吹田市議会 > 2022-03-23 >
03月23日-06号

  • 部落(/)
ツイート シェア
  1. 吹田市議会 2022-03-23
    03月23日-06号


    取得元: 吹田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-09
    令和 4年  2月 定例会            吹田市議会会議録6号                          令和4年2月定例会-----------------------------------◯議事日程 令和4年3月23日 午前10時開議 1 議席の変更について 2 議案第4号 吹田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 3 議案第5号 吹田市会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 4 議案第7号 吹田市介護保険法施行条例の一部を改正する条例の制定について 5 議案第8号 吹田市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 6 議案第9号 吹田市民生委員法施行条例の一部を改正する条例の制定について 7 議案第10号 吹田市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 8 議案第12号 吹田市土地開発基金条例の一部を改正する条例の制定について 9 議案第13号 千里ニュータウン地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について 10 議案第14号 吹田市消防団条例の一部を改正する条例の制定について 11 議案第19号 桃山公園の指定管理者の指定について 12 議案第20号 江坂公園及び吹田市立江坂図書館の指定管理者の指定について 13 議案第21号 吹田市立北千里児童センター、吹田市北千里地区公民館及び吹田市立北千里図書館の指定管理者の指定について 14 議案第23号 地方独立行政法人市立吹田市民病院第3期中期計画の認可について 15 議案第24号 市道路線の認定及び廃止について  +議案第36号 令和3年度吹田市一般会計補正予算(第15号)  |議案第37号 令和3年度吹田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  |議案第38号 令和3年度吹田市勤労者福祉共済特別会計補正予算(第1号) 16|議案第39号 令和3年度吹田市介護保険特別会計補正予算(第1号)  |議案第40号 令和3年度吹田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  |議案第41号 令和3年度吹田市公共用地先行取得特別会計補正予算(第2号)  |議案第42号 令和3年度吹田市水道事業会計補正予算(第1号)  +議案第43号 令和3年度吹田市下水道事業会計補正予算(第1号) 17 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算  +議案第26号 令和4年度吹田市国民健康保険特別会計予算  |議案第27号 令和4年度吹田市部落財産特別会計予算  |議案第28号 令和4年度吹田市勤労者福祉共済特別会計予算  |議案第29号 令和4年度吹田市介護保険特別会計予算 18|議案第30号 令和4年度吹田市後期高齢者医療特別会計予算  |議案第31号 令和4年度吹田市公共用地先行取得特別会計予算  |議案第32号 令和4年度吹田市病院事業債管理特別会計予算  |議案第33号 令和4年度吹田市母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算  |議案第34号 令和4年度吹田市水道事業会計予算  +議案第35号 令和4年度吹田市下水道事業会計予算 19 議案第44号 吹田市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について  +議案第16号 (仮称)南千里駅前公共公益施設整備事業契約の一部変更について  |議案第17号 佐竹千里山駅線道路改良工事請負契約の一部変更について 20|議案第18号 吹田市立小・中学校特別教室等空調設備整備事業契約の一部変更に  |      ついて  |議案第22号 包括外部監査契約の締結について  |議案第45号 教育用WindowsタブレットGIGAスクール構想対応用)  |      追加購入契約の締結について  |議案第46号 教育用iPadGIGAスクール構想対応用)追加購入契約の締  +      結について 21 議案第47号 吹田市副市長の選任について 22 議案第48号 吹田市教育委員会委員の選任について 23 議案第49号 吹田市固定資産評価員の選任について 24 市会議案第1号 介護職員の処遇改善の実施に際し、関連する事務手続の簡素化及び対象職種の拡大等を求める意見書 25 市会議案第2号 オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書 26 市会議案第3号 文書通信交通滞在費の抜本的見直しを求める意見書 27 市会議案第4号 カジノ誘致を含むIR事業に関する区域整備計画案の認定申請の中止を求める意見書   (追加) 28 市会議案第5号 痴漢被害への対策を求める意見書 29 市会議案第6号 ロシアによるウクライナ侵略行為に対し平和的解決を求める決議   (追加) 30 議席の変更について-----------------------------------◯付議事件 1 議席の変更について 2 議案第4号 吹田市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 3 議案第5号 吹田市会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 4 議案第7号 吹田市介護保険法施行条例の一部を改正する条例の制定について 5 議案第8号 吹田市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 6 議案第9号 吹田市民生委員法施行条例の一部を改正する条例の制定について 7 議案第10号 吹田市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 8 議案第12号 吹田市土地開発基金条例の一部を改正する条例の制定について 9 議案第13号 千里ニュータウン地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について 10 議案第14号 吹田市消防団条例の一部を改正する条例の制定について 11 議案第19号 桃山公園の指定管理者の指定について 12 議案第20号 江坂公園及び吹田市立江坂図書館の指定管理者の指定について 13 議案第21号 吹田市立北千里児童センター、吹田市北千里地区公民館及び吹田市立北千里図書館の指定管理者の指定について 14 議案第23号 地方独立行政法人市立吹田市民病院第3期中期計画の認可について 15 議案第24号 市道路線の認定及び廃止について  +議案第36号 令和3年度吹田市一般会計補正予算(第15号)  |議案第37号 令和3年度吹田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  |議案第38号 令和3年度吹田市勤労者福祉共済特別会計補正予算(第1号) 16|議案第39号 令和3年度吹田市介護保険特別会計補正予算(第1号)  |議案第40号 令和3年度吹田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  |議案第41号 令和3年度吹田市公共用地先行取得特別会計補正予算(第2号)  |議案第42号 令和3年度吹田市水道事業会計補正予算(第1号)  +議案第43号 令和3年度吹田市下水道事業会計補正予算(第1号) 17 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算  +議案第26号 令和4年度吹田市国民健康保険特別会計予算  |議案第27号 令和4年度吹田市部落財産特別会計予算  |議案第28号 令和4年度吹田市勤労者福祉共済特別会計予算  |議案第29号 令和4年度吹田市介護保険特別会計予算 18|議案第30号 令和4年度吹田市後期高齢者医療特別会計予算  |議案第31号 令和4年度吹田市公共用地先行取得特別会計予算  |議案第32号 令和4年度吹田市病院事業債管理特別会計予算  |議案第33号 令和4年度吹田市母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算  |議案第34号 令和4年度吹田市水道事業会計予算  +議案第35号 令和4年度吹田市下水道事業会計予算 19 議案第44号 吹田市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について  +議案第16号 (仮称)南千里駅前公共公益施設整備事業契約の一部変更について  |議案第17号 佐竹千里山駅線道路改良工事請負契約の一部変更について 20|議案第18号 吹田市立小・中学校特別教室等空調設備整備事業契約の一部変更に  |      ついて  |議案第22号 包括外部監査契約の締結について  |議案第45号 教育用WindowsタブレットGIGAスクール構想対応用)  |      追加購入契約の締結について  |議案第46号 教育用iPadGIGAスクール構想対応用)追加購入契約の締  +      結について 21 議案第47号 吹田市副市長の選任について 22 議案第48号 吹田市教育委員会委員の選任について 23 議案第49号 吹田市固定資産評価員の選任について 24 市会議案第1号 介護職員の処遇改善の実施に際し、関連する事務手続の簡素化及び対象職種の拡大等を求める意見書 25 市会議案第2号 オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書 26 市会議案第3号 文書通信交通滞在費の抜本的見直しを求める意見書 27 市会議案第4号 カジノ誘致を含むIR事業に関する区域整備計画案の認定申請の中止を求める意見書 28 市会議案第5号 痴漢被害への対策を求める意見書 29 市会議案第6号 ロシアによるウクライナ侵略行為に対し平和的解決を求める決議 30 議席の変更について-----------------------------------◯出席議員  36名    1番 泉井智弘     2番 澤田直己    3番 馬場慶次郎    4番 五十川有香    5番 池渕佐知子    6番 有澤由真    7番 石川 勝     8番 後藤恭平    9番 浜川 剛     10番 白石 透    11番 石田就平     12番 生野秀昭    13番 西岡友和     14番 川本 均    15番 木村 裕     16番 山本 力    17番 矢野伸一郎    18番 井上真佐美    19番 野田泰弘     20番 藤木栄亮    21番 里野善徳     22番 高村将敏    23番 橋本 潤     24番 斎藤 晃    25番 松尾翔太     26番 井口直美    27番 益田洋平     28番 吉瀬武司    29番 小北一美     30番 坂口妙子    31番 村口久美子    32番 山根建人    33番 玉井美樹子    34番 柿原真生    35番 塩見みゆき    36番 竹村博之-----------------------------------◯欠席議員  0名-----------------------------------◯出席説明員 市長        後藤圭二   副市長       春藤尚久 副市長       辰谷義明   水道事業管理者   前田 聡 危機管理監     中野 勝   総務部長      小西義人 行政経営部長    今峰みちの  税務部長      中川明仁 市民部長      高田徳也   都市魅力部長    井田一雄 児童部長      北澤直子   福祉部長      大山達也 健康医療部長    梅森徳晃   健康医療審議監   岡 大蔵 環境部長      道澤宏行   都市計画部長    清水康司 土木部長      舩木充善   下水道部長     柳瀬浩一 会計管理者     岩田 恵   消防長       笹野光則 水道部長      山村泰久   理事        大矢根正明 理事        岡松道哉   理事        乾  詮 理事        岸上弘美   理事        保木本 薫 理事        伊藤 登   理事        真壁賢治 教育長       西川俊孝   学校教育部長    山下栄治 教育監       大江慶博   地域教育部長    道場久明-----------------------------------◯出席事務局職員 局長        古川純子   次長        二宮清之 参事        守田祐介   主幹        井上孝昭 主査        笠井一薫   主査        板津友哉-----------------------------------     (午前10時5分 開議) ○石川勝議長 ただいまから2月定例会を再開いたします。 会議に先立ち、一言申し上げます。 去る2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。国際社会の平和と秩序を脅かし、明らかに国連憲章に違反するこの行為を断じて容認してはならず、この軍事侵攻に対し強く抗議の意を表するため、3月2日に議長名において、在日ロシア連邦大使館に抗議文を送付いたしましたことを御報告いたします。 それでは、これより会議を開きます。 議事に先立ち、一言申し上げます。 本日の会議につきましても、議員や議事説明員の座席の間隔をできる限り空けた配置とするなど、引き続き新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底する必要があると考えております。 ただし、本日につきましては、本定例会の最終日で、多数の議案の採決を予定しておりますので、この後、議席の変更を行い、全ての議事が終了するまで、一部の議員に、議事説明員側の座席に座っていただくことで、議席間の間隔を空けるとともに、採決時の議員の出入りもなくしたいと考えております。 それに伴いまして、議席の変更が承認されましたら、市長、春藤副市長、辰谷副市長、教育長以外の議事説明員には退席していただき、別室で音声傍聴するなどして待機していただくことになりますので、あらかじめ御承知願います。 なお、待機中の議事説明員が答弁などを行う際には、そのときに限り議場内に入り、あらかじめ指定いる座席において行っていただくことになりますので、よろしくお願いいたします。 次に、諸般の報告をいたします。 ただいまの出席議員は36名でありまして、病気その他の理由による欠席届出者はありません。 ただいまの議事日程はお手元に配付いたしてありますので、それにより御承知願います。 本日の署名議員を私から指名いたします。 14番 川本議員、31番 村口議員、以上両議員にお願いいたします。 これより議事に入ります。 初めに、理事者から過日の2番 澤田議員の質問に対する答弁の訂正について申出がありますので、ただいまから発言を許可いたします。危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 3月1日開催の本会議におきまして、澤田議員から頂きました築50年、旧耐震基準の高層棟はいざというときに使いものになるのでしょうかという御質問におきまして、本市で定める既存建物の耐震診断及び改修要領に基づき御答弁させていただきました。 当該要領における分類につきましてはⅠ類で相違ありませんが、目標設定につきましては当該要領に記載がないため、平成9年に定められた吹田市有建築物総合耐震設計要領の耐震安全性の目標を御答弁させていただきましたが、正しくは昭和62年策定の官庁施設の総合耐震計画標準に基づいて御答弁すべきでございました。 改めまして、Ⅰ類相当の目標設定等を御答弁させていただきますが、官庁施設の総合耐震計画標準におけるⅠ類の構造上の耐震安全性の目標では、防災拠点としての機能確保及び人命の安全確保を耐震安全性の目標とし、保有すべき性能につきましては、大地震動に対して構造耐力上支障がなく、震災後補修することなく建物を使用できるとなっております。 謹んでおわび申し上げますとともに、発言の訂正をお願い申し上げます。 ○石川勝議長 ただいま理事者から発言を訂正したい旨の申出がありましたので、許可いたします。 次に、理事者から過日の24番 斎藤議員の質問に対する答弁の訂正について申出がありますので、ただいまから発言を許可いたします。総務部長。 ◎小西義人総務部長 3月1日開催の本会議におきまして、斎藤議員から頂きました本庁舎の耐震基準における分類及び目標に関する御質問におきまして、本市で定める既存建物の耐震診断及び改修要領による目標設定についての御答弁の中で、当該要領における分類につきましてはⅠ類で相違ありませんが、目標設定につきましては当該要領に記載がないため、平成9年に定められた吹田市有建築物総合耐震設計要領の耐震安全性の目標である大地震動後、構造体の補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて、十分な機能確保が図られていることと答弁をさせていただきましたが、正しくは昭和62年策定の官庁施設の総合耐震計画標準に基づいて御答弁をさせていただくべきでございました。 改めて、Ⅰ類の目標を御答弁させていただきますが、昭和62年策定の官庁施設の総合耐震計画標準におけるⅠ類の構造上の耐震安全性の目標では、防災拠点としての機能確保及び人命の安全確保を耐震安全性の目標とし、保有すべき性能については、大地震動に対して構造耐力上支障がなく、震災後補修することなく建物を使用できるとなっております。 また、御答弁の中で、既存建物の耐震診断及び改修要領の策定時期を、平成9年度及び平成9年と申し上げましたが、正しくは平成8年であります。 謹んでおわび申し上げますとともに、発言の訂正をお願い申し上げます。 ○石川勝議長 危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 3月1日開催の本会議におきまして、斎藤議員から頂きました本庁で危機管理センターを設置する計画の見直しに関する御質問におきまして、本市で定める既存建物の耐震診断及び改修要領による目標設定についての御答弁の中で、当該要領における分類についてはⅠ類で相違ありませんが、目標設定につきましては当該要領に記載がないため、平成9年に定められた吹田市有建築物総合耐震設計要領の耐震安全性の目標である大地震動後、構造体の補修をすることなく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られていることと御答弁させていただきましたが、正しくは昭和62年策定の官庁施設の総合耐震計画標準に基づいて御答弁すべきでございました。 改めまして、Ⅰ類の目標を御答弁させていただきますが、昭和62年策定の官庁施設の総合耐震計画標準におけるⅠ類の構造上の耐震安全性の目標では、防災拠点としての機能確保及び人命の安全確保を耐震安全性の目標とし、保有すべき性能につきましては、大地震動に対して構造耐力上支障がなく、震災後補修することなく建物を使用できるとなっております。 謹んでおわび申し上げますとともに、発言の訂正をお願い申し上げます。 ○石川勝議長 ただいま理事者から発言を訂正したい旨の申出がありましたので、それぞれ許可いたします。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程1 議席の変更についてを議題といたします。 冒頭に申し上げましたとおり、議員に議事説明員側の座席も含めて、間隔を空けて座っていただき、常時、全議員が議事に参画できるようにするため、別紙、お手元に配付いたしてあります変更後の議席表のとおり議席を変更いたしたいと思います。 お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、議席を変更することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、議席を変更することに決しました。 それでは、ただいま決定いたしました議席に、それぞれ着席していただくとともに、市長、春藤副市長、辰谷副市長、教育長以外の議事説明員には退席していただきますので、しばらく休憩いたします。     (午前10時14分 休憩)-----------------------------------     (午前10時16分 再開) ○石川勝議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、日程2 議案第4号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託されました議案第4号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、非常勤の職員の育児休業及び育児部分休業の取得要件の緩和を行おうとするものであります。 委員からは 1 会計年度任用職員の育児休業の取得可能期間 2 同職員の育児休業の取得に伴う新たな同職員の任用の有無 3 育児休業中に任用期間が満了した場合の対応 4 条例の改正内容の周知方法 5 非常勤の職員が安心して働き続けることができる職場環境のさらなる推進 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第4号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第4号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程3 議案第5号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託されました議案第5号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、会計年度任用職員の期末手当の改定を行おうとするものであります。 