高槻市議会 1994-03-07
平成 6年第1回定例会(第1日 3月 7日)
日程第16 議案第12号 平成5年度高槻市
交通災害共済特別会計補正予算(第2号)について
日程第17 議案第13号 平成5年度高槻市
火災共済特別会計補正予算(第2号)について
日程第18 議案第14号 平成5年度高槻市財産区会計補正予算(第3号)について
日程第19 議案第15号 平成5年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第2号)について
日程第20 議案第16号 平成5年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)について
日程第21 議案第17号
高槻市議会議員及び高槻市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例制定について
日程第22 議案第18号 高槻市
都市公園条例中一部改正について
日程第23 議案第19号 高槻市
自動車運送事業の設置等に関する条例及び高槻市
自動車運送事業条例中一部改正について
日程第24 議案第20号 高槻市
農業共済条例中一部改正について
日程第25 議案第21号 高槻市
土地開発公社定款中一部変更について
日程第26 議案第22号 平成6年度
農業共済事業事務費の賦課金を定めるについて
日程第27 議案第23号
農業共済事業特別積立金の取崩しについて
日程第28 議案第24号 平成6年度高槻市
一般会計予算について
日程第29 議案第25号 平成6年度高槻市
公園墓地特別会計予算について
日程第30 議案第26号 平成6年度高槻市
駐車場特別会計予算について
日程第31 議案第27号 平成6年度高槻市
公共用地先行取得特別会計予算について
日程第32 議案第28号 平成6年度高槻市
公共下水道特別会計予算について
日程第33 議案第29号 平成6年度高槻市
国民健康保険特別会計予算について
日程第34 議案第30号 平成6年度高槻市
老人保健特別会計予算について
日程第35 議案第31号 平成6年度高槻市
交通災害共済特別会計予算について
日程第36 議案第32号 平成6年度高槻市
火災共済特別会計予算について
日程第37 議案第33号 平成6年度高槻市
農業共済特別会計予算について
日程第38 議案第34号 平成6年度高槻市財産区会計予算について
日程第39 議案第35号 平成6年度高槻市
自動車運送事業会計予算について
日程第40 議案第36号 平成6年度高槻市
水道事業会計予算について
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本日の会議に付した事件
日程第1から日程第40まで
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出席議員(38名)
1番 角 芳 春 君 2番 市 田 忠 夫 君
3番 藤 田 頼 夫 君 4番 稲 垣 芳 広 君
5番 筒 井 俊 雄 君 6番 福 井 浩 二 君
7番 松 雪 芳 信 君 8番 堀 田 和 喜 君
9番 宮 下 彰 君 10番 生 田 靖 彦 君
11番 二 木 洋 子 君 12番 森 清 君
13番 三反田 次 男 君 14番 小 野 貞 雄 君
15番 池 下 節 夫 君 16番 川 口 雅 夫 君
17番 源 久 忠 仁 君 18番 石 橋 守 君
19番 久 保 杏 慈 君 20番 尾 崎 勉 君
21番 根 来 勝 利 君 22番 岡 本 嗣 郎 君
23番 大 川 肇 君 24番 丸 野 達 志 君
25番 須 磨 章 君 26番 高須賀 嘉 章 君
27番 新 家 末 吉 君 28番 渡 辺 峯 子 君
29番 竹 本 寿 雄 君 30番 円 実 義 雄 君
31番 川 上 忠 男 君 32番 段 野 啓 三 君
33番 山 本 五 一 君 34番 久 保 隆 夫 君
35番 伊 川 二 郎 君 37番 村 田 君 江 君
38番 藤 川 和 夫 君 39番 鳥 本 高 男 君
40番 (欠 員)
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欠席議員(1名)
36番 山 口 義 一 君
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説明のため出席した者の職氏名
市 長 江 村 利 雄 君 助 役 奥 本 務 君
助 役 宮 川 幸 三 君 収入役 奥 田 晴 基 君
教育委員会委員長 神 林 久 子 君
教育長職務代理者管理部長 安 満 二千六 君
自動車運送事業管理者 片 倉 保 蔵 君
水道事業管理者 鶴 谷 岳 弘 君
市長公室長 溝 口 重 雄 君 総務部長 高 田 達 夫 君
財務部長 小 林 宏 君 同和対策部長 湯 浅 貢 君
市民文化部長 中 村 圭 作 君 民生部長 橋 長 勉 君
保健医療監 山 本 香 憲 君 環境衛生部長 前 田 忠 次 君
産業経済部長 山 本 宏 道 君 建設部長 近 藤 富 彦 君
都市整備部長 谷 知 昭 典 君 下水道部長 平 直 記 君
学校教育部長 廣 瀬 傳之助 君 社会教育部長 栗 田 正 信 君
消防長 奥 田 稔 君
土地開発公社専務理事長 束 治 夫 君
選挙管理委員会事務局長 内 本 隆 譲 君
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議会事務局出席職員氏名
事務局長 植 田 實 事務局次長 木曽谷 晃
庶務課長 杠 志 郎 調査係長 三 牧 勉
議事課長 大 平 庸 次 議事課長補佐 小 島 善 則
議事係長 潮 平 義 行
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会議録署名議員
33番 山 本 五 一 君 34番 久 保 隆 夫 君
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〔午前10時 0分 開会〕
○議長(伊川二郎) ただいまから平成6年第1回
高槻市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員数は35名であります。山口義一君から遅参届を受理いたしております。
よって、会議は成立いたします。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において山本五一君及び久保隆夫君を指名いたします。
日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月30日までの24日間といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、会期は24日間と決定いたしました。
日程第3、諸般の報告を行います。
市長から行政報告の発言を求められておりますので、これを許します。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) 開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
ことしの冬は例年になく厳しい寒さが続いておりましたが、市内の各地で紅梅や白梅の開花が見られるようになり、ようやく春の息吹が感じられるところでございます。
さて、本日ここに、平成6年第1回
市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、何かとご多忙の中、ご参集賜り、まことにありがとうございます。
今議会では、後ほど私の平成6年度における施政方針の大綱を初め、平成6年度当初予算案件などの議案につきまして、それぞれご説明申し上げてまいりたく存じておりますが、これらに先立ちまして、まず、閉会中の主な行政上の事項につきまして、ご報告させていただきたく存じます。
初めに、
都市計画事業阪急京都線連続立体交差事業の竣工につきましてご報告を申し上げます。
本事業は、事業主体の大阪府を初め、高槻市並びに阪急電鉄の3者で昭和54年に事業着手して以来、15年もの歳月を要した大事業でございますが、このたび、すべての事業が完工いたしまして、去る2月17日、
記念モニュメントの除幕式を行った後、高槻現代劇場におきまして、議会を初め多くの関係の方々のご臨席のもと、竣工式典を行ったところでございます。
このような大事業がここに完成の日を迎えることができましたのも、国、府並びに阪急電鉄はもとより、議会を初め、多くの関係各位のご尽力とご支援のたまものと存じ、厚くお礼を申し上げる次第でございます。とりわけ議会におかれましては、昭和44年5月に特別委員会を設置していただいて以来、今日まで長年にわたり大変なご苦労、ご尽力をちょうだいしたおかげと、この場をおかりいたしまして、改めて深く感謝申し上げる次第でございます。
本事業の完成は、単に中心市街地の交通事情が一新されるにとどまらず、市街地の立体的な発展に極めて大きな事業効果をもたらすものと、まことに喜ばしく存じております。
次に、
総合センターの完成につきまして、ご報告を申し上げます。
議員各位におかれましては、既にご案内のとおり、市制施行50周年記念事業の一環として平成3年10月に工事着手いたしました
総合センターは、昨年12月に完工いたし、来る3月27日に完工式をとり行うべく、現在、その準備を進めているところでございます。既に行政部門の執務室につきましては移転を完了し、執務を行っておりますが、市民の多種多様な学習ニーズにこたえ、生涯学習を推進していく拠点として設置いたしました生涯学習センターにつきましては、4月1日のオープンを目指して、鋭意準備を進めておるところでございます。このオープンに先立ちまして、来る3月15日から3月29日までの間、俳句展を初め、舞踏のつどい、
現代邦楽鑑賞会など種々の
完成記念事業を、関係団体の協力を得まして実施してまいりたく存じております。
一方、中央図書館につきましては、4月8日から開館を予定いたしておりまして、市民の方々が身近で気軽に利用できる
図書館サービスを提供するとともに、市立各図書館の中心館としての機能を果たすほか、国立や府立等の各図書館との連携を研究するなど、市民の高度化する知的活動や学習意欲にこたえる情報センターとなるよう努めてまいりたく存じております。
いずれにいたしましても、このたび
総合センターが立派に完成いたしましたのは、
特別委員会等におきまして、議員各位からいただきました数々の適切なご意見、ご指導のたまものと存じ、ここに厚くお礼を申し上げる次第でございます。
次に、
西大冠コミュニティセンターの完成につきましてご報告を申し上げます。
本センターは、本市で12番目の
コミュニティセンターとして、昨年8月から建設に取り組んでまいりましたが、このたび完成の運びとなり、去る2月26日に、議長を初め地元関係者の方々をお招きして完工式を終えたところでございます。本センターは鉄骨づくり2階建て、延べ床面積538.79平方メートルで、大集会室のほか和室や調理実習室等も配置し、地域住民の方々が幅広い活動にご活用いただけるよう配慮いたしております。今後、これまでの
コミュニティセンターと同様に、地元の
管理運営委員会の自主運営、自主管理のもと、地域の文化活動あるいは住民相互の触れ合いの場として、大いにご活用いただけるものと期待するところでございます。
続きまして、
救急救命士活動につきましてご報告を申し上げたく存じます。
我が国における医療並びに救急搬送の体制につきましては、世界的水準にあると言われながらも、救急現場及び搬送途上の応急処置につきましては、欧米諸国と比べまだまだ不十分なところから、去る平成3年4月に
救急救命士法が制定されるなど救急業務が大きく変革されましたことは、ご案内のとおりでございます。本市といたしましても、これらに対応いたしまして、平成3年度から救急救命士の養成に努め、既に6名がその資格を取得いたしております。また、医師の 具体的な指示につきましても、
三島救急医療センターの協力を得て行うとともに、高規格救急車も北消防署に配置いたしまして、今月1日より稼働いたしたところでございます。これによりまして、市民の救命率が一層向上することと期待するところでございますが、今後におきましても救急業務の高度化にさらなる努力をしてまいりたく存じております。
行政報告の終わりに、電気、ガスなどの手続が一度にできる
サービス窓口の開設につきましてご報告を申し上げます。
この3月から4月にかけましては、1年じゅうで最も転入転出が多い時期でございます。そのようなことから、これら転入転出等の手続で来庁された際に、公益的企業の諸手続もあわせて一度に済ませることができるように、これまで関係機関と協議調整を行ってまいりましたが、このたび合意に達しましたので、
市役所本館市民課横で
サービス窓口を設けることといたした次第でございます。今回、協力いただく機関は、高槻郵便局を初め、関西電力、大阪ガス、NTT、並びにNHKの5企業で、本市水道部とあわせまして開閉栓、口座振替、加入や廃止、住所変更等の諸手続、その他各種の相談などの業務を行うことといたしております。開設の時期は、移動の多い時期に照準を合わせまして、来る3月14日から4月18日とし、市役所の執務時間と同様に午前9時から午後5時15分までといたしております。
今後につきましても、このたびの結果を参考にいたしまして、一層の市民の利便性を考えてまいりたく存じておる次第でございます。
以上で行政報告を終わらせていただき、引き続き、今議会に提案申し上げております議案の概要説明をさせていただきたく存じます。
まず、人事案件といたしまして、高槻市有功者を定めるについてでございますが、高槻市表彰条例第5条第5号の規定に基づき、昨年12月22日付で任期満了となり退任されました前教育長の藪 重彦氏を、高槻市有功者といたしたく、議会のご同意をお願いするものでございます。
いまひとつの人事案件は、高槻市公平委員の選任に当たりまして議会のご同意をお願いする件でございます。今回、公平委員にお願いする方は、来る3月31日をもって任期満了となります田中壽秋氏を、引き続き、
本市公平委員として選任いたしたく提案申し上げております。
次に、契約案件でございますが、平成6年度高槻市
ごみ処理施設定期検査修理工事請負契約締結についての1件を提案申し上げております。
損害賠償に係る案件といたしましては、昨年の8月に発生いたしました
三箇牧幼稚園児プール死亡事故に係る損害賠償の額の決定及び和解についてを提案申し上げております。
次に、
補正予算案件でございますが、平成5年度
高槻一般会計補正予算(第4号)で、精算を中心とする所要の補正をいたそうとするもののほか、8特別会計、財産区会計、2企業会計で、 それぞれ所要の補正をいたそうとする予算案件12件でございます。
続きまして、条例案件といたしましては、公職選挙法の一部改正に伴いまして
高槻市議会議員及び高槻市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例を制定いたそうとするもののほか、都市公園として芥川緑地を設置いたそうとする高槻市
都市公園条例中一部改正について、及び
うの花養護幼稚園児の送迎バスを交通部において
特定旅客自動車運送事業として行うために所要の改正をいたそうとする高槻市
自動車運送事業の設置等に関する条例及び高槻市
自動車運送事業条例中一部改正について、並びに高槻市
農業共済条例中一部改正についての4件でございます。
次に、一般議案といたしまして、公有地の拡大の推進に関する法律の施行令一部改正等に伴い、
土地開発公社定款の一部を変更いたそうとする高槻市
土地開発公社定款中一部変更について、及び平成6年度
農業共済事業事務費の賦課金を定めるについて、並びに
農業共済事業特別積立金の取崩しについての3件でございます。
最後に、平成6年度当初予算関係でございますが、高槻市一般会計を初め9特別会計及び財産区会計、並びに2企業会計におきまして、それぞれ当初予算案を付議申し上げておりますが、このうち一般会計について申し上げますと、
歳入歳出予算総額をそれぞれ1,004億8,355万5,000円とし、前年の当初予算額と比較いたしますと2.3%の減といたした次第でございます。
以上、今議会に提案申し上げております36件の概要でございますが、詳細につきましては、後ほどそれぞれ説明いたしてまいりますので、よろしくお願いを申し上げまして、まことに簡単でございますが、行政報告並びに議案の概要説明も含め、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。
○議長(伊川二郎) 市長の行政報告は終わりました。
次に、事務局長から議会関係の報告をいたさせます。
○事務局長(植田 實) それでは、平成5年12月、第6回
市議会定例会以降の議会関係の主な事項についてご報告申し上げます。
去る平成6年1月26日、第60回
全国公営交通事業都市議長会総会が
都道府県会館本館において開催され、議長が出席いたしました。主な協議事項といたしましては、事務報告の後、国の関係機関に対し
公営交通事業の
経営健全化対策の推進を図るため、平成6年度政府予算において財政措置を実現されるよう強く要望する案が承認され、総会終了後、実行運動が行われました。また、平成4年度
歳入歳出決算認定と平成6年度
運動方針案並びに平成6年度
歳入歳出予算案について協議され、いずれも原案どおり可決されました。
次に平成6年2月22日、第71回
北摂市議会議長会を本市で開催し、正副議長が出席いたし ました。
新任正副議長紹介の後、主な協議事項といたしましては、平成6年度各議長会役員のうち北摂ブロックに割り当てられました役員の推薦について協議を行い、本市議長は引き続き
高速自動車道通過市議会協議会理事を務めることになりました。そのほか平成5年度
北摂市議会議長会会計歳入歳出決算報告、並びに平成6年度
北摂市議会議長会会計予算案について協議され、いずれも原案どおり可決承認されました。
続きまして、去る3月2日、第211回大阪府
市議会議長会総会が開催され、正副議長が出席いたしました。
新任正副議長の紹介と会務報告の後、協議に入りました。主な協議事項といたしましては、大阪府
市議会議長会の運営改革に関する答申の取り扱いについて、大阪府
市議会議長会関係の内規、規程の一部改正について、平成6年度大阪府
市議会議長会事業計画案、並びに平成6年度大阪府
市議会議長会予算案についてそれぞれ協議され、いずれも原案どおり可決されました。
続いて、平成6年度の議長会関係の役員の選任に入り、会長には豊中市の議長が、副会長には堺市、藤井寺市、門真市の各議長が選出されました。
以上、議会関係の主な事項についてのご報告を終わります。
詳しくは「議会月報」をご参照いただきますようよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(伊川二郎) 議会関係の報告は終わりました。
これにて諸般の報告を終わります。
この際ご了承を求めます。
平成6年第1回
高槻市議会定例会付議事項に係る附属書類中一部訂正の通知が送付されております。以上よろしくご了承の上、ご訂正のほどお願い申し上げます。
日程第4、平成6年度施政方針に入ります。
これより、各議案の審議に先立ち、江村市長から平成6年度施政方針の大綱を承ります。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) 平成6年第1回
市議会定例会の開会に当たり、平成6年度における市政運営の基本方針と主要施策について、ご説明いたしたいと存じます。
まず、市政運営の基本方針でございますが、昨年は、本市にとりまして、市制施行50周年という記念すべき年でありました。「ふれあえば 新たなときめき」を基本テーマとして、市民とともに創意と工夫に満ちた各般の記念事業を盛大に開催できましたことは、ひとえに市議会を初め、各界各層の関係各位の温かいご理解と絶大なご支援のたまものと深く感謝を申し上げる次第でございます。
本年は、私にとりまして、市長3期目の折り返しの年であります。これまでの半世紀という長い歴史と伝統に築かれた中核都市としての重みを真摯に受けとめ、昨年の記念事業で得ました新たな貴重な財産を引き継ぎ、21世紀へのさらなる飛躍と新たな地域社会の創造に向け、心豊かで活力と潤いのある町づくりを目指してまいりたいと存じます。
さて、我が国を取り巻く世界情勢は、東西冷戦体制の崩壊後、経済を核とする新時代への変化を模索する中、民族問題を初め、難民問題、環境問題等の課題が山積しており、いまだ新しい世界秩序は構築されない状況下にあって、経済大国と言われる我が国に対しては、国際貢献のあり方を初めとして、その果たすべき役割がますます厳しく問われてきております。
一方、国内においては、主として政治改革をめぐって政権の交代がなされ、紆余曲折の上、本年1月末の国会において、政治改革4法案が可決、成立されました。また、複合不況と言われる今日の景気の長期低迷は、戦後最大の不況で、今なお深刻な状況下にあって、個人消費と企業の設備投資は冷え込み、資産デフレと言われる現象をもたらし、民間企業では、人員の合理化を初めとするリストラ等が進められております。政府におかれては、このような状況打開に向け、積極的な公共投資を初め所得税等の減税、規制緩和など、各分野にわたる総合経済対策を決定されております。
このような国内動向は地方財政へも大きな影響をもたらし、本市の財政状況におきましても、市税を初めとする歳入全体の伸びが見込めない状況下にありますが、今日の意識の多様化、高齢化、リストラクチャリングといった社会的な潮流の中で、21世紀を展望し、活力ある快適な都市生活・産業基盤の整備、高齢化社会に向けての適切なる対応、自然と歴史を生かした、ゆとり・潤い・魅力ある生活文化機能の整備など、市民生活充実のため、安定的な投資的経費の確保を図らなければならないと認識するところであります。
今、市民生活に直結する生活者重視の地方分権の流れを基本的には評価しつつ、決意も新たに、行政の継続性を大切にし、ビッグプロジェクトを中心とした諸施策への積極的な対応を図るためには、行財政構造の実態を踏まえつつ地方自治体としての主体性を念頭に置き、国、府、関係諸団体等との連携を十分に図りながら、新たな観点からの計画的、横断的な市政運営の推進と弾力的、効果的な行財政運営の手法研究を行う必要があると考えております。
また、今日のように都市間競争が激しく、個性的な町づくりの時代と言われる中で、各種事業を円滑に推進するためには、市民、各界各層の皆さんとともに英知を結集して取り組むとともに、組織は人なりを再認識し、職員1人1人が幅広い問題意識を持ち、時代の変化に的確に対応できる政策能力等を高められるよう、不断の意識改革と人材育成等にも努めてまいる所存であります。
以上のような基本方針のもと、千里の道も一歩からという言葉を今一度かみしめ、ふるさと高 槻の創造に向け、新たな行財政運営の第一歩を着実に踏み出す決意であります。
次に、行財政運営の基本的な考え方でございますが、今日の低迷する景気に対応するため、政府は過去最大規模の総合的な経済対策を決定し、その中で大幅な所得税減税や住民税減税の実施が決められております。このたびの減税策は単年度となっておりますが、引き続いて、急速な高齢化社会の到来等も見据えた、国民負担や税制のあり方が検討されることとなっており、その動向は、今後の地方財政にも大きな影響を及ぼすものと考えております。
当面、本年度の個人市民税の減税にかかわる減収分につきましては、新たに設けられる減収補てん債による対応も考えられますが、今後の政府の制度改正の内容を的確に見定めて決定してまいりたく存じます。
このように、本市における財源の見通しは非常に不透明かつ不確定な状況となっており、また、行政サービスの拡充に伴う経常的経費の増高などにより、財政構造も硬直化が進みつつあるなど、本市の財政状況は極めて厳しいものとなっております。そこで、限られた財源を最大限に活用していくために、これまで以上に効率的、効果的な行財政運営を追求し、その自立性、弾力性を高めてまいらねばならないものと考えております。
このような考えに基づき、平成6年度の行財政運営に当たっては、次の点に留意し、より一層適正な執行に努めてまいる所存であります。
第1は、計画的な事業の推進であります。
市政の主要事業は、実施計画に基づいて実施しておりますが、中長期的な視点に立って、投資効果や後年度負担、関連施策との整合性等を総合的に判断して適正な事業の選択に努め、その推進を図ってまいります。
