高槻市議会 2011-06-20
平成23年第3回定例会(第1日 6月20日)
いて
日程第13 議案第43号 平成23年度高槻市立第三
中学校校舎耐震改修工事請負契
約締結について
日程第14 議案第44号 平成23年度高槻市立第六
中学校校舎耐震改修工事請負契
約締結について
日程第15 議案第45号 一般職の職員の給与に関する条例及び高槻市職員の旅費に
関する条例中一部改正について
日程第16 議案第46号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
条例中一部改正について
日程第17 議案第47号 平成23年度高槻市
一般会計補正予算(第1号)について
日程第18 議案第48号 平成23年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第1号
)について
日程第19 議案第49号 平成23年度高槻市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
について
日程第20 議案第50号 平成23年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につい
て
日程第21 議案第51号 平成23年度高槻市
水道事業会計補正予算(第1号)につ
いて
――
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〇本日の会議に付した事件
日程第1から日程第21まで
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〇出席議員(36人)
1番 田 村 規 子 議 員 2番 笹 内 和 志 議 員
3番 宮 田 俊 治 議 員 4番 段 野 恵 美 議 員
5番 岡 井 寿美代 議 員 6番 平 田 裕 也 議 員
7番 木 本 祐 議 員 8番 平 井 和 樹 議 員
9番 髙 木 隆 太 議 員 10番 和 田 孝 雄 議 員
11番 岡 田 みどり 議 員 12番 吉 田 忠 則 議 員
13番 吉 田 章 浩 議 員 14番 岡 糸 恵 議 員
15番 川 口 洋 一 議 員 16番 太 田 貴 子 議 員
17番 蔵 立 真 一 議 員 18番 北 岡 隆 浩 議 員
19番 宮 本 雄一郎 議 員 20番 強 田 純 子 議 員
21番 三 本 登 議 員 22番 吉 田 稔 弘 議 員
23番 灰 垣 和 美 議 員 24番 奥 田 美智子 議 員
25番 山 口 重 雄 議 員 26番 久 保 隆 議 員
27番 中 浜 実 議 員 28番 橋 本 紀 子 議 員
29番 野々上 愛 議 員 30番 中 村 玲 子 議 員
31番 角 芳 春 議 員 32番 藤 田 頼 夫 議 員
33番 岩 為 俊 議 員 34番 久 保 隆 夫 議 員
35番 福 井 浩 二 議 員 36番 二 木 洋 子 議 員
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〇説明のため出席した者の職氏名
市長 濱 田 剛 史 副市長 山 本 政 行
副市長 倉 橋 隆 男
教育委員会委員長 間 石 成 人
教育長 一 瀬 武
自動車運送事業管理者 徳 田 忠 昭
水道事業管理者 法 幸 貞 次 市長公室長 木 田 喜八郎
総務部長 小 林 孝 之 財務部長 乾 博
市民参画部長 隈 部 英 幸 保健福祉部長 三 宅 清 道
子ども部長 正 岡 祥 孝 技監 神 田 忠 士
建設部長 北 口 悦 男 都市産業部長 小 林 守
環境部長 上 野 和 夫 会計管理者 志 賀 治
教育管理部長 四 宮 明 男 教育指導部長 山 岡 利 夫
地域教育監 上 田 昌 彦 消防長 山 本 正 憲
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〇
議会事務局出席職員氏名
事務局長 南 部 和 正 事務局次長兼庶務課長 野 島 眞 人
議事課長 柳 田 雅 幸 議事課主査 山 田 清 好
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〇
会議録署名議員
3番 宮 田 俊 治 議 員 4番 段 野 恵 美 議 員
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〔午前10時 0分 開会〕
○議長(久保隆夫) ただいまから平成23年第3回
高槻市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員数は36人です。
したがって、会議は成立します。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において宮田俊治議員及び段野恵美議員を指名します。
日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。
今期定例会の会期は、本日から7月15日までの26日間としたいと思います。これに異議ありませんか。きね
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、会期は26日間と決定しました。
日程第3、諸般の報告を行います。
市長から行政報告があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今議会において、後ほど私の施政方針につきましてご説明させていただくお時間をちょうだいいたしますが、これに先立ちまして、閉会中におきます行政上の主要な事項につきまして、数件、ご報告をさせていただきます。
まず初めに、
消防本部庁舎棟の建てかえ工事が完了し、去る今月6日から新庁舎での業務を開始し、また、同庁舎内の高
機能消防指令センターについては、9日から本格運用いたしております。この庁舎は、本市の公共建築物として初めて基礎免震構造を採用し、災害時の
指揮命令中枢機能施設にふさわしい整備が完了できたものと考えております。また、今後は、平成25年3月の全体の整備完了に向け、旧消防本部庁舎の解体、車庫棟などの建設を引き続き行ってまいります。
次に、本市における節電の取り組みについて、ご報告をいたします。
東日本大震災の発生後、全国的に電力の供給が落ち込む中、この夏に予想される電力需給状況の逼迫を踏まえ、今月10日、関西電力から正式に15%の節電への協力要請がありました。本市では、これまでも環境への配慮から節電等の省エネルギーに努めてまいりましたが、なお一層の節電を図るため、今月15日から市庁舎本館と総合センターにおいて、共用部分の照明の消灯、エレベーターの一部停止などにより、昨年夏の実績から15%の節電を達成するため取り組んでおります。
また、
高槻クリーンセンターでは、この夏については、発電設備を有する第二工場を中心とした運転計画への見直しを行い、節電に加え、電力の供給にも協力していきたいと考えております。
他の施設におきましても、高齢者等への配慮、また熱中症対策も勘案しながら、それぞれの状況に即した取り組みを行ってまいりますので、ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、訴訟事件について、ご報告いたします。
まず、新たに提起された3件ですが、1件目は、先月17日、本市を被告として
慰謝料等損害賠償請求事件の訴訟が提起され、この件に係る訴状及び呼び出し状が、先月23日、
大阪地方裁判所から到達いたしました。主な内容としましては、市道萩谷15号における事故によって、原告に生じた損害を賠償する責任があるというものであります。
2件目は、先月16日、本市を被告として損害賠償の請求に関する訴訟が提起され、この件に係る訴状が先月27日に
大阪地方裁判所から到達いたしました。内容としましては、昨年1月に本市川西町の国道171号交差点内で発生した、本市公用車と乗用車との衝突事故による損害賠償を請求されたものであります。
3件目は、先月18日、高槻市長を被告として公金支出等差しとめ請求に関する住民訴訟が提起され、この件に係る訴状及び呼び出し状が、先月27日、
大阪地方裁判所から到達いたしました。主な内容としましては、
京都大学大学院農学研究科附属農場の取得等に関して、契約締結等の差しとめを請求されたものであります。
以上の3件について、本市としましては、それぞれ訴訟代理人を選任し、適切に対応してまいります。
次に、判決のありました2件についてですが、
1件目は、本市を被告とした要介護認定に関する
損害賠償請求事件について、第一審、第二審ともに本市が勝訴いたしましたが、原告がこれを不服として、最高裁判所へ上告、上告受理の申し立てをしておりました。これに対して、今月9日、最高裁判所において、上告棄却、不受理の決定がなされ、本市の全面勝訴が確定いたしました。
2件目は、高槻市長を被告とした、本市が贈呈した感謝状に関する
損害賠償請求事件について、本市の全面勝訴とした第一審の判決を不服として、原告が控訴しておりましたが、今月17日に
大阪高等裁判所の判決がありました。判決の内容は、控訴を棄却するもので、本市の全面勝訴でありました。
次に、本市を被告とした
道路占用許可処分の
取り消し請求事件、
固定資産評価審査決定の
取り消し等請求事件の2件につきましては、本年2月と4月に、それぞれ、第一審において本市が勝訴いたしましたが、その後、いずれも原告が
大阪高等裁判所に控訴しております。本市といたしましては、訴訟代理人と協議の上、適切に対応してまいります。
最後に、高槻市長を被告とした、特別職の非常勤職員である
教育委員会等の委員報酬に関する公金支出差しとめ等請求事件についてですが、原告の請求を棄却した本年5月の控訴審判決を、原告が不服として、最高裁判所へ上告手続をしたとの通知が今月2日にありました。
本市といたしましては、訴訟代理人と協議の上、適切に対応してまいります。
以上で、行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案いたしております17議案の概要を説明させていただきます。
初めに、人事案件でありますが、高槻市有功者を定めるについてと、本日追加提案いたしました高槻市副市長選任につき同意を求めることについて、高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについて、並びに高槻市
監査委員選任につき同意を求めることについての計4件であります。
次に、報告案件でありますが、平成22年度の高槻市一般会計の継続費、並びに、一般会計と
公共下水道特別会計の繰越明許費について、その
繰り越し状況をご報告し、それぞれご承認をお願いするものであります。
次に、契約案件といたしまして、
ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結について、並びに、学校校舎の
耐震改修工事を行う平成23年度高槻市立第三
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結についてなど2件、合わせて3件があります。
次に、条例案件といたしまして、一般職の職員の給与に関する条例及び高槻市職員の旅費に関する条例中一部改正について、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中一部改正についての2件があります。
最後に、予算案件でありますが、平成23年度高槻市
一般会計補正予算(第1号)を初め、2特別会計、1企業会計、並びに財産区会計におきまして、それぞれ所要の補正をいたそうとするもので、合わせて5件を付議しております。
以上が、今議会に当初提案しております議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほど、それぞれ説明をしてまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、簡単ではありますが、開会に当たりましての、ごあいさつといたします。
よろしくお願いします。
○議長(久保隆夫) 市長の行政報告は終わりました。
次に、議長から報告します。
去る6月15日、第87回
全国市議会議長会定期総会において、議員の永年勤続表彰が行われました。本市関係者として、角 芳春議員、及び
福井浩二議員が20年表彰を受けられました。
以上の方々には、長年にわたるご精励とご貢献に深く敬意を表しますとともに、今回の受賞に心からお祝いを申し上げ、ここにご報告します。
また、同議長会から、
全国市議会議長会評議員として会務運営の重責に当たられた久保 隆前議長に、感謝状が贈られておりますので、あわせてご報告します。
次に、南部事務局長から議会関係の報告をします。
○事務局長(南部和正) 平成23年第2回
高槻市議会臨時会以降の議会関係の主な事項について、ご報告申し上げます。
6月15日に、第87回
全国市議会議長会定期総会が開催され、議長が出席いたしました。まず、会長選任が行われ、
下関市議会議長が選任されました。
