昭和46年第4回定例会(昭和46年11
月)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和46年11月5日)
◯議事日程 昭和46年11月5日午後2時開議第1 報告第31号 昭和45年度大阪市
歳入歳出決算報告について +
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場・
と畜場事業会計、+ |
宅地造成事業会計、市街地再
開発事業会計、
駐車場事業会計、
土地先行| |
取得事業会計、
母子福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計、心身障| +
害者扶養共済事業会計、
公債費会計 +第2 報告第32号 昭和45年度大阪市東寺町外15財産区
歳入歳出決算報告について第3 議案第105号 前助役に対する
退職慰労金贈呈について
--------------------------------------- ◯追加議事日程第4
教育委員会委員の任命について第5
議員提出議案第13号
日米両国政府間繊維貿易協定破棄に関する
決議案--------------------------------------- 報告第33号 昭和45年度大阪市
歳入歳出決算に係る主要な施策の成果に関する報告について +
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場・
と畜場事業会計、+ |
宅地造成事業会計、市街地再
開発事業会計、
駐車場事業会計、
土地先行| |
取得事業会計、
母子福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計、心身障| +
害者扶養共済事業会計 + 報告第34号 法人の経営状況を説明する書類について 報告第35号 昭和45年度
大阪八尾開発事業団の
決算報告について
---------------------------------------◯出席議員 89人(欠は欠席者) 1番 鈴木清蔵君 2番 土居一雄君 3番 小畑一男君 4番 森野光晴君 5番 足高克巳君 6番 木下伸生君 7番 奥野修三君 8番 中西建策君 9番 関根信次君 10番 近藤 正君 11番 竹村芳春君 12番 井出和夫君 13番 岡田明経君 14番 小林和美君 15番 森川美代君 16番 柳井伝八君 17番 加藤 進君 18番
薩摩夘三郎君 19番 勝田重春君 20番 藤岡信雄君 21番 中西昭郷君 22番 小郷平八君 23番 岩田 章君 24番 森下土治君 欠 25番 室屋定三君 26番 吉村達雄君 27番
隅野源治郎君 28番
小林通夫君 29番 岡野正雄君 30番 中石清一君 31番 岸本太造君 32番 内村作二君 33番 山下博義君 34番 山口武志君 35番 辻 昭二郎君 36番 音在又一君 37番 山下喜一君 38番 福岡たづ君 39番 高野光男君 40番 改発 弘君 41番 井上英夫君 42番 松井義明君 43番 山川洋三君 44番 仲谷誠夫君 45番
四方棄五郎君 46番 浜口盛男君 47番 浜浦重治君 48番 姫野 浄君 49番 沓脱タケ子君 50番
若林伊太郎君 51番 上野 弘君 52番 塩田吾一君 53番
安松克己君 54番 野口末造君 55番 高垣松雄君 56番 倉川 薫君 欠 57番 辻 渡君 58番 古山一郎君 59番 沼田喜一君 60番
佐々木栄一君 欠 61番 美延重忠君 62番 行岡忠雄君 63番 大丸志朗君 64番 天野 要君 65番 野村 清君 66番 田中豊栄君 67番 島尾 茂君 68番 高橋幸一君 69番 栗須 斉君 70番 吉田辰治君 欠 71番 南 常治郎君 72番
中村賢三郎君 73番 伊藤 募君 74番 勝田真人君 75番 田中正男君 76番 寄吉 極君 77番 吉田 弘君 78番
中田捨次郎君 79番 佐野繁雄君 80番
西風金之助君 81番 粟井岩吉君 82番 坂本 実君 83番
長田義一君 84番 坂井三郎君 85番 次田虎雄君 86番 黒田廣一君 87番 北山 勇君 88番
大西保三郎君 89番
井上秀之助君 90番 大神 仁君 91番 村田岩雄君 92番 黒木武好君 93番 中尾安夫君 欠 94番 長沢利治君
---------------------------------------◯職務のために出席した
事務局職員 市会事務局長 藤井弘巳 次長 榎村 博 議事課長 上羽睦義 議事係長 藤田 衛
委員係長 谷口勝彦---------------------------------------◯議場に出席した執行機関及び説明員 助役 大島 靖 同
福山真三郎 同 内山敞義 収入役 久川芳蔵 (
総務局長)
事務吏員 竹村保治 (職員局長) 同 芝山嘉郎 (
同和対策部長) 同 山上 脩 (
財政局長) 同 道廣一實 (
総合計画局長)
技術吏員 寺田久彌 (経理局長)