第2は、歳入の確保、歳出抑制であります。
国の経済対策等を援用し、補助金、交付金等の確保に向けてさらに努力するとともに、各種の財政指標に留意しながら、総合的な判断に基づき、低金利下にある起債を効果的に活用してまいります。また、自主財源の伸びが期待できない今日にあっては、各種基金を目的に沿って有効に活用してまいりたいと考えております。さらに、経常的経費については、極力抑制を図るとともに、常に経費とそれに対する効果を念頭に置いた効率的な財政運営に努めてまいります。
第3は、行財政改革の徹底であります。
今日のような厳しい状況の中で、質的、量的に拡大する行政需要に対して、的確にこたえていくためには、さらに合理的な行財政運営へと改善していかなければならないと存じております。そこで、いま一度、行財政改革の原点に立ち返り、職員1人1人が意欲を持ち、職務に対する責任を自覚し、組織を挙げて課題に取り組むとともに、柔軟な発想と経営的な視点に依拠した市政 運営を目指すことといたします。
以上、申し述べました考えをもとに、議会を初め市民、各界からいただきました多くのご意見、ご要望をも勘案しつつ編成いたしました平成6年度の当初予算案の総額は、一般会計で1,004億8,355万5,000円、特別会計で798億3,569万1,000円、合わせまして1,803億1,924万6,000円となり、一般会計について申し上げますと、対前年度当初予算比で2.3%の減といたしております。
引き続きまして、平成6年度に実施してまいります各施策のうち、主な事業につきまして、総合計画の5本の柱に沿ってご説明を申し上げます。
第1に、みどり豊かな機能的なまちづくりに関する事業であります。
まず、将来の町づくりに向けた都市計画についてでありますが、昨年7月に公表された第二名神自動車道につきましては、今秋に予定される国土開発幹線自動車道建設審議会で整備計画が決定されるよう、大阪府とともに、所要の都市計画手続を円滑に進めてまいる所存であります。
また、都市計画法の改正に伴う用途地域の全市一斉見直しにつきましては、総合計画に即した都市への健全な発展に資するため、引き続き検討作業を進め、都市計画手続に入ってまいりたいと考えております。
次に、中心市街地の整備でありますが、JR高槻駅北地区の市街地再開発事業につきましては、昨年12月の都市計画決定を受けまして、早期の本組合設立認可に向け準備組合への支援を強め、事業推進を図ってまいります。さらに、阪急高槻市駅南地区につきましても、街づくり協議会が行う再開発事業への機運の醸成を図るための諸活動に対して支援を行ってまいります。
街路事業につきましては、中心市街地街路整備に引き続きJR摂津富田北駅前広場、別所日吉台線など、9路線の整備を進めるほか、阪急富田駅周辺の鉄道高架化に向け、町づくりとの関連も配慮しながら、大阪府と連携を図りつつ、計画の熟度を高めてまいりたく存じます。
また、府道の整備につきましては、昨年12月に国道170号以西の全線着工を見ました十三高槻線の
東伸や高槻駅柱本線の南伸、芥川上の口線の浦堂区間等のほか、国道171号八丁畷交差点の改良につきましても、それぞれ市も一定の役割を果たしつつ、関係機関に事業の促進を要望してまいります。
一般市道につきましても、名神改築に伴う岡本郡家本町線や前島余熱利用施設へのアクセス道路ともなります桧尾川左岸1号線の整備等に取り組んでまいります。
次に、都市シンボル芥川づくりであります。
まず、芥川都市緑地につきましては、平成3年度より地域づくり推進事業で、仮称芥川資料館やテニスコート、ゲートボール場などを含め、多機能な緑地として整備を進めてまいりましたが、 本年7月に開設の運びとなります。引き続いて、緑地全体の整備を進めるため、周辺環境と整合のとれた整備計画を策定してまいります。
また、芥川堤の整備につきましては、殿町周辺におきまして大阪府の河川改修、整備にあわせて、市道殿町2号線における歩道や照明灯の整備及び植栽を行ってまいります。
次に、公園・緑化関係でありますが、萩谷地区総合公園につきましては、都市計画決定を経て自然を生かした多機能な公園施設として、サッカー場等の運動施設、多目的広場、自然観察の森等から成る整備計画を鋭意進めてまいります。また、摂津峡公園周辺での公衆トイレの増改築を行い、利用者等の利便性の増進に努めるとともに、快適な町 高槻のイメージの向上に資してまいりたく存じます。さらに、街区公園として、阿武山団地内において奈佐原西公園の整備に着手するほか、緑化協定の趣旨をPRする啓発用パンフレットの作製等にも取り組み、住民みずからの地域緑化への関心を高めるよう努めてまいります。
市民プールの建設につきましても、候補地の選定等、早期の実現に向けて検討を進めてまいります。
次に、下水道の整備についてでありますが、平成5年度に策定いたしました、第4次公共下水道整備3か年計画の中間年に当たります本年度は、処理人口普及率60.2%を目標に、引き続き、東排水分区並びに真上、高槻西、富田処理分区を中心に、123ヘクタールの面整備を進めてまいります。
また、摂津峡の水質保全のため特定環境保全公共下水道事業を活用し、萩谷、萩谷月見台、霊仙寺町等の地区において、下水道事業化に向け都市計画法及び下水道法に基づく事業認可手続を進めてまいりたく考えております。
流域下水道高槻処理場周辺の緑地整備として、屋上テニスコートや多目的広場、散策路等が本年度から市民の方々にご利用いただけることになりましたが、さらに、大阪府とも連携しながら、府の汚泥焼却炉の建設にあわせて、余熱を活用した施設の計画を検討してまいります。
次に、水道事業でありますが、樫田地区簡易水道事業について、第3次拡張事業として、杉生地区への給水区域の拡大を含めて給水量の増大に対処するため、浄水施設の増設や配水池の築造、送配水管の敷設等を行ってまいります。
市営バス事業につきましては、関西大学の学部新設に伴う南平台東線の路線延長及び萩谷線の終点延長を行うとともに、公団阿武山団地の入居者増加に対処するため、阿武山線の増便を行ってまいります。また、南部路線に続き北部路線においても、行き先番号制を導入し、利用者の利便性の向上に努めてまいりたく存じます。
第2に、安全で快適なまちづくりに関する事業であります。
まず、消防関係についててありますが、交通事故や急病などの救急事態の発生の増加に対応し救命率の向上を図るため、引き続き、救急救命士の養成に努めるとともに、消防体制の強化のため消防団等への運営助成、消防器材の充実等を行ってまいります。
防犯・防災につきましては、市民の生命と財産を守り、安全で快適な地域社会の創造を目指し、関係機関、関係諸団体との連携のもとに防犯活動の促進に努めるとともに、引き続き、街路灯の計画的な設置並びに自治会所有の街路灯電気代の補助を行うほか、災害時に情報をより速く正確に収集、伝達し、円滑な避難活動や応急活動を行うため、防災行政無線の計画的な設置を進めてまいります。
次に、ごみ減量対策につきましては、環境にやさしい都市高槻を目指し、新たに廃棄物減量等推進員制度を発足させるとともに、分別収集の一層の適正化を進めるなど、市民参加によるごみの減量と再資源化の促進を図ってまいります。また、生ごみ堆肥化容器の普及拡大をさらに進めるとともに、その容器を設置するスペースのない家庭におきましても堆肥化が図れるよう検討を進めてまいります。
さらに、事業系一般廃棄物対策といたしましては、4月から施行いたします新条例に基づき、多量排出事業者に対しまして減量等計画書の作成と実施、廃棄物管理責任者の設置等、廃棄物の減量と再資源化の促進を求めてまいります。
一方、平成7年度の本格稼働を目指し建設を進めておりますごみ処理施設につきましては、平成6年度には本体工事部分をほぼ完了し、年度末から試験運転を実施する予定をいたしております。なお、その余熱を利用した施設につきましては、温水プールや憩いの場などの機能を持つ施設として、平成7年度の完成を目指し、鋭意取り組んでまいります。
次に、環境施策についてでありますが、環境教育基本方針に沿って、各種講座、教室等の啓発活動を一層推進し、人にやさしい環境づくりに努めてまいりたく存じます。
交通安全対策といたしましては、駅前など中心市街地における放置自転車や違法駐車問題を解消し、良好な生活環境と都市機能の維持、増進を図るため、自転車駐車場整備実施計画に基づいて、JR高槻駅南貨物駅跡地に、平成7年度の完成を目指し、約2,000台規模の自転車駐車場と、あわせて約200台規模の自動車駐車場の建設に着手するとともに、民間の自転車・自動車駐車場の建設を促進するため、昨年、創設いたしました補助制度を運用し、引き続き、公民一体となって、自転車及び自動車駐車場整備を図ってまいる所存であります。
第3に、生活を支える活力あふれるまちづくりに関する事業であります。
まず、農業振興対策についてでありますが、我が国の農業は、ガットのウルグアイ・ラウンドにおいて、米を中心とする農産物の関税化の方向性が決定されたことにより歴史的な転換期を迎 え、国においては農業政策の再構築を検討されているところであります。その動向は本市の農業政策にも少なからず影響を受けることが懸念されますので、的確に見定める必要がありますが、本年度においては、引き続き、水田営農活性化対策の各種事業を推進するとともに、共同育苗施設導入の調査研究をさらに深めるなど、農村総合整備事業に取り組んでまいります。
また、農業基盤整備といたしまして、21世紀を展望した都市農業の確立に向け関係団体等と連携を図りながら、フラワーファームやコミュニティ農園事業を継続実施し、生産緑地法による指定農地の保全を図るとともに、大阪府と連携して、樫田地区におけに圃場整備事業の具体化に向けて取り組むほか、営農環境の改善を図るため、前島北農道を初め西面北農道、三島江農道などの整備、補修も行ってまいります。
次に、林業振興事業につきましては、地域の特性と森林の持つ多様な公益的機能を生かし、市民生活に快適な場の提供を行うため、森林の保全と資源確保に努めるとともに、引き続き、森林健康文化圏の形成に向けた取り組みを行ってまいります。
緑の村整備事業といたしましては、広く市民に安らぎと憩いの場の提供と地域の活性化を図るため、せせらぎの里などの施設設備に対し助成してまいります。
さらに、緑化森林公社との連携を深め、市民参加の森づくりの推進と、りんごの森育成事業の充実を図るとともに、新たに森林学習体験の機会や情報等を提供する森づくりネットワーク事業に取り組み、市民参加による良好な森林の育成に努めてまいります。
また、引き続き、森林保全協定締結の推進による森林銀行制度の展開、並びに森林さきもり基金への出捐等、各種事業の充実に努めてまいる所存であります。
林道の整備につきましては、輸送力の向上と通行の安全確保を図るため、萩谷岡山線及び田能線の舗装、原桧尾谷線の改良を実施するほか、その他の林道整備についても検討を進めてまいります。
次に、商工業振興対策につきましては、中小小売商業団体の組織化、経営の合理化、近代化を促進するために引き続き助成するとともに、長引く不況対策として、中小企業の事業活動に必要な資金融資並びに信用保証料の補給制度を実施し、中小企業の負担軽減を図り、経済活動の活性化に資してまいりたく存じます。
消費者行政につきましては、市民の身近な消費者ニーズに的確にこたえるため、情報提供の場として消費者フォーラムを開催する等、一層の充実を図ってまいります。
勤労者福祉施策といたしましては、勤労者の住宅取得など住環境の整備を図るため、引き続き融資制度の充実に努めるとともに、新たに在勤中の中高年齢者が近年のOA化の進展に対応できるようパソコン講座を開催し、専門知識や技能を習得する機会を提供してまいります。
また、障害者雇用の理解と認識を深めるため事業主を対象に講演会の開催など、その啓発に努めるとともに、障害者雇用の一層の促進を図るため、障害者雇用奨励金制度の周知及び活用方を促してまいります。
さらに、勤労青少年がみずから未来を見詰め、平和で希望に満ちた高槻を築こうとする土壌をはぐくむために、活動する勤労青少年フェスティバル実行委員会の事業を支援してまいります。
第4に、健康で心ふれあうまちづくりに関する事業であります。
まず、非核平和・人権擁護についてでありますが、恒久平和とあらゆる差別の解消に向けて、積極的に啓発活動を展開してまいります。特に、本年度は、アジア・太平洋地域における人権の伸長と国際化に対応した人権意識の高揚を図るために設立される、仮称アジア・太平洋人権情報センターに出捐金を拠出してまいります。また、市民への人権等に関する資料を体系的に提供するために、人権・文化啓発コーナーを開設いたします。
同和問題につきましては、大阪府の個人給付事業見直し方針に基づき、高槻市同和事業促進協議会と連携し、残された課題の解決に向けて事業を整理、点検し、その推進に努めるとともに、根本的な解決を図るための基本となる法的措置を、引き続き、国に要請してまいります。
女性施策につきましては、あらゆる分野での男女共同参画を目指し、たかつき女性プランの周知徹底を図るとともに、その総合的な推進に努めてまいります。特に、女性の自立に向けての助言、活動に対する支援とともに情報の提供を行ってまいります。
また、JR高槻駅南貨物駅跡地に老若男女の市民が自主的な文化活動を通して、ともに触れ合える場として、女性センターを含めた多機能な複合施設、仮称総合市民交流センターの建設に着手いたします。
地域振興施策についてでありますが、地域住民の交流と連帯、さらには円滑なコミュニティ活動の促進を図るため、本年度は、第九中学校区に仮称清水
コミュニティセンターを建設するとともに、コミュニティ活動を支援するために、コミュニティハウス建設補助事業及び
コミュニティセンター管理運営事業を継続してまいります。
次に、保健施策につきましては、新たに保健センターに骨密度測定機器を設置し、女性に多く見られる骨粗鬆症に関する生活指導、健康教育を行ってまいります。
福祉施策についてでありますが、平成5年度からの継続事業であります仮称山手老人福祉センター及びデイサービスセンターの建設を完了させ、本年度内にそれぞれ事業を開始し、高齢者福祉のさらなる充実に努めてまいりたく存じます。
また、ショートステー、デイサービス、在宅介護支援センターの機能をあわせ持つ、民間の特別養護老人ホームの建設に対して助成を行うとともに、デイサービス等の事業を委託し、在宅福 祉の拡充を図ってまいりたく存じます。
さらに、高齢者の健康維持の一環として、新たに、はり・きゅう・マッサージに要する費用の助成を開始するとともに、平成5年度に策定の老人保健福祉計画に基づき、国、府の財源措置、民間活力の導入等を勘案しながら、高齢化社会への対応を考えてまいりたく存じます。
障害者福祉施策につきましては、単独で外出することが困難な精神薄弱者や脳性麻痺等で車いすを常用している障害者の社会参加を促進するため、新規にガイドヘルパー派遣事業を開始するほか、精神薄弱者更生施設への入所待機者の解消を図るため、第二茨木学園の建設に対し助成を行ってまいります。さらに、簡易心身障害者通所授産所の整備改造に対して助成することにより、在宅障害者の福祉的就労の機会拡充に努めてまいります。
次に、保育施策についてでありますが、民間保育所への運営補助事業や簡易保育施設への委託事業を継続するなど、民間と協調した保育行政を進めてまいりたく存じます。
第5に、人間性をはぐくむいきがいのあるまちづくりに関する事業であります。
今日の学校教育においては、みずから学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対応できる能力を育てるとともに、たくましく生きる力、感性の豊かな心を持つ人間を育成することが、その果たすべき重要な役割と考えており、家庭や地域社会との連携を深める中で、効果的な教育活動が実践できるよう施設整備に努めるとともに、現代の多様化する市民の学校教育への要望や期待にこたえられるよう教育委員会に要請してまいります。
そのような観点から、大阪府外国青年招致事業を補完する事業として、昨年から実施しております市立中学校への英語指導助手派遣事業に、姉妹都市でありますトゥーンバ市から英語指導助手を招へいし、今日の国際化に対応できる英語の基礎能力向上を図るとともに、友好関係の高揚に資してまいりたく存じます。
また、学校園の施設整備といたしまして、3校1園で大規模改造を実施するとともに、昨年度から進めております高槻小学校のプール改築を完了させ、可能な限り、市民にも開放してまいります。
さらに、ランチルームを兼用する多目的教室を引き続き整備するほか、豊かな体験の中で個性を育てることを重視する生活科関連施設を計画的に整備するなど、教育環境の充実に努めてまいります。
次に、文化財行政といたしまして、本市の歴史的遺産であります新池埴輪製作遺跡を、緑豊かな遺跡公園として、来春の供用開始を目指し本年度完成させるとともに、引き続き、今城塚古墳等の用地買収を進めてまいります。
文化振興策といたしましては、市民の多様化する学習活動や文化・芸術活動を促進するため、 市立図書館の中心的機能を果たす中央図書館を開館させるとともに、市民の自主的な生涯学習活動の場となる生涯学習センターも年度当初より開館し、公民館や文化振興事業団等との連携を図りながら、市民の生涯学習を支援する幅広い事業を展開してまいります。
また、生涯学習関連施設の弾力的な運営のもと、その機能を十分発揮させる観点から、仮称生涯学習推進財団設立の検討も進めてまいりたく存じます。
さらに、都市シンボル芥川の中核となる芥川都市緑地内に、本年7月、仮称芥川資料館や触れ合い広場などをオープンさせ、芥川の紹介やイベントの開催など、幅広い市民に楽しくご活用いただけるよう考えてまいる所存であります。
次に、スポーツ振興策といたしまして、市民のスポーツニーズの増大にこたえるため、新たに芥川都市緑地内にテニスコートをオープンさせるとともに、城跡公園のテニスコートを郡家の養護老人ホーム跡に移転整備するなど、スポーツ施設の増大、充実を図るほか、学校開放事業の充実、各種講座、教室等を開催するなど、生涯スポーツの振興に努めてまいります。
また、平成9年に開催予定のなみはや国体は、本年度、正式に開催決定されますので、円滑な開催に向けて、市民組織の設立や開催決定記念大会など、より具体的な準備を進めてまいりたく存じます。
次に、青少年育成対策でございますが、若者文化並びに交流の拠点となる青少年センターを仮称総合市民交流センター内に設置してまいります。また、青少年チャレンジ推進事業や学童保育事業など、青少年を健全に育成する諸事業の充実に努めてまいります。
都市間交流につきましては、
総合センター内に新設いたしました都市交流フロアを活用し、都市交流協会と連携を図りつつ、マニラ市姉妹都市提携15周年記念来訪団や常州市、トゥーンバ市との青少年交流、文化交流の推進を初めとする内外の姉妹・友好都市との友好交流をより深めるとともに、引き続き、外国人留学生奨学金制度や外国語会話教室等の各種事業を支援するなど、市民を中心とした幅広い都市間交流の促進に努めてまいる所存であります。
以上、平成6年度における市政運営の基本方針及び主要施策について述べさせていただきましたが、さきに申し上げましたように、昨今の内外情勢は、歴史的な変化の時代に直面し、地方自治体にもその変化の波が押し寄せ、自治体の力量が問われてきております。私は、このようなときにこそ、市民生活に直結する自治体として、しっかりと地に足をつけ、質の高い行政サービスを提供し、市民の信頼と期待にこたえていかなければならないと考えております。
そのようなことから、幅広い視野をもって内外の諸情勢を見極めながら、36万余の市民に潤いと豊かさを実感していただける都市づくりに向けて、全力を傾注し、市政に携わってまいる所存でございます。
しかしながら、ご承知のように、本市におきましては、都市基盤の整備を初め、本格化してまいります高齢化社会への準備、生活環境に大いに関係するごみ問題への対応、あるいは余暇時代の到来と相まった生涯学習体系の拡充、さらには活力ある地域社会の形成に不可欠な産業の振興等々、非常に厳しい財政状況にある中で、なお多くの行政課題が山積いたしております。
今こそ、決意も新たに私自身が先頭に立って、職員の1人1人が、自分は何ができるのか、そして、何をなすべきかを改めて問い直し、創意と工夫を凝らし、勇気と決断を持って、課題の解決に取り組まなければならないと考えております。言うまでもなく、これら多くの課題の解決には、行政のみの力では、到底成し得るものではございません。したがいまして、市議会との密接な連携はもとより、広報広聴活動の充実を図り、市民と行政との相互の信頼関係をより一層強め、「さわやか未来 ふるさと高槻」を合い言葉に、一体となって、円滑な市政の執行に全力で取り組んでまいりたいと存じております。
そして、10年後、20年後、さらには50年後の市民にも、高槻に住んで本当によかったと実感していただけるように、市政全般にわたって、さらに充実してまいりたいと存じておりますので、市議会を初め市民各位のより一層のご理解とご支援を心からお願い申し上げまして、平成6年度の施政方針といたします。
○議長(伊川二郎) 施政方針の大綱説明は終わりました。
この際ご了承を求めます。
ただいまの平成6年度施政方針の大綱についての質問は、これを保留し、改めて代表質問にて行います。よろしくお願い申し上げます。
日程第5、議案第1号 高槻市有功者を定めるについてを議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 1ページ参照
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○議長(伊川二郎) 提案理由の説明を求めます。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) ただいま議題に供されました議案第1号 高槻市有功者を定めるにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
今回、高槻市有功者にお願いいたそうとする方は、平成5年12月22日付で任期満了となり退任されました前教育長の藪 重彦氏でございます。
経歴その他については既にご承知のように、同氏は、高槻市八幡町1番7号にお住まいで、昭和52年12月に本市教育委員に就任されて以来、4期16年もの長きにわたり、教育委員を初め、教育委員長、教育長を歴任された方でございます。その在任中には、本市のみならず全国的 に注目される諸課題をそれぞれ適切に解決をいただき、本市教育行政に残された功績はまことに顕著なものと存じます。
よって、高槻市表彰条例第5条第5号の規定によりまして、市有功者と定めることにつき提案申し上げ、ご同意をお願いする次第でございます。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
本件については質疑並びに委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、本件については質疑並びに委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第1号 高槻市有功者を定めるについては、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
日程第6、議案第2号 高槻市
公平委員会委員選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 2ページ参照
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○議長(伊川二郎) 提案理由の説明を求めます。
〔市長 江村利雄君登壇〕
○市長(江村利雄) ただいま議題に供されました議案第2号 高槻市
公平委員会委員選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
今回、同意をお願いいたそうとする方は、来る3月31日をもちまして任期が満了いたします
本市公平委員会委員 田中壽秋氏を引き続き公平委員会委員に選任いたしたく存じますので、議会の同意をいただきたく、ご提案申し上げる次第でございます。
同氏は、高槻市日吉台二番町7番11号にお住まいで、昭和11年9月12日生まれの57歳の方でございます。経歴等につきましては既にご承知のことと存じますので省略させていただき ますが、昭和53年4月から16年もの長い間、
本市公平委員を務めていただき、法律の専門家として地方公務員法の趣旨に基づき、中立公正な審査、判定にご尽力いただいております。その温厚、誠実な人柄で人望も極めて厚い方でございますので、引き続き再任いたしたく、ご提案申し上げる次第でございます。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
