◯京西且哲議長
反
甫議員。
◯1番 反
甫旭議員
そのタイミングというのはわかりました。ただ、現状でも、いろいろ
1つの部で2つとか3つとかの課があるところと、
1つの部で
数個課を持っていたりするというのも
1つまだ
組織の中で
課題かなと僕は感じているんですけども、今後、今
年度はそれだけ自信があって、これからも出されるということなんですが、来
年度以降、まだまだ今の
体制でも
課題があると思うのですが、引き続き改善に向けて来
年度以降も取り組んでいくということでよろしいですか。
◯京西且哲議長
土佐副
市長。
◯土佐邦之副
市長
市長の今の
説明にもございましたけども、
本市においては、
政策立案及び
実現力の
向上、確実な
行財政改革への取り組み、
庁舎の建てかえ、
公共施設の
適正配置など、直ちに取り組むべき
課題がございます。これらの
課題に
スピード感を持って取り組んで、着実に
成果を上げていくために、このスタートを切ったばかりの新
年度でございますけども、
組織機構の
改編を今迅速に行う必要があると考えておりまして、
平成31年第1回
定例会に
提案した
議案について、
賛成多数となるまでのご
理解をいただけなかったわけでございますが、
市民の
皆様のための
市政を前に進めるために、この
議会で再度ご
審議いただくことが必要だと判断をいたしました。
◯京西且哲議長
反
甫議員。
◯1番 反
甫旭議員
その
市長公約であったり、今、喫緊の
課題、
重点課題、それに取り組む
体制だということはわかるんですけども、
皆様方が思う100点と、また人それぞれ、僕らの思う100点とまた違うと思いますし、僕は、こういう
組織機構改革というのは永遠の
課題で、毎年毎年、また来
年度以降も新たなことが出てくると思いますし、例えば
庁舎が建設された後は、そしたら
総務部どうなるねんとか、またおいおい新たなことは出てくると思いますので、そういったことに対応は今後もしていっていただかないといけないと思いますので、その点、もしお答えがあれば、もう一度お答えください。
◯京西且哲議長
土佐副
市長。
◯土佐邦之副
市長
今、
議員のおっしゃったとおりでございまして、
年度年度で重要な
課題も変わりますので、その
年度年度の最もいい形の
組織機構というのがあると思いますので、1回、今回仮にご議決いただいて形をつくったとしても、必要に応じて、来
年度以降も必要であればその
組織機構を変えていくということ、そういう
議論が必要だと考えております。
◯京西且哲議長
次に、
井舎議員。
◯7番
井舎英生議員
通告に従いまして
質問させていただきます。これは、直接、私の
質問は
市長にご回答、答弁いただければありがたいと思います。
今回のこの
事務分掌条例の一部
改正というのは3回目になるわけで、
大変市長の思いは強いものだと思います。それで、私が思いますのは、
市政運営の根幹、
市民サービスのための
組織のあり方というのは、やはりある
理想の形があるんだろうと。だから、今回もそういう
理想の形に向けて
組織機構の
変更をやるんだろうなと
理解をしているんです。
ところが、
一般市民におきましては、
事務分掌条例の一部
改正というと、何のことかよくわかりません。やはりわかりやすく
市民に伝えるためには、
組織機構の
変更だということになると思いますね。
変更というのは、よくするためのものだと思うわけです。
市長がこの
条例の冒頭に言われました、基本である市の
総合計画と、それから
市長の
公約を実現するためのそういう
組織の
変更ということだろうと思うんですけれども、再度、
市長が思われる今回の
組織機構の
変更、この意図するものは何なのか。3回目ですので、少しずつやっぱり
市長の思い、意図するところが変わってやしないかと危惧するわけですけれども、この
変更の意図するところを
市民にもわかりやすくもう一度聞かせていただきたいということであります。
◯京西且哲議長
永野市長。
◯永野耕平市長
井舎議員のご
質問にお答えします。
この
変更の意図するところは、現在、
本市において、
政策立案・
実現力の
向上、確実な
行財政改革への取り組み、
庁舎の建てかえ、
公共施設の
適正配置など、直ちに取り組むべき
課題がございます。これらの
課題に
スピード感を持って着実に取り組んで、
成果を上げていくために、新
年度の
組織機構の
改編を今行うことが必要であると考えております。
さきの
