令和6年第1回定例会(令和6年2・3月)◯大阪市会(定例会)会議録(令和6年3月1日)
◯議事日程 令和6年3月1日午後1時開議第1 議案第51号 令和6年度大阪市一般会計予算第2 議案第52号 令和6年度大阪市
食肉市場事業会計予算第3 議案第53号 令和6年度大阪市
駐車場事業会計予算第4 議案第54号 令和6年度大阪市
母子父子寡婦福祉貸付資金会計予算第5 議案第55号 令和6年度大阪市
国民健康保険事業会計予算第6 議案第56号 令和6年度大阪市
心身障害者扶養共済事業会計予算第7 議案第57号 令和6年度大阪市
介護保険事業会計予算第8 議案第58号 令和6年度大阪市
後期高齢者医療事業会計予算第9 議案第59号 令和6年度大阪市
中央卸売市場事業会計予算第10 議案第60号 令和6年度大阪市
港営事業会計予算第11 議案第61号 令和6年度大阪市
下水道事業会計予算第12 議案第62号 令和6年度大阪市
水道事業会計予算第13 議案第63号 令和6年度大阪市
工業用水道事業会計予算第14 議案第64号 令和6年度大阪市
公債費会計予算第15 議案第65号 令和6年度大阪市西町外13財産区予算第16 議案第66号 大阪市職員定数条例の一部を改正する条例案第17 議案第67号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例案第18 議案第68号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案第19 議案第69号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案第20 議案第70号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案第21 議案第71号 一般職の非常勤の職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案第22 議案第72号 特別職の非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案第23 議案第73号
包括外部監査契約の締結について第24 議案第74号 大阪市
教育振興基本計画の変更について第25 議案第75号
大阪市立児童福祉施設条例の一部を改正する条例案第26 議案第76号 大阪市介護保険条例の一部を改正する条例案第27 議案第77号 大阪市
国民健康保険条例の一部を改正する条例案第28 議案第78号
地方独立行政法人大阪市民病院機構に係る第3期中期計画の認可について第29 議案第79号 大阪市
国際戦略総合特別区域における産業集積の促進及び産業の国際競争力の強化に係る事業計画の認定並びに法人の市民税、固定資産税、事業所税及び都市計画税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例案第30 議案第80号
大阪城天守閣条例の一部を改正する条例案第31 議案第81号
地方独立行政法人大阪市博物館機構が徴収する料金の上限の変更の認可について第32 議案第82号 大阪市
中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例案第33 議案第83号 大阪府
道高速大阪池田線等に関する事業の変更の同意について第34 議案第84号 大阪市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例案第35 議案第85号
小林斎場整備運営事業契約締結について第36 議案第86号 大阪市道路占用料条例の一部を改正する条例案第37 議案第87号 大阪市自転車等の駐車の適正化に関する条例の一部を改正する条例案第38 議案第88号 大阪市下水道条例の一部を改正する条例案第39 議案第89号 大阪市公園条例の一部を改正する条例案第40 議案第90号 大阪市港湾施設条例の一部を改正する条例案第41 議案第91号 大阪市海浜施設条例の一部を改正する条例案第42 議案第92号
天保山客船ターミナル整備等PFI事業契約の一部変更について第43 議案第93号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例案第44 議案第94号 大阪市水道事業及び
工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案第45 議案第96号 万博推進局の職員の給与及び通勤に係る費用弁償の取扱いに関する条例及び大阪港湾局の職員の給与及び通勤に係る費用弁償の取扱いに関する条例の一部を改正する条例案第46 議案第97号 大阪市
幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例の一部を改正する条例案第47 議案第98号 大阪市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第48 議案第99号 大阪市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第49 議案第100号 大阪市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第50 議案第101号 大阪市
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例を廃止する条例案第51 議案第102号 大阪市