委員からは 1 改定による期末手当の減少額 2 一般職職員の期末手当の改定時期 3 国に対し勤勉手当の創設を積極的に働きかける必要性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する賛成意見が1件あり、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第5号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) 議案第5号 会計年度任用職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、会派を代表いたしまして意見を申し述べます。 会計年度任用職員制度移行から3年がたちます。地方公務員の会計年度任用職員については、国家公務員の会計年度任用職員とは違い、期末手当のみで勤勉手当がないことが前提となります。そもそもこの手当の差があることによる課題については、引き続き改善の要求等を促すことを求めます。今回の期末手当の引下げについては、職員との均衡を図ったということは一定理解をいたします。 ただし、ほとんど同時期に政府から通知のあった新型コロナウイルス感染症に係る保育士等の処遇改善を促す通知については、様々な職種の職員が様々な形で新型コロナウイルス感染症対策に従事している中、特定の職種に限った特殊な対応が庁内の不公平につながることなど、実施するには課題が多いとの御答弁がありました。 令和4年度の一般会計予算における予算委員会での質疑におきましては、数々の職場において、新型コロナウイルス感染症の対策、子供などへの直接的な対応等のために御尽力されている方々の実態を伺うことができました。 切り分けて考えることで実現可能であったこれらの処遇改善については、実施できなかった点、現在までに提案できなかった点については反省し、例えば国の通知に対して何が課題であると感じたのか、国に対してその課題を要求するなど、実質的に処遇改善のための賃金改定につながるような動きを検討することを求めます。 また、必要に応じてその都度、会計年度任用職員の在り方を改めて議論して、仕事の質の基準をしっかりと定めていただきたい旨申し上げまして、当該条例改正については賛成をいたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第5号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程4 議案第7号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第7号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、共生型居宅サービスの事業等に係る指定の基準を定めようとするものであります。 委員からは 1 本条例改正により、共生型居宅サービスの指定を申請する事業者の見込み 2 同サービスの指定を受けた事業所から以前よりサービスを受けている利用者への影響 3 同サービスの指定を受けた事業所への指導監査の在り方 4 国において法改正された時期に本条例改正を行わなかった理由 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第7号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第7号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案どおり可決されました。-----------------------------------
    ○石川勝議長 次に、日程5 議案第8号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第8号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、個人番号の利用を行う事務を追加しようとするものであります。 委員からは 本条例改正による市民へのメリットの有無 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する反対意見が1件あり、続いて採決しましたところ、賛成者多数で議案第8号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第8号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、議案第8号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程6 議案第9号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第9号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、民生委員の定数を変更しようとするものであります。 委員からは 1 民生委員の定数を充足させる取組に市が積極的に関わる必要性 2 同委員を確保するため、定年に係る制度を柔軟に運用する検討 3 同委員の成り手不足解消に関する国の検討状況 4 中核市移行時に定数変更を行わなかった理由 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第9号を承認いたしました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第9号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程7 議案第10号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第10号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、国民健康保険法施行令の改正内容に準じ、未就学児に係る被保険者均等割額の減額措置を定めるとともに、保険料の賦課割合の改定を行おうとするものであります。 委員からは 1 被保険者均等割額の軽減措置に係る範囲の拡大を国に求めていく必要性 2 大阪府による保険料等の統一化が府内各市の現在の保険料に及ぼす影響 3 保険料の賦課権があるにもかかわらず、市独自の負担軽減策を講じないことの是非 4 法令改正に至る国での検討経過の把握 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する反対意見が1件、賛成意見が1件あり、続いて採決しましたところ、賛成者多数で議案第10号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。33番 玉井議員。   (33番玉井議員登壇) ◆33番(玉井美樹子議員) 議案第10号 吹田市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について意見を述べます。 国民健康保険の広域化を進めていくに当たり、6年間の暫定期間が設けられ、2022年度は5年目に当たります。5年目の改正で均等割と世帯割の率が逆転し、多人数世帯ほど保険料の負担が大きくなるようになります。このことへの軽減策は以前よりも求めてきましたが、独自の対策は取られることなく、今回改正の提案がされています。 今回、限度額の引上げにより、中間世帯層は保険料が抑えられてはいますが、国や大阪府に合わせて保険者としての独自の努力は人間ドックへの助成の増額など一部は見られますが、コロナ禍も重なり、生活そのものが厳しい方たちの加入が多い国民健康保険で、保険料の軽減について減免方法を知らせることになるにもかかわらず、減免を申請する用紙を同封することも全く検討しない、その姿勢はいかがなものかと思います。 単年度で黒字が続いているにもかかわらず、保険料の軽減や子供の均等割についても、国が実施する分だけでなく、子ども医療費助成と同じように18歳までにすることや事業主への傷病手当など、できることはあるはずです。賦課権を生かした独自性の発揮が見られないのは非常に残念です。 広域化により保険料を都道府県で定めているのは、47都道府県のうち大阪府のみで、大阪府が強引に進めていると言わざるを得ません。そもそもは市町村に応じた保険料の設定がされるべきで、保険料を統一するものではありません。 国も国会の審議の中で、保険料の賦課権は市町村にあるとしています。大阪府の進めるままに従っていくのではなく、特に市民の負担となる保険料について保険者として独自性の発揮を求め、条例改正には反対いたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第10号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、議案第10号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程8 議案第12号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。21番 里野議員。   (21番里野議員登壇) ◆21番(里野善徳議員) 過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託されました議案第12号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、土地開発基金の額を増額しようとするものであります。 本案に対する質問、意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第12号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第12号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程9 議案第13号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。21番 里野議員。   (21番里野議員登壇) ◆21番(里野善徳議員) 過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託されました議案第13号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、北部大阪都市計画千里ニュータウン地区地区計画に新たに追加した地区整備計画の区域内における建築物に関する制限を定めようとするものであります。 委員からは 建築が制限されない建築物の詳細 について質問がありました。 以上が質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第13号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第13号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程10 議案第14号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、財政総務常任委員会に付託されました議案第14号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、消防団員の報酬の改定等を行おうとするものであります。 委員からは 1 報酬額の設定根拠 2 本市が目標としている消防団の分団数 3 地域からの消防団設置の要望に対する方策の検討 4 千里ニュータウン地域への消防団設置に対する市の認識 5 豊中市の消防団の分団数が本市と比較して多い要因 6 学生消防団活動認証制度の活用など、消防団員のさらなる確保策を検討する必要性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第14号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第14号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程11 議案第19号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。21番 里野議員。   (21番里野議員登壇) ◆21番(里野善徳議員) 過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託されました議案第19号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、桃山公園の指定管理者にグリーンホスピタルサプライ桃山公園を、令和4年7月1日から令和24年3月31日まで指定しようとするものであります。 委員からは 1 社会情勢の変化等に伴って協定内容を変更する可能性の有無 2 指定管理者の構成員において、経営状況の悪化等により指定管理業務の継続が困難になった場合の取扱い 3 桃山公園において収益事業が成立する根拠 4 指定管理期間内において、当初に計画されていない新たな収益施設が設置される可能性 5 本公園の再整備案への市民意見の反映状況及び地元住民への丁寧な説明の必要性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第19号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) 議案第19号 桃山公園の指定管理者の指定について、会派を代表いたしまして意見を申し述べます。 当該事業については、昨年2月定例会に関係事業予算が提案されて以降、地域住民の声をはじめ、たくさんの市民や関係者の声が上がり続けて、当初の提案内容から大きく変更した案による指定管理者の選定手続となりました。 市は、今定例会でのPark-PFIに関する質疑において、これまでの公園整備の進め方に対しては反省すると御答弁され、来年度の整備予定として候補を上げている2か所の公園についてはワークショップを実施予定とされています。 進め方を反省されているのであれば、本来なら、桃山公園整備についても、一から地域住民や利用者等との対話などを実施して政策立案していくことが適切ではあります。 今回のように、様々な立場のたくさんの市民の方からの当該事業の進め方や公園内の内容について批判の声が上がり、当該事業の指定管理者選定に至ったことは、市民が実情を訴え、声を上げたことによる成果であると同時に、市長の市民の声を聞く姿勢もしかりですが、市の職員の方々の市民の声を聞く姿勢が問われた案件だと思っています。なお、この事業だけに限りません。 改めて、吹田市職員の方々は、入庁時に宣誓をされた、地方自治の本旨を体するとともに公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、吹田市住民の奉仕者として誠実かつ職務を執行することという自覚をしっかりと持っていただきたいことを改めて求めておきます。 また、指定管理者候補事業者からの提案内容については、例えば当計画について、遊具公園を池のすぐそばに設置することによる水鳥への影響を懸念する意見や、トンボの産卵場所や幼虫の隠れ家になるなどして水草の保全の必要性、水面清掃船についての稼働と水鳥の飛来に対する工夫の必要性を求める御意見も、環境保全活動をされている方々などから既に伺っています。さらには、生物多様性の保全の推進を掲げておられますが、生物多様性に関して具体的なことは何も書かれていません。 市長が出席された、1回のみ行われた説明会において提案された内容後も、事業者提案の内容は大きく変更されている点があります。さきに述べました市民の方々の声も含めまして、今後、まずは当該計画内容について、市の責任の上、事業者同席で提案事業内容案について地域住民の説明会を開くこと。そして、実施設計が行われるまでに、議会で市自ら発言をされました進め方の反省の下、市民ワークショップを行うなど、積極的に市民の意見を聞き、市民、利用者と共に考え、桃山公園の在り方を導き出す努力を強く求めまして、当該事業者の指定については賛成をいたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第19号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第19号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程12 議案第20号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。21番 里野議員。   (21番里野議員登壇) ◆21番(里野善徳議員) 過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託されました議案第20号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、江坂公園及び吹田市立江坂図書館の指定管理者にグリーンホスピタルサプライ江坂公園を、令和4年7月1日から令和24年3月31日まで指定しようとするものであります。 委員からは 1 江坂公園の運営等に関する協議会を設置し、市民参画を図る必要性 2 指定管理期間内において、収益施設に関し当初の計画にはない業態変更や新設を行う可能性 3 江坂公園と同様に、指定管理者制度の導入が検討されている桃山公園との制度導入後の公園の在り方の相違点 4 指定管理者による年齢や障がいの有無に関係なく利用できるインクルーシブ遊具の導入の可能性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第20号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇) ◆3番(馬場慶次郎議員) 議案第20号 江坂公園及び吹田市立江坂図書館の指定管理者の指定について、会派を代表して意見を述べます。 まず、地方自治法上の指定管理の導入に当たっては、その設置の目的が現実、具体的にどのような形で効果的に達成されると見込まれるのか、それを達成するための手段として、指定管理者制度がいかなる理由から必要とされているのか等について、客観的な証拠に基づいて検証しなければいけない点などを指摘してきたところです。 当該議案は、指定管理事業者の指定ではありますが、その前提として、図書館の独自目的等の設定について担当者に確認をすると、江坂図書館については、江坂公園との一体とした事業の展開も行われる予定であり、令和4年度中に策定の基本構想の中で、設置目的等、江坂図書館の内容も精査し、設置目的については条例提案の手続等も検討しているとのことでした。 同じく公園の中に図書館がある健都ライブラリーは、条例にて明確に目的を設定されています。江坂図書館の供用開始は来年3月を予定しているとのことです。供用開始までには当該図書館独自の設置目的を確実にし、条例に明記することを改めて求めます。 なお、当該事業者の事業計画においては、事業提案の内容に、PFI事業施設を5年から7年をめどに業態替えを行うと書かれておりますが、このままの指定管理機能を保つことが可能なのかなど、今後の展開についても市の責任において、十分に注視する必要があります。 また、図書館の指定管理事業者の業務内容は、現状の窓口委託をしている内容と大きく変更はないと聞いていますが、他の図書館の委託事業者とは異なるため、適切な対応となるよう、十分な人材の配置などを求めます。そして、閉館中の臨時窓口の開設場所や形態により、利用者を具体的にどのようにフォローできるのか、地域住民に寄り添った対応を求めます。 さらに、3か月に1回は開かれるとされている公園協議会をはじめ、必要なタイミングで地域住民との対話を十分にしながら、利用者である市民と共につくり上げていくこと、例えば図書館については別途部会を立ち上げるなど、図書館が指定管理となる独自の運営目的や方針を決めておくこと等を求め、当該事業者の指定については賛成いたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第20号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第20号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程13 議案第21号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、文教市民常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。16番 山本議員。   (16番山本議員登壇) ◆16番(山本力議員) 過日の本会議におきまして、文教市民常任委員会に付託されました議案第21号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、吹田市立北千里児童センター、吹田市北千里地区公民館及び吹田市立北千里図書館の指定管理者にTRC北千里共同事業体を、令和4年8月1日から令和9年3月31日まで指定しようとするものであります。 委員からは 1 選定目的により合致した職種から選定委員会委員を選出する必要性 2 指定管理者候補者が予定している採用計画及び人材定着の方策 3 指定管理者による運営の継続性を担保する市の考え方 4 指定管理者の第三者モニタリングを選定委員会が行うことの妥当性 5 第三者モニタリングに客観性を確保するため、外部委員や施設利用者による評価を導入する必要性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する賛成意見が1件あり、続いて採決いたしましたところ、全員異議なく議案第21号を承認いたしました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第21号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第21号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程14 議案第23号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第23号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、地方独立行政法人法の規定に基づき、地方独立行政法人市立吹田市民病院第3期中期計画を認可しようとするものであります。 