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06月13日-04号

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  1. 恩納村議会 2018-06-13
    06月13日-04号


    取得元: 恩納村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    平成30年  6月 定例会(第3回)平成30年第3回恩納村議会定例会 会議録招集年月日平成30年6月13日招集の場所恩納村議会議場開会議・閉散会の宣告開議平成30年6月13日10時00分議長仲田 豊散会平成30年6月13日11時57分議長仲田 豊議員の出欠(出席 ◯印・欠席 ×印)番号氏名出席番号氏名出席當山達彦10宮崎 豊◯2大城 保◯11糸数 昭◯3佐渡山 明◯12又吉 貢◯5山田政幸◯13  6平良幸夫◯15吉山盛次郎◯外間勝嘉◯16山城良一◯8又吉 薫◯17喜納正誠◯9大城堅三◯18仲田 豊◯会議録署名議員番外間勝嘉8番又吉 薫職務のために出席した者の職・氏名書記山城達也◯事務局長仲村泰弘◯書記仲間美央◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職・氏名村長長浜善巳◯農林水産課長佐渡山安正◯村長外間 毅◯福祉健康課長長浜保治◯教育長當山欽也◯税務課長親泊 誠◯会計管理者山田俊幸◯村民課長屋良朝也◯総務課長新里勝弘◯学校教育課長石川 司◯企画課長山城雅人◯中学校統合推進室長喜久山 隆◯建設課長崎山 敦◯社会教育課長長浜健一◯商工観光課長宮平 覚◯上下水道課長金城徳夫◯      平成30年第2回恩納村議会定例会(6月定例会)             議事日程(第4号)                         平成30年6月13日日程議案番号件名備考第1 会議録署名議員の指名について指名第2 一般質問 ① 9番  大城堅三 ② 3番  佐渡山 明 ③15番  吉山盛次郎       平成30年第3回定例会一般質問(6月13日)議員名   タイトル大城堅三 ①漁港整備について…………………………………………………………………………● ②基地対策及び基地関連予算について……………………………………………………●佐渡山 明 ①村営村民墓、納骨堂の進捗状況について………………………………………………● ②渡久地政信名誉村民に対しての顕彰の在り方について………………………………● ③恩納村の商工振興について………………………………………………………………● ④緊急課題である定住化促進に必要な住宅地の確保と良好な集落地環境の形成について……………………………………………………………………………………………………●吉山盛次郎 ①屋嘉田林道の整備について………………………………………………………………● ②公の施設の維持・管理について…………………………………………………………● ③介護事業について…………………………………………………………………………● ④小中学校児童・生徒の通学路等危機管理について……………………………………● ⑤集落地内での民泊営業規制に係わる条例制定について………………………………● △開議 10時00分 ○議長(仲田豊)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第120条の規定により、本日の会議録署名議員は、7番、外間勝嘉君、8番、又吉薫君を指名いたします。 日程第2、一般質問を行います。一般質問の発言時間は、答弁を含めないで20分以内といたします。順次発言を許します。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  おはようございます。一般質問2日目であります。後ろに大関と横綱が控えていますので、短めにしっかりした質問をしていきたいと思います。 まずこの本会議場で6月から新しく4名の課長の皆さんが参加しております。また恩納村のために一緒に頑張っていきたいと思います。特に地元である親泊税務課長、また方言でのやりとりを、瀬良垣言葉でのやりとりを期待しておりますので、ひとつよろしくお願いします。 それでは通告しました2点について質問していきたいと思います。まず漁港整備についてでありますが、瀬良垣漁港内の海ブドウ施設が完成して、組合等のほうで聞き取りしていたところ、4月ぐらいからは運用できるんじゃないかという話をされていましたが、ちょっと遅れているということで今回取り入れております。その中で6月にOIST、村当局、漁業組合のほうで覚書の締結があったということで、それを踏まえて質問していきますのでよろしくお願いします。 まずこの漁業組合で、瀬良垣漁港海ブドウ施設が昨年整備されまして、OISTとの臨海実験施設取水事業に絡めた施設運営海ブドウを初め、水産物の品種改良、その辺の生産向上への取り組みということで期待している施設でもあります。それとまた今回、村で打ち出している、7月にサンゴの村宣言があります。それに絡めていろいろな事業展開ができる施設だと思いますので、ひとつその辺もよろしくお願いしたいと思います。 今回の6月の覚書が交わされたということですが、前回も平成27年度だったと思いますが、覚書が締結されております。その辺でその覚書に変更等があったのか、その辺を課長、教えてください。 ○議長(仲田豊)  農林水産課長佐渡山安正君。 ◎農林水産課長佐渡山安正)  おはようございます。ただいまのご質問にお答えいたします。まず大城議員がおっしゃったように、平成27年度に臨海実験施設の建設に向けて覚書を締結いたしております。そのときの覚書の内容といたしましては、基本的事項と申しましょうか、臨海実験施設に取り込む取水、海水の使用であったり、施設の共同使用といった形の基本的事項での覚書を締結いたしました。そして先ほど、ことしの6月6日には恩納村、漁協、OISTとの間で、新たな覚書を締結いたしております。その中でサンゴの村宣言に関連いたしまして、これから恩納村の自然環境の保全や育成、地域支援を生かした恩納ブランドの確立に向けた取り組みを3者で覚書について締結したところであります。 これについては、平成27年度に締結いたしました覚書を、さらに発展的な形で今後3者で連携して取り組んでいこうということでの、今回の新たな覚書の追加でございます。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  特別な変更はないということですので、その辺はまた3者の連携事業を進めてほしいと思います。先ほど取水のお話もありました。今回、この取水事業も動いていくわけですが、このOIST臨海実験施設の一部も供用しながら、ことし6月の何日でしたか、恩納のサンゴの再生施設でサンゴの産卵が去年に続き、今回も見られたみたいです。成功しております。その辺も課長はご存じだと思うので、こういった産卵も陸上で行えれば、やはり観光に特化した事業にも結びつけられると思いますので、その辺を取水事業に絡めた、OISTとの連携事業、組合ともその辺を協議しながら検討してはいかがかなと思いますが、どうですか、課長。 ○議長(仲田豊)  農林水産課長佐渡山安正君。 ◎農林水産課長佐渡山安正)  お答えいたします。一部、覚書の内容をご説明いたしたいと思います。恩納村、漁協、OIST、3者は、恩納村が平成30年7月に行うサンゴの村宣言に関連して、恩納村の豊かな自然環境の保全、育成や地域資源を生かした恩納ブランドの確立に向けた取り組みを行うこととしております。 その目的を達成するために3者においては、OIST及び漁協が行う海洋生物やサンゴ、海ブドウ等地域資源に関する研究において、それぞれが持つ知見を共有することで3者が行う研究、事業の発展に寄与することというふうな内容になっております。そうしたことから今現在、恩納漁協が進めていますサンゴの養殖であったり、これからまた海ブドウであったりモズク、そういった新たな品種改良と申しましょうか、そういったことにもこれからまたOISTと連携しながら取り組んでいけるものではないかというふうに思っております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  やはりしっかりとした覚書が結ばれているということですので、どんどんサンゴの村宣言、再生事業もかなり明るいんじゃないかと思います。この取水事業に関して、瀬良垣漁港の沖合のほうからとっているんですけれども、蛇腹のホースを引いて海水からくんでいるんですけれども、その辺をちょっと見ますと、台風時とかはこれもつかなと危惧もしておりますので、ひとつその辺はOISTとも漁業組合と話し合いながら、点検等、その辺のチェックもお願いしたいと思います。 また、この瀬良垣の施設につきましては組合も青年部と、これからの事業展開も考えているようですので、その辺もよろしくお願いして、漁港の整備については質問を終わります。 続きまして、2番目の基地対策及び基地関連予算についてお伺いしていきます。3月に質問したんですけれども、時間がなくて、その辺足りなかった部分を今回はまた聞いていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 まず、4月に行ったキャンプ・ハンセンへの立ち入り調査についてお伺いします。今回の立ち入り基地問題対策委員会で以前より沖縄防衛局に継続して要請していた案件でもあります。そういった中で、昨年、安富祖ダム工事現場で発生した流弾事件により、地域住民を初め、村民にもかなりの不安を与え、その払拭はまだ、ちょっと引きずっているのかなという思いであります。そういった不安、払拭、また説明責任のためにも、これは議会全体で現状も共有するべきだろうということで、今回立ち入りの調査に至っております。再発防止への取り組みにもつながる思いで議員全員が参加したと思いますので、その辺も踏まえてお聞きしたいと思います。当日は村長部局も参加しておりましたので、その辺よろしくお願いしたいと思います。 今回の立ち入り調査で、米軍側の日米地位協定なり、また協定上の運営の問題とか、いろんな厚い壁を感じたところでもあるんですが、その辺を同行された当局側のほうで、これは総務課長になりますか、立ち入りの調査の後、事件の地域でありました安富祖区への調査の報告などが行われたのかをお伺いいたします。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。
