高槻市議会 2015-06-22
平成27年第3回定例会(第1日 6月22日)
平成27年第3回定例会(第1日 6月22日) 平成27年第3回
高槻市議会定例会会議録
平成27年6月22日(月曜日)
日程第 1 会議録署名議員の指名について
日程第 2 会期の決定について
日程第 3 諸般の報告について
日程第 4
議会運営委員会補欠委員の選任について
日程第 5 平成27年度施政方針について
日程第 6 議案第85号 高槻市副市長選任につき同意を求めることについて
日程第 7 議案第86号 高槻市監査委員選任につき同意を求めることについて
日程第 8 議案第87号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることにつ
いて
日程第 9 議案第56号 高槻市有功者を定めることについて
日程第10 諮問第 1号
人権擁護委員候補者推薦の諮問について
日程第11 報告第 5号 平成26年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告に
ついて
日程第12 報告第 6号 平成26年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報
告について
日程第13 報告第 7号 平成26年度高槻市一般会計事故繰越し繰り越し状況報
告について
日程第14 報告第 8号 平成26年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費繰り
越し状況報告について
日程第15 報告第 9号 平成26年度高槻市
水道事業会計継続費繰り越し状況報
告について
日程第16 議案第57号
デジタル防災行政無線購入(製造請負)契約締結につい
て
日程第17 議案第58号 高槻市城西町庁舎耐震改修その他工事請負契約締結につ
いて
日程第18 議案第59号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第1工区)請負
契約締結事項中一部変更について
日程第19 議案第60号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第2工区)請負
契約締結について
日程第20 議案第61号 ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結に
ついて
日程第21 議案第62号 高槻市立文化会館(市民会館)天井改修その他工事請負
契約締結について
日程第22 議案第63号 平成27年度
高槻市立大冠小学校校舎耐震改修工事請負
契約締結について
日程第23 議案第64号
賦課システムサーバ一式購入契約締結について
日程第24 議案第65号
ICT教育推進用機器購入契約締結について
日程第25 議案第66号
教育ネットワークシステムの基幹サーバ増強等に伴う備
品購入契約締結について
日程第26 議案第67号 高槻市事務分掌条例及び高槻市附属機関設置条例中一部
改正について
日程第27 議案第68号 高槻市事務分掌条例中一部改正について
日程第28 議案第69号 高槻市附属機関設置条例中一部改正について
日程第29 議案第70号 高槻市附属機関設置条例中一部改正について
日程第30 議案第71号 高槻市
災害見舞金等支給条例中一部改正について
日程第31 議案第72号 高槻市個人情報保護条例中一部改正について
日程第32 議案第73号 高槻市職員定数条例中一部改正について
日程第33 議案第74号 高槻市市税条例中一部改正について
日程第34 議案第75号 高槻市都市公園条例中一部改正について
日程第35 議案第76号
高槻市立熱利用センター条例中一部改正について
日程第36 議案第77号 高槻市林道管理条例制定について
日程第37 議案第78号 高槻市附属機関設置条例中一部改正について
日程第38 議案第79号 高槻市国民健康保険条例中一部改正について
日程第39 議案第80号 高槻市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定め
る条例及び高槻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関
する基準を定める条例中一部改正について
日程第40 議案第81号 高槻市
自動車運送事業条例中一部改正について
日程第41 議案第82号 高槻市附属機関設置条例中一部改正について
日程第42 議案第83号 平成27年度高槻市一般会計補正予算(第2号)につい
て
日程第43 議案第84号 平成27年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につ
いて
――
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〇本日の会議に付した事件
日程第1から日程第43まで
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〇出席議員(34人)
1番 五十嵐 秀 城 議 員 2番 三 井 泰 之 議 員
3番 森 本 信 之 議 員 4番 竹 中 健 議 員
5番 真 鍋 宗一郎 議 員 6番 米 山 利 治 議 員
7番 出 町 ゆかり 議 員 8番 髙 木 隆 太 議 員
9番 吉 田 忠 則 議 員 10番 笹 内 和 志 議 員
11番 宮 田 俊 治 議 員 12番 岡 井 寿美代 議 員
13番 平 田 裕 也 議 員 14番 段 野 恵 美 議 員
15番 田 村 規 子 議 員 16番 木 本 祐 議 員
17番 強 田 純 子 議 員 18番 北 岡 隆 浩 議 員
19番 灰 垣 和 美 議 員 20番 吉 田 章 浩 議 員
21番 岡 糸 恵 議 員 22番 橋 本 紀 子 議 員
23番 野々上 愛 議 員 24番 山 口 重 雄 議 員
25番 吉 田 稔 弘 議 員 26番 太 田 貴 子 議 員
27番 宮 本 雄一郎 議 員 28番 川 口 洋 一 議 員
29番 中 浜 実 議 員 30番 久 保 隆 議 員
31番 久 保 隆 夫 議 員 32番 岩 為 俊 議 員
33番 福 井 浩 二 議 員 34番 中 村 玲 子 議 員
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〇説明のため出席した者の職氏名
市長 濱 田 剛 史 副市長 石 下 誠 造
副市長 乾 博 教育委員会委員長 中 村 公美子
教育長 一 瀬 武
自動車運送事業管理者 西 邑 省 三
水道事業管理者 吉 里 泰 雄 総務部長 新 美 英 代
危機管理監 黒 藪 輝 之 市民生活部長 中 原 一 行
健康福祉部長 西 岡 博 史 子ども未来部長 津 田 良 恵
技監 上 仙 靖 都市創造部長 梅 本 定 雄
産業環境部長 田 中 之 彦 会計管理者 森 田 孝
教育管理部長 上 田 昌 彦 教育指導部長 樽 井 弘 三
交通部長 平 野 徹 消防長 奥 田 晃
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〇
議会事務局出席職員氏名
事務局長 津 田 泰 史 事務局次長 藤 田 昌 義
事務局主幹 岡 本 仁 美 事務局主査 清 水 丈 二
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〇会議録署名議員
3番 森 本 信 之 議 員 4番 竹 中 健 議 員
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〔午前10時 0分 開会〕
○議長(灰垣和美) ただいまから、平成27年第3回高槻市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員数は34人です。したがって会議は成立します。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において森本信之議員及び竹中 健議員を指名します。
日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。
今期定例会の会期は、本日から7月16日までの25日間としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、会期は25日間と決定しました。
日程第3、諸般の報告を行います。
市長から行政報告があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) 皆様おはようございます。開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
今議会において、後ほど私の施政方針につきまして、ご説明させていただくお時間を頂戴いたしますが、これに先立ちまして、閉会中におきます行政上の主要な事項につきまして、数件ご報告させていただきます。
まず初めに、安満遺跡の発掘調査についてご報告をいたします。先日の報道にもありましたように、安満遺跡公園計画地で進めている雨水貯留施設関連の発掘調査におきまして、弥生時代前期に営まれた水田跡などの貴重な遺構を検出いたしました。このたびの発見は、我が国の弥生文化の始まりを知る上で大変貴重なものであり、安満遺跡の歴史的・学術的価値をさらに高めるものと評価されております。そのため、水田跡などの重要遺構は現地保存を図ることとし、雨水貯留施設につきましては、西側へ位置を変更することにいたしました。詳細につきましては、所管の委員会協議会でご報告いたします。なお、今月27日と28日にわたって、調査現場を一般公開してまいります。
次に、新たに提起されました訴訟事件についてご報告をいたします。本年6月9日に、高槻市長を被告として、訴状及び呼び出し状が大阪地方裁判所から送達されました。訴えの主な内容は、大学町において、本市の所有する土地が不法に占有されており、それに係る地代相当額を徴収していないことが怠る事実であるとして、違法確認等を請求されたものです。本市といたしましては、訴訟代理人を選任し、適切に対応してまいります。
以上で、行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案いたしております38議案の概要を説明させていただきます。
初めに人事案件でありますが、高槻市有功者を定めることについて、
人権擁護委員候補者推薦の諮問についてと、本日追加提案いたしました、高槻市副市長選任につき同意を求めることについて、高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについて、及び高槻市監査委員選任につき同意を求めることについての計5件であります。
次に、5件の報告案件でございますが、平成26年度の高槻市一般会計における継続費、繰越明許費及び事故繰越し、また、
公共下水道特別会計繰越明許費及び
水道事業会計継続費につきまして、その繰り越し状況をご報告し、それぞれご承認をお願いするものです。
次に、契約案件といたしまして、
デジタル防災行政無線購入(製造請負)契約締結についてなど、10件を提案いたしております。
次に、条例案件でございますが、高槻市事務分掌条例及び高槻市附属機関設置条例中一部改正についてなど、16件を提案いたしております。
最後に予算案件でございますが、平成27年度高槻市一般会計補正予算(第2号)及び平成27年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につきまして、所要の補正を提案しております。
以上が、今議会に当初提案しております議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほどそれぞれ説明してまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、簡単でありますが、開会に当たりましてのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 市長の行政報告は終わりました。
次に、議長から報告します。
去る6月17日、第91回
全国市議会議長会定期総会において、議員の永年勤続表彰が行われました。本市関係者として久保 隆議員、前市議会議員、三本 登さんが20年表彰を受けられました。以上の方々には、長年にわたるご精励とご貢献に深く敬意を表すとともに、今回の受賞に心からお祝いを申し上げます。ここにご報告します。
また同議長会から
全国市議会議長会評議員として、会務運営の重責に当たられた角 芳春前議長に感謝状が贈られておりますので、あわせてご報告申し上げます。
次に、津田事務局長から議会関係の報告をします。
○議会事務局長(津田泰史) おはようございます。平成27年第2回高槻市議会臨時会以降の議会関係の主な事項についてご報告申し上げます。
去る6月17日に、全国市議会議長会第91回定期総会が開催され、議長が出席いたしました。会務報告として、一般事務報告及び地方行政委員会など、7委員会からの報告があり、全て承認されました。
議案審議では、部会提出議案として、東日本大震災からの早期復興についてなど25件。会長提出議案として、地方創生の推進に関する決議など4件が審議され、全て原案どおり承認されました。
次に、役員改選が行われ、会長に高松市、副会長に大津市など6市が選出されたほか、各種役員が決定いたしました。
以上で議会関係の報告を終わります。
○議長(灰垣和美) 議会関係の報告は終わりました。これで諸般の報告を終わります。
ここで、表彰のためしばらく休憩します。
〔午前10時 7分 休憩〕
〔午前10時 9分 再開〕
○議長(灰垣和美) 会議を再開します。
日程第4、
議会運営委員会補欠委員の選任を行います。
6月1日付、会派異動に伴い、太田貴子議員が議会運営委員を辞任されましたので、同補欠委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、同じく太田貴子議員を指名したいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、ただいま指名しました太田貴子議員を、
議会運営委員会補欠委員に選任することに決定しました。
日程第5、平成27年度施政方針に入ります。
ただいまから、各議案の審議に先立ち、濱田市長から、平成27年度施政方針の大綱の説明があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) 平成27年第3回市議会定例会の開会に当たり、市政運営の基本方針などについてご説明いたします。
私は、去る4月26日の高槻市長選挙におきまして、市民の皆様からの温かく力強いご支援・ご支持をいただき、第21代高槻市長として、2期目となる高槻市政の重責を担わせていただくこととなりました。市民の皆様からの厳粛な信託に応え、高槻の輝かしい未来の創出、市民生活の一層の向上のため私が先頭に立ち、市政の充実に全力で邁進してまいりますので、議員並びに市民の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
私は、市長就任以降4年間にわたり、本市の発展のために真摯に取り組み、市政運営に全力を尽くしてまいりました。「住みやすさナンバーワン」を掲げ、子育て・教育環境の充実を図るとともに、定住人口増加を目指し、本市が有する多種多様な魅力を「どっちもたかつき」というキャッチフレーズに込めて、大胆な手法で広く市内外に発信してまいりました。
さらに、ビッグプロジェクトである新
名神高速道路関連道路や安満遺跡公園等の整備、JR高槻駅ホーム拡充への支援やその周辺整備など、本市の大きな飛躍の礎となる都市基盤の整備についても、着実に進めてまいりました。
さて、国内の社会情勢を見ますと、景気は緩やかな回復基調が続いており、もはやデフレ状況ではないと言われておりますが、地方経済も含めた本格的な経済再生については、いまだ途上であると言えます。
また人口減少社会の到来と、急速に進展する少子高齢化への対応。今後発生が想定される、南海トラフ地震を初めとする災害への対応など、行政課題が山積しております。
さらに、少子高齢化への対応も含めた地方創生の取り組みが、国を挙げて加速度的に進められております。本市においても、少子高齢化の進展は顕著であり、健全財政を維持しつつ、持続可能な地域社会を構築するためには、20年、30年先の状況を見据え、それを踏まえて、我々がいかに取り組むべきかといった、新たな施策立案の考え方が求められてきます。
このような中、私は本市発展のため、市民の福利向上のためには何をなすべきかを真摯に考え抜き、将来にわたっての成長ビジョンをしっかりと描きながら、2期目の市政運営に全身全霊で取り組む決意であります。
市政運営に当たっては、JR高槻駅周辺整備など、都市機能の充実による機能的で快適なまちづくり。市民の皆さんの暮らしを守る、安全・安心のまちづくり。あらゆる世代の方が、健康で生き生きと活躍できるまちづくり。子育て支援のトップランナー都市を目指す、子育て・教育のまちづくり。新
名神高速道路インターチェンジ等の完成による、新たな広域ネットワークを最大限に活用した、成長・躍進のまちづくりをまちづくりの重点に据え取り組んでまいります。
さらに、行財政改革でスマートなまちづくりを進めるため、引き続き行財政改革に精力的に取り組むとともに、将来のまちの姿を見据え、公共施設等のアセットマネジメントにも取り組んでまいります。
今を生きる世代には、先人から受け継いだ平和で豊かな社会を、20年、30年後の将来世代へと確実に引き継いでいく責務があります。私は、これまで取り組んできたビッグプロジェクトを着実に完成させることで、輝かしい未来に向け、本市を成長の安定軌道に乗せてまいります。そして、まちの姿が変わろうとするこの期には、現状の課題解決はもとより、将来のまちの姿を俯瞰し、先を見通して施策を展開しなければなりません。新たな施策を進めるには、多くの難題に直面すると思いますが、それに果敢に挑戦し、必ずや本市を輝かしい未来へと導いてまいります。市民の幸せのため、未来創生をキーワードとして、全身全霊を傾け、まちづくりに取り組んでまいりますので、議員並びに市民の皆様方のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、平成27年度の重点的な施策について、8つの行政分野の体系に沿ってご説明申し上げます。
