貝塚市議会 > 2013-03-27 >
03月27日-04号

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  1. 貝塚市議会 2013-03-27
    03月27日-04号


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    平成25年  3月 定例会(第1回)平成25年3月27日(水曜日)(第4日)───────────────────────────────────          平成25年第1回定例会議事日程 議事日程第4号                    平成25年3月27日(水)                          午前10時開議日程番号議案事件名備考種別番号1  会議録署名議員の指名一括上程 予算特別委員会 審査報告2議案7貝塚市新型インフルエンザ等対策本部条例制定の件3〃8貝塚市職員定数条例の一部を改正する条例制定の件4〃9貝塚市職員給与条例等の一部を改正する条例制定の件5〃10地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行等に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件6〃11貝塚市道路の構造の技術的基準を定める条例制定の件7〃12貝塚市道路標識の寸法に関する条例制定の件8〃13貝塚市特定道路の構造に関する基準を定める条例制定の件9〃14貝塚市都市公園条例制定の件10〃15貝塚市風致地区内における建築等の規制に関する条例制定の件11〃16貝塚市下水道条例の一部を改正する条例制定の件12〃17貝塚市市税条例制定の件13〃18貝塚市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件14〃19貝塚市指定地域密着型サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例制定の件15〃20貝塚市指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例制定の件16〃21貝塚市公園墓地条例の一部を改正する条例制定の件17〃22貝塚市廃棄物の減量推進及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例制定の件18〃23貝塚市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定の件19〃24貝塚市教育研究センター条例制定の件20〃25貝塚市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件21〃34貝塚市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件22〃26平成25年度貝塚市一般会計予算の件23〃27平成25年度貝塚市国民健康保険事業特別会計予算の件24〃28平成25年度貝塚市下水道特別会計予算の件25〃29平成25年度貝塚市財産区特別会計予算の件26〃30平成25年度貝塚市介護保険事業特別会計予算の件27〃31平成25年度貝塚市後期高齢者医療事業特別会計予算の件28〃32平成25年度貝塚市水道事業会計予算の件29〃33平成25年度貝塚市病院事業会計予算の件30議会報告1防災・環境問題対策特別委員会中間報告の件 31〃2病院問題対策特別委員会中間報告の件 32報告2処分報告(損害賠償の額の決定)の件 33議案35健康都市宣言の件委員会付託省略34〃36人権擁護委員の候補者推薦について意見を求める件委員会付託省略35議会議案1貝塚市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定の件委員会付託省略36〃2貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件委員会付託省略37〃3ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の件委員会付託省略38〃4中小企業の再生・活性化策の充実・強化を求める意見書の件委員会付託省略39〃5貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件委員会付託省略───────────────────────────────────本日の会議に付した事件名 日程第1から日程第39まで───────────────────────────────────出席議員(20名)      1番  食野雅由      2番  中山敏数      3番  川岸貞利      4番  籔内留治      5番  平岩征樹      6番  阪口 勇      7番  南 英太郎      8番  谷口美保子      9番  北尾 修     10番  森 美佐子     11番  竹下義之     12番  田崎妙子     13番  明石輝久     14番  阪口芳弘     15番  松波謙太     16番  真利一朗     17番  南野敬介     18番  田畑庄司     19番  田中 学     20番  池尻平和───────────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名  〔市長部局〕  市長       藤原龍男  副市長      砂川豊和  (都市政策部)  都市政策部長   元林光二  政策推進課長   坂本修司  (総務部)  総務部長     田中利雄  庶務課長     信野隆敏  財政課長     岸澤愼一  人事課長     文野清人  (健康福祉部)  健康福祉部長   児玉和憲  (都市整備部)  都市整備部長   伊東敬夫  (上下水道部)  上下水道部長   島 朗弘    (消防本部)  消防長      関谷 智  〔病院事業〕  病院事業管理者  小川道雄  (市立貝塚病院)  事務局長     田中保治  〔教育委員会〕  教育長      西 敏明    (教育部)  教育部長     谷川順三    教育部参与  井出 博  教育部参与    岡野権一郎  〔選挙管理委員会〕  事務局長     川崎徳三  〔公平委員会〕  事務局長     川崎徳三  〔監査委員〕  監査委員     松波謙太  事務局長     川崎徳三  〔農業委員会〕  事務局長     伊東敬夫───────────────────────────────────事務局職員出席者  事務局長     西  潔  次長       稲田 隆  主査       竹本佳介  主査       小山 諭─────────────────────────────────── △午前10時00分開会 ○議長(食野雅由) おはようございます。 これより平成25年第1回貝塚市議会定例会第4日の会議を開会いたします。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) これより事務局長から、本日の出席議員数及び欠席議員等の氏名を報告いたします。 ◎事務局長(西潔) ご報告申し上げます。 ただいま出席議員は20名であります。 以上、報告を終わります。─────────────────────────────────── △開議 ○議長(食野雅由) ただいま報告のとおり出席議員20名をもちまして会議は成立しておりますので、本日の会議を開きます。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) これより事務局長から諸般の報告をいたします。 ◎事務局長(西潔) 諸般のご報告を申し上げます。 本日の開議通知は、3月26日にご送付申し上げました。 追加提案されました事件は、議会報告2件、報告1件、議会議案5件、議案2件の計10件であります。 議案書、議会議案、議事日程につきましては、3月26日にご送付申し上げました。 次に、さきの本会議において、予算特別委員会に付託されました議案の審査が終わりましたので、委員会の審査結果をプリントいたしまして、これも3月26日にご送付申し上げております。 議会報告につきましては、防災・環境問題対策特別委員会及び病院問題対策特別委員会から中間報告の申し出がありましたので、中間報告書をプリントいたしまして、3月26日にご送付申し上げました。 以上、報告を終わります─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) これより審議に入ります。 まず、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において、7番 南英太郎議員、8番 谷口美保子議員を指名いたします。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第2 貝塚市新型インフルエンザ等対策本部条例制定の件から日程第29 平成25年度貝塚市病院事業会計予算の件までの28件を一括して議題といたします。─────────────────────────────────── △議案第7号貝塚市新型インフルエンザ等対策本部条例制定の件 △議案第8号貝塚市職員定数条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第9号貝塚市職員給与条例等の一部を改正する条例制定の件 △議案第10号地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行等に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件 △議案第11号貝塚市道路の構造の技術的基準を定める条例制定の件 △議案第12号貝塚市道路標識の寸法に関する条例制定の件 △議案第13号貝塚市特定道路の構造に関する基準を定める条例制定の件
