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09月25日-05号

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  1. 北谷町議会 2019-09-25
    09月25日-05号


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    令和 元年  9月 定例会(第491回)    令和元年第491回北谷町議会定例会会議録(第16日目)       開議 令和元年9月25日(水)10時00分       散会 令和元年9月25日(水)15時39分出席議員  1番 大浜ヤス子議員  2番 新垣千秋議員  3番 玉城靖規議員  4番 喜友名盛充議員  6番 又吉朋和議員  7番 友利 勉議員  8番 照屋正治議員  9番 宮里 廣議員 10番 高安克成議員 12番 玉那覇淑子議員 13番 與儀 誠議員 14番 仲地泰夫議員 15番 喜友名朝哲議員 17番 田場健儀議員 18番 仲栄真惠美子議員 19番 亀谷長久議員欠席議員  5番 渡久地政志議員 11番 宮里 歩議員 16番 阿波根 弘議員説明のため出席した者の職氏名町長         野国昌春副町長        神山正勝教育長        津嘉山信行会計管理者兼会計課長 知念喜忠総務部長       岸本 満住民福祉部長     伊波興繁建設経済部長     根間朝弘教育次長       玉那覇 修上下水道部長兼上下水道課長           佐久本盛正町長室長       伊波孝規総務課長       兼城泰志企画財政課長     仲松 明情報政策課長     太田守男税務課長       比嘉昌海住民課長       與那覇政彦福祉課長       西田由紀保健衛生課長     金城睦彦子ども家庭課長    与儀 司農林水産課長     久田友一商工観光課長     宮里泰明都市計画課長     田仲康児土木課長       仲宗根義覚教育総務課長     鉢嶺宗則学校教育課長     原田利明社会教育課長     仲地桃子学校給食センター所長 池原 誠公文書館長      比嘉敬文職務のため出席した事務局職員の職氏名議会事務局長     比嘉良典議会事務局次長兼議事係長           稲嶺盛和議事法制担当主査   宇良留美子    令和元年第491回北谷町議会定例会議事日程(第5号)              令和元年9月25日(水) 10時00分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問     1.10番 高安克成議員     2.18番 仲栄真惠美子議員     3. 1番 大浜ヤス子議員     4.15番 喜友名朝哲議員令和元年9月25日(水) △開議(10時00分) (開議宣告) ○亀谷長久議長  これから本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○亀谷長久議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、18番仲栄真惠美子議員及び1番大浜ヤス子議員を指名します。 △日程第2 一般質問 ○亀谷長久議長  日程第2 一般質問を行います。 順次発言を許します。 10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  おはようございます。ちょっと緊張しておりますが、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。通告にしたがい進めていきたいと思います。 質問事項1.米軍人や外国人の起こす事件・事故について。 質問要旨(1) 本町の実態把握と対策について伺う。 (2) 本町がこれまで把握している事件・事故のその後について、本町の対応状況について伺う。 (3) マナー違反やトラブル回避のためにも公園施設等でのマナー表記について外国語表記ができないか伺う。 (4) 動物の管理について米軍居住住宅の管理会社へ周知しているとするが、改善の兆しが見られない。一方で、管理会社は制限を加えることは賃貸するに当たり、デメリットとして注意喚起はできるだけ行わないと聞く。実態把握と対策について伺う。 (5) 沖縄防衛局は、嘉手納飛行場周辺地区における周辺財産有償使用について公募を行い、新たに全国へ公募するとしている。本町在住者・企業への優先使用が望まれるが、本町の所見を伺う。 質問事項2.PFOS・PFOA、プラスチックごみ等に対する対応について。 質問要旨(1) 6月定例会において独自調査や関係自治体との連携、企業局や米軍に対する申し入れを行うとしていたが、その後の状況について伺う。 (2) 濃度が薄いから大丈夫ということではなく、本来あってはならない状況。状況が改善されるまで嘉手納井戸群からの取水を止め、20年以上断水が実施されていない現状において、取水しているダムからの量を増やす対応をすべきだと思うが、本町の所見と対応について伺う。 (3) 世界中でプラスチック粒子の水道水への含有について報告がある。実態把握と対策について伺う。 質問事項3.幼児教育無償化について。 質問要旨(1) 本町における対象者数と非対象者数を伺う。 (2) 給食費を含んだ無償化について本町の対応について伺う。 (3) 幼児教育無償化により給食費等を含め、利用者の支払いが逆に増えるという事例があるか伺う。 質問事項4.個人情報の収集について。 これについて訂正があります。 質問事項4の質問要旨において「自衛隊による」と記載しておりますが、「自衛隊又は警察による」ということで修正のほうをお願いをしいと思います。 自衛隊又は警察による住民基本台帳閲覧及び図書館等における個人情報の収集に関して、本町において実施されたことはあるか伺う。 質問事項5.会計年度任用職員制度の導入について。 質問要旨(1) 本町の正規職員といわゆる非正規職員の人数を伺う。 (2) 制度導入について本町の所見を伺う。 質問事項6.学校給食センターについて。 質問要旨、進捗状況について伺う。 質問事項7.情報システムについて。 質問要旨、本町の情報システムに対する所見を伺います。 再質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(10時04分) △再開(10時05分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。 ただいま高安克成議員から御質問いただきました。私のほうからは、質問事項1番目「米軍人や外国人の起こす事件・事故について」の質問要旨1点目「本町の実態把握と対策」についてお答えいたします。 米軍人等による事件・事故については、沖縄防衛局からの情報提供や新聞報道等によって実態を把握しており、適宜、関係機関等に対し、事実確認や情報収集を行いながら、的確かつ速やかに対応しているところであります。 町としましては、米軍人等による事件・事故が発生するたびに、町民の生命、財産、人権を守る立場から、米軍を始め、沖縄防衛局等の関係機関に対して、米軍人等の教育、綱紀粛正の徹底並びに、事件等の原因究明や再発防止策、被害者への適切な補償、さらにこれらの問題解決の根幹にある、日米地位協定の抜本的な改定まで踏み込んで、抗議・要請を行っているところでございます。 次に、質問要旨2点目「本町がこれまで把握している事件・事故のその後について、本町の対応状況」についてお答えいたします。 本町はこれまで、米軍人等による事件・事故が発生するたびに、米軍及び沖縄防衛局等の関係機関に対し、事件等の原因究明や米軍人等の綱紀粛正、実効性のある再発防止策の実施等について、強く申し入れを行ってきました。 事件・事故後においても、被害者への適切な補償や再発防止のために米軍及び関係機関で構成する「米軍人・軍属等による事件・事故防止のための協力ワーキング・チーム」の開催を関係機関に求めるなど、適宜対応しているところでございます。 また、町民の安全、安心を守る立場からも、町独自で実施しております、防犯事業への支援についても、関係機関に求めていきたいと考えております。 今後も、事件・事故の再発防止等に向けて、三連協や軍転協、その他関係機関とも連携を図りながら、粘り強く取り組んでまいります。 その他の質問につきましては、担当部長、教育委員会等させていただきす。 ○亀谷長久議長  根間朝弘建設経済部長。 ◎根間朝弘建設経済部長  質問事項1番目「米軍人や外国人の起こす事件・事故について」の質問要旨3点目「マナー違反やトラブル回避のためにも公園施設等でのマナー表記について外国語表記ができないか」についてお答えいたします。 本町の都市公園には、都市公園条例で定めております行為の禁止事項や公園利用時の注意事項を記載した看板を設置しております。 外国語表記につきましては、一部の看板を除いて十分対応できていない状況も見受けられます。 つきましては、外国人の利用が多い公園等を考慮し優先に検討してまいります。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項1番目「米軍人や外国人の起こす事件・事故について」の質問要旨4点目「動物の管理について米軍居住住宅の管理会社へ周知しているとしているが、改善の兆しが見られない。一方で、管理会社は制限を加えることは賃貸するに当たり、デメリットとして注意喚起はできるだけ行わないと聞く。実態把握と対策」についてお答えいたします。 米軍人や外国人の動物管理における米軍居住住宅管理会社の対応につきましては、居住者へのペットの適正飼養についての文書やチラシの配布に御協力いただくとともに、マナーやルールを守らない飼い主に対する指導の際には御同行いただくなど、居住者に対する適正飼養の意識啓発活動に大いに御尽力いただいているところでございます。 このような管理会社の御協力等もあって、米軍人や外国人の動物管理は一定の効果・改善が見られるものの、新たな住人によるペット問題が生じるという状況にあり、根気強く継続的に意識啓発活動に努めて行かなければならないと考えております。 本町においては、文書やチラシ配布による適正飼養の意識啓発、立て看板設置やポスター掲示による注意喚起、パトロール時における指導などの取組のほか、町長自らが機会ある度に米軍を始め国・関係機関等に対し、町が抱える米軍基地問題の課題としてペットに関する諸問題についても再三要請等を行っております。 また、沖縄県においても在日米軍関係7機関に対して「基地外居住米軍関係者の犬の適正飼養について」の啓発チラシを活用した周知依頼を行っているとのことでございます。 今後も引き続き関係機関と連携し、更なる取組強化に努めてまいります。 続きまして、質問事項3番目「幼児教育無償化について」の質問要旨1点目「本町における対象者数と非対象者数」についてお答えいたします。 幼児教育の無償化の対象者につきましては、未就学児童のうち、3歳以上の全ての児童と、保育の必要性のある0歳から2歳の住民税非課税世帯に属する児童となっております。 3歳から5歳の児童数については1千40人、町から保育の必要性の認定を受けている0歳から2歳の住民税非課税世帯に属する児童は108人となっており、現時点において無償化の対象児童は合計1千148人となっております。なお、無償化の対象外となる児童数については、現時点において町から保育の必要性の認定を受けていない児童の世帯状況等が把握できないためお答えすることができません。 次に、質問要旨2点目「給食費を含んだ無償化について本町の対応」についてお答えいたします。 今回の無償化により、対象となる就学前児童の保護者は大幅な負担軽減が図られることになります。副食費の実費徴収が発生するのも一定程度以上の所得のある世帯に限られることから、国が示すとおり受益者負担とすべきものと考えております。 次に、質問要旨3点目「幼児教育無償化により給食費等を含め、利用者の支払いが逆に増えるという事例があるか」についてお答えいたします。 今回の無償化により、今まで保育料に含まれていた副食費相当分が新たに実費徴収となります。無償化開始以前において、市町村独自で保育料を国基準額より大幅に低く設定している場合は、支払額が逆に増える可能性がございます。 本町においては、副食費の実費徴収の対象となる方につきましては、無償化前は、保育料を月額1万1千800円以上負担している方となっております。 保育料の無償化後、副食費を月額1万1千800円以上に設定する保育園は想定されないため、無償化後に保護者の支払額が逆に増えることはないものと考えております。 続きまして、質問事項4番目「個人情報の収集について」の質問要旨「自衛隊による住民基本台帳閲覧等における個人情報の収集に関して、本町において実施されたことはあるか」についてお答えいたします。 本町において自衛隊による住民基本台帳閲覧の実施は、記録が残っている平成22年以降毎年1回行われております。今年の閲覧は5月14日から15日の2日間2人が来庁し、住民課事務室内において平成13年4月2日から平成14年4月1日までに出生した男女の住民台帳の一部の写し(閲覧台帳)を閲覧しております。 ○亀谷長久議長  岸本満総務部長。 ◎岸本満総務部長  質問事項1番目「米軍人や外国人の起こす事件・事故について」の質問要旨5点目「沖縄防衛局は、嘉手納飛行場周辺地区における周辺財産有償使用について公募を行い、新たに全国へ公募するとしている。本町在住者・企業への優先使用が望まれるが、本町の所見」についてお答えをいたします。 砂辺地区においては、沖縄防衛局が移転措置事業(航空機騒音に起因する障害が特に著しいと指定された区域に所在する建物等の移転補償等)により取得し、緑地帯として管理している国有地(行政財産)が点在しています。当該国有地の一部については、本町が使用許可を受け町民農園等で活用しているところです。 今般、沖縄防衛局は、活用されていない国有地について、民間の皆様も含め積極的に有償で使用できることを企図しており、既に一部では公募をかけ使用者との契約手続を進めていると承知しております。 本件に関しては、先日、本町及び砂辺区からの要請により、沖縄防衛局担当職員から地元砂辺区区政委員を対象に説明会が開催され、業務の内容のほか、第二回目公募を、この秋にもホームページ上で行う旨の説明がありました。 今回、議員からの御質問と同じ質問が説明会においてもあり、区民を対象として、優先枠を求める意見が区政委員から出されたところであります。 沖縄防衛局からは、有償許可の制度上、公平性の観点から従来どおりの公募方法により実施を進める旨の回答がありましたが、地元からの土地活用要望を集約し、北谷町から公共的利用として必要エリアの提示があれば、その活用計画に支障の無い範囲で公募する旨アドバイスをいただいております。 つきましては、早急に本町、地域住民が連携し意見交換を行い、公共として活用が可能な周辺財産を洗い出し、同エリアが確保できるよう沖縄防衛局と協議を行っていきたいと存じます。 次に、質問事項4番目「個人情報の収集について」の質問要旨「自衛隊による住民基本台帳閲覧及び図書館等における個人情報の収集に関して、本町において実施されたことはあるか」についてお答えをいたします。 図書館については、自衛隊等における個人情報の照会の実績がないとの報告を受けております。 本町の個人情報保護条例第10条において、個人情報の利用と提供の制限を規定しており、個人情報は、原則として利用目的の範囲内で利用されなければならないが、法令に特別の定めがある場合などは、他の目的に利用される場合があるが、その場合はプライバシー保護の観点からごく限られた場合に認めるべきとしております。 また、任意の提出によることができる協力要請の場合は、当該個人の基本的人権の擁護について十分考慮しつつ、安易に提供することのないように配慮しなければならないとしています。 次に、質問事項5番目「会計年度任用職員制度の導入について」の質問要旨1点目「本町の正規職員といわゆる非正規職員の人数」についてお答えをいたします。 本町の職員数については、令和元年9月1日現在で、正規職員が245人、非正規職員が243人となっております。 ただし、現在の運用においては、保育所等における職員の休暇に対応するための、いわゆる日々雇用的にお手伝いいただいている不定期かつ短時間勤務者は非正規職員数にカウントされておりません。 次に、質問要旨2点目「制度導入について本町の所見」についてお答えをいたします。 教育行政や子育て支援など様々な分野で活躍し、地方行政の重要な担い手となっている非常勤職員の適正な任用・勤務条件を確保するため、地方公務員法及び地方自治法の改正による、会計年度任用職員制度の導入が予定をされております。 当該制度導入によって、現在の一般職非常勤職員、一部の特別職非常勤職員及び先ほどの答弁で述べた短時間勤務者については、会計年度任用職員に移行されることとなりますが、その処遇については、現在支給されていない期末手当等の支給が可能となるほか、休暇制度についでも現在よりも充実したものとなると考えております。その他、詳細な制度設計については、これからの検討となりますが、導入に当たっては国の非常勤職員制度及び近隣市町村との均衡を考慮しながら適切に導入してまいりたいと考えております。 次に、質問事項7番目「情報システムについて」の質問要旨「本町の情報システムに対する所見」についてお答えをいたします。 本町の情報システムは、大別すると基幹系システムとして住民情報関連システム税務関連システム、国保・年金関連システム福祉関連システム等がございます。 次に、業務系システムとして地理情報システム、給与・財務会計システム等がございます。 これらの情報システムにより、様々な住民サービスを提供する行政事務の最適化・効率化が図られ、住民福祉の向上に寄与しているものと思います。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。
    佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  質問事項2番目「PFOS・PFOA、プラスチックごみ等に対する対応について」の質問要旨1点目「独自調査や関係自治体との連携、企業局や米軍に対する申し入れを行うとしていたが、その後の状況」についてお答えいたします。 本町においては、6月議会後の6月25日火曜日に沖縄県企業局へ要請書を手交し、①水道水の安全性を明確にし、有機フッ素化合物(PFOS、PFOA及びPFHxS)に関する情報を周知すること。 ②中部地域の河川及び嘉手納井戸群からの取水制限を行い、別の水源の確保等を図ること。 ③県環境部署を始めとする関係機関等と連携を行い、原因の究明と対策強化に努めること。 ④主な水源地である嘉手納基地内への早期の立入を行い、汚染物質を除去するための適切な措置を講じることの4点の要請を行っております。 また、他の受水事業体においても同様の要請書を提出しているとのことであります。 質問要旨2点目「状況が改善されるまで嘉手納井戸群からの取水を止め、20年以上断水が実施されていない現状において、取水しているダムからの量を増やす対応をすべきだと思うが、本町の所見と対応」についてお答えいたします。 県企業局の対応として、6月の降水が多く各ダムの貯水量が満杯となっていたため、ダムからの取水量を増量しました。これに伴い、ダム貯水量に余裕のある間については、中部河川及び嘉手納井戸群からの取水量を減量することとしております。 質問要旨3点目「世界中でプラスチック粒子の水道水への含有について報告がある。実態把握と対策」についてお答えいたします。 本町及び沖縄県企業局においても、プラスチック粒子マイクロプラスチック)の水道水への含有についての調査は実施しておらず、実態把握はされておりません。 ○亀谷長久議長  津嘉山信行教育長。 ◎津嘉山信行教育長  質問事項6番目「学校給食センターについて」の質問要旨「進捗状況」について、お答えいたします。 学校給食センター整備事業は、北谷町の子どもたちに安全・安心な学校給食を提供するため、老朽化のすすむ調理場施設・設備を最新の衛生管理基準に適合させた施設整備を図るとともに、町民から長年要望されておりました食器の改善及び食物アレルギーを有した児童生徒への対応食を提供できること等を整備方針としております。 2018(平成30)年度までに、北谷町立学校給食センター施設整備基本設計の一部を完了させております。 現在、残りの基本設計業務については、2019(令和元)年8月22日から2020(令和2)年2月28日までの履行期間で発注しております。 今後の予定としては、基本設計完了後、速やかに実施設計に移り、建築工事へと進めてまいりたいと考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  ありがとうございました。まず質問事項1点目ですが、実態把握と対策についてということでお伺いしたんですけれども、実態把握ということで、琉球新報の5月28日の記事によると「米軍関係者の犯罪については8割が不起訴になっている」という状況だそうです。 追跡困難な事例が多々あると思いますが、本町として個別事案ごとに追跡調査等の整理がされているのか、例えば事案ごとに関係機関に対してその後の報告を求めたり、警察や防衛局からの事後報告があったりと、そういったことがあるのかどうかお伺いをしたいと思います。 ○亀谷長久議長  伊波孝規町長室長。 ◎伊波孝規町長室長  お答えいたします。町長室基地渉外係では町内で発生した米軍人・軍属等による事件・事故の件数を集計しております。こちらは防衛局や新聞等から得た情報を蓄積しておりまして、その後の対応についても案件によって、関係機関に情報を求め、現状把握をしているところでございます。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  細かいことになると思うんですが、たくさん事案があって、例えば私たちでも事件・事故については報道や当局を通して知ることがほとんどなんですけども、7月に宮城北公園付近で起こった傷害事件というのが、今回初めて友人を通して知ったんですが、もしその内容について把握していれば、ちょっとお話をお願いします。 ○亀谷長久議長  伊波孝規町長室長。 ◎伊波孝規町長室長  お答えいたします。議員のおっしゃる傷害事件は砂辺区の米軍人等による当事案につきましては、町のほうにも住民から苦情が寄せられておりまして、町長室が本人とお会いをいたしましてヒアリングを行っております。 7月に発生したこの事案は、夜間、宮城北公園で花火を行っていた外国人を注意したところトラブルになったということでございます。 当事案については、本人が警察へ被害届を出したということを確認しております。町長室では本人立会いの下に現場を確認いたしまして、たびたび起こっている隣人トラブルの現状についてもお話を伺っております。 また、公園での禁止行為について分かりやすい多言語看板を設置する方針を本人にお伝えをしているところでございます。 また、8月に実施しておりますキャンプフォスター司令官との意見交換の中でも提供施設区域外の居住者の密集区域である当該区域、周辺を視察いたしまして地域行事への参加など、住民との交流が行われている反面、たびたびやはり隣人トラブルが起こっている実情をお伝えしているところでございます。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  このように基地対策特別委員会においても、そのような事実というのは、なかなか聞こえてこない、分らないというところがあったりすると思うんですね。 そのような際に、警察の方からこういった事件が米軍がらみの事件がありましたよ等の報告はその都度行われているという認識でよろしいでしょうか。 ○亀谷長久議長  伊波孝規町長室長。 ◎伊波孝規町長室長  お答えいたします。町長室基地渉外係に寄せられる情報につきましては、沖縄防衛局のほうからメール・電話等で情報をいただいているもので把握をしております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  表記の件で、そのあと書いてはあるんですけども、やはり米軍人が殴打をしたということは、もちろん問題ではあるんですけども、公園内で花火をしてはいけないというルールについて、知らなかったことも、もしかしたらあるのかもしれないと、そういう時に米軍人軍属は、我々もよく要請等を行って綱紀粛正、また教育等を言っていますが、実際にできているのかという本当に疑うような状況にあるわけですよ。 そういう中においては、やっぱり町民、住民を守るためには、我々はそういうのに巻き込まれないという努力もひとつあるのかなあと思いますので、そういう意味では、近隣に基地外に住んでいるということは、その地域のルール等に、また文化そういったのも含めて、習慣等も含めて知る、知らせる必要があるのかなあと思いますので、そういう意味においては、この看板表記の大事さがあると思うんですが、その看板表記について、何か所か公園等で表記を確認したんですが、その表記についてガイドラインとか、また統一性は持っているという認識でいるでしょうか。 ○亀谷長久議長  伊波孝規町長室長。 ◎伊波孝規町長室長  お答えをいたします。町といたしましては外国人、来訪者にも分かりやすい看板の設置と、提供施設区域外居住者に対する、いわゆる暮らしのマナー等を記したリフレット等の作成も進めているところでございます。 また、この看板につきましては、やはり英語表記でされているところがあるんですが、実際はこの表現が外国人にとって分かりにくい表現になっていたりとか、なかなか伝わらないという問題もあるというように、これは基地の渉外官からのアドバイスも受けております。 今後、関連部署と連携をいたしまして、この分かりやすいサインづくり、また情報発信についても検討していきたいと考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  是非、ルール等も書かれていて一部英語表記があったりするんですけども、やっぱり分かりにくい所というのはあると思います。そのサイン、国際的にどういったのが使われているかというのも、しっかりと確認をして上で表記、本当に住民トラブル等、基地外では普通に民間の人達と、住民と触れ合うということはたくさんあると思うんですが、やはりそこでトラブルということになると、お互いに面白くないと思うので、しっかりとその辺もフォロー、またこういった事例に関しても後追いをして傾向等、そういったのも含めて把握して対策を行っていただきたいなあと思います。 また、この4番なんですけども、動物の管理についてなんですが、当該地区においてノーリードで大型犬を離しているという事案を、自分のほうも何度か見てはいるんですが、そこら辺は把握していますか。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。米軍人によるノーリードの散歩等におきましては、本町が委託している委託業者がパトロールの際に見つけた場合には指導するとか、あとは住民のほうからの連絡等もあったりもしますので、その際には至急駆けつけて指導等を行っている状況でございます。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  当該地域では去った議会でもノーリードであったりとか、犬・猫に対する餌やりだったりとか、米軍人関係者が与えているのではないかという、一度問題になったこともあると思うんですね。 これは結局解決せずに、今なお続いているとは思うんですね。その間に私も見ていますので、その辺について今一度、やはり先ほどの近隣トラブルではないですけども、取り組む必要があるんじゃないかなあと、ただ単に周知するだけではなく、先ほども言いましたけど、注意喚起は行っているが、住人が入れ替わると問題が起こるということも把握されているわけですよね。 そういうことからすると、やはり今一度、違う何か一歩踏み込む必要もあるんじゃないかなあと思いますが、いかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。現在担当課としましては、管理する不動産会社の協力とか、看板設置、そしてパトロールとか、ということで、いろいろ取組はしているところですが、議員がおっしゃるように、新たにまた転入して来る、居住する外国人等において、また新たにそういったトラブルが生じてくるというのが現状でございます。 これも私どもも、承知しているところでいろいろ取組はしておりますけども、またほかに新たなどういった策があるかというのも調査研究しながら、そういったことも取り組んでいく必要があるということを考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  この質問要旨にも書かれていますが、管理会社は制限を加えることは、やはり貸すに当たって難しいというところではあるので、実際皆さんは委ねてはいて、チラシ等をお願いしますということで、指導をお願いしますということで委ねているとは思いますが、やはりそこら辺、本当に確認できているのか、やっているのかというのはやっぱりちょっと、そこら辺も疑問もありますので、どういった方法があるのか、一緒に考えていきながら解決を図っていけたらと思いますので、是非よろしくお願いをしたいと思います。 5番ですけども、町民が騒音で後ろ髪をひかれながら、やむなくその地域から移転せざるを得ないという状況があったわけで、挙げ句の果てには、その周辺に基地外居住者がどんどん住み始めて、地元に全く関係のない本土事業者がもしかすると、この全国公募ということで大挙してくるのではないかということでちょっと懸念をしております。 それについて、当局はこの件について、いつ頃把握をされましたでしょうか、お願いします。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  お答えします。砂辺地区に点在する防衛省が管理する行政財産、約7ヘクタールほどございます。これまで地方公共団体等を中心に防衛省のほうは、その利活用ということで開放して無償で貸付けを行ってきております。 北谷町においても、町民農園ということで利活用させていただいておりますけれども、御質問にあるように、全国に発信をしてこれを個人とか、企業にも周辺財産という防衛局が管理するもの、それを公募によって貸付けるという情報は5月に確認しております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  やはり先ほど言いましたように、地域と関わりのない方がそこに来て何か営むと、地域の関わり等もなかなか難しい状況もある中で、そういう形でいずれかが来て、やられるというのはやはり当該地域の皆さんもそうですし、本町の住民も同様な気持ちではあるんじゃないかなあと思いますが、その辺については、全国公募ということではありますが、何かしら要請等を行って、もうちょっと猶予をもって、本町の事業者でしたり、個人でしたりとかに貸与、又は本町において何かできるかということで、そういうことを検討するとか、そういったことはできないか伺います。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  お答えします。このお話があったときに、やはりこちら地域に住む住民にまずは説明すべきだろうということで、北谷町から要請をしております。 それで防衛局は一端、その公募を7ヘクタールというところをかなり絞り込んで3筆の公募に留めております。 それから、また答弁にもありましたけれども、第2回の公募が秋に予定されております。その間に公共性のあるものについては、無償で貸付けができるというお話もいただいております。 全国的に、この貸付けについては駐車場とか、資材ヤード、居住はダメですね。用途に制限をかけて貸付けを全国的に行っているということで、地域の方々にまずは説明ということで、7月の下旬に砂辺地域の方、区長を中心に説明会を行ってもらっております。 その中で、どういった条件で貸付けるのか、そして町民からの意見というものも聞いていただいて、砂辺区民のほうからは私たちも利活用できるような土地の貸付けもできるかという御質問がありました。 それで防衛局からは、まずは地元、そして北谷町役場、公共性のあるもののエリアというものを示してほしいと、その利活用を踏まえて、その利活用に支障がない範囲内で秋の公募を実施するというチャンスを砂辺区民と北谷町で今条件をいただいておりますので、その範囲内でいま有効活用ということでいま地域と連携して、その活用をいま考えているところでございます。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  具体的に何か所か、どのぐらいの広さか、そういったのはもう具体的に挙がっている状況にあるでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  こちらにつきましては、まず公共の各庁内の課については、平成29年からその活用については呼び掛けておりまして、社会教育課とかいうところからは幾つかあります。 そして地域の方々からは、これから意見を具体的に交換して防衛局のほうに申し入れしたいと考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  是非町民財産として、あの範囲は北谷町なので、やはり町民の物として、町の物として使える形で、名義は国からも知れませんが、町が有効活用できるような形で是非取組のほうをお願いをしたいと思います。 2番のPFOS・PFOAについてですが、上下水道課について平成31年度水質検査計画が公表されておりました。その中で配水系ごとに町内6か所、毎日検査については町内9か所、そして年1回51項目について検査を行っていますが、その中にPFOS・PFOA含む、いわゆるPFASの検査について追加できるか、検討しているか伺います。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  お答えいたします。水質検査について基準がございまして、それについてPFOS・PFOAについて、その基準の項目がございませんので、今のところ検査の項目に入れることは考えておりません。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  先ほどの米軍人等の事件・事故についてもそうなんですけども、米軍の対応等、又は国の施政等を含み、県や当局において難しい状況にあることは承知をしております。また、対応努力していることも本当に頭が下がる思いではありますが、やはりこの水に関しては人の命、直接関わるものですので、現在分かっている分と、分らない部分がはっきりしていると思いますが、当局の認識としては、どうお考えでしょうか。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(10時47分) △再開(10時48分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  お答えいたします。まず勧告値につきまして、6月議会でも答弁しましたように、県知事が直接環境省あたりに行って、早めの基準を設定してほしいというところで、国のほうも暫定健康勧告値を明記していきたいというふうにお答えをしております。 また、その現在無いので、米軍の環境保護庁の基準を設定しているが、それについて安全かというところなんですが、それについては77ナノグラムパーリットルというところで、実際企業局が配水している分については約30ナノグラムパーリットルというところで、それの半分というところで、県企業局においても安全性は保たれているということでございますので、北谷町においてもこれについては安全性は保たれているというところで認識しております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  安全が担保されているということではありましたが、知る限り、先ほどの51項目については調査がされていると。また、PFOS・PFOA、PFHxSも含めて、我々が知っている限りのものは、何かしらの数字が出たりとかしてはいるんですけども、実はこのPFASは、とんでもないくらいの数があるんですが、そのPFASについてどれぐらいの種類があるか、把握されていますでしょうか。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  ただ今の質問について、手元に資料がございませんので、お答えできません。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  言いたいのは、私も知らなかったんですけど、調べたら約5千種類もあるそうです。その中でPFOS・PFOA、PFHxSという形で、数種類に限定されているんですね。 ということは、残り一体いくらのものがこの水に含有されているのか、それさえも知らないんですよ。 これを企業局の職員にも亜種の使用についてどうなっているかということを実態把握しているかと確認をしたところ、これはイタチごっこですねということで返ってんですね。正直。 ということは、企業局は大丈夫という先ほどの話でも77ナノグラムパーリットルの勧告値以下であれば、安全であるというのも少し疑いが出てくるんじゃないかなあと、安易に安全だということに対して自分はちょっと懸念を持つんですが、去った2月に実はこの77ナノグラムを示した米国環境保護庁EPAは、2月にPFASを規制するための包括的国家アクションプログラムの中で、今年末までに最大汚染濃度を法的に規制し、汚染地域に除染勧告を出す。これにより監督行政に監督責任を持たせるということを発表したとの情報もあるようですが、そういう状況において、本当にこのまま、先ほどダムの水量を増やして、要は薄めた形になっているとは思うんですが、本当にそのままでいいのかなあと。 一方ではダムのほうは、先ほども書いていますように20年間断水もない状態、しかも北谷浄水場は取水池がダムの3か所あるはずなんですね。そこから限定された量しかきてないわけですよ。仮に今度、日本国内において、この勧告地が設定される、今年度中に設定されるといっているわけですが、その間だけでも一時的にでもダムの取水量を中心としてやるべきじゃないかなあと、そのほうが町民、又は7市町村が関係していますので、その住民に対する安全を提供することになるんじゃないかなあと思いますが、いかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  お答えいたします。