岸和田市議会 > 2019-03-19 >
平成31年予算特別委員会(第7日目) 本文 開催日:2019年03月19日
平成31年予算特別委員会(第7日目) 本文 開催日:2019年03月19日

  • カラス(/)
ツイート シェア
  1. 岸和田市議会 2019-03-19
    平成31年予算特別委員会(第7日目) 本文 開催日:2019年03月19日


    取得元: 岸和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    2019年03月19日:平成31年予算特別委員会(第7日目) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)    午前10時開会 ◯井上源委員長  前日に引き続き委員会を開きます。  これより、議案第16号から議案第37号までの以上22件に対する討論に入ります。  討論のある方は順次ご発言願います。 ◯中井良介委員  日本共産党議員団を代表して、議案第19号岸和田事務分掌条例の一部改正及び議案第28号平成31年度岸和田一般会計予算について、反対討論を行います。  まず、一般会計について述べます。  昨年2月に永野市政が誕生したとき、岸和田財政では、平成28年度から始まった収支不足に対応する行財政再建プランがつくられ、実行される時期にありました。永野市長は、これまでのプランが不十分だとしてプロジェクトチームによる新たな行革プランを策定させ、平成30年8月の中間報告と、続いて平成31年3月案が出されました。  永野市政もとでの行革プラン特徴は、これまでの市の施策に対し、時代に合わない施策が続けられていると断定し、国、府の基準への上乗せ、横出しをやめ、低い国、府の基準での施策の実施を求め、歳入確保のため市民負担増を課すことです。  このプランは、これまで市と市民がつくり上げてきた施策をあらゆる分野で切り捨てようとするものです。しかもそのやり方は、市民への十分な説明はなく、市民の声を聞く場さえ設けず、施策廃止や縮小が施策の目的にかなうか、市民にどう影響するかの検証もなされないまま、市が決めたから実行するという強権的とも言える手法で実施するものです。このことは、プランに対するパブリックコメントを待たずにプラン予算化したことにも示されています。  市の財政状況についても、プラン公債費負担が着実に減少しており、今後も減少していく改善面は触れず、一面的なものと言えるでしょう。さらに、厳しい財政状況もとプランの目標に40億円の基金積み立てを挙げることは、一層の市民負担増市民サービス切り捨てを強いることになります。  もとより、一定額基金が必要であることは言うまでもありませんが、基金市民サービスを確保するためのものであって、市民を犠牲にして基金を積み上げるのは本末転倒であり、地方自治体の本務である市民福祉増進に背くものです。  平成31年度予算において既に行革プランが盛り込まれ、施策廃止や減額が実施されており、今後さらに予算化されていくことになります。行革プランを基調とする予算には反対します。  もとより、市の課題市民ニーズは多岐にわたっており、平成31年度予算には必要かつ重要な施策も含まれています。市町村役場機能緊急保全事業活用する10億円の庁舎建設基金を初め、泉州山手線延伸久米田駅・春木周辺整備市営上松山下住宅建設夏期学童保育の拡充、障害児者歯科診療所入学準備金入学前の支給、岸和田ビジネスサポートセンターなど、私どもが求めたものもあり、これらについては予算措置され、実施されるべきものです。  また、議案第19号については、昨年の第4回定例会で否決された議案と同内容であることは予算特別委員会でも確認されたものであり、反対します。  なお、以上の2議案以外の議案については賛成します。  最後に、今回の予算特別委員会で求めたこと、また今後の市政に生かすよう、以下の要望を行います。  一つ、行き届いた教育のために少人数学級を拡充すること。  一つ子ども医療費助成を18歳まで引き上げること。