本件については質疑並びに委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、本件については質疑並びに委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第2号 高槻市
公平委員会委員選任につき同意を求めることについては、原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第2号は原案のとおり同意することに決しました。
日程第7、議案第3号 平成6年度高槻市
ごみ処理施設定期検査修理工事請負契約締結についてを議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 3ページ参照
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○議長(伊川二郎) 提案理由の説明を求めます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されました議案第3号 平成6年度高槻市
ごみ処理施設定期検査修理工事請負契約締結について、提案理由のご説明を申し上げます。
本工事の内容は、法定検査のほか燃焼設備内の耐火物の一部取りかえ工事、灰出し施設の整備、及び通風設備の誘引通風機等の整備が主なものでございます。この工事につきましては、本来、平成6年度において発注するものでございますが、予想されますごみ量の増加に伴い、6月から3月までの工期内では、ごみ処理計画上、支障が生じるため、年度当初から工事が施工できるよう債務負担行為により発注するものでございます。
また、本工事は、焼却炉全体にわたる広範な知識、技術を必要とし、さらに焼却炉の構造及び材質の面から専門的な知識、技術を必要といたしますので、本焼却炉の構造に最も精通している業者に発注することが、その性質、目的から最適であると判断いたしまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づき、随意契約をするものでございます。
この契約につきましては、3億24万5,000円をもちまして、大阪市西区阿波座一丁目11番17号 エヌケーケープラント建設株式会社関西支店取締役支店長 宮地俊郎氏に決定し、現在、仮契約中でございます。この工事の完工期日は平成7年3月15日といたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第3号 平成6年度高槻市
ごみ処理施設定期検査修理工事請負契約締結については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
日程第8、議案第4号
三箇牧幼稚園児プール死亡事故に係る損害賠償の額の決定及び和解についてを議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 4ページ参照
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○議長(伊川二郎) 提案理由の説明を求めます。
〔管理部長 安満二千六君登壇〕
○管理部長(安満二千六) ただいま議題に供されました議案第4号 三箇牧幼稚園児プール死 亡事故に係る損害賠償の額の決定及び和解について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件事故の概要といたしましては、平成5年8月25日午前10時30分ごろ、三箇牧幼稚園が水に親しむ指導を三箇牧小学校のプールを使って実施していたところ、唐崎中四丁目に居住されている西口寿一氏、及び同美智子氏の三男、信平君、当時4歳がおぼれて心停止、呼吸停止の状態で発見され、直ちに大阪府三島救命救急センターへ搬送し、救命措置の結果、心機能は回復したものの、いわゆる脳死状態となり、その後入院加療を続けておられましたが、平成5年9月25日午後0時5分死亡されるという事故が発生いたしました。本件事故につきましては、園側の過失に起因するところであり、教育委員会といたしましても、この事故に対する損害賠償につきまして顧問弁護士とも相談する中で、被害者の親権者の代理人弁護士と鋭意折衝を続けてまいったところ、今般、仮合意に達したところでございます。
内容といたしましては、本市は、損害賠償として和解金総額4,221万8,414円の支払い義務があることを認めるものでありまして、その内訳は逸失利益が2,080万円、慰謝料が2,100万円、医療費が41万8,414円であります。逸失利益の算定につきましては、最新の賃金センサスにより、ホフマン方式によって求めたものでございます。また、慰謝料2,100万円につきましては、日本弁護士連合会の交通事故損害額算定基準の上限の額に準じて算出したものであり、医療費につきましては既に本市において、平成5年11月25日に立てかえ払い済みでございます。
したがいまして、和解の要旨といたしましては、第1に、本市は、和解金額総額から立てかえ払い済みの医療費を控除した4,180万円を、平成6年3月25日までに代理人法律事務所へ持参、または送金して支払おうとするものであり、第2といたしましては、被害者の親権者は本市に対し、その余の請求権を有しないこととするものであります。
なお、本件損害賠償につきましては、全国市長会、学校災害賠償補償保険から死亡給付金として2,000万円、日本体育学校健康センターから死亡見舞金として1,700万円、同じく医療費として33万4,281円の合計3,733万4,281円が補てんされ、差し引き本市の負担額といたしましては488万4,133円となるものでございます。
教育委員会といたしましては、本件事故の重大さを深く反省いたし、今後二度とこのような事故を引き起こすことのないよう、管理運営に万全を期してまいる所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
○(森 清議員) 和解契約案件ですけども、事、人命にかかわります重要な問題なんで、一言質問をさせていただきたいと思います。
私も保育所に子供を預けている関係で、今度、初めて小学校に入学されるお母さんなんかから、すごく不安というか、そういう声はいろいろと、まあ別の問題も含めてですけれども、聞きます。そういう中で隣の亀岡市でも、職員の組合の方がたびたび要望していた危険箇所の修繕を怠ったためにああいうことになったことは、皆さんもご承知だと思いますけれども、高槻のそういう現状の中で、危険箇所の認識をどのようにされておるのか、まずお聞きしたいと思います。
○管理部長(安満二千六) 常々、学校・園にかかわる安全対策につきましては、学校・園を管理しております校長を初め教職員が点検をいたしまして、我々、管理部門におきましても、気のつくところの改善に努めてまいっておるところでございます。そういうところから、安心して教育活動が実施されるよう、今後も学校関係者並びに我々としては、こういう施設改善あるいは安全確保につきましては、日ごろからの点検も含め、今後さらにこれの充実に努めてまいりたい、かように考えております。
○(森 清議員) 私も、先生なんかと知り合いがある関係で、校庭の中のいろいろな修理とか、施設の改善等をされていることについて、危険な箇所というか、そういう要望なんかも、職員として見て、そっちの方を改善の順番として早くやってほしいというようなことも聞いております。本当に現場の校長先生を初め職員の皆さんと十分に意見を出し合って、通学路も含めた全体の施設というか、点検をしていって、二度とこういうことにならないようなことも含めて改善をお願いしたいということで、強く要望しておきます。
○(藤川和夫議員) 今の和解の提案の理由を聞いておりまして、こういう形で集約をするということについてはやむを得ないというふうに思うんですけど、どうなんですか、いろんな経過の中で二度とこういうことを起こさないようにということで、最後、結ばれているわけですが、今回のこういった和解に達する中身として、園側の過失があったという報告がされているんですけど、例えば、100%園側にあったのか、あるいはどうなのか、何を学んで、そしてどういうふうに具体的にやっていきたいと、この辺が問題だったので、この辺に留意して今後は対応していきたいとか、もう少しその辺について、行政の和解に対する姿勢を明らかにしていただきたいというふうに思います。
○管理部長(安満二千六) まず、園側の100%の過失と申しますか、責任の度合いでございますが、今回の事故に関しましては、対象のお方が4歳というようなこともございまして、また園が取り組んでおる保育時間中であった等々から、4歳児における危険予知能力とか、そういう判断能力等については、相手さんに責を問えないだろうという判断をいたしたところでございま す。その部分から、今回の部分につきましては、園といいますか、行政側の100%の補償をさせていただきたいということで和解を進めてきたところでございます。
さらに、2点目の今後の対策でございます。先ほども森議員のご質問にもございましたように、今後、これらの施設上の安全対策はもちろん、指導上におけるこれらの安全対策も、これはひとつプールだけでなしに、その他の部分におきましても、学校関係者にこの指導の徹底を十分図ってまいり、安全確保に努めてまいりたいと、かように考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
○議長(伊川二郎) 質疑は尽きたようです。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、本件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第4号
三箇牧幼稚園児プール死亡事故に係る損害賠償の額の決定及び和解については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
この際お諮りいたします。
日程第9から日程第20に至る12件はいずれも補正予算案でありますので、以上12件を一括議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって以上12件を一括議題とすることに決しました。
日程第9、議案第5号 平成5年度高槻市
一般会計補正予算(第4号)について、日程第10、議案第6号 平成5年度高槻市
公園墓地特別会計補正予算(第2号)について、日程第11、議案第7号、平成5年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号)について、日程第12、議案第8号 平成5年度高槻市
公共用地先行取得特別会計補正予算(第1号)について、日程第13、議案第9号 平成5年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第4号)について、日程第14、 議案第10号 平成5年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について、日程第15、議案第11号 平成5年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第2号)について、日程第16、議案第12号 平成5年度高槻市
交通災害共済特別会計補正予算(第2号)について、日程第17、議案第13号 平成5年度高槻市
火災共済特別会計補正予算(第2号)について、日程第18、議案第14号 平成5年度高槻市財産区会計補正予算(第3号)について、日程第19、議案第15号 平成5年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第2号)について、日程第20、議案第16号 平成5年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)について、以上12件を一括議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 6ページ参照
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○議長(伊川二郎) 順次提案理由の説明を求めます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されました議案第5号 平成5年度高槻市
一般会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。
今回の補正予算につきましては、国庫支出金、府支出金、地方債などの依存財源の一部について、いまだ確定していないものもございますが、昨年12月の補正以後の執行予定及び収入見込み等を再精査するとともに、事業費の調整及び精算を行いまして編成をいたしたところでございます。
その概要でございますが、歳入では、自動車取得税交付金、財産収入、特定目的基金の繰入金の一部減額のほか、市税、利子割交付金、分担金及び負担金、国庫支出金、諸収入などで増加を見込んでおるところでございます。
一方、歳出では、退職手当の不足見込分の追加を初め各種経費の過不足額の精算を行うとともに、土地開発公社の道路等、先行取得用地の一部買い取りをいたそうとするものでございます。それらを精算いたしました結果、実質収支見込額で約7億円の残余が生じる見込みとなりましたので、財政調整基金及び公共施設整備基金におきまして、相当額の取り崩しを留保いたそうとするものでございます。
それでは、補正予算書3ページをお開き願います。
今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ12億3,907万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,053億3,728万5,000円にいたそうとするものでございます。款項別の内容は5ページ以下の第1表に示すとおりでございますが、主な内容は後ほどご説明申し上げます。
11ページの第2表 継続費補正は、契約による事業総額が決定したこと、また、国の補助金等の動向などにより、年割額の変更が生じたことによるものでございます。
12ページの第3表 繰越明許費でございます。
農林水産業費の農業費、府営湛水防除事業、土木費の道路橋梁費の岡本郡家本町線改良事業、都市計画費の下の口日吉台線改良事業、同じく上田辺芥川線改良事業は、国の第3次補正に伴う事業費の追加のため、施行期日が4月以降にずれ込むことにより予算を繰り越すものでございます。土木費 土木管理費の高槻駅松原線歩道改良事業につきましては、通行規制の地元調整に時間を要したこと、また南平台中央線歩道改良事業につきましては、年度末での補助事業枠の確定等によりまして、予算の繰り越しをいたすものでございます。その他の事業につきましては、いずれも事業予定地に係る用地の取得等の手続に時間を要したため、予算の繰り越しをお願いいたすものでございます。
13ページの第4表 債務負担行為補正につきましては、土地改良に係る借入金の変更に伴う補正を今回行おうとするものでございます。また、債務負担行為を設定いたしておりました女瀬川左岸2号線の改良事業につきましては、施行計画の変更により事業の延期がございましたので廃止をさせていただくものでございます。
次に14ページの第5表 地方債補正は、事業費等の変更に伴い、起債許可予定額について精算を行い補正をいたすもので、ごみ処理施設整備事業の起債の変更は、国の補助金の増額に伴い起債の額を変更いたすものが主なものでございます。
続きまして、歳入歳出予算の補正内容について主要なものを款別にご説明申し上げます。
別冊の緑色表紙の補正予算説明書の歳出から申し上げます。
43ページをお開き願いたいと存じます。
総務費からでございます。総務管理費 一般管理費の職員手当等の増額は、退職手当の不足見込分で、需用費の減額は、本年1月下旬から供用いたしました
総合センターの電気代等光熱水費の精算などでございます。
44ページの委託料の減額は、市役所本館、
総合センターの設備管理委託料の精算で、公有財産購入費は、阪急京都線高架下隣接地を公用車の駐車場用地として購入するための経費でございます。
46ページの共通物品費 需用費の減額は、施設における燃料費等の精算でございます。
52ページへまいります。
総合センター建設費の使用料及び賃借料の減額は、
総合センター建設費のうち電信電話交換機の使用料確定に伴うもので、工事請負費の減額は、
総合センターの工事請負費の精算によるものでございます。積立金の減額は、
総合センター建設積立基金に係る預 金金利の低下等に伴うものでございます。
56ページ以下の民生費にまいります。
57ページの社会福祉費 社会福祉総務費の繰出金の増額は、国民健康保険特別会計に対する繰出金で、保険料の独自軽減分と平成5年度制度改正による事務費等のものでございます。
59ページの福祉事務所費の扶助費の減額は、養護老人ホーム等における措置人員等の見込減によるものでございます。
61ページの老人福祉施設費の工事請負費の減額は、平成5年度と6年度の2か年の継続費を設定して建設いたしております仮称山手老人福祉センター等新築工事の平成5年度分の精算に伴う減額でございます。
61ページの国民年金費の需用費の増額は、国民年金の被保険者数の増加に伴う国民年金印紙購入代金等の追加分でございます。
63ページの児童福祉費 児童措置費の扶助費は、児童手当受給者の見込減等に伴う精算減額分、児童福祉施設費の需用費の減額は、各保育所における光熱水費等の減額分でございます。
64ページの委託料の減額は、療育園運営委託における派遣人件費の精算に伴うものでございます。
66ページ以下の衛生費でございます。
保健衛生費 保健衛生総務費の需用費の減額は、総合保健福祉センターにおける電気代等の光熱水費の精算分でございます。
67ページの予防費の需用費の減額は、予防接種用ワクチン使用料の減に伴うものでございます。
69ページにまいります。
清掃費 清掃総務費の積立金は、ごみ処理施設建設積立基金に係る預金金利の低下に伴う減額分でございます。
76ページ以下の土木費へまいります。
77ページの交通安全対策費の委託料の減額は、自転車駐車場管理運営等の精算に伴うものでございます。
78ページの工事請負費の増額は、国庫補助対象事業として事業採択された南平台中央線歩道設置工事の追加分と仮称摂津富田第2自転車駐車場整備工事ほかの精算分でございます。負担金補助及び交付金の減額は民間自動車駐車場整備に対する補助金で、補助対象事業がなかったことによる減額でございます。
79ページ、道路橋梁費の道路新設改良費の工事請負費の増額は、国の第3次補正に伴う岡本 郡家本町線改良工事費の追加や真上芥川線改良工事等の精算に伴うものでございます。
80ページの公有財産購入費の増額は、奈佐原5号線、春日町11号線、岡本郡家本町線の事業費の増減とともに、芝生町134号線ほか3路線の公社先行買収用地の買い戻しを行うためのものでございます。
82ページの街路事業費の委託料の減額は、阪急北側線の工事委託料等の精算でございます。
83ページの工事請負費は、富田北駅宮田線・富田北駅前線改良事業の駅前広場整備や歩道設置の精算減額等によるものでございます。公有財産購入費の増額は、富田芝生線等の用地費を執行見込みにおいて補償補填及び賠償金から組み替えるもの等でございます。負担金補助及び交付金の増額は、阪急京都線連続立体交差事業の完了に伴う地元市負担金の精算分でございます。補償補填及び賠償金の減額は、公有財産購入費等への組み替え等の精算でございます。
84ページの公共下水道費の繰出金の減額は、特別会計での消費税還付金を考慮したものでございます。公園費の工事請負費の減額は、芥川都市緑地等の事業費の確定に伴う精算でございます。
88ページ以下の教育費でございます。
教育総務費 教育委員会費の補償補填及び賠償金の増額は、先ほどご可決賜りました議案第4号に係る損害賠償金のうち、既に立てかえ払い済みの医療費相当分を除いたものでございます。
92ページの学校建設費の工事請負費の減額は、高槻小学校プール改築事業における継続費補正に伴う5年度の年割額の補正に伴うものでございます。
100ページ以下の災害復旧費でございます。
102ページの土木施設災害復旧費の平成5年度道路災害復旧費の工事請負費は、道路における国指定の災害範囲の査定に伴う工事請負費の減額分でございます。
103ページの公債費 元金の償還金利子及び割引料の増額は、国の補正予算に関連するNTT株売却益、無利子貸付金の繰り上げ償還に伴うものでございます。
104ページの諸支出金 公営企業費
自動車運送事業費の増額は、市営バスの不採算路線運行に対する補助金の精算分でございます。
105ページの諸費の積立金の増額は、宅地等開発収入相当額や古曽部町410号線に係る宅地開発者からの道路整備負担金等を公共施設整備基金に積み立てるもの等でございます。繰出金の減額は、公共用地先行取得特別会計の決算見込みに伴う繰出金の精算でございます。
次に、歳入について申し上げます。5ページへお戻り願います。
市税のうち、個人の市民税につきましては新規課税分の伸びが見込まれ、法人市民税では調定実績に基づき、今回増額補正をいたすものでございます。6ページの固定資産税につきましては、 滞納繰越分の収入見込増によるものでございます。
7ページの特別土地保有税におきましては、新たな申告、徴収猶予取り消し、滞納分の収入見込増があり、事業所税につきましては新増設による新たな申告があったため、今回増額補正をいたそうとするものでございます。
9ページの利子割交付金につきましては、大阪府の府民税利子割収入の決算見込額に基づいて増額補正を行うものでございます。
11ページ以下の分担金及び負担金、並びに12ページ以下の使用料及び手数料につきましては、それぞれ収入見込額に基づいて所要の補正を行うものでございます。
16ページから29ページまでの国庫支出金、府支出金につきましても、今年度対象事業費の決定、及び府委託事業費の変更に伴い、それぞれ精算補正をいたしております。
30ページの財産収入 財産運用収入の利子及び配当金は各種基金の利子の精算でございます。
31ページの財産売払収入 不動産売払収入は、廃道敷等の売却に伴うものでございます。
33ページの繰入金 基金繰入金の公共施設整備基金、財政調整基金は、今年度の決算見込みを精査する中で将来の事業財源を確保するため、それぞれ今回取り崩しを留保いたすものでございます。
34ページの福祉施設建設積立基金は、仮称山手老人福祉センター等新築事業の工事の進捗状況に応じて、取り崩し予定額を減額するものでございます。
総合センター建設積立基金は、公用車駐車場用地を購入する資金に充てるため取り崩しするもので、ごみ処理施設建設積立基金は、国庫補助金及び地方債の増額に伴い財源調整を行い減額いたすものでございます。
35ページの市預金利子は、預金金利の低下による減額でございます。
36ページの収益事業収入の競艇事業収入の減額は、競艇の売り上げが予想以上に減少したことに伴うものでございます。
37ページ以下の諸収入 雑入の主ものといたしましては、国民年金の被保険者増に伴う国民年金印紙売りさばき代金の増や、39ページにあります宅地等開発収入の増額分でございます。
39ページ以下の市債は、それぞれ対象事業費の確定に伴う現時点での許可見込額を精算するものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔環境衛生部長 前田忠次君登壇〕
○環境衛生部長(前田忠次) ただいま議題に供されました議案第6号 平成5年度高槻市
公園墓地特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書17 ページをごらん願います。
今回の補正を行います額につきましては、第1条に掲げておりますとおり、歳入歳出それぞれ248万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,411万2,000円に定めようとするものでございます。
主な補正内容でございますが、歳入では墓地の返還分1区画の貸し付けによる使用料及び手数料72万円の増額、金利低下に伴います利子収入の不足により財産収入68万8,000円の減額、決算額に伴う精算として前年度繰越金112万3,000円の増額でございます。
