宜野座村議会 > 2022-09-13 >
09月13日-01号

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  1. 宜野座村議会 2022-09-13
    09月13日-01号


    取得元: 宜野座村議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和4年第10回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃               令和4年第10回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 4 年 9 月 13 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 会│  令和4年9月13日 午前10時02分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和4年9月13日 午後4時23分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 3 │   新 里 文 彦     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 5 │   照 屋 忠 利     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │健康福祉課長 │  金 武 哲 也  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  下 里 哲 之  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │農 業 委 員 会│  新 里 秀 輝  ┃┃          │       │          │主     査│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃により説明のため  │会 計 管 理 者│  山 内 慶 一  │産業振興課長 │  浦 崎 正 人  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  城 間   真  │建 設 課 長│  島 袋 光 樹  ┃┃出席した者の職氏名 ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  仲 間   出  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │村民生活課長 │  平 田 義 史  │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和4年第10回宜野座村議会定例会議事日程(第1号)                                         令和4年9月13日                                         開 会 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │会議録署名議員の指名(3番・5番)                ┃┃    │        │                                 ┃┃  2  │        │会期の決定                            ┃┃    │        │                                 ┃┃  3  │        │議長諸般の報告                          ┃┃    │        │                                 ┃┃  4  │        │村長行政報告                           ┃┃    │        │                                 ┃┃  5  │        │一般質問(眞栄田絵麻・當眞嗣則・伊芸朝健・山内昌慶)       ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) ただいまから令和4年第10回宜野座村議会定例会を開会します。                      (10時02分) 本日の会議を開きます。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、3番 新里文彦議員及び5番 照屋忠利議員を指名します。 △日程第2.会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。 本定例会の会期は、本日から9月22日までの10日間にしたいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○議長(石川幹也) 「異議なし」と認めます。 したがって会期は、本日から9月22日までの10日間に決定しました。 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付した会期日程表のとおり、御了承願います。 △日程第3.議長諸般の報告を行います。  6月定例会以降の諸般の報告を行います。令和4年6月14日 6月定例会(10:00 議場)17日迄  16日 宜野座村慰霊祭(16:00 慰霊の森 (雨天のため中央公民館))  20日 村優良業者・優秀技術者表彰式(13:30 大会議室)  22日 米軍基地関係対策調査特別委員会(10:00 委員会室)     第7回臨時会(11:50 議場)  23日 令和4年沖縄全戦没者追悼式(11:50 平和祈念公園)  24日 宜野座村観光協会定期総会(16:00観光拠点施設)     タピックタラソセンター宜野座除幕式(17:00 タピックタラソセンター宜野座)  30日 沖縄防衛局意見書手交(10:00 沖縄防衛局)7月6日 宜野座村まつりテーマ審査委員会(10:00 大会議室)     夏の交通安全県民運動 石川地区出発式(15:00 がらまんホール)  8日 県産品優先使用要請行動受入(10:00 大会議室)  12日 全駐労陳情受入(15:30 議長室)  13日 村まつり実行委員会(10:00 中央公民館)  27日 村老人クラブ連合会創立60周年記念式典(14:00 宜野座区公民館)8月9日 議会広報調査特別委員会(10:00 執行部控室)  16日 全員協議会(10:00 委員会室)     第8回臨時会(11:00 議場)  18日 宜野座村軍用地等地主会定期総会(16:00 大会議室)  22日 沖縄県農業協同組合要請受入(10:30 村長室)  23日 全員協議会(10:00 委員会室)  24日 宜野座村まつり実行委員会(10:00 中央公民館)     議会活性化調査特別委員会(13:30 委員会室)  25日 議会広報調査特別委員会(9:30 執行部控室)     北部区域市町村圏事務組合第60回定例会(11:30 北部会館)     JAPICとの意見交換会(13:00 北部会館)     北部議長会定例総会(14:00 北部会館)  26日 漢那リバーパーク整備検討委員会(10:00 観光拠点施設)  30日 第9回臨時会(10:00 議場)9月7日 議会運営委員会(10:00 委員会室)  13日 第10回9月定例会(10:00 議場)22日迄 なお、本定例会までに受け付けした陳情書並びに関係資料は、議会運営委員会に諮りお手元にお配りしてあるので御参照ください。 これで諸般の報告を終わります。 △日程第4.村長行政報告を行います。  當眞村長から行政報告の申出がありました。これを許します。 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは去る6月定例会初日以降の村長報告をさせていただきます。なお、議長報告と重複する点もございますが、御了承いただきますようお願いいたします。 6月14日、6月定例会がスタートしまして17日までの任期でございました。その間の16日に村の慰霊祭を開催しましたが、コロナ禍ということで規模の縮小、そして雨天ということで中央公民館で行っております。 20日月曜日です。村老人クラブ連合会ゲートボール大会、これも規模縮小でございましたが開催されております。同日、村優良業者及び優秀技術者表彰を行いました。建設共同企業体と2社、そして3名の技術者が表彰されております。 22日、村臨時議会に出席しております。 23日、沖縄全戦没者追悼式に議長と共に出席しまして、世界の恒久平和を願っております。 24日、タピックタラソセンター宜野座の除幕式に参加、出席しております。 28日火曜日、未来ぎのざの株式総会がございました。昨年度の売上げとしましては、約2億2,200万円という報告を受けております。 29日水曜日、キャンプ・ハンセンに関する3町村連絡協議会の総会がございましたけれども、その中で福山区における米軍車両の民地への進入について報告しております。また同日、惣慶ヤンキースの大会報告がございました。少年野球北部南ブロック夏季大会で優勝したということでの報告がございました。 続きまして7月に入りまして6日、夏の全国交通安全石川地区出発式をがらまんホールで開催されております。 12日火曜日、キャンプ・ハンセンの司令官の着任の挨拶がございまして、受けております。 14日木曜日、村男女共同参画推進計画の答申を受けました。 19日火曜日、北部市町村会の県外研修ということで兵庫県に行っております。内容につきましては、北部テーマパーク事業、そして観光地域づくり法人、さらには道の駅関係の視察を行っております。また兵庫県からそのまま東京のほうに行きまして、北部市町村圏事務組合の三役で大臣のほうに要請を行っております。 25日月曜日に、宜野座陸上クラブの大会報告がございました。第38回全国少年陸上競技交流大会の県予選でいい成績を残したとの報告を受けております。 27日水曜日、村老人クラブ連合会創立60周年記念式典に出席し、祝辞を述べさせていただきました。同日防衛省地方協力局長と三町村首長との意見交換を行っております。 29日金曜日から阪神タイガース少年野球の招待ツアーに出席、参加しております。今年度は松田タイガースクラブが招待されております。またこのツアーの中で、村商工会青年部が企画しました大阪府堺市の少年野球チームとの交流試合も行われております。 8月に入りまして、1日防衛省地方協力局沖縄協力課長の折戸課長が来訪されまして、村の課題などについて意見交換を行っております。また同日、令和5年沖縄県予算国庫要請行動ということで、玉城知事と一緒に要請行動を行っております。これにつきましては沖縄県市長会、町村会連名による要請でありまして、私のほうは町村会の代表として加わっております。 8日月曜日、村監査委員の決算監査意見書の提出がございまして、受けております。 10日、宜野座がらまんクラブ大会結果報告ということで、第35回沖縄県還暦野球大会の二部の優勝ということでの報告を受けております。 16日、村議会臨時議会に出席しております。 17日、へそのまち協議会渋川市沖縄本土復帰50周年企画展オープニングイベントにウェブで、オンラインで参加し、挨拶させていただきました。 23日、村議会全員協議会に出席しております。 24日水曜日、村サーバーファーム招聘セミナーの交流会に参加しました。招聘セミナーにつきましてはコロナによるキャンセルもありましたけれども、参加が11社15名の参加がございました。 26日に株式会社おきでんCplusCとのITを活用した高齢者みまもり体制構築実証事業に関する協定の締結式を行いました。独居老人を中心に30戸を予定してございます。 27日、新型コロナウイルスワクチン集団接種4組の4回目で、4回目の接種を全て終了しております。これまで集団接種につきましては27回実施しております。 29日に北部市町村会と県農林水産部との行政懇談会に出席しております。 30日には村臨時議会、また台風11号の接近に伴い防災会議などを行ったところでございます。 9月に入りまして8日、また台風12号の関係で防災会議を行っております。 11日、沖縄県知事選挙村議会議員選挙がございました。今回、村議会議員選挙に立候補され当選された皆様、おめでとうございます。この場を借りて激励申し上げたいと思います。 13日、本日9月定例会となります。 以上で村長行政報告とさせていただきます。なお各課の行政報告につきましては提出してございますので、御参照くださいますようお願いいたします。 ○議長(石川幹也) これで村長の行政報告は終わりました。 暫時休憩します。             (10時14分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (10時16分) △日程第5.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申合せ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席にて行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨーチューウガナビラ。改めまして皆様、おはようございます。眞栄田絵麻です。チューヤユタサヌグトゥウニゲーサビラ。さて一般質問の前に所見を少しだけ述べたいと思います。 9月11日の村議選挙で当選をされました議員の皆様、おめでとうございます。これからも共に頑張りましょう。この度は、私は3期目の当選を果たし、唯一女性の一議席を守ることができました。御理解と御協力をいただきました村民の皆様、有権者の皆様には深く感謝申し上げます。2期8年32回、一度も欠かさず質問をし頑張ってまいりました。常に村民に寄り添い耳を傾け一緒に考え、共に行動し、村民の代弁者として仕事を全うすることができたと私自身は思っております。これからも女性の視点で多様な声を議会へ届け、村政に活力を、若者に確かな未来を、弱者に寄り添いやさしい村づくりを全力で取り組んでいく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。それでは議長のお許しを得ましたので一般質問をいたします。 1点目、9月11日県知事選挙・統一地方選挙についてお尋ねいたします。9月11日県内の25市町村で議会議員選挙や首長選が実施される統一地方選は、今回で14回目となります。沖縄ほど一票を投じる重さを知っている地域はないと思っています。地域の将来を見据え支援者の意思を示す大切な機会となりました。各地で選挙が相次ぐ「選挙イヤー」の中でも県知事選挙は最大の政治決戦に位置づけられ、沖縄の日本復帰から50年という節目の年でもあり、沖縄の進路が問われる大事な選挙でした。村長の見解をお伺いいたします。 2点目、新型コロナウイルス感染症対策について。1、村内の感染状況は。2、村内の感染傾向に対する認識は。3、村内の感染防止策の課題は。4、ワクチンの接種状況は。 3点目、コロナ禍で学校給食と食材料費高騰による影響についてお尋ねします。1、学校給食等の高騰にどのように対応しているのか。2、地場産品の食材料使用の現状と価格設定はどうなっているのか。以上のことについて質問をいたします。誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 眞栄田絵麻議員の一般質問にお答えする前に、この度の村議会議員選挙、御当選おめでとうございます。今後とも御指導、よろしくお願いしたいと思います。 眞栄田絵麻議員からは、大きく分けて3つの質問がございまして、1点目、2点目につきましては私のほうで、3点目につきましては教育長のほうで答弁させていただきます。 まず1点目の9月11日の県知事選挙・統一地方選挙についてお答えします。これまでも各種選挙につきましては多くの議員から私の見識について御質問がございまして、その都度答弁させていただいておりますけれども、この度の県知事選挙・統一地方選挙に限らず各種選挙については、有権者それぞれが自らの判断基準で投票を行っているものと理解しております。有権者の投票行動の判断基準につきましては、地縁、血縁にはじまり候補者の政策や活動状況、知人、友人からの依頼もあるかと思いますし、また本人の話題性など多様にあると認識しております。このことを踏まえまして、この度の知事選挙におきましては玉城知事が再選されました。玉城知事におかれましては沖縄県のため、そして沖縄県民のために掲げた公約の実現に向けて御尽力されることを期待しております。また本村としましても、これまで同様に県と連携を取りながら各種事業を進めていきたいと考えております。また本村議会議員選挙も含めてその他の選挙で当選された皆様も、有権者との約束など村民の、有権者の負託に応えていく責任があろうかと思いますので、それぞれのお立場で御活躍されることを期待しております。本村議会議員の皆様におかれましては、引き続き村政発展、村民福祉の向上に向けて村政運営に御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。 2点目に、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えいたします。まず村内の感染状況でございますが、9月12日現在45人の方が療養中となっております。年齢別では10歳未満が8人、10代が13人、20代がゼロでございます。30代が4人、40代が6人、50代が3人、60代が3人、70代が3人、80代が5人となっておりまして、10代が最も多く、次いで10歳未満が多い状況となっております。月別の新規陽性者数は6月が261人、7月に入りまして494人、8月454人、9月は昨日までで71人となっております。 次に2点目の感染傾向に対する認識についてでございますが、家庭内感染や集団での飲食、車などバス移動での感染例がございます。幼稚園生、小中学生の感染もありますが、これまで近隣医療機関の協力による集団PCR検査や、必要に応じて学級閉鎖等を実施することで、クラスターの発生は防ぐことができていると考えております。その一方で陽性者の中には感染経路が分からない事例や、ワクチン未接種者も見受けられております。 次に3の感染防止策の課題ですが、社会活動が活発になってくると基本的な感染対策、例えば3密を避けることなどが難しくなる場合もございます。またワクチンを接種したから大丈夫、過去に感染したから大丈夫と思いがちですが、どちらも100%感染を防ぐわけではございません。新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し始めた頃に比べ、現在はいろいろなことが分かるようになり、政府の方針もその感染状況に合わせて変化しております。それに対応した感染対策を村のほうでも周知し、いかに実践してもらうか。またそれに加えてワクチン接種率を高めていくことも重要だと考えております。 次に4点目のワクチン接種状況でございますが、9月6日現在、3回目の接種につきましては全世代において51.59%、高齢者では85.19%となっております。