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平成31年第1回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2019年04月02日
平成31年第1回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2019年04月02日

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  1. 岸和田市議会 2019-04-02
    平成31年第1回臨時会(第1日目) 本文 開催日:2019年04月02日


    取得元: 岸和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    2019年04月02日:平成31年第1回臨時会(第1日目) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)    午後1時開会 ◯京西且哲議長  ただいまから、平成31年第1回岸和田市議会臨時会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。  まず、議員出席状況事務局長から報告させます。 ◯牟田親也事務局長  本日の議員出席状況をご報告申し上げます。  ただいまの出席議員は23名です。  なお、欠席届のありました議員は1名です。  以上、報告を終わります。 ◯京西且哲議長  次に、本日の会議録署名者会議規則第81条の規定により、私から、13番米田議員、15番松本議員を指名します。 ◯京西且哲議長  次に、諸般報告に入ります。  まず、岸総財第1号、岸教教総第1号、岸監第1号及び岸農委第1号をもって議案説明員変更がありました。お手元までご配付しておりますので、ご報告申し上げます。  なお、この際、このたびの異動に伴う新任部課長事務局長から紹介させます。 ◯牟田親也事務局長  私から新任部長理事及び課長を紹介申し上げます。  残実市長公室長  吉田政裕まちづくり推進部長
     森下和彦上下水道局長  真和弘消防長  白井康之まちづくり推進部広域幹線計画総括理事建設部高架事業総括理事  生嶋雅美市民環境部市民課長  武名嘉奈子市民環境部山市民センター所長  田中幸博魅力創造部文化国際課長  松下英俊まちづくり推進部住宅政策課長  奥野光好建設部高架事業道路整備課長  和田健志上下水道局下水道施設課長  高井哲也教育総務部総務課長  寺内ユカ学校教育部人権教育課長  篠原圭司消防本部警備課長  以上でございます。 ◯京西且哲議長  次に、岸監第199号平成31年1月分例月出納検査結果報告一般会計及び特別会計分)、岸監第200号平成31年1月分例月出納検査結果報告公営企業会計分)、岸監第210号平成31年2月分例月出納検査結果報告一般会計及び特別会計分)、岸監第211号平成31年2月分例月出納検査結果報告公営企業会計分)、岸監第213号平成30年度公の施設指定管理者監査結果報告岸監第214号平成30年度定期監査結果報告(2月実施分)、以上の6件につきましては、さき議員各位へご送付のとおりです。  本各件につきまして、質疑はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  質疑なしと認めます。よって、本報告を終わります。 ◯京西且哲議長  次に、報告第2号専決処分報告を求めます。永野市長。    (永野耕平市長登壇◯永野耕平市長  上程いたされました報告第2号の専決処分報告について、ご報告申し上げます。  専決処分第3号から第5号までの損害賠償の額を定め和解するについては、平成30年9月4日、台風21号通過時の強風により、図書館本館駐車場に保管していたコンテナボックスが飛散し、相手方車両の一部を損傷させたものであります。  その後、示談交渉を進めてまいりましたところ、専決処分第3号については、車両修繕費として損害賠償の額を27万3千円と定め、専決処分第4号については、車両修繕費として損害賠償の額を7万5千円と定め、専決処分第5号については、車両修繕費等として損害賠償の額を152万298円と定め、それぞれ和解いたしたものであります。  専決処分第6号の損害賠償の額を定め和解するについては、平成31年1月11日、相手方車両府道大阪和泉泉南線から左折し、市道西大路町4号線に進入する際に、道路構造物である側溝の欠陥により、側溝上にある鉄板を通過したところ、鉄板及びその横のグレーチングがはね上がり、車両の一部を破損させる事故が生じたものであります。  その後、示談交渉を進めてまいりましたところ、車両修繕費等として損害賠償の額を16万4,462円と定め、和解いたしたものであります。  専決処分第7号の損害賠償の額を定め和解するについては、平成30年9月29日、環境課職員パッカー車で藤井町2丁目地内の十字路交差点に進入したところ、相手方車両が左側から交差点内に進入してきたため、相手方車両右後方側面と接触し、車両の一部を破損したものであります。  その後、示談交渉を進めてまいりましたところ、車両修繕費として損害賠償の額を45万5千円と定め、和解いたしたものであります。  以上5件につきましては、地方自治法第180条第1項並びに市長専決処分事項に関する条例第2号、第3号及び第4号の規定により、専決処分方途を講じましたので、同法第180条第2項の規定により、議会にご報告申し上げる次第であります。  