中で、市の財政状況、経費面のシミュレーションもあわせて示せるよう努力してまいりたいと思います。 307 ◯福留利光議長 これをもって質疑を終結します。 308 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第52号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 309 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 310 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。西田議員。 311 ◯西田政充議員 議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)に関しまして、民進市民議員団を代表して討論を行います。  本補正予算案には、商店街等の活性化を促進するための補助金や災害復旧のための土地改良事業補助金及び就学援助としての要保護・準要保護児童援助費など、市民生活向上、そして地域活性化などのためには不可欠な増額補正予算が計上されており、これらに関しましては賛成をいたすものでございますけれども、先ほど、堀井議員による本議案に対する質疑の中で明らかになりました、新庁舎整備や枚方市駅周辺再整備を進めるに当たって、有効性や公平性に疑問があり、私たちがその設置に反対してきた民間アドバイザーを活用しようとしていることや、枚方市駅周辺再整備に関して、これまで多大な費用や年月を費やしてきたものの十分な成果があったとは言えず、今後の基本計画の策定及び市街地再開発の具体化の見通しや費用対効果、すなわち最小の経費で最大の効果が得られるような計画が明確でないことなどの問題点がある新庁舎整備基本構想・市駅周辺再整備基本計画の策定及び市街地再開発等調査に係る支援委託3,770万円の債務負担行為補正と、枚方市駅周辺再整備・新庁舎整備検討委託料500万円の減額補正が含まれている上に、先ほどの議案第71号、議案第72号、議案第73号の議案審議の中で、私どもが質問、討論した上で反対いたしました枚方市立生涯学習市民センター・図書館6複合施設指定管理料32億5,911万2,000円の債務負担行為補正が含まれていることから、本補正予算案には賛成できないことを申し上げ、議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)に対する反対討論といたします。 312 ◯堤 幸子議員 議案第52号 平成29年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第6号)について、日本共産党を代表し討論を行います。  今回の一般会計補正予算には、待機児解消のための保育所整備や、当議員団でも強く要望してきた小学校の入学準備金の前倒し、王仁公園の土俵の整備など、市民の皆さんの要望に応えたものがあり、これらについては賛成ですが、以下の点で反対させていただきます。  初めに、6館全ての複合館への指定管理者制度導入に伴う債務負担が計上されている点です。先ほどの議案でも討論を行いましたが、そもそも図書館と生涯学習市民センターへの指定管理者制度の導入は行うべきではありません。今回、事業者が選定されましたが、経費の削減効果が少ないことや不安定雇用、官製ワーキングプアを生むことなど、利用者にとってもそこで働く人にとっても問題が多く、特に公立図書館への指定管理者制度の導入については、職員の継続性の保障がされないといった点で大きな問題です。昨年度は14の自治体が直営に戻しており、枚方市でも図書館協議会を設置し、検討を行うべきです。  2点目に、自転車駐車場の指定管理料についてです。  これまで、高齢者の就労支援として、特定でシルバー人材センターを指定管理事業者としてきたものを、今回は公募にした点です。新たな事業者がこれまでどおりの人員配置を行うのかどうか不明確であり、利用者のサービス低下を招きかねず、市としての高齢者の生きがいと働く場づくりという役割がなくなります。  3点目に、マイナンバー制度に伴う社会保障・税番号制度事業費についてです。  社会保障・税番号制度の運用に当たってのシステム改修分の経費ですが、質疑でも明らかになりましたが、今回の補正も含め、平成26年度からマイナンバー制度に伴って、枚方市の持ち出し分は3億円を超えており大変問題です。日本年金機構の約125万件の個人情報流出が発覚し実施が延期されていましたが、今回のシステム改修でその年金機構との情報連携を行います。本格運用が始まり、巨大な情報ネットワークで住民の情報をやりとりすることになります。国民の情報管理への不安はぬぐえず、マイナンバーを通じた監視社会づくりに拍車がかかることなどから、改めてマイナンバー制度は廃止することが必要だと申し上げます。  以上の点から、一般会計補正予算には反対です。なお、後に上程されます議案第57号 平成29年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号)についても、3点目と同じ理由から反対と申し上げ、討論を終わります。 313 ◯福留利光議長 これをもって討論を終結します。 314 ◯福留利光議長 これから議案第52号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 315 ◯福留利光議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 316 ◯福留利光議長 日程第24、議案第53号「平成29年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第25、議案第54号「平成29年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第3号)」、日程第26、議案第55号「平成29年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第27、議案第56号「平成29年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」、日程第28、議案第57号「平成29年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号)」、日程第29、議案第58号「平成29年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第2号)」、日程第30、議案第59号「平成29年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第1号)」及び日程第31、議案第60号「平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第2号)」を一括議題とします。 ────────────────────────────────────────── 317 ◯福留利光議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、議案第53号及び議案第56号について、白井健康部長。 