大阪市議会 1993-05-28
05月28日-02号
平成5年第2回定例会(平成5年5・6月
)◯大阪市会(定例会)会議録(平成5年5月28日)
◯議事日程 平成5年5月28日午前0時開議第1 議案第90号 平成5年度大阪市
国民健康保険事業会計補正予算(第1回)第2 議案第91号 区の事務所の名称、位置及び
所管区域に関する条例の一部を改正する条例案第3 議案第92号 大阪市
市税条例の一部を改正する条例案第4 報告第7号 大阪市
市税条例の一部を改正する条例急
施専決処分報告について第5 議案第93号
大阪市議会議員及び
大阪市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例案第6 議会第94号
大阪市議会議員及び
大阪市長の選挙における
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例案第7 議案第95号
中央体育館建設工事請負契約締結について第8 議案第96号 美術品の取得について第9 議案第97号
市立大学学術情報総合センター建設工事請負契約締結について第10 議案第98号
大阪市立身体障害者福祉施設条例の一部を改正する条例案第11 議案第99号 大阪市
保健所条例の一部を改正する条例案第12 議案第100号
阪神高速道路公団法第30条第1項の規定による
基本計画の変更の協議について第13 議案第101号
救急自動車の取得について第14 議案案102号
天王寺動物園新
は虫類館建設工事請負契約締結について第15 議案第103号
府道路線の認定及び廃止について第16 議案第104号
大阪南港トンネル建設工事請負契約締結について第17 諮問第2号 大阪市
高速電気軌道第7号線大阪市大正区三軒家東1丁目・
同市中央区南船場4丁目(大正・心斎橋)
間軌道分割工事施行認可について第18 報告第8号
損害賠償額の決定に関する急
施専決処分報告について(
交通局関係)----------(以下
追加議事日程)------------------第19 諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について第20
人事委員会委員の選任について
---------------------------------------◯出席議員81人(欠は欠席者) 1番
瀬戸一正君 2番
谷下浩一郎君 3番
小笹正博君 4番
河本正弘君 5番
高野伸生君 6番
藤川基之君 7番
木下吉信君 8番 欠員 9番 松岡 徹君 10番 松崎 孔君 11番
福田賢治君 12番
土居一雄君 13番
広岡一光君 14番
中村好男君 15番 新田 孝君 16番
井上淑子君 17番
船場太郎君 18番
新堂庄二君 19番
舟戸良裕君 20番
美延郷子君 21番
菅井敏男君 22番 小西 実君 23番
仲山忠男君 24番
長谷正子君 25番
杉谷恒治君 26番 小玉 滋君 27番 矢達 幸君 28番
石川莞爾君 29番
下田敏人君 30番
小笠原正一君 31番
松原恵子君 32番
一色孝之君 33番
山下典嘉君 34番
大島豊太郎君 35番
小西礼子君 36番
石井義憲君 37番
田中義一君 38番
公原賢司君 39番 天野 一君 40番
大丸昭典君 41番 柳本 豊君 42番
玉木信夫君 43番
和田充弘君 44番 川口 優君 45番 辻 洋二君 46番
奥野正美君 47番
勝田弘子君 48番
村尾しげ子君 49番 欠員 50番
鈴木清蔵君 51番
安楽雅男君 52番
壷井美次君 欠53番
岸本太造君 54番
山下博義君 55番 野村 清君 欠56番
高橋幸一君 57番
徳田育久子君 58番
改発康秀君 59番
太田勝義君 欠60番 北山 篤君 61番
床田健三君 62番
北野禎三君 欠63番
大西仙太郎君 64番
黒田輝夫君 65番
山口泰弘君 66番
浜口晴敏君 67番 岡崎 誠君 68番
上野節夫君 69番
松村将司君 70番
物部秀恒君 71番 岡 潔君 72番
梶本利一君 73番
辰巳正夫君 74番 姫野 浄君 75番
関根信次君 76番
井出和夫君 77番
青木仲三郎君 78番
中西建策君 79番
山川洋三君 80番 柳井伝八君 81番
坂井三郎君 82番 辻 昭二郎君 83番
山下喜一君 欠84番
