高槻市議会 > 2020-01-20 >
令和 2年地方分権推進特別委員会( 1月20日)
令和 2年新名神・交通体系等対策特別委員会( 1月20日)

  • "西田都市づくり推進課長"(/)
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  1. 高槻市議会 2020-01-20
    令和 2年新名神・交通体系等対策特別委員会( 1月20日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    令和 2年新名神交通体系等対策特別委員会( 1月20日)   新名神交通体系等対策特別委員会記録             令和2年1月20日(月)
                  高槻市議会事務局    日  時  令和2年1月20日(月)午前10時 0分招集  会議時刻  午前 9時59分 開議        午前10時52分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長     中 村 玲 子     副 委 員 長     吉 田 稔 弘  委     員     髙 島 佐浪枝     委     員     江 澤   由  委     員     髙 木 隆 太     委     員     吉 田 章 浩  委     員     北 岡 隆 浩     委     員     福 井 浩 二  委     員     岩   為 俊  副  議  長     岡 井 寿美代  理事者側出席者  市長          濱 田 剛 史     副市長         石 下 誠 造  副市長         梅 本 定 雄     自動車運送事業管理者  西 岡 博 史  総合戦略部長      西 田   誠     財務管理室長      鎗 山 隆 公  市民生活環境部長    平 野   徹     市民生活環境部部長代理 中 村 秀 行  技監          細 井 正 也     都市創造部長      新 井   進  都市創造部部長代理   北 野   豊     都市創造部部長代理   松 本 憲 道  街にぎわい部長     田 中 之 彦     農業委員会事務局長   斎 藤 卓 夫  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長        内 方 孝 一     事務局主幹       籠 野 修 明  事務局職員       尾 髙 郁 恵       〔午前 9時59分 開議〕 ○(中村玲子委員長) ただいまから新名神交通体系等対策特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会は成立します。  傍聴がありますので、よろしくお願いいたします。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) おはようございます。  新名神交通体系等対策特別委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本委員会の開催をお願いしましたところ、正副委員長を初め、委員の皆様におかれましては、何かとお忙しい中ご出席を賜り、まことにありがとうございます。  さて、本日の委員会では3つの案件について審査をお願いしたいと考えております。  まず、案件1の新名神高速道路整備促進につきましては、令和5年度の開通を目指す新名神高速道路八幡京田辺-高槻間)の事業進捗状況を初め、周辺道路整備状況等についてご説明させていただきます。  次に、案件2の新名神高速道路等沿道まちづくりにつきましては、工事が進む成合南土地区画整理事業等まちづくり進捗状況についてご説明いたします。  案件3の環状幹線道路等整備促進につきましては、国道171号の交差点改良都市計画道路十三高槻線高槻東道路など、幹線道路整備状況をご説明いたします。  案件は以上でございますが、詳細は後ほど担当部長からご説明申し上げますので、よろしくお願いします。  さて、本市においては、平成30年3月に高槻-神戸間が開通し、長年の悲願であったインターチェンジアクセス道路とともに整備され、交通利便性が飛躍的に向上し、多くの市民から高い評価をいただいております。  新名神高速道路を初めとしたこれら幹線道路等は、大規模災害時または重大事故発生時などの緊急輸送路としての機能も担うインフラであることは言うまでもなく、高速道路へのアクセスの改善により、産業振興広域交流がより一層促進されるものと大いに期待しているところです。  今後とも新名神高速道路高槻以東整備促進沿道まちづくり、さらには環状幹線道路等整備促進に積極的に取り組んでまいりますので、正副委員長を初め、委員の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私からのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(中村玲子委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  まず、新名神高速道路整備促進についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(新井都市創造部長) それでは、案件1、新名神高速道路整備促進についてご説明いたします。