宜野座村議会 > 2020-09-09 >
09月09日-02号

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  1. 宜野座村議会 2020-09-09
    09月09日-02号


    取得元: 宜野座村議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和2年第9回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              令和2年第9回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 2 年 9 月 8 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│  令和2年9月9日 午前10時01分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和2年9月9日 午後4時57分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 9 │   當 眞 嗣 則     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 10 │   伊 芸 朝 健     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │村民生活課長 │  石 山   学  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  山 城   智  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃により説明のため  │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  下 里 哲 之  │産業振興課長 │  石 川 岩 夫  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │建 設 課 長│  河 上 正 秀  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観 光 商 工 課│  島 袋 光 樹  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          │参     事│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和2年第9回宜野座村議会定例会議事日程(第2号)                                         令和2年9月9日                                         開 議 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │一般質問(津嘉山朝政・仲間信之・山内昌慶・平田嗣義)       ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) これから本日の会議を開きます。(10時01分) △日程第1.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席で行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) おはようございます。質問に入る前に村長をはじめ職員ですね、新型コロナウイルス収束に向かい努力されている村職員の皆さんに、村民の一人として心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。 さて杣山について少しお話しいたします。私たちの生活にとっていかに重要な存在であるかは、全ての村民が承知していることです。1700年代、蔡温は「ヤマンハギレーウミンハギン」(山がだめになれば、海もだめになる)と、杣山の重要性を説き、その保全に努めました。以来、沖縄の人々は杣山を守り続けその恩恵を享受してきました。しかし歴史の中で沖縄の人々から杣山をかすめ取ろうとする許しがたい動きが何度か起こります。一度目は明治20年代、県知事奈良原繁による策謀です。民衆から杣山をだまし取り、高級士族や本土商人、国会議員などに払い下げようとする計画は謝花 昇を中心とする自由民権運動家らによって阻止されます。そこにはお隣金武町の當山久三もいました。二度目は、米軍による軍用地一括買上げの動きです。1956年米国議会に提出されたプライス勧告、一括払いで買い上げ、「軍用地の絶対所有権を確保する」という一条がありました。立法院はすぐさま反応し、土地を守る四原則貫徹を打ち出します。当時、64の自治体のうち56の市町村で住民大会が開かれ、島ぐるみの闘争が展開されました。比嘉秀平、阿波根昌鴻、桑江朝幸、屋良朝苗、瀬長亀次郎らは、その中心にいました。私たちのファーフジ(祖先)だけでなく、民衆に対する信義と誠実を重んじるこれらの人々の働きによって、私たち宜野座村の杣山も守られてきたと言えます。奈良原は杣山をかすめ取ろうとしました。戦後の米軍は、沖縄の土地を金で買いたたこうとしました。そして一日も早い危険性除去が、12年以上待たねばならなくなる根拠と正当性、可能性が破綻した辺野古新基地建設、今なお血道を上げる日本政府は、私たちから陸も海も空も、そして子供たちの未来まで取り上げ、米国に差し出そうとしています。中国や北朝鮮の脅威を声高に叫び、泥沼の軍拡競争、つまり軍隊のためのパラダイスを提供しようとしているのです。私たちは先祖伝来の財産と子供たちの未来を守らねばなりません。昨日、自民党の総裁選挙が本格的にスタートしました。沖縄に対する3候補者の態度は、普天間基地の県内移設で一致しています。故翁長知事の意思を継ぎ、島ぐるみの取組が必要だと考える立場から、宜野座村と村民、とりわけ子供たちのためにこれから質問に移ります。 通告いたしましたように1.基地外に居住する米軍人・軍属、その家族の状況、2.布流石原開発の進捗状況、3.農業大学校誘致の進捗状況の3点についてよろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは津嘉山朝政議員の一般質問にお答えします。 まずは1点目の基地外居住軍人・軍属についてでございます。御質問の(1)各区別米軍人、軍属の人数と住居数、(2)犬の飼育数と狂犬病予防注射の実施状況につきましては、(3)の御質問の6月期との増減状況、その理由に関連するものと思われますので、続けて答弁させていただきます。まず(1)でございますけれども、各区別の米軍人、軍属の人数と居住数についてでございます。以前にもお答えしておりますように、日米地位協定第9条第2項に、合衆国軍隊の構成員及び軍属並びにその家族は外国人の登録及び管理に対する日本国の法令から除外されると規定されていることから、米軍人、軍属等については住民登録がございませんので、村のほうではその人数、居住数等について把握ができない状況でございます。したがいまして6月期との比較もできない状況となっております。なお軍人、軍属ではございませんが、本村に住民登録のある方は、8月末時点で松田区21世帯で23名、宜野座区11世帯で11名、惣慶区6世帯で6名、福山区2世帯で2名、漢那区6世帯で6名、城原区2世帯で2名、合計で48世帯で50名となっております。5月末時点と比較しまして、世帯数で7世帯、人数で9名の減となっております。 次に(2)の犬の飼育数と狂犬病予防注射の実施状況でございますが、こちらにつきましても米軍人、軍属かの把握はしておりませんが、8月末時点での米国人の方の犬の登録数が27頭、狂犬病予防注射の接種済が1頭となっておりまして、6月定例会でお答えした数字と変動はございません。予防注射の接種数が増えていない理由としましては、例年ですと村では毎年5月に狂犬病予防注射の集合接種を実施しているところでございますが、今年は新型コロナウイルスの影響により集合接種を延期しておりまして、そのことが接種が増えていない要因かと考えられます。なお今年度の集合接種を10月11日に予定しておりますので、その際にはチラシ等で広く周知してまいりたいと考えております。 (4)の現在建築中、または建築予定の外人住宅数についてでございますが、村として明確に米軍人、軍属向けの外国人住宅かどうか断定することはできませんが、外観の様子などから外国人向けの住宅と思われる建物が、漢那区内のほうに現在2軒、建築中であることを把握しております。建築予定に関しましても同様に、外国人用住宅かどうか村として正確な情報を把握することはできません。しかしながら建築の際に建設課に出される200平米未満の建物の建築工事届、また上下水道設備の事前相談等の状況から判断しますと、現在のところ、近いうちの建築予定はないものと考えております。 次に(5)の外人住宅の賃貸契約の状況でございます。村への納税状況についてでございますが、賃貸契約に関しましては不動産会社と個人との民間同士の契約であると思われますので、その内容等を含め村で状況等を把握することはできないものと考えております。村への納税状況につきましては、外国人向けの賃貸住宅に関係する租税としまして、土地、建物に係る固定資産税がございますが、課税対象者はその建物の所有者となっております。この場合、主に不動産会社となるかと思いますが、外国人向け賃貸住宅としての個別の納税状況を1件1件精査したわけではございませんが、滞納等もなく良好な納税状況になっているものと認識しております。そのほかに米軍の資産等に対する固定資産税は、米軍の軍人や軍属の市町村民税が非課税措置による税制上の影響を考慮して、国から交付される施設等所在市町村調整交付金というものがございまして、令和元年度は4,528万6,000円が交付されております。 (6)の村の、これまでの指示・指導または協力要請等、基地外居住者への働きかけについてでございますが、犬の登録や狂犬病予防注射の接種、ペットの買い方等については、英字のチラシやパンフレットを配布し啓発しております。今後も、県の動物愛護管理センターなどの関係機関とも連携を取りながら、犬の飼い方について啓発と指導を行っていきたいと考えております。そのほか、ペットの飼い方などの事案以外にも、去る5月8日の沖縄防衛局に対する米軍関係者の飼い犬による住民への咬傷事案などの要請や、7月21日の沖縄防衛局、また外務省沖縄事務所に対するキャンプ・ハンセン内における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についての要請の際にも、基地外居住者に対してマスクの着用など、日本のルール、生活様式等について指導を徹底するよう申し入れを行っております。 次に(7)のコロナ対策とこれからの村政にとって、基地外居住者の課題をどのように考えるかについての御質問にお答えします。令和2年3月に、初めて在沖米軍関係者に新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、7月7日に普天間基地で5人、8日にはキャンプ・ハンセンにおいても初の感染者が複数人確認されました。以降、連日感染者が報告されたことで、キャンプ・ハンセンに関する3町村連絡協議会、三連協とこの後呼ばさせてもらいますけれども、三連協を7月13日に急きょ開催し、感染者防止対策について協議を行いました。地域住民の安心安全な生活を守る観点から、7月21日に沖縄防衛局長、外務省沖縄事務所、特命全権大使への要請として、1つ目に米軍関係者の感染者数、濃厚接触者数及び行動履歴などの具体的な情報の開示、2点目に基地外に居住する米軍人、軍属ならびに家族を含めた総数の情報提供、3点目にキャンプ・ハンセンの閉鎖と感染拡大防止策の徹底、4点目に基地内警戒を最高レベルに引き上げること、5点目に米軍人、軍属等の県外、国外からの沖縄県への移動の中止、6点目に基地内移動検査体制に関する情報の提供、7点目に日米地位協定を抜本的に改正し、検疫法などの国内法の適用、8点目に基地外に居住する米軍人、軍属のPCR検査の徹底、9点目に米軍の感染対策強化や情報公開、基地内で働く方々のPCR検査の実施など、感染予防対策を講じることの9項目について、速やかに措置されるよう強く要請しております。7月31日には、在沖米国総領事にも同様に要請しました。また7月15日には、沖縄県軍用地定例促進基地問題協議会においては、玉城デニー知事と仲間 一金武町長と共に緊急に上京し、内閣副官房長官、外務大臣、防衛大臣、駐日米国大使にそれぞれ手交しまして、厚生労働大臣に対しましては、コロナ対応ということでお会いできませんでしたけれども、代理の方に手交いたしまして、基地を通じ入国する米国関係者のPCR検査の徹底や、米本国から沖縄への移動中止を講じるよう要請しております。また合わせて米軍関係者の検疫に日本の国内法を適用するなど、日米地位協定の抜本的な見直しも求めております。私のほうは、村単独、キャンプ・ハンセン三連協、軍転協、いずれの要請においても基地内居住の軍人、軍属、その家族については情報提供を促し、信頼関係を築くことにより、よりよいコミュニティーの形成が図られる、そのためにも日米地位協定の見直しは必要であるとの考え方を申し上げております。引き続き関係者と連携しながら要請を続けていきたいと考えております。 次に、布流石原開発の進捗状況についてでございます。(1)開発の経緯と現状についての御質問でございますが、事業目的がリゾートホテル、別荘及び附帯施設の建設事業として、当初計画が平成3年8月に沖縄県の開発許可を受け、平成5年3月に第1回変更、平成13年12月に第2回の変更が許可されております。平成30年8月には第3回の変更が許可を受けており、1工区から5工区に区分けをされ施行する予定となっております。5工区については、平成30年12月に造成工事を着手し、令和元年9月に完了しました。その後、令和2年2月には建築工事に着手し、現在は本館を建築中となっております。1工区から4工区については、現地の状況について建設機械が稼働している様子が確認されておりますが、施工業者への聞き取り確認として、開発予定地の見晴らしの確保と民間工事の残土仮置き場の関連と報告を受けております。 次に(2)の8月に入り土砂等の搬入があったというが、目的と搬入経路、搬入総量についての御質問でございますが、施工業者への聞き取り調査によりますと、恩納村での民間工事の掘削土の残土仮置き場として指定しております。搬入経路は、恩納村の建設現場から県道234号線、漢那松田線を経由して搬入しております。搬入総量は約1万5,000立米を予定しておりまして、現在数量は約1万4,000立米で、今後1,000立米の搬入予定ですが、民間工事の進捗状況によっては、埋め戻し土として搬出予定となっています。 次に(3)開発予定地のほとんどが裸地となっているが、その理由についての御質問でございますが、村では現地を調査しましたところ、雑木、伐採、除草等の形跡、残土置き場の状況を確認しました。残土置き場については裸地は確認しましたが、開発地のほとんどが裸地の状況となっておりません。開発の予定などを含め、開発予定業者や沖縄県に詳細について問合せ中で、明確な回答を得ていない状況です。引き続き関係機関に情報収集を行っていきます。 次に、(4)開発業者の辺野古新基地建設への加担はないのかについてでございますが、開発行為の許可状況は、申請書の内容に従って行うこととなっております。また松田区布流石原地主会の連署の条件として、リゾートホテル、別荘及び附帯施設の建設事業となっていることから、加担はないと判断しております。 次に、農業大学校についてでございますが、その進捗状況でございますが、沖縄県において令和元年度に新県立農業大学校整備基本計画策定委員会が4回開催され、その中で活発な議論を経て、令和2年3月に新県立農業大学校整備基本計画報告書が作成されました。今年度は基本計画と土地の価格調査業務を予定しています。今年度の業務進捗については6月以降、整備の主管課である県営農支援課と本村の関係部署との毎月1回の業務打ち合わせを実施し、整備に関する現状と課題について意見交換を行っております。基本設計の実施に当たり、現状と課題については土地の価格の決定の根拠となる不動産鑑定評価の沖縄県と村の双方での調査や、土地改良財産の処分手続、上下水道の整備等が上がっていますが、協議を重ねながら解決に向けて進めているところでございます。整備面積はおおむね18ヘクタールとなっております。今後の整備スケジュールとして、県では令和2年度から令和3年度までに用地関連事業、令和2年度に基本設計、令和3年度に実施設計、令和4年度から令和5年度までに施設整備工事を完了し、令和6年4月に開学に向けて取り組んでおります。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 説明ありがとうございました。私のほうの能力の問題ですが、聞き漏らした部分がありますので、後ほどまた再度お聞きすることもあろうかと思いますが、よろしくお願いします。それぞれの項目について具体的な質問に入ります。その前に初めに申し上げておきますが、正規に住民登録をされている外人の方々を、今回私は問題としておりません。ですから基地外居住の軍人、軍属及びその家族という形で質問をしていきますので、御理解をよろしくお願いしたいと思います。また地位協定の9条第2号が出てきましたけれども、本当に悔しいです。当然、比較はできない、これほど厳しいことを聞くとは思いませんでした。6月の議会では、仲間 貢前村民生活課長から詳しい、詳しいと言っても正確ではないという但し書きでしたけれども、誠実な答弁をいただきました。その数値の増減を知りたかったのですが、本当に残念です。そこで要望ですけれども、12月議会でも同じ質問をします。コロナ禍の中ではありますが、そのときは仲間前課長の知恵も借りながら、ぜひ数値を示していただきたい。それから予防注射を10月13日に予定されているということですけれども、その後の飼育及び予防接種の状況も軍人、軍属に限って答えていただければ助かります。それも併せて12月議会で質問したいと思います。 お手元の資料の1ページ、ここのほうに外人住宅の写真を載せてあります。上のほうは城原区の外人住宅の一部、下のほうは漢那区の外人住宅であります。漢那区の場合には集合住宅に見えますが、これは実は一戸建てが4棟建っているわけです。自分なりに調べてみました、仲間 貢前課長の後を追ってですね。そうしたらやはり漢那区は26、城原のほうは13でしたが、私の数えた範囲ではもう少し多かった気がします。周辺の人たちに、こっちは外人住宅ですか、あるいは停まっている車のナンバーを確認しながらやっていけば、村内に幾つの外人住宅があるのか、これは確認可能だと思います。ぜひよろしくお願いします。 では質問です。まず軍人、軍属とその家族が基地外で居住できる根拠は何ですか。私たちが幼い頃から外人さんたちは基地外で生活をしていました。彼らはそういった自由な行動を許している根拠は何なのか、伺いたいと思います。それから6月議会で、村長は9.11テロ以降、基地居住者の情報は入らない、把握できないという答弁をなさいました。9.11以来、情報が入らなくなった、厳しくなった、それはなぜですか。この2点をまずお伺いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 2番 津嘉山朝政議員にお答えします。 1点目の軍人、軍属、その家族が基地外に居住できる根拠というのは、今把握しておりませんので、これについてはまた関係機関へ問合せて、明確にこの根拠について確認したいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 私が9.11のテロ以降、市町村での居住人数など、軍人、軍属の皆さんの数が把握できないという答弁させていただきましたけれども、その根拠として言われているのは、基本的にその軍人、軍属の安全確保ですね、セキュリティの問題だと話は伺っております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 軍人、軍属のセキュリティの問題で情報が流れないと、そういう理解でよろしいわけですよね。ではこの件では、軍転協でも話題になっていると思います。軍転協としての話合い、あるいは判断はどういったふうなのか、お聞かせ願えませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件については、やはり国側のほうの理由の説明が、先ほど私が答弁した軍人、軍属のセキュリティの問題だと伺っておりますけれども、軍転協においては、やはり各市町村の基礎となる、村づくりをしていく上で、そういった軍人、軍属の数というのは把握していないとまずいんだということで、そのことについては以前から国のほう、また米国の関係者のほうには情報の提供というのは求めているところでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 9.11から大分時間が流れているわけです。軍人、軍属のセキュリティを守るために情報公開できないと。ならば危険性を持った軍人、軍属が私たちの生活空間の中にいるということです。彼らに危険が及ぶということは、その周辺に住んでいる私たちにも危険が及ぶということですね。どうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 そのあたりについては、どういう判断で米軍がそういう判断をしているのかというのは把握できませんけれども、理由としてはそういったセキュリティの問題だと伺っておりまして、今の議員の質問については、答弁する情報は持ち得ておりません。
    ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 彼らの情報が漏れたら危険が及ぶと、その周辺に住んでいる私たちの危険はどうなのか、そこはぜひ確認できる場所がありましたら、確認していただきたいと思います。先ほどの答弁の中で、軍人、軍属向けの外人住宅、大体判断ができるということがありました。いろいろな資料提出であるとか、あるいは上下水道関係のことですね、あるいは建築許可でしたか。おおよそで構いません、ぜひ12月はそこらあたりからも資料を集めて、しっかりした数字を出していただけたらと思います。それから一戸建ての外人住宅についてですけれども、漢那区の外人住宅の情報を調べてみましたら、4LDKで4,500万円の値段がついた外人住宅がありました。これは、はっきり外人住宅と書いてある情報です。その中に、物件情報の中の一つに、「軍検済」、普通に読めば米軍の検査が済んでいる建物ですよという意味なんでしょうけれども、村長はこの「軍検済」という理解は、私の理解と同じだと考えてよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 津嘉山議員の考えていることというのは、どういうことか、まずお話しされてから答弁したいと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) つまりこの建物は、外人住宅で適当である、そういう検査を米軍が行っているのではないかという、私の疑問です。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 詳しく調べたわけではないんですけれども、恐らく基地外居住に住むときの家賃補助があると伺っておりますので、それに適合するかしないかということではないかと、私としては認識しております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) それならば、村内の外人住宅、これは外人住宅を確認するのは簡単なことですね。軍検済というお墨付きが付いているかどうか、それを確認していけばいいわけだと思います。今、値段のほうが少し出ましたけれども、調べられる範囲で調べてみたら、3LDK、4LDK、新築で35万円前後になっています。つまり家主は35万円前後の家賃を毎月得ているということになるわけですね。そのことから関連していきますけれども、誰と誰とがどのような条件で契約し、先ほど思いやり予算のことも出ていたと思います。相当な額でした。それから契約者同士、民間同士のもので所有者が固定資産税等を払うというのがありましたが、固定資産税はもちろんです。土地の税金もそうですけれども、今確認していただきたいのは、1か月の家賃収入に係る所得税が宜野座村にどのぐらい入っているのかということを分かる範囲で答えていただけますか。 ○議長(石川幹也) 石山村民生活課長。 ◎村民生活課長(石山学) 2番 津嘉山議員にお答えします。 ただいまの質問でございました、家賃が月35万円に係る所得税というお話でございましたが、これにつきましては管理会社、所有者ですね、恐らく不動産会社になると思います。そのままの金額に対する所得税等は発生しなくて、会社であれば経費とか、もろもろのことを控除した金額になると思います。不動産会社の場合は、村内にない場合は所得税等は一切かからないものと考えています。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 村内で企業活動をしているわけではないので、村には入らないということで理解してよろしいですか。はい、分かりました。外人住宅については以上で終わります。 次の質問、布流石原開発についてですが、その前に先ほどの裸地についての御指摘がありました。勉強不足でした、お詫びいたします。まず村長に再々度確認ですけれども、開発業者の辺野古新基地建設への加担はないと判断している、そうおっしゃいました。その根拠、理由は、松田区と地主会と村が開発業者と交わした協定書と同意書、ここに根拠があると理解してよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 松田区と、私も松田住民でございますので、松田地域にとっては、やはりこの場所の開発というのは長年の悲願というか、そういうところがありまして、ようやく新たな事業者というのが見つかったというような状況で、地主の皆さんはじめ関係者は喜んでいるところでございます。ただ辺野古の問題について、開発許可の際に、私のほうから職員に、これは辺野古とは申し上げていないんですけれども、これはちょっと建設工事の飯場みたいな絵が描かれているけれども大丈夫かということを、私のほうから話をして、いろいろ合意書などをもんだ経緯がございます。このことについては、やはり過去にもいろいろ答弁させていただきましたけれども、地域としてそれが認められるはずもありませんし、業者の方ともお会いしたこともありますけれども、そういうことは一切ないということはお話しされていました。その担保は、じゃあ何なのかということで御質問を以前から受けておりますけれども、やはりその松田区との協定、また村とのものも含めて、それが一つの担保であると認識しております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 私の手元のほうに、2019年10月30日、地主会会長のほうから開発業者の代表の方へ渡された書類があります。その中で、2014年8月30日に開いた地主総会において、「リゾート計画以外では困る、辺野古の資材置き場にするという話もあるが」という質問に対し、「リゾートに特化する、資材置き場では皆さんに土地代が払えない」と答えているという文章があります。リゾート開発を円滑に進める上でと続いていくんですけれども、地主会への回答として、リゾートに特化して、それ以外の目的にこの土地は使わないというふうなことが出ているわけですけれども、写真のほうをご覧ください。2ページですね、裏側のほうになりますが、これは5工区の工事進捗の状況です。続いて3ページ、これが今、1区から4区の中の、特に1区部分の、国際交流村近辺になるわけですけれども、真ん中のほうに大きな土の堆積が見えます。右上のほうには小さな堆積が見えますね。4ページはそれを拡大したものです。これは先ほど村長もおっしゃっていましたけれども、やはり私の目から見ても残土置き場に見えます。特に上部が平らにならされている。さらにここに土砂が搬入される計画があるだろうと考えています。 2点伺います。今日もそうですけれども、大雨が降っています。台風5号の接近以来、8月の後半は大雨が続きました。4ページの写真をご覧になって分かるとおり、ここは何ら赤土流失防止策が取られていないかに見えます。ブルーシートも全く本体の上にかけられていません。その右下のほうに、小さな沈砂池のようなところがあって、そこにはブルーシートがありますが、これは赤土流出防止の上から許される形態ですか。それから赤土の流出について、これまで村としては確認はされましたか。まずこの2点をよろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたけれども、土砂の搬入予定は1万5,000立米予定していまして、現在では1万4,000立米が既に搬入されていると。残り1,000立米が搬入予定ですけれども、民間工事の進捗状況によって、また埋め戻し等でこの土は使われると伺っています。それを踏まえて、私も土木をやっていましたので、こう土というのはきちんと上をフラットにして使わないと、また水が浸透したりすると使えなくなりますので、そういうことで上部がフラットになっているんじゃないかと考えます。 赤土対策の件ですが、現地に行きました。4ページの写真がせっかくありますので、この土がある部分、その周辺にこう畦があります。その畦が、この残土置き場の周辺にぐるっとこの畦が回っています。これで土の流出というのは、一定程度抑えられるだろうと。またそれ以外にも離れていますが、別の道路から外側のほうに同じように畦が設置されています。そういう意味では、発生土というのは、雨が降ったときに流出というのは、その畦で一定程度は抑えられるだろうとは認識しておりますが、そのことについてはパトロールなどをしたかということについては、担当課のほうからまた答弁させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 石山村民生活課長。 ◎村民生活課長(石山学) 続けて2番 津嘉山議員にお答えします。 この現場の赤土の発生状況並びに対策についてですが、この場所については面積の関係上、県への赤土の届出の義務がございます。先ほど村長のほうが答弁していましたとおり、この盛土のブルーシートは実際されてはおりませんが、その周囲に十分対策がされているということもございまして、こちらから河川、または海浜への赤土の流出については、今のところ確認は取れておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 再度確認になります。2点お願いしたいと思います。 まず1点目は、ここに残土置き場としてこの土地を使うということは、協定書の中にはありますか。もし協定書の中にそういった残土置き場として使用してもよいというような条項がないのであれば、ここに土を運んでよろしいかという事前の申し入れはありましたか。それからあと1点、これは本当に赤土ですか。2点お願いします。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 協定の中には残土置き場としての項目はございません。事前に許可があったかということも、ありませんでした。ただうちとしては、事前にこういう開発事実を確認しましたので、この施工業者のほうに確認はしました。しばらく回答はなかったんですけれども、先ほど村長が答弁したとおり、民間の工事の残土置き場としてやっていますということの報告がありました。それと村民生活課の石山課長が言ったように、県へ届ける面積となっております。県環境課のほうにも確認しました。そうすると、届出はされております。これは恩納村の民間工事の赤土の対策の届出と残土置き場という指定で、ここに届けが出されております。ただそれについては管轄が違いますので、そこについてもいろいろまた調整していきたいと思っております。 2点目の赤土かということなんですが、既に盛られていますので、中については確認できませんでしたが、表面からすると赤土だと思っております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 確認しますが、ここに残土を運んで盛土しますよということは、県のほうには届けられているわけですね。県のほうも許可しているわけですね。主体である宜野座村、この面積の中で、この盛土の占める量というのはすごいですよね、そう思いませんか。この盛土について、何ら事前に、申入れであるとか、あるいは説明であるとか、お願いであるとか、そういったことが無くて通るのが土建会社の、あるいはこういった業界の常識なんですか。そこを1つ確認させてください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 土建会社の常識なのですかということでしたけれども、この事業については県のほうに申請を出してやっておりますので、基本的には先ほど石山課長からもありましたけれども、規模的に村への報告というのは義務としてはないということで理解はしております。きちんとした手続にのっとって申請されたものではないかなとは推測しております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 今の御説明、納得したと言えば納得できるのか、私は疑問なんですけれども。いわゆる当事者として、私たちは協定書も締結しているわけです、村は。その中には、そういった土砂を盛るよと、あるいはリゾート開発として計画したものは、リゾートに特化してそれ以外の目的には使わないという文言もある中で、これだけの量の土を運ぶことについて、村に一言もないと。これが本当にまかり通ることなんでしょうか。その件についても、12月にまた追及いたしますので、ぜひ答弁をよろしくお願いしたいと思います。 次に進んで行きたいと思いますが、今赤土のほう、河川あるいは、ちゃんとした畦が回されているので、海への流出はないだろうと、そういったお答えがありました。実際、私も大雨の日に訪ねて行ったことがあります。もちろんここは私有地になっていますから中には入れません。海岸のほうをずっと歩いてみたんですけれども、さほど流れている様子はなかった、これは私も納得しています、実際に見ていますので。ただこちらのほうを見ていただけますか、6ページです。これは旧国際交流村への入口の部分だとお話を聞きましたけれども、雨の日にこういう状況なんですね。皆さんも向こうを通ったときに、今、立木が伐採されて、ほとんど裸地とは言いませんけれども、地肌が見えている状況をご覧になったと思います。この状況がある、今後、このマウントから赤土が流出しない、そういう保証はないのではないかと思います。あるいは流木を切り払って草を刈り取った状況ですね、5ページをご覧になってください。そこの左の真ん中のほうですけれども入口があります。そこから先ほどの盛土のほうに向かって、やはり木は、あるいは草は、植物ですので刈り払われています。この部分についての赤土流出の防止策はどうなっていますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 このロータリーから上部のほうのことを言っているかと思うんですけれども、このほうについては以前から裸地の状態です。なぜかここにはあまり植物が生えないのか分かりませんけれども、以前からここは赤土がむき出しになっている状態がございまして、そこを細かく作業して、下草というか、取り払ったかどうかというのはちょっと把握はできませんが、どうもロータリーから右側だとか、今の私が申し上げた赤土がむき出しになっているところ、上部のほうですね、そこのものについては伐採されて、下草がそのままあるような状況だと認識しています。いずれにしましても、この部分についても畦とか、そういう対策をしながら対応しているものと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) この立木が伐採されて、草地、草が除去されている、これは8月10日以降なんですよ、実際に見ている方の話ですとね。8月10日前後にここで伐採がされている状況が出ています。ですから6枚目のこの赤土の状況、それは必ずや自然破壊、環境破壊につながると思いますので、早めの防止策を取るよう申し入れをしていただきたいと思います。 それから7ページ、8ページですけれども、先ほど村長の説明で搬入の経路、これは恩納村の民間法人の場所の土砂が運ばれているんだという説明がありましたが、土砂が運び込まれているだけではなくて、布流石原の残土地から石灰岩が搬出されている状況があります。この写真は私のほうで撮ったものですけれども、1台はうるま市に向かいました。うるま市のほうへ岩石を運んでいます。それから本部町のほうにも運んでいます。ですから、布流石原のほうに土砂を搬入してストックするだけではなくて、そこから石灰岩も運び出されている。要するに中継地としての働きもしているわけです。そこのところは御存じでしょうか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 今の津嘉山議員の質問については、村では把握しておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 開発業者について、少し調べてみました。大企業です、本当に大企業。5年前から、米軍工事部を開設しています。実績として、県内のトリイステーションや嘉手納基地工事をはじめ数々の工事を受注しています。それだけではなくて、本土の京丹後市、あるいは横須賀基地の施設工事も受注して完成させております。ですから米軍関係でかなり大きな力をこれからつけていく、発展が期待できる、成長が期待できる企業、そういうふうにホームページで紹介されています。ここで心配なのは、4ページのストックされている土砂ですけれども、これがもし岩ずりであるならば、これは非常に私としては心配です。何度も申し上げますが、私はリゾート開発に反対しているのではありません。リゾート開発の中で、辺野古新基地建設に加担するような動きが、私たち宜野座村の中であっては、これは将来子供たちに顔向けできないなと、そう思うから邪推をするわけです。防衛局は、岩ずりは本部と国頭だけから搬入すると、最初は計画していました。この間、その計画を変更したんです。今後は宮城島、糸満市、宮古島、南大東島と、県内全域から岩ずりを搬入すると言いました。7月29日の琉球新報ですけれども、土砂調達経路が海路も含めて掲載されています。ぜひ確認されてください。ここで1つ心配なのは、私の心配をお話しするのは、開発会社の社長が宮城島の出身であるということ。そして、宜野座村布流石原へ運ばれている土砂は宮城島から運ばれている、そういった情報も、これは不確定です、今から確かめていきますけれども、あるということ。岩ずりはですね、本来無価値だそうです、価値のないもの。ただし埋め立て用の資材としては有効なんですね。それで防衛局は初め、1立米1,870円で発注しています、琉球セメントなんかにですね。ところがこれがなぜか1立米5,370円に跳ね上がっています。さすがにこれは問題だろうということで、国会でも取り上げられて、最終的には4,360円に減額はされています。それでも防衛局が最初に示した1,870円の2倍以上です。ですからここには大きな利権も生まれるわけです、邪推ですよ。もし布流石原に今ストックされている土砂が岩ずり含みのものであって、辺野古新基地埋め立てに使われた場合、これは明らかな新基地建設への宜野座村の加担ということになります。そのことについて、これはもしものことですので、答弁がなければ結構ですけれども、村長はどのようにお考えか、見解を伺いたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 会社のほうもいろいろ調べられたということで、ホームページに米軍関係のものが載っていたということでしたので、ホームページに載せるということは、一般に公開しているということなので、卑しいことは何もないということでもあるんじゃないかというふうには感じます。我々としましては、昨日ですか、県のほうで工事縦覧ということで設計変更の申請書などの公表がありました。それから見ますと、今議員がおっしゃるとおり宮城島からの搬出ということも書かれておりますけれども、それについては中城湾の港のほうから海路でやるということになっているかと思うので、もし本村でそのようなストックヤードということになれば、それは設計とは合わない話ですし、村としても受け入れられる話ではございませんので、そういうことはないと思っております。確認はします。 ただ私どもで懸念しているのは、その企業につきましては、やはり何千万円という費用を払って、こっちの借地料を払っているような状況がございます。なかなか土地の構造上、接道もございませんので、開発というのは難しい中で、こういった企業がもうここはいいんだということで、諦めたということにならないかということを、また懸念しているところもございます、正直言いますと。ですからお互い信頼関係の中で、きちんとした目的に沿って、この工事が進むということは、当然企業にも求めていきたいと思いますし、逆にもしもの話ばかりが大きくなり過ぎて、風評被害ということにならないかということは、お互い注意したいと思っているところです。ただ基本的には、村でですね、そこは使われるということについては、認められる話ではありませんので、また設計書の中にもそういうことは記載されておりませんので、そういうことはないと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 最後のお願いというか、確認をした上でお願いしていきたいんですけれども。 2ページのほうをご覧になっていただけますか。クレーンが立っている写真ですね、2枚目。第5工区の中心となる建物の建設が、このように着々と進んでいます。そこで確認なんですが、今申し上げました国際交流村を中心とする地域の伐採、樹木の伐採ですね、そこらあたりが始まっていることから考えて、本体工事がそろそろ始まるんじゃないかと、そういった進捗状況について、今後どういう計画になっているのか、どういった建物、最初の計画どおりの建物になるのか、また変更があるのか、そこらのことについて説明をお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まずその工区分けされているということがありますけれども、5工区とその他の1工区、4工区とは、開発協定については一緒にやっていますけれども、開発自体は実質別々なので、今議員が先ほどからおっしゃられている企業につきましては、この指定の工事というのはあくまでも開発に携わっているんではなくて、施工とか、そういった土地の利用とか、そういう部分の関わり方をしているというふうに聞いております。ですから下の5工区では、企業についてはあまり関係がないと言ったら語弊がありますけれども、そういう状況でございますので、それは分けて考えられたほうがいいかなとは思っております。 また上の部分につきましては、あくまでも間接的にしか情報として入っておりませんけれども、観光農園とかですね。なぜそういうことになるかというと、開発の全てが開発許可の部分ではないんですよ、この土地自体は。開発許可のエリアというのは限られていて、それ以外の土地もその企業が押さえているところがございます。それで新型コロナウイルスの関係で、なかなか投資というのは見込めないだろうということから、ここ10年近くは開発は見込めないだろうということで、まずそういった観光農園だとか、そういう自然のものをまずはやっていけるような形を今考えているというふうに伺っております。これは正式なことではないんですけれども、そういう情報は耳に少し入ってきました。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 今の観光農園の話、初耳でちょっとびっくりしていますが、以前議会で、この布流石原の、5工区は外して今考えますが、ここは全体がリゾート地としての計画がされているんですかということを申し上げましたときに、たしかそのとおりであるという答弁をいただいたかと思うんですが。では計画変更は出ているわけですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 開発としては、そのエリア全体ということになっておりますけれども、その上物については、どういうふうにやっていくかというのは企業の考え方でして、かなりの面積ですので、全てをリゾートとして活用するというよりも、そのリゾートの一環として今観光農園の話などが出てきていると伺っております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) このお話ですね、やはり納得できないわけですよね。計画平面図というのを前に頂いています。この中に、今おっしゃるような観光農園が入り込んでくるわけですね。この段階では、観光農園というのはどこにもないですよ。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 正式にやるということでは、直接は聞いていないんですけれども、間接的に聞いた話なので。もし手続に変更が必要ということであれば、そういった変更はされるものと思います。ただあくまでも計画というのは、以前から申し上げていますけれども、開発協定については上物というのは基本的に縛りがないような状況もございますので、その辺については企業だとか、また投資する皆さん、そういった皆さんの状況によっては変わってくるかと思います。ただ基本的には、やはり我々としてはリゾート、そういった観光に資するものと考えておりますので、その辺の手続が必要であれば、きちんと手続がされた上で施工にかかるものと理解しております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 12月の議会のほうでも、この布流石原については再度取り上げて疑問を、私だけじゃないですよ、住民の疑問に答えるような質問をしていきたいと思います。何点かだけ。まずですね、搬入された土砂の性質や使用目的。いずれ埋め戻しで持って行かれるということでありましたけれども、それがいつ頃なのか。いつまでこの盛土はここにあるのか。赤土防止対策であるとか、あるいは同意書等で相当関わるストック、この状況がこれがどうなのか。