○議長(
大橋一隆君) この際申し上げます。
議事日程に記載のとおり、議決を要しない
報告等が提出されております。
○議長(
大橋一隆君) これより議事に入ります。
◆19番(
福田武洋君) 動議を提出いたします。この際、日程の順序を変更し、日程第61を劈頭に上程されることを望みます。
○議長(
大橋一隆君) 19番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって日程の順序は変更されました。
○議長(
大橋一隆君) 日程第61、議席の指定を行います。
武田きよし君の議席を11番、わしみ慎一君の議席を12番と定めます。
○議長(
大橋一隆君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本
定例会の会期は本日から12月14日までの93日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって会期は93日間と決定いたしました。
○議長(
大橋一隆君) 日程第2、報告第10号、令和3年度大阪市
水道事業会計決算報告について、ないし日程第10、議案第117号、令和3年度大阪市
下水道事業会計資本剰余金の処分についてを一括して議題といたします。
○議長(
大橋一隆君)
理事者の説明を求めます。
松井市長。 (
市長松井一郎君登壇)
◎市長(
松井一郎君) 報告第10号、令和3年度大阪市
水道事業会計決算報告についてから報告第14号、令和3年度大阪市
下水道事業会計決算報告についてまでの
決算報告5件及び議案第114号、令和3年度大阪市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてから議案第117号、令和3年度大阪市
下水道事業会計資本剰余金の処分についてまでの
関連案件4件について説明をいたします。 まず、水道及び
工業用水道事業ですが、
当年度における
年間給水量は
水道事業が3億9,208万立方メートル、また
工業用水道事業は1,968万立方メートルとなっております。
経営収支につきましては、
水道事業では、前年度に
新型コロナウイルスの影響を踏まえて
水道料金の
減免措置を行っていたことなどから、
給水収益が相対的に増加したことなどにより収益は583億6,300万円となったのに対し、費用は
資産減耗費の減少などにより499億5,800万円となり、差引き84億500万円の剰余となっております。その結果、その他未
処分利益剰余金変動額59億4,100万円を合わせた
当年度末における未
処分利益剰余金は143億4,600万円となり、この処分については、
減債積立金に84億500万円を積み立て、59億4,100万円を
資本金に組み入れることとしております。 一方、
工業用水道事業では、
給水収益の増加などにより収益は16億7,400万円となったのに対し、費用は修繕費の増加などにより14億5,500万円となり、差引き2億1,800万円の剰余となっております。この結果、前年度
繰越利益剰余金9億5,800万円とその他未
処分利益剰余金変動額1億300万円を合わせた
当年度末における未
処分利益剰余金は12億8,000万円となり、この処分としては、1億300万円を
資本金に組み入れ、残額11億7,600万円を翌年度へ繰り越すこととしております。 次に、主な
建設改良事業としては、
水道事業では配水管や
浄配水施設の
耐震強化などに総じて249億900万円、
工業用水道事業では
配水管等の
更新整備などに総じて4億1,600万円を支出いたしました。
水道事業につきましては、
南海トラフ巨大地震対策の
早期実施のために
基幹管路の更新を重点的に進めるべく、
官民連携手法導入に向けた取組を進めていきます。また、淀川を水源とする府域内の他の
水道事業体と浄水場の
最適配置に向けた連携についても検討を進めていきます。
工業用水道事業につきましては、本年4月から
公共施設等運営権制度を活用した
工業用水道特定運営事業等を開始しており、
官民連携手法による
工業用水の
安定供給と持続可能な
事業経営の両立を図ってまいります。 次に、
中央卸売市場事業でありますが、市場が担っている
社会的役割や機能を持続的に発揮していくために、市場内の
事業者と一体となった取組を進め、
市場機能の向上と競争力の強化に努めております。 こうした中、
当年度における市場の
年間取扱高は3,117億600万円となっております。
経営収支につきましては、収益は
新型コロナウイルスの影響を踏まえた
減免措置などで
施設使用料が減少したことなどから69億3,100万円となったのに対し、費用は
電気料金請求訴訟和解に伴う
特別損失の計上などにより69億2,100万円となり、差引き1,100万円の剰余となっております。この結果、
当年度末における未
処理欠損金は349億9,100万円となりました。 主な
建設改良事業としては、本場の
東棟買荷積込所新築工事などに総じて8億3,200万円を支出いたしました。
中央卸売市場事業については、依然として多額の
累積欠損金を計上しているなど厳しい
収支状況であることなどから、
民間活力を最大限活用しながら、今後とも一層効率的な経営に努めてまいります。 次に、
港営事業でありますが、
国際貿易港としての機能の充実を図るために
荷役機械等の整備や
上屋倉庫の
管理運営を実施するとともに、社会経済情勢の要請に応じた臨海部における新たな開発エリアを創出するために臨海部の整備を推進しております。 こうした中、
当年度は荷役機械2基、上屋80棟などでポートサービスに努めたほか、14万5,000平方メートルの土地の売却契約を締結しております。
経営収支につきましては、収益は土地売却収益が増加したことなどにより434億2,400万円となったのに対し、費用は土地造成勘定評価損が増加したことなどにより226億2,200万円となり、差引き208億200万円の剰余となっております。この結果、
当年度末における未
処理欠損金は1,205億7,800万円となりました。 主な
