• "子ども読書ルネッサンス"(/)
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  1. 高槻市議会 2007-09-13
    平成19年文教市民委員会( 9月13日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成19年文教市民委員会( 9月13日)              文教市民委員会記録             平成19年9月13日(木)
                  高槻市議会事務局    日  時  平成19年9月13日(木)午前10時 0分招集  会議時刻  午前10時 0分 開議        午後10時47分 散会  場  所  第2委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長    福 井 浩 二     副 委 員 長    久 保   隆  委     員    岡   糸 恵     委     員    蔵 立 真 一  委     員    川 口 洋 一     委     員    宮 本 雄一郎  委     員    橋 本 紀 子     委     員    三 本   登  委     員    藤 田 頼 夫  理事者側出席者  副市長        吉 谷 幸 二     教育長        一 瀬   武  市民協働部長     中 瀬 利 行     市民参画室長     岩 佐 美千子  市民参画室参事    米 谷   章     市民室長       佐 藤 雅 夫  市民室参事      田 中 貞 雄     教育委員会事務局理事教育政策室長                                    仁 科 義 昭  管理部長       古 村 保 夫     管理部次長      角 谷 秀 文  管理部参事      塚 崎 雅 夫     管理部参事      仲   良 博  学校教育部長     北 口   哲     学校教育部次長    樽 井 弘 三  学校教育部参事    加 藤   剛     社会教育部長     春 本 一 裕  社会教育部次長    山 内 啓 史     社会教育部参事    森 田 克 行  社会教育部参事    松 政 恒 夫     社会教育部参事    岡 本 規 男  社会教育部参事    辻 崎 義 次     その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局参事議事課長 舟 木 正 志     議事課職員      清 水 丈 二     〔午前10時 0分 開議〕 ○(福井委員長) ただいまから文教市民委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会は成立します。  委員会の傍聴がありますので、よろしくお願いします。  ただいまから議事に入ります。  議案第73号 平成19年度高槻市一般会計補正予算(第2号)所管分についてを議題とします。  歳入歳出全般について。ページは別紙分割区分表のとおりであります。  補足説明があれば、これを求めます。 ○(中瀬市民協働部長) おはようございます。  補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。 ○(古村管理部長) 教育委員会といたしましても、特に補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○(福井委員長) 説明はないようです。  ただいまから質疑に入ります。 ○(宮本委員) 第1に、補正予算書7ページにある751万4,000円の国庫補助を使って行われる子ども読書まち推進事業についてお聞きをいたします。  小、中学校全校で実施するボランティアの方による読む力、調べる力をつける出前講座ですが、ボランティアの人数は全体でどれくらいを予定されているのでしょうか。  また、講座の内容や全体的な方針は、どのような形で決められるのでしょうか。  以上、2点お答えください。 ○(久保指導課長) 出前講座についてですが、子どもたちの読む、調べる習慣の確立に向けて、地域人材の協力により、子どもたちを代表としたモデル的な活動を行うとともに、教職員地域ボランティアを対象とする講習会を実施し、各学校における読書指導の充実を図ってまいりたいと考えております。  ボランティアの人数については、10人から20人程度を想定しております。  講座の内容や方針等は、本事業により設置いたします子ども読書まち推進委員会の中で検討していく予定でございます。 ○(宮本委員) ボランティアが10人から20人ということになると、事業の期限である2年の間、実際は1年半ですが、その期間では講座を受けられないクラスや生徒が出てくるというふうに思います。すべての子どもがこういうことを経験できるようにすることが大事だと思います。その点、どうされようというふうにお考えなのかをお聞かせください。  また、期限つき事業でありますが、取り組みを一時的なものとしないで、事業の成果を今後につなげていくことが重要ではないかというふうに思っています。