南城市議会 > 2021-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 南城市議会 2021-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 3年  3月 定例会(第2回)★告示         令和3年第2回南城市議会 定例会               会期日程       自 令和3年3月2日(火)+                   |21日間       至 令和3年3月22日(月)+(一般質問通告締切日:3月10日(水)正午)(議案に対する質疑通告締切日:3月3日(水)正午)月日曜日種別日程222月 招集告示・議案送付 資料要求書送付23火 天皇誕生日24水  25木  26金  27土  28日  31月                         県立高校卒業式2火本会議①議案説明聴取            資料要求書締切(午後3時)3水休会議案研究           議案に対する質疑通告締切(正午)4木休会議案研究5金本会議②議案に対する質疑・委員会付託   執行部資料送付・配布(正午)  常任委員会①6土                        市内中学校卒業式7日  8月休会常任委員会②9火休会常任委員会③10水休会常任委員会④             一般質問通告締切(正午)11木休会常任委員会⑤12金休会常任委員会⑥13土  14日  15月休会総務福祉産業教育委員会連合審査会(総括質疑) 常任委員会⑦16火本会議③一般質問①17水本会議④一般質問②18木本会議⑤一般質問③                  市内幼稚園卒園式19金 事務整理20土  21日  22月本会議⑥委員長報告・質疑・討論・表決23火                        市内小学校卒業式◯本会議 6日 ◯委員会 7日 ◯議会運営委員会 2月17日(水)       令和3年第2回南城市議会(定例会)会議録1.招集年月日  令和3年3月2日(火)2.招集の場所  南城市議会議事堂3.開会・開議  3月2日 10時00分 宣告4.散会     3月2日 11時55分 宣告5.応招議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員6.不応招議員  なし7.出席議員   応招議員と同じ8.欠席議員   不応招議員と同じ9.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局主査     島袋旭史  事務局主幹兼係長  玉城光也10.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   総務部長      屋比久正明  上下水道部長    知念哲雄   企画部長      糸数義人  農林水産部長    嶺井 洋   市民部長      永吉盛哲  土木建築部長    玉城 勉   福祉部長      城間みゆき11.議事日程-----------------------------------     令和3年第2回南城市議会定例会 議事日程[第1号]                 令和3年3月2日(火)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       会期の決定について日程第3       行政報告日程第4       令和3年度市長の施政方針について日程第5 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて日程第6 諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて日程第7 同意第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第8 同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第9 同意第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第10 同意第4号 教育委員会委員の任命について日程第11 議案第1号 大里中学校校舎改修工事(建築)請負変更契約について日程第12 議案第2号 南城市国民健康保険条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第3号 南城市総合保健福祉センター条例を廃止する条例について日程第14 議案第4号 南城市立認定こども園設置条例について日程第15 議案第5号 南城市立幼稚園預かり保育料条例の一部を改正する条例について日程第16 議案第6号 南城市農漁民研修センター等条例の一部を改正する条例について日程第17 議案第7号 市有財産の無償譲渡について日程第18 議案第8号 垣花地区地区計画区域内における建築物の制限に関する条例について日程第19 議案第9号 令和2年度南城市一般会計補正予算(第11号)について日程第20 議案第10号 令和3年度南城市一般会計予算について日程第21 議案第11号 令和3年度南城市国民健康保険事業特別会計予算について日程第22 議案第12号 令和3年度南城市後期高齢者医療特別会計予算について日程第23 議案第13号 令和3年度南城市水道事業会計予算について日程第24 議案第14号 令和3年度南城市下水道事業会計予算について日程第25 発委第2号 南城市議会会議規則の一部を改正する規則について     日程第5から日程第24まで一括議題で説明聴取-----------------------------------12.