前方のスクリーンごらんください。  こちらは、新名神高速道路を初めとした関連道路の全体位置図でございます。本日ご説明する内容はごらんの3項目でございます。  次に、新名神高速道路に係る最近の動向につきまして、主な経過でございますが、前回本委員会以降の主な取り組みといたしまして、令和元年11月にNEXCO西日本により、高槻高架橋西下部工工事に着工したところでございます。  次に、新名神高速道路八幡京田辺-高槻間)の事業進捗についてですが、令和元年11月末現在で、用地幅ぐい設置率は90%、用地取得率は88%、工事着手率は54%となっており、上牧地区成合地区及び梶原地区工事状況ごらんのとおりでございます。  こちらは新名神高速道路開通状況及び予定でございますが、八幡京田辺-高槻間の開通令和5年度を予定されており、大津-城陽間についても令和5年度開通予定となっております。これにより、新名神高速道路が全線にわたって供用することとなります。  次に、説明会等開催状況といたしまして、平成31年2月には上牧地区において、環境整備工事等について説明が実施され、3月から8月にかけて、梶原地区成合地区において、工事家屋事前調査等事業説明が実施されております。  今後の予定として、上牧地区では用地買収が完了しており、本線工事を本格的に取り組まれます。また、梶原地区及び成合地区用地取得率は約80%で、さらなる用地取得に向けて用地測量等を実施される予定でございます。  次に、新名神高速道路工事用道路として活用されている周辺道路整備状況ですが、本市で整備中の萩之庄梶原線につきましては、こちらの区間が平成30年度に開通しており、現在は第Ⅱ期区間の整備を実施中で、令和元年度からこちらの区間で実施設計及び物件調査を行ってございます。令和2年度はこれらの区間で用地買収を実施する予定でございます。  また、大阪府整備府道西京高槻線バイパスにつきましては、こちらの区間が平成30年度に開通しており、現在、東側の区間を整備中でございます。いずれの路線も新名神高速道路の供用に合わせて整備を行ってまいります。  次に、高槻インターチェンジへの交通誘導につきまして、高槻インターチェンジ設置に伴う交通問題に関する勉強会についてご説明を申し上げます。  本勉強会は、高槻インターチェンジ周辺交通状況把握とその対応策等を検討するため、平成24年12月に設置されたものであり、前回の本委員会以降の主な取り組みといたしまして、平成31年3月に道路管理者会議が開催されております。また、同月には十三高槻線(Ⅰ期区間)が双方向通行により暫定供用されており、11月と12月には大阪府において十三高槻線(Ⅰ期区間)の交通量調査が実施されております。  こちらは交通実態調査箇所及び調査結果を示しており、前回、本委員会にてご報告した速報結果を精査した内容となってございます。特に、日吉台一番町交差点及び梶原6丁目交差点においては、新名神インターチェンジ開通に伴う渋滞が発生していたため、交通管理者と協議して、信号現示時間の調整を実施することで渋滞緩和に取り組んでございます。  このように各交差点における渋滞対策道路管理者交通管理者と連携しながら取り組んでおり、引き続き交通状況の把握に努め、必要に応じその対応について検討してまいります。  以上で、案件1、新名神高速道路整備促進についての説明を終わらせていただきます。ご審査のほどよろしくお願い申し上げます。 ○(中村玲子委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(北岡委員) まず、1-2ページからの周辺道路整備状況について伺います。  新名神高速道路については、令和元年11月から高槻高架橋西下部工)の工事が着工されたということです。現在、高槻市では高槻国土強靭化地域計画(素案)に対する意見パブリックコメントということで募集していますが、その素案の10ページには、有馬高槻断層帯地震震度分布図南海トラフ巨大地震震度分布図が示されていて、それを見ると、名神高速道路は震度7から震度6弱の部分を通っています。新名神を初めこれからつくられる道路は想定されている震度に耐えられるのでしょうか、お答えください。  また、素案で示された震度に対する耐震性が備わっていない既存の道路はあるのでしょうか。あるのであれば、具体的にお答えください。  次に、1-6ページの交通実態調査についてです。  高槻インターチェンジ開通に伴い渋滞が発生した日吉台一番町交差点や梶原6丁目交差点について、信号現示時間の調整を実施することで渋滞緩和に取り組んだとあります。どれくらい渋滞が緩和されたんでしょうか、指標があればそれに基づいて具体的にお答えください。  以上です。 ○(福原道路課長) まず、1点目でございます。名神高速道路や新名神高速道路につきましては、申し上げるまでもなく、耐震性能を有する構造となっています。  次に、日吉台一番町交差点や梶原6丁目交差点につきましては、警察と協議し、対策を講じた結果、現在はおおむね改善されていると考えております。  