平成31年第1回
定例会に
提案した
議案について、
賛成多数となるまでのご
理解をいただけなかったことは残念でありますが、
市民の
皆様のための
市政を前に進めるために、直ちに
議会でご
審議いただくことが必要だと考えております。
◯京西且哲議長
井舎議員。
◯7番
井舎英生議員
今、
市長から意味の
説明を受けましたけれども、昨年、
平成30年第4回
定例会のときには、なかなかその辺がよく私たちには伝わらなかったんだと思います。それが
理由で、
市長公室という名前が3月
議会では
総合政策部に変わったと。それから、今回は、その
総合政策部の中の
企画課と
人事課が同居していたのが、
人事課が
総務部に移ったという変遷があるんですけども、そこで私がちょっと心配していますのは、
市長が意図されているような
組織運営がこういうふうに少しずつ変わってきたことで、何か変化があってやりづらいと、
市長が本来意図するところとはちょっと違うようになってきているんじゃないかということを少し老婆心ながら心配するわけです。
その辺について、前回の古い
市長公室、それから
総務部、
企画調整部の時代ではこういうことができなかったと、こういう点が悪かったので、今回はこうなればもっとよくなるんだというところを、何かを例に、ちょっとわかりやすくもう一度お願いしたいなということでございます。
◯京西且哲議長
永野市長。
◯永野耕平市長
第1回
定例会において私どもが
提案した
組織機構の
体制がベストの状態で
課題解決に取り組めるものと考えておりましたが、確実な
行財政改革への取り組み、
庁舎の建てかえ、
公共施設の
適正配置など、直ちに取り組むべき
課題解決へ向けて、大きく前進するものと考えております。
政策立案とその
体制づくりを担う
企画課と人的資源を所管する
人事課が同じ
部長の指揮のもとで仕事をしてもらうという考えが間違っていたとは考えておりません。今回の
提案は、
議会のご意見も踏まえての別の案となっておりますが、同じ効果が上がるように努めてまいります。
◯京西且哲議長
井舎議員。
◯7番
井舎英生議員
これが3回目の最後の
質問になりますが、今、
市長がおっしゃった、
総合政策部の中に
企画課と
人事課が同居しているのを分けたということになっているんですけど、私は、どの部であれ、トップは
市長ですから、やっぱり
市長の意図するところに向けて各部門が迅速に動くということは、どういう形であれ、トップダウンで
岸和田市政が動くんだということに変わりないと思いますから、今、部の中に2つの課が同居しなくても、3つの部でやっていけるということだと思いますので、その辺、もう一度、今度、3回目の正直で、これがぜひいい方向になるように、3回目のいろいろ
変更してきたけれども、特に懸念はないということをもう一度
市長に確認させていただいて、私の
質問を終わりたいと思います。
◯京西且哲議長
永野市長。
◯永野耕平市長
ご指摘いただいたとおり、今回、
議会での
議論を経ながら、案が少しずつ変わってきて、今回、3回目となっております。その変化は、
議員各位からのご指摘やご意見を踏まえてのことですので、それがもともと私が考えていたことと違ったとしても、それは
1つの民主主義のあり方としていいことやと思っております。ですから、これからも私どもが
提案した案についてはご意見をいただいて、よりよいものへと変えていくということで
皆様にはご
理解をいただけたらなと思っております。
そして、今回の案は、私どもが当初考えた案とは違いますけれども、先生方のご意見を踏まえながらつくり上げた案でございまして、
岸和田市としての今一番よい案であると考えておりますし、これによって
成果をしっかりと上げてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
◯京西且哲議長
他に
質疑はありませんか。井上博
議員。
◯6番 井上博
議員
この際、
動議を提出します。
ただいま
議題となっております
議案第39号につきましては、
委員会付託を省略し、本
会議において即決されんことを望みます。
〔「
賛成」の声あり〕
◯京西且哲議長
ただいまお聞きのとおり、井上博
議員から、
委員会付託を省略し、即決されたいとの
動議が提出され、所定の
賛成者がありますので、
動議が成立しました。よって、本
動議を直ちに
議題とし、採決します。
お諮りします。本
動議のとおり決することにご