事務吏員 西井文雄 (民生局長) 同 稲田芳郎 (
経済局長) 同 麻 正保 (
環境保健局長)
技術吏員 中山信正 (清掃局長)
事務吏員 荻野二郎 (
土木局長)
技術吏員 近藤和夫 (
下水道局長) 同
栗林春日子 (都市再
開発局長) 同 小寺 稔 (
公園部長) 同 加藤一男 (
建築局営繕部長) 同 北垣智造 (港湾局長) 同 叶 清 (
市立大学事務局長)
事務吏員 山口正和 (
交通局総務部長) 同 森吉琢郎 (水道局長) 同
水野福太郎 (消防局長) 消防長 氏原岩雄 (
教育委員会委員) 石川まさ (教育長)
石川多賀夫 (
監査事務局長)
事務吏員 佐々木政憲 (
人事委員会事務局長) 同 林
道彦---------------------------------------
△開会 昭和46年11月5日午後4時50分開会
○議長(
長田義一君) これより
市会定例会を開会いたします。
△開議
○議長(
長田義一君) 直ちに会議を開きます。 本日の
会議録署名者を
安松克己君、
小林通夫君のご両君にお願いいたします。
○議長(
長田義一君) おはかりいたします。この際暫時休憩し、なお定刻が参りましたならば、時間を延長することに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
長田義一君) ご異議なしと認めます。よって時間は延長されました。 暫時休憩いたします。 午後4時51分休憩 午後6時36分再開
○議長(
長田義一君) これより休憩前に引き続き会議を開きます。
○議長(
長田義一君) 日程第1、報告第31号、昭和45年度大阪市
歳入歳出決算報告について及び日程第2、報告第32号、昭和45年度大阪市東寺町外15財産区
歳入歳出決算報告について、一括して議題といたします。
--(報告第31号及び報告第32号は
会議録別冊の1に
登載)--
○議長(
長田義一君) 理事者の説明を求めます。 大島助役。
◎助役(大島靖君) 議長のお許しをいただきまして、私からご説明させていただきます。 ただいまご上程に相なりました報告第31号、昭和45年度決算のご審議をお願いするにあたりまして、その大要をご説明申し上げます。 まず
一般会計の決算について申し述べますと、
歳入総額2,280億5,613万9,400円に対し、
歳出総額は2,282億4,010万4,199円でありまして、
差し引き1億8,396万4,799円の
歳入不足額を生じ、これを昭和46年度歳入の繰り上げ充用により補てんいたしました。この
歳入不足額は、前年度の2億3,791万6,463円に比べて5,395万1,664円の減となっております。いま、この繰り上げ充用額に事業の繰り越し、繰り延べ及び45年度給与改定に伴う人件費の
支払い繰り延べに伴いまして、翌年度へ持ち越しました
一般財源所要額等を加えた45年度末の
実質収支不足額は、約47億円と相なるのであります。 次に、
特別会計の決算でありますが、
大学医学部付属病院事業会計におきましては、
一般会計からの
補てん金8億216万5,000円を含めまして、
歳入総額25億6,018万8,990円に対し、
歳出総額は35億7,126万3,110円で、
差し引き10億1,107万4,120円の
歳入不足を生じたのでありますが、これは昭和46年度歳入の繰り上げ充用により補てんいたしております。 次に、
食肉市場・
と畜場事業会計は、
歳入歳出とも6億180万3,585円でありまして、
一般会計からの
補てん額は2億9,014万7,806円、
宅地造成事業会計は3億9,966万2,969円で、
補てん額は3,303万9,054円、市街地再
開発事業会計は91億4,428万1,619円で、
補てん額は6億7,338万7,000円、
駐車場事業会計は7億1,789万1,116円で、捕てん額は2億6,085万996円、
土地先行取得事業会計は54億5,021万6,817円で、
補てん額は15億206万8,784円、
心身障害者扶養共済事業会計は2,551万9,584円で、
補てん額は298万6,276円をもってそれぞれ収支を相償ったのであります。 また
母子福祉貸付資金会計におきましては、
歳入総額7,187万4,855円に対し
歳出総額は6,848万2,523円で、
差し引き339万2,332円を、
国民健康保険事業会計におきましては、
歳入総額187億5,511万848円に対し、
歳出総額は185億7,799万9,218円で、
差し引き1億7,711万1,630円を、また
整理会計であります
公債費会計におきましては、
歳入総額1,345億6,165万8,658円に対し、
歳出総額は1,324億7,341万4,567円で、
差し引き20億8,824万4,091円をそれぞれ翌年度へ繰り越したのであります。 以上、各会計の
決算収支を申し上げましたが、次に45年度の
財政運営につきまして、その概要を申し述べます。 本市財政の
基礎立て直しにつきましては、
