嘉手納町議会 > 2020-12-08 >
12月08日-01号

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  1. 嘉手納町議会 2020-12-08
    12月08日-01号


    取得元: 嘉手納町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    令和 2年 12月 定例会(第50回)        令和2年第50回嘉手納町議会定例会会期日程                         開会:令和2年12月8日                                    7日間                         閉会:令和2年12月14日目次月日 (曜日)会議区分開議時刻摘要112月8日 (火)本会議午前10時◯ 開会 ◯ 議長諸般の報告 ◯ 会議録署名議員の指名 ◯ 会期の決定 ◯ 一般質問(4名)212月9日 (水)本会議午前10時◯ 会議録署名議員の指名 ◯ 一般質問(3名)312月10日 (木)本会議午前10時◯ 会議録署名議員の指名 ◯ 一般質問(4名)412月11日 (金)本会議午前10時◯ 会議録署名議員の指名 ◯ 発議第18号 相次ぐ外来機の飛来に抗議する意見書 ◯ 発議第19号 相次ぐ外来機の飛来に抗議する決議 ◯ 発議第20号 多発する米空軍兵の道路交通法違反に抗議する意見書 ◯ 発議第21号 多発する米空軍兵の道路交通法違反に抗議する決議                     以上 即決 ◯ 一般質問(2名)512月12日 (土)休会  612月13日 (日)休会  712月14日
    (月)本会議午前10時◯ 会議録署名議員の指名 ◯ 議案第34号 令和2年度嘉手納町一般会計補正予算(第7号) ◯ 議案第35号 令和2年度嘉手納町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ◯ 議案第36号 令和2年度嘉手納町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ◯ 議案第37号 令和2年度嘉手納町下水道事業特別会計補正予算(第2号) ◯ 議案第38号 令和2年度嘉手納町水道事業会計補正予算(第1号) ◯ 議案第39号 嘉手納町手数料条例の一部を改正する条例について ◯ 議案第40号 嘉手納町固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例について ◯ 議案第41号 嘉手納町子ども医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について                     以上 即決 ◯ 陳情第8号 日常生活用具給付等事業排泄管理支援用具の給付対象者を拡充するよう求める陳情 ◯ 陳情第9号 国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める陳情                     以上 委員会報告、質疑、討論、表決 ◯ 委員会の閉会中の継続審査 ◯ 閉会      令和2年第50回嘉手納町議会定例会 会議録第1号 第50回嘉手納町議会定例会は、令和2年12月8日嘉手納町議会議場に招集された。応招議員は次のとおりである。    2番 志喜屋孝也議員      3番 花城勝男議員    4番 宇榮原京一議員      5番 古謝友義議員    7番 奥間政秀議員       8番 新垣貴人議員    9番 照屋唯和男議員      10番 仲村渠兼栄議員    11番 石嶺邦雄議員       12番 當山 均議員    14番 田仲康榮議員       15番 知念 隆議員    16番 徳里直樹議員不応招議員は次のとおりである。    6番 安森盛雄議員       13番 田崎博美議員出席議員は次のとおりである。    出席議員は応招議員と同じである。欠席議員は次のとおりである。    欠席議員は不応招議員と同じである。職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。    前原信博   事務局長     稲嶺綾子   係長    金城洋平   主任主事地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。    當山 宏   町長       比嘉孝史   副町長    比嘉秀勝   教育長      上原 学   会計管理者    金城 悟   総務課長     當山哲也   基地渉外課長    我謝治彦   企画財政課長   喜友名朝順  企画財政課主幹    新垣美佐   税務課長     野村順子   福祉課長    金城博吉   子ども家庭課長  町田 優   町民保険課長    天久 昇   都市建設課長   上地康夫   産業環境課長    金城睦和   教育総務課長   又吉政勝   上下水道課長    稲嶺盛幸   教育指導課長   嵩本さゆり  社会教育課長    幸地淳次   中央公民館長本会議に付した事件は次のとおりである。             議長諸般の報告  日程第1       会議録署名議員の指名  日程第2       会期の決定  日程第3       一般質問 △午前10時00分 開会 ○徳里直樹議長  ただいまから令和2年第50回嘉手納町議会定例会を開会します。 これから本日の会議を開きます。 日程に入る前に諸般の報告をいたします。 令和2年9月8日から12月7日までに至る、議長としての諸般の報告はお手元に配付してあるとおりでございますが、主な事柄について報告を行います。 嘉手納町監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の報告がなされています。 陳情要請について申し上げます。令和2年8月30日以降受理しました陳情、要請等は12月4日の議会運営委員会でお手元のとおり決定されました。 次に本町議会関係について申し上げます。令和2年10月9日に、暴走行為取締りの件について、當山宏町長、中川康司自治会会長と共に嘉手納警察署にて要請行動を行いました。お手元の資料については仲宗根朝也というふうに記載されていると思いますが、中川康司のほうに訂正をお願いしたいと思います。 次に中部地区町村議会議長会関係について申し上げます。令和2年10月6日に嘉手納町で定例会が開催され、新役員人事をはじめ関連団体役員の推薦と、また令和3年度の事業計画、負担金等の議案を全会一致で可決しました。役員の人事につきましては、会長に伊波篤読谷村議会議長、副会長に亀谷長久北谷町議会議長、幹事に新垣博正中城議会議長と私、徳里直樹が就任しております。 続きまして、沖縄県町村議会議長会関係について申し上げます。令和2年10月12日に那覇市において定例会が開催され、理事の選任、会長の選挙、副会長の選挙、幹事の選任、組合議会議員の選挙が実施され、会長に伊波篤読谷村議会議長を決定しました。副会長に織名盛紀与那原町議会議長新田長男竹富町議会議長の3名が選出されました。そのほかに、令和元年度沖縄県町村議会議長会一般会計歳入歳出決算認定等が審議され、全会一致で可決をしております。令和2年10月23日に、嘉手納町において町村議会議員事務局職員研修会が開催され参加をいたしました。 次に、中部広域市町村圏事務組合関係について申し上げます。令和2年10月27日に沖縄市において定例会が開催され、令和元年度一般会計歳入歳出決算認定、補正予算等の議案が全会一致で可決されております。 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)関係について申し上げます。令和2年12月2日に、嘉手納基地において3市町の議長にて第18航空団広報局長との意見交換会を行いました。 比謝川行政事務組合議会関係について申し上げます。令和2年10月30日に定例会が招集され、令和元年度比謝川行政事務組合一般会計歳入歳出決算、補正予算等の議案が全会一致で可決されております。 なお、教育委員会より、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定による報告書が提出をされております。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、5番古謝友義議員、7番奥間政秀議員を指名します。 日程第2「会期の決定の件」を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から12月15日までの8日間にしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う声あり) ○徳里直樹議長  「異議なし」と認めます。 したがって会期は、本日から12月15日までの8日間に決定しました。 日程第3「一般質問」を行います。 質問時間は30分以内とします。 コロナ禍の中ではありますが、一般質問、大きな声でしっかりと発言していただければと思っています。通告順に従い、発言を許します。 3番花城勝男議員。 ◆3番(花城勝男議員)  3番花城勝男です。3問通告をしていますので、順を追って一問一答方式で行いますので、よろしくお願いします。 それでは質問事項1の質問要旨(1)(2)を行います。質問事項1.2028年将来人口ビジョン1万4,000人計画を問う。(1)12月1日最新の嘉手納町の状況について以下を伺います。①総人口と男女人口は。②15歳から64歳までの生産年齢人口は。③20歳から39歳の女性の人口は。④65歳以上の高齢者人口と高齢化率は。⑤2020年の嘉手納町の平均年齢と男女の平均年齢は。⑥男女の平均寿命は。⑦2030年の将来人口予想は。(2)嘉手納町の人口問題の現状と課題は。以上、2点を伺います。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎我謝治彦企画財政課長  質問事項1(1)①についてお答えいたします。議員質問の総人口と男女人口につきましては、令和2年12月1日現在の住民基本台帳によると、総人口が1万3,417人、うち男性が6,512人、女性が6,905人となっております。 続きまして、質問事項1(1)②についてお答えいたします。議員御質問の15歳から64歳までの生産年齢人口につきましては、令和2年12月1日現在の住民基本台帳によると、生産年齢人口は8,035名となっております。 続きまして、質問事項1(1)③についてお答えいたします。議員御質問の20歳から39歳までの女性の人口につきましては、令和2年12月1日現在の住民基本台帳によると、1,447人となっております。 続きまして、質問事項1(1)④についてお答えいたします。議員御質問の65歳以上の高齢者人口と高齢化率につきましては、2015年国勢調査より、高齢化率が22.4%となっております。また、令和2年12月1日現在の住民基本台帳による65歳以上の人数とその割合は、3,232人で24.1%となっております。 続きまして、質問事項1(1)⑤についてお答えいたします。議員御質問の平均年齢と男女の平均年齢につきましては、令和2年12月1日現在の住民基本台帳によると、嘉手納町の総人口の平均年齢は43.6歳、うち男性の平均年齢は42.1歳、女性の平均年齢は45.0歳となっております。 続きまして、質問事項1(1)⑥についてお答えいたします。議員御質問の男女の平均寿命につきましては、2015年国勢調査より、男性80.1歳、女性87.5歳となっております。 続きまして、質問事項1(1)⑦についてお答えいたします。議員御質問の2030年の将来人口予想につきましては、国立社会保障人口問題研究所によりますと、2030年における嘉手納町の将来推計人口は1万2,962人となっております。 質問事項1(2)についてお答えいたします。議員御質問の人口問題の現状と課題につきましては、令和2年12月1日における本町の人口1万3,417名と令和元年12月1日の人口1万3,519名を比較しますと、102名減少しております。また、令和2年12月1日における本町の年齢構造を3区分人口で見ると、15歳未満の年少人口の比率は2,298名で17.1%、15歳から64歳までの生産年齢人口の比率は8,035名で59.9%、65歳以上の老年人口は3,084名で23.0%となっており、老年人口が年少人口を上回っております。平成20年から平成24年の合計特殊出生率を見ると1.71人となっており、今後も引き続き人口減少することが懸念されております。また、人口統計による将来の人口推計によると、年少人口及び生産年齢人口は減少し、老年人口の増加が予想されております。今後さらに少子高齢化の進行が予想されていることから、若い世代の定住化に向けて安定した雇用の創出や住みよいまちの創出、出産、教育環境の充実、子育て環境の充実を図り、誰もが安全・安心に暮らせるまちづくりに取り組む必要があります。 ◆3番(花城勝男議員)  事前に数字の資料提供をいただきましたので、大変ありがとうございました。私も数字について概要をちょっと述べていきたいと思います。1つ目は嘉手納町の人口は10年前の1万3,875人よりも、今おっしゃった1万3,417人で458人減っています。総務省の人口問題研究所の予想よりも人口減少のテンポが早くなっているということだと思います。 2つ目が生産年齢人口は、2010年は8,515人、2020年が7,887人ですので、10年間で628人の減少。嘉手納町にとっては大きな痛手であります。2019年の嘉手納町民の1人当たりの平均所得は320万円なんですね。単純にですが、減少人口、人数628人を掛けますと約20億円になります。その数字に所得税と住民税、平均の約15%の税率を掛けますと約3億円の収入の損失になりますと。2019年の嘉手納町民の総所得は430億円ですので、その約20億円は430億円に対して4.5%の損失。人口減少というのは大ざっぱでいうと、町民所得と税金の損失にもなるということになると思います。また、2020年度の国民所得は新型コロナウイルスの影響を受けて年率GDPで国内総生産は約6%のマイナスの予想です。よって、町民所得も320万円から6%マイナスの約300万円に減少することが予想されます。今後もコロナ被害による経済の低迷が続くと予想されますので、行政としても引き続き町民に対して短期、中期的な支援対策を実施していただきたいと要望します。 3つ目は20歳から39歳の女性人口、2000年は1,788人、2010年は1,652人、2020年は1,447人ですので、20年間で341人の減少ということです。現在の嘉手納町の合計特殊出生率は、先ほども言いましたように1.71人です。減った人数341人を掛けますと、長期的には約583人の出生数の人口が減ることになっています。