まず初めに、都市機能の充実に向けた取り組みでございます。JR高槻駅のホーム新設工事。新名神高速道路の関連道路や、安満遺跡公園の整備などの事業を進め、都市機能のさらなる向上を図り、多くの人が住みたい、住み続けたい、訪れたいと思う魅力と風格のあるまちづくりに取り組みます。
それでは、具体的な取り組みでございますが、今後の本市の道路交通や、公共交通の目指すべき方向性を整理した、(仮称)総合交通戦略を策定します。JR高槻駅のホーム新設工事等に対し、国庫補助制度を活用しながら、平成28年春の供用開始に向けて、JR西日本に対して支援を行います。また、同社管内初の本格導入となる、新ホームへの昇降式ホーム柵設置についても支援を行います。JR高槻駅新西口改札の開設に合わせて、歩行者の安全性・利便性の向上を図るため、周辺道路の改良や、地下通路の美装化等を行います。
成合地区にふさわしい土地利用の実現に向けて、土地区画整理事業を見据えた地元組織の取り組みを支援するなど、新
名神高速道路高槻インターチェンジ周辺、及び関連道路沿道のまちづくりを促進します。
富田地区については、都市機能の再構築に向けた検討を進めるとともに、富田芝生線の整備を契機とした良好な景観形成や、旧寺内町周辺における歴史的な町並みの保全・創出のため、地区住民が取り組む建物改修等に対する支援を行い、富田地区にふさわしい風格と魅力あるまちづくりを進めます。
子育て世代の市内定住促進と、郊外住宅地の活性化や、空き家の削減等を図るため、移住・住みかえ支援機構が実施する、
マイホーム借上げ制度についてのセミナー・相談会等を開催し、制度の普及促進を図ります。子育て世代の市内への転入を促進するため、三
世代ファミリー定住支援事業を引き続き実施します。
新名神高速道路の高槻以西区間については、平成28年度の供用開始を目途に整備を進めるNEXCO西日本を引き続き支援するとともに、高槻以東区間については、平成35年度全線完成に向けて、地域住民や関係機関との協議に取り組む同社を支援します。
高槻インターチェンジへのアクセス道路である高槻東道路等については、新名神高速道路の供用に合わせて整備できるよう、大阪府に強く要望します。また、本市が整備する原成合線、萩之庄梶原線、南平台日吉台線についても、引き続き整備を推進します。
国が進める国道171号の八丁畷や大畑町、富田丘町西の各交差点の改良に向けた取り組みを引き続き支援するとともに、安満遺跡公園へのアクセス道路の起点となる、野田交差点改良事業の新規採択を強く要望します。
歩行者、自転車、利用者及び自動車等の運転者が、安全・快適に通行できる道路交通環境を創出するため、
たかつき自転車まちづくり向上計画に基づき、
自転車通行空間ネットワークの整備に向けた取り組み等を行います。また、イベント開催等を通じて、
自転車安全利用条例の周知啓発を図ります。
安満遺跡公園については、都市再生機構と協議しながら、防災事業エリアの実施設計等に取り組むとともに、史跡事業エリアにおける埋蔵文化財調査を進め、基本設計に着手します。城跡公園については、市民会館建てかえ事業との整合を図りながら、再整備に向けて基本計画の策定に取り組みます。
下水道事業のより一層の経営改善を図るため、平成28年4月から開始する公営企業会計の運用に向けて、引き続き資産台帳を整備するとともに、会計システムの構築など、
移行業務に取り組みます。
全線乗客実態調査を実施し、その結果等を踏まえ、市営バス利用者のニーズに応じた、より便利で効率的なダイヤの検討を進めます。
次は、安全・安心のまちづくりに向けた取り組みでございます。
近年頻発する地震や、集中豪雨等の自然災害への備えを強化するため、公共施設耐震化や浸水被害対策などに積極的に取り組むとともに、街頭犯罪の抑止に向け、通学路への防犯カメラの設置などに取り組みます。また、新名神高速道路の供用開始を見据えた体制の整備など、さらなる消防・救急力の充実を図ります。
それでは、具体的な取り組みでございますが、公共建築物の耐震化基本計画に基づき、平成27年度に学校園施設の改修を完了させるなど、公共施設の耐震化を推進します。
情報伝達手段の充実を図るため、防災行政無線デジタル化に合わせて、難聴対策、山間部対策として、パンザマストの増設やテレホンガイドの導入、中継局の設置などを行います。
地域の防災力向上のため、地区防災会の結成を支援するなど、自主防災組織の拡充を図るとともに、地域の防災活動の中核を担う防災指導員の育成を行います。
民間建築物の耐震化をさらに促進するため、非木造の分譲共同住宅に関する耐震改修設計、及び耐震改修工事の補助制度を創設します。
集中豪雨による浸水被害の軽減を図るため、総合雨水対策アクションプランに基づき、安満遺跡公園内における雨水貯留施設の建設などに取り組みます。
防災力の強化を図るため、植木団地の跡地への中消防署富田分署移転や消防団訓練施設、雨水貯留施設等の設置に向けた検討を行います。
大災害発生時においても、市民生活への影響が大きい重要業務を継続、早期再開させるための業務継続計画を策定します。また、災害時に、より迅速な対応を可能とするため、必要な業務を時系列に整理した事前防災行動計画である、災害タイムラインの策定に着手します。防災教育実践校を指定し、学校における実践的な防災教育を進めるとともに、自助力と共助力の育成を目的に、地域と連携した防災訓練を実施します。
児童の登下校時の安全を確保するため、ICタグを活用したメール配信システムの導入に向けての研究を進めるとともに、通学路への防犯カメラ設置に向けて取り組みます。また、街頭犯罪を抑止するため、自治会が設置する防犯カメラへの補助制度の創設に向けて検討を行います。
新名神高速道路
高槻インターチェンジの供用開始を見据え、高速道路上で災害が発生した場合に迅速な対応ができるよう、消防救急体制及び施設の整備を行います。
次に、子育て・教育環境の充実に向けた取り組みでございます。待機児童の解消を図るなど、さらなる保育環境の充実に取り組むとともに、ゆとりと安心感を持って子育てができるよう、子育て家庭の幅広い支援に取り組みます。また、学校や家庭、地域行政が一体となって、子どもたちの可能性を最大限伸ばし、社会を生き抜く実践力を育む教育を進めます。
それでは、具体的な取り組みでございますが、子ども・子育て支援新制度のもとで、引き続き教育・保育サービス利用者支援員を配置するなど、利用者がさまざまな教育・保育サービスをニーズに応じて選択し、利用できるよう支援します。潜在的なニーズも含めた待機児童の解消を図るため、民間保育所の分園の創設を支援するとともに、小規模保育事業の実施を予定してる事業者に対して、施設の改修費等を補助し、小規模保育事業の新規設置を促進します。延長保育、一時預かり保育、病後児保育等を実施する民間保育所等にその経費の一部を助成し、多様化する保育ニーズへの対応を進めるとともに、より充実した保育環境の整備の一環として、保育士等の人材確保を図るために必要な経費等を新たに助成します。
安満遺跡公園の市街地区域に、平成31年春開設予定の(仮称)高槻子ども未来館について実施設計を行うとともに、事業実施に向けた検討を行います。また隣接する全天候型の屋内施設については、遊びの創造機能を有する施設として、平成31年の公園の1次開園と合わせた供用開始を目指し、都市再生機構と連携して取り組みます。
妊娠期からの、父親の積極的な育児参加の意識を醸成し支援するため、(仮称)イクメン手帳を作成します。子育て家庭の経済的負担を軽減するため、小学校卒業までの子どものインフルエンザ予防接種費用の助成について検討します。
平成28年度から、全校実施となる連携型小中一貫教育を主軸に置き、地域と連携した特色ある学校づくりを推進します。また、市民・保護者へ連携型小中一貫教育の周知を図るため、フォーラムを実施するほか、小中一貫教育のさらなる推進に向けて、施設一体型小中一貫校についても検討を進めます。児童生徒の自学自習力の向上を目的に実施している再チャレンジ教室に加え、中学校では民間企業との連携により、個々の生徒の学力や目標に応じた学習支援を土曜日に実施します。中学校において、生徒指導に携わる教員をふやすことにより、生徒指導上の課題に対する取り組みや、未然防止の取り組みを推進します。また、いじめ防止基本方針を策定するなど、いじめ防止対策等を総合的かつ効果的に推進するため、体制を整備します。全小学校コンピュータ教室への児童用タブレット型パソコンの導入等により、ICT機器を活用した授業づくりを一層推進し、児童生徒の情報活用能力や思考力、表現力の育成を図ります。老朽化した学校トイレについて、防臭対策や洋式化に向けた工事等を計画的に進めます。
新たに博物館相当施設に指定された自然博物館においては、自然に関する生態展示の実施や、体験等を通した環境学習の機会を提供するとともに、同館の活動を広く情報発信します。また、博物館としてのさらなる魅力向上を図るため、再整備に向けた検討を進めます。
藤原鎌足の墓と言われ、発見後80年を経過した史跡阿武山古墳において、古墳全体の状況を把握し、よりよい保存と公開の方向性を見据え、必要な対策を検討します。
次に、健康づくりと福祉の充実に向けた取り組みでございます。さらなる高齢化の進展を見据えて、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを進めるなど、誰もが住みなれた地域で、安心して自立した生活を送ることができるまちづくりに取り組みます。またがん検診を無料化し、受診しやすい環境を整備するなど、市民の皆さんの健康づくりを支援します。
それでは、具体的な取り組みでございますが、市民・団体・行政が一体となった、きめ細かな地域福祉活動の中核的な拠点とするため、耐震改修工事完了後の城西町庁舎を、(仮称)社会福祉会館として位置づけるとともに、社会福祉協議会を中心とした運営のあり方について検討します。医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みを、計画的かつ着実に実施します。また地域包括ケア推進会議を設置し、地域包括支援センター等で把握された、地域課題の解決に向けた検討を行います。
認知症サポーターの養成を引き続き実施するとともに、認知症地域支援推進員と連携し、徘徊高齢者SOSネットワークの協力機関の拡大等に取り組みます。また、認知症について気軽に相談できる場所づくりに向けた検討を行うとともに、医師会等と連携し、認知症の状態に応じた適切なサービス提供の流れを示した、認知症ケアパスの検討を行います。地域の実情に応じた、効果的・効率的な介護予防の取り組みを推進するため、出前講座を通じて住民主体の通いの場の充実を図ります。高齢者の健康づくりを支援するために、市民プールに続き、前島と番田の熱利用センターにおける入館料の高齢者割引の実施に向けて取り組みます。
新たに策定した障がい者基本計画、及び第4期障がい福祉計画に基づき、住みなれた地域で生活するための支援体制の強化を図るなど、障がい者施策を一層推進します。
自立相談支援事業等を実施し、生活困窮者の自立支援策の強化を図ります。また、生活保護受給者及び就職困難者も含めて、市役所内に設置したハローワーク就労支援窓口や、生活福祉就労支援員による就労支援事業、及び就労準備支援事業を一体的に運用し、自立に向けた効果的・効率的な支援を行います。
がん検診については、検診時の自己負担を無料化し、受診しやすい環境の整備を図ります。また、対象者への個別受診勧奨や、職域保険者との連携による検診に取り組むとともに、検診で要精密検査と診断された方に対する医療機関への受診勧奨を強化するなど、がんの早期発見・早期治療を推進します。成人保健施設としての機能を確保・強化するとともに、安全性・快適性を向上させるため、保健センターの改修に向けた検討を進めます。
次に、産業の振興に向けた取り組みでございます。新名神高速道路
高槻インターチェンジ等の完成を見据えた企業誘致や、高槻商工会議所等と連携した創業支援などにより、商工業の進行を積極的に推進するほか、地産地消の促進など、農林業の活性化に取り組み、市内産業の発展とさらなる雇用の創出を図ります。
それでは、具体的な取り組みでございますが、地元産農産物の安定した生産に向けて、ビニールハウス栽培を行う農家に対して支援を行うとともに、朝市や直売所施設への安定的な供給支援、販売促進に向けた情報発信の強化等を行います。また、特産品づくりの充実に向けた取り組みを支援するほか、地元産農産物の学校給食食材への普及を図ります。
森林の健全な育成及び林道の適正な利用を図ることにより、林業振興や林道周辺の自然環境の保全に資するため、府内初となる(仮称)林道管理条例を制定します。
市外からの企業誘致等を一層推進するため、平成26年度に設けた研究設備等投資奨励金、研究者集積奨励金を含む企業立地促進条例に基づく奨励制度の周知を図ります。市内商業の活性化を図るため、小売店等で使用できるプレミアム付商品券を発行します。産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画を活用し、高槻商工会議所や金融機関等と連携して、創業者に対する支援体制を構築します。働く世代の市内居住を促進するため、市内に新たに社宅を確保する企業に対する補助制度のさらなる拡充を図ります。
萩谷総合公園から摂津峡、三好山周辺にかけての豊かな自然・歴史等の資源を活用し、観光振興と環境保全の両立を図りながら、地域の活性化を推進するため、平成26年度に策定した摂津峡周辺活性化プランの具体化に向けた取り組みを実施します。
次に、良好な環境の形成に向けた取り組みでございます。次世代に良好な環境を引き継ぐため、生活環境の保全を図るとともに、資源循環型社会の形成に向けたごみの減量・再資源化や、創エネ・省エネなどのさらなる推進を図ります。
それでは、具体的な取り組みでございますが、たかつき新エネルギー戦略等に基づき、公共施設へのデマンド監視装置の導入による、より効果的な節電ピークカットの仕組みを検討します。また、太陽光発電機器設置補助金とエコハウス補助金を統合し、利用の促進を図ることなどにより、さらなる創エネ・省エネを推進します。
土砂の埋め立て等について必要な規制を行うことにより、災害の防止や生活環境の保全を図るため、(仮称)土砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例を制定します。
ごみのさらなる発生抑制と、再使用の推進等に向け、次期一般廃棄物処理基本計画を策定します。将来にわたり、効果的・効率的に安定したごみ処理を行うため、平成31年度稼働を目指し、高槻クリーンセンター第一工場を、高効率ごみ発電設備を有する施設に更新します。衛生事業所を高槻クリーンセンターに集約することにより、施設維持管理の合理化と業務効率の向上を図ります。
次に、市民生活の充実に向けた取り組みでございます。心豊かな市民生活の実現に向けて、市民が生涯にわたって、文化や芸術、スポーツ等さまざまな分野で活動し、気軽に楽しめるような環境づくりを進めます。また、市民がまちづくりの主役となり、住みよい地域づくりに主体的に取り組む活動の支援を進めます。
それでは、具体的な取り組みでございますが、コミュニティ市民会議や32地区コミュニティが取り組む防災活動や、多様なまちづくり活動等を支援することにより、コミュニティ活動の促進を図ります。
特殊詐欺等の消費者被害の未然防止と拡大防止に向け、啓発活動等の取り組みを推進します。また、消費生活に関する知識を習得し、適切な行動に結びつける実践的な能力、いわゆる消費者力を身につけることを目的とする消費者教育を推進します。
住民票や戸籍などの証明書をコンビニエンスストアで取得できるシステムを構築するため、システム改修に取り組みます。
老朽化した市民会館について、大ホールの天井改修工事を実施するとともに、市民会館建替基本計画に基づく基本設計に向け、土壌汚染状況調査や設計者の選定を進めます。
市民が快適にスポーツに取り組める環境を確保するため、総合スポーツセンターと萩谷総合公園において、テニスコートの改修設計を行います。
次に、行財政運営に係る取り組みでございます。番号制度を初めとする国の施策に適切に対応するとともに、民間事業者等の経営ノウハウを積極的に導入するなど、より質の高い行政サービスの提供に努めます。
また、良好な都市イメージの定着、定住人口の増加を図るため、本市の特徴的な施策や魅力を市内外へ積極的に情報発信します。
それでは、具体的な取り組みでございますが、番号制度への対応については、システム改修等の準備作業を着実に進めるとともに、平成27年10月から、全市民へ個人番号の通知を行い、平成28年1月から個人番号、いわゆるマイナンバーのカードを交付します。
生産年齢世代を初めとした定住人口の増加を図るため、第二次高槻営業戦略に基づき、本市が有する魅力ある地域資源や、特徴的施策などの情報を市内外に積極的に発信します。定住促進プロモーション事業については、特設ウェブサイト等の情報発信ツールの更新拡充を行うとともに、大型屋外広告媒体等を駆使した広告を掲出するなど、市内外に向けた戦略的かつ多角的な情報発信に取り組みます。
以上、重点施策を説明してまいりましたが、平成27年度の主要な施策につきましては、別紙にまとめておりますので、ご参照いただきますようお願い申し上げます。
続いて、市政運営についてご説明いたします。
平成26年5月に日本創成会議が発表した、ストップ少子化・地方元気戦略で述べられた、消滅可能性都市が実に自治体全体の約50%に及ぶという内容は、国・地方自治体に大きな衝撃を与えました。国においても、地方創生は日本の創生であるとの認識のもと、まち・ひと・しごと創生法を制定するなど、東京一極集中等を是正する施策が推進されております。
また全国各地でも、人口減少に歯どめをかける施策が次々発表されています。本市では、いち早くこの課題に対応すべく、これまでも定住人口増加に向け大胆に取り組んでまいりましたが、一方でこの国全体の人口減少という流れは避けがたい面もあるのではないかと考えています。さらなる少子高齢化・人口減少は、本市においても大きな課題です。
財政面においては扶助費の増大、市税収入の減収等厳しい環境をもたらし、まちづくりに目を向けましても、人口減少に伴う新たな行政課題や、持続可能な都市構造への転換に向けた取り組みなどにも対応していかなければなりません。
