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03月22日-02号

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  1. 東村議会 2021-03-22
    03月22日-02号


    取得元: 東村議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-11
    令和 3年 3月 定例会(2回)┌─────────────────────────────────────────────┐│令和3年第2回東村議会定例会会議録                            |├─────────┬───────────────────────────────────┤│招集年月日    │令和3年3月22日                          │├─────────┼───────────────────────────────────┤│招集場所     │東村議会議事堂                            │├─────────┼───┬─────────────────┬───┬─────────┤│開・閉の日時   │開議 |令和3年3月22日 午前10時00分  |議長 |港 川 實 登  ││及び宣言     │散会 |令和3年3月22日 午後0時09分  |議長 |港 川 實 登  │├─────────┼───┼─────────────┬───┼───┴─────────┤│出席(応招)議員 │議 席│氏   名        │議 席│氏   名        ││         │番 号│             │番 号│             ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         │  │池 原   太      │  │神 谷 牧 夫      ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         │  │宮 城   準      │  │比 嘉 重 範      ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         │  │伊 佐 真 次      │  │池 原 憲 勇      ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         │  │仲 嶺 眞 文      │9  │港 川 實 登      │├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────┤│欠席(不応招)議員│   │             │   │             ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         │   │             │   │             │├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────┤│会議録署名議員  │  │伊 佐 真 次      |   |             ││         ├───┼─────────────┼───┼─────────────┤│         |5  │仲 嶺 眞 文      |   |             │├─────────┼───┴────┬────────┴───┴─────────────┤│職務のために出席 │事務局長    │ 宮 平 勇 二                  ││した者の職氏名  ├────────┼──────────────────────────┤│         │書記      │ 佐渡山 須麻子                  │├─────────┼────────┼────────┬────────┬────────┤│地方自治法第121│村長      |當 山 全 伸 |農林水産課長  |宮 田 健 次 ││条により説明のため│教育長     |比 嘉 一 之 |教育課長    |上 原 朝 文 ││出席した者の職氏名│会計管理者   |福 永 政 也 |        |        ││         |総務財政課長  |宮 城 調 秀 |        |        |│         |企画観光課長  |平 田 尚 樹 |        |        |│         |住民課長    |比 嘉 鶴 見 |        |        |│         |福祉保健課長  |仲 嶺 真 文 |        |        |│         |建設環境課長  |金 城 幸 人 |        |        |└─────────┴────────┴────────┴────────┴────────┘ △令和3年第2回東村議会定例会議事日程表(第2号) 令和3年3月22日開 議 午前10時┌────┬─────┬──────────────────────────────┐│日程番号│議案番号 │件        名                    │├────┼─────┼──────────────────────────────┤│1   |     |一般質問                          │└────┴─────┴──────────────────────────────┘ ○議長(港川實登君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。        (10時00分) △日程第1.これより一般質問を行います。  この際、申し上げます。一般質問は通告順に一般質問席にて行います。なお、質問時間は答弁を除いて20分とします。 それでは発言を許します。2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) おはようございます。一般質問を行いたいと思います。 農業振興過疎対策を問う、施政方針で掲げた本村の農業振興過疎対策について行います。 1、農家の高齢化や担い手不足により農家数や耕作面積減少傾向にあるとあるが、農家の字別、年代別の経営実態はどうなっているか、伺います。 2点目に原料パインが昨年より減少しているが、次年度以降の見通しと増産に向けた具体的な対策はあるのか。 3点目にパイン農家より苗が不足して計画通り植付けができないとの声が聞こえるが、村として独自の種苗供給体制ができないか。 4点目、国勢調査の速報値を受けて村として検証、分析、情報共有を行ったか、集合住宅等の整備以外に様々な施策を行ってきたと思うが、村として高く評価している施策は何か。 5点目に村職員で村外から通勤している職員数は全職員の何%を占めているか。 以上、伺います。 ○議長(港川實登君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) おはようございます。それでは、宮城議員の質問にお答えいたします。 1点目の農家の高齢化や担い手不足により農家数や耕地面積減少傾向とあるが、字別、年代別の経営実態についてとお答えいたします。 本村の農家数については、2015年農林業センサスで170戸であります。地域ごとでは高江が15戸、宮城35戸、川田37戸、平良43戸、慶佐次12戸及び有銘28戸となっております。 就業者数は全体で231名、うち20歳代が6名、30歳代が9名、40歳代が11名、50歳代が35名、60歳代が71名、70歳以上が99名となっております。 経営実態については全体では把握ができませんが、令和2年度の加工用パイン出荷等について見ますと、1人での営農は41経営体、夫婦などの複数営農が27経営体、法人が1経営体となっております。 2点目の原料パインが昨年より減産しているが、次年度以降の見通しと増産に向けた具体的な対策はあるかについてお答えいたします。 令和2年度の加工用原料パインは、1,243.7トン、令和元年度は1,341.5トンの出荷がありましたので、97.8トンの減少となっております。 減産の主な要因は出荷者数及び大口農家の出荷が減少したことが主な要因と考えております。 JAおきなわでは次年度以降、令和6年度までに2,200トンから2,300トンの予測をしております。 農家数の減少や高齢化は着実に進んでおります。しかし、若手でパインを栽培したいという相談や実際に栽培を始めた方もおり、村としてはパインの生産量を維持するためには、このような担い手を育てることが重要だと考えております。 また、JAが取り組んでいる優良種苗の確保や園地の整備から植付け支援までのパインアップル構造改革特別対策事業を推進し、さらに単収向上による増産に向け取り組んでまいります。 3点目の苗が不足して計画どおりに植付けができないとの声が聞こえるがについてお答えいたします。独自の供給体制ができないかということについてお答えします。 パインの苗については、JAがこれまでパインアップル構造改革特別対策事業を活用し農家へ配布している状況であります。これまでの優良種苗増殖事業により多くの農家に優良系統(N67-10)の普及が進んでいると認識しており、苗については吸芽苗やえい芽苗の整理を行い、また冠芽を利用するなど農家個々において苗を確保できるものと考えております。 さらにJAでは余剰に苗を保有している農家と苗不足の農家への斡旋を行っていると伺っております。現時点でN67-10の苗については村独自の供給体制は考えておりません。 また、種苗法の改正によるゴールドバレル等一部の品種については、来年4月より自家増殖については県への許諾が必要となることから農家へ支障がでないよう関係機関と調整してまいります。 4点目の国勢調査の速報値を受けて村としての検証・分析・情報共有を行ったかについて、5年ごとに行われる国勢調査は10月1日を調査期日として行われ、令和3年2月に人口・世帯数の速報結果が公表される予定となっておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により遅れている状況にあります。