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ13.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  ただいまから令和3年第2回南城市議会定例会を開会します。 これより本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 教育部長より本日は欠席する旨の届出がありました。 市長より本定例会の付議事件として諮問第1号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて外19件が提出されております。 議会運営委員会より発委第2号・南城市議会会議規則の一部を改正する規則についてが提出されております。 市長より令和3年度沖縄県町村土地開発公社事業計画書が、お手元に配付のとおり報告されております。 市監査委員より令和2年11月分、12月分、令和3年1月分の例月出納検査の結果及び令和2年度定例監査の結果が、お手元に配付のとおり報告されております。 2月16日までに受理した陳情はお手元に配付した陳情文書表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託しましたので報告いたします。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 議長関係行事については、お手元に配付してあるとおりであります。 2月17日に行われた議会運営委員会の決定事項については、お手元に配付してあるとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、13番平田安則議員及び14番中村直哉議員を指名します。 日程第2.会期の決定を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月22日までの21日間にしたいと思います。御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月22日までの21日間に決定しました。 日程第3.市長の行政報告を行います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  皆さんおはようございます。 かいつまんで行政報告をさせていただきます。 令和2年12月1日、12月議会定例会本会議が開催されております。 11日、世界遺産登録20周年記念パネル展を訪問いたしました。 12日、サウンドスケープ沖縄糸数城跡。 13日、Sanctuary Dining知念城跡のイベントに参加をしました。 17日、斎場御嶽世界遺産登録20周年記念シンポジウムに参加をしております。 18日、東海岸サンライズベルト構想検討委員会ウェブ会議に参加をしております。 22日、沖縄刑務所との災害発生時における相互協力に関する協定書調印式を行いました。 23日、沖縄県南部土木事務所長へ要請、これは県道整備事業促進及び改良、改善、修繕についてです。 同じく23日、沖縄県南部農林土木事務所長へ要請です。これは農林水産業の基盤整備促進及び改良、修繕の要請でございます。 28日、馬天小学校老朽箇所視察を行いました。 令和3年1月6日、島尻消防組合消防出初め式を行いました。 1月8日、保育園園長会との懇談会並びに各種団体との意見交換を行っております。 同じく8日、南城市給食への野菜贈呈で、関係者、農家の方、そしてJAの方の来訪を受けました。 9日、第1回南城市農業女子フォーラムを開催いたしました。 14日、若者の夢実現委員会から提言書の手交がございました。 21日、第2回中城湾港長期構想検討委員会に参加をいたしました。 28日、沖縄振興会議ウェブ会議沖縄振興市町村協議会ウェブ会議に参加をしております。 29日、糸数アブチラガマ視察を行いました。 2月9日、新たな振興計画(骨子案)に係る圏域別説明会ウェブ会議に参加をしております。 10日、南部東道路建設現場視察を行いました。 同じく2月13日、なんじょう市民大学修了式、成果発表に参加しております。 22日、尚巴志ハーフマラソン医療従事者支援チャリティー事業医療用具贈呈式を行っております。 26日、島尻消防組合定例議会が開催されました。 同じく26日、2020沖縄南城セレクション認定授与式を開催しております。 