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  1. 枚方市議会 2003-06-16
    平成15年第2回定例会(第1日) 本文 開催日: 2003-06-16


    取得元: 枚方市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-23
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2003-06-16 平成15年第2回定例会(第1日) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 全文表示 選択表示 発言者表示切り替え 全 93 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1   ○森 裕司議長 選択 2   ○竹田惠市議会事務局長 選択 3   ○森 裕司議長 選択 4   ○森 裕司議長 選択 5   ○中司 宏市長 選択 6   ○森 裕司議長 選択 7   ○森 裕司議長 選択 8   ○森 裕司議長 選択 9   ○森 裕司議長 選択 10   ○森 裕司議長 選択 11   ○中司 宏市長 選択 12   ○森 裕司議長 選択 13   ○森 裕司議長 選択 14   ○森 裕司議長 選択 15   ○榎本志郎財務部長 選択 16   ○森 裕司議長 選択 17   ○小池正明総務部長 選択 18   ○森 裕司議長 選択 19   ○三宅一俊市民生活部長 選択 20   ○森 裕司議長 選択 21   ○森下修造市長公室長 選択 22   ○森 裕司議長 選択 23   ○古川恭男土木部長 選択 24   ○森 裕司議長 選択 25   ○冨田 藹水道局長 選択 26   ○森 裕司議長 選択 27   ○森 裕司議長 選択 28   ○森 裕司議長 選択 29   ○森 裕司議長 選択 30   ○木下 誠理事兼企画財政部長 選択 31   ○森 裕司議長 選択 32   ○西村健史議員 選択 33   ○榎本志郎財務部長 選択 34   ○堀家啓男助役 選択 35   ○中司 宏市長 選択 36   ○西村健史議員 選択 37   ○榎本志郎財務部長 選択 38   ○中司 宏市長 選択 39   ○西村健史議員 選択 40   ○堀家啓男助役 選択 41   ○森 裕司議長 選択 42   ○森 裕司議長 選択 43   ○森 裕司議長 選択 44   ○森 裕司議長 選択 45   ○木下 誠理事兼企画財政部長 選択 46   ○森 裕司議長 選択 47   ○森 裕司議長 選択 48   ○森 裕司議長 選択 49   ○森 裕司議長 選択 50   ○森 裕司議長 選択 51   ○森 裕司議長 選択 52   ○森 裕司議長 選択 53   ○森 裕司議長 選択 54   ○森 裕司議長 選択 55   ○森 裕司議長 選択 56   ○木村 峻環境対策部第一事業所長 選択 57   ○森 裕司議長 選択 58   ○明智良平環境対策部長 選択 59   ○森 裕司議長 選択 60   ○中東輝男下水道部長 選択 61   ○森 裕司議長 選択 62   ○古川恭男土木部長 選択 63   ○森 裕司議長 選択 64   ○梅崎利貴議員 選択 65   ○古川恭男土木部長 選択 66   ○中東輝男下水道部長 選択 67   ○梅崎利貴議員 選択 68   ○小池正明総務部長 選択 69   ○堀家啓男助役 選択 70   ○堀井 勝議員 選択 71   ○小池正明総務部長 選択 72   ○中東輝男下水道部長 選択 73   ○木村 峻環境対策部第一事業所長 選択 74   ○明智良平環境対策部長 選択 75   ○古川恭男土木部長 選択 76   ○堀井 勝議員 選択 77   ○中東輝男下水道部長 選択 78   ○小池正明総務部長 選択 79   ○堀井 勝議員 選択 80   ○小池正明総務部長 選択 81   ○古川恭男土木部長 選択 82   ○小堀隆恒助役 選択 83   ○中司 宏市長 選択 84   ○西田政充議員 選択 85   ○古川恭男土木部長 選択 86   ○森 裕司議長 選択 87   ○森 裕司議長 選択 88   ○森 裕司議長 選択 89   ○森 裕司議長 選択 90   ○森 裕司議長 選択 91   ○森 裕司議長 選択 92   ○森 裕司議長 選択 93   ○森 裕司議長 ↑ ページの先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1 ○森 裕司議長 開会に先立ち、事務局長に議員の出席状況を報告させます。竹田事務局長。 2 ○竹田惠市議会事務局長 本日の会議のただいまの出席議員は、35名です。  以上で報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      (午前10時1分 開会・開議) 3 ○森 裕司議長 ただいま報告させましたとおり、出席議員は定足数に達しておりますので、これから平成15年第2回枚方市議会定例会を開会します。  ただいまから本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ○森 裕司議長 開会に際し、市長からあいさつしたい旨の申し出がありますので、これをお受けします。中司市長。 5 ○中司 宏市長 おはようございます。  開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  本日、平成15年第2回枚方市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様におかれましては、御多用の中を御出席いただきありがとうございます。  このたびの定例会は、選挙後初めての定例市議会でありますので、今後の市政運営に対する所信の表明を初め、12件の報告事項、平成15年度一般会計等の補正予算のほか、条例案件が9件、契約案件が2件など多くの案件を御審議いただく予定をしております。  上程の都度、御説明いたしますので、何とぞよろしく御審議の上、御可決、御承認賜りますようお願い申し上げまして、誠に簡単ではございますが、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 6 ○森 裕司議長 次に、本定例会の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、榎本正勝議員、梅崎利貴議員の2名を指名します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 7 ○森 裕司議長 日程第1、「会期の決定」を議題とします。 8 ○森 裕司議長 お諮りします。
     本定例会の会期は、本日から7月4日までの19日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 9 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から7月4日までの19日間と決定しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 10 ○森 裕司議長 日程第2、「所信表明」に入ります。  市長から説明を求めます。中司市長。 11 ○中司 宏市長 はじめに。  本日、市長及び市議会議員選挙後初めてとなる平成15年第2回枚方市議会定例会におきまして、今後の市政運営に対する所信を表明する機会を与えていただき、ありがとうございます。  このたびの選挙は、国と地方の役割分担の見直しや市町村合併が課題となるなど、地方自治体を取り巻く環境が大きく変わろうとする中で、本市においても、財政状況が一段と厳しさを増し、さらなる構造改革なくしては自治体としての未来像が描けない状況にあるという、まさに枚方の将来にとって重大な岐路に立つ中で実施された選挙でありました。  そうした状況のもと、私は、人と町が輝く豊かな地域社会の創造に向かって「心ときめく枚方」の実現を訴え、多くの市民の皆様の支持を得て、引き続き枚方市政を担当させていただくことになりました。  今回の市長選挙に際し、従来のスローガン的な選挙公約を一歩進め、今後4年間にどのようなまちづくりを行っていくのかについて、期限や事業手法、財源などをできる限り具体的に明らかにした「枚方版マニフェスト」を公表しました。この試みは全国に先駆けた取り組みですが、政策主導の自治体運営を進め、地方行政の活性化を図る上で、大きな役割を果たすものと確信しています。  これからの4年間、2期8年の経験を踏まえ、初心を忘れることなく、幅広い市民の立場に立ってマニフェストに基づく公約を実現し、郷土枚方の新時代を切り開くため全力で市政運営に当たりますので、皆様の温かい御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。  本市を取り巻く状況と課題。  我が国経済は、依然としてデフレ不況から脱却する道を見出すことができず、経営破綻企業の増加や、それに伴う失業率の悪化など、先行きに大きな不安を抱えています。これは、景気循環といった一過性の問題ではなく、少子・高齢化の急速な進展に伴う人口動態の変化や、日本経済の国際競争力の低下など、かつて経験したことのない構造的な問題に起因するものと認識しています。  こうした中で、本市では、平成11年度に策定した財政再建緊急対応策を初めとする行財政改革によって財政再建準用団体への転落の危機は回避できたものの、市税収入は平成9年度をピークに減少の一途をたどり、6年前に比べて120億円近く落ち込むなど、財政状況はさらに厳しさを増してきています。  一方、国は、従来の国土の均衡ある発展を重視する方向から、地域ごとに独自の発展を促す方向へと基本政策を転換しつつあります。現在論議されている三位一体の改革の本来の目的は、地方への国庫補助金の削減や地方交付税の見直し、税財源の地方への移譲を一体的に進めることによって、地方の主体性、独立性を高め、中央集権から地方分権へ、さらには地域主権へと転換していくことにあり、本市としても積極的に対応すべきであると考えています。  しかしながら、一方で、地方への税財源移譲を先送りして歳出削減のみを優先しようとする動きもあることから、地域主権を実現するために、市長会を初め全国の地方自治体等と連携し、自治の拡充に向けた働きかけを強めなければなりません。  こうした国と地方を巡る動向の中で、地方政府である市役所は、より一層行政能力を高めると同時に、市政への市民の参加を促して、行政と市民との協働の輪を広げていく必要があります。  今回の統一地方選挙において、幾つかの自治体で市町村合併が争点となりましたが、本市についても、大阪府の合併推進プログラムで、寝屋川市、交野市との合併の方向が示されています。こうした中で、合併協議会の設置を求める市民の署名活動が行われるなど、合併問題は、本市の将来を左右する大きな課題となっています。  合併問題について、私は、地方自治体として、現行自治制度の中で、より高い自治権を持つ政令指定都市や中核市への飛躍を視野に入れるべきだと考えています。特に、政令指定都市は、都道府県と同等の自治権を有するだけでなく、区制をしいて市内を幾つかの行政区に分けることができ、よりきめ細かな地域に密着した行政を展開することが可能です。生駒山系から広がる緑と淀川水系の川に恵まれ、歴史豊かな地域として、京阪奈の中心都市への発展を目指す将来展望を持って、合併の在り方を検討していくことが重要であると考えます。  市政の基本理念と政策目標。  地球規模での環境破壊や戦争、テロなど、世界は依然としてさまざまな不安要因に包まれており、また、国内でも、長引く不況などの影響を受け、人々の生活様式や価値観にも大きな変化が生まれています。かつての高度経済成長期やバブル景気時代などを通じて、経済的繁栄や物の豊かさを追求してきた社会から、自然との共生や心の豊かさを重視する社会への転換が求められており、行政運営においても、そうした時代の変化に即した理念が求められています。  私は、人と人とが支え合い、信頼と思いやりをはぐくむ「人間愛」、地球環境に優しく、自然を尊び大切にする「自然愛」、郷土枚方への愛着と誇りをまちづくりに生かす「郷土愛」を基本理念に置き、その理念をバランスよく施策に反映させることを基本に市政運営を行います。  こうした基本理念を踏まえ、市民のだれもが安全に、安心して暮らせる「生活安心都市」、豊かな自然環境と活力ある市街地とが共存しながら持続可能な発展を目指す「環境保全都市」、だれもが生涯にわたって学び続けることができ、学びの成果を町の活性化につなげる「生涯学習都市」の3つのまちづくりビジョンと、それを実現するための基本課題である「市民生活の基盤整備」、「市政の構造改革」の2つを合わせた5つの政策目標を掲げ、その達成に全力を傾注していきます。  1つ目のビジョン「生活安心都市」を実現するため、災害や犯罪の増加などさまざまな社会不安が広がる中、市民の生命、財産を守るために危機管理体制を強化し、安全な町を築くとともに、子どもからお年寄りまで、だれもが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、福祉・保健・医療施策や景気・雇用対策を拡充し、社会的セ-フティーネットの構築を図ります。また、人々の共助の精神をはぐくみ、支え合い、助け合いの輪を広げる取り組みを進めます。  2つ目のビジョン「環境保全都市」を実現するため、東部地域に残された里山や淀川など豊かな自然環境の保全に努め、次の世代に引き継ぎます。また、市民一人一人が環境意識に目覚め、環境に与える負荷の少ない循環型社会の構築に向けて、ごみ半減や地球環境問題に取り組むとともに、自然・循環型エネルギーの活用などを通じて脱温暖化を目指した取り組みを行います。  3つ目のビジョン「生涯学習都市」を実現するため、学校教育において、子どもたちの個性や創造力を伸ばし、情操を高め、生きる力をはぐくむとともに、子どもからお年寄りまで、市民の生涯にわたる学びや生きがいづくりの機会を広げ、豊かな歴史文化や大学を有する町の魅力や個性の向上と町の活性化につなげていきます。また、地域のコミュニティーやNPO活動への支援を通して、行政と市民との協働のまちづくりを推進します。  続いて、基本課題の「市民生活の基盤整備」についてですが、まちづくりに関する行政の基本的役割として、道路、駅前広場、公園、上・下水道を初め火葬場や清掃工場など、市民生活の基盤となるさまざまな都市施設を整備することは、欠かすことのできない課題であり、着実に進めなければなりません。整備には多額の費用と年月を要しますが、40万市民の将来にわたる都市生活の基盤として着手しておかなければならない施設の整備については、市民の理解と協力を求めながら着実に進めていきます。  次に、「市政の構造改革」についてですが、今、自治体を取り巻く環境が激変する中で、自治体も経営能力が問われる時代となりました。あらゆる施策展開の前提として、今日の財政状況や社会の変化に対応した市政の構造改革が求められており、市民のニーズにこたえていくためには、アウトソーシングの推進など、より一層効率的な行政体制を構築しなければなりません。  