○議長(
吉村譲) 朗読が終わりました。 次に、
理事者の説明を求めます。はい、市長、どうぞ。 (
神谷昇市長 登壇)
◎市長(神谷昇) ただいま議題となりました議案第64
号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件につきまして、その
提案理由につきまして、ご説明を申し上げます。
本市人権擁護委員でございます
山田ミネ子氏は、平成22年12月31日をもって
任期満了となりますので、その後任といたしまして、
初田峰子氏を推薦いたしたく
市議会のご意見を賜るものでございます。
初田峰子氏は、昭和24年5月15日生まれの61歳であり、住所は
泉大津市戎町2番29号であります。同氏は、今日に至るまで
泉大津市立条南幼稚園、
美津幼稚園、
楠幼稚園、
穴師幼稚園、
戎幼稚園で教頭、園長を歴任され、退職後も3年間、上條幼稚園預かり
保育試行主任として勤務するなど、
人権意識向上と
地方自治の発展に尽力され、数々の業績を残されております。 また、
在職期間中、幼児の
人権教育及び保護者への
人権啓発に取り組んでこられました。その豊富な経験とすぐれた人格、識見は
人権擁護委員としてまことに適任であると確信をしております。どうか議会におかれましても
初田峰子氏を
人権擁護委員候補者としてご賛同の上、ご同意賜りますよう心よりお願い申し上げまして、
提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件につきましては、質疑、
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、
委員会付託審査を省略し、これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) ないようでありますので、討論を終結し、採決いたします。 本件、同意いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって本件、同意することに決定いたしました。
△日程第5
議会議案第17号 21世紀型の
公共投資の推進による
景気対策を求める
意見書の件
△日程第6
議会議案第18号
子宮頸がんの
予防措置実施の推進を求める
意見書の件
○議長(
吉村譲) 次に、日程第5、
議会議案第17号「21世紀型の
公共投資の推進による
景気対策を求める
意見書の件」及び日程第6、
議会議案第18号「
子宮頸がんの
予防措置実施の推進を求める
意見書の件」を
一括議題といたします。 直ちに、
提出議員の
趣旨説明を求めます。9番
大久保学議員。 (9番
大久保学議員 登壇)
◆9番(
大久保学) ただいま議題となりました
議会議案第17号21世紀型の
公共投資の推進による
景気対策を求める
意見書の件、並びに
議会議案第18
号子宮頸がんの
予防措置実施の推進を求める
意見書の件の2件につきまして、
提出者を代表して
趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「
議会議案第17号 21世紀型の
公共投資の推進による
景気対策を求める
意見書(案) わが国の景気の現状は、好調な輸出を背景に、
リーマンショック後の
最悪期は脱することができた。しかしながら、依然として低成長にとどまっており、
雇用情勢も新卒未就職者が数多く出るほど厳しい状況が続いている。 特に
地方経済は深刻で、中小・
零細企業は、デフレの影響や
公共投資の
大幅削減の影響で長引く不況に喘いでいる。 したがって、政府は当面の
景気回復のための
経済対策を打つべきであり、特に
地方経済の振興は国の
景気対策として欠かせない。そのためには、政府が
地方振興策及び地方の
雇用拡充を重要な施策として
取り組み、必要な
公共投資を積極的に行うことで、
景気対策を進めるべきである。
公共施設の
耐震化や、近年多発している「
ゲリラ豪雨」などの
災害対策は、必要な
公共事業として
潜在的需要が高いと考える。 このように、必要な
公共投資は着実に推進すべきであり、
地方経済が活性化する効果も大いに見込める。 政府におかれては、地方の
雇用拡充と
内需振興を図る
景気対策のために、真に必要とされる以下のような21世紀型の
公共投資について、
予算確保と執行を強く求める。 記1 学校など
公共施設の
耐震化に積極的に
取り組み、雇用の拡充と
地方経済の活性化を図ること。2
太陽光発電の設置や、
介護施設の拡充といった21世紀型の
公共投資を着実に促進し、内需の振興を図ること。3 老朽化した施設(橋梁、トンネル、
上下水道管など)の計画的な更新・大
規模修繕を積極的に推進し、
地域生活の安全と
地方振興に取り組むこと。 以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成22年10月1日
泉大津市議会」 なお、送付先は、
内閣総理大臣、
文部科学大臣、
厚生労働大臣、
経済産業大臣、
国土交通大臣であります。 続きまして、「
議会議案第18号
子宮頸がんの
予防措置実施の推進を求める
意見書(案) HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が主な原因である
子宮頸がんは、「予防できる唯一のがん」と言われている。年間約1万5,000人が新たに罹患し、約3,500人が亡くなっていると推計されているが、近年、
若年化傾向にあり、死亡率も高くなっている。結婚前、妊娠前の罹患は女性の
人生設計を大きく変えてしまいかねず、
子宮頸がんの
予防対策が強く望まれている。
子宮頸がんの
予防対策としては、予防ワクチンを接種すること、および予防検診(細胞診・HPV検査)によってHPV感染の有無を定期的に検査し、前がん病変を早期に発見することが挙げられる。 昨年、
子宮頸がん予防ワクチンが承認・発売開始となり、ワクチン接種が可能になった。費用が高額なため、一部の自治体ではワクチン接種への公費助成を行なっているが、居住地により接種機会に格差が生じることがないよう国の
取り組みが望まれる。予防検診の実施についても同様に、自治体任せにするのではなく、受診機会を均てん化すべきである。 よって、政府におかれては、