国は2030年までに1.8人、2040年には2.07人の合計特殊出生率を目指しているということです。嘉手納町もそういうふうに目指しているということだと思います。 4つ目が65歳以上の高齢者人口と高齢化率は、2020年11月末現在で3,232人で、1万3,417人に対して先ほども言った24%になります。日本全体では今現在28.4%の高齢化、沖縄県は22%になっています。高齢化の定義は7%で高齢化社会、14%で高齢社会、21%で超高齢社会と言っています。この少子高齢化社会を、今の政権は日本の国難と言っています。嘉手納町民も非常に危機感を持っていると思っています。国も県も市町村も、人口減少対策については対策を打たなければならないということになっています。残念ながら、嘉手納町はこの狭隘な土地のため、約2.7キロ平方メートルの狭い土地に人口1万3,417人が住んでいて、沖縄県でも上位の人口密集地であります。また、沖縄県は東京都に続き、人口増加地区でありながら、残念ながら我が嘉手納町は人口減少地区になっていると。そのことを踏まえて嘉手納町は人口1万4,000人の目標を掲げていますので、人口減少問題はそれ相当の思い切った対策を打たないと、将来また厳しい状況になるという可能性もありますので、議場にいる我々みんなで対策を検討したいと思います。 5つ目が2020年嘉手納町の平均年齢43.57歳、男性が42.09歳、女性が45歳になっています。日本全体では48.4歳ですね、沖縄県が43.5歳です。人間、45歳を過ぎると非常に体力の衰えを感じるということになると思います。 6つ目が嘉手納町の平均寿命、男性は80.1歳、女性は87.5歳、日本全体では男性81.41歳、女性が87.45歳。沖縄県は男性80.27歳、女性が87.44歳ということで、沖縄県と嘉手納町はほぼ一緒と。今後も平均寿命は伸びる予想ですので、高齢化率はさらにさらに進んでいくということになると思います。 7つ目の嘉手納町の2030年の将来人口予想は、残念ながら1万2,962人です。1万3,000人を切ることになります。さらに、人口減少がもたらす町への影響、デメリットは5つあると思っていまして、1つ目が経済に及ぼす影響です。今、少子化や生産年齢人口が減少していますので、経済成長が年々低下すると。2つ目が我が嘉手納町に中小事業者が多いですが、そこに及ぼす影響は、消費者の減少や市場が縮小し、この中小事業者を支える労働力、それが低下します。3つ目が社会保障に及ぼす影響です。少子高齢化により、1960年代は11人の若者で1人の高齢者を支えていたものが、今現在は約2.5人で1人の高齢者を支えているということです。当然若者の負担が増えて、高齢福祉が停滞して、子育て世代の負担が確実に増えるということです。嘉手納町は2030年には2人で1人の高齢者を支える社会になるというふうに予想されています。4つ目が、子どもが減ると近い将来小学校が1つ減る可能性があり、まちに活気がなくなるということだと思います。最後5つ目が、地域の伝統的な行事、様々なイベントの削減で地域の活力を低下させるということだと思います。数を挙げるとまだまだデメリットはあると思いますが、行政として、議会として、現状の課題を十分に把握して分析し、そのための対策を結果が出るように私は打ち出すべきだと考えていますので、ぜひ来年度の予算編成に期待をしていますので、よろしくお願いします。 それでは次の質問用紙(3)に移ります。2028年将来人口ビジョン1万4,000人達成に向けて、2021年度の具体的取組と予算概要は。将来に向けて定住促進事業の2022年度以降に取り組む内容を伺います。 ◎我謝治彦企画財政課長  質問事項1(3)についてお答えいたします。本町におきましては、仕事と人の好循環を構築し、人口減少を防ぎ、実質的に活力あるまちづくりに取り組むため、嘉手納町人口ビジョン及び嘉手納町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しております。その計画において、2028年将来総人口の目標値を1万4,000人としております。また、第5次嘉手納町総合計画基本構想においては、嘉手納町人口ビジョンを基に策定しております。議員御質問の2021年度の具体的取組と予算概要につきましては、嘉手納町が現在実施している保健、医療、福祉、子育て、教育、文化、建設、環境、産業、行政財政の施策を実施することにより、全ての町民、移住定住により嘉手納町に住んでもらえる方々が安心して住みたい、住み続けたいと思う魅力的なまちづくりを進めるところであります。また、町民の生活基盤となる住環境のさらなる向上を目指すとともに、子どもを生み育てやすい環境づくりをより進めていくことが重要であります。2021年度において、総合計画実施計画において計画している具体的な取組と予算概要につきましては、嘉手納町定住促進事業、事業費4,038万6,000円、内訳です。新築住宅補助金1,450万円、建物除去補助金690万円、定住促進奨励金698万6,000円。リフォーム支援事業補助金1,200万円。母子及び父子家庭等医療費助成事業、事業費551万6,000円。子ども医療費助成事業、事業費5,285万4,000円。子どもフッ化物塗布助成事業、事業費152万3,000円。給食費補助金6,551万5,000円。主な事業について御説明いたしましたが、子育て環境の充実を図るため、保育園における待機児童の解消を図ることを目的に、第三保育所建設事業に着手しているところであります。併せて認可化移行支援事業にも取り組む予定としております。また、2022年度令和4年度以降に取り組む定住促進事業につきましては、同事業が2021年度、令和3年度までの計画となっていることから、今後これまでの実績の評価を行いながら、人口増加に向けた施策を展開する必要があると考えております。 ◆3番(花城勝男議員)  課題もたくさんあり、事業対策も非常にそれ相当たくさん打っているということだと思いますが、しかし再三申し上げますが、第4次嘉手納総合計画では残念ながら人口ビジョンは達成できなかったと。それで、ぜひ2019年度からの第5次総合計画ですね、それではぜひこの人口増に対してはスタートダッシュをかけてもらいたいものです。今おっしゃった大きな課題の一つとして、住宅問題が挙げられると思いますが、戸建ての新築住宅とアパート住宅、この定住促進事業が2017年の5月よりスタートして、今月で3年半を超えました。人口増としてはなかなか成果が見られていないと。そこで再質問ですが、定住促進事業が3年半を経過して、行政として現状をどのように評価されているのか。また、2020年12月現在の定住促進事業の申込み件数の内訳が分かればお願いします。 最後、今後ともさらにこの定住促進事業の申込み件数は増える見込みがあるのか。行政の見通しをお聞かせください。 ◎天久昇都市建設課長  3点の御質問がございました。定住促進事業についての評価につきまして、これまでの事業の評価といたしましては、同事業を活用して転入してきた方が108名に上りまして、また町内で新しく住まいを求めて移動された町民が175名となっております。転入者数の増と転出者数の抑制に寄与しているものということで、現在は考えている状況でございまして、また現在は、人口の移動状況までの評価となっておりますので、引き続き細かな評価を行い、5年間の期限つき制度を今後どのようにしていくのか評価を行う予定でございまして、2022年度以降につきましては、事業評価を行う際の検討課題ということで考えている状況でございます。 あと定住促進事業、2020年の12月現在の定住促進事業の申込み件数等についてですが、令和2年度当初予算においては取得事業が35戸、除却事業が12件、奨励金が46件で2,351万1,000円を予算計上しておりまして、11月末の進捗状況といたしましては取得事業が11件、除却事業が3件、奨励金が16件で、約30%程度の進捗状況でございます。また、これから年度末にかけて執行状況が進むものと考えております。 3点目、今後の行政としての見通しについてでございますが、令和3年度、次年度ですが、定住促進事業の最終年度となっております。今年度同様に必要額を計上していきたいということで考えておりまして、現在のところ、当初予算額策定時期でもありますが、計上予算はまだしっかりとした確定をしておりませんが、現時点での申込み額といたしましては、約2,838万6,000円ということで予算計上を見込んでおります。 ◆3番(花城勝男議員)  今おっしゃったように、3年半が経過をしておりますが、総じて言うとなかなか成果が上がっていないというのが現状だと思います。2022年5月よりぜひバージョンアップした定住促進事業を打ち出すべきだと私は考えていますので、残された1年半で定住促進事業の現状をさらに分析して、効果的な対策を打てるように要望します。 あと1点再質問ですが、福祉のまち、私は今年2月に行ってきたんですが、日本一を掲げて人口1万6,000人から1万7,000人になって、1,000人を増やした人口問題解決先進地といいましょうか、東京都日の出町に、行政としてぜひ2021年度中に予算を計上して先進地視察を実施していただきたいと思います。行政として検討いただけないかどうか、伺いたいと思います。 ◎當山宏町長  ただいまの議員からの提案でありますけれども、これまでも議員からいろいろなその先進地の調査した結果等の議会での報告等もございました。そういったことも参考にしながら、視察についてどうするのか、内部で議論してみたいと思います。 ◆3番(花城勝男議員)  ぜひ検討していただきたいと思います。行政の皆さんも御承知だと思うんですが、読谷村では大湾シティの後方に住宅計画で約600世帯、約2,000人、大木住宅計画で約300世帯で約1,000人、合計3,000人の人口増加をさせる計画、予定があるようです。数は最終決定ではありませんが、読谷村の議員からの情報です。中期的計画ですが、嘉手納町民は所得の高い方が結構いらっしゃいますので、読谷村に人口転出するおそれがあるんじゃないかということで懸念していますので、ぜひ行政のほうでも情報収集をお願いしたいと思います。 それでは質問2(1)から(5)に移ります。質問2.高齢化社会(2025年問題)を問う。(1)2025年の65歳以上と75歳以上の人数と高齢化率は。(2)2025年時点の老人福祉施設入居者の将来予想人数は。また、入居希望者の待機高齢者数は。(3)2019年度の町内と町外の老人福祉施設入居者人数と、入居希望待機高齢者の人数は。(4)嘉手納町の高齢化と老人福祉施設の現状と課題は。(5)2025年問題を想定し、嘉手納町には要介護者84人が入所できる老人福祉施設2か所を設置することを提案いたします。5点を伺います。 ◎野村順子福祉課長  質問事項2(1)についてお答えします。国立社会保障人口問題研究所の推計結果によると、2025年、本町の高齢化率は26.7%で65歳以上の人口は3,531人、75歳以上の方は14.4%で1,905人となっております。 質問事項2(2)についてお答えします。第7期嘉手納町老人福祉計画では、2025年時点の老人福祉施設入居者の将来予想人数は、老人福祉施設120人、老人保健施設21人、介護療養型医療施設124人でした。しかしながら、第7期老人福祉計画段階での見込み量の捉え方が本町と沖縄県介護保険広域連合との間にそごがあり、推計値の変更が予定されております。申し訳ございませんでした。現在、沖縄県介護保険広域連合、本町との第8期計画を作成中で、老人福祉施設入居者も推計途中となっており、具体的な数値をお示しすることができませんが、御了承ください。 質問事項2(3)についてお答えします。町内の老人福祉施設、特別養護老人ホームの入所者は41人、町外の特別養護老人ホームの入所者は21名となっております。町内の特別養護老人ホームに確認したところ、町民の方の入居希望待機者は33人とのことでした。 質問事項2(4)についてお答えします。本町の令和2年3月末時点の65歳以上高齢者数は3,197人、高齢化率は23.7%となっております。総務省の推計では2040年(令和18年)には65歳以上高齢者3,890人、高齢化率31.2%に到達すると予測されております。高齢化の進展により、介護サービスの需要が増えていくことが見込まれておりますが、その需要にどのような介護サービスを提供していくのかが課題となっております。国では施設サービスの推進よりも、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう、地域での包括的な支援サービス提供体制、地域包括ケアシステムの構築を推進しております。地域包括ケアシステムとは、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供できる体制のことで、本町においても地域での包括的な支援サービス提供体制の構築のため、各種事業に取り組んでおります。本町の老人福祉施設は特別養護老人ホーム1か所、有料老人ホーム1か所、介護療養型医療施設1か所、認知症対応型グループホーム1か所、デイサービス提供事業所8か所、訪問介護サービス提供事業所が3か所、訪問看護サービス提供事業所が1か所、居宅介護支援事業所が3か所、小規模多機能型居宅介護支援が1か所ございます。老人福祉施設設置の課題といたしましては、事業所設立のための用地確保が難しいことと、介護従事者不足がございます。第5期介護保険事業計画中に看護、小規模多機能型居宅介護施設の整備計画があり、県への申請も済み、許可も下りておりましたが、介護事業所の職員確保が追いつかず、やむなく取り下げたという経緯がございます。また、事業所設立を検討していた法人がありましたが、町内に事業所設置用地が見つからず、断念した事業所もございました。 質問事項2(5)についてお答えします。介護保健施設の設置に関しては、沖縄県介護保険広域連合の施設整備方針に基づき設置されます。第8期中の整備計画では、広域型の介護老人福祉施設については、施設所在市町村以外の被保険者も利用できることから、サービス見込み量の計画が難しく、また市町村が見込んだ分がそのまま保険料に反映されるため、計画と実績に乖離が生じると被保険者は過大に保険料を負担するおそれもあります。このため、新たな施設整備は見込まないこととし、必要な見込みについては、より地域に根ざした地域密着型サービスで見込むこととするとの方針が発出されております。その方針を受け、本町においても広域型の介護老人福祉施設は見込まず、地域密着型サービスを見込むこととしております。本町では、第8期計画においては、地域密着型サービス施設の1つである認知症グループホームの施設整備を計画しております。 ◆3番(花城勝男議員)  施設数、総数で17ぐらいだと思いますが、私が気になるのは、それだけの施設はあるんですが、施設で受け入れる人数が足りているのかなというのが私が気にしているところです。その辺、なかなか数字をつかむのは難しいかもしれませんが、この辺はぜひ精査していただきたいと思います。 