同じく26日、JK嶺井ハイツ落成式に参加をいたしました。 3月1日、公共駐車場供用開始のセレモニーを行っております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  以上で市長の行政報告を終わります。 日程第4.令和3年度市長の施政方針についての説明を求めます。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  令和3年度の南城市市長の施政方針をさせていただきます。 表紙のほうにはSDGsの17のゴールを印刷しています。 そして、項目ごとにそのゴールの表示もさせていただいております。 初めに、令和3年3月議会定例会の開会に当たり、まず、市政運営に当たっての私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私は、常に市民の声でまちづくりをモットーにして市政運営に努めてまいりましたが、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により、市民説明会等を開催できないなど重要政策の実現にも影響が出ております。令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染防止と経済の両立を図りながら、市民生活の向上に努めてまいります。これまで同様、常に市民目線に立った市政運営を心がけ、市民が主役の南城市の実現に努めてまいります。 令和2年度は、懸案だった大里地区の幼稚園統合について、南城市総合保健福祉センター施設へ設置することを決定しました。当該施設を利用している市民の皆様へは、御負担をおかけしたことについておわびを申し上げますとともに、これからも利用者の代替施設の確保に万全を尽くしていきたいと考えております。 市立幼稚園認定こども園移行については、令和2年3月の市民説明会の後、専門家や保護者、関係者などとの意見交換を実施してきました。総合的に検討した結果、公立認定こども園を1園、公私連携型認定こども園を3園にするという結論に至りました。 令和3年度は、児童館の未整備地区への設置に向けて引き続き取り組むとともに、就学援助制度の認知度向上や障害者や生活弱者支援高齢者福祉などの政策実現に取り組むなど、具体的な事業実施に向けた取組を推進してまいります。 また、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐっては、県政の重要な政策である、辺野古の工事阻止に向け、引き続き玉城デニー知事と連携していく所存であります。 このような状況の中、市政を担って任期最終年となりますが、新型コロナウイルス感染症から市民を守ることに全力を尽くすとともに、市民と約束した公約の実現に向けて最大限努め、初心を忘れることなく、南城市民であることに誇りと生きがいを感じられるよう、持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの理念に基づき、誰一人取り残さないまちづくりを推進することに全身全霊で取り組んでまいる所存であります。 市政運営の基本姿勢について。 市政運営に当たっては、新型コロナウイルス感染症から市民の安心安全や暮らしを守ることを第一と考え、市民の声でまちづくりをモットーに、市民が主役の南城市実現のため令和3年度に重点的に取り組む重点施策と、第2次南城市総合計画に掲げる5つの基本方針に基づき取り組む主要施策を柱として、まちづくりを推進します。 それでは、令和3年度の重点施策について述べさせていただきます。 まず、新型コロナウイルス感染症対応についてです。 新型コロナウイルス感染症防止については、活動自粛に伴う家計負担や地域経済への影響を鑑み、コロナ禍での新しい生活様式に市民や事業者の皆様が対応できるよう各種支援事業を実施してまいります。 新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種医療従事者や高齢者を皮切りに随時行われることとなりました。多くの市民が接種できるよう接種体制を整え取り組んでまいります。 また、令和3年度は、新たに保育施設職員PCR検査事業を実施します。 新型コロナウイルス感染症に対応した学校運営のため、手洗いや咳エチケット、換気といった基本的な感染症対策に加え、身体的距離の確保といった新しい生活様式に取り組んでまいります。 さらに、大規模災害等の発生時に備え、避難所等における避難者への間仕切りテントを活用した感染症対策も準備してまいります。 次に、子育て支援についてです。 こどものまち宣言で子育てのまち南城へ。 令和3年度は、全ての子どもに向き合い、まちのみんなで力を合わせ子どもを育てる優しいまちづくりを推進するため、南城市こどものまち宣言を行います。 5月に予定している宣言をきっかけとして、本市の子どもたちがつくり上げた宣言に掲げる未来の実現に向け、家庭、地域、企業、行政、市民が連携し、こどものまち推進施策を展開します。