枚方市議会 2003-12-08
平成15年第4回定例会(第1日) 本文 開催日: 2003-12-08
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発言者一覧 選択 1 ○森
裕司議長 選択 2 ○竹田惠次
市議会事務局長 選択 3 ○森
裕司議長 選択 4 ○森
裕司議長 選択 5 ○森
裕司議長 選択 6 ○中司 宏市長 選択 7 ○森
裕司議長 選択 8 ○森
裕司議長 選択 9 ○森
裕司議長 選択 10 ○森
裕司議長 選択 11 ○森
裕司議長 選択 12 ○森
裕司議長 選択 13 ○
河西正義決算特別委員長 選択 14 ○森 裕司議長 選択 15 ○森 裕司議長 選択 16 ○森 裕司議長 選択 17 ○森 裕司議長 選択 18 ○森 裕司議長 選択 19 ○森 裕司議長 選択 20 ○森 裕司議長 選択 21 ○森 裕司議長 選択 22 ○森 裕司議長 選択 23 ○明智良平環境対策部長 選択 24 ○森 裕司議長 選択 25 ○野口光男議員 選択 26 ○明智良平環境対策部長 選択 27 ○野口光男議員 選択 28 ○明智良平環境対策部長 選択 29 ○森 裕司議長 選択 30 ○森 裕司議長 選択 31 ○森 裕司議長 選択 32 ○中東輝男下水道部長 選択 33 ○森 裕司議長 選択 34 ○津上敏広議員 選択 35 ○中東輝男下水道部長 選択 36 ○津上敏広議員 選択 37 ○中東輝男下水道部長 選択 38 ○津上敏広議員 選択 39 ○小堀隆恒助役 選択 40 ○山原富明議員 選択 41 ○中東輝男下水道部長 選択 42 ○小池正明総務部長 選択 43 ○山原富明議員 選択 44 ○中東輝男下水道部長 選択 45 ○小堀隆恒助役 選択 46 ○森 裕司議長 選択 47 ○森 裕司議長 選択 48 ○森 裕司議長 選択 49 ○森 裕司議長 選択 50 ○森 裕司議長 選択 51 ○森 裕司議長 選択 52 ○森 裕司議長 選択 53 ○森 裕司議長 選択 54 ○木下 誠理事兼企画財政部長 選択 55 ○森 裕司議長 選択 56 ○西村健史議員 選択 57 ○小堀隆恒助役 選択 58 ○羽根良一枚方図書館長 選択 59 ○小堀隆恒助役 選択 60 ○中司 宏市長 選択 61 ○西村健史議員 選択 62 ○森 裕司議長 選択 63 ○森 裕司議長 選択 64 ○中司 宏市長 選択 65 ○内山喬之理事兼都市整備部長 選択 66 ○大塚光央理事兼中部拠点整備部長 選択 67 ○小堀隆恒助役 選択 68 ○西村健史議員 選択 69 ○小堀隆恒助役 選択 70 ○中司 宏市長 選択 71 ○堀井 勝議員 選択 72 ○三宅一俊市民生活部長 選択 73 ○中口 武教育委員会事務局社会教育部長 選択 74 ○三宅一俊市民生活部長 選択 75 ○堀井 勝議員 選択 76 ○中口 武教育委員会事務局社会教育部長 選択 77 ○森 裕司議長 選択 78 ○森 裕司議長 選択 79 ○森 裕司議長 選択 80 ○森 裕司議長 選択 81 ○西村健史議員 選択 82 ○森 裕司議長 選択 83 ○森 裕司議長 選択 84 ○森 裕司議長 選択 85 ○森 裕司議長 選択 86 ○森 裕司議長 選択 87 ○南部一成福祉保健部長 選択 88 ○森 裕司議長 選択 89 ○中東輝男下水道部長 選択 90 ○森 裕司議長 選択 91 ○冨田 藹水道局長 選択 92 ○森 裕司議長 選択 93 ○上谷好一市民病院事務局長 選択 94 ○森 裕司議長 選択 95 ○森 裕司議長 選択 96 ○森
裕司議長 選択 97 ○森
裕司議長 選択 98 ○森
裕司議長 選択 99 ○森
裕司議長 選択 100 ○森
裕司議長 選択 101 ○森
裕司議長 選択 102 ○小池正明総務部長 選択 103 ○森
裕司議長 選択 104 ○森
裕司議長 選択 105 ○森
裕司議長 選択 106 ○森
裕司議長 選択 107 ○森
裕司議長 選択 108 ○森
裕司議長 選択 109 ○森
裕司議長 選択 110 ○森
裕司議長 選択 111 ○小池正明総務部長 選択 112 ○森
裕司議長 選択 113 ○森
裕司議長 選択 114 ○森
裕司議長 選択 115 ○森
裕司議長 選択 116 ○森
裕司議長 選択 117 ○森
裕司議長 選択 118 ○森
裕司議長 選択 119 ○森
裕司議長 選択 120 ○榎本志郎財務部長 選択 121 ○森
裕司議長 選択 122 ○森
裕司議長 選択 123 ○森
裕司議長 選択 124 ○森
裕司議長 選択 125 ○森
裕司議長 選択 126 ○森
裕司議長 選択 127 ○森
裕司議長 選択 128 ○森
裕司議長 選択 129 ○南部一成福祉保健部長 選択 130 ○森
裕司議長 選択 131 ○森
裕司議長 選択 132 ○森
裕司議長 選択 133 ○森
裕司議長 選択 134 ○森
裕司議長 選択 135 ○森
裕司議長 選択 136 ○森
裕司議長 選択 137 ○森
裕司議長 選択 138 ○明智良平環境対策部長 選択 139 ○森
裕司議長 選択 140 ○森
裕司議長 選択 141 ○森
裕司議長 選択 142 ○森
裕司議長 選択 143 ○森
裕司議長 選択 144 ○森
裕司議長 選択 145 ○森
裕司議長 選択 146 ○森
裕司議長 選択 147 ○森
裕司議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ○森
裕司議長 開会に先立ち、事務局長に議員の出席状況を報告させます。竹田事務局長。
2 ○竹田惠次
市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、35名です。
以上で報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(午前10時6分 開会・開議)
3 ○森
裕司議長 ただいま報告させましたとおり、出席議員は定足数に達しておりますので、これから平成15年第4回枚方市議会定例会を開会します。
4 ○森
裕司議長 ただいまから本日の会議を開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5 ○森
裕司議長 開会に際し、市長からあいさつしたい旨の申し出がありますので、これをお受けします。中司市長。
6 ○中司 宏市長 おはようございます。
開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成15年第4回枚方市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様におかれましては、年末を控え何かと御多用の中、御出席いただきましてありがとうございます。
今議会におきましては、平成14年度における環境の状況及び環境の保全と創造に関して講じた施策に関する報告を初め、平成15年度一般会計・各特別会計などの補正予算案7件、職員の退職手当に関する条例の一部改正など条例案件が5件、人事案件が2件など多くの重要案件を御審議いただく予定をしております。
各案件につきましては、上程の都度御説明いたしますので、何とぞよろしく御審議の上、御可決、御承認賜りますようお願い申し上げます。
昨年に比べ日本経済は若干改善の兆しも見られますが、地方経済は依然として厳しく、本市におきましても、市税収入が落ち込むなど、財政状況はさらに厳しさを増しております。そうした中、将来にわたる安定した財政基盤の確立を目指して、事業効果や効率性をより一層精査しながら、民間にできることは民間にゆだね、小さくても仕事のできる市役所の実現に向け市政運営に邁進してまいりますので、引き続き、議会の御理解、御支援をよろしくお願い申し上げます。
以上、誠に簡単ではございますが、開会に当たりましてのあいさつとさせていただきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
7 ○森
裕司議長 次に、本定例会の会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、中西秀美議員、西村健史議員の2名を指名します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8 ○森
裕司議長 日程第1、「会期の決定」を議題とします。
9 ○森
裕司議長 お諮りします。
本定例会の会期は、本日から12月18日までの11日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
10 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月18日までの11日間と決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11 ○森
裕司議長 日程第2、認定第1号「平成14年度大阪府枚方市一般会計歳入歳出決算の認定について」、日程第3、認定第2号「平成14年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第4、認定第3号「平成14年度大阪府枚方市下水道特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第5、認定第4号「平成14年度大阪府枚方市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第6、認定第5号「平成14年度大阪府枚方市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第7、認定第6号「平成14年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第8、認定第7号「平成14年度大阪府枚方市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第9、認定第8号「平成14年度大阪府枚方市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第10、認定第9号「平成14年度大阪府枚方市水道事業会計決算の認定について」及び日程第11、認定第10号「平成14年度大阪府枚方市市立枚方市民病院事業会計決算の認定について」を一括議題とします。
───────────────────────────────────────────────────
12 ○森
裕司議長 本10件に関し、委員長の報告を求めます。河西決算特別委員長。
13 ○
河西正義決算特別委員長 ただいま一括議題となりました認定第1号 平成14年度大阪府枚方市一般会計歳入歳出決算の認定について外7特別会計及び2事業会計の決算の認定について、決算特別委員会における審査の概要を報告します。
本委員会は、去る9月12日に正副委員長の互選を行った後、10月7日・9日・10日・14日及び15日の5日間にわたって委員会を開き、市長以下関係者の出席を求め、慎重かつ熱心に審査を行ってまいりました。委員の皆様、理事者の皆様の御協力によりまして順調に審査が進みましたことを感謝申し上げます。
審査の結果、一般会計、国民健康保険特別会計及び下水道特別会計の3会計については、賛成多数で認定すべきものとなり、その他の5特別会計及び2事業会計については、満場一致で認定すべきものとなりました。
なお、委員会における質疑の項目及び討論につきましては、お手元にお配りしております委員長報告参考資料にまとめておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。
以上、本委員会における審査の概要を簡単に申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
14 ○森
裕司議長 これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
15 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
16 ○森
裕司議長 これから認定第1号から認定第10号までの10件を分割して採決します。
17 ○森
裕司議長 まず、認定第4号から認定第10号までの7件を一括して採決します。
本7件は、認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
18 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本7件は、認定することに決しました。
19 ○森
裕司議長 次に、認定第1号から認定第3号までの3件を一括して起立により採決します。
本3件は、認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
20 ○森
裕司議長 起立多数であります。
よって本3件は、認定することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
21 ○森
裕司議長 日程第12、報告第28号「平成14年度における環境の状況及び環境の保全と創造に関して講じた施策に関する報告について」を議題とします。
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22 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。明智環境対策部長。
23 ○明智良平環境対策部長 おはようございます。
ただいま上程をいただきました報告第28号 平成14年度における環境の状況及び環境の保全と創造に関して講じた施策に関する報告について、枚方市環境基本条例第7条の規定に基づき、その概要を御報告申し上げます。
まず、第1部総説について、御説明をいたします。
この第1部は、市の概要と総合的な施策の推進について記載をしてございます。
次に、第2部の環境の現況と環境基本計画・第1次実施計画の施策実施状況について、御報告をいたします。
13ページの、人の健康の保護及び生活環境の保全をお開きいただきたいと存じます。
平成14年度の典型7公害に係る苦情受け付け件数105件で、前年度繰り越し分14件を含めた119件のうち、107件の処理をいたしました。
次に、事故等の発生状況ですが、すべてが河川にかかわる水質事故等16件で、この年度には、公害監視センターで排水管の漏水事故を起こし、関係者、議員各位に御迷惑、また御心配をおかけをしたところでございます。再発防止のため、配水管取り替え等の改修工事及び施設の総点検を行いました。
次に、22ページ以降の個別の環境項目について、御説明申し上げます。
平成14年度の大気測定局6局の観測結果では、二酸化硫黄については、全局で環境基準を満たしました。窒素酸化物については、中振局を除いて環境基準を満たしました。一酸化炭素については、自動車排ガス局のいずれも環境基準を満たしました。浮遊粒子状物質については、長期的評価で中振局のみが環境基準を満足できず、また短期的評価では、全局で環境基準を満足できませんでした。光化学スモッグ情報は、本市域で予報4回、注意報2回が発令され、発令回数は前年度に比べ減少いたしました。
次に、24ページから25ページの騒音、振動について、御説明を申し上げます。
騒音の環境基準の適合率は、道路に面しない地域で昼間92%、夜間96%であり、また、道路に面する地域の昼間では58%であったものが、夜間は42%となっております。
次に、35ページの水環境の水質汚濁の現況でございます。ほぼすべての地点で健康項目については環境基準を満たしました。
次に、生活環境項目についてでありますが、船橋川、穂谷川、天野川の各流末におけるBODについては、環境基準を満足していないのに加え、大腸菌群数の適合率が低い状態にあります。
次に、42ページのゴルフ場農薬についてでございます。市内の4ゴルフ場についての農薬調査を実施をいたしましたが、農薬は検出はされておりません。
次に、43ページの土壌・地盤環境について、まず、地下水質調査のうち、市内5カ所の井戸の概況調査はすべて環境基準以下であり、また、定期モニタリングについて、環境基準を上回っている井戸については、今後も、引き続き監視を継続をしてまいります。
次に、47ページの環境中のダイオキシン類調査については、大気、地下水及び土壌で、いずれの調査地点でも環境基準を下回りました。
次に、有害大気汚染物質については、環境基準が設定されているテトラクロロエチレン等の4項目については、2地点とも環境基準を下回りました。
次に、52ページからの枚方市の自然については、平成12年・13年度に実施をいたしました枚方ふるさといきもの調査の補完調査として、市民団体等から情報を提供していただき、平成14年度に確認できた市内の動植物の現況を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
次に、68ページの低公害バス普及促進対策事業として、枚方市低公害バス普及促進対策補助金交付要綱を設け、平成14年度は、2台の天然ガス使用バスについて補助を行ったところでございます。
次に、79ページでは、ごみの不法投棄対策といたしまして、不法投棄が多発する箇所に監視カメラを設置したほか、市内3郵便局の協力を得て、廃棄物等の不法投棄に関する情報提供の業務委託契約を締結し、12件の情報提供をお受けいたしました。
次に、87ページの循環を基調とする社会システムの実現につきましては、88ページから89ページに記載しておりますように、本市は新・循環型社会構築のための枚方市一般廃棄物減量及び適正処理基本計画を策定し、平成25年度までに焼却ごみを10万9,000トンまで減量することを目指しております。なお、平成14年度の焼却ごみ量は11万7,000トンになってございます。
次に、96ページの地域新エネルギービジョン策定事業についてでございますが、策定に必要な地域概況、エネルギー需要、市民の意識及び導入の可能性のある新エネルギー等について、基礎データの収集を行い、報告書として取りまとめてございます。
続きましては、103ページの第3部すべての主体の参加をお開きをいただきたいと存じます。
市役所自らの取り組みとして、ISO14001の取り組みでは、平成14年度は、電気、水道、都市ガス、ガソリンの使用量については目標を達成できましたが、灯油、軽油、紙使用量及びごみの排出量については目標が達成できませんでした。
一方、枚方市役所地球温暖化防止実行計画の取り組みについてでございますが、平成14年度の市役所の事務及び事業に伴い排出された温室効果ガスの総量は、平成11年度に比べ6.2%削減をされ、順調に推移しており、平成18年度において温室効果ガスの総排出量7%削減に向けた取り組みを一層推進をしてまいります。
今後とも、環境保全都市実現に向け、環境施策について積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、甚だ雑駁な説明で恐れ入りますが、平成14年度の枚方の環境の報告とさせていただきます。
24 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。野口議員。
25 ○野口光男議員 今説明がありました14年度の環境白書について、何点か質問、そして要望させていただきたいと思います。