本会議では、より効果的に再構築していきたいというふうにお答えになられています。具体的には、これはどういったことでしょうか。  2点、お答えをお願いいたします。 ○(久保指導課長) この出前講座では、教職員や、各学校において、既に活動をいただいております読書ボランティアの方々の力量を高めることをねらいとしております。この講座を通して、各学校における教職員読書ボランティアによる読書活動の一層の活性化を図り、子どもたち読書習慣の確立を図ってまいりたいと考えております。  具体的な取り組みですが、学校図書館の整備、各学校における読書指導公立図書館保護者地域ボランティアとの連携など、本市が独自に展開してまいりました子ども読書活動関連取り組みがより効果を上げるよう、実践研究を通して、統合、再構築することにより、子ども読書のまちとしての取り組みの充実につなげてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○(宮本委員) 市長の施政方針では、小学校への学校図書館の司書の配置が示されています。そうした人の配置も活用して、すべての子どもが本に親しめる環境を整備することに力を尽くすように要望して、第1の質問を終わります。  第2に、公共建築物定期点検事業についてお聞きをします。今回の定期点検の対象となっている――200施設あるというふうに説明をされていますが、それ以外の施設でも、各地域の自治会が所有している自治会館集会所など、避難所として使われる防災上重要な役割を果たす施設があります。そういった施設は確実に点検を実施して、もし問題があれば、修繕などをしてもらうことが必要かと思います。各自治会に対して、文書や口頭で伝えるなどの対応を市としてとるべきだと考えますが、どういった対応を考えられていますでしょうか、お答えください。 ○(内方コミュニティ推進課主幹) 宮本委員公共建築物定期点検の実施に係ります関連質問お答え申し上げます。  自治会館集会所等の名称で設置されております施設につきましては、現在、コミュニティ推進課で把握しております数として約400施設となっており、所有されます各自治会等の自主的な管理運営がなされているところでございます。  こうした集会施設につきましては、コミュニティ活動の振興に果たす役割の重要性にかんがみ、昭和63年より、コミュニティハウス建設等補助金制度を設けまして、新築時や増改築時の費用負担に対する支援をいたしているところでございます。  委員仰せ集会施設の安全性の確保に関連する件につきましては、従前から行っております同補助制度のPRに加え、安心できる集会施設維持補修にもこの補助制度が活用できる旨、市内のコミュニティ組織等を通じまして、周知を図る考えでございますので、よろしくお願いいたします。 ○(宮本委員) これらの施設は、防災上、災害時の重要性はもちろんですが、地域の人が集会、サークルで頻繁に使われるところなので、しっかり対応していただきますよう要望して、私の質問を終わります。 ○(岡委員) 子ども読書まち推進事業について質問させていただきます。  本会議の質疑において、2年間の実践研究の中で、子ども読書まち推薦図書100冊を選定するということが出されておりました。この推薦図書は、どのようにして選定されようと考えておられるんでしょうか。  また、地域人材の協力による出前講座が計画されていますが、今、各学校では、たくさんのボランティアの方たちが読み聞かせやブックトーク等の活動をされています。子どもたち読書活動を支援する上では、このボランティアの方の協力も大変重要であると考えていますが、現時点での読書にかかわるボランティア活動状況はどのようになっているのでしょうか、お願いいたします。 ○(久保指導課長) まず、推薦図書100冊の選定につきましては、市民、保護者教職員など、大人がぜひ子どもたちに読んでもらいたい本、また、子どもたちみずからが仲間に薦めたい本として推薦していただき、子ども読書まち推進委員会がそれらをまとめる形で進めてまいりたいというふうに考えております。  ボランティア活動状況につきましては、昨年度実施いたしました調査結果によりますと、小学校38校、中学校1校で、約900名のボランティアの方が読み聞かせや紙芝居、パネルシアターブックトークストーリーテリング等の活動を行っていただいております。  多くの学校において、読書ボランティアの協力により、子どもたち読書活動活性化が図られているものと感謝いたしているところであります。 ○(岡委員) 先ほどご答弁いただきましたが、推薦図書の選定に当たっては、子どもたち先生たち、また、保護者皆さん、市民の皆さんが推薦することで、子どもたち読書活動に関心をぜひ持っていただくことが重要であると考えております。  また、みんなで選んだ推薦図書ですから、子どもたちや市民の皆さん推薦図書を知ってもらい、実際に手にとって読んでいただけるよう、活用についても工夫して進めていただきたいと思います。  また、読書ボランティアの方については、お仕事や家事をしながらも子どもたちのためにと、たくさんの方が長年頑張っておられます。この事業を通して、そうした方たちの活動実態や思いを把握しながら、子ども読書の推進に当たっての読書ボランティアの役割や必要な支援についての検討も進めていただきたいと思います。  