ただ今の取水量の割合について手元に資料がございますので、若干報告させていただきたいと思います。 まず1月なんですが、その時には中部河川群からの取水量としましては約40パーセントございました。2月は33パーセント、3月は30パーセント、4月は32パーセント、5月は28パーセント、6月は19パーセント、7月は20パーセントというところで、県企業局としましても、その割合を制限しているというところの努力は確認しておりますので、実は河川水量と言いますのも決まっております。原水もだいたい月いくら使うというところがございますので、自然の雨等が降らない場合は、どうにか河川群からの取水をして、賄わないと町民に対する安定的な給水ができないというところでございますので、御理解のほうをいただきたいと思います。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  9月16日の新聞報道でも米国防省は本国の米国基地やその周辺にPFASによる汚染除外として2千100億円を上回る見積もりをしており、米連邦議会は来月からの会計年度の国防権限法案にPFASの使用規制と汚染浄化を義務付ける条項を盛り込んでいます。 これについては、先ほどの米国環境保護EPAの動きに沿った動きなのかなあとも思えるんですが、それを受けて日本ではどのような動きをしているか、勧告値について何か情報が入っているかどうか、把握しているようだったらお願いをしたいと思います。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  お答えいたします。こちらのほうでは日本の動きについては把握しておりません。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  先ほどの公園の看板と同様に米軍側が、又は国が壁となっているという状況がいま正直あると思うんですね。 そういうことに関して、我々として何ができるかというところで、先ほどの水源を変えるとか、それで安全・安心を担保するとかというのも、もちろん一つではあると思うんですけど、もう一つ、将来的に見据えて、基地返還時に、この土壌汚染というのがやっぱり懸念されると思うんですね。ちょっとそれを見てみると土壌対策法、水質汚濁防止法、跡地利用特措法に調査対象としてPFASが記載されてないというのは、私個人の判断ではありますが無かったように思うんですね。 その辺、いかがでしょうか。何かしら情報があったらお願いをしたいと思いますが。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  お答えします。統合計画が平成25年にありまして、北谷町でも4施設の返還が予定されております。それでこれまで跡地利用をするときに、いろいろな米軍施設の跡地から出てきた、北谷町という北側のキャンプ桑江のほうで、それを参考にしながら国は跡地利用推進法の改正を行っております。 この米軍の使用履歴に関わりなく返還時にはしっかり調査するということが、改正された法律ではうたわれております。 ただいま御質問にありますPFOS、PFOAにつきましては、いま跡地利用推進法に関しての情報は国からはございません。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  そこでやっぱり懸念している部分があって、皆さんも御存じのように、2011年3月の東京電力福島原発事故をめぐって旧経営陣には業務上過失致死傷害罪で強制起訴された裁判で東京地裁は無罪判決を出しました。 裁判で争われたのは「具体的に予見できたか」、「対策を講じていれば事故を防ぐことはできたか」の2点でありました。 病気の予知になる可能性が今回予見されたのにもかかわらず、対策としては即効性がない分、又は個人差があるように、どの勧告値の発病するか分らないからと言った形で対策を国も、米軍も、県もこまねいているような条件に見えます。 分らないのであれば、先ほど言いましたように、一時的にも勧告値が出てくるまで、短期間でも本当に嘉手納井戸群から全く濃度が違いますので、取水をやめて、北部のダムから取水することを強く本町として求める必要はないかなあと。また、先ほど言いましたように、将来の基地返還を見越して、直ちに関連法案の改正に対する要請を働き掛ける必要はないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  お答えします。米軍に関係する環境汚染につきましては、国が沖縄の軽減負担ということで、この返還跡地については、かなり力を入れて内閣府とともに組織もつくって自治体と国が一緒になってこの跡地利用の推進に取り組んでおりますので、その会議の場を通して直接国にお話はしていきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長。 ◎佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長  水の安全性についてでございますが、やはり先ほどから申しているとおり、まず安定的な給水に資するというところで、やはり原水、ダム系が水量があれば当然そこからまわしてもらって、先ほど申し上げたとおり、現在20パーセント程度まで軽減されているというところでございます。 引き続き企業局からの回答ではあるんですが、水源及び浄水場における水質管理や、PFOS等の吸着効果があると粒状活性炭の入替え等を行うなど、更なる低減化に努めてまいりますと、また嘉手納井戸群の低減化についても検討してまいりますというところでございますので、北谷町としても情報共有を図りながら要請等も行っていきたいと思います。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  やはり米軍、また国を相手にするとちょっと難しい、分らないことがたくさんあります。 そういうことからも、以前から要望していますが、やはり米軍関係の事案が多いことを含めて、基地返還等の際にも今後のまちづくりの問題解決の起点にもなると思いますので、基地対策課の設置とまた英語等、外国語に堪能な職員の配置が望ましいと考えますが、いかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲松明企画財政課長。 ◎仲松明企画財政課長  平成25年の統合計画の前に、北谷町では組織として跡地担当の技幹というものを設けております。それで企画財政課に所属して、この跡地利用ということに関しても、町全体のまちづくりも考えながら基地返還というところも併せて企画財政課のほうで行っておりますので、組織としては、またこれから返ってくる、返還が予定されている北谷グスクとか、そしてコリドー部分とかというものについては、当面の返還につきましては、今の企画財政課のほうでまちづくりと併せて環境、そして跡地推進ということで取り組んでおります。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  やっぱり命に関わることもありますので、是非町民のために、より一層ともに頑張っていけたらと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 3番の幼児教育無償化についてでありますが、今回の幼児教育無償化については、実施前に保護者に説明をし、同意を求めるということで、法務省の通達があったと記憶をしていますが、それは行われたのでしょうか。 また、全園含めて実施されたか、確認がとれているかどうかお伺いをしたいと思います。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。町立保育所におきましては9月4日付で、保護者へ文書により同意のほうを得ております。直接配布して確実に渡しております。 また、民間につきましては、1か所が施設内掲示により9月中旬に周知済、あと1か所が運動会にて説明し、その後文書での通知と承諾書も取る予定というところが1か所、9月中に文書通知するというところが2か所、残りの2か所につきましては、今週中に通知するということが本日決定したという情報を得ております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  説明というか、周知のほうを図ったということでありますが、同意のほうは確認がとれてなくても、それに関しては問題はないのでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。国のFAQで示されているんですけれども、基本的には重要事項説明書を改定して同意をとるというものなんですけれども、今回年度途中の改正でもありますので、文書やお便り等で周知を図るのも可とされております。 ただし10月以降、新規で入園する方に関しては、改定後の重要事項説明書で同意をとるようにということでFAQで示されております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  ありがとうございます。先日の喜友名盛充議員の質疑にもあったように、幼児教育無償化に備え、果物の提供回数が減ったという答弁がありました。食育について懸念をしておりますが、季節を感じるメニューを提供し、食育を育むのも大事だと考えますが、いかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。今回の副食費の実費徴収化に伴いまして、町立保育所ではこれまで毎日提供していた果物を減らしております。 これは食材料費が直接保護者負担になるためで、国の示した4千500円をクリアするためには致し方ない措置となっております。 これまで保育所におきましては、どちらといえば預かっている時間に良いサービスを提供して、食事も良い物をあげるという視点だったんですけれども、今後は預かっている時間だけではなくて、家庭においてもどういった食事がいいのか、親子がどういう接し方をした方がいいのかというのも、保育所で預かっていない時間も含めた対策をしていく必要があると考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  それについては一定程度の理解はできますが、具体的にどういった食育の育み方があるかとか、そういった議論のほうはあったりするんでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  食育については、公立におきしては年に数回食育の授業みたいなものもありまして、また、給食だよりということで、食材料を通じた健康生活や季節に応じた食材の活用について周知をしております。今後は更にこういった媒体や、園内での取組も強化していく必要があると考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  是非家庭での食育も大事ですので、その辺のアプローチもしっかりとお願いをしたいと思います。いろいろと1号、2号等と支援が受けられる状況にありますが、家庭保育については何かしら支援を行えるという何かありますでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  家庭保育の方につきましては、本町におきましては子育て支援センター事業であるとか、ファミリーサポートセンター事業が家庭保育の方にも対応する事業となっております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  そのファミリーサポートセンター事業等ですが、一時預かりは特定保育について今回の無償化については適用されるという認識でいいんでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  ファミリーサポートセンター事業についても今回の制度の範囲に入っております。
    亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  懸念しているので、認可外等で就労証明がもらえない場合もあると思われるんですが、そういった合はどういった対応をするか、どういった議論があったかがあればお願いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  認可外につきましても、今回の制度では保育の必要性の証明が必要ですので、就労証明が必須となっております。ただしフリーランスの方とかもいらっしゃいますので、申立書のようなもので、この就労が証明できれば認定可能だと考えております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  実際もうすぐ始まるんですが、問い合わせ等があったならば、何件ぐらい、どういった内容か、主なものがあればお願いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  問い合わせの件数はただいま資料を持ち合わせていませんが、10月に近くなるにつれて、認可外を利用している方で、この認可外が確認申請を行ってない施設については問い合わせが増えてきている状況です。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  是非ちょっと分かりにくい、細かくて分かりにくいところがあるので、その辺の支援、先ほどの証明書がもらえないケースもあり得るかと思いますので、是非フローのほうをお願いをしたいと思います。 またあと1つ1号認定、2号認定で、金額が変わる可能性というのはあったりするのでしょうか。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(11時10分) △再開(11時11分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  2号認定については、この認定こども園は副食費4千500円ということですけれども、1号認定については5千円から変更するかどうかという情報はまだ得ておりません。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  大変だと思いますが、是非対応のほうを頑張ってください。 4番ですけども、この閲覧方法ですが、どういった形で行われたかお願いをします。文書なのか、立ち合いがあったのか、その辺をお願いします。 ○亀谷長久議長  與那覇政彦住民課長。 ◎與那覇政彦住民課長  住民課で把握している分につきましては閲覧は主に自衛隊、又は閲覧関係の民間の業者、県や国の委託を受けた業者が来ております。もちろん適正に適否を判断するために文書でもって出していただいて請求、適正ということであればそのまま閲覧していただいております。 ○亀谷長久議長  10番 高安克成議員。 ◆10番(高安克成議員)  6番の給食センターについてですが、ちょっと時間が掛かっているかと思いますが、今どういったので時間が掛かっているということでしょうか、お願いします。 ○亀谷長久議長  池原誠学校給食センター所長。 ◎池原誠学校給食センター所長  今年度に入り、基本設計の残り分を発注しておりますけれども、実際、時間が掛かっているといいますか、実は近隣の市町村で新ドライシステムを運用している新しい給食センターを幾つか視察に行ってまいりました。 そしてその給食センターの担当から実際、運用してみて結構不具合があるという部分をいま情報収集しております。 実際、基準に沿って、建築はされましたけれども、実際給食を作り始めてみると、この部分にドライシステムですので、ホコリが溜まって、若しくはこの部屋を行き来するときに、部屋の配置がまずいために使い捨ての手袋をやたら使うなどの、そういった不具合があるという情報を集めております。これを落とし込んでいこうというふうに考えておりまして、これを早急に進める上で、後戻りがないようにしたいと考えております。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(11時14分) △再開(11時24分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  皆さんおはようございます。今日誤解していて、私、午後だと思っていたんですよ。それで今ちょっと緊張していますけど、よろしくお願いします。通告に従いまして一般質問を行ってまいりたいと思います。 質問事項1番目、住民福祉について。 質問要旨(1) 生活改善運動について。以前、祝儀や香典に対する金額の提案があり、各自治会に掲示されていると思いますが、現在、その提案はほぼ忘れられ、お祝儀や香典も華美になり、手土産なども高額になっているような気がします。 ①現在の厳しい雇用状況や物価の高騰、もろもろの社会情勢において、今こそ生活改善の提案を行政主導で掘り起こすべきではないかと思います。見解を伺います。 ②旧正月の十六日祭などは、本当に近親者のみで執り行うべきではないかと思います。前年、告別式に参列した家庭に焼香に伺う風習は是非改めるべきではないかと思います。焼香する側も1日に10件近く、多い人は20件近く焼香するようです。受ける側も接待や手土産の準備等で大変な思いをします。確かに情け深い県民性としてはなかなか取りやめることは難しいかもしれませんが、義理堅い高齢者ほど少ない年金から介護保険料、後期高齢者健康保険が天引きされ厳しい生活を強いられている中、冠婚葬祭が華美になるとその出費も生活の負担になるかと思います。個人で呼び掛けてもなかなか実行できませんが、行政が大きく音頭取りをすれば生活改善もスムーズにいくのではないかと思います。行政から推進運動を展開していくことはいかがでしょうか。 ③高校の合格祝い等も、お祝いの気持ちなので取り決めは厳しいと思いますが、お返しなどの準備でせっかくお祝いをいただいても親は負担が増えるなどがあります。こちらも、お返しの無い素朴な気持ちのやり取りにするよう提案してはどうでしょうか。気持ちのやり取りは重要なことですが、物品を用いてお返しをしないよう周知していくことはできないか伺います。 (2) 独居高齢者の安全確認について。 わずか半年の間にお二人の高齢者の孤独死に遭遇しました。隣近所との付き合いも少なく独居となると、なかなか具合が悪くても、寝込んでしまっても周りに気付いてもらうのが困難になります。 ①現在、北谷町の独居高齢者の数はしっかり把握されていますか。高齢者の独居の数とその現状を伺います。孤独死を防止するためにどのような対策を取っているか伺います。 ②個人情報保護のため、情報がないとの声も聞こえますが、情報の共有の範囲はどのようになっていますか。また、一般の町民が関わりを持つためにはどのようにすればよいか伺います。 ③内閣府の防災対策の地区防災計画策定が義務付けられるようですが、その中においても独居老人の災害時の対策は大きな課題だと思います。これからの北谷町の計画を伺います。地区の皆さんに全てを任せてしまうのか、あるいは行政主導の対策計画があるのか伺います。 ④障害のある方も独居や老々介護などで日常生活の困難さや災害時の対策等もきちんと対策を立てないと命に関わってきます。包括支援センターと地区の防災、あるいは減災の連携した計画などはあるか伺います。 質問事項2番目、島くとぅばの普及について。 (1) 町長はいろいろな会合でのあいさつの冒頭は「はいさいぐすうよう」から始めていらっしゃいます。県の島くとぅば条例を受け、皆さんへの意識付けだと解釈しておりますがいかがですか。 (2) 以前は島くとぅばのお話大会があったり校庭の樹木などに、うちなーなーで表記された名札がかかっていたように記憶しています。現在はどのようになっているか伺います。 (3) 子ども達に島くとぅばを普及していくためには、学校現場での教育も効果的だと思いますが、教育委員会としてはどのように考えているか伺います。 (4) 8月に中部地区の議員・事務局員研修がありました。研修の後の懇親会で、中城村の議員団による「丘の一本松」のうちな一口寸劇が披露され、大変喝采を受けました。北谷町のお株を奪われたとの声もあり、議長がリベンジ宣言しました。コミカルな中にも人情味あふれる「丘の一本松」をテーマにした行政区対抗の大会などを開催してはどうかと思いますがいかがでしょうか。 (5) NPO法人のハンズオンが教育委員会から毎年40万円の補助を受け島くとぅばの普及に島くとぅばオンステージを開催していますが、成果を伺います。 (6) プロを招いての公演も楽しみですが、町民の皆様に県の条例を意識していただくためにも、いろいろな努力が必要だと思います。放課後の児童クラブに島くとぅばのかるた教室や琉歌教室などの開催も考えていただけないか伺います。 質問事項3番目、教育行政について。 中学校英語スピーチ・カンバセーションコンテストについて。 (1) 創設当時からこれまでの選考方法の変遷について伺います。 (2) 昨年まで6人だった派遣生徒がコンテスト選考が4人になった理由を伺います。 (3) 応募要件を伺います。両中学校の学校代表の選定基準を伺います。 (4) 今回、学校推薦枠が2人ずつ設置されたと聞きますが、その理由を伺います。学校推薦の基準を伺います。 (5) コンテストで選ばれた生徒4人、学校推薦の生徒が各学校から2人ずつで合計8人となるがその予算の変遷はあるか伺います。また、引率者の追加があるか伺います。 (6) コンテストに挑戦した生徒は長い夏休みを返上し、塾の先生等の多大な支援を受けコンテストに臨んでいるようだが、学校推薦の生徒はどこで指導を受けたのか伺います。学校の先生から、私たちも暇じゃないから、自分で英文作成をするよう言われた生徒もいるようですが、現在の学校の授業だけでスピーチコンテストの英文作成は可能だと考えるか伺います。 (7) 学校現場の教師は、このコンテストをもろ手で歓迎しているわけではないと生徒や父母の声があるそうですが、現場と教育委員会との意見交流などはしっかり行われているのか伺います。 再質問は自席で行います。よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま仲栄真惠美子議員から御質問いただきました。私のほうからは質問事項2番目「島くとぅばの普及について」の質問要旨1点目「町長はいろいろな会合でのあいさつの冒頭は「はいさいぐすうよう」から始めていらっしゃいます。県のしまくとぅば条例を受け、皆さんへの意識付けだと解釈しておりますがいかがですか。」についてお答えいたします。 沖縄県は、昭和初期に「方言廃止・標準語励行運動」が実施され、伝統的な言葉の衰退が進み、組踊や琉球舞踊など沖縄の伝統文化の基礎となっている「しまくとぅば」が消滅の危機に瀕しております。 このような中、沖縄県では、各地域の「しまくとぅば・琉球方言」を次世代に継承し、奨励していくことを目的に、平成18年度に、毎年9月18日を「しまくとぅばの日」として定める条例を制定しました。また「しまくとぅば普及推進計画」を策定し、行政や県議会、文化団体、民間企業、教育機関が参加する「しまくとぅば県民大会」を実施しております。 令和元年を迎え、複雑・多様化する現代社会において、少子・高齢化並びに国際化、情報化の進展など、私たちを取り巻く社会環境は大きく変貌を遂げており、地域の伝統芸能における、継承の担い手不足が課題となっております。地域に古来から伝わる伝統芸能及び民俗文化の継承は、まちづくりの原動力になると考えており、その中でも、先祖代々から継承される伝統的な言葉「しまくとぅば」は、地域の歴史や文化、各世代間をつなぐ文化的価値があると考えております。 私が、挨拶の冒頭で「はいさい、ぐすうよう、ちゅううがなびら」と申し上げておりますのも、あらゆる世代が「しまくとぅば」を身近に感じ、次世代への普及、継承を推進したいという思いからでございます。 その他の質問につきましては、担当部長、教育委員会とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  根間朝弘建設経済部長。 ◎根間朝弘建設経済部長  質問事項1番目「住民福祉について」の質問要旨1点目「生活改善運動について」お答えいたします。 町では、昭和53年に、町民の社会生活及び家庭生活の諸行事を簡素化、合理化し生活改善による豊かな社会環境と住民生活の向上を図り、合わせて町民の実践活動意欲の高揚と強力な生活改善運動を推進することを目的に「北谷町生活改善運動実践協議会」を設立しております。 構成団体は、北谷町、北谷町議会、北谷町教育委員会、北谷町老人クラブ連合会、北谷町PTA連合会、北谷町青年連合会、北谷町自治会長連絡協議会、北谷町商工会、北谷町漁業協同組合、北谷町観光協会で構成しております。 主な活動として、冠婚葬祭等の諸行事を簡素化する取組として、行事における金銭の上限額等を設定し、例を申し上げますと、七七忌(ナンカ)、年忌(スーコー)及び十六日(ジュールクニチ)は1千円以内、お祝い(出生、新築、入学、合格)に関しては2千円以内となっており、簡素化用の香典袋及び祝儀袋を作製・販売しております。 また、町公式ホームページでは、町民の生活改善運動に関する情報を公開し、啓発を行っております。 議員の御質問にあります「生活改善運動について」は、現在、町民への周知等が不十分であると考えますので、今後は生活改善運動に関する広報の方法等を研究してまいりたいと思っております。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項1番目「住民福祉について」の質問要旨2点目「独居高齢者の安全確認についての①「現在、北谷町の独居高齢者の数はしっかり把握されていますか。高齢者の独居の数とその現状を伺います。孤独死を防止するためにどのような対策を取っているか」についてお答えいたします。 北谷町の独居高齢者数の把握につきましては、沖縄県の調査に合わせ、毎年度10月1日を基準日として、高齢者人口調査を行っております。独居高齢者の人数につきましては、平成26年度986人、平成27年度1千47人、平成28年度1千113人、平成29年度1千194人、平成30年度1千275人と年々増加傾向となっております。 本町における、独居高齢者及び高齢者のみ世帯に対する取組としましては、緊急通報装置を設置し緊急時に通報センターへの連絡により速やかに対応することができる「緊急通報システム事業」、週に数回健康状態と安否確認のための「ふれあいコール事業」、自宅で救急車を要請する際に、救急隊員が迅速に対応できるよう必要な情報を事前に登録できる「救急医療情報登録事業」を実施しております。 また、70歳以上の独居高齢者及び高齢者のみ世帯に関しましては、北谷町民生委員・児童委員が訪問を行っております。その際には、福祉課で作成した「備えカード」を持参し、緊急時に対応できる親族の連絡先を記入していただくことで、高齢者自身で備えていけるような体制づくりを進めております。 次に、②「個人情報保護のため、情報がないとの声も聞こえますが、情報の共有の範囲はどのようになっていますか。また、一般の町民が関わりを持つためにはどのようにすればよいか」についてお答えいたします。 民生委員児童委員によるニーズ把握や日常的な見守り活動に使用することを目的に、北谷町民生委員・児童委員協議会からの申請に基づき、70歳以上の単身世帯、高齢者のみ世帯の名簿(毎年3月31日現在)を作成し、提供しております。 その際には、個人情報の取扱いに関する所定の手続を行った上での提供を行っております。 年々、孤独死の報告も増えてきていることから、町民の皆様の周囲で気になる高齢者につきましては、是非お声掛けしていただいたり、いつもと異なる様子があれば、地域包括支援センターへ情報提供をいただきたいと存じます。また、単身世帯の高齢者につきましては、御自身や御家族・親族・地域の皆様と連携を図りながら、自らも緊急時に備えていただくよう、取り組んでいきたいと思います。 ○亀谷長久議長  岸本満総務部長。 ◎岸本満総務部長  質問事項1番目「住民福祉について」の質問要旨2点目「独居高齢者の安全確認について」の③「内閣府の防災対策の地区防災計画策定が義務付けられるようですが、その中においても独居老人の災害時の対策は大きな課題だと思います。これからの北谷町の計画を伺います。地区の皆さんにすべてを任せてしまうのか。あるいは行政主導の対策計画があるのか」についてお答えをいたします。 災害時において、災害から身を守るためには、行政による「公助」の取組と連携し、自分の身は自分で助ける「自助」や近所の人等と助け合う「共助」による取組を推進することが重要であると考えております。 地区防災計画は、地域住民が自発的に防災計画を作成する活動を応援するため、災害対策基本法が改正され、平成26年4月から「地区防災計画制度」がスタートしました。 地域における防災計画は、自主防災組織が結成された自治会において、災害時における役割を明確化するため、このような計画を策定し実効性のある取組を遂行することで、災害に強い地域としてよりよい環境が形成されていくものと存じますので、今後も自主防災組織が全ての自治会にて結成されるよう後方支援を継続していきます。 これによって、地区の自主防災組織が、地区防災計画(素案)を作成する際に、本町では、防災アドバイザーを派遣し作成に向けてのアドバイスや国との連携や調整の手助けを行っております。 また、災害時における障がい者や独居老人への対策として、防災ラジオの貸し出しを行っておりますが、それに加えて、関係機関との連携のもと対策を講じていきたいと考えております。 次に、質問要旨2点目の④「包括支援センターと地区の防災あるいは減災の連携した計画などはありますか。」についてお答えをいたします。 包括支援センターとの防災対策につきましては、防災アドバイザーによる高齢者を対象とした防災教室の開催や要配慮者施設の避難確保計画策定のアドバイス等を行っております。 また、社会福祉協議会の職員を対象とした防災対策研修を年2回開催しており、災害時におけるコミュニティ力の向上の取組を協働で進めております。 ○亀谷長久議長  津嘉山信行教育長。 ◎津嘉山信行教育長  質問事項2番目「島くとぅばの普及について」の質問要旨2点目「以前は島くとぅばのお話大会があったり、校庭の樹木などに、うちなーなーで表記された名札がかかっていたように記憶していますが現在はどのようになっているか」及び質問要旨3点目「子ども達に島くとぅばを普及していくためには、学校現場での教育も効果的だと思いますが、教育委員会としてはどのように考えているか」については、関連しますので一括してお答えいたします。 校庭の樹木の樹木名の名札については、以前は校庭の樹木などに、うちなーなーで表記された名札がかかっていたとは思いますが現在はない状況です。また、校庭の樹木名の名札については、少ない状況です。 学校施設での樹木、草花等に表記することは、児童生徒が、樹木や草花の名称、理解を深めるために大変いいことだと考えております。また、正式な名称に加え、うちなーなーで表記することは、島くとぅばの普及にもつながることであり大変いいことだと考えております。できる箇所から取り組んでいきたいと思います。 学校現場では、現在、しまくとぅばを使ったお話大会は実施されておりませんが、学校でのしまくとぅばの普及については、県文化振興課から小学校5年生と中学校2年生に「しまくとぅば読本」が配布されており、国語の授業、総合的な学習の時間やクラブ活動等での取組が推奨されております。 取組状況については、各学校の教育課程編成によることから、授業で取り組んでいる学校もあれば、十分に取り組まれていない学校も見られます。 しかし、読み聞かせや給食時のあいさつ、運動会のラジオ体操等でしまくとぅばを使っており、しまくとぅばについては、ある程度意識して取り組まれていると考えます。 教育委員会としては、県と同様、「しまくとぅば読本」の活用を推奨し、その他の教育活動の中でも意識して取り組むよう進めていきたいと考えております。 質問事項3番目「教育行政について」の質問要旨1点目「中学校英語スピーチ・カンバセーションコンテストについて、創設当時からこれまでの選考方法の変遷」についてお答えいたします。 第1回大会の2001(平成13)年度から2003(平成15)年度までは、英語スピーチコンテストを実施し、優秀賞2人を選出、各学校1人、計2人の学校推薦者と合わせて、4人をイギリスに派遣しております。2004(平成16)年度からは、英語スピーチ・カンバセーションコンテストを実施し、2017(平成29)年度まで、最優秀賞1人、優秀賞3人の計4人をイギリスに派遣しております。2018(平成30)年度は、最優秀賞1人、優秀賞5人の計6人をイギリスに派遣、今年度は、最優秀賞1人、優秀賞3人の計4人と、各学校男女各1人、計4人の学校推薦者と合わせて8人をイギリスに派遣することとなっております。 次に、質問要旨2点目「昨年まで6人だった派遣生徒がコンテスト選考が4人になった理由」、質問要旨4点目「今回、学校推薦枠が2人ずつ設置されたと聞くがその理由及び学校推薦の基準」及び質問要旨5点目「予算の変遷及び引率者の追加があるか」については関連しますので、一括してお答えいたします。 英国派遣交流事業は、2001(平成13)年度から、イギリス派遣を実施し、2014(平成26)年度からは、イギリスからの訪問団を受け入れております。交流を進める中での課題として、主に次の3点が挙げられており、その1点目は、イギリスから訪問する生徒数に対し、イギリスへ派遣する人数が少ないこと、2点目は、派遣する男子生徒が少ないこと、3点目は、イギリスの男子生徒をホームステイとして受け入れる家庭を探すのに毎年苦労していること、となっておりました。 そこで、課題解決を図るため、2017(平成29)年度から予算確保に望み、2018(平成30)年度のイギリス派遣者として6人、本年度2019(令和元)年の派遣者として8人を承認していただきました。 派遣者増加分の予算については、ホテル宿泊を1泊削減するとともに、イギリスでの交流先であるディーン・マグナスクールから、移動用のバス、現地ガイド等の提供を受け、予算の軽減を図っております。また、ふるさと納税の海外留学支援への寄附金も活用させていただいております。 今年度、英国派遣8人に対し、英語スピーチ・カンバセーションコンテストでの選考が4人になったのは、課題である男子を学校推薦で派遣することで、今後の男子の積極的な参加につなげたいと考え、男女各1人を学校推薦としたためでございます。 学校の推薦の基準は、応募要件を満たし、学校長が推薦する男子1人、女子1人となっております。 また、引率者については、2人で追加はございません。 次に、質問要旨3点目「応募要件及び両中学校の学校代表の選定基準」についてお答えいたします。 応募要件は、北谷町立中学校1年から3学年の生徒。国際交流に積極的な生徒で、保護者の承認及び在学する学校長の推薦が得られる者。北谷町が実施するハワイ短期留学派遣事業及び英国派遣事業へ未派遣の者。となっており、さらに、家庭で英語を母国語として使用している生徒や、英語圏生活経験者及びこれに類似する生徒については大会の趣旨から対象としない。就学児年齢での(7歳以上)海外生活経験者、又はいかなる期間においても英語を主として授業を行う学校へ通学していた生徒は対象外となる。としております。 また、イギリス派遣の要件に、北谷町の歴史及び文化を学び、それを海外の人々に伝えようとする主体的な意欲を持っている者。町が実施する国際交流事業への参加又は協力等により、本町の発展に寄与する意欲がある者。心身ともに健康で、海外における所定の期間の学習及び生活に適応できる者。とありますので、こちらも応募要件に入るものと考えております。 学校代表の選考については、両校で少し違いはありますが、英語スピーチや日本語・英語による面談等による選考会を実施し、英語科の先生方で選考しております。 また、学校推薦については、この選考会における男女の各1位が選ばれております。 次に、質問要旨6点目「学校推薦の生徒はどこで指導を受けたのか。現在の学校の授業だけでスピーチコンテストの英文作成は可能だと考えるか。」についてお答えいたします。 学校推薦の生徒についても、英語スピーチ・カンバセーションコンテストに参加する生徒とともに、夏休み中の指導に参加したと聞いております。 英語スピーチの英作文は、開催要項に、「学校生活や将来の夢などに関する中学生らしいテーマで、中学生が使用する単語や文法、文章を使用する」となっていることから、自分で日本語の発表文を作成し、これまでに学んだ英語力を使って英文を作成、英語教諭やAET等に添削をしていただいて完成させていくことが、英語力の向上にもつながるものと考えております。 次に、質問要旨7点目「現場と教育委員会との意見交流などはしっかり行われているのか」についてお答えいたします。 年3回の英語教育担当者会や英国派遣交流事業に係る打合せ会等の中で、意見交換及び情報提供、周知等を進めているところでございます。 その他の質問については、教育次長とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  玉那覇修教育次長。 ◎玉那覇修教育次長  質問事項2番目「島くとぅばの普及について」の質問要旨4点目「コミカルな中にも人情味あふれる「丘の一本松」をテーマにした行政区対抗の大会などを開催してはどうか。」についてお答えいたします。 歴史文化や島くとぅばの普及継承については、各世代に関心を持っていただける取組が必要だと考えております。 「丘の一本松」をテーマにした行政区対抗の大会などにつきましては、各行政区において機運を高めていく必要があり、すぐに開催することは厳しいと考えますが、現在実施している各地区公民館や生涯学習プラザの講座などでしまくとぅばの普及継承に努めながら、より多くの方に関心を持っていただけるような取組について検討していきたいと考えております。 次に、質問要旨5点目「島くとぅばオンステージ開催の成果」についてお答えいたします。 しまくとぅば普及につながる取組を支援するため、北谷町文化協会が主催している「しまくとぅばオンステージ」事業へ、教育委員会から補助金を交付しております。 この事業は今年で8回目を数え、身近な問題に着目したテーマを島くとぅばで演じることでウチナーンチュであることについて考える内容となっており、毎回大盛況のイベントであります。 多くの子どもたちが出演すること、また、多くの町民が鑑賞することで、島くとぅばについて考える機会を提供することかでき、その結果、継承する人材が増えることも期待できます。 