現時点での情報として、県に提出した資料より全人口1,599名と各字別人口集計資料があります。 その集計資料に基づいた検証と分析については行っておりませんが、2015年と比較すると定住促進住宅建設(集合型)の建設を行った字については増減が少ないか増につながっていることが読み取れます。 今後は、詳しい統計情報が順次公表されることによって、詳しい分析ができるものと考えております。情報共有については課長会において報告を行ってまいります。 集合住宅等の整備以外に村として高く評価している施策については、本村における移住定住促進の取組として住環境の整備、学習環境の整備、子育て支援等の8項目において様々な展開をしてまいりましたが、子育て世代をターゲットとした移住・定住施策の中の子育て支援における施策の効果があらわれているのではないかと考えております。 5点目の村職員で村外から通勤している職員数は全職員の何%を占めているかの質問については、2月末時点で全職員62名に対して37%が村外からの通勤となっております。 以上、答弁といたします。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) アクリル板がありますから、マスクを外して行いたいと思います。 村の農家の経営状況といいましょうか実態について、2015年の農業センサスからお答えをしておりますが、2020年も恐らく農業センサスが行われたと思います。その2020年度のセンサスの数字は出ているんでしょうか。もし出ているんであれば、その5年間、どういうような流れになっているのか、その辺がもしお分かりになればお答えしていただけませんか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 農林業センサスにつきましては、議員御承知のとおり5年に1遍の調査でありますけれども、2020年のセンサスにつきましては情報としてはまだ入っておりません。 以上であります。 ○議長(港川實登君) 宮城準君。 ◆2番(宮城準君) じゃあ、例えば2015年の比較でも構いません。施政方針の中で農家数、耕作面積、全てにおいて減少傾向にあるという状況で、センサス以外にどの程度この四、五年でその状況は変わってきたのか、その辺を把握しているのであれば、お願いをしたいと思います。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 詳しくはちょっと情報分析はしていないんですけれども、村独自で去年確認して調査したところによりますと、パイン農家が97戸、それからカボチャ農家が46戸、キビが6戸、観葉27戸、マンゴー12戸ということで重複含めて188戸となっておりまして、数字上では170戸に対しましては188戸ということで増えてはいるんですけれども、その作物においては重複している部分もありますので実態としてはもう少し減るのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 確かに村の出されている資料を見てもこの5年間ペースで10名ないし20名づつ減ってきているというのは見えます。 ここに来て生産数が伸びないのは恐らく構造的に先ほどあったような年代別の部分が全て上がってきている、それによってなかなか思うような生産ができていないというのが中身なんだろうなという私なりに理解をしていますが、その辺、農林課長どう考えていますか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) ここへ来て確かに全体的に先ほど村長からの答弁でありますとおり、就業者数全体の中で70歳以上が99名ということになっておりますので、実態として高齢化が進んでいるというのは確実だと思っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。
    ◆2番(宮城準君) かなり厳しい状況が続いていると思います。 そこで、具体的にというか、施政方針でパインの総合農産加工場への搬入、2,000トン前後で推移をしているというような書き方をされていたんですけど、実際行政報告では1,797トン、昨年よりも158トンも減っていると、1,797トンしか出ていないのに2,000トン前後で推移しているという感覚というか、その辺、何となく私は解せないところがあるんですけど、一昨年の令和元年は1,957トンでしたか、約2,000トンに少し足りなかったんですけど、その辺、村としてこの200トン以上も2,000トンに足りない状況を2,000トン前後で推移しているという感じ方をしているという根拠ではないんですけど、どういう感じ方をしているのか、その辺を少しお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 施政方針の中で近年は2,000トン前後で推移しているということでありまして、令和2年度につきましては約1,796トンで、去年につきましては1,955トンということで、平成29年度以降に2,181トンということで2,000トンをいっていましたけど、ここ3年間は減少傾向にあることにはあるんですけれども、実際JAの計画では増える予想であったのですが、結果的にそうなっている状況であります。 ただ、2,000トンというのはパインの収穫によって増えたり減ったりするのでちょっとそういう書きぶりになっているところであります。御理解をよろしくお願いします。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 答弁書を見ますと令和6年度までに2,200か2,300トンというような計画のようですが、ちなみに令和3年度、今年の搬入計画は何トンを予定していますか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 来年度、令和3年度のパイン出荷予測につきましてはJAからの資料によりますと北部全体で2,207トンでございます。うち、東村につきましては1,500トン余りを出荷予測としております。 以上です。 ○議長(港川實登君) しばらく休憩いたします。                       (10時18分) 再開します。                                        (10時18分) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 2,200トンを予定しているということなんですけど、当然各地域の積み上げで2,200トンと予想されていると思うんですけど、ちなみに東村の1,500トンについて、今、今年の実績あるいは植付けの実態を見て、課長、妥当な数字だと思いますか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 妥当と考えています。 以上です。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 私はかなり厳しいのかなと単純に思っています。先ほど答弁書の中に1,200トンちょっと実績が300トン増えるということはこれまでの流れの中ではかなり厳しい数字なのかなというふうに思います。厳しくても工場の健全運営のためにはそれだけの目標に取り組んでいかなければいけない、やっぱりそのためにはどうしても新しい新規の就農者を増やしていく、あるいは規模を拡大を望んでいる農家についてはそういうような施策をしていく、そうしないとなかなかうちのパイン産業は伸びるというか維持向上は見込めないのが今の現実になっているのかなというふうに思います。 そこで私は新規就農者をいかに支えていくかが今後の課題、それと規模拡大をどう図っていくか、今後の課題であると思います。 これまで村長は選挙の公約あるいは施政所信表明施政方針等新規就農者の育成のために後継者育成センターを創設していくんだということを述べられて、私も一般質問等々で二、三度その件については触れてきました。 今回の村長の施政方針を見たらそういうところがないように、施政方針から消えているような気がします。そこで、村長に伺いますけれども、そういう育成センターの創設についてはもう頭にないんですか、それとももう断念されたんですか、その辺をお伺いします。 ○議長(港川實登君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 後継者育成センターの断念かということですが、決して断念ではありません。ただ、前回も答弁したと思いますが、今、我々の地域でJA本体合理化計画がありまして、まず地域に支店機能が存続するかどいうか、まずそこを今私たちはあらゆる方策で支店の機能を残すと、これは議会も一緒になって要請してありますので、それに向けて今取り組んでいるところなんですが、本体がしっかりしていないと私の構想の中で先ほど選挙公約にも掲げておりますセンター設立、これは非常に厳しいのかなと考えております。 まずは支店機能を残すと、それからということでの話になるかと思いますが、決してこれを下したということではありません。それはなぜかと言いますと、やはり農業、担い手育成をするのに独自でスタートするのはいろんな給付金とか補助金とかありますが、ゼロのスタートじゃなくてマイナスからのスタートで非常に厳しい状況におかれると、それはもう今までもこの新規就農者からそういう意見がありまして、どうにかセンターで地域でこの後継者育成、それをやって法人化の中からのれん分けという形で、これは前々から私は主張しているわけなんですが、すぐに今日にということではありませんが、できましたらアドバイザーとそういうのを確保をしながらそういう体制がつくれたらなという形では思っております。これはまだまだ先になるとは思うんですが、ただ一つ一つ確実に、今、最近またパインの青果の台湾からの輸入と、そういう大きな課題も出てきております。その中でやっぱりそういう体制を、経営を強化するためにはそういう体制がぜひ必要じゃないかなと考えておりますので、すぐというわけではございませんが、一歩一歩確実に進めていきたいなとそういうことでありますので、ぜひ議会の皆さんの御理解をいただきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 断念ではないということなんですが、JAの支店のことに絡めて何かそこが原因でこれが進まないということのようですが、あくまでも後継者育成センターという構想は村長の考えだと私は思います。