大阪市議会 1987-02-19
02月19日-01号
昭和62年第1回定例会(昭和62年2・3月)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和62年2月19日)
◯議事日程 昭和62年2月19日午後2時開議第1 議案第1号 大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案第2 議案第2号 大阪市
港湾環境整備負担金条例の一部を改正する条例案第3 議案第3号 大阪港臨港地区の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例案第4 報告第1号 和解に関する急
施専決処分報告について(
教育委員会関係)第5 報告第2号 和解に関する急
施専決処分報告について(
環境保健局関係)第6 報告第3号 損害賠償額の決定に関する急
施専決処分報告について(環境事業局関係)第7 議案第4号 昭和62年度大阪市一般会計予算第8 議案第5号 昭和62年度大阪市
大学医学部付属病院事業会計予算第9 議案第6号 昭和62年度大阪市
食肉市場事業会計予算第10 議案第7号 昭和62年度大阪市市街地再
開発事業会計予算第11 議案第8号 昭和62年度大阪市
駐車場事業会計予算第12 議案第9号 昭和62年度大阪市
有料道路事業会計予算第13 議案第10号 昭和62年度大阪市
土地先行取得事業会計予算第14 議案第11号 昭和62年度大阪市
母子福祉貸付資金会計予算第15 議案第12号 昭和62年度大阪市
寡婦福祉貸付資金会計予算第16 議案第13号 昭和62年度大阪市
国民健康保険事業会計予算第17 議案第14号 昭和62年度大阪市
心身障害者扶養共済事業会計予算第18 議案第15号 昭和62年度大阪市
老人保健医療事業会計予算第19 議案第16号 昭和62年度大阪市
市民病院事業会計予算第20 議案第17号 昭和62年度大阪市
中央卸売市場事業会計予算第21 議案第18号 昭和62年度大阪市
港営事業会計予算第22 議案第19号 昭和62年度大阪市
下水道事業会計予算第23 議案第20号 昭和62年度大阪市
自動車運送事業会計予算第24 議案第21号 昭和62年度大阪市
高速鉄道事業会計予算第25 議案第22号 昭和62年度大阪市
水道事業会計予算第26 議案第23号 昭和62年度大阪市
工業用水道事業会計予算第27 議案第24号 昭和62年度大阪市
公債費会計予算第28 議案第25号 昭和62年度大阪市西町外17財産区予算第29 議案第26号 大阪市
区役所附設会館条例の一部を改正する条例案第30 議案第27号
大阪市特別会計条例の一部を改正する条例案第31 議案第28号 大阪市市税条例の一部を改正する条例案第32 議案第29号 当せん金付証票の発売について第33 議案第30号 大阪市
教育振興基金条例案第34 議案第31号
大阪市立図書館条例の一部を改正する条例案第35 議案第32号
大阪市立体育館条例の一部を改正する条例案第36 議案第33号 建物の取得について(
教育委員会関係)第37 議案第34号
大阪市立大学条例の一部を改正する条例案第38 議案第35号 大阪市立大学の授業料等に関する条例の一部を改正する条例案第39 議案第36号 大阪市
国際観光振興基金条例案第40 議案第37号 大阪市
中小企業融資基金条例の一部を改正する条例案第41 議案第38号 大阪市
設小売市場条例の一部を改正する条例案第42 議案第39号 大阪市
社会福祉審議会の調査審議事項の特例に関する条例案第43 議案第40号 大阪市
保育所入所措置条例案第44 議案第41号 大阪市
高齢者居室整備資金貸付基金条例の一部を改正する条例案第45 議案第42号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例案第46 議案第43号 大阪市市民病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案第47 議案第44号
大阪市立市民病院の使用料等に関する条例の一部を改正する条例案第48 議案第45号
大阪市立厚生女学院条例の一部を改正する条例案第49 議案第46号
大阪市立栄養専門学校条例の一部を改正する条例案第50 議案第47号 大阪市設霊園条例の一部を改正する条例案第51 議案第48号 大阪市
住宅建設資金等融資基金条例の一部を改正する条例案第52 議案第49号
水洗便所設備資金貸付基金条例の一部を改正する条例案第53 議案第50号 大阪市公園条例の一部を改正する条例案第54 議案第51号
大阪北港ヨットハーバー条例案--------------------------------------- ◯追加議事日程第55 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦について
--------------------------------------- 報告第4号 大阪市事務事業概要について 報告第5号
民事訴訟等専決処分報告について 報告第6号 損害賠償額の決定に関する専決処分報告について報告監62の第1号 昭和61年度定期監査結果報告 (
下水道局管理部業務課、施設課及び
水質規制課所管事務[
水洗便所設備資金貸付基金関係事務を除く。〕)報告監62の第2号 昭和61年度定期監査結果報告 (
交通局高速鉄道建設本部所管事務)報告監62の第3号 昭和61年度定期監査結果報告 (
経済局中央卸売市場南港市場の管理運営事務)報告監62の第4号 昭和61年度定期監査結果報告 (
教育委員会所管社会教育施設(博物館、婦人会館)事務事業)報告監62の第5号 昭和61年度定期監査結果報告 (土木局における
受託事業関係事務)報告監62の第6号 昭和61年度定期監査結果報告 (消防局における収入関係事務)報告監62の第7号 昭和61年度定期監査結果報告 (
市民生活局相談部の事務事業)報告監62の第8号 昭和61年度定期監査結果報告 (
水道局所管土木工事の施行状況及び土木関係施設の維持管理状況)報告監62の第9号 昭和61年度定期監査結果報告 (
消防局所管建築工事の施行状況及び建築施設の維持管理状況)報告監62の第10号 昭和61年度定期監査結果報告 (
教育委員会事務局所管電気、機械に係る工事等の施行状況及び電気、
