泉大津市議会 > 2010-10-01 >
10月01日-04号

  • "最悪期"(/)
ツイート シェア
  1. 泉大津市議会 2010-10-01
    10月01日-04号


    取得元: 泉大津市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-09
    平成22年  9月 定例会(第3回)1.平成22年10月1日午前10時泉大津市議会第3回定例会第4日を泉大津市議会議事堂に招集した。1.出席議員は次のとおりである。   1番  林 哲二         2番  堀口陽一   3番  長田 実         4番  貫野幸治郎   5番  南出賢一         6番  丸谷正八郎   7番  吉村 譲         8番  村岡 均   9番  大久保 学       10番  溝口 浩  11番  小林修平        12番  田立恵子  13番  中谷 昭        14番  小西日出夫  15番  清水 勝        16番  田中一吉  17番  高橋 登        18番  中口秋都1.地方自治法第121条の規定により本会に出席を求め出席したる者は次のとおりである。  市長       神谷 昇     副市長      小野正仁  監査委員     木野靖勇     教育長      道口源一  参与       綾城重幸     総合政策部長   大久保富夫  総務部長     堺谷要二     参与兼      根来輝明                    市民産業部長  健康福祉部長   伊藤晴彦     参与兼      生田 正                    都市整備部長  上下水道局長   上北俊賢     会計管理者    中塚 優  市立病院     白樫 裕     選・監・公・農  小林 肇  事務局長              委員会事務局長  消防長      木谷 保     教育次長     山本清志  健康福祉部理事  森口勝巳     危機管理監    川上 博  兼社会福祉  事務所長1.本会に出席せる議会事務局職員は次のとおりである。  局長       大岡 悟     次長       羽室幸男  議事調査係長   川崎直也     書記       中山裕司1.本日の議事日程は次のとおりである。  日程第1 認定第1号 平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件  日程第2 認定第2号 平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件  日程第3 認定第3号 平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件  日程第4 議案第64号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件  日程第5 議会議案第17号 21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件  日程第6 議会議案第18号 子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件  日程第7 議会議案第19号 地上デジタル放送への移行に関する意見書の件  日程第8 議会議案第20号 大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書の件1.本日の会議事件は次のとおりである。  認定第1号 平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件  認定第2号 平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件  認定第3号 平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件  議案第64号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件  議会議案第17号 21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件  議会議案第18号 子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件  議会議案第19号 地上デジタル放送への移行に関する意見書の件  議会議案第20号 大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書の件1.地方自治法第123条第2項の規定による会議録署名議員は次のとおりである。  16番  田中一吉        17番  高橋 登     ------------------------------              会議の顛末 △開議      平成22年10月1日午前10時開議 ○議長(吉村譲) おはようございます。 ただいま全員の出席をいただいておりますので、これより平成22年泉大津市議会第3回定例会4日目の会議を開きます。     ------------------------------ ○議長(吉村譲) 会議規則第80条の規定により、本日の会議録署名議員を指名いたします。 16番田中一吉議員、17番高橋登議員、以上のご両名にお願いいたします。     ------------------------------ △日程第1 認定第1号 平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件 △日程第2 認定第2号 平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件 △日程第3 認定第3号 平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件 ○議長(吉村譲) それでは、これより日程表に従い議事に入ります。 日程第1、認定第1号「平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件」、日程第2、認定第2号「平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件」並びに日程第3、認定第3号「平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」を前回に引き続き一括議題といたします。 上程3件につきましては、去る9月16日の本会議において、平成21年度決算審査特別委員会に審査を付託し、既に委員会において慎重ご審査を願っておりますので、これより審査の結果等につきまして一括委員長報告を願い、その後1件ごとお諮りいたします。 それでは、上程3件について報告願います。平成21年度決算審査特別委員会高橋委員長、よろしくお願いします。     (17番高橋登議員 登壇) ◆17番(高橋登) それでは、ただいまより、去る9月16日の本会議におきまして決算審査特別委員会に審査を付託されました認定第1号平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件、認定第2号平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件並びに認定第3号平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件につきまして、慎重に審査を行っておりますので、審査結果についてご報告申し上げたいと存じます。 まず、反対討論といたしまして、一般会計では黒字決算となったが、決算時期に特定目的基金から繰り入れをして黒字を計上している実情である。妊婦健診への助成拡大女性特有がん検診助成拡大学校校舎耐震化推進、少人数学級による教育支援等の新たな施策は一定評価をするものの、市民生活を守る取り組みが不十分である。 国民健康保険事業特別会計については、条例による保険料減免分赤字補てん分で1億円を一般会計から繰り入れるなど一定の努力を評価するが、約13億3,440万円の赤字となり、多額の赤字が経常的になっている。 介護保険事業特別会計については、保険料利用料の負担に耐えかねて保険料を支払えない人がいる状況となっているため、介護給付準備基金を活用して保険料軽減と減免の拡充、利用料減免制度創設を行うべきである。 後期高齢者医療特別会計については、保険料負担の見直しをするたびに引き上げとなり、天井知らず負担増となっている。 以上の理由により、一般会計特別会計決算に反対するとのご意見がありました。 また、賛成討論といたしまして、平成21年度決算における一般会計実質収支は約2億円の黒字となったが、特別会計においては合計30億円を超える実質収支赤字を計上しており、まだまだ気を抜けない状況が続いている。 以前より将来を見据えて、20代、30代の職員の発想や斬新な意見を積極的に取り入れ、経験豊富なベテラン職員がチェックしていくことをお願いしていたが、経済不況等の要因が重なり赤字解消は難しい状況であった。しかし、逆に言えば、景気の悪い中、赤字が膨らんでいくこともなくよく頑張っているという見方もできる。 今後、赤字を解消するには、時間はかかってもこつこつと努力を重ねる以外に手はなく、そのために職員のモチベーションを下げることなく、毎日充実して仕事がこなせるよう日々の職場環境に注意を払うことを要望し、あわせて市立病院へのさらなる人的投入民間病院等で改革に成功した人材を招聘することを要望し、すべての会計に賛成する。 平成21年度決算における実質収支では、一般会計は黒字となっているが、国民健康保険事業駐車場事業下水道事業が赤字となっており、依然として非常に厳しい状況となっている。今後の市政運営に当たっては、財政の安定確保に努め、引き続き市民の多様なニーズに対してよりよいサービスを提供できるよう、財政健全化を目指して理事者、職員が一丸となって努力することを期待して一般会計特別会計に賛成する。 水道事業会計については、漏水探知調査老朽管更新事業の計画的な推進、有収水量の向上、水道料金収納率の向上に一層努力し、経営の効率化に努めるよう要望し、病院事業会計については、医療体制も整い、病床利用率も上がってきている中で地域の中核病院としての役割を果たすため、経営健全化に向け理事者病院関係者が一丸となって運営されることを期待し、水道事業会計並びに病院事業会計に賛成する。 一般会計では、実質収支は黒字となっているが、経常収支比率公債費比率の悪化や公債費の増加が見込まれることから、財政状況は依然として厳しく、体質改善への努力が求められる。また、特別会計では恒常的に赤字が出るという構造的な問題が感じられ、病院事業会計では一般会計からの多額の繰り入れに大幅な赤字という傾向が続いており、本市における自治体病院のあり方を市民とともに考える時期が来ていると考える。 