環境白書の14ページの最初に公害の発生源別苦情件数の表がありますが、この表を見ても、昨年に比べて大幅に増加しているように見受けられます。その増加した原因について、お伺いいたします。
また、ここにも記載がありますが、土木建設工事に伴う野焼き行為や解体工事に伴う騒音、振動などが69件あるということですが、野焼き行為について、件数及びその内容はどのような状況なのか、お尋ねいたします。
その次の項の16ページなんですけれども、事故発生状況として、小川や北川でコイやフナが100匹単位で死んでいたため回収と記載があります。どうしてそのように魚が死んでいたのか、その原因が書かれていません。ほかの件でも事象のみが書かれ、その原因が書かれていないことが多く、原因も含めその対策まで書く必要があると思うのですが、いかがでしょうか。
特に、北川では河川パトロールによる監視を行っているとありますが、具体的にはどのようにされているのでしょうか。ことしの夏にも北川で悪臭がするという苦情が寄せられましたけれども、調査に行っていただいたときにはもう悪臭がなかったという報告でした。定期的なパトロールをしていれば発見されていたと思うのですが、いかがでしょうか。
次に、22ページの二酸化窒素の環境基準で、中振局において環境基準を達成できなかったとだけ記載してあります。浮遊粒子状物質の記載のように、もう少し詳しく具体的な数値なども書いていただけないのでしょうか。
25ページの道路の騒音についても、結果だけ記載があるわけですが、どうしてそういう道路に面した場所の騒音がひどいのかというような詳しい記載ができないのか、お尋ねいたします。
次に、35ページの水環境についてで、船橋川、穂谷川、天野川において生物化学的酸素要求量であるBODが依然として悪く、アンモニア性窒素が目標を超えています。この原因は、一般家庭からの生活雑排水による影響と考えられますが、いかがでしょうか。また、その改善する方策はないのか、お伺いいたします。
次に、42ページのゴルフ場の農薬対策では、農薬使用の中止をゴルフ場及び管理者である国土交通省に対し要望、申し入れをしていただいたということですが、その返事はどのようなものであったのか、お伺いいたします。
続きまして、44ページの地下水定期モニタリング調査では、その結果が163ページの表ですが、昨年の質問でもお願いしたわけですが、もっとわかりやすく表示をという点に関して、一定、オーバーした数値について字を濃くしていただくなどの改善をしていただきましたが、さらにその表の横にでも基準値を加えていただければ、その基準値との対比ができ、何倍上回っているのかということもよくわかります。これはほかの表にも同様のことが言えるのですが、要望いたします。
また、井戸水では、出屋敷西町や片鉾本町、池之宮、楠葉中之芝、中宮山戸町の井戸水が環境基準を上回っており、そのことを、「いまだ環境基準を上回っている井戸もあり、今後も引き続き監視を継続していきます」と、従来どおりの記述がしてあります。なぜ、汚染されているのか、監視しかできないのかという説明が必要ではないでしょうか。
45ページの地下水の採取量ですが、総採取量は減少していますが、167ページの表を見ましても、減っていることはよくわかりますが、一方で、増えている工場や、13年度は減ったのに、また14年度には増加しているという工場もあります。採取量が増えた工場はその努力をしていただいているのか、また、市の公害防止条例で地下水の採取者に対し採取量の削減努力と報告を義務付けておられる、その内容はどのようなものになっているのか、お尋ねいたします。
この間、指摘しています枚方パークと府立精神医療センター、旧中宮病院ですが、枚方パークは15%減少しているものの、それまでの増加に比べるとまだまだ多い状況です。また、旧中宮病院は、助役さんが直接申し入れをしていただいて1.7%減少したものの、現状は余り変わってない状況です。旧中宮病院が建て替えを計画しているということですが、そのときには改善できるよう強く大阪府に要望するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
この2つを含め、各工場に対し条例の趣旨を徹底し、地下水採取量減少のために具体的な計画を明らかにしていくことが必要ではないでしょうか、見解をお伺いいたします。
70ページの農地の保全についてですが、担当部が違うということはよく理解しているんですが、ここに枚方市の農地がここ10年どのようになっているのか、農地が減少していっている数値を掲載すべきではないでしょうか、お尋ねいたします。
また、次に、73ページの緑の保全で、緑被率の変遷が記載してありますが、何よりも、平成12年以降調査をしていないということです。市長さんは、所信表明で緑の保全と言っています。その基礎データがなくてどうして保全していくと言えるのでしょうか。せめて2年に1度、きちんと緑被率を調査する必要があるのではないでしょうか、見解をお伺いいたします。
79ページのごみの不法投棄受け付け件数の推移のグラフ見ても、大幅に前年度に比べて増えています。一体どのような物が不法投棄されているのか、その中身もここに掲載する必要があるのではないでしょうか。
また、不法投棄重点監視区域の設定、そして郵便局との情報提供の業務委託契約など、新たな努力をしているにもかかわらず増加しているその状況について、お伺いいたします。
81ページの市民への環境問題、美化意識の向上というところですが、ポイ捨て防止条例が14年10月に施行されているわけですが、その後の取り組みについて、なかなか目に見えてこない状況があるわけですが、東京都千代田区のように定期的なパトロールをしているのかどうか、お伺いいたします。
109ページの低公害車の導入ですが、この表を見ても、天然ガス・電気自動車、これをもう購入しないのかどうか、お尋ねいたします。
ちょっと前後するわけですが、62ページのビオトープ池の整備ですが、なかなか予算がない中で、PTAや地域の方の協力で整備できているのが現状です。環境行政の一環として、市内の園芸業者の協力もいただきながら、学校の緑化推進、エコスクールの取り組み、新エネルギーの活用などについて、全庁的な取り組みとして取り組んでいくべきだと考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。
以上で1回目の質問を終わります。
26 ○明智良平環境対策部長 本件の報告に対して御質問いただきました。順次御答弁をさせていただきます。
公害の苦情件数について、お答えをいたします。
苦情件数につきましては、昨年までは、公害の苦情に限って集計をしておりましたが、今年度は、実際に苦情処理対応を行ったものについてもすべて集計をしてございます。そのため、大幅な増加になっております。また、野焼き行為の苦情につきましては、昨年度は41件で、大半が農地、家庭における焼却行為によるものです。これらにつきましては、焼却以外の方法で適切に処分するよう指導を行うとともに、『広報ひらかた』などで、野焼き行為の禁止について啓発に努めているところでございます。
次に、北川の具体的措置について、お答えをいたします。
北川流域の監視につきましては、平成11年度から山崎橋付近にモニタリング用の自動採水器を設置し、継続した監視をしております。なお、パトロールについては定期的に実施し、大阪府、交野市とも連携を密にし、工場に立ち入りや啓発リーフレットの配付をし、指導しております。
船橋川を初めとした河川におけるBOD等の質問について、お答えをいたします。
BOD、アンモニア性窒素が基準を超えていることにつきましては、家庭からの生活雑排水が主な原因であると考えられます。このため、引き続き下水道の整備とともに、市民の生活排水に対する意識を高める機会として、地域での学習会の開催など啓発活動を今後とも継続して実施をしてまいります。
次に、ゴルフ場農薬使用中止について、お答えをいたします。
淀川河川敷にあるゴルフ場に対し農薬使用の中止を申し入れ、また、国土交通省にも、管理者の立場で同様の申し入れを行うよう依頼をいたしました。双方におかれましても、市の趣旨を十分理解していただいているものと考えております。
次に、地下水採取量削減について、お答えをいたします。
地下水採取量の削減につきましては、2つの事業所を初めとした地下水採取事業者に対し、採取量の測定記録及び市への報告を義務付けており、地下水利用施設における節水や水道水への転換について、指導を行っているところでございます。
今後も、地下水採取量の削減につきましては、それぞれの事業者に対し、引き続き指導を行ってまいります。府立精神医療センターに対し、水道水への転換につきましては、今後も機会をとらえまして、大阪府に強く要望を行っていく考えでございますので、よろしくお願いいたします。
農地の保全について、お答えをいたします。
農地の持つ多面的な機能のうち、環境保全に資する機能は重要な側面と認識をしておりますが、御指摘のとおり、本市の農地は年々減少の傾向になってございます。緑の指標としての緑被率は必要なものと考えておりますが、経費と時間を要することから、関係部局とも協議をし、検討してまいりたいと考えております。
ごみの不法投棄について、お答えをいたします。
ごみの不法投棄件数の増加については、平成13年4月の家電リサイクル法の施行や本市のごみ有料化の実施に伴い、心ない一部の市民や事業者による不法投棄が原因と考えられます。また、平成14年4月に、不法投棄対策等の担当部署として、生活環境課に分室を設置し、窓口を一元化したため処理件数が増加したものと考えております。
市民への環境問題、美化意識の向上について、お答えをいたします。
平成14年10月1日に、いわゆるポイ捨て防止条例を施行し、さまざまな啓発活動を実施する一方、平成15年3月に、市の施策の実施計画である枚方市まち美化行動計画を策定いたしました。この計画に基づき、枚方市駅前南口ロータリーと岡東中央公園をまち美化推進重点地区に指定し、管理者及びボランティアによる清掃活動の実施や分別回収容器の設置、また職員による月2回のパトロールの実施などに取り組んでいるところでございます。
低公害車につきましては、平成14年4月1日に策定した枚方市低公害車等導入指針に基づき、計画的に導入をしてまいります。
環境教育にかかわる各施策については、環境NPOや現在設立を進めております枚方環境ネットワーク会議等とも連携を図り、環境教育のサポートや新エネルギーの導入について、市民、事業者、行政が協働し、取り組みを進めてまいります。
最後になりましたが、本年度の報告書について御指摘をいただきました記述等に関しましては、次年度の報告書の中で内容の充実に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
27 ○野口光男議員 御答弁ありがとうございました。
何点かについて、2回目の質問をさせていただきます。
1つは、井戸の調査ということで、これは私の認識不足だったんですが、全井戸の中で汚染されている井戸を監視していると、このように認識していたのですが、現状は、市内の全井戸の実態を把握し切れていないということで、市内にどれだけ井戸があるのか、把握する必要があるのではないでしょうか。
一斉調査をして、汚染井戸の発見と追跡調査、その原因を明らかにし、枚方市の公共資源である地下水の管理を徹底させていくことが必要ではないでしょうか、見解をお伺いいたします。
不法投棄についてですが、不法投棄の場所は、現状は次々と場所が変わると、固定されておらず、そのひどい場所については、新たに不法投棄重点監視区域の指定を行う必要があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
また、監視カメラは1台だけ設置ということですが、その効果は大変大きいということです。不法投棄は、環境問題だけでなく犯罪や事故の要因にもなります。不法投棄が繰り返されている場所に、新たな監視カメラの設置や不法投棄の多い場所を公開し、地域の方に協力を依頼し取り組んでいく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
最後に、今回の環境白書では、環境保全についての取り組みが年々充実されていることはよくわかりました。特に、多岐にわたる市民からの苦情への対応、市民への啓発や、いきもの調査会など市民との協働は、本当に時間と労力を要することだと思います。その一方で、今一歩思い切った施策や改善ができないのは、その職員体制と予算の問題があると思います。
そして、環境測定機器の買い換えや緑被率の調査、監視カメラの設置、パトロールの充実など予算がないために改善できていない点も幾つか明らかになりました。枚方市は、環境保全都市を目指し、環境を重点施策として取り組み、環境予算導入を検討もしていくとしています。環境問題は、予算がないからでは済まされない重要な課題だと思います。
今の環境水準を維持し向上するためには、一律的に予算を削減する今の予算制度や来年度からの包括予算制度は、さらに縦割り行政を助長し、全庁的にトータルに環境問題に取り組むことができず、環境行政の推進を大きく阻害するということは明白です。環境問題に取り組む体制と予算の充実を要望して、質問を終わります。
28 ○明智良平環境対策部長 2回目の御質問にお答えをいたします。
井戸の実態調査について、お答えをいたします。
本市域における生活用や農業井戸などの実態把握や、井戸の地下水位の状況調査などの実施につきましては、本市環境審議会で、今後の地下水の有効利用を研究することを含めて意見をいただいておるところでございます。こうしたことを踏まえ、財政状況等を勘案しながら、引き続き研究をしてまいりたいと考えております。
次に、繰り返し不法投棄が発生する場所につきましては、重点監視地域として随時パトロールをし、早期発見・処理をするとともに、啓発看板の設置や、施設管理者に対してもガードフェンスの設置などを要望し、不法投棄がされない環境づくりに努めております。
重点監視区域の設定や監視カメラの設置場所につきましては、不法投棄の状況を見ながら対応し、地域住民の皆さんの協力を要請したい、そのように考えております。
今後も、環境保全都市実現に向けて、環境施策について積極的に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
29 ○森
裕司議長 これをもって質疑を終結します。
以上をもって、報告第28号の聴取を終結します。
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30 ○森
裕司議長 日程第13、報告第29号「専決事項の報告について」を議題とします。
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31 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。中東下水道部長。
32 ○中東輝男下水道部長 ただいま上程をいただきました報告第29号 専決事項の報告につきまして、説明をさせていただきます。
議案書の2ページをお開き願います。
専決いたしました事項は、損害賠償の額を定めることについて2件と、平成15年度大阪府枚方市下水道特別会計補正予算(第7号)の合計3件でございます。
いずれも地方自治法第179条第1項の規定により、急施を要し、市議会を招集するいとまがないと認めたため専決処分をさせていただいたものでございます。
それでは、詳細につきまして、説明をさせていただきます。
これら3件は、いずれも渚栄町地区柏井池排水路整備工事事故に関するものでございまして、内容としましては、2件の被害家屋に対する修復費用としての損害賠償の決定及びこれに係る予算措置でございます。
まず、専決第32号でございますが、議案書の3ページをごらんください。
専決日は、平成15年11月27日でございます。賠償の額は30万9,750円、賠償の相手方は、住所 ・・・・・・・・・・、氏名 ・・・・氏でございます。
賠償事件の内容といたしましては、平成14年11月8日から本市下水道部河川水路課が発注、実施しておりました渚栄町地区柏井池排水路整備工事における池の掘削に起因して、平成15年1月13日に、同池隣接地のコンクリートブロック積み擁壁が崩れるとともに、・・・・氏所有の住宅に被害が生じた事故でございます。
被害の状況といたしましては、家屋の内壁のクラックの発生でございまして、その修復に要する費用を賠償金としてお支払いすることとしたものでございます。
次に、専決第33号でございますが、議案書の6ページをお開き願います。
専決日は、平成15年11月27日でございます。賠償の額は160万6,500円、賠償の相手方は、住所が・・・・・・・・・・、氏名 ・・・・氏及び・・・・氏でございます。
賠償事件の内容といたしましては、専決第32号と同様でございまして、渚栄町地区柏井池排水路整備工事における池の掘削に起因いたしまして、・・・・氏及び・・・・氏所有の住宅に被害が生じた事故でございます。
被害の状況といたしましては、家屋の基礎、外壁、内壁等のクラックの発生等でございまして、その修復に要する費用を賠償金としてお支払いすることとしたものでございます。
続きまして、専決第34号 平成15年度大阪府枚方市下水道特別会計補正予算(第7号)につきまして、説明させていただきます。
議案書の9ページをお開きください。
この補正予算は、ただいま報告させていただきました2件の損害賠償の額、合わせて191万6,250円を支払うための予算措置をさせていただいたものでございます。
まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ191万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ203億8,935万4,000円と定めるものでございます。
補正の内容といたしましては、10ページ以降に掲載しておりますが、歳入につきましては、第6款諸収入の雑入を、歳出につきましては、第3款事業費の公共下水道整備事業費の賠償金をそれぞれ増額したものでございます。
本件の事故に関しましては、地元関係者の方々に大変御迷惑と御心配をおかけいたしましたが、今回の報告によりまして、現地での修復作業及び損害賠償が完了いたしまして、今後は慰謝料等の請求訴訟に対する応訴及び求償の手続を進めていくことを申し添えまして、甚だ簡単でございますが、報告第29号 専決事項の報告についての説明とさせていただきます。よろしく御理解いただき、御承認くださいますようお願い申し上げます。
33 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。津上議員。
34 ○津上敏広議員 ただいま報告をいただきました専決第32号・33号につきまして、少し御質問させていただきたいと思います。
今御報告ございましたように、この事故は、ちょうどことしの成人式、1月13日の早朝に起こった事故でございまして、いわゆる市のずさんな公共工事の施工によりまして、被災された市民の方には大変大きな御迷惑をおかけして、半年以上にわたる避難生活を余儀なくされたということと同時に、また、きょうで終わりだとおっしゃられてますけども、膨大なる損害額が発生をしておる。こういう状況の中で、今、とにかくこの被災された市民の方にきちっと賠償、補償をしていくということで、その最終の報告が9月議会に引き続きまして2件出されてきておるわけでございますが、2点ほど聞きたいんです。