議員各位のご協力を得て、国会、政府及び関係機関に対し、ますます深刻の度を加えつつある都市問題に対処するため、
大都市税財政制度の確立、なかんずく都市税源の拡充を強く要望してまいったのでありますが、その結果、連年にわたる国会の附帯決議をはじめ、
税制調査会、
地方制度調査会の答申においてもその必要性が述べられるとともに、特に45年度においては、
都市税制強化の根幹であります
法人所得課税の拡充につきまして一歩前進を見たのであります。すなわち、法人税の
税率引き上げに伴う地方税の増収分をすべて
市町村民税法人税割りの増強に振り向ける改正が行なわれ、45年度9億円、平年度で約13億円の増収を見ることとなったのであります。このような
法人税割りの増強に加えて、引き続く景気の好況などを反映して、45年度の
市税収入は960億3,900万円となり、前年度に比べて20%余りの伸びを示したのでありますが、この伸び率は35年度以来10年ぶりの復調であります。また
地方交付税につきましても、前年度の94億2,200万円を上回る130億100万円の収入を確保いたしました。しかしながら、
本市一般財源の伸びは、昭和30年度を基準としてみますと、府県はおろか、
全国市町村平均の伸びにも及んでいないのでありまして、今後とも
大都市税源の拡充、強化について強力な運動を続けてまいらねばならないのであります。しかも、45年度後半からの景気不況の波は、最近の
内外経済情勢の変動によりまして、ますますきびしさを加えており、
本市税収入の今後の見通しにつきましても憂慮される状況にあります。したがいまして、今後はより一そう市民の
福祉施策を推進し、都市基盤の整備をはかるために、その財源の確保、拡充につきまして、
議員各位とともに一段と関係方面に対し、強力な働きかけをしてまいりたいと存ずる次第であります。 さて、
一般会計の
決算収支を最終予算に対比してみますと、45年度
最終予算額2,350億9,900万円に対しまして、
歳出決算額は68億5,900万円の執行残を生じております。これは第1部の
経常的経費で11億5,900万円の不用額を生じましたほか、第2部の
建設事業費関係で、事業の完成を翌年度へ繰り越したことによる執行残額38億3,000万円、並びに
公共事業費の認証減等18億7,000万円によるものであります。他方、歳入におきましては、決算額は
最終予算額に比し70億4,300万円の減となっております。まず
経常的収入につきましては、極力その増収をはかり、予算額に比し8億8,100万円の増と相なったのでありまして、このうち市税の決算額は、市民税が420億9,800万円、
固定資産税及び
都市計画税が397億3,300万円、その他総じて960億3,900万円で、予算額に比し12億4,100万円の増と相なっております。しかしながら、他方、事業を翌年度へ繰り越したこと等に伴いまして、国及び
府支出金等で18億8,500万円、起債で25億800万円等がそれぞれ減となったのであります。 次に、昭和45年度に実施いたしました各会計のおもな事業をご説明申し上げます。 すでに前にも申しましたとおり、本市は苦しい
財政運営のうちにあって、なおつとめて積極方針で、人間性の回復を目ざした健康な
環境づくりをはかり、老人と子供を大切にする
福祉市政を推進するとともに、都市機能の向上をはかるため、
長期総合計画のもとに都市再開発を推し進めてまいったのでありますが、まず、道路、橋梁の整備につきましては、特に
周辺地区の
道路整備、
歩行者対策及び立体化の推進等を重点に事業を進め、
都市計画街路事業として35路線の築造、7路線の舗装、17カ所の橋梁、
立体交差等を行ない、また
一般土木事業といたしまして、市内道路1,241路線にわたって改良、舗装、補修を行ない、97橋の橋梁かけかえ、補修を実施、さらに
交通安全施設の整備を推進するなど、総じて350億6,600万円を支出いたしたのであります。すなわち、周辺部の交通の利便をはかるため、新庄・
大和川線、本田・
大運橋線、片町・
徳庵線等の
用地買収を行なうとともに、天王寺・
吾彦線及び豊里・矢田線の大和川架橋の
調査設計等を進めましたほか、47年度完成を目ざして、引き続き
千本松橋架設工事を施行いたしました。そのほか桜島・守口線につきましては、此花区
四貫島大通から福島区大開町までの建物移転を進め、
六軒家川場の架設工事を完成いたしました。市民の日常生活に密着した末端道路の整備につきましては、舗装率83%を確保いたしました。また、本年度から特に市民の安全と利便を確保するため、狭隘な道路の拡幅、河川、水路の
埋め立てあとを利用した
緑化道路など、生活道路の整備を進める一方、児童、生徒の通学路を中心に歩道、
横断歩道橋、道路照明の設置など
交通安全施設の整備も強力に進めたのであります。また、道路の効率を高めるための
立体交差事業として、
京阪線の
複々線高架化を45年11月に完成させ、南海本線及び阪和線の
連続立体化、