    企画課長山城雅人)  おはようございます。ただいまありました4月9日のキャンプ・ハンセンへの立ち入りにつきましては、本村事務方として企画課が参加いたしましたので、私のほうで報告させていただきます。 キャンプ・ハンセンにつきましては、以前から過去にも二度ほど議会の皆様と一緒に立ち入りはさせていただいてきたところですが、本年4月の立ち入り調査につきましては、今ありました安富祖ダム工事現場への流弾事故について、どのような再発防止の対策がとられたかなどが主な論点だったというところであったと思います。当日は防衛局のほうからも話がなかったんですが、米軍独自の分析によります安富祖ダム工事現場への流弾事故発射地点の可能性が高い金武町内レンジ、これは190ですか、そこに立ち入りさせていただきました。対応の概要といたしましては、着弾地からの跳弾の原因の可能性が高いことから、目標着弾地の左右ある表示板、安富祖ダム方向、向かって右表示板を新たに内側へ狭め、安富祖ダム方向への射撃訓練を自粛するなどの対策をとっているというご説明があったかと思われます。説明終了後には、議員多くの皆様からご質疑があったかというところを記憶していまして、米軍側からはある程度のそのご質問に対しての説明はあったかと思います。 地域の説明につきましては、当日、安富祖の松崎区長もご参加いただいておりましたので、間接的に我々がご説明するよりも米側からの直接な説明があったかと思いますので、その再発防止対策の詳細は確認できたかとは考えますが、今後の説明の必要性につきましては、また地元、沖縄防衛局と調整して対応していければと考えているところです。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  そうですね、先ほど課長からもありましたように、地域からは区長が参加しておりました。ただ、区長が地域に説明をするよりは、やはり役場当局が出向いて、その辺を説明すればかなりの地域の皆さんも、またそういう熱意を感じて安心も向上すると思いますので、その辺は取り計らいをよろしくお願いしたいと思います。この流弾の事件後、工事現場である安富祖ダムの建設の工事関係者等との確認といいますか、安全に対するその辺の協議があったかどうかをお伺いします。 ○議長(仲田豊)  建設課長、崎山敦君。 ◎建設課長(崎山敦)  おはようございます。説明いたします。現在、安富祖ダム建設工事現場においては、特に問題なく作業が進んでいるところであります。現状で今後も順調に進捗することを考えて進めてまいります。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  課長も新しくなって、前任は担当でもありましたので、その辺は話もしやすいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。そこで村長も同行しておりますので村長にお伺いします。その立ち入り後の村長の思いと地域への対応、その辺の見解をお願いいたします。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  4月に議員の皆様と一緒に私もレンジ190のほうを見てまいりました。米軍からの話の中で、着弾地からの跳弾が流れ弾として飛んできた可能性が高かったという報告を受けました。そして米軍側としては、今後、安富祖ダム方向への射撃訓練は自粛していくということを説明があったと思います。私たちもこれからも、まだ安富祖ダム工事現場は続いてまいりますので引き続き注意しながら、また地元区である安富祖区とは引き続き連携しながら、二度とあのような事故がないように私たちも連携をとりながら、連絡体制をとりながらやってまいりたいと思っております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  不安払拭は村長みずから出向いて行かれますと本当に大きいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、基地対策による恩納村への関連予算をお伺いします。いろいろと箱物整備等も予算が恩納村でも措置されていると思いますが、課長その辺をよろしくお願いします。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。基地対策による村への過去の関連予算といたしましては、村有地の防衛施設賃貸料を除く、いわゆる防衛施設周辺生活環境の整備等に関する法律に関連する障害防止工事助成事業、これは3条といいます。民生安定の助成事業、8条交付金ですね、特定防衛施設周辺整備交付金、いわゆる9条交付金ですね、それを合わせた、これは決算ベースで平成28年度決算が8億9,168万3,000円、平成27年度決算が15億5,131万9,000円、済みません、平成26年度もありまして、17億566万9,000円の過去の事業の決算となっております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  平成28年度が8億ということでしたか、平成27年度が、私もちょっと資料をいただいたんですけれども、15億円近く17億、平成25年度にしたら18億円ぐらい、件数的にもかなりの件数をいただいております。そういった基地負担も強いられているところで、いろんな、私たちも公民館等の整備でかなり世話にもなりましたので、そういった基地負担に対し、これまでの関連予算の措置、村長にお伺いします。どのように受け止めているのか、どのようにお考えなのか、村長答弁をお願いします。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  課長からも説明がありました、これまで防衛施設周辺生活環境整備等に関する法律により、3条、8条、9条の交付金を活用しまして、今回は安富祖ダムを、大きな工事ではなかったかと思っております。それと同時に、この予算を使って恩納村の、先ほど議員からありました瀬良垣の交流施設、また今年になりますと最終処分場のポンプの工事も今年からいよいよ始まってまいります。そういった民生安定、また周辺整備に大変有効的に私たちも使われているのではないかと思っております。引き続き、防衛局ともいろんな調整をしながら恩納村の環境を整えてまいりたいと思っております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  この後、ちょっと続いていきますけれども、その辺もぜひ村長に頑張っていただきたいと思います。続きまして、3番目の基地対策関係施設と今後の基地関係交付金取り組みについてお伺いしていきます。 村長へお伺いします。村内の基地施設キャンプ・ハンセン並びに嘉手納弾薬庫地区があり、基地との共存の形での行政運営を行っていく中で、やはり基地から派生する事件、事故等にも向き合っていかなければなりません。そういった中での要請や予算折衝も行っていくわけですが、首長として、村のトップとして、その方向性、取り組みは今後どのように進めていかれるのかをお伺いいたします。 ◎村長(長浜善巳)  議長。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  お答えします。恩納村は、キャンプ・ハンセンという1つの米軍施設の中に位置しております。私たちはいつもなんですが、この3町村、金武町、宜野座村、恩納村、一緒になってこの地域は取り組まなければいけないのではないかと考えて、いつも同一行動を行っているところでございます。最近でも再編交付金、また今後の基地のあり方など、防衛局に行ったときにも私たちは常にこの三連協で要請、また抗議行動などを今後もやってまいりたいと思っております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(仲田豊)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  交付金事業も大変な、恩納村も福祉事業とかいろんな部分で大変貢献している交付金事業でもありましたので、その他の交付金も含めて取り組みをぜひ強化していただけたらと思います。