泉大津市議会 > 2013-09-27 >
09月27日-03号

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  1. 泉大津市議会 2013-09-27
    09月27日-03号


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    平成25年  9月 定例会(第3回)1.平成25年9月27日午前10時泉大津市議会第3回定例会第3日を泉大津市議会議事堂に招集した。1.出席議員は次のとおりである。   1番  村岡 均         2番  溝口 浩   3番  大久保 学        4番  池辺貢三   5番  南出賢一         6番  貫野幸治郎   7番  堀口陽一         8番  林 哲二   9番  長田 実        12番  丸谷正八郎  13番  中谷 昭        14番  清水 勝  15番  田中一吉        16番  高橋 登  17番  森下 巖        18番  田立恵子1.地方自治法第121条の規定により本会に出席を求め出席したる者は次のとおりである。  市長       伊藤晴彦     副市長      山本賢次  教育長      冨田明徳     総合政策部長   樫葉智晴  総務部長     白樫 裕     健康福祉部長   野村吉仁  都市政策部長   森口勝巳     市立病院長    西尾順子  市立病院     森田雅明     消防長      古藤勝巳  事務局長  教育部長     堀内啓史     総合政策部理事  迫間一郎                    兼危機管理監  選・監・公・農  羽室幸男     総合政策部地域  和田安広  委員会事務局長           経済・人権市民                    協働統括監  健康福祉部次長  今北康憲     都市政策部次長  谷 誠次  兼社会福祉             兼上下水道  事務所長              統括監  会計管理者    大橋一文1.本会に出席せる議会事務局職員は次のとおりである。  局長       上西菊雄     次長       櫻井大樹  議事調査係長   中山裕司     書記       松下雄輔1.本日の議事日程は次のとおりである。  日程第1 認定第1号 平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件  日程第2 認定第2号 平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件  日程第3 認定第3号 平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件  日程第4 議案第69号 公平委員会委員の選任について同意を求める件  日程第5 議案第70号 平成25年度泉大津市一般会計補正予算の件  日程第6 議会議案第14号 若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書の件  日程第7 議会議案第15号 地方税財源の充実確保を求める意見書の件  日程第8 議会議案第16号 駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件1.本日の会議事件は次のとおりである。  認定第1号 平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件  認定第2号 平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件  認定第3号 平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件  議案第69号 公平委員会委員の選任について同意を求める件  議案第70号 平成25年度泉大津市一般会計補正予算の件  議会議案第14号 若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書の件  議会議案第15号 地方税財源の充実確保を求める意見書の件  議会議案第16号 駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件1.地方自治法第123条第2項の規定による会議録署名議員は次のとおりである。   9番  長田 実      12番  丸谷正八郎     ------------------------------               会議の顛末 △開議      平成25年9月27日午前10時開議 ○議長(中谷昭) おはようございます。 ただいま全員の出席をいただいておりますので、これより平成25年泉大津市議会第3回定例会第3日目の会議を開きます。     ------------------------------ ○議長(中谷昭) 会議規則第80条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。 9番長田実議員、12番丸谷正八郎議員、以上のご両名にお願いいたします。     ------------------------------ △日程第1 認定第1号 平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件 △日程第2 認定第2号 平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件 △日程第3 認定第3号 平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件 ○議長(中谷昭) それでは、これより日程表に従い議事に入ります。 日程第1、認定第1号「平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件」、日程第2、認定第2号「平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件」並びに日程第3、認定第3号「平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」を前回に引き続き一括議題といたします。 上程3件につきましては、去る9月11日の本会議において平成24年度決算審査特別委員会に審査を付託し、既に委員会において慎重ご審査を願っておりますので、これより審査の結果などにつきまして一括委員長報告を願い、その後、1件ごとにお諮りいたします。 それでは、上程3件について報告願います。平成24年度決算審査特別委員会高橋委員長、お願いいたします。     (16番高橋登議員 登壇) ◆16番(高橋登) それでは、ただいまより、去る9月11日の本会議におきまして決算審査特別委員会に審査を付託されました認定第1号平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件、認定第2号平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件並びに認定第3号平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件につきまして、慎重に審査を行っておりますので、審査結果についてご報告を申し上げたいと存じます。 まず、反対討論といたしまして、一般会計は実質収支で黒字決算となったが、累積赤字を抱える特別会計、病院事業会計など依然厳しい状況にある。防災行政無線の全市域への拡充や全中学校のエアコン設置など前進はあるが、高齢者や障害者の生活を支えていく施策や低所得者に対する減免策が不十分であることや、就学援助における不平等な制限のある家賃持ち家制度が続けられていることなどの改善を求める。 国民健康保険事業特別会計については、4年連続単年度黒字で急速に健全化に向かっている中で、抜本的に保険料を引き下げ、支払い能力に応じた金額にすべきである。 介護保険事業特別会計については、低所得者からも徴収した保険料でお金のある人しか使えない矛盾した制度となっている。国は利用抑制とサービス量の低下しか行わず、もはや介護を社会全体で支えるという制度の根幹が揺らいでいる。 後期高齢者医療特別会計については、広域で行われているため市の意見を反映させることすらできない、住民から遠い制度になっており、この制度が続いていけば2年ごとの保険料引き上げは避けられない。 以上を申し上げ、一般会計、特別会計決算認定に反対をする。 また、賛成討論といたしまして、平成24年度決算において、一般会計は黒字となっているが、特別会計では国民健康保険事業駐車場事業下水道事業が赤字となっており、依然として厳しい財政状況となっている。一般会計における収入未済額については、前年度に比べ減少しており、今後も税負担の公平性の確保の観点からも、引き続き収納率の向上に努めていただくようお願いする。今後の財政運営については、一般会計だけでなく特別会計、地方公営企業会計など、財政健全化判断指標に十分留意し、歳出に見合う適正な歳入の確保を要望する。 水道事業会計については、より一層経営の効率化に努め、引き続き安全で良質な水の安定供給に尽力されることをお願いする。 市立病院事業特別会計については、前年度に引き続き赤字決算となっている。総収益は前年度より増加し、総費用も前年度より減少しているが、経営成績でも純損失を計上している。経営形態については、地方公営企業法の全部適用、そして収支の黒字化を目標年度に向け、事業管理者のもと最大限の努力を強く要望する。 以上を申し上げ、全会計に賛成する。 平成24年度の財政状況について、一般会計では約5億2,000万円の黒字だが、特別会計では約18億3,000万円の赤字を計上し、トータルで約13億円の赤字決算となっている。しかしながら、単年度収支では一般会計を初め特別会計も含めた全会計で黒字化され、平成23年度に比べ大幅な改善が図られている。 一般会計、特別会計について、テクスピア大阪の運用、一般家庭ごみ収集事業の方向性、泉大津市橋梁長寿命化修繕計画の中身、公民館の使用制限の遵守、介護認定審査会の実態等を議論した。 また、水道事業会計については、料金改定による収益増による財政状況の改善を確認した。 市立病院事業会計について、財政状況は平成23年度よりさらに悪化し、当年度未処理欠損金は約64億5,000万円にまで膨れ上がっている。しかしながら、この決算状況を踏まえた泉大津市立病院緊急対策プログラムが作成され、本年度10月より地方公営企業法の全部適用による新たな試みがスタートしようとしている現状の中で、全病院職員の個別の目標を明確にした収支改善をお願いしたところである。 以上、各会計への考え方と意見・要望の実現をお願いして、全会計に賛成とする。 一般会計について、平成24年度決算では経常収支比率公債費比率ともに平成23年度に比べ減少しているが、財政構造の弾力化という面では、まだまだ硬直化状況である。体質改善に向けたさらなる努力が求められているが、職員の努力については評価をする。 特別会計について、国民健康保険事業駐車場事業下水道事業等で赤字を計上しているが、平成22年度、23年度に比べ改善がなされている。駐車場事業における起債の償還や一時借入金の返済を計画的に実施されることを要望する。 水道事業会計について、全市的な漏水調査を行い、有収率の向上を図るとともに、計画的な老朽管更新事業及び災害に強い施設づくりを進め、安全・安心な水の安定供給に尽力されることをお願いする。 市立病院事業会計について、残念ながら当市の財政状況から見て危険水域を脱することができていない。10月には、地方公営企業法の全部適用という経営形態で再スタートし、事業管理者も選任される。不退転の決意と病院従事者全てのモチベーション向上を目指し、最大限の努力を強く望む。 以上を申し上げて、すべての会計に賛成する。 平成24年度は、厳しい財政状況の中、数多くの70周年記念事業が実施された。これらの事業を総括し、後年度にどう生かしていくのか、何を残していくのかを検証し、よりよいものにして継承されていくことを要望する。 また、平成24年度は退職手当債を発行していないが、平成25年度には予算計上している。退職手当債の発行については、国からの補助がないため、全額本市の負担となり、後年度の人件費の抑制、ひいては人員の削減につながる可能性があることから、慎重に検討いただきたい。 