以上でございます。 ○(北岡委員) まず、周辺道路整備状況についてです。名神高速道路や新名神高速道路は想定されてる震度に耐えられるということですが、1-4ページや1-5ページに記載されている周辺道路有馬高槻断層帯地震が来ても大丈夫なんでしょうか、お答えください。  次に、交通実態調査について2点伺います。  1点目、日吉台一番町交差点や梶原6丁目交差点渋滞に関しては、おおむね改善されたと考えているということですが、渋滞がどれだけなのかについては、どういった指標や基準で判断してるんでしょうか、具体的にお答えください。  2点目、高槻市立芝生小学校の前の道路については、国土交通省と協力してETC2.0によるビッグデータの分析を行って安全対策を行ったということですが、こういったビッグデータの活用は、1-6ページの主要地点交通実態調査などでも可能なのでしょうか。あるいは既にされてるんでしょうか、具体的にお答えください。  以上です。 ○(福原道路課長) 周辺道路耐震性でございます。現在、整備を進めている周辺道路につきましても、同様に耐震性能を有する構造となっております。  次に、交通実態調査でございます。対策後は明らかに朝夕のピーク時における渋滞は改善されており、現在は渋滞に関する市民からの苦情、要望についても寄せられておりません。  もう1点目でございます。現在もETC2.0によるビッグデータを活用しながら交通の実態把握に努めております。  以上でございます。 ○(髙島委員) おはようございます。私のほうからは、今、北岡委員と重なる部分もございますけれども、1-6の交通実態調査についてお尋ねをいたします。  各交差点における渋滞対策道路管理者交通管理者と連携しながら取り組んでおられるとのことでございますけれども、その具体的な対策等についてお聞かせください。 ○(福原道路課長) 交通実態調査のご質問についてお答えいたします。  交通実態調査につきましては、国土交通省や大阪府、NEXCO西日本などの道路管理者と協働で主要交差点などにおける方向別交通量渋滞長の計測を実施しています。これらの実態調査を行うことにより、渋滞がどの時間帯にどの方向に発生しているかなど、渋滞時の交通状況を把握し、交通管理者である大阪府警と連携することで、青信号点灯時間の再配分を行い、渋滞緩和に取り組んでいます。それらの取り組みは、高槻インターチェンジ開通に伴い渋滞が発生していた日吉台一番町交差点や梶原6丁目交差点において効果が出ている状況です。  また、今後につきましても、道路ネットワーク整備に伴う交通状況の変化を把握し、快適な交通環境の創出に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○(髙島委員) 実態調査を行うことで交通状況を把握し、渋滞緩和に取り組んでこられたことで効果が出ているということを理解いたしました。新名神高速道路開通し大変便利になりました。まちの活性化にもつながっていると私自身も実感をしているところであります。今までも住民説明会等、適切に開催をされていると思いますけれども、地域の住民の方、さまざまなご意見、またご要望等あるかと思いますけれども、これまで以上に丁寧な対応をお願いして、私の意見とさせていただきます。ありがとうございます。
    ○(髙木委員) 1-6の交通実態調査の別所の交差点付近のところなんですけれども、資料を見ても開通前と開通後で交通量がふえてるということで、近隣の方から少しお聞きした中では、大型車交通量がふえてるというふうにもお聞きしたんですけれども、そのあたりどれだけふえているのかというところと、あと、その騒音とか振動、あるいは排ガスに対する市民の方からの何かお声などいただいてるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○(福原道路課長) 別所交差点を通過する大型車両の変化につきましては、高槻インターチェンジ開通前後で、平日については26%の増加、休日については48%の増加となっています。  また、当該交差点付近における騒音や排ガスに関する市民からの相談につきましては、現在のところございません。  以上でございます。 ○(髙木委員) その休日については48%の増加ということなので、大型車に限れば、かなりの交通量がふえてるということだと思います。騒音とか排ガスについての苦情なりは今のところないということですけれども、交通実態調査交通量調査であって、環境調査というのはされてないと思うんですが、そういった調査が必要じゃないかと思うんですけれども、これについてお聞きしたいと思います。 ○(長谷川環境政策課長) 環境に係る調査につきましては、別所本町など市内主要道路の沿道で騒音、振動に係る定期的な調査を実施しているところでございます。  以上でございます。 ○(髙木委員) その調査というのは、インターチェンジ開通後にされているものなのかどうかお聞きしたいと思います。 ○(長谷川環境政策課長) 当該調査につきましては、定期的に行っているものでございまして、別所本町を含め、開通前に行っている箇所と開通後に行っている箇所がございます。  以上です。 ○(髙木委員) 開通後に行った調査でも、特に問題なかったという理解でよろしいんでしょうか。 ○(長谷川環境政策課長) 場所によって結果は異なりますけども、別所本町につきましては、まだ調査を行ってございませんが、それ以外のところにつきましては、特段目立った差はございませんでした。 ○(髙木委員) 「たかつきの環境」の中でも当該の交差点調査結果というのは、その調査をするたびに掲載されてはいるんですけれども、場合によっては抜き打ち的な調査というのも必要ではないかなと。今のところ住民の方からの声というのはないということで、特段必要はないという判断なのかもしれませんけれども、できればインターチェンジ開通後の調査というのが必要じゃないかなということは、これは意見として申し上げておきます。  以上です。 ○(中村玲子委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、新名神高速道路等沿道まちづくりについてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(新井都市創造部長) それでは、案件2、新名神高速道路等沿道まちづくりについてご説明を申し上げます。前方のスクリーンごらんください。  初めに、高槻インターチェンジエリアまちづくりについてご説明いたします。  まず、主な経過ですが、前回の特別委員会以降では、平成31年3月に土地区画整理組合が第3回総会を開催し、仮換地指定保留地について議決され、総会後、全権利者に仮換地指定通知を送付されております。  また、7月には組合が第4回総会を開催し、9月には組合からの第2回事業計画変更を市が認可し公告してございます。本日はこれらの取り組みについてご説明を申し上げます。  土地区画整理組合の概要ですが、名称は高槻成合南土地区画整理組合事業施行期間は平成30年8月から令和5年3月を予定されております。  次に、土地利用計画は、約9.9ヘクタールの区域に宅地と道路、水路、公園・緑地からなる公共施設を配置するものでございます。  次に年次別資金計画についてご説明をいたします。  全体事業費は29億2,500万円で、補助金は事業全体で8億4,600万円を予定しており、補助金の内訳は国が3分の1で2億8,200万円、市が3分の2で5億6,400万円となっております。  令和元年度の補助金は2億2,000万円で、そのうち市が1億4,700万円、令和2年度の補助金は3億3,000万円を予定しており、そのうち市が2億2,000万円となっております。  令和元年度、2年度の主な事業内容ですが、令和元年度につきましては、図に示しております部分の埋蔵文化財調査道路水路築造宅地造成及び家屋の移転補償を行っております。現在、写真①から見た区域南側は、ごらんのとおり埋蔵文化財調査を終えた状況写真②から見た北側は、住宅の移転先となる宅地の整備が進んでいる状況となっております。さらに、直近の状況では、ごらんのように、既存住宅移転先となる住宅の建築が進められております。  令和2年度につきましては、埋蔵文化財調査を引き続き行い、道路水路築造宅地等の造成を計画されております。  次に、土地利用の予定についてご説明をいたします。  既存施設医療法人社団緑水会は現位置に残るほか、区域内で移転する既存住宅につきましては、令和元年度から移転先建築工事に着手されております。新たに進出する施設といたしましては、図に示す位置に事務所、工場、商業施設が予定されております。このほか、個人所有の宅地につきましては、個別に土地利用が進められていきます。  今後の取り組みについてご説明をいたします。  組合では、現在、埋蔵文化財調査を進めているほか、来年度には公共施設整備地区内居宅、企業の移転を本格的に進められる予定とされております。令和4年度には換地計画の策定、換地処分を行い、組合を解散する予定とされております。  その他、事業と並行して、将来にわたる良好な町並みの維持や景観のルールづくり等を行うまちづくりガイドラインの策定を進められており、策定後はまちづくり・まち育て組織が新たに進出する企業とも調整を行いながら、令和5年度以降もまち育て組織によるエリアマネジメントを継続していくこととされております。  進出企業につきましては、早いところで令和2年度から建築工事に着手される予定でございます。  それでは次に、関連道路沿道まちづくりについてご説明いたします。  初めに、十三高槻線エリアですが、主な経過として、平成29年4月に前島街づくり推進協議会が発足し、その後、意見交換を実施しております。今年度につきましても、5月以降、意見交換を継続して実施しております。  今後の取り組みですが、道路整備とあわせて沿道のまちづくりについて、地域課題の共有を図りながら継続的に検討を進めてまいります。  最後に、原成合線エリアについてご説明いたします。  主な経過としては、平成26年4月に原里づくり連絡会を発足され、以降、地域資源の魅力を発信するイベントや、市と里づくり活性化に向けた会合などを開催されてきました。  次に、今年度の取り組みですが、4月に原連合自治会が中心となり、地区の里山、原風景保存等を目的に、市道原成合線の沿道に原地区をイメージする桜ともみじを植樹されました。