本市では、団塊世代職員の大量退職による世代交代を経て、組織全体の若返りが進みました。このような状況において、市民に信頼される市役所として、その使命を全うするためには、職員の育成・意識改革をスピード感を持って進め、刻一刻と変化する社会情勢へ適切に対応していかなければなりません。今後とも難しい自治体経営のかじ取りが求められますが、これまで築いてきた健全財政を維持しつつ、将来を見据え、ビッグプロジェクトを含む重要施策を確実に実施するため、全庁挙げて次の取り組みを積極的に推進してまいります。
1点目は、総合戦略プラン(第5次総合計画)の中間見直しについてです。
本市のまちづくりの目指すべき方向性を定めた第5次総合計画について、策定後の社会情勢や本市を取り巻く環境の変化を踏まえ、後期5年間の新たな基本計画の策定に取り組んでまいります。
また、これと並行して、まち・ひと・しごと創生法の制定を踏まえ、国及び大阪府の動向を注視しつつ、長期人口ビジョン及び総合戦略を策定するなど、地方創生に向けた取り組みを進めてまいります。
2点目は、行財政改革の徹底的な実施についてです。
本市は、これまで8次にわたる行財政改革大綱実施計画に基づき、不断の取り組みを積み重ね、激動の社会情勢の中においても健全財政を維持してまいりました。この成果を生かし、今後厳しさを増す行財政運営に対応するため、平成26年度に見直しを行った行財政改革大綱に基づき、新たな実施計画を策定し、限られた経営資源の有効な活用と成果の向上を重視した経営型行政運営を推進してまいります。
3点目は、公共施設等のアセットマネジメントについてです。
人口急増期に建設された公共施設等が多い本市は、今後その老朽化への対応が集中する時期を迎えます。そのため、今後の人口推移や公共施設等の全体状況を把握し、長期的な視点で計画的に更新・統廃合・長寿命化などを行い、財政負担の軽減・平準化を図るための基本方針として、公共施設等総合管理計画を策定してまいります。また、サービスの質の維持・向上を重視した、公共施設の最適配置に向けて検討を進めます。
これらの取り組みにより、将来を見据えた効果的・効率的な行財政運営を行うことで、1期目に着手したビッグプロジェクトを完成させ、本市をさらなる成長軌道に乗せるべく、2期目の市政運営に邁進してまいります。
これらご説明申し上げました市政運営の方針にのっとりまして、議員各位を初め、市民各界各層のご意見、ご要望なども勘案しつつ、編成いたしました平成27年度の予算の総額は、当初予算と6月補正予算とを合わせまして、一般会計で1,231億6,728万5,000円。特別会計で1,095億8,092万4,000円。合わせまして2,327億4,820万9,000円とし、一般会計につきましては、対前年度当初予算比で7.5%増の予算編成といたしております。
以上、平成27年度の重点施策などについてご説明申し上げてまいりました。
我が国は、江戸時代、全国に藩という独立の統治機構が300ほど存在し、それぞれ独自に行政権を行使していました。そのことで、我が国は、それぞれの地域において独自の文化を花開かせ、多様な価値観を生み出しました。今日においても、全国の市町村それぞれ異なる地理的条件、歴史、文化を持っているわけであります。面積の多くを山間部が占める町もあれば、海に面した町、山間部が全くない町、さまざまな町が存在します。当然のことながら、市町村それぞれ、その特性に合わせたまちづくりを進めなければなりません。すなわち、まちづくりはオーダーメイドでなければならないはずです。
我がまち高槻に目を向けると、市内は南北に長く、山間部が約44%を占める反面、JR高槻駅や摂津富田駅周辺などの市街地を有し、南端には全国有数の大河である淀川を擁しています。そして、大阪と京都の各中心部から適度の距離を保っているということもあり、各中心部とは異なる独自の歴史を築いてきました。
私は、2期目の市政を進めるに当たり、改めて我がまち高槻に必要な、そして高槻にしかできない、高槻らしいまちづくりというものを追求したいと考えています。もちろん、他市のすぐれた施策に学ぶことを怠ってはなりませんが、他市の施策を無批判かつ表層的に取り入れるのではなく、常に高槻が持つ優位性を最大限生かしながら、高槻にあった施策を追求してまいります。そして、高槻のまちづくりは高槻市民が主役であります。私は市民の皆さんとともに、市民のためのまちづくりを全力で進めてまいりますことを改めてお誓いし、議員並びに市民の皆様方のご理解とご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、私の施政方針の説明とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(灰垣和美) 施政方針の大綱の説明は終わりました。
了承をお願いします。
ただいまの平成27年度施政方針の大綱についての質問は保留し、改めて代表質問で行います。
よろしくお願いします。
ここで、市長から発言があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) お許しをいただきまして、ご報告を申し上げます。
平成23年6月以来、市政の推進にご精励いただいてまいりました山本副市長並びに倉橋副市長が、6月19日付で任期満了となり、このたび退任されました。
山本政行氏は、昭和40年に本市に奉職され、人権生活文化部長や総務部長、
自動車運送事業管理者等を歴任され、平成23年6月から副市長としてご活躍いただいてまいりました。
また倉橋隆男氏は、昭和47年に本市に奉職され、都市整備部理事、都市産業部長、水道事業管理者等を歴任され、平成23年6月から副市長としてご活躍いただいてまいりました。
お二方には、豊富な経験と識見をもとに、4年前行政に初めて身を置いた私の市政運営を当初から力強くサポートしていただき、施策の推進や諸課題の解決に向け卓越した手腕を発揮いただいてまいりました。その全力の支えによって、この4年間堅実な行政運営を図りつつ、定住促進を見据えた子育て、教育環境の向上や、市民生活の安全・安心の確保、都市機能の充実、高齢者福祉、医療の一層の向上など、従来にない手法も取り入れながら、各分野で重点施策を大きく進展させることができました。一昨年には、市制施行70周年、中核市移行10周年の節目を契機に、本市のさらなる発展を期し、新名神高速道路等の整備やJR高槻駅ホーム拡充、安満遺跡公園の整備など、将来への飛躍の礎となるプロジェクトも、確かな道筋をつけることができました。この4年間における山本氏・倉橋氏の副市長としてのご功労と数々の成果、そして本市に奉職されて以来、一貫して市のため市民のために最善を尽くしてこられたことに対しまして、この場をおかりいたしまして心から敬意と感謝の意を表する次第でございます。
お二方には、今後とも本市発展に向け、ご教示・ご助言を賜りますとともに、ますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、まことに簡単ではございますが、私からの報告とさせていただきます。
○議長(灰垣和美) 市長の発言は終わりました。
ただいまより、山本政行さん、倉橋隆男さんから挨拶があります。
まず、山本政行さん。
〔前副市長(山本政行)登壇〕
○前副市長(山本政行) 本会議中ということで、大変貴重な時間をいただきましてありがとうございます。副市長退任に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
その前に、私ごとで大変恐縮でございますけれども、大変大事な時期に体調を崩しまして、議員の皆さんに大きなご迷惑をおかけしてしまいました。深くおわびを申し上げたいと思います。本当に申しわけございませんでした。
4年前に、議員の皆様のご同意をいただきまして、副市長に就任をさせていただきました。以来4年間、本市にとりまして全く新しいタイプのリーダーであります濱田市長のもとに、新しい雰囲気の中で本市の発展に向けて全力で仕事に取り組んでまいりました。4年間を振り返って考えてみますと、どうだったかな、こういう自問自答をいたしております。もとより微力でございますので、自信を持ってこのような成果を上げた、こういうことにつきましては、何一つ思い当たる節はございませんし、また副市長としての職責を十分全うできたかということにつきましても、職員に対して適切な指示ができなかったのではないか、そういったことで大変ご迷惑をおかけしたんではないか、このように反省の毎日を送っております。
そのような私でありますけれども、本日を何とか迎えられたのも、ひとえに議員の皆様、また市民の皆様の心温まるご指導・ご協力のたまものと、心から厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今後は、一市民として有意義な日々を過ごしていきたい、このように考えております。
結びになりますけれども、議員の皆様方の今後ますますのご活躍と、我がまちふるさとのさらなる発展を祈念いたしまして、甚だ簡単でございますけれども、お礼のご挨拶とさせていただきます。
本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(灰垣和美) 次に、倉橋隆男さん。
〔前副市長(倉橋隆男)登壇〕
○前副市長(倉橋隆男) 本日は、本会議中の貴重なお時間を頂戴いたしまして、まことにありがとうございます。副市長退任に当たりまして、この場をおかりいたしまして、ご挨拶を申し上げます。
振り返ってみますと、私は人口急増期の昭和47年4月に市役所に奉職をいたしました。副市長としての4年間を含めまして、43年余りの長きにわたりまして、高槻市にお世話になってまいりました。
この間、教育委員会での学校建設計画、また政策推進室では、計画行政を軌道に乗せるための総合計画、そして実施計画の策定、また芝生町の市民プールや萩谷総合公園の計画にも携わってまいりました。また、都市計画室におきましては、住民みずからがまちづくりに取り組んでいこうという、大きな時代の流れの中におきまして、住民の皆さんまた地権者の皆さんとともに、土地区画整理事業だったりまた地区計画、さらには都市再生緊急整備地域の指定に向けた取り組みに携わってまいりました。私自身、職員時代どちらかといいますと計画畑が長く、まちづくりのさまざまな取り組みの中で、市民の皆さんとともに、いろんな制度の研究であったり、また休日も含めまして、膝を突き合わせてかんかんがくがくの議論をしたことも懐かしく思い出されるところでございます。
そして4年前、皆様方のご賛同を得まして、図らずも副市長という大任を仰せつかりました。この4年間、民間出身の濱田市長が打ち出されました数々の子育て支援策、元気高齢者向けの施策、営業戦略に基づく取り組みだったり、また全市域の防災訓練など、安全・安心に向けた施策の実現に向け、私なりに全力を挙げて取り組んでまいりました。
さらには、少子高齢化社会に向けまして、福祉制度であったり介護保険等の制度改革が進んでまいりました。また、子ども・子育て支援新制度等につきまして、なかなか国の方向が出ないという中で、いろいろ苦慮しつつも対応してまいったところでございます。
そして、今日この日を迎えることができましたのも、市会議員の皆さんの温かいご指導・ご鞭撻のたまものと、大変感謝をいたしております。
さて今日、市を取り巻く環境といたしまして、人口減少と少子高齢化、また人口急増期に建設をいたしました公共施設等の老朽化に加えまして、市民ニーズの高度化であったり多様化などが進展する中で、自治体経営のあり方も大きな転換期にあるのではないかというふうに感じております。
一方本市は、京都と大阪のほぼ中間に位置する交通至便性の高いまちでございます。かつ、まちのにぎわいと緑豊かな自然、豊富な歴史・文化資産、すぐれた子育て・教育環境等々、多くの魅力とそして未来に向けた可能性を有するまちでございます。今年度は、濱田市政の2期目のスタートに当たり、本市の有する魅力をさらに活用することによりまして、未来に輝く高槻の実現に向け、新たな飛躍が期待される年でもございます。議員の皆様には、引き続き高槻市政の各般にわたり、多大のご理解・ご支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げる次第でもございます。
結びとなりますが、議長初め議員の皆様に、重ねて在籍・在任中のお礼を申し上げますとともに、高槻の限りない発展と、皆様方のご健康とご活躍を祈念申し上げまして、副市長退任に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
本当に長い間お世話になりました、ありがとうございました。(拍手)
○議長(灰垣和美) 挨拶は終わりました。
議長から、山本政行さん、倉橋隆男さんに一言ご挨拶を申し上げます。
まず、山本政行さんにおかれましては、本市職員として人権生活文化部長、社会教育部長、市長公室理事、総務部長、
自動車運送事業管理者の要職を歴任された後、平成23年6月からの4年間、濱田市長の補佐役として、長年の行政経験を生かされ、交通環境の整備や都市機能の充実など、高槻市発展のために格段のご貢献をいただきました。中でも、新
名神高速道路関連道路や、安満遺跡公園の整備促進を初めとした、本市の都市基盤の整備拡充を図られましたこと、また、全中学校の完全給食や、小学校全学年での35人学級編制の導入などの教育環境の整備・向上に尽くされました功績は、まことに大きなものがございます。
一方、倉橋隆男さんにおかれましては、本市職員として都市整備部理事、都市産業部長、水道事業管理者の要職を歴任された後、平成23年6月からの4年間、濱田市長の補佐役として、長年の行政経験を生かされ、厳しい財政状況の中、行財政改革を図るとともに、市民生活の質的向上や、市民福祉の充実に誠心誠意ご精励いただきました。
この間、安全・安心のまちづくりに向けた防災体制を充実・強化されましたこと、また子育て施策のトップランナー都市を目指した子育て施策の展開を初め、定住促進や高槻営業戦略の策定に尽力され、本市市政の発展に多大なるご貢献をいただきました。
このように、山本政行さん、倉橋隆男さんのお二人は、副市長として中核市高槻の市政推進に邁進してこられました。そのご労苦はいかばかりかと推察いたします。ここに、高いところからではございますが、衷心よりの御礼と感謝を申し上げる次第です。
どうか、退任されました後もご自愛いただき、本市市政の発展に一層のお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
本当にお疲れさまでございました。
ここで、山本政行さん、倉橋隆男さんが退席されます。
〔前副市長(山本政行・倉橋隆男)退席 拍手〕
○議長(灰垣和美) 日程第6、議案第85号 高槻市副市長選任につき同意を求めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 1ページ参照
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○議長(灰垣和美) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました議案第85号 高槻市副市長選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本市副市長の山本政行氏及び倉橋隆男氏が、6月19日付で任期満了となり、先ほど退任のご挨拶をされたところですが、新たに2名の副市長を選任いたしたく、ご提案申し上げるものでございます。
このたび副市長にご提案申し上げますのは、石下誠造氏と乾 博氏のお二人でございます。
石下誠造氏は、昭和25年1月22日生まれの65歳のお方で、京都府長岡京市にお住まいでございます。昭和48年に、立命館大学経営学部を卒業後、本市に奉職され、電算センター、人事課等の勤務を経て、総務部理事や市長公室理事などの要職を歴任されました。定年退職後は、再任用により、総合戦略室秘書長などを務められ、本年3月に再任用を終えられました。
同氏におかれましては、行政各般にわたり豊富な知識と経験を有され、地方自治の諸課題への対応や施策の着実な推進のために、その手腕を発揮していただけるものと確信いたしております。
一方、乾 博氏は、昭和29年10月28日生まれの60歳のお方で、兵庫県川西市にお住まいでございます。昭和52年に京都大学工学部を卒業後、昭和54年に本市に奉職され、財務部財務管理室長、健康部保険年金室長を経て、市長公室長、政策財政部長などを務められました。本年3月に定年退職を迎えられ、4月から再任用により政策財政部参事として現在に至っておいでです。
同氏におかれましても、長年にわたり、市政の枢機に参画してこられた豊富な経験と実績には得がたいものがあり、その力量に大いに期待をいたす次第でございます。
今日、社会経済情勢が激しく変化する中で、地方自治体の運営には高度な見識と能力が要請され、また冷静な分析と判断が求められます。お二人とも、人格・識見とも秀でたお方であり、的確な判断力と指導力で、本市のさらなる発展のため私を補佐し、また職員を指揮し、行政実務を執行する適任の方であると存じますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第85号 高槻市副市長選任につき同意を求めることについて。
まず、石下誠造さんについて、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 多数賛成と認めます。
したがって、石下誠造さんについては、これに同意することに決定しました。
次に、乾 博さんについて、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、乾 博さんについては、これに同意することに決定しました。
ここで、10分間程度休憩します。
〔午前11時 5分 休憩〕
〔午前11時19分 再開〕
○議長(灰垣和美) 会議を再開します。
ここで、先ほど副市長選任に同意されました石下副市長、乾副市長から挨拶があります。
まず、石下副市長。
〔副市長(石下誠造)登壇〕
○副市長(石下誠造) 貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。
先ほど、私の副市長選任のご同意をいただきまして、心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
副市長という重責を仰せつかりまして、その職責の重大さに、身も心も引き締まる思いでいっぱいでございます。もとより私、微力ではございますが、市長の指示のもと、未来の発展につながる市政運営に、全力で取り組んでまいる決意でございます。