     一つ、市が実施する学力調査は取りやめること。  一つ、高過ぎる国民健康保険料介護保険料を引き下げること。持続可能な国保制度のために、全国知事会の1兆円の国費投入要望の実現に市も力を尽くすこと。  一つ、痛ましい児童虐待を防ぐため、ケースワーカーを増員すること。  一つ市立幼稚園保育所のあり方の検討については、審議会の答申を踏まえること。  一つ、安全な歩道や自転車道整備を進めること。  一つローズバス運行については変更前に戻すとともに、公共交通充実させること。  一つ市民フェスティバルの存続のために市の補助増額すること。  一つ手話言語条例に基づいて実効ある施策を進めること。  以上です。 ◯岡林憲二委員  自民クラブを代表いたしまして、平成31年度一般会計及び特別会計並びに企業会計附帯議案に対する討論に参加させていただきます。  本年度予算は、各会計を通してこれといった特徴もなく、岸和田市の今後の方向性が見えにくい予算編成だと感じましたが、これからも行財政改革を的確に進めていただき、必要なところには大胆に費用を支出するような特徴のある市政運営に取り組んでいただきたいと思います。  それでは、予算審議の中で示させていただきました課題について、改めて要望をさせていただきます。  泉州山手線延伸事業泉州山手線沿道まちづくり事業については、岸和田発展に無限の可能性を秘めていると思いますので、岸和田市を横断する、利用しやすい道路早期着手早期完了に向けて、地元関係者と一緒に大阪府と連携・協力し、市長が先頭に立って取り組みを進めていただきたいと思います。  それから、市民プールについては、不足するアルバイトに対して時給アップ等対策を講じていただきましたことに一定の評価はできますが、ここ数年の酷暑によるアルバイトの方の過酷な状況を少しでも和らげる対策や、アルバイト募集開始時期や募集方法についても、今後検討していただきたいと思います。市民プールを楽しみにしている多くの方々のため、そして市民体力増進健康増進につながる大切な事業だと思いますので、よろしくお願いします。  以上のことを申し添えまして、賛成討論といたします。 ◯岩崎雅秋委員  公明党会派を代表しまして、平成31年度予算案及び関連議案に対する討論に参加させていただきます。  今回示された予算案は、財政が硬直化し、単年度収支不足が続く中での行財政再建に向けた予算とされていますが、予算総額が1,796億3,571万9千円で、前年度と比べて42億8,669万円ふえ、2.4%の増額となっています。  市税は245億875万6千円で、前年度と比べ2億6,490万4千円の増加であるものの、一般会計予算総額が前年度と比べ22億9,323万1千円の増額であることから、依然として厳しい財政状況であります。市民サービスの質の低下を招かない財政健全化を期待します。  平成31年度予算案及び関連議案について、以下のことを要望し、議案第19号を除き、これを可とします。  一つ、庁舎建替事業においては、防災に資するデータ収集に努め、広く市民にも公開すること。また、得たデータに基づいて、より高度な構造を用いること。あわせて、災害発災時に緊急交通路として用いられる道路についても、液状化を含めた各種調査並びに改修を行うことを道路管理者要望する。  一つ予防接種事業において、高齢者肺炎球菌ワクチン、風疹の予防接種接種率向上に向けた取り組み充実要望する。  一つ土砂埋立規制事業においては、搬入許可を得、搬入した搬入物に疑義が生じ、本市費用負担調査を行い、その結果、条例違反と判明した場合、その調査費用について、当初に搬入許可を得た事業者に対し、その費用負担もしくは過料を求められる制度への調査要望する。  一つ有害鳥獣等対策費については、イノシシ、アライグマ、カワウ、イタチ、カラス等の被害対策のさらなる充実要望する。  一つ観光振興事業においては、今後の岸和田市が展開していく観光施策の大きな一つの指標となる事業である。これまでの既成概念を打ち払うダイナミックな事業展開となる提案民間が行えるように努めること。  また、そのために、観光課、水とみどり課郷土文化室等庁内連携を強化し、民間事業者提案を受け入れられる体制を整えること。あわせて、応募された企画提案を選考するメンバー構成には、多くの専門家方々で構成することを要望する。  