○(
高須賀委員) 2
車線でオープンするとなれば、それまでに
アクセスである牧高も完成させておかないといけないと、そういう仮定であれば、そうなるわけですね。わかりました。
○(
岡本嗣郎委員) 本当は
一般質問でやろうと思ったんだけど。結局、こっちがはっきりしないから、いわゆる
交通アクセスについて、どうなっていくのかということは全くわからなかったんだけど、今、もともと、これ、片側3
車線という形が──暫定2
車線だから片側1
車線ですね。これは、恐らく交通量
調査しながらの
向こうの判断だろうとは思うんですが、実は、この前、ちょっと新聞に載ってました新しい橋ですね、
高槻にするか、枚方にするかというような綱引きがあったという橋、あれだって、結局は、大きく見れば、第二名神の
インターチェンジがあったり、
インターチェンジに対する対応ですね。ほんで、十
高線も、当初、府は170号までという話だったんが、聞いてますと、どうも170号から東側に向けて買収に入っておると。このような動きは、どう考えたって、その名神との連動というものがあっての話だろうという気がするんですね。当然、それはあらなきゃならんという、つまり
枚方方面から大量に来るわけですから、その
アクセスの問題を、あれは府の
事業ですけど、府がどう考えているのかということが全く見えないわけですね。単に橋をつくるだけ、あるいは十
高線を延伸するだけ、それは確かにもともと
計画があるわけですから。だけど、これが今急に動き出したのは、やっぱり第二名神との関係だろうと。ところが、それが全くわからないんですね、こっちについては。その辺については、
都市整備部はどう聞いていらっしゃるのか、
説明をお願いしたい。
○(
江村市長) 新しい橋の問題ですけども、これは
淀川沿岸の4市で市長のいろんなものについて話し合いがあるわけですけども、そのときに現在の
枚方大橋が非常に混雑して、
枚方方面、とりわけ国道1号に入るまでが大変混雑していると。したがって、
牧高線にある橋梁をできるだけ早くつくっ てほしいというような考え方から
土木部と話ししているわけですけども、
向こうの方も
交通渋滞ということで考えようということで、この第二名神と直接関係するということじゃございませんで、十三
高槻線の話でございます。ですから、それを早期にやってほしいと。そして、
枚方大橋の付近の混雑をなくしていこうやないかということで今検討しております。
そのような中で、当然、この第二名神が出てまいりますと影響は必ず出てくるわけですけども、現在、第二名神で話をしておりますのは、
牧高線については171号までについて
アクセスとしてしていこうと。そこから先については、いろいろ難しい点がありますんで当面はそこで対応しようと。したがって、171号の改良というものが当然出てくるわけですから、そういうふうにご理解をちょうだいいたしたいと。ですから、第二名神が出てきたから、あの橋がということじゃございませんので、橋は、もう考えてみましたら、10年以上前からその話をしておる状況でございますんで、そう理解していただきたいと思います。
○(
岡本嗣郎委員) 今の
説明では、第二名神というものが
照準点として動いているわけでは決してないと、それはそれで了解しますが。結局、第二名
神本体ができるということと、当然、
アクセス道路をどうするかというのは密接につながっているわけですから、そういった意味で、今はほかの要請から来て対応しているんだけど、これが全部第二名神ができたときには、そこへ集約されていくということは目に見えているわけですから、その辺も、今のニーズに対応するということだけではなくて、結局、第二名神ができたときにどうなるかということも含めて、府は対応すべきだろう。それぐらいのことは考えておるんでしょうけれども、その辺は、実際に目の前に道路ができていく、あるいは車が走っている
高槻市としては、一言持っておくべきだろうと。単にインターができて、どうぞおやりくださいというだけでは、結局、
交通体系対策特別委員会という名前を以前つけて、レインボー
計画21やら見せてもらったときに、雲をつかむような当時の話だったんですが、今回は具体性が出てきてますからかなり深刻な問題としてとらえていくべきだろうと思いますし、そういう意味では、
高槻市サイドの、どうあるべきか。できるかどうかは別として、できまへんねんと
向こうから言われて、ほんならというんじゃなくて、あるべき姿というのは一遍提示しながら、どこで困難な部分があるのかということを検討しながら進めていただきたい。