まず、1点目ですね、この損害賠償の額の決定でございますが、この事故は、私が聞いておった感じでは、最初の2件につきまして、その工事の事故については1メートル近くにわたって基礎部分のブロック擁壁が崩壊をして、家屋が傾いて損害が起きたということで認識をしてたんですが、今回の部分につきましては、傾きの被害は数ミリだというふうにおっしゃられているんですけども、それでもなおかつ被害金額は余り変わらないような額が出てきてるわけですけども、市が決定する損害賠償額の決定については、そういった基準的なものがあるのかどうか。
また、今回、この基準額の決定について、市はどのような考え方でこの額を決定されてきたのかということをお尋ねしておきたいと思います。
それと、もう一点は、これは事故調査報告書でも報告されていますが、この事故前と事故後に家屋調査を実施されておると思います。この家屋調査の目的なり方法についてと、今回はどういった形で家屋調査をやってきたのかということについて、お尋ねしたいと思います。
以上であります。
35 ○中東輝男下水道部長 ただいま御質問をいただきました2点につきまして、順次お答えさせていただきます。
まず、1点目の損害賠償額の基準と額の決定ということでございますが、損害額の基準につきましては、被害箇所を相手と確認、現認いたしまして、それらの箇所の平米数を修復する費用を、社団法人日本補償コンサルタント協会が発行しております平成15年度の近畿地区用地対策連絡協議会損失補償標準書というものがございます。通常、工損標準単価表というふうに申しております。これに基づきまして算定をいたしまして、庁内委員会であります建設工事補償等審査委員会に諮りまして、承認を得た上で額を決定しておるという事情でございます。
なお、家屋に対しての額の多い少ないにつきましては、それぞれ被害箇所を現認いたしまして、修復の必要な平米数を算定いたしまして、先ほどの単価を掛け合わせておりますので、それぞれ今報告させていただいた算定額になるということで、よろしく御理解をお願いいたします。
それと、2点目の家屋調査実施の目的と方法でございますが、当然、家屋調査は、工事に起因して被害が及んだ場合を想定いたしまして事前の調査をし、そして工事が終わってから事後の調査をし、比較、対照しながら損害の有無を判定していくという目的で実施しております。ただ、今回の場合は、池に面する家屋につきましては、精査、概査として実施しておりましたが、池への近接部分を重視して実施いたしました関係上、今回のような事故は想定外でありまして、今回の被害対象家屋のすべてを対比するには少し資料不十分な点もございました。しかし、事前の調書を参考に、新たな被害が発生していることの確認と被害箇所の現認を行いまして、賠償額を算定もいたしましたので、よろしく御理解をいただきますようお願いいたします。
36 ○津上敏広議員 損害額の決定については、市が全面的な責任があるわけですから、それはそれである程度誠意を持って対応されたかなというふうに思いますけども、やはりこういったある程度の一定の基準というものをしっかりと持って、こういったものにも対応する必要があるんではないかというようには思っております。
家屋調査ですが、少し具体的にお聞きしたいんですけど、目的ははっきりと今おっしゃったように、事故が起こったときに、そのたびに事前事後やっているんだと。にもかかわらず、今回の事故は余り想定してなかったと、これはおかしな答弁なんです。事故のために家屋調査をやっているわけですから、具体的にもう少しどうやってきたんかということを聞いてるわけですから、報告書でも、きちっとそういったことも含めて事前の調査報告でやられとると思いますから、内容も含めてどうやってきたのかということをきちっと報告してほしい。そうしないと、今回の2件につきましても、9月の建設委員協議会の段階で、新たに2件あるんだということを言われてるわけです。6月の段階では全然聞いてませんし、事故が起こった直後でも、家屋調査やられたんでしょ。きちっとやっておると。被害状況の把握も含めてやったはずなんですよね。やったと聞いてるんですけど。そういうことを含めてどうやってきたのかということをお尋ねしてますから、事前、事後の家屋調査を何軒やって、どういう内容でやったかということをきちっと答弁してほしいと思います。
37 ○中東輝男下水道部長 ただいま質問の家屋調査の目的と実施の手順というんですか、どんだけやってきたかという御質問だと理解させていただいているんですけども、当然、工事に入ります前に事前の調査ということで実施をさせていただいております。
ただ、この段階では、先ほども申し上げましたように、池に面する家を想定しておりまして、精査、概査で6軒ということで実施しております。そして事故が起こりました1月段階において、被害の状況を把握しないといけないということで、中間調査ということで、被害状況の確認のために家屋調査に入らさせていただいております。
なお、損害賠償額を算定いたしますには、のり面の復旧工事及び沈下が生じておりましたので沈下の修正工事、これは家屋を上げる工事ですね、これらをさせていただかないことには、最終的な外壁や内壁の被害状況が確定できませんので、沈下修正工事が終わりました8月末から以降に、9月に入りまして、最終の被害額等の確認をするような最終の算定の調査に入らせていただいております。それが事後の調査ということになります。
なお、当初の段階でどれだけの家屋に被害が生じていたかという件につきましては、当初1月の段階で、大きく沈下しておりました2軒が目に見えて被害が当然現認できたと。それ以降につきましては、土間コンクリート等のクラックについては確認もしておりますし、事故当日、現地へ行きました段階で6軒ほどのお家につきましては、それぞれ現地に招集されました者が回らせていただいたというふうに把握しております。
その後、中間の確認をさせていただいて、9月の段階では2件の賠償の報告と、ほかにも二、三軒被害が生じているということで報告をさせていただいたような事情でございます。
その後、今回上げさせていただいてます2件につきましはて、相手との現認なり額の算定等の確認につきまして、今回上程をさせていただいたというのが経過でございます。よろしくお願いいたします。
38 ○津上敏広議員 3回目で申し訳ございません。
今聞いたら、接しているから6軒だということをおっしゃる。僕が聞いてるのは、3軒から6軒に増えている、6軒やられたということですわね。やってる家屋調査の内容そのものをきちっと言うてほしいんですよ。どういうことをやってるのかということも言っているわけですが、全然それへの答弁がない。
で、被害状況の事後の報告も、調査報告書では11軒やったということになっているんでしょ。やられたんでしょ。だから、当然、家屋調査をやったということは、被害状況の把握もやるわけですから、何か知らんけども、通常でいけば、私は、そういった家屋調査というのは、公共下水でも何でも市の事業でやられるのは、家屋の写真撮影、写真から全部撮ってやっていると思うんですよね。それの比較をするわけですよね。だからそういうことがきちっとなされたかどうかというのをお尋ねしているんですが、なかなか明確な答弁がなされてない。しっかり答弁してもらわないと、せっかく議会にも調査報告書を出されているわけですから、それがおかしかったんかなというふうになりますので、それに基づいてお聞きをしているわけですから、それがきちっとやられたりということで、私ども理解してますから、その中できちっとそういった損害の状況なり、損害額の決定についても、それを根拠に決定されてるのかなあというふうに理解をしてたんですが、そこら辺がどうもお聞きしているとあいまいに答弁されるんですね。私としても、なかなか理解がいかないという部分でございます。
この問題は、今後、いずれにしても市の公共事業にまつわるこういった事故に対する対応ということでは大事な問題でございますので、これから、これを含めて、市長、助役の方からきちっと答弁をしていただきたいというように思います。
39 ○小堀隆恒助役 柏井池の被害を被られた皆様については、大変御迷惑をおかけをいたしているということで考えております。
これまでにも御報告申し上げておりますように、大きく被害の出現しました2軒の皆様については、他の場所でお暮らしをいただく、長期間にわたってお暮らしをいただくというような大きな被害が出ました。そのことの復旧に向けて、全面的に私ども取り組んできたところでございます。そのことにつきまして、これまでにも御報告申し上げておりますように、現状の中でもとに戻っていただいたということで考えております。
今、被害のあった調査についてお問いをいただいております。私ども、被害が出て以後、その地域に、その被害に関連する部分について、土間のクラック等について基本的に調査をしてまいります。その中で、被害の出たことを前提に、それぞれ個々の家の持ち主の方に当たってきたところで、私も、当面は、大きく被害のあった2軒にもとに戻っていただくことを最前提として取り組んできました。それ以後、原状回復といいますか、擁壁等も回復をし、地盤沈下をした物も原状に回復をした中で、最終的にどのような被害が出ているのかということで各家庭を訪問させていただいて、調査、聞き取りをした中で、今回のこの被害というのが2軒新たに増えてきたということでございます。
私ども、全体的には11軒ということで調査をしてまいりました。他については被害ということで御報告いただく状況とはなっておりませんでした。ですので、今、最終的に4軒ということで、被害について補償をさせていただいた、庁内的な補償等審査委員会等も含めて補償させていただいたということでございます。
それから、この下水の工事が今回一つの教訓として、私ども市が行います公共工事については慎重を期して、こういうことが二度と起こらないように、設計段階から担当部署が率先して取り組んでいくということで考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
40 ○山原富明議員 今、津上議員から、ああいった質問がなされて、答弁なされたわけです。たしか1月13日にこの事故が起きてるわけです。朝7時にね、現場に一番早く行ったのは僕なんです。余りに救急車が鳴るから現地に行った。ところが、掘り返して、ブロック積みは普通の60センチ角のブロックを空積みしてあるんです。もとの持ち主は、大阪の警察病院の院長であった。それだけに練り積みできちっと積んであるものだとこういう解釈の上で枚方市がその根掘りをされたんだろうと、このように思うんです。ところが、そのときには監督がおるわけです。市の監督が毎日見に来とるわけです。車2台分に乗って。
ところが、現実に、13日の前日は雨が非常にきつかった。で、こんなところをごろごろ掘ったまま帰っとるけれども、この状態では家が崩れへんだろうかという心配を実はいたしておりました。ところが、掘ったまま帰っておりました。この前まで議席におられました今市議員もおっしゃっておりましたけれども、現地に矢板を打って板を当てておったらこんなことならんのではないか、こういうことをおっしゃってた。
その方を、実は監督の長として、何か知らんけども、4月に何やらリーダーだとかいうような名前を付けられて、そして、また市役所の下水道の方におられたんですが、その人、いつの間にか知らんけども、実は水道局の方へやられて、この9月1日付でお辞めになったとかいうお話を聞いております。責任は一体だれがとりますねん、これ。何人の職員が、毎日現場へ見に行っとるんですか。で、話を聞きますと、社長はおらんのかと言うたら、いや、あっこにブルトーザーに乗ってるのが、あの人が社長でんねんという。従業員にどなたですねんと言うたら、いやあの人でんねんという。こんなことで、今6軒の話が出ておりますけども、皆、建てた業者が違うんです。全部違う。
で、そのことを私ども一番よく知っておりますし、8メートルぐらい高低差があると思います。だから、高いとこから低いところへ水が流れるのは当然のことでありますから、十二分に管理をしておかなくちゃならんところを、管理ができてなかった。枚方市の責任は一つもおっしゃらない。ところが、まだ、2軒は裁判されているんですよ。これ、まだ2軒出てきますよ。絶対出てきます。ところが、そのことについては、今、津上議員がおっしゃったように、津上議員が地元でございますから、一番よく御存じなんです。ところが、皆さんが避難をして、そして裏の集会所へ入られた段階で、市長さんは慌てておいでになった。我々地元の議員もそこへ出かけてきまして、市はできるだけ早急に補償しますということを市長自らおっしゃってた。
ところが、今、また、その2軒から裁判が出てきて、きょう私が手紙を持ってきましたけれども、ああいった状況から見ましたら、枚方市の責任は一体どこにあんねんと。何のためにあれを掘ったんだと。この能力が、例えば、技術力があれば、あっこに矢板打って、そして石止めをして、そして工事にかかることが本来の姿であろうと思うんですが、あんだけ深く掘ってあったら、すぐは崩れなくても、あんだけの雨が降りますと崩れる。でも、あとの2軒はどうされるのか、この辺についても、実は話が一つもない。専決事項で先月出ましたでしょ。あれも渚栄町、同じ地域なんです。一番よく知っているのは、私、あっこで生まれてもおりましたからね、あれ、1万5,000坪の池でした。子どもの時分はあっこで泳いどったんですよ。で、あんなとこに家を建てられたら大変だなあと思いもって、実はその工事を見ておりました。ところが、この責任というものは、職員は、管理者はもう辞めておられるわけですから、もうどうにもならん状態に至っておることは事実であります。
これは十二分な補償もしてやらないけませんけれども、おととい通りましたら、既にもうペンキを塗ってきれいに、今、整備をされている最中でございましたが、最終的には、いかほどの補償をされようとしておるのか、この辺をひとつ、あとの2軒も含めて、1回ここで議案になりましたけれども、一番最初、たしか6月には2軒やということをおっしゃってた。ところが、どんどん増えてきて、今度は、また、訴訟されてるということを今聞きました。訴訟されておるんです。だから、この状態を含めていかほどになるのか、大体役所の見当が付くであろうと思うんですけれども、その辺の御答弁をいただきたい。
それと同時に、担当しておった職員が1人や2人でないんですよ、何人もおるんですよ。この職員を一体どう処分をしたのか、水道局へばっと振ってしもうたらそんでしまいやというふうに物事を考えておられるのか。住民の立場にもある程度なって、やっぱり理解をいただかなくてはいかんのではないかなと、このように思うんですけれども、合計で一体この補償金はいかほどに考えておられるのか、お示しをいただきたい、このように思うんです。
以上です。
41 ○中東輝男下水道部長 ただいまの山原議員の質問に、順次お答えさせていただきます。
職員の責任ということにつきましては、後ほど総務部長よりお願いしたいと思います。
先ほどの応訴の問題につきましては、現在、弁護士を代理人として手続を進めておりますので、しかるべき時期に報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、最終的に幾らの賠償を行っていくのかという点でございますが、現在までに市の方で要しました額が6,000万円余りでございます。請負業者及びコンサルタントの方も、1,000万円余りを現地の修復等に要しております。これらの額から市が通常であれば執行していた額を差し引きまして、コンサルタント及び請負業者に求償していきたいということで手続をいたしております。今、求償を行おうとしております額は、5,000万円から6,000万円の範囲でございます。よろしく御理解をお願いいたします。
対象の家屋は、先ほども申しましたように4軒でございます。ほかはすべて被害もないということで確認をしていただいておりますので、市民の方に御迷惑をかけました件数といたしましては、4軒のお家でございます。
42 ○小池正明総務部長 職員の責任ということでございますけれども、現在、引き続き、下水道部を中心に事故対応を鋭意進めているところでございまして、一定の節目で必要な事情聴取を行い、その上で判断したいと考えております。よろしくお願いいたします。
43 ○山原富明議員 2回目の質問でえらい恐縮でございますが、先ほど言いましたけれども、津上さんは地元の議員さんでございますからね、同じ小倉に住んでおられる。だから、一番現状もよく知っておられると思うんです。ところで、ここの請負金額は一体幾らやってんと。で、例えば5,000万円の工事をするについては5,000万円の保険に入ってるはずなんです。この工事は、一体幾らで解決をしていこうとされておるのか。この辺をひとつお聞かせをいただきたいと思うんです。
どうも話を聞きますと、今現在、雨天日に甲斐田川から渚栄町柏井池に水が入ってくるところの水路改修をやっておられるようでございますが、これも11月15日ごろから工事にかかりますということで、地元へビラをまかれた。ところが、もう話が全然違う、ひとっつも工事にかかっておられんから、実はおかしいやないかということで話を聞きますと、ある業者の、この下請をしておられた方が、今現在入っておられるようです。これについても、よっぽど慎重にやらなくては、上に家があります。これについてのお考え方も聞きたいわけですが、きょうはまあ専決事項でございますから、最終的には設計額、入札額、落札額ですね、落札額は幾らほどで、補償金が一体幾らほどになるやろう、こういうことを地元からおっしゃる。それやったらうちも直してほしいということをおっしゃっている方が、今、既におるんです。きょう手紙渡しましたやろ。そういう方もおられるわけですから、やっぱりそういう方、あっこの家直してもろうたらうちも直してくれやということをおっしゃった。だから、私は本当に質問したくなかったんですが、ああいった手紙が来ますと、やっぱり議員として、市民の代弁者として当然のことやと、私はこのように思うんです。
だから、工事をするために出されたところの保険金ですね。保険金から一銭の金も出ないんですか。それから、職員にとられた処分というのは、一体どういう処分を、毎日監督をしておるわけですから、そこへ何台の車か知りませんけれども、恐らく毎日2台ほどの車が、市の監督者が来ておりました。こんなとこ掘って黙って帰ってしもうたら、雨があんだけ降ったったら、ナイロンのビニールシートをちょっとかぶしたままで帰っておられるということは、経験が不足やということにしか僕らはとれなんだわけですが、こういった点は今後どうされるのか、職員についてもどうされるのか、この辺はぜひお示しをいただかなくては我々も納得するわけにはいきません。どうぞひとつよろしくお願いいたしたいと思います。
44 ○中東輝男下水道部長 たびたびの御質問で申し訳ございません。
1点目のこの渚柏井池排水路整備工事の請負金額でございますが、平成14年11月8日から15年5月15日の工期で、請負金額が6,212万2,200円でございました。
もう一点の保険の適用でございますが、当然、工事保険として、請負業者が工事の保険には加入いたしております。ただ、直接ぶつかったという対象で保険が適用になるんでございますが、今回の場合のように、起因して被害が及んだというようなことについては、特約条項によりまして適用外となることが明記されておりまして、今回、業者加入からの保険の支払いは不可能と判断いたしました。
以上、2点のお答えとさせていただきます。