国内における市場縮小グローバル化という波の中、産業構造経済状況雇用情勢の変化など現実として迫りくる問題を真正面からとらえ、5年、10年、20年先の将来から逆算して、どのようなまちを目指すのかという明確なビジョンを持ち、マーケティングしながら的確な政策を打っていく経営感覚や将来予測能力、分析力の向上と、それに基づく市政経営を要望する。また、本市にあるフェニックスや池上曽根遺跡南海本線連立高架下事業や地政学的に恵まれた条件を生かし開花させる取り組みを進め、理事者職員一丸となって強い泉大津市を地道につくり上げていくことを要望し全会計に賛成する。 地方財政健全化に係る平成21年度財政指標で、特に注視しなければならないのは、連結実質赤字比率が前年より悪化したことと、市立病院事業会計資金不足比率が発生したことである。 また、一般会計の中でも経常収支比率が100%を上回り、財政の硬直化はさらに進んでいる。病院事業会計では、一般会計からの追加支援がなければ資金不足比率経営健全化基準を上回り、連結実質赤字比率泉大津経営指針の目標値を上回ることがうかがえるような状況となっており、一つの目標である普通会計の黒字の範囲内でぎりぎりの対応をした結果となっている。 決算審査の中で行ったごみ有料化に伴う減量化への試みや建物の耐震化事業、税金・保険料滞納世帯への徴収努力など行政が負わなければならない事業展開への確認と要望や、水道事業における収益減に対する対策強化病院事業における経営改革プラン見直し等、各会計への考え方や意見、要望をお願いして全会計に賛成とする。 水道事業会計については、受水単価の安い泉北水道からの実績受水割合を確保し、漏水対策の強化で有収率を上げ、効率のよい水道事業の推進に努力するよう求め、病院事業会計については、今後も医師や看護師の確保に努力をしていただき、院長、医師、技師等スタッフ事務局職員が一丸となり、患者数の回復と財政健全化取り組み、患者や市民から信頼と安心、期待の高まる公立病院市立病院として継続されるよう求め賛成するとのご意見がありました。 そこで、委員会といたしましては、討論を終結し、採決を行いましたところ、認定第1号平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件については賛成多数で、また認定第2号平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件及び認定第3号平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件については、全会一致をもちまして認定することに決した次第であります。 以上、本委員会の審査結果につきましての報告を終わりますので、本会議におかれましてもご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(吉村譲) 上程3件についての委員長報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) ないようでありますので、質疑を終結し、討論に入ります。討論はありませんか。中口議員。 ◆18番(中口秋都) 日本共産党を代表しまして、ただいま報告のありました2009年度一般会計特別会計並びに水道事業市立病院事業会計決算認定について、改めて意見を申し上げます。 一般会計では、実質収支約1億9,620万円の黒字決算でした。黒字とはいえ、決算期福祉基金などの目的基金から約6億4,858万円を繰り入れを行い、黒字を計上しているのが実情です。厳しい状況の財政は、国の三位一体改革で削減された地方交付税を回復するなど、より地方財源の確保を国に求めることです。そして、雇用報酬、年金など収入が減額している市民生活を支える施策重点市政運営を求めます。 今後、少子化、高齢化傾向が予測されているもとで、子育て支援において乳幼児医療費助成府下自治体の多くが実施している。せめて小学校就学前まで対象を引き上げるよう求めます。また、就学援助制度において、他市にない家賃規制等の規制は撤廃すべきです。 特別養護老人ホームへの入所待機者解消に引き続き努力を求めます。 福祉タクシー券は、券の交付を減らすだけでなく、人工透析を行わなければ命にかかわる事情にあるなどは、交付枚数をもとに戻すべきであります。 同和問題の解決は意識の融和であり、同和差別の啓発もなくすことです。同和関係事業費は、市民生活に生かすべきです。 穴師プールは、代替施設ができるまで現状を維持すべきです。 妊婦健診への女性支援の拡大、また女性特有がん検診への一定の助成拡大、そして学校校舎耐震化推進、少人数学級による教育支援等の新たな施策は一定評価するものの、市民生活を守る取り組みが不十分であることを申し上げます。 次に、国民健康保険特別会計は、保険料が被保険者の重い負担となっています。滞納世帯は17.8%、累積滞納額は9億6,500万円余りでございます。実質収支は、約13億3,440万円の赤字です。多額の赤字が経常的になっています。条例による保険料減免分、また赤字補てん分で1億円を一般会計から繰り入れを行うなど一定の努力を評価いたします。しかし、重い負担の保険料を払える保険料に引き下げない限り、国民健康保険特別会計の展望はありません。国の責任として、国民皆保険のかなめとなる国保事業への国負担引き上げを国に引き続き求めてください。 次に、介護保険特別会計は、次期介護保険料見直し時に保険料を安くするよう2億円余りの介護給付準備基金を活用するとしていますが、基金は過去の1号被保険者保険料が結果として取り過ぎであったために累積しているものです。この基金の活用で、保険料軽減と減免の拡充、また利用料減免制度創設を行うべきです。また、3年ごとに見直す介護保険料の被保険者負担は、限度とも言われて報道されている基準保険料が月額5,000円の現実味が出てきています。