議員の皆様方、市民の皆様方の今後、より一層のご指導、ご鞭撻をお願いをいたしまして、お礼の挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
○議長(灰垣和美) 挨拶は終わりました。
次に、乾副市長。
〔副市長(乾 博)登壇〕
○副市長(乾 博) 本会議中の貴重なお時間を頂戴いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
ただいま、副市長選任につきましてご同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。
副市長という大任を仰せつかり、まことに身に余る光栄でございますが、同時にその重責に身の引き締まる思いでございます。この上は誠心誠意職務に励み、微力ではございますが、高槻市政の発展のため、濱田市長を支え、少しでもお役に立つことができればと考えております。もとより浅学非才の未熟者でございますので、議員の皆様方、そして市民の皆様方のなお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。
まことに、ありがとうございました。
○議長(灰垣和美) 挨拶は終わりました。
日程第7、議案第86号 高槻市監査委員選任につき同意を求めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 2ページ参照
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○議長(灰垣和美) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました、議案第86号 高槻市監査委員選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本市、監査委員であります上田豊喜氏の委員としての任期は、本年7月11日をもちまして満了となりますが、引き続き同氏を監査委員に任命いたしたく、ご提案を申し上げるものでございます。
上田氏は、昭和24年11月9日生まれの65歳の方で、滋賀県大津市にお住まいでございます。議員各位、既にご案内のことと存じますが、同氏は総務部人事室長や総務部長を歴任された後、平成22年4月から再任用により、総務部参事などを務められ、本市監査委員には平成23年7月からご就任いただき、監査事務を所掌していただいてまいりました。
同氏は、行政実務に豊富な知識と経験を有され、かつ厳格にして責任感の強い方であり、監査委員として、公正かつ効率的な行財政運営の確保に適切な指導をいただけるものと確信しております。よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第86号 高槻市監査委員選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 多数賛成と認めます。
したがって、議案第86号は、これに同意することに決定しました。
ここで、監査委員選任に同意されました上田豊喜さんから挨拶があります。
〔監査委員(上田豊喜)登壇〕
○監査委員(上田豊喜) お許しをいただきまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
ただいまは、監査委員選任につきましてご同意を賜り、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
さて、地方分権が進展する中、地方公共団体が住民の信頼を得て行政運営を行っていくには、予算執行の適正を確保することがその大前提であります。そのためには、住民の代表である議会や、監査などのチェック機能が十分に働くことが肝要であり、私どもについて申し上げますならば、地方公共団体の監査機能を十全に発揮することが、今、強く求められているのではないかと認識しているところでございます。そういった監査委員の責務の重さを思いますと、ただただ身の引き締まる思いでございます。これまで4年間、公認会計士の監査委員や、議会選出の監査委員の方々と、定期監査や出納検査、決算審査などの過程においてさまざまな議論をさせていただきました。その中で、私自身の能力や、あるいは見識の狭さというものを痛感してきたわけではございますが、これまで学んできたことを今後の監査に生かしながら、与えられた職務を全うしてまいりたいと考えているところでございます。
今後とも、議員の皆様方のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げまして、まことに簡単措辞ではございますが、御礼の挨拶とさせていただきます。
まことに、ありがとうございました。
○議長(灰垣和美) 挨拶は終わりました。
日程第8、議案第87号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 3ページ参照
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○議長(灰垣和美) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました、議案第87号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
前評価員、倉橋隆男氏が、6月21日付で辞任されましたので、その後任として提案させていただきますのは、兵庫県川西市にお住まいの乾 博氏でございます。先ほど、本市副市長に選任することに同意を頂戴したところでございます。
経歴等につきましては、重ねての紹介を省略させていただきますが、同氏は固定資産評価員として適任の方と存じますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第87号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第87号は、これに同意することに決定しました。
日程第9、議案第56号 高槻市有功者を定めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 4ページ参照
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○議長(灰垣和美) 地方自治法第117条の規定により、笹内和志議員、宮田俊治議員、岡井寿美代議員、平田裕也議員、段野恵美議員、田村規子議員、木本 祐議員の退席をお願いします。
〔退 席〕
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました、議案第56号 高槻市有功者を定めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
このたび、本市有功者にご提案申し上げますのは、岡井寿美代氏、木本 祐氏、笹内和志氏、田村規子氏、段野恵美氏、平井和樹氏、平田裕也氏、宮田俊治氏の以上8名の方々でございます。
これらの方々のご経歴等につきましては、議員各位既によくご承知のことと存じますので、詳細につきましては省略させていただきますが、岡井寿美代氏を初め8名の方々におかれましては、本市市会議員として在職4年を務められ、諸般の議員活動を通じ、市政の進展に顕著なご功績を示されたところでございます。
いずれの方々も、その功労の顕著なることはご案内のとおりでございます。よって、本市表彰条例第5条第3号の規定により、本市有功者と定めたく、ご提案を申し上げる次第でございます。
よろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくお願いします。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第56号 高槻市有功者を定めることについては、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 多数賛成と認めます。
したがって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
笹内和志議員、宮田俊治議員、岡井寿美代議員、平田裕也議員、段野恵美議員、田村規子議員、木本 祐議員の退席を解きます。
日程第10、諮問第1号
人権擁護委員候補者推薦の諮問についてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 6ページ参照
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○議長(灰垣和美) 提案理由の説明を求めます。
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました、諮問第1号
人権擁護委員候補者推薦の諮問につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
現在、本市域におきましては、16名の人権擁護委員が、法務大臣の委嘱を受け、人権擁護活動をしていただいておりますが、近年人権擁護委員活動が活発化していること、また大阪法務局北大阪支局の管轄区域で、新たに三島人権擁護委員協議会が設立されるなど、より地域に密着した活動の充実を図られていることに伴いまして、これまで以上に個々の委員の負担が大きくなる状況にございます。
このようなことから、大阪法務局に対し、本市域における人権擁護委員の増員を希望しておりましたところ、3名の委員増員について内諾が得られましたことから、今回新たに笹川進一郎氏、鎌田ひとみ氏、三宅喜久子氏の3名のお方を、本委員候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会のご答申をお願いするものでございます。
今回新たに推薦させていただきます笹川進一郎氏におかれましては、昭和22年11月13日生まれの67歳のお方で、本市塚原4丁目にお住まいでございます。昭和41年に大阪高校をご卒業後、同年に高槻市に奉職され、平成14年に人権生活文化部人権室参事兼富田ふれあい文化センター所長、その後、建設部次長、建設部理事などを歴任され、平成20年に定年退職を迎えられました。現在は、高槻都市開発株式会社の取締役をされています。
鎌田ひとみ氏におかれましては、昭和28年7月25日生まれの61歳のお方で、本市下田部町1丁目にお住まいでございます。昭和51年に関西大学をご卒業になり、昭和52年に高槻市立芝生小学校教諭に、平成19年には高槻市立安岡寺小学校教頭に、その後、平成22年に、本市教育委員会教育指導部学校教育室教育指導課主幹になられた後、平成23年には高槻市立奥坂小学校校長になられ、平成26年に定年退職を迎えられました。現在は、本市教育委員会スクールソーシャルワーカーとして、児童の学習活動の充実等に向け取り組まれております。
最後に、三宅喜久子氏におかれましては、昭和29年11月3日生まれの60歳のお方で、本市寺谷町にお住まいでございます。昭和52年に大阪教育大学をご卒業になり、同年高槻市立清水小学校教諭に、平成11年には高槻市立城南中学校の教諭も勤められた後、平成20年には高槻市立清水小学校教頭に、そして平成23年には高槻市立若松小学校校長になられ、本年3月に定年退職を迎えられました。
いずれの方も、これまでの長年にわたる行政、あるいは教職経験を生かして、人権をめぐるさまざまな問題への対応等にご活躍いただけるものと期待を寄せているところでございます。
このように、3名のお方とも人権擁護委員として適任であり、推薦するにふさわしいお方と考えますので、よろしくご審議の上、ご答申を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については、質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
諮問第1号
人権擁護委員候補者推薦の諮問について。
まず、笹川進一郎さんについて、諮問のとおり答申することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、笹川進一郎さんについては、諮問のとおり答申することに決定しました。
次に、鎌田ひとみさんについて、諮問のとおり答申することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、鎌田ひとみさんについては、諮問のとおり答申することに決定しました。
次に、三宅喜久子さんについて、諮問のとおり答申することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、三宅喜久子さんについては、諮問のとおり答申することに決定しました。
ここで、午後1時まで休憩します。
〔午前11時39分 休憩〕
〔午後 1時 0分 再開〕
○議長(灰垣和美) 会議を再開します。
お諮りします。
日程第11、報告第5号から日程第15、報告第9号に至る5件は、いずれも報告事件ですので、以上5件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上5件を一括議題とすることに決定しました。
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議案・議事関係書類綴 7ページ参照
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○議長(灰垣和美) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔副市長(乾 博)登壇〕
○副市長(乾 博) ただいま議題に供されました報告第5号、報告第6号、及び報告第7号につきまして、順次、ご報告を申し上げます。
まず、報告第5号 平成26年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告についてでございますが、総務費 総務管理費の市役所耐震化事業につきましては、平成26年度から平成29年度の4か年で、総額32億円の継続費を設定しておりますが、事業進捗のおくれから、平成26年度事業費を翌年度に逓次繰り越したものでございます。
次に、土木費 都市計画費の南平台日吉台線改良事業(第1工区)につきましては、平成26年度から平成28年度の3か年で13億3,700万円の継続費を設定いたしておりますが、関係機関等との協議に時間を要したため、平成26年度事業費の一部を翌年度に逓次繰り越したものでございます。
次に、教育費 小学校費の小学校校舎改修事業、小学校耐震改修事業、小学校校舎改築事業、及び中学校費の中学校校舎改修事業、中学校耐震改修事業の計5事業につきましては、いずれも平成26年度から平成27年度の2か年で継続費を設定しておるものでございますが、事業の進捗に伴いまして、平成26年度の執行残額を翌年度に逓次繰り越したものでございます。
以上、地方自治法施行令第145条第1項の規定に基づきまして、ご報告申し上げるものでございます。
次に、報告第6号 平成26年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告についてでございます。
事業進捗のおくれ等により、年度内に完了できなかった事業のほか、国の緊急経済対策に係る交付金を活用いたしまして、前倒しした事業でございまして、合わせて14事業ございます。これらのうち、事業進捗のおくれ等により繰り越した事業につきまして、順次、ご説明申し上げます。
まず、民生費 社会福祉費の障がい者福祉施設整備等補助事業及び高齢者福祉施設整備等補助事業、並びに、次の児童福祉費児童福祉施設整備補助事業の3件につきましては、補助対象となる福祉施設の整備がおくれておりますために繰り越したものでございます。
次に、土木費 道路橋梁費の高槻町1号線・6号線・7号線改良事業、及びJR高槻駅西口周辺都市基盤整備事業、原成合線改良事業におきましては、関係機関等との協議に時間を要したために繰り越したものでございます。
続く、都市計画費の富田芝生線改良事業、南平台日吉台線改良事業につきましては、用地買収のおくれ等により、繰り越したものでございます。
続きまして、教育費 幼稚園費の私立幼稚園施設整備等補助事業につきましては、補助対象となる認定こども園の施設整備がおくれておりますために繰り越したものでございます。
ただいま説明申し上げました以外の事業につきましては、全て国の緊急経済対策に係る交付金を活用して前倒ししたものでございます。
以上、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきまして、ご報告申し上げるものでございます。
最後に、報告第7号 平成26年度高槻市一般会計事故繰越し繰り越し状況報告についてでございます。
土木費 都市計画費の富田芝生線改良事業につきましては、昨年、平成26年3月議会におきまして、繰越明許費として議会にご承認いただき、平成26年度に繰り越した事業でございますが、地権者の物件移転が年度内に困難となりましたために、やむを得ず、事故繰り越ししたものでございます。
以上、地方自治法施行令第150条第3項の規定に基づき、第146条第2項の規定を準用し、ご報告申し上げるものでございます。
以上でございます。
〔都市創造部長(梅本定雄)登壇〕
○都市創造部長(梅本定雄) ただいま議題に供されました報告第8号 平成26年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費繰り越し状況報告につきまして、ご説明申し上げます。
当該予算につきましては、公共下水道管渠事業での工事請負費でございます。繰り越しの理由でございますが、工事の施工に伴い発生いたしました湧き水などによる作業能率の低下などにより、不測の日数を要し、繰り越しいたしました工事4件、及び国の緊急経済対策により、平成27年度予定分から前倒しをいたしました工事2件の合わせて6件を繰り越ししたものでございます。
