池田市議会 > 2022-02-28 >
02月28日-01号

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  1. 池田市議会 2022-02-28
    02月28日-01号


    取得元: 池田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    令和 4年  3月 定例会議事日程   令和4年2月28日  午前10時  開議日程議案番号件名第1議案第13号令和3年度池田市病院事業会計補正予算(第3号)第2議案第14号令和3年度池田市水道事業会計補正予算(第2号)第3議案第15号令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)第4議案第16号令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第5議案第17号令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第6議案第18号令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)第7議案第19号令和3年度池田市一般会計補正予算(第11号)第8 令和4年度施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策演説第9 各派代表質問第10議案第2号市立学校講堂等使用条例の全部改正について第11議案第3号労働者災害補償保険法の適用を受ける職員の公務災害等に伴う休業補償等の支給に関する条例の一部改正について第12議案第4号池田市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について第13議案第5号池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について第14議案第6号池田市いじめ問題調査委員会条例の一部改正について第15議案第7号池田市都市計画法施行条例の一部改正について第16議案第8号池田市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について第17議案第9号池田市消防保安行政事務手数料条例の一部改正について第18議案第20号令和4年度池田市病院事業会計予算第19議案第21号令和4年度池田市水道事業会計予算第20議案第22号令和4年度池田市公共下水道事業会計予算第21議案第23号令和4年度池田市国民健康保険特別会計予算第22議案第24号令和4年度池田市財産区特別会計予算第23議案第25号令和4年度池田市介護保険事業特別会計予算第24議案第26号令和4年度池田市後期高齢者医療事業特別会計予算第25議案第27号令和4年度池田市一般会計予算第26議案第10号池田市教育長の任命について第27議案第11号池田市教育委員会委員の任命について第28議案第12号財産区管理委員の選任について出席議員     1番    下窄 明     2番    藤本昌宏     3番    西垣 智     4番    守屋大道     6番    安黒善雄     7番    三宅正起     8番    石田隆史     9番    中田正紀     10番    浜地慎一郎     11番    小林義典     12番    荒木眞澄     13番    坂上昭栄     14番    小林吉三     15番    山元 建     16番    藤原美知子     17番    前田 敏     18番    多田隆一     19番    細井 馨     21番    山田正司欠席議員     20番    川西二郎説明員    市長         瀧澤智子    副市長        岡田正文    副市長        石田健二    教育長        田渕和明    病院事業管理者    福島公明    上下水道事業管理者  増井文典    総合政策部長     水越英樹    総務部長       塩川英樹    市民活力部長     高木勝治    福祉部長       綿谷憲司    子ども・健康部長   藤井彰三    都市整備部長     西村俊二    病院事務局長     衛門昭彦    上下水道部長     吉村 寛    教育次長兼管理部長  亀井隆幸    教育部長       大賀健司本会の書記    事務局長       桝野祐子    事務局長代理     太田原慎也    事務局主幹      小畑雄大    事務局副主幹     脇  啓---------------------------------------             市議会諸般報告事項令和3年◯12月3日     市議会定例会◯12月7日     市議会だより編集特別委員会          ・新年号(177号)及び12月定例会号(178号)の編集について◯12月8日     土木消防常任委員会          ・付託議案の審査          議会運営委員会          ・議会改革について◯12月9日     厚生常任委員会          ・付託議案の審査◯12月10日     文教病院常任委員会          ・付託議案の審査◯12月13日     総務常任委員会          ・付託議案の審査◯12月17日     各派代表者会議          ・追加議案の提出について          議会運営委員会          ・追加議案の提出について          市議会定例会継続会◯12月23日     各派代表者会議          ・12月定例会継続会について          議会運営委員会          ・12月定例会継続会の運営について          市議会定例会継続会◯12月24日     市議会定例会継続会          議会運営委員会          ・意見書の採択等について令和4年◯1月12日     市議会だより編集特別委員会          ・12月定例会号(178号)の編集について◯1月14日     各派代表者会議          ・1月臨時会について          議会運営委員会          ・1月臨時会の運営について          議会運営委員会          ・議会改革について◯1月18日     市議会だより編集特別委員会          ・12月定例会号(178号)の編集について◯1月21日     市議会臨時会◯1月28日     池田市議会議員研修会          ・「ハラスメントの防止について」          講師 人事院公務員研修所客員教授 高嶋直人 氏◯2月14日     北摂市議会議長会オンライン開催)          ・令和4年度各議長会役員の改選等について◯2月24日     予算内示会          各派代表者会議          ・3月定例会について          議会運営委員会          ・3月定例会の運営について---------------------------------------     午前10時00分 開会・開議 ○前田敏議長 おはようございます。 去る2月21日告示のありました本市定例会をただいまより開きます。 まず、事務局長より出席議員数並びに諸般の報告をさせます。議会事務局長。 ◎議会事務局長(桝野祐子) 御報告いたします。 ただいま御出席は19名でございます。 また、お手元に池田市議会の諸般の報告事項をプリントで配付しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、川西二郎議員より欠席の旨、届出がございました。 以上、御報告を申し上げます。 ○前田敏議長 次に、本日の会議録の署名議員を指名いたします。   10番  浜地慎一郎議員   12番  荒木眞澄議員の両議員にお願いいたします。 次に、今議会の議事運営について、議会運営委員会の結果を、議会運営委員会副委員長より御報告願います。西垣智副委員長。     (西垣議員-議会運営委員会副委員長-登壇) ◆議会運営委員会副委員長(西垣智) 去る2月24日、議会運営委員会を開きましたので、その結果を御報告いたします。 まず、今議会の会期につきましては、2月28日から3月29日までの30日間とし、議案審議方法につきましては、令和3年度関係議案は即決し、令和4年度関係議案は関係常任委員会に審査付託することになっております。 なお、人事案件は最終日に即決することになっております。 次に、議事の順序につきましては、お手元の議事日程表の順により、本日は、まず、日程第1から第7の議案を審議の上、即決し、引き続いて市長から令和4年度施政及び予算編成方針、教育長から令和4年度教育方針と主要施策の発表がそれぞれ行われた後、散会することになっております。 継続会は、3月7日、8日、そして29日とし、7日は各派代表質問を行い、8日は令和4年度関係議案を順次上程し、提案説明、質疑の後、それぞれの関係常任委員会に審査付託することになっております。 常任委員会につきましては、3月10日に土木消防常任委員会、14日に厚生常任委員会、15日に文教病院常任委員会、16日に総務常任委員会をそれぞれ開催願う予定をいたしております。 そして、3月29日は委員長報告、討論、採決、そして人事案件を審議することになっております。 次に、施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策に対する各派代表質問の質問通告要旨の提出は、3月1日の午前11時までとし、質問の順番につきましては、議会運営委員会において、1番、青風会議員団、2番、新生クラブ議員団、3番、自民同友会議員団、4番、日本共産党議員団、5番、大阪維新の会池田議員団、6番、公明党議員団に決定いたしております。 また、請願・陳情につきましては、3月7日の午後5時までに提出のあったものは、議会開会中の関係常任委員会に付託し、それ以後に提出されるものは、議会閉会中の委員会付託とすることに決定いたしております。 さらに、意見書案の提出は、3月16日の午後5時までとなっております。 終わりに、本日及び3月29日に再度、議会運営委員会を開催することになっております。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○前田敏議長 ただいまの報告の順序で議事を運営いたしますので、よろしくお願いいたします。 では、これより議事に入ります。 まず日程第1、議案第13号、令和3年度池田市病院事業会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。病院事務局長~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第13号 令和3年度池田市病院事業会計補正予算(第3号)(総則)第1条 令和3年度池田市病院事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。(業務の予定量)第2条 令和3年度池田市病院事業会計予算(以下「予算」という。)第2条に定めた業務の予定量を、次のとおり補正する。 (2)年間入院患者延数「123,560人」を「108,945人」に、1日平均入院患者数「339人」を「299人」に、それぞれ改める。(収益的収入及び支出)第3条 予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。              収入                                (単位:千円)科目既決予定額補正予定額計第1款  病院事業収益13,319,6771,588,59414,908,271 第1項  医業収益13,077,501▲681,69012,395,811 第2項  医業外収益242,1762,270,2842,512,460              支出                                (単位:千円)科目既決予定額補正予定額計第1款  病院事業費用13,608,281280,09913,888,380 第1項  医業費用13,350,922280,09913,631,021(資本的収入)第4条 予算第4条に定めた資本的収入の予定額を、次のとおり補正する。 (資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額573,622千円は、内部留保資金で補てんするものとする。)              収入                                (単位:千円)科目既決予定額補正予定額計第1款  資本的収入1,660,70401,660,704 第1項  企業債731,000▲11,000720,000 第4項  補助金97,84011,000108,840(企業債)第5条 予算第5条に定めた企業債の限度額を、次のとおり補正する。補正前起債の目的限度額起債方法利率借入先償還方法償還期限据置期間償還方法その他医療機器整備事業220,000千円普通貸借 又は 証券発行7%以内政府又は 銀行等10年以内1年以内元利均等又は元金均等で年賦又は半年賦財政の都合により繰上償還又は低利に借換えることができる。補正後起債の目的限度額起債方法利率借入先償還方法償還期限据置期間償還方法その他医療機器整備事業209,000千円普通貸借 又は 証券発行7%以内政府又は 銀行等10年以内1年以内元利均等又は元金均等で年賦又は半年賦財政の都合により繰上償還又は低利に借換えることができる。(議会の議決を経なければ流用することのできない経費)第6条 予算第7条に定めた経費の金額を、次のとおり補正する。 (1)職員給与費「6,303,098千円」を「6,439,197千円」に改める。(たな卸資産購入限度額)第7条 予算第8条に定めたたな卸資産の購入限度額を、次のとおり補正する。 「3,893,315千円」を「4,037,315千円」に改める。     令和4年2月28日 提出                          大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~病院事務局長(衛門昭彦) ただいま上程になりました議案第13号、令和3年度池田市病院事業会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、補正予算及び説明の3ページをお開き願います。 今回の補正は、収入においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う入院収益の減少や外来化学療法適用患者の増加に伴う外来収益の増加、新型コロナウイルス感染症対策に係る国・大阪府の補助金の増加などによる増減を補正するとともに、支出においては、新型コロナウイルス感染症患者の対応などに伴う給与費の追加や外来化学療法適用患者の増加に伴う薬品費の追加などをさせていただくものでございます。 第2条、業務の予定量でございますが、1日平均入院患者数を40人減らして299人とし、年間入院患者延べ数を10万8,945人とするものでございます。 次に、4ページの第3条、収益的収入及び支出でございますが、収入では15億8,859万4千円を増額し、総額を149億827万1千円とするものでございます。支出では2億8,009万9千円を増額し、総額を138億8,838万円とするものでございます。 第4条、資本的収入は、総額に変更はありませんが、内訳で発行を予定しておりました企業債を1,100万円減額し、同額を補助金として計上するものでございます。 6ページの第5条、企業債は、予算第5条で定めた医療機器整備事業の限度額を1,100万円減額するもの、第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、予算第7条に定めた職員給与費を1億3,609万9千円増の64億3,919万7千円に改めるものでございます。 第7条の棚卸資産購入限度額は、予算第8条に定めた購入限度額を1億4,400万円増の40億3,731万5千円に改めるものでございます。 8ページは、補正予算実施計画でございますが、恐れ入りますが、議案書の23ページをお開き願います。 収益的収入の病院事業収益15億8,859万4千円増額の内訳としまして、入院収益での単価は増加したものの、患者延べ数の減少により8億9,949万円の減額、外来収益は入院収益同様に単価が増加したため、2億1,780万円の追加となっております。 補助金は、新型コロナウイルス感染症患者等の入院病床確保に対する空床補償の補助などで22億7,028万4千円の追加となっております。 24ページの収益的支出でございますが、病院事業費用2億8,009万9千円の増額は、給与費では、新型コロナウイルス感染症患者対応及び育児休業復帰者の増加などによる追加、材料費では、注射薬の購入額の増などによる薬品費の追加となっております。 資本的収入でございますが、総額に変更はありませんが、発行を予定しておりました企業債1,100万円について国庫補助金を活用したため、内訳を補正するものでございます。 なお、10ページ、11ページに予定キャッシュ・フロー計算書、12ページから15ページに給与費明細書、16ページから19ページに予定貸借対照表を掲載しておりますので御参照願います。 以上、誠に簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 議案第13号、令和3年度池田市病院事業会計補正予算(第3号)について質問いたします。 本補正予算は、業務の予定量として、年間入院患者延べ数を1万4,615人減の10万8,945人に、1日平均入院患者数を40人減とすること、収益的収支について、病院事業収益を15億8,859万4千円増の149億827万1千円に、病院事業費用を2億8,009万9千円増の138億8,838万円とすること及び資本的収入は変わらないものの、そのうち企業債を1,100万円減、補助金について1,100万円増とするなどの補正を行うものです。 