推進施策の実施に当たっては、子どもたちが主体となるまたは参画する視点を大切にし、子どもの権利を尊重しながら、子どもたちと共に考え成長できるまちづくりの実現を目指します。 地域全体で子どもの成長や子育てを支える環境づくりに向けて、市立幼稚園認定こども園への移行準備や、児童館未整備地区である玉城と船越小学校区への児童館設置に向けた準備に取り組むとともに、令和3年度より学校の地域連携室等を活用した放課後子ども教室、公民館や公共施設を活用したおでかけ児童館等の新たな居場所づくりに取り組んでまいります。 子ども医療費助成制度の拡充については、令和4年度から通院の対象年齢を現在の就学前から中学校卒業前までに拡大することとし、実施に向け取り組んでまいります。 市民協働で教育のまち南城へ。 学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し地域と一体となって子どもたちを育む、地域とともにある学校づくりの推進を目的に、令和4年度に小学校へコミュニティ・スクールを導入するための準備委員会を立ち上げ、導入に向け調整していきます。 学校と保護者や地域の皆さんが、共に知恵を出し合い学校運営に意見を反映させることができるこの仕組みを生かし、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、地域と一体となり特色ある学校づくりを進めてまいります。 次に、男女共同参画についてです。 男女共同参画で栄えるまち南城へ。 本市は、県内11市の中で女性の管理職への登用率が低い状況となっております。まちづくりの課題として令和2年度から所管を企画部へ移し、男女共同参画の推進に取り組んでおりますが、引き続き市内の各種団体とも連携し、男女共同参画都市宣言のまちにふさわしい取組を協働推進します。 令和2年度に女性の就農者の確保、育成と、職業として農業を選択する女性の増加を図ることを目的に、第1回南城市農業女子フォーラムを県内で初めて開催しました。令和3年度も引き続き開催し、就農女性のネットワークを広げ、就農への新たな課題等に適切に対応し就農支援を積極的に進めてまいります。 次に、健康(幸)・福祉についてです。 健康のコウは、幸せの幸です。 ひやみかち精神で健康(幸)のまち南城へ。 市民の健康の保持、増進及び医療費の適正化の実現には、予防対策が重要ですが、自分自身の健康状態を知る第一歩となる特定健診受診率が、本市では約42%と過半数に満たない状況にあります。引き続き受診率向上に向け取り組むとともに、脳血管疾患、心臓血管病、糖尿病等の生活習慣病重症化予防対策を重点課題として、取り組んでまいります。また、南城市健康づくり推進委員連絡協議会とも連携を取りながら、市民の健幸づくりに取り組んでまいります。 生活保護法改正により、令和3年1月から被保護者健康管理支援事業を実施しております。医療扶助適正支援員を中心に被保護者の生活習慣等の改善や健康管理に対する支援に取り組み、早期からの疾病予防、重症化予防等に努めます。 ゆいまーる精神で福祉のまち南城へ。 これまで長年にわたり社会の進展に寄与されてきた高齢者が、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、がんじゅう教室シニア健康塾など各種サービスを活用し、在宅医療、介護、予防等の生活支援が一体的、包括的に提供できるよう引き続き取り組んでまいります。 認知症、身寄りのない独居高齢者、虐待対応など、特別な支援を要する高齢者等については、関係機関と連携し相談、支援体制づくりに努めてまいります。 また、食事の提供や学習支援については、4地域にある子どもの居場所への運営支援を継続し、学校や地域との連携強化を図ってまいります。支援策として、日本郵便株式会社及び南城市社会福祉協議会との連携による貧困対策に関する協定についても実施に向けて検討してまいります。 次に、地域ブランド力の強化についてです。 食のまち南城へ。 本市は、豊かな自然や歴史と文化、温暖な気候に育まれ、サヤインゲン、オクラ、ゴーヤー、マンゴーや薬用植物が拠点産地認定を受けており、基幹作物のサトウキビを中心に野菜、熱帯果樹、花卉園芸、畜産業、沿岸漁業など一次産業が盛んな地域となっています。 これら豊富な食材を生かした南城市フードフェスタなど、食のイベントをこれまで開催してまいりました。 令和3年度は、3月1日に供用開始した公共駐車場も活用し、食のまち南城として市内外に発信し、地域の活性化を図ります。 次に、インフラ整備についてです。 生活インフラ整備、防災力強化で住んで良いまち南城へ。 本市の将来のまちづくりの根幹である南部東道路は、令和3年3月に南城大城インターチェンジから南城佐敷・玉城インターチェンジまでの4工区が供用開始予定となっています。引き続き国や県等の関係機関と連携しながら、早期開通に向けた取組を行うと同時に、つきしろインターチェンジから東部地域への延伸について協議を続けてまいります。併せて南部東道路へアクセスする市道整備を推進してまいります。 また、冠水被害の解消については、新たに大城から前川までの雄樋川のしゅんせつ事業と、佐敷の与那嶺原地区の排水路の改修事業を行います。 