これまで、行財政改革を市政運営の最大の柱に据え、行政のスリム化を進め、一方で、すべての事務事業を対象に、事業効果やコストを検証する行政評価システムを確立し、評価結果やバランスシートを公表することによって、新時代に対応できる行政の在り方を示してきました。  今後は、行政と市民、事業者との協働をさらに進め、相互の役割分担や責任領域を明らかにしながら、限りある財源を効果的に配分して、公共サービスの充実を図っていきます。行政と市民、事業者とが協働して社会のニーズに適合した新たなシステムを構築する。こうした改革こそが豊かな地域社会を実現する真の構造改革であり、引き続き強力に推進していく決意です。  3つの重点プロジェクト。  今後のまちづくりにおける最重点プロジェクトとして、枚方市駅周辺整備と東部地域整備及び中部地域の安心と輝きの杜整備について、先に説明します。  これらは、総合計画の3つの中核機能整備に対応しており、あすの枚方をつくるプロジェクトとして重点的に推進します。  1つ目の枚方市駅周辺整備では、京阪奈の中心都市にふさわしい質の高いまちづくりを目指して、今年度に庁舎周辺を含めた将来構想を策定し、魅力とにぎわいにあふれる中心市街地の形成を進めます。  市役所から淀川に至るエリアは、にぎわいの空間として、人々の活気があふれるまちづくりを行います。  市駅から淀川にかけての地域では、市民が水辺を身近に感じることができる、川に向かって開かれたまちづくりを行います。市域を越えて人々が集い、交流する場として、芸術ホールや市民の文化活動の拠点となる総合文化施設の整備については、民間資金を活用するPFI方式を採用することとし、運営や財政面での検討を十分行いながら、今年度に市民参加で建設基本計画を見直し、実施方針を策定するなど、その準備に着手します。また、淀川のウォーターフロントとして、国と連携しながら船だまりを整備し、舟運の復活により、かつてにぎわいを見せた淀川の中継港の再生を目指します。また、それらへのアクセスとして、府道京都守口線を安全に渡ることができる横断デッキを整備します。  一方、岡東中央公園や緑道を中心として、各種イベントやバザールなどを開催し、にぎわいの空間を創出します。  枚方宿地区では、歴史街道軸として、歴史の薫りを豊かに伝える魅力あるまちづくりを進めます。万年寺山の御茶屋御殿跡地を広場として活用するなど、歴史的景観の再生を図るとともに、人々が安心して歴史の趣を楽しみながら歩けるよう、コミュニティー道路の整備を行います。  にぎわいの空間と歴史街道軸が交差する枚方市駅は、京都、大阪間の主要駅にふさわしく、特急電車の停車時間帯がこの秋のダイヤ改正により大幅に拡大され、駅としてのグレードが高められます。さらに、にぎわいの創出に欠かすことのできない都市型ホテルの誘致についても、強力に働きかけます。  2つ目の東部地域整備は、人と自然の共生を基本理念に、まちづくりを総合的に進めます。  第二清掃工場の建設に向けては、地元住民の意向も踏まえ、ごみ減量の取り組みから算出した排出予測に基づく施設規模や、安全性を最重視した焼却方式等を市民参加で検討した結果を踏まえて整備計画を策定し、平成16年度から建設事業に着手します。環境に影響を与える有害物質の排出抑制はもとより、東部地域の環境保全に最大限の配慮を行い、環境面で世界最高水準の清掃工場を整備します。  同時に、氷室地域まちづくり構想を策定し、清掃工場の着工に合わせて、伝統産業や農業を生かしたまちづくりを進め、氷室地域の活性化施設を整備します。  市民の貴重な財産である東部の里山を保全するため、今年度に氷室地域里山保全基金を創設し、市民参加で里山保全基本計画を策定して、ボランティア活動の拠点整備などに取り組みます。並行して、国見山を中心とする津田地域の里山を地元関係者の協力を得て整備し、森林ボランティアによる里山保全活動を行います。  また、構造改革特区の認定を受けたけいはんな学研都市知的特区などを活用して、津田サイエンスヒルズへの研究・教育施設の誘致に努め、関西文化学術研究都市の整備を推進します。  3つ目の安心と輝きの杜整備では、関西外国語大学片鉾学舎跡地において、防災公園や人材育成複合拠点施設、中央図書館などとともに、火葬場整備を進めます。  火葬場は、市民が生涯にわたって安心して暮らし、そして本市をついの住みかとして生を全うするために欠かすことのできない施設です。現火葬場は、老朽化に加えて骨揚げが翌日になることなどから、6割以上の市民が割高な料金で他市の火葬場を利用しているのが現状です。今後、高齢化の急速な進展に伴い、いつまでも他市の施設の受け入れを期待することはできません。故人の尊厳を守り弔う40万都市にふさわしい火葬場の整備は、緊急の課題です。周辺環境に万全を期すことはもちろん、公園の緑に囲まれたやすらぎのある景観をつくり、反対されている住民の方々にも理解を求めながら、今年度には、都市計画決定とあわせて火葬場基本計画をまとめます。  本市では、市民1人当たりの避難地面積が全国平均を大きく下回っていることから、車塚公園と合わせておよそ5ヘクタールの避難広場などの防災機能を有する公園を建設し、市の中心部に質の高い広域的な防災機能を整備します。  平成17年度開設を目指す人材育成複合拠点施設では、生涯学習支援センター、地域活性化支援センター、地域防災センター、教育センターを総合的に整備し、完成後は、教育委員会も同施設に移転することにしています。同じく平成17年度開設を目指す中央図書館は、枚方市の図書館ネットワークの中央館として、多様なボランティアやNPO、市民が企画や運営に参画する新しいスタイルの図書館を目指します。また、防災公園において、旧陸軍枚方製造所の遺構であったコマツ大阪工場の部材をモニュメントとして残すとともに、中央図書館に平和・歴史資料を展示し、平和の尊さを訴えていきます。  5つの政策目標に基づく主要施策。  次に、5つの政策目標に基づき、今後4年間に取り組む主要施策について説明します。  1.生活安心都市。  高齢者や障害者・子ども施策など、多種多様な生活課題に地域で総合的に対応できる仕組みを構築するために、地域住民や事業者の参画を得て、今年度から16年度にかけて、国のモデル自治体として地域福祉計画を策定します。  未来を担う子どもたちが健やかに育つ環境を整えることは、市政にとって大変重要な課題です。これまで以上に、民間社会福祉法人や学校法人、NPOなどと協働して、子ども育成施策を総合的に展開します。  子育て支援施策では、民間保育所を中心に施設の増・改築や定員増を行うことにより、平成16年度には保育所待機児童を解消します。また、4年間で一時保育の実施保育所を5カ所増設し10カ所にするなど、多様な保育ニーズに対応するとともに、引き続き、地域子育て支援センターやファミリーサポートセンターを通して地域の子育てネットワークの支援を行います。  一時的に養護を必要としている子どものために、元招堤幼稚園の建物を活用して、平成16年度にショートステイやトワイライトステイ事業を開始します。また、幼児療育園についても、移転、建て替えに取り組みます。  こうした子ども育成施策を計画的に推進するために、国のモデル指定を受けて、平成16年度には、新子ども計画を策定します。  高齢者施策では、介護保険制度の円滑な運営と要介護とならないための予防対策や生きがいづくり等、在宅福祉を中心とした施策を推進し、充実を図っていきます。今後、高齢者人口の増加に伴い事業費の増大が予測されますが、社会状況やニーズの変化に対応しながら必要なサービスを的確に提供していきます。市民のニーズが非常に高い特別養護老人ホームについては、今後4年間で定員400人分を増設します。  また、今年度には、高齢者の社会参加や外出を支援する施策として、京阪バスや京阪宇治交通と協力して、高齢者のバス運賃が割り引きになるバスカード事業を実施します。  同時に、本年4月に全国に先駆けて構造改革特区の認定を受けた福祉移送サービス事業を活用し、民間社会福祉法人やNPO、国との連携を図りながら、高齢者や障害者への外出支援策を進めます。  次に、障害者施策では、福祉サービス利用の自己選択や自己決定の促進を支援するために、今後4年間で、障害者生活支援センターを現在の4カ所から6カ所へと拡充するとともに、地域での生活の場となるグループホームを積極的に整備します。  障害者の自立と社会参加を促進するためには、就労支援施策の充実や安定して働ける場を確保することが重要であり、今年度には、知的障害者通所授産施設の2カ所増設を進めるとともに、障害者就業・生活支援センターステップアップ事業を民間社会福祉法人に委託して実施します。同時に、障害者の働く場の確保を目指して、民間社会福祉法人と共同して福祉工場の建設を目指します。  全国でも数少ない乗馬療育を取り入れた授産施設のふるさと農園については、運営法人と連携しながら事業の充実を図ります。また、くすの木園についても、建物の老朽化が進んでおり、抜本的な施設改善に取り組みます。  デフレと雇用不安が深刻化する状況の中で、雇用創出や就労支援の施策を充実し景気対策を進めることは、緊急の課題です。大阪府の緊急12万人雇用創出プランと連携しながら、今年度には、国の緊急地域雇用創出特別基金事業で150人を超える新規雇用を創出し、平成16年度も継続します。市職員の時間外勤務を削減し生み出した財源により、非常勤職員や臨時職員を新たに雇用する枚方版ワークシェアリングにより、今年度には250人以上の雇用を創出し、平成16年度以降も継続します。また、就労の機会づくりを目的に、枚方、交野、寝屋川の3市合同面接会を行うとともに、引き続き、失業者生活再建支援事業を実施します。  勤労者の福祉の向上を目指し、北河内地域労働者福祉協議会など民間関係団体との連携を強化します。  市内経済の活性化を図るため、地域商業振興券事業による成果を検証し、一層効果の高い方策について検討を行います。さらに、平成16年度に地域通貨を導入し、地元の商店街など地域経済の活性化に取り組むとともに、平成17年度には、安心と輝きの杜において地域活性化支援センターを開設し、本格的なインキュベーション施設による産業の育成と起業支援を進めます。また、商店街の空き店舗対策や経営相談など、市内事業者への支援を引き続き行います。  急増する消費者のトラブルや苦情への対応として、消費生活センターの相談機能の充実を図ります。  市民の命と健康を守る施策では、第三次救命救急機能を有した関西医科大学附属枚方病院の開院が平成18年春に予定されています。早期に救命救急センターとして指定を受けられるよう、大学とともに国や大阪府に働きかけます。枚方市民病院は、平成15年3月に策定した基本構想に基づき、地方公営企業法の全部適用など抜本的な経営改革を行うとともに、救急医療や休日、夜間への対応、地域医療機関との相互連携などを進め、ニーズの高い子どもへの医療サービスを特色とする病院へと再建していきます。  また、大規模災害やSARS(新型肺炎)、テロなど、予測し得ない新たな不安が発生する中で、災害や事故、犯罪から市民の生命、財産を守るため、関係機関と連携した危機管理体制を強め、生活安全推進協議会の活動を強化し、安全で安心なまちづくりを進めます。今年度には、防犯カメラなどを備え、警察に直接通報できるスーパー防犯灯のモデル設置や、ひったくり防止ネットを配布するなど、市民生活に密着した防犯対策を行います。犯罪や交通事故から市民を守り、治安を高めるために、管内に2つ目の警察署の開設を目指して、引き続き大阪府等関係機関に強く働きかけていきます。  災害対策では、安心と輝きの杜に整備する地域防災センターや防災公園に加え、市民と行政とのパートナーシップにより、地域で災害に備える自主防災組織を4年間で70%以上の校区で結成されるように働きかけます。また、今後30年間に高い確率での発生が予想される東南海・南海地震に備えて、市民の防災意識の啓発など、災害に強いまちづくりを推進します。  2.環境保全都市。  今年度、環境ネットワーク会議を創設し、市民、事業者と行政とのパートナーシップで地球環境問題に取り組みます。また、今年度から、地球温暖化問題に取り組む環境NGOの活動と連携を深め、環境家計簿の効果測定などを行います。  昨年、2度にわたって全国最高気温を計測したことを踏まえ、市民参加で気温の実態調査を実施するとともに、ヒートアイランド対策をまとめます。  既に、市庁舎等のISO14001の認証を取得していますが、今年度は、第二事業所まで適用範囲を拡大するとともに、引き続き、市内事業所の認証取得を助成します。また、行政活動が環境に与える負荷を会計処理の手法で検証する環境会計の導入に取り組みます。  自然・循環型エネルギーの利用促進に向けて、今年度に新エネルギービジョンを策定します。クリーンエネルギーの活用として太陽光発電を、今年度は南部市民センターと香里受水場に、平成16年度には北山配水場に設置するとともに、学校施設にも導入していきます。また、今後建設する公共施設には、太陽光発電や雨水利用、排熱利用などの設備を優先的に検討し、設置を進めます。  ごみのリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3Rに、消費者も排出者となる観点から、ごみになる物を拒否するリフューズを加えた4Rを推進するため、ごみ減量アクションプログラムに基づき、焼却ごみの半減を目指します。  市民による家庭ごみの減量については、平成18年度までに、減量化率30%の目標達成を目指して、全市民にごみ減量施策に協力していただけるよう、今年度からグリーンコンシューマー(環境に配慮する消費者)の育成を進めるとともに、スマートライフ作戦の普及、啓発に取り組みます。  ごみの再資源化を推進するため、平成17年度までに、民間事業者と連携して樹木の剪定枝等の堆肥化など、資源再生利用システムを確立するとともに、容器包装プラスチックの再生利用に向けたシステムの構築を図ります。また、市民によるリサイクル活動を活性化するために、サプリ村野に続いて南部市民センターに体験型のリサイクル工房を設置します。  ポイ捨て防止条例に基づき、たばこの吸い殻など心ないポイ捨てや悪質な落書きのない美しい町を目指した取り組みを進めるとともに、不法投棄の防止のために監視やパトロールの強化に努めます。  本市は、活力のある市街地と豊かな緑や河川、里山が共存する町であり、これらは次の世代に引き継ぐべき市民全体の貴重な財産です。  大阪府と連携して生駒山系から淀川に注ぐ天野川、穂谷川、船橋川の堤防のクリーンアップと植樹を進めるなど、水と緑の空間を豊かにするとともに、国と連携してメダカや鳥など多様な生き物が生息する淀川わんどの再生を進めます。ビオトープなど自然環境の大切さを学ぶ機会を増やすとともに、枚方生き物調査で明らかになった希少動植物の保護にも努めます。また、平成16年度に、交北公園を中心に、大阪府との共催で植樹祭を開催し、緑化推進に向けて弾みを付けます。  都市の農業は、新鮮な農産物を地元に提供し、農地は土や生き物と触れ合える貴重な空間です。農業の振興を図るため農業協同組合と連携しながら、レンゲ栽培米の普及に努めるなど、市内農産物を学校給食や地域で消費する地産地消を進めるとともに、市民農園やふれあいツアーを充実し、農と市民の交流促進を図ります。  