平成13年第4回定例会(平成13年11
月)◯大阪市会(定例会)会議録(平成13年11月7日)
◯議事日程 平成13年11月7日午後2時開議第1 報告第38号 平成12年度大阪市
歳入歳出決算報告について (
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場事業会計、市街地再
開発事業会計、
駐車場事業会計、
有料道路事業会計、
土地先行取得事業会計、
母子寡婦福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計、
心身障害者扶養共済事業会計、
老人保健医療事業会計、
介護保険事業会計、
公債費会計)第2 報告第39号 平成12年度大阪市西町外15財産区
歳入歳出決算報告について第3 議案第 142号 平成13年度大阪市
一般会計補正予算(第1回)第4 議案第 143号 平成13年度大阪市
介護保険事業会計補正予算(第1回)第5 議案第 144号 平成13年度大阪市
公債費会計補正予算(第1回)第6 議案第 145号
住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における
住居表示の方法について(此花区)第7 議案第 146号
当せん金付証票の発売について第8 議案第 147号
西温水プール建設工事請負契約締結について第9 議案第 148号 町の区域の変更について(此花区) -----------(以下
追加議事日程)-----------第10 諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦について
--------------------------------- 報告第40号 平成12年度大阪市
歳入歳出決算に係る主要な施策の成果に関する報告について (
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場事業会計、市街地再
開発事業会計、
駐車場事業会計、
有料道路事業会計、
土地先行取得事業会計、
母子寡婦福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計、
心身障害者扶養共済事業会計、
老人保健医療事業会計、
介護保険事業会計) 報告第41号 法人の
経営状況を説明する書類について 報告第42号 信託に係る事務の
処理状況を説明する書類について 報告第43号
民事訴訟等専決処分報告について 報告第44号
損害賠償額の決定に関する
専決処分報告について報告監13の第27号 平成13年度
定期監査結果報告の提出について (
住宅局所管電気、機械に係る工事等の
施行状況及び電気、
機械関係施設の
維持管理状況)報告監13の第28号 平成13年度
出資団体監査結果報告の提出について (
財団法人 大阪二十一
世紀協会 財団法人 大阪市おとしより
健康センター 社会福祉法人 大阪社会医療センター 財団法人 大阪市
スポーツ振興協会 財団法人 大阪市
体育協会 財団法人 国際花と緑の
博覧会記念協会 財団法人 地球環境センター 財団法人 大阪市
土木技術協会 大阪港
木材倉庫株式会社)
---------------------------------◯出席議員88人(欠は欠席者) 1番 江川 繁君 2番
山中智子君 3番
田中ゆたか君 4番 山崎誠二君 5番
紀野敏明君 6番 加藤仁子君 7番
山下正幸君 8番 欠員 9番 石原信幸君 10番 杉本末広君 欠11番 土居一雄君 12番 金子光良君 13番 前田修身君 14番 青江達夫君 15番
黒田當士君 16番 柳本 顕君 17番
床田正勝君 18番
大内啓治君 19番 荒木幹男君 20番
福山よしてる君 21番 山本修子君 22番 神原昭二君 23番
鈴木成男君 24番 辻 ひで子君 25番 渡司考一君 26番 稲森 豊君 27番 瀬戸一正君 28番
谷下浩一郎君 29番 長谷正子君 30番
小笠原正一君 31番
永藪隆弘君 32番 松崎 孔君 33番 松岡 徹君 34番 広岡一光君 35番 奥野正美君 36番 新田 孝君 37番 舟戸良裕君 38番 高野伸生君 39番 木下吉信君 40番 坂井良和君 41番
足高將司君 42番 多賀谷俊史君 43番
大西宏幸君 44番
高田雄七郎君 45番
待場康生君 46番 井手勝子君 47番
高橋諄司君 48番
鈴木のり子君 49番 小笹正博君 50番 河本正弘君 51番 仲山忠男君 52番 小西 実君 53番 菅井敏男君 54番 松原恵子君 55番 一色孝之君 56番