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第52 議案第103号 大阪市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第53 議案第104号
大阪市立障害児入所施設条例の一部を改正する条例案第54 議案第105号 大阪市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第55 議案第106号 大阪市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第56 議案第107号 大阪市
特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第57 議案第108号 大阪市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第58 議案第109号 大阪市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第59 議案第110号 大阪市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第60 議案第111号 大阪市
指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第61 議案第112号 大阪市
介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第62 議案第113号 大阪市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案第63 議案第114号 大阪市
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第64 議案第115号 大阪市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第65 議案第116号 大阪市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例案第66 議案第117号 債権の放棄について(福祉局関係)第67 議案第118号 大阪市精神保健及び
精神障害者福祉に関する法律施行条例の一部を改正する条例案第68 議案第119号
消防協力者等損害補償条例の一部を改正する条例案第69 議案第120号 大阪市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 報告第6号 和解に関する専決処分報告について(福祉局関係) 報告第7号 債権の放棄に関する専決処分報告について(福祉局関係) 報告 令和5年度包括外部監査の結果報告書及び同結果に関する意見の提出について
---------------------------------◯出席議員80人(欠は欠席者) 1番 太田勝己君 2番 山口悟朗君 3番 小山光明君 4番 森 慶吾君 5番 司 隆史君 6番 近藤みわ君 7番 谷井正佳君 8番 たけち博幸君 9番 今村直人君 10番 ますもとさおり君 11番 佐竹りほ君 12番 くぼた 亮君 13番 近藤 大君 14番 南 隆文君 15番 須藤奨太君 16番 井上 浩君 17番 山中智子君 18番 渕上浩美君 19番 鈴木理恵君 20番 石川博紀君 21番 馬場のりゆき君 22番 岩池きよ君 23番 山田かな君 24番 松田まさとし君 25番 わしみ慎一君 26番 橋本まさと君 27番 塩中一成君 28番 西 拓郎君 29番 山田はじめ君 30番 原口悠介君 31番 伊藤亜実君 32番 今田信行君 33番 中田光一郎君 34番 岸本 栄君 35番 永田典子君 36番 永井広幸君 37番 武 直樹君 38番 田中ひろき君 39番 松崎 孔君 40番 明石直樹君 41番 辻 義隆君 42番 土岐恭生君 43番 西崎照明君 44番 西 徳人君 45番 山田正和君 46番 佐々木哲夫君 47番 山本智子君 48番 上田智隆君 49番 金子恵美君 50番 高見 亮君 51番 佐々木りえ君 52番 藤岡寛和君 53番 宮脇 希君 54番 岡田妥知君 55番 高山美佳君 56番 吉見みさこ君 57番 大西しょういち君 58番 坂井はじめ君 59番 黒田まりこ君 60番 野上らん君 61番 木下吉信君 62番 森山よしひさ君 63番 永井啓介君 64番 福田武洋君 65番 前田和彦君 66番 荒木 肇君 67番 竹下 隆君 68番 藤田あきら君 69番 梅園 周君 70番 杉村幸太郎君 71番 大橋一隆君 72番 ホンダリエ君 73番 出雲輝英君 74番 岡崎 太君 75番 田辺信広君欠 76番 片山一歩君 77番 広田和美君 78番 木下 誠君 79番 東 貴之君 80番 辻 淳子君 81番 杉田忠裕君
---------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 市会事務局長 巽 功一 次長 吉田令子 議事担当課長 中村忠雄
議事担当課長代理 左海義和 議事担当係長 藤原弘美
---------------------------------◯議場に出席した執行機関及び説明員 市長 横山英幸 副市長 高橋 徹 副市長 山本剛史 副市長 西山忠邦 北区長 前田昌則 淀川区長 岡本多加志 西淀川区長 中島政人 副首都推進局長 西島 亨 市政改革室長 大東辰起