保険料利用料の負担に耐えかねて介護保険料の支払いができないという方もいます。払える保険料、そして必要な介護サービスが受けられるために、介護保険においても国負担引き上げを求めてください。 次に、後期高齢者医療制度も、本制度が存続する限り保険料負担の見直しのたびに引き上げ天井知らず負担増です。また、年齢による医療差別のこの制度は、政府に撤回を求めるべきであります。 以上申し上げ、一般会計特別会計決算認定に反対いたします。 また、水道事業会計市立病院事業会計は、委員長報告をいただきましたように、それぞれの会計決算認定に賛成とします。 以上です。 ○議長(吉村譲) 他に。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) ないようでありますので、以上で討論を終結し、ただいまより1件ごとにお諮りいたします。 まず、認定第1号「平成21年度泉大津一般会計及び特別会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件、反対のご意見がありますので、起立により採決いたします。 本件、認定することに賛成の方はご起立願います。     (起立者多数) ○議長(吉村譲) 起立多数であります。よって、認定することに決定いたしました。 次に、認定第2号「平成21年度泉大津水道事業会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって本件、認定することに決定いたしました。 次に、認定第3号「平成21年度泉大津市立病院事業会計決算認定の件」についてお諮りいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。委員長報告どおり決することにご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件、認定することに決定いたしました。 △日程第4 議案第64号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件 ○議長(吉村譲) 日程第4、議案第64号「人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件」を議題といたします。議案の朗読をいたさせます。議会事務局長。 ◎議会事務局長(大岡悟) 議案を朗読いたします。 「議案第64号         人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件 次の者を人権擁護委員候補者に推薦したいので、人権擁護員法第6条第3項の規定により、市議会の意見を求める。 平成22年10月1日提出                            泉大津市長 神谷 昇                    記住所氏名生年月日泉大津市戎町2番29号初田峰子昭和24年5月15日(61歳) 理由 本市人権擁護委員山田ミネ子氏は、平成22年12月31日をもって任期満了となるので、その後任の候補者を推薦する必要がある。」 以上です。
    ○議長(吉村譲) 朗読が終わりました。 次に、理事者の説明を求めます。はい、市長、どうぞ。     (神谷昇市長 登壇) ◎市長(神谷昇) ただいま議題となりました議案第64号人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件につきまして、その提案理由につきまして、ご説明を申し上げます。 本市人権擁護委員でございます山田ミネ子氏は、平成22年12月31日をもって任期満了となりますので、その後任といたしまして、初田峰子氏を推薦いたしたく市議会のご意見を賜るものでございます。 初田峰子氏は、昭和24年5月15日生まれの61歳であり、住所は泉大津市戎町2番29号であります。同氏は、今日に至るまで泉大津市立条南幼稚園美津幼稚園楠幼稚園穴師幼稚園戎幼稚園で教頭、園長を歴任され、退職後も3年間、上條幼稚園預かり保育試行主任として勤務するなど、人権意識向上地方自治の発展に尽力され、数々の業績を残されております。 また、在職期間中、幼児の人権教育及び保護者への人権啓発に取り組んでこられました。その豊富な経験とすぐれた人格、識見は人権擁護委員としてまことに適任であると確信をしております。どうか議会におかれましても初田峰子氏を人権擁護委員候補者としてご賛同の上、ご同意賜りますよう心よりお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件につきましては、質疑、委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、委員会付託審査を省略し、これより討論に入ります。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) ないようでありますので、討論を終結し、採決いたします。 本件、同意いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって本件、同意することに決定いたしました。 △日程第5 議会議案第17号 21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件 △日程第6 議会議案第18号 子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件 ○議長(吉村譲) 次に、日程第5、議会議案第17号「21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件」及び日程第6、議会議案第18号「子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件」を一括議題といたします。 