機械関係施設等の維持管理状況)報告監62の第11号 昭和61年度随時監査結果報告 (工事施工状況についての破壊検査)報告監62の第12号 昭和61年度出資団体監査結果報告 (財団法人 大阪城ホール)報告監62の第13号 昭和61年度出資団体監査結果報告 (財団法人
大阪国際経済振興センター)報告監62の第14号 昭和61年度出資団体監査結果報告 (財団法人 大阪市
水道事業サービス協会)---------------------------------------◯出席議員 88人(欠は欠席者) 1番 和田充弘君 2番 上野節夫君 3番 物部秀恒君 4番 公原賢司君 5番 柴台紀明君 6番 天野 一君 7番 柳本 豊君 8番 松田 力君 9番 下田敏人君 10番 石川莞爾君 11番 矢達 幸君 12番 前 辰雄君 13番 村尾しげ子君 14番 寄吉哲司君 15番 酒井七夫君 16番 長田義明君 17番 玉木信夫君 18番 徳田育久子君 19番 改発康秀君 欠20番 大丸昭典君 21番 松村将司君 22番 岡 潔君 23番 岡崎 誠君 24番 浜口晴敏君 欠25番 吉田信太郎君 26番 壷井美次君 27番 岩田 章君 28番 岸本太造君 29番 山下博義君 30番 青木仲三郎君 31番 中井光治君 32番 由本栄作君 33番 中西建策君 34番 山川洋三君 35番 藤沢和親君 36番 大西仙太郎君 37番 北野禎三君 38番 床田健三君 39番 北山 篤君 40番 石井義憲君 41番 田中義一君 42番 太田勝義君 43番 冨田健治君 44番 勝田慎治君 45番 土居一雄君 46番 梶本利一君 47番 井出和夫君 48番 辰巳正夫君 49番 関根信次君 50番 欠員 51番 姫野 浄君 52番 小林初江君 53番 四方棄五郎君 54番 加藤正武君 55番 鈴木清蔵君 56番 森下土治君 57番 黒田輝夫君 58番 多賀谷 宏君 59番 山口泰弘君 60番 美延よし君 61番 永井 博君 62番 木下伸生君 63番 薩摩夘三郎君 64番 足高克巳君 65番 森野光晴君 66番 加藤 進君 67番 森川美代君 68番 沢村信義君 69番 奥野修三君 70番 小林和美君 71番 柳井伝八君 72番 佐野繁雄君 73番 中田捨次郎君 74番 高橋幸一君 75番 野村 清君 76番 栗須 斉君 77番 仲谷誠夫君 78番 松井義明君 79番 野口末造君 欠80番 倉川 薫君 81番 安松克己君 82番 粟井岩吉君 83番 坂井三郎君 84番 辻 昭二郎君 85番 山下喜一君 86番 福岡たづ君 87番 高野光男君 88番 藤岡信雄君 89番 井上英夫君 90番 勝田重春君 91番 室屋定三君 92番 吉村達雄君
---------------------------------------◯職務のために出席した事務局職員 市会事務局長 上羽睦義 次長 藤田 衛 議事課長 小市敏文 議事課長代理 川井英嗣 議事係長 小西壽昭 主査 竹下昭子◯議場に出席した執行機関及び説明員 市長 大島 靖 助役 近藤和夫 助役 西尾正也 助役 大多一雄 収入役 榎村 博 市長室長兼理事 阪口英一 総務局長 高橋 修
総務局職員長兼人事部長 平野誠治 市民生活局長兼合区準備室長 三宅理之 同和対策部長 誉田猛雄 財政局長 木村 收 総合計画局長 小林幸藏 経理局長 木地鐵平 民生局長 岩田安雄 経済局長 桐山謙一
中央卸売市場長 堤 治 環境保健局長 福住弘雄 環境事業局長 大隅周一郎 都市整備局長 久保晴茂 土木局長 橋本 固 下水道局長 玉井義弘 公園局長 大塚幸太郎 港湾局長 佐々木 伸
市立大学事務局長 木村 進 消防局長 南元秀彌 交通局長 新谷春彦 水道局長 山本 豪 教育長 塚谷敏夫
選挙管理委員会事務局長 黒田金二 監査事務局長 梅田 卓
人事委員会事務局長 槇得幸雄---------------------------------------
△開会 昭和62年2月19日午後4時50分開会
○議長(足高克巳君) これより市会定例会を開会いたします。
△開議
○議長(足高克巳君) 直ちに会議を開きます。 本日の会議録署名者を物部秀恒君、矢達幸君の御両君にお願いいたします。
○議長(足高克巳君) この際申し上げます。同僚岡田明経君が去る2月4日逝去いたされましたことは、まことに痛惜にたえません。ここにその冥福を祈るため黙祷いたしたいと存じます。 御起立願います。 (総員起立)
○議長(足高克巳君) 黙祷。 (総員黙祷)
○議長(足高克巳君) 黙祷を終わります。御着席願います。
○議長(足高克巳君) 次に、過日就任されました
馬場教育委員会委員よりごあいさつがあります。
馬場教育委員会委員。 (
教育委員会委員馬場博治君登壇)
◎
教育委員会委員(馬場博治君) お許しを得まして一言就任のごあいさつを申し上げます。 私は昨年12月23日の市会本会議におきまして、御同意を賜わり、同日付で
教育委員会委員に任ぜられました馬場博治でございます。まことに微力ではございますけれども、本市教育行政の進展に全力を尽くしてまいる所存でございます。どうかよろしく御指導、御鞭撻を賜わりますようお願い申し上げます。 簡単ではございますが、これをもってごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(足高克巳君) お諮りいたします。この際暫時休憩し、なお定刻が参りましたならば時間を延長することに決して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって時間は延長されました。 暫時休憩いたします。 午後4時53分休憩 午後9時33分再開
○議長(足高克巳君) これより休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(足高克巳君) これより議事に入ります。
○議長(足高克巳君) 日程第1、議案第1号、大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)議案第1
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第1号については、委員会付託を省略せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって議案第1号は委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。まず反対者の発言を許します。 53番四方棄五郎君。 (53番四方棄五郎君登壇)
◆53番(四方棄五郎君) 私は、日本共産党大阪市会議員団を代表して、ただいま上程されました
