平成29年 3月 定例会(第3回) 平成29年第3回
嘉手納町議会定例会 会議録第7号 平成29年3月24日(金)午前10時00分 開議出席議員は次のとおりである。 1番 仲村 一議員 2番
志喜屋孝也議員 3番 花城勝男議員 4番
宇榮原京一議員 5番
古謝友義議員 6番 安森盛雄議員 7番 奥間政秀議員 8番 新垣貴人議員 9番
照屋唯和男議員 10番 仲村渠兼栄議員 11番 石嶺邦雄議員 12番 當山 均議員 13番 田崎博美議員 14番 田仲康榮議員 15番 知念 隆議員 16番
徳里直樹議員欠席議員は次のとおりである。 なし職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。 前川広充 事務局長 稲嶺綾子 係長 喜屋武 渉
主任主事地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。 當山 宏 町長 神山吉朗 副町長 比嘉秀勝 教育長 山内 智 会計管理者 金城 悟 総務課長 我謝治彦 基地渉外課長 天久 昇 企画財政課長 奥間勝美 税務課長 前原信博 福祉課長 當山哲也 町民保険課長 上原 学
子ども家庭課長 金城博吉 産業環境課長 宇榮原 孝 都市建設課長 又吉政勝 上下水道課長 金城睦和
教育総務課長 上地康夫
社会教育課長 與那覇直樹
教育指導課長本会議に付した事件は次のとおりである。 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問
○
徳里直樹議長 これから本日の会議を開きます。 日程第1「
会議録署名議員の指名」を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、5番
古謝友義議員、6番安森盛雄議員を指名します。 日程第2「一般質問」を行います。 質問時間は30分以内とします。通告順に従い、発言を許します。 9番
照屋唯和男議員。
◆9番(
照屋唯和男議員) おはようございます。9番照屋唯和男でございます。一般質問を3件通告してありましたので、順を追って質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず初めに、秋田県大館市
学習体験交流事業への取り組みについて、3点順を追って質問します。この事業に対してはお隣、北谷町議会においても関心を持たれ、教職員を先進校へ視察研修で派遣することはよくあることですが、児童生徒を派遣することについては少なく、今後の成果等について注視していきたいと言われていました。これまでの状況を精査しながら、新年度も事業につないでいくということですが(1)現在の嘉手納町への効果、成果がどのようなものなのかお聞きします。
○
徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎
與那覇直樹教育指導課長 おはようございます。御質問(1)の嘉手納町への効果について答弁いたします。平成26年度から行われております秋田県大館市との学習体験交流につきましては、今年度で3回目を迎えました。また、平成27年度から行われている秋田県大館市
教職員招聘事業につきましても、2回行っております。小中学校の教職員の指導法の伝授という点で、まず効果が挙げられます。招聘事業では、全職員で秋田県大館市の教員の授業を参観することで、授業の流れを確認することができ、具体的に授業の改善の方策が見られてきております。また、派遣事業では、秋田県大館市の学校で先生方の働きや教材研究、子どもたちへの声掛けを間近に見ることができ、大きな収穫を持って帰ることができています。また、実際に1時間、2時間程度、授業実践を行い指導助言を受けているところでございます。 子どもたちも大館市のような学校にしたいとの思いもあり、授業態度、発表する姿勢、掃除の仕方、文章を書く力など、自分たちの通う学校に生かしたいと持ち帰ってくることができます。中学校の生徒の中には、来年も行きたいとの声が多く聞かれておりました。
◆9番(
照屋唯和男議員) もう少し詳しく聞かせてもらいたんですけど、実は研修に行った生徒、あるいは教員の皆さんが、例えば授業の改善に向けて行うような形になったとか、子どもたちが自分の学校に持ち帰って、そういうことに取り組んでいきたいとか、そういうのもいろいろと今、課長がおっしゃっていますが、実際、その教員の皆さん、あるいはそこに研修に行った子どもたちが、この嘉手納町の学校に戻ってきて、どういう手法でそれをほかの子ども、あるいはほかの教師に伝えていって、それをさらによくしようとしているのか、そこがちょっと見えないんですが、そこの説明できますか。
◎
與那覇直樹教育指導課長 参加した先生方に関しましては、まず秋田県大館市型の授業の実践に取り組んでもらっています。目当てとゴールの明確化。それから小学校においては45分、中学校においては50分の完結型の授業。それと時間の物差しを、時間系を黒板に明示して、授業の流れをきちんと子どもたちに知らせながらやっていくということと、あと、子どもたちからの意見を吸い上げるというんですか、授業の展開。要するに講義型。今までも工夫はしてきているんですけれども、一般的な講義型の授業ではなくて、子どもたちの考えを引き出すような授業の展開の工夫がなされているということになります。 子どもたちに関しては、帰ってきたら学校内で報告会をやってもらっています。学習発表会等でもやっている学校もあるんですけれども、そういうふうに自分たちが行ってきて見てきたこと、感じたことを全校生徒に広めるような活動をしてもらっています。また、中学生におきましては、より積極的に授業に参加している様子が見られて、ああしよう、こうしようということではないんですけれども、子どもたちの姿、積極的に参加する姿に周りの子どもたちも影響を受けているのではないかと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 再度確認します。子どもたちの今の行動や活動、報告会を持つとか、そういうのはわかりました。確かに連れていってもらった子どもたち5名、何名かですかね。小学校4、5年で5名の10名ですか、屋良小学校と嘉手納小学校で。中学生が1、2年で5名、各5名だから10名で、20名になりますね全体では。その子たちが学校でやることはわかったんですが、私がとても気になるのは、本来の授業の進め方に対して、先生も研修に行っていて、さっき課長が言った授業の進め方というのを、この研修に行った先生だけがやったって、この学校全体には何の効果もないと思うんですが、この先生がほかの行かなかった教員に対して、どういう方法、手法を伝えていったのか。こういう授業の持ち方をするというような手法と言うんですか、それはどういうふうに伝えているのかが知りたいのですが。
◎
與那覇直樹教育指導課長 各学校には校内研修というのが組織されておりまして、定期的に研修会を行っております。その中で、こういうことをして、こういう授業をしてきたよとか、そういうことを学んできたよということを伝え合う場が定期的にございます。また、校内研では公開授業がありまして、秋田に行ってきた先生の授業をみんなで見てみようかということをしながら、また評価し合いつつ伝え合うという活動をやっております。
◆9番(
照屋唯和男議員) わかりました。では次に2点目の質問に入ります。(2)交流先の学期制度と嘉手納町は同様な学期制度の取り組みかということですが、内容は3学期制と2学期制というのはわかっています。ただ、その流れの中で授業の持ち方とか、そういう方法が同じような形で進められているのかどうか、内容です。一年間を通しての。それの状況説明をお願いします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 議員も御存じのとおり、嘉手納町は2学期制をとっております。秋田県大館市におきましては3学期制度をとっております。2学期制におきまして、本町におきましては夏休みの時間が2週間ほど短くなって、8月の後半からすぐに学校が始まるということになります。しかし、本町は秋休みが他地域の2学期制と違って、1週間から8日ぐらいとられているんです。この10月の秋休みの時間帯に3学期制で実際に授業をやっている大館市のほうに行くということで、私たち本町の子どもたちが、児童生徒が欠席することなく向こうの学習に参加できるという点がいいのかなと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 今の課長の話は、休みのとり方という話なんですが、私が気になっているのは、秋田県で3学期制というのをとっています。その3学期制というのは一年間を通して、いろいろと授業、学校の行事ごとをスケジュールでとっていくと思うんですが、嘉手納町は2学期制ですので、その3学期制の一年と2学期制のスケジュールというのは全然違うと思うんです。それがどういうふうに今、嘉手納町では感じているかというのが気になるんですが、秋田に行って3学期制の授業、一年間のスパンを見るんですが、嘉手納町では2学期制なので、さっき言った、秋休みの長い時間の休みを通して3学期制を見に行くということで、休みをとっていないということを説明しているんですが、実際、一年の授業計画の中に通してしまえば、全然秋田の3学期制と違ってくると思うんです。その辺のところはどういう見解かお聞かせください。
◎
與那覇直樹教育指導課長 秋田県大館市は大館市の教育計画で一年間の教育課程を設定していきます。嘉手納町は嘉手納町で2学期制で教育課程を編成していきます。行事の位置であるとか、試験の回数であるとか、そういうものの違いはあるんですけれども、うまく嘉手納町のシステムと大館市のシステムは重なって、授業が行われていると認識しております。
◆9番(
照屋唯和男議員) そこのとろがよく見えないところなんです。要するに3学期制の学校の授業、初めから終わりまでの持ち方と、2学期制でやったときの、これが本当に学校の一年間を通した行事ごとに、同じような形でできるのかなという疑問もありますが、今、多分、嘉手納町の見方としては、一単位みたいな授業の持ち方。子どもたちのあり方というのをずっと研修していると思うんですが、本当にこの一年間を通したときの子どもたちの成長過程の中の一年を通したときの授業の持ち方として、学校の行事の持ち方というのが、3学期制と2学期制では全然違うはずなんだけれどもと思うんですが、その辺のところ、例えば今まで嘉手納町は2学期制にしたときから、この2学期制のよいところを伸ばそうという話だったんですが、実際にこの3学期制にした秋田県の環境状況と、嘉手納町の2学期制の環境状況というのは同一なのか、あるいは違いがあるのか、どういうふうに見ているのか教えてもらえますか。
◎
與那覇直樹教育指導課長 日本の教育制度の中で一年間の教育時間数というのは、どの地域でも同じように定められております。大体35週、一年間で200日。多いときで206日ぐらいになるんですけれども、その中で今、文部科学省の指導要領によって学習内容については押さえていきますので、学生にかかわらず学習内容については、どの地域においても差はございません。
◆9番(
照屋唯和男議員) 私が聞きたかったのはそこではないんですけど、一年間の子どもたちの活動も含めて、授業に取り組むというこのスタンスが3学期制のパターンと2学期制ではちょっと違うのではないか。その環境が違うのではないかという疑問だったんですが。 3点目の質問に入ります。3点目のほうで確認しますので。(3)嘉手納町での2学期制度の検討について、これまでの取り組みがどのように協議されたか。また、今の段階である程度結論が出ていると思いますが、その結論はどういうような状況で出されたのか、お聞きします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 議員の御質問は2学期制の検証についてという質問と捉えさせていただきます。2学期制の検証につきましては、平成28年3月末、去年のちょうどいまごろになるんですが、琉球大学の准教授を紹介していただき、2
学期制検証員会の委員長に委嘱しているところでございます。その後、今年度、7月に準備会を開催いたしました。10月に第1回検証委員会、年明けて平成29年、ことしの1月に第2回の検証委員会を開催いたしました。今、アンケートの作成、それから確認をしているところでございますので、今後はアンケートの項目を点検した後、平成29年度に生徒、教師、保護者等へアンケートを実施し、集計考察等を行っていく予定でございます。なので、今どっちがいいとか、こっちがいいという話ではなくて、公正公平な立場で第三者を委員長に立てて検証を進めているところでございます。
◆9番(