このうち、平成26年度工事4件につきましては、6月末に完成の予定でございます。また、国の緊急経済対策による2件につきましては、現在、工事発注に向け、手続を進めております。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づくご報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔水道事業管理者(吉里泰雄)登壇〕
○水道事業管理者(吉里泰雄) ただいま議題に供されました報告第9号 平成26年度高槻市
水道事業会計継続費繰り越し状況報告につきまして、ご説明を申し上げます。
平成26年度は、第7次水道施設等整備事業計画の4年目といたしまして、より安全で安定した水道水の供給を目指し、地震対策など、さらなる安定強化に向けた施設の構築に努めるため、老朽施設の更新のほか、配水幹線等の整備を行ってまいりました。
その結果、平成26年度高槻市水道事業会計の継続費におけます予算額、7億6,241万1,129円のうち、支払い義務の発生しなかった額、2億9,324万6,929円を平成27年度に繰り越ししたものでございます。
主な理由といたしましては、契約差金でございます。
なお、繰越額の財源といたしましては、損益勘定留保資金をもって充当するものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定に基づきまして、ご報告をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。ただいまから質疑に入ります。
まず、報告第5号 平成26年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、報告第6号 平成26年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告について。
○(北岡隆浩議員) 繰越明許費のうち、プレミアム商品券発行事業13億4,700万円について、まず、4点伺います。
1点目。高槻市は、1冊当たりの利用可能額が1万2,000円の「はにたんプレミアム商品券」を1万円で販売するということなんですが、取扱店舗なら、どこでも全部使えるわけではなくて、1万2,000円分の商品券のうち6,000円分が全店共通券、残りの6,000円分が中小店専用券となっています。なぜ、このように分けたのでしょうか。
また、この商品券は、誰でも買えるということになっているんですが、なぜ、購入対象者を高槻市民に絞らなかったのでしょうか。こういうふうにしたのには、何か狙いがあったのでしょうか、お答えください。
2点目です。中小店専用券ということになっていますが、この中小店と大型店とを分ける基準は何なのでしょうか。
また、応募はがきがついたチラシには、そういった基準や、具体的にどのお店が中小店なのかということが書かれていなかったんですが、商品券の購入者には、どのようにそういったことをお知らせするのでしょうか、お答えください。
3点目です。商品券1冊の販売価格は1万円で、1人5冊まで購入できるということなのですが、なぜ、そのような価格設定や上限設定をしたのでしょうか、理由をお答えください。
4点目です。商品券の予約応募が10万冊を超えた場合には抽せんになるということなのですが、その抽せん方法はどのようなものになるのでしょうか。公平性が担保されるのでしょうか、お答えください。以上です。
○産業環境部長(田中之彦) プレミアム商品券に関するご質問にお答えいたします。
まず、商品券につきましては、今回、集客力の高い大型店に偏らず、中小店でも使用できるように分類をいたしました。
また、他市域からの消費の向上を狙い、購入者の制限をいたしておりません。
次に、大規模小売店舗立地法で定める店舗面積が1,000平米を超える店舗を大型店とし、専用ホームページに公表するとともに、商品券の引きかえ時に店舗一覧をお渡しいたします。
また、1冊の価格設定につきましては、先行事例等を参考に決定し、多くの方にご購入いただけるよう、購入冊数に上限を設けております。
最後に、販売数を超える応募があった場合は、抽せんとなります。当選者はランダムに抽出する方法をとっており、公平性は担保されます。以上でございます。
○(北岡隆浩議員) 次に9点お聞きします。
1点目。先日、はにたんプレミアム商品券の予約応募はがき付のチラシが市内に全戸配布されたようですが、商品券がどこで使えるのか、商品券の取扱店がどこになるのかについては、全く何も書かれていません。
平成11年度の地域振興券がほとんど大型店舗で利用されたので、今回は半分を中小店専用券にしたということですが、だとすると、今回も中小店では使ってもらいにくいと考えられます。なのに、商品券を使える中小店がどこなのか、チラシに書かれていない。どこで使えるのかわからないのに、1万円もするものをはがきで予約しろと言われても、それはちょっとなとためらう人が出てくるのではないのでしょうか。
専用のホームページでは、今後、中小店がどこになるのか、順次、公表されるということですが、きのうあたりからやっと、中小店がどこなのか、表示されるようになったようですけれども、インターネットを利用できない方もおられるわけです。なぜ、応募はがき付のチラシに取扱店舗名、特に中小店について記載しなかったのでしょうか。予約をためらう人が出てくるだろうという予想はしなかったのでしょうか、お答えください。
2点目です。商品券は誰でも購入できると。高槻市外の方でも購入できると。そのねらいは、他市域からの資金の流入を図るためだということですが、他市域へはどのようなPRをするのでしょうか、お答えください。
3点目。市外や、あるいは国外から申し込みがあった場合、それが架空の名義か、そうでないのか、確かめるのでしょうか。そもそも確かめることはできるのでしょうか、お答えください。
4点目。商品券の引きかえ時には、大型店と中小店の区別を記載した取扱店舗一覧をお渡しするということですが、やはり、それでは遅いんじゃないでしょうか。
5月29日付でいただいたチラシには、店舗募集についてという小見出しのところに、6月23日までに申し込まれた店舗は、商品券利用可能店チラシに店舗名を掲載予定と書かれています。応募はがき付のチラシには店舗名が掲載されていませんでしたが、これとは別に商品券利用可能店チラシが配布されるのでしょうか。配布されるとすれば、商品券の予約応募期間の最終日である7月11日までに配布されるのでしょうか。そのチラシには応募はがきがつけられるのでしょうか、お答えください。
5点目。10万冊を越える応募があった場合、当選者をランダムで抽出するということですが、具体的にはどのように行うのでしょうか。はがきとインターネットで予約の応募ができるわけですが、それぞれ別々に抽せんするのでしょうか。具体的な抽せん方法をお教えください。
6点目。私は3月議会で、ほかの自治体などが健康や長寿、節電といったことにインセンティブの働くようなプレミアム商品券を発行している事例を挙げて、高槻市でも市の課題に合わせたもの、例えば、少子化対策や高齢化対策につながるような条件を設定すべきではないかと提案をいたしましたが、そういった検討はされたのでしょうか。
例えば、高槻市では、「高槻市ますます元気!健幸ポイント」という事業を行っています。この事業で、一定以上のポイントを取得された方が優先的に商品券を購入できるようにしたり、三
世代ファミリー定住支援事業の補助金対象者に商品券をプレゼントして、事業を促進したりと。つまり、市の既存の事業と組み合わせるといったこともできたのではないのでしょうか。市役所内でどのような検討をされたのか、お答えください。
7点目。今回のプレミアム商品券の効果の検証はされるのでしょうか。されるのであれば、具体的にどのようにされるのか、お答えください。
8点目。今回のプレミアム商品券については、国からお金をいただくわけですが、商品券が売れ残った場合、国にお金をお返ししたりしなければならないのでしょうか。それとも、売れ残って予算が余っても、国にお金を返す必要はないのでしょうか、お答えください。
9点目。プレミアム商品券を購入した方が、プレミアム商品券を期限までに使い切れなかった場合、その分の売り上げはどこへ行くんでしょうか。市の収入となるのでしょうか、お答えください。以上です。
○産業環境部長(田中之彦) 数点のご質問にお答えいたします。
まず、今回、事業を進めていくに当たり、早急な事業の実施が求められておりますことから、取扱店舗の募集と購入申し込みの案内を並行して行いました。
次に、他市域へのPR方法として、市内鉄道各駅へのポスター掲示やタウン誌等への広告掲載を行っております。
当選者には、はがきを郵送し、宛先不明の場合は戻ることとなります。
また、利用可能店のチラシの全戸配布の予定はいたしておりません。取扱店舗については、専用ホームページ、もしくは産業振興課窓口にて一覧を閲覧できるよう、準備をいたしております。
抽せん方法につきましては、はがき、インターネット、それぞれの申し込み件数の割り合いに応じまして、当選数を決定いたします。
次に、事業実施については、広く市民の皆様や商業者の方に活用いただける手法について、さまざまな検討を行い、決定いたしました。
また、効果の検証につきましては、消費者及び取扱店舗に対して、アンケート調査を実施し、効果測定を行う予定といたしております。
なお、商品券が売れ残った場合は、売れ残り分について返還する必要がございます。
また、使用されなかった商品券の売り上げは、市の収入となります。以上でございます。
○(北岡隆浩議員) 最後に7点、お聞きして、意見を述べたいと思います。
まず、1点目。当選者にはがきを郵送しても、宛先不明の場合は戻るから、架空名義で不正はできないということのようですが、そういう宛先不明のものが出てきた場合、10万冊に達するまで、もう一度、抽せんをするのでしょうか、お答えください。
2点目。当選者が引きかえ期間内に商品券を引きかえに来なかった場合、どのように対応されるのでしょうか。商品券の代金を取り立てにいったりするのでしょうか。それとも単に販売しないということになるのでしょうか。具体的にどう対応されるのか、お答えください。
3点目。島根県では、プレミアムお土産券が、用意した分の2割程度しか申し込みがなくて、大量に売れ残ったそうですが、はにたんプレミアム商品券が万が一売れ残った場合には、追加募集などされるのでしょうか。具体的にどう対応されるのか、お答えください。
4点目。今後はチラシの配布を予定していないということなのですが、先ほど申し上げたとおり、5月29日付でいただいたチラシには、6月23日までに申し込まれた店舗は商品券利用可能店チラシに店舗名を掲載予定と書かれています。6月23日というと、もうあしたですけれども、あしたまでに申し込んでも、商品券利用可能店チラシには掲載されない。というか、そもそもそんなチラシはつくらないということなのでしょうか。お答えください。特に、これに関しては、数百社の関係企業の皆さんがおられますので、明確にお答えください。
5点目。取扱店舗については専用ホームページ、もしくは産業振興課窓口にて一覧を閲覧いただけるよう、準備しているということなんですが、窓口に行っても閲覧できるだけで、印刷物はいただけないということなんでしょうか、お答えください。
6点目。応募はがき付のチラシのご利用についてという欄に、2項として、本券の交換または売買、現金との引きかえはできません。また、つり銭は出ません等書かれているんですが、4項にも、商品券の交換または売買はできませんと書かれています。この2つは同じ趣旨なんでしょうか。それとも、何か違いがあるのでしょうか。違いがあるのであれば、どのように違うのか、お答えください。
7点目。商品券が交換・売買等された場合は、どのような対処をされるのでしょうか、お答えください。
あとは意見です。
国の資料によると、プレミアム付商品券が発行されたほかの自治体での事例では、新たな消費に結びついたということで、成功している場合が多いので、特別な条件を設定しなくても、プレミアム商品券を発行するだけで、それなりに効果を上げられるのかもしれません。
でも、今回、高槻市は、商品券の半分を中小店専用にしました。何か狙いがあるのかなと思いましたけれども、ご答弁からはそんなに深い考えがあるようには思えません。
さまざまな検討を行ったということですが、具体的な例示もありませんでしたし、本当に検討されたのか、ちょっと疑問です。
近隣市のプレミアム付商品券の取り組みを見てみると、箕面市では、18歳未満のお子さんが3人以上の世帯、多子世帯に対しては商品券の販売価格を2割引きしています。箕面市は少子化対策に力を入れているんだなという感じがしますよね。高槻市も、3月議会で私は幾つか提案しましたけれども、やっぱり、もう一工夫してほしかったなと、個人的には思っています。
チラシに、取扱店舗がどこなのかと、特に、商品券の半分は中小店でしか使えないのに、中小店がどこなのかを記載しなかったことは失敗だったと思います。ネットを使える人と使えない人の格差、デジタルデバイドといわれていますけれども、国や自治体が税金を投じて、しかも個人が金銭的な利益を得るようなものに関しては、そういう格差はできるだけあってはいけないと思います。多少、予約応募の時期をずらしてでも、取扱店舗をチラシに載せるべきだったのではないでしょうか。
プレミアム商品券を実施しても、消費者がふだん使う分の現金と商品券が入れかわるだけで、お店の売り上げは変わらないかもしれないし、もしかすると逆に商品券がお店の商品やサービスを知ってもらうきっかけになって、売り上げが上がるかもしれない。それについては、やってみなくちゃわからないのかなと思います。
商品券は最高で5冊、5万円まで買えますが、5万円も出して買う人がそんなにいるのかなと思いますけど、もしかすると、5万円出して買う人が意外に多いかもしれませんし、それもやってみなければわかりません。
もし今回のプレミアム商品券が、やってみた結果、大いに経済効果が、高槻であったということであれば、今後も国費に頼らず、高槻市独自で取り組んでみてもいいと思いますし、その経済効果を見て、商工団体、商店街などが独自でされるかもしれない。そのときには、今回のデータや検証、分析が生きてくるかもしれませんので、ぜひ、しっかりと事後の検証、分析をして、公表していただきたいということを要望して、質問を終わります。
○産業環境部長(田中之彦) お答えいたします。
まず、商品券の引きかえにつきましては、広報誌等を活用するとともに、商業団体連合会等と連携し、周知、啓発活動を行います。
また、2回目の抽せん、及び販売方法につきましては、現在、検討中でございます。
次に、利用可能店舗につきましては、現在、産業振興課窓口にて配布の準備をいたしております。しかし、商品券引きかえ販売時には、店舗案内パンフレット等もお渡しする予定をしております。
また、23日以降に申し込まれた店舗につきましては、随時、ホームページに掲載をいたします。
最後ですけれども、商品券が交換や販売等、されないよう、周知徹底を図ってまいります。
いずれにいたしましても、地域の消費喚起が目標でございますので、頑張って取り組んでまいります。以上です。
○議長(灰垣和美) 質疑は尽きたようです。
次に、報告第7号 平成26年度高槻市一般会計事故繰越し繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、報告第8号 平成26年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、報告第9号 平成26年度高槻市
水道事業会計継続費繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
以上で質疑を終結します。
お諮りします。
以上5件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上5件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
報告第5号 平成26年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第5号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第6号 平成26年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 多数賛成と認めます。
したがって、報告第6号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第7号 平成26年度高槻市一般会計事故繰越し繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第7号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第8号 平成26年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第8号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第9号 平成26年度高槻市
水道事業会計継続費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第9号は報告のとおり承認することに決定しました。
お諮りします。
日程第16、議案第57号から、日程第25、議案第66号に至る10件は、いずれも契約案件ですので、以上10件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上10件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 17ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(灰垣和美) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔副市長(乾 博)登壇〕
○副市長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第57号から議案第66号までの10件につきまして、順次、提案理由をご説明申し上げます。
まず、議案第57号
デジタル防災行政無線購入(製造請負)契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
現在、昭和60年に導入したアナログ式の防災行政無線を運用いたしておりますが、設備の老朽化対策、及び山間部等での聞き取りにくさなどの解消のために、デジタル防災行政無線へと設備の更新を図ろうとするものでございます。