そして私、3月の質問で、レンジ9での米軍と自衛隊の不発弾等の処理、共同訓練についてお聞きしました。村長のお答えでは、共同訓練、使用は今後も続くということでありました。しかし、時限立法による交付金は終了ということであります。ただやはり我々が思うのは、共同使用は継続されていく中で、何らかの手だては必要という思いが強いです。その辺、地域への影響も実態調査し、地域の実情も訴えながら、再度要請を検討してはどうかという思いで村長に聞いて、私の質問を終わります。 ◎村長(長浜善巳)  議長。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  お答えします。この再編交付金は終了したんですが、今でもレンジ9のほうでは爆破訓練などをやっているのを私たちも承知しております。この三連協でも、まだまだ私たちにはこういった被害を被っているんだよということは常々言っているところございます。今後もこういったところ、瀬良垣の爆破訓練場とかも含めて、引き続き私たちは連携して防衛局のほうに要請してまいりたいと思っております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  皆様おはようございます。それでは村議1期目14回目の一般質問を進めてまいります。実は、本定例会で新任なされた建設課長あと中学校統合推進室長並びに税務課長村民課長、この4名の方全てに質問をしたかったのですが、そういたしますと1時間ほどかかりますので、今回は建設課長村民課長並びに総務課長企画課長に伺ってまいります。 それでは初めに、村営村民共同墓、納骨堂の整備について、平成27年、28年、29年に続いて4回目の質問を行ってまいります。その間、定年退職なされました3人の村民課長と村長には答弁をいただきましたが、村長は過去の答弁を思い出していただきたいと思います。また、新任の村民課長には村営村民共同墓の完成を目指して一目散に進んでいっていただきたいと思います。それでは質問に入ります。 平成27年3月の質問に対しまして、位牌継承の問題や遺骨をお寺などに預けるなどの問題が最近はかなり出てきているという答弁を村長からいただきました。そのこともあって平成28年度には整備計画を作成し、平成29年度、造成工事が完了いたしました。今年度はトイレ棟が完成し、平成31年度には納骨堂が完成していくのかなと思っておりましたが、進捗が少し遅れてきているのではないかと懸念しております。そこで現在までの進捗状況を伺います。また何年度までに村営共同墓の完成を目指していくのでしょうか。この2点をお聞かせください。 ○議長(仲田豊)  村民課長屋良朝也。 ◎村民課長屋良朝也)  おはようございます。恩納村斎場周辺整備については、平成28年度に基本整備計画を策定しました。平成29年度におっしゃるとおり、恩納区、南恩納区の墓地団地の整備を行いました。納骨堂、そして周辺トイレについては予定どおり進んでいなくて、ちょっと遅れています。これは財源と調整しながら、今後進めていきたいと思っております。 墓地区画ですけれども、40区画整備しております。恩納区が20区画、南恩納区が20区画、駐車場整備が70台収容できるようになっております。現在、トイレの設計のほうは完了しておりまして、あとは実施のみとなっております。納骨堂のほうは設計も実施も含めてこれからということになっております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  新任の村民課長の手腕、ご期待申し上げますのでぜひ頑張っていただきたいと思います。それでは県内では平成26年度に公営共同墓を提供した自治体が最初の事業でありました。また先月もある自治体において、公営共同墓の完成がありましたが、原資は一括交付金を活用されていたようでございます。募集要綱を読んでみましたら、かなり格安で料金設定をされていて、お墓がない、お墓を継ぐ人がいない方々に対しまして、安心して利用できる施設を提供しております。 質問いたします。村内においても公営共同墓を待ち望んでいる村民は多くいらっしゃると考えられますが、一日でも早く村民に提供していただきたいという思いから、村長のお考えを伺います。またそのことと関連するのですが、実は昨日とも関連いたしますが、位牌、トートーメーを安置できる施設の併設も一緒に考えられないかということを合わせて伺います。 ◎村長(長浜善巳)  議長。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  お答えします。先ほど課長のほうからもありましたとおり、本当にこの施設、納骨堂ですね、将来的には必要な施設だと私たちも感じております。しかし現在、財源の確保がとても厳しい状態がありまして、今後は県、国と引き続き調整を図ってまいりたいと。先ほどトートーメーの話もありましたが、トートーメーはまたそれで、まずは納骨堂のほうから考えてまいりたいと考えております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  位牌、トートーメーを安置する施設の併設については、後ほど企画課長のほうで関連いたしますが、空き家問題にもつながっていくのかなという思いからでございます。 それでは続きまして、渡久地政信名誉村民に対しまして顕彰のあり方を伺ってまいります。この質問は平成27年に行いましたが、その際は現在の教育長が総務課長職であり、名誉村民に推挙なされた年代から時系列で丁寧な答弁をいただきました。当時の質問を要約いたしますと、昭和63年7月に渡久地先生名誉村民に推挙されましたが、平成7年の渡久地政信歌謡ショーを最後に顕彰活動が途切れ、20年間の長きにわたり顕彰活動が行われていなかったために、多くの村民が名誉村民のことを知らないことについていかがなことかという質問を行いました。また翌平成28年が名誉村民生誕100年に当たることから、記念事業を行ってはどうでしょうかという提案も行ったことを覚えております。 村では平成28年12月に渡久地政信生誕100年祭チャリティー歌謡ショーを企画し、村カラオケ愛好会や三沢あけみさんの歌謡ショーが盛大に行われました。そのほかにも渡久地政信生誕100年記念事業実行委員会を設置し、顕彰碑建立のため15の行政区からたしか5万円の寄附金だったかと私は記憶しておりますが、そのほかにも村民や企業などにも寄附金をお願いしていたのかなと記憶しております。お聞きする限り、実行委員会は2回の開催で、その後、顕彰碑建立計画もどうなったのか、我々村民にも聞こえていない状況のまま現在に至っているのかと思いまして、その質問をいたしております。 そこで質問に入りますが、寄附金は幾ら集まったのでしょうか教えてください。また顕彰碑建立につきまして、現在の状況や今後どのように進めていくのかお聞きいたします。 ○議長(仲田豊)  総務課長、新里勝弘君。 ◎総務課長(新里勝弘)  お答えいたします。まず1点目でございます。顕彰碑の募金活動につきましては405万2,000円余りの募金が集まっているところでございます。これに関しては、各村内業者、村の郷友会等からの募金をいただいているところでございます。 顕彰碑の建立につきましては、平成28年に計画し、この建立については募金を充てようということで実行委員会で進めてまいりました。平成28年に実施する予定でございましたが、やはり短期間の計画でございまして、その中で龍郷町との交流会、それにまた歌謡ショー等がありまして、なかなかタイミング的に実施できなかったということがございました。今年度、平成30年度につきましては村制110周年でございます。それに渡久地さんが名誉村民に推挙されてから30年、今回また渡久地政信没後20周年ということの節目が重なるということで、これは平成30年度に実施してはどうかということで計画を事務方で進めているところでございます。 今一番苦慮しているのが、顕彰碑の建立の場所がなかなか、事業にのっかっていいところに設置したいということで考慮しているんですが、いい場所がなかなか見つからないということでございます。今回110周年式典を11月に計画しております。その際にはしっかりとした場所を選定いたしまして、顕彰碑の建立を検討したいと考えております。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  ただいまの課長の答弁ですけれども、ぜひよろしければ村のホームページや広報紙等にも載せていただいて、村民にもお知らせしたほうが、村のほうでもこういうことを考えているところでありますという形で掲載したらいかがかと思います。ぜひ村民にも末永く顕彰され、本村にお越しいただいた観光客にも名誉村民の顕彰碑に触れていただける場所等に設置できることを願いますが、課長お願いいたします。 ○議長(仲田豊)  総務課長、新里勝弘君。 ◎総務課長(新里勝弘)  今後の渡久地さんの顕彰につきましては、いろいろご指摘のとおり、ホームページの中には恩納ナビーの紹介等はございます。それに加えて渡久地さん、名嘉真の新城正一さん等も含めて、恩納村の偉人を紹介するコーナーを設置したいと考えています。またその他、関係課と調整しながら顕彰の方向性を検討しているところでございます。 ○議長(仲田豊)  中学校統合推進室長、喜久山隆君。 ◎中学校統合推進室長(喜久山隆)  お答えいたします。