照屋唯和男議員) 課長、実はこの2学期制の問題とか3学期制に戻す必要があるかないかとかの話は、私、平成25年12月にやりました。そのときの指導課長は前の課長だったんですが、そのときも、それがいいのかどうなのかという前に、教育長は2学期制のよいところをしっかり考えていくための検討委員会を立ち上げたいという話でしたが、その後に指導課長が3学期制も含めてどれがよいのかを判断していくような話し合いを持っていきたいということになりました。その後、今の議長が質問をして検証委員会を立ち上げて、それで細かく検証していくという話で、今年度、平成28年4月からの計画にのった検証を進めていくということだったんですが、今、アンケートをこれからとるということを言っています。平成28年、平成29年で検証していく予定だったんですが、それではちょっと遅すぎるのではないかと気になります。既に私はアンケートもとって、どういう方向がいいのか、またさらに秋田に行って、そこと比較してどうするのかというような話し合いまで持っていくのかと思ったんですが、そうではなくて今からアンケートをとって、その内容を精査していくような話なんですが、遅いと思わないですか、その辺のところ答弁もらえますか。
◎
與那覇直樹教育指導課長 進捗状況のスピードについてですけれども、他市町村におきましては半年間のスパンで、さっとアンケートをとって終わったりしている部分もあったり、素早くスピーディーにというのはあるんですけれども、やはり十何年も続いている2学期制ですので、より慎重にということで時間をちょうだいしているところでございます。その辺については御理解いただけたらと思っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 今、課長は十何年も続いている2学期制というもの、その間に何回も見直したほうがいいのではないか、検証してみたらどうですかという意見は地域の父母からも出ていました。それで私
たち議会議員は提案したり、それはどういうふうになっているのかというようなものをしてきたつもりなんです。それがまだ延び延びになっていて、さらに今、慎重にいくということは、さらに延びるのかという話。実は私の子どももそういう義務教育は全部卒業したんですが、当時から、例えば3学期制と2学期制では学校の休みが違うので、大会などがあっても、一方は勉強に集中しないといけない、一方は目いっぱい練習している。対等には戦えないよとか、そういうスポーツ関係で出ていたんですよ。そういうことも含めて、さっき言った環境の状況、一年間の環境の話もしたんですが、それを早目に検証しないといけないのではないかということを、これまでずっと議員から提案して出ています。それで、今こういう話を出したら、もう既に卒業していった子どもたちが、本来は3学期制がよかったのではないかと言ったら、すごく悔やまれると思いませんか。その辺は課長、どういう認識を持っているのか説明できますか。
◎
與那覇直樹教育指導課長 先ほども答弁しましたが、2学期制、3学期制、学期の区切りはございますが、学習内容については当然変わらず同じように指導していっている面もありますので、それについては2学期制、3学期制の差異はないと認識をしております。また、2学期制、1学期の長いスパンの中で、じっくり子どもたちと向かい合えるという点については、学校にとっても、児童生徒にとってもよいことであると認識をしております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 実は3学期制に戻したところと、そういう話をいろいろと聞いて、戻した理由とかも聞いたら、やはり時間にゆとりがある、本来はゆとりをつくる目的だったんだけれども、そのゆとりは別に大して変わらないよとか。そういう話が出ていると聞いています。今、例えば検証委員会に立ち上がってきた委員長の意見としても、実際どう出てくるかわからないんですが、私としては今までのデータから見たら、3学期制も2学期制もそんなにゆとりの問題は変わらないし、3学期制でできるのではないかというのをよく聞きます。当初から、教育長はずっと2学期制を検討していきたい、2学期制のよいところを伸ばしたいというのを私への答弁でもらいました。それをずっと頭の中に入れて、2学期制をそのまま継続しようとしているのか。あるいは秋田に行って3学期制の状況を学んできて、それがいいというのを考えているのか。例えば、なぜそれを言うかといいますと、なぜ秋田が2学期制から3学期制に戻したかといえば、やはり教員の意見や子どもたち、地域、家族が3学期制がその場所には合っているのではないか。その環境に合っているのではないかということをおっしゃって、それで2学期制から3学期制に戻したというのを聞いています。ということで、私は最初から環境はどういうものなのかとか言っているんですが、課長はずっと授業の話ばかりしかしていないんですが、子どもたちの教育環境というのがどうなのか。秋田に学んで、本来、嘉手納町もそこを取り入れるべきではないかなと思いますが、そこはどうですか。
◎
與那覇直樹教育指導課長 学習体験交流事業の趣旨が学力向上のほうに向いているということで、授業の内容や生活の様子等を見ているということで、2学期制のよさ、3学期制のよさを検証するための交流ではないということを御理解いただきたいと感じております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 単に学力を上げるための交流ということで考えてよろしいということですね。それで、実は今ここでやりとりしても結論は出てこないと思うのですが、今からアンケートとかそういうのも出てくるということを言っていました。それをなるべく早目に取りまとめて、実質的にどれがいいのか、そのまま2学期制でやっていくほうがいいのか、3学期制に戻したいという意見があるのかというのをしっかり検証して、早目に報告できればいいなと思っています。いつも出てくるのは、やはり子どもたちのためとなれば、子どもたちの環境をよくするのは我々の義務でもあるはずですので、その辺はしっかりまた進めてもらいたいなと思っています。次の質問に入っていきます。 2番目の質問に入ります。2番目の質問は、今、沖縄防衛局の件なんですが、沖縄防衛局のコンター見直し関する町の対応と町長の見解をということで、マスコミ紙から沖縄防衛局は33年ぶりとなるコンターの見直し作業を2016年4月下旬から行っていると。調査を3月末までに終え、平成29年度以降、コンターを見直す方針で、また一部報道などでは大幅に縮小される可能性が指摘されていますが、そのことを踏まえて3点。1点ずつ確認していきますので、よろしくお願いします。 まず(1)平成25年9月に沖縄防衛局からの知らせで、第1種区域の指定素案の作成などを段階的に行うものとして、関係自治体に対して逐次その進捗状況等を丁寧に説明していくとあるが、これまでそのような説明が何回あったのか。どのように対応してきたのか、答弁求めます。
◎
我謝治彦基地渉外課長 おはようございます。私のほうから質問事項2(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局によりますと、嘉手納飛行場の第1種区域につきましては、最終指定告示以降、30年を超え最も経過年数の多い飛行場の一つであることから、現在、
騒音コンター作成業務を実施しているとのことでございます。当該業務の説明につきましては、平成25年度、
騒音度調査の実施に対しての調査内容及び調査手法の検討業務等の実施について、平成26年度
騒音度調査業務その1の実施について。平成27年度
騒音度調査業務その2の履行期間の延長について。追加機種F22の騒音測定の実施について。平成28年度
コンター作成業務の実施について、同業務の履行期間の延長など、これまで7回の説明がございました。現時点におきまして、沖縄防衛局より
騒音コンターの見直しに係る具体的な説明を受けておりませんが、先般実施されました宮崎県の
新田原飛行場周辺地域の
騒音コンター見直しでは、大幅な縮小が見られました。
嘉手納飛行場周辺地域の
騒音コンター見直しにおきましては、同様に縮小されることも懸念されることから、本町は中部市町村会の構成市町村とともに
騒音コンターが縮小されることがないよう、要請文を決議し、内閣官房長官や防衛副大臣らに対し要請行動を行っております。
騒音コンターが縮小されることがないよう明確に反対していることから、今後も動向を注視しながら適切に対処してまいります。
◆9番(
照屋唯和男議員) 課長、もう少し詳しく確認したいのですが、最初に平成25年9月にこういう調査をするよというファックスで連絡があったと思いますが、我々もファックスでしか見ていないのですが、その内容は、例えばそういう調査をします。入札に入っていきますというような説明だったのですが、7回防衛局から説明があったという、その7回の内容、どういう説明だったのか教えてもらえますか。
◎
我謝治彦基地渉外課長 この件につきましては、7回ということでありますけれども、まず説明に際して資料があった場合となかった場合ということでありまして、大方、状況説明ということでありまして、今回の話になっている
騒音コンターの具体的な内容ということではございません。まず1回目の件ですが、平成25年9月25日ということでありますけれども、この件につきましては、これまで30年経過している状況があり、
騒音度調査を実施する旨の内容説明で、ここ二、三年でコンターの素案をつくっていきたいという内容の説明でございました。 続きましては平成26年11月なのですけれども、2回目の説明がございました。この際には平成26年度から平成27年度にかけて一年間の騒音の測定をし、見直しの基礎資料をとっていくということでございました。平成26年度は冬場の騒音の状況、風向きの関係がありまして冬場の騒音の状況が平成26年度ということです。 続きまして平成27年11月なのですけれども、その2ということで、今度は夏場の風向きのときの騒音の状況をとったということであったのですが、その際、台風の影響があったということで、予定していたよりも調査期間を延ばして平成28年3月までということで延ばしたということの説明がありました。平成28年2月になんですけれども、この対象とした平成28年3月までの調査期間中に、F22の展開がございまして、追加的に騒音のほうのデータをとるということで説明がありました。明けて、今年度なんですけれども、4月早々なんですけれども、今年度の
騒音コンター業務の作成業務について進めていくという旨の内容の説明がありました。 続きまして、平成28年7月なんですけれども、予定していた
騒音コンターの作成業務の検討の中で、過去のデータについても更なる検証が必要だろうということで、検討委員のほうから提案があったようで、そのための延長ということで、履行期間を10月に延ばすということの説明があったわけです。平成28年10月なんですけれども、これは7回目なんですけれども、この際に更なる検討が必要だということがありまして、来る31日ですか、3月末までということでの説明がありました。こういった形で説明があるんですけれども、基本的には状況説明ということでの内容でございます。
◆9番(
照屋唯和男議員) 7回の一部は我々もファクスとかそういうので知っています。あと、課長気になるのはですね、そういう素案の話が3月末までにはできるということなんですが、実質的にそういう状況を、町としては防衛局にこの素案がどういう形で、どういう測定場所で測定されて、ある程度のラインというのをどういうふうにされているのかとか、そういう情報。既にこのコンター見直しの素案はでき上がっていると思います。それの状況を早目に確認するような対応というのは、町は考えていないんですか。
◎當山宏町長 ただいまの件なんですけど、これは中部市町村会のほうでも、ちょっと日にちは記憶にないんですが、やはり今の状況を防衛局から聞く必要があるんじゃないかというような話等があって、たしか関係の職員が役場に来たときに、そういった話をした記憶がございます。ただ、まだ今は測定中なのでと、今、公表できるような内容のものはたしかありませんというようなことだっただろうと思いますけれども、そういう形で、具体的なコンターがどういうふうな線引きで、どういうふうな形になる予想だということは説明を受けておりません。
◆9番(
照屋唯和男議員) これまでの入札状況からしたら、多分、局はある程度の素案というのはもうでき上がっているのではないかと思います。3月末というのも、そろそろ来ますので、その辺のところは対応方を早目にしないといけないのではないかと思っています。 2点目の質問に入ります。2点目です。厚木飛行場では第1種区域見直しの手順として4段階に分けて進められました。これは先ほど課長も言ったんですが、1段階としては航空機
騒音度調査の実施。調査内容の手法を有識者に確認して検討していこうと。2段階目が航空機飛行調査、要するに