また4回目接種は、対象者となる60歳以上で61.17%といずれも県平均より高くなっております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) それでは引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 3点目のコロナ禍で学校給食と食材料費高騰による影響についてでございます。まず3点目の1、学校給食などの高騰への対応状況ですが、新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻などによる社会情勢の変動により物流費、人件費、包装資材、原材料費などの価格高騰の傾向が続いており、小麦粉や油、給食に使用する食材費等の価格も高騰しております。その対策のため、給食センターでは予定している献立の食材価格が高い場合には廉価な食材に変更、例えばホウレン草をコマツナに変えるとかベーコンを鶏肉などに変更するとかということをしております。さらに小袋包装で提供していたナッツ類を大袋で購入しあえ物に入れ調理方法を変えるなど、賄い材料費が上がらないような工夫をしております。また給食費につきましては令和2年度はコロナ交付金、令和3年度からは調整交付金を創設し、村立幼稚園及び村立小中学校の園児、児童、生徒の給食費の無償化を図り、保護者の経済的負担の軽減に取り組んでいるところであり、今回の原材料費の高騰などによる保護者への経済的負担の増などの影響はございません。 2点目の地場産品の食材料費使用の現状と価格設定についてでございますが、本村においてはお米、パン、小麦粉、めん、牛乳などの基本物資及び缶詰や冷凍加工品、調味料などの一般物資を公益財団法人沖縄県学校給食会より共同購入し、安定供給を行っております。それ以外の副食費は、村内外の業者から購入しております。また学校給食で使用されている地場産品には、主に卵、野菜。野菜ではコマツナ、ネギ、パパイヤ、トウガン、モウイなどがございます。さらにモズク、みそなどがあり、献立作成時になるべく季節の野菜を使用した料理にすることで、地元産の食材使用を多く取り入れる工夫をしております。特に野菜は地元の業者より購入し、なるべく地元産を使用するように努めております。なお価格設定につきましては特に基準を設けるなどをしておらず、市場価格で取引しております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 御答弁ありがとうございました。 では1点目の県知事選挙と統一地方選挙についてですが、今回、県知事選で現職の玉城デニー現知事が再選を果たしましたが、本村では玉城デニーの票が少し上回っていたということで、私はすごくうれしく思いました。佐喜眞氏の惨敗は、旧統一教会をめぐる問題や、それから政府や自民党に対する不信感が広がり、彼自身も過去8回ほど関連団体の会合への出席が発覚したことも、支持拡大の阻害要因となったのではないかと私は思います。その点で村長はどのように受け止めているのか伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 眞栄田絵麻議員の御質問にお答えします。 知事選挙につきましては、やはりそれぞれの地域、またそれぞれの有権者など置かれている立場は全く違いますので、その地域の中で今回の選挙につきましては玉城デニー知事に評価が多く集まったということで理解しております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員
    ◆6番(眞栄田絵麻) 村長のおっしゃることもよく分かります。しかし玉城デニー県知事の勝利の最大の意義は、辺野古新基地建設の反対の県民の意思が、今なお強固であることを私は示したと思っております。争点もやはり経済か、それとも辺野古基地建設反対かというので問われていたと思うんですが、やはり争点は、県民はぶれず辺野古反対ということで私は認識しております。亡き翁長雄志県知事がオール沖縄を発足させ、2014年に辺野古反対を掲げて県知事に当選しました。県知事に当選して以来、2018年の玉城県知事を選出、そして今回の再選で三度にわたって県民が辺野古新基地建設反対の知事を選び続けた意義は、とても大きいと思います。県民投票の結果を含め、県民の根強い反対の意思を無視して辺野古埋立てを強行してきた国のかたくなな姿勢に対して、県民は再び怒りを込めてノーを突きつけたと私は思います。その件について、村長はどういった見解をお持ちですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 冒頭でも答弁させていただきましたけれども、やはり有権者それぞれ争点と言うか、その投票行動に寄せる基準というのはみんな違うと思います。本日の沖縄タイムスの新聞にも記事が出ておりましたけれども、タイムスさんの世論調査では知事選で経済を重視した人が48%で最多だったというふうなものが記事として出ております。そういう意味では、基地問題よりも経済を重視したと、あくまでもこのデータのお話ですけれども、人が多かったということも一面としては、この記事から見るとそういう面もあるんだろうと思います。そういった中でも、やはり玉城知事が勝利したということは、そういうことも含めて、また基地問題の考え方も含めて評価されたということだと思いますので、それぞれの、必ずしも基地だけではなくて、総合的に見て玉城知事が勝利したということなのかと私は考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 柔軟な答弁ありがとうございます。自公政権は、やはり普天間飛行場の名護辺野古移設と、そして沖縄の経済振興をやはり強引に結びつけるような政策を続けてきたと私は思っています。この結果、選挙のたびに有権者は辺野古移設反対か、もしくは移設を受け入れて経済振興のどちらかを選ぶ、その状態に県民は常に追い込まれてきたんです。やはり辺野古移設の受入れの引き換えとしてなされている、この経済振興に対する、私は今回は強い拒否があったのではないかと思っております。先ほど村長は、総合的に評価されて玉城県知事が当選したということの答弁をいただきましたけれども、全体的にもそうですけれども、やはり辺野古新基地問題か、もしくは経済か。やはり私たちは経済も必要です。命を守るためにも辺野古新基地建設は反対です。クワァ・マガのためにも。そういうのを考えると、やはり総合的に、また一方的な振興だけではなく、経済だけの振興ではなく、みんなが幸せに豊かに暮らせるためには全てが必要だということで、玉城県知事が当選したということは、本当に私たちはウチナーンチュの魂を持っているんだなと、私は思っております。そしてこの辺野古新基地問題について、三者三様でございましたけれども、公約ですね。この公約で、私はとっても疑問に思ったんです。佐喜眞氏は辺野古移設容認、そして埋立工期短縮で普天間の返還を2030年までに実現するとした。2030年、考えても分かりますでしょう。軟弱地盤の海洋工事のため、新基地建設の工期についてはもう前から言われているんですよ。早くても30年代半ばに、大幅に遅れるということは分かっているんです。そうした中で公約として2030年、おかしくないですか。そうした中で普天間の危険性除去というのは、一向に進みません。どう打開するんでしょうね、私はすごく変な公約だなと思ったんです。しかし玉城デニー、村長も2013年でしたか、建白書の訴えを銀座でやったと思うんですけれども、これは沖縄県全体の首長たちはみんなサインをしているんですよ。でも私たちは一切ぶれない、沖縄県民もぶれていません、有権者の皆さんも。玉城デニー県知事は、米軍普天間飛行場の即時閉鎖、撤去を求めて、辺野古には新しい基地を造らせないと、ずっと主張しています。私自身もずっとぶれずに、この普天間飛行場に対しては反対をしておりますけれども、やはりぶれてはいけないんじゃないかと私は思います。この辺野古問題について、佐喜眞氏の公約なんですが、村長はどう捉えていますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えいたします。 佐喜眞さんの公約については、具体的にどういうふうに進めるかというのは、2030年までに工期を終わらせるというようなことがございますけれども、具体的にどのように進めるかというのは、私のほうで考えているわけではございませんので、本人はそういう考え方だったと、国と交渉していきたいということだったかと思います。ただ公約の話をすれば3名とも違っていまして、玉城知事も普天間飛行場の即時撤去というようなことを言って4年前も当選しましたけれども、それが果たされていないというのも、また一方であります。また埋立てさせないと言いながら、結局埋められているというような現状もございます。これは現実として、今そういう状況があります。それを批判しているわけじゃなくてですね。やはり基地問題というのは、どうしても国や相手があったりして、なかなか難しいというのが、その状況を生んでいると思っておりますので、やはりそのあたりについては、基地問題の公約というのはやはりなかなか確約したものができていないというのは、これまでの沖縄県、誰が当選してもなかなか実現できていないのも事実でございますので、それだけに根深い、また難しい問題だと認識しております。佐喜眞さんの公約につきましても、そういった中でどうにか打破したいということでの本人の公約だったんだろうといふうには考えます。ただその実現性につきましては、私が答弁できるような内容ではございません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) それぞれの考え、思いもあるとは思うんですけれども。玉城県知事が再選されても、もちろん辺野古新基地建設が見直される可能性が少ないというのは、村長がおっしゃったとおりでもあります。それを沖縄県民、そして有権者はよく知っています。それでも玉城県知事に多くの票が投じられたということの真の意味を私たちは考え、受け止めなければならないと思いますが、自分が所属する組織とか団体の意向にだけ寄り添って投票するのは、民主主義を危なくすることにつながるのではないかと私は思っております。最後に、村長のこれに対する答弁をいただいて、この件については終わりたいと思いますのでお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き答弁させていただきます。 今所属している団体とか、そういったものの意向に沿ってだけ投票行動をしているというようなお話がありましたけれども、そういった発言というのは有権者のそれぞれの判断について、こうおかしいんじゃないかと、批判しているように私は受け止めましたが、それぞれ皆さん生活があって自分の暮らしがある。団体に入っているのもそれぞれの職場だったり、また労働組合であったりいろいろな立場があると思うんです。ですからそういったそれぞれの判断の結果で玉城知事が当選されたわけですので、そういった有権者の判断について、我々が批判するようなことは言ってはいけないと。素直に真摯に受け止めて、そのものをどう理解していくかということが、我々選挙に立候補する人の考え方だと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ちょっと言い過ぎた部分もありましたけれども、その点はお許しいただきたいと思うんですが、しかしさっきも私お話ししましたように、やはり多くの票が投じられた真の意味、私たちはやはり受け止めなければならないし、今こそ考えていかなければならない、前向きにですね、深く関係なく、私たちウチナーンチュとしてを私は言いたかったんですが、ちょっと言葉足らずで失礼いたしました。ということで、これからも共に、やはり沖縄県が、みんなが豊かになって幸せになることを考えていくことが、前向きに考えていくことが大切だということで、私はこの県知事選から学びましたので、またその点をよろしくお願いいたします。これで終わります。 次は2点目の新型コロナウイルス感染症の対策についてなんですけれども、新型コロナウイルス感染症の流行は、もう3年目になります。今でも暮らしの安心を脅かされている状況なんですが、コロナ禍が長引いて感染で休む医療従事者も増えているのが現状です。また家族感染で休まざるを得ない人も多く、一人一人の感染対策もいま一度点検してほしいと呼びかけております。オンライン会議や在宅勤務などで不要な密を避ける、体調不良を感じたら休む、検査を受ける、陽性判明後は適切に情報を共有する、これまで私たちが学んだことは大変多いと思います。コロナ禍が長引く中、生活を取り戻しながら対策が求められておりますが、ウィズコロナ時代に今突入をするんですが、どう対応すべきか考えておりますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 コロナ対応につきましては、やはり我々行政の、宜野座村としてウイルスに対する特性だとか、そういったものを、傾向だとか、また新しい株が出てくるとか、やはりそういったものについては我々で精査するということは難しいのが現状であります。基本的に国の方針、県の方針にのっとって行動しておりますので、今後も国のほうが、外国のようにマスクをしないというようなところも増えているようですけれども、そういう判断になるのか。それとももう少し今の現状を引っ張るのかというのは、そういう国の方針に合わせていきたいと思います。ただ国のほうも観光客の受入れなど、上限撤廃などの動きがございますので、やはり経済を回していこうということはあろうかと思います。ですから我々としましてはウイルスの危険性だとか経済のバランス等、こういったものもしっかりと住民に周知しながら、その判断に合わせて対応していきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね、もうとにかく目に見えないコロナですので、皆さんもいろいろと対策に追われていると思うんですけれども。3回目の接種で、宜野座村は県内平均以上ということの報告がありましたので、その件につきまして皆様は本当に努力なさっているんだなということで、結果からも受け止めております。そして急に、6月に261名という数字が出たときにはとてもびっくりしたんですが、ここで家庭内感染が多いのか、それともどういうふうな内容でこの数字になっているのか、感染者のですね。そこは皆さんは把握しているんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 感染の経路ですけれども、沖縄県のほうから村に対しては毎日新規の陽性者数とか、年代等の情報提供はあります。それを皆さんに公表しているところです。8月からその内容が一部変更となって、感染経路に関しての情報提供というのは省かれております。これは発生届の簡略化というところから来てますけれども、省かれております。村といたしましては、例えば健康福祉課に陽性になったけれどもということで相談があった方とか、あと役場関係者の方でこういう形で感染したかもとか、感染経路を確認していますが、総数で家庭内感染が何名とか、そうでない方が何名とかという、総数、確実な数としては把握はできておりません。家庭内で、例えばお子さんとお母さんが感染したよとか、兄弟で感染したよとかという情報はありますので、そこではこのお家は家庭内感染だなということで把握をしている状況です。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。やはり宜野座村でこれだけの人数が増えたということは、私は家庭内感染が大きいと思うんです。その家庭内感染した場合の皆さんに、どういう対処の仕方とか指導しているんですか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 基本的に県のほうからの療養のしおりということでメールだったりパンフレットだったりが届いております。その中にも家庭内での感染対策ということで、例えば飲食を分ける、例えば食べる、寝る場所を分けるとか、基本個室のほうで陽性者の方は療養していただいて、例えばトイレを使うときは終わって後にきっちり消毒をしていただく、お風呂も最後に入ってもらって消毒をするとか、あとは部屋の換気とかですね、この辺をしっかりやってもらう。あとは手の消毒、この辺をやっていただくということで、また相談があった事例に関してはこういう形で説明をしたりしております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 家庭内感染の防止の村の取組としましては、やはり今の参事からありましたけれども、そういう取組に合わせて宿泊施設を借上げしまして隔離するというようなことも、陽性者を隔離ではないんですけれども、家族を隔離して距離をあけるというようなことを、村独自の事業としては取り組んで継続しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 9月に入って、今現在71名という報告を受けておりますけれども、まだ分からないですよね。この71名から、またがーっとこう広がっていくというのもあると思うんです。やはり常に私たちは意識をして、この感染防止に努力しないといけないんじゃないかと思っております。 コロナ陽性者の療養期間の見直しについて、知らない方もいらっしゃいますので、もう少し詳しく説明いただけないでしょうか。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続き6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 9月7日に厚労省のほうから事務連絡が来ております。療養期間ですけれども、まず症状のある方、有症状の方は発症日から7日間を経過し、かつ症状が軽快後24時間経過した場合には、8日目から解除を可能とするとなっております。ただし10日間が経過するまでは感染リスクが残存することから、検温とか健康状態の確認とか、高齢者等のハイリスク者との接触、ハイリスク施設への不要不急の訪問は避けていただきたいというところと、感染リスクの高い場所の利用、会食等もなるべくは控えていただきたいというところがうたわれています。無症状の方に対しては、検体採取日から7日間を経過した場合に、8日目に療養解除となります。ただし5日目に抗原検査キットによる検査で陰性を確認した場合は、5日間経過後6日目に解除を可能とするということにはなっております。無症状の方も7日間が経過するまでは感染リスクが残るということで、健康状態の確認とかハイリスク者との接触、ハイリスク施設等への不要不急の訪問等はなるべく避けてくださいということになっております。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 続けてお答えしたいと思います。 今の参事の療養期間の見直しに関しましては、国から県のほうに通知しているものを参考にお話しされているところです。今の県の状況としては、市町村にはこの療養期間の見直しについての通知はまだ来ておりませんので、宜野座村としても以前の通知の中で動いているところでございます。県のほうから正確な通知がございましたら、この見直しで皆さんのほうにお願いをしたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。もうコロナ慣れという感じで、危機感を感じない方もいて、飲み会を何度もやって、マスクもしないでワーワーということで情報も入っているんですけれども。やはり一人一人が危機感を感じて、自分の健康を守るということの指導というか、注意喚起というか、そういったものはとても私は重大だと思いますので、本当に皆さんにうつさないためにも、一人一人が自覚をしていただきたいと思っております。 