郷土文化を育み継承していくために、今後もこのような取組については支援していきたいと考えております。 次に、質問要旨6点目「放課後の児童クラブに島くとぅばかるた教室や琉歌教室などの開催も考えていただけないか。」についてお答えいたします。 本町では、放課後の子どもの居場所を確保し様々な体験ができる「放課後子ども教室」を各小学校などで実施しております。 「三線教室」を北谷第二小学校、浜川小学校で実施し、「琉舞教室」を北玉小学校、ちゃたんニライセンターで実施しております。また「しまくとぅば教室」ちゃたんニライセンターで実施しております。各教室とも多くの子どもたちが参加し沖縄の文化を楽しく学んでおります。 「放課後子ども教室」につきましては、指導者を含めボランティアで運営していることからその人材確保が課題となっており、新たな教室の実施については、現状において厳しい状況と考えております。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(12時00分) △再開(13時30分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  1時間半も休憩があったので、ちょっと元に戻るのは厳しいかと思いますけど、皆さんもう一度元に戻ってよろしくお願いします。 一通りの答弁をいただきましたので、再質問を行います。 質問事項1番の(1)生活改善運動について伺います。現在、各公民館に「北谷町冠婚葬祭簡素化実践項目」と表記されている看板の文書が掲示された自治会は何箇所あるか伺いたいと思います。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  お答えいたします。仲栄真議員、現在、諸行事を簡素化しましょうというチラシが自治会に掲示されているかというのは、ちょっと正確には把握しておりません。ただいま掲示されているチラシについては、平成16年11月に作成されたものが、おそらく自治会の中で掲示されているところはあろうかと思います。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  昭和53年にこの簡素化実践運動、生活改善実践運動の協議会が作られているんですけど、その説明も先ほどありましたけど、どういった方々が協議会の委員になっているか。この協議会というのは、現在も活動ちゃんとされているかどうかお伺いします。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  お答えをいたします。先ほど部長答弁にもございましたように、北谷町、北谷町議会、教育委員会、老人クラブ連合会等の構成団体がございますが、協議会の組織体といたしましては、会長が北谷町長になっております。 現在、存続している団体の中で、副会長として申し上げるのが老人クラブ連合会の会長が副会長にあたっております。それ以下、評議員が4人で、全体で40人おりますので、残りが会員ということで構成団体の会長であるとか、副会長であるとか、役員の方がその協議会の中で会員として構成をしております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  活動としては、現在はどのようになっているかと聞いたんですけど。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  議員、失礼いたしました。答弁漏れがございました。 現在においては、活動についてはこの設立目的である冠婚葬祭等における諸行事を簡素化しましょうということで、現在は商工観光課、事務局が見ておりますので、事務局のほうで広報をしていくような形で活動はしておりますけど、広報としてはまだまだ不十分ですので、地域においては生活改善運動というのは薄れがちになっているということで、活動のほうはあまり芳しくないということでお答えしておきたいと思います。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  それでは北谷町生活改善運動実践協議会の告別式、スーコー、先ほどもありましたけど香典に関する立て看板もあったと思いますけど、それ現在、活用されているかどうか伺いたいと思います。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  お答えをいたします。現在、その掲げられている看板等についても正確にどの自治会に、どれだけの数があるかというのは把握、また調査はしておりません。 また、以前は、生活改善運動を実施する家庭においては、これぐらいの表札みたいなものも、青いプラカードがあったんですけれども、これも合わせて協議会の中の活動としてやっていたんですけれども、併せてこういった調査については、現在はやっておりません。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  先ほどの答弁で、この香典を入れたり、お祝儀を入れたりする封筒、それも販売していますという答弁だったかと思いますけど、これ中止になったんじゃないかと思いますけど、どうですか。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  お答えをいたします。中止というのは協議会の中の、全体の中で決まったかどうかというのは、ちょっと調べなければいけないんですけれども、ただ自治会において販売しているということで、実績が数ではなくて、少し販売された自治会で申し上げると平成27年度においては北玉、宇地原、桃原、栄口、桑江で販売された実績がございます。 それから平成28年度においては、宇地原、美浜区、そして平成29年から平成30年においては謝苅、北玉区ということで、やはり直近においては、ほぼ販売が無いような実績ということでございます。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  この販売に関しまして、どこが担当課なのか、どこが自治会に卸しているのか伺いたいと思います。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  これについては、協議会の事務局でございます商工観光課のほうで総括をしておりまして、各自治会のほうにストックが無くなれば配達するような状況で管理をしております。商工観光課のほうで管理をしております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  以前、この封筒に関して、封筒の代金、それを回収に来ないとか、配達が遅いとか、そういった声も聞かれたんですけど、これは簡素化の大事なアイテムなので、是非これをもう一度また普及させていただきたいと思います。 スーコーやナンカを廃止しろとは言いません。これは私たちから、心からのお悔やみや哀悼をささげるセレモニーというのは、私たちの精神のバランスを保つためには、とても必要なことであると思っています。 でも悲しみの中にいる遺族に接待や返礼の気遣いをしてもらうのはやめましょうということで、この簡素化を再度広げていただきたいと思うんですけど、いかがですか。 ○亀谷長久議長  宮里泰明商工観光課長。 ◎宮里泰明商工観光課長  現在においては、協議会の活動についてはあまり芳しくないんですけれども、今回議員からいただいている御質問の趣旨等にもございますように、行政からということではあるんですけれども、協議会においては、構成している団体が複数ございますので、やはり今一度、その各団体から意見を聴きながら調整をしてまとめながら、どういった形で進めたほうがいいのかというのを今日的に点検させていただきたいというふうに思っております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  是非この協議会、また活発に活動してほしいと思います。 昨今、子どもの貧困対策の声が頻度を上げている中で、親への支援、それから家族への支援というのが解決の根本ではないかとも言われていますけど、こういった生活改善運動というのは、そういったところにも波及していくと思いますので、是非実践していただきたいと思います。 個人でこれを呼び掛けるのは、とても難しいことなので、行政というか、この協議会が主体となって再度進めていけたら、また普及していくんじゃないかなあと思いますので、よろしくお願いいたします。 先ほど地区防災計画のことで答弁いただきましたけど、この個人情報保護条例があるゆえに、自治会のほうにも申請しないと情報がもらえないという状態がありまして、本当に隣にどういった人が住んでいるか、隣近所でも分からない状態で、自治会のほうに問い合わせしても分からないという所があったりしますので、是非そういった地域コミュニティーですか、災害の時においての地域コミュニティーの大切さは分かりますけど、普段からの地域コミュニティーの活性化が是非災害において何かあった時につながっていくと思いますので、そこら辺のことについてどう考えるか伺います。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(13時40分) △再開(13時42分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  現在、独居老人を含む高齢者世帯に関しましては、民生委員に対して個人情報保護上の手続を済ませた上での情報提供を行っている状態であります。 自治会に対しては、そういった個人情報保護の条例の対象に今ならないということで、その情報提供は行っていないんですが、高齢者を含む避難行動要支援者名簿の提供という部分で、やはりその辺は取り組んでいかないといけないというふうに考えていますので、今後、名簿の提供に関して町で取組をしながら平時からの情報提供については検討していきたいと考えております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  町では災害時の防災アドバイザーという方も置いて、いろんな災害時の高齢者とか、障がい者とか、そういった方の対策もしているということですので、そこについては本当に今後も地域と自治会、それから民生委員だけに頼るんじゃなくて、民生委員もたくさん仕事を抱えているので、ほかの人たちとも、ちゃんとつながるように考えていただきたいと思います。 次の質問に移っていきます。しまくとぅはの普及について伺います。9月18日は県が定めた「しまくとぅばの日」です。この間そうだったんですけど、9月14日にうるま市の市民劇場で、第10回しまくとぅば県民大会が開催されました。その後に、第25回しまくぅば語やびら大会も開催されました。その場において皆さん御存じでない方も多いかと思うので、ちょっとお知らせしたいんですけど、県民大会では宮城区の仲村芳子さんが長い間、島くとぅばの普及に功労をしたということで、貢献なされたということで功労賞を受賞されました。その後の「語やびら大会」では北谷第二小学校の兼城さんという6年生の女の子が中部地区の代表の一人として島くとぅばで「ヒヌカンと家族関わりの話」をしておりました。 県の島くとぅば条例ができて10年になりますけど、北谷町ではその前から、先ほど質問しましたけど、学校で島くとぅばを使ってお話大会があったんですけど、それが無くなった経緯とか、そういったのが分かりましたらお願いしたいと思います。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えいたします。学校において、しまくとぅばのお話大会、しまくとぅばに限定したお話大会があったということを少し調べたんですけども、少し把握することができませんでした。 童話お話大会がありまして、その童話の部分で、方言の童話を子ども達が覚えて話するという部分はあったと聞いておりますが、しまくとぅばのみのお話大会については少し把握できておりません。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  失礼しました。しまくとぅばに特化したお話大会ではなくて、やっぱりその童話大会の中でしまくとぅばを話して発表するというのがあったんですけど、それが無くなった理由というのをお願いしたいんですけど。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えします。童話お話大会の中でのしまくとぅばを使った童話のお話については無くなってはおりません。先生方だとか、子ども達が選んでしまくとぅばの童話であれば発表はされております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  分かりました。以前はこの童話大会の中で選ばれた、しまくとぅばの話す子が中部地区の大会とか、そういったにも出ていたような気がしましたので、それで伺ったんですけど、今はハンズオンNPOのほうで指導している子ども達の中から代表を送っているような形なんですけど、県のしまくとぅば条例が策定されて、前期、中期、後期の普及計画としてあったんですけども、前期が平成25年から27年で「しまくとぅばに親しみをもたせる」、中期が平成28年から30年度「各地域へ県民運動の普及」、これも終わり、県では中間報告のために、県民調査を行って、その報告書が教育委員会に届いていると思いますけど、いかがですか。 ○亀谷長久議長  仲地桃子社会教育課長。 ◎仲地桃子社会教育課長  お答えします。報告書につきましては、現在把握しておりません。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  実は私もネットで取り寄せたんですけど、その報告書の中で、とても興味深い部分がありましたので、ちょっと話したいんですけど、学校教育の現場で、教育の現場でしまくとぅばの指導とか、いろんな活用をすることによって普及が早くなるんじゃないかという県民からの声があったんですけど、これが結構、中北部で声があるものですから、学校現場においてしまくとぅばの普及という活動、それに対する対策、そういったのをどう考えていらっしゃるか伺いたい。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えいたします。教育長の答弁にもございましたが、県のほうから「しまくとぅば読本」というのが小学校5年生と中学校2年生に対して配布されて、授業等でも使ってほしいということで配布されております。こちらにあるこういう結構分厚い冊子になっておりまして、その中に発音等も難しいので、CD等も付いたものがありまして、中南部や北部、宮古、八重山、与那国のそれぞれの方言のものが収録されております。 内容につきましても、自己紹介や一日の生活、そして遊びだとか、買い物だとか、観光案内とか、そういうものに関しての方言でしゃべったらどうなるかということものが入っております。 本町としましても、これを使って是非学校で活用してほしいということで進めていきたいと考えておりますが、先生方の声からはやはり本人、先生方も十分しまくとぅばが分らない部分もあるということと、1時間の授業の中でどのように展開していいかがまだまだ難しいという部分があって、いろいろ先生方も調査研究等しながら進めていきたいというお話がありました。町としてもそれを後押ししていきたいと持っております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  9月10日に「“シマ”のことば教育の未来~olelo Hawaii・しまくとぅば~」というシンポジウムがあって、これは県立芸大附属研究所の主催でしたけど、ハワイから「ハワイにおける文化の伝承とハワイ語の教育について」という報告をハワイ大学ヒロ校ハワイ語学部ケイキ学部長が行ったんですけど、原語は一代で無くなると、消滅する。だけどそれを復興するには三代かかる、原語が消滅すると文化や芸能、そういったのも失われていくという言葉がすごく印象的だったので、是非しまくとぅばの普及、学校現場で共通語励行とか、標準語励行とか、そういったので抑えられて無くなっていった、しまくとぅばを学校現場のほうから取り戻していっていただきたいという思いがありますので、今回質問に取り上げました。よろしくお願いいたします。 時間が無いので次に移ります。 質問事項3番目の中学校の英語スピーチ・カンバセーションで、派遣する男子生徒が少ないために、補足するために学校長推薦の枠を設けたという話があったんですけど、私はその前に学校教育課にちょっとお話を伺いにいったんですけど、以前大学で女子学生が結局医学部に入るために、男子学生と競って意図的に女子学生が入学できなかったという情報があって、それとちょっと重なってしまって、ちょっとがっかりしたんですよ。 男子学生のスピーチ・カンバセーションは、確かに少ないです。今回も9人中1人だけでした、挑戦したのは。なぜ男子の中学生が少ないか、そこの根本からやっていかないと、この付け焼刃と言ったら失礼かになるかと思いますけど、こういう対策をとる前に、子どもたちにこういうあれを与えてしまうと落選した子、今回のコンテストですごく泣いている子がいったんですけど、彼女の夏休み期間中の頑張り、そういったのが報われなかったショックというのは、とても大きかったと思うんですよ。にもかかわらず、同級生の中からこういう夏休みの練習とか、そういったのにほとんど来ないのに選ばれている子が居るという、そういう気持ち、大人不振になるんじゃないかなあと思ったんですけど、そういったことに対する配慮はどうだったんでしょうか。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えいたします。まず学校推薦になった子どもたちについても夏休み期間中、英語スピーチ・カンバセーションに出る子ども達とともに頑張って練習していたと聞いております。 中学校においては、夏休みの最後の最後まで誰を推薦するかというのは発表せずに夏休み期間中も一緒にさせて、最後までさせて、最後の最後で発表したというようなことも学校で工夫されております。 男子生徒が少ない課題については、始まって以来ずっと課題となっております。学校現場にもお願いをして募集要項では男子と女子の数を同じようにしてカンバセーションコンテスト等にも参加させてほしいということで、ここ数年、学校のほうにも依頼して、それで最近は学校のほうから男子も参加するようになって、ここ3年ほど、どうにか1人ずつ男子を参加させることができるようになりました。その参加している中学校のほうがずっと継続しているんですね。男子生徒はまた次の年もチャレンジする子が出てくると、ということで、男子生徒をまず派遣して、その派遣の良さとか、そういうものを持ち帰って、そして後輩たちに教えていくという、まず1つのサイクルを作らないと、なかなか学校現場だけの努力では難しいのかなあというふうに考えた末の今回新たなアクションとして行ったわけです。 課題に対してどのように対応すべきか、平等性というお話もありますが、義務教育の中、ある程度教育的な配慮をしながら、子ども達全体の英語力、学力をやはり高めていく手立てを教育委員会は考えていかないといけないというふうに考えています。 確かに、ずっと泣いている生徒がいて、とてもかわいそうな思い、残念なんだろうなあという思いは伝わってはくるんですが、同様にほかにも残念だった子ども達は居ます。じゃあその子たちは頑張ってなかったのかという言ったら、多分そのほかの子ども達も頑張ったと思います。 ただ義務教育の中では行くことだけが目的ではなくて、そういう1つのことに対して、チャレンジして頑張った、その頑張った努力がこの子に身に付く、その身に付くことが将来この子の役に立つということでいろんなコンテストだとか、ものを実施していると考えております。 男子生徒が根本的になぜ参加しないかというのは、いろいろ言われておりますが、これは日本人の性格として男子が非常に積極性がないと、女性のほうが非常に積極性があるということが言われておりまして、そこを打破するためにも学校現場から、どうにか積極的な男子を作り出すという部分も必要なのかなあというふうに感じているところでございます。 そういうもろもろもあって、最低でも3年ほどはこういう推薦制度で男子を推薦しながら、こういう形で男子の積極性を促していきたいと考えております。その形ができましたら、また全員をスピーチ・カンバセーションコンテストで選んでもよろしいのかなあと思っております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  ただ今のお話では苦肉の策というんですか、男生徒を目覚めさせるための策だということで受け取っていいかと思いますけど、しかし、男子生徒が英語スピーチ・カンバセーションにチャレンジしなかったからといって頑張ってないわけではないと思うんですよ。男子生徒だって、ほかのところで一生懸命頑張って、積極的にやっている子たちたくさんいます。 だからそういったものをもろもろ考えて、本来だったら、この推薦枠というのは、もう入学当初に、今回は結局新しくやったんですよね、4月の段階で周知したと思うんですけど、入学当初にもっと子ども達にアピールして、こういったことでも推薦枠があるんだよということを知らしめておくべきだったのではないかと思うんですけど、この周知のことに関してどうだったか伺います。
    亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  この男女を学校から推薦をしていくという方向性につきましては、前年度予算のほうを獲得した段階で、8人になった段階で、方向性としてこのように進めていきたいということを教育委員会なりで相談しまして、年が明ける12月から1月にかけては学校の先生方にも、次年度からは推薦をするということはお伝えをしております。 また、校長会の中でも次年度は男女1人ずつは推薦するというような方向性の話はやっておりますので、少なくとも4月ではなくて、その3か月ぐらい前からは子ども達へは周知できたものと考えております。 ○亀谷長久議長  18番 仲栄真惠美子議員。 ◆18番(仲栄真惠美子議員)  そこのところの確認ですけど、本当に子ども達は推薦枠があったのを知っていたかどうかというのは、どこで分かりますか。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  子どもたちまで伝わったかどうかについては教育委員会としては把握はできておりませんが、学校に周知しまして、特に男子生徒について、こういうのもあるので目標を立てて一生懸命英語に対して頑張らせるように、早めに先生たちにも伝えていますようということは伝えておりますので、学校側がどのように伝えたかは、ちょっと把握はしていませんが、そういう流れで進めております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  こんにちは。お疲れのところですけれども、もうしばらくお付き合いください。 質問事項1点目に平和行政について。 (1) 8月15日は、74回目の終戦記念日でした。今年は、終戦記念日と旧盆が重なりました。近年、戦争体験者が高齢化となり、戦争について語り継ぐ体験者が少なくなってきた現状を鑑み、今できることを実施し、保存しておくことが望まれます。本町は平和祈念祭において、戦争の記憶を正しく次世代へ継承していくため「戦争と平和についての講話会」を実施されています。以前の質問に対し、講話会の音声・映像保存に取り組むとともに、戦争体験者の貴重な音声や記録保存の整理を行い、沖縄戦の史実を正しく継承する取組を推進していくとの答弁でしたが、これまでの取組についてお伺いします。 (2) 学校現場においても、過去の戦争体験を風化させることなく継承し、子ども達に二度と戦争のない平和な社会を残していくためにも、貴重な戦争体験を次世代につなぐ必要性を見つめ直す時が来ていると思いますが、平和教育についてどのような取組を実施されているかお伺いします。 2点目に、行政懇談会について。 町長は就任以来、一貫して「町民との対話と協同のまちづくり」を基本にした行政運営に心掛けて、町民が安心して安全に暮らせるまちづくりのために、情熱と責任感をもって頑張ってこられました。その成果は町民からも高く評価されているものだと思います。行政懇談会は、隔年ごとに行われ、今年も全行政区で懇談会が行われました。行政懇談会での要望等は、行政区によって異なってくると思いますが、宮城区から寄せられた要望は、19点ございましたが、その中から何点か質問させていただきます。 ①つぼみっ子保育園前角のT字路は、道路が、クの字にカーブしているため、見通しが悪い。ガソリンスタンド(ハートフル)側からは、下りのため、スピードを落とさずに降りてくる車があり、とても危険です。対策としてグリーンベルトの設置と文字表記が望まれます。また、保育園通りは、外国人や民泊利用者のレンタカーが多く、スピードの出しすぎで対向車線まではみ出して、とても危険な状況にあります。スピードダウン等の標示が電柱にされていますが、道路にスピードを落とすような標記をしてほしいと、町民からの要望があります。事故が起こらない前の対策が望まれますが御所見を伺います。 ②町道宮城区2号線にある十字路はカーブになっており、見通しが悪い。住民から事故がよく起きていて、大きな事故が起きないうちに、安全対策を考えて欲しい、外国人車両も多く標示の工夫も必要、信号機を設置してもらうほうがいい。 ③宮城区は、道路整備が行われてから40年余が経過し、側溝やグレーチング蓋等に不具合が生じています。浜川小学校前の道路の側溝にもひび割れや陥没等の箇所があり危険です。人が歩くと側溝の動く音で、安眠の妨げになっているとのことです。また、グレーチング蓋の間から草が生えて雨の日は通学時の子ども達も足元が悪く、車が通るごとに音もうるさいため、対策をとって欲しい。 ④宮城公園の高木については、以前から担当課への要望や一般質問等で取り上げた経緯があります。現在、公園内にはモクマオウの木や高木があり台風が来るたびに強風で葉が落ちて、近隣住民の敷地や道路に大量にたまる。住民からほかの樹木に変えてほしい(例えば、黒木やアカバナ)などの要望がありました。担当課の所見をお伺いします。 3点目に子育て支援について。 (1) 児童虐待防止対策について。 沖縄県によると、沖縄の児童虐待件数は2014年度以降増加、2016年度は過去最多の713件、2017年度は691件、児童人口1千人当たりの件数は2.23件で全国43位と、統計上は少ない県となっていますが、2017年度に県内市町村に寄せられた児童に関する相談件数は4千259件、そのうち約4分の1は直接虐待に関する内容。行政などが把握、対応できていない虐待件数が多々あるとのことです。 県は児童虐待防止に関する条例を来年3月までに制定する方針との報道がありました。県が条例を制定することで、市町村も条例の制定が義務付けられることになるかお伺いします。 (2) 居場所づくりについて。 ①子どもの自殺が増える夏休み明けを前に、不登校経験者講話が南風原町で行われ、不登校に悩む親や子ども達が参加し、講師の方が「不登校の子が生きていていいんだと安心できる居場所をつくってあげてほしい」と語りかけたとの報道がありました。本町の不登校や引きこもり、いじめ等の実態について把握されているか。把握されているのであれば対策についてお伺いします。 ②県子ども未来政策課は年内に、困窮世帯の子ども達を支援する「子どもの居場所」の更なる拡充を目指し、受皿となる施設の調査に、沖縄本島中部と南部の各1自治体をモデル地域に選定し、それぞれの小学校区内での新たな「子どもの居場所」設置の可能性を探るとのことです。本町が中部地区のモデル校として取り組む考えはないかお伺いします。 4点目に、安全・安心のまちづくりについて。 (1) 町内の湧き水「ホースガー」と嘉手納基地内を通る「徳川」の有機フッ素化合物PFOSやPFOAの濃度調査を行うとのことでしたが、具体的にいつまでに行う予定かお伺いします。 (2) ホースガー改修について、これまで幾度か質問してきましたが、藻の改善についての考えをお伺いします。 (3) 子ども達が道路でスケートボードをやっているのが多々見られ危険な状況です。スケートボード場の整備について進捗状況をお伺いします。 よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま大浜ヤス子議員から御質問をいただきました。私からは質問事項1番目「平和行政について」の質問要旨1点目、「以前の質問に対し、講話会の音声・映像保存に取り組むとともに、戦争体験者の貴重な音声や記録保存の整理を行い、沖縄戦の史実を正しく継承する取組を推進していくとの答弁でしたが、これまでの取組について」お答えいたします。 戦後74年が経過する中、戦争体験を風化させることなく、次世代に戦争の実相を正しく継承し、平和の尊さ、大切さを決して忘れることのない地域社会を構築するため、本町では、日本国憲法と「北谷町非核宣言」の理念の下、子どもからお年寄りまで、すべての人が等しく平和で豊かな生活がおくれるまちづくりを推進しております。 このような中、本町においては平和行政の取組の一つとして、平和祈念祭において「戦争と平和についての講話会」を実施し、これまでもその音声・映像を保存しております。 戦争体験者の高齢化に伴い、戦争の真実を知る体験者らの生の声を聴く機会を作ることが難しくなっている中、戦争の記憶を正しく継承するために、戦争体験者の音声や映像記録を活用することは、今後ますます重要になってくると認識しており、現在は、これらの記録の整理に取り組んでいるところであります。 今後も引き続き、様々な平和学習等で活用できるよう、戦争体験者の貴重な音声・映像記録の保存にも取り組むとともに、その活用についても検討してまいります。 その他の質問につきましては担当部長、教育委員会とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  根間朝弘建設経済部長。 ◎根間朝弘建設経済部長  質問事項2番目「行政懇談会について」の質問要旨1点目「道路にスピードを落とすような標記をしてほしいと、町民からの要望があります。事故が起こらない前の対策が望まれますが御所見を伺う。」についてお答えします。 路面標示につきましては、県公安委員会や所轄の警察署とも協議を行いながら効果的な対策を執っていきたいと考えております。 次に、質問要旨3点目「宮城区は、道路整備が行われてから40年余が経過し、側溝やグレーチング蓋等に不具合が生じています。対策をとって欲しい。御所見を伺う。」についてお答えします。 道路側溝やグレーチング蓋等の不具合については、行政懇談会でも答弁しましたが、順次対処していきたいと考えております。 次に、質問要旨4点目「宮城公園の高木については、現在、公園内にはモクマオウの木や高木があり台風が来るたびに強風で葉が落ちて、近隣住民の敷地や道路に大量にたまる。住民から他の樹木に変えてほしい(例えば、黒木やアカバナ)等の要望がありました。担当課の所見」についてお答えいたします。 宮城公園内のモクマオウについては、立ち枯れが多く見られることから今年度内には撤去を行う予定となっており、他の高木についても撤去と同時期に剪定等を実施してまいります。 樹木撤去後の植栽計画については、現在のところは未定ではありますが、計画を策定する際には自治会等からの意見を参考にして、樹木の選定を進めてまいりたいと考えております。 質問事項4番目「安全・安心のまちづくりについて」の質問要旨2点目「ホースガー改修について、これまで幾度か質問しましたが、藻の改善についての考え」についてお答えいたします。 宇地原公園のホースガーで発生している藻の対策として、日光を遮るための東屋の設計を平成30年度に終えておりますが、東屋の設置費用が高額であることから修正を行い設置費用の縮減が図れないか検討を行っているところであります。 その間、ホースガ一にスイレン等の水草を植栽することにより日光を遮り、藻の発生を抑制できないか検討しており、ホースガー内の一部区画にて試験施工を行う予定となっております。 次に、質問要旨3点目「子ども達が道路でスケートボードをやっているのが多々見られ危険な状況です。スケートボード場の整備の進捗状況」についてお答えいたします。 スケートボード場の整備について、今年度は場所の選定を含めた基本設計を発注する予定となっております。 履行期間は令和元年10月から令和2年2月までを予定しております。 事業内容につきましては、動向とニーズ調査、整備位置の選定・施設規模・概算整備費用や管理運営等を検討してまいりたいと考えております。 ○亀谷長久議長  岸本満総務部長。 ◎岸本満総務部長  質問事項2番目「行政懇談会について」の質問要旨②「町道宮城区2号線にある十字路はカーブになっており、見通しが悪い。住民から事故がよく起きていて、大きな事故が起きないうちに、安全対策を考えて欲しい、外国人車両も多く標示の工夫も必要、信号機を設置してもらうほうがいい。御所見を伺う。」についてお答えをいたします。 浜川小学校正門へつながる町道宮城2号線の十字路交差点の通学路については、登校する時間帯は、通勤や幼児・児童を送迎する父母の車両等の通行量が多く、また、車両の速度超過や交差点へ侵入するときに一時停止を行わないなど、交通安全指導員等から事故を懸念する声が寄せられています。 そのようなことから、本町においても、ポールの設置、止まれの路面標示や歩行者横断指導線の設置など、様々な対策を講じているところです。 更なる対策として、地域自治会からの要請の下、信号機の設置や「スピードを落とせ」等の路面標示・看板設置など、沖縄警察署等の意見を聴取しながら取り組んでまいります。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項3番目「子育て支援について」の質問要旨1点目「児童虐待防止対策について沖縄県によると、沖縄の児童虐待件数は、2014年度以降増加、2016年度は過去最多の713件、2017年度は691件、児童人口1千人当たりの件数は2.23件で全国43位と統計上は少ない県となっていますが、2017年度に県内市町村に寄せられた児童に関する相談件数は4千259件、そのうち約4分の1は直接虐待に関する内容。行政などが把握、対応できていない虐待件数が多々あるとのことです。県は児童虐待防止に関する条例を来年3月までに制定する方針との報道がありました。県が条例を制定することで、市町村も条例の制定が義務付けられることになるか。」についてお答えいたします。 沖縄県は、児童虐待防止に関する条例について今年度中に制定を予定しており、施行期日については未定ということでございますが、県内市町村において条例の制定が義務付けられるということはございません。 次に、質問要旨2点目の②「県子ども未来政策課は年内に、困窮世帯の子ども達を支援する「子どもの居場所」の更なる拡充を目指し、受皿となる施設の調査に、沖縄本島中部と南部の各1自治体をモデル地域に選定し、それぞれの小学校区内での新たな「子どもの居場所」設置の可能性を探るとのことです。本町が中部地区のモデル校として取り組む考えはないか。」についてお答えいたします。 沖縄県子ども未来政策課では、「沖縄子どもの貧困緊急対策事業」で食事提供や生活指導、学習支援などに取り組んでいる拠点型の「子どもの居場所」や「子ども食堂」の数は2019年3月末現在で、26市町村139か所となり設置は広がったものの、子どもたちが通える範囲内かどうかということが課題として認識されております。 そのようなことから県では新たな「子どもの居場所」の更なる拡充を目指し、モデル的な調査を実施するということで、2市の選定を想定しているということでございます。 このモデル調査は小学校区単位において実施し、新たな子どもの居場所を設置するに当たり適切な施設を探ることを目的としているということでございます。 続きまして質問事項4番目「安全・安心のまちづくりについて」の質問要旨1点目「町内の湧き水「ホースガー」と嘉手納基地内を通る「徳川」の有機フッ素化合物PFOSやPFOAの濃度調査を行うとのことでしたが、具体的にいつまでに行う予定か。」についてお答えいたします。 PFOS及びPFOA等の水質検査につきましては、「ホースガー」は6月21日に、「徳川」は7月17日にそれぞれ採水し、水質検査を完了しております。 検査結果につきましては、「ホースガー」のPFOS及びPFOA合計値は23.7ナノグラムパーリットル。一方、「徳川」のPFOS及びPFOA合計値は14ナノグラムパーリットルとなっております。 また、「徳川」のPFHxS値は18ナノグラムパーリットルとなっており、「ホースガー」のPFHxS検査は12月の水質調査時に実施を予定しております。 ○亀谷長久議長  玉那覇修教育次長。 ◎玉那覇修教育次長  質問事項1番目「平和行政について」の質問要旨2点目「平和教育についてどのような取組を実施されているか」についてお答えいたします。 平和教育は、県が示す学校教育の指導の努力事項として「本県の歴史や地域の特性を考慮し、児童生徒の発達の段階に応じた平和教育を教育計画に位置付け、学校の教育活動全体を通じて、組織的・計画的に推進する」とあることから、学校における平和教育は、各学校で、平和教育月間や旬間を設け、それに合わせて、道徳の時間や特別活動の時間、総合的な学習の時間等を活用し計画的に行われております。 内容としては、資料の読み合わせや調べ学習、戦跡巡りや平和集会でのビデオ上映・講演会・戦争体験者の講話、読み聞かせや資料・図書の展示等、学校によって様々な取組を実施しております。 続きまして、質問事項3番目「子育て支援について」の質問要旨2点目「居場所づくりについて」の①「本町の不登校や引きこもり、いじめ等の実態について把握されているか。及び対策」についてお答えいたします。 不登校とは、病気や経済的な理由、インターナショナルスクールやアメリカンスクール等のフリースクールに通っている者を除いて、年間30日以上の欠席がある者をいい、本年度4月から7月までの不登校数は、小学校6人、中学校22人、計28人となっております。 また、いじめの芽や兆候を含んだ「いじめの認知件数」は、小学校119件、中学校18件、計137件となっており、そのうち、保護者への連絡、相談会を行った事案は、小学校10件、中学校4件、計14件となっております。 