騒音度調査が入って、3段階にまた見直した分、4段階目のほうで自治体にヒアリングという形を厚木ではやっています。全くそれに似通ったような形で嘉手納飛行場周辺についても、現在進められているような形です。ということは、今、実際に素案ができたら自治体にヒアリングが来るはずなんですが、それについてですが、(2)この厚木飛行場第1種区域見直しの手順として4段階に分け進められた。嘉手納飛行場の状況としては、新たな区域公示前の第3段階での町へのヒアリング等はどのように行うような計画になっているのか。そのことを省いてまた新たな第1種区域等の公示がされないか、そういう可能性はないかという、町はどういうふうな見解で見ているか。
◎
我謝治彦基地渉外課長 ただいまの質問についてお答えします。質問事項2(2)についてお答えします。沖縄防衛局によりますと、平成26年度から航空機騒音の状況を把握するための
騒音度調査を実施しておりましたが、F22の展開があったことなどから、昨年2月に騒音測定追加実施を行い、その結果の評価と過去の運用状況を反映した
騒音コンターの作成に係る作業を進めているということでございます。今回の一般質問を受けまして、再度、沖縄防衛局のほうに今後の告示までの予定について確認をいたしました。嘉手納飛行場については、昭和58年3月の第1種区域の最終指定以降30年を超え、最も経過年数の多い飛行場の1つであること等から、平成26年度からは部外の調査期間に委託の上、有識者にも参画いただき、騒音の実態を把握するための調査を実施しています。嘉手納飛行場における第1種区域等見直しについては、「現在、騒音の実態を把握するための
騒音度調査を行っているところであり、現時点において確たることを申し上げることは困難です」との回答がありました。このようなことから、現在におきましては
騒音コンターの作成に係るヒアリングを受けておりませんが、本町としましては航空機騒音の状況が改善しているとは考えていないことから、今後も防音対策事業が必要な状況だと認識しており、引き続き情報収集に努めるとともに、本町独自の要請や関係機関と連携を図りながら、国に対し要請等を行いたいと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 今の段階では、まだヒアリング等までこぎつけていない。ヒアリングされてもいないということなんですが、実は先ほど宮崎県の新田原飛行場の件が出ていました。その件についてですが、その新田原飛行場のコンター見直しによって防音地域が削減されたことについて、いろいろなやりとりがあったのですが、その辺のところは課長、調査されているかどうか。
◎
我謝治彦基地渉外課長 ただいまの質問についてお答えします。新田原の件でございますけれども、当該、新富町だと記憶しているんですけど、当該地元の市町村からも嘉手納のコンターの見直し業務について、状況を聞きたいということで、担当職員からの問い合わせ等もございました。私どもの状況も同じようなことでありますので、お互いに情報交換という形で話をさせていただいているのが、まず1点あります。そのほか、地元紙のほうの紙面については提供等がありましたので、全てではないかもしれないんですけれども、状況についての把握はしております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 全体地域から60%の区域が削減されるということで、今、新田原ではすごく騒動が起きているという話を聞いています。その辺のところで、当時そういう状況に陥ったというのを、嘉手納はやはり前もって調査する必要があると思います。なぜそこに陥ったのかというのを調査する必要があると思いますが、課長、その件についてどう思いますか。
◎當山宏町長 新田原の状況については新聞でも、たしか東京新聞でしたか、2面の記事で載っておりましたし。また、防音工事を担当する県内の業者の皆さんも、かなり危機感を持って早くから動いていたという状況がございます。ですから、新田原の状況を見て、3月までに嘉手納飛行場についても
騒音コンターの測定の結果が出てくるだろうということで、その前に要請をしないといけないということがございまして、そういった動きを受けて、中部の市町村会のほうでも1月に前の答弁でも申し上げましたけれども決議をして、そしてその業者の皆さんでつくる実行委員会でも、文化センターのほうで大会を持って要請書の決議をしたところです。ですから3月に、要するにその発表があってからでは遅いんだということがあって、1月の末から2月の初旬にかけてですけれども、実行委員会の皆さん含めて、そして中部市町村会の代表の皆さん含めて、関係機関に要請をしてきたところです。その中では、やはり新田原の話等も、その要請の席上では出まして、調査を再度し直すというような話も、たしか聞いたような記憶がございます。そういった形で、かなりこのコンター見直しについては基地所在市町村においては、大きな関心事となっているということであります。ですから、私どももその状況を踏まえて、いち早く少し動いて、要請行動をしていきたというところでありますけれども、せんだっても答弁いたしましたけれども、その要請行動が今回どういう結果としてあらわれてくるのか。防衛局あたりの説明等にどれだけの反映がされるのか。それを注視するしか今はないのかなと思っております。ですから、その状況を見て、また今後どういった対策が講じられるのか、対策を練っていく必要があるのではないかなと思っています。
◆9番(
照屋唯和男議員) 町長、今一生懸命こういう状況に対して、どういう対応をするか検討しているところだと思います。それで、先ほどは新田原だったんですけれども、今、別の場所で、例えば神奈川県の大和市、これも多分、課長は調査されたと思うんですが、その大和市のほうでは既にコンターの見直しがされて、同じ環境地域などに道路を隔てて、6メートルの道路を隔てて、右側の建物はできる。左側の建物はできないという事態が起きて、今すごくそれを見直してもらいたいというような意見、抗議をしているらしい。しかし、それの見直しが決定されたので、それはできないよというのが国の回答だったということになっています。その状況は、町長は先ほどいろいろと見直しについて要請行動、抗議行動をするかもしれないんですが、素案に対して、例えば防衛省が出したこの見直しの、防衛局が出した見直しのコンターの素案に対して、自治体に意見を求めてくるらしいんです。しかし、自治体はその素案に対してではなくて、地域全体を見て、この区域を防音工事の対象区域から外すなというような意見を出したために、国は意見に、要するに素案に対しては意見が何もなかったということで、このコンターの見直しの素案をそのまま告示していったというような大和市の事例があります。そのことについて、だから早目にこのコンター見直しの素案をチェックして、どういう状況でラインが引かれていくのか。恐らく嘉手納町でも今、海軍駐機場が移設した場合には、騒音の問題が軽減されていくはずですから、見直しの対象になってくる可能性があるんですね。だから、その素案が本来どういうものなのかというのを早目に知らないといけないと思いますが、知って早く町民に周知して、おかしいというような意見を取りまとめていくのが一番の解決策だというのがありましたが、そのことについて町長はどういう対応をしていくか意見をお聞かせください。
◎當山宏町長 ただいまの件については早目に、今、防衛局が調査をしている結果について、情報を仕入れて対策を講じるべきじゃないかということだと思うんですが、先ほどうちの課長が質問事項2(2)でも答えておりますけれども、現在、騒音の実態を把握するための
騒音度調査を行っているところで、現時点において確たることを申し上げることは困難ですというようなことですよね。ということでの答弁しか今、施設局のほうからは引き出せておりませんので、何らかの説明を受けた後で、その対応をしていくことになるのではないかと。だから、その状況次第では、その改善を求める、あるいは見直しを求めるということも、当然、中部市町村会全体としても対策としてあり得るだろうと思っています。ですから、まずはその話を、彼らの調査の結果が説明されるのであれば、その説明を聞いた後でしかできないというのが現状ではないかなと思います。ただ、これまでずっと要請を重ねてきておりますので、その結果を踏まえて国のほうが、防衛局のほうが、どのような説明をするかというのが、まずは聞いてみる必要があると思っています。
◆9番(
照屋唯和男議員) 県外の基地、要するに飛行場の周辺の防音工事の問題は、そういうふうに素案に対して強く意見を早目に出したところと、その素案を待っていたところの差が出ています。要するに、住民に早く周知して、どうするかということで、このラインではおかしいだろうというのを、早目早目に意見を出したところが、区域見直しにすごく大きく影響をするような状況になっていますので、その辺は町長も油断なく、待つだけではなくて局に声掛けをしてどうなっているか。3月末ではそういう提案もしてくるような話が出ていますので、それを早目早目の手段で動いてもらいたいなと。もちろん議会のほうももらえる情報はどんどんもらっていくような体制をとっていくと思いますので、その辺のところよろしくお願いします。 3点目の質問に入ります。3点目は防音工事の問題なんですが、(3)うるささ指数(W値)75地区の建物についても建具復旧の防音工事が認められることになりましたが、そのことについて町長はどのように考えるか、その意見をお聞かせください。
◎當山宏町長 最近の新聞報道によりますと、75W区域内の建具復旧工事に関しまして、稲田防衛大臣が衆院予算委員会第一分科会において、早ければ2017年度中に受付を始める考えを示したということが掲載されておりました。W値75以上の区域内での建具復旧工事につきましては、現在、県外では対象とされているものの、県内ではW値80以上の区域が対象となっております。次年度から県内のW値75以上の区域についても、建具復旧工事の受付が開始されるということでございます。なお、この件については、先ほども触れましたけれども、防音工事のコンター見直し等の関係の要請決議の中で、県内においても75以上の区域について、その工事ができるようにしてほしいという要望がありましたので、よって県外との公平性が、この実施によって確保されるということになると考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 町長、この75W地区の建具復旧が稲田防衛大臣の決定で認められていることは、私も予算委員会、宮崎政久衆議院議員が質問して、その答えをもらったというのを見ました。ただ、その稲田防衛大臣の話では、そういう建具復旧に75W地区についても、平成29年度から受付るということをしていますが、予算の増額については何も確定していないんですよ。確約していないです。ということは、75W地区というのが工事をすれば、なぜ今まで沖縄県内の75W地区は外されたかといえば、やはり本土に比べて数が多いということです。数が多いことを広めるということは、それなりの予算がかかるのに、予算の話が確約されないうちに工事ばかりが進められるということになれば、明らかに誰でもわかるように待つ期間、80Wの嘉手納町域が待ち時間が長くなる。要するに工事になかなかたどりつけなくなるのが考えられます。要するに75を多分優先的に持っていくはずですから。一年間の約この防音工事に係る予算が50億円。今までは補正がついて80億円だったのが50億円に抑えられて、さらに削減していこうというのがコンター見直しの条件ですので、その辺のところは、今度、最終日に意見書を出していくと思いますが、この防音工事の予算増額についても出していく話、議会からも出すと思いますが、町長のほうからもぜひ、その辺のところは工事と予算は同等に進めるべきというのを強く言うことができないか。その辺のところを少しお願いします。