主な購入内訳といたしましては、デジタル同報通信システム設備として、親局設備一式、再送信子局設備4局、屋外拡声子局設備79局、戸別受信機設備175局、デジタル移動通信システム設備といたしまして、統制局設備一式、電信基地局設備1局、移動局設備217局でございます。
本契約につきましては、指名競争入札で12社を指名いたしましたところ、8社が辞退し、残り4社により、5月21日に入札を執行いたしました結果、4億2,120万円をもちまして、大阪市中央区城見2丁目2番22号、株式会社日立国際電気関西支社支社長 中原 修氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
納期は、議決の日から平成28年3月31日までといたしております。
次に、議案第58号 高槻市城西町庁舎耐震改修その他工事請負契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
本工事は、城西町庁舎の耐震改修工事を実施するとともに、バリアフリー改修を行い、新たに昇降機を設置するものでございます。
本契約につきましては、制限付一般競争入札として公募いたしましたところ、7社の応募があり、5月13日に入札を執行いたしました結果、1億4,256万円をもちまして、高槻市北大樋町45番3号、株式会社辻村建設代表取締役 辻村 健氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
工期は、議決の日から平成28年3月11日までといたしております。
次に、議案第59号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第1工区)請負契約締結事項中一部変更につきまして、ご説明申し上げます。
本工事は、平成26年6月12日、議決第75号によりまして、五洋建設大起工業三協開発共同企業体と契約を締結し、雨水管つけかえ工事、擁壁工事、本線の盛り土工事など、現在、鋭意施工中でございます。
本路線の西側区域におきましては、盛り土によって本線が分断されるため、雨水管等のライフラインの復旧が必要となります。この件につきまして、関係機関等との調整協議が整いましたので、雨水排水構造の追加変更を行うものでございます。
本工事請負契約内容につきましては、その金額を現契約の11億5,452万円から、1億2,018万8,880円を増額いたしまして、12億7,470万8,880円に変更いたそうとするもので、現在、仮契約中でございます。
次に、議案第60号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第2工区)請負契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
高槻インターチェンジへのアクセス道路となります都市計画道路南平台日吉台線の工事につきましては、全体を大きく3つの工事に分割し、平成28年度末の完成に向けまして、整備を行ってまいります。
本件、第2工区の工事は、昨年度から施工しております第1工区に引き続き、さらに西側へ360メートルの区間の工事を実施するものでございます。
主に、里山部分を切り開く土工を初め、擁壁、排水構造物の工事を行うものでございます。
本契約につきましては、制限付一般競争入札として公募いたしましたところ、2つの共同企業体の応募があり、5月13日に入札を執行いたしました結果、3億9,884万4,000円をもちまして、五洋建設大起工業共同企業体、代表者 大阪市北区芝田2丁目7番18号、五洋建設株式会社大阪支店執行役員大阪支店長 松山 章氏、構成員 高槻市野見町4番16号、大起工業株式会社代表取締役 藤田隆史氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
工期は、議決の日から平成28年12月28日までといたしております。
次に、議案第61号 ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
本工事は、廃棄物処理等の関係法令に基づき、ごみ処理施設2基を点検整備し、各施設の機能回復と長期的な維持を図るために毎年度実施しているものでございます。
本年度につきましては、例年の定期整備に加え、灰出しコンベアの整備工事、排ガス処理設備の耐火れんがの修理工事などを行うものでございます。
ごみ焼却プラントは、焼却炉本体、及びその他の設備が相互に密接なつながりを持って機能しておりまして、短い停止期間内での確実な施工が求められますことから、プラント全体の現場状況に精通し、かつ、技術もある業者による施工が不可欠でございます。
したがいまして、本契約につきましては、プラントの設置メーカーであります、川崎重工業株式会社関西支社との間におきまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づき、随意契約を締結いたそうとするものでございます。
5月12日に見積書を聴取いたしました結果、2億9,581万2,000円をもちまして、大阪市北区堂島浜2丁目1番29号、川崎重工業株式会社関西支社支社長 前田勇治氏を契約の相手方として、現在、仮契約中でございます。
工期は、議決の日から平成28年3月15日までといたしております。
次に、議案第62号 高槻市立文化会館(市民会館)天井改修その他工事請負契約締結につきまして、ご説明を申し上げます。
本工事は、市民会館大ホールにつきまして、地震等による天井落下の危険性を解消するため、既存の天井を撤去し、新たに天井材を取りつけるなどの改修工事を実施するものでございます。
本契約につきまして、制限付一般競争入札として公募いたしましたところ、4社の応募があり、5月13日に入札を執行いたしました結果、1億7,301万6,000円をもちまして、高槻市本町1番40号、株式会社小阪工務店代表取締役 小阪大輔氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
工期は、議決の日から平成28年3月11日までといたしております。
次に、議案第63号 平成27年度
高槻市立大冠小学校校舎耐震改修工事請負契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
本工事は、大冠小学校中棟、及び南棟につきまして、耐震改修工事を実施し、耐震補強に伴う電気設備改修並びに機械設備の改修等を施工するものでございます。
本契約につきまして、制限付一般競争入札として公募いたしましたところ、7社の応募があり、5月13日に入札を執行いたしました結果、1億4,396万4,000円をもちまして、高槻市藤の里町9番2号、株式会社ハック代表取締役 妹脊靖之氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
工期は、議決の日から平成28年1月29日までといたしております。
次に、議案第64号
賦課システムサーバ一式購入契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
本件は、現在、稼働しております個人住民税の賦課システムサーバ一式が導入後5年以上経過しており、システム運用に支障を来すおそれがあるために更新するものでございます。
主な購入内訳でございますが、各種サーバ機が9台、デスクトップパソコン2台、プリンター装置8台などでございます。
本契約につきましては、指名競争入札で11社を指名いたしましたところ、8社が辞退、残り3社により、5月19日に入札を執行いたしました結果、1,825万2,000円をもちまして、大阪市福島区福島6丁目14番1号、株式会社大塚商会LA関西営業部LA関西営業部長 南 英和氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
納期は、議決の日から平成27年12月15日までとしております。
次に、議案第65号
ICT教育推進用機器購入契約締結につきまして、ご説明申し上げます。
本件は、ICTを活用した授業を一層推進するため、小学校コンピュータ教室用機器及び教育センター研修用機器一式を更新するものでございます。
主な購入内訳でございますが、教師用デスクトップパソコン42台、児童用タブレットパソコン1,552台、学校用サーバ機器42台などでございます。
本契約につきましては、指名競争入札で15社を指名いたしましたところ、13社が辞退し、残り2社により5月19日に入札を執行いたしました結果、4億7,682万円をもちまして、大阪市淀川区宮原3丁目4番30号、Sky株式会社代表取締役 大浦淳司氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
納期は、議決の日から、平成28年2月29日までといたしております。
最後に、議案第66号
教育ネットワークシステムの基幹サーバ増強等に伴う備品購入契約締結につきまして、ご説明を申し上げます。
本件は、基幹サーバの増強、無線機の購入等により、教員用タブレットパソコン及び児童用タブレットパソコンと連携して、教師からの教材の配付、並びに児童からの意見等の発表というスムーズな授業の流れを整備いたそうとするものでございます。
主な購入内訳といたしましては、サーバ機器一式、無線機206台、ソフトウエア一式などでございます。
これらのシステムを構築するためには、授業で活用しやすいように授業支援、ソフトウエアをカスタマイズするとともに、既存の教員用タブレットパソコンへの設定作業なども必要となってまいります。
さらに、高槻市のセキュリティー要件を熟知し、教育ネットワークの全体として整合性のとれた設定が不可欠となるものでございます。
したがいまして、本契約につきましては、ソフトウエアの開発元であり、既存システムの導入業者でありますSky株式会社との間におきまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づき、随意契約を締結いたそうとするものでございます。
5月22日に見積書を聴取いたしました結果、5,616万円をもちまして、大阪市淀川区宮原3丁目4番30号、Sky株式会社代表取締役 大浦淳司氏を契約の相手方として、現在、仮契約中でございます。
納期は、議決の日から、平成28年2月29日までといたしております。
以上、まことに雑駁な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
まず、議案第57号
デジタル防災行政無線購入(製造請負)契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第58号 高槻市城西町庁舎耐震改修その他工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第59号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第1工区)請負契約締結事項中一部変更について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第60号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第2工区)請負契約締結について。
○(山口重雄議員) 2点ほど、お聞きしたいというふうに思うんですが、先ほど、副市長のほうの提案から、南平台日吉台線につきましては、3工区から成り立っておると。1つは、演習橋のつけかえ工事、そして、今回、契約変更の第1工区、そして、新たに今回、入札があった第2工区と、こういうことになっております。
平成29年春を目指して、新名神の工事を進められているわけですが、この南平台日吉台線の工区の中で、まだ未買収の土地があると、こういうように聞いていますが、未買収の用地が今、用地買収率が何%なのか、残っているところはどこなのか、その点、一つ明らかにしていただきたいとこういうふうに思います。
2点目には、今回、提案のあった、この議案第60号の中に、工事の区間の中に、成合共有林が存在するというふうにお聞きしております。大変、多数の方の名義でこの共有林になっておるということですが、この手続が大変難しそうですが、この共有林の対応について、どのようにされておるのか、これについて、説明いただきたいと、このように思います。以上です。
○都市創造部長(梅本定雄) 都市計画道路南平台日吉台線事業に係る用地取得に関するご質問にお答えをいたします。
当該事業における用地取得率は件数ベースで99%であり、205件の対象件数がございましたが、残るのは成合共有山、及び国家公務員宿舎跡地の2件でございます。
なお、国家公務員宿舎跡地につきましては、契約を締結することにつきまして、相手方と協議が整っております。
ご質問の成合共有山につきましては、もともと成合村の村有財産として守られてきた山でありましたが、明治時代の市町村制施行を契機として、当時の成合村101名の戸主の名前で登記され、現在、地元の中で組織された管理運営委員会によって、固定資産税の納税や倒木処理等が行われている土地でございます。
当該土地について、明治時代にさかのぼり登記簿を確認したところ、101名の名義人について、住所等の記録がなく、名前だけが記載されているため、所有権移転登記に必要な権利者の確定ができない状況となっております。
そこで、平成24年度から、法律相談等を行い、当該地の所有権を高槻市に移転するためには、裁判による確定判決によって、所有権を有することが確認された者と契約するか、あるいは、収用によって所有権を取得するほか方法がないことがわかり、管理運営委員会の世話役の方々と協議を重ねてまいりました。
当初は、管理運営委員会が所有権確認訴訟を提起し、確定判決を得た後、市と売買契約を締結する方針で手続を進めておりましたが、平成25年末の最終地元合意において、訴訟には踏み出せないという判断をなされたことから、本市として、平成29年春の供用を見据え、収用手続による協議を地元並びに収用委員会と進めておりました。
このような状況の中、東日本大震災の復興事業においても同様の問題があり、復興の妨げになっていることから、昨年5月30日、地方自治法が改正され、このような土地については、自治会が認可地縁団体として法人格を持つことによって、土地の取得が可能となりました。
具体的には、自治会からの申請を受けた市が、3か月間共有地の所有権の登記を自治会に移転する旨の公告を行い、その間、登記関係者等から異議の申し出がなければ、自治会に対して、所有権移転登記ができるという制度であり、本年4月1日から施行されることとなりました。
収用による土地取得を行った場合、保証金は法務局に供託されることから、地元が保証金を受け取るためには、当該制度を利用するしか方法がないため、今後の地元の発展を勘案され、地元で十分に検討された結果、当該制度を活用するという結論に至りました。
現在、管理運営委員会から要請を受けた成合自治会が、臨時総会による議決を経て、認可地縁団体の申請を本市に行っているところでございます。
本市といたしましても、これらの手続が無事完了し、成合自治会に所有権登記が移転するのを待って、都市計画道路南平台日吉台線事業に係る2,142.47平米の土地売買契約を締結し、用地を取得する計画といたしております。以上でございます。
○(山口重雄議員) 今の説明から、現状は理解ができました。要するに、裁判で結論を出してもらって、そこで用地の買収をするのか。もう1つは、収用でいくのか。それから、今説明のあった、要するに認可地縁団体という形の中で買い上げをするのか。この3つの方法という中で、今、部長のほうからは、地縁団体としての取り組みを地元との関係で進めてきたと、こういうことであります。
しかしながら、これで、最後にあったように、異議申し立てがあれば、この地縁団体の手続によって買収するという手法というのは成り立たない、こういうことでありました。
そうなってきますと、先ほど説明があったように、平成28年度開通を目指していくという新名神と、それから、南平台日吉台線の関係からして、下手をすれば遅延をしてしまうという、そういう可能性も出てくるわけであります。
したがって、できるだけ今、地元との関係の中で進められてきた、この地縁団体から買収すると、こういう形はやっぱり鋭意取り組んでいただきたいということは、これは要望であります。
しかしながら、もしかして、これが不成立に終わったときに、どのような対応をするのか。こういうことについては、やっぱり、できるだけ早くその対応を考えていただくと、こういうことを、また、議会等、地元等とも相談されたい。こういうことを要望して、私の質問を終わりたいと思います。以上です。
○議長(灰垣和美) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第61号 ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第62号 高槻市立文化会館(市民会館)天井改修その他工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第63号 平成27年度
高槻市立大冠小学校校舎耐震改修工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第64号
賦課システムサーバ一式購入契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
次に、議案第65号
ICT教育推進用機器購入契約締結について。
○(北岡隆浩議員) 週刊朝日の報道によりますと、佐賀県武雄市では、タブレット型端末として、当初iPadを予定していたのに、別のメーカーのアンドロイド試作機にしたせいか、動かないと、接続できないと。充電不能などのトラブルが多発して、授業にならないといった声が現場から上がっているということです。
高槻市教育委員会が今回、導入しようとしている機材やソフトで、そのようなことは起きないとは思うんですが、少し心配になりましたので、確認のため、3点お聞きします。
1点目。今回、仮契約中のタブレットパソコンのメーカーや通信環境、ソフトは具体的にどのようなものなのでしょうか。
2点目。機器の動作は事前にチェックされたのでしょうか。
