◆35番(
山本長助君) 私は、自由民主党・
市民クラブ大阪市
会議員団を代表して、議案第186号、大阪市
事務分掌条例の一部改正、議案第187号、
大阪港湾局の
共同設置に関する協議、いわゆる
府市港湾局の一元化に関して、反対の立場から討論させていただきます。 大阪港は、国策により神戸港とともに阪神港として
国際コンテナ戦略港湾に指定されており、阪神港への集貨施策や世界各国を結ぶ基幹航路の維持・拡大を図ることで
国際競争力を強化し、利用者のニーズに合ったより使いやすい港として、さらなる選択がされる港を目指さなければならないことは言うまでもありません。 しかし、こうした広域的な視点に立った
港湾政策は、全く役割の異なる
府市港湾を一元化により進めるのではなく、連携協約により進めていくべきことをまず最初に申し上げておきます。 以下、本議案に反対の理由として6点申し上げます。 まず1点目として、
統合目的についてであります。 これが余りにもいいかげんであります。
委員会質疑の中で、そもそも府市の港湾が二重行政であるのかどうか、さらには二重
行政解消のための統合なのかとの質疑に対して、港湾局は、二重行政の解消とは明言せず、単なる
広域一元化のためとの答弁でありました。一方、同委員会にて副
首都推進局に同じ質問をしたところ、
大阪都市圏全体として最適になっていない状態で二重行政であり、その解消のためと、それぞれ全く異なる答弁でありました。 当たり前ですが、府市の港湾は二重行政ではありません。
港湾管理者も違い、港の区域といわゆる港格も異なっており、役割も機能も違います。どれをとっても二重行政の条件に当てはまりません。もしこれが二重行政なら、日本中の港が二重行政となってしまいますし、
大阪都市圏全体として最適になっていない状態が二重行政であれば、府内の基礎自治体はなくなってしまいます。
統合目的に関しても、港湾局は、広域行政の一元化と捉え、大阪市廃止・分割を進めている副
首都推進局は、二重行政の解消としています。同じ大阪市でありながら、統一した見解や認識を持たない答弁がされる中、今回の議案が提出されていることに、統合ありき、一元化ありきの余りにもいいかげんな
統合目的だと言わざるを得ません。 2点目ですが、府市統合のメリットに関してであります。 先日、
府営港湾を視察させていただきましたが、確認すると、
府営港湾8港のうち、大阪港と同様に外貿貨物を取り扱っている港は2港で、
府営港湾のガントリークレーンは2基しかなく、取扱貨物量も3万TEU、一方、大阪港は23基で、取扱貨物量が210万TEUと、コンテナの取り扱いの個数も規模も明らかに違っております。 また、国、神戸市とともに
国際コンテナ戦略港湾として集貨や創貨に取り組む大阪港とレクリエーション施設を含むバラエティーに富む
府営港湾とは、機能も役割も全く違う港でありました。そもそもガントリークレーンの維持費は高く、しかも
府営港湾では昨年度はコンテナ船が126隻しか入港していないそうなので、3日に一度しか船が入港していない状態であります。 この全く違う機能、役割を持つ
府市港湾の一元化のメリットに対する理事者の説明は、事務の一体化を図り広域的な視点による施策が可能になること、荷主等の利用者ニーズに幅広く対応すること、1人の
港湾局長がマネジメントすることで
取り組みがスムーズになること等ありましたが、確認すると、どれも今の連携協約で足りるものであって、メリットと言えるようなものはありませんでした。 逆に、事務の一体化を図ることで、役割も機能も違う港をそれぞれ把握することになり、かえって事務量が増大し、府市に1人ずついた局長も1人になることで、判断する案件は当然ふえることから、意思決定に時間がかかります。
港湾局長も1人になるということで、今まで1回でよかったものを府市それぞれの議会と委員会に出席するという負担を負い、意思決定が大きくおくれ、事務の負担が増大することは明白であります。 3点目には、危機管理の側面に関しても、災害時の指揮命令が知事、市長両方から局長へなされる点、また大阪市の
港湾局長が
府営港湾のエリアまで自分で判断することが本当にできるのか、不安な点ばかりであります。 4点目に、行政改革の側面においても、効果が発現することもなく、かえって府のイニシャルコストに1億円超のコストがかかるということでありました。 以上のように、もともと役割と機能、そして管理者が違う港ということから、それぞれの強みや弱みを生かすためには連携協約で十分ということで、平成28年の提案時には連携協約でとどまっていたはずであります。それを無理に組織を一元化することで、かえって意思決定がおくれ、危機管理にも大いに不安を生じ、メリットもほとんどなく、行革効果もなく、逆にイニシャルコストがかかり、デメリットばかり生じる統合内容となり果ててしまっています。 5点目として、