ここらあたりも再度私のほうも調査して、質問していきたいと思います。布流石原については、これで終わります。1分しかありませんが、簡潔にお答え願いたいと思います。 県立農業大学校跡地に基幹病院が建設されると新聞発表にありました。つまり宜野座村の農業大学校誘致は後戻りできないわけですね。その中で、まだ誘致に反対されている畜産農家がいらっしゃるということを耳にしています。その方の説得、あるいはその方が納得されない場合は、これから畜産農家を若い人たちへ提供する草地の確保、これは今どうなっているのかお答えください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 細かな話はまた担当課長のほうから答弁をさせたいと思いますけれども、畜産農家の皆さんを集めて、役場のほうで状況説明をしました。その際にも反対されている意見も出ましたけれども、この場所につきましては以前から申し上げていますとおり、松田区の入会権が有する土地でありまして、もともと松田区民だけで使うということが前提で整備されています。これを利用するに当たっては松田区長の許可を得ないといけないというものでございまして、そういう縛りがあるわけです。松田区としては、そこを有効活用したいというような要望などもありまして、草地ではなくて施設栽培なども計画したいんだというような要望は以前からお聞きしておりました。その中で農業大学校の件が来ましたので、区の了解も得ながら、また当時の議会のほうも了解を得て進めてきた次第です。また新規就農の農家はどうするのかということもございますけれども、当然我々が草地の確保を3月までやってきまして、一定程度の草地に使える土地を確保してきています。ただやはり今新規就農の農家もいらっしゃいますので、そういった草地をどうするのかというところは、今村で土地が保有できないようになったものですから、後は利用権設定などを促しながら、今草地の確保には努めていきたいと。農家の草地確保を支援していきたいと考えています。あと現状としまして、今農業者も高齢化が進んできている状況の中で、やはりいろいろ土地を確保されていた方が手放すような状況もございますので、そういったところをきちんと斡旋しながら、畜産農家のほうに振り向けられるように、またなるべく集約できるかというのも難しいところもありますけれども、そういうことができるように支援はしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 津嘉山議員にお答えします。 村ではこれまで平成30年から草地の取得を始めました。3月までの取得面積が約4ヘクタール、3.9ヘクタールなんですが、取得しております。先ほど村長からありましたように、基本計画がまとまりましたので、真平原に残った村有地の面積が約6ヘクタールあります。全体で約10ヘクタールは一応確保してはいるんですが、今後とも、先ほど言った、もう少し足りない部分もありますので、このあたりは農業委員会と連携していきたいと。また松田地区以外の方々についても、やはり草地に向いている土地については畜産農家に推進して現場を見ていただいて、今利用権設定しているところでございます。まだ期間がありますので、昨日もありました遊休地等の解消にもつながると思いますので、このあたりを連携しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 長々とありがとうございました。まずはこのコロナを収束へ導くと。そこに村長をはじめ皆さんに頑張っていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで津嘉山朝政議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時11分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時22分) 質問の前に訂正があるそうです。 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) すみません、発言の訂正をさせてください。 先ほど、赤土の件がございまして、今回の布流石原の赤土対策の件ですけれども、許可のものと勘違いしておりまして、県への対策への申請などもありますけれども、そのコピーなどを村にまた届出として出すということがございましたので、訂正させていただきます。また少し補足で企画課長から答弁させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 続けてお答えします。 村長から今訂正ありました赤土対策の件なんですけれども、面積によって届出する場所が違います。1,000平米以上は中部保健所、3,000平米を超えると県の環境保健部のほうになるんですが、今回これも調査中でございます。実際、村のほうにも赤土届出を出さないといけませんので、そこについてもまたしっかりとその対策の経緯とか指導をやっていきたいと、確認しながらやっていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 順次発言を許します。1番 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) こんにちは。議長より許しが出ましたので、質問したいと思います。今回は、4つ質問したいと思います。 1.漢那地区道路舗装整備について、2.金武地区消防衛生組合、金武地区清掃センターへの金武町側ルートについて、3.もう大変なことになっていますけれども、新型コロナウイルスについて、4.これは村長ですね、これまで2期8年間の村長としての総括を伺いたいと思います。村長、各担当課長、よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 仲間信之議員の一般質問にお答えします。 まず1点目の漢那地区道路舗装整備についてでございますが、去る令和2年6月定例議会においてもこの事案について取り上げられましたが、その後、令和2年7月10日に漢那地区道路舗装整備について(要請)ということで、要請書を漢那区のほうからいただいております。村といたしましては、農道として整備していくとの方針で、農業農村整備管理計画の中に団体営農地耕作条件改善事業として事業計画を追加しております。しかしながら本村においては多くの事業計画を進めており、事業採択年度等については予算の状況から時間がかかる可能性もあることから、他事業も視野に入れながら進めているところです。また事業採択並びに実施に時間がかかることが予想されることから、県農業委員会等と調整を行い、農地転用をして村名義へ名義変更後、村の修繕費を活用して乳剤散布または仮舗装を行えるよう進めているところです。今後、名義変更等については漢那区の御協力が必要でございますので、よろしくお願いいたします。 次に、金武地区清掃センターへの金武町側ルートについての御質問にお答えいたします。現在、金武国道とバイパスの合流部から垣之外地区開発農地、農地開発前の垣之外中央線を通り漢那ダム側道線に抜けるルートを利用しております。ルートの選定に当たっては、当初、村では金武町側からの受入れや利便性等を考慮し、漢那大橋の手前から道の駅の裏手側を通り漢那ダム側道線を通るルートを考えておりましたが、地元漢那区の意見を伺うため、令和元年12月18日に漢那区行政委員会で説明をし、協議を行っております。その中で様々な御意見がございましたが、令和元年12月26日に漢那区行政委員長と漢那区長の連名で、当面の間は、垣之外中央線を通る現ルートでお願いしたいとの内容の意見書が出されております。村では、地元漢那区の意見を尊重し、金武町並びに金武地区消防衛生組合の了解も得て、現ルートの設定に至っております。現ルートの危険性についてでございますが、交通量も少なく幅員も広いため、速度超過が懸念されましたので、減速を促す注意看板を既に設置しております。また交差点や見通しの悪い箇所につきましては、総務課においてカーブミラーの新規を5基、ミラーの追加4か所を既に発注してございます。次にルートの見直しがあるかとの御質問でございますが、金武町並びに組合にも問い合わせて確認いたしましたが、現ルートの利用に対し苦情や不満は特にないことから、当面の間はルートを見直す予定はございません。 次に新型コロナウイルスについてでございますが、この御質問につきましては先日も他の議員からも御質問がございましたので、事業の詳細については答弁を割愛しまして、全体的な流れについて答弁させていただきます。村で行った新型コロナウイルス感染症拡大防止対策につきましては、これまで実施したもの、これから実施するものを含めて、先日お配りした資料のとおり63事業でございます。個別の事業内容につきましては御質問をいただき、お答えしたいと思います。村では全庁を挙げて村民の命と健康、そして暮らしを維持するため、感染防止対策と経済対策、生活支援などを幅広い分野で様々な事業を実施してまいりました。引き続き対策を講じていきたいと考えております。これまで各種対策を実施していたにも関わらず、本村では8月に入り集団感染(クラスター)が2件発生しました。改めていつ誰がどこで感染しているか分からない、この目に見えないウイルスの恐ろしさを痛感させられた次第です。課題等今後の取組ですが、村では感染症に関する専門家はおりませんので、これまでも国や県などの情報や指導の下、各種事業を展開してきました。今後もこれまで同様対応していく予定となっておりますが、現在新型コロナウイルス感染症の臨床研究により、ウイルスの特性なども判明してきており、国ではワクチン確保の話に加え、冬場のインフルエンザの流行を見据え、新型コロナウイルスの感染症法での位置づけを見直す議論もあるようです。今後、新型コロナウイルス感染症の第3波の襲来が予想される中、国や県がこのウイルスとどのように向き合っていくのかなど、今後の国や県の情勢把握に努め、特に県や保健所との連携を図りながら、村民が安心して暮らせますよう、そして事業者がしっかりと事業継続できるように、引き続き効果的な対策を最大限講じていきたいと考えております。 次に、村長2期8年間の総括についてということでございますが、少し長くなりますがお付き合いください。総括についてでございますが、私が平成24年12月30日に村長に就任して以来心がけてきたことは、まずは足元をしっかり見つめること、宜野座村の善し悪しは何なのか、宜野座村には何があって何が足りないのか、宜野座村と他の自治体は何が違うのか、現状を把握し、そして現実と向き合いながら何ができるのか、職員とは膝を交えて議論してきました。また議員各位をはじめ地域住民との意見交換、また村づくりアドバイザーなど専門の立場から見た宜野座村、国や県の関係者との情報交換など、様々な意見に耳を傾けて宜野座村の課題を克服するため、そして宜野座村の魅力を高めていくための取組を行ってきました。8年間職員とともに知恵を絞り、そして行動しながら実施してきた各分野の成果と課題について、答弁させていただきます。 まずは健康福祉分野における成果についてでございますが、村内保育所、保育園の協力の下、定員増による待機児童解消に向けた取組、小学生の放課後の居場所づくりとしての学童クラブの設置及び運営支援、子供の貧困緊急対策事業による居場所づくり、子供健診の実施、禁煙治療に対する助成事業の実施、在宅で介護をされている家族への介護手当の支給、ぬちぐすいどころやセラバンド教室などの高齢者向けの年齢に応じた運動教室の実施、不妊治療を一般不妊治療までに拡充、障がい児通所支援のための助成制度の創設、村民福祉向上のため、役場保健師職員の増員などが挙げられます。またタラソの維持修繕や機能強化については、補助事業を有効活用し、総額約3億2,000万円の事業を実施しました。主な課題としましては、生活習慣病の予防や重症化予防など、村民の健康増進、それから高齢化社会を迎える中で地域で支え合える体制づくりのために立ち上げた地域協議会の活動の充実化などが挙げられます。 教育部門における成果としましては、幼稚園の預かり保育時間の延長、学校給食費の第3子以降の減免、児童生徒の県外派遣時の交通費、宿泊費の全額補助、村育英会の入学準備金の拡充と給付型奨学金の創設、ハワイにおける中高校生海外語学研修の実施、村営学習塾21世紀みらいへの運営及び学習支援員配置の民間委託及び全中学校の全学年の2クラス化、小中学生の着実な学力の向上、阪神タイガースによる少年野球チームの甲子園招待、総合体育館を一括交付金でリニューアル、給食センターを再編交付金で移転整備、宜野座村野球場の機能高度化及び宜野座ドーム横の多目的スポーツ施設を北部連携事業で整備したことなどが挙げられます。主な課題としては、まずは宜野座高校再生のための取組、野球以外の少年少女スポーツへの支援やプロや実業団のスポーツ合宿誘致による選手と子供たちの交流が実現できなかったこと。ハード事業としては、中央公民館の代替施設であるふるさと交流センター事業の推進などが挙げられます。 農水産業関係における成果としましては、まずは農業関係では県立農業大学校の誘致が決定、水質保全事業や高松地区土地改良事業の実施、トラクターやハーベスター及び土地改良区のバックホー等の農業機械の導入、JA肥育センターを無償で譲り受け、村畜産センターとして活用、優良雌牛導入事業を新規就農者まで拡充、既存農業用ハウスの修繕補助制度導入、各種施設栽培の推進、その中でもいちご農産地化への取組と農業後継者育成センターの機能強化、農地の地力向上及び村堆肥センターの経営改善を兼ねた宜野座堆肥の補助率アップなどが挙げられます。 水産業関係については、水産関係共済掛金や鮮度保持のための製造補助を追加、宜野座漁港のアスファルト舗装とモズク種付け施設の整備、漢那漁港荷捌き施設の建て替え及び漁礁設置に向けた取組などを行って来ました。主な課題としましては、村の長年の懸案事項であります農地からの赤土流出が挙げられます。グリーンベルトの設置に加え、畦の設置事業、心土破砕事業、悪質な農家への補助金カットなどのソフト事業に加え、県と連携した農地の勾配修正、水質保全事業の継続実施、沈砂池の改良事業なども実施しておりますが、近年の集中豪雨には対応できていないのが実情です。今後も県と連携しながら、各種対策を講じ、美しい海の再生に取り組んでいきたいと思っております。 観光商工関係における成果としましては、未来ぎのざの道の駅登録及び重点道の駅としての選定、その後、観光拠点施設整備による入域観光客数の増加及び未来ぎのざの売上げアップ、松田鍾乳洞運営の集落支援制度の活用、電光掲示観光情報看板の設置、民間事業者によるチャペルや高級リゾートへの整備への支援、キラリ☆ぎの座認定など、特産品開発及び販路拡大への支援、プレミアム商品券事業の補助金の増額、伝統芸能関係で内子町との交流及びハワイ公演の実施、阪神ブランドを活用した地域PR、イチゴ狩りなどの体験型観光の推進、庭主の協力を得て実施したオープンガーデンの開催などが挙げられます。主な課題としましては、観光拠点施設の盛り上がりをどのようにして村全体の経済効果として波及させるかということ、未来ぎのざの経営改善支援、新型コロナウイルス感染症による観光客減少への対応、そして地域経済の再生及び文化事業の運営などが挙げられます。 情報通信産業関係の成果としましてはサーバーファーム入居企業などと連携したキャリア教育の実施、サーバーファームの機器類の更新時期を迎え、一括交付金や再編交付金、北部連携事業など各種補助金事業を活用して総額11億8,000万円の機能強化事業を実施しました。課題としましては、人材確保が難しい中での企業誘致、今後の維持修繕、機器更新などへの対応が挙げられます。 住民生活の環境整備や防災機能の強化等の成果としましては、村内光ファイバー整備によるブロードバンド化、新ルールを含めたグーグルとの共同使用等の協議が必要となる金武地区清掃センター新ごみ焼却施設の完成、福山浄水場の機能強化、村内道路の整備では漢那橋の架け替えを含む漢那旧国道線や福山進入路の工事着手、防災時の一次拠点となる街区公園や避難道路の整備、村農村公園の遊具の設置、各区へ防災用備蓄倉庫を整備、国道沿線への防犯灯及び地域内への防犯カメラの設置、不法投棄対策として2点、移動式クレーンなどの導入や移動式防犯カメラの設置を行ってきました。課題としましては、村内全域でのブロードバンド化や自主防災組織の立ち上げが遅れていること、台風時に発生する停電などに対する対応が挙げられます。 基地問題についてでございますが、基地問題について成果という言葉を使うことはできません。職員も一緒になってねばり強く協議や要請を行ったことで、騒音測定器を村内3か所へ設置させたこと、城原区におけるヘリパット・ファルコンの利用頻度の減少、HH60ヘリ墜落による大川ダムからの取水停止に伴う経費について、国に対して経費の全額補償を認めさせることにつながったことなどが挙げられます。また漢那ダム湖面や松田地域の提供水域の一部解除について、菅官房長官へ直接要請し、国や米軍との協議の俎上に上げることができました。しかしながら基地問題については住宅地に近いヘリパッドの使用禁止、米軍航空機による夜間訓練や民間地域での低空飛行の禁止、軍人、軍属への教育の徹底、地位協定の見直しなど継続して要請を行ってきておりますが、依然として課題は山積しておりますので、引き続きキャンプ・ハンセン三連協、沖縄県などと連携しながら国や米軍など、関係機関へ働きかけていきたいと思っております。 行財政改革の成果としましては、村三役の給料を削減した上で、国際交流センターの休館や松田浄水場の休止による経費の節減、3年連続約6,000万円の赤字経営でありましたかんなタラソの民間企業への指定管理、ふるさと納税の増額や野球場などのネーミングライツ導入による自主財源の確保、村営塾やタラソなどの民間委託による運営の効率化及びサービスの充実、水道料金など各種料金のコンビニ収納などの推進、役場初の女性管理職の登用と女性職員の割合向上による男女共同参画社会の進展、役場職員として技術職の採用などが挙げられます。 課題としましては、今後財政運営が挙げられます。来年で第5次の沖縄振興計画が終了しますが、現時点では一括交付金や現在の高率補助制度が維持されるのか、予断を許さない状況であることから、今後の発展的な持続可能な村づくりを進めて行くために、自主財源の確保と経費の節減の重要性がさらに増していきます。そのためにも民間投資を促し、税収を上げるための施策の実施と、並行して村で実施している事業の精査、そして財政の負担を軽減させるための補助事業などの有効活用が求められます。今後、予算をいかにして獲得していくか、村長をはじめ職員の力量が問われる時代になることは間違いありませんので、常に情報のアンテナを高くして業務に臨む必要があります。 以上、8年間に実施してきた事業について、成果と課題を述べさせていただきましたが、振り返りますと多くの事業を実施してきたなと、率直に感じております。これらの成果については、職員の努力と協力、そして議会の御理解の上に実施できた事業でございまして、職員の皆さん、また議員各位には改めて感謝したいと思います。 (2)これからの宜野座村の展望についてでございますが、本村の今後の展望を語る上で、大きな障壁となるのが新型コロナウイルス感染症対策でございます。感染予防と経済活性化をどのように両立させていくのか、大変難しい問題です。まずは国の交付金などを有効活用しながらコロナ禍を乗り切るため、そしてコロナ禍が明けて再スタートを切ることができるための支援を行っていきたいと思います。また雇用対策と並行して、先ほど述べさせていただいた各分野の課題を解消していくことで、おのずと宜野座村民の福祉の向上や、本村のさらなる発展につながると考えております。今後も高齢化社会、ICT技術の進展、安全保障関係の変化など、国内外の社会情勢の変化に向き合いながら、これまで築いてきた農水産業を中心をした地場産業をしっかりと支え、そこに観光産業や情報通信産業など積極的に組み合わせていくことで、地域住民の所得向上と地域経済の発展、よりよい生活環境の実現につながるものと考えております。また各区の地域コミュニティ組織を生かして村民協働による地域づくりを進めることで、子供たちの瞳が輝き、村民の笑顔あふれる村が築けるものと確信しております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、ありがとうございます。4つある中の1番目から行きたいと思います。 漢那地区道路舗装整備について。漢那小学校正門入口から名称を言いますとアパート・ファミールカンナを結ぶ道路整備についてなんです。これは前回、6月定例会でも平田議員のほうから出ました。実はこのアパート、私住んでいます、12年前から。住所が1965番地の1。12年前に住んだときは、12世帯のアパートが1つ、一戸建て住宅が1つでした。その間に、一戸建て住宅が5軒増えまして、ですから6軒プラス12年で18世帯の方が住んでいる場所です。これまで平田議員から二、三回、あるいは全議員で何度か出ていると思います。それだけ何と言うんですか、ここも当初よりは住宅地となっている現状があって、そこで漢那小学校の前で、ボランティアで平田議員が、朝の挨拶運動の中で懸念していたわけですよ。入り口の勾配がちょっと強くて、大雨が降ったりすると、これまで砂利が流れたりしてきました。村長と平田議員の6月の質問の中でも、今回の議会だよりにも載ってはいますけれども、それも踏まえて、先ほど村長から説明がありましたように、7月10日は漢那区長の金武 淳さんから要請書、要望書は出ていると思います。先ほど村長の答弁がありましたように、なかなか村道というのは厳しいと、予算確保とか農業会議とか、いろいろなところと調整しないといけないとおっしゃっています。ただですね村長、前区長の仲本 仁区長が漢那区長時代のときに、一度転圧して乳剤やってはいるんですよ、3月ぐらいに、2年半前ですか。ただ梅雨時期の大雨で流れてしまって、はっきり言って効果がありません。なので時間はかかってもいいですけれども、そこに住んでいる住民のためにも、同じ村民ですから、簡易舗装でもいいのでやってもらいたいというのが、そこに住んでいる住民の思いです。当初よりは、ここ道路にかかる地権者がお二人いますが、当初は有償という話が今無償となっています。無償譲渡ですので、そこら辺を踏まえて、もう一度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件につきましては以前から答弁させていただいておりますけれども、農地の中で道路として利用されているような経緯もございまして、また地権者の理解も含めてどのように整備していくかということは、内部でもいろいろ議論もあったところですけれども、基本的に周辺が1等農地でございますので、やはり農道としての整備が適切だろうという流れの中でやってきています。ただこの件については、やはり地元漢那区の御意向も含めて、両者村と一緒になって解決しないといけない問題もございましたので、その辺は調整をしてきた経緯でございますが、改めて要請書もいただいておりますので、その中でまずは仮舗装なりできるような形で整備については、今検討を進めているところでございます。前向きにその点については対応していきたいと考えています。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今、村長からも答弁をもらいました、前向きにということで。