そういう中でやっぱりこの指導力を生かしてそれを進めていく、JAさんの部分が解決しなきゃ進みませんでは村民に公約した意味があまりないのではないかなと私は思います。ですから、どういうような一歩一歩になるか分かりませんけれど、常にそういうすばらしい構想を持っているわけですから、そういうものを生かさないと今の農業経営の実態というか解決には私は進まないと思います。ぜひ村民に約束をされているわけですから、全力を傾注していただきたいというふうにお願いをしたいと思います。 それと、やっぱりこのパイン産業、ほかの産業もそうですけれども、農業の特効薬、私は例えば加工用原料についてはやっぱり価格体制だと思います。何年か前に100円という価格に、体制になりました。やっぱり農家としては加工用原料の価格がもう少し上げてもらいたいというか、価格がある程度もう少し伸びてほしい、それは農家の切実な思いだと思います。当然、増産に向けてもそういう価格になれば、自然とそれに取り組む必要が私は増えると思うし、ここにきて新規の若い人たちが何名か私の周辺でも増えてきています。恐らく増えてきている要因はやっぱり価格が100円という部分になって、それなりの魅力も感じてきていると思います。ですから、それをもう少しアップする、そういう政治的な手腕をぜひ発揮していただきたい、それについて村長はどう思いますか。 ○議長(港川實登君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 宮城議員の質問にお答えいたします。 これは本質を突いたことではないかなと考えておるんですが、今の財政からすると今JAも非常に厳しい状況にあるのかなとも思ったりしております。ただ所得の向上につながる、単価も非常に大切なんですが、やはり今の加工用原料の反収のアップ、これも議論すべき必要、技術的なものかなと考えております。といいますのは、同じ面積で反収をアップするということはその分が収入増につながると、そういうことと考えておりますので、今、日パ協からのいろんな試験でのデータでも指摘はされているんですが、反収を上げる方法を議論してくれと、これは昔に比べて相当減っているんではないかと、日パ協のほうでもそういう危機感を持って対応しているということでございますので、我々としてもまずは価格、今の分の収入を上げるためには価格を上げるのも大切かもしれないんですが、やはり反収を引き上げると、そういうことも大切ではないかなと考えております。 データとして、東村は赤土で酸性土壌なんです。ところが、パインは4.5から5.5が適正なpHであるとそう言われているんですが、パイン農家ではなかなか土壌分析をやらないと、中には強酸性になって3.7とか3.8と、そういう圃場もあると、そうするとやはり反収にも影響があるんじゃないかといわれています。そういうことで我々としてはここら辺の栽培技術の普及、これはJA、さらには加工場を含めて県も含めて議論して農家にこの反収アップを呼びかけていきたいなと、そういうことを考えております。 パイン農家でありますし、また行政の担当者でもあったわけですから、そこら辺は十分把握されているとは思うんですが、やはり村として反収、この価格を上乗せして100円ということで、そういうことになっているんですが、やはり農家はもうからないと経営が成り立たないと、そういうことがありますので、価格、これは今先ほど申し上げたように非常に厳しい状況となるとやっぱり反収を引き上げるとそういう形の方向性をまずは示して取り組んでいく必要があるのかなと考えております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 村長がおっしゃるように反収を引き上げる、大変大切なことだと思います。 でも、反収を上げるためにも優良種苗の確保が必要だと思うんです。 これまで優良種苗、ほぼJAさん頼みという形で恐らくやられてきたと思います。そういうことで加工用の原料を増産に向けようということで指導対策をずっとやられてきたと思うんですが、ここに来て答弁にもあるように新規就農、あるいは規模拡大等々のある一定の農家にしか種苗を分けていないというような実態も聞いています。 そこで、やっぱりパインは植付け、あるいはホルモン処理によってその年で苗の確保が全く変わります。夏実型のときはある程度の苗の確保はできますけど、秋・冬実型になるとほぼえい芽苗の確保はできません。単純に冠芽苗といいますけど、秋実・冬実の冠芽は細く歩留りは50%もいきません。その辺考えたときはやっぱり苗の確保等が非常に大事だと思います。特に新規というか植付けを促進したやる気があるときに苗がないと、その圃場をほったらかすわけです。そして自然と意識が薄れていってなかなか植付けに進んでいかないというのもあります。ですから、これまでのようなJA頼みの種苗対策では私はかなり厳しいのかなと思います。ぜひ村独自でも種苗対策は取り組むべきだと、答弁書は考えていないということでしたけれども、私はあえて取り組むべきだと思いますけど、その辺をどう思いますか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 これまでは議員御指摘のとおりJAのほうで構造改革特別対策事業を使いまして希望する農家へ配布しているところでありましたが、ここ二、三年につきましては規模拡大及び新規就農者に重点を置いている状況であります。 苗不足につきましては議員おっしゃるとおりであるんですけれども、JAが行っております苗の実際は余剰苗を抱えている農家もたくさんあると聞いております。そこで苗不足の農家もいるということで、いわゆるマッチングというんですか、答弁書にも書いているんですけども斡旋するようなシステムをもう少し構築すれば、苗不足は解消に向けていくのかなと思います。 それから、先日なんですけども、N67-10ではないんですけれども、チャレンジ農場のほうでバレルの輪切り増殖、苗不足解消のために輪切り増殖の栽培講習会を行ったところであります。N67-10につきましてもいろんな苗の確保の方策があると思いますので、その辺も併せて推進していければいいのかなと思っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 村独自で取組ができないのであれば、農家に対してどういう形で苗の確保をする手段があるというのを講習会あるいは機会を見つけてそういうノウハウを植え付けるというか、そういう啓蒙をするのも必要だと思います。 そこで、先ほど価格のことを言いましたけど、現在、村から10円のキロ当たりの補助が出ています。先ほどちょこっと村長、それについても厳しいようなことを言っておりましたけど、実際上、今この10円補助は単独予算なんですか、それとも別予算を何か使っているんでしょうか、その辺を少しお願いします。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 初めにパイン価格の内容説明をさせていただきます。1級果、現状では110円となっておりまして、その内訳として原料価格が70円、冠芽奨励金30円、それに役場の補助が10円ということになっております。 そのほかにGAP対象者というのが、GAPのいろんな手続をやった方に対しましてはキロ当たり4円の日誌出したりした場合には追加があります。 議員御質問の10円補助の予算なんですけれども、これにつきましては過疎のソフトを活用させていただいているところであります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 過疎債を利用しているということですから、実情10円のうち3円を役場が行政側が負担をしているという形でも捉えられるのかなと、過疎債は後年度の70%は返ってくるわけですから、その辺を考えたらこの10円補助についても継続していくことについては大丈夫なのかなと私は個人的には思います。そういうことでぜひ続けてほしいし、できたらもう少しアップを考えてほしいなというようなふうに思ったりもします。 時間が迫ってきているようですので農林についてはその辺にしたいと思いますが、国勢調査、速報値、施政方針で1,599人と聞いて本当にびっくりをしています。前回の調査より121名減、これはこれまでにないスピードで減少になったと思います。人口減にせよ増減の要因には自然減あるいは社会増減があると思いますけど、本村において、この121名の減になった大きな要因はどこにあるのか、その辺をもし答えられるのであれば、お願いをしたいと思います。 ○議長(港川實登君) 総務財政課長、宮城調秀君。 ◎総務財政課長(宮城調秀君) ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 前回から121名の減になった主な要因についての質問なんですけれども、村では定住促進に向けてのいろんな取組を行っている状況にあって、保育所等の子供たちも以前よりは増えてきているのかなという認識があります。それにもかかわらず減になっている要因につきましては、やっぱり自然減、亡くなられる方のほうが増える、亡くなられる方のほうが多いのかなというふうに認識はしております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 2番、宮城準君。 ◆2番(宮城準君) 村の人口ビジョンの中で定住というものについて危機感を持ったのは社人研、国の国立社会保障人口問題研究所、社人研がこのままの状態でいくと2040年には行政、自治体としてかなり厳しい状況になりますという数値が出ています。 今年のこの国調を見たら、この社人研の分よりも進んでしまった。社人研の予想よりも進んでしまっている状況なんです。ですから、非常にびっくりをしているんです。村が定住の集合住宅等々をいろいろ施策をしているにも関わらず、これだけ減っているというのはやっぱりどこかに原因があるのかなと、単純に自然増で減っただけじゃなくて、社会増で増やしていくのか、自然増で減りましたでは少し分析が不足かなというふうに思います。その辺についてはぜひこれから分析すると思いますので、細かな分析をお願いしたいと思います。 人口減少について…… ○議長(港川實登君) 発言の途中ですが、準議員、間もなく時間となります。 ◆2番(宮城準君) 3分前、1分前には鳴るというのが鳴らなかったものですから、じゃあ、時間ですから尻切れトンボになりますけど、最後に、職員のあえて何%か聞きました。その答えとして37%が村外から来ているということです。少し超過しますけど、37%もいるということで職員の3名のうち1人はもう村には住んでいませんということですから、私は大変大きな数字だと…… ○議長(港川實登君) 準議員に言います。超過しておりますので簡潔にお願いします。 ◆2番(宮城準君) 実際、定住を促すために仕事づくり、要するに職場づくりは大変大切なことだと思います。その中で本村で役場は第一の職場だと私は考えています。今、役場の関係する職員130何名かいますね。任用職員を含めますと140名近くの人がいます。これは村内の総人口、就労人口の約15から20近くになると私は考えています。ですから、定住をこれから本当に本気でやるのであれば、最後ですけど村の職員の在り方、本当にこれでいいのかどうか、それを整理していく必要があると私は考えていますけど、その辺、最後に村長はどう思うか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(港川實登君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 質問にお答えします。 過疎対策で非常に効果がなかなか現れず、逆に国調で人口減少とそういう結果になっているということで役場職員もそこに住むべきじゃないかなという形での質問じゃないかなと私は取っております。 これは職員がどこに居住するかは強制はできませんが、我々としてはどうしても職員に対して常に協力依頼はしていきたいと、そのように考えています。地域に住んでもらうと、これは職員に対しては強制はできません。ただ、行政として、村長として、職員に対してはなるべく地域に住む、東村に住んでもらうと、そういう方向での要請、お願い、それはしていきたいとそのように考えております。 以上です。 ○議長(港川實登君) しばらく休憩します。                         (10時47分) 再開します。                                        (10時47分) これで、農業振興過疎対策を問うの一般質問を終わります。 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 施政方針を受けて質問をいたします。 パインアップルの加工用原料の増産に向けてロボットやIoT技術を活用した作業の省力化によって作業員の減少にはならないのか。IoT技術の導入に見合った収入は期待できるのでしょうか。 また、心土破砕に係る一部補助というのは幾らなのか。 道の駅のサンライズひがしに設置予定のデジタルサイネージの具体的内容の説明をお願いします。大きさであったり、費用、村内観光のPRや行事の案内等に利用するのか、個人事業主なども利用できるのか。 交通安全対策についてはハーブティー作戦やパインアップル作戦を実施しています。参加している小学生には交通安全の意義を伝えるいい催しになっていると思います。しかし、常日頃の交通、特に週末の交通量の増加と単車の無謀な運転は村民を巻き込む事故につながりかねない。雨天を除く毎週末のパトロールの強化を実施するよう警察に要請できないでしょうか。 北部訓練場基地問題です。北部訓練場の過半の返還に伴い、政府のいう負担軽減は現実とはかけ離れ、騒音、住宅上空の低空飛行は激しくなってきています。集落に近いヘリパッドはN4及びLZ17も含まれていますので、併せて撤去を申し入れてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(港川實登君) 答弁の発言を許します。當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 伊佐議員の質問にお答えいたします。 1点目のロボットやIoT技術を活用した省力化による作業員が減少にならないかについてですが、総合農産加工施設は近年作業員の確保が困難な状況が続いており、将来的には操業に影響が出る可能性があります。安定した作業により処理高、歩留り等の向上が期待できることから、芽取り機の導入を検討しているものであります。 2点目の心土破砕の一部補助についてですが、サトウキビの土壌改良に伴う心土破砕の費用として1平米当たり32円を助成するものであります。 3点目の道の駅サンライズひがしに設置されておりますデジタルサイネージについてですが、北部広域市町村圏事務組合が実施主体となって進めている事業で、北部地域の観光拠点施設をWi-Fiで結び、サイネージ等を活用し観光情報の連携強化を図り、北部地域の周遊を促すことで地域全体の観光産業の振興を促進するための事業となっております。このデジタルサイネージは村内の情報はもとより北部地域の観光情報等を提供するツールとなっており、公的な情報掲載のみならず民間の事業者による利用も可能となっております。設置されているサイネージは幅140センチメートル、高さ170センチメートル、50インチのディスプレイとなっており、機器の価格につきましては250万円となっております。現在はテスト運用を行っており、正式な運用は4月1日からとなっております。 4点目の雨天を除く毎週末のパトロールの強化を実施するよう警察に要請できないかについては、名護警察署へ要請としては騒音や事故防止対策を要請しているところであります。 名護警察署においては毎週末や休日にはレッドローリング・検問等による交通取り締まりを行っており、令和2年度における東村内での検問や白バイによる取り締まりは20回、東村につながる国道や県道での取り締まりを含めると54回との報告を受けております。今後の取組方針として、パトカー・白バイの投入回数を増やしオートバイ等のスピードの抑制を図ると伺っております。 議員提案の要請については、村民の生命財産を守るため、引き続き要請活動を行ってまいります。 5点目の北部訓練場基地問題につきまして、北部訓練場においては平成27年2月のN4地区の先行提供開始以降、米軍機による騒音は増加しており、騒音の回数は供用開始前の平成26年度と比較すると1,474回から6,914回と大幅に増加している状況となっており地域住民の生活環境に大きな影響を与えている状況であることから沖縄防衛局や関係機関に対しN4及びLZ17についても使用停止、撤去を要請してまいります。 また、北部訓練場に所在する福地ダム及び新川ダムについては日米地位協定により米軍が使用することが可能な状態となっており、水源となっているダム流域で訓練を行うことは村民のみならず県民にも不安を与えるものであり、米軍による共同使用の解除も併せて要請を行ってまいりたいと考えております。 以上、答弁とします。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) ありがとうございます。パインアップルの加工用の機械ですけれども、まず、近年デジタル用語が氾濫をしていましてなかなか難しい言葉がいっぱい出てきます。IoTというのも調べてみたら、モノのデジタル化というような形で出ていますけど、このIoTというのを少し説明をお願いいたします。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 IoTにつきましては、近年、しばしばよく使われている言葉でありますけれどもちょっと調べてみました。インターネット技術を利用してモノとモノを結び通信したりするということであります。それによりそれぞれモノについているセンサーからのデータを得て機械などを動かすということになります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) そういう機械が導入されるということでいいのかと思いますが、この機械の費用は幾らぐらいになりますでしょうか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 芽取り機になりますけれども、今現在の見積りで約8,500万円程度を予定しております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 8,500万円、かなり高額だなと思いますが、それに機械ですのでやはり故障であったり改善、修繕、それから技術がどんどん進んでいきますので買換えとか新たな機械にまた変えなければいけないというようなことでそういう費用とパインアップルの収入と見合うのかどうなのかとその辺の見積りなどはできているのでしょうか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) その前に答弁しておりました、近年、工場作業員のほうが相当減少しておりまして、去年、令和2年につきますと79人の工場従業員がいました。過去5年で答えますと平成29年の9月では約137人の従業員がいたわけなんですけども、そこから約58名程度の減少となっております。実際は130名程度が常時いれば安定した操業ができるわけなんですけれども、近年、なかなか工場の従業員を募集しても集まらない状況がありまして、それに伴って芽取り機を導入するわけであります。 議員指摘の維持管理費とか将来の更新費用とかそういったものにつきましては、今、精査しているところであります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 従業員の、職員の減という話ですけども、これの原因は何ですか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 原因につきましては詳しく分からないんですけれども、作業員の高齢化が一つ挙げられるかと思います。 それと作業が幾分重労働になっているのと、あと単純作業が多いということでなかなか人が集まらないということだと考えております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 作業員が集まらない理由はきっと賃金と見合わない労働力なのかなというふうにも思いますけど、重労働であればそれなりの賃金を支払ってしかるべきではないのかなというふうに思います。場合によってはこの人件費、賃上げをして労働者を確保して労働者の技術も習得してもらったほうが機械導入より安くならないのかな、なるのかなという意見もちょっとどんなでしょうか。