与那原町議会 > 2020-03-25 >
03月25日-04号

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  1. 与那原町議会 2020-03-25
    03月25日-04号


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    最終取得日: 2021-05-08
    令和2年3月第1回定例会令和2年 第 1 回与那原町議会定例会会議録(第4号) 令和2年3月25日(水曜日)   午前10時02分開議          [議 事 日 程  第4号]           令和2年3月25日(水曜日)            午前10時開議日程第1.      一般質問   ─────────────────────────────────────────          [本日の会議に付した事件]日程第1.      一般質問   ─────────────────────────────────────────          [出 席 議 員(13名)]1番  識 名 盛 紀 議員   8番  山 口   修 議員2番  德 田 将 仁 議員   9番  上 原 昌 之 議員3番  舩 谷 政 喜 議員   10番  上江洲 安 昌 議員4番  新 垣 真 一 議員   11番  上 原   晃 議員5番  松 長 康 二 議員   12番  我 謝 孟 範 議員6番  宮 平 正 傳 議員   13番  喜屋武 一 彦 議員7番  当 真   聡 議員   ─────────────────────────────────────────          [職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名]事務局長  照 屋   基   主事  仲 村 健 二主任    登 川 真由美   ─────────────────────────────────────────          [説明のため出席した者の職、氏名]町長       照 屋   勉   教育長      當 山   健副町長      城 間 秀 盛   学校教育課長   新 里   健総務課長     上 原   謙   教育指導主事   仲 程 俊 浩財政課長     仲 里 武 徳   生涯学習振興   新 垣 政 孝                   課長まちづくり課長  饒平名 幹 貴   福祉課長     岡     剛公共施設課長   仲宗根 祥 徳   住民課長     宮 平 律 子上下水道課長   大 城   哲   健康保険課長   上 原 丈 二会計課長     宮 城 きよみ   税務課長     上 原 宏 章観光商工課長   比 嘉 義 明   子育て支援課長  伊 集 京 美企画政策課長   石 川   毅   生活環境安全   比 嘉 哲 也                   課長政策調整監    前 城   充   ───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀) これから本日の会議を開きます。                                     午前10時02分 開議   ───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀) △日程第1.一般質問を行います。  まず、上江洲安昌議員一般質問を許します。                 〔上江洲安昌 議員 質問席に着く〕 ◆上江洲安昌 議員 ゆーあーちちやいびんやーさい、いっぺーゆーあーちち、いいやんべーやいびーしが、だーうり、世界ぬ国んでぃーから、なーうれーでーじな世の中なとーいびーん。ふーちでぃいやびーしが、ふーちがへーてぃ、ちゅーぬ発表で感染者が37万人、きょうで朝1万7,000人ぐらいかな、しじょーしがういびーん。うりがよーさい、しわやしぇー80%以上がとすぅいやんでぃーさい。わったーちるみーからうゎーび。うりんでぃあちまやーにしわそーしが、ちばらやーんち、ちゃーしちばいがんでぃーねー、やっぱりワクチンぬねーらん、そういうときにはストレスはためない、あんさーにまーさむん。昔からくすいむんでぃやーに、言わば医食同源、かむしんでー、言わば免疫力、体力を養って、ふーちむーんかい対峙をしていたのがうちなーんちゅぬ知恵。うぬくすいむんぬ料理が一番いいんでぃいらっとーしが、わんがいじょーぬ病院ぬ医者がよーさい、いやびーしが、ちむしんじが一番上等んでぃさい。あんさーに、昔からいらっとぅーぬかちゅーゆー。かちゅーゆーやかちゅーんかいみそ入れて、あんさーにちゅくーがてぃーちぇーいってぃ体を温める。うりが免疫力がついて、言わば抗体、入ったウイルスに抗体作用が働くといらっとーいびーん。これが最近インターネットさーにんじとーいびーたしがアーサ、くぬ前ヒジキ刈りさびたしが、アーサんかいや、やはり中部大学の研究グループが出したものには、このウイルスの抗体、言わば抑え込む力があるというのを発見したそうです。しかしあんまり特効薬と思って、アーサが市場からねーんなやーに、ホームページから消えていますけれどもね。そういうあれで、食べ物の力んでぃし、いっぺー上等やいびーん。まーさむんかまーにくんちちきらやーさい。あんさーによーさい、昔ぬうぬ感染症んかい対策んでぃしぇー、わったー時代ねー、議長わかいるはじやいびーしが、いりがさーんでぃあいびーたしぇーやー、いりがさーんでぃしぇーはしか。あまぁいりがさーかかとーくとぅ、やーいじゃーんにうてぃてぃくゎーんでぃいたーんどー、んかしぇー、やー議長。それはやっぱりうつって、軽く抗体をつくって、うつって軽くしていくというのが理屈としては当たるんですよね。琉球史のほうを見ても天然痘というのがへーとーいびーぬ時期に、いっぺーうちなーいてぃへーやーに、死者んいっぺーいじとーいびるばーて、天然痘は。うりんわったー予防接種、うまんかいかんぱちぐゎーがあいびーしぇー、んな、わったー時代んぬちゅぬちゃーや、うり天然痘ぬありぬあいびーしが。うぬかさぐゎーをこしてぬましたんでぃよーさい。うりん抗体。だからワクチンのかわり、むるうりさーに対応そーたんでぃーぬくとぅやいびーん。あんしが今はもう予防医学的な発展そーいびーくとぅ、それはやっぱり待って、うりまでぃまーさむんかまーに、ちばてぃくんちちきらやーぃうむとーいびーん。天然痘の撲滅は、調べちゃしが1979年、WHOが宣言したということで、完全に天然痘は撲滅宣言をそーいびーるいぬくとぅやいびーん。あんさーに、なーてぃーち、わったーえーかやあらんがやーんちうむやびーしが、1766年によーさい、上江洲倫完ぃぬちゅが中国からならてぃちゃーに、うぬ天然痘予防のあれを琉球で広げたんでぃやーに、ゆーさんねーえーかあらんてぃ、えーかなしわらやっさとぅうむとーいびーん。とーあんしぇー話やうっぴさーに、具体的な一般質問に入る前に、これまで3月に日本で、わったーぬ生活にも影響する出来事をちょっと述べてから質問をしたいと思います。 安倍首相新型コロナウイルス感染拡大を防止するためとして要請した全国の小中高校、特別支援学校の一斉休校が3月2日から始まった。唐突に学校生活を打ち切られた生徒や子どもの臨時休校によって仕事を休まざるを得なくなった働く親、職員の手当てにおわれた学童保育など、現場に多大な混乱と打撃を強いたほか、学校給食関連業者も多大な損失を被っている。政府はこの国の予備費の2,700億円を活用し、補償に充てる姿勢を示すが、安倍首相自身が同日国会で、専門家の意見を伺ったものではないと独断だったことを認めており、補償は当然だと思う。首相の実行力を演出するために、国民に混乱と犠牲を強いた歴史的な失政であったと私は思います。またもう一つ重要な出来事があります。緊急事態宣言の発令を可能とする新型インフルエンザ対策特別措置法の改定案を国会に提出し、わずか3日間の審議で13日に成立をさせた。これにより首相が緊急事態を宣言すれば、都道府県知事を通じて住民の外出、移動を宣言すること、催し物の中止、学校や公共施設などの使用制限、閉鎖など、デモや集会も含めて人が集まること全般を禁止することが可能となる。医療施設の整備のためという口実のため、土地や家屋を所有者の同意なく強制使用、収用すること、郵政など、郵政事業者への配送指示や衣料品などの収容も行えるようになる。加えて重大なのは、政府による直接の報道規制が可能となることだ。特措法では、政府対策本部長、首相が指定公共機関に対し総合調整を行うことができる、これは20条です。とされ、所要の措置が実施されない場合には必要な指示をすることができる(33条)とされている。ここで言う指定公共機関にはNHKを含むとされているが、2条の対象には政令によって民放やラジオ局、新聞社など、ほとんど無制限に拡大できる。政府にとって都合の悪い報道や批判的な番組を規制し、その内容を改編することまで可能となる。このような現行憲法のもとでは本来不可能なはずの基本的人権の侵害、国家による国民へのさまざまな統制が国会の事前承認もなく行えることになる、本当に大変危険な制度だと私は思います。これから注意深く監視をしていきたいと思います。 では2点にわたってお尋ねします。まず1点目、新型コロナウイルス感染症についてであります。昨年12月以来、中国河北省武漢で発生した新型コロナウイルス感染者数は3月24日現在35万人を超え、死者が1万5,000人に急増した。日本は1,849人、死者が52人、今や世界中に拡大し歯どめがかからない状態が続いている。1920年前後にスペイン風邪による肺炎で死者5,000万人以上と言われている、1820年前後にはコレラが世界的に猛威を振るった。中世の人を震え上がらせたペストは1720年、フランスのマルセイユで大流行がありました。感染症に100年周期説があると言われていますが、2020年の新型コロナウイルスもはかったように当てはまります。まさに人類の歴史は感染症との戦いの歴史でもある。この事態とどう向き合い乗り越えるべきかを考えなければならない。ただ人類はこの間、予防医学の知見を得てきた。正しくおそれて対策をしていきたいものです。そこでお尋ねします。町はどのような早期実施の対策を行うのか。町の緊急対策担当課の明確化と問い合わせ窓口の設置を求める。緊急対策予算の早急な決定。県・町主催等の行事への対応は。それは教育委員会もお願いしたいと思います、もしできたら学校等の。きのうですか、指針が出たような、ガイドラインができているのか、わかる範囲でいいです。子育て支援課の保育所、学童が、何かあるのか。それを聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  皆さん、おはようございます。私のほうから上江洲安昌議員の(1)の①から④全般にわたる件について、私のほうから答弁させていただきます。まず①のどのような早期実施の対策を行うかということで、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、2月15日に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、全庁態勢で感染症対策に取り組んでおります。感染症対策の主な内容としましては、町民の予防対策の周知、事業やイベント等の中止、延期等や小中学校等臨時休校行い感染症拡大防止に取り組んでいるところでございます。また町の新型コロナウイルス感染症調整会議の中で、各課、町民や業者等に与える影響について調査し、町として何ができるかということを検討を行っているところでございます。