本会議の質疑の中で学校教育部長は、学校だけでなく、市全体で読書に親しむ土台づくりができたとき、子どもたちにとって生涯学び続ける資質や能力、意欲を高めることができるものと確信しておりますと答弁されております。  高槻市では、ブックスタートで絵本を配布するなど、幼児期読書活動についても力を入れて取り組んでおられますが、この事業を通して、幼児期から土台づくりをしていくことが大切であると考えています。  そこで、幼稚園における絵本の整備状況活動状況はどのようになっているのかお答えください。 ○(久保指導課長) 各幼稚園では、子どもふれあいルームに絵本コーナーを設け、絵本をそろえるとともに、絵本の貸し出し保護者対象絵本講座などを行っております。  また、地域ボランティアの協力で絵本の管理や貸し出しお話会、紙芝居などの取り組みを実施しております。  今後も絵本を通して、親子の触れ合いを豊かにするとともに、幼児の心に響く絵本の整備に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○(岡委員) 先ほど質問いたしました土台づくりということでは、本に触れる場を地域にたくさん整備していくことも大切だと考えます。子どもたちが生活している地域ということでは、公民館に設置されている図書コーナーもその一つです。本事業を通して、公民館の図書コーナーの充実についても検討いただきますよう要望いたします。  高槻市では、これまでも子どもたち読書活動活性化に向けた整備や取り組みを行ってきました。2年間のこの事業に取り組むことにより、具体的な成果としてたくさんの物を残すことで、この事業をより価値あるものとしていただきたいと思います。  学校だけでなく、公立図書館保護者、市民の皆さんが協力して、市全体を挙げて子どもたち読書活動を支援することで、子ども読書まち高槻を実現していただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○(蔵立委員) おはようございます。  私も同じく子ども読書まち推進事業について、その中にある読む、調べる習慣ということについて、簡単にご質問させていただきたいと思います。  その読む、調べる習慣ということで、本会議の質疑の中で今もいろいろお話がありましたが、読書フェスタを行うだとか、選定図書だとか、出前講座といった事業を行うということだったんですが、先般、市長の施政方針の中で、全小学校への図書館司書の配置を検討していく。あるいは、子ども図書館の整備を検討する。ブックスタートなんかもやっぱりそういった読書習慣をつくる最初の第一歩ということだと思うんです。  いろいろ答弁とか見ていましても、市長は、読書離れがやっぱり大きな課題となっている――OECDのデータなんかを見ましてもそうですが、そのために読書活動を一層推進していきたいというお考えであるということで。ただ、ここで考えていかなければいけないのは、本質問題、読書はもちろん大切なんですが、市長がおっしゃっているんですが、次代を担う子どもたちが確かな学力を身につけ、豊かな心を持って成長できるよう推進していくと、ここが本質だと思うんです。そのために読書がある、お金を使っているんだと。  そういうことで、この事業だけでなくブックスタート図書館整備などをいろいろ見てみましても、どうしてもハードな部分だけがちょっと目立ってしまって、その中で本当にこの事業をやってどうだったのか、よかったのか、悪かったのか。あるいは、お子さんたちが本を読むようになったのか、借りるようになったのか、本を好きになったのかという、そういった部分の検証というものに関してどうお考えなのか、お聞きしたいと思います。 ○(久保指導課長) 子ども読書まち推進事業におきましては、子どもたち読書習慣の確立が目的ですので、実際に本を手にして読書に親しむことを大切にしていきたいというふうに考えております。  これまで、学校図書館活動状況の指標であった蔵書冊数や1人当たりの冊数、図書標準達成状況等だけでなく、貸出冊数学校図書館開館状況市立図書館との連携による児童書の一括貸し出しや連絡車の活用状況等を指標としてまいります。
     また、1か月に読んだ冊数などについても調査の方法を検討し、多くの指標による活動状況の把握に努め、本事業による成果を検証してまいりたいと考えております。 ○(蔵立委員) 今のお話の中で、いろいろ検証するということで、読書の習慣の確立が目的であるとお答えをいただきました。  もちろん、この事業においてはそうなんですが、やっぱり本質というのは、市長がおっしゃる豊かな心を育てるということだと思うんです。読書はあくまでツールにすぎない。でも、それは最大のツールじゃないかなという部分だと思うんです。  あるいは文科省なんか、例えば、学校の教育の中でIT教育と言わず、ICT教育コミュニケーションも含んで、ITを含めながら実践していこうと。あるいは、図書館なんかでもユビキタスとかいろいろ、総務省におけるU−Japan政策みたいなところで、つまるところ、お子さんたちが、本を読みなさい、片やパソコンやそういったデジタル部分もおいおいやっていきなさいみたいな形で、時間がない中で、なかなかどこまでできるのかなという印象があるんですが、ぜひともやっぱり読書というのは大切な部分であるんで、決してハードだけでなく、検証することによって結果を出していただいて、市長がおっしゃる豊かな心という部分を、高槻のブランドであるという部分をぜひとも強調していただけたら。  