藤岡信雄君 85番
勝田重春君 86番 加藤 進君 欠87番
森野光晴君 88番
足高克巳君 89番 永井 博君 欠90番
中田捨次郎君
---------------------------------------◯職務のため出席した
事務局職員 市会事務局長 笹倉和忠 次長
小市敏文 議事課長 秋山正己
議事課長代理 津田 薫
議事係長 池田征夫---------------------------------------◯議場に出席した
執行機関及び説明員 市長
西尾正也 助役
磯村隆文 助役
阪口英一 収入役
木地鐡平 市長室長兼理事
土崎敏夫 総務局長 森 三郎
市民局長 中村 保
財政局長 橋本 博
計画局長 仙石泰輔 民生局長 香山 博
経済局長 木村 收
中央卸売市場長 大西凱人 環境保健局長 關 淳一
環境事業局長 島田 勲
都市整備局長 野本政孝
建設局長 佐々木茂範 下水道局長 西村善雄
港湾局長 柳原隆雄 副収入役兼
収入役室長 末田 直
市立大学事務局長 杉山龍平
消防局総務部長 古東克二
交通局長 坂井春海 水道局長 伊藤光行 教育長 森田雅美
選挙管理委員会事務局長 板垣義鳳 監査事務局長 竹内範夫
人事委員会事務局長 佐藤欣三 ----------------------
△開議 平成5年5月28日午前8時6分開議
○副議長(
青木仲三郎君) これより
市会定例会会議を開きます。 本日の
会議録署名者を
仲山忠男君、
和田充弘君の御両君にお願いいたします。
○副議長(
青木仲三郎君) これより議事に入ります。
○副議長(
青木仲三郎君) 日程第1、議案第90号、平成5年度大阪市
国民健康保険事業会計補正予算を議題といたします。
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△(
イメージ)議案第90号
△(
イメージ)議案第90号
△(
イメージ)議案第90
号 ---------------------------------------
○副議長(
青木仲三郎君) 理事者の説明を求めます。
香山民生局長。 (
民生局長香山博君登壇)
◎
民生局長(香山博君) ただいま御上程に相なりました議案第90号、平成5年度大阪市
国民健康保険事業会計補正予算案につきまして御説明申し上げます。 今回の
補正予算案は、平成4年度の
決算収支の不足額を平成5年度の歳入をもって補てんいたしますため、
地方自治法の定めるところによりまして、
繰上充用金を追加するものでございます。平成4年度の
決算収支につきましては、ただいま
出納整理期間中でございまして、なお一部流動的な要素もございますが、当会計の
収支見込みといたしましては、歳入が1,851億1,676万円に対しまして歳出は1,921億2,863万円となり、差し引き70億1,187万円の
収支不足が見込まれるところでございます。これは、平成4年度におきましては
国庫負担金の
受け入れ超過が見込まれますことによりまして、約76億円の前年度からの
累積収支不足額が約70億円となるものでございます。したがいまして、平成4年度の
収支不足に対する措置といたしまして、71億円の前年度
繰上充用金を追加し、その財源といたしまして
滞納保険料及び
国庫支出金を充当するものでございます。
本市国民健康保険事業につきましては、多額の
累積赤字を抱え、厳しい状況におかれておりますが、市民の約4割の方が加入しておられる重要な制度でございますので、今後とも保険料の収納努力及び医療費の適正化に、より一層努めてまいりますとともに、市会の皆様方のお力添えをいただきながら、引き続き国に対しまして制度の
抜本的改善や必要な助成について強く要望を行い、当事業の財政の健全化並びに安定的な運営に努めてまいる所存でございます。 以上、
補正予算案の御説明を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
◆32番(
一色孝之君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっております議案第90号については、
委員会付託を省略せられんことを望みます。
○副議長(
青木仲三郎君) 32番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(