今後、緊急経済対策については国のほうから具体的な方針が示されると思いますので、国や県の動向も注視しながら対策の早期実現に取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして②の町の緊急対策担当課の明確化と問い合わせ窓口の設置を求めるについて御答弁申し上げます。新型コロナウイルス緊急対策窓口は、生活安全環境課となっております。 続きまして③の緊急対策予算の早急な決定を求めるについて御答弁申し上げます。国の新型コロナウイルス緊急対策予算につきましては、今議会におきましても令和元年度の補正第11号で予算を計上させていただいたところでございます。今後も各省庁より、具体的な緊急経済対策について方針が示されると思いますので、今後も国・県の動向を注視しながら町民の負担軽減に取り組んでいきたいと考えております。 続きまして④の県・町主催の行事の対応について御答弁申し上げます。町主催の行事につきましては、2月20日厚生労働省が発表したイベント開催に関する国民の皆様へのメッセージを受け、一定期間の行事等の中止・延期等を行ってきました。今のところ町の行事については十分な対策をとった上で実施をしておりますが、感染するとリスクの高い高齢者と、不特定多数の人が交わる事業につきましては3月中は中止をしている状況であります。また県の状況につきましては、3月13日付、沖縄県知事から新型コロナウイルス感染症対策のための沖縄県主催者イベント等の開催への対応ということで、3月16日以降の対応についてということで通知がありました。その中で必要な対策を十分に講じることを条件に開催の判断を行う。ただし高齢者や基礎疾患を有するなど、感染すると重症化するリスクが高いとされる方が参加するイベントは、引き続き開催を中止または延期するとの方針を示しております。しかしながら3月13日以降、県内でも新たな感染者が発生しておりますので、今後県の方針の見直しも考えられます。今後は県の動向も注視しながら、町の行事についても検討していきたいと考えております。以上です。 ◎学校教育課長(新里健)  議員の皆様、おはようございます。それでは上江洲議員の質問に答弁いたします。令和2年3月24日付で文部科学省より、新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドラインというものが出ております。そのガイドラインの中では、集団感染のリスクへの対応ということで3つの条件が専門家会議の中で提案されております。まず集団感染へのリスクの対応ということで、この3つの条件の1点目が換気の悪い密閉空間にしないための換気の徹底、2点目に多くの人が手の届く距離に集まらないための配慮、3点目に近距離での会話や大声での発声をできるだけ控えるということで、この3つの条件が合わさったときにクラスター、集団発生のリスクが高いとされております。またそのガイドラインの中におきましては、入学式及び修学旅行等学校行事の実施に関することということで、その中におきましては地域の感染状況等も踏まえ、それぞれの学校行事における学習活動の特徴に応じて感染拡大防止の措置や開催方法の工夫等の措置を講じたり、延期したりする等の対応を行うことと記載されております。以上でございます。 ◎子育て支援課長伊集京美)  すみません、マスクしておりますのでできるだけ大きな声でお話ししたいと思います。子育て支援課におきましては保育所と学童について管轄しています。保育所に関しては感染予防に留意した上で、学校休校中も継続的に開所していました。学童については、長期休暇などの対応ということで8時間開所していたところです。その対策としては3月11日に国のほうから、新型コロナウイルス対策に対する緊急な補助が活用できるということを受けて、本町のほうも先ほど生活環境安全課長がお話ししていたように、補正を皆さんのほうにお願いして、補正をかけたところで、各保育所のほうにその対策に資する物品等の購入の依頼をかけたところです。学童に関しては、施設の負担を軽減するという意味で、町のほうで一括で物品を購入し、きのう全ての学童に配布を終えたところです。物品については、空気清浄機タオルペーパー、消毒液とハンドソープのほうをあわせて購入し、配布をしたところです。以上です。 ◆上江洲安昌 議員 物品の配布なんかも今課長のほうからありましたが、この感染症は、拡大を防ぐにはやはり飛沫感染と言われていてマスクが必要だと思います。私もいつも持っています。マスクが購入できないですよね、というのが一番痛いなと。子どもたちに、学校が春休みになってもやはりマスクをさせたいなと、集まって遊ぶから、そう思いますが物がないということで、つくってもらいたい。今、緊急な対策として、公的な機関としては緊急に探してもらいたいという思いがいっぱいであります。なんとか感染をさせないためにも、いろいろな緊急的な防御は必要だと思いますので、ぜひそこを頑張ってもらいたい。あとアルコールでは100%死ぬと言われていて、常に消毒液を各施設や役場が担当する公共のところには常においてもらいたいということで、かなり防御はできると思います。この辺は徹底してやってもらいたい。あと窓口もちゃんとつくったようなので、与那原町は緊急な対策として補正予算もほかのところより早く組んで、議会の理解のもとで決議してもらいましたので、予備費も倍以上にしてもらって、与那原町に感染を広げないために対策として緊急に、後手後手に回らないで対策をしてもらいたいと思います。その件について、町長は予算の補正の件ですぐ対応してくれましたので、その辺の意気込みと言ったらおかしいけれども、対策についてどう思われるか。町長の発言を求めたいと思います。 ◎町長(照屋勉)  上江洲議員の御質問にお答えしたいと思います。さきの令和元年の補正第11号で1,000万円を予備費計上させていただきました。今、まさに各課でさまざまなことを取りまとめをいただいております。まず上江洲議員からありましたように感染症対策でのマスクあるいはアルコール消毒液等も品薄ではありますが、常に発注をかけている状態ですので、届き次第町が管理する公共施設等には早急に配っていきたいと思います。それからもう一つは、どのような形で住民生活にこの新型コロナウイルスの影響で生活に支障が出てきたのか、給付を含めて早急に取りまとめをして対策を打っていきたいと考えております。以上です。 ◆上江洲安昌 議員 たくさん聞きたいんですが時間がありませんので、学校でですね、聞きたいのは一人でも感染者が出たらどうするかと。インフルエンザの場合には基準がありますよね、学級閉鎖とか学校全体が休む。教職員が感染したときにはどうするかというところがわかっていれば答えていただきたいと思います。 ◎学校教育課長(新里健)  それでは上江洲安昌議員の再質問に答弁いたします。先ほど3月24日付で文科省よりガイドラインが出ているということでしたけれども、そのガイドラインとあわせて参考資料として児童生徒または教職員に感染が判明した場合の対応についても参考資料として添付されております。まずその判断につきましては、児童生徒等について、学校保健安全法第19条に基づく出席停止、感染した児童生徒に関しては出席停止となります。他の児童生徒等については濃厚接触者に当たると特定された場合、同じく学校保健安全法第19条に基づく出席停止扱いとなります。学校におきましては、市町村において当該感染者の症状の有無、あとは学校内における活動の態様、接触者の多寡、地域における感染拡大の状況、感染経路の明否、総合的に考慮し都道府県等衛生主管部局、すなわち保健所と十分に相談して感染した児童生徒及び濃厚接触者出席停止にするのか、それとも学校の全部または一部の臨時休業を実施するかというのを協議した上で決定するという流れになっております。以上です。 ◆上江洲安昌 議員 ありがとうございました。一緒に感染症対策のために頑張っていきましょう。 では2点目の質問に移ります。2点目は児童虐待に関する県の万国津梁会議進捗状況についてお伺いをしたいと思います。 ◎子育て支援課長伊集京美)  ただいまの上江洲安昌議員の質問にお答えしたいと思います。1点目の沖縄県児童虐待に関する万国津梁会議進捗状況についてですが、玉城デニー知事の公約で、重要政策について有識者から意見を聞く万国津梁会議は、米軍基地問題と児童虐待、SDGsの3分野で設置されています。児童虐待に関する万国津梁会議は6名の委員で2回の会議が開催され、11月に8項目の意見書が知事に提出されたところです。その意見書を受け、2月県議会において沖縄県子どもの権利を尊重し、虐待から守る社会づくりの条例が提案されたところです。先日19日に、県議会文教厚生委員会において全会一致で可決され、27日の最終本会議で可決される見込みとなっています。以上です。 ◆上江洲安昌 議員 この児童虐待問題というのは、前回の議会でしたか上原晃議員も取り上げておりましたが、与那原町もいるんですね。前の答弁では、平成30年に27件、相談したのが42件でこのうち17件が虐待の相談だったということをお聞きしました。3月13日の新聞で、児童虐待被害がこの間の千葉県での、お母さんは糸満市の出身だけれども栗原心愛さんのああいう事件が起きて、本当に悲惨なこと。かなりの数が犠牲になっているわけですね、54%、4人が死亡していると、1年で。この容疑者がほとんど男なんですね、7割あまりが男だということで、やはりこれは社会の問題として、子どもの生きる権利ということを、もっともっと私たちは社会の子どもとして、親だけのものではないと、社会のものだということで、子どもは宝だということをうえつけるためにも子どもの権利条例というのは、今県が取り組んでおります。あした議決されるので、私はもらってきて読みました。かなりすばらしいです、市町村と連携しながらこれをやっていこうということが書かれていて、市町村もぜひ、全国でつくられているものが多いんですが、私が読んだのは川崎の子どもの権利条例を読んだんですが。やはり子どもの権利として、社会で守っていくということを主張しないとだめだと思うんですね。今回の、いきなり学校をとめて、子どもはすぐ放り出すというやり方も、これはおかしいと思うんですよね。子どもは教育を受ける権利があるんですよ、憲法。そういうことで、この権利条例をぜひ与那原町でも私は取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎子育て支援課長伊集京美)  上江洲安昌議員の2点目、子どもの権利条例を制定するお考えはあるかということに答弁したいと思います。今議会で可決いただいた第2期子ども・子育て支援事業計画については、その策定の議論の中で委員の方からは万国津梁会議と同様な意見、子どもの権利が優先される子育て支援が本来の姿ではないかと。やはり子どもを最優先の考え方が子育て支援のあり方だというような意見がありました。第2期計画には子どもの人権及び子どもの最善の利益を尊重する子育て支援を理念に掲げたところです。当然、子どもの権利に関する条例についても、今後検討する必要があると考えています。以上です。 ◆上江洲安昌 議員 わが町がつくった第2期の与那原町子ども・子育て支援事業計画の中に、今回、これは初めてですよね、子どもの人権が尊重され健やかな育ちを保障すると、笑顔あふれる子ども・子育ての町ということで、基本理念に掲げたというのはとても大きいと思うんです。だからそこをやはり生かして、町に、町民に浸透させて子どもをみんなで守っていくということを、ぜひ行政としてやっていただきたいということの思いを述べて、あと1分49秒残して終わりたいと思います。ありがとうございました。