答えられますでしょうか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) 賃金の上昇につきましては、今現在、JAおきなわさんが工場運営をしておりますので、私のほうから答えることはできません。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) やはり、先ほどもありましたけれども、定住をやっぱり増やしていきたいのに労働力は機械に任せて、その定住が減っていくというのはどうなのかなというふうに思います。やっぱり労働者がこの東村に住めるような環境も必要ではないのかなというふうに考えています。 次の質問に行きます。 どのくらいの農家の方々がこの心土破砕をやっておられるのか、実施率が分かりますでしょうか。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 心土破砕につきましては、今回、サトウキビ農家6農家につきまして予算化しているところでありますので、新しい事業となります。今年の予算としましては約1万平米の植替えがあるだろうともくろんでおりまして、予算的にいいますと35万2,000円ということになります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 心土破砕で赤土流出防止にも一役買っているという話もありますけれども、その辺の説明をお願いできますか。 ○議長(港川實登君) 建設環境課長、金城幸人君。 ◎建設環境課長(金城幸人君) ただいまの伊佐議員の御質疑にお答えいたします。 村の赤土等流出防止協議会において、令和2年度におきまして約3.3ヘクタールの計画をしております。実際、その計画どおりの面積を村内7か所で今年度実施しております。これはパインアップルの圃場を主とした対策となっております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 赤土流出防止、どのような効果があるか少しお知らせください。 ○議長(港川實登君) 建設環境課長、金城幸人君。 ◎建設環境課長(金城幸人君) ただいまの御質疑にお答えいたします。 この心土破砕のアタッチが約1.5メートルほどの深い真砂土で地中に空気層をつくるということで、表面の水が流れるのを地下の浸透率を上げるということで流出防止にとても効果があるということで実施しております。 特に傾斜がきつい圃場であったり、面積が大きな土地など、農家さんといろいろコーディネーターが調整をした中で実施をしています。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 心土破砕については実質費用がかからないという話を伺いましたけれども、ぜひ農家の皆さんに心土破砕をしてもらえるように提案をしていただいて、やはり赤土流出防止のためにも普及してもらいたいと思いますが、この辺の普及活動というのか、その辺はどういうふうに行っているのでしょうか。 ○議長(港川實登君) 建設環境課長、金城幸人君。 ◎建設環境課長(金城幸人君) ただいまの御質疑にお答えいたします。 赤土流出防止対策につきましては、この心土破砕、議員も御存じのとおり心土破砕のみならず従来から行っているマルチングであったり、ベチバーなどのグリーンベルト、最近ではサトウキビのトラッシュであったり、猪垣の下にひきますシートの設置などいろいろな対策があります。そういった対策を各農家さん、その圃場に合った対策をぜひ講じてくださいということで直接指導であったりお願いをしています。パンフレットを協議会のほうで作成をしまして農家さんのほうに配布をし、今月には各世帯に住民のほうにも対策の実施状況であったり、こういった対策がありますというようなことも含めて周知を図っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 続きまして、サンライズひがしに、今聞きますともう既に設置されているんですね。試験運用しているような形だと言っておりますが、このデジタルサイネージも初めて聞く人がいると思いますので、この辺の説明からお願いしてよろしいですか。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 デジタルサイネージ、ちょっと言葉自体なかなか聞き慣れない言葉だと思うんですが、要は電子的な案内表示板という形になります。タッチパネル式で自分が欲しい情報を選択して見るという形になっておりまして、今回この事業が北部広域市町村圏事務組合のほうが実施主体となってやっておりますので、村長の答弁書にもありましたけれども、北部の周遊を促進するということで、東村の情報のみならず北部地域の情報が一覧できるような形のシステムになっております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) ありがとうございます。 答弁書にもあるとおり、50インチのディスプレイということですけれども、これは壁掛け用ではないわけですね。要するに触れるぐらいのところに設置すると、すばらしいです。実は、その答弁を聞く前にタッチパネル式でいろいろ観光客が行きたいところの情報を集めるとかそういうことができるのかという質問をしようと思ったんですが、そういうことができるということですか。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えします。 当然、利用者が好きな情報を選択して見るという形ができるような形になっております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 例えばこのうちの農場の宣伝をしたいんだけど、例えばうちのミカン園の宣伝したいんだけどというそういう個人的な要望もこれは応えらえる仕組みになっているんでしょうか。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 このシステムの設置の目的がありまして、北部地域の観光施設等を周遊できるような形になるというような趣旨がありますので、民間でも使用できるというふうに答弁がありましたけれども、そういった趣旨に沿って情報を掲載できる、できないか、そういった判断にはなってくると思うんですけれども、個人の農場とかそういうものが掲載できるのかどうかというのは多分趣旨に沿えばできる可能性はありますけれども、詳しい内容につきましては北部広域市町村圏のほうに問合せて見たいと思います。 以上です。 ○議長(港川實登君) 伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) 続きまして、交通安全の件で、今本当に週末、土日、それから祭日、祭日の前日とかそういうときの単車と私は書きましたけれども、単車とも限らず乗用車も列を成してかなりのスピードで通行するというのが本当によくあることで、運転しながらひやひやするのがしょっちゅうあります。しかも、カーブの多い道を選んでというか、そこにスピードを出すというような行為が行われているんですが、これは本当に危険な行為ですので、ぜひともこれはパトロールを強化してもらいたいと、村長の答弁にもちゃんとやっていくというようなことを書かれています。 それと、質問通告書には書いておりませんけど、この交通安全の面でやはり歩道の未設置のところが見受けられます。特に宮城のイノーガマからイユドマリの間のカーブですけど、あそこは歩道がないんです。あそこ、カーブですからああいうところでスピードを出して走行するオートバイがよくあります。 それと、最近お年寄りとか障害が持っている方が利用する何カーというかシルバーカーというかありますよね。そういう方の通行もあったりして、非常に歩道がないというのが危険ですが、その辺の歩道の設置の予定はないのか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(港川實登君) 総務財政課長、宮城調秀君。 ◎総務財政課長(宮城調秀君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えいたします。 歩道の設置につきましては、県の土建部が管轄になるかと思いますけれども、その都度といいますか、懇談会とか要請事項として提出あるんですけれども、そういった機会を捉えて歩道の設置については要請しているところではあります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 伊佐真次君。 ◆3番(伊佐真次君) ぜひとも歩道の設置を行うように要請したいと思います。 それから、5点目の北部訓練場の問題ですけれども、先ほどの村長の答弁でN4及びLZ17についても使用禁止と撤去を要請してまいりますという答えがありましたので、本当にぜひそうしてもらいたいというふうに思います。N4とかN1とかHGというのは新しくできたヘリパッドでそこに目が行きがちなんですが、実はずっと使われていたのも幾つもありまして、そのN4より実はこの道路側に近いのはLZ17なんです。ですから、このN4の撤去を言うのであれば、やはりLZも言っていかないとおかしいというふうに私は質問しましたら、やはりいいお答えをいただきましたので、ぜひそういう要請を行っていただきたいと思います。 それから、ダム流域での訓練のことも書いてありますが、数日前、たまたまこの新川ダムを見ていた方が撮影していた動画がありますけれど、この新川ダム管理棟の周りをぐるぐる回るオスプレイの動画が送られてきていましたけれども、そういうのがしょっちゅうあることなんです。やはり県民の水がめを守るためにもやはりこのダム周辺の使用も解除も併せて要請を行ってもらうという村長の答弁、力強く思いました。ぜひそのことに関して最後に村長の思いをもう一度伝えてもらえるとありがたいと思います。 ○議長(港川實登君) 村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 伊佐議員の質問にお答えいたします。 最初の答弁で答弁書のとおり要請活動をしていきたいなと考えております。これは北部訓練場、陸域、水域、空域あると思うんですが、空域についてはどこからどうなっているのか皆目資料がなくてどの程度なのか分からないです。水域も宇嘉川が今度新たに提供された地域であると、そういうことを把握しているんですが、その福地ダム流域、特にこれはN4、LZ17、それは直接福地ダム流域になっておりますので、もし仮にここで事故が起こった場合は県民への安全な水の供給、安心して飲める水の供給、それができなくなるんじゃないかなと危惧しております。 今、沖縄県全体、コロナ禍の中で観光産業は非常に厳しい状況なんですが、もしそこに墜落とかそういう事故が起こった場合に取水制限がかけられたらどうなるのかなということをあってはならないことなんですが、最悪の場合、その場合どうなるのかなと非常に心配しています。そういうことで我々としては地元としてやっぱり我々東村民もそこの水を利用しているわけでありますので、そこの水域での流域での訓練はぜひ中止していただきたいなと、これは1回要請して実現できるような課題ではないと思います。これは重々承知しております。しかし、粘り強くそういう村民の安心・安全を守るという面からは粘り強く、粘り強く、とにかくここを停止してもらいたい。そういう形での要請は今後継続してやっていきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 3番、伊佐真次君。