最後にあと1点だけですけれども、厚生労働省はオミクロン株対応した新ワクチン承認と今日の新聞にも載っていましたけれども、BA5に対して効果がとてもあるというんですが、4回目のワクチン対象が60歳以上とか医療従事者に接種するということになっているんですけれども、2回以上接種した12歳以上の子供たちはどうなるのかと思いまして、その件はどうでしょう。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えいたします。 昨日、そのオミクロン株対応のワクチンが薬事承認されたところですが、初回接種を完了した12歳以上の全ての住民に対して接種するということが想定されて準備するようにとなっています。今週16日金曜日に国の説明会がオンラインで実施されますので、そこで詳しいことをまた確認して、これから接種体制を整備していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) またその情報を拡散していただいて、みんなで健康を守るためにも頑張りましょう。よろしくお願いいたします。 もう1つ、ファイザーとモデルナとありますよね。そのファイザーは何歳以上に使って何歳以上は使えないとか、それからモデルナは何歳以上というのも決まっているんですか、年齢的に。そういったものをちょっと教えてください。 ○議長(石川幹也) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 引き続きお答えいたします。 ファイザー社製のワクチンは12歳以上、モデルナ社製ワクチンは18歳以上を対象として使われております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。ありがとうございました。 次は3点目に入りたいと思います。コロナ禍で学校給食と食材費の高騰による影響についてということで答弁を述べていただきましたけれども、学校給食における内容の充実と食育の進捗状況はどうなっていますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞教育課長。 ◎教育課長(當眞修) 引き続き眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 内容の充実につきましては、先ほどありましたように地域の食材等を活用しながら、沖縄の行事食とか等もありながら、そういったことも考えながら国が出しています栄養基準、カロリー計算表がありますので、それに基づきまして毎月の献立表を作成して栄養を考慮しながら食育指導にも含めていくというところであります。食育指導につきましては給食センター栄養教諭がおりますので、そちらからの指導等も含めて行っている状況でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 分かるような、分からないような答弁でした。ちょっと難しかったですかね。しかし学校給食における食育というのは、とても大切なことで、子供たちの命の源であり、そして生きる上での基本です。そしてさらに百年人生の健康寿命と言われている中、たくましく生き抜くための基礎を育む環境を整えるかどうかは、ここにいる大人たち、そして学校現場の子供たちと向き合っている校長先生をはじめ教職員の皆さんの気持ちが一つだと思います。子供たちの未来に、やはり責任を願って、実は私、この件について食材と、それから地産地消という名の下で宜野座村はどうなっているんだろうと思いまして、ちょっと提案したいことがあって今回一般質問をさせていただきました。学校給食における、先ほどちょっと聞けない部分がありましたので、この地産地消の現状をもう一度説明をお願いできないでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞教育課長。 ◎教育課長(當眞修) 引き続き眞栄田絵麻議員にお答えします。 地産地消等の考え方につきましては、まず先ほどの献立の作成の仕方についてなんですが、地場産物や食材を使用した献立内容を考えるということと、行事食や郷土料理等を取り入れて食文化の継承に努める。できるだけ多くの食品を組み合わせた献立を考えるなど、献立の作成について前提となる考え方がございます。その中で地場産品の使用につきましては、先ほど教育長からもありましたように主に卵と野菜関係を中心にモズクやみそ等の加工品等も含めまして、村内で調達できるものにつきましては調達を第一として考えて、そのほか県内等を、副食品等を仕入れている状況でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) パーセンテージは提示できますか。 ○議長(石川幹也) 當眞教育課長。 ◎教育課長(當眞修) 今現在、令和3年度部分の賄い材料費について御説明したいと思います。 令和3年度賄い材料費の総予算が5,300万円ございました。その中で一般物資と言われますおかず等を調達する分に関しましては、県内、村内を含めて購入していっているところなんですが、村内での購入は5,000万円のうち700万円程度となっておりまして、そのうちの村内での村産品につきましては110万円程度となっております。ちょっとパーセント……。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (11時02分) 再開します。               (11時04分) 當眞教育課長。 ◎教育課長(當眞修) 引き続き眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 今村内での賄い材料費での購入額としましては116万円程度となっておりまして、全体の賄い材料費の総額からしますと2.3%程度となっております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。ここで私は提案したいのがあります。その前に旬のものを旬のうちに食することは、地産地消の具体的な事例とか現状、それから学校給食の地産地消を支える上で宜野座村の生産者の農家の方々のことが、私頭に浮かんだんです。生産者はどうなっているんだろう、どのように給食とつながっているんだろう、学校とつながっているんだろう。そういったものを考えたら、私の提案なんですけれども、お話をしたいと思うんです。皆さんは、産業振興課の課長、お聞きしたいんですが、その生産者の皆さんと学校給食の生産する側と、それを提供する側との話合いとかコミュニケーションとか、そういったつながっている部分とか、今までやったことがあるのかどうか。情報を提供するとか、そういったことをやったことがありますか。 ○議長(石川幹也) 浦崎産業振興課長。 ◎産業振興課長(浦崎正人) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 これまで私が把握している範囲では、そのような会議とかを持った記憶はございません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 多分ないだろうと思います。なぜかというと、今報告があったんですけれども、答弁の中に宜野座村で使っている材料というのは本当に少ないじゃないですか、ほとんど県外じゃないですか、どうなっているんですかね。これで子供たちの教育、食育、堂々と言えますか。違うと思うんですよね、私は。やはり学校給食の食材と農家はつながるべきだと思っているんです。そして安心安全なものを子供たちに提供する、そういったプロジェクトをつくって、皆さんのアイデアを出して、やはり生きる上で食べることはとっても大切なんです。これからは飢饉との、全世界では食料が不足していくんですよ。畑は遊休地が多いですし、それを生かす方法を考えないといけないし、おじいおばあたちの健康を守るためにも畑をさせたほうがいい。そして小遣いグヮ稼いでクヮヌチャーカイ配る、そういう関連の、つなげるような、連鎖をするようなやり方を後押しをしないといけないんじゃないかと思って、私は保護者の皆さんとか地域の皆さんを巻き込んで、この畑では学校給食でするジャガイモを栽培しますというのを畑のところに看板をつけて、そして直接給食センターへ納品をできるような体制づくりはできないだろうか。ですから私が言うのは、農家の皆さんとつながることが大切じゃないかと思って、ある農家の方の話を聞いたんですが、実は宜野座村のせっかく作ったジャガイモとかニンジンとか、よく給食に使われるのはたいていニンジンとかジャガイモなんですよ、卵とかよく使われます。卵は、宜野座村はたくさんありますよね。これは仕入れているということを聞いておりますが、しかし宜野座村でジャガイモ、そしてニンジンを作っているんですが、どこに出していると思いますか、村長。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 それぞれ村でいえば未来ぎのざとかもありますし、それぞれJAのほうに出したり、そういったものがありますので、そういう中でやり取りしていると思います。ただどうしても野菜につきましては先ほど絵麻議員からありましたとおり旬というのがありまして、取れる時期、取れない時期があります。ですからよそから調達するというのも必要であります。宜野座村の農家につきましては、限られた農家数、本村での基幹産業でありますけれども限られた人数の中で、それぞれの販路も確保されている状況もございますので、その中でどうにか村のものを活用するというようなことは、教育委員会のほうでもなされているのかと思います。先ほどの教育課長の答弁の中で金額の話がありましたけれども、やはりお米だとか牛乳だとか、パンとか、そういったものにつきましても、やはりどうしてもなかなか村では生産されていないものもございますので、そういった生産されていないもの、あとは季節のもの、そういった中でなるべく村の物を使おうということはやっているのかなというふうに考えているところでございます。今後また農家とのつながりというところをどのぐらい強化するかというものにつきましては、またお互い内部で協議しながら、教育委員会を中心にやっていければと私は思っているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) おっしゃっていることはよく分かります。理解してはいます。実は、村民の声が、農家からの声があったものですから、これはどのように考えているのかと思いまして。今、どこに出しているかというと、もちろん未来ぎのざに置いている方もいらっしゃいます。しかし未来ぎのざを見てみると、ほとんどが他市町村じゃないですか、多いのは。ところがどこに置いているかといったら、名護のファーマーズ、そして石川のタバタ、そこに出しているそうです。見たことありますか、皆さん。宜野座村、もちろん広めるためにもいいですけれども。しかしこの人は、やはり売上げがなければ生活ができないので、売上げが多いところはこの2か所ですと。でも宜野座村の道の駅には置いてないと言っていました。なぜですか。そこを皆さん考えていますか。売上げがなければどうしますか。そういった農家の皆さんのこともよく考えて、あるものを宜野座村内でいかにお互いに切磋琢磨しながら助け合って支え合って生かしていくのが大切じゃないかと私は思うんです。だけどそういったものには耳を傾けない。だけどもっと知恵を出して、そして農家を後押しをするという力というのはないんでしょうか。どうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今、村内の農家が未来ぎのざではなくてほかのところに出しているということがございました。やはり来場者が多いところ、売上げのいいところに出すというのは、やはり皆さん生活がありますので、そういうこともあるというのは認識しております。ですから我々としまして、未来ぎのざ、道の駅ぎのざにより多くの人を巻き込むことで、そういった売上げにつなげていこうということで取り組んでいるところでございまして、行政報告でもさせていただきましたけれども、未来ぎのざの加工品も含めてですけれども、売上げについては2億2,200万円ほどの売上げがございますので、そういったものをより伸ばせられるように、過去には3億円近くの売上げも出ましたので、その辺について取り組んでいきたいと考えております。ただやはりこういった売り上げというのは、仕入れ単価とお客さんの前で販売する価格の違いもありますので、そういった予算面も含めて、我々は総合的に考えないといけないというふうには、予算を管理する側から言えばそういうふうには考えているところです。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 今幅広く話はしているんですけれども、しかし基本は生産者と、農家の皆さんと村民も一緒になって巻き込んで、やはりもっと強化する必要があるんじゃないですか。もちろん売れないところに置いたってしょうがありませんよ、生ものですから。でもそれをどうしたら売れるのか、必ず人が集まれば売れるというものじゃないですよ。結局は道端で無人販売店みたいな感じでも売れているわけですから。そういうことで、私としては農業の振興の足掛かりとして、まずはアイデアを出して、この宜野座村のものを、とにかく野菜、何点か分かりませんが、そこで食材として重要視をして、給食センターで使ってもらうという目標をもって、その地域の農家の皆さんにも声かけをして、この畑をたくさん、例えばこの野菜はニンジンだけでもいいですよ。このニンジンだけは誰々さんにお願いします。ここは給食センターに出しています。このジャガイモはというぐらいに堂々とアピールできる。そうするとみんなが安心して、子供たちも安心安全な食事が食べられる。そういうふうにして村がちゃんと力を入れているんだなということを示していただきたいわけですよ。できないことはないです。やればできる、やらないからできない。そういう気持ちで私はぜひ、学校の給食の食材は宜野座村で栽培している野菜からもっと活用していただきたいと思うんですが、生産者の方々の支援、それから農業支援に取り組むことを提案したいと思いますが、最後にその1点について答弁をいただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 少し誤解のないようにお話をしたいと思いますが、基本物資については先ほど学校給食会から、安定供給ということから考えてお米とかパンとかについては購入しております。地場産品の野菜につきましては、令和3年度の例でいきますと未来ぎのざを通して32品目の野菜、卵等を購入しております。年間未来ぎのざのほうからは400万円余りの野菜を購入しておりますが、そのうちの地元産が116万円ほどです。それはそのときに、購入するときに足りない分はほかの地域の野菜を使っているところであります。できる限り村内の野菜を使うことは心がけているところでございますので、今あった全く村内の野菜を使っていないとか、そういうことではございません。ただ農家との連携という提案もございましたので、その点については産業振興課のほうとも話し合いはしてみたいと思います。そこは誤解のないようにお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 誤解はしていません。結局調達できないものを宜野座村で全てが調達できるわけではありませんので、その点は私も理解しております。ただ私が言いたいのは、一歩踏み込んで、もっと生きた政策をやっていただきたいというのが私の思いなんです。だから前向きな御意見をいただきましたので、生産者の皆さんとそういった交流を持って、もっと盛り上げていくような、本当に宜野座村の子供たちを育てるためにも、健康を育てるためにも、どうしても生産者の皆さんの力も必要ですので、もっともっと盛り上げていただきたい。そして皆さんが言っていることは私、よく理解しておりますので、その点は誤解していませんから、大丈夫です。共に、お互いに情報交換をしながら盛り上げていけたらいいと思いますし、いい食材が宜野座村にもあるということ、生産者が一生懸命汗を流して作っている食材を子供たちに食べさせたいじゃないですか。なるべくはできることから、少しでもいいですから努力していただきたいなと思いまして、私の質問とさせていただきます。終わらせていただきます。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 誤解がないということでございますので、その点は安心しております。なるべく教育委員会としても、村内の地場産品を使うことを心がけております。ただ安定供給という関連もございますので、そのときにないものはどうしても村外の野菜に頼ることもある。ただそこは未来ぎのざを通して購入していますので、なるべくその時期時期に仕える量と、ある物と旬な物がありますので、32品目を去年は使われていますので、その辺心がけていることだけは承知してほしいと思います。また議員から提案のあった農家との、直接目が見えて、農家が見えて、この農家の物が使われているんだよというような取組ができるようなこと、また産業振興課のほうの関連でございますので、教育委員会としてもその辺を協議してみたいと思います。子供たちのために安心安全な給食を届ける思いは一緒でございますので、その辺を御理解いただければと思います。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時21分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時33分) 順次、発言を許します。 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。一般質問をする前に、一言述べさせてください。今回の選挙で再選された議員の皆さん、誠におめでとうございます。また頑張ってください。私事で申し訳ございませんが、質問に入る前に少し述べさせてください。昭和47年5月2日宜野座村の産業課に砂栽培の技術員として採用されました。そこでメロンを作っておりましたが、当時はウリミバエとの関連で本土出荷ができず、県内市場に出荷したら値がつかない状態でございました。困り果てているときに産業課長から、土地改良事業の説明会があるので参加するよう命令されました。参加して思ったことは、今はメロン栽培に頑張るより農業基盤の整備に取り組んだほうが宜野座村のためになると確信いたしました。宜野座村では、村議会で土地改良の事業計画を説明したら、議員から私たちも協力するからと激励され、農業基盤整備され進めてまいりました。そのおかげで農業基盤整備は県内でも有数な整備地域となりました。昭和56年に産業課から企画課に移りまして、そこで企画係を拝命され受けましたけれども、そのときに私にある先輩がすごい提案をしてくれました。企画は将来を担う子供たちの考え方を取り入れることが大事だよと言われ、それを基にして小学校4年生から中学3年生の児童生徒に、「もし僕が村長だったら」というタイトルで作文を書かせたことがあります。そうしたら土地改良をして農業機械化は進んだが、周辺は殺風景になり、海、川は汚れ、大変残念だと叱責されました。これを受けて、私の知識では子供たちの考えに対処できないと思い、造園の技術者である方といろいろ論議をして、緑のマスタープラン、赤土防止計画等を策定しました。この計画は、今でも十分に通用する計画だが、なかなかその改善に十分役立っていない。今回議員を終えるに当たり、これからの5年先、10年先、あるいは100年先の宜野座村づくりのために、村当局が取り組んでいただきたいことを今回3点にまとめて質問することにしました。 