何とぞよろしくお願い申し上げます。 ◯京西且哲議長  ただいまの報告について、質疑はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  質疑なしと認めます。よって、本報告を終わります。  以上で諸般報告を終わります。 ◯京西且哲議長  これより日程に入ります。  日程第1、会期決定についてを議題とします。  お諮りします。今期臨時会会期は、本日1日限りとしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、今期臨時会会期は、本日1日限りと決定しました。 ◯京西且哲議長  次に、日程第2議案第40号専決処分承認を求めるについてを上程します。  本件について、提案理由説明を求めます。永野市長。    (永野耕平市長登壇◯永野耕平市長  上程いたされました議案第40号について、提案理由をご説明申し上げます。  議案第40号の専決処分承認を求めるについては、専決処分第10号の岸和田市税条例等の一部改正でありまして、地方税法の一部改正に伴い、住宅借入金等特別控除について、居住に用に供した場合に係る住宅借入金等を有する場合の所得税額特別控除期間を13年に延長する特例が創設されたことから、特別控除期間の11年目から13年目までにおいて所得税額を控除した残額があるものについては、翌年度分個人住民税において減額するほか、軽自動車税グリーン化特例適用対象平成33年度及び平成34年度に新規取得した軽自動車のうち、電気自動車及び天然ガス軽自動車に限った特例措置とするとともに、現行の軽自動車税グリーン化特例適用期限を2年延長するなど、法律と同様の改正をいたしたいためのものであります。  本件につきましては、緊急を要するため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分方途を講じましたので、同条第3項の規定により、議会にご報告申し上げる次第であります。  なお、昨日、新元号について発表がございましたが、施行は4月30日の翌日からとなりますので、今回の上程理由説明平成のままでさせていただきました。  何とぞよろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ◯京西且哲議長  ただいまの提案理由説明について、質疑に入ります。質疑はありませんか。  雪本議員。 ◯18番 雪本清浩議員  この際、動議を提出します。  ただいま議題となっております議案第40号につきましては、委員会付託を省略し、本会議において即決されんことを望みます。    〔「賛成」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ただいまお聞きのとおり、雪本議員から、委員会付託を省略し、即決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議が成立しました。よって、本動議を直ちに議題とし、採決します。  お諮りします。本動議のとおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、本動議のとおり決定し、本会議における質疑を続行します。  他に質疑はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  質疑なしと認めます。  討論に入ります。討論はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  討論なしと認めます。  これより議案第40号を採決します。  お諮りします。本件は、原案のとおり承認することに決しましてご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認されました。 ◯京西且哲議長  次に、日程第3議案第39号岸和田事務分掌条例の一部改正についてを上程します。  本件について、提案理由説明を求めます。永野市長。    (永野耕平市長登壇◯永野耕平市長  上程いたされました議案第39号について、提案理由をご説明申し上げます。  議案第39号岸和田事務分掌条例の一部改正については、市の総合計画市長公約などとの連携を強化して、決定した政策の発信をタイムリーに行い、また、行財政改革部門財政部門との統合など、関連事務を同一の部にまとめて、政策立案実現力向上、確実な行財政改革への取り組み、庁舎の建てかえ、公共施設適正配置などの課題へ取り組むため、本案のとおり改正いたしたいためのものであります。  平成31年第1回定例会提案いたしました本条例の一部改正案とは、人事及び給与に関することは総務部で所管させる点で変更しておりますが、市民皆様のための市政課題に着実に取り組み、成果を上げていくために、本市組織機構改編年度当初に近い時期に実施いたしたく、何とぞよろしくご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。 ◯京西且哲議長  ただいまの提案理由説明について、質疑に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  まず、反甫議員。 ◯1番 反甫旭議員  通告に従いまして質疑を行います。  この議案に関しては、12月議会と3月議会で否決されたと思いますが、例えば、半年後である下半期の始まりである10月からとか、1年待って、議論を深めて来年度からとかいう選択肢というか、そうした議論はあったのかどうか、教えてください。 ◯京西且哲議長  土佐市長◯土佐邦之市長  この議案は、今、議員がおっしゃったように、2度否決されましたけれども、役所の仕事というのは1年単位で動いておりますので、1年単位PDCAサイクルを回していくということで言うと、その体制づくりについても基本的に年度当初に行うのが、それが本当に基本的な形となりますので、異例の形の臨時議会となりましたけれども、この機会に提案をさせていただいております。