市立池田病院におかれましては、市直営の病院施設としての役割をこの間発揮され、新型コロナ感染症への対応など、市民の命と健康を守るために医療従事者の皆さんや職員の皆さんが奮闘されていることに敬意を表します。 質問の1点目は、業務の予定量について、入院患者数の補正を行っております。これは大阪府からの新型コロナ感染症対応のためのベッド確保の要請によるものなのかお聞かせください。 また、医業収益の入院収益を8億9,949万円減額としていますが、これはその見込みによるものなのかお聞かせください。 2点目は、今回の補正では、外来患者数の補正はありません。ただ、医業収益の外来収益としては、当初予算から2億1,780万円増収となっております。先ほどの説明では、外来化学療法の単価増の影響という説明がありました。新型コロナの影響もあるものと思いますが、業務の予定量への影響はないのか。今回は補正がありませんが、その点についてお聞かせください。 3点目は、医業外収益の増加について、補助金の内容ですけれども、国庫からの新型コロナウイルス感染症患者等入院受入医療機関緊急支援事業補助金等が6,643万6千円計上されています。これは当初予算の項目ではなかったものです。空床補償という内容の説明があったかと思うのですけれども、これはどのような算定、計算方法で補助されるものなのかお聞かせください。 4点目は、同じ補助金の府からの大阪府新型コロナウイルス感染症患者等入院病床確保緊急支援事業費補助金等が22億384万8千円、結構大きな額が計上されています。いわゆる空床補償などと言われるものと思います。項目については4点ほどあるというふうに聞いておりますが、これもどのような算定で補助されるものなのか、その点についてお聞かせください。 5点目ですけれども、資本的収入についてです。補助金が1,100万円入ったために企業債の発行予定を同額減額するものです。昨年6月の第1号補正で府の補助金9,784万円が計上され、今回追加して今度は国庫から1,100万円が補助されると。内容は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止医療提供体制確保支援補助金として計上されました。 この補助金は、名前のとおり市等に対する補助金と考えますけれども、当初企業債により充てる予定の医療機器・備品と今回の補助金を使っての購入するものとで変更があるものなのか。また、その購入はどのようなものなのか、その点についてお聞かせください。 以上、よろしくお願いします。 ○前田敏議長 病院事務局長。 ◎病院事務局長(衛門昭彦) 小林吉三議員さんの御質問に順次御答弁申し上げます。 まず初めに、業務の予定量でございますけれども、まず、入院収益、入院の減少ですけれども、まず、コロナ病棟としまして1病棟、入院患者様のために空けたということによります病床数の減少によりまして下がっておるというところでございます。 具体的にいいますと、病棟のコロナ対応で稼働率が約6%減ということになっております。それとそのための看護体制を強化するために、ほかにもベッドコントロールをしている分がございます。それも影響がありまして、その分は約3%ということで見ております。 それから外来化学療法の関係でございますけれども、診療機能の充実に加えまして、コロナ禍にあっても状況に応じて化学療法等の診療を積極的に実施いたしました。これにつきまして、かなり単価が高いということで単価のほうが上がっております。 予定量ということで、患者数につきましては、昨年度は受診控えが見られましたが、今年度はその辺の受診控えはなくなっておるということで、患者数についてはそのままということでさせていただいております。 あと医業外収益の国庫補助金約6,600万円の分でございますが、内容としましては、入院病床確保のために医療従事者の処遇改善や施設整備に対して交付されるものと感染拡大防止に要した経費ということで、2本の国庫補助金がございます。1本につきましては、資本的収入のほうで1,100万円ということで上げている分でございまして、その2本が国庫補助金となっております。 収益的収入の空床補償などのメニューにつきましては、府の補助金が7本ございます。その中で一番大きいのが空床確保の補助金でございまして、これは昨年からございますが、1床当たり7万1千円でスタートいたしまして、6月以降につきましては、HCUといいましてハイケアユニットという通常の看護体制よりも手厚い看護体制をしましたので加算が多くなりまして、単価が21万1千円ということで大幅に増えたということもございまして、昨年9億2,100万円であったのに対しまして、21億4千万円というふうに多く増えたということでございます。 それから資本的収入の件でございますけれども、まず、医療機器の購入に関しまして、財源は通常補助金は当たらないので、企業債ということで対応しておりました。ただ今回、病棟のWi-Fiですとか、携帯型超音波画像診断装置などの医療機器・備品の購入に対しまして新型コロナウイルス関係の補助が活用できるということがありましたので、その補助額を1,100万円計上しまして、それによりまして発行が不要となる企業債1,100万円を減額しているものでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 御答弁ありがとうございました。 追加の質問ですけれども、職員給与費ですけれども、第6条で総額約1億3,610万円追加しております。12ページや14ページを見ますと、会計年度任用職員14名増加しているためと思いますけれども、先ほど新型コロナ対応ということでの職員増と言われましたけれども、具体的にはどのような職務をされる職員なのかお聞かせください。 2点目ですけれども、棚卸資産の購入限度額について増加しております。この増加理由についてお聞かせください。 また、化学療法との関係で材料費、こういうものが追加されているふうに計上されていますけれども、これとの関係があるのか、その辺お聞かせください。 次、3点目ですけれども、オミクロン株の感染急拡大で入院についても中等症Ⅱ以上でないと入院対象とならないという府の設定もあるほどになっています。このことで今現在も今後も予断を許さない状況となっています。 この補正、本日提出となっておりますけれども、今後も大きな変動要素があると考えますけれども、どのような備えを市立池田病院として構えておられるのか、その辺についてお聞かせください。 あとは、この補正の時点で前年度に続き本業の医業収支2年連続の赤字、病院事業収益としては補助金もあり、黒字となっています。現時点での決算の見通しなどありましたらお聞かせください。 もう一点ですけれども、昨年の12月議会で、第2号補正で手術支援ロボットの導入が決まりました。早々に内覧会もしていただいたのですけれども、その後の稼働に向けての研修や実稼働の予定など、決まっておりましたらお聞かせください。 以上、よろしくお願いします。
    ○前田敏議長 病院事務局長。 ◎病院事務局長(衛門昭彦) 小林吉三議員さんの再度の御質問に御答弁申し上げます。 まず、給与費の増でございますけれども、コロナ対応といたしましては、やはり看護師等をできるだけ増やすという形で採用を進めてまいりました。それから時間外勤務につきましてもありますし、処遇改善の加算もさせていただいております。その辺で増加しているというところでございます。 それから棚卸資産購入限度額の増ですけれども、これは議員さんおっしゃいましたとおり、材料費と関係しておりまして、まず、薬品を買いまして貯蔵品ということでプールをいたしまして、そこから薬として出ていくという形になりまして連動しております。 先ほども言いましたけれども、抗がん剤が非常に多く出ておりますので、特に肺がん関係、それから乳がん関係等で多く出ているということで、購入限度額も増やしまして、貯蔵品として入れた後で執行しているという流れになってございます。 それからオミクロン株での入院対象についてということで、今後の予測でございますけれども、一旦、今の第6波につきましては、2月の中旬がピークであったかなというふうに思っております。一時100%を超えるような受入れ状況になっておりましたが、直近、25日時点でいいますと約50%に入院患者様は減ってきているという状況でございます。 ただし、市内のある程度の施設でクラスター等が発生しますと一気に数も増えますし、今後の状況についてはまだまだ予断を許さないというふうに考えております。 それから次に、今年度の決算見込みでございますけれども、議員さんおっしゃいましたとおり、医業収益では赤字ということですけれども、経常収支、それから当年度純損益については2年連続で黒字化するという見込みでございます。今回、令和3年度につきましては、補助金による黒字化という側面は否めないということで考えております。 したがいまして、財務体質の改善による黒字化とは言えませんので、2年連続の黒字化を楽観視せずに、引き続き健全化に努めてまいりたいというふうに考えております。 それから手術支援ロボットの件でございますが、年末に導入をさせていただきまして、既に2月8日に泌尿器科で初症例を実施させていただきました。3月には、泌尿器科で2回、それから消化器外科と産婦人科はそれぞれ初症例をさせていただくという予定でございます。以上でございます。 ○前田敏議長 小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 御丁寧な答弁ありがとうございました。 先ほども入院の件について100%を超える状況があったと。今、救急医療が受け入れられない状況、救急搬送困難事案というのが増えているというのが問題になっております。残念ながら患者を受け入れられない状況が市立池田病院でも、先ほど100%を超えるということでしたのであったのかなと思いますけれども、そういう事案が発生していたのか、増加していたのかというところら辺についてお聞かせください。 ○前田敏議長 病院事務局長。 ◎病院事務局長(衛門昭彦) 小林吉三議員さんの再度の御質問でございますが、コロナの患者様の受入れについては、そこでお断りしたという事実があったかどうかというのは把握をしておりませんが、一般の救急の件数、かなり実際のところお断りをさせていただいておりまして、その中にはかなり発熱された方も見受けられますので、その意味でいいますと、ほかに搬送していただいているという方がいらっしゃるということではないかと思っております。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第13号、令和3年度池田市病院事業会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第2、議案第14号、令和3年度池田市水道事業会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。上下水道部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第14号 令和3年度池田市水道事業会計補正予算(第2号)(総則)第1条 令和3年度池田市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(業務の予定量)第2条 令和3年度池田市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第2条中、年間総給水量「12,160,000立方メートル」を「12,085,000立方メートル」に、1日平均給水量「33,315立方メートル」を「33,110立方メートル」に改める。(収益的収入及び支出)第3条 予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。              収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 水道事業収益 2,458,844▲50,8662,407,9781 営業収益1,953,362▲37,0061,916,3562 営業外収益505,482▲13,860491,622              支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 水道事業費用 2,400,506▲44,8172,355,6891 営業費用2,183,137▲40,2142,142,9232 営業外費用196,308▲4,603191,705(資本的収入及び支出)第4条 予算第4条本文括弧書中「1,021,710千円」を「1,019,897千円」に改め、資本的支出の予定額を、次のとおり補正する。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的支出 1,498,115▲1,8131,496,3023 施設整備費759,900▲1,813758,087(議会の議決を経なければ流用することができない経費)第5条 予算第7条に定めた経費の金額を、次のように改める。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計(1) 職員給与費449,838▲42,027407,811     令和4年2月28日 提出                          大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎上下水道部長(吉村寛) ただいま上程になりました議案第14号、令和3年度池田市水道事業会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。 議案書の28ページから53ページに補正予算及び説明を記載しております。 今回の補正は、決算に見合うところの補正をさせていただくもので、その内容は、給水収益の減額、口径別納付金の減額、職員給与費の過不足調整が主なものでございます。 それでは、議案書28ページをお開き願います。 第2条、業務の予定量でございますが、年間総給水量を7万5千立方メートル減の1,208万5千立方メートルに、1日平均給水量を205立方メートル減の3万3,110立方メートルに改めるものでございます。 第3条、29ページ、収益的収入、款1水道事業収益、項1営業収益は、給水収益の減額及び下水道使用料徴収事務負担金の減による他会計負担金の減額により3,700万6千円減額するものでございます。 項2営業外収益は、口径別納付金の減額により1,386万円の減額をするものでございます。 次に、款1水道事業費用、項1営業費用は、職員給与費の過不足調整により4,021万4千円減額するものでございます。 項2営業外費用は、消費税及び地方消費税の減額により460万3千円減額するものでございます。 次に、30ページ、第4条、資本的収入及び支出でございますが、款1資本的支出、項3施設整備費は、職員給与費の過不足調整により181万3千円減額するものでございます。 次に、第5条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費4,202万7千円を減額するものでございます。 次に、34ページから35ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しております。 35ページ下段にございますように、資金期末残高は28億6,272万2千円となる予定でございます。 次に、40ページから43ページに予定貸借対照表を記載しております。 43ページ下から5行目の当年度未処理欠損金は1,862万4千円となる予定でございます。 以上、誠に簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。山元建議員。 ◆山元建議員 議案第14号、令和3年度池田市水道事業会計補正予算(第2号)について質問いたします。 今回の補正は、まず、業務の予定量が変わりました。年間総給水量を1,216万立方メートルだったものを1,208万5千立方メートルにということで、7万5千立方メートルの減ということであります。 収益的収入及び支出に関しましては、水道事業収益24億5,884万4千円が5,086万6千円減で24億797万8千円ということ、同じく水道事業費用の支出が24億50万6千円だったものが、4,481万7千円減の23億5,568万9千円ということであります。 一方、資本的支出が14億9,811万5千円から181万3千円減の14億9,630万2千円となったということでありますが、簡単に3点質問いたします。 ざっくりとした理由で構いませんが、給水量が予算ベースのときよりも、当初よりも減ったということで7万5千立方メートルとそこそこの水量だというふうに思うわけでありますけれども、その理由を述べていただきたいということであります。 それから関連するかどうか分かりませんけれども、今回、今年度、一庫ダムの取水制限というようなものがありました。それがもしかしたら何か影響しているのかなというようなことを単純に思ったりするのですけれども、その辺の関係があるのかどうか、その辺をお答え願いたいということであります。 取りあえずこの2点よろしくお願いします。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(吉村寛) 山元議員さんの御質問にお答え申し上げます。 まず、水道使用料の減でございますが、令和3年度の一般用の水道料金は、新型コロナウイルスの影響がさらに広がりまして、水道使用量が減ったことが要因ということと思われます。 また、大口の使用者が大変減ったことにより、使用量が大幅に減少したことが大きな要因と考えられます。 また、一庫ダムの件でございますが、現在、一庫ダムの貯水量が30%以下、本日の朝で25%以下に下がっておりまして、猪名川渇水調整幹事会・委員会によりまして10%の取水制限が決定されております。