市立病院では、10月から地方公営企業法の全部適用が実施される。この病院経営のよしあしが泉大津市の将来を大きく左右することは今さら言うまでもない。泉大津市が健康体を取り戻すためには、小手先の応急処置ではなく、原因がどこにあるかをしっかりと見きわめて病巣を取り除くことである。職員が一丸となって、泉大津市の将来ビジョンを明確に描き、目標に向かっていくことを強く要望する。 以上、申し上げたことを着実に遂行していただくことに期待を込めて、すべての会計に賛成する。 平成24年度決算における実質収支は黒字だが、特別会計はそれぞれ赤字で、依然として非常に厳しい状況である。市債の現在高が前年度より増加していることから、今後において、臨時財政対策債を含む市債の活用については、世代間の公平性や後年度負担の影響を踏まえ、慎重な計画的活用に努めることを強く要望する。 また、市長が掲げる「今日より心豊かな明日を目指して」の実現のため、市民ニーズに即した、より効率的で効果的な行財政運営を実行し、住民福祉の向上に努めるよう要望し、一般会計及び特別会計に賛成する。 水道事業会計については、中長期的な展望に立った計画的な老朽管の更新事業及び災害に強い施設づくりを進め、安全・安心な水の安定供給を要望する。 病院事業会計について、本年10年から地方公営企業法の全部適用として運営する以上、独立採算を原則とすべきものであり、今後、一般会計等が負担をすべき経費の範囲については、なお一層明確にすべきである。 そうした状況の中で、経営の効率化と医療の質の確保に取り組み、持続可能な病院経営の実現に向け、最大限の力を発揮していただくよう要望し、水道事業会計及び病院事業会計に賛成する。 水道事業会計市立病院事業会計については、市民のニーズを捉えた健全な財政運営に向けて、理事者の一層の努力を要請し、賛成する。 そこで、委員会といたしましては、討論を終結し、採決を行いましたところ、認定第1号平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件については賛成多数で、また、認定第2号平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件及び認定第3号平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件については、全会一致をもちまして認定することに決した次第でございます。 以上、本委員会の審査結果につきましての報告を終わりますので、本会議におかれましてもご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(中谷昭) 上程3件についての委員長報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) ないようでありますので、質疑を終結し、討論に入ります。討論はありませんか。森下巖議員。 ◆17番(森下巖) 2012年度一般会計、特別会計、水道事業会計市立病院事業会計決算認定に際しまして、日本共産党を代表して意見を申し上げます。 2012年度は、市長の突然の辞職、その後、教育長、副市長の辞職、市長不在の期間ができるなど、市政上、類を見ない異常事態となりました。市長選挙が行われ、新しく伊藤市長が誕生したわけですが、前市長のそれまでの市政運営はどうだったのか、このことが問われなければならない年度でありました。 累積赤字を抱える特別会計、病院事業会計など、依然厳しい状況もありますが、一般会計決算は実質収支で4億9,727万円余りの黒字決算となりました。不用額を6億6,000万円近くも出して、執行率は91.89%、2011年度の執行率96.86%、この10年間の平均でも96.70%でしたから、これらと比較しても異常に低い数字となりました。必要と認めて組まれた予算、これを大きく残したという、このことの意味をしっかりと考えなければなりません。厳しい中でも、こうした状況だからこそ、困っている市民に手を差し伸べられる温かい市政なのか、そして、将来を見据えた安心で安全な魅力あるまちづくり子育て支援、高齢者、障害者への支援策など、住んでみたい、住み続けたい泉大津にしていかなければなりません。地方自治体としての第一義的な住民の命と暮らしを守る、こうした役割はどうだったのかが問われています。 同報系防災行政無線の全市域への拡充や全中学校のエアコン設置など、前進面はあるものの、市の大もととなる将来を指し示す第4次総合計画の策定がなされないままで、どういった検討がされて政策提案がされたのか、このことが全く見えない事業が打ち出され、中でもくすのき保育所の建設、その後の幼保一体の認定こども園に向けても、現場や保護者への説明が後回しにされ、十分な合意形成、理解と納得が得られないまま進められたことは、今後の大きな教訓にしなければなりません。子供たちや市民のために幾らいいというこうした施策であっても、市民の理解がないまま押しつけられても、うまくいくはずはありません。 市民との協働の取り組みもなかなか進まない中、市民に開かれた市政という点で、PFI事業調査報告書を非公開とした政策決定過程の情報が公開されなかったのは問題でした。また、情報公開法に基づく何人でも請求ができるなど、条例の改定が必要です。高齢者、障害児、障害者の生活を支えていくための支援の施策、低所得者に対する減免策なども不十分と言わざるを得ません。すべての市民がごみ袋代として協力をした地域環境基金は、環境、エコという名目で総花的に行われ、一部の人の利益に結果としてなってしまっているものもあります。地域環境基金は、すべての市民の負担軽減につながる、ごみ減量化のための取り組みに定めて使うべきです。そして、環境やエコにつながる必要な事業は、事業を行っている各課でしっかりと予算をつけて行うべきではないでしょうか。 厳しい経済状況の中で、減少し続ける本市の中小事業者への支援策をどうしていくのか。商店街リニューアル事業住宅リフォーム事業などの提案をしてまいりました。きれいで快適な公園にしていくなどの体制の不十分さも指摘をし、市民の力もかり、市民協働での取り組みなども検討し、子供からお年寄りまで自然と集まってくる、きれいで快適な安心・安全な公園にしていくよう要望をいたしました。 教育予算では、学校給食のアレルギー食への対応が不十分な問題、留守家庭児童会は、市が責任を持って行っている事業にもかかわらず、職員の配置基準もない中で運営がされており、条例でしっかりと定めて実施をするべきです。そして何より、就学援助における幾つかの改善と、全国どこにもない不平等な制限がある家賃持ち家制度が続けられている、この点での改善を求めました。高い公債費残高の中でも、厳しい状況であっても子育て支援策をしっかりと打ち出し、若いこれからの子育て世代に魅力のあるまちづくりをしていくことは、そうした世代の他市への流出を防ぎ、住んでみたいと思える、こうした人たちをふやし、転入を促進させます。 高齢者への外出支援やひきこもり対策は、将来の介護費用の抑制や医療費負担にも影響してきます。削る、省くだけではなく、将来を見据えた、今やるべきことをしっかりと見きわめ、市民の生活を支えていくことが、行政の財政運営上でも極めて重要だということを意見として申し上げます。 次に、国民健康保険特別会計については、保険料が高過ぎて払えないと滞納になっている世帯が依然2,000世帯を超えています。まだ累積赤字を残しているとはいえ、単年度では1億7,434万3,000円の黒字、4年連続の単年度黒字で、急速に会計としては健全化に向かっています。その中で、負担の重い子供や家族の多い世帯に対しての多子減免、医療費の一部負担減免など、所得の2割近くもある保険料を抜本的に引き下げ、支払い能力に応じた金額にするべきです。そのことが真の国民皆保険制度の役割を発揮して、命、健康を守ることにつながり、総額医療費の縮小や会計の健全化にもつながっていくものです。 介護保険特別会計後期高齢者医療特別会計については、委員長報告のとおりといたします。 以上、意見を申し上げ、一般会計、特別会計には反対とします。 水道事業会計では、耐震化の整備、老朽管の交換による耐震化の対応も2013年から行われているとお聞きをしました。国の補助金活用に向けて、すべての自治体において可能となるよう、引き続いて意見、要望を上げ、一層の耐震化の対応と利用者負担の減につながる受水費の引き下げに努力をしていただき、安全で良質な水の安定給水へのご努力を要請いたします。 市立病院事業会計には、新たな地方公営企業法の全部適用として、超高齢化社会への対応、新型インフルエンザなど感染症への対応、安心して子供を産める環境、ほかにはない小児救急や発達外来など、今後ますますその必要性は高くなり、病院の理念に基づいて、新たな病院事業管理者のもと、全スタッフ一丸となった取り組みによる、市民の願い、ニーズに応える病院としての再生を託しまして、両事業会計には賛成といたします。 以上です。 ○議長(中谷昭) 他に。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 他にないようでありますので、以上で討論を終結し、ただいまより1件ごとにお諮りをいたします。 まず、認定第1号「平成24年度泉大津市一般会計及び特別会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件、反対の意見がありますので、起立により採決いたします。本件、認定することに賛成の方はご起立願います。     (起立者多数) ○議長(中谷昭) 起立多数であります。よって本件、認定することに決定いたしました。 次に、認定第2号「平成24年度泉大津市水道事業会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件、認定することに決定いたしました。 次に、認定第3号「平成24年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件、認定することに決定いたしました。 △日程第4 議案第69号 公平委員会委員の選任について同意を求める件 ○議長(中谷昭) 次に、日程第4、議案第69号「公平委員会委員の選任について同意を求める件」を議題といたします。 議案の朗読をいたさせます。上西議会事務局長。 ◎議会事務局長(上西菊雄) 朗読をいたします。会議事項の1ページでございます。 「議案第69号         公平委員会委員の選任について同意を求める件 次の者を泉大津市公平委員会委員に選任したいので、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第9条の2第2項の規定により、市議会の同意を求める。 平成25年9月27日提出                           泉大津市長 伊藤晴彦                   記住所氏名生年月日堺市中区辻之242番地中林忠文昭和22年11月3日(65歳) 理由 本市公平委員会委員南清司氏は、平成25年11月11日をもって任期満了となるので、その後任を選任する必要がある。」 以上です。