異議ありませんか。
〔「
異議なし」の声あり〕
◯京西且哲議長
ご
異議なしと認めます。よって、本
動議のとおり決定し、本
会議における
質疑を続行します。
他に
質疑はありませんか。
〔「
なし」の声あり〕
◯京西且哲議長
質疑なしと認めます。
討論に入ります。
通告がありますので、
発言を許します。
まず、中井
議員。
(23番 中井良介
議員登壇)
◯23番 中井良介
議員
発言のお許しをいただきましたので、日本共産党
議員団を代表して、
議案第39号に対する反対
討論を行います。
この
議案は、最初、昨年の12月
議会に
提案され、反対多数で否決されたものです。多くの
議員が、
市政運営において、
政策決定とその執行
体制を
市長のもとに置くことへの批判や危惧によるものです。
次に、この
議案は、部の名称を変えただけで今年3月の第1回
定例会にも
提案され、再び否決されました。言うまでもなく、
議会は
さきの12月
議会において部の名称に反対したのではありません。担当者にはこの名称がふさわしいと考えていたとしても、問題は
市政運営のあり方です。そして、今回の
臨時議会を招集してまでもの
提案です。しかも、
年度変わりの時期で、現行の事務分掌による
人事異動が既に行われており、これを今また
改編することは、
市政の混乱や停滞を引き起こすことになるでしょう。このような
議会の招集と
議案の取り扱いにおいて、
市長に対し、大いに問題があると指摘するものです。
今回の
提案では、
人事課を
総合政策部から外すという、
議会の批判を受けての手直しが行われています。しかし、問題は
市政運営のあり方です。今実行されつつある行財政再建プランにおいて、迅速な
政策決定と実行という、その名のもとで、
市民へのまともな
説明もなく、
市民の
理解を得る努力もなく、
市民の意見を聞く場も持たず、
市長が決めたから実施するという
市政運営が現実に進行しています。
今回の
条例案が一定の手直しがなされているとしても、現実の
市政運営が
市民の声に耳をかさず、また、
議会に対しても
市政運営の追認を求めているのであれば、それは
議会をおとしめるものであります。そして、その危惧は、現実の
市政運営を見れば十分に根拠があると判断されることによって、
条例案に反対するものです。
以上を申し上げ、
議案第39号の反対
討論とします。満堂のご賛同をお願いします。ご清聴ありがとうございました。
◯京西且哲議長
次に、金子
議員。
(2番 金子拓矢
議員登壇)
◯2番 金子拓矢
議員
議案第39号に対する意見を述べ、刷新クラブを代表しての
討論とします。
岸和田市
事務分掌条例の一部
改正の
議案は、2度の否決を経て、3度目の上程になります。当初、
平成30年第4回定例市
議会に上程されましたが、
賛成少数で否決となりました。市の
総合計画を初め、
政策を立案する所管部である
企画調整部を廃止することは認められないという考えから、私たちも反対いたしました。
続く
平成31年第1回定例市
議会に、早くも
さきの
議案内容に
変更が加えられた
議案が上程されました。
企画課を筆頭課とする
総合政策部を設置し、市の
政策所管部を明確にしたものであり、
市民の
理解を得ることが可能と判断し、
賛成しました。何をしている部署なのかが
市民にわかりやすい名称になっていることは、
市民サービスの基本です。しかし、採決の結果は、
賛成少数で否決になりました。
今回の臨時市
議会に上程された
議案は、
政策立案の所管部を設置する内容として、前回と全く変わりのないものであり、
変更のあった
人事及び給与に関することについても、これまで
本市では伝統的に秘書部的な色合いが強かった
市長公室の所管であったものが、
市長公室が廃止となり、他の部の所管となることには変わりないので、
賛成いたします。
ただし、本臨時市
議会の招集に当たり、一言申し上げなければなりません。
まず、
議案否決のたびに、修正をかけて上程すること3度目となり、これを当然の手法としていることに問題があります。一言で言えば、待ちの行政運営の結果であり、
議会からの発信を待たなければ動くことができない政治です。日々、
議会の動向についての情報収集を行い、意見の異なる
議員とも対話をすることで、常に自身の考えを見つめ直し、みずからの意見に磨きをかけることをなぜ怠ったのか。何度も
議会を通さなければ
議会の動向をつかめないのは、単に情報収集の努力不足なだけであり、これに係る最大の問題は、