上下水道部としましても、渇水対策室を2月16日に立ち上げまして、17日から取水制限に入っております。 今回の渇水の原因と思われますのは、昨年10月は例年になく秋雨や台風などが少なかったことが貯留量の減少に影響しているものと考えられます。今月の3月は、通常でしたら雨の多い月でございますので回復を期待しておりますが、このまま降らなければ20%、30%と取水制限が強化されてまいります。 ですが、ダム水のほかに余野川とか、大阪広域水道企業団からも水を供給しておりますので、当面の間、この取水制限による市民生活への影響はないと考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 山元建議員。 ◆山元建議員 市民生活にはこの一庫ダムの貯水量による影響はないということで一安心したところでありますけれども、最後に、ここには関係するのかどうか分からないのですけれども、耐震構造の配水管がこの間普及しているということで、少々の揺れが来ても管が破裂しないということと私は聞いておりますが、その進捗状況、それからメートル当たりの単価でいうのでしょうか、どのようなものなのか、高くなるのかどうか、その辺だけお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(吉村寛) ただいまの山元議員さんの再度の御質問にお答え申し上げます。 今現在、市内の配水管の耐震管は15.5%の状態でございます。継ぎ手のところが耐震仕様になっているというものでございます。単価のほうについては、今現在使用しているものは全て耐震管ということなのですけれども、単価の差については今持ち合わせがございません。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第14号、令和3年度池田市水道事業会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第3、議案第15号、令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。上下水道部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △案第15号 令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)(総則)第1条 令和3年度池田市公共下水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(業務の予定量)第2条 令和3年度池田市公共下水道事業会計予算(以下「予算」という。)第2条中、年間総処理水量「23,378,000立方メートル」を「23,261,000立方メートル」に、1日平均処理水量「64,049立方メートル」を「63,729立方メートル」に改める。(収益的収入及び支出)第3条 予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。              収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 下水道事業収益 2,935,140▲27,8192,907,3211 営業収益1,748,706▲29,4951,719,2112 営業外収益1,186,4341,6761,188,110              支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 下水道事業費用 2,835,475▲20,5892,814,8861 営業費用2,660,139▲20,5892,639,550(資本的収入及び支出)第4条 予算第4条本文括弧書中「757,163千円」を「754,500千円」に改め、資本的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。              収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的収入 1,569,824391,8001,961,6241 企業債938,000210,8001,148,8002 補助金616,700181,000797,700              支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的支出 2,326,987389,1372,716,1241 建設改良費1,672,133389,1372,061,270(企業債)第5条 予算第6条に定めた起債の限度額を次のとおり改める。補正前起債の目的限度額起債方法利率借入先償還方法償還期限据置期間償還方法その他公共下水道事業860,800千円普通貸借 または 証券発行7%以内政府または地方公共団体金融機構等40年以内5年以内元利均等または元金均等で年賦または半年賦財政の都合により繰上償還または低利に借換えることができる。流域下水道事業26,200千円計938,000千円補正後起債の目的限度額起債方法利率借入先償還方法償還期限据置期間償還方法その他公共下水道事業1,069,800千円普通貸借 または 証券発行7%以内政府または地方公共団体金融機構等40年以内5年以内元利均等または元金均等で年賦または半年賦財政の都合により繰上償還または低利に借換えることができる。流域下水道事業28,000千円計1,148,800千円(議会の議決を経なければ流用することができない経費)第6条 予算第7条に定めた経費の金額を、次のように改める。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計(1) 職員給与費298,326▲22,181276,145     令和4年2月28日 提出                          大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎上下水道部長(吉村寛) ただいま上程になりました議案第15号、令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。 議案書の56ページから88ページに補正予算及び説明並びに参考資料を記載しております。 今回の補正は、決算に見合うところの補正をさせていただくもので、その内容は下水道使用料の減額、職員給与費の過不足調整の補正及び国の補正予算等で計上された補助金を活用するために、令和4年度に実施予定の工事を前倒しして行うための補正でございます。 それでは、議案書56ページをお開き願います。 第2条、業務の予定量でございますが、年間総処理水量を11万7千立方メートル減の2,326万1千立方メートルに、1日平均処理水量を320立方メートル減の6万3,729立方メートルに改めるものでございます。 次に、第3条、収益的収入及び支出でございますが、57ページ、款1下水道事業収益、項1営業収益は、下水道使用料の減額及び職員給与費の過不足調整に伴う雨水処理負担金の減額により2,949万5千円減額するものでございます。 項2営業外収益は、職員給与費の過不足調整に伴う他会計補助金の減額及び消費税及び地方消費税の還付金の増額により167万6千円増額するものでございます。 次に、款1下水道事業費用、項1営業費用は、職員給与費の過不足調整による減額及び下水道使用料徴収事務負担金の減額により2,058万9千円減額するものでございます。 次に、58ページ、第4条、資本的収入及び支出でございますが、款1資本的収入は、国の補正予算等に伴い建設改良費の財源として、項1企業債を2億1,080万円増額、項2補助金を1億8,100万円増額するものでございます。 款1資本的支出、項1建設改良費は、国の補正予算等に伴う工事請負費等の増額及び職員給与費の過不足調整による減額により3億8,913万7千円増額するものでございます。 次に、59ページ、第5条、企業債でございますが、公共下水道事業及び流域下水道事業の限度額の変更を記載しております。 第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費2,218万1千円を減額するものでございます。 次に、64ページから65ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しております。 65ページ下段にございますように、資金期末残高は19億9,847万5千円となる予定でございます。 次に、70ページから73ページに予定貸借対照表を記載しております。 73ページ下から5行目の当年度未処理欠損金は470万7千円となる予定でございます。 以上、誠に簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第15号、令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について質問させていただきます。 本補正は、収益的収入を既決予定額29億3,514万円に対し、2,781万9千円減額し、29億732万1千円とする。さらに収益的支出は2,058万9千円減額し、28億1,488万6千円とするというものであります。 また、資本的収入では、既決予定額15億6,982万4千円に対し、企業債と補助金を合わせ3億9,180万円の増額で19億6,162万4千円に、資本的支出は、建設改良費3億8,913万7千円の増額で27億1,612万4千円とするとのことでありました。 質問ですが、収益的収支につきましては、職員の給与の過不足調整ということが主ではありますけれども、もう一点、使用料の減額という御説明がありました。その減額理由についてお聞かせいただきたいということと、資本的支出の建設改良費としては、管渠布設費がそのほとんどでありますけれども、国の補正予算によるものとの説明だったかと思います。増額補正の具体的な内容、そしてその事業の進捗状況についてお聞かせください。以上です。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(吉村寛) 藤原議員さんの御質問にお答え申し上げます。 まず、下水道使用料の補正でございますが、令和3年度の一般用の下水道使用料は、新型コロナウイルスの影響がさらに広がりまして、水量ランク1,001立方メートル以上の大口使用者の料金が当初と比較いたしまして2,028万円減少することに加え、水量ランク31立方メートル以上のほとんどのランクで減少が予想され、2,230万1千円の減額補正を行うものでございます。 これは、大規模工場等での工場操業停止により大口使用者の使用水量が予想よりも減少したことに加えまして、緊急事態宣言等による飲食店の時短営業及び営業休止等により中間層ランクの使用量が減少したことが大きな要因と考えられます。 続きまして、工事の補正の関係でございます。補正予算を実施する内容でございますが、令和元年度に策定いたしました第2期下水道総合地震対策計画に基づきまして、優先度の高い北豊島中学校から井口堂までの幹線約2kmのうち170mの耐震化と、令和元年度までに下水道管の耐震化を行った学大脇塚幹線のマンホールの管口の耐震化を10か所実施する予定でございます。 また、床上浸水対策事業のうち、八王寺川バイパス管築造工事のシールド工の工事ヤードといたしまして一部を使用していた夫婦池につきまして、貯留容量の拡大を目的とした掘り下げ工事を予定しております。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第15号、令和3年度池田市公共下水道事業会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第4、議案第16号、令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第16号 令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 令和3年度池田市の国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ195,851千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11,139,299千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  令和4年2月28日 提出    大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(綿谷憲司) ただいま上程になりました議案第16号、令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、補正予算及び説明並びに参考資料の1ページを御参照願います。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億9,585万1千円を追加し、それぞれ111億3,929万9千円とするものでございます。 それでは、まず歳出について御説明申し上げます。 10ページを御参照願います。 款1総務費につきましては、人事異動等に伴う人件費の過不足調整のために、項1総務管理費、目1一般管理費は、給料、職員手当等、共済費を差引き後で76万9千円減額し、項2徴収費、目1賦課徴収費は、職員手当等について10万3千円を追加するものでございます。 11ページの款2保険給付費、項1療養諸費及び項2高額療養費は、一般被保険者の療養給付費、療養費及び高額療養費の増額でございます。 12ページの款6諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目5償還金は、令和2年度の災害等臨時特例補助金の超過受入れ分12万9千円を国へ返還するもので、13ページの款7予備費につきましては、同額を減額するものでございます。 次に、歳入につきましては、6ページを御参照願います。 款4府支出金、項1府補助金、目1保険給付費等交付金は、一般被保険者の保険給付費の増額分1億9,651万7千円の交付を受けるもの、7ページの款5繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分といたしまして、職員給与費等繰入金を66万6千円減額するものでございます。 簡単ですが、説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。山元建議員。 ◆山元建議員 議案第16号、令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について質問いたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,585万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ111億3,929万9千円とする内容であります。 簡単に何点か質問いたしますが、11ページの療養諸費を見ますと、一般被保険者療養給付費も一般被保険者療養費も増えていると。全体で1億7,995万6千円増えて62億4,155万9千円となっているということで、数字は申しませんけれども、高額療養費も増えているということであります。 いつぞや、コロナ禍では受診控えが生じて意外にこの給付費が減っているというような話もありましたが、今年度は補正では増えているということであります。その辺の理由が一体どこにあるのかということをまず伺いたいということです。それが一つ。 それから国保財政は、令和2年度決算では4億円の次年度繰越金、本年度へ繰越しということになったわけであります。これが本年度の見込みは増減がどうなるのかということも聞いておきたいと思います。 取りあえず以上、よろしくお願いします。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 山元議員さんの御質問に順次御答弁申し上げます。 まず、保険給付費の増加の理由でございます。 国民健康保険の被保険者の数は年々減少を続けておりまして、ただその中で医療費の高い70歳以上の高齢者の人数は増加をしているという中で、全体として1人当たりの医療費は増加を続けておったのですけれども、昨年度につきましては、新型コロナによる受診控えですとか、インフルエンザの流行がなかったというようなことによりまして減少をいたしました。 今年度、令和3年度の当初予算の算定に当たりまして、令和2年度の決算見込みを含みます過去数年の伸び率を勘案して算出したため、例年に比べ低い伸び率で当初予算を計上したということでございます。 令和3年度につきましては、高齢者の増加もありまして、コロナによる受診控えによる減少分を、言い方は適切か分かりませんけれども、減少分を取り戻して、なおかつ例年並みの伸びが加わったために増加したということを考えております。 また、今の時点では原因がよく分からないのですけれども、未就学児の医療費も増加しておりまして、それも要因の一つになっているというふうに考えております。 それと今年度の収支、決算の見込みでございますけれども、現段階ではなかなか確定的なことを申し上げるのは難しいのですけれども、収支に大きな影響を与えます保険料の収納率を見てみますと、昨年度の同時期に比べまして若干上がっている状況でございます。