高槻市議会 > 2015-11-02 >
平成27年新名神・交通体系等対策特別委員会(11月 2日)

  • "山高架橋"(/)
ツイート シェア
  1. 高槻市議会 2015-11-02
    平成27年新名神・交通体系等対策特別委員会(11月 2日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成27年新名神・交通体系等対策特別委員会(11月 2日)    新名神・交通体系等対策特別委員会記録              平成27年11月2日(月)
                   高槻市議会事務局    日  時  平成27年11月2日(月)午前10時 0分招集  会議時刻  午前10時 0分 開議        午前11時18分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長    段 野 恵 美     副 委 員 長     平 田 裕 也  委     員    三 井 泰 之     委     員     髙 木 隆 太  委     員    田 村 規 子     委     員     強 田 純 子  委     員    吉 田 章 浩     委     員     橋 本 紀 子  委     員    太 田 貴 子  議     長    灰 垣 和 美  理事者側出席者  市長         濱 田 剛 史     副市長         石 下 誠 造  総合戦略部長     上 田 昌 彦     政策経営室長      前 迫 宏 司  総合戦略部参事    白 石 有 子     技監          上 仙   靖  都市創造部長     梅 本 定 雄     都市創造部部長代理   吉 田   隆  都市創造部参事    北 口 悦 男     都市創造部部長代理   新 井   進  産業環境部長     新 美 英 代     産業環境部部長代理   片 岡   聡  自動車運送事業管理者 西 邑 省 三     交通部長        平 野   徹  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長       内 方 孝 一     事務局主幹       岡 本 仁 美  事務局主査      清 水 丈 二     事務局職員       西 田 竜 大     〔午前10時 0分 開議〕 ○(段野委員長) ただいまから新名神・交通体系等対策特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9名です。  したがって、委員会は成立します。  委員会の傍聴がありますので、よろしくお願いします。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) おはようございます。  新名神・交通体系等対策特別委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本特別委員会の開催をお願いしましたところ、正副委員長初め、委員各位におかれましては、何かとお忙しいところご出席を賜りまして、まことにありがとうございます。  さて、本日の委員会につきましては2つの案件のご審査をお願いしたいと考えております。  まず、案件1の新名神高速道路整備促進につきましては、先月の現地視察でごらんいただきましたとおり、高槻-神戸間においては、西日本高速道路株式会社が平成28年度末の完成を目指し、トンネルや橋梁などの工事を進められており、大阪府におかれましては、高槻東道路の整備に精力的に取り組まれているところです。  一方、本市の南平台日吉台線は、本件工事を全面的に展開しており、200件を超える用地買収成合共有山の1件を残すのみとなりました。  この用地買収につきましては、地域の利益にも配慮しながら、時間をかけつつ丁寧な協議を進めてまいりましたが、ここに至り大変厳しい状況となっております。  本日は、これらの協議経過や対応策について報告させていただきます。  次に、案件2の新名神高速道路等沿道まちづくりにつきましては、高槻インターチェンジエリアで、この3月に土地区画整理準備組合が設立されるなど、取り組みを加速されており、本市はこの支援のための調査を進めているところです。本日はこれらの取り組み状況などを報告させていただきます。  これまでご説明しておりますように、新名神高速道路高槻-神戸間の供用目標まで、あと残すところ1年余りとなり、工事も目に見えて進捗しております。目標達成に向けては、まだ課題が残されておりますが、担当する全ての職員が英知や努力を傾注することで、必ずこれらの課題が解決できるものと考えております。  今後も私が先頭に立って新名神高速道路のより一層の整備促進関連道路の整備に全力を尽くすとともに、沿道まちづくりの積極的な支援を行ってまいりますので、正副委員長を初め、委員各位のご理解、ご協力をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(段野委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  まず、新名神高速道路整備促進についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件1、新名神高速道路整備促進についてご説明いたしますので、前のスクリーンをごらんください。  こちらは、新名神高速道路を初めとした関連道路の全体位置図です。  本日ご説明する内容は、次の2の3項目で、まず1つ目の、新名神高速道路に係る最近の動向についてご説明をいたします。  主な経過としまして、本年2月に本委員会を開催いたしました。7月には新名神高速道路鵜殿ヨシ原環境保全に関する第6回検討会が開催されております。また、先月には、本委員会で新名神の現場視察を行っていただきました。  次に、八幡-高槻間の進捗状況でございます。  まず、地元における説明会等の状況でございますが、5月からNEXCO西日本八幡-高槻間で対象となる梶原地区上牧地区地元役員への説明を開始しており、両地区とも10月に自治会及び権利者向けの説明会を実施いたしました。  今後は、NEXCO西日本用地買収範囲を確定するため、新名神高速道路の幅杭設置と境界確定について、年度内を目標に実施をいたします。  次に、鵜殿ヨシ原環境保全に関する検討会についてです。  本検討会は、篳篥用ヨシ生育環境の保全と新名神事業の両立を図るために、専門家等から調査、対策について指導、助言を得るために設立されました。  構成員は、橋梁や鵜殿保全などの専門家を委員とし、関係する省庁や地元保存会、実行組合がオブザーバーとなっております。平成25年から計5回が開催され、ヨシの生育状況などの調査、研究結果について確認がされてきました。  ことし7月に実施された本検討会では、生育調査結果、日照阻害や、地下水流動シミュレーション結果等について報告され、日照阻害によるヨシの生育への影響はないこと、地下水位の変動については、シミュレーションどおり影響がないことが確認されました。  今後は、この検討会を受け、採取エリアを改変しない橋梁計画や、工事施工計画を検討され、次回は年度内に開催される予定となっております。  次に、新名神高速道路の橋梁等に関する景観アドバイザー会議について説明をいたします。  本会は、枚方・高槻市域で整備される橋梁・遮音壁等の色彩・意匠等に配慮すべき点について助言を得ることを目的とし、学識経験者3名をアドバイザーに、関連する地方公共団体である大阪府、本市及び枚方市が構成員となります。  第1回では、会議の設立趣旨や規約、新名神高速道路事業の概要、地域の景観特性についてが議題となりました。  ここで、平成35年度開通予定の新名神(八幡-高槻間)の完成イメージをごらんいただきます。  こちらは、NEXCO西日本が作成したバーチャルリアリティーです。