まずその1点目でございますけれども、景観農業振興地域整備計画の策定についての現状についてまずお伺いします。本村では、平成23年3月に宜野座村景観むらづくり計画が策定されていますが、農地の景観についていまだ基本的な考え方が整理されておらず、また体制ができておらず、今後の取組をどのようにするか、まず1点目お伺いします。 それから2点目でございますけれども、漢那漁港の航路の改善について。当漁港は干潮時になると、船のスクリューが海面に接触し事故の原因となっていると漁民からの声がありますが、その対策についてはどうなっているか。これを出した1つの理由としては、ちょうど今から50年前ですか、スーキビシのところにヒメジャコの養殖をしたんです。そうしたら、ちょうど捕れるようになったら、ほかの漁民が出てきて全部かっさらってしまったわけです。今までのように、特に漁業権を設定してきちんと管理できる体制じゃなかったものですから、これから大分世の中が変わりまして、読谷村の都屋、それから恩納村の漁業等については、不審船が来たらすぐ海上保安庁に電話するんです。そうしたらこの密漁する人たちをすぐ摘発するものですから、今は資源の管理とか、そういうものがうまくいって漁民も助かっているという話があったものですから、海上保安庁がいつでもぱっぱっと出入りできるような体制をつくっていただければ、漁民としても助かるんじゃないかということで質問に出してあります。 それから3番目の宜野座大川の河口から宜野座野球場までの遊歩道の整備はできないか。それから河川の泥の堆積除去はできないかとか。並びに周辺の植栽をもう少し踏み込んでできないかということを聞きたくて、このことを出してあります。所感として、宜野座大川は養豚場、エビの養殖からの汚泥の流出が以前より減少し、以前に比べれば大分水質もよくなっております。河川にたまっている汚泥を除去すれば、カヌーがこれまで以上に楽しめると思います。また昨年度に、河川側に、平成2年に植栽されたサガリバナの根がつき今後の成長が楽しみであり、国道寄りの福地川、上のほうは塩害も少なく、以前は桜もあったんですけれども、工事でみんななくなったような気がするんですけれども。この場所については名護城とか本部に比べたら塩害も受けず、三季というんですか、山の四季も保たれているものですから、枝が長くなって、本土と同じような桜が見れるんじゃないかと思って一応出しております。その景観を生かしていけば、村民だけじゃなくて、村外の観光客も増えると思うので、村長が日頃考えている六次化産業と言うんですか、市場中心主義じゃなくて加工して、あるいはここで店も出してということができたら、きっといい宜野座になるんじゃないかと期待して質問しておりますので、ひとつ当局の御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 當眞嗣則議員の一般質問にお答えする前に、今回議員が勇退されるということで、先ほど御本人からもありましたけれども、村行政に長く携わって、村の方向性などいろいろと御尽力いただいたと思っております。本当に感謝しています。今後ともまた御指導をよろしくお願いしたいと思います。 それではお答えいたします。まず1点目の景観農業振興地域整備計画の策定についてでございますが、平成26年6月定例会一般質問において、當眞議員より御質問いただきましたが、その後の対応や今後の取組についてお答えいたします。前回の御質問の際には、防風林の樹種や管理方法、そして休閑地の活用など農業地区域についても景観を向上させることで、観光資源として活用できるのではないかとの御提言がございました。村のほうでは、令和元年度より一括交付金を活用して防風林帯や農道沿いの管理を目的とした農村沿道景観向上事業を進めております。休閑地の活用につきましては、赤土等流出防止の対策地域協議会による営農対策支援の一環として、農家に対しクロタラリアやソルゴー、緑豆などの緑肥の活用を推進してまいりました。またこれらの事業などと並行して、村における観光振興の取組で、平成29年宜野座観光拠点施設が整備されたことなどにより、村内への観光客の大幅な増加がございました。またいちご狩り施設が整備され、本村の新たな産業として観光農業が進展してきております。現在、コロナ禍により観光需要が低迷しておりますが、今後の回復に期待しており、本村の活性化を図るためにも農業と観光の連携は必要不可欠であると認識しております。また農地を含む村内全体の景観向上を図ることで、観光業の発展や定住促進、農業の推進、地域活動の推進、地域への愛着の向上、土地の経済的価値の向上などにつながると認識しております。しかしながら現在、農用地区域では雑草抑制対策などの課題も抱えておりまして、良好な農村景観の保全、創出には行政のみならず地域住民、農業従事者や地権者などの権利者、JAや農業生産法人等の関係機関といったあらゆる主体が連携して、継続した保全管理活動等に携わっていくなど、管理体制に関する合意形成が非常に重要であると考えております。以上のことから今後の取組としましては、まずは課題であります雑草抑制対策に積極的に取り組むとともに、景観農業振興地域整備計画の策定については、近年の本村の社会情勢と今後の見通しなどを考慮しながら、引き続き検討していきたいと考えております。 次に、漢那漁港の航路の改善につきましてお答えいたします。令和3年4月1日付で、宜野座村漁業協同組合より航路の現況調査としゅんせつについて要請書の提出を受けております。内容といたしましては、航路に砂が堆積し浅くなっているとのことから、干潮時に漁船のプロペラが堆積した砂と接触し損傷する事故が発生したとのことでございました。このため干潮時に入港する際、2時間以上航路の外側で待機を要するなど漁業活動に支障が生じているので、その対策として航路の調査及びしゅんせつについて、村に取組を要請するとの内容でございました。要請を受けまして、現在村では漁協からの要請を受け、県北部農林水産振興センターと水産物供給基盤機能保全事業の採択に向け協議を行っているところでございます。なお事業が採択された場合、早期に事業を実施できるよう航路しゅんせつ測量設計業務を令和3年度中に完了しております。また事業の採択要件となっている漁港機能保全計画の策定についても、今年度に入ってから業務を委託し、8月末で策定を完了したところでございます。現在、令和5年度に事業採択に向け、北部農林水産振興センターと引き続き協議を行っている状況でございます。また私の行政報告でもお話をさせていただきましたけれども、去る8月29日の北部市町村と県農林水産部との行政懇談会につきましても、この問題について取り上げまして、私のほうからも県のほうに協力を要請したところでございます。 次に3点目の宜野座大川の河口から宜野座村営野球場までの遊歩道の整備と河川に堆積したヘドロの除去並びに河川沿いの植栽についての御質問でございますが、本河川は上流から大川、ハイカー、福地ガーラと呼ばれておりますが、河川名称としましては宜野座福地川となりますので、その名称で答弁させていただきます。まず一帯の現状や取組の状況ですが、普通河川である宜野座福地川周辺は、エビ養殖場と養殖場が経営するレストラン、いちご狩りハウスなどが立地しており、このような状況の中で昔ながらの自然や文化を守りながら、観光振興の取組として令和2年度に宜野座福地川河川敷にサガリバナの植樹を実施しております。河川の風景を主体とした村道サーバル線の景観向上の一助となったと認識しております。また河川沿いでは、景観形成団体としての活動も進められるということでございますので、連携しながらさらによい景観づくりに取り組めればと考えております。以前はあまり村外の方が訪れない場所でございましたが、近年ではレストランやいちご狩りに村外から多くの人が訪れるようになっております。その中でサガリバナなどが、また一つの観光スポットとして発信していければ、誘客にもつながるものと考えております。加えて宜野座福地川は、上流には宜野座ダム、大川ダム、河口にはマングローブの群落があり、多くのカニ類や稚魚のすみかとなっていることもあり、過去にはカヌーを使った河川散策などブルーツーリズムなども行われておりました。今後、宜野座福地川一帯で観光スポットを創出するためには、宜野座福地川エリアの特徴や他エリアとの区分を明確にしながら、景観的な観点からエリアに規制を設けたり、植生する花木の統一化を図り、水辺や緑地空間づくりにどのように取り組んでいくか、検討してまいります。 遊歩道の整備につきましては、これまでの計画の中で整備案が示されておりますが、現状は護岸の老朽化が進んでいる箇所などもある中、宜野座兼久橋から河口の間では個人住宅や共同住宅が建設され、環境が変化していることもありますので、住民の生活と自然文化を守りながら観光振興がよい形で進められるよう地域との合意形成も図りながらできる部分、優先度の高い部分から取組を進めていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) ただいまから、今の現状、写真を提示しながら質問していきたいと思います。 これが今、村が進めている部分事業。それと松田区が土地改良周辺の緑化をしてきたところです。これもう20年なりますけれども、水も一回もかけずに今の状態を保っている。それを人夫がずっと剪定したりしてこういう状態になっています。それからあと1つ、これについては防風林だけじゃなくて、防風垣に使うんだったら、このサンダンカみたいなものも相当うまくいくんじゃないかと思います。こういうことを本当は村全体で広げることができたら、村全体で造園できるんじゃないかと、私は常々そう思っているわけです。そういう中で、勝手にやったら意見がばらばらになって、せっかく木を植えたものに除草剤をかけて枯らす人もいるものですから、計画をまず全体でつくるような策定ができないか、そこだけお聞きしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 現在、防風林の管理の事業を行っておりますけれども、雑草の処理に追われておりまして、実際になかなか、そういった景観を意識したところまでやり切れていない現状もあります。そのあたりをまた村としては、その赤土対策なども含めた形ですけれども、強化しながら少しでも、まずは土地が我々で管理できるエリアのほうから始めながら、景観向上に向けた取組につなげていきたいと思っております。まず村のほうでは、計画策定の意義は理解はしているつもりなんですけれども、協力を得られるような見せ方をした上で、その計画につなげていったほうがより効果的なものになるのではないのかという考え方もありますので、そのあたりについてはまたいろいろ内部で検討させていただければと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) いろいろ村を見て、いつも私は疑問に感じることがあるんです。世界的に見たら、肥沃地は草原なんです。サバンナ地帯。そこは夏は草が繁茂して冬になると枯れる。春になったら芽が出てきますけれども、これの繰り返しで草が肥料になっているんです。肥料どころか、逆に地表面を乾かさないようにきちんとできているわけです。沖縄の農業で一番問題になっているのは、どんなにべたべた湿気ても、夏の30度を超す日照りがきたらひび割れをするわけです。このひび割れをしたら根っこが切れるものですから、木の成長は遅くなるわけです。個人的に今やっていることなんですけれども、これをサバンナ地帯と同じような格好をやろうと思ったら、出てきた草を、その株元にどんどん積んでいけばいい。そしてそれが出そうになったらちょっと土から離せばいい。草を消すには2つしかありません。光を絶つか、水分を切るかです。それを少しやれば、相当おもしろくできるんじゃないかなと。わざわざ無駄な労力を使わなくてもいい、すばらしい資材を車でもって外に持って行っているんですよ。そうでなくてそこで使えば、敷いていけば、2か年したらこんな大きなものが全部土になりますよ。もしあれでしたら、後でそういう事例はいっぱいありますからお見せしたいと思いますので、まず発想を変えていただきたいと思います。 次に、漢那漁港につきましては村長の今の答弁で十分でございます。ぜひ取り組んできちんとやっていければ、資源の管理もできるし漁民も喜ぶし、海上保安庁も大変喜んでくれると思いますので、今のとおり進めてください。 それから3番目の宜野座大川の件、これはまず現状、村が植えたサガリバナがこのように成長を始めています。こんな感じ。相当そろっていい感じになっています。それからあと1つ、ヘドロの除去ができないかという話を出していますけれども、これにつきましてはこんな感じです。潮が引いたら、こんなヘドロがいっぱい。だけどこれが満潮になるとどういうことがあるかといったら、このヘドロの奥のほうにはすごいマングローブが生えていて、外から来た人たちからしてみたら、すごい感動の場所になっています。それと満潮になったら、これぐらいの魚が泳いでいます。だからそういうことを考えると、この場所をうまくみんなで守り育てていったら、きっと次の展開ができるんじゃないかと。それとあと1つ、これは写真に撮っていませんけれども、福地はさっき言ったように、昔は飛び込めるぐらい大きな川があったんですけれども、赤土対策ということで仕事をさせたら、みんなこれを埋めてしまって、大型排水路を造ったんですよね。おまけに周辺は草ぼーぼーになっているんです。この場所は、海岸からの潮風が入らないものですから、桜を植えればうんと伸びるんですよね。前もそういう状態がありました。だけど工事とかそういうものでみんななくなっていますので、再度ここをやれば、見てもいい感じというのと、それからこの上流には、今は川を汚すようなものはないんです。実は行政にいるときに、課長の皆さんと一緒に鹿児島を研修したことがありますけれども、河川の上に棚をかけて、そこに食堂をしているんです。何をあげているかと思ったら、下から泳いでいる魚を獲ってきて、そのまま刺身にしてあげているわけです。実は宜野座村で過去に失敗ではあるんだけれども、すごい可能性があるなと思ったのがスッポンなんです。最初のクロレラが失敗したものだから、この後にスッポンを入れたんです。そうしたら暑くて全部病気になった。これを川に投げたら、陰になっているものですから生き返って、村中に全部広がったという経緯があります。鹿児島では、卵から2か年あったらスッポンは製品になると言われているんです。だからこれをどうにかならんかねと思っているんですけれども、それも含めて、この環境を生かした観光業というのができたらおもしろいね。だけど宜野座村はなかなか起業家がいないものですから、そこら付近も一つのテーマにして、みんなで論議をすればきっといい話になるんじゃないかと思っていますけれども、そこら付近の取組を今後やってみる気があるのか。そこをまずお伺いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き答弁させていただきます。 まず桜など、さらに植えて、景観を意識した環境作りの提案がございました。我々もそういった河川沿いの景観向上などについては、これまで取り組みたいなという気持ちはありまして、一括交付金を活用した形でサガリバナを植えた経緯がございます。ただこれについては、やはりそこは當眞嗣則議員をはじめ照屋議員、そういった有志の方々が松田区とともにそこを管理していただけるということがございまして、やはりそういった地域の皆様の協力がないと、なかなかそういう管理というのが難しい現状もございます。そういうことを踏まえまして景観団体の支援など、そういう部分もつくってきた経緯がありますけれども、またより広げていくときに、また行政のみならず、そういった団体の皆さん、個人の皆さんの協力を得て、そういう管理ができればいいなと考えているところでございます。花いっぱい運動などにつきましても村を挙げて取り組んでいて、松田区の事例などはすごく参考になるものだと思って、ほかの区も一緒に御協力してくださいという形で、徐々に展開ができてきたかなと思っております。そのあたりについては、今後もまた地域の皆さんと相談しながら対応していきたいと思います。 またスッポンの話がございましたけれども、現在琉球スッポンということで、養殖した形で今高値で取引されていると聞いております。ただやはり河川のものにつきましては、残留農薬の問題だとか、そういった話があるようですので、その辺の安全性も含めた形で検討する必要があるのかなというふうには考えております。いずれにしましても、自然環境を活用した地域の活性化というのは我々も考えておりますので、宜野座福地川をはじめ漢那福地川も含めて、いろいろ次の展開を仕掛けていきたいと思っています。ただ予算も含めて、優先順位をつけながらさせていただいているところではございますので、そのあたりを御理解いただければと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 私が今回この質問を出した背景には、実は昔は宜野座と言えば農業立村、教育立村というのが大きな柱でございました。ところが農業立村、今の状況、農協を主体とした出荷で、本当に1億円を割るような状態になっているんです。ここに比べたら未来ぎのざというのは2億円、多いときには3億円近くもあったわけですから、逆に市場流通に頼らずに全国発信するようなPRをすれば、きっとびっくりすることが起きる。何かと言えば、実は役所を一時辞めたときに、私はトマトの会社をしました。何でトマトをしたかといったら、トマトというのは血をきれいにする野菜でナンバー1と。そこで国立がんセンターのナンバー2に言われた話が、外園先生というんですけれども、あと1つ面白いのがあるよといったのがパインだったんです。パインは、中性脂肪対策としては、これに勝てるのはないよという話があって、當眞君、リカ、緑健の旅というのをしてみようという話をされたことがあるんですよ。2週間あったら体質改善できるから、こんな治験できるような地域をつくってくれないかという話があったものですから、これだったら生涯かけて、かけがえのないすばらしい仕事になるんじゃないかと、そう思っています。実はさっき環境団体の話が出たんですけれども、照屋議員が10年前から周辺に花を植えて一生懸命管理しているんです。タダでやっているものですから、それではいかんから5万円あるらしいよ、そこで草刈り機の刃とか、はさみとか、燃料代、ちょっと出せるみたいだから、あんた会長なってくれと言ったらならんと言うから、じゃあ僕が会長するから、あんた副会長してねと言ったらはいということになっています。私たち一生懸命やりますよ、私たちだけじゃなくて今5名いますので。そういう感じでやっていけば、下のほうはうまくいくから、山手のほうは宜野座区にお願いして、ヌンドゥルチの後ろまで含めてきちんと遊歩道を整備していったら、向こうから来た人たちも喜ぶんじゃないですか。あのエリアは、山手を思い出すぐらいすごく森林が豊富ですよ。そういうことも含めて考えていただきたいと。 今回質問したこの3点につきましては、答弁というよりも皆さんのほうにお願いをして、今後取り組んでいただけたらということで質問していますので、ひとつ村長、よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) ありがとうございます。 将来を見据えた取組の提言だったと理解しています。この村がさらに発展できるように、さらに景観など意識しながら地域の活性化につなげていけるように、また今後とも内部で前向きに取り組んでいきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞嗣則議員。 ◆9番(當眞嗣則) 最後の質問で申し訳ございませんけれども。私、世界的な造園家と半年生活したことがあるんです。この人が言った話が、沖縄はすごいところであると。一年中花がいっぱいだよと。その中でもブーゲンビリアとかハイビスカスというのは内地にはないすごいものだから、こういうものを巧みに使ってワンダフル沖縄をつくってみようという提案をいただきました。それもどこかの箱の中にまだ入っていますけれども。そういうつもりで今回の質問をしていますので、ひとつ村長だけではなくて職員も一体となってそういう取組をしていけば、きっといい宜野座になると思いますので、よろしくお願いしまして私の一般質問を閉じます。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで當眞嗣則議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (12時05分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時05分) 順次、発言を許します。 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) こんにちは。質問に入る前に一言述べさせてください。去る11日の村議会議員選挙において現職が9名、皆さんが当選されたこと、誠におめでとうございます。議員の皆さんには、これまで培ったノウハウを生かして、村長共々村民のための議会活動を頑張ってください。よろしくお願いします。一般質問に移ります。 環境問題について。報道によると、有機フッ素化合物(PFAS)の汚染状況は、主に米軍基地周辺水路や河川、あるいはごみ焼却処理場、排水処理場等から排出されております。最近、金武町でも高濃度で検出された問題となっております。キャンプ・ハンセンを抱える我が宜野座村においても、これは他人事ではないと思っております。そういうことから、基地からの環境への影響についてお伺いします。1、村内の河川の安全性について。2、地下水の安全性は。3、水道水の安全性は。4、環境補足協定とは、内容について説明をお願いしたいと思っております。5、基地内の立入調査について。6、現在の米軍の騒音被害について。7、新基地完成後の騒音被害について。 大きい2、村社会福祉協議会(法人)について。令和4年6月定例会に、本件について一問一答いたしましたが、その後の検証結果で疑問点があり、再度質問いたします。1、補助金交付規程や要綱の検討について。2、社協の現状と課題について。 大きい3、當眞村長の公約と実績について。當眞村長は、平成24年12月就任以来、村政の任命権者として住民に約束した公約の実現に向けて、これまで大きな各種事業に取り組んできました。これまでの事業実施についてお伺いします。1、公約と実績率と重点政策について。2、當眞村長の信条について。以上、3点について質問いたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 伊芸朝健議員の一般質問にお答えいたします。 その前に、この度勇退されるということでありまして、私も議員時代から一緒に伊芸議員とはさせていただいた頃もございます。また勇退後も引き続き村政に対して御支援、御協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。 それでは一般質問の大きい項目の1点目、環境問題についてお答えいたします。その中の1、河川の安全性についてお答えします。村では、河川の定期的な水質調査等は行っておりませんが、県環境部におきまして水質汚濁防止法の規定に基づいて県内公共用水域の水質汚濁状況の常時監視が行われております。その中で、村内におきましては漢那福地川の上流部にあります西福橋、こちらは漢那ダム堤体の下流側にあります橋梁でございますが、その場所で年に2回の調査が実施されており、全ての項目で環境基準を満たしている結果となっております。そのほかの河川につきましては、調査を行っておりませんので水質の状況は把握できておりませんが、魚の死骸が浮いているなど、魚類等の変化や河川の水の変色等、特に目立つような異変は確認されておりませんので、環境保全上、特に問題はないものと考えております。 次に2の地下水の安全性についてお答えします。地下水の利用につきましては、現在村のほうで利活用等は実施しておりませんので、定期的な調査は実施しておりません。一部地域においては個人の敷地内において、散水や雑用水としての生活用水として地下水を利用しているということが見受けられるということがございます。しかし飲料水につきましては、本村は基本的に上水道として提供しており、地下水を利用することもございませんので、地下水の安全性を確認するための水質調査の実施については、その必要性も含めて検討していきたいと思います。 次に3の水道水の安全性についてお答えします。本村の水道水の原水は、宜野座大川ダムと漢那ダムから取水しております。水質検査については、上水は51項目年1回実施しており、水質管理を行うため全項目のうち9項目は毎月検査を実施しております。中間3か所、末端3か所、計6か所全て水質基準に適合しております。原水につきましては消毒副生物11項目及び味を除く39項目を年1回実施しており、3か所全て異常値は見られません。また水質目標設定項目の見直しにより、令和2年度から毎年4月、年1回ですけれども、その2か所と潟原ダムの3か所のPFOS・PFORの検査を行っており、令和4年度現在で3か所全て国が設定している目標値を下回っております。 4点目の環境補足協定についての御質問ですが、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定、いわゆるこれを地位協定と言いますけれども、この地位協定を補足する日本国における合衆国軍隊に関する環境管理の分野における協力に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定のことを言いまして、日米間での情報共有、環境管理基準の発出、維持、3点目に立入り手続の作成、維持、4点目に日米合同委員会での協議の4点に関する部分を設けることで、米軍に関する環境管理のための日米間の協力を促進しようとするものでございます。 次に5点目の基地内の立入調査についての御質問ですが、立入調査については環境補足協定において、環境に影響を及ぼす事故が現に発生した場合と、施設区域の日本国への返還に関する現地調査を行う場合とされておりますので、現状では立入調査の必要性はないものと理解しております。 次に6の現在の米軍の騒音被害についての御質問ですが、現在本村の航空機による騒音については、依然として民間地上空の飛行、低空飛行、夜間飛行が断続的に行われ、住民生活への影響が大きい状況が続いております。このような状況から、令和4年4月21日に沖縄防衛局への要請において、施設区域境界付近での飛行訓練を避けるなど、地域住民生活に配慮した対策を講じること、米軍航空機による民間地上空飛行及び低空飛行、夜間飛行を中止すること、民間地近隣のヘリパッド、ファルコン、アウルを閉鎖することを強く求めております。 次に7の新基地完成後の騒音被害についての御質問ですが、普天間飛行場代替施設建設工事に係る環境影響評価書によると、航空機の運航に伴い発生する航空騒音の予測結果として、加重等価平均感覚騒音レベル(WECPNL値)、W値と呼びますけれども、このW値の値が松田集落で56.9W、宜野座サーバーファームで61.6Wの予測となっております。この数値は政府が示している環境基準の評価値に基づいた環境基準値、もっぱら住宅用に供される地域について定めた基準値70Wを下回っております。 次に2点目の村社会福祉協議会法人についてでございますが、まず①補助金交付規程や要綱の検討についてでございます。6月定例会でも答弁いたしましたが、現在村には社会福祉協議会のみならず各種団体への補助金に関する規程や要綱はございません。補助金は政策目的を効率的に実現するための有効な手段の一つとして様々な行政分野で活用されておりますが、本村といたしましては地方自治法第232条の2に……もとい、普通地方公共団体はその公益上必要がある場合において寄附または補助をすることができると規定されており、その規定を根拠として補助金を支出しているところでございます。補助金については予算の執行と執行の適正化を図る必要があり、現在は予算ヒアリング等で確認しているところでございます。議員御質問の補助金に関する交付規程等の整備については制定している自治体もあることから、今後も引き続き制定の必要性も含めて検討してまいります。 次に社協の現状と課題についてでございます。宜野座村社会福祉協議会は、地域に暮らす皆様のほか、民生委員、児童委員、社会福祉法人福祉施設等の社会福祉関係者、保健、医療、教育などの関係者の参加、協力の下、地域の人々が住み慣れた村で安心して生活するため様々な活動を行っております。介護保険サービス事業、居宅介護支援、訪問介護、通所介護の運営に当たっては、介護保険制度改正に対応し、利用者の意思及び人格を尊重すること、常に利用者の立場に立った個々のニーズに応じた福祉サービスに努めております。障がい福祉サービス、就労・資格・相談支援事業においては、就労継続支援B型事業所はばたきの運営として、利用者が就労や団体行動を通して在宅で自立した日常生活を営むことができるよう資源ごみの回収、ベビーリーフ袋詰め、EM石けん、手工芸、門松、農産物づくりなどの活動を通して、その知識及び能力向上のための必要な訓練を実施しております。また地域活動支援センターアイリスの運営については、地域において居場所や交流の場が少なく、他者との関わりが苦手で地域社会とのつながりを持つことが難しく、孤立しがちな方を対象に創作的活動または生産活動の機会の提供及び社会との交流促進などを目的とした支援を行っております。またひきこもりの障がい者などを支援するために、訪問支援や同行支援、相談支援などを行っております。そのほかにもふれあい給食サービスや福祉用具無償貸与事業などなど多くの事業を行っております。さらには地域への理解を深め、住民参加型の地域福祉活動の推進を図るための広報啓発活動やボランティア活動の充実、災害時避難支援など幅広く多くの活動を行っております。このように宜野座村社会福祉協議会は、「一人ひとりがけーとぅねーから始める、ふれあい・支え合うむらづくり」を基本理念として行政、福祉機関、各関係団体、地域の皆様と連携を図りながら地域の抱える様々な福祉課題の解決に向けて取り組んでおります。課題につきましては、地域福祉センターが築30年を経過しており、躯体及び設備などの経年劣化が進んでいるため、施設の維持管理、長寿命化が課題として挙げられます。また現在休止している相談支援事業所ハピネスの再開についても、喫緊の課題として現在関係機関と協議調整し、再開に向けて取り組んでいるところでございます。 次に3点目でございます。私の公約と実績についてでございます。まずはお答えする前に、県知事選挙の際にも、知事の公約実現率との表現が間違っているのではないかとメディアの指摘等もございましたので、議員御質問の実積率という表現ではなくて、公約の実現に向けた取組状況ごとの達成、継続中、着手、見直し、未着手に分けてそれぞれ件数で答弁させていただきます。なお言葉の定義としましては、施設整備が完了するなど公約が実現し終えたものを達成、農水産業の振興など新規事業も立ち上げているが完了ではなくて継続して取り組む必要があるものを継続中、事業化に向けて予算措置や事業調整に入るなど着手しているものを着手、公約を見直したものを見直し、まだ検討していないものを未着手と定義させていただきます。私は平成24年と令和2年に公約を掲げ、村長選挙に臨んでおります。平成24年に掲げた公約が26件ございまして、そのうち達成したのが3件、継続中が20件、着手が1件、見直し2件となっております。令和2年の公約につきましては、現時点での状況を報告させていただきます。令和2年掲げた公約が32件ございまして、既に達成したのが4件、継続中が19件、着手が8件、未着手が1件となっております。 次に2点目の私の信条についての御質問にお答えします。辞書によりますと、信条とは宗教用語としての意味もございますが、別の意味の固く信じて守っている事柄という意味での御質問として理解して、私の信条についてお答えします。先輩を敬うことや、初心を忘れないこと、公平公正な態度、村民の目線を大事にするなど、心がけていることは多々ございますが、自民党の麻生太郎代議士が国会で発言した「人間が生きていく上で大事なことは、朝希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝とともに眠る」という言葉にとても感銘を受け、この言葉のように日々行動したいと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 環境問題について、多くの質問がございますが、まず1点目に村内の河川の安全性について。午前中においても當眞嗣則議員からも、河川の浄化をしたほうがいいんじゃないかという質問もございました。私は村内の河川の安全性というのは、今現在米軍基地周辺の河川から基準を超える高濃度があちこちで検出されております。県としては、平成17年度から河川や湧き水、それから水道、井戸、地下水とか調査を始めております。それで引き続き平成21年度の調査結果で、普天間飛行場周辺で検査したところが12点、嘉手納基地周辺で11点、キャンプ・ハンセンの周辺で4地点調査されております。その検査結果から有害物質が検出されております。金武町においても、同じように有害物質が検出されております。宜野座村としても、キャンプ・ハンセンを囲む我々としても、これは他人事ではなく、村においてもこれは積極的に調査をやるべきではないかと思っております。そして県として、年2回の調査を継続し、汚染源特定のための調査を実施するということになっております。本村も調査実施されたという内容の説明がございましたが、そういう調査されたときの調査結果報告書というんでしょうか、データとかそういうのが保管されているのか。その辺、お答え願いたいと思っています。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 伊芸議員にお答えいたします。 村のほうでは、今、伊芸議員がおっしゃられていた米軍関係施設があるから調査しているということでは、そういう認識ではなくて、今水道用水として使う際に、新たな項目が出ていますので、それで調査をしているということでございます。 またこの普天間基地周辺だとか金武町などでのPFOS・PFORなどの調査というのも、向こうは米軍施設等が多々ございます。本村において、米軍施設はコンバットタワーというような施設しかなくて、訓練についても実弾を使っていない訓練が行われています。そのほかほとんどが演習場という状況の中で、このPFOS、有機フッ素化合物についても泡消火剤などの利用が主な原因だろうということが想定されている中で、本村はそういう状況にはないと考えておりますが、先ほど申し上げましたとおり水道の原水などダムのほうではそういった調査を行っておりますので、そういった調査の中では基準値を下回っているということでございます。そのデータのあるなしについては、上下水道課長のほうから答弁させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間上下水道課長。
    ◎上下水道課長(仲間盛雄) 引き続きお答えします。 先ほど村長からあったみたいに、年に1回は51項目の検査、毎月1回は6項目の検査を行っています。先ほどからありましたように、今でも原水、導水管を通して浄水場に水を入れていますので、地下水とかは混ざらないように導水管を使って水を取水していますので、PFOSは検出されていません。 月1回のデータと年1回のデータはうちの課に保管しています。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 河川というのは、我々米軍基地を抱えているところは、この福地川あたりですか、特に私は基地から派生する河川や、それから地下水からのものが金武町でも、もう何度も新聞に載っているんですけれども、有害物質が現実に検出されたということ。検出された金武町においても、人命を守る立場から、この河川を通って農作物、漁業、魚に毒物が発生するとか、それを食べる人間にとって大きな環境問題に発展するということもございまして、やはり宜野座村はキャンプ・ハンセン、それからキャンプ・シュワブ、両方に提供しておりますが、その中で水域も存在していることから、米軍基地の問題の実態はぜひ村民に安心してもらうために、把握する必要もあるだろうと私は思っております。そういうことで水質調査を実施されて、本当に安全性を確認するために村としてやるべきこと、その対応と言うんですか、対策について、今後どのように当局として考えているのか、説明をお願いしたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども申し上げましたけれども、やはり米軍の施設が多いところというのは、どうしてもそういった消火剤の活用だとかというのが現にあると思います。実際、米軍基地ではなくて自衛隊基地も同様の話がありましたし、また今ホテル関係でも依然として、泡消火剤のままで、消火剤が残っているところもあると聞いています。今は回収を進めているという話も確認をしていますけれども。そういう状況からしますと、本村の演習場の状況では、その施設があるということではなくて、基本的には山林、原野という状況でございますので、そこからキャンプ・ハンセンだから宜野座村の河川も汚染されているんじゃないか、キャンプ・シュワブがあるからじゃないかということは、議員がおっしゃられておりますけれども、流域的にもそこに入ってくるような状況ではないと確認しているところでございます。担当課のほうでやり取りしているようですので、村民生活課長から、金武町とのやり取りなどについて答弁させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田村民生活課長。 ◎村民生活課長(平田義史) 引き続き10番 伊芸朝健議員にお答えします。 金武町のほうに先月お伺いして、金武町の状況も聞いてまいりました。金武町は、河川について16か所調査しているんです。その際に4か所から基準値を上回るPFOS関連の物質が出たということで、マスコミ等で報道されたということでありましたけれども、金武町のほうとしましても、その取水等につきましては水道水、生活用水等には利用されていないということで、住民への直接的な影響はないだろうという考えを持っているということをお伺いしてきました。宜野座村の場合は3か所大きな河川がありますけれども、現在調査はしておりませんけれども、その際、PFOSに特定した調査費用とか予算に関わってきますので、そういった見積り等は取ってはいます。どのぐらいの費用がかかるかというのも調査はしております。今後の検討になると思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど上下水道課長のほうから、データもありますということでありますけれども、この河川状況調査結果報告書と言うんですか、これは委託されているんですか。直接担当が検査しているのかどうか、お伺いします。 ○議長(石川幹也) 仲間上下水道課長。 ◎上下水道課長(仲間盛雄) 続けてお答えします。 