    ○議長(中谷昭) 朗読が終わりました。 次に、理事者の説明を求めます。伊藤市長。     (伊藤晴彦市長 登壇) ◎市長(伊藤晴彦) おはようございます。 ただいま議題となりました議案第69号公平委員会委員の選任について同意を求める件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 本市公平委員会委員を務めていただいております南清司氏は、平成25年11月11日をもって任期満了となりますので、その後任として中林忠文氏を選任いたしたく、市議会のご同意をお願い申し上げるものでございます。 中林忠文氏は、昭和45年3月に大阪府立社会事業短期大学を卒業後、同年4月に泉大津市に奉職されて以来、市政の発展に大きく貢献され、この間、港湾振興課長、企画室長、産業政策課長上下水道局長、市参与等の要職を歴任し、平成19年3月に退職されました。また、その後、平成19年4月から平成25年3月まで泉大津埠頭株式会社にて取締役兼総務部長を務めてこられました。中林忠文氏の高潔な人格とそのすぐれた識見は、公平委員会委員としてまことに適任であると確信しております。 なお、中林忠文氏は、昭和22年11月3日生まれの65歳で、住所は堺市中区辻之242番地でございます。 よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中谷昭) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件につきましては、質疑、委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は質疑、委員会付託審査を省略し、これより討論に入ります。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) ないようでありますので、討論を終結し、採決いたします。 本件、同意いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件、同意することに決定いたしました。 △日程第5 議案第70号 平成25年度泉大津市一般会計補正予算の件 ○議長(中谷昭) 次に、日程第5、議案第70号「平成25年度泉大津市一般会計補正予算の件」を議題といたします。 直ちに理事者の説明を求めます。白樫総務部長。 ◎総務部長(白樫裕) ただいま議題となりました議案第70号平成25年度泉大津市一般会計補正予算の件につきまして説明を申し上げます。 会議事項の5ページでございます。 本件は補正第3号でございまして、第1条歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,476万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ295億4,199万5,000円とするものでございます。 第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。 それでは、16、17ページの歳出から主な内容につきまして説明を申し上げます。 第2款総務費につきましては22万円を追加するもので、ふるさと納税に係るパンフレット作成経費でございます。 第3款民生費につきましては1,454万円を追加し、心の生きがい促進事業を実施するもので、心の生きがいづくりコンサート委託料が主なものでございます。 続きまして、歳入でございますが、14、15ページにお戻りいただきたいと存じます。 それでは、主な内容につきまして説明を申し上げます。 第17款繰入金につきましては1,326万円を追加するもので、第1項基金繰入金、第8目八木稔すこやか基金繰入金は、先ほどの心の生きがい促進事業の実施に当たりまして繰り入れるものでございます。 第19款諸収入につきましては、心の生きがい促進事業への参加費として、150万円を追加するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、平成25年度一般会計補正予算(第3号)につきまして説明を終わります。何とぞよろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中谷昭) 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。池辺貢三議員。 ◆4番(池辺貢三) 1,304万円の補正予算についてお尋ねします。 本市において、財政状況はまだまだ非常に厳しく、ほかの事業に対しても事業の圧縮を図っている中、委員会協議会も開かずに、これだけの費用を使っての事業はいかがなものかとも思います。 こういう慌てたような形で急遽出してきたような形で、1,304万円もの費用のかかるような大きな新規事業を当初予算ではなく、なぜこのタイミングですべて決まった形で補正予算で計上されてきたのか、お聞かせください。 ○議長(中谷昭) はい、答弁願います。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) なぜこの時期にということでございます。決定までの経緯ということがございます。それを説明させていただきます。 当初、寄附をいただきましたときに、高齢者が喜ぶ演劇などをぜひ実施してほしいという意向がございました。本年6月に基金をいただきました八木稔さんより、基金の中から1,000万円から2,000万円ぐらいを活用して高齢者が喜ぶ歌や漫才など、無料で招待するイベントを開催してほしいという旨の申し出がございました。その意向を我々も検討しておりましたところ、11月16日に我々が既に開催決定しておりましたふれあい健康まつり、これ昨年から開催しておりますが、これを同時開催できないかなという検討もいたしました。ところが、日程が合わずに、2月もしくは3月ぐらいに実施しようということで再調整をすることになったわけでございます。そうこうしておりますときに、8月下旬に先方さんより、実は12月21日に天童よしみさんの日程が可能であるという連絡がありまして、天童さんであれば、我々が考えております高齢者の方々も喜ばれるのではないかという考えのもとで、また市民会館の大ホールのほうも使用可能ということでしたので、最終的に決定したわけでございます。それが8月下旬ということで、9月の当初に補正予算を提出することが間に合いませんので、最終的には、12月21日の開催をさかのぼりますと最終日に出さざるを得なかったというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 池辺議員。 ◆4番(池辺貢三) 答弁いただきました。 本来であれば、当初予算案で提案して、しっかりと中身を精査していくのが行政運営のあり方であると思います。ですが、費用も全然精査されていないような費用で、準備期間も少なく、さらに周知に対するタイムスケジュール的にも、提案するのが拙速過ぎるのではないかと思います。広報紙の掲載などの問題もあることから、このタイミングでなければいけなかったのだと思いますが、このあたりのタイムスケジュール、先ほどの答弁でもありましたように、逆算したときに、そのあたりのタイムスケジュールをお聞かせいただけますか。 ○議長(中谷昭) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) タイムスケジュール、先ほどの経過の中で申し上げましたが、このイベントというのは、もともと考えてはおりましたが、最終的に天童さんの日程があいたよというのが決まったのが8月の下旬でございます。また、市民会館のほうがあいておったのが12月21日という形でもございました。そうしますと、このタイムスケジュールをさかのぼりますと、入場者への周知というんでしょうか、ご案内をする必要があるということも踏まえますと、来月の10月の広報で発表するということがどうしても必要でございました。そうしますと予算的にも、補正予算を組むんですが、この最終日に上げざるを得なかったというのがタイムスケジュールの主なものでございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 池辺議員。 ◆4番(池辺貢三) 答弁いただきました。 私が言っているのは、これだけの金額を使っているのであれば、議会の承認を得られていない中でこれだけの事業を進めるのはおかしく思いますし、議会での承認がなければ広報紙が白紙になるような手続の方法は、理事者は議会は承認するものやと思って計画を進めているようにしか感じません。これだけの金額を使っているのだから、議会の承認を受けてから広報紙の作成にとりかかるべきではないかと思います。 ですから、今後はこういった新規事業に対しては、基金といえども行政財産であるのだから、しっかりと中身を精査できる準備期間、計画性を持った提案を強く要望し、費用対効果を考えた福祉事業であれば、さらなる広がりを持たせた、計画的で中身のある事業にすることを強く要望します。 また、今後はこういった同じことのないように、重ねて言いますが、計画、手順を踏んでの提案を強く要望して、質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(中谷昭) 他に。林哲二議員。 ◆8番(林哲二) ただいま質問がありましたけれども、私のほうからも、心の生きがい促進事業の1,304万円についての内訳について、ちょっとご説明いただけますか。 ○議長(中谷昭) 答弁願います。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 1,304万円の内訳でございます。 まず、心の生きがいづくりコンサートの委託料に関しましては1,207万5,000円でございます。そのほかの費用といたしましては、ポスターの印刷等に係る費用が52万円でございます。それから、入場等の警備業務の委託料として18万8,000円、それからあと市民会館の使用料等で28万7,000円となってございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 林議員。 ◆8番(林哲二) 今お答えいただいたんですけれども、委託料で1,207万。具体的にこの今回の天童よしみさんと吉本のバラエティーショーについて、実際のところ、どれぐらいかかるものなのかという詳しいことはわかりませんけれども、実際、このようにショーをしていただいて、本当に敬老の方、高齢の方に喜んでいただくという事業自体は、すること自体は非常にいいことだとは思うんですけれども、今回のこのやり方、先ほど池辺議員もおっしゃっていましたけれども、やり方、あるいはその金額ですね。最も私がひっかかっているのは、妥当な金額なのかというところなんですよ。今おっしゃっていただいた委託料の1,200万円、これをさらに細かく、わかりましたら教えていただきたいんですけれども。 ○議長(中谷昭) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 1,207万5,000円の内訳ということでございますけれども、委託業者に確認いたしましたが、個々の内訳としては見積もっておりませんということで、我々のほうにもらいましたのは、例えば天童よしみコンサート制作費、吉本バラエティーショー制作費として、税別で1,150万円、税込みで1,207万5,000円となるわけでございます。我々もほかの業者にも確認いたしまして、このような見積書を出してもらおうかといったときには、やはり一式で幾らであるというものでございまして、これは個々のタレントのギャラがわかってしまうので、このような出し方ですというようなお話でございましたので、このような形になってございます。 また、費用的にどのようなものなのかというところで、我々もいろいろチェックしたんですけれども、最終的には、例えば50周年記念の中で西田ひかるさんを我々のほうで呼んだときに、1,300万円という支出がございました。それから、以前に役所のほうで千昌夫さんを呼んだときも、600万円という形での支出がございましたので、この金額も我々としては妥当なものだと考えております。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 林議員。 ◆8番(林哲二) 今お答えいただいたんですけれども、私は素人考えながら、実際数字聞いたときに、正直高いなと思ったのは事実です。過去の例も今おっしゃっていただいたんで、正直幾らが妥当なのかというのは何とも言えないんですけれども、いずれにしましても、今回の補正予算で急に出てきた、このような形で急に決めるというのも非常にやり方に問題があったのではないかと思いますので、ぜひ、もうちょっとゆっくりとじっくりとという形で考えていただけるように今後はお願いしたいということを強く意見しておきます。 以上です。 ○議長(中谷昭) 他に。堀口議員。 ◆7番(堀口陽一) 先ほどから池辺議員、林議員と質問いただいて、大体の中身については理解できたんですけれども、先ほど部長の答弁の中で、50周年記念事業のときの西田ひかるさんで1,300万円という話がございましたけれども、これは21年前の話なんですね。今とはすべてにおいて違う時代背景がありますので、その点について、昨年、吉本興業の協力を得て同じような周年事業を実施しております。吉本新喜劇さんが市民会館でやっております。この事業の内容と比較してどうなのかというのを1点お示しください。事業内容、金額等をお示しいただきたいと思います。 もう1点は、私、さきの一般質問でも質問いたしましたけれども、70周年記念事業を後年度の事業に生かしていただきたい、こういう思いがありますので、やはりオール泉大津として評価、認識をして次の事業につなげる、これが重要だと思うんですけれども、この70周年記念事業のプロモーション事業を今回の事業にどう生かしたのかお示しください。 