枚方から淀川を越え上牧地区に入り、堤防を越え上牧小学校付近で校舎からの距離は約55メートル、高さは約35メートルとなります。関西電力変電所、内ヶ池、国道171号を越えたところで地上からの高さは約45メートルとなります。阪急、JRを越え西国街道上で高さ55メートルとなり、名神高速梶原トンネル南側からトンネルで山を抜け、成合北の町付近へ至ります。こちらは第一ジャンクション付近で、高槻採石跡付近から成合南の町第二ジャンクション付近までの映像、成合北の町付近の第一ジャンクション、成合東の町付近のインターチェンジインター付近の建物は成合南地区土地区画整理のイメージです。  名神高速道路とつながる第二ジャンクション付近の映像をごらんいただいております。  以上が、バーチャルリアリティーでございます。  次に、新名神高速道路高槻-神戸間)についてでございます。  高槻インターチェンジの名称について、決定までのフローをご説明いたします。  事業者であるNEXCO西日本からこの11月に名称についての意見照会がございます。これを受け、高槻市の意見をNEXCO西日本へ回答いたします。  NEXCO西日本は、同様にインターチェンジ所在地となる自治体から集めた意見を名称原案として確認及び承認を行う委員会である標識適正化委員会に諮られます。  ここで広域的な目線で確認され、意見をつけてNEXCO西日本に返します。NEXCO西日本はこれを高速道路を保有する高速道路機構に報告され、平成28年の1月から3月ごろに名称が決定される予定でございます。  ここからは、高槻-神戸間の工事の進捗状況をご説明いたします。  原萩谷トンネル東工事の進捗率は57%で、現在上り線1,391メートル、下り1,056メートルまで掘り進めており、順調に施工されており、2月ごろ茨木側に到達する予定でございます。  続いて、原工事は99%、芥川橋(PC上部工)工事は95%の進捗状況となります。  楊梅山高架橋下部工工事の進捗率は99%で、下部工の施工を終えております。  高槻インターチェンジ工事は進捗率95%で、この4月から着工されたインターチェンジ中工事は4%でございます。  高槻ジャンクション橋(鋼上部工)工事は70%の進捗で、先日、現場視察でごらんいただきました。  こちらは、完成までのフローで、新名神高速道路高槻-神戸間)は、引き続き工事を促進され、平成28年度の完成を目指されております。  また、平成24年4月に事業許可のおりた八幡-高槻間は、幅杭等の測量や境界立会を実施され、平成35年度の完成を予定されております。  次に、大阪府で整備されますインターチェンジアクセス道路である高槻東道路に係る最近の動向についてでございます。  主な経過といたしまして、平成27年3月以降、名神、JR、阪急をまたぐ上部工の契約をされ、完成に向け12の工事を施工中でございます。  3つ目に、新名神関連の市事業の進捗状況についてご説明をいたします。  まず、原地区と成合地区をつなぐ原成合線でございますが、原成合線4工区の工事は11月で完了しております。現在は、NEXCO西日本工事委託実施中でございます。  次に、高槻インターチェンジへのアクセス道路となる都市計画道路南平台日吉台線進捗状況についてでございます。  工事の状況でございますが、平成26年度から施工中の第1工区を実施中で、伐採工事土砂流出防止工事は本年6月に施工を終えております。  西側の第2工区では、古曽部・芝谷遺跡の調査を実施しており、竪穴式住居跡などが確認されたようでございます。  ここで未買収地についてご説明をいたします。  南平台日吉台線収用案件についてご説明を申し上げます。
     現在の用地取得率件数ベースで99%で、残り未買収地は成合共有山だけであり、現在収用により用地取得の手続を始めております。  成合共有山は、地元への聞き取りによりますと、もともと成合村の財産だったものが、明治時代の成合村人101名の名前だけで登記された土地であり、現在は地元で組織された成合101人共有地管理運営委員会が納税や現地管理をされております。  また、聞き取り調査を参考に、相続調査を行った結果、登記名義人のうち33名は全く不明、残りの登記名義人相続調査をした結果、推定の相続人は500名を超えておりました。  しかし、登記には、住所の記載もなく、所有者の確定には裁判による所有権確認が必要な土地でございます。  そこで、平成24年度から平成25年の年末までは、管理運営委員会所有権確認訴訟を提訴し、確定判決を得た後に、権利者として高槻市と売買契約を締結する方針で協議をしておりましたが、最終的には裁判による解決を断念されたため、平成26年から市は収用手続による用地取得の調整を開始しました。  このような状況の中、平成26年5月30日に、地方自治法が改正され、認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例制度が、本年4月1日より施行されました。  当該制度は、フローチャートのように、共有地の登記を地元自治会に移転する旨の公告を3か月間行い、その間に相続人等登記関係者から異議申し出がなければ、自治会に所有権移転登記ができ、その後、市と売買契約を締結できるというものでございます。  管理運営委員会は、平成26年の8月と9月に総会を開催され、補償金を受け取るには、この制度を利用するしかないとして、成合自治会に対し協力を要請。成合自治会といたしましても、本年5月17日に、臨時総会を開催し、特例制度の手続を行うことを決議され、まずは、自治会を認可地縁団体化する申請をなされました。  しかし、そのやさきに、突如として登記関係者の1人が異議申し出を表明され、管理委員会の内部で調整を図られましたが、本年9月末をもって特例制度を利用した解決を断念されました。  そこで、市としては、本年10月に入り、やむなく収用手続に踏み切ったものでございます。  現在、大阪府収用委員会で速やかな収用裁決申請に向けて協議を行っております。  収用による用地取得のスケジュールにつきましては、年内に土地収用法に基づく事前措置を行い、来年1月ごろに収用裁決申請を行う予定であり、その後は、おおむね1年間の収用委員会による審理を経て、平成29年2月末ごろには裁決がおり、翌3月末ごろには補償金を供託し、権利を取得、土地の明け渡しが行われ、平成29年4月ごろから収用地の工事が着手可能となり、約1年間の工事期間を経て、平成30年3月ごろに南平台日吉台線が完成する予定でございます。  一方、収用による用地取得を行った場合、南平台日吉台線の完成が、新名神高速道路高槻-神戸間)の開通目標である平成29年3月より1年おくれる予定であり、その後、インターチェンジを利用する車が周辺の生活道路通学路等に流入するおそれがあるため、市としてはその対策案として、現在収用地を避けた迂回路整備による暫定共有を検討しております。  最後に、萩之庄と上牧をつなぐ萩之庄梶原線についてご説明いたします。  現在は第2期整備の東側区間において、基本設計を実施しており、今後は物件調査を実施してまいります。  この第2期整備区間においては、新名神八幡-高槻間の協議も引き続き実施いたします。  これで、案件1、新名神高速道路整備促進についての説明を終了いたします。ご審査をよろしくお願い申し上げます。 ○(段野委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(三井委員) 公明党の三井でございます。  私のほうから新名神高速道路整備促進について、4問ご質問をさせていただきます。  まず最初に、鵜殿ヨシ原環境保全高槻東道路についてをお聞きします。  鵜殿ヨシ原環境保全に関する検討会は、今後どのような内容の検討が必要なのか、また、いつごろまで検討会の開催を予定するのか。  次に、国道171号のアクセス道路である高槻東道路の進捗についてですけども、資料を見ますと、高槻東道路用地取得率は、約99%になっております。現状の交渉状況及び取得できなかった場合の事業に与える影響についてお聞かせください。よろしくお願いします。 ○(福原新名神推進課長) ただいまのご質問についてお答えいたします。  