阪急京都線島頭付近の立体化の調査、設計を実施いたしました。さらに築港・深江線の緑橋及び深江橋両交差点の立体化に着手するとともに、扇町、南森町両
交差点一帯の交通緩和をはかるための
扇町バイパス建設工事を引き続き実施したのであります。高速道路の建設につきましては、新たに
大阪湾岸道路の一環として、港区と南港を直結する
ベイブリッジの建設と、大阪・西宮線、大阪・松原線の
用地買収に着手しましたほか、大阪・守口線、大阪・
東大阪線、大阪・堺線等の建設を引き続いて進めたのであります。 次に、
駐車場整備事業につきましては、
西横堀駐車場の西国橋、船町橋間を完成しましたほか、
都市計画街路築港・
深江線高架下に
法円坂駐車場を建設するなど、1億8,000万円を支出いたしました。 また、
都市開発資金による
工場あと地等買収事業には17億1,800万円を支出いたしまして、約6万4,000平方メートルの用地を取得いたしましたほか、
公共用地先行取得債による
公共事業用地の確保に7億9,700万円を支出いたしました。 次に、
土地区画整理事業並びに市街地再
開発事業につきましては、156億4,600万円を支出いたしまして、新大阪駅
周辺地区をはじめ、
北島地区、第二
阪神国道西淀川地区及び市内一円の
区画整理事業並びに大阪駅前地区再
開発事業を継続実施いたしますとともに、
阿倍野地区につきましても、再開発のための基礎的な諸調査を実施いたしました。また周辺部につきましては、新たに東淀川区
東部地区及び引き続き城東区
茨田地区等の調査を進めますとともに、豊里、
豊里西地区等につきまして、前年度に引き続き
宅地造成事業を実施いたしたのであります。
公園緑化につきましては、公害にむしばまれた都市の体質を改善するきめてとして、緑化100年宣言に基づき、これまで積極的に進めてまいりましたが、45年度は
西九条公園等69カ所の児童公園を整備いたしますとともに、将来の
公園造成計画の一環として、引き続き鶴見緑地の飛地買収を進め、また大阪城公園は
玉造口地区等を整備し、城跡公園として一応完成いたしましたほか、
毛馬桜之宮公園の整備をさらに推進するとともに、長居公園は、
植物園地区等の整備を引き続き実施いたしました。また本年度も街路、公園等に約9万8,000本の木を植えるなど、
緑化事業を一そう積極的に推し進めるなど、総じて35億6,400万円を支出いたしまして、緑豊かな澗いのある町づくりを進めたのであります。 次に、
公害対策及び
地盤沈下対策といたしましては、42億4,300万円を支出いたしました。まず
西淀川地区公害緊急対策の一環といたしまして、大野川筋の
公害防止と市民のいこいの場とするための
埋め立て工事に着手いたしますとともに、
特別機動班を編成し、重点的に監視並びに規制を行ないました。また、本年度も引き続き
健康被害者の
救済事業も実施しましたほか、全校園の教室に
空気清浄器を設置いたしまして、児童、生徒、教職員の健康管理につとめました。また、此花区の大手6社と
公害防止協定を結んだほか、従来実施しております全市域を対象とした
公害発生源に対する指導規制をさらに強力に進めますとともに、
小規模発生源工場の買収、
公害防止設備資金の融資による
公害発生施設の改善など、
下水道整備による
河川汚濁防止対策と相まって強力に実施いたしたのであります。また、
高潮対策事業として
環境整備をかねた東横堀川の改修をはじめ、神洲橋のかさ上げ、臨海地域の防潮堤、防波堤の新設、
かさ上げ等を実施いたしました。
河川事業といたしましては、周辺部低地区の水害防止のため、今川、駒川の改修工事に着手いたしましたほか、平野川などの護岸の改修、しゅんせつを実施いたしますとともに、浸水対策と
環境浄化対策をかねた長堀川及び十三間川の
埋め立て工事を継続実施し、総じて9億5,700万円を支出いたしたのであります。 次に、
港湾事業といたしましては、新たに南港の外貿商港の
防波堤建設に着手いたしましたほか、内貿商港及び大正内港の整備等を引き続き実施いたしました。特に、貨物の増大と海上輸送の質的変化に即応して、
フェリー埠頭の整備を行ないましたほか、
コンテナ埠頭の拡充をはかるため、
阪神外貿埠頭公団に出資するなど、総じて61億3,000万円を支出いたしたのであります。
教育事業といたしましては、まず周辺区における児童、生徒の収容対策と木造校舎の鉄筋化などに、前年度からの
繰り越し分30教室、2講堂を整備するとともに、新たに本年度分563教室、5講堂のうち、399教室、5講堂を整備いたしました。このほか
光陽養護学校高等部4教室を完成し、幼稚園の整備並びに
泉尾工業高校の実験室等の改築を行ないました。また学校の新設及び拡張等のために27校、約8万1,700平方メートルの用地を買収するとともに、校舎補修、
プール建設並びに校園備品を整備いたしました。また、
父兄負担解消4カ年計画の第3年次として、
小中学校維持運営費は、前年度に比し4億8,900万円増に当たる23億4,500万円を支出いたしたのであります。社会教育につきましては、