3.生涯学習都市。  学校における心をはぐくむ教育の一環として、今年度に、各学校でボランティア学習や環境教育、福祉教育の充実に努めるとともに、基礎学力の向上を目指して、引き続き全校で学力診断テストを実施します。  いじめや不登校に悩む子どもたちのために、サプリ村野のジュニア・オープン・スペースや教育文化センターの機能の充実を図り、今年度から家庭への訪問指導を行うスクーリング・サポートネットワーク整備事業を実施します。  また、今年度、ふれ愛・フリー・スクエアの成果を検証するとともに、留守家庭児童会室の在り方について検討を行います。  子どもたちが地域社会の中で支え合い、助け合うことの大切さを学ぶ機会として、子ども会活動の活性化を目指します。  教育環境の整備については、校舎の大規模改修や耐震補強、エアコン設置、トイレの改修などを計画的に進めるとともに、小学校の給食施設の改善に努めます。  また、今年度、子どもたちが郷土に大切に伝えられてきた芸能や生活文化を体験する文化体験プログラム支援事業を実施し、こうした体験を踏まえて、子どもの視点、感性から「ふるさと枚方の未来づくり」をテーマに発表し交流する子ども文化フォーラムを開催します。  平和・人権・交流施策では、市民の生涯学習活動などを通じて平和の尊さや人権を尊重することの大切さを内外に発信し、また、民族や国家、宗教を超えた平和と友好を図るため、国内外の友好都市等と市民中心の交流を深めます。  あらゆる差別や人権侵害を許さない社会をつくるために、人権条例の制定に向けた取り組みを進めるとともに、ドメスティック・バイオレンス被害者支援の充実など男女共同参画の取り組みを進めます。  生涯学習の地域拠点としては、今年度に南部市民センターを開設します。ここでは、市民との協働による新たな運営スタイルを確立し、今後、他の社会教育施設等の運営モデルとします。  元北牧野小学校用地については、地域のコミュニティー施設や広場を整備するとともに、福祉施設を誘致するなど跡地の活用を図ります。また、今年度に図書館グランドビジョンを策定し、図書館の運営に市民参加の手法を取り入れるとともに、学校図書室を地域で利用できるよう、図書館ネットワークとの連携を図ります。  また、市内には大学が6校あり、学生の行動力や柔軟な発想から生まれる可能性を町の活力やにぎわいとして生かすため、今年度に発足5周年を迎える学園都市ひらかた推進協議会で、魅力ある学園都市づくりをともに考えるシンポジウムを開催します。  文化振興では、くずはモール街のリニューアルに合わせて、平成18年度に市民のアートスペースを開設します。  国の特別史跡である百済寺跡を初めとする歴史遺産の整備、保存に関する構想を平成17年度までに策定し、開設20周年を迎える田中家鋳物民俗資料館を体験型施設へリニューアルします。  また、天の川七夕伝説、アテルイ終えんの地伝説、日本に漢字を伝えた王仁博士の墓など、豊かな伝承文化を伝えるとともに生かし、歴史に彩られた枚方の個性を磨き、夢と魅力にあふれるまちづくりを進めます。また、伝統文化や芸能の振興にも力を入れます。  「菊人形のまち枚方」や「漢字のまち枚方」を引き続き全国に発信するとともに、古くから和歌に詠まれた桜を、史跡整備や水と緑の空間整備にあわせて現代に再生する桜の名所づくりに取り組みます。  また、スポーツ振興では、市民のスポーツ活動を一層活性化することを目指して、スポーツ振興ビジョンを平成18年度までに策定するとともに、王仁公園テニスコートの改修や野外活動センター進入路の整備を進めます。
     また、平成16年度に、市民のふるさと意識をはぐくむため、市民参加で新たな祭りを創出していきます。  4.市民生活の基盤整備。  第二京阪道路や第二名神自動車道などの広域的幹線道路は、経済活動や市民生活を支え、都市が発展する上で根幹となるものです。第二京阪道路については、今春の部分開通により、京都府域との結び付きを強めることができましたが、さらに、環境対策や関連地域整備を図りながら、早期の全線供用に向け、第二名神自動車道路とあわせて国などに働きかけます。  また、北摂地域との結び付きを強化する淀川新大橋の実現についても、高槻市などと協力して大阪府に働きかけます。  第二京阪道路の部分開通に合わせて、関連道路として都市計画道路枚方藤阪線の一部と枚方東部線の供用を開始しました。引き続き、市内交通網を強化するため、都市計画道路楠葉中宮線・枚方藤阪線・桜新地伊加賀線・長尾春日線の整備を着実に進めるとともに、御殿山小倉線については、整備の具体化を図ります。  道路整備と並行して、今年度から枚方公園駅の西口前広場を整備するとともに、平成18年度までに、牧野駅と長尾駅の駅前広場整備についても着手し、利用者の安全性や利便性を高め、地域の活性化を進めます。  公共交通の充実も市民生活の基盤作りに重要です。高齢者や障害者が町を円滑に移動できるよう、平成16年度に市民参加で交通バリアフリー基本構想を策定し、駅や周辺の整備を計画的に進めるとともに、地域の足となるコミュニティバスの拡充を図ります。  公園整備では、今年度に交北公園を完成させ、平成16年度から地域で親しまれる公園として南中振公園を整備します。市民による地域の公園の清掃や特色づくりなどを行う仕組みとして、公園愛護会を支援するとともに、新たに公園アダプト制度の創設を目指します。また、公園利用のマナー向上に向けた啓発や安全確保のためのパトロールを引き続き実施します。  安全で安定した水道水を供給するために、氷室高区配水場の整備を行うとともに、鉛管の取り替え事業を推進します。  河川環境を保全し、浸水被害から市民を守る公共下水道整備を着実に進め、平成18年度までに下水道整備の人口普及率90%を達成します。集中豪雨による浸水対策として、今年度から山田雨水幹線の整備に着手します。京街道につながる水面回廊は、市民が水と歴史に触れ、憩える親水空間として整備を進めます。また、今後の河川や水路整備の手法として、自然再生型事業への転換を進めます。  北部下水処理場については、淀川左岸流域下水道渚処理場の拡張に合わせて、平成17年度に廃止します。  5.市政の構造改革。  民間にできることは民間にを基本にアウトソーシングを進めるとともに、市役所の意識改革の徹底や執行体制の一層の強化を図り、「小さくても仕事のできる市役所」の確立を目指します。  第2次行政改革推進実施計画に基づき、子育て支援施策の充実に向けて公立保育所3カ所の民営化を進めるとともに、学校給食についても、業務の民間委託を拡大する中で、老朽化した共同調理場を単独調理場へと切り替え、あわせてドライ方式を導入するなど、より安全で衛生的な給食環境の実現を目指します。  その他の行政改革課題についても可能な限り前倒しで実施するなど、着実に民営化、民間委託を拡大するとともに、公共事業の実施に当たってはPFI手法を検討するなど、民間の活力を活用し、限られた財源を効果的に配分して公共サービスの充実に努めます。  地域主権の自治体運営を支える職員の育成に向けて、職員研修を充実し、能力重視の人事制度を確立するとともに、団魂の世代の退職を間近に控え、将来を見通した人材育成型の人事計画を今年度に策定します。  また、人件費については、これまで職員数をおよそ400人削減するなど、内部努力を最優先に行政改革に取り組んできた結果、退職手当を除くと、平成10年度のピーク時よりおよそ21億円の削減を図ることができました。引き続き、平成19年4月までに正職員を250人以上削減することなどを通じて人件費の抑制を図り、健全な財政構造の確立に努めます。  行政環境の変化に即応しながら効率的で効果的な行政運営を遂行するため、成果とコストをキーワードとする行政評価の完成度を高め、あわせて予算編成方式の改革を進めます。  また、外郭団体の自立性を高めるために、市と外郭団体の関係や補助金の在り方を具体的に検証し、再構築を図ります。  『広報ひらかた』の紙面改革やホームページの充実を図るとともに、エフエムひらかた、京阪ケーブルテレビなど多彩な情報媒体を有効に活用し、市政の情報提供体制を充実します。同時に、行政サービス水準の自治体間の比較を公表するなど、一層わかりやすくて豊富な市政情報の提供を進め、市民への説明責任を果たしていきます。  また、市民の意見やニーズを市政に反映する仕組みをつくるため、インターネットアンケートなどの活用によりパブリックコメントを充実し、さらに、市民の市政への参画を促進する市民参加条例の制定を目指します。  契約・入札制度では、入札監視委員会の設置など制度の改善に取り組み、不当な圧力と不正行為を排除し、公正な契約事務を推進してきましたが、今年度から、府下自治体と共同して電子入札システムの実証実験を行い、平成16年度からは本格稼動させ、より公正で透明性の高いシステムを確立します。  次に、ITの高度利用などによる市役所のサービスの向上では、今年度から、新たに住民基本台帳ネットワークのICカード発行に向けた取り組みを進め、福祉や健康などさまざまな行政サービスへの付加的利用を検討します。また、個人認証が可能な電子申請システムの導入に取り組むとともに、戸籍事務の電算化を図ります。  同時に、市民の個人情報保護に万全を期し、セキュリティー対策の強化に努め、市民がいつでも、どこからでも必要な情報にアクセスでき、申請などの手続ができる電子市役所の実現を目指します。  一方、平成16年度に品質管理の国際規格ISO9001の認証を取得し、適切で心が通う窓口サービスを提供していきます。また、平成17年度までの3年間で、計画的に総合窓口を整備し、申請受け付けや証明発行等で市民の利便性を向上させるワンストップサービスの実現を目指します。  府県を越えた広域的な連携としては、引き続き京阪奈北近隣都市サミットや淀川舟運整備推進協議会などの取り組みを推進します。  こうした構造改革に全力で取り組み、地方分権時代にふさわしい、市民に信頼される自治体を目指して、財源確保に向けた徴税体制の強化など、安定した財政運営基盤の確立に努めます。また、未利用地などの財産についても、創意工夫による有効活用を図るとともに、構造改革特区制度など、地方が自らの判断と選択で地域づくりを進める仕組み、制度を積極的に活用し、地域の発展を強力に推進します。  終わりに。  本市を取り巻く状況は、長引く景気の低迷や、それに伴う市税収入の大幅な減少などの影響を受け、依然として厳しいものとなっています。  市税収入の減少は、すなわち市民生活がそれだけ厳しいことにほかなりません。市民の皆さんの血税の重みを受け止め、市民生活を守る、心の通う市政でありたい。そして同時に、問題を先送りするのではなく、新たな発想で困難に立ち向かい、嵐の中で晴れ間を見出すがごとく、厳しさの中にあっても夢を失わず、あすへの希望が持てる市政でありたい。そうした思いを強くしています。  そのために、トップリーダーとしての責任を果たし、今やらなければならない市政の構造改革を不退転の思いでやり遂げるとともに、お示ししたさまざまなビジョンを推し進め、子どもからお年寄りまで笑顔にあふれ、人が輝き町が輝く「心ときめく枚方」を皆さんと一緒に築いていくため全力を尽くす決意です。  議員各位におかれましては、どうか私の意のあるところをお酌み取りいただき、御支援賜りますようお願い申し上げ、所信表明とさせていただきます。 12 ○森 裕司議長 ただいまの所信表明に対する各派代表質問は、6月23日から行います。御了承願います。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 13 ○森 裕司議長 日程第3、報告第4号「枚方市土地開発公社の経営状況(平成15年度事業計画)について」、日程第4、報告第5号「財団法人枚方市施設管理サービス公社の経営状況(平成15年度事業計画)について」、日程第5、報告第6号「財団法人枚方市文化振興事業団の経営状況(平成15年度事業計画)について」、日程第6、報告第7号「財団法人枚方市勤労者福祉協会の経営状況(平成15年度事業計画)について」、日程第7、報告第8号「財団法人枚方市国際交流協会の経営状況(平成15年度事業計画)について」、日程第8、報告第9号「財団法人枚方市公園緑化協会の経営状況(平成15年度事業計画)について」及び日程第9、報告第10号「有限会社枚方市水道サービスセンターの経営状況(平成15年度事業計画)について」を一括議題とします。 ─────────────────────────────────────────────────── 14 ○森 裕司議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、報告第4号について、榎本財務部長。 15 ○榎本志郎財務部長 ただいま一括上程されましたうち、報告第4号 枚方市土地開発公社の経営状況(平成15年度事業計画)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  この報告は、枚方市土地開発公社の平成15年度事業計画及び予算並びに資金計画につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定により議会に御報告申し上げるものでございます。  それでは、恐れ入ります、議案書の2ページをお開きいただきたいと存じます。  まず、平成15年度の事業計画でございますが、本年度の公有用地取得計画といたしまして、事業件数は23件、取得面積は7万7,830平方メートル、事業費は108億544万9,000円とするものでございます。  また、公有用地処分計画につきましては、事業件数は1件、処分面積は2,280.05平方メートル、処分金額は9億4,205万3,000円とするものでございます。  この取得計画と処分計画の詳細につきましては、3ページに参考資料として事業別に掲載しておりますので、御参照くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、5ページの平成15年度枚方市土地開発公社予算書について、御説明申し上げます。  まず、第2条でございますけども、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  収入では、合計9億4,340万4,000円を予定しております。  支出では、合計9億7,803万3,000円を予定するものでございます。  次に、第3条で資本的収入及び支出について、第4条では予算の繰り越しについて、そして第5条では、長期借入金及び短期借入金の借り入れ限度額を記載のとおり定めさせていただくものでございます。  次の6ページから11ページにかけましては、平成15年度枚方市土地開発公社の予算説明書、また、12ページ以降には、平成15年度の予定貸借対照表、平成14年度の予定損益計算書、予定貸借対照表、予算繰越計算書、そして平成15年度の資金計画書をそれぞれ掲載させていただいております。  誠に勝手ではございますが、説明は省略させていただきます。御参照いただきますようお願い申し上げます。  なお、お手元に配付させていただきました報告第4号参考資料、平成15年度枚方市土地開発公社買収予定地位置図につきましては、地図上の都市計画道路等の計画線及び表示位置は概略でございます。  