不登校、問題行動の対策としては、学びのプロジェクトにおいて「組織的・計画的な指導援助」を実施しており、予防策として1次対応で信頼関係づくりを推進、2次対応として、気になる欠席や連続欠席等があった場合、声掛けや面談等の個別対応を行い、3次対応として、欠席が進んでいる状況や、不登校になってしまった場合、チームを結成し、対策を練りながら対応することとなっております。 いじめへの対応については、普段から「いじめは絶対に許されない行為であること」を周知しつつ、いじめの芽や兆候を認知した場合は、「それはいじめに発展していく行為で、良くない行為である」と言うこと踏まえて指導し、芽や兆候を超えていると判断した場合は、保護者へ連絡するとともに、必要があれば、保護者を呼んでの相談会を実施し、家族の協力の下、いじめが再発しないよう取り組んでおります。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  前向きな御答弁ありがとうございました。では順を追って再質問をしていきたいと思います。 平和行政について、この間、北谷町の上勢区の濱崎先生が「未来に伝える沖縄戦」という失われた青春時代ということで、新聞報道がありました。これは高校生に対して講話の話がされたみたいであります。その中からちょっと抜粋して紹介したいと思います。 濱崎さんは、「若者たちにいかに戦争がむなしいものかを訴えています。貴重な青春時代になぜ我々はこんなことをせねばならなかっただろうかといま思う、みんなが戦争の被害者です。勝とうが、負けようが、戦争から生まれるものは何一つ良いことはありません」と述べられております。 それを聞いた北谷高校生が聞いて学んだこととして、印象に残ったのはケガの話、情報統制の怖さを知りました。戦争の悲惨さを感じたなどの報道がされていました。 このようにやっぱり町長からも御答弁がありましたように、戦争体験者の声をCD化する、あるいはいまDVD化して、次世代に語り継ぐことは重要だと思っております。 このDVD化になれば、モニターで管内で映像発信、あるいは自治会で映像発信して、戦争のむごさを語り継ぐことができるのではないかと思いますけれども、そういうことまで取り組んでいかれるのかどうかお伺いします。 ○亀谷長久議長  伊波孝規町長室長。 ◎伊波孝規町長室長  お答えをいたします。町長答弁でもありましたように、戦争体験者の高齢化に伴いまして戦争の記憶を語り継いでいくということが難しくなっていると、また平和の思いの継承が重要となってきている昨今でございます。現在、町長室では平和祈念祭の戦争と平和についての講話会の映像を記録にしております。 先ほど議員からもありました濱崎先生も講話会の講師として参加いたしまして記録が残っていることと思います。 現在、この記録資料の整理がまだ進捗しておりませんけれども、それでまだ公開には至ってない状況ですが、本町では戦争体験者の講話は、被爆体験者の講話、こちらが平成13年度からの資料等々が整理する予定でございます。 また、併せて平成30年度に、町公文書館が音声資料、デジタルデータの作成業務を行っておりまして、公文書館が所蔵している音声磁気テープ(テープレコーダー)のデジタルデータ化をして保存をする事業が行われております。 その資料の中には町史編纂時に記録された音声磁気テープの中で、戦争体験や戦前の北谷についての聞き取り等の音声記録が含まれているということでございます。また、詳細については、確認しておりませんけれども、今後講話会の記録映像と併せまして平和に関する教材、またコンテンツの作成資料として活用できるものと考えております。 今後、この整理をいたしまして進捗させるように取り組んでまいります。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  公文書館のデジタル化については、委員会でもお伺いしましたけれども、この公文書館での戦争体験者のデジタル化は記録保存しているだけなのか、それとも活用方法としてはどのように、町民へのサービスとかも考えているのかどうかということを聞いてよろしいでしょうか。 ○亀谷長久議長  比嘉敬文公文書館長。 ◎比嘉敬文公文書館長  お答えします。現在、公文書館のほうで保管しております件でございますけれども、こちら町史編纂室が北谷の戦時体験記録を平成4年発刊しておりますけども、その時に聴き取りをいたしました内容のカセットテープを保管しております。 先ほど町長室長から答弁がありましたとおり、昨年度、そのカセットテープのデータをデジタルデータ化しまして、音声のデータをCD-R、あるいはDVD-Rの方で焼いております。 現在、こちらのデータなんですけれども、戦争体験者の生の声を記録した内容となっておりまして、個人情報の取扱い等ちょっとありますので、その分留意しながら、その活用については連携していきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ありがとうございました。やっぱりこの保存していくということは、次世代に継承していくという戦争の語り継ぐ手立てであって、これをストップすることなく、前向きに発信していってもらいたいという気持ちで今回質問をさせていただきました。 (2)番目の学校現場での平和教育の実践についてですけれども、この間、研修に行ったときに、ある教育指揮者が言っておられましたけれども、平和に対する教育は大事だと思います。あるいは子どもたちが自ら考えて学ぶことか重要だとの指摘にもございました。 それで現場においても、教育行政についていま積極的に取り組んでいただいているということでありましたけれども、本町は10月22日から平和旬間となっておりますので、それに併せて児童生徒の平和に対する感想、それを作文にして募集して公表する教育委員会として、そういう考えはございませんでしょうか。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えいたします。学校現場では、各行事、平和だけに留まらず、いろんな行事や授業で取り組んだことについては、振り返りということで事後学習をしております。 その中で子ども達は振り返った内容だとか、意見、それから感想等を記入しますので、その辺りは作文等にまとめるということはできるかと思います。ただ学校平和月間や、旬間の方が6月の慰霊の日周辺に行われておりまして、この10月に向けては、その時に使った掲示物だとかの展示ということで取り組んでおりますので、その時点での感想文とかがあれば、提供はできるのかなあというふうに考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  是非、子ども達にもこの平和に対する学ぶ姿勢というのか、それを学校で実践してもらいたいと思います。 次に、行政懇談会について移ります。今、答弁をいただきましたけれども、やっぱりこれは行政懇談会での地域の声ですので、しっかりと皆さん、担当課の皆さんに受け止めていただいて、それに応えていただきたいと思っております。 やっぱり宮城区が相当側溝とか、グレーチングの蓋とか、もう老朽化していて、本当に安眠妨害になっているというお話がどんどんありますので、そのことについても、早急に取り組んでいただきたいと思いますけれど、この間の台風17号でも、この宮城公園での高木等もいろいろ枝が散乱して、隣近所の方が掃除に苦慮していたというお話もありましたけれども、そういうことも鑑みて、今度どのように、取り組んではいくとの答弁ではございますが、積極的に取り組んでいただきたいともう一度お願いします。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えいたします。議員が去る台風17号で宮城公園を見たということなんですが、当日、私も巡回しながら宮城公園を見回ってきました。 順を追って、まず路面標示についてでございますが、道路のスピードを落とすような路面標示については、今、課内でも検討しておりまして、つぼみっ子保育所のちょうどクの字型になっています。その手前と、行き去ったところに、今回まず本格的な国土交通省のハンプをまず1号という形でやってみようということで検討して今後、所轄の警察署とも協議して設置に向けて取り組んでいきます。 そして次に、これは私は行政懇談会でも立会をしながら確認しましたけど、グレーチング等々の不具合は確認しております。今回、2号補正で、この行政懇談会に対応する維持補修費も確保してございますので、それに伴って特にひび割れ、若しくは危険度が高いものから進めていきたいと。グレーチングが鳴る所がございます。それはボルトのゆるみとか、溶接等々の不具合からなっておりますので、すぐできるものは、すぐ対応いたしますが、時間が掛かるものは後回ししながら必ず対応していきたいと思っております。 そして宮城公園の倒木等々、これは先ほど部長答弁にもございましたが、モクマオウに関しましては立ち枯れが多く見られますので、これは早めに撤去をして対処していきたいと、宮城公園に関しましては全体的な計画も今後考えておりますので、それに含めて植栽の計画等も、先ほども部長も答弁がありましたが、それに向けてやっていきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ありがとうございます。先ほど部長答弁で宮城2号線の十字路は自治会を通して信号機の設置も考えられるのではないかという私の勘違いでなければそういう答弁だったと思いますので、自治会長を通して、本当に危険なんですよ、この場所は民泊宿舎が並んでいて、レンタカーの「わ」ナンバーと、「れ」ナンバーが結構多いですよ。 それと外国人車両、通勤通学時にはその車が結構多いんですよ。だからそのことも踏まえて取り組んでいただきたい。本当にもしこれが時間が掛かるようでしたら、早く対策するにはどのような、担当課としては、どのような対策を考えておられるかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えします。まず信号機の設置について地元からの要請の下、総務課で交通量調査を行った後に警察署のほうに要請を出すと、その後、警察でもまた交通量調査を行って信号機設置基準に達していれば、信号機をつける方向で動くということになります。 しかしながら、やはり時間が掛かるということもあって、まず早急な対策を進める場合は路面標示が考えられます。「止まれ」であるとか、交通規制に関する標示については、警察署との協議が必要になるんですけれども、「スピードを落とせ」であるとか、警戒の標識であると比較的、警察署との協議も早めに行われると思いますので、その路面標示とか、関係課と調整しながら取り組んでいきたいというふうに考えています。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  この場所は、浜川小学校から上りの所にはカーブミラーは付いているんです。下り所がカーブミラーは無くて、S字型になっているものですから、とても見通しが悪くて、危険なんですよ。そこの所でたまたま事故が起こっているということもありますので、早めの対策をお願いしたいと思います。 次、児童虐待防止対策についてですが、児童虐待防止対策体制総合強化プランが策定されるということで、主な体制強化策として児童相談所の専門職の増員、これは児童福祉士の配置基準が4万人に1人から3万人に1人に変わると。 2点目に市町村の体制強化として、子ども家庭総合支援拠点を2022年度までに全市町村に設置するとなっておりますけれども、本町の現状についてお伺いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。御質問にあります子ども家庭総合支援拠点は、妊産婦から18歳までの児童の相談に対応する拠点となる部署になります。国は2022年までに全国で設置するという考えを示しております。 本町の現状におきましては、まず次年度から母子保健包括支援センターを設置することが決定しております。母子健康包括支援センターは、同じく妊産婦から主に就学前までを重点的に支援する部署となります。 妊娠期、又は子どもが小さい頃は家庭状況が変化しやすいということがありますので、専門職が切れ目なく対応していく仕組みをまず作っていきます。 2022年に向けては、子ども家庭総合支援拠点の設置が必要と考えておりますので、次年度においては、まず社会福祉士正職員の増員を決定しております。児童虐待の件数も多いものですから、まずこの事例に対応する職員と、児童虐待の要となる要対協の仕組みをつくる職員を分けて、事例に引っ張られず仕組みも整えながら組織的に対応する体制をつくっていくこととしております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  社会福祉士を増員なさるということですけれども、いま何人いて、何人まで増員を見込まれておられるかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。子ども家庭課子育て支援係には社会福祉士正職員が1人、特定非常勤として社会福祉士と児童相談委員がそれぞれ1人おります。相談体制は3人体制となっております。 併せて事例が多いものですから事務職員の係長も現場に出る体制となっております。しかしながら専門的な知識や判断も必要ですので、次年度からは新たに正職員、社会福祉士を採用する予定となっております。1人増です。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  よろしくお願いします。本当に子育てというのは一人ではできない、地域が一緒になってやらないとできないものですから、よろしくお願いします。 次に、沖縄県の教育施策によれば、いじめや虐待、貧困などを早期に把握し、適切に対応するために養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを全ての学校に常勤で配置することを要求し提言しておりますけれども、本町はどのようなお考えでしょうか、お願いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  質問にお答えいたします。いま議員がおっしゃられたのは、県教育委員会に対する要望だと思いますが、県としましては、現在北谷町の全学校にスクールカウンセラーを配置していますが、常勤というわけにはいかず、中学校で言えば週に1回程度、小学校は2週間に1回から月1回程度というふうになっております。 それからスクールソーシャルワーカーにつきましても人数が限られているようで、昨年は配置があったんですが、今年度は北谷町にはスクールソーシャルワーカーではなく、その代わりに小中アシスト相談員というものが配置されております。いろいろな形で学校を支援していく加配の方々が配置されておりますが、その中でも小中アシスト相談員というのは、不登校や問題行動の未然防止、早期発見、そして早期に対応するために配置ということで、学校内の生徒指導上の課題等にも対応していくということで、少しスクールソーシャルワーカーの関わり方とは、もう少し学校に近い形で活用できる相談員というふうになっております。 町としましては、町のスクールソーシャルワーカーは、教育委員会でも2人配置しておりますので、そこと連携をとりながら活用していきたいというふうに考えおります。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  いまスクールソーシャルワーカーは2人とおっしゃいましたが、カウンセラーは何人いるのか。そしてアシスト相談員というのは、何人いるのかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  県から配置されていますスクールカウンセラーにつきましては2人でございます。この2人の方が小学校2校、中学校1校を兼ねて回られていると、北谷町内だけではなくてほかの市町村にも派遣しますので、週に1回から月に1回から2回程度になるということです。 それからスクールソーシャルワーカーにつきましては、県からはゼロで、町で2人採用しているということです。 それから小中アシスト相談員については浜川小学校、それから桑江中学校の西海岸の桑江中学校区に1人の配置となっております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ありがとうございました。不登校についてですけど、現状として不登校の児童生徒をわざわざ教頭先生がお家まで出向くということが事例もあるようですけれども、担当課として把握されておられるか、そしてこれでいいのか。問題は先生たちに負担が掛かっていないどうかというのも危惧されるんですけれども、それをやっぱり地域、学校、行政と一体となって、みんなで居場所づくりをすることが大事じゃないかなあという思いもありますけれども、そのことについて情報等ありますか。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(14時56分) △再開(14時58分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えいたします。教頭先生は、家庭訪問に行っている学校があることは把握はしております。こちらについても保護者等の信頼関係等々がありまして、いま教頭先生との信頼関係が一番できているということで、毎日ではありませんが、教頭先生が行けるときに不登校ですので、学校に来ないかということで行っているということであります。 先生方の負担になってないかと言ったら、やはり先生方の一番困り感があるのは、こういう不登校、それから生徒指導上、問題行動等があった場合にやはりなかなか正解がなくて、どのように対応していいのか、またちゃんと対応していてもなかなか正確に当たらない、やってもダメ、やってもダメで、やっとどこかでたどり着く、たどり着けばいいなあというふうなところがありますので、先生方の負担感は非常に大きいものがあるというふうに考えております。 その辺、先ほどから言っていますスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、小中アシスト相談員等、また教育委員会も教頭等からの相談もありますので、その辺で対応しながら協力して取り組んでいるところです。 また、地域としては、家庭支援会議等で民生委員の方にも情報を提供しながら関わっていただいているお子さんもいらっしゃるということで、学校、地域、それから行政等と一体となって、取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ありがとうございました。スケートボード場の整備についてですけれども、これは場所は決まっていますでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  今後、これらの選定についても検討していくことになっておりますので、もう発注されましたので、2月までには決定していきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  今まだ決まってないという解釈でよろしいでしょうか。 地域住民の方々が安心して暮らせるまちづくりを推進していく上でも早めの対策が望まれると思いますので、町長もしよろしかったら安心・安全のまちづくりのために、一言伺って私の一般質問を終わります。