教育青年センターは46年6月に完成を見、
長居ユースホステルは第2期工事を完了しましたほか、青少年、婦人の健全教育、文化の振興等につとめたのであります。市立大学につきましては、3億8,500万円を支出いたしまして、
図書館閲覧室の増築、第2
学生ホールの建設等、施設及び備品の整備を行ないました。以上、
教育事業費として、総じて87億7,400万円を支出いたしたのであります。 次に、
住宅対策でありますが、公営住宅及び改良住宅の建設は、前年度分3,172戸を完成し、本年度分4,761戸のうち1,741戸を完成いたしました。また、
中小企業従事者住宅は、単身寮147室、
世帯向け住宅134戸を完成し、合わせて5,194戸の建設を完了いたしましたほか、大阪市住宅供給公社におきましても1,397戸の募集をいたしたのであります。また、既設住宅の補修、施設及び環境の整備等を実施するなど、総じて206億1,900万円を支出いたしたのであります。 次に、
社会福祉対策といたしましては、まず
老人福祉の面におきまして9億円を支出いたしまして、
老人福祉センター2カ所の完成、
弘済院付属病院の増設等、施設の整備を進めますとともに、
養護老人ホームの建設及び
老人いこいの家の設置に対し助成を行ないました。また、寝た
切り老人対策として、本年度から新たに医療費の公費負担及び
家庭奉仕員の派遣を実施いたしました。さらに敬老金につきましては、支給年齢80歳を77歳に引き下げたのであります。
児童母子対策といたしましては、29億1,000万円を支出いたしました。まず保育所の建設は、前年度からの
繰り越し分を含め、11カ所を完成いたしますとともに、
民間保育所の建設助成につきましても、補助金を増額し、その促進につとめましたほか、予備保母の雇用、長時間保育、嘱託医の設置等に対しても新たに補助を行なうなど、運営面についても助成を強化し、保育内容の充実につとめたのであります。また、多子家庭児童扶助金制度を国の児童手当制度にさきがけて実施し、45年10月から義務教育修了前の第4子以降の児童に対し月額2,000円を支給いたしましたほか、家庭児童相談室の増設、施設収容児童の給食費の充実など援護措置の拡充をはかり、福祉の向上につとめたのであります。 次に、心身障害者の福祉対策には6億3,100万円を支出いたしまして、本年度から在宅重度障害児の訪問指導及び身体障害者に対する福祉資金貸し付け制度を実施いたしましたほか、肢体不自由児の療育センター、精神薄弱児の母子通園訓練センターを増設し、さらには、民間養育施設の建設に対し助成を行なうなど、福祉の向上につとめたのであります。 さらに、同和対策事業には、19億9,300万円を支出いたしまして、解放会館、保育所、児童館、共同浴場等の施設整備をはじめ、隣保事業の充実、技能修得の奨励、更生生業資金の貸し付け等、福祉政策を推進しましたほか、環境保健衛生の向上、産業の振興、学校教育、社会教育など、住宅及び校舎建設事業と相まって、施策の充実をはかったのであります。 国民健康保険事業におきましては、被保険者約33万世帯、99万人を対象に569万件、171億7,900万円の給付を行なったのであります。 また、生活保護及び失業対策には、129億9,200万円を支出いたしましたが、保護基準の引き上げ等とともに、新たに被保護世帯に子供の日のお祝い品を支給するなど、本市独自め援護を強化いたしましたほか、緊急援護資金の貸し付け制度を新設し、生活困窮者に対し、不時の出費に要する資金を貸し付けることとしたのであります。また、失業対策として、年間延べ70万5,000人の失業者の就労を実施いたしました。 次に、中小企業振興対策といたしまして、まず、中小企業融資基金を6億4,900万円増額するとともに、信用保証協会に対する貸し付け金23億7,000万円、同協会に対する代位弁済補助金5億6,800万円を支出いたしましたほか、融資限度額の引き上げ、信用保証料率の引き下げなど、融資条件の改善につとめてまいりました。 また、企業診断、経営指導をはじめ商工相談等を積極的に実施いたしますとともに、大阪中小企業投資育成株式会社への出資増額など、総じて74億3,200万円を支出いたしました。 さらに、貿易観光対策といたしましては、輸出金融の円滑化をはかるため、大阪輸出協会及び信用保証協会に対して、7億6,000万円を貸し付けるとともに、海外見本市への参加など総額10億4,300万円を支出いたしました。消費流通対策といたしましては、市民消費生活の安定と向上をはかるため、新たに消費者センターを開設いたしましたほか、鶴橋公設市場の改築をはじめ、各公設市場の改修整備につとめるとともに、生鮮食料品の流通情報をテレビを通じて放送するなど、2億500万円を、また