災害に強いまちづくりについては、令和3年度緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練が、南城市公共駐車場をサテライト会場として開催されることが決定しました。九州各県の緊急消防援助隊と地元消防、その他関連機関と協力し、大規模災害発生時の応援体制や受援体制の確認などの訓練を通して、本市の防災活動拠点としての機能強化に努めます。 また、土木建築部を2課から3課に増設し、事務の効率化及び道路など都市基盤の構築を推進し、将来にわたり、安全で安心して暮らせるまちを目指してまいります。 民間活力で古きと新しきフュージョン(融合)のまち南城へ。 限られた経営資源の中で、良質で持続可能な市民サービスを提供していくためには、斬新なアイデアやノウハウを有する民間事業者との連携が必要不可欠です。既に取り組んできた指定管理者制度民間提案制度などの手法に加え、サウンディング型市場調査、連携協定、実証実験などあらゆる取組を積極的に採用し、従来の手法や発想にとらわれない持続可能で良質な市民サービスの提供に努めてまいります。 AI及びRPAなどのICTを活用し、定型業務や単純作業など効率化できる業務について、業務プロセスを自動化し行政における新たな働き方改革の実現を念頭に庁内業務の効率化、省力化を図り、業務改革を進めることで、市民サービスの向上に努めます。 令和2年度から実施しているデジタルアーカイブ事業については、作成した文化遺産や古写真、古文書等の文化資源のコンテンツを、教育現場での活用や広く市民に公開することで、南城市民としての誇りを醸成し、市民性教育の推進を図ってまいります。併せて、ウェブ上で公開することで観光客の誘客にもつながってまいります。 次に、令和3年度の主要施策について述べさせていただきます。 まず、ひとが育つ。 安心して妊娠、出産、子育てができるよう、子育てや家庭等における様々な相談について、各種相談員を配置し、適切な支援が実施できるよう連携を図りながら対応してまいります。 令和2年度より児童館の午前中の時間を活用し、家庭保育の未就学児や保護者交流の場として子育て広場を開始いたしました。子育て世代が孤立しないよう、気軽な交流等が行える場として支援体制の強化を図り、令和3年度以降も引き続き実施してまいります。 待機児童対策に向けた取組については、将来的に就学前児童数の減少が見込まれることから、新たな園整備については慎重に判断し、既存の認可保育所の定員増や保育士の確保に向けた就職支援給付金等の市独自の支援策を継続してまいります。 特別支援教育では、作業療法士が各学校を巡回するなど、個々に応じた最適な対応に努めます。 学習支援委員の配置については、生徒数の最も多い大里南小学校へ追加配置し、さらなる学習環境の改善を図り学力向上につなげてまいります。 生活困窮世帯への支援については、引き続き住居確保給付金、一時生活支援事業等の実施など、状況に応じた支援を実施してまいります。 就学援助制度については、引き続き制度に基づいた支給を実施してまいります。また、各中学校区にスクールソーシャルワーカーを配置し、子どもの貧困などの未然防止、早期発見、迅速な対応を行い、子どもたちの置かれた様々な環境に働きかけて支援を行ってまいります。 ひとり親世帯、多子世帯、養育者世帯、生活困窮世帯に対して引き続き支援体制の強化に努め、保護者の育児負担軽減及び子どもの発達促進を図るための取組を推進します。 児童虐待防止については、年間を通して市民や関係機関等への周知を図るとともに、学校や地域での見守りや支援体制のさらなる充実強化を図り、未然防止に努めてまいります。 放課後児童クラブについては、子どもにとっての安心安全な環境の提供が重要であるため、引き続き運営費等の補助を行い質の向上を図るための支援を行ってまいります。 外国語教育については、教育課程特例校の推進、JET、ALT事業の充実、英検受験補助等の実施などそれぞれの取組を相乗的に関連させ充実を図ってまいります。また、留学経験を通して青少年の学習意欲を高め、海外留学等を促進し、言語力と国際感覚を身につけた人材と次代を担うリーダーを育成するために、海外短期留学や交流事業を実施いたします。 令和2年度は、1人1台端末及び高速大容量ネットワークの整備を行っておりますが、活用を推進していくためICT支援員を配置し、学校現場におけるサポート体制の強化を図ってまいります。 公共図書館については、ステイホームで自宅学習する機会の多くなった就学児童や子育てや介護をされている方など様々な理由により来館が難しい方へ向け、電子図書館サービスを行い公共図書館の機能強化を図ってまいります。 教育施設の整備については、大里中学校校舎等整備工事を引き続き実施するとともに、大里幼稚園改修工事と馬天小学校改築工事の設計業務に着手してまいります。 次に、ひとが活きるについて。 本市の1月末日人口は4万4,963人となっており、間もなく4万5,000人に到達します。南城市人口ビジョンに掲げる5万人達成に向け、引き続き三世代同近居世帯へ支援するなど、定住人口拡大に努めます。