この取り組み、一つの社会教育部の部署だけでなくて、ブックスタート、いろいろなつながりがあるんで、全庁舎的に何とか読書のまち高槻というものをアピールできるような形で頑張っていただきたいという要望をさせていただいて、質問を終わります。  以上です。 ○(橋本委員) おはようございます。  まず、質問に入る前に、即決で可決されましたけれども、学校給食のスチームコンベクションを導入していただいたことに、心からお礼を申し上げたいというふうに思います。食育のまち高槻ということで、一歩前進をさせていただいたということ、お礼を申し上げます。  私もこれしかありませんので、お聞かせをいただきたいと思いますが。  今回の事業ですけれども、文科省が2年間の予算をつけていただいたということですが、読書にかかわってずっとこの間の経過を見てみますと、今お話がありましたように、情報化社会だからこそ、健全な民主主義の発達には、文字や文化がいかに大切かということが今言われているわけで、子どもたちコミュニケーション能力がないために、すぐに切れてしまう、頭が真っ白になってしまうということから、しっかりとコミュニケーション能力をつけるために、考える力をつけていかなければならないということが大きな一つの目標であろうというふうに思っています。  そういう意味で、まず、2000年に子ども読書年というのができまして、子ども読書の日が4月23日に設定されています。  それから、翌年2001年には、子どもの読書に関する法律というのができまして、そこでさまざまなことを言われていますけれども、大きくは子ども読書環境の整備を行っていこうということが、改めて大きな政策になったわけです。  その翌年にそれを受けて、国の方は子ども読書推進基本計画をおつくりになりました。これを受けて大阪府は、子ども読書ルネッサンスということで、2003年に一定の計画をおつくりになり、さらにそれを受けて、各市町村でも推進計画をしなさいということで、私たちも議論に幾分参加させていただきながら、高槻市の子ども読書活動推進計画というのをつくってきた経過がございます。  そういう中で、学校を中心に、あるいは保育所、幼稚園も含めてですけれども、さまざまな取り組みがされてきまして、本会議でもいろんな議論がなされてきましたけれども、今回の事業に書かれております朝の読書でありますとか、フェスタでありますとか。フェスタの場合は、子ども読書フェスタではなくて、図書館フェスティバルですかね、そういったものがずっと続けられていましたけれども、財政的な問題でそれも昨年、中止になっています。  読書感想文コンクールなども、三島においても、高槻は非常に優秀な成績を上位で占めていまして、ある方は、そういうコンクールで上位を占めるからということで読書をするのではないということもおっしゃっておられますけれども、スポーツで得意分野があれば、読書で得意分野があって、英語で得意分野があるというのもいいのではないかと私も思いながら、エールを送ってきたところです。  しかし、こういったことをずっとそれぞれ実際にはやっておりますし、それから、学校2学期制が始まって、学校も今その検証を含めて忙しい時期ですから、改めて付加する形のものではなく、通常やっておられることをもう一遍きっちりと整理をして、そして、それぞれ子ども読書まち推進委員会というのを設置されるわけですから、学校、公立図書館民間団体教育委員会、市長部局、地域の団体等が一体となって、もう一回、高槻を読書のまちとして機運を高めていこう、こういうことだろうというふうに思います。  その事業に対して、ちょうど文科省の方がこのような研究実践の予算をつけていただいたというふうに解釈をしています。  その中で、特に、文字・活字文化振興法というのが2005年にできたわけですけれども、その振興法が言っているのは、言語力という言葉をここで言っているんですが、その言語力というのは、読み書きにとどまらずに、調べる力、伝える力を含む幅広い能力をあらわす言葉ということで、この法律で位置づけられてきました。まさに、調べる力、伝える力、読む、書くという問題をもう一回しっかりと今の子どもに定着をさせていくということで、その文字・活字文化振興法具現化というふうに、私も一方ではとらえています。  そこで、今後進められていくこれらの取り組みについて、一定の課題といいますか、私なりに視点を持っておりますので、そのことをぜひどこかで反映させていただきたいなというふうに思います。  1つは、百選というのがあって、選んだ100の本ですけど、それがすべての学校に100ずつ置くのか置かないのか、これは具体的な議論がされていくと思いますけれど、そういったことを一つ考えても、2年間の限定された予算の中で、本ばっかり買ってはいけないということもありますが、学校や公立図書館にある社会資源社会ストックをどう共有化していくかということを考えていかないと、なかなか図書標準が上がっていかない状況の中で、同じ本を全部の学校に置かなければならないかどうかという議論も、当然出てくるだろうというふうに思います。  