高槻市議会 1998-05-20
平成10年第2回臨時会(第1日 5月20日)
日程第16 議案第47号
特別委員会委員の選任について
日程第17 選挙第 3号
高槻市外二
市町伝染病院組合議会議員補欠選挙について
日程第18 選挙第 4号 大阪府
都市競艇組合議会議員補欠選挙について
日程第19 選挙第 5号 安威川、
淀川右岸流域下水道組合議会議員補欠選挙について
日程第20 選挙第 6号
淀川右岸水防事務組合議会議員補欠選挙について
日程第21 議案第48号 高槻市
農業委員会委員の推薦について
日程第22 議案第49号 高槻市
監査委員選任につき同意を求めることについて
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本日の会議に付した事件
日程第1から日程第10まで
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出席議員(39名)
1番 角 芳 春 君 2番 三 本 登 君
3番 脇 田 憲 一 君 4番 林 啓 二 君
5番 岡 本 茂 君 7番 松 雪 芳 信 君
8番 久 保 隆 君 9番 勝 原 和 久 君
10番 安 好 一 弘 君 11番 中 村 玲 子 君
12番 橋 本 恵美子 君 13番 市 田 忠 夫 君
14番 岩 為 俊 君 15番 藤 田 頼 夫 君
16番 稲 垣 芳 広 君 17番 筒 井 俊 雄 君
18番 福 井 浩 二 君 19番 堀 田 和 喜 君
20番 生 田 靖 彦 君 21番 久 保 杏 慈 君
22番 宮 下 彰 君 23番 森 清 君
24番 二 木 洋 子 君 25番 小 野 貞 雄 君
26番 池 下 節 夫 君 27番 須 磨 章 君
28番 川 口 雅 夫 君 29番 源 久 忠 仁 君
30番 高須賀 嘉 章 君 31番 石 橋 守 君
32番 段 野 啓 三 君 33番 山 本 五 一 君
34番 根 来 勝 利 君 35番 大 川 肇 君
36番 岡 本 嗣 郎 君 37番 村 田 君 江 君
38番 新 家 末 吉 君 39番 久 保 隆 夫 君
40番 鳥 本 高 男 君
欠席議員(1名)
6番 福 岡 恭 雄 君
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説明のため出席した者の職氏名
市 長 江村 利雄 君 助 役 奥本 務 君
助 役 谷知 昭典 君 収入役 小林 宏 君
教育長 溝口 重雄 君
自動車運送事業管理者 前田 忠次 君
水道事業管理者 山本 宏道 君
市長公室長 安満 二千六君
総務部長 山本 喬 君 財務部長 井上 五伸 君
人権推進部長 幡山 恒夫 君
市民文化部長 井出 正夫 君
民生部長 西谷 昌昭 君
保健医療監 寺本 武史 君
環境衛生部長 中井 利昭 君
産業経済部長 畑中 喜代司君
建設部長 近藤 富彦 君
都市整備部長 安塲 信夫 君
下水道部長 平 直記 君 教育次長兼
学校教育部長 畑中 武 君
管理部長 中野 昭三 君
社会教育部長 竹内 保 君
消防長 橋本 輝男 君
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議会事務局出席職員氏名
事務局長 永坂 邦輝
事務局次長兼議事課長 大平 庸次
庶務課長 岡本 規男
補佐庶務課長兼調査係長 阪口 和義
議事課長補佐 舟木 正志 議事係長 山田 清好
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会議録署名議員
35番 大 川 肇 君 36番 岡 本 嗣 郎 君
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〔午前10時 0分 開会〕
○議長(須磨 章) ただいまから平成10年第2回
高槻市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
ただいまの
出席議員数は39名であります。福岡恭雄君から欠席届を受理いたしております。
よって、会議は成立いたします。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において大川 肇君及び岡本嗣郎君を指名いたします。
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は、本日から5月22日までの3日間といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、会期は3日間と決定いたしました。
日程第3、諸般の報告を行います。
市長から
行政報告の発言を求められておりますので、これを許します。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
この時期、木々の緑は、みずみずしくさわやかで、心和ませるものがございます。
さて、本日は、ここに平成10年第2回
市議会臨時会を招集申し上げましたところ、
議員各位におかれましては、何かとご多忙の中、ご参集を賜りまして、まことにありがとうございます。
今議会にご審議等を賜ります案件につきましては、
専決処分報告を含めまして4件でございますが、これら
付議案件の
概要説明に先立ちまして、閉会中におきます行政上の重要な事柄につきまして、ご報告を申し上げたく存じます。
まず初めに、5月10日に開催いたしました
歴史シンポジウム「検証・邪馬台国−
安満宮山古墳をめぐって−」につきましてご報告申し上げます。
我が国最古の年号鏡であります青龍三年方格規矩四神鏡を初めとする貴重な青銅鏡が5面も発見されました
安満宮山古墳は、「
ふるさと高槻」が誇る貴重な
歴史遺産であるとの認識から、市制施行55周年
記念事業の一環といたしまして、高槻市、高槻市
教育委員会、
高槻ライオンズクラブの協賛により、現代劇場大ホールにおきまして開催いたしたものでございます。
当日は、1,416人もの多くの入場者がございました。第1部といたしまして、
京都橘女子大学学長の
門脇禎二先生を初めとする8名の先生方から基調講演があり、午後からの、第2部の
シンポジウムにおきましては、
奈良大学学長の水野正好先生のコーディネートによります活発な討論が行われ、会場では、参加者の熱心なメモをとる姿も見られるなど、成功裏に終了することができました。これを契機に、ふるさとの
歴史遺産として、今後の
まちづくりにも活用していきたいと考えているところでございます。
次に、
JR高槻駅北地区市街地再
開発事業につきまして、ご報告を申し上げます。
ご案内のとおり、平成10年3月20日に
大阪府知事より、
設立認可を受けました
JR高槻駅北地区市街地再
開発組合につきましては、去る4月23日に
設立総会が開催され、理事の選任など、
組合運営や