    ◯京西且哲議長  反甫議員。 ◯1番 反甫旭議員  そのタイミングというのはわかりました。ただ、現状でも、いろいろ1つの部で2つとか3つとかの課があるところと、1つの部で数個課を持っていたりするというのも1つまだ組織の中で課題かなと僕は感じているんですけども、今後、今年度はそれだけ自信があって、これからも出されるということなんですが、来年度以降、まだまだ今の体制でも課題があると思うのですが、引き続き改善に向けて来年度以降も取り組んでいくということでよろしいですか。 ◯京西且哲議長  土佐市長◯土佐邦之市長  市長の今の説明にもございましたけども、本市においては、政策立案及び実現力向上、確実な行財政改革への取り組み、庁舎の建てかえ、公共施設適正配置など、直ちに取り組むべき課題がございます。これらの課題スピード感を持って取り組んで、着実に成果を上げていくために、このスタートを切ったばかりの新年度でございますけども、組織機構改編を今迅速に行う必要があると考えておりまして、平成31年第1回定例会提案した議案について、賛成多数となるまでのご理解をいただけなかったわけでございますが、市民皆様のための市政を前に進めるために、この議会で再度ご審議いただくことが必要だと判断をいたしました。 ◯京西且哲議長  反甫議員。 ◯1番 反甫旭議員  その市長公約であったり、今、喫緊の課題重点課題、それに取り組む体制だということはわかるんですけども、皆様方が思う100点と、また人それぞれ、僕らの思う100点とまた違うと思いますし、僕は、こういう組織機構改革というのは永遠の課題で、毎年毎年、また来年度以降も新たなことが出てくると思いますし、例えば庁舎が建設された後は、そしたら総務部どうなるねんとか、またおいおい新たなことは出てくると思いますので、そういったことに対応は今後もしていっていただかないといけないと思いますので、その点、もしお答えがあれば、もう一度お答えください。 ◯京西且哲議長  土佐市長◯土佐邦之市長  今、議員のおっしゃったとおりでございまして、年度年度で重要な課題も変わりますので、その年度年度の最もいい形の組織機構というのがあると思いますので、1回、今回仮にご議決いただいて形をつくったとしても、必要に応じて、来年度以降も必要であればその組織機構を変えていくということ、そういう議論が必要だと考えております。 ◯京西且哲議長  次に、井舎議員。 ◯7番 井舎英生議員  通告に従いまして質問させていただきます。これは、直接、私の質問市長にご回答、答弁いただければありがたいと思います。  今回のこの事務分掌条例の一部改正というのは3回目になるわけで、大変市長の思いは強いものだと思います。それで、私が思いますのは、市政運営の根幹、市民サービスのための組織のあり方というのは、やはりある理想の形があるんだろうと。だから、今回もそういう理想の形に向けて組織機構変更をやるんだろうなと理解をしているんです。  ところが、一般市民におきましては、事務分掌条例の一部改正というと、何のことかよくわかりません。やはりわかりやすく市民に伝えるためには、組織機構変更だということになると思いますね。変更というのは、よくするためのものだと思うわけです。市長がこの条例の冒頭に言われました、基本である市の総合計画と、それから市長公約を実現するためのそういう組織変更ということだろうと思うんですけれども、再度、市長が思われる今回の組織機構変更、この意図するものは何なのか。3回目ですので、少しずつやっぱり市長の思い、意図するところが変わってやしないかと危惧するわけですけれども、この変更の意図するところを市民にもわかりやすくもう一度聞かせていただきたいということであります。 ◯京西且哲議長  永野市長◯永野耕平市長  井舎議員のご質問にお答えします。  この変更の意図するところは、現在、本市において、政策立案実現力向上、確実な行財政改革への取り組み、庁舎の建てかえ、公共施設適正配置など、直ちに取り組むべき課題がございます。これらの課題スピード感を持って着実に取り組んで、成果を上げていくために、新年度組織機構改編を今行うことが必要であると考えております。  さき平成31年第1回定例会提案した議案について、賛成多数となるまでのご理解をいただけなかったことは残念でありますが、市民皆様のための市政を前に進めるために、直ちに議会でご審議いただくことが必要だと考えております。 ◯京西且哲議長  井舎議員。 ◯7番 井舎英生議員  今、市長から意味の説明を受けましたけれども、昨年、平成30年第4回定例会のときには、なかなかその辺がよく私たちには伝わらなかったんだと思います。それが理由で、市長公室という名前が3月議会では総合政策部に変わったと。