山下典嘉君 57番 井上淑子君 58番 船場太郎君 59番 新堂庄二君 60番 玉木信夫君 61番
大丸昭典君 62番
田中義一君 63番 石井義憲君 64番
徳田育久子君 65番
改発康秀君 66番 川口 優君 67番 松田 力君 68番
勝田弘子君 69番 福田賢治君 70番 辻 洋二君 71番
石川完爾君 72番 下田敏人君 73番 矢達 幸君 74番 辰巳正夫君 75番 関根信次君 76番 姫野 浄君 77番
村尾しげ子君 78番 和田充弘君 79番
壷井美次君 80番 辻 昭二郎君 81番
山下喜一君 82番 藤岡信雄君 83番
勝田重春君 84番 森野光晴君 85番 永井 博君 86番
黒田輝夫君 87番 北野禎三君 88番 北山 篤君 89番 太田勝義君 90番
中西建策君
---------------------------------◯職務のため出席した
事務局職員 市会事務局長 竹内輝幸 次長
小西壽昭 議事課長 津田 薫
議事課長代理 友居伸行 議事係長 安部陽一
---------------------------------◯議場に出席した執行機関及び説明員 市長
磯村隆文 助役 關 淳一 助役 井越將之 収入役
笹倉和忠 市長室長 岡本 勉
オリンピック招致局長 山田 昇
総務局長 大西史朗 市民局長 室 力松
財政局長 春田健一
計画調整局長 岩本康男
健康福祉局長 福島由堯 ゆとりと
みどり振興局長 寺川 治
経済局長 藤本 司
中央卸売市場長 中村 眞
都市環境局長 赤井仁孝 環境事業局長 柴崎克治
住宅局長 岸野和雄
建設局長 湊 勝比古
港湾局長 仙波 惇 副収入役兼
収入役室長 松田芳機 市立大学事務局長 河野 猛
消防局長 本城光一
交通局長 比嘉 昇
水道局長 槇野 勝 教育長 玉井由夫
選挙管理委員会事務局長 岡崎万里子 監査・
人事制度事務総括局長 安田奉之 ---------------------------------
△開会 平成13年11月7日午後2時3分開会
○議長(
大丸昭典君) これより
市会定例会を開会いたします。
△開議
○議長(
大丸昭典君) 直ちに会議を開きます。 本日の
会議録署名者を
床田正勝君、
山中智子君の御両君にお願いいたします。
○議長(
大丸昭典君) これより議事に入ります。
○議長(
大丸昭典君) この際申し上げます。日程第3、議案第 142号ないし日程第9、議案第 148号については、
議事日程記載のとおり、去る2日及び5日の両日に、それぞれ
関係常任委員会において
事前調査が行われております。
○議長(
大丸昭典君) 日程第1、報告第38号、平成12年度大阪市
歳入歳出決算報告について及び日程第2、報告第39号、平成12年度大阪市西町外15財産区
歳入歳出決算報告についてを一括して議題といたします。
----(報告第38号及び報告第39号は
会議録別冊の1に
登載)----
○議長(
大丸昭典君) 理事者の説明を求めます。
磯村市長。 (
市長磯村隆文君登壇)
◎市長(
磯村隆文君) ただいま御上程に相なりました報告第38号、平成12年度大阪市
歳入歳出決算の御審議をお願いするに当たりまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、
一般会計につきましては、
歳入総額1兆 8,786億 8,900万円に対し、
歳出総額は1兆 8,699億 8,000万円でありまして、
差し引き87億 900万円の繰越金が生じたところでありますが、この繰越金から翌年度への
繰越事業に係る
一般財源所要額を差し引いたいわゆる
実質収支は、3億 7,600万円の剰余となっております。 次に、
特別会計でありますが、
大学医学部付属病院事業会計は
歳入歳出とも 338億 8,800万円でありまして、
食肉市場事業会計は同じく42億 9,600万円、市街地再
開発事業会計は 245億 1,900万円、
駐車場事業会計は14億 9,500万円、
有料道路事業会計は14億 6,500万円、
土地先行取得事業会計は 1,122億 8,900万円、
心身障害者扶養共済事業会計は4億 6,300万円と、それぞれ収支相償っているところでございます。
国民健康保険事業会計におきましては、
一般会計からの繰入金 438億円を含めまして、歳入 2,395億 3,400万円に対し、歳出は 2,644億 600万円で、
差し引き収支不足額は、前年度に比べ14億 6,800万円増の 248億 7,200万円となっております。