委員からは 1 小児医療を取り巻く環境の変化を計画へ反映させる必要性 2 地域医療のネットワーク構築における市民病院の役割 3 経営改善に係る具体的な取組内容 4 旧市民病院跡地の売却に係る市の支援 5 本計画における目標の達成状況と市からの運営費負担金との関係 6 本計画策定において市民ニーズを把握し、反映させる検討過程 7 市民病院が議会の意見をどの程度把握しているかについての市の認識 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第23号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第23号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第23号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程15 議案第24号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。21番 里野議員。   (21番里野議員登壇) ◆21番(里野善徳議員) 過日の本会議におきまして、建設環境常任委員会に付託されました議案第24号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、道路法の規定により、古江台51号線ほか30路線を認定するとともに、垂水町55号線ほか3路線を廃止しようとするものであります。 委員からは 1 路線の認定基準 2 開発行為に伴わない路線認定の割合 3 認定する二つの路線間に、市道路線ではない道路が存在する理由 4 路線の認定において、当該道路全域を一括で認定せず、部分的に認定したことの是非 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第24号を承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第24号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第24号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程16 議案第36号から議案第43号までを一括議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託されました議案第36号から議案第43号までについて、審査しました経過並びに結果を一括して報告いたします。 議案第36号は、令和3年度吹田市一般会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ7億655万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,602億7,483万円に、議案第37号は、令和3年度吹田市国民健康保険特別会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ1億6,694万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ342億1,017万3,000円に、議案第38号は、令和3年度吹田市勤労者福祉共済特別会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ458万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,361万1,000円に、議案第39号は、令和3年度吹田市介護保険特別会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ2億3,850万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ296億5,254万5,000円に、議案第40号は、令和3年度吹田市後期高齢者医療特別会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ783万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ57億2,826万8,000円に、議案第41号は、令和3年度吹田市公共用地先行取得特別会計補正予算案であり、歳入歳出それぞれ26億8,331万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8,988万6,000円に、議案第42号は、令和3年度吹田市水道事業会計補正予算案であり、収益的収入を3,846万7,000円を追加し、82億6,149万5,000円に、収益的支出を1億4,346万3,000円を減額し、63億6,857万4,000円にするとともに、資本的支出を5億815万7,000円を減額し、40億3,197万6,000円に、議案第43号は、令和3年度吹田市下水道事業会計補正予算案であり、収益的収入を3,207万1,000円追加し、97億2,132万9,000円に、収益的支出を2億8,566万1,000円減額し、85億234万4,000円にするとともに、資本的収入を269万7,000円減額し、28億2,009万8,000円に、資本的支出を7,190万9,000円減額し、63億6,521万5,000円にそれぞれしようとするものであります。 各分科会での審査の後、本委員会において、本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第36号から議案第43号までを承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第36号から議案第43号までを採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第36号から議案第43号までは原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程17 議案第25号を議題といたします。 理事者から原案の一部修正について申出がありますので、ただいまから説明を受けることにいたします。春藤副市長。   (春藤副市長登壇) ◎春藤尚久副市長 御上程いただきました議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算の原案の一部修正について御説明を申し上げます。 本件につきましては、予算常任委員会での御意見、御指摘を踏まえ、危機管理センターの設置及び市民課業務の一部委託につきまして、見直しを行いますことから、関連する予算の修正をお願いするものでございます。 危機管理センターの設置につきましては、危機管理室所管分の合計額1億9,513万5,000円を7,894万円に減額いたします。発災時の迅速な初動体制確保のための関連諸室の常設化、ワンフロア化のみ実施することとし、それ以外の経費1億1,619万5,000円を減額するものでございます。 市民課業務の一部委託につきましては、令和4年度から令和7年度までの委託料等の関連経費について、全額を減額するものでございます。 それでは、お手元の原案の一部修正についてを表題としております資料の3ページ、令和4年度吹田市一般会計予算及び予算説明書原案修正表に沿いまして御説明を申し上げます。 4ページの原案、5ページの修正案をお願いいたします。 各ページとも左端に記載しております議案書のページの欄の順に従い、御説明を申し上げます。 まず、議案書1ページの欄、原案の令和4年度吹田市会計別歳入歳出予算一覧表のうち、一般会計の行で、本年度予算額の列1,512億9,445万円とありますものを1,511億1,278万8,000円に、比較の列105億3,372万円とありますものを103億5,205万8,000円に、合計の行で本年度予算額の列2,281億8,666万6,000円とありますものを2,280億500万4,000円に、比較の列118億8,265万円とありますものを117億98万8,000円にそれぞれ修正をお願いするものでございます。 次に、議案書5ページの欄、原案の議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算、第1条で、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1,512億9,445万円と定めるとありますものを、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1,511億1,278万8,000円と定めるに修正をお願いするものでございます。 次に、議案書9ページの欄、原案の第1表 歳入歳出予算の歳入の表のうち、第18款 繰入金、第1項 基金繰入金の行で、金額の列104億4,628万円とありますものを103億8,081万8,000円に、第20款、第1項 市債の行で、金額の列70億950万円とありますものを68億9,330万円に、歳入合計の行で、金額の列1,512億9,445万円とありますものを1,511億1,278万8,000円にそれぞれ修正をお願いするものでございます。 次に、議案書10ページの欄、原案の歳出の表のうち第2款 総務費の行で、金額の列148億4,752万円とありますものを147億8,205万3,000円に、第3項 戸籍住民登録費の行で、金額の列13億9,996万円とありますものを13億3,449万3,000円にそれぞれ修正をお願いするものでございます。 次に、議案書11ページの欄、第9款、第1項 消防費の行で、金額の列52億6,800万3,000円とありますものを51億5,180万8,000円に、歳出合計の行で、金額の列1,512億9,445万円とありますものを1,511億1,278万8,000円にそれぞれ修正をお願いするものでございます。 6ページ及び7ページをお願いいたします。 議案書12ページ及び13ページの欄、原案の第2表 債務負担行為の表のうち、市民課窓口等業務の行を全て削除するものでございます。 次に、議案書22ページ及び23ページの欄、原案の第3表 地方債の表のうち、消防防災施設設備整備事業の行で、限度額の列5億1,010万円とありますものを3億9,390万円に修正をお願いするものでございます。 次の、議案書26ページ及び27ページの欄、歳入歳出予算事項別明細書以降につきましては、原案修正表のとおりでございます。 以上、よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) ただいま修正としてされました議案につきまして、市民と歩む議員の会を代表いたしまして、1回目の質問を行います。 予算委員会での動議提出後、市長は一度も意向の確認に来られませんでした。少なくともうちの会派は、市長から意向は求められていません。これら組替え動議に至るまで、各議員から市長に対して様々な御意見、予算委員会または一部の議員の方は市長と直接的にもお話をされていました。残念ながら、市長はそれに全くお答えにならなかったため、市長の16日に言われました民主的な手続を経て、委員会での組替え動議の採決に至りました。 このたび、市長修正案を御説明に来られた執行部の職員の方々には、私たちの意図が伝わっていない旨伝えていますが、それを市長に伝えるとのことでしたが、今日に至るまで伝わっていないと言わざるを得ません。もはや職員の方々は気の毒であるとさえ思います。後藤市長自身の議会との向き合い方には大変遺憾であることを冒頭に申し上げまして、以下、質問をいたします。 1点目、組替え動議の趣旨をどのように理解をされたのですか。 2点目、市長の予算委員会での発言に、全ての皆さんが全削除なのか、それともそれまで議論のありましたオーバースペックなのか、全部が全部ではなくて、今回、移転するときに適切に3階に移るべしという御意見もお聞きしているとの御発言がありましたが、その意見については、市長はいつの段階で誰からお聞きになられた発言なのでしょうか。 3点目、同じく市長は動議を出された皆さんの御意見を個別にまたお聞きしまして、23日まで再度検討し、提案をしたいと言われていました。しかし、先ほども述べましたが、うちの会派には先に意向の確認はなく、既に市長案予定として次の日の夕方頃に危機管理監から最終形態と同じ内容の打診が、内容の案の説明がありました。 市長は、16日予算委員会終了以降、市長御本人が提案議員の誰かに、この動議の趣旨に関する意向は聞かれたのでしょうか。また、各議員の意向確認をするために、具体的に、いつ、誰にですね、どのような指示をされたのか、お答えください。 4点目、委員会にて提出した当該動議の内容は、危機管理センター設置に係る事業予算の削除を求めていますが、一部のみ削除した修正案を提案されています。この修正内容の意図をお答えください。 以上、1回目の質問を終わります。 ○石川勝議長 危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 まず、組替えを求める動議の趣旨をどのように理解しているのかにつきましては、動議の可決を尊重し、改めて賛同された議員の方々へ趣旨を確認させていただいた上で、現状における最善の案を提案する必要があると理解したものでございます。 次に、市長の発言はいつの段階で誰から聞いたものかにつきまして、まずは担当から御答弁申し上げます。 今回、危機管理センター設置に関しましては、本会議や予算常任委員会財政総務分科会における議論を通じて各議員から多くの御意見や御質問を頂戴いたしました。市長におかれましても、分科会の中継を御覧になられた上での御発言であるというふうに思っております。 次に、各議員の意向確認をするために、具体的にどのような指示を出されたのかにつきまして、まず担当から御答弁申し上げます。 市長から具体的な指示は特段なく、動議可決後の市長の御発言を踏まえ、我々のほうで各議員の意向確認をさせていただいたものでございます。 最後に、危機管理センター設置に関する予算の修正内容の意図について御答弁申し上げます。 修正内容につきましては、動議の提出を受け、我々のほうで賛同されました議員の方々の趣旨をお聞きする中で、様々な御意見を頂きましたが、本部機能の立ち上げに約3時間を要すること、災害対応オペレーションルームと危機管理室執務室等が離れていることなどの課題につきましては、おおむね共通理解を持つことができたと考えましたことから、初動体制の早期構築に必要となる諸室の常設化、ワンフロア化に関する予算のみを提案させていただいたものでございます。 なお、設置場所につきましては、現時点では当初提案どおり高層棟3階で考えております。 以上でございます。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 何点か頂いております。 まず初めに、当たり前の話ですが、私は執行機関として行政機関の長である市長としてお答えを申し上げます。 まず、いつ、誰からというお話でしたが、予算常任委員会の分科会の御議論は、ただいま御答弁ありましたように中継でお聞きをしておりました。 次に、動議の趣旨は事前にはお聞きはしておりません。 3点目ですが、各議員の御意向を事前にある程度確認、御確認をするそのことは、行政として通常の議会対応であり、あえて私が指示をする必要がないものでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) 許可を頂き、2回目の質問を行います。 まず、市長が予算分科会の傍聴をされていたということでした。それにもかかわらず、安全性を担保するための再調査の必要性を求める御意見、またそのやり取りのところは御覧いただいていないのか、記憶にないくらい、重要と考えておられなかったことは誠に残念です。 また、自治基本条例にて、市政の課題に適切に対処するために、市長の補助機関である職員を適切に指揮監督する責務が市長には求められています。事前に確認することをあえて指示はしていないというような御答弁でしたが、今回ですね、市長の特段の指示はなく、市長の思いを発言、この場で発言された思いから忖度して議員の意向確認をされたとの御答弁がありました。市長は、この組替え動議を受けてそれに対する思いを、なぜ担当部局の職員の皆さんと共有されなかったのでしょうか、その理由について市長からお答えください。 次に、1点目のお答えにありましたけれども、組替え動議の後、最終形態と同じ市長案を打診に来られた危機管理監とお話をさせていただいた中では、私どもは本部体制設置まで3時間かかることや、執務室等が離れていることが課題だというようなことは発言はしておりません。それを理由に予算削除の動議を提出、賛同したわけではありません。 このような御答弁をされるのは、本当に我々会派の意見は尊重されていないんだなと落胆をいたしております。案を出されるまでに、先に私たちへの意向確認をされず、また持ってこられた案に対して私たちは意見を言っているにもかかわらず、その共通認識の意見に入っていない、意見とされていない内容を先ほど御答弁されていますので、誠に残念ではありますが、この場をお借りいたしまして、私たちの組替え動議が必要だと判断した提案・賛同理由の概要を述べます。 既に予算の討論のときにも、市長案の打診のときにも口頭でお伝えはしておりますが、私たちが御答弁を伺う限り、その提案・賛同者にもなっていないことになっている、もしくは様々な意見の部類とされているようのですので、激しい憤りを抑えて申し上げます。 私たちの主張は、高層棟3階への設置は、耐震性など客観的なデータ、根拠が明らかになっていないことが答弁等で明らかになりました。他の場所も含め、耐震性や安全性に係る詳細の調査を実施し、再検討するため、一旦、関係する関連予算を全て削除する、です。 本日、市長が修正案として提案された内容では、私たちが動議で求めていることは一切解決されません。これについては、どなたが聞いても御理解いただけると思います。 市長は予算委員会での組替え動議を、もちろん民主的な手続において、過半数を超える委員の皆さん方から御意見を頂き、可決されたことをしっかりと尊重させていただくと言われました。また、個々に意見を聞かれるとも言っておられました。当該修正案では解消されないこの課題を解決するための努力は今後していただけるのでしょうか。このまま私たちの意見は、その場にいなかった、なかったことにされるのでしょうか、お答えください。 4点目の質問のお答えに対して質問申し上げます。 また、最終案を持って来られたときの御説明では、当該修正内容に該当するものは、どこの場所でも必要であるから残したと、今のこの最終提案の内容ですね、との御説明がありました。しかしながら、先ほどの御答弁では、現在では、従来どおり高層棟3階を予定しているとのことでした。そのときの説明と御答弁が変わっており、説明に来られたときはその場しのぎの発言であったのかと、こちらの危機管理センター設置に関して真剣な思いを踏みにじられているようで、本当に遺憾です。 また、高層棟3階に設置することは変わらないというのであれば、組替え動議提出の趣旨を予算が高額だから減額すべしと、矮小化されていることになり、困惑を通り越し、もはや受け入れ難いです。 さらに、御答弁にありました初動体制の早期構築の必要性については、吹田市は既に平成30年12月にできた業務継続計画(BCP)において、災害対策本部事務局室を含む災害対応スペースのワンフロア化について、おおむね5年以内に設置することとされており、これらは既に周知の事実であります。この5年間、どの場所に置くことが適切なのか、様々な想定を調査、検討する時間は十分にありました。 しかしながら、この期間のやり取りの中で、建築年を考えれば、新耐震の中層棟は、高層棟よりも強固であるだろうや、今回の設置に当たっては中層棟の検討はしていないなどの発言があり、今回、書類で確認できる耐震性等建物の安全性を裏づける根拠資料は、低層棟と高層棟は法的義務があった平成8年に実施された耐震診断結果報告書と、中層棟に関しては新耐震基準の上で建設されているため、耐震診断の詳細の調査記録はないのが現状です。 危機管理センター設置に関しては、これまでに議会からも新しくできる南千里の庁舎への提案など様々な御意見がある中、吹田市長のこの本庁舎に置くという強い意志で、どうしても本庁舎内で設置をするということであれば、この本庁舎内で一番安全な場所に設置をすることが最善の策であることは、ここにいる皆さんの共通の御認識であると思います。 吹田市は、誠に残念ではありますが、BCPの計画策定後5年がたちますが、調査不足を棚に上げて、高層棟の安全性は一定保たれているという御答弁に終始されていました。 残念ながら、客観的データからその安全性の担保は取れなかったので、私たちはどこが一番安全なのか、やはり、それは、まずは本庁舎内の現状調査を実施することが何より欠かせないのではないかと考え、そのために一旦予算を下ろして再検討することを求め、動議に賛同をいたしました。 そして、予算編成の原則から考えますと、当該事業実施における耐震性等の調査費の計上の必要があるのではないでしょうか。もし、迅速にということであれば、そこからワンフロア化の予算については、執行部の熱意さえあれば、議会も臨時会を開催して対応が可能です。 このまま本庁舎全棟の耐震性、安全性についての詳細の調査も実施されず、3階ありきでこの事業を進められるということに、市長は1mmも揺らぎはないのでしょうか。 以上、2回目の質問といたします。 ○石川勝議長 危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 五十川議員からの再度の質問についてお答えをいたします。 まず、市長のほうで、なぜ思いを共有しなかったのかという御質問でございますが、我々は長の補助機関であります。市長が、委員会の中で発言された思いというものを、我々は補助機関としてその意を酌んで、踏まえてすぐに対応していくということでありますので、市長のほうから特段指示がなくても、我々のほうで各議員にそれぞれの御意向を伺いにまいったということでございます。 それから、設置場所について、一番安全な場所に置くべきではないのかという御質問でございます。 まず、各議員の共通認識として、危機管理センターが必要であるという御認識はいただいているというふうに思ってございます。加えて、本庁舎の有用性についても御理解はいただけているというふうに私は認識しております。その上で、本庁舎の一番安全な場所はどこなのかという御質問というふうに理解をいたしました。 この高層棟につきましては、本会議あるいは予算常任委員会分科会を通じまして、その安全性についても様々な御意見を頂きました。