出納閉鎖の5月末までまだ3か月ございますので、流動的ではありますけれども、昨年度並みの収納率は確保できるのではないかというふうに考えておりまして、今のところ単年度で赤字になるということはないのではないかなというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第16号、令和3年度池田市国民健康保険特別会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第5、議案第17号、令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第17号 令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 令和3年度池田市の介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,360千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10,139,636千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  令和4年2月28日 提出    大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(綿谷憲司) ただいま上程になりました議案第17号、令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、補正予算及び説明並びに参考資料の21ページを御参照願います。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ636万円を減額し、それぞれ101億3,963万6千円とするものでございます。 それでは、まず歳出について御説明申し上げます。 30ページを御参照願います。 款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費は、人事異動等に伴う人件費の過不足調整のため、給料、職員手当等、共済費について636万円減額するものでございます。 次に、歳入につきましては、26ページを御参照願います。 款2、項1介護保険料、目1第1号被保険者保険料は、国庫補助金の増額に伴い467万4千円を減額するものでございます。 27ページの款4国庫支出金、項2国庫補助金、目6介護保険災害等臨時特例補助金は242万8千円の補助、目7特別調整交付金は224万6千円の交付を受けるもので、これらは新型コロナウイルス感染症による保険料減免に対しての国庫補助でございます。 28ページの款8繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分といたしまして、職員給与費等繰入金を636万円減額するものでございます。 簡単ですが、説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第17号、令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてお尋ねいたします。 本補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ636万円を減額し、それぞれ101億3,963万6千円とする内容で、歳出は人事異動による過不足調整のようですが、介護保険料のマイナス分と歳入の国庫補助金については、新型コロナの影響による収入減に対しての保険料減免に対するものかと思います。 まず1点目は、減免内容が前年分の3割以上減収という条件であったかと思いますが、ざっとどのくらいの減免額であったのか、減免対象者の人数はどのくらいであったのか、それは令和2年度と比べてどうだったのか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 もう一点は、コロナに関する減免制度、これをまだまだ知らない方がたくさんいらっしゃるというふうに思いますが、その周知方法、周知状況についてお聞かせをいただきたいと思います。 まず、よろしくお願いいたします。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 藤原議員さんの御質問に順次御答弁を申し上げます。 まずは、保険料のコロナ減免に関してでございますが、令和2年2月から令和2年度末までで、件数といたしましては100件、金額といたしましては598万円ほどの減額をしております。令和3年度、今年度につきましては、令和4年1月末現在で75件、金額で488万円ほどの減額ということで、まだ年度途中でございますので、若干少なくはございますけれども、令和2年度に近いような状況であるということでございます。 それからその周知の方法でございますけれども、1つはホームページ等でお知らせをさせていただいている。また、広報も使ってお知らせさせていただいておりますのと、もちろん窓口のほうで御相談、電話で御相談がありましたら御説明をさせていただいているという状況でございます。以上でございます。 ○前田敏議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 御答弁ありがとうございます。 減免についてなのですけれども、国保料も同様なのですけれども、対前年比3割減以上というこの条件です。もともとコロナの発生はもう一年前から影響を受けていると。一番ひどいときの影響を受けたときからさらに3割減らないと受けられないというような状況で、本当に不合理ではないかなと私たちは思っているのですけれども、本当に市民の暮らしを支えるというのであれば、コロナ発生前と比べるべきではないか、この点については国がそうしているわけですけれども、国に対する要望とかあるいはせめて市だけでもそれに代わるような対応を実施する、コロナ対応という形で実施できないものなのか、こういった点についてお聞かせいただきたいと思います。 令和3年度の滞納状況についても、令和2年度と比べてどうであったのか、併せてお尋ねをしておきたいと思います。 それからもう一点、コロナの状況というのがまだまだ収束には時間がかかりそうでありますけれども、次年度、令和4年度のこの減免対策というのは同様に行われるのかどうか、まだ情報が入っているのかどうか分かりませんが、このあたりについてもお聞かせをいただきたいと思います。以上です。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 藤原議員さんの再度の御質問に順次御答弁申し上げます。 まず、コロナ減免について、コロナ禍前の所得との対比で認定できないかという御質問でございますけれども、国民健康保険料につきましても、介護保険料につきましても、前年の所得に対して今年の保険料が決まるということでございます。2年前と比べて大幅に減収していると申しましても、昨年が減っていればそれに基づいた保険料となっておりますので、そこからさらに大幅に収入が減っておれば減免の対象となるということで、不合理ではないかなというふうに思っておりまして、この点につきましては、特に国への要望というようなことも考えてはおりません。 それから滞納の状況でございますけれども、すみません、具体的な数値は今持ち合わせてはいないのですけれども、全体的な滞納の状況は例年と大きく変わりはないということでございまして、収納率を見ましても大きな差はないということでございます。 それからこのコロナ減免の新年度についてでございますけれども、今のところはまだ国のほうからは継続するというような通知は参っておりませんけれども、恐らく現在の感染状況を見ますと、継続されるのではないかなというふうに思っておりますし、万一継続されないということであれば、市長会等を通じて継続について要望をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 保険料減免の件なのですけれども、前年からさらに減っていなくても、保険料が下がっているからということでありますけれども、令和2年度のときの対応、所得が例えば300万円以下とか低い所得であれば、3割以上減っていたら保険料そのものがゼロになるというような方もいらっしゃったと思うのですね。 ところが、今年度それほど下がっていないということで対象外になれば、少なくなったとはいえ一定の保険料を払わないといけない。ゼロになったところからさらに収入は減っているのに保険料が増えるというのが支払う側にとっての立場なのですよね。 だから減っているからいいのではないかという考え方ではなくて、大本のコロナによる大きな被害を受ける前の段階の生活と比べて保険料がどうなのかという観点で見る必要があると思うのですね。こういう点に対して国にしっかり物申す必要があるのではないかというふうに考えておりますが、再度この点についてお聞かせいただきたいと思います。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 藤原議員さんの再度の御質問に御答弁申し上げます。 繰り返しにはなってしまうのですけれども、保険料自体が前年の所得によって計算しているということでございますので、そこから大幅な収入の減がなければ、当然昨年の収入に基づく保険料を御負担いただくということになろうかというふうに思っております。 また、コロナの減免に該当しなくても、通常、収入減少による減免というようなことも適用させていただいているというような状況でございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第17号、令和3年度池田市介護保険事業特別会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第6、議案第18号、令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第18号 令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 令和3年度池田市の後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ422千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,089,943千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  令和4年2月28日 提出    大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(綿谷憲司) ただいま上程になりました議案第18号、令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 補正予算及び説明並びに参考資料の39ページを御参照願います。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ42万2千円を追加し、それぞれ20億8,994万3千円とするものでございます。 それでは、まず歳出について御説明申し上げます。 48ページを御参照願います。 款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費は、人事異動等に伴う人件費の過不足調整のため、給料、職員手当等、共済費を差引き後で42万2千円増額するものでございます。 次に、歳入につきましては、44ページを御参照願います。 款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分並びに国庫補助金の受入れに伴う財源調整といたしまして、職員給与費等繰入金を37万4千円増額するものでございます。 45ページの款6国庫支出金、項1国庫補助金、目1社会保障・税番号制度システム整備費補助金は、マイナンバーカードを健康保険証として利用するための手続を行う端末のリース料につきまして、4万8千円の補助を受けるものでございます。 簡単ですが、説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第18号、令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてお尋ねいたします。 本補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ42万2千円を追加し、総額を20億8,994万3千円とする内容であります。 こちらも歳出は人事異動に伴う人件費の過不足調整のようですが、歳入の国庫補助金、社会保障・税番号制度システム整備費補助金4万8千円と僅かの追加ではありますけれども、この内容、マイナンバーカードを保険証に使えるよう端末のリース料というお話でありました。具体的にどこで誰が使う端末のリース料なのか、お医者さんのところなのか、これは、でも市の予算ですので、どの場所でどういった形で使うのか。 それから当初よりスタートが若干遅れたというふうに思っておりますけれども、昨年秋からといったような話もありました。既にどこかの医療機関でマイナンバーカードが使えるようになっているのかどうか、その実施状況についてもお尋ねをしたいと思います。以上です。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 藤原議員さんの御質問に順次御答弁申し上げます。 まず、社会保障・税番号制度システム整備費補助金に関して、その端末をどこでどのような形で使うのかということでございますけれども、これにつきましては、本庁1階におきまして、マイナンバーカードのマイナポータルにアクセスいたしまして、健康保険証とのひもづけですとか、銀行口座とのひもづけあるいはマイナポイントの手続等をお手伝いするための端末ということでございます。 次に、医療機関の普及の状況ということでございますけれども、1月9日現在でございますけれども、本市内におきましては、今のところまだ病院や診療所、薬局213か所のうち18か所、率にすると8.5%の機関で利用が可能というところにとどまっております。全国的には56.6%という形でございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第18号、令和3年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算は原案どおり可決されました。 次に、日程第7、議案第19号、令和3年度池田市一般会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。総合政策部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第19号 令和3年度池田市一般会計補正予算(第11号) 令和3年度池田市の一般会計補正予算(第11号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ612,435千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45,993,556千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。(繰越明許費の補正)第2条 繰越明許費の追加は、「第2表 繰越明許費補正」による。(地方債の補正)第3条 地方債の変更は、「第3表 地方債補正」による。  令和4年2月28日 提出    大阪府池田市長 瀧澤智子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総合政策部長(水越英樹) ただいま上程になりました議案第19号、令和3年度池田市一般会計補正予算(第11号)について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、補正予算及び説明並びに参考資料の55ページ以降を御参照願います。 今回の補正は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億1,243万5千円を追加し、予算総額をそれぞれ459億9,355万6千円とするものでございます。 第2条は、繰越明許費の補正で、61ページの第2表に記載しております12事業について、翌年度に繰り越し使用する経費を予算に定めるものでございます。 第3条は、地方債の補正で、62ページの第3表に記載のとおり、土木事業について1,860万円を追加、学校教育施設等整備事業について3億1,830万円を追加、臨時財政対策債について9億8,900万円を減額するものでございます。 それでは、歳出より事項別に御説明申し上げます。 歳出につきましては、82ページからになりますが、人件費など過不足調整や特別会計などへの繰出金に係る精算は27の目に及んでおりますので、まず、これらについて一括して御説明申し上げます。 恐れ入りますが、104ページの補正予算給与費明細書を御参照願います。 特別職の人件費調整といたしまして、報酬は895万8千円の減額、給料は18万8千円の増額、職員手当は149万8千円の増額、共済費は96万3千円の減額となっており、総額では823万5千円の減額となっております。 次に、一般職の人件費調整といたしまして、給料は1億1,182万3千円の減額、職員手当は1,305万5千円の減額、共済費は1億379万1千円の減額となっており、総額では2億2,866万9千円の減額となっております。 次に、繰出金につきましては、人件費の過不足調整により、87ページの民生費の目1社会福祉総務費の国民健康保険特別会計繰出金が66万6千円の減額、介護保険事業特別会計繰出金が636万円の減額、後期高齢者医療事業特別会計繰出金については、国庫補助の受入れに伴う減を含めて37万4千円の増額、次に、96ページの土木費の目4下水道費の公共下水道企業会計繰出金が760万3千円の減額となっております。 次に、83ページの総務費の目1一般管理費の負担金補助及び交付金の水道事業会計への退職手当に対する負担金が71万6千円の追加となっております。 続きまして、それ以外の項目について、事項別に御説明申し上げます。 恐れ入りますが、82ページにお戻り願います。 款1議会費、項1議会費、目1議会費の旅費は、視察関連費用及び特別旅費の不用額による減額でございます。 