○議長(清水勝)
田立議員。
◆12番(
田立恵子) ご説明いただきましたけれども、
地方財政健全化法の4指標、私はそれ以前の問題として、当然、
自治体病院を抱えるそれぞれの自治体にとって、その
自治体病院の経営が住民のニーズにこたえながら経営としても安定をしているのかどうかということは、いずれ
自治体本体の財政運営に影響することは当然のことであります。このことが
自治体財政健全化法の4指標ということが示される中で明らかにされているという、より明確にされているということですね。でありますからこそ、
企業会計の形式を持つ
公営企業会計としての
収支バランスを保つということが従来から求められていますし、そのための努力がされてきたというふうに思っております。 説明は、まさに病院の医業活動をより効果的あるいは効率的に行うことにより収支改善を目指すものというお話であったと思います。
自治体病院としての使命を果たすために、適切で、そして明確な目的を持った
一般会計からの繰り入れを前提とはするものの、その上で、
公営企業会計でありますから、
独立採算性を原則としているというふうに思っております。 そこで、なぜこの事業が
病院事業会計の中ではなくて、
一般会計の中の事業として予算化されるのか、その点についてお尋ねいたします。
○議長(清水勝)
白樫総合政策部長。
◎
総合政策部長(白樫裕) 議員お示しのとおり、
地方公共団体財政健全化法の全面適用を受けまして、法に示された4指標をクリアすることは本市にとってはもう至上命題でございます。そんな中、病院への繰出金は
一般会計に多大な影響を与えるものでございまして、現在、再生・
未来プランの後継計画の策定時期、さらには来年度の予算編成を踏まえまして早急に取り組むべき課題であるという判断から、そういったことも含めまして、今回全市を挙げて病院の経営の課題について検討するために総合的に判断しまして
一般会計で
補正予算を計上しましたところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(清水勝)
田立議員。
◆12番(
田立恵子) ご説明をお聞きしましても、まだ私の中では
公営企業会計の本来のあり方という点から疑問が解消いたしません。説明を聞いてもなお疑問だというよりは、むしろますます疑問だというふうに申し上げたいと思います。 今回の補正が、それにより事業の実施が行われた場合に、それが適切であって効果を上げているのかどうか、今後いずれかの時期にそれは検証されていかなければならないわけでありますが、どこで検証されるのか。それは
病院事業の中で、医業活動に伴う収益収支のその関係の中で検証されるものだというふうに思います。
市立病院におきましては、
経営改革プランを本年2月に策定し、
改革プランの期間は20年度から24年度の5年間というふうにされておりますけれども、実質的には今年度そのプランに基づく計画期間の初年度であります。本来は、
補正予算案の提案に際して、このプランに沿った
経営改革の中で何が不足しているのか、そして何を明らかにするために
行政評価事業なのか、その説明があって私は当然ではなかったかというふうに思います。
病院事業の所管の
産業厚生常任委員会に私も所属をしておりますが、事前には一切そういった説明も聞いておりません。 この
経営改革プランに基づく今の事業の実施でありますけれども、例えば一例を挙げますと、このプランの中には救急医療について、内科救急は24時間体制の二次救急、
小児科救急は輪番制による救急を実施しており、今後も引き続きこの体制を維持していくというふうにうたわれておりますが、しかしながら、病院の
ホームページを見ますと、6月18日付でありますが、6月末日、数名の
内科医退職に伴い、7月1日より内科二次
救急業務をしばらくの間、月曜から金曜の8時半から5時までというふうな
ホームページ上の記載もありまして、このしばらくの間というのがいつまでなのかというふうなこともわかりません。一方、病院の
ホームページには救急診療は24時間体制だということも引き続き掲げていただいてありますので、あくまでこれは臨時的な措置なのかというふうに受けとめますけれども、しかしながら、しばらくの間というのがいつなのかもわからない。 そういう中で、私どもはこの
経営改革プランに沿って、病院がどう安定的な事業運営をされているのかどうかということについて非常に注目をしているわけでありますから、今後におきましては、実施されるこの事業の検証の状況を適切な時期に詳細にご報告していただくこと、そのことを求めたいと思います。 以上です。
○議長(清水勝) 他に。
高橋議員。
◆17番(高橋登) ただいまの
補正予算の3号の件について質問をさせていただきたいというふうに思いますけれども、ただいま
田立議員のほうからご質問があった点で、ご答弁をいただいた分を除いて質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、確認をさせていただきたいんですけれども、