青木仲三郎君) 御異議なしと認めます。よって議案第90号は、
委員会付託を省略することに決しました。
○副議長(
青木仲三郎君) ただいま議題となっております議案第90号に対し、姫野浄君外13名から修正の動議が提出されております。
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△(
イメージ)議案第90号に対する修正について
△(
イメージ)議案第90号に対する修正について
---------------------------------------
○副議長(
青木仲三郎君) この際提出者の説明を許します。 28番
石川莞爾君。 (28番
石川莞爾君登壇)
◆28番(
石川莞爾君) 私は
日本共産党大阪市
会議員団を代表して、議案第90号、平成5年度大阪市
国民健康保険事業会計補正予算案に対する修正案の
提案理由と
修正内容について御説明申し上げます。 まず
修正内容についてでありますが、非常に高い
国民健康保険料を平均で6%値下げし、不況にあえぐ市民の暮らしを援助するというものです。そのため、大阪市が
繰上充用の財源として計上している
保険料収入35億5,000万円を全額カットし、その分
国庫補助金を増額する措置をとることを行っています。これにより3人世帯で年間約1万1,000円の保険料の引き下げが可能となります。これまでも本会議でたびたび議論されているように、
国民健康保険料は非常に高いものであります。例えば年所得391万円の3人家族の場合の保険料は42万円に達し、所得の1割以上が保険料という高負担となっています。また、他の保険と比べてみても、保険料の負担は非常に高いものです。例えば年所得350万円の3人家族の保険料は、大阪市の
国民健康保険の場合は約32万円ですが、
政府管掌保険ではこの半分の15万2,000円、大阪市の
職員健康保険では6万3,900円です。実に5倍もの開きがあるのであります。このように高い保険料は、いまや払いたくても払えないという事態を生み出し、折からの不況の影響もあって、徴収率は前年度と比べて大幅に落ち込む事態になっているのであります。こうした事態を考えたとき、私は、市としての努力を最大限行い、保険料の値下げを行うべきだと強く主張するものです。 ところで、今日のような高い保険料になった背景には、本来責任を負うべき政府が
国民健康保険への補助をどんどん切り下げているということがあります。事実、大阪市
国民健康保険事業会計の収入の経緯を調べてみますと、1982年に歳入の60%を占めていた
国庫補助金は、1991年には44%へと落ち込んでいます。特に
国庫補助率の45%から38.5%への切り下げが強行された影響は多大で、この間市費が339億円つぎ込まれ、そのほかに、いまなお補てんされていない影響額が62億円にも上っているのであります。 このような事情を考慮し、我が
党議員団の修正案は、歳入として計上されている保険料35億5,000万円を減額し、その分
国庫補助金を増額して確保する努力をするものとしています。我が党は、脆弱な
国民健康保険財政の実情からいって、国がその責任を果たすこと、そのために切り下げられた
国庫補助率を元に戻すように主張し、その実現のために奮闘していますが、理事者はそうした努力は全く行わず、
値上げ値上げで市民に負担を押しつけているのであります。私は、大阪市がこうした
市民犠牲の姿勢を改め、市民の負担を軽減するよう強く主張するものです。 こうした考えから、我が
党議員団の修正案は、国が削った
国庫補助金等を考慮し、原案の
保険料収入35億5,000万円増をすべて削り、その分を
国庫補助金であてるようにしています。これによって国が負うべき責任をきちんととらせるとともに、市民の負担を軽減させることができるのであります。
議員各位の賛同を求めまして、
提案理出と修正案の内容の説明とさせていただきます。
○副議長(
青木仲三郎君) これより採決に入ります。 まず姫野浄君外13名から提出されました修正案について、起立により採決いたします。修正案に賛成の諸君の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○副議長(
青木仲三郎君) 少数であります。よって修正案は、否決されました。