    ◆3番(伊佐真次君) 質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(港川實登君) これで、施政方針を受けての一般質問を終わります。 しばらく休憩します。場内の時計で11時25分まで休憩します。                  (11時17分) 再開します。                                        (11時25分) 6番、神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) それでは一般質問させていただきます。私も施政方針について伺います。 まず1つ目に、定住促進について。村の人口が1,599名となってしまいました。前回の国勢調査より121人の減少です。現在、定住促進住宅、集合型及び個別型の空き戸数が数戸ある。また、村営住宅においても空き戸数がある。このような状況下の中で、新たな定住促進住宅の建設計画を進めていくのか伺います。 また、定住促進住宅の建設をはじめ、諸政策を実施し過疎化対策に取り組むとありますが、新たな施策があるのか具体的にお答えください。 また、コンパクトシティについて、村としてはどういった考えを持っているのかお聞かせください。 2つ目に、農業振興について。高齢化に伴い、農家数や耕作面積減少傾向にあります。チャレンジ農場での担い手研修の実績について伺います。そこでこれまで何人が研修を受け、新規就農しているのか、また村所有のトラクター利用で9月、11月ごろ農作物の作付が集中します。この時期台風シーズンでもあり、降雨が続くとオペレーターが不足します。適期作付するためにも、村で臨時的な対応可能なオペレーターを確保してほしい。チャレンジ農場で研修する担い手、もしくは職員で対応することも考えられないか。 選果の改善について。東村ブランドのゴールドバレル、JAでは5月から7月ハウススパインや路地ボゴール等数品目の選果が行われてるため、以前からゴールドバレルの選果に遅れや待果等の支障が生じる恐れがあると言われて、品質の低下が心配されている村ではどう考えているのか。 3つ目に、コロナウイルス感染症にて経済活動に悪影響を及ぼしている件ですが、五味観光跡地のリゾート開発の進捗状況はどうなっているのか。今回の施政方針において、リゾート開発関係には触れられてないように思いましたが、ロラン基地跡地の開発も併せて村長のお考えを伺いたいと思います。 4つ目に、村の施設の管理について。施政方針の中で、直営部の管理も検討するとあるが、予想される施設はどういったのがあるのか。また直営をするに当たり、村としてのノウハウはあるのかお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。 ◎村長(當山全伸君) 神谷議員の質問にお答えいたします。 1点目の定住促進について、少子高齢化時代の到来により、全国的にも人口減少が顕著であり、本村におきましても例外ではなく人口減少が続いております。このような中、平成22年に東村定住促進検討委員会が設置され、子育て世代をターゲットとした移住定増加のための取組として「居住環境の整備」、「学習環境の整備」、「子育支援」等の充実を図ってまいりました。 特に居住環境の整備につきましては、これまで定住促進住宅として個別型、集合型を整備してまいりました。現在の入居の状況は、個別型で64人、集合型で97人となっており、部屋の空き状況は個別型で1戸、集合型で3戸となっております。村営住宅につきましては5戸が空いており、担当課において随時募集を行っている状況です。 定住促進における「居住環境の整備」は重要で、今後も必要な施策だと考えておりますので、議員御指摘の空き戸数の問題も踏まえ、状況を判断しながら進めてまいりたいと考えております。 次に、過疎化対策についての施策に関してですが、これまで取り組んでまいりました定住促進に係る諸施策の継続、むら・ひと・しごと創生総合戦略における施策を実施してまいりたいと考えております。また、令和3年度は新たな過疎計画を策定する年となっておりますので、その中でも施策の展開が図られるよう取り組んでまいります。 次に、コンパクトシティについてですが、一般的には高密度で近接した開発形態、公共交通機関でつながった市街地、地域のサービスや職場までの容易さという特徴を有した都市構造のことを示すものだと思われます。 コンパクトシティは少子高齢化に伴う課題を解決するための政策の実現で、全国では様々な取組が行われているようでありますが、メリットデメリットがあるようです。現在、このコンパクトシティについての詳しい情報を持ち合わせておりませんので、本村の発展に生かせる政策なのか情報収集を行ってまいりたいと考えております。 2点目の農業振興についてお答えいたします。チャレンジ農場は、平成23年度よりゴールドバレルをはじめとする生食用品種の普及、ブランド化、担い手の育成などの目的で慶佐次地区の村有地をパイナップル圃場として整備しております。これまで平成27年度から平成28年度に1名、平成29年度から平成30年度に1名、令和元年土から令和2年度に1名の合わせて3名が研修を受けております。 次に、村所有のトラクターの利用についてお答えします。御質問は、農家からオペレーターに連絡を入れても断られ、適期の作付に支障が出ていることから改善してほしいとのことと存じます。 現在、トラクターのオペレーターは3名が登録されております。議員提案のチャレンジ農場での雇用者をオペレーターとして活用することも1つの手段かと思いますが、そのほかにもオペレーター増やす努力や受付窓口を一本化するなど、幾つもの解決策を検討し、農家やオペレーター、村にとってよりよい選択を行い、改善を図ってまいります。 また、村ではトラクター等の購入に対して、これまで新車に限っていた優良農機具への補助を中古の農機具へも拡大する予定でありますので、活用いただきたいと思っております。 次に、選果の改善についてお答えします。JAおきなわに状況を確認したところ、ゴールドバレルは基本的に搬入当日に選果を行っているが、ピーク時には翌日に選果することもあるとのことでした。村としましては、搬入後速やかに選果したほうが望ましいところですが、光センサー選果機の処理能力や農家の搬入時間を考慮すると、品質の低下は最小限にとどめていると考えております。 3点目の新型コロナウイルス感染症拡大について、経済活動に影響を及ぼしている五味観光跡地リゾート開発については、議員御指摘のとおり新型コロナウイルス感染症拡大はリゾート開発関係者の判断に大きな影響を及ぼしております。株式会社コーラルオーシャンリゾートにおいては、引き続き投資家、運営会社等多方面へ事業推進に向け調整を行っているとの報告を受けております。 次に、慶佐次通信所跡地について申し上げます。慶佐次通信所跡地においては、平成28年8月に慶佐次区において跡地利用計画が策定されておりますが、計画から4年を経過してることから、諸情勢の変化により改めて跡地利用の方向性を検討することとなったことから、現在沖縄総合事務局の跡地利用対策課から派遣されたアドバイザーによる支援を受けながら検討を行っております。村としましても、地元の意向を尊重しながら跡地利用の利活用に向け支援してまいります。 4点目の村施設の管理については、基本的な考え方は指定制度に基づく施設管理であります。現時点で指定管理から直営に変更を予定している施設はありませんが、新型コロナ禍においては指定管理者の経営状況が急速に変化することが予想されることから、その時点での状況を判断しながら指定管理か直営管理かを判断していきたいと考えております。 直営に関するノウハウはあるかについてですが、おのおのの施設によって運営のノウハウは違います。公的な施設についてのこれまでの実績はありますのでノウハウはありますが、観光施設などのノウハウについては弱いとの認識を持っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) この定住促進については、前回も質問いたしました。前回も質問して、前回は住んでる方々の意見も聞かれたらどうかということを質問しておりました。まだ時間がそんなにたってませんので、そこまではまだ進んでないと思いますけども、今年度、次年度ですか、平良地区のほうに新たな18戸の定住促進住宅ができて、もう既に募集も終わり、戸数以上に募集があったというふうに聞いております。大変うれしいことです。 ここは景観もよくて、場所的にも行政各地域にすごくアクセスしやすいということであったと思います。聞けば、その中に従来の定住促進住宅、もしくは個別型、集合型に住まわれてる方もそこに便利がいいということで、移って募集をかけたという方も聞きました。実際に、定住促進から定住促進住宅への、この平良区への移動が何戸あったのかお聞かせください。 また、その中でどういった理由でこちらのほうに引っ越そうと考えたのか、併せてもし分かればお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 オアシスげさしのほうからアザレアたいらのほうへの移動だと、転居という形になるかと思うんですが、ちょっとはっきりした数字は分からないんですけど大体5世帯ほどになるかとは思います。 