以上2点。 ○議長(中谷昭) 答弁願います。樫葉総合政策部長。 ◎総合政策部長(樫葉智晴) 70周年記念事業ということで私のほうからお答えさせていただきます。 70周年記念事業のよしもと新喜劇泉大津公演でございます。これが吉本興業さんへの支払いが510万円強でございます。その内訳としましては、これは実行委員会形式で行っておりますので、その中には当然、入場料収入約400万円弱がその支払いの内訳でございます。 それともう1点、70周年事業の教訓をというご質問だったと思うんですけれども、確かに、今、健康福祉部長のほうから見積り額の妥当性の話、るる説明したと思います。ご指摘のとおり、70周年事業、4,000万円強で終えたということで、一定の評価をいただいたということであるんですが、その事業成果と比較すると、今回、かなり乖離が大き過ぎるというところは十分認識しております。もちろん、基金を出していただいた方のご意向いうんですか、その寄附していただいた時点のご意向に沿った今回事業ということであるんですけれども、70周年の教訓を生かしてやっていかないかんというのは当然のことやと思います。したがいまして、今後、70周年のときのように職員が一丸となって、全体で協力して価格の低減も図ってきたということで、今回もできる限り職員が頑張りまして、少しでもこの金額を低減できるように努力していきたいと思います。 それと、今後ともこういうふうなイベントいうんですか、行事に関しましては、70周年の教訓を十分認識して、その内容を精査してやっていくということで徹底いたしたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中谷昭) 野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 2点目の答弁でございます。 このイベントは70周年のイベントとどうなのかというところでございますけれども、我々としましては、この事業に関しましては単発でという考えで、ことし限りだと考えております。ただ、事業の中でアンケート調査等はやりたいと思っておりまして、今後続けられるような部分がありましたら検討していきたいなと考えておりますし、また、これは地域で活動するお年寄りの健康等の高齢者の発表の場も考えておりますので、70周年とは別として、またこういう事業も考えていきたいなと考えております。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 答弁なんですけれども、質問は、この事業を次の事業展開なんかにつなげていくことができるのか、つなげていくのかというふうな質問の趣旨やったと思うんですけれども。70周年とはちょっと関係なしに答弁できますか。今、できますか。健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) この事業に関しましては、規模が大きいとか小さいとか、それはまた考えると思いますけれども、今後の事業としましては、まず、心の生きがい促進事業という中で考えていきたいということで考えておりますので、その辺の考えの中で事業展開していきたいと思っております。 ○議長(中谷昭) 暫時休憩します。     午前10時45分休憩     ------------------------------     午前10時46分再開 ○議長(中谷昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の堀口議員の質問に対する答弁を再度承ります。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 70周年事業を引き継ぐのかということでございますけれども、引き継がないという形で、我々は独自の事業として考えております。 ○議長(中谷昭) 暫時休憩します。     午前10時47分休憩     ------------------------------     午前11時再開 ○議長(中谷昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の堀口議員の質問に対する答弁を承ります。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 大変失礼申し上げました。それでは答弁いたします。 70周年で培われました職員のオール泉大津でやっていこうという精神につきましては、十分引き継いでおります。また、事業費の乖離につきましては、特に今回は高齢者の方が喜んでいただけます天童よしみさんという歌手に来ていただいておりますので、金額が増加しておるのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 堀口議員。 ◆7番(堀口陽一) ご答弁いただきました。時間をとっていただき、申しわけございませんでした。 オール泉大津で職員さん総出でやるというような意味合いというんですか、そういうところは引き継いでいると。ただ、今回、天童よしみさんを呼ぶということで、事業費ベースで乖離があるというふうにお聞きしております。高齢者に喜んでいただきたいということで、意味はわかるんですけれども、ただ、これ先ほどのタイムスケジュールでもお聞きしましたように、12月にずれ込んでやっていますでしょう。12月というのは、一番こういう天童よしみさん、金額的に物すごい高い時期なんですね。例えば2月とかにずらしておったら、もっと金額が圧縮できるんですね。例えばディナーショー等、これ12月ですわね。こういうところで、やはり金額の圧縮はできたんではないかという意味もあって、私、指摘しておるんです。本市の厳しい財政状況を考えたとき、他の事業との整合性が合いにくいんですね。 私は、6月の一般質問でもご説明申し上げましたが、関連がございますので、一例として説明させていただきます。 本市では、例えば英語検定なんですけれども、小津中学校1校でのみ実施し、しかも市の補助は一切なし、保護者の実費による全額負担です。しかも、誠風中学校、東陽中学校では実施していないのが現実です。英語検定によるこれらの事業は、予算編成時に要望していたけれども、削除された事業というふうに聞いております。3中学校で実施したとしても総額500万円前後だと思うんですけれども、半額補助でもあれば250万円で済みます。こういった整合性ですね。また、片や大阪市では小学校5年から中学校3年まで、全額公費負担で実施しております。 今回、これだけの金額を使っての心の生きがい促進事業、これ費用対効果をどのように考えるのかお示しください。 もう1点は、英語検定のように他の事業との整合性について、財政的に見てどう考えるのかお示しください。 以上2点、よろしくお願いします。 ○議長(中谷昭) 暫時休憩します。     午前11時3分休憩     ------------------------------     午前11時4分再開 ○議長(中谷昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前の堀口議員の質問に対する答弁を承ります。白樫総務部長。 ◎総務部長(白樫裕) 他の事業との整合性ということでございます。 決算委員会でもご報告しましたように、本市の普通会計におきましては9年連続の黒字をおかげさまで出すことができましたが、特別会計においては引き続き累積赤字を抱えておりまして、また、病院会計におきましては不良債務が出ておりまして、今後の病院事業のいかんによっては非常に厳しい状況が続くものと考えていまして、オール泉大津として引き続き聖域なき行財政改革を進めていかなければならないというふうに考えております。 そんな中、本事業については基金を活用するということでございますが、この基金についても非常に貴重な財源でございまして、当然、行政財産でございますので、この運用については当然慎重に考えていかなければならないと。先ほどご指摘のありましたように、事業を実施したくても全体的な予算の関係上実施できない事業もありますので、そんな中のバランスをしっかりつけ、また優先順位をしっかりつけて行財政運営に当たってまいりたい、そのように考えておりますので、よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 堀口議員。 ◆7番(堀口陽一) ご答弁いただきました。 一例を出させていただいたんですけれども、今回の事業、要は1,154万円を使っているんですね。1,150万円を使って、これが今後の福祉にどう生かしていくのかがなかなか見えない。1回こっきりのアドバルーン的な事業に見えて仕方がないのを指摘させていただいているんですね。先ほど言ったようなほかの事業は、後年度にずっと生かされるような事業がたくさんあるんですね。それでも切られているのが本市の予算編成の現状なんです。その辺、今後きっちりとそういったことを把握していただいて、周年事業等を後年度へ生かすということも踏まえて、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(中谷昭) 他に。田立議員。 ◆18番(田立恵子) 既に3人の議員さんからただいまご質問ございました民生費、第1項社会福祉費、16ページの中にある心の生きがい促進事業について、私もお尋ねをしたいと思います。 9月4日付、健康福祉部長さん名で、高齢者の心の生きがい促進事業案についてという文書をいただいておりますが、正式にご報告いただくのはこの場が初めてでございます。先ほどの補正予算説明の中で心の生きがい促進事業という、そういった抽象的なお話でございましたので、改めてこの事業の詳細についてお伺いをするところから入ろうと思っていたんですけれども、既に3人の議員さんのお話の中で、これが9月4日付にいただいたこの文書、この内容の事業であるということは理解をいたしますので、私は1点、この財源であります八木稔すこやか基金についてお尋ねをしたいと思います。 2012年3月29日に条例制定をいたしまして設置された基金でありますが、この基金を設置してから現在までの活用実績、金額と内容をお示しいただきたいと思います。 そしてまた、今年度の当初予算の中でも幾つかこの基金活用の事業が含まれていたというふうに思っておりますが、今回、ご提案の現在あります補正予算を実施した場合、今年度末の基金残高の見込みはどのようになるかをお示しください。 ○議長(中谷昭) 野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 24年度に実施いたしました、まずミュージカルがございます。これが380万円でございます。それから、独居老人等の見守り事業に関しまして約6万3,000円を基金から取り崩しまして、基金の運用収入を2万5,000円積み立てました。24年度末の基金残高は約9,600万円となってございます。 また、今年度の当初予算で高齢者の台帳システムの整備に約754万円を、それから6月補正で、ひとり暮らしの高齢者のすこやか訪問補助ということで約144万円を、この9月補正で老人集会所改修工事の設計委託料に約160万円を見込んでございます。さらに、今回の事業費1,304万円を予定どおり執行した後の基金残高につきましては、約7,250万円となる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 田立議員。 ◆18番(田立恵子) この補正予算で事業を展開した場合に、今年度末で、当初1億円ということで寄附をいただいた、これが既に25%以上、4分の1以上が支出をされるということになるわけでありますが、これらの活用の仕方について、今回のこの事業だけではなく、基金活用について、どんな検討のプロセスがあったのかどうかということについてお尋ねをしたいと思います。 そして、あわせて、今後の基金活用についての市の考え方というものについてもお尋ねをしたいと思います。 と申しますのは、9月4日付の文書でいただいた今回のこの事業、高齢者の心の生きがい促進事業の目的として、このように書いていただいてございます。「一般的には、社会的・文化的事業等にみずから参加する方法を探し、出かけることが困難であったり、疾病や障害により、笑いや感動的な歌や音楽等に身近に触れることが少ない高齢者は多い」というふうに書いていただいているわけでありますが、高齢者福祉の中で、このみずから参加する方法を探し、出かけることが困難な方々、この方々に対する支援策というのは極めて重要な部分だというふうに思います。 