我々としましては、一定の耐震性能はあるということを御答弁を申し上げておりましたが、改めまして、技術的な専門部門の職員のほうにも確認し、さらにはそれぞれの構造体の劣化等につきましても、資格を持った職員によって点検をしていただいた結果、高層棟については一定耐震性能は満たしているということでございますので、いつ発災があるかも分からない中では、一定の耐震性能を確保されている高層棟に危機管理センターを設置をしていきたい、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 ただいまの危機管理監からの答弁が全てになります。その上でですが、今、補助機関それから執行機関という基本的な自治の言葉が出てきましたが、まさにそのとおりです。執行機関たる組織といたしまして、議会という組織とこれまでも、これからも協議をしてきたし、協議をしてまいります。その上で、先ほどの御質問の中に、我が会派にはとか、私たちの意見はというフレーズがございました。それぞれ非常に大事な言葉です。ただ、今言いましたように、組織と組織として、まず委員会ではそれぞれ御議論いただいて御審査をいただき、委員会の意見としてまとめていただいてます。その上で、この本会議という組織で議決をいたします。その議決に我々は従うわけでして、それまでに様々な御意見をお聞きをしているということで御理解いただきたいと思います。 それから、センターに対する真剣な思いもお聞きをいたしました。非常にありがたいです。その上で、最も重視されておりました設置場所への不安につきましてですが、そういう御意見もあることは認識をしております。その対応は、ただいま危機管理監から御答弁を申し上げたとおりでございます。 ○石川勝議長 4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) 御答弁いただきました件につきまして、3回目の質問をさせていただきます。 まずですね、高層棟の安全性について不安であるということを言っているのではなくですね、2回目の質問では、一番、庁舎内で一番安全な場所に設置をすることが最善の策ですよねと。で、今までの、今回の議論の中で、書類で確認できたこの安全性を裏づける根拠が中層棟、高層棟についてはこの診断結果しかないですよねと。中層棟は調査さえされていないというのが現状です。私どもが言っているのは、再度調査をする必要があるんではないですかというような御質問でしたけれども、先ほどの御答弁では、その後にですかね、その技術的な職員に確認をさせたというふうに言っておられます。それがですね、公式なしっかりとした報告書として上げられてもいない、この2週間ぐらいの間ですかね、に対してされた、それも高層棟のことだけを言われているっていうことは、私どもの指摘と検討違いということです。 再度言いますけれども、何度も言いますけれども、私たちが危機管理センター設置に向けて最善の策だと申し上げていますのは、一番安全性の高い場所に危機管理センターを設置しましょうよと、そのための調査不足の点を解消しましょうよというシンプルかつ防災拠点となる機能を発揮するために必要十分な、もう必須であるとして提案をしております。 市長は以前、メイシアターの大規模改修において私が、大ホールと中ホールの特定天井は既存不適格であり、震度四、五でも落下の危険性があると客観的なデータに基づいて指摘をして、工事が必要である旨指摘をさせていただきましたけれども、それは無視をされて、中ホール、大ホールの天井改修を行うと、工事が1年で完了しないということで、工事の時期を優先され、その後、改修せず1年後にリニューアルオープンされ、その年の6月に大阪府北部地震が起こり、天井については損傷し、再改修のため多大な費用と市民への影響を与えてしまったことは記憶に新しく覚えておられると思います。 今回は、安全性を図る根拠たるデータの古さや緻密性、正確性を高めるための耐震診断の詳細を本庁舎の全棟において行う必要性を提案しています。しかし、これまでの答弁からは、吹田市長はこれを現時点では、最善策ではないと判断されていると受け止めざるを得ません。 メイシアターのときと同じことを繰り返されるのではないかと不安が多く募ります。安全性の高い場所に迅速にセンターを設置することが最適ではないでしょうか。 市長は、なぜ本庁舎内の耐震性に関する詳細の調査を実施することを拒まれるのでしょうか、お答えください。 ○石川勝議長 危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 再度の御質問を頂きまして、まず担当より御答弁を申し上げます。 一番安全な場所という御質問であります。それは、本庁舎内での一番安全な場所、御承知のように中層棟、高層棟、低層棟と三つあるわけであります。中層棟につきましては、1、2階につきましては市民の方が利用される場所でありますし、3階以上は議会フロアとなっておりますので、まず物理的に場所を考えたときに、中層棟には我々は設置する場所はないんであろうというふうに考えております。 それと、もう一つは、先ほども御答弁させていただいてますように、高層棟の安全性につきましては再度の技術職の職員でもって調査をした上で、安全性は一定保たれている、性能が保持されているということが担保できておりますので、高層棟3階で設置をして、いつ発災が起こるかも分からないことに対応するために、防災力を一日も早く上げていきたい、向上していきたいという思いでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 やはり、場所について相当御心配をいただいていると思います。 高層棟のアイデアがあまりに危険ではないかという印象を受ける、お受けする御質問が続いておりますが、決して最も安全だとは申し上げておりません。今御質問がありましたように、庁舎内、この敷地内でより安全性が高いところがあるんではないか、そういう御提案で、今ちょっと危機管理監から、この中層棟、いや、議会全部使わせてもらえるんかっていう、ちょっと一歩を踏み込んでしまいましたが、それは議会の皆さんがお決めになることです。 で、この中層棟も私は一番安全な場所、ベストではないと思ってます。どこがベターかっていうことを考える際に、これは技術的耐震性能ですね、それから予算上の問題、そして業務執行上、危機管理上、いかに速やかに設置をできるか、これらを総合的に考えて御提案を申し上げるのが、この行政の責任だと思っておりまして、そういう意味で高層棟で御提案をさせていただきました。御不安についてはしっかりお応えをしていきたいと思います。 ○石川勝議長 25番 松尾議員。   (25番松尾議員登壇) ◆25番(松尾翔太議員) 議案第25号、先ほど提案をされました令和4年度吹田市一般会計予算の原案修正案について質問をさせていただきます。 危機管理センター関連予算については、本会議及び財政総務分科会で時間を割いて市長部局と議論をしてまいりました。この間の議論では、答弁修正や発言の訂正が乱発をされ、充実した議論が行われることはありませんでした。本庁舎該当箇所の耐震性は何年の何の基準に基づいて担保されているのかはまともに答えられない、液状化や劣化の調査はなされていない、危機管理センターの設置は悲願だと言いながら、実態は答弁はできないし、必要な調査もされていない、まさしく議論にすら値しない提案内容でありました。 そういった状況から、危機管理センターの設置自体には反対しない議員も含めて、多くの議員が賛同する形で組替え動議を可決をさせていただきました。しかし、本会議最終日、市当局から示された案は過日の動議の意図を理解していない、いわゆる議会軽視とも捉えかねないような組替え案が提出されたことに関しては極めて残念なことであると、私はまずもって申し述べておきたいと思います。 これからの質疑では、この議論をこの間停滞させてきた責任はどこにあるのか、そしてこのたび示された原案修正の提案は動議の意図に反した、または動議の意図を酌んでいない組替えであることを市民の前で明らかにしてまいりたいと思います。 まず、1点目、本会議及び財政総務分科会の質疑の中で、答弁の修正、発言の訂正、取消しをした回数とその内容を全てお答えください。 これだけ不安定な答弁に終始された要因は何だとお考えでしょうか。計画そのものが煮詰まっていなかったのか、答弁者の職員の能力が不足しているのか、そもそも提案の場所に危機管理センターを設置することに無理があったのか、どうしてこのような答弁修正が乱発される事態になってしまったのか、その要因とこの一連の議会対応に対する反省はあるのか、市長の答弁を求めます。 このような多くの答弁修正、発言の取消しがあった中で、充実した予算審議などできるはずがありません。議論を停滞させてきた責任はひとえに市長部局にあると考えます。だからこそ、今定例会では該当部分の予算を取り下げて、よく内容を精査し、提案をし直すべきだ、これが過日に可決した動議の意図であります。我々は危機管理センターのコストが高過ぎるからコストの削減をお願いをしたつもりは全くありません。今回、動議の意図を逸脱した単なる値引き案みたいな予算を提案している理由を述べてください。 4点目、予算常任委員会財政総務分科会で総務部長は該当箇所は劣化はしているが耐震安全性には影響しないと思うという旨の答弁がなされました。これは大きな間違いであり、猛省と発言の訂正が必要であると考えます。予算常任委員会建設環境分科会での答弁でも確認されたとおり、外観等で確認できる劣化は診断結果に反映がなされなければならないものでありますが、この点に関する市の認識と、分科会終了後からですね、この間に劣化の調査などは行ったのか、この状況について御説明をください。 以上、4点御答弁いただきますようお願い申し上げまして、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○石川勝議長 危機管理監。 ◎中野勝危機管理監 初めに、本会議及び予算常任委員会財政総務分科会での答弁の修正、取消しの回数及びその内容につきまして危機管理より御答弁申し上げます。 まず、本会議におきましては、本庁舎の耐震基準における目標に関する澤田議員及び斎藤議員からの御質問につきまして、3点、発言の訂正をお願いいたしました。 また、予算常任委員会財政総務分科会におきましては、本庁が被災した場合の本庁機能の継続に関する後藤議員からの御質問につきまして訂正をさせていただきました。 次に、答弁を修正するなどに至った要因につきまして、まずは担当から御答弁申し上げます。 本会議等での技術的な御質問に対しまして、十分な知識及び部局を越えた連携が不足していたことや、御質問いただきました内容の認識を誤り、御答弁申し上げたことにあるものと考えております。 今後、このようなことがないよう、庁内連携を今以上に密にするとともに、知識等のスキルアップに努めてまいります。 最後に、今回の修正案の提案理由についてでございますが、動議の提出を受け、賛同された議員の方々の趣旨をお聞きする中で、災害対策本部機能の立ち上げに約3時間を要すること、災害対応オペレーションルームと危機管理室執務室等が離れていることなどの課題につきましては、一定共通認識を持つことができたと考えましたことから、発災時の迅速な初動体制確保のための関連諸室の常設化、ワンフロア化に必要となる予算のみを提案させていただいたものでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 総務部長。 ◎小西義人総務部長 続きまして、総務部から御答弁させていただきます。 初めに、本会議及び予算常任委員会財政総務分科会での答弁の訂正、取消しについて御答弁申し上げます。 まず、本会議におきましては、本庁舎の耐震基準における分類及び目標に関する斎藤議員からの御質問において、目標設定の内容及び既存建物の耐震診断及び改修要領の制定時期に誤りがあったため、発言の訂正をさせていただきました。 また、予算常任委員会財政総務分科会におきましては、本庁舎に適用される耐震基準の分類と重要度係数に関する西岡議員からの御質問において、引用すべき基準を取り違えたため、発言の取消しをさせていただきました。 次に、答弁訂正等を招いた要因につきまして、まず担当から御答弁申し上げます。 本会議等での技術的な御質問に対しまして、耐震基準等の制度に対する認識にそごがあったことや、関係部局との情報共有や連携が十分にできていなかったことが要因と考えております。 次に、予算常任委員会財政総務分科会での私の答弁につきましては、外壁の剥落や配管部分の傷みが、必ずしも耐震性の低下につながるものではないという私の考えを発言させていただいたものであり、都市計画部に、私が発言をさせていただいた外壁の剥落や配管部分の傷みが、構造体の劣化に影響を与えるものではない旨を確認をいたしております。 最後に、本庁舎高層棟の経年による影響等を確認するため、資産経営室において、本年3月4日に技術職員による調査を実施をさせていただきました。高層棟1階から9階の柱、梁、壁、スラブにおいて、目視できる範囲において、ひび割れや鉄筋の腐食等、構造耐力に影響するような劣化は認められなかったことから、結果といたしましては、高層棟のIs値に影響するものではないとの報告を受けております。 以上でございます。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 危機管理センターの設置につきまして、様々に、特に専門的、技術的な御指摘や御意見、御質問を頂きました。その上で、御質問のありました、私に対しては1点です。その際の委員会での御答弁につきましては、ただいま担当からの説明のとおりでございます。 私はそこまで深く技術的、専門的なことは分かりませんが、その高いレベルで議論が分かれているというのは分かります。ただ、その答弁の仕方、対応の仕方について反省すべき点を明らかにして、今後の教訓としてまいります。 以上でございます。 ○石川勝議長 25番 松尾議員。   (25番松尾議員登壇) ◆25番(松尾翔太議員) 議長のお許しを頂きまして、2回目の質問をさせていただきます。 劣化につきましては、分科会の中でも様々議論をさせていただいております。今回の提案は予算額の縮減であり、防災拠点を該当箇所につくるという場所の変更はなされませんでした。動議を出した多くの議員は、危機管理センターの設置場所についても再検討あるいは適切な調査を求めていたものと考えておりますので、私としては極めて残念であります。 先ほど、財政総務分科会の後から本日に至るまでどのような調査をしましたかというような問いに関しては、第三者機関による劣化の調査は実施をしておらず、技術職職員が目視で確認、見た目で大丈夫だと言っているだけという答弁をされました。これ、見ただけで耐震性大丈夫なんで安心してくださいという答弁ですが、私はすみません、全く安心できませんでした。 劣化度の調査は耐震診断の結果に係る場合は、診断技術者である、耐震診断技術者講習を受講した構造一級建築士が監修の下で専門調査機関が実施した調査データに基づき判断されるべきものであります。場当たり的に有資格者であっても、目視で見たものがそのまま適切な診断結果とは言えないものと考えています。 例えば、この前回に正式な調査を行っていただいた26年前、この26年間の間で外観の目視で進む劣化、性能の低下もありますが、例えばコンクリートの中性化、排気ガスや室内の二酸化炭素で高アルカリ性であるはずのコンクリートが中性化し劣化するという現象で、強度が低下をする場合もあります。このような破壊が必要な調査、目視では分からないところの調査は実施されましたでしょうか。確認されていないのであれば、この市街地の立地で、当然これは進んでいるとみなすべきだと考えられます。以上の観点から、以下、御質問をさせていただきます。 調査を行った人間、今回は職員さんということでありますが、この方が利害の一致しない、公平性、客観性を持った人物と言えるか、御答弁ください。 2点目、また調査内容に係る全責任をその職員の責任として記録し、今後、検証できるようになっているのか、教えてください。 3点目、その調査した職員は、その調査結果をもって、平成8年実施の耐震診断報告書の内容と同様に、今現在保有する性能は全くその当時と同じである、変わってないと、その職員の名義もしくは市長の名義でも報告、公表できるかについてお答えください。安易なチェックのコメントと、専門技術者名義の報告書は重みあるいは意味合いが異なると私どもは考えております。 最後に、目視だけでは確認できない破壊が必要な調査を行ったのか。また、僅かでも劣化があれば、現在Ⅱ類のボーダーの0.75が割れ、Ⅲ類となってしまいます。Ⅲ類は防災拠点の機能確保は期待できないレベルでありますが、そのことを認識されてるでしょうか、それぞれ担当より御答弁いただきますようお願いいたします。 2回目の質問を終わります。 ○石川勝議長 伊藤理事。 ◎伊藤登理事 4点の御質問があったかと思います。公共施設整備担当理事の伊藤から御答弁さしあげます。 まず、調査した人間が利害の一致しない公平性、客観性を持った人物と言えるかという御質問ですが、今回調査した職員につきましては、従来より、耐震診断業務や耐震補強設計業務、また外壁補修工事などを担当しており、建物の劣化などを多く経験しております。また、一級建築士として資格を持っており、資格を持って業務を当たっていることから、その責任を持って公平性、客観性を十分持ち合わせている人物であると考えております。 次に、調査内容に係る全責任を記録し、今後検証できるようになっているかという御質問ですが、今回調査いたしました経年指標という指標が耐震診断の中であるんですが、それに対する結果はしっかりと保存し、今後に生かしてまいります。また、その責任においては、有資格者、いわゆる一級建築士としての責任を持って自覚しているものというふうに考えております。 そして、次にその内容について今後公表ということはできるのかということでございますが、調査結果については、その内容について情報公開請求等の申請がございましたら、開示することはできるものと考えておるところでございます。 最後に、中性化について、破壊検査等を行ったのかということなんですが、今回、この中性化というのはまだちょっと専門的なお話になりますが、中性化というのは、大気中の二酸化炭素の影響でコンクリートの表面から徐々にアルカリ性が失われていく現象でございます。そのアルカリ性によって鉄筋が通常コンクリートの中に保護されているわけですが、それが中性化することによって、そこに例えば中性化でその中に水分を含んでくると鉄筋がさびやすくなるという現象です。鉄筋がさびると、その鉄筋自身のさびに生じて体積が膨張して、コンクリート表面にひびが割れて、いわゆる爆裂と言うんですが、コンクリートにひびが入ってコンクリートが剥落したりすることでございます。 そのようなことについては、今回の調査の中で見させていただきましたけども、目視でありますが、その内容について特に影響が、耐震性能に影響があるものとは見受けられておりませんということで、そういうことについても耐震性の影響がないというふうに判断しております。 以上でございます。 ○石川勝議長 25番 松尾議員。   (25番松尾議員登壇) ◆25番(松尾翔太議員) 今の理事の答弁ですが、目視で見た職員は全責任を負えると、情報公開請求があったら、その調査内容も公開をするということで、本来は第三者機関の専門家に調査を委託すべきだったと私は考えますが、今回急いで予算を通したいからといって、一人の職員がこの調査の全責任を負うという覚悟と男気は純粋に格好いいなと思いましたが、一人の職員にその責任を負わせていいかどうかは別の話かなという感想を持ちました。 続き、質問させていただきます。 私たちは危機管理センターが不要なものとは考えておりません。筋の通った答弁がなされ、充実した審議を行う、また必要な調査が適切に行われた後に最も適切な場所に設置を検討してほしい、その思いから、一度足を止め再検討を求める目的で、多くの賛同議員と共に動議を提出をさせていただきました。 冒頭の危機管理監からの答弁で修正案の提案理由は、動議に賛同された議員から趣旨をお伺いをし、災害対策本部機能の立ち上げに約3時間を要すること等の課題について共通認識を持てることができたから、ワンフロア化に必要となる予算のみ提案をさせていただいたとの答弁がありましたが、本当にこれでいいのでしょうか。 私も動議賛成議員の一人でありますが、この間、動議の趣旨を市長部局の職員さんから聞かれたことは一度もありません。一部の議員の声だけを聞き、拙速に危機管理センター関連予算を通そうとする、この姿勢は二元代表制が機能しているとは到底言えないと私は考えます。 最後に市長にお伺いをさせていただきます。もちろん第三者機関の劣化調査を受けても100点満点の結果が出る可能性もあります。ありますが、その結果が担保されてない以上、職員の目視ではなく調査を受ける必要性があると考えますが、市長の認識をお伺いいたします。 2点目、この予算が仮に成立したとしても、危機管理センター設置場所の耐震性、安全性に係る必要な調査を行う。そして、その結果によってはこの予算は執行しないことも含めた判断がなされるべきであると考えます。 もちろん災害はあした来るかも分かりません。危機管理センターを早く設置すること、このことに対する意味は理解してます。しかし、必要な手続を踏まないと、本当に災害が起こったときに使えない危機管理センターだったら、何の意味もないわけです。災害がいつ来るか分からないから、今年度予算に計上しておきたい、その思いは理解をしたとするのであっても、もし必要な調査だというふうに市長が感じられたのであれば、ぜひ予算執行の前にですね、調査を行っていただきたい。そして、調査結果によっては一度足を止める。これもですね、市長の立派な政治判断だと思いますが、市長の認識をお伺いできないでしょうか。 これをもって最後の質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○石川勝議長 伊藤理事。 ◎伊藤登理事 まずは公共施設整備担当理事より御答弁申し上げます。 第三者機関への調査ということで、技術的なお話を先にさせていただきますけども、基本的には第三者機関へ出す以前に職員での調査というのが第一にあって、その中でしっかりした調査ができているというふうに自負しております。その中で、次に出すことは特に必要ではないというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 一貫して専門的な判断はという御心配に基づく御質問を頂いております。 自治体によって様々です。例えば、大阪府、大阪市、もう一緒になりましたが、公共技術試験場のような非常に高いレベルの専門性を持った研究所を持ってる自治体もございます。一方で、そういう、今一級建築士という話がありましたが、がいない自治体も多くございます。その中で、吹田市の立ち位置、レベルというのはどういうものなのかというのを御理解をいただきたいと思います。 吹田市は、中核市として様々な分野の専門職員、特に建築に関しては多くの一級建築士の職員、それから経験を有する職員を有しております。