平成21年第9回
定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ ┃┃ 平成21年第9回
宜野座村議会定例会会議録 ┃┃ ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日
│ 平 成 21 年 12 月 15 日 ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 場 所 │ 宜 野 座 村 議 会 議 事 堂 ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 会│ 平成21年12月15日 午前10時02分 │議 長│ 小 渡 久 和
┃┃ ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃ 及 び 宣 言 │散 会│ 平成21年12月15日 午後4時30分 │議 長│ 小 渡 久 和 ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│ 氏 名 │出 席│議 席│ 氏 名 │出
席┃┃ │番 号│ │の 別│番
号│ │の 別
┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │ 稲 嶺 盛 昭 │ △ │ 9 │ 新 里 文 康
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───
┨┃ │ 2 │ 當 眞 嗣 則 │ ○ │ 10 │ 城 間 盛 春
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席 12 名 │ 3 │ 仲 本 彰 │ ○ │ 11 │ 當 眞 進
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席 2 名 │ 5 │ 當 眞 淳 │ ○ │ 12 │ 仲 田 清 孝
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 凡 例 │ 6 │ 島 袋 弘 │ ○ │ 13 │ 島 袋 榮
│ △ ┃┃○ 出 席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△ 欠 席 │ 7 │ 平 田 悟 │ ○ │ 14 │ 多嘉山 朝 安 │ ○ ┃┃× 不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │ 嘉手納 良 弘 │ ○ │ 15 │ 小 渡 久 和 │ ○ ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───
┨┃ │ 12 │ 仲 田 清 孝
│ │ ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────
┨┃ │ 14 │ 多嘉山 朝 安 │
│ ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│ 知 名 定 美
┃┃ ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名 │主 幹│ 島 田 忠 治 ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────
┨┃ │村 長│ 東 肇
│農林水産課長 │ 津嘉山 博 文
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │副 村 長│ 仲宗根 勲
│農村整備課長 │ 仲 間 正 哲
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │会 計 管 理 者│ 安 富 繁 │建 設 課 長 兼│ 山 城 次 雄 ┃┃地方自治法第121条
│ │ │水 道 課 長
│ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │総 務 課 長│ 島 田 忠 博
│学校教育課長 │ 新 里 民 夫 ┃┃により説明のため ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │企 画 課 長│ 岸 本 宏 和
│社会教育課長 │ 照 屋 忠 利
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │税 務 課 長│ 山 川 清 八
│ │ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │健康福祉課長 │ 末 石 森 春
│ │ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │住民生活課長 │ 新 里 孝
│ │ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │農 業 委 員 会│ 平 田 嗣 義
│ │ ┃┃ │事 務 局 長
│ │
│ ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別紙のとおり
┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 平成21年第9回
宜野座村議会定例会議事日程(第1号) 平成21年12月15日 開 会 午前10時
┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号
│ 件 名 ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃ 1
│ │会議録署名議員の指名(12番・14番)
┃┃ │ │ ┃┃ 2
│ │会期の決定
┃┃ │ │ ┃┃ 3
│ │議長諸般の報告
┃┃ │ │ ┃┃ 4
│ │村長行政報告 ┃┃ │ │ ┃┃ 5 │抗議決議第1
号 │米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について
┃┃ │ │ ┃┃ │ │ (上程・説明・質疑・討論・採決)
┃┃ │ │ ┃┃ 6 │意見書第5
号 │米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について
┃┃ │ │ ┃┃ │ │ (上程・説明・質疑・討論・採決)
┃┃ │ │ ┃┃ 7
│ │一般質問(當眞 淳・當眞 進・仲本 彰・當眞嗣則・嘉手納良弘・
┃┃ │ │ ┃┃ │ │ 平田 悟) ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┃ │ │ ┃┃ │
│ ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
○議長(小渡久和) ただいまから平成21年第9回
宜野座村議会定例会を開会します。 (10時02分) 本日の会議を開きます。
△日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、12番 仲田清孝議員及び14番 多嘉山朝安議員を指名します。
△日程第2.会期の決定の件を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から12月17日までの3日間にしたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって会期は、本日から12月17日までの3日間に決定しました。 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付しました会期日程表のとおり御了承願います。
△日程第3.議長諸般の報告を行います。 9月定例会後の議長の主な日程につきまして御報告申し上げます。平成21年9月11日
漢那多目的交流拠点施設落成式・祝賀会(17:00) 13日 宜野座村海まつり(10:00) 20日
宜野座中学校運動会(9:00) 27日 第59回宜野座村陸上競技大会 (9:00) 29日 第33回
北部地区畜産共進会(今帰仁 村・10:30)10月3日 漢那区豊年祭及び敬老会(漢那区・ 17:00) 4日 宜野座・3小学校運動会(9:30) 10日 第25回やんばるの産業まつり ~11日 (11:00) 11日 第4回宜野座村福祉まつり(14:00) 〃 城原区敬老会(18:00) 13日
かんなタラソ沖縄及び
周辺活性化委員会(16:00) 15日 沖縄県
町村議会議長定例会理事会及び総会(自治会館・14:00・15:30) 16日
北部広域市町村圏事務組合議会第34回定例会(北部会館・11:00) 17日 金武酒造60周年記念式典(金武ネイ チャー未来館・17:00) 18日 第46回国頭郡陸上競技大会(国頭村・8:30) 22日
北部農林水産振興センター、村土地改良区との懇談会(17:30) 26日
宜野座中学校校舎新築工事安全祈願祭(16:00) 27日 沖縄県市町村議会議員・
事務局職員合同研修会(沖縄市・13:30) 30日 第6回
宜野座村議会臨時会(10:00) 〃 第24回南米3カ国
青年研修生受入事業閉講式(16:00)11月5日 宜野座村
漁村漁民活性化施設建築工事地鎮祭(16:00) 7日 第30回宜野座村生涯
学習フェスティバル(15:00) 〃 宜野座村
教育功労賞受賞祝賀会 (17:45・副議長対応) 9日
キャンプ・ハンセンに関する3町村連絡協議会(金武町・15:00) 10日
宜野座中学校授業参観及び講演会 (14:10) 11日 第53回
町村議長全国大会及び北部地区 ~14日 議長会視察研修(東京・北海道) 19日 第12回宜野座村がらまん大賞表彰式 (18:00) 20日 旧慣による宜野座村公有財産の管理に関する調査特別委員会(10:00) 21日
安富祖竹久翁座像建立除幕式及び祝賀会(15:30) 24日 第7回
宜野座村議会臨時会(10:00) 〃 名桜大学公立化に関する説明会(臨時会終了後) 25日
村軍用地等地主会視察研修 ~28日 (北海道) 28日
那覇近郊在住宜野座村人会定時総会(那覇市・18:00) 29日
中部地区在住宜野座村郷友会定期総会(沖縄市・18:30) 〃 JAおきなわ
宜野座支店まつり(集荷場・11:00~19:00) 30日
議会広報調査特別委員会(10:00)12月1日 平成22年新年の
集い打ち合わせ会議 (11:30) 2日
北部市町村議会議長会第3回理事会・総会(今帰仁村・14:30・15:00) 4日 第8回
宜野座村議会臨時会(10:00) 7日
議会広報調査特別委員会(10:00) 8日 議会運営委員会(10:00) 9日 沖縄県