    ○議長(識名盛紀)  以上で上江洲安昌議員一般質問を終わります。 次に上原晃議員一般質問を許します。                 〔上原 晃 議員 質問席に着く〕 ◆上原晃 議員 おはようございます。今回は幾つかの映画の話を交えながら一般質問を行いたいと思いますので、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。私が10代後半のころでしょうか、与那原町にも映画館が2カ所ありました、モナリザと沖映ですね。モナリザが早く閉まったように思いますが、その後、沖映も閉館となりまして、そういう記憶があるのですが。当時は日本映画しかやっていなくて、洋画を観るにはやはり那覇まで出かけまして、グランドオリオンや国映館で洋画を観た思い出があります。皆様も好きな映画、思い出に残る映画が幾つかあるかと思いますが、そこで私が観た映画の中で記憶に残るすばらしい映画と言いますか、まず浮かぶのが十戒とベン・ハーですね。わかりますか、十戒とベン・ハー、若い人はあまりわからないと思うんですが、この2作とも名優チャールトン・ヘストンが主演しておりまして、不滅の名作、映画史上最も有名な映画と言われている、スペクタクル映画の原点だとも言われておりまして、この十戒でのシーンが、主役でモーゼ役のチャールトン・ヘストンが軍隊から民を守るため、海が二つに割れるシーンがあるんですけれども、これを思い出した方もいらっしゃると思うんですが、すごい映画だなと今でも記憶に残っています。そしてベン・ハーなんですが、ベン・ハーも騎馬と言いますか、今でいう戦車ですね、馬車に乗って生き残りをかけてすごいスピードで走り戦うシーンが圧巻で、2つとも50年以上前の映画ですので、皆さん記憶にあるかどうかわからないんですけれども、私の中ではすごい映画、おもしろい映画だったと記憶に残っております。そして今とても気になる映画が2つあります、アウトブレイクという映画とアバターという映画を紹介したいと思うんですけれども、このアウトブレイクですね、1995年に制作されまして、ウイルス感染パニック映画まさに世界中を震撼させている新型コロナウイルスの現実と重なる内容の映画でありまして、人類絶滅の危機、それは一匹の猿から始まったというウイルス感染の映画でありまして、アメリカの3人の名優が共演しておりまして、まさかこの25年前の映画が、今現実に起こっているような状況と重なる部分が多過ぎて、私も今世界中でパニックになっている現状の内容を、あくまで映画の世界ではあるんですけれども、何か参考になるものもあると思いますので、皆様も関心、興味がある方はぜひこのアウトブレイク、ビデオでも借りてごらんになっていただきたいと思っております。ちなみにこのアウトブレイクの意味は何ですかということで、英語の得意な宮平議員に聞きました。そうしたらアウトブレイクとは突然発生、突発の意味だそうです。何か当たっているようですね、そういうふうに思います。 それでは通告しました一般質問に入ります。初めに新型コロナウイルス感染症についてお伺いします。今、世界中で拡大している状況ではありますが、まだ沖縄県や本町に大きな影響はないかと思いますが、多くの町民からの問い合わせ、不安な声があったかと思いますけれども、どういうことがあり、どう対応されたのか本町の現状をお伺いします。先ほどの上江洲議員と同様な質問、答弁になるかと思いますけれども、よろしくお願いをいたします。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの上原晃議員の(1)新型コロナウイルス感染症について、①本町の現状を伺います(町民からの問い合わせ、不安な声があったと思うが)について御答弁申し上げます。新型コロナウイルスに伴う町民からの問い合わせにつきましては、各課に確認したところ町全体で4件ほどの問い合わせがございました。内容につきましては、発熱等の症状が出た場合にはどこに相談していいのか。また町立保育所に入所が決まったが、仕事を解雇されたのでどうしたらいいのか。そのほかには、今育休中であるが会社から育休を延長してほしいと言われたが、子どもの保育所はどうなるのか。そのほかには町の事業中止や延期等に対する不安の声がございました。対応につきましては、発熱等の症状につきましては、これは1人目が出てすぐの問い合わせでしたので南部保健所のほうを案内しております。その後、県のコールセンターができましたので、全町民のほうに感染予防法の対策とか24時間相談窓口のチラシを全戸配布しております。保育園関係につきましては、子育て支援課のほうから説明があると思います。以上です。 ◎子育て支援課長伊集京美)  上原議員の御質問に補足で答弁させていただきます。生活環境安全課長のほうから、子育て支援課のほうには、保育所に決まった保護者が突然解雇というようなことで、保育所の継続が可能なのかどうかという不安な御心配がありました。2人の方だったんですけれども、1人はホテルのフロントということで、新型コロナウイルスの影響で勤務先が休業という形になったようでした。そのまま解雇という形になったので、保育所入所決定はいただいているんですがどうなりますかというような問い合わせ。担当課としましては、本人には影響しないので、一応とりあえず解雇ということなので、求職中という形で継続の保育所決定は続けられると。とりあえず3カ月間の求職の期間で就職活動をしてほしいというような対応をさせていただいております。もう1点は飲食店です。飲食店のほうも営業ままならず休業と。ここは特に廃業ということではなくて休業という形で職場のほうにも確認しています。今のところ再開のめどは立っていないということで、その相談者は育児休業期間中で、4月からは復職ということで準備を進めていて、保育所のほうも決定していたところですが、育休延長になったところで、保育所の決定はとりやめになっちゃうんですかというような御相談だったんですけれども、それについてはまだ再開のめどがついていないということなので、ちょっと保留させていただいております。ただこのような状況は各県、各市町村起こっていることかなと思っていますので、何らかの指標というんですか、通知のほうが今後厚労省のほうから来るだろうということは想定していますので、それを受けて本町としても対応を考えていこうかと思っております。以上です。 ◆上原晃 議員 3月24日現在のデータ、資料をいただきました。日本の感染者が1,128人、死亡者が42人。世界全体の感染者が36万8,351人、死亡者が1万6,344人という結果が、データが届いています。今、世界中が目に見えない敵と戦い、混乱している状況が続いていますが、この新型コロナウイルス感染症の問題は、中国武漢で最初に発生したと。コウモリとか、ほかの動物なのかわからないのですが、日本でも横浜に停泊したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客隔離から始まり、今は世界中に拡大している状況でありまして、世界中の社会、経済、観光、スポーツ、芸能、教育等あらゆる分野で影響が出ているのですが、私の人生の中でも、このような世界中がパニックになるような状況は記憶にないのですが、多くの町民が見えない敵、ウイルスに恐怖と不安を抱いているかと思います。そこで再度確認します。那覇市が新型コロナウイルス感染症に関する不測の事態ゆえ、迅速に対応するため予備費を1億円増額したと。本町でも本議会で補正予算1,000万円の予算を計上しておりますが、今、県のほうでもマスク不足が深刻化する中、県内高齢者施設でマスクが20万枚、消毒液が2,500リットル不足しているとの状況も聞いております。そのような中で、本町としての新型コロナウイルス対応に独自の対策をどのように取り組むお考えですか。県内市町村、各地域の独自の取り組み、いろいろな動きがあるのですがどうでしょうか。再度お願いします。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの上原晃議員の再質問にお答えいたします。町独自での取り組みはということなんですが、先ほど上江洲安昌議員の際にも少しお話をしましたが、現在、各課でどのような影響があるのか、町民に対しても行政に対してもどのような影響があるかということでとりまとめを行いまして、今後どのような支援ができるかということで今検討中でございます。早急に取りまとめて、町民の負担軽減に取り組んでいきたいと考えております。あと4月以降、また国や県のほうから具体的な支援策が示されると思いますので、早急に対応していきたいと思っております。以上です。 ◆上原晃 議員 この新型コロナウイルス関係については町長には、最後のほうでまとめて質問したいと思っています。 それでは②の質問に進みます。小中学校の臨時休校についてお聞きします。この件につきましては、日本政府の急な要請で全国の小中高校が一斉臨時休校する事態となりました。本町でも小学校、中学校、幼稚園を含め3月3日火曜日から15日までの休校が決まりました。本町では13日金曜日の早期再開に早めたとのことですが、現状での子どもたち児童生徒の様子はどのような状況だったのか。そして保護者、親御さんの反応と申しますか、どうだったのか。それから今までインフルエンザ等での学級閉鎖はあったかと思いますが、このような事態を判断した結果、効果をどのようにお考えになるのか。政府の準備不足で各自治体に丸投げの形になったと思いますが、お伺いします。 ◎教育指導主事(仲程俊浩)  議員の皆様、おはようございます。ただいまの上原議員の御質問に答弁いたします。まず文部科学省の通知では、この臨時休業につきましてはその期間や形態については、地域や学校の実情を踏まえ、各学校の設置者において判断すると通知がなされております。その通知と近隣自治体の動向も参考に、本町ではまず3月3日火曜日から3月12日木曜日までの10日間にわたって臨時休校が実施されました。その際、2月29日土曜日は教職員につきましては急遽土曜日出勤としまして、学力保障の観点から臨時休校期間中の子どもたちへの課題や教材の作成に取り組みました。また臨時休校期間中はこまめな手洗いやうがい、不要不急の外出は控える等の指導も行いました。その一方で仕事の兼ね合いで子どもたちを家におけない御家庭につきましては、小学校1年生から3年生までを対象に各小学校での受け入れを行いました。特別な支援を要する子どもたちにつきましては、全学年を対象に受け入れを行いました。また学校再開は当初3月16日月曜日を予定しておりましたが、その時点で県内でおよそ3週間にわたって新たな感染者が発生していないこと、子どもの運動不足やストレスを訴える保護者がいたこと。一部、学童運営に支障が生じていることなどから、総合的に判断して一日前倒しの3月13日金曜日からの学校再開となっております。臨時休校期間中、子どもたちに大きな事件や事故、トラブルはなく、また継続した微熱や咳、倦怠感等、新型コロナウイルスが疑われる体調不良を訴える子どもはおらず、今現在元気に学校生活を送っています。そのようなことから、臨時休校に伴う本町の対応や判断は適切であったと考えております。以上です。 ◆上原晃 議員 再度確認しますが、先ほど指導主事からも答弁がございましたが、臨時休校中に小学校の低学年、1年生から3年生の児童及び特別支援学級児童の条件付きで午前8時15分から午後3時まで受け入れたとのことでありました。当初の保護者への通知、小学校の通知があったと思うんですが、この通知は対象児童の受け入れ条件を満たすのは厳しいのではないかというお話もございました。