事業推進のかなめとなる議題が滞りなく議決され、都市再開発法に基づきます公法人として発足され、これにより、本格的に
当該事業が推進されることとなる次第でございます。
次に、
萩谷総合公園のオープンにつきまして、ご報告を申し上げたく存じます。
萩谷総合公園は、平成7年度に着工いたし、3年の年月をかけて整備を進めてまいりました工事も完了いたし、4月1日にオープンいたしたものでございます。このオープンを祝う式典と記念行事を、去る4月26日に多くの来賓のご臨席を賜り、緑のフェスタとあわせ、実施いたしたところでございます。
オープン以後は、多くの市民の皆様に利用され、特に5月の連休には、子どもから高齢者まで、幅 広く、多くの方々が自然との触れ合いの中で、スポーツ、レクリエーションを楽しんでおられました。
次に、
都市計画道路高槻駅柱本線の暫定拡幅につきまして、ご報告を申し上げます。
大阪府が施行されております
都市計画道路高槻駅柱本線の、国道171号から南へ約180メートルの区間につきまして、このたび、暫定拡幅を完了され、5月15日をもって供用を開始されたところでございます。これにより、
市域南西部から
中心市街地への
アクセス機能が向上し、
地域交通渋滞が緩和されることにより、市バスの定時運行の確保にも、貢献するものと期待いたしておるところでございます。
引き続きまして、
財団法人高槻市
水道サービス公社の設立につきまして、ご報告を申し上げます。
水道事業の経営の効率化と
市民サービスの充実を図るため、長年の懸案となっておりました
財団法人高槻市
水道サービス公社の設立につきましては、
大阪府知事の許可を受けまして、高槻市からの出捐金2億円を基本財産に、理事9名、監事2名の役員と評議員9名の構成で、平成10年4月1日から発足いたしたところでございます。
事業内容といたしましては、水道部と協調しながら、法規制以下の
小規模受水槽の適正管理に関する指導や、
水道事業にかかわる広報・啓発活動など、独自の
公益事業を行ってまいりますとともに、あわせまして、水道部からの
受託事業も実施してまいる予定でございます。
最後に、高槻市
駐車場案内システム整備事業の完了につきまして、ご報告を申し上げます。
高槻市
駐車場案内システム整備事業につきましては、国の補助を受けながら、大阪府事業分の受託とあわせまして、本市が
事業主体となり、平成7年度から整備を進めてまいり、平成10年4月1日から供用を開始いたしたものでございます。このことにより、駐車場の有効利用を促進するとともに、道路交通の円滑化と都市機能の活性化に貢献するものと期待いたしておるところでございます。
以上で
行政報告を終わらせていただき、引き続き、本日ご提案申し上げております
付議案件の概要をご説明させていただきたく存じます。
今議会には、
専決処分報告といたしまして、高槻市
市税条例中一部改正及び平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第5号)の2件を、それぞれ平成10年3月31日付で
専決処分といたしましたので、議会にご報告を申し上げ、ご承認をお願いするものでございます。
次に、
補正予算議案といたしまして、平成10年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第1号)についてのご審議、ご議決をお願い申し上げますとともに、本市の出資法人に関し、平成10年度
財団法人高槻市
水道サービス公社事業計画及び予算をご説明申し上げてまいりたく存じております。
以上、今議会にご提案申し上げております
付議案件の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど、それぞれご説明いたしてまいりますので、よろしくお願いを申し上げまして、
行政報告とあわせまして、
付議案件の
概要説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(須磨 章) 市長の
行政報告は終わりました。
次に、議長から報告いたします。
議会運営委員会委員の改選についてご報告申し上げます。
去る5月15日に、
議会運営委員会委員の任期が満了いたしました。これに伴う同委員の改選の結果、5月18日から、お手元にご配付いたしております
議会運営委員名簿の方々がそれぞれ就任されました。
なお、同日、正副委員長の互選の結果、委員長に
久保隆夫君、副委員長に稲垣芳広君が選任され、就任されました。
委員の方々には、今後、
議会運営を初め、各会派間の交渉、連絡、協議等に関しまして、格別のご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
また、前委員の皆様方には、過去1年間にわたりまして
議会運営に多大のご貢献を賜り、ここに改めて各委員のご尽力とご苦労に対し厚くお礼を 申し上げますとともに、今後ともよろしくご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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議案・
議事関係書類綴 24ページ参照
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○議長(須磨 章) 次に、
議会関係の報告をいたします。
○
事務局長(永坂邦輝) 第1回
市議会定例会以降の
議会関係の主な事項についてご報告申し上げます。
去る3月4日に、大阪府
市議会議長会正副会長会、同理事会及び第223回大阪府
市議会議長会総会が行われ、正副議長が出席いたしました。
正副会長会及び理事会では、総会に提出する事項について協議するとともに、総会におきましては、
会務報告の後、平成10年度の
事業計画及び予算が提案され、いずれも承認されました。
そのほか、平成10年度の大阪府
市議会議長会の役員として、会長に池田市、副会長に貝塚市、河内長野市、守口市の3市が選任され、本市も
人口増等都市問題対策議会協議会の常任理事に就任することとなりました。
次に、4月9日に大阪府
市議会議長会新旧正副会長会及び監事会が開催され、正副議長が出席いたしました。
新旧正副会長会では、同日付で前会長の
東大阪市議会議長から
池田市議会議長へ
事務引き継ぎがなされ、監事会では、平成9年度の決算が承認されました。
また、4月16日に第63回
近畿市議会議長会定期総会が大東市で開催され、正副議長が出席いたしました。
協議事項といたしましては、
会務報告のほか、平成8年度の決算及び平成9年度前期の会計の出納検査結果について、それぞれ承認されました。
そのほか、
支部提出議案として、「
ダイオキシン類削減対策に係る
施設整備等に対する財政支援について」及び
会長提出議案として、「平成10年度
近畿市議会議長会会計予算」が提出され、それぞれ原案どおり可決されました。
以上で
議会関係の報告を終わります。