今後は、地域コミュニティーの活性化に寄与できているのか、市内の人口バランスに配慮できないか検証作業を行い、本市の魅力の源泉である地域コミュニティー強化に努めてまいります。併せて、若年世代の定住や少子化対策の一環として、新婚世帯の住居費や引っ越し費用の一部を補助する、結婚新生活支援事業に引き続き取り組んでまいります。 市民が主役の協働のまちづくりを推進するため、なんじょう市民活動支援センターを拠点として、市民及び市民活動団体とのネットワーク構築、相談業務並びに地域リーダーの育成等に取り組んでまいります。 高齢者については、市老人クラブ連合会、各自治会等の老人クラブへの助成や、老人クラブとの連携により、会員の地域交流、生きがいづくり、健康保持、増進を行うことを支援してまいります。 次に、くらしの質が高まるについて。 地球温暖化対策として、これまで公用車に電気自動車やハイブリッド自動車の導入及び公共施設の照明や自治会管理の防犯灯のLED化など、継続的に省エネルギー化を図る対策を行ってまいりました。令和3年度においても省エネルギー化を図るとともに、低炭素社会の構築に向けた意識啓発を実施してまいります。 障害を持っている方が生まれ育った地域で暮らし続けられるよう、関係機関と連携し地域生活拠点の充実に努めてまいります。 尚巴志ハーフマラソンは、九州で最大規模のイベントに成長しております。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大により延期となりましたが、令和3年度は、ランナーや関係者の安心安全を第一に感染症対策を取り入れた新たな運営方式を採用し、これまで以上に市民や参加者から親しまれる大会を目指してまいります。 本市の文化芸術振興拠点である南城市文化センター、愛称シュガーホールについては、市民が文化芸術に触れる機会としてセンター自らが主催する文化事業を開催するとともに、貸館としての利活用を推進してまいります。 また、奥武島の貴重な伝統行事、芸能等の文化を保存継承する目的として、地域文化の活動拠点及び資料展示を有する奥武区文化振興施設を整備し、保存継承活動を通して世代間交流と地域コミュニティーの強化を図ります。 斎場御嶽は世界遺産登録20周年を迎える中、多くの来訪者による参道石畳の摩耗や豪雨等による土砂の流出等で緊急に整備が必要となっています。令和3年度は斎場御嶽保存活用計画に基づき斎場御嶽整備基本計画を策定し、同計画に基づき整備工事を行ってまいります。 国民健康保険事業特別会計では毎年赤字が発生し、これを補填するために一般会計からの法定外繰入を実施してきました。国民健康保険事業を持続的に運営するためには、赤字を削減、解消することが急務となっております。赤字削減に向け、沖縄県が示す標準保険税率を参考に国民健康保険税率の見直しを検討してまいります。 次に、地域が元気になるについて。 本市の農業を持続可能なものにするためには、基本となる農地の問題を一体的に解決していく必要があります。今後は、認定農業者を中心とした担い手へ農地の集積、集約化を図り、農業による生産力の拡充と規模拡大に向けた取組を進めてまいります。 畜産業については、家畜排せつ物の処理が大きな課題となっており、令和2年度に循環型農業の実証調査を行い、関係者との意見交換会を重ねてまいりました。引き続き畜産農家、民間業者及び関係団体との意見交換を行い、課題解決に向け地域循環型農業を推進してまいります。 水産業については、漁港施設の整備や更新を行い、漁業者就労環境の改善に取り組んでまいります。 なんじぃ鉱山の水溶性天然ガス、温泉水の天然資源の活用については、引き続き民間提案制度を活用した事業提案企業との協議を重ね、事業化に向けて検討してまいります。 国際物流拠点産業集積地域への編入を目指す取組として、企業ニーズの高い那覇空港自動車道沿線、南部東道路インターチェンジ周辺などを中心とした産業用地の確保を行い、持続可能なまちづくりの発展施策として企業誘致を推進してまいります。 ふるさと納税については、引き続き本市の知名度向上及び地場産業の振興、支援に取り組むとともに、自主財源の確保に努めてまいります。ふるさと納税を通じて地元企業を支援し、交流人口の拡大や関係人口の創出につなげ、本市を応援してくれるリピーターになってくれるファンを増やす努力をしてまいります。併せて企業版ふるさと納税制度の導入についても取り組んでまいります。 令和3年度は、第4回南城市まつりを11月20日、21日に開催いたします。本年3月1日に供用開始の公共駐車場を活用した初の南城市まつりとして、会場をユインチホテル南城に移し、交流機会創出による地域活性化をコンセプトに市外からの来場者に南城市の魅力を十分に伝えるとともに交流を促進し、将来的な関係人口の増加を目指してまいります。また、本市の有する自然、歴史、文化、産業などの資源を活用し、まち全体が博物館という南城型エコミュージアムの概念を広く発信してまいります。 次に、まちが整うについて。 今後の自治体運営において、その財政負担が大きな課題である公共施設の在り方について、平成28年度に策定された公共施設等総合管理計画は、令和3年度中に改訂版を策定する予定です。