宜野座村議会 > 2009-12-15 >
12月15日-01号

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  1. 宜野座村議会 2009-12-15
    12月15日-01号


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    平成21年第9回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              平成21年第9回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │          平 成 21 年 12 月 15 日            ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 会│  平成21年12月15日 午前10時02分  │議 長│  小 渡 久 和  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  平成21年12月15日 午後4時30分  │議 長│  小 渡 久 和  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  稲 嶺 盛 昭  │ △ │ 9 │  新 里 文 康  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  當 眞 嗣 則  │ ○ │ 10 │  城 間 盛 春  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  仲 本   彰  │ ○ │ 11 │  當 眞   進  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   2 名 │ 5 │  當 眞   淳  │ ○ │ 12 │  仲 田 清 孝  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  島 袋   弘  │ ○ │ 13 │  島 袋   榮  │ △ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田   悟  │ ○ │ 14 │  多嘉山 朝 安  │ ○ ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  嘉手納 良 弘  │ ○ │ 15 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 12 │   仲 田 清 孝     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 14 │   多嘉山 朝 安     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  知 名 定 美                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     幹│  島 田 忠 治                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  東     肇  │農林水産課長 │  津嘉山 博 文  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  仲宗根   勲  │農村整備課長 │  仲 間 正 哲  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  安 富   繁  │建 設 課 長 兼│  山 城 次 雄  ┃┃地方自治法第121条  │       │          │水 道 課 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  島 田 忠 博  │学校教育課長 │  新 里 民 夫  ┃┃により説明のため  ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │企 画 課 長│  岸 本 宏 和  │社会教育課長 │  照 屋 忠 利  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │税 務 課 長│  山 川 清 八  │       │          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │健康福祉課長 │  末 石 森 春  │       │          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │住民生活課長 │  新 里   孝  │       │          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │農 業 委 員 会│  平 田 嗣 義  │       │          ┃┃          │事 務 局 長│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別紙のとおり                               ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛        平成21年第9回宜野座村議会定例会議事日程(第1号)                                         平成21年12月15日                                         開 会 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │会議録署名議員の指名(12番・14番)                ┃┃    │        │                                 ┃┃  2  │        │会期の決定                            ┃┃    │        │                                 ┃┃  3  │        │議長諸般の報告                          ┃┃    │        │                                 ┃┃  4  │        │村長行政報告                           ┃┃    │        │                                 ┃┃  5  │抗議決議第1号 │米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について  ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │        (上程・説明・質疑・討論・採決)         ┃┃    │        │                                 ┃┃  6  │意見書第5号  │米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について   ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │        (上程・説明・質疑・討論・採決)         ┃┃    │        │                                 ┃┃  7  │        │一般質問(當眞 淳・當眞 進・仲本 彰・當眞嗣則・嘉手納良弘・  ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │     平田 悟)                       ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(小渡久和) ただいまから平成21年第9回宜野座村議会定例会を開会します。                      (10時02分) 本日の会議を開きます。 △日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、12番 仲田清孝議員及び14番 多嘉山朝安議員を指名します。 △日程第2.会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。 本定例会の会期は、本日から12月17日までの3日間にしたいと思います。御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって会期は、本日から12月17日までの3日間に決定しました。 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付しました会期日程表のとおり御了承願います。 △日程第3.議長諸般の報告を行います。  9月定例会後の議長の主な日程につきまして御報告申し上げます。平成21年9月11日 漢那多目的交流拠点施設落成式・祝賀会(17:00)  13日 宜野座村海まつり(10:00)  20日 宜野座中学校運動会(9:00)  27日 第59回宜野座村陸上競技大会     (9:00)  29日 第33回北部地区畜産共進会(今帰仁     村・10:30)10月3日 漢那区豊年祭及び敬老会(漢那区・     17:00)  4日 宜野座・3小学校運動会(9:30)  10日 第25回やんばるの産業まつり ~11日 (11:00)  11日 第4回宜野座村福祉まつり(14:00)  〃  城原区敬老会(18:00)  13日 かんなタラソ沖縄及び周辺活性化委員会(16:00)  15日 沖縄県町村議会議長定例会理事会及び総会(自治会館・14:00・15:30)  16日 北部広域市町村圏事務組合議会第34回定例会(北部会館・11:00)  17日 金武酒造60周年記念式典(金武ネイ     チャー未来館・17:00)  18日 第46回国頭郡陸上競技大会(国頭村・8:30)  22日 北部農林水産振興センター、村土地改良区との懇談会(17:30)  26日 宜野座中学校校舎新築工事安全祈願祭(16:00)  27日 沖縄県市町村議会議員・事務局職員合同研修会(沖縄市・13:30)  30日 第6回宜野座村議会臨時会(10:00)  〃  第24回南米3カ国青年研修生受入事業閉講式(16:00)11月5日 宜野座村漁村漁民活性化施設建築工事地鎮祭(16:00)  7日 第30回宜野座村生涯学習フェスティバル(15:00)  〃  宜野座村教育功労賞受賞祝賀会     (17:45・副議長対応)  9日 キャンプ・ハンセンに関する3町村連絡協議会(金武町・15:00)  10日 宜野座中学校授業参観及び講演会     (14:10)  11日 第53回町村議長全国大会及び北部地区 ~14日 議長会視察研修(東京・北海道)  19日 第12回宜野座村がらまん大賞表彰式     (18:00)  20日 旧慣による宜野座村公有財産の管理に関する調査特別委員会(10:00)  21日 安富祖竹久翁座像建立除幕式及び祝賀会(15:30)  24日 第7回宜野座村議会臨時会(10:00)  〃  名桜大学公立化に関する説明会(臨時会終了後)  25日 村軍用地等地主会視察研修 ~28日 (北海道)  28日 那覇近郊在住宜野座村人会定時総会(那覇市・18:00)  29日 中部地区在住宜野座村郷友会定期総会(沖縄市・18:30)  〃  JAおきなわ宜野座支店まつり(集荷場・11:00~19:00)  30日 議会広報調査特別委員会(10:00)12月1日 平成22年新年の集い打ち合わせ会議     (11:30)  2日 北部市町村議会議長会第3回理事会・総会(今帰仁村・14:30・15:00)  4日 第8回宜野座村議会臨時会(10:00)  7日 議会広報調査特別委員会(10:00)  8日 議会運営委員会(10:00)  9日 沖縄県町村議会議長会定例役員会(那覇市・15:30)  10日 旧慣による宜野座村公有財産の管理に関する調査特別委員会(10:00)  12日 北部広域市町村圏事務組合議会臨時会(北部会館・正午)  15日 第9回宜野座村議会定例会(10:00) 以上、議長の諸般の報告を終わります。 なお、本定例会までに受け付けした陳情書並びに関係資料は、議会運営委員会に諮り、お手元にお配りしましたので御参照ください。 これで諸般の報告を終わります。 △日程第4.村長行政報告を行います。  東村長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 東村長。 ◎村長(東肇) おはようございます。では、議長のお許しを得て、行政報告をさせていただきます。 9月定例議会からの報告でございます。 9月10日、議会中でございましたが、キャンプ・シュワブにおける代替施設の建設に向けてのデモフライトがございまして、それの現地調査を行っております。 11日金曜日、漢那多目的交流拠点施設の落成式が行われました。 13日日曜日、第2回海まつりが開催されております。また福山区におきましては、敬老会が開催されております。 16日水曜日、平成21年度高齢者に対する祝い金の支給について、家庭訪問をして支給をしております。 17日木曜日、男女共同参画推進委員会からの答申を受けております。 18日金曜日、宜野座区において、敬老会がございました。 19日土曜日、下地ミキオ代議士に今後の宜野座村の振興計画並びに次年度の振興計画について説明をしております。また松田区におきましては、敬老会がございました。 20日日曜日、宜野座中学校の運動会がございました。 24日木曜日、第2回環境監視員会議がございまして、その中で委嘱状の交付を行っております。さらに有機の里宜野座村推進協議会を開催しております。 25日金曜日、北部製糖工場株式会社の総会がございました。 26日土曜日、北沢俊美防衛大臣との北部12市町村長との懇談会がございました。その後、キャンプ・ハンセン友好親善ソフトボール大会ということで、キャンプ・ハンセン内で金武、宜野座、恩納3町村の商工会を中心にして交流会を行っております。 27日日曜日、第59回宜野座村陸上競技大会が開催されております。 28日月曜日は、惣慶区の敬老会がございました。 29日火曜日、有機の里宜野座村の基本計画について、村民、農家への説明会を行っております。 30日水曜日、九州管区警察局長九州交通安全協会長の表彰並びに緑十字銅賞の伝達式が、石川署のほうで行われております。 10月に入りまして、1日は行政連絡会議でございます。その後にそのメンバーで、行政視察研修ということで、伊江村のほうに研修をしております。 2日金曜日、未来ぎのざ役員会がございました。 6日に飛びまして火曜日、沖縄県町村長行政視察研修ということで、これは副村長のほうが出席をしております。 10日土曜日、やんばるの産業まつりが開催されております。 11日、城原区の敬老会もございましたが、副村長が参加をしております。さらに宜野座村福祉まつりにつきましても、副村長で対応しております。 12日月曜日、宜野座村老人スポーツ大会もございましたが、これも副村長に対応していただきました。 13日火曜日、行政会議を行っております。さらにかんなタラソ及び周辺活性化委員会も開催しております。 14日水曜日、名桜大学の公立大学法人会に関する勉強会を行っております。これは北部の12市町村長で行っております。その後に、北部広域市町村圏事務組合の理事会が開催され、さらにかんなタラソ沖縄及び周辺活性化について、漢那区行政委員会への説明会を行っております。さらに在沖米国総領事レイモンド・F・グリーン氏が就任あいさつにお見えになっております。また在日米国大使館から政治課長も同行をしております。 17日土曜日、宜野座保育所の運動会が開催されております。さらに村内産業に関して、新規開拓への挑戦ということで講演会を行っております。 18日日曜日は、第46回国頭郡陸上競技大会が開催されました。 20日火曜日、金武地区一般廃棄物に対する会議を行っております。さらにキャンプ・ハンセン司令官と商工会の交流会が開催されております。 21日水曜日、松田小学校4年生による、沖縄県こども地域安全マップコンテストが最優秀賞を受賞されていまして、その報告が行われております。 22日木曜日、宜野座村土地改良区理事会がございまして、その後、北部農林水産振興センターとの行政懇談会を行っております。 23日金曜日、人材育成事業の講座の発表会を行っております。 26日月曜日、金武地区消防衛生組合の定例議会が開催されております。同じく宜野座中学校改築工事の安全祈願祭を行っております。 27日から29日にかけて、九州地区治水大会が宮崎県でありまして、それに出席をしております。 30日金曜日、臨時議会がございました。さらに第24次南米三カ国青年研修生受入事業の閉講式を行っております。 31日土曜日は、宜野座区におきまして、農水まつりが開催されております。 11月に入りまして、2日月曜日から日本スリーデーマーチということで、先進地研修、これはウォーキング大会でございますが、埼玉県の東松山市のほうへ、環金武湾のメンバーで研修に行っております。 5日木曜日、宜野座村漁村漁民活性化施設の安全祈願祭を行っております。 6日から8日にかけて、全国へそのまち協議会が栃木県で開催されております。これには副村長が参加しております。 7日土曜日、第13回宜野座村ターゲットバードゴルフ大会が開催されております。さらに宜野座村生涯フェスティバルが開催されております。さらには米国海兵隊創立234周年記念式典ということで、キャンプ・ハンセンから案内を受けております。 8日日曜日は、ツール・ド・おきなわの表彰式がございました。 9日月曜日、キャンプ・ハンセンに関する三町村の連絡会議を持っております。 10日火曜日、第33回沖縄県進路研究大会が、宜野座中学校で開催されまして、また講演会もございまして、それに出席をしております。 11日水曜日、かんなタラソの3階のほうで行っておりますジェロントロジーが1周年になったということで、1周年記念講演会をがらまんホールで行っております。それから行政改革推進委員会も開催をしております。 12日木曜日、沖縄県市町村会の総会がございまして、さらに沖縄県町村土地開発公社の理事会、沖縄県地域振興対策協議会の総会がございました。 13日金曜日、キャンプ・ハンセンに関する三町村連絡協議会で防衛局、県庁、外務省のほうへ要請をしております。さらに福山第3団地の建築工事及び電気機械設備工事の安全祈願祭を行っております。 15日日曜日、関東宜野座村郷友会の総会が東京で行われて、それに私と総務課長が出席をしております。 17日、全国町村長大会が東京でございまして、その中で防衛省に事業関係の要請行動を行っております。 さらに18日は、北部12市町村長で国土交通省前原大臣に要請行動を行っております。 