たったその一人が判断をするかっていうことは、そういうことはございません。組織として判断をし、その中で疑義が、何らかの疑義が生じた場合は、特に重要事項であれば組織として検討いたします。そして、必要であれば、ただいまおっしゃったような徹底的な調査を行った上で、こうして御提案をするという前提条件を御信頼いただきたい、吹田市の行政力を御信頼いただきたいと存じます。 以上でございます。 ○石川勝議長 以上で質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、理事者から説明がありました議案第25号の原案の一部修正について採決いたします。 本件について承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、議案第25号の原案の一部修正について、承認することに決しました。----------------------------------- ○石川勝議長 定刻が参りましても、しばらく会議を続行いたします。----------------------------------- ○石川勝議長 議事の都合上、しばらく休憩いたします。     (午後0時6分 休憩)-----------------------------------     (午後2時 再開) ○石川勝議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 議案第25号につきましては、過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託されました議案第25号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、令和4年度吹田市一般会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,512億9,445万円にしようとするものであります。 各分科会での審査の後、3月16日の本委員会において理事者から文教市民分科会での意見や指摘を踏まえ、市民課窓口等業務委託の関連予算を削除するため、3月23日の本会議において、原案の一部修正を行いたい旨の発言がありました。 その後、委員23名から危機管理センター設置に関する経費を削除する内容の一般会計予算の組替えを求める動議が提出されました。 動議に対する質疑は別段なく、本案及び動議について一括して討論を行ったところ、本案に対する反対意見が3件あり、続いて動議について採決しましたところ、賛成者多数でこれを承認しました。 市長からは、動議が承認されたことを尊重し、動議提出委員の意見を確認した上で、3月23日の本会議において、危機管理センター設置に関する予算の一部修正を行いたい旨の発言がありました。 その後、本案について採決しましたところ、賛成者少数で議案第25号を承認しないことに決定しました。 なお、予算常任委員会理事会での新型コロナウイルスの感染防止を図るための運営方針の決定により、分科会の日程を変更するとともに、本委員会において総括質疑は行いませんでした。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 本件については、先ほど休憩前の本会議において理事者からの一部修正を承認しましたが、それを受けて木村議員ほか3人から及び斎藤議員ほか二人から修正案がそれぞれ提出されております。 提出者の説明を求めます。15番 木村議員。   (15番木村議員登壇) ◆15番(木村裕議員) 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算に対する修正案について、提案議員を代表いたしまして説明いたします。 本修正案は、危機管理センターの設置に係る費用のうち、災害対応オペレーションシステム機器、システム機器設置関連経費等に係る経費を増額しようとするものです。 以下、修正案の内容について御説明いたします。 お配りいたしております令和4年度(2022年度)吹田市一般会計予算及び予算説明書原案修正表の6ページ、7ページを御覧ください。 予算書274ページ、275ページ、款9 消防費、項1 消防費、目4 災害対策費、節12 委託料に1億1,619万5,000円を追加するものでございます。 よろしく御審議の上、修正案を御可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 ただいまの修正案に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 続いて、提出者の説明を求めます。24番 斎藤議員。   (24番斎藤議員登壇) ◆24番(斎藤晃議員) 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算に対する修正案について、提案議員を代表いたしまして説明いたします。 本修正案は、危機管理センターの設置に係る全ての予算を削除するとともに、本庁舎安全性調査業務委託に係る経費を増額しようとするものです。 以下、修正案の内容について御説明いたします。 お配りいたしました令和4年度(2022年度)吹田市一般会計予算原案修正表の6ページから9ページを御覧ください。 予算書106ページ、107ページ、款2 総務費、項1 総務管理費、目1 一般管理費のうち、節12 委託料に1,634万5,000円を追加し、節14 工事請負費を削除するとともに、予算書274ページ、275ページ、款9 消防費、項1 消防費、目4 災害対策費のうち、節12 委託料から6,805万円を、節17 備品購入費から1,088万9,000円をそれぞれ削除するものでございます。 よろしく御審議の上、修正案を御可決いただきますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 ただいまの修正案に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 原案及び原案に対する修正案2件について、一括して討論に入ります。意見を受けることにいたします。29番 小北議員。   (29番小北議員登壇) ◆29番(小北一美議員) 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算について、会派を代表して意見を述べます。 まず、1点目、自治体DXの推進について。 自治体の情報システム運用については2025年(令和7年)にDXは完成の予定で、重要な情報については、クラウドにより分散化されております。情報政策は、本庁の9階にサーバールームがあることから、強い地震が発生した場合、システムと空調の機能が喪失するおそれがあり、課題があると考えます。 本市は、情報化推進事業に力を入れてますが、地震対策については、危機管理と事業継続計画の面から、さらに対策が必要と考えます。 委員会質問から、現状では、住民情報は外部データセンターでバックアップされておりますが、内部事務システム、インターネットなどが機能喪失に陥る可能性があり、業務継続はできない状況となります。 一定の強度は確保されていることは理解していますが、自治体DX推進の中で災害に対する対応強化についての検討を急ぐよう要望しておきます。 教育総務事業について。 今回の審議で、改めて教育の人事権移譲については、進めてはならない事業であることを再確認いたしました。人事権を移譲されても法律で決められているため、教職員の定数及び学級編制基準の権限も与えられません。したがって少人数学級の実現や市独自の教員数の増加も見込めず、学校が抱える様々な問題解決にはつながらないことは明確になりました。 質疑の中で、18人の職員増加があり、予算として2億5,000万円が見込まれることも分かりました。あまりにも高額の予算であり、大阪府から決められた教員数の合否判定をするのみであり、その採用事務等は膨大であります。その予算を子供たちの教育環境やスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの増員に充てるべきであります。 以上のことから、教育の人事権移譲については反対であります。 中学校給食事業について。 施政方針に、摂津市との共同による施設の整備、運用を述べています。まず、候補地の健都イノベーションパークの目的を再認識していただきたいと思います。イノベーションパークは、国循と連携して健康・医療分野の研究、開発を行う企業の集積地であります。そこに新エネルギーやライフサイエンスに関する事業を行った場合、大阪府税が最大ゼロ円になります。このような成長特区に給食センターを設置し、成長産業事業計画の認定を受けて地方税を軽減させることについての再認識が必要です。 そもそも吹田市、摂津市の両市の共同運用という事業に魅力を感じ、国循も両市での運用ということで連携を重く検討をしていただけると考えられます。しかし、摂津市との共同運用が難しくなれば、イノベーションパークでの吹田市単独の給食センター設置に意味を見いだせないのではないかと考えます。 給食センターの候補地を再考するのであれば、速やかに検討し、答えを出すべきであると思います。 卒煙支援ブースについて。 喫煙者を卒煙に向かわせるというコンセプトはすばらしいとは思いますが、どのような手法を用いるのかが非常に重要と考えます。そもそも卒煙に向かわせる手法があるのでしょうか。分科会質疑において、ソフト面のコンテンツを確認しても、委託と考えており、委託先も広報番組や動画を作成している事業所を予定しているとのことで、卒煙の実績を積んだ効果的な手法が講じられるかは不明瞭な現状であることが明白になりました。効果的な手法が見えない中での卒煙支援ブースの設置には、不安定な要素が多く含まれていると感じます。 また、JR岸辺駅北口においては、健都、医療と健康のまちの玄関口に喫煙可能スペースを設置することが、健都のコンセプトにマッチするのか。マッチするなら、なぜ当初から設置しなかったのか、唐突な方針転換の感が否めません。 コロナ禍により増えたと言われる路上飲みによるごみの増加であれば、卒煙支援ブース自体、意味をなしません。喫煙者に対し、路上喫煙やポイ捨てをやめるよう取り組むのであれば、即効性の観点からも人海戦術、両駅周辺に、人による注意喚起を徹底するほうが効果的ではないでしょうか。 JR吹田駅北口においては、既存の喫煙場所を卒煙支援ブースに改修されようとしております。であるならば、JR岸辺駅に関しても既に南口には喫煙場所が設置されておりますので、それを改修すればよいのではないでしょうか。既存場所の改修こそが、設置後の利用者の状況調査で効果の検証が明白になると思います。 新たに喫煙可能場所を設けることでもあり、市のスモークフリー施策の観点からも、JR岸辺駅北口への卒煙支援ブース新設は再考すべきではないかと指摘しておきます。 所有者のいない猫対策について。 今回大きく拡充された地域猫活動に対する具体的な支援が組まれていることは評価いたします。地域猫活動を積極的に行っていただいている方は、市内にも多くおられますが、地域の理解を得るのに苦慮されております。今回、市が地域との橋渡しをしていただけるとのことですので、地域への地域猫活動の理解、浸透を積極的に実施していただきますよう要望いたします。 個々や数人のグループで活動されている方も多く、点在している現状です。質疑の中で、こういった点在している方々を、点から線へ、線から面へとつなげ、市内の地域猫活動の輪を広げる必要性を確認しましたが、市として積極的な取りまとめは行わないとのことでした。 今後、市内の地域猫活動を大きく展開し、さらに実りあるものにするためにも、市が活動者の取りまとめを行い、最終的には組織化まで進めていただきたいと思います。 配食サービス事業について。 当事業については、令和5年度末に廃止の方向性が決まったことを受け、吹田市配食サービス受託事業者より、当事業の継続を求める要望書が市長宛に提出されていると聞いています。私も直接要望書を頂き、その要望書を基に、事業を廃止した場合、事業者のみならず利用者の皆さんへの影響についても含めて分科会で質疑をいたしました。 事業者の皆様からは、市が一方的に廃止を決定したと要望書にも書かれており、市の担当部局との認識に大きなずれがあると感じます。事業者の皆様は、平成9年度の事業開始から長年にわたり、当事業を通して高齢者及び障がい者施策に貢献、協力していただいており、分科会で発言されたように、今後、担当部長も事業者との意見交換の場に臨んでいただき、丁寧な説明をしていただくよう改めて要望しておきます。 水道部の地震対策について。 東日本大震災から11年。先日も東北で大きな地震が発生しました。いつ起きるか分からない災害。市民の皆様の飲料水の確保は重要です。水道部では、災害時に実施する応急給水や災害派遣時などに使用する非常用飲料水袋を計画的に備蓄されていますが、備蓄目標数に一日でも早く達成できるよう要望いたします。 また、各連合自治会で組立て式給水タンクを使った訓練を実施されています。コロナ禍でもありますが、全ての自治会で訓練を実施していただくよう要望しておきます。 下水道部の地震対策について。 重要なインフラである下水道管渠や処理場の地震対策については、平成30年度に策定した下水道総合地震対策計画に基づき、広域緊急交通路に布設された管路や下水処理場、ポンプ場について進めるということですが、今後、浸水対策、老朽化対策、耐震対策への費用も発生してきます。計画的に進めていただくよう要望しておきます。 江坂公園及び吹田市立江坂図書館について。 官民連携による便益施設の整備等について、レストランやカフェ事業の収益施設は近隣の商業施設の民業圧迫にならないよう配慮を求めるとともに、図書館についてはビジネス街の特徴を踏まえ、江坂地域にふさわしい蔵書や環境整備をするよう求めます。 遊具の更新については、インクルーシブデサインに配慮した新たなシンボルを設置するとのことですが、例えば車椅子でも使える高さのある砂場等、具体的なインクルーシブ遊具の設置を要望しておきます。 本予算は、今、述べた意見以外にも懸念する事業がかいま見られますが、市民生活の影響を鑑み、本議案に賛成といたします。 ○石川勝議長 34番 柿原議員。   (34番柿原議員登壇) ◆34番(柿原真生議員) 議案第25号 2022年度吹田市一般会計予算並びに修正案に対し、会派を代表して意見を述べます。 いつ起こるか分からない災害に対し、初動対応の体制を早期に構築するため、常設の危機管理センターを設置する必要性については理解します。しかし、高層棟3階フロアを使用した設置計画は、1月26日の政策調整会議で決まったもので、庁内での協議や調整は十分にできていたとは言えません。オペレーションシステム機器やマルチモニター等は高額なものであり、その妥当性は十分精査が必要であり、設置場所も含め、熟慮を重ねられたいと考えます。 南正雀出張所、東消防署、各消防庁舎の建設、大規模改修が計画的に進められ、仮眠室の個室化や女性隊員のエリア、エレベーター設置等、職員が安全快適に休息のとれる環境整備に努力されています。職場の特殊性も踏まえ、悩みやストレスを相談できる窓口、職場の雰囲気づくりなど、取組を進めることを求めます。 自治体DXにより、国は自治体の業務に関するシステムの統一化、標準化を進めていますが、市独自の制度をどうするかが問われます。審議の中では、独自事業をやめることが目的ではなく、作業を進める中で本来的に必要かどうか考えるとの答弁でしたが、独自制度をなくし、市民サービスを後退させることがないよう、また自治体の自立性を貫くことを求めます。 吹田市情報セキュリティポリシーが適用されている業務内容と実施手順について、現状の体制と研修体制・内容では不十分です。情報漏えいはあり得るという前提で取り組む必要性があり、市民生活へ損害を与えるようなことがないように求めます。 デジタル関連法により、自治体が持つ住民の個人情報を、企業が匿名加工で利用することができるようになります。吹田市は匿名化された個人情報の外部提供、オンライン結合に当たっては個人情報保護条例を改定し諮問事項とし、より厳格に取り扱うようにすることが必要です。 コロナ禍で救急搬送が急増、救急隊が9隊全て出払うこともあったということですが、9隊あったから対応できたとのことでした。今後、10隊への増隊について検討をされたい。 市民からの市長へ面談の申入れについて、市長の三つの基本理念として掲げている傾聴と対話を体現すべきです。仮に、面談を断る場合であっても、市長との面談を申し込む背景には、多くの声や切実な実態があるのであって、市の方向性と違っていたとしても、真摯に耳を傾け、納得のいく丁寧な対応を求めます。 コロナ感染症に対応する保健所業務は多忙を極めました。今年度、月100時間を超える時間外勤務をした職員は延べ43名となっており、他部署からの応援兼務体制でも限界があります。中核市として、市独自の保健所業務の充実を図るためにも、保健所職員の定数増について検討してください。 コロナ禍の下、性別を問わず様々な困難を市民の方は抱えています。女性電話相談の充実と併せ、男性電話相談を開設することは評価いたします。 ロシアによるウクライナへの軍事侵略は、ますます甚大な被害を広げています。国際法と国連憲章に対する重大な違反行為であり、世界が即時の停戦を求めています。プーチン大統領が核兵器使用を示唆し、国際社会を威嚇していることは決して許されません。いち早く市長名で抗議文を送付したことは評価いたします。平和憲法を生かし、人道支援に徹して、戦火の中苦しむウクライナ市民への支援を検討してください。 市独自事業として、融資利用事業者応援金を行うこと、中小企業等チャレンジ補助金を継続することは評価いたします。コロナの影響を受けていても、これらの補助金の対象とならない事業者に対しても、今後、実態を把握し対応することを求めます。 市内に約5,500人の外国人が在住しています。外国人総合相談窓口の設置は評価いたしますが、相談者に十分寄り添った事業を要望いたします。 小学校給食費の無償化と中学校給食半額補助の継続を評価するとともに、恒久的な実施を要望します。また、中学校給食の全員喫食の検討は、これまでの保護者、関係者の長年の願いであり、早期の実施を要望します。 一方で、食育と安全性の観点からは、自校調理方式を優先して検討すべきであり、摂津市との協議が不確実なまま、共同運用のセンター方式ありきで進めることには疑問が残ります。慎重な検討を求めておきます。 北千里小学校跡地複合施設で児童センター、公民館、図書館が開設されることについて、地域住民から期待が寄せられています。管理運営については指定管理者に委託されますが、児童センターの職員はこれから採用する予定であり、懸念があります。各機能の専門性を発揮し、地域や利用者の声をしっかりと把握し、市の責任を果たすよう求めます。 私立保育園での医療的ケア児の受入れ補助については評価いたします。この間、公立保育園での受入れを行ってきましたが、私立保育園でも受入れが進むことを期待します。アレルギー児の受入れについても国の制度活用にとどまらず、市独自の看護師配置の支援を求めます。 高城児童会館は、日の出市営跡地で広場機能を持つ児童センターへ建て替えが行われます。周辺地域は高齢化が進んでおり、一時避難地の小学校も距離があることを踏まえ、広場には防災の機能も検討されているとのことです。引き続き、子供たちをはじめ、地域の声を聞くとともに、時間外の中高生の居場所づくりや学習支援の実施場所としての活用も実施できるよう、関係部署との連携を求めます。 私立保育園の老朽化改修補助が実施されますが、待機児童対策をはじめ、公立保育園と同様、地域でも頼りにされているのが私立保育園です。改修はしてきたものの耐用年数が到来した施設に対し、建て替えや電気設備など、レベルアップしていくことを後押しするような、さらなる支援を求めます。 子育て中の人のよりどころとなる子育て広場は、コロナ禍でもオンラインなどを活用し工夫して運営されてきました。より通いやすいように、駐車場の確保やバギーを置くための場所などを確保するため、補助が充実することは評価いたします。今後もスタッフのボランティア精神に頼るのではなく、安定した運営ができるよう支援の充実を求めます。 こども食堂について、食材提供や募金で運営されています。今年度、新規開設されたところもあり、現在、市内で8か所となっています。コロナ禍で感染対策や事前予約制にするなど工夫し、運営をされています。開設補助はありますが、大事なのは続けることです。運営補助を実施し、事業継続の支援を求めます。 (仮称)山田こども園について、職員の配置や子供の動線及び部屋の配置について、また認定の違う子供たちが過ごすための課題なども含めて、保護者をはじめとする関係者への丁寧な説明を行うよう求めます。 2019年度に実施した吹田市地域公共交通基礎調査で、市民ニーズの多かったバス停のベンチ設置について、新年度より6年かけて、バス事業者が設置するバス停ベンチ26か所の補助を行うというもので、我が会派が求めてきたものであり、評価できます。ただ、ベンチ設置は歩道の有効幅員2mに加え、上屋の設置が条件となっており、既に既存の建築物が上屋代わりとなっているバス停にはベンチを設置しないとしています。条件の見直し、柔軟な対応を要望します。 高齢者運転免許自主返納サポートについて。運転免許証を自主返納した75歳以上の高齢者に対し、移動に係る費用6,000円の補助を行うものですが、少なくとも自主的な免許返納の動機づけにはなるものです。しかし、補助は一度限りで、高齢者の移動を継続的に支援するものではありません。 また、審議の中では市内のバス便が減便していることが分かりました。本事業が、公共交通の利用促進のためのものであるならば、バスの増便や交通不便地の解消に向けた努力を併せて求めます。 災害時の避難所ともなる小・中学校体育館の空調設備設置に向けた調査は評価できます。全学校での早期の設置を求めます。 空き家等実態調査について、これまで空き家等の相談や特定空家等の解決のために努力をされてきました。空き家となってからの対応ではなく、空き家になる前に所有者に利活用や市場の流通、管理について、情報提供及び支援が充実されるよう努力をされたい。 卒煙支援ブースの設置について、JR吹田北口付近の住民から、受動喫煙対策の要望が出されていたもので評価できますが、1ブースにつき約3,000万円以上の設置費用は、他の自治体に比べても割高です。名称を再検討し、JTから設置費用も含めて協力を求めるとともに、禁煙を促すデジタルディスプレーは効果が不明であるため、設置は見直すべきです。 佐井寺西土地区画整理事業について、都市計画道路の中心となる交差点予定地は農地や森林、ため池など、地域にとって里山のような貴重な自然緑地が残されています。今後、希少動植物の保護や既存の自然を生かした整備計画にするなど、環境部、土木部が協力して生物多様性保全や森林保全に一層努力するよう求めます。 