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平成 9年阪急高架・交通体系対策特別委員会( 5月 2日)

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    平成 9年阪急高架・交通体系対策特別委員会( 5月 2日)


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    平成 9年阪急高架交通体系対策特別委員会( 5月 2日)            阪急高架交通体系対策特別委員会記録               平成9年5月2日(金)
                   高槻市議会事務局    日  時  平成9年5月2日(金)午前10時 0分招集  会議時刻  午前10時 0分 開議        午前10時56分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり 出席委員(10名)  委  員  長 市 田 忠 夫君   副 委 員 長    橋 本 恵美子君  委     員 三 本   登君   委     員    岡 本   茂君  委     員 久 保   隆君   委     員    筒 井 俊 雄君  委     員 森     清君   委     員    高須賀 嘉 章君  委     員 根 来 勝 利君   委     員    岡 本 嗣 郎君  議     長 段 野 啓 三君   副  議  長    川 口 雅 夫君 理事者側出席者  市    長  江 村 利 雄君   助  役       谷 知 昭 典君  企画調整室長  中 野 昭 三君   財務部長       西 谷 昌 昭君  産業経済部長  辻   武 宏君   建設部長       近 藤 富 彦君  都市整備部長  西 川 育 男君   都市整備部次長    小 柿 正 武君  緑政室長    西 村   守君   自動車運送事業管理者 前 田 忠 次君  交通部理事   山 本   隆君   その他関係職員 議会事務局出席職員  事 務 局 長 高 田 達 夫    事務局次長議事課長 大 平 庸 次  議事課長補佐  舟 木 正 志              〔午前10時 0分 開議〕 ○(市田委員長) ただいまから阪急高架交通体系対策特別委員会を開会いたします。  ただいまの出席委員数は9名であります。三本委員から遅参届を受理いたしております。  よって、委員会は成立いたします。  議事に入ります前に理事者から発言を求められておりますので、これを許します。 ○(江村市長) 本日は、阪急高架交通体系対策特別委員会の開催をお願い申し上げましたところ、委員長初め、委員各位におかれましては、何かとご多用の中、ご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  本日の案件は、交通体系への対応策についてと、阪急京都線富田駅周辺の高架化についての2件につきまして審議をお願い申し上げております。  1点目の、交通体系への対応策につきましては、ご案内のとおり、昨年の暮れに国におきまして国土開発幹線自動車道建設審議会が開催され、国土開発幹線自動車道整備計画等決定がございました。本日は、そのうち本市に関係いたします第二名神自動車道につきまして、ご報告させていただきたいと存じておる次第でございます。  2点目は、阪急京都線富田駅周辺の高架化についてでございます。本件は、大阪府が中心となられまして、府とともに推進しておるもので、長期の年月を要する事業でございまして、ただいまは国の事業採択を受けるために、いろいろと検討し、また努力をいたしておるところでございます。本日は、これまでの一連の検討経過や、平成8年度の取り組み結果の2点につきましてご報告をさせていただきたいと存ずる次第でございます。  なお、細部につきましては、所管部長より、それぞれ説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○(市田委員長) 発言は終わりました。  それでは、これより議事に入ります。  まず、交通体系への対応策についてを議題といたします。  理事者側説明を求めます。 ○(西川都市整備部長) おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。ご説明に入ります前に、この4月の人事異動によりまして、直接担当します職員が交代いたしましたので、私からご紹介させていただきたいと存じます。(各職員の紹介)  それでは、1点目の案件でございます、交通体系への対応策について、ご説明を申し上げたいと存じます。  内容といたしましては、市長からご紹介ございましたように、第二名神自動車道整備計画についてでございます。国におきまして、昨年12月27日に、第30回国土開発幹線自動車道建設審議会──いわゆる国幹審でございますけれども、これが5年ぶりに開催されました。そして、全国の国土開発幹線自動車道──いわゆる国幹道審議されます中で、本市域にかかわります第二名神自動車道整備計画決定になりましたので、そのことにつきましてご報告いたすものでございます。  さきの知事によります都市計画決定の段階におきましては、本特別委員会におきましても、第二名神自動車道都市計画についてと、こういうテーマでもって平成5年4月から平成7年9月までの長きにわたりましてご審査を賜り、種々ご指導を賜ってまいったところでございます。そして、平成6年5月、高槻市の都市計画審議会の答申、また同年12月の大阪都市計画地方審議会の答申による原案了承がございました。その後、大阪府におかれましては、建設省との協議を経て、大臣認可を得て、平成7年7月7日をもって第二名神自動車道都市計画決定を行われた次第でございます。  