議員定数改定条例案に反対の討論を行います。 提案されている内容は、議員の総定数を現行の92議席から2議席減らし90議席にすること、人口の増減による不均衡の是正は、人口比例配分でなく、何の根拠もなく、南区と阿倍野区を各1名減らすというものであります。反対理由の第1は、議員定数の総数を減らし、大阪市政に対する市民の意思をますます反映しにくくしているからであります。本市の場合、法定定数は96であります。しかし、4年前、当時すでに法定定数を下回っていた定数を2議席減らし、今回さらに2議席削減し90議席にするというのであります。これは憲法で定められた地方自治や
議会制民主主義をみずから弱めるもので、到底容認できるものではありません。今日の日本の地方自治制度のもとで、地方議会は極めて重要な役割を与えられています。すなわち憲法は、住民の意思を代表する議事機関として地方議会の設置を定め、地方自治法も議会に地方自治体の予算、条例の決定、首長その他の執行機関の監視など、重要な権限と機能を与えているのであります。したがって、地方議会の議員定数は、地方自治の根幹にかかわる問題であり、こうした議会の機能を真に発揮させる立場から論じられるべき問題であります。ところが、今回の定数削減は、中曽根内閣の進めている地方行革の名による地方議会議員の定数削減という干渉に従ったものであります。臨調基本答申は、経費の節減や運営の効率化、地方議会の簡素化などをうたい、議員定数の削減を主張しています。しかし、中曽根内閣のねらいは、地方議会の力と役割をますます低下させ、地方自治体を
文字どおり中央政府の下請機関につくりかえ、悪政推進の道具にするためです。私は、このように地方議会の機能を低下させ、地方議会に住民の意思をますます反映しにくくし、民主的な地方政治の確立に真っ向から逆行する議員定数の削減は行なうべきではないと主張するものであります。 反対理由の第2は、行政区ごとの議員定数配分が人口比例配分になっていないからであります。本来、選挙区ごとの定数は、最新の国勢調査結果に基づき
各区人口比例配分をするのが原則であります。今回の改定では、それを行わず、何の根拠も示さず、先ほど述べました2行政区だけの減員をするというものであります。人口比例配分をすれば、当然定数が増える東淀川、淀川、平野区などは据え置かれたままであります。しかも、大阪市が提案している案では、逆転区現象も解消されていないという、公正な定数配分とはほど遠い、恣意的なものとなっている。これでは市民の納得がいかないのは当然であります。我が党はこのような市民の意思の反映を妨げ、公正さを欠く議員定数の削減と配分には反対であります。この市長の提案は、市会に設けられた
議員定数問題調査会で、自民、公明、民社連、社会の各党でまとめられた報告をそのままうのみにして出されたものでありますが、市民の議会への期待を裏切り、
議会制民主主義に反する4党の態度は到底許されるものではありません。 以上、
議員定数改定条例案に対する見解を表明し、私の討論を終わります。(拍手)
○議長(足高克巳君) 次に、賛成者の発言を許します。 85番山下喜一君。 (85番山下喜一君登壇)
◆85番(山下喜一君) 私は、自由民主党大阪市会議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました議案第1号、大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案に対し賛成の立場から見解を申し述べたいと思います。 最近の厳しい行財政の環境のもと、市民各層の多様な要請におこたえするためには、我が党は、かねてより主張してまいってきたとおり、行財政改革の強力な推進が不可欠であり、今こそ総力を挙げて、この問題に真剣に取り組んでまいらなければならないと思うのであります。議会側といたしましても、我々がなし得る分野におきましては、みずからがその範を示し、最大限の努力を払ってこそ、市民の御期待に沿えるのではないでしようか。今般の議員定数問題につきましても、そういった観点に立って、
議員定数調査会、あるいは議員団会議の中で熱心に検討を重ねてまいったところであります。その結果、我が党といたしましては、基本的には1票の格差是正には定数増をもって行うのではなく、総定数の抑制という観点から行うべしとし、議案にありましたように、総定数において現行定数より2名減の90名、各選挙区定数では、南区、阿倍野区で各1名減ということが現段階におきましては最も望ましいという結論に達した次第であります。 以下その理由を申し上げます。まず議員定数の基礎となります本市人口でありますが、戦後から増加してきた人口が、昭和40年を起点といたしまして、減少の傾向をたどってまいりましたものの、昭和60年、国勢調査の時点では、人口減少に歯止めがかかり、その後の推計で人口はわずかではありますが増加の傾向が見られるという、新たな動きを示しているのであります。このような人口推移の経過の中で、さらに昭和63年度には北区と大淀区、東区と南区がそれぞれ合区される運びとなっており、現在のところ抜本的改正はいま少し様子を見守るべきと考えております。一方、昭和60年国勢調査人口に基づく本市の議員定数を見ますと、地方自治法上96人の法定数が認められることになっておりますが、本市におきましては、昭和26年以後、議員の総定数については、一貫して現数条例がしかれてきた経緯もあります。加えて冒頭に申し上げましたように、我が党といたしましては、今日的社会情勢の中で総定数の抑制でもって、1票の格差の是正をはかるべきであると考えております。他方、各都市の議員定数の状況を見ましても、総じて、その内容は総定数の横ばい、もしくは減少させる傾向にあるなど、種々の状況を総合的に踏まえた結果、法定数96名の人口比例配分においても、なお現行定数より減少する南と阿倍野の両区を各1名減ずることにより、1票の格差を是正し人口と各選挙区別定数の不均衡を是正する原案が望ましいという結論に達した次第であります。その結果、1票の格差は前回時の1.79倍より縮小して1.56倍となり、一昨日の3.4倍は違法だとする最高裁の判決と比べてみましてもほど遠いものとなるのであります。もとより議員定数は、法律にもあるように、基本的には人口の比例配分に基づくことが原則であることは、すでに認識いたしておりますが、一方では公職選挙法第15条第7項のただし書き規定によるように、大都市における特性もまた認められている事項でもあります。明年には合区も実施される運びとなっておりますので、その際には議員定数についても抜本的に再検討がはかられるよう期待をいたしまして、賛成の討論を終わります。御清聴どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(足高克巳君) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。ただいま議題となっております議案第1号については原案どおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(足高克巳君) 多数であります。よって議案第1号は原案どおり可決されました。