次に、平成22年度の
一般会務報告の承認と、平成21年度一般会計などの決算が認定され、平成23年度
一般会計予算として歳入歳出総額8億4,029万4,000円の当初予算などが提案され、原案のとおり可決されました。
次に、議案審議に入り、部会提出議案24件、会長提出議案6件が提案され、いずれも原案どおり可決されました。
次に、平成23年度の役員改選が行われ、部会長、理事、評議員、委員会委員が選任されました。また、議員永年勤続表彰が行われ、本市議会からは、先ほど議長から報告をいただきました角 芳春議員、
福井浩二議員が表彰されました。また、
全国市議会議長会において評議員を務められた久保 隆議員に感謝状が贈られました。
以上で議会関係の報告を終わります。
○議長(久保隆夫) 議会関係の報告は終わりました。
これで諸般の報告を終わります。
ここで表彰のためしばらく休憩します。
〔午前10時12分 休憩〕
〔午前10時16分 再開〕
○議長(久保隆夫) 会議を再開します。
日程第4、平成23年度施政方針に入ります。
ただいまから、各議案の審議に先立ち、濱田市長から平成23年度施政方針の大綱の説明があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) 平成23年第3回
市議会定例会の開会に当たり、市政運営の基本方針などについて、ご説明いたします。
私は、去る4月24日の
高槻市長選挙におきまして、市民の皆様の熱い期待とご支援、ご支持をいただき、第20代高槻市長として、北摂の雄都、中核市である高槻市政の重責を担わせていただくことになりました。
私は、これまで検事、弁護士という仕事をしておりましたが、その中で、幼児虐待や少年事件など、数多くの悲しい事件に接してきました。そこで、不幸な出来事が起きないために、常日ごろから、不幸や悲しみを生み出さない社会を築くために自分は何をすべきかと思案する中で、その実現に向け、みずからが市政運営に身を置くことを決意したところであります。行政運営は初めてではありますが、議員並びに市民の皆様方からのご意見をちょうだいしながら、これまで培ってまいりました経験を生かし、正義と信頼を念頭に、真摯に市政運営に取り組んでまいります。
まず初めに、去る3月に発生いたしました
東日本大震災は、東北地方、関東地方に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々に対しまして、心からお悔やみを申し上げます。また、被災された方々におかれましては、心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を心から願うものであります。
本市も、発生直後から消防職員の派遣など人的支援を初め、給水車の派遣、市営住宅の提供、物資や義援金による支援などを行ってまいりました。この国難とも言うべき大災害の復興に対して、引き続き、大阪府など関係機関と連携しながら継続的にできる限りの支援を行ってまいります。
また、災害時における本市の体制についても、現在の地域防災計画に課題がないか検証してまいります。
なお、建設資材の不足などの理由で、本市が実施いたします建設事業等についても工期の遅延等が懸念されますが、国や大阪府と連携を図り、適切に対応してまいります。
さて、国内の状況を見渡しますと、いまだにデフレから脱却できず、景気動向や雇用情勢に不安を抱えており、経済の先行きは一層不透明な状況に陥っております。本市におきましても、市税収入の減少など財政状況は厳しく、少子高齢化の進展、
生産年齢人口減少などによる税収減や扶助費の増加により、行財政のかじ取りは困難な状況が続くと予測されるところです。
さらに、国において、
東日本大震災における復興支援への対応とともに、社会保障と税の一体改革などが論議されており、本市の市民生活や財政への影響も懸念されています。
私といたしましては、国の動向を注視しながら、市民生活、市政運営に影響が出ないよう、迅速かつ適切に、最大限の努力をしてまいります。
本市を取り巻く状況は、決して楽観視できるものではありませんが、市民の皆様が特に強い関心を持たれている安全・安心のまちづくりのほか、子どもや高齢者などが住みよいまちづくり、にぎわいと魅力あふれるまちづくりに重点的に取り組むため、本市が直面する課題の解決に向け、限られた財源の中であっても、知恵や工夫を重ね、各種施策に全力を挙げて取り組んでまいります。
特に、私自身、勉学につまずいたことで、つらい思いをするなどした人生経験も踏まえ、子どもたちがよりよく勉学に励むことのできるよう、教育環境の整備に力を入れるほか、努力をする者が報われる社会の構築、そして、市民のだれもが再チャレンジ可能な社会の構築に力を入れてまいります。
また、市民の皆様からは、市役所の改革を望む声を多くお聞きしてまいりました。言うまでもなく、市役所の改革は必要不可欠であり、職員一人一人が市民目線に立ち、市民の多くがなぜ改革を望むのか、どのような改革を望むのかを真摯に考えるべきであります。
そこで、私は、まずは、私を初め、特別職の給与を10%カットすることで、みずからの姿勢を見直すことを始め、さらなる行財政改革に取り組むことが、市民の皆様からご理解をいただくため必要であると考えております。そのために、市政運営の大きな原動力となる本市の組織を活性化させ、一人一人の努力の姿を示していくよう改革に取り組んでまいります。
以上の観点から、市民の目線で住みやすさナンバーワンをキーワードとしてまちづくりに取り組んでまいりますので、議員並びに市民の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
それでは、平成23年度の重点的な施策について、第5次総合計画に掲げる6つの将来都市像を基本にご説明申し上げます。
まず初めに、憩いの空間で快適に暮らせるまちの実現に向けた取り組みであります。
市民が良好な環境を享受できるよう、地域の特性を生かしながら、良好な景観を維持・創出し、調和のとれた町並みの形成に向け取り組むとともに、暮らしの中で自然と親しみ、憩いと安らぎのある生活が営めるよう、豊かな親水空間、緑空間を維持・形成することで、まちごと緑いっぱいの、心地よく暮らせるまちを目指します。
また、新
名神高速道路の関連道路など
交通ネットワークの整備を推進することで、利便性の高いまちとなるよう取り組みます。
さらに、
循環型社会構築に向けて、エネルギー・資源の効率的な利用など、将来に良好な環境を引き継げる社会の形成に努めてまいります。
1点目は、心地よく暮らせるまちへの取り組みです。
良好な景観の形成については、景観条例に基づき、規制・誘導を行うほか、良好な景観づくりに向けた市民意識の醸成を図ります。また、JR高槻駅北東地区での
景観重点地区指定を契機として、新たな重点地区指定に向け、良好な景観の維持・創出に取り組みます。
住宅マスタープランに基づき、
高齢者向け住宅の供給促進など重点施策について、その内容を検討するとともに、入居相談などを通じ、さまざまな情報提供を行います。
上水道については、本年度を初年度とする
水道事業基本計画に基づき、安全な水の供給、安定した供給基盤の整備などの基本方針の実現に向け、施設や管路の計画的な更新や耐震化の取り組みを強化するとともに、災害時における地域防災体制を充実するため、地域住民との協働による応急給水訓練に取り組みます。
緑空間については、地球温暖化など今日的な課題に対応する、緑の基本計画の
中間年次見直しを実施するとともに、
都市緑化フェアの一環として、生物多様性に関する、ホタルミニサミットを市民の皆様と協働して企画・開催します。
2点目は、利便性の高いまちに向けた取り組みです。
新
名神高速道路については、居住地から大都市や空港などに迅速にアクセスする重要な交通基盤として、
抜本的見直し区間も含め、早期開通を国等に強く要望します。
アクセス道路等については、(仮称)高槻東道路の整備促進について、大阪府へ強く要望するとともに、原成合線、
南平台日吉台線など関連道路の整備に取り組みます。
幹線道路網の整備については、十三高槻線の国道171号までの早期整備や内環状幹線道路の機能強化を大阪府に要望するとともに、十三高槻線が全線供用されるまでの暫定的なバイパス道路となる桧尾川左岸1号線の整備に、引き続き取り組みます。
インターチェンジ周辺及び関連道路の沿道地域については、望ましい土地利用が図られるよう、地域の方々とともにまちづくりの方向性を検討します。
長年の懸案であった富田北駅宮田線の未整備区間については、事業認可を取得し、早期整備に向け取り組みます。
道路の危険箇所については、歩行者の安全確保を図るため、歩道の新設や改良を行うとともに、狭隘な道路の拡幅に取り組みます。
JR高槻駅南人工デッキについては、エスカレーター、エレベーターなどの設置により一層のバリアフリー化を進め、あわせて耐震補強により安全性の向上を図ります。
市営バスについては、市営バス経営改善計画に基づき、経費の削減や、よりよいサービスの提供に取り組むとともに、本年度は交通不便地域の住民の移動手段を確保するため、新たなバス路線について検討します。
3点目は、将来に良好な環境を引き継げる社会への取り組みです。
低炭素社会への対応が求められる中、環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、第2次環境基本計画を策定します。
地球温暖化対策については、たかつき地球温暖化対策アクションプランに基づき、太陽熱利用機器設置、省エネ改修工事等に補助を行うとともに、新エネルギー設備の率先導入として郡家老人福祉センターに木質ペレットボイラーを設置するなど、市民、事業者、行政が役割に応じた取り組みを推進します。
「たかつき緑のカーテン大作戦」については、約100か所の施設や約200人の市民モニターの参画のもと、緑のカーテン設置に取り組むことでヒートアイランド対策を推進します。
今般の
東日本大震災の影響等にもかんがみ、「たかつきエコオフィスプラン」に基づき、庁舎では空調設備の温度設定の適切管理や消灯の徹底などに取り組むとともに、小、中学校では電力使用量を抑制するデマンド装置の導入を進め、一層の節電の取り組みを推進します。
高槻クリーンセンター第一工場については、更新に係る事業方式を十分検討した上で適切な方式を見きわめ、事業に取り組みます。
次に、ともに支え合う安全・安心のまちの実現に向けた取り組みであります。
現在暮らしている地域の礎を築いてこられた高齢者の方々に感謝し、次代を担う世代に、より一層住みやすい環境を整えていくことは、行政の取り組むべき課題であります。
防災や救急の環境が整った、安全・安心のまちづくり、医療や福祉サービスが充実し、だれもが個性と能力を十分に発揮できる、誰もが生き生きと暮らせるまちづくり、自助・共助の意識やコミュニティ意識が醸成された、地域で支え合うまちづくりなど、子どもから高齢者までが、安心して生活できるように取り組みます。
1点目は、安全・安心のまちづくりへの取り組みです。
公共建築物の耐震化については、公共建築物の耐震化基本計画に基づき、学校・園の校・園舎の第2次診断、実施設計、改修工事に順次取り組みます。また、富田、郡家の老人福祉センターの実施設計を初め、計画的な改修に向けた取り組みを進めます。
民間建築物の耐震化については、新たに木造住宅の耐震改修設計費に補助を行うなど制度の拡充を図り、耐震化を促進します。
自主防災については、地域の自主防災組織と連携し、地域の防災訓練、自主防災組織を対象にした各種研修会・セミナーの実施等により防災知識・技術の習得を支援します。また、地域住民と市職員を主体とする、地域重点型防災訓練を実施し、行政とのさらなる連携協力体制の構築を図るなど、自主防災組織の結成促進や地域防災力の向上に取り組みます。
未曾有の
東日本大震災を教訓として、災害時の対応について、地域防災計画に課題がないか検証を行うとともに、相互支援の強化を図るため、新たな災害時相互応援協定の締結に向けた検討を行います。
災害時に要援護者への支援が円滑に行えるよう、要援護者名簿を活用し、一層地域との連携を強化した体制の整備を推進します。
子どもの安全対策としては、引き続き小学校、幼稚園に警備員を配置し、子どもが安心して学べる環境を堅持するとともに、児童生徒の安全対策として、学校ごとに防災や防犯に関する情報を一斉にメール配信できるシステムを設定します。また、セーフティーボランティアなどの情報共有等の場として、新たに警察と連携して、小学校に地域安全センターを設置し、子どもの見守り活動を推進します。
消防本部庁舎については、本年5月に完成し、新消防指令センターでの指令業務を開始するとともに、引き続き、車庫棟・訓練棟の整備に取り組みます。
特別救急隊については、先進的に本格運用し、高い成果を上げており、引き続き、三島救命救急センターとの連携のもと、さらなる救命率の向上に努めます。
増加する救急需要に対応するため、救急車の適正利用について啓発に努めるとともに、「救急安心センターおおさか」において、24時間体制で医師等が相談やアドバイスを行うなど、市民の安心につながる救命率の向上を目指します。
消防救急無線のデジタル化については、本年度は電波伝搬調査及び基本設計に取り組みます。