○議長(須磨 章)
議会関係の報告は終わりました。
これにて諸般の報告を終わります。
この際お諮りいたします。
日程第4から日程第6に至る3件は、いずれも各
特別委員会の
中間報告でありますので、以上3件を一括して行いたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、以上3件の各
特別委員会の
中間報告を一括して行います。
順次、これより各
特別委員会委員長から報告を求めます。
まず、
市街地整備促進特別委員会の
中間報告を求めます。
〔
久保隆夫君登壇〕
○(
久保隆夫議員)
市街地整備促進特別委員会中間報告を申し上げます。
平成9年5月以降における
市街地整備促進特別委員会の審査経過の概要について、
中間報告を申し上げます。
まず、
JR高槻駅北地区市街地再開発について申し上げます。
最初に、平成9年度の経過、本
組合設立までの手続、行程などについて申し上げますが、これらについて、概要は次のとおり報告されました。
平成9年度の経過としては、住宅の全戸分譲を要望する
準備組合に対して、あくまで分譲と賃貸の併存案に固執する住宅・
都市整備公団との交渉がまとまらず、10月に公団に対しての参画要請を取り下げられた。この間、
民間住宅開発の参画を模索するため、
事業協力者を介して、全国有数の関係会社に参画意向の打診を行うなど、幅広く対策を検討されたところ、
東洋不動産株式会社の
全戸分譲方式による参画方針と意見の一致を見て、10月18日の理事会で、
参画申し入れを正式に決定された。
参加組合員として、十字屋、及び
東洋不動産との
協議事項が調ったことから、
準備組合では、10月30日に
権利者説明会、及び総会を開催し て、住宅・
都市整備公団から
東洋不動産への変更と
組合認可申請について、権利者に説明を行い、了承を得られた。
次に、事業の成立性を左右する
参加組合員の決定について、
準備組合から次のような報告を受けている。
十字屋とは、11月20日に
参加協定書を締結。十字屋が取得される
商業保留床の面積は、従来の約1万8,150平米に、約1万平米を追加し、合計約2万8,600平米となり、これの増床分については、フィットネスや
ボウリング場などの
アミューズ系の施設を予定している。このほか、権利床のうち約5,300平米を権利者から賃借し、
合計出店面積は約3万3,900平米となるが、内装工事は行わない
スケルトン渡しになる。
東洋不動産については、11月14日に
参加協定書を締結し、取得面積は約2万2,000平米である。これは住宅床のうち、権利者が取得する床以外のすべの
住宅保留床を取得するもので、戸数で言うと、仮に全戸300戸として、そのうち
権利床分を40戸と想定すると260戸に当たり、
東洋不動産が保有するものでなく、全戸分譲される。
なお、
参加組合員から組合に支払われる負担金の総額は、現段階での概算で203億円程度になる。また、
参加組合員については、本組合が設立されたことで、都市再開発法の定めにより、自己の都合による一方的な取り消しや撤退ができなくなるということである。
次に、平成9年度以降の本
組合設立までの行程としては、80%を超える同意率をもとに、昨年11月28日に
大阪府知事あてに
組合設立認可申請書を提出され、本年1月5日に、
事業計画の縦覧の公告を行い、翌6日から19日までの2週間、市街地再
開発事務所において、縦覧に供したところである。その結果、一般市民を含め延べ29人の方が縦覧に来られ、16通の意見書が知事あてに提出された。しかし、それらは
事業計画に修正を加えるものではなく、また計画の内容にかかわるものでないとして、すべての意見書に対して不採択であるとの決定がなされた。以上の手続を経て、3月20日に知事の
設立認可証が交付され、27日に
設立認可の公告が知事からなされたところである。
これを受けて4月4日から18日にかけて選挙人に関する法的手続が行われ、今回選挙人、いわゆる組合員として確定された人数は、
土地所有者が72人、
土地所有者兼
借地権者が5人、
借地権者が26人、そして
参加組合員2社の合計105人である。
そして、
組合設立総会が4月23日に開催され、
組合役員として理事14人と監事2人が選任されている。
法に定められた期間内に
権利変換を希望しない旨の申し出をされた組合員は9人となっており、現在も迷っておられる組合員に対しては、個々の相談に応じているとのことである。
また、法によると、4月26日を
評価基準日として設定していることから、この基準日の評価をもとに、より具体的な
権利変換作業に入ることになる。
平成10年度の
事業目標としては、
権利変換手続作業を行うための地盤調査、建築設計、
従前資産評価、
権利変換手続開始の登記、
権利変換調整等とされている。
この作業をもとに、平成11年度以降には、
権利変換計画認可を受け、
権利変換計画で定められた
権利変換期日をもって土地の
明け渡し等が行われた後、除却・整地を
行い建築工事に着手し、その竣工の目標は、遅くとも平成14年を最終的な時期としている。
以上のような報告を組合から受けているところであるが、これらの経過に対して、各委員から住宅・
都市整備公団の参画の取り下げ、
民間デベロッパーである
東洋不動産に決定されたこと、そして、11月には
組合設立認可申請書が大阪府に提出されるまでに、本委員会に報告をしなかったのは、議会を軽視しているとの強い指摘がありました。
さらに、
開発公社が先行取得した881平米の うちの3分の2は、
道路用地として位置づけられているが、残りの3分の1は、どういう手法をもって決着をつけていくのか、とただしたところ、
当該用地については、
権利変換と同時に、
道路用地に置きかえる、
権利変換により権利床を取得する、
権利変換前に売却する、以上の3点が考えられる。ただし、
評価基準日の評価をもとに、組合の方で
権利変換の素案を作成して、
地元権利者に
権利変換計画の合意形成のための作業をされる。この中で、評価も確定するので、
評価基準日と買収時点での評価差の取り扱いについても念頭に置きながら配慮しなければならないと考えている。
当該用地の処理については、検討する具体的な材料がでそろった段階で、国、府の指導を受けながら、再
開発事業の推進に寄与する形での適切な決定をしていきたい、との答弁がありました。
これに対して、
当該用地について、どの手法をとれば税の負担が少なく、再開発が促進されるのか、適切な処理をお願いしたい、との要望がありました。
また、この時期には、
財政計画等の説明もすべきである。さらに、市街地再開発とあわせて
JR高槻駅のホームの拡幅の要望をすべきではないか、との指摘、要望がありました。
次に、
阪急高槻市
駅南地区市街地再開発について申し上げます。
本件について、次のとおり概要の報告がありました。
当地区は、平成8年7月に
城北地区市街地再
開発準備組合を設立され、その後、再