府市港湾の統合について目的、内容にメリットが出ないことが明らかな中、大阪市、大阪府、神戸市、兵庫県の4港湾諸港の一元化を最終目標としていること自体、問題であります。 今回も
府市港湾の統合について、国、神戸市の理解が得られなかったそうですが、そんな状況で大阪港そのものの将来が不安でなりません。 このことに対しまして理事者の説明では、
国際コンテナ戦略港湾施策と
府市港湾局を1つにすることは、いずれも車の両輪として取り組んでいくとの回答でありました。 しかし、国は国策として、大阪港を神戸港とともに阪神港として
国際コンテナ戦略港湾として選定しています。そのことによって国の補助率が高いといった制度の適用がされています。 阪神港への集貨施策や北米、ヨーロッパを結ぶ基幹航路の維持・拡大を図ることで、台頭するアジア諸港を初め、世界の港におくれをとらない
国際競争力を強化し、利用者のニーズに合ったより使いやすい港、選択される港を目指すことが大阪港には求められています。 6年後には国家事業である万博を控え、IRも決まれば同時開業を目指すとする方針の中、港湾局に
府市港湾を立ち上げていく余裕があるのでしょうか。国の理解を得られない中、メリットのない
府市港湾の一元化を進めることは本末転倒であります。 6点目ですが、来年の秋から年末にかけて、大阪市廃止のための住民投票を行うスケジュールのもと、今このメリットのない府市の港湾局の統合を進める必要はあるのでしょうか。 他会派の反対質疑にもあったように、もし来年の住民投票で大阪市の存続が決まれば、どうやってもとに戻すのでしょうか。また、どれぐらい時間がかかるんでしょうか。来年の住民投票の結果が出てからでもいいのではないでしょうか。 改革の名のもとに港湾行政をおとしめる余りにも政治的な議案であります。本気で
府市港湾の一元化を目指すなら、なぜ行政委員会をなくし組織統合だけしたのでしょうか。取り下げを含め過去に3回否決された議案と違うのは、行政委員会がなくなったこと、今の政治状況だけであります。今回の
府市港湾一元化は、住民投票前の中途半端なアリバイ工作でしかありません。 以上の理由から、本議案に対し、明確に反対と申し上げます。 るる申し上げましたが、重ねて申し上げます。冒頭申したとおり、
府市港湾は二重行政ではありません。副
首都推進局の定義した二重行政の解消という形だけにこだわり、中身もなく、統合効果も名ばかりで、スケールメリットも何もない。逆に意思決定がおくれ、スピード感に欠け、無駄なコストを生むだけであります。港だったら何でもくっつける、大きければいい、意思決定が一元化できればいいという発想は、昭和の発想で時代おくれであります。多様性に富み、高度で専門的でスピード感が必要な令和の時代には、余りにも古い考え方であります。 夢洲の渋滞対策や
国際コンテナ戦略港湾としての集貨、創貨への
取り組みといった目前の課題のある中、
大阪港湾局を設置することを進めれば、荷主や港湾事業者、国、神戸市を初め、多くの人の信頼を失います。 大阪港は、万博の予定地である夢洲周辺が今でさえ渋滞している状態であります。工事が本格的に始まって工事車両がふえることによってコンテナが逃げてしまわないか、港湾関連の事業者は本気で心配しております。 集貨や創貨を港湾局の運営方針の1番目に掲げるなら、世界の主要港とのネットワークを構築するためのツールである国際港湾協会を脱退したことは間違いであり、24時間のフルオープン化やコンテナ船の大型化、物流拠点の夢洲の渋滞解消の解決に全力で取り組むべきであり、
府市港湾の一元化を進めても全く課題解決にもなっていません。 大阪港は、近代港として150年、またその昔から大阪を初め、関西経済の牽引役として多くの先人たちが築き上げた港であります。いま一度、物流機能の強化といった原点に立ち返るべきであります。 以上、るる申し上げましたが、大阪港の果たしてきた重要な役割、また万博を迎えるに当たって果たすべき重要な役割に鑑み、政局で判断するのではなく、大阪の将来を見通す慎重な判断のもと、ぜひとも議員各位には良識のある正しい判断が下されることを祈念し、私の反対討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(
広田和美君) 次に、議案第186号及び187号に賛成者の発言を許します。 51番守島正君。 (51番守島正君登壇)
◆51番(守島正君) 私は、大阪維新の会大阪市
会議員団を代表し、議案第186号及び187号に賛成の立場から討論いたします。 近年、我が国の港湾は、東アジア諸港の台頭により、相対的な国際的地位が低下しています。 その上でまず、先日の一般質問において自民党会派から、今もあったんですけれども、大阪港の地位低下は公益社団法人国際港湾協会、日本港湾協会から脱退した期間があるということにその原因があるのではないかという旨の発言がありましたが、この主張は事実には当たらず、1985年のプラザ合意を契機とする円高や