公営企業法の中で17条の2に経費の負担の原則という部分がございます。ここの中には、基本的な負担金の支出その他の方法により負担するものの項として、その性質上、
当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費、2番目に、
当該地方公営企業の性質上、能率的な経営を行ってもなおその経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難であると認められる経費。2番目に、
公営企業の
特別会計においては、その経費は、前項の規定により
地方公共団体の
一般会計または他の
特別会計において負担するものを除き、
当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てなければならないという原則がうたわれております。 そこで、従来、
経営健全化に向けた支援、経費という負担につきましては、
一般会計の
繰り出し基準の中で負担処理してきたというふうに思っておるわけでありますけれども、今回これらの手法をとらなかった理由と、特に緊急性について改めてご答弁をまずいただきたいというふうに思います。
○議長(清水勝)
白樫総合政策部長。
◎
総合政策部長(白樫裕) 同じような回答になる部分もあろうかと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、
財政健全化法の全面適用を踏まえまして、法に示された4指標をクリアするというのは市にとっては本当に至上命題でございまして、今回、こういった観点から
市立病院の経営のあり方も含めて経営の効率化、
収益向上策について、
財政健全化または
行政改革の視点から
コンサル業務の委託を行いまして提案また研究してまいりたいというふうに考えたものでございます。 また、現在、再生・
未来プランの後継計画を検討しているところでございますが、一応目標としています策定時期、また来年度の
予算編成等を踏まえますと早急に取り組むべき課題であるというふうに判断しまして、緊急にご提案を申し上げたところでございます。また、
病院会計のあり方について市を挙げて検討、研究していく必要があると考えまして、今回、
一般会計におきまして予算計上させていただいたところでございますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(清水勝)
高橋議員。
◆17番(高橋登) ただいまご答弁をいただいたわけでありますけれども、基本的に、
財政健全化法において確かに4指標示されておるんですけれども、現在の法体系の中で連結の部分が示されておるわけで、少なくとも
地方公営企業法の定める財務指標に基づいてそれぞれの
特別会計を含めてそれぞれの健全化が図られると。それの総体としての財政の健全化はもちろん必要であるんですけれども、その基本のところの部分で財務の運営があいまいになることが一番私は懸念されるところでありますけれども、特に、先ほど申し上げました
地方公営企業法の17条に規定されておる部分を原則として、特に緊急性、あるいはどうしても
一般会計で出さねばならない、そういう部分の説明責任が改めて今問われておるんだろうというふうに思うんです。 特に、何を委託するのかということが答弁の中では不明確であります、そういう意味では。だから、そういう意味では何を委託し、何を明らかにしていくのか、これが
一般会計で措置をしなくてはならない部分であるのかという、ここの部分の説明がないと、
一般会計の総務費からの繰り出しについてはちょっとやっぱり問題があるというふうに指摘をせざるを得ないと思うんです。 そこでひとつ、当然これは
コンサルに委託をするということでありますので、
コンサルからの仕様書、内容が示されるだろうというふうに思うんです。ここで大切なのは、ここの中で何を明らかにするのかという目的等が、この仕様書の中で委託の項目、内容が出されてきて、その内容が
一般会計から支出するのが適当であるというふうにされなくてはならないのではないかと。厳密にこの17条を適用するとすればそういうことになるんではないかというふうに思っておるわけですけれども、そこで、
コンサルの仕様書あるいは内容が定まった段階で当議会のほうにその内容をお示しいただけるのかどうか、この辺について再度ご答弁をいただきたいというふうに思います。
○議長(清水勝)
白樫総合政策部長。
◎
総合政策部長(白樫裕) これまで
市立病院は経営の健全化に向けてさまざまな診断、また指導を
経営改革プランを策定しまして
経営改善化に向け努力をしてきました。しかしながら、病院への繰出金は7億数千万円ということで
一般会計にも大きな影響を与えているところでございまして、今回、少し視点を変えまして、いわゆる
行財政改革の視点から、もう一度
市立病院の
収益向上方策や経営のあり方について検討できないかということで、こちらの
一般会計のほうでご提案させていただいたところでございます。 内容につきましては、先ほど申し上げましたように、
医業収益確保のために
収益改善方策を検討し、また提案できないか、さらには、これも先ほど申し上げたようにDPC、いわゆる診断群別定額払い方式の導入の可能性について検討していこう、さらには経営の