町村議会議長会定例役員会(那覇市・15:30) 10日 旧慣による宜野座村公有財産の管理に関する調査特別委員会(10:00) 12日
北部広域市町村圏事務組合議会臨時会(北部会館・正午) 15日 第9回
宜野座村議会定例会(10:00) 以上、議長の諸般の報告を終わります。 なお、本定例会までに受け付けした陳情書並びに関係資料は、議会運営委員会に諮り、お手元にお配りしましたので御参照ください。 これで諸般の報告を終わります。
△日程第4.村長行政報告を行います。 東村長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 東村長。
◎村長(東肇) おはようございます。では、議長のお許しを得て、行政報告をさせていただきます。 9月定例議会からの報告でございます。 9月10日、議会中でございましたが、キャンプ・シュワブにおける代替施設の建設に向けてのデモフライトがございまして、それの現地調査を行っております。 11日金曜日、
漢那多目的交流拠点施設の落成式が行われました。 13日日曜日、第2回海まつりが開催されております。また福山区におきましては、敬老会が開催されております。 16日水曜日、平成21年度高齢者に対する祝い金の支給について、家庭訪問をして支給をしております。 17日木曜日、
男女共同参画推進委員会からの答申を受けております。 18日金曜日、宜野座区において、敬老会がございました。 19日土曜日、下地ミキオ代議士に今後の宜野座村の振興計画並びに次年度の振興計画について説明をしております。また松田区におきましては、敬老会がございました。 20日日曜日、宜野座中学校の運動会がございました。 24日木曜日、第2回環境監視員会議がございまして、その中で委嘱状の交付を行っております。さらに有機の里宜野座村推進協議会を開催しております。 25日金曜日、
北部製糖工場株式会社の総会がございました。 26日土曜日、
北沢俊美防衛大臣との北部12市町村長との懇談会がございました。その後、
キャンプ・ハンセンの
友好親善ソフトボール大会ということで、
キャンプ・ハンセン内で金武、宜野座、恩納3町村の商工会を中心にして交流会を行っております。 27日日曜日、第59回宜野座村陸上競技大会が開催されております。 28日月曜日は、惣慶区の敬老会がございました。 29日火曜日、有機の里宜野座村の基本計画について、村民、農家への説明会を行っております。 30日水曜日、
九州管区警察局長・
九州交通安全協会長の表彰並びに緑十字銅賞の伝達式が、石川署のほうで行われております。 10月に入りまして、1日は行政連絡会議でございます。その後にそのメンバーで、行政視察研修ということで、伊江村のほうに研修をしております。 2日金曜日、
未来ぎのざ役員会がございました。 6日に飛びまして火曜日、沖縄県
町村長行政視察研修ということで、これは副村長のほうが出席をしております。 10日土曜日、やんばるの産業まつりが開催されております。 11日、城原区の敬老会もございましたが、副村長が参加をしております。さらに宜野座村福祉まつりにつきましても、副村長で対応しております。 12日月曜日、宜野座村
老人スポーツ大会もございましたが、これも副村長に対応していただきました。 13日火曜日、行政会議を行っております。さらにかんなタラソ及び
周辺活性化委員会も開催しております。 14日水曜日、名桜大学の公立大学法人会に関する勉強会を行っております。これは北部の12市町村長で行っております。その後に、
北部広域市町村圏事務組合の理事会が開催され、さらに
かんなタラソ沖縄及び周辺活性化について、漢那区行政委員会への説明会を行っております。さらに在
沖米国総領事レイモンド・F・グリーン氏が就任あいさつにお見えになっております。また在日米国大使館から政治課長も同行をしております。 17日土曜日、宜野座保育所の運動会が開催されております。さらに村内産業に関して、新規開拓への挑戦ということで講演会を行っております。 18日日曜日は、第46回国頭郡陸上競技大会が開催されました。 20日火曜日、
金武地区一般廃棄物に対する会議を行っております。さらに
キャンプ・ハンセン司令官と商工会の交流会が開催されております。 21日水曜日、松田小学校4年生による、沖縄県
こども地域安全マップコンテストが最優秀賞を受賞されていまして、その報告が行われております。 22日木曜日、宜野座村土地改良区理事会がございまして、その後、
北部農林水産振興センターとの行政懇談会を行っております。 23日金曜日、人材育成事業の講座の発表会を行っております。 26日月曜日、
金武地区消防衛生組合の定例議会が開催されております。同じく
宜野座中学校改築工事の安全祈願祭を行っております。 27日から29日にかけて、
九州地区治水大会が宮崎県でありまして、それに出席をしております。 30日金曜日、臨時議会がございました。さらに第24次南米三カ国
青年研修生受入事業の閉講式を行っております。 31日土曜日は、宜野座区におきまして、農水まつりが開催されております。 11月に入りまして、2日月曜日から
日本スリーデーマーチということで、先進地研修、これは
ウォーキング大会でございますが、埼玉県の東松山市のほうへ、環金武湾のメンバーで研修に行っております。 5日木曜日、宜野座村
漁村漁民活性化施設の安全祈願祭を行っております。 6日から8日にかけて、全国へそのまち協議会が栃木県で開催されております。これには副村長が参加しております。 7日土曜日、第13回宜野座村
ターゲットバードゴルフ大会が開催されております。さらに宜野座村生涯フェスティバルが開催されております。さらには米国海兵隊創立234周年記念式典ということで、
キャンプ・ハンセンから案内を受けております。 8日日曜日は、ツール・ド・おきなわの表彰式がございました。 9日月曜日、
キャンプ・ハンセンに関する三町村の連絡会議を持っております。 10日火曜日、第33回沖縄県進路研究大会が、宜野座中学校で開催されまして、また講演会もございまして、それに出席をしております。 11日水曜日、かんなタラソの3階のほうで行っておりますジェロントロジーが1周年になったということで、1周年記念講演会をがらまんホールで行っております。それから
行政改革推進委員会も開催をしております。 12日木曜日、沖縄県市町村会の総会がございまして、さらに沖縄県
町村土地開発公社の理事会、沖縄県
地域振興対策協議会の総会がございました。 13日金曜日、
キャンプ・ハンセンに関する三町村連絡協議会で防衛局、県庁、外務省のほうへ要請をしております。さらに福山第3団地の建築工事及び
電気機械設備工事の安全祈願祭を行っております。 15日日曜日、関東宜野座村郷友会の総会が東京で行われて、それに私と総務課長が出席をしております。 17日、全国町村長大会が東京でございまして、その中で防衛省に事業関係の要請行動を行っております。 さらに18日は、北部12市町村長で
国土交通省前原大臣に要請行動を行っております。 20日金曜日、環金武湾のウォーキングフェスタに係る記者会見発表をしております。 21日土曜日、
安富祖竹久翁座像の除幕式並びに祝賀会が開催されております。また宜野座区の中部共同井戸の55周年記念と
改良工事完了祝賀会が開催されております。 22日日曜日は、宜野座村土地改良区の全体清掃作業が行われております。 23日月曜日、勤労感謝の日でございますが、第27回宜野座村
健康ウォーキング大会を開催しております。 24日火曜日、臨時議会がございました。並びに宜野座村健康づくり推進協議会を開催しております。 25日から28日にかけて、宜野座村軍用地等地主会の研修で北海道に行っております。その中で、26日は東京農大、それから網走市長を表敬訪問しております。 28日は出張の帰りがけでございますが、那覇地区在住の宜野座村郷友会の総会がございまして、それに出席しております。 29日日曜日は、JAおきなわ宜野座支店の第1回支店まつりがございまして、さらに
中部地区在住宜野座村郷友会の総会がございました。 30日月曜日、
金武地区消防衛生組合の臨時議会を開催しております。並びに
かんなタラソ沖縄の役員会も開催されております。 12月に入りまして、1日火曜日は行政連絡会議がございます。在日イタリア大使と、それとまた在大阪イタリア総領事が表敬でお見えになっております。北部市町村会負担金補助金の審議会がございまして、その後、北部市町村会総会を行っております。 2日水曜日、福山区長、城原区長、行政委員も含めまして、集落排水に関する要請がございました。また惣慶区におきましては、平田源助氏のカジマヤーのお祝いがございました。 3日木曜日、宜野座村産業まつり実行委員会を開催しております。 4日金曜日、臨時議会を開催しております。さらに南米研修生の派遣の出発式を行っております。 5日土曜日は、第11回宜野座村文化祭が開催されております。 6日日曜日には、村職員の採用試験(第1次試験)を行っております。 7日月曜日、宜野座村漁業組合長からの漁業組合に対する補助金要請がございました。 8日火曜日、
金武地区一般廃棄物処理施設の推進委員会を開催しております。同じく8日、末石森吉元村長に叙勲伝達式を行っております。 10日木曜日、宜野座村景観むらづくり計画策定検討委員会の委嘱状交付と委員会を開催しております。 12日土曜日、
北部広域市町村圏事務組合の理事会が開催されました。 14日月曜日、宜野座村交通安全推進協議会の役員会を開催しております。さらに沖縄県軍用地主会の会長会がございました。 本日から定例議会でございます。 なお、各課における行政報告につきましては、添付してございますので、御参照のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小渡久和) 以上で村長の行政報告は終わりました。 暫時休憩いたします。 (10時28分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (10時39分)
△日程第5.抗議決議第1号 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について
△日程第6.意見書第5号 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について 以上、2案件を一括議題とします。 この抗議決議(案)、意見書(案)につきましては、當眞 淳議員外1人から提出されております。提出者から提案理由の説明を求めます。 當眞 淳議員。