○議長(足高克巳君) 日程第2、議案第2号、大阪市
港湾環境整備負担金条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)議案第2
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第2号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって議案第2号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(足高克巳君) 日程第3、議案第3号、大阪港臨港地区の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)議案第3号
△(イメージ)議案第3号
△(イメージ)議案第3号
△(イメージ)議案第3
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第3号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって議案第3号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(足高克巳君) 日程第4、報告第1号、和解に関する急
施専決処分報告について、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)報告第1号
△(イメージ)報告第1
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました報告第1号については委員会付託を省略、承認せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって報告第1号は委員会付託を省略、承認されました。
○議長(足高克巳君) 日程第5、報告第2号、和解に関する急
施専決処分報告について、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)報告第2
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました報告第2号については、委員会付託を省略、承認せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって報告第2号は委員会付託を省略、承認されました。
○議長(足高克巳君) 日程第6、報告第3号、損害賠償額の決定に関する急
施専決処分報告について、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)報告第3
号 ---------------------------------------
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました報告第3号については、委員会付託を省略、承認せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって報告第3号は委員会付託を省略、承認されました。
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。この際日程の順序を変更し、日程第55を先議せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって日程の順序は変更されました。
○議長(足高克巳君) 日程第55、諮問第1号、
人権擁護委員候補者の推薦について、議題といたします。
---------------------------------------
△(イメージ)諮問第1号
△(イメージ)諮問第1号
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました諮問第1号については、委員会付託を省略、異議のない旨答申せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって諮問第1号は委員会付託を省略、異議のない旨答申することに決しました。
○議長(足高克巳君) 日程第7、議案第4号、昭和62年度大阪市一般会計予算ないし日程第54、議案第51号、大阪北港ヨットハーバー条例案、一括して議題といたします。--(議案第4号ないし議案第25号は会議録別冊の1に登載)--
---------------------------------------
△(イメージ)議案第26号
△(イメージ)議案第26号
△(イメージ)議案第26号
△(イメージ)議案第27号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第28号
△(イメージ)議案第29号
△(イメージ)議案第30号
△(イメージ)議案第30号
△(イメージ)議案第31号
△(イメージ)議案第32号
△(イメージ)議案第32号
△(イメージ)議案第32号
△(イメージ)議案第33号
△(イメージ)議案第34号
△(イメージ)議案第34号
△(イメージ)議案第35号
△(イメージ)議案第36号
△(イメージ)議案第37号
△(イメージ)議案第38号
△(イメージ)議案第39号
△(イメージ)議案第40号
△(イメージ)議案第41号
△(イメージ)議案第42号
△(イメージ)議案第43号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第44号
△(イメージ)議案第45号
△(イメージ)議案第46号
△(イメージ)議案第47号
△(イメージ)議案第48号
△(イメージ)議案第49号
△(イメージ)議案第50号
△(イメージ)議案第51号
△(イメージ)議案第51号