救急医療体制の整備については、高槻市、茨木市、摂津市、島本町で構成する三島二次医療圏救急医療検討会において、現状分析、課題の整理を行い、望ましい救急医療体制について検討を進めます。
2点目は、誰もが生き生きと暮らせるまちづくりへの取り組みです。
雇用・就労対策については、「ワークサポートたかつき」と連携を強化し、若年者から高齢者までの幅広い求職者に対する職業相談、職業紹介等を行います。
また、さまざまな阻害要因を抱える若年者、障害者等の就職困難者に対しては、就労支援コーディネーターによる就労機会や就職情報の提供、資格取得のための訓練校等への誘導など、生活基盤の安定だけでなく、夢と希望を持ち、みずからの将来を切り開いていくことができるよう、丁寧な個別相談・支援を行います。
地域福祉の推進の取り組みについては、第2次地域福祉計画・地域福祉活動計画に基づき、新たに社会福祉協議会にコミュニティソーシャルワーカーを配置するなど、一層の地域連携の強化と、それを支える人材づくりなどに取り組みます。
また、社会福祉関係団体やボランティア、NPO等と連携した地域福祉活動を推進する総合拠点施設として、社会福祉会館設置に向けた基本構想の検討を行います。
高齢者福祉の充実に向けた取り組みとしては、高齢者福祉計画・介護保険事業計画に基づき、高齢者の日常生活を支援する、生活・介護支援サポーターの活動やスポーツ、文化など各種活動を支援するとともに、新たに独居の高齢者を的確に救急搬送するため、あらかじめ医療情報等を記載し保管する救急医療情報キットを配付いたします。
また、複雑多様化する高齢者に関する相談等に対応するため、地域包括支援センターに、新たにケアマネジャーを増員し、高齢者の相談支援体制を強化いたします。
認知症の高齢者を地域で支えるため、新たに、徘徊高齢者SOSネットワークを立ち上げて、地域包括支援センターと地域の連携体制を強化するとともに、認知症サポーターの養成などに取り組みます。
高齢者虐待対策については、早期発見・見守りネットワークをさらに強化し、虐待の予防、早期発見を図るとともに、継続的な支援のための体制づくりに取り組みます。
高齢者福祉施設等の整備については、計画に基づき、特別養護老人ホームや地域密着型介護施設等への助成を行います。
これらを総合的に取り組み、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくりを推進します。
障害者福祉の充実に向けた取り組みについては、第3次障害者長期計画及び第2期障害福祉計画に基づいて、障害のある人もない人も、ともに安心して暮らせる共生のまち高槻を目指して、委託相談支援事業所及び地域活動支援センターを拡充し、相談・支援体制を強化するなど、引き続き住みなれた地域で生活するための環境づくりや支援体制の強化に取り組みます。
障害者の、コミュニケーション支援事業としては、手話通訳者の派遣に加え、新たに要約筆記者の派遣や本市独自の手話マニュアルを作成し、支援の拡充を図ります。
生活福祉の向上に向けた取り組みについては、厳しい雇用経済情勢のもと、被保護世帯の増加、複雑多様化する被保護世帯の抱える問題等に的確に対応するため、被保護者の自立に向けた就労支援など必要な支援を引き続き組織的に行います。
また、昨年発生した元職員による生活保護費の不正支出事件の再発防止対策として、コンプライアンスの一層の徹底を図るとともに、生活保護システムの管理を強化するなど、市民の皆様の信頼回復と二度と不正を起こさない体制づくりに全力で取り組みます。
市民の健康づくりの推進については、第2次健康たかつき21の目標達成に向けて、関係機関と連携して地域の特性に合わせた健康づくりに取り組みます。また、生活習慣病予防のため、日常の生活活動量や食事の重要性について、周知・啓発に努めます。
食育に関する取り組みについては、食育推進計画に基づき、関係団体等で構成する、
食楽ネットワークと連携し、全庁的な推進体制のもとで食育への取り組みを展開するとともに、市民の皆様が主体的に取り組めるよう食育フェアなどを行います。また、次期計画策定に向けて、市民アンケートなどに取り組みます。
各種がん検診等については、保育つき検診の拡充や、ワンコイン検診の周知・啓発に加え、新たに肺がん検診のデジタル化や大腸がん及び肝炎ウイルス検診の無料クーポンなどの配付により、受診率の向上を図ります。
自殺対策については、街頭キャンペーン等の啓発活動、こころの健康相談並びにゲートキーパー養成研修を引き続き実施し、心の病に対する正しい知識の啓発に努めます。あわせて、自殺対策庁内連絡会の取り組みに加え、警察、医療機関と連携を図りながら、自殺予防につながる対策を強化します。
ニート、ひきこもり等の若年者に対しては、職業体験を通じて社会参加・社会復帰を目指す、若年者自立支援促進事業を実施し、若者の自立を支援します。
3点目は、地域で支え合うまちづくりへの取り組みです。
市民公益活動サポートセンターの運営や事業を支援するとともに、たかつきNPO協働フェスタなどを開催し、ボランティア団体やNPO等の市民公益活動を促進します。
地域のコミュニティ活動については、地域活動の拠点施設であるコミュニティセンターの管理運営を助成するとともに、32地区のコミュニティ組織で構成されたコミュニティ市民会議の自主的な活動に対し、引き続き支援を行います。
コミュニティセンターは、地域活動の拠点施設であると同時に災害時の避難所でもあることから、計画的に
耐震改修工事等を行います。また、コミュニティセンター等が未整備である、西阿武野地区及び桃園地区について、調査・検討及び地元団体等の調整を行い、拠点施設整備に向けた取り組みを進めます。
次に、子育て・教育の環境が整ったまちの実現に向けた取り組みであります。
核家族化が進み、個人の価値観やライフスタイルの多様化に伴い、地域との関係の希薄化とも相まって、家庭や地域の子育て力・教育力の低下が問題となっています。このような状況の中、子育てを家庭だけの問題としてとらえるのではなく、社会全体で子育てを応援する仕組みが求められています。
そこで市民の皆様が子育てに不安を感じることなく、安心して子どもを産み育てられる取り組みを進めるとともに、次世代を担う子どもたちが、明るい笑顔で伸び伸びと健やかに育ち、知・徳・体の調和のとれた豊かな人間性と創造性をはぐくむことのできる環境づくりに取り組みます。
1点目は、子どもが健やかに育つまちをつくる取り組みです。
子育て支援の取り組みについては、子どもたちの笑顔があふれるまちづくりを目指した、次世代育成支援行動計画に基づき、すべての子育て家庭への幅広い支援策を総合的に展開します。
保育所の待機児童解消に向けた取り組みについては、本年度、民間保育所の定員増及び創設などで合計166名の定員増を行うとともに、保育士等の有資格者が居宅等で保育を行う、家庭的保育事業について検討します。さらに、平成24年度に向けて、民間保育所を創設するほか、市立の幼保連携型認定こども園として、(仮称)桜台保育所の創設により定員増を図り、仕事と家庭の両立を支援します。
また、民間保育所への運営助成の助成率を見直すとともに、待機児童解消に取り組む民間保育所に対する補助制度を新たに創設するほか、新たに1か所で病後児保育を開始します。
学童保育については、待機児童解消を図るため、真上、北日吉台小学校に2室目の学童保育室を整備します。
子育て中の保護者の経済的負担を軽減するため、現行就学前の6歳児までを対象としている乳幼児医療助成について、順次拡充に向けた検討を行います。
また、新たに、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンの任意予防接種費用の助成を行うとともに、妊婦健診や特定不妊治療費の公費負担について拡充を図り、次の世代を担う子どもを安心して産み育てられるための支援を行います。
市立幼稚園の保育料等の減免や私立幼稚園に通う保護者に対する就園奨励費等の助成を引き続き行います。また、新たに、大阪スマイル・チャイルド事業として、私立幼稚園と連携し、保護者の多様なニーズにこたえ、子育て支援の充実を図ります。
子ども手当については、制度改正など今後の国の動向を注視しつつ、本年10月分以降について、即応できる体制で臨みます。
2点目は、魅力のある教育を推進する取り組みです。
確かな学力をはぐくむ教育の取り組みとして、引き続き全小、中学校へ一定期間、国際交流員や英語指導助手を配置して英語教育を推進するとともに、学校図書館の図書の積極的な充実を図り、児童生徒の読書環境を整備することにより、読書習慣の確立に努めます。
小学校の35人学級化については、実現に向けて着手します。その際、国の学級編制基準の見直しや大阪府の動向を注視するとともに、教育人口推計、必要教室数などを踏まえ、課題の解決に取り組みます。
豊かな心をはぐくむ教育の取り組みとして、不登校やいじめ等の問題に対応するため、新たに、全小学校にスクールソーシャルワーカーを派遣し、家庭、学校、地域や関係機関に働きかけ、問題解決や改善を図ります。
また、中学校に加えて、小学校にもスクールカウンセラーを派遣し、教育相談機能の充実を図るとともに、不登校支援員を配置して、学校支援体制を強化するなど、多様な活動を通じて学校復帰や社会的自立への指導・支援を行います。
学校・園の校・園舎の耐震化については、児童生徒が安全で安心な環境で学習できるよう、国における早期対応の動きを踏まえ、耐震改修に向けた実施設計を行うなど、早期整備に取り組むとともに、計画的に校舎改修・増築等の整備を行います。
また、障害のある児童生徒の在籍状況や学校施設の構造上の問題等を踏まえ、小、中学校の校舎へのエレベーター設置に向けた取り組みを行います。
また、全中学校に導入している選択制のスクールランチ事業の整理を行い、新たに、生徒の食生活の改善を図るため、中学校給食の完全実施に向け取り組みます。
次に、行き交う人々でにぎわう魅力あるまちの実現に向けた取り組みであります。
住みやすさナンバーワンのまちを実現していくためには、市民の皆様が高槻市を誇りに思い、また市外の人々からは訪れたい、住みたいと思っていただくことが重要であります。
そのために、都市計画マスタープランにも示す「住みたい・住み続けたい・訪れたい都市(まち)たかつき」を目指し、市民や事業者の皆様と連携して、本市の魅力ある地域資源を活用した事業や情報発信を推進し、本市の認知度を高めてまいります。また、市民の皆様が、生涯にわたって生き生きとした生活が送れるよう、余暇を楽しめる基盤の整備に取り組みます。
1点目は、交流人口が増えるまちに向けた取り組みです。
JR高槻駅北東地区については、本年度の道路・公園等公共施設の完成、平成26年度の全事業の完了に向け、本市の玄関口にふさわしいまちづくりとなるよう、都市開発事業の指導、誘導、支援に取り組みます。弁天跨線橋の供用開始に伴い、通行量の増加が見込まれる北園高槻線については、歩道の整備を行います。JR高槻駅北東地区以西の古曽部天神線については、東西の交通の円滑化を図るため、用地買収等に取り組みます。
中心市街地の活性化については、国の認定を受けた、中心市街地活性化基本計画に基づき、地域特性を生かしたまちづくり事業を促進し、さらなるまちのにぎわい創出に向け取り組みます。また、中心市街地活性化事業推進コーディネーターによる事業推進のための調査研究、地域情報の発信、イベント支援等に取り組み、中心市街地の活力向上を図ります。
富田のまちづくりについては、富田地区交通まちづくり基本構想に基づき、鉄道の高架化を視野に入れながら、地域の方々とともに、にぎわいと活力あるまちづくりや歴史的資源を生かしたまちづくりに取り組むとともに、富田芝生線の整備にあわせて、駅周辺地区の具体的なまちづくりの検討に取り組みます。
観光については、観光振興計画に基づき、摂津峡やその周辺環境など期待される地域資源の発掘・育成に取り組むとともに、本市の魅力を広く全国に発信します。
高槻ブランドの取り組みについては、本年度、北摂地域が大阪ミュージアム構想の重点地区となっていることを生かし、大阪府や周辺自治体等と連携した取り組みなど、積極的に高槻の魅力の情報発信を行います。
歴史遺産の普及啓発については、本年4月に開設した「いましろ 大王の杜」を拠点として、その特徴を生かした文化財の展示・公開等を進めて、全国に「歴史のまち高槻」を発信します。
安満遺跡芝生公園については、京都大学の移転等に係る覚書に基づき、早期に本市、京都大学、都市再生機構の3者による基本協定を締結するとともに、当該地が中心市街地に近接した貴重な空間であることから、文化財の保存、防災機能の確保はもとより、より多くの市民の皆様が楽しむことができる、にぎわい・文化交流拠点として整備するため、基本計画の策定に向けて検討します。
2点目は、余暇を楽しめる基盤形成に向けた取り組みです。
市民会館の建てかえについては、中心市街地における、緑、歴史に触れ合う拠点となる城跡公園の再整備との連携を図り、総合的・一体的な基本計画の策定に向け取り組みます。また、外部委員を含む市民会館建てかえ懇話会の設置やシンポジウムの開催に取り組みます。