◆5番(當眞淳) 抗議決議書第1号と意見書第5号については、同様の内容でありますので、抗議決議第1号を読み上げて、提出理由にかえさせていただきます。┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 平成21年12月15日┃┃ ┃┃宜野座村議会 ┃┃議長 小 渡 久 和 殿 ┃┃ ┃┃ 提出者 宜野座村議会議員 當 眞 淳┃┃ 賛成者 宜野座村議会議員 嘉手納 良 弘┃┃ ┃┃ 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について ┃┃ ┃┃ 上記の議案を別紙のとおり、宜野座村議会会議規則第14条の規定によって提出します。 ┃┃ ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃抗議決議第1号 ┃┃ ┃┃ 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案) ┃┃ ┃┃ 平成21年11月7日、読谷村楚辺の読谷補助飛行場跡地近くで起きた
ひき逃げ死亡事件は米軍トリイ基地┃┃所属の兵士による犯行の可能性が確定的である。 ┃┃ 極めて悪質な事件にもかかわらず、同米兵は任意の出頭を拒否しており、捜査は遅々として進まない状┃┃況にある。このことに対し、地元住民はもとより、全県民は激しい憤りを募らせている。 ┃┃県民感情を著しく逆なでする今回の事件は、単なる偶然ではなく、米軍による事件・事故が日常的に発 ┃┃生していることの証明であり、誠に遺憾である。 ┃┃ 本議会は、これまでも事件発生のたびに厳しく抗議して、兵士の綱紀粛正を求めてきたが、再びこのよ┃┃うな悪質な事件が発生したことに憤りを抑えきれない。 ┃┃ これらの事件の解決が遅れるのは日米地位協定に問題があることは明らかであり、その運用面の見直し┃┃でなく、日米地位協定の抜本的な改正を早急に強く要求するものである。 ┃┃ よって本議会は、地域住民の人権と生命・財産を守る立場から、今後いかなる事件・事故も起こさない┃┃よう厳重に抗議するとともに、容疑者の日本側への早期引渡しを求め、米軍指導者に対し、なお一層の綱┃┃紀粛正を強く求める。 ┃┃ ┃┃ 以上、決議する。 ┃┃ ┃┃ 平成21年12月15日 ┃┃ 沖縄県宜野座村議会 ┃┃ ┃┃送付先 ┃┃ 駐日米国大使・在日米軍司令官 ┃┃ 在日米軍沖縄地域調整官・在沖米国総領事 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 平成21年12月15日┃┃ ┃┃宜野座村議会 ┃┃議長 小 渡 久 和 殿 ┃┃ ┃┃ 提出者 宜野座村議会議員 當 眞 淳┃┃ 賛成者 宜野座村議会議員 嘉手納 良 弘┃┃ ┃┃ 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について ┃┃ ┃┃ 上記の議案を別紙のとおり、宜野座村議会会議規則第14条の規定によって提出します。 ┃┃ ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃意見書第5号 ┃┃ ┃┃ 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する意見書(案) ┃┃ ┃┃ 平成21年11月7日、読谷村楚辺の読谷補助飛行場跡地近くで起きた
ひき逃げ死亡事件は米軍トリイ基地┃┃所属の兵士による犯行の可能性が確定的である。 ┃┃ 極めて悪質な事件にもかかわらず、同米兵は任意の出頭を拒否しており、捜査は遅々として進まない状┃┃況にある。このことに対し、地元住民はもとより、全県民は激しい憤りを募らせている。 ┃┃県民感情を著しく逆なでする今回の事件は、単なる偶然ではなく、米軍による事件・事故が日常的に発 ┃┃生していることの証明であり、誠に遺憾である。 ┃┃ 本議会は、これまでも事件発生のたびに厳しく抗議して、兵士の綱紀粛正を求めてきたが、再びこのよ┃┃うな悪質な事件が発生したことに憤りを抑えきれない。 ┃┃ これらの事件の解決が遅れるのは日米地位協定に問題があることは明らかであり、その運用面の見直し┃┃でなく、日米地位協定の抜本的な改正を早急に強く要求するものである。 ┃┃ よって本議会は、地域住民の人権と生命・財産を守る立場から、今後いかなる事件・事故も起こさない┃┃よう厳重に抗議するとともに、容疑者の日本側への早期引渡しを求め、米軍指導者に対し、なお一層の綱┃┃紀粛正を強く求める。 ┃┃ 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。 ┃┃ ┃┃ 平成21年12月15日 ┃┃ 沖縄県宜野座村議会 ┃┃ ┃┃送付先 ┃┃ 衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣 ┃┃ 沖縄及び北方対策担当大臣・外務大臣・防衛大臣 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 議員各位の御賛同を、よろしくお願いします。
○議長(小渡久和) ただいま當眞 淳議員より提案理由の説明が終わりました。抗議決議(案)、意見書(案)は、お手元に配付したとおりであります。文案の朗読を省略したいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって文案の朗読を省略します。 これから質疑を行います。 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。 抗議決議第1号、意見書第5号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって抗議決議第1号、意見書第5号について、委員会の付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから抗議決議第1号 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について、意見書第5号 米軍人車両による
ひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について、以上、2案件を一括して採決します。 お諮りします。 2案件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって2案件は、原案のとおり可決されました。
△日程第7.一般質問を行います。 一般質問は、会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とし、なお、1回目の質問及び答弁は登壇して行い、2回目以降は自席にて行うことにします。 順次発言を許します。 當眞 淳議員。
◆5番(當眞淳) おはようございます。5番 當眞 淳です。ただいま議長よりお許しを得ましたので、通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず1つ目、政権交代による本村への影響について。 去る8月に行われた第45回衆議院議員総選挙において、与野党が逆転し、非自民を中心とする民主党政権が誕生しました。1955年以降、一時期の例外を除いて続いた自民党を中心とする政権が終わりを告げました。民主党はこれまで官僚主導で作成されていた予算についても、無駄な事業を見直す目的で事業仕分け等を行うなど、脱官僚依存政治指導の姿勢を国民にアピールしております。しかしながらなれない政権運営のせいか、また3党連立という不安定な政権のせいか、または力不足なのか、官僚間での意見の食い違いなど、特に普天間飛行場移設問題については、先が見えない状況であり、多くの米軍基地を抱える沖縄県民をかなり困惑させている状況であります。そこで政権交代による本村への影響について、次の点について伺います。 ①普天間飛行場代替施設の辺野古移設問題について。 ②北部特別振興対策事業から切り替わった北部活性化特別振興事業による施策の推進について。 ③再編交付金事業の継続実施について。この質問につきましては、先行き不透明な事柄も多いかと思いますが、現在把握している内容について答弁をお願いします。 2点目につきましては、村営塾についてであります。村営塾においては、平成22年4月から、中学生クラスの開講を予定されていると伺っておりますが、その中身、内容が見えてきません。そこで中学生クラス開講に向けた取り組み状況と指導方針等の決定事項について伺います。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 當眞 淳議員にお答いたします。 まずは政権交代による本村への影響についてでございます。その中で普天間飛行場代替施設の辺野古移設問題についてでございますが、去った第45回衆議院議員選挙において、これまで60年余続いてきました自民党政権から、民主党を軸とする社民党、国民新党からなる3党連立政権へ変わり、国の政策に大きな変化が見られます。今回、當眞議員から質問があります普天間飛行場代替建設の辺野古への移設についても、今、マスコミ等で御承知のとおり、3党連立政権で議論され、現在まだ決まっていない状況であります。今後の成り行きを見守っているところでございます。 次に、北部振興事業から変わった北部活性化特別振興事業の推進についてでございます。北部振興事業は、平成22年3月に終了するということで、その継続について、北部地域の市町村長で継続の要請を行ってきました。しかし、そのとおりの継続はできませんでしたが、北部地域の活性化は必要であるという国の判断のもとに、北部活性化特別振興事業として、非公共35億円、そして公共35億円と、70億円の予算を計上するということでございます。具体的な内容等につきましては、まだ示されていませんので、また今後いろいろと調整が出るかと思っております。本村としましては、まだまだ整備する箇所がございますので、この北部活性化事業も含めながら、村の事業の推進を図っていきたいと考えております。 次に、再編交付金事業の継続実施でございます。新政権において、米軍再編について、連立与党の政権の不一致、あるいは県外移設見直しを含めた検討ということで、いろいろと議論をしていますが、防衛省においては、再編の経費については、例年どおり計上するということの状況でございます。現時点では、関係する交付金がまだ明確でございませんので、今後の動向を見極めながらやっていきたいと考えておりますし、村としましても再編交付金を予定した事業もございますので、それが実現できるようにしていただきたいと思っております。 次に、村営塾についてでございますが、教育長が歯痛をこじらせて体調不良で休んでいますので、私の範囲内で答えて、さらにはまたいろいろと質問の内容等については、教育課長のほうで答弁させますので、よろしくお願いいたします。 まず村営塾の整備計画につきましては、平成21年10月に学習室の改修に向けての実施設計を発注しているところでございます。この実施設計が済み次第、また改修工事を発注する予定でございます。さらに建築に関する建築確認、そして構造の問題等については、県の担当課と調整を終え、現在は沖縄防衛局とその施設が島コン事業で整備された施設であることから、補助金に関する駐車場部分の財産の処分、あるいはまた代替施設についての調整をしているところでございます。