以上、誠に雑駁な説明ではございますが、報告第4号の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 16 ○森 裕司議長 次に、報告第5号について、小池総務部長。 17 ○小池正明総務部長 続きまして、報告第5号 財団法人枚方市施設管理サービス公社の経営状況(平成15年度事業計画)につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定により御報告申し上げます。  議案書の18ページをお開きください。  18ページから19ページにかけて、平成15年度のサービス公社の事業計画書を掲載しております。  まず、1番目は、公社独自事業の交通安全啓発事業でございますが、幼稚園児、高齢者等を対象に、交通マナー高揚への取り組みを実施いたします。  次に、2番目の自転車駐車場管理業務から11番目の楽寿荘管理業務までにつきましては、枚方市及び関係機関からの受託事業でございまして、20ページ及び21ページに事業内容を概略掲載しておりますので、御参照ください。  次に、22ページをお開きください。  平成15年度の収支予算でございますが、第1条は、収支予算の総額を収入支出それぞれ4億6,984万6,000円と定めるものでございます。前年度と比較いたしますと1億1,601万円の減になっております。その主な要因は、派遣法の関係から、派遣職員の給料など人件費の大部分を市から職員に直接支払うこととしたためでございます。  収支予算の区分及び区分ごとの金額は23ページの第1表のとおりでございますが、24ページの収支予算科目別明細書により御説明申し上げます。  まず、収入の部で主なものとして、3.の受託事業収入がありますが、これは、先ほど事業計画で申し上げました10件の受託事業に伴う収入でございます。  4.の市補助金では、市からの派遣職員の人件費に係る補助金を計上いたしております。  5.の諸収入までを合計いたしました当期収入合計4億6,667万3,000円に前期繰越収支差額317万3,000円を加えまして、収入合計を4億6,984万6,000円といたしております。  次に、25ページ以降に掲載いたしております支出の部でございますが、主なものといたしまして、1.の交通安全啓発事業費に250万7,000円、2.の受託事業費では、自転車駐車場管理業務費から27ページの楽寿荘管理業務費までの10件の事業費で4億1,007万7,000円を計上いたしております。  次に、28ページでございますが、3.の管理費といたしまして5,023万2,000円を計上し、4.の固定資産取得支出等を合わせて支出合計を4億6,984万6,000円とするものでございます。  なお、サービス公社に対しましては、業務遂行に際し、収入の確保に努めるとともに、支出面では、一部業務の見直しも行いながら経費節減に努めるよう指導してまいりたいと存じております。  以上、誠に簡単ではございますが、報告第5号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 18 ○森 裕司議長 次に、報告第6号及び報告第8号について、三宅市民生活部長。 19 ○三宅一俊市民生活部長 続きまして、報告第6号と報告第8号を順次報告申し上げます。  まず、報告第6号 財団法人枚方市文化振興事業団の経営状況(平成15年度事業計画)について、御報告申し上げます。  枚方市文化振興事業団は、市民の方々の文化活動の振興を図り、ゆとりと触れ合いのある豊かな地域文化をつくり出すことを目的に設立しております。  議案書の30ページをごらんいただきたいと思います。  まず、平成15年度の事業計画についてでございますが、1.の鑑賞事業では、本年度の自主事業といたしましては、鍵屋歴史資料館の利用や市民によるコンサート、伝統芸能、映画会や美術鑑賞会などを開催してまいりたいと考えております。  文化活動の育成事業といたしましては、オーシャン音頭の踊りの普及や新人演奏家の発掘などに取り組んでまいります。  広報事業といたしましては、情報誌『ひらかた文化』を年6回発行するなど、引き続き行ってまいります。  市民の文化活動の振興といたしましては、文化ボランティアの活用を図ってまいります。  また、枚方市から委託を受けます市民会館会議室及び大・小ホールの管理運営を引き続き行ってまいります。  以上の事業を通じまして、地域文化の振興を積極的に図ってまいりたいと考えております。  次に、議案書31ページの平成15年度の収支予算についてでございますが、収支予算の総額は、収入支出それぞれ1億4,991万1,000円と定めるものでございます。  議案書33ページの収入の部の主なものといたしましては、自主事業の入場券販売収入や市からの受託事業収入、人件費などの市からの補助金などでございます。  34ページからの支出の部の主なものといたしましては、市民会館の施設管理に要する経費として、受託事業費、市派遣職員の人件費及び非常勤職員の賃金、事業団の事業経費、そして自主事業実施経費などでございます。  次に、報告第8号 財団法人枚方市国際交流協会の経営状況(平成15年度事業計画)について、御報告申し上げます。  議案書の53ページをごらんいただきたいと思います。  平成15年度の事業計画でございますが、市民の国際交流活動の支援及び促進事業といたしましては、市民が計画段階から参画する市民参加型の事業の実施に努めてまいります。ボランティア育成事業といたしましては、語学サポートボランティアを対象とした各種講座や研修会、中国語の講座を開催する予定でございます。  海外都市との友好交流事業といたしましては、市民レベルの交流と、友好親善を図るため、ローガン市への市民訪問団等の派遣を考えております。  市民と在住外国人との交流事業といたしましては、留学生を対象とした日本文化講座や交流会、また市民の国際理解を深める講座の開催等により、在住外国人と市民の交流を図ってまいります。  また、各種情報提供事業の充実や枚方市が行う国際交流事業への協力をいたします。協会といたしましては、昨今の厳しい経済状況を踏まえ、今後、さらにボランティア等の活用を図りながら市民主体の事業に取り組むとともに、財政面においてもより一層効率的、効果的な運営ができるよう努力し、健全な協会運営に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、議案書54ページの平成15年度の収支予算でございますが、収支予算の総額は、収入支出それぞれ5,513万8,000円と定めるものでございます。56ページからの収支予算科目別明細書により説明をいたします。  収入の部で主なものでございますが、基本財産運用収入5万円、これは基本財産2億円の預金利息収入でございます。事業収入は740万円で、これは各種講座や市民訪問団の参加費等の収入でございます。補助金収入4,766万3,000円は、派遣職員の人件費並びに事業運営に係る補助金でございます。  以上、合わせまして収入合計を5,513万8,000円を見込むものでございます。  次に、57ページの支出の部でございますが、主なものといたしましては、事業費3,132万円で、これは、事業運営に係る人件費と事業の実施に要する事務経費でございます。協会運営費2,348万8,000円は、役員報酬及び事務局運営に要する人件費及びその運営に要する経費でございます。  特定預金支出13万円は、減価償却引当預金支出となっております。  予備費20万円を計上いたしまして、支出合計5,513万8,000円と定めるものでございます。  以上、甚だ簡単な説明でございますが、事業計画及び予算の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 20 ○森 裕司議長 次に、報告第7号について、森下市長公室長。 21 ○森下修造市長公室長 続きまして、報告第7号 財団法人枚方市勤労者福祉協会の経営状況(平成15年度事業計画)について、地方自治法の規定により御報告申し上げます。  議案書38ページをお開き願います。  平成15年度の事業計画でございますが、一般会計として、勤労者の教養、文化及び福祉の向上を図るための事業並びに女性の地位向上及び社会参画を図るための事業に取り組んでまいります。
     また、枚方市からの受託事業といたしまして、メセナひらかたの管理運営を行うとともに、勤労者、女性のための各種相談業務、また障害者や母子家庭の親等、働く意欲がありながら就労できない就職困難者に対し、コーディネーターが相談者の就職につながる手伝いを行う就労支援事業、男女共同参画推進事業、DV被害者のための相談や講座開催などを行うDV被害者支援事業などに取り組んでまいります。  次に、39ページの勤労市民互助会事業特別会計の事業計画といたしまして、会員の福祉の増進を図るために、祝い金や弔慰金などの給付に関する共済事業、ツアーやレジャー券配付など厚生に関する親睦・交流事業などに取り組んでまいります。  次に、議案書40ページの平成15年度収支予算について、御説明いたします。  収支予算の総額は、一般会計及び勤労市民互助会事業特別会計を合わせて、収入支出それぞれ2億2,774万6,000円と定めるものでございます。一般会計は、主に市からの受託事業収入や人件費などの補助金、各種講座の受講料などを財源とするもので、収支予算の総額を収入支出それぞれ2億5万2,000円とするものでございます。  勤労市民互助会事業特別会計は、会員の会費や、今年は勤労市民互助会発足30周年の記念事業を予定しておりますので、記念事業積立金の取り崩しなどを財源とするもので、収支予算の総額を収入支出それぞれ2,769万4,000円と定めるものでございます。  収支予算の明細につきましては、41ページから51ページにかけてお示しをしておりますが、説明は勝手ながら省略をさせていただきます。御参照をお願いいたします。  以上、甚だ簡単な説明でございますが、報告第7号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 22 ○森 裕司議長 次に、報告第9号について、古川土木部長。 23 ○古川恭男土木部長 続きまして、報告第9号 財団法人枚方市公園緑化協会の経営状況(平成15年度事業計画)について、地方自治法の規定により御報告申し上げます。  当協会は、公共施設及び民有地の緑化を推進し、豊かな潤いのあるまちづくりに寄与することを目的として、平成9年10月に設立されました。  それでは、平成15年度の事業計画について、御説明します。  議案書60ページをお開きください。  1.の緑化に係る普及啓発事業として、緑化講習会の開催、学校花壇コンクール、花いっぱい運動などを通じて、花と緑に対する意識の高揚を図り、緑化の普及、啓発を推進してまいりたいと考えております。  2.の民有地の緑化推進事業としまして、生垣緑化助成事業、緑化樹木配布事業を行い、民有地の緑化の推進を図ってまいりたいと考えております。  3.の公共緑地等の維持管理としまして、小規模公園や鏡伝池緑地などの維持管理及び緑化週間の行事や河川の運営業務を受託しております。  また、公園維持管理の一元化を図るため、ちびっこ広場についても公園課所管とし、この維持管理についても当協会で受託しております。  次に、議案書62ページの平成15年度の収支予算について、御説明します。  収支予算の総額は、収入収支それぞれ1億5,080万4,000円と定めるものでございます。収支予算のうち補助金収入が3,979万9,000円と、前年度に比べ8,456万9,000円の減額となっております。これは、派遣職員の給料及び職員手当の一部を公園費の人件費に組み替えたことによるものでございます。  次に、65ページの収支予算科目別明細書について、御説明を申し上げます。  主な収入といたしましては、市からの受託事業収入、補助金収入、諸収入等で、収入合計1億5,080万4,000円でございます。  支出の部につきましては、受託事業に要する費用、また自主事業に要する費用、協会運営費等、合わせまして1億5,080万4,000円となっております。  当協会といたしましては、緑化普及・啓発に係る自主事業の充実を図るとともに、より一層効果的、効率的な運営に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 24 ○森 裕司議長 次に、報告第10号について、冨田水道局長。 25 ○冨田 藹水道局長 続きまして、報告第10号 有限会社枚方市水道サービスセンターの経営状況(平成15年度事業計画)について、御報告申し上げます。  有限会社枚方市水道サービスセンターは、水道事業経営の健全化を目指して、水道局の指導、監督のもと、柔軟かつ効率的なサービスが展開できる法人として、枚方市が100%出資して設立した法人ですので、地方自治法第243条の3第2項の規定により、その経営状況について御報告します。  議案書の70ページをお開きください。  平成15年度の事業計画書でございます。まず、枚方市水道事業からの受託事業ですが、1番の貯水槽の点検業務は、昨年度までの受水槽の点検業務を水道法改正に伴って名称変更したものでございます。5番の市役所(本庁)窓口業務は、昨年度は北部支所窓口を含んでおりましたが、平成15年3月末に北部支所の水道局窓口を閉鎖しましたので、市役所本庁窓口だけになっております。  次に、自主事業ですが、2番の駐車場等賃貸業務は、水道局管路用地の残地を活用した駐車場の賃貸業務を昨年度から始めましたが、本年度は業務を拡大して、市内4カ所の駐車場等の管理運営業務を行います。  3番の設計図書販売業務は、本年度からは、水道局だけでなく、市役所の工事入札における設計図書の販売もあわせて行うものです。これらの自主事業は、水道局からの委託料だけに頼ることなく、自主財源を確保するために昨年度から始めたもので、本年度は業務の拡充を図ってまいります。また、さきの受託事業につきましても、水道事業の給水コスト削減につなげるために、効率的な会社経営に努めているところでございます。  次に、71ページの平成15年度の収支予算にまいります。  第2条の収益的収入は、収益的支出と同額の5,696万1,000円としております。  続きまして、議案書72ページの予算説明書について、御説明申し上げます。  収益的収入の5,696万1,000円の内訳は、第1項の営業収入が5,693万8,000円と、第2項の営業外収入が2万3,000円でございます。昨年度に比べますと、収益的収入全体としましては、666万4,000円の増額となっております。  次に、支出ですが、収益的支出は5,696万1,000円を見込んでおり、第1項の営業費用は5,521万円で、その内訳は、給料を初めとした人件費等を中心といたしまして、売上原価で3,705万9,000円、会社運営経費として、一般管理費で1,763万円、固定資産の減価償却費で52万1,000円を計上しております。第2項の営業外費用は、租税公課として175万1,000円を計上しております。  