それから、今回は、その総合政策部の中の企画課人事課が同居していたのが、人事課総務部に移ったという変遷があるんですけども、そこで私がちょっと心配していますのは、市長が意図されているような組織運営がこういうふうに少しずつ変わってきたことで、何か変化があってやりづらいと、市長が本来意図するところとはちょっと違うようになってきているんじゃないかということを少し老婆心ながら心配するわけです。  その辺について、前回の古い市長公室、それから総務部企画調整部の時代ではこういうことができなかったと、こういう点が悪かったので、今回はこうなればもっとよくなるんだというところを、何かを例に、ちょっとわかりやすくもう一度お願いしたいなということでございます。 ◯京西且哲議長  永野市長◯永野耕平市長  第1回定例会において私どもが提案した組織機構体制がベストの状態で課題解決に取り組めるものと考えておりましたが、確実な行財政改革への取り組み、庁舎の建てかえ、公共施設適正配置など、直ちに取り組むべき課題解決へ向けて、大きく前進するものと考えております。  政策立案とその体制づくりを担う企画課と人的資源を所管する人事課が同じ部長の指揮のもとで仕事をしてもらうという考えが間違っていたとは考えておりません。今回の提案は、議会のご意見も踏まえての別の案となっておりますが、同じ効果が上がるように努めてまいります。 ◯京西且哲議長  井舎議員。 ◯7番 井舎英生議員  これが3回目の最後の質問になりますが、今、市長がおっしゃった、総合政策部の中に企画課人事課が同居しているのを分けたということになっているんですけど、私は、どの部であれ、トップは市長ですから、やっぱり市長の意図するところに向けて各部門が迅速に動くということは、どういう形であれ、トップダウンで岸和田市政が動くんだということに変わりないと思いますから、今、部の中に2つの課が同居しなくても、3つの部でやっていけるということだと思いますので、その辺、もう一度、今度、3回目の正直で、これがぜひいい方向になるように、3回目のいろいろ変更してきたけれども、特に懸念はないということをもう一度市長に確認させていただいて、私の質問を終わりたいと思います。 ◯京西且哲議長  永野市長◯永野耕平市長  ご指摘いただいたとおり、今回、議会での議論を経ながら、案が少しずつ変わってきて、今回、3回目となっております。その変化は、議員各位からのご指摘やご意見を踏まえてのことですので、それがもともと私が考えていたことと違ったとしても、それは1つの民主主義のあり方としていいことやと思っております。ですから、これからも私どもが提案した案についてはご意見をいただいて、よりよいものへと変えていくということで皆様にはご理解をいただけたらなと思っております。  そして、今回の案は、私どもが当初考えた案とは違いますけれども、先生方のご意見を踏まえながらつくり上げた案でございまして、岸和田市としての今一番よい案であると考えておりますし、これによって成果をしっかりと上げてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◯京西且哲議長  他に質疑はありませんか。井上博議員。 ◯6番 井上博議員  この際、動議を提出します。  ただいま議題となっております議案第39号につきましては、委員会付託を省略し、本会議において即決されんことを望みます。    〔「賛成」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ただいまお聞きのとおり、井上博議員から、委員会付託を省略し、即決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議が成立しました。よって、本動議を直ちに議題とし、採決します。  お諮りします。本動議のとおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、本動議のとおり決定し、本会議における質疑を続行します。  他に質疑はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  質疑なしと認めます。  討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  まず、中井議員。    (23番 中井良介議員登壇) ◯23番 中井良介議員  発言のお許しをいただきましたので、日本共産党議員団を代表して、議案第39号に対する反対討論を行います。  この議案は、最初、昨年の12月議会提案され、反対多数で否決されたものです。多くの議員が、市政運営において、政策決定とその執行体制市長のもとに置くことへの批判や危惧によるものです。  次に、この議案は、部の名称を変えただけで今年3月の第1回定例会にも提案され、再び否決されました。言うまでもなく、議会さきの12月議会において部の名称に反対したのではありません。担当者にはこの名称がふさわしいと考えていたとしても、問題は市政運営のあり方です。そして、今回の臨時議会を招集してまでもの提案です。しかも、年度変わりの時期で、現行の事務分掌による人事異動が既に行われており、これを今また改編することは、市政の混乱や停滞を引き起こすことになるでしょう。このような議会の招集と議案の取り扱いにおいて、市長に対し、大いに問題があると指摘するものです。  今回の提案では、人事課総合政策部から外すという、議会の批判を受けての手直しが行われています。しかし、問題は市政運営のあり方です。