また、諸収入260万9,000円につきましては、名神高速道路拡幅工事による日本道路公団からの立木補償でございます。
一方、歳出では公園墓地基本計画調査業務委託料の精算に伴う減額128万4,000円でございます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔建設部長 近藤富彦君登壇〕
○建設部長(近藤富彦) ただいま議題に供されました議案第7号 平成5年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
予算書の23ページをお開き願いたいと存じます。
今回、補正いたします金額は4,174万7,000円の増額でございまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億2,913万8,000円とするものでございます。
次に内容についてご説明申し上げます。予算書の24ページをごらんいただきたいと存じます。
まず、歳入についてでございますが、駐車場の使用料収入の増収見込額、及び平成4年度決算剰余金の繰り越し、並びに定期預金運用による利子をそれぞれ計上させていただいております。
また、歳出につきましては、施設管理運営委託料の減額並びに公課費の増額をお願いし、これを差し引いた残りを予備費に計上させていただくものでございます。
以上、まことに簡単なご説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔都市整備部長 谷知昭典君登壇〕
○都市整備部長(谷知昭典) ただいま議題に供されております議案第8号 平成5年度高槻市
公共用地先行取得特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
ご案内のとおり、本特別会計につきましては、平成元年度に取得いたしましたJR高槻駅南貨物駅跡地につきまして、その使途、目的が具体化するまでの間、本特別会計で保有するため設置しているものでございます。
それでは、補正予算説明書の125ページ以下をご参照願いたく存じます。
今回、補正いたします金額は、歳入歳出それぞれ2,905万2,000円を減額し、
歳入歳出予算総額をそれぞれ6億9,778万6,000円にするものでございます。
本件につきましては、当初借入金の償還期限の到来によって、新たに借りかえ措置を行ったことに伴う借入金利息の利率低下によるものでございまして、歳出につきましては一部償還金利子が不要となり、減額するものでございます。
また、これに伴いまして償還金利子に充当する歳入の一般会計繰入金につきましても、不要になることからあわせて減額するものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔下水道部長 平 直記君登壇〕
○下水道部長(平 直記) ただいま議題に供されました議案第9号 平成5年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。補正予算書31ページ以下でございます。
今回、補正をお願いしております主な内容といたしましては、まず歳出では、国における総合経済対策3次補正の実施により国庫補助金の追加内示を受けたことに伴い、委託料としまして5,000万円、工事請負費として6億5,500万、補償費として5,000万円の追加計上をいたそうとするものでございます。
また同様に、流域下水道建設負担金についても増額され、4億3,832万2,000円を追加計上するほか、茨木市に対する柳川汚水幹線建設負担金の追加1億2,968万7,000円を計上いたしております。
次に、歳入でございますが、国庫補助金、受益者負担金、工事負担金、下水道協力金、消費税還付金並びに市債をそれぞれ増額いたしますとともに、下水道使用料、水洗便所改造資金貸付金返還収入につきましては、収入見込額を精査し、精算するとともに、一般会計繰入金の減額をいたそうとするものでございます。予算額といたしましては、第1条に掲げておりますとおり、歳入歳出それぞれ12億4,293万5,000円を追加いたしまして、161億7,004万円にいたそうとするものでございます。
次に、第2条の繰越明許費でございますが、前段で申し上げました国の総合経済対策による3次補正分7億5,500万につきましては、これを翌年度に繰り越し、事業を実施し、幹線整備の飛躍的な増進を図ろうとするものでございます。
流域下水道建設につきましても、同様の理由から繰越措置がとられ、大阪府からの要請に基づきまして、7,778万3,000円を繰越明許しようとするものでございます。
続いて、第3条の地方債の補正でございますが、第3表に示すとおり、事業費の追加に伴い、 借入予定額を変更いたすものでございます。
なお、予算の詳細につきましては、別冊補正予算説明書をご参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、簡単なご説明でございますが、よろしくお願いいたします。
〔保健医療監 山本香憲君登壇〕
○保健医療監(山本香憲) ただいま議題に供されました議案第10号並びに議案第11号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず最初に、議案第10号 平成5年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)につきまして提案理由のご説明を申し上げます。補正予算書37ページをごらんいただきたいと存じます。
このたびの補正予算は、補正予算書第1条にありますように、歳入歳出それぞれ2億5,785万9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を156億7,148万1,000円にいたそうとするものでございます。
次に、その内容を歳出よりご説明申し上げます。補正予算書39ページをごらんいただきたく存じます。今回の補正は、決算見込みによりまして所要の補正をさせていただくものでございます。
まず、総務費 総務管理費の減額補正は、需用費の印刷製本費等を減額するものでございます。徴収費の補正は、非常勤職員報酬の定期昇給分を増額するものでございます。運営協議会費は、委員報酬等を減額するものでございます。
次の保険給付費 療養諸費は、一般被保険者療養給付費、退職被保険者等療養給付費、審査支払費を増額するものでございます。高額療養費は、一般被保険者の高額療養費を増額するものでございます。葬祭諸費は、被保険者の死亡件数の増加により増額するものでございます。
次の保健施設費は、啓発用冊子作成費用の契約単価の減によるものでございます。
次に、公債費は、一時借入金利子の支出がございませんので減額をするものでございます。
次に、歳入につきましてご説明を申し上げます。戻りまして38ページをごらんいただきたいと存じます。
国庫支出金の国庫負担金は、歳出でご説明させていただきました一般被保険者の療養給付費と高額療養費の補正に伴い増額するものでございます。
国庫補助金は、レセプト電算導入経費負担と国庫支出金の補助金システムの導入に対する増額でございます。
次に、療養給付費交付金でございますが、退職被保険者等療養費の増額に伴い処置をするもの でございます。
次に、繰入金 他会計繰入金でございますが、保険料の市独自軽減分、2割軽減分と平成5年度制度改正による事務費等一般繰入金と保険基盤安定制度分の確定に伴い増額するものでございます。
次に、諸収入 雑入の補正は、以上の歳入歳出の補正に伴いまして、所要の補正をするものでございます。
引き続きまして、議案第11号 平成5年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。補正予算書43ページをごらんいただきたいと存じます。
今回の補正予算は、補正予算書第1条にありますように、歳入歳出それぞれ56万8,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を176億4,070万3,000円にするものでございます。
本件の内容につきましては、補正予算書44ページをごらんいただきたいと存じます。このたび受診率の増加見込みに伴い、歳出といたしまして医療諸費の審査支払手数料を56万8,000円増額し、これに対応する歳入といたしまして同額を支払基金交付金 審査支払手数料交付金として増額するものでございます。
なお、両議案に係る詳細につきましては、緑色表紙補正予算説明書をご参照の上よろしくお願いを申し上げます。
以上2件、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔産業経済部長 山本宏道君登壇〕
○産業経済部長(山本宏道) ただいま議題に供されました議案第12号 平成5年度高槻市
交通災害共済特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書47ページをごらん願いたいと存じます。
今回の補正を行います額は、歳入歳出それぞれ2,339万6,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ1億8,414万5,000円にしようとするものでございます。主な補正内容でございますが、補正予算説明書に従いまして、歳入からご説明を申し上げます。説明書の164ページ以降でございます。
共済会費収入は、平成5年度現年度加入者減に伴います共済会費収入の減額でございます。財産収入は、交通災害共済積立基金利子の減額でございます。寄附金は、交通遺児年金に対する寄附金でございます。繰入金は、会費減額市負担分の対象会員減に伴います一般会計繰入金の減額でございます。繰越金の2,689万3,000円は、平成4年度からの繰越金精算でございます。諸収入は、預金利子の減額でございます。
次に、歳出に移らせていただきます。167ページ以下でございます。
需用費は、決算見込みにより所要の補正をするものでございます。扶助費は、遺児年金受給者が予想より少なく、減額するものでございます。予備費につきましては、歳入歳出との調整をさせていただきました。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、議案第13号 平成5年度高槻市
火災共済特別会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
今回の補正を行います額は、予算書53ページに示しておりますとおり、歳入歳出それぞれ3,251万6,000円を追加し、歳入歳出の総額を1億1,488万5,000円にしようとするものでございます。
主な補正内容でございますが、補正予算説明書に従いまして歳入からご説明を申し上げます。説明書の172ページ以下でございます。
財産収入は、火災共済積立基金利子の減額でございます。繰越金の3,452万円は、平成4年度からの繰越金精算でございます。
次に、歳出に移らせていただきます。174ページ以下でございます。
需用費は、決算見込みにより所要の補正をするものでございます。予備費につきましては、歳入歳出との調整をさせていただきました。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されております議案第14号 平成5年度高槻市財産区会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。補正予算書の57ページをお開き願います。
本会計の補正額は、歳入歳出それぞれ3,116万4,000円で、補正後の予算額を歳入歳出それぞれ64億2,572万8,000円にいたそうとするものでございます。
歳入歳出予算の主なものにつきましてご説明を申し上げます。
まず、歳入におきましては、大字安満財産区におきまして財産区財産の処分による不動産売払収入のほか、大字土室財産区における土地使用料収入を計上いたしております。
次に、歳出でございますが、大字安満財産区における財産区財産の処分に伴う一般会計への繰出金のほか、富田町財産区を初め8財産区におきまして、その地域内で実施されます公共的事業に対し、総額5,293万5,000円の補助金を計上いたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔
自動車運送事業管理者 片倉保蔵君登壇〕
○
自動車運送事業管理者(片倉保蔵) ただいま議題に供されました議案第15号 平成5年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。予算書59ページから64ページでございます。
まず事業収益につきまして、旅客運送収益として5,000万円の減額並びに他会計補助金の確定に伴い1,021万5,000円増額補正を行うものです。また、事業費用といたしましては、5年度末退職者の退職給与金についての人件費並びに営業外費用として、消費税額などの精算を行い、合わせて5,349万5,000円の減額補正を行うものでございます。
また、資本的収支につきましては、収入といたしまして寄付金などの1,020万円の増額を行うものであります。
以上、簡単な説明でございますが、詳細につきましては予算説明書をご参照くださいますようよろしくお願いいたします。
〔
水道事業管理者 鶴谷岳弘君登壇〕
○
水道事業管理者(鶴谷岳弘) ただいま議題に供されました議案第16号 平成5年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)について、提案理由のご説明を申し上げます。予算書67ページ以下であります。
今回の補正の主な内容といたしましては、業務の予定量の変更と精算に基づく補正をいたそうとするものでございます。
第1条は総則でございます。
第2条は、業務の予定量のうち、年間総給水量を47万立法メートル減量いたそうとするものでございます。
第3条は、収益的収支でございます。事業収益といたしまして、2,313万1,000円を減額いたそうとするものでございます。主な内容といたしましては、昨年の冷夏多雨等の異常気象が依然として給水量に大きく影響を与えたことによる給水収益5,918万円の減額と公共下水道築造工事等に伴う受託工事収益の3,397万1,000円の増額等によるものでございます。費用といたしましては、4,269万8,000円を減額いたそうとするものでございます。主なものといたしましては、原水及び浄水費において給水量の減少に伴う府営水の受水費6,330万6,000円の減額と消費税の2,288万4,000円を増額いたすことによるものでございます。
第4条は、資本的収支でございます。
収入といたしましては、3億7,645万3,000円を増額いたそうとするものでございます。主なものといたしましては、樫田地区簡易水道第3次拡張事業に伴う企業債6,800万円、大規模住宅開発による工事負担金の5,272万円及び大型店舗、大学施設や集合住宅等の増収による 加入金の2億4,508万円の増額によるものでございます。支出といたしましては、樫田地区簡易水道第3次拡張事業に伴う工事請負費と用地取得に伴う固定資産購入費で7,950万円の増額と一般住宅の新築戸数の減少に伴う量水器購入費の1,000万円の減額によるものでございます。
第5条は、企業債について定めたものでございます。内容といたしましては、樫田地区簡易水道第3次拡張事業のための起債でございます。
第6条は、職員給与費でございます。退職給与金の612万4,000円を増額いたすものでございます。
第7条は、たな卸資産購入限度額を今回の補正内容に合わせて669万5,000円を減額いたそうとするものでございます。
以上、簡単な説明でございますが、よろしくお願いいたします。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
ここで昼食のため午後1時まで休憩いたします。
〔午前11時53分 休憩〕
〔午後 1時 0分 再開〕
○議長(伊川二郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。
まず、議案第5号 平成5年度高槻市
一般会計補正予算(第4号)について。
第1表 歳入歳出予算補正のうち歳出部門全般から質疑を承ります。
○(岡本嗣郎議員) 今回の補正予算、減額が多いのですが、その減額を中心に質問していきたいのです。
まず第1点は、いわゆる予防費、一般的に予防注射というものなんですが、これが予防費だけで1,400万円、委託料を含めますと約2,100万ぐらい減額になっているんですが、一連のこの間の予防接種に対する一般的な動きと今回の減額になった原因があれば説明をお願いしたい。
次に、駐輪対策費なんですけども、これも本年度阪急の高架が完成しまして、本来、駅前に駐輪している自転車が、置くべきところがなくてやむを得ず置いていたものを撤去していたのですが、幸いにかなりの収容能力があって、駅前も大分きれいになっているんですけども、今回の減額というのはそのあたりとどういう関係があるのか。
第3点は、民間の駐車場建設に対する助成金なんですが、これは一定流れの中で出てきた施策なんですけども、本年度は全く利用されていないということで、これについての原因をお伺いしたい。
その次に、国民健康保険の問題なんですが、本年度決算見込みがかなりの赤字が見込まれているわけです。昨年度、保険料値上げについて、市長は据え置きという方針を出されたわけなんで すけども、昨年度一応その赤字額を見込んで、行政の負担あるいは被保険者の負担を、その計算どおりやっていったとしても、医療費の値上げでもって赤字を計上せざるを得ないという状況はあったとしましても、昨年度の据え置きというのは、我々から見て、非常に危険度の高い据え置きだったというふうに判断しているんですけども、再度、行政サイドとして据え置きにされた見通しと、今回、実際赤字になっているわけですから、そのあたりの狂いをどうお考えなのか、お答え願いたいと思います。
先ほど、即決和解のとこでありましたけれども、三箇牧のあの不幸な事件ですけれども、藤川議員の方からも、抽象的な説明ではなくてもう少し具体的にということで、100%の補償をしたというのは、4歳児には危険予知能力がなかったということで、責任として100%果たしたということなんですけれども、あの当時、三箇牧だけではなくて芥川の小学校でもあったわけですね。そういった意味では、やはりその事故が起きた原因というものをしっかり総括しておかないと、後で説明があります本年度予算の対策も、果たして的を射たものかどうかということになりますので、ああいう事故が起きたのは、設備的な問題なのか、あるいは人的な問題なのか、あるいは、もっとほかの原因があったのかというあたりをどのように総括していらっしゃるか、詳しくはいいですから、簡単にお願いしたいと思います。
○保健医療監(山本香憲) まず、1点目の予防接種の減額の件でございますが、これはいわゆる予防接種法によりまして実施をいたしておりますジフテリア、百日ぜき、あるいはまたはしか、風疹、日脳、こういったものの経費でございますが、特に今回補正で減額させていただきました大きな理由は、全体的にこういう接種が落ちておるのと、もう1つ大きな原因は、MMRを例年実施をしておりましたが、これが昨年の4月28日から中止をしたと、こういうことが大きな原因で減額補正をさせていただいたような内容でございます。
それから2点目の国保でございますが、これは昨年の1月20日に運協に対しましてご諮問申し上げ、そして、同年5月12日付で答申を受けたわけでございますけれども、まずこの答申の内容からいたしましても、昨年のバブルの崩壊による社会経済状況の後退等によりまして、被保険者の生活実態が厳しい状況にあるということが1点、そして、近隣の都市の多くが改定を見合わせておると、こういうことが2点、そして、さらには国民年金額の改定額が1.6%と低率であると、こういったことを勘案をいたしまして、我々といたしましては一定保険料は据え置きまして、自助努力でもって何とかこの国保会計を運営していきたいと、こういうことで昨年度は見送ったという内容でございます。
そして、それに対します一定の自助努力というふうなこともお約束もいたしまして、我々としましても、一定いろいろな方策でもって対応いたしておるわけでございますけれども、まず、昨 年に引き続きまして、国の制度であります収納率向上特別対策補助事業の実施指定を受けまして、通常の督促、催促、あるいは呼び出し面談、こういったほかに関係職員によりますところの収納率向上強化月間というものを初めて設定いたしまして、夜間に電話で催促、あるいは高額滞納者に対する訪問徴収、口座振替推進等の取り組み、こういうふうな取り組みをいたしまして、4,500万円ほどの補助金を別途確保したということが1点ございます。また、職員による直接訪問活動によりまして、わずかですけども350万円ほどは徴収をしてきた。同時にまた、一定の分納確約を60件ほどしてまいっております。
次に、出る部分といたしましての医療費の適正化を図るというところからいたしまして、レセプトの点検を積極的に行いまして、約3,000万円の歳出削減が図れたというのも1点ございます。また同時に、特別調整交付金も3,100万円ほど確保でき、また国保の3%運動の推進というものがございまして、収納率の向上、医療費の適正化、また保健施設、いわゆる健康づくりに積極的に取り組むということからいたしまして、特別調整交付金を受けるべく、現在、府を通じまして国の方に申請もいたしておるところでございます。
こういったことで、いろんな面で一定の努力をいたしておりますが、もう1つは、この第2回目の収納率向上強化月間といたしまして、この3月、4月に向けまして、第2回目を取り組むということも計画をいたしております。また、これは6年度会計に影響するのでございますけれども、一般現年度分の徴収率が90%を上回る予定でございますので、今まで10%カットされておった調整交付金が5%でとまって約3,000万円の増額になるだろうと、こういうこともいろいろと我々としては計画をいたしておるところでございます。
以上のような取り組みの中で、何とかことしは、十分とは言えませんけれども、一定の成果を上げてきており、また同時に、年度末あるいは出納閉鎖までにより一層の努力を重ねまして、この国保の安定した運営を図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。
○建設部長(近藤富彦) 自転車と自動車の関係の減額の原因及び理由でございますけれども、まず、自転車撤去でございますけれども、これにつきましては、約1,500万円の減額補正を今回お願いしているところでございます。内容なんですけども、当初では約3万台の撤去を見込んでおったんですけども、補正をするに当たりましては約1万8,500台に減っております。この内容といたしましては、いろいろあろうかと思うんですけども、平成4年に立てました自転車実施計画、これに基づきまして自転車置き場の整備をしてまいりました。その中で平成5年4月には、JRの北駅に1,000台規模の自転車置き場が完成いたしました。それと同時に、自転車・ミニバイクゼロ運動というのを実施いたしまして、自転車の撤去を実施し、その結果、ごらんの ように、駅前は放置自転車がほとんどゼロに近い状態でなくなっております。
それから、引き続きまして平成5年の7月、それから10月に、それぞれ阪急電鉄の自転車置き場が完成に当たりまして、同じくこのゼロ運動を実施してまいりました。それから、平成6年の3月、現在でございますけども、きょうからJR高槻駅南側におきまして、民営の自転車置き場が1,500台、それと同じく民営のミニバイク置き場が350台完成して、1日から営業されておるわけですけれども、それにあわせてゼロ運動を実施してまいっております。その結果、自転車の放置がなくなり、それによって減額補正をさせていただいたということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
それと、民営駐車場に対する助成の全額減額でございます。これにつきましては、平成5年4月1日、今年度でございますけども、高槻市民営駐車場整備助成要綱というものを発足させまして、それに伴って1件分の建設費補助3,000万、それと利息を600万上げさせていただいて合計3,600万上げさせていただいているんでけども、それを今回全額減額させていただいたと。結論から言えば、申込者がなかったということなんですけども、これの原因につきましてはるるあると思うんですけども、この要綱の補助対象区域が商業、それから近隣商業、それから準工業に限定されていること、まず、これが1点でございます。それと2番目といたしまして、半永久的な施設でなければならないことということで、投資的経費が非常に高いということ。それから月決めだけの駐車場は対象外になっております。半分以上を一時駐車にしていただくというようなことが大きな原因だろうと思います。