デジタル統括室長 鶴見一裕 総務局長 吉村公秀 都市交通局長 西川 匡 政策企画室長 丸尾利恵 危機管理監 長沢伸幸 経済戦略局長 岡本圭司 万博推進局長 彌園友則 IR推進局理事 辰巳康夫 市民局長 西原 昇 財政局長 阿形公基 契約管財局長 宮本浩之
大阪都市計画局技監 山田裕文 計画調整局長 寺本 譲 福祉局長 坂田洋一 健康局長 新谷憲一
こども青少年局長 佐藤充子 環境局長 堀井久司 都市整備局長 上村 洋 建設局長 寺川 孝 大阪港湾局長 丸山順也 会計管理者兼会計室長 中小路和司 消防局長 橋口博之 水道局長 谷川友彦
教育委員会教育長 多田勝哉
行政委員会事務局長 高橋由佳 ---------------------------------
△開議 令和6年3月1日午後1時開議
○副議長(土岐恭生君) これより市会定例会会議を開きます。 本日の会議録署名者を岸本栄君、松崎孔君の御両君にお願いいたします。
○副議長(土岐恭生君) この際申し上げます。議事日程に記載のとおり、議決を要しない報告等が提出されております。
○副議長(土岐恭生君) これより議事に入ります。
○副議長(土岐恭生君) 日程第1、議案第51号、令和6年度大阪市一般会計予算ないし日程第44、議案第94号、大阪市水道事業及び
工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案を一括して議題といたします。
○副議長(土岐恭生君) これより質疑に入ります。
○副議長(土岐恭生君) 渕上浩美君の質疑を許します。 18番渕上浩美君。 (18番渕上浩美君登壇)
◆18番(渕上浩美君) 私は、自由民主党・市民クラブ大阪市会議員団を代表いたしまして、令和6年度予算案並びに関連諸案件について質問をさせていただきます。 まず初めに、元日に最大震度7を観測した令和6年
能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。 本日の代表質問では、
能登半島地震を受け、危機管理の観点から本市の災害時における対応を改めて確認させていただくとともに、市民の安心・安全な暮らしを確保するための今後の本市のまちづくりの方向性について、グローバル化、イノベーションの観点も踏まえつつお伺いさせていただきます。 また、最後には、来年に迫った2025年大阪・関西万博に向けた取組について、横山市長の御所見を確認したく質問してまいりたいと思います。 それでは、まず初めに、災害時における支援先の統一についてお伺いいたします。 今回の
能登半島地震を受けて、本市においても消防局や危機管理室をはじめ各部署より現地での救助・支援に従事されており、それらの活動に敬意を表します。 本市の支援先ですが、大阪市
災害等支援対策本部会議の資料によりますと、1月4日に関西広域連合の
カウンターパート制に基づく対口支援先が輪島市と決定され、危機管理室が主体となり、現地の情報収集などを行うリエゾンを派遣するとともに、避難所の運営支援に取り組まれております。 対口支援のスキームとは別に、消防局が消防庁からの要請で緊急消防援助隊による救助活動を、都市整備局が国交省からの要請で家屋の応急危険度判定の支援を、それぞれ輪島市で行っているとのことであります。 一方で、水道局が日本水道協会からの要請で給水車を、健康局が厚労省からの要請で公衆衛生チームを、環境局が環境省からの要請でパッカー車を、建設局が国交省からの要請で下水道復旧・調査隊を、それぞれ能登町や穴水町へ派遣されております。 現地での宿泊所や食料等の物資の確保とともに、情報共有などを考えると、派遣先は同じ市町村に統一すべきではないでしょうか。また、支援を受け入れる市町村においても、窓口が一本化されることにより、効果的、効率的に支援を受けることができるなどメリットが大きいのではないでしょうか。 今回、関西広域連合、
指定都市市長会、全国知事会の3団体間においては対口支援先を調整されていたようですが、今後、国の各省庁と調整を行い、支援先となる市町村の統一化に向け、関西広域連合をはじめとした各団体に要望を上げていくべきと考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
○副議長(土岐恭生君) 理事者の答弁を許します。 横山市長。 (市長横山英幸君登壇)
◎市長(横山英幸君)
能登半島地震の被災地に対しましては、本市からも多くの所属からできる限りの救助や支援の取組を行っているところでございます。 本市の支援先といたしましては、関西広域連合の
カウンターパート制に基づきまして、輪島市に対口支援を行うことが決定されたことから、輪島市に対しまして、
災害対策現地情報連絡員、いわゆるリエゾンを派遣いたしますとともに、避難所運営の支援などに職員を派遣してきております。 そのほか、国や事業団体からの支援要請にもできる限りの対応を行ってきておりまして、その支援先につきましては、輪島市に限らず能登町や穴水町など支援先が複数自治体にわたり、現地の情報収集や派遣調整の煩雑化は否めないところでございます。 また、内閣府が過去に策定した災害時受援体制に関するガイドラインにおきまして、多くの団体が多様な形態で応援に入ることにより、調整先が増え、その全体が把握し切れず、結果として的確な依頼ができないとの懸念も示されておりました。 御指摘のとおり、支援先となる市町を可能な限り統一して包括的に支援することで、分野を超えた情報共有や調整を効果的に行うことができ、支援をする側、支援を受ける側の双方にとってメリットが大きいと考えられます。関西広域連合、
指定都市市長会とも連携し、国の省庁に対し支援先となる市町の統一化について要望してまいります。
○副議長(土岐恭生君) 渕上浩美君。 (18番渕上浩美君登壇)