また、12月には原里づくり連絡会を開催して、実行組合連合会が実施する農業環境の維持と育成に向けたアンケートに関する意見交換や、景観賞原公民館市民賞を受賞されたことについて報告されました。  今後の取り組みについてご説明をいたします。  原里づくり連絡会とされては4つの取り組み方針に基づき、農地里山の保全や景観重点地区の指定に向けた検討も進めながら、原地区里づくりの実現を目指すものとされております。  以上で、案件2、新名神高速道路等沿道まちづくりについてのご説明を終わらせていただきます。ご審査のほどよろしくお願い申し上げます。 ○(中村玲子委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(北岡委員) まず2-3ページなどに記載されている埋蔵文化財調査についてお聞きします。  高槻成合南土地区画整理組合事業区域内では埋蔵文化財調査も行ったということですが、その調査の結果はどういったものだったんでしょうか、具体的にお答えください。  次に、2-6ページの十三高槻線エリアについてです。十三高槻線牧野高槻線道路計画については、地元から反対の声があったと聞いております。どういった意見があったんでしょうか。また、行政としてはその意見に対してどういった対応をされたんでしょうか、お答えください。  以上です。 ○(西田都市づくり推進課長) 土地区画整理事業に関する埋蔵文化財調査につきましては、土地区画整理組合令和2年度までの予定で順次行っており、現時点において古墳時代から鎌倉時代にかけての遺構や遺物が出土したと伺っております。  次に、十三高槻線牧野高槻線について、地域からは道路による地域分断生活環境への影響等を懸念されるご意見を伺っております。本市といたしましては、地域のまちづくりを踏まえ、継続的に意見交換を実施するとともに、事業主体である大阪府に対し、丁寧に対応するよう求めております。  以上でございます。 ○(北岡委員) まず、埋蔵文化財調査についてです。  埋蔵文化財調査では、古墳時代から鎌倉時代にかけての遺構や遺物が出土したとのことですが、どれぐらいの価値があると考えられてるんでしょうか。また、その保存や記録はどのようにされるお考えなんでしょうか、お答えください。  次に、十三高槻線エリアについてです。  地域からのご意見についてですが、平成30年8月10日の大阪府都市計画公聴会の記録を見ると、ご答弁にあった地域分断に関する危惧等も述べられているのですが、牧野高槻線を計画よりも大阪側下流側にずらして民家への影響が出ないようにしてほしいといった要望もありました。この要望については何か対応されたんでしょうか、される予定なんでしょうか。具体的にお答えください。  以上です。 ○(西田都市づくり推進課長) 埋蔵文化財調査について、出土した遺構、遺物は成合地区土地利用の変遷を知る手がかりになるもので、記録保存を実施されていると伺っております。  次に、牧野高槻線のルートにつきましては、大阪府において種々検討した結果、現行計画の位置が最適と判断され、都市計画審議会を経て決定されております。本市としましては、大阪府に対し、地域の理解が得られるよう丁寧な対応を求めております。  以上でございます。 ○(髙木委員) まず、2-3の年次別資金計画なんですけれども、事業計画の変更があったということなので、その説明をしていただきたいと思います。 ○(西田都市づくり推進課長) 年次別資金計画の主な変更点につきましては、土地区画整理組合が事業の進捗に伴い建物の移転補償計画を早められ、年次別資金計画を変更されたものです。  以上でございます。 ○(髙木委員) わかりました。  2-2の成合南土地区画整理組合の概要のところで、組合員数68人で、これは昨年度と変更ないんですけれども、昨年度は合意形成率80%ということでお聞きしました。残り20%どうされるのかという質問を昨年度したんですけれども、今年度の現時点での合意形成率というのはどれぐらいになったのか、お答えいただきたいと思います。 ○(西田都市づくり推進課長) 土地区画整理事業について、現時点での組合員の合意形成状況は95.6%となっております。  以上でございます。 ○(髙木委員) 80%から現時点で95.6%まで合意を得られてるということですけれども、残り約5%の方からまだ合意を得られてないと、なかなか全てすんなり合意をもらえるというのは難しいとは思うんですけれども、これは合意を得られる見込みがあるのかというのと、場合によっては、事業計画そのものにも影響が出てくるんではないかなというふうに思うんですけれども、そのあたりについてお聞きしたいと思います。 ○(西田都市づくり推進課長) 土地区画整理組合とされては、全ての合意が得られるよう継続して協議を重ねられ、事業への影響が生じないよう取り組まれております。  以上でございます。 ○(髙木委員) 前回の委員会でも言いましたけども、できるだけその直接施行というような形にならないように、基本的には組合の皆さんが動かれることでありますけれども、行政としてもできるだけさまざまな努力を引き続き行っていただきたいということをお願いして終わります。  以上です。 ○(福井委員) 1点だけ簡単に質問したいと思います。  