あと、先ほども介護の施設をやる予定があるというようなことを言っていたと思うんですが、繰り返しになるかもしれませんが、第7期の老人福祉計画予想では、2025年には75歳以上の高齢者が1,905名ということですよね。要介護3から5の認定者が300人から約400人に増えるということで計画予想されていると。約100人の要介護者が増えますが、介護施設1つということではあるんですが、さらに計画する予定といいましょうか、それで足りるのか。その辺はいかがなんでしょうか。 ◎野村順子福祉課長  町内の入所施設、介護老人福祉施設の定員が70名、1か所ございます。介護療養型医療施設が1か所、定員98名でございます。住宅型有料老人ホーム1か所、定員35人になっております。認知症グループホーム1か所、定員9名で、受入れられる施設を合計しますと212人となっております。また、町外の住宅型の有料老人ホームの人数の確認ができておりませんが、今後増える見込みの人数と、もう少し町外の住宅型有料老人ホームの数を確認しながら、今後施設についてどのように整備していったらいいか検討していきたいと考えております。 ◆3番(花城勝男議員)  なかなか予想するというのは難しいですし、ただ、2025年には75歳以上もさらに増えるということですので、どうしても介護者がたくさん出てくるということだと思いますので、この辺は第8期の中でぜひさらに調査研究して進めていただきたいと思います。広域という考え方もあると思うんですが、この狭隘な町で要介護者、嘉手納町だけでカバーできる施設、介護士を確保するとか、それは本当に可能なのかと。そのことは物理的に不可能で、具体的には読谷村、北谷町、沖縄市との広域連携で考えることになっているのか。その辺、行政としてその辺の考え方、広域が柱になると、いや我が嘉手納町で間に合わせるというような、この辺のところは難しいかもしれませんが、行政としての考え方を聞かせていただきたいと思います。 ◎野村順子福祉課長  介護保険施設の設置に関しましては、先ほども答弁いたしましたとおり、沖縄県介護保険広域連合の施設整備方針に基づき設置されます広域型の介護老人福祉施設は見込まないこととなっております。また、新たな施設に関しては、地域密着型サービスを見込んでいくとの方針となっております。地域密着型サービスとは、住み慣れた地域での生活を続けるためのサービスを提供する施設となっており、施設の利用に関しましては、施設所在市町村の方のみ利用ができる施設となっております。地域密着型サービス施設には、小規模多機能型居宅介護施設定員29名以下の介護老人福祉施設、認知症グループホーム等がございます。本町でも新たな施設に関しては、介護保険広域連合の施設整備方針に基づき、地域密着型サービスの施設を見込んでいくこととし、第8期計画においては地域密着型サービス施設の1つである認知症グループホームを見込んでおります。 広域連携に関しましては、現在のところ見込んでおりません。介護保険広域連合の施設整備方針がありまして、それに基づいて実施するというふうなことで進めているところです。 ◆3番(花城勝男議員)  広域も必要ですし、町内も必要ということだと思いますので、ぜひ8期では十分検討をお願いします。2025年問題は全国的な問題だということだと思います。嘉手納町も相当進んでいるということだと思いますが、ぜひ野村課長には予防策等もいろいろとやっていただいて、高齢者福祉の向上に努力傾注していただきたいと思います。それでは次の質問に移ります。 (6)後期高齢者の自動車運転免許証自主返納者に対して、タクシーチケット5万円(500円×100枚)の返納奨励支援策実施の提案をしますが、行政の考えをお聞かせください。 ◎野村順子福祉課長  質問事項2の質問要旨(2)についてお答えします。令和3年より、タクシー利用助成事業を本格稼働いたしますが、タクシー利用助成事業は交通弱者対策の一環として実施されるものとなっており、対象者は70歳以上のみの世帯、自家用車を保有していない世帯の方、町民税非課税世帯の方等の要件がございます。後期高齢者の自動車運転免許自主返納者の方がその対象者要件に当てはまる場合は、タクシー利用助成チケット年間72枚の支給が可能となります。対象要件に当てはまらない方については支給の対象外となります。後期高齢者の自動車運転免許自主返納者の方の支援策としては、どのような策が妥当なのか、今後の課題として検討していきたいと考えております。 ◆3番(花城勝男議員)  私は5万円と言いましたが、10万円とかでもいいと思いますので、ぜひ調査研究をお願いしたいと思います。75歳以上の事故というのは非常に現状は多くなっているということだと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 それでは質問事項3(1)、(2)に移ります。質問事項3.老朽化した旧中央公民館と旧民俗資料館を問う。(1)開館から46年が経過し、取壊しまでの安全面が危惧されるが、安全対策と何年度の何月に取り壊す予定か伺います。(2)旧民俗資料館が2022年に防衛施設周辺整備協会横に移転が決定しましたが、駐車場問題が発生するが、行政として解決策は。役場付近に立体駐車場の早期設置の提案をいたします。答弁をお願いします。 ◎幸地淳次中央公民館長  質問事項3(1)についてお答えいたします。旧中央公民館は建設から長期間が経過し、議員御指摘のとおり安全面が危惧されたことから、建物内で執務を行っていた民俗資料室の移転後は使用を控えている状況です。また、駐車場につきましても、必要最小限のスペース以外の大部分をバリケードにより封鎖しております。取壊しの予定についてですが、本12月定例会上程の議案第34号 令和2年度嘉手納町一般会計補正予算(第7号)において解体工事費及び債務負担行為の設定を計上しております。本議案可決後、今年度にて契約を締結し、令和3年度早々に解体工事に着手できるよう進めてまいりたいと考えております。なお、工期は令和3年10月末を予定しております。 ◎金城悟総務課長  それでは質問事項3(2)についてお答えいたします。行政センター駐車場につきましては、同駐車場内に特定地域特別振興事業に伴う施設が新たに建設されることから、駐車スペースの不足に関する懸念がありました。そのため、同施設の基本設計の中で駐車場検討業務として行政センター駐車場の利用状況等の調査を行っております。その報告によりますと、現在の駐車可能台数272台、施設建設により28台分が減少し、事業実施後の駐車可能台数は244台となります。一方で、町役場、文化センター、ロータリープラザ及び新施設における平常時の必要駐車台数は171台と算定され、現状で駐車スペースは十分足りるものと報告されております。しかしながら、行政センター駐車場には本来の目的以外の駐車も多く、管理形態の見直しについての指摘もなされております。目的外の利用に対する有料化等管理方法については、今後検討の必要があるかと思います。また、同検討業務においては、役場及び周辺施設職員の車両通勤者数に対し、東駐車場中央駐車場のスペースが不足している状況も報告されており、その対策を踏まえた駐車スペースの増設については検討の必要性もあるのではないかと考えております。 ◆3番(花城勝男議員)  少し聞き取りできなかったんですが、現在の整備協会の横に建てられるスペースがありますよね。そこで何台分の駐車場が減るのか。その辺はいかがでしょうか。それと2つ目が町民の方が役場、中央公民館、文化センター、ロータリー周辺など使用時に、駐車スペースは不足しないということなのか、その辺不足が出ると予想しているのか。その辺、再度答弁をお願いします。 ◎金城悟総務課長  先ほどの答弁で申し上げましたけれども、新施設の建設によって減少する台数は28台分です。減少するスペースは28台分となります。この調査においては平常時、各施設の利用者数等も実際に調査、駐車場のほうに立ちまして調査をしたようです。その中で、平常時の必要台数、これは周辺、文化センター、ロータリープラザ等を含めた必要台数は171台です、事業実施後28台が減少しても244台分の駐車スペースがあるということですので、通常使用の171台については十分スペースはあるものであるという報告がなされているところです。 ◆3番(花城勝男議員)  私も目視でやったら、40台、50台ぐらい減るのかなという心配をしていましたが、28台ということで思ったよりは少ないという感じがいたします。いずれにしても私も2018年12月の一般質問で、旧中央公民館の解体、2020年度に解体するという回答をいただきましたが、当然今の流れで変更になったと。令和3年度に解体をするということです。しかしながら、先ほど述べたように、旧中央公民館のコンクリート壁、非常に腐食が激しくて、ところどころひび割れが見られます。また、この国道からセンター沿いの階段ですね、上りきったところ、そこに壁にスプレーの落書きが見られますので、あのところは基本的には立入禁止区域になっていますが、気になるところですので、ぜひ安全面には万全を期していただいたいと要望します。 この立体駐車場も、私は2018年3月に提案をしました。あれから2年9か月たちましたが、先ほど答弁したとおりだとは思うんですが、私としては、経済の活性化とか、この辺の利便性等を考えると、もう少し駐車スペースが必要なのかなと思っていますので、さらに調査研究をしていただきたいと思います。 それでは最後の3の質問に入ります。(3)民俗資料館と青少年センターの移転先が決定し、旧中央公民館跡地の活用を行政としてどのように考えているのか。跡地には観光施設としてホテル誘致を提案いたします。答弁をお願いします。 ◎我謝治彦企画財政課長  質問事項3(3)についてお答えいたします。これまで嘉手納町民俗資料室は旧中央公民館跡地に建設を予定しておりましたが、嘉手納旧軍飛行場権利獲得期成会に対する国、県の補償事業として、特定地域特別振興事業におきまして、民俗資料室を含む複合施設を役場北側の敷地に建設することが決定しており、日々完成に向けて努力しているところであります。旧中央公民館跡地利用につきましては、民間活力なども優先的に検討し、町にとって最も有益である施設等を模索し、早急に当該跡地について利用検討を重ねていきたいと考えております。旧中央公民館跡地にホテル、宿泊施設を誘致する御提案ですが、本町には大型ホテルが立地しておらず、プロ野球キャンプ、修学旅行、観光における宿泊も他市町村宿泊施設を観光客が利用している状況がございます。本町における観光客滞在時間を延伸することは、観光における課題として認識しており、この問題も解決するためにはホテル、宿泊施設の建設は必要不可欠であると考えております。今後、当該跡地の最適な利活用も含めホテル、宿泊施設の誘致についてもその一つとして検討してまいりたいと考えております。 ◆3番(花城勝男議員)  道の駅の増設工事も比謝川緑地広場施設も2022年には完成します。また、2025年には嘉手納野球場、2027年には兼久海浜公園のリニューアルと屋良城跡公園が出来上がります。道の駅から兼久海浜公園までの中間地点である旧中央公民館跡地にホテルを誘致するのは、今答弁があったとおり、ぜひ必要だと思います。観光誘客及び経済活性化のために、ぜひホテル誘致が有望だと考えますので、よろしくお願いします。2020年から2027年まで約10施設、およそ総額約200億円の公共工事の計画が執行されます。恐らく2008年までに完了した島田懇談会事業、総額で約220億円と聞いていますが、それに匹敵する大型プロジェクト公共工事になるということだと思いますので、この公共工事のスケジュール、非常に嘉手納町民は大いに期待しているところだと感じています。しかし、まだ計画が未定なのが旧中央公民館と町民の家、そして立体駐車場もなのかと思っています。行政及び都市建設課には多忙な日々が続くと思われますが、併せて残りの3つの事業を早急に取り組んでいただきたいと要望します。立体駐車場については島田懇談会事業のときにも検討されたと聞いていますので、先ほども言いましたが、地域経済の活性化のためにもぜひ私は必要じゃないかと思っています。そういう意味ではいろいろなイベントを仕掛けるということが大事ですので、そのときはどうしても駐車場が必要だと。去る12月6日にロータリー広場で嘉手納町アマチュアバンド音楽祭のイベントが開催されました。私も諸事情があり、午前9時から午後8時までロータリー内にいましたが、出店もたくさんあって宜野湾市から来たりやんばるから来たり、お客さんも延べ人数では私としては結構多かったんじゃないかということで、久しぶりに盛り上がったイベントで非常に活気といいましょうか、出たと。私も11時から8時までああいう音楽を聞くのは初めての経験でしたので、非常にストレス解消になったなということで思っています。そのようなイベント開催時にはどうしても駐車場スペースが必要ですので、再三ですが、立体駐車場の設置を検討いただきたいと重ねて要望しまして、私の一般質問を終わります。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午前11時09分 休憩 △午前11時19分 再開 ○徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 5番古謝友義議員。 ◆5番(古謝友義議員)  5番古謝友義です。3問通告してありますので、一問一答で順次行っていきたいと思っております。時間も差し迫っていますので、早速始めていきたいと思いますが、今日のこのスタイルは議長と全く同じ、ただ向こうのほうがちょっと高価に見えます。 まず1点目、各区のエイサーを支援せよというのがありますが、今年は残念ながら、新型コロナウイルスの影響でほとんどの行事が中止になりました。中でも若者を中心としたエイサーまつりの中止は非常に残念だと思っております。そこで、今後のエイサーについて以下を問いたいと思います。(1)エイサーで使う太鼓のバチは伝統的にゆうなの木が使われております。しかし、町内にはその木がほとんどなく、調達するのに相当苦労していると聞いております。町内にゆうなの木を移植できないかお伺いします。(2)太鼓のバチを購入して、各自治会に配布できないか。(3)文化財保存助成金が毎年計上されております。各区のエイサー隊にもそれなりの助成金は必要ではないでしょうか。答弁をお願いします。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎嵩本さゆり社会教育課長  質問事項1(1)についてお答えいたします。毎年各区青年会が町外からゆうなの木を調達し、エイサーのバチを作成していることは伺っています。町内において、ゆうなの木は以前町道に植栽されていましたが、枯れ葉や倒木が多く管理が厳しいことから、クロキに植え替えた経緯があるようでございます。議員御提案の内容であれば、公道ではなく、自生環境に近い状態で植栽できる場所を選定する等の必要がございますので、そのようなことも踏まえ、可能であるのかどうか、今後調査研究していきたいと考えます。 質問事項1(2)についてお答えいたします。