教育委員会では、顕彰のあり方の1つとして、渡久地政信先生が昭和15年に初めて里帰りをして、母校の恩納校を訪れた際に、私が一人前になったらピアノを送りますということを約束されました。その後、昭和63年、村制80年時に約束通り渡久地先生からピアノが寄贈されました。現在でも恩納校において音楽教育に活用されております。 今後このピアノのほう、修繕が必要な箇所があれば修繕、またはオーバホールして、関係者との調整を図って、恩納校から平成32年に開校いたします統合中学校へ移設して、村内全域の生徒にピアノに触れさせることによって、再度渡久地氏の偉業を周知していきたいと考えております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  総務課長、中学校統合推進室長、大変すばらしいお考え、私も賛同いたします。恐らく平成になってからも恩納村から偉大な作曲家が生まれていくのかなと感じておりますので、統合された中学校で活用されることを私も望みます。それでは、先ほど統合推進室長には質問はないと言ったんですが、答弁していただきましてありがとうございました。税務課長もぜひ機会がありましたらお願いします。 それでは3番目の質問は、恩納村の商工振興について伺ってまいります。この質問も平成27年に行った一般質問の再質問でございます。当時の質問は村発注工事において、建設工事の請負者が行う調達は地元産業、商工振興に大きな波及効果があり、請負者は下請け契約の相手方や物品購入及び工事に関連する調達品は村内から優先的に選定していただきたいという質問でございました。そのことは国発注工事や別の市町村では既に地元調達の優先を特記仕様書などにうたっていることからも、本村でも同様なことができませんかという質問でございました。 そこで質問ですが、その後に村発注工事の特記仕様書の中でも請負者は下請契約の相手方などに対しまして地元優先をうたっているようですが、特記仕様書の文面をお聞かせください。あわせていつごろから記載されているのかも伺います。 ○議長(仲田豊)  建設課長、崎山敦君。 ◎建設課長(崎山敦)  それではお答えいたします。今、佐渡山議員がおっしゃったとおり特記仕様書に明記されております。その内容を説明いたします。恩納村発注工事の特記仕様書には、下請業者の村内企業優先活用について明記してあります。その内容は、請負業者は下請契約の相手方を村内企業から選定するよう務めなければならないと明記し、周知し、お願いをしているところであります。この特記仕様書の明記については、佐渡山議員が質問した後に特記仕様書に明記したものと思います。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  それでは特記仕様書に記載した後の村内下請業者に対する調達について効果はあったとお考えでしょうか。また発注者として効果の確認、調査等を行っているのでしょうか伺います。 ○議長(仲田豊)  建設課長、崎山敦君。 ◎建設課長(崎山敦)  お答えいたします。優先使用の状況につきましては、アンケート調査で特殊作業、特殊材料等以外は村内の企業を使用していることが確認できました。また聞き取り調査でも商店、運送会社、リース会社、燃料会社、塗装工事等で村内の企業を使用していることの確認ができました。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  課長ありがとうございます。始めて間もない取り組みですが、効果も既に出ているということでございますので、今後も継続して効果の確認を行っていただき、今まで以上に村内調達ができることを期待いたします。そうすることによって、村の税収も増えると思います。また地元企業に雇用も生まれていくと思います。以前も申し上げましたが企業よし、村民よし、役場よしの行政施策だと私は思っておりますので、継続よろしくお願いいたします。 それでは本村の緊急課題である定住促進に必要な住宅地の確保と良好な集落地の環境形成について伺ってまいります。この質問は、平成27年3月に1回目、また平成29年12月定例会と去る3月定例会でも伺いましたが、優先度が非常に高い行政施策だという思いから3回続けて、都合4回目の質問を行います。今回の質問は、戸建て住宅地の確保に特化した質問と良好な集落形成の環境形成について伺ってまいりますが、良好な集落形成は昨日もちょっと質問がありましたが、省略するかもしれませんがよろしくお願いいたします。また、この住宅地の確保についての行政施策は利害関係者や合意形成からも大変難しく、また時間を要する課題だと考えられますが、一方では最重要課題であるという思いから繰り返し質問を進めてまいりますのでご了承いただきたいと思います。 それでは質問要旨を述べます。本村の前期基本計画の中でも若年層の定住促進に対するまとまった住宅地の確保は課題でありましたが、残念ながら達成に至りませんでした。住宅地の確保は益々年を追うごとに緊急を要する課題となってきていて、良好な集落環境を守ることについては一刻の猶予もできない状況ではないかと感じております。 平成27年の行政懇談会でも住宅地の確保は村民が望む一番の要請だったと覚えております。また平成27年2月、長浜村長は所信表明の冒頭の挨拶でも4年間の私の使命は若い世代が住み続けたい、住んでみたいと思っていただける施策、また地域コミュニティーの充実が重要であると述べられておりました。まさしくそのとおりだと私も思っております。その後、村でまとめ上げられた、まち・ひと・しごと創生総合戦略が何をうたっているのか、私なりに一言で申し上げますと、若年層に対し地域に仕事をつくる。そのことで都市集中の人口の流れを変える。結婚、子育ての希望を実現させ、住宅や住まいを求めることでまちができると私は解釈いたします。 現在の恩納村においては住まいを求める土地が不足している中において、近年の地価高騰もあり、限られた住宅地を若者が取得するのは益々難しい状況になってきていて、この状態では中間年を迎えました恩納村まち・ひと・しごと創生総合戦略を達成するのは厳しい社会情勢になるのかなと私感じている次第であります。 そのほかにも恩納村第5次総合計画は平成33年度で終えますが、今年度で7年が経過していく中において、若年層の定住促進を推進するための住宅地の確保の課題に対し、行政施策がかなり難しく、抜本的なメニューを充てない限り達成は難しいのではないのかなと私も危惧している、心配しているところでございます。そのこともあり、去る3月定例会では幾つかの提案を行いました。そのことにあわせて伺ってまいります。質問要旨は少し長くなりましたが、答弁をよろしくお願いいたします。 去る3月定例会で村長から企画課内に定住促進係を配置し、具体的な住宅需要の把握を行った上で大きく3項目に区分した答弁をいただきました。まず1番目に空き家の実態把握から活用までの検討、2番目に民有地袋地における区画整理事業の制度構築に向けた調査、そして最後3番目にPFIによる具体的な整備計画を進めていきたいと施策展開を図る答弁をいただきました。定住促進係はお一人の職員が専従されていると伺っておりますが、職務内容はかなりの重責だと感じております。体調を崩さず早期の施策実現を目指していただきたいと思っております。 それでは順序よく最初の質問ですが、定住促進係を配置して、空き家の実態把握から活用までの検討を行うということについて、どのように実態調査を行い、その結果に基づきどういう手順で活用していくのか、事業計画の手順を教えてください。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。若者の定住促進につなげていくことの手法として、今現在、空き家を活用していくことを推進しておりますが、空き家につきましては、各字区長へ現在実態把握をお願いしているところであります。今上がってきているのが7字ありまして、約58戸の空き家があるということをお聞きしております。今、空き家の手順という話ではありますが、他市町村自治体で空き家を活用しているところがあります。特に県内の離島では、移住者の受け入れを前提として受け入れているわけですが、本村といたしましては、若者の定住を重点に考えておりますので、村内出身者の若者の受け入れを前提に区長を初め、地域の方々に協力していただきながら受け入れていきたいと思っております。 具体的には空き家を把握して、空き家の所有者の方へ今言った、村として若者を住まわせたいというところをお伝えして、貸していただけるなどというところが確認できましたら契約などをとって、その住宅を改築する補助をやっていくのかどうなのかという要綱などをつくって具体的に使っていければというところを考えております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  ただいま空き家の活用ですが、村主導で行うようなこともただいまおっしゃっておりましたが、ぜひ活用を頑張っていただきたいと思います。そこで空き家の活用に入る前に、昨日もありましたが位牌、トートーメーがネックになるのかと思います。そこでその施策を推進していきやすくするためにも納骨堂に併設した安置所と申しましょうか、そういうような施設ができると空き家の活用もスムーズにはかどるのかなという思いでございます。改めまして、その辺は併設等も含めましていかがお考えでしょうか。