また政府による要請で、県内小中学校の休校措置となった一方で、開園を求められた保育現場では、事業者や保育士に大きなしわ寄せがきたと。特に小中学校に子どもがいる保育士は負担が大きくて、自身の子どもの預け先に困る状況も生じたと。そこでお聞きしますが、臨時休校中に低学年の児童を受け入れた状況と申しますか、与那原小学校と与那原東小学校には先ほどもあったんですけれども、何も負担はなかったのか。町内保育園、町内学童等も含めまして問題はなかったのか。再度お聞きしたいと思います。 ◎教育指導主事(仲程俊浩)  ただいまの上原議員の再質問に答弁いたします。まず小学校1年生から3年生の児童を対象に、小学校で受け入れるとしましたのは、1年生から3年生まではまだ一人で家で過ごすには厳しいだろうと。逆に言えば4年生以上からは一人でのお留守番が可能ではないかと判断しまして、1年生から3年生を受け入れの対象としました。ですが実際には、両小学校におきましてその受け入れを希望した保護者はほとんどいなくて、初日はたしか与那原東小学校3名、与那原小学校はゼロ名だったと受けとめています。残りの休校期間中もほぼ一桁ということでした。学校では、その子どもたちに対して学習支援の先生と担任の先生が連携して学習支援に努めたということで、学校としてはその子どもたちを受け入れることにつきましては、特に大きな負担であるとか、何かしら業務に支障があったというような声は聞かれておりません。また保護者からもその受け入れ態勢について、学校への不平や不満を訴えるような保護者はいなかったと承知しております。以上です。 ◎子育て支援課長伊集京美)  上原議員の御質問に補足させていただきたいと思います。保育所、学童に関しては学校休校中にかかわらず、休校要請にかかわらず、逆に保護者支援の立場から通常どおりの運営となっておりました。議員のおっしゃる保育士への負担等に関してですが、それについては各保育所のほう、従来から確かに保育士の負担は大きなものだったので、ただ子どもたちを預けての負担ということは、特に声はなかったです。先ほど学校のほう、低学年を預けますといったところで、一桁の子どもたちの来校だったということをおっしゃっていましたが、本町のほうは学童保育施設が休校中に関して長時間保育をすぐに対応していただけるということでしたので、もともとうちのほうの学童の受け入れの割合というんですか、1学年から3学年の割合に関してはかなり高いんですね。今ちょっと資料を持っていないんですけれども、ほぼその低学年の子どもたちは学童のほうに預けられているというような状況があったので、その期間、学童も同じように8時間開校していましたので、学校に行くことなく学童のほうへ安心して保護者は預けていたのかと思っています。学童のほうに問題はなかったのかということなんですけれども、全くないということではなかったと思います。やはりお部屋の狭さであったりとか、子どもたちが自由に遊べないというようなこともあったと思って、その辺のストレスは確かにあったのかと思っていますが、各学童工夫をし、公園等に出かけながらの保育をしていたというようなことを聞いております。以上です。 ◎福祉課長(岡剛)  おはようございます。上原議員のただいまの御質問にお答えいたします。休校期間中における障がい児を支援するためのサービスである児童デイサービスについても、シフトの調整等はございましたが、問題なく受け入れができたと報告を受けております。そして文部科学省厚生労働省が協議をした上で、学校の支援員等をこの児童デイサービスに派遣することができるというような通知もございましたので、学校教育課のほうと調整をし、希望した児童デイサービスには学校の学習支援員、特別支援員等を派遣しサービスを支援するということを行いました。以上です。 ◆上原晃 議員 関係機関ですね、各施設とも連携をとって頑張っていくしかないとは思っていますが、今回の新型コロナウイルス関係では聞き慣れない言葉と申しますか、文字が次から次へと出てくるんです。クラスター集団感染、パンデミック、世界的大流行、オーバーシュート、患者が爆発的にふえる、ロックダウン、社会機能が停止する、ほかにもいろいろあるんですけれども、あと何カ月、何年で終息するかわからないですが、早期に世界中の危機、混乱が収まることを願い、祈りまして次に進みたいと思います。 それでは2番目の町内交通安全対策について伺います。板良敷沿岸線、東浜橋から当添方面に向かう道路についてお聞きします。この件につきましては、今までにも同僚議員からも信号機をつけてほしいとか、いろいろな質問がありました。私も以前からこの沿岸道路については、町内でも通行車両が多くて危険性が高い道路ではないかと、早目の安全対策が必要だと考えますが、本町としてこの現状をどのようにお考えでしょうか。伺います。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの上原晃議員の(2)町内安全対策について、①板良敷沿岸線の現状をどのようにお考えですかの御質問に御答弁申し上げます。板良敷沿岸線につきましては、昨年も高校生によるオートバイ死亡事故やスピードの出し過ぎによる車の横転事故等が数件ございました。交通安全対策としましては、通学中の児童生徒や歩行者を交通事故から守るためガードパイプの設置や注意喚起の看板等の設置、くじら橋への信号機の設置の要望を行っているところでございます。以上です。 ◆上原晃 議員 私も何度か調査しました。この板良敷沿岸線道路は、中学校、知念高校、保育園、幼稚園、小学校と、学校が集中している地域です。東浜橋から当添まで信号が1つも設置されていないと。横断歩道は中学校前に1つくじら橋前に2つ、板良敷サンエー前に1つあります、4カ所ですか。そして中央線も港区近くは薄くなっていますが、まだ見えると。板良敷から当添までの特にカーブあたりの中央線がほとんど消えている状況なんです。路面にも何一つとして注意書きの標示もされていないと。西原方面からの車両が東浜橋や、あるいはくじら橋から通行する車が多くて、逆に言いますと佐敷から、当添方面から沿岸線を利用する車がふえて、子どもたちの通学にも非常に危険であると、心配であるという町民の声もあります。先ほどありましたように、昨年の11月ですか、佐藤アルミ近くでもオートバイの死亡事故がありました。そういうことで板良敷区民、住民からも信号機の設置を早目に、路面にスピード注意とか何らかの対策、運転手の皆さんに注意を促す標示も必要じゃないかという相談も受けました。早急な安全対策、整備を考えるべきだと思いますが、再度どうですか。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの上原晃議員の再質問にお答えします。昨年、板良敷沿岸線のほうで高校生によるオートバイの死亡事故がございまして、与那原警察署の交通課と一緒に現場確認をいたしました。やはり交通事故が起こる場所についてはカーブ付近でありますので、そこら辺に滑りどめとか、狭窄するとか、そういった対策を令和2年に対策に取り組んでいきたいと考えております。先ほどありました中央線の話につきましては、まちづくり課、中央線と側線についてはまちづくり課の管轄になりますので、そこと連携して塗り直しのほうをやっていきたいと思います。あと信号機の設置につきましては、以前からくじら橋に信号機を設置してほしいということで与那原署に要請をしているところでございますが、現状につきましてはまだ設置されていない状況でありますので、さらに強く県警に直接出向いて、現状を訴えながら設置してほしいということで要望を考えております。以上です。 ◆上原晃 議員 中央線について、まとめて答えていただきたいんですが、同様の問題は東浜地域にもあります。我が与那原町は新都市の東浜地区を中心に移住者が年々増加し、本町の総人口が2万人を突破したとのことでありまして、当然のように人口、人がふえれば車もふえると。特に東浜方面から西原町へと、逆に西原町から、きらきらビーチ前から与那原町へ、東浜方向へと通行する車両が多いような状況でありまして、私も毎日のように東浜地域、与那古浜公園の外周ですが、道路をよく利用しているんですけれども、特に与那古浜公園の陸上競技のカーブと言いますか、外周道路のカーブの中央線がほとんどここも消えています。何度か対向車とも接触しそうになり、ヒヤッとすることもあるんですけれども。そして東浜地域の中通りも通り抜けで車が多いのか中央線が消えている箇所が多く見られます。その辺も含めて整備が必要だと思いますが、再度まとめてどうですか。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  議員の皆様、おはようございます。今、与那古浜公園の外周道路の件も出ましたので、次の②のほうに移っているのかなということでよろしいですか。与那古浜公園の外周道路を確認しましたところ、議員御指摘のとおり中央線や外側線等が消えている箇所がありました。町道につきましては、次年度におきまして区画線を整備したいと考えています。また県道につきましては、所管している南部土木事務所へ要請をしております。また東浜地区の区画線につきましても、今年度におきまして一部整備をしているんですけれども、次年度につきましては東浜の第1期分譲地側をやる予定になっております。以上でございます。 ◆上原晃 議員 予算の関係もありますので、交通安全対策につきましては子どもたちや高齢者の皆様を守るため、優先的に考え、取り組んでいただきたいと思います。 それでは3番目の質問に行きます。与那古浜公陸上競技トラックについて伺います。先日の3月5日に大変寒い中ではありましたが、陸上競技トラックリニューアル記念式典が行われました。当時、いい天気でありましたら、あのブルーのトラックが鮮やかに映えていたと思いますが、私も真新しい陸上トラックに感動しました。陸上競技は、あらゆるスポーツの体力づくりの原点、基礎であると言われています。このリニューアルされた陸上トラックが多くの町民の健康づくり、体力づくりに有効活用してほしいと思いますが、今後の陸上競技大会等も含めどのように生かす考えか、どう取り組むお考えでしょうか。お伺いします。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは(3)与那古浜公園陸上トラックの今後の活用方法についてということで御答弁申し上げたいと思います。与那古浜公園陸上トラックの整備につきましては、雨天後でもウオーキングやトレーニングなどができるように、また通常でもトレーニングなどで健康づくりに励んでもらうことを目的に整備をしております。今後の活用方法としましては、大きく5点ほど考えられます。まず1点目、整備前よりも公園利用者が気軽にウオーキングなどで利用していただき、健康づくりに励んでいただきたいということです。2点目、保育園や幼稚園での運動の利用であったり、小学校や中学校、高校も含めて授業や部活動での利用も考えられると思います。3つ目、与那原大綱曳まつりの会場をトラックまで広げて活用するというのもあるのかなと考えています。4つ目、キャラリンピックなどのイベントでの活用なども、スポーツ関係のイベントも考えられるのかなと考えています。最後に町陸上競技大会につきましては、主催者である与那原町の体育協会とも話し合いながら、どのような検討がいいのかと十分話し合っていきたいと思っております。いずれにしましても、陸上トラックの活用の可能性が大幅に向上していると思いますので、関係各課、関係団体とも連携しながら大いに活用していきたいと考えております。 ◆上原晃 議員 ちなみにお聞きしたいんですけれども、大きな競技場、本格的な400メートルトラック競技場のゴムチップ舗装の色はほとんどが茶色、ブラウン系だと思いますが、沖縄県で浦添市の競技場トラックがブルーで、与那原町が多分2カ所目だと思うんですけれども、町内からも何で青ですかという声もあります。そして以前は与那原小学校と与那原東小学校との対抗ミラリンピックという競技がありました。今はこれはどうなっているんでしょうか。町陸上競技大会も子どもたち、小中学生対抗の種目をもっとふやして、そうすればその家族も応援に参加して、もっと盛り上がるのではないかという今後の小中学生選手の育成強化に生かしてほしいと思うんですけれども、この点を含めてどうでしょうか。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは陸上トラックの青色について御答弁申し上げたいと思います。まず青色にした理由といたしましては、与那原マリーナとかがあって、海のすぐそばであるということが一番大きな理由でありまして、その青に合わせて青く整備していきたいと。先ほど県内では沖縄国際大学とか、あと浦添市のほうが青になっているんですけれども、基本的には赤系というか茶色系が多いものですから、青にしていきたいということで、この辺につきましては体育協会とも話をさせていただきながら、青と決めております。以上でございます。 ◎生涯学習振興課長(新垣政孝)  ミラリンピックの件について、町体育協会が主催をしておりましたので生涯学習振興課のほうでお答えをさせていただきたいと思います。正確には覚えていないんですけれども、四、五年ぐらい前まで開いておりましたけれども、そのときに学校の対応とか、選手派遣とか、そういったいろいろな問題がありまして、なかなか運営が厳しいということで、四、五年前から中止と、廃止ということになっております。以上でございます。 ◆上原晃 議員 ようやくと申しますか、私が1期目の議員のときに、そのときにはスポーツの施設というか、これは1つもありませんでした。体育館、野球場、陸上競技場、そして何度も町陸上競技大会というのは中学校のグラウンドでやったり、西原町まで行って競技をした。そのあとには、今の女子短期大学でやったという経緯がございます。それが野球場はある、体育館は立派なものができました。当然、陸上競技場も本格的な400メートルトラックができれば、これにこしたことはないんですけれども、ようやく200メートルではあるんですけれども、全天候型ができて、子どもたちの選手育成強化にまた学校のほうで取り組んでいただきたいと思うんですけれども、小学校、中学校ですね。そうしたら県へ行っても、同じレーンで走れるという、こういう喜びもありますし、今後活用していただきたいと期待しております。 ②の質問に進めますが、リニューアル式典の中でお話がありました。何十年も更新されていない、照屋勉町長の100メートル町記録がこのトラックで更新されることを祈願すると式典の中でお話がございました。近い将来、照屋町長は100メートルだけじゃないんですよ、200メートル、400メートル、走り幅跳び、幾つも持っております、超人です、スーパースターです、与那原では。近い将来、その一つでも破る選手が、若者が誕生することに、本当に私も期待をしております。先ほど担当課長からも答弁ありましたが、そこで昨年から大綱曳まつり会場が分離型となりまして、まつりステージ部分を与那古浜公園で開始されております。そしてその他のイベント等も含めまして、陸上競技場と一体となった公園全体を活用する取り組み、どのようにお考えですか。お伺いします。それと松長議員からまた次、あしたですか、あると思うんですけれども、ステージの件があります。今回質問に出ています。私もこれ、1回か2回ぐらいステージが必要ではないかと質問した覚えもありますので、これはぜひ考えていただきたいと思いますけれども。公園全体の取り組みとしてどうでしょうか。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは2点目、与那古浜公園全体を生かす取り組みということで御答弁申し上げたいと思います。与那古浜公園は町内及び町外からも大勢の方々がウオーキングなどで利用しております。第5次与那原町総合計画にも記載しております公園敷地内の民間事業者によるカフェやレストランなどの施設を設置することができないか、検討していきたいと考えております。また大型MICE施設の動向も注視しながら、大型MICE施設やその周辺施設の連携など、どのような活用方法があるのかも含めて今後検討していきたいと考えております。 ◎観光商工課長(比嘉義明)  では上原議員の御質問にお答えします。まずまつりでの活用ということなんですが、前回の与那原大綱曳まつりのほうで開催した場合、芝広場のほうで中心的にコンサート等を行っていたところなんですが、大変ごった返しておりましたので今度は陸上競技部分も活用しながら、もう少しスペースを有効利用した格好でまつりの実施をしていきたいということで、今年度は計画している最中であります。またステージの部分につきましては、現在一括交付金やほかの事業で…、現在は仮設のほうでやっているところですが、今後設置に向けて検討していきたいと考えております。以上でございます。 ◆上原晃 議員 今、新型コロナウイルスの影響でいろいろなイベントが自粛、中止という状況が続いておりますが、与那古浜公園は休みの日には多くの家族連れが利用されると思います。公園全体は今後もいろいろなイベントが開催されて、町民の憩いの場として取り組んでいただきたいことを申し上げます。 最後に町長にまとめてお伺いします。冒頭でウイルス感染映画、アウトブレイクの話をしましたが、その内容は「人類の優位を脅かす最大の敵はウイルスである」と「ノーベル賞学者 J・レダバーグ」という字幕から始まります。人間が奥深いジャングルで戦争をして、多くの動物、特に猿がおびえるシーンが何度かあります。最初に発生した街が軍隊に隔離されて住民がパニックを起こす、まさに今回の中国の武漢、そして横浜に停泊したクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセスの隔離から、世界中が混乱する状況と重なりまして、「これは人間がむやみに木を切り倒すから神が目を覚ました。我々人間は神の怒りを買ったのだ。これは天罰だ」という場面もあります。そしてあと一つ、アバターという映画は今の沖縄と重なると思いますので紹介します。あくまでも映画の話、世界ではありますが、地球とは違う惑星、パンドラの世界に人間たちが入り込んで近代兵がロボットを使い、オスプレイのようなヘリも出てきます。静かなアバターがいる世界、森を破壊する軍隊とアバターとの戦いの映画でありまして、これはまた沖縄の自然豊かなやんばるの森を壊し米軍ヘリパッドをつくる、住民の宝である美しい海、青い海を埋め立て米軍新基地をつくる日米両政府と戦う沖縄県民の現状と重なる部分が想像される映画であります。それとウイルスは移動しなければ守れるけれど、戦争は移動しないと命は守れないとも言われています。今のこのような現実は、世界中で社会問題となっています。地球温暖化やウイルス、核、戦争、最終的には平和とかかわってくると思いますが、今までのことについて町長はどのようにお考えなのかお伺いします。そして今回も大変急で申しわけないんですが、1点だけ町長にお聞きします。人間は何のために生きているのかと問いたいのですが、大丈夫でしたらお答え願いたいと思います。簡単に思いついた答えでいいと思いますので。ことしの1月、「先生は町長、照屋勉町長、与那原小学校の授業」という見出しで新聞記事がありました。与那原東小学校、与那原中学校でも行われているかはわかりませんが、与那原小学校の児童からもいろいろな質問に答えていたと思うのですが、やはり本町のトップとして町民や子どもたちからもいろいろなことを聞かれるかと思います。1月31日の新聞には、町長が児童の前で笑顔で話している写真も掲載されておりました。与那原東小学校、与那原中学校でもやってほしいと思いますが、先ほどの「人間は何のために生きているのか」も含めまして、この点を含めましてよろしくお願いします。 ◎町長(照屋勉)  上原議員の御質問にお答えしたいと思います。まず今回の新型コロナウイルスについてでございますが、先ほど上江洲議員からもございましたように、人類はまさに感染症との戦いの歴史だというようなお話もありました。100年前にスペイン風邪があって、そのときにも多くの方が亡くなっているというようなことからしますと、やはりこの感染症につきましては我々職員英知を結集して、ぜひこれ以上の感染者が出ないように、そして町民がもっと早く正常な生活に戻れるよう一生懸命取り組んでまいりたいと考えているところでございます。それから先ほど上原議員からありましたように、今回の第5次総合計画におきましても、やはり大事なSDGsの目標でもあります一つは人権の問題、それから環境、そしてやはり平和、この3つの柱をしっかりと見据えながら、これからの第5次総合計画、あるいはSDGsを目指す社会づくりに努めてまいりたいと思っております。それから与那原小学校での私の授業でございますが、これはあくまでも社会科の中での研究大会ということで、先生から依頼がありまして、当初は後半のちょっとした二、三分ということでありましたが、私が早目に出て行ったというのもあったと思いますが、10分ぐらい長くなってしまいまして、いろいろお話もさせていただいたところであります。与那原東小学校あるいは与那原中学校でも、そういう依頼があれば積極的に受けていきたいと思っております。最後、上原議員からありました「人は何のために生きるのか」ということですが、まず私は人は、我々人間一人ひとりは生かされているものだと思うべきだと思っています。常に誰かに支えられて生きている、生かされているということではないかと思います。したがって「何のために生きるか」と問われれば、「誰かのために頑張れる自分」と言うんですか、そういうような気持ちを常に持ちながら、「誰かの役に立つために生きて行きたい」と考えております。以上です。 ◆上原晃 議員 今回もすばらしい町長のお答えだと思います。今回は最後まで映画の話になるんですけれども、私は前回も町長に「沖縄の心とは何ですか」と聞いたところ、町長らしい答えが返ってきました。今回も「なぜ人間は何のために生きているのか」と聞いたのは、私が好きな日本の映画に「男はつらいよ」があります。多くの寅さんファンが日本全国にいると思いますが、長年の間に50本が制作されたと聞いております。そのうちの何本かが沖縄でも撮影され、あのリリーさん役の浅丘ルリ子さん、とても素敵なんですけれども、寅さんの妹役の倍賞千恵子さんのさくらさんの息子に満男君がいまして、この満男さんが寅さんの甥っ子になるんですけれども、おじさんに聞きます。「おじさん、人間は何のために生きているのか」。ここで寅さんの渥美清さんのセリフ、胸を打つ名言があります。寅さんが答えた言葉が「人間は生まれてきてよかったなーと思うことが何遍かあるんじゃないの。そのために人間は生きているのではないか。そのうちにお前にもそのときが来るよ。まぁ頑張れ」というシーン、わずかこれだけのシーンなんですが、これが残っているということでありまして、また「人間は奇蹟そのもの、だから人間は生きなければなりません。」小説家でもあり劇作家の故井上ひさしさんは、戯曲「きらめく星座」の中で、戦争ゆえの身ごもったこの暗い未来を悲観する娘に生の意義を説いたそうです。私もあと何年生きられるかわからないのですが、生きていれば子や孫たちの笑顔を生きがいに幸せを感じていますので、皆さんもウイルスに負けないように長生きしましょう。終わります。 ○議長(識名盛紀)  以上で上原晃議員一般質問を終わります。 