担当課のほうからも一言お願いしたいんですけれども。 ○議長(石川幹也) 石山村民生活課長。 ◎村民生活課長(石山学) 1番 仲間議員にお答えいたします。 今、村長から話があったように、前向きに進めているところであります。今現在、まだ農地という状況にありますので、やはり村としては法手続きをちゃんと踏んだ後にちゃんとした整備に持って行きたいなと。まずは先ほど言った簡易的な舗装をできるだけ早くできるような体制で、まずは今同意書をいただいていますので、これをいち早く村の名義に変えて、村で整備できる体制をまずはやらないといけないと考えていますので、それをできるだけ早くできるように、今検討しているところであります。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 石川課長、ありがとうございます。これまで平田議員ほか、各議員がこの件で述べてきましたので、今回本当に手続等はこっち側のほうは大体終わったと思います。あとは村当局のほうで県、あるいは農業会議等いろいろあると思いますけれども、時間はかかると思いますけれども、先ほど前向きな答弁をもらいましたので、ぜひとも頑張ってもらいたいと思います。この件はこれで終わりたいと思います。 次、金武地区消防衛生組合、金武地区清掃センターへの金武町側ルート、今年令和2年4月吉日に新しい清掃センター、いわゆる焼却場が稼働しました。金武町側のパッカー車、ごみ収集車の件ですけれども、村内ルートについて伺いますということで先ほど村長から答弁もらいました。昨年12月18日、担当課、村民生活課の仲間前課長のほうから、漢那区行政委員会のほうに、区長のほうにこういうのが稼働しますからということで説明がありまして、もちろん村長からさっき答弁があったように、村はこう考えていますけれども、漢那区はどうですかという伺いがありました。その中で、漢那区行政委員会も区長と協議しまして、多数決ですけれども現ルートですね、工事車両が通っているルートになりました。民主主義ですから多数決でいいなという、私も同じ考えではあるんですけれども、現状を見て、金武町側の議員の皆さんとも何名か、いろいろお話をしたら、金武町側の議員のほうは把握していなかったんです。そういうものを説明しました。こうこう、こういうルートがあるんだけれども、どうですかということで、ぜひ一般質問してくれませんかということもありましたので、お手元に資料もあると思います。青いラインで引かれているのが現状のルートです。宜野座村、金武町側からすると城原区を通って、国道329号を通って漢那区の前を通っていきます。これ「シーブン」とありますね、惣慶区とバイパスの信号から左に入って行って、ずっと漢那に戻る形で、翁長さんが経営する虹の家ですか、老人施設のほうから高速道路に隣接する道を通っていきます。結構長い距離なんです。先ほど村長が、村としての提案と今私が持ってきた資料がありますね、ナンバー1なんですけれども、これ現状の説明だったんです。旧国道から今村道になって、新しく橋を架けています、工事途中なのでまだ開通はしておりませんけれども、2枚目見てください。今のルートでは漢那区の集落の真ん中を通って行きます。金武町側のごみ収集車、パッカー車と言うんですか、20台以上がここのルートを使っているんですね。でも村が当初考えたルート、僕が今回お願いしたルートというのは、観光拠点施設の前の旧道から入って行って、今建設中の橋を通って、パークゴルフ場、ぎ~のくんランドの間から左に入って行きます。真っすぐ小学校向けに行くんじゃなくて、あれはダム工事に向かう道路ですね。言葉足らずですみませんけれども、このルートだと住宅地、商業地もありますけれども、一番接する面が少ないんですよ、距離的に。皆さん、誤解のないように言いますけれども、ごみ収集車をやっている人たちは、一番事故があってはいけない業務だと思います。だから常に運転には細心の注意を払ってやっているわけです。徐行するところは徐行して。特に漢那とか、私は金武町も見てきたんですけれども、屋嘉区とか伊芸もそうですけれども、最悪です、道路幅も狭いです。子供たちも走り回ったり、自転車乗ったりする中を細心の注意を払って、村から、あるいは町から委託を受けてごみを集めているわけです。その業者がですよ、一度でも事故を起こしたら大変なことです。そういう中で、村民の、町民のこういった生活の一部を担っているわけです。宜野座に焼却場ができました。金武町としては、宜野座村が決めたルートを守りますというのが、金武町側からの議員から聞きました。かんな病院の前を通るときには坂道ですから、ごみを満載したパッカー車はある程度スピードも加速しないと上れません。ということは、その前に公民館の前から、結構アクセル踏まないといけないわけですよ。すぐ右側にはタラソがあります。この状況はいけないなと思って、今回ですね、当面の間というふうに漢那行政委員会からも回答があったと村長が答弁してくれました。衛生組合もそういうふうに言っていますが、漢那福地橋ができた後、状況を調査した上で、村当局側には再度検討してもらって、どれが最善なのか、安全なのかを調査してもらいたい、検討してもらいたいというのが私の考えです。これに対してどう思いますか、村長。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 仲間信之議員にお答えします。 この件につきましては、今仲間議員が提出された2枚目ですか、ナンバー1の資料のルート、それが最適だと思っております。村のほうでもこの案を漢那の行政委員のほうに投げかけた経緯があって、ただそのときに村営住宅を含め、小学校の入り口に近いということで、そこは避けてくれという御意見がございました。それで担当課からもそういうふうに話合いを私のほうに来ていたんですが、再度ですね、パッカー車だけは、民間の事業者については距離が遠くなってもある程度、それを仕事でやっていますのでいいんじゃないかと。せめてパッカー車だけでもここのルートを通してもらえないかということで、再度調整させた経緯がございます。ですからルートについては、今仲間議員がおっしゃるルートが、一番我々としてはいいだろうと思っておりますので、そのことについてはまた漢那区の中でぜひ協議が再度できるのであれば、それをお願いしたいと思っております。ただこれは金武町だけの話ではなくて、城原からごみ回収をする本村のパッカー車も含めて、漢那地域の西側のほうとかですね、やはりこのルートのほうが効率的に運べるところではあると考えておりますので、その辺をまた議員のほうからも、もし今言うような安全性も含めて見直しが必要だということであれば、行政委員会の中で協議していただければと思います。村のほうでは、漢那区の住宅地を通るということになりますので、その判断の下でルートについては決定した経緯がございますから、ぜひその辺再度協議が必要であればお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、私は確かに漢那区の行政委員も兼ねてはいますけれども、村当局で検討してもらいたいんですよ。これは重要な話なんですよ。焼却場という立派な最新型のものができていますから、向こう30年、もしかしたら維持管理したら50年、60年できるわけですよね。それを区の行政、選挙で選ばれた行政委員とはいえ、いいですか、そこまで情報はないんですよ、正直言いますと。そういう中で言うと、村が決定してくれたほうが一番安心するんですよ。さっき言いましたね、安全性、効率、ランニングコスト、いろいろ考えると私はこれが最善だと思っているんですよ。トップダウンとしてこれを考えることはできませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 漢那区長、漢那区行政委員長を含めて、漢那区の意見としての判断が村に来ているわけですので、今の現ルートということがありますので、その地域の意向に反して、村がここから通すんだということは、ちょっと行政的にはよろしくないことだと思っております。やはり地域の理解を得ながら事業を進めなければいけませんので。今、議員がおっしゃられているようなことが、また漢那区民の中で理解が得られるのであれば、再度協議していただいて、もし村のほうで、まずは行政課に再度投げかけていいのであれば、再度また我々のほうから投げかけるということはやぶさかではございませんので、その辺についてはぜひ、トップダウンでやるというのは、またこれはちょっと違うんじゃないのかと。地域の理解を得た上でルートを決めたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) たしか去年12月18日に来たのは、担当課の当時の仲間課長からあったのは、「漢那区に意見を伺う」だったと私は記憶しているんですよ。なのであくまでも漢那区行政委員会、漢那区の意見を伺った上で、村が決めているのかなと私は思っていました。なのでどう見てもですよ、さっき言いました3つ、効率と安全性を考えると、このルートが一番いいんですよ。人と接しない、住居の間を通らない意味では。これはここで決着できるとは思っていません、ただ提案していますので、検討してもらいたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 仲間議員は、また漢那区の出身でもございますので、そういった提案が議会の中でありましたということも踏まえて、漢那区のほうには今後再検討できるかということも含めて、投げかけてみたいと思います。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (12時01分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時02分) 1番 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 午前中に続き、休憩を挟みまして一般質問を続けたいと思います。 2番目の金武地区消防の焼却場へ向けてのルートに向けての話で終わったんですけれども、その前にすみません、緊張してたので。8月1日付で金武地区消防衛生組合から村民生活課長になりました石山さん、今後ともよろしくお願いいたします。先ほどもありましたけれども、長い期間、これから金武町との消防衛生組合の中でのこのルート、ここも前向きに村当局として考えてもらいたいと思います。これでこの質問は終わりたいと思います。次に、行きます。 ここは外せないので、私は今回で3回目になるんですけれども、新型コロナウイルスについてですね、今年令和2年、残念というよりは村からの広報でもありますように、この新型コロナウイルスは誰でも感染し得る今現状です。その流れで、今回8月村内で発症が確認されました。村当局の対策、これまでとまた今後、これからをお伺いします。村長から答弁がありましたけれども、現状ですね、今日9月9日時点での、8月5日の発症からの経過報告をお願いしたいんですが。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き仲間信之議員にお答えします。 8月5日以降ということでよろしいでしょうか。まず8月5日の村立保育所の職員の感染が確認された後、新型コロナウイルスに感染ということがありましたけれども、その前段としまして8月1日、緊急事態宣言のために、まずは村立を含めて3園に登園自粛要請を村から出させていただいておりました。8月3日の月曜日になりまして、所長より保育士複数名の体調不良との連絡が入りまして、また4日になりまして、もちろん体調不良の職員については出勤はせずに自宅待機ということにはなっておりますけれども、その中で病院に行かれた方もいます。4日になりまして、また園児複数人、また職員も体調不良との連絡が入りまして、我々としては4日の子供たちのお迎えの時間に合わせて、今、職員で新型コロナウイルスの確認はされていないんですけれども、ちょっと体調不良の方々が出ていますと。万が一も考えられますので、なるべく自宅で見れる方は自宅で子供たちの面倒を見てくださいということを文書でお伝えして5日になりました。8月3日に病院受診した保育士1人からPCR検査の結果が陽性ということが判明しまして、8時半ですね、保育所のほうは閉所することになりました。午後になりますと、また後の2人も感染が確認されたということで、合計3人ですね……。失礼しました。後の保育士の件は翌日ですね。まず5日の段階に保育所全職員PCR検査をしようということは、その時点で決めておりましたので、6日になりましたら保育士2人が陽性、さらに体調不良者もまた出てきたということで、私のほうは北部基幹病院の整備の中で、北部地区医師会の宮里先生など、いろいろと情報交換する機会もありましたので、宮里先生に連絡を入れて、宜野座村の状況を説明したいということで、北部会館のほうで説明させていただきました。宮里先生からはクラスターの可能性が十分あるから、これは注意しないといけないということで、中部保健所へ相談しに行くようにということでありましたけれども、私としてはすぐにPCR検査をしたいということは、その旨伝えておりましたので、宮里先生のほうは5時に関係者を集めるので、まずは中部保健所と調整しれくれということでありました。私のほうは、担当課のほうに指示しまして、中部保健所のほうと調整、いろいろ何度かやりとりしたんですけれども、8月6日の夕方5時には、北部会館で再度私と宮里先生、また北部地区医師会の先生、県立北部病院の先生、そういった方々が集まって合同で協議した中で、翌日、先生方の日程もありましたので、翌日8月7日にPCR検査をしようということが急遽決まりました。その後にいろいろと担当課は段取りしたり、準備しないといけないものだとかいろいろありましたので、職員を動員して、健康福祉課の職員で頑張ってもらって、翌日PCR検査を150名実施したというところです。その後は、やはりどうしても感染が確認された方々が出てきましたので、そういった方については保健所の指示の下対応してもらいましたけれども、その後、またかんな病院関係のクラスターも発生したということで、村内での感染者がかなり一気に増えたという状況がございます。現時点で47人が本村では村民のほうの感染が確認されましたけれども、現在療養している方についてはお二人ということで、1週間以上新規の感染者も出ていないということで、一日でもこのゼロというのを今後も継続していけるように、感染予防に努めながら、また療養されている皆さんにはできる支援をしながら、また対応していきたいと考えているところです。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今、村長からありましたように、8月3日とありましたけれども、正式には5日、2か所でクラスターが発生したということですけれども、村内の中では。47名ですが、この47名でやって1週間以上ですか、ゼロが続いているのは。45名の方はもう回復されているということで理解していいんですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 今、47名中、療養している方がお二人ということでございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 分かりました。昨日、当局から説明ありました新型コロナウイルス感染拡大防止対策は、これまで実施した事業が43、これから予定している対策が20事業、トータルで63事業ありますが、すみません、どうしても実施したというと、もう終わってしまったのかと私は受け取ってしまうんですが、今までにやった対策で43事業、継続中というものを確認したいです。
    ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) それでは1番 仲間信之議員にお答えいたします。 実施した事業の43事業の中で、現在ほぼ継続しているんですが、この中の42番目、就学援助者認定世帯等食料支援事業につきましては終了しているということで、これを除いてほぼ全て継続しているような形なっております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 確認できました。ですが村長、この新型コロナウイルスがいつ収束するか、できないか分からない状況の中で、村当局、担当の職員、全職員村民と一緒に、一丸となって収束とはあえて言いませんけれども、どうにか47名、どうにかゼロが続いていると、これはすごいなと思っています。という流れで、ただ若干、昨日教育長からもありましたように、小学校、中学校のイベント行事というんですか、運動会が中止になったり学習発表会がなくなったりあります。私も実際に子供が3名います。6年生、3年生、2年生、子供たちは理解しています。目に見えないこの新型コロナウイルスに対して、もう仕方がないなと、頭では。でも心では、どうしてもあるんですよ。先ほど村長も言っていました、今回第6回かなドリーム大会、優勝チームには阪神タイガースからの招待で甲子園に行ける、私たち子供の所属するかんなイーグルスも頑張った結果、5連覇させてもらいました。頭では分かっていました。でも行けるかは分からないよと、でも今回こうなって中止になったということで、分かっていますけれども、何か気持ち的に子供たちの顔に元気がないんですね。そういうのもあって、これは仕方ないことです。ただ村の事業の中で、村まつりも中止になりましたね。ただそこでですよ、私のほうにいろいろな方々からの意見がありまして、せめて花火だけでも上げてくれないかなと、ちょっと新型コロナウイルスからずれているかもしれませんが、私は同じだと思っていますので、あえて聞きます。以前にも台風か何かで村まつりが延期になって、12月に花火まつりをしましたよね。いろいろこういうふうに大変な時期だと思いますけれども、いろいろなところで医療従事者を励ますためにも花火を上げたりしているところがありました。そういう意味も兼ねて、心を込めて、村民に頑張れという意味で、村長、花火を上げる気持ちはないですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今議員がおっしゃるとおり、新型コロナウイルスの関係で村まつりを中止することになりました。村まつりと併せて、一括交付金を活用して美ら島花火大会というものをやっております。その花火も結構多くの村民から、また村外の皆さんからも宜野座の花火はすごいねということを、高評価を受けておりまして、村まつり自体がなくなることを大変残念に思っております。ただ今議員がおっしゃるように、こうお互い暗い話が多い中で、やはり気持ちを一つにして頑張ろうというようなことで、花火に関してはどうにか実施できないかということで、今担当課とも調整はしているところです。ただ一括交付金を使ってやるというのは、あれは一括交付金については基本的に集客だとか観光客を誘致するということの名前で事業をやっていますので、その補助事業は恐らく使えないだろうと。新型コロナウイルスに変えてできるのか、そこは再度確認しないといけませんが、私としては花火はせめて上げたいなということで、今考えているところです。まだ具体的には詰めておりませんが、気持ち的にはそういうものを持っております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、今言ったように、予算的なものとか事業的なもの、絡みがあると思いますけれども、先ほど私が言いましたように、ぜひとも村民を元気にするためにも、子供たちに新型コロナウイルスに負けない意味も含めて、村まつりができなくても花火を上げて家族で見られる、別に集まらなくてもいいですよ、それをやっちゃいけない時代になっていますから。でも地域から見られるような形で。例えば私の先輩たちからの意見ですけれども、花火上げたらいいね、集まらなくても見られるんだったら惣慶の宜野座中学校のグラウンドからとか、あるいは福山の今整備中のグラウンドのほうからやったらどうかなとか、そういう話も出ています。とても皆さんもそうだと思いますけれども、前向きなんですよ。新型コロナウイルスに負けない意味でも、そういう意味も含めて花火まつりをどうにかできるように頑張ってください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 村まつりについては、もともと村の単費も使いながら事業をやっていますので、補助事業が活用できないということになっても、ぜひ花火を打ち上げられるように調整していきたいと思います。またやる際は、もしやるんであれば、やはり1か所に集まってはいけないということもございますので、村全体で見られるように、住民が見られるような場所なども複数か所設置するのか、この辺も含めていろいろ配慮して、村民に元気が与えられるような取組として検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 花火のほうは前向きに検討をお願いいたします。 次に同じコロナなんですけれども、昨日の眞栄田絵麻議員との質疑応答の中で、教育長のほうから、今回村内で出たということで夏休みが延長になったということで、授業日数の変更と調整の話がありました。当初、前回臨時会のときですか、206日確保している中で、今回小学校が190日、中学校が192日という中で、先ほど言いましたが運動会、学習発表会がなくなったという流れでですよ、教育長。昨日私、答弁の中でちょっと違和感があったのが、授業日数を確保するために運動会とかをやむなく中止したと捉えたんですね。私、先ほど言いましたように子供がいます。子供たちからは、新型コロナウイルスで大変だから先生に言われたと、子供たちはそう思っているんですよ。村当局も子供たちも認識しているのが、第2波、あるいは第3波が来るために対策をしないといけないというのがあります。たらればで申し訳ないんですけれども、第3波が来たときには、もしかしたら学校を休校する場合もありますよね。そのときに改めて授業日数を調整するわけじゃないですか、校長先生方と相談しながら。そういった場合の今後に向けてですよ、どう考えているのかお願いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 仲間信之議員にお答えいたします。 昨日、私の答弁の中で、授業日数のこともございましたが、「新型コロナウイルス感染拡大防止対策のこともあり」というふうに申し上げました。それも含めて、運動会とか発表会は苦渋の決断ではございましたが、中止したという方向でございます。それと3波に備えてなんですけれども、もしさらにまた新型コロナウイルス感染者が増えて、第3波が発生して休校あるいは休業になるような事態になると、授業日数とかというのは大変厳しくなるとは思いますが、それに備えて対策していくしかないのかなと思っています。それと新型コロナウイルスの、村長の答弁にもございましたが、国のほうでも新型コロナウイルスの感染症の位置づけのランクも、新型コロナウイルスの実態も分かってきていますので、低年層ではかかっても軽いし、また無症状の方も多いというようなことも分かってきていますので、国のほうではしっかり対策も取るんですが、感染拡大防止と学びの保障と考えた場合には、やはり感染拡大に気をつけるのも必要なんですけれども、学びの保障のほうをしっかり対策した上で、休業にならないようにやっていくべきだと考えております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 教育長、義務教育の小学校、中学校、村内は3小学校1中学校ありますが、学力向上するだけが義務教育だとは思っていません。