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。空き家を活用していく上で、昨日のご質問もございましたが、仏壇をどうしていくのかというのは大変重要なことだと考えております。昨日のお話のとおりになるとは思いますが、確かにお寺とか民間の役割を含めて、所有者の意思を確認して議論していければというところでお答えしたところです。 昨日、議員のほうから那覇市のほうでこういう手法をとっているというところがあるという話を伺いましたので、早速きのう那覇市の環境保健部環境課へ問い合わせをいたしました。しかしながら、その方策はとっていないということで、じゃあ那覇市のほうですので、そのほかにそういう施策をやっている全国的な自治体、また県内でないかとお話を伺ったところ、そういうものをやっている話は聞いていないという話でしたが、しかしながら位牌を預かる民間の方々はあるということでしたので、今後、空き家を活用していく上でトートーメーはどうするのかということは大変重要なことですので、民間の活用も含めながら検討していければと考えております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  済みません、私、那覇市の件ですけれども、ちょっと説明不足でございました。那覇市の市民墓の別棟であるんですけれども、そこは遺骨とトートーメー、お寺形式ですね、一括で預かる施設があるんです。ですからこれも三十数年たっていまして、私も那覇市の担当者と話をしたんですけれども、老朽化が激しく、あと5年後には解体するそうです。その後、建設する目途はたっていませんとおっしゃっていました。行政のほうでそこまでやるのはかなりなかなか難しいようなことではありますけれども、併設で仮預かりとか、そういうような段が少しでもできたら進むのかなという思いで伺いました。 次の質問は、2番目の民有地袋地における区画整理事業の制度構築に向けた調査について伺います。制度構築に向けた調査を行った上でどういうふうにこのことも事業展開していく予定でしょうか、教えてください。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。民有地の袋地の活用ということで以前から多くのご質問をいただいておりますが、確かに今現在でも恩納村は都市計画外であります。都市計画外である本村ではなかなか村を主体とした宅地整備事業ができないということは、今でも変わりはありません。その中で今、我々企画課として考えているのが、まずはその土地がどのように使えるのかというところを考える上で、やはり所有者の意見、意思が反映されるだろうというところですので、地域の区長を初め、皆さんと一緒に地権者がこの土地をどのようにしたいのか、例えば売りたいのか、貸したいのか、自分で使いたいのかとかいろいろあると思います。そういうところのアンケートなどをとって、その土地の使う方向性を示していければと考えているところです。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  そのことに関連する質問ですが、平成23年3月に国道58号から勢高排水路の間の南恩納区にかけての土地利用に対して袋地が多い場所であることから、村主導の住宅地整備をしていただきたいというお願いをいたしました。私質問しながらも、質問した後、いろいろ調べた中で感じておりますが、ただいま課長が述べられたように、恩納村には区画整理とかもろもろがないことも理解しております。ですが昨日、課長の答弁で谷茶区のほうで土地開発公社の活用も1つの方法であるのではないかという答弁がございましたが、なかなか限られたメニューしかないと思いますけれども、ぜひ課長には妙案を、行政施策を考えていただきたいと思いまして、期待を込めた質問でございます。 実はこの質問をするのは易し、実行に移すのは難しい行政施策だとは理解しております。恩納通信所返還後20年以上経過しても進展がございません。また、現在の恩納村土地区画整理事業助成規定を読んでみましたが、助成手当が少なく、民間企業で進めていくのも難しいのではないかと感じております。ぜひ担当課長にはあらゆる行政施策をお考えになって手腕を発揮していただきたいと思います。このことは申し述べて、答弁はよろしいです。 次の質問は去る3月の質問の中で難題であるまとまった土地の提供について、住宅地に適した村有地を村主体もしくは民間企業のノウハウ、資金を活用して住宅造成を行っていただきたい。そのことで村民に販売するという提案を行いましたが、そのことに対しましては3月、答弁をいただけなかったので、改めまして村有地の活用はお考えでしょうか伺います。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えいたします。若者の定住化の活用できる村有地といたしましては、活用できる村有地があれば、活用したいというところはありますので、その辺はその土地がどのように使っていけるのかという見極めが必要ですので、調査をし、検討していければと考えております。そういうところの中で村有地の活用はありますけれども、基本的には民有地、先ほどからあります袋地などを土地開発公社などを通して、しっかり村で確保しながら事業計画をしていければというところであります。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  時間がございません。ちょっと早口で申し上げます。3番目にPFIによる具体的な整備計画を進めていきたいと述べておりましたが、どの事業を念頭にPFI事業をお考えになっているのか。もし具体的なことがありましたら教えてください。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。今まで進めてきましたPFIを活用する事業として村の方向性は、まずは共同住宅を民間の力をおかりして村内に計画していけないかというところが基本だったかと思います。その計画の中で事業主体になるのが、村内の建設業が主体になっていただきたいというところも話がありました。しかしながら、ここ2年、いろいろ意見交換もしながらなかなか進まない状況でありますので、県内の企業を主体として、村内の企業も合同でできないかという方策もあるのかなとは考えているところです。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長、3番。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  先ほども質問要旨で述べましたが、抜本的なメニューを充てていかない限り、平成33年度の計画期間を終える後期基本計画の期限内に達成するのは難しいのではないかと私は思っております。今までの質問を総括いたしまして、村民の合意形成の上で、恩納村環境保全条例を住宅地に特化した見直しを行うことも1つの方法ではないかと考えますがお聞きいたします。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。若者の定住化等環境保全条例という話の中で、確かに今あります商業施設などが多くなってきているという中で定住化の住宅を確保していくのが厳しくなっている実情はあります。昨日のご質問の中でもいろいろ私のほうでお答えしましたが、都市計画と建築基準法の用途に準じた内容を環境保全条例に取り入れながら、いわゆる集落地では住宅しかつくれない。また商業地といった条例の改正は可能かと考えます。しかしながら、そういった規制を実際村民が望むのかどうなのかというところも我々行政として把握しなければいけませんので、そういう素案をつくりながら、まずは区長の皆様にご意見を伺って、そういう制度ができるのかどうなのかというところも考慮しながら、その確認がとれればこの都市計画に専門の有識者の方々にも制度の構築に向けてご意見などを伺っていきたいというところまでは考えております。以上です。 ◆3番(佐渡山明)  議長。 ○議長(仲田豊)  3番、佐渡山明君。 ◆3番(佐渡山明)  質問通告書に詳しく質問内容を書いていない中、企画課長多くのご答弁をいただきありがとうございました。以上で質問を終わります。 ○議長(仲田豊)  暫時、休憩いたします。