また一方、学校教育では、カリキュラムが同じ時期に進むから、これは資料となったり教材となったり、調べ学習をする本はやっぱり一定の時期集中するので置かなければならない。細かい話ですけど、そういった議論も喚起しながら、要は、社会ストックとしての高槻市の本をどういうふうに共有化していくかという議論もこれから必要ですし、そういうことを考えますと、この事業を契機に、学校間の情報ネットワーク、これは中央図書館と連絡をとり合う情報化というふうになっていますけども、学校間の情報ネットワークと、実際に物が動くわけですから、そういったものをどうするのかという、そういう学校間の学校図書館支援センターみたいな、そういう機能みたいなものもどこかで整理をしていただいた方がいいのではないか、この機に整理していただきたいと思っております。  それから、本会議での質疑でありましたマンパワーですけれども、高槻市の学校図書館推進計画の中で、大きく3つのことが進んできました。学校図書館ボランティアということで、協働事業活性化事業で、学校図書館ボランティアを養成されております。この方々も、従来、既存のボランティアもありますが、あえて市のそういう事業の中で育成されたボランティア皆さんの活躍の場というのも、またここで生かされていかないといけないと思います。その学校ボランティアブックスタート学校図書館連絡運行事業という、この3つが大きく今進行しているところですけれども、マンパワーというところでいえば、その方。  そして、実際には、今、学校にはかつて司書がおられましたけど、3か年事業で終了して、若年特職の方が5校ですね、主として1日あいているのが26校、主として業務に携わっておられるのが19人ですね。  やっぱり、この事業も含めて、日常の図書館が知識の宝庫となっていくためには、人が絶対に必要なわけです。これは、中教審でも言っていますし、それから、推進計画の中でも附帯決議として、衆参両方の方から、やっぱり学校の人材が要ると。一つには、学校司書教諭専任化、または時間数の軽減なども提言されていますけれど、なかなか進んでいっていません。  ですから、学校図書館にかかわる地域ボランティア、そして今、図書館で養成された学校図書館ボランティア、そして若年特職学校司書教諭、それから大綱で示されました平成20年から全校に配置されている学校司書、こういった方々の整理をされて、この図の中でどういった役割を果たしていただけるかという、きちっと布陣をしいていただいて、整理をしていただくことも、喫緊の課題ではないかなというふうに思っています。  それからもう1つは、ここの中に国の取り組みというのがあって、調査研究会議というのがありますが、ここは学校図書館を初め、子ども読書活動に理解、支援を得るための冊子等の作成、配布、このようなことをされていくというふうに書いていますけれど、これも大事ですが、むしろ国の取り組みとしては、今言った人材の問題を早く決着をつけていただいて、それは中教審も1点先ほど言いました、さまざまなところで答申をされているわけですから、積極的にやっていただきたいなということを、これは、府や国に対して、市の方からぜひ働きかけをしていただきたいというお願いをしたいと思います。  それから、全庁的な取り組みということでは、今、食育の取り組みブックスタート中央図書館だけではなくて、福祉、健康というところで連携をしたんですけれども、そういったこともここではやっていただきたいと思います。  それで、次にですけれども、もう1つは障害者、外国人のことをきっちりとこの中にも位置づけていただきたい。これは、高槻市の子ども読書推進計画の中にも書かれています。  それと、もう1つお願いしたいのは、市長の方針にあります子ども図書館です。子ども図書館の構想が、今、図書館協議会で中央図書館館長が諮問をされています。図書館の10館構想がありますが、今の新しい枠組みの中で7館構想にするかというような議論を進められている最中です。そういったところで、ぜひ、子ども図書館の位置づけを、先ほど言いました学校図書館支援センターのような形にするのか、子ども図書館にするのか、あるいはそういったものをそれぞれつくる場合の連携をどうするのかということも、協議会の中の視野に入れていただかないと、これだけが取り残されていくのではないかなというふうに思いますので、お願いしたいということを思います。  これ、一つずつ、なぜ質問にしていないかというと、これからこの事業を立ち上げて、子ども読書まち推進委員会が設置されたところで、いろいろご議論があって、答えが見えてくると思いますから、その推進委員会を進めるに当たって、私が申し上げたことの幾つかでも視野に入れていただきたいということで申し上げました。  これについて、トータルとしてどうお考えかということを、学校教育部長にお聞きしたいと思います。 ○(北口学校教育部長) 非常に多岐にわたる視点からのご指摘、あるいは要望ということでお伺いしたいと思います。  私、実は本会議の方でも同じようにお答えしたと思うんですが、これは他部局とも、とりわけ社会教育部とも非常に関連のある中身でございます。そういう意味では、今回の事業そのものが、今ご指摘のあったようなさまざまな課題とか問題を集約的に解決していく、そういう事業にもなるんかと思います。