鵜殿ヨシ原環境保全に関する検討会は、新名神高速道路完成までを予定されており、NEXCO西日本では、新名神開通後の影響に関するモニタリング方法について、今後委員にご助言をいただきながら検討を行われていく予定であり、開通後の検討会開催につきましては、その検討状況を踏まえて判断していくと聞いております。  次に、高槻東道路の件でございますが、高槻東道路の本線の用地買収状況については、事務手続中を除き、国道171号周辺で1権利者2筆を残すのみとなっております。  当該用地は、国道171号から高槻東道路への右折レーンに必要な箇所であり、国道からの右折に支障が出ないよう、本線供用にあわせた買収交渉を鋭意進められております。  以上でございます。 ○(三井委員) 次は、要望とさせていただきます。  今回、私も初めて知ったんですけども、新名神高速道路と交差する鵜殿ヨシ原は、雅楽で使用される篳篥の蘆舌(ろぜつ)に用いる良質のヨシの生育地であり、宮内庁の篳篥奏者も蘆舌に鵜殿ヨシを使用してるということです。  宮内庁で演奏されている雅楽というのは、千数百年の伝統を有し、世界で最も古い音楽文化財でありまして、ユネスコの世界文化遺産にもなっており、その雅楽を支えているのが、鵜殿ヨシということであります。  そういった意味で、自然環境・歴史・文化的にも極めて重要な場所であると考えております。  鵜殿ヨシ原環境保全に関する検討会の設立目的は、雅楽で使用される良質なヨシ生育環境の保全と、新名神高速道路事業の両立を図ることであり、ヨシの生育や採取エリアの影響の有無については、継続してフォローをしていただくことは必要でございますけども、あわせて鵜殿ヨシを守るために長年続けられてきました地元の取り組みについては評価した上で、市としても積極的な関与も検討していただきたいということでございます。  次に、高槻東道路用地取得につきましては、当市が直接関与しているわけではないんですけども、国道171号への重要なアクセス道路であります。用地取得が不調の場合、国道からの右折に支障が出るということでございますので、府と適宜適切に進捗情報の共有を行っていただいて、しっかり開示していただくことを要望いたします。  本問はこれで終わらせていただきます。  次は、2問目ですけども、迂回路の整備についてお伺いします。  当初予定の都市計画道路南平台日吉台線の完成が、新名神高速道路開通目標、平成29年3月よりも1年おくれる見込みとなり、その間、インターチェンジを利用する車が、周辺の生活道路通学路等に流入するおそれがあることから、迂回路の整備を検討しているということでございます。  その迂回路の整備について、4点お聞かせください。  まず1点目でございますけども、南平台日吉台線の迂回路について、平成28年度末の高槻インター同時開通は可能であるか。  2点目でございますが、迂回路整備に当たり、課題は何か。課題が解決できない場合、ほかの対応策は何かあるのか。  3点目は、歩行者の安全対策についてです。  以上です。よろしくお願いします。 ○(福原新名神推進課長) 迂回路の整備につきましては、議会の意見も賜りながら、今後地権者との協議や設計を行い、整備していくことを検討しており、高槻インターとの同時開通に何としてでも間に合わせる考えでございます。  迂回路整備の実現には、隣接土地の借地が必要であり、種々検討いたしましたが、これにまさる方策がないことから、何としてでも地権者の借地協力が得られるよう、鋭意交渉をしてまいります。  また、迂回路の構造については、暫定道路として極力コストを意識した整備を考えておりますが、歩行者空間につきましても、ガードレール等を配置するなど、安全性に配慮する整備を考えております。  以上でございます。 ○(三井委員) 次は、要望とします。  迂回路整備を新名神高速道路高槻-神戸間)の開通にあわせて行うということの市としての取り組みへの強い意欲、また、周辺生活道路や通学路などに車が流れ込むことによる安全確保への著しい懸念を回避するためには、迂回路の整備しかないこともわかりました。  これから、さらに迂回路整備に向けたさまざまな検討、交渉等が行われますが、特に進捗については、市民や議会への適宜適切な報告をお願いすることを要望したいと思います。  続きまして、南平台日吉台線について、4点お伺いします。  1点目は、登記の特例制度での解決を断念し、土地収用法による用地取得を決定したとのことですが、地元住民への説明は、いつどのように行うのか。  2点目でございますが、収用決裁申請について、裁決申請が来年1月ごろの予定となるのはなぜか。また、今回の土地所有者及び土地に関して、権利を有する関係人は誰になるのか。  3点目、相続人らしき人物は500人と聞いておりますが、土地所有者等の調査は完了しているのか。  4点目、権利取得裁決後及び明渡裁決後、補償金の支払いとあるが、この補償金は誰が受け取るのか。  以上です。お願いします。 ○(福原新名神推進課長) 現地住民の方々への説明につきましては、迂回路等の具体的な対応策を含めて行う予定であり、適切な時期に行う予定でございます。  裁決申請の時期につきましては、土地収用法に定められた周知措置や現場立ち会いをもとにした調書の作成などを年内に行う予定であるため、来年1月ごろの申請となる予定でございます。  また、収用裁決申請における土地所有者は、不明、ただし、登記記録の表題部所有者、もしくはその相続人、または成合101人共有地管理運営委員会であり、土地に関して権利を有する関係者はございません。あくまで推定の相続人でございますが、相続調査は完了しておりまして、現時点で延べ506人でございます。  所有者不明の収用裁決の場合、補償金は法務局へ供託される予定でございます。  以上でございます。 ○(三井委員) ありがとうございました。次は要望とさせていただきます。  相続調査は完了しており、収用裁決申請については、所有者不明で申請できることがわかりました。また、収用裁決申請に当たり、特段課題がないことも、あわせて確認ができました。  迂回路を整備するといいましても、南平台日吉台線開通までの暫定的な対応です。収用などを計画どおり行うことで、1年後の開通を目指すということでございますが、南平台日吉台線が計画どおり完成するよう、プロジェクトの工程管理などをしっかり行うとともに、進捗情報の開示についても、適宜適切に行っていただきますよう、要望をいたします。  続きまして、日吉台一番町付近の工事の状況について、3点お伺いします。  まず1点目でございますけども、土地収用法における用地取得となったことで、完成が1年ずれ込む予定であるということでございますが、現在工事中の現場の安全対策、特に土砂崩れとか、またバス停へのアクセス工事、地元要望のスロープ等の設置について影響が出るのか。  2点目、南平台日吉台線工事の西側の日吉台一番町の交差点についてでございますが、現在左折車が多く、常時交差点付近が渋滞している状況にあります。今後、南平台日吉台線の整備により、通り抜けで使用されている道路が閉鎖になることから、さらに交差点が渋滞すると思われます。どのような対策を検討されているのか。  3点目、南平台日吉台線の北側に土砂災害警戒区域等に指定された近隣住民から、土砂崩れを懸念した声がございます。その対応策について、お伺いいたします。 ○(福原新名神推進課長) 迂回路整備に伴います工事中の土砂流出対策については、周辺に影響が及ばないように、引き続き十分な対策を行ってまいります。  また、高低差が生じる場所での階段、スロープの設置や、バス停に向かう歩道設置については、現在、詳細設計中ではありますけれども、幅員2メートルの歩道を検討しており、本線開通時にあわせ整備を行い、歩行者空間を確保する考えとしております。  次に、朝夕の通勤時間帯において、日吉台一番町の交差点を起点に、別所日吉台線を北上する車両が渋滞しており、南平台日吉台線の整備にあわせ、交差点の渋滞緩和に向けて、右折車両が滞留できる複合レーンの設置を行ってまいります。  