開発事業を推進するための大きな課題である
事業協力者の選考についての
選考委員会を、昨年4月に発足された。同委員会では、当地区の再開発に関する
企画提案書を提出した企業4社の中から、選考作業を開始され、4月から6月の間に7回の
選考委員会を開催したほか、
先進都市視察、業者の
ヒアリング等が行われ、最終的に
株式会社新井組を選考する報告を理事会にされた。これを受けて理事会では、現在の経済情勢などさまざまな角度から検討された結果、新井組を
事業協力者とすることに決定し、昨年11月7日に
臨時総会を開催し、
準備組合として正式決定された、との報告を
準備組合から受けている。
今後、
準備組合は、新井組の
参加協力のもとに、より実現性の高い
事業計画の検討や、また地元においては、より一層の合意形成を図る作業を進めていく段階となってくる。本市としても、
準備組合活動と連携し、行政の役割を果たすべく
準備組合を支援し、所要の指導を行ってまいる、との報告がありました。
これに対して、
JR高槻駅北地区の再開発を支援したという前提条件がある限り、
阪急高槻市駅南地区の再開発も同様の支援をすべきではないか、とただしたところ、再
開発事業は
中心市街地、その中でも公共施設を整備するという大きな課題もあるため、都市計画事業を組合施行でやっていただくことも十分に念頭に置き、これまでのJRの南、そして現在の北、こういう経験を生かして、所要の支援をしていきたい、との答弁がありました。
以上が本
特別委員会の審査経過の概要でありますが、
JR高槻駅北地区市街地再開発については、足かけ17年もの長きにわたり、
準備組合もようやく本組合へと引き継がれ、いよいよ本格的な事業活動が展開される新たな第一歩を踏み出されたこととなります。市としても早期の完成を目指して、引き続き積極的に支援されるとともに、また
阪急高槻市
駅南地区市街地再開発についても、今後、市の人的な支援が必要となることも予想されるところであります。今後とも市においては、すばらしい
まちづくりに向けて、なお一層努力願うことを要請して、本
特別委員会の
中間報告といたします。
平成10年5月20日
市街地整備促進特別委員会委員長
久 保 隆 夫
以上でございます。
○議長(須磨 章) 委員長の報告は終わりました。
これより、ただいまの委員長報告に対する質疑 に入ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
次に、阪急高架・交通体系対策
特別委員会の
中間報告を求めます。
〔稲垣芳広君登壇〕
○(稲垣芳広議員) 平成9年5月以降における阪急高架・交通体系対策
特別委員会の審査経過の概要について、
中間報告を申し上げます。
まず、交通体系への対応策について申し上げます。
本件に関し、第二名神自動車道の整備について、概要次のとおり報告がありました。
平成8年12月の国土開発幹線自動車道建設審議会で決定された整備計画路線のうち、北関東自動車道など23区間、333キロメートルについて、平成9年12月25日に建設大臣より日本道路公団に対し施行命令が出された。
第二名神自動車道に関しては、京都府域の城陽インターチェンジから八幡インターチェンジ間の3キロメートルについてのみで、大阪府域については施行命令が出されなかった。
このようなことから、本年3月、大阪府と協議を行う中で、枚方市とともに建設省、及び日本道路公団に対し、京都府域に続いて早期に施行命令が出されるよう、要望書を提出した。また、今後も引き続き大阪府とともに、早急に大阪府域間の施行命令が出されるよう建設省等へ要請していきたい、との報告がありました。
以上の報告に対し、関係住民の意見が十分反映されるよう市としての取り組み、第二名神自動車道建設計画の今後の見通し、工事施行時におけるアクセス道路等の周辺道路整備の必要性等について指摘、要望がありました。
次に、阪急京都線富田駅周辺の高架化について申し上げます。
本件に関し、概要次のとおり報告がありました。
阪急京都線富田駅の高架化に関し、単独立体交差事業としての国の事業採択を受けるため、大阪府及び市は事業採択に向けて種々調査、検討を行っており、また、市としては、今後の参考とするため、本年の1月29日には、単独立体交差事業による完成間近な豊中市の阪急神戸線神崎刀根山線の現地視察を行ったところである。
ただ、鉄道の高架化事業は、長期の年月と莫大な事業費を要する大事業であり、昨今の公共事業の抑制基調に加え、府においても厳しい財政事情から新規事業に対する財政投入には相当厳しい選択がなされており、当該
高架本体事業の調査、検討もぺースダウン気味と聞いている。このため、市としても富田芝生線沿道の整備手法についても
高架本体事業の進みぐあいとの整合を図りながら検討を進めていく必要があるので、市の今後の対応についても苦慮しているところである。
このような状況から、今後の大阪府の
高架本体事業の取り組み状況を見きわめながら、時期を得て、富田奈佐原線の現実的な対応として措置してもらえるよう要請していきたいと考えている、との説明がありました。
以上の報告に対し、当初の目的である交通渋滞解消を図るための整備については今回の高架事業とは別に進めるべきである、との指摘がありました。
以上が本
特別委員会における審査経過の概要でありますが、理事者側においては、委員会での指摘事項を踏まえ、交通体系への対応策については、第二名神自動車道に関する今後の進捗状況に対し適時に適切な対応を図ること、また、阪急富田駅周辺の高架化については、事業の具体化に向けて積極的に取り組まれることを要請して、本
特別委員会の
中間報告といたします。
平成10年5月20日
阪急高架・交通体系対策
特別委員会委員長
稲 垣 芳 広
○議長(須磨 章) 委員長の報告は終わりました。
これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
次に、市民プール整備促進
特別委員会の
中間報告を求めます。
〔小野貞雄君登壇〕
○(小野貞雄議員)
市民プール整備促進特別委員会中間報告書。
平成9年5月以降における市民プール整備促進
特別委員会の審査経過の概要について、
中間報告を申し上げます。
本件に関し、市民プール整備計画用地並びに市民プール本体計画について、概要次のとおり報告されたところであります。
まず、平成9年3月の本委員会において、市民プール新築移転の前提となる交通部芝生車庫の移転先用地の確保について、3か月をめどに検討をし、示していきたい、との説明をしたところである。その後、芝生車庫と隣接している大成建設株式会社が所有する高槻機材センター、高槻市芝生町四丁目101番地3、公簿総面積3万8,930.25平米のうち、約9,500平米を候補地とし、市バス車庫の移転の可能性について種々検討を進めてきた。その結果として、交通部芝生車庫の現職員駐車場と一体的に使用できるという点とあわせ、バス車庫に必要な面積が確保でき、さらに、幹線道路である大阪高槻線からの進入路の確保も可能であるという判断に至り、所有者の意向も踏まえて先行買収しようと考えたところである。