    △議案第14号貝塚市都市公園条例制定の件 △議案第15号貝塚市風致地区内における建築等の規制に関する条例制定の件 △議案第16号貝塚市下水道条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第17号貝塚市市税条例制定の件 △議案第18号貝塚市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第19号貝塚市指定地域密着型サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例制定の件 △議案第20号貝塚市指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例制定の件 △議案第21号貝塚市公園墓地条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第22号貝塚市廃棄物の減量推進及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第23号貝塚市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第24号貝塚市教育研究センター条例制定の件 △議案第25号貝塚市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第34号貝塚市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件 △議案第26号平成25年度貝塚市一般会計予算の件 △議案第27号平成25年度貝塚市国民健康保険事業特別会計予算の件 △議案第28号平成25年度貝塚市下水道特別会計予算の件 △議案第29号平成25年度貝塚市財産区特別会計予算の件 △議案第30号平成25年度貝塚市介護保険事業特別会計予算の件 △議案第31号平成25年度貝塚市後期高齢者医療事業特別会計予算の件 △議案第32号平成25年度貝塚市水道事業会計予算の件 △議案第33号平成25年度貝塚市病院事業会計予算の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 委員長の報告は、会議規則第39条第3項の規定により、質疑応答部分を省略することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、委員長の報告は質疑応答部分を省略することに決しました。 委員長の報告を求めます。明石輝久予算特別委員長。 ◆予算特別委員長(明石輝久) 〔登壇〕予算特別委員会の審査の結果をご報告申し上げます。 当委員会に付託されました平成25年度予算関連諸議案28件を審査するため、委員会は3月21日、3月22日、3月25日、それぞれ午前10時から開会し、3日間にわたり協議会室において慎重に審査を行いました。 出席委員は全員で、議案説明のため藤原市長、砂川副市長、小川病院事業管理者、西教育長のほか関係職員が出席して審査いたしました。 その審査の結果は次のとおりであります。 まず、正副委員長の選挙の結果、委員長に私明石輝久、副委員長に松波謙太委員が推薦され、満場一致で当選いたしました。 議案第7号 貝塚市新型インフルエンザ等対策本部条例制定の件、議案第8号 貝塚市職員定数条例の一部を改正する条例制定の件、議案第9号 貝塚市職員給与条例等の一部を改正する条例制定の件、議案第10号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行等に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件、議案第11号 貝塚市道路の構造の技術的基準を定める条例制定の件、議案第12号 貝塚市道路標識の寸法に関する条例制定の件、議案第13号 貝塚市特定道路の構造に関する基準を定める条例制定の件、議案第14号 貝塚市都市公園条例制定の件、議案第15号 貝塚市風致地区内における建築等の規制に関する条例制定の件、議案第16号 貝塚市下水道条例の一部を改正する条例制定の件、議案第17号 貝塚市市税条例制定の件、議案第18号 貝塚市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件、議案第19号 貝塚市指定地域密着型サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例制定の件、議案第20号 貝塚市指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例制定の件、議案第21号 貝塚市公園墓地条例の一部を改正する条例制定の件、議案第22号 貝塚市廃棄物の減量推進及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、それぞれ原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。 議案第23号 貝塚市長寿祝金条例の一部を改正する条例制定の件については、田中委員から、長寿祝金について、できるだけ迅速にしっかりと取り組まれたい旨の意見があり、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。 議案第24号 貝塚市教育研究センター条例制定の件、議案第25号 貝塚市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定の件、議案第34号 貝塚市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、それぞれ原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。 議案第26号 平成25年度貝塚市一般会計予算の件から、議案第33号 平成25年度貝塚市病院事業会計予算の件までの8件の各会計予算については、谷口委員から、予算特別委員会全委員を代表して、賛成の立場から、 1.(通称)空き家・空き地等適正管理に関する条例について、一日も早く実効力のある条例となるよう、ルール化、実態調査の実施を進められたい。 1.市民相談室について、成年後見人制度など全般的に機能を充実されたい。 1.職員駐車場について、早急に適正な料金に見直されたい。 1.職員の接遇について、特化した研修を実施されたい。 1.交通安全対策について、東山地区の充実を図られたい。 1.住居表示について、市の主体性をもって取り組まれたい。 1.南海トラフ巨大地震などを想定した危機管理部の創設を検討されたい。 1.防災備蓄物品について、小・中学校への充実を図られたい。 1.民間建築物耐震診断改修補助金制度の更なる充実を図られたい。 1.国民健康保険について、負担軽減と内容の充実をさらに図られたい。 1.ゲリラ豪雨対策について、浸水地区を把握して速やかに対応されたい。という意見があり、それぞれ原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。 以上のとおりご報告いたします。 ○議長(食野雅由) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論はこれで打ち切ります。 これより28件を一括して採決いたします。 28件に対する委員長の報告は可決であります。 委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、28件は委員長の報告のとおり可決されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第30 防災・環境問題対策特別委員会中間報告の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会報告第1号防災・環境問題対策特別委員会中間報告の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 委員長の報告を求めます。南 英太郎防災・環境問題対策特別委員長。 ◆防災・環境問題対策特別委員長(南英太郎) 〔登壇〕防災・環境問題対策特別委員会の中間報告を申し上げます。 当委員会は、まず、平成24年7月24日午前10時から協議会室において、全委員、正副議長出席で開催し、前年度の委員会中間報告における指摘事項に対する進捗状況と今後の取組みについて、理事者からの報告を受け、その後、委員で今年度の委員会の運営方法について協議、決定しました。 次に、平成24年11月15日午後2時から、全委員、正副議長、関係職員が出席して、近年、各地で発生している記録的短時間豪雨など水害を含めた本市の災害対策に資することを目的に、昭和47年の大雨による洪水で、多くの被害を受けた経験を踏まえた災害対策を実施している大東市の視察を行いました。 視察の概要は次のとおりです。 