引っ越す理由につきましては、今のとこちょっと確認できておりません。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) 引っ越す理由についてはそれぞれあるかと思いますが、この辺一応これからの参考のためにも調べていただきたいと思います。 まず一つには、これは次年度の産業委員会のほうでも話出したんですが、定住促進住宅、子育てを中心に入居していただくということでスタートしてるわけですね。ところがこの定住促進住宅、子育てに必要ていうか変な言い方ですけども、ほとんど中心が2LDKです。 2LDKだと、子供たちと一緒に生活するには極めて狭いというふうに私は思ってのます。せめて3LDKぐらいだったら、子供たち2人ぐらいは環境的にいいのかなと思うんですが、今2LDKがほとんどで、子育て世代にこれ以上子供を増やしたくても増やせない状態というのもあるかもしれん。 逆にまた、村営住宅のほうは3LDKですね2階建て。また新たにできたものはひらでも3LDKになってます。ところがここは老人夫婦がほとんど住んでます。2階が全く使われてないというそういったこともあるもんですから、この辺を事業が全然違うかもしれませんけども、村としてもこの辺を考えていただきたいと思います。 今質問なんですけども、この2LDKを主体ということについてどう考えてるのか。本当にこれが。これがいいということで前計画なさったんですが、今現在についてはどのように考えてるかお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 集合型でございますけれども、確かに議員のおっしゃるとおり世帯で見ると2LDKの戸数のほうが多めに設定されております。3LDKと1LDKとか1Kとかがちょっと数が少ないような状況になっております。 確かに、住民等の意見を聞きますと、やっぱり3LDKをもって増やしてほしいとかそういう御意見もありますので、次回からその辺どれぐらい増やすのが妥当なのかとか、そういったものも検討しながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) それと、個別型についても実際2LDKになっていると思います。確認しますけどそうですか。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) 個別型でございますけれども、ちょっと2L型かどうかはっきり今確認できませんので、後ほど返答したいと思います。恐らく2Lだと思うんですけれども確認させてください。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) 今ちょろっとした情報では2LDKじゃなくて2Kということらしいです。ということは、なおさら部屋が狭いということですね。 前回ですか、役場の条例で10年以上、小さいお子様がいる場合は10年以上住み続けることができるというふうに規約を変えてもらったわけなんですが、せっかく子育てで案内するわけですからこの辺はやっぱり考えていただきたい。 それと、前回も質問した中で子育てが終わった方というかそういった方も含めて、この古くなった定住促進住宅を払下げというか売却できないかという質問をしました。今2Kですと、夫婦二人で住むにちょうどいいぐらいなんですね。 そうすると、前回も述べたように両親がここに住むていうことは、卒業した子供たちのふるさともここになるわけですから、定住に今後もつながると思います。そういった古くなった施設の売却、前回検討するということだったんですが、この件についてはどういうふうに考えたのかお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 総務財政課長、宮城調秀君。 ◎総務財政課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 前回の答弁では、検討というか確認したいということでの答弁したかというふうに思います。 過疎債を適用させての建設した建物についてなんですけども、これにつきましては県とかに確認したところ、売却を前提としての過疎債の適用はできないという返事をいただいておりますので、現時点での議員提案の払下げ等はかなり厳しいのかなというふうな認識を持っております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) いろいろなところに相談したというのは非常にありがたいことですけども、これそのまま見たらできないわけということだったんですが、これをどうにかできるような仕組みを、仕組みていうかどうしたらできるかというのをまずもう一度考えていただきたいなと思います。 単純に過疎債を使ってるからできないというのであればそれで終わってしまいますけども、それをどういうふうにしたらできるのかというのをまた新しくちょっと考えて、頭をひねっていただきたい。ちょっとこの辺は難儀していただきたいですね。村の定住に関わることですので、ぜひこの辺もひとつ考えていただきたい。 それから、先ほど村長の施政方針にはなかったんですけども、コンパクトシティについて私質問してみました。これは、先ほど答弁の中にもあったように、少子高齢化社会になってくる中で日本全国各地でコンパクトシティていうか、行政、地域にあるところに機能を集中しようという動きになってきてます。 先ほど村長からあったようにメリットもデメリットもあります。大きなデメリットは、校外のほうが疲弊してくるというのがありました。具体的に、遠いほうの集落についてはだんだん人口が減ってきて、自治体が疲弊してくるていう大きなデメリットもありますけども、今後このように人口が減ってきてるわけですので、村の財政、それからお年寄り方々のことも考えてそういったコンパクトシティていうのも今からちょっと頭に入れながら考えていきたい。 というのは、総合計画ができていて審議してるんでしたら、それを見ながら村のこの5年後、後期の計画についていろいろ質問したかったんですけども、それが手元にありませんので見えない状態で今質問してるんで、そういったことも、先ほど言ったコンパクトシティのことも頭に入れながら、今後の村の計画に生かして、考えていただきたいと思います。 それから、農業のことで聞きますけども、チャレンジ農場今まで3名の方が収納したというふうに伺いました。この方々は、今現在どういった、農業関係をどこでやってるのかお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 3名のうち、今1人が今年までとなりますので、この方につきましては今後村内にてパインをする予定とむなっております。 それから、これまでの2人につきましては村内でパインを主にしてるのと、村外、名護市ですけどもマンゴーを経営してると聞いております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) ここで研修して、実際営農するということは非常にうれしいことです。そこで、研修生なんですがどのように募集をかけてやっているのか。 それから、研修してる間はその、何ていうんですかね給与ていうんですか研修費ていうんですか、その辺はどういうふうなことになってるのか、生活は。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 これまでの募集につきましては、特段ていうか一般公募はしてなくて地域、ほぼ農業したい方の相談があったり、うち二人が移住者でありますので移住者から何かないかていうことで、そういった場合にこういった制度があるよていうことで案内してるところであります。 今回、来年度からまた2年間移住者の方を受け入れるわけなんですけど、これにつきましてもちょっと紹介受けて研修することになります。 それから、賃金ていいますか生活費につきましては、任用制度を使ってこちらが給料を払う方向になっております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) お給料もらいながら自分の技術を磨ける、すばらしい制度であります。せっかくここで研修してるわけですし、また卒業して営農なさってる方々がおります。 村には、ホームページの中にフェイスブックじゃなくて何ていうんでしたっけね、ホームページの中にありますよね、今村はどういったことやってるていう動画とかそういったのが。それをうまく活用して、就農した方々が今現在どういったことをやってるというのも載せていただきたい。 今までは緑の協力隊でしたか、ああいった方々が東村今こういう状態ですよというのを村のホームページに載せてるんですけども、こういった営農関係の方々も東村で農業はこういったのがありますと、こういった研修もありますというのを載っけてせめる姿勢を見せていただきたいんですが、この辺どうですかね。やろうと思ったらできると思うんですが考えてみては。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 ホームページに研修の後の就農状況ていうことであるんですけども、可能であるかと思います。ただし、本人の同意が必要となりますので、その辺は考慮しながらOKであれば前向きに検討できるのかなと思います。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) ぜひこの辺はやってください。聞いてみてください。 それからトラクターの件なんですが、こちらではオペレーターを3名いて、今後も増やそうというふうに考えてるんですが、これはこれでいいんですけどもこのオペレーターが本人がパイナップルを作ってたり、また村の勧めてる拠点をもらったカボチャとかそういったものを作ってる方々がほとんどなんですね。 ということは、この作付にまず本人自分のものから優先します。その後、お願いされた方のするんですが、先ほどしたように9月から10月11月にかけて集中しますので、その時に雨降ったりいろいろなことがあった場合に、適期作業に遅れがどうしても出てくるんですね。 だから、もしオペレーター増やすんでしたらそういった同じ農作物作ってない方々にお願いするか、場合によってはJAにお願いしてJAのほうで、どうせ利用料払うわけですからJAのほうで人間だけ工場のほうで確保してもらって、平生は工場の仕事してきてこういったオペレーターの仕事があった場合、もちろん自分たちのところのオペレーターが対応できるんだったらそれで構いませんけども、さっき言ったみたいに農作業集中してできない場合はJAのほうにもこの辺協力していただけないか。