暫時休憩します。                                     午前11時24分 休憩                                     午後1時32分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 次に上原昌之議員の一般質問を許します。                 〔上原昌之 議員 質問席に着く〕 ◆上原昌之 議員 皆さん、こんにちは。眠気は大丈夫かな。それでは通告してあります一般質問を始めたいと思います。 まず1点目、財産の管理のあり方について。1番目、成年後見人のかかわり方についてお伺いいたします。最近テレビ、新聞で成年後見人の福祉問題が発覚した事件が起こっていて、後見人の立場を利用し、担当する高齢者の女性の口座から現金を引き出し、業務上横領事件で南部に住む数名の口座から複数回にわたり現金を引き出したとして事件が起こっております。そこで成年後見人のかかわり方について質問します。まず初めに成年後見人制度とはどんな制度かお伺いいたします。 ◎福祉課長(岡剛)  ただいまの上原昌之議員の御質問にお答えいたします。成年後見人制度とは、認知症あるいは知的障害などにより判断能力が低下した方などの財産を管理し、不当な契約などから守る制度となっております。以上です。 ◆上原昌之 議員 続きまして後見人にはどのような種類があるのか、お答えをお願いいたします。 ◎福祉課長(岡剛)  上原議員の再質問にお答えをいたします。後見人制度には3類型ございまして、後見、保佐、補助の3類型があり、本人の状態に応じ、どの支援を受けるのか家庭裁判所で決定をされます。以上です。 ◆上原昌之 議員 続きまして具体的にはどのような支援を受けているのか、お伺いいたします。 ◎福祉課長(岡剛)  ただいまの御質問にお答えをいたします。成年後見人制度では、判断能力が低下した人を守るために代理権、同意権、取消権などの権限が与えられております。本人が判断能力が低下していることにつけ込んだ不当契約等を解約すること等ができます。そういった支援を受けていきます。以上です。 ◆上原昌之 議員 そこでまたお聞きいたしますが、メリット・デメリットとしてはどのようなことがあるのか、お伺いいたします。 ◎福祉課長(岡剛)  上原議員の再質問にお答えをいたします。メリットとしては3点挙げられます。適切な財産管理、犯罪や悪徳商法から守られる、親族等からの搾取を守るなどが挙げられます。デメリットといたしましては、財産処分の自由度が減る、後見人へ支払う費用がかかる、一旦選任されると自由に解任ができない等が挙げられます。以上です。 ◆上原昌之 議員 手続の仕方はどのようにやりますか。お伺いいたします。 ◎福祉課長(岡剛)  手続といたしましては、本人または親族により家庭裁判所へ申し立てを行い、家庭裁判所の調査、審判等を経て、地方法務局にて登記がなされると後見開始という流れになります。以上です。 ◆上原昌之 議員 以上で成年後見人制度の質問を終わりたいと思います。 続きまして2番目の問題に入りたいと思います。2番目の問題、小中学生に向けた性への多様性について小中学生にLGBTを授業で教える必要があるのかについてお伺いいたします。小中学生にゲイやレズ、バイを授業で教える必要があるのか。思春期の混乱期につきまして、学校の授業において男性同士の同性愛を行うゲイ、女性同士の同性愛を行うレズビアン、男女どちらでも同性愛を行うバイセクシャルの存在を教え、それも愛情の一つであると授業で教える必要があるのか。学校教育の立場において、性の多様性を尊重する教育を行うよう努める旨の記述があります。教育課に性の多様性問題の話があったかお伺いいたします。 ◎教育指導主事(仲程俊浩)  ただいまの上原議員の御質問に対し答弁いたします。近年、個人の尊厳にかかわる人権問題の一つとして取り扱われているのがLGBTでございますが、このLGBTに関する学校での教科の取り扱いについては、主に保健体育科になります。平成29年度告知小学校学習指導要領体育編では、思春期になると、一部中略します。異性への関心が芽生えること。中学校学習指導要領保健体育科では、身体的な成熟に伴い、ここも一部中略します。異性への関心などが高まったりすると明記されており、小中学校の学習指導要領では、性への関心は異性でありまして、同性を前提にした記述とはなっておりません。そこで来月4月、次年度実施の新学習指導要領には、LGBTといった多様な性への配慮は盛り込まれておりません。よって小中学校保健体育科でLGBTの授業を実施することは、基本的には想定されていないと言えます。その一方で、沖縄県教育振興基本計画の一つである、みずから学ぶ意欲を育む学校教育の充実の施策項目に、心の教育の充実が掲げられております。この項目に、人権教育及び啓発活動の推進とあり、本町小中学校におきましても月に一度の人権を考える日の設定や人権ガイドブック等の活用促進が図られております。人権とは言うまでもなく、人間が人間らしく生きるために生来持っている権利、基本的人権のことを指します。よってダイバーシティやインクルージョンを推進していくためにも、学校現場でもLGBTにかかる指導は必要であると考えております。よって教科ではなく人権教育の視点から、道徳教育のかなめである道徳の時間や特別活動、総合的な学習の時間などを活用してLGBTに関する授業を行うことは可能です。LGBTの権利が人権であること、性の多様性に関する基礎知識や国内外の動向などについて、子どもたちが学び理解を深めることは大切なことだと認識しております。以上です。 ◆上原昌之 議員 必要であるということで、テレビ、新聞なんかのアンケートでポイントが3つあるんですけれども、痴漢や性的嫌がらせを幼少期に受けるケースが多いこと。2番目に多くの人がセクハラを受けても我慢してやり過ごしていること。3つ目が、共通するのは声を上げづらい弱者が被害に遭っていること。別の回答にもあるんですよ。特に指導者、教員、医者、企業の重役、権力者が加害者のケースが多いということです。初めて痴漢や性的嫌がらせを含むセクハラを受けたというのは、いつごろですかというアンケートに、小学生が60名、それも小学校の低学年。小学校の高学年になると68名、中学生で47名、高校生で53名、大学生が42名というアンケートが出ているんですよね。小学生以下で性被害に遭った子どもたちが44%で、児童ポルノ被害が沖縄でなくて全国で1,559名いるんです。摘発した児童ポルノ事件で、小さな学児童が51名、小学生が240名、中学生621名、高校生617名。被害児童は女子が特に多くて1,350名というアンケートが出ております。男性は209名。これはSNS被害は中学生が急増しておりまして、会員制交流サイトSNSを使って性犯罪に遭った18歳未満の子どもは2,082名。最も多かったサイトはツイッターで写真共通アプリインスタグラムが3番目にあったことであります。これについて、何かあればお伺いいたします。 ◎教育指導主事(仲程俊浩)  ただいまの上原議員の再質問に答弁いたします。今、上原議員からありました性的な被害、大人だけではなく若年層、子どもたちへの被害も深刻になっておりますが、やはり幼少期、小中学生からの性教育がポイントになってくるのではないかと思います。性に対する無理解、無教育が子どもたちのそういう性犯罪の温床につながっていると考えております。日本では、どちらかというと性的な話は家庭等でもタブー視されている風潮がありますが、子どもたちのそういう性被害を防ぐ意味でも、学校においてもそういう性的な指導は積極的に進めていかなければいけないと考えております。先ほどのLGBTと並べて、子どもたちが性被害に遭わない、性に対する正しい理解を身につけていくことは学校教育の喫緊の課題だと捉えております。以上です。 ◆上原昌之 議員 ちなみに那覇市が宣言しているんですよ。性の多様性を尊重する都市・なは、レインボーなは宣言というのが那覇市であります。一旦読み上げて、「人がどのような性を生きるか、また、誰を愛し・愛さないかは、すべての人が幸福に生きるために生まれながらにして持っている権利、すなわち人権であり、誰もがその多様な生き方を尊重されなければなりません。那覇市は、市民と協働し、性自認及び性的指向など、性に関するあらゆる差別や偏見をなくし、誰もが安心して暮らせる都市をめざして、ここに『性の多様性を尊重する都市・なは』を宣言します」とあります。だけど大体の方がこれは反対しておりました。続きまして、小学生は性の多様性派が嫌う、女らしさ、男らしさを形成し、自分を確立する重要な時期です。その時期にらしさを崩してしまえば、その子どもたちが自己アイデンティティを形成できるかどうか、非常に不安だと言わざるを得ません。性の多様性の授業が行われる場合、父母はそれをボイコットする権利を与えられるべきです。性の多様性は否定する可能性が高いものとなっております。この問題は、近隣市町村では性の多様性について講演会も広げて、多々あります。そこで与那原町でも地域に向けた講演計画の予定がありますか。お伺いいたします。 ◎教育指導主事(仲程俊浩)  ただいまの上原議員の再質問に答弁いたします。まず文部科学省の通知でも、多様な性的思考、政治にも理解を広げることは学校現場においてやらなければいけないという通知が出ております。その一方で、今現在、本町内の小中学校におきまして、そういうLGBTを取り扱った授業のほうは実施されておりません。また学校の先生方に対する、LGBTに対するそういう研修等も委員会としては実施しておりません。また与那原町内、地域の方々へ向けてのそういう研修会もこれまでないと認識しております。その一方で、近隣の自治体、豊見城市や南城市、去年は南風原町が地域の方々を対象にLGBTの講演を行っております。当事者を招いての講演ということで、LGBTに対する見方が変わったという意見も耳にしております。次年度の計画の中に、具体的にこのLGBTを扱った研修のほうは組んでいないんですけれども、今後は近隣の自治体のそういう動向も踏まえながら本町内でも地域の方々、学校の先生方、そして子どもたちも含めてLGBTに対する研修は進めていかなければいけないと考えております。以上です。 ◆上原昌之 議員 浦添市でも、このようにして小学生にゲイやレズ、バイを授業で教える必要があるのか、今問題になっているんですよ。この問題は、与那原町でも絶対に避けては通れないと思いますので、よろしく講演のほどもお願いいたします。これをもちましてこの問題は終わります。 続きまして3番目の地域おこし協力隊の活用についてお伺いします。地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地等の条件不利地域に住民票を移し、生活の拠点を移した方に地域協力活動を行っていただき、定住、定着を図る取り組みとして注目されています。協力隊員の中には、なかなか地域になじまなかった方もいらっしゃると聞いておりますが、我が町では現在この制度の活用を行っていますが、与那原町のために魅力を県内外に広くピーアールし、与那原町と言えば大綱曳のイメージの定着を進めてきた。協力隊として第23回ふるさとイベント大賞で、与那原大綱曳まつりは内閣総理大臣賞を受賞しております。また第10回地域再生大賞では、与那原大綱曳「支度衣装展覧会」で優秀賞を受賞しております。フェイスブックに沖縄与那原観光案内を作成し、毎日更新、ポータルサイトよなばるナビを随時更新、随時テレビ、ラジオ、新聞、SNSサイトにプレスリリース、マスコミ等への多くの取材を受けて、与那原町のために尽力してきた者に対して、従来の連絡業務は観光商工課で行ってきましたが、コストの削減と地域住民の意見や要望を職員が聞き、行政に反映させるのをねらいとしております。