地方公営企業法の全適についての課題、問題点の整理等、業者とはこういった内容で
コンサル業務委託契約をするということで話を進めているところでございますので、よろしくお願いいたします。 仕様書については、当然、契約する際には交わしますので、お示しすることは可能かと考えております。
○議長(清水勝)
高橋議員。
◆17番(高橋登) 議会のほうに仕様書のほうができ次第、示していただくということでご確認をさせていただきたいというふうに思います。 意見で終わりますけれども、先ほどのご答弁の中では、基本的に
市立病院の
経営健全化に向けての信頼関係の部分がかなり基本にあるんではないかというふうに思います。従来、
市立病院が行ってきた
健全化策だけでは物足りないというんですか、そういう意味では問題があるというふうに受け取らざるを得ないような答弁であったんではないかというふうには思うんですけれども、いずれにいたしましても、
市立病院の健全化は大変重要な問題ではありますけれども、それはあくまでも
市立病院の独立性あるいは経営をしっかりとサポートしていくという、この姿勢が基本的に
一般会計の部分では必要であるんだろうというふうに思います。その内容については十分我々にお示しをいただいて、さらにこの件についての議論を深めたいと。 さらには、この措置がほかの
企業会計に影響を与えていくような、そういうことであってはならないだろうというふうに思います。原則は、先ほど申し上げましたように、
地方公営企業法の17条に規定されている負担の部分について、やはりきっちりと法を踏まえた上での措置が改めて大切ではないかというふうに申し上げまして、私の質問を終わっていきたいというふうに思います。
○議長(清水勝) 他に。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) ないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件、
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって、本件は
委員会付託審査を省略し、これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) ないようでありますので、討論を終結いたします。 これより採決いたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって本件、可決することに決定をいたしました。
△日程第3
議会議案第8号
経済危機対策などに伴う
地方負担の軽減を求める意見書の件
○議長(清水勝) 次に、日程第3、
議会議案第8号「
経済危機対策などに伴う
地方負担の軽減を求める意見書の件」を議題といたします。 直ちに、提出議員の趣旨説明を求めます。10番溝口議員、よろしくお願いいたします。 (10番溝口浩議員 登壇)
◆10番(溝口浩) ただいま議題となりました
議会議案第8号
経済危機対策などに伴う
地方負担の軽減を求める意見書につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。 「
議会議案第8号
経済危機対策などに伴う
地方負担の軽減を求める意見書(案) 我が国が直面している未曾有の経済危機を克服するため、政府にあっては、「
経済危機対策」を策定し、平成21年度
補正予算が成立した。この対策の中では、地方のひっ迫した財政事情を考慮し、
地方負担の軽減策なども図られており、地方における公共投資のための臨時交付金や、温暖化対策、少子高齢社会への対応、安心・安全の実現のための事業を実施する臨時交付金なども盛り込まれている。 そこで政府におかれては、地方自治体の財源確保のため、下記の点に十分配慮していただき、きめ細かな対策を講じるよう強く要請する。 記1.地域活性化・公共投資臨時交付金(1.4兆円)及び地域活性化・
経済危機対策臨時交付金(1兆円)、さらには、経済対策関連の地方自治体に配分される15の基金などの運用に当たっては、それぞれの地域の実情や創意工夫に応じて柔軟に対応できるよう配慮すること。2.消費生活相談窓口機能強化を図るため積み増しが予定されている地方消費者行政活性化基金については、人件費にも充当できるようにすること。3.臨時的に平成21年度から3カ年の財源措置が行われている基金などについて、その後の
地方負担の在り方について、十分検討を行うこと。4.平成21年度まで実施されている公債費負担軽減対策の継続や、地方税の還付加算金の在り方について、急激に悪化している地方税財源の状況を勘案して検討を行うこと。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成21年6月30日
泉大津市議会」 なお、送付先は内閣総理大臣、総務大臣でございます。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(清水勝) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定をいたしました。