さて、今回の国幹審審議内容でございますが、近畿地建管内国幹道に限らせていただき情報を整理いたしますと、新たに基本計画42キロ、それから整備計画113キロが決定されました。このうち、第二名神自動車道につきましては、後ほどの資料でもお示ししておりますけども、城陽市から高槻市間の13キロと、もう1つは箕面市か ら神戸市間の22キロ、合計35キロが整備計画区間として決定され、言いかえますと、基本計画から整備計画区間に格上げされたと、こういうものでございます。  基本計画から整備計画となりますには、一定の条件がございまして、1つは、環境影響評価が終了していること。本市域の場合は都市計画決定済みでございますんで、もちろん、環境影響評価は終了してございます。  2つは、整備優先度が高い区間であることでございます。このうち、後で申しました整備優先度につきましては、整備緊急性の観点、すなわち災害時における代替機能とか、また大都市の交通混雑の解消など、信頼性の高い交通ネットワークの拡充という本来の目的に加えまして、特に、今回は投資効果の観点とか、また採算性の観点についても重視されたと、このように言われております。今後は、事業実施に向けての準備の検討が進められまして、おおむね2年後に建設大臣より日本道路公団に対して施行命令が出され、それ以降、公団において実施計画の策定を初めとする事業実施の段階へ入っていくことになります。その段階になりますと、再び本委員会で取り扱っていただくことも生じようかと存じますが、本日のところは国幹審の報告ということでとどめさせていただきたいと存じます。  それでは、内容等、詳細につきまして、次長の方から、資料に沿いまして説明をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 ○(小柿都市整備部次長) それでは、引き続きまして、私の方から資料に沿いましてご説明申し上げます。  第二名神自動車道整備計画についてでございますが、お手元の資料の1−1ページをごらんください。この流れ図は、国土開発幹線自動車道全般の手順でございまして、説明は第二名神自動車道に絞ってご説明いたしたいと思います。  まず、予定路線としましては、昭和62年9月に位置づけられまして、平成元年1月に開催されました第28回国土幹線自動車道建設審議会──いわゆる国幹審におきまして、基本計画区間として決定されました。基本計画区間となった後に、環境影響評価の手続を経て、平成7年7月に知事により都市計画決定がなされました。そして、先ほど部長がご説明申し上げましたように、平成8年12月27日に第30回の国幹審が開催されました。国幹審は、内閣総理大臣を会長としまして、全国の高規格幹線道路1万4,000キロメートルのうち1万1,520キロメートルを占める国土開発幹線自動車道──いわゆる国幹道に係る事項について審議をし、国幹道整備方向性を定める審議会でございます。国幹道と申しますのは、自動車高速交通の確保を図るために必要な道路でございまして、全国的な自動車交通網を構成する自動車専用道路でございます。  それでは、大阪府より説明を受けました今回の国幹審の主な審議内容をご説明申し上げます。  新たな基本計画が25区間、886キロメートルと、新たな整備計画が36区間、982キロメートル、そしてジャンクションインターチェンジの追加26か所が審議されました。  お手元の資料1−2、及びOHPの方をちょっと見ていただきたいと思いますが、第二名神自動車道関係といたしましては、京都府城陽インターチェンジから高槻ジャンクションインターチェンジ間の13キロ、それと箕面インターチェンジら神戸ジャンクションに至る22キロメートルの間、合計35キロメートルが審議され、整備計画区間となりました。  次に、資料の1−3ページをごらんください。今回の審議されました整備計画内容でございまして、建設省よりプレス発表されました資料に基づきましてご説明申し上げます。  まず、城陽市から高槻市間でありますが、区間城陽市から高槻市間で通過する市町村が、城陽市、田辺町、八幡市、枚方市、高槻市の4市1町でございます。延長は、先ほども申し上げましたように13キロメートルでございます。車線数は、6車線計画でありますが、今回は暫定施行となっております。設計速度は、時速120キロメートルで、連結施設インターチェンジとしましては 城陽インターチェンジ八幡インターチェンジ高槻ジャンクションインターチェンジの3か所でございます。概算の事業費は、約6,760億円となっております。  次に、箕面市から神戸市間でございますが、区間箕面市から神戸市で、通過する市町村箕面市、池田市、豊能町、川西市、猪名川町、宝塚市、神戸市の5市2町でございます。延長は22キロメートルで、車線数は6車線計画でございますが、この区間暫定施行となっております。設計速度は同じく時速120キロメートルで、連結施設箕面インターチェンジ川西インターチェンジ神戸ジャンクションの3か所となります。概算事業費は約4,220億円でございます。  次に、今後のスケジュールでございますが、資料1−1にもう一度戻っていただきまして、今までの例から申し上げますと、整備計画区間となりました後に、日本道路公団におきまして、地形、地質、水利、環境、文化財、関連公共事業など事業実施に必要な調査を進められます。そして、その調査が完了した後、建設大臣から公団に対しまして施行命令が出されます。この間が過去の例から申し上げますと、およそ2年間ということでございます。  施行命令を受けました公団は、施行に必要な工事実施計画書を作成して建設大臣に提出をし、建設大臣は、これを審査の上、認可いたします。その後、公団の方が路線発表を行いまして、事業説明を行います。そして、測量を行い、中心ぐいを現地に設置いたします。  