食肉市場・と畜場整備に1億2,400万円を支出いたしたのであります。 次に、保健衛生対策といたしましては、天王寺保健所の改築、小児保健センター、衛生研究所及び既設保健所等の整備につとめましたほか、身体障害者等の医療対策、伝染病予防対策等に総じて30億6,900万円を支出いたしました。 清掃事業におきましては、ごみ焼却体制の整備に鋭意つとめてまいりましたが、前年度に引き続き東住吉工場等ごみ焼却工場の建設を進めましたほか、粗大ごみ等の処理体制の整備のため、処理能力日量400トンの大正プレス工場の建設を進めました。このほか、収集器材の整備、道路清掃の拡充、街頭ごみ容器の設置、不法投棄の処理など、町の清潔保持と美化につとめ、総じて25億2,100万円を支出いたしました。 次に、消防事業といたしましては、3億7,300万円を支出いたしまして、生野消防署庁舎の改築並びに赤川出張所等の新設及び改築を実施いたしましたほか、はしご車、化学車、消防ポンプ車、救急車、無線電話器等の増強と更新を行ない、科学消防力の拡充強化につとめました。 最後に、市区庁舎の整備と市民サービスの改善につきましては、14億9,500万円を支出いたしまして、前年度着手いたしました東住吉区矢田出張所の庁舎建設工事の完成を見ましたほか、東住吉区田辺出張所の庁舎、住吉区役所付設会館等の建設工事を実施いたしました。 このほか、窓口サービスをさらに改善するための窓口事務の一元化を強力に推進するとともに、天王寺、大淀、住吉の3区において機械化を実施し、また特に、生野区においては、市民の混雑を避けるため、市民課の事務を立体的に機械化するなど、市民サービスの向上につとめたのであります。 以上をもちまして、昭和45年度決算の概要をご説明申し上げましたが、なお詳細につきましては、後日の決算委員会におきまして、慎重にご審議になることと存じますので、その機会に譲りたいと存じます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げる次第であります。(拍手)
○議長(
長田義一君) おはかりいたします。ただいま議題となっております報告第31号及び報告第32号は、目下報告第24号、昭和45年度大阪市市民病院事業会計
決算報告について外3件を審査中の決算特別委員会に付託することに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
長田義一君) ご異議なしと認めます。よって議長発議のとおり決しました。
○議長(
長田義一君) 日程第3、議案第105号、前助役に対する
退職慰労金贈呈について、議題といたします。---------------------------------------
△(イメージ)議案第105号 ---------------------------------------
○議長(
長田義一君) 理事者の説明を求めます。大島助役。
◎助役(大島靖君) ただいまご上程に相なりました議案第105号、前助役に対する
退職慰労金贈呈について、ご説明申し上げます。 すでにご承知のとおり、下村、中尾両前助役におかれましては、本年5月30日をもって任期満了によりご退任されたわけでありますが、特別職の職員の給与に関する条例に基づきまして、退職慰労金を贈呈いたしたいと存ずる次第であります。 お二人の在職中の功績につきましては、いまさら私から申し上げるまでもございませんが、ともに昭和38年5月にご就任になりまして、以来8年間の長きにわたって市長をよく補佐せられ、市政各般にわたって常に高邁な学識と、豊富な経験とをもって市政の発展に貢献されたのであります。たまたまご就任当時は、道路、交通、都市再開発、公害、大都市における諸問題がだんだん深刻化してまいった時期でありまして、そのときにあたって下村前助役は、積極市政推進のために本市の財政の立て直しに尽力されるとともに、全国に先がけて市電を撤去して都市交通の整備につとめられ、また大阪の国際性を高め、成功をおさめました万国博並びにその関連事業に手腕をふるわれ、大阪港の発展、市民教育の振興等にも熱意をもって当たられたのであります。 また、中尾前助役は、市民運動の推進、区役所の窓口サービスと区の行政事務の改善につとめられ、さらに西淀川地区大気汚染緊急対策の実施等、公害追放に力を注がれ、消防の近代化、清掃、水道施設の拡充、保健、衛生施設の充実、敬老金制度の新設等、福祉政策に英知を傾けられ、お二人ともそれぞれ市政の進展にその情熱を注がれたのであります。このようなお二人のご功績は高く評価されておるところであります。 ここにそのご功労に対しまして、下村、中尾両前助役に2,000万円をそれぞれお贈りいたしまして、ご在職中のご労苦をねぎらい、感謝の意を表したいと存ずる次第であります。 どうかよろしくご審議を賜わりますよう、お願い申し上げます。
◆34番(山口武志君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっております議案第105号については、委員会付託を省略せられんことを望みます。
○議長(
長田義一君) 34番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