84ページの項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費の委託料は、住民記録システムの改修のための電算委託料の追加でございます。 87ページの款3民生費、項1社会福祉費、目7障がい福祉費の扶助費は、決算見合いによる居宅介護、共同生活援助、就労継続支援、就労移行支援に係る給付費の追加、項2児童福祉費、目1児童福祉総務費の負担金補助及び交付金は、国の補正による交付金を活用した私立保育所の保育士等への処遇改善に対する補助金の追加、扶助費は、決算見合いによる保育所入所等に係る児童扶助費の追加でございます。 94ページの款8土木費、項1土木管理費、目1土木総務費の報償費は、水路上の不法占拠建物の撤去に係る弁護士への成功報酬を支払うための弁護士報償金の追加、目2交通対策費の工事請負費は、国の補正に伴う国費の追加交付を活用し、交通安全施設の整備工事を実施するための費用の追加、項2道路橋りょう費、目4橋りょう整備事業費の工事請負費は、国の補正に伴う国費の追加交付を活用し、橋梁長寿命化に係る整備工事を実施するための費用の追加でございます。 98ページの款10教育費、項1教育総務費、目5教育振興費の積立金は、音楽教育の振興のために寄せられたみんなでつくるまちの寄附金を音楽教育振興基金に積み立てるものでございます。 項2小学校費、目1学校管理費の需用費、委託料、使用料及び賃借料、備品購入費は、国の補正に伴う国費を活用した感染症対策等のための費用の追加、工事請負費は石橋南小学校の遊具を改修するための費用の追加、目3学校建設費の工事請負費は、国の補正に伴う国費の追加交付を活用し、神田小学校の校舎に空調機器を整備するとともに、校舎及び屋内運動場の照明器具を改修するための費用の追加でございます。 100ページの項3中学校費、目1学校管理費の需用費、使用料及び賃借料、備品購入費は、国の補正に伴う国費を活用した感染症対策等のための費用の追加、目3学校建設費の工事請負費は、国の補正に伴う国費の追加交付を活用し、北豊島中学校の校舎及び石橋中学校の屋内運動場に空調機器等を整備するとともに、石橋中学校の校舎の照明器具を改修するための費用の追加でございます。 103ページの款13予備費は、歳入歳出調整による185万5千円の減額でございます。 次に、歳入について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、68ページにお戻り願います。 款1市税、款6法人事業税交付金、70ページの款7地方消費税交付金は、決算見合いによる追加でございます。 款10地方特例交付金、72ページの款11地方交付税の普通交付税は、交付額の確定による追加でございます。 款15国庫支出金、項1国庫負担金、目2民生費国庫負担金の障がい福祉費負担金は、居宅介護、共同生活援助、就労継続支援、就労移行支援に係る扶助費に対する負担金、児童福祉負担金は、保育所入所等に係る児童扶助費に対する負担金の追加でございます。 項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金は、住民記録システムの改修に係る補助金の追加、目4土木費国庫補助金は、橋梁長寿命化事業の実施に係る補助金の追加、目5教育費国庫補助金は、小学校、中学校及び義務教育学校の感染症対策等のための費用に係る補助金の追加でございます。 74ページの項4国庫交付金、目2民生費国庫交付金は、私立保育所の保育士等への処遇改善に対する補助金に係る交付金の追加、目4土木費国庫交付金は、交通安全施設の整備に係る交付金の追加、目5教育費国庫交付金は、小学校、中学校の屋内運動場の空調機器等の整備及び照明器具の改修に係る大規模改造事業交付金の追加、小学校の遊具改修に係る防災機能強化事業交付金の追加でございます。 款16府支出金、項1府負担金、目2民生費府負担金の障がい福祉費負担金は、居宅介護、共同生活援助、就労継続支援、就労移行支援に係る扶助費に対する負担金、児童福祉費負担金は、保育所入所等に係る児童扶助費に対する負担金の追加、項2府補助金、目2民生費府補助金は、保育所入所等に係る児童扶助費に対する補助金の追加でございます。 76ページの款18寄附金、項1寄附金、目1指定寄附金は、音楽教育の振興のために寄せられたみんなでつくるまちの寄附金の追加でございます。 款19繰入金、項1繰入金、目1基金繰入金は、歳入歳出調整による財政調整基金繰入金の減額でございます。 78ページの款20諸収入、項4収益事業収入、目1競艇事業収入は、配分額確定による収入の追加、項6雑入は、水道事業及び病院事業会計からの退職手当負担金の追加でございます。 款21市債、項1市債、目3土木債は、交通安全施設の整備及び橋梁長寿命化事業の実施に係る土木事業債の追加、目4教育債は、小学校及び中学校の空調機器等の整備及び照明器具の改修並びに小学校の遊具改修に係る義務教育施設整備事業債の追加、目5臨時財政対策債は、発行可能額の確定等に伴う減額でございます。 なお、参考資料といたしまして、119ページに交通安全施設整備工事、120ページに橋梁整備工事の施工箇所図を掲載しておりますので御参照願います。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。下窄明議員。 ◆下窄明議員 議案第19号、令和3年度池田市一般会計補正予算(第11号)につきまして、私は土木関連の部分でお伺いをしたいと思います。 今回の歳入歳出予算の総額につきましては、歳入歳出それぞれ6億1,243万5千円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ459億9,355万6千円とするものでございます。 私のほうからは、94ページの款8土木費、項1土木管理費、目2交通対策費ということで、節14の工事請負費ということで、こちらは参考資料の119ページにございます市道神田第46号線通学路安全対策工事ということで、中身についてお伺いをいたします。 まずは、この工事の内容につきましてお伺いをしたいのと、あとは通学路の安全対策ということなのですけれども、こちらが選定された理由と、また経緯につきましてお伺いをしたいと思います。 また、工事のスケジュールや周知の方法、あとは工事中の自動車・歩行者等の通行の可否についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○前田敏議長 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西村俊二) 下窄議員さんの御質問に順次御答弁申し上げます。 まず、今回の交通安全対策の工事内容でございますが、今回、通学路の安全対策につきまして、神田小学校区域にあります神田郵便局の辺りから、それから東へ神田池田線のファミリーマートまでの区間、全長約600mにつきまして、グリーンベルトの塗り替え工事を行うものでございます。 それからこの場所を選定した経緯でございますが、これにつきましては、ここ数年間全国で度々発生しております通学路等での交通事故などを受けまして、本市、警察、学校、PTA等も交えまして通学路の安全点検を実施しまして、子どもの移動経路交通安全プログラムというものを策定しまして、それに基づいて順次実施しているものでございます。 それからスケジュールでございますが、4月に入りまして新年度の単価で設計を行いまして、業者選定、工事発注を経まして7月中には完成したいというふうに考えているところでございます。 それから通行に関しましては、場所が道路の半分以下になりますので、片側通行で交通等には影響なく施工のほうさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 下窄明議員。 ◆下窄明議員 御答弁ありがとうございました。 続きまして、もう一つあるのですけれども、款8土木費、項2道路橋りょう費、目4橋りょう整備事業費ということで、橋梁の整備事業、こちらも参考資料120ページのほうにございます駅前4号橋の補修工事ということになります。これも先ほどと同様なのですけれども、工事の内容と、あとはこの工事に至る背景、補助金の活用ができるというところなのですけれども、長寿命化というところの御説明もあったのですけれども、それがこの橋の耐用年数とか、そういうところに鑑みてやられているのか、また、計画に基づいてやられているのかというようなところもお伺いをしたいのと、あとは同じくスケジュールと、あとは国道の上を通っているところもありますので、その工事の時間帯であったりとかというところも含めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○前田敏議長 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西村俊二) 下窄議員さんの再度の御質問に御答弁申し上げます。 まず、橋梁整備工事の内容でございますが、老朽化対策につきまして、橋梁長寿命化修繕計画に基づきまして、池田駅前4号橋の駅舎から栄町商店街に係る歩道橋につきまして、階段及び通路部分のタイル等の取替え工事を行うものでございます。 それからスケジュールでございますが、こちらも同じく4月に入りまして、新年度での単価によります設計を行いまして、7月中には発注したいなというふうに考えております。材料の調達もございますので、9月頃より9月、10月にかけて施工のほうを実施する予定でございます。 それからこの事業に至ります経過というところでございますが、やはり橋梁長寿命化修繕計画に基づきまして、順次駅前歩道橋についてもやっているものでございます。 それから工事の時間帯につきましては、国道の上を横断しているというところでございますが、歩道橋というところもありますので、警察とも相談しまして昼間での施工のほうを考えているところでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 議案第19号、令和3年度池田市一般会計補正予算(第11号)について質問いたします。 本補正予算は、歳入歳出それぞれ6億1,243万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額を459億9,355万6千円とするものです。 質問の1点目ですけれども、款2総務費、項3戸籍住民基本台帳費の電算委託料、これの具体的な内容についてお聞かせください。 2点目ですけれども、民生費の障がい福祉費の追加です。4項目ほど給付費について増加しています。この内容について具体的な内容をお聞かせください。 3点目ですけれども、児童福祉費の私立保育所等補助金5,200万円、これは全額国費になっていると思います。これは処遇改善ということですけれども、今年度分と繰越しされているのも一部あるかなと思うのですけれども、処遇改善の期間についてお聞かせください。 質問の4点目ですけれども、児童福祉費負担金の施設型給付費等負担金、これについて、この3点目の質問との関連があるものなのか、この内容についてお聞かせください。 あと、款10教育費の音楽教育振興基金、これは寄附によるものということで大変ありがたいことなのですけれども、寄附に当たって具体的にこういうふうに使ってほしいということの要望があるのかどうか、その辺についてお聞かせください。よろしくお願いします。 ○前田敏議長 市民活力部長。 ◎市民活力部長(高木勝治) 小林吉三議員さんの御質問にお答えさせていただきます。 まず、項3戸籍住民基本台帳費の中の電算委託料についての具体的な内容ということでございますが、これにつきましては、マイナンバーカードの所有者がマイナポータルからオンラインで転出届、転入予約を行いまして、転入地の市区町村があらかじめ通知されました転出証明情報、これにより事前に準備を行うことで、転出・転入手続の時間短縮化、ワンストップ化を図るというもので、そのための住民記録システムの改修というものでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 小林吉三議員さんの障がい福祉費についての御質問に御答弁申し上げます。 障がい福祉費の扶助費の内容でございますけれども、居宅介護給付費、共同生活援助給付費、就労継続支援給付費、就労移行支援給付費と今回補正予算を計上させていただいておりますものにつきましては、当初予算で見込んでおったものに比べますと、支給人数や時間数、日数が当初の見込みより増えたということ、また、令和3年度におきまして報酬の改定があって増額になっているというものでございます。特に居宅介護給付費、ヘルパー派遣につきましては、通常昼間に通所の事業所、作業所等へ通われている方がコロナにおいて通所の利用が難しくなって自宅で生活をされるという期間があったためにホームヘルパーの利用が増えたということが大きな原因かなというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 子ども・健康部長。 ◎子ども・健康部長(藤井彰三) 小林吉三議員さんの児童福祉費の御質問に順次お答え申し上げます。 まず、保育士の処遇改善の期間でございますが、これにつきましては、令和4年2月より令和4年9月までの間ということになってございます。2月、3月分として1,150万円、4月から9月分としまして4,050万円、4,050万円については繰り越させていただくということになってございます。 次に、施設型給付費等負担金の内容でございます。本年度当初予算の編成においては、新型コロナウイルス感染症による市税の減収等の財政状況を鑑み、令和元年度を実績ベースとした最低限の積算としたところでございます。 実態としては、利用児童数の増加や感染拡大による欠席、登園を自粛された方々等についての保育料の返還制度等によって、3月分及び積算分の予算不足が見込まれるため、必要経費を計上するものでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 管理部長。 ◎教育次長兼管理部長(亀井隆幸) 小林吉三議員さんの御質問に御答弁申し上げます。 音楽教育振興基金の御質問でございますが、寄附者からの具体的な活用方法ということでございますが、昨年12月に寄附者のほうから子どもたちに弦楽器を聞かせて弦楽器のすばらしさを実感してほしいと、そういうことでそういう弦楽器に触れてほしいという思いで寄附を頂戴したところでございます。 いずれにしましても、音楽教育振興事業に今後充当していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 御答弁ありがとうございました。 本補正でも学校保健特別対策事業費などコロナ対策の部分も含まれているのですけれども、コロナ関連で大阪でのコロナによる死者が異常に多い状態ということで、東京で1月から数えますと446人なのが、大阪は811人と人口比で3倍もの大阪の死者数になっているのですけれども、この点で池田市でどうなっているのかというのはなかなか分からないのですけれども、池田市での死者数、亡くなった方の数というのはつかめているのか。 それから、あとは重症化を防ぐためにワクチン接種が急がれるわけですけれども、今の第3回目のワクチンの実施状況、それから高齢者施設でのクラスター発生による問題も挙げられております。この辺の状況についてもつかんでおられるところがありましたら御答弁をお願いします。 ○前田敏議長 子ども・健康部長。 ◎子ども・健康部長(藤井彰三) 小林吉三議員さんの再度の御質問にお答え申し上げます。 まず、1点目の池田市内の死亡者の人数でございますが、これは大阪府のほうでも各市町村の死亡者の数というのは出ておりませんので、府内の死亡者の数としか分からないのが現状でございまして、市内の数というのは分からない状況でございます。 続きまして、ワクチン接種の3回目の接種状況でございます。本日朝の段階で、2回目まで完了していらっしゃる方が7万6,830人、3回目の接種が今日の朝までの段階で2万1,799人、接種率にいたしまして28.37%となってございます。以上でございます。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(綿谷憲司) 小林吉三議員さんの再度の御質問に御答弁申し上げます。 高齢者施設での感染の状況ということでございますが、複数の高齢者施設で複数の感染者、クラスターと言えるかどうかは分かりませんけれども、複数の感染者が発生しているような施設があると。中には10人を超えるような感染者がいらっしゃる施設もあるというようなことでございまして、市といたしましては、感染拡大対策を徹底していただくようにお願いするとともに、御希望があれば衛生用品等を配布しているというような状況でございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第19号、令和3年度池田市一般会計補正予算は原案どおり可決されました。 暫時休憩いたします。     午前11時35分 休憩     午後1時15分 再開 ○前田敏議長 再開いたします。 次に、日程第8、令和4年度の予算審議に当たりまして、施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策の発表を願うことにいたします。 まず、瀧澤市長より、令和4年度施政及び予算編成方針の発表を願います。瀧澤市長。     (瀧澤市長-登壇) ◎市長(瀧澤智子) 本日ここに、令和4年度各会計予算案をはじめとする諸議案を提出し、ご審議をお願いするにあたり、「施政及び予算編成方針」を申し述べ、議員各位並びに市民のみなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。 はじめに、現在においても猛威を振るう新型コロナウイルス感染症につきましては、日本で一例目が検知されて以来、2年もの歳月が流れ、次々と発生する変異株の影響により、依然として制約の多い生活を強いられる中で、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々へ哀悼の誠を捧げるとともに、療養中のみなさまにおかれましては、一日も早いご回復を心からお祈り申し上げます。 