以上、甚だ簡単でございますが、報告第10号 有限会社枚方市水道サービスセンターの経営状況の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 26 ○森 裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 27 ○森 裕司議長 以上をもって、報告第4号から報告第10号までの聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 28 ○森 裕司議長 日程第10、報告第11号「平成14年度大阪府枚方市一般会計繰越明許費の繰越計算書について」、日程第11、報告第12号「平成14年度大阪府枚方市下水道特別会計繰越明許費の繰越計算書について」及び日程第12、報告第13号「平成14年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の繰越計算書について」を一括議題とします。 ─────────────────────────────────────────────────── 29 ○森 裕司議長 理事者から提案説明の説明を求めます。木下理事。 30 ○木下 誠理事兼企画財政部長 ただいま一括して上程いただきました報告第11号から13号につきまして、順次提案理由の御説明を申し上げます。  地方自治法施行令第146条第2項及び地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定に基づきまして、御報告するものでございます。  まず最初に、議案書の75ページの報告第11号 平成14年度大阪府枚方市一般会計繰越明許費の繰越計算書についてでございます。  平成15年度へ繰り越す事業につきましては、次のページにございますように、樟葉排水機場ポンプ撤去整備事業補助金など9件ございまして、関係機関との調整に期間を要するなど、年度内で事業を完了することができず次年度に予算を繰り越すものでございまして、これらの事業の繰越額が確定したため御報告するものでございます。  繰越額の合計は、2億6,296万3,200円でございます。  次に、79ページの報告第12号 平成14年度大阪府枚方市下水道特別会計繰越明許費の繰越計算書についてでございますが、次のページに記載しておりますとおり、楠葉並木1丁目排水路整備事業など4件で、4億9,741万6,000円の繰越額が確定しましたので、御報告するものでございます。  引き続きまして、83ページの報告第13号 平成14年度大阪府枚方市水道事業会計継続費の繰越計算書についてでございます。  次のページに記載をいたしておりますとおり、第7回上水道拡張事業について、平成14年度の事業完了に伴いまして1億7,837万1,122円の残額が生じましたので、平成15年度に逓次繰り越しをするものでございます。  なお、各報告の参考資料といたしまして、86ページ、87ページに繰り越し理由を記載いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。  以上、甚だ簡単ではございますが、繰越計算書の御報告とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 31 ○森 裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。西村議員。 32 ○西村健史議員 貴重な時間をいただきまして、どうもありがとうございます。  ただいま御報告ありました報告第11号について、お尋ねをしたいと思います。  まず、76ページをごらんいただきたいと思うんですが、その中に、土地購入経費というのが、金額として500万円計上されている。これを翌年度に繰り越すんだと、平成14年度から15年度に繰り越すんだと。その理由はなぜかといいますと、87ページをごらんいただきたいと思うんですが、報告第11号の土地購入経費500万円、境界の確定に期間を要したために、ことし、平成15年5月に事業の完了をした、枚方市が用地を買収したと、こういうことであります。  ここの場所は一体どこなのか。皆さん全然わからないと思いますので、一度ちょっと作りました。(資料を示す)これは、すぐこの横に楠葉中学校があります。この下は市民の森です。ここに枚方市の元保育所予定用地が約450坪、この黄色いのがあるわけです。そこにこの橙色のわずか99平米、こんな細長い99平米の土地があるわけです。今回枚方市が買ったのは、この橙色のところを買っているんです。理事者の皆さんもちょっと見ていただけたら。市長はよく御存じでいらっしゃるので、ほかの方も見ていただきたいと思うんですが、これは保育園用地、450坪近くある。30坪のこのへた地、入り口は2.5メーターから約3メーター、奥行きは30数メーターです。そういうへた地、へた地と言ったらいいんでしょうかね。なぜこの土地を買わなければいけなかったのか、このことをお聞きしたいわけであります。  地目は山林です。私は、中司市長に、ことしの3月28日に、この土地は政治家絡みだから買うべきではない、こういうことを市長に申し上げました。市長は、その後電話を私にくださって、見合わせていただきますと、こういう電話をいただいたわけであります。こういうことを言うのも市長さんの御了解をいただいています。市長は、そういう形で購入を見合わせると言ったのに、なぜ5月9日に枚方市がここを買っているのか。このことを市長からまずお聞きしたいと思うんです。  市長はもうよく御存じだから、担当の理事さんや部長さんは結構ですので、市長からお聞きしたいと思うんですけど、この土地の所有者、5月9日に所有権移転してますから、もう今は枚方市の土地です。今、新しい土地の謄本を上げました。もう枚方市になっています。名前は、私は言えるんですけど、市長の方から、この土地の前の所有者はだれだったのか。このことを市長さんにお尋ねしたいと思います。そして、これは担当の理事さん、部長さんにお尋ねしたいんですが、この、へた地と言っていいのかどうかちょっと迷うんですが、この細長い橙色の用地の進入路はここしかないんです。枚方市の元保育所予定用地は、ここもここもここも三方全部入り口になってます。ここの土地はここしか進入路がないんです。そういう状況です。こんなところ、枚方市内にはいっぱいあります。囲い地のところ。まず、ここの土地の所有者がだれであったのか、市長さんも御存じなので、教えてください。  で、理事もしくは部長さんにお尋ねしたいんですが、この土地は一体幾らで買ったのか。そして、また鑑定を取られたわけですが、鑑定価格は一体幾らであったのか、このことをまず第1点目に質問したいと思います。 33 ○榎本志郎財務部長 繰越明許に係ります御質問にお答えいたします。  数点ございましたけども、まず、先ほどの前の所有者でございますけども、藤商事株式会社でございます。  それから、買収費につきましては、475万3,200円で買収をいたしました。  それから、鑑定価格につきましては、本市では公表いたしておりません。よろしくお願いいたします。  それから、若干の経過でございますけども、予算の議決をいただきました後に、早速隣地境界の作業に入りましたけども、その確認作業の中で、隣地所有者の境界がまずはっきりしなかったこと。それから、囲繞地通行権を主張されました。本市が売却することによって袋地となってしまいますので、これは民法上の責任がございますので、それについて協議を重ねてまいりました。  そして、総合的に検討した結果、当該地を買い取り、市有地と併合して売却処分をするという形が市にとって最も有利となると判断をしまして、事務を進めてきたところでございます。よろしくお願いいたします。 34 ○堀家啓男助役 ただいまの土地の件でございますが、この件につきましては、市として損失がなく、むしろ売却の際に有利ということで判断をいたしました。これにつきましては、実務上、積み重ねの中で集積をしてきたものでございます。最終的には私の方で、4月の末にこのことにつきまして、改めてそのことの経過というか、調査をいたしまして、その中で、この間に、市としてこの方が事務的に妥当なものであるという判断をいたしまして、最終的に決定をさせていただいて買収手続に進めさせていただいたものでございます。 35 ○中司 宏市長 西村議員の御質問にお答えいたします。  ただいま御質問いただきました中で、議員から指摘を受け、状況を把握するため担当に説明を求め、その際、説明責任が果たせる透明、公正な執行を行えるよう、もう一度整理をするように指示をしておりました。そうしたことから、担当で一旦繰り越しをしたものでございます。その後の詳細な経過についての報告は特に受けておりませんが、担当部署で十分かつ慎重に協議を重ね判断したものと受け止めておりまして、私としてはその判断を信頼しておりますので、よろしくお願いいたします。 36 ○西村健史議員 今、この土地を枚方市が買うことによってメリットがあるんだと、有利であるんだと、こういう答弁をされたわけですね。部長、土地を見に行きましたか。その土地、見に行きましたか。皆さんね、その土地の形状は、こっから、これ、皆さんわかりません。(資料を示す)わっと入ってましてね、いわゆる横断、横から見ましたらこうなって、どおんと落ちてますねん。それでこういうふうになってます。背の高さは私の1.5倍ぐらいあります。これがどうして枚方市にとって有利なんですか。有利なのは、この99平米を持っている人が有利なんですよ。そこを間違ってはだめなんですよ。  それから、次に行きますと、市長さんは、少なくても私に、これは見合わせるとおっしゃった。ところが、市長、きょう、先ほど聞いたら、そのことは全然報告を聞いてなかった。こういう庁内体制です。それがきょうの議案に出てるんです。こういう形で報告で出されているのに市長は知らないんですよ。この土地、15年5月9日に買ったということで、市長さんが見合わせなさいと言ってて、この議案書に出てるんです。こんなことで市長、いいと思うんですか。こんなことやったら、この議案書、皆信頼できない。  そこで、もう少しお話をしますとね。この土地は、先ほどお話があったとおり藤商事、先月の5月9日に枚方市が買収したわけです。枚方市に所有権が移転されている。で、藤商事というのは、これも法人登記を調べてみますと、去年の1月7日に、あの現在府会議員をされている岡沢氏が社長を1月7日に辞任し、その後、岡沢氏の息子さんが社長となってるとこです。これで、お聞きしたいと思うんですが、岡沢氏から、ここの、いわゆる土地を何とかして買ってほしい。本来なら枚方市が開発業者に売る。ここの藤商事が持っている土地も開発業者に売ったらいいわけですよ。枚方市が何もそんなへこんだとこの土地を買う必要ないわけです。メリットは向こうにあるわけですよ。それを買う。こういうことであります。岡沢氏から、市長、または担当者の方に依頼があったのか、これをこの場できっちりと言ってください。  3つ目に聞きたいんですけどね、市長が知らないこと、私が直接市長にお話しして、市長が電話をくださった、3月28日の出来事はよく覚えておられると思います。こんなんは異例なんです。市長さんが知らなかったというこの経過を、市長自身はどのように感じておられますか。市長は、重要なことだから見合わせるということを言って、そしてこういう形で報告までされてるんです。市長が知らなかったことに対する責任、それを市長自身はどのように考えているのか。  この2回目の質問で最後に聞きますけどね、こういう購入が枚方市であちこちで起これば、ちょっと売れない土地があったら、市会議員やら府会議員やら、そしてまた国会議員やいろんな有力者に頼んで、済みませんけど、ここのへた地、ちょっと公共事業のとこで一緒にやってくださいよと、こんなことが何ぼでもまかり通るわけです。こういう買い取りがいいのかどうか、市長自身の御判断でお聞きしたいと思うんです。市長、市長自身の御判断でお尋ねしたい。これは、私は、最初から市長と話をした、こういう経過だからこそ言っているんですよ。この4点、ちょっとお尋ねしたいと思います。市長からお願いいたします。答弁をお願いします。 37 ○榎本志郎財務部長 再度の御質問にお答えいたします。  まず、買収することが市にとって有利であるということについてでございます。先ほど図面を提示されておりましたように、市が売却することによって袋地となる場合には、一定、道路を確保する措置が必要になります。その際に、本市が売却を予定しております元保育所予定用地ですね、かなりの地価のところと理解しておりますけども。そこへ数十メートルにわたり進入路を確保する必要がございます。それを残しておくと。市としては買っていただければ一番いいわけです。それは要求できませんので、民法上の解釈から、通路を確保するという形になります。その金額が正確には現在つかんでおりませんけども、かなりの費用になる。むしろ、隣地に持っておられる土地の値段よりも高くなってしまう。その分、市の財産を放棄せざるを得ないと、こういうことが有利になるという意味合いでございます。  それから、この案件につきましては、特に、いろんな角度から珍しいケースとなりましたので検討いたしました。1点目には、まず市の売却予定地の隣地境界線が確認できませんので、まず、それをしないことには、市が決定いたしました処分はできません。それをまずしなければいけないということ。それから、その過程の中で、やはり隣接地所有者がおられるわけですけども、その方の土地についても、どこまで境界があるのかはっきりしないということでございますので、さらにその周りのたくさんの所有者の方々の協力をいただきまして、あるいは、財産区の水路も入っておりますので、関係者の協力をいただきまして境界を確定させていったということでございます。  それから、当該地を取得いたしまして、市有地と併合することによりまして、土地の整形化が図れます。そして、通常、袋地の買い取りは、一般的に通常価額の2分の1以下というのが相場になっておりますので、これを買収して、併合して売却するというのが市にとって一番経済的であるという、そういう判断をした次第でございます。  それから、府議の件が出たようでございますけども、あくまでも隣接地の所有者は株式会社藤商事でございますので、藤商事と買収交渉を重ねてきたものでございます。御指摘があったようなことはございませんので、よろしくお願いいたします。  それから、こんな買い方でいいのかというような御指摘なんですけども、たまたまこういう特殊なケースもございますので、場合によっては同じような処理が発生する可能性もございますけども、通常は進入路を確保して通行権を保障すると。もしくは市の道路を設置するという形で売却を進めております。  また、用地の売却に当たりましては、今御指摘いただきましたように、隣地境界の確定など将来に問題を残さないということで処理をしております。常に、適正に厳格に事務を進めております。特に、今回の案件につきましても、一部隣地の境界が不明確であったこと、民法上の検討を加え、顧問弁護士等の指導もいただきながら、適正、適法に進めてきましたので、よろしく御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 38 ○中司 宏市長 私の見解について御質問いただいておりますので、お答えをさせていただきます。  本市市政はたくさんの事業を抱えておりまして、正直すべて十分に把握できていると言いかねる部分があります。しかし、私は市政の最高責任者でありますので、知っていようと知っていまいと、すべての責任は私にあります。