そこで集団生活する中で、いろいろ学ぶものが学校ではあると思いますので、児童生徒に寄り添う形で今後とも学校教育、社会教育等々もぜひともやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。3点目の新型コロナウイルスに関しては、これで終わりたいと思います。 続きまして4点目です。當眞 淳村長、これまで2期8年間の村長を通しての総括を質問させてもらいました。先ほどの最初の答弁で、ものすごい量が出まして、確かにこれだけやってきたなという中で、全部聞くとちょっと時間がないので、ある程度、二、三点抜粋して聞きたいと思います。まず去年の12月ですか、カンナタラソラグーナの件で、かりゆしグループから社長ですか。じきじきに来られて、今年の3月末をもって指定管理を解除してもらいたいということがありました。という流れの中で、私たち議会としてもいろいろ当局から説明を聞く中で、3月以降はどうなるかとありましたよね。そういう流れのときに、村長がトップセールスですね、これは分かりませんけれども、実際は休館もせずに新しい指定管理業者とうまく引き継いでできたじゃないですか。これはなかなかできないと思うんですよ。民間業者はですよ、できるか探すのと、たしか私の記憶の中では公にしていませんよね。そこら辺をちょっと、話せる分での経緯を教えてもらいたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き仲間信之議員にお答えいたします。 タラソにつきましては、振り返るといろいろとあるんですが、かりゆしさんに決定する際にもかなりすったもんだありまして、第三セクターでしたので、村のほうの出資、また各区の出資もございますが、村民から出資を募って、てんぷす振興公社という第三セクターの会社ができました。どうにか経営改善を図ろうということで、私が就任した当時、その時点で未払金が4,800万円あったと思います。議会の了解を得て、2月議会だったかと思うんですけれども補正して、単費でそれを全部支払いしたりというようなことはしたんですけれども、やはり会社の体制の問題などいろいろ課題もあって、なかなか改善できない状況がありましたので、もう清算するしかないということで、清算した経緯があります。その点については、村でいろいろお願いして、村民からも出資を募った流れの中から、そういう流れを踏まえると大変御迷惑をかけたと思っております。ただ村の財政状況から見ますと、毎年6,000万円の赤字が続いている状況の中で、立ち行かないような状況に陥る前に対策しないといけないということで、民間委託に切り替えたところです。ただそれに対しても修繕費等々がどんどんかさみましたので、先ほども報告させていただきましたが、いろいろな補助事業を活用して、3億2,000万円かけて修繕など行ってきております。かりゆしさんで順調に行っているということで思っていましたけれども、やはり会社の都合もございまして、6年目で先ほど仲間議員からあったとおりなんですけれども、12月に、急遽年度一杯でお願いしますということになって、村民、多くの利用者がいますので、また雇用されている従業員もいますので、そこをしっかりと継続するためにどうするかということは、職員ともかなり議論をしながら進めてきた経緯がございます。 私としては、北部市町村会長をしていますので、そういう中でタピックの宮里先生にはお会いしていたんですね、以前から。宜野座村としても、いろいろお願いしたいこともございますというようなことも、集まりの場で少し投げかけたりやってはいたんですけれども。そういったつながり、また議会のほうでも御説明しましたけれども、また宜野座村関係者もいましたので、そういう流れでどうにか営業を継続することができたのかなと思っています。これは私だけではなくて、職員のほうですね、民間企業との対応ですので、かなり苦労はしてやってもらいましたけれども、継続できたということは村としても大きな成果だったんじゃないかなと思っています。この程度でよろしいでしょうか。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今、村長からありましたね、タピックグループのグループ会社が今回4月1日からカンナタラソラグーナを経営するわけですよ。すみません、私は疎いので、このタピックグループというところが、現在指定管理を受けている施設を分かる範囲で教えてもらえませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) まず施設自体というか、受けているところで申し上げますと、沖縄市の運動公園の指定管理を受けています。野球場ではネーミングライツは別ですけれども、指定管理はタピックの子会社のほうが、グループ企業のほうがやっています。名護市も同様でございます。それ以外には東南植物楽園の経営、また南城市にあります元厚生年金会館、ユインチホテルもそちらがやられています。そのほかにもうるま市などでも健康増進関係の施設など、手広く指定管理をしていますし、本体としましては泡瀬のほうでリハビリ関係の病院も経営されているということで、県内でもかなり手広くですね、公、行政ともお付き合いされている会社でございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 多岐にわたる分野でグループ経営で頑張っているということで理解しました。 次にですね、もう本当に村長は今たくさん、こうやって當眞 淳村長の村政報告を各お家に配られているものをもらいまして見ていると、沢山やられているなと本当に思いました。 中で、私もさっき別の答弁で子供3人いると言いました。たしか村長になってから、小学校中学校含めて、第3子から給食費無料になっていますよね。これですよ、本当に私たち、私は3名で終わりましたけれども、今の世の中はどうしても少子化で2人以上なかなかいない家族が多い中で、こうやってくれたら助かるんですけれども、村長、私も議員になって2年目なので、3年目に入るんですけれども、名護市、金武町は既に給食費無料化をやっています。恩納村も何か交流がある議員から聞くと、来年からやると、令和3年度からというのを聞いていますが、もう一歩踏み込んでですよ、この第3子、給食無料化を隣村がやっているように、給食費無料化というのは考えがあるかないか、どうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件は、学校給食費の第3子以降の減免をやった時点で、それは全額を見たらどうかと、幾らかかるのかということは試算など、教育委員会に投げかけた経緯もございます。新型コロナウイルスの問題が出まして、恩納村のほうで今年度給食費の減免をやっているんですけれども、継続して新年度もやっていきたいというような記事を見ました。先ほど仲間議員からもありましたけれども、名護市では再編交付金を活用して、学校給食費の全額無償化、金武町も同様に再編交付金を活用してやっております。そういう状況からして、近隣の自治体から見たときに、宜野座村はどうするかというのは、やはり私のほうも検討はしないといけないというのは当然考えておりました。その点については、長なりに考えています。ただ今、給食に関しましては賄い材料費なども含めると、賄い材料費のほうで村のほうで負担している部分もございまして、全額無償化すると4,000万円ぐらいかかるんですね、年間。今、賄い材料費自体は一部、1,700万円程度出ていますので、実質的には給食費をなしにすると2,700万円ぐらいの持ち出しになります。この件については財政のほうにもちょっと話はしておりまして、防衛関係の予算が使えそうという話がありますので、次年度に向けて学校給食費の無償化については前向きに実施する方向で考えたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) すみません、ほかの方に教えてもらったので、名護市も金武町も再編交付金を使って給食費を無料化していると。今、賄い費、4,000万円で持ち出しが2,700万円、村単費でやっているのを、再編交付金をうまく活用すればできるというふうに私は取ったんですけれども、それでいいんですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まだ内部の調整が済んでいないので、どういった財源を使うかというのは、まだ確定はしていませんが、現状から申し上げますと、今中央公民館の建て替えのふるさと交流センターの財源が不足していまして、今再編交付金を充てる予定に、積み立てはしているんですけれども、なかなか積み上がらない状況です。ただサーバーファームの機器の更新などが一旦めどがつきそうですので、そういったことを考えたときに、再編交付金についてはふるさと交流センターに持って行くか、また調整交付金でできるんじゃないかという話も一部ございますので、他の自治体でもそういう事例もあるようなので、ただ道路だとか、それぞれ各課計画もありますので、その辺を調整した上で対応していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) たしか北部12市町村の中では、増加率と言うんですか、言葉は忘れましたけれども。宜野座村は人口は増えているほうだと思います。という中で、やっぱり常に子供たちは将来の宝ですので、そういう意味で、初めてのことではないんですけれども、各市町村が近隣、特に名護市とかやっていますので、村でも担当課を含めて、村長、副村長頑張ってもらって、どうにか給食無料化ができるようにお願いしたいと思います。 次に、村長はいっぱいやり過ぎて何を言っていいかわからないんだけれども、ただですよ、コロナで、今回いろいろ大変になっているじゃないですか、私たち議会も6月定例会、臨時会で要請をやっています。今回の予算の中でもいろいろ出てきますけれども、宜野座村は農業立村ですから農業関係ですね、新しい事業の20の中にも5事業取り入れる予定ですね。これをもう少し掘り下げて説明もらいたいと思うんですが。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 事業の細かい内容については、また産業振興課長のほうから説明させたいと思います。一次の交付金の際には、農業関係のものについては輸送費の部分だけの支援ということになりましたけれども、実質どういった支援ができるのかということで、内部でもんだり、他の自治体の取組とか考え方なども精査して、今回補正を出させていただいております。ぜひ農業関係者も新型コロナウイルスでいろいろ価格が下がったり、経営的に厳しいという話も聞こえますので、ぜひ議員各位の御理解もいただけたらとお願いしたいと思います。細かい内容については、産業振興課長から説明させたいと思います。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 1番 仲間議員にお答えいたします。 今、村長から話があったように、新型コロナウイルス関係で、特に農業関係、花卉関係にすごい影響が出たということで、花卉の輸送費関係が特に大きいので、その辺をまずはそこに対応したほうがいいんじゃないかということで、輸送補助をまずやりました。その後、マンゴーとかあとパインの助成も出るだろうということもありまして、そういう形でやってきましたが、今回マンゴーとかパインは余り大きな影響が出なかったということで、ちょっとほっとしているところであります。 ただそれでも、やはり今後また農業関係の目に見えない影響が出ているという話がありましたので、北部の課長会とか話合いをした中で、いろいろ聞いてきました。それで今回、まずはやはり花卉も継続して、単価が落ちているということで、洋ランとか切り葉を村のほうで購入して、各区と学校関係、役場関係に配布して、できれば支援できないかということで今回予算措置をしております。それと農家にとっては、村の補助金10%であるんですが、農薬というのが結構使われておりまして、ちゃんと適正な方法で使われてはいるんですが、農薬の金額がとても高いもので、これも10%上乗せできないかということで、今回補正を組んでおります。それと畜産関係で、やはり豚熱の後の影響があるということで、この豚熱の補助金を補正してあったんですが、それも10%上乗せして今回やっております。そのほかに、やはりヤギ等、乳牛、子牛のほうの値段も随分落ちているということもありました。また乳牛については、やはり学校関係が閉まったということで、一時期すごい打撃がありました。その辺で、子牛生産奨励金は一律1万円上乗せして、今回補正する予定としております。後は持続化給付金とか、その辺の大きな打撃があった農家については、この辺を推進して、今進めているところでありますが、今後ともまた状況を踏まえて、また今後検討していきたいと考えております。 それと水産関係は、やはり新型コロナウイルスが最初に出たときに、居酒屋関係、そのあたりが利用しないということもありまして、結構単価が2か月ほど落ちておりました。それについても、新型コロナウイルスでパヤオとかの燃料費の補助しかなかったんですが、今回重油と軽油、両方に10%上乗せして補助する予定としております。海ブドウのほうもやはり影響があるということで、海ブドウ資料代のほうも10%上乗せしてやる予定としております。これからまた66号の議案に出すんですが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 詳しい説明を聞いて納得しました。村長、このコロナ本当に先が見えない日本、世界、特に宜野座村ですけれども、今後やるコロナ対策の事業の中で、コロナがなくてもやってほしい事業があったじゃないですか、ICTとかいろいろいう流れの中で。今回特にそれが私の中では大きいですね。コロナで学校が休校になってしまった場合の学習能力の低下は避けないといけないから、多分そこら辺も村当局も教育委員会も考えて、教育長も考えて、ICTでタブレットを使ってやろうと。そういう負けない、コロナに負けない、私たちは子供たちにそう教えています。そういうのも含めて、今後やってもらいたいんですけれども。まだ村長、先ほどの答弁で、村内のネットワークがまだ不十分だと言っていましたよね。これはどうですか、どれぐらいでできますか。各家庭にタブレット、生徒一人一人にタブレットあげる、それはやっぱりネットワークが、Wi‐Fiというんですか、こういうのがないとできないとか、そういうのはどうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 宜野座村には、この無線のインターネット通信ですね、ぎのざBBというのがありますので、それで全体的には網羅しているんですけれども、私が申し上げたのは、光ファイバーでの回線が全てに行き届いていない状況がございます。この件についても、やはり利用者などからの改善を求める声などもございますので、私としてはその件についてもどうにか事業などを入れながらできないかなと。民間事業者にすれば、なかなかこう、1軒離れている御自宅まで、わざわざ線を引くのかというようなこともあって、なかなか投資してもらえないような状況もございますので、その辺をどうにか事業も入れながら整備したいと思っています。 できれば、これは県にも申し上げているんですけれども、観光立県ということで、今フリーのWi‐Fiが県内にあるんですけれども、それが弱くてなかなか使えない現状がありますので、そのことについては強化してくれということは申し上げています。また教育現場のものについては、ルーターを使うとか、そういった形でできるんじゃないかという話は以前教育長からございましたので、その部分はまた教育委員会のほうでいろいろ検討していることもあろうかと思いますので、そのあたりは教育長のほうから答弁していただければと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞教育課長。 ◎教育課長(當眞修) 1番 仲間議員にお答えいたします。 今、新型コロナウイルスの対策について、子供たちの1人1台のタブレット事業なんですが、こちらの進捗のほうが来月ぐらいに国のほうに交付申請を出す予定となっております。今、その中で事業計画書の取りまとめの段階に来ておりまして、これまでに近隣市町村の状況を含め、教育長が国頭教育長会でいろいろ討論したりですね、今後の子供たちにとってどうあるべきかということを、話合いされてきました。その中で、宜野座村の子供たちにアンケートを取ったところ、50%程度の家庭が無制限でWi‐Fiが使える状況ということでした。しかしそれ以外の50%の家庭をどうするのかということを、我々は考えていかないといけませんので、もうしばらくこの件について、LT回線なのか、もしくはルーターを配付して、その後の回線使用料をどうするのかということを、もう少し早急に詰めて、事業化に持って行って、今年度中に配付を完了するということで、詰めていきたいと思っておりますので、また引き続き御支援いただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 時間もあれですので、最後にしたいと思います。これについて當眞課長、頑張ってください。 最後ですので、本当にコロナで先が見えません、何回も言ってすみません。ただ本当に村当局、私たち議会も含めて村民のために、もう半年以上です、マスクをして、皆さんの笑顔が見えない、村民の笑顔が見えないんですよ。だからこそウィズコロナというんですか、コロナに負けない中で、一人も残さないように守りながら、でも経済も立てないとこのままでは大変なことになります。そこら辺も踏まえて、村当局、村長をはじめ副村長、教育長、私たちも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで仲間信之議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (14時47分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時57分) 順次発言を許します。 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。 まず1番目に、村道中原線の地主の条件履行は。平成24年頃から村道中原線道路改良工事(北中原工区)について、地主と条件について協議が難航し、村は今後予定している工事について同様な問題が発生した場合、どのように対応するか伺う。 2番目に、宜野座村観光拠点施設の休止は。この施設は他市町村から遊び場として評判が高い施設のため、緊急事態宣言が明けてからも新型コロナウイルス感染者が県内で落ち着くまで、もうしばらく施設の活動休止の延長をする考えはないか。 3番目に、新型コロナウイルス感染防止について。6月定例会最終日の6月12日に、数名の議員と当局幹部職員がゴルフ場に予約されていたことについて、新型コロナウイルス感染症防止に対する認識について伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 山内昌慶議員の一般質問にお答えします。 まず1点目の村道中原線の地主との条件履行についてでございますが、今後予定している工事の用地交渉について問題などが発生した場合、どのように対応するかとの御質問にお答えします。一般的に道路改良などの工事を行う際に、様々な用地交渉等のパターンが出てくるものと思われますが、地権者の御理解を得られるように関係者の御協力もお願いしながら、一つ一つ丁寧に業務処理できるように、職員の業務処理能力の向上に努め、事業を進めていきたいと考えております。 2点目の新型コロナウイルス感染症に対する村観光拠点施設の対応についてでございますが、沖縄県による2度目の緊急事態宣言が7月31日に発令されたことを踏まえ、8月1日から多目的室、遊具、水盤の利用停止の措置を取りました。その後、宣言期間の延長もございましたが、9月6日に緊急事態宣言期間が明けましたので、そのことを受け6日からの全施設通常運営の準備を進めておりました。しかしながら台風10号の影響により水盤や大型遊具の清掃等、メンテナンスが遅れましたので、議員からは施設の休止延長という御質問でございますけれども、メンテナンスが終了しましたので、本日から通常営業に移行しております。本村では、県の緊急事態宣言発令後、すぐに集団感染(クラスター)が2件続けて発生するなど、村内における感染者が急増しました。このことにより道の駅ぎのざの8月の来場者数は前年比で約6割もの減少が確認されております。特に平日に比べ、休日の落込みが非常に大きく、約7割から8割の減少を確認していることから、村への入域観光客数にも影響が出ていると見られます。感染防止と経済活動の再生については、本村のみならず全国で課題となっており、住民の安全確保の観点から施設の休止や営業の自粛などの意見がある一方で、経済活動の鈍化が生み出す地域経済への影響は計り知れないものであることも現実的な問題として生じております。こういった観点を踏まえながら、本村においても今後、足の遠のいたお客様を再び呼び戻すことを考えたときに、道の駅ぎのざの存在が重要でもあることから、現段階では施設にて必要な感染予防対策を講じながら運営していくことが賢明であると考えております。いずれにしましても、新型コロナウイルス感染症に対する村の対応については、これまで基本的に沖縄県の方針に準じており、今後も同様の対応を行っていきたいと考えております。 次に、3点目の新型コロナウイルス感染症防止についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、国では全国一律に4月16日から5月13日まで、緊急事態宣言を発令しました。沖縄県も4月22日から5月30日まで独自に緊急事態宣言を行っております。沖縄県においては、緊急事態宣言時及び宣言解除後も、ゴルフ場については休業自粛の対象ではございませんでした。村においても、6月12日時点、ゴルフ場が県からの休業自粛の対象外であることや、クラスターの情報もなかったことから、職員に対して、私も含めてでございますが、ゴルフ場の利用については自粛の対象とはしておりませんでした。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 1番目の村道中原線のことなんですけれども、この道路は宜野座区と村との行政懇談会、平成23年5月17日の議事録にありますけれども、宜野座区長並びに行政委員から折衝委員も準備しておきますので、早期に実現してくださいますように、区も協力しますのでよろしくお願いしますとのことで進んでいたようです。またその件について、私も一地権者から相談を受け、宜野座区長と村の担当と会って話をしたことがあります。そのときに、双方とも前向きに考えていることが分かり、話が早かったです。その結果、これまで反対していた地権者が、条件付きで賛成することとなり、また中原線道路完成に向け、宜野座区長も村の担当も頑張っているので、私は安心して、事業が進むものだと思っていました。ところがいつの間にか、地権者との条件が満たされないまま、同中原線が線形変更される工事が進み今日に至っていますが、当時の課長が退職しているので村長に伺います。 