河川調査とおっしゃっていますけれども、うちが水質検査しているのは原水のダムと水道水の、水道蛇口から出た水の検査をしているところです。河川の調査はしていません。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えいたします。 河川の調査につきましては、県の環境部のほうにおいて県内公共用水域の水質汚濁状況調査というのがございまして、これが常時監視されているというところでございまして、県のホームページなどに、その数値などについては掲載されているところでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) ひとつ河川も、住民と関わりあるところでございますので、ぜひ調査をされていただきたいと思っております。 次に、水道水の安全性なんですけれども、先ほど村長からもいろいろ説明がございました。宜野座村には、米軍施設がたくさんございます。その中に福山地域から700メートルに位置した米軍基地内に都市型戦闘訓練施設、それから平成10年7月に宜野座ダム付近にヘリが墜落しております。それから平成25年8月に大川ダム周辺にヘリが墜落事故、それからオスプレイやヘリの昼夜問わず飛行訓練、低空飛行、民間地域上空での飛行等、本村の米軍基地に15か所のヘリパッドの施設があります。このような状況の中、米軍基地から派生する問題についてはいろいろ先ほどもありましたけれども、水質検査も良であると報告ありますけれども。これまで水道水については先ほどありましたように、51項目の水道検査がされていると思います。最近、PFOSの有機フッ素化合物が県内でいろいろ流通して、金武町においてもキャンプ・ハンセン内でこのことが確認されております。そういうことからして、水道水、有害物質の検査ですね、これは村内でされたことがあるのかどうか、説明してください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほどから繰り返し答弁させていただいておりますけれども、本村の上水の安全性を担保するために、原水でありますダムの水質検査、そしてそれは有機フッ素化合物を含めた検査は年に1回ございますし、また上水道のほうの検査も行いながら、村民に安心安全な水を提供しているものと確信しております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほども質問いたしましたけれども、これまで51項目ですか、この中に最近検出しております有機フッ素化合物ですね、これも最近何か水道水の対象になっていると私は聞いておりますが、これは現状はどうなんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 仲間上下水道課長。 ◎上下水道課長(仲間盛雄) 引き続きお答えします。 この有機フッ素化合物、PFOS・PFORの検査につきまして、新聞報道でも騒がれておりまして、令和2年度から追加されております。追加された中で、今国が設定している目標値が0.0005ミリグラムパーリッターという基準がございますけれども、この基準の数値より下がっていて、うちの原水の水質では、この数値より下回っているという報告をいただいています。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) これは人命に関わることですので、ひとつ取り組んでいただきたいと思っております。 次に、先ほど村長からありましたけれども環境補足協定、私もこれは調べたんですが、内容があまり理解できないというのが事実です。この環境補足協定は、平成27年に環境補足協定が締結されておりまして、先ほどもありましたように日米地位協定、これを補足するということから、管理面からも日本と米国の協力をするということで、これができたとなっております。この場合、立入調査の場合、地位協定と環境補足協定のいろいろな絡みがあると思うんですけれども、立入りが、金武町でもいろいろ調査ができないということになっておりますけれど、宜野座村でヘリが2機、先ほども説明しましたように墜落しておりますが、このときに現地調査があったかどうか。私、ちょっと記憶がございませんので、その辺どうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 環境補足協定につきましては、本村で平成25年にHG-60のヘリが墜落して、大川ダムの近くで墜落したということから、飲料水に使う原水が汚染されているんじゃないかというような話が出まして、我々立入りを要請したり、様々行ってきた経緯がございます。その際、いろいろ苦労したんですけれども、そのことがあって環境補足協定ができたんじゃないかと私は考えているところなんです。その際も、一番最初の事故現場にも入ったのが土壌調査とか、土壌の入替えとか全て終わった後に入った経緯がございます。またダムについては、事故現場についてはそうでしたけれども、水質調査については事故の直後でしたか、細かいところは企画課長のほうが把握されているかと思うのでそこに振ろうかと思いますが、いずれにしましても事故発生後に補足協定が締結されておりますので、その当時についてはいろいろと立入りについては苦労した経緯がございます。細かいところは企画課長のほうで答弁させたいと思います。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (14時43分) 再開します。               (14時44分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 資料も、今手元で確認中でございますけれども。当時、担当課ではないので、私のほうで直接関わりましたので、記憶の範囲で答弁させてください。 水質については、事故発生してからすぐ調査が行われたと理解しています。その際に重金属とか、そういったものが通常の検査の場合にも高く出たというようなことがあったと理解しています。その後、またしばらく置いて調査して、そういったものも改善されたということはあったかと思いますが、土壌の調査については我々が実施したということではなくて、土砂の入替えとかを全て終えた後に、米軍のほうで安全ですというような形に取られたと理解しています。同様な事例が東村のヘリが不時着して、牧草地があって土砂も全部入替えした後にというようなことがあったかと思いますけれども、同様なパターンで米軍のほうで調査して安全性を確認したというような形になっていたと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) この環境補足協定の場合、立入調査ができることは、この水質に汚染が、まずダムに汚染が発生したという場合には、これで大丈夫でしょうか。環境補足協定で。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 10番 伊芸朝健議員にお答えします。 補足協定の中では4項目、先ほど村長からありました。ただこの立入りについては、米軍の許可があった場合ということで条件がついております。ですので、そういう事故が起こったときに申請してもすぐ入れるということではなくて、米軍の許可がなければ入れないというのが今の協定でございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 米軍が大きな壁になっておりますので、基地内で事故が発生した場合に、大変困るのが住民でございます。このことについては、村長がしっかり頑張っていただきたいと思っております。 次に6番なんですけれども、現在の米軍の騒音被害についてでございますが、宜野座村の米軍基地の面積が50.7%、米軍に提供施設されております。基地から発生するオスプレイ、ヘリの飛行訓練、騒音、それから昼夜問わず米軍航空機の民間上空の低空飛行、さらには夜間11時頃までも騒音被害に住民の生活に悪影響を与えております。そのような米軍基地からの運用状況について、県内26の基地所在市町村の県軍用地転用促進、軍転協と言うんですか。それと金武町、恩納村、宜野座村の三連協において、政府にこういう騒音問題、関係機関へ度々要請行動を行っておりますが、現実としてその要請行動をしたその結果の後、実際は効果があるのかどうか。効果はあると思うんですけれども、実際政府からの回答と言うんですか、その辺はどうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 要請行動を行った際の回答はどうなっているかということでございますけれども、議会のほうでも要請行動など行われて防衛局などに行かれるかと思いますが、その際にも沖縄防衛局のほうでも強く申入れをしておくという回答になっていると思いますが、本村の場合もそういう現状もございます。軍転協の場合も文書で回答を得ているということですけれども、それもそのような内容になっているかと思います。ただ意味がないかということからいうとそうではなくて、やはり継続して申入れるということでは一定の成果はあると思っています。現に城原のヘリパッドの使用がどうしても問題になりまして、その際にも城原区民も含めてかなり要請行動をしたという経緯がございます。その分に関して、訓練をやはりまた別の場所でやろうというようなこともあったと聞いておりますので、必ずしもそれが効果がないということではなくて、継続して申し入れていく必要があると考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村長もいろいろ御苦労なさっていると思うんですけれども、1点だけお聞きしたいと思います。 米国においては、この環境保護法で航空機の騒音被害や低空飛行、夜間飛行や夜8時までとあります。それから低空飛行も1,000フィートとございます。国内において、こういうのが地位協定の中であるのかどうか。村長、御存じでしたら説明してもらえませんか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けて伊芸議員にお答えします。 国内においては、米軍の協定においては、高度の設定はございません。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 高度がないということですけれども、こういうものは地位協定、それから先ほどの環境補足協定とか様々な協定があるんですけれども、県の軍転協としてこういうのも関係機関のほうに話、要請されているのかどうかですね、もう一度お願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 地位協定の見直しにつきましては、これまで歴代知事も含めて要請してきている経緯はあると理解しています。沖縄県だけではなくて、この件は全国の米軍基地が所在する自治体全て同じような意見を持っていると思っておりまして、全国知事会のほうからも地位協定の見直しということは掲げられております。要請されております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 次に、最後なんですけれども新基地完成後の騒音被害についてでございますが、去る9月11日の県知事選挙の争点となったものは、米軍普天間飛行場移設の辺野古新基地建設に反対するという民意が改めて示されたとあります。政府は、県と国といろいろ裁判をしているんですけれども、沖縄の声を無視して工事を現在着工されております。現在でも、日常的に発生する航空機の騒音、河川の汚染とか海域、土壌汚染とか、さっきから申し上げる有害物質の検出などがあります。さらにはこういうもののいろいろなものが我々住民に安心な生活ができなく、様々な影響を及ぼしています。それで今後、新基地建設が完成した後は、さらに兵隊も増えますし航空機も増えます。それから米軍車両も増えます。道路の問題もいろいろ出てきます。そういう将来、こういう状況の中、村として将来的にこういう将来像の中でどのようにこれを対策、対応しようと思っているのか、その辺よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 以前から申し上げてきておりますけれども、やはり普天間飛行場の移設が辺野古のほうに行われれば、本村への影響というのは当然出てくるかと思います。ただこれまでの時間的な様々な交渉、経緯などがあって現在があると認識しています。また本村においては、そういう行政的な権限を有していない形の中で、どう本村の安心安全を守るかという形の中でこれまで行政のほうでも対応してきたかと思っております。当然、感情的なところは理解できますけれども、行政は行政の法律の中で対応しないといけないというのも事実でございますので、そういう状況の中で本村もV字案の承認だとか、その時期時期で対応してきたと思っております。私のほうも以前から申し上げているとおり、県外移設、国外移設が望ましいという姿勢は、私は今でも保持しているつもりなんですけれども、そういう中でこの時代の変化の中でどう対応するか、それはしっかりと本村の発展につながるように、そしてまた負担が増大しないように、そういうことを意識しながら行動していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 騒音問題は、精神的にまいるところでございます。平成24年、12月に當眞村長が初当選いたしまして、いろいろその当時のインタビューがございます。そのインタビューの中で、私はこの平成24年度の新聞を持っております。普天間飛行場の移設問題についてというインタビューなんですが、村長の答弁で、辺野古移設については反対の姿勢で取り組む。具体的に県外、国外移設を求める。また村内でのオスプレイ訓練による騒音被害もかなり悪化して、住民からの苦情もあると。配備、撤回を求めていきたいと、そういうふうに記者などに話をされております。この初心の気持ちは、今後村長の重要政策としてぜひやっていただきたいんですが、その辺は当初から、これから10年なりますけれども、この気持ちは変わりはないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) これまでも答弁させていただきましたけれども、辺野古の問題につきましても沖縄県の埋立て承認というものがあり、それを踏まえて土砂が投入されてきている経緯があります。オスプレイについても、建白書のほうで配備撤回というような行動を行いましたけれども、強行配備された経緯もございます。その中で、では宜野座村としてどうするかという現実と向き合いながら対応するのも首長の責任だと思っています。反対というのは、声を上げるのもひとつの手法かもしれませんけれども、今目の前にある現実の中でどう対応するかというのも行政の役割だと私は考えておりますので、そういう中で本村の有利に働くような行動をしっかり取りながら、その中で村民の負担軽減を図っていくと、地域の発展も併せて考えていくというのが行政の長の責任だと考えておりますので、そういう中で今は国と県と係争が続いておりますけれども、そのことについて私どもが口出しできるような状況でもございません。それを注視しながら対応するしかないと考えています。オスプレイの件につきましては、やはり訓練がひどいというようなことは申入れをしながら、その配備撤回というのが今現実的かというと、恐らく現実的な話ではないんです。それを踏まえて考えると、民間隣地からヘリパッドを撤去してくれと、負担もないようにしてくれというのがまた現実的な対応だと思っておりますので、そういう意味では我々としては、今そういうヘリパッドの撤去などについて求めているという状況でございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村長がおっしゃるのも理解はしております。しかし村民を守る立場で、村民の目線ということについても村長はおっしゃっておりますので、村民と一緒に頑張っていただきたいと思っております。先ほど新聞の内容を朗読しましたけれども、やはり初心を忘れずにひとつ行政を全うしていただきたいと思っております。 次に2番の社会福祉協議会の法人について。補助金交付規程や条例、要綱の検討についてございますけれども、この質問については先ほども村長からありましたようにそれと別にして、6月議会で本日の質問について城間総務課長は、この補助金規程、条例とか、社協だけではなくほかにも各団体の補助金があるので、各市町村の動向を確認しながら条例等の必要があれば検討に向けて調整していきたいというふうにございます。先ほども村長からありましたけれども、ひとつ総務課長も、あれから3か月なりましたけれども、その状況をどうなっているのか伺いたいと思います。また金武健康福祉課長も、補助金の目的の必要性を考えており、今後検討していきたいと思っておりますと、こういうふうにお二人から答弁をいただいております。あれから3か月もなりますけれども、現在の進捗状況の説明を求めたいと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 10番 伊芸朝健議員にお答えいたします。 補助金の条例の整備につきましては、6月議会のほうでお話があった時点から総務課のほうで情報を収集しているところです。現在、北部市町村関連を中心に補助金の条例を、規則の状況を今収集しておりまして、またそれに関して宜野座村で合うような要綱、規程とか、そういったことでできないかということで総務課のほうで取りまとめているところでございます。 ○議長(石川幹也) 金武健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(金武哲也) 10番 伊芸朝健議員にお答えいたします。 補助金の適正執行については、補助の目的、それから補助の対象経費や算定基準、実績報告書などにおける詳細な経費の内訳などを精査する必要があると考えております。そういった精査をどのような方法で、またどういった実績報告書を提出するべきなのかというところ、その辺の整理をしているところでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) まだ進捗状況中ということですので、これまで他市町村の条例など書類の整備に向けて調査されているというようなことでございます。今、こういう条例とか細則とかいろいろございませんので、やはり将来に向けて整備すべきものだと思っております。これはやるときに内部で精査してもらわないと、また課長が変わるとまた振り出しに戻るので、今の健康福祉課長が就任している間に、令和5年度に向けてぜひ取り組んでいただきたいと、私はそう思っておりますが、その辺を説明願います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 私のほうで答弁します。 最初の答弁でもさせていただきましたけれども、現在ほかの自治体の取組などを確認しながら情報収集しているところでございます。また担当課においても、健康福祉課のみならず様々補助を出している部署がございますので、そういう中でそれなりにきちんとヒアリングなどしながら調査して対応しているところでございますので、その交付規程等の制定の必要性も含めて検討しているところでございますので、必要であるということ、またほかの自治体でもかなり取組があるよということであれば、また我々のほうでもその制定について前向きに検討していきたいと思いますし、必要性がどうかというところをまず前提に考えて対応したいと思っております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) ひとつ前向きに検討されていただきたいと思っております。 