大東市では、昭和47年7月の豪雨により、総雨量が300ミリメートルに達し、市域全体で約7,200戸の浸水被害が発生したとのことで、それらの教訓を踏まえ、災害対策体制として、全職員を7つの役割に振り分け、災害警戒配備や災害対策配備のレベルごとに参集職員を指定しており、また、市役所本庁舎内に設置する災害対策本部以外に市内を4ブロックに分割し、それぞれに災害時地区対策部を設置するとともに、市役所本庁舎以外に市内2カ所の土のう置き場及び水防倉庫1カ所を設置しているとの説明がありました。 次に、平成24年12月21日午後1時から全議員対象で、海抜表示シート、二色大橋、津波避難ビルの現地視察を行い、現地視察終了後に協議会室において、全委員、議長出席で委員会を開催し、地球温暖化対策及び空き家・空き地対策について、理事者からの報告を受けました。 現地視察と委員会の概要は次のとおりです。 平成24年12月に市内浜手地域の100カ所に設置された海抜表示シートについては、二色の浜パークタウン周回道路に設置済みのシートを視察しました。このシートは、道路標識などと同様に光に反射する反射材を使用しているとともに、素材の一部には、暗闇で発光して見える特殊素材が採用されているとのことでした。また、今年度中に約120枚のシートを、追加で設置するとの説明がありました。 二色大橋の視察では、さびによる塗料の剥離や床板のひび割れが見受けられましたが、重大な事故につながる損傷ではないとの説明がありました。 脇浜歩道橋付近の津波避難ビルの視察では、津波警報発令時には、ビルの外階段を利用して、24時間いつでも屋上に避難できるとの説明がありました。 地球温暖化対策については、住宅用太陽光発電システムの補助制度やグリーンカーテンの推進、省エネナビの貸出し、環境家計簿チャレンジキャンペーンに取り組んでいるとの説明がありました。 空き家・空き地対策については、条例施行後の平成24年4月から11月末までの実績で、空き家19件・空き地43件の相談が寄せられているとのことで、特に老朽空き家については、条例に基づく指導により、既に2件の空き家が解体されているとの報告がありました。 これらの活動を踏まえ、平成25年2月22日午後1時から協議会室において、全委員出席で委員会を開催し、委員会として理事者に対し、下記の項目について求めていくことを確認しました。                      記  ① 南海トラフ巨大地震などの災害に備え、防災・減災対策を充実強化するとともに、備蓄物品の   拡充を図ること。  ② 災害発生時における災害対策本部と避難所との通信手段の充実を図ること。  ③ 橋梁の耐震化を推進するとともに、避難経路となる道路の安全確保を図ること。  ④ 地球温暖化対策について、今後も積極的に取り組むこと。  ⑤ 空き家・空き地対策について、条例に基づき積極的に取り組むこと。 以上のとおり、現時点での中間報告といたします。 ○議長(食野雅由) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 意見があれば発言願います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 意見はないものと認めます。 本件はこれで打ち切ります。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第31 病院問題対策特別委員会中間報告の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会報告第2号病院問題対策特別委員会中間報告の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 委員長の報告を求めます。明石輝久病院問題対策特別委員長。 ◆病院問題対策特別委員長(明石輝久) 〔登壇〕病院問題対策特別委員会の中間報告を申し上げます。 平成24年度における当委員会の開催状況は、以下の通りです。 1回目、8月21日火曜日に全委員、正副議長、関係職員が出席して市立貝塚病院の現状と今後の見通しについての内容で委員会を開催、2回目、本年2月26日火曜日に全委員、正副議長、関係職員が出席して市立貝塚病院の経営状況、新年度の医師確保状況についての内容で委員会を開催、委員会閉会後、全委員、正副議長と市立貝塚病院関係職員で診療体制、診療内容と現状や病院の将来像について意見交流、懇談会を開催。 協議会室において開催されました2回の委員会の概要について報告いたします。 平成24年8月21日午前10時から開催した委員会では、まず、市立貝塚病院の現状と今後の見通しについて説明がありました。 改革プランの平成23年度収支計画と決算見込みについては、経常収支の合計で8億5,300万円の不足、主な要因は医業収益の決算見込みが51億4,900万円、計画に対して8億1,900万円が不足している。入院、外来とも患者数が減少、4、5、9月に常勤内科医の退職と4月採用予定の医師が確保できなかった影響と説明。 支出については、収入にあわせ、決算見込みより6億3,500万円計画より下回っている。職員給与費で2億2,100万円、材料費で2億3,600万円下回ったことなどと、委託料、器具保守の節約などの実施で経常損益の決算見込額は最終3億8,800万円の赤字になるとの報告がありました。また、不良債務については解消している旨の報告がなされました。 今後の見通しについて、市民要望の多い救急再開の件については、医師不足で夜間救急の停止を余儀なくされているが、かかりつけ患者さんについては原則24時間対応を実施、土曜日は泉州医療圏で公立病院として唯一、外来を行っている、小児科については、泉州小児救急輪番制をとって金曜日の時間外から土曜日早朝にかけ二次救急も含めて受け入れている、平日の夜間救急は、現状では再開は非常に厳しい、公立病院として再開に向け常勤内科医の確保を継続してまいりたい旨の報告がされました。 次に、平成25年2月26日午前10時から開催した委員会では、市立貝塚病院の経営状況と新年度の医師確保状況について説明がありました。 経営状況では、医業収益の決算見込みが53億5,100万円、計画に対して8億3,800万円の不足となる見込み、収入が8億1,400万円減の主な要因は、入院患者の減と単価が計画より下回ったことによると考えている、支出については職員給与費で3億2,300万円、材料費で2億2,600万円が下回る見込み、最終の損益見込みは、3億8,600万円の赤字と見込んでいる、減価償却前損益は1億5,900万円の黒字見込みと報告がされました。 他に、クレジットカード支払いの導入について本年7月から大々的に周知する、また未収金の回収業務委託を弁護士事務所にお願いする旨報告がありました。 新年度の医師確保状況については、内科で平成25年4月1日見込みで循環器1名、消化器内科で1名増員予定、産婦人科9名体制、臨床研修医については新年度2名でスタート、その他の科については体制に変化がないことの報告がありました。 以上のとおり、現時点での中間報告といたします。 ○議長(食野雅由) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 意見があれば発言願います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 意見はないものと認めます。 本件はこれで打ち切ります。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第32 処分報告(損害賠償の額の決定)の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △報告第2号処分報告(損害賠償の額の決定)の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 報告趣旨の説明を求めます。砂川豊和副市長。 ◎副市長(砂川豊和) 〔登壇〕報告第2号 処分報告(損害賠償の額の決定)の件について、ご報告いたします。 本件は、平成24年10月30日、泉大津市綾井50番1号、和食さと和泉葛の葉店の駐車場内において、リース車両であるマイクロバスを駐車するため、後進したところ、車両の高さと建物の張り出し型屋外階段底部の高さを誤認したため、同階段底部の一部と車体後部が接触し破損させた事故について、建物の所有者であります議案書1ページに記載の法人に対し、損害賠償金として、建物の修理費7万7,280円を、車両の所有者であります議案書1ページに記載の法人に対し、車両の修理費38万5,140円を、市長の専決処分事項に関する条例の規定に基づき、それぞれ損害賠償の額の決定を行ったもので、地方自治法第180条第2項の規定により、ご報告申し上げる次第であります。 ○議長(食野雅由) これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 本件の報告を終わります。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第33 健康都市宣言の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議案第35号健康都市宣言の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。砂川豊和副市長。 ◎副市長(砂川豊和) 〔登壇〕議案第35号 健康都市宣言の件について、提案理由をご説明いたします。 