1990年代からの東アジア諸港の台頭といった社会環境によるもので、大阪港に限らない日本の港湾全体の伸び率が諸外国より相対的に低かったという見解が、先日の
建設港湾委員会の質疑でも示されたところです。 また、取扱量の伸び率が低く相対的な地位が低下したという点に関しては、大阪港より神戸港のほうが明らかに顕著というのも、自民党さん自身の提出した資料で示されていました。 しかしながら、大阪港を含めた大阪湾諸港の地位の低下、これは関西の経済、産業の成長に影響を及ぼすため、港湾局は、
国際競争力があり、利用者ニーズに合った使いやすい港を目指しており、次に述べる3つを取り組むべき課題としています。 1つは、貨物の集荷力向上や港湾コストの削減により、基幹航路の維持・拡大を図り、関西の経済成長を支え、ひいては
国際競争力を強化すること。 2つ目は、
港湾施設の老朽化等により
維持管理コストが増大するとともに、利用者ニーズへの機動的な対応が難しくなっており、効率的な港湾の
管理運営体制を構築することで管理コストの削減、サービス水準の維持向上を図ること。 3つ目は、湾全体で
港湾施設を有効活用し、利用者ニーズに応じた施設の利用調整や貨物集積を行うことにより、広域物流の効率化を図るとともに、限られた予算を有効活用し、優先されるべき事業に集中投資を図ることで、一元的な管理による物流の効率化を図ることであります。 これらの課題を解決するために、大阪港、堺泉北港、神戸港、尼崎西宮芦屋港の各港でばらばらに管理していくのではなく、広域的な視点から大阪湾諸港の港湾管理を一元化することが最も効果的、効率的であり、その姿を目指すというのが大きな方向性にあります。 この認識の中、まずは大阪
府市港湾の意思決定の一元化を図るため、本市では、現行法制度でも実現可能な手法である大阪
府市港湾委員会の
共同設置を提案したものの、当該議案は、平成26年と27年に二度否決となり、かつ平成28年に上程された港湾委員会を軸とした連携協約、
府市港湾局の
共同設置等を組み合わせた制度についても、連携協約を除き撤回されることとなった経緯を有しています。 こうした環境下、今回は港湾管理の一元化をさらに進めていくべきであるという考えのもと、府市の港湾局を
共同設置する
大阪港湾局が提案されるに至りました。 そのため、今回の議案は、平成28年に締結された連携協約に基づく
取り組みにとどまることなく、最終目標である大阪湾諸港の港湾管理一元化に向けて、まずは第1の目標である府市の港湾管理の一元化を目指し、府と市の港湾局を
共同設置し、事務の一体化を実現するものであります。 そのため、先ほどのように、今回の港湾局の設置に関して、
執行機関として知事、市長に権限が残るため意思決定の一元化が図れないという批判もありましたが、議会において否決されてきた経緯を御認識いただき、今後、意思決定の一元化もともに進めていただきたいというふうに思っております。 今回、
大阪港湾局を設置することで事務の一体化を図り、人や情報を共有することで広域的な視点による
連携施策が可能となり、かつ1人の
港湾局長のマネジメントのもと、府市連携した
取り組みがスムーズに実施可能となります。 また、大阪港と
府営港湾の
港湾施設の状況や貨物の取扱量などの情報を府市で共有することにより、荷主等の利用者ニーズに幅広く対応するといったリアルタイムな情報の共有、分析、活用による効果的な
取り組みが可能となりますし、さらに事務の一体化、効率化で生み出した人材を、一層、港の
利用促進、利便性の向上、さらなる
防災機能の強化に向けた施策へ活用するといったことも考えられるなど、今回の組織再編は非常に有益なものと考えております。 そして、大阪湾諸港の一元化については、現在、神戸市、兵庫県の理解が得られているわけではないため、今後も議論を重ねていく必要があります。 そんな中、これまでの
府市港湾一元化における議論の中で、大阪府市で役割が異なるからとか、規模が異なるからとか、ひいては港の格が違うから等、一元化への反対理由を聞くに、府市の港湾事務の一元化すら行えない状況で、ましてや神戸市や兵庫県も含めた大阪湾諸港の一元化なんて実現できるわけがないと思う次第です。 そのため、
大阪港湾局の設置は、大阪湾諸港の一元化という大きな最終目標に向かって、連携協約からさらに一歩を踏み出すものであり、いわば前向き、攻めの組織の