20日金曜日、環金武湾のウォーキングフェスタに係る記者会見発表をしております。 21日土曜日、安富祖竹久翁座像の除幕式並びに祝賀会が開催されております。また宜野座区の中部共同井戸の55周年記念と改良工事完了祝賀会が開催されております。 22日日曜日は、宜野座村土地改良区の全体清掃作業が行われております。 23日月曜日、勤労感謝の日でございますが、第27回宜野座村健康ウォーキング大会を開催しております。 24日火曜日、臨時議会がございました。並びに宜野座村健康づくり推進協議会を開催しております。 25日から28日にかけて、宜野座村軍用地等地主会の研修で北海道に行っております。その中で、26日は東京農大、それから網走市長を表敬訪問しております。 28日は出張の帰りがけでございますが、那覇地区在住の宜野座村郷友会の総会がございまして、それに出席しております。 29日日曜日は、JAおきなわ宜野座支店の第1回支店まつりがございまして、さらに中部地区在住宜野座村郷友会の総会がございました。 30日月曜日、金武地区消防衛生組合の臨時議会を開催しております。並びにかんなタラソ沖縄の役員会も開催されております。 12月に入りまして、1日火曜日は行政連絡会議がございます。在日イタリア大使と、それとまた在大阪イタリア総領事が表敬でお見えになっております。北部市町村会負担金補助金の審議会がございまして、その後、北部市町村会総会を行っております。 2日水曜日、福山区長、城原区長、行政委員も含めまして、集落排水に関する要請がございました。また惣慶区におきましては、平田源助氏のカジマヤーのお祝いがございました。 3日木曜日、宜野座村産業まつり実行委員会を開催しております。 4日金曜日、臨時議会を開催しております。さらに南米研修生の派遣の出発式を行っております。 5日土曜日は、第11回宜野座村文化祭が開催されております。 6日日曜日には、村職員の採用試験(第1次試験)を行っております。 7日月曜日、宜野座村漁業組合長からの漁業組合に対する補助金要請がございました。 8日火曜日、金武地区一般廃棄物処理施設の推進委員会を開催しております。同じく8日、末石森吉元村長に叙勲伝達式を行っております。 10日木曜日、宜野座村景観むらづくり計画策定検討委員会の委嘱状交付と委員会を開催しております。 12日土曜日、北部広域市町村圏事務組合の理事会が開催されました。 14日月曜日、宜野座村交通安全推進協議会の役員会を開催しております。さらに沖縄県軍用地主会の会長会がございました。 本日から定例議会でございます。 なお、各課における行政報告につきましては、添付してございますので、御参照のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小渡久和) 以上で村長の行政報告は終わりました。 暫時休憩いたします。           (10時28分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (10時39分) △日程第5.抗議決議第1号 米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について △日程第6.意見書第5号 米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について 以上、2案件を一括議題とします。 この抗議決議(案)、意見書(案)につきましては、當眞 淳議員外1人から提出されております。提出者から提案理由の説明を求めます。 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 抗議決議書第1号と意見書第5号については、同様の内容でありますので、抗議決議第1号を読み上げて、提出理由にかえさせていただきます。┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                       平成21年12月15日┃┃                                               ┃┃宜野座村議会                                         ┃┃議長 小 渡 久 和 殿                                   ┃┃                                               ┃┃                           提出者 宜野座村議会議員 當 眞   淳┃┃                           賛成者 宜野座村議会議員 嘉手納 良 弘┃┃                                               ┃┃         米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について       ┃┃                                               ┃┃ 上記の議案を別紙のとおり、宜野座村議会会議規則第14条の規定によって提出します。       ┃┃                                               ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃抗議決議第1号                                        ┃┃                                               ┃┃           米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)         ┃┃                                               ┃┃ 平成21年11月7日、読谷村楚辺の読谷補助飛行場跡地近くで起きたひき逃げ死亡事件は米軍トリイ基地┃┃所属の兵士による犯行の可能性が確定的である。                         ┃┃ 極めて悪質な事件にもかかわらず、同米兵は任意の出頭を拒否しており、捜査は遅々として進まない状┃┃況にある。このことに対し、地元住民はもとより、全県民は激しい憤りを募らせている。       ┃┃県民感情を著しく逆なでする今回の事件は、単なる偶然ではなく、米軍による事件・事故が日常的に発 ┃┃生していることの証明であり、誠に遺憾である。                         ┃┃ 本議会は、これまでも事件発生のたびに厳しく抗議して、兵士の綱紀粛正を求めてきたが、再びこのよ┃┃うな悪質な事件が発生したことに憤りを抑えきれない。                      ┃┃ これらの事件の解決が遅れるのは日米地位協定に問題があることは明らかであり、その運用面の見直し┃┃でなく、日米地位協定の抜本的な改正を早急に強く要求するものである。              ┃┃ よって本議会は、地域住民の人権と生命・財産を守る立場から、今後いかなる事件・事故も起こさない┃┃よう厳重に抗議するとともに、容疑者の日本側への早期引渡しを求め、米軍指導者に対し、なお一層の綱┃┃紀粛正を強く求める。                                     ┃┃                                               ┃┃ 以上、決議する。                                      ┃┃                                               ┃┃                                    平成21年12月15日   ┃┃                                    沖縄県宜野座村議会  ┃┃                                               ┃┃送付先                                            ┃┃ 駐日米国大使・在日米軍司令官                                ┃┃ 在日米軍沖縄地域調整官・在沖米国総領事                           ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                       平成21年12月15日┃┃                                               ┃┃宜野座村議会                                         ┃┃議長 小 渡 久 和 殿                                   ┃┃                                               ┃┃                           提出者 宜野座村議会議員 當 眞   淳┃┃                           賛成者 宜野座村議会議員 嘉手納 良 弘┃┃                                               ┃┃         米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について        ┃┃                                               ┃┃ 上記の議案を別紙のとおり、宜野座村議会会議規則第14条の規定によって提出します。       ┃┃                                               ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃意見書第5号                                         ┃┃                                               ┃┃           米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)          ┃┃                                               ┃┃ 平成21年11月7日、読谷村楚辺の読谷補助飛行場跡地近くで起きたひき逃げ死亡事件は米軍トリイ基地┃┃所属の兵士による犯行の可能性が確定的である。                         ┃┃ 極めて悪質な事件にもかかわらず、同米兵は任意の出頭を拒否しており、捜査は遅々として進まない状┃┃況にある。このことに対し、地元住民はもとより、全県民は激しい憤りを募らせている。       ┃┃県民感情を著しく逆なでする今回の事件は、単なる偶然ではなく、米軍による事件・事故が日常的に発 ┃┃生していることの証明であり、誠に遺憾である。                         ┃┃ 本議会は、これまでも事件発生のたびに厳しく抗議して、兵士の綱紀粛正を求めてきたが、再びこのよ┃┃うな悪質な事件が発生したことに憤りを抑えきれない。                      ┃┃ これらの事件の解決が遅れるのは日米地位協定に問題があることは明らかであり、その運用面の見直し┃┃でなく、日米地位協定の抜本的な改正を早急に強く要求するものである。              ┃┃ よって本議会は、地域住民の人権と生命・財産を守る立場から、今後いかなる事件・事故も起こさない┃┃よう厳重に抗議するとともに、容疑者の日本側への早期引渡しを求め、米軍指導者に対し、なお一層の綱┃┃紀粛正を強く求める。                                     ┃┃ 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。                   ┃┃                                               ┃┃                                    平成21年12月15日   ┃┃                                    沖縄県宜野座村議会  ┃┃                                               ┃┃送付先                                            ┃┃ 衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣                            ┃┃ 沖縄及び北方対策担当大臣・外務大臣・防衛大臣                        ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 議員各位の御賛同を、よろしくお願いします。 ○議長(小渡久和) ただいま當眞 淳議員より提案理由の説明が終わりました。抗議決議(案)、意見書(案)は、お手元に配付したとおりであります。文案の朗読を省略したいと思います。御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって文案の朗読を省略します。 これから質疑を行います。 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 お諮りします。 抗議決議第1号、意見書第5号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって抗議決議第1号、意見書第5号について、委員会の付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから抗議決議第1号 米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する抗議決議(案)について、意見書第5号 米軍人車両によるひき逃げ死亡事件に対する意見書(案)について、以上、2案件を一括して採決します。 お諮りします。 2案件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(小渡久和) 「異議なし」と認めます。 したがって2案件は、原案のとおり可決されました。 △日程第7.一般質問を行います。  一般質問は、会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とし、なお、1回目の質問及び答弁は登壇して行い、2回目以降は自席にて行うことにします。 順次発言を許します。 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) おはようございます。5番 當眞 淳です。ただいま議長よりお許しを得ましたので、通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず1つ目、政権交代による本村への影響について。 去る8月に行われた第45回衆議院議員総選挙において、与野党が逆転し、非自民を中心とする民主党政権が誕生しました。1955年以降、一時期の例外を除いて続いた自民党を中心とする政権が終わりを告げました。民主党はこれまで官僚主導で作成されていた予算についても、無駄な事業を見直す目的で事業仕分け等を行うなど、脱官僚依存政治指導の姿勢を国民にアピールしております。しかしながらなれない政権運営のせいか、また3党連立という不安定な政権のせいか、または力不足なのか、官僚間での意見の食い違いなど、特に普天間飛行場移設問題については、先が見えない状況であり、多くの米軍基地を抱える沖縄県民をかなり困惑させている状況であります。そこで政権交代による本村への影響について、次の点について伺います。 ①普天間飛行場代替施設の辺野古移設問題について。 ②北部特別振興対策事業から切り替わった北部活性化特別振興事業による施策の推進について。 ③再編交付金事業の継続実施について。この質問につきましては、先行き不透明な事柄も多いかと思いますが、現在把握している内容について答弁をお願いします。 2点目につきましては、村営塾についてであります。村営塾においては、平成22年4月から、中学生クラスの開講を予定されていると伺っておりますが、その中身、内容が見えてきません。そこで中学生クラス開講に向けた取り組み状況と指導方針等の決定事項について伺います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞 淳議員にお答いたします。 まずは政権交代による本村への影響についてでございます。その中で普天間飛行場代替施設の辺野古移設問題についてでございますが、去った第45回衆議院議員選挙において、これまで60年余続いてきました自民党政権から、民主党を軸とする社民党、国民新党からなる3党連立政権へ変わり、国の政策に大きな変化が見られます。今回、當眞議員から質問があります普天間飛行場代替建設の辺野古への移設についても、今、マスコミ等で御承知のとおり、3党連立政権で議論され、現在まだ決まっていない状況であります。今後の成り行きを見守っているところでございます。 次に、北部振興事業から変わった北部活性化特別振興事業の推進についてでございます。北部振興事業は、平成22年3月に終了するということで、その継続について、北部地域の市町村長で継続の要請を行ってきました。しかし、そのとおりの継続はできませんでしたが、北部地域の活性化は必要であるという国の判断のもとに、北部活性化特別振興事業として、非公共35億円、そして公共35億円と、70億円の予算を計上するということでございます。具体的な内容等につきましては、まだ示されていませんので、また今後いろいろと調整が出るかと思っております。本村としましては、まだまだ整備する箇所がございますので、この北部活性化事業も含めながら、村の事業の推進を図っていきたいと考えております。 次に、再編交付金事業の継続実施でございます。新政権において、米軍再編について、連立与党の政権の不一致、あるいは県外移設見直しを含めた検討ということで、いろいろと議論をしていますが、防衛省においては、再編の経費については、例年どおり計上するということの状況でございます。現時点では、関係する交付金がまだ明確でございませんので、今後の動向を見極めながらやっていきたいと考えておりますし、村としましても再編交付金を予定した事業もございますので、それが実現できるようにしていただきたいと思っております。 次に、村営塾についてでございますが、教育長が歯痛をこじらせて体調不良で休んでいますので、私の範囲内で答えて、さらにはまたいろいろと質問の内容等については、教育課長のほうで答弁させますので、よろしくお願いいたします。 まず村営塾の整備計画につきましては、平成21年10月に学習室の改修に向けての実施設計を発注しているところでございます。この実施設計が済み次第、また改修工事を発注する予定でございます。さらに建築に関する建築確認、そして構造の問題等については、県の担当課と調整を終え、現在は沖縄防衛局とその施設が島コン事業で整備された施設であることから、補助金に関する駐車場部分の財産の処分、あるいはまた代替施設についての調整をしているところでございます。事業の計画概要につきましては、床面積で454平米ございまして、そして学習室につきましては、6室を予定しております。以上です。
    ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) それでは教育長の答弁原稿を預かっていますので、ちょっと読み上げて、當眞 淳議員の質問にお答えいたしたいと思います。 6月定例議会以降の取り組みについての御説明を申し上げます。まず村営塾教室の建築が可能になったことです。それから9月臨時議会で皆さんの承認をいただき、現在、設計を発注している現状があります。12月に設計を完了し、1月に工事発注、3月に開講の運びというふうになっております。それに伴い学校教育課や仲地塾長、教育委員長、教育長などの数名が、運営協議会の準備のために現在話し合いを進めております。特に11月には村営塾の先進地である福島県の川内村を研修視察してまいりました。そこは本土の代表的な山村で、近い町まで約1時間を要し、山と川の間に田んぼが広がる自然豊かな村でありました。人口は約3,000人余、広さは宜野座村の3倍とのことです。子供たちは元気で明るく、人懐っこく、しかし学習意欲はいまひとつのようでした。校長出身の村長は教育に対する思い入れが強く、原発の立地の場所なのですが、電源交付金の500万円をフル活用して、教育に使うというふうな提案をして村営塾が実現したとのことでした。川内村では教育長が塾長となり、郡山市内の塾に運営を委託しており、週3回、3人の講師が1時間20分かけて郡山市から指導に来ていらっしゃいました。全国版の塾用テキストとインターネットによるドリル学習が行われております。村内の75%の子供たちが塾に参加し、今は集中して学習しておりました。学校でも塾のある日は部活を休みにし、公用バスで送迎するなど、全村を挙げて取り組んでいました。その結果、学力調査でも県内上位の成績を収めているというふうになっているようです。その後、研修は東京でのBB塾映像作成会社ギガビジョンを訪問し、映像の制作現場の見学や教材の作成方針などを伺ってまいりました。小学校、中学校の教材は、文部省指導要領に合わせて、きちんと作成しております。高校生はこれから英検等も含めて強化していくようであります。さて、村のほうでは、これまでに8月13日の教職員全体研修会においても、教育長は、村営塾基本構想を説明しております。それから定例の校長会、教頭会においても、同様に取り組んできてまいっております。特に川内村視察後の校長会では、村営塾カリキュラムを提示しております。教育委員会としては、試行体験を実施したいとの、そのタイミングを計っておりましたが、特に2学期は学校行事、運動会であるとか、陸上大会、合唱コンクール等で行事がメジロ押しな上に、先生方の人事異動等の調書の提出等で、国頭事務所のヒアリングと、全く余裕のない状況が、学校の状況であります。また今まで教育委員会と取り組んできた、現在取り組んでいるモジュール学習や従来のドリル学習の研修も必要と思いながら現在取り組んでおりません。でも12月に入ってから漢那小学校からこのBBの体験試行を1月から実施したいというふうな申し入れがあります。それから御質問の宜野座中学校についても、高校入試に向けて、体験的にさせてみたいという学校側からの申し入れがあります。それから講師選任については、教育委員会と仲地塾長との話し合いで、一定の案が検討されており、当面大事なことは運営協議会を正式に立ち上げて、村営塾の構想を確立し、実施をしてまいりたいということでございます。以上で説明を終わります。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) まず政権交代による本村への影響について質問していきたいと思います。 1回目の質問でもやりましたけれども、先行きがちょっと見えないところもありまして、不確定な要素が多い部分の質問であるのですけれども、まず普天間飛行場代替施設の辺野古移設問題についてであります。この問題については、きょう開かれる与党のほうですか、基本政策閣僚委員会において、方向性が出るということが報道でなされておりました。私自身としては、最近、テレビ、新聞、また連日全国版のニュースで取り上げられておりますけれども、ようやくこの沖縄の基地問題が全国版になってきたのかという感じもしております。そういう中で、民主党が今、政権をとっておりますけれども、政権交代したことで、これまで辺野古移設というのが確定的というか、もう決まったことだったのが、再び論議されるということで、わずかな可能性、移設の見直し等、そのあたりできたらと期待しているところであります。ただ、現在国のほうではいろいろ閣僚によって意見がまちまちで、本当に混乱している状況ですけれども、現在の状況、こういった国の状況について、村長はどのように見られているのか。そのあたり教えていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 私としましても、新政権になって、やはり全国でいろいろと議論していくという方向性については、非常にいいことではないかと思っておりますし、やはり新政権の中でもまだ統一されていないという状況で、本当にどうなっていくのかという心配も持ちながらでございまして、しかし、いろいろと議論することが一番大事ではないかということを思っておりますので、私はそれを見守っていきたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 見守っていきたいということでありましたが、ここ数カ月で、合意があったV字案から、嘉手納統合案、グアムの話だとか、また昨日は辺野古沿岸の陸上案ですか、ちょっと規模を小さくしてやるという話、いろんな案が取りざたされております。ただ、県内の情勢を見ても、いろいろ意見が、やはり3年以上たっていますので変わってきているという状況でありますが、村長は、平成18年4月7日、V字案の合意ということでありましたけれども、現在もその姿勢というか、その考え方というのはお変わりないのか。それとも現在の状況を見て、より最善な方法があるのかとか、考えていることがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 私も4月7日のV字案の決定につきましては、やはり私としては辺野古に誘致という立場で合意したつもりはございません。あくまでも当初の沿岸案がございまして、それがすべて3案とも宜野座に滑走路の延長が向かっているということから、これでは村としても納得がいかない、これは了解できないということで、いろいろと国と詰めた最終的な結果で、では宜野座村の上空を飛行から回避するということでそういう案が出てきたものでございまして、それについては私どもとしても非常に戸惑いながら結局はそれに合意と。宜野座村上空を飛行から回避するということで合意したつもりでございまして、また新政権になって別にいい案が出れば、なお結構かと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 3年前、平成18年4月4日に、農村公園のほうで、普天間飛行場、辺野古沿岸移設反対の村民大会が行われ、その3日後にV字案に合意するということに、村長なりましたけれども、やはり今答弁にあったとおりだと思います。かなりこの短期間で相当な政治的な圧力とか、大変な思いで、苦渋の選択でやったのだろうと思っております。名護市が先行して合意したことなど、いろんな条件があろうかと思うのですけれども、そういった中で誘致のつもりで合意したわけではないということでありましたけれども、村長のこの考え方というのは、今、国のほうに実際伝わっているのでしょうか。先ほど行政報告でもありましたけれども、9月25日に北沢防衛大臣とお会いしているようです。それから10月3日、これは前原沖縄担当大臣が沖縄に来ていますし、また岡田外務大臣も、この基地関係ではいろいろ沖縄に来る関係閣僚が多いのですけれども、そういった中で、今の村長のおっしゃられた考え方というのが伝わっているのかどうか。そのあたりどうでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 私としましては、やはり村民の安心・安全を守るという立場が私の責務でございますので、常に国と会う場合には、宜野座の安心・安全を求めての話し合いをしているところでございまして、また法的に準じての地域の振興事業、それについてもまた地域の要請はやっているところでございまして、あくまでも村民の安心・安全を大事にしながらの要請をしているところでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) やはり補助事業とか、交付金の関係など、いろいろあろうかと思うのですけれども、今、政権交代をしたことで、在日米軍再編の再論議がなされておりますので、やはり宜野座村民の多くの意見というのは、基地の移設反対という形だろうと私は思っております。ですからそういった中で、ぜひともより積極的な行動をとってもらって、ぜひ村民の意見を反映させていただいて行動してもらいたいと。これは要望したいと思っております。そのあたり再度お願いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 先ほど申し上げましたように、一番大事なことは村民の安心・安全、それと村民の発展だと思っておりますので、常にそういう姿勢でやっていきたいと考えております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) よろしくお願いします。 次は、2番目には北部振興策関係の質問をしましたけれども、若干関連しますので、3番目の再編交付金事業の継続実施のほうから先に質問をさせてください。本村においては、この再編交付金事業を活用しまして、健康づくり事業、あと人材育成関係、それから中学校の校舎建築です。そういったもの、さまざまな分野で活用されておりますけれども、普天間移設の問題が、また状況によってはこの交付金というのが廃止されることも出てくるのではないかということが予想されます。ちょっとインターネットで調べてみましたけれども、自民党の高市早苗衆議院議員が与党、政府に出した質問主意書がありますけれども、振興策と基地問題をリンクさせないことが、鳩山政権の考え方であるとすると、特別措置法、再編交付金は廃止すべきではないかという質問に対して、政府は再編交付金の廃止というものは言及はしていないのですけれども、普天間飛行場移設問題の検証作業を含む、米軍再編の取り組みの中で検討していくという見解が出されております。この内容からいくと、継続されるかはわからないと。まだはっきりしないというこだろうと読み取れます。次年度に向けて、財源確保の観点から考えて、そのあたり、慎重な予算計上が必要かという気がするのですが、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 御指摘のとおり、次年度は再編交付金を活用しての宜野座中学校の校舎建築を平成22年度分については充てるという予定をしていましたが、今、先行きが不透明でありまして、その関係から財政の中で、また起債も考えながら、財源を確保する方向で調整をしているところでございます。さらにいろいろと国においては、マスコミを通しながら見ていますが、再編交付金については従来どおり置くということを言っていますので、その使途がまだわかりません。環境アセスもそのとおりの予算を計上するということを言っていますので、その辺がいつ使っていいと指令が出るかどうかはまだ不透明でございます。さらに北部振興策につきましては、大臣もはっきりおっしゃっているのですが、基地とはリンクはないということをはっきり申しております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 再編交付金のものについては、本村ではいろいろ活用されて、先ほどの中学校の件については、起債も視野に入れながらということでありましたが、今、先行して再編交付金事業については、健康づくりが本村、先行してやっているかと思っております。他の市町村より充実した内容での取り組みで、多くの村民もそれで満足されている人が多いのではないかと思うのですけれども、活用してきた財源というのが不安定な状況でありますので、そういった場合に、ある程度、また事業の絞り込みとかということも考えながら、何を主として事業を進めていくかということも考える必要があろうかと思うのですけれども、そういったことも考えて、今の時期はちょうど予算計上の時期でありますので、あえてこの質問を出しています。ですから健康づくり事業など。少し絞り込みとか、そういったことも考えながらやられているのか。そのあたりちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 御指摘のとおりでございます。今、基金とかで、人材育成も基金をつくっておりますが、やはりこれを長期的に使える体制、そして計画的に使える体制をしていきたいと考えておりますし、人材育成につきましても、全くそのとおりでございますので、またやはり村のこれまでのいろいろな村の財政のあり方というのは、やはり基地の恩恵を受けて、軍用地料を受けてやっているわけですから、ぜひこの分収についても、村にもっと大目に置くような方向で、また議員の皆さんも考えていただきたいと。さらに平成22年度は、5対5となるということで、特に来年の予算の編成については、財政のほうで厳しく編成をするようにという申し入れをしているところでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 再編交付金なども、当初キャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブを合わせて大体50億円近くの交付金の話でありましたので、やはり使途については、これまでよりは十分慎重に使っていく必要があるのではないかと思っておりますので、そのあたり、予算計上の際もお願いしたいと思います。 それでは次は、北部特別振興対策事業、それから切り替わった北部活性化特別振興事業による施策の推進についてに移ります。これまで北部振興策が10年間、今年度平成22年3月でこの期限というのが切れますけれども、この違いは補助率が9割から8割になるということであります。補助率が低くなりますけれども、交付税の見返りというものがその中にあるのか。そのあたり内容がわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 本当に今、8割になるということは聞いていますが、実際の交付税に見返りになるかというところもまだ出ておりません。いろいろとこの北部特別振興事業についての具体的な中身が出されていない状況で、また村としても2割の負担を持った場合、大きな事業の展開ができるかという心配もございますし。そういう面から、やはり我々としては、従来の北部振興策の事業のように9割を持っていただきたいし、さらにはこの負担については交付税措置もしていただきたいということを、また北部の首長の中でも協議していきたいと考えております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 負担がふえるということは確実だろうと思いますけれども、事業実施に際しては、やはりこれも選んでやっていく必要があろうかと思います。そこで、ちょっと具体的な話になりますけれども、北部振興策事業でこれまで調査研究されてきました松田鍾乳洞の周辺環境活用事業、これが今年度は予算が計上されなくて、松田区としてもこれまでの盛り上がりが少し欠けてきた状況にあるのですけれども、この事業というのは村として必要な事業であると私は思っております。そういう中で、今の活性化振興事業ですか、これなどを活用して展開していくという考え方をお持ちかどうか伺わせてください。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 やはりこれまで北部振興策事業の中で調査をやってきた事業でございまして、これは継続の事業だということで、今北部のところでも調整をしているところでございます。先ほど申し上げましたように、新事業の中でどういう展開をしていくのかということもございますので、やはりこの負担が2割にもなるということになると、大きな負担額になるわけですから、また事業の絞り込みといいますか、その辺再度の調整も必要かと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 2割負担となると、やはり行政にとってはかなり大きな負担になろうかと思うのですが、その前にこの新たな活性化事業については、沖縄振興計画が終了する2011年までの暫定的な延長だと私は伺っておりますけれども、それは間違いないでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) これにつきましても、やはりまだ具体化されていません。恐らくその間ではないかと予想はしております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 2011年までというと、もう時間的なものはそんなにないわけでありまして、やはり事業実施をしていく場合には、急を要することになろうかと思います。今年度、この鍾乳洞の計画については、予算が計上されずに、松田区のほうでは平成20年10月に実施計画報告書が提出され、松田区のほうでも体験学習の新たな展開のための準備とか、そういったのはされているのですけれども、やはり事業実施が急を要するということであれば、松田区と、またさらにそういった調整にも入る時期になっているのではないかと私は思っておりますけれども、そういった予定はあるのでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今、村が企画部において、やはり松田鍾乳洞周辺活性化整備事業ということを念頭に置いて、いろいろと調整しているところでございますので、既に国のほうにも言っていますし、ぜひ地元としましても、村といろいろな面から調整をしていただきたいと。私はむしろ村からもお願いしたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) ぜひ早い段階での区との調整をよろしくお願いしたいと思います。 観光資源、いろいろありますけれども、なかなかそれがつながっていない。観光客とか、そういった観光名所としての位置づけができていない現状があろうかと思いますので、その一つの施設になり得ると私は思っておりますので、そのあたり、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 一つ目の質問については以上で終わって、村営塾の質問に移りたいと思います。教育長がお休みですので、少し突っ込んだ質問も難しいのかと思っておりますけれども、誠意ある答弁、よろしくお願いします。 この件については、去る6月定例会においても質問させていただきました。何度もこういった質問を続けてやると、すべて反対かのように思われがちなのですけれども、教育長の考え方に賛同する部分もありますし、また見直してほしいという部分もありますので、よりよいものをつくっていくということでの提案でありますので、御理解よろしくお願いしたいと思います。 