策定に当たっては、南城市公共施設ファシリティーマネジメント推進チームを中心に、最適な公共施設の在り方について鋭意取り組んでまいります。併せて昨年度から新たな試みとして実施した民間提案制度についても引き続き取り組み、民間事業者のノウハウを最大限に活用した公共施設の利活用の幅を広げ、良質な市民サービスの確保に努めてまいります。 市の都市拠点を先導する先導的都市拠点については、地域内のつきしろインターチェンジ周辺において、組合施行による土地区画整理事業の準備を進めており、引き続き市の都市拠点地形成の実現に向け取り組んでまいります。 市内の移動手段を確保するために、Nバス及びおでかけなんじぃの運行を継続して実施します。キャッシュレス決済を導入するなど、地域公共交通網形成計画に基づく各施策を実施し、さらなる利便性向上を図ります。 下水道については、流域関連公共下水道区域の拡大及び大里地区の事業推進、老朽化した集落排水処理場機械設備等の更新を行い、維持管理費の軽減に努めるとともに、下水道未接続世帯への接続推進を強化し健全な運営体制を目指してまいります。 上水道については、今後も市民への良質な水の安定供給を図るため、水道施設の適切な維持管理及び耐震、免震管への更新を含めた整備を継続的に実施し、基盤強化に努めてまいります。 情報政策の推進については、これまで広報誌や市ホームページ、QABデータ放送、コミュニティーFM、フェイスブック等を活用し、南城市の行政情報等を発信してまいりましたが、令和3年度からは、より利用者の多いLINEを新たに追加し情報発信の強化に取り組みます。 次に、令和3年度行財政改革についてを述べさせていただきます。 沖縄振興特別推進交付金及び沖縄振興公共投資交付金の終了期限が迫る厳しい財政状況の中、さらなる行財政改革が求められています。 行財政改革の指針となる第4次南城市行政改革大綱に基づき、情報技術の積極的な活用といった様々な施策を実施し、さらなる市民サービスの向上と業務の効率化を図り、将来を見据えた堅実で持続可能な行財政運営に取り組んでまいります。 以上、申し上げました政策、施策を実行するため令和3年度当初予算は、一般会計243億925万6,000円、特別会計59億4,693万2,000円、企業会計33億488万6,000円、総計335億6,107万4,000円の規模となっております。 歳入については、新型コロナウイルス感染症の影響で市税や使用料等が減少する見込みとなっております。歳入総額における自主財源の割合は依然として低く、地方交付税等に大きく依存した財政構造となっております。 普通交付税については、合併算定替えからの段階的な縮減が終了し、令和3年度からは一本算定での交付となります。 一方、歳出では社会保障費等の義務的経費は年々増加する傾向にあり、新型コロナウイルス感染症関連で市税収入の減少や例年にはない歳出も予想されることから、社会経済情勢の変化に対応し得る行財政運営が求められます。 令和3年度の主な新規事業として、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となりました、南城市まつり実行委員会支援事業、大里幼稚園の整備、馬天小学校校舎改築事業、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業等を予算計上しております。 予算の編成については、市税の減収に伴い厳しい行財政運営が見込まれていることから、事務事業の取捨選択に取り組み、市民が将来に明るい展望を持てるような施策の展開を図ることを基本に予算を編成いたしました。 結びに、合併から15年が経過し、本市の将来像である、海と緑と光あふれる南城市の実現に向けて、市民の皆様と歩んでまいりました。 令和3年度は、地方版総合戦略、第2期南城ちゃーGANJU CITY創生戦略のスタートの年でもあります。 これまで申し上げました施策の取組を、市政のみならず市民の皆様と協働で進めていくことが必要不可欠であり、市民の声でまちづくりをモットーに、常に市民目線に立って、チャレンジなくして成功なしの精神で全力で取り組んでまいります。 以上、市政運営に臨む基本姿勢と、所信の一端を申し述べましたが、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げ、令和3年度の施政方針といたします。 令和3年3月2日、南城市長瑞慶覧長敏。 ○議長(国吉昌実)  以上で、市長の施政方針についての説明を終わります。 日程第5.諮問第1号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてから日程第24.議案第14号・令和3年度南城市下水道事業会計予算についての20件を一括議題といたします。 順次、提出者の説明を求めます。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今議会に提出している議題について御説明申し上げます。 