事業の計画概要につきましては、床面積で454平米ございまして、そして学習室につきましては、6室を予定しております。以上です。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) ただいま学校教育課長から、村内の実情の報告がありました。これを聞いて、ひとつ安堵しております。というのは、11月10日、午前中の中でもちょっと宜野座中学校の授業参観の件が出ておりました。まず学校に足を踏み入れたとたんに、この学校ではこういう問題は起きないだろうと、そういうふうな第一印象はありました。あいさつが本当にすばらしくお客さんを迎えてくれたということが、今でも心に残っております。あの状況を見ますと、恐らく、宜野座中学校ではこういう問題は起きないだろうという印象を受けました。非常に気持ちよく学校訪問ができた印象を持っています。それで今、村内ではこういう実態はないということでありますけれども、ちょっと二、三お聞きしていきたいと思います。この事件を受けて、県の教育長のほうから、いじめの把握と対応、不登校児童生徒の居場所確認、生徒指導、教育相談体制の再確認、命、人権に関する特設授業の実施とありましたけれども、先ほど命の授業については実施をしたという話でありましたけれども、不登校児とか、そういう問題の子供、不登校気味の子供は学校にはいないのか。要するに指導を要する生徒はいないのか。まず学校ごとにでもわかりましたら報告していただきたいと思います。なければないで結構であります。まずそれについて、ひとつお願いします。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まず県の教育長のほうから、今回の事件を受けて、11月26日付で、児童生徒の問題行動等の再発防止に向けた指導徹底ということで、今おっしゃったとおりの項目が挙げられて、村の教育委員会、11月27日に受け付けて、この文書、こういった取り組みをしてくれと、県の教育委員会のほうからきておりますので、各学校にこの取り組みの内容とひな形等がありますので、それを各学校に流しております。それで現状ではいじめとか、暴力はないのですが、不登校気味といったそういう報告は出ております。これは数名いらっしゃいます。これは中学校、小学校です。それで長期の不登校ではないのですが、例えば新学期から夏休みに向けて来なかった子と、それから夏休みを終えてから来ない子が、数カ月ぐらい休んでいるというような現状で、現状で不登校の子が中学校で1名、それとちょっと不登校気味の子が1名、計2名です。あと小学校では、保健室登校という形で、不登校ではないのですが、なかなか学級に入れないで、学級外で教育を受けているということで、2人ほど報告を受けております。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) ちょっと1件聞きそびれまして、不登校気味が中学校で1名ですか、小学校にもおりますか。もう1回お願いします。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 お2人とも中学生であります。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) いろんな報道を見ていますと、やはり不登校、あるいは不登校気味の子供が、将来、非常にこういう事件、事故にかかわってきているという実態があるようであります。ですからこの不登校児が、例えば小学校に保健室登校もいるという話でしたけれども、不登校児童が、やはり問題行動に結びついているという実態があるわけです。その辺の指導はどういうふうにされておりますか。不登校気味の児童生徒に対しては、教育委員会はどのようにフォローをされているのかお願いします。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まずこういった課題のある子供が出た場合は、学校のほうで生徒指導等、こういった報告が来るわけです。特にこういった教育委員会に報告が必要な場合は。それで一理には精神面とか、それから身体的面もあるのですが、逆に家庭に課題があるようなところもあるものですから、そういった場合は、昨今の児童福祉の改正で、福祉課と連携しながら、要保護児童対策という組織もあるものですから、もしそういった事例にかかわる場合は、またそことの連携をとりながらやっているわけで、学校のほうからちょっと課題のある子は、マル秘の印鑑を押されて、課題が発生した場合は、報告を受けております。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) 学校から報告があった場合に、家庭と連絡を取り合ってやっているということでありますけれども、地域の協力も得ておりますか。例えば民生委員とか、あるいは校区の公民館とか、そういうところに「この子供はちょっと不登校気味だから、ちょっと区でも目をかけておいてくれませんか」というふうな話で連携はとられているのでしょうか。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まずこの要保護、対策協議会の中には部会がありまして、この部会のメンバーがいるわけですが、人選はちょっと定かではないのですけれども、多分民生委員等もこの中に入っていると思うのです。それから教育相談委員等が入っていますので、区との連携もとれる前提で動いていると思います。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) これは学校だけの問題ではありませんので、学校、家庭、地域が一つにならないと、この事件、事故というのは減らないと思います。一番最初に、宜野座ではこういう事例がないので、本当に幸せだと思っておりますけれども、でもいつ何時そういうことが起きるかというのはだれにもわかりませんので、やはりこれからますますこういうことは強化をしていかないといけないのではないかと思います。 私の調べたもので、一番最初にこれを聞けばよかったのですが、いじめの認識が文科省のほう変わっています、安部内閣のときに。その辺からすると相当のいじめの件数が全国であります。要するに取り扱いが変わった関係で、認知数が相当ふえたというのがあります。その辺認識しておりますか、課長。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まず文科省からいじめの定義が、2007年1月19日に出されております。これはあくまでもいじめという認識は、被害を受けた子供が感じることとなっておりますので、こちらに定義の文書があるのですが、おっしゃるとおり2007年1月19日に定義が各教育委員会のほうに届いております。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) 学校教育課長も私と同じ資料を持っているようでありますので、それは聞きませんが、この中に、2008年度の全国の1,000人当たりの暴行行為といじめの件数が出ておりますけれども、沖縄県は暴力行為でいくと2008年度の認知件数、これは1,000人当たり3.2名と。それからいじめについては1.92名ということで、この比率は静岡県と滋賀県と同じなのですけれども、静岡県は人口約380万人近くいると思うのです。沖縄県は約140万人近くでありますから、人口比で言えば大体38%ぐらいになると思うのですけれども、沖縄県のこういう事件、事故、多いと思いませんか。皆さんどういうふうに思いますか。その認識はどういうふうにとらえますか。これは村長にお願いしたいと思います。突然ですけれども、いいですか。この事件、事故について、沖縄県は比率からして多いと思いますか。私は非常に多いと思っているのです、沖縄県のこういう事件、事故は。その辺の認識、どなたか多いなと。いや少なければ少ないでもいいのですけれども、どういうふうに認識されているのかと思って、お答もしいただければ。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) いじめの問題につきましては、先ほど冒頭に仲本議員からありましたように、死亡事故が17年の中で8名も児童生徒が亡くなったというのは、大きな社会問題でありまして、やはり命の大事さというのは、一番大事な教育がまだ徹底されていないのではないかということを思っておりますし、やはり8名も亡くなっているということからすると、その裏にいじめは相当あると思っております。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) いつも沖縄の夜型社会をいろんなところで話をするのですけれども、私は非常にこの数字は高いと思うのです。ですからこれはやはり学校だけの問題ではなくて、家庭、地域が一緒に取り組まないとこういうものはなくならないのではないかと見ております。前回、私は薬物について、ちょっと質問をしました。この薬物も暴力やいじめの問題も、よそで起きたからよその問題というとらえ方では私はいけないのではないかと思います。よそで起きたことではあるけれども、宜野座村の大人は自分たちを守るためによそのことではあるけれどもさっと動いてくれるのだということを子供たちに見せることによって、子供たちは安心するし、頼りになるのではないかと思うのです。ですから私は前回も話をしたのですけれども、家庭、学校、地域が一体となって、そういう大会を開く必要があるのでないかと思うのです。やはり子供たちは見ているのです、大人のやることを。きょうは教育長はお休みですから、村長、その辺の考え方はどうでしょうか。ひとつこういうものを持つ予定をつくっていただけないでしょうか。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) おっしゃるとおりでございます。やはり大人の行動を見て、子供は行動もするということもありますし、そういうものは事前に対策をすべきだということを思っておりますので、また教育長をはじめ、関係者の皆さんに協議をさせて、この大会を持つかどうかというのは検討させたいと思います。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) ちょっとくどいようですけれども、小さな田舎、地縁、血縁の強いこの村で、仮にこのような事件が発生した場合は、加害者も被害者もそれは悲劇そのものなのです。人間関係が一瞬にして崩壊して、また地域共同体も大変難しいときに入っていくだろうと思います。ですから先ほど私は言いましたけれども、ぜひこの大会なるものを私はつくっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。ちょっとこういう話をするとテンションが上がってヒートアップしておりますけれども、やはり中学校のいじめは、最悪の場合自殺とか、そういうものにつながっていくケースが非常に多いわけです。ですからいじめを受けた、あるいは暴力行為を受けて学校に行かない、引きこもっておうちの中で死を考えるということになると、これは本当に社会を構成する一員としても大変なことでありますので、ぜひその辺も、一番最初に戻りますけれども、そういう子供たちのフォローを、また教育委員会、学校も、地域とも連携をして、ぜひやっていただきたいということをお願いしたいと思います。 もうそろそろこれで最後にしたいと思います。やはり同じように、これは1996年ですから平成8年です。これは八重山の石垣市で起きた集団暴行で息子を亡くした富永さんという人が新聞に書いておりますけれども、どんな小さなことでも、学校は隠さないで公表してほしいという訴えが新聞に出ておりました。もう1回学校教育課長にお聞きしますけれども、学校で小さなことは処理しているようなことはありませんか。なければないで結構であります。ぜひこれを教育委員会に報告するように求めているのか、もう一度それを確認したいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。
◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 基本的に報告は受けていると思います。ただこの小さいというのがお互いとらえ方が違うと思うのですが、基本的には学校のほうからちゃんと報告がくるようになっております。
○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。
◆3番(仲本彰) その辺はことあるたびに報告をするようにしていただきたいと思います。火事が起きて消防車が駆けつけるよりは、火事が起きる前に予防線を張っておいて未然に防ぐというのが最大の防御、発生を防ぐ手立てだと思いますので、よろしくお願いします。先ほど話しました石垣の富永さんの話ですけれども、死亡事故の前に、前段で必ずいじめ、恐喝とか、小さな傷害を起こし、その延長線上で事件が起きているということでありますので、事件が起きる前に早目に芽を摘むこと。そのためには大人がしっかりと子供を指導することが大切だと述べておりますので、命を救うため、子供が助けを求めやすい環境をつくることが、私たちに求められているのではないかということを訴えて、私はこの件で終わりたいと思います。ぜひ本村からそういう悲しい事件が発生しないように、お互いみんなで頑張っていきたいものと思っておりますので、よろしくお願いします。以上です。
○議長(小渡久和) これで仲本 彰議員の一般質問は終りました。 暫時休憩いたします。 (14時51分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (15時05分) 一般質問を進めます。 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 議長の許しを得ましたので、通告してある2点の件について、一般質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、
かんなタラソ沖縄の管理運営について。今回の衆議院選挙により、これまで長く続いた自民党政権が民主党に大敗した。本県では自民党議員の全員が落選する結果となった。本村はこれまで自民党政権が推し進めてきた普天間代替施設を名護市に移設することを前提として振興策、再編交付金などを活用し、村政を推進してきました。しかし政権交代により、これまでとは全く変わった施策が展開されようとしている。本村としてはこれまでの財政運営の方針を変更しなければ、今後村政が衰退していくのではないかと心配している。そこで村の財政運営上、最も重要だと思う
かんなタラソ沖縄の運営についてお伺いしたいと思います。 実はこれは、本来第三セクターで社長に質問するのが普通でありますけれども、そのために本村には、
かんなタラソ沖縄に関する調査特別委員会もあるわけですけれども、それまで待てませんので、村長と副村長がそこの役員としておりますので、意見を伺わせていただきたいと思います。 まず1番目に、部門別管理について。バーデーゾーン、エステ、レストラン、ショップ、レンタル、リネン等の収支状況はどうなっているか。人件費、水道光熱費、減価償却等も割り振って明示すること。 それから借入金について。高市道義氏から1,200万円、琉球温熱療法院株式会社より1,300万円、計2,500万円の借入金があるが、その経緯と条件について説明をお願いします。 それから3番目に、琉球温熱との連携について。当社との連携の内容について説明をお願いします。 それから4番目、ルーマニア国立加齢科学研究所のアンチエイジング研究を取り入れた施術の業務委託について。新聞でも報道された3階エグゼクティブゾーンの救世主となると期待された委託業務であるが、その業績と可能性について説明をお願いします。 5番目に、経費の節減対策について。まず人件費。人件費につきましては、6期に比べて7期目は本採用がふえてパートが少なくなっているわけですけれども、経費ではどのような格好になっているか。それから去る3月に、相当な赤字があるので、村からの産業支援、それから出資等、多額の予算を組んだわけでございますけれども、その際に、こんな赤字会社に、しかも大きな会社の年金ももらっている人に満額50万円払うというのはちょっと多過ぎるのではないかと、私は質問しましたけれども、その後どうなったのか。それをまずお伺いしたいと思います。 それから水道光熱費について。かんなタラソの費用の大きなものとして、水道光熱費、御覧のとおり海水を温めていろんなものに使っているわけですから、それの金額たるや4,600万円を下ることがないというぐらいの状態なのですけれども、どのような対策をしているのか、そのことについてお伺いしたいと思います。 それから施設の修繕について。特に防錆についてどのように考えているのか説明を求めます。これは今度のみならず昨年からちょうつがいのさびとか、あるいはまた鉄筋の噴出とか、外から見ればわかりますけれども、ウォータースライダーのさびとかというのがあって、特に海に近いこのような施設では、一日でも早く処理しないと、この施設全体の維持管理が相当多くなると思っているのですけれども、なかなか実施されていないと私は思っています。そういうことでどのようなことをしているのかお願いしたいと思います。 それから6番目に、社員教育について。たまに客同士のトラブルがあるのですけれども、これをずっと探して根から見てみたら、どうも職員の対応の不足と。それからあと一つは、職員に極端な人がいるのです。全般的にあいさつもすばらしいし、また行きたいという状況の職員もいっぱいいるわけですけれども、中にはあいさつをしても知らん振りというのですか、客によるとばかにされているのではないかという話をするような方もあって、大変憂慮しているわけですけれども、このようなことに対して、社長にも何度か申し上げておりますので、どのようなことを具体的にやっているのか。これが役員会の中で話されたことがあるのかお伺いしたい。 それから集客対策について。これについては、具体的にどのような行動をとって経営の改善をしていくか。2年目に比べたら約6万人の利用者の減になっているわけですけれども、具体的にどう変わったかということで、曜日別、地域別、時間別に、入客数の現状と対策について、どういうことをしているのかお伺いしたいと思います。 それから緑化振興会の運営と防風垣の育成について。本村では土地改良区を対象に、防風施設設置事業が着々と実施され、圃場の生産力の向上が期待される。しかし、場所により、その恩典に浴しないところがある。そのような箇所に防風垣として、また景観の造成として役立つ苗木の無料配布はできないかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 當眞嗣則議員にお答えいたします。
かんなタラソ沖縄の管理運営についてでございます。非常に中身の濃い質問でございまして、直接運営している職員からの資料に基づいて説明をさせていただきます。 まず
かんなタラソ沖縄の管理運営に対する質問でございます。部門別管理運営については、バーデーゾーンの売り上げは、まず平成21年度4月から9月の上半期現在、収入4,616万6,948円、支出が1,766万3,734円、うち人件費がフロント、バーデーゾーン合わせて1,549万7,218円で、2,850万3,214円の利益を上げており、また平成20年度の4月から9月までと比較しますと、昨年は収入4,527万7,360円、支出1,677万6,185円で、人件費が同じようにフロント、バーデーゾーン合わせて1,497万3,765円で2,845万1,175円の利益を上げており、前年度と比較して5万2,039円の利益を上げている状況でございます。同じようにエステ部門につきましては、今年度は収入943万6,509円、支出528万5,347円、うち人件費が459万4,600円で、415万1,162円の利益を上げ、昨年度の同じ時期では、収入823万1,991円、支出706万6,421円で、うち人件費が552万1,364円で、116万5,570円の利益を上げ、対前年度比にしますと298万5,592円の増となっております。レストランにつきましては、今年度収入1,164万299円、支出1,319万7,339円で、うち人件費が444万8,575円で、155万7,040円の支出増、赤字となっております。昨年度と比較しますと、収入951万1,581円、支出1,081万8,292円、うち人件費が403万8,965円で、130万6,711円の支出増、赤字です。対前年度と比較しますと25万329円の支出増となっております。ショップにつきましては、収入865万2,506円、支出627万9,621円で、237万2,885円の利益を上げ、対前年度比が6万5,667円の収入増となっております。レンタルにつきましては、64万5,148円の利益を上げ、対前年度比5万933円の減となっております。リネンにつきましては、収入897万477円に対し、支出439万1,280円で、457万9,197円の利益を上げ、対前年度比6万6,791円の収入増となっております。なお、ショップ、リネン、レンタルは、フロントで対応しているので、人件費はかかっておりません。水道光熱費は、2階と3階、それぞれ独立した電気、水道メーターがないため、フロアごとの使用料は把握できない状況であります。また部門ごとの減価償却費の算出は、省電力のためのエスコシステムの単価原価償却費を部門で分けることができないので行っておりません。 次に、借入金についてでございますが、高市道義氏から、1,200万円、琉球温熱療法院株式会社より1,300万円、計2,500万円の借入金があるが、その経緯と条件についてという質問でございます。平成20年度は、期間中の資金調達ができなかったため、高市氏と琉球温熱療法院株式会社より借り入れを行っております。内容につきましては、エステ備品のアフュージョンシャワー2台とハイドロバス3台を、これはポンプです。沖銀リースとの契約締結の予定でしたが、ハイドロバス3台は了としたものの、アフュージョンシャワー2台は、当初の約束に反してリース契約ができなかったと。しかし5台は既に発注済みでとめることはできなかったという状況で、3階のビジネスパートナーであるジェロントロジー社の高市氏に支援を仰ぎ、購入資金を借りております。その後、高市氏から借入金1,200万円は、平成21年5月に資本金に振りかえを行っております。また琉球温熱療法院からの借入金は残っており、いずれ返済しなければなりません。 次に、琉球温熱との連携について、