ところで、今回のこの12月21日に予定をされているイベントでありますが、市民会館大ホールのイベントに参加ができる方、その中には、例えば元気な高齢者、どこへでも行かれる、そういう方にとっては、身近なところでこういったイベントが行われるということは非常に歓迎もされるだろうし、ある方は夜、昼も2つの公演を楽しまれるかもしれません。そしてまた一方で、施設入所者には事業所を通じて案内をし、100席を特別枠で確保するということをこの文書の中で書いていただいてございます。私は、そのどちらでもない方、つまり外出困難で在宅の方々、この方々にこの事業を通じても全く光が当たらないというふうに思います。そして、それは行政として真っ先に支援の手を差し伸べるべき方々なのではないかというふうに思っております。 ですから、そういったところで考えたときに、この目的、一般的に社会的・文化的事業にみずから参加することが困難だと、笑いや感動的な歌、音楽等に触れることが少ない、こういう高齢者に対する一つの文化的な事業の提供という目的に照らしたときに、今回のようなやり方が本当にその事業目的に沿ってどうなのかという疑問も持っておりまして、そういった点で今後の基金活用についての市の考え方というものをお尋ねしたいと思います。 ○議長(中谷昭) 野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) プロセスでございますけれども、基金の活用につきましては、健康福祉部内でまず協議いたします。次に財政等の関係部局と調整した上で、理事者の決裁を仰いでおるというのが現状でございます。 今後の活用としての市の考え方でございますけれども、今後いろんな多方面で考えていかざるを得んと思いますが、今後も高齢者などの社会福祉事業の振興を目的として、十分に活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 他に。高橋議員。 ◆16番(高橋登) 先ほどからの議論で、多くの議員の皆さんからいろんな提起が、議論がなされております。私のほうから2点にわたってご質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、八木稔すこやか基金についての今後の活用と運用方法についての基本的な考え方について、まずお聞かせをいただきたいというふうに思います。 さらに、2つ目でありますけれども、今後、八木稔すこやか基金条例の運用に当たっての趣旨と設置目的をどのように反映させていこうというふうに考えておられるのか、この2つについてまずお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中谷昭) はい、答弁願います。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) まず、1点目の活用についての基本的な考え方でございますけれども、先ほども申し上げましたように、今後も、基金条例がございますので、高齢者などの社会福祉事業の振興を目的としておりますので、その分に十分活用していきたいと考えております。 2点目の運用に当たっての趣旨と目的でございますが、基金条例の設置目的でございます。先ほども申し上げましたけれども、高齢者等の社会福祉事業の振興に要する資金に充てるということでございますので、健康福祉部内で十分検討を行いまして、その趣旨が十分反映できるように行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) はい、高橋議員。 ◆16番(高橋登) 部長、もう少し大きな声でわかるようにご説明をいただきたい。聞き取りにくい部分が少しあったんで、再質問、再答弁の際にはひとつよろしくお願いをしたいというふうに、まず言っておきます。 1点目の部分について、条例の趣旨の中でうたっておりますことを改めて答弁で言っていただいたというふうに理解をしておるわけでありますけれども、特に、今回の基金について、寄附をしていただいた市民の方の意向をどのように反映するのかということが一つ焦点になろうかというふうに思うんですけれども、今ご答弁でいただいたように、寄附者の意向、趣旨というものは条例の中にもう既に盛り込まれているわけですよね、そういう部分では。特に個別の事業について、これからの事業について、私は寄附者の意向を踏まえるというのは大きな問題が出てくるというふうに思うんです。条例の中にしっかりと、高齢者等の社会福祉事業の振興に要する資金に充てると、ここの中にすべて寄附者の考え方、あるいは意向が含まれておるわけでありまして、これで十分なわけで、今後この基金をどう運用し、どう活用していくのかということについては少なくとも行政の中で議論をしていきながら、高齢者の健やかな環境にやっぱり寄与していくという、これこそが大変重要だろうというふうに思います。この辺についてしっかりと、運用を担っておる行政側が姿勢を持つ必要があるのだというふうに思います。 この点についての基本的な考え方について改めてお答えを、行政側の姿勢、この基金の運用に当たっての姿勢について再度ご答弁をいただきたい。 2つ目の部分について、抽象的ではありますけれども、趣旨と目的を、今後この趣旨にのっとって反映をしていきたいというご答弁もあったというふうに思うんですけれども、先ほどの議論にもあったように、この基金の運用に当たっては、かなり幅広く運用されておる。特に、老人集会所の修理等にも充てておるということもご答弁の中でありました。私はこの基金の本来の趣旨から、これはそぐわないんじゃないかというふうに率直に思います。行政の責任で本来こういう施設の修理等はやっていかなくてはならない部分でありまして、むしろ寄附者の人の意向に沿わない運用の仕方、予算の使われ方がされておるんじゃないかという懸念さえ覚えるのであります。 そういった意味で、これは改めての質問にはしませんけれども、意見として申し上げますけれども、議論もしかりでありますけれども、この目的と趣旨をしっかりと踏まえた上で、高齢者の福祉の理念に沿った効果的な運用の仕方というのが改めて問われるべきではないかというふうに率直に、ただいままでの議論を聞いて感じております。特にこれは改めての質問にはしませんけれども、意見として申し上げたいというふうに思いますけれども、今後運用に当たってはご留意をいただきたい。 再度、1点目の質問についてのご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(中谷昭) 白樫総務部長。 ◎総務部長(白樫裕) この基金の運用について市としての基本的な姿勢ということですので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。 先ほども少し触れさせてもらったんですが、当然、寄附された方の意向は十分踏まえつつ、寄附していただいて基金と積み立てた以上は行政財産、市の財産になりますので、その運用については慎重で計画的なものでないとだめだというふうに考えております。ただし、この八木稔すこやか基金条例の当初の第1条の設置目的に、高齢者等の社会福祉事業の振興ということで、かなり幅広く使っていただいたらという趣旨だというふうに考えておりまして、こういった趣旨に沿うように、慎重に計画的に運用してまいりたいというふうに考えおります。 2点目に、少しご指摘がありましたけれども、この事業に基金を充てる際には、果たしてその基金の運用にふさわしい事業なのかどうか、当然、原課と財政担当部局と十分に打ち合わせ、協議して運用してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 高橋議員。 ◆16番(高橋登) 質問は2回まででありますので、これで終わっていきたいというふうには基本的には思っておるんですけれども、今ご答弁をいただきました高齢者等の社会福祉事業、幅広い事業であります。特に、解釈も含めて考えたときに、かなり広く運用ができるということであろうかというふうに思うんですが、私の質問の趣旨は、寄附者の意向が反映されたらだめでしょう。これはあくまでもやっぱり公金でありますので、そういう運用の仕方は十分留意をしてしてくださいねということなんです。ここは踏まえていただきたいというふうに思います。特に、先ほどの議論にもあったんですけれども、70周年の精神を引き継ぐのかどうかと、これはやはりちょっと性質が違いますよね、そういう意味では。イベントとして、これは福祉の部分で構えるわけでありますので、こういう形で引き継いでいくと、ちょっとやっぱり記念として、限られた基金の財産でありますので、そういった意味では、毎年こういうイベントが次から次に出てくるようなことにならないような、有効的な活用、効率的な活用というものを十分に議論した上で、時間をかけて議論をした上で、皆さんが納得をしていただいた上で、市民の、高齢者の福祉に寄与していくということが私は大切だというふうに思いますので、このことも十分にご留意をいただいた上で今後の事業運営に当たっていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。 ○議長(中谷昭) 他に。南出議員。 ◆5番(南出賢一) 皆さんの質問と私の質問かぶりますので、できるだけ省略をして質問を進めていきたいと思います。 先ほど、この1,300万円の妥当性について、ほかの議員さんからも質問がありました。その答弁によりますと、他の業者に確認をして安かったとか、過去、千昌夫さん650万円、西田ひかるさん50周年のとき1,300万円と、だから妥当だというふうなことがありましたが、全然、それでもって妥当とは言いがたいと思います。 そこで、他の業者に確認したら、これはあくまでも業者の側の目線ですが、行政が窓口でやったとき、例えばほかの市でも実績があったりすると思います。例えば行政とか商工会であったり、そういうところが窓口でやったときの金額、そういったものの調査、研究はどのくらいしたでしょうか。そういう実績があったらお示しいただきたいと思います。 2点目です。現段階で12月21日ということで、今回もうこうやって上げてきているわけですが、出演者等、具体的に内容がどれぐらい決まっているでしょうか。固有名詞も、もう決まっているものがあればしっかりと上げていただきたいと思います。 それと、3点目です。対象人数は、今回、市民会館、当然限られています。限られた中で1,300万円。そしてイベントなので一過性になりがちだと思いますけれども、そのあたり、対象人数が限られている中での1,300万円というのと、一過性になりがちというイベントであるということ、これに対する費用対効果、今後にどうつなげていくのか、そのあたりの考え方、具体的な方策をお示しいただきたいと思います。 ○議長(中谷昭) 答弁願います。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 1点目の行政面等での見積もり等の確認はどうかということでございますけれども、申しわけございませんが、私どものほうでそのような形での調査はしておりませんので、ご報告させていただきます。 2点目の内容でございますけれども、現状としましては、まず、委託料の中では、天童よしみさんのコンサート一式というのは、これは楽団等の費用等を含めましたものがあります。それから、ほかにオール阪神・巨人さんの漫才が1点ございます。それから、今決まっている中では、河内家菊水丸さんの出演が一応出ております。あと、若手さんの漫才の中で、ティーアップさんという方が一応内定しておるというような状況でございます。恐らくこの辺で決定だろうということで確認しております。ティーアップさんなんかは、最近のお年寄りの振り込め詐欺でございますか、ほかにも認知症予防のようなネタがあるというふうに聞いておりますので、その方たちの分を入れてくれておるということでございます。 それから、費用対効果のところでございますけれども、感動や喜びを得ることによる心の潤いとか、笑いを通じて脳の活性化を図るということができるとされておりますので、高齢者に対しまして、疾病に対する免疫力の向上、認知症の予防に対する効果を期待しているものでございます。この事業をきっかけといたしまして、あすへの活力となることとか、市主催の講演会や各種予防講座への参加、地域コミュニティーへの参加などの効果を期待しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) はい。 ◆5番(南出賢一) 答弁漏れ。限られた人数しかないと。 ○議長(中谷昭) 暫時休憩します。     午前11時28分休憩     ------------------------------     午前11時29分再開 ○議長(中谷昭) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 答弁願います。野村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 確かに、市民会館の大ホールといいますと、1,300人程度の入場者であるということは事実でございます。これが2回であったとしても、掛ける2の2,600人ということは事実でございます。確かに限られた人数ということで、もっとたくさんの方に楽しんでいただくなりできるのかということになりましたら、確かにその効果というのは限られておるというのは実情だと思いますけれども、先ほど効果等も図るということで、今回はこのような形で企画させてもらっております。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 南出議員。 ◆5番(南出賢一) はい、答弁いただきました。 まず、この金額の妥当性については、あくまでも業者には確認やっているけれども、ほかの行政とか商工会とか、比較的行政に近い団体でやった実績については一切調査をしていないということでありました。先ほど総務部長からの答弁では、貴重な財源、基金で行政財産でありますので、慎重かつ計画的に使わなければならないという中でしたけれども、これだけ突発的に上がってきて、かつそういった調査をしていないと、1,300万円は妥当だという答弁でした。これについては、誰が聞いても妥当だということを証明できるものはないのではないでしょうか。 そして、内容についてはある程度確定していると。出演者については、まだまだ宙ぶらりんの状態であるともいうふうに感じました。限られた人数の中で、一過性のものになりがちだと。もちろん、当然、来ていただいた高齢者の方は大変喜んでいただいて、きっと活力にもつながると思いますし、そこについては本当にきっといいことになるんだろうなということは本当にわかります。しかし、限られた人数で一過性でという部分については、やはりまだまだ検討の余地があるのではないかというふうに思います。 今までのこの基金の活用について、先ほどのほかの議員さんの質問の中での答弁で、8月下旬に先方さん、八木さんのほうより、天童よしみが12月21日押さえられたと、可能との連絡が入ったということなんですけれども、当然というか、寄附者の意向というのは大切にすべきだと思うんですけれども、こういうのを聞いていると、どちらが行政の執行権あるんですかというふうにもとりかねないような感じがします。本当に寄附者がやっていただいたことは非常にありがたいことですし、高齢者の方に元気になってもらいたい、そういったイベントをやりたい、そういうのは大事にすべきだとは思うんですけれども、これだけ急に上がってきて、これだけ計画的かつ慎重にと言いながらも、そういった中身は伴っていなくて、寄附者の意向を大事にしながらも、よりよいものに効果を上げていくために、こちらからそんな急いでやるものではなくて、しっかりと再度提案を練り直しましょうと言って、例えば、市長が地域コミュニティーと言っています。「今日よりも明日を心豊かに」と言っております。内容が合うようなものにともにつくり上げていきましょうと。このタイミングで急いでやる必要はないのではないでしょうか。 そこで再質問なんですけれども、1点だけです。12月21日に急いでやる理由というのが全くわかりません。この12月21日にやらなければならない理由が何なのか。そして、もし一旦延期にして、内容をさらに精査して、より効果的なものにするとか、金額の妥当性をしっかりと調べ上げるとか、より効果を広げるとか、そうやって市長が出されている思いの部分にしっかりと合わせて内容を高めていく、そして議会との合意形成も図っていくプロセスを大事にするとか、そういったことにリーダーシップをとるのが行政の仕事だと思います。そういう意味で、この12月21日に急いでやる理由がわかりません。それについて説明をいただきたいのと、一旦延期になって困る理由は具体的に何なんでしょうか。ご説明いただきたいと思います。 ○議長(中谷昭) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(野村吉仁) 12月21日になぜ主催するのかということでございますけれども、実際のところ、一番初めにお話をいただいたときに、その中で歌とか漫才とか、お年寄りが喜んでいただけるようなイベントを考えてほしいといったときに、何人かの候補が出てまいりました。その中で、健康福祉部の中でも協議しましたときに、お年寄りが一番喜んでいただけるのは天童よしみさんじゃないかなというようなことがありましたので、そうなればいいかなという考えを持っておりました。8月の下旬になりましたときに、その中の1人であります天童よしみさんの日程がとれたということがありましたので、それがこの時期でありますと12月21日しかとれない、特に日曜日でございましたし、12月21日でいい日がとれたということがありましたので、それでは、その日程に合わせて開催していこうということを決めたわけでございます。 これが一旦延期になったら、せっかく天童よしみさんに来ていただくということを我々決めましたけれども、次に来ていただけるのはいつになるかわからないということもありますし、八木さん自身の意向も、なるべく早くという意向もございましたので、じゃ、このままで開催していこうということで決めた次第でございます。 以上でございます。 ○議長(中谷昭) 南出議員。 ◆5番(南出賢一) 具体的に12月21日にやる理由がはっきりと述べられませんでした。そして、私が言ったように、1,300万円を使ってやると。それだったらそれだけの効果を上げようといった事業内容の精査もあるのかということについても、何か述べられるのかなと思ったら、そういうのもありません。明確な理由がないですし、誰が困るのかなとなったときに、もしかしたら事前に契約を進めている吉本さんあたりが困るのかもしれないですけれども、あくまでもこれは行政財産を使うのであって、市民のための事業です。そういった意味では、急いでやる必要というのが全く今の理由では感じられないと、これは誰が聞いても思うんではないでしょうか。 昨年の70周年で吉本興業さんにやっていただいた演劇では500万円の委託料、今回が1,300万円。私がいろいろと調べましたところ、例えば行政類似団体の窓口でやっているようなところで、吉本興業さんで2部公演をやったら、大体600万円から650万円だと聞きました。ということは、天童よしみさんで、わからないですけれども、もしかしたら、半分の600万円ぐらい使っているのかなというふうにも感じます。 それと、じゃ、ほかに演歌歌手とか、NHKの紅白歌合戦に出るような方でどれぐらいするんでしょうかということを広告代理店等いろいろと調べてまいりました。すると、金額はあってないようなものですというふうに言われました。大物の演歌歌手であっても、行政のそういった高齢者の生きがいとかコミュニティーをつなげるとか、そういった思いが出演者の方と一致するのであれば、正規の料金じゃなくて、ほぼボランティア価格でやっていただけることは、これはどこでもあることですというふうに言われました。また、時期的な問題もあります。そしてCDのリリース時期、新しい曲を出す前のタイミングであれば、自分の宣伝にもなるし、行政の思惑にも一致するし、そういったときなんかは本当にゼロ円に近い料金でも来てくださる方がいらっしゃいますと、大物歌手でもいらっしゃいますと、そういったことも聞いております。 ですので、そういったところの実情をしっかりと調べて、本当にこちらの思いを伝えて、そういったものに一緒につくり上げてくださいというふうなことをすれば、1,300万円をかけて、限られた対象人数の中で一過性になるようなイベントではなくて、もう少し考えられる余地はあったのではないかというふうに、ちゃんと調べたら、私はそういうふうな結論に至っております。 ですので、今回賛否をとるわけですけれども、しっかりとそのあたりも、出た結果に対しては甘んじて受け入れますが、ちゃんと精査をやっていただいて生かしていただきたいと思いますし、また、市民の皆さんにも、この議論についてしっかりと判断をやっていただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(中谷昭) 他に。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 他にないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件、委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は委員会付託審査を省略し、これより討論に入ります。討論はありませんか。南出議員。 ◆5番(南出賢一) 今、質問をやったばかりなんですけれども、討論を述べさせていただきます。 市民クラブ第1としても意向を伝えて意見調整しましたけれども、私のほうは、やはりいろいろと考えた上で納得できないということで、今回反対の討論をさせていただきたいと思います。 今、いろいろと種々議論を聞かせていただきましたけれども、大きく3つの観点から、私は今回納得できないというふうに思っております。 1つ目は、限られた対象人数で一過性になってしまう、それに対して対案がないということ。 そして2つ目、委託料の妥当性に大変欠けるということであります。これについては、部長が計画的にかつ慎重に使わないといけないと言った中ではありますけれども、そういったものが一切示されなかったことであります。 そして3つ目です。緊急性に欠けるということです。議会の委員会協議会、これは池辺議員も言っていただきましたけれども、委員会協議会も開かずに、そして急に出てきて、先ほどの質問の中で、12月21日にどうしてもやらなければならない理由、そういったものが一切示されることはありませんでした。 そして、先ほど意見を言いましたけれども、八木稔さんからそういった温かいご寄附をいただいた。そしてそういった思いを持ってこられた。これは非常にありがたいことではありますけれども、行政は今までいろんな事業を積み上げてきております。ですので、一過性になりがちだとか、効果が生みにくいとか、そういったものの判断は直感的にでもできると思います。それであれば、しっかりと意向に対して、いやいや、まだまだ時間をかけてしっかりと市長の思いを反映させながら練り上げて、よりよいものをつくり上げていきましょうということをしっかりと伝えて一緒につくり上げていくのが行政の仕事ではないでしょうか。 今回、吉本興業さんにも来ていただきます。去年もやっていただいた実績があります。オール阪神さんにも、名誉大使として本当にボランティアで活動をやっていただいている。ありがたいことであります。であれば、そのあたりの市長の思いもわかっていただいていると思います。それだったら、時間をかけて、地域住民をいかに巻き込みながらこういった事業を1,300万円も使う事業であればやっていくのかということは、行政としてしっかりと働きかけていくというのが本来であると思いますけれども、そういった意味からも、12月21日にやるという理由は見当たらないと思います。延期にしたところで困る人は、行政は困らないと思いますし、市民も別に困らないと思います。それだったら、もう一度再考して、再度価格と内容も精査をして、よりよいものを議会に提示してくる。そして、議員間としっかりと審査をやって、お互い納得のいくものでちゃんと事業の執行をやっていくというのが本来のあり方ではないでしょうか。 そして、先ほど金額の妥当性につきましては、昨年約500万円で吉本興業の新喜劇を2部公演でやっていただいております。今回、天童よしみさんが入ったことで1,200万円まで委託料が膨らみ上がりました。また、ほかの行政のような窓口でやっているところでは、吉本新喜劇が600万円から650万円ぐらいでいけると。また、歌手の方については、思いにしっかりと応えられて、タイミング等思惑がちゃんと一致すればボランティア価格で来ていただけると、そういったことは当たり前のようにありますという事実もしっかりと調べてきております。そういった意味から、今回、金額の妥当性にも欠けるということであります。 福祉といえば幅は広いですけれども、今回このような経緯になったことについて、私は学生中心に二十代の方にアンケートをとってきました。