本件は、平成25年度に市制施行70周年を迎えるにあたり、市民共通の願いである「お互いに支えあいながら生涯にわたって生き生きと幸せに暮らすこと」を実現するため、市民憲章の精神を継承し、市民の健康づくり、体力づくりはもちろんのこと、福祉や環境、教育や文化など、さまざまな分野が連携して、WHO(世界保健機関)が提唱する「健康都市」を目指すことを目的として健康都市宣言を行おうとするものであります。 以上のとおりでありますので、何とぞよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論はこれで打ち切ります。 これより本件を採決いたします。 原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第34 人権擁護委員の候補者推薦について意見を求める件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議案第36号人権擁護委員の候補者推薦について意見を求める件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。藤原龍男市長。 ◎市長(藤原龍男) 〔登壇〕議案第36号 人権擁護委員の候補者推薦について意見を求める件につきまして、提案理由をご説明いたします。 人権擁護委員、櫛田幸子氏、龍野正範氏、山下智子氏及び石原三永子氏は、本年9月30日をもって任期満了となりますことから、櫛田幸子氏の後任者といたしまして天野富美氏が、また、龍野正範氏、山下智子氏及び石原三永子氏の後任者といたしましては、それぞれの方が最適任者と存じ、これらの方々を人権擁護委員候補者に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、本会のご意見を賜ろうとするものであります。 以上のとおりでありますので、何とぞよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託並びに質疑、討論を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決しました。 これより本件を採決いたします。 原案のとおり賛成することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり賛成されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第35 貝塚市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会議案第1号貝塚市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。4番 籔内留治議員。 ◆4番(籔内留治) 〔登壇〕貝塚市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定の件について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。 貝塚市議会議員の定数は、当初30名より過去3度の定数削減を経て、現在20名となっておりますが、社会環境は、日本経済にようやく明るい兆しは見えているものの、まだまだ実感するに至っておりません。また、本市の行財政についても大変厳しい運営を行っており、新生プラン等によりさまざまな改革を断行しつつあります。 なお、今日の世論の動向や厳しい財政運営を考えあわせたとき、本議会は議会改革検討会で十分な議論を尽くし、自主性と先見性をもって議員定数をさらに2名削減し、現行の20名から18名に改正しようと、ここに提案するものである。 ご賛同のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 13番 明石輝久議員。 ◆13番(明石輝久) 地方議会は、憲法に基づく第一義的な住民代表機関です。定数削減は、民意を切り捨て、議会の存在意義と役割を後退させるものです。定数削減の理由に、財政問題を中心に挙げられていますが、議員定数は、民主主義の根幹にかかわる問題であり、財政問題をリンクさせるべきではありません。 今、暮らしを守るという地方自治本来の役割を果たすことが求められています。開かれた議会と市民参加を促進をし、住民の多様な意思を反映できるよう、議会の役割がますます重要になっています。 地方自治法に定める貝塚市の定数の上限は30人です。現在の条例定数は20人と法の上限数を10人、下回っています。さらに議員定数の削減を行えば、多様な住民の意見を聞く機会を奪い、住民代表としての機能を縮小することになります。 地方自治法第91条の定められた定数は、原則として地方議会が守る基準です。30名から18名となる今回の提案は、基準から4割の削減となります。議会制民主主義の多様な民意を切り捨てるものであり、議会と議員の機能を後退させるだけであります。現行定数を維持すべきだと考えています。議会の役割と議員の職責からいっても、こうした議員と議会の活動強化こそ、求められます。 提案者にお尋ねをいたします。 なぜ民意を削り、行政のチェック機能を後退させる今回の定数2名削減案なのか、市議会が守るべき基準はどのように考えているのかをお尋ねいたします。 ○議長(食野雅由) 答弁願います。4番 籔内留治議員。 ◆4番(籔内留治) 〔登壇〕共産党さんからの反対ということは、重々承知しておりました。 初めに言わせていただいたとおり、これ1年半前から我々の中で議論され、数回にわたり、また会派ごとにも議論された、そして、こういった状況を、今日提出させていただきました。 議員定数を減らすことによって民意が反映されないという意見ですけれども、そういったことも踏まえた結果が、今日の私の定数改正であります。 今、国会の中でも国会議員の定数を削減するという方向で検討されている、私たちもそういったことを踏まえて、国会よりも一つ早く、貝塚市議会の定数削減という結論が出たと、定数を減らすという件については、そういうふうに考えてもらいたいと思います。 いろいろと中でありますけれども、私にとっては提案説明をいたしましたことについて、あれこれという答えをする必要はないん違うかなと、そう思いますので。 ○議長(食野雅由) 13番 明石輝久議員。 ◆13番(明石輝久) 最後の言葉に示されるように、あれこれと答える必要はないと、これが議会なのかと。 定数削減の問題については、これは1年半足らずの議論じゃありません。10年以上、相当前から貝塚市もやってきました。そういう中で、1985年の地方行革大綱というのはご存じやと思います。地方議会の合理化を図ると、その後、94年、97年と地方行革指針というのが国のほうから出てきたわけですけれども、この中で、自主的に組織運営の合理化等を進めることを求めると、事実上の定数削減の圧力を、国がかけてきたという経過があります。 地方議会は、憲法上、地方自治を保障された統治団体としての地方の立法機関であって、国の国会に準ずる性格を持つものとされているところから見て、いわゆる地方の一行政機関ではありません。中央政府の指導に無批判に従うことは、地方自治の理念にはそぐわないと、こういうことで私どももこの間、一貫して定数削減については反対をしてまいりました。 地方自治議会が形骸化をするという中で、市民の中からも議会に対するいろんな形での不満や、また意見が出されております。そういう中で、提案者も含めて、我々貝塚市議会が検討会も含めて住民にこたえようということで、お互いに努力をしてきた仲であります。 先ほど言われましたように、この提案の中で、議会改革検討会で十分な議論を尽くしたというふうに書かれています。十分な意見を尽くしたというのは、これは、我々はそう思っていないわけで、意見が、賛否が分かれた、中断をしたというのが事実だと考えています。 そういう点で、本来議会が果たす役割、一つは住民代表機能ということ、二つ目に情報開示、審議機能、また三つ目に意思決定機能、四つ目には執行機関に対する監視機能、こういうところがあります。これには提案者を含めて、私どもも努力をしてきたつもりです。この点から考えて、定数を削減するということは、この議会本来の方向から見てもおかしい。私は提案を取り下げるべきだというふうに考えるんですけれども、もう一度、基本点について聞かせてください。 ○議長(食野雅由) 4番 籔内留治議員。 ◆4番(籔内留治) 〔登壇〕言われている意味がごもっともなところも、多々あると思います。ただ、十分な議論を尽くしていなかったと、中断したというように考えられているところが、私たちとそういうところが違うと、これはいつまで議論していいのか。 以前、そういう定数削減の検討委員会がありましたことは、そのとき私も現職議員でいてたのでわかっています。そのときは、半年ほどの議論であったさかいに、十分な議論がなかったと、私たちもそう言いましたけれども、今回はもう1年半も前から新人議員を交えて議論をした、この定数については、前回の統一地方選挙の前にも出ました。しかし、それは時間が短いということで、前回はそのままの定数で行きました。今回の場合は、選挙後、すぐにこの定数について話し合おうじゃないかと、そう言って1年半から始め、その間、今日に至った次第です。ここで議論を尽くしていなかったとは、私たちと考えが違いますので、この提案理由の撤回はしません。 ○議長(食野雅由) 13番 明石輝久議員。 ◆13番(明石輝久) 先ほども議論をしないというようなことが、最後に話をされて、今も十分に議論し尽くしたと、これは、し尽くしたかどうかというのは、お互いの意見の違いだということも認めました。