一つ防災減災対策事業においては、昨年から継続して予算化されている事業であり、崩落現場が本当に安心できる状態が保たれているのか否か不明の状況であり、大沢町にお住まいの皆様には、いまだ大きな不安が払拭されていない。また、本市もその声を聞いている。住民の皆様の不安を一日でも早く払拭するためにも、本市はその義務を果たす責務がある。  また、大沢町は本市において、本市山間観光地にぎわいづくりとしても重要な位置を占めることから、この地を訪れる皆様にも安心感が必要であることを含めて、この事業を早急に実行できるよう努めることを要望する。  一つ学力向上支援事業においては、市長教育長のリーダーシップのもと教育岸和田を目指してのさらなる取り組み要望する。  以上。 ◯宇野真悟委員  大阪維新会会派を代表いたしまして、議案第16号から議案第37号までの平成31年度一般会計特別会計企業会計並びに附帯議案に対する討論賛成立場で参加させていただきます。  本市は、平成29年(2017年)2月時点の財政収支見通しにおきまして、2021年までの間に56億7,000万円の収支不足を見込んでいたが、昨年の台風等災害による対応や土地売却収入下方修正によって収支不足が20億円程度増加し、財政状況深刻度を増している。  このような厳しい財政の中、本市魅力を高め、本市の持続的な発展成長を図るための施策を積極的に取り組んでいただきたく、以下を要望いたします。  一つ本市行財政再建は喫緊の課題である。直面する収支不足に対応するための取り組みと、将来にわたって持続可能な市政運営を実現するため、行財政構造改革が必要とされ、行財政再建プラン(2019年3月版)が発表されたが、今後も継続してのブラッシュアップを求めたい。  一つ、市庁舎の建てかえは防災面においても重要な課題である。本市の厳しい財政状況を鑑み、市町村役場機能緊急保全事業などを活用し、速やかな基本計画の策定を求めたい。  また、福祉センターの跡地に関しては、広く意見を募り、駅前の一等地にふさわしい活用策を見出されたい。  一つ本市教育環境、特に子供たちの基礎的・基本的学力の定着や活用する力の向上は重要な課題である。本市独自の学力調査放課後学習活用により、個別の学習を支援し、学力の底上げを図っていただきたい。  一つ市域全域発展を促すために、交通インフラ整備は重要である。泉州山手線山手地域交通のかなめであり、府と協力して本市から早期の着工に取り組まれたい。  また、JR阪和線久米田駅の東西アクセス改善南海本線春木駅周辺市道整備は、駅周辺だけでなく、地域全体の発展につながる重要な事業であり、引き続き着実な整備を求めたい。  一つ大阪を訪れる訪日外国人旅行客増加を続けている中、本市インバウンド客の取り込みにおくれをとっている。岸和田城牛滝温泉、また国から新たに登録を受けるみなとオアシス岸和田などを活用し、民間観光案内所KIX泉州ツーリズムビューローなどとも協働して、本市魅力を発信することで観光振興に努めていただきたい。  以上を要望し、予算特別委員会において慎重に審査を行った結果、平成31年度一般会計特別会計企業会計並びに附帯議案に対し、原案を可とする賛成討論といたします。 ◯井舎英生委員  新生クラブを代表して、一部反対賛成立場から討論をいたします。  議案第16号から議案第37号までについては、議案第19号のみ反対で、あと、賛成立場から意見を申し上げます。  まず、議案第19号ですが、事務分掌条例の一部改正については、総合政策部の中に企画課人事課が同席しているという状況に対しては、我が会派は、人事課総務部へ所属するのが適当であるという意見であります。  また、機構改革については、企画総務管理部門だけではなくて、現場部門についても今後行うという姿勢が必要であると思います。  次に、賛成立場議案第28号一般会計予算でございますが、財政再建がいよいよスタートした初年度であります。ただ、平成31年度予算を見る限りにおいては、補助金助成金または報償費などについての切り込みが全く不十分であるということであります。  それから、庁舎建替事業については、建設予定地地盤地質調査を6月の補正予算で行うことを約束されました。大変評価できる決定であると思います。この調査により、建設候補地基礎地盤安全性技術的データで担保されることが重要であります。技術的にやるべきことを早急に行い、地震や津波に対して市民に信頼される市役所建設をお願いします。  