そういう意味で、今後とも、学校教育部だけで答えるわけではなくて、実質的にも議論を重ねながら進めてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 ○(藤田委員) 何点かお聞きいたしたいと思います。  まず、今回の予算はそんなにようけはないんですけれども、公共建築物定期点検事業というのが、それぞれの所管含めて部に張りついておるわけでありますけども、この定期点検の概要という部分の国における部分を含めて、先日も資料をいただいた中であるわけでありますけれども、特殊建築物、劇場、病院、共同住宅、学校、体育館、こういった部分を含めて、そういう用途に供する部分の床面積が100平米を超える物については、定期点検しなさいよと。  それから、5階以上の、要するに階段を含めてある部分についても、1,000平米を超える物についてもしなさいよと。あと、建築設備であるとか、今問題の昇降機であるとか、こういった分がずっと入っておるんですけども、実際は3年ごとにと、こう言われておるんですけども、こういう部分を受けて、今回、それぞれの部署の部分に予算を張りつけていただいているわけでありますけども、現実の部分で学校の教育関係をお聞きしたいんですけども、月例点検、年次点検、こういったものを含めてされているのかと。  それから、これは公共物ということで、建築物ということでございますけれども、当然、学校を含めていろんな公共施設は、敷地があるわけです。要するに敷地にエリア面積分があるわけです。境界部分があるわけですけども、境界部分のところにブロック塀であったり、コンクリート塀であったり、もしくは植栽を植えた塀であったり、いろいろな部分があろうかと思うんですけども、そういった部分を含めて、そういう先ほどの月例点検、年次点検、安全点検、今特に言われている部分、防犯に対する安全点検、こういったことも含めて、今回は、3年ごとを含めての中で6年以内にということで、今回は取り組む方向でありますけれども、現実にそういったことがされているかどうかということをまずお聞きしたい。 ○(高橋学務課主幹) 点検を現在実施しているのか、月例なり年間なりということなんでございますけども、学校施設につきましては、定期的に点検というのは、今の時点では実施はしておりません。  ただ、大規模な防水工事をやるときとか、外壁工事をやるとか、内部工事をやるとか、この時点では、その学校について調査をやることはやっておりますけども、大規模的な点検というのは実施はしておりません。  それと、敷地内のブロック塀とかフェンス、これは、今回の点検の対象になっているのかどうかということなんですけども、今回の点検の内容につきましては、敷地及び建物全体についての損傷とか腐食、いわゆる劣化状況について点検をすることということになっておりまして、お尋ねのブロック塀とかコンクリート塀、フェンス、これも同様に点検の対象になっておりますので、今回、劣化状況について点検をするということになっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(藤田委員) 今お聞きしまして、月例点検、日時点検まではいかなくても、年次点検ぐらいはするべきであろう。これは、今回、こういう国を含めて点検をしなさいということで、3年以内にこういう予算をとって、まずは目視と、それから、打診と。また、それからいろんな簡易的な機械を使っての検査と、こういった分を含めてしていくわけでありますけれども、まず、目視的な部分で年次点検をしていない。ましてや、小学生、中学生、そして幼稚園を含めて、そういった、どちらかというと自分の背の、要するに小さい子なんていうのは1メートル、私も1メートル55しかありませんけども、1メートルになるかならんかの小さい子が、いっぱい学校関係の施設にはおられるわけですよね。  そういうことで、年次点検もしていないというのは、まず問題だと思います。ましてや今、防犯の関係でガードマンの皆さんの予算をつけていただいて、張りつけていただいておりますけれども、これは表の部分でありまして、学校の敷地、要するに1,000平米以上あるようなところの裏の方から西の方、東の方、こういう見えない角の部分を含めて、山手の部分にかかっている敷地の校舎もあります。それから、裏はもう完全に幹線と接触しているようなところもあります。そういったところを、点検を年間において一つも点検していないということ自体は、私は、これは表だけ見て、玄関口だけ見て、裏の部分がはっきり防犯を含めて安全対策がとれていないということ。まず、防犯の部分でとれていない。これは問題ですよ。  それからもう1つは、建物の、要するに地震とかこういう部分に対して、災害に対しての安全対策ということで、これもせないかんわけですけども、そういった両面の観点から、年次点検ができていないということ、これはだめだと思うんですけど、もう一回、この点についてお聞きしたいと思います、1点ね。  それからもう1点、今、敷地の周りですので、例えばブロック塀、それからコンクリート塀、そういったものを含めて、これは要するに敷地のエリア内ですので入っておりますということで、これはわかりました。  次に、年次点検の部分を、答弁を聞いてからお聞きしたいと思います。 ○(塚崎管理部参事) 今ちょっと、先ほど主幹の方からご説明申し上げましたが、委員の質問の方で、いわゆる体系的に点検をしているかという形でお答えさせていただいたわけです。