母子寡婦福祉貸付資金会計は、歳入4億 1,500万円に対し、歳出は3億 5,800万円で、
差し引き 5,700万円を、
老人保健医療事業会計は、歳入 2,490億 4,200万円に対し、歳出は 2,479億 3,300万円で、
差し引き11億 900万円を、また
介護保険事業会計は、歳入 779億 1,100万円に対し、歳出は 726億 900万円で、
差し引き53億 200万円を、それぞれ翌年度へ繰り越しいたしました。 また、各会計の公債に係る
歳入歳出を一括して経理する
公債費会計は、
歳入歳出とも 8,385億 1,700万円でありまして、収支相償っております。以上、各会計の
決算収支を申し上げました。 次に、
財政運営につきまして、その概要を御説明申し上げます。 国及び地方の財政は、巨額の
借入金残高を抱える中で、税収入に多くを期待できないなど、より一層厳しさを増しており、引き続き
行財政改革の積極的な推進や財政の健全化が緊要な課題となっております。 本市の財政も、これまで進めてきた
都市基盤と
生活環境の整備に伴う公債費や、
管理運営費並びに福祉費などの必須経費が増大し、これらに
税等一般財源の大半を充当せざるを得ないという状況の中で、税収入が4年連続して前年度を下回り、財源の多くを特別債や交付税に依存せざるを得ないなど、極めて厳しい状況にあります。 このような厳しい
財政環境の中、本格的な地方分権の時代を迎え、山積する新たな行政課題に対応するため、時代の転換期に応じた新しい発想で
事務事業の見直しなどを行い、本年3月に策定された「新
行財政改革計画」に沿って強力に
行財政改革に取り組んでいくとともに、「
事業評価システム」を活用しながら、施策の優先順位をより一層的確に選択し、限られた財源の重点的・効率的な配分を行うことといたしております。 また、国と地方の
税源配分の
抜本的見直しなどにつきましては、現在、国において議論がなされているところであり、今後、速やかに国から地方への
税源移譲が行われるとともに、都市の
財政需要の実態を踏まえ、
都市税源の充実が図られるよう、これまで以上に強力に努力を重ねてまいる所存でございますので、引き続きお力添えくださいますようお願い申し上げます。 次に、平成12年度に実施いたしました主な事業について、御説明申し上げます。 施策の重点といたしまして、「だれもがあこがれ、住んでよかったと思う
まちづくり」並びに「活力にあふれ、来てみて楽しい
大阪づくり」を2本の柱として、積極的に取り組むことといたしました。 まず、「だれもがあこがれ、住んでよかったと思う
まちづくり」といたしましては、第1に、すべての人が安心して生活できる、あたたかい
まちづくりを進めました。 高齢者のための施策といたしましては、
介護保険法の施行に伴い、
事業計画に基づいて、
居宅サービス、
施設サービスの給付を開始したほか、
ホームヘルプサービス、
デイサービス等の
経過的事業や、ふれあい
家事サービス等の
生活支援事業を実施するなど、制度の円滑な導入に努めました。また、
介護基盤の整備として
特別養護老人ホームを14カ所整備したほか、
食事サービスの拡充や
くらしサポーターの配置など
在宅福祉の充実にも努めるなど、総じて 1,208億 6,700万円を支出いたしました。 障害者のための施策につきましては、「大阪市
障害者支援プラン」に基づき、
知的障害者援護施設などの
建設助成を行うとともに、新たに
重度身体障害者への
配食サービスをモデル実施いたしました。また、昨年4月に「こころの
健康センター」を開設するなど、
精神障害者への
保健福祉施策を充実するとともに、
養護教育諸学校における
冷房設備の整備を行うなど、総じて 394億 500万円を支出いたしました。
子育て支援のための施策といたしましては、
子育て世帯の
経済的負担を一層軽減するため、保育料の軽減を図るとともに、
乳幼児医療費の
公費負担助成については、通院に係る医療費の
助成対象を4歳児にまで拡大いたしました。また、
子育ていろいろ相談センターの運営など、
地域子育て支援を推進するとともに、
延長保育の拡充など、多様な
保育サービスの提供や低
年齢児保育の充実に努めたほか、保育所の整備などを推進いたしました。さらに、児童いきいき
放課後事業を全小学校で実施するなど、総じて 579億 4,600万円を支出いたしました。 また、ひとにやさしい
まちづくりを引き続き推進したほか、
福祉活動の支援などといたしましては、
福祉人材開発・
研修センターの整備や、