前回の一般質問で、細かい論議をしていく際に、運営協議会の設置、その中でいろいろ検討していくという話がありました。先ほどの課長の答弁では、まだ運営委員会が立ち上がっていないということでしたけれども、間に合うのでしょうか。次年度実施ということになろうかと思うのですけれども、そのあたりのタイムスケジュール的なところはどうなのか。現在の状況を教えてください。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 當眞議員にお答えいたします。 間に合わすように教育委員会のほうは、対応策を検討しているわけですけれども、まず早目に運営協議会を立ち上げて、先ほど申し上げました具体的な基本構想の実現に向けて、例えば1年から高校3年までのいろんな実施計画がありますので、学校においても、それから出来上がった構想の中には地域の公民館との連携をとりながら、同じ教材を使って展開ができないかということで、ある程度方向性は詰まってきておりますので、早目に実施できるように、またできる子は、基金の関係で定員が10名ということがありますので、ぜひ学校でも同じ教材でやりながら、また地域でもこれをやりながら間に合わせていく方向で教育委員会も頑張っております。以上です。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) ちなみに運営協議会の構成委員というのはどういった方々でやる予定でしょうか。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 前回、6月ぐらいに準備委員会を持ったわけですけれども、あのときには約二、三十名のメンバーで、今、はっきりした数字はないのですけれども、この中からまた人選をしてやっていこうということで、前回の準備委員会の立ち上げよりは人数は減ってくると思います。これは多分、教育長とか、教育委員の中では構想はもう膨らんでいると思うのですけれども、多分前回の準備委員よりは人数的には縮小されていくと思います。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) この運営協議会というところが、私は一番大事だと思っているのです。やはり限られた、こういった教育長を含め、教育委員長、先ほどの説明では仲地塾長ですか、もうお一方いたかと思うのですが、そういった方々で論議するのも大切かと思うのですけれども、こういった答弁からいくと、やはり地域におろしていく、そういったことからすると、やはり運営協議会の設立が一番先だったのではないかと思うのですけれども、いつごろまでにこの運営協議会を立ち上げるとか、そういった計画はありますか。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 當眞議員にお答えいたします。 教育長のほうは、12月いっぱいには立ち上げをしたいと意気込んでおりました。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 12月ももう15日です。もう限られた日にちは少ない状況で、各区の公民館のほうに、いろいろお願いすることもあろうかと思うのですけれども、そういったところにもまだ話は来ていないと伺っております。やはり少し行動が遅いのかという気がします。ぜひ早目の協議会の設置をお願いしたいと思います。なぜそういうかと言いますと、今、やはり住民に村営塾の話を伺いますと、優秀な子だけが行くのかという意見が多々あるのです。やはりそういう今の考え方をおろしていくには、もう少し地域に納得できる説明をしていかないと、この事業、せっかくやろうとしていますので、批判されてもおもしろくないと、我々議会もそうですけれども責任がありますので、そのあたり、地域の声を反映するには、やはり地域の区長なり、地域の代表を早く入れて、よりよい運営をしていただきたいという希望がありますので、ぜひ年内実施、協議会の立ち上げをまずしていただいて、取り組んでいただきたいと思っております。よろしくお願いします。 そこで先ほど教育委員会では、福島県の川内村を研修されたとありました。我々議会の総務財政委員でも所管事務調査のほうで南大東村のほう、村営塾、向こうは南大東村学習支援センターと名称がありますけれども、そこを視察して参りました。その中で、細かくなると時間がありませんので大まかに説明しますと、塾ができる以前、それについては、育英資金もダブついている状況だと。なかなか使う人がいない、進学が少ないという状況で、県内でも成績は悪いほうだったらしいです。しかしこの育英資金の余っている部分を活用して村営塾を立ち上げたということでありますけれども、現在は県内でもトップクラスの成績になっているという話があります。また小学1年生から中学3年生まで、希望者はすべて基本的には受け入れる体制だと。選抜しないということです。そういう姿勢でやられております。また学校の宿題を終わらせること。まず学校から与えられた課題、それを終わらせてまた次のプリントに進んでいくという形で、やはりこれまで言われてきた基礎基本の徹底という部分を塾のほうで支援していくとう形態がとられているという印象を受けております。先進地の川内村に行かれたと思うのですが、そこの指導方針と、今、村がやろうとしているやつ、例えば選んで限られた子というとちょっと表現がおかしいですけれども、塾においての指導のスタイルというのはどうなのか。いろいろインターネットで調べると、やはり多くのところは基礎基本の徹底のために村営塾というのがやられている現状があると思うのです。川内村はどうだったのかというところを少し教えていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 當眞 淳議員にお答えいたします。 こちらの手元にかわうち興学塾の概要があるわけで、その中に今の御質問の目標があるわけですけれども、川内村においては、学習の場は村のコミュニティーセンターで基礎学力の確保を図ることを目的とし方針を打ち立てております。先ほど教育長答弁を言いましたけれども、75%の子供たちが村営バスでコミュニティーセンターの塾のほうに通って、それで塾は郡山市の塾のほうに運営を委託しているという現状があります。以上です。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) 課長には答えにくい質問はできないので、ちょっと難しい一般質問になっていますけれども、全国にいろんな塾、先ほど言いましたけれども、やはり基礎基本の徹底の部分が家庭でできないというか、それを村営塾、行政が塾を開くことでカバーしているというのが、青森県の東通村でしたか、向こうも原発関係の交付金でやられているようですけれども、そういったところが実際多く見受けられます。またこれは少し塾とは違いますけれども、去る11月10日に宜野座中学校のほうで、県中学校進路指導研究大会がありまして、本村出身の沖銀の頭取であります安里昌利さんが、会社に貢献できる人材の育成というテーマで講演がありました。その中で企業では2対6対2の原則があると。このことは、企業における人材の割合だということでした。最初の2は優秀な人材、中の6割は普通の人材、2割は特別にフォローしていかないといけない人材が企業にはいると。この構成というのは地域、学校もそうではないかと、大体同様であるという考え方をお話されていましたけれども、組織全体をレベルアップさせていくには、真ん中の6をレベルアップさせないことには上がらないと。上の2というのは、真ん中の6が上がってきたら負けず嫌いでありますので自然と上は上がっていくのだという説明が講演の中であったのです。教育長もそばで聞いておられましたけれども、すごく納得いく話だったのです。やはりそういうことでありますので、そういう意味では今、村営塾の中でその6というのは地域にお願いしようと。地域公民館等を活用してお願いしていこうという考え方だと思うのです。やはりそういった中では、この公民館との連携、それがまず最優先であって、上の子たちが先に優先になっていくと、順番が逆ではないかという気が私はするのです。ですからそういった地域との連携の部分が、今、ちょっとおろそかになっているのではないかという気がしますけれども、そのあたりは、課長はどう思いますか。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 當眞議員にお答えいたします。 教育長も常々、村そのものが塾とういう構想を持っているものですから、どうしてもやはり地域の公民館、また学校とも同じ教材を使って、もちろんこれは文科省の指導要領の中での指導ということになるわけですけれども、それで日ごろの校長会、それから教頭会の中でもこういったBB塾を導入するということで、しかも子供たちのレベルに合わせて、学校のほうでも当然、村のほうには学習支援サポーターがいらっしゃるわけですから、その方々もうまく利用しながら、教科書と同時に並行してこういったBB塾、業者名なのですが、こういった教材も統一して村内で塾構想を持っていけばレベルアップができるような体制、できる子はさらに塾で伸ばしていきながら、学校でもさっき2、6、2とおっしゃっていたのですけれども、6、2のこういう子供たちをある意味ではしっかり対応していきながら、また地域においてもそれぞれ役割分担が必要だと思うのですが、あくまでも定員の関係でできる子を塾のほうで伸ばしていこうという、ある意味で選抜されていくと思うのですけれども、ただ地域そのものが塾という考えがあるものですから、塾に行ける子はそれなりにまた基準があると思うのですが、また全員が塾に入れるように目指していくということも、多分日ごろから話していますので、その地域全体がするという考えで、こういった仕組みづくりを一生懸命、急いでやらなければいけないと思うし、おっしゃるとおり、また地域の大きな支援も必要でありますので、淳議員の思いを、教育長は病院にいるのですが、伝えたいと思います。以上です。 ○議長(小渡久和) 當眞 淳議員。 ◆5番(當眞淳) この6、2より下の子たちがまずあって上の話かと。やはり上の子たちが頭打ちになっている状況を指導することで打破して、殻を破ってもっと成長させたいという気持ちはよくわかります。私も同感できる部分は多々あります、この件については。ただやはりそれ以外の子の部分がまだ弱いのではないかと。ですから学校の話がありますけれども、学校だけではなくて、地域にもお願いしていかないと難しいと思いますので、ぜひ早目に地域の公民館等との連携、それから運営協議会の中で、地域、あと親の意見もここに反映されてほしいと思いますけれども、そういった意見が反映できるように、トップのほうから先行するのではなくて、基礎がしっかりしないと計画は崩れていくと思いますので、そのあたり、ぜひ頑張っていただきたいと思います。教育長がおりませんので、ちょっと細かいところまでは突っ込めませんので、以上で、一般質問を終わります。 ○議長(小渡久和) これで當眞 淳議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩いたします。           (11時35分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時03分) 午前に引き続き一般質問を行います。 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) 通告いたしました件について伺ってまいります。 米軍普天間飛行場移設問題について。米軍普天間飛行場の5年から7年以内の全面返還が合意された日米特別行動委員会(SACO)の最終報告から満13年、自公政権から民主、社民、国民新党の3党の連立政権に変わり、SACO合意の検証となっていますが、下記について、村長の見解を伺います。重複するところもあると思いますが、村長の誠意ある答弁を伺います。 まず1点目、普天間基地の県外、国外移設について。 2点目、岡田外相、北沢防衛相の発言のブレについて。 3点目に、日米のワーキンググループについて。 4点目に、橋下大阪府知事の発言について。よろしくお願いいたします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞 進議員にお答えいたします。 まず米軍普天間飛行場移設問題についてでございます。普天間基地の県外、国外移設についてでございますが、先ほど午前中にも、當眞 淳議員の質問にもお答えいたしましたが、新政権で普天間飛行場代替施設の移設地について、いろいろとこれまで提案されております。まだ決定されていない状況であります。またきょうの基本政策閣僚委員会の中で、移設先決定については、あらゆる箇所を検討して決定する方針が決まったようでございます。年内には決まらないということのようでございます。 次に、岡田外務相、それから北沢防衛大臣の発言のブレについてでございますが、民主党を中心とする3党連立政権が誕生して間もないため、新政権としての考えがまとまっていない中、多くの問題が提議され、両相の思いから発言されたかと考えておりますが、今後協議を重ね、統一した方針が出てくるものだと考えております。 次に、日米ワーキンググループについてでございます。日米ワーキンググループについて、新聞報道にありますように、普天間飛行場代替施設の名護市辺野古への移設案決定の検証が目的のワーキングチームであると。また今後、政府の基本方針が決定した後には、このワーキンググループの行動、動きも出てくるのではないかと思っております。 次に、橋下大阪府知事の発言についてでございます。橋下大阪府知事は、数年前、沖縄を訪れた際、普天間飛行場やひめゆり資料館を見学され、沖縄の基地について問題意識を持ち、米軍基地は沖縄だけに押しつけるものではなく、負担軽減の議論を拒否することは無責任ではないかという考えから発言をなさったようであります。これまで沖縄の米軍基地の問題について、沖縄だけの問題だと考えられがちでありましたが、米軍基地問題を全国に発信してもらい、全国の多くの方々が沖縄だけの問題ではないことを考えてもらえたのではないかと思っております。また全国町村会でも、年明けの会議で議論する旨が新聞でも報道されたところでございます。以上です。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) 普天間飛行場の移設問題につきましては、去った衆議院選挙中、鳩山首相、岡田外相の公約は、普天間飛行場の移設先について、国外、県外、悪くても県外に移設するとのことでした。その公約で選挙戦を戦い、8月30日、県民の民意は示されました。選挙後、鳩山内閣の誕生、そして11月8日の辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会、11月8日は、本村においては、各区の区民運動会、県民大会は午後2時からでありましたので、私は12時に出発し、会場には1時ごろ到着しましたけれども、既に会場は、2万1,000人の人で満杯で、ステージ上では県選出国会議員、県議会議員、地元の伊波宜野湾市長、超党派で参加した翁長那覇市長が相次いで意見を表明、小さな島沖縄にこれ以上の基地はいらない。辺野古への新基地建設と県内移設に反対することを決議されました。これは県民の総意だと私は思います。私は、この目と耳で確かめたく参加いたしました。そのときの状況というのは、みんな真剣そのもので、絶対県外だという県民の意思が、非常にあらわれておりました。 次に、10月30日のマスコミのアンケートに対して、34市長が県外移設を主張しております。本村の東村長も県外を主張されておりますが、今後も変わりはないか伺います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞議員にお答えいたします。 私は以前からも申し上げているとおり、やはりこれは国が決定するものであります。また国としてもできたら県外、あるいは国外に移設したほうがいいかと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) 県内では、これまでいろいろと意見が割れていたときもありましたけれども、ここへきて、やはりだんだんと県外移設を主張するようになってきて、沖縄県民も一つにまとまりつつあるかという気がしております。ぜひそうあってほしいものだと私も思っております。 次に、いろいろとこの移設問題につきましては、一つの気持ちにならないと戦えないのではないかという思いから、普天間飛行場の移設については、党派を超えた県外移設の県議会の決議、県内市町村や市町村議会においても、同様の決議をすべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 県議会、それから市町村議会の決議につきましては、議会の立場で決定されるものでありまして、私がどうのこうの言う立場ではないと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) 新聞等では、県議会もこれまでの自民党の方々も、辺野古移設容認から、年内に基本方針が決定されなければ、県外移設を主張していくということもありましたので、やはりここで県民一丸となって政府に訴え、米国に訴えていかなければとてもこの問題については、難しい問題にこれからぶつかっていくのではないかという気がいたします。このことにつきましては、米国政府は、何が何でも辺野古移設ということを繰り返し言ってきているわけでありますので、沖縄県も日本政府も、やはりそれと対等に物が言えるように頑張っていただきたいと、このように思います。 次に、きょう午前、先ほど村長も申し上げておりましたけれども、政府は15日、きょうです。午前、民主、社民、国民新党の与党3党の党首クラスによる基本政策閣僚委員会を首相官邸で開き、米軍普天間飛行場移設問題に関する政府方針をまとめた。移設先は当分決めず、候補地を与党3党で協議し、決めることで正式に合意した。政府は、平成22年度予算案に、移設関連経費を計上し、環境影響評価を継続していく方針なども、既に固めているということで、これはインターネットからの資料でございます。その中に、これにはございませんでしたけれども、きょうのテレビのニュースにおきましては、移設先決定時期について、政府側は、5月までにしたいと。これに対して社民党の福島大臣は、期限を決めるべきではないとし、平野官房長官に一任したとあります。このことにつきまして、村長の考え方を伺います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 私もこの件につきましてはニュースで聞きまして、時期的にいろいろと検討しなければならない時期にきていると。そしてまたやはり慎重に決定しなければならないことだということを思ってこうなったのだろうということで理解しております。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) これまで政府の各大臣におきましては、いろいろとわけのわからなくなるぐらいの感じになっていて、こんなに急ぐ必要はないのではないかと県民も思っていたわけだけれども、宜野湾市長もそんなに急いでいるものではない。しっかりと腰を据えて検証していくべきではないかということもありましたので、そのことにつきましては、3党のほうでじっくりと協議していかれるものと思います。