また、文化振興施策の基本となる文化振興ビジョンの策定に向けた検討を行い、文化振興のあるべき姿やその方向性を明らかにします。
図書館については、図書館整備方針に基づき、北地区図書館の建設に向け、実施設計を行うとともに、空白地における整備について検討します。
公民館については、災害時における避難所として耐震診断・耐震改修設計を行うほか、市民の皆様が快適に活動できるようエレベーター設置等の環境整備に取り組みます。
次に、都市の特長を利用した活力あるまちの実現に向けた取り組みであります。
高槻の都市としての魅力を高めるため、企業誘致や地域の特徴を生かした産業の育成を図るとともに、学校給食での地元産の野菜や米の導入を初めとする地産地消のさらなる推進や、バイオマスなど森林資源の活用により農林業の振興を図ることで、地域経済の活性化を推進します。
また、「大学のまち たかつき」として、市内に5つの大学があることを生かし、中小企業の新たな取り組みの支援などの産学連携を促進し、また、地域と大学が連携することで、さらに魅力的なまちとなるよう取り組みます。
1点目は、地域経済の活性化についての取り組みです。
企業誘致の取り組みについては、私みずからが企業に直接出向いて、積極的に働きかけを行います。あわせて、企業立地促進制度を活用し、企業立地による雇用機会の拡大や安定的な税収確保を目指すとともに、本年4月に国の同意を得た企業立地促進法に係る基本計画に基づき、京都市、島本町を含めた広域連携という新たな体制も活用しながら、企業誘致に努めます。
企業定着の取り組みについても、私が本市において事業を営んでおられる企業の皆様に直接出向いてお話を伺います。あわせて、住工混在の問題解決に向け、企業が実施する防振・防音設備導入に対し補助をすることで、既存企業の定着を図ります。
また、近年の急速な経済情勢の変化を踏まえ、次期産業振興ビジョンの策定に取り組み、商工業・サービス業を中心とした産業のあり方や振興策を見直します。
農林業の活性化については、農林業の持続的発展を図るため、農林業活性化条例に基づく審議会の論議を踏まえ、農林業振興ビジョンの見直しに取り組みます。
安全・安心な農産物の供給については、地産地消を推進し、地元産農産物の直売施設等への供給に努めるほか、農薬、化学肥料などの使用量を抑え、消費者に安全な農産物を提供する大阪エコ農産物認証事業を推進します。また、学校給食の食材として地元産の米や野菜の一層の導入により、子どもたちの食育を推進します。
遊休化している農地の解消については、高槻市遊休農地対策本部が実施する基盤整備など遊休農地再生の取り組みを支援します。
バイオマスタウン構想に基づく取り組みについては、森林系・農産系・廃棄物系資源のリサイクルを推進するため、大阪府森林組合が新たに取り組むバイオコークス製造を初め、ペレット等の木質バイオマス利用の推進を支援します。
2点目は、知の拠点としての環境の充実についての取り組みです。
大学から小、中学校への出張講義やアイスアリーナでの校外学習など、小、中学校等と大学の連携を促進し、高等教育機関に触れる機会を積極的につくり出すことで、次代を担う子どもたちのみずから学ぶ意欲を引き出すことにつなげます。また、市民公開講座を初め多彩なイベントを大学と連携して実施することで、大学の教育・知的資源のさらなる社会還元を図ります。
また、京都市等との広域連携体制を強化することで、大学等が有する研究機能などをさらに活用し、市内の中小企業の新技術開発を支援できるよう積極的に産学連携を促進します。
次に、地域に元気があって市民が誇れるまちの実現に向けた取り組みであります。
あらゆる場面で高槻のよさを示し、関西の中央に高槻ありと全国の皆様に発信してまいりたいと考えております。そのためには、市民の皆様と行政がそれぞれ主体性を持ち、協力してまちづくりを進め、市民の皆様が誇れるまちにすることが重要であります。
さまざまな機会を通じて市民の皆様からご意見を伺いながら、活発な市民活動のもと、満足度の高い行政サービスを提供することで、魅力あるまちづくりを進めていきます。
1点目は、市民によるまちづくりへの取り組みです。
市民参加を促進するため、市民の皆様の幅広い意見を市政に反映する「市長と語るタウンミーティング」を定期的に開催し、積極的に地域に出向き、市政に関するテーマ等について、各種団体等と意見交換を行います。
また、市民の皆様が市政やまちづくりに参加することにより、市民と行政が協働したまちづくりを一層推進するための条例の検討に取り組みます。
本年2月に本格運用を開始したコールセンターにおいて、市民の皆様からの多様な問い合わせを一元的に受け付け、迅速に回答するとともに、対応の一層の充実を図ります。
住民サービスの向上を目指し、既存の行政ネットワークシステムを活用し、支所等においてウェブカメラを利用した相談業務の実証実験に取り組みます。
職員出前講座については、講座メニューを新たに追加するなど内容を充実させ、市民の皆様の市政に対する理解や関心をより深めていただけるよう、取り組みます。
「歴史のまち高槻」「品格あるまち高槻」を全国に発信するため、日本の伝統芸能等、歴史都市にふさわしい芸能・音楽・文化振興への支援に力を入れ、品格あるまちづくりに全力で取り組みます。
また、市民の皆様が主体的に取り組まれている各種イベントに対しても、引き続き支援します。
2点目は、市民ニーズや効率性に対応した、満足度の高い行政サービスの取り組みです。
北部地域の行政サービスコーナーについて、北地区図書館とあわせた開設に向け実施設計を行います。また、市民の皆様の利便性向上を図るため、パスポートセンターの設置について検討します。
広域連携については、高槻市・島本町広域行政勉強会において、引き続き両市町における将来のまちづくりについて調査・検討を行います。
税外債権の管理については、本年4月に新たに設置した債権管理課において、所管部局に対して情報提供や支援を行うなど、債権管理の適正化を推進します。また、市税の収納については、電話による催告を充実するなど、徴収体制を強化します。
以上、重点施策を説明してまいりましたが、平成23年度の主要な施策につきましては、別紙にまとめておりますので、ご参照いただきますよう、お願いいたします。
続いて、市政運営についてご説明いたします。
本市では、他市に先駆け行財政改革に取り組み、改革で得られた資源をその時々の重要施策の実現、行政サービスの充実に投入してきた歴史があります。
しかし、こうした行財政改革を着実に取り組んできた事実がある一方、多くの市民の皆様からは、市役所の改革を望まれる声を聞いております。私自身が、市民の目線を持って、現在の市役所の姿が市民の望むものとなっているのか、職員のコスト意識や仕事に取り組む姿勢、業務の効率性などを検証し、必要な改善を行うとともに、これまでの取り組みの成果も含め、市役所が市民の皆様の信頼を得られるよう取り組みます。
1点目は、行財政改革の取り組みです。
私が約束いたします重点施策、主要な施策を実施していくためには、当然財源、人員が必要となります。真に必要な市民サービスの充実を図り、重点施策を実現していく必要から、これまで7次にわたり取り組んできた行財政改革に続く、新たな行財政改革大綱実施計画を策定し、さらなる効果、効率を求めた行財政運営に取り組みます。
さらに、厳しい社会経済環境のもと、歳入確保の取り組みの一環として、ホームページ等の各種媒体を活用した広告の導入などについて検討します。
2点目は、健全財政の維持・継続の取り組みです。
生産年齢人口の減少による税収減や扶助費の増加、施設の耐震化や維持補修への対応など、経常的な財政収支の悪化は避けられないものとなっており、まず行政自身が歳出削減に必死に取り組む必要があります。
当然のように執行してきた少額の支出も含め、私自身の目で改めて、不要不急な事業・支出がないか、予算がなければできないのか検証するなど、徹底的な無駄の排除を行います。
3点目は、組織運営の見直しの取り組みです。
私と職員が市民の皆様から評価いただき、ゆるぎない信頼関係を築けるよう、活発に意見交換ができる環境づくりを進める中で、職員から幅広い積極的な政策提言を求め、市民目線でのサービスを充実させるよう、職場の活性化に取り組みます。
また、人事考課制度については、日々の努力がしっかりと評価され、一層やりがいが持てる能力評価、業績評価システムを構築するとともに、特に幹部職員の経営意識・組織運営力を高めていきます。
さらに、重点施策を実施する上で、機構について課題がないか検証し、必要に応じた見直しを行います。
これらの取り組みを踏まえまして、「すべての市民が輝く都市 高槻」の実現に向け、市政運営に邁進してまいります。
以上、ご説明申し上げました市政運営の方針にのっとりまして、議員の皆様方を初め、市民各界各層のご意見、ご要望なども勘案しつつ、編成いたしました平成23年度の予算案の総額は、当初予算と6月補正予算を合わせまして、一般会計で1,085億8,517万9,000円、特別会計で964億2,734万1,000円、合わせまして2,050億1,252万円とし、一般会計につきましては、対前年度当初予算比で、4.4%増の予算編成といたしております。
以上、平成23年度の重点施策などについて、ご説明申し上げてまいりました。
私は、民間の出身であり、市政運営は全く初めての経験であります。議員の皆様方にはご指導賜りたく、また、市民の皆様方の声に真摯に耳を傾け、市の置かれている状況をしっかりと認識し、誠心誠意取り組んでまいりたいと考えております。
しかし一方で、市民生活を守る行政には、ひとときも、休むことも立ちどまることも許されません。市政の方向性が見えにくく、時には、いら立ちを抱かれることもあろうかと思います。少しでもこのような思いを持たれましたら、濱田、おまえは何をしているのかというおしかりをちょうだいしたいと存じます。私は、行政のプロではありませんが、だからこそ持っている市民目線を大切にしながら、皆様から叱咤激励していただき、正義と信頼を胸に、みずからの信念に基づいて、人生をかけて市政の発展に邁進していく覚悟であります。
さて、新
名神高速道路の開通も視野に入り、神戸へのアクセスも含め全国へつながる高速道路網が充実しますと、本市は地理的な面だけでなく、利便性の上でも、関西の中央としての条件が整ってまいります。
高槻には全国に誇る豊富な歴史遺産、充実した救命救急体制、都会と自然が共存する地勢、そして元気な地域を支える市民力など、大きく他市に誇れる特徴を有しております。この「高槻」という都市の存在を大阪、関西だけではなく、全国に発信し、知名度を向上させていくことが、定住人口や交流人口の増加をもたらし、本市のさらなる発展につながるものと確信しております。
近い将来、高槻が、大阪と京都の中間にあるまちから、まさに、関西の中央都市と呼ぶにふさわしい都市として、全国から認めていただけるよう着実に市民生活の向上を図り、高槻の魅力を高めてまいります。
議員並びに市民の皆様方のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
どうもありがとうございました。
○議長(久保隆夫) 施政方針の大綱の説明は終わりました。
了承をお願いします。
ただいまの平成23年度施政方針の大綱についての質問は、保留し、改めて代表質問で行います。よろしくお願いします。
ここで市長から発言があります。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ご報告を申し上げます。
平成19年6月以来、市政の推進にご精励いただいてまいりました清水副市長が6月17日をもちまして任期満了となり、このたび退任されました。
清水副市長は、昭和46年4月に本市に奉職され、民生部総務課長等を経て、保健医療監、健康部長、市長公室長を歴任された後、平成19年6月から副市長としてご活躍いただいてまいりました。
この間、豊富な行政経験を生かし、諸課題の解決に努められるとともに、行財政改革を初め、子育て支援や高齢者福祉・医療の充実、安全・安心のまちづくり等の重点施策の推進に卓越した行政手腕を発揮され、市政の着実な発展にご貢献いただいてまいりました。
これまでの清水副市長のご尽力に、この場をおかりしまして心から感謝申し上げますとともに、今後のますますのご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして、まことに簡単ではございますが、私からの報告とさせていただきます。
○議長(久保隆夫) 市長の発言は終わりました。
ただいまより、清水怜一さんからあいさつがあります。
〔前副市長(清水怜一)登壇〕
○前副市長(清水怜一) 議員の皆様方には、本会議中の貴重な時間をいただきまして、まことにありがとうございます。副市長としての退任のごあいさつを一言申し上げます。
4年前、皆様方のご賛同を得て、図らずも副市長という大役を拝命いたしました。この4年間、温かいご指導、ご鞭撻をいただきました市議会議員の皆様方に厚くお礼を申し上げます。まことにありがとうございました。