◎當山宏町長 先ほども触れましたけれども、中部市町村会の決議、そして去った大会の実行委員会の決議の中でも防音、75W以上の区域の建具復旧工事の沖縄県での適用ということも要望しておりますし、また同時に、住宅防音予算の増額ということも要請をしてきております。したがいまして、住宅防音関係の予算については、主に県を中心に今、増額要請あるいは予算の措置要請がされていると思いますが、そういう形になっていこうかと思います。ただ、今回の75Wを対象にした受付を開始するということでありますけれども、それと同時に、要するに数がかなり多いということが、なかなか75Wまで対処することができなかったという理由の1つにあるようですけれども、もう一つ、W値80以上の区域でも工事を待っている世帯がかなりあると。ですから稲田大臣はコメントの中で、その区域の工事促進に努めたいというコメントもしておりますので、必ずしも75Wの受付が開始されたから、工事が優先的に行われていくということは、少し考えられないのではないかと。やはり騒音の激しい80W以上で、なおかつ待機をしている皆さんが優先的に扱われるのではないかと考えておりますけれども、ただ、具体的な本町への影響については80W以上の区域への影響については、今後の取り扱いを見る必要があると思うんですけれども、そのような発言等、これまでの発言等を見ますと、やはり従来待機をしている皆さんが優先的にはなっていくのではないか、というような感じで今、見ております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 町長、余り楽観しないでくださいね。実は75が長いこと工事されていないので、それを復旧工事してくれないかという要請だったので、そういう余りにも古くて問題視されての今度の予算委員会での質問だったと思います。それに対して認めたので、やはり優先は75に行くというような見方が先だってくるのではないかなという、ちょっと危機感を持ったほうがいいと思います。なぜかというとですね、以前に普天間でしたか、80Wの改正がありました。そのときもやはり、予算はそこに優先的に使われて、嘉手納町域の工事受付も終わって、本来すぐことしかなというのが2カ年待ちとか、延期された時期があったんです。それと全く同じようなパターンでこられたら、ちょっと嘉手納的には余りよくないなという現象が起きる可能性がありますので、その辺は少し危機感を持った形で要望をすぐに出してもらいたいなと思っています。 それで、あと、コンターの見直しの一番メリット、デメリットも少し検討しながら考えたんですけど、今、データ上に出てくるのは、例えば嘉手納町域でしたら2種区域。2種区域というのは兼久と屋良の誘導灯近くだけが指定されて、それ以外はみんな80程度に抑えられたのが現状として、データとして出ています。ということは、2種区域から外されるということは、基本的には嘉手納町の移転補償もなくなるということになります。まだ考えようによっては移転しなくてもいい。ここには人が住めるという状況になった場合に、前に町長とよく話した国有地の問題が出ています。人が住めないから出ていってもらったところに、さらに人を住まわせるのは無理ではないかという話の逆転した考えで言えば、もう人が住める地域として認めたんだよねというような、防衛局に対しての意見が出せます。そういうのも考えて、それは駆け引きの中でやってもらいたいんですが、そういうのも捉えて、コンター見直しに対しては待つのではなくて、町が積極的に、本当に基地騒音に対しての負担軽減の一つというような考えを持っているのでしたら、そこは徹底して意見、抗議するような形。議会も共に一緒にやりたいと思っていますので、その辺またよろしくお願いします。以上でコンターの見直しについては質問を終わります。 次、3番目の質問に入ります。3番目は町域財産有効活用について、施設2カ所について質問します。これまでは提案とか、そういういろいろとやってきましたが、そのやりとり、その取り組みがどのようなものなのかお聞きします。 まず初めに、食品加工センターについてお聞きします。①食品加工センターの現状とこれまでの取り組みについて、改善するために行ったこと、内容、状況について説明を求めます。
◎金城博吉産業環境課長 それでは質問事項3(1)①についてお答えをいたします。食料品加工センターの利用状況としましては、生活改善グループによる漬物やジャムなどの加工品づくり。野國總官まつりや例祭のときに提供するカンダバージューシーづくり。また、現在は行われておりませんが、商工会女性部による甘藷のペーストづくりなどが行われてきました。しかし、年間の利用日数で見ると、多い年で年間100日程度であり、その稼働率の低さや維持管理費の高さなどが問題であるとして、たびたび議会において指摘を受けております。稼働率を上げるため、各団体への利用の呼びかけ等も行っておりますが、思うように伸びていない状況であります。そうした現状を踏まえ、町有施設として有効活用を図るためには、加工センターの用途変更も含め総合的に検討する必要があると考え、平成28年3月に嘉手納町食料品加工センターの有効利用に関する検討委員会を立ち上げて、検討を進めてきました。その中で、幼稚園の給食調理場や町史編さん室への用途変更等について検討してきましたが、課題も多く有効な利用方法の決定には至っておりません。今後も引き続き当施設のより有効利用方法について検討を続けていきたいと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) いろいろと総務委員会でも確認しましたが、いろいろと検討して使い勝手を考えたのですが、なかなか解答が出なくて、平成29年度も全く今のとおりで使っていくということを聞きました。基本的にこの活用方法というのがなかなか出ないというのが現状だと思いますけど、それで、2点目に入りますが、②これまでの施設の借用者がほとんど減免対象者であったと思いますが、維持費と収入の内訳、差額として過去3年、どれぐらいの収入があったのか答弁を求めます。
◎金城博吉産業環境課長 質問事項3(1)②についてお答えをいたします。食料品加工センターの過去3年の収入、支出の実績としましては、平成25年、収入が2万3,400円。そして支出のほうが64万439円。差額のほうでマイナスの61万7,039円であります。平成26年度収入のほうが1万3,850円。そして支出のほうが65万5,258円。差額のほうがマイナスの64万1,408円になっております。平成27年度、収入が1万5,850円。支出のほうが63万7,425円。そして差額がマイナスの62万1,575円となっております。
◆9番(
照屋唯和男議員) これ建築年月日はいつだったか、わかりますか。
◎金城博吉産業環境課長 平成15年度の完成であります。そして平成16年度から供用開始を行っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 平成16年から供用開始でしたか。というと、その年度まで、要するに今年度までのもので約60万円ぐらいかけてきた額がそのまま無駄な支出になっていると思いますが、その辺のところですね、やはりどうしてもこれをうまく使わないといけないという話し合いがあったと思うんですが、3点目に入りますが、③当初のその建物の建設にあたっての目的と実際の内容、要するにそれを見てどうすべきであったのか、見直しの計画等があればお願いします。
◎金城博吉産業環境課長 質問事項3(1)③についてお答えをいたします。食料品加工センターは地域の活性化、町民の健康管理、食文化の伝承等を目的に平成15年度に建設された施設であり、目的に沿った利用がされていると考えております。先ほど申し上げましたとおり、利用日数の少なさが課題となっておりますので、検討委員会を立ち上げるなどの有効な利用方法について検討しております。
◆9番(
照屋唯和男議員) この食料加工品センターについては、いろいろと考えてもなかなかいい利用法がなくて、たしか平成28年に同じような加工センターについて質問が出たときに、町長は現状に合ったような使い方があれば、それを検討していきたいがという話でした。ですが、どう考えてももう無理な状況になっていて、そのときの質問でもやはりそういう住宅的なもの、共同住宅的なものはどうかという話がありました。私としても、実は2番地の今後の計画の中で、多分、転出者が出てくると思いますが、その人たちの移転先というのですか、共同住宅なりの考えに持っていったらどうかというのも提案したいのですが、それはどうですか、考えとしてできるかどうか。
◎金城博吉産業環境課長 たしかに去年も別の議員の方から、住宅をつくったらどうかということで、加工センターのお話がありました。それとも関連するのですが、現在、行政財産として登録しているのを普通財産というふうに変えるなど、抜本的な、思い切った施策も最終的には必要になるかと思いますので、用途変更の1つの案として、今後また平成29年度有効利用ができるか、調査検討をさせていただきたいと思っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) どうしても出るばかりでは、せっかくの施設ももったいないので、当初の目的もたしか私の考えでは、ロータリー再開発の移転先、土地を確保しようとしてやったんだけど、それ以外に案が出たので加工センターにしたのではなかったかなという記憶があります。間違っていたら大変済みません。そういうことでしたら、今度2番地の開発があれば、そこに住んでいる人たちの行場が、今はどこにするか困っているようでしたら、それに充てるような計画も、今の時点から考えていく必要があるのではないかなと思っていますので、ぜひ検討課題としてやってください。 次、(2)久得平山原造成地区について。①全区画数と空き区画数。その空いている区画数の中で、空いている土地がなぜ放置状態になっているのか、説明してください。②これまでの耕作者との契約の仕方、公募のかけ方について説明をお願いします。
◎金城博吉産業環境課長 質問事項3(2)①についてお答えをいたします。久得平山原の造成地区の圃場として、貸し出しをしている区画数は32区画。現在、2区画が未契約となっております。理由としましては、1区画は契約者が亡くなったことにより、相続者との契約を締結するために、現在調整中であります。もう1区画は、今年度契約者が亡くなったことにより、農地の返還がされております。公募については区画の整地及び公募要項の整理ができ次第、嘉手納町の広報、ホームページなどで募集を呼びかけていきたいと思っております。 続きまして質問事項(2)②についてお答えをいたします。公募の仕方につきましては、契約満了等により空き区画が出た場合、公募の準備が整った時点で関係者を集めて会議を開き、募集要項について検討します。その後、広報紙、ホームページ等で公募を行い、公募期間終了後に再度会議を開催し、利用者を選定しております。
◆9番(
照屋唯和男議員) ちょっと確認ですが、実はこの久得平山原圃場立地については、以前からいろいろと質問をやってきました。たしか平成26年3月には区画数が31区画で、契約者が17名いるということでした。平成27年3月のこの資料をもらったのですが、その中では区画数が34区画に増えているんです。契約が26で未契約があって、それが町の管理地として8区画になっているんですが、今の現状の説明とちょっと数が違うのですが、それはなぜ増えたのかとか、その変更について説明お願いします。
◎金城博吉産業環境課長 たしか平成26年3月には31区画ということで御報告を申し上げていますが、実際には現在も平山の区画数については34区画ということで、変わってはおりません。このときには34区画のうちの3つを除いているのが、たしか洋ラン組合と、あと町管理の土地と、あとJAに貸している土地を除いて31区画とお答えをしていると思います。実際には34区画というのが貸し出しの総数であります。
◆9番(
照屋唯和男議員) あと、募集の公募の書き方なんですけれども、圃場の申し込み者が複数になっていく場合に、例えば農業委員会とか、農業連絡団体協議会の協力をもって選定委員会を立ち上げるという話がありましたが、これが現状はどうなっているのか。あと、今回、広報かでなに載っていた公募の条件には芋の栽培をする人を優先にとありましたが、その芋栽培者が途中で栽培をやめた場合は、これを返還させて、また公募にかけていくのか。それともう1点、実は当時は、その土地はそんなに借用料が出ないので安いのではないかということだったのですが、実質的には平山生産組合というのがあって、そこに加入し一年間に約1万5,000円の給水ポンプの負担費用ですか、それが出るということだったのですが、その条件が要するに組合、この圃場に係る条件もあったような気がしますが、それはどういうふうに変わっているか教えてください。
◎金城博吉産業環境課長 1点目の質問にお答えをしたいと思います。公募については、関係者を集め選定会議を開いております。その選定会議のメンバーなのですが、農協の職員と農業委員会の職員等も集めて会議を開いております。そこで要項を決定して、公募期間終了後に再度会議を開催して、利用者を選定しております。近年の実績としましては、平成28年3月に4区画の方に公募をいただいて、貸し出しを行っております。 次に2点目については、芋栽培をしなかった場合には返還があるのかという御質問なのですが、それについては返還というのはありません。あくまでも優先事項として要項の中で甘藷栽培をやっていただきたいということで募集をかけておりますので、返還ということはありません。 もう1点が、平山組合の加入ということなのですが、実際には平山の場合には、1万5,000円の金額を各農家から負担いただいておりますが、それについては川からはポンプでタンクに水を引き揚げて、その水を各区画に給水しておりますので、それに係る電気料ということで圃場を借りている皆さんについては負担をしていただいております。1万5,000円であります。
◆9番(
照屋唯和男議員) ちょっと時間がないので、3点目と4点目は一括で聞きます。③芋研究会が借用していた土地の活用計画は、空き区画の有効活用に福祉の施設計画として取り組めないか。④その場所ですけれども、野菜工場の計画者の公募誘致計画ができないか、お願いします。