以上です。
○(
市田委員長) 質疑は尽きたようです。
次に、
阪急京都線富田駅周辺の
高架化についてを議題といたします。
理事者側の
説明を求めます。
○(
西川都市整備部長) 第2の案件としております、
阪急京都線富田駅周辺の
高架化についてをご
説明申し上げたいと存じます。
阪急富田駅周辺の
高架化につきましては、富田奈佐原線の
事業主体でございます
大阪府が中心となっていただきまして、府と市が共同して取り組んでおりますもんで、本
特別委員会におきましても
平成6年からご審査をいただいてきてございます。そして、その経過の中で、単独立体交差方式の高架
事業としまして、その
事業採択に向けて、概しまして、府が高架本体
事業の検討、それから本市が富田芝生線の
整備手法等の検討、こういうものを分担する中で、府と市が協力して取り組むことにつきましてご了知を賜ったところでございます。
府の
高架化事業は、市長のお話にもございましたが、茨木の単立で
事業採択から完成まで17年かかっておると。また、
高槻の連立におきましても18年かかっておるという長期の年月、また莫大な
事業費を要する大
事業でございます。とりわけ、昨今は、お耳に入っておりますように、国におきます公共
事業の抑制基調とか、これに加えまして、
大阪府の厳しい財政事情がございまして、府においては新規
事業の目出しといいますか、これに当たります高架本体
事業につきまして、その
調査、検討にどうもペースダウンぎみの影響が生 じているやに我々感じておるところでございます。そのようなことから、富田芝生線の
整備手法等の検討を私どもやっておるわけでございますが、高架本体
事業の進みぐあいと密接に関係いたしますものでございますので、これと整合を図りながら進める必要がございます。また、一方では、
大阪府に対しまして、本体
事業の検討が進みますよう要請しながら対応してまいりたいと、このように考えておる次第でございます。
本日は、前回、昨年12月でございましたが、開催いたしまして以降、短期間でございまして、全体から見ますと大きな進展はございませんが、府におきます高架本体
事業のうち、仮線の検討をしていただいておりますので、その検討状況、また市において
平成8年度に行いました富田芝生線の
整備手法等の検討状況、これらにつきましてご報告してまいりたいと、このように存じております。
詳細につきまして、次長から
資料に沿いましてご
説明いたしますので、よろしくお願いをいたします。
○(
小柿都市整備部次長) それでは、続きまして、私の方から、案件2、阪急富田駅周辺の
高架化について、
資料に基づきましてご
説明いたします。
部長からありましたように、
大阪府が対応してます鉄道高架本体部分と、
高槻がやっております富田芝生線部分、2つに分けて
説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
まず、
大阪府が主体となって
調査、検討いたしております鉄道高架本体部分についてでございますが、
大阪府におきましては
平成8年度に高架
区間の縦横断測量と駅本体について
調査を行い、工事用仮線の施工方法について検討されましたことについてご
説明申し上げます。
仮線と申しますのは、前回の当
委員会でもご
説明申し上げましたように、高架工事を行うときに電車を走らせながら工事を進めるためには、南北どちらかに仮線敷と工事用道路を設けまして、現在電車が走っております線路を順次移動させます。これは、現在の線路敷内に
高架化工事用のスペースを確保するためのものでございます。このときの仮線敷と工事用道路として必要な幅員でございますが、前提条件といたしましては、おおよそ10メートルを基本と考えております。このことによりまして、現在あります道路が通れなくなる部分も出てきますので、仮設用の道路が必要となってくるということでございます。仮設道路の部分でございますが、工事の期間中、借地をさせていただくという方法もございますが、高架
事業につきましては、工事期間が大変長くかかる場合には買収によりまして立ち退きをしていただくケースが多くございます。ちなみに、
高槻市駅や茨木市駅の
高架化工事におきましては、買収方式によりまして高架工事が完成いたしました後には、側道として
整備いたしております。このような前提条件をもとに、北側仮線及び南側仮線について検討されました。
まず、北側仮線でございますが、主な特徴の1つといたしまして、ちょうど富田駅の西側にNTTの富田別館がございます。この建物の一部が、北側に仮線を振るとしますと引っかかることになります。府の