私は昭和46年に奉職し、副市長としての4年間を含め、40年間の長きにわたり高槻市にお世話になってまいりました。その間、職員時代には保育、生活保護等、主に福祉関係に長く従事しておりました。高齢化が急速に進展する中におきまして、平成12年度の介護保険制度の立ち上げに携わり、国におきましても、走りながらという、詳細のなかなか定まらない制度整備の中、福祉から保険という大きな転換を迎える事業の創設として、今、大きく記憶に残っております。
次に、中核市移行に伴う大阪府からの保健所の移行がございました。職員体制、機構、組織、業務内容の精査等、市にとりましては初めての業務でございましたが、保健医療監としてのこうした経験が後々、随分、財産となったものと考えております。
副市長就任後といたしましては、平成21年4月施行に向けてのコンプライアンス条例の制定と、濱田市長にも委員をお願いいたしておりました高槻市公正職務審査会の立ち上げがございました。職員のコンプライアンスに対する自覚とともに、不当要求に対する組織としての対応等、本市の公正な職務執行について、一定の方向づけができたのではないかと考えております。
また、SARS問題や新型インフルエンザの流行に対する健康危機管理対策への対応等、緊急を要する大変なこともございましたが、高槻市が管理者でありました競艇事業の副管理者としては、市役所業務とは異質な経験もさせていただき、大きな思い出の一つとなっております。
現在の市を取り巻く環境といたしましては、人口減少と少子高齢化の進展、温暖化等の環境問題の深刻化、高度情報化社会の進展など、社会経済環境が大きく変化し、市民ニーズも多様化する中、自治体運営のあり方も大きな転換期を迎え、自立した都市経営が求められているところでございます。
第5次総合計画にも、重点目標といたしまして、次代を担う世代が住みたいと思うまちをつくる、そして、だれもが安心して生活できるまちをつくる、2つが挙げられておりますが、高槻市は関西の中心地、緑豊かな美しい自然と豊かな歴史遺産も多く、住みたい、住み続けたい、訪れたいまち高槻、夢と誇りとにぎわいのまち高槻として、本市は限りない可能性を秘めたまちであると確信をいたしております。
折しも、本年度は濱田市政のスタートに当たり、高槻市政の新たな飛躍と発展が期待される年でございます。議員の皆様方には、引き続き、今後の高槻市政各般にわたりまして、多大なるご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
最後になりますが、議長を初め、議員の皆様方に重ねて在籍在任中のお礼を申し上げ、高槻市の限りない発展と皆様方のご活躍をご祈念申し上げ、副市長退任に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。
本当に長い間お世話になり、まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(久保隆夫) あいさつは終わりました。
議長から清水怜一さんに一言ごあいさつを申し上げます。
清水怜一さんにおかれましては、本市職員として保健医療監、健康部長、市長公室長の要職を歴任された後、平成19年6月からの4年間、市長の補佐役として、長年の行政経験を生かし、総務、消防、財務、福祉、交通、水道など多岐にわたる行政部門を担当されました。
その間、厳しい社会経済状況の中、子育て支援を初めとして、高齢者福祉・医療等市民福祉の向上、また、行財政改革の推進や第5次高槻市総合計画の策定など、中核市にふさわしいまちづくりに取り組まれ、副市長としてのご苦労は大変なものがあったと思います。
ここにそのご苦労をねぎらいますとともに、心から敬意を表するものであります。
どうか、退任されました後も、ご自愛いただき、本市市政の発展に一層のお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
本当にご苦労さまでございました。
ここで清水怜一さんが退席されます。
〔前副市長(清水怜一)退席 拍手〕
○議長(久保隆夫) 日程第5、議案第52号 高槻市副市長選任につき同意を求めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 1ページ参照
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○議長(久保隆夫) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました議案第52号 高槻市副市長選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本市副市長の清水怜一氏が6月17日付で任期満了となり、先ほど退任のごあいさつをされたところですが、これまでの欠員1名とあわせて、新たに2名の副市長を選任いたしたく、ご提案を申し上げるものでございます。
このたび、副市長にご提案申し上げますのは、山本政行氏と倉橋隆男氏のお2人でございます。
山本政行氏は、昭和21年8月11日生まれの64歳のお方で、本市安岡寺町5丁目にお住まいでございます。昭和40年に本市に奉職され、就労の傍ら、昭和44年に立命館大学経済学部を卒業されました。その後、総務部人事課、福祉事務所等の勤務を経て、人権生活文化部長や社会教育部長、総務部長等の要職を歴任され、平成19年7月から
自動車運送事業管理者としてご活躍いただいてまいりました。
同氏におかれましては、行政各般にわたり、豊富な知識と経験を有され、地方自治の諸課題への対応や施策の着実な推進のために、その手腕を存分に発揮していただけるものと確信をいたしております。
一方、倉橋隆男氏は、昭和23年1月5日生まれの63歳のお方で、本市八幡町にお住まいでございます。同志社大学法学部をご卒業後、昭和47年に本市に奉職され、市長公室政策推進室参事、都市産業部、都市計画室長を経て、都市整備部理事、都市産業部長を務められた後、平成20年7月から
水道事業管理者として現在に至っておいでです。
同氏におかれましても、長年にわたり、市街地整備を初め、市政の枢機に参画してこられた豊富なご経験には得がたいものがあり、この力量に大いに期待をいたす次第でございます。
今日、社会経済情勢が激しく変化する中で、地方自治体の運営には非常に高度な見識と能力が要請され、また、冷静な分析と判断が求められております。
お2人とも、人格、識見とも秀でたお方であり、公営事業管理者として培われた経営感覚を持って私を補佐し、また、職員を指揮し、範を示すに適任であると存じますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第52号 高槻市副市長選任につき同意を求めることについて。
まず、山本政行さんについて、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 多数賛成と認めます。
したがって、山本政行さんについては、これに同意することに決定しました。
次に、倉橋隆男さんについて、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 多数賛成と認めます。
したがって、倉橋隆男さんについては、これに同意することに決定しました。
ここで10分間程度休憩します。
〔午前11時22分 休憩〕
〔午前11時32分 再開〕
○議長(久保隆夫) 会議を再開します。
ここで、先ほど、副市長選任に同意されました山本副市長、倉橋副市長からあいさつがあります。
まず、山本副市長。
〔副市長(山本政行)登壇〕
○副市長(山本政行) 貴重な時間をいただきまして、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいまは、副市長選任につきまして、ご同意を賜り、厚くお礼を申し上げます。副市長という大任を仰せつかりまして、その役割の重大さに身の引き締まる思いでございます。もとより微力ではございますが、議員の皆様方を初め、多くの市民の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただく中で、高槻市発展のため、濱田市政を全力で支えてまいりたいと考えております。
皆様方には引き続き、ご指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(久保隆夫) あいさつは終わりました。
次に、倉橋副市長。
〔副市長(倉橋隆男)登壇〕
○副市長(倉橋隆男) 貴重なお時間をちょうだいいたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。
先ほどは、副市長選任についてご同意を賜りまして、心より厚くお礼を申し上げます。濱田市政がスタートいたしました折に、副市長という大任を仰せつかりましたことを深く受けとめ、身も心も引き締まる思いをいたしておるところでございます。また、折しも高槻市総合戦略プランの初年度に当たります。私、微力ではございますが、市政発展のため、濱田市長を支え、全身全霊を傾注いたしまして、重責を果たしてまいる覚悟でございます。
私、もとより浅学非才の身ではございますが、議員の皆様を初め、市民の皆様方の、今後、より一層のご指導、ご鞭撻、ご助言を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
○議長(久保隆夫) あいさつは終わりました。
日程第6、議案第53号 高槻市
監査委員選任につき同意を求めることについてを議題とします。
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議案・議事関係書類綴 2ページ参照
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○議長(久保隆夫) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました議案第53号 高槻市
監査委員選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
このたび提案させていただきますのは、本年7月11日に任期満了となります中寺義弘氏の後任といたしまして、市長公室秘書室長の上田豊喜氏を本市監査委員に選任いたしたく、ご提案申し上げるものでございます。
上田氏は滋賀県大津市在住で、昭和24年11月9日生まれの61歳の方で、昭和48年に大阪市立大学法学部を卒業後、昭和50年に本市に奉職されました。教育委員会管理部での勤務を経て、総務部人事課長や人事室長、総務部長を歴任され、平成22年4月から再任用職員として総務部参事、本年2月から秘書室長として現在に至っておいでです。
同氏は、行政実務に豊富な知識と経験を有され、かつ、厳格にして責任感の強い方で、監査委員として公正かつ効率的な行財政運営の確保に適切な指導をいただけるものと確信をいたしております。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第53号 高槻市
監査委員選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 多数賛成と認めます。
したがって、議案第53号は、これに同意することに決定しました。
ここで、
監査委員選任に同意されました上田豊喜さんからあいさつがあります。
〔秘書室長(上田豊喜)登壇〕
○秘書室長(上田豊喜) 大変貴重な時間をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございます。
ただいまは
監査委員選任につきましてご同意を賜り、重ねて御礼申し上げます。まことにありがとうございました。今、監査委員という重責を思いますと、文字どおり身の引き締まる思いでございます。何分、浅学非才の身でございますので、議員の皆様のご指導、ご鞭撻のよろしきをちょうだいいたしまして、職務を全うしてまいりたいと考えておるところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
まことに簡単措辞ではございますが、お礼のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。
○議長(久保隆夫) あいさつは終わりました。
日程第7、議案第54号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについてを議題とします。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 3ページ
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました議案第54号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明申し上げます。
前評価員 清水怜一氏が6月17日付で辞任されましたので、その後任として提案させていただきますのは、本市八幡町にお住まいの倉橋隆男氏でございまして、先ほど、本市副市長に選任することに同意をちょうだいしたところでございます。