2-6の関連道路沿道まちづくりについて、この2-2ですね、原成合線エリアの中で、(3)の今後の取組、この中で迷惑施設の立地防止とありますね。実際にこの地域については、当然、沿道についても用途区域の変更は多分ないと思うんですね。その中で迷惑施設とかいうのは一体どんなものがあるのか、教えていただきたいと思います。 ○(西田都市づくり推進課長) 迷惑施設についてのご質問ですが、資材置き場等を考えております。  以上でございます。 ○(福井委員) 資材等置き場というのは、当然田んぼとかあって、その中で農業委員会を通じていろんな形での変更があると思うんですね、それについては当然その土地の所有者が申請しないとできないわけであって、そのあたりについて、当然住民の意志が固まった上での話になると思うんですね。そのあたりの合意形成はできてるんですかね。 ○(北野都市創造部部長代理) 迷惑施設につきましては、今、資材置き場とこちらから答弁しましたけれども、基本的に地域の方は営農されておりまして、そこの周辺に施設ができたときに農業環境が、例えば資材置き場であったら、そういったものが農地に落ちてくるとか、そういったことを非常に懸念されてまして、一旦施設の立地については、その営農環境が保全できるような形で協力してほしいということが地域の課題として上げられております。  また、施設立地につきましても、可能なものはできるんですが、そういった協議をできるだけ地域の方と行っていただくようお願いしているところでございます。  以上でございます。 ○(福井委員) 私が言いたいのは、別に資材置き場がどうとかこうとかと違ってね、いわゆる用途区域に応じたものが建てられるけども、それがその地域に余りふさわしくないといったものもございますね。そういったものが多分これに当たると思うんですね。それは何も全てにおいてこの地域だけじゃなく、ほかの地域においてもやはりそういった施設が急にできて迷惑してるといった事例も過去にも多々あります。そういったものを含めて、全般的に市内の地域でやっぱりそれをどう考えていくのかというのが必要じゃないかなと。ある日突然に住民に知らされずに横に施設が建つと、それが非常に困るといったものもありますので、ちょっと具体例は出しませんけども、そういったものも職員の皆さんは知ってると思うので、そのあたりも含めて、高槻市内全域でそういったものにどう取り組んでいくかという方向性も今後、検討の余地があるんではないかということで意見しまして、終わります。 ○(中村玲子委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、環状幹線道路等整備促進についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(新井都市創造部長) それでは、案件3、環状幹線道路等整備促進についてご説明申し上げます。前方のスクリーンごらんください。  初めに、幹線道路についてご説明をいたします。  国道171号交差点改良につきまして、まず八丁畷交差点におきましては、平成29年6月完成の交差点改良工事に引き続き、現在、無電柱化事業を実施中でございます。  次に、大畑町交差点におきましては、現在の用地取得率は96%で、未整備箇所である東側の幸町交差点について事業促進を図るため、残りの用地取得に向け、市も国と連携しながら継続して用地交渉を実施中でございます。  続いて、富田丘町西交差点におきましては、現在の用地取得率は40%で、未整備の京都側については、用地測量及び物件調査が実施済みであり、継続して用地交渉を実施中でございます。  野田交差点におきましては、継続的に市と国で連携して用地交渉を実施しており、高槻駅緑町線と重複する区間について、令和2年1月に国と市で土地取得に関する協定書を締結する予定でございます。  以上、4つの交差点整備促進及び完了に向けて国に引き続き要望してまいります。  続きまして、外環状幹線道路についてご説明いたします。  十三高槻線進捗状況ですが、府道枚方高槻線から国道171号までのⅠ期区間におきましては、現在の用地取得率は98%で、大阪府が残る未取得地の買収に向けて取り組んでございます。  また、桧尾川堤防から府道枚方高槻線までのⅡ期区間におきましては、大阪府において道路予備設計を実施中で、令和2年度の事業着手に向け建設事業評価を実施中でございます。  なお、当該区間の用地取得につきましては、府・市間の土地取得等に関する協定に基づき、大阪府費用負担のもと、今後、本市が用地取得を実施する予定でございます。  高槻東道路進捗状況につきまして、国道171号から十三高槻線までの延伸部区間におきましては、当該路線についても、府・市間の土地取得等に関する協定に基づき用地取得業務を大阪府から受託し、平成30年度から31年度に物件予備調査を実施しており、令和元年度から令和2年度に用地測量を実施しております。  また、同じく令和元年度から令和2年度に大阪府が道路詳細設計を実施される予定でございます。  次に、富田奈佐原線の進捗状況につきまして、大畑町交差点北側の事業着手に向け、大阪府と連携し、事業内容を初め、整備手法や役割分担等について協議検討中であり、国道との交差点部分につきましては、大阪府が用地測量業務を発注し、地権者に対し事業説明や用地境界確認を実施中でございます。今後もJRアンダー部も含め、早期事業着手を大阪府に引き続き要望してまいります。  続きまして、内環状幹線道路についてご説明いたします。  芥川上の口線につきましては、幹線ネットワークの早期実現に向け、大阪府に引き続き要望してまいります。