また、昨年末に一旦落ち着きを見せていた感染状況も、非常に感染力の強いオミクロン株を中心とした急拡大により、大阪府においても一日当たりの新規感染者数が2万人を超える日がありました。このような状況により、市民生活や社会経済活動などの先行きは見通すことが困難であることから、誰しもが心身ともに疲弊し、負の影響を受けていると推察しております。そのような中にあっても、日頃からの感染拡大防止へ多大なるご協力を賜っている市民のみなさまや事業者のみなさまには、深く感謝申し上げます。 そして、このまるで終わりのない不安感に怯まず立ち向かい、医療や福祉といった、私たちの日常生活を多種多様な分野で支えていただいているみなさまに対しましては、心からの敬意を表し、厚くお礼申し上げます。 元の社会の状態には完全には戻らないのではないか、という見立てもありますが、それでもこれまでに培った経験を踏まえ、ウィズコロナ、そしてポストコロナにおける新しい日常に向けたより良い社会を創るという決意のもと、市政運営を担ってまいります。 振り返りますと、昨年8月の前市長の辞任に伴う市長選挙におきまして、市民のみなさまの信託を賜り、第24代池田市長に就任させていただいてから、早半年が経過しました。 この間、人・まち・未来を、市民のみなさまと共に育む「共育のまち池田」を創るため、「人を育てる」「まちを育てる」「未来を育てる」の3つの理念を施策の柱として、市民感覚に寄り添うよう努めながら、日々市政運営に取り組んでまいりました。市長就任以来184日間という大変短い期間の中で適宜判断することができたのは、議員のみなさまからのご意見や、市民のみなさまからの深いご理解があったからこそであると、この場をお借りして、深く感謝申し上げます。 日常の中でお声がけをいただいたり、まちなかの何気ない一風景に目を凝らしてみたり、また自身の経験不足を支えてくれる職員からの進言などに耳を傾けたりといった体験の積み重ねは、それらの行間にあるような想いやビジョンをうかがい知ることにつながりました。これまで知りえなかった物事に触れられることは大変貴重で、そこからさらに、必要に応じ選択し、決断する立場にあることを日々実感してまいりました。 同時に、「まずはやってみる」の精神で駆け回っていた半年でもありました。今も将来も誇れるまちを創るため、前例にとらわれることなく、未来を見据えてまちづくりを進めていくべく、時代の変化に対応した施策展開の必要があると認識しております。 本年度においては、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響に鑑み、市民や事業者のみなさまの経済的な負担を軽減するために、生活に困窮されている世帯やひとり親世帯、そして小規模事業者、保険薬局に対する給付金の給付のほか、公共交通事業者への補助金の交付を実施しました。そして、子育て世帯への臨時特別給付金につきましては、議員各位のご理解や職員の協力のもと、児童手当受給世帯に対しまして児童一人当たり10万円の現金一括給付を昨年12月中に実現することができました。加えて、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金につきましても、速やかな給付に努めてまいります。 また、そうした直近の事業に加え、中・長期的な視点としまして、未来に向けたまちづくりの取組にも本格的に着手してまいりました。官民連携で取り組む「いけだ駅前活性化プロジェクト」の始動や、細河地域の活性化事業の着手のほか、みどりの機能を活かした歩きたくなる空間づくりの検討といった、ハード・ソフトに関わらず、事業者や団体、地域住民が連携・協力し合う、住民参加型のまちづくりに取り組んでいるところです。 新型コロナウイルス感染症の拡大は、人と人との間の物理的な距離に加え、心理的な距離をも生じさせている状況ですが、感染防止策の徹底やこのコロナ禍により大きく進んだ各種技術の活用などの工夫により、これまでよりも広範なネットワークが構築され、つながりが生まれました。そのつながりを実感することができたイベントの一つが、脱炭素化をはじめとするさまざまな地域の力を集めた、「BOTAFES」でありました。 令和4年度においても、引き続き感染防止策に注意を払いながらも、これまでの経験を糧にしつつ、将来において、地域に関わるあらゆる人が、さまざまな形で活躍し、幸せを持続的に実感できるような池田市とするには何をなすべきかをしっかりと検討し、取り組んでまいります。 それでは、令和4年度の市政運営の基本姿勢について、申し述べさせていただきます。 はじめに、本市を取り巻く状況についてですが、国の動きとして、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により1年延期となった「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が昨年開催されたことは、記憶に残る出来事でありました。本市のホストタウン事業を含め全国的に次々と関連事業が中止となるなど、感染症の拡大状況をにらんだ大変難しいかじ取りが強いられた中、世界的な祭典での日本選手の躍進、そして最善を尽くす競技者たちの姿は、大きな感動を呼び起こしたとともに「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」という基本コンセプトをまさに強く訴えかける素晴らしい成果を残しました。 また、コロナ禍における大会開催を裏で支えたことをはじめとし、社会全般においてその存在感が急速に大きくなっているデジタル化に対応するため、デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進することを目的とするデジタル庁の設置という新たな動きもありました。 そして、世界的な気候変動に対する意識の高まりの中、政府においては、令和2年10月に、2050年までのカーボンニュートラルを達成することを表明したうえで、昨年4月には、2030年における温室効果ガスを46%削減する目標が掲げられました。さらに、同年10月にイギリスで開催されたCOP26では、日本をはじめとする締約国間で、気候変動の悪影響を回避するために必要な正式な目標として、気温上昇幅を1.5℃に抑えるよう努めることが合意されたところです。 また、大阪府におきましては、大阪コロナ重症センターが開設されたほか、感染防止認証ゴールドステッカーの認証制度や、打撃を受けている産業や暮らし、住まいなどを下支えする各種貸付や支援金の給付などのウィズコロナ対策が講じられてきました。 さらに、2025年の「大阪・関西万博」の開催に向けて、大阪府・市が一体となった準備が進められているほか、SDGs先進都市をめざす取組やイノベーションの促進などのポストコロナに向けた再生・成長により、世界から認められるグローバル都市としての大阪を確立することが期待されています。 本市としても、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に対し、人の英知を結集し、打ち勝とうとする動きに呼応し、国・大阪府だけではなく、多様な主体との連携に基づき、未来の池田市民にも誇れるまちづくりを進めてまいります。 現在、「第7次池田市総合計画」につきましては、総合計画審議会を開催し、市民をはじめ、学識経験者、事業者、関係団体の代表者などのみなさまからの意見を取り入れながら、策定作業を進めております。本計画の始期である令和5年度には、それとあわせて次のまちづくりを見据えたさまざまな分野別計画やプロジェクトの本格稼働も見込んでいく必要性を認識しています。 そして、本市の2つの都市核にオープンする予定の「市民活動交流センター」と初の複合施設「ツナガリエ石橋」は、本市に関わる多様な主体との連携、そして「誰一人取り残さない」というSDGsの理念の象徴として、多くの市民が集う施設の実現をめざしてまいります。 また、昨年の11月には、産学などのさまざまな主体と行政が、社会課題の解決に向けて連携する場である(仮称)SDGs推進プラットフォームの構築に向けて動き始めました。市民や企業、教育・研究機関のみなさまとの共創のもと、具体的な課題に取り組むことに加え、SDGsの普及・啓発促進の場としても活用し、SDGsの達成に向けた動きを一層加速させてまいります。 昨年度の国勢調査の結果によりますと、北摂7市の人口はすべて増加しておりました。国としての人口が減少している中で、特異ともいえる状況であり、本市においても1,924人の増加という結果でありました。この結果に甘んじることなく、住みたいまち、住み続けたいまちになるための取組を進めてまいります。 このような人口減少への対応に加え、超高齢社会の更なる進行などの社会課題に効果的な解決策を模索している中で、新型コロナウイルス感染症の拡大が、私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。いずれも一筋縄で短期的に解消できるものではありませんが、この大きく面前に立ちふさがる壁を乗り越えていくために、力を合わせていきたいと考えています。 こうした諸課題に取り組むためにも、「第7次池田市総合計画」の令和5年度開始と同時のスタートダッシュを図るべく、令和4年度は、職員一人ひとりが個々の力を如何なく発揮し、すべての部署で創造性の高い企画を立案し、計画やプロジェクトを実行していくことのできる組織をめざします。 また、市民意識調査やワークショップなどの折に触れ、多くの方々からの想いをしっかりと受け止め、人・まち・未来を、市民のみなさまと共に育む「共育のまち池田」の実現に向け、計画的に取組を進めていく1年とするべく、先頭に立って市長としての責務を果たしてまいります。 それでは、「第6次池田市総合計画」に沿って、各分野における令和4年度の主要施策の概要を申し述べさせていただきます。 まず、「にぎわいと活力あふれるまち」についてであります。 「駅周辺を中心とした市街地の整備」に関しては、池田駅周辺について、多様なステークホルダーとの共創により、「歩きたくなるまちなか」の実現に向け、引き続き、多くの関係者と連携しながら未来ビジョンを検討し、官民連携による持続的なまちづくりをめざしてまいります。 「細河地域の活性化」に関しては、市街化調整区域としてのポテンシャルを活かし、歴史的背景を有する植木産業、農業、自然を活かした地域振興を展開するため、官民連携による事業者コンソーシアムの組成を行い、活性化のための地域拠点づくりや、農福連携事業などによる農業の新たなビジネスモデルについて、実証実験などを重ねながらスキームの構築を検討してまいります。 また、小水力発電などの再生可能エネルギーの導入も視野に入れた、脱炭素をめざすまちづくりについてもあわせて検討してまいります。 「道路網の整備」に関しては、劣化が進む道路舗装や施設の補修、再整備や「池田市橋梁長寿命化修繕計画」に基づく道路橋、横断歩道橋の補修や歩道の改良に取り組むとともに、通学路などの安全対策としてグリーンベルトや交差点カラー、防護柵の設置を進め、円滑な交通と市民の安全を確保してまいります。 また、市内道路施設の多くが経年劣化により損傷し、第三者に対する被害を引き起こすおそれがある状況となっているため、今年度は、道路擁壁を対象とした地方債制度を活用しながら改修事業を実施してまいります。 「住宅の充実」に関しては、市営住宅の管理運営において、多様化する居住ニーズに的確に対応し、安全な住宅供給と良好な住生活の提供を図るため、引き続き、効率的で適正な維持管理に努めてまいります。 また、空き家対策につきましては、「第2期池田市空家等対策計画」に基づき、これまでの取組の成果と今後に向けた課題を踏まえ、更なる空き家対策の取組を推進してまいります。 そして、多様な人々がいきいきと暮らし、誰もが住みたいと感じる居住魅力あふれる都市の実現をめざすため、「池田市住宅マスタープラン」を改定し、安全・安心な住宅の供給と住環境の向上を図ってまいります。 「商業の活性化」と「工業の振興」に関しては、池田商工会議所をはじめとする市内商工業の発展と経営の安定化を図る団体に対して活動助成金を交付し、助成金を原資とした各種支援事業を実施することで、商工業の発展及び安定化を図ってまいります。 加えて、池田商工会議所ではスキルを活かした創業を希望する女性を支援する「ORIHIMEチーム」が結成されたことに伴い、その支援策に対して補助してまいります。 また、本市ならではの商品として認定している、池田の歴史的背景や地域資源を活用した「池田ブランド認定品」について、積極的な発信を行うことで、本市の特色を活かした商品の開発促進に取り組んでまいります。 「観光の振興」に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の大量の観光客を呼び込むという観光スタイルだけではなく、コロナ禍に即したワーケーションなどの新たな旅のスタイルの環境整備を進めてまいります。 また、コロナ禍で相次ぐイベントなどの中止で寂しい思いをされているみなさまが笑顔になり、にぎわいが生まれるよう、万全の感染症防止策を施したうえで、猪名川花火大会や池田市民カーニバルなどのイベントについても、関係者と連携しながら、その実施の可否や方法などを検討してまいります。 そして、2025年には「大阪・関西万博」が開催予定であり、インバウンドを含む来訪者による市内のにぎわい創出が期待されるため、さまざまな事業者や団体などと連携した取組を開始するとともに、SNSなどを活用した観光情報の発信を行い、インバウンドの受入体制を強化することで市内滞在と消費を促進し、にぎわいを取り戻してまいります。 また、今年、「史上最高齢の飼育されたウォンバット」としてギネス世界記録に認定された「ワイン」をはじめとするウォンバットを、市民のみならず世界に広くアピールし、五月山動物園のリニューアルに向けた基本計画を策定したうえで、更なるにぎわいづくりに向けた取組を進めてまいります。 加えて、歩道やマンホールなど、市内の随所にウォンバットのシルエットなどを設置し、市内散策に新たな価値を付加することで、楽しみながら本市の魅力を再発見するきっかけとしてまいります。 次に、「みんなが健康でいきいきと暮らせるまち」についてであります。 「福祉社会の推進」に関しては、地域共生社会の実現に向けて、本市と池田市社会福祉協議会が連携し、「第4期池田市地域福祉計画・第5次池田市地域福祉活動推進計画」の策定に取り組んでまいります。 「高齢者福祉・介護の充実」に関しては、「第8期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、介護保険事業の適正な運営に努めるとともに、団塊の世代のすべてが75歳以上となる2025年を計画期間に含む「第9期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」の策定に向け、事前調査を実施します。 また、介護予防事業を高齢者の保健事業と連携し一体的に実施することにより、高齢者の社会参加の促進を図るとともに、住民主体の通いの場の取組について、一層推進してまいります。 加えて、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、切れ目のない在宅医療・介護の実現をめざすとともに、地域の高齢者の相談窓口である地域包括支援センターの機能を強化してまいります。 認知症につきましては、若いうちからの予防と啓発に資する取組や、認知症の方とその家族への支援の充実、理解の促進のため「認知症サポーター養成講座」を引き続き実施します。 あわせて、認知症の方とその家族の支援ニーズと認知症サポーターを中心とした支援を繋ぐ仕組み「チームオレンジ」を推進するとともに、本人発信支援や認知症当事者同士の交流を図り、関係者のみなさまと連携しながら「認知症カフェ」を展開してまいります。 さらに、認知症の早期発見・早期対応に努め、認知症地域支援推進員及び認知症初期集中支援チームと連携しながら支援体制の強化に努めます。 「障がい者福祉等の充実」に関しては、発達障がい者・障がい児などへの支援について、本市独自の発達支援システムである、いけだつながりシート「Ikeda_s」の利用者の拡大と、関係機関における活用の促進を図り、切れ目のない継続した支援体制の構築に努めるとともに、療育環境や家族支援の充実に努めてまいります。 また、やまばと学園において、親子療育教室を実施し、児童発達支援の拡充をめざしてまいります。 さらに、ペアレントプログラムや在籍児童のきょうだいの見守り保育に取り組み、保護者支援、家族支援など、通所支援サービスの向上に努めてまいります。 「少子化への対応と子育て支援」に関しては、地域における子育て支援の推進につきまして、「ツナガリエ石橋」へ移転する地域子育て支援拠点「わたぼうし」を中心に、機能の充実を図り、子どもの健やかな育ちの支援を強化してまいります。 私立保育所などに対する支援につきましては、宿舎借り上げ支援事業の強化や、キャリアアップのための研修制度の構築などによって、保育士の採用確保と職場定着、能力向上を促進します。 また、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、引き続き、対策経費の補助を行うことにより、感染症に強い保育体制を推進してまいります。 留守家庭児童会につきましては、就労する保護者が安心して働けるよう、増加する入会希望児童の受け皿確保に向け、教育委員会との連携のもと、学校施設を活用した整備を推進してまいります。 また、質の向上を目的に、新たに巡回支援員を配置し、運営体制の強化を図ってまいります。 児童家庭相談につきましては、増加傾向にある児童虐待に適切に対応するため、より一層、専門職員の人員体制の強化に努めてまいります。 「生活自立支援の充実」に関しては、ひとり親家庭への支援につきまして、弁護士や専門員による相談や、公正証書の作成補助を行うことにより、養育費や面会交流の機会を確保する取組を進めてまいります。 