経歴等につきましては、重ねての紹介を省略させていただきますが、同氏は固定資産評価員として適任の方と存じますので、よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくお願いします。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第54号 高槻市
固定資産評価員選任につき同意を求めることについては、これに同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 多数賛成と認めます。
したがって、議案第54号は、これに同意することに決定しました。
日程第8、議案第40号 高槻市有功者を定めるについてを議題とします。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 4ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 地方自治法第117条の規定により、吉田忠則議員、吉田章浩議員、岡 糸恵議員、川口洋一議員、太田貴子議員、蔵立真一議員、宮本雄一郎議員、強田純子議員の退席をお願いします。
〔退 席〕
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明を求めます。
〔市長(濱田剛史)登壇〕
○市長(濱田剛史) ただいま議題に供されました議案第40号 高槻市有功者を定めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
このたび本市有功者にご提案申し上げますのは、太田貴子氏、岡 糸恵氏、川口洋一氏、強田純子氏、蔵立真一氏、宮本雄一郎氏、吉田章浩氏、吉田忠則氏の、以上8名の方々でございます。
これらの方々のご経歴等につきましては、議員各位、既によくご承知のことと存じますので、詳細につきましては省略させていただきますが、太田貴子氏を初め、8名の方々におかれましては、本市市議会議員として在職4年を務められ、諸般の議員活動を通じ、市政の進展に顕著なご功績を記されたところでございます。いずれの方々も、その功労の顕著なることは、ご案内のとおりでございます。よって、本市表彰条例第5条第3号の規定により高槻市有功者と定めたく、ご提案申し上げる次第でございます。
よろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしくお願いします。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、本件については質疑並びに委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第40号 高槻市有功者を定めるについては、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 多数賛成と認めます。
したがって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
吉田忠則議員、吉田章浩議員、岡 糸恵議員、川口洋一議員、太田貴子議員、蔵立真一議員、宮本雄一郎議員、強田純子議員の退席を解きます。
お諮りします。
日程第9、報告第3号から日程第11、報告第5号に至る3件は、いずれも報告事件ですので、以上3件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上3件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 6ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔財務部長(乾 博)登壇〕
○財務部長(乾 博) ただいま議題に供されました報告第3号及び報告第4号につきまして、ご報告を申し上げます。
まず、報告第3号 平成22年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告でございますが、消防費の消防本部庁舎改築事業につきましては、平成21年度から平成24年度の4か年で、総額30億2,755万9,000円の継続費を設定いたしておるところでございますが、平成22年度において、庁舎棟の基礎工事において時間を要したことから、工事請負費の一部を平成23年度に逓次繰り越ししたものでございます。
続きまして、報告第4号 平成22年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告でございますが、事業進捗のおくれ等により年度内に完了できなかったため繰り越したもの8事業のほか、国の経済対策の実施に伴うもので、国庫支出金の内示時期の関係等から事業費を繰り越して実施しております11事業の合計19事業でございます。それぞれの事業につきまして、順次、ご説明申し上げます。
まず、総務費 総務管理費の安満遺跡芝生公園等整備推進事業につきましては、関係機関等との協議に時間を要したことから、用地鑑定に要する経費を繰り越したものでございまして、事業の完了は平成23年9月末を予定いたしております。
総合体育館改修事業につきましては、国の地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して実施するもので、交付金の限度額内示の時期等の関係から事業費を繰り越したものでございまして、事業の完了は平成24年3月末を予定いたしております。
戸籍住民基本台帳システム改修事業につきましては、国の地域活性化・住民生活に光をそそぐ交付金を活用して実施するもので、交付金の限度額内示の時期等の関係から事業費を繰り越したものでございまして、事業の完了は平成24年3月末を予定いたしております。
民生費 社会福祉費の高齢者福祉施設整備等補助事業につきましては、特別養護老人ホームの建設予定地におきまして埋蔵文化財が発見されたことにより補助対象事業がおくれたため、事業費を繰り越したものでございまして、事業の完了は7月末を予定いたしております。
児童福祉費の保育所施設整備事業及び農林水産業費 農業費の農道整備事業につきましては、国のきめ細かな交付金を活用して実施しているものでございます。
土木費 道路橋梁費の橋梁耐震補強事業につきましても、国の地域活性化対策に沿って実施しているものでございまして、関係機関等との協議に時間を要したため、事業費を繰り越したものでございます。なお、事業の完了は今月末を予定いたしております。
北園高槻線改良事業につきましては、用地買収交渉に時間を要し、物件の撤去が年度内に完了できなかったことから補償金を繰り越したものでございまして、事業の完了は9月末を予定いたしております。
バリアフリー化事業につきましては、国のきめ細かな交付金を活用して実施しているものでございます。
都市計画費の
南平台日吉台線改良事業につきましては、用地買収交渉に時間を要したため、物件の撤去に係る補償金などを繰り越したものでございまして、事業の完了は12月末を予定いたしております。
JR高槻駅北東地区市街地整備事業のにぎわい空間施設整備補助につきましては、事業者と関係機関との間で協議、調整に時間を要したことから、補助対象事業が年度内に完了しなかったため繰り越したものでございまして、事業の完了は23年9月末を予定いたしております。
同じく土地区画整理事業につきましても、事業者と関係機関との間での協議、調整に時間を要したことから事業費を繰り越したものでございますが、本事業につきましては、5月末に既に完了いたしております。
建築物耐震改修補助事業につきましては、国の補正予算を活用して実施しているものでございまして、事業進捗を図るため、補助対象期間を延長して実施しているものでございまして、事業の完了は平成24年3月末を予定いたしております。
消防費の消防本部庁舎改築事業及び消防緊急情報システム整備事業につきましては、庁舎棟改築工事の基礎工事のおくれによりまして、それぞれ備品の納入ができず繰り越したものでございまして、いずれも5月末に完了いたしております。
教育費 小学校費の小学校耐震改修事業及び中学校費の中学校耐震改修事業につきましては、国の補正予算を活用して実施しているものでございまして、事業の完了は24年3月末を予定いたしております。最後に、小学校図書充実事業及び中学校図書充実事業につきましては、国の住民生活に光をそそぐ交付金を活用して実施しているものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、地方自治法施行令第145条第1項及び第146条第2項の規定に基づきまして、ご報告を申し上げます。よろしくお願い申し上げます。
〔建設部長(北口悦男)登壇〕
○建設部長(北口悦男) 続きまして、報告第5号 平成22年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費
繰り越し状況報告につきまして、ご説明申し上げます。
当該事業につきましては、公共下水道管渠事業での国の交付金事業及び市単独事業による工事請負費でございますが、軌道敷管理者との施工協議、及び工事に伴う借地交渉などに不測の日数を費やしたことにより、年度内の工事完成が困難な状況となったことから繰り越したものでございます。これらの工事につきましては、工期を最長で平成23年11月30日と定めておりますが、大部分の工事が既に竣工しておりまして、借地交渉のおくれがございました1現場のみが現在施工中となっている状況であり、早期の竣工を目指すものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づきましてご報告申し上げます。
以上でございます。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
まず、報告第3号 平成22年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
次に、報告第4号 平成22年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
次に、報告第5号 平成22年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費
繰り越し状況報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
以上で質疑を終結します。
お諮りします。
以上3件については委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上3件については委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
報告第3号 平成22年度高槻市
一般会計継続費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第3号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第4号 平成22年度高槻市
一般会計繰越明許費繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第4号は報告のとおり承認することに決定しました。
報告第5号 平成22年度高槻市
公共下水道特別会計繰越明許費
繰り越し状況報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、報告第5号は報告のとおり承認することに決定しました。
ここで昼食のため午後1時まで休憩します。
〔午前11時55分 休憩〕
〔午後 1時 0分 再開〕
○議長(久保隆夫) 会議を再開します。
お諮りします。
日程第12、議案第42号から日程第14、議案第44号に至る3件は、いずれも契約案件ですので、以上3件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上3件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 12ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔財務部長(乾 博)登壇〕
○財務部長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第42号から議案第44号までの3件につきまして、順次、提案理由をご説明申し上げます。
まず、議案第42号
ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結につきまして、ご説明を申し上げます。
本工事は、廃棄物処理等の関係法令に基づき、
ごみ処理施設2基を点検整備し、各施設の機能回復と長期的な維持を図るために毎年度実施しているものでございます。ごみ焼却プラントは、焼却炉本体及びその他の設備が相互に密接なつながりを持って機能しているものでございまして、短い停止期間内での確実な施工が求められることから、プラント全体についての現場状況に精通し、かつ技術蓄積もある業者による施工が不可欠でございます。したがいまして、本契約につきましては、プラントの設置メーカーである川崎重工業株式会社関西支社との間におきまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づく随意契約を締結いたそうとするものでございます。