次に、高速道路の構造のうち、地元利害関係の大きい、横断する道路とか、水路の構造、それと流末の処理、側道等につきまして、その管理者地元と協議を行うことになります。そして、その後、これらの設計協議が終わりますと、用地の幅ぐいを打ちまして用地測量を行い、買収に入ることとなります。  そういたしまして、当初の計画であります西暦2010年を完成目途といたしまして、工事に着手することとなります。  以上で私の説明を終わります。 ○(市田委員長) 説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ○(岡本嗣郎委員) 整備手順説明を受けたんだけど、今、口頭で言われるからよくわからないんだけど、例えば、整備計画から施行命令に至る6項目ありますね。今、6項目目についておっしゃったわけですね。ほんで、測量、調査設計協議という段階も、一体どういうことを協議するかということは口頭でおっしゃられたわけなんだけども、本来ならば、どういうことを調査し、あるいは協議するかという具体的なことというのは、今後どうなっていくかということを考えると必要なことだと思うんですが、きょうの説明は、以前にちょっとお伺いしましたが、いわゆる国幹審で決まったけど、まだ高槻市には何の報告もないという段階から、府は一応こういうふうになっているという報告があったというレベルの話なんですか、その辺の確認をお願いします。 ○(小柿都市整備部次長) 先ほど私が申し上げましたように、これはプレス発表で昨年12月27日にありまして、それを大阪府が近畿地建の方から聞きまして、それから大阪府からうちが説明を受けたということでございまして、直接近畿地建から連絡が入ったとかいうことではございません。もちろん、こういうようなことが決まりまして、先ほど私が申し上げましたように、公団の方にいろんな調査が入ってきます。そういうことで、公団というのは施行団体でございますから、正式には施行命令を受けて初めて公団のものになりますから、その時点になりまして、当然、大阪府を通じまして高槻に相談があるかと思います。その時点で具体的に、先ほど申し上げました、いろんな調査をしておりますから、その内容につきまして、実は、こういうような案があるが、どうかというような相談があるかと思いますので、その時点で、当然、うちの内部としましても、いろんなことを相談をしながら、対応していくということになるかと思います。  以上でございます。 ○(岡本嗣郎委員) こういうものが国幹審で決まったとなってくると、市民サイドから見たら動き出したというふうに見るわけですね。この間も、ちょっとごたごたしたのは、結局、小柿次長説明を受けましたけれども、例えば、上牧の区画整理事業があって、地元住民に対して説明しているわけですね。そしたら、その説明が、尾ひれがついて、何かいろんな計画があるみたいに、あるいはそれに今取りかかってるみたいな、そういううわさが飛び交って、それが全部第二名神に集約されていくという非常に情報の混乱が起きるわけです。そういった意味では、整備計画から施行命令に至る6項目のうち、費用の計算とかなんとか、それは机上の話ですけども、その他必要な事項というのは、実際に調査に入ったりなんかするわけですから、そういう意味では、かなりきっちりした対応をしないと、要らんうわさを呼んで、また要らん労力を払わないかんということになるかと思うんですが、ただ、きょうは報告を受けた段階で、まだそこまで来てないので、将来予測される項目というのは、こういうことだという概略説明ということで理解していいのかどうか。  それと、こういうことが起きる前、あと2年後といいますから、その間にどういう手順で我々に報告されるのか、その辺の説明をお願いしたい。 ○(西川都市整備部長) 今、委員のご質問、おおむねそういうようなご認識でいいかなと思います。というのは、繰り返しますと、きょうご説明いたしましたのは、こういう国幹審からの情報を入手しました、それをご報告しますという位置でございまして、その中で、一般論として、施行命令までに、公団において、今後、地形、地質、水利、環境とか、こういうものの調査をされると、きょうは一般論としてご説明させていただいた、こういうご認識をいただきたいと思います。  今後、こういうものが実際に何らかの形で行政の内部で動くかと思います。その場合に際しましては、行政としても大阪府とともに対応していきますし、また必要に応じてこの委員会にもご相談することもあるやに思いますが、そのときには判断してまいりたいと、このように思っております。 ○(岡本嗣郎委員) その件は、それで一応了解します。  それと、非常にベーシックなことを聞くんですが、高槻ジャンクションに至るまでは基本計画区間から整備区間に昇格したと。その要素としては、環境アセスが終わっていること。それと、後は機能性ですね、有効性というのか、この2つという説明なんですが。高槻ジャンクションから箕面インターチェンジまで、これがまだ基本計画区間のままなんですね。これは。それは国幹審の判断なんですけれども、高槻市同様、計画決定され、かつ、当然、環境アセスは終わっているわけですね。そういった意味では、ここをいまだに基本計画区間として置いておかれるという理由は聞いていらっしゃるわけですか。聞いていらっしゃったら説明をお願いしたい。 ○(小柿都市整備部次長) この件につきましても、大阪府から伝え聞いたところでございますが、基本的には、今回の審議会におきまして、まず1つは、道路の料金を値上げしたいという大前提がございます。そういうことになりまして、財源が少ないということから、何とかして経費の節減ということから、1つは、先ほど言いましたように、いろいろな部分を省いていると。特に、優先される、先ほど部長が説明いたしました、緊急性とか、いろんなことに当てはまる区間をまずしたいということを聞いております。