これからも知事や、あるいは県選出国会議員にお会いになることもあると思いますけれども、その都度県民の総意を伝えていただきたいと、このように思いますがいかがでしょう。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) やはり県民の総意と。また県民としても県外、あるいは国外へということだと思っておりますし、私どもも当然そういう気持ちでございますし、また私はやはり身近な宜野座村の住民の安心・安全の生活を考えていくのが一番だといつも思って、国に対してはそういう姿勢をとっている状況でございます。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) ぜひよろしくお願いいたします。 次に、同じく1点目の中で、仲井眞知事、あるいは名護市長の県外がベストだが、辺野古移設の容認ともとられる発言についてどのように考えておられるか伺います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) これにつきましては、やはり知事は知事なりの考え、立場がありますし、名護市長は名護市長の立場があると思います。私としては、これをどうのこうのという立場ではありませんので、それへのコメントは控えたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) まだこれからでございますので、村長の考え方を伺ったわけでございます。新聞等の社説の中で、こういった知事、名護市長の発言につきまして、玉虫色の代償は大きいという記事がありました。これをちょっと読み上げてみます。「米軍普天間飛行場の移設問題は、沖縄県の県内移設容認に米政府が便乗し、鳩山政権を包囲しつつある。この構図に取り込まれていることを仲井眞知事は認識すべきだ。知事が繰り返すベストは県外の言葉は単なる枕詞にしか聞こえない。基地問題の将来を決しかねない局面で、態度を玉虫色にすると、知事の意に反して発言が利用される。普天間をめぐる最近の展開がそれを証明している」と言っております。そういうことでありますので、やはり知事も県民の民意、総意というものが出ておりますので、民意を尊重し、きっぱりと県外を主張すべきだと私は思うわけですが、村長どうでしょう。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 私も個人的には、やはり沖縄に基地はないほうがいいということを思っております。これはあくまでも国が決めていくものだと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞 進議員。 ◆11番(當眞進) 確かに村長の答弁は非常に難しいものだと私も思っています。しかしこの時期にきて、やはり県民は非常に混乱しているものだから、村民もそうです。村民もちゃんと答えを出しておりますので、ぜひ県外移設が実現できるよう、また頑張っていただきたいと。私はそのように思います。 次に、日米のワーキングチームについてですが、これは以前に通告したもので、現在は停止中ということも書かれておりましたので、その件につきましては了として、今後見守っていきたいと、このように思います。 次に、橋下大阪府知事の発言についてでありますが、本土の政治家からこのような発言を聞いたのは初めてで、私も耳を疑ったぐらいでありましたけれども、橋下大阪府知事の真意は、沖縄の負担軽減を全国で考えよう。沖縄県民にとって、橋下知事の発言はありがたく、救世主があらわれたのではないかと私は思いました。ぜひ全国知事会において取り上げていただき、沖縄の負担軽減を全国で考えていただきますよう、この場を借りましてお願い申し上げます。今後もいろいろとこの問題につきましては、大変な戦いになっていくとは思いますけれども、村長をはじめ、県の皆さん、北部市町村会の皆さんも、ぜひ頑張っていただきたいと、このように思いますが、村長の最後の決意と言いますか、その思いを伺って、私の質問は終りたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今、當眞議員からありますように、多くの県民が県外、国外を望んでいるわけですから、やはり国としてもいろいろと厳しい、難しい点もあるかと思いますが、やはりそういう方向性で決まっていただければ、非常に県民としても幸いではないかと思っております。 ○議長(小渡久和) これで當眞 進議員の一般質問は終りました。 順次発言を許します。 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) 早速ですが、先に通告してあります件につきましてお伺いをいたします。 報道によりますと、本年11月17日午後5時から8時ごろにかけまして、うるま市具志川の空き地で、同級生8人が、被害者米盛星斗君に殴る、けるの暴行を加え、翌18日午前3時ごろ、出血性ショックで死亡させたという事件、またその前日には、同市内、別の中学校で、3年女子生徒5人が、同中学校2年女子1人を集団暴行、重傷を負わせた2つの事件は、全国的なニュースともなり、社会に大きな衝撃を与えました。これまで県内でたびたび似たような事件が発生し、尊い若い命が失われました。平成15年6月北谷町の墓地で、中学2年の男子生徒が、中学3年男子と同2年男子、16歳の無職少年の3人に暴行を受け、死亡した殺人死体遺棄事件は、まだ記憶に新しいところでありました。県内における近年の未成年者による集団暴行致死事件は、1992年、平成4年2月石垣市で今回と同じ14歳の中学2年生が、同じ中学校の2年生6人と1年生3人の9人からの暴行を受け死亡、17年の間に、今回の死亡事件を含めて、8人の命が失われました。繰り返されるこれらの事件は、事件が起きるたびに命の尊さ、大切さを問い、教訓としてきたはずが生かされておりません。今、荒れる中学という言葉があります。特に中学2年から3年にかけての思春期は、情緒不安定で一番難しい年頃であります。ちょっとしたことですぐに切れたり、思わぬ行動に走ったりします。今回と同様の事件は、全国どこの自治体でも起こり得るものと言われます。そこで、今回の事件をどのように認識しておられるか、また本村の実情、実態等はどのようになっているのかお伺いをします。よろしくお願いいたします。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本 彰議員にお答えいたします。 村内の学校におけるいじめや暴力の実情、実態について御説明申し上げます。まず村内の小学校では、いじめや暴力と認定される事案は、現在のところ発生しておりません。しかし言葉遣いの未熟さ等による口げんかなどは発生しております。そのときは双方の言い分を聞いて、学級担任や生徒指導主任等が対応し、相手を少しでも傷つけたりした場合は、必ず保護者に連絡し、連携して対応して解決をしている現状があります。学校内では、その対策を日ごろから、毎月の定例の校内生徒指導連絡会が位置づけられております。それからそのときに各担任から学級の児童生徒の実情について報告してもらい、全職員が足並みを揃えて指導に当たれるような体制がなされております。それから村教育委員会では、毎年、教育計画を策定して、その中に特に人権教育という形で、毎月の人権集会を学校に位置づけをしております。12月の人権集会では仲良し宣言など、児童会による全校生徒への呼びかけや校長講話などを計画しており、ある小学校では名護の人権委員会から講師を招いて、道徳の特設授業、命の授業というものを予定しております。一方、中学校のほうなのですが、中学校では、毎月の人権を考える日や、それから毎学期の学校評価のアンケートから、言葉遣いがよくないという声があったり、それから相手の心を傷つけたり、また傷つけられたというようなトラブルがときどき発生しております。それから対応としては、学校で男子生徒同士の些細なことのけんか等がある場合は、保護者へすぐ連絡して、本人等への指導を行っております。村としては、うるま市で発生した中学生による集団暴行致死事件を受けて、11月27日付で全学級で道徳の時間に、命、人権を考える特設授業を実施するよう、教育長名で文書を出しております。問題行動等の未然防止対策としては、定期的に中学校では生活実態調査等を実施し、まず未然の予防ということで、現状把握に努めて、また同時にあいさつの励行や丁寧な言葉遣い等に、学級活動や道徳の時間、部活活動を通して日常的な指導に取り組んでおります。それから下校時間やテストでの部活動が休みの日や、また村内のイベント等、漢那ダムまつり等の中では、職員とPTA、生活指導部等で定期的に校外指導パトロールを実施しているというような現状がありまして、冒頭で申し上げたとおり、村内ではいじめ、暴力に認定されるような事件というのは、今のところは発生しておりません。以上で説明を終わります。
    ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) ただいま学校教育課長から、村内の実情の報告がありました。これを聞いて、ひとつ安堵しております。というのは、11月10日、午前中の中でもちょっと宜野座中学校の授業参観の件が出ておりました。まず学校に足を踏み入れたとたんに、この学校ではこういう問題は起きないだろうと、そういうふうな第一印象はありました。あいさつが本当にすばらしくお客さんを迎えてくれたということが、今でも心に残っております。あの状況を見ますと、恐らく、宜野座中学校ではこういう問題は起きないだろうという印象を受けました。非常に気持ちよく学校訪問ができた印象を持っています。それで今、村内ではこういう実態はないということでありますけれども、ちょっと二、三お聞きしていきたいと思います。この事件を受けて、県の教育長のほうから、いじめの把握と対応、不登校児童生徒の居場所確認、生徒指導、教育相談体制の再確認、命、人権に関する特設授業の実施とありましたけれども、先ほど命の授業については実施をしたという話でありましたけれども、不登校児とか、そういう問題の子供、不登校気味の子供は学校にはいないのか。要するに指導を要する生徒はいないのか。まず学校ごとにでもわかりましたら報告していただきたいと思います。なければないで結構であります。まずそれについて、ひとつお願いします。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まず県の教育長のほうから、今回の事件を受けて、11月26日付で、児童生徒の問題行動等の再発防止に向けた指導徹底ということで、今おっしゃったとおりの項目が挙げられて、村の教育委員会、11月27日に受け付けて、この文書、こういった取り組みをしてくれと、県の教育委員会のほうからきておりますので、各学校にこの取り組みの内容とひな形等がありますので、それを各学校に流しております。それで現状ではいじめとか、暴力はないのですが、不登校気味といったそういう報告は出ております。これは数名いらっしゃいます。これは中学校、小学校です。それで長期の不登校ではないのですが、例えば新学期から夏休みに向けて来なかった子と、それから夏休みを終えてから来ない子が、数カ月ぐらい休んでいるというような現状で、現状で不登校の子が中学校で1名、それとちょっと不登校気味の子が1名、計2名です。あと小学校では、保健室登校という形で、不登校ではないのですが、なかなか学級に入れないで、学級外で教育を受けているということで、2人ほど報告を受けております。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) ちょっと1件聞きそびれまして、不登校気味が中学校で1名ですか、小学校にもおりますか。もう1回お願いします。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 お2人とも中学生であります。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) いろんな報道を見ていますと、やはり不登校、あるいは不登校気味の子供が、将来、非常にこういう事件、事故にかかわってきているという実態があるようであります。ですからこの不登校児が、例えば小学校に保健室登校もいるという話でしたけれども、不登校児童が、やはり問題行動に結びついているという実態があるわけです。その辺の指導はどういうふうにされておりますか。不登校気味の児童生徒に対しては、教育委員会はどのようにフォローをされているのかお願いします。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まずこういった課題のある子供が出た場合は、学校のほうで生徒指導等、こういった報告が来るわけです。特にこういった教育委員会に報告が必要な場合は。それで一理には精神面とか、それから身体的面もあるのですが、逆に家庭に課題があるようなところもあるものですから、そういった場合は、昨今の児童福祉の改正で、福祉課と連携しながら、要保護児童対策という組織もあるものですから、もしそういった事例にかかわる場合は、またそことの連携をとりながらやっているわけで、学校のほうからちょっと課題のある子は、マル秘の印鑑を押されて、課題が発生した場合は、報告を受けております。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) 学校から報告があった場合に、家庭と連絡を取り合ってやっているということでありますけれども、地域の協力も得ておりますか。例えば民生委員とか、あるいは校区の公民館とか、そういうところに「この子供はちょっと不登校気味だから、ちょっと区でも目をかけておいてくれませんか」というふうな話で連携はとられているのでしょうか。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まずこの要保護、対策協議会の中には部会がありまして、この部会のメンバーがいるわけですが、人選はちょっと定かではないのですけれども、多分民生委員等もこの中に入っていると思うのです。それから教育相談委員等が入っていますので、区との連携もとれる前提で動いていると思います。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) これは学校だけの問題ではありませんので、学校、家庭、地域が一つにならないと、この事件、事故というのは減らないと思います。一番最初に、宜野座ではこういう事例がないので、本当に幸せだと思っておりますけれども、でもいつ何時そういうことが起きるかというのはだれにもわかりませんので、やはりこれからますますこういうことは強化をしていかないといけないのではないかと思います。 私の調べたもので、一番最初にこれを聞けばよかったのですが、いじめの認識が文科省のほう変わっています、安部内閣のときに。その辺からすると相当のいじめの件数が全国であります。要するに取り扱いが変わった関係で、認知数が相当ふえたというのがあります。その辺認識しておりますか、課長。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 まず文科省からいじめの定義が、2007年1月19日に出されております。これはあくまでもいじめという認識は、被害を受けた子供が感じることとなっておりますので、こちらに定義の文書があるのですが、おっしゃるとおり2007年1月19日に定義が各教育委員会のほうに届いております。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) 学校教育課長も私と同じ資料を持っているようでありますので、それは聞きませんが、この中に、2008年度の全国の1,000人当たりの暴行行為といじめの件数が出ておりますけれども、沖縄県は暴力行為でいくと2008年度の認知件数、これは1,000人当たり3.2名と。それからいじめについては1.92名ということで、この比率は静岡県と滋賀県と同じなのですけれども、静岡県は人口約380万人近くいると思うのです。沖縄県は約140万人近くでありますから、人口比で言えば大体38%ぐらいになると思うのですけれども、沖縄県のこういう事件、事故、多いと思いませんか。皆さんどういうふうに思いますか。その認識はどういうふうにとらえますか。これは村長にお願いしたいと思います。突然ですけれども、いいですか。この事件、事故について、沖縄県は比率からして多いと思いますか。私は非常に多いと思っているのです、沖縄県のこういう事件、事故は。その辺の認識、どなたか多いなと。いや少なければ少ないでもいいのですけれども、どういうふうに認識されているのかと思って、お答もしいただければ。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) いじめの問題につきましては、先ほど冒頭に仲本議員からありましたように、死亡事故が17年の中で8名も児童生徒が亡くなったというのは、大きな社会問題でありまして、やはり命の大事さというのは、一番大事な教育がまだ徹底されていないのではないかということを思っておりますし、やはり8名も亡くなっているということからすると、その裏にいじめは相当あると思っております。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) いつも沖縄の夜型社会をいろんなところで話をするのですけれども、私は非常にこの数字は高いと思うのです。ですからこれはやはり学校だけの問題ではなくて、家庭、地域が一緒に取り組まないとこういうものはなくならないのではないかと見ております。前回、私は薬物について、ちょっと質問をしました。この薬物も暴力やいじめの問題も、よそで起きたからよその問題というとらえ方では私はいけないのではないかと思います。よそで起きたことではあるけれども、宜野座村の大人は自分たちを守るためによそのことではあるけれどもさっと動いてくれるのだということを子供たちに見せることによって、子供たちは安心するし、頼りになるのではないかと思うのです。ですから私は前回も話をしたのですけれども、家庭、学校、地域が一体となって、そういう大会を開く必要があるのでないかと思うのです。やはり子供たちは見ているのです、大人のやることを。きょうは教育長はお休みですから、村長、その辺の考え方はどうでしょうか。ひとつこういうものを持つ予定をつくっていただけないでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) おっしゃるとおりでございます。やはり大人の行動を見て、子供は行動もするということもありますし、そういうものは事前に対策をすべきだということを思っておりますので、また教育長をはじめ、関係者の皆さんに協議をさせて、この大会を持つかどうかというのは検討させたいと思います。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) ちょっとくどいようですけれども、小さな田舎、地縁、血縁の強いこの村で、仮にこのような事件が発生した場合は、加害者も被害者もそれは悲劇そのものなのです。人間関係が一瞬にして崩壊して、また地域共同体も大変難しいときに入っていくだろうと思います。ですから先ほど私は言いましたけれども、ぜひこの大会なるものを私はつくっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。