△(イメージ)議案第51号
△(イメージ)議案第51
号 ---------------------------------------
○議長(足高克巳君) 理事者の説明を求めます。 大島市長。 (市長大島靖君登壇)
◎市長(大島靖君) 昭和62年度の予算案並びにこれに関連いたします諸案件の御審議をお願いするに当たりまして、その大要を御説明申し上げます。 急激な円相場の高騰などによる景気の後退を初め、国及び地方の財政を取り巻く環境には一段と厳しいものがあり、経済の着実な発展と国民生活の発展と国民生活の安定、向上をはかるためには、引き続き行財政の改革を強力に推進し、財政の対応力を回復することが現下の緊要な課題とされております。昭和62年度の国の予算並びに地方財政計画においては、社会経済情勢の変化に応じて税制全般にわたる抜本的見通しを行うとともに、経費の徹底した節減合理化に努め、歳出規模を引き続き厳しく抑制しつつ、財源の重点的、効率的配分をはかることを基本としております。一方、本市の財政は、これまで進めてまいりました都市基盤と生活環境の整備に伴う管理運営費や公債償還費などの必須経費に一般財源の大半を充当せざるを得ないという財政状況の中で税収入の伸びがほとんど期待できず、加えて地方交付税収入の大幅な減少が見込まれるとともに、前年度を上回る国庫補助負担金の削減が行われるなど、これまでにも増して深刻な状況にあります。このような状況の下で昭和62年度の予算編成に当たりましては、当面の行財政改革についての基本方針に基づき、引き続き行財政運営の簡素効率化に努めるとともに、財源対策債等の確保をはかり、限られた財源の重点的配分、民間活力の活用などに配竟しつつ、大阪経済の活性化、市民の幸せと暮らしの向上を目指し、円高対策の推進や高齢化社会への対応などきめ細かな施策を進めるとともに、積極的に都市基盤と生活環境の整備に努め、21世紀への新たな飛躍のために、魅力ある国際都市大阪を創造していくこととしたのであります。 以上のような方針のもとに、施策の重点を第1に、円高対策の推進と活力ある創造性豊かな中小企業の育成をはかり、大阪経済の活性化を目指す。第2に,福祉、健康、教育など心温まるきめ細かな施策を進め、市民の幸せと新しい世代の育成をはかる。第3に、確固とした都市基盤を築き、美しい都市景観を創造する。第4に、市民生活の向上と文化の振興をはかり暮らしやすい町づくりを進める。第5に大阪市制100周年記念事業、大阪21世紀計画を積極的に推進し、世界に貢献する国際都市大阪を目指すことにおいて編成したのであります。このようにして編成いたしました昭和62年度の予算の総額は、2兆7,461億6,300万円で、前年度と比べ6%の増となっております。 まず、一般会計につきましては、4.1%増の1兆1,550億4,500万円を計上いたしております。歳入では現行制度によりました市税収入は、個人市民税及び固定資産税の伸びが低いことに加えて、円高などによる企業収益の悪化に伴う法人市民税の落ち込みなどがあり、総じて前年度に比べて2.7%増の5,361億6,100万円を計上いたしました。また、地方交付税は70億円、地方譲与税・交付金は277億円を計上して、その確保に努めることといたしております。国及び府の支払金は、前年度を上回る国庫補助負担率の引き下げの影響があるものの、公共事業費等の増もあり、1.7%増の1,803億1,600万円、また公債収入につきましては、国の地方財政対策による財源対策債など特別債を合わせまして26.5%増の1,107億8,100万円、その他の収入として2,930億8,700万円をそれぞれ計上いたしたのであります。なお、大都市税財源の拡充につきましては、かねてから市会の皆様方の力強い御協力をいただき、これまでに相当の成果をあげてきたところでありますが、税収の中立性の観点に立ちました今回の税制改革におきましては、国、地方間の税源配分のあり方についての見直しは行われておらず、今後とも大都市財政の実態に即応した税財政制度の確立を目指して、引き続き努力を重ねてまいる所存であります。 他方、歳出では第1部が7,116億3,400万円で、前年度に比べ1.6%の伸びとなっておりますが、性質別に見ますと、国民健康保険事業などの特別会計への繰出金等が5.5%、扶助費が2.3%、公債費が1.7%、一般管理運営費は0.2%の増となっております。 また、第2部は4,434億1,100万円で、前年度に比べ8.5%の増と相なっております。このうち国庫補助事業は5.9%の増、単独事業では11.3%の増、交通事業など特別会計への繰出金が6%の増となっております。 次に、特別会計の予算額でありますが、まず大学医学部付属病院事業会計など政令等特別会計11会計の歳入歳出予算額は、4,422億6,260万円となっております。なお、事業の収束に伴い、宅地造成事業会計は廃止することといたしました。また、市民病院事業会計など準公営企業会計4会計の支出予算額は、1,852億3,000万円、自動車運送事業会計など公営企業会計4会計の支出予算額は3,570億5,000万円となっております。なお、整理会計であります公債費会計は6,065億7,600万円を計上いたしております。 次に、その主な事業について御説明申し上げます。 第1には、円高対策の推進と活力ある創造性豊かな中小企業の育成をはかり、大阪経済の活性化を目指すことといたしました。まず、円高に対する緊急経営安定対策として、中小企業金融の融資枠を1,420億円に拡大するとともに、円高緊急経営安定資金の融資限度額の大幅な引き上げ、小企業事業資金融資の信用保証料全額補助の対象拡大、体質転換資金融資の実施などを行うことといたしました。さらに、中小企業指導センターにおいては、円高にかかる特別診断や経営セミナーなど、各種診断指導事業を拡充するとともに、工業研究所においても先端技術開放試験室の開設を初めとする技術指導体制を拡充するなど、円高緊急経営安定対策として241億2,600万円を計上いたしております。また、中小企業の体質強化改善を促進するため、高度化対策といたしまして、大阪バイオサイエンス研究所の開設、新たに中小企業先端技術国際交流事業の実施、中小企業構造転換研究開発助成の拡充のほか、なにわのハイテク・パートナーバンクの調査など、中小企業の先端技術化を推進することといたしました。さらに、ニュービジネス育成振興事業や都市型次世代企業育成事業調査を実施し、中小企業の新分野への進出を促進してまいります。