次に、バス交通充実事業ですが、2月1日からの運行を変えたローズバス平成31年度予算額は、昨年度と全く同じであり、不可解である。今後も交通弱者市民への配慮を強く要望します。ローズバスについては、3カ月でデビューをして、ぜひもとに戻すという判断もお願いをしたいと思います。  3つ目学力向上支援事業ですが、放課後学習支援として新しく予算を計上したことは大変評価できます。しかしながら、放課後学習支援方法論については、学校現場と十分に協議して実施していただきたい。本来の学力向上は、従来の学校教育の中で行われるべきであり、今回の放課後学習支援策が決してよいとは思いません。やはり、質の高い学校教育ができる本来の予算をとるという姿が望ましいと思います。  以上、一般会計については賛成立場から要望して、終わります。 ◯河合馨委員  岸和田創生を代表いたしまして、平成31年度予算並びに関連する諸議案に対しまして、討論に参加させていただきます。  付託されました議案第28号平成31年度岸和田一般会計予算議案第29号から第34号までの平成31年度岸和田特別会計予算6件、議案第35号から議案第37号までの平成31年度岸和田企業会計予算3件及び関連議案12件のうち、議案第19号を除く11件について、賛成討論を行います。  提案平成31年度当初予算は、市長就任から2年目を迎えた今、岸和田の誇りを市民皆様とともに取り戻すという初心を忘れることなく、市民ニーズをしっかり受けとめ、これまで以上のスピード感を持って、市民目線に立った行財政改革とし、財政健全化を確実に実現させるため、行財政再建プラン(2019年3月版)案に基づき、将来にわたって持続可能な市政運営を実現するとし、その当初予算案は、純予算額予算規模総額では1,691億9,002万9千円で、昨年度の1,645億6,519万5千円に対して、46億2,483万4千円、2.8%の増額となっております。  今年度当初から、特別職一般職とも給与カットを実施しており、さらに来年度からのさらなる削減による庁内全体での財政健全化に取り組む姿勢を示されたことは評価いたします。  これまで、限られた事業一つ一つについて私も質問をさせていただきましたように、問題は多々ございます。行財政再建プラン(2019年3月版)案を着実に進め、行財政構造改革の道筋を今後も明確にされることを期待いたしまして、賛成討論とさせていただきます。  なお、議案第19号につきましては、部署名重要性は理解しています。しかし、昨年12月議会の否決のあった内容に単に部署名変更のみの提案は、理解できるものではございません。よって、議案第19号については、反対討論とさせていただきます。  以上です。 ◯井上源委員長  他に討論はありませんか。    (「なし」の声あり)  ないようですので、討論を終結します。  直ちに採決します。  まず、議案第16号から議案第18号までの3件、議案第20号から議案第27号までの8件、議案第29号から議案第37号までの9件を合わせた以上20件を一括採決します。  本各件は、原案を可とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり)  ご異議なしと認めます。よって、本各件は、原案を可とすることに決しました。  次に、議案第19号を採決します。  本件に対し、賛成委員はご起立願います。    (賛成者起立)  起立少数です。よって、本件は、否決されました。  次に、議案第28号を採決します。  本件に対し、賛成委員はご起立願います。    (賛成者起立)  起立多数です。よって、本件は、原案を可とすることに決しました。  以上で、本特別委員会に付託された全ての議案審査を終了しました。  最後に、委員会報告はいかがしましょうか。    (「正副委員長に一任」の声あり)  それでは、そのようにさせていただきます。  連日にわたり慎重審査をしていただき、まことにありがとうございました。  これをもちまして、予算特別委員会を閉会します。    午前10時24分閉会 Copyright (c) Kishiwada City Assembly, All rights reserved....