介護福祉士など
福祉人材の確保に努めるとともに、
生活保護基準の引き上げやあいりん対策などを実施したほか、
ホームレス対策として、
自立支援センター及び公園内一時避難所の整備・運営や
巡回相談事業を行うなど、総じて 1,592億 300万円を支出いたしました。 次に、保健・医療の充実といたしましては、 5,373億 9,500万円を支出いたしました。 まず、
介護老人保健施設の整備につきましては、
北部医療圏で建設を進めたほか、民間の
介護老人保健施設に対する
整備助成を行いました。また、
生活習慣病対策として、
基本健康診査において
血液検査項目を追加するとともに、
糖尿病予防のための
個別健康教育を実施いたしました。さらに、寝たきりにならないための機能訓練として「いきいき教室」を拡充したほか、
中央急病診療所において眼科・耳鼻咽喉科の平日
夜間診療を実施するとともに、
妊婦健康診査に係る
公費負担助成を拡充いたしました。 なお、
国民健康保険事業につきましては、55万世帯、 104万人を対象として事業運営いたしておりますが、極めて厳しい
財政状況にありますので、
医療給付の適正化や
保険料等収入の確保などにより一層努めますとともに、国に対しても、事業が長期的に安定するよう、引き続き制度の
抜本的改善について強く要望してまいる所存であります。 次に、
コミュニティづくりと区政の充実といたしましては、西成区、平野区及び浪速区で新庁舎の建設を進めるとともに、西淀川区及び生野区新庁舎の
基本設計を行いました。また、
阿倍野区民センターの建設や
鶴見区民センターの
基本設計を行うなど、総じて74億 5,800万円を支出いたしました。 第2に、人と環境が調和した、うるおいのある
まちづくりを進めました。 まず、良好な
都市環境の創造といたしましては、
ダイオキシン類削減対策として、
既設焼却工場の
設備改造工事を進めるとともに、
環境モニタリング調査地点の拡充や
母乳調査の実施など、
ダイオキシン類の削減に努めたほか、新たに
PCB適正処理システムの
検討調査を行うなど、総じて 117億 1,800万円を支出いたしました。 水の都大阪の創造と
都市景観の形成につきましては、道頓堀川の
水辺整備や城北川などの親水河川の整備を進めたほか、道路の美装化や大阪らしい特徴ある
景観形成の推進に努めるなど、総じて41億 7,300万円を支出いたしました。 花と緑の
まちづくりにつきましては、公共空間や民有地の緑化を推進するとともに、本年4月に「花と緑と自然の
情報センター」を開設いたしました。また、鶴見緑地で本年7月に
パークゴルフ場を開設したほか、花卉・
園芸実習場を整備するとともに、
天王寺動植物公園でゾウ舎の設計を行うなど、総じて 219億 5,000万円を支出いたしました。 廃棄物の処理とまちの美化といたしましては、本年4月に
舞洲焼却工場を稼働し、
平野焼却工場の
建て替えを進めたほか、大阪港沖合に新たな
廃棄物処分地としての人工島を整備するため、調査を実施いたしました。また、ごみの
分別収集を推進するとともに、
建設副産物の
リサイクル事業を実施したほか、申告制による
粗大ごみ収集を全市に展開いたしました。さらに、本年4月に北斎場を全面稼働し、
市立葬祭場の建設を進めるとともに、
鶴見斎場の建替調査を行うなど、総じて 500億 2,700万円を支出いたしました。 第3に、安全で災害に強い
まちづくりを進めました。 まず、
防災体制の確立につきましては、大災害に備えて、
防災中枢拠点施設の設計を行うとともに、
総合防災情報システムの整備を進めたほか、
放火防止対策を推進するなど、総じて30億 5,600万円を支出いたしました。
都市耐震化の推進といたしましては、共同溝の整備や橋梁等の
耐震強化を進めたほか、
公共施設の
耐震補強工事を推進するなど、総じて 193億 4,200万円を支出いたしました。
治水対策につきましては、
平野川調節池の建設を進めるとともに、城北川等の護岸改修を行うなど、総じて75億円を支出いたしました。 消防力の充実につきましては、
高所カメラ情報収集システムの更新や
自動無線中継器の整備を行うとともに、
耐震性貯水槽の整備や
消防署所の
建て替えを進めるなど、総じて64億 500万円を支出いたしました。 第4に、快適で便利な
都市生活がおくれる
まちづくりを進めました。 まず、良質な住宅と住環境の整備といたしましては、
中堅層対策として、
優良建築物等整備事業などを推進するとともに、新婚世帯を対象とする家賃補助などを実施いたしました。また、