ちなみに申し上げますと、第二名神関連といたしましては、大阪府下では基本計画のままでございますが、三重県と神奈川は東名でございますが、その区間でも基本計画のままに置かれている部分があるというように聞いております。  以上でございます。 ○(高須賀委員) ちょっと関連して聞きたいんですが、となりますと、この基本計画区間がどうあれ、整備計画区間だけで供用ということもあり得るんですか、その辺のことと。  そうなりますと、それに合わせて牧高の進捗がどういうふうな感じになってくるのか、ちょっと お聞きしたいなと思います。 ○(江村市長) これも計画路線で、暫定車線になっておりますんで、今、心配しておりますのは、暫定車線アクセスを考えるのか、将来の6車線で考えておいて、本線も暫定、そしてアクセスも暫定ということになるんかというところまで実はまだ決まっておらないわけです。私、聞いておりますのは、一応供用開始ということ、ジャンクションで第二名神につなげるやないかと。しかし、高槻−茨木間はほとんど隧道でございますので山の下を行くと、用地買収が要らないということで、公団自身財政計画というのは非常にシビアでございますんで、そういうことも念頭に置いて、先ほど担当が言いましたように、あるいは財政の問題とかということを考える中での今度の決定であるというふうに考えております。ですから、今後、施行命令が出まして、いよいよ用地買収とか、基本計画。名神で言いますと、この施行命令が出て、しばらくしてから図上での設計図ができてきております。それを地元説明をし、そして、いろんなご意見を聞いた中で、いよいよ買収に入っていく。幅ぐいを入れるというようなことになってくるわけでして、そういう手順でくるんではないかと。したがって、施行命令が出たときに、概略の図面を提示されるか、これからいろんな地元の話を聞いて、そして設計を求められるかというのは定かでございませんけども、名神の場合は一応設計図が出てまいりました。それを関係市町村で、そのような組織をつくりまして、いろんな論議をする中で、実際に用地買収とか、あるいは地元説明に入っていったという経過でございますので、この辺、まだ定かでない。私自身は心配しているわけで、6車線ができておって、2車線だけでオープンするんか、よく大きい幅の中でそれだけ供用開始するというのがありますから、そうすると橋なんかは6車線でつくっておいて、そして枚方大橋みたいに、例えば、半分だけ供用開始していくというふうになるのかというのは今後の課題だと思って、それについてはアクセスも大きく影響しますんで検討しなければならないと、こう思っております。
    ○(高須賀委員) 2車線でオープンするとなれば、それまでにアクセスである牧高も完成させておかないといけないと、そういう仮定であれば、そうなるわけですね。わかりました。 ○(岡本嗣郎委員) 本当は一般質問でやろうと思ったんだけど。結局、こっちがはっきりしないから、いわゆる交通アクセスについて、どうなっていくのかということは全くわからなかったんだけど、今、もともと、これ、片側3車線という形が──暫定2車線だから片側1車線ですね。これは、恐らく交通量調査しながらの向こうの判断だろうとは思うんですが、実は、この前、ちょっと新聞に載ってました新しい橋ですね、高槻にするか、枚方にするかというような綱引きがあったという橋、あれだって、結局は、大きく見れば、第二名神のインターチェンジがあったり、インターチェンジに対する対応ですね。ほんで、十高線も、当初、府は170号までという話だったんが、聞いてますと、どうも170号から東側に向けて買収に入っておると。このような動きは、どう考えたって、その名神との連動というものがあっての話だろうという気がするんですね。当然、それはあらなきゃならんという、つまり枚方方面から大量に来るわけですから、そのアクセスの問題を、あれは府の事業ですけど、府がどう考えているのかということが全く見えないわけですね。単に橋をつくるだけ、あるいは十高線を延伸するだけ、それは確かにもともと計画があるわけですから。だけど、これが今急に動き出したのは、やっぱり第二名神との関係だろうと。ところが、それが全くわからないんですね、こっちについては。その辺については、都市整備部はどう聞いていらっしゃるのか、説明をお願いしたい。 ○(江村市長) 新しい橋の問題ですけども、これは淀川沿岸の4市で市長のいろんなものについて話し合いがあるわけですけども、そのときに現在の枚方大橋が非常に混雑して、枚方方面、とりわけ国道1号に入るまでが大変混雑していると。したがって、牧高線にある橋梁をできるだけ早くつくっ てほしいというような考え方から土木部と話ししているわけですけども、向こうの方も交通渋滞ということで考えようということで、この第二名神と直接関係するということじゃございませんで、十三高槻線の話でございます。ですから、それを早期にやってほしいと。そして、枚方大橋の付近の混雑をなくしていこうやないかということで今検討しております。  そのような中で、当然、この第二名神が出てまいりますと影響は必ず出てくるわけですけども、現在、第二名神で話をしておりますのは、牧高線については171号までについてアクセスとしてしていこうと。そこから先については、いろいろ難しい点がありますんで当面はそこで対応しようと。したがって、171号の改良というものが当然出てくるわけですから、そういうふうにご理解をちょうだいいたしたいと。ですから、第二名神が出てきたから、あの橋がということじゃございませんので、橋は、もう考えてみましたら、10年以上前からその話をしておる状況でございますんで、そう理解していただきたいと思います。 ○(岡本嗣郎委員) 今の説明では、第二名神というものが照準点として動いているわけでは決してないと、それはそれで了解しますが。