その体系的にはしていないということでございまして、ただ、ご承知のとおり、我々職員、いろいろ学校からの要望も出てまいります。それと、先ほど言いました、大規模とかいろんな営繕工事をするに当たりまして、技術職員が参ります。  そういうとき、また、我々技術職員だけでなくして、学務課職員、それから教育委員会の職員が行きましたときに、あらゆる学校の敷地内という分につきましては、日常的に検査といいますか、そういう目を配るという形での努力はいたしております。日常的にそういうふうな安全につきましては、できるだけの注意を払っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(福井委員長) 学務課長、今の配慮しているとか、目を配っているとか、それはきちんとできるかどうか、その辺を答えておいてよ。でないと、次に質問できないから。たまたま行ったからやったのか、それともそういうことで行っているのか、その辺が大事やからね、今は。 ○(塚崎管理部参事) 行くごとに、そういういわゆるフェンスの破れでありますとか、ブロックその他、建物のたてつけでありますとか、そういう部分について、意識して検査いたしております。 ○(藤田委員) 今、意識をして見ておりますと、こういうことですけども、何かあったときには、それが問われるわけでありますので、ただ単に見て回ってしているというだけじゃなくて、学校には校務員さんがおられますし、そういう部分でチェック体制はできるわけでありますので、日常点検をするなり、何か異常があれば記録をしておくと、こういうことをされているのかどうか。今言うた部分では、何かされていないような感じがあります。この点はまた会ったときに聞きたいと思いますけども。  実は、今回、この学校関係をずっとされるわけでありますけれども、今、日常的にはしていると、こういうお話がありましたけれども。これは一例でありますけれども、すべてを見たわけじゃないんですけれども、芥川小学校の府道沿いの北側の塀、コンクリート塀を含め、鉄板で閉めて、要するに、非常時の場合はかぎをあけると思いますけども、閉めているところがございますけれども、私も今、携帯のカメラに撮っていますけども、鉄板の部分は腐食をして、そして膨れている。そして、鉄板のすそ野の方も腐食してぼろぼろになっていると。コンクリート塀は、もうできてから何十年になるのかわかりませんけども、そういうコンクリートの横板の部分を含めて、もう完全に腐食というか、コンクリートの腐食じゃなくて、中に鉄筋が入っていますけども、要するに劣化をして、もうひびが雲状に入っておる。  そういうところは、特に裏の方は見えないわけでありますけども、防犯上も含めて、あそこの陸橋もありますけども、平成16年に学校を含めて、地域の皆さんからお話を聞いて、陸橋も防犯上、安全対策を含めて塗装を塗り、学校スクール事業で早急にやっていただきましたけども、ああいうところが、表はちゃんと守衛さん含めて、ガードマンの皆さんは見張っております。また、表の部分については新しい誘導路というのをつくっていただきましたけども、裏手の方はそういうふうになっている。  先日、私も会派の部分で平塚市へ行ってまいりましたけれども、平塚市では、ブロック塀を含めて、防災補助交付金事業というのをやっております。特に、震災等のときには、50センチ以上のブロック塀を含めて、そういう公共施設も含めてですけども、そういうところは壊れる。壊れたら、そこのそばに幹線なり道路があれば、そこに倒れたら、その道路が通れなくなる。支障を来してくる。少しでも早く車等が動かなあかんときに、障害になるということで、こういう部分に補助金をつけて対応をしているようになっております。ましてや、塀の部分が例えばガラス張りであるとか、そういう場になったら大変なことになりますけれども、ブロック塀もそうです、コンクリート塀もそうです。  ですから、こういうのを含めて、平塚市ではもう何年か前から、この3年間でも26か所ぐらいずっと直しているところですけども、申請を受けてやっているそうですけども、こういう対応をしております。  ですから、どっちかというと、私たちは建物の中心部に目をやりますけども、建物の敷地の周りの外壁を含めて、そういう対応ですね、こういう部分の安全対策ということは、しっかりとこれはやらなければ、ほかに影響を与えていくということでありますので、こういうことも含めて、これは今後の部分でよく考えていただきたいと思いますし、検討していただきたいんですけども。先ほど私が言いました、今、1か所言いましたけど、芥川のそういう部分は、私はどう見ても日常的に、今、課長が言われたように点検、年次点検等、意識的に形はやっているということでありますけども、それはできているように思いませんけど、もう一回答弁をお願いします。 ○(高橋学務課主幹) 先ほど言われております、コンクリート塀、いわゆる万年塀と言っておりますけども、これにつきましては、他の学校につきましても、いろいろと昔、万年塀が結構ありましたけども、順次改修をしてきております。  