今実行されつつある行財政再建プランにおいて、迅速な政策決定と実行という、その名のもとで、市民へのまともな説明もなく、市民理解を得る努力もなく、市民の意見を聞く場も持たず、市長が決めたから実施するという市政運営が現実に進行しています。  今回の条例案が一定の手直しがなされているとしても、現実の市政運営市民の声に耳をかさず、また、議会に対しても市政運営の追認を求めているのであれば、それは議会をおとしめるものであります。そして、その危惧は、現実の市政運営を見れば十分に根拠があると判断されることによって、条例案に反対するものです。  以上を申し上げ、議案第39号の反対討論とします。満堂のご賛同をお願いします。ご清聴ありがとうございました。 ◯京西且哲議長  次に、金子議員。    (2番 金子拓矢議員登壇) ◯2番 金子拓矢議員  議案第39号に対する意見を述べ、刷新クラブを代表しての討論とします。  岸和田事務分掌条例の一部改正議案は、2度の否決を経て、3度目の上程になります。当初、平成30年第4回定例市議会に上程されましたが、賛成少数で否決となりました。市の総合計画を初め、政策を立案する所管部である企画調整部を廃止することは認められないという考えから、私たちも反対いたしました。  続く平成31年第1回定例市議会に、早くもさき議案内容に変更が加えられた議案が上程されました。企画課を筆頭課とする総合政策部を設置し、市の政策所管部を明確にしたものであり、市民理解を得ることが可能と判断し、賛成しました。何をしている部署なのかが市民にわかりやすい名称になっていることは、市民サービスの基本です。しかし、採決の結果は、賛成少数で否決になりました。  今回の臨時市議会に上程された議案は、政策立案の所管部を設置する内容として、前回と全く変わりのないものであり、変更のあった人事及び給与に関することについても、これまで本市では伝統的に秘書部的な色合いが強かった市長公室の所管であったものが、市長公室が廃止となり、他の部の所管となることには変わりないので、賛成いたします。  ただし、本臨時市議会の招集に当たり、一言申し上げなければなりません。  まず、議案否決のたびに、修正をかけて上程すること3度目となり、これを当然の手法としていることに問題があります。一言で言えば、待ちの行政運営の結果であり、議会からの発信を待たなければ動くことができない政治です。日々、議会の動向についての情報収集を行い、意見の異なる議員とも対話をすることで、常に自身の考えを見つめ直し、みずからの意見に磨きをかけることをなぜ怠ったのか。何度も議会を通さなければ議会の動向をつかめないのは、単に情報収集の努力不足なだけであり、これに係る最大の問題は、1つ議案を通すのに、今回のようにだらだらと時間がかかることです。これでは到底市長に素早い行政運営などは望めません。  それに加えて、今回、さきの定例市議会閉会直後に臨時議会の招集通知をしていますが、これがために、対応に追われる職員の業務はふえました。人が動く以上、さまざまな形で経費もかかっています。これで自己満足以上に何が生まれたのでしょうか。私たちは議事録の中だけで活動していればよいのではありません。  次に、今回を異例の上程議案とされているが、政策調整会議政策決定会議を開催していません。今回の議案はそれほど軽いものなのでしょうか。人員と経費をかけ、臨時で議会を招集するからには、この2つの会議を開催するべきです。筋の通った行政運営を求めます。  また、本臨時議会では、2名の議員が府議会議員選挙に立候補するために既に失職しており、今期の完全な議員構成のもとで議案審議できないことを知りながら、今期内で議案上程を判断したことも思慮に欠けるものです。  以上の指摘を市長は素直に受けとめられるとともに、行政運営の中での議案の位置づけと議員の表決による議会の意思決定についてご認識を改められたい。  最後に、市長に対して申し上げたいことがあります。私たち議会の扉は、これまでも開いていましたし、これからも変わることはないと思います。あとはここへ踏み込む勇気です。決断力はあるのですから、建前や格好にとらわれるのではなく、ご自身の価値観をも乗り越えて、昨日まではなかったことを圧倒的な速さで実現させてほしい。人を動かすことの難しさを実感しながら、職員を初め、議会をも共鳴させるようなリーダーであってほしいと願い、討論を終わります。ありがとうございました。 ◯京西且哲議長  次に、米田議員。    (13番 米田貴志議員登壇) ◯13番 米田貴志議員  議長より許可をいただきましたので、公明党会派を代表して、議案第39号事務分掌条例の一部改正についての討論をさせていただきます。  議案第39号事務分掌条例の一部改正について、いわゆる組織機構改革案でありますが、経緯として、昨年の12月議会さきの3月議会において、反対多数で2度にわたり連続して否決された議案であります。今臨時議会においては、否決された議案を修正し、上程されました。しかも、修正された部分については、私たち公明党が求めていた修正でございます。  この議案は、昨年の12月議会で否決されて以降、副市長並びに理事者から3月議会に再度提案するとのことで、調整に来られた副市長並びに理事者には、今回修正されましたように、人事課総務部の所管とするほうがよいのではないかと申し入れをしておりましたが、結果的に、機構改革案は12月議会のまま修正されずに、呼称を変えただけで3月議会に再び提案され、2議会連続で否決されました。いわばこのような結果になるのは火を見るよりも明らかでありました。  