318 ◯白井重喜健康部長 ただいま一括上程いただきました議案のうち、まず、議案第53号 平成29年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の70ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ300万円を増額し、補正後の総額を534億1,269万6,000円と定めるものでございます。  次に、第2条債務負担行為の補正につきましては、73ページの第2表をごらんください。  内容といたしましては、特定健康診査受診券封入封緘等業務委託ほか6件につきまして、年度内に契約を締結する必要があるため、それぞれ限度額及び期間を設定し、補正後の限度額の総額を2億4,485万7,000円とするものでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきましては、74ページからの事項別明細書により御説明申し上げます。  まず、歳入でございますが、第2款国庫支出金つきましては、国民健康保険制度関係業務準備事業費補助金として、32万4,000円を増額するものでございます。
     次に、第7款繰入金につきましては、保険基盤安定繰入金の確定などによりまして、6,430万4,000円を増額するものでございます。  次に、第8款諸収入につきましては、財源調整といたしまして、6,162万8,000円減額するものでございます。  続きまして、76ページからの歳出でございますが、第1款総務費、第2款保険給付費、第3款後期高齢者支援金等及び第6款介護納付金につきましては、財源補正でございます。  第10款諸支出金につきましては、一般被保険者還付金の支出増加に対応するため300万円を増額するものでございます。  なお、80ページ以降には、債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照ください。  続きまして、議案第56号 平成29年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。  議案書の94ページをお開きください。  第1条歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ927万1,000円を追加し、補正後の総額を56億5,073万2,000円と定めるものでございます。  次に、第2条債務負担行為の補正につきましては、97ページの第2表をごらんください。  内容といたしましては、口座振替磁気ファイル処理委託ほか1件につきまして、年度中に契約を締結する必要があるため、それぞれ限度額及び期間を設定し、補正後の限度額の総額を776万3,000円とするものでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきましては、98ページからの事項別明細書により御説明申し上げます。  まず、歳入でございますが、第2款繰入金につきましては、保険基盤安定負担金の確定によりまして、927万1,000円を増額するものでございます。  続きまして、100ページからの歳出でございますが、第2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、保険基盤安定負担金の確定に伴い、広域連合への負担金として927万1,000円を増額するものでございます。  なお、102ページ以降には、債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照ください。  以上、簡単な説明ではございますが、議案第53号及び議案第56号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 319 ◯福留利光議長 次に、議案第54号について、宮垣財務部長。 320 ◯宮垣純一財務部長 続きまして、議案第54号 平成29年度大阪府枚方市財産区特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回の補正は、枚方市禁野財産区で不要となった財産区財産を処分することによる補正を行うものでございます。  議案書の83ページをお開きください。  第1条でございますが、歳入歳出それぞれ369万5,000円を追加し、補正後の総額を9,329万9,000円と定めるものでございます。  次に、補正内容につきまして、事項別明細書で御説明いたします。  議案書の86ページをお開きください。  歳入では、第1款財産収入として土地売払収入369万5,000万円を増額するものでございます。  次に、88ページをお開きください。  歳出の補正では、第1款総務費におきまして、財産区基金積立金として295万6,000円を増額しております。  また、第2款繰出金につきましては、一般会計への繰出金として、財産売払収入の2割相当分である73万9,000円を増額しております。  以上、議案第54号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 321 ◯福留利光議長 次に、議案第55号について、林長寿社会部長。 322 ◯林 寧長寿社会部長 一括上程いただいております議案のうち、議案第55号 平成29年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の90ページをお開きください。  第1条債務負担行為の補正でございますが、91ページの第1表のとおり、口座振替磁気ファイル処理委託など8件につきまして、平成30年4月1日から事業を行う必要があるため債務負担行為の設定を行い、限度額を1億3,148万2,000円とするものでございます。  なお、92ページ以降に債務負担行為調書を添付しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。  以上、甚だ簡単ではございますが、議案第55号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。 323 ◯福留利光議長 次に、議案第57号について、式田子ども青少年部長。 324 ◯式田康子子ども青少年部長 続きまして、議案第57号 平成29年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書の104ページをお開き願います。  第1条歳入歳出予算の補正につきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ134万5,000円を追加し、補正後の総額を歳入歳出それぞれ7,834万5,000円と定めるものでございます。  第2条の債務負担行為につきましては、107ページの第2表をごらんください。  システム保守等委託など2件の業務につきまして、今年度中に契約を締結する必要があるため、総額163万5,000円の債務負担行為の限度額及び期間を設定するものでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきましては、議案書108ページからの事項別明細書により御説明申し上げます。  