◎金城博吉産業環境課長 質問要旨(2)③についてお答えをいたします。議員がおっしゃる野國いも研究会が借用していた区画というのは、平山圃場の中心部にある約3,000平米の区画のことだと思いますが、平成22年度から平成24年度までは野國いも研究会へ甘藷の品種保存と栽培業務を委託し、その実施場所として当該区画の一部を提供しておりましたが、平成25年度からは会の活動の事情や、品種も甘藷伝来400祭に収集したもので、その保存も困難になったことにより委託をしておらず、現在は農地としての利用はしておりません。なお、当該区画につきましては、口蹄疫等の家畜伝染病が町内で発生した際、発生した農場の家畜を殺処分し、埋設する必要があることから、農家への貸付をせず町管理の土地として確保しております。昨年はクジラが海岸に打ち上げられ、その埋設場所としても使用されておりますので、今後ともその確保は必要であると考えております。久得平山圃場につきましては、本町の農業振興の重要な拠点として活用すべきと考えており、今後も農家との意見交換や関係機関等からの情報収集に努め、本町の農業振興策について検討を進めていきたいと考えております。また、空き区画に福祉施設の建設を計画することは困難であると考えております。 続きまして質問要旨(2)④についてお答えをいたします。野菜工場の計画者の公募誘致については、現在その予定は持っておりませんが、その設置場所の確保や採算性などの可能性について調査をしていきたいと思っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) できたら福祉授産施設として野菜工場をつくってもらって、給食センターとの連携をしてもらえばいいなというのが提案したい事項でしたが、今、口蹄疫の関係の大きな土地の使い勝手がそういうふうになっているとか、なかなか厳しいところもあるので、もう少し研究しながら、担当課としてもどれが本来の有効活用な土地の状況なのかというのも研究してもらいたいなということを要望して質問を終わります。
○
徳里直樹議長 しばらく休憩します。
△午前11時11分 休憩
△午前11時21分 再開
○
徳里直樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 10番仲村渠兼栄議員。
◆10番(仲村渠兼栄議員) おはようございます。こんにちはでもよろしいんですけど。戻ってまいりました。1月の選挙、しっかりと町民に訴え、ここにまた立つことができましたので、また町民の声をここでまた代弁し、町政発展に當山町長と一緒になって、発展につながるよう頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 一般質問を5点ほど通告しております。一問一答で行いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 それでは、まず初めに3月2日学校給食調理場落成式に参加してまいりました。最新式の調理器具と空調設備とドライシステムを導入し、衛生面に対応したすばらしい施設で、新年度からは民間委託がスタートするが、委託業者には大きな期待を託します。学校給食は食育を通して地域の特産品、農産物、海産物の地産地消が近年求められております。本町は、給食費の無料化の実施、最新式の施設と設備の充実。安心・安全な給食を児童生徒1,600人余の子どもたちが「わくわくドキドキする献立」を期待しております。そこでお伺いします。(1)から(3)まで伺い、答弁を聞いて(4)、(5)について伺いたいと思います。 まず(1)本町の食育事業の目玉についてお伺いします。(2)献立に地元食材の導入状況についてお伺いします。(3)派遣栄養士は本町の特産品を把握してるか、お伺いします。
○
徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎金城睦和
教育総務課長 質問事項1(1)についてお答えします。本町の食育事業については、平成26年3月に健康・食育かでな21を策定し、食育事業を食と健康、食と文化、食の安心・安全の分野に整理し、各課において事業を実施しているところです。事業といたしましては、乳幼児健診での栄養相談。保育所給食の試食会や調理体験、小中学校での「早寝・早起き・朝ごはん」運動。子どもたちの農園体験事業。食育まんがの製作・配布。食生活改善推進協議会への支援等多岐にわたり食育を推進しております。 (2)についてお答えいたします。学校給食の献立に使用する地元食材の導入状況につきましては、平成28年度、平成29年度2月末現在で、使用した野菜の総重量が3万1,618キログラム、そのうち地元農産物は3,345キログラム、割合にいたしますと約11%になります。主に使用の多い農産物は大根、ニンジン、コマツナ、トウガン等となっております。 (3)についてお答えします。県から派遣されている栄養職員は、前任者からの引き継ぎの際、本町の特産品についても引き継ぎが行われておりますので把握しております。また毎月、嘉手納町農業団体連絡協議会野菜部会からの旬の野菜の情報提供を受けており、より多くの地元食材が給食の献立に使用できるよう、連携をとっております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 今、本町の食育事業の目玉ということで、私も今回、文教厚生常任委員会に入りまして、目玉としてはまず、嘉手納町食育まんが第5巻が発行されております。この第5巻の中にいろいろなレシピが出ていまして、一番これが新しいやつで、そこで今回、このようなレシピがあって、今、各課と連携しているということでありますが、そこで今回、チムシンジというのが出ておりますが、それが給食センターの献立。もしくは1巻から5巻まで出た食育事業の食材が学校給食に出たかお伺いします。
◎金城睦和
教育総務課長 まず郷土料理ということで認識しておりますけれども、給食において沖縄料理使った回数が年56回ほどありまして、イナムドゥチであったり沖縄そば等となっております。食育に紹介されたチムシンジがありますけれども、それについても献立の中に入っております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 了解しました。毎年このように予算を計上して、このようなすばらしいまんがができて、郷土のいろいろな食材の料理がつくられて、学校給食の献立に上がっているということは、各課と連携されているということで把握します。 それともう1点、連携なんですけど、JAおきなわ嘉手納支店には、青壮年部というのがあります。そこを中心にして野國いもやジャガイモの植え付けから収穫までの体験。食育体験実習を行っております。また、屋良小学校の現在、新幼稚園園舎の建設場所には、元々教頭先生が農園をつくり、農協と一緒になって食材をつくってカレーパーティーとか少年野球とか、いろいろなのをやったことがあります。私が中学校時代には、もう亡くなられておりますが、松堂校長先生が一緒になって農園をつくって、地域と一緒になって食育教育をした覚えがまだ鮮明に残っております。という形で、そのような農園があったということで、そういう形ではありますが、今、金城課長の答弁では、農連協から野菜が入っているということなのですが、しかし、この青壮年部、若いこれからやって、たくさんいろんな食材を出しているのですが、しかし、学校給食の食材に使われていないのがあります。それはキュウリとトマトであります。そういう中で、この農連協というのも嘉手納町の補助団体でありますので、そういうのも含めて、今後は農業青壮年部も入れて、一緒になって地産地消を11%から上げていく予定はないか、お伺いします。
◎金城睦和
教育総務課長 現在、給食センター調理場においては、農連協と連携して地元の野菜を使った献立をつくっているところでございます。先ほど議員がおっしゃたトマト、キュウリということが使われていないということがありましたけれども、そういった食材も使われております。食材を発注する場合に、現在どういった野菜があるのかということを栄養士が聞き取りまして、それに基づいた発注。ではどれだけの数を出せるのかということで、発注を調整しながら献立に生かしております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) わかりました。使われているということでしたので、了解しました。今、金城課長のほうから栄養士の話が出ました。栄養士について2点お伺いしたいと思います。 町の栄養士と県からの栄養士がお2人いるかと思います。先ほど9番議員からありました平山生産団地の件がありましたが、やはり地産地消等の話も出ておりますので、食材がどこから来るのか、そういった形で、この栄養士は食材を見に平山に伺ったことがあるのか。農家と連携したことがあるのか、分かる範囲内でお願いします。
◎金城睦和
教育総務課長 共同調理場には県からの派遣の栄養士がお1人います。それとあと、平成28年度から民間委託をしまして、その中にも栄養士が、その委託業者の中に栄養士が1人おります。その関係もありまして、平成28年度から県から派遣された栄養士が直接平山、そういった農連協の野菜部会のほうに訪ねて行って食材を見る機会ができております。現在、実際に現地へ足を運んで、そういった食材を確認しております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) すばらしい人材に恵まれた2人の栄養士がいるということで、すばらしくなった学校調理場、今後はよくなっていくということで期待をしております。それでは、(4)、(5)に入っていきます。今回の1番目の質問、全国学校給食甲子園大会出場についてのほうでありますが、給食調理場と教育委員会は、毎年開催の「第11回全国学校給食甲子園大会」は把握しているか、お伺いします。 それと全国学校給食甲子園大会に本町の調理場として出場する予定はあるのか、お伺いします。
◎金城睦和
教育総務課長 (4)についてお答えします。全国学校給食甲子園大会は特定非営利活動法人21世紀構想研究会の主催によりまして、全国の学校給食で提供されている郷土を代表する料理を競う大会を通じ、食育を啓発することと地産地消の奨励を目的に実施されております。参加資格につきましては、学校給食を調理している学校及び学校給食センターで勤務する栄養教諭、または学校栄養職員と調理員と規定されております。応募者は全国から毎年2,000校施設を超えその中から第一次予選から第四次予選の書類審査を経て、全国より6ブロックの代表12校施設が選出され、決勝大会へ出場いたします。決勝大会は東京都にある女子栄養大学にて行われ、全国から選出された12校施設の出場者が実際に調理し審査員による調理過程、食味審査によって各賞が決定される大会となっております。 続きまして(5)についてお答えします。全国学校給食甲子園大会の出場につきましては、沖縄県の学校栄養士会の呼びかけで、毎年1栄養士、1献立をエントリーすることとなっております。今年度におきましても、本町においても学校給食共同調理場の栄養職員が応募をしております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 金城課長、そのとおりであります。毎年開催されて11回目となります。私は4年前、第8回大会でしたか、そこに別の用事で行っていたのですが、その大会場に行ってきました。ですので内容は把握しているつもりであります。それで今回、この一般質問をしています。まず、地産地消のこの大会のメーンテーマは、「地産地消の学校給食」という形でメーンテーマが打たれております。そしてサブテーマとして、「地域の食・文化を子どもたちに伝えよう」というのがサブテーマでつくられて、会場にすばらしくいろいろな栄養士の皆様を全国に輩出しているいろいろな非営利団体活動法人の21世紀構想研究所の主催のもと、後援に文科省、農林水産省、あと公益法人全国栄養士会等が入っております。これも地域でも行いたいというような旨の電話で、今回この一般質問をしたときに、全国開催をしていきたいという話もしておりました。今回、第11回目で優勝したのは、北海道の同じ規模の町が優勝しております。それは、栄養士が一緒になって地産地消をしながら、その食材に郷土愛を通してできたことなのです。ルールがありまして、8点ほどやらないといけない。献立は大会出場まで学校給食として提供したものしか出せないというのを初め、栄養摂取基準とか地産地消、食育の生きた教材として活用できることなど、いろいろな形であるのですが、一番の目玉は、子どもたちが喜び、郷土愛を育む献立であること。これが目的なんです。そういう形で、ぜひ我が町の給食センターは無料化なんです。ですので民間委託でありますので、ぜひ高いハードルかもしれませんが、ぜひこのことを2人の栄養士がおりますので、そこでできるように地域も一緒になって、地産地消に一緒になってできるようなものをつくってほしいという、何年計画でもよろしいですので、そういう目標を掲げることはできないか。これは教育長なのか町長なのか、お伺いします。