まだ、芥川小学校については、改修には至っておりませんけども、地震時等におきましては、ブロック塀とか万年塀、これは承知しておりますので、早い時期に対処していくということを、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○(藤田委員) やっていくと、こういうことでございますので、早急に。特に、建物だけではなくて、建物の周りの外壁、ブロック塀、コンクリート塀、こういうものをきちっと、年次点検含めて、この委員会が終わった後早急に、学校関係は点検をしてほしいと、目視点検ですね、お願いをしたいと思います。  それから、学校の図書を含めて、今回、子ども読書まち推進事業というのが出ておりますけれども、この6月議会にも、私は発言をさせていただきましたけれども、この子ども読書まち推進事業で推薦100冊を出して検討していくんだということで、これは大変大事なことでございますし、それから、そういう百選の中に選ばれた中で、ないようなタイトルの本であれば、また購入も含めて、新5か年計画の分も国の方も含めてできておりますけども、そういう部分を含めて対応していかなきゃいけないと思いますけども。先ほどサポート事業と、こういうことがございましたけど、この6月にも言いましたけれども、中央図書館の館長さんから答弁をいただきましたけれども、10万冊に及ぶ、書庫の中で眠っている本があると。この部分をいかに学校の生徒を含めて、日の目を見て、読んで回転するということが大事なんですね、ことしの春にも言いましたけども。蔵書数は当然大事ですけども、いかに回転をするかということが大事なんです。ほこりをかぶったまま、1年、2年、3年、4年と眠っておる本もあろうかと思いますけれども、その本をいかに回転さすかということで、子ども図書館という別枠の図書館と、単品の図書館ではなくて。これは複合図書館で結構なんですけども、そういうものをどういうふうにつくっていくんか、使っていくんかということを、中央図書館長、ことしの6月にも言いましたけども、今回の事業を含めて、その後どういった考え方を今お持ちしているのか、お聞きしたいと思います。 ○(松政社会教育部参事) 本市の図書館では、約35万冊の児童書を所蔵しております。そのうちの約半数が、ご指摘のように書庫本という形になっております。  ただ、私たちも書庫に入れるに当たっては、いろいろ検討をしておりまして、少なくともワンタイトルのものについては、基本的に開架するようにはしております。複数本あるものについて、書庫に入れていく。あるいは、利用度が非常に少なくなった古い本というんですか、そういった本を書庫に収納するという形にしてはおります。  ただ、書庫におきましても、インターネットやあるいはオーパックのコンピューター検索の中では、いつでも内容がわかるようになっておりますので、それについては予約もしていただき、また、いつでも提供できるようなシステムにはしております。  以上です。 ○(藤田委員) 今、図書館長、インターネットなりオーパックですか、そういう部分では見えるようになっていると言いましたけども、百聞は一見にしかずでありまして、なかなか見たい物を、タイトルの文言を打ち込んで検索するということもありますけれども、目で見れる、もしくは一覧表で見れる、こういう部分が手に取って読みたいなと、こういう動機をわかすわけでありまして、コンピューター関係のそういう部分におきましたら、やっぱりデジタルデバイドといいますか、そういった分もあるわけですから、やっぱりしっかりとそういう表面的に見えるような形でもう一つ工夫していただいて、学校の生徒さんに多く読んでいただいて、特に青年期に読んだ本というのは、人生において大きく影響もありますし、大きく開けていくわけであります。そういう部分では、大変大事な本でありますので、ひとつさらに新しい本ばっかり買うのは大事ですけども、そればっかりに目を向けるんではなくて、いい意味で、ある本を大いに活用して回転をさせる。このことをしっかりとやっていただきたいということを、この事業の中に入れて、要するに学校関係と図書館と、特に密接な連携をとるよう、要望しておきます。  以上です。 ○(福井委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で質疑を終結します。  ただいまから採決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(福井委員長) 異議なしと認めます。  ただいまから採決します。  議案第73号 平成19年度高槻市一般会計補正予算(第2号)所管分については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。        〔賛成者挙手〕 ○(福井委員長) 全員賛成と認めます。  したがって、議案第73号所管分は、原案のとおり可決されました。  以上で本委員会に付託されました事件の審査は終了しました。  お諮りします。  審査の終結を見た事件については、次回の本会議で委員長報告をすることになります。この委員長報告書の作成については、委員長に一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(福井委員長) 異議なしと認めます。  したがって、委員長報告書は委員長が作成します。  以上で本委員会を散会します。     〔午前10時47分 散会〕  委 員 長...