先ほど社協の現状と課題について村長からもありましたけれども、私のこれまでの頭の中でこのように思っております。今回の社協の事務局長採用の件について、いろいろ疑義や問題点、また定款にないのになぜ公募されたのか。第34条で職員若干名を置き会長が任命すると明記されております。実際は、本来なら現職員に適任者がいるのになぜ外部から採用されたのか。またその間に、2年間もこの事務局長体制をされなかったのは、会長をはじめ事務局長等に大きな責任があると私は思っております。その職員採用選考委員会の辞退届や委員変更とこのようなことから、社協の問題と捉えております。去る6月議会で當眞村長は、業務執行は理事決定であり、会長の任命であり問題はないと認識しておりますと答弁されております。このことについて、実際に執行は適正であったのか。さらには何か気づいたことがあるのか、御答弁お願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時09分) 再開します。               (15時09分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き答弁させていただきます。 我々も社協の人事に対して、村から何らかの監督ができるか、また村議会議員が一般質問等により何らかの質問ができるかというこの2点について顧問弁護士に御相談させていただきました。その中で今の質問で申し上げれば、村は社協の人事に対し、何らかの監督等を行うことはできないという結論をいただいておりますので、我々としましては、その人事についても理事会で認められ評議委員会などでも最終的には理解されていると認識しておりますので、そのことについて我々が意見を言う立場にないと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 弁護士からのことですので、理解しております。 最後になりましたけれども、當眞村長の公約と実現に向けて。當眞村長は、先ほどから申し上げるように平成24年12月に就任以来、「子どもたちの瞳が輝き村民の笑顔あふれる村づくり」をモットーにして今日まで公約を策定されて村政運営に取り組んでこられました。村民との公約の実現に着手されたことについては、先ほど説明がございました。重点事業の内容についてもございました。近年、新型コロナウイルス感染症の村民への生命、健康を守ることを優先に村長をはじめ職員一丸となってその体制づくり、取組について感謝申し上げたいと思っております。このような状況の中、今後村長として基本的にどのような事業計画を持たれているのか。それをひとつ答弁お願いしたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 令和2年度に村長選挙がございまして、その際に32件公約を掲げさせていただきました。現在、その公約実現に向けて担当課、また関係課など協議しながら進めているところでございます。その中でも大きく掲げた公約が幾つかございます。例えば公共交通の整備ということで、今新しい地域公共交通検討会議というものを開催するということで、次年度には実証事業を一部できないかというふうに考えているところもございますし、時代的にはICT活用というのは当然でございますので、そういったデジタル化に向けた取り組み、あとは透析手術の整備、陸上競技場の整備などなど村民との約束が多々ございますので、その実現に向けて今職員とも一緒になって取り組んでいるところでございます。予算の確保も含めて、しっかり今後も取り組みながら約束の実現に向けて取り組んでまいります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村長就任時の平成24年度の一般会計で、61億2,554万円。そのときの年度は第4次総合計画、実施計画がされております。それから令和4年度においては行政運営費として71億7,100万円で、この10年間に10億4,546万円の増で、地域活性化に大変頑張ってこられたと思っております。こういうことからして、私は評価をするものでありますけれども、この要因というものですね、10億円膨れているんですけれどもこの要因は、ちょっといろいろ事業があったんですけれども、主にどういうものがあったのか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この村の予算というのはどうしても波がございまして、村のほうでは人口が増えてきたりということで地方交付税が増えたりというようなこともございますし、一時的には今ふれあいコールセンターの事業があるのでそういった事業費が増える。またそれについては再編交付金ですので、大きく変わるということではなかったりしますけれども。やはり基金に置いたりいろいろしていますが、コロナの交付金などもございますので、一概に予算が増えたから係る経費が増えているというようなことではなくて、その都度その都度予算は増減がありますので、そういう中でしっかりと村民と約束したことについて実現に向けてやっていきたいということでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうからも、村長の信条についてございました。やはり中身はすごいなと思っております。誰しも信条はあると思います。私の信条は、「言葉は大事、責任と実行はもっと大事」だというふうに私は信念を持っております。将来も、これからもこの信念でやっていきたいと思っておりますので、これからの村政の発展を陰ながら祈っております。御清聴ありがとうございました ○議長(石川幹也) これで伊芸朝健議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (15時16分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時31分) 順次、発言を許します。 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 議長の許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 1番目に新旧防災無線機の回収・配布状況はどうなっているか。防災無線機戸別受信機は、村民にとって大事な防災対策の一つとして考えております。次の件について伺います。1番目に、旧防災無線機の回収状況はどうなっているのか。2番目に、新防災無線機の配布状況はどうなっているか。 大きい2番目、城原区(漢那安田根又原)の土地の利用について。業者Kは、土地利用について企画課と相談中、村道城原東部線について建設課から使用許可を受けましたと城原区長宛に文書を送ってきています。それを受け、区長は行政委員会に報告していますが、次のことについて伺います。1番目、その中に今後、畑として利用するために企画課と相談中とありますが、どのような状況になっているのか伺います。2番目に、事業行為を行う準備として、建設課にて道路の使用許可を受けたとありますが、どのような状況なのか伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 山内昌慶議員の一般質問にお答えする前に、この度の御当選おめでとうございます。また今後とも御指導よろしくお願いいたします。 それではまず1点目の新旧防災無線機の回収・配布状況についてお答えいたします。①旧防災無線機の回収状況についての御質問ですが、9月12日現在、四角タイプの受信機ですね、一番最初のやつですけれども、それが282個、ラジオ付きタイプの受信機が108個、合計390個を回収しております。回収時期や場所については各区長の協力をいただき、6月27日から7月29日までを集中的な実施期間として各区公民館で戸別受信機の回収を実施しました。現在も各区公民館や役場へ持参する方がいらっしゃいますので、引き続き防災行政無線、村公式LINE、村ホームページ等を活用し、村民の皆様へ周知してまいります。 次に②新防災無線機の配布状況でございますが、新防災無線機の移行に伴い令和4年2月中旬から3月中旬にかけて、各区公民館や役場にて戸別受信機を配布いたしました。現在は、役場総務課にて配布を行っております。9月12日現在の世帯への配布戸数ですが、1,548世帯に配布済みとなっており、配布率については58%となっております。また公共施設や事業所の配布数につきましては81か所に配布し、配布率は31%となっております。引き続き配布についても防災行政無線等を活用し、幅広く周知を行い、多くの村民、事業者の皆様に配布をしてまいります。 次に、2点目の城原区(漢那安田根又原)の土地の利用についてでございます。①の今後、畑として利用するために企画課と相談中とありますが、どのような状況になっているかについての御質問でございますが、去る6月定例会で答弁した事業行為の内容は、土地の境界確認のための伐採、土地の一部の切土、盛土による整地となっております。令和4年3月17日開会の城原区行政委員会おいて、事業行為者であるK業者の将来の事業に対する説明で、城原区行政委員の反応や印象から理解を得ることが困難な状況であることから、今後の事業計画の変更を含めて社内で検討中であると、令和4年7月に企画課へ連絡がございました。担当課としましては、計画変更の内容によっては変更届出の対象となること、また城原区へ事業計画変更の説明をする必要があることを指示しております。現時点では事業行為者より変更の届出は提出されておりませんが、事業の進捗については土地の現状及び境界ラインを確認するための伐採、伐根、造成、土地の一部の盛土の実施を確認しております。 続けて②の建設課における道路使用許可の状況についてお答えいたします。御質問にございます当該事業者から建設課への申請につきましては、令和4年7月13日付で道路法第24条に基づき道路工事施工承認申請書が提出されております。内容としましては、村道城原東部線の道路の一部について維持工事を行いたいとの申請に対し、7月15日に使用許可を発出しております。なお維持工事の内容につきましては未舗装部分があり、道路上へ樹木等が繁茂していたことから、申請者にて道路の不陸整正及び道路にかかる樹木の伐採を行うこととなっております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 回収状況については、分かりました。配布の状況が58%と、あと31%というのはどれのことだったか、ちょっと聞き漏らしたんですけれども。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 8番山内昌慶議員へお答えいたします。 配布率31%につきましては、事業所の配布率となっております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 6月に伺ったときに、個人への配布率が57%ということだったんですけれども、そのときから3か月になるんですけれども1%増ということになるんですけれども、配布は難しいわけですか。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 続けてお答えいたします。 今、山内議員がおっしゃったとおり前回の答弁から1.1%の増となっておりまして、台数に関しては29台の増となっております。村といたしましては、先ほど村長からも答弁があったように、村のLINE等、SNSや防災無線を通して皆様に通知しているところですが、まだその必要という形の認識がまだないのかなという点と、またこちらの周知も改めて再度通知しながら行っていかないといけないと感じておりますので、今後も積極的に周知していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 防災機能無線の必要性について伺いたいと思います。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 8番 山内昌慶議員へ改めてお答えいたします。 戸別受信機に関しては、基本的に防災に関連する無線機でございます。本来であれば災害、例えば台風、地震、あと大雨とかそういった警報時に住民の方へ緊急速報できるものが防災無線となっておりまして、それ以外に村の情報を発信するために防災無線機を活用して行っているところでございます。また同時にLINEほか、SNSを通して村の情報を発信しながら防災無線と連携して、その他携帯に速報で通知できるような仕組みになっておりますので、皆さんに安心安全に暮らせるような体制で今取り組んでいるところです。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 村民が安心安全になるためには、できたら100%の配布率であってほしいと思うんですけれども、それについてはどう考えますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えします。 やはり今時代の変化の中で、いろいろな道具を使いながら情報を得る時代になっています。特に若い世代につきましては、もうスマホで全て行うような時代になっていると認識しておりまして、災害関係のものについても、我々もスマホの中に入れておりますけれども、大雨だとか地震、そういったものが自動的に着信するようなシステムなどもございますので、やはりそういったことも一部音声として聞かなくても情報を得られる手段が出てきているというのも事実だと思っています。ですからなるべく広く、緊急性というのは我々は受信機を通して声で伝えるという部分もあるんですけれども、今、いろいろな情報を入手するものがある中で100%というのは厳しいところがあるのかなと思っております。ただそれというのは必ずしも無駄ということではなくて、また継続的に必要な方々もいますので、そういうところに回しながら、また村としては配布についてもなるべく継続しながら、広く配布していければと考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 情報の入手方法はいろいろな機種があって、入手している皆さんがいるということではあるんですけれども、配布する物質があるわけですから、何らかの方法を考えて、例えば老人世帯とか、そういうところがまだ入っていないのであれば、老人施設を回っている職員の皆さんとか、いろいろなそういう方々を活用して配布してもらうとか。注文を受けて配布するんじゃなくて、率先的に持って行って取付けするというようなところまでサービスしたほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、それについてはどう思いますか。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 再度お答えいたします。 取付けに関しては、そのチラシ等の中で、お電話とかがあった場合に、御相談の中で取付けに関しても総務課のほうで準備しているところです。高齢者の方に関しては、今後はお話がありましたら社協さんとか、いろいろな方々、また各区区長さんの方々に相談しながら、配布できていないところに関しては、また積極的に動く形も必要かなと今感じましたので、そういった形で取り組めたらと思っております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。
    ◆8番(山内昌慶) このパーセントから見ると、3か月前、6月の一般質問で聞いたときに57%ということから、3か月たってまだ1%増の58%という、この数字だけ見ると、本音を言うと何をしているんだと言いたくなる数字なんです。だからそういうふうに思われないためにも、できるだけ村民の安心安全を守るという点からも、ぜひもっとパーセントを上げて、安心安全を確保していただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 総務課長からありましたとおり、今独居老人の世帯とか、そういう部分はどうなのかということも御指摘いただいた上で、また対策についてはしっかりと社協だとか民生委員だとか、そういった皆さんと確認しながら取り付ける方向で進めていきたいと思います。御提言ありがとうございます。また、ぜひ地域の中で高齢者とか、例えばゲートボールとかいろいろ集まる機会があると思いますので、こう「防災無線は新しいのに変えたね」というようなことなどもぜひ会話の中で出していただいて、まだという方があれば村のほうでしっかり対応していきたいと思いますので、その周知についても議員各位の御協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) ぜひそういうふうにしてください。この件については終わります。 2番目の事業者Kのところから、城原区長のところに文書が届いております。その中で、まず1点目、弊社購入の土地を資材ヤード、駐車場として利用する計画として、行政委員会にて令和4年3月17日に報告させていただきましたが、上記事業を変更しますということで、今後畑として利用するために宜野座村企画課と相談中ということで来ています。だから企画課に相談中というものが、どういう相談を受けているか伺います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 山内昌慶議員にお答えします。 先ほど村長の答弁でもありましたように、7月に業者のほうが来ておりました。これは先ほど言いましたように城原区の行政委員会に出て説明したときに、印象的にはちょっと厳しいと、自分たちの事業の中身を説明すると厳しいということがありまして、ではどういうふうな使い方をするのという話でございました。それで畑の話も出ていましたけれども、それについては適合通知書の中身とは違うということで、再度、もしそういうふうな目的であれば変更の申請が必要ですよと。それについても地元の城原区に説明する必要があるということで、我々担当課のほうとしては業者にはそういうふうに伝えております。その後に、城原区の行政委員会は8月ですので、その文書が行ったという話は8月ですので、うちのほうも業者が城原区に届けた文書が、城原の区長のほうからファックスのほうでうちの企画課のほうに届いております。翌日です。うちは7月の調整ではそういう形でしたので、その後、具体的な相談というか、打合せ等はしておりません。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 去る6月の定例会で企画課が事業者から受けた事実説明の中に、令和3年5月13日に城原区に出向き、区長に説明をし、1回は城原区に説明をしたと、聞いたと課長は話していました。事業者は3,000平方メートル内のことで県申請ではなく村申請だということで、再度村に来て令和3年7月14日に村に申請に来たと。その後、令和3年9月22日に村は計画区域内行為適合通知書を交付していますが、その以前に城原区に説明をするようにということで、城原区の承認を得るようにということを言ったと課長は言っていましたけれども、その承認を得たことを確認してから通知書を出したのですか。伺います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 6月の議会に、私は区の承認を得てくださいということは言っておりません。あくまで区のほうに、地元に説明してくださいよと、事業の説明をしてくださいよということを述べました。