5月12日に見積書を徴取いたしました結果、2億8,665万円をもちまして大阪市北区堂島浜2丁目1番29号、川崎重工業株式会社関西支社支社長 前田勇治氏を契約の相手方とし、現在、仮契約中でございます。工期といたしましては、議決の日から平成24年3月14日までといたしております。
次に、議案第43号 平成23年度高槻市立第三
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結についてご説明を申し上げます。
本工事は、地震発生時における生徒等の安全確保や地域住民の応急的な避難場所としての機能等を考慮し、十分な耐震性能を確保することが必要であることから、第三中学校校舎北棟1について、耐震改修を実施するものでございます。
本校舎は、鉄筋コンクリート造地上3階建て、施工部分の延べ床面積2,085平方メートルでございまして、主な工事内容といたしましては、窓枠部分への鉄骨ブレース補強及び壁補強などでございます。
本契約につきましては、制限つき一般競争入札として公募いたしましたところ、9社の応募がございまして、5月9日に入札を執行いたしました結果、1億1,749万5,000円をもちまして、高槻市上本町2番14号、株式会社橋本工務店代表取締役 橋本光司氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
本工事の工期といたしましては、議決の日から平成24年2月10日までといたしております。
続きまして、議案第44号 平成23年度高槻市立第六
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結について、ご説明申し上げます。
本工事は、第六中学校南棟1について、
耐震改修工事を実施するものでございます。本校舎は鉄筋コンクリート造地上4階建て、施工部分の延べ床面積3,139平方メートルでございまして、主な工事内容といたしましては、先ほどの第三中学校と同じく、鉄骨ブレース補強などを行うものでございます。
本契約につきましても、制限つき一般競争入札として公募いたしましたところ、10社の応募があり、5月9日に入札を執行いたしました結果、1億2,684万円をもちまして、高槻市上本町2番14号、株式会社橋本工務店代表取締役 橋本光司氏に決定し、現在、仮契約中でございます。
本工事の工期といたしまして、議決の日から平成24年2月10日までといたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
まず、議案第42号
ごみ処理施設第二
工場定期検査修理工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
次に、議案第43号 平成23年度高槻市立第三
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
次に、議案第44号 平成23年度高槻市立第六
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 質疑はないようです。
以上で質疑を終結します。
お諮りします。
以上3件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上3件については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定しました。
ただいまから採決します。
議案第42号
ごみ処理施設第二工場定期検査修理工事請負契約については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
議案第43号 平成23年度高槻市立第三中学校校舎耐震改修請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
議案第44号 平成23年度高槻市立高槻市立第六
中学校校舎耐震改修工事請負契約締結ついては、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(久保隆夫) 全員賛成と認めます。
したがって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
お諮りします。
日程第15、議案第45号及び日程第16、議案第46号の2件は、いずれも条例案件ですので、以上2件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上2件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 28ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔総務部長(小林孝之)登壇〕
○総務部長(小林孝之) ただいま議題に供されました議案第45号 一般職の職員の給与に関する条例及び高槻市職員の旅費に関する条例中一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
本市におきましては、ことし3月11日に発生いたしました
東日本大震災の被災自治体である岩手県大槌町に、職員1名を5月6日から7月31日までの予定で派遣しているところでございます。このように遠隔地へ職員を派遣した場合に生ずる費用や当該職員の経済的負担に対処するため、国家公務員の例に準じて市の給与条例及び旅費条例につきまして、所要の改正をお願いいたそうとするものでございます。
それでは、改正の内容につきまして、順次ご説明を申し上げます。
第1条の一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでございます。まず、第14条の2におきまして、地域手当の支給率について、本市よりも支給率の高い地域に在勤する職員にあっては、当該地域に適用されている支給率を適用しようと定めるものでございます。また、14条の3におきまして、住居手当について単身赴任手当を支給される職員で、配偶者が居住する住宅の家賃を支払っているものなどに対し、現行の住居手当の2分の1に相当する額を支給しようと定めるものでございます。
次に、単身赴任手当と寒冷地手当の新設でございます。
第15条の3において規定いたします単身赴任手当は、単身赴任となった職員に対し、二重の生活を送ることによる経済的負担を軽減するための手当で、異動に伴い住居を移転して配偶者と別居し、単身で生活することを常況とする職員に対し支給するものでございます。支給額は月額2万3,000円に、職員の住居と配偶者の住居との距離に応じて4万5,000円を超えない範囲内で規則で定める額を加算した額とするものでございます。
また、第23条の2の寒冷地手当でございますが、著しく寒冷な地域に常時勤務する者に対し、11月から翌年3月までの間、寒冷積雪による暖房用燃料費など生計費の増加分を補てんするため、国家公務員の例に準じた額を支給するものでございます。
続きまして、第2条の高槻市職員の旅費に関する条例の一部改正についてでございます。
新たな旅費といたしまして、移転に伴う費用として移転料、赴任先に到着した後の諸経費に充てる費用として着後手当、扶養親族の旅費といたしまして扶養親族移転料を定めるものでございます。これらの旅費の額でございますが、第17条におきましては、移転料として旧在勤地から新在勤地までの鉄道の路程距離の区分に応じ、別表第2に規定する額を、第18条におきましては、着後手当として日当の5日分、及び宿泊費の5夜分に相当する額を、第18条の2におきましては、扶養親族移転料として、移動する扶養親族の年齢、人数などに応じた額をそれぞれ支給しようと定めるものでございます。
次に、旅行中の夜数に応じて支給する宿泊料の額についてでございますが、今般の宿泊における実勢価格を勘案いたしまして、特別職にあっては現行1万5,000円を1万3,000円に、一般職にあっては1万4,000円を1万2,000円に改定するものでございます。また、それぞれの条例につきまして、ただいまご説明申し上げました改正とあわせ所要の規定整備を行うものでございます。
最後に、附則の規定でございます。
まず、これら条例の施行期日等でございますが、附則第1項から第4項までの規定におきまして、この条例は公布の日から施行すると規定いたします。なお、宿泊料の改定については、公布の日以後に出発する旅行から、その他の改正部分につきましては平成23年5月6日から適用しようとするものでございます。
次に、附則第5項から第10項までの規定におきまして、高槻市教育委員会の教育長の給与及び勤務に関する条例、その他関係6条例につきまして、同様に所要の改正を行うものでございます。
以上、甚だ簡単な説明ではございますが、よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。
〔市民参画部長(隈部英幸)登壇〕
○市民参画部長(隈部英幸) ただいま議題に供されました議案第46号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例中一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
配偶者からの暴力による相談が増加し、内容が深刻化している中、より適切な対応を図るため、新たに配偶者暴力相談員を設け、その報酬を月額21万1,700円と定めようとするものでございます。
具体的には、別表第2の改正といたしまして、同表第11号の専門業務に従事するものに配偶者暴力相談員、月額21万1,700円を加えるものでございます。また、附則におきまして、本条例は平成23年10月1日から施行しようとするものでございます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
日程第17、議案第47号から日程第21、議案第51号に至る5件は、いずれも補正予算案件ですので、以上5件を一括議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、以上5件を一括議題とすることに決定しました。
――――――――――――――――――――
議案・議事関係書類綴 39ページ参照
――――――――――――――――――――
○議長(久保隆夫) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔財務部長(乾 博)登壇〕
○財務部長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第47号 平成23年度高槻市
一般会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、予算の編成方針についてでございますが、今年度の当初予算は、市長選挙が予定されておりましたので、経常経費を初め、継続費や債務負担行為に基づく事業、実施時期等の関連から、年度当初に計上すべき事業など必要最小限の経費を計上した、いわゆる骨格予算でございました。したがいまして、今回の補正予算でもって、先ほど市長からございました平成23年度施政方針を具体化した肉づけを行いまして、本年度の実質的な当初予算を編成いたそうとするものでございます。
今回の補正予算の規模でございますが、歳入歳出予算とも16億6,803万2,000円でございますが、当初で計上いたしておりました予備費から20億1,896万6,000円を事業費に振りかえておりますので、今回の補正予算により、実質的な事業費規模といたしましては36億8,699万8,000円の増額となるものでございます。
それでは、
一般会計補正予算の主な内容につきまして、順次、ご説明申し上げます。恐れ入りますが、白い表紙の補正予算書1ページをお開き願います。
まず、今回の補正予算額は、歳入歳出にそれぞれ16億6,803万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,085億8,517万9,000円にいたそうとするものでございます。
款項別の内容は、4ページ以降の第1表 歳入歳出予算補正にお示しするとおりでございますが、主な内容につきましては後ほどご説明申し上げます。
第2条の債務負担行為の補正につきましては、恐れ入ります、8ページの第2表 債務負担行為補正のとおりでございまして、小、中学校校舎及び幼稚園園舎の耐震改修に係る実施設計を平成23年度から平成25年度までに終えるために、債務負担行為を設定いたそうとするものでございます。
それでは、歳入歳出予算の内容につきまして、主なものについてご説明申し上げますので、別冊緑色表紙の補正予算説明書の6ページをお開き願いたいと存じます。
6ページの国庫支出金から7ページ、8ページの府支出金につきましては、今回、補正予算を計上いたしております歳出の各事業費に対応する収入見込み額を補正いたそうとするものでございます。