その後の手続として、
自動車運送事業管理者からの先行買収の依頼を受け、市から高槻市土地
開発公社あてに
当該用地の先行買収を依頼し、土地
開発公社として、土地の鑑定依頼や相手方との交渉を鋭意進めた結果、平成9年9月25日付で、大成建設株式会社との間で予定している用地の99.7%、実測面積9,482.49平米の売買契約を締結、さらに、所有権移転登記もすでに完了しているところである。なお、予定用地で未買収であった残りの約28平米についても、大成建設と東側隣地の所有権者との間で用地の整理が完了したので、平成10年1月30日付で先行買収を済ませたところである。
以上のような経過から、市民プール整備計画用地として、市バス車庫本体部分約1万6,000平米及び旧母子福祉ホーム跡地約1,000平米、合計約1万7,000平米を充て、市バス車庫移転計画地として、現市バス職員駐車場部分約3,500平米に加え、今回先行買収が完了した約9,500平米、合計約1万3,000平米を充てていこうと考えている。
市営バス車庫の移転には経費がかかるという懸念はあるが、当該施設は昭和49年に建設されたものであり、すでに20数年を経過しているような点も踏まえ、車庫整備のあり方や、関係経費についても引き続き検討していきたい。
次に、市民プール本体について、基本としては、財団法人日本水泳連盟の公認のとれる屋外50メートルプール、屋内・温水での25メートルプール、幼児用のプール、ジャグジー、高齢者の方々を初めとした健康の維持、増進に活用できる健康増進プールの設置、及び管理室、控室等大会開催に必要な部屋の配置。また、管理棟内に計画されている複合施設は、当該地域の多様なニーズにこたえ得る公共施設、あるいは内容的にプール施設と相入れないものではなく、プールとなじむような施設という方向での検討が必要だと考えている。
観覧席については、当初全国レベルの大会を含めた施設を考え、2,000人規模を想定していたが、これまでの委員会においての意見を踏まえ、府下レベルの大会を視野に入れ、現在、500人から700人程度を収容できる規模のものを考えている。
このほか、附属施設として、自転車駐車場として約500台分のスペース、自動車駐車場として2層式で約130台分のスペースを確保している。
以上の計画の概要については、あくまでも一つのたたき台であり、現在、この案に基づき、庁内でもいろいろ検討しているところであり、今後も引き続き、本委員会での議論をちょうだいしていきたいと考えている。
今後の整備スケジュールでは、平成10年度に基本構想・基本計画策定となっているが、でき得 る限り早い時期に示して、平成11年度の当初予算編成に臨んでいきたいと考えている。なお、平成11年度には、市営バス新車庫の建設、そして、建設が完了した後、平成12年度には旧車庫を解体して、市民プールの建設に着手し、遅くとも平成14年度には完成させる計画である。また、総合計画に基づく主要施策の実施計画とも整合のとれた位置づけをしていきたいと考えている、との報告がありました。
以上の報告に対して、委員会では、先行買収をした土地についての鑑定に係る経緯、及び価格をただしたところ、業者登録をしているAランクの大手の鑑定業者2社を選定し、当該地の形状、規模等の問題を判断した鑑定の評価の中の数値をもらう中、平米当たり単価17万4,000円、合計約16億5,000万円で、公社として一定の判断をし、手続を踏み、相手方と協議をする中で契約を成立させた、との答弁がありました。
また、自動車駐車場について、現計画では130台とのことだが、複合施設の利用者も十分視野に入れ、検討していくべきであり、台数的に130台では少ないのではないか、とただしたところ、敷地が制約されており、利用者数を一定見込んだ上で基本的な算定をしているが、不足分については、総合スポーツセンターの駐車場との共用を図っていくことも考えながら、指摘の趣旨を十分踏まえ、これから、基本計画を策定していく中で、駐車台数の見直し部分を含め、さらなる検討を深めていきたい、との答弁がありました。
このほか、各委員から、周辺地域の住環境を考え、住民との十分な協議の上での建設計画を進めてほしい、との要請が行われたのを初め、屋外プールについても、年間を通して活用できるような施設とする考え方、複合施設については、市民の多様なニーズに満足し得るような考え方、健康増進プールの利用しやすい機能の持たせ方、あるいは、50メートルプールの設置については、今の市民プールの延長線上のプールで十分ではないのかという考え方等について、要望、意見がありました。
以上が本
特別委員会における審査経過の概要でありますが、市民においては、一日も早い新プールの整備を強く待ち望んでいるところであり、理事者側に対して、早期建設を目指し、なお一層の努力を要請して、本
特別委員会の
中間報告といたします。
平成10年5月20日
市民プール整備促進
特別委員会委員長
小 野 貞 雄
○議長(須磨 章) 委員長の報告は終わりました。
これより、ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
これにて質疑を終結いたします。
よって、これにて以上3件の各
特別委員会の
中間報告を終結いたします。
ただいま市長から、
特別委員会の設置の要請について発言を求められておりますので、これを許します。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) ただいま議長からございましたように、議会におかれましては、
特別委員会を設置いただきたく、ここに要請する次第でございます。
ご案内のとおり、今日、市政を取り巻く社会経済動向並びに行財政環境は、非常に厳しいものがございますが、多くの市民要望に的確にこたえるために、議会で十分なご審議、ご論議を賜り、適切にその方向性と対応策を検討してまいらなければならない課題がございます。
このようなことから、現在、
特別委員会につきましては、
市街地整備促進特別委員会、阪急高架・交通体系対策
特別委員会、及び市民プール整備促進
特別委員会におきまして、それぞれの課題の解決や事業の促進にご尽力を賜り、大きな成果をおさめてまいっているところでございます。
一方、新たな行政ニーズといたしまして、本市が有します歴史的空間等を、
まちづくりに生かし ていくための方策や、史跡等の整備の促進がございます。
ご案内のとおり、本市におきましては、長い悠久の歴史にはぐくまれた数多くの遺跡、史跡などの埋蔵文化財とともに、各時代の歴史遺物も数多く保管されております。このような先人の知恵と伝承文化により裏打ちされました伝統と歴史的空間を再発見し、ふるさとのよさを広く市民とともに再認識し、今後の
まちづくりに生かしていくことは、個性豊かな魅力ある快適環境都市の創造と、夢とロマンあふれる成熟した