45 ○小堀隆恒助役 柏井池の件につきましては、たびたび御質問いただいております。恐縮しております。先ほども担当の方で答えましたように、最終的に被害に遭われたという私どもの方で認識をし、補償をさせていただくのは、最終的に4軒ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
それから、この事故に関しまして求償をしていくということで、以前から申し上げております。今、その手続について、顧問弁護士と鋭意協議をしているところでございます。事業主であります枚方市、それから設計をいたしましたコンサルタント、施工業者、この三者でどのような応分の負担が出てくるのかを含めて今検討し、求償していきたいということで考えております。
それから、訴訟の関係でございますが、当初、家が傾きました2軒の方から訴訟が提起をされてございます。これについては、私も、顧問弁護士の方で応訴をしていくということで御報告をさせていただいているところでございます。
その内容でございますが、建物の評価損と慰謝料ということで、合計1,000万円の請求をされているということで承知をいたしております。
それから、職員の責任の対応についてということでございますが、今も申し上げましたように、訴訟になっているという状況もございます。それから、求償につきましても、今後、法的な対応も出てくるということで、当然考えてございます。その辺が一定めどがつきました段階で、職員の責任についても検討をし、御報告もさせていただきたいということで考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
46 ○森
裕司議長 これをもって質疑を終結します。
47 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております報告第29号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
48 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
49 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
50 ○森
裕司議長 これから報告第29号を採決します。
本件は、承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
51 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、承認することに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
52 ○森
裕司議長 日程第14、議案第37号「平成15年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第5号)」を議題とします。
───────────────────────────────────────────────────
53 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。木下理事。
54 ○木下 誠理事兼企画財政部長 ただいま上程いただきました議案第37号 平成15年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第5号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
今回の補正予算では、人事院勧告に基づく人件費の減額補正が主なものでございますが、このほかに、支援費や児童扶養手当、各種検診委託料などの福祉・保健事業経費、さらに商業振興のための経費などにつきましても、必要額の補正を行っております。
それでは、議案書の16ページをお開きください。
第1条の歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ14億3,425万3,000円を追加し、補正後の総額を1,033億8,954万7,000円と定めるものでございます。
次に、第2条の債務負担行為の補正につきましては、20ページの第2表債務負担行為補正にございますように、新たに戸籍事務を電算化する経費を含めた電算システム等賃借料や納税通知書の作成委託など全13項目で、19億7,891万9,000円を増額し、補正後の限度額といたしましては、183億3,149万1,000円とさせていただくものでございます。
この中で、その表の下段の方にございますが、中部拠点施設整備事業といたしまして進めております仮称中央図書館整備工事として6億1,000万円、仮称人材育成複合拠点施設整備工事として5億4,000万円を債務負担行為として計上も行っております。これは、もと大学施設であった物を公共施設として整備することに要する費用で、整備内容といたしましては、建築基準法や消防法等に適合するための法的整備、バリアフリー化など福祉対応整備、施設目的に合わせるための整備等でございます。
22ページをお開きください。
それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書によりまして、主な補正内容につきまして、御説明申し上げます。
歳入の補正内容でございますが、第1款市税では、徴収状況からの見込み額を踏まえまして、市民税の法人税割で3億円、固定資産税で2億円を増額して、補正後の額を538億9,846万9,000円といたしております。
次に、第4款地方消費税交付金では、4億円を増額し、補正後の額を28億1,100万円といたしております。
第10款分担金及び負担金は66万2,000円の増額。
第11款使用料及び手数料では、道路占用料などにより832万9,000円の増額といたしております。
24ページの第12款国庫支出金では、国民健康保険基盤安定負担金や児童扶養手当負担金などにより3億3,354万7,000円の増額補正を行っております。
続きまして、26ページの中段の第13款府支出金でございますが、国民健康保険基盤安定負担金や身体障害者福祉費補助金などにより1億3,664万円の補正を行っております。
次に、28ページの第15款寄附金では、教育関係の指定寄附を受けておりますので、100万円の増額補正を行っております。
第16款繰入金では、福祉基金と老人保健特別会計からの繰り入れで、4,921万3,000円の増額補正を行っております。
30ページの第17款諸収入では、486万2,000円の増額を行っております。
以上、総額14億3,425万3,000円の補正をし、補正後の額を1,033億8,954万7,000円とするものでございます。
続きまして、主な歳出の御説明をさせていただきます。
個別説明の前に、人件費補正の全体について、御説明を申し上げたいと思います
今回の補正では、人事院勧告に基づく減額が主なものでございますが、住居手当の制度見直しも行い、総額では6億69万3,000円の減額となっております。これらの人件費につきましては各款で補正を行っており、個別の説明につきましては省略をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、主な経費につきまして、順次御説明を申し上げます。
32ページをお開きいただきたいと存じます。
下段の第2款総務費でございますが、1,714万円の減額補正を行い、110億965万9,000円とさせていただきます。その内容といたしましては、債務負担行為の決定も行っておりますが、戸籍の電算化の現計分や前納報奨金の補正などとなっております。
次に、42ページをお開きください。
下段の第3款民生費では、支援費制度や児童扶養手当制度における扶助費の増額や特別会計への繰出金などで10億5,414万4,000円増額し、343億4,692万円とさせていただいております。
次に、58ページの第4款衛生費では、6,953万5,000円を減額補正し、92億7,915万3,000円とさせていただいておりますが、この中で、各種検診委託料の増額や、新たに清掃工場新設事業での総合評価事務委託料などの補正も行っております。
次に、68ページの第6款商工費では、地域の商店街などが自主的に行います商業振興のための支援といたしまして、商品券発行事業補助金などにより873万2,000円を増額し、4億5,794万8,000円とするものでございます。
次に、70ページの第7款土木費でございますが、別に資料をお配りいたしておりますように、供用開始済みとなっております南中振公園用地を土地開発公社から買い戻す経費を、また下水道特別会計への繰出金など3億5,406万8,000円増額し、160億7,973万5,000円とするものでございます。
80ページの第9款教育費でございますが、幼稚園就園奨励費補助金や就学援助金などを増額いたしておりますが、人件費の削減などによりまして、4,379万3,000円を減額し、127億359万5,000円とするものでございます。
92ページの第10款公債費につきましては、大阪府貸付金を繰り上げ償還するための経費でございます。
歳出合計14億3,425万3,000円を補正し、補正後の歳出合計額を1,033億8,954万7,000円とするものでございます。
簡単な説明ではございますが、以上で、平成15年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。
なお、94ページ以降に給与費明細書を初めとして、各調書、参考資料を添付させていただいております。御参照いただき、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
55 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。西村議員。
56 ○西村健史議員 ただいま上程されました議案第37号について、1点のみに絞ってお尋ねしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
20ページをごらんいただきたいんですが、先ほど木下理事より簡単な説明がありました。仮称中央図書館の整備工事費6億1,000万円、仮称人材育成複合拠点施設の整備工事で5億4,000万円、こういう金額であります。そのことについて、お尋ねしたいと思います。
まず、第1に、手続の問題なんです。ことしの6月議会に、私は、中司市長に、この関西外大の跡地の旧本部棟・図書館棟、これらの改修を11億5,000万円ですると、その根拠を示してくださいと。市長、こういうふうに尋ねましたね。そうすると、市長はどういうふうにおっしゃったかというと、整備計画は議会に報告しています、改修工事については現在実施設計を行っていると、設計がまとまれば明らかにしていくと、市長さん、こうおっしゃったんですよ。
その後、9月議会で、我が党の議員の質問で、総額158億円は非常に不透明だと、これはどうなんだと、いつ明確にするのかと、こういうことを聞きましたら、担当理事は、確定次第、順次報告します。この間の決算特別委員会、我が党の中西議員が、改めて図書館棟、それから旧本部棟の改修は幾らかかるんかと、その内訳を示してくれと、どんな内容になるんだと。担当課長は、改修費11億5,000万円という数字は、2年前の平成13年6月議会で示した、先ほど木下理事が読まれましたように、建築基準法や消防法、耐震性、バリアフリー化などを考慮して、設計については現在策定中で、内容、内訳はお示しできませんが、この12月議会に予算計上したいと答弁された。そして、皆さん、実施設計ができたんです。なぜ11億5,000万円かかるのか、ここに書いてますように、図書館で6億1,000万円だと、人材育成複合拠点施設で5億4,000万円だと、こういうことなんですね。
私どもは、この間、この半年間だけでも3回にわたってこの内訳を質問してきたわけです。ところが、当局から何の説明もなく、この補正予算で初めて金額が知らされているんですよ。代表質問の重みというのは、市長も御存じだというふうに思うんです。先ほど申しましたとおり、市長は、実施設計やっているから、まとまれば明らかにしていくとおっしゃっているけど、今回、明らかにされてないんですよ。金額だけ書いてある。どんな工事をするんですか。なぜこういう数字になったんですか。こういう質問、率直にわいてくるんです。
こういう進め方は、議会に対する誠意ある説明責任を果たしてないと、市長、僕は思うんですよ。市長さん、もっとそういう意味で誠意ある態度を。これが誠意ある態度だと思われますか、市長さん。まず、最初に、僕は市長さんの見解を尋ねたいと思います。
57 ○小堀隆恒助役 市長にということでございますが、実施設計の中身についてということも含めまして、私の方から答弁をしたいと思います。
13年6月議会に本整備構想をお示しした段階から、本部棟と図書館棟の改修工事費につきましては、全体として11億5,000万円ということでお示しをさせてきていただいております。これについては、当時の時点では概算ということでの金額ですということを申し上げてきたと思っております。私ども、それ以後、庁内的ないろんな状況、担当部署との協議の中で、どう整備をしていくのかということで詰めてきたところでございます。その中で、今回、実施設計をし、11億5,000万円の内訳として6億1,000万円と5億4,000万円ということでの割り振りをさせていただいたということでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
58 ○羽根良一枚方図書館長 それでは、西村議員の中央図書館整備に係ります手続について、お答えを申し上げます。
中央図書館は、40万枚方市にふさわしい図書館として整備するものでございまして、中央図書館の整備に関しましては、本年7月に策定いたしました中央図書館整備構想に基づき実施しているものでございます。その整備構想に関しましては、その都度、文教委員協議会等で御報告しているものでございまして、平成14年の9月には進捗状況について、平成14年の11月につきましては、これも中央図書館の進捗状況についてということで、整備、改修に係る実施設計の方針、すなわち建物の用途変更、これは大学から公共施設へという改修工事、そしてまた、大阪府福祉のまちづくり条例、バリアフリー化でございますが、これらに適合させるための改修工事、そして耐震化の改修工事、そしてまた中央図書館としての整備工事を行うということで、内容について御説明をさせていただいております。
そして、中央図書館整備に係る整備構想をこの7月に策定しましたけれども、その前の文教委員協議会では、フロア別の施設概要、こういったものにつきましても具体的な説明を行ってございます。こうした今回の実施設計につきましては、そういう基本設計に基づきまして、改修の設計を行うということで説明をさせていただきました。その後、6月にお示しいたしました図面と若干変更した部分もございますけれども、中央図書館としての機能や目的に大きく影響を及ぼすというようなことは考えておりません。このたびの補正予算として債務負担で計上させていただくものでございますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、工事の内容につきまして、(「何で予算書の金額がここで示されたんかということを聞いているんです。そんなことまで聞いてない。予算書で何が初めてこないして金額が知らされたんかと聞いている。そのことに関して市長どうなんか。聞いてないよ、そんなもん。」と西村議員述ぶ)中央図書館の機能でございますが、先ほど補正の説明でもございましたように、バリアフリー化、そして法的な適合ということも含めまして、耐震改修等も行ったことでございますが、中央図書館としての機能を確保するためのいろんな設備整備も行っております。それが、今回の工事費ということで、6億1,000万円の内容でございます。今後、契約手続に入っていきますけれども、具体的な内容につきましては、契約の関係もございますので、差し控えさせていただくということでございますので、御理解をいただきたいと思います。(「何で予算書で答えたんかということを聞いているんですよ。」と西村議員述ぶ)
59 ○小堀隆恒助役 ただいまの西村議員の質問にお答えをいたします。
まず、中央図書館の方は、今、図書館長の方から御説明がありましたとおりでございますけども、特に、人材育成複合拠点施設の手続ということで、まず、基本的にお答えをさせていただきます。
仮称人材育成複合拠点施設の整備につきましては、先ほどの木下理事の方から提案理由説明のありました具体的な方法でございますけども、これも、昨年11月の総務委員協議会におきまして、その設計の概要としまして、関係法令に適合するための法的整備、またバリアフリー化整備、用途変更に伴う整備とすることを説明いたしました。また、本年6月の総務委員協議会では、(仮称)人材育成複合拠点施設基本計画概要書を参考資料として、各センターの施設内容を説明したところでございます。その後、実施設計を完了させ、平成17年4月の開設を目指して、今年度中に改修工事の発注を行う予定でございますので、その財源として今回補正予算で債務負担行為を計上したものでございます。
これは、これまでの手続といたしましては、平成15年6月のそれぞれの所管委員協議会でお示しをしました施設整備構想に基づいて、基本設計の内容をたたき台として庁内協議を重ね、概算見込み額としておりました11億5,000万円を念頭に、事業コスト縮減、またさらには整備効果の精査を行い、実施設計をまとめたものでございます。そういった意味で、今回計上させていただいたという経過でございます。
以上でございます。
60 ○中司 宏市長 ちょっとよく内容がわかりませんでしたので、今、ちょっと調整をしておりましたので、大変申し訳なく思っております。
ちょっと答弁がかみ合わないかもしれませんけれども、私の理解といたしましては、平成15年6月の委員協議会で、整備内容について説明をさせていただいたと認識をしておりまして、そのことと今回の予算については、基本的に変わっていないというふうに思っております。今回、実施設計がまとまりましたので、整備工事費として計上させていただきました。ただ、工事費の内訳につきましては、今後、契約の手続に入っていきますことから公表を差し控えさせていただく、そういう理解をさせていただいております。
したがいまして、今回の委員協議会で説明させていただくかどうかということにつきましては、担当部局の方で判断をさせていただいたのだというふうに理解をしておりますので、よろしくお願いいたします。
61 ○西村健史議員 それぞれ御答弁ありがとうございます。
私が尋ねたのは、ことしの6月議会の私ども日本共産党議員団を代表した代表質問で、一体この内訳は幾らなんですかと、こう聞いたときに、市長さんが、実施設計が今後まとまれば報告をしていきますと、こういうことなんですよ。じゃ、この12月議会の前の総務なり文教の委員協議会で、なぜ実施設計の中身、大体まとまりましたからこういうふうになりますねんと、その説明がなぜないんですか。
先ほど、図面が出されてました。図面が、資料がね。どこですかね、これ、南中振の公園がありますね。出てますでしょ。(資料を示す)説明が必要だと思うから当局は出されているんですよ。ところが、今回のこれは、11億5,000万円にも及ぶ多大な、貴重な税金を使っていくんですよ。それを、実施設計がまとまっているにもかかわらず、その内容を報告されようとしない。ここの点を申し上げているんですよ。よろしいですか。ここに、これ、市長さん、見てください、議案第37号の位置図までこうやって親切に書いてある。せめて、このようなものがこの議場に配付されているんだったら、私はまだ言いません。委員協議会で11億5,000万円にかかるやつをこの12月議会で債務負担行為の予算化をする。