直ちに、提出議員趣旨説明を求めます。9番大久保学議員。     (9番大久保学議員 登壇) ◆9番(大久保学) ただいま議題となりました議会議案第17号21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件、並びに議会議案第18号子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件の2件につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「議会議案第17号     21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書(案) わが国の景気の現状は、好調な輸出を背景に、リーマンショック後の最悪期は脱することができた。しかしながら、依然として低成長にとどまっており、雇用情勢も新卒未就職者が数多く出るほど厳しい状況が続いている。 特に地方経済は深刻で、中小・零細企業は、デフレの影響や公共投資大幅削減の影響で長引く不況に喘いでいる。 したがって、政府は当面の景気回復のための経済対策を打つべきであり、特に地方経済の振興は国の景気対策として欠かせない。そのためには、政府が地方振興策及び地方の雇用拡充を重要な施策として取り組み、必要な公共投資を積極的に行うことで、景気対策を進めるべきである。 公共施設耐震化や、近年多発している「ゲリラ豪雨」などの災害対策は、必要な公共事業として潜在的需要が高いと考える。 このように、必要な公共投資は着実に推進すべきであり、地方経済が活性化する効果も大いに見込める。 政府におかれては、地方の雇用拡充内需振興を図る景気対策のために、真に必要とされる以下のような21世紀型の公共投資について、予算確保と執行を強く求める。                    記1 学校など公共施設耐震化に積極的に取り組み、雇用の拡充と地方経済の活性化を図ること。2 太陽光発電の設置や、介護施設の拡充といった21世紀型の公共投資を着実に促進し、内需の振興を図ること。3 老朽化した施設(橋梁、トンネル、上下水道管など)の計画的な更新・大規模修繕を積極的に推進し、地域生活の安全と地方振興に取り組むこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年10月1日                                泉大津市議会」 なお、送付先は、内閣総理大臣文部科学大臣厚生労働大臣経済産業大臣国土交通大臣であります。 続きまして、「議会議案第18号       子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書(案) HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が主な原因である子宮頸がんは、「予防できる唯一のがん」と言われている。年間約1万5,000人が新たに罹患し、約3,500人が亡くなっていると推計されているが、近年、若年化傾向にあり、死亡率も高くなっている。結婚前、妊娠前の罹患は女性の人生設計を大きく変えてしまいかねず、子宮頸がん予防対策が強く望まれている。 子宮頸がん予防対策としては、予防ワクチンを接種すること、および予防検診(細胞診・HPV検査)によってHPV感染の有無を定期的に検査し、前がん病変を早期に発見することが挙げられる。 昨年、子宮頸がん予防ワクチンが承認・発売開始となり、ワクチン接種が可能になった。費用が高額なため、一部の自治体ではワクチン接種への公費助成を行なっているが、居住地により接種機会に格差が生じることがないよう国の取り組みが望まれる。予防検診の実施についても同様に、自治体任せにするのではなく、受診機会を均てん化すべきである。 よって、政府におかれては、子宮頸がんがワクチン接種と予防検診により発症を防ぐことが可能であることを十分に認識し、以下の項目について実施するよう、強く要望する。                    記1 子宮頸がん予防ワクチン接種の実施の推進  ①予防効果の高い特定年齢層への一斉接種および国による接種費用の全部補助  ②特定年齢層以外についても一部補助の実施  ③居住地域を問わない接種機会の均てん化  ④ワクチンの安定供給の確保および新型ワクチンの開発に関する研究2 子宮頸がん予防検診(細胞診・HPV検査)の実施の推進  ①特に必要な年齢を対象にした検診については国による全部補助  ②従来から行われている子宮頸がん検診を予防検診にまで拡大  ③居住地域を問わない受診機会の均てん化3 子宮頸がんおよび子宮頸がんの予防に関する正しい知識の普及、相談体制等の整備  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成22年10月1日                                泉大津市議会」 なお、送付先は、内閣総理大臣厚生労働大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。上程2件について、質疑、討論並びに委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、上程2件は質疑、討論、委員会付託審査を省略し、これより1件ずつ採決いたします。 