次に、ご指摘の日吉台北側の箇所につきましては、大阪府から土砂災害警戒区域等の指定を受けております。しかし、今回の工事において、大きく山の切り土を行うことから、斜面の高低差などが緩和され、道路完成後は従前より安全になるものと考えております。  以上でございます。 ○(三井委員) ありがとうございました。最後、要望とさせていただきます。  私が、お聞きしている周辺住民の方が要望される主な声は、生活路、通学路の安全、交通渋滞の解消、日吉台口バス停のアクセス道路の安全性と高齢者対策、土砂崩れ等の懸念解消を期待するものであります。  ご答弁によりますと、住民の声を反映したものが多く示されており、評価したいと思います。特にバス停への歩道設置につきましては、車に危険を感じながら狭い歩道を利用されている住民の方からすると、朗報だと考えます。  さらなる安全確保のために、ガードレール等の設置についてもご検討いただきますよう、要望いたします。  生活路、通学路の安全、交通渋滞や土砂崩れについては、住民が大変心配されていることでございまして、適宜住民への説明を行うなど、丁寧な対応をお願いしたい。  また、市へ十分届いてない住民の声もあると思いますので、引き続き説明会等によるコミュニケーションを図っていただくよう、要望します。  これで、新名神高速道路整備促進についての私の質問を終わらせていただきます。  以上です。 ○(髙木委員) 資料1-9のジャンクションの工事について1点ご質問をさせていただきます。  ことしの6月17日に、第2ジャンクションの夜間工事でトラブルが発生しています。このトラブルについて、6月25日に報道がされていますけれども、そこでは新名神高速道路第2ジャンクション橋の橋桁を既設の桁と新設の桁を連結する際に、ボルトで締めつけようとしたところ、ボルト穴に大きなずれがあった。そこでジャッキで桁の位置を調整して、ボルトで締めつけたが、必要な本数を確保できなかったため、現場で桁に穴をあけ40本のボルトを通した。この作業で工事の終了時刻は予定の午前3時から約6時間おくれ、午前9時となり、通行どめ解除がおくれて周辺道路で最大18.5キロの渋滞が発生したとあります。  また、報道では、橋桁の製作時期が異なったために、事前にボルト穴が合うのか試すことができていなかったとあり、ずれが発生した原因や接合部に補強が必要か、6月24日の時点では、明らかにされていないとなっていました。  このトラブルを受けて、NEXCO西日本では、検討委員会を7月に、これは非公開なんですけれども、開催していますが、その後の検討結果は、本市に報告があったのか、あったならばご説明いただきたいんですけれども、それとあわせて、今後の工事への影響はないのか、また橋桁の安全性は確保されているのか、お聞きします。  以上です。 ○(穂積新名神推進課課長代理) NEXCO西日本から本市への説明については、現在検討委員会において検討中であるため、検討結果が出次第、本市に説明される予定です。  また、今後の工事については影響がないと聞いております。  また、工事中も含め、供用後における連結部の安全性は当然確保されると聞いております。  以上でございます。 ○(髙木委員) 再質問しませんけども、このトラブルがあったことについて、高槻市は全く関知していなかったというわけではないようなんですけれども、これについて、先日の現地視察でもNEXCOのほうから説明も報告もありませんでしたし、今回のこの委員会でも触れられていないんですけれども、この工事は長期間、そして大規模にされてるので、ささいなトラブルというのはあるのかもしれませんけども、このトラブルについては、NEXCOで検討委員会を開くほどのトラブルというわけで、NEXCOから正式に何も報告が本市にされていなかったというのは、問題ではないかなというふうに思いますし、本市においては、新名神の開通を市の発展の一つの大きな目玉の事業としてされているんであれば、やはりしっかりと、このトラブルについてもNEXCO側に対して、説明責任を果たすように要請しなければいけないと思いますし、今後の委員会のほうでも、しっかりと検討結果がどうなったのかというとこについては詳細にご報告いただきたいということをお願いしまして、私の質問を終わります。  以上です。 ○(田村委員) 私のほうからは、1件の質問と、ちょっと通告はしてなかったんですけども、要望のみもう1件お願いをしたいと思っております。  まず1点目は、景観アドバイザー会議について質問をさせていただきます。3点お伺いをいたします。  本会議は、なぜ当該区間だけを対象に開催することになったのかをお聞かせください。  2点目、また本市や市民にとって、どのような意義とメリットがあるのでしょうか。  3点目、本会議の開催期間と終着点、もしくは成果をどのように考えられているのかをお聞かせください。 ○(小霜都市づくり推進課主査) 田村委員の景観アドバイザー会議に関する3点のご質問にご答弁いたします。  1点目につきましては、新名神高速道路のうち、特に高槻市と枚方市の間は、平野部を主に橋梁で通過する計画となっており、市街地や交通量の多い道路からの眺望景観の対象となることが見込まれます。  本市としましては、これまでも良好な景観形成をNEXCO西日本に要請してまいりましたが、同社とされましても、本区間の道路橋整備に当たっては、周辺景観との調和が特に重要であると考えられ、この景観アドバイザー会議を設けられることとなったものです。
     2点目につきましては、市街地や農地、河川など、多様な景観特性を有する本市において、NEXCO西日本学識経験者の意見を踏まえて、橋梁などを高質に整備されることで、市内の各地域から新名神高速道路を眺望した際に、より本市にふさわしい景観特性を有する構造物とすることができると考えております。  3点目につきましては、今後は年に2回程度のペースで、事業の進捗に合わせ会議が開催される見通しで、本市としてもより景観に配慮された構造物が計画されるよう協議を行ってまいります。  以上です。 ○(田村委員) 2問目の質問をさせていただきます。  今ご説明いただいたアドバイザー会議の取り組みは非常によいことであると思いますけれども、この会議で議論された事柄については、地域住民にどのように還元されるのかお聞かせください。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 2問目のご質問にお答えいたします。  NEXCO西日本とされては、この景観アドバイザー会議により、高槻市内の橋梁などについて、学識経験者から地域特性を踏まえた配慮すべき事項を伺うとともに、具体的なデザインについて確認されていく上で、地元にもこれを説明され、橋梁などの建設に取り組まれていくこととなると考えております。  このようなプロセスを経て、地域の個性を特徴づける橋梁などが整備されることは、多様な景観特性を有する本市において、さらに地域の魅力を高めていくことにつながるものと考えております。  以上でございます。 ○(田村委員) ありがとうございました。  景観アドバイザー会議につきましては、橋梁、遮音壁などの色彩や、デザインなどを専門家から助言を得るということで、本来の機能性だけでなく、まちづくりのイメージを重要視されているということで、大変いいことであると思います。  先ほども、動画で見せていただきましたけれども、やはり通常高速道路というのは、山の中を通るので、余り人の目に触れないとは思うんですけれども、今回の場合は、淀川を渡る、水辺を渡るということ、それと、農地を渡る中でも、あの高さであれば30メートルを超える高さでありますし、これはJR、阪急、新幹線、171号からも景観としてずっと見えていくものであります。