◎金城睦和
教育総務課長 まず、全国学校給食甲子園大会なのですが、これについては、本町においては第5回、平成22年度からエントリーしてきております。今後も引き続きそういった大きな目標を持って、毎年エントリーしていきたいと思います。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 過去の栄養士はエントリーしただけで、地元の食材、農家と一緒になって郷土愛を楽しむような食育はやっておりません。現場で私も確認しておりますので、ぜひ今回の栄養士は若いし、フットワークがきくと思います。そして民間委託していますので、ぜひこの高いハードルを民間のスピードによって町民が納得できるような形で、ぜひ提案していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。次の質問に移ります。 町の施設完成内覧会についてお伺いします。本町の建設工事は嘉手納幼稚園園舎建設で始まり、学校給食調理場建設、屋良幼稚園園舎建設、嘉手納小学校屋外体育館、プール建設があります。各施設の建設中には地域住民の協力がなければ完成できません。建設中の請負業者は、例として、棟上げ工事の際には大型車両、ミキサー車やいろいろな通行によります。それによって、子どもたちの安全、いろいろな形で町道の通行どめ等が再三あります。地域の皆様には大変迷惑等をかけていることから、請負業者は個別訪問をして文書等で協力要請を行っているのが現状です。 しかし、町は施設が完成すると町の関係者、私たち議員を含めいろいろ携わった人たちに案内状を送り、内覧会を開催し落成式を盛大に挙行しているのが現状であります。町民からは、特に嘉手納幼稚園ができた件ですね。町民からは「建設中大変迷惑等を我慢してきた。町に協力したけど子どもたちもいないし、中を見ることができない、入ることもできない」という多数からいろいろな苦情、苦言等がありました。その相談を受けております。同様に民間が同じ規模の工事等を行った場合には、施工主の承諾を得まして、これは民間ですので自社物件のアピール等も兼ねながら、地域住民に内覧会を行っております。例を挙げればサンエーです。サンエーができて地域の皆さんへはプレオープンという形でやって、本オープンは県内外、全ての皆さんというような形でやっております。そういう形で、公営と民間の手法は異なるのは私は十分理解しております。嘉手納幼稚園の園舎の工事、あれだけの規模で行ったのですが、今後これからどのような形で対応していくのかの視点から、(1)今回、地域住民に内覧会を案内する予定はないのか、お伺いします。
◎金城睦和
教育総務課長 質問事項2(1)についてお答えします。平成28年3月に嘉手納幼稚園園舎が完成し、去る2月末には学校給食共同調理場の完成。今月末には屋良幼稚園園舎建設工事が完了いたします。平成26年度から教育施設に関するハード事業が行われ、近隣住民の皆様には大変な御協力をいただき、各施設の完成の運びとなっております。議員御質問の地域住民への内覧会の案内については、学校給食共同調理場落成式において、近隣住民の皆様にも落成式、内覧会の御案内を行っております。4月7日に予定しております屋良幼稚園園舎落成式においても、日ごろ御迷惑をおかけしております近隣住民の皆様を御案内して、落成式を挙行する予定になっております。同様に、嘉手納小学校屋内運動場建設事業が完成した際には、落成式を行い近隣の皆様も御案内したいと考えております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) ぜひ給食センターから内覧会、そして屋良幼稚園を行っていきたいということでありますので、ぜひしっかりと地域の皆さんの協力がないとできません。町道をとめていろいろな形でやっておりますので、事実、嘉手納幼稚園園舎建設の場合には行っておりません。このことをしっかりと受けとめて対応していただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。 次の質問でお伺いします。昨日12番議員から同様のいじめ問題についての一般質問がありまして、教育委員の答弁を確認しております。同じ質問ですので、少し視点を変えて私のほうは行いたいと思いますので、よろしくお願いします。3.教育委員会の危機管理体制についてお伺いします。(1)1月中旬中部の中学校に通う男子生徒が同級生から暴行を受け、その様子を映した動画がインターネット、SNS等で広まった。この中学校は一昨年の5月にも他校の生徒から暴行を受ける問題があり、暴行動画を友人に送ったことが判明し、学校や加害者生徒への批判が相次いだ。無抵抗の生徒の顔や腹部を繰り返し殴り、引き倒したりするのは、明らかに行き過ぎた暴力行為である。あれだけの暴行を受けて、暴行現場の動画が拡散した状況から少年の心の傷は小さくはないだろうと思います。沖縄市教育委員会が調査委員会の設置を示したのは、事件動画がネット上に拡散した後であり、騒ぎになったから腰を上げたとの印象は拭えない。 この事案で、被害生徒が長期間不登校になったという。被害者の長期欠席は、いじめ対策推進法で定める「重大事態」に該当する可能性があります。重大事態を把握した際、調査委員会を立ち上げなければならないが、学校や教育委員会は、その対応をとっていない点が問題であると思います。本件は暴力とネットモラルの問題として見られておりますが、暴力系のいじめが単発で存在することは一般的に考えにくく、動画が複数の人に共有・拡散されたという事態を鑑みても、非暴力のいじめを軽視すべきではないと私は思っています。暴力動画撮影までに至った経緯を把握しなければ、事態の解決はできなくなると思います。今後の防止や早期の発見につながらないと思います。いじめ問題でたびたび指摘されているのは、学校や教育委員会の隠蔽体質と危機管理意識の欠如であると思います。本町は昨日の一般質問でもありました、教育委員会と学校の連携は理解しております。そしていじめ事件の認知件数と解消件数を昨日の答弁でも確認しております。まだ大きな事件にはなっておりませんが、いつ起きるかわからない。この種のいじめ、この種がいじめ問題です。そして学校において学校いじめ方針をつくり対応しているという報告もあります。枚数等いろいろな形であるかと思います。それは学校長を通しての報告だと思いますが、やはりいじめ問題というのは、起きてしまったら後は信頼関係でしか解決ができない。これが私は第一の、そしていろいろな形で対応していく地域の人たちに、正直に真実を伝えていく。その信頼こそが解決の糸口だと私は思っておりますので、①から④までお伺いしたいと思いますので、お願いします。①本町の平成27年度、平成28年度の小学校、中学校のいじめ事件と相談件数についてお伺いします。②その後の対応についてお伺いします。③第三者委員会委員の選任及び設置方法をお伺いします。昨日の一般質問等にありましたが、私のこの第三委員会の設置というのは、条例ではなくて、それが起きた場合にどんなふうに教育委員会はスピード感を持って対応するのか、ということの第三者委員会という形で認識してください。④いじめ問題、SNS、インターネット活用方法、人権問題の講演会等の開催の予定はないか、お伺いします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 それでは本町のいじめの実態等について答弁いたします。(1)①についてお答えいたします。平成28年度1月現在、屋良小学校認知件数が151件、解消件数が136件。嘉手納小学校認知件数68件、解消件数69件。嘉手納中学校認知件数29件、解消件数7件となっております。学校における認知件数の数が相談件数と捉えてよいかと考えております。 (1)②についてお答えいたします。個々のケースにもよりますが、事実の確認、加害児童、被害児童生徒等に行います。そして保護者相談、児童生徒、保護者を含めた相談等によって解決に向けての支援をしているところでございます。解決してない児童生徒等におきましては、担任間や学年間で情報を共有し継続して見守っているケースもあるかと認識しております。関係機関の連携といたしましては、特に青少年センターと連携をしながら支援に当たっております。 質問事項3(1)③第三者委員会についてでございますが、昨日も答弁いたしましたとおり、本町にはまだ設置されておりませんので、早急に取り組むべき課題だと教育長初め認識をしているところでございます。これにつきましては、設置に向けての動きを加速するとともに、設置された際には学校と教育委員会と第三者委員会が速やかに連携して事に当たれるような体制を構築していく予定でございます。 質問事項3(1)④について答弁いたします。町内各校とも学校課題、青少年問題等、そのときどきの課題について講演会を開催しているところでございます。今年度は各校とも薬物乱用防止教室を開催しております。いじめ問題、インターネット活用法、人権問題等の講演につきましても、過去に行われた経緯がございます。次年度以降も引き続き課題に見合うような講演会を実施するよう助言してまいります。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 今、課長の答弁がありました。昨日聞いておりますが、青少年センターというのが再三出ております。しかし、この種のいじめというのは、その地域の警察やそして補導委員会等、青少年センターとは別に、そして学識経験者等も入れて、そういう経験者もやはり入れないと解決できない部分も多々あるかと思います。ましてや、一昨日6番議員からあったような万引き等もあるというような話もありました。であるならば、その店主等の情報等もとりながらやっていかないといけないという、本当に重要な委員会ですので、あまり大きくしてインターネットでそういうのをホームページに載せてしまうと刺激になってしまって、逆によくなるのか悪くなるのかわかりませんが、どんな形で動くかというのは、教育長を中心に秘密会議、守秘義務等あります。秘密会議というのは認められておりますので、そういう形で進めていくというのも一つの方法かなと思いますので、その辺も踏まえて、ぜひ警察やそういう万引き事件があるということであるならば、そういう人たちからの情報を直接教育委員会がとることはできるのか、できないのかお伺いします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 万引きや窃盗等については、当該児童生徒の名前が判明した場合には、まず先に学校のほうへ連絡が行くかと思います。あるいは店主がこの子のためにというのであれば、学校や警察ではなくて家庭のほうに直接報告をして引き取ってもらっている示談もあるかと認識しております。そういう商店街等での万引き、窃盗につきましては、直接、教育委員会に連絡の一報を入れてくれるような体制をつくることができれば、それは可能なことかと考えております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) やはり行政は条例のもとでしか動けない部分があります。ですので、条例というのは国から指針がありましたので、条例制定というのは基本の基本ですので、しかし、それと並行しながら第三者委員会をまずはつくって対応できるような体系をつくって、まずそれに取り組んでいただきたいと思います。異動というような形が、内示が新聞に出ておりましたので、ぜひそれをしっかりと引き継いでいただきまして、新しい指導課長ができるような環境をつくって、また次の場所でも頑張ってください。次の質問に入ります。 (2)2月上旬、恩納村山田の国道58号で小中学生3人の乗ったバイクが転倒し、中学3年生が死亡した痛ましい事故がありました。運転していたのは小学校6年生というのがその後報道されました。本町の学校、教育委員会の見解をお伺いします。①平成28年度の小学生、中学生による無免許運転等交通事故、交通違反の把握と対応は。②命の大切さをテーマとした講演会の予定はないか、お伺いします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 それでは質問3(2)①、②について答弁いたします。バイク転倒で中学3年生が死亡したことにつきましては、非常に残念であり心が痛む事故でございました。那覇から北部へ向かう途中、あるいはその帰り道に、バイクに3人乗っているという状況がすれ違う車や沿道にいる誰かが見つけて警察等に報告していれば、あるいは救われた命であるかもしれないと感じております。地域、社会の見守り、声掛けがいかに大切であるかということを痛感いたしました。さて、嘉手納町におきまして、無免許運転等による交通事故、違反等についてでございますが、平成27年度につきましては報告を受けておりません。今年度、平成28年度にはバイクの運転が2件報告されております。5月に1件、7月に1件でございます。 質問3(2)②の講演会等につきましてですが、先ほども答弁いたしましたように、その時々の課題に合った講演テーマ。命の大切さをテーマ等についても引き続き実施できるような助言をしてまいりたいと思っております。ただし、各校におきましては、人権の日、道徳の授業や平和学習等でも常に取り組んでいる課題でもあります。