そのことを覚悟して市長職の職責を担わせていただいておりますので、御理解いただきますようにお願いいたします。  そして、先ほどの御質問ですが、その際、一旦御指摘を受けた際、担当部署に説明を求め、その際に、説明責任が果たせる透明、公正な執行を行うように私の方から指摘をしております。今回、こうした形で執行いたしますのは、担当部署で十分に慎重に協議を重ねて適正に判断したものと、私としてはその判断を信頼しておりますので、よろしくお願いいたします。(「岡沢氏から依頼があったのか。」と西村議員述ぶ。)岡沢議員から何の依頼も、何の接触もありませんので、よろしくお願いいたします。 39 ○西村健史議員 3回目の質問をしたいと思うんです。  先ほど御説明あった中で、こういう形で買うこと、買収することが有利なんだということをおっしゃった。だけど、特異なケースだと。私、この特異なケースを何ぼでも知ってます、楠葉で。榎本さん、今度タワーシティー来てくれるから、楠葉を全部御案内しましょうか。ちょっと嫌みな言い方でごめんなさいね。たくさんあるんですよ。それをわざわざなぜここでこれを買収しなければいけないのかというのは、市民の皆さん、きょう傍聴に来ておられる皆さんにも理解ができないと思うんですよ。  私は、本当に市長も知らないうちにこういう状況が進んでいると、このこと自体がおかしい。そして、また、こんな購入が本当に許されるのかどうか、この問題もそうであります。繰越明許のこの費用の中に、境界の確定、こういうことで期間を要したと書いてある。違うんですよ。市長が、これに対して、私の異議に対して、3月28日、まさに契約する日だった。その日の朝に私が提起して、その日の夕方に市長から電話があったから、これは繰越明許になったんです。何も境界確定ができてなかったから繰越明許したんじゃないんです。そこをはっきりしなければいけないんです。  私は、今回のこういう形で議案書で報告されてきている、我が党としてはこういうことは絶対に認めることはできません。そして、また、私は、この問題というのは政治家絡みであります。先ほど、今、府会議員の子どもさんがやっているからどうのこうのということがありました。市長、直ちに管財課のこの関係の書類、議会も含めて、私たちが、市長も私たち議会も一緒になって、これが保存されるように、そういう措置をとってください。市長、そういう措置をとってください。いろんなことが書いてます。その措置をとってください、市長ね。  それと、これは議長にちょっとお願いしたいんですが、議会運営委員会とも、委員長とも相談していただきまして、我が党は、地方自治法第100条の調査特別委員会の設置をこの場で求めておきたいと思います。  市長には、先ほどの、このいろんな形で、今、管財課の中で書類があります。証拠保全と言ったらちょっと言い過ぎかもわかりませんが、この書類をそのままにしていただくということで、議会側のチェックができるようにしていただきたい。このことを市長にお尋ねいたします。 40 ○堀家啓男助役 書類の管理のことでございますが、文書取扱規程に基づきまして、当然、書類は、保存期間のあるものにつきましては、きちっと保存をしてまいりますので、その点につきましては、私ども、書類管理としてやっていくつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 41 ○森 裕司議長 これをもって質疑を終結します。 42 ○森 裕司議長 以上をもって、報告第11号から報告第13号までの聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 43 ○森 裕司議長 日程第13、報告第14号「専決事項の報告について」を議題とします。 ─────────────────────────────────────────────────── 44 ○森 裕司議長 理事者から提案説明の説明を求めます。木下理事。 45 ○木下 誠理事兼企画財政部長 ただいま上程いただきました報告第14号の専決事項の報告につきまして、御説明申し上げます。  議案書の88ページをお開きください。  今回御報告申し上げますのは、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、出納閉鎖日の5月30日に専決をいたしました一般会計及び各特別会計の補正予算でございます。平成14年度の決算見込みを踏まえまして、収支過不足額を前年度繰越金あるいは前年度繰上充用金といたしまして計上するものでございます。
     それでは、お手元の議案書に基づきまして、御説明を申し上げます。  まず最初に、89ページの専決第13号 平成15年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第1号)でございます。  前年度繰越金として歳入で1億円、歳出では予備費で同額補正いたしまして、歳入歳出の総額を990億円と定めるものでございます。  次に、97ページの専決第14号 平成15年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でございますが、前年度繰上充用金として歳出で3億5,000万円、歳入では諸収入で同額補正をいたしまして、歳入歳出の総額を293億5,000万円と定めるものでございます。  次に、105ページの専決第15号 平成15年度大阪府枚方市下水道特別会計補正予算(第2号)でございますが、前年度繰上充用金として歳出で27億円、歳入では基金繰入金及び諸収入で同額を補正し、歳入歳出の総額をそれぞれ195億9,488万円と定めるものでございます。  次に、113ページの専決第16号 平成15年度大阪府枚方市土地取得特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入では諸収入を、歳出では前年度繰上充用金をそれぞれ1億2,848万5,000円の補正をいたしまして、歳入歳出の総額をそれぞれ1億9,348万5,000円とするものでございます。  次に、121ページの専決第17号 平成15年度大阪府枚方市老人保健特別会計補正予算(第1号)でございます。歳入歳出それぞれ1億4,261万9,000円を追加し、歳入歳出それぞれ257億4,261万9,000円と定めるものでございます。  次のページをお開きいただきたいと存じます。  その内訳でございますが、歳入では国庫支出金1,478万2,000円、前年度繰越金1億2,783万7,000円を、次のページの歳出では、償還金1億4,261万9,000円を補正するものでございます。  次に、129ページの専決第18号 平成15年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入では諸収入を、歳出では前年度繰上充用金をそれぞれ1億6,963万3,000円の補正をいたしまして、歳入歳出の総額をそれぞれ3億3,963万3,000円とするものでございます。  引き続きまして、137ページの専決第19号 平成15年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出それぞれ5,872万5,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ124億4,672万5,000円と定めるものでございます。  次のページをお開きください。  その内訳といたしましては、歳入では支払基金交付金2,105万9,000円、国庫支出金2,579万円、繰越金1,187万6,000円を、また、歳出では諸支出金を2,929万円、基金積立金に2,943万5,000円を補正するものでございます。  以上、甚だ簡単ではございますが、報告第14号 専決事項の報告についての説明とさせていただきます。  よろしく御審議の上、御承認いただきますようお願い申し上げます。 46 ○森 裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 47 ○森 裕司議長 お諮りします。  ただいま議題となっております報告第14号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 48 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 49 ○森 裕司議長 これから討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)討論なしと認めます。 50 ○森 裕司議長 これから報告第14号を採決します。  本件は、承認することに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、承認することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 52 ○森 裕司議長 午後1時まで本会議を休憩します。      (午前11時54分 休憩)      (午後1時22分 再開) 53 ○森 裕司議長 本会議を再開します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 54 ○森 裕司議長 日程第14、報告第15号「専決事項の報告について」を議題とします。 ─────────────────────────────────────────────────── 55 ○森 裕司議長 理事者から順次提案理由の説明を求めます。  まず、専決第5号、専決第6号、専決第9号及び専決第10号について、木村第一事業所長。 56 ○木村 峻環境対策部第一事業所長 ただいま上程いただきました報告第15号につきまして、御説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書の145ページをお開き願います。  本件は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分を行いました損害賠償を定めることにつきまして、同条第2項の規定により議会に御報告いたすものでございます。  この専決処分の中で、環境対策部第一事業所にかかわります専決第5号につきまして、御説明を申し上げます。  本件は、平成14年8月2日午後10時17分(後刻、訂正発言あり)ごろ、環境対策部第一事業所職員西田 寛が塵芥収集車を運転し、外2名と一般ごみ収集のため禁野本町1丁目8番8号地先の三差路を左折するときに、左後方から走行してきました・・・・氏の自転車に接触し、同氏が負傷した事故でございます。  賠償につきましては、自賠法の規定に基づく賠償義務により、平成15年5月23日に示談が調いましたので、治療費として2万2,700円、人身事故にかかわる慰謝料等として1万1,400円を損害賠償したものでございます。  次に、専決第6号につきまして、御説明を申し上げます。  議案書の148ページをお開き願います。  本件は、平成14年8月14日午前11時ごろ、環境対策部第一事業所職員田浦裕治が、池之宮2丁目14番18号のライオンズガーデン枚方前において、塵芥収集車で粗大ごみの収集を2人の作業員とともに終え、出発しようとしたときに、前方左側にあった車止めに気付くのが遅れ接触し、これを破損したものでございます。  賠償につきましては、平成15年5月23日に示談が調いましたので、この車止めの修理費8万4,000円を損害賠償したものでございます。  続きまして、議案書の157ページの専決第9号につきまして、御説明いたします。  本件は、平成15年3月7日午前9時12分ごろ、環境対策部第一事業所職員近藤正直がごみ収集のため塵芥収集車を運転し、渚栄町20番地先のY字型交差点に差しかかったところ、この車と離合するため、停車していました・・・・・氏運転の乗用車の右後部に接触し、破損させた事故でございます。  賠償につきましては、平成15年5月26日に示談が調いましたので、車両修理費といたしまして33万3,758円を損害賠償したものでございます。  次に、専決第10号につきまして、御説明申し上げます。  議案書の160ページをお開き願います。  本件は、平成15年3月7日午前10時10分ごろ、環境対策部第一事業所職員片山秀一がごみ収集車を運転し、・・・・・・・・・・・地先において、方向を転換しようと車を後退させたところ、車両後部が・・・・氏宅の門柱に接触し、破損させたものでございます。  賠償につきましては、平成15年5月26日に示談が調いましたので、修理費用といたしまして6万8,250円を損害賠償したものでございます。  以上で、専決事項の報告とさせていただきます。  参考資料といたしまして、示談書、現場見取図を添付しておりますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。  御迷惑をおかけいたしました関係者の方々には、深くおわびを申し上げます。  今後とも、事故再発防止のため、第一事業所自動車事故防止対策検討会での事故の検証を通じ、安全運転管理者、所属長を初め運転手、作業員など、第一事業所全員が一丸となって徹底した意識改革と事故防止対策を推進し、事故のない安全なごみ収集の実現に向けて取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。  大変申し訳ないですが、訂正させていただきます。  専決第5号の賠償事故の内容で、平成14年8月2日午前10時の部分のところを午後10時と誤って申し上げましたので、訂正とおわびを申し上げます。よろしくお願いいたします。 57 ○森 裕司議長 次に、専決第7号について、明智環境対策部長。 58 ○明智良平環境対策部長 引き続きまして、環境対策部第二事業所に係る専決第7号につきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成15年5月23日専決の損害賠償の額を定めることにつきまして、同条第2項の規定により御報告申し上げます。  恐れ入ります、議案書の151ページをお開き願います。  本件は、平成15年1月20日午後1時14分ごろ、環境対策部第二事業所職員小西平和と同乗者2名が香里園町のし尿収集場所に向かう途中、寝屋川市香里本通町5番5号地先を通過しようとしたとき、右側の踏み切りを横断してきた・・・・・氏運転の軽自動車が右折をしてきたため、急ブレーキをかけたが間に合わず接触をし、双方の車両が損傷した事故でございます。  賠償につきましては、平成15年5月23日に示談が調いましたので、双方の過失割合を相殺し、2万3,873円を損害賠償したものでございます。なお、本件の過失割合は、本市1割となってございます。  参考資料といたしまして、示談書、現場見取図を添付しておりますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。  御迷惑をおかけいたしました関係者に対しまして、深くおわびを申し上げるところでございます。  今後とも、事故の再発防止に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 59 ○森 裕司議長 次に、専決第8号について、中東下水道部長。 