その中で、提案理由が、あたかも全員が十分な議論を尽くして提案をしているんだというふうに受けとめられるような表現になっていることについては、私は疑義を感じています。 そこで、これ、私が質問している定数問題、議会制民主主義という点についての答弁がないんですよ。やっぱりそこをお互い、これだけの大事なことを提案してくるんですから、きっちりと答えてほしいというふうに思います。 それともう一点、財政問題出されているわけですけれども、財政問題であれば、これは全国的な傾向ですけれども、ここ10年間で議員の数が大体40%減っています。議員の歳費は、その10分の1しか減っていない、こういう数字もあります。そういう中で、議員が地域の住民の収入等々を合わせて、また貝塚の市が今働いている人、職員含めて財政に協力をしていると、賃金引下げにも応じていると、こういう中で、議員だけが特別の形であってはいけない、私はそのことも含めて、財政問題で提案するんであれば答えてほしいというふうに思います。 ○議長(食野雅由) 答弁願います。4番 籔内留治議員。 ◆4番(籔内留治) 〔登壇〕今質問の中で議会制民主主義と言われましたけれども、共産党さんは国政の中でもそういった言葉を出していると思います。しかし、国では国会議員を削減、これは今始まった問題でもありません。何十年前からも、何名ずつかは少なくなっていると思います。そして、私たち貝塚市議会でも、今度3回目ということです。近隣の市を見ても、やはり削減されております。そういった中で、この議会民主主義というのは何かと、私はそういう感じがします。それについて、定数の削減も一応ありきかなと、そう考えております。 定数に応じて財政と照らし合わすなと。私たち市会議員は市の財政にもかかわって、市民から付託を受けて、この議会に来ております。だから、財政と一緒にするなというのは、ちょっとその辺も納得できないところも私思います。 そういった答弁しかできませんけれども。     〔「しっかり答えなあかんよ」と呼ぶ者あり〕 ある程度、僕は言われて意味も分かりますけれども、どこかで結論を出さなければいけないですわ。これが20名の中の議会民主主義の世の中です。違いますか。     〔「そうだ、そのとおりだ」と呼ぶ者あり〕 何も、どこかで結論を出すところなければ、物事は前へすすみませんよ。     〔「そうだそうだ」と呼ぶ者あり〕 何事でもそう違いますかな。 そういうことですので。 ○議長(食野雅由) 明石議員の本件に対する質疑は、既に3回になりましたので、会議規則第56条の規定により、発言を許しません。 質疑は終わったものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。12番 田崎妙子議員。 ◆12番(田崎妙子) 〔登壇〕日本共産党議員団を代表しまして、ただいま上程されました議案、貝塚市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定につきまして、反対する立場から討論を行います。 市民生活が非常に厳しい状況が、今続いています。それはご承知のとおりです。そんなときに住民の利益を守る地方自治体の果たすべき役割も当然大きくなっており、市議会や市会議員の果たす役割も大きくなっています。そんなときに議員定数を削減することは、議会の重要な役割を自ら狭めて、市民の利益に反するものと言わざるを得ません。 憲法第93条、地方議会は国会の議員内閣制と異なって、議会と首長がともに選挙によって公選される二元代表制であること、議会と首長はそれぞれ独立し、かつ平等であり、互いにけん制しながらバランスを図り、地方行政の公正な運営を図ることをきちんと明記しています。そして、地方議会の役割を議決と立法の機能を持った議事機関であるともしています。 議会は合議制であるがゆえに、首長によるトップダウンとは違って、多様な住民の民意を可能な限りに反映して、十分な討議を通して民意を調整し、意思決定を図るという重要な役割を担っています。だからこそ、憲法第94条では、首長は住民の意思の集約を図る執行機関であるが、議会は議案の議決とともに条例の制定を図る立法の機関として首長より優位であり、第一義的な住民代表機関と位置づけられています。 議員定数を検討する際には、この憲法に基づいた議会の位置と役割がふさわしく発揮されているのか、これからされていくのかどうかの基準で判断されなければなりません。やみくもな議員の定数削減は、憲法に定められた議会の存在意義と役割を後退させるものと言わざるを得ません。 また地方自治法の規定と議会制民主主義に照らして問題があります。議会の存在意義と役割を発揮するには、一定の議員数が必要です。それは、市民の代表として多様な市民意思を行政に反映させ、行政施策に精通した議会討論と政策提案を行うにふさわしい定数が必要だからです。非常に大きな権限を持った首長や執行機関に対するチェック、監視機能を果たしていくためには、執行機関追随やなれ合いではなく、住民の立場に立ってしっかりと審議し、チェックできる市議会であるには、それにふさわしい議員の数が必要です。 もともと本市の法令定数は30人でした。それが26人、22人、20人と削減がされてきました。これ以上の定数の削減は、議員の姿が見えない、議員は市民の声を聞いて仕事をしているのかという議会に対する厳しい意見を、ますます増大することになり、民意が反映されない、議会は首長の市政運営に対する議会の重要な役割である監視機能を後退させて、議会をイエスマン議会へと変質させることにもつながってまいります。議員定数の問題は、地方政治における民主主義の基本問題であり、さらに十分な議論を尽くすべきであり、削減ありきの市政は改めるべきです。 厳しい市民生活、財政状況に寄与するというならば、議員報酬だけを聖域にするのではなく、自らの議員報酬を引き下げて、議会経費の削減に取り組むべきであることもあわせて指摘をします。十分な議論がなされたと、今の答弁の中でもありましたが、平行線のまま、また肝心な議会制民主主義とは何か、貝塚市議会の中でふさわしい定数とは、住民の意思を反映するためにふさわしい定数とは何かということも答弁では答えていただけませんでした。 そういう意味からも、この定数条例の一部を改正する条例制定につきましては、反対の討論をさせていただきます。 以上です。 ○議長(食野雅由) 討論はこれにて終結いたします。 ただいまから本件を採決いたします。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ただいまの出席議員数は、私、議長を除く19名であります。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 異状なしと認めます。 念のため、申し上げます。本件に賛成の方はお手元の白票を、反対の方はお手元の青票を、投票箱に投票願います。 それでは、事務局長の点呼に応じて、議席順に順次投票願います。 ◎事務局長(西潔) 2番 中山敏数議員、3番 川岸貞利議員、4番 籔内留治議員、5番 平岩征樹議員、6番 阪口 勇議員、7番 南 英太郎議員、8番 谷口美保子議員、9番 北尾 修議員、10番 森 美佐子議員、11番 竹下義之議員、12番 田崎妙子議員、13番 明石輝久議員、14番 阪口芳弘議員、15番 松波謙太議員、16番 真利一朗議員、17番 南野敬介議員、18番 田畑庄司議員、19番 田中 学議員、20番 池尻平和議員。     〔投票〕 ○議長(食野雅由) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番 川岸貞利議員、20番 池尻平和議員の2名を指名いたします。 よって、両議員の立ち会いを願います。 開票願います。     〔開票〕 投票の結果を報告いたします。 投票総数19票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち、有効投票19票、無効投票0票。有効投票中、賛成(白票)16票   中山敏数議員、川岸貞利議員、籔内留治議員、平岩征樹議員、阪口 勇議員、南 英太郎議員、   谷口美保子議員、北尾 修議員、森 美佐子議員、阪口芳弘議員、松波謙太議員、真利一朗議員、   南野敬介議員、田畑庄司議員、田中 学議員、池尻平和議員反対(青票)3票   竹下義之議員、田崎妙子議員、明石輝久議員 以上のとおり、賛成多数であります。 よって、本件は原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。 △午前11時08分休憩 ─────────────────────────────────── △午前11時12分再開 ○議長(食野雅由) 会議を再開いたします。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第36 貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会議案第2号貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。11番 竹下義之議員。 ◆11番(竹下義之) 〔登壇〕お許しをいただきましたので、提案者を代表して貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、提案理由の説明を行います。 私たち日本共産党議員団は、現下の厳しい経済情勢のもと、議員自らが市財政の安定化、また市民福祉の向上を図るために十分な議論と手だてを行うことが必要と考え、議員報酬20%削減を、さきの一斉地方選挙で公約してまいりました。 