民間老朽住宅の
建て替えを促進するため、
アクションエリアにおける建替
建設費補助の優遇措置を行うとともに、生野区
南部地区と西成区で
老朽建築物密集市街地整備事業を推進いたしました。さらに、
住まい情報センターにおいて、本年4月に住まいのミュージアムを開設するとともに、「大阪市
マンション管理支援機構」の活動を通じて、
分譲マンションの
管理組合等に対して、適切な
維持管理に関する
情報提供を行うなど、総じて 1,642億 9,900万円を支出いたしました。 まちの再開発につきましては、
阿倍野地区で引き続き再
開発ビルの建設などを進めるとともに、
此花西部臨海地区など、
土地区画整理事業を推進いたしました。また、
音楽ホールを中心とした
湊町リバープレイスの建設を推進するとともに、住民が主体的に進める
まちづくり活動への支援を行うなど、総じて 326億 400万円を支出いたしました。
都市交通網の整備といたしましては、引き続き
大阪外環状線の
事業促進に取り組むなど、鉄道網の整備に努めました。 道路・橋梁の整備と
駐車対策につきましては、
桜島守口線などの
都市計画道路の整備を推進するとともに、低騒音舗装を実施いたしました。また、鉄道との
立体交差化として、
JR阪和線や
阪急京都線・千里線などの事業を推進するとともに、新たに
JR片町線・東西線の調査を実施したほか、駐車場の整備を引き続き進めるなど、総じて 852億 7,500万円を支出いたしました。 情報化の推進などといたしましては、
都市防災情報システムや
介護保険システム等の整備を進めたほか、
ITS推進計画を策定し、高齢者・
障害者等の
移動支援についての
社会実験を行いました。また、「
事業評価システム」を導入するとともに、「
総合計画21推進のための新指針」を策定するなど、総じて37億 8,000万円を支出いたしました。 次に、「活力にあふれ、来てみて楽しい
大阪づくり」といたしまして、第1に、
地域経済を支え、活力とにぎわいのある
まちづくりを進めました。 まず、新産業の
創出支援といたしましては、21世紀の
大阪経済を担う活力ある
中小企業の創出に向けた総合的な
経営支援拠点として、本年1月に開館いたしました
大阪産業創造館において、ベンチャーの
事業発表会や
各種商談会を開催するとともに、
産学連携推進事業やIT化を初めとする
経営相談を実施するなど、総じて98億 8,700万円を支出いたしました。
中小企業の活性化につきましては、
経営支援特別融資の継続など
融資制度の充実に努めたほか、魅力ある商店街・
小売市場づくりとして、「一商店街一国運動」を支援いたしました。また、国際規格の
認証取得を支援するとともに、
工業研究所で
中小企業と共同で製品の
研究開発に取り組むなど、総じて 1,227億 8,200万円を支出いたしました。
消費生活の充実といたしましては、昨年10月に
消費者センターをATCに移転し、休日も開館するなどその機能充実を図るとともに、被害の多いターミナルに相談窓口を開設するなど、消費者相談や物価に係る
情報提供等を実施いたしました。 国際集客都市づくりにつきましては、「ウェルカムto大阪キャンペーン」を展開するとともに、「食都大阪2000味の競宴」を開催したほか、観光案内表示システムを整備するなど、総じて11億 9,600万円を支出いたしました。 臨海部の
まちづくりにつきましては、夢舞大橋を完成させるとともに、夢洲トンネルと北港テクノポート線の整備に着手したほか、夢洲大水深コンテナ埠頭の整備や夢洲土地造成を推進するなど、総じて 325億 2,300万円を支出いたしました。 第2に、こころ豊かに、いきいきと暮らせる
まちづくりを進めました。 まず、文化の振興といたしましては、新たに、文化振興アクションプランを策定し、芸術創造活動の支援などを実施するとともに、近代美術館の建設に向け収蔵作品展を開催したほか、今月3日に大阪歴史博物館を開館するなど、総じて 199億 3,700万円を支出いたしました。 スポーツの振興につきましては、本年4月に世界卓球選手権大会、5月に東アジア競技大会大阪大会を開催するなど、国際競技大会を積極的に招致・開催し、広く世界にスポーツパラダイス大阪をアピールするとともに、サッカーの2002年FIFAワールドカップ開催に向けての準備を進めました。また、地域スポーツセンターや温水プールにつきましても、全区での整備に向け引き続き建設を進めるなど、総じて 135億 7,900万円を支出いたしました。 生涯学習の推進につきましては、中央公会堂の保存・再生工事を進めるとともに、生涯学習ルームの充実に努めたほか、西淀川及び鶴見図書館の