1つの
議案を通すのに、今回のようにだらだらと時間がかかることです。これでは到底
市長に素早い行政運営などは望めません。
それに加えて、今回、
さきの定例市
議会閉会直後に
臨時議会の招集通知をしていますが、これがために、対応に追われる職員の業務はふえました。人が動く以上、さまざまな形で経費もかかっています。これで自己満足以上に何が生まれたのでしょうか。私たちは議事録の中だけで活動していればよいのではありません。
次に、今回を異例の上程
議案とされているが、
政策調整
会議と
政策決定
会議を開催していません。今回の
議案はそれほど軽いものなのでしょうか。人員と経費をかけ、臨時で
議会を招集するからには、この2つの
会議を開催するべきです。筋の通った行政運営を求めます。
また、本
臨時議会では、2名の
議員が府
議会議員選挙に立候補するために既に失職しており、今期の完全な
議員構成のもとで
議案審議できないことを知りながら、今期内で
議案上程を判断したことも思慮に欠けるものです。
以上の指摘を
市長は素直に受けとめられるとともに、行政運営の中での
議案の位置づけと
議員の表決による
議会の意思決定についてご認識を改められたい。
最後に、
市長に対して申し上げたいことがあります。私たち
議会の扉は、これまでも開いていましたし、これからも変わることはないと思います。あとはここへ踏み込む勇気です。決断力はあるのですから、建前や格好にとらわれるのではなく、ご自身の価値観をも乗り越えて、昨日まではなかったことを圧倒的な速さで実現させてほしい。人を動かすことの難しさを実感しながら、職員を初め、
議会をも共鳴させるようなリーダーであってほしいと願い、
討論を終わります。ありがとうございました。
◯京西且哲議長
次に、
米田議員。
(13番 米田貴志
議員登壇)
◯13番 米田貴志
議員
議長より許可をいただきましたので、公明党会派を代表して、
議案第39号
事務分掌条例の一部
改正についての
討論をさせていただきます。
議案第39号
事務分掌条例の一部
改正について、いわゆる
組織機構改革案でありますが、経緯として、昨年の12月
議会、
さきの3月
議会において、反対多数で2度にわたり連続して否決された
議案であります。今
臨時議会においては、否決された
議案を修正し、上程されました。しかも、修正された部分については、私たち公明党が求めていた修正でございます。
この
議案は、昨年の12月
議会で否決されて以降、副
市長並びに
理事者から3月
議会に再度
提案するとのことで、調整に来られた副
市長並びに
理事者には、今回修正されましたように、
人事課を
総務部の所管とするほうがよいのではないかと申し入れをしておりましたが、結果的に、機構改革案は12月
議会のまま修正されずに、呼称を変えただけで3月
議会に再び
提案され、2
議会連続で否決されました。いわばこのような結果になるのは火を見るよりも明らかでありました。
ところが、今
臨時議会では、これまで
市長が言うところの最善策として上程されてきた
事務分掌条例の一部
改正を我々が求めていた内容に修正・
変更しての再々上程であります。これまで過去2回にわたり、修正をせずに
提案された機構改革案が最善策であるとの判断から、
市長は頑として聞き入れなかったと副
市長からは聞いていただけに、今回のように修正が可能であったならば、今
臨時議会を招集するまでもなく、クレバーに
さきの3月
議会で今回のように修正された
事務分掌条例の一部
改正として上程するべきでありました。
スピード感を持ってと
発言されるのであれば、12月
議会で否決されてから3月
議会までに時間は十分にあり、新
年度をまたがずとも、幾らでも今回上程された内容に修正できたはずであります。
市長が言われる
スピード感との言葉に対し、逆行させているのは
市長みずからではないのかと思わざるを得ない今
臨時議会の
提案であります。
しかしながら、このような状況の中ではありますが、
行財政改革を進める上で、今回
提案された
議案第39
号岸和田市
事務分掌条例の一部
改正について、いわゆる修正された
組織機構改革案については必要と考えますので、
原案を可とする立場から、
議員各位の賛同を得たく、
討論に参加をさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
◯京西且哲議長