◆10番(仲村渠兼栄議員) やはり本町でも無免許運転が5月、7月に2件あるということですので、大変恐ろしい数字です。私はゼロであってほしいと思っていましたが、あるということは、やはりルールづくりをしないといけないと思いますので、その改善は自転車のルールからやらないといけないのではないかと思っております。そして、人権というよりも運転免許証の更新時に、過去に交通違反をした場合の人は別のところに行くようにして、運転免許証の交付があります。1時間、飲酒運転の事故により、家族が破綻するという生々しい映画を1時間見せられて免許を交付するというのが大人の交通安全講習会であります。であるならば、それとおなじような、文科省あたりにそのような映画などがあると私は思っておりますので、その辺もしっかり情報をとって、そういうのができないか。それともう一つ、自転車のルールづくりができないか、お伺いします。
◎
與那覇直樹教育指導課長 本町における児童生徒の規範意識の徹底につきましては、今、議員がおっしゃるように文科省等から出されている映像等がございましたら、情報を収集しながら、先ほど申し上げましたように道徳の時間であるとか、総合の時間であるとかで徹底していくような指導法が考えられると思っていますので、ぜひ取り組んでいきたいと思っております。 自転車の安全ルールの徹底についてですけれども、離島で主に自転車を利用している小中学生の学校では実施したことはございますが、本町で自転車を活用している児童生徒がどれぐらいいるのか、その実態も把握しながら必要であれば検討していける一つの課題であるのかと考えております。
◆10番(仲村渠兼栄議員) ぜひ文科省にそのような映像があるということを私も確認しておりますので、しっかりとこのほうも引き継いでいただいて、これが新年度2件あるということですので、ゼロにするような形で取り組んでいただきたいと思います。
○
徳里直樹議長 しばらく休憩します。
△午後0時01分 休憩
△午後1時30分 再開
○
徳里直樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。
◆10番(仲村渠兼栄議員) それでは質問事項4定住促進事業補助に対して、加算式導入についてお伺いします。施政方針にもありました當山町長の言葉であります。密集市街地改善は本町のまちづくりの喫緊の課題であるとの認識のもと、平成24年度から基礎調査等を進め平成28年度には地権者で構成された「2番地地区まちづくり協議会」が設置、平成29年度国の補助制度を活用し測量調査等を行い、これまでより具体的な作業に入る予定である。これは當山町長の生活環境整備についての施政方針です。2期目の目玉の事業であり、公約実現に向けて一緒に頑張っていきたいと思います。また、定住化を促進するため、平成28年度から有効な施策検討に入り、平成29年度には、県内初となる①新築住宅等所得支援。②町内に新築住宅を建設した方への固定資産税相当額の補助。③老朽化住宅解体費補助の具体的な施策で、子育て世代を呼び込み人口減少傾向と高齢化に歯どめをかけるということであります。事業を予定しているということで、この事業に対して町民からとても喜ばしい声が私の耳にも入っております。県内初の取り組みでもあります。しかし、本町の65歳以上の人口は1万3,750人に対し3,047人、22.2%であります。特に中央区は65歳以上は1,772人に対し521人、29.4%。町平均よりも7.2%高い状況から、より若者(Uターン等)の定住と防災面(火災・地震等)から、上記の①②③の補助事業に対して、補助金額の加算式導入ができないか、3点お伺いします。(1)新規に転入してくる家族の中に12歳以下の子どもに対し、一人頭10万円(上限30万円)の予定ができないか。(2)建築基準法に定める二世帯住宅建設の場合には、おのおのが補助対象にならないか。これは新築住宅取得支援と固定資産税と老朽化解体補助も含むということです。(3)2項道路に建設した場合に発生する道路舗装、隣接住宅の塀等の工事費の経費負担の予定はないか。部数のあれがありますが、今は2部、中央区のこのような2項道路や里道、市道の資料をお上げしてあります。もしそれが建築できれば、この道が2メートル道路ができまして、住宅ができるという目玉になります。しかしそれも、そういうのを壊したり、いろいろなものができて、町長の住環境問題の政策と合致すればできるかなと思いますので、お伺いしたいと思います。
◎宇榮原孝都市建設課長 質問事項4(1)についてお答えいたします。本町では平成29年度より人口増加及び定住促進にかかわる住宅支援制度の一環として、新築住宅等取得補助金、定住促進奨励金、建物除去補助金の3つの補助事業の実施を予定しており、本議会にて予算案を上程しております。議員御提案の新たに本町へ定住する特定の年齢層に対し、加算枠を設けることは本町の人口ビジョンにて社会増の対策案である若い世代や子育て世代の定住促進にも合致するものであると思慮します。今後、制度設置目的等を勘案しながら、本町の定住促進策として組み込めていくか検討してまいりたいと考えております。 質問事項4(2)二世帯住宅補助対象についてお答えいたします。議員提案の二世帯住宅取得者おのおのに対する補助対象については、既存住宅を二世帯住宅とすることで、これまでより世帯が増えるとの観点から、定住促進の考えに合致すると思慮します。現在、担当課においては実施予定の諸制度交付規則等の内容を精査中ではありますが、議員提案のこの案件につきましても、組み入れて検討しているところでございます。 質問事項4(3)2項道路に関する補助金についてお答えいたします。まず、2項道路についての御説明をいたします。2項道路とは、建築基準法第42条第2項に規定された建築基準法上の道路でございます。建物を建築する場合、建築基準法において道路幅員4メートル以上の建築基準法の道路に2メートル以上接道していなければならないと規定されております。2項道路は道路幅1.8メートル以上4メートル未満で、一定条件のもと特定行政庁が指定した道路のことでございます。本町は特定行政庁ではないため、県が指定しています。家を建てる接道道路が4メートル未満の場合、道路中心線から2メートルの幅員を確保するまで、敷地を後退しなければなりません。議員御提案の敷地後退した部分への工事の補助金については、住宅政策促進の一環としても検討すべきだと思慮します。また、県内及び県外で同様な助成制度を行っている自治体もあると聞いておりますので、その事業効果、財源、課題等を含め今後の調査研究とさせていただきたいと思います。
◆10番(仲村渠兼栄議員) ぜひ規則等がこれからできると思いますので、それに組み入れて検討をしていただいて、すばらしい事業ですので、それに対してどのような意見があるのか。また、それも一般質問等、委員会等で私のほうもまた参加させてください。よろしくお願いします。 先ほど課長のほうから2項道路の説明がありました。私のほうも2年前ですか、東京都の新宿区役所の建設指導課のほうに出向いていきまして、資料等をいただいてまいりました。新宿区も人口減少があり、小学校の生徒も減少しているということで、旧住宅、木造住宅が出ている部分があるということであります。それで向こうのほうは建設基準法に基づく無接道敷地の建てかえ基準を見直し、地震に弱い木造住宅密集地域の老朽化の建て替えを促進するということで、万一の火災消火活動が可能な地域をつくる目的で、この緩和策をつくりました。現況2メートル道路に隣接しなければ建設ができないが、しかし、道路に隣接する敷地の権利者全員の承諾を得るということで、また4メートルの幅員を拡幅するのが許可条件でありましたが、今回、住宅定住化促進事業を取り入れまして、この要因が権利者にはメリットがなく、承諾が得られないということで、そこで無接道地区でも、現在の道路幅員が2メートル以上あれば、その道路にのみ接する無接道の敷地の数、3区画以内。ただし、4メートル道路から50メートル以内であれば、前面の道路が確保できた場合には、客観的に安全性が確保されるということで、権利者の承諾を不要として建ぺい率の角地緩和は10%を適用した事例も区役所にはつくられております。そういう中で、ぜひ先進地等の情報等も取り入れながら、この写真で示したように、中央区の2番地ではなくて、その後ろに存在する2項道路、里道、そしてまた私道等もありますので、そこに住宅が促進できるようにできないか、お伺いしたいと思います。 それともう1点、時間がありません。最後に、卒業式の来賓案内についてであります。この辺については時間が…。
◎宇榮原孝都市建設課長 再質問にお答えいたします。2項道路に関しましての議員の新宿区での調査に関しましては、大変関心を持っているところでありますけれども、先ほど申し上げたとおり、今後2項道路への補助金の活用制度につきましては、改めて議員の調査結果の詳細を、また時間をとって教えていただきながら、我々としてもまた調査研究していきたいと考えておりますので、その新宿区の制度について、少し勉強させていただきたいと思います。
◆10番(仲村渠兼栄議員) 5番の質問はもう時間がありませんので終了していきたいと思いますので、ぜひこの定住促進事業、しっかりとよろしくお願いしたいと思います。
○
徳里直樹議長 一般質問を続けます。 3番花城勝男議員。
◆3番(花城勝男議員) 3番花城勝男です。私はスポーツ振興、文化振興、健全育成、その3点を訴えて今回議員に当選させていただきました。よろしくお願いいたします。 先ほど皆さんのお手元に1枚の資料、行政側にはカラーです。議員の皆さん、済みません白黒ですね。ということでお渡しをしております。この資料では町民の家側に新野球場ができるという想定で、私の一般質問を組み立ててありますので、多々話がかみ合わない場面があると思いますが、新人議員として初めての一般質問です。私のペースで進んでいくかはわかりませんが、議長と行政執行側の温かい御支援、御配慮をお願いして、一般質問に移ります。一問一答でお願いいたします。 質問事項1嘉手納運動公園野球場移転でプロ野球1軍誘致の提案。私も2月1日に初めて横浜DeNAベイスターズの2軍の歓迎セレモニーに初めて参加いたしました。大変感激をいたしました。それで質問要旨(1)横浜DeNAベイスターズ2軍は嘉手納球場の施設に満足しているか。1日平均嘉手納球場への入場数はおおよそでよいですので、お伺いいたします。
○
徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎上地康夫社会教育課長 質問事項1(1)についてお答えいたします。横浜DeNAベイスターズ2軍は、嘉手納球場の施設に満足していますかについてですけれども、横浜DeNAベイスターズのファーム担当者と春季キャンプの期間中に意見交換会を行っております。球団の担当者からは嘉手納野球場は風の影響を受けにくく、グラウンドの状態がいいことやスポーツドームや陸上競技場が隣接していることから、雨天時の練習や選手の個別練習、ランニング等などを行うことができ、よい環境でキャンプを実施できているということのお話でした。1日平均の野球場への入場者数は、体育施設を管理しておりますかでな振興に確認したところ、おおよそではありますが、1日平均100人程度の方が嘉手納野球場に足を運んでキャンプの応援をしていたということで伺っております。
◆3番(花城勝男議員) 私も2回ほど平日に行きましたが、たまたま私が行っているときは七、八名ぐらいということで、ちょっと寂しい思いをいたしました。100名にはちょっとびっくりしていますが、それでは再質問ですが、現嘉手納野球場の問題点ですが、私は6つあると思っていますが、ファールボールの対策ですね。防球ネットの対策、あと、2番目施設の老朽化。もう30年は越していると思いますが、3つ目は現野球場に各部屋ですね。会議室が少ないということで、運営上ある程度の部屋が必要ということだと思います。4つ目が、特に大きな問題点なんですが、現野球場は公式戦ができないということです。規模の問題があって公式戦が行えないということです。5つ目が観客席の暑さ対策。屋根がないということ。6つ目がバックスクリーンの液晶画面のリニューアル。この6つだと考えていますが、どちらかというとDeNAさんは、その6つが解決しないと本当は満足していないのかなという感じを受けています。そこで、ほかの他市町村の野球場に逃げる可能性がないかなということで、そこで伺いますが、先ほども意見交換会はしたということですが、ことしのキャンプ終了後に、DeNAさんと懇親反省会をしたということを聞いているのですが、そこで1点、この懇親会、反省会の内容。2点目が現時点でDeNA2軍が他市町村の野球場へ逃げる可能性はないかどうか。それと3点目、DeNAとの今までのお付き合いで、信頼関係は構築できているか。この3点をお聞かせ願いたいと思います。