まちづくりの一つと考えられるところでございます。
つきましては、議会におかれましても、種々のご論議やご助言等を賜る中で、本市における歴史遺物などの適正保存と展示施設の整備、今城塚古墳、
安満宮山古墳などの古墳群の整備、並びに歴史街道計画等を踏まえた
歴史遺産、史跡ネットワーク等の方策について、整合性を図りつつ、適切な整備に努めてまいりたく、ここに、新たに
特別委員会の設置をお願いする次第でございます。
以上、当面する諸課題の解決に向けまして、今後とも誠心誠意、鋭意努力してまいる所存でございますが、市議会におかれましても、温かいご支援、ご助言を賜りますようお願い申し上げまして、
特別委員会設置の要請とさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(須磨 章) 市長の発言は終わりました。
ただいま市長から、審査事件として、歴史遺物などの適正保存と展示施設の整備について、今城塚古墳、
安満宮山古墳などの古墳群の整備について、及び歴史街道計画等を踏まえた
歴史遺産、史跡のネットワーク等の方策について、
特別委員会を設置されたいとの要請がありました。
お諮りいたします。
これら事件の審査については、市長の要請のとおり
特別委員会を設置することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、
特別委員会を設置することに決しました。
続いてお諮りいたします。
特別委員会の名称、構成人員、審査の方法、及び他の
特別委員会の構成人員についてお諮りいたします。
〔
久保隆夫君「議長、動議」と呼ぶ〕
○議長(須磨 章)
久保隆夫君。
○(
久保隆夫議員) この際、動議を提出いたします。
本件については、10人の委員をもって構成する史跡整備等
特別委員会を設置し、これに審査事件を付託の上、事件審査の終結まで継続して審査することとし、その特別委員の選任については、議長より指名されんことを望みます。
なお、これに伴い、平成9年第2回臨時会で議決されております
市街地整備促進特別委員会、阪急高架・交通体系対策
特別委員会、市民プール整備促進
特別委員会の委員定数につきましては、それぞれ10人に変更されんことを望みます。
○(角 芳春議員) ただいまの
久保隆夫議員の動議に賛成いたします。
○(岡本 茂議員) ただいまの
久保隆夫議員の動議に賛成いたします。
○議長(須磨 章) ただいま
久保隆夫君から、本件については、10人の委員をもって構成する史跡整備等
特別委員会を設置し、これに付託の上、事件審査の終結まで継続して審査することとし、その特別委員の選任については、議長より指名されたい。
また、これに伴い、平成9年第2回臨時会で議決されております
市街地整備促進特別委員会、阪急高架・交通体系対策
特別委員会、市民プール整備促進
特別委員会の委員定数につきましては、それぞれ10名に変更されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
よって、本動議を直ちに議題とし、採決いたします。
お諮りいたします。
本動議のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、本動議は可決されました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました史跡整備等
特別委員会委員の選任につきましては、後刻お諮りいたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、史跡整備等
特別委員会委員の選任につきましては、後刻選任することに決しました。
この際お諮りいたします。
日程第7、報告第1号及び日程第8、報告第2号の2件はいずれも報告事件でありますので、以上2件を一括議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、以上2件を一括議題といたします。
────────────────────
議案・
議事関係書類綴 1ページ参照
────────────────────
○議長(須磨 章) 順次、提案理由の説明を求めます。
〔財務部長 井上五伸君登壇〕
○財務部長(井上五伸) ただいま議題に供されました報告第1号 高槻市
市税条例中一部改正の
専決処分報告について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、特別減税を除いた平成10年度の年度改正に関する地方税法等の一部を改正する法律が、去る3月31日に可決、成立し、同日に公布されたことにより、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、平成10年度の年度改正に関連する高槻市
市税条例の一部を改正する条例を去る3月31日付で専決いたしましたので、同条第3項の規定によりまして、報告させていただくものでございます。
本条例は、これら地方税法の改正事項のうち、本市
市税条例に関係し、本年4月1日から施行する部分に限りまして、国の条例準則に照らし、改正を行ったものでございます。
専決処分の主な内容でございますが、まず、個人市民税につきましては、本市条例第13条及び附則第14条の2に規定しております均等割及び所得割の非課税限度額について、低所得者層の税負担に一定配慮を加える必要があるところから、その基準となる基本額をそれぞれ1万円引き上げ、35万円といたしたものでございます。
次に、本市条例第14条ほかにおきまして、市民税、固定資産税、特別土地保有税、及び事業所税に関する各納税管理人制度を見直し、市外に住所を有する者であっても、事務処理について便宜を有しておれば、新たに納税管理人として認めるとともに、市内に住所等を有しない場合であっても、賦課徴収の事務処理上、支障がないと市長が認める場合には、納税管理人を定めなくてもよいことになりました。
そして、固定資産税関係では、事務処理の効率化に資する観点から、課税台帳等を電磁的記録により作成することができることとし、本市条例では、第81条におきまして、この旨、規定しております。
さらに、特別土地保有税における現行の諸制度を見直し、第1に、恒久的な建物等の用に供する予定の土地について、有効利用されるまでの一定期間、特別土地保有税の徴収を猶予し、その期間内に有効利用された場合には、その徴収猶予された税額の納税義務を免除する制度を創設し、本市条例では、第10条及び第127条で、この旨の規定をいたしております。
第2に、本市条例第117条に規定しておりました市街化区域内の土地の課税については、その保有期間が10年を超えるものについては課税対象から除外することとし、また本市条例第122条におきましては、土地区画整理事業等の施行に係る土地で、施行者等が管理するものについての非課税措置が創設され、その旨の規定をいたしております。