ところが、今臨時議会では、これまで市長が言うところの最善策として上程されてきた事務分掌条例の一部改正を我々が求めていた内容に修正・変更しての再々上程であります。これまで過去2回にわたり、修正をせずに提案された機構改革案が最善策であるとの判断から、市長は頑として聞き入れなかったと副市長からは聞いていただけに、今回のように修正が可能であったならば、今臨時議会を招集するまでもなく、クレバーにさきの3月議会で今回のように修正された事務分掌条例の一部改正として上程するべきでありました。  スピード感を持ってと発言されるのであれば、12月議会で否決されてから3月議会までに時間は十分にあり、新年度をまたがずとも、幾らでも今回上程された内容に修正できたはずであります。市長が言われるスピード感との言葉に対し、逆行させているのは市長みずからではないのかと思わざるを得ない今臨時議会提案であります。  しかしながら、このような状況の中ではありますが、行財政改革を進める上で、今回提案された議案第39号岸和田事務分掌条例の一部改正について、いわゆる修正された組織機構改革案については必要と考えますので、原案を可とする立場から、議員各位の賛同を得たく、討論に参加をさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ◯京西且哲議長
     以上で通告による討論は終わりました。  他に討論はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  討論なしと認めます。  これより議案第39号を採決します。  この採決は、起立採決をもって行います。  なお、着席の議員本件に反対とみなします。  お諮りします。本件については、原案を可とすることに賛成議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ◯京西且哲議長  起立多数です。よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ◯京西且哲議長  次に、日程第4議案第41号岸和田市市税条例の一部改正についてを上程します。  本件について、提案理由説明を求めます。永野市長。    (永野耕平市長登壇◯永野耕平市長  上程いたされました議案第41号について、提案理由をご説明申し上げます。  議案第41号の岸和田市市税条例の一部改正について、地方税法の一部改正に伴い、個人住民税における都道府県または市町村に対する寄附金に係る寄附金控除について、総務大臣が定める基準に該当していると総務大臣が指定する都道府県または市町村に対する寄附金を特例控除対象寄附金とする措置が講じられたことから、本案のとおり改正いたしたいためのものであります。  何とぞよろしくご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げます。 ◯京西且哲議長  ただいまの提案理由説明について、質疑に入ります。質疑はありませんか。宇野議員。 ◯25番 宇野真悟議員  この際、動議を提出いたします。  ただいま議題となっております議案第41号につきましては、委員会付託を省略し、本会議において即決されんことを望みます。    〔「賛成」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ただいまお聞きのとおり、宇野議員から、委員会付託を省略し、即決されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議が成立しました。よって、本動議を直ちに議題とし、採決します。  お諮りします。本動議のとおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、本動議のとおり決定し、本会議における質疑を続行します。  他に質疑はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  質疑なしと認めます。  討論に入ります。討論はありませんか。    〔「なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  討論なしと認めます。  これより議案第41号を採決します。  お諮りします。本件は、原案を可とすることに決しましてご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決されました。 ◯京西且哲議長  次に、日程第5、特定事件の継続調査申し出について、お諮りします。  ご配付いたしております別紙のとおり、議会運営委員会から特定事件の継続調査の申し出がありましたので、この際、議会閉会中も継続して調査することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕 ◯京西且哲議長  ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員会に係る特定事件の調査に関しては、議会閉会中も継続して調査することに決しました。  以上で、今期臨時会に付議されました事件は、滞りなく全て議了されました。  これをもちまして、平成31年第1回岸和田市議会臨時会を閉会します。    午後1時43分閉会 Copyright (c) Kishiwada City Assembly, All rights reserved....