次に、予算案の問題点を述べます。 初任給が府下で最も低い問題が改善されていません。NATS各市と比べても4から8号級低く、職員の人材確保、定着に大きな影響を及ぼします。連携している自治体として参考にして改善すべきです。 学童保育の待機児童問題は深刻で、このままでは新年度から100人近い子供たちが待機児童となります。解決できるかどうかは施設の拡充と指導員の確保にかかっています。岸田政権の分配戦略の一つである、ケア労働者への処遇改善は公務労働にも適用され、国が9月末までは補助金で、10月からは交付税措置をするにもかかわらず、学童保育指導員に対し実施しないのは理解に苦しみます。 指導員不足を理由にした学童保育のさらなる民間委託と、場当たり的な人材派遣サービスを活用しようとしており、これでは根本的な解決にならず、保護者の期待にも応えられません。関係者の声を真摯に聞き、根本的問題の解決を要求します。 阪急吹田駅前西第一自転車駐車場の美装化に、公共施設センスアップ事業として約3,500万円もの高額の予算が充てられます。市民生活に直接資する事業とは到底考えられません。しかも、その後の維持管理が都市魅力部なのか土木部なのか決まっていません。公共施設最適化の個別施設計画でも築年数36年と経年劣化が進み、令和8年度から大規模改修の時期に入りますが、それも考慮されておらず、税金の無駄遣いであり見直すべきです。 また、この際シティープロモーション推進の在り方、室の存廃について検討し、優秀な職員の皆さんを他の部署に配置するべきです。 教育人事権移譲については、審議の中で、その準備のために3人の職員を配置すると言われていますが、それだけの人員と時間を費やすことによる人事権移譲のメリットについて、納得できる内容はありませんでした。施政方針で述べられている本市教育の閉塞感を、教育委員会がどのように感じているのかは具体的には不明な点が多くあり、吹田市を愛する教員を採用するという精神論に終始していました。 焦眉の課題である少人数学級の早期の実施、さらなる拡充に資する保障などについても全く答えられず、なぜ今、教育人事権移譲なのかが理解できません。 Park-PFIによる桃山公園の再整備について、当初、駐車場整備は事業者負担であったものが、駐車台数を5台に変更されたことにより、吹田市が整備費用の9割を負担することになりました。さらに、駐車場設置場所が交差点に近く、道路に駐車待ちの車が滞留し、事故誘発の可能性があります。事業者が見回りを行うとのことですが、24時間常駐するわけではなく効果に疑問があります。江坂公園も含め、便所やあずまや、休憩所の位置、遊具や広場の改修、収益施設等の整備について、住民意見を十分反映するよう求めます。 保健所について。 コロナ禍の最前線で努力をされてきていることに敬意を表しますが、この間の対応について改めるとともに、中核市として考えていただきたい点があります。検査を積極的に実施しないこと、施設での感染対策は研修のみとし現場任せとしたこと、疫学調査について基礎疾患をお持ちの方を除いて65歳以上と1歳以下としたことです。 特に感染者が爆発的に増えた第6波では、子供たちへの感染が広がったことから、職員をはじめ比較的若い人への感染も広がりました。また、福祉施設では入院ができないことから、陽性者の利用者を陽性者の職員が看護する、陽陽看護の状況が生まれ、非常に危険な状況であったと思います。そのような中でもクラスターが発生しやすい福祉現場で、検査も疫学調査も限定的にしか行わないというのは理解できません。 配食サービス事業は、障がい者や高齢者の福祉事業所、NPO法人等の営利を目的としない団体が受託し、日々の手渡しによる安否確認等を通じて、利用者の体調や生活環境等の些細な変化の気づきや利用者に応じた細やかな気配り等も行われてきましたが、令和5年度末を持って廃止しようとしています。高齢者の食の確保、安全、安心を支えると同時に障がい者の社会参加や、ボランティアの活動の場ともなっています。ただ単に弁当の配達ではないはずです。引き続き、継続、発展させていくこと、関係者との丁寧な話合いを行うことを求めます。 介護や障がいの現場では、常に人材が不足しています。初任者研修とスキルアップのための研修が行われますが、そこに派遣できないほど現場は人材確保に苦労しています。報酬加算を取るよう助言するだけでは、人材を確保し育てていくことになりません。関係所管が連携し、奨学金の返済補助制度など、具体的な支援策を検討されるよう求めます。 医療的ケア者の福祉事業所での受入れを増やすため、入浴やリハビリを行えば加算する仕組みを導入しようとしていますが、対象者を医療的ケアのスコア区分3以上と線引きしています。これでは、あいほうぷ吹田では基本報酬と合算しても1,900万円の減収になり、市が参考にしたという児童発達支援とは、そもそも報酬単価に開きがある上、看護師配置の加算も低過ぎます。本気で受入れを増やすというなら、棚に上げてる第二あいほうぷについて具体化すべきです。 また、重度障がい者支援の継続性や信頼関係を築くことの必要性から考えれば、あいほうぷ吹田に指定管理者制度の導入の必要はありません。市の責任放棄です。 以上、個別の施策や事業について述べました。 コロナ禍における市政運営の在り方として、目の前の感染者の命と健康を守ること、感染拡大を防ぐこと、傷ついた営業や暮らしを支えること、市民の人権、尊厳を守ることが必要です。同時に、レジリエンスな自治体、つまり復元力のある社会にするための行政の在り方として、社会機能を維持するために必要な介護や福祉をはじめとする現場を平時から手厚くすることも長期的に取り組んでいかなければなりません。そのような複眼的な市政運営が求められています。 ところが、今の吹田市にとって必要とは言えない幾つもの事業が提案されている一方、指摘したような市民の命と暮らしに寄り添って自治体として行うべき事業が提案されていないことは、市民生活及び地方自治体としての役割に対する市長の認識が不十分であると言わざるを得ません。 また、コロナ禍においては、不安を抱える市民に対し、きめ細やかな情報提供と説明責任を果たすことを基本に、吹田市との信頼関係をより一層強固なものにしていかなければなりません。市民課窓口業務委託予算は撤回されましたが、撤回したからといって、市長がこれまでの窓口職場についての自らの発言を平気で翻したこと並びに市民部が市民団体へ虚偽の回答を行い、不誠実極まりない態度であったこと、またそのことを市長、副市長が擁護し、あるいは自らの管理監督責任を回避するような言動に終始した事実は、なかったことにはなりません。 これら一連の経過を見ても、後藤市政において、市役所内における民主的な統治能力の低下を示しており、これからの幾つもの難課題に市役所一丸となって取り組んでいけるのか不安です。評価すべき事業や施策も多々ありますが、市長の市政運営の根本に関わり問題があると考えるため、賛成できません。 ○石川勝議長 2番 澤田議員。   (2番澤田議員登壇) ◆2番(澤田直己議員) 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算について、会派を代表して意見を申し述べます。 危機管理センターについて、これまで会派の代表質問、個人質問、分科会等で様々な角度から質問や指摘をさせていただきました。その中で、財政総務分科会で二つ、今日の本会議でも我々会派への答弁を含む三つの答弁の撤回や修正があったことから、理事者の議会に臨む上での準備不足が露呈し、議案そのものの信頼を損なうこととなりました。また、耐震性に対する基本的な認識を疑われる答弁や、これまでの議論を根底から覆すような答弁の撤回や修正があったことは残念極まりありません。信なくば立たず、関係する理事者には猛省を促します。 予算が可決されなくても高層棟3階に引っ越しはできる、予算が通らなくても長年の懸案事項であった危機管理の執務室と常設の災害対策本部のワンフロア化が実現することは答弁で明らかになっています。今回、危機管理センターについては一部の予算のみ可決しましたが、予算執行ありきでなく、議会や分科会等で意見提案された、その他の場所も含めて内容をもう一度精査し、一定の結論を得た上で予算執行すべきと考えます。 ただし、我々会派としては危機管理センターの設置そのものには賛成、また初動体制構築に約3時間かかる現状に対する課題は理解をしています。加えて、本予算には我が会派の要望も多数含まれていることから、一部修正された本予算に賛成をさせていただきます。 以上、意見とします。 ○石川勝議長 24番 斎藤議員。   (24番斎藤議員登壇) ◆24番(斎藤晃議員) 大阪維新の会・吹田、斎藤です。議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算について意見を申し述べます。喫煙所と危機管理センター、この2点について申し上げます。 まず、喫煙所。 提案者は卒煙支援ブースと申すところの、1億円の喫煙所スモオクでございますが、受動喫煙抑止を含む環境衛生、禁煙・断煙促進の施策には賛同するところでありますが、今回この事業の枠組みには明確に反対であると申しておきます。 多くの、いやほぼ全ての議員団、会派が、何らかの問題点を指摘しておられ、計画を進められる際には議会との対話を重んじ、費用の大幅圧縮はもちろんのこと、慎重な姿勢で進捗状況を随時議会へ報告いただくようお願いしておきます。 続きまして、危機管理センターについて。 本庁舎3階を改修し危機管理センターを設置する提案でありますが、防災拠点の整備の必要性については認識するところであります。 今回の提案では、現状の本庁舎にて設置することが大前提とのことであり、その妥当性が焦点となったところで、本会議質疑で多くの議員が、その庁舎の地震動に対する安全性に対する質疑を行いましたが、理事者の答弁は基準を満たしているので支障ない旨を繰り返しました。これは建築物の最低限の人命に影響しない基準を指しているものと解され、質問議員が問うているのは、大地震動時の防災拠点としての機能確保であり、意図的であるのか認識不足か、質疑に正面から応えない場面が散見されました。 質問最終日の当方の質疑において、その認識の相違と理事者は、市独自の平成8年3月基準要領を根拠に、阪神・淡路大震災を経て、その同じ年、平成8年11月に見直され、地方公共団体へ通知もなされた基準に配慮しない姿勢が露呈されたところであります。 また、建物が保有する性能は市独自の平成8年3月基準でしかないのに、保有する目標設定は、その配慮しない平成8年11月の国の新基準から引用するという、事実と異なる錯誤とおぼしき答弁も、当方が明確に把握しているだけで3回行われました。 3月3日の予算常任委員会財政総務分科会では、この件に関するほぼ冒頭の部分で、春藤副市長は、本会議での斎藤議員は新築に限る基準で指摘しておりと、2度発言しました。実際の当方の指摘の基準は新築に限るものではありません。副市長は事実と異なる錯誤とおぼしき答弁を行いました。 私が質疑で根拠とした、官庁施設の総合耐震・対津波計画基準では、目的に営繕等を行うに当たり、地震災害、津波災害及びそれらの二次災害に対する安全性に関する基本的事項を定めるとあり、明確に営繕と明記があります。質疑の根拠基準は新築に限るものでないことは明白であります。これは当方の指摘は無意味であるかのように印象づけ、当方が不在の分科会での議論を偏った方向へ誘導しようとする意図がうかがえます。強く抗議するとともに発言の訂正を求めます。 この予算常任委員会財政総務分科会で、理事者が答弁で用いた既存建物の耐震診断及び改修要領及び準用書面に係る答弁について説明します。 理事者は同要領を根拠に、耐震安全性の目標は十分な機能確保が確保されているとの答弁を繰り返しましたが、以下から根拠のない錯誤とおぼしき答弁を繰り返したと解釈します。 同要領には、耐震安全性の目標は記されず、理事者が示す準用根拠も示されていません。 準用する要領、基準は、協議の過程で変更されています。 準用の基準であると理事者が配付した資料の発行は平成8年11月であり、同要領は平成8年3月と明記され、日付の前後関係から準拠基準とはなり得ません。 総務部長は、昭和62年標準についても言及しましたが、そこに記載の耐震安全性の目標は、機能確保と記載があり、理事者が繰り返し答弁したものとは文言表現が明確に異なります。 平成8年11月基準と昭和62年標準とでは、耐震安全性の目標と保有すべき性能は明らかに異なります。当然、平成8年のほうが厳しいです。 繰り返し答弁した、平成8年3月同要領の耐震安全性の目標に係る文言は、昭和62年標準、そこには機能確保と記されています、ではなく平成8年11月基準、そこには十分な機能確保と記されています、こちらからの引用であると解釈できます。 以上から、理事者の答弁は、多数の基準等を恣意的につなぎ合わせ、耐震安全性の目標について根拠のない錯誤とおぼしき答弁を行ったものと解されます。 建物の劣化と、その性能に判断する自己都合に基づく姿勢や、法で定める建物の所有者、管理者の責務を軽んじる発言も総務部長、副市長から行われました。 この分科会の質疑を通じては、不用意、不適切、事実と異なる錯誤とおぼしき発言が繰り返され、答弁の撤回や修正を交えながら、それを繕おうとする発言を繰り返されていたと解釈します。その主たる原因は、提案そのものの根拠の薄さ、提案そのものの空虚さ、提案者の準備不足、認識不足であると判断するのが合理的であります。 さらには、委員請求の資料、西宮市、高松市、東大阪市の危機管理センターとの比較の中で、免震構造の有無について、東大阪市はなしと明記されていますが、実際には、免震装置併用の制震構造であり、検討する事項の趣旨から不適切であります。 これら一連の不適切とおぼしき発言、事象は、単なる偶発的な誤りの蓄積ではなく、一連の意図、誘導であると勘案しますが、それは私の思い違いでしょうか。皆さんは、どのように感じていらっしゃいますか。 また、分科会の答弁では返答に行き詰まると、どうしても、この泉町の本庁舎高層棟で設置すべき、そうしたいと熱望、主張をなされ、この泉町本庁舎を枕に討ち死にするような覚悟すら感じた次第であります。戦国武将が籠城して、進退窮まる状況にも、もはややむなしとの場面を思い浮かべました。しかしながら、誰がそのような判断、覚悟にお付き合いするのでしょうか。あいにくですが、私は遠慮させていただきます。 このような状況故に、本来、生産的、有意義な議論、協議の時間と場が無為に消費されたことは極めて残念であり、それで済まされる件ではないと認識します。中でも、本会議質疑及び予算常任委員会財政総務分科会での、ほぼ冒頭での、事実と異なる錯誤とおぼしき答弁は、その後の協議、議論は意味のないものとみなされかねない極めて重大な事象であることを指摘すると同時に、議会全体で認識されているところで、いや、まだであればその必要性を訴求します。 災害がいつ来るか分からないことは、古今東西変わりません。この数か月で急に、そのような認識は生まれるものではないはずです。この件、部長級未満の職員には責任論は及ばないものであるとしましたら、未熟さ経験不足故のことと再度の機会が設けられる組織、社会であることを祈念します。 多数の議員が署名し、求めた組替え動議は削除を求めたものであります。市長修正案に記載の減額を求めたものではありません。例えば、当初からこの修正内容で提案だったとしても、予算委員会では同じことが繰り返されていたと容易に想像できます。 まとめに入ります。とにかく提案の内容はずさんそのものであります。度重なる訂正に撤回、また副市長の事実と異なる錯誤とおぼしき発言に、いまだ訂正、撤回もされていない状況、議会を軽んじ不誠実と言わざるを得ません。執行部と議会は、当然のことながら社会通念や道義上の信頼関係を前提に成り立っていると認識します。提案発言は基本的に、性善説に基づき受け取り検討するのであります。全ての審議を調査しなければならないとしたら沈痛な思いであります。 以上、苦言を申し上げて、評価すべき点も多々ございますが、本案に反対いたします。 ○石川勝議長 15番 木村議員。   (15番木村議員登壇) ◆15番(木村裕議員) 民主・立憲フォーラムを代表し、議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算案及び修正案について意見を述べます。 情報化推進事業について。 行政手続の電子化を進める情報化推進事業については、令和7年度までの実施が義務づけられていますが、ガバメントクラウドなど自治体DXに向けた取組が本格的に進んでいく中、専門的なスキルを要する職員の確保が重要となってきます。外部からの登用のみならず、自前にて育成する仕組みが必要であり、ICT技術はまちのインフラと同様、今後さらに重要性を増していくものと思われます。 中長期的な視点を持ち、誰も取り残すことのない、市民の立場に立ったDXへと取組を進めていただくよう求めます。 危機管理センター設置については、東日本大震災の翌年2012年、理事者からの相談により議会棟の会議室を災害時の際の臨時の拠点として設けてきました。その後、熊本地震や大阪北部地震などがあり、いわゆる危機管理センターの設置について具体的な案が示されないまま今日に至ってました。あれから10年が経過し、その間、災害発生直後の初動態勢の重要性も問われ、通信関連の技術開発が特段に進み、国も地方自治体にその具体的な対応を求めています。 現在の情報収集態勢、ただ情報を集めるだけではなく、削減された案には、瞬時に80チャンネルの情報をスクリーンに投影し、多くの対策班が情報を共有しながら、国や府に提供、報告するとともに、即座に市民の命や安全と安心を確保するため、様々な対策を講じることができるわけです。 吹田市議会では、庁内DXや子供たちへのGIGAスクールにも積極的に取り組み、様々な議論が展開されてきましたが、ICT導入の先駆的な取組である災害時のオペレーションシステム導入による防災・減災対策についても、議会一丸となって積極的に取り組もうではありませんか。 学校教育については、組織改正により教育未来創生室に変更されますが、教育環境の充実、推進に努めていただき、ハードを中心とした教育条件の整備、教育の根幹を支える人である教職員、専門職員によるやりがいのある吹田の教育、吹田の状況に応じた教育を目指していただきたい。 災害時要援護者避難支援について、避難支援の優先度の高い市民の個別避難計画は、単に計画表を作成するのではなくて、地域包括支援センター、高齢福祉事業所、障がい福祉事業所など、当事者も交えて時間をかけて綿密な計画になるように求めます。 健都の保健推進事業について、健都のまちづくりのハード部分の進捗により、いよいよソフト戦略の出番になっています。しかし、卒煙ブースにしても、かるしお、つまり適切な食塩摂取についても、もう少し本気モードを出してもよいのではないでしょうか。喫煙と食塩の取り過ぎは明らかに生活習慣病の主な原因ですから、健康という抽象的な表現よりも、たばこと食塩の取り過ぎはあかんと明言したほうが関西人には有効かとも考えますが、効果的な展開を求めておきます。 保健所も組織改正で本格的な運用になりますが、何とかしてほしい執務室の手狭さ、袖すり合わせての仕事ぶりに市民の方からも通報がありました。誰もが何とかせなあかんと思っているのではないかと思いますが改善を求めておきます。 官民連携による都市公園の魅力向上整備事業として、江坂公園及び吹田市立江坂図書館並びに桃山公園における再整備事業負担金が計上されています。この負担金は、Park-PFI事業者が行う特定公園施設の整備費の約9割を市が負担するものであります。負担金を拠出するに当たり、公園の利用者が望まれている施設なのかどうか、また負担金の妥当性について精査することを求めておきます。 公共交通施設等対策事業について、吹田市公共交通維持・改善計画に係る新規事業として、新規路線運行開始予定に伴うバス停設置に係る費用のほか、3事業の予算が計上されています。新たな公共交通活性化のための取組がスタートしたと評価するものですが、高齢者に対する施策については、高齢者の運転免許返納のサポート支援施策のみにとどまっています。外出支援に対する施策の充実を求めておきます。 また、自転車駐車場について、市民ニーズに対応して、不足している地域での整備を積極的に進めることを求めておきます。 予算全体として、中核市にふさわしい予算が編成されたのではないかと思っています。臨時財政対策債も10億円で、健全財政に取り組まれていることは大いに評価できると考えています。新年度での経常収支比率の第4次総合計画推進の95%以内にするため、ふるさと納税など市税収入増への取組以外にも様々な税の涵養も今後とも積極的に取り組んでいただくよう求めておきます。 自治体DXにおいて各所管で様々な住民サービスにICTが導入されようとしていますが、個人情報の漏えいやシステム障害が発生した場合、事前に万全の対策を講じるように求めておきます。 以上、意見といたします。 ○石川勝議長 3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇)