ちょっとこういう話をするとテンションが上がってヒートアップしておりますけれども、やはり中学校のいじめは、最悪の場合自殺とか、そういうものにつながっていくケースが非常に多いわけです。ですからいじめを受けた、あるいは暴力行為を受けて学校に行かない、引きこもっておうちの中で死を考えるということになると、これは本当に社会を構成する一員としても大変なことでありますので、ぜひその辺も、一番最初に戻りますけれども、そういう子供たちのフォローを、また教育委員会、学校も、地域とも連携をして、ぜひやっていただきたいということをお願いしたいと思います。 もうそろそろこれで最後にしたいと思います。やはり同じように、これは1996年ですから平成8年です。これは八重山の石垣市で起きた集団暴行で息子を亡くした富永さんという人が新聞に書いておりますけれども、どんな小さなことでも、学校は隠さないで公表してほしいという訴えが新聞に出ておりました。もう1回学校教育課長にお聞きしますけれども、学校で小さなことは処理しているようなことはありませんか。なければないで結構であります。ぜひこれを教育委員会に報告するように求めているのか、もう一度それを確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小渡久和) 新里学校教育課長。 ◎学校教育課長(新里民夫) 仲本議員にお答えいたします。 基本的に報告は受けていると思います。ただこの小さいというのがお互いとらえ方が違うと思うのですが、基本的には学校のほうからちゃんと報告がくるようになっております。 ○議長(小渡久和) 仲本 彰議員。 ◆3番(仲本彰) その辺はことあるたびに報告をするようにしていただきたいと思います。火事が起きて消防車が駆けつけるよりは、火事が起きる前に予防線を張っておいて未然に防ぐというのが最大の防御、発生を防ぐ手立てだと思いますので、よろしくお願いします。先ほど話しました石垣の富永さんの話ですけれども、死亡事故の前に、前段で必ずいじめ、恐喝とか、小さな傷害を起こし、その延長線上で事件が起きているということでありますので、事件が起きる前に早目に芽を摘むこと。そのためには大人がしっかりと子供を指導することが大切だと述べておりますので、命を救うため、子供が助けを求めやすい環境をつくることが、私たちに求められているのではないかということを訴えて、私はこの件で終わりたいと思います。ぜひ本村からそういう悲しい事件が発生しないように、お互いみんなで頑張っていきたいものと思っておりますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(小渡久和) これで仲本 彰議員の一般質問は終りました。 暫時休憩いたします。           (14時51分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時05分) 一般質問を進めます。 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 議長の許しを得ましたので、通告してある2点の件について、一般質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、かんなタラソ沖縄の管理運営について。今回の衆議院選挙により、これまで長く続いた自民党政権が民主党に大敗した。本県では自民党議員の全員が落選する結果となった。本村はこれまで自民党政権が推し進めてきた普天間代替施設を名護市に移設することを前提として振興策、再編交付金などを活用し、村政を推進してきました。しかし政権交代により、これまでとは全く変わった施策が展開されようとしている。本村としてはこれまでの財政運営の方針を変更しなければ、今後村政が衰退していくのではないかと心配している。そこで村の財政運営上、最も重要だと思うかんなタラソ沖縄の運営についてお伺いしたいと思います。 実はこれは、本来第三セクターで社長に質問するのが普通でありますけれども、そのために本村には、かんなタラソ沖縄に関する調査特別委員会もあるわけですけれども、それまで待てませんので、村長と副村長がそこの役員としておりますので、意見を伺わせていただきたいと思います。 まず1番目に、部門別管理について。バーデーゾーン、エステ、レストラン、ショップ、レンタル、リネン等の収支状況はどうなっているか。人件費、水道光熱費、減価償却等も割り振って明示すること。 それから借入金について。高市道義氏から1,200万円、琉球温熱療法院株式会社より1,300万円、計2,500万円の借入金があるが、その経緯と条件について説明をお願いします。 それから3番目に、琉球温熱との連携について。当社との連携の内容について説明をお願いします。 それから4番目、ルーマニア国立加齢科学研究所のアンチエイジング研究を取り入れた施術の業務委託について。新聞でも報道された3階エグゼクティブゾーンの救世主となると期待された委託業務であるが、その業績と可能性について説明をお願いします。 5番目に、経費の節減対策について。まず人件費。人件費につきましては、6期に比べて7期目は本採用がふえてパートが少なくなっているわけですけれども、経費ではどのような格好になっているか。それから去る3月に、相当な赤字があるので、村からの産業支援、それから出資等、多額の予算を組んだわけでございますけれども、その際に、こんな赤字会社に、しかも大きな会社の年金ももらっている人に満額50万円払うというのはちょっと多過ぎるのではないかと、私は質問しましたけれども、その後どうなったのか。それをまずお伺いしたいと思います。 それから水道光熱費について。かんなタラソの費用の大きなものとして、水道光熱費、御覧のとおり海水を温めていろんなものに使っているわけですから、それの金額たるや4,600万円を下ることがないというぐらいの状態なのですけれども、どのような対策をしているのか、そのことについてお伺いしたいと思います。 それから施設の修繕について。特に防錆についてどのように考えているのか説明を求めます。これは今度のみならず昨年からちょうつがいのさびとか、あるいはまた鉄筋の噴出とか、外から見ればわかりますけれども、ウォータースライダーのさびとかというのがあって、特に海に近いこのような施設では、一日でも早く処理しないと、この施設全体の維持管理が相当多くなると思っているのですけれども、なかなか実施されていないと私は思っています。そういうことでどのようなことをしているのかお願いしたいと思います。 それから6番目に、社員教育について。たまに客同士のトラブルがあるのですけれども、これをずっと探して根から見てみたら、どうも職員の対応の不足と。それからあと一つは、職員に極端な人がいるのです。全般的にあいさつもすばらしいし、また行きたいという状況の職員もいっぱいいるわけですけれども、中にはあいさつをしても知らん振りというのですか、客によるとばかにされているのではないかという話をするような方もあって、大変憂慮しているわけですけれども、このようなことに対して、社長にも何度か申し上げておりますので、どのようなことを具体的にやっているのか。これが役員会の中で話されたことがあるのかお伺いしたい。 それから集客対策について。これについては、具体的にどのような行動をとって経営の改善をしていくか。2年目に比べたら約6万人の利用者の減になっているわけですけれども、具体的にどう変わったかということで、曜日別、地域別、時間別に、入客数の現状と対策について、どういうことをしているのかお伺いしたいと思います。 それから緑化振興会の運営と防風垣の育成について。本村では土地改良区を対象に、防風施設設置事業が着々と実施され、圃場の生産力の向上が期待される。しかし、場所により、その恩典に浴しないところがある。そのような箇所に防風垣として、また景観の造成として役立つ苗木の無料配布はできないかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞嗣則議員にお答えいたします。 かんなタラソ沖縄の管理運営についてでございます。非常に中身の濃い質問でございまして、直接運営している職員からの資料に基づいて説明をさせていただきます。 まずかんなタラソ沖縄の管理運営に対する質問でございます。部門別管理運営については、バーデーゾーンの売り上げは、まず平成21年度4月から9月の上半期現在、収入4,616万6,948円、支出が1,766万3,734円、うち人件費がフロント、バーデーゾーン合わせて1,549万7,218円で、2,850万3,214円の利益を上げており、また平成20年度の4月から9月までと比較しますと、昨年は収入4,527万7,360円、支出1,677万6,185円で、人件費が同じようにフロント、バーデーゾーン合わせて1,497万3,765円で2,845万1,175円の利益を上げており、前年度と比較して5万2,039円の利益を上げている状況でございます。同じようにエステ部門につきましては、今年度は収入943万6,509円、支出528万5,347円、うち人件費が459万4,600円で、415万1,162円の利益を上げ、昨年度の同じ時期では、収入823万1,991円、支出706万6,421円で、うち人件費が552万1,364円で、116万5,570円の利益を上げ、対前年度比にしますと298万5,592円の増となっております。レストランにつきましては、今年度収入1,164万299円、支出1,319万7,339円で、うち人件費が444万8,575円で、155万7,040円の支出増、赤字となっております。昨年度と比較しますと、収入951万1,581円、支出1,081万8,292円、うち人件費が403万8,965円で、130万6,711円の支出増、赤字です。対前年度と比較しますと25万329円の支出増となっております。ショップにつきましては、収入865万2,506円、支出627万9,621円で、237万2,885円の利益を上げ、対前年度比が6万5,667円の収入増となっております。レンタルにつきましては、64万5,148円の利益を上げ、対前年度比5万933円の減となっております。リネンにつきましては、収入897万477円に対し、支出439万1,280円で、457万9,197円の利益を上げ、対前年度比6万6,791円の収入増となっております。なお、ショップ、リネン、レンタルは、フロントで対応しているので、人件費はかかっておりません。水道光熱費は、2階と3階、それぞれ独立した電気、水道メーターがないため、フロアごとの使用料は把握できない状況であります。また部門ごとの減価償却費の算出は、省電力のためのエスコシステムの単価原価償却費を部門で分けることができないので行っておりません。 次に、借入金についてでございますが、高市道義氏から、1,200万円、琉球温熱療法院株式会社より1,300万円、計2,500万円の借入金があるが、その経緯と条件についてという質問でございます。平成20年度は、期間中の資金調達ができなかったため、高市氏と琉球温熱療法院株式会社より借り入れを行っております。内容につきましては、エステ備品のアフュージョンシャワー2台とハイドロバス3台を、これはポンプです。沖銀リースとの契約締結の予定でしたが、ハイドロバス3台は了としたものの、アフュージョンシャワー2台は、当初の約束に反してリース契約ができなかったと。しかし5台は既に発注済みでとめることはできなかったという状況で、3階のビジネスパートナーであるジェロントロジー社の高市氏に支援を仰ぎ、購入資金を借りております。その後、高市氏から借入金1,200万円は、平成21年5月に資本金に振りかえを行っております。また琉球温熱療法院からの借入金は残っており、いずれ返済しなければなりません。 次に、琉球温熱との連携について、かんなタラソ沖縄との連携の内容でございますが、琉球温熱療法院は、琉球温熱療法院株式会社とその子会社である琉球温熱ライフテクノロジーがあり、かんなタラソ沖縄の2階にテナントとして、平成20年4月よりライフテクノロジー社が入居しております。また資金借り入れ先は琉球温熱療法院株式会社となっています。琉球温熱療法院株式会社とは、かんなタラソ沖縄のホームページやパンフレット、あるいは広告などに琉球温熱も合わせてピーアールをすることを条件に、平成20年に業務委託契約を締結して、年間600万円の委託料として受領したほかに、またこれまでアスコット社が支援をしていましたが、アスコット社が撤退しましので、その後、平成20年8月から琉球温熱療法院が社長の派遣費用につきまして、平成21年3月まで支援しております。支援額につきましては、月額55万円の8カ月間、440万円を社長給与として支援をしております。 次に、ルーマニア国立加齢科学研究所のアンチエイジング研究を取り入れた施設の業務委託の状況と業績と可能性についてでありますが、当初予定の1週間は16名という人数の集客という計画でありましたが、実際には5名から7名ほどの利用にとどまっています。また今年11月に1周年記念になりまして、そのイベントを本村文化センターで行い、全国のジェロントロジー社の顧客へのピーアール活動ができました。今後の集客が期待される、多少、時間がかかると思いますが、将来有望な事業であると確信しております。 次に、経費節減対策について。人件費についてですが、平成19年度の人件費は、給与総額5,845万2,478円で、平成20年度は5,940万8,382円となっており、従業員総数は減りましたが、社員が増加したことで95万5,904円の増加となっております。平成21年度は、4月から9月までの前半期でございますが、人件費が3,219万1,213円で、昨年度は3,029万9,306円となりまして、比較しますと約189万円の増加となっております。しかし、これは7月から9月までの漢那ビーチのオープンに伴い、人件費増加分、約257万円がこれに入っていることから、それを差し引きますと前年よりは68万円の減となっております。また役員報酬では、今期より発生しており、月額50万円で、年間600万円を計上しております。 水道光熱費につきましては、平成20年度は原油高騰のため、灯油が最高で1リットル当たり110円まで値上がり、平成16年度の33円と比較しますと約3.3倍となりました。そしてプール温度を下げないために、営業終了後は、毎日ブルーシートで水面を覆っている。そして平成19年度の灯油使用量は21万リットルでしたが、平成20年度は18万8,000リットルであり、前年比で2万2,000リットルの節約となっております。電気に関しましては、エスコシステムの導入により、毎月の費用が約17万5,000円となっているが、今、リースしていますので、平成29年1月よりリース会社に支払う費用がなくなるため、その額は節約分として見直すことができます。また冬場は暖房を極力使用せずに、電気料を節約している状況であります。 施設の修繕につきましては、日常業務を通じての点検は常時行っていますが、基本的な塩害対策がなされていないため、日常点検では不可能な、例えば天井裏など、その箇所の塩害による不具合の点検は行っていない状況で、何か故障、あるいは破損などが発生した場合に、修繕等を行って改善する方法を行っている状況でございます。 次に、社員教育については、御指導をいただくたびごとに注意をし、改善に努めている状況です。パート、アルバイトについては、業務の習熟度の教育を優先していますが、接客に対する教育も同時に行っています。現在のところ、各職制を通じて改善を図るべく努力をしているところであります。 集客対策についてでございます。曜日別、地域別、時間帯別の入客数の状況についてでございますが、平日は、特別会員(月会員)が多く、土日祝祭日はビジター及び一般会員の利用が多い、特別会員のほうは、週末を避けて利用する傾向にあります。内訳としましては、特別会員は、宜野座村が全体の31.7%、次、うるま市が20.9%、名護市が16.9%となっています。さらに一般会員は、約250人で、那覇市が51名、うるま市が32名、沖縄市が27名の順になっております。また10月からは一般会員入会金無料キャンペーンを行っており、新規入会者は10月で58件、11月で46件、12月、まだ途中ですが、16件となっています。またキャンペーンによる会員増加により、9月には5万1,250円だった一般会員利用収入は、10月では20万9,250円に、さらに11月では33万625円となっており、徐々に売り上げを伸ばしています。また法人会員12件のうち、11月に6件、12月1件が新規加入となっております。 次に、緑化振興会の運営と防風垣の育成についてでございます。村では平成19年度から、団体営農地保全整備事業により、防風林の設置事業を行っており、植樹帯にはフクギ、コバナサンダンカ、テンニンカといった樹種を現在植えつけています。村緑化振興会でも、それら防風林となり得るフクギやクロキ、テリハボクなどの緑化木の育成及び供給を図ってきているところでございます。御質問の防風垣の苗木の無償配布につきましては、これまで基本的なスタンスとしまして、村及び土地改良区が実施する植栽、村公用地につきまして、あるいはまた区が管理する土地への植栽につきましては、無償で提供しておりますが、個人的に、個人の畑や個人の財産に植えつけするものにつきましては、有償で提供しているのが現状であります。ほかに個人的に無償で配布していくのは、赤土対策としてのゲットウの苗等は無償で提供している状況でございます。以上です。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) まず最初に、部門別の件について。この件について、一番大きな要因である電気料が割り振りできないうことですが、実はこの質問を出した大きな理由は、2年ほど前から、いかにすればこのかんなタラソ沖縄をうまく運営できるか。来た人たちからしてみれば、大変すばらしい施設であるという提言はだれでもしているわけです。だけど実際毎年毎年かさむ財政支出をどうにかして抑えられないものかということで、考えたことが、実は客数をふやすことによって、これは一定のところでペイするのではないかと。3階部門が一番問題で、3階部門はほかのところでも高市さんが入っているから、2階部門をばっちりしたものにすれば健康とあわせて考えたら、本村としては相当理想的なことがつくれるのではないかと、そういう観点で見たわけですけれども、何せ、施設が大きいものですから、宜野座村だけでこれを運営するというのは不可能だろうと。それで近隣の市町村、特に一番多いのはうるま市、それから名護市、最近恩納村からも相当来ているのですけれども、嘉手納町とか、北谷町とか、そういうところから来ているものですから、そういう人たちの特徴をより詳しくつかむためにはどうしたらいいのかと。日にちによって、時間帯によって、大きな山があるのではないか。要するに平均で見るのではなくてモードで見たら、その対策ができるのではないかということでお願いをしているわけですけれども、その中で経費の問題で、大変大きな水道光熱費というものがあって、それの割り振り、人件費がピシッとできたら、この部門ごとに職員の意識が変わってくるのではないかと。実は私はたびたび会うごとに、職員にいつも言うのです。「これは皆さんのための施設でもありますよ」と。「これが栄えるということは皆さんの生活も安定するし、ここに来る人についても、大変最高の心の寄り場になるのですよ」という話をしている状況ですけれども、そこで今後、資料は出せないのではなくて、経営者として、最低限こういうことは必要だということでの認識で、この資料の作成というのを、今後させられないものかどうか。