結局、第二名神本体ができるということと、当然、アクセス道路をどうするかというのは密接につながっているわけですから、そういった意味で、今はほかの要請から来て対応しているんだけど、これが全部第二名神ができたときには、そこへ集約されていくということは目に見えているわけですから、その辺も、今のニーズに対応するということだけではなくて、結局、第二名神ができたときにどうなるかということも含めて、府は対応すべきだろう。それぐらいのことは考えておるんでしょうけれども、その辺は、実際に目の前に道路ができていく、あるいは車が走っている高槻市としては、一言持っておくべきだろうと。単にインターができて、どうぞおやりくださいというだけでは、結局、交通体系対策特別委員会という名前を以前つけて、レインボー計画21やら見せてもらったときに、雲をつかむような当時の話だったんですが、今回は具体性が出てきてますからかなり深刻な問題としてとらえていくべきだろうと思いますし、そういう意味では、高槻市サイドの、どうあるべきか。できるかどうかは別として、できまへんねんと向こうから言われて、ほんならというんじゃなくて、あるべき姿というのは一遍提示しながら、どこで困難な部分があるのかということを検討しながら進めていただきたい。  以上です。 ○(市田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、阪急京都線富田駅周辺の高架化についてを議題といたします。  理事者側説明を求めます。 ○(西川都市整備部長) 第2の案件としております、阪急京都線富田駅周辺の高架化についてをご説明申し上げたいと存じます。  阪急富田駅周辺の高架化につきましては、富田奈佐原線の事業主体でございます大阪府が中心となっていただきまして、府と市が共同して取り組んでおりますもんで、本特別委員会におきましても平成6年からご審査をいただいてきてございます。そして、その経過の中で、単独立体交差方式の高架事業としまして、その事業採択に向けて、概しまして、府が高架本体事業の検討、それから本市が富田芝生線の整備手法等の検討、こういうものを分担する中で、府と市が協力して取り組むことにつきましてご了知を賜ったところでございます。  府の高架化事業は、市長のお話にもございましたが、茨木の単立で事業採択から完成まで17年かかっておると。また、高槻の連立におきましても18年かかっておるという長期の年月、また莫大な事業費を要する大事業でございます。とりわけ、昨今は、お耳に入っておりますように、国におきます公共事業の抑制基調とか、これに加えまして、大阪府の厳しい財政事情がございまして、府においては新規事業の目出しといいますか、これに当たります高架本体事業につきまして、その調査、検討にどうもペースダウンぎみの影響が生 じているやに我々感じておるところでございます。そのようなことから、富田芝生線の整備手法等の検討を私どもやっておるわけでございますが、高架本体事業の進みぐあいと密接に関係いたしますものでございますので、これと整合を図りながら進める必要がございます。また、一方では、大阪府に対しまして、本体事業の検討が進みますよう要請しながら対応してまいりたいと、このように考えておる次第でございます。  本日は、前回、昨年12月でございましたが、開催いたしまして以降、短期間でございまして、全体から見ますと大きな進展はございませんが、府におきます高架本体事業のうち、仮線の検討をしていただいておりますので、その検討状況、また市において平成8年度に行いました富田芝生線の整備手法等の検討状況、これらにつきましてご報告してまいりたいと、このように存じております。  詳細につきまして、次長から資料に沿いましてご説明いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ○(小柿都市整備部次長) それでは、続きまして、私の方から、案件2、阪急富田駅周辺の高架化について、資料に基づきましてご説明いたします。  部長からありましたように、大阪府が対応してます鉄道高架本体部分と、高槻がやっております富田芝生線部分、2つに分けて説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。  まず、大阪府が主体となって調査、検討いたしております鉄道高架本体部分についてでございますが、大阪府におきましては平成8年度に高架区間の縦横断測量と駅本体について調査を行い、工事用仮線の施工方法について検討されましたことについてご説明申し上げます。  仮線と申しますのは、前回の当委員会でもご説明申し上げましたように、高架工事を行うときに電車を走らせながら工事を進めるためには、南北どちらかに仮線敷と工事用道路を設けまして、現在電車が走っております線路を順次移動させます。これは、現在の線路敷内に高架化工事用のスペースを確保するためのものでございます。このときの仮線敷と工事用道路として必要な幅員でございますが、前提条件といたしましては、おおよそ10メートルを基本と考えております。このことによりまして、現在あります道路が通れなくなる部分も出てきますので、仮設用の道路が必要となってくるということでございます。仮設道路の部分でございますが、工事の期間中、借地をさせていただくという方法もございますが、高架事業につきましては、工事期間が大変長くかかる場合には買収によりまして立ち退きをしていただくケースが多くございます。ちなみに、高槻市駅や茨木市駅の高架化工事におきましては、買収方式によりまして高架工事が完成いたしました後には、側道として整備いたしております。このような前提条件をもとに、北側仮線及び南側仮線について検討されました。  まず、北側仮線でございますが、主な特徴の1つといたしまして、ちょうど富田駅の西側にNTTの富田別館がございます。この建物の一部が、北側に仮線を振るとしますと引っかかることになります。府の調査によりますと、施設の移設が大変困難で、仮に移設するにしても多額の経費が必要であるということでございます。