調査によりますと、施設の移設が大変困難で、仮に移設するにしても多額の経費が必要であるということでございます。と申しますのは、埋設物とか、いろんなものが入っておりますので、それを撤去してほかにするということは大変経費がかかるというようなことでございます。
次に、現市道の代替用の用地の確保でございます。前の画面をごらんください。阪急の路線に沿いまして北側に市道がございます。桜ケ丘北町の部分と北昭和台町の部分に市道がございます。この部分を仮線敷として使用いたしますので、その道路がつぶされてしまいます。そうなりますと、工事中には代替用の道路が必要となりますので、その部分がさらに北側の民家の土地を協力いただきまして、そこに現市道の代替道路を新たにつくらないといかんというようなことが起こってまいります。一方、仮線敷を
高架化工事完成後、側道として
整備し利用するとした場合につきましては、赤大路踏切から西側におきまして、本市道名では 北昭和台9号線と、さらに茨木市側の市道も接道ができることになりますので、道路のネットワーク形成が可能になるということがございます。これが北側仮線案の特徴でございます。
次に、南側仮線案でございますが、主な特徴といたしましては、まず、
高架化による日照問題でございます。すなわち、東西に
高架化の路線がある場合には、高架の北側が基本的には日影になります。特に、富田芝生線から女瀬川間において日照障害が生じるおそれがございます。
2つ目といたしまして、現市道の代替道路の用地の確保でございます。OHPの画面でもわかりますように、
先ほど、北側線では割と
区間が短かったんでございますが、南側に仮線をとりますと、富田東踏切と桜ケ丘踏切の間を除いて、ほぼ全
区間に市道道路がございます。これらの代替道路の確保が必要になってきます。
先ほど申し上げましたように、南側に振りますと、ほぼ全線にあります市道の代替道路が必要でございますが、さらに南側にたくさんの用地を確保しないといかんというようなことが起こってまいります。それと、駅の南側の部分につきましては、
都市計画道路富田牧田線がございまして、その辺の
整備の整合性が必要となってきます。
3つ目といたしましては、完成後に側道として
整備使用する場合、赤大路踏切以西に接続する道路がございませんので、道路のネットワークとしては形成できないということになります。
以上が、北側仮線、南側仮線の2案の特徴をご
説明申し上げました。どちらを採択するかにつきましては、
先ほどご
説明申し上げました条件とか、既存道路との取りつけ、整合性、また富田芝生線に伴う町づくりとの整合性との観点も取り入れまして、
大阪府では、今後、本市及び阪急電鉄とも協議を行いながら、検討してまいりたいということでございます。
次に、2−2ページからは、
平成8年度に行いました富田芝生線の
整備手法の検討について、ご
説明いたします。
これは、
都市計画道路富田芝生線を沿道市街地と一体的に
整備する手法を求めたものでございまして、土地
区画整理事業の最も初期段階のものでございますA
調査、
内容的には基礎
調査でございますが、これを
建設省の補助金を得て実施したものでございます。本日は、2つの検討ケースをお示ししてございますが、これは、いずれも行政における試行錯誤中の、言いかえれば、どのような都市
整備手法を導入するかが適当であるかということを判断するための材料として行ったものでございまして、ひとり立ちするものではございませんので、あらかじめご了承いただきたいと思います。
検討
調査は、まず、地区の現地踏査とか実態
調査を行いまして、地区の
整備課題をつくりました。まず1点目としましては、
都市計画道路富田芝生線等の
整備。2つ目としましては、商業・業務機能の充実。3点目としましては、区画道路・公園等の生活公共施設の
整備。4点目としましては、安全な市街地としての防災対策と、4点に整理いたしました。
次に、区域の大まかな
整備検討方向を示します。まとまりといたしまして、JR駅南側は駅前広場等を中心とする商業・業務ゾーン、阪急以南の富田芝生線沿道につきましては路線型商業
整備ゾーン、そしてJRと阪急の間で富田芝生線より西側の地区につきましては駅近傍である立地条件等を生かしました集合住宅と商業が共存する街なみ環境
整備ゾーンとして想定いたしました。このように想定いたしました
整備ゾーンの町づくりを実現していく手法といたしまして、