基本的にはパソコンが入っているわけですから、システムさえ組めば、大きな特徴がはっきり出てくると思いますので、まずそこら辺のことについて検討したことがあるのか、そこをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞議員にお答えいたします。 御指摘のとおり、やはりお客さんをふやさないといけないということで大変苦労しているところでございます。毎月、我々は役員会を持ちながら、その前月の状況、それを細かく内容を出しながら、そしてそれをまた対前年度比はどうなっているのか。さらには今年の4月から今月までの状況はどうなっているかということを、常に成果を出しながら、その反省を踏まえて、またいろいろと誘客活動、キャンペーン活動等もいろいろ調整しながらやっている状況でございます。資料の作成につきましては、やはりそういう細かい資料は常に我々に提示しながらやっている状況でございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) ただいまの村長の話からしますと、要求する資料は全部できているということで理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) それで理解していいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) では、今回の資料の中で、費用のところで、部門別の表、村長が述べられたように、光熱費は2階と3階では、それぞれ水道メーター、電気メーターが一緒なので、なかなか分けられないという話ですけれども、実は皆さん、このエスコシステムで出して、費用のすごく細かい積算をさせています。そういう方からしてみたら、大体のアウトラインというのはつかめるのではないでしょうか。だからそこら辺の資料がこのような格好で出せないというのは、私はちょっと腑に落ちないのですけれども、そこはどうでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 電気料につきましては、光熱費、水道も一緒でございまして、メーターが1カ所であるので、2階、3階に分けることができませんということでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 分けることができないということはわかります。概略として、アウトラインとして、部門ごとに採算がとれているかどうかということについては、そこに働いている人たちが意識を持たないといつまでも回復しないのではないかということでこの質問を出していますので、再度、村長の考え方をお聞かせください。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) やはり職員の意識の改革ということで、2階、3階でどの程度、専門の職員でありますと、そこに電気が必要な施設が幾らあるとか、そういう関係でこの電気料について、あるいはまた水道の使用につきましても、施設の整備状況で配分すればわかるかと思っております。しかし、そこまでの資料の要求はしていませんでしたので、今回もメーターで確実にわかる範囲のもので資料を提出している状況でございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) そういうことでしたら理解します。ぜひ先ほど言った視点で、経営の指標を今後つくっていただきたいと、そう思います。 それから次の借り入れの件ですけれども、この件については、琉球温熱と高市さんから借りた理由につきましては、先ほどの説明で基本的に了とします。 それと出資数、口数を見てみますと、特に高市氏が個人で出資しているのと、それから会社で出資しているものを合わせれば相当の額になります。実は3,550万円というすごい出資をしているのです、3階のほうに。一般の人はこれはわからないのではないかと思うのです。だからこの会社がいかにこの3階に情熱を燃やしているかということは、初めてこの資料を見てわかったわけです。だからそういう会社をバックアップすることをぜひやって、3階部門が足を引っ張らないように頑張ってほしい。この委託契約についても、最低500万円は補償しますというような感じになっていて、そこまで腹をくくってやっている姿を見て、この会社は本物だと、そう思っていますので、徹底して支援していただきたいと思います。 それから琉球温熱につきまして、この施設をただで貸しているのか。実際、1,300万円借りています。これはどうなっているのか、そこをちょっと説明願います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 琉球温熱につきましては、今、2階のほうで二部屋使っておりまして、その分の使用料として、月17万6,000円をもらっている状況でございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) わかりました。実はこれを質問した理由の中に、平成20年度の決算書を見てみますと、ちょっとわけのわからないようなものがありまして、債務免除益1,000万円というのが載っているのです。ひょっとして貸しているかわりに「もういいさー」という話なのかなのかと私は思ったのですけれども、そうではないみたいですから、この件について説明お願いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) この件につきましては、当初、株式会社オクトという会社がありまして、社長も派遣していたわけですが、オクトという会社も1,000万円かんなタラソ沖縄に貸していたと。それがオクトが撤退するとともに、その債権も放棄したということのようでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 大変よくわかりました。大変ありがたい話で、1,000万円のお金をぽんとこのようにして債権放棄してくれるというのは、よっぽどの肝っ玉だと、そう理解しております。 それから水道光熱費ですけれども、私がこの人件費の件を出したのは、実はここに1期から7期までの業績を見てみたら、2カ年目の年、これは12カ月間ちゃんとやっていますから、そのときには客数が17万5,576名、去る7期の状況は11万4,831人と。要するに当初に比べると6万745人減っているわけです。これを売上高で計算すると、2期目が11億9,389万3,000円、それから7期が1億5,439万4,000円となっていて、この2期目のときには唯一黒字になっているのです。だからそういう状況からして、こんなにも変わったのだと。それをトップがかわるごとにどうなのかということを調べてみたのです。そしたら加藤さんにかわってからとてつもない損失を出しているわけです。例えば7期の場合には営業損失で、7,168万9,304円、これ経常経費で5,207万1,000円となっていますけれども、これは村が補助しているから、あるいはまたタオルなどの協力金があります、タラソの。そういうものとか全部入っているからこれだけになっているのであって、本来の営業で考えてみたら大変な赤字を出しているわけです。経営者としては、社会通念的な一般的な話をすると、1億5,439万4,000円しか売り上げしていないのに、7,168万9,304円出しているということは、経営者としては大変な責任を問われる話なのですけれども、この間は、前のアスコットが金を出しているから追求されていないだけの話です。それと3月議会の中でも話ましたけれども、定年退職をしてここにいるわけだから、取った分だけ逆に税金として持っていかれる、年金が少なくなるという状態が起きるわけですから、このような状況を念頭に置いて、経営者というのはぜひ協力してほしいという気持ちがあって、50万円そのまま渡すのはちょっと問題ではないかということを私は発言したつもりでいるのです。だからそういうことで、実際そのまま払っているのかどうなのかということでこの質問をしているわけです。 それとあと一つ大きな問題として、この役員報酬については定款の中で、ちゃんと総会の承認を得ることになっているのです。議決を経ることになっているのです。役員の報酬第24条、「取締役及び監査役の報酬、賞与、その他、職務執行の対価として当社から受ける財産上の利益は、株主総会の議決をもって定める」ということになっているのですけれども、この総会資料の中に、報酬の議決をされた形跡がないのですけれども、これはどうなっているのか。あったのかどうなのか。この総会資料にないのかどうなのか。そこら辺、村長の答弁を求めます。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 役員報酬につきましては、平成15年7月の総会の中で、役員報酬につきましては、1,100万円以内にするという決議がされていますので、今回以内ということで総会の議題とならなかったということでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 以内であっても、実際、期ごとに、今の経営状況も含めて、総会の承認を得るというのは普通ではないかと思うのですけれども、そこら辺の解釈はどう考えておられるのか。再度、村長の見解をお聞きします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) これにつきましては、総会の前にも、いろいろと役員会でも議論をしました。そして弁護士にも確認をしながら、さらに税務署にも確認しながら、法的に問題ないということで決定をされたものでございます。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 私は今の経営状況から、こうするというのは大変大きな問題があるのではないかと思っていますので、きょう、村長の見解は崩れそうにありませんけれども、ぜひそれを株主全員に諮ってみても妥当というのかどうか、今後ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、水道光熱費のところで、先ほどもエスコシステムの事業を入れているのですけれども、私がかんなタラソ沖縄に行って、大変妙な気持ちになることがいっぱいあるのです。寒い日も、人がいなくても、外側のポンプの電気がずっと回っているのです。あれは相当なお金だけれどもといつも思うのです。エスコシステムが本来ここまでやるのだったら、本土の旅館とか、ホテルでやっているように、特に旅館などでは、こういう施設を野外で使う場合には、そばにボタンがあって、使う人がその都度使っているのです。いなくても当たり前みたいに動いているのです。こういうところの改善というのは検討されたのかどうか。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) これにつきましても、いろいろと一般のお客さんからも改善したらどうかと言われたことがございます。今のところ、やはり改善の方向で十分検討されていませんが、ただちょっと感じたのは、システム自体を改善する場合の費用の問題で、多くかかるのではないかということが一つ懸念されたところがありました。しかし、やはり無駄な電気の使用ということもありますし、使うたびにスイッチが入れられるような方向でできないかということは、今後、検討する余地があると思っておりますので、検討させていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) この件については、ぜひそのようにお願いします。 それから社員教育でございますけれども、先ほど村長からもありましたけれども、実は社員を見て、明るさのない職員というのがいるのです。これは何なのかと思って見てみたら、腰かけ的にこちらにいるのかと。どこも行くところがないからいるのかという人が何名かいるのです。こういう人こそある意味では客との触れ合いがよくないものですから、その辺どのようにしたらよくなるか、この給与を含めて、就業状況も含めてできないものかという話と、彼らの使い道というのですか、接客に対するマナーの講習とかは、もう少し徹底してもらいたいと思うのですけれども、そこら辺、先ほど以上の案がありましたら、村長の答弁を求めます。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 當眞議員からも御指摘がありますが、役員会議の中でも、特に3階のジェロントロジーをやっていらっしゃる高市さんは、こういう面では非常にベテランでございまして、お客さんの接待というのは非常に気を使っております。今、かんなタラソ沖縄のムード教育もしていると。すべてが本当にお客さんを迎える施設ではないということも言われている状況でございまして、特に社員の接遇の教育については、役員会でもこういう指摘をされているところでございまして、また社長以下職員も努力をしているという報告も受けておりますので、今後ともなお注意させていきたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) この件は、そのようなつもりでぜひ頑張っていただきたいと。きっといい結果が生まれるのではないかと。中には、この青年たちはすごい、気持ちがいいねというのが何名もいらっしゃるのです。だからそういうことも踏まえて、そういう人たちに右へ倣えできるような教育をしていただきたいと思います。 それから集客対策でございますけれども、そこについては、何と言ってもやはり細かい分析から始めないと、ある意味ではできないのではないかと。一例を申し上げますと、きょう、ベスト3の中には入っていませんでしたけれども、恩納村から来ている役場のOBの方が、「皆さん宣伝不足だよ」と。「こんなにいいところとは知らなかった」という話なのです。私たち夫婦はいつも来ていますけれども、「ここのおかげで元気になりました。若返りました」という話があるのです。ですからそういうピーアールをするにも、やはり混んだ時間帯に来てもらったら困りますので、そこら辺も含めて、ぜひ徹底して集客活動をしていただきたいと思いますので、そこは希望で終りたいと思います。ぜひこの件については、システムをつくって、ちゃんとした実態の把握、平均ではなくてモードで出せるような分析のできるような状態で、システムの導入をしていただきたいと、その要望を申し上げて終ります。 次に、緑化振興会の運営と防風垣の育成についてでございますけれども、実はこの件で、初期の緑化振興会に関係してきたものですから、中の苗木の状況を見て、私はびっくりしているわけです。要するに緑化振興会は何をするところだということを考えてみたら、一番最初に話が出たのは、もう時代が変化しているからあれですけれども、小さな防風垣というのですが、これがお金になるものがあったら、長い目で見たら財がつくれるのにというのと、それからすごく生産性が上がるのにと。そういう中で、このクロキとか、イヌマキというのは、その中でもすばらしいものであるという意識があるのですけれども、苗の生産を見たらそんなに量がないのです。だから緑化振興会が約700万円の年間予算でやっていますけれども、この予算をうまく活用して、今、宜野座村では環境の問題で一生懸命頑張っています。今度は宜野座村が、ちょっと正式な名前を忘れましたけれども、宜野座村環境のむらづくり計画策定検討委員会というのが、今度設置されたばかりなのですけれども、こういう人たちも含めて、雰囲気をつくっていくためには、まず農地部門、宅地部門、道路部門、それからのり面です。河川とか、山の保全等も含めて考えたらすごいと思うのですけれども、特に今からやる一番大きなものは、やはり農地の景観ではないかと。農地の景観が豊かになれば、この地域は全体的に価値が上がるのではないかと。幸いなことに宜野座村の場合には、イヌマキにしろ、特にクロキにしろ、幾らでも苗がつくれるわけです。母樹がいっぱいあるから。だから政策を変えてやれば、二、三十円の範囲で、コストにすれば20円から30円ぐらいで、十分苗をつくれるのではないかと、そう思って、徹底してつくって配布したら、景観づくりとあわせて、すごく村民運動に展開できるのではないかという狙いがあってこの質問をしていますので、村長の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 植えるほうにしたら、やはり無料のほうが一番植えやすい、使いやすいということなのです。しかし我々生産するほうは、やはり経費もかかりますし、いろいろありますし、それからするとそれに対する費用対効果ということも考えなくてはならないということで、まずは将来、個人の財産になるものについては有償ですよということで進めてきていますし、さらに区が管理する並木なり、防風林なり、そういうものはすべて無償で相当な数を出してきているわけですから、今後とも地域も大いに活用していただきたいと。個人につきましては、やはりそういう意識がある方は、ぜひ金をかけて自分の財産としてしっかり管理しながら植えてもらいたいということをお願いしていきたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 時間がなくなりましたけれども、実は私が何でそのような話をするかと言ったら、地域の中には、無償だったら幾らでも植えるという話がよく出てくるわけです。具体的に幾ら取れるかという話になったら、村は幾らで売っているかわかるかと言ったら、ほとんどわからないわけです。だから今、村長がおっしゃっているような話であれば、原価を詰めて、徹底して育成していけば、割とコストを落として、売れるのではないかと思うのですけれども、緑化振興会が今、村民に対して、苗の値段、それからある本数、条件等も含めて、ここ最近、チラシを配ったことがあるかどうか、それをお伺いします。 ○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。 ◎農林水産課長(津嘉山博文) 私は農林水産課に来て2カ年になりますが、その間チラシを配ったことはありません。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 私も最近のことはわかりませんのでお聞きしますけれども、クロキの苗とか、シャリンバイの苗の値段は幾らになっているのか教えていただけますか。 ○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。 ◎農林水産課長(津嘉山博文) まずはクロキの苗でございます。ポット上げの苗が200円、50センチ未満が200円、50センチ以上80センチまでが300円、80センチ以上100センチまでが500円、100センチ以上が700円でございます。 次は、シャリンバイでございます。ポット上げが150円、100センチ未満が200円、100センチから150センチまでが300円、150センチ以上が400円。いずれも市価の値段と比較しますと半額ぐらいの値段だという状況だと聞いています。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) この苗木の原価、幾らぐらいでつくられているのか説明をお願いします。 ○議長(小渡久和) 津嘉山農林水産課長。 ◎農林水産課長(津嘉山博文) 原価計算の資料は、手元に持ち合わせておりません。