第3に、去る平成3年度の税制改正で、特別土地保有税の課税が一定強化されましたが、今回、その分の見直しが行われました。
具体的に言いますと、本市条例附則第31条の2に規定しておりました免税点を1,000平方メートルに引き下げる措置を廃止し、今後は、本則による5,000平方メートルの免税点を適用することとするほか、本市条例附則第31条の3に規定しておりました330平方メートル以上の土地を対象とする、いわゆるミニ保有税に関する課税の特例の経過措置も廃止することになりました。
第4に、本市条例の附則第31条では、地価下落に対応して、当分の間、特別土地保有税の課税標準額を、地価公示価格の全国的変動率等を用いて、簡易に修正する措置が新たに講じられました。
そのほか、本市条例第154条ほかにおきましては、国の条例準則の改正等に伴います関係条項の規定整備を行っております。詳細につきましては、お手元の新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
以上、要点のみ説明させていただきましたが、よろしくお願いいたします。
次に、報告第2号 平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第5号)の
専決処分報告について、ご説明を申し上げます。
本件につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分し、同条第3項の規定に基づき報告させていただくものでございます。
今回は、歳入におきまして、地方譲与税を初め利子割交付金、自動車取得税交付金、地方交付税、諸収入、国、府支出金の確定分などのほか、歳出におきましては、退職金の確定など、3月補正後に生じました事項につき、最終決算見込みにより、必要最小限の補正を行い、平成10年3月31日付で
専決処分をさせていただいたものでございます。
なお、最終決算見込みによる精算を行った結果、一般財源で残余が生じましたので、財政調整基金の取り崩しを2億円留保し、年度間調整を行ったところでございます。
それでは、補正予算書1ページをお開き願いたいと思います。
専決補正いたしました額は、歳入歳出それぞれ9,633万2,000円を追加いたしまして、最終の予算総額を歳入歳出それぞれ970億9,927万4,000円といたしたものでございます。
5ページの第2表 繰越明許費補正は、樫田地区土地改良事業で、
事業主体であります大阪府におきまして、権利者調整の関係で、工事の着工が予定よりおくれ、工事費の一部を平成10年度に繰り越しされたため、本市におきましても、負担金の一部を繰り越すものでございます。
また、西之川原101号線改良事業は、用地買収の年度内執行が不可能となり、公有財産購入費等を平成10年度に繰り越したものでございます。
6ページの第3表 地方債補正は、許可予定額の変更に伴い、限度額を補正いたしたものでございます。
続きまして、歳入歳出の補正の内容につきましてご説明を申し上げます。12ページの歳入から申し上げます。
同ページの地方譲与税から14ページの地方交付税におきましては、3月補正後に交付額の決定した特別交付税等の予算額との差額を計上いたしたものでございます。
次に、国庫支出金から16ページまでの府支出金につきましては、3月補正後において、補助申請等に伴い予算計上の確約をしたものや、年度末で交付決定を見た大阪府市町村振興補助金等を計上いたしたものでございます。
17ページの財産収入は、公共施設整備基金、財政調整基金の利子の精算分でございます。
寄附金は、市民からの指定寄附金を計上いたしたものでございます。
18ページの繰入金は、決算見込みを見る中で財政調整基金において、2億円の取り崩しを留保いたしたものでございます。
諸収入は、消防団員退職報償金収入、宅地等開発収入の精算分でございます。
19ページの市債につきましては、起債許可額の確定に伴い各事業ごとに借入金の精算を行ったものでございます。
次に、20ページ以下の歳出についてご説明申 し上げます。
総務費 総務管理費の一般管理費は、退職手当の不足分を増額補正いたしたものでございます。
民生費 社会福祉費 社会福祉総務費の積立金は、3月補正後に受けました寄附金を福祉施設建設等基金に積み立てるものでございます。
21ページ、消防費 非常備消防費の報償費は、消防団員退職報償金の確定に伴い増額したものでございます。
諸支出金 諸費の積立金は、公共施設整備基金につきましては、宅地等開発収入相当額と利子収入の精算分を、財政調整基金は、利子収入の精算分と寄附金を積み立てるものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(須磨 章) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、報告第1号 高槻市
市税条例中一部改正の
専決処分報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
次に、報告第2号 平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第5号)の
専決処分報告について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
以上2件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、以上2件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
報告第1号 高槻市
市税条例中一部改正の
専決処分報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(須磨 章) 全員賛成と認めます。
よって、報告第1号は報告のとおり承認することに決しました。
報告第2号 平成9年度高槻市
一般会計補正予算(第5号)の
専決処分報告については、報告のとおり承認することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(須磨 章) 全員賛成と認めます。
よって、報告第2号は報告のとおり承認することに決しました。
日程第9、議案第45号 平成10年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第1号)についてを議題といたします。
────────────────────
議案・
議事関係書類綴 16ページ参照
────────────────────
○議長(須磨 章) 提案理由の説明を求めます。
〔
保健医療監 寺本武史君登壇〕
○
保健医療監(寺本武史) 議案第45号 平成10年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。補正予算書1ページをごらんいただきたいと存じます。