コスト削減と民意の反映と一石二鳥でありますので、本町においても地域おこし協力隊を協力的役割として活用することについて、お伺いいたします。 ◎観光商工課長(比嘉義明)  では上原議員の(3)地域おこし協力隊について御答弁申し上げます。まず本制度を活用して、平成29年度に1名採用し、3年間町の観光情報発信業務に従事してもらっておりましたが、ことしの3月に任期終了となる予定となっております。本隊員の後任といたしまして、ことしの2月から新たな隊員を1名採用しており、観光情報の収集及び分析業務や観光情報発信業務に従事していただいております。また3年間本町のピーアールに尽力していただき、任期期間終了後の隊員の活用としましては、本町で行われます式典やイベントなどの司会業務やアナウンス業務の委託発注が可能ではないかと考えております。今後、できる限り任期期間終了後の隊員の活用の場を提供し、定住、定着を図っていきたいと考えております。 ◆上原昌之 議員 現在は国、都道府県、市町村ともに財政が逼迫しており、新規の事業を始めることは極めて困難な状況にありますが、それは財政が好転するまで、まちづくりを停滞させるとなると、それは困るというのが実態ではないでしょうか。4月からの与那原町の情報発信はどうなるのか。今までに実績として東京、名古屋、福岡、秋田、鹿児島、佐賀、長野、福井、日本綱引き連盟など全てにつながりをつくっております。与那原町では、今までにない活動家であり、与那原町の功労者で地域おこしの立役者でもあります。まして綱曳資料館につきましては、本年度で取り壊しが決まっております。大綱曳のまち宣言の一文、「先人から受け継いだ与那原大綱曳を町民の誇りとし、町の象徴として継承発展させていく」という基本精神のもと、伝統を担う子どもたちの育成と与那原大綱曳の魅力を町内外に発信するため取り組んでもらいたいが、どのようにお考えか。当局の答弁をもらいたいと思います。 ◎観光商工課長(比嘉義明)  上原議員の再質問にお答えいたします。4月からの与那原町の情報発信につきましては、2月から新たに着任しております地域おこし協力隊に引き継いでいただいております。今回採用の隊員につきましては、観光に関するデータの収集及び分析業務や課題の抽出と解決策の立案などが主な業務となっておりますが、イベント開催時のピーアールや町からのお知らせ事項など、要所要所での観光情報発信を効率的に行っていただき、今後も与那原町と言えば大綱曳のイメージの定着に取り組んでいきたいと考えております。以上です。 ◆上原昌之 議員 課長の与那原町と言えば大綱曳、誇りを持ってやってください。私もよなばるんちゅです。綱と言ったら世界でもアジア、アジアにしかないんです。この前も言ったように、資料館は与那原にしかないんです。民俗資料館はたくさんあります。私が調べた結果、今のところ本当の綱の資料館というのは与那原だけです。ということで、与那原のために頑張ってください。以上で質問を終わります。 ○議長(識名盛紀)  以上で上原昌之議員の一般質問を終わります。 次に宮平正傳議員の一般質問を許します。                 〔宮平正傳 議員 質問席に着く〕 ◆宮平正傳 議員 見てのとおりマスクで対応させていただきたいと思います。声もちょっといい声になっているかもしれません。先週の20日にちょっと発熱いたしまして、40度近くの熱が出たんです。それでこの時期ですから、新型コロナウイルスではないかということで心配をいたしまして、熱もずっとはかったりしておりました。土曜日に病院に行ったら、ウイルスはないよとは言いませんでしたが、断言はしてないんですけれども、そういう心配はないですよということをいただきました。それでも何か心配で、大丈夫ですかねと、再度先生に聞いたらレントゲンを撮ってくれて、去年のレントゲンがありましたのでそれと見比べたら大丈夫じゃないかということで、きょうに至っております。その病院に行く前に、保健所に電話してくださいというマニュアルになっていますので、一応電話してみました。かなり発熱していましたので心配で、私も高齢者なので、ひょっとしたら肺炎にかかるんじゃないかということもあって電話したら、やはり先ほど生活環境安全課長が言っていました、これによるんですね。これをちゃんと読むと、感染者とか、それから江南省とか、そこに滞在した人が対象ですよと。じゃあ私たちが風邪気味で熱があって、それはどうするんですかと聞いたんです。そうしたら、やはり濃厚接触がありますかと言われたんですけれども、濃厚接触があるのかないのかわからないわけで、いやそれは私もわかりませんという形で告げたら、それじゃあだめですという検査体制なんですね。これ濃厚接触者と書いているのを見ますと、詳しく書いていますけれども、これは医療従事者に書いているような文章になっているんです。ですから経路がわからない感染者というのは、今シャットダウンされているというのが傾向なんです。これは一律で何かを決めるということが、災いしているのかなと思うんです。ですからこの辺は、まだまだ改善して余裕を持って対処してほしいなというのが意見です。それから先ほど上原晃議員の、「町長は何のために生きているんですか」ということで聞かれて、答えられていましたけれども、晃議員に聞いてみました。「打ち合わせしたんでしょう」と聞いたら「全くしなかった」ということで、すばらしい回答だなと思っております。私も飯食いながらちょっと考えてみました。私なら、かっこよく、考える時間もありましたので、「議員として町民の幸福を願うとか、それで生きています」と、かっこよすぎますよね。そんなことを考えたりですね。それから個人的には、ライフイズラブという感じで、わかりますよね、愛ということで、個人的にはそう思っています。誰も笑わなかったので、つかみは失敗しましたので、それでは質問に行きたいと思います。 与那原バイパスがなかなか完成に至らないということで、与那原からの交通渋滞の解消は、これにかかっているわけです。それがなかなか進捗しない、進捗状況も伝えてくれない状況で一体どうなっているんだという町民の声もありましたので、1番の①工事の進捗状況と工事工程の概要、暫定供用開始の時期及び全面供用の見通しを教えていただきたいと思います。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは宮平議員の1番目、与那原バイパスについての①について御答弁申し上げます。南部国道事務所へ確認したところ、事業進捗率につきましては平成31年3月時点で約73%、工事工程としましては暫定供用に必要な道路改良工事や舗装工事などを実施する予定となっております。暫定供用の時期につきましては、令和3年度と伺っております。また完成供用の開通時期につきましては、完成に向けた円滑な事業実施環境が整った段階で開通時期を確定する予定であると伺っております。以上でございます。 ◆宮平正傳 議員 平成31年で73%工事が終わっているということですね。平成31年というとことしは令和2年ですから、去年でそうなっているということですね。あと28%ということなんですね。令和3年度に今度は暫定的な運用ができるということですね。これは内容的にはどんな感じで、どこをどういうふうにしながらどこが残っているのか。工事がどういうふうに進捗して行くんだろうかと。信用できないというのは言い過ぎですけれども、平成31年度に暫定的な供用になっていたわけなんですけれども、それがいろいろな理由で遅れたというのはよくわかりますけれども。やはりある程度は与那原町といたしましても、チェック機能をやっぱりしていかないといけないと思うんです。例えばどこを何月までと言うんですか、そこまではいいでしょうけれども、どんな形で進んで行って、いつぐらいに供用するというのはつかんでおりますでしょうか。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは再質問にお答えしたいと思います。令和3年度に暫定供用開始するということなんですけれども、暫定供用する範囲としましては、国道329号、マクドナルドがあるところの交差点から山側に向かいまして、南風原町にあるジャスコの手前のほうに一部供用開始をしている箇所があると思います。300メートルほど、ファミリーマートがあると思いますけれども、そこまでの区間を暫定供用を予定しております。形としましては、側道を含めた片側1車線の供用開始ということです。あともう1点、町としてもチェックしていく必要があるんじゃないかということについては、今までもそうなんですけれども数カ月おきに南部国道事務所ともお話をさせていただいておりますし、今後につきましても進捗状況も国道事務所のほうにも確認をしながら鋭意チェックしていきたいと考えております。以上です。 ◆宮平正傳 議員 令和3年度に暫定供用というのは、ある程度の工程を見て、そのとおりだという理解をしているわけですね、町としても。それは公表できないわけですね、その工程みたいなものは。それはないんですね。例えば高架がありますよね、高架の分をいつまでやりますよ、交差点いつまでやりますよとか、そういうのは出ないですよね。その辺は公表しないんですか。例えば何かの工事でも工程表があるじゃないですか、こんな感じでやりますよというのは、大体納得するわけですよ。令和3年度にやりますよと言われても、えぇ、という感じになっちゃうんで、この辺、工程表があれば示してほしいかなと思うんです。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  再質問にお答えしたいと思います。工事の工程ということなんですけれども、今こちらが伺っているのは暫定供用に向けた道路改良工事であったり舗装工事ということで、車が通れるような形でつくっていく工程ということだけしか伺っておりませんので、今おっしゃっていた例えば橋梁だったり土工事だったり舗装工事だったりという工程については、今手持ちがありませんので、それについても詳細を国道事務所のほうに確認していきたいと考えております。 ◆宮平正傳 議員 それから全面供用についても、ある程度役所的な回答になっているんですね、国道事務所のほう。どれだけでも遅れられるし早くもできるみたいな感じの、すごくアバウトな感じがあるわけですので、その辺もやはりこういう形でやりますよみたいなのは取っておくべきかと思いますので、ひとつその辺も含めてよろしくお願いします。 それでは②の南風原バイパス側道部開通2019年3月21日に伴う与那原交差点などの交通量調査について、お伺いいたします。 ◎まちづくり課長(饒平名幹貴)  それでは②について答弁申し上げます。南部国道事務所へ確認したところ、南風原バイパス側道開通に伴う与那原交差点の交通量につきましては、開通前後で大きな変化はないと伺っております。実際の与那原交差点の交通量調査を実施しておりますので、その数値を発表したいと思います。まず1点目が開通前、平成29年9月20日水曜日に交差点の交通量調査をしております。与那原署前では12時間の交通量で3万765台、与那原小学校側の国道で12時間で1万8,553台となっておりまして、次に開通後の令和元年9月25日水曜日に交通量調査をしております。与那原署前で3万665台、与那原小学校側で1万8,371台ということで、先ほど話したように大きな変化はないということになっております。以上でございます。 ◆宮平正傳 議員 大きな変化はないということで、よくわかりました。ありがとうございました。それでは次のほうに行きたいと思います。 