説明することはできませんが、それにはまたちょっと時間をかけて資料をつくってきたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(小渡久和) 當眞嗣則議員。 ◆2番(當眞嗣則) 実は、クロキなどというのは、考えようによってはすごく生産のしやすいものなのです。つくり方ひとつにしたら。私は50円以下で十分にできると思っている。それは赤土対策も含めてこれを植えて敷き草まですれば、両方セットですごいことができると思っているのだけれども、ぜひその辺も含めて、今後、検討していただきたい。周辺には専門家がいっぱいいますので、そういう人たちの意見も聞いて、緑化振興会の運営をうまくやっていただきたいという希望を申し上げて質問を終ります。ありがとうございました。 ○議長(小渡久和) これで當眞嗣則議員の一般質問は終りました。 順次発言を許します。 嘉手納良弘議員。 ◆8番(嘉手納良弘) 議長の許しを得ましたので、通告に従って、質問していきたいと思います。よろしくお願いします。 企業誘致促進事業について。交付金事業によって、今、パイン農家からパインを買い上げて、そのパインの果汁を加工して使いたいという話がありまして、農家のほうから私のほうに、最近パインでも加工用と青果用がありまして、青果用のボゴールというパインの生産が大分伸びてきているというふうに聞いています。そういう中で、今、村のほうでパインの果汁を搾って、それを原料として製品化していこうという話がパイン農家のほうに持ち上がっているようで、パイン農家としても、現在、青果用に販売されているパインの単価と比較しますとかなり高額な単価で、加工用のパインの原料を買い上げるという話がありまして、今、農家のほうが、加工用のパインというのはかなり大きなパインができるということで、青果用で伸びてきたパインを、このまま村の言う形で進められますと、今後、宜野座村では青果用のパインがなくなってしまうのではないかと。加工用だけになってしまうのではないかと。農家のほうから私のほうに話がありまして、今回、質問していますけれども、まずその事業の進捗状況等がわからないものですから、1点目にその事業の進捗状況の説明、それとその加工場における処理能力、1日に搾れる能力。それと今後、先ほども申し上げましたけれども、村がパインの生産について、加工用のものでいくのか、青果用のものでいくのか、この方向性。それとこの工場が本当に10年も20年もパインの果汁だけでいけるのか。これがもしいけなくなったときに、農家は加工用をつくっていたのに、また青果に戻らなければいけないとか、農家がいろいろ不安がっている部分がありますので、その辺を村長のほうから答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 嘉手納良弘議員にお答えいたします。 事業の進捗状況についてでございます。現在、生産供給体制並びに機種の選定の検討について、関係機関、JA、あるいは農家、あるいは事業所、工場等も含めて、調整をしているところであります。この事業を導入することによって、村のパイン農家の所得向上及び村内企業の育成を図っていくという前提の事業でございまして、今それを進めているところでございます。 さらに加工場の加工能力でございますが、機械の加工能力につきましては、今、日量、3から5トンの能力を有するものと考えております。 次の加工品か青果用かということでございますが、今回の事業導入につきましては、加工用として考えております。しかし、一方青果用につきましても、関係機関と連携を図りながら、そして農家とも調整をしながら、農家所得の向上につながるように力を入れていく考えでございます。 工場側としましては、加工用でもいいということを言っていますし、さらには青果用の規格外、あるいはまたカラス等によるきずものとか、そういうものもすべて大丈夫だということをうかがっております。 さらに現在、沖縄県雇用再生特別交付金事業によって、パインの苗を増殖させております。この事業につきましては、平成23年度まで継続してパインの苗を生産して、その苗を新規就農者、あるいはまた既存のパイン農家へ提供して、生産をさせて向上につなげていきたいということを考えております。 次に、工場の継続性についてでございます。これにつきましては、やはり工場も今のところ非常に製品が売れているということで、全国、あるいは世界にかけて販売していきたいという工場の強い意欲がございます。我々としてもその事業が継続できるような体制を、ぜひ確立していただきたいということを思っています。 さらに既存のパイン工場の関係、あるいはJAとの関係もありますので、その関係もうまく維持しながらこの事業を展開していきたいと思っておりますし、本当にこの事業がうまく乗っていけば、そして継続していけば、やはりパイン農家に画期的な事業展開ができるかと思っておりますので、いろいろと調整しながら進めていきたいと考えております。
    ○議長(小渡久和) 嘉手納良弘議員。 ◆8番(嘉手納良弘) 先ほどはちょっと取りとめのない質問になりましたけれども、今、村長から答弁のあったことを聞いていますと、確かに話の内容ではパイン農家の今後の所得向上に大きくつながっていくのかと思いますけれども、まずこのパインを加工場が、農家のほうから直接とるのか、それともまた今農協などの関連団体の工場とかもあります。そういうところからとっていくのか、まずそれをお聞かせください。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今のところ、具体的にその仕組みまでいっていませんが、私としては、やはり農家と直接工場側が取り引きできるような体制をつくっていきたいと考えております。 ○議長(小渡久和) 嘉手納良弘議員。 ◆8番(嘉手納良弘) 今、村長からありましたように、農家と工場が直接やりとりをするということはいいことだと思います。しかし、先ほど私が質問したように、この工場の持続性というのですか、そういうものが、村長はこの製品がかなりたくさん販売されているというお話があって、当分の間は、恐らく農家が直接加工用を工場に出してもできるのかと思いますけれども、本当にこの加工した商品が売れなくなったとき、農家に一番しわ寄せがくると思うのです。だから農家から直接工場へ、それもいいのかもしれませんけれども、やはり将来的な面を見越した場合に、工場がもしうまくいかなくなっても農家に迷惑のかからない方法というのがあると思うのです。今、単純に単価だけでいくと、加工用が幾らで青果用が幾らということでありますけれども、ちまたで農家に聞こえている話は、青果用の値段で加工用をとるということですから、5倍以上の値段がつけられていると聞いています。だから農家には本当にうれしい話なのです。加工用をそのまま5倍の値段でとってくれるという話があるものですから、私にしてみたら余りにもうまい話ではないかと思っているものですから、今後、この事業は今からスタートしていくわけですけれども、本当に農家のほうには、最終的にしわ寄せとか、工場が失敗した場合には、すべて農家のほうにしわ寄せがくると思っていますので、今は順調にパインの生産は伸びてきていますので、絶対に農家のほうが損失をこうむらないように、村も農協なりも、農家も、工場側ともちゃんとした話し合いを持っていただいて、今後こういう事業を進めていただきたいと思いますけれども、その点、村長はどのような感じで考えますか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 先ほども申し上げましたように、やはり農家と工場側とJAもありますけれども、しっかり協議して、持続できる体制のものをつくってくれということでやっておりまして、また極端に値段の差が出てきますので、その辺の問題も、私の個人的な考えとしましては、パインの生産組合の中でまとめながら、そしてその差につきましては、やはり村もこれだけ事業にかけているわけですから、将来継続してこの事業ができる体制ということも含めて、パインの生産基金といいますか、そういう基金も募りながらうまく今後、継続できる体制にしていったらどうかということを個人的にも考えて、まだしっかりその内容等の調整はこれからだと思っております。 ○議長(小渡久和) 嘉手納良弘議員。 ◆8番(嘉手納良弘) 内容的なものは今後、詰めていくということでありましたので、私も少し安心はしましたけれども、再三繰り返すようで申しわけありませんけれども、農家には負担がかからないように、こういうふうな政策を進めていただきながら、今、農家がとても不安がっている部分というのもたくさんありますので、その辺はちゃんとパインの生産部会なり、いろんな組織もあろうかと思いますので、その辺十分に話し合いをしていきながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。私の質問はこれで終ります。 ○議長(小渡久和) これで嘉手納良弘議員の一般質問は終りました。 順次発言を許します。 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) 先に通告した件に関しまして、一般質問させていただきます。 1番目に、漢那保育園への進入道路の整備について。 2番目に、葬祭場の整備について。 6月の定例議会で質問しました惣慶区側からの北部病院、漢那保育園への進入道路の整備について、その後の取り組み、進捗状況をお聞かせください。 2番目に、現在、多くの村民が葬祭があるたびに葬祭場の件で話がよく出ますが、村として計画する考えがないかお伺いいたします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 平田 悟議員にお答えいたします。 まずは漢那保育園の進入道路の整備についてでございます。これにつきましては先ほどもありましたように、去った議会でも質疑がございました。この道路につきましては、漢那村内浜原線という道路でございまして、その道路につきましては、平成14年に全体設計を終えて、平成15年度から、工事は防衛省の調整交付金で行って、用地につきましては区の負担で購入して整備をしている村道であります。終点につきましては、漢那の土地改良の点までということでやっておりまして、その間に漢那保育園の箇所がございます。現在、工事はストップしております。平成19年度までかんなタラソ沖縄の付近まで整備をしてきておりますが、上りの急勾配の箇所で、どうしても勾配がきついものですから、その勾配を緩やかにするために、カーブを設置しながらこの道路を整備しなければいけないということになりまして、今、用地の買収で地権者との交渉が難航していまして、平成20年度から現在まで休止している状況であります。しかしながら、今後は、やはりこの地主との調整もしっかりとしながら、場合によっては、見通しの悪い危険な箇所からでも道路の整備ができないか検討してまいりたいと考えております。 次に、葬祭場の整備についてでございますが、村民においては、これまで慣例的な自宅葬、あるいは最近は葬祭場を利用した葬儀と変わりつつあります。金武町の葬祭場がよく使われるようになりました。現在、火葬場につきましては、宜野座村と金武町で広域運営をしているということで、金武町に申し込みをすれば、申し込み順で使用ができる状況でございます。しかし、葬祭場につきましては、これは金武町の施設でありまして、金武町の優先使用ということになっておりまして、宜野座村民が使用する場合は、使用する前日の4時にしか金武町で判断ができないということで、村民の利用についても、非常に困っている状況がございます。しかし、村内には葬祭場がないことから、今後はやはり葬祭場の検討もしていく必要があるのかと思っておりますし、さらにはその建設をする場合には、また場所なり、あるいは駐車場の確保もありますし、いろいろな面の検討があるかと思っております。今後、検討する余地があると思っております。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) 1点目の件でありますけれども、6月定例会でも質問しましたけれども、私の考えでは、一気に惣慶側からかんなタラソ沖縄を下って、漢那ビーチ、その道路を第1工区と第2工区と区切ってできないものか。例えば第1工区は惣慶側から北部病院の裏の一番狭い道、車が1台しか通れない道の三叉路の付近、約50メートルぐらいありますけれども、その工区が私が言っている一番大事な点なのです。その第1工区を優先的にできないか。まずその点お伺いいたします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今の件につきましては、私もそのほうがいいのではないかという提案をしているところでございますが、今、メニューは補助事業でやっている関係から、途中までして最後ができなかったらどうしようかということがあって、この部分の施工については難航しているということのようでございます。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) ただいま村長は補助事業でやりたいとおっしゃっておりますけれども、私の考えでは、村単独工事でも、せいぜい50メートルぐらいなのです、一番危険な箇所は。全体を考えますと、それは補助事業がよろしいかと思うのですけれども、私はできるだけ早く、人身事故等を考えると、単独事業ででもやってくれないのですかと思うのですけれども、お伺いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 続けてお答えいたします。 やはり危険箇所、狭いということもあって、早期に整備していくべきところだと思っていますが、単独でしますと、予算的にその予算がどのくらいかかるか、特にそこは岩の地帯でございまして、恐らくここは費用も大分かかるのではないかと思っております。この辺につきましては、単独でするのか、補助事業でするのか、いろいろ検討も今後しなくてはいけないのではないかということも考えていますので、十分検討させてもらいたいと思っております。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) 村長、前向きな検討をしていただきまして、早目に解決することをお願い申し上げます。 続いて、2点目の葬祭場の整備についてでありますけれども、まず1点目に、自宅葬のときにもろもろの準備や打ち合わせなどがあり、家族の負担は大変であります。聞くところでは、祭壇にもランクがあり、30万円から100万円クラスの祭壇が費用として大きな負担と聞いております。そこで私が考えますことは、まず村で祭壇一式を購入して、社協に管理委託させるか、村でやるのか、そういうことで村民福祉として村民の願いを、また村長の手腕でやっていただけないかお伺いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今の御意見は、祭壇を社協で準備をして、家庭葬をやるというお考えのようですが、それにつきましては、やはり葬祭場とはちょっと別かもしれませんが、実際に御指摘のとおり、家庭で業者の祭壇を使う場合金がかかっております。その節減になるかと思いますので、社協とも調整して、もし村ができる立場であればやってもいいかと思っております。前向きに検討させてください。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) よろしくお願いします。 次に、先ほども村長の答弁がありましたけれども、村民は金武町の葬祭場を利用しておりますが、宜野座村には非常に困ったことでありますが、先ほども午後4時以降、金武町が使用する場合には、宜野座村民は午後4時以降にしか使用できないということであります。もし村に葬祭場があれば、もちろん家族同様身内は、いろいろな段取りがスムーズにできますし、予算面からもいろんな形で軽減できることだと思います。また参列者の時間的、経済的にも大きな軽減となり、新生活運動を推進する上からでも大いに意義があることだと思います。村長がよく言われる即行、実行で実現できるものと信じておりますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 先ほども申し上げましたように、今は葬祭場利用というのが多くなっているということから、この必要性等については、やはり感じているところでございまして、実際に葬祭場の建築につきましては、私はいろいろ問題があると思っております。場所の問題、果たして村内でも城原から松田まであるわけですから、どの場所でできるのか、そしてまたそこにあればどこからでもみんな村民は行くのかということもあるかと思っております。これにつきましては、もっといろいろ検討して、できる方法がないか。例えば公民館の利用とか、こういう利用、各区もありますし、そこでまた先ほどの祭壇の件もありますし、いろんな面で検討する余地があるのではないかと思っておりますので、検討をさせてください。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) ただいまの村長の多種の問題等があるのですけれども、まず私が考えますのは、村にある今の公共施設、それを有効に利用することができないか、活用することができないか。例えば中央公民館、中央公民館は駐車場がたくさんあります。広いです。あるいは国際交流センターです。向こうも駐車場が広いです。そういうことでこの村の施設を活用できないか。まずその1点お願いします。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 今のところ、中央公民館については、恐らく無理だと思っております。国際交流センターも今は余り利用されていないからどうかなと考えますが、しかし、果たしてそこに村民がみんな行くかどうかという心配もございますので、やはりいろんな面から、各区長も含めて、みんなでもっと検討させていただきたいと思います。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) ちょっと難しいみたいですけれども、今、私の考えでは、一番ふさわしいのは国際交流センターを利用しますと、例えば村に祭壇一式を購入してもらって、それが予算化すれば、新年度に向けて、例えば国際交流センターに場所が設置された場合には、各区のマイクロバスでお年寄り、免許を持っていない方々、各区は新年度予算でバスの費用といいますか、それを予算化すれば、各区のバスで国際交流センターまで運行できるという考えがあるのです。そういう意味で、できましたら、新年度に向けて祭壇の費用、その一式を購入して、各区の行政委員で新年度予算をつくってもらって、有効利用できないかと思うのですけれども、もう一度村長の御意見をお聞かせください。 ○議長(小渡久和) 東村長。 ◎村長(東肇) 先ほどもお答えしましたとおり、祭壇につきましては、社協と調整して、社協が管理してできるようでしたら検討していきたいと考えております。ただ、葬祭場につきましては、やはり各区長の皆さんとももっと調整して、もっと地域の皆さんが使用できる場所としては公民館ではないかと思っておりますので、その辺ももっとお互いに検討する余地があるのではないかと思っております。 ○議長(小渡久和) 平田 悟議員。 ◆7番(平田悟) すばらしい意見を聞かせていただきましたので、私の一般質問を終りたいと思います。 ○議長(小渡久和) これで平田 悟議員の一般質問は終りました。 これで一般質問を終わります。 本日の日程は、全部終了しました。 これで散会いたします。(16時30分)...