子宮頸がんがワクチン接種と予防検診により発症を防ぐことが可能であることを十分に認識し、以下の項目について実施するよう、強く要望する。 記1
子宮頸がん予防ワクチン接種の実施の推進 ①予防効果の高い特定年齢層への一斉接種および国による接種費用の全部補助 ②特定年齢層以外についても一部補助の実施 ③居住地域を問わない接種機会の均てん化 ④ワクチンの安定供給の確保および新型ワクチンの開発に関する研究2
子宮頸がん予防検診(細胞診・HPV検査)の実施の推進 ①特に必要な年齢を対象にした検診については国による全部補助 ②従来から行われている
子宮頸がん検診を予防検診にまで拡大 ③居住地域を問わない受診機会の均てん化3
子宮頸がんおよび
子宮頸がんの予防に関する正しい知識の普及、相談体制等の整備 以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成22年10月1日
泉大津市議会」 なお、送付先は、
内閣総理大臣、
厚生労働大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。上程2件について、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、上程2件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより1件ずつ採決いたします。 まず、
議会議案第17号「21世紀型の
公共投資の推進による
景気対策を求める
意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 次に、
議会議案第18号「
子宮頸がんの
予防措置実施の推進を求める
意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。
△日程第7
議会議案第19号
地上デジタル放送への移行に関する
意見書の件
○議長(
吉村譲) 次に、日程第7、
議会議案第19号「
地上デジタル放送への移行に関する
意見書の件」を議題といたします。 直ちに
提出議員の
趣旨説明を求めます。12番
田立恵子議員。どうぞ。 (12番
田立恵子議員 登壇)
◆12番(
田立恵子) ただいま議題となりました
議会議案第19号
地上デジタル放送への移行に関する
意見書の件につきまして、
提出者を代表して
趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「
議会議案第19号
地上デジタル放送への移行に関する
意見書(案) 2011年7月に地上テレビジョン放送は、
地上デジタル放送へ完全移行し、地上アナログ放送の終了が予定されている。しかし、デジタル受信機の普及や、受信障害対策共聴施設の改修等、視聴者側の受信環境整備は、順調に進んでいないのが現状である。 総務省が5月に公表した地上デジタル浸透度調査は、地デジ対応のテレビやチューナーなどの受信機を保有する世帯は、83.8%としているが、この調査は数字が高めに出ていると、調査方法に疑問が指摘されている。 しかし、そうした調査の数字を持ってしても完全普及には依然として困難があることが示されている。同じ調査によれば、年収200万円未満の世帯は67.5%と平均を大きく下回っており、社会的弱者の情報格差が一気に拡大しかねない。 テレビ放送は、既にユニバーサル
サービスとなっており、災害時における地域の安全・安心情報や選挙権を行使するための選挙報道も視聴されていることから、アナログで視聴できていた放送がデジタル化によって視聴できなくなることがあってはならない。デジタル放送への移行に伴う新たな経済的負担が困難な低所得者への支援も一部に限られており、期限内にすべての視聴者が、
地上デジタル放送への受信を可能にするためには、受信機購入等にかかわる支援対象の拡大など、受信環境整備への支援をより一層充実・強化することが求められている。 よって本
市議会は、国会及び政府に対し、
地上デジタル放送への円滑な移行を図るため、
地上デジタル放送を受信するために必要なアンテナの設置、チューナーの購入等について、低所得者に対する十分な支援策を講ずることを強く要望する。 以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成22年10月1日
泉大津市議会」 なお、送付先は、衆議院議長、参議院議長、
内閣総理大臣、総務大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。 本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。
△日程第8
議会議案第20号 大阪・
泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める
意見書の件
○議長(
吉村譲) 次に、日程第8、
議会議案第20号「大阪・
泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める
意見書の件」を議題といたします。 直ちに
提出議員の
趣旨説明を求めます。13番中谷昭議員。はい、どうぞ。 (13番中谷昭議員 登壇)
◆13番(中谷昭) ただいま議題となりました
議会議案第20号大阪・
泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める
意見書の件につきまして、
提出者を代表いたしまして
趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「
議会議案第20号 大阪・
泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める
意見書(案) 5月19日、大阪地方裁判所は大阪・泉南アスベスト被害について、国の規制権限不行使の責任を明確に認める判決を下した。 原告らは判決直後から、病苦を押して上京し、国に対して控訴を断念し一日も早く解決するよう連日の要請行動を行った。 主務官庁である