これら、子育て支援施策の推進に係る取組につきましては、「池田市子ども条例」のもと、子ども・子育て会議での意見を踏まえながら、「第2期池田市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、妊娠・出産から子育て期への切れ目のない支援に努め、子どもを安心して産み育てることができる環境づくりに取り組んでまいります。 「保健衛生の充実」に関しては、新型コロナウイルス感染症拡大防止策をより一層強化してまいります。 ワクチンにつきましては、すでに3回目の接種が始まっておりますが、引き続き、接種を希望する市民が速やかに接種できるよう、情報の周知に努めるとともに、円滑な接種を推進できる体制整備を全庁一丸となって進めることで、安心して接種が受けられる環境を整備してまいります。 母子保健につきましては、出産後の母親の身体的な回復や心理面での支援をはじめ、授乳指導などを病院や助産院での宿泊や通所によって行うことにより、母親の心身の安定や育児不安の解消を図ってまいります。 あわせて、妊婦の歯科疾患による早産や低体重児などのリスクを回避するため、成人歯科検診の自己負担額を無償にし、受診しやすい環境を整えてまいります。 各種がん検診につきましては、個別受診勧奨によって、検診の受診率の向上を図り、がんの早期発見・早期治療など、疾病の予防に努めてまいります。 また、国において子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種の勧奨が再開することから、接種勧奨の差し控え期間中に、情報不足で定期接種の機会が得られなかった方についても、周知に努めてまいります。 「市立池田病院を拠点とした地域医療体制の充実」に関しては、大阪府地域医療構想のもと急性期医療を担う地域の基幹病院として、また、地域医療の確保を図る地域医療支援病院として、市立池田病院の機能維持・強化に努め、市民が住み慣れた地域で安心して暮らしていくことができるよう、質の高い医療提供体制の構築に寄与してまいります。 一方で、従前から進められている公立病院改革に加え、公立・公的医療機関などの再編・統合についても国で検討される中、今後も市立池田病院の機能を継続していくためには、安定した財政基盤の構築はもとより、民間医療機関では担うことができない医療機能への重点化などの検討も必要となっており、引き続き、救急や小児、周産期といった医療機能の充実に加え、収益性向上及びコスト抑制による経営健全化に取り組んでまいります。 あわせて、新病院として開院後20年以上が経過していることから、老朽化した施設の改修を順次進めてまいります。 休日急病診療所においては、引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止策に万全を期し、内科、小児科、歯科の休日診療を行い、市民サービスの充実に努めてまいります。 「みんなで支える医療保険」に関しては、大阪府後期高齢者医療広域連合と連携し、医療制度の安定的な運営に努めてまいります。 また、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」として、介護予防の通いの場などにおいて健康教育・健康相談を引き続き実施するとともに、高齢者の健康への関心を高め、その維持・増進の機運につなげるために、地域において運動指導や栄養・食事に関する講座を実施するなど、健康寿命の延伸と更なる医療費適正化に努めてまいります。 「男女共同参画社会の実現」に関しては、「ツナガリエ石橋」のオープンをきっかけに多様な市民が交流できる拠点として、ダイバーシティセンターを設置し、男女共同参画事業と外国人市民との多文化共生事業を実施することで、誰もが暮らしやすい地域社会づくりをめざしてまいります。 次に、「人、環境にやさしい安全・安心なまち」についてであります。 「災害に強いまちづくり」に関しては、災害復旧の迅速化、土地の有効活用の促進など、さまざまな効果が期待できる地籍調査を進めてまいります。 また、阪急池田駅から石橋阪大前駅までの高架橋柱の耐震補強工事などの費用の助成を行い、都市構造の耐震化につなげてまいります。 加えて、まちの防災力・減災力の向上のため、引き続き、地震などの自然災害により倒壊の危険がある老朽家屋の除却費用を助成してまいります。 「消防・救急救助体制の強化」に関しては、災害対応特殊消防ポンプ自動車の更新に加え、各種資器材の更新を行い、消防力の更なる充実強化を図ってまいります。 また、救急需要に対応するため、消防職員を増員し、常時救急4隊運用の安定化を図り、救急体制の更なる充実強化を進めてまいります。 加えて、豊中市との消防指令業務共同運用を継続するとともに、近隣市との更なる水平連携の強化のため、昨年2月に設置した「豊中市・吹田市・池田市・箕面市・摂津市消防通信指令事務協議会」にて、令和6年4月の消防指令センター運用開始に向けて協議を進めてまいります。 「安心して快適に移動できるまちづくり」に関しては、市内のバリアフリー化について、昨年度に策定した「池田市バリアフリーマスタープラン」に基づき重点整備地区の設定やハード・ソフト両面の整備方針の検討などを当事者の意見を聴きながら進めてまいります。 加えて、昨年7月1日に施行した「池田市ながらスマホの防止に関する条例」の認知度向上及び「ながらスマホ」の危険性に関する啓発活動などを行い、「ながらスマホ」防止に取り組んでまいります。 また、本年度に策定する「池田市地域公共交通計画」に基づき、「池田市地域公共交通会議」で意見を聴きながら、既存交通の利用促進やデマンド交通の導入など、具体的施策を検討し、市内各地域にふさわしい公共交通体系の再構築に努めてまいります。 「環境にやさしいまちづくり」に関しては、豊かな自然環境を残し、健康に過ごすことのできる社会を次世代に引き継いでいくため、2050年までに温室効果ガス実質排出量をゼロにすることを目標に掲げ、本年度「池田市ゼロカーボンシティ宣言」を表明いたします。 また、平成30年度に策定し、令和4年度を中間目標年度と定めている「第5次池田市地球温暖化防止実行計画(事務事業編)」の改定を行い、より実効性の高い計画とすることにより、地球温暖化対策を推進してまいります。 ごみ収集車両につきましては、使用年数が17年を経過し、老朽化が進んでいることから、新規車両を購入することにより、ごみ収集作業を円滑及び安全に行ってまいります。 池田駅前喫煙所の移設につきましては、引き続き、調査・検討を進めてまいります。 「良好な自然環境を生かしたまちづくり」に関しては、市街地からの五月山の眺望や、細河地域の田園風景をはじめとする本市の良質な景観形成・維持を図るため、景観行政団体への移行をめざし、景観計画の策定に向けた検討を進めてまいります。 また、本年度に策定する「池田市グリーンインフラ推進計画」に基づいた五月山緑楓台などの整備事業や、五月山動物園などの施設再編事業を推進することにより、緑化推進に加え、新たなにぎわい創出を図ってまいります。 そして、五月山を含む里山林に対し、森林環境譲与税を活用し、山地災害の防止や景観が損なわれることのないよう、森林保全に努めてまいります。 都市公園につきましては、地域住民のニーズに沿った再整備をすべく、「池田市都市公園ストック再編事業計画」を策定し、市民のみなさまが安心して利用できるよう、老朽化した遊具などを改修し、適切な管理に努めてまいります。 「上水道事業の充実」に関しては、安全・安心な水道水を安定して供給するため、「池田市上水道施設整備計画」に基づき、上水道施設、水道管の更新・耐震化を順次行ってまいります。 また、現行計画は最終年度を迎えることから、次期計画の策定を行ってまいります。 「下水道事業の充実」に関しては、計画的に下水道管、下水処理施設などの更新・耐震化に取り組むとともに、「下水道床上浸水対策計画」に基づき、集中豪雨による浸水被害の軽減を図りながら、引き続き、市街地における雨水対策を推進してまいります。 そして、上下水道事業につきましては、将来にわたって安定的に事業を継続していくために「池田市上下水道事業経営戦略」の定期的な見直しを行い、事業運営のあり方、適切な料金体系のあり方について検討してまいります。 次に、「みんなでつくる分権で躍進するまち」についてであります。 「地域分権制度の推進」に関しては、各地域の特性や抱える課題を踏まえながら検証、整理し、より地域の実情に即したまちづくりを進めていけるよう、引き続き、地域住民のみなさまと協力して「地域ビジョン」の策定に取り組んでまいるとともに、地域政策推進監を配置し、地域団体相互の連携を図り、さまざまな課題解決に向け、地域住民のみなさまと行政がしっかりと心を合わせて、暮らしやすく、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現に取り組んでまいります。 「コミュニティの活性化」に関しては、令和4年6月に共同利用施設池田会館、栄本町のコミュニティセンター及び公益活動促進センターなどの機能を集約した市民活動・地域交流の拠点となる「市民活動交流センター」が新たに開館するため、指定管理者とともに、適切かつ効果的・効率的な管理・運営を行ってまいります。 「公益活動の促進」に関しては、公益活動支援及び市民協働推進の対象を、公益活動団体に限らず、地域組織や事業者などを含めた幅広い主体に拡充し、市民の多様な公益活動を促進するとともに、公益活動促進制度の周知を図ってまいります。 次に、「豊かな心を育む教育と文化のまち」についてであります。 「学校教育の充実」に関しては、学校におけるICT環境の充実を図り、ICTを効果的に活用した教育活動を推進してまいります。特に、GIGAスクール構想のもとで整備した一人一台タブレット端末の活用を一層促進し、引き続き、各校において質の高い学びの実現をめざして取組を進めてまいります。 また、教職員研修の充実を図るため、教育センターに研修用の高速無線LAN環境を構築するとともに、ICT教育アドバイザーによる教職員への専門性の高い研修と日常的なICT活用支援を実施してまいります。 さらに、こうした新たな取組を効果的に進めるためにも、教職員が心身ともに健康で、いきいきと働き続けることができる環境づくりが必要であるため、教育委員会と連携しながら、35人学級編制を引き続き実施し、支援教育の充実のための人材配置を行い、教職員の負担軽減を図ることで、学校における働き方改革を進めてまいります。 各学校園における特別支援教育の充実としましては、医療的ケアの必要な児童生徒が安全・安心に学校生活を送ることができるよう、専門家による巡回指導や医療的ケアに伴う看護師の配置、必要な教材教具などの配備を行ってまいります。 加えて、教育環境の改善を図るため、本年度の小学校及び義務教育学校の屋内運動場における空調機器の整備に引き続き、中学校の屋内運動場においても、令和4年度末までに空調機器を整備してまいります。 また、旧学校給食センターにつきましては、施設解体後に跡地を池田小学校グラウンドとして活用することができるよう、整備に向けて取り組んでまいります。 次に、「行財政改革を推進し希望の持てるまち」についてであります。 令和4年度を最終年度とする「池田市行財政改革推進プランⅢ」に基づき、厳格な進捗管理のもと、具体的な行財政改革の実施プログラムに取り組み、改革期間の目標として掲げる4項目とプランⅡからの中期目標の総合的な達成に向け一層強力に推し進めるとともに、「第7次池田市総合計画」の策定に合わせて、次期の行財政改革に関する計画策定にも取り組んでまいります。 「開かれた市政の推進」に関しては、有権者の利便向上を図るため、投票しやすい環境整備の一環として、「ツナガリエ石橋」への期日前投票所の設置を検討してまいります。 「健全な行財政運営の推進」に関しては、まず、公共施設等について、本年度にて、それらの老朽化度合いや維持コストなどの現状把握が完了することから、令和4年度からは、今後においてみなさまに持続的に提供可能な公共施設などのあり方について、その第一歩をお示しできるよう、順次検討を進めてまいります。 市の歳入の確保につきましては、「池田市債権管理条例」をはじめ法令などに基づいた滞納整理を実施し、各種債権の適正な管理、回収に努め、公平性を期してまいります。 また、市税につきましては、令和5年1月に開始される軽自動車保有関係手続のワンストップサービスに対応するため、軽自動車税(種別割)の納税確認の電子化を整備するとともに、令和5年度に開始される地方税共通納税システムを通じた電子納付の税目拡大、及び地方税統一QRコードを活用した納付の新たな仕組みに対応するために必要な整備を行い、納税者の利便性向上に努めてまいります。 「情報通信技術の活用」に関しては、住民情報システムについて、子育て・介護など、26の手続のオンライン化実施に向けた環境整備を行うことにより、市民の利便性向上に努めてまいります。 続いて、これらの施策に係る予算について、ご説明申し上げます。 本市の財政は、昨年度の一般会計決算でみると、単年度収支では黒字となり、健全化判断比率の各指標は健全段階を維持しているものの、経常収支比率は94.8%と前年度から1.4ポイント悪化しております。新型コロナウイルス感染症の影響による市税収入の大幅な減少を受け、減収補填債を発行したほか、臨時財政対策債の発行や財政調整基金の取崩しなど、臨時的な財源措置を行っており、依然として構造的に脆弱な状況となっております。 また、令和4年度は、社会保障関係経費の増加に加え、近年集中した大型の投資的事業を要因とする公債費の増加が見込まれるなど、予算編成は困難を極めるものでありました。このような危機的状況下における予算の編成にあたっては、「池田市健全な財政運営に関する条例」に掲げる不断の歳入確保及び徹底した事務事業の見直しによる「選択と集中」を通して、次世代に負担を先送りすることなく、将来にわたって真に必要な行政サービスを提供し続けることができる「持続可能な市政運営」を念頭に、「共育のまち池田」の実現をめざして、予算を編成しました。 その結果、総予算規模は887億5,773万4千円で、会計別に申し上げますと、一般会計400億9,400万円、国民健康保険特別会計108億4,686万4千円、財産区特別会計3億3,059万6千円、介護保険事業特別会計102億5,034万円、後期高齢者医療事業特別会計20億8,040万8千円、病院事業会計157億4,899万8千円、水道事業会計41億1,276万2千円、公共下水道事業会計52億9,376万6千円となっております。 以上、令和4年度の「施政及び予算編成方針」を申し述べさせていただきました。 昨年度、戦後最悪の落ち込みを経験した日本経済は、再び前に向かって動き出しています。単なる景気の回復にとどまらず、カーボンニュートラルの実現に向けた動き、デジタル化の急速な進展など、私たちの生活に大きな影響を与える変化がダイナミックに生じています。そして、生活に困窮されている方や、社会的に孤立状態にある方に対しては、コロナ禍により、さらに厳しい影響が及んでおります。格差の拡大や固定化につながらないよう、市民のみなさまには、今後もきめ細かい支援を継続し、「誰一人取り残さない」包摂的なまちを構築してまいります。 令和4年に入った先日、WHOのテドロス事務局長は、3年目に入った新型コロナウイルス感染症の流行は、重大な岐路にあり、今年こそ終わらせる年になることを期待する旨を表明しました。ただし、そこにはあらゆるものが一つになって協力するという厳しい条件が付いていました。 今回の感染症は、私たちに非常に厳しい試練を与えている一方で、テレワークや時差出勤のような働き方の改革、環境問題への意識の高まり、東京一極集中が変化する兆し、活力ある地方創りなど、未来に向けた変化へのきっかけともなりました。新たな挑戦や過去のやり方にとらわれない自由な発想による変化が生まれている状況を踏まえ、本市でも多種多様な方々との連携・協力により、これまで進められなかった課題を解決する機会となるよう力を尽くしてまいります。 令和4年度は、池田の更なる創生という大輪の花を咲かせるための種まきをしながら、目の前の課題解決に取り組み、市民生活を守ってまいります。厳しい時代を乗り越えた先には、明るい未来や希望が持てる世の中があると信じ、一歩一歩確実に各種施策を進めてまいります。そして、この度ギネス世界記録に認定されたウォンバットのように末永く愛され、注目される「共育のまち池田」をめざし、全力で取り組んでまいります。 最後に、本議会に提案しております令和4年度予算をはじめ、諸議案に対しまして、議員各位の慎重なご審議を賜り、各般の施策が実現できますことを念願いたしまして、「施政及び予算編成方針」といたします。 令和4年2月28日。池田市長、瀧澤智子。 ○前田敏議長 次に、田渕教育長より、令和4年度教育方針と主要施策の発表を願います。田渕教育長。     (田渕教育長-登壇) ◎教育長(田渕和明) 本日、定例市議会において、令和4年度の「施政及び予算編成方針」が、市長から発表されたことに伴い、池田市教育委員会として、令和4年度「教育方針と主要施策」を申し上げます。 さて、昨年度に続き本年度も、新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な教育活動・生涯学習の取組に一部制限を余儀なくされましたが、感染症対策を十分に講じた上で、学校園の教育活動並びに生涯学習を進めてまいりました。 今後も、コロナ禍での教育活動は続きますが、感染症対策に十分留意し、学習指導要領に則った学校教育をはじめ、幼児教育や社会教育も含めたすべての教育活動が着実に展開できるよう、教育施策を推進してまいります。 教育委員会は、これまで、平成24年4月に策定した「池田市教育ビジョン」に基づき、「学びつづけ、ともに生きる、池田の子ども」の育成をめざし、つながりのある教育の創造に努めてまいりました。 令和4年度は、同ビジョンの第3期プランの3年目として、教育施策を推進してまいります。 また、総合教育会議を通し、市長との十分な連携のもと、教育行政を的確かつ着実に実施してまいります。 今年度より、小・中学校ともに新学習指導要領による、「主体的・対話的で深い学び」による質の高い学びや、「社会に開かれた教育課程」について本格的な取組が求められております。 