まず、歳入でございますが、第1款繰入金につきまして、一般会計繰入金として事務費等分繰入金134万5,000円を増額するものでございます。  歳出につきましては、次ページをお開き願います。  第1款母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきまして、社会保障・税番号制度への対応に伴うシステム改修委託料134万5,000円を増額するものでございます。  なお、112ページ以降に債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願いいたします。  以上、議案第57号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 325 ◯福留利光議長 次に、議案第58号及び議案第60号について、木村上下水道経営部長。 326 ◯木村 聡上下水道局上下水道経営部長 続きまして、議案第58号 平成29年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第60号 平成29年度大阪府枚方市下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第58号につきまして、恐れ入りますが、議案書の115ページをお開き願います。  第2条資本的支出でございますが、第1款資本的支出の第1項建設改良費を4,000万円減額するものでございます。  これは、118ページにございます中宮浄水場更新事業費の工事請負費を減額するものでございます。  115ページに戻っていただきまして、これにより資本的収入が資本的支出に対し不足する額等につきましては、第2条本文に記載のとおり、予算第4条本文括弧書きを改めております。  次に、116ページの第3条継続費でございますが、中宮浄水場更新用地取得整備事業につきまして、工期の見直しなどにより年割額及び期間を変更するものでございます。  次に、117ページの第4条債務負担行為でございますが、平成30年度当初から執行する必要がある浄水発生土搬出運搬委託など、合わせて8件を設定するものでございます。  なお、120ページ以降に継続費に関する調書等を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第60号につきまして、恐れ入りますが、議案書の128ページをお開き願います。  第2条収益的支出でございますが、第1款下水道事業費用の第1項営業費用を590万1,000円増額するものでございます。  これは、130ページにございます汚水費及び雨水費の路面復旧費をそれぞれ増額するものでございます。  次に、129ページの第3条債務負担行為でございますが、平成30年度当初から執行する必要がある電算システム等保守委託など、合わせて6件を設定するものでございます。  なお、132ページ以降に債務負担行為に関する調書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきますようお願い申し上げます。  以上、甚だ簡単ではございますが、議案第58号及び議案第60号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。 327 ◯福留利光議長 次に、議案第59号について、西村市立ひらかた病院事務局長。 328 ◯西村良成市立ひらかた病院事務局長 続きまして、議案第59号 平成29年度大阪府枚方市病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の125ページをお開き願います。  第2条債務負担行為でございますが、平成30年度当初から事業を執行するため、今年度中に委託契約を行う必要がある委託契約等14件の事項について、新たに期間及び限度額を定め、物品管理・洗浄滅菌等業務委託につきましては、限度額の増額補正を行うものでございます。  なお、126ページ、127ページに添付しております債務負担行為に関する調書につきましては、まことに勝手ながら説明を省略させていただきますので、御参照いただきますようによろしくお願い申し上げます。  以上、簡単な説明ではございますが、よろしく御審議の上、御可決いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 329 ◯福留利光議長 これから質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 330 ◯福留利光議長 お諮りします。  ただいま議題となっています議案第53号から議案第60号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 331 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、本8件については、委員会の付託を省略することに決しました。 332 ◯福留利光議長 これから討論に入ります。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 333 ◯福留利光議長 これから議案第53号から議案第60号までの8件を分割して採決します。 334 ◯福留利光議長 まず、議案53号から議案第56号まで並びに議案第58号から議案第60号までの7件を一括して採決します。  本7件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 335 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって本7件は、原案のとおり可決されました。 336 ◯福留利光議長 次に、議案第57号を起立により採決します。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) 337 ◯福留利光議長 起立多数です。  よって本件は、原案のとおり可決されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 338 ◯福留利光議長 お諮りします。  議事の都合により、12月7日から12月12日までのうち、市の休日を除く4日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 339 ◯福留利光議長 御異議なしと認めます。  よって、12月7日から12月12日までのうち、市の休日を除く4日間を休会とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 340 ◯福留利光議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。     (午後4時52分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...