     次に、真上安満線の進捗状況につきましては、大阪府が平成28年3月に事業認可を取得し、現在、用地買収は完了しておりまして、令和元年度から工事に着手され、令和2年度に整備完了の予定でございます。  最後に、都市間道路についてご説明いたします。  牧野高槻線進捗状況につきまして、大阪府が淀川渡河部の道路予備設計を実施中で、十三高槻線(Ⅱ期区間)同様に、令和2年度の事業着手に向け建設事業評価を実施中でございます。当該路線の用地取得につきましても、府・市間の土地取得等に関する協定に基づき、今後、本市が用地取得を実施する予定でございます。  以上で、案件3、環状幹線道路等整備促進についてのご説明を終わらせていただきます。ご審査のほどよろしくお願い申し上げます。 ○(中村玲子委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(髙木委員) 3-2の十三高槻線なんですが、171号に接続したところがちょうど五領小のところに当たりまして、五領小の交差点ですね、十三高槻線から171号を通って京都方面に行く際に、右折車が五領小の交差点の歩行者と接触する事故が実際にあったということで地元の方からお聞きしております。地元の方を中心に、そこの交差点、信号の改良等の要望が出ていたんではないかなと思うんですけれども、このことについてちょっと説明をいただきたいと思うんですが。 ○(福原道路課長) 五領小学校前交差点安全対策に関するご質問にお答えいたします。  当該交差点における課題につきましては、本市も道路管理者及び交通管理者に対し働きかけを行っており、歩車分離信号への改良に向けた検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ○(髙木委員) この話をお聞きしてもう大分たつんですけれども、いつごろ歩車分離信号に変わるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○(福原道路課長) 早期に対策ができるよう検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ○(髙木委員) 早期というのはいつなのか、具体的にちょっとわからないんですけれども、実際に事故があってから、地域の方が特に朝であるとか、子どもたちが登下校する時間帯については、非常に気を配って今されてるということですけれども、できるだけ早く歩車分離にするように、これは府と警察の話ではありますけれども、市のほうからも積極的に働きかけをお願いしたいと思います。  以上です。 ○(岩委員) 私から1点だけ、富田奈佐原線ですね、これ事業概要並びに富田奈佐原線の進捗状況の中で、アンダー部の問題について、大阪府へ引き続き要望すると書いてますね。この辺の状況はどうなんですか。もう何十年かこの表現でずっと来てるねんけども、私が記憶する限りはこういう表現だけで、どういう状況になってますか、まずそれで。 ○(福原道路課長) 毎年、大阪府のほうに要望させていただいております。  以上でございます。 ○(岩委員) この問題を置いといて、例えば以前では阪急高架の問題、さらに最近、JRの高架橋とか、そういういろんな案が非常に出てきてますが、結局この問題を解決せん限り、梅本副市長も今座っていますけども、今、市長の大きな政策としての富田のまちづくりも、ほとんど進まないでおりますね。だから、これに本当に集中的に、まあ言うたら熱を入れるというか、やはり道路整備は今、高槻で最大の問題になってますので、一応、東のほうは一定先ほどの東道路の延伸とか、非常に積極的な動きもこれ感じられますが、この問題をせん限りは、西のまちづくりはないと私は見てます。言葉だけで今いろいろ言うてますけども、現実進んでるというイメージが全く感じません。  そういう意味で、これをどのように集中的に取り組んでいくかというのは、もうあなた自身の大きな仕事になると思うんですね。だから、これが曖昧な形でずっといくということは、いつまでもこういう表現で資料を皆さんに、議会に出していくようになりますから、この辺の努力を最大限やっぱり集中しないと、いわゆる大きな話ばっかり出てきて、やっぱりここの1点にどう絞るかと、これはもう私が市の職員になってから、この問題をずっと見てますけども、ほとんど変わってませんね。その辺についての努力をぜひともやっていただくと。今あなたの考え、意見をどうやとは聞きません。  だから、これをやはりやっていかない限り、このいわゆるJRの問題も阪急高架も、今、一応消えてますけども、今度JRの高架やというような中で、やっぱりこれがほんまに解決するんかということが地域の方々が感じないと、まちづくりも進めないと私は思いますので、ぜひともその点ちょっと知恵を出して、ひとつ頑張っていただくということで、ぜひとも梅本副市長にお願いしたいと思います。結構ですよ、要望でよろしい。 ○(福井委員) 私も今、岩委員と同じようなことを言おうとしてました。