エイサーに使用するバチは軽いゆうなの木が最適であることから、ゆうなの木を使用しているということを伺っています。市販のバチでは重すぎるということでございました。また、これまで先輩方から受け継がれてきたことで、後輩に教え伝えるよい経験になっているという声もあり、これまでにバチの購入について要望等もないことから、配布についての検討は行っておりません。 質問事項1(3)についてお答えいたします。議員御提案の各区エイサーへの助成金については、これまで行政懇談会や各種団体との懇談会等において特段要望もなく、各区自治会において補助金や寄附金等において活動費が充てられていると認識しています。また、社会教育課ではこれまでに人材育成会の助成事業においてエイサー関連の県外派遣費の一部を助成した実績がございます。今後も各団体の強い意欲を尊重し、サポートしてまいりたいと考えております。 ◆5番(古謝友義議員)  先ほどの、ゆうなの木の移植の話ですが、私も公道に植えるのはやはり駄目だと思っておりますが、候補地として比謝川遊歩道、それから久得霊園、兼久海浜公園などが最適だと思います。担当としてどう思うか、答弁をお願いします。 ◎天久昇都市建設課長  ただいまのゆうなの木でございます。確かに以前は町道にもゆうなの木がございまして、また海浜公園にもゆうなの木が植栽されているところがありました。ただ、台風等の強風の際に大分倒木してしまいまして、それについて、なかなか難しいだろうということでゆうなの木を撤去している状況に現在ございます。現在、ゆうなの木を今後もまた植えていくかということにつきましても、現在検討している状況ではございません。 ◆5番(古謝友義議員)  このゆうなの木は町内に少ないと。今あるのは、千原郷友会が管理している場所にいっぱいあるということを聞いております。だから千原はそこで調達しているということです。ところが、各エイサーの皆さん方が非常に懸念しているのは、町内じゃなくて町外に出かけて取ってきているということなんですよ。ですから、こういうところでトラブルが発生した場合に、非常に困るんじゃないかと思っております。比謝川遊歩道にも十分このゆうなの木はあるんですが、取るのが大変なところに植えられておりまして、ぜひ霊園とか、人が通らないところにたくさん植えて移植できないか、検討するということを天久課長はおっしゃっていましたよね。ぜひできないか。私はハイビスカスもしつこくやったんですが、今度はゆうなの木もしつこくやりたいというふうに思っておりますので、最適な場所というのは、どのように考えますか。どこに植えたほうがいいかというのをもう一度答弁願えませんか。 ◎天久昇都市建設課長  大変困る御質問でございますが、町内の公園、なかなか人が通らない場所とかに植えたらどうかという提案でございますが、町内をちょっと確認していきたいと考えております。 ◆5番(古謝友義議員)  先ほど嵩本課長が市販のバチは使えないということがありましたけれども、ゆうなの木で作ったバチが大量に売られているんですよ。ですから、そういうバチを購入すれば別に何の問題もないと思います。なぜ大量に必要なのかというのを御存じかどうか、答弁をお願いします。 ◎嵩本さゆり社会教育課長  ゆうなの木がエイサーに最適だということは、軽くて長時間たたくにはとても最適であるということは聞いているのですが、折れやすいということも聞いておりまして、各青年会、調達については大量に調達するということで大変困っているという話は聞いております。 ◆5番(古謝友義議員)  千原エイサーの花城議員は、太鼓をたたくときにバチを2本予備に後ろに差してやっているんですよ。ということは、要するに折れやすいというのは十分皆さん御存じだと思います。例えば、折れない硬い木を用いてやると、バチは折れないけど太鼓が破れると。太鼓が破れるとバチの何十倍もの損失になるわけです。ですから、折れるバチを使用して太鼓が破れないようにしようというのが常套手段であって、軽いからどうのこうのというのはあまり当てにならないと思います。今後、ぜひこのエイサーのバチについては十分に検討してもらいたいと思っております。市販されておりますゆうなの木で作られたバチです。ひとつそこら辺をお願いしたいと思います。それから、文化財保存助成金、これは毎年計上されて、千原エイサー、それから屋良とか野里とか野国とかに配布されておりますけれども、戦後75年以上経過して、もう平和な世の中が来ているわけです。十分戦後に始まった各区のエイサーもそれなりに年月がたって、文化財的な役割を果たしているんじゃないかと思っております。嘉手納のエイサーまつりは、千原エイサーだけでは当然できないわけですよ。各区のエイサー隊が列をなしてやるからこそまつりになっているわけですね。ですから、彼らに対してある程度の助成を行うというのは当然じゃないかと思っております。ぜひ検討をお願いして2番目の質問に移りたいと思います。 2番目は農家を支援せよということです。コロナ禍で全ての業種が影響を受けております。町当局も補正予算を組んで様々な対応をしております。そこで以下、3点を問いたいと思います。(1)農家に対するコロナ対策はどのようなものがあったか。(2)農作物の収穫物を入れる収納ケース等への助成はできないか。(3)平山圃場で明らかに農業をやっていないところが散見される。解決策は持っているかお伺いします。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項2(1)についてお答えいたします。新型コロナ感染症の影響を確認するため、JA嘉手納支店と意見交換会を行った中で、嘉手納町の農家につきましては、4月以降、夏場は収穫の少ない時期でもあり、農作物はファーマーズ等で販売することも可能なため、他の業種のようにコロナ禍により売上げ減少がほとんどなく、また屋外作業ということもあり、対策費もかかっていないと確認をしております。一部の農家の方へもコロナ禍の影響を聞いてみたところ、ほとんど影響はないとの御返事でございました。そのため、農家の方々へ特化した対策は実施しておりません。商工のほうで新型コロナウイルス感染症の影響への対策として、ほぼ全ての業種を対象とした継続支援給付金事業を実施いたしました。農業従事者も本事業の対象となっており、その中で3名の方が農業事業者に対して給付金の支給を行った経緯がございます。また、農家支援として実施しております各種補助金制度も、今年度は前年比と比較して活用度が増しておりますので、コロナ禍の中で農家の方々はうまく現在の補助金制度を利用されていると感じております。今後におきましてもさらなる利用を促していきたいと考えております。 質問事項2(2)についてお答えいたします。議員がおっしゃる収穫物を入れる収納ケース等につきましては、農連協、JA嘉手納支店、農家等に利用頻度等を確認し、調査を行い慎重に判断する必要がございます。仮に新たに助成制度を設けるとなると、対象者の対象物品の範囲、補助率、費用対効果、また公益上に必要あるのか等を勘案し、単なる経費への助成ではなく、農家の増産意欲が向上するような制度設計とする必要がありますので、様々な検証を踏まえ精査した上で慎重に判断する必要がございます。 質問事項2(3)についてお答えいたします。次年度が平山圃場の契約更新時期でありますので、年明けには明らかに耕作なされていない区画に関しましては、契約者に対しこの状態では契約更新ができない旨をお伝えし、改善が図れなければ契約区画を返していくよう求める予定としているところでございます。 ◆5番(古謝友義議員)  嘉手納町事業継続支援給付金があります。農家は3件だということをおっしゃっていましたけれども、農家の皆さん方を集めての説明会とか、そういったものはやったのかどうか。ひとつお聞かせください。 ◎上地康夫産業環境課長  実際、農家の方々を集めてということは、コロナ禍の状況もございましたので、そこまでのことはできませんでした。それで、JA嘉手納支店のほうが農家に直に近いということもございますので、その辺のお話を伺った上で、先ほど述べました状況を確認したところでございます。また、農連協の役員会のほうもなかなか開けない状況がございました。9月か10月ぐらいに臨時会がございました。その際にもそういったお話はなく、現状の補助金制度のほうを活用していただいているところでございます。 ◆5番(古謝友義議員)  課長は先ほど、農家はコロナの影響を受けていないという答弁でしたけれども、実際に本当にそういう状況だったのかを把握しているのか。どう考えても、農家の皆さん方はコロナの影響を十分に受けているだろうと予想されるわけですよ。ということは、例えば学校が休みになって給食がなかった。それからホテル関係で観光客が来なくて、そこに出荷するだけの品物が手薄になった。ファーマーズは売れなければまた自分で買い取らないといけないという状況で、非常に困っていると思いますよ。ファーマーズに沖縄の皆さん方が買いに来るかどうかというのもコロナの中では非常に疑問があるわけです。ですから、それなりにもう少し細かい調査をして、農家の皆さん方にどういう支援ができるかどうかというのを、再度考えてもらいたいと思いますが、どう思いますか。 ◎上地康夫産業環境課長  先ほど述べました内容等につきましては、ファーマーズ等も含めてJA嘉手納支店のほうと連携を図りながら行ったところでございます。確かに議員おっしゃるように、農家の方々と直接、全員集めて対応したということは確かにございません。その中で確かに全員に影響がなかったかと言えば、そこまでの根拠もないことではありますけれども、ただ、現在各種補助金等も利用している中でございます。また、コロナ禍の影響も受けながら、今後主に農連協に加盟していない方々のお話も聞けるような場を持ちながら、まだこのコロナ禍のほうが続くということも想定されますので、十分意見を聞ける状況をつくってお話を聞いていきたいと思っております。 ◆5番(古謝友義議員)  農家の皆さん方の支援というのは、非常に少ないような感じがするわけです。先ほど(2)で収納ケースなどの助成と。要するに集荷物を入れるもの、これは要するに出荷資材と言われているものです。例えばトマトを作るときとか、パイナップルを作る、観葉植物をつくるなどのこれをやるためには、ただ単にそこにある土をかけるだけではいいのは育たない。品質のよいのは育たないわけです。それには上質の品物を作るためには生産資材というのが必要になってくる。要するにトマトにはトマト専用の生産資材が必要だし、観葉植物にはそれぞれの資材が必要だということです。その生産資材への助成を今後取り組んでいけないかどうか。先ほどの出荷資材と同様に、それもひとつ検討できないかお答え願えませんか。 ◎上地康夫産業環境課長  新規の補助金というものの要件というのも、結構ハードルが高いものがございます。その中、今農家の方々がどういったものを作っていくか。担当課といたしましては増産意欲を向上することが、当然それに結びつくようなものでなければ補助金を交付することは望ましくないと考えますので、先ほども述べましたけれども、対象者へ対象物品の範囲、資材等、費用対効果と公益上、当然必要があるのかどうかというのも様々な検証を踏まえた、精査した上で慎重に判断をしていきたいと考えています。 ◆5番(古謝友義議員)  上地課長、ふるさと納税が2億7,000万円もあると。それの返礼品を農家の皆さんに担ってもらおうじゃないかという取組をぜひやってほしいんだけれども、それには農家の皆さん方にそれなりに補助金を出して助成しないといけない。そうすることによって生産が増える。生産が増えれば農家の収入も増えていくということですから、それを後ろ向きな考え方をせずに、ぜひ前向きに検討しますという答弁が欲しかったわけです。今、第3次産業をやっている皆さん方は、例えば家賃補助もやりましょう、空き店舗にどうぞ入ってください。私たちでリニューアルして改装費も出しましょう。包装紙も作ってあげますよ。そのお金も出しますよというふうな状況で、手厚いことをなさっておりますけれども、農家の皆さん方に何をやってくれているかというのが目に見えないわけですよ、あんまり。ですからぜひこれを、私の今日の一般質問を参考にして、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 それから平山圃場なんですが、随分前からの問題になっているところがあるわけですね。強い姿勢を持って、平米1円の賃料をもらってそんなにかしこまる必要はないと思いますよ。使い捨て、もう出ていってもらいたいというふうな強い態度でぜひやってもらいたいんだけれども、先ほどの答弁では3月いっぱいということをおっしゃっていましたので、4月からはぜひ新しい人を、農家の担い手がたくさんいるわけですよ。その人たちをぜひこの農業に参加させて、新しい血を入れて、今後の嘉手納町の数少ない農地を大いに利用してもらおうという政策を取ってもらいたいと思います。 それでは、3番目に移りたいと思います。これは、私随分前から水釜大木線についてはやっております。やっておりますが、最近誰かさんに取られてしまいまして、再度これをやりたいと思っております。水釜大木線の朝夕の混雑は凄まじいものがあります。そこで以下を問いたい。まず(1)植樹帯を撤去して車道を拡幅する予定はないか。(2)歩道に支障はないと思うが、見解をお伺いします。 ◎天久昇都市建設課長  質問事項3(1)及び(2)についてお答えいたします。水釜大木線については、昭和60年度に整備を行い、35年が経過しております。比謝川大橋開通後は読谷村からの通過車両が多く路面等も老朽化してきております。そのようなことから、これまで老朽箇所にはスポット的に修繕等を行ってきておりますが、抜本的な解決には至っておりません。また植樹帯に関してはアカギ等を配置しておりますが、それが高木化し様々な弊害が生じております。担当課といたしましては、整備後かなりの年数が経過していることから、改良工事を検討しており、その財源の確保について現在県と協議を行っているところでございます。 議員御質問の植樹帯についてですが、これまで害虫の発生や台風時の落葉、それに伴う側溝の目詰まり等の弊害が度々生じており、また大木となってきており、歩道面に支障が出ている状況にあるため、撤去する方向で検討しておりますが、それに伴い車道を拡幅するとなると、歩道幅員が確保できず支障が生じると考えており、車道を拡幅することは難しいと考えております。 ◆5番(古謝友義議員)  非常に頭の痛い水釜大木線ですよね。本当に質問する側も心が痛いんですよ。要するに、どうしてあなた方はこういう混雑を解消できないかと。私も解消できないと思っているんですよ。今の現状では。だけれども質問してみたいというのがありまして質問をしているわけです。だから、植栽帯は人は通らないわけですよ。人が通らないということは、削って車を通せばいいのではないかと思っているわけです。現状では、ネックになっているのは多分電柱だと思っております。すぐ地中化にしなさいというわけにはいきませんけれども、何とか工夫して電柱対策を考えて植樹帯を撤去できないか。