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  土木課長から説明がありましたように、来年2月までには、今発注しておりますから決まるというふうなことですので、それまで期待してお待ちくださいというふうなことで答弁させていただきます。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩します。 △休憩(15時01分) △再開(15時11分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  こんにちは。今日3日目の一般質問、最後の喜友名でございます。 その前に不審者情報がありましたので報告いたします。伊平地区において不審者情報がありました。去る8月24日土曜日午後11時頃、北谷町字伊平373番地付近の道路において、帰宅中の女子専門学校生が男性に付きまとわれたという事案が発生しました。 その男の特徴は、年齢が50歳代、身長が170センチメートルで小太り、ちょっと頭がはげているみたいで、白い色のワゴンボックスカーを使用したとはっきりしております。 沖縄警察署からの情報がありました。その件に関しまして標語がありますので、防犯ポイント、「女性を守る あ・い・う・え・お」がありますので読み上げます。 あ・あるきスマホは、やめましょう い・「いやです」とはっきり断りましょう う・うしろを確認しましょう え・えらんで歩こう 明るく人の多い道 お・おおきな声で助けを呼ぼう それでは一般質問に入りたいと思います。 質問事項1.交通安全対策について。 (1) これまでにも交通安全対策について私は一般質問で取り上げておりますが、危惧していたことが起こりました。8月22日と23日に二日連続で町道宮城1号線と町道宮城5号線の交差点(譜久村左官工業前の交差点、宮城1番地128)で交通事故が発生しております。その原因と対策についてお伺いいたします。 (2) 浜川小学校前の登下校時の通学路に速度制限標識設置ができないかと幾度か質問してまいりましたが、その後の進捗状況についてお伺いいたします。 (3) 日本全域で、高齢者の事故が多発していますが、北谷町でも高齢者の事故、そして高齢者の運転免許証の返納者がいると思いますが何人いるか、その年齢もお伺いいたします。 (4) 高齢者の運転免許返納者へのサービスが有るならその内容をお伺いいたします。 質問事項2.西海岸事業について。 宮城区西防波堤から、ヒルトンホテルに橋を架ける一般質問をしましたが、その回答で多くのリスクの要因がある、多額のインフラ投資は本町の財政運営は厳しいとのことでしたが、その後の進捗状況をお伺いいたします。 そして、町長の公約として、サンセットビューライン構想に取入れることはできないかお伺いいたします。 再質問は自席で行いますので、よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま喜友名朝哲議員から御質問いただきました。答弁につきましては、担当部長とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  岸本満総務部長。 ◎岸本満総務部長  質問事項1番目「交通安全対策について」の質問要旨1点目、8月22日と23日に二日連続で町道宮城1号線と町道宮城5号線の交差点で交通事故が発生しています。その原因と対策」についてお答えをいたします。 町道宮城1号線と町道宮城5号線十字路交差点は、交通量も多くスピード制限を超える車両も見受けられ、ドライバーのマナー運転の低意識を危惧しております。 同交差点は、浜川小学校との近距離にもあることから、子どもたちの安全を守るため交通安全対策の必要があると思っております。 同交差点につきましては、まず、ドライバーの目に訴える形で、路面標示や看板設置など沖縄警察署等の意見を聴取しながら取り組んでまいりたいと思います。 また、幼児・児童に対しての「交通安全教室」等を行うなど、沖縄地区交通安全協会や関係機関等と連携を図りながら、更なる交通安全に対する意識向上の強化に努めてまいります。 次に、質問要旨2点目「浜川小学校前の登下校時の通学路に速度制限標識設置が質問してきましたが、その後の進捗状況」についてお答えをいたします。 浜川小学校前の通学路においては、横断幕の設置、スピードを落とせの看板、ポストコーン等により交通安全の対策を行ってきております。 また、速度制限標識設置につきましては、地域自治会からの要請をもとに現場確認を行い、沖縄警察署への要請を検討したいと思っております。 次に、質問要旨3点目「日本全域で、高齢者の事故が多発していますが、北谷町でも高齢者の事故、そして高齢者の運転免許証の返納者がいると思いますが何人いるか、その年齢」についてお答えをいたします。 高齢者の事故、運転免許証自主返納者について、沖縄警察署へ照会したところ、年齢による事故件数は把握していないということでしたが、北谷町における高齢者の運転免許証自主返納者については、平成30年は66件で、今年1月から7月末までは、既に昨年同数の66件となっております。 次に、質問要旨4点目「高齢者の運転免許返納者へのサービスが有るならその内容」についてお答えをいたします。 沖縄県警と公共交通機関が締結した「運転免許自主返納措置支援事業」では65歳以上の免許保持者が自主返納した際、身分証明書として使える「運転経歴証明書」が発行され、バスやモノレール運賃で50パーセント、タクシー料金で10パーセントの割引が受けられます。 本町において、高齢者に限らず、運転免許証自主返納者に対しまして、コミュニティバス運賃の一般利用者200円を半額の100円で乗車できるサービスを行っております。 ○亀谷長久議長  根間朝弘建設経済部長。 ◎根間朝弘建設経済部長  質問事項2番目「西海岸事業について」の質問要旨「宮城区西防波堤から、ヒルトンホテルに橋を架ける一般質問をしましたが、その回答で多くのリスク要因がある、多額のインフラ投資は本町の財政運営は厳しいとのことでしたが、その後の進捗状況を伺う。そして、町長の公約として、サンセットビューライン構想に取入れることはできないか」についてお答えします。 サンセットビューライン構想は、本町西海岸地域である砂辺・宮城エリア、美浜エリア及び北前エリアの各空間において、これまで各課で各々実施した事業と今後取り組む各種事業を結び付け、統一したテーマをもって整備していこうとするものであります。 一体的空間の演出による本地域の更なる魅力の向上を図り、恵まれた海洋自然と共存したCHATANブランドの創出と将来ビジョンを分かりやすく、戦略的に発信することにより、今後の円滑な事業推進につなげようとするものであります。 平成29年3月定例会一般質問で答弁させていただきましたが、多額の建設コストや維持管理コストが発生するため、依然として事業性が見込めないことから、大型インフラの整備は大変厳しく、サンセットビューライン構想に取り入れることは大変困難であると考えております。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  それでは交通安全対策について、ゆっくりと質問します。去る宮城区行政懇談会において、先ほどもありました宮城1号線と5号線を結ぶ交差点に信号機が取り付けてくださいとの要望がありました。 答弁では地域から要望があれば、町が設置箇所について交通調査を行い、沖縄警察署に要望して現場調査を行う。その後に沖縄公安委員会で再び調査し、最終的に沖縄県公安委員会が判断としてから信号機が設置されますとのことでした。 駐車違反の件も要請していくこととおっしゃっておりましたが、その後の進捗状況も併せてお伺いいたします。もう一度答弁をお願いいたします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えをします。駐車違反につきましても交通規制に当たりますので、現場を確認した後、警察署への要請というふうな流れになってくるものと思っています。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  ちょっと関連してまいりますが、よろしくお願いします。西海岸地域はとても旅行客が多くて事故が起きた場所では外国人は車のスピードが緩めることなく交差点に入ってまいります。なぜなら、日本語版の「止まれ」の標識が彼らは読めないからであります。この状況が続くようであれば、いつか命に関わる大事故が起こりかねません。 英語で「STOP」と分かるような標識を是非とも取り付けてほしいですが、いかがですか。 もう1点、交差点に入る前にエンジ色のハンプのような音が出ないストップ線を設置できないか、ハンプの、茶色のペンキで塗られたものをお伺いいたします。 沖縄署交通安全課で私は聞いてまいりましたところ、そのようにしたほうが良いとおっしゃっておりました。よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えをします。日本語でも、英語でも交通規制に係る標識となりますので、現場を確認して、沖縄警察署の要請というふうになるかと思います。今議員がおっしゃられたのは、ハンプにつきましても同様だというふうに考えております。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  せっかく写真を撮ってまいりましたので、少し見せたいと思います。 今私が言った場所は、譜久村左官工業の1号線の十字路、これは2号線からきて、海岸に向かう道ですけど、このここにコーナーに駐車する車が2台ともあります。見通しがとても悪いです。是非ともこれは調査してください。朝は無いですけど、夕方是非よろしくお願いします。 私が言いたいのは、この「止まれ」のどこかに「STOP」と表示できないのか、それを先ほど申しました。 それから23日に、この交差点で起きた事故です。これが事故の直前、これがアンバランス、救急車が搬送して、おそらく自分はこの場には居ませんでしたけど、22日は現場で自分がヘルプして、救助しました。沖縄の女の子がエアバックくらって、50メートルぐらい海に向かっていて走っていて、それで煙が出ていて、窓を開けて大丈夫ですかと、外に出して救急車に電話して、私は救助いたしました。 その件に関しても、まだまだこの時期は夏休み期間中です。子どもがそこにいたら大変なことになりました。ぶつかって50メートル先で止まっています。この女の子は本当に失神状態で、目が点になって、そのままずっと、止めて出して救急車に搬送させてもらいました。 これが北谷町物損事故30年、2千572件です。それで宮城区で起きた事故がこれだけあります。100から150件あります。これは3分の1ほどスクールゾーン地域です。やはりスピードの出しすぎは危険ですので、どうにかスピード対策を先にしないといけないのかなあと私は思っております。 平成30年の人身事故が北谷町で191件、それで宮城区は少なくて4件でしたけど、私が毎朝立っているところも1件ありました。浜川小学校地域で4件あります。それも踏まえてもらいたいと思います。 今年、本年1月から8月まで7か月間で、北谷町で1千684件の事故があります。その中に宮城区の1号線、2号線、私が立っている十字路、千原線と2号線と4号線を結ぶ隣に民泊があります。そこの周辺でたくさん事故が起きております。この宮城区2号線のスクールゾーンの南側中部医師会から北側に向けて左側につぼみっ子保育園、これ全部スクールゾーンです。過ぎて次は右側に愛育保育園があります。その2号線で7か月の間に20件の事故があります。それをどういうふうにして対処していくのか、今からの課題だと思いますが、いかがでしょうか。答弁よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  宮城2号線で事故が多いということですけれども、部長答弁にもありましたように、その宮城2号線については、スピード制限を超える車も多く見受けられるとのことでした。その件に関してはドライバーのマナー運転が低意識化しておりまして、浜川小学校のスクールゾーンでもあることから交通安全対策があると考えます。 ドライバーのまず目に訴える形で路面標示や看板設置など、沖縄警察署の意見を聴取しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  指摘しました1号と先ほど事故があった人身事故が1件あります。 通告外ですが、宮城でカーブミラーが無いところも砂辺クリニックから海に向かって、そこも1件の人身事故があります。ここはカーブミラーがありません。これもまたいずれ要請したいと思いますので、これもまたよろしくお願いします。 先ほど言った、私が毎朝子ども達の登校時の安心・安全のために立っている場所です。その場所では、さっきの20件の事故が起きていると思うと、子ども達の下校時がとても心配でなりません。町道はスピードの出しすぎだと思います。どのように本当に対策をするのか、下校時がとても心配です。朝は自分が立っているので大丈夫です。どうにか対処はしております。でも帰るときに、どのような対処をするのか、それはやっぱり本当に危惧しないといけないのかなあと、本当に心配しないといけないところなのかなあと思っておりますが、もう一度お願いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えします。やはり、当然信号機の設置が望ましいかというふうに考えるところではありますけれども、やっぱりまずはドライバーの目に訴える形で路面標示、看板設置などを沖縄警察署との意見を聴取しながら取り組んでいきたいというふうに考えています。 しかしながら、やはり信号機設置につきましては地元住民の要請の下、役場としては沖縄警察署に要請していくという形となっておりますので、それに対応していきたいというふうに考えております。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  どうもありがとうございます。それでは高齢者の免許証返納の件に移ります。去る9月20日に私の父親が運転免許証を返納することになりました。本人から「これからどのようにして用事に行けばいいのか」と問いかけられました。私は言葉に詰まりました。北谷町でも高齢者が免許証の返納を促せる必要があると思います。併せて沖縄公安委員会から運転免許証自主返納優遇措置についても通知する必要があると思いますが、そのために「ちゃたんだより」に掲載してはいかがでしょうか。 先ほど部長答弁でもありました、私ももらってきまして、そのように掲載しながら、コミュニティバスではなくて、もっとほかに北谷町も何か優遇するのはないのかお伺いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えします。免許証の自主返納者につきましては、運転免許経歴書証明書というのを警察から発行されまして、バス、タクシーであるとか、様々なところで割引などのサービスが受けられるところではございますけれども、町独自のサービスということですけれども、やっぱり町独自で運行している公共交通というのがコミュニティバスしかございませんので、コミュニティバスで65歳以上の方については半額になっているというサービスを実施しているところです。
    亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  では各県でも高齢者が運転免許証の返納が増えておりますが、ある面、免許証を返したくないという高齢者もいます。そしていま車のメーカーさんがブレーキとアクセルを間違えると自動的に止まる、緊急アシストブレーキを開発したみたいでございます。そして緊急アシストブレーキを申込むと3年間の待ちがあるそうです。現在。町でも緊急アシストブレーキの補助は可能なのか、可能じゃないのか、よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  兼城泰志総務課長。 ◎兼城泰志総務課長  お答えします。手元に資料はございませんけれども、本土のほうでいくつかの町村、東京都でもブレーキとアクセルの踏み間違いの装置については、確か20万円ぐらいまでだったら補助が出るという情報はもっております。本町においても、それについてどうにかできるどうかというのは財政当局とも含めて調査研究していきたいというふうに思います。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  是非ともよろしくお願いします。運転免許証の返納も増えると思いますので、そして事故も少なくなると思いますので、是非ともお願いします。 それでは2番目に移ります。サンセットビューライン構想は北前区から砂辺区まで、西海岸を結ぶ構想であります。これまでも提案してきましたが、その間の宮城区字港からヒルトンホテルまでの橋で結ぶとサンセットビューラインの計画がますます素晴らしいものになると思いますが、観光振興のためにも有利だと思いますが、町長いかがですか、御所見をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  答弁にもありますように、財政的な問題、あるいはまたサンセットビューラインに、そこに橋を架けるというものも、本当に合意形成というものがあの地域の皆さん、そして観光客の皆さん、こういったことが本当に可能なのかという形で、いわゆるどういったことであれば可能かどうかについては、いわゆる多分台湾の淡水の橋を見て、議員は質問していると思いますけど、そことは少し違うんですね。向こうは橋の麓、それから岸壁の所とか、いろんなものが複合して作られております。 従いまして、ここに橋を架ければ良いというものなのか、あるいはまた逆に北谷の売りになっているサンセットが逆に見えなくなるというようなことで、また一方の、いわゆる側からの話も出てくるんではないか。また、船舶の交通の問題とか、そういったいろいろ検討しなければなりませんし、いま非常に提案については、せっかくの提案でございますけれども、厳しい状況にあるだろうとこういうふうな認識でございます。 ○亀谷長久議長  15番 喜友名朝哲議員。 ◆15番(喜友名朝哲議員)  町長どうもありがとうございました。 私の案として見れば、やっぱり要請を求めて先ほどからずっと行政は要請を求めれば検討する、調査するといっておりますので、それも踏まえながら、橋にかけて淡水の橋は大きすぎます。あれではなくて、高齢者から子ども達が橋を渡って北前、デポアイランドも通って、海岸線を歩行できるのが私の夢でございます。 そして町長にも是非そのイメージとして、ウェディングも、教会もありますよね。それも踏まえながら西海岸に向けて、写真を撮るとか、船から橋に向けて写真を撮るとか、そういうイメージが膨らんでくると思います。 是非ともこれからまたもう一度、要請すると思いますが、よろしくお願いします。これで一般質問を終わります。どうもありがとうございました。(散会宣告) ○亀谷長久議長  以上で本日の日程は全部終了しました。明日は、午前10時から会議を開きます。これで散会します。 △散会(15時39分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   北谷町議会議長  亀谷長久   北谷町議会議員  仲栄真惠美子   北谷町議会議員  大浜ヤス子...