本市の魅力発信の中におきましては、やはりデザイン的なことも非常に重要視していただいてることが本当にいいと思いますので、NEXCO西日本の思いと少しずれるかもしれませんけれども、やはり見た目のイメージというもので、このまちづくりがプラスになることもありますので、ぜひ来訪者、通過者に印象づけるようなものにしていただく、役に立てていただきたいことと、一つの要望ですけれども、毎日そこに接する地域住民の方、特に橋梁の部分の上の部分だけではなくて、橋梁の下、高架下というんでしょうか、60メートル強の緑地帯ということになりますので、非常に広い幅での緑地帯の利用方法も、恐らく地域の要望等出てくるかと思いますので、その利用と合わせた景観という部分も含めてご意見をいただけたらいいのかなというふうに思っておりますので、そちらのほうは要望とさせていただきます。  それと、一つ新名神の工事で、東道路のところに限らないんですけれども、先日、東道路の府道の整備のところで、少しのトラブルといいますか、事故というほどではないんですけれども、結束していた材料が外れてばらばらになって、それに即、気がついて、大阪府の方が処置をされたということで、これはそのことが起きたときに、すぐ処置をすると並行して、地域にもしっかりとご説明があったというふうにお聞きしております。即座にそういったことを地域のほうにバックをしていただくことによって、やはりこの地域の安心感が高まると思いますので、今回は大阪府の出来事だったと思うんですけれども、それも恐らく市が共有されていると思いますが、そういった何か事故が起きたときに、周辺の方にご迷惑がかからないことであっても伝えることで安心感が高まるというふうに地域の方もおっしゃっておりますので、ぜひそういったことを引き続き、安全・安心のために続けていただきたいということをお願いをして、私の質問を終わります。 ○(強田委員) まず、私は、1-3ページの新名神の八幡-高槻間について質問をさせていただきます。  八幡-高槻間の都市計画決定は、6車線です。しかし、建設されるのは4車線です。  今回、土地を買収するのは6車線なのか、4車線なのか、どちらかお聞きいたします。  また、新名神高速道路の説明会についてですが、要望について何かあったのか、どのような意見が出たのか、お答えください。 ○(穂積新名神推進課課長代理) 用地買収の対象となる事業の幅につきましては、完成系の幅となる都市計画幅で買収を予定されております。  また、これまでの説明会における地元の主な意見は、道路、水路の復旧方法のほか、環境計測、JRアンダーボックスの設置などの意見が出ております。  以上でございます。 ○(強田委員) 要望については、道路ができることで住居環境は守れないと思いますが、影響はできるだけ少なくするようにしていただきたいと思います。  土地の買収については、都市計画決定の6車線でされるということです。高齢化や免許を取得する人も減っています。こういうことでは、高速道路を利用する車は今後も減ります。それなのに計画だからと言って建設しない分まで買収するのはもったいないと思います。  続きまして、1-17ページに記載があります宮が谷にある成合共有山についてです。  大阪府収用委員会の審査期間はおよそ1年で、それから工事をし、完成までもう1年かかるということです。三井委員からもありましたが、市の見通しでは1年で解決すると考えておられるのかお答えください。 ○(山口新名神推進課副主幹) 収用案件についての今後のスケジュールにつきましては、来年2月末ごろから約1年間の予定で見込んでおります審議において、収用委員会による意見聴取や、土地物件の鑑定等に時間を要し、多少前後する可能性はありますが、現時点で特段支障となる課題はございません。我々としては、早期の道路完成に向けて全力を尽くしてまいります。  以上でございます。 ○(強田委員) できるだけ早く南平台日吉台線を完成させないといけません。完成するまでの迂回道路は下り坂で急カーブになり、危険です。この形状で安全なのか、速度制限などの安全対策は、どうお考えですか、お答えください。 ○(穂積新名神推進課課長代理) 迂回路につきましては、暫定道路として極力コストを意識した整備を考えておりますが、安全対策については、警察とも協議をしながら、安全な道路となるよう道路線形や道路附属施設の検討を行ってまいります。  以上でございます。 ○(強田委員) これで意見とさせていただきますが、今のままでは2回もカーブがあるだとかして、坂道という本当に危険な迂回路になると思います。少しでも安全な道路にするように努力が必要です。スピードの規制、車両の規制など、ぜひ必要な対策を考えてください。  以上です。 ○(太田委員) 私のほうから数点お伺いします。  まず、鵜殿ヨシ原の保全に向けた検討会の意義について、お伺いをしたいと思います。 ○(福原新名神推進課長) 新名神高速道路八幡-高槻間)は、淀川を橋梁横過する計画となっており、この河川敷には雅楽で用いられる篳篥の蘆舌の材料となるヨシが自生する箇所であることから、自然環境としても、歴史・文化的にも極めて重要な場所となっております。このため、NEXCO西日本が雅楽で使用される良質なヨシ生育環境の保全と新名神高速道路事業の両立を図るため、外部の専門家などから指導・助言をいただくことを目的に検討会を設置し、ヨシ原に極力影響を及ぼさないよう、万全な対策を講じ、事業を進められるものでございます。  以上でございます。 ○(太田委員) ありがとうございます。このヨシ原の保全の関係なんですが、私も、先ほど三井委員からもお話があったように、雅楽で用いられる上質の材料であるということはお聞きしてるんですが、この調査の結果の中で、ヨシのDNAの分析等々あるんですか。これは高槻でしかとれないのか、このDNAを、例えば、よそへ持っていったら、そこでも生育はできるものか、この辺のことってわかりますかね。 ○(福原新名神推進課長) DNA解析等調査をしておりますが、基本的にはどちらのヨシも変わっていないという調査結果は出ております。  以上でございます。 ○(太田委員) 専門家ではないので、私はちょっとよくわかりませんが、ここのヨシじゃないとできない、使えないのか、よそのヨシでも使えるのかというところは、ちょっとしっかりと確認をしておいていただきたいのと、これ、保全のために、例えば、国のほうから何かしらの補助金等はあるんですか。 ○(福原新名神推進課長) 残念ながら補助金等は出ておりません。  以上でございます。 ○(太田委員) これについては、これ以上は何も言いませんが、要望としましては、このヨシが、今高槻で重要だ重要だと言われてますが、市民の皆さんから言わせたら、保全のための焼いてしまったときの煙であるとか、その周辺を車なんかが通るときに、大変視界が悪いとか、いろいろいいことばかりではないのでね、これは高槻でしか保全ができないものなのか、よその地域でも保全ができるものなのか。また、わかり次第ご報告をいただきたいと思います。この点については、それだけです。  次に、いよいよ新名神高速道路が整備されていくんですが、高槻市民にとって、これができることによって、どのような効果がもたらされるのかということを1点、ご確認をさせていただきたいと思います。 ○(福原新名神推進課長) これまで、名神高速道路へのアクセスは、茨木インターチェンジ、または大山崎インターチェンジのいずれかからの利用でしたが、新名神高速道路の整備に合わせ、本市悲願のインターチェンジジャンクションが整備されることで、高槻市から直接新名神高速道路名神高速道路を利用できるようになります。  これにより、市街地から近い場所にインターチェンジなどが整備されることで、都市機能が今まで以上に充実し、あわせてアクセス道路なども整備改良されることで、渋滞の緩和など日常の交通利便性も向上するとともに、インターチェンジ周辺では、高い立地ポテンシャルを有効に活用し、土地利用を図ることで本市の経済活力の増進につながるものと考えております。  以上でございます。 ○(太田委員) この新名神高速道路の整備ができることによって、大変いろいろな高槻にとって大きな効果がもたらされるということは、よくわかりました。  しかし、1点だけは、私は心配するのは、昨今の社会状況を見たときに、高齢化を迎える中で、高齢者の方々が高速道路で逆走をする事故を起こしたりとか、認知症の方が高速道路に間違って入ってしまうというような事故が大変多発している。新名神という限りは、今までにない高速道路をつくるべきだと、私は思うんです。  