かんなタラソ沖縄との連携の内容でございますが、琉球温熱療法院は、琉球温熱療法院株式会社とその子会社である琉球温熱ライフテクノロジーがあり、
かんなタラソ沖縄の2階にテナントとして、平成20年4月よりライフテクノロジー社が入居しております。また資金借り入れ先は琉球温熱療法院株式会社となっています。琉球温熱療法院株式会社とは、
かんなタラソ沖縄のホームページやパンフレット、あるいは広告などに琉球温熱も合わせてピーアールをすることを条件に、平成20年に業務委託契約を締結して、年間600万円の委託料として受領したほかに、またこれまでアスコット社が支援をしていましたが、アスコット社が撤退しましので、その後、平成20年8月から琉球温熱療法院が社長の派遣費用につきまして、平成21年3月まで支援しております。支援額につきましては、月額55万円の8カ月間、440万円を社長給与として支援をしております。 次に、ルーマニア国立加齢科学研究所のアンチエイジング研究を取り入れた施設の業務委託の状況と業績と可能性についてでありますが、当初予定の1週間は16名という人数の集客という計画でありましたが、実際には5名から7名ほどの利用にとどまっています。また今年11月に1周年記念になりまして、そのイベントを本村文化センターで行い、全国のジェロントロジー社の顧客へのピーアール活動ができました。今後の集客が期待される、多少、時間がかかると思いますが、将来有望な事業であると確信しております。 次に、経費節減対策について。人件費についてですが、平成19年度の人件費は、給与総額5,845万2,478円で、平成20年度は5,940万8,382円となっており、従業員総数は減りましたが、社員が増加したことで95万5,904円の増加となっております。平成21年度は、4月から9月までの前半期でございますが、人件費が3,219万1,213円で、昨年度は3,029万9,306円となりまして、比較しますと約189万円の増加となっております。しかし、これは7月から9月までの漢那ビーチのオープンに伴い、人件費増加分、約257万円がこれに入っていることから、それを差し引きますと前年よりは68万円の減となっております。また役員報酬では、今期より発生しており、月額50万円で、年間600万円を計上しております。 水道光熱費につきましては、平成20年度は原油高騰のため、灯油が最高で1リットル当たり110円まで値上がり、平成16年度の33円と比較しますと約3.3倍となりました。そしてプール温度を下げないために、営業終了後は、毎日ブルーシートで水面を覆っている。そして平成19年度の灯油使用量は21万リットルでしたが、平成20年度は18万8,000リットルであり、前年比で2万2,000リットルの節約となっております。電気に関しましては、エスコシステムの導入により、毎月の費用が約17万5,000円となっているが、今、リースしていますので、平成29年1月よりリース会社に支払う費用がなくなるため、その額は節約分として見直すことができます。また冬場は暖房を極力使用せずに、電気料を節約している状況であります。 施設の修繕につきましては、日常業務を通じての点検は常時行っていますが、基本的な塩害対策がなされていないため、日常点検では不可能な、例えば天井裏など、その箇所の塩害による不具合の点検は行っていない状況で、何か故障、あるいは破損などが発生した場合に、修繕等を行って改善する方法を行っている状況でございます。 次に、社員教育については、御指導をいただくたびごとに注意をし、改善に努めている状況です。パート、アルバイトについては、業務の習熟度の教育を優先していますが、接客に対する教育も同時に行っています。現在のところ、各職制を通じて改善を図るべく努力をしているところであります。 集客対策についてでございます。曜日別、地域別、時間帯別の入客数の状況についてでございますが、平日は、特別会員(月会員)が多く、土日祝祭日はビジター及び一般会員の利用が多い、特別会員のほうは、週末を避けて利用する傾向にあります。内訳としましては、特別会員は、宜野座村が全体の31.7%、次、うるま市が20.9%、名護市が16.9%となっています。さらに一般会員は、約250人で、那覇市が51名、うるま市が32名、沖縄市が27名の順になっております。また10月からは一般会員入会金無料キャンペーンを行っており、新規入会者は10月で58件、11月で46件、12月、まだ途中ですが、16件となっています。またキャンペーンによる会員増加により、9月には5万1,250円だった一般会員利用収入は、10月では20万9,250円に、さらに11月では33万625円となっており、徐々に売り上げを伸ばしています。また法人会員12件のうち、11月に6件、12月1件が新規加入となっております。 次に、緑化振興会の運営と防風垣の育成についてでございます。村では平成19年度から、団体営農地保全整備事業により、防風林の設置事業を行っており、植樹帯にはフクギ、コバナサンダンカ、テンニンカといった樹種を現在植えつけています。村緑化振興会でも、それら防風林となり得るフクギやクロキ、テリハボクなどの緑化木の育成及び供給を図ってきているところでございます。御質問の防風垣の苗木の無償配布につきましては、これまで基本的なスタンスとしまして、村及び土地改良区が実施する植栽、村公用地につきまして、あるいはまた区が管理する土地への植栽につきましては、無償で提供しておりますが、個人的に、個人の畑や個人の財産に植えつけするものにつきましては、有償で提供しているのが現状であります。ほかに個人的に無償で配布していくのは、赤土対策としてのゲットウの苗等は無償で提供している状況でございます。以上です。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) まず最初に、部門別の件について。この件について、一番大きな要因である電気料が割り振りできないうことですが、実はこの質問を出した大きな理由は、2年ほど前から、いかにすればこの
かんなタラソ沖縄をうまく運営できるか。来た人たちからしてみれば、大変すばらしい施設であるという提言はだれでもしているわけです。だけど実際毎年毎年かさむ財政支出をどうにかして抑えられないものかということで、考えたことが、実は客数をふやすことによって、これは一定のところでペイするのではないかと。3階部門が一番問題で、3階部門はほかのところでも高市さんが入っているから、2階部門をばっちりしたものにすれば健康とあわせて考えたら、本村としては相当理想的なことがつくれるのではないかと、そういう観点で見たわけですけれども、何せ、施設が大きいものですから、宜野座村だけでこれを運営するというのは不可能だろうと。それで近隣の市町村、特に一番多いのはうるま市、それから名護市、最近恩納村からも相当来ているのですけれども、嘉手納町とか、北谷町とか、そういうところから来ているものですから、そういう人たちの特徴をより詳しくつかむためにはどうしたらいいのかと。日にちによって、時間帯によって、大きな山があるのではないか。要するに平均で見るのではなくてモードで見たら、その対策ができるのではないかということでお願いをしているわけですけれども、その中で経費の問題で、大変大きな水道光熱費というものがあって、それの割り振り、人件費がピシッとできたら、この部門ごとに職員の意識が変わってくるのではないかと。実は私はたびたび会うごとに、職員にいつも言うのです。「これは皆さんのための施設でもありますよ」と。「これが栄えるということは皆さんの生活も安定するし、ここに来る人についても、大変最高の心の寄り場になるのですよ」という話をしている状況ですけれども、そこで今後、資料は出せないのではなくて、経営者として、最低限こういうことは必要だということでの認識で、この資料の作成というのを、今後させられないものかどうか。基本的にはパソコンが入っているわけですから、システムさえ組めば、大きな特徴がはっきり出てくると思いますので、まずそこら辺のことについて検討したことがあるのか、そこをまずお伺いしたいと思います。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 當眞議員にお答えいたします。 御指摘のとおり、やはりお客さんをふやさないといけないということで大変苦労しているところでございます。毎月、我々は役員会を持ちながら、その前月の状況、それを細かく内容を出しながら、そしてそれをまた対前年度比はどうなっているのか。さらには今年の4月から今月までの状況はどうなっているかということを、常に成果を出しながら、その反省を踏まえて、またいろいろと誘客活動、キャンペーン活動等もいろいろ調整しながらやっている状況でございます。資料の作成につきましては、やはりそういう細かい資料は常に我々に提示しながらやっている状況でございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) ただいまの村長の話からしますと、要求する資料は全部できているということで理解してよろしいのでしょうか。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) それで理解していいと思っております。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) では、今回の資料の中で、費用のところで、部門別の表、村長が述べられたように、光熱費は2階と3階では、それぞれ水道メーター、電気メーターが一緒なので、なかなか分けられないという話ですけれども、実は皆さん、このエスコシステムで出して、費用のすごく細かい積算をさせています。そういう方からしてみたら、大体のアウトラインというのはつかめるのではないでしょうか。だからそこら辺の資料がこのような格好で出せないというのは、私はちょっと腑に落ちないのですけれども、そこはどうでしょうか。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 電気料につきましては、光熱費、水道も一緒でございまして、メーターが1カ所であるので、2階、3階に分けることができませんということでございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 分けることができないということはわかります。概略として、アウトラインとして、部門ごとに採算がとれているかどうかということについては、そこに働いている人たちが意識を持たないといつまでも回復しないのではないかということでこの質問を出していますので、再度、村長の考え方をお聞かせください。