◎上地康夫社会教育課長 再質問にお答えいたします。まず、DeNAのファームと担当者との意見交換会なんですけれども、内容に関してですけれども、例年、このキャンプ期間中に関しては意見交換を行っているということです。内容に関しては先ほども申しましたけれども、まず施設の内容に関すること。あと、球団からの要望ですね。どういったことが必要とされているかとか、そういったものを年々確認しながら、最終的にはファームのほうも野球場に関して老朽化というのを気にしているところがありますので、その辺の今後のリニューアル等がないかとか、そういったのも意見交換会の中では話し合っております。現在、2軍のほうがファームのほうがキャンプを行っていますけれども、実際、こちらの話の中でどこか別の市町村のほうに行くかとか、そういった具体的な話は、済みません。こちらのほうとしては行っておりません。また話も聞いてはおりません。 最後に信頼関係なんですけれども、これに関してももう20年来というふうにお付き合いさせていただいていますので、それに関しても信頼関係は構築されているものと考えております。
◆3番(花城勝男議員) ある程度安心をしたところです。それでは質問事項1(2)に移ります。平成27年9月、當山議員からの一般質問で、野球場の場所については海浜公園も検討しましたが、現位置で機能拡充で検討していますということで前担当者は回答していますが、(2)平成27年3月嘉手納野球場機能充実基本構想から2年が経過していますが、建て替え、増築、改築、非現地建て替えの方法のうち、現在も基本的には現位置での建て替えを考えているのか、この点を伺います。
◎上地康夫社会教育課長 質問事項1(2)についてお答えいたします。嘉手納野球場機能拡充基本構想は、既存野球場が竣工、1987年(昭和62年)から相当の期間が経過し、施設機能の老朽化や敷地の狭隘等から、今後も町民や青少年育成に寄与する施設として活用するには、当該施設にまとめられる機能拡充、充実の抜本的な整備が求められる。そうした背景のもと、町民ニーズや観光活性化に寄与することを目的として策定されております。野球場の機能拡充につきましては、建て替え、増築、改築、非現地建て替えについて4つの手法を想定し検討いたしております。その結果、現位置に建て替えし、機能拡充を図ったほうがよいとの報告になっておりますけれども、今後どの手法をとるかにつきましては、町全体で検討してまいりたいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) 理解できました。それでは再質問ですが、嘉手納野球場基本構想委員会規約の中に、必要があると認めるときは、会議に役場委員以外の関係者の出席を求め、その意見を聞くことができるとありますが、そこで伺います。この野球場の件に関して、これまで嘉手納の野球関係者に意見を求めたことがあるかどうか伺います。
◎上地康夫社会教育課長 再質問にお答えいたします。いろいろな意見、この意見に関しましては、当然野球場を利用している方々、また球団等、他施設、そういったところにも意見を聞きながら、その基本構想の中に反映させるということで考えております。
◆3番(花城勝男議員) そういうことで了解いたしました。ぜひとも野球場の問題点、課題点の解決にむけて前向きな検討をお願いします。また、野球関係者、嘉手納には読谷高校野球OB会、また、嘉手納高校野球OB会、いろいろと野球に詳しい先輩方がたくさんいますので、昔でいえばダイヤモンド倶楽部であるとか、桜クラブ、こういう先輩方もいますので、そういう方々の意見を聞きながら、ぜひ多くの衆知を集めていただきたいと思います。ぜひ今後の野球場建設構想に、ぜひ活用していただきたいと思います。 それでは質問事項1(3)に移ります。これも前回、平成27年9月に當山議員への質問の回答で、現位置にコザしんきんスタジアム並みの建設を検討していると答えていますが、(3)現位置でのコザしんきんスタジアム並みの建て替えになりますと、両翼100メートル、センター方向122メートルの野球場が不可能になり、サブグラウンド設置もできず、完成したら30年も使用いたしますので、プロ野球1軍誘致の断念につながります。1軍誘致は検討したのか伺います。
◎上地康夫社会教育課長 質問事項1(3)についてお答えいたします。現段階におきまして、プロ野球の1軍誘致につきましては、検討は行っておりません。
◆3番(花城勝男議員) 答弁を伺いましたが、ちょっと残念ですが、それでは野球場基本構想検討委員会の中で、観光振興への寄与の項目に、1観光客を初め多くの観客の動員につながるオープン戦、公式戦などの開催実施を検討。2周辺観光施設との連携による観光メニューの拡大の検討。3隣接する陸上競技場、嘉手納スポーツドームなどの各種施設と連携した活用の検討。4観光振興につながる野球部活動の検討とありますが、繰り返しになりますが、この検討事項を再度、検討委員会といいましょうか、その中で検討してはいただけないかを伺います。
◎上地康夫社会教育課長 再質問にお答えいたします。先ほど答弁で、現段階においては…、済みません。基本構想の途中に関しては検討は行っていないということでお答えいたしました。本町はこの2軍が春季キャンプを行っておりますので、先ほどの移転構想の中のほうでも観光ということの打ち出しもありますけれども、ただ、いろいろな面で1軍誘致に関しましては施設整備の問題、あと関係機関との調整、また町としては町民優先のほうで野球場のほうというのを設置、利用というのを考えています。そういったもろもろ、いろいろな問題がありますので、それとまた1軍誘致に関しまして、費用対効果等そういった施設整備の高額の整備費用がかかりますので、その辺も含めて、今後に関して調査研究を行ってもいいかということで考えているところであります。
◆3番(花城勝男議員) ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。それでは質問事項1(4)に移ります。(4)現野球場の敷地面積(ヘクタール)と町民の家、リサイクルセンター側の敷地面積(ヘクタール)の比較を伺います。面積比較結果で物理的には野球場の移転は可能かと思います。私の計測では可能であるということで、町有地同士の位置交換は可能だと考えています。皆さんのお手元にある資料を見ていただきながら、この点をお伺いいたします。
◎上地康夫
社会教育課長 質問事項1(4)についてお答えいたします。嘉手納野球場の敷地面積につきましては、約3.2ヘクタール。町民の家リサイクルセンター側の敷地面積につきましては、約4ヘクタールでございます。第2次嘉手納町土地利用基本計画におきまして、町民の家周辺及び運動公園の利活用の現状と課題につきましては、嘉手納運動公園は北側の町民の家から野球場、陸上競技場、スポーツドームまで13.7ヘクタールの面積を持ちますが、町民の家の西側と南側には約4ヘクタールの未利用用地がございます。今後の展開といたしまして、町民の家付近の長期間利活用されていない地域の南側に久得牧原線が全線開通し、北側には農用地とリサイクルセンターがございます。公園用地にとらわれることなく、あらゆる可能性も検討し、新たな機能の付加などを含め、その機能の増進に取り組む必要があると記されております。しかし、久得牧原線から町民の家までは、かなりの高低差があり、その地域に野球場を整備することになりますと、開発的な土の切り盛り、また広範囲にわたり大規模な構造物の建造が予想され、整備費用が高額となり得ることが想定されております。
◆3番(花城勝男議員) いろいろとあらゆる問題があるということは理解いたしました。そこで1点伺います。この資料の中に、読谷側土地というふうに書いていますが、その読谷側土地、現在は軍用地。または個人所有名義で氏名ということで確認をしましたが、法的にこの土地を共同使用、もしくは土地購入の手続きが可能か、この読谷側土地というところ、そこのところが共同使用、もしくは土地購入の手続が可能かどうか、これをお伺いいたします。
◎上地康夫
社会教育課長 済みません、お待たせいたしました。再質問なのですが、まず読谷側の土地に関しましては、これに関しては調査してみないと何とも言えませんので、即答のほうは控えさせていただきます。
◆3番(花城勝男議員) ぜひ調査をお願いしたいと思います。嘉手納は当然敷地が狭いですので、活用できる土地を増やすというのは、大きな課題だと思います。御検討お願いします。嘉手納の西側は海のほうに広げるか、東側は弾薬倉庫側に土地を広げるかという道しかないと思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。 それでは質問事項1(5)に移ります。(5)プロ野球1軍を誘致するには、公式試合が可能でサブグラウンドが必要になります。ぜひとも野球場移転で正式球場とサブグラウンド設置を実施し、スポーツ産業、観光産業での観光客増を目指してはいかがか。ぜひとも野球場移転とプロ野球1軍誘致を検討していただけないか伺います。
◎上地康夫
社会教育課長 質問事項1(5)についてお答えいたします。まず本町では、嘉手納野球場におきましては現在、横浜DeNAベイスターズのファームのほうが春季キャンプを実施しております。1軍誘致につきましては、キャンプを受け入れるための施設の整備、あと受入体制、球団関係機関との調整など、さまざまな要件があると考えられます。また今後、1軍誘致に関して費用対効果などを含め調査研究してまいりたいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) この件もぜひよろしくお願いいたします。私個人の頭の中で描いていることで大変恐縮ですが、ちょっと語りますが、野球場移転実現とプロ野球1軍誘致のためには、たくさんのクリアする困難な問題、課題があると思いますが、野球場移転によって現野球場土地の有効活用が可能になるということで、例えば町民の家を移転することで、宿泊施設を充実させることで社会人、大学、その他スポーツ合宿の誘致が図れるのかなと。また、現野球場跡に民俗資料館の新設、野國總官資料館、嘉手納軽便鉄道、嘉手納製糖工場、空手家チャンミーの資料館、ありとあらゆる嘉手納町の文化財、文化的資料を嘉手納町博物館として一カ所に集中して建設し、嘉手納町の文化、歴史がわかるように発信基地として位置づけて、道の駅かでなから観光客を誘導することができるということで、考えていますので、また、青少年センター、そこも移転して子どもたちに比謝川の自然、スポーツ施設での環境での支援教育をすることも大事かなと私の頭の中では描いていますので、ぜひ私の提案として申し伝えておきます。ぜひとも前向きな御検討をよろしくお願いいたします。 それでは質問事項1(6)に移ります。(6)コザしんきんスタジアムを参考に建て替えをした場合は28億円を試算ということで、補助率3分の2を想定して国負担19億円、嘉手納町負担9億円の試算です。野球場を移転した場合は、当然コスト増にはなりますが、嘉手納の過重な基地負担特殊性を訴え、嘉手納の自己負担軽減を減らす。強い要望で特例費用負担軽減を県、国に求めることは可能か伺います。
◎上地康夫
社会教育課長 質問事項1(6)についてお答えいたします。今後の嘉手納野球場の整備につきましては、現在のところ整備計画は立ててございませんが、防衛施設周辺民生安定施設整備事業の補助金を想定しておりますけれども、議員から御提案がありますように、本町の施設整備費用の負担を軽減することができる事業がないか、そのほかに活用できる補助制度がないか、今後、調査研究が必要になるかと思いますので、その辺は考えてまいりたいと思います。
◆3番(花城勝男議員) ぜひ嘉手納は基地の過重の負担をしていますので、その辺の強い要望でぜひ御検討をよろしくお願いしたいと思います。資金繰りはいろいろな知恵を出して、県、国に要望をしていただきたいと思います。参考として、東京ドームの建築費用が約350億円、福岡ドームが760億円、京セラドームが498億円、それとナゴヤドームが405億円、ちなみに西部プリンスドーム、これは後づけドーム。屋根を後づけでつけた野球場ですが、屋根と球場の間が空洞になっているところなんですが、そこが100億円ということです。そこで伺います。広島カープの1軍キャンプ地は宮崎日南の天福球場というところなんですが、ちなみに天福球場はドーム球場ではありません。コザしんきんスタジアムよりも少し下のランクの球場というところです。聞くところによると、山の斜面につくられていて、この傾斜を利用して広島カープの選手の坂道ダッシュが有名なんですが、私が移転を進めているこの新野球場の傾斜とは比べ物にならないほど、土地の傾斜が厳しい条件の野球場と聞いていますので、ぜひこの宮崎天福球場の視察をお勧めいたします。また検討していただけないか。またこれまで県外の施設を視察したことがあるかどうか、この点を伺います。