建設改良事業としては、既存埠頭の再編や設備の更新工事、夢洲地区の埋立てなどに総じて140億9,700万円を支出いたしました。 引き続き、港湾機能の充実に向けた国際コンテナ戦略港湾の取組や土地利用の促進に一層努めるとともに、事業運営の効率化を推進し、経営の健全化を図っていきます。また、大阪港湾局は大阪港と大阪府営港湾を一元的に管理しているところであり、さらなる統合効果の発現に向けて取組を進め、広域での港湾管理の在り方について検討を深めていきます。 最後に、下
水道事業でありますが、大阪市下
水道事業経営戦略で定めた基本方針に基づき、施設を良好に維持し、機能を保持する機能維持、まちの浸水に対する安全度を向上させる浸水対策、地震や津波などの自然災害による被害を抑制する地震対策、清らかな水環境の保全に寄与し、都市の環境や魅力を守る都市環境保全の取組を行っております。 こうした中、
当年度末における管渠延長は4,971キロメートル、抽水所は58か所、処理場は12か所、スラッジセンターは1か所となっております。
経営収支につきましては、前年度に
新型コロナウイルスの影響を踏まえ
減免措置を行っていたことなどから、下水道使用料が相対的に増加したことなどにより収益は759億5,500万円となったのに対し、費用は減価償却費の減少などにより732億9,900万円となり、差引き26億5,600万円の剰余となっております。この結果、
当年度末における未
処分利益剰余金は26億5,600万円となり、この処分としては全額を
減債積立金に積み立てることとしております。また、資本剰余金の一部2,400万円につきましても
減債積立金に積み立てることとしております。 主な
建設改良事業としては、此花下水処理場内ポンプ場の建設などの浸水対策や合流式下水道の改善対策などに総じて497億3,700万円を支出いたしました。 今後も、市民サービスを維持しつつ、民間の技術やノウハウを生かしやすい事業領域において、さらなる民間活用の拡大を進め、より一層の経営の効率化に努めていきます。 以上、令和3年度公営企業及び準公営企業の各事業会計の決算の概要を説明申し上げました。何とぞ御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
大橋一隆君) お諮りいたします。ただいま議題となっております9案件については、これを審査するため23人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって議長発議のとおり決しました。
○議長(
大橋一隆君) ただいま設置されました決算特別委員会委員の選任については、大阪市会委員会条例第5条の規定により、議長において指名いたします。委員の氏名は事務局長より報告いたさせます。
◎
市会事務局長(
三井陽一君) 決算特別委員会委員
くらもと隆之君
大西しょういち君
岡田妥知君 塩中一成君 西 拓郎君
金子恵美君
坂井はじめ君
原口悠介君 宮脇 希君
佐々木りえ君
吉見みさこ君 八尾 進君
今田信行君 西 徳人君
中田光一郎君
永井広幸君
有本純子君
山本長助君
福田武洋君 多
賀谷俊史君
加藤仁子君
荒木幹男君 井上 浩君 以上でございます。
○議長(
大橋一隆君) 日程第11、議案第118号、令和4年度大阪市
一般会計補正予算(第4回)ないし日程第60、報告第15号、
訴訟提起に関する急
施専決処分報告について(西成区役所関係)を一括して議題といたします。
○議長(
大橋一隆君)
理事者の説明を求めます。
松井市長。 (
市長松井一郎君登壇)
◎市長(
松井一郎君) 本
市会定例会に提出をいたしました議案第118号から議案第166号までのうち、まず、議案第118号から議案第120号までの補正予算案3件について、その概要の説明をさせていただきます。 まず、一般会計においては、
新型コロナウイルス感染症対策関連経費を追加するとともに、原油価格、物価高騰等に伴う事業費の追加など総じて185億1,159万4,000円を追加いたしております。その財源として、国庫支出金及び府支出金のほか、財政調整基金からの繰入金を追加するとともに、債務負担行為として49億7,700万円を追加しております。 次に、特別会計では、電気料金の高騰に伴う光熱水費の増額により食肉市場事業会計で1億8,501万3,000円を、
中央卸売市場事業会計で9億2,269万2,000円をそれぞれ追加しております。これらを合わせた補正予算総額は196億1,929万9,000円となっております。 次に、一般議案等ですが、議案第121号は一般会計の補正予算に関連するものでありまして、港区民センターの指定管理者の選定手続について特例を定めるものです。 続く議案第122号から議案第137号までの16件は、地方公務員の定年の段階的な引上げに係る地方公務員法の一部改正に伴い、職員の定年を改めるとともに、管理監督職として勤務する年齢の上限、いわゆる役職定年制を定めるなど、任用、給与、その他諸制度の整備を行うほか、所要の規定整備を行うものです。なお、議案第131号においては、育児休業をすることができない職員の範囲等を併せて改めることとしております。 議案第138号から議案第140号までの3件は、海老江東小学校外2校について、それぞれ建設工事請負契約の締結を行うものです。 議案第141号は、手数料を徴収する狂犬病予防法等の規定に基づく事務の範囲を改めるものです。 議案第142号は、環境科学研究センターを移転するものです。 議案第143号及び議案第144号は、いずれも
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所に関連するもので、議案第143号は、本市及び大阪府が同法人に出資する資産の範囲を改めるために定款の一部を変更するもの、議案第144号は、同法人への
出資等に係る
不要財産の本市及び大阪府への納付について認可するものです。 議案第145号は、本市及び大阪府が公立大学法人大阪に対し出資した資産の現況を明らかにするために、定款の一部を変更するものです。 議案第146号は、建築基準法の一部改正に伴い規定を整備するものです。 議案第147号は、