    △休憩 11時05分 △再開 11時15分 ○議長(仲田豊)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。チューヤイーワチュナトーヤイビーシガ、ハーリーガニナトーンディヌクトヤイビーシー。ハーリーガニヌーナインネー、チュユスーマーンボースンウワイルグゥトゥヤイビーシガ、ヤシガ、アチャカラヤアミがフインディヌクトゥ、チームシチククルンシップタインネーサビーシガ、ワームン質問がオワイルクトゥナトーヤビン。クリカラ質問サビーシガ、お役人の方々、ウッサシトゥジーメーシェーアンリウムトービークトゥ、ムンドゥーユタシクウニゲーサビラ。 これはふだん使っていないものですから、かなり厳しい部分があるんですけれども、しかしながら、昨日ですか、南風原町において議会に対して、一般質問もウチナーグチで、島くとぅばでやったらどうかという、そういう要望が出たみたいですね。しかしながら、私も一生懸命頑張っているつもりですが、ふだん使っていない分、やっぱり戸惑ったり、なかなかうまく使えないのが現状だと思います。ちょっと長くなりましたが、それでは一般質問を通告どおり進めていきたいと思います。 まず1番目、屋嘉田林道の整備についてであります。これは赤間運動場周辺の利活用として、屋嘉田林道の整備は欠くことができない事業と思われます。私も議員になった当初、赤間運動場の総合計画に携わりました。あの当時は議員も諮問委員会に参加することが恒常的に認められていまして、私もその中で九州の宮崎に行きまして、野球場、その他の施設を視察してまいりました。その中でつくり上げたのが今の野球場だけではなくてキャンプ場とかテニス場、それから体育館とかもろもろの施設を併設しながら恩納村の住民、村民、そして観光客が楽しく過ごせるような、そういう総合運動公園をつくろうという、そういう計画がプランとしてありました。 しかしながら、現在それがずっと固定化されたままの運動公園になっているのが現状だと思います。その中でOISTがありますね、OISTに通ずる林道、屋嘉田林道ということで言われていますが、そこがOISTとつながっていると。これは非常に大きな要素だと思っているんです。私もそこを何度か走ったことがありますが、大体3キロぐらいですか、非常に起伏に富んだ、走るには、あるいは散策するには非常にいい場所でありまして、何カ所かに海や恩納岳が展望できる場所がございます。これを観光資源として放っておくというのは大変もったいないなと。先ほど堅三議員がキャンプ・ハンセンの視察に行った話をしましたね。その途中で恩納岳の麓がすばらしい景観であるという、そういうことも私は頭によぎりまして、軍用地ではない屋嘉田林道をうまく活用できないか。その辺の施策を皆さんで考えていただけないものか伺いたいと思います。 ○議長(仲田豊)  企画課長山城雅人君。 ◎企画課長山城雅人)  お答えします。今、私の答弁といたしましては、赤間の総合運動公園の構想が、平成22年に策定したところでして、その構想を基本にいろいろ整備を進めてきました。その構想の中にあります施設につきましては、特に公園施設内、例えば野球場、陸上競技場などについてはほぼ整備を完了しているところでありますが、今議員からあります周辺、いわゆる今言った計画については若干遅れているところはあります。ですので、この林道自体がその計画の中で、構想にはありましたけれども、その林道自体がいわゆる運動施設として使えるのかどうなのかというところもありますので、特に赤間を管轄する教育委員会、農林水産課、我々企画課を含めて、そのことについては議論が必要かと考えているところです。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  これは、こういう施策というのは10年、20年というスパンで考えてみたらいかがと思っているんです。今度2年後に統合される中学校ができますね。そうすると子供たちがそこでもろもろのスポーツ、野外活動を行うということも踏まえてたくさんの人が集まるわけです。そうしたらそれを見据えた施設の整備というのはぜひ必要なわけです。その時点になってさあやろうじゃなくて、これはもうちょっと今の時代でとてもじゃないけれども許容できないことだと思うんです。なおかつ先程私が言ったように、運動スペースではなくて散策できるんです。今の観光客というのは海外からも多くの人が見えています。私の家の向かいのホテルも中国や韓国だけではないんです。ヨーロッパの人が結構来ているんです。そういう人たちがどういうものを求めているかというと、滞在して、運動もして、散策もして、海も見ながら健康にいい森林浴とかそれもあるんです。そこまで考えて、そのために観光協会などもあるんですけれども、手前のすぐ収益が上がるような、そういうことだけではなくて、ぜひとももっと展望を広くして、あのスペース、私は恩納村で使えるのは県民の森、そして屋嘉田林道あたりだと思っておりますので、ぜひとも企画課を含め、社会教育課、学校教育課も含めてマスタープランをつくっていただきたいと思います。 質問はこれで、次回はあるかどうかわかりませんが、こういう形で頑張っていただきたいと思います。それから2番目、公の施設の維持・管理について、これは過去において何名かの議員が、今回も山城議員が質問していましたが、これについて委員会においても答弁していただきましたが、まず1番目、上下水道の老朽化に伴う改修整備について、その経費ですね、それからその開始年代、現在始めているのかどうか、その期間、どれぐらいかかるのかどうかも含めて答弁お願いします。 ○議長(仲田豊)  上下水道課長、金城徳夫君。 ◎上下水道課長(金城徳夫)  水道課長の金城です。今年はハーレーカニウッテ、雨降らしたいと思います。水のほうも渇水になっていますので。 恩納村の水道管の状況について、昭和48年から昭和60年にかけて設置したのがほとんどでございます。それと配水管の本管については40年前に設置されたもので、ほとんどが耐用年数が過ぎています。その耐用年数が過ぎた、延長にして約42キロの管が本管の延長になります。村としては水道施設の老朽化に伴う改修及び改築については、国の重点施策となっています。施設機能の保持、もしくは向上を図りつつ、今後の対応策や改善点について、経費と開始年度については更新需要を財政収支において耐震化長期計画とで、平成30年度から平成44年度まで15年で改築費約72億7,000万円の事業費になります。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  ありがとうございます。本当に大変な事業だと思いますので、ぜひ課長は、そろそろ民間人になるということでありますので、ぜひその辺の知識も後輩の職員に伝授していただいて、バトンを受け取って、課長はたすきですね、たすきを後輩に受けとってもらって、こういう事業をしっかりと完璧にゴールできるようにお願いしたいと思います。 それでは次、その他の公の施設について、維持・管理について、見通しについて、これはちょっと膨大になるんですが総務課長がお答えになるんですかね。先ほど庁舎については2030年あたりから修復が必要だという話を伺いました。その他、例えば運動公園もひび割れができたりしています。あるいは学校校舎もありますが、主な部分についてどのような考えを持っていらっしゃるのか。そして現在、これは良好に、いわゆる修復に至るまでの間、良好に維持されているのか伺います。 ○議長(仲田豊)  総務課長、新里勝弘君。 ◎総務課長(新里勝弘)  お答えいたします。山城議員の一般質問でも答弁いたしましたが、本村の施設に関しては2000年度以降に建てられた施設が多いことから、2030年に大規模改修が集中するということでございます。良好に推移しているかということでございますが、今のところ大規模な修繕というのは空調とかそういうものはやっておりますが、今後大規模な修繕が始まってまいります。そこは施設によっては大規模な修繕が必要ないように、ところどころ修繕しながら引き延ばすということも考えながら、今後良好に財政運営もございます。今回は万座毛等で多くの起債をお願いしたところでございまして、今後いろんな想定外のものも出てくるかと思いますので、そういうものも含めて、中長期、財政計画もあります、これにのっとった形で修繕計画は進めていきたいと思っております。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  大体のことは、各論は置いておいて聞いておきたいのは、経費ですよね。経費において、積立基金もあるとは思うんですが、再編交付金が厳しいと。一括交付金も今の万座毛のほうに回したりとかやりくりしながらやっているわけです。 そういう中でそういう修繕とか改修なんていうのは大変厳しいと思うんですが、これはちょっとどういうふうに推移しているか聞かせてほしいのが、前に軍用地料の値上がり分、それを各字ありますね、ないところもありますが、その分を修繕とか維持管理に充てるという話がございました。その後どういうふうになっているのか聞かせてください。 ○議長(仲田豊)  総務課長、新里勝弘君。 ◎総務課長(新里勝弘)  年度年度の値上がり分を各字のほうからいただいて、積み立てて維持、施設に回すということで平成25年ぐらいですか、そういうことで各字に提案しております。その中で説明不足もあったかと思いますが、なかなか最後まで理解に至らなかった部分はあります。この件につきましては、ある意味でリセットということで、どういうふうに今後検討していくかということでございます。値上がり分の積立に関しては、今のところ実施する予定はございません。 ◆15番(吉山盛次郎)  15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  よく言われることは、自分で汗を流して働いたお金というのは有効に使うみたいなんですが、いわゆるこういう、これはもともと杣山として入会権としての認識があるんですけれども、それでも我々のウヤファーフジがそこを守ってきたという意味合いで軍用地料が我々にもらえるわけですが、それでも我々のウヤファーフジの考えとしては、それは有効に使ってほしいという思いがあると思うんです。そういう意味でも、そういう何らかの恩納村民が大変困っていると。これから30年から大変な修復、修繕、改修が行われるのであれば、そういうお金を置いておくのではなくて、各字に協力をお願いすると、そういう動きを今日から始めていいんじゃないかと思うんですが、村長いかがなものですか。 ◎村長(長浜善巳)  議長。 ○議長(仲田豊)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  議員から提案があります今の質問ですが、私も同意したいと思います。やはり今後このように改築工事、先ほど上下水道課長からありました水道の改修工事にこれだけ多くの予算が、総事業費がかかってまいります。どういう方向でできるかわかりませんが、検討していかなければいけないのではないかと思っております。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  ぜひそれは指導していただいて、総務課長を中心にですね。世の中コミュニケーションがしっかりととれれば、意思の疎通というのは図られると、説明すればわかるはずなんです。お互い恩納村に住んでいて、恩納村のことを思っている村民ですから、村のほうでしっかりと説明をしていただければ、こういう軍用地料から派生するお金を有効に使ってもらえるのであれば理解して、しっかりと差し出してくれると思っています。私の区では課長の説明で評議員のみんなは納得して、いいよと、どんどん使ってくださいという意思表示がありました。だからぜひ、ほかの区でもそういう説明をしていただいて、有効活用をしていただきたいと思います。それでは質問としては、本来それが聞きたかったのでこれで終わりたいと思います。 3番目です。介護事業についてであります。介護事業については前回いろいろお聞きしたんですが、今、看取りという、高齢者の終末期の高齢者が増えていることを背景に、これは看取りに対応するという、これから団塊の世代が75歳以上になる2025年問題というのがございますね。その中で介護度の4と5、それのセーフティーネット、これをどうするかというのが非常に問題になっているわけです。その構築に関しては介護保険の広域連合においては、これは市町村及び地域で実施しなければいけない。国のほうもこういう予算についてはどんどんいろんな制度をつくって、できるだけ支出を減らそうと。減らそうじゃなくて、めちゃくちゃ増えているものですから、減らすのではなくて増やすということがなかなかできないということらしいんです。 ちなみに今、新聞などによりますと、何十兆という社会保障及び介護保険に係る予算が増えていると。そういう中でどうしてもしわ寄せが来ている市町村、もしくは個人、自己責任、これは家族というふうになってきているわけです。ところがなかなか担えない部分があるわけです、家庭あるいは個人では。その部分を市町村で、独居老人とか無年金者もこれから増加していくと思います。そういう認識がないものですから、年金を納めていない人が結構いると思うんです。そういう場合にあわせて、今の現状と、そしてそれからのどうすればいいのかという、その辺の施策を聞かせてください。 ○議長(仲田豊)  福祉健康課長、長浜保治君。 ◎福祉健康課長(長浜保治)  お答えいたします。2025年は、団塊の世代の全ての方々が75歳以上の後期高齢者になることから、医療、介護、年金等の社会保障費の急増が懸念されている大きな問題でございます。 本村におきましても高齢者数は年々増加しておりまして、平成29年における高齢者数は2,418名、高齢化率22.1%となっております。また先ほど議員がおっしゃいました独居高齢者の人数は737人、高齢者のみの世帯が370世帯となっております。 介護保険におきましては、平成28年度時点の要支援、要介護の認定者数は470名、認定率は19.6%となっております。そのうち要介護、先ほど議員からありました要介護4と5に認定された方々の人数については、要介護4が95名、要介護5が55名、合計150名となっております。 特に今後懸念される件ですけれども、特別養護老人ホームに入所できない高齢者や、あるいはまた自宅医療、介護を必要とする高齢者が増加しますので、地域の中で、これらの高齢者をいかにして支えていくか、また同時に健康な高齢者をどのように増やしていくかということが大きな課題と考えております。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  この新聞によりますと、平成17年度の介護保険者の国の当初予算が10兆8,000億円、介護保険制度が始まったのが2000年度です。3倍に膨れ上がっていると。そういう中でこの2025年に至ると多くの後期高齢者が増えて、そしてとてもじゃないけれども国で面倒を見切れないという状況がある。 今課長が言われているように地域でと言うんですけれども、もうそろそろ、そろそろじゃない、もう遅いんですけれども、じゃあどういう地域の組織をつくるべきなのか。あるいは我々住民がどういう認識を持たなければいけないのかと。私も将来自分が年寄りになるということを想定していませんでしたが、私も今年から老人会に入って、ああ、老人になるんだなと。皆さんそう思っていると思うんです。ですからそういう中において、どういう認識を学習させて、そして地域で、あるいはそれぞれが、個々人が支えていくかという、そういう施策をも持てないと、あぶれた、いわゆる孤独死とかもろもろの問題が生じてくると思うんです。その辺もう一度教えてください。 ○議長(仲田豊)  福祉健康課長、長浜保治君。 ◎福祉健康課長(長浜保治)  お答えいたします。吉山議員の質問ですけれども、こういった先ほどの課題を解決するために地域包括ケアシステムの構築及び地域共生社会の実現があると考えております。現在、村においては地域支援事業を初め、村単独事業などさまざまな高齢者福祉事業を展開しているところであります。今後は地域で暮らす村民一人一人の協力が必要になってくると考えております。村民や関係機関の皆様のご理解とご協力をいただきながら、今後とも福祉の充実に努めてまいりたいと思います。 先ほど申し上げました地域包括ケアシステムの構築ということですけれども、こちらのほうは具体的に申し上げますと、高齢者の生活を支えて、例えば認知症の方、重度の要介護状態になっても、恩納村で自分らしい暮らしを最後まで続けていく、そちらの仕組みづくりです。そのために恩納村ではどういったことをやっているかと申し上げますと、医療、介護ですね。医療については平成29年度から在宅医療介護連携推進事業を中部医師会のほうへ委託をしておりまして、先ほど申し上げました看取りの部分とかが関連してくると思います。実際、今現在、恩納クリニックのほうが対応しておりますけれども、やはり今後高齢者が増加するということも考えますと、幅広い連携のあり方が必要になるかと考えております。 あと介護につきましては、ホームヘルプサービス等、介護用品の支給事業、老人医療の医療費の助成、寝たきり老人介護の手当、おむつ代とかそういったものも今やっています。介護予防につきましては、先ほどから予防が大事ということをおっしゃっていますけれども、がんじゅう大学とかそういったアクティブシニア、これもがんじゅう大学よりもちょっと強めの介護事業、健康づくりの部分ですけれども、そういった部分を今までも、それとまたこれからも継続して予防にも力をつけていきたいと考えております。 あとはどうしても医療機関から自宅に戻ったときに、自宅での介護が必要になる場合には住まいということで介護保険の住宅改修事業及び、また村は独自で介護保険連合会の部分とは別に独自で村の生き生き住宅改修事業というのを行っていますので、そういったものにも積極的に行っていきたいと思っております。 あとは生活支援ということで、食の自立支援、外出支援サービス、そういったものも踏まえてそういった施策を達成していきたいと考えております。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  昨日、一昨日ですか、NHKのほうで終末医療、終末を居宅でと特集を組んでいまして、その中で私がいいなと思ったのが特養の施設で終わるんじゃなくて、自分の家で終末を終えたいという方々に関して、居宅で最期終わるんですけれども、その中で今課長が言われたように医療従事者、要するに医者と看護師が回って歩くんです、そこを。そういうことで非常に安心感、そのお年寄りも終末を迎えるに当たって非常に心安らかに人生が終わっていく。そして家族もそれに対していろいろ協力しながら、しっかり最期を看取れるという制度があるようです。ちょっとどこか忘れましたが。そういう方向性というのはいいのかなと。そうすれば特養とかの施設というのはそんなにつくれるわけではないので、予算も制限できると思いますので、ぜひその方向性をしっかり持っていただきたいと思います。 それでは次に行きたいと思います。本来最初に持ってくる予定でしたけれども、課長がぜひともたくさん答えたいと言うので、しかし時間なくなりましたね。4番目です。小中学校児童・生徒通学路危機管理について。これは昨日そのことに関していろいろ説明していただきました。昨今事件、事故の国民を震撼させるのがありましたね、新幹線でもありました。それから家庭内でもありましたね。あるいは通学路でもありましたね。そういう不測の事件が結構あるんだということに関して、いわゆる今の世の中、人間関係が阻害する要因が大変増えているわけです。私の周辺にも引きこもりの青年とかがいらっしゃいます。 そういう社会情勢の中でなかなかどういう人がそういう状況なのかというのは把握できない。これは人権問題が絡んできますので、個人情報の。