私は城原区の承認をもらって、それを持って申請してくださいということではなくて、城原区にそういう事業をしますよということを説明してくださいということで言っております。議事録も私は確認しましたけれども、承認を得てということでは話は述べておりませんので、ここは誤解のないようによろしくお願いしたいと思います。私たちが、あくまで9月に出した適合については、境界確認のための伐採と一部造成、盛土ということの申請がありましたので、それについての許可を出したということでございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 承認というのは、すみません、これは間違いでした。同意ということです。課長が答えたのが、最終的にはストックヤードとして利用すると伺っていますので、事前に地域の同意を得たほうがよいよということを言って、城原区へ誘導したということを答えていますけれども、同意は確認しましたか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 同意という言葉も使っておりません。あくまで説明はしてくださいよということの誘導をしましたということです。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 私が今読んだのは6月の議事録ですよ。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時53分) 再開します。               (15時56分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 今、議事録を確認させていただきました。私の一答目の答弁のところです。ちょっと読み上げます。「事前に地域の同意を得たほうがよいということで、城原区へ誘導したところでございます」とございます。事業を進める上では地域の同意というのが必要になりますよと。ただ適合許可というのは、ストックヤードを整備するという許可ではなくて、造成等々の調査をするための許可を得るための手続でございますので、行政手続上申請があった場合に問題がなければ受け付けるということであります。その事業をいざしようとするときに、地域の同意がないとなかなか進まないよということですので、同意を得たほうがいいというような表現でやったということでございます。行政手続の話と地域の今後の事業展開をする上でのスムーズにいくために同意を得るようなことが必要じゃないのということでアドバイスをしたという形の答弁だと思っております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そのことについては、十分に理解していて、いいことをしたなと思っているんですよ、この指導をしたということは。しかしその結果業者が、城原区に同意させたという意味で企画課に来て、それを交付させたんじゃないかと思うものですから、ではなぜある程度条件を付けて、地域の環境を守るということでの意味からして、最終的にストックヤードとして利用すると業者は言っているところがありますよね、今のページのちょっと上の行に。だからストックヤードとして、これヘドロとかそういうものを乾燥させて、そこに置き場として置こうとしている。最終的には7,000平米ということでの、村側が指導して県に行って手続してということで、県の指導を受けて県に行ったら、3,000平米以内だから村にということでまた戻ってきて、再度申請したところ村のほうが、今村長が言われたとおり、それを置く場所じゃなくて伐採とか切土、盛土をするための環境のあれを出しているということになっていることは理解できるんですけれども。ここは未来ぎのざの上流のほうなものですから、下のほうにも1つヘドロを処理するところがあるんですけれども、そこにまたもう1つ置くということになってくると、景観計画区域内行為適合通知書というものを出していいかというのを、もっと地域の人と話し合って出すべきじゃなかったかと思うところです。これは城原区だけの問題じゃなくて、村内どこでもそういうふうに言えると思うんですけれども、その景観に関しての村づくり条例の中の、村はこれも6月定例会で答えているものですけれども、村づくり条例については建築物の高さや敷地、緑化などを景観に配慮しながら宜野座村の風景を後世に残していこうとの一定の規律の中で地域が整備されることで、地域の価値を高めようという考えからそういうのがあるということですので、このストックヤードとかそういうものがあったら、そこに将来食堂でもやろうという人がいた場合に躊躇することになると思いますので、地域の価値を高めようという考えというのはどういう意味か、答えてもらえますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 今、議員がおっしゃられていたことも理解するところもございますけれども、やはり個人の財産の権利というものもあるかと思います。行政が例えばですけれども、景観地域だよと指定して、景観があるから、あなた方のこの土地の使い方は制限、これは駄目ですと、必ず地域の理解を得なさいといったときに、その利用についての法的な権限は何なのかというところとか、やはり行政においてはきちんとルールにのっとって対応せざるを得ないところもあるのも事実です。ですから今回の申請については、伐採と土地の調査ということでの申請でございますので、その段階で我々がこれは整備しちゃいけないと、これは将来ストックヤードになるから駄目だというような話でこれは受け付けないということではなくて、その範囲内であれば、それは認めざるを得ない、基準に沿って対応するのであればですね。ただストックヤードとしての活用とかになると、やはり地域からのいろいろな意見があるので、行政委員会などの地域の理解を得たほうがいいですよというふうな誘導をしたということでございますので、行政の手続の部分と、また地域の理解というところと、少し合致しないところもありますけれども役場としてはその手続にのっとって申請がなされた場合に、それを受理しないといけないという部分も当然ありますので、そのあたりはぜひ御理解いただければと思います。建物などの申請について、また申請が出てくるようであれば、周囲の景観に合わせた建物にしてくださいとか、高さ制限をしてくださいというようなことも可能かと思いますけれども、今の段階のお話については土地の調査、一部盛土、切土というようなことのようですので、そのルールの中で対応しているということで理解しています。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) この適合通知書の中の備考欄に、今回は事前調査に対しての通知となりますので、最終的な開発行為については事前に変更申請をしてくださいと書き込まれているんですけれども、これについてはどういうふうに捉えたらいいんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 先ほどから言っていますように、この適合通知書については、業者からの申請については境界確認の伐採と一部造成ということでございました。それで事業の中で先ほど言われたストックヤードの話がありましたけれども、それについての申請ではございませんでした。話としては、これが出ましたので、そういう行為をする場合は変更手続をやってくださいよということの備考に、担保を取ったという形になります。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 例えば今言われたみたいに、この変更届がストックヤードにするというような形の申請になった場合には、どういう対応をしますか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 具体的にそういう話が来ていませんので、もしなった場合と言いますか、やはり地元に十分説明をして理解を得るようにという話はしますけれども、書類上の約束事としては、うちとしては今のところはできないと、行政手続に沿って手続をするということになります。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そのときには、今回の場合は城原区なんですけれども、ほかのところであったとしても、ぜひその地域に打診をしていただくようにやってもらいたいということを思うんですけれども、どうですか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 先ほども言いましたように、この景観条例につきましては、やはり景観を守るということがありますので、そこについてはやはり担当課としても地元に説明をしてくださいということで、説明をしていきたいと思っております。それと先ほどから、ちょっと補足ではなくて村長も答えたんですけれども、もしそういう次の段階に行く場合に、やはりこの景観条例にのっとって高さ制限とか緑地の面積の確保とか、そういう次の制限というか、そういうのがありますので、それにのっとって手続をしていくことになりますので、そこは十分審査をしていきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) この業者の説明しぶりを見ていると、どうもアリバイづくりでやっているような感じがするものですから、個人の土地ではあるんですけれども、地域のことも考えないといけないと思いますので、行政側としても。それでその地域の判断を仰ぐような形に持っていってもらいたいと思います。村が進める仕事ではないにしても、地域にそういうものをつくっていくよという場合には、その地域の考えを十分反映させないと、その地域が、例えば極端に言うと公害になってしまうようなことにならないようにやっていただきたいというのは、十分村と地域との連携を取って宜野座村を、これが公害とした場合にこれから守っていくというような認識を持っていただきたいということを思いますので、それについてお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 公害が発生するだとか、やはりそういった様々な地域住民の生活に影響を及ぼすようなものというのも、やはり法律でいろいろと制限がかかっているものもあるでしょうし、あとは住民の信条的な部分とかそれぞれあると思うんです。ただ我々の基本的なところというのは行政の手続の部分というので、手続を踏みながら環境の法令だとか基準とか、そういったものを守ってこられた場合には、行政として止めるというのは簡単にいかないというのも事実でございます。企業のほうから、何で許可を出さないのかというような、例えば訴えが出たりとか、そういったものに対処しないといけないという、今のこの城原の事例を言っているわけじゃないんですけれども、そういうことも起こりかねませんので、そういったものは慎重に対応しながら、ただ事業をする上ではいずれにしても地域の理解というのはどうしても必要になりますので、そのあたりについては誘導しながら理解を得るようなことを、事業者については今後も促していきたいと思います。ルールに沿って我々も対処しながら地域の理解も得るようにということは、当然対応していきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そのことについて、村長の認識がそういうことだということで理解します。またその文書の中に、現在事業行為、伐採、切土、盛土、整地などを行う準備として運搬路の整備が必要なので、宜野座村建設課にて道路の使用許可を受けました。村道城原東部線を運搬路として使用するため道路の軽微な整備工事、伐採などを行った後で運搬路として利用しますということを言っているんですけれども、建設課のほう。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 山内議員にお答えいたします。 事業者のほうから建設課のほうに相談がありまして内容を確認したところ、その道路の、今山内議員もおっしゃった不陸であったりとか、道路にかかっている、通行の妨げになっている樹木の伐採についての使用許可申請が出ております。これは道路工事施工承認申請書というのが出ておりまして、これは道路法第24条に基づいた道路管理者以外が行う軽微な工事についての申請手続です。その道路工事の施工申請書に対しての使用許可を建設課のほうでは出しております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) この道路は、相当狭いところなんですよ。その道路の名義上は、今村になっているのか、教えてください。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 今の申請のありました道路につきましては、村道城原東部線ということで、公衆用道路として認定されている道路でございますので、村道として登録されている道路でございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 以前に漢那の地主がいるということを聞いていたんですけれども、その点はどうですか。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 引き続き山内議員にお答えします。 一部、個人所有者の名義が残っているところについては確認してございます。こちらにつきましては、過去の未買収事業等の調査を行っておりますので、その内容も踏まえて今後確認していくこととしております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) ここをこの業者がある程度整備した場合に、その人たちだけの使用ということになりはしませんか。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 引き続きお答えいたします。 村道、公衆用道路でございますので、その事業者だけが使うものではなくて、一般の住民の方も使えるような道路になると考えております。現地のほうも確認してきましたけれども、道路の幅員等もありますので、そういった通行には使える状況であるというのは確認しております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) その道路の周辺は、ほとんど漢那区民の土地があるんですよ。だからそこでヤギの草とか、そういうふうなものを以前から刈るためにその道路を利用している人たちがいるわけなんですけれども、そこでこの大きい車と会うときに、どっちかがバックしないといけないというような道路なので、そういうような不便なことになってくると、やはり地域の人はここから大型車は通るなと言うかもしれませんけれども、そのときはどういうような、そのときにもしそういうことが出た場合に、建設課はその道路についてどういうふうな考えを持っていますか。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 引き続きお答えいたします。 公衆用道路としての機能を考えたときに、その道路の使用に関して我々が制限をつける、もしくは許可するしないといったものは、特にその法制度の中ではない状況でございます。ですから通行ができるできないというところにつきましては、その道路を使用する方々の運転の内容の中で判断していただくような形になるかと思います。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) その道路が、幅員を大きくしてくれというような要請が出たりすると思うんですよね。そのダンプが10台ぐらい止められる駐車場ということも確保しているというような、図面みたいなものを見たんですけれども、そういうふうにやると、そこから10台もトラックがあったら何回もそこを往復すると思うんですけれども、そういうふうになると一方通行にするとか、いろいろな方法が考えられると思うんです。この業者が今伐採、盛土、整地ということで言っているんですけれども、運搬道路として使用するため道路の軽微な整備工事と伐採などを行った後に運搬路として利用しますということを言っているんですけれども、その人たちはここに乾燥させた土と言いますか、それをそこから販売しようとしているんですよね。それは多分役場は知っていると思うんですけれども、それを運搬する道路として利用したいということなんですかね。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 引き続きお答えいたします。 事業者のほうとしましては、そういう使用の方針と言いますか、使用したいという意向はあると思います。それについては我々も存じております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そういういろいろな方法で、この事業者はアリバイづくりをやって、後は有無を言わさずそれを7,000平米、7,500だったですか、そこをそれだけつくっていこうという考えにはまらないように、地域とぜひその件に関して連携して、正式に……。例えば村からの、業者が申請に来たときには、それをぜひ地域にこういうふうに来ているということを教えてほしいということがあります。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (16時19分) 再開します。               (16時20分) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けて山内議員にお答えします。 行政の手続として、事業者が役場に申請に来た場合に、どこどこの業者が来ていましたよというのは口外できないことになっています。これは守秘義務というのがありまして、そういう不利益を被るというのは、どちらの場合でもそういうふうに考えられますので、今のところは来たから情報を流しますよじゃなくて、先ほども答弁していますように、その事業者に地元に説明してくださいよという誘導はできますけれども、こちらから情報を地元にというのは、行政の手続としてはなかなか厳しいということでございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 理解できます。今のままでいいんですけれども、事業者に地域に説明してくださいというのをはっきり言って、その答えをもらってから役場側も対応してもらいたいと思いますけれども。今の場合、上段では畑をしたいと言いながら、下のほうでは運搬路として使いたいと。運搬路として使うというのは、そこで販売するということでの後付けになるんじゃないかというのがありますので、不安なところがあるんです。そういうことがありますので、ぜひ地域にしっかりと説明して同意をもらうようにということを、もらう必要がないにしろ、地域をないがしろにするようなことはしないでくれということを伝えることはできますか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 先ほどから答弁しているとおり、その事業者については、やはり地元へ説明をやるようにということで、誘導はこれからもやっていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) これで山内昌慶議員の一般質問は終わりました。 これで、一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は終了しました。 本日は、これで散会とします。(16時23分)...