これにつきましては、発足当初から「広報たかつき」を通じまして、いろいろ宣伝もしてくる中でアンケートもとったんですけども、その中でも先ほど言いました3点ほどのアンケート結果も出ております。これにつきましては、6年度の予算にもまた3,000万を上げさせていただいているんですけども、現在2月には1件事前協議が出てきておりますので、これをできるだけやってもらうように努力いたしまして、少しでも放置自動車がなくなるように努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○管理部長(安満二千六) 5点目の幼稚園事故にかかわる芥川小学校との関連も含めてのご質問でございますが、総括ということでございますが、今回の三箇牧幼稚園の事故に関しましては、当初の指導計画においても明確でなかった、例えば、急遽、飛び込み指導をしたとか、あるいは監視体制の職員の体制に不備があったとか、それぞれそれに関連する教諭の役割分担、これ等が明確でなかったというようなことが後ほど、事故後にそういう実態が判明いたしております。そういう点、先ほど来ご答弁を申しておりますように、今後、これらの明確な指示徹底を図ってまいりたいというふうに思っております。
さらに、施設的な面でございますけれども、三箇牧小学校の事故におきましても、管理棟との間に距離がございまして、緊急の電話を民家のお電話をお借りするというようなことがございました。芥川におきましてもたまたま工事中だったということもございますが、管理棟との間を走ったというようなことから、万々一こういうことがあってはならんわけでございますけれども、不測の事態が惹起した場合には、これらの緊急連絡がとれるよう、来年度予算においても、これらの配慮をしてまいりたいというふうに思っております。その他、これを契機としまして、来年度のプール指導にかかわる前に、全小、中学校のプールを再度施設面でも点検をしてまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○(岡本嗣郎議員) 1点目は、問題になっていたMMRが中止になったものが大きな要素であったと、これはこれで了解します。
それと駐輪場、駐車場も、まあ駐車場についてはこれ昨年度から始まったところで、今、部長から報告もありましたように、今のところ2月に1件出てきてまとまりそうであるということですので、来年度予算の中でも、もうちょっと注意深く見守っていきたい。駐輪場については確かに撤去回数というのが、我々の目から見ていても非常に多かったんじゃないかという気がします。その効果として、本来3万台の撤去を見込んでいたものが1万8,000台ぐらいになったし、逆に、部長がおっしゃっておられるように、駐輪場対策の実施計画が今年度まで順調に来ているということの成果だろうということで、これも了解しておきます。
それとプールの件についてなんですが、もっと詳しいことがもしあったとしても、ここでは報告できないだろうと思いますし、ぜひそのあたりは、二度と起きないようにということのために文章か何かにまとめ上げられる方がいいんじゃないかと思います。1点だけ僕が気がついたことがあるんですが、三箇牧の方ではないんですけども、芥川の小学校の方で管理棟とプールの間をその先生方が2回か3回往復されたと。その件について文教委員会で指摘されていたんですが、僕は、そういうことが起きて管理棟とプールの間を先生方が2回も3回も往復されたということがなぜなのかということについては、ものすごく気になるわけですね。
はっきりとは申しませんけれども、どうも学校側の1つの、事故が起きたときにどうするのかということについての体質みたいなものが、何か象徴的にあらわれているような気がしますので、学校の内部のそういう雰囲気というのは非常にメスが入れにくい問題だけれども、教育委員会としても、ぜひその辺は心に置いておいていただきたいという指摘にとどめておきます。
それと国保なんですが、非常に細かい報告をいただきまして、僕は担当セクションが努力されていることは、これは認めるわけです。今、山本医療監がおっしゃったように、いろんな作業の積み重ねの結果、交付金とか何とかの面で実績を上げてきたと、これは認めます。しかし、昨年 度でも完全に赤字が見込まれていて、滞納者に対する対策をどうするのかと、そこのところがここ大分長い間、有効な手だてがないわけです。以前、高槻市は会計検査院から数字にごまかしがあるということで追徴金を支払わされた経緯があるわけです。
それはなぜかといえば、高槻市に住民票を置いていながら実際には住んでいない人たち、これは取りようがないわけですね。だけど、国民皆保険という制度の中で、それが人数としてカウントされて、その分は徴収できてないから徴収率幾らと。高槻市はそれを初めから取れないということで省いていたから、それはインチキじゃないかということを言われたんですが、いないものは取れないわけで、もう1つは、滞納されている方が全面的にずっと払ってないかといえば、決してそうじゃなくて、もう年次が長いですから、順番に過去の分から払っていらっしゃるわけですね。となれば、ある意味では半永久的に、今年度分の支払いに届くということになかなかならんという、そういう現実的な実態があるわけですよ。その中で、今年度据え置いて頑張りましょうと言っても、それは僕は国民健康保険課の努力は買うけれども、とてもやないけど、その赤字を埋めるだけの、確かにそれを全部取れれば赤字は解消するわけだけども、そうは絶対ならんわけですよ、どれだけ頑張ってみたところで。支払う方にしたって、いろいろ事情があるから順番に支払ってこられるわけですからね。
そういった意味では、昨年据え置きにされた見通しというのは、見通しを立てながら最大やれることは、さっきの報告のとおりなんです。僕はそこのところは評価します。しかし、そういう実態を踏まえて、なぜ据え置きにしたのか。それは近隣市町村がそうだからといったって、近隣市町村に合わせてしまうと赤字が出るわけです。そのあたりは、これは市長の決断ですよね。それは一体何だったのかというあたりの説明を、これを決められたのは市長ですから、市長の方から答弁をお願いしたいと思います。
○議長(伊川二郎) ご注意申し上げます。特別会計との関係がありますので、一般会計の繰り出しという部分において、また質問者の含意を含めてお答え願います。
○市長(江村利雄) 昨年、据え置きということにいたしましたときにもご説明申し上げましたように、滞繰が非常に多いと。これを解消するということがこの会計を正常化する唯一の手段であろうというふうに考えまして、そのようにしたわけでございます。
○(岡本嗣郎議員) 質問の機会がたくさんありますから、その場でまたやらせていただきますけれども、来年度の保険料、赤字を含めてどうするかという問題は、そのあたりの市長の決断に対する我々の評価というのをどうするかによって変わってくると思いますので、そのあたりは市長の方は、去年、据え置きと決められたのはあなたであるということを頭に置いて、ぜひ我々に対応していただきたいということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
○(竹本寿雄議員) 昨年の議会の場でも、ちょっと質問をしたわけでございますが、高槻のいろいろな行政施策の展開の中で、これだけ大きな町にもなりましたし、また本来の行政運営の趣旨である最少の経費で最大の行政効果を上げるという、そういうもろもろの目的を持って、いろいろ外郭団体の設立等を今日までやってこられたと。つくるときには、その目的がきちっと明示をされておるわけですけれども、残念ながらこの外郭団体の細かい運営の中身については、なかなか議会のチェック機能が働かないという意味で言えば、そういう意味では、行政が今まで以上にしっかりと所期の目的を達成しているかどうかということをチェックしてもらわないと困るということを、実は申し上げました。
そして、過去のそういう外郭団体について、今日までの総括を1回やってほしいということをお願いしたわけでございますが、それに関連をいたしまして、予算説明書の57ページのところに、社会福祉事業団の減額が実は載っております。この社会福祉事業団の設立に対しまして、例えば、つきのき学園であるとか、かしのき園、療育園、こういう障害者の施設につきまして、福祉事業団の方に業務委託をされているということでありますが、これは去年そういう形でやられたわけですが、1年たってみて、とりあえず当初の行政効果がどういう形で出てきておるのかということをぜひ明らかにしてもらいたい。
これは平成5年度の最終的な補正予算でもございますので、1年間の事業の総括的な意味を含めてご答弁をお願いをしたいと、こう思います。
○民生部長(橋長 勉) 事業団委託事業に対しての1年間やってみての総括的なものはどうかと、こういうことでございますが、確かに新しい施設ができて、新しく取り組んだ面と、それから古い施設をそのまま移行してやった部分がございます。そういった中では、新しい部分についてはまだ、どちらかといえば、十分なノウハウが持てなかったというような面も部分的にはございまして、本当に当初望んでおった100%の事業運営ができたかどうかということにつきましては、若干マイナス面が、まだそこまで到達していないと、そういうふうに私どもはとらえておるところでございます。
ただ、今までからあります施設等につきましては、これはそういった形の中での施設運営ということは、ほぼできてきたというふうに思っております。ただ、市民からの、皆さんからのいろんなお話の中で、事業団になってから非常に、扱いと申しますか、全部ではございませんけれども、一定の施設については非常に職員の対応とか、そういった面については本当によくなったというような、いろんなお話も私どもはお聞きしておりますし、そういった面では、当初の目的でございました柔軟な弾力的な対応をしていくという意味での効果があらわれてきているというふうに私どもはとらえておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
○(竹本寿雄議員) 私の方の質問も抽象的な部分があったかもしれませんが、ちょっとお答えが、そういう意味では具体的な答弁がないわけですけども、当初の目的は、僕は事業団あたりをつくるというのは、今まで役所の機能というのは、何か市の職員が直接物事をやらないと市民に対してサービスが悪くなるんだと。民間とか、そういう第三セクター的な人たちにやらせればサービスが落ちるんだというような、そういう古い固定的な観念というのは払拭しなきゃいかんと、僕はこう思うんですね。
そういう意味から言えば、当然、今も部長から答弁がありましたように、むしろ事業団にすることによって市民から喜ばれていると。これは端的にそういうことは、過去の古い観念というのは間違っているということの一つの証左だと思うんですよ。そういう意味では、新しい事業の取り組みについては、当然それは新しい取り組みでございますから予期できないこともあるということもあると思いますが、やはりせっかく事業団をつくったわけでありますから、将来にわたって具体的にどういう事業団をすることによって効果が出てくるか。例えば、それは財政的な運営も含めてどういう効果が出てくるかということは、当然、予測をきちっと立てて、こういう事業団に取り組むというなら取り組むという姿勢を示さなきゃいかんと思うんですよ。そういう意味では、1年目にはどれだけの効果、2年目にはどれだけの効果をねらうかという、そこまでの計画的な事業の展開というものが当然あるべきだというように僕は思うんですね。
したがって、当然、1年やったら1年やった結果において事業団でやることによってどういう成果が出たのか、また来年からはどういうことにこれから注意をしなきゃいかんのかということの1年ごとの総括というのは、きちっとやってもらわないと、これは我々が議会で言うから答弁すると。それ以外は、皆さんに任せざるを得ない部分があるわけですよ。そういう意味では、しっかりと皆さんがそういう点における総括をやってもらわないと、何のためにこの福祉事業──ただ名前を市の直営から事業団に変えたんだと、名前が変わっただけなんだということでは、これは何の意味もないわけでしょう。だから、あなたたちがそういう施策を選択したからには、胸を張って、いやいや、実はこういうように成果が出ておりますということを議会で言ってもらわないと、要するに意味がないわけですよ、そうでしょう。
だから、今後の展開も含めて、これは市長も施政方針の中で、そういう意味で施政方針の中に言われておりますから、6年度の予算に関係して、我々も具体的に、またこれからも質疑をさせてもらいますから、最後に、そういう今後の展開も含めてひとつ答弁をください。
○民生部長(橋長 勉) まだ出発して1年でございます。そういった状態の中で本当に今ご指摘のような、私どもが1年を経た中で効果というものが十分であったかどうかということについては、先ほどもお答えしたとおりでございますが、ただ、私はもう少し長い目で見ていただけた らありがたいなというふうに思います。
と申しますのは、例えば、職員の人件費一つにしましても、現在は高槻市の人件費の比率といいますか、平均年齢とのかかわりで非常に高くなっております。そういった面では、派遣している事業団職員が退職しましたときには、それは新たなプロパー職員として採用していくことになります。そういった面では一定の年月が必要なわけでございまして、今、即大きな動きがない範囲においては、そういった財政面での効果というのは非常に薄いんじゃないかというふうに私どもはとらえております。ただ、事業内容等につきましては、先ほども申しましたように、やはり市民に喜んでいただけるような、そういった対応をしてまいりたい、こういうことで臨んでおりますので、今後また1年が2年というような段階を経ていく中で、今ご指摘があったような問題については整理整とんしていきたい、このように思いますのでよろしくお願いいたします。
○(鳥本高男議員) 補正予算で減額が大変多いわけですが、決算でもお聞きをしたんですが、一度予算化されて、ある事業費については100%減額するというような事業も出てこようと思いますが、そういうものについて、この中ではどういう内容があるのか、なぜそうなっておるのかということをあわせてお聞きをしておきたい。
それから、予算は起こしたけれども、その予算の25%とか30%とか、そういうものを減額せざるを得ない、そういった事業についてはどういったところに原因があるのか、どうすればこれが当初予算に近い状況で執行できるのかということでは、予算説明書でいきますと、59ページに、独居老人の家賃扶助というのが、当初たしか2,400万ぐらいの予算化やったと思うんですが、607万余り減額をされております。
それから、決算でもお話をしたのですが、ゲートボール場の新設については、これは用地を用意してつくっていただきたいということで、話があれば、市の方がとっかかりましょうというような形で500万ほど予算を出しておられますけれども、たしか昨年も全額、今度も全額減額という格好になっておるんじゃないかというぐあいに思います。その辺について、ただもう要望を待っておるんだと。なければ落とすんだというようなあり方でいいのかどうか、それもお聞きをしておきたい。
それから、説明書の68ページに妊産婦補助というのがあるんですが、これはたしか426万余りの予算編成で170万ほど減額をされておるというぐあいに思うんですが、これの積算根拠を、なぜこの426万の予算を編成しなきゃならなかったかと。積算根拠はどうなっておって、実績がなぜそれに伴わないのかということも、あわせてお聞きをしておきたい。
それから72ページに障害者雇用の奨励金というのがありますが、たしかこれは1,065万余り予算化されて307万余り減額という格好になろうと思うんですが、こういった不況の状況の 中で障害者の皆さんの雇用が大変落ちてきておるというようなことも心配されておりますし、施政方針の中でも、来年度へ向けて、そういったところに力を入れたいというようなことを書いておられたと思うんですが、そういう点からも、これがどういうような状況になっておるのかということをお聞きをしておきたい。
それから、73ページには欧州地域活性化視察団参加ということで、負担金たしか100万円、これは当初も100万円であったと思うんですが、負担金というのは補助金と違って義務的支出が伴うような状況ではないのかという気がするんですが、これについてはどういう状況になっておるのかということをあわせてお聞きをします。
それから77ページの500万の減額は、これは何か庁舎その他で緊急に補修その他をやらなきゃならんということで設計が必要やということになれば、この500万を充てて発注をするということですが、今、高槻では建設部が大変優秀になっておりまして、委託しなくても内部で設計ができるということで、この予算は全額落としておるんだというような話なんですが、内部でこういう形ができるということになれば、大変に結構なことでありまして、これは老婆心の上での予算化であったのであろうというぐあいに思いますが、これについてもどう考えておられるのかということも、あわせてお聞きをしておきます。
78ページは、先ほど話がありました民間自動車駐車場、これは3,000万及び600万あわせて3,600万減額ということですが、2月に協議が出てきて、今、鋭意話をしておるというような話がありましたので、それはもう結構です。
以上、お聞きをしておきます。
○民生部長(橋長 勉) 独居老人とゲートボールの2件のご質問でございますが、独居老人の家賃扶助につきましては、当初、私ども200人分の予測を立てまして予算をちょうだいしておりますが、現在のところ170名程度の見込みをいたしております。そういった分で、その差についての精算をさせていただいておる、こういうところでございますので、よろしくお願いいたします。
それから、ゲートボール場の件でございますが、これにつきましては、1年に1か所ぐらい、そういった形の中で申請が出てくるだろうという予測を持ちまして予算をお願いしたわけでございますが、結果的には整備される団体と申しますか、がなかったということで、今回、予算を減額させていただいているわけでございますが、これらにつきましては、私どもも一定の反省もいたしております。例えば、独居老人については今年の一定の見込額、いわゆる決算見込み、そういった分の実績で新年度はお願いしていこう。そしてまた、ゲートボール場につきましては、新年度につきましては予算計上せずに、申請が出てきた段階で補正をさせていただきたい、こうい うような考えを持っておりますのでよろしくお願いいたします。
○保健医療監(山本香憲) 母子栄養強化費の減額でございますけれども、67万5,000円減額させていただいています。これは妊産婦あるいはまた乳児に対しまして、牛乳を支給をいたしておる件でございますが、当初予定いたしました対象者の減によりまして67万5,000円を減額させていただいているという内容でございますので、よろしくお願いいたします。
○産業経済部長(山本宏道) 障害者の雇用奨励金の件でございますけれども、これにつきましては、当初よりも障害者の人数が8名ばかり減をいたしております。それと、支払い月数におきましても、62か月ほどの減になってございます。そういったことで、これは企業が雇用しなかったというものではなしに、本人さんのご都合でこういうふうになったというふうに聞いておるところでございます。
それから欧州視察団でございますけれども、2名分を計上いたしておりましたんですけれども、これにつきましては、農業振興団体協議会の中の農業後継者クラブの方に人選をいろいろお願いをしてきたところでございますけれども、ただ視察先が、今回は、ヨーロッパ、アメリカということでございました。それから、視察の時期が、秋の、日本においては忙しい時期になったということで、希望者がなかったわけでございます。そういうことで減額をさせていただいたところでございます。
○建設部長(近藤富彦) 500万円の減額の理由ですけれども、基本的には今鳥本議員がおっしゃるとおりでございます。我々といたしましては、日々、内部設計にしていこうということで努力しております。今後におきましても、できるだけ多く内部的に設計施工管理をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○(鳥本高男議員) 独居老人の家賃扶助についても、以前、府営住宅に何回申し込んでいるかというような条件やとか、そういうのがいろいろありましたので、それはそれでやっぱり改善すべきは改善すべきだということで改善が図られて、大分よくなったというか、あれがようなったんですが、そういった点で、実際行っている事業についても、さらにそういった事業を拡充するためにはどうするかということも、あわせてご検討をお願いをしたいというぐあいに思います。
それからゲートボール場が民生部で所管するのがいいのかどうか、よう私わからんかったんですが、しかし、敬老やとか高齢者の問題については民生部が所管するということで従来やってきたということですから、どちらかといえば、ゲートボールというのは体育系というか、そういうようなあれではなかったのかなという気がしたのです。それで民生部所管でこれを持っておって、この予算が本当に生かせるのかなということでは決算でお聞きをしたんですが、今年度もまたこういう格好で予算が減額されて、来年は出てきたときに予算するいうても、もうこれは消えてい くという話になります。そういう点では、予算を上げておってもなかなか事業ができないというか、そういうあれになっておれば、要望が出たときに予算化しますということになると、もうひとつ、これはもう全部消えてしまうんじゃないかなという心配をします。
そういう点で、新年度とのかかわりで、本当にそういった要望がないということで理解すればいいのか、それとも、あるけれども用地を段取りするのがなかなか大変なんだということで、その辺まで踏み込んでこの問題を解決していかなければなかなか難しいんだというぐあいに、私の方は後者の方に思っておるんです。しかし、地元で用地やとか、そういうのも段取りをして申し込みなさいということになると、なかなかこの事業というのは難しいんじゃないかなという気がしておりまして、その辺までの援助策がないものだろうかということでお聞きをしたかったんです。やぶ蛇かどうか知りませんけれども、来年度はもう予算化しないで出てきたら組みますというようなことになれば、これはもっともっと後退するんじゃないかなという懸念を今持っております。その辺についてお聞きをしておきたい。
それから68ページ、これはちょっと私の説明が悪かったのかもしれませんが、妊産婦補助ということで170万8,000円減額をなさっておるということで、妊産婦というのは特別の条件にあるわけですから、予算の積算をする場合でも、これは何人分あれをしておって、実際はそれだけ妊娠されなかったというか、何というか、どうなっておるのか、その辺の実態をお聞きをしておきたいというぐあいに思ったわけです。その辺をあわせて聞いておきます。
それから72ページの障害者雇用奨励金というのは、国、府の制度を実施した後に市の制度が実施されると。だから、国、府の制度の中で市の制度に移るまでの間に、就業をやめられるというか、仕事から離れられて、いざ市の制度に当てはめようかなと思ったときには、実際はもう雇用されていないというか、そういった状況で、今、障害者の皆さんが職場からどんどん離れておるというような状況は、ここにもあらわれておるんじゃないかなという気がします。その辺で市の障害者雇用奨励金の制度にはまる前は、これは当初からはまるのか、それとも国、府がやった後で市の方へ乗せていくのかということにも関連すると思いますので、もう少し詳しくご説明をお願いをしたい。
以上です。
○民生部長(橋長 勉) ゲートボールの件でございますけれども、私どもは一定の反省をする中で新しい考え方を持たせていただいたわけでございますが、予算要求といいますか、作成する段階から、現時点におきまして具体的な要望はございません。そういうことでございますのでよろしくお願いいたします。
○保健医療監(山本香憲) 失礼をいたしました。妊産婦補助金の件でございますけれども、当 初に我々積算をいたしましたのは、31名を予定をいたしまして、そして出産されましたのが20名というふうに読んでおりまして、その差額分を減額をさせていただいたという内容でございますので、よろしくお願いいたします。