△日程第4
議会議案第9号
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書の件
○議長(清水勝) 次に、日程第4、
議会議案第9号「
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書の件」を議題といたします。 直ちに提出議員の趣旨説明を求めます。12番
田立恵子議員。 (12番
田立恵子議員 登壇)
◆12番(
田立恵子) ただいま議題となりました
議会議案第9号
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。 「
議会議案第9号
新型インフルエンザ対策の強化を求める意見書(案) 世界保健機構(WHO)は6月11日、新型インフルエンザに対する警戒レベルを最高水準の「フェーズ6」に引き上げ、世界的な大流行(パンデミック)の発生を宣言すると発表した。 これに先立つ5月、日本国内においては兵庫や大阪を中心に海外渡航履歴のない国内感染者が発生し、本市においてもすでに策定した「
新型インフルエンザ対策行動計画」に基づき、住民への迅速な情報提供、24時間体制での相談の受付、感染が疑われる患者への対応等に力を注いできたところである。 現在、国内における感染者の新たな発生が減少しているとはいえ、世界的には感染者は拡大し、すでに5万5,000人を突破、日本でも秋から冬には第2波の感染の広がりと、強毒化の可能性も危惧されている。 よって、本市議会は国会及び政府に対し、国民の安全・安心を確保するために、
新型インフルエンザ対策の強化に全力を挙げることを求め、特に以下の点について強く要望する。1.
新型インフルエンザ対策に取り組む自治体に対し、十分な財政措置を行うこと。2.保健所の医師をはじめ専門職の確保など、体制拡充のための財政的支援を行うこと。3.発熱外来を開設する医療機関に、タミフル等抗ウイルス薬など十分に提供できるようにするなど支援策を講ずること。4.季節性インフルエンザワクチンの製造に加え、新型インフルエンザの予防用ワクチンを早期に開発・製造すること。5.感染拡大に伴う、国民生活や経済活動の制約によって生じる経済的な損失補償を検討すること。 以上、
地方自治法弟99条の規定により意見書を提出する。 平成21年6月30日
泉大津市議会」 なお、送付先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣であります。 以上、皆様方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(清水勝) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定をいたしました。
△日程第5
議会議案第10号 「協同労働の
協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の件
○議長(清水勝) 次に、日程第5、
議会議案第10号「「協同労働の
協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書の件」を議題といたします。 直ちに提出議員の趣旨説明を求めます。17番高橋登議員。 (17番高橋登議員 登壇)
◆17番(高橋登) ただいま議題となりました
議会議案第10号「協同労働の
協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書につきまして、提出者を代表して趣旨説明を行います。 なお、案文の朗読をもちまして説明にかえさせていただきたいと思います。 「
議会議案第10号 「協同労働の
協同組合法(仮称)」の速やかな制定を求める意見書(案) 現在の日本社会は、年金・医療・福祉などの基本的な社会制度は疲弊し、グローバル化による国際競争などで、労働環境にも大きな変化の波が押し寄せ、「ワーキングプア」「ネットカフェ難民」「偽装請負(派遣)」などに象徴されるような、「働いても充分な生活が維持できない」、「働きたくても働く場所がない」など困難を抱える人々が増大するなど、新たな貧困と労働の商品化が広がり、社会不安が深刻さを増している。 このような中、「地域の問題は、みずから地域で解決しよう」とNPOや、ボランティア団体、協同組合、自治会など様々な非営利団体が、住みやすい地域社会の実現を目指し活動している。これらのひとつである「協同労働の協同組合」は、「働くこと」を通じて、「人と人とのつながりを取り戻し、コミュニティの再生をめざす」活動を続けている。 この「協同労働の協同組合」は、働くものが出資しあい、全員参加の経営で、仕事を行う組織であるが、国内ではワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ、農村女性ワーカーズ、障害者団体など、「協同労働」という新しい働き方を求めている団体や人々を含めると10万人以上存在すると言われている。 