60 ○中東輝男下水道部長 下水道部公用車運転中の事故にかかわります専決第8号の損害賠償の額を定めることにつきまして、御説明申し上げます。  議案書の154ページをお開きください。  そこで、誠に恐縮ですが、本件にかかわります議案書154ページに訂正をお願いしたい箇所がございます。同ページの下から3行目、「原動機付自転車」と記載してございますが、これは100ccの二輪車でございますので、「普通自動二輪車」の間違いでありますので、訂正しておわび申し上げます。  本件は、平成14年7月5日午後5時10分ごろ、下水道部維持課職員であります木次昌一が公用車を運転し、牧野阪3丁目8番8号付近を走行中、対向車と離合するため、後退をいたしました。その際、後方に停車していました・・・・氏運転の普通自動二輪車に接触したため、車体の間に左足を挟まれ、転倒、負傷させた事故でございます。  示談の経過でありますが、けがの症状が左足関節外側靱帯剥離骨折及び左前足部捻挫と診断され、治療日数が136日に及び、この治療費として73万3,935円を支払いいたしました。  次に、人身事故の賠償金といたしまして、休業損害と慰謝料並びに通院交通費として163万9,870円をそれぞれ支払いいたしました。その他物損といたしまして、11万6,571円を支払いいたしました。以上につきまして、平成15年5月23日に示談が成立いたしましたので、損害の賠償を行ったものでございます。  参考資料といたしまして、示談書、現場見取図等を添付しておりますので、御参照のほどよろしくお願い申し上げます。  御迷惑をおかけしました同氏並びに御家族や関係者に対しまして、深くおわび申し上げます。  また、職員には厳しく注意をするとともに、今後は、さらに内部職員に安全運転の指導の徹底を図り、事故防止に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 61 ○森 裕司議長 次に、専決第11号、専決第12号及び専決第20号について、古川土木部長。 62 ○古川恭男土木部長 土木部に係ります専決第11号、第12号及び第20号について、順次、説明をさせていただきます。  恐れ入りますが、議案書163ページをお開き願います。  まず、専決第11号について、御説明いたします。  本件は、平成14年7月12日午後10時ごろ、・・・・氏が、同氏所有の普通乗用車で市道春日北町・春日西町1号線を西から東へ走行中、枚方市春日北町1丁目32番地先において、道路上にあった穴ぼこに車両左側の前後輪が落ち込み、タイヤを損傷した事故でございます。車両所有者の・・・・氏に対しましては、本市過失2割として修理費の8,946円を損害賠償したものでございます。  次に、専決第12号について、御説明申し上げます。  議案書の166ページをお開き願います。  本件は、・・・・・・・・・・地先にある・・・・氏宅ガレージのカーポートわきに設置した本市管理のカーブミラーが、平成14年12月10日午前6時ごろ、支柱の根元部分の腐食により崩壊し、・・・・氏宅ガレージのカーポートを損傷した事故であります。  被害者の・・・・氏に対しては、修理費用8万1,816円を損害賠償したものでございます。  なお、この2件の事故現場の対応につきましては、即日復旧を完了しております。  以上、いずれも被害者の方々に大変御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。  続きまして、専決第20号について、説明いたします。  議案書169ページをお開き願います。  本件は、平成13年11月27日午後2時35分ごろ、土木部道路維持課松田弘一が公用車を運転し、外2名と道路の補修要望箇所から次の要望箇所へ移動中、松丘町2番1号付近の三差路を左折するため、三差路の直前で一時停止し、左を確認しました。そのときは何も左から来ておらず、次に右を確認したところ車が来ていたため、その車が通過してから発進したところ、左側にある電柱の陰から歩行してきた・・・・・氏と同車の左前部が接触し、同氏が負傷したものでございます。  賠償につきましては、平成15年5月30日に示談が調いましたので、本市から枚方市自動車事故審査委員会の審議による示談額として、賠償の相手方・・・氏には、障害に対して治療費として40万410円、損害賠償額として60万円を支払い、本市車両の加入している自動車損害賠償責任保険より、後遺障害に対して慰謝料として遺失利益を含め1,051万円が支払われたものです。  以上、専決事項の報告とさせていただきます。  それぞれ参考資料といたしまして、示談書及び事故現場見取図等を添付しておりますので、あわせてごらんいただきますよう、よろしくお願いします。  土木部といたしましては、事故の再発防止といたしまして、交通安全協会の協力を得まして、交通事故シミュレーション車によります自己診断研修を行いました。  また、助手席の職員は、左折時やバック時における安全確認の徹底のため、左折時の安全確認のかけ声やバック時に降車してバック誘導を履行する等を実施し、交通事故をなくす努力をいたしていきますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 63 ○森 裕司議長 これから質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。梅崎議員。 64 ○梅崎利貴議員 ただいま報告されました専決第20号について、お聞きいたします。  今の説明の中では、被害者の方ですか、・・・・・氏がどの程度のけがをされたかわかりませんので、もう少し詳しく教えていただきたいということと、この乗っておりました松田弘一氏の方にどのような処罰が行われたかということ、あわせまして専決第8号も同様で、どのような、先ほどでは注意ということで報告がありましたけれど、どのような注意をされたのかをあわせてお聞きしたいと思います。
    65 ○古川恭男土木部長 ただいまの質問の傷害の程度について、お答えします。  自賠責損害保障法で担当保険会社が認めましたのは、障害の程度は第7級の機能の障害があるということでございます。  もう一点、運転者の処分でございますが、当時は任意交渉ということで、法的な処分は受けてないと聞いております。 66 ○中東輝男下水道部長 今御質問のけがの状況につきましては、先ほど説明させていただいたような状況です。どのような注意を与えたかという御質問なんですが、運転手の木次昌一に対しましては、バックするときに後方確認を怠ってこのような大きな事故を起こしたということで、十分その辺の安全確認をするようにという注意を与えております。  なお、同乗しておりました助手席の者がより以上に責任を痛感しておりまして、本人が降車して後ろを確認すればこのような事故が起こらなかったという点では非常に反省もしております。その辺では、同乗者2人が協力し合って安全確認をしながら運転するようにというようなことで、注意と指導を行っておりますので、よろしく御理解をお願いいたします。 67 ○梅崎利貴議員 私の質問がちょっと悪かったのかしれませんけども、処分といいますのは、法的処分のことを聞いているのではなくて、行政処分としてどのようなことをというつもりで聞いたんですけども、再度その点をお伺いしたいなと思います。  それと、今、中東部長の方からも報告ありましたけども、いわゆる言葉上の注意で、ざっくばらんに言うたら、お前ら気を付けろよ、もうこんなことするなよというぐらいの注意だったのかなというふうに感じ取れます。  内容を聞いてますと、この・・・・氏は、先ほどの説明では130日ほどその治療にかかったという説明でよろしかったですね。1年間の3分の1も治療にかかるほど、これは、事故でいうたら大事故に値するのではないかなと思います。それほどの大事故を起こしておきながら、お前ら気を付けろよ程度で本当に済ませていいのかな。  この専決事項というのは議会のたんびに出てきて、私の記憶するとこでは、この専決事項が出てこなかった議会というのは一度もないんじゃないかなと思います。それほど職員の気の緩みが出てるのかなあと、道端の道路がへこんでて専決が出てくるということはおいといて、この人身にかかわる部分というのは、本当に気を引き締めないといけない。逆に、職員の方も、言葉は悪いかもしれませんけれども、謝ったら済むんだなという認識がどこかにあって、それが心の甘えになっているのじゃないかなということを感じます。  特に、この250万円、また1,000万円を超える被害総額、先ほども、第7級ですか、それがどの程度のけがかということが私の方でよくわからないんですけども、金額やその話を聞いていると、大変ひどいけがのように思います、障害が出ているほどということですから。そこまでの、これも曲がる際に電柱から出てきた、それにぶつかったということ、単なるこれは運転手の不注意であって、それでこれだけの御迷惑をかけているにもかかわらず、行政として、また指導者として、指導、注意が全然足りてないんじゃないかなと。  今の報告だけを聞きますと、今後も、こういった案件がこの議会にたびたび出てくるのかなという不安があるんですけれども、そこら辺を、やはりこういう事故をしたらこういうペナルティーがあるんだという強い姿勢を行政側として持つべきだと思いますし、そういうペナルティーなり縛りがないことには、こういうものはなくなっていかないんじゃないかなと思いますけども。  先ほどのこの7級がどの程度のものかという点と、行政処分の方をどうお考えかということを担当部長から最後に言っていただいて、今後、そういう制度的なものにしっかり取り組んでいく意向があるのかということを助役の方からお聞きして終わりたいと思います。  以上です。 68 ○小池正明総務部長 処分のことでございますけれども、懲戒処分としての処分はしておりません。  今後、こういった事故をなくしていくということにつきまして、公用車の運転許可の可否を判断する適性検査の体制強化あるいは合格基準の改善、それから公用車の運転許可を停止をする取り扱い、それから公用車に運転手名等を表記するなどしていくと、こういったことにつきまして検討いたしまして、順次実施をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、けがの程度ということですけれども、保険会社の方で認定されましたのは、7級の後遺障害ということで、一例として、一眼が失明し、裸眼の視力が0.6以下になったものと同程度の後遺障害というふうに認定されたとお聞きしております。  以上でございます。 69 ○堀家啓男助役 交通事故の関係につきまして、公用車による事故が多発をしておりまして、大変申し訳なく思っております。それぞれの事故につきまして、損害賠償の程度等については、庁内におきます自動車事故審査委員会という庁内機関でございますが、そこでも審議をしております。その場でも、例えば、ペナルティーの在り方についてといった論議もしているところでございます。ただ、プロの運転手でございますから、本来こういった事故がないのが当たり前でございますので、そういう意味からいきますと、プロの運転手として適格性があるのかどうかといったことも問題になってくる場合もございます。場合によりましたら、運転手であっても作業員に転用するとかいったことも具体的には実施をしてきているところでございます。  今後も、そのようなことをきちっと判断してまいりたいということと同時に、また、ペナルティーの在り方につきましても、具体的に本人の過失程度というか、重大な過失であるとか、あるいはその中身について審査をして、判断ができるようなことについても検討してまいりたいと、こう思いますので、よろしくお願いいたします。 70 ○堀井 勝議員 今、報告のありました9件について、二、三お尋ねをいたしたいと思います。  今回、損害賠償、専決されているのは、全部で9件であります。そのうち、自動車事故が7件というようになっております。その賠償の総額は1,400万円ぐらいというように思いますが、すべて公用車というように書かれているわけですが、私には、この公用車がどういう種類の公用車なのか識別できませんので、ひとつ教えていただきたいなというように思います。  2つ目は、事故を起こされた公用車それぞれについて、どの程度保険料をかけておられるのかなあということがわからないので、ひとつ明確にしていただきたい。  3点目は、ただいま梅崎議員が言われましたように、専決第8号ですが、この専決第8号の現場見取図は、これ、少し間違ってるんではないかなあと。公用車と書いてある上に2本の線があって、道路があるように見えますが、ここには道路がないように思いますが、いかがですか。  それから、この示談書の中で、2番目の、甲は乙に対してそれぞれ治療費以外に慰謝料、休業損害、通院交通費ということで、先ほども報告ありましたように163万9,870円ですか、支払われている。この内訳がどうなっているのかなということをお尋ねしたいと思います。  それから、先ほど梅崎議員も言われましたように、136日、約5カ月間ほど、通院をされたんか入院をされたんかよく存じませんが、これも聞かしていただきたいなあと。治療の内容は、入院がどれぐらいあったのか、通院がどれぐらいあったのかという、その点についてもお聞かせをいただきたいと思います。  それから、最後に、ごく簡単ですが、すべての損害額1,400万については保険で支払われているというように思うわけですが、それで間違いないか、お尋ねをいたします。  以上です。 71 ○小池正明総務部長 何点か御質問をいただきましたが、総務部にかかわる部分で答弁をさせていただきたいと存じます。  まず、公用車の保険料でございますけれども、15年度の予算で1,509万1,000円でございます。公用車全体で1,509万1,000円の保険料を15年度予算として予定をいたしております。  それから、相手方がどのような治療をされたかという御質問がございましたけれども、平成13年11月27日にレントゲン撮影、治療9日間の後、14年1月から7月までMRI等の検査、治療、事故によるねじれ、圧迫のために水、血液などがたまり、固形化したため、すねのこぶを切開切除、それから理学療法等をされたとお聞きをしております。  それから、賠償金につきましては、保険で支払いをいたしております。  総務部の部分について、お答えさせていただきました。 72 ○中東輝男下水道部長 それでは、順次お答えさせていただきます。  まず、1点目の公用車の種類でございますが、専決第8号で上げさせていただいています報告なんですが、公用車の種類は2トンのユニックトラックでございます。  それと、現場の見取図ですが、非常に申し訳ございません。公用車と表示しております上側、北側になるんですが、この道路はございません。申し訳ございません。表示の間違いでございます。  次に、額の内訳でございますが。先に申し上げます、通院をされております。入院はされておりません。ですから通院になります。まず、治療費でございますが、加藤病院及びきたの整形外科に通われまして、通院実日数が270日ということで、73万3,935円を要しております。そして、通院の交通費といたしまして、バス代うちタクシーの使用も含めまして7万510円を補償しております。