再度、天久課長、答弁願えませんか。 ◎天久昇都市建設課長  現在の植樹帯を撤去して、一番問題になっているのは電柱のほうが建柱されると、その分四、五十センチぐらいの幅員が狭くなって、歩道が狭くなって車椅子等の交通往来に支障を来すような状況になることを考えております。また、植樹帯がなくなると横断防止柵等も設置しなければならないと考えておりまして、その際にも二、三十センチ程度幅員が狭くなると考えています。交差点については信号機がございまして、その信号機を設置する際にも、コン柱等、電柱等を建てなければならないということになりますので、その分の幅員の確保が難しいのではないかということで考えていて、総合的にいろいろなことを考えながら今後はまた検討していかなければならないと思っていまして、大変難しい問題ということで今認識している状況でございます。 ◆5番(古謝友義議員)  水釜大木線については、今後も私が率先して質問していきたいと思っております。 これで、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午前11時53分 休憩 △午後1時30分 再開 ○徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 12番當山均議員。 ◆12番(當山均議員)  12番當山です。第18期議会で最後となります一般質問をさせていただきます。本日の午後、翌日の1番照屋議員まで同級生3名が続きます。残念ながら比嘉教育長への質問はないようですが、比嘉教育長の指導を受けてここまで来た教え子を、ぜひ優しい気持ちで見守っていただきたいと思います。一問一答方式で質問をさせていただきます。 まず1点目、変質者・不審者出没情報を迅速に全町民に提供する仕組みづくりを。本町でも度々変質者・不審者が出没していると聞きます。緊急時なら青少年センターから指導員へ、また各小学校からは保護者に対してじんじんメール等を活用して情報提供がされているようであります。しかし、変質者・不審者出没付近の住民に対しては、そのような事案があったことさえ情報提供されず、大分期間がたってから聞いた、知ったとの声もありました。つきましては、町内での変質者・不審者出没に関して、次の質問及び提案を行いたいと思います。 じんじんメールが最初に導入されたのが嘉手納小学校、嘉手納中学校、そして行政の支援を受けて、現在は屋良小学校まで導入されていますが、私は屋良小学校出身でしたので、嘉手納中学校に子どもが入ったときからじんじんメールに登録していました。中学校は生徒数も多いこともあるでしょう、子どもが卒業すると、じんじんメールから自動的に削除されてしまいます。今日確認しますと、嘉手納小学校のときにじんじんメールを導入した当事者であります徳里議長は、いまだに嘉手納小学校側からじんじんメールのそういう情報が届いていることを今日確認しましたが、私はじんじんメールは削除されていますので、このような情報は仲村渠議員、石嶺議員あたりから、こういう情報があったよということでメール、LINEで転送してもらってこのような情報を把握している。私でもそういう状況があるということをまずお知らせをしておき、最近のじんじんメール等で町内及び付近にどういうことがあったのかお知らせしたいと思います。これは直近でいいますと11月25日に、教育委員会の情報として、昨日校区内で不審者情報がありました。11月24日午後6時から6時半ごろ、場所が屋良小学校区中通り、新崎商店付近。内容が、部活終了後の中学生数名に60歳くらいの男性が「家、どこ」と尋ねてきた。「教えられない」と答えると、「顔覚えたからよ」と言われ、しばらく追いかけてきたと。続きまして、これは11月30日の件ですが、12月1日にじんじんメールがあったようです。これはお隣、読谷村の話ですが、読谷村で不審者情報がありました。11月30日午後5時ごろ、比謝団地付近にて、下校途中の女子学生が後ろから来た白い車に横づけされ、車から「はーい」と声をかけられた。助手席の窓から中の様子を見ると、男性が下半身を露出していたとのこと。その後、驚いた学生を見た男は、そのまま車で逃げたそうです。3つ目、これは12月3日の朝です。今日の朝7時40分ごろ、屋良小学校校区の公園あしびなぁ付近にて、登校途中の男児に車が横づけをした。車窓が開き「覚えたからな」と声をかけられ、刃物らしきものを見せられた。灰色の車で30歳から40代の男性であった。ここまで3点はじんじんメールです。そして今から読み上げるのは、残念ながらじんじんメールでも情報提供がなくて、私は仲宗根自治会長から転送されてきた沖縄県警察の安心ゆいメールというものを情報提供していただきました。日付が9月17日午後8時半頃、嘉手納町屋良在の公園においてベンチに座っていた女性に対し、男性が下半身を露出する事案が発生しました。不審者の特徴、年齢40代、身長約170センチ、短髪、小太り、白色Yシャツ、黒色の長ズボンを着用というようなことです。この一番最後に読み上げた沖縄県警察安心ゆいメールでの情報については、自治会から嘉手納署や役場のほうにも問合せはしたけれども、残念ながらこの情報は入っていなかったということで、じんじんメールでもこのような情報はなかったというふうに聞いております。こういう事態を踏まえながら質問を2点行います。(1)現在、町内で変質者・不審者が出没した際、町に対し警察等から情報提供されているか。また、このような事案が発生した際、町の対応・取組を問う。(2)変質者・不審者が出没した際に警察等と連携し、全町民に対して迅速かつ正確に情報を提供し注意を促す仕組みを早急に構築することを求めたいと思います。御見解を賜りたいと思います。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎金城悟総務課長  それでは質問事項1(1)についてお答えいたします。本町及び嘉手納警察署においては、平成28年3月に重要凶悪事件発生時における防災行政無線の活用に関する覚書を交わしており、続発する可能性のある凶悪事件や、生命に危険のある行方不明事案が発生した場合、嘉手納警察署は本町へ迅速確実な情報提供及び放送の依頼を行い、本町は依頼を受けた場合、防災行政無線により町民に周知することとしております。実際に、令和元年9月には嘉手納警察署から刃物を持った不審者についての情報提供と放送依頼があり、本町では防災行政無線で注意を呼びかける放送を行っております。また、行方不明者に関する放送も平成28年6月と令和元年5月に行っている経緯がございます。一方で、覚書に該当する事件、事案以外の扱いについて嘉手納警察署に確認したところ、不審者、変質者等児童生徒に影響のある事案については教育委員会へ報告しておりますが、他の事案については特に情報提供等は行っていないとのことでございました。教育委員会においては、警察から提供される情報のほか、児童生徒から学校へ報告があった事案や、保護者等から寄せられる情報についても取りまとめており、それらの情報については内容を精査した上で、メール配信サービスを活用した情報提供により保護者へ注意喚起を行っているほか、学校での安全指導も行っているとのことでございます。 質問事項1(2)についてお答えいたします。先ほど答弁いたしましたとおり、変質者・不審者の情報につきましては、嘉手納警察署から教育委員会へ情報提供されていることから、現在提供された情報を教育委員会と町長部局で共有するためのルート、共有した情報を町民へ伝達する方法等について検討を行っているところでございます。それらの情報を町民の皆様に伝達する方法につきましては、嘉手納町LINEや防災行政無線の利用が考えられますが、嘉手納警察署からは町民へ情報提供することに異論はないが、その場合、個人情報を含め、放送等を行う内容については十分な配慮を行ってほしい旨意見があり、その点も踏まえ、十分調整を行う必要があると考えております。議員御質問のとおり、町民の安心・安全に係る情報の提供は重要な事項であると考えますので、速やかに検討を進め、実施に向け取り組んでいきたいと考えております。 ◆12番(當山均議員)  よろしくお願いします。ぜひ取組を御期待申し上げますが、今確かに児童生徒、またその保護者に対しては教育委員会、青少年センター等も通じて迅速な情報提供がされている。ただ、変質者は幼い児童生徒を狙うことが多いですけれども、女性の町民等も対象となるおそれがある。そういうことを考えますと、やはり教育委員会のみならず、例えば都市建設課等はパトロール、産業振興課もよく職員が町内をパトロールとかしていますので、そういう情報伝達が早ければ、何らかの抑止力にもなるんじゃないかと。自治会も自治会でスピーカーつきの区の自治会の所有する車もありますし、いち早く正確な情報を伝達する仕組みは必要だと思います。教育長、実はこの間の教育の日に表彰を受けた朝の立哨活動に参加している方からも、私たちにはこんな情報は全然ないと。ぜひ私たちもそういう情報があれば、特に翌日とか、朝のみならず登校のみならず、帰るときにも子どもたちに気をつけるように話ができるのにという御意見もありましたので、それを申し添えておきますが、ぜひ安心・安全で住みよいまちづくりという視点は大事なことだと思いますので、迅速に対応方をお願い申し上げたいと思います。 続きまして2点目に入らせていただきます。国の「結婚新生活支援事業」の導入に向け。「結婚新生活支援事業」とは、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策として、結婚の希望がかなえられる環境整備に向け、結婚に伴う新生活のスタートアップに当たっては住居に係る費用が大きな負担となることから、低所得者を対象に新たに婚姻した世帯の住居に係る費用を支援する地方自治体を対象に、国が地方自治体による支援額の一部を補助する事業。ちょっとややこしいですけれども、そういう目的が国の制度としてありまして、平成27年度の補正予算から実際始まっています。先月でしたか、2か月前でしたか、県内の地元紙にも載っていましたが、県内では恩納村、南城市、石垣市でしたか、3自治体しか取り組んでいないようでございます。開始時点は支援上限こそ18万円でしたが、年齢制限はなく補助率は4分の3で実施していました。現行は支援額を増額して30万円、年齢制限が34歳以下。これは男性も女性も両方です。世帯の所得が340万円未満、これは手取り額でございます。補助率が2分の1と現在なっておりますが、晩婚化もあって年齢引上げを求める声が多く、自治体からも補助率のかさ上げの要求があったことから、次年度、令和3年度からの予算概算要求として夫婦共に婚姻日における年齢が39歳以下と5歳引き上げた。世帯所得も手取り400万円まで拡充。補助率限度額を60万円に倍増。地方自治体への補助率を3分の2にかさ上げする方針が今のところ政府で概算要求として出ているそうです。実はこの情報は所管課長等にはお伝えしてありますが、内閣府子ども・子育て本部、少子化担当の参事官補佐にある方を通じてこの方から聞き取りをして資料を入手し、所管課のほうにも資料提供しているところであります。今のところ、よほど大きな変更がない限りは令和3年度からの国の事業としてスタートするのではないかと想定しているところでございます。そういう中につきましては、本町における若者の定住化促進、少子化、高齢化の改善、今日の朝一番の花城議員の質問、提言でもありましたとおり、町としても大きな課題であるこの問題の一つの改善策になるのではないか。併せて最近懸念されています児童数の減少など、本町の重要な課題の改善に寄与する補助事業であると私は考えております。次年度から同補助事業の導入を提案したいと思います。町の御見解を賜りたいと思います。 ◎我謝治彦企画財政課長  質問事項2についてお答えいたします。議員御質問の結婚新生活支援事業につきましては、希望出生率1.8の実現に向け、若者の希望する結婚がそれぞれ希望する年齢でかなえられるような環境を整備することが重要であり、日本一億総活躍プラン(平成28年6月2日閣議決定)においても、結婚に伴う新生活支援などの先進的取組の展開を進めることを目的とした内閣府の少子化対策でございます。結婚新生活支援事業につきましては、経済的な理由で結婚に踏み出せない低所得者を対象に結婚に伴う新生活を経済的に支援する事業でございます。内容につきましては、新居への居住や引っ越しに係る費用に対し30万円を限度として支援するという事業でございますが、これに対する国の費用は2分の1となっており、半分を町が負担することになっております。また、本補助金の具体的な内容は、新婚生活を営む住居の確保に必要な費用と、そこへ引っ越す費用を支援することになります。本町ではこれまで定住促進事業や子育て支援施策として医療費や保育料の無料化など、子育て支援事業を中心に行ってきたことは御存じのことと思います。議員御提案の事業につきましては、内閣府によれば令和3年度より結婚新生活支援事業を拡充する方針を明らかにしており、今後動向に注視しながら検討していきたいと考えております。 ◆12番(當山均議員)  何点か質問させてください。これは次年度の予算に向けてまだ概算要求段階ですので、それが実際今の指針どおり予算化されるかどうかというのは今から注目していかないといけませんが、動向を注視していきたいということは何を、予算が正式に成立するかどうかということを見ていくということですか。最後のほうの、町の立場が見えなかったものですから、もうちょっと詳しく説明を求めたいと思います。 ◎我謝治彦企画財政課長  注視するということでございますけれども、現在実施している事業でございますけれども、拡充するという情報がございますので、その点については注視していくということです。また、実施については検討するということでございますので、改めて見直すということではございませんので、進める方向で検討しているということと、さらに注視しているというのは国の動向を見ていくという話でございます。 ◆12番(當山均議員)  確認させてください。国の予算成立を注視をしながら、見守りながら、もし予算成立したら嘉手納町としてどうするかを検討していくと。平たく言えばそういうことで受け取ってよろしいでしょうか。 ◎我謝治彦企画財政課長  説明のほうが難しくて、大変申し訳ございません。まず、国のほうの動向については注視していくということでございます。実施については、検討することでございますけれども、前向きに検討するということでございますので、その点については御理解ください。 ◆12番(當山均議員)  現在実施している恩納村、南城市等の取組は、ちょっと私は直接お伺いして聞くことができなかったんですが、平成27年度スタートしたときの補助事業はあまり魅力がない事業でしたので、今回倍増する、また年齢の引上げ等、拡充されると、結構インパクトがある事業になるのかと思いますが、ぜひ今後、既に実施している自治体に対しても聞き取り調査等を行っていただきたいと思います。