共同設置として着実に進めていくべきものであると考えます。 最後に、府と市でビジョンを一元化し、そのビジョンに基づく具体的なメリットを、攻めの組織であるからこそ、今後しっかりと示していただくことを要望するとともに、議員各位に本議案への賛同をお願いいたしまして、私からの賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(
広田和美君) 次に、議案第179号に賛成、議案第185号ないし187号に反対者の発言を許します。 38番井上浩君。 (38番井上浩君登壇)
◆38番(井上浩君) 私は、日本共産党大阪市
会議員団を代表して、議案第179号、大阪市廃棄物の
減量推進及び適正処理並びに
生活環境の清潔保持に関する条例の一部を改正する条例案については賛成、議案第185号、
指定管理者の指定について、議案第186号、大阪市
事務分掌条例の一部を改正する条例案並びに議案第187号、
大阪港湾局の
共同設置に関する協議についての3件については反対の態度を表明し、一括して討論を行います。 まず、議案第179号についてですが、本条例案は、ハトやカラスなどの動物への餌やり自体を規制するものではなく、餌やり行為後に残った餌やふん尿、羽毛などの清掃を義務づけるものであり、社会常識の範囲内の当然のことを規定するものであると理解いたします。 今回問題になっている住吉区の当該地域においては、長年にわたって大量のパンや米などがまき続けられているため、野生動物の異常な繁殖が見られ、餌がまかれる時間にはハト、カラスの大群が飛来してまいります。やはりけさもその様子を目にいたしましたが、不気味な光景に恐怖心さえ覚えるほどです。 早朝からカラスの鳴き声が町の中に響き渡り、道路のあちこちにふんがこびりつき、羽が舞い散った状態であり、住民の健康被害は改善されないままであります。 我孫子中学校の職員や生徒たちは、学校内外の頻繁な清掃を余儀なくされ、グラウンドにはハトの死骸が発見されるということは珍しくないと聞いています。これらの現状は、餌やり後の清掃を義務づけるだけでは解決しないことは言うまでもありません。 したがって、今回被害に遭われている住民の皆さんの
生活環境を守る上で、あくまでその第一歩の
条例改正であり、これがゴールではないとも認識しています。 12月9日の日経新聞には、「鳥に餌、規制条例広がる」という見出しで、同じ悩みを抱える他都市の
取り組みについても紹介されており、記事の中には、無責任な餌やりは衛生面の問題だけでなく、生態系のバランスも崩しかねない。条例だけに依存せず、餌やりをする人に声かけを続けるなど、地域全体で問題を共有して対策を考えることも重要だという識者のコメントが掲載されていました。 本市における今回の
条例改正を機に、餌やりをしている人たちとの対話を引き続き行っていくとともに、先般住吉区役所において行われたように、住民の皆さんとの
意見交換を継続し、問題を地域と共有することが抜本的な解決に向け不可欠だと考えます。 今後も、被害に遭われている住民に寄り添った粘り強い対応を要望し、議案第179号に賛成であると申し上げます。 次に、議案第185号、
指定管理者の指定についてであります。 これは、
鶴見緑地と
鶴見緑地にかかわる球技場や咲くやこの花館、水の館ホール、スポーツ
センター、プールなど11施設を20年間にわたって大和リース、美津濃などを含む
鶴見緑地スマイルパートナーズを
指定管理者に指定するというものです。 大阪城公園でPMOが導入された2015年度以降、約1,200本の樹木が伐採され、有料施設の建設が進み、憩える場所ではなくなったという嘆きの声が上がっています。大都市の公園は、過密化が進む中、少しでも空間と緑をふやし、
生活環境をよくするためにつくられてきました。行き過ぎた樹木の伐採や箱物づくりが公園にふさわしいのかなどを検討すべきときであるにもかかわらず、民間活力を生かした魅力向上などと商業施設化路線を突き進もうとするかのようなものであり、議案第185号には賛成できません。 最後に、議案第186号、大阪市
事務分掌条例の一部を改正する条例案並びに議案第187号、
大阪港湾局の
共同設置に関する協議についての2件についてであります。 そもそも、大阪港と府の港湾とでは、成り立ちも違えば、取扱貨物にも大きな差異があり、管理を一元化しても何のメリットもありません。 大阪港は、申し上げるまでもなく国際戦略港湾として位置づけられ、東京、横浜、名古屋、神戸等と並ぶ日本の代表的な港湾の一つで、衣服などの日用品や産業機械、再利用資材等のコンテナ貨物が主流で、入港船舶もフルコン船が大半であります。一方、府の港湾は、主として原油やLNGのタンカーが企業のプライベート岸壁に接岸しているのであり、フルコン船は皆無に等しいのであります。 役割分担が明確な港湾同士の管理を一元化しても、それによって貨物がふえるわけでもなければ、大阪経済の発展に寄与するものでもありません。歴史と伝統のある大阪市港湾局を廃止して、