債務負担行為というのは、御存じのとおり、これは平成15年度から平成16年度までの間に、合計で11億5,000万円の支出を義務付けますよと、約束しますよと、こういうことなんですよ。地方自治法第214条にきちっと書いてあるんですよ。契約書ですよ。何にも私たちにペーパーを示さずにですよ、ペーパーを示さずに、そして、それに対して判こを押せと言うんですか。皆さん、そんなことされますか。そのことを私はあえて聞いているんです。
人材育成複合拠点施設整備になぜ5億4,000万円かかるんですかと。特に、これが理解できないんです。人材育成複合拠点施設整備、なぜ5億4,000万円かかるんですか。市長さん、南部市民センターへ2日前に行きましたね。約10億円ですよ、あれ。一体、今回は何の改修工事をするんですか。先ほどおっしゃったバリアフリー、耐震性、消防法、建築基準法、わかってますよ。具体的にどこの場所がこういうことが悪くて、ここをこういうふうにしますねんと、だからこんだけのお金、6億1,000万円かかりますねんと、この説明が当然あるべきでしょ、違いますか。こういうことをせずに、金額だけぽこんと出して、そしてこれを了解してくれと、こんなことがあるでしょうか。
私は、担当の中部拠点整備部に、せめて、わかってますよ、予算の事前審議になる云々とか、だからアバウトでもいいから、何のためにこんだけ要るんか、これを示してくれと言った。当局は出さないんですよ、市長。そんな何億何千何百万ということを、かかるということを、こんなん聞いているんじゃないんですよ。どういうところを改修するんですか、具体的に。ああそうか、それだったらやっぱり6億1,000万円かかるんだなあと、これだったらわかります。それは示せません、こういうことなんです。本当に必要な工事なんかどうかということなんです。
だから、私は、この資料はぜひとも出していただきたい、このことをこの場で要求しておきたいんですが、再度、先ほどちょっと御説明ありましたが、なぜこの資料出せないのかということをもう一度きっちりとおっしゃっていただきたいと思うんです。それから、何で中央図書館の整備に6億1,000万円かかるのか、人材育成複合拠点施設に5億4,000万円かかるのか、これをきっちりとしたペーパーで何で責任持って出せないんですか。
市長、私は3日前に図書館棟に再度行かせてもろたんです、今回の質問のために。6億1,000万円ですからね。図書館棟に向かって右側に、ちょうど南側から光が入って、いわゆるらせん形の階段がありましたね、採光が物すごくできてます。ここをどうするんですかと聞いたら、いや、子どもが落ちないために手すりをちょっと上げるんですと、こういうことです。
ところが、先ほどおっしゃってたバリアフリー、大阪府の福祉のまちづくり条例の第11条にどんなことが書いてあるか。階段は回り階段としないことと書いてあるんです、きっちり。じゃ、あの構造ではだめなんですよ。それを改修するんですかと聞いたら、しないんですよ。大阪府の福祉のまちづくり条例に適合してないんですよ、市長さん。そんなことで6億1,000万円かけようとしている。そのことを市長さんは御存じですか。府条例の趣旨からすると、本来、この階段は撤去しないといけない。
だから、なぜ中部拠点整備部がこういう資料を出し惜しみするんかというたら、こういう一個一個どこを改修するのか、何のためにこんだけ6億1,000万円かかるのかということの説明がよくできないから、あなた方は資料を出さないんじゃないんですか。このことを、いわゆるらせん階段、回り階段の分が今回の改修工事の費用に入っているのか、入っていないのか、これ、担当部長さん、御答弁ください。
少しだけ、もう少し具体的に入らせてください。バリアフリーと言ってますけど、障害者用トイレというのが男女別々に設置されてないじゃないですか。既存の設備を使うと言っているけれど、空調設備、皆さんね、エアコンも含めてですけど、2年も3年もそのまま使ってたらさびてきますよ。なぜメンテをしないんですか。これが、いざ今度改修して使おうとしたときに、これが稼働しなかったら、どんだけのお金がかかりますか、追加の。
電気設備についてもそうでしょうが。例えば開架室の照明器具については、大学の図書館だったから天井が物すごく低い、もうピンスポットみたいな形でポッとこうなりますから、その
電灯設備に合ったような書架に配置しなければいけない。照明によってそういうふうなことになってくると。これは一定限度予算は組まれていると思いますけれど、使いやすいような書架を配置しようとすれば新たな
電灯設備が必要だと、こういうことなんです。ほかの点は若干使われていると聞いてますからいいんですけど。
私は、こういう問題、例えば天井が物すごく低い、皆さんも行かれたから御存じだ、それから壁が多過ぎるんです。暗いです。圧迫感がある。これはどんなふうに改善されるんですか。こういうふうな形で一個一個聞いていけば、まだまだたくさんある。私は、本会議場ですから、もうこれ以上言いません。このことについて、こんな改修がされているのかどうか、これも担当部長さんからお聞きしたいと思います。
旧本部棟のことについて尋ねますが、私どもは、この間の決算特別委員会で、この旧本部棟は全く買う必要がない、このことを主張しました。先に取得ありきだったんです。旧本部棟だけで、改修も含めて30億円ですよ。先ほど言いました南部市民センターが10億円、あの南部市民センターの、立派な南部市民センターが3つもできますよ。財政が厳しい厳しいと、この間から市長さんはおっしゃってます。確かに厳しい。だからこそ節約しなければいけないけど、こんな税金の使い方ありますか。市長さん、この点どう思われますか。
旧本部棟の設計は、私は、1階部分、2階部分、そして3階、4階の教育委員会、そしてそのあとのインキュベーションとか商業振興に使われる。いろんな問題をこの間指摘してきました。一体、1階部分、2階部分には、周辺住民の皆さんの意見がすべて反映されているんですか。地元は要望なんて上げてない、こういうところの自治会も多いですよ。聞きました、私、全部。
3階、4階の教育委員会、職員の方も大変ですよ。市民はもっと大変。何よりも交通の便が悪いと。職員の駐車場もないでしょ。6階にあるあの立派な大研修室、あれは一体年に何回使われるんかなと思いますよ。一方で、市長さん、この間の議会でもおっしゃっている、市民会館の大ホールや市庁舎の建て替え、これの論議が始まろうとしているんですよ。10年、15年のスパンで見たときに、新庁舎ができたときに、あの旧本部棟は一体どうするんですか。そして、その解体費用とか考えたこと、一体あるんでしょうか。
本当に、こういった建物を取得する、また改修をするという点で、枚方市の今の市政では、そういう計画性を持ったものが全然感じられない。何よりも問題なのは、議会、私たちに対して、今回のこの11億5,000万円の中身、これを明らかにしないことです。まだこれからもっと費用がかかるんか、かからないか、それも論議ができない。こういうことであります。私は、こんな荒っぽいことされたのは、17年の議員生活の中で初めてです。市長、この20ページの債務負担行為補正、この2つの事業の整備工事費、今回、外してください。市長の答弁を求めたいと思います。
以上、2回目の質問です。
62 ○森 裕司議長 午後1時30分まで本会議を休憩します。
(正午 休憩)
(午後1時46分 再開)
63 ○森 裕司議長 本会議を再開します。中司市長。
64 ○中司 宏市長 先ほどの西村議員の御質問にお答えさせていただきます。
本市にとりまして、火葬場の整備の必要性は、総論として理解をしていただいているものと思っておりますし、また、こうした施設の性格上、周辺整備も必要不可欠であるとの理解もしていただいていると思っておりますが、この人材育成複合拠点施設と中央図書館の整備事業につきましては、火葬場の一体的な整備、安心と輝きの杜整備事業として、火葬場の周辺整備事業として進めているものでございます。
地元で、この火葬場の整備については反対の声が根強いのも事実であり、理解を求める努力をより一層強めていかなければならないと思っておりますが、一方で、あの今の日本一古い火葬場が新しくなるなら受け入れようとおっしゃっていただいている方がおられるのも事実であります。そうした方々から、既存施設の活用についての要望もいただいております。周辺整備として、仮に既存施設を活用しない場合でも、同様の施設整備を行わなければならないものと認識をしております。
とりわけ、悲願でありました中央図書館の整備につきましては、外大から建物の寄附を受けたこの事業だからこそ実現できるものと思っております。同じ規模の中央図書館を新たに建てるとなると、建設費だけで40億円から50億円かかると予測をしております。また、旧外大本部棟を活用した人材育成複合拠点施設につきましても、同規模の建物でありまして、同程度の建設費を要するものと思っております。
したがいまして、私といたしましては、こうした点を考え合わせますと、今ある施設を活用し、同時に本市が必要とする施設の整備を行っていこうとする今回の事業は、市民の皆さんに御理解いただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
65 ○内山喬之理事兼都市整備部長 先ほどの西村議員の御質問の中で、各建物の改修内容の詳細について、担当の方から説明をということで御質問いただきましたので、設計を担当いたしました私の方からお答えします。
まず、実施設計に取り組むに当たりまして、平成15年5月に作成し6月の各委員協議会に図面も付して説明させていただいた基本計画概要書を最大限尊重し、基本的な方向を変更することのないよう、管理運営等の面から総合的に庁内協議を行いつつ実施設計をまとめましたので、若干の変更はありますが、この実施設計は、機能や目的に影響を及ぼすものとはなっておらないというように考えております。
それでは、まず、中央図書館の改修工事の内容から説明させていただきます。
改修項目としましては、先ほどから出ておりますように、法的整備工事、福祉対応工事、室の用途変更に伴う工事、また新設工事、建物維持保全工事と、それから図書館設備附帯工事というような各項目ごとになっております。それでは、その各項目ごとの内容について、説明させていただきます。
まず、法的整備工事については、耐震改修工事、これは柱の補強でございます。それから排煙設備改修工事、火災報知設備改修工事が法的整備工事でございます。
それから、福祉対応工事につきましては、多目的便所の設置、これは男女共用ということになっておりますが、各階に計画をしております。それから授乳室の設置、補助手すり、点字・誘導ブロック等、それから1階から6階へのエレベーターの新設、エントランスホールの通過型エレベーターの新設、非常文字表示装置ということで、これが福祉対応工事になっております。
それから、室の用途変更に伴う工事としましては、間仕切りの変更及び設備の設置、その中には空調とか照明器具等の設置があります。先ほどもございましたように、照明の基準を満たすことによって、圧迫感を解消したいというように考えております。それから室の汚れ等による改修、これが室の用途の変更に伴う工事でございます。
それから、新設工事としまして、自動車文庫新設工事、渡り廊下新設工事でございます。
その次に、建物維持保全工事としましては、旧渡り廊下外壁仕上げ、屋根漏水対策。屋外工事としまして屋外スロープ・アプローチ新設、屋外排水等を含んでおります。それから受水槽新設、これは給水の引き込みともで設計しております。それから電気高圧引き込み設備更新、受変電設備改修工事も含んでおります。それから中央監視設備の更新、その他の設備改修等として空調設備等も含み設計をしております。それからITの設備工事としまして、ネットワーク機器・配管・配線工事等でございます。
それから、図書館設備附帯帯工事、これは改修工事ではございませんが、図書館の設備付帯工事を改修工事と同時にやるということで、この交付金等の算入にも入りますので、一緒にやるということで組んでおります。これの中身としましては、搬送システム・集密書架・BDS設置工事を含んでおります。
今申し上げました中で、一番大きな項目になりますのは、室の用途変更に伴う工事、これがこの改修工事の中で一番大きな項目となります。それらをすべて合算いたしますと6億1,000万円になります。
それから、先ほどお尋ねの回り階段の件でございますが、これにつきましては、図書館棟にはこの階段以外に2カ所の階段がございます。来館者はその階段を利用するという施設計画をし、運営面での利用形態を考慮することにより、これは内容としましては、専ら職員の専用に供するということで、大阪府福祉のまちづくり条例の適用外の階段と判断し、建物としては適合するということで、関係部署と協議を行ってまいったものでございます。
続きまして、人材育成複合拠点施設について、御説明申し上げます。
まず、法的整備工事としましては、これは建築基準法、消防法に伴う法的整備でございます。屋外階段の新設、屋内階段の改修、スプリンクラー設備、これは1・2・5・7階に設置を予定しております。それから排煙設備、それから火災報知設備改修ということでございます。
次に、福祉対応工事でございますが、多目的便所の設置、これにつきましては、1・4・5・7階に設置を予定しております。これも男女共用でございます。それから、エレベーターの改修、補助手すり、点字・誘導ブロック、非常文字表示装置が福祉対応工事でございます。室の用途変更に伴う工事としまして、間仕切りの変更及び設備の設置ということで、空調と照明器具等の設置もこの中に含んでおります。それから室の汚れ等による改修ということでございます。
その次に、建物維持保全工事としまして、屋外工事としましては、屋外アプローチの新設、屋外排水等を含んでおります。駐車場の整備工事、受水槽新設、この中には給水の引き込みも含んでおります。それから電気高圧引き込み設備更新、受変電設備改修という内容でございます。それから中央監視設備の更新、その他の設備改修等としましては空調設備等を含んでおります。IT設備の工事としましては、ネットワーク機器・配管・配線工事、それから無停電電源装置改修ということで、トータルとしては5億4,000万円で、うち一番大きな比重を占めますのは、建物維持保全工事でございます。
こういったことで、あくまでも予算としましては、先ほど申し上げました6億1,000万円、5億4,000万円でございますが、設計金額につきましては、発注前でございますので、やはり今の段階で公表させていただくのは控えさせていただきたいと思いますので、よろしく御理解願います。
66 ○大塚光央理事兼中部拠点整備部長 それでは、中部拠点整備部からお答えをいたします。
先ほどの内山理事と重なる部分がございますけども、お許しをいただきたいと思います。
今回の人材育成複合拠点施設及び中央図書館の整備につきましては、既存の建物を活用し、本市が必要な施設整備を効率的に行うものであり、新築ではないので多少の制約はあるものの、むしろ既存の設備を最大限に生かすことのメリットを引き出すことを前提に、十分な調査と検討を重ね、事業コストと整備効果を精査し、実施設計をまとめたものでございます。
工事の内容につきましては、先ほど詳しく内山理事の方から説明がございましたので、私どもにいただきました、アバウトでいいから金額を示せというふうな、工事の内容を示せということでございますけれども、先ほど内山理事の方から申し上げましたとおり、今後、契約の手続に入っていきますことから、公表は差し控えさせていただきたいというふうに思っております。
また、人材育成複合拠点施設の1階・2階部分につきまして、地元の皆さんに利用していただけるスペースを予定しております。まだ十分ではございませんが、社交ダンスのできるホールや各種展示会ができるスペースなどを御要望いただいた経過がございます。今後、その利用については、地元要望を含め、利用形態をまとめていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
67 ○小堀隆恒助役 ただいま担当の方からそれぞれお答えをさせていただいたところでございますけれども、改修工事につきましては、これまでお示ししてきました総費用11億5,000万円を精査いたしまして、実施設計を行った上で、今回、改修工事費の内訳を予算計上させていただいたものでございます。
施設内容につきましては、今、内山理事からも説明をさせていただきました同程度の内容につきまして、本年6月の委員協議会で説明をさせていただいたところでございますが、6月にお示しした施設内容とは予算の関係もありまして若干の変更はありますが、機能や目的に大きく影響を及ぼすものではなく、整備構想に基づいた実施設計作業としての調整の範囲内であると考えておりましたことから、改めて説明をさせていただかなかったものでございます。
今後、平成17年度春の開設を目指して、年度内に工事の発注を行う予定でございます。近々、契約手続に入っていきますことから、経費内訳の公表は差し控えさせていただきたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
また、旧本部棟の取得につきまして、購入時点で建築後一定期間を経過していることや、大学施設より公共施設に対する法規制が厳しいことから、相当額の改修費が必要になることも見込んだ上で購入の判断をしたものでございます。取得価格につきましては、これまでにも御説明を申し上げておりますが、不動産鑑定を行い、不動産運営委員会に付議し、審議いただいた報告価格以下で交渉し、契約に関しては双方合意に達したものでありますので、よろしくお願いをいたします。
68 ○西村健史議員 どうも3回目で恐縮です。市長さんがまず最初に述べられました、地元の要望はどれほど聞いているんかと。北片鉾は、西の地区に防災公園を造ってほしいと以前おっしゃってた。黄金野地区自治会長は、旧公民館を直してほしいとおっしゃってた。実際、この1階部分、2階部分は、どんだけの人がこの設計に当たって具体的な要望を上げられているのかと、そのことを聞いているわけです。
で、また内山理事がその内訳のことをおっしゃった。私は、設計金額を聞いているのと違うんですよ。当然、個々の費用は何ぼかかります、こんなこと言えないのはわかっているんです。だけど、なぜ、こんだけ6億1,000万円かかるんですか、5億4,000万円かかるんですか。それを、ここのところをこういうふうに改修をしますからと、こういう説明をいただきたいと言っているんですよ。変更の部分はどういうところがあって、この間皆さんから聞いた意見の中からこういうふうにしました。こういう質問を私はしているわけです。ですから、何も設計金額をここのこの場で言ってくださいと、こういうことではないわけです。何のペーパーもないんです。今、皆さんね、これ聞かれて、6億1,000万円かかります、5億4,000万円かかりますねんと、これ、わかりましたですか、この必要性が、内訳が。だから、そういう設計金額を聞くんでなくて、アバウトでもいいから、大体、これはこんなぐらいかかりまんねんと、全体像で幾つか分けてもいいんですよ。そういうことを私は聞いているんです。