基本設計に着手するなど、総じて59億 1,900万円を支出いたしました。 男女共同参画社会の実現といたしましては、男女共同参画センター中央館の建設を進めるとともに、
情報提供・相談・研修やネットワーク支援事業を実施するなど、総じて19億 300万円を支出いたしました。 若者のための施策につきましては、青少年文化創造ステーションの実施設計を行うとともに、青少年音楽祭「オオサカ・ギグ」を開催するなど、総じて11億 7,100万円を支出いたしました。 学校教育の充実といたしましては、本年4月に扇町商業高等学校に「総合学科」を設置し、扇町総合高等学校としたほか、新教育課程に伴う学習支援事業として、「出会い・ふれあい21」事業や、個性が輝く学校づくり推進事業を実施いたしました。また、「小・中学生によるスポーツの祭典」を開催するとともに、「一校一国運動」交流事業を引き続き実施いたしました。 私立幼稚園幼児教育費補助につきましては、年度途中から入園する満3歳児についても補助対象としたほか、同一世帯から同時に就園する2人目以降の補助単価を引き上げるとともに、3歳児の補助単価も引き上げました。 市立大学につきましては、昨年10月に工学部教育研究棟を完成させるとともに、総合教育棟の実施設計等を行ったほか、新大学院の基本計画調査を進めました。また、産学官の連携を促進するため、企業等とのコーディネートのための相談窓口を設置するなど、学校教育の充実に総じて 450億 2,400万円を支出いたしました。 人権施策につきましては、「大阪市人権行政基本方針」の中で示した本市が目指す人権行政の基本理念にのっとり、人権尊重の視点に立った施策を展開してまいりました。 人権啓発の推進につきましては、引き続き「人権教育のための国連10年行動計画」を進めるなど、総じて12億 6,800万円を支出いたしました。 同和対策につきましては、地区における福祉の充実と教育や保健衛生の向上に努めるなど、総じて51億 6,800万円を支出し、住宅建設や道路整備等の関連事業と相まって、同和問題の解決に資する施策の実施に努めたところであります。 現行の「地対財特法」については、平成14年3月末に法期限を迎えることとなりますが、今後の同和行政につきましては、大阪市同和対策推進協議会より先般いただいた意見具申を尊重し、人権社会の確立を目指す総合的な施策の中に位置づけ、これまでの特別措置については円滑に終了するとともに、一般施策を有効・適切に活用し、市民の御理解を得ながら、同和問題の一日も早い解決に取り組んでまいりたいと存じます。 国際化の推進といたしましては、関西国際空港の全体構想の推進に努めたほか、留学生支援事業の推進を図るなど、外国人にも暮らしやすい
まちづくりに取り組みました。 最後に、2008年「第29回オリンピック競技大会」の開催都市は北京市に決定いたしましたが、スポーツを通じて世界の平和に貢献するオリンピックムーブメントに共鳴して立候補した本市といたしましては、今後も継続して、オリンピックムーブメントの一翼を担い、本市が目指すスポーツパラダイス構想の実現を図ってまいりたいと存じますので、引き続き市会の皆様方のお力添えを賜りますよう、よろしくお願いいたします。 以上、平成12年度決算の概要を御説明申し上げましたが、詳細につきましては、後日の決算特別委員会に譲りたいと存じますので、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(
大丸昭典君) お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第38号及び報告第39号は、目下、報告第28号、平成12年度大阪市市民病院事業会計決算報告について外3件を審査中の決算特別委員会に付託することに決して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議長発議のとおり決しました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第3、議案第 142号、平成13年度大阪市
一般会計補正予算ないし日程第5、議案第 144号、平成13年度大阪市
公債費会計補正予算を一括して議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第142号
△(イメージ)議案第143号
△(イメージ)議案第143号
△(イメージ)議案第143号