大阪港湾局を設置することには全く道理がなく、結局この港湾管理の一元化なるものは、大阪市廃止ありきの制度いじりにすぎないのであり、到底容認することはできません。 以上をもって討論といたします。
○議長(
広田和美君) これをもって討論を終結いたします。
○議長(
広田和美君) これより採決に入ります。 まず、議案第186号及び187号について一括して起立により採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
広田和美君) 多数であります。よって議案第186号及び187号は委員長報告のとおりいずれも可決されました。
○議長(
広田和美君) 次に、議案第185号について起立により採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
広田和美君) 多数であります。よって議案第185号は委員長報告のとおり可決されました。
○議長(
広田和美君) 次に、議案第163号ないし184号及び188号ないし191号について一括して採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって議案第163号ないし184号及び188号ないし191号は委員長報告のとおりいずれも可決されました。
○議長(
広田和美君) 日程第30、諮問第3号、
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
◆66番(
佐々木哲夫君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました諮問第3号については、委員会付託を省略、異議のない旨答申されることを望みます。
○議長(
広田和美君) 66番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって諮問第3号は委員会付託を省略、異議のない旨答申することに決しました。
○議長(
広田和美君) 日程第31、副市長の選任について及び日程第32、副市長の選任についてを一括して議題といたします。
○議長(
広田和美君) 理事者の説明を求めます。 松井市長。 (市長松井一郎君登壇)
◎市長(松井一郎君) 副市長の選任について御説明を申し上げます。 副市長、中尾寛志氏及び鍵田剛氏の任期が来る令和2年1月17日をもって満了いたしますので、その後任につきまして慎重に選考を進めました結果、ここに朝川晋氏及び
山本剛史氏を新たに選任いたしたいと存じます。 両氏の経歴につきましてはお手元配付の履歴書のとおりでございまして、人格・識見ともにすぐれ、本市副市長として適任と存じますので、何とぞよろしくお願いします。
○議長(
広田和美君) お諮りいたします。ただいま議題となっております副市長の選任については、委員会付託を省略、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 異議がありますから、起立により採決いたします。議長発議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
広田和美君) 多数であります。よって副市長の選任については、いずれも委員会付託を省略、これに同意することに決しました。
○議長(
広田和美君) 日程第33、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
○議長(
広田和美君) 理事者の説明を求めます。 松井市長。 (市長松井一郎君登壇)
◎市長(松井一郎君)
固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明を申し上げます。
固定資産評価審査委員会委員、吉岡奈美氏及び飛鳥由美子氏の任期が来る令和2年1月30日をもって満了いたしますので、その後任につきまして慎重に選考を進めました結果、ここに中尾円香氏を新たに、飛鳥由美子氏を再び選任いたしたいと存じます。 両氏の経歴につきましてはお手元配付の履歴書のとおりでございまして、人格・識見ともにすぐれ、本市
固定資産評価審査委員会委員として適任と存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(
広田和美君) お諮りいたします。ただいま議題となっております
固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員会付託を省略、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって
固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員会付託を省略、これに同意することに決しました。
○議長(
広田和美君) 日程第34、
土地利用審査会委員の任命についてを議題といたします。 理事者の説明を求めます。 松井市長。 (市長松井一郎君登壇)
◎市長(松井一郎君)
土地利用審査会委員の任命について御説明を申し上げます。
土地利用審査会委員、内田敬氏、角野幸博氏、小伊藤亜希子氏、浦西秀司氏、外山久氏、中井洋惠氏、仲嶋保氏の任期が来る令和2年1月30日をもって満了いたしますので、その後任につきまして慎重に選考を進めました結果、澤木昌典氏、高塚創氏、鎌田由佳子氏を新たに、角野幸博氏、外山久氏、中井洋惠氏、仲嶋保氏を再び再任したいと存じます。 各候補者の経歴につきましてはお手元配付の履歴書のとおりでございまして、人格・識見ともにすぐれ、本市
土地利用審査会委員として適任と存じますので、何とぞよろしくお願いします。
○議長(
広田和美君) お諮りいたします。ただいま議題となっております
土地利用審査会委員の任命については、委員会付託を省略、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって
土地利用審査会委員の任命については、委員会付託を省略、これに同意することに決しました。
○議長(
広田和美君) 日程第35、
議員提出議案第27号、
あおり運転に対する厳罰化と対策の強化を求める
意見書案を議題といたします。
◆66番(
佐々木哲夫君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第27号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
広田和美君) 66番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって
議員提出議案第27号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
広田和美君) 日程第36、
議員提出議案第28号、
介護分野における文書に係る負担軽減の実現に向けた
意見書案を議題といたします。
◆66番(
佐々木哲夫君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第28号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
広田和美君) 66番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
広田和美君) 御異議なしと認めます。よって
議員提出議案第28号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
△閉議
○議長(
広田和美君) 本日の日程は以上で終了いたしました。
○議長(
広田和美君) この際、私から一言御挨拶を申し上げます。 年の瀬も押し迫り、本年も残すところ半月余りとなりました。この1年を振り返りますと、4月には統一地方選挙があり、私たちそれぞれが市民の思いや願いを受けて大阪市会議員に選出され、同時に知事・市長のダブル選挙も行われました。そして、5月1日には新しい令和の時代がスタートし、6月のG20大阪サミットでは、大阪の魅力を世界に発信することができました。また、9月からゴールデン・スポーツイヤーズの幕開けとなるラグビーワールドカップが日本各地で開催され、大会の盛り上がりと日本代表の戦う姿は、大きな感動を与えてくれました。 一方で、10月に関東・東北地方を縦断した台風19号は、各地で記録的な豪雨となり、想定を超える規模の被害をもたらし、防災・減災対策の重要性を再認識させられたところです。 私ども市会といたしましては、今後、大阪・関西万博の開催準備が本格化し、大都市制度についての議論も進められる中で、市民の安心・安全はもとより、さまざまな議論を真摯かつ活発に行っていかなければなりません。議員各位の一層の御尽力をお願い申し上げる次第でございます。 最後になりましたが、議員各位並びに理事者各位の御精励に対し、衷心より感謝と敬意を表しますとともに、皆様方が御家族ともども御健勝にてよき新年を迎えられますことをお祈り申し上げまして、私の歳末の御挨拶といたします。
△閉会
○議長(
広田和美君) 本市会定例会はこれをもって閉会いたします。 午後2時59分閉会 --------------------------------- 大阪市会議長
広田和美(印) 大阪市会議員
野上らん(印) 大阪市会議員
中田光一郎(印)◯大阪市会(定例会)会議録(
令和元年12月12日)(終)...