今回の補正予算は、補正予算書第1条にありますように、歳入歳出それぞれ1億3,104万6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を252億2,377万4,000円にいたすものでございます。
今回の補正は、平成9年度の老人医療費の確定に伴う精算に係るものでございます。内容につきましては、補正予算説明書5ページ以下をごらんいただきたいと存じます。
歳入につきましては、支払基金交付金3,922万2,000円、国庫負担金9,182万4,000円の追加交付分をそれぞれ増額するものでございます。
次に、歳出といたしましては、府費負担金の償還金7,719万2,000円と、平成9年度への繰上充用金5,385万4,000円を計上するものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(須磨 章) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
お諮りいたします。
本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第45号 平成10年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(須磨 章) 全員賛成と認めます。
よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
日程第10、平成10年度
財団法人高槻市
水道サービス公社事業計画及び予算の提出について報告を受けます。
───────────────
事業計画及び予算書掲載省略
───────────────
○議長(須磨 章) このことについて、理事者から説明の発言を求められておりますので、これを許します。
〔
水道事業管理者 山本宏道君登壇〕
○
水道事業管理者(山本宏道) ただいま議題に供されました平成10年度
財団法人高槻市
水道サービス公社事業計画及び予算につきまして、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づきましてご報告申し上げます。
既にご案内のとおり、この変革の時代において事業の経営効率化の向上、
市民サービスの充実に向け、懸案としてまいりました本公社設立につきまして、平成10年4月1日に
大阪府知事の許可を受け、同日設立し、事業を開始したところでございます。
まず、1ページの
事業計画でございますが、公社の事業展開の基本といたしましては、まず公社がみずから
市民サービスのために行う
公益事業と、水道部から依頼を受けて行う
受託事業とに大別できますが、設立初年度の
公益事業といたしましては、まず第1に、法規制適用外の10立米以下の
小規模受水槽による給水設備について、適正管理と衛生面の指導を行います。
第2として、水道法改正後の指定工事店の水道技術者に対し、各種研修を実施いたしてまいります。
第3としては、市民に、便利に正しく水を使っていただくための情報提供も重大な課題と考えており、水道部と協調を図りながら、各種広報、啓発の事業展開を行ってまいります。
第4では、市民に直結したサービスの向上を図るため、市民ニーズの調査や各種相談を行ってまいります。
続きまして、
受託事業でございますが、設立初年度として、メーター検針、開閉栓業務を中心に行ってまいります。
なお、メーター検針につきましては、この8月から予定しております2か月検針2か月徴収への切りかえと同時に受託する方向で、また、開閉栓業務につきましては、6月から受託するということで、それぞれ準備を進めております。
以上、
事業計画の概要でございます。
次に、3ページの予算についてご説明申し上げます。
第1条の収入支出予算の総額は、それぞれ1億3,522万6,000円でございます。
次に、4ページの第1表 収入支出予算のうち、まず収入では、財産収入として200万円を計上いたしておりますが、これは水道部からの出捐金である基本財産2億円の利子収入でございます。
事業収入4,295万5,000円につきましては、水道部からの
受託事業収入として、事務費等を含めての収入となっております。
補助金収入9,017万1,000円は、管理的経費、
公益事業費の展開における必要額を見込んで おります。
なお、雑収入は、事業経費の預金利子を見込んでおります。
続いて、支出の部でございますが、まず管理費といたしまして4,035万円は、事務局の管理運営、設立関係諸費を計上いたしております。
事業費9,130万7,000円は、さきに
事業計画で触れた
公益事業、
受託事業の展開に要する経費をぞれぞれ分割計上いたしております。
続いて、雑支出256万9,000円、予備費100万円につきましては、消費税等をそれぞれ計上いたしております。
以上、予算の概要でございます。
なお、それぞれ内容につきましては、5ページ以下に掲げております明細書をご参照賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、平成10年度
財団法人高槻市
水道サービス公社事業計画及び予算についての説明とさせていただきます。
○議長(須磨 章) 説明は終わりました。
これより質疑を承ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 質疑はないようです。
これにて質疑を終結いたします。
これにて本提出事件を終結いたします。
ここで議事の都合により暫時休憩いたします。
〔午前11時 9分 休憩〕
〔午後 4時45分 再開〕
○議長(須磨 章) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際お諮りいたします。
本日の会議時間は、議事の都合により、午後8時までこれを延長いたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、本日の会議時間は、午後8時まで延長することに決しました。
ここで暫時休憩いたします。
〔午後 4時46分 休憩〕
〔午後 7時44分 再開〕
○議長(須磨 章) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際お諮りいたします。
本日の会議は以上にとどめ、明5月21日午前10時から本会議を開会いたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(須磨 章) 異議なしと認めます。
よって、本日の会議はこれにて散会いたします。
〔午後 7時45分 散会〕
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 須 磨 章
署名議員 大 川 肇
署名議員 岡 本 嗣 郎
...