まず1点目、なぜ線路変更をする必要があったのか、伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 同路線については、さまざまな用地交渉など、地主の意向も含めて、いろいろあるんですけれども、そういう中で、事業を推進するためにその線形を変えて施行するということは、一般的にもあることでございますので、そういう対処をしたと認識しております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) その線形を変更する場所で反対しているのは、私が相談を受けている地権者一人だったんです。その人も、賛成のほうに向かっているわけですから、もう少し待ってやるという考え方はなかったですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 その方が、もう少し待つとか、そういったタイミングについては私は直接やりとりはしていませんので、細かい部分については把握しておりませんけれども、村としては事業を進めるために線形を一部変更して対応したということで理解しております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) その方は条件を提示して、その条件をのめばできるということでしたので、そんなに難しい話ではなかったと思います。 次に、その方の土地も含めて北側、南側の土地が買われていますが、この土地は何をするために購入したんでしょうか。そこが購入されているんですけれども、道路を造るためじゃないかということがあるんですけれども、道路は内側に造られて、買っているのは外側のほうも含めて買ってあるわけです。その外側の部分をなぜ購入する必要があったのかと。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けて山内議員にお答えします。 私も直接の担当者ではないので、その当時の担当者からの聞き取り調査に基づいての答弁になりますが、御了承ください。当時の担当の話を聞きますと、前年度に平成25年、平成26年に両サイドの方の土地を買いましたけれども、一部最後まで難航した方の土地が買えない状態、あるいは交換するという条件の下だったようです。しかしながら工事は1回繰り越ししておりましたので、この工事を繰り越ししないために設計変更して、道をちょっとずらして工事は施行したと。しかしながらあの道路を見ても分かるように、線形が非常に悪いので、将来的には線形を直せるように、道路の路肩として買ったという報告は受けております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 今言われているように、そこを買ってやったら道がもう少し真っすぐなるという感じになるわけです。そうするためにはもう少し粘って、待っていてもいいんじゃなかったかと思うところがあります。この購入費は、どこから出ていますか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 平成25年度、平成26年度分に関しては国庫補助事業でございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 国交省から出るお金だったら、道路を造ってなければいけないと思うんですけれども、それは道路のU字溝の外側になっているんですけれども、そういうところは監査に引っかからないんですか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時11分) 再開します。               (15時11分) ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) すみません、訂正してお答えします。 線形を振りまして、道路になる部分は補助事業で買って、路肩になる部分は単費で購入したということでございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 単費で買うときは、議会に諮るとか、そういうことはないんですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件につきましては、議会に提案し承認いただいたところでございます。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そこのところは勉強不足でやっていないんですけれども、そこは単費であろうが、何をするために買ったのかなということで、今さっきあったんですけれども、そういう道路を造った後から補修するという考え方の下で土地は買えるものなのかなと。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 その当時、議案としても提案して了解を得ていますけれども、道路の保護路肩という認識で、村としては購入したというふうになっております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) いずれにしろ、その地権者との当初の約束は、この条件をのんで賛成ということでの話ですので、その地権者の本意を組んでもらわないと、その地権者は村に対しての反感を持っておりますので、それをなくさないといけないと思う。その心を私は採用していますので、何らかの方法でその地権者にこの条件を、これからでもいいですので何らかの形で取れないか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 代替地が土地改良地区内にある区有地だったということで、なかなか区の同意が得られず交換ができなかったと聞いております。今後は全て利用権設定ができるように関係区、あるいはまた対象の人と調整できるのであれば、やっていきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 私が聞いている中では、この場所は利用権設定するとかということではなくて、土地改良区域なんですけれども、そこはスペースとしてどうしても空けておかないといけない場所だというふうに認識しております。ただそこに通行できるように、今対処されているということでございますので、そのあたりについてはまたそこの地主含めて、再度内容を確認したいと思います。ある程度、納得した形で現在はあるというふうに私のほうは認識しておりました。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 私もそのことについては担当から聞いてはいますけれども、担当はこの条件をのめなかったということで、苦肉の策としてそこをその地主が永久に使えるんだったら使うということで話をつけたということで、担当が努力していることは私も認めるところではあるんですけれども、ぜひ何らかの形で、今村長が言われたみたいに、できることがあるんだったらやるということで解決してほしいと思います。それについては終わります。 2番目ですね、この観光拠点施設の休止はどうかということについて、村長が言われている経済的効果も大事だと思っております。しかし今、宜野座村では、コロナに関しての大変な緊張感を持って、みんな心配しているところがあります。ただ私が懸念するのは、他市町村から無症状の人たちがそこに来た場合、そこからまた再度、宜野座村には幾つかの老人施設があります。特にリスクの高い老人の心配は大きなものがありますので、経済も大事ですけれども、命ももっと大事だということがありますので、それがもしそこの経済効果と命の効果といいますか、それと比較してみて善処していただく方法はないかと、再度村長に伺います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 我々も命を軽んじて、そこを開けるということは決してございません。ただ県の公園の指針、遊具の利用をどうするのかということも、基本的に県の指針にのっとって我々対応させていただいています。また経営のほうもあるんですけれども、例えば未来ぎのざについても、感染防止対策を徹底しながら、今感染者はそこから発生しておりませんし、ただ地域の皆さんはそこでいるということは十分認識しておりますが、ただそこに物を卸している皆さんの生活というのもまた一方でありまして、やはり経済活動も併せながら両立させていかなければならないということは現実としてございますので、昨日から新型コロナウイルスの質問が出ていますけれども、例えば拠点施設に限らずですけれども、宜野座村に来る人が少ないということで、飲食店など倒産とか、そういったものになればその人たちの暮らしはどうなるのかということも併せて我々は考えないといけないと考えておりますので、その辺難しい問題ではありますが両立させながら、また施設の利用についてもある程度観光協会など、村観光商工課とも連携しながら対応するということで、感染防止をしながら運営していく方向で取り組みたいと思っています。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) 経済が大変だということも分かりますけれども、そこがもし休むとした場合には、村としては水道料とか電気料とか、観光協会としてはそういうのが出ないから、またその分はプラスになるかなとも思ったんですが、村長が今言われた業者に関しての補償は私もできないし、村もできないと思いますので、そこら辺は十分に考えて、そこから感染者が発生しないようなことを十分考慮していただきたいと思います。 次に、3番目に移ります。国や県は三密の自粛、不要不急の外出の自粛、緊急事態宣言とでコロナ感染者の状況に応じて国民の行動を制限しています。この新型コロナウイルスに関しまして、8月に入って市中感染者が発生し、宜野座村で2か所のクラスターが発生しました。その中の1つであるかんな病院には、100人前後の入院患者がいて、簡単に移動することもできず、患者も大変だし医療従事者も完全武装し、汗だくで命がけで、との声も聞こえた。そして病院は全ての職員もコロナ発生以前から緊張の連続のようでした。国は沖縄県が東京の何倍もの非常事態だということを知りながら、一般病院であるかんな病院に自衛隊と他府県からも医療従事者を送り対処しておりましたが、かんな病院はコロナ対応病院ではないが、中部保健所の指導の下対応しているようでした。国や県は、かんな病院に対し負担を強いているが、かんな病院の損害をどうするかは、私は分からないです。最高状態の場合には、この医療従事者が15名と患者が20名も感染をしておりましたと新聞に報道されていました。しかしながらそんな中、かんな病院もようやく今日から診療を開始する状況になっております。その間、数名の方が亡くなっております。私の知り合いも亡くなりました。宜野座村には多くの高齢者がおります。そして高齢者は重症化するリスクも高く死亡率も高いと言われて、村の高齢者は不安がっている状態であります。6月9日から12日の間はそういう状況ではなかったんですけれども、三密のために打ち上げをなくすということは理解できるところではありましたが、県議選の慰労会を一度もしてないから、それに充てるということでのゴルフと慰労会を持つということに対して、そのゴルフをしたことが、そういうことだということを村長は知っていましたか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 今の御質問にお答えする前に、かんな病院のほうでクラスターが発生して、国は自衛隊と県外の看護師をここに配置しておりますけれども、これについての認識がちょっと私と違うなというのが率直なところです。やはりなかなか入院患者については移動ができないというところで、国や県はやはり重点支援病院として、そこに人を派遣したのであって、新型コロナウイルス対応病院じゃないのに、そこで新型コロナウイルスの感染者を診るということをさせたというようなものではないと私は思っております。私は、保健の受入れ部長とか、そういう皆さんともいろいろ情報交換していますけれども、私のほうからはかんな病院に対して手厚い支援をしていただいて、本当にありがとうございましたというふうな御礼をどちらかというと言っているんですけれども、かんな病院自体もそういう認識なのかは、ちょっと疑問はあります。そのあたりは今の質問とは違いますので置いておくとして、ただ県の関係者が今の質問を聞くと、大変ショックを受けるだろうなと感じましたので、発言として入れさせてください。 ゴルフの件については、議会から議員のほうからお誘いがありましたので、それについては参加しようかということで話はありましたが、県議選の打ち上げということでは聞いておりません。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) このコロナについても、テレビの報道とかそういうのを見ると、国は一般病院にもそういうふうなお願いをしようとしていたけれども、できなかったと、できないというよりは対応が難しいと。その病院は、それぞれ重症患者もいるし、そこに病院に診察を受けに来る人もいないし、ましてや入院しに来る人もいないし、そういうことを考えると、国もそれを一般病院に押しつけることはできないということでのテレビの番組にもありました。そういうような状態のときには、じゃあ国はこれはあくまでも私の考えですよ、病院の考えではなくて。国に訴えたい、私は訴えたいんですよ。だからそういう損害を被っているという形になるんじゃないかと私は思うんです。普通だったら、そのコロナが発生していないというんであれば患者も受け入れられるし診療もできるという状態が続くと思うんですけれども、たまたま市中感染でそういう状況になったものですから、そこに一部隔離をする形で保健所の指導の下でそういうふうになってはいるんですけれども。その保健所が悪いということではないですよ、保健所はそういうふうにやっているんだけれども、国はなぜそういうことを補償してくれないのか、守ってくれないのかということが私は納得いかないところがあるんです。東京なら、プレハブでその専用で入れるというところが、千棟とか、そういうのも造っているという話を、これもテレビ報道で見たんですけれども。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 東京都がやっているのは、国がやっているのではなくて、東京都がやっているものだと思っております。沖縄県も沖縄県のほうで、やはりそういった対策をしないといけない、国は国でやはりそういったバックアップをするというようなことが組織の流れだと思っております。ただ県庁の行動の中で、そういう統括本部の作業などを見てみますと、本当にみんな必死で、昼食もまともに取れない、机の上で食べているような状況の中で支援しておりましたので、これで国が支援していないというふうな話というのは、私はちょっと違うのではないかなと思っております。 またかんな病院の具体的なところまでは把握しておりませんけれども、そこでクラスターが発生したということは、ほかの患者も感染している可能性があるわけですよね。ですからそこをきちんと隔離して、それ以上広げない感染防止対策をするというのが基本的な考え方だと思います。そこからまた別の病院に連れて行くという行動自体が、逆にリスクを高めるということにもつながるというふうに県のほうは判断されたんじゃないかと思います。もちろんそこに携わる保健師だとか看護師だとか、そういった皆さんというのはもちろん恐怖と闘いながら従事されたとは思うんですけれども、やはり病院というこの特性、そういったところから行くと、やむを得ない状況だったのではないかなと思っております。決して、国が支援していないということではないと私の中では認識しておりますし、かんな病院としてもこの支援に対しては、感謝しているのではないかと個人的には思っております。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。 ◆8番(山内昌慶) そこのところは、村長は行政側のほうだからそういうふうに見れると思うんですけれども、私は一般の人間として見た場合に、そこが一つの経営するところだと考えると、市中感染をしている職員とかがそこに来てクラスターになったという状況になって、医療従事者が大変頑張っていると、保健所も含めてですよ。県立病院には置いているという話は聞くんですけれども、一般の病院にそのまま置いておくということになると、先ほど言われたみたいに、その前に患者もたくさんいます。それにうつっていく可能性もありますから、PCR検査を全部にやって、移動を早めにやれば、これまでかからなかったんじゃないかという私の認識なんです。医療従事者は非常に頑張っているということは、保健所も含めてですよ、辛く言っているわけじゃないんです、自衛隊が来ているのも。毎日自衛隊も来て頑張っていましたよ。それを見て、関心するところではあるんですけれども、もう少し国は考えるべきところがあるんじゃないかという一般の立場としてそう思うわけですから、この話をしているわけです。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします お互い、こうそれぞれの思いの中で私も話をさせていただきました。沖縄県の、例えば県立病院などの病床の問題も、その時点であったかどうか把握はしておりません。余裕があれば、そういった皆さんを全て移動させて、そこに入院させるという手もあったかもしれません。また今議員がおっしゃるように、国のほうがですね、各市町村に任せるのではなくて、新型コロナウイルス対策は全て自分らでやるんだというような話だとか、休業補償の問題、そういったこともやはり国民の中でいろいろな御意見はあると思っておりますし、私ももうちょっと国がリーダーシップをとってやるべきところはあるんだろうというふうには思っています。また医療従事者の皆さんが頑張っているのも分かりますので、その辺はお互い、今この話が若干ずれもあるかと思うので、その辺は議員の考え方というのは十分認識しました。 ○議長(石川幹也) 山内昌慶議員。
    ◆8番(山内昌慶) 私は、医療従事者が怠けているというわけではなくて、一生懸命やっていると、命がけでやっているということは、かんな病院の医療従事者も含めて、保健所の皆さんも含めて一生懸命やっているということは十分に分かった上での国に対する批判は、私個人としての批判ですので、御理解ください。 ただこういう緊張している中で、ゴルフということが、私は納得できなかったもので、この質問にはないんですけれども議長に、もっと緊張感を持って議会運営をしていただきたいということをつけ加えまして、私の質問を終わります。 ○議長(石川幹也) これで山内昌慶議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (15時35分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時48分) 順次発言を許します。 7番 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) こんにちは。議長の許可を得ましたので、2点について質問いたします。 1つ目に道路整備事業についてということで、1つ目、村道中原線旧国道から、北中原工区が平成29年度に完成したのですが、旧国道から約100メートルほどの歩道について、幅員が2メートルないのですが、これが事業完了なのか。2つ目に、新中原工区の旧国道の入口と北中原工区の入口の交差点がずれる設計になるのか。 次2つ目に、新型コロナウイルス感染防止対策による学習時間の確保と先生方の勤務状況について。1つ目に、6月の一般質問でもやりましたけれども再度、学習の遅れをどのようにして対応していくのか。2つ目に、冬期に向けての学習環境の対策はどのようにされるのか。3つ目に、先生方の勤務状態はどのようになっているのか、質問いたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 平田嗣義議員の一般質問にお答えいたします。私のほうからは、1点目の道路整備事業について答弁させていただきます。 村道中原線道路改良工事、北中原工区歩道の幅員が2メートルないのはなぜかという御質問と、交差点の形状についてでございますが、一括してお答えしたいと思います。その前に、御質問では約100メートル程度歩道幅員が狭いとの内容でございましたけれども、現場のほうでは15メートルの区間であるということで、御報告しておきたいと思います。本工事は、平成29年度繰越事業として平成30年度に施行され、平成31年3月に工事を完了しております。本区間は、道路拡幅に伴い平成25年度に地権者の方と用地交渉を続けてまいりましたが、本工事の終点付近に施行同意がいただけない地権者の方がおりまして、その土地を避け計画通り施行するには、新たに物件補償などが発生することとなり、改めて事業を精査いたしました。その結果、費用対効果も踏まえ総合的に困難と判断し、約15メートルの区間についてはやむなく歩道幅員を1.7メートルに縮小し、本工事を完結した次第でございます。その後、現在進めております新中原工区が事業採択をされておりますので、その中で交差点の形状については、検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き7番 平田嗣義議員にお答えします。 2点目の(1)休校で遅れた授業を取り戻すための対応策を伺うについてお答えいたします。昨日、眞栄田絵麻議員にもお答えいたしましたが、教育委員会では教育課程の見直しを行いました。当初の計画では、年間授業日数は206日でしたが、夏季休業の延長に伴い再度見直しを図ったところ、190日から192日となりました。そこから各学校の予備日数の見直し率を算出すると、一番低い学年で96%、高い学年で106%となっております。それを踏まえ児童生徒の学習の保障の観点から、教育委員会としては各学校へ次のように助言いたしました。まず各教科における年間指導計画の見直しと放課後の補習実施です。各教科の年間指導計画の見直しでは、単元配当時間の短縮と学習内容の精選です。例えば10時間扱いの単元計画を8時間に短縮し、学習内容の精選では、課題のある学習内容に特化した単元計画にすることで、当該年度で行う全ての学習内容を確保することができます。 補習の実施では、各学校で放課後の時間を見直し補習時間を確保していただきました。特に補習の時間では、個別に支援が必要な子への対応を図るため、担任だけではなく学習支援員や特別支援サポーターを活用し、補習の充実に努めていただきました。 次に、学校行事の見直しを行っております。教育委員会としましては、学校長と協議した結果、苦渋の方針ではございましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のこともあり、運動会と学習発表会を中止の方向で対応していただくよう文書を発出いたしました。各学校では、当初計画されていた運動会や学習発表会へ向けての準備時間や練習時間を学習時間に充てることで、臨時休校等で遅れた学習内容の確保に努めていただくようにお願いいたしました。6年生や中学3年生にとっては最後の行事で、楽しみにしていたことであろうと重々承知しておりますが、先ほども出ましたが教育委員会としても苦渋の決断であったことを御理解いただければと思います。