平成7年度の検討──本日は参考
資料として3ページ目以降におつけしておりますが──しました検討を深め、今回2つの
整備手法を導き出したものでございます。
まず、ケース1でございますが、
資料の2−2ページ、及び前のOHPの画面をごらんください。この案では、駅南側の駅前広場を中心とする約1.5ヘクタールの商業・業務ゾーンの区域につきましては、市街地再開発
事業手法をもって
整備を検討するということでございます。
そして、西側の、街なみ環境
整備ゾーンの区域 約2ヘクタールにつきましては、街なみ環境
整備事業手法で検討する。この手法につきましては、区域で街づくり協定の締結を行いまして、その協定に基づき、順次、道路拡張とか公共施設の
整備を行うものでございます。
富田芝生線沿道の区域につきましては、沿道区画整理型街路
事業手法で検討いたしました。この手法は、面
整備のみに限定されておりますので、建物を建てるためには優良建築物等
整備事業とか、小売商店街近代化共同
事業等を併用して、面
整備と上物を同時にやっていくというような手法になるかと思います。
そして、
都市計画道路富田牧田線につきましては、一般的な街路
事業によって
整備を検討いたします。
以上がケース1の
整備検討の手法でございます。
次に、ケース2の
整備検討手法でございます。
資料の2−3ページ、及びOHPの画面をごらんください。
この案では、富田芝生線沿道全体約5ヘクタールを沿道区画整理型街路
事業によりまして
整備手法を用いまして検討する案でございます。他の地区につきましては、前に
説明いたしましたケース1と同様でございますので、省略させていただきます。
また、表中の主な特徴とか問題点を表記しておりますので、ご参考にしていただきたいと思います。
いずれにいたしましても、市街地
整備について、端的に申しますと、阪急の高架
事業の導入を契機といたしまして、富田芝生線を中心とする町づくりを進めるものでございます。高架
事業本体の進展を促進しながら、富田地区の町づくりを進めていく必要がございます。その中で、本日ご
説明いたしました
整備手法を適切に導入して、駅前地区を中心とした商業・業務機能の充実、防災や、生活環境に配慮した市街地の改善、道路や、公園等の基盤施設
整備等拠点地区にふさわしい町づくりを進めていくことが大切だと考えております。
私どもいたしましては、本体
事業を最優先として両方の検討が一定進みました段階におきまして、地域の関係住民の皆さんにご
説明をし、ご意見を聞きながら、
先ほど申し上げましたような中で、最も適切な
整備手法を定めていく時期が到来するように、府とともに今後とも努力していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上、簡単でございますが、私の
説明を終わらせていただきます。
○(
市田委員長)
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
○(
岡本嗣郎委員) この間、
調査が終わって、それでこれが出ておるわけですけれども、
先ほどの部長の
説明では、
大阪府の姿勢がどうもというような感じで聞いたんだけれども、作業として、これ、単純に高架だけじゃないんだけども、
高架化していくための作業、普通にいけば、あの
調査が終わった後、次の段階に入る
調査なりなんなりがあるわけですけども、その状況は、まず、府の姿勢をはっきりしてほしいのと。
それによって、今、停滞してるのか、ちゃんと進んでおるのかというのが判断できると思うんですが、そのあたりは、手順としては、今、どんな状況にあるわけですか。
○(
小柿都市整備部次長) 今の岡本
委員のご質問でございますが、基本的には、当初、この
事業についてご
説明申し上げましたように、単立
事業は確定いたしました。単立と申しますのは、高架
事業だけではなくて、それに関連する富田奈佐原線と富田芝生線、この両方の
事業費にかわるものを限度額として単立方法でありますよということでございますから、両都計道路の概算費用をどうしようかということの予算をもちまして国に行きまして、その
事業費を認定していただきましたら、それに対する費用は認めましょうということを、
建設省と議論したわけですね。そのときに
建設省としましては、富田奈佐原線は沿道に余り商業施設がないから、それは単なる切り取りでいいですと。しかし、富田芝生線の方につきましては、駅前には相当商業施設があるから、その辺の町づくりはど うするんですかと、その辺と並行してやりなさいということでございますので、