そういったことを鑑みたときに、こういった道路の対策、安全対策について、どのように考えておるのか、また事故が生じた場合における緊急車両が、どういうふうに高速道路に進入することができるのかなど、NEXCOとどのような検討をしていっているのか、進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 ○(福原新名神推進課長) 高齢者ドライバーを考慮した交通安全対策につきましては、西日本高速道路株式会社が外部の有識者を入れた検討会を行っており、今年度中には各種協議検討を行い、逆走防止対策として、路面標示や標識などの対策案を取りまとめ、来年度から工事を実施される予定でございます。  また、事故対策については、管理区分や進入路等について、本市消防本部と協議を行っていくほか、本線の事故対策として、高輝度路面標示や、薄層舗装などの対策を行われる予定でございます。  以上でございます。 ○(太田委員) 本市としましては、消防署のほうにも費用を投じて、安全対策をしっかりやってるわけですが、高速道路の中の話は、やっぱりNEXCOがしっかりと、こういった安全対策をしていただくこと、そして、どのような安全対策をしていくかということの具体のことがわかった段階で、この委員会に報告をいただきたいと思います。  以上です。 ○(橋本委員) 要望だけさせていただきたいと思います。  1つは、鵜殿の件ですけれども、先日、鵜殿のずっと研究をされている方の研究が40年になったというささやかな会があって寄せていただきましたけれども、高槻に紀貫之の時代からヨシがずっと宮内楽所の音を支えてきたという、そういう文化的な資源があるということは、誇りにすべきだというふうに思っております。  その研究をずっとされてきましたけれども、今こういう機会で大がかりな専門的な研究がされているということは、大いに評価すべきだし、それはきちっと生かしていただきたいと思いますけれども、やはりDNAが同じでも、ずっと昔から高槻でないとだめだという経験があるというのは、つまり琵琶湖でもだめなんですね。たまった水の中のヨシでもだめで、五月雨をあつめてはやしの最上川も、速過ぎてだめ、だめというのは、要するに気質というんですか、植物の性質じゃなくて、植物を持っている質ですね、かたさ、これが蘆舌にいいのは、やはり淀川は水が冠水したり引いたりという、この繰り返しの中で適切なそれが育っているというふうに、一方でお聞きしてるんですけれども、ただ、堆積土があって、高くなったために、川底が、今、冠水がしないので、水路を掘って冠水をするようにということを、ずっとやってきていると思うんですね。ですから、まず、DNAの問題は、私は専門家じゃないからわからないけれども、前回も言いましたように、音の記録ですね。本当に植物的には同じでも、出す音が本当にずっと続いてきた宮内楽所が守ってこられて、東儀兼彦がこの鵜殿に着目されて、今、東儀秀樹さんもずっと応援をされてますけれども、その音の保全といいますか、そういうこともしっかりとやっていただいて、そして先ほども言いましたけれども、文化財として、高槻がこれを保有しているというその誇りを市民の皆さん方にも、ぜひたくさん知っていただいて、文化資源として力を入れていっていただきたいというふうに要望したいと思います。  もう1つは、新名神の関係で、先ほどいろいろな方が言われました成合共有山の問題です。  このままいけば、どうしても平成30年になりますから、新名神の開通と一致しないのは明白なんで、ここに、1-17には対策の案として、迂回路整備を検討とありますけれども、やはりあの交差点というのは、非常に複雑な交差点で、今でも歩車分離信号で結構込み合いますね。  それから、左折で閉鎖になって、北向きの右折レーンは一方通行、これもいずれはとまっていきますよね、そういう意味では、交差点というのは、とても危険な状況というか、混雑も予想されるし、そして、まず、新名神ができるときに、地元の皆さんが、中心市街地を通ったら、これ以上大変になるんじゃないかということに対して、いろいろな道路を整備して、そうではなくて、中心市街地を通らない迂回路を誘導するということで安心していましたから、1年や2年にしても、開通と同時に混雑が生じるということはやっぱり避けていただきたいので、早急に、先ほど強田委員も言われましたけど、安全性を考慮しながら、迂回路については決断をしていただきたいというふうに思います。そして速やかに取り組んでいただいて、同時開通をしていただかないと、地域としては大変なんじゃないかと思いますので、要望させていただきます。 ○(段野委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、新名神高速道路等沿道まちづくりについてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件2、新名神高速道路等沿道まちづくりについて、ご説明をいたします。  前方スクリーンをごらん願います。  案件2の説明項目は、ごらんの2項目です。  初めに、項目1の沿道まちづくりの必要性についてご報告をいたします。  新名神高速道路やその関連道路の整備が進展する中、その道路沿道では、無秩序な開発による環境悪化が懸念されるため、営農環境の保全やまとまった土地利用による地域の活性化を目指した沿道まちづくりに取り組むことが必要でございます。  そのため、地元、市がそれぞれの役割を果たしながら、本市総合戦略プランにおける都市の特長を利用した活力あるまちの実現を目指して、3つのエリアで鋭意取り組んでいるところでございます。  本日は、このうち高槻インターチェンジエリアのまちづくりについて、ご報告をいたします。  まず、主な経過でございますが、平成19年から計画的なまちづくりに向けた勉強会を開始以降、各種取り組みを推進され、平成25年8月には、インターチェンジ周辺地権者で構成される成合南地区土地利用協議会を発足されました。  平成26年2月には、協議会が第2回総会で将来の地区イメージなどを決議され、6月の第3回総会では、事業化検討パートナーを決定されました。12月からは、2回目となります個別ヒアリングを実施されたことは、前回の本特別委員会で説明を申し上げたところでございます。  その後、3月に高槻市成合南土地区画整理準備組合を発足されました。  5月には、本市が国補助を活用した土地区画整理事業調査に着手しております。また、9月には準備組合が土地区画整理事業など、中間報告会を実施されたところです。  これらについては、後ほど詳しくご説明をいたします。  次に、土地区画整理準備組合についてでございます。  初めに、設立までの経過をご説明いたします。協議会が取りまとめた将来の地区イメージの実現と、個別ヒアリングにおける会員個々の土地利用意向の実現を大きな目標として、協議会関係者が一丸となって取り組まれていたところでございます。  この結果、協議会が選択した最適な手法として、土地区画整理事業によって、会員個々の意向をもとに、既存住宅、農地、企業用地を整形された区画で再配置し、あわせて公園や道路を整備した上で、土地の利活用として、自己活用や事業化検討パートナーのノウハウを活用した大街区による借地や売却を図るという方針を整理されました。  これを踏まえ、協議会の総会において、準備組合設立に向けた取り組みへの着手について決議され、引き続き第2回個別ヒアリングでは、全地権者に対して、協議会活動の経過説明と土地利用意向の確認、準備組合設立に向けた同意書の取得などを行われました。  その結果、地権者の9割以上の同意を得たことから、都市計画手続や土地区画整理事業の具体化に向けて取り組みを推進するため、準備組合の立ち上げに至ったものでございます。  次に、設立総会ですが、3月14日に開催され、準備組合の設立に至るまでの取り組み報告、規約の承認、役員の選任を決議され、あわせて準備組合と事業化検討パートナーとの覚書を締結されています。  