意見はなかなかここでは発言しにくいような過激なこともありました。しかし、今私が言ったような大体内容でした。財政が厳しい中で、こんな急に上がってきて効果も出るのかわからんような、来た方はもちろん喜ばれると思います。生きがいももしかしたら持てるかもしれません。しかし、効果が本当に限られた中で1,300万円使って、財政が厳しい、厳しいと言われる中でこういったことをやることに意味がわかりませんと言われました。私はそれに対して、やるとなったときに本当に納得して自信を持って市民に対して説明を果たせるかとなったときに、私は先ほどの3点の理由から、腹の底からちゃんと説明はできないというふうに判断をしております。 ですので、今回上がってきたものに対しましては、できましたらもう一度検討をし直していただいて、価格の妥当性をもう一度精査をして、より内容の高いものにして、市長が地域コミュニティーと言われるのであれば、幼稚園とか小学校というコミュニティー単位で、例えば、高齢者の方と幼児の方と世代間交流をしながら、お笑いを取り入れながらコミュニティーをつくりながらやっていく、そういったものを計画的に実施するとか、今回、1回限りの単発の事業でありますけれども、そのようにして市長の思いにちゃんと一致するような事業に練り上げて、もう一度、提示をやっていただくというのが大事なことであると思います。それが市民に対する説明責任にもつながると思いますし、よりよい効果を生むために必要なことだと思います。 以上のようなことから、今回の補正予算には私は反対といたします。 以上です。 ○議長(中谷昭) 他に。田立議員。 ◆18番(田立恵子) 日本共産党市会議員団を代表して、ただいま上程されております一般会計補正予算第3号についての意見を申し上げます。 本市の財政状況を見たときに、平成16年度以降、一般会計では黒字決算を続け、とりわけ、先ほど認定されました昨年度決算におきましては実質収支で5億円近くの黒字でございます。特別会計では、累積赤字を抱えているとはいえ、確実に解消の流れ、方向だというふうに思います。とはいえ、実質公債費比率の高さなど、まだまだ新たな事業、必要な事業に対応する財源の確保が困難な中で、福祉事業の増進に役立ててという目的を特化した市民の方からの寄附、これは極めて大切な必要な財源であるというふうに思っております。その活用のあり方について、先ほどの部長さんのご答弁の中で、本当に基金活用について計画的かつ慎重に検討がされてきたのだろうかということについて、これまでの質疑、答弁をいただく中で疑問を深めております。 1億円は大変大きな価値のあるものであります。しかし、もし思いつきのような使い方をすれば、すぐに底をつくものでもあります。八木稔、八木利武両氏から寄附を受けたときに、これはホームページに今も掲載をされております報道記事でありますけれども、「泉大津市では、両氏の思いを大切に『八木稔すこやか基金』を創設し、年々増え続ける高齢者などが、住み慣れた地域で生き生きと生活できるような取り組みに役立てていきたいと考えている」というふうにされております。こうした考え方のもとにこの貴重な財源を生かすための市としての主体的な考え方が、かなり不十分だったのではないか、そういう中で今回のこういった状況になっているのではないかと思っております。 まず、問題として感じますのは、事業選択の優先順位についての市の考え方がどうなのかということでございます。これは先ほどの質問の中でも述べさせていただきましたけれども、施設に入所されている方々、その方々については、いろいろな形で季節の行事に参加をするだとか、機会もございます。そしてまた、元気な高齢者の方々がますます元気になられるということも大切なことではありますけれども、行政として第一義的に手を差し伸べるべきは、最も困難な状況に置かれている外出困難な方々ではないかというふうに思っております。4月に急逝をいたしました私どもの同会派でありました濱口議員が繰り返し質問で取り上げてまいりました買い物難民の問題、本当に日常の買い物にも事を欠く、そういう方々がたくさんおられるわけであります。そういった方々に対する支援のあり方を考えることが、まさにこの八木稔すこやか基金の条例設置の目的でもある高齢者等の社会福祉事業の振興という考え方の根本に据えられなければならないのではないかというふうに思っております。 また、地域コミュニティーの再構築、これを市長さんは大きな柱として掲げられているわけであります。そしてまた、介護保険制度の制度改正の中で今検討されております要支援の方々を保険給付から外すという、このこと自身については私はとても大きな問題だというふうに思っております。いずれにしましても、営利目的であるとか、あるいは事業者として看板を掲げた、そういう介護事業者だけではなく、幅広い、NPO、ボランティア、そういう方々の地域での担い手を広くつくっていくということは、これは本当に今後の事業の運営にとって大切なことだというふうに思いますし、この基金も有効に活用する中で、行政としての仕掛けづくり、仕組みづくりを考えていくべきだというふうに思っております。 先ほど他の議員さんからもご意見がありましたけれども、例えば長寿園の改修であるとか、あるいは台帳システムであるとか、こういった基金があろうとなかろうと、行政として当然やるべき事業についてもこの基金の活用という考え方についても疑問を持ちます。 もう1点、この事業選択の検討のプロセスであります。せっかくの貴重な財源でありますので、日ごろから社会福祉の活動に携わっておられる市民の方々などの創意工夫を十分に生かす中で、意見を聞く中で、同じ金額の活用でもさまざまな相乗効果をもたらしていくということが考えられるというふうに思っております。 そういった点で、庁内だけの議論でこうした基金の活用を進めていくということについては、やはり再考を促したいというふうに思いますし、基金を提供いただいた方のご意向というものももちろん尊重されるべきであるとは思います。しかし、部長さんのご答弁でもはっきりと述べられましたように、寄附をいただいて、それを基金として設置をした、そのことによって、これは市の財産であります。市民共有の財産でありますので、その活用のあり方については、原則的に市としての考え方を持って、まさに文字どおり計画的、慎重に運用していくべきだというふうに思います。 ただ、今回の事業の展開につきましては、このこと自身につきましては、やはり私も何人かの市民の方々のご意見などを聞いてまいりましたけれども、やはりそれはそれとして意義がないということではないというふうにも思っておりますので、今回のこの補正予算の提案そのものについては、先ほど述べましたような今後の改善についてのあり方を強く要望する中で、賛成をいたします。 ○議長(中谷昭) 他に。大久保議員。 ◆3番(大久保学) 今、それぞれ皆さん、各議員さんのいろんなご意見お聞きしておりまして、まず、この基金になったきっかけ、ちょっと私、これ携わらせてもらいましたので、八木稔さんの思いも含めて、ちょっと意見の中で申し上げたいと思います。 まず、この話が、寄附していただく中に、まず、市は高齢者の対策余りないねという話があったんですね。その中で、いや、今財政が大変ですからということでお話をさせていただきました。そうすると、財政大変というなら、私が出すから高齢者のために使ってよという話がきっかけで、金額もやっぱりこれぐらいということで上がってきまして、最終1億円いただくようになりました。これは前市長の神谷市長とともに八木さんの熱い思いを、ちょうど寄附されたときに、熱い思いを手紙に書いて読まれました。 その中に、やはり先ほどもいろいろとありましたけれども、私も高齢者に近い歳です。高齢者というのは、その先、ある意味時間が余りないんですよね。その中で八木稔さんもおっしゃっておりました。楽しみ、それを早く皆さんに感じてもらいたい、笑顔を見たいということで出発したわけでありますけれども、そんな中で、今いろんな議論がありました。これも、高額の寄附をしていただいたがゆえにこういう議論ができるのかなというふうに思います。こういう議論ができない、そういうこともなくて財政が大変だ、何もできないという、そういうところの議論じゃなしに、どういうふうに使うかという、そういう議論ができるというのは、本当にそういった心ある市民の方が大きくそういうふうに基金を寄附していただいたことからの始まりなんですね。 その中で、我々議員の務めというのは、市民の方々の思いを形にしていくことが我々の使命かなと思っております。ましてや個人でそれだけの大きな金額を寄附していただいた、その人の気持ち、思いを大事にしていかなくてはならない。だからといって、その人の言うことでもなしに、行政と、それから寄附された方の思いの中で、いろんな話し合いの中で、どういうふうに使うかということで、今回、話によりますと、そういったことを打ち合わせしながら、この9月議会、そしてまた決算委員会で忙しい中、担当が調整しながらいろいろとやって、時期も12月21日ということで、その中も、高齢者は寒いときはできません。また、やっぱり数多くそういうふうに集まるところというたら、例えば向こうで何千人集まるようなところでは高齢者はできません。そういったことで、何が一番いいのかということで、市民会館に落ちついたというふうに私は、考えております。そんな中で、より多くの方々に、当然そういう思いをやっていただく。 ここで、予算の使い方についていろいろと皆さん方、議論ありました。そういうふうに思うのは確かやと思います。ただし、私は一番大事にしたいのは、そういった方の思いを大事にしたいということで、それを形にできる--今、八木稔さん、そういう話の中で日にちも決まって、そういう思い、それが形になるということですごく喜んでおられます。自分のしたことが、そういうふうに市民の方々に役立つということがあるわけですね。 そんな中で、当然行政のルール等あると思いますけれども、ルール等で余りにも縛ってしまうと、そういった自分の心を形にしたいと思う人が、果たしてこれからそういう基金として寄附をしていただけるかどうかということもあります。その辺はルールをきっちり守りながら、各議員さんがおっしゃった、そういういろんな手続等をもっと正確に慎重にやっていかないかんと思うんですけれども、今回のこの12月21日につきましては、高齢者の方々も楽しみにしているというふうに聞いております。そんな中で、それを取り上げるという、これを先送りするということになりますと、やはりがっかりするというふうな気もいたします。今結構いろんな環境の方もいらっしゃいますので、できるだけ早くそういうことをしてあげるというのが大事かなと思いますので、その中で、やはり高齢者の方々というのは、テレビとかそういうことでは見るんですけれども、生で見られる、天童よしみさんを生で見られる、また吉本の人を生で見られる、このことがどれだけ喜びになるかという、その喜びが、高齢者の方々は本当に横のつながりがあって、高齢者同士話して、よかったねと、そういうところで話沸きますし、何かこう一つ夢ができるような気もするんで、やっぱりその辺の高齢者対策、そういう事業は僕はもっともっと大事にしていきたいと。 当然ながら議会のルール等々あるんですけれども、また行政等のいろんな基金条例あると思います。しかし、それも市民の皆様方の思いを優先するべきじゃないかと。ルールがこうやからいうことでできませんとか、これはこうやからということではなくて、それが金額--先ほども話ありました、若い世代も、財政が大変な中で、今回は高齢者ですけれども、教育関係、また若い世代にもそういうことをしたいねという話はそのときにもう既にやっているんですけれども、この辺の、そういう思いでやられている方なんで、自分の思いが熱いがゆえに、いろんなことを自分で形をつくっていきたいという希望がありますので、寄附された人の気持ち、そしてまた高齢者の方々のそういった喜びの笑顔を見たいというふうに思いますので、これはぜひ12月21日にやっていただけるように、この補正予算、いろいろとありますが、賛成とさせていただきます。 ○議長(中谷昭) 他に。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 他にないようでありますので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本件、反対のご意見がありますので、ご起立により採決いたします。本件、原案可決することに賛成の方はご起立願います。     (起立者多数) ○議長(中谷昭) 起立多数であります。