△(イメージ)議案第144号
△(イメージ)議案第144号
△(イメージ)議案第144号
△(イメージ)議案第144号
△(イメージ)議案第144号
△(イメージ)議案第144号 ---------------------------------
○議長(
大丸昭典君) 理事者の説明を求めます。 春田
財政局長。 (
財政局長春田健一君登壇)
◎
財政局長(春田健一君) ただいま御上程に相なりました議案第 142号ないし議案第 144号の補正予算案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 今回の補正予算は、学校校舎、住宅、道路補修の追加を行いますとともに、特に緊急を要する学校園・保育所等の安全対策、学校園施設の安全点検や道路照明灯の整備を行うほか、
中小企業の活性化などにつきまして所要の補正を行うことといたしております。 まず、
一般会計におきましては、総じて 108億 8,800万円を計上いたしており、これらを賄う歳入といたしましては、事業に伴います国庫支出金や起債収入のほか、地方交付税52億 7,450万円を充てることといたしております。 次に、
特別会計でございますが、
介護保険事業会計に10億 3,166万 8,000円を追加計上いたしており、これに本市各会計の公債関係の
歳入歳出を一括して経理する整理会計であります
公債費会計の所要の補正を加えました
特別会計の補正予算額は 621億 3,828万 8,000円と相なっております。これらを合わせました今回の補正予算総額は 730億 2,628万 8,000円と相なる次第でございます。 次に、補正予算の内容でございますが、まず学校校舎、住宅、道路補修の追加といたしまして、校舎の補修に15億 3,000万円を、市営住宅の補修に10億 6,500万円を、舗装道の補修に20億円を、それぞれ計上いたしております。 次に、安全な
都市生活に向けて、まず学校園・保育所等における安全対策といたしまして、オートロック装置や警察との緊急連絡用のホットラインを設置するため8億 6,600万円を計上するとともに、学校園施設の安全点検として 6,800万円を計上いたしております。また、道路照明灯の整備に10億円を、
都市耐震化の推進として共同溝の設置に22億円を、都市機能の改善として
土地区画整理事業に5億円をそれぞれ追加するほか、ワールドカップの開催に向けて警備誘導対策の検証を行うため 8,000万円を追加計上いたしております。 さらに、
中小企業の活性化と魅力ある商店街づくりといたしまして、市内
中小企業が持つ技術と全国の企業をマッチングさせるビジネスチャンス倍増プロジェクトに 5,000万円を、商店街活性化推進事業に 3,000万円を、それぞれ計上いたしております。 このほか、スポーツパラダイス構想の推進といたしまして、WOAアジア事務所の開設支援に 9,900万円を計上するとともに、市税及び介護給付費国庫負担金などの還付金24億 3,200万円を追加することといたしております。 なお、今回の補正によりまして、
一般会計の予算総額は1兆 9,897億 4,050万円となり、各会計を合わせました予算総額は4兆 5,552億 9,751万 7,000円と相なる次第でございます。 以上、補正予算案につきまして御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっております議案第 142号ないし議案第 144号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議案第 142号ないし議案第 144号については委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第6、議案第 145号、
住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における
住居表示の方法についてを議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)議案第145号
△(イメージ)議案第145号
△(イメージ)議案第145号 ---------------------------------
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第 145号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議案第 145号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第7、議案第 146号、