それと併せて、やはり懸念されるのが、嘉手納町に新居を構えて結婚するということは、当分は嘉手納町に住むと思いますが、やはり1回嘉手納町に住んだ特に若者層をなるべく町外に出ないように取り組むには、この出産一時金も合わせて何らかの方法がないかとぜひ、私は国の制度をちょっとだけ調べたんですがなかなかいいのがなくて、この結婚一時金と出産一時金の何らかを組み合わせるといい制度になるのではないかと思いましたが、今回中途半端な提案となっていますが、ぜひ行政におきましてはこれも併せて御検討をお願いして3点目に入りたいと思います。 3点目、「嘉手納基地被害聞き取り調査」結果について。昨年度実施した「嘉手納基地被害聞き取り調査」結果の取りまとめが終了したと聞きました。次の質問を行います。この質問を通告した後に、先日基地渉外課からこのような立派な報告書で具体的な説明を全協の中で受けてしまいました。これ以上聞くことがないですが、通告していますので、また議会だより等を通じて、また町民にもその概要をお知らせする意味も込めて通告どおり質問をさせていただきます。(1)から(3)をまず一括質問して、その答弁を聞いた後に(4)は分けて聞きたいと思います。御了承ください。(1)調査項目、聞き取り調査の期間、方法。エリア区分及び世帯数、年齢別割合についてお尋ねします。(2)騒音被害、悪臭被害、健康被害に関する調査結果(概要)をお尋ねします。(3)今回の調査結果と前回の調査結果を比較し、注目すべき調査結果、ポイント、意見等があったのかお伺いします。 ◎當山哲也基地渉外課長  今回の調査につきましては、平成18年度に実施した嘉手納基地被害聞き取り調査から13年が経過し、基地の状況も日々変化している中で、町民が嘉手納基地から派生する被害についてどのように感じているか聞き取りを行い、被害の実態を把握することを目的としております。なお、調査結果につきましては、広報誌への掲載を予定しているほか、先週末より町ホームページにて全文を公開しております。 質問事項3(1)についてお答えいたします。調査項目につきましては、前回との比較を可能とするため、同一の設問を基本としておりますが、前回調査の設問が騒音を中心としていたところ、昨今の悪臭の状況を踏まえた上で内容を整理し、騒音、悪臭、その他と分類し、設問数を増やして対応しております。聞き取り調査の期間につきましては、令和元年12月19日から令和2年3月25日となっております。調査の方法につきましては、調査員2名がペアを組み、対象者の御自宅等を訪問し、あらかじめ用意した設問に沿って聞き取りを行っております。調査地域と世帯につきましては、今回6行政区それぞれについて、基地に近いAと基地から遠いBの2つのエリアに分割し、調査対象を前回調査と同じ300人、世帯につき1人ですので300世帯としております。また、対象者につきましては、18歳以上41歳以下、42歳以上61歳以下、62歳以上の3つの区分を設け、各エリア内で3つの区分が均等になるよう対象者数を設定しております。 質問事項3(2)についてお答えいたします。本調査が基本的に行政区ごとの集計であるため、その結果について行政区ごとの違いが現れているところ、今回町全体としての結果について掲載しておりますので、あくまで参考までにこちらを基に主なものについて御紹介いたします。騒音につきましては、「大変うるさい」及び「うるさい」との回答が93%、「非常に被害を受けている」及び「少し被害を受けている」との回答が91%で、被害の状況につきましては回答の多い順に、テレビ、ラジオ、CDなどの音が聞き取りにくい、会話の邪魔になる、電話の話が聞き取りにくいなどとなっております。また騒音の発生場所につきましては、回答の多い順に、パパループ方面、ニライ消防方面、KC135駐機場方面となっております。悪臭につきましては、「とても臭いと感じる」及び「臭いと感じる」との回答が56%、「非常に被害を受けている」及び「少し被害を受けている」との回答が49%で、被害の状況につきましては、回答の多い順に、窓が開けられない、気分が悪くなる、洗濯物等に臭いがつくなどとなっております。また悪臭の発生場所につきましては、回答の多い順に、パパループ方面、ニライ消防方面、KC135駐機場方面などとなっております。そして体に異常を来したことがありますかとの設問に対して回答の多い順に御紹介いたしますと、騒音につきましては、特に不都合は生じない、一度起きたら寝つきにくい、気分がすっきりしないなどとなっており、悪臭につきましては、気分が悪くなることがある、異常を感じたことがない、頭が痛くなることがあるなどとなっております。 質問事項3(3)についてお答えいたします。調査結果を取りまとめるに当たり、前回同様の行政区別調査結果に加え、今回新たに前回調査との比較、エリア別比較、年齢別比較の計4つの項目を設けており、主立ったポイント等について各項目の最終ページに総評という形で掲載しております。前回調査との比較について主なものを御紹介しますと、設問1、航空機騒音のうるささについてどのように感じますかにおいて、大変うるさいと回答した方の割合は前回調査と比べて全行政区で減少していますが、大変うるさい、うるさいと回答した方を合わせた割合は前回調査と比べ大きな変化はありませんでした。また、設問5、航空機騒音のうちで一番うるさいと感じる機種は何ですかにおいて、プロペラ輸送機、ヘリコプターと回答した人の割合が前回調査と比べて全ての行政区で増加しております。 ◆12番(當山均議員)  せっかくですから、ちょっとだけ質問させてください。3点お尋ねします。 まず平成18年度の前回の調査と今回の調査の、より細かくなった調査を実施したというふうに理解していますが、そこで大きな違いが出るのが、まず1点目、1つの行政区の中でも例えば東区を取っても基地に近いエリアと、基地から離れたエリアと2つに分けて計12区画エリアに区分したことによって、前回の調査結果と何らかの異なるような結果が出ているのか。また所感等があればお尋ねしたいと思います。 2点目、同じく年齢別に分けたと。これも本当に公平にきれいに分けていますが、18歳以上41歳以下が1つ目、2つ目が42歳以上61歳以下、3つ目が62歳以上と3つの年齢区分に分けたことによって、多分前回はどちらかといえば家にいらっしゃる方、年配の方々が中心だったのではないかというふうに推測しますが、今回このようにして、平日日中、どちらかといえば、自宅からお仕事で家を離れている方が多い18歳から60歳の方々にも同じように聞いていることによって、前回の結果と何らかの違いが出たのかどうなのか、教えてください。 3点目、悪臭被害に対して、前回はあまり悪臭については聞き取りはそんなにまで声はなかったのではないかと記憶していますが、今回大きな区分としては悪臭被害の大きな項目をうたったことによって、悪臭被害についてもどのような答え、結果が出てきているのか。もうちょっと説明を求めたいと思います。 ◎當山哲也基地渉外課長  先週、全員協議会の場で報告書をお配りさせていただきましたので、現時点では報告書ができた段階というところで、中身の具体的な分析等はまだできていないところでございますが、編集するに当たっての雑感といいますか、受けた印象ですけれども、A、B、まず今回行政区を2つに分けてトータル12区画ということでやっておりますけれども、違いといいますか、当然ながら基地に近い区は被害の状況がやはり顕著に出ていると。特に東区あたりはそういった状況がこの報告書から見て取れるかなと。ただ場所によっては、私らの想定外でもあるんですが、北区あたりでは基地に遠いほうがうるさいと感じる方が多かったりと、ちょっと今の段階ではこれがなぜかというところは分からないのですけれども、前回の調査ではそういったところまではたしか分からなかったんじゃないかというところが、今回の調査の新しい点かなと感じております。あとは、年齢別に関しましても、同様に前回そういう区分で行っておりませんので、今回初めてということになるんですが、やはり年齢ごとにこの感覚といいますか、感じ方が違うと思います。戦争を体験された方、特に各行政区ごとの設問で寄せられている意見を読んでみますと、B52の墜落があったからという記述が結構出てくるんですね。年配の方はやはりそういうことを覚えていらっしゃって、なので戦争に巻き込まれることが恐いであるとか、そういった感情をお持ちのような感じがございます。若年層に関しましては、基地の被害も幾分軽減されているところもありますので、そこはちょっと感覚的に大分違いがあるのかなと感じております。 悪臭調査なんですが、前回騒音を中心に設問が構成されておりましたので、今回は悪臭ということであえて盛り込みました。やはり悪臭被害があると感じている方が多くて、各行政区であまり被害を感じたことがないという選択肢があるんですが、それを選択されている方が悪臭に関しては少ないと。騒音のほうはそんなに不都合は感じないというような回答が結構見えたんですけれども、悪臭に関しては結構そういった回答があるというところの違いがあるかなと思っております。内容については、今回いろいろな角度から構成しておりますので、さらにいろいろ読み込んでいけばもっといろいろな事案が見つかるかなと思っております。 ◆12番(當山均議員)  課長に最後に。取りまとめが終わってこれから細かい分析に入っていくということでしたが、大体それは目安としていつぐらいを想定されているんでしょうか。 ◎當山哲也基地渉外課長  先ほども述べたとおり報告書を作った段階ですので、特にいつまでというめどはつけていないんですけれども、基地の状況も見ながら内容を、これまでどおりいろいろ読み解いていきたいと考えております。 ◆12番(當山均議員)  次4点目に入る前に、今回エリアをより基地に近いところ、遠いところと分けた12エリアに分けて、それは応分な比率でもって調査対象者も決めた、あとは年齢も分けた。年齢を分けたことによって実態が出てきたのはいいことなんですが、ただ、この18歳から60歳という平日日中がお仕事等に出られていてなかなか、もしかしたら嘉手納町内にいらっしゃらない方々もいたのではないかと思うと、その声が逆に国、米軍側から逆に逆手を取って騒音軽減しているというふうに使われないかという懸念もありつつも、ただ、町民の意向、肌で感じる感覚としていえば、より正確に近い数値が出たのかなということで、あとはその分析等についてはまたぜひ期待をしているところです。そういう立派な報告書ができた上で、まず町長の御見解を賜りたいと思いますが、(4)この調査結果を踏まえまして、今後どのように基地被害の軽減に向けて取り組んでいかれるのか。例えば日米両政府に向けたり、沖縄県に対するアピールであったり、三連協での活用とか、町民に向けての何らかの思いを伝えるとか、様々なところにこの資料を用いて、これからこの資料が基となっていろいろなことが基地問題については動かれることも多々あると思いますが、せっかくきれいに取りまとめられた資料ですので、今後町の基地被害軽減に向けての施政方針としてどのようなお考えをお持ちなのか、ぜひお聞かせください。お願いします。 ◎當山宏町長  まず今回の調査につきましては、13年前の調査と比較いたしまして、今議論もありましたけれども、内容がかなり詳しく、そして充実したものになっているというふうに感じております。御質問の件でありますけれども、調査結果の利用方法につきましては、これまでも前回の調査等も含めていろいろと国や米軍側に要請をしてきているわけですけれども、この調査を基に関係機関への各種要請等の裏づけ資料としてフルに活用していきたいと思っております。今回の調査につきましては、前回調査から13年が経過をして状況もかなり変わってきているということもあって、二度目の調査をしたわけであります。ただ、前回調査についてもこれまでいろいろな場面で活用してきているわけですけれども、やはり年数がたっているということもあって、この間においては主に騒音データ、あるいは町民からの苦情の内容、そしてその件数などを中心に住民の被害状況を把握しながら、関係機関に訴えてきたわけですけれども、今回の調査で町民の生の声を反映した調査を行うことができたということで、これまでの要請をしたデータよりも、より説得力を持って関係機関にその実態を訴えることができるのではないかというふうに考えております。今回の調査では特に悪臭について細かな調査をしておりまして、その結果、多くの町民がその被害を受けているということも分かりました。今、嘉手納町では騒音問題は当然ですけれども、悪臭問題、この2つを何とか改善していきたいということで、いろいろな機会を通してその是正を求めてきているところです。前回も軍転協で玉城知事と一緒に要請をさせていただきましたけれども、その中で分かってきたことは、悪臭問題について政府のトップの皆さんも認識してきているなということを今回の要請を通じて感じました。これについては、私ども執行部のほうの取組がありますけれども、議会サイドのこれまでのいろいろな形での要請等も功を奏しているんじゃないかと思っております。この悪臭問題についてのより細かな、今回その調査の結果が分かりましたので、それを踏まえて、騒音問題もしかりですけれども、より力を入れた要請ができるのではないかと考えておりますので、今回の調査をフルに活用してこうした問題の解決につなげていきたいと思っています。 ◆12番(當山均議員)  この嘉手納基地被害聞き取り調査の再実施を求めたうちの1人として、このような莫大な聞き取り調査、またデータの取りまとめ、分析等、本当にお疲れさまでした。當山町長をはじめ担当の基地渉外課長、職員の皆さんに敬意を表し、御礼申し上げて今議会での一般質問を終わります。 ○徳里直樹議長  しばらく休憩します。 △午後2時12分 休憩 △午後2時22分 再開 ○徳里直樹議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 4番宇榮原京一議員。 ◆4番(宇榮原京一議員)  4番宇榮原京一です。本日の一般質問は私が最後でございます。この一般質問が本当に最後になるのか。その瀬戸際を乗り越えるために、これまでの議員活動を含め、町民に自身の周知を図っているところであります。また、再会できるように努力していきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは質問に入ります。今回も3問通告しておりますので、一問一答でお願いします。 1点目、比謝川緑地自然体験センターについて。県営団地付近、赤橋下で現在建設中の比謝川緑地自然体験センターについてお聞きします。事業概要で本事業では体験型・滞在型の観光振興を図るため、現在エコツアーを開催している比謝川において、観光客や町民利用者の利便性を高めるため、受入れ基盤を整備し、比謝川周辺に観光拠点となる施設、駐車場、展示室、交流広場等を整備し、観光客や町民利用者の利便性を高めることにより、これまで以上の利用者の増加を見込むと示されております。そこで、町の考えるこの施設の今後の運営管理など方針についてお伺いしますが、5問通告しておりますので1問ずつ確認をさせていただきたいと思いますので、議長、取扱い方をお願いいたします。(1)完成後の管理体制の構想はどのように検討されているのか、答弁をよろしくお願いします。 ○徳里直樹議長  答弁を求めます。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項1(1)についてお答えいたします。現在建設中の比謝川自然体験センター完成後の管理運営体制といたしましては、令和4年4月の供用開始時より指定管理制度を導入し、民間事業者のノウハウを取り入れた管理運営を行う予定としております。選定された指定管理者が当該施設の意義、目的に沿い地域性を重視する事業に効果的に実施する取組を行うなど、指定管理者、町民、町内事業者、役場及び担当課が連携を図りながら柔軟かつ効率的に運営されることを想定いたしております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  令和4年度、現在建設中で、たしか6月の定例会で契約等を済まされておりますね。私の記憶では3月の中旬には建物が出来上がる。その後、いろいろ軟弱地盤等の兼ね合いから、若干建物の出来上がるのがずれてくるのかなという予測はしております。しかしその後、やはり令和4年度というと、どうしても時間を要してきますが、その間、例えば次の作業としてどういうことを今御検討されているのか、それについてお聞きします。 ◎上地康夫産業環境課長  当然、現在建物を建築中でございます。その間におきまして、我々産業環境課といたしましては、先ほどお話ししました管理体制の関係もございます。また、さらに現在進行中の展示室のほうも1階のほうに設置をしますので、その辺の構想を現在設計中でございますので、そういったものの内容等も確認しながら、今後の完成後の管理運営体制にどう生かしていくか。さらに指定管理者のほうの選定等、そういった方法もございますので、そういった中の管理的なものを産業環境課のほうでは担って、令和4年4月の供用開始に向けた準備をしていきたいと考えております。