自民党小泉構造改革による規制緩和の連続で働く者の非正規化が拡大され、年収200万円以下の労働者が1,000万人を超え、貝塚市民の平均世帯の年収も350万円程度と言われています。市職員も例外でなく、過去10年間で年収は平均60万円程度減額され、さらに平成24年度から実施されている新生プラン等で既に市職員の給与は、部長級で7.5%引き下げられています。さらに安倍内閣の新年度予算の中で地方公務員も国に倣い、さらに給与の削減を行うよう要請がされており、地方公務員はより厳しい環境に置かれています。 議員報酬について、平成8年以降、必要な特別職報酬等審議会が開催をされていません。現在の議員報酬は、平成8年に改定されました。この当時、貝塚市の部長級職員の給与を例に決定されています。当時の部長級の基本給与、これは52万円でした。現在はたび重なる給与改定の結果、部長級で46万円と聞いていますが、さらに7.5%削減されたことによって43万円ということで、当時議員報酬を決めたときの例にした部長級の基本給与は9万円も引き下がっていると、これが現状であります。 こうした中で、貝塚市議会が貝塚市の財政状況を憂うならば、職員や市民の暮らしの現状も勘案して、議員一人ひとりが身を切る覚悟こそ求められています。議員報酬決定の根拠を初め、環境が大きく変化をしていると、こういう中で、この際、全ての議員の理解を得られる水準として議員報酬10%の引き下げで、貝塚市の財政運営、また市民福祉向上に寄与すべきものと条例改正を提案をしました。 議員定数の削減が市財政への寄与との意見から可決されましたが、この財政の反映は2年後となります。報酬の引下げによる市政への貢献こそ、市民の理解を得ることのできる有効な手だてと考えております。ぜひ議員各位の賛同をいただき、この条例案にご賛同いただきますようにお願いをいたしまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。17番 南野敬介議員。 ◆17番(南野敬介) それでは、ただいまの報酬につきまして、提案理由を聞いていて少し疑問に思ったところがございましたので、質問をさせてもらいたいなと思います。 まず、提案理由の中で、部長級の給与に合わすというふうなことが提案理由でありました。なぜ部長級に合わす必要があるのか、それと、恐らく40万円何がしという部長級の給料については、基本給がそういうふうになってあるんだろうというふうに思いますが、市役所の職員さんについては、いろんな諸手当もございます。また退職金もございます。そういった中で、そこに合わす理由が全く理解できないですので、その辺、なぜ部長級に合わさなければならないのかということを、まずお答えいただけますか。 ○議長(食野雅由) 答弁願います。11番 竹下義之議員。 ◆11番(竹下義之) 〔登壇〕お答えします。 これは議員も確認していただいたらいいと思うんですけれども、平成8年当時に開かれた報酬審議会、この議事録がございます。この間、議員の報酬を決める際に参考に何をするかということで、特に貝塚市で上位にある部長級の給与、これを参考にして決めていこうということで決めてきたという経過があります。その文書の中に、明快にその当時の部長の給与の水準、諸手当なども含めた水準、これを参考にして、現在の議員から議長までの報酬が決められているということであります。今、言いましたように手当なども考慮して、部長級の給与を参考にしたというのが、現在の議員報酬であるということでございます。 以上です。 ○議長(食野雅由) 17番 南野敬介議員。 ◆17番(南野敬介) 部長級の給料、僕もそういうふうに部長級、部長級というふうなことでいろいろ言われてましたんで、去年の段階で一旦調べました。今、現職の部長さんで人事に尋ねまして、大体どのくらいになるねんと、諸手当も入れたらどのくらいになるねんと言うたら、大方50万円前後というふうな数字が出てきました。そらその部長さんによっていろんな手当が違うんでばらつきはあるんですけれども、そういった意味で言うたら、部長さんに合わせるんであれば、全くその10%という根拠が、つじつまが合わないというふうに、私自身は思っております。 そういった意味で、この10%カットという、なぜそしたら10%を提案されているのかというのが、今竹下議員が提案理由の中でおっしゃった部長級に合わすということもつじつまが合わないというふうに思っていますんで、そういった意味で、私どもはこの件については取り下げていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうが。 ○議長(食野雅由) 11番 竹下義之議員。 ◆11番(竹下義之) 〔登壇〕つじつまは合うてるんです。 さっき説明しましたように、当時、議員の報酬決めたときの部長の基本給与、これが52万円です。先ほど言いましたように、7.5%、今、部長級はカットされていますけれども、される前の額が46万円と、このように説明しました。ですから、6万円程度、当時から下がっているということで、もし今審議会開いた場合は、そういうことを参考にして引き下げるという答申が出るというふうに私は確信をしております。 ですから、10%の根拠については、今言いましたように6万円と、議員報酬55万円ですから、約10%ということで、皆さんに理解をしていただけるものということで、提案をしております。 ○議長(食野雅由) 質疑は終わったものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。19番 田中 学議員。 ◆19番(田中学) まず、反対の立場から討論をさせていただきます。 報酬について、さまざまな議論をさせていただきました、先ほどの議員定数削減も含めまして。 今現在、我々の報酬が高いのか安いのか、これにつきまして私は決して高いとは思わない。大阪府下の市会議員さんの給料を見比べたときに、多くの市民は、行政体であるこの貝塚市を見て、北高南低という言葉をよく使われます。南部は比較的議員報酬が少ない。 昨年、我々は費用弁償を取りやめることにいたしました。政調費で領収書を出して、きちっと1円単位も報告しようではないかというようなことを、議論をさせていただきました。 そんな中、財政状況をかんがみてというような、先ほどの提案がございましたけれども、我々は財政状況を見るに当たって、先ほど可決をしていただきました議員定数削減が一番わかりやすいということを議論をさせていただき、現在52万2,500円という報酬、5%カット、私も2期目で6年間議員をさせていただきましたけれども、満額の報酬をもらうということは、ほぼない中で5%であり2%でありという流れの中で、財政協力という形でさせていただきましたけれども、本当に我々の報酬を下げることが財政協力につながるのかというところに、いささか疑問を感じております。 全予算である貝塚市の議会の予算は、市でいう2%足らずの予算であります。全部削減したところで、2%、多くの市民が望んでいるのは報酬の削減、これは高過ぎるんではないかという議論の中で、そういうようなことを言われますけれども、実際報酬の削減をすることによって身動きがとれなくなる、皆さん、きれい事ではなく、食事もしなければいけない、子育てもしなければいけない、普通に生活もしなければいけないという中で、今の報酬、決して多いという位置づけには、私はなっていないと考えております。 今いただいている報酬の中で、本当に貝塚市の景気経済を考えるんであれば、我々議員がいただいている報酬削減分、例えば、全議員が毎月貝塚市内のお店でお金を落とすことが、よっぽど景気経済のためにもなりますし、市民の状態を考えても、まず貝塚市に活力を生み出す、そういうことを考えられるのではないか。プロ野球選手やJリーガーなどは、個人の評価は年俸にかかわっております。我々は、今現在、いただいている報酬に見合うだけの市民に期待されている仕事をすることが、最優先課題であり、現実的に報酬を下げるだけで本当に貝塚市がよくなるのか。10%、先ほど言いました5万5,000円掛ける今現在20人それに掛ける1年間、そんな金額で貝塚市がよくなるんであれば、全くもって苦労はいたしません。 一般家庭の生活の金額からすると、確かにそれだけの金額があれば賄えるでしょう。でも貝塚市の年間総予算が300億円という中で、我々の報酬を下げるだけで、本当に市の財政が賄えるのかどうなのかという疑問を感じさせていただきます。 さまざまな意見、議論は議会改革検討会でもさせていただきました。これからの貝塚市を考えたときに、まずもって今いただいている報酬をしっかりと無駄にしない、そのためには我々議員が一生懸命働く、それしかないんですよ。 定数削減で賄えるとも思っていませんが、一人ひとりの議員さんが市民のために働く、それが一番貝塚市の発展につながる。 先般の予算特別委員会等でもありました。私は予算特別委員会の中でもお話をさせていただきましたけれども、景気経済の発展のためにはしっかりと国政に籍を持つ議員は中央に働きかけるべきであると、これから先、貝塚市民のことを考えたら、10%の報酬よりもさらなる貝塚市の発展、また利益につながるように一人ひとりが自覚を持って、しっかりと働いていくべきであると、私は考えております。 議会制民主主義の中、多数決で決められるのは納得いかないことだとは思いますが、これが現実であります。私も、少数意見の中で報酬60万円にしてほしいということを言わせていただきました。働いているという自信と自覚があるので言えることであるんですが、一人であるんで否決をされました。当然それは納得なんです。