その辺話してみる価値はあると思うんですがいかがですかね。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 JAにお願いするか、もしくは作ってない方へのオペレーターに登録するかていうことですけども、いずれにしても可能ではあるかと思います。先ほど答弁からありましたように、いろんな方法があると思いますので、その辺をもう少し精査しながら検討してまいりたいと思います。 それから、9月から11月にパインの植えつけとカボチャの植えつけが重なるていうことであります。参考に言いますと、9月に10件、10月に22件、11月に19件の依頼があります。これにつきましては、議員御指摘のとおり年間通した場合、この秋口の委託が多いていうのはありますので、その辺ちょっともう少し検討してまいりたいと思います。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) それと、先ほど優良農機具の補助がありましたけども、このトラクターというのは中古でもすごい高額になります。頭打ちは幾らで補助率は何%なのか。まだ予算通ってないんですけどもお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 休憩します。                             (11時57分) 再開します。                                        (11時57分) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) お答えします。 有料農機具につきましては、従来、トラクターにつきましては15%で新車であります。最大が30万円までの補助率となっております。4月以降、今考えているのが、中古に限りまして、50万以上と有料農機具にも適用しようということで検討しているところであります。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) トラクターは1割引、単純に言うと1万円、10割引100万円というような計算になります。中古でもそんなには高くないんですけども、普通、農家が使っているのは30馬力以上のトラクターになりますから、それなりの金額になると思います。それにアタッチメントが別々についてきますので、なかなか中古でも、もちろん補助がつくということはありがたいことですけども、この辺もまたもう一度、何かの機会に考え直していただきたいなと思います。 それから、今アタッチメントの話、したんですが、役場で新品のトラクター購入はしましたけども、ストローチョッパーについては製造がされていないということで中古のものを修理して、今、使っている状態だと思います。このことについて、既存の農家の方々の持っているストローチョッパーも同じようにもう古くなって使えないのも出てきてるんですね。その辺のことについて、JAと話し合いを持って、どういったふうに考えているのかちょっとお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 農林水産課長宮田健次君。 ◎農林水産課長宮田健次君) ストローチョッパーについては、製造が今、パイン関係についてはされてないということであるんですけども、JAとこの件につきましては、実際まだ話し合いをしておりません。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) これは、JAのほうもよく分かっていると思います。このストローチョッパーがもし手配できないようになると、今までみたいにバックフォーで表面を弾いて全部捨てるというふうなことになります。今、村は赤土対策で一生懸命考えている中で、全くパイナップルについては、全然、反対になるような作業になってしまいますので、この辺は非常に大事なことですので、ちょっと早急に調整していただきたいと思います。 それでは…… ○議長(港川實登君) 発言の途中ですが、神谷牧夫君、3分前となっております。 ◆6番(神谷牧夫君) はいはい、何でしたっけ。よろしいですか。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) 五味観光跡地の件についてなんですが、これ、昨年も話して、このコロナことで大きく業務が遅れているということでありました。 村長の施政方針の中でも、水関係についても書かれております。今年は大きな水関係の計画の見直しがあるということで、そういった観光設備に向けても対応できるような計画をつくっていくということでありました。 ということで、今現在調査した水源地調査した結果、その施設である程度使える分の量は確保したというふうに聞いてますけども、この辺についてもう一度お聞かせください。 ○議長(港川實登君) 建設環境課長、金城幸人君。 ◎建設環境課長(金城幸人君) ただいまの神谷議員の御質疑にお答えいたします。 今年度、有銘地域の有銘川流域周辺で、3か所の揚水試験、試掘調査、井戸を掘って行っております。平均245トンの、1日当たり水が出ているということです。 ただ、今後、新たな水、五味観光などの対応をするために、各課のほうから各種開発計画などを聞いた上で、水の整備計画立てるんですけども、この10年間で約2,100トンの水量が必要、開発水量が必要というようなことで、今、計画をしております。 ただ、今現在水利権がダムからの、福地ダムからの水利権が2,460トンということで、今後必要とされる水量からすると、約1,000トンほど足りないということがあります。ので、そういったものを新たな水源ということで、有銘地区のほうから新たな水源調査をしているんですが、活用する際には5か所から6か所当たりの、何というんですかね、揚水をし、最低でも1,000トン以上を水を確保するということで、今現在調査を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) 慶佐次地区のロラン基地にもそういった施設の計画があるわけですが、そこも含めた水量の計画なんでしょうか。 ○議長(港川實登君) 建設環境課長、金城幸人君。 ◎建設環境課長(金城幸人君) ただいまの御質疑にお答えいたします。 先ほど答弁しました、計画水量の2,100トンというのは、ロラン局も入っております。ただ、ロラン局につきましては、まだ具体的な計画がございませんので、五味観光跡地のリゾート計画で、1,000トンは必要という、今、計画がありますので、五味観光規模の水量ということで計画をしています。 ただ、五味観光跡地が今、実際にどのようなスケジュールでするのかというのが見えなくなってきてはいるんですけども、どうしても、その、現計画では、令和6年までに水道担当課としては466トン、その他、例えば、ジェイドルフの製薬工場等もありますので、前期の5年間で、そうですね、446トンの水量確保のために、今、水道整備計画は進めているところです。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) このリゾート開発については、各課がおのおのの専門分を補っておるんですけども、その取りまとめて窓口になるのは、村としてどの課が取りまとめて指示を出しているのかお聞かせください。 ○議長(港川實登君) 総務財政課長、宮城調秀君。 ◎総務財政課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 現時点では、総務課のほうで契約してましたので、それから次の段階へ進んでいない状況にあります。 最終的には、実施の状況になれば、企画観光課のほうが担当課として担うのかなというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) それでは、この五味観光も含めてそうなんですけども、この誘致についていろんな問題が発生した場合は、とりあえず窓口は総務ということでよろしいですか。総務が中心になって各課に今の現状とか、どういった問題点があるというのを指示、そういうのを出しているのか。 ○議長(港川實登君) 総務財政課長、宮城調秀君。 ◎総務財政課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 現時点では、何といいますか、コーラルオーシャンリゾートさんにおいては、投資家の方々を募っている状況、あとは実際にホテルを運営する業者さんを、選定といいますか、開発に向けて打診をしている状況にありますので、それが最終的に決まって、その建物の規模等が決まっていくと次の段階へ進んでいくかと思います。 現時点で指示というよりは、特段その建物の形が決まっておりませんので、指示というのはありませんけれども、規模等が決まれば、企画のほうで、何といいますか、担当は移っていくのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(港川實登君) 神谷牧夫君。 ◆6番(神谷牧夫君) じゃあ、今後は企画がその窓口になるということでよろしいですね、企画課長。 ○議長(港川實登君) 企画観光課長、平田尚樹君。 ◎企画観光課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 総務課長が申し上げたとおり、リゾートの建設に関してはうちが主管になってくるかとは思うんですけれども、その都度都度、その建設に当たって、いろいろな問題が出てきますけれども、そういったのはやっぱりその担当課、企画以外での担当課での対応も考え、企画以外での担当課でも実際対策していただくとか、そういった形になってくるかと思います。 以上です。 ○議長(港川實登君) 時間が来ましたので、質問は終わってください。 これで、施政方針について伺うの一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 次の会議は3月23日火曜日午前10時に会議を開きます。 本日はこれにて散会します。御苦労さまでした。                        (12時09分)...