○産業経済部長(山本宏道) 障害者の問題につきましてですけれども、これは当初予算を計上する時点では、茨木公共職業安定所の方と十分調整を図りながら予算計上をしているわけでございますけれども、最終的に、その雇用される方が何らかの都合でやめられたということで、減額をさせていただいております。
○議長(伊川二郎) 質疑は尽きたようです。
続いて、第1表のうち歳入部門全般、及び第2表 継続費補正、第3表 繰越明許費、第4表 債務負担行為補正、第5表 地方債補正について質疑を承ります。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第6号 平成5年度高槻市
公園墓地特別会計補正予算(第2号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第7号 平成5年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号)全般について。
○(鳥本高男議員) 先ほど、この補正予算の説明のときには、利用者の増その他によって補正をするというような説明がたしかあったように思うんですが、私ども気になるのは、昨年6月に自転車その他の料金を設定して有料化を図った、無料駐輪場をなくしたと。北摂7市に比べても倍から高いじゃないか、なぜこういう料金の設定をするのかということで、そのときもあれをしたんですが、その内容がこの補正の主な内容でないのかなという気がしましたので、あわせて確認をしておきたい。
○建設部長(近藤富彦) 今回の増額でございますけども、1点は確かにおっしゃるように、平成5年7月、今年度の7月に一定の料金の適正化を図らせていただきました。約20%でございます。その増、それから予算の編成時には、若干利用客を抑えて計上させていただいております。その分の増ということで、今回、補正予算させていただいておりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(伊川二郎) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第8号 平成5年度高槻市
公共用地先行取得特別会計補正予算(第1号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第9号 平成5年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第4号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第10号 平成5年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)全般について。
○(大川 肇議員) 先ほどの一般会計の補正のところでも議論がありましたけども、今回の国保の補正で一般会計からの繰入額が総額13億7,000万円、約ですけども、そういうことになります。内訳を見ますと、提案でも説明がありましたけども、市で独自でやっている2割軽減の部分、制度改正、これは事務費の一般財源化ということで、地方自治体が、国の負担金が削られた、事務費が削られた部分の肩がわりをする部分ですね。基盤安定の部分の繰入金で、予算書を見ますと、まあ2,800万円近くは、これは基盤安定の制度として繰り入れられる。この基盤安定の制度も、国保制度の改正──国は改正やと言うてますけども、改悪に基づいて地方自治体が持たざるを得なくなっていった部分です。今回の補正で13億7,000万円の総額になりますけども、そういう部分が大変大きな比重を占めているという状況が一つあります。
一方では、高槻市が政策的に2割軽減を行ったり、保険料全体の抑制をしていく上での一般会計の繰入額が少なくなってきているという関係にあるわけですね。そういう関係の中で、つい去年の決算委員会で、平成4年度(1992年度)の決算が12月議会で認定をされました。そこでの決算額というのは約13億8,000万円になっておる。
こういうことになってきますと、昨年、'92年度の決算よりも、ことしの決算見込みが総枠としては少なくなるという結果になるわけですね。ちなみに計算してみますと、額で言えば395万4,000円になりますけども、そういう状況、総枠が減る、その減った中でも国が本来持っていた部分を地方自治体が持たざるを得なくなった部分が拡大している中で言えば、余計保険料の軽減に当たる部分の繰入額が少なくなるという結果になるわけですね。そういうことでは、'93年、保険料を据え置いたという政治的判断、それに基づく会計的な問題で言えば、運営協議会の議論だとか、6月議会の議論を踏まえるならば、'92年の決算よりも少ないという状況は、私はすべきではないというふうに思うんですね。その辺で言えば、大幅な繰り入れがこの時期に必要だし、これをもって一般会計の繰り入れを終わるというようなことはあってはならないというふうに思うんですけれども、ぜひご見解をお聞かせをいただきたいというふうに思います。
以上です。
○保健医療監(山本香憲) 一般会計からの繰り入れの件でございますが、確かにおっしゃると おり、昨年と比較をしますと、ただいまご発言の中にありましたように、全体の枠の中で約395万円ほど少のうございます。ただ、今までのパターンといたしましては、一定国保の運協に対しまして、ご諮問を申し上げ、そして答申をいただく、この中で事務局といたしまして一定の改定率と申しますか、参考のために申し上げ、それを1つの材料として運協の方でご答申をいただき、そして、本議会にお諮りを申し上げて決定をしていただいていると、こういうパターンを繰り返してきておりました。
しかしながら、この5年度につきましては、先ほども岡本議員さんからも話がありましたように、据え置いたという事実がございます。そういう意味からして、そういったものに係る繰入金はいたしておらないのが事実でございます。ただ、だからといって一般会計から入れておらないというのではなくて、いわゆる国の制度が変更されてきております。例えば、助産費、人件費、また物品費、物件費、こういったものが制度化されて、一般財源化あるいは地方交付税措置、こういった形の中で国の方が地方に転嫁をしてきていると。また、この6年度等につきまして予測されておりますのは、例えば、消耗品を一般財源化せい、あるいはまた光熱水費まで一般財源化せいと、こういうふうな動きが厚生省の方であるかに聞いております。そういった中での一般会計からの繰り入れをお願いをいたしておるところが現状でございます。
いずれにいたしましても、一般会計からの繰り入れは従来の被保険者負担軽減から、むしろ固定的な経費あるいは経常的な経費へと内容が変わってきておるのが実情でございます。そういった中で、単に一般会計から繰り入れをして帳じりを合わすということだけでは、本来の国保会計、特別会計としての意味からいたしましても、逸脱まではいきませんけども、一定考えていかなければならない会計ではないかと、こういうふうに考えておりますので、その点よろしくご理解をしていただきたいというふうに思います。
○(大川 肇議員) 理解をせいと言われても、理解のできることとできないことがあります。今までの一般会計の入れ方は、まあ言うたら保険料を軽減するための入れ方だった。それが目的が変わってきたというふうにおっしゃいますけど、もっと正確に国保の運営協議会の議論だとか、議会の議論の流れを認識する必要があると思うんです。意見は異にしますけども、一般会計から入れるんだったら一般会計の目的をやっぱり明確にしなさい。そして、そういうものについてそれぞれ判断をしていく、こういうことで保険料を抑制をし、軽減をしていく、こういう議論の流れなんです。これについていいか悪いかという項目の問題でいろいろ意見が分かれたりしているわけです。また、今までの事務サイドで最初提案される値上げの事務局案、率は、高槻市全体としても持っていこうというような議論もありました。また、私は賛成しませんけども、3者痛み分けみたいな議論もありました。保険料にも賦課しよう、値上げもしよう、高槻市も持ちましょう、医 療費の抑制もしましょうというような話もありました。私はそういう立場ではないですけども、そういう議論もありました。そういうものを踏まえるならば、前年の保険料の抑制の部分に入れてきた政策的な経費、それを確保して、据え置いたんだから、なおかつその部分を一般会計でどうするんかということで、各市とも悩みながら前年度よりも大幅に増額をして、近隣各市でも保険料を据え置いてきているわけです。
そういう中で国に対しても物を言って、こういう地方自治体に肩がわりさせるようなやり方はだめなんだというふうに言いながら、全国市長会なんかでも意見を言ってるわけですから、そういう意見を本当に示そうと思えば、'92年の決算よりも、'93年の決算見込みが総枠としても、1人当たりの一般会計の繰入額としても、下がるというような状況というのは、到底理解できない。私は何も100億も200億も、50億も一遍にここへ入れなさいというふうに言っているのではありません。そういう姿勢として高槻市が示す、そのことが必要ではないですかというふうに言っているわけですから──去年よりも少ない。これ調べてみますと、'89年、平成元年です、'90年にかけて、これは平成2年ですけども、ここでも減らされている。そういう事態では絶対ないのではないかというふうに私は思うんです。そういう点で言うと、これで、私、1問目で最後にするなというふうに言いましたけども、最後やったら最後で、それはそれで今の到達点ですけども、やっぱりそれは当初予算の議論の中でもありますし、まだ今年度末来てませんから、本会議の最終日ででも追加提案することも含めて、そういう考えがないのかどうか、再度お聞かせをいただきたいと思います。
以上です。
○保健医療監(山本香憲) 確かに、一般会計のそれぞれの項目を見ますと、減のところもあれば増のところもございます。例えば、オンラインの開発に伴うところ等につきましては、かなりの繰り入れもしています。これはすなわち、ただ単に行政の効率だけじゃなしに、すべて被保険者のサービスのための費用として、こういったものも入れております。そういったことも一定のご理解をいただきたいと思います。
同時に、我々はこの制度を維持していくためには、脆弱な会計でございますので、やはり制度の確立を何よりも一番に求めていかなければならないということがございます。そういった意味で、今後、急速な高齢化社会が進行するとき、また医療費の高騰等の中で避けて通れない問題としては、医療費が上がってくる、同時に保険料も当然それに見合って上がる。そういった中で国は思い切った制度の改革をやっていただいて、一定の補助金、負担金を出していただく、こういったことを常々市長会等を通じまして、国に物を申しておるところでございます。そして、なお最終補正であるかどうかということでございますけれども、今回の補正でもちまして、本年度の 予算は決算を結んでいきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。
○(大川 肇議員) 例えばオンラインだって、被保険者へのサービスやと言わはりました。被保険者へのサービスを言わはるんでしたら、私はやっぱり国保法の精神に立ち戻っていくということが大切やと思うんです。そういう点から考えると、国がやろうとしている流れというのは、どんどんどんどん被保険者と自治体に肩がわりをさせるという歩みをとっているわけです。そういう中で高槻市が被保険者のサービスを向上さすということで言えば、保険料をいかに抑制をし、値下げしていくか、払える保険料にしていくか、そういう制度で考えていこう、ここが出発点やと思うんです。だから、いろいろあって、ことしは据え置きを決断されたんです、政治として。だとするならば、政治として、私はその財政的な補償も含めて、被保険者にはその転嫁をしない。そして、政治の問題として赤字の問題についても議論をしていく。そのために、例えばその一部を減らす上でも、また去年の実績からも判断をして、ことしは多少なりとも一般会計の繰り入れを増額していくという方向がない限りは、私は今言われたような流れでは決してないと思うし、そういう立場に立っても、仮に百歩二百歩譲って、そういう立場に立っても、私は市長として増額をしていくという流れをとらないと、去年よりも国からの肩がわり分が減っている中で、被保険者のことを思えば、そういう政治決断が必要だと思うんです。
事、これは市長の政治にかかわる問題ですから、最後、市長に、私はそういう立場で一般会計からの繰り入れの増額を再度求めますけれども、ぜひ市長のご決断をお願いしたい。
以上です。
○市長(江村利雄) 国保の問題につきましては、これはもう全国的な課題でございまして、大川議員のおっしゃること等も考えながら対応しておるわけでございますけれども、まず、国自身が地方自治体に移行していくと。これは財政を伴わない移行というものがあった場合に、これを各自治体でオンして帳じりを合わせていくというようなことについては、十分考えないといけないと、このように私は思っております。
国が減額すれば、それだけのものはやはりそれぞれの被保険者にかかってくる問題でございますので、それを上乗せしますと、被保険者の方は、国の制度改正について余り考えられないというようなことはいかがなものだろうかという点について、市長会でもいろいろ論議をしております。ある市によりますと、いろんな制度改正等につきましての赤字分については、ずっと累積赤字で置いておくというような方向性を出されているところもございます。
また、単年度単年度、健全な財政運営をしようというところもございます。この点は毎回お話を申し上げておりますが、国の3省間で今せっかく論議をされて、地方自治体の苦しい財政状況の中でどうすべきかということが検討なされておるわけでございますが、なかなかこれが集約さ れないということになっております。平成6年度の全国市長会でも、大きい課題の1つとして提起されておるわけでございまして、私としましては、先ほども医療監が申し上げておりますように、十分検討し、一定のルールの中でお願いをしていったというような経緯がございますので、今後、お説の点あるいはまた新しい制度改正の点等を十分考えながら、対応すべき問題であろうと、このように考えております。
○議長(伊川二郎) 質疑は尽きたようです。
次に、議案第11号 平成5年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第2号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第12号 平成5年度高槻市
交通災害共済特別会計補正予算(第2号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第13号 平成5年度高槻市
火災共済特別会計補正予算(第2号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第14号 平成5年度高槻市財産区会計補正予算(第3号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第15号 平成5年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第2号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
次に、議案第16号 平成5年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)全般について。
〔「な し」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 質疑はないようです。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
以上12件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、以上12件については委員会の付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより採決いたします。
議案第5号 平成5年度高槻市
一般会計補正予算(第4号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
議案第6号 平成5年度高槻市
公園墓地特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
議案第7号 平成5年度高槻市
駐車場特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 多数賛成と認めます。
よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
議案第8号 平成5年度高槻市
公共用地先行取得特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
議案第9号 平成5年度高槻市
公共下水道特別会計補正予算(第4号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
議案第10号 平成5年度高槻市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
議案第11号 平成5年度高槻市
老人保健特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
議案第12号 平成5年度高槻市
交通災害共済特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
議案第13号 平成5年度高槻市
火災共済特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
議案第14号 平成5年度高槻市財産区会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
議案第15号 平成5年度高槻市
自動車運送事業会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
議案第16号 平成5年度高槻市
水道事業会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(伊川二郎) 全員賛成と認めます。
よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
この際お諮りいたします。
日程第21から日程第24に至る4件はいずれも条例案件でありますので、以上4件を一括議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、以上4件を一括議題とすることに決しました。
日程第21、議案第17号
高槻市議会議員及び高槻市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例制定について、日程第22、議案第18号 高槻市
都市公園条例中一部改正について、日程第23、議案第19号 高槻市
自動車運送事業の設置等に関する条例及び高槻市
自動車運送事業条例中一部改正について、日程第24、議案第20号 高槻市
農業共済条例中一部改正について、以上4件を一括議題といたします。
────────────────────
議案・議事関係書類綴 46ページ参照
────────────────────
○議長(伊川二郎) 順次提案理由の説明を求めます。
〔
選挙管理委員会事務局長 内本隆譲君登壇〕
○
選挙管理委員会事務局長(内本隆譲) ただいま議題に供されております日程第21、議案第17号
高槻市議会議員及び高槻市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例制定につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本案は、皆様ご承知のとおり、過ぐる第125国会におきまして成立を見ました衆議院議員の定数是正を主な内容とする公職選挙法の一部を改正する法律が平成4年12月16日公布され、その中で地方選挙の公営化を拡大する規定が加えられたことに基づき、本市の市議会議員及び市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成につき、一定限度これを公営とするため本件条例を制定しようとするものでございます。
本市における市議会議員及び市長選挙の公営化は、ご承知のとおり、公職選挙法の関係規定にのっとりまして昭和49年には選挙公報の発行、また昭和58年には
選挙運動用ポスター掲示場の設置等、逐次その拡大を図ってまいったところでございます。今回は、これらの施策に加え、
選挙運動用自動車の使用と
選挙運動用ポスターの作成を公営化し、お金のかからない選挙の実現と候補者間の機会均等等を一層推し進めることを図るものでございます。
なお、本件条例に相当する条例は、府下33市中既に17市が制定済みであり、残る市も大半がこの3月議会に提案予定であり、この4月には、ほぼ全部に近い市が足並みをそろえることになると伺っております。
それでは、これより条を追いましてご説明申し上げたいと存じます。
第1条は、この条例の趣旨を定めた規定でございまして、すなわち公職選挙法第141条第6項及び第143条第15項の規定に基づき、市議会議員及び市長の
選挙運動用自動車の使用と
選挙運動用ポスターの作成の公営につき必要な事項を定めることといたしております。
第2条は、
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成を公営とする、いわば根拠規定であり、候補者は第8条に定める額の範囲内で無料で
選挙運動用自動車を使用し、及び
選挙運動用ポスターを作成することができる旨を定めております。ただ、これらの規定は第3項にございますように、候補者の供託物が公職選挙法第93条第1項あるいは第2項の規定により、本市に没収されることとならないことを要件といたしております。
第3条は、
選挙運動用自動車を無料で使用しようとする方は、ハイヤー、タクシー業者等とまず有償契約を締結し、その旨を選挙管理委員会に届けていただくことと規定いたしております。
なお、
選挙運動用ポスターの作成についても、第6条において同趣旨の規定を設けております。
第4条は、
選挙運動用自動車の使用に対する具体的な公費負担額と、その支払いについての規定でございまして、前条の届け出をしていただいた候補者が、ハイヤー、タクシー業者等に対して支払うべき金額のうち、その契約の態様に応じて一定限度額を当該事業者等に支払うことといたしております。
すなわち、第1号は、ハイヤー、タクシー等を借り上げる場合でございまして、1日につき5万1,500円を限度といたしております。なお、この金額は、以下の規定にございます金額を含め、本市の場合は既に制定を見ている府下の各都市と全く同様施行令の金額といたしております。
次に、第2号のアは、レンタカーや個人から借り上げる場合の規定でございまして、この場合は1日につき1万3,390円を限度といたしております。第2号のイは、自動車の燃料費に関する規定でございまして、1日当たり7,210円で算出した金額を限度とするものでございます。第3号のウは、運転手の雇用に要する経費に関する規定でございまして、1日につき1万円を限度といたしております。
第7条は、
選挙運動用ポスターの作成の公費負担額と、その支払いについての規定でございまして、原則として候補者が契約された作成単価、ただ、この単価が本条の中ほどにございます算定方式による金額を超えるときは、当該方式により算出した金額を作成単価とし、これにポスター掲示場の数を限度として、その作成枚数を乗じて得た金額を作成業者に支払うことといたしております。
第8条の規定は、
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成に対する公費負担の最高限度額を定めたものでございます。まず、
選挙運動用自動車の使用については、5万1,500円に、立候補の届け出日から投票日の前日までの日数を乗じて得た金額、そして選挙運 動用ポスターの作成については、作成単価の限度額にポスター掲示場の数を限度として、その作成枚数を乗じて得た金額といたしております。