よって本件、可決することに決定いたしました。 △日程第6 議会議案第14号 若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書の件 ○議長(中谷昭) 次に、日程第6、議会議案第14号「若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書の件」を議題といたします。 直ちに提出議員の趣旨説明を求めます。2番溝口浩議員、お願いいたします。     (2番溝口浩議員 登壇) ◆2番(溝口浩) ただいま議題となりました議会議案第14号若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書の件につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。 「議会議案第14号    若い世代が安心して就労できる環境等の整備を求める意見書(案) ライフスタイルの多様化や少子高齢化により、若い世代の働き方や暮らし方が変化している。非正規労働者や共働き世帯が増えた今、若い世代が本来望んでいる仕事と生活の調和が崩れ、理想と現実のギャップに悩む人が少なくない。 中でも、働く貧困層といわれるワーキングプアから抜け出せず将来に不安を抱く若者の増加や、仕事と子育ての両立に悩む女性の増加、正規雇用でありながら過酷な労働環境で働き続けることができない若年労働市場の実態など、今の若い世代を取り巻く問題は多岐にわたり、年々深刻さを増している。今こそ国を挙げて、若い世代が安心して就労できる環境等の整備が求められている。 よって政府においては、若い世代が仕事と生活の調和を保ち、安心して働き続けることができる社会の実現をめざし、一層の取り組みを進めるべく、以下の事項について適切に対策を講じるよう強く求める。                   記 1.世帯収入の増加に向けて、政労使による「賃金の配分に関するルール」作りを進めること。また、正規・非正規間の格差是正、子育て支援など、総合的な支援を行うとともに、最低賃金引き上げに向けた環境整備を進めること。 2.労働環境が悪いために早期に離職する若者も依然として多いことから、若年労働者に劣悪な労務環境下で仕事を強いる企業に対して、違法の疑いがある場合等の立入調査の実施や悪質な場合の企業名の公表などを検討し、対策を強化すること。 3.仕事や子育て等に関する行政サービスについて、若者支援策がより有効に実施・活用されるよう、利用度や認知度の実態を踏まえ、必要な運用の改善や相談窓口等の周知、浸透等に努めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成25年9月27日                                泉大津市議会」 なお、送付先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中谷昭) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は質疑、討論、委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定いたしました。
    △日程第7 議会議案第15号 地方税財源の充実確保を求める意見書の件 △日程第8 議会議案第16号 駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件 ○議長(中谷昭) 次に、日程第7、議会議案第15号「地方税財源の充実確保を求める意見書の件」及び日程第8、議会議案第16号「駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件」を一括議題といたします。 直ちに提出議員の趣旨説明を求めます。12番丸谷正八郎議員、お願いいたします。     (12番丸谷正八郎議員 登壇) ◆12番(丸谷正八郎) ただいま議題となりました議会議案第15号地方税財源の充実確保を求める意見書の件並びに議会議案第16号駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件の2件につきまして、提出者を代表いたしまして趣旨説明をさせていただきます。 なお、案文の朗読をもちまして説明とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 「議会議案第15号         地方税財源の充実確保を求める意見書(案) 地方財政は、社会保障関係費などの財政需要の増加や地方税収の低迷等により、厳しい状況が続いている。 こうした中、基礎自治体である市が、住民サービスやまちづくりを安定的に行うためには、地方税財源の充実確保が不可欠である。 よって、国においては、下記事項を実現されるよう強く求める。                   記 1.地方交付税の増額による一般財源総額の確保について (1)地方単独事業を含めた社会保障関係費の増など地方の財政需要を、地方財政計画に的確に反映することにより、一般財源総額を確保すること。 (2)特に地方の固有財源である地方交付税については、本来の役割である財源保障機能・財源調整機能が適切に発揮されるよう増額すること。 (3)財源不足額については、臨時財政対策債の発行等によることなく、地方交付税の法定率の引上げにより対応すること。 (4)依然として厳しい地域経済を活性化させる必要があることから、地方財政計画における歳出特別枠を維持すること。 (5)地方公務員給与の引下げを前提として、平成25年度の地方交付税が削減されたが、地方の固有財源である地方交付税を国の政策誘導手段として用いることは、避けること。 2.地方税源の充実確保等について (1)地方が担う事務と責任に見合う税財源配分を基本とし、当面、国と地方の税源配分を「5:5」とすること。   その際、地方消費税の充実など、税源の偏在性が少なく、税収が安定的な地方税体系を構築すること。 (2)個人住民税は、その充実確保を図るとともに、「地域社会の会費」という基本的な性格を踏まえ、政策的な税額控除を導入しないこと。 (3)固定資産税は、市町村の基幹税目であることから、その安定的確保を図ること。   特に、償却資産の根幹をなしている「機械及び装置」に対する課税等については、現行制度を堅持すること。 (4)自動車重量税及び自動車取得税は、代替財源を示さない限り、市町村への財源配分の仕組みを含め現行制度を堅持すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成25年9月27日                                泉大津市議会」 なお、送付先につきましては、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)であります。 続きまして、 「議会議案第16号    駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書(案) 平成25年4月1日より、南海電気鉄道株式会社では駅員を無配置にするいわゆる無人駅化が加速し、100駅中33駅が駅員無配置駅(無人駅)となっている。 泉大津市内においても、3駅中1駅が駅員無配置となっている。南海電気鉄道株式会社に市長から申し入れを行ったが、鉄道輸送人員が少子高齢化の影響等により落ち込む一方で今後も歯止めがかからない状況を予測し、路線維持のための経営改善という観点からやむを得ないという判断で駅員無配置化を実施したとのこと。しかし、経営上の判断からやむを得ないとはいえ、公共交通事業者として一番大切な市民の安全・安心に対する配慮に欠けているといわざるをえない。 たとえば、一人での乗降が困難な身体障がい者や、車イス生活者にとってはかなりの負担増と危険性の拡大に繋がり、高齢者や妊婦、小さな子ども連れの保護者、子どもといった社会的弱者にとって大きな不安に繋がると強い危惧を抱くものである。 隣接駅からの遠隔操作や監視カメラ等のシステムを強調されるが、あくまでも機械は所詮機械であり、故障もすれば誤作動も起こしかねず、やはり人による迅速な判断、行動がないと場合によっては命取りになりかねない事故になる可能性は否めない。 よって、政府におかれては以下の事項について早急な対策を講じるよう求める。                   記 1.安心・安全の観点から1日当たりの平均利用客が1,000人以上の鉄道駅には駅係員を置くことを義務付ける法律を早急に整備すること。 2.公共交通事業者が少子高齢化等による自社努力では防ぎようのない理由での乗降客減少による経営改善によって、住民生活に大きな支障が出る際には国からの支援策を講ずること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成25年9月27日                                泉大津市議会」 なお、送付先につきましては、内閣総理大臣、総務大臣、国土交通大臣、財務大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中谷昭) 説明が終わりました。 お諮りいたします。上程2件について、質疑、討論並びに委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって上程2件は質疑、討論、委員会付託審査を省略し、これより1件ずつ採決いたします。 まず、議会議案第15号「地方税財源の充実確保を求める意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決といたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定いたしました。 次に、議会議案第16号「駅員無配置から駅員配置を義務付ける法律整備を求める意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中谷昭) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定をいたしました。 なお、ただいま議決いただきました意見書につきましては、直ちに関係大臣などに対しまして送付いたしますので、よろしくご了承をお願いいたします。     ------------------------------ ○議長(中谷昭) 以上で、本定例会に付議された議案はすべて議了いたしました。よって直ちに閉会したいと存じますが、閉会に当たりまして、市長より挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。伊藤市長。     (伊藤晴彦市長 登壇) ◎市長(伊藤晴彦) 議長のお許しを賜りまして、平成25年泉大津市議会第3回定例会の閉会に当たりまして、お礼のご挨拶を申し上げます。 去る9月10日より開会されました本定例会におきまして、ご提案申し上げました諸議案につきましていずれも慎重なご審議をいただき、議員皆様方の深いご理解によりまして、すべて原案どおりご可決、ご承認賜りましたことを心から厚くお礼申し上げます。 また、本会議を通じましていただきました貴重なご意見、ご要望につきましては、深く留意しまして、まだまだ厳しい財政状況ではございますが、誠心誠意努力を重ね、市政運営に努めてまいります。 今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 終わりになりましたが、朝夕はめっきり涼しくなり、秋の気配が深まってまいりました。議員皆様方にはくれぐれも健康管理に努められ、ますますご健勝にてご活躍されますよう心からお願い申し上げまして、平成25年泉大津市議会第3回定例会の閉会に当たりましてのお礼のご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(中谷昭) 市長のご挨拶が終わりました。     ------------------------------ ○議長(中谷昭) 以上をもちまして、平成25年泉大津市議会第3回定例会を閉会いたします。 慎重ご審議をいただきましてありがとうございました。     午後0時13分閉会     会議録署名議員          泉大津市議会議長    中谷 昭          泉大津市議会議員    長田 実          泉大津市議会議員    丸谷正八郎...