これ、債務負担行為で出てきているんですよ。だから、私たちは、内訳がわからないままで承認することは、そんなんできないじゃないですか。その点を言っているわけです。小堀助役も先ほどおっしゃったように、改修費用のこの11億5,000万円、若干の変更しかないんだと、こうおっしゃっているんですよ。だけど、私が申し上げたような、例えば図書館のあの階段部分、大阪府の福祉のまちづくり条例の中に、確かにおっしゃったとおりただし書きがあるんです。これは、いわゆる公共性、まあ言ったら職員の方だけが通るぐらいだったらかまへんけれど、公共性がある場合は、きちっとこの福祉のまちづくり条例に基づいてバリアフリーしなさいよと。これは、例えば目の不自由な方なんかだったら方向がわからなくなる。ところが、設計上、見てくださいよ、あれ。図書館に入ってすぐ右手のところに、あんだけの立派ならせん階段あるわけですよ。それは職員しか使いませんと、きっちりとおっしゃるんですか。私は、この福祉のまちづくり条例のただし書きを使ってそういうふうにされている、これしか思えないんですよ。だから、そこら辺の論議をすべきじゃないですか。
また、先ほど質問しましたように、この男女共用障害者用のトイレ、男女共用で各階1個ですよ。これでいいんですかと聞いているんですよ。だから、そういう議会の声が全然、今届いてないんですよ。そういうことを今尋ねているわけです。さきに、こういう実施設計がまとまったら報告しますと、市長さんがおっしゃった。だから、私はそれを待ってたんです。だけど、その答えが補正予算書で返ってきたから申し上げているわけです。私は、本来、この大学図書館を、この機能を持って建てられた建物を、多くの市民が利用する中央図書館にすると、無理やりに変えていったという、そこのところにまず間違いがある。旧本部棟がなぜ5億4,000万円か、これも先ほどから申し上げてる、わからない。これも本来買う必要なかった。
このまま私たち、この議案を認めていきますと、そういったいろんな内訳がわからないまま通してしまう、大問題ですよ。市の説明責任を果たしてないじゃないですか。この2大事業の整備工事費、私たちは、なるほどこれぐらいの金額かかると、こういうことでペーパーを示してくれと言っているけれど、これもペーパーも出そうとしない。こういうことをされる行政当局に対して、私は強く抗議したいと思うんです。
そして、市長に最後に尋ねたいわけですが、理解できる資料、この12月議会中に、最終日までに、この、今、補正予算審議してます。きょうは市長の側から申し出られて、こういうふうに変えていきますねん、こんだけぐらい、それは設計金額聞いてるんと違うんですよ、おおむねこれぐらいかかるんですと、こういう説明があって、そういう誠意があって当然ではないですか、市長さん。この後すぐ採決するべきではないと思うんですよ。だから、市長さんは、議長に対して、私のこの質問の後に少し休憩を要求されて、議会運営委員会の委員長さんもおられますので、全員協議会も開けます、総務委員協議会も開けます、日程は、今回は常任委員会がありませんから、日程の余裕もあります。冷静に、慎重に、そしてペーパー1枚でもせめて出して説明してくださいよ。これ、市長さん、見解を尋ねたいと思います。助役は結構ですから。市長さん、ちょっと私、このことについての市長の見解を尋ねたい。
以上、3回目、どうもありがとうございました。
69 ○小堀隆恒助役 市長にということで、市長には後ほどまたお答えをいただくと思いますが、私の方で、これまでの経過も含めて、少しまた御答弁をさせていただきたいと思います。
施設の利用、在り方、方向性ということにつきましては、先ほども申し上げましたように、委員協議会等で説明をさせてきていただいております。人材育成複合拠点施設につきましては、その中でも1階、2階については生涯学習支援センター、3・4階は教育委員会の入ります教育センター、5階、7階については地域活性化支援センターとしてインキュベーション事業に対応するということで申し上げておりますし、8階については地域防災センターとして、また地階については備蓄倉庫として活用するということでの基本的なお話をさせてきていただいておるということで考えてございます。
また、地元要望についてということでございますが、北片鉾、黄金野につきましては、13年のこの整備構想を提案する段階で、地元の応諾をいただく条件として、あれだけの外大として使われている立派な施設があるのだから、公共施設として利用するということが一つの条件となっておりました。私も、その理解の上で今日まで検討を進めてきたものでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
70 ○中司 宏市長 議会審議上の基本的な見解ということですので、お答えいたします。
繰り返しになりますけれども、6月の委員協議会で資料に基づいて整備内容について説明させていただいた。基本的には、その部分と変わっていないというふうに思っております。
で、ただいま議案として提案していく中で、都市整備部長から具体に説明をさせていただいたものでありまして、ただいま基本的に説明させていただいたと思っております。不十分な点につきましては、担当から重ねて説明させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
71 ○堀井 勝議員 上程いただいています議案第37号について、若干の問題、3点ほどお聞きしたいと思います。
1つは、私どもの会派からは総務常任委員が出ておりませんので、委員協議会で説明が行われたものというように思っておりますが、議案書の70ページです。商工業振興費ということで、1,050万円の補正予算が組まれています。これは、くらわんかトクトク商品券ということで、過去2回発行されてきたところですが、今回は、これを変えていこうと、こういうことらしいです。
私は、この補正予算に異論を申し上げるわけではありません。今日の長引く不況下での取り組みでありますから、十分理解はしているんですが、貴重な税金を使ってやる以上、すべての市民に公平、公正でなければならない。こういったことは過去2回の予算を組まれるときにも申し上げてきたところでございます。
そこで、3点ほどお聞きしたいのですが、くらわんかトクトク商品券を取りやめられる市民というんですかね、消費者側の問題、それから事業者側の問題、そういった主な理由、何でやめられるのかということですね。
2つ目は、トクトク商品券による各店舗の売り上げ増の過去の比較はどうであったのか、その内容について、お示しをいただきたいなと。
3つ目は、くらわんかトクトク商品券の販売について、商業連盟が過去2回携わってこられたと思うのでありますが、その取り扱いは、大型店または小規模店でどのような比率でかかわってこられたんかなと。私は、過去に2回、これに対する異論を申し上げてきたんですが、これは、いろいろ、たとえ二千数百万、3,000万円の税金であっても、税金の使い道としては余りよくないんではないかなという観点から、いろいろ申し上げてきて、やっとそれを行政も認められたんかなという思いがしますので、過去の反省をひとつお聞かせいただきたいなというように思います。
2点目は、80ページの災害対策費であります。昨日、私が住まいをさせていただいております平野小学校区内の関係者や、それから消防署、本市の安全防災課、それぞれ御尽力いただいて、中司市長もおいでをくださって、約550名を超す市民の参加で自主防災会というのが、昨日、立ち上がりました。そのことによって、所期の成果はおさめられたというように思っているんですが、言われてますように南海地震、また東南海地震、これから30年以内には40%とか50%の割合で起こるんではないかと、こういうように言われているわけでして、自主防災会組織というのは、地域での所期の目的を達成するためには重要なことではないかなというように思うんです。今回は140万円の補正が組まれているわけです。聞くところによると、来年3月末までに、船橋小学校であるとか、また、桜丘小学校であるとか、もう一校どこでしたか、3校ぐらい立ち上げをされるようにお聞きをしているんですが、補正は140万円ということですので、ちょっとその具体的な内容についてお示しをいただきたい、このように思います。
3点目は、88ページの留守家庭児童対策費で、これは1,683万円の補正が組まれております。当然、先日の人勧によりまして、非常勤嘱託職員というんですか、これは職員並みに給料が下がるということでマイナス予算になっておりますが、2番目の運営経費で、臨時指導員賃金ということで2,595万1,000円という予算が計上されています。これの内容について、どういうことなのか、お示しをいただきたい。
以上、3点でございます。よろしくお願いします。
72 ○三宅一俊市民生活部長 ただいま2点について御質問をいただきましたので、お答えいたします。
長引く消費不況の中で、市内の商業を活性化させるため、くらわんかトクトク商品券発行事業を2回にわたり支援してまいりましたが、この間、消費者からは、苦しい家計の中でこの企画はありがたい、ぜひ続けてほしいといった声が多数寄せられました。また、枚方市から大阪市内等への通勤・通学者も多い中で、他都市への消費の流出を抑え、市内の消費へ誘導することができましたことは一定の成果であります。しかしながら、この事業を通じて小規模店での売り上げ増にはなかなか結び付きませんでした。これらのことから、3回目の発行事業は見送り、より効果的な商業活性化策として、商店街振興組合等が事業主体となり実施する商品券発行事業に対して助成する制度をスタートさせるものでございます。
次に、各店舗の売り上げ増の比率につきまして、お答えいたします。
2回目の事業終了後、アンケート調査を実施しましたが、大いに効果があったが8%、多少効果があったが57.6%、効果はなかったが31.4%となっております。
最後に、大規模店と小規模店との比較については、1回目、2回目の事業実施後の大型店と小規模店の利用率を見ますと、500円券11枚つづりの中で3枚は小規模店でしか使用できない券になっておりましたが、1回目の事業の大型店での利用率は36%、小型店での利用率は64%、2回目の事業では、大型店42.9%、小型店では57.1%となっておりました。よろしく御理解いただきますようお願いいたします
次に、自主防災組織について、お答えいたします。
自主防災組織の設置の趣旨は、災害対策基本法の規定により、災害時、特に広域災害発生時に、自分たちの町は自分たちで守るという住民の相互の扶助精神に基づいた防災組織を結成し、自発的に活動を行うこととなっております。この自主防災組織は、14年度末で12校が結成され、今年度の結成予定校は7校でございます。
今後も、未結成の校区に対して積極的に結成を働きかけてまいりますので、よろしくお願いいたします。
73 ○中口 武教育委員会事務局社会教育部長 ただいまいただきました3点目の留守家庭児童対策費について、お答えをいたします。
平成15年度当初予算に反映できなかった正規指導員の退職と育児休業の補充及び入室児童の増加や障害児の増加などにより臨時職員が増え、財源不足も重なりまして当初予算が不足したため、今回補正を行うものでございますので、よろしくお願いをいたします。
74 ○三宅一俊市民生活部長 誠に申し訳なく思っておりますが、実は、今の2カ所の件でございますが、新しく2カ所追加部分につきましては、五常小学校区と磯島小学校区でございます。2カ所でございます。
140万円の内訳につきましては、資機材が35万円、保管庫が35万円の計70万円でございます。それの2カ所ということでございます。よろしくお願いします。
75 ○堀井 勝議員 ありがとうございました。
トクトク商品券については、もう既に終わったことなんで、余り私もこの場で言いたくはないですけども、今後のいろいろ進められる過程でそういうことがあってはならんので、ぜひお聞きをいただきたいというように思うんです。先ほど、効果が非常にあったというのは8%で、効果が全くなかったいうのは31%、このようにお答えがありましたし、それから、小規模店での売り上げ増にさほどつながらなかったという、このお答えもありました。で、これは何でそんなことになったんかなあということを、私は、御商売なさっている方からもいろいろとそのやり方について聞いておるわけです。
1つは、商業連盟さんがこの券の配布の中心的な役割をなさっているので、商業連盟に加盟されてない商売人さんにはこれを販売することができないということが1点言われています。それから、大きなところがたくさん扱うので、小さなところではさほどこの商品券を扱わせてもらえなかったので、そういった売り上げも少なかったというようなことがある。だからそういう意味では、この制度は大変不公平やということを、商売をされている方からもお聞きをしているわけです。
で、こういうことがあってはならないわけですが、私がいろんなところでお聞きしているのは、例えば5,500円買える商品券ですね、それを5,000円で買えるわけですから、例えば100冊買うとしたら55万円ですか。それを売り上げがなくても55万円分買い込んで、私が商売人とすれば、55万円分買い取ってすぐ換金をすれば、1割のリベートが付いてるわけですね。商品が売れんでも、要するに即お金に替えることができる。そういう悪用をすれば、そういうやり方ができる商品券であったと。
だから、これは、税金を使いながら大変なことやなあと、私はそういったことを事前からも聞いておりましたから、これについては、今の不況下の中ではやむを得んというように思いますけれども、やっぱり税金を使っているのに市民に全部行き渡っていない、そういうことで問題提起をさせていただいてきました。
今回は、商店街でやられるわけですから、まさか250万円を限度として、またそれから諸経費100万円、限度100万円ですね、全部使うても250万円の話ですから、250万円全部が1店や2店で処理されるということは多分ないだろうと思うんですし、商店街が、また商店街振興組合が扱われる問題ですから、くらわんかトクトク商品券とはちょっと内容が違って、そういったことはできにくいだろうと思いますが、ぜひこの点をよく監視するいうたら語弊がありますけども、十分見届けていただきたいなあと、このように思いますので、その点を申し上げておきます。
それから、この3点目に質問させていただきました留守家庭児童会室の臨時指導員の賃金なんですが、枚方の正職員も人勧で賃金が下がっているだろうし、下がっております。こういった非常勤の嘱託、もしくはこの臨時職員も当然下がっているだろうというように思うんですが、その点は間違いないかどうか、それから、こういったことで、今後の見通しはどんなことかなあということをお聞きをしておきたい。
以上です。
76 ○中口 武教育委員会事務局社会教育部長 ただいまの2回目の質問にお答えをさせていただきます。
現在、1時間当たりの臨時職員の単価といたしましては995円、そういたしまして、人勧に伴いまして、この12月からは985円ということでなってございますので、よろしくお願いいたします。
また、今後の見通しについてでございますが、今後につきましては、十分精査をいたしまして児童会室の運営に当たってまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
77 ○森 裕司議長 これをもって質疑を終結します。
78 ○森 裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第37号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
79 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
80 ○森 裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。西村議員。
81 ○西村健史議員 日本共産党議員団を代表し、議案第37号に対して反対の討論を行います。
質疑の中でも明らかになりましたように、市長は、代表質問に対する答えで、改修工事については現在実施設計を行っている、設計がまとまれば明らかにしていくと答えているわけであります。代表質問に対する答弁は重みがあるのではないですか。その後、変更されたものが出ているわけですが、それに対して議会に対する何の説明もない、このことであります。当然、委員協議会で、実施設計ができました、おおむねこのようなものです、これがあってしかるべきであります。
先ほどの御答弁で、特に問題としてきました図書館棟のらせん階段、回り階段は府条例に適応していないのではないか、この指摘に対して、職員が専ら使うからその問題はないと、こういうふうな御答弁です。3日前、私が現地を訪問したとき説明してくれた職員は、子どもが落ちないためにこの階段の手すり部分を上げるんですと、こういうふうにおっしゃっている。全く矛盾した答弁なのであります。
私どもは、あの立派な回り階段、今後、職員専用として使われるのを見守っていきたいと思っています。財政が厳しい厳しいと、市長がいつもあらゆる場で発言されていますが、私どもから見れば、これほどむだな税金支出はありません。市民会館大ホールや市役所庁舎の建て替え論議が始まろうとしているとき、10年、15年のスパンで見ても、新市庁舎ができたとき、旧本部棟はどうするのか、中央図書館はあの場所でふさわしいのですか。市民が利用しやすい場所に中央図書館を持ってくるのは当然ではないですか。その解体費用を考えたことがあるのですか。
2大事業をこの債務負担行為から外すべきであると、市長に対して、市長はそうではありませんでした。市民から場当たり的、計画性のないまちづくりと批判されても仕方ないのではありませんか。私ども日本共産党議員団の反対討論とさせていただきます。
なお、一般会計の補正予算の中に、国民健康保険会計への繰り出しの1億円がされています。次回、3月補正で赤字解消されることを期待し、国保会計には賛成することを、議会運営をスムーズにするためにこの場をおかりしまして申し上げておきます。どうもありがとうございました。
82 ○森 裕司議長 これをもって討論を終結します。
83 ○森 裕司議長 これから議案第37号を起立により採決します。
本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
84 ○森 裕司議長 起立多数であります。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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85 ○森 裕司議長 日程第15、議案第38号「平成15年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第16、議案第39号「平成15年度大阪府枚方市下水道特別会計補正予算(第8号)」、日程第17、議案第40号「平成15年度大阪府枚方市老人保健特別会計補正予算(第3号)」、日程第18、議案第41号「平成15年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第19、議案第42号「平成15年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第1号)」及び日程第20、議案第43号「平成15年度大阪府枚方市市立枚方市民病院事業会計補正予算(第3号)」を一括議題とします。
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86 ○森 裕司議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。