しかし、根拠法がないなど、まだまだ社会的理解が低く、これらの活動をさらに活発にしていくためには、法制度を引き続き整備していく必要がある。 世界の主要国では、働く仲間同士が協同し、主体性を高め合い、力を発揮し合う新しい働き方=労働者協同組合(ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ)についての法制度が整備されている。 日本でも「協同労働の協同組合」の法制度を求める取り組みが広がり、1万を超える団体がこの法制度化に賛同している。また、国会では170名を超える超党派の議員連盟が立ち上がるなど法制化の検討が始まった。 だれもが「希望と誇りを持って働く」、仕事を通じて「安心と豊かさを実感できるコミュニティをつくる」、「人とのつながりや社会とのつながりを感じる」、こうした働き方と、これに基づく協同労働の協同組合は、市民事業による市民主体のまちづくりを創造するものであり、働くこと・生きることに困難を抱える人々自身が、社会連帯の中で仕事をおこし、社会に参加する道を開くものである。 上記理由により、国においても、社会の実情を踏まえ、就労の創出、地域の再生、少子・高齢社会に対応する有力な制度として、「協同労働の
協同組合法」の速やかなる制定を求めるものである。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成21年6月30日
泉大津市議会」 なお、送付先につきましては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、総務大臣、経済産業大臣であります。 以上、皆さん方のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(清水勝) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本件、質疑、討論並びに
委員会付託審査を省略いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって、本件は質疑、討論、
委員会付託審査を省略し、これより採決いたします。本件、原案可決いたしましてご異議ありませんか。 (「異議なし異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(清水勝) 異議なしと認めます。よって本件は可決することに決定をいたしました。 なお、ただいま議決いただきました意見書につきましては、直ちに関係大臣等に対しまして送付いたしますので、よろしくご了承のほどお願いいたします。
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○議長(清水勝) 以上で、本定例会に付議された議案はすべて議了いたしました。よって直ちに閉会いたしたいと存じますが、閉会に当たりまして、市長よりあいさつのための発言を求められておりますので、これを許可いたします。神谷市長。 (
神谷昇市長 登壇)
◎市長(神谷昇) 議長のお許しを賜りまして、平成21年
泉大津市議会第2回定例会の閉会に当たりまして、お礼のごあいさつを申し上げます。 去る6月18日から本日まで13日間にわたります会期の中で、ご提案を申し上げました諸案件につきまして、いずれも慎重なご審議のもと、議員皆様方の深いご理解によりましてそれぞれご可決、ご承認を賜りましたことを心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、本会議を通じまして賜りました議員皆様方の貴重なご意見、ご要望につきましては、真摯に受けとめさせていただきたいと存じます。今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますよう心よりお願いを申し上げる次第でございます。 きょうはまた特に3件の意見書を議決していただきました。中でも
新型インフルエンザ対策でございますけれども、本市といたしましては、過去の歴史的な経過を見ましても、第2波が非常にレベルアップしてくるというようなことから、最大関心事といたしまして市民の生命を守るために最大限努力をしてまいりたいと思っているところであります。 結びに、梅雨空のもと、蒸し暑い日々が続いておりますが、議員皆様方におかれましてくれぐれもお体ご自愛を賜りまして、ますますご健勝にてご活躍されますよう心よりお祈り申し上げまして、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(清水勝) 市長のごあいさつが終わりました。
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○議長(清水勝) 以上をもちまして、平成21年
泉大津市議会第2回定例会を閉会いたしたいと存じます。 長期にわたり慎重ご審議をいただき、まことにありがとうございました。 午前10時44分閉会
会議録署名議員 泉大津市議会議長 清水 勝
泉大津市議会議員 中谷 昭
泉大津市議会議員
小西日出夫...