次に、大阪デザインコンサルティング事業への助成など、デザインファッションの振興をはかりますとともに、若手経営者養成のためのなにわあきんど塾や都市型小規模工場団地建設事業の推進など、合わせて96億9,500万円を計上いたしております。次に、情報化対策といたしまして、基盤情報システム開発株式会社への出資など、流通業の情報化を促進し、さらに国際化対策といたしまして、通商アドバイザーの設置を13都市に拡充し、本市海外事務所とあわせまして、海外からの産業貿易情報を収集提供するほか、サンフランシスコ通商事務所の相互開設準備にも取り組みますとともに、第20回アジア開発銀行総会の受け入れ分担、国際金融機能の強化のための調査研究、中小企業の貿易投資推進事業などに13億1,300万円を計上いたしております。 第2に、福祉、健康、教育など心温まるきめ細かな施策を進め、市民の幸せと新しい世代の育成をはかることといたしました。まず、お年寄りに対する福祉施策といたしましては、長寿社会の到来に対応して、特別養護老人ホームの建設助成を進めてまいりますとともに、痴呆性老人のための施策として、新たに弘済院におきまして、重度痴呆性老人専用棟の建設準備にかかるのを初め、痴呆性老人専用居室の整備助成、短期保護事業の拡充のほか、各区の老人福祉センターにおいて家族介護教室を開催することといたしました。また、在宅老人の福祉向上をはかるため新たにデイサービスセンターを開設いたしますほか、高齢者住宅整備資金の拡充や、医療費の公費負担など老人福祉施策に、総じて238億6,200万円を計上いたしました。 次に、心身障害者の福祉施策といたしましては、精神薄弱者の通所更生施設の建設助成など施設の整備に努めるとともに、障害者福祉作業センターの運営助成、心身障害者緊急一時保護事業の拡充をはかることといたしました。また、難病患者への見舞金の支給対象を拡大するほか、日常生活用具の拡充として、盲人用ワードプロセッサーの共同利用をはかるとともに、「国連障害者の10年」中間年記念事業の実施など、援護施策の充実に努めることといたしております。さらに、心身障害児教育につきましても、スクールバスの運行、重度障害児のための移動教室など、総じて153億6,600万円を計上いたしました。 児童及び母子福祉施策につきましては、保育所の建設助成を行うほか、長時間保育の拡充など保育の推進に努めるとともに、留守家庭児童対策の拡充など、総じて270億2,700万円を計上いたしております。 次に、生活保護等の福祉施策につきましては、救護施設の建設助成、生活保護基準の引き上げ、緊急援護資金の増額などの援護施策を実施するとともに、あいりん地区対策として、社会医療センターの運営助成等を行いますほか、新しい福祉システムの研究開発を行うなど、総じて1,049億7,400万円を計上いたしました。 健康増進対策といたしましては、長居球技場、大阪北港ヨットハーバーが今春相次いでオープンいたしますとともに、老人健康広場、スポーツ広場、なにわ自転車道などの整備を引き続き推進いたしますほか、市民健康づくり相談センターにおいて健康づくりの指導を行うことといたしております。さらに、スポーツの振興をはかるため地域スポーツセンターの建設を進めるとともに、学校開放の拡充、大阪ウォーキング・ジャンボリーの開催など、総じて21億1,400万円を計上いたしております。 次に、医療保健対策といたしましては、老人保健法に基づく保健事業として、一般診査に新たに血液検査を加えますとともに、計画検診を拡充し、受診機会の拡大をはかることといたしました。また、新たに乳がん検診を実施いたしますとともに、在宅寝た切り者家庭に対する訪問指導などの保健事業を積極的に進めますほか、老人保健医療給付費1,370億4,400万円を計上し、老人保健対策の推進に努めることといたしました。また、大学付属病院におきましては、心臓等血管内視システムなど医療用設備等の整備をはかるとともに、市民病院でも超音波血流映像診断装置等の医療用備品・施設の整備充実を積極的に進めることといたしました。さらに、市立医療機関の体系的整備をはかるため、市民病院・大学付属病院ともに基本計画の策定並びに調査設計を行うことといたしております。 次に、母子医療対策として、小児難病対策の推進や母子健康管理の充実をはかるとともに、救急急病医療対策並びに精神衛生対策の推進、合区に伴う新保健所の建設など医療保健対策には、総じて1,437億6,700万円を計上いたしております。 国民健康保険事業につきましては、医療給付関係費に1,516億1,300万円を計上いたしております。医療費につきましては、高齢化の進展などにより増加が見込まれますが、医療費適正化対策と収入の確保に一層努めるとともに、一般会計繰入金を増額することとし、被保険者の保険料負担の増加抑制に意を用いているところであります。なお、退職者医療制度に伴う影響につきましては、引き続き国にその補てんを求めてまいりますとともに、医療保険制度の抜本的改正について、強く要望してまいりたいと存じます。 公害対策といたしましては、窒素酸化物対策として、低公害車普及に関する調査研究の実施、公害防止設備資金の融資、公害の規制指導並びに健康被害者に対する補償事業を行うなど、総じて308億3,700万円を計上いたしております。 次に、学校教育の充実といたしましては、新任教員の実践的指導力と使命感を養うため、採用後1年間の初任者研修を試行するとともに、中学校・高等学校において語学指導等を行う外国青年を招致することといたしました。また小・中学校校舎の整備として、校舎の増改築及び特別教室、講堂兼屋内運動場の整備などに138億800万円、債務負担行為と合わせまして181億4,200万円を計上いたしております。また、高等学校・幼稚園教育といたしましては、都島工業、都島第二工業高等学校本館棟の改築に着手するとともに、工業高校において新たに先端技術関連設備の整備をはかるほか、高校奨学費及び幼稚園就園奨励費の支給、私立幼稚園児に対する教育費補助金の増額など、総じて33億8,000万円を計上いたしております。このほか、給水設備の改修を初め校舎補修などに38億5,000万円、また、多様な運動器具の整備、中学校クラブ活動振興費の充実、自然教室の拡充、就学費補助金の充実など児童生徒の健全育成をはかるとともに、40人学級を中学校第2学年まで全校で実施するなど、学校維持運営費を合わせ143億5,500万円を計上いたしました。 市立大学につきましては、教養学舎の改修など教育環境の整備、教育研究費の充実などに、総じて24億4,700万円を計上いたしております。 