と申しますのは、埋設物とか、いろんなものが入っておりますので、それを撤去してほかにするということは大変経費がかかるというようなことでございます。  次に、現市道の代替用の用地の確保でございます。前の画面をごらんください。阪急の路線に沿いまして北側に市道がございます。桜ケ丘北町の部分と北昭和台町の部分に市道がございます。この部分を仮線敷として使用いたしますので、その道路がつぶされてしまいます。そうなりますと、工事中には代替用の道路が必要となりますので、その部分がさらに北側の民家の土地を協力いただきまして、そこに現市道の代替道路を新たにつくらないといかんというようなことが起こってまいります。一方、仮線敷を高架化工事完成後、側道として整備し利用するとした場合につきましては、赤大路踏切から西側におきまして、本市道名では 北昭和台9号線と、さらに茨木市側の市道も接道ができることになりますので、道路のネットワーク形成が可能になるということがございます。これが北側仮線案の特徴でございます。  次に、南側仮線案でございますが、主な特徴といたしましては、まず、高架化による日照問題でございます。すなわち、東西に高架化の路線がある場合には、高架の北側が基本的には日影になります。特に、富田芝生線から女瀬川間において日照障害が生じるおそれがございます。  2つ目といたしまして、現市道の代替道路の用地の確保でございます。OHPの画面でもわかりますように、先ほど、北側線では割と区間が短かったんでございますが、南側に仮線をとりますと、富田東踏切と桜ケ丘踏切の間を除いて、ほぼ全区間に市道道路がございます。これらの代替道路の確保が必要になってきます。先ほど申し上げましたように、南側に振りますと、ほぼ全線にあります市道の代替道路が必要でございますが、さらに南側にたくさんの用地を確保しないといかんというようなことが起こってまいります。それと、駅の南側の部分につきましては、都市計画道路富田牧田線がございまして、その辺の整備の整合性が必要となってきます。  3つ目といたしましては、完成後に側道として整備使用する場合、赤大路踏切以西に接続する道路がございませんので、道路のネットワークとしては形成できないということになります。  以上が、北側仮線、南側仮線の2案の特徴をご説明申し上げました。どちらを採択するかにつきましては、先ほど説明申し上げました条件とか、既存道路との取りつけ、整合性、また富田芝生線に伴う町づくりとの整合性との観点も取り入れまして、大阪府では、今後、本市及び阪急電鉄とも協議を行いながら、検討してまいりたいということでございます。  次に、2−2ページからは、平成8年度に行いました富田芝生線の整備手法の検討について、ご説明いたします。  これは、都市計画道路富田芝生線を沿道市街地と一体的に整備する手法を求めたものでございまして、土地区画整理事業の最も初期段階のものでございますA調査内容的には基礎調査でございますが、これを建設省の補助金を得て実施したものでございます。本日は、2つの検討ケースをお示ししてございますが、これは、いずれも行政における試行錯誤中の、言いかえれば、どのような都市整備手法を導入するかが適当であるかということを判断するための材料として行ったものでございまして、ひとり立ちするものではございませんので、あらかじめご了承いただきたいと思います。  検討調査は、まず、地区の現地踏査とか実態調査を行いまして、地区の整備課題をつくりました。まず1点目としましては、都市計画道路富田芝生線等の整備。2つ目としましては、商業・業務機能の充実。3点目としましては、区画道路・公園等の生活公共施設の整備。4点目としましては、安全な市街地としての防災対策と、4点に整理いたしました。  次に、区域の大まかな整備検討方向を示します。まとまりといたしまして、JR駅南側は駅前広場等を中心とする商業・業務ゾーン、阪急以南の富田芝生線沿道につきましては路線型商業整備ゾーン、そしてJRと阪急の間で富田芝生線より西側の地区につきましては駅近傍である立地条件等を生かしました集合住宅と商業が共存する街なみ環境整備ゾーンとして想定いたしました。このように想定いたしました整備ゾーンの町づくりを実現していく手法といたしまして、平成7年度の検討──本日は参考資料として3ページ目以降におつけしておりますが──しました検討を深め、今回2つの整備手法を導き出したものでございます。  まず、ケース1でございますが、資料の2−2ページ、及び前のOHPの画面をごらんください。この案では、駅南側の駅前広場を中心とする約1.5ヘクタールの商業・業務ゾーンの区域につきましては、市街地再開発事業手法をもって整備を検討するということでございます。  そして、西側の、街なみ環境整備ゾーンの区域 約2ヘクタールにつきましては、街なみ環境整備事業手法で検討する。この手法につきましては、区域で街づくり協定の締結を行いまして、その協定に基づき、順次、道路拡張とか公共施設の整備を行うものでございます。  富田芝生線沿道の区域につきましては、沿道区画整理型街路事業手法で検討いたしました。この手法は、面整備のみに限定されておりますので、建物を建てるためには優良建築物等整備事業とか、小売商店街近代化共同事業等を併用して、面整備と上物を同時にやっていくというような手法になるかと思います。  そして、都市計画道路富田牧田線につきましては、一般的な街路事業によって整備を検討いたします。  以上がケース1の整備検討の手法でございます。  次に、ケース2の整備検討手法でございます。資料の2−3ページ、及びOHPの画面をごらんください。  この案では、富田芝生線沿道全体約5ヘクタールを沿道区画整理型街路事業によりまして整備手法を用いまして検討する案でございます。他の地区につきましては、前に説明いたしましたケース1と同様でございますので、省略させていただきます。  また、表中の主な特徴とか問題点を表記しておりますので、ご参考にしていただきたいと思います。  