また学校現場におかれましては、全職員で新型コロナウイルス感染予防対策を講じながら年間指導計画の見直し、学習内容の精選、そして補習の実施など大変な御苦労をいただいており、教育委員会としても感謝を申し上げる次第でございます。 2点目についてでございます。冬場に向けての学習環境の対策をどうされるのかについてです。まずこれから冬場にかけて懸念されますことは、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの流行です。夏場までの新型コロナウイルス感染拡大防止対策として手洗い、うがい、マスクの着用、教室内の窓を対角線上に少し開け空気の流れをつくるなどの対策を取ってきました。冬場には2つの感染症が同時に来ることを想定し、さらに感染予防の徹底を図ることとしております。特に換気については、授業中はサーキュレーターを使い空気の循環を促し、適切な換気を行う措置を取ってまいります。これまで行ってきた対策としましては、5月に各学校へ設置した次亜塩素酸生成器と噴霧器の配備がございます。次亜塩素酸水はインフルエンザにも有効であり、児童生徒が下校後噴霧することで、教室内のウイルスを除菌することができます。さらに児童生徒へ飛沫防止のためのフェイスシールドを配布いたしました。また換気効率を上げるため、先ほど申し上げましたが各学級にサーキュレーターを配置し、常に空気を循環させる対策を講じる予定としております。それに加え、三密を避けた教室での始業式の取組や給食時の工夫、中学校では新型コロナウイルス対策について先生方が動画を作成し分かりやすく説明したり、トイレ使用時のスリッパの履き替えや実験用グループ机でのシールド作成、また各小学校ではマスクを忘れた生徒への手作り使い捨てマスクの配布など、各学校独自の取組も実施されております。また村からは、学校用のマスクとしても配布をしております。学校生活におきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症及びインフルエンザ感染症予防対策の措置を講じながら、2つの感染症予防対策に備えていきたいと考えております。 3点目の先生方の勤務状態はどうなっているかについてお答えいたします。まず2月の臨時休業明けから、先生方には校内の消毒や三密対策など、感染拡大防止、特に数回にわたる教育課程の見直しはこれまでにない取組をしなくてはならず、大変御苦労いただいていることに感謝申し上げたいと思います。そういう状況の中、先生方の体調は気になるところでございましたが、校長会等で確認いたしましたところ、現在のところ新型コロナウイルス関係で体調を崩されている先生はいませんでした。教育委員会としましては、先生方の負担軽減を目的として次亜塩素酸噴霧器による消毒の実施、また今回は登校時や学校行事等で一度に多くの検温ができるサーマルスクリーニングカメラを導入し、感染拡大防止対策について学校側の負担軽減を図ってまいります。また教育課程の見直しは負担も大きいところですが、現状の県内感染状況からして、前日示したとおりやむを得ず運動会や学習発表会などの学校行事を中止の方向としていますので、その練習時間に充てていた時数を通常授業に充てていくことで、修業時間をできるだけ増やすことなく教職員の負担軽減を図りつつ、休業期間中に不足した授業日数を確保していきたいと考えております。今回の新型コロナウイルス感染対策の学校の取組は学級担任だけで負担を負うのではなく、特別支援サポーター等もフルに活用しながら、全職員体制で感染防止の徹底に努める必要があります。また先生方の負担をさらに減らすためにも、各家庭のさらなる協力が求められてきます。家庭での毎朝の検温、マスク持参の徹底、感染症対策、人権教育など議員の皆さんのほうからもぜひ地域方への一声をいただければありがたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 今、村長、教育長の答弁がありましたけれども、もう少しかみ砕いて聞きたいと思います。 まず中原線の件なんですが、大変申し訳ないんですが、私は実際にそこを図ってはなくて、目測で100メートル程度ということで言いましたけれども、実際に15メートルということでありますので、その点は申し訳ありません。この件なんですが、この場所は当初の計画と設計変更についてはどうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 先ほども答弁させていただきましたけれども、終点側の部分で施行同意が得ただけない地主がいたことで、やむなく今のような形状になっております。答弁させていただきましたが、新中原工区の事業について、そこの交差点の見直しも予定にはしておりますけれども、その地権者の方との協議などについては、まだ行われていない状況でございますので、そのあたりについてはやはり交渉しながら、どういうふうな線形になるかというのを、できればきれいな形に持って行きたいということは、当然行政側としては考えておりますけれども、やはり地権者の意向もございますので、そのあたりの中で調整していくことになるかと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そうすると、この場所は当初からその状態であって、右側の歩道の部分で地権者の了解を得られなかったということなんですか。それとも左側のほうで了解が得られなくて、こういうふうな状態になったという、どっちですか。旧国道から中を見て。歩道が造られている側は右側。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 旧国道側から見ますと、向かいまして左側のほうの地権者の方です、同意が得られなかったのは。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そうすると、当初は左側に寄せた設計をしていたということで理解していいんですか。その辺はどうですか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) そのとおりでございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 先ほどから、村長の答弁であった、私の理解がちょっとあれなのかなと思うんですけれども、結局設計変更されていないというような格好であるということは、当初は左側でやるという方向が、左側の地権者の了解を得られなかったために右側に付けたと。右側は、費用対効果を考えて、そのぐらいしかできませんでしたよという話なんですけれども、その辺、もう少し具体的に説明できますか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 当初は、もう少し左側に車道が寄っておりました。しかしながら先ほど言ったように用地買収ができなくて、やむなく歩道側を縮めて車道を右側に振っております。ところが歩道がなぜできなかったかというと、今後は右側のほうにお家がありまして、建物があって、当初は歩道2メートル入るだろうということで絵を描いてやりましたところ、ところがその建物の調査等をやりましたら、軒は大丈夫だったんですか、基礎の風鎮がどうしても歩道側に入っていて、これを歩道をつくるためには、このお家を全部補償して寄せないといけないということになって、それは費用対効果的には合わないということで、やむなく歩道を縮めてお家の補償はしなく、ブロック塀だけの補償をして、設計変更をして施行していると。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そうすると、当初の計画は変更したということですよね。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 当初の設計の線形からは変更しています。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 答弁でそうではないというような格好だったのかなと思って、変だなと思ってですよ。結局、この件については平成28年の定例会でも私、この件を一般質問と予算審議の中でやっています。平成29年3月の予算審議の中でもこの件はやっているんですが、当然歩道は2メートル造るという方向で建設課長は答弁されているんですね、当時。平成29年3月定例会の中でも、その方向でいきますということでやっているんですけれども、実際にそれがこうなっているよという話になっていて、結局どこで設計変更されて、その変更された分についてはどこで余波が出たのかなというのがちょっと疑問で、その辺をお願いしたいんですけれども。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (16時06分) 再開します。               (16時07分) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 平成29年当初は、当初の設計どおりやる予定で事業を進めておりましたけれども、実際に用地交渉した結果、また地権者の方が二人おりまして、一人の方は協力できないと。もう一人の方は条件付き、駐車場の分を確保してくれたら売ってもいいという話でありましたが、駐車場の代替地が近くに探せなくて、やむなくお二人の方が用地買収できなくて、設計変更は単費で行って、工事の予算は限られておりますので、繰越しになりましたので繰越して施工を完了したということです。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 多分、非常にこの道路については、以前から私は何回か一般質問をいろいろやってきた経緯があって、結局平成25年、国道から移管される前にこの中原線というのは設計されていて、結局それを進める中で、工事をしている中でちょっとおかしいねということでいろいろやったら、設計変更して一回排水の件で直した経緯があるんです、設計変更して。その段階で、この箇所についても分かっていたのか、分かっていなかったのか。その辺はどうですか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) その段階では、分からなかったということでございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) それはいいんですけれども、実際に用地交渉というのは担当課、非常に頑張っていらっしゃる、建設課だけじゃなくてほかの課についても用地交渉については大変だなということは理解しているんですけれども。実際、この道路、この部分、先ほど山内議員からもいろいろありましたけれども、こういう場所は何回ぐらい交渉に通っていらっしゃいますか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) これもちょっと聞き取りになるんですが、すみませんが、聞き取りだと10回ほどは用地交渉したと聞いております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 地権者の理解を得るのは大変だと思うんですけれども、実際、担当課が非常に苦しい立場に追い込まれたときに、この道路についてはあくまでも宜野座区の支援があるという方向でのスタートをやられているということで、宜野座区も実際に協力していくような格好なんですけれども。この場所、実際に右に寄って造られました。だけれども歩道は、当初の2メートルが1メートル70センチメートルということで、結局縮められているという体制ですけれども。ここについて、担当課は地権者の協力を得られませんでしたということを言っているんですけれども、宜野座区の区長と一緒になって、同伴で動いたことはありますか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) その当時の宜野座区の協力は得られなかったと聞いております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そこら辺だと思うんですよ。実際、中原線はもう宜野座区の中央線なんですね。そして国交省の補助事業を得てやるという体制で、村長の政策の中にも入っていると思うんですよ、これは。宜野座区もやりますということで、絶大なる協力をするという格好での取組だと思うんです。そういう中で、宜野座区の区長の要請が得られてないということは、村から一緒に交渉、この状態はこうですよと、ここで止まっているよということで話しかけてやろうという動きをしたのかどうかです。その辺をお願いできますか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (16時12分) 再開します。               (16時14分) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 今、区と村の用地交渉の取決めの中には、調整交付金なんかでやる単発な事業については、区が用地を交渉して準備してやるというふうな申し合わせになっております。ただしこういう政策的な大きな道路につきましては、役場職員が用地交渉してやるということになっておりますので、当時の担当は親戚の方とかお願いしたりして、何度も用地交渉を試みたようでございますが、駄目であったということです。ですから区の用地交渉の支援は、この事業については今受けられていなかったということです。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 結局、そういうあれというような格好は、私は事業を進める中で、こういう事業というのは非常に、対相手がいて難しい事業なんですね。そういう中で、ここは区と対応しますけれども、これは役場職員で対応するという自体、どうかなと逆に思うんです。逆に言えば区からの要請も含めてですので、ぜひ今後これは見直す体制でやっていただく方向を検討していただきたいと。というのは、先ほど山内議員が言っていた話を質問の中で聞いていると、区は協力しますよ、区との土地との交換ですよという話をやっているわけだから、その辺は区は協力しないと本人も納得しないという格好になるわけですよ。同じように区の協力がなければ、区の協力も含めてやっていただければ、地主というのは地域ですからある程度理解も深めて、少しは動く体制もできるとは思うんです。その辺は含めて、今後そういう事業については区のほうに協力依頼をやっていただく体制をつくっていただきたいと、その辺は申し上げておきたいと思います。 それと役場の職員だけでという体制ではあるんですけれども、そこで村長の施策の中での道路整備だと思うんです。村長、副村長は職員が行き詰まったときに、そういう体制で、一緒に出向いて交渉するという体制はやったのかどうか、お願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 用地交渉などについて、私のほうは一緒に携わってはおりません。ただこの現場につきましては、地主がわざわざ役場に訪れまして、これまで村の各種事業に協力してきたと。やはりいろいろ親からいただいた財産を、もうこれ以上は譲れませんということではっきりと、役場までわざわざ向こうから面会を求めてきておりましたので、職員自体はかなり用地交渉についてはねばり強く対応してお願いはして回ったんだろうということは推測されます。これまでですね、先ほどの御質問のほうについては、私に関しては用地交渉については携わっておりません。 ○議長(石川幹也) 山城副村長。 ◎副村長(山城智) 続けてお答えします。 用地交渉に一緒に出向いたことはあるのかということなんですが、これまでは一緒に出向いたことはございません。しかし地主説明会、事業の説明会等には参加してお願いはしたことがございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 村長はない、副村長もないというような格好で、こういう大きな事業、国の補助事業だというような格好で、全額国の事業なんですね、この国交省の事業は、村費が出すものではなくして、そういう事業に対して、やはりこっちから依頼したものに対しては、担当課だけでは非常に厳しいところがあるときは、やはり村のトップが動く体制も大事だと思うんですよ。この件については、地主から直接役場に出向いて来られたということで、村長が駄目なのかなということで、下がったのかなと思うんですけれども。実際、今後また新中原線に結んでいくわけですけれども、今交差点を見たら変な交差点になっているんですね、現交差点。そして歩道もそのままの状態になるんですね。それからすると、地主はもう駄目だということになると、この状態はそのままなのかなと思うんです。その辺については、今後どう対応しますか、村長、副村長は。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします 道路事業に関しましては、やはり地権者の理解がなければ事業ができませんので、やはりねばり強く用地交渉などはすべきだろうと考えています。その中で、我々が直接やるかどうかというのは、まだ内部でそういう議論もしたことがないので、その辺は検討したいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 私は担当課が非常に厳しい状態になる場合は、やはりトップが動く以外にないと理解しているんですね。そうじゃないと、変更すればいいという格好になると、本当にこの道路はこの場所が必要だよというふうなことで設計もつくってやるわけですから、ぜひこの幅員2メートルは保てるような体制をつくっていただきたいと思うんですが、その辺どうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします 先ほどから繰り返しになって申し訳ございませんが、事業を実施する上では、地権者の意向というのがやはり大きくこの事業を左右していきますので、その辺の理解を求めないと、今の歩道の幅員2メートル確保というところも、難しくなります。ですから現時点ではまだこの交差点の改良について、まだ地権者に調整などは、用地買収の調整などは入っておりませんので、それについては今後関わっていくかと思います。ただ前日も眞栄田議員にもお答えしましたが、地権者にもいろいろな考え方の方がいらっしゃるのも事実ですので、そういうことを踏まえながらちゃんと理解を得た上で事業はすべきものだと認識しております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 村長の気持ちも分からないわけではないんですけれども、ぜひこの道路について、私は平成28年のときから中原線については一般質問も、質疑もいろいろやってきて、皆さんの答弁もいただいて、やりますよということでありますので、ぜひ2メートルの幅員をやって、交差点がいい交差点になるような、今の交差点では、今の状態で新中原線を造ろうとしたら非常に厳しい状態、変な交差点になるのかなと思っています。ぜひ新中原線に結ぶにしても、今の出来上がった道路の見直しをぜひ頑張っていただきたいと思います。用地交渉については、非常に大変だと思いますが、宜野座区も協力するという体制で動いているわけですから、今まで南については区長の協力をお願いしなかったということでありますので、ぜひ区長も、村三役も一緒になって動く体制をつくっていただきたいと思いますが、その辺はどうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします 村の事業について、用地交渉について我々も一緒になってということでありますが、このあたりについてはまだ検討したことはございませんので、持ち帰って内部で協議したいと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) ぜひ事業をやるためには、結局これを造るために借金をして事業を進めてきたわけですから、やはり地域の協力はないとできないというのもあるし、その辺は重々話合いをして、協力をいただいて、担当課だけに任せるんじゃなくて、やっていく方向でやっていただきたいと思います。この件については終わります。 次は教育委員会教育長の答弁がありましたけれども、実際、私は6月の議会でも一般質問しました。そのときの答弁は、27日間の休業に対し、1学期の終業式を延ばすことにより、7日間夏季休暇を前倒しして9日間を確保することによって60%の確保ができると。残りについては、予備日数を充てることによって確保できるということの答弁でしたが、今回、夏季休暇も1週間延びました。そして盆も休みがありました、台風もありました。そういうことで、予備日数というのは実際に各学年違うと思っていますけれども、どのくらいあるんですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 平田議員にお答えします。 予備日数につきましては、学校によって11日から13日間ございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 11日から13日ということは、結局30日余り休業やったんですね。そうしたら、3分の1しか対応できていないという格好なんですけれども。残りの3分の2の時間というのは、教育課程を変更することによってできるという方向ですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 平田議員にお答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、行事の中止等も含めて、教育課程の見直しを含めて、一番低いところで中学3年生ですね、96%の埋め合わせ率、小学校1年生のほうで約6%の埋め合わせすることができております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 結局、3分の2の日数というのは、11日間これだけ年間あるということで理解していいんですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き平田議員へお答えいたします。 行事のですね、削減も含めて先ほどの充足率ということです。行事の削減日数も含めてということでございます。今後中止する日数は、運動会となくなった行事も含んで総体と、中学校で言えば地区陸上とかもなくなって、4日間はなくなっておりますが、年間で言うと行事を10日間ほど行事の日数は組まれております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そうですよね、10日ぐらいですよね。運動会、学習発表会、あるいは校内マラソンとか、大体そんなものかなとは思うんですけれども、10日というような格好で、あと10日についてはあれですか、単元の計画で確保したというような格好ですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 予備日数と、行事で埋まらないところは単元を見直しております。10時間の単元を8時間で終わらせるとか、そういうような工夫を取っております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そういう工夫をして頑張っていらっしゃるというのは分かりますけれども、後で職員の勤務状態でこの件は触れたいと思います。