その概要ですが、名称を「高槻市成合南土地区画整理準備組合」とされ、高槻インターチェンジ周辺の約10ヘクタールにおいて、土地区画整理事業や土地利活用に関する調査、関係権利者の合意形成を推進し、土地区画整理組合の設立準備を円滑に行うもので、組合員は権利者63名です。  活動状況としましては、6月にまちづくりに関する税の勉強会を、9月に土地区画整理事業・企業誘致に関する中間報告等を実施され、組合員の事業に対する関心の高さをうかがうことができました。  次に、本市の取り組み状況でございます。  1つ目は、土地区画整理事業調査です。目的は、事業を推進するため、関係者の協力を得ながら、市が事業化に必要な項目を検討するもので、本年5月から施行区域を確定するために必要な測量、道路や水路等の基本的な設計などに鋭意取り組んでおります。  2つ目は、都市計画の考え方についてでございます。  本市としては、土地区画整理事業の都市計画決定にあわせて各種の都市計画決定を予定しております。  このうち、区域区分では、土地区画整理事業を実施する場合は、市街化区域への編入が必要であることから、市が府と協議を進めております。  地域区分では、良好な住環境、営農環境、企業の操業環境をそれぞれ守ることができる用途地域として、市が準工業地域で検討を進めております。  また、地区計画につきましては、良好な地域環境創出のため、地域区分に合わせて建築物の用途制限・敷地規模・セットバックによるきめ細やかなルールの策定を市が検討を進めております。  次に、都市基盤に係る検討状況について、ご報告いたします。  この概要ですが、土地区画整理事業にあわせて地域課題の解決を図るべく、関係機関とも協議を重ねながら、道路線形や雨水対策の検討を実施しております。  このうち、道路線形では、磐手橋付近で大きく迂回する現道について、利便性の高い歩行者動線のあり方を検討するとともに、大型車がスムーズに地区内へ進入できる道路線形・構造を検討しております。  また、雨水対策では、地元要望の高い浸水リスクの軽減に向けた方策を検討しております。  最後に、今後の取り組みについてでございます。  本市の土地区画整理事業調査や埋蔵文化財に関する調査、事業化検討パートナーの魅力あるまちづくりにつながる企業誘致を踏まえながら、準備組合とされては、合意形成に向けた取り組みを進められています。  今後は、早ければ、平成28年の第1四半期には一括業務代行予定者の募集選定を決議され、第3四半期には、この決定を視野に入れております。  その後は、一括業務代行予定者が、本組合設立支援などを進めつつ、本市は準備組合活動の運営支援、土地区画整理事業に係る補助金協議、都市計画手続など、関係機関との協議を行い、準備組合とされては、地権者間の合意形成と土地利用の最終判断を図りながら、平成29年第2四半期を目標に、都市計画決定、土地区画整理事業認可を経て、目指すべき土地利用の実現に向けた具体的な取り組みを進めていくことを想定しております。  案件2の説明は以上でございます。ご審査のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○(段野委員長) 説明は終わりました。
     それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(髙木委員) 1点、お聞きしたいんですけれども、土地区画整理事業についてですけれども、この事業と企業誘致に関する中間報告をされたということなんですが、どういった内容なのかお聞きしたいと思います。  また、地域区分として、準工業地域を本市が検討するということなんですけれども、準工業地域では、しばしば騒音とか振動の問題が起こっているというような事例もあるわけですけれども、こういったことについて、本市ではどのように考慮されているのかということと、地元の方について、了解はとれているのかというところをお聞きします。  以上です。 ○(戸田都市づくり推進課主査) 髙木委員の土地区画整理準備組合に関する2点のご質問について、お答えいたします。  まず、1点目の中間報告の内容については、本日ご報告させていただいておりますが、本市より土地区画整理事業調査の進捗状況、都市計画の考え方、都市基盤に係る検討状況などについて報告し、事業化検討パートナーからは、企業ヒアリングの進捗状況の報告があったものです。  2点目の地域区分についてですが、組合員の自己住宅や自己活用といった意向と、企業ヒアリングを踏まえますと、現時点では、本市としては準工業地域がふさわしいと考えております。  あわせて地区計画により建築物の用途制限などのきめ細やかなルールを定め、良好な地域環境の創出、保全を図ることも検討しております。  なお、組合員に対しては、中間報告会で説明したところです。  以上でございます。 ○(髙木委員) 意見ですけれども、土地区画の整理事業については、これから事業計画等、具体的に進んでいくので、そういうところを見ていかなければいけないと思いますけれども、前回の委員会でも少し触れましたけども、この事業がしっかり成立するかというところとか、地元の負担増にならないようにすることと、地元の方々の意向に沿った形にできるだけしていくということについては、しっかりと取り組んでいただきたいということをお願いして、質問を終わります。  以上です。 ○(三井委員) 私のほうからは、3点お伺いしたいと思います。  まず1点目は、全体の土地利用計画を見ますと、住宅が占める割合が少ないようですけども、その理由をお聞かせください。  2点目でございますけども、本市の取り組み状況の中に、都市基盤に係る検討状況として、道路線形や雨水対策の2点あります。防災・減災、また安全・安心のまちづくりのためには、大変重要な課題だというふうに考えております。特に、企業を誘致するということになると、道路線形や雨水対策について、しっかりと行っておく必要があると考えますけども、当市の認識と取り組みの方針について、見解をお聞かせください。  3点目は、髙木委員と若干かぶるとこがあるんですけども、準備組合の行った中間報告の内容についてですけども、土地区画整理事業と企業誘致に関するところで、もう少し具体的にお話があれば、お聞かせいただければと思います。  以上、3点、よろしくお願いします。 ○(平井都市づくり推進課副主幹) 三井委員の3点のご質問にお答えいたします。  まず1点目の住宅地の割合につきましては、インターチェンジ直近という当地区が有する抜群の立地特性と交通利便性を最大限生かし、本市の新たな玄関口にふさわしい土地利用の実現という観点から、企業や商業による土地利用が適していると考えております。  また、市街化区域編入に当たり、都市計画決定権者である大阪府の考え方は、本格的な人口減少社会の到来を踏まえ、住宅系市街地の拡大を抑制する方針であり、計画としてこれに合致していることから、現在のような土地利用計画案となっております。  次に、2点目の都市基盤整備の検討に当たっての認識と取り組み方針についてですが、準備組合と市では、浸水リスクや主要道路の交通安全など、地域課題の解消が必要であると認識しております。  そのため、権利者のみならず、周辺住民や進出される企業が安心して操業できるよう、対応方策を検討しながら、見本設計や関係機関との協議に取り組んでいるところです。  最後に、中間報告会の内容についてです。  1つ目の内容といたしましては、本市による土地区画整理事業調査の進捗報告として、測量の概要や関係者協議を踏まえた基本設計の現在の状況を報告いたしました。  2つ目の内容としては、事業化検討パートナーによる企業誘致の状況の報告として、約80社への企業ヒアリングを実施したこと。そのうち、10社が当地区に関心があるとの報告があり、出席された方々は、熱心に耳を傾けておられました。  以上でございます。 ○(三井委員) 次は、要望とさせていただきます。  成合南地区高槻インターチェンジエリアのまちづくり事業につきましては、当市としても、企業を誘致できる規模としては最大級であるかというふうに考えます。  また、今後、当市の財政環境の厳しさが見込まれる中でも、歳入面での期待も大きく、市民も大変注目しておる事業であります。