第9条は、この条例の施行に関し、この条例に規定するもののほか必要な事項は選挙管理委員会規則で定めさせていただこうとするものでございます。
なお、附則といたしましては、この条例は公布の日から施行し、この条例の施行の日以後にその期日が告示される選挙から適用しようとするものでございます。
以上、簡単な説明でございましたが、何とぞよろしくご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。
〔都市整備部長 谷知昭典君登壇〕
○都市整備部長(谷知昭典) ただいま議題に供されております議案第18号 高槻市
都市公園条例中一部改正につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、現在、南平台五丁目地内に建設を進めております芥川緑地の開設に伴いまして、公園施設として当該緑地内に設置する資料館、テニスコート、及び駐車場の使用料に関し、必要な事項を定めるものでございます。
施設の内容でございますが、芥川緑地につきましては、都市公園法に基づき都市公園として開設するものでございます。本緑地の全体整備計画面積は7.4ヘクタールでございますが、来る7月に予定いたしております供用開始の面積は、そのうち3.4ヘクタールでございまして、公園施設として、資料館、テニスコート、ゲートボール場、駐車場、東屋、芝生広場、散策路等を設置するものでございます。
資料館につきましては、鉄筋コンクリート造、地上2階、地下2階の4層で、延べ面積1,817.29平方メートルでございます。地上2階部分は公園風景を背にした親水性のあるレストスペースとして、屋外のイベントや展示会等への利用を考えております。地上1階部分は、大型ビデオプロジェクターの上映、芥川の全景写真、芥川の概要パネルの展示等で、芥川流域の自然、歴史、文化等の紹介フロアでございます。地下1階部分は流れの水槽、ジオラマ展示、芥川の自然、動植物の生態をグラフィックでの紹介、またパソコンシステムによる芥川Q&Aコーナー等により、流域の自然、歴史、文化等の観察、理解を深めるフロアでございます。地下2階部分は多目的展示フロアでございまして、企画特別展示及び学習コーナー、資料コーナーとして活用することによりまして、参加活動を誘導する創造的空間としての位置づけをいたしております。また、ドライエリア側面には、芥川地層断面をモザイクタイルにより展開をいたしております。なお、資料館東側の前面には水上ステージを配置しており、各種のイベントへの利用も可能となっております。テニスコートでございますが、全天候型砂入り人工芝のコート2面を設置するも のでございます。駐車場につきましては、鉄骨造1層2段の自走式でございまして、普通自動車の駐車が上段121台、下段112台、合計233台が可能でございます。
公園施設の管理運営につきましては、資料館、テニスコートは、当面の間、教育委員会へ事務委任いたしてまいります。また、駐車場については市直営を予定いたしておりますが、使用料の徴収、場内整理等の業務は委託を考えております。
改正の内容でございますが、都市公園でございますので、設置の趣旨、目的、及び管理運営等につきましては、都市公園法に基づくものでございまして、今回、有料施設の使用料に関し、必要な事項を定めるものでございます。
まず、第7条関係の別表第1に、有料施設として公園名 芥川緑地を、有料施設の種類として資料館、テニスコート、駐車場を加えるものでございます。
次に、第14条関係の別表第2に、資料館、テニスコート、駐車場の使用料の3表を加えるものでございます。資料館の入館料につきましては、通常は無料といたしますが、特別企画展示開催時におきまして、一般と小、中学生、また個人と団体の区分をし、その都度定める入館料を徴収することができる旨、規定したものでございます。
テニスコートにつきましては、一面で1時間につき500円、全日の使用については4,000円の使用料でございまして、これは芝生の総合スポーツセンターの使用料と同額といたしております。
なお、駐車場につきましては、普通自動車1日1回につき400円の使用料を定めるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例の施行期日は規則で定めることとしようとするものでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔
自動車運送事業管理者 片倉保蔵君登壇〕
○
自動車運送事業管理者(片倉保蔵) ただいま議題に供されました議案第19号 高槻市
自動車運送事業の設置等に関する条例及び高槻市
自動車運送事業条例中一部改正について、ご説明を申し上げます。
今回の条例改正は、行財政改革の一環として、現在、教育委員会で行われております高槻市立うの花養護幼稚園の送迎業務を全面的に交通部において事業運営をいたす趣旨のものでございます。
まず、高槻市
自動車運送事業の設置等に関する条例の一部改正についてでありますが、現在、交通部では、道路運送法第3条第1号に規定されております一般乗合旅客
自動車運送事業及び一 般貸切旅客
自動車運送事業の2事業を運営しているところであります。しかしながら、今回の業務は、第3条第2号の規定による
特定旅客自動車運送事業という新たな事業となるため、条例第2条にその事業を行う旨、及び事業区域、事業用自動車の数について規定しております。
続きまして、高槻市
自動車運送事業条例の一部改正についてでありますが、さきに述べました
特定旅客自動車運送事業に設置する運賃及び料金については、現行実施しております貸切自動車の運賃及び料金を基準として設定いたしたく、規定しているところであります。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、お手元の条例案等をご参照の上、よろしくお願いいたします。
〔産業経済部長 山本宏道君登壇〕
○産業経済部長(山本宏道) ただいま議題に供されました議案第20号 高槻市
農業共済条例中一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件につきましては、平成5年5月6日付、農業災害補償法の一部を改正する法律及び関係政省令の施行等に伴い、大阪府の条例準則の一部が改正されましたため、当該準則に基づきまして所要の改正を行おうとするものでございます。
以下、具体的な内容について順次ご説明申し上げます。
まず、農作物共済関係の改正についてでございますが、第3条第1項第1号の関係等で共済目的の変更といたしまして、栽培実態にかんがみ麦を共済目的としないことと、また共済事故に新たに火災を追加するものであります。
また、第12条第1項関係等につきましては、生産組織を単位とした共済加入方式の導入といたしまして、法人格を有しない農業生産組織であって、一定の要件を満たすものとの間に共済関係を成立させることができることとし、共済関係の継承などについて所要の定めを行うものであります。
第26条第1項関係等で加入資格の下限の引き上げといたしまして、任意加入の資格を水稲の耕作面積が現行では5アール以上のものでございますが、10アール以上のものに変更するものであります。
第33条第1項関係で、共済掛金算定方法の変更といたしまして、共済掛金の国庫負担割合について超過累進方式が廃止され、一律2分の1となったことに伴い、加入者負担共済掛金の額の算定について、所要の改正を行うものであります。
第32条第1項、第34条関係で、共済細目書の提出期限を、現行では7月5日でございますが、6月10日に変更することとし、共済掛金の納付期限を、現行では9月5日でございますが、8月10日に変更するものでございます。
付録関係で、不足金てん補準備金を決定する際の基礎でございます第1次限度額について、所要の改正を行うものであります。
次に、園芸施設共済関係の改正でございますが、第3条第1項第3号関係等で共済目的の拡充といたしまして、共済目的として、新たに気象上の原因により農作物の成育が阻害されることを防止するための施設を加えるものであります。
次に、家畜共済関係の改正でございますが、第62条第3項関係等で共済掛金率の改定といたしまして、農林水産大臣告示に基づき、乳牛の雌に係る包括共済関係の家畜共済掛金率について所要の引き下げ等を行うものであります。
第35条第2項関係等で、共済金額の算定における単位当たり共済金額の変更といたしまして、主務大臣が定めた2つ以上の金額のうち、現行では2番目に高いものでございますが、最高のものとするものであります。
これまで主な改正点をご説明申し上げましたが、本件については、去る2月22日の農業共済事業運営協議会において、ご協議申し上げ、承認をいただいた上、本議会に提案させていただくものでございます。
なお、本条例の施行日は平成6年4月1日でございます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
日程第25、議案第21号 高槻市
土地開発公社定款中一部変更についてを議題といたします。
────────────────────
議案・議事関係書類綴 62ページ参照
────────────────────
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明を求めます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されました議案第21号 高槻市
土地開発公社定款中一部変更について、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、平成5年4月1日公布の公有地の拡大の推進に関する法律施行令の一部を改正する政令、並びに平成5年4月1日付、平成5年建設省、自治省告示第1号による公有地の拡大の推進に関する法律附則第4条に規定する主務大臣が指定する地方公共団体を定める件の改正がされ、土地開発公社の業務範囲が拡大されましたので、法改正の趣旨に沿って、本市土地開発公社の定款の一部を変更いたそうとするものでございます。
この変更につきましては、平成5年12月24日の本市土地開発公社理事会での議決を受けまして、公有地の拡大の推進に関する法律第14条第2項の規定により、市議会の議決をお願いい たすものでございます。
変更いたします内容といたしましては、1点目は、施行令の改正により、地域開発のためにする事務所、店舗等の用に供する一団の土地の造成事業が、新たに土地開発公社の専門性を生かしたプロパー業務として加えられたものでございますが、これを公社定款第19条第1項第2号に追加するものでございます。
2点目といたしましては、告示の改正により、従来、都道府県並びに政令指定都市設立の土地開発公社のみに認められていた、公有地の拡大の推進に関する法律第17条第1項第1号の2に定める都市計画法第4条第7項に規定する市街地開発事業、及び公有地の拡大の推進に関する法律施行令第7条に定められた観光施設事業の用に供する土地の取得、造成、その他の管理及び職務を行うことが、一般の市及び市の加入する一部事務組合設立の土地開発公社にまで拡大されたことによるものでございます。これを公社定款第19条の第1項第1号の業務に追加するものでございます。
なお、この告示の改正に係る業務は、その性質上、民間事業者が実施することが多いと予想されることから、公有地の拡大の推進に関する法律第17条第3項により、地方公共団体の要請を待って行うことができるというふうになっておりますので、今後とも関係部局と十分連携を持つ中で対応してまいりたく考えておるところでございます。
以上、まことに簡単な説明でございますけれども、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
この際お諮りいたします。
日程第26及び日程第27の2件はいずれも同種の事件でありますので、以上2件を一括議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、以上2件を一括議題とすることに決しました。
日程第26、議案第22号 平成6年度
農業共済事業事務費の賦課金を定めるについて、日程第27、議案第23号
農業共済事業特別積立金の取崩しについて、以上2件を一括議題といたします。
────────────────────
議案・議事関係書類綴 63ページ参照
────────────────────
○議長(伊川二郎) 順次提案理由の説明を求めます。
〔産業経済部長 山本宏道君登壇〕
○産業経済部長(山本宏道) ただいま議題に供されました議案第22号 平成6年度
農業共済事業事務費の賦課金を定めるについて、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、高槻市
農業共済条例第5条第2項の規定によりまして、事務費の賦課総額と賦課単価を定めようとするものでございまして、共済事業を行うため必要といたします事務費の一部に充てる費用として、共済加入者に賦課させていただくものでございます。
続きまして、議案第23号
農業共済事業特別積立金の取崩しについて、提案理由のご説明を申し上げます。
本件は、高槻市
農業共済条例第82条第4項の規定及び農業災害補償法第95条後段の規定によりまして、損害防止事業として、水稲病害虫の防除をするための薬剤購入費用等の一部に充てるため、
農業共済事業特別積立金の取り崩しをいたそうとするものでございます。
3月1日現在の特別積立金の額は1,104万2,883円となっておりますが、そのうち216万6,000円の取り崩しをいたそうとするものでございます。
なお、この損害防止事業の実施につきましては、大阪府農林技術センターの病害虫発生予測情報等から、病害虫の発生状況を把握いたしまして対処してまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
この際お諮りいたします。
日程第28から日程第40に至る13件はいずれも予算案件でありますので、以上13件を一括議題といたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、以上13件を一括議題とすることに決しました。
日程第28、議案第24号 平成6年度高槻市
一般会計予算について、日程第29、議案第25号 平成6年度高槻市
公園墓地特別会計予算について、日程第30、議案第26号 平成6年度高槻市
駐車場特別会計予算について、日程第31、議案第27号 平成6年度高槻市
公共用地先行取得特別会計予算について、日程第32、議案第28号 平成6年度高槻市
公共下水道特別会計予算について、日程第33、議案第29号 平成6年度高槻市
国民健康保険特別会計予算について、日程第34、議案第30号 平成6年度高槻市
老人保健特別会計予算について、日程第35、議案第31号 平成6年度高槻市
交通災害共済特別会計予算について、日程第36、議案第32号 平成6年度高槻市
火災共済特別会計予算について、日程第37、議案第33号 平成6年度高槻市
農業共済特別会計予算について、日程第38、議案第34号 平成6年度高槻市財産区会計予算について、日程第39、議案第35号 平成6年度高槻市
自動車運送事業会計予算について、日程第40、議案第36号 平成6年度高槻市
水道事業会計予算について、以上13件を一括議題といたします。
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議案・議事関係書類綴 65ページ参照
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○議長(伊川二郎) 順次提案理由の説明を求めます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されました議案第24号 平成6年度高槻市
一般会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず初めに、平成6年度の本市を取り巻く財政環境でございますが、我が国の経済状況は今なおバブル崩壊以後の長い不況から脱出できない状況にあり、政府におかれましては、その対応策として、去る2月に過去最大規模の総合的な経済対策を決定されたところでございます。このような中にあって、平成6年度の財政運営の考え方といたしましては、全庁的に職員の協力を求めつつ、事務事業の進め方を見直し、経常的経費について厳しく精査をいたしてまいりました。また、事業の展開に当たっては、国、府等の補助金確保に向けて一層努力をしてまいるとともに、各種財政指標に留意しながら、市債につきましても金利水準を勘案しつつ、地方交付税上、有利な制度を活用することとし、また、基金につきましても、目的に沿って有効に活用するなど、健全な財政運営に努めるとの基本的な考え方のもとに、新年度の当初予算編成を行っております。
なお、先ほど述べました総合的な経済対策の一環として、今年度限りの所得税、住民税の大幅な減税が予定されております。これによる本年度の個人市民税の減収分につきましては、新たに設けられる減収補てん債による振りかえが制度化される見込みでありますが、今後の政府の制度改正の内容を的確に見定めた上、しかるべき時期に補正予算にて対応させていただきたく考えておるところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
それでは、白い表紙の
一般会計予算書1ページをお開き願います。
まず、第1条といたしましては、平成6年度の一般会計の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,004億8,355万5,000円と定めようとするもので、それぞれの款項別の内訳は3ページ以下の第1表のとおりでございます。
第2条の継続費といたしましては、9ページの第2表に掲げておりますとおり、JR高槻駅南の旧国鉄貨物駅跡地に仮称総合市民交流センターを建設しようとするものでございます。
第3条の債務負担行為といたしましては、10ページ以下の第3表に示しておりますとおり、 土地開発公社資金融通債務保証、協同組合等資金融通損失補償のほか、土地改良区が行う水路改修事業に対する損失補償等に係る限度額を設定いたしております。
第4条の地方債といたしましては、12ページの第4表にお示しした事業についての限度額、借入条件その他を定めております。
第5条では、一時借入金の限度額を年間の資金需要等を考慮いたしまして、本年度は100億円と定めております。
第6条につきましては、歳出予算の流用について規定いたしております。
続きまして、平成6年度予算の概要につきましてご説明申し上げます。
施政方針大綱の冊子の中に綴り込んでおります予算参考資料に基づいてご説明を申し上げたく存じます。
大綱の中の黄色の分界紙以下でございます。
1ページでございます。
予算規模といたしましては先ほど申し上げましたように、一般会計で1,004億8,355万5,000円で、昨年度の当初予算と比較いたしまして2.3%の減となっております。これは平成5年度に
総合センターが完成するなど、各種の施設整備での一定大型事業のピークを越えたことが要因でございます。
なお、特別会計といたしましては、合計で798億3,569万1,000円で、昨年度当初予算との比較では12.8%の増となっております。これは仮称総合市民交流センターの建設に当たって、駐車場特別会計及び公共用地先行取得特別会計で財源の確保等を行うこととしたことが主な要因でございます。そのため、本年度の全会計の予算総額は、対前年度当初比3.8%増の1,803億1,924万6,000円と相なるものでございます。
次に、一般会計における予算の主な内容でございますが、2ページをごらんいただきたいと存じます。
歳入予算におきましては、まず、市税では、前年度当初と比べ4億9,365万2,000円、0.9%の増となっております。個人の市民税では、給与所得の伸びがほとんど見込めず、また譲渡所得においても、3年連続で前年度を下回るものと予測されるところから、0.25%の微増となっております。法人市民税では、長引く不況のため主要な法人を初め、ほとんどの業種で収益の低下が予測され、率で15.74%の落ち込みとなり、平成2年度から5年連続の減収となる見込みであります。
固定資産税につきましては、評価がえの年度でありますが、評価額の上昇に伴う税の負担増を極力避けるための措置が講じられたことにより、固定資産税全体では3.95%の増となるもので あります。また、都市計画税につきましては、主に市街化区域編入により、率で10.96%の増となるものでございます。
税外収入につきましては、主なところでは、利子割交付金におきまして、預貯金金利の引き下げに伴い府の利子割交付金総額の減少が予測されるところから、前年度当初比17.2%減で予算を見込んでおります。また、自動車取得税交付金につきましても、自動車の売り上げ減少に伴い、前年度当初比で10.5%減の見込みで計上をいたしておるところでございます。なお、地方交付税につきましては、普通地方交付税において、本市分の前年度の算定での税等の減収分が一部精算算入される見込みであることと、単位費用の改定等が予定されておりますので、引き続き交付団体となる見込みで5億円を計上し、特別交付税においては2億円を計上いたすものでございます。
財産収入は主に基金の利子でございますが、昨今の金利低下により、その額が減少いたしております。
繰入金は、駐車場及び公共用地先行取得特別会計からの繰入金のほか、各種基金からの取り崩しを計上いたしております。
市債につきましては、継続事業として実施いたしておりますごみ処理施設整備、仮称余熱利用施設建設事業の財源や仮称総合市民交流センターの財源に充てるため計上いたすものでございます。
次に、歳出予算の主な内容でございますが、3ページの表に基づき新規事業を中心にご説明申し上げます。各款ごとにご説明申し上げます。
総務費でございますが、旧国鉄貨物駅跡地に複合施設として、青少年センター、女性センター、生活文化情報プラザ、消費生活センター、及び行政サービスコーナー、並びに自動車駐車場及び自転車駐輪場から成る仮称総合市民交流センターの建設に着手する経費を、また電光掲示板による広報活動費、仮称清水
コミュニティセンターの新築経費、市民会館の改修経費や国際的な人権情報の提供を受けるため、仮称財団法人アジア・太平洋人権情報センターに対する出捐金等を計上いたしております。
民生費といたしましては、仮称山手老人福祉センター並びにデイサービスセンターの開設を初め民間福祉施設にデイサービス業務等の委託や、おおむね65歳以上の高齢者を対象に、9月、10月の2か月間に2回を限度として、はり、きゅう、マッサージに対する助成を行う等、老人福祉施策の充実を図るとともに、単独で外出することが困難な障害者や車いす利用者に対し、ガイドヘルパーを派遣する経費や、精神薄弱者更生施設建設や民間老人福祉施設建設に対する補助金等も計上いたしております。
衛生費では、総合保健福祉センターにおいて、骨密度測定機を設置するための経費を、ごみ処理施設建設事業につきましては、平成7年度完成を目指して工事費を、また、大阪府の魅力ある町づくりの支援対象事業の仮称余熱利用施設建設事業の経費等も計上いたしております。
労働費におきましては、住宅資金等の貸付事業や中小企業に勤務する中高年を対象としたパソコン講習会等の経費を計上いたしております。
農林水産業費におきましては、水路、農道等の土地改良事業費や林道を維持するための管理事業費等を計上いたしております。
商工費では、昨年に引き続き不況緊急対策として、市内中小企業の負担軽減を図るため信用保証料の補給を行うとともに、市制50周年記念事業の継続事業である、高槻太鼓等の保存育成を含め、観光協会への補助等を計上いたしております。
土木費では、道路、街路、河川、公園等の整備を図るとともに、都市計画法の改正に伴う都市計画基本方針の策定調査を行う経費を、芥川都市緑地につきましては、7.4ヘクタールのうち3.4ヘクタールは平成5年度で整備が完了いたしましたが、平成6年度には、残る4ヘクタールの整備計画を策定する経費を計上いたしております。奈佐原西公園の整備、摂津峡公園周辺の公衆便所の増改築等の経費やJR高槻駅北地区の市街地再開発事業につきましても、本組合設立を目指す準備組合に対し、活動助成及び公共施設管理者負担金等を計上いたしております。
次に、消防費では、消防本部庁舎外壁等塗装の改修及び地下式防火水槽を設置するための経費を計上いたしております。