    ◆4番(宇榮原京一議員)  建物が出来上がるのも含めて、できれば同時進行でそういう管理体制も含めて作業に取りかかるべきじゃなかったかと思っております。この管理体制、これから公募をかけてやると思いますが、最低限の条件として、例えば町内の方々に向けての広報をしていく。あるいは専門的な見地から町外のそういう企業へもそういうアプローチをしていくのか。それだけ確認できますか。 ◎上地康夫産業環境課長  本施設は、観光施設でもございます。また、子どもたち、児童生徒の学習体験の場でもございます。その辺を、その両面を生かせるような事業者のほうが、まず町内にそういう業者がいれば町内を見ていく。両方を見きれないということであれば町外のほうにも目を向けると。そういったものを確認しながら準備を進めていきたいと思っております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  (2)を質問いたします。利用者及び集客数(売店等)の見込みについて、どう見ているかということなんですが、やはり平日の利用だと週末、祝日などの利用度も変わってくると思いますが、整備事業の中に年間を通しての目標といいますか、その利用人数が出ておりますが、利用者の見込みについて今どう見ているかということを御質問させてください。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項1(2)についてお答えいたします。比謝川自然体験センターの利用者数の想定といたしましては、運用開始初年度においては1万2,240人を想定しております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  数字が出ているということはありますので、何かを根拠に数字は出していただいたと思いますけれども、その中に売店等も併設されておりますので、その売店なんかの取扱いといいますか、そういったものをどのように想定しているのか、それを教えてもらえますか。 ◎上地康夫産業環境課長  1階の売店のほうも予定しておりますけれども、そのほうに関しましては町内の特産品等がございますので、そういった物をまず置けるのであれば、そういったものをその施設から町の魅力を発信できればと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  (3)運営費の問題が出てきますので、この運営費についての財源をどう見ているのか。それを教えてください。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項1(3)についてお答えいたします。運営費の財源といたしましては、研修室利用料、多目的ホール利用料金、シャワー利用料金、またロッカー料金等を想定しており、一部指定管理者料を町より指定管理者へ支出することを想定しております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  年間を通して維持費も含めて大体どれぐらいの費用がかかるのか、その辺の収支バランスも立てられているのか。それを含めてまた再度お願いします。 ◎上地康夫産業環境課長  現在、今確実にその支出等のものを、公表できるものは用意はしておりません。事務局の中である程度の案という形ではあるんですが、確実な数字というのは、すみません上げておりませんので、今後におきましてその収支等、そういったものを勘案しながら準備を進めていきたいと思っております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  今後の予算を含めて、幾らかかるのかというのも含めてシミュレーションをやっていかないといけないと思いますので、ぜひこの辺をちゃんとしっかり精査してもらいたいと思います。 (4)学習における学校側との協議ということで、先ほど答弁の中で学習施設等も併設されているということでありますので、その辺も含めて学校側との協議はされているのか、今後またその施設を利用する上で必要となってくるのか、それも含めて答弁をいただきたいと思います。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項1(4)についてお答えいたします。学校側との協議につきましては、以前より教育指導課のほうを交えて相談をさせていただいており、来る12月10日木曜日ですけれども、各学校の総合的な学習担当教諭、地域連携担当教諭等が出席いたしますふるさと教育推進会議のほうに、我々担当職員が出席させていただき、施設の概要、展示内容のコンセプト等について説明させていただく予定となっております。その中で各学校の学習の一環として、今後の授業に取り組んでいただけるよう、継続的に調整を図っている状況でございます。 ◆4番(宇榮原京一議員)  せっかく立派な施設が誕生し、近くには比謝川緑地帯、自然の緑と水辺を利用した空間として整備されております。そこはこれまで町民のレクリエーション、コミュニティの場として広く活用され、またこの地域は県の自然保護区域に指定されており、1年を通して鳥の観察ができ、遊歩道の両側には帰化植物をはじめ多くの植物群落があり、森林浴を楽しみながら自然体験学習のできる環境でもあり、恵まれた施設の誕生だと思います。小さく言えば野外学習、野外教育学習の一環として、自然少年の家ミニバージョンとしてうまく利用されていくのかという思いがあります。そんな中で観光拠点というお話もあったものですから、まず町民、町在住の方々が利用する上で町外の方々が多く利用する率が出てきて、なかなか使われないような状況になるのかなという不安を持っている部分があるのですが、その辺はぜひ学校側の野外教育の一環として優先的に利用ができるように、施設の運営に携わっていただきたいという思いがあります。また、この立派な施設は約5億5,000万円、平成24年度の用地取得から含めて予算をかけられており、令和3年には広場外構整備が予定されていると思いますが、その中でその野外教育の一環として2階は休憩所でしたっけ。そういう宿泊できる施設も設けられていると思いますので、炊飯ができる炊飯棟なども取り入れることができるのか、それを確認させていただきたいと思います。 ◎上地康夫産業環境課長  2階のほうには、今回多目的ホール、展示ホール、3階のほうに研修室等も準備させていただきながら、そこで宿泊等、また4階のほうで議員がおっしゃった炊飯等、そういったものができるような仕組み、厨房等、テラスのほうも準備しておりますので、その辺で野外活動から帰ってきた後の簡単な炊飯等、そういったものもできるものと考えているところでございます。 ◆4番(宇榮原京一議員)  課長、再度お聞きしますけれども、やはり町民優先の施設にぜひ使わせていただきたいとの思いがありますので、その辺は今からいろいろ規則等をつくっていくと思いますけれども、そういった思いを重視していただきたいことを要望したいと思います。 (5)この施設ができることによって、水釜大木線への往来する車両がまた増大し、交通混雑が予想されるが、その辺の対策はどうなっているのかお聞きします。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項1(5)についてお答えいたします。現在の年間の利用想定人数でございます。初年度の1万2,240名に関しましては、1日当たりの利用人数に換算しますと40名程度と想定をしております。令和元年度までは既に年間9,000名程度の利用がございますので、増加人数といたしましては3,240名となり、1日当たりに換算しますと約10名程度、車両にすると1日三、四台程度の増加となります。今後さらに利用者数が増えていくことも想定されますが、カヤックの利用時間帯のピークは野外活動等、10時から16時となっており、現在水釜大木線が混雑する時間帯である朝夕の時間帯とは重複しないものと考えておりますので、現在の想定では比謝川自然体験センターができたことによる交通の混雑への影響は少ないものと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  課長が想定している9,000名は、これまでカヤック等を利用した観光客といったらあれですが、そういった方々の数だと思うんですが、先ほど私が話したとおり、こういう立派な施設ができると、町民の家と同じような形で町民の方々も利用する頻度が高まってくるんじゃないかという思いから、ましては赤橋のほうから階段が接続されています。ですから付近に違法駐車か何かをやって、その辺の交通混雑をまた仰ぐような形になるんじゃないかという思いがあって、1つは駐車場問題、十分な駐車場が確保されているのか。もしくは今後そういう状況が続くのであれば、そういう状態が続くのが出ればどこか駐車場の確保を想定しているのか。その辺をお聞かせください。 ◎上地康夫産業環境課長  現在、施設内におきましては、3台程度の駐車スペースしか確かに確保しておりません。ただ、漁港のほうから比謝川自然体験センターのほうに入りまして県営側の路肩へも何台か駐車が可能と考えますので、その辺も利用しながら駐車場のほうを確保していきたいと思いますけれども、確かに議員がおっしゃるように想定は想定でございますので、その想定を超えることも考えられますので、その辺に関しましても十分検討を含めながら今後に生かしていきたいと思っております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  ぜひ令和4年度の供用開始に向けて、しっかり立派な施設運営ができるように頑張っていただきたいと思います。それでは2点目に移ります。 2点目、再開発駐車場及び新町通り駐車場の現状について御質問させていただきます。再開発駐車場は周辺住民や店舗従業員による長時間の駐車が多く、商店の利用客が駐車できないとの苦情を受け、これまで喧々諤々議論の上、2015年でしたか、有料化に移行したことを記憶しております。あれから5年が経過しますので、再開発駐車場及び新町通り駐車場の現状についてお伺いします。(1)それぞれの駐車場の概要をお聞かせください。(2)利用状況は。(3)再開発駐車場の機械設備の状況は。(4)2時間無料から1時間無料への見直しの検討は行ったか。(5)今後の運営方針をお聞きしたいと思います。 ◎天久昇都市建設課長  質問事項2(1)についてお答えいたします。再開発駐車場及び商工駐車場といたしましては、八茶坊向かいにあります新町第一駐車場、サンエー横にあります新町第二駐車場、ロータリー内にありますロータリー第一、第二駐車場がございます。新町第一駐車場の駐車台数は17台で無料となっております。新町第二駐車場の駐車台数は45台、ロータリー第一駐車場の駐車台数は12台、ロータリー第二駐車場の駐車台数は23台設置しており、近隣の商店街を利用される来客者向けに入場から2時間以内は無料となっております。2時間を超えた際には1時間100円として有料にしております。買い物客及び商店街利用者の利便性向上を目指して設置しております。 質問事項2(2)についてお答えいたします。各駐車場の利用状況といたしましては、新町第一駐車場につきましては、午前7時頃の駐車状況といたしましては数台の駐車が見られ、午前9時頃にはほぼ満車となっております。再開発駐車場につきましても同様、午前7時頃の駐車状況といたしましては、数台の駐車が見られ、午前9時頃には数台の空き状況となっております。料金を徴収している再開発駐車場等の令和元年1月から7月までの平均利用状況で説明いたしますと、ロータリー第一駐車場の一日の平均利用台数は121台、ロータリー第二駐車場の一日の平均利用台数は145台、新町第二駐車場の一日の平均利用台数は413台となっております。 質問事項2(3)についてお答えいたします。新町第二駐車場、ロータリー第一駐車場及びロータリー第二駐車場に精算機を設置しており、令和元年度において契約期間の5年間を満了しております。令和2年度においては、機器の延長リースを行っている状況であります。 質問事項2(4)についてお答えいたします。近隣店舗からは駐車台数を増やしてほしいとの意見がございましたので、今年度において新町第二駐車場の駐車区画線の見直しを行い、駐車台数を7台増設するよう取り組んでおります。また、再開発駐車場など、商店街利用者の利便性向上を目指す目的として設置しておりますので、無料駐車時間の変更については、商工振興に関する関係課や商工会等より意見を伺いたいと考えております。 今後の運営方針の質問事項2(5)についてお答えいたします。先ほどの答弁と重複いたしますが、再開発駐車場等は商店街利用者の利便性向上を目的に設置しておりますので、無料駐車時間の変更については商工振興に関する関係課や商工会等より意見を伺いたいと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  この再開発駐車場及び新町通りに面している駐車場について、全体的に再質問させていただきたいのですが、これまで多くの議員もこの再開発駐車場及び新町駐車場について問題を取り上げてきております。