まず、議会議案第17号「21世紀型の公共投資の推進による景気対策を求める意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 次に、議会議案第18号「子宮頸がん予防措置実施の推進を求める意見書の件」についてお諮りいたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 △日程第7 議会議案第19号 地上デジタル放送への移行に関する意見書の件 ○議長(吉村譲) 次に、日程第7、議会議案第19号「地上デジタル放送への移行に関する意見書の件」を議題といたします。 直ちに提出議員趣旨説明を求めます。12番田立恵子議員。どうぞ。     (12番田立恵子議員 登壇) ◆12番(田立恵子) ただいま議題となりました議会議案第19号地上デジタル放送への移行に関する意見書の件につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「議会議案第19号        地上デジタル放送への移行に関する意見書(案) 2011年7月に地上テレビジョン放送は、地上デジタル放送へ完全移行し、地上アナログ放送の終了が予定されている。しかし、デジタル受信機の普及や、受信障害対策共聴施設の改修等、視聴者側の受信環境整備は、順調に進んでいないのが現状である。 総務省が5月に公表した地上デジタル浸透度調査は、地デジ対応のテレビやチューナーなどの受信機を保有する世帯は、83.8%としているが、この調査は数字が高めに出ていると、調査方法に疑問が指摘されている。 しかし、そうした調査の数字を持ってしても完全普及には依然として困難があることが示されている。同じ調査によれば、年収200万円未満の世帯は67.5%と平均を大きく下回っており、社会的弱者の情報格差が一気に拡大しかねない。 テレビ放送は、既にユニバーサルサービスとなっており、災害時における地域の安全・安心情報や選挙権を行使するための選挙報道も視聴されていることから、アナログで視聴できていた放送がデジタル化によって視聴できなくなることがあってはならない。デジタル放送への移行に伴う新たな経済的負担が困難な低所得者への支援も一部に限られており、期限内にすべての視聴者が、地上デジタル放送への受信を可能にするためには、受信機購入等にかかわる支援対象の拡大など、受信環境整備への支援をより一層充実・強化することが求められている。 よって本市議会は、国会及び政府に対し、地上デジタル放送への円滑な移行を図るため、地上デジタル放送を受信するために必要なアンテナの設置、チューナーの購入等について、低所得者に対する十分な支援策を講ずることを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年10月1日                                泉大津市議会」 なお、送付先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。 本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 △日程第8 議会議案第20号 大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書の件 ○議長(吉村譲) 次に、日程第8、議会議案第20号「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書の件」を議題といたします。 直ちに提出議員趣旨説明を求めます。13番中谷昭議員。はい、どうぞ。     (13番中谷昭議員 登壇) ◆13番(中谷昭) ただいま議題となりました議会議案第20号大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書の件につきまして、提出者を代表いたしまして趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。「議会議案第20号          大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の一日も早い解決の決断を国に求める意見書(案) 5月19日、大阪地方裁判所は大阪・泉南アスベスト被害について、国の規制権限不行使の責任を明確に認める判決を下した。 原告らは判決直後から、病苦を押して上京し、国に対して控訴を断念し一日も早く解決するよう連日の要請行動を行った。 主務官庁である厚生労働大臣や環境大臣は原告らの要請を受け止め、控訴断念の意向を表明したが、最終的に国は原告らの期待と信頼を裏切り、「判断する時間が足りない」などとして控訴を行った。 原告らは病気の重篤化と高齢化により、泉南アスベスト国家賠償の早期解決を強く求めている。「生きているうちに解決を」は原告らの当然の、そして譲ることができない切実な願いである。 今秋11月からは控訴審の審理も始まる。国がいたずらに解決を遅らせることなく、早期に解決を決断することを強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年10月1日                                泉大津市議会」 なお、送付先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣厚生労働大臣、環境大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉村譲) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。 