教育費では、大規模改造事業を初め、昨年度から継続費を設定して行っております高槻小学校のプール改造や、清水幼稚園園舎の改築、学校・園事故に対して緊急連絡体制を確保するための多機能コードレス電話の設置、芥川都市緑地に建設された資料館の運営費、中央図書館の開設経費、大阪国体に向けて青少年広場等の整備、郡家旧養護老人ホーム跡地でのテニスコート新設、史跡新池埴輪製作遺跡の整備公開を図るため、最終年次の整備工事費等の経費を計上いたしております。
以上がそれぞれの費目に計上いたしております主要な内容でございます。
次に、4ページに移らせていただきます。
ここでは、歳出予算について、経費別に分類いたしております。
人件費、物件費、その他を合計した消費的経費につきましては、全庁的に事務事業の進め方を見直し、経常的経費について厳しく精査をいたしました結果、前年度比1.4%の増にとどまり、昨年の伸び率7.9%に対し、かなり低下したものとなっております。また、投資的経費につきましては、ごみ処理施設、余熱利用施設の継続事業に加え、仮称市民交流センターの建設等の事業 を今年度計上いたしておりますが、一方では、芥川都市緑地の整備、
総合センター建設、摂津富田第二自転車駐車場、芥川小学校等の改築等多くの事業が前年度で完了したこともあって、対前年度当初費15.3%の減となったものでございます。
積立金につきましては、公共用地先行取得特別会計からの繰入金の一部を、平成7年度の仮称総合市民交流センター建設事業の財源として公共施設整備基金に積み立てること等による増加分でございます。
以上、まことに概括的な説明となりましたが、予算書、予算説明書、予算参考資料等をご参照いただきまして、よろしくお願いを申し上げます。
〔環境衛生部長 前田忠次君登壇〕
○環境衛生部長(前田忠次) ただいま議題に供されました議案第25号 平成6年度高槻市
公園墓地特別会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書3ページ以下をごらん願います。
本会計の予算は、第1条にありますように、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,646万5,000円に定めようとするものでございます。
それでは、主な予算内容につきましてご説明を申し上げます。
本会計では、通常の墓地の管理運営につきましては、人件費への一般会計からの繰り入れと永代管理料等を基金として積み立てた利子をもって行うことができるよう、予算編成をいたしております。
まず、歳出につきましては、職員1名分の人件費939万4,000円、公園墓地の維持管理のための委託料928万8,000円及び需用費等経常経費でございます。これら経費に対する歳入につきましては、納骨堂使用料等や基金利子の収入206万1,000円、一般会計からの繰入金939万4,000円を予定いたすものでございます。
以上、簡単な説明でございますが、よろしくお願いいたします。
〔建設部長 近藤富彦君登壇〕
○建設部長(近藤富彦) ただいま議題に供されました議案第26号 平成6年度高槻市駐車場特別会計当初予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書の9ページをお開き願いたいと存じます。
本会計の予算総額は、第1条に掲げてございますとおり、歳入歳出をそれぞれ13億5,774万2,000円に定めるものでございます。予算内容につきましては、次のページ、第1表 歳入歳出予算をごらんいただきたいと存じます。
初めに、歳入予算についてでございますが、経常収入といたしましての使用料につきましては、 前年度比較21.8%減を見込んでおります。これは、仮称総合市民交流センターの建設予定に伴う紺屋町駐車場の休止による減収を根拠とするものでございます。また、経常外の収入といたしまして、繰越金と、これの運用によりますところの預金利子と紺屋町立体駐車場建設に伴う起債分を計上させていただいております。
続きまして、歳出でございますが、駐車場費につきましては、主に紺屋町立体駐車場建設に伴う一般会計への繰出金並びに施設管理運営委託料でございます。そして、その駐車場費を差し引いた残りを予備費に計上させていただいております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔都市整備部長 谷知昭典君登壇〕
○都市整備部長(谷知昭典) ただいま議題に供されております議案第27号 平成6年度高槻市
公共用地先行取得特別会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。特別会計予算書の15ページ以下、及び予算説明書の27ページ以下をご参照願いたく存じます。
平成6年度の予算総額といたしましては、歳入歳出それぞれ60億5,411万4,000円でございます。まず、歳入につきましては、平成元年度に取得いたしましたJR高槻駅南貨物駅跡地での事業計画の具体化に伴う同用地売却による不動産売払収入53億8,000万円と、市債の逓次償還に充当する一般会計からの繰入金6億7,411万4,000円でございます。
一方、歳出につきましては、公債費と諸支出金でございます。その内訳といたしましては、償還金元金32億2,800万円、償還金利子1億3,611万4,000円、及び一般会計への繰出金26億9,000万円でございます。
なお、本特別会計につきましては、平成元年度に取得いたしましたJR高槻駅南貨物駅跡地につきまして、その使途、目的が具体化するまでの間、本特別会計で保有するため、平成元年度から設置しておりますが、ご案内のように、本用地において新年度から仮称総合市民交流センター建設計画が実施されることにより、所期の目的を達することになりますので、本特別会計は平成6年度をもって閉鎖する予定をいたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願い申し上げます。
〔下水道部長 平 直記君登壇〕
○下水道部長(平 直記) ただいま議題に供されました議案第28号 平成6年度高槻市
公共下水道特別会計予算について、提案理由の説明を申し上げます。特別会計予算書19ページ以下でございます。
平成6年度は、第7次公共下水道整備3か年計画の第2年次として、建設事業費73億円をもって健全財政の確立を図りつつ、整備を促進してまいる所存でございます。
予定しております事業の主な内容でございますが、まず汚水整備といたしまして、前年度に引き続き西汚水幹線、及びその準幹線の整備を促進するとともに、安岡寺、松が丘、宮之川原及び宮田地区において準幹線の整備を進めてまいります。また、幹線、準幹線が整備されている近接コミプラ区域の公共下水道への切りかえも積極的に行ってまいります。
面整備としては、富田、高槻西処理分区、東排水分区を中心として、東五百住町二丁目、三丁目、川西町一丁目、郡家新町、安満中の町及び別所本町ほかの地域において施行する予定でございます。
雨水整備といたしましては、津之江地域の浸水対策として事業を実施しております西雨水幹線の整備を完了させるとともに、日野川ポンプ場改良工事を行います。
下水管の管径は250ミリメートルから1,800ミリメートルでございまして、延長は約2万3,200メートルでございます。整備面積といたしまして123ヘクタールを予定しております。この結果、平成6年度末の処理人口普及率は、60.2%になる見込みでございます。
また、萩谷月見台等の区域の特定環境保全公共下水道整備の都市計画法及び下水道法の許可の手続を進めてまいります。
次に、予算の内容でございますが、本年度の予算総額といたしまして、第1条に掲げておりますとおり、歳入歳出それぞれ144億2,959万8,000円と定めたものでございます。
第2条は、債務負担行為として定めるもので、成合汚水幹線の整備に係るものが主なものでございまして、限度額を19億円とさせていただくものでございます。
第3条は、地方債について、第3表に示すとおり起債内容を定めるものでございます。
第4条は、一時借入金の借入最高限度額を50億円と定めるものでございます。
なお、予算の詳細につきましては、別冊特別会計予算説明書をご参照いただきますようお願い申し上げます。
以上、簡単な説明でございますが、よろしくお願いいたします。
〔保健医療監 山本香憲君登壇〕
○保健医療監(山本香憲) ただいま議題に供されました議案第29号並びに議案第30号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
まず最初に、議案第29号 平成6年度高槻市
国民健康保険特別会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
平成6年度の保険料の改定等につきましては、国民健康保険運営協議会に諮問申し上げているところでございますので、運営協議会の答申を待って、改めて議会に提案してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
それでは、予算の基礎となります被保険者について、ご説明申し上げます。
平成6年度の年間平均被保険者総数は8万800人、そのうち退職被保険者数を1万2,800人、老人保健法該当被保険者数を1万5,400人、一般被保険者数5万2,600人と見込み、全世帯数を3万9,800世帯と推計いたしました。
次に、一般被保険者の被保険者1人当たりの年間診療費は、平成5年度の診療費見込額の6.770%の伸びを見込み、16万8,135円、退職被保険者等の被保険者1人当たり年間診療費の見込額は6.322%の伸びを見込み、39万7,222円と推計いたしました。
それでは、予算書25ページをごらんいただきたいと存じます。
平成6年度高槻市
国民健康保険特別会計予算は、第1条に掲げておりますように、歳入歳出の予算総額をそれぞれ168億4,809万9,000円にいたそうとするものでございます。
第2条は、一時借入金の借入最高額を5億円に定めようとするものでございます。
第3条は、保険給付費の各項間の予算流用に関する定めでございます。
次に、予算の内容につきまして歳出よりご説明申し上げます。緑色表紙の予算説明書70ページをごらんいただきたいと存じます。
歳出の主なものといたしまして、総務費 総務管理費は、職員の人件費、71ページは保険料口座振替制度の印刷製本費、通信運搬費等諸経費、72ページは国民健康保険オンラインシステム開発に伴う経費等でございます。次に、73ページの徴収費は、嘱託員の報酬等でございます。74ページの運営協議会費は委員報酬等でございます。
次の保険給付費 療養諸費は、一般被保険者療養給付費、退職被保険者等療養給付費、一般被保険者療養費、退職被保険者等療養費、並びに審査支払手数料でございます。次に、76ページの高額療養費は、一般被保険者及び退職被保険者等の高額療養費でございます。次に、77ページでございますが、被保険者の助産費、葬祭諸費でございます。
次に、78ページでございますが、老人保健拠出金は、老人保健医療費の拠出金並びに事務費拠出金でございます。
次の共同事業拠出金は、高額医療費共同事業医療費拠出金等でございます。
79ページ及び80ページの保健施設費は、健康づくり事業に要する費用、及び医療費通知に係る費用などでございます。
80及び81ページの公債費は、一時借入金利子でございます。
次の諸支出金 償還金及び還付加算金は、一般被保険者、退職被保険者それぞれの保険料還付金などでございます。
次の83ページは、予備費を計上するものでございます。
次に、歳入についてご説明申し上げます。戻りまして61ページをごらんいただきたいと存じます。
歳入の主なものといたしましては、一般被保険者の国民健康保険料、退職被保険者等の国民健康保険料でございます。これは、平成5年度の保険料を基礎に、被保険者の伸びのみを加味して計上いたしております。
63ページの国庫負担金、64ページの国庫補助金、65ページの退職被保険者等に係る療養給付費交付金、次の府補助金、66ページの共同事業交付金、一般会計繰入金、67ページ以下の諸収入などが主なものでございます。
引き続きまして、議案第30号 平成6年度高槻市
老人保健特別会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
このたびの予算の基礎となる年間平均老人医療受給対象者数は、平成5年度の決算見込み2万1,406人の5.5%、1,194人の増加を見込み2万2,600人といたそうとするものでございます。また、現物給付及び現金給付を合わせた平成6年度の1人当たり年間医療費は、平成5年度の決算見込額82万993円に、最近の老人医療費の動向を勘案し、平成5年度の決算見込額の1.8%増の83万5,800円と算定いたしたものでございます。1人当たりの医療費の伸びにつきましては、高齢化社会の進展、医療技術の高度化に伴う医療費が今後とも増大することは避けられないところですが、老人保健法に基づき健康手帳の交付、健康教育、健康相談、健康診査、及び健康づくり事業の成果により、幾分ながらの増加にとどまっております。
それでは、予算の内容につきましてご説明を申し上げます。お手元の予算書33ページをごらんいただきたいと存じます。
第1条に掲げておりますように、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ189億3,552万7,000円にいたそうとするものでございます。
歳出につきましては、先ほどご説明申し上げました内容に基づき算定いたしました医療費及び審査支払手数料を計上いたしております。
次に、これらに対します歳入につきましては、それぞれの負担率に基づき、支払基金交付金、国庫負担金、府負担金、及び一般会計繰入金等を計上いたしております。
なお、詳細につきましては緑色表紙の予算説明書、91ページ以下をご参照の上、よろしくお願いを申し上げます。
まことに簡単な説明でございますが、以上2件よろしくお願いをいたします。
〔産業経済部長 山本宏道君登壇〕
○産業経済部長(山本宏道) ただいま議題に供されました議案第31号 平成6年度高槻市交 通災害共済特別会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書37ページ以下でございます。
本会計の予算は、歳入歳出の総額をそれぞれ1億3,853万9,000円に定めようとするものでございます。
それでは、主な予算内容につきまして、予算説明書102ページの歳入からご説明を申し上げます。
共済会費収入は、4月以降に現年度分として加入される会費収入と来年2月から受け付けいたします平成7年度分会費収入を合わせたものでございます。財産収入といたしましては交通災害共済積立基金利子収入でございます。
繰入金につきましては、会費減額市負担分でございます。
繰越金は、平成6年度期間前加入分の会費収入でございまして、平成6年度加入者は14万9,000人を見込んでおります。
諸収入といたしましては、共済会費収入の利子等の収入でございます。
次に、歳出でございますが、交通災害共済審査委員会及び共済事務に要する経費のほか、負担金補助及び交付金では、共済見舞金として6,764万円を見込ませていただきました。また、予備費といたしまして、5,461万7,000円を計上いたしております。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしくお願いをいたします。
続きまして、議案第32号 平成6年度高槻市火災共済特別会計につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書の41ページをご参照いただきたいと存じます。
本会計は、歳入歳出の総額を7,416万1,000円と定めるものでございます。特別会計予算説明書116ページの歳入から主なものについてご説明申し上げます。
共済会費収入は、4月以降の共済期間中に加入される会費収入、及び来年2月から受け付けをいたします平成7年度分会費収入を合わせたものでございます。
財産収入といたしましては、火災共済基金利子収入でございます。
繰越金は、平成6年度期間前加入分の会費収入を見込んだ額でございまして、平成6年度加入世帯は3万7,000世帯を見込んでおります。
諸収入は、共済会費収入からの利子等でございます。
次に、歳出でございますが、火災共済審査委員会及び共済事務に要する経費のほか、負担金補助及び交付金では、共済見舞金として1,773万5,000円を見込ませていただきました。
積立金といたしまして500万円を計上させていただいております。
なお、予備費といたしまして3,320万9,000円を計上いたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、議案第33号 平成6年度高槻市
農業共済特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。予算書45ページ以下でございます。
本特別会計の歳入歳出予算の総額を5,730万5,000円と定めようとするものでございます。
まず、主な予算内容につきましてご説明を申し上げます。
予算説明書129ページから149ページにかけてでございますが、農作物共済勘定費につきましては、共済加入が予想される水田約394ヘクタールに対する病害虫、倒伏等の水稲被害に対処するための費用等を計上いたしております。また、園芸施設共済勘定費につきましては、三箇牧地区のトマト等の栽培、及び原・城山地区のイチゴの栽培をするためのプラスチックハウス並びにガラス室等に被害が発生した場合に対処するための費用等を計上いたしております。
次に、業務勘定費につきましては、共済事業を行うために必要とする事務費といたしまして、人件費等の経常経費を計上いたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔財務部長 小林 宏君登壇〕
○財務部長(小林 宏) ただいま議題に供されております議案第34号 平成6年度高槻市財産区会計予算につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。予算書51ページをお開き願います。
本会計の予算総額は第1条に掲げておりますとおり、歳入歳出をそれぞれ62億1,749万2,000円にいたそうとするものでございます。
歳入歳出予算の主なものをご説明申し上げます。
まず、歳入につきましては、富田町財産区を初め40財産区において、決算見込みによる前年度繰越金のほか、預金利子及び使用料収入などを計上いたしております。
次に、歳出でございますが、富田町財産区を初め40財産区におきまして、財産区管理会委員報酬など財産管理に必要な経費のほか、その地域内で実施されます公共的事業に対しまして、総額1億2,719万1,000円の補助金を計上いたしております。
以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしくお願いを申し上げます。
〔
自動車運送事業管理者 片倉保蔵君登壇〕
○
自動車運送事業管理者(片倉保蔵) ただいま議題に供されました議案第35号 平成6年度高槻市
自動車運送事業会計予算について、ご説明申し上げます。予算書59ページから64ページでございます。
主な事業といたしまして、関西大学開校に伴う学生輸送についてでありますが、本年4月の総 合情報学部の開校に合わせ学生及び教職員の輸送を行うもので、なお、この結果、平安女学院の輸送についても、奈佐原3号線沿いのキャンパス北側まで乗り入れることとなり、徒歩距離が短縮され、利便性が向上するものと考えております。
次に、都市整備公団阿武山団地の入居者増対策として、朝夕の通勤時間帯を中心に増便を図るものであります。その他の一部路線でもダイヤの改正を平成6年4月4日から実施予定をいたしております。
3点目といたしましては、平成5年度で萩谷回転場新設工事が完成いたしましたことに伴い、萩谷線の終点を現行から約500メートル北へ延長し、利用者の利便性に資するものであります。
次に、平成6年度の予算といたしましては、予算書61ページの第3条に記載しております収益的収入といたしまして47億4,139万8,000円、同じく収益的支出といたしまして47億2,153万5,000円を計上いたしております。この結果、収益的収支におきまして約2,000万円の黒字となる予定でございます。また、第4条には、資本的収入といたしまして9,932万5,000円、資本的支出といたしましては1億7,801万4,000円を計上いたしております。
以上、簡単でございますが、詳細につきましては予算書及び予算説明書をご参照くださいますようよろしくお願いいたします。
〔
水道事業管理者 鶴谷岳弘君登壇〕
○
水道事業管理者(鶴谷岳弘) ただいま議題に供されました議案第36号 平成6年度高槻市
水道事業会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。
まず、財政状況でございますが、平成5年度の現計予算におきましては単年度約15億3,500万円の赤字が発生し、この結果、累積損は約9億4,500万円となっております。これは冷夏、多雨等の異常気象により給水収益が大幅に落ち込んだことと、大阪府営水道の料金改定及び諸物価の高騰により費用が増加したことによるものでございます。これがため、平成6年度におきましては、水道事業経営健全化計画を策定し、その初年度となることから計画に沿った事業運営に努めてまいりたいと考えております。
次に、本年度の重点事業でございますが、第3次水道施設整備事業の8年目として、ゆとりある施設づくりや安全性の高い水道を目指した取水施設や配水幹線の整備を実施するほか、有収率93%以上の維持向上を図るため配水管の改良と漏水調査を継続してまいります。さらに、樫田地区簡易水道第3次拡張事業も、同地区の安定給水を図るため、平成7年度完成を目指した施設整備を行います。
それでは、予算の主な内容についてご説明申し上げます。予算書67ページ以下をお開き願います。
第1条は総則でございます。
第2条の業務の予定量といたしましては、給水戸数13万4,457戸、年間総給水量4,610万立方メートル、1日平均給水量12万6,301立方メートルを予定しております。主な建設改良事業といたしましては、事業費5億5,900万円で、取水施設として城山・日吉台配水系統の給水をより安定させるため実施してまいりました清水受水場の改造工事が今年度で完成することや、配水施設として日吉台配水池の場内整備工事を実施いたします。また、送配水管関係では、総延長2,354メートルの管布設を予定いたしております。
次に、第3条及び第4条は、収益的収支と資本的収支でございます。
収益的収支につきましては、収入は91億8,734万8,000円、費用は87億7,328万8,000円で、差し引き単年度4億1,406万円の黒字となります。これは本年4月から料金改定による給水収益の増や受諾工事収益の増によるものでございます。
資本的収支につきましては、収入は8億9,913万5,000円に対し、支出は20億2,381万2,000円で、資金不足11億2,467万7,000円となり、これは過年度分損益勘定留保資金5億6,400万円、当年度分損益勘定留保資金5億3,367万7,000円、及び当年度分消費税資本的収支調整額2,700万円で補てんいたすものでございます。
第5条及び第6条は、起債の目的及び限度額と一時借入金の限度額を定めたものでございます。
第7条は、経費の流用について定めたものでございます。
第8条は、たな卸資産購入限度額について定めたものでございます。
以上、簡単な説明でございますが、冒頭にも述べましたように、平成6年度は健全計画の初年度でもあり、今後の事業運営に当たりましては、計画に沿った効率的な事業運営や施設整備及び経費の節減に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(伊川二郎) 提案理由の説明は終わりました。
この際お諮りいたします。
本日の会議は以上にとどめ、議案調査のため、3月8日から3月10日までの3日間を休会とし、3月11日午前10時から本会議を開会いたしたいと思います。これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(伊川二郎) 異議なしと認めます。
よって、本日の会議はこれにて散会いたします。
〔午後 3時21分 散会〕
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 伊 川 二 郎
署名議員 山 本 五 一
署名議員 久 保 隆 夫...