しかし、今回の答弁もそうですが、これまでに商工会や通り会の聞き取り調査であったり、現場を確認するなど、これまで検討されてきたと思います。しかしいまだ問題解決に至っていないのが現状ではないかと思っております。先ほど課長から答弁があったとおり、令和元年でリースの5年間が切れて、現在ではこの延長を行っているということで、若干リース料が安くなっているのかと思いますが、ただいかんせん、午前9時以降は慢性化した満車状態が続いており、実際当初の目的に造った駐車場が、何となくその通り会の活性化に少しマイナスな要因を残しているのかなというような思いがあります。そこで、まず再度基本に戻って、満車の常態化、これは課長はどのように分析しているのかお聞かせください。 ◎天久昇都市建設課長  満車の状態の分析ですが、以前、私が個人的に調査した、朝の7時半頃見に行ったときには、朝は数台の空き状況が見受けられている状況を確認しております。ただ、8時半以降になるとやはり満車状態になっているというのは分かっています。ただ、土曜、日曜については、朝確認したところ、さほど駐車台数がない状況が見受けられますし、またお昼頃行っても、夕方行っても日曜日については満車ではないような状況が見受けられているのがあります。このような状況がどういうふうな方々が利用されているのか、まだはっきりと聞き取り調査は、この件についての聞き取り調査はまだ行っていない状況でございますが、商工関係を所管している担当課と商工会等と、どういうふうな聞き取り調査が好ましいのか聞きながら、調査をしていきたいと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  この駐車場の件は、これまで周辺住民や店舗従業員による長時間の駐車が多いと。当時は無料でしたので、誰でも止めていいような状況が続いており、今回はゲート方式で有料駐車場にしたにもかかわらず、朝9時から満車状態が続いているのは、あくまでも同じ状況が続いているのかなと思っております。ですから、2時間を1時間短縮することによってその辺が減少されてくるのかなと。プラス、例えば本当に商店を利用するお客様であれば1時間はもちろん無料にしてもらって、残り1時間を店舗から100円券を出してもらう。なぜかというと、やはりその目的があるからです。ですから2時間無料を1時間に検討できないかというのはそういう質問でありました。ですから、結局また何日、数日たってもこの駐車場問題は解決しないと思います。ですから思い切った改革が私は必要だと思いますので、ぜひ2時間を1時間にし、必要ならば商店もしくは行政のほうで1時間無料券を配布してもらう。それも一つの手だと思いますので、ぜひその件については検討してもらいたい。もう1つ、今せっかくリースが切れた期間で少しリース料が安いのかなと思いますが、今後、どのような設備を導入するのか。まず、ぜひともやってもらいたいのは、新町通りの第一駐車場17台のところは今無法地帯です。隣近所、ごめんなさい、周辺住民の方々及び、従業員が停めているか分からないですけれども、逆に通り会からそういうクレームは常々来ていると思いますけれども、課長、今その件についてどう思っていますか。 ◎天久昇都市建設課長  実は令和2年、今年度10月に新町第一駐車場の近隣店舗の方々から、この新町駐車場の利用状況について聞き取り調査を行っております。その内容をちょっと御紹介しますが、聞き取り調査による意見といたしましては、近隣住民や従業員が長時間駐車しており、お客さんが停めきれてない状況がある。満車によることが多いため、新町第二駐車場や公共駐車場を案内している。また、周辺店舗数に対して駐車区画が足りない。早いもの勝ちなので駐車できないのは仕方がないので、新町第二駐車場を案内している。また有料化にしてほしい。駐車場は個店で準備することが通常と思います。駐車場があるだけでありがたい。各店舗から負担金を出して管理人を雇用してはということなどの様々な意見がございました。その意見を拝聴しながらまた関係する課とどのような駐車方法がよいのか検討していきたいということで考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  これまで多くの議員がその駐車場問題を取り上げてきており、さらに検討することになると、多分解決の糸口は見いだせないのかなと思っています。町長もいろいろなイベントに参加されていて御存じだと思いますが、町長の見解を求めたいと思います。この17台、本当にまた今後も調査し、どうやっていくかという時間をかけていくのか。思い切って本当にこの17台の駐車場も有料化、私は個人的にはもうゲート方式をやめて、ロック装置方式、現在ではロックレス、ロックしないままでできる方法もあるらしいです。ですから、せっかく町のメインストリートに面した駐車場が無法地帯、いつ行っても車が停められない。駐車した車が店舗を利用されているんだったら話は別です。ですから、もう先に停めたほうが勝ちというような状況が続いていますので、この辺を町長はどのように考えているか、この辺でそろそろ方針を見いだしてやったほうがいいのか、やるべきだと私は思っていますが、今後リース期間も切れていますので、その辺を少し町長の答弁をいただきたいと思います。 ◎當山宏町長  駐車場問題は、嘉手納町の解決すべき難しい問題で、役場前の駐車場もしかりですけれども、特に新町通りの琉銀の後ろの駐車場、再開発駐車場につきましてはいろいろな議論があって、2時間無料という形でスタートした当時は意外とスムーズにいっていました。だんだん状況が変わってきてまた混み始めたということであります。今、宇榮原議員から提案がありましたけれども、1時間無料にして、2時間目から有料にしたらいいんじゃないかという話もありました。状況次第ではそれも使えるんじゃないかという感じはします。今日の質問を聞いて、個人的な感想なんですけれども、これまで2時間入ってこなかった収入が1時間で入ってくるという形になりますよね。ですからそれを何とか還元する方法があるのかどうか。細かな調査検討は必要だと思いますけれども、今の提案についても検討する余地はあるんじゃないかという感じはしております。そして、新町通りの無料駐車場なんですが、ここもこれまでかなりいろいろな検討がなされてきて、なかなか解決策が見いだせない。機械化をしてそれなりのペイができるのか、収入が上げられるのかというところもございます。ですからなかなか、これまで担当課も検討してきて結論を出せずにいますけれども、何らかの形でやはり方向性を出さないといけないというふうに思いますので、これまで寄せられた質問等、提言等も含めて突っ込んで検討する必要があると考えております。引き続き検討させていただきたいと思います。 ◆4番(宇榮原京一議員)  八茶坊前の駐車場は17台、隣に多分七、八台停められる場所があるが、これは町有地ですよね。ここもやはり今はもう早いもの勝ちで、朝から停めた人がずっと停められているという状況です。ですから、聞き取り調査はもう何回もやっていると思いますので、ぜひ実行していただいて、私は1時間無料で残りの1時間はサービス券も、今は条例が制定されてからサービス券も取扱いできるようになっていますので、1時間はお店から出していただくか、あるいは行政サービスでその辺を配って歩くか。その辺はやってみないと効果がどのように変わってくるか分からないと思いますので、ぜひそれも試験的なあれでも結構ですので、まずやっていただきたいと思っております。やはり駐車場問題はずっといろいろ商工会等、通り会の意見も聞かないと前に進まない部分があると思いますが、もうリースが切れているところです。1,600万円の維持費、リース料、そして800万円の収入で年間約800万円の採算が取れない部分をこれまで東駐車場だったり、中央駐車場から賄ってきた答弁も聞いていますので、どうせ採算を度外視するのであれば、やはりしっかり町民が公正公平に利用できるような駐車場の管理をやる。もしくは民間に委託する。私がふと思ったのが、逆に月極駐車場で各店舗の方々に借りていただいたらどうかという思いもありました。合計すると約105台、ロータリー、第一、第二、新町第一、第二、そして八茶坊隣の8台を含めると105台あります。月5,000円契約すると、年間として630万円。設備投資しなくても630万円入ってきますので、それからするとこういう方法もありかなと。ですから、希望する店舗や商店街の皆様方に、月極で駐車場を借りていただくという方法も一つあるのかなというふうに考えております。ですから、今に始まったことではありませんので、早々にそういう駐車場問題が解決できるように要望したいと思います。なぜかというと、いつも顔を合わせる人から顔を合わすたびに何とかやってくれということを、駐車場問題は取り上げられておりますので、ぜひとも早いうちに手を打っていただきたいと思います。 3問目、町民農園の現状について聞きたいと思います。嘉手納町民農園は農業を通して町民の健康づくり、生きがいづくりに寄与することを目的に、特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用して整備され、平成30年度より供用開始されております。そこで伺いたいと思います。(1)現在の区画数に対し利用数は。(2)正当な理由なく放置されている箇所の状況があるのか。(3)管理料の納入状況は。(4)4台の駐車場で支障はないのか。(5)町民農園を拡張する考えはございませんか。以上、5点お願いいたします。 ◎上地康夫産業環境課長  質問事項3(1)(2)につきましては、関連いたしますので一括してお答えいたします。現在の嘉手納町民農園の利用者数についてですが、全78区画が利用が決定しており、そのうち放置されている状況が見られる区画は11月末時点で4区画ございます。多忙による管理不足が放置区画の主な要因となっておりますが、当該区画の利用者に対しては、利用意思の確認を行った上で適正な管理を促しているところでございます。 質問事項3(3)についてお答えいたします。今年度の管理料につきましては、滞納はございません。前年度分におきましては2名の滞納者がおり、現在電話連絡等を行い対応中でございます。 質問事項3(4)についてお答えいたします。令和元年度に実施いたしました利用者に対するアンケート調査におきまして、駐車場の増設について伺ったところ、約62%の方が駐車場増設の必要性を感じるとの回答でございました。また、駐車場が満車となった際には路上駐車も見受けられ、近隣住宅への影響もあったことから、担当課といたしましては少なからず支障があるものと考えており、駐車場の増設について検討しているところでございます。 質問事項3(5)についてお答えいたします。これまでの当初募集では、応募者数が募集区画数を下回っており、追加募集を行い、若干募集区画数を上回っている状況でございますので、現時点におきましては町民農園の拡張は必要ないと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  再質問させてください。まず、4区画の適正な使用がされていないということで、現状として何か月以上放置されているか確認できていますか。 ◎上地康夫産業環境課長  嘉手納町の町民農園管理運営規則の中では、指定された区画を正当な理由なく3か月以上利用しないときには、利用決定の取消し等を行うということで条項がございます。その中でいろいろこちらといたしましても、1か月ほどから使用されていない場合に関しまして確認をしながら2か月等の中で連絡を入れたり、その間で一部利用したりとか、そういった形で管理をしながら、継続して3か月以上というのは現在のところございませんが、ある際には先ほど申しましたけれども、多忙により放置しているということで返していただくと。そういった方々もございますので、その辺の管理も現在実施しているところでございますので、今後もその管理方法を徹底していきたいと考えております。 ◆4番(宇榮原京一議員)  3か月以上放置した場合は利用の取消しになっていますので、ぜひ最初が肝心ですから、去年の2件、年間3,000円ですよ。それも取れないとなると、最初からやはり甘くしているなと感じていますので、その辺の管理はちゃんとしていただきたいと思います。それで駐車場問題、私も時たまその現場に足を運んでいるんですけれども、やはり4台ではまかないきれないです。確かに日中お仕事をされている時間帯は空いていますけれども、やはり朝夕の水かけ時間帯には多くの車両が来て止められないものですから路駐していますよ。それは現場確認を課長はされていると思いますので、次の手段をまた考えていただき、隣近所に迷惑がないようにやっていただきたいと要望いたします。近くには国が買い上げた防衛の土地がありますので、その辺もまた利活用できるのかなと思います。 もう1点、要望を申し上げたいのですが、供用開始、平成30年度から始まって約1年、どうしてもこの土を作るために、やはり畑に適した土を作るのに1年余りかかっているんですよ。そのためには石ころの除去だったり、あるいは多くの肥料を大量に入れたり、そういった時間を要して、結局1年を単位として4回の更新しかできないもですから、その辺の見直しも少し検討できないのかというのが要望です。もう1点は、リサイクルチップ材、改良剤を近くに置いていただいて、多くの畑利用者の方々がたくさんのそのチップ材を利用しております。今度は逆に雑草が出てきたときに、そういったもろもろを置いて処理できるような置き場といいますか、それが造れないか。これは要望しておきたいと思いますので、ぜひ検討ください。 最後ですが、せっかく今は拡張する考えはないという話でしたが、だんだん土がよくなってくると、あるいは家庭菜園をやっている方々が増えてくると、口伝えでいろいろな方々が見に来ています。実際見てみると。役場に問い合わせたら、やはり今は満杯状態で順番待ちだよというのも聞いていますので、近くにまたそれなりの規模の防衛局が買い上げた土地があります。これは前回私も一般質問したときに、増えればそういった活用もできるからということで答弁をいただいておりますので、ぜひ状況を見ながら、せっかくの空いている土地がありますので、ぜひそういった町民の健康と生きがいづくりに寄与できる事業であれば率先してやってもいいのかなという思いがありますので、ぜひこれも含めて要望しておきたいと思います。以上をもちまして、一般質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。 ○徳里直樹議長  以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。 △午後3時12分 散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 嘉手納町議会議長  徳里直樹 嘉手納町議会議員  古謝友義 嘉手納町議会議員  奥間政秀...