長田義一君) ご異議なしと認めます。よって議案策105号は委員会付託を省略することに決しました。
○議長(
長田義一君) 質疑がありませんので、これより討論に入ります。反対者の発言を許します。50番
若林伊太郎君。
◆50番(
若林伊太郎君) 私は日本共産党大阪市会議員団を代表して、議案第105号、前助役に対する
退職慰労金贈呈についてのわが党議員団の反対討論を行ないます。 中馬市長は下村進、中尾正平前両助役に、普通退職金の上にさらにそれぞれ1期1,000万円、計2,000万円を特別退職慰労金として追加したいと提案をいたしたのであります。市長はその理由として、前助役が在職8年間に大きな功績があったので、それに対する慰労のためであると説明されておるのであります。この助役に対する1期1,000万円という退職慰労金は、さきに退職をいたしました大阪府副知事の退職慰労金1期780万円を大幅に上回る高額であります。市当局は副知事の月給が27万円で、市助役の月給が35万円で、副知事よりも月給が高いので退職慰労金も高いのが当然である。大阪市は昔から何でも日本一の格式を誇ってきた伝統を持っていると述べております。これほど市民をばかにしたことはありません。日本一の月給を取り、日本一の退職慰労金を出そうとする中馬市政の実態は、一体どうなっているのか、市民の前にこの事実を明らかにしておかなければなりません。中馬市長は、下村前助役は市交通網の整備、財政の再建で、中尾前助役は教育の振興と公害行政にいずれも大きな功績があったと言うのであります。しかし現在の大阪市交通事業は、整備どころか市電、トロバスが相次いで廃止され、毎年のごとく市バスが減らされるために、市周辺部の住民と、市内通勤の労働者は、大きな苦しみと不便を受けております。その上に市交通の真の再建は、市当局も認めているごとく、現状では全く行き詰まっており、その累積赤字は483億円にのぼり、市交通局労働者の昨年度の賃上げさえ、いまなお確定されていないのであります。また自民党政府の大資本奉仕、市民軽視の政策に追随する中馬大阪市政の財政は、これまた借金が年々累増し、その利子の支払いだけでも46年度390億円という膨大なものになっております。38年、中馬市政以後市民税は3倍となり、地下鉄料金、水道料金、下水道使用料、保育料、国民健康保険料などの値上げが相次いで行なわれております。今日300万大阪市民をおおう公害の被害と健康破壊は、より一そう広がっております。西淀川区の公害病認定患者は、公害都市四日市の2倍2,126人に対し、いまや大阪市は公害でも日本一になっております。昨年大阪市における火災による死傷者は、大島助役の先ほどのご説明の消防行政拡充の功績とはうらはらに、946名という多数にのぼりました。これは東京都や京都の2倍の数であり、これまた日本一であります。昨年1年間の交通事故による死者数は、280名に達しました。これも大都市中の第1位であります。市民から税金のむだづかいとして強い批判を受けているいわゆる飲み食いの費用は、昭和44年度には2億7,000万円も使われ、これまた年々増加をしております。その上に昨年は死者79名、負傷者397名を出し、世界最大と言われた天六の地下鉄工事現場ガス爆発事故に対する重大な責任が、未解決のまま残されておるのであります。また、一昨年、現職の市教育長が引責自殺をし、市教育委員会の指導部長、課長、学校長など多数の幹部が逮捕、起訴され、現在なお裁判中の大阪市教育委員会汚職事件という、日本一恥ずべき責任が残されております。これが日本一高額の月給を取り、日本一の格式と伝統を常に口にする中馬市政の実態であります。このどこに在職中の功績があり、このどこに市民の血税4,000万円を特別退職慰労金として前助役に加給する根拠がありますか。あるのは市民に対する功績ではなく、むしろ重大な行政の責任であります。しかも両助役に対しては、すでに市職員としての退職金は、整理職員に対する特別退職金扱いとして、それぞれ普通退職金の2倍、約500万円が支給されております。その上に下村前助役は、大阪市が株の半数を持っている大阪埠頭倉庫株式会社の社長に、中尾前助役は同じく大阪地下街株式会社顧問にそれぞれ天下り就任をし、なお下村前助役は、大阪埠頭倉庫株式会社で月給30万円及びマーチャンダイズマート株式会社に会長のポストを新設してさらに月給15万円、合計45万円の高給を取っております。中尾前助役は地下街株式会社で月給20万円の高給を受けております。これらはすでに過当な優遇措置がとられておることを示しておるのであります。この天下り人事それ自体不当なものと言わなければなりません。この上さらに理由のない日本一高額の退職慰労金の追加支給は、全く必要のないものであります。しかるに中馬市長は本市会で無理にこの不当な提案を強行しようとしております。これはきびしく市民と市会によって糾弾されなければなりません。本市会は当然この中馬市長の前助役に対する退職慰労金の贈呈の提案を否決し、市民の意思を反映し、強く市長の反省を求めるべきであります。わが党議員団は市民に対する公約と責任を正しく果たす立場から、両助役に対する特別退職慰労金の贈呈には、断固反対するものであることを明らかにいたしまして、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(