◆18番(渕上浩美君) 災害支援は、より迅速かつ効果的に行う必要があります。今、答弁いただいたように、支援先となる市町村を統一して、包括的に支援をすることが重要であると考えますので、取りまとめ役である内閣府に対して、我々自民党としても共に要望してまいりたいと考えております。市長、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、災害に備えたインフラの整備状況についてお伺いいたします。 今回、地震による被害の特徴として、能登半島の広いエリアで断水が長期化していること、それによる避難所等における衛生環境が問題になっていることが報道で伝えられております。 能登半島におけるこのような現状を知ると、大阪市域で大規模な地震が発生した場合にも同じように長期にわたる断水生活を送ることになるのではないかと不安に思う市民が多くいるように思います。特に、
南海トラフ巨大地震がいつ起きてもおかしくないと言われる中においては、なおさらであります。 本市では、都市における最
重要ライフラインである上下水道については、これまでも施設の耐震化など地震対策に取り組んできておりますが、震災時においても安心・安全な生活環境を確保できるよう、
能登半島地震を決して対岸の火事にするのではなく、今回の地震による
上下水道インフラの被害特性や支援活動を通じた経験を今後の本市の震災対策に生かしていただくことが大切と考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
○副議長(土岐恭生君) 横山市長。 (市長横山英幸君登壇)
◎市長(横山英幸君) 今回の
能登半島地震によります上水道施設の被害の特徴としまして、水源となる浄水場等の上流側の施設が被災し、また、管路のネットワークが十分でないため、復旧に時間を要しているとの報告を受けております。浄配水施設の耐震化と耐震性のある
管路ネットワークの構築の重要性を改めて認識させられたところでございます。 また、下水道施設では、液状化に伴いますマンホールの浮き上がりなどにより水の流れが悪くなる中で、避難所などの重要施設からの排水ルートを最優先で復旧することで、効果的に衛生環境の改善を図ってきたとの報告を受けており、上下水道の連携の重要性も明らかになったところでございます。 本市では、
南海トラフ巨大地震の発生時における広域断水回避に向けまして、浄水施設の耐震化を今年度中に終えますとともに、令和6年度から耐震性のある
基幹管路ネットワークの早期構築に向けた事業に着手することとしておりまして、下水道施設につきましても、処理場、抽水所における排水施設や重要な緊急交通路14路線の管路の耐震化などに引き続き取り組んでいきますとともに、国などによる
能登半島地震の今後の検証動向を注視し、対応してまいります。 加えまして、復旧活動における上下水道の連携について、今回の衛生環境改善の取組の経験を生かし、大阪市が被災した場合の行動計画の改善を図ることで、今後、想定される
南海トラフ巨大地震などの災害への備えをより一層強化してまいります。
○副議長(土岐恭生君) 渕上浩美君。 (18番渕上浩美君登壇)
◆18番(渕上浩美君)
南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まる中、大阪においても決して対岸の火事ではありません。 今回の
能登半島地震における基幹インフラの被災状況や上下水道の復旧に向けた支援活動を通じた経験を生かし、災害対策をしっかり進めていただきたいと思います。 次に、小学校体育館への空調機整備についてお伺いします。 今回、
能登半島地震では、避難所に避難された方も多く、被災者の健康維持が大きな課題と言われています。将来、
南海トラフ巨大地震が発生すれば、本市においても多くの方が避難所に避難することになり、昨年の夏のような猛暑時に発災し、避難生活が長期化すれば、健康維持の問題が生じる可能性が大いにあります。 我が会派では、平成30年8月に市立学校園への空調設備設置に関する緊急要望を行い、以降、幾度も小学校体育館への空調機整備を要望してまいりました。また、昨年12月にも、市長に対する予算要望の中で、その必要性について強く訴えたところであります。 先日、市長におかれましては、小学校体育館への空調機整備の方針を出されましたが、今後、空調機をどのように整備するのか、市長の見解をお伺いします。 また、本市の財政状況を勘案すると、財政負担の軽減が重要であることから、大阪市会として今定例会で意見書を提出しました。我が会派からも、国に緊急防災・減災事業債の延長を要望します。市として財源確保に向けた取組が必要と考えますが、併せて市長の御所見をお伺いいたします。
○副議長(土岐恭生君) 横山市長。 (市長横山英幸君登壇)
◎市長(横山英幸君) 今後、発生が予測されております
南海トラフ巨大地震では、避難所となる市内の小中学校に非常に多くの方が避難されると想定されております。厳しい気候時に発災する可能性も考えますと、避難所の環境整備は極めて重要であり、また、猛暑時の教育活動にも有用であることから、小学校の体育館への空調機の整備を決断したものでございます。 現在、特別教室への空調機整備を進めているところではございますが、災害はいつ起こるか分からず、可能な限り早期に整備したいと考えております。 一方で、空調機を整備するには多大な経費が必要となり、その財源確保も非常に重要です。緊急防災・減災事業債の制度の延長等、国に対し必要な財源確保を求めてまいります。
○副議長(土岐恭生君) 渕上浩美君。 (18番渕上浩美君登壇)