    ◆3番(馬場慶次郎議員) 議案第25号 令和4年度吹田市一般会計予算について、会派を代表して、原案に反対の立場で意見を申し上げます。 予算常任委員会の総括質疑でも指摘しましたが、本案で提案されている多くの事業に関して、政策立案及び予算編成過程において必須とされる現状調査、研究、検討、協議が十分にされていないことが審査において明白となりました。 吹田市自治基本条例第14条においては、下記のように職員の責務が定められています。 職員は、市民の立場に立ち、創意工夫し、公正、誠実かつ効率的に職務の遂行に努めなければなりません。 職員は、職務の遂行に必要な知識、政策立案能力、法務能力等を身につけるよう努めなければなりません。 今、この責務が果たされているでしょうか。職員の皆様には、この条文を常に忘れず、職務に臨むよう求めます。 以下、個別の事案について、意見を申し上げます。 北千里小学校跡地複合施設について。 いよいよ来年度に開設となる複合施設ですが、当該施設の建設に当たって、担当部長が、日々、子供から高齢者まで幅広い世代が利用されることから、多世代交流事業を実施することにより、世代間交流の促進が図られ、地域の活性化に寄与できると言われているとおり、ハード面の整備だけでなく、ソフト面においても市民と共につくっていく地域の大切な居場所となることを強く願っています。 児童センターについて、閉館後の18時から20時までを中高生の居場所として運用するとの答弁がありました。利用者となる中高生の意見も十分に組み入れ、当該内容の供用開始に向けた十分な検討が図られることを期待します。 動画配信チャンネルについて。 吹田市の広報番組を終了し、動画配信チャンネルを充実させるとのことですが、これまで吹田市民のうち3.4%、約1万2,000人が、広報番組から情報を入手しておられます。その中には、インターネット媒体を利用できない、いわゆるデジタル難民の方も含まれ、必要な情報にアクセスできなくなることが危惧されます。 内閣府の情報通信機器の利活用に関する世論調査によると、現状では60歳代の25%、70歳以上では57%がスマホを使っていないとのことであり、そのような方々への新たな広報手段の確保や国の高齢者等のデジタル推進活用員の活用など、市民の知る権利を保障するために、誰一人取り残さない情報提供の在り方について、さらに検討するよう求めます。 配食サービスについて。 高齢者の在宅生活を支援する配食サービスについて、令和4年度から利用者の選定条件を絞るという発言があり、実施設計においては、令和5年度に当該事業サービスを廃止する案が提案されました。 予算常任委員会健康福祉分科会において、部長から発言のあった、一番近くで利用者に寄り添っている事業者の方々が求めておられる要望書の内容を含め、利用者の意見を聞く機会を迅速に設けて、廃止ありきで話が進行しないことを強く求めます。 教育・保育施設等における感染症対策に係る施設改修費等助成について。 私立の認定こども園、保育所、地域型保育事業所、幼稚園等に係る施設改修費等を助成するとのことです。これについては、以前に公立の教育・保育施設等に対する施設改修費等の事業予算を提案されたときに、公立、私立の違いがあっても、通っている子供たちに差異はなく、同時期に事業予算を提案すべきだったのではないかと意見を述べています。しかも、本市ではその財政的な余裕もありました。保育現場がどのような支援を求めているか、行政の側からアプローチが不足していたと言わざるを得ません。 今回、遅ればせながら提案されたことは評価しますが、遡って適用することはできないとのことで残念でなりません。今後、このようなことがないよう要望いたします。 融資利用事業者応援金について。 本事業については、既に融資を利用している事業者に対する応援事業であり、コロナ禍の下、経営に苦しみながらも融資を受けずに努力を続けてきた事業者あるいは融資を受けたくても受けられずにいる事業者は対象になっておらず、公平性や事業効果の観点から最適とは言えません。今回対象とならない事業者に対する新たな支援策について、積極的に検討するよう求めます。 外国人総合相談窓口の設置について。 現在約5,400人以上、192か国の外国の方が吹田市に在住しています。外国人の方々の行政手続等に関わる行政窓口をワンストップ化すること自体は賛成するところですが、そこから実際の行政手続となったときの市職員への引継ぎや通訳者派遣の連携などは緊密に行うよう求めます。また、そもそもやさしい日本語を大いに活用するよう、併せて要望します。 第4次総合計画の中間見直しについて。 中核市移行や新型コロナウイルス感染症対策、SDGs、環境政策等、総合計画を制定した5年前から社会情勢も大きく変化しており、審議会の構成員については、より多様な世代や立場の方々が委員となることが求められます。 今回の江坂公園等の指定管理における選定委員会において、公園協議会の運営に当たっては、市の関係部署との連携に加え、各事業担当の参画とともに、例えば子供部会の設置など、多世代のニーズを収集できる仕組みや方法を検討するという意見も出されています。 多様性を反映させる必要の最たる総合計画の見直しにおいては、施策、利用の当事者である子供たちを含め、多様な市民の声を聞く機会、対話の機会を十分に設けることを強く求めます。 公共施設センスアップについて。 自転車駐車場の壁面緑化等によるセンスアップについて、誰のためのセンスアップなのか疑問が残ります。阪急吹田駅周辺の自転車駐輪場については、市民の方々から希望する箇所の定期利用を確保することができないとの声をよく聞きます。自転車駐輪場利用者は、駐輪場そのものを新しくしてほしい、または駐輪台数を増設してほしいと思っているのではないでしょうか。総務交通室とも連携し、市民が求める自転車駐輪場の在り方についても、併せて検討すべきであったと指摘しておきます。 また、壁面緑化によるセンスアップを図るのであれば、以前から提案しているように、利用者も多く、省エネルギーにもつながる本庁舎壁面での実施を求めます。 公共施設の整備について。 高城児童館においては、地域の意向を尊重し、複合化、多機能化の実施を求めるとともに、当該施設以外においても、公共施設の整備に当たっては、市民共有の財産であることを肝に銘じ、公共施設個別施設計画に記載の市民ニーズ、地域特性を把握するため、積極的に市民意見や要望等を酌み上げ、十分に把握した上で、整備に向けた検討を市民に開かれた場で実施することを求めます。 このたびの北千里公民館跡地の危機管理センター設置に伴う庁舎整備については、その市民ニーズに応えられておらず、供給の視点に欠けていると言わざるを得ず、再考することを求めます。 休日急病診療所の委託料について。 決算審査において、委託契約の内容が履行されているか十分に確認されていない点を指摘し、書面による契約内容の確認だけでなく現地確認等を実施すること、積算時の市としての算定根拠の基準を定めるなど改善を求めたところ、所管部局にヒアリングを実施し、経過を把握の上、対応策を検討する、また現地確認等も含めて契約内容を検討する旨の答弁がありました。 しかし、今議会での審査において、その後の状況をただしたところ、担当から委託事業者に聞き取り調査をしただけで、実際に会計帳簿などは検査していないことが明らかになりました。 また、実態に合わせて契約書等を変更したとのことでありますが、変更前の業務実態が契約書等に反していることについての対応、対処については、今日まで報告も何もされておらず、市長からの監査要求もされていません。 そもそも、直営から指定管理に変更する際、その委託料の積算が綿密にされたかどうか疑問であり、その点は当該当初予算についても委託料に大きく変更がないため、疑いを払拭することができません。当該事業予算の積算について、詳細を明らかにするとともに適切な対応を行い、その報告を行うよう求めます。 子供の貧困、居場所について。 地域における子供の居場所の確保は待ったなしと言いながら、そのために大きく貢献してきた居場所づくり活動補助金が、このたびの実施計画で縮小となってしまい、次の施策展開にもつながらなかった点は大変残念です。 関係部署間の連携不足、そして地域活動、支援活動をされている方々と担当職員との温度差や認識の違いも浮き彫りとなりました。関係職員には、この市民の方々が蓄積されたノウハウを絶やさないためには努力が必要であることを肝に銘じていただき、今一度、子供の地域の居場所に関しては、早急に整備する必要性を再認識していただくよう求めます。 特に、来年度に行う子供の生活実態アンケート調査の結果を待つことなく、現在の子供の夢・未来応援施策基本方針に従い、児童館等の地域資源の迅速な活用を進めること、また子供に関わる支援対応をされている団体の方々や、子供たちの直接的な声を聞く場を設けることなど、子供たちが安心して過ごせる居場所づくりの実現に向けて、居場所づくり活動補助金の復活等も含めて、早急に多角的な観点から事業展開を実施することを強く求めます。 人事権移譲等について。 大阪府からの人事権移譲については、同僚議員の詳細な質問において、現状、吹田市が課題と考えている少人数学級の実現やインクルーシブ教育の実施に当たって効果が出るものではないこと、人員体制の肥大化が伴うことが明らかになっており、人事権移譲に直ちに取り組むメリットは見いだすことはできませんでした。 さらに、児童、生徒に直接的に関わる現場の教職員の声を聞く努力もされておらず、教育委員会内のみでの検討が続いていることも問題です。人事権移譲が本当に子供たちのためになるのか、今も吹田の子供たちのために全力で職務を全うされている教職員の方々にアンケートや聞き取りなど実施するよう求めます。 決して拙速に検討を進めることなく、一度立ち止まって、いじめ、不登校支援、少人数学級の実現、インクルーシブ教育、教職員の負担軽減等、他の教育に関する問題にその人員を厚く配置し、早期解決に全力で取り組むよう強く求めます。 給食センターについて。 中学校給食の全員喫食に向けた給食センターの設置について、摂津市との共同による複合施設の整備、運用について検討が行われ、建設予定地として健都イノベーションパークが挙げられています。しかし、当地は吹田市域外であり、各校にほぼ均一的な時間で配送することができません。また、災害や食中毒などのリスクを考えた場合、複数のセンターを整備すべきと考えられます。 立地条件については、分科会において、工業用の用途地域の中から検討し、当地以外の適正地がない旨の答弁がありましたが、神戸市においては、用途地域の変更や建築基準法第48条特例許可によっての建設が計画されており、本市においても同様の考え方から、別の候補地を検討することができます。 国立循環器病研究センターとの関係性についても、隣接せずとも連携することは十分可能であり、自ら可能性を狭める必要はありません。むしろ、医療及び健康関連の研究機関や企業等が集積する国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)の形成を図るため、健康・医療関連企業等の研究・開発施設の進出用地として位置づけるという理念からすれば、他の企業や研究機関を積極的に誘致すべきであり、イノベーションパークへの給食センターの建設はふさわしくないと考えられます。 摂津市においても、立地場所や費用の観点から賛否両論複数の意見が出ていると聞いており、複雑な交渉に直面する可能性があります。摂津市との共同、本市単独、双方の可能性を否定せず、よりよい環境整備について、引き続き検討するよう求めます。 卒煙支援ブースについて。 地方自治法第2条第14項において、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の向上のために最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならないとされているところですが、卒煙支援ブースについては、審査の中において卒煙における効果は確実には分からないとの発言があり、不適切と言わざるを得ません。 また、卒煙支援に対する効果検証は、その場所を利用する喫煙者のみを対象とするものであり、1年間で20名が利用すれば達成とのこと。ほんの僅かな目標のために、このような高額な予算をかけることには市民理解を得ることはできず、到底容認できません。 さらに、審議監が建設環境分科会において何度か言っておられた、卒煙支援ブースは路上喫煙、受動喫煙、禁煙促進をという三つの観点からの費用対効果を見たとしても、予算額3,000万円、国の補助を抜いても2,000万円から2,500万円の吹田市民の税金を費やすことでどのような効果があるのか、明確な効果は見えません。 路上喫煙禁止については、既に禁止区域という点では約500万円程度予算がかかっており、その費用も上乗せされます。三つの観点からの費用対効果を求めても明確な検証結果等の例示などもなく、現時点では効果が明らかではなく、1ブース3,000万円を注ぎ込むことは適切ではないと言わざるを得ません。 なお、JR吹田においては、そもそも既設の喫煙所において、受動喫煙、吸い殻のポイ捨て等が多く、近隣住民からの要望もあり、閉鎖型喫煙所の設置の検討の必要性は一定理解しますが、他市では密閉型であっても予算を抑えた喫煙所を設置している事例もあり、今回の提案では設置費用があまりにも高額であり、甘受することはできません。 既設の喫煙所の寄贈を受けた企業と密閉型喫煙所設置の話合いをするなど、まだまだ経費面において検討の余地も高く、再検討を求めます。 また、岸辺駅北口に関しては、副市長の発言にもあったスモークフリーのゴールは喫煙所がないことであれば、最後までそれを貫き通すことが市長の言われるたばこのないまちではないでしょうか。 まずは、駅周辺の環境美化や受動喫煙防止について、吹田市の取組が不十分であることを再認識し、条例の厳格的な運用など、市がさらなる努力を実施すること、地域住民や周辺事業者と十分に話合いをし、地域を挙げた取組を模索することが、喫煙所設置の前に取り組むべきことです。その上で、他市や海外の事例等も含め、客観的に効果が評価できる根拠を基にブース設置を含めた対策を検討、提案すべきものであり、このような合理的な基準なき提案は看過できません。 そもそも、当該地区は路上喫煙禁止地区であり、たばこを吸わないことを求めているルールを守らない人々の心理はどういう状況なのか。卒煙についての行動経済学のナッジ理論を使われるのではなく、どうしたらその場所でポイ捨てをしなくなるのか、その方々は喫煙禁止という場所でのルール違反をしなくなるのか、その部分にこそ行動心理学を導入するほうが、確実に環境美化と受動喫煙の防止を求める地域の方々の意向に沿うのではないでしょうか。再考することを求めます。 危機管理センター設置について。 先ほどの市長修正案の質疑において、中層棟も含め本庁舎で最も安全な場所を選択すべきとの問いに対し、危機管理監からは中層棟には1、2階は市民が利用、議会があるから、設置することはできないと考えた、また市長からは議会が決めることとの発言がありました。 しかし、そもそも議会に、危機管理センターの設置場所の検討に当たっての相談はなく、突然の提案であります。もっと前から議会に相談があれば、危機管理センター設置の重要性については共通の認識であるため、センター設置の協力は十分に検討できたと考えます。 例えば、災害時における議会開催と対策本部会議の開催は、出席するメンバーを考えても同時開催はできません。物理的に考えても、危機管理センターの一部と議会との両立は可能であり、中層棟での設置に向けた検討の余地は十分あります。 今回の提案については、吹田市は既に平成30年12月にできた業務継続計画(BCP)において、災害対策本部事務局室を含む災害対応スペースのワンフロア化について、おおむね5年以内に設置することとされており、この5年間、どの場所に置くことが適切なのか、様々な想定を調査、検討する時間が十分にありながら、今回、書類で確認できる耐震性等建物の安全性を裏づける根拠資料は、低層棟と高層棟は、法的義務により平成8年に実施された耐震診断結果報告書と、中層棟に関しては、新耐震基準の上で建設されているため、耐震診断の詳細の調査記録はないのが現状であり、十分な調査がされていないことが一番の問題と言えます。 最適な場所、モア、ベターな場所を模索すべきであり、調査、検討をするための予算が計上されていないことは、市長の危機管理の意識が問われると言われても抗弁できないと考えます。 訂正案に対する調査の必要性を求める答弁についても、技術職職員の目視を根拠に他の建物、中層棟、低層棟の調査はされていないとのことでした。 災害時に中心となる機能を持つ危機管理センター設置に関して、このような不十分と言わざるを得ない状態で推進することによる、市民、議会、行政職員への影響は看過できないため、調査及び再検討を改めて強く求めます。 危機管理センターの設置は一旦立ち止まるべきであり、関連予算を削除し、必要な調整費を新たに計上した修正案に賛成し、本案には反対いたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第25号を採決いたします。 本件に対しては、2件の修正案が提出され、委員長報告は不承認であります。 まず、木村議員ほか3人から提出された修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者少数であります。よって、本修正案は否決されました。 次に、斎藤議員ほか二人から提出された修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者少数であります。よって、本修正案は否決されました。 次に、原案について採決いたします。 原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、議案第25号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程18 議案第26号から議案第35号までを一括議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。17番 矢野議員。   (17番矢野議員登壇) ◆17番(矢野伸一郎議員) 過日の本会議におきまして、予算常任委員会に付託されました議案第26号から議案第35号までについて、審査しました経過並びに結果を一括して報告いたします。 議案第26号は、令和4年度吹田市国民健康保険特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ349億3,821万1,000円に、議案第27号は、令和4年度吹田市部落財産特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億9,593万円に、議案第28号は、令和4年度吹田市勤労者福祉共済特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,938万1,000円に、議案第29号は、令和4年度吹田市介護保険特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ307億5,044万2,000円に、議案第30号は、令和4年度吹田市後期高齢者医療特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ64億8,826万1,000円に、議案第31号は、令和4年度吹田市公共用地先行取得特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ26億380万円に、議案第32号は、令和4年度吹田市病院事業債管理特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億1,765万4,000円に、議案第33号は、令和4年度吹田市母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算案であり、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,853万7,000円に、議案第34号は、令和4年度吹田市水道事業会計予算案であり、収益的収入を84億2,374万1,000円に、収益的支出を70億5,118万1,000円にするとともに、資本的収入を13億8,235万円に、資本的支出を55億9,309万3,000円に、議案第35号は、令和4年度吹田市下水道事業会計予算案であり、収益的収入を95億1,425万9,000円に、収益的支出を85億1,782万8,000円にするとともに、資本的収入を35億746万1,000円に、資本的支出を67億7,463万1,000円にそれぞれしようとするものであります。 各分科会での審査の後、本委員会において本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第26号から議案第35号までを承認しました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第26号から議案第35号までを採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第26号から議案第35号までは原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程19 議案第44号を議題といたします。 本件につきましては、過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託し、御審査願っておりましたので、その結果について委員長から報告を受けることにいたします。26番 井口議員。   (26番井口議員登壇) ◆26番(井口直美議員) 過日の本会議におきまして、健康福祉常任委員会に付託されました議案第44号について、審査しました経過並びに結果を報告いたします。 本案は、国民健康保険法施行令の改正内容に準じ、賦課限度額を改定しようとするものであります。 委員からは 1 本条例改正により保険料に影響が及ぶ所得層の範囲 2 賦課限度額改定の今後の見通し 3 本改定と併せて本市独自の保険料軽減策を講じる必要性 などについて質問がありました。 以上が主な質疑項目であります。 本案に対する意見は別段なく、続いて採決しましたところ、全員異議なく議案第44号を承認いたしました。 以上、報告を終わります。 ○石川勝議長 報告が終わりました。 委員長報告に対し、質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第44号を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案承認であります。委員長報告どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第44号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程20 議案第16号から議案第18号まで、議案第22号、議案第45号及び議案第46号を一括議題といたします。 初めに、理事者から議案第22号の原案の一部修正について申出がありますので、ただいまから説明を受けることにいたします。春藤副市長。   (春藤副市長登壇) ◎春藤尚久副市長 御上程いただきました議案第22号 包括外部監査契約につきまして、謹んで原案の一部修正をお願い申し上げます。 本件につきましては、契約の相手方である小室将雄氏が令和4年2月28日に転居されたため、住所の修正をお願いするものでございます。 お手元の原案修正表4ページに沿いまして御説明申し上げます。 契約の相手方の住所につきまして、■■■■■■■■■■■■から■■■■■■■■■■■■に修正しようとするものでございます。 以上、よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○石川勝議長 お諮りいたします。 ただいま理事者から説明のありました原案の一部修正について、これを承認することに異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第22号の原案の一部修正について承認することに決しました。 次に、議案第16号から議案第18号まで及び議案第22号につきましては、過日の本会議で配付いたしました提出案件に係る事前説明の記録のとおり、その趣旨について説明があり、また議案第45号及び議案第46号につきましては、過日の本会議におきまして、理事者の説明がありましたので、ただいまから質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 この際お諮りいたします。