決められたことをしっかりと守っていく、これからの我々の課題ではないでしょうか。 この後、採決をいたしますが、しっかりと意思を持って、我々は投票したいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(食野雅由) 討論はこれにて終結いたします。 ただいまから本件を採決いたします。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ただいまの出席議員数は、私、議長を除く19名であります。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 異状なしと認めます。 念のため、申し上げます。本件に賛成の方はお手元の白票を、反対の方はお手元の青票を、投票箱に投票願います。 それでは、事務局長の点呼に応じて、議席順に順次投票願います。 ◎事務局長(西潔) 2番 中山敏数議員、3番 川岸貞利議員、4番 籔内留治議員、5番 平岩征樹議員、6番 阪口 勇議員、7番 南 英太郎議員、8番 谷口美保子議員、9番 北尾 修議員、10番 森 美佐子議員、11番 竹下義之議員、12番 田崎妙子議員、13番 明石輝久議員、14番 阪口芳弘議員、15番 松波謙太議員、16番 真利一朗議員、17番 南野敬介議員、18番 田畑庄司議員、19番 田中 学議員、20番 池尻平和議員。     〔投票〕 ○議長(食野雅由) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番 川岸貞利議員、20番 池尻平和議員の2名を指名いたします。 よって、両議員の立ち会いを願います。 開票願います。     〔開票〕 投票の結果を報告いたします。 投票総数19票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち、有効投票19票、無効投票0票。有効投票中、賛成(白票)3票   竹下義之議員、田崎妙子議員、明石輝久議員反対(青票)16票   中山敏数議員、川岸貞利議員、籔内留治議員、平岩征樹議員、阪口 勇議員、南 英太郎議員、   谷口美保子議員、北尾 修議員、森 美佐子議員、阪口芳弘議員、松波謙太議員、真利一朗議員、   南野敬介議員、田畑庄司議員、田中 学議員、池尻平和議員 以上のとおり、賛成少数であります。 よって、本件は否決されました。 暫時休憩いたします。 △午前11時38分休憩 ─────────────────────────────────── △午前11時41分再開 ○議長(食野雅由) 会議を再開いたします。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第37 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会議案第3号ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。森 美佐子議会運営委員長。 ◆議会運営委員会委員長(森美佐子) 〔登壇〕お許しを得ましたので、ただ今、議題となりましたブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書の件につきまして、その内容をお手元にご配付のプリントを読み上げ説明にかえさせていただきます。   ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書 脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ外傷、落下事故、暴力等、頭頸部や全身への衝撃により、脳脊髄液が漏れ続け、頭痛、首・背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下等のさまざまな症状が複合的に発症する疾病と言われている。 医療現場においては、このような症状の原因が特定されない場合が多く、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断されてきた。また、この疾病に対する治療法として、硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)の有用性が認められつつも、保険適用外であり、診断・治療基準も定まっていないため、患者本人の肉体的・精神的苦痛はもとより、患者家族の苦労も計り知れないものがある。 平成23年度の厚生労働省研究班による「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」の報告書に、「交通事故を含め外傷による脳脊髄液の漏れは決して稀ではない」と明記され、このことにより外傷による髄液漏れはあり得ないとの医学界の常識を覆す結果となった。 さらに、脳脊髄液減少症の一部である「脳脊髄液漏出症」の画像診断基準が定められ、昨年5月に、治療法であるブラッドパッチ療法が「先進医療」として承認され、7月から平成26年度の保険適用を目指し、ブラッドパッチ療法の治療基準づくりが開始された。 また、研究班による世界初といわれる脳脊髄液減少症の周辺病態の研究も並行して行われることになっているが、脳脊髄液減少症患者の約8割は「脳脊髄液漏出症」の診断基準には該当しないため、脳脊髄液減少症の周辺病態の解明に大きな期待が寄せられている。 よって、本市議会は国に対し、下記の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。                  記 1.ブラッドパッチ療法の治療基準を速やかに定め、平成26年度に保険適用とすること。 1.「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」を平成25年度以降も継続し、診療ガイドラインの早期作成とともに、子どもに特化した研究及び周辺病態の解明を行なうこと。 1.脳脊髄液減少症の実態調査を実施し、患者・家族に対する相談及び支援体制を確立すること。 1.ブラッドパッチ療法に関する「先進医療」認定施設を各都道府県に最低1箇所設けること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成25年3月27日                              貝塚市議会 以上でありますので、何とぞよろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 なお、ご決定いただけますならば、提出先については議長に一任したいと思いますので、あわせてご了承賜りたくお願い申し上げます。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論はこれで打ち切ります。 これより本件を採決いたします。 原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第38 中小企業の再生・活性化策の充実・強化を求める意見書の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会議案第4号中小企業の再生・活性化策の充実・強化を求める意見書の件 ───────────────────────────────────
    ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。森 美佐子議会運営委員長。 ◆議会運営委員会委員長(森美佐子) 〔登壇〕お許しを得ましたので、ただ今議題となりました中小企業の再生・活性化策の充実・強化を求める意見書の件につきまして、その内容をお手元にご配付のプリントを読み上げ説明にかえさせていただきます。     中小企業の再生・活性化策の充実・強化を求める意見書 中小企業を取り巻く環境は、長引くデフレを初め、欧州や中国向け需要の低下による輸出減などの影響を受け、依然として厳しい状況が続いている。2012年10-12月期の中小企業景況調査によると「製造業は前期比で横ばい」とし、製造業を中心に業況は足踏み状態といえる。 こうした状況下での中小企業に対する支援策は、金融支援だけでは不十分で、再生・活性化策が極めて重要となっている。例えば、地元の各金融機関がコンサルティング能力を発揮して、中小企業の主体的な取組みと経営再建意欲を促すようにするなど、経営改善につながる支援施策なども必要である。 政府が目指している「強い経済」を取り戻すには、地域経済の活性化が不可欠であり、そのためにも中小企業の再生・活性化策は急務である。 昨年8月に施行された中小企業経営力強化支援法では、商工会や公認会計士、税理士、診断士などを認定支援機関として位置づけ、経営支援体制を構築するとしており、これが十分に機能すれば中小企業の経営改善が期待できる。あわせて、地域の金融機関による地元中小企業に対する支援体制を強化することが重要である。 よって、本市議会は国に対し、以下の事項について早急な対策を講じるよう強く求める。                 記1.全国的な中小企業支援ネットワークの整備とともに、認定支援機関の整備を図るなど総合的かつ、きめの細かい経営支援体制の充実を図るとともに、中小企業への周知徹底、フォローアップに万全を期すこと。1.