次に、社会教育につきましては、青少年指導者の養成、非行防止対策の拡充などのほか、青少年活動振興基金を設置し、指導者のボランティア活動を振興することといたしております。また、家庭教育地域交流事業や婦人問題対策推進事業など婦人教育の振興をはかるとともに、地域社会教育推進事業の拡充に努めるほか、引き続き大阪府と協力して平和資料館の計画調査を実施するなど、総じて14億3,000万円を計上いたしております。 第3に、確固とした都市基盤を築き、美しい都市景観を創造することといたしました。 まず、道路、橋梁の整備につきましては、近鉄南大阪線の阿部野橋・針中野間を高架に切りかえますとともに、引き続き南海本線など道路と鉄道の立体交差化、都島茨田線など都市計画街路の整備、淀川新橋、尻無川新橋などの建設を実施することといたしました。さらに「ゆずり葉ゾーン」の整備拡充のほか、ローマ字併記による大型案内標識の設置、放置自転車対策の強化など、道路、橋梁の整備に総じて600億3,000万円を計上いたしました。なお、高速道路では、新たに淀川左岸線に着手するほか、湾岸線などの建設促進に努めることといたしております。 次に、公園の整備につきましては、国際花と緑の博覧会の開催に向けて、会場となる鶴見緑地の外周水路、大池等の整備を初め、大温室の建設、博覧会協会に対する補助のほか、広報活動や市民運動を積極的に展開していくことといたしております。また、天王寺博覧会に向けて、動物園にバードケージの建設、天王寺公園のエントランス広場、外周柵の整備などを進めるほか、毛馬桜之宮公園淀川リバーサイド地区の造成、児童公園のリフレッシュを進めるなど、総じて194億8,600万円を計上いたしました。 次に、緑化の推進といたしましては、天王寺公園に花時計を設置いたしますほか、花木通り、御堂筋のいちょう並木の整備、花と緑による水辺の修景、花と緑のターミナルづくりを進めますとともに都市緑化基金の充実をはかるなど13億1,100万円を計上いたしました。また、町並みを整え、美しい大阪の景観をつくるため、難波駅前広場を整備いたしますとともに、楽しい水辺づくりとして、中之島歩行者専用道の建設を進めますほか、新たに十三間川親水河川の整備や大阪城新橋、第二寝屋川左岸等のライトアップなど、道路、橋梁、河川の美化推進に35億9,800万円を計上いたしました。 次に、総合交通体系の確立を目指し、地下鉄を中心にバスとニュートラムを有機的に結ぶことといたしておりますが、地下鉄事業につきましては、本年4月に御堂筋線の我孫子・中百舌鳥間の開業を予定しておりますほか、第7号線京橋・鶴見緑地間、堺筋線の動物園前・天下茶屋間の建設を引き続き進めてまいりますとともに、乗客サービスの向上のため、御堂筋線の輸送力増強工事等を実施するなど、建設工事費に658億1,800万円を計上いたしております。また、バス事業につきましては、地下鉄桜川・鶴町4丁目間に都市新バスシステムを導入するほか、低床ワイドドアの冷房車を購入するなど、乗りやすいバスヘの改善を実施いたします。 大阪港の整備といたしましては、南港トンネル道路部分の一部について着手いたしますとともに、南港北地区、鶴浜沖の埋立土地造成を初め、大型コンテナ埠頭の整備、第1・第2突堤の再開発・北港北地区の岸壁整備、北港連絡橋などの建設を進めますほか、開港120年記念「メルボルン/大阪ダブルハンドヨットレース1987」の開催や国際航路会議の開催準備など、総じて272億6,400万円を計上いたしました。 次に、住宅対策といたしましては、まず住環境の整備として、桜之宮中野地区では、民間活力を導入した良質な住宅の建設に着手するとともに、高見地区、淀川リバーサイド地区においても事業の推進をはかり、職住近接の町づくりを目指すことといたしております。このほか、住宅地区改良事業及び住宅建設に伴う関連公共施設の整備を引き続き実施するなど総じて228億7,000万円を計上いたしております。また良質な住宅の建設をはかるため935億4,700万円を計上いたしまして、民間マンションの購入に対する融資や公社分譲住宅、地域特別賃貸住宅の建設など中間所得者層対策を推進するほか民間住宅建設を促進するため、特定賃貸住宅建設資金の融資限度額の引き上げなど、制度の充実をはかることといたしました。市営住宅の建設では、建てかえ事業を積極的に進めるなど公営住宅2,000戸を建設するとともに、住戸改善や計画補修などを実施することといたしております。さらに、新婚世帯の市内定着をはかるため、市営住宅の別枠募集を実施するとともに、分譲住宅購入資金の融資利率を優遇し、初期負担の軽減をはかることといたしております。 市街地再開発事業につきましては、252億5,700万円を計上いたしまして、阿倍野地区では再開発ビルの建設、大阪駅前地区ではビル分譲の促進と地下街建設の準備調査を引き続き行いますとともに、新都市拠点整備事業として、湊町地区の総合整備計画調査を実施するほか、市内各所の国鉄用地の活用方策検討調査も行うことといたしております。また、土地区画整理事業につきましては、131億5,600万円を計上いたしまして、茨田北地区、三国駅周辺地区、西梅田地区などの推進をはかるほか、市内中央部地区、新大阪駅周辺地区等については、その早期完了をはかることとし、さらに港、大正両地区では、収束に向けて事業を推進することといたしております。 治水対策といたしましては、市内東南部の浸水対策として建設を進めております街路下調節池の新庄大和川線部分を本格化いたしますほか、城北川の改修など、債務負担行為と合わせ114億1,500万円を計上いたしております。 次に、下水道の整備につきましては、浸水対策を最重点として、債務負担行為とあわせ540億円を計上し、なにわ大放水路の建設を積極的に推進するとともに、新たに津守・住之江第2幹線などの建設に着手するほか、水質保全対策として、大野下水処理場などの処理施設を増設するとともに、水洗便所の普及につきましても100%水洗化を目指して、引き続き努力してまいる所存であります。 次に、上水道の整備といたしましては、給水の円滑化のため引き続き配水管網の拡充整備を進めるとともに、浄水場整備などを実施することといたしまして、85億5,000万円を計上いたしております。 第4に、市民生活の向上と文化の振興をはかり、暮らしやすい町づくりを進めることといたしました。 まず、区政の充実と温かい心の通い合うコミュニティづくりの推進のため、合区に伴う新しい二つの区に、利用しやすく区民に親しまれる区庁舎とコミュニティづくりの核となる区民施設を建設いたしますとともに、地域集会所の設置などを進めますほか、区民まつりを初め多彩なコミュニティ事業や「すきやねん大阪」市民運動の推進、市民生活に密着したきめ細かい広聴広報活動の展開などに43億6,300万円を計上いたしております。 