また、国のGIGAスクール構想に基づき、引き続き一人一台のタブレット端末を効果的に活用し、子どもたちが主体的に学習に取り組み、他者との対話を通して学びを深める授業づくりに取り組んでまいります。 学校における働き方改革については、教職員一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを意識して業務に当たることができるよう、勤務時間管理システムの導入、定時一斉退勤日や部活動休養日、長期休業中の学校園閉庁日などを設定しているところであり、引き続き教職員の業務改善に取り組んでまいります。 学校園教育につきましては、教育の充実に向けた令和4年度の柱として、引き続き、英語教育、幼児教育、ICT教育の3つを掲げております。 1つ目の英語教育では、市独自の取組として、全小学校・義務教育学校の前期課程への英語専科教員を継続配置することで、担当教員が各小学校の英語学習の統括的な役割を担うとともに、国でも検討している小学校の教科担任制の在り方についても研究を進め、全学年における英語学習の充実を図ってまいります。 また、教育課程特例校制度のもと実施している1・2年生の英語活動を含め、小学校での英語学習の総括として、スコア型外部英語検定を実施し、結果の分析をもとに、授業改善を進めてまいります。 2つ目の幼児教育では、令和3年4月に「幼稚園型認定こども園」が開園し、これまでの幼稚園教育をベースにしたより質の高い幼児教育・保育の提供を図るとともに、高まる保育需要や多様な保護者ニーズにも引き続き応えてまいります。 また、「幼児教育サポートチーム」については、これまで以上に、教育・保育の質の向上を図るため、公立・私立を問わず、研修会などを実施し、就学前教育と義務教育とのスムーズな接続ができるよう、就学前の子どもたちの育ちをサポートしてまいります。 3つ目のICT教育では、GIGAスクール構想のもと整備した一人一台のタブレット端末を最大限活かすことで、個別最適な学びや協働学習、遠隔教育など、質の高い学びを実現してまいります。 また、ハード面での環境整備に対応し、ソフト面での効果的な活用を促進していくため、学校現場における人的支援体制を整えていくとともに、教職員研修の一層の充実に努めてまいります。 小中一貫教育につきましては、幼児期から義務教育9年間を見通した一貫教育<たてのつながり>と、地域の教育力を活かし、学校・家庭・地域が協働した教育コミュニティづくり<よこのつながり>の2つを基軸に、子どもたちの健やかな成長を支え育む取組を継続し、その内容を充実してまいります。 義務教育学校である「ほそごう学園」は、学校運営協議会を設置し、学校運営や学校の課題に対して、保護者や地域の関係者が広く参画できる「コミュニティスクール」として、学校運営を進めてまいりました。 また、特認校制度の採用や1年生から9年生を従来の6・3制ではなく、4・3・2制に分け、発達段階に応じた取組を実施するなど、特色のある教育活動を展開しております。 今後も、小中一貫教育のリーディング校として、子どもの実態に合わせた学校づくり、教育活動をさらに推進してまいります。 一方、施設分離型の学園では、新型コロナウイルス感染症の影響の中、小学校同士の交流や小・中学校間での交流をはじめ、学園内の子どもたち、教職員間の交流を、オンラインを活用するなど、工夫を凝らして進めてまいりました。 今後も、各学園の課題に沿った取組や特色ある教育活動を推進しながら、子どもたちのより良い成長に努めてまいります。 小中一貫教育のもう一つの柱である「学校・家庭・地域」のよこのつながりを深める「教育コミュニティづくり」についても、新型コロナウイルス感染症の影響の中、感染症対策を徹底した上で、地域と連携し、取り組んでまいります。そして、保護者や地域の方々による学校支援や地域の教育力の向上を図り、「地域の子どもは、地域で育てる」という教育コミュニティづくり推進事業に取り組んでまいります。 また、家庭教育及び地域教育の向上・充実を図るため、各地域の特色ある活動や取組の様子を積極的にホームページなどを通して発信してまいります。 多様な課題を抱える学校教育において、即戦力となる優秀な人材を十分に確保することは喫緊の課題であります。 今後も、豊能地区単独で教員採用選考を実施できるメリットを活かしながら、「池田の子どもたちのために頑張りたい」という情熱を持った優秀な人材の確保と育成に努めてまいります。 昨年度より、小学校と義務教育学校前期課程の全学年において、35人学級編制を実施し、また、中学校においても、各校の状況に応じて、一部35人学級編制としております。 令和4年度も引き続き、学び方の基礎基本を定着させるとともに、社会性や自主性の基礎固めができるよう、きめ細かな指導を進めてまいります。 併せて、加配教員を活用しての少人数指導やティームティーチング、専科指導の実施など、学力向上に向け、必要な教育施策を推進してまいります。 さらに、優れた地域人材を活用し、放課後の学習や部活動の支援などを通して、子どもたちの豊かな学びと地域への愛着を育んでまいります。また、引き続き民間事業者等との連携による学校教育活動への専門家による学習支援も行ってまいります。 また、各学校園の特色ある教育内容の支援、部活動支援、小学校低学年の学習支援のために、指導者派遣事業を継続して実施いたします。 中学生を対象に、家庭学習支援を目的とした地域学習教室事業を民間事業者との連携により、引き続き実施してまいります。 加えて、すべての子どもたちが自己理解を深めながら、将来、社会で自立して生きていく力を育てるキャリア教育を学校園の連携のもとに推進し、義務教育修了時に自ら進路選択ができる力を培ってまいります。 さらに、その後の進路保障に向け、関係機関との連携、学校への確かな情報提供と相談体制及び学校における進路指導の充実を支援してまいります。 国際理解教育につきましては、国際社会で生きる子どもたちが、自国や他国の文化を積極的に理解し、尊重していく態度、ものの見方・考え方を身に付けることができるよう、関係機関と連携しながら一層推進してまいります。 加えて、近年増加している市内の学校園で学ぶ外国にルーツを持つ子どもたちが、安心して学習や生活ができるよう、関係機関との連携を一層推進し、日本語指導をはじめとする支援を充実してまいります。 このように、自他の生命・人権を尊重する教育を基盤とし、学校園における子どもたちのより良い人間関係づくりを通して、基本的人権を尊重する豊かな心の育成に一層努めてまいります。 また、コロナ禍で明確となった新たな課題も含め、社会における人権意識の向上をめざし、保護者や地域の方々への啓発に努めてまいります。 一方、学校安全につきましては、防災教育の充実を図るとともに、非常変災時の体制整備と周知に努めてまいります。 また、子どもたちの安全・安心を確保するため、全小学校・義務教育学校に導入しておりますICタグによる登下校時刻確認システムを今後も有効に活用し、子どもの登下校に係る保護者の安心感を一層高めるよう努めてまいります。 今後も、警察等との連携を強化しながら、スクールガード・リーダーを中心に保護者や地域の皆様の協力を得て、校区内の安全体制づくりを継続してまいります。 次に、生徒指導上の課題支援についてであります。 スクールカウンセラーの全校配置やスクールソーシャルワーカーの学園配置を継続し、教育センターにおける教育相談体制との連携を図ることで、子ども及び保護者のケアに努めてまいります。 いじめ問題につきましては、「いじめ防止対策推進法」に則する形で策定しました「池田市いじめ防止基本方針」の一部見直しを行っており、いじめの未然防止や早期発見、事象の解決に全力を挙げて取り組んでまいります。 具体的には、各学校の対応はもちろんのこと、全校に派遣しているスクールアシストメイトによる子どもたちへの支援をはじめ、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの校内人材としての活用や池田市生徒指導課題対策専門家委員会をはじめとした専門家との連携を強化・推進してまいります。 特に「ネット上のいじめ」に関しては、全校で情報モラル講座を実施し、子どもたちだけでなく、保護者にも参加を呼びかけております。 今後も保護者や地域とも連携し、いじめの防止に努めてまいります。 不登校問題につきましては、これまで「児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することをめざす」という基本的な考え方をもとに、相談体制づくりを推進してまいりました。 今後も校内体制の指導や支援、適応指導教室の充実、教育相談業務を委託しているNPO法人や関係機関との連携を通して、子どもたちの支援に取り組んでまいります。 児童虐待につきましては、さまざまな教育活動において十分な観察と注意を払いながら、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーとの連携はもとより、地域からの情報も活用し、早期発見に努めてまいります。その上で、児童虐待防止に向けて、家庭や地域への啓発に努め、関係機関と綿密な連携を図りながら、学校園での見守りを強化してまいります。 特別支援教育につきましては、「ともに学び、ともに育つ」の理念に立ち、特別支援教育を学校全体の取組として、支援教育コーディネーターを中心とした校内体制を充実させてまいります。 さらに、令和4年度からは、各学園に支援教育チーフコーディネーターを配置し、学園全体の連携を強化することで、市全体の支援教育体制を充実させてまいります。 また、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の趣旨に則り、教育現場でも個別のニーズに応じた合理的配慮を提供し、市長部局との連携のもと、つながりのある支援を充実させてまいります。 「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」の施行に伴い、医療的ケアを必要とする幼児・児童・生徒が、保護者の付き添いなく、学校生活を送ることができるよう必要な看護師の配置に努めてまいります。 平成28年度に開設しました「幼稚園通級指導教室」では、公立及び私立幼稚園の配慮を要する園児に対して、発達段階に合ったプログラムを計画・実施し、就学前から小学校へ切れ目のない支援を行っております。 今後もさらなる充実に努めてまいります。 一方、市立幼稚園型認定こども園における幼児教育・保育につきましては、開園当初より教育課程を含む「全体的な計画の基準」に基づき、3年保育を行っております。園児一人ひとりの個性や育ち、発達を大切にしたきめ細かな保育を進め、集団の中でともに育ち合う豊かな教育・保育活動の充実に努めてまいります。 また、小学校との円滑な接続に向けて、幼児期の学びを小学校へつなぐ教育内容の研究を一層推進してまいります。 さらに、地域の子どもたちへの遊び場の提供や子育て相談の実施等、保護者に寄り添った子育ての支援を行ってまいります。 学校保健につきましては、必要な備品等を確保するなど、新型コロナウイルス感染拡大防止に万全な対策を講じながら、学校健診や環境衛生検査などを継続して実施し、子どもたちの健康づくりを推進してまいります。また、より良い学校保健の取組をめざして、医師会をはじめとする関係機関との連携を図り、情報収集に努めてまいります。 学校給食につきましては、食物アレルギー対応や地産地消の取組を継続して実施するとともに、近年の食材費の物価高騰や新型コロナウイルス感染症による保護者の経済的負担軽減の観点から、給食費の一部公費負担を行い、保護者に対して新たな負担を求めることなく、給食内容を充実させることで、安全・安心で、子どもたちに喜ばれる給食の提供に努めてまいります。 また、「給食だより」や「食育だより」、市のホームページを通じて、食についての情報を発信してまいります。 併せて、学校園と連携を図りながら、給食指導とともに、教科などにおいても食生活の基礎知識と望ましい食習慣を身につける指導を充実させることで、子どもたちの食への興味・関心を高め、生涯にわたって健康な生活を送ることができるよう、食育の推進に努めてまいります。 生涯学習につきましては、市民が生涯にわたって学ぶ意欲と目標をもち、自主的に学びながら、さまざまな市民活動が活発に行われる生涯学習社会の実現が求められております。 その中核を担うのが社会教育であることに鑑み、社会教育施設間の相互連携はもちろん、各種社会教育関係団体をはじめ、大学や企業、NPO等との連携を図りながら、社会教育に関する各施策を推進してまいります。 中央公民館におきましては、社会教育推進の拠点施設として、生涯学習への入門の機会を提供する講座の充実、庁内及び関係機関と連携した講演会などの実施、わかりやすい情報発信の拡充に取り組み、市民交流や情報発信の場となるよう努めてまいります。 図書館におきましては、蔵書の充実に努めるとともに、自動貸出機・自動返却機・予約棚のシステムを活用し、セルフでの利用を可能にすることで、利用者のプライバシー保護と利便性向上を図ってまいります。 また、令和4年4月より複合施設「ツナガリエ石橋」内に開設される石橋図書館では、ダイバーシティセンターや地域子育て支援拠点と連携しながら、子どもから大人まであらゆる世代が集い、交流できる施設となるよう取り組んでまいります。 指定管理者制度を導入しております五月山、水月両児童文化センター、児童館、総合スポーツセンターにつきましては、それぞれ指定管理者のノウハウが活かされ、施設の特色に応じた活動が展開されるよう、指定管理者と連携を図ってまいります。 文化財保護につきましては、「池田市文化財保護条例」及び「池田市歴史文化基本構想」に基づき、市内に所在する歴史・文化を今日に伝える文化財の適切な保存対策と調査・研究、現地公開などの活用を図ってまいります。 市史編纂事業につきましては、郷土池田の歴史への理解を深める一助となるよう、また、将来に池田の歴史を引き継ぐため、市史の活用や史料の収集・保存・活用を進めてまいります。 歴史民俗資料館におきましては、展示や学校への出前授業などを通して、池田の歴史・文化の特性を広く伝えていくとともに、継続的な資料の収集に努め、その保存、管理に取り組んでまいります。 昨年は東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されました。残念ながら本市で予定していた聖火リレーやホストタウンとして登録していたロシア男子バレーボールチーム、フランス車いすラグビーチームの事前合宿が中止となりましたが、日本勢は過去最多のメダルを獲得し、特にパラリンピックでは本市出身の岡崎愛子選手がパラアーチェリーで5位に入賞され市民に感動を与えてくれました。 オリンピック・パラリンピックの盛り上がりを引き継ぎながら「池田市スポーツ振興条例」に基づき、子どもから高齢者に至るまで、それぞれのライフスタイルやスポーツニーズに応じて、安全で楽しい生涯スポーツ活動の充実に努めてまいります。 特に、子どものスポーツにつきましては、さまざまなスポーツが体験できるよう、多くの種目を取り入れたスポーツイベントを開催いたします。 今後も、共生社会の実現に向け、障がいの有無や年齢にかかわらず、だれもが楽しめるパラスポーツの普及にも努めてまいります。 加えて、昨今の教員の働き方改革や来たる少子高齢社会に向けて、国を中心に部活動のあり方が見直されております。本市でも特に中学生がスポーツ活動を継続できるよう、地域での受け皿づくりを試行してまいります。 また、スポーツを通しての健康増進はもとより、青少年の健全育成やコミュニティづくりが図られるよう、各種事業の開催に努めるとともに、各種スポーツ関係団体とも連携し、市民がスポーツ・レクリエーション活動に親しみやすい環境整備を進めてまいります。 学校施設につきましては、子どもたちに快適な教育環境を提供するため、石橋南小学校屋外トイレの全面改修、小学校及び義務教育学校の屋内運動場への空調整備などを実施いたしました。 今後につきましても、本年度に引き続き、中学校の屋内運動場に係る空調整備に取り組むとともに、老朽化した施設の改修など計画的に整備を行い、子どもたちの安全・安心な学習環境の確保に努めてまいります。 以上、令和4年度の教育方針と主要施策を申し上げました。 今後も、教育委員会及びその事業について市民の皆様に一層のご理解をいただけるよう、広報誌やホームページなどを通し、積極的に活動内容を発信してまいります。 これからの社会は、予測の難しい厳しい時代を生き抜く力が今以上に必要となってまいります。 コロナ禍においても、子どもたちの学びを止めることなく、着実に進めるよう努めていくとともに、今後も、さまざまな教育課題の現状を踏まえ、生きる力を養い、思いやりのある豊かな心と社会に貢献できる力を育めるよう、教育環境の充実など、多様なニーズに応えた教育を積極的に展開し、教育の充実に向けた教育行政を遂行していくことが教育委員会に課せられた責務と考えております。 議員各位におかれましては、より一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和4年度の「教育方針と主要施策」といたします。 御清聴ありがとうございました。 ○前田敏議長 令和4年度施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策の発表は終わりました。 これに対する各派代表質問は、次回継続会において行っていただきます。 本日は、これをもって散会いたします。 なお、次回継続会は、3月7日、午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 慎重審議ありがとうございました。     午後2時37分 散会---------------------------------------                      市議会議長   前田 敏                      署名議員    浜地慎一郎                      署名議員    荒木眞澄...