それと休業損害といたしまして118日間、日額5,700円ということで、差し引きをしておりますので56万9,360円をお支払いしております。それと、慰謝料といたしまして100万円、それに物損といたしまして11万6,571円、合計で249万376円となっております。  すべて保険でお支払いをさせていただいているという状況でございます。  以上でございます。 73 ○木村 峻環境対策部第一事業所長 第一事業所でございますが、車種につきましては、塵芥収集車でございます。  以上でございます。 74 ○明智良平環境対策部長 恐れ入ります、専決第7号の公用車、大阪800す683は、2トンのし尿収集車、バキュームカーでございます。 75 ○古川恭男土木部長 土木部の起こしました事故の車種ですが、緊急車両として登録している普通ライトバンでございます。  それと、土木部の事故の治療の経過でございますけども、まず、入院はございません。まず、A病院で治療が9日間、そしてB病院でMRI等の検査、治療を35日間されております。 76 ○堀井 勝議員 それぞれ御答弁いただいたんですが、私は、それぞれの車両1台1台に保険料がかかっていると思うんでね。先ほど、それぞれの車の保険料はどうなっているかということをお尋ねしたんですが、総務部長は、総額で1,500万円やと、こういうお話なんで、きょう出なかったら結構ですけど、それぞれどんだけの保険料を払ってるのかお示しをいただきたい、このように思います。  それから、この専決第8号について、先ほどは136日というようにお聞きしたんですが、今、下水道部長の話によると、270日間通われた、治療されたというように、今の答弁でそういうようにお聞きしたんですが、最初に説明されたんと随分違うと思うんですが、なぜそういうことなのか。  で、この270日もの間、この・さんという方はお休みになって通院されたのか、治療をされたのか、それとも会社へ行きながら治療されたのか、その点。先ほど休業損害が日額5,700円で56万9,000円とかいうようにお聞きしたんですが、となると、完全に休んで治療されておったんかなあというように思うんですが、いかがですか。  それから、先ほど、それぞれについて、なぜこの保険料をお聞きしたかといいますと、車両事故を1回起しますと、保険料は上がりますね。1回ごとに保険料が。せっかく随分割り引きされてきても、1回事故をやって保険金が支払われますと保険料が上がってくると思うんですね。特に、この専決第20号に至っては、1,150万円ですか、ということですし、この専決第8号に至っては250万円ほどかかってるわけですから、そうなると相当保険料が上がってくると、こういうように思うんですが、それぞれの保険料について、どの程度上がっていくのか、お示しをいただきたい。  以上です。 77 ○中東輝男下水道部長 済みません。1点目の治療期間の件なんですが、私、通院日数を136日ということで御説明させていただきました。で、先ほど270日と申し上げたんですが、治療の総期間といたしまして、14年の7月5日から15年の3月31日まで、この期間が270日でございます。その間、7月5日から7月29日、これで14日間なんですが、それと7月30日から15年の3月31日、合計122日ということで、14日と122日の合計136日が通院された日数でございます。ちょっと誤解のあるような表現をいたしまして申し訳ございません。  それと休業の件なんですが、休業損害といたしましては、7月6日から10月31日の期間を休業損害をしております。で、もともとお勤めされておりまして、10月以降は退職されておるということで、その期間の休業損害を補償いたしております。  以上でございます。 78 ○小池正明総務部長 保険料のことでお答えをいたします。  保険料の算定方式、これにつきましては、少し時間をいただきたいと存じますけれども、事故を起こしたことによりまして割り増しとかそういったことにはならないというふうに聞いております。 79 ○堀井 勝議員 今、答弁をいただいたんですが、事故を起こしても保険料が割り増しにならない、そんないい制度があるのかなあというように私は疑問に思います。後ほどまたお答えをいただけたらと思います。  3回目ですので、市長さんにお尋ねをしたいと思います。  この専決第8号については、この道路が狭い、そのために離合できない、事故がたくさん起こっているということを申し上げて、今、既に建設された楠葉中宮線の二千年橋までの間をなぜ開通、供用開始されないのかということを、私は、昨年の6月議会から12月議会に至って申し上げてきました。市長は、まあ川向こうと川のこっちとでいろいろ難しいことがあってできない、反対が強くてできないんだというお答えでありましたが、現に、この事故を見て、やっぱりこの狭い道路でこういう事故が起こる。牧野本町の商店街通りも同じであります。やっぱり、行政の責任者として、これは、被害に遭われた人はもちろん被害者ですし、この加害者である職員も、いわば被害者であるかもわからん。道路行政がうまくいってあれば、こういう事故は防げていたんではないか。そのためにも、楠葉中宮線を一日も早く開通して、狭隘な道路にたくさんの自動車が通る、事故が起こる、そういうなことをぜひ早急に解決していただきたい、このように思うわけですが、市長のお考えをお伺いいたします。  この道路を、例えば、あっこは自転車も通れないんですよ。自転車もまともに通れない。したがって、楠葉中宮線の二千年橋までの間、例えば歩道だけでも通してもらうとか、または、自動車がだめなら、自動二輪や原付バイク、そういったものはこの新しい道路に通すとかいうようなきめの細かい策を練っていただきたいなあというように思うわけですが、いかがですか。  それから、今お聞きしますと、この・さんという人は、5カ月も通院をされて、10月以降退職された。これは本当に大変なことだと思うんですね。事故に遭ったばっかりに、今まで勤務をされておった職場がなくなる。この雇用情勢の厳しいときに死活問題ですね。こんなことがあって本当にいいんだろうか。行政の責任者として、市民に対して、この方は八幡市の方ですが、市民に対して、また職員に対してどんな思いでおられるのか、市長の御意見をお伺いして終わります。  以上です。 80 ○小池正明総務部長 先ほど保険の件で、15年度予算で申し上げましたが、例えば13年度決算では1,531万円で、公用車はこのとき416台でございまして、1台当たりの保険料は平均3万6,800円となっておりまして、車種によって若干の違いがございます。この保険料は自賠責と任意の合計でございますが、枚方市の場合は、任意の部分で、民間の保険会社ではなくて、全国市有物件災害共済というものに入っておりまして、ここの会の制度では、事故によって保険料の増加がないと、こういうことでございます。よろしくお願いいたします。 81 ○古川恭男土木部長 楠葉中宮線の経過について、私の方から御説明申し上げます。  楠葉中宮線は、事故の起きました場所ですね、あの片禁神社から阪今池公園への狭隘な場所は、通りがふくそうしておるという状況にありまして、このような道路状況を緩和するために、重点路線として位置付け、整備を進めてまいりました。穂谷川左岸の市道まで完成した時点で部分供用する予定でしたが、一部近隣自治会から安全対策が不十分であるということで理解が得られず、供用を見合わせてまいりました。平成14年の9月議会でお答え申し上げましたが、多くの市民の利便性を図るためにも、早期に供用すべく、穂谷川左岸から旧外大正門までの区間を仮設道路として整備を行い暫定供用すべく、用地買収を積極的に進めております。この区間で未買収が6件ございましたが、現在まで4件の買収を終えました。残り2件につきましても、積極的に買収交渉を行っております。  また、地元の対応といたしまして、牧野本町地区につきましては、地元自治会及び商店街の代表で組織する牧野本町まちづくり協議会と、楠葉中宮線の供用開始後における牧野本町商店街周辺の道路規制の見直しなどについて協議を進めております。  その中で、府営住宅の入居に合わせて府道枚方高槻線から府営住宅までの区間の部分供用、それから二千年橋を歩行者の通行ができないかなどの意見をいただいております。この件につきましては、ただいま警察と協議をしております。  また、二千年橋から南の地区につきましても、仮設道路の整備についての説明をしたい旨の申し入れを行いまして、今後、自治会役員と協議に入っていく予定でございますので、よろしくお願いいたします。 82 ○小堀隆恒助役 今、楠葉中宮線、特に二千年橋の供用開始につきまして、時間を要しておりますことから、大変御心配をおかけいたしております。  担当部長も具体な内容について御説明を申し上げましたけども、楠葉中宮線は、その事業効果の観点から申し上げましても、可能な限り早期に供用を開始するということが重要だと思っております。市民の皆様方の利便性を図るということで、私どもも最大限の取り組みをいたしております。  二千年橋から外大正門までの区間につきましては、都市基盤整備公団に事業実施を要請している区間でございますので、公団と調整を行いまして、これまでにもお答えさせていただいておりますが、この区間を仮設道路とするため、現在、一部狭隘部分となっております用地の買収の交渉を積極的に進めております。  今後も、早期に暫定供用できますように、地元の皆様の御理解も求めながら積極的に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 83 ○中司 宏市長 堀井議員の御質問にお答えいたします。  議会のたびに事故について報告しなければならないことにつきましては、大変残念であり、事故によって迷惑をかけた方々につきましては、大変申し訳なく思っております。今後、人事体制を確立していく中で、事故を起こさない体制作りについて徹底してまいりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  また、楠葉中宮線につきましては、たとえこうした事故がなくても、一日も早く開通しなければならない道路でございます。周辺の方々の理解が得られないために供用できておりませんけれども、先ほど所信表明でも述べましたように、道路を含めて市民生活の基盤整備につきましては、市民の理解を求めながら着実に進めてまいりたいと考えておりますので、先ほど御指摘いただきました暫定利用につきましても、関係機関と協議をしながら十分に努力していきたい、こう思っておりますので、よろしくお願いいたします。 84 ○西田政充議員 専決第12号について、お聞きをしたいと思います。  この事故につきましては、カーブミラーの根元の腐食によって、それが原因になって起こったということなんですが、先日、私が住んでおります藤阪地域におきましても、同じようにカーブミラーが根元で折れまして、バタンと倒れたという事故がございました。幸いにも歩行者がいらっしゃいませんでしたので大事には至らなかったわけですけども、そこはちょうど学校あるいは幼稚園に通学、通園する道となっておりまして、もしその時間帯に倒れていたらと思うと非常にぞっとするわけですけれども、こういった根元が腐食しているような弱っているカーブミラー、市内にもあろうかと思いますけれども、これらの老朽化のチェック体制ですね、どのような形で行っていただいてるのか、まずお聞かせいただきたいというふうに思います。  そして、また、この専決第12号の事件後、直ちに復旧をされたということですけども、カーブミラーの支柱に鉄を使いますと、また必ず何年後か、何十年後かには腐食が進むと思われますので、今はいい素材がいろいろ出ておるわけで、強化プラスチックあるいはステンレスなど、さまざまな腐食しない材質があろうかと思いますけども、そういった根本的な安全対策が施せないものかどうか、そういったことを考えていらっしゃるかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 85 ○古川恭男土木部長 今の御質問にお答えさせていただきます。  枚方市内、私ども管理します道路は、約770キロメートルございます。角々にもカーブミラーを立てております。そういう中で、パトロールでそういうものを発見していくということでございますけども、市の職員がまずパトロールをします。それと、郵便局なり電力会社なりに、そういうものがないかの発見もお願いをしております。また、昨年度より、緊急雇用創出特別基金を使いまして、民間会社による雇用促進のための人を雇いましてパトロールをしております。  そういう中で、私ども発見してまいりますそういう件数でございますけど、まあ施設件数で大体年間130件ぐらい、これは緊急雇用の部分でございますけど、大体130件、あと、職員や市民の通報などからあるいはパトロールで見付けますのが約330件ほど、合わせて460件ほど発見をしておりますけども、なかなか追い付かないのが実情でございます。  それと、カーブミラーの材質の問題でございますけども、この件につきましては、私ども、再度研究をしまして、経済性もございますので、その辺を十分研究していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 86 ○森 裕司議長 これをもって質疑を終結します。 87 ○森 裕司議長 以上をもって、報告第15号の聴取を終結します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 88 ○森 裕司議長 日程第15、「条例改正請求代表者に意見を述べる機会を与えることについて」を議題とします。 ─────────────────────────────────────────────────── 89 ○森 裕司議長 お諮りします。  本件については、お手元に配付しております条例改正請求代表者に意見を述べる機会を与えることについてに記載のとおり決定したいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 90 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。  よって本件は、お手元に配付しております条例改正請求代表者に意見を述べる機会を与えることについてに記載のとおり決定しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 91 ○森 裕司議長 お諮りします。  議事の都合により6月17日から6月20日までの4日間を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) 92 ○森 裕司議長 御異議なしと認めます。  よって、6月17日から6月20日までの4日間を休会とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 93 ○森 裕司議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。      (午後2時22分 散会) 発言が指定されていません。 Copyright © Hirakata City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...