いずれにいたしましても、市街地整備について、端的に申しますと、阪急の高架事業の導入を契機といたしまして、富田芝生線を中心とする町づくりを進めるものでございます。高架事業本体の進展を促進しながら、富田地区の町づくりを進めていく必要がございます。その中で、本日ご説明いたしました整備手法を適切に導入して、駅前地区を中心とした商業・業務機能の充実、防災や、生活環境に配慮した市街地の改善、道路や、公園等の基盤施設整備等拠点地区にふさわしい町づくりを進めていくことが大切だと考えております。  私どもいたしましては、本体事業を最優先として両方の検討が一定進みました段階におきまして、地域の関係住民の皆さんにご説明をし、ご意見を聞きながら、先ほど申し上げましたような中で、最も適切な整備手法を定めていく時期が到来するように、府とともに今後とも努力していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上、簡単でございますが、私の説明を終わらせていただきます。 ○(市田委員長) 説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ○(岡本嗣郎委員) この間、調査が終わって、それでこれが出ておるわけですけれども、先ほどの部長の説明では、大阪府の姿勢がどうもというような感じで聞いたんだけれども、作業として、これ、単純に高架だけじゃないんだけども、高架化していくための作業、普通にいけば、あの調査が終わった後、次の段階に入る調査なりなんなりがあるわけですけども、その状況は、まず、府の姿勢をはっきりしてほしいのと。  それによって、今、停滞してるのか、ちゃんと進んでおるのかというのが判断できると思うんですが、そのあたりは、手順としては、今、どんな状況にあるわけですか。 ○(小柿都市整備部次長) 今の岡本委員のご質問でございますが、基本的には、当初、この事業についてご説明申し上げましたように、単立事業は確定いたしました。単立と申しますのは、高架事業だけではなくて、それに関連する富田奈佐原線と富田芝生線、この両方の事業費にかわるものを限度額として単立方法でありますよということでございますから、両都計道路の概算費用をどうしようかということの予算をもちまして国に行きまして、その事業費を認定していただきましたら、それに対する費用は認めましょうということを、建設省と議論したわけですね。そのときに建設省としましては、富田奈佐原線は沿道に余り商業施設がないから、それは単なる切り取りでいいですと。しかし、富田芝生線の方につきましては、駅前には相当商業施設があるから、その辺の町づくりはど うするんですかと、その辺と並行してやりなさいということでございますので、高槻市としましては、富田芝生線の面整備の手法としまして、今、私がご説明しましたようなことで、いろいろ議論しながら、どんな手法でやっていこうかということを市の方でやっております。一方、府の方につきましては、本体の概算──限度額は都計道路の限度額でございますが、実態値としましては、その高架事業にはどれぐらい金が要るかということを積算しまして、国にこれだけ事業費がかかりますということで、予算要望といいますか、事業要望をしなきゃなりません。その辺につきましては、今、説明いたしましたように、それには、例えば、仮線を北側にするか、南側にするかによりまして工事手法が変わってきますし、そういうような地道な調査をしながら、全体の事業費を積算せんと国の方に事業申請ができないという状況でございます。そういうことで、その辺がちょっとペースが落ちているということでございます。  以上でございます。 ○(岡本嗣郎委員) 今の社会的な全体状況を見て、早急には進まないと。かつ、もし、今おっしゃった、工事のための道路をどうするかというような、これだけでもかなり手間がかかりますから、そこの検討に入っているとしたら急には進まないだろうとは思うんですが、今、これ、阪急高架の方から見ているからそういう説明になるんですけど、これ、僕は以前からこだわっているんですが、富田芝生線が具体化し出したのは府営住宅が契機になったわけですね。芝生の府営住宅の建てかえに伴うアクセス道路という位置づけで来ているわけですよ。それが、初めは駅前までかと僕は思っておったら、実際はそうじゃなくて途中で切れとるという、そんな段階なんですね。ほんなら、高架から見たら今の説明になるんですが、芝生住宅から見たときに富田周辺の人たちは富田駅へ集まってくるという、そのための道路というふうに僕は位置づけてたんですが、そっちから見た場合にはどうなるのか。あるいは手法がないのか。例えば、阪急から北側は別としても、牧田線まではバスが早く入ってこれるという、バスから見たって富田団地とか芝生の団地の人たちを富田駅へ持ってくる方が効率はいいわけですし、乗客増ということも考えられるわけですけど、そのあたりの検討というのは全くないわけですか。その辺お伺いしたい。 ○(小柿都市整備部次長) おっしゃいますように、富田芝生線は、本来、街路事業で南から順次上がっていくと思います。それは、事業認可区間が、今言いましたように、駅前まで行っておりません。そういうような状態で、実は途中から単立事業が入ってきたもんですから、今度はちょっとややこしいといいますか、表現になりますけど、今、国の方にしましては、単なる街路事業、単立事業につきましても街路事業と一体でございますが、当然、これを進めますと、どちらかの観点から見るかにもよりますけど、仮に富田芝生線を南から順次上がっていくことにいたしましたとしても、その踏切をどうするんだということが、どの道そこでぶち当たりますので、ここが解決しなかったら、結局、それもストップして、その考え方をまず持ってきましたということになりましたら、単立事業のところに当たってきますので単立事業を進めないといかんという格好になるんじゃないかと考えております。 ○(岡本嗣郎委員) だから、これは、いろんな手法、定規ではかった手法ではなくて、南からずっと上がってきたときに、バスは何も踏切を通る必要はないわけだから、図書館の横のロータリーがうまく使えるかどうかは別としても、物理的に。そういう考え方でいけば、一応単立からの発想はあっても、南側からの発想とのドッキングというのかな。ほんなら、単立はなかなか構想は前へ出ないけど、芝生線だけは何とか牧田線のとこまで来てバスが入れると、そういう手法というのか、考え方、あるいはテクニックというのかな、それは国との話ですから、それは定規は当てないといかんやろうけど、その当て方だってちょっと工夫すれば、町の実情としては単立も確かに必要だけども、富田芝生線というものも機能上必要なんだ と、その辺の定規の当て方の話ですね、そこはどうお考えなのか。 ○(西川都市整備部長) ご承知いただいておりますように、現在の南の部分の富田芝生線は南から清蓮寺まで事業を進めております。ほぼ50%ぐらいの用地買収ができたと思いますし、今年度には150メーターほど工事も加えてという形で進めさせていただきます。  それと、富田高架、芝生線の北の部分、こういうことになるんですけども、それは長期、短期という形で事業整備という面では置かせていただいております。短期的には南の部分から攻めていって、北の部分を中期的に高架でということになります。今、ご提案されました件は、考え方とすれば、街路事業を北の方に延ばしていけばどうかということは、私も承知します。わかります。しかし、現在の国の補助金の扱いとしますれば、あそこを街路事業で北の方へ延ばしていくということになれば不可能であろうと思います。といいますのは、先ほど次長が言いましたような、踏切という大きな問題がございますので、これの道路整備でこれを解決ということは必ず一体のものになります。そうなりますと、ただいまの街路事業の手法という意味では、私どもいろいろ検討しました結果、高架事業によって踏切も含めた形の街路事業でやろうと。裏から言いますと、これでないと補助金も出てこないと。少し言い方がおかしかったかもしれませんけども、そういうような判断に至っていると、こういう状況でございますんで、この線で進んでいきたいなと、このように思っております。考え方としては、わかります。 ○(岡本嗣郎委員) だから、補助金のもらい方だから、どういう考え方やということを、原則を示さないと補助金が出ないということなんだけども、実態的に言えば、そら建設省は、高架というのは踏切の問題をどうするかということがポイントなんだから、高架から見れば、その問題を解決しない限りはその道路の問題というのは解決しないのだと、それはわかるんだけれども、町の機能的な面から見れば、当然、何でもいいから、とりあえず駅前まで出てきてくれた方がいいわけだから、そこの、そら看板は高架でもいいけれども、実際に工事というのか、事業を実施しているときに、看板は高架を使いながら、富田芝生線だけ何とか駅まで来るという、そんな考え方なり手法はできるのか、できないのかということを聞いているんですけど、それ辺はどうですか。 ○(西川都市整備部長) 先ほどのご答弁の補足させていただきますと、そういう意味で、今は街路事業で、富田芝生線の南の部分、清蓮寺までですが、そういう高架という意味合いで、どこまでという話はちょっと別にしましても、これを北の方へ進めていくということは、考え方としては可能だと思います。それが国として、どういう整合の中で認められるというのは別のことでございますけども、そのように認識しております。現実的には、いろんな補助金の配分の問題もございますので、どこら辺までというのは難しいかなという感じは持ちますが、考え方としてはよくわかります。 ○(岡本嗣郎委員) あした、あさっての話ではないから、それは置いておきますけれども、こうやって図が出てくると、あのあたり全体の話になってくるから、いろんな要素がこの中に、これはべたっとした図ですけど、実際に住んでる者から見たら、いろんなもんがあるわけですね。近所、ちょっとこんな情報が出ると、あれどうなんねん、これどうなんねんという話がすぐ出てくるわけですね。例えば、これ、もう答え要りませんけど、JRの南側を買いましたね。あれ、買ったというだけで、うわっと影響が出ておるわけですね。だから、いろんな要素がありますから、かなりしっかりしたあれを持っていかないと、そんなもんでもみくちゃにされたら肝心なことが進まへんということがありますから、時間はかかると思いますけど、その辺はしっかり方針なりなんなりをつくっていただきたい。  以上です。 ○(市田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で、本日の議事は終了いたしました。  ここで、各委員にお諮りいたします。  本特別委員会の審査経過の概要につきましては、次の本会議で中間報告を行うことになっております。この中間報告書の作成については、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(市田委員長) 異議なしと認めます。  よって、中間報告書は委員長において作成いたします。  昨年5月の改選から、ちょっと不本意ではございますけれども、委員会も2回しか開催できなかったということは大変恐縮をしているわけでございます。今後、また、5月の臨時会の後の特別委員会に引き続いて、またお世話になりますけども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。任期終了に当たりまして、一応正副委員長としてごあいさつを申し上げたいと思います。ありがとうございました。  以上をもちまして、本特別委員会を散会いたします。              〔午前10時56分 散会〕  委 員 長 市田 忠夫...