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) やはり職員の意識の改革ということで、2階、3階でどの程度、専門の職員でありますと、そこに電気が必要な施設が幾らあるとか、そういう関係でこの電気料について、あるいはまた水道の使用につきましても、施設の整備状況で配分すればわかるかと思っております。しかし、そこまでの資料の要求はしていませんでしたので、今回もメーターで確実にわかる範囲のもので資料を提出している状況でございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) そういうことでしたら理解します。ぜひ先ほど言った視点で、経営の指標を今後つくっていただきたいと、そう思います。 それから次の借り入れの件ですけれども、この件については、琉球温熱と高市さんから借りた理由につきましては、先ほどの説明で基本的に了とします。 それと出資数、口数を見てみますと、特に高市氏が個人で出資しているのと、それから会社で出資しているものを合わせれば相当の額になります。実は3,550万円というすごい出資をしているのです、3階のほうに。一般の人はこれはわからないのではないかと思うのです。だからこの会社がいかにこの3階に情熱を燃やしているかということは、初めてこの資料を見てわかったわけです。だからそういう会社をバックアップすることをぜひやって、3階部門が足を引っ張らないように頑張ってほしい。この委託契約についても、最低500万円は補償しますというような感じになっていて、そこまで腹をくくってやっている姿を見て、この会社は本物だと、そう思っていますので、徹底して支援していただきたいと思います。 それから琉球温熱につきまして、この施設をただで貸しているのか。実際、1,300万円借りています。これはどうなっているのか、そこをちょっと説明願います。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 琉球温熱につきましては、今、2階のほうで二部屋使っておりまして、その分の使用料として、月17万6,000円をもらっている状況でございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) わかりました。実はこれを質問した理由の中に、平成20年度の決算書を見てみますと、ちょっとわけのわからないようなものがありまして、債務免除益1,000万円というのが載っているのです。ひょっとして貸しているかわりに「もういいさー」という話なのかなのかと私は思ったのですけれども、そうではないみたいですから、この件について説明お願いします。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) この件につきましては、当初、株式会社オクトという会社がありまして、社長も派遣していたわけですが、オクトという会社も1,000万円
かんなタラソ沖縄に貸していたと。それがオクトが撤退するとともに、その債権も放棄したということのようでございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 大変よくわかりました。大変ありがたい話で、1,000万円のお金をぽんとこのようにして債権放棄してくれるというのは、よっぽどの肝っ玉だと、そう理解しております。 それから水道光熱費ですけれども、私がこの人件費の件を出したのは、実はここに1期から7期までの業績を見てみたら、2カ年目の年、これは12カ月間ちゃんとやっていますから、そのときには客数が17万5,576名、去る7期の状況は11万4,831人と。要するに当初に比べると6万745人減っているわけです。これを売上高で計算すると、2期目が11億9,389万3,000円、それから7期が1億5,439万4,000円となっていて、この2期目のときには唯一黒字になっているのです。だからそういう状況からして、こんなにも変わったのだと。それをトップがかわるごとにどうなのかということを調べてみたのです。そしたら加藤さんにかわってからとてつもない損失を出しているわけです。例えば7期の場合には営業損失で、7,168万9,304円、これ経常経費で5,207万1,000円となっていますけれども、これは村が補助しているから、あるいはまたタオルなどの協力金があります、タラソの。そういうものとか全部入っているからこれだけになっているのであって、本来の営業で考えてみたら大変な赤字を出しているわけです。経営者としては、社会通念的な一般的な話をすると、1億5,439万4,000円しか売り上げしていないのに、7,168万9,304円出しているということは、経営者としては大変な責任を問われる話なのですけれども、この間は、前のアスコットが金を出しているから追求されていないだけの話です。それと3月議会の中でも話ましたけれども、定年退職をしてここにいるわけだから、取った分だけ逆に税金として持っていかれる、年金が少なくなるという状態が起きるわけですから、このような状況を念頭に置いて、経営者というのはぜひ協力してほしいという気持ちがあって、50万円そのまま渡すのはちょっと問題ではないかということを私は発言したつもりでいるのです。だからそういうことで、実際そのまま払っているのかどうなのかということでこの質問をしているわけです。 それとあと一つ大きな問題として、この役員報酬については定款の中で、ちゃんと総会の承認を得ることになっているのです。議決を経ることになっているのです。役員の報酬第24条、「取締役及び監査役の報酬、賞与、その他、職務執行の対価として当社から受ける財産上の利益は、株主総会の議決をもって定める」ということになっているのですけれども、この総会資料の中に、報酬の議決をされた形跡がないのですけれども、これはどうなっているのか。あったのかどうなのか。この総会資料にないのかどうなのか。そこら辺、村長の答弁を求めます。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 役員報酬につきましては、平成15年7月の総会の中で、役員報酬につきましては、1,100万円以内にするという決議がされていますので、今回以内ということで総会の議題とならなかったということでございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 以内であっても、実際、期ごとに、今の経営状況も含めて、総会の承認を得るというのは普通ではないかと思うのですけれども、そこら辺の解釈はどう考えておられるのか。再度、村長の見解をお聞きします。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) これにつきましては、総会の前にも、いろいろと役員会でも議論をしました。そして弁護士にも確認をしながら、さらに税務署にも確認しながら、法的に問題ないということで決定をされたものでございます。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 私は今の経営状況から、こうするというのは大変大きな問題があるのではないかと思っていますので、きょう、村長の見解は崩れそうにありませんけれども、ぜひそれを株主全員に諮ってみても妥当というのかどうか、今後ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、水道光熱費のところで、先ほどもエスコシステムの事業を入れているのですけれども、私が
かんなタラソ沖縄に行って、大変妙な気持ちになることがいっぱいあるのです。寒い日も、人がいなくても、外側のポンプの電気がずっと回っているのです。あれは相当なお金だけれどもといつも思うのです。エスコシステムが本来ここまでやるのだったら、本土の旅館とか、ホテルでやっているように、特に旅館などでは、こういう施設を野外で使う場合には、そばにボタンがあって、使う人がその都度使っているのです。いなくても当たり前みたいに動いているのです。こういうところの改善というのは検討されたのかどうか。それをお聞きしたいと思います。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) これにつきましても、いろいろと一般のお客さんからも改善したらどうかと言われたことがございます。今のところ、やはり改善の方向で十分検討されていませんが、ただちょっと感じたのは、システム自体を改善する場合の費用の問題で、多くかかるのではないかということが一つ懸念されたところがありました。しかし、やはり無駄な電気の使用ということもありますし、使うたびにスイッチが入れられるような方向でできないかということは、今後、検討する余地があると思っておりますので、検討させていただきたいと思います。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) この件については、ぜひそのようにお願いします。 それから社員教育でございますけれども、先ほど村長からもありましたけれども、実は社員を見て、明るさのない職員というのがいるのです。これは何なのかと思って見てみたら、腰かけ的にこちらにいるのかと。どこも行くところがないからいるのかという人が何名かいるのです。こういう人こそある意味では客との触れ合いがよくないものですから、その辺どのようにしたらよくなるか、この給与を含めて、就業状況も含めてできないものかという話と、彼らの使い道というのですか、接客に対するマナーの講習とかは、もう少し徹底してもらいたいと思うのですけれども、そこら辺、先ほど以上の案がありましたら、村長の答弁を求めます。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 當眞議員からも御指摘がありますが、役員会議の中でも、特に3階のジェロントロジーをやっていらっしゃる高市さんは、こういう面では非常にベテランでございまして、お客さんの接待というのは非常に気を使っております。今、