災害備蓄用保存食の買入れをするものです。 議案第148号は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の規定に基づく長期優良住宅の維持保全計画の認定の申請に対する審査等に係る手数料を定めるとともに、規定を整備するものです。 議案第149号から議案第151号までの3件は、泉尾第4住宅外2住宅について、それぞれ建設工事請負契約の締結等を行うものです。 議案第152号は、
救急自動車を買い入れるものです。 議案第153号は、循環型社会の形成に関する基本理念を改めるものです。 議案第154号は、脱
炭素社会の実現に向けて、
再生可能エネルギーの
導入等による温室効果ガスの排出の量の削減等に関し必要な事項を定めるとともに、規定を整備するものです。 議案第155号は、
淀川左岸線(2期)
トンネル整備工事-5請負契約を締結するものです。 議案第156号及び議案第157号は、いずれも地方独立行政法人天王寺動物園に関連するもので、議案第156号は同法人に建物を
現物出資するもの、議案第157号は
現物出資に伴い同法人の定款の一部を変更するものです。 議案第158号は、道路法の規定に基づき1路線を市道として認定するものです。 議案第159号から議案第161号までの3件は、いずれも
北港埋立てに関連するもので、議案第159号は本市の区域内に新たに生じた土地を確認するもの、議案第160号は同地域を此花区の区域に編入するもの、議案第161号は此花区の一部において町の区域の変更を行うものです。 議案第162号は、地方公務員法の一部改正に伴い、
企業職員について定年前再任用短時間勤務職員の給与の種類及び基準を定めるとともに、規定を整備するものです。 議案第163号及び議案第164号は、
水道局関係で、工事請負契約における私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第3条に違反する不当な取引制限により損害賠償の請求権が生じておりましたが、これらを放棄するものです。 議案第165号及び議案第166号は、
水道局関係で、損害賠償請求訴訟を提起するものです。 最後に、報告第15号は、面談強要行為等差止め等請求事件の
訴訟提起について、議会を招集する時間的余裕がない中、急施を要しましたため、地方自治法の規定に基づき専決処分を行いましたので、議会に報告し、承認をお願いするものです。 以上、案件の概略を説明申し上げました。何とぞ御審議よろしくお願いします。
○議長(
大橋一隆君) ただいま議題となっております諸案件は、審査付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
○議長(
大橋一隆君) 日程第62、
議員提出議案第21号、「
障害者虐待の防止、
障害者の
養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める
意見書案を議題といたします。
◆19番(
福田武洋君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第21号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大橋一隆君) 19番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって
議員提出議案第21号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大橋一隆君) 日程第63、
議員提出議案第22号、
女性デジタル人材育成を強力に推進するための支援を求める
意見書案を議題といたします。
◆19番(
福田武洋君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第22号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大橋一隆君) 19番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって
議員提出議案第22号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大橋一隆君) 日程第64、
議員提出議案第23号、自治体による
パートナーシップ制度の
導入促進と同性間に限らない
パートナーシップ制度(
日本版PACS)の導入を求める
意見書案を議題といたします。
◆72番(岡崎太君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第23号については、委員会付託を省略、原案どおり可決することを望みます。
○議長(
大橋一隆君) 72番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 異議がありますから起立により採決いたします。72番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
大橋一隆君) 多数であります。よって
議員提出議案第23号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大橋一隆君) 日程第65、議員の派遣について(大阪市
会代表団)を議題といたします。
○議長(
大橋一隆君) お諮りいたします。議員の派遣については、資料に記載のとおり派遣することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大橋一隆君) 御異議なしと認めます。よって議員の派遣については、資料に記載のとおり派遣することに決しました。
△閉議
○議長(
大橋一隆君) 本日の日程は以上で終了いたしました。
△散会
○議長(
大橋一隆君) 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時32分散会 --------------------------------- 大阪市会議長
大橋一隆 大阪市会議員
上田智隆 大阪市会議員
加藤仁子◯大阪市会(
定例会)会議録(令和4年9月13日)(終)...