長田義一君) これをもって討論を終結いたします。
○議長(
長田義一君) これより議案第105号について起立により採決いたします。原案どおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
長田義一君) 多数であります。よって議案第105号は原案どおり可決されました。
○議長(
長田義一君) 日程第4、
教育委員会委員の任命について、議題といたします。---------------------------------------
△(イメージ)職第365号 ---------------------------------------
○議長(
長田義一君) 理事者の説明を求めます。大島助役。
◎助役(大島靖君) ただいまご上程になりました
教育委員会委員の任命について、ご説明申し上げます。 昭和38年10月から
教育委員会委員としてご尽瘁を賜わっておりました岩井雄二郎君の任期が去る10月22日に満了いたしましたので、その後任につきまして慎重に選考を進めてまいりました結果、ここに庄野英二君を任命いたしたいと存ずる次第であります。 同君の経歴につきましては、お手元に配付いたしております履歴書のとおりでありまして、学校教育に携わる一方、文筆活動にも従事されており、教育行政については深い造詣と識見を有する方で、本市
教育委員会委員としてまことに適任と存じますので、何とぞよろしくご審議の上、ご同意を賜わりますようお願い申し上げます。
○議長(
長田義一君) おはかりいたします。ただいま議題となっております
教育委員会委員の任命については、委員会付託を省略、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
長田義一君) 異議がありますから、起立により採決いたします。
教育委員会委員の任命については委員会付託を省略、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
長田義一君) 多数であります。よって
教育委員会委員の任命については委員会付託を省略、これに同意することに決しました。
○議長(
長田義一君) 日程第5、
議員提出議案第13号、
日米両国政府間繊維貿易協定破棄に関する決議案、議題といたします。---------------------------------------
△(イメージ)
議員提出議案第13号 ---------------------------------------
◆34番(山口武志君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました
議員提出議案第13号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
長田義一君) 34番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
長田義一君) 異議がありますから、起立により採決いたします。34番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
長田義一君) 多数であります。よって
議員提出議案第13号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
△閉議
○議長(
長田義一君) 本日の日程は以上で終了いたしました。
△散会
○議長(
長田義一君) 本日はこれをもって散会いたします。 --午後7時23分散会-(報告第33号は
会議録別冊の2に
登載)-----------------------------------------
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
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△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第34号
△(イメージ)報告第35号
△(イメージ)報告第35号
△(イメージ)報告第35号
△(イメージ)報告第35号
△(イメージ)報告第35号 ---------------------------------------大阪市会議長
長田義一(印)大阪市会議員
安松克己(印)大阪市会議員
小林通夫(印)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和46年11月5日)(終)...