まず、議案第38号、議案第40号及び議案第41号について、南部福祉保健部長。
87 ○南部一成福祉保健部長 ただいま一括上程されました議案のうち、議案第38号 平成15年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書109ページをお開きいただきたいと存じます。
第1条につきましては、歳入歳出予算総額からそれぞれ2億194万5,000円を減額し、それぞれ291億4,600万円と定めるものでございます。
それでは、歳入歳出補正の内容につきまして、112ページからの補正予算事項別明細書によりまして、順次御説明申し上げます。
まず、歳入の第2款国庫支出金でございますが、歳出の高額医療費共同事業拠出金の増加に伴う国庫負担金の増加でございまして、750万円を計上しております。
第4款府支出金でございますが、これも同じく高額医療費共同事業拠出金の増加に伴う府負担金の増加でございまして、同じく750万円を計上しております。
第5款共同事業交付金でございますが、これにつきましても歳出の共同事業拠出金の増加によるものでございまして、歳出と同額の3,000万円を交付金として計上しているものでございます。
第6款繰入金でございますが、一般会計繰入金といたしまして7億2,443万5,000円を計上しております。内訳としましては、保険基盤安定繰入金の保険料軽減分を113万2,000円減額、職員給与等繰入金を993万円減額、その他繰入金の赤字補填分として1億円、国保財政安定化支援事業繰入金として3億7,325万円、保険基盤安定繰入金の保険者支援分として2億6,224万7,000円をそれぞれ計上いたしております。
第7款諸収入につきましては、財源調整として9億7,138万円の減額を計上するものでございます。
続きまして、116ページの歳出でございます。
第1款総務費につきましては、993万円の減額を計上しておりまして、本年度の給与改定等に伴う人件費の減額を計上いたしております。
第2款保険給付費につきましては、財源補正でございまして、第1項の療養諸費につきましては、保険基盤安定繰入金の軽減分と保険者支援分を合わせまして2億6,111万5,000円、国保財政安定化支援事業繰入金が3億7,325万円、合計6億3,436万5,000円が一般会計から繰り入れされることによるものでございます。
また、第2項の高額療養諸費につきましては、国庫支出金及び府支出金の高額共同事業負担金の増額による財源補正でございます。
第3款老人保健拠出金につきましては、老人医療費拠出金額の変更によるものでございまして、2億2,201万5,000円の減額を計上いたしております。
第5款共同事業拠出金につきましても、高額医療費拠出金の増加に伴うものでございまして、3,000万円の増額を計上いたしております。
第10款前年度繰上充用金につきましては、財源補正でございまして、一般会計繰入金の赤字補填分が1億円繰り入れされることによるものでございます。
120ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、議案第38号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようにお願い申し上げます。
続きまして、議案第40号 平成15年度大阪府枚方市老人保健特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入ります、議案書の141ページをお開きいただきたいと存じます。
第1条では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ7億9,164万円を追加し、それぞれ265億3,652万3,000円と定めるものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算の内容につきまして、144ページからの事項別明細書に従いまして、順次御説明申し上げます。
まず、歳入でございますが、医療費に係る経費として第1款支払基金交付金を3億9,572万円、第2款国庫支出金を2億6,489万3,000円、第3款府支出金を6,622万円、第4款繰入金を6,480万7,000円増額するものでございます。
なお、この一般会計繰入金は、老人保健法において市が負担すべき費用として定められているものでございます。
次に、146ページをお開きいただきたいと存じます。
歳出関係でございますが、第1款総務費で141万3,000円を減額し、第2款医療諸費で7億4,475万3,000円、第6款繰出金で4,830万円のそれぞれ増額でございます。この主なものは、医療費の増加に伴うものでございます。
なお、歳出の第6款繰出金4,830万円につきましては、老人保健法により高額医療費の支出を行っておりますが、大阪府老人医療費一部負担金相当額助成事業の対象者には老人保健法の受給者も含まれておりまして、その方が負担すべき分を一般会計で老人医療費公費負担金より支出しております。
本人が負担しておられれば高額医療費として本人に償還されるものでございますが、一般会計より支出しておりますので、高額医療費相当分を本会計より一般会計に繰り出すものでございます。
150ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、平成15年度大阪府枚方市老人保健特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
引き続きまして、議案第41号 平成15年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入ります、議案書155ページをお開きいただきたいと存じます。
第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億8,768万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ130億3,884万2,000円と定めるものでございます。
歳入歳出補正の内容につきましては、事項別明細書により御説明を申し上げます。
それでは、158ページをお開きいただきたいと存じます。
まず、歳入でございますが、第2款支払基金交付金につきましては1億8,478万1,000円。
第3款国庫支出金のうち、介護給付費負担金につきまして1億1,548万8,000円、及び調整交付金につきましては、1,512万8,000円を保険給付費の増額に伴い、介護保険法に定める負担割合に応じまして、それぞれ増額補正するものでございます。
次に、国庫支出金のうち、保険者機能強化特別対策給付金でございますが、介護費用の適正化に向けた取り組みを積極的に行った保険者等に対し助成されるもので、1,785万7,000円を追加補正するものでございます。
対象事業といたしましては、今回、歳出で補正させていただきます3事業を予定しております。なお、補助率は10分の10でございます。
次に、第4款府支出金につきましては7,218万円。
第6款繰入金のうち、一般会計繰入金の介護給付費繰入金につきましては、同じく7,218万円を、保険給付費の増額に伴い介護保険法に定める負担割合に応じまして、それぞれ増額補正するものでございます。
また、繰入金のうち、一般会計繰入金の職員給与等繰入金につきましては、平成15年度人事院勧告等実施による人件費の補正に伴い761万5,000円を減額補正するものでございます。
次に、繰入金のうち介護給付費準備基金繰入金につきましては、保険給付費の増額に伴い、充当する介護保険料が不足するため1億1,768万4,000円を増額補正し、補てんするものでございます。
次に、162ページをお開きいただきたいと存じます。
歳出でございますが、まず第1款総務費につきましては、平成15年度人事院勧告等実施により人件費を700万円減額補正いたしますとともに、歳入で御説明させていただきました介護費用適正化特別対策事業として、3事業で1,724万2,000円追加補正し、合わせて1,024万2,000円を増額補正するものでございます。
続きまして、164ページをお開きいただきたいと存じます。
第2款保険給付費でございますが、給付費見込みによりまして、介護及び支援サービス費用合わせて5億7,744万1,000円増額補正するものでございます。
166ページ以降に給与費明細書を添付させていただいております。あわせて御参照いただきたいと存じます。
以上、簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
88 ○森 裕司議長 次に、議案第39号について、中東下水道部長。
89 ○中東輝男下水道部長 続きまして、議案第39号 平成15年度大阪府枚方市下水道特別会計補正予算(第8号)につきまして、提案理由を説明させていただきます。
恐れ入りますが、議案書の125ページをお開き願います。
まず、第1条第1項歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,737万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ203億6,197万7,000円と定めるものでございます。
それでは、主な内容につきまして、128ページからの歳入歳出補正予算事項別明細書により説明させていただきます。
まず、歳入の第5款繰入金の補正でございますが、これは一般会計繰入金で、下水道特別会計経営健全化計画に対応するべく、公債費分として1億7,800万円を追加繰り入れいたしますとともに、歳出の人件費の減額に伴い、その財源としての繰入金の減額を行うものでございます。
続きまして、歳出の関係でございますが、134ページをお開き願います。
目の4.淀川左岸流域下水道費でございますが、これは、雨天時に香里貯留槽施設の盛り土のり面から土砂が場外に流出する状況が見られますので、これに対応するための場内の雨水排水施設の整備や、貯留槽に堆積いたします土砂を排出するためのポンプの購入等を行うものでございます。
一方で、不執行となっております貯留槽清掃委託料を減額いたしますので、この目における合計の増減額は発生いたしません。その他の歳出の補正につきましては、人事院勧告に伴います人件費の減額補正でございます。
なお、138ページ以降に給与費明細書を掲載しておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
90 ○森 裕司議長 次に、議案第42号について、冨田水道局長。
91 ○冨田 藹水道局長 続きまして、議案第42号 平成15年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
恐れ入ります、議案書170ページをお開きください。
まず、今回の補正の内容は、他会計補助金の福祉減免分の増額と、平成15年度人事院勧告による人件費の減額でございます。
第2条収益的収支の収入では、第1款水道事業収益第2項営業外収益で、他会計補助金の福祉減免分として1,127万5,000円の増額で、6億319万7,000円とするものです。
支出では、第1款水道事業費用第1項営業費用で、人件費の補正で3,758万9,000円を減額し、73億429万2,000円とするものです。
第3条の資本的支出は、第1款資本的支出第1項建設改良費で、同じく人件費の補正で171万9,000円を減額し、11億894万4,000円とするものです。
なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額について、損益勘定留保資金等にて補てんする旨、本文括弧書きを改めております。
第4条では、流用禁止項目の職員給与費を表のとおり減額補正するものです。
なお、171-2ページ以降の予算説明書につきましては、甚だ勝手ではございますが、説明を省略させていただきますので、御参照賜りますようお願いいたします。
以上、簡単な説明ではございますが、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして、議案第42号 平成15年度大阪府枚方市水道事業会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。
92 ○森 裕司議長 次に、議案第43号について、上谷市民病院事務局長。
93 ○上谷好一市民病院事務局長 続きまして、議案第43号 平成15年度大阪府枚方市市立枚方市民病院事業会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の議案書181ページをお開きいただきますようお願いいたします。
まず、第2条の収益的収入及び支出の補正でございます。
収益的収入では、病院事業収益といたしまして1,208万3,000円を増額し、80億3,099万4,000円に補正するものです。
補正の内容といたしましては、医業収益のうち外来収益として、特定療養費で262万5,000円を増額し、医業外収益のうち補助金として、大阪府SARS外来診療協力病院に対する備品等購入費補助金として140万円を増額し、その他医業外収益として、寝具類の賃貸に係る独占禁止法違反に伴う損害賠償金として805万8,000円の増額をお願いするものでございます。
収益的支出では、病院事業費用といたしまして8,124万3,000円を減額し、81億5,982万7,000円に補正するものでございます。
補正の内容といたしましては、医業費用のうち給与費として、人事院勧告実施による給料月額の改定等により8,264万3,000円を減額し、材料費として、SARS外来診療用に診療材料費を40万円、医療消耗備品費を61万円増額し、経費として、同じくSARS外来診療用に消耗備品39万円の増額をお願いするものでございます。
次の第3条の議会の議決を経なければ流用することができない経費につきましては、先ほど述べさせていただきました給与費関係の補正でございます。
なお、186ページ以降に添付させていただいております補正予算に伴う給与費明細書につきましては、勝手ながら説明を省略させていただきますので、御参照賜りたいと存じます。
以上、簡単でございますが、議案第43号 平成15年度大阪府枚方市市立枚方市市民病院事業会計補正予算(第3号)の提案理由とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
94 ○森 裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
95 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第38号から議案第43号までについては、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
96 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本6件については、委員会の付託を省略することに決しました。
97 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
98 ○森
裕司議長 これから議案第38号から議案第43号までの6件を一括して採決します。
本6件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
99 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本6件は、原案のとおり可決されました。
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100 ○森
裕司議長 日程第21、議案第44号「枚方市職員の退職手当に関する条例の一部改正について」を議題とします。
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101 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。小池総務部長。
102 ○小池正明総務部長 ただいま上程されました議案第44号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の189ページをお開きください。
今回の改正は、平成15年6月に国家公務員退職手当法等が改正され、退職金の官民較差を是正するため、勤続20年以上で退職した国家公務員の退職手当の支給水準が100分の6ポイント引き下げられたことを受けまして、本市職員の退職手当につきましても国に準じた改正をお願いするものでございます。また、この改正にあわせまして、これまで国と異なる取り扱いとなっている部分につきましても、一定の見直しを図るものでございます。
それでは、新旧対照表によりまして、御説明申し上げたいと存じます。
議案書の193ページをお開きください。
まず、第1条関係から御説明申し上げます。
附則第3項、第8項及び第13項は、現在20年以上勤続後に自己都合以外で退職した場合、官民の支給水準を調整するために適用されております100分の110の調整率を、第1段階として、平成16年1月1日から国に準じて100分の3ポイント引き下げ、100分の107とするものでございます。
次に、194ページに進みまして、第2条関係の御説明を申し上げます。
これまで国と異なる取り扱いをしてまいりました定年及び定年前早期退職者に対する退職手当支給率及び勤続期間の端数処理方法並びに36年以上勤続後の公務外傷病退職者の調整率につきまして、平成16年4月1日から国に準じた取り扱いに改めるもので、本条はこれに関する条例附則の整理、統合を行うものでございます。
附則第2項は、現行の附則第6項、第11項及び第16項の規定を統合するものでございます。附則第3項は、現行の附則第10項の項番号を改めるもので、いずれも規定内容の改正はございません。
附則第4項は、在職期間に1年未満の端数がある場合の端数処理に関する規定でございます。今回、現行の附則第15項を削除することにより、国と同様に定年及び定年前早期退職者についても、1年未満の在職年数の端数処理をこれまでの切り上げから切り捨てに改めるものでございますが、このことに関し、定年退職者のうち、やむを得ない事情がある場合に限定した特例を定めるものでございます。第1号は、定年による退職の日が3月末日となっていることから、採用月が4月以外の職員は退職時に1年未満の端数が生じることを考慮し、当該職員のうち、条例第7条第4項に規定する休職等による除算期間がない者につきまして、6月以上の端数がある場合は、これを1年とするものでございます。第2号は、少子化社会を見据え、育児休業による除算期間がある者につきまして、同様の取り扱いとするものでございます。
附則第5項第1号及び第3号は、20年以上勤続後に自己都合以外で退職した場合の調整率及び支給率の上限に関しまして国に準じた規定に改めるもので、現行の附則第3項から第5項まで、第8項、第9項、第13項及び第14項の規定を統合するとともに、36年以上勤続後の公務外傷病退職者には調整率を適用しないこととするものでございます。第2号は、これにあわせた支給率の調整規定でございます。