この3-2では、事業概要の中で、JR摂津富田駅及び阪急富田駅へのスムーズな交通アクセス機能の向上を目指すという中で、次のページでは、このアンダー部分についての記載があります。私も見に行きました、実際に、今現状どうなのか。過去からあのアンダー部分の富田駅側、昔、いわゆる富田温泉とかありました。あそこを、地下をくぐっていくという話があって、そうなればスムーズに歩行者も、それから車も自転車も通れるという話がうん十年前からあって、あそこを事業用地としてとったわけですね。ところが、いまだに進んでいない。ほんで、高槻駅周辺からあそこを利用しない方にとっては、ああ、こんな問題があるんだなと。ところが、あのあたりに住んでる方にとっては、JRの高架が夢ですわね、これね。ところが、あのあたりに住んでる方にとっては、夢よりもきょう、あすの幸せのほうが大事なんですね、これ、はっきり言いまして。そんな夢はもうどうでもええわと、もういつもこの狭い道を通るの大変やというのがあのあたりの方の意見ですわ。それについて、全然、大阪府に言ってる、実際、私たちは大阪府に言ってるのは、行政側からいろんな形で要望を出してるという話です。  ほんで、高槻、島本からは府会議員さんが4人出ておられるんですね。そのあたりの声は一体どないなってるのかということを教えていただけませんでしょうか。一体、実際に大阪府議会でこの声が上がってるんかどうか。市長側もしくは行政職員からそういういろんな大阪府との協議事項の中でそれを声を出してるのか、それとも議会でそういう声が上がって、それがポシャってしまってるのか検討課題になってるのか、そのあたりは一体どうなんでしょうかね。 ○(新井都市創造部長) この富田奈佐原線につきましては、我々も基本的にまちづくりの骨格はやっぱり道路整備が重要だということで考えております。この要望につきましては、大阪府議団に対しまして、会はありますけども、市のほうから毎年のように要望はさせていただいてます。  あと、岩委員からもありましたように、やっぱり今後の富田地区のまちづくりを考えた上で、事業スパンとか、福井委員がおっしゃったように、間近な部分と将来の部分、これは結構重要な部分で、地域に対しての話になりますので、府議会の中でこの問題に特化した議論というのはなかなかないのが実態ですけども、市のほうからは強く要望しているというような状況でございます。  以上でございます。 ○(福井委員) なぜかというと、皆さんはどうかわかりませんけど、私はあの道を通って第四中学校に通った人間なんですよ。その当時はまだ横の排水溝もできてなくて、非常に水がたまりました。今でもそうですね。それを毎日のごとく第四中学校へ通うときに大変な思いをしたということも覚えてます。それから何十年たって、もう五十数年たって、いまだに変わってないと。ただ道路整備やら側溝がちょっときれいになっただけやということで、そんな中で去年、おととしですか、あの茨木のJRアンダーに通行路ができたと、大学の関係でね。何で茨木ができるのに、高槻市内のこのあるところが、何か策はないんかなと、それができないんかなと。それやのに、何でこの高架の夢が出てくるんかなというのが、やっぱり高槻と茨木、近隣都市と比較していく、その中でどういうまちづくりを進めていくか、これがやっぱり基本的な問題認識かなと思うんです。  今言うてもあれですからね、しっかりといろんな方面での働きかけをしていただいて、それをまたここに報告していただきたいと、このように思いますので、前向きな取り組みをぜひともお願いします。  以上で終わります。 ○(吉田章浩委員) 私からご意見だけ申し上げさせていただけたらと思うんですけれども、きょう新名神の交通体系の特別委員会が開催されまして、冒頭市長からも、新名神、また名神の神戸-高槻間の完成に伴っての評価、お話もありましたし、令和5年に向けて淀川を越えての全線開通という形で、利便性がさらに向上していくことが理解できたところと、あと渋滞の問題についても、ビッグデータを活用しながら積極的に改善に向けてということも理解をしました。  今、環状幹線道路整備促進について、各委員の方からも重要なお話がありまして、私もそう感じておりますし、今後やはり適切に地域の声も聞いていただきながら、さらに積極的に進めていただきたいなというふうに思います。  また、この特別委員会もそう頻繁にはないと思うんですけれども、やはり広報とかそういう形でもっともっと今の取り組みの見える化も進めていただけたらなというようなこととか、さらに、やはり市域内には国道や府道等、市道もありますし、その辺、国・府へもさらに強いご要望をしていただきたいなとも感じてもおります。  あと、加えて、特には優先順位があると思うんですけれども、171号については課題もありますし、もう1つは、クロスする170号のほうも渋滞もやっぱりありますし、全体の中で維持補修も含めて、この道路行政というのは非常に大事な取り組みだと思いますので、これからも積極的な取り組みをお願いしたいという意見でとどめます。  以上です。 ○(中村玲子委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で本特別委員会を散会します。      〔午前10時52分 散会〕  委 員 長...