高槻市としましては、富田芝生線の面
整備の手法としまして、今、私がご
説明しましたようなことで、いろいろ議論しながら、どんな手法でやっていこうかということを市の方でやっております。一方、府の方につきましては、本体の概算──限度額は都計道路の限度額でございますが、実態値としましては、その高架
事業にはどれぐらい金が要るかということを積算しまして、国にこれだけ
事業費がかかりますということで、予算要望といいますか、
事業要望をしなきゃなりません。その辺につきましては、今、
説明いたしましたように、それには、例えば、仮線を北側にするか、南側にするかによりまして工事手法が変わってきますし、そういうような地道な
調査をしながら、全体の
事業費を積算せんと国の方に
事業申請ができないという状況でございます。そういうことで、その辺がちょっとペースが落ちているということでございます。
以上でございます。
○(
岡本嗣郎委員) 今の社会的な全体状況を見て、早急には進まないと。かつ、もし、今おっしゃった、工事のための道路をどうするかというような、これだけでもかなり手間がかかりますから、そこの検討に入っているとしたら急には進まないだろうとは思うんですが、今、これ、
阪急高架の方から見ているからそういう
説明になるんですけど、これ、僕は以前からこだわっているんですが、富田芝生線が具体化し出したのは府営住宅が契機になったわけですね。芝生の府営住宅の建てかえに伴う
アクセス道路という位置づけで来ているわけですよ。それが、初めは駅前までかと僕は思っておったら、実際はそうじゃなくて途中で切れとるという、そんな段階なんですね。ほんなら、高架から見たら今の
説明になるんですが、芝生住宅から見たときに富田周辺の人たちは富田駅へ集まってくるという、そのための道路というふうに僕は位置づけてたんですが、そっちから見た場合にはどうなるのか。あるいは手法がないのか。例えば、阪急から北側は別としても、牧田線まではバスが早く入ってこれるという、バスから見たって富田団地とか芝生の団地の人たちを富田駅へ持ってくる方が効率はいいわけですし、乗客増ということも考えられるわけですけど、そのあたりの検討というのは全くないわけですか。その辺お伺いしたい。
○(
小柿都市整備部次長) おっしゃいますように、富田芝生線は、本来、街路
事業で南から順次上がっていくと思います。それは、
事業認可
区間が、今言いましたように、駅前まで行っておりません。そういうような状態で、実は途中から単立
事業が入ってきたもんですから、今度はちょっとややこしいといいますか、表現になりますけど、今、国の方にしましては、単なる街路
事業、単立
事業につきましても街路
事業と一体でございますが、当然、これを進めますと、どちらかの観点から見るかにもよりますけど、仮に富田芝生線を南から順次上がっていくことにいたしましたとしても、その踏切をどうするんだということが、どの道そこでぶち当たりますので、ここが解決しなかったら、結局、それもストップして、その考え方をまず持ってきましたということになりましたら、単立
事業のところに当たってきますので単立
事業を進めないといかんという格好になるんじゃないかと考えております。
○(
岡本嗣郎委員) だから、これは、いろんな手法、定規ではかった手法ではなくて、南からずっと上がってきたときに、バスは何も踏切を通る必要はないわけだから、図書館の横のロータリーがうまく使えるかどうかは別としても、物理的に。そういう考え方でいけば、一応単立からの発想はあっても、南側からの発想とのドッキングというのかな。ほんなら、単立はなかなか構想は前へ出ないけど、芝生線だけは何とか牧田線のとこまで来てバスが入れると、そういう手法というのか、考え方、あるいはテクニックというのかな、それは国との話ですから、それは定規は当てないといかんやろうけど、その当て方だってちょっと工夫すれば、町の実情としては単立も確かに必要だけども、富田芝生線というものも機能上必要なんだ と、その辺の定規の当て方の話ですね、そこはどうお考えなのか。
○(
西川都市整備部長) ご承知いただいておりますように、現在の南の部分の富田芝生線は南から清蓮寺まで
事業を進めております。ほぼ50%ぐらいの
用地買収ができたと思いますし、今年度には150メーターほど工事も加えてという形で進めさせていただきます。
それと、富田高架、芝生線の北の部分、こういうことになるんですけども、それは長期、短期という形で