3点目。万が一、武雄市のようなトラブルが起きた場合、契約上はどのような対処がされることになっているのでしょうか、それぞれお答えください。
○教育指導部長(樽井弘三) ご質問の内容が他部局にまたがりますので、調整の上、私からご答弁申し上げます。
まず、1点目についてでございますが、タブレットパソコンは富士通製でございます。
通信環境につきましては、コンピュータ室で使用する場合は有線、普通教室等で使用する場合は無線で接続をいたします。
基本ソフトウエアは、Windows8.1で、ほかに学習ソフトウエアや授業支援ソフトウエア等を導入いたします。
次に、2点目についてでございますが、今回、小学校に導入予定のタブレットパソコンは、昨年度教職員用に採用したものと同一メーカーの後継機種でございます。現在、教職員が使用しておりますが、議員ご指摘のようなトラブルはございません。
最後、3点目についてでございますが、契約上は物品の引き渡し後、その物品に瑕疵があった場合、1年間発注者の請求に基づき、受注者は取りかえ、補修等の義務を負い、あわせて、損害賠償の責めを負うものとしております。以上でございます。
○(北岡隆浩議員) ご答弁ありがとうございます。大丈夫だとは思います。
週刊朝日では、武雄市が、トラブルが起きているにもかかわらず、必死に言いわけをして、問題はないと言い張っているとして、市と教育委員会の対応が批判されてもいます。
高槻市で万が一、トラブルが起きた場合、こうしたこともないように、適切な対応を要望して、質問を終わります。以上です。
○議長(灰垣和美) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第66号
教育ネットワークシステムの基幹サーバ増強等に伴う備品購入契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 質疑はないようです。
以上で、質疑を終結します。
お諮りします。
以上10件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上10件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第57号
デジタル防災行政無線購入(製造請負)契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第57号は原案のとおり可決されました。
議案第58号 高槻市城西町庁舎耐震改修その他工事請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第58号は原案のとおり可決されました。
議案第59号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第1工区)請負契約締結事項中一部変更については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第59号は原案のとおり可決されました。
議案第60号
都市計画道路南平台日吉台線新設工事(第2工区)請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第60号は原案のとおり可決されました。
議案第61号 ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第61号は原案のとおり可決されました。
議案第62号 高槻市立文化会館(市民会館)天井改修その他工事請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第62号は原案のとおり可決されました。
議案第63号 平成27年度
高槻市立大冠小学校校舎耐震改修工事請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第63号は原案のとおり可決されました。
議案第64号
賦課システムサーバ一式購入契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第64号は原案のとおり可決されました。
議案第65号
ICT教育推進用機器購入契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第65号は原案のとおり可決されました。
議案第66号
教育ネットワークシステムの基幹サーバ増強等に伴う備品購入契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(灰垣和美) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
お諮りします。
日程第26、議案第67号から日程41、議案第82号に至る16件は、いずれも条例案件ですので、以上16件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上16件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 45ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(灰垣和美) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔副市長(乾 博)登壇〕
○副市長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第67号から議案第70号までの4議案につきまして、私のほうから、順次、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第67号 高槻市事務分掌条例及び高槻市附属機関設置条例中一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
いじめ防止対策推進法におきましては、市立学校におきまして、いじめにより、児童等の生命、心身、または財産に重大な被害が生じた疑いがあるなどの重大事態が発生したときは、教育委員会はその事態に対処し、及び当該重大事案と同種の事態の発生の防止に資するために、速やかに組織を設け、当該重大事態に係る事実関係を明確にするための調査を行うこと。また、重大事態が発生した旨を市長に報告すること。さらに、市長は当該報告に係る重大事態への対処、または、当該重大事態と同種の事態の発生の防止のために必要があると認めるときは、附属機関を設けて、調査を行う等の方法により、再調査を行うことができることなどが定められております。
このようなことから、いじめの重大事態への対処等のために、市長が必要あると認めるときには、コンプライアンス室におきまして、速やかに当該再調査に関する事務を処理することができるように、高槻市事務分掌条例の改正を行うものでございます。
また、第三者からの意見を受けまして、いじめの重大事態に適切に対処するため、高槻市附属機関設置条例を改正し、新たな附属機関として、高槻市いじめ再調査委員会を設置いたそうとするものでございます。
委員会は、委員5人以内で組織し、学識経験のある者のうちから市長が任命するとしております。また、委員の任期は、市長の諮問に係る調査の期間中とするものでございます。
なお、附則におきまして、この条例の施行日を公布の日からとするとともに、委員の報酬を日額2万5,000円とする関係条例の改正もあわせて行うものでございます。
続きまして、議案第68号 高槻市事務分掌条例中一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
今回の改正は、濱田市政の2期目に当たり、多様化、高度化する市民ニーズに基づく新たな行政課題に対して、的確、かつ迅速に対応するために、政策部門の強化を中心とした組織の改編を図ろうとするものでございます。
改正の内容でございますが、まず、新たに設置する総合戦略部につきましては、現行の総合戦略室の所掌事務と政策財政部が所管しております事務のうち、市政の総合計画及び総合調整に関すること、広報及び広聴に関すること、財政及び議会に関すること、以上を所掌することにより、政策立案機能のさらなる強化を図ろうとするものでございます。
次に、総務部に関しましては、現行の所掌事務に加え、政策財政部が所管する事務のうち、財産の総括管理に関すること、契約に関すること、工事の検査に関することを新たに所掌し、内部事務の統合を図るものでございます。
なお、この条例改正は、平成27年8月1日から施行いたそうとするものでございます。
続きまして、議案第69号 高槻市附属機関設置条例中一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
今回の改正は、高槻市総合戦略プラン(第5次高槻市総合計画)の基本計画の中間見直しを行うに当たりまして、総合計画についての重要事項を調査審議する附属機関として、高槻市総合計画審議会を設置しようとするものでございます。
審議会は、委員22人以内で組織し、市議会議員、学識経験のある者、関係団体を代表する者、及び市民のうちから市長が任命するものとしております。また、委員の任期といたしましては、市長の諮問に係る調査審議が終了するまでの期間とするものでございます。
附則におきまして、本条例の施行日を公布の日からとするとともに、委員の報酬を日額9,100円とする関係条例の改正もあわせて行うものでございます。
最後に、議案第70号 高槻市附属機関設置条例中一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
今回の改正は、まち・ひと・しごと創生法の施行に伴い、人口ビジョンや地方版総合戦略についての重要事項を調査審議する附属機関といたしまして、高槻市まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会を設置しようとするものでございます。
審議会は、委員8人以内で組織し、学識経験のある者や関係団体を代表する者のうちから、市長が任命いたします。また、委員の任期は2年としております。
なお、附則におきまして、この条例の施行日を公布の日からとするとともに、委員の報酬を日額9,100円とする関係条例の改正もあわせて行うものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくご審議賜りますようにお願い申し上げます。
〔危機管理監(黒藪輝之)登壇〕
○危機管理監(黒藪輝之) ただいま議題に供されました議案第71号 高槻市
災害見舞金等支給条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
高槻市内におきまして、自然災害や火災により、被害を受けられた市民に対し、住家に限り災害見舞金の支給を行っております。
平成24年度に発生した集中豪雨では、床上、床下浸水など、甚大な被害が発生し、支給対象でない多くの店舗にも被害が生じたところでございます。
このような被害の状況、災害見舞金の趣旨などを勘案し、支給対象に市内に住所を有する店舗等を加え、所定の規定整備を行うものでございます。
この条例の施行期日につきましては、公布の日から施行し、同日以後に生じた災害について適用するものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔総務部長(新美英代)登壇〕
○総務部長(新美英代) ただいま議題に供されました議案第72号から議案第74号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第72号 高槻市個人情報保護条例中一部改正について、ご説明を申し上げます。
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の一部の施行に伴いまして、ことし10月から国民一人一人に個人番号が通知されることとなっておりますが、番号法では、この個人番号を含む、個人情報を特定個人情報と定義づけております。
この特定個人情報につきましては、本市の個人情報保護条例の規定が適用されることとなりますが、番号法におきましては、本条例の規定よりもさらに厳格な保護措置が講じられており、番号法第31条におきましては、地方公共団体に対し、その保有する特定個人情報の適正な取り扱いが確保されるよう、条例の改正など、必要な措置を講じるよう求めております。
そこで、特定個人情報の取り扱いについて、本条例の規定を番号法の規定に準拠させる必要があるため、必要な改正を行うものでございます。
まず、第1条の個人情報保護条例の改正でございますが、その第2条におきまして、番号法の規定に倣い、特定個人情報を含む個人事業主の事業に関する情報を、本条例の個人情報の範囲に含めることとするとともに、新たに特定個人情報の定義について定めるものでございます。
次に、番号法において、特定個人情報の収集等の制限や、提供の制限が規定されたことに伴い、第9条の収集方法の制限、及び第10条第1項の外部提供等の制限に係る規定から、特定個人情報を除くこととするものでございます。
また、第10条第3項におきまして、特定個人情報の目的外利用の制限について、番号法の規定に準じ、実施機関は、本人の生命、健康、生活、または財産に対する危険を回避するため、やむを得ないと認めた場合であって、本人の同意があるときなどに限り、目的外利用することができることと定めるものでございます。
次に、事故情報につきまして、第15条におきまして、番号法第20条の規定に違反して、収集等されているとき、及び番号法第28条の規定に違反して作成された特定個人情報ファイルに記録されているときにつきましても、当該事故情報の削除の請求ができるよう規定するとともに、第16条におきまして、事故情報が番号法の規定に違反して、目的外利用や外部提供されようとしているときは、これらの中止の請求ができるよう定めるものでございます。
そのほか、第19条第5項におきまして、特定個人情報の記録の訂正をした場合における関係機関への訂正の通知について定めるとともに、第28条におきまして、特定個人情報に係る開示の手続について、特定個人情報への多様なアクセスを保障するため、法令または他の条例に同様の規定がある場合におきましても、本条例に基づく開示の手続が可能となるよう定めるものでございます。
次に、第2条の個人情報保護条例の改正におきましては、情報提供ネットワークシステムにより、特定個人情報の提供が行われた場合に、保存される情報提供等の記録、いわゆるアクセスログに関する改正でございます。
第10条第3項の目的外利用、第15条の削除の請求、及び第16条の中止の請求に係る特定個人情報からアクセスログを除くこととするとともに、第19条第5項において、アクセスログの訂正をした場合における関係機関への通知について、定めるものでございます。
なお、本条例の施行につきましては、公布の日から施行するものでございますが、収集方法、及び外部提供等の制限などに関する規定は、平成27年10月5日から、削除及び中止の請求、訂正通知などに関する規定は、平成28年1月1日から、アクセスログに関する規定は、規則で定める日から施行しようとするものでございます。
続きまして、議案第73号 高槻市職員定数条例中一部改正について、ご説明を申し上げます。
本件は、新たな行政課題に対応することなどを目的として、一部の部局において、職員定数を見直すとともに、職員定数に含まないこととする対象職員を見直すため、必要な改正を行うものでございます。
改正の内容でございますが、まず、第1条におきまして、職員定数に含まれないこととする職員として、病気などによる休職者や育児休業等をしている職員などを新たに加えるものでございます。
これにより、当該職員とその代替職員がダブルカウントとなることを防ぎ、現在の職員配置数におきましても、代替職員の任用ができるようにするものでございます。
次に、第2条でございますが、各部局の職員定数の見直しとして、消防部局におきまして、新名神高速道路供用開始に伴う体制整備や救急需要増加に伴う救急隊の増加など、安全・安心の消防力の確保を図るため、32名の増員を行うとともに、自動車運送事業事務部局におきまして、職員1人当たりの時間外勤務を縮減し、安全運行体制の確保を図るため、15名の増員をしております。
一方、教育委員会事務部局、教育機関事務部局、及び水道事業事務部局におきましては、現状の職員配置数と職員定数を照らし合わせた結果、職員定数を見直すものでございます。
また、弾力的な職員配置が可能となるよう、教育委員会事務部局、及び教育機関事務部局を統合して、職員定数の管理を行っていくこととするものでございます。
なお、本条例の施行日につきましては、公布の日から施行しようとするものでございます。
最後に、議案第74号 高槻市市税条例中一部改正について、ご説明申し上げます。
本件は、去る3月31日に公布されました地方税法等の一部を改正する法律を受けまして、既に専決処分により改正させていただきました事項以外のものにつきまして、必要な改正を行うものでございます。
主な改正点は、個人市民税関係、固定資産税関係、軽自動車税関係、及び市たばこ税関係の4点でございます。
まず、個人市民税関係といたしまして、住宅ローン控除について、適用対象の入居期限の延長を行うことや、寄附金税額控除に係る申告特例通知書の送付があった場合には、申告特例控除額を控除することとするなど、所要の改正を行うものでございます。
次に、固定資産税関係といたしまして、子ども・子育て支援新体制が本年4月から施行されたことに伴い、認定こども園や小規模保育事業の用に供する固定資産などについては、有償で借り受けしている場合を除き、平成28年度分以降は非課税となりますことから、非課税の適用を受けるための申告につきまして、規定を整備するものでございます。
また、サービスつき高齢者向け住宅や国の認定を受けた開発計画に基づいて取得された一定の公共施設の用に供する家屋や償却資産につきまして、課税標準や税額を軽減する割合を条例で定めることとされたため、それぞれ法が標準としている軽減割合を定めようとするものでございます。
次に、軽自動車税関係といたしまして、平成27年度中に新規取得された環境性能のすぐれた一定の軽自動車につきまして、平成28年度分の軽自動車税に限り、標準税率を軽減する特例措置が設けられたことに伴い、本市の軽減税率を法に定める枠のとおりとするものでございます。