本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。     (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(吉村譲) 異議なしと認めます。よって、本件は可決することに決定いたしました。 なお、ただいま議決いただきました意見書につきましては、直ちに関係大臣等に対しまして送付いたしますので、よろしくご了承をお願いいたします。     ------------------------------ ○議長(吉村譲) 以上で、本定例会に付議された議案はすべて議了いたしました。よって、直ちに閉会いたしたいと存じますが、閉会に当たりまして、市長よりあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。はい、市長、どうぞ。     (神谷昇市長 登壇) ◎市長(神谷昇) 議長のお許しを賜りまして、泉大津市議会平成22年第3回定例会の閉会に当たりまして、お礼のごあいさつを申し上げたいと存じます。 去る9月14日から本日まで18日間にわたります会期の中で、ご提案を申し上げました諸案件につきましては、いずれも慎重なご審議のもと、議員皆様方の深いご理解によりまして、それぞれすべてご可決、ご承認を賜りましたことを心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、本定例会並びに決算審査特別委員会の審査の過程におきまして、承りました議員皆様方からの貴重なご意見、ご要望につきましては、深く意にとめまして、あれもこれもとはいきませんけれども、集中と選択をしながら、そしてまた財政状況を見ながら一つでも市政に反映をしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 この平成21年度の決算におきましては、一般会計におきまして、36億円を超える償還であります。そして、松之浜駅前開発の借金が平成22年で済むわけでございまして、それが減ってきた21年度、ところが泉大津の駅前の地下駐車場に対して3億円も投入しなければいけない。一つが終わりかけたらまた一つ、まさに借金に追われまくるというような決算状況でございますけれども、我々理事者といたしましては、職員一丸となってこれらに粘り強く立ち向かっていきたいというふうに思っております。 特に、市立病院におきましては、14人の医師の大量退職に伴いまして大きな赤字を出したわけであります。これにつきましては、私は市議会並びに市民の皆さんに深くおわびを申し上げるとともに、今後の市立病院につきまして、最大限努力を払っていきたいというふうに思っています。 本年度からは、泉大津市立病院包括委託5年の任期が切れまして、一部直営に戻しております。その直営はと申しますと、外来患者におけるレセプト点検、そして入院患者のレセプト点検におきましても、早晩、直営にして、やはりお金をもらうところ、預かるところにつきましてはダイレクトに目が届くような体制にしなければいけないということで、今努力をしておるところでございます。 きょうはまた、自動支払機が設置をされまして、この本会議が終わりますと、市立病院に見に行きたいなというふうに思っているところでございます。これからも厳しくございますけれども、議員皆様方の一層のご支援、ご協力を心からお願いを申し上げる次第でございます。 きょうは10月1日でございまして、本市の濱八町の祭り、そしてまた片や十二町連合の祭りが近づいてまいりました。上だんじりと下だんじりがまざり合う、全国でも珍しい泉大津の祭りが盛大に開催されるわけでございまして、私も市民の皆様とともに楽しんでいきたいというふうに思っているところでございます。 そしてまた今月は、ピンクリボンの月間でございまして、私、こうしてバッジをつけているんですけれども、女性特有のがんの早期発見、早期治療、これを泉大津市も今年度から積極的に取り組んでおりまして、乳がん検診の出前講座のことも準備ができまして、また市民に広く訴えて、また市民からの要請については、乳がんに対する検診の出前講座も積極的に進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 113年さかのぼっても最大の猛暑も終わりました。ようやく朝夕もめっきり涼しくなってまいりました。きょうはすばらしい秋晴れでございます。そして、きのうは秋霖でございました。この秋霖が山の木々を一日一日と色づかせるわけでございまして、すばらしい日本の秋の到来でございます。 議員の皆様方には、これからも年末、そしてまた年始、年が明けますとすぐさま市議会の選挙でございまして、議員皆様方には、くれぐれもご健康にご留意をいただきまして、ますますご健勝にてご活躍されますよう心からご祈念申し上げまして、本定例会の閉会に当たりましてのお礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(吉村譲) 市長のあいさつが終わりました。     ------------------------------ ○議長(吉村譲) 以上をもちまして、平成22年泉大津市議会第3回定例会を閉会いたします。 長期にわたりまして慎重ご審議いただきましてまことにありがとうございました。     午前10時45分閉会     会議録署名議員        泉大津市議会議長    吉村 譲        泉大津市議会議員    田中一吉        泉大津市議会議員    高橋 登...