本件については委員会付託を省略し、即決いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略し、即決することにいたします。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第16号から議案第18号まで、議案第22号、議案第45号及び議案第46号を採決いたします。 本件について承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第16号から議案第18号まで、議案第22号、議案第45号及び議案第46号は可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程21 議案第47号を議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 ただいま御上程いただきました議案第47号 吹田市副市長の選任につきまして御説明申し上げます。 追加議案書の5ページを御覧いただきたいと存じます。 3月31日付をもって任期満了となります辰谷義明副市長の後任につきましては、引き続き同氏を選任いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 同氏は議案書6ページにお示しいたします経歴書にもございますとおり、昭和55年(1980年)に大阪府に採用されて以来、土木部茨木土木事務所維持管理課長、都市整備部八尾土木事務所長、同河川室長、同港湾局長等の要職を歴任され、また平成30年(2018年)4月からは本市副市長として立派にその職責を果たされ、今後の本市行政における諸課題につきましても、その卓越した手腕をもって適切に対処することが期待できますことから、本市副市長として最適であると考えております。 よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。22番 高村議員。   (22番高村議員登壇) ◆22番(高村将敏議員) 議案第47号 吹田市副市長の選任について、意見を申し述べます。 我が会派は、特別職の選任については、公募、民間人登用を推進する立場から、吹田市をはじめ公務員OBや同一人物の指名、登用する現状に反対してまいりました。 今回の個別の副市長選任の是非とは別に、今後、特別職等の選任については、公募、民間人登用等について取り組まれることを強く要望いたします。 ○石川勝議長 以上で討論を終わり、議案第47号を採決いたします。 本件について同意いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第47号は同意されました。 ただいま選任に同意されました辰谷義明氏から挨拶したい旨の申出がありますので、受けることにいたします。 ◎(辰谷義明氏) 本会議開催中の貴重な時間を頂戴いたしまして、一言御礼の御挨拶をさせていただきます。 4年前にこの場で御挨拶をさせていただいて以来、私が副市長としてその職責をですね、全うできましたのも、ひとえに議員皆様方の御協力、御理解のことと深く感謝申し上げます。 また、先ほど副市長選任の御同意を賜りましたこと、光栄至極にございます。ありがとうございます。引き続き、未来を見詰めて、まちの強み、また魅力をさらに高めて、誰もが安心して快適で健やかに過ごせる、暮らし続けられる吹田を目指して、今後とも担当部局と共に、市長を補佐して取り組んでまいる所存でございますので、引き続き議員の皆様方の御協力、御支援、またさらに御指導、御鞭撻を賜りますことをお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。 本日はどうもありがとうございました。(拍手)----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程22 議案第48号を議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 ただいま御上程いただきました議案第48号 吹田市教育委員会委員の選任につきまして御説明を申し上げます。 追加議案書の9ページを御覧いただきたいと存じます。 3月29日付をもって任期満了となられます谷口 学教育委員会委員の後任につきましては、谷池雅子氏を選任いたしたく、御提案申し上げるものでございます。 同氏は議案書10ページにお示しいたします経歴書にもございますとおり、大阪大学医学部附属病院教授のほか、大阪大学・金沢大学・浜松医科大学連合小児発達学研究科教授や、大阪大学大学院連合小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センター長及び同センター環境関連分子解析部門教授として御活躍中でございまして、人格、識見ともに本市教育委員会委員として最適の方と考え、御提案申し上げるものでございます。 よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。4番 五十川議員。   (4番五十川議員登壇) ◆4番(五十川有香議員) 教育委員会委員の選定に当たって質問をさせていただきます。 平成27年4月の新教育制度移行以降6年がたちました。吹田市も令和2年度から中核市になったことで、教育委員に求められるものは大きく、合議体である教育委員会の在り方も問われているところです。 今回、市長は教育委員として小児発達学御専門の谷池雅子先生を選任として御提案をされています。この方は、教育委員会といじめ・不登校防止に関する調査研究も実施されている子どもの発達科学研究所の評議員もされている方のようです。 市長は、当然御本人に会われて、様々なお話をされているところかと思います。市長としては、この方に本市の教育政策に対して、どういった視点から貢献をしていただきたいとお考えなのでしょうか、お答えください。 ○石川勝議長 市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 今、学校を取り巻く環境、状況といたしまして、不登校それからいじめの認知件数、児童虐待等が、また発達障がいや自閉症等特別な支援を必要とする児童、生徒も増加をしております。これらの課題や現象と子供の心身の発達との関連等について、医学的にも高度な知見に基づく御意見を頂くことを御期待申し上げております。 直接、かなりの時間、お話をさせていただきました。これらの今申し上げました問題というのは、現場の教師が頑張って解決することには限界があるというのが今の科学的な知見です。 この経歴書にもありますように、医学的な視点、科学的な視点から、子供が今どういう状況にあるのか、それに対してどういう対応をすべきなのか。このような知見をお持ちの方というのは、非常に希有でございます。 そういう意味でも、我が国を代表する研究者の一人として、また教育に対して非常に熱心な思いをお持ちの方というのを直接感じた次第でございます。大いに期待をしているところでございます。 以上でございます。 ○石川勝議長 以上で質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第48号を採決いたします。 本件について同意いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第48号は同意されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程23 議案第49号を議題といたします。 理事者の説明を求めます。市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 ただいま御上程いただきました議案第49号 吹田市固定資産評価員の選任につきまして御説明を申し上げます。 追加議案書の13ページを御覧いただきたいと存じます。 3月31日付をもって辞任されます岩田 恵固定資産評価員の後任につきましては、中川明仁税務部長の兼任といたしたく、御提案申し上げるものでございます。 同氏は議案書14ページにお示しいたします経歴書にもございますとおり、昭和62年(1987年)に本市に就職以来、財務部財政室参事、行政経営部財政室長、同資産経営室長、公共施設最適化担当理事等を歴任し、令和2年(2020年)4月からは税務部長として立派にその職責を果たし、人格、識見ともに本市固定資産評価員として最適と考えております。 よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、議案第49号を採決いたします。 本件について同意いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、議案第49号は同意されました。 ただいま選任に同意されました中川明仁氏から挨拶したい旨の申出がありますので、受けることにいたします。 ◎(中川明仁氏) 本会議中の貴重なお時間を頂きまして、一言御挨拶をさせていただきたいと存じます。 先ほど議員の皆様方に御同意を賜りまして、固定資産評価員の選任をいただきました中川でございます。 本市におきまして、歳入の根幹である市税収入の約4割を占めております固定資産税におきまして、その賦課の基礎となります課税標準額、その基になります評価につきましては、今までと同様、これからも適正、的確に実施してまいりたいと存じますので、議員の皆様方におかれましては、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。 本日はどうもありがとうございました。(拍手)----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程24 市会議案第1号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。8番 後藤議員。   (8番後藤議員登壇) ◆8番(後藤恭平議員) ただいま上程されました市会議案第1号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第1号は、政府及び国会に対し、介護職員の処遇改善の実施に際し、関連する事務手続の簡素化及び対象職種の拡大等を求める意見書を提出しようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第1号を採決いたします。 本件について原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、市会議案第1号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程25 市会議案第2号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇) ◆3番(馬場慶次郎議員) ただいま上程されました市会議案第2号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第2号は、政府及び国会に対し、オンライン本会議の実現に必要となる地方自治法改正を求める意見書を提出しようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第2号を採決いたします。 本件について原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、市会議案第2号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程26 市会議案第3号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇) ◆3番(馬場慶次郎議員) ただいま上程されました市会議案第3号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第3号は、政府及び国会に対し、文書通信交通滞在費の抜本的見直しを求める意見書を提出しようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第3号を採決いたします。 本件について原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、市会議案第3号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程27 市会議案第4号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。32番 山根議員。   (32番山根議員登壇) ◆32番(山根建人議員) ただいま上程されました市会議案第4号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第4号は、大阪府に対し、カジノ誘致を含むIR事業に関する区域整備計画案の認定申請の中止を求める意見書を提出しようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第4号を採決いたします。 本件について原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者少数であります。よって、市会議案第4号は否決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 お諮りいたします。この際、別紙、お手元に配付いたしてあります日程2件を日程に追加し、議題といたしたいと存じます。これに異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、別紙、お手元に配付いたしてあります日程2件を日程に追加し、議題とすることに決しました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程28 市会議案第5号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇) ◆3番(馬場慶次郎議員) ただいま上程されました市会議案第5号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第5号は、政府及び国会に対し、痴漢被害への対策を求める意見書を提出しようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第5号を採決いたします。 本件について原案どおり承認することに賛成の方は起立願います。   (賛成者起立) 起立者多数であります。よって、市会議案第5号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 次に、日程29 市会議案第6号を議題といたします。 提案者の説明を求めます。3番 馬場議員。   (3番馬場議員登壇) ◆3番(馬場慶次郎議員) ただいま上程されました市会議案第6号につきまして、提案者を代表しまして説明いたします。 市会議案第6号は、ロシアによるウクライナ侵略行為に対し平和的解決を求める決議をしようとするものであります。 別紙の内容につきまして、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。 ○石川勝議長 説明が終わりました。 質問を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質問なしと認め、質疑を終わります。 討論に入ります。意見を受けることにいたします。   (「なし」と呼ぶ者あり) 意見なしと認め、討論を終わり、市会議案第6号を採決いたします。 本件について原案どおり承認いたしましても異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、市会議案第6号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○石川勝議長 それでは、事務局職員に追加の議事日程等を配付させます。   (追加の議事日程等配付) お諮りいたします。この際、別紙、お手元に配付いたしました日程1件を日程に追加し、議題といたしたいと存じます。これに異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、別紙、お手元に配付いたしました日程1件を日程に追加し、議題とすることに決しました。----------------------------------- ○石川勝議長 日程30 議席の変更についてを議題といたします。 新型コロナウイルスの感染防止を図るため、本日の本会議の冒頭に議席の変更を御承認いただき、議事説明員側の座席も含めて議員に間隔を空けて座っていただいて議事を進行してまいりましたが、先ほど全ての議案の採決が終了いたしましたので、従来の議席に戻っていただくため、別紙、お手元に配付いたしました変更後の議席表のとおり、議席を変更したいと思います。 お諮りいたします。ただいま申し上げましたとおり、議席を変更することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、ただいま申し上げましたとおり、議席を変更することに決しました。 それでは、ただいま決定いたしました議席にそれぞれお着きいただくため、しばらく休憩いたします。     (午後3時55分 休憩)-----------------------------------     (午後3時56分 再開) ○石川勝議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 以上で、日程は終了いたしました。 閉会に先立ち、市長の挨拶を受けることにいたします。市長。   (市長登壇) ◎後藤圭二市長 2月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 御提案をいたしました諸議案につきましては、追加提案をさせていただきました人選案件等を含めまして、それぞれ御結論を賜り御礼を申し上げます。 御提案させていただいた一部議案につきまして、提案者としての御説明や御答弁に不足な点や訂正等が生じたことにより、提案意義を、深く御審議いただくに至らなかった点がございました。頂きました厳しい御指摘に対し、おわびを申し上げます。この反省を生かして、今後の市政運営をしっかりと続けていきたいと存じます。 特に、危機管理センターの案件につきましては、本市も各地で頻発する地震を明日は我が身と考え、しっかりと速やかな初動態勢を整備せよとの思いに基づく御指摘と受け止めております。大規模災害から市民をお守りし、暮らしを取り戻す責任を果たす上で、今できる最大限の対策をできるだけ早く講じてまいります。 これらを含め、私自身2期目の最終年度に当たります当初予算等の御審議を通して、市政の在り方に対しても頂きました御意見を尊重し、今後の市政運営に当たらせていただきます。 さて、1月27日からまん延防止等重点措置が3月21日をもって解除となりました。しかし、全国的に新規感染者数が落ち切ることなく、特に大阪府においては医療・保健体制、病床使用率、そして死亡者数ともに全国に比べても深刻な状況にございます。その中でも、本市としては強い危機感を持って感染拡大防止に取り組むとともに、着実にワクチンの3回目接種を進めてまいります。 年度替わりで、様々な行事や人の移動が多くなる時期に入ります。市民の皆様には油断することなく、引き続き感染防止対策に努めていただきますようお願いを申し上げます。 以上、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○石川勝議長 2月定例会を閉じるに当たり、私からも一言御礼の御挨拶を申し上げます。 本定例会につきましては、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が全国で大幅に増加し、医療提供体制が逼迫している中での開催となりました。 そのため、本定例会につきましては、引き続き議員や議事説明員の座席の間隔をできる限り空けた配置とするとともに、議事説明員からの報告や説明を一部省略して会議時間の短縮を図るなど、感染防止対策を徹底した運営を行ってまいりました。 また、本定例会には令和4年度の当初予算などをはじめとした重要な議案が数多く提案され、十分な審議時間を確保する必要があることから、保健所業務などを所管する健康医療部に一定の配慮をしつつも、審議時間などはコロナ禍前の通常に戻す議会運営を行ってまいりました。このような取組により、まだ一部の制約が残る中ではありましたが、令和4年度の各会計の当初予算案など、数多くの重要な議案について委員会での連日にわたる審査も含め、本会議でも熱心に御審議いただき、本日無事に閉会の運びに至りましたことを厚く御礼申し上げます。 現在、新型コロナウイルスの新規感染者数は全国的に減少傾向にあり、一昨日をもって、全国の対象地域でまん延防止等重点措置が全面解除されておりますが、大阪府の病床使用率は50%を超えており、依然として、緊張感を緩めることができない状況となっております。 理事者各位におかれましては、現在行われている新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を着実に実施していただくことはさることながら、これまでの感染防止対策で培ったノウハウを生かし、市民が安心、安全に暮らせるよう、健康、医療、福祉、子育て、教育などの行政サービスの安定的な供給に御尽力いただきたいと考えております。 市議会といたしましても、ワクチン接種率の向上などで感染が落ち着き、社会経済活動も本格稼働していく新たなフェーズの下で、市民や事業者の皆様が求めるニーズを酌み取り、真に必要な施策を市政に反映できるよう、これからも全力で取り組んでまいる所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。 最後に、この3月末で定年退職される理事者の皆様方におかれましては、よりよいまちづくりや市民のために長きにわたり御尽力いただき、本当にありがとうございました。今後の御健勝とますますの御活躍をお祈り申し上げますとともに、今後も引き続き本市の発展にお力添えいただきますようお願いいたします。 これにて本日の会議を閉じるとともに、2月定例会を閉会いたします。     (午後4時2分 閉会)-----------------------------------  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。吹田市議会議長石川 勝 吹田市議会議員川本 均 吹田市議会議員村口久美子...