次に、市たばこ税関係といたしまして、旧3級品のたばこは、通常のたばこに比べ、低い税率の特例が講じられておりますが、この特例を段階的に廃止し、平成31年度から通常のたばこと同様の税率とされることに伴い、所要の改正を行うものでございます。
これらのほか、地方税法等の改正に伴う所要の改正を行っております。
なお、本条例の施行につきましては、公布の日から施行するものでございますが、軽自動車税の平成28年度軽減税率及び市たばこ税の段階的な特例廃止につきましては、平成28年4月1日から施行しようとするものでございます。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしくお願いいたします。
〔都市創造部長(梅本定雄)登壇〕
○都市創造部長(梅本定雄) ただいま議題に供されております議案第75号及び議案第76号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第75号 高槻市都市公園条例中一部改正についてでございますが、今回の改正は、現在、市民会館の建てかえが計画され、新しい施設は城跡公園内に建設する方針であることから、同公園に、公園施設として、屋内型劇場を設置することができるようにするため、本条例の一部を改正しようとするものでございます。
改正内容といたしましては、都市公園法施行令の規定に基づく、条例で定める公園施設として、城跡公園にあっては、劇場を定めるものでございます。
なお、本条例の施行につきましては、公布の日から施行しようとするものでございます。
続きまして、議案第76号
高槻市立熱利用センター条例中一部改正についてでございます。
なお、本改正につきましては、内容が他部局にまたがりますことから、調整の上、私のほうからご説明を申し上げます。
今回の改正は、高齢者の健康増進、また、熱利用センターの利用促進等を図るため、本条例の一部を改正しようとするものでございます。
改正内容といたしましては、高齢者の個人利用に係る当該センターの入館料の上限を、1回につき、現行500円を250円とするとともに、回数券を使用する場合における当該入館料の上限を、11回分につき、現行5,000円を2,500円にしようとするものでございます。
なお、本条例は平成28年4月1日から施行しようとするものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、議案第75号及び議案第76号につきましての提案理由のご説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔産業環境部長(田中之彦)登壇〕
○産業環境部長(田中之彦) ただいま議題に供されました議案第77号及び議案第78号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第77号 高槻市林道管理条例制定につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、本市が管理する林道の適正な利用を図るとともに、林道機能を十分に発揮させ、良好な状態で維持管理することにより、林業振興及び林道周辺の自然環境の保全を図るために制定しようとするものでございます。
それでは、本条例の内容につきまして、順次、ご説明を申し上げます。
第1条では、本条例の目的を、第2条では、林道の定義を定めております。
第3条では、林道損傷や汚損、また、林道等に土砂などを堆積や投棄、運搬する行為をしてはならないと定めております。
第4条では、林道の通行には市長の許可が必要としておりますが、林産物の搬出や森林施業のほか、住民が生活道路として通行するとき、また、レクリエーションとしての通行には許可を必要としないものと定めております。
第5条では、林産物の搬出や森林施業に支障を来す場合や、林道を損傷し、または汚損するおそれのある場合などは不許可とするという通行許可の基準等を定めております。
第6条から第10条までは、通行許可に関する取り消し、変更、有効期間、更新、権利の譲渡等の制限をそれぞれ定めております。
第11条から第14条までは、占用許可に関する事項を定めております。
第15条では、林道に隣接し、工作物等を設置するときは届け出る旨等を定めております。
第16条では、林道を損傷し、または汚損した者は原状回復、または、損害を賠償しなければならないことを定めております。
なお、本条例は、本年8月1日から施行しようとするものでございます。
続きまして、議案第78号 高槻市附属機関設置条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、高槻市附属機関設置条例に設置が定められております附属機関のうち、高槻市ごみ処理施設建設工事総合評価委員会を削除しようとするものでございます。
本委員会につきましては、平成25年7月5日に入札公告いたしました高槻市ごみ処理施設建設工事に係る、総合評価一般競争入札に関する事項についての審議、及び審査を実施するに当たり設置したものでございます。
なお、当該入札につきましては、入札参加者辞退により中止となりましたが、制限付一般競争入札により再入札を行いました結果、本年3月18日に契約が完了いたしましたことから、その設置目的が終了いたしましたので、ここで条例上の整理を行うものでございます。
あわせまして、これに伴う特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正を行い、同委員会委員の項目を削除しようとするものでございます。
なお、施行は公布の日からいたそうとするものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、議案第77号及び議案第78号につきましての提案理由のご説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〔健康福祉部長(西岡博史)登壇〕
○健康福祉部長(西岡博史) ただいま議題に供されております議案第79号 高槻市国民健康保険条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
今回の改正につきましては、国民健康保険法の一部改正、並びに国民健康保険法施行令の一部改正がなされ、本市国民健康保険運営協議会の議論を踏まえて、所要の改正を行うものでございます。
まず、中間所得者層の保険料負担の軽減を図るため、基礎物価限度額を51万円から52万円に、後期高齢者支援金等賦課限度額を16万円から17万円に、介護納付金賦課限度額を14万円から16万円にそれぞれ引き上げようとするものでございます。
次に、低所得者層の保険料負担の軽減措置を拡大するため、5割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の人数に乗ずべき金額を24万5,000円から26万円とし、2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の人数に乗ずべき金額を45万円から47万円とし、軽減判定所得の引き上げを行うものでございます。
次に、平成26年度までの措置であった都道府県単位の共同事業が恒久されたことに伴い、附則において規定している関係条文を本則において規定するとともに、その他、所要の規定整備を行うものでございます。
なお、この条例は、公布の日から施行し、平成27年度分の保険料から適用することといたしております。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔子ども未来部長(津田良恵)登壇〕
○子ども未来部長(津田良恵) ただいま議題に供されております、議案第80号 高槻市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び高槻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件2条例の一部改正は、いずれも平成27年厚生労働省令第63号により、条例を定めるに当たって、従うべき基準が改められたことに伴うもので、改正の内容といたしましては、乳児4人以上を入所させる保育所等における保育士の数の算定について、現行の保健師、または看護師を1人に限って、保育士とみなすことができるとする基準に加えまして、准看護師についても、1人に限って保育士とみなすことができるとするものです。
なお、本改正条例の施行日は、公布の日からといたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。
〔交通部長(平野 徹)登壇〕
○交通部長(平野 徹) ただいま議題に供されました議案第81号 高槻市
自動車運送事業条例中一部改正につきまして、提案理由を説明申し上げます。
今回の改正は、国によりまして、一般貸切旅客自動車運送事業の公示運賃及び料金が改定されたことに伴い、本市自動車運送事業における貸切自動車の運賃、及び料金を見直すものでございます。
主な改正内容ですが、第8条第2項に定めております、貸切自動車の時間制運賃の1時間当たりの上限額につきまして、現行大型車1万2,765円を8,660円に、中型車1万810円を7,310円に、小型車8,510円を6,280円にいたします。
次に、キロ制運賃の大型車・中型車・小型車における上限額を、現行690円から264円までの範囲で定めておりますが、これを170円から120円までの範囲で定めてまいります。
また、行先別運賃は廃止いたします。
次に、第8条第3項の貸切自動車の料金ですが、新たに交替運転者配置料金を設け、その上限額を1時間当たり3,130円、1キロメートル当たり30円といたします。合わせて1時間当たりの深夜早朝運行料金は、現行3,000円を時間制運賃及び交替運転者配置料金の2割以内といたします。
また、待機料金、回送料金、航送料金、行先別料金は廃止いたします。
最後に、附則でございます。施行日は、近畿運輸局への届け出、お客様への周知期間を考慮して、平成27年10月1日とし、その日以降に仕様を承諾した者から新運賃及び新料金を適用するものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。
〔教育管理部長(上田昌彦)登壇〕
○教育管理部長(上田昌彦) ただいま議題に供されました議案第82号 高槻市附属機関設置条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
昨年度、高槻市教育振興基本計画を策定いたしましたが、当該計画の策定についての調査審議に関する事務が終了いたしましたので、高槻市教育振興基本計画検討委員会を廃止するために、条例の改正を行うものでございます。
改正の内容といたしましては、高槻市附属機関設置条例の高槻市教育振興基本計画検討委員会の規定を削除するとともに、特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の教育振興基本計画検討委員会の委員の報酬に係る規定を削除するものでございます。
なお、本改正は、公布の日から施行しようとするものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
日程第42、議案第83号及び日程第43、議案第84号の2件はいずれも補正予算案件ですので、以上2件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、以上2件を一括議題とすることに決定しました。
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議案・議事関係書類綴 94ページ参照
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○議長(灰垣和美) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔副市長(乾 博)登壇〕
○副市長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第83号 平成27年度高槻市一般会計補正予算(第2号)、及び議案第84号 平成27年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につきまして、順次、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第83号 平成27年度高槻市一般会計補正予算(第2号)でございます。
予算の編成方針についてでございますが、今年度の当初予算は、市長選挙が予定されておりましたので、継続的な事業を中心とした骨格予算といたしておりました。したがいまして、今回の補正予算でもって、先ほど市長からございました平成27年度施政方針を具体化した肉づけを行いまして、本年度の実質的な当初予算を編成いたそうとするものでございます。
それでは、順次、ご説明申し上げます。
恐れ入ります、白い表紙の補正予算書の3ページをお開き願いたいと存じます。
第1条は、歳入歳出それぞれ3億2,371万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,231億6,728万5,000円にいたそうとするものでございます。
補正予算の主な内容につきましては、後ほどご説明申し上げます。
第2条、債務負担行為の補正につきましては、7ページの第2表にお示しいたしておりますように、3事業を計上いたしております。
そのうち、総合戦略プラン中間見直し支援業務、及び土曜学習支援事業につきましては、平成28年度にかけて事業を実施するために、債務負担行為を設定するものでございます。
また、通学路防犯カメラ設置事業につきましては、平成28年度からの事業実施に向けて、賃貸借契約を締結するために、債務負担行為を設定いたそうとするものでございます。
続きまして、補正予算の主な内容について、ご説明申し上げます。
恐れ入ります、緑色の別冊、補正予算説明書のほうをごらんいただきたいと存じます。
7ページ以降の歳出のほうから順次、ご説明申し上げます。
総務費 総務管理費 企画費では、第5次総合計画の中間見直しや地方版総合戦略の策定に係る所要額を計上するほか、来庁者環境の改善や職員の業務効率化に向けた取り組みといたしまして、外部からの客観的な視点による検証を行うための委託料を計上するものでございます。
次の、8ページの戸籍住民基本台帳費では、住民票等をコンビニで発行するために、システム改修の委託料を計上するものでございます。
続く、民生費 社会福祉費 高齢者福祉費では、高齢者の市営バスの利用実態を把握するため、アンケート調査に係る委託料等を計上しております。
また、対象事業及び基礎単価が確定したことによりまして、高齢者福祉施設の整備に係る補助金を増額するものでございます。
続く9ページの、衛生費 保健衛生費 保健衛生総務費では、保健センターの改修に向けまして、建物調査に係る委託料を計上するものでございます。
また、予防費では、がん検診の自己負担料を無料化するための所要額を計上するものでございます。
次に、商工費 商工業振興費では、社宅等整備促進補助金の上限額を引き上げるために増額するものでございます。
続きまして土木費に移ります。
10ページの土木費 道路橋梁費 道路新設改良費では、日吉台芥川線の歩道整備のため、実施設計及び物件調査の委託料を計上しております。
次に、都市計画費 都市計画総務費では、富田地区のまちづくり支援といたしまして、景観形成に係る助成制度を創設するために補助金等を計上いたしております。
また、開発指導費では、非木造の分譲共同住宅に係る耐震設計及び耐震改修工事の補助制度を創設するために、補助金等を計上するものでございます。
続きまして、教育費に移ります。
10ページからの教育費 教育総務費 研修指導費では、児童生徒の体力向上を目指し、小中学校が連携して体育の授業づくり等に取り組む所要額を計上するものでございます。
次に、小学校費 学校管理費では、児童の登下校時の安全を確保するため、通学路に防犯カメラを設置するための準備経費を計上いたしております。
次に、中学校費 学校管理費では、民間と連携いたしまして、土曜学習を実施するための委託料を計上するものでございます。
以上が歳出でございます。
続きまして、歳入でございますが、6ページにお戻り願いたいと存じます。
国庫支出金、及び府支出金につきましては、事業に係る特定財源を計上するものでございます。
次の、繰入金につきましては、財政調整基金を財源として活用するものでございます。
以上、歳入歳出の差額につきましては、予備費で調整させていただく予定でございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、議案第84号 平成27年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につきまして、ご説明申し上げます。
白色の表紙の補正予算書11ページをお開き願いたいと存じます。
本会計の補正額は、第1条に示しておりますとおり、歳入歳出予算の総額はそれぞれ53億9,182万4,000円とするものでございます。
歳出の内容でございますが、大字真上財産区が所有いたします土地を売却するための不動産鑑定費用といたしまして、72万8,000円を計上いたしております。
また、歳入歳出の差額につきましては、予備費で調整いたそうとするものでございます。
詳細につきましては、緑色の表紙の別冊補正予算説明書の17ページ以降をご参照いただきますようにお願い申し上げます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくご審議いただきますようにお願い申し上げます。
○議長(灰垣和美) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本日の会議は以上にとどめ、議案調査のため、6月23日から6月28日までの6日間休会とし、6月29日午前10時から本会議を開会したいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(灰垣和美) 異議なしと認めます。
したがって、本日の会議はこれで散会します。
〔午後 2時40分 散会〕
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 灰 垣 和 美
署名議員 森 本 信 之
署名議員 竹 中 健...