そう言いながらそういう事件が起こってしまうという、非常に何か悲惨なことですよね。それも含めて児童生徒に係る危機管理の体制と、これからどうすればいいのかという、そういう所管を伺いたいと思います。 ○議長(仲田豊)  学校教育課長、石川司君。 ◎学校教育課長(石川司)  昨日の宮崎議員からの質問のとおりですね、教育委員会にもいろいろと児童生徒の通学路を含めた、安心安全を確保しようということで今やっているところです。昨今の児童生徒に関する事件、事故は村教育委員会においても児童生徒の命を守る立場から大きな重要課題と考えております。 通学路の安全確保や不審者の対応、不審者の情報提供等を迅速に各関係機関へ周知し、学校、地域、警察機関等と連携し、今後も引き続き危機管理体制を構築していきたいと考えております。また各学校においては、経営計画を毎年つくるんですが、その中で毎月のように安全指導等で子供たちに周知、実施をしているところであります。 危機管理体制においては、文部科学省から出されている学校の危機管理マニュアルを基本に対応及び対策を講じているところであります。教育委員会においては、先ほど話された不審者情報等ですね、現在も県内では数多く寄せられております。委員会では各学校での登下校時の対策や教育委員会での情報の周知を、周知する際には各学校、各公民館、警察署、その第一歩を中頭教育事務所に発信しております。またほか市町村の不審者情報においては、教育事務所のほうで取りまとめて、中頭地区、我々にも連絡が来るところであります。一番大切なのは(聞き取れず)と正確な情報を提供して発信して、児童生徒の安心、安全確保を守るというところであります。 所感においては、後ほど教育長のほうから説明があると思います。実は本日、17年前に大阪教育大学附属池田小学校で8名の児童が殺傷されました。その当時に文科省は学校管理マニュアルというのを各都道府県に通知してあります。それをもとに我々も各学校を含めて、地域を含めて、安心、安全を確保しているところであります。以上です。 ◎教育長(當山欽也)  議長。 ○議長(仲田豊)  教育長、當山欽也君。 ◎教育長(當山欽也)  私のほうからも所感ということでお答えしたいと思います。確かに新潟市の小学2年生の事件については、全国的に大きな衝撃を与えた大変痛ましい事件だったというふうに思っております。また犯人が近所に住む人だったということも大きな衝撃でございました。 教育委員会としましては、子供たちを事件、事故から守るために通学路の安全点検、それから防犯カメラの設置等の対応を行っているところでございます。しかしながら、大人たちが幾ら子供たちを事件、事故から守ろうとしたとしても、子供たちが生活の中でいつ1人になるかわからない。そういうことから自分の身は自分で守るという力を早い段階から身につけさせる必要があるのではないかと考えております。 そのために各学校においては、幼児、児童生徒の安全を確保するための取り組みとして、いかのおすしの標語という運動がございます。ついていかない、車に乗らないとかの標語でございますけれども、その指導を学校の帰りの会とかで徹底的な指導を行っているところでございます。それとそのほかに学校内での安全指導、登下校の安全指導、また家庭における安全指導ですね。そういうことを行いまして事件、事故から守るための指導を学校においても徹底しているところでございます。先週も校長会がございましたけれども、その中でもそれらの指導の繰り返しを徹底してくださいというふうに校長先生方にお願いしているところでございます。以上です。 ◆15番(吉山盛次郎)  議長、15番。 ○議長(仲田豊)  15番、吉山盛次郎君。 ◆15番(吉山盛次郎)  今、教育長が言われたことは非常に大事だと思うんです。いわゆる見守り隊の人が犯人だったということもありましたよね。だから本当に誰が誰だかわからないという、そういう状況の中で今、教育長が言われるような状況は必要だと思います。ただし、今言ったように、私が何年か前に中体連を見にいって、五、六名の生徒に「車に乗るね」と言ったらサッサと乗ったんです。どこまで行くのと、乗せて降りるときに「お前ら勝手に知らない人の車に乗るのか」と。そういう状況ですね、この子たち本当にそういう無防備な状況で、知らない人の車に乗ってしまうというのが現状あるんですね。だから本当にすり込んで、そういうことはやらないようにと、徹底してほしいと思います。 では最後に、これは前回から何回も何回も私はやっているんですが、読み上げて質問にかえたいと思います。集落地内で民泊営業規制にかかわる条例制定についてであります。 例えば騒音規制法というのが上位法にあるんです。あとこれは環境基本法というのもあるんですね。そういう中において、各自治体でそれは何らかの対策ができるというふうになっていますので、ぜひ職員の、村長を初め、苦労なさって、先ほど佐渡山議員からあったように、非常に緊急な状態であるという言葉が発せられました。私もまさにそうだと思います。先ほどの問題がありましたね、不審者の問題。私の家の前まで山田校から3キロぐらいあるんですが、いろんな人が歩いています。彼らをどうするかですよね。本当に怖いというか、この子たちが平気で夕方帰宅していますので、住民というかそういうものじゃないんです、もう今の状況は。だから民泊というのは顔が見えない、フロントがない民泊が多いわけです。そういう中でどうしても住宅地にはつくれないような、つくらせないような、そういう対策をしてほしいんです。騒音やごみの増加があります。それから治安の悪化、今話しましたね。これは教育環境、まさに今話したことですね。劣化の状況は深刻な事態だと思われます。現状をどのように把握されているのか。そしてこの規制に係る条例、条例じゃなくてもいいです。何か知恵を出してほしい。 ○議長(仲田豊)  吉山盛次郎君に申し上げます。発言時間20分の制限を超えております。簡潔にお願いいたします。 ◆15番(吉山盛次郎)  私の先輩、皆さんの先輩でいらっしゃる職員が窓口でいろんな対策をしたと言うんです。その上でこういう問題を排除していったというのは聞いたことがございます。そういう中でこのような規制に係る条例もしくは方策ができないかどうか、ぜひ皆さん、プロでありますから、そういうプロの技を見せていただいて、今恩納村が抱えている、こういう民泊が増えて、先ほど言ったいろんな問題が生じていることをどうにか住民が安心して暮らせるような、若者が定住できるような、そういう村にしてほしいなと。働くだけが能の恩納村ではなくて、本当に若者が活気に満ちていろんな伝統芸能を継承して、そしてお年寄りを喜ばしてくれるような村にしてほしいと思います。その辺よろしくお願いします。 ○議長(仲田豊)  商工観光課長、宮平覚君。 ◎商工観光課長(宮平覚)  お答えいたします。まず現状の把握ということで、これにつきましては地域住民からの連絡、相談、あと関係機関からの連絡等によって把握に努めているところでございます。もちろん議員がおっしゃいますように、その中に騒音に対する苦情、治安の悪化、それに対するこれまでの平穏な生活が崩されていくということに対しての懸念は村としてももちろん持っているところでございます。 住宅宿泊事業法が施行されることによりまして、今回この民泊事業者には地域からの苦情、または相談等には適切に対応しなければいけないということもあります。また、それに対しましては保健所のほうが窓口となりましてそういった対応もしていきますけれども、これにつきましては村も連携しながら一緒にやっていきたいと思っております。また、昨日もございましたけれども、まだ無届け、無許可に関する物件も多数あるものと思っております。そういった無届け事業者に対しましても、今回、罰則の強化、旅館業法の改正等もありました。そういった中では村といたしましても保健所と連携いたしまして、地域の良好な生活環境が維持されていくように努めてまいりたいと思っております。 また、集落地内での民泊営業規制というところでございますが、これに関しましては住宅宿泊事業法、これが6月15日あさって施行されますけれども、その中ではその規制に係る条文の中では、これは沖縄県または保健所が所在する市ということに限られておりますので、これに関しましては村における条例制定というのはなかなか厳しいものがあるというふうに考えております。 ただし、これも議員おっしゃるとおり騒音、または昨日も又吉議員からもありましたけれども、村民の安心、安全または平穏な生活を守る条例とかそういった話もございましたので、そういったところで考えていけないのかなというふうにも思っているところでございます。またいずれにいたしましても、これは喫緊の課題でもあります。そういうふうに村も認識しております。その中で昨年度、恩納村地域づくり推進委員会、こういったものも立ち上げられておりますので、そういったところとタイアップしながら、この問題に対しては今後協議を重ねてまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(仲田豊)  以上をもって、本日の一般質問はこれで終了いたしました。 本日の会議は、これで散会いたします。ご苦労さまでした。 △散会 11時57分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     議長       仲田 豊     会議録署名議員  外間勝嘉     会議録署名議員  又吉 薫...