実際、こんなに学習時間を確保するのに苦労されているというのは理解します。だけども行事の中で、眞栄田議員からも一般質問でありましたけれども、運動会、もう苦肉の策でという格好でありましたけれども、もう一度、私は運動会をしてほしいなと。というのは6年生は最後であると、そして何の楽しみもない状態で全てカットされるというような体制では苦しいねと。アルバムをつくるにしても、何の資料を使ってつくるのかなというのもあるし、やり方によってはできるんじゃないのかなと。恐らく授業日数も削除しなくても可能ではないのかなというふうに期待するんですけれども。決まったということであるんですが、再度もう1回答弁願えませんか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 平田議員にお答えいたします。 この行事の削減につきましては、校長会のほうでもしっかり協議をしました。教育委員会だけの方針ではなくて、学校の現状も聞きながらです。これは授業日数のこともありますが、やはり新型コロナウイルス感染防止ということで、どうしても特に学習発表会などについて言えば、保護者またおじいちゃん、おばあちゃんなんかを呼んでやらないと意味がないので、子供たちだけの学習発表会では、学習発表会としては物足りないのではないかということがあって、運動会にしても昼食時間とかがありますので、感染防止の点と学習時間の確保ということもありますけれども、その2つを考慮していろいろ話し合って決定した結果でございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 教育長はそういう答弁をする、私は別の解釈なんですね。結局、授業時間の確保というのは、体育の時間があるわけです。全ての項目をやるというのではなくして、一番子供たちが喜ぶのは何なのか、かけっこなんですね、あるいはリレー。集団踊りはなくてもいいと思うんです。6年生についてはエイサーで五、六年やられていて、一生懸命。この状態を見たら、非常に子供たちを見ていたら、生き生きとして非常にいいんですよね。先ほど弁当の話もありましたけれども、午前中で終わる体制をつくればできるんじゃないのかなと、逆に。おじいちゃん、おばあちゃんたちの話もありましたけれども、と思えば、じゃあ保護者のみというパターンでもいいんじゃないのか、そこまで言うんでしたら。だけど前で見るのと、上から見るのもできるわけですから、国も5,000名の観客を50%に抑えるというパターンで拡大してきますよね。そういう体制からすると、そんなに気にするものではないのかなと思っているんです。3小においては、松田小学校は6月にもう終わっているんですよ、一方は終わっているわけですよ。2校はまだですよと。そういう体制をもう少し考えればできると思っているんです。その辺、再度検討して、やる体制というのも、緊急事態宣言も今日解除しました。あの状態とは違うと思うんです。再度、検討するという体制はつくれないのかどうか。私は子供の立場に立ってやれるという方向性は見いだせると思うんです。でなければ子供たちの意見を聞いて、どういう運動会をしたいのという話合いでもいいじゃないですか。それから見いだす体制というのは大事だと思いますので、再度検討する体制というのは作れないのかどうか、その辺は。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて平田議員にお答えします。 平田議員がおっしゃっているのも分かりますけれども、運動会を開催するためにはやはり練習時間もございますので、それに大分時間が取られるわけです。沖縄県の緊急事態宣言が出てから、その後また夏季休業も、臨時休業を1週間延長しました。先ほどから話したように、教育課程も大変厳しい状態です。それもあり、学校のほうでもいろいろ工夫されて、6年生とか中学3年生の思い出づくりはどうしても必要だということで、学校でのレクリエーションとか何らかのものを考えていきたいと話しております。また体育の時間にエイサーをして、エイサーの着物を着て写真を撮るとか、そういう工夫もなされています。今まで教育課程の見直しを行った中で、時間も計算しての最終的な結論でございますので、これからまた変更するということは考えておりません。 それから松田小学校に関しては、まだ緊急事態宣言が6月の段階では第1波が明けかけている頃でしたので、その隙間の時間がありましたので、もともとの計画が松田小学校の場合は1学期なんです。それでうまくかみ合って、時間的な調整もしながら午前中の運動会ということでできたんですけれども、その後どんどん授業日数の確保が厳しくなってきたり、村内でクラスターが発生した状況もございましたので、先程も申し上げましたが、我々としても苦渋の決断ではございましたけれども、当然学校の意見も聞いた上での決定でございます。それを変更する予定はございません。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 学校の意見を聞いたという話ではありますけれども、学校には保護者もいます、子供たちもいます。子供たちの意見がないがしろになっていないのかなと、その辺についてはどうなんですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 学校ではPTAとも話合いをされておりますので、PTAなんかでもいろいろ話をされて、学校の中でまた話をされて、校長会での決定でございます。子供たちには、学級会の中などで先生のほうから話したということを聞いていますけれども、やはりやりたそうな子供もいるとは聞いておりますけれども、総合的に判断してのことですので、その辺を御理解いただければと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 私が理解するということではなくして、やはり子供たちと地域、この子供たちを主体的に考えないといけないと思うんです。私がどうのこうのじゃなくて、大人がどうのこうのじゃなくして、実際にできる方法を考えればできるんじゃないのかなと思います。教育長は、もう決めたことだからできないとおっしゃってはいるんですけれども、必ず今の時期じゃなくても、できる体制というのはあると思うんです。その辺を再度検討してもらうような体制をつくっていただきたいと思います。その件については、以上でいいです。 そして授業日数が足りないという格好であったんですけれども、土曜日の授業をする体制というのは考えられているのかどうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて平田議員にお答えいたします。 教育課程の見直しと行事日数の見直し等を図って、これから教育課程をこなしていくわけですけれども、それでも中学3年生は、96%というのは足りないのは中学3年生なんですよ。中学3年生の場合は、放課後の裁量の時間というのがあるので、そこの時間を充てたりとか考えていますけれども、それでも足りない場合は土曜日の午前中登校のほうも検討しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 小学校は土曜日は授業を考えていないという格好でおっしゃっているんですけれども、それも後は先生方のあれで触れていきたいと思います。できたら土曜日も授業できるような体制をつくって、ゆとりある学習をさせてほしいと思います。 そして冬の環境、教育長からありましたけれども、具体的に。今、夏でしたら扇風機をかけて窓を開けて換気を一生懸命やっているという格好でした。冬は寒くなったら窓を開けられないという格好になるんですけれども、その辺はどんなですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。
    ◎教育長(新里隆博) 続けて平田議員にお答えします。 夏場は窓を少し開けて風の流れ道をつくると先ほど話しましたけれども、今回の補正でつきましたサーキュレーターというのがあります。扇風機の小型な感じで、風の流れをつくるものです。それを導入予定ですので、それを各教室に設置して、風の流れをつくります。確かに寒い日は窓を開けられないかもしれませんけれども、休み時間等の10分間を利用して、通常はサーキュレーターを流しながら流れをつくりますけれども、さらに休み時間に窓を開けて外気を導入して、新鮮な風を入れるという対策を取っていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) この扇風機、温風器、どっちですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 扇風機に近いやつですけれども、扇風機より指向性の強いやつです、サーキュレーターと言って風の流れをこう、扇風機は多角的に風が流れますけれども、指向性の強い風が出せる機械でございます。扇風機に近いやつです。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 温風ですか、寒くなるの。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 温風ではありません。通常の風が流れるだけです。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 逆に冬寒い中でそれをやるというのも、逆に風邪がうつる体制をたくさんつくるのかなということですけれども、その辺は大丈夫ですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 設置されている扇風機とは違いますので、扇風機の風が当たる感じではないんですよ。風の流れ、循環させるという意味で、直接人に当てるのではなくて、入口とか窓際に置いて、ゆるやかな風の流れをつくると。風が流れているから寒いというような状況にはならないと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) そういう対策もするということであればあれですけれども、逆に言ったらそれで風邪をひく体制がつくられたら、子供たちは学校に休むというようなことに結び付くということも含めて、やはり換気というのは非常に大事だと思うんです。45分間の授業を窓を閉め切ってやるという体制というのは、結局今言う三密を避ける、換気をよくするというパターンでいろいろ言われていながら、冬の場合はそうできないよと、休み時間だけ明けますよという、10分間という格好はどうかなということもあって、もっと工夫ができるのかなということで、その辺、ほかの市町村の学校の取組はどんなですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 ほかの学校の事情というのは、正直今のところ確認していませんので分かりませんが、冬場も確かに窓を開けっぱなしにすると寒いかもしれませんけれども、その辺の寒さにも少し取り入れたいと思います。窓を閉めた上で、廊下側の入口と出口がありますので、そこを開けて換気をするというような、外の空気を入れて換気をするのではなくて、中の空気で循環させるということで、定期的に外の空気を入れるということをしたいと思います。そこは、子供たちはやはり着るものはちゃんと着てもらって対策してもらおうと思いますけれども、これを入れたために、風邪をひくような体制はないようにはします。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 教育長はそれの対策というような格好でありますので、ほかの市町村の状態は分からないということでありますので、ぜひ北部の教育長会の中でも出し合って、実際子供たちがどういう体制で授業環境をつくることができるかどうか。そして宜野座村で不足の部分は何なのかというものを含めて、ぜひ快適に授業をできるような体制、感染を防ぐ体制というのをぜひつくっていただきたい。厚着すればと言ったら、逆に言ったら勉強できないでしょう、お互いやって分かるように。それも駄目というような格好になりますので、ぜひ教育長会の中でほかの市町村はどうなのかということも含めて、ぜひ検討して改善できるんだったら改善するような体制をやっていただきたいと思います。 3密の話で、前回も聞きましたけれども、教室のせめてテーブルは、間隔は幾らで対応されているのか、その辺をお願いできますか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 感覚はできれば1メートルございます。ほとんどの教室1メートル取られております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) ぜひ広い間隔でやれるような体制を、教室いっぱいいっぱい使うような体制をやっていただきたいと思います。今、文科省でも少人数学級の取組をずっと続けられていて、今回も誰が総理になるのか、あるいは文科大臣は誰がなるか、引き継ぎをするのかどうかという話もあるんですけれども。前回も話をしました。小人数教室で、ある程度余裕を持った子供たちで、3密を避けるような体制の学級で運営できるような体制をやっていただきたいと。この件については、教育長会の中で話合いをして、県に投げる、県から国に投げるという体制をやっていただきたいと話していますけれども、その件は、話をされていますか、どうですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き平田議員にお答えいたします。 少人数学級の件は新聞等でも見ましたけれども、国のほうでも総理大臣が変わっても、そういう協議をしていくべきだろうという話は新聞報道では見ております。今現在、やはり審議会のほうでは30名から35名が適当であるということで、それに基づいて学級編制をされております。ただ今回のコロナ禍の影響で、当然この少人数学級の話はまた出てくるかと思いますけれども、それは県、国あたりがそういう方向性を見いだして、審議していくものだと思います。実際やるにしても、ハード的な面の整備とかもございますし、すぐにはできないかと思います。 それと教育長会の中で話をされたかということでございますが、実は教育長会もコロナ禍の影響で国頭地区の教科書選定協議会の集まりはございましたが、その中のすき間時間で1回開いただけでございます。その中で、今年度の行事をどうするかぐらいしか話合いをされていません。ただ地域の状況とかは聞く時間はございました。その中で、今遅れているのをどう取り戻すか、それとGIGAスクール授業等の話がメインでした。今回のコロナ禍でどんな課題が出てくるのかというのは、実際まだ収束していませんので、それが収束した後にいろいろな課題が見えてくると思いますので、その中で要請する必要があるものがあれば、そういう中でお話合いをしていきたいと思いますが、今はまだその過程だと思っているので、そういう教育長会の中ではそういう話合いはしてございません。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) というのは、結局宜野座小学校でしたら、今大きい40名いるところは、教室は大きいところを使っているというような格好なんですね。だけれども、こういう体制でいったら、コロナ禍の中でもやはり厳しい状態での教室だと思うんです。今、教育長はあれがまだという格好ではあるんですけれども、出てくるわけですよ。前回の6月の話では、やりますよという話やりましたけれども、もう後退しているんですけれども、その辺はどうですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 前回もですね、そういう機会があればお話をしたいということを話したと思います。実際、今すぐ要請するとは、答弁していないと思います。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 私も要請という話はしていなくて、教育長会の会議の中で話をします、そういうふうに投げますという話をして、村長もそれに加えて答弁なさいましたよ。そこら辺をぜひ、少人数の、県は35人学級で進められているんですね、実際今も、低学年については。それが高学年になると40名、宜野座小学校は今、最高何名かな、分からないですけれども、そういう体制でやられていると。だから教室が足りなくなっていく、今の教室の範囲では。その中でコロナというパターンがあるものですから、ぜひ早めにそういう話を投げないと、国には届かない、県も考えてくれないという格好になるわけですから、今回宜野座小学校を増改築しますよね、1か所。それが面積がどのくらい、実際にどのくらいの子供たちが入れる教室なのか、これは分かりませんけれども、そういう体制も含めて、ぜひ少人数教室体制ができるような体制を投げかけていただきたいと思います。その辺、もう1回。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 今の少人数学級の話でございますけれども、それと今回の新型コロナウイルスの話は、また別物だと思っております。小人数学級がいいと主張される方もいますし、やはり今の基準では35名となっていまして、そこは県、国あたりが決めてくるところだと思います。ただ新型コロナウイルスに関しては、できるだけ間隔をとって、マスクをして手洗い、うがいを徹底しようということで進めています。そういうこともあって、できる限りの対策を取ってくれということでございまして、さらに収束に向かって行けば、対外的深い学びというグループ学習とか、そういうのが主体になってきますので、今の新型コロナウイルス対策と相反するんですけれども、その辺はまた従来の形に戻ってくると思います。それとまた少人数学級の話は、別物だと考えております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 教育長は別に考えるという、教育長関係で話を投げて、県に投げる、国に投げる体制というのは、やらないというお話ですか。その辺について。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 新型コロナウイルスの問題で、要請すべきものがあれば教育長会にも諮っていきますけれども、今過程なので、様子を見て、ちゃんとした課題として今の段階で上げるべきなのか、ちょっと整理できませんので、まだ単純に収束宣言が出たわけではありませんので、そういう問題意識は常には持っておきますけれども、教育長会があれば、そういう問題がありますかとお聞きしますけれども、教育長会の中ですぐそれを協議して、今すぐに県、国あたりに要請するということは考えていないということでございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) 私の質問と教育長の答弁が、ちょっと歯車が合わないような状態で、これだけで行くとあと2分しかありませんのでこの件は終わりますけれども、ぜひコロナも含めてですので、収束して元に戻るという体制も、できたらそのほうがベターなんです。けれども生活様式を変えるという体制で、国、県、国民みんなその状態で動いているわけですから、ぜひ検討していただきたい。教育長会議の中でも投げていただきたいというのを思って終わります。 そして先生方の件で、単元を10時間あるやつを8時間にやるという体制ですけれども、先生方は非常に苦労なんですね。今まで10時間の計画立ててやるものが、8時間でやるという体制は、どんなに大変苦労する体制だと思うんですけれども、教育長も大変です、無理をさせていますという話がありましたけれども、本当に無理だと思うんです。その中で、コロナの対策もしなければいけない、子供たちの指導もしなければいけない。先生方は非常に過重だと思っているんですよ。その中で、先生方以外に誰かができるやつというのは、出てくると思うんですが、その辺の対策というのは教育委員会は考えられているのかどうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き平田議員にお答えいたします。 先ほど単元の見直しについて、全てが単元の見直しということではございません。時間を確保した上で足りないものについてはということでございます。その上で、単元の見直しも御苦労かけているところです。それと朝の検温等、そういうのにも時間がかかっていることを申し上げましたが、その辺の対策は先ほどのカメラの導入とかで検討しています。議員がおっしゃっている、衛生委員とか、そういうのを入れる予定があるかということだと思いますけれども、先生方、その行事がなくなった部分、その辺に充てることで今の勤務時間を増やすことなく時間の調整ができるものだと考えておりますので、今マンパワーを学校に入れる予定はありません。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) その件について、先生方の意見、教職員を集めて皆さん話合いをしたことがあるんですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) その件については、校長会のほうで話合いをしております。校長会も1週間に1回ぐらいのペースで持っていますので、協議しております。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) それでは校長の皆さんは大丈夫、先生方は大丈夫ですよということをおっしゃっているわけですね。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 校長会の中で、先生方一人一人大丈夫と言っているかは分かりませんけれども、少なくともそういう話は上がっていないということでございます。 ○議長(石川幹也) 平田嗣義議員。 ◆7番(平田嗣義) もう時間ですので、先生方は非常に苦労しているんですよ、言いたくても言えない状態。そして皆さんは、行事とかやる場合は、今体温計というんですか、あれをやるというような格好、これを見るのは誰が見るんですか、先生が見るんですよ。今、朝でもここの何ですか、これを開けて体温を測っている。これをあれに変えるというパターンですよね。そこに先生はいないと駄目なんですよね、実際ね。誰が指導するというパターンも出てくるわけですよ。そしてフェイスシールド、皆さんこれでやっているんですけれども、これも子供たち使うんですよ。この消毒は誰がするんですかと、子供たちがするんですよという話になるのかなと。そして噴霧がありますよね、噴霧は帰るときにやりますよと。ここに落ちました。このテーブルは誰が拭くんですか、子供たちが拭くんですかと。みんな先生方がやっているんですよ、実際。そこら辺、皆さんは実態等、先生方の動いている状態というのは、なかなか校長だけの意見で歯車回っていないと思うんですよ。その辺を再度検討して、無理のないような体制をつくって、教育現場が子供たちといつも触れ合う体制をつくるような体制をやっていただきたいと言って終わります。 ○議長(石川幹也) これで平田嗣義議員の一般質問は終わりました。 これで、本日の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会いたします。(16時57分)...