かんなタラソ沖縄のムード教育もしていると。すべてが本当にお客さんを迎える施設ではないということも言われている状況でございまして、特に社員の接遇の教育については、役員会でもこういう指摘をされているところでございまして、また社長以下職員も努力をしているという報告も受けておりますので、今後ともなお注意させていきたいと思っております。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) この件は、そのようなつもりでぜひ頑張っていただきたいと。きっといい結果が生まれるのではないかと。中には、この青年たちはすごい、気持ちがいいねというのが何名もいらっしゃるのです。だからそういうことも踏まえて、そういう人たちに右へ倣えできるような教育をしていただきたいと思います。 それから集客対策でございますけれども、そこについては、何と言ってもやはり細かい分析から始めないと、ある意味ではできないのではないかと。一例を申し上げますと、きょう、ベスト3の中には入っていませんでしたけれども、恩納村から来ている役場のOBの方が、「皆さん宣伝不足だよ」と。「こんなにいいところとは知らなかった」という話なのです。私たち夫婦はいつも来ていますけれども、「ここのおかげで元気になりました。若返りました」という話があるのです。ですからそういうピーアールをするにも、やはり混んだ時間帯に来てもらったら困りますので、そこら辺も含めて、ぜひ徹底して集客活動をしていただきたいと思いますので、そこは希望で終りたいと思います。ぜひこの件については、システムをつくって、ちゃんとした実態の把握、平均ではなくてモードで出せるような分析のできるような状態で、システムの導入をしていただきたいと、その要望を申し上げて終ります。 次に、緑化振興会の運営と防風垣の育成についてでございますけれども、実はこの件で、初期の緑化振興会に関係してきたものですから、中の苗木の状況を見て、私はびっくりしているわけです。要するに緑化振興会は何をするところだということを考えてみたら、一番最初に話が出たのは、もう時代が変化しているからあれですけれども、小さな防風垣というのですが、これがお金になるものがあったら、長い目で見たら財がつくれるのにというのと、それからすごく生産性が上がるのにと。そういう中で、このクロキとか、イヌマキというのは、その中でもすばらしいものであるという意識があるのですけれども、苗の生産を見たらそんなに量がないのです。だから緑化振興会が約700万円の年間予算でやっていますけれども、この予算をうまく活用して、今、宜野座村では環境の問題で一生懸命頑張っています。今度は宜野座村が、ちょっと正式な名前を忘れましたけれども、宜野座村環境のむらづくり計画策定検討委員会というのが、今度設置されたばかりなのですけれども、こういう人たちも含めて、雰囲気をつくっていくためには、まず農地部門、宅地部門、道路部門、それからのり面です。河川とか、山の保全等も含めて考えたらすごいと思うのですけれども、特に今からやる一番大きなものは、やはり農地の景観ではないかと。農地の景観が豊かになれば、この地域は全体的に価値が上がるのではないかと。幸いなことに宜野座村の場合には、イヌマキにしろ、特にクロキにしろ、幾らでも苗がつくれるわけです。母樹がいっぱいあるから。だから政策を変えてやれば、二、三十円の範囲で、コストにすれば20円から30円ぐらいで、十分苗をつくれるのではないかと、そう思って、徹底してつくって配布したら、景観づくりとあわせて、すごく村民運動に展開できるのではないかという狙いがあってこの質問をしていますので、村長の見解をお聞きしたいと思います。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 植えるほうにしたら、やはり無料のほうが一番植えやすい、使いやすいということなのです。しかし我々生産するほうは、やはり経費もかかりますし、いろいろありますし、それからするとそれに対する費用対効果ということも考えなくてはならないということで、まずは将来、個人の財産になるものについては有償ですよということで進めてきていますし、さらに区が管理する並木なり、防風林なり、そういうものはすべて無償で相当な数を出してきているわけですから、今後とも地域も大いに活用していただきたいと。個人につきましては、やはりそういう意識がある方は、ぜひ金をかけて自分の財産としてしっかり管理しながら植えてもらいたいということをお願いしていきたいと思っております。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 時間がなくなりましたけれども、実は私が何でそのような話をするかと言ったら、地域の中には、無償だったら幾らでも植えるという話がよく出てくるわけです。具体的に幾ら取れるかという話になったら、村は幾らで売っているかわかるかと言ったら、ほとんどわからないわけです。だから今、村長がおっしゃっているような話であれば、原価を詰めて、徹底して育成していけば、割とコストを落として、売れるのではないかと思うのですけれども、緑化振興会が今、村民に対して、苗の値段、それからある本数、条件等も含めて、ここ最近、チラシを配ったことがあるかどうか、それをお伺いします。
○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。
◎農林水産課長(津嘉山博文) 私は農林水産課に来て2カ年になりますが、その間チラシを配ったことはありません。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 私も最近のことはわかりませんのでお聞きしますけれども、クロキの苗とか、シャリンバイの苗の値段は幾らになっているのか教えていただけますか。
○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。
◎農林水産課長(津嘉山博文) まずはクロキの苗でございます。ポット上げの苗が200円、50センチ未満が200円、50センチ以上80センチまでが300円、80センチ以上100センチまでが500円、100センチ以上が700円でございます。 次は、シャリンバイでございます。ポット上げが150円、100センチ未満が200円、100センチから150センチまでが300円、150センチ以上が400円。いずれも市価の値段と比較しますと半額ぐらいの値段だという状況だと聞いています。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) この苗木の原価、幾らぐらいでつくられているのか説明をお願いします。
○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。
◎農林水産課長(津嘉山博文) 原価計算の資料は、手元に持ち合わせておりません。説明することはできませんが、それにはまたちょっと時間をかけて資料をつくってきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。
◆2番(當眞嗣則) 実は、クロキなどというのは、考えようによってはすごく生産のしやすいものなのです。つくり方ひとつにしたら。私は50円以下で十分にできると思っている。それは赤土対策も含めてこれを植えて敷き草まですれば、両方セットですごいことができると思っているのだけれども、ぜひその辺も含めて、今後、検討していただきたい。周辺には専門家がいっぱいいますので、そういう人たちの意見も聞いて、緑化振興会の運営をうまくやっていただきたいという希望を申し上げて質問を終ります。ありがとうございました。
○議長(小渡久和) これで當眞嗣則議員の一般質問は終りました。 順次発言を許します。 嘉手納良弘議員。
◆8番(嘉手納良弘) 議長の許しを得ましたので、通告に従って、質問していきたいと思います。よろしくお願いします。 企業誘致促進事業について。交付金事業によって、今、パイン農家からパインを買い上げて、そのパインの果汁を加工して使いたいという話がありまして、農家のほうから私のほうに、最近パインでも加工用と青果用がありまして、青果用のボゴールというパインの生産が大分伸びてきているというふうに聞いています。そういう中で、今、村のほうでパインの果汁を搾って、それを原料として製品化していこうという話がパイン農家のほうに持ち上がっているようで、パイン農家としても、現在、青果用に販売されているパインの単価と比較しますとかなり高額な単価で、加工用のパインの原料を買い上げるという話がありまして、今、農家のほうが、加工用のパインというのはかなり大きなパインができるということで、青果用で伸びてきたパインを、このまま村の言う形で進められますと、今後、宜野座村では青果用のパインがなくなってしまうのではないかと。加工用だけになってしまうのではないかと。農家のほうから私のほうに話がありまして、今回、質問していますけれども、まずその事業の進捗状況等がわからないものですから、1点目にその事業の進捗状況の説明、それとその加工場における処理能力、1日に搾れる能力。それと今後、先ほども申し上げましたけれども、村がパインの生産について、加工用のものでいくのか、青果用のものでいくのか、この方向性。それとこの工場が本当に10年も20年もパインの果汁だけでいけるのか。これがもしいけなくなったときに、農家は加工用をつくっていたのに、また青果に戻らなければいけないとか、農家がいろいろ不安がっている部分がありますので、その辺を村長のほうから答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小渡久和) 東村長。
◎村長(東肇) 嘉手納良弘議員にお答えいたします。 事業の進捗状況についてでございます。現在、生産供給体制並びに機種の選定の検討について、関係機関、JA、あるいは農家、あるいは事業所、工場等も含めて、調整をしているところであります。この事業を導入することによって、村のパイン農家の所得向上及び村内企業の育成を図っていくという前提の事業でございまして、今それを進めているところでございます。 さらに加工場の加工能力でございますが、機械の加工能力につきましては、今、日量、3から5トンの能力を有するものと考えております。 次の加工品か青果用かということでございますが、今回の事業導入につきましては、加工用として考えております。しかし、一方青果用につきましても、関係機関と連携を図りながら、そして農家とも調整をしながら、農家所得の向上につながるように力を入れていく考えでございます。 工場側としましては、加工用でもいいということを言っていますし、さらには青果用の規格外、あるいはまたカラス等によるきずものとか、そういうものもすべて大丈夫だということをうかがっております。 さらに現在、沖縄県雇用再生特別交付金事業によって、パインの苗を増殖させております。この事業につきましては、平成23年度まで継続してパインの苗を生産して、その苗を新規就農者、あるいはまた既存のパイン農家へ提供して、生産をさせて向上につなげていきたいということを考えております。 次に、工場の継続性についてでございます。これにつきましては、やはり工場も今のところ非常に製品が売れているということで、全国、あるいは世界にかけて販売していきたいという工場の強い意欲がございます。我々としてもその事業が継続できるような体制を、ぜひ確立していただきたいということを思っています。 さらに既存のパイン工場の関係、あるいはJAとの関係もありますので、その関係もうまく維持しながらこの事業を展開していきたいと思っておりますし、本当にこの事業がうまく乗っていけば、そして継続していけば、やはりパイン農家に画期的な事業展開ができるかと思っておりますので、いろいろと調整しながら進めていきたいと考えております。