附則第6項は、今回、現行の附則第7項、第8項、第12項及び第13項の規定を削除することにより、勤続25年未満の定年及び定年前早期退職者に対する退職手当の計算については、国に準じて条例第3条または第4条の規定を適用し、支給率の割り増しを是正するものですが、平成16年3月31日時点で、定年まで勤続したとしても勤続期間が25年未満となる者であって、かつ、その者が定年に達した日以後に退職する場合に限り、現行どおり第5条の規定を適用する特例措置を講じるものでございます。
次に、198ページですが、第3条関係の御説明を申し上げます。
附則第5項第1号は、平成16年10月1日より、国に準じまして、調整率を100分の107からさらに100分の3ポイント引き下げ、100分の104とするものでございます。これにより、平成16年1月1日の3ポイント引き下げと合わせ、現在より100分の6ポイントの下げとなります。第2号及び第3号は、これに合わせた支給率の調整規定でございます。
恐れ入りますが、議案書の191ページにお戻りください。
附則でございますが、附則第1項は、施行日を平成16年1月1日と定めるものですが、第2条の規定については平成16年4月1日、第3条については平成16年10月1日とするものでございます。
附則第2項から第5項までは、過去の条例改正における附則のうち、適用することがなくなっている規定を整理するものでございます。
なお、今回の条例改正に伴う定年退職者の退職手当への影響額は、全会計ベースでございますが、本年度約4,400万円、1人当たり約75万円で、平成16年度約1億1,300万円、1人当たりで約150万円の見込みでございます。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
103 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
104 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第44号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
105 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
106 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
107 ○森
裕司議長 これから議案第44号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
108 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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109 ○森
裕司議長 日程第22、議案第45号「枚方市報酬及び費用弁償条例の一部改正について」を議題とします。
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110 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。小池総務部長。
111 ○小池正明総務部長 ただいま上程いただきました議案第45号 枚方市報酬及び費用弁償条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の199ページをお開きください。
このたび、選挙人が投票しやすい環境を整えるため、公職選挙法の一部が改正され、この12月から期日前投票制度が創設されました。これにより、これまで本庁と津田、北部の両支所に開設してまいりました不在者投票所を期日前投票所とし、従来の投票所と同様、投票管理者1人と投票立会人2人を期日前投票期間中、それぞれ配置することとなります。そこで、期日前投票所の投票管理者と投票立会人の報酬日額を定めるため、条例改正をお願いするものでございます。
報酬日額を定めるに当たりましては、従来の投票所の投票時間と期日前投票所の投票時間が異なることから、従来の投票所の投票管理者と投票立会人の報酬日額を基準に、期日前投票所の投票時間の割合に応じた額を算出しております。
それでは、201ページをお開きください。
201ページの新旧対照表でございますが、まず、従来の投票所における投票管理者及び投票立会人を、それぞれ投票所の投票管理者及び投票所の投票立会人と名称を変更いたします。
次に、新たな規定として、法に定められた投票時間、午前8時半から午後8時ですが、これで実施いたします期日前投票所の投票管理者の報酬日額を1万3,400円とし、選挙管理委員会が定める投票時間、午前9時から午後6時でございますが、これで実施します期日前投票所の投票管理者の報酬日額を1万800円に、また、期日前投票所の投票立会人の報酬日額につきましても、それぞれ1万2,500円と1万円に定めるものでございます。
なお、200ページにございますが、附則によりまして、公布の日から施行することとしています。
以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。
112 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
113 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第45号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
114 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
115 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
116 ○森
裕司議長 これから議案第45号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
117 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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118 ○森
裕司議長 日程第23、議案第46号「枚方市税条例の一部改正について」を議題とします。
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119 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。榎本財務部長。
120 ○榎本志郎財務部長 ただいま上程されました議案第46号 枚方市税条例の一部改正について、御説明申し上げます。
参考資料の新旧対照表に基づきまして、説明させていただきます。
議案書の204ページをお開きください。
今回の改正は、軽自動車税の納期を変更するものでございます。
変更内容でございますが、現行の納期4月11日から30日までを、5月1日から31日までに変更するものでございます。
納期を変更する理由でございますが、納付期間が広がることにより納税者の利便性を向上させ、また4月1日の賦課期日から納税通知書発送までの期間に廃車や住所変更などの多くの手続が可能となり、賦課事務の適正化、合理化も図れるものでございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、議案第46号 枚方市税条例の一部改正についての説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
121 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
122 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第46号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
123 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
124 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
125 ○森
裕司議長 これから議案第46号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
126 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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127 ○森
裕司議長 日程第24、議案第47号「枚方市国民健康保険条例の一部改正について」を議題とします。
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128 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。南部福祉保健部長。
129 ○南部一成福祉保健部長 ただいま上程いただきました議案第47号 枚方市国民健康保険条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入ります、議案書の205ページをお開きいただきたいと存じます。
本条例の改正につきましては、平成15年3月31日付で地方税法が改正されましたことを受けまして、平成15年10月22日付で国民健康保険法施行令も一部改正され、国民健康保険料の賦課に関する規定の整備が行われましたので、枚方市国民健康保険条例につきましても一部改正をお願いするものでございます。
改正の内容につきましては、参考資料の新旧対照表に基づきまして、御説明を申し上げます。
議案書の207ページをお開き願います。
まず、附則第11条、商品先物取引に係る雑所得等に係る保険料の算定の特例についてでございますが、これにつきましては、個人投資家の一層の株式市場への参加を促すなどの観点から、特例の対象に有価証券等先物取引が新たに加えられ、適用対象が拡大されたため、条文の文言についても商品先物取引を先物取引に改めるとともに、条文をより明確化するために字句の整理をさせていただくものでございます。
次に、附則第12条の関係でございますが、先物取引において、平成15年1月1日以降において、差金等決済により損失を生じた場合、国民健康保険料の所得割の算定基礎となる基準総所得金額の算出に当たって、繰り越し控除を3年間に限り行うものでございます。
なお、附則第12条が新たに追加されましたことによりまして、改正前の附則第12条を13条に繰り下げるものでございます。
本条例は、公布の日から施行いたします。
改正後の附則第11条及び第12条の規定につきましては、平成16年度分以降の保険料に適用し、平成15年度分までの保険料につきましては、なお従前の例によるものでございます。
以上、誠に簡単な説明でございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
130 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
131 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第47号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
132 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
133 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
134 ○森
裕司議長 これから議案第47号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
135 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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136 ○森
裕司議長 日程第25、議案第48号「枚方市廃棄物の減量及び適正処理の促進等に関する条例の一部改正について」を議題とします。
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137 ○森
裕司議長 理事者から提案理由の説明を求めます。明智環境対策部長。
138 ○明智良平環境対策部長 ただいま上程いただきました議案第48号 枚方市廃棄物の減量及び適正処理の促進等に関する条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明をさせていただきます。
恐れ入ります、議案書209ページをお開きを願います。
まず、し尿収集の現状でございます。公共下水道整備の進捗に伴い、くみ取り家庭は年々減少の一途をたどっております。このため、現在のくみ取り家庭はおよそ5,400件となってございます。また、昨年、公共下水道整備10箇年計画が策定され、平成24年度には市内全域の整備がほぼ完了すると承知をしております。この時点でのくみ取り家庭は、全所帯の1%台と見込まれ、し尿処理事業にとりましても、業務そのものの整理、縮小は避けて通れない、そのような状況になってございます。
このような中で、今回、効率的で安定的な事業執行に向けた見直しを行うため、収集業務の整理、縮小を視野に、廃棄物処理法の趣旨を踏まえ、建設現場などの仮設トイレ、独立した店舗や工場など、事業活動に伴い生じたし尿、いわゆる事業系し尿の収集を、ごみ収集と同様に、直営業務から民間の業務に移行させ、業務形態の整理を行うものでございます。
また、この事業系し尿は、事業活動に伴い設置されている便槽からのくみ取りを基本とし、現在、400件前後の件数を想定しており、今後、浄化槽汚泥等の本市許可業者へ業務を移行する方向で進めさせていただき、対象となる事業者の理解を求めるなど、円滑に移行できるように努めてまいりたいと考えております。
なお、今回の条例改正は、手数料体系見直しの第1段階と位置付けており、今後も、引き続き、収集業務内容のさらなる見直しと、処理コストに見合った手数料体系とするため抜本的な検討を進めてまいりたいと考えております。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表により順次御説明を申し上げます。
恐れ入ります、議案書の212ページをごらんいただきたく存じます。
まず、新旧対照表右欄の現行の別表でございますが、現行の手数料区分でございまして、し尿関係では、普通手数料、大口手数料及び特定手数料となってございます。今回、先ほど申し上げましたとおり、事業系し尿の収集を民間業務に移行いたしますので、左欄、左の方です、別表のとおり、家庭から生じたし尿の定期及び臨時の収集、運搬及び処分を基本に、普通、大口、臨時の各手数料区分とするものでございます。また、現行における家庭系し尿の普通手数料と大口手数料の区分でございますが、現行の規定では容量等に基準がなく、疑義が生じやすい表現となっているため、500リットル未満の便槽を有する家庭につきましては普通手数料とし、500リットル以上の便槽を有する家庭につきましては大口手数料の適用とするものでございます。なお、容量基準は、一般家庭の平均的な便槽が300リットル前後であるため、その多くが普通手数料の取り扱いとなることから、当該の区分けをしたところでございます。
次に、臨時手数料でございますが、これは定期以外の収集や家屋の解体時などの収集に適用するもので、現行では、普通手数料における定期収集と同額でありますが、今回、収集体制の実態から付加的業務ととらえ、大口手数料と同様に100リットル当たり300円に改正をさせていただくものでございます。
なお、現行での大口手数料に、臨時のものとして100リットル当たり700円としての規定がございますが、この適用となるものにつきましては、事業系収集として今回整理するため、削除するものでございます。
次に、合併浄化槽汚泥、ディスポーザ汚泥の処分手数料について、御説明を申し上げます。
現在、市内の浄化槽設置家庭の汚泥処理のため、本市の許可業者から汚泥を受け入れているところでございますが、これら許可業者から徴収する現行の処分手数料は、合併浄化槽汚泥とディスポーザ汚泥の処分についてのみ徴収をし、単独浄化槽汚泥については無料となっております。この単独浄化槽汚泥の処理につきましても、その処理工程は合併浄化槽汚泥などと同様であることから、今回の見直しにあわせ徴収することにしたものでございます。また、許可業者から受け入れるし尿につきましても、これらと同額とし、単独及び合併浄化槽・ディスポーザ汚泥及びし尿を浄化槽汚泥等処理手数料として一本化をし、手数料額を搬入量1.8キロリットル当たり1,000円とするものでございます。
以上が今回の主な改正内容でございます。
なお、211ページの附則でございますが、本改正条例は平成16年4月1日から施行させていただくこと、及び本改正条例の施行日前に申し込みのあったし尿の収集等については、従前の条例を適用するなど規定をさせていただいております。
以上、雑駁な説明で恐縮でございますが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
139 ○森
裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。
140 ○森
裕司議長 お諮りします。
ただいま議題となっております議案第48号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
141 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。
142 ○森
裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。
143 ○森
裕司議長 これから議案第48号を採決します。
本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
144 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって本件は、原案のとおり可決されました。
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145 ○森
裕司議長 お諮りします。
議事の都合により、12月9日及び12月10日の2日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
146 ○森
裕司議長 御異議なしと認めます。
よって、12月9日及び12月10日の2日間を休会とすることに決しました。
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147 ○森
裕司議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。
本日はこれにて散会します。
(午後3時24分 散会)
議 長 森 裕 司
署名議員 中 西 秀 美
署名議員 西 村 健 史
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