行政区というのは、今13ございまして、地域地域で行事等をやっております。私は与原にいるんですが、なかなか活発にやっておりまして、回品というか、リサイクルの回収とか、子どもたちとの行事とか、それからお年寄りとの関係を厚くしたりとか、そういうのをやっておりまして、行政区というのはすごく与那原町にとって大きな力があると思っております。しかしながら最近行政区の入会率が悪くなっているという話もございますので、この問題を出しました。①②③一緒にお聞きして、またその後に質問したいと思いますので、よろしくお願いします。行政区について、①行政区とは何か問う。②行政区の機能を伺う。③各行政区の加入率を伺う。 ◎総務課長(上原謙)  それでは宮平議員の(2)行政区の①行政区とは何か問うにつきまして御答弁申し上げたいと思います。まず総務省の資料で大変申しわけないんですが、町または字の区域、その他市町村内の区域の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された地域、団体を行政区と呼んでおります。私としては、住民相互の地方自治の総称として呼んでいると思っておりますし、また自分の生まれ育った住んでいる場所を示す最小の単位が行政区というふうに私は捉えております。 続きまして②行政区の機能を伺うにつきまして御答弁申し上げます。区域内の住民相互の連絡、環境の整備など、良好な地域社会の位置及び形成することと考えております。与那原町の行政区におきましては、具体的に区域への広報活動、子ども会などの子育て活動、交通安全指導、防犯灯の管理等、多岐にわたる地域活動を行っていると考えております。また住民自治として、行政のほうに各種住民からの要望を上げるのも行政区の役割なのかと考えております。また大事なところで、伝統文化、催事ですね、与那原まつりだったりハーリー、あとアブシバレーですか、そういったものを行って地域活動を行っている部分を地域の機能として大事なのかと思っております。いずれにせよ住民と行政をつなぐ架け橋ですね、大きなパイプ役と考えております。 続きまして③各行政区加入率を伺うにつきまして、平成29年4月1日時点の加入率が52.6%、これは全体の数字でございます。平成30年4月1日時点の加入率が49.2%、平成31年4月1日現在の全体での加入率は47.4%と、2年で5%前後落ち込んでおります。これにつきまして少し分析をしたんですが、加入率は下がっております。率で下がった区が9区ございます、平成30年度、平成31年度で比較した際に9区が下がりまして、3区が加入率が上がっている状況でございます。これを数字をいろいろ調べたところ、町全体の世帯数が大幅に伸びておりまして、それで各区の加入の世帯数が追いついていないという状況が全体的に見えてきております。加入世帯数で言いますと6区がふえております。5区が減っていると。2区が同じということですので、加入率が下がったというよりは、全体が伸びた中で加入している世帯が少し鈍化しているのかというのが私の分析でございます。以上でございます。 ◆宮平正傳 議員 行政区というのは、最初はどうだったかということで、これは以前の広報よなばるに詳しく書いてあるんです。これによりますと、1609年の薩摩侵攻のとき以来、いわゆる貿易が少なくなったというんですか、衰退したということで、税金を農民からとらないといけないということがあったということで、丘の上とか山の上にいた住民を一つの区域に持ってきて、それから税収を上げるという形から始まったと言われているんです。これで機能していたわけなんですけれども、今はそうでないわけですよね。先ほど総務課長がおっしゃったように各字の行事、それから子どもの見守り、お年寄りのお世話というんですか、言葉が見つからないんですが、そういう形で住民に直接便宜を与えているというんですか、そういう役割をしておりまして、これが衰退していくことは町も衰退していくんじゃないかと思っている次第です。なかなか加入率が上がらないというのは、よそから入ってきたアパートの方がふえているという状況があります。例えば与原区で見ますと、アパートの世帯数が656世帯、それから持ち家が427世帯あるんです。アパートが60.6%ということで、持ち家は49.4%ということで、かなりアパートがふえてきているんです。ということは、アパートは無視できないという状況にきております。やはりアパートをどういうふうに取り込むかというのがこれからの課題だと思いますし、それからよそから来た人がなかなか入りづらい。寄留民という言葉を皆さん知っていると思いますけれども、いわゆるよそ者みたいな形であります。皆さん、与那原出身は小さいころどこで遊んだということで、すごく地域に対して親しみがあると思います。私なども我謝で住んでいますから、我謝についてはすごく親しみが持てるんです。その辺も、入ってくる人にもアピールしながら、いかにこの地域を好きになってもらうかというのが大事だと思いますし、その入ってくる人はかなりハードルを上げながらそこに行かないといけないというのがあります。そういうことは、やはりこの加入率を上げるためにもやっていただきたいと思います。 それでは次のほうに入りたいと思います。④の行政区加入促進の取り組みを問う。お願いいたします。 ◎総務課長(上原謙)  それでは宮平議員の④行政区加入促進の取り組みを問うについて御答弁申し上げます。まず毎年、転入者向けに3月、4月の期間、チラシを配布しております。こちらがチラシになっておりますが、前のほうに与那原で暮らす地域の人と暮らすということで、お住まいの行政区に加入しませんかというチラシをつくりまして、後ろのほうに各行政区の連絡先、そういったのを載せまして、それを住民課のほうでお配りしているというところでして、こういったのを現在行っております。過去には広報よなばるで、先ほど宮平議員がおっしゃっていました「行政区って何」ということで、特集を組んで各行政区の取り組み等について掲載したいきさつがありますので、これについても次年度再度、総務課として各行政区長と話をした中で、こういったのができないかというのを次年度して行きたいと考えております。また今後、先ほどアパートですね、与原区では60.6%ということで6割を占めているということで、各行政区のほうからも1月、2月の行政懇談会の中でも幾つかの区から、どうにか加入率促進の方法がないかということでお話がありまして、まさしく与原区のほうでも提案がありましたが、まず区のほうと宅建業者、あと役場のほうで協定を結ぶことによって、その中でアパートに入ってくる方にチラシをお配りして加入促進をする方法が、沖縄市のほうで取り組み事例があるということで御紹介いただきまして、早速調べてどうにかできる方法がないかということで、今動いております。4月以降、再度各区長会のほうで各行政区の区長と話をする中で取りまとめていきながら、こういったのを次年度行うことによって加入促進につなげていきたいと思っております。あと役場職員につきましても、できるだけ地域の担い手の人材として、今後は登用できるように役場のほうでもしっかりと取り組んでいきたいと考えております。以上です。 ◆宮平正傳 議員 先ほど言い忘れましたけれども、アパート60%、それから持ち家が40%。加入率を見ますと持ち家が93%なんです、それからアパートが23%ということで逆転しておりますので、今、総務課長がおっしゃったとおり、これは町としてやるべきだと思いますので、お金をかけてもよろしいですし、予算もつぎ込んで、ぜひ沖縄市にならってやっていただきたいと思います。それから未確認なんですけれども、あるところでは条例に入れているというところがあるらしいです。私権というか、何かの制限になるんじゃないかという心配はあるんですけれども、この条例の中に、アパートを建設するときに、地域の協議書を添付しなさいという条例をつくったところがあるらしいので、それが成功しているのか、成功していないのかわかりませんが、それを含めて総務課長、調べていただければよろしいかと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは次の3番目に移りたいと思います。トヨタモビリティ活用基金について。これはすばらしいことで、なかなかこんな棚ぼたというんですか、こんないい話はないと思います。与那原町の地域の一つの宣伝というんですか、何かきのうテレビを見ますとスマートタウンとかという話もありました。与那原町でエネルギーをつくって、それを与那原町で自給していくという、このサイクルができればいいのかなと思っております。これは時間がありませんので①事業の現状、今後の展開を伺う、②事業がもたらす町への影響を問う。よろしくお願いします。 ◎政策調整監(前城充)  それでは宮平議員からいただきました3番目の①と②一括して答弁ということでよろしくお願いします。今回の取り組みは、トヨタモビリティ基金が資金を提供し、福岡県みやま市で太陽光発電などで再エネルギーシステムを構築し、成功を上げているみやまパワーホールディングスが事務局を担って実施する新しいモビリティと再エネルギーの適用可能性についての社会実験となります。トヨタモビリティ基金は、与那原町に住む方々の意見を聞きながら、社会実験を取り組む意向を持っております。そのため現在、社会人や老人会、民生委員、青年会、高校生、役場の職員の方々にそれぞれ集まっていただき、グループインタビューを実施しております。今後も子育ての世代や女性の皆さんの意見も聞きながら、事業の計画を整えてまいります。 2点目、トヨタモビリティ基金の目指すところは、大きな視点で言えば地域でつくるエネルギーでモビリティを動かす持続可能な社会づくりです。与那原町で言えば、第5次与那原町総合計画基本目標5に書かれております人と人がつながる安心安全なエコタウン。循環型社会の推進での取り組みとなります。この事業を進めながら、持続可能な社会づくり、そして循環型社会の推進に向けて町民が気づきを得ることで、少しずつ意識が高まり町の将来像であります「みんなでつくろう活気あふれる美ら町よなばる」につながっていくものと考えております。先ほど申し上げました事業の計画案が、来週3月31日に先方から上がってきます。それを見ながら与那原町でここまではできるとか、できないとか、そういう詰めの調整が入ってきますので、4月に明けると大体概要が上がってくるということになります。以上でございます。 ◆宮平正傳 議員 自然エネルギー、地球にやさしいエネルギーが与那原町でつくられて、与那原町で全部使う、そういうものを私も期待していますし、グレタ何とかさんが言っておりましたね。今の人はどうしてくれるんだ、この温暖化をどう守ってくれるんだということを国連で言っておりました。それも含めて、やはり与那原はすごい先進的なことをやっているということが、この沖縄県でも見えてくると思いますし、それから新聞報道とかもまだ見ていないので、その辺も含めてアピールするようなすごくいい材料だと思っております。ぜひこのいい機会を受け取って、町の発展につなげていければと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。これで私の質問を終わります。 ○議長(識名盛紀)  以上で宮平正傳議員の一般質問を終わります。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀)  以上で本日の日程は、全部終了しました。 本日は、これで散会します。 なお、明日の会議は午前10時から会議を開きます。御苦労さまでした。                                     午後2時34分 散会...