地域の金融機関のコンサルティング能力及び支援体制を強化し、中小企業の経営改善を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 平成25年3月27日                              貝塚市議会 以上でありますので、何とぞよろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 なお、ご決定いただけますならば、提出先については議長に一任したいと思いますので、あわせてご了承賜りたくお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論はこれで打ち切ります。 これより本件を採決いたします。 原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は原案のとおり可決されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 次に、日程第39 貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。─────────────────────────────────── △議会議案第5号貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件 ─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) 提案理由の説明を求めます。4番 籔内留治議員。 ◆4番(籔内留治) 〔登壇〕お許しをいただきましたので、貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件についての提案理由を説明いたします。 本市の行財政については、大変厳しい運営を行っており、新生プラン等によりさまざまな改革を断行しつつあります。市職員の給与も既にカットされており、職員一丸となって行財政の健全化に努力しています。 貝塚市議会では、この間、財政協力として議員報酬の5%カットを行ってきました。私たち議員も厳しい財政運営への協力として現在行っている議員報酬の5%カットを、今議員任期中、継続すべきと考え、提案するものであります。 ご賛同のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(食野雅由) お諮りいたします。 本件は委員会付託を省略してご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑はないものと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。3番 川岸貞利議員。 ◆3番(川岸貞利) 議会議案第5号 貝塚市議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定の件について、賛成の意見を申し述べます。 現在、貝塚市では市民ニーズにこたえつつ、かつ負の遺産を残さないため、貝塚新生プランを着実に実行しているところであります。そのため、特別職は報酬のさらなるカットをし、職員には生活給である給与カットや各種手当の見直しをしておられます。また、市民の皆さん方に対しては、留守家庭児童会負担金や下水道使用料が改定され、今後においても指定ごみ袋の額の改定の検討及び施設使用料減免制度の見直しも計画されており、さらなる負担増加が予測されます。 このような状況の中で、財政全般にわたる構造改革である新生プランの実施期間中においては特例や特別扱い、お手盛りはもとより甘えと捉えられる恐れのあることは一切認めず、聖域を設けることなく、痛みをともに分かち合うことで、議会に対する市民の信頼に応えていく必要があると考えます。 したがいまして、市民本位、言いかえます議会本意ではないということを踏まえますと、当然ながら議員報酬の5%カットを継続すべきであり、この条例改正には賛成であります。 つきましては、何とぞ議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(食野雅由) 討論はこれにて終結いたします。 ただいまから本件を採決いたします。 この採決は記名投票で行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ただいまの出席議員数は、私、議長を除く19名であります。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 異状なしと認めます。 念のため、申し上げます。本件に賛成の方はお手元の白票を、反対の方はお手元の青票を、投票箱に投票願います。 それでは、事務局長の点呼に応じて、議席順に順次投票願います。 ◎事務局長(西潔) 2番 中山敏数議員、3番 川岸貞利議員、4番 籔内留治議員、5番 平岩征樹議員、6番 阪口 勇議員、7番 南 英太郎議員、8番 谷口美保子議員、9番 北尾 修議員、10番 森 美佐子議員、11番 竹下義之議員、12番 田崎妙子議員、13番 明石輝久議員、14番 阪口芳弘議員、15番 松波謙太議員、16番 真利一朗議員、17番 南野敬介議員、18番 田畑庄司議員、19番 田中 学議員、20番 池尻平和議員。     〔投票〕 ○議長(食野雅由) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番 川岸貞利議員、20番 池尻平和議員の2名を指名いたします。 よって、両議員の立ち会いを願います。 開票願います。     〔開票〕 投票の結果を報告いたします。 投票総数19票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち、有効投票19票、無効投票0票。有効投票中、賛成(白票)9票   川岸貞利議員、籔内留治議員、平岩征樹議員、阪口 勇議員、南 英太郎議員、竹下義之議員、   田崎妙子議員、明石輝久議員、池尻平和議員反対(青票)10票   中山敏数議員、谷口美保子議員、北尾 修議員、森 美佐子議員、阪口芳弘議員、松波謙太議員、   真利一朗議員、南野敬介議員、田畑庄司議員、田中 学議員 以上のとおり、賛成少数であります。 よって、本件は否決されました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) これにて本日の日程は終了いたしました。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) この際、あいさつのため、市長に発言を許します。藤原龍男市長。 ◎市長(藤原龍男) 〔登壇〕平成25年第1回定例会の閉会にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。 今回の定例会は2月28日から本日までの28日間の長期にわたりましてご審議をいただき、平成25年度各会計予算を初め、諸議案につきましていずれも原案どおりのご決定を賜りましたことに対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。 本会議並びに各委員会におきまして、議員各位より承りましたご高見につきましては、その意を十分に体し、今後の市政運営に反映をいたしまして、市民各位の要望と期待にこたえられますよう、各段の努力を傾注し、市政の推進を図る所存であります。 議員各位におかれましては、今後とも市政運営に限りないご支援、ご協力を賜り、相携えまして住みよい貝塚市の建設にまい進いたしたく存ずる次第であります。 いよいよ陽春の候となりまして、議員各位におかれましてはますますご多端のことと存じますが、何とぞご健康には十分ご留意をいただき、今後ますますのご活躍を心よりお祈りを申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、閉会にあたりましてのごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ○議長(食野雅由) 議長といたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。 今回の定例会は、会期28日間を持ちまして、本日ここに閉会の運びとなりましたことは、議員並びに理事者各位のご協力の賜物であり、厚く御礼申し上げます。 今回上程されました議案は、平成25年度予算を初め市政運営上、誠に重要な諸議案でありまして、本会議並びに予算特別委員会等におきまして終始慎重なるご審議をいただき、深いご理解のもと、適切なるご決定を賜りましたことに対し、心から感謝申し上げる次第であります。 理事者各位におかれましては、議案審議の過程を通じ、各議員から要望されました諸事項について十分留意され、市政の運営に精励されるよう、切望するものであります。 厳しい財政状況ではありますが、地方分権のより一層の推進のもと、地方自治体と地方議会の果たす役割は、今後ますます増大するものと思われます。行政と議会は、今後それぞれの立場から本市の活性化並びに市民サービスの向上のため、互いに努力し、市民の付託に応えていきたいと思います。 最後になりましたが、皆様方のご健勝とご多幸並びにますますのご活躍を心からお祈り申し上げまして、私のごあいさつといたします。─────────────────────────────────── ○議長(食野雅由) これをもって、平成25年第1回貝塚市議会定例会を閉会いたします。 △午後0時07分閉会 ───────────────────────────────────    貝塚市議会議長  食野雅由    貝塚市議会議員  南 英太郎    貝塚市議会議員  谷口美保子...