事業整備という面では置かせていただいております。短期的には南の部分から攻めていって、北の部分を中期的に高架でということになります。今、ご提案されました件は、考え方とすれば、街路
事業を北の方に延ばしていけばどうかということは、私も承知します。わかります。しかし、現在の国の補助金の扱いとしますれば、あそこを街路
事業で北の方へ延ばしていくということになれば不可能であろうと思います。といいますのは、
先ほど次長が言いましたような、踏切という大きな問題がございますので、これの道路
整備でこれを解決ということは必ず一体のものになります。そうなりますと、ただいまの街路
事業の手法という意味では、私どもいろいろ検討しました結果、高架
事業によって踏切も含めた形の街路
事業でやろうと。裏から言いますと、これでないと補助金も出てこないと。少し言い方がおかしかったかもしれませんけども、そういうような判断に至っていると、こういう状況でございますんで、この線で進んでいきたいなと、このように思っております。考え方としては、わかります。
○(
岡本嗣郎委員) だから、補助金のもらい方だから、どういう考え方やということを、原則を示さないと補助金が出ないということなんだけども、実態的に言えば、そら
建設省は、高架というのは踏切の問題をどうするかということがポイントなんだから、高架から見れば、その問題を解決しない限りはその道路の問題というのは解決しないのだと、それはわかるんだけれども、町の機能的な面から見れば、当然、何でもいいから、とりあえず駅前まで出てきてくれた方がいいわけだから、そこの、そら看板は高架でもいいけれども、実際に工事というのか、
事業を実施しているときに、看板は高架を使いながら、富田芝生線だけ何とか駅まで来るという、そんな考え方なり手法はできるのか、できないのかということを聞いているんですけど、それ辺はどうですか。
○(
西川都市整備部長)
先ほどのご答弁の補足させていただきますと、そういう意味で、今は街路
事業で、富田芝生線の南の部分、清蓮寺までですが、そういう高架という意味合いで、どこまでという話はちょっと別にしましても、これを北の方へ進めていくということは、考え方としては可能だと思います。それが国として、どういう整合の中で認められるというのは別のことでございますけども、そのように認識しております。現実的には、いろんな補助金の配分の問題もございますので、どこら辺までというのは難しいかなという感じは持ちますが、考え方としてはよくわかります。
○(
岡本嗣郎委員) あした、あさっての話ではないから、それは置いておきますけれども、こうやって図が出てくると、あのあたり全体の話になってくるから、いろんな要素がこの中に、これはべたっとした図ですけど、実際に住んでる者から見たら、いろんなもんがあるわけですね。近所、ちょっとこんな情報が出ると、あれどうなんねん、これどうなんねんという話がすぐ出てくるわけですね。例えば、これ、もう答え要りませんけど、JRの南側を買いましたね。あれ、買ったというだけで、うわっと影響が出ておるわけですね。だから、いろんな要素がありますから、かなりしっかりしたあれを持っていかないと、そんなもんでもみくちゃにされたら肝心なことが進まへんということがありますから、時間はかかると思いますけど、その辺はしっかり方針なりなんなりをつくっていただきたい。
以上です。
○(
市田委員長) 質疑は尽きたようです。
以上で、本日の議事は終了いたしました。
ここで、各
委員にお諮りいたします。
本
特別委員会の審査経過の概要につきましては、次の本会議で中間報告を行うことになっております。この中間報告書の作成については、
委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
市田委員長) 異議なしと認めます。
よって、中間報告書は
委員長において作成いたします。
昨年5月の改選から、ちょっと不本意ではございますけれども、
委員会も2回しか開催できなかったということは大変恐縮をしているわけでございます。今後、また、5月の臨時会の後の
特別委員会に引き続いて、またお世話になりますけども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。任期終了に当たりまして、一応正副
委員長としてごあいさつを申し上げたいと思います。ありがとうございました。
以上をもちまして、本
特別委員会を散会いたします。
〔午前10時56分 散会〕
委 員 長 市田 忠夫...