厚生労働大臣や環境大臣は原告らの要請を受け止め、控訴断念の意向を表明したが、最終的に国は原告らの期待と信頼を裏切り、「判断する時間が足りない」などとして控訴を行った。 原告らは病気の重篤化と高齢化により、泉南アスベスト国家賠償の早期解決を強く求めている。「生きているうちに解決を」は原告らの当然の、そして譲ることができない切実な願いである。 今秋11月からは控訴審の審理も始まる。国がいたずらに解決を遅らせることなく、早期に解決を決断することを強く求める。 以上、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 平成22年10月1日
泉大津市議会」 なお、送付先は、衆議院議長、参議院議長、
内閣総理大臣、
厚生労働大臣、環境大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。 本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 なお、ただいま議決いただきました
意見書につきましては、直ちに関係大臣等に対しまして送付いたしますので、よろしくご了承をお願いいたします。
------------------------------
○議長(
吉村譲) 以上で、本
定例会に付議された議案はすべて議了いたしました。よって、直ちに閉会いたしたいと存じますが、閉会に当たりまして、市長よりあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。はい、市長、どうぞ。 (
神谷昇市長 登壇)
◎市長(神谷昇) 議長のお許しを賜りまして、
泉大津市議会平成22年第3回
定例会の閉会に当たりまして、お礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。 去る9月14日から本日まで18日間にわたります会期の中で、ご提案を申し上げました諸案件につきましては、いずれも慎重なご審議のもと、議員皆様方の深いご理解によりまして、それぞれすべてご可決、ご承認を賜りましたことを心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、本
定例会並びに
決算審査特別委員会の審査の過程におきまして、承りました議員皆様方からの貴重なご意見、ご要望につきましては、深く意にとめまして、あれもこれもとはいきませんけれども、集中と選択をしながら、そしてまた
財政状況を見ながら一つでも市政に反映をしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 この平成21年度の決算におきましては、
一般会計におきまして、36億円を超える償還であります。そして、松之浜駅前開発の借金が平成22年で済むわけでございまして、それが減ってきた21年度、ところが
泉大津の駅前の地下駐車場に対して3億円も投入しなければいけない。一つが終わりかけたらまた一つ、まさに借金に追われまくるというような決算状況でございますけれども、我々
理事者といたしましては、
職員一丸となってこれらに粘り強く立ち向かっていきたいというふうに思っております。 特に、
市立病院におきましては、14人の医師の大量退職に伴いまして大きな赤字を出したわけであります。これにつきましては、私は
市議会並びに市民の皆さんに深くおわびを申し上げるとともに、今後の
市立病院につきまして、最大限努力を払っていきたいというふうに思っています。 本年度からは、
泉大津の
市立病院包括委託5年の任期が切れまして、一部直営に戻しております。その直営はと申しますと、外来患者におけるレセプト点検、そして入院患者のレセプト点検におきましても、早晩、直営にして、やはりお金をもらうところ、預かるところにつきましてはダイレクトに目が届くような体制にしなければいけないということで、今努力をしておるところでございます。 きょうはまた、自動支払機が設置をされまして、この本会議が終わりますと、
市立病院に見に行きたいなというふうに思っているところでございます。これからも厳しくございますけれども、議員皆様方の一層のご支援、ご協力を心からお願いを申し上げる次第でございます。 きょうは10月1日でございまして、本市の濱八町の祭り、そしてまた片や十二町連合の祭りが近づいてまいりました。上だんじりと下だんじりがまざり合う、全国でも珍しい
泉大津の祭りが盛大に開催されるわけでございまして、私も市民の皆様とともに楽しんでいきたいというふうに思っているところでございます。 そしてまた今月は、ピンクリボンの月間でございまして、私、こうしてバッジをつけているんですけれども、
女性特有のがんの早期発見、早期治療、これを
泉大津市も今年度から積極的に取り組んでおりまして、乳
がん検診の出前講座のことも準備ができまして、また市民に広く訴えて、また市民からの要請については、乳がんに対する検診の出前講座も積極的に進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 113年さかのぼっても最大の猛暑も終わりました。ようやく朝夕もめっきり涼しくなってまいりました。きょうはすばらしい秋晴れでございます。そして、きのうは秋霖でございました。この秋霖が山の木々を一日一日と色づかせるわけでございまして、すばらしい日本の秋の到来でございます。 議員の皆様方には、これからも年末、そしてまた年始、年が明けますとすぐさま
市議会の選挙でございまして、議員皆様方には、くれぐれもご健康にご留意をいただきまして、ますますご健勝にてご活躍されますよう心からご祈念申し上げまして、本
定例会の閉会に当たりましてのお礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(
吉村譲) 市長のあいさつが終わりました。
------------------------------
○議長(
吉村譲) 以上をもちまして、平成22年
泉大津市議会第3回
定例会を閉会いたします。 長期にわたりまして慎重ご審議いただきましてまことにありがとうございました。 午前10時45分閉会
会議録署名議員 泉大津市議会議長 吉村 譲
泉大津市議会議員
田中一吉 泉大津市議会議員 高橋 登...