当せん金付証票の発売についてを議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)議案第146号 ---------------------------------
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第 146号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議案第 146号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第8、議案第 147号、
西温水プール建設工事請負契約締結についてを議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)議案第147号 ---------------------------------
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第 147号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議案第 147号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第9、議案第 148号、町の区域の変更についてを議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)議案第148号
△(イメージ)議案第148号
△(イメージ)議案第148号 ---------------------------------
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第 148号については、委員会付託を省略、原案どおり可決されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって議案第 148号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
大丸昭典君) 日程第10、諮問第2号、
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 ---------------------------------
△(イメージ)諮問第2号
△(イメージ)諮問第2号
△(イメージ)諮問第2号 ---------------------------------
○議長(
大丸昭典君) この際申し上げます。本件に関しましては、地方自治法第 117条の規定により、該当の方は除斥されますので、御退席を願います。
◆68番(
勝田弘子君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました諮問第2号については、委員会付託を省略、異議のない旨答申されることを望みます。
○議長(
大丸昭典君) 68番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大丸昭典君) 御異議なしと認めます。よって諮問第2号は委員会付託を省略、異議のない旨答申することに決しました。
△閉議
○議長(
大丸昭典君) 本日の日程は以上で終了いたしました。
△散会
○議長(
大丸昭典君) 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時36分散会 ---(報告第40号及び報告第41号は
会議録別冊の2に登載)--- ---------------------------------
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第42号
△(イメージ)報告第43号
△(イメージ)報告第43号
△(イメージ)報告第43号
△(イメージ)報告第43号
△(イメージ)報告第44号
△(イメージ)報告第44号
△(イメージ)報告第44号
△(イメージ)報告第44号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第27号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号
△(イメージ)報告監13の第28号