次に、芸術、文化の振興といたしましては、天王寺博覧会を契機として、美術館の常設展示場を整備するとともに、歴史的、文化的価値を有する公文書等を広く一般の利用に供するため公文書館の建設を進めることといたしております。また、旧街道、歴史の橋及び史跡連絡遊歩道などの整備を推進するほか、難波宮跡の整備、大阪城山里曲輪北側の石垣の修復など、文化遺産の保存と顕彰に努めることといたしました。さらに、新修大阪市史の一部を刊行するほか、文化団体への助成、御堂筋ギャラリー中学生・高校生のための交響楽教室の開催など、総じて、43億1,700万円を計上いたしております。また、観光事業の振興といたしましては、国際観光振興基金の設置を初めとした「トラベル大阪21計画」を推進いたしますほか、PATA(太平洋アジア観光協会)'87総会の受け入れや、ツァーエキスポ'87への出展など、国際観光都市大阪を目指すことといたしました。 環境清掃事業につきましては、鶴見工場の建てかえに着手するほか、住之江工場、粗大ごみ破砕施設の建設や北港廃棄物理立処分地造成の推進など、ごみ処理体制の充実をはかりますとともに、斎場霊園施設の整備など、総じて213億4,700万円を計上いたしました。 消防力の充実につきましては、より迅速、適確な消防活動のため、新機能を付加した火災救急指令業務自動化システムを導入するとともに、引き続き、大震火災対策として、耐震性貯水槽などの整備をはかるほか、はしご車、小型タンク車等各種消防機材などの充実に努めることとし、総じて21億2,000万円を計上いたしております。 次に、防災対策といたしましては、都市防災不燃化促進事業を引き続き実施するとともに、共同溝の建設並びに防災拠点ともなる用地の買収を進めるほか、市民の防災意識の高揚をはかるため防災手帳の作成や府市合同震災訓練の実施などを行うこととし、また、高潮対策として港湾地帯の堤防の耐震補強等を継続実施するなど、総じて55億7,400万円を計上いたしております。 消費流通対策といたしましては、中央卸売市場及び小売市場の整備に努めますとともに、消費者相談・情報提供などに19億2,100万円を計上いたしました。 同和対策事業につきましては、79億5,900万円を計上いたしております。同和行政につきましては、従来から地区住民の生活の安定向上、環境改善等の施策を実施するとともに、市民啓発の推進に努めてまいりましたが、今後とも基本的人権にかかわる同和問題の早期解決を目指して、人権尊重思想の普及、高揚に積極的に取り組んでまいりますとともに、附属機関である「大阪市同和対策推進協議会の御意見を承りつつ、施策全般にわたって、そのあり方、進め方を精査し、市民の御理解を得ながら事業を実施してまいりたいと存じます。なお、関連事業として、住宅、学校、児童公園、地区内道路の整備など、合わせて54億1,000万円を計上いたしております。 第5に、「大阪市制100周年記念事業」、「大阪21世紀計画」を積極的に推進し、世界に貢献する国際都市大阪を目指すことといたしました。 新しい時代の大阪の創造を目指す市制100周年記念事業につきましては、まず、国際花と緑の博覧会の65年の開催に向けて、会場となります鶴見緑地の整備を初めアクセス道路など会場周辺の整備を積極的に進めることといたしております。また、かねて建設を進めてまいりました大阪国際交流センターが本年9月に、大阪バイオサイエンス研究所が10月に相次いで開設の運びとなりますとともに、待望の着工を迎えました関西国際空港の本格的な建設を推進し、関連施設整備等の調査を引き続き実施するほか、天王寺周辺の活性化をはかるため、本年8月から開催される天王寺博覧会を初め、各種のイベントや国際会議の開催など、大阪21世紀計画事業の一層の推進をはかってまいりたいと存じます。また、情報化に対応した町づくりのため、国際情報都市を目指して南港テレポート基地の基盤整備など「テクノポート大阪」計画の推進をはかるとともに、光ファイバーケーブルによる通信ネットワークの形成を推進するほか、キャブ整備、情報化社会に対応した町づくりのための基礎調査などに18億9,700万円を計上いたしております。さらに、国際交流の推進をはかるため、姉妹・友好・パートナー都市との間で市民各層にわたる経済、スポーツ、文化など幅広い交流を一層推進いたしますとともに、外国青年招致事業の実施、都市工学の情報提供、研究者や技術者等の受け入れ、派遣を通しまして、世界への貢献をはかってまいります。 以上をもちまして、各会計にわたり、昭和62年度歳入歳出予算案並びに関連諸案件の大要について御説明申し上げたのでありますが、なお詳細につきましては各常任委員会において御審議いただくことと存じますので、その機会に譲ることといたします。 何とぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げる次第であります。
◆1番(和田充弘君) 動議を提出いたします。本日の議事はこの程度で打ち切り、2月24日午前10時より会議を続行せられんことを望みます。
○議長(足高克巳君) 1番議員の動議に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(足高克巳君) 御異議なしと認めます。よって動議のとおり決しました。
△閉議
○議長(足高克巳君) 本日の日程は以上で終了いたします。
○議長(足高克巳君) この際御報告いたします。元市会議員吉瀬昌幸君が2月2日、また、鈴木信義君が2月4日逝去いたされました。 ここに謹んで哀悼の意を表し、御報告申し上げます。
△散会
○議長(足高克巳君) 本日はこれをもって散会いたします。 午後10時28分散会--(報告第4号は会議録別冊の2に登載)--
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△(イメージ)報告第5号
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△(イメージ)報告監62の第14
号 --------------------------------------- 大阪市会議長 足高克巳(印) 大阪市会議員 物部秀恒(印) 大阪市会議員 矢達 幸(印)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和62年2月19日)(終)...