9ページの繰入金 基金繰入金でございますが、公共施設整備基金繰入金につきましては、土地取得基金に積みかえるために取り崩すものでございます。そのほか、都市交流基金繰入金及びグリーンニューディール基金繰入金につきましては、おのおのの基金から事業費に充当するための取り崩し額を計上いたしております。
続きまして、歳出予算の主な内容について、ご説明申し上げます。
13ページの総務費 総務管理費 一般管理費では、市庁舎の照明器具を省エネタイプに更新するために工事請負費を計上いたしております。14ページの財産管理費でございますが、これは新名神関連事業など大規模事業を円滑に進めていくに当たりまして、用地の先行取得に活用いたします土地取得基金を増額するため繰出金を計上するものでございます。企画費では、安満遺跡芝生公園等事業の基本計画策定に向けた検討に要する経費や、関西大学アイスアリーナの市民開放に対する運営補助金を計上いたしております。また、電子計算費は行政ネットワーク用のパソコン及びプリンターを更新するものでございます。15ページからの男女共同参画費では、新たに設置いたします配偶者暴力の専門相談員など、いわゆるDV対策のための経費を計上いたしております。また、16ページの文化振興費では、文化振興ビジョン策定に向けた検討に要する経費を計上いたしております。17ページからの徴税費 賦課徴収費では、市税の未納者への電話催告を行うために、新たに設置いたします納税ご案内センターに係る事業費を計上いたしております。
続きまして、民生費でございます。19ページの社会福祉費 社会福祉総務費では、社会福祉協議会への補助金といたしまして、新たにコミュニティソーシャルワーカーの配置に係る分を追加いたしております。また、高齢者福祉費では、認知症高齢者が徘徊により行方不明になった場合の支援として、新たに実施いたします徘徊高齢者SOSネットワーク事業や、独居の高齢者を的確に救急搬送するための救急医療情報キット配付事業に係る経費なども計上いたしております。20ページの高齢者福祉施設費では、郡家老人福祉センターの木質ペレットボイラーの設置工事費を計上いたしております。21ページの児童福祉費 児童福祉総務費では、認定こども園や保育所に係るシステム改修のための委託料を計上いたしております。
続きまして、衛生費でございます。22ページからの保健衛生費 保健衛生総務費では、保健所の主要業務を統合した保健所業務システムを導入するための経費を計上いたしております。また、予防費では、肝炎ウイルス検診について、40歳から60歳までの5歳刻みの市民の方を対象に個別検診を無料で実施するための所要額を計上いたしております。また、母子保健費では、妊婦健診の受診費用につきまして、2回目から14回目までの公費助成額を現行の3,000円から4,000円に拡充するため所要額を計上いたしております。25ページの上水道費では、水道部が行いました
東日本大震災における応急給水支援活動の経費を一般会計から繰り出すものでございます。
続きまして、農林水産業費でございますが、26ページからの農業費 農業委員会費及び農地費では、市内の遊休農地対策に係る経費を計上いたしております。
続きまして、28ページの商工費 商工業振興費では、次期産業振興ビジョンを策定するための委託料を、また29ページからの観光費では、本市の観光PRのための委託料を計上するものでございます。
続きまして、土木費でございます。30ページからの道路橋梁費 道路新設改良費では、道路橋梁の長寿命化修繕計画を作成するための委託料や、成合北の町2号線、氷室宮田線などの改良工事費や用地購入費を計上するものでございます。32ページの都市計画費 都市計画総務費では、防災都市づくり計画の策定に向けた災害危険度判定調査を行うための委託料や、富田駅周辺地区のまちづくり支援に係る委託料などを計上するものでございます。公共下水道費では、下水道事業の地方公営企業法適用に向けた取り組みに対する経費として、
公共下水道特別会計に対し繰り出すものでございます。33ページの建築指導費では、戸建て住宅などの既存建築物の耐震診断や耐震改修に対する補助金につきまして増額補正を行うものでございます。
最後に、教育費でございます。34ページからの教育総務費 教育センター費では、学校教育活動を支援するボランティア活動として新たに組織いたします学援隊の活動に係る経費を計上いたすとともに、本市の学校教育の取り組みを紹介する市民教育フォーラムを開催するための所要額を計上いたしております。また、研修指導費では、いじめや問題行動に対する学校の取り組みを支援するため、小学校にスクールソーシャルワーカー及びスクールカウンセラーを派遣する経費などを計上いたしております。36ページからの小学校費及び中学校費の学校管理費では、本年度中に文部科学省が示しております学校図書館図書標準をクリアするため、小、中学校の図書購入費などを計上するものでございます。また、北大冠小学校及び第六中学校におきますエレベーター設置に係る実施設計の委託料を計上いたしております。38ページの社会教育費 社会教育総務費では、子どもの見守り活動等の拠点として、小学校10校に地域安全センターを設置するための経費を計上いたしております。39ページの公民館費では、北清水公民館にエレベーターを設置するための実施設計委託料のほか、如是公民館の空調設備改修工事費並びに図書館費では、小寺池図書館の空調設備改修工事費などを計上いたしております。
最後の40ページの予備費でございますが、今回の肉づけ予算のために財源として当初予算で留保いたしておりましたものを各事業費に組みかえたものでございます。
なお、今回の補正予算につきましては、
東日本大震災に係ります、さまざまな災害救援活動の経費を関係する各費目に計上してございます。内容といたしましては、保健師等の職員の派遣や救援物資の提供などでございまして、今後執行が見込まれる経費を含め、これに係る補正総額は993万7,000円となってございます。
以上、まことに雑駁な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔建設部長(北口悦男)登壇〕
○建設部長(北口悦男) ただいま議題に供されました議案第48号 平成23年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。白い表紙の補正予算書11ページをごらんください。
まず、歳入歳出予算の補正でございますが、第1条に掲げておりますとおり、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ914万9,000円を追加し、総額114億9,597万2,000円とするものでございます。
続きまして、12ページの第1表 歳入歳出予算補正をごらんください。
まず、歳出でございます。下水道管理費の増額につきましては、公共下水道の改築更新や耐震化などを計画的、効率的に実施していくため、下水道事業の公営企業会計導入について検討を行うものとして委託料などを計上するものでございます。
次に、歳入の一般会計繰入金につきましては、全体事業費の調整により増額計上するものでございます。詳しくは緑の表紙の補正予算説明書45ページ以下をご参照いただきますようお願いいたします。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしく願いいたします。
〔保健福祉部長(三宅清道)登壇〕
○保健福祉部長(三宅清道) ただいま議題に供されております議案第49号 平成23年度高槻市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。白色の表紙の補正予算書15ページをごらん願います。
今回の補正予算につきましては、第1条にありますように、歳入歳出それぞれ1,786万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ192億3,828万6,000円にいたそうとするものでございます。
次に、補正内容の主なものにつきまして、ご説明を申し上げます。補正予算書16ページをごらんいただきたいと存じます。
まず、歳出につきましてご説明申し上げます。総務費の趣旨普及費につきましては、介護予防講座に新たに栄養講座を実施するための所要経費を計上するものでございます。
次に、地域支援事業費の包括的支援事業費につきましては、地域包括支援センターにケアマネジャーを増員し、複雑多様化する高齢者の相談体制の強化を図るための所要額を増額するものでございます。また、基金積立金につきましては、地域支援事業費の増額に伴う財源調整により、所要額を減額するものでございます。
続きまして、歳入につきましてご説明申し上げます。
国庫支出金等の各項目の増額につきましては、地域支援事業費等の所要額の増額に対応したものでございます。なお、詳細につきましては、緑色の表紙の補正予算説明書49ページ以下をご参照いただきたいと存じます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔財務部長(乾 博)登壇〕
○財務部長(乾 博) ただいま議題に供されました議案第50号 平成23年度高槻市財産区会計補正予算(第1号)につきまして、ご説明を申し上げます。恐れ入ります、白色の補正予算書の19ページをお開き願います。
本会計の補正額は、第1条に記載しておりますとおり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ57億2,719万6,000円とするものでございます。
なお、歳入の補正はございませんので、歳出の主な内容につきましてご説明申し上げます。
大字氷室財産区におきましては、一般会計への繰出金を600万円計上いたしております。これは、阿武野小学校の通学路に指定されております市道におきまして一部狭小箇所があり、児童の通学の安全確保のため道路改良工事を行うに当たり、用地取得に係る費用に相当する額を一般会計へ繰り出すものでございます。塚原、安満など5つの財産区におきましては、負担金補助及び交付金を計上いたしております。これらは、それぞれため池の安全対策に伴うフェンスの修繕や、自治会、集会施設の補修など、地区の公共的事業を実施いたすものでございます。また、これらの補正額につきましては、各財産区の予備費で調整するものでございます。
なお、詳細につきましては、緑色表紙の別冊補正予算説明書の57ページ以降をご参照いただきますようにお願い申し上げます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔
水道事業管理者(法幸貞次)登壇〕
○
水道事業管理者(法幸貞次) ただいま議題に供されました議案第51号 平成23年度高槻市
水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。白表紙の補正予算書の23ページをお開き願います。
今回の補正の内容は、去る3月11日に発生いたしました
東日本大震災による被災地への応急給水支援のため職員を計16名、41日間派遣しましたが、この派遣のために要した費用について補正するものでございます。
第1条は、総則でございます。
第2条は、収益的収入及び支出でございます。収入といたしましては、201万6,000円を増額するものでございます。内容といたしましては、先ほど申し上げました派遣職員の人件費及び物件費に係る一般会計からの繰り入れとして、他会計負担金201万6,000円の増額となっております。支出といたしましては124万3,000円を増額するものでございます。内容といたしましては、派遣職員に係る人件費29万2,000円の増額、及び物件費95万1,000円の増額となっております。
第3条は、資本的収入及び支出でございます。今回の補正は収入のみで、2万7,000円を増額するものでございます。内容といたしましては同様に、派遣職員の人件費に係る一般会計からの繰り入れとして、他会計負担金2万7,000円の増額となっております。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、詳細は緑色の表紙の補正予算説明書69ページ以下をご参照の上、ご審議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(久保隆夫) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りします。
本日の会議は以上にとどめ、議案調査のため、6月21日から6月26日までの6日間休会とし、6月27日午前10時から本会議を開会したいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(久保隆夫) 異議なしと認めます。
したがって、本日の会議はこれで散会します。
〔午後 1時36分 散会〕
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 久 保 隆 夫
署名議員 宮 田 俊 治
署名議員 段 野 恵 美...