現在、都市計画手続や都市区画整理事業の具体化に向けて、取り組みを推進するため、ことし3月に土地区画整理準備組合が設立され、事業調査が行われている段階でございますけども、今後、事業計画の策定や事業着手、さらに事業の開始に向け、さまざまな課題、先ほど申し上げました雨水対策とか道路線形の問題、この辺は、やはり企業を誘致するという観点からしますと、大変重要な課題でありますし、こういったものを解決していく必要があるのではないかと考えております。  高槻市の総合プラン、特に第5次高槻市総合計画の素案の中にも、高槻インターチェンジ開設の効果を活用しつつ、その周辺や関連道路、沿道における計画的なまちづくりに向けて取り組みを進めている市民等に対して、活動等の支援を進めていくとあるとおり、当市としましても事業の実現に向けた支援をしっかりと行っていただいて、適宜適切に市民や議会に報告を行っていただくことを要望して、質問とさせていただきます。  以上です。 ○(太田委員) 私のほうからもご質問させていただきます。  事業化検討パートナーから提案がありました土地利用計画案を見ますと、住宅エリアがあり、その用途は地区内の既存住宅に移転してもらうという考えがあるというふうに伺っております。  しかしながら、土地利用の主なものが、企業エリアとなっているため、既存の住宅者が住宅エリアへの、例えば、移転を望まないときやほかの場所を希望された場合、将来的には結局、住工混在による問題が生じる可能性があると考えます。  そのような問題が生じないように、市としてはどのような対策を図ろうとされるのか、考えをお伺いしたいと思います。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 太田委員の将来的な住工混在への懸念について、お答えいたします。  準備組合と本市といたしましても、委員仰せのとおり、住宅と企業が持続的に共存することが大変重要であると強く認識しているところでございます。  そのため、現在、事業化検討パートナーによる企業ヒアリング、さらには個別ヒアリングにおける組合員の意向を踏まえて、当地区にふさわしい土地利用計画となるように、関係者が一丸となって取り組んでいるところでございます。  あわせて将来においても良好なまちづくりが持続できるよう、地区計画として建物の建築物の用途制限、敷地規模等のきめ細やかなルールを定めることで、それぞれのエリアにふさわしい土地利用が誘導できるように、鋭意検討を進めております。  また、これに並行して、準備組合とされては、既存住宅の方々に対し、これらの進捗状況の説明をされ、安心して居住し続けることができる場所について、理解と協力を得られるよう取り組まれているところでございます。  以上でございます。 ○(太田委員) やはり、私は、今現在の地権者の方が、市の施策に対して協力的な考えを持っておられたとしても、例えば、代がまたかわる、娘さんや息子さんの代にかわったら、その考えが変わってしまう場合があったりとか、あるいは先ほどの企業のヒアリングで80社のお声がかかっていると。来る企業によっては、協力しようか、いや難しいな、いろいろなことで地権者の方も迷う部分もあると思うんです。  ただ、行政側は、いつも思うのは、思い込み、思い込み過ぎて、先ほどの成合じゃないですが、収用できていくだろうというような考え方で進めてても、やはりその中にお一人でも反対の声があったら、計画というのはすぐまた変わってしまうんですよね。その辺で、やはり地権者の方々との信頼関係をどれほど行政が築いていくかというのは重大なことやと思うし、思い込みではなくて、きちっとした形、何かしらの取り決め、書類なりですね、しっかりととっていかれて、その辺のご協力を何とぞお願いをして、円満にそして、土地の地主さんの皆さんに、ご理解を賜って進めていただきたいというふうに、これは要望して、終わっておきます。  以上です。 ○(吉田章浩委員) 私のほうから、沿道のまちづくりに関して、確認をさせていただきたいと思いますけれども、新名神高速道路関連道路の整備の進展によりまして、いよいよという思いが募るわけでありますけれども、期待の反面、やはり懸念されることも出てくるというふうに感じます。  特に、議題とされております沿道のまちづくりについては、今後のまちづくりに大きな影響を、町の様子に影響を及ぼすことも心配されるところだとも思います。  書かれているとおり、説明のあったとおり、無秩序な開発による生活環境の悪化を考えると、今回の取り組みでは、保全や保持、向上と地域の活性化にもつながる大切な取り組みであるとも感じているわけであります。  高槻市におきましても、都市の特長を利用した活力あるまちの実現との総合戦略プランにも示されてるとおりでありますけれども、その上で地域の方々が、地域の発展的な未来を考える取り組みを自主的な勉強会、協議会、また準備組合の発足など、大変重要な取り組みをされてるところには、敬意をあらわすものでもあります。  その上で2点確認をさせていただきたいんですけれども、準備組合が主として進めていくわけでありますが、市街地区域の編入の協議とか、準備組合の運営支援、埋蔵文化財調査など、高槻市の役割を詳細にお聞かせいただきたいと思います。  2つ目には、準備組合では一括業務代行においての調整になるようでありますが、沿道まちづくりの目指すべき姿と企業誘致の考え方を聞かせていただきたいと思います。  以上です。 ○(長谷川都市づくり推進課長) 吉田委員の2点のご質問にお答えいたします。  まず1点目の本市の役割についてですが、当地区は、都市計画マスタープランにおいて、広域交流拠点に位置づけられており、高い立地ポテンシャルを有効に活用し、本市の経済活力の増進につながる適切な土地利用を図るものとしております。  この実現も念頭に、本市では、将来にふさわしい土地利用を地域が主体となって検討をする活動を支援した結果、本年3月に土地区画整理準備組合を設立され、いよいよ事業化に向けてステップアップされることとなりました。  本市としては、引き続き道路や公園の基本設計などの技術的な支援、都市計画や埋蔵文化財など、土地区画整理事業に必要となる関係機関協議、関係権利者との合意形成等の準備組合の活動支援などを通じて、公共性、公益性の高い土地区画整理事業を行う土地区画整理組合の設立が確実となるよう取り組んでまいります。  2点目につきましては、沿道まちづくりの目指すべき姿として、営農環境の保全による地域環境の保持、向上や、まとまった土地利用による地域の活性化の実現を位置づけております。  このうち、まとまった土地利用に関しては、成合地区では、企業誘致に取り組まれており、インターチェンジ直近である抜群の立地特性を生かした魅力あるまちづくりを施行されています。  また、これを受けて事業化検討パートナーでは、交通利便性を生かした物流や商業施設を誘致すべく、幅広く企業へのヒアリングを展開されているところでございます。  以上でございます。 ○(吉田章浩委員) ご答弁いただきまして、大切だと思いますことは、ご答弁にもありましたけども、都市計画マスタープランにおいての広域交流拠点という位置づけ、また高いポテンシャルを有効に活用して、本市の経済活力の増進につなげるというような方向性、そして、資料にもありますけれども、準備組合を設立されての同意率が90.5%と、高い水準でもありますし、そのベクトルというか、まちづくりの大切なところを、地域の声、また準備組合の声、今後もしっかり受けとめながら、保全・保持の意味も含めて、継続的な取り組みというのは大事なことだと思いますので、そういった声をお聞きしながら、今後の高槻市としての支援、これが重要な部分だと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。 ○(段野委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で、本特別委員会を散会します。    〔午前11時18分 散会〕  委 員 長...