初めに、諮問第1号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。 本諮問は、人権擁護委員の花木美子氏が令和3年6月30日付をもって任期満了となるため、再び同氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を聞くものであります。 次に、諮問第2号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。 本諮問は、人権擁護委員の照屋守氏が令和3年6月30日付をもって任期満了となるため、後任として仲村るみ子氏を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を聞くものであります。 仲村るみ子氏におかれましては、人格、見識ともに広く社会の実情に精通され、人権擁護委員として最適任と考え推薦するものであります。 次に、同意第1号・固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。 本同意は、固定資産評価審査委員会委員の小谷肇氏が令和3年3月30日付で任期満了になることから、再び同氏を選任するため、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。 次に、同意第2号・固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。 本同意は、固定資産評価審査委員会委員の津波古充仁氏が令和3年3月30日付で任期満了になることから、再び同氏を選任するため、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。 次に、同意第3号・固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。 本同意は、固定資産評価審査委員会委員の新垣美津枝氏が令和3年3月30日付で任期満了となることから、後任として本田ヒトミ氏を選任するため、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。 次に、同意第4号・教育委員会委員の任命について御説明いたします。 本同意は、教育委員会委員の屋宜哲司氏が令和3年3月30日付で任期満了になることから、後任として知念夏奈子氏を任命するため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。 知念夏奈子氏におかれましては、人格、見識ともに広く社会の実情に精通され、教育委員会委員として最適任と考え提案するものであります。 次に、議案第1号・大里中学校校舎改修工事(建築)請負変更契約について御説明いたします。 本議案は、大里中学校校舎改修工事(建築)について、設計の一部変更を行い請負契約を変更する必要があり、地方自治法第96条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 詳細につきましては、別添資料を御参照ください。 次に、議案第2号・南城市国民健康保険条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 本議案は、令和3年2月3日に交付された新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が施行され、新型コロナウイルス感染症に関する新型インフルエンザ等対策特別措置法の特例を定めている附則第1条の2を削る改正が行われております。 新型コロナウイルス感染症の定義については、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の附則において具体的に示されたことから、法律の改正と同時に南城市国民健康保険条例の改正を行うものであります。 それでは、新旧対照表を御覧ください。 附則第4項において、法律の改正と同時に新型コロナウイルス感染症の定義を改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第3号・南城市総合保健福祉センター条例を廃止する条例について御説明いたします。 本議案は、南城市総合保健福祉センターを南城市立認定こども園に活用するため転用するもので、この条例を廃止する必要があり、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第4号・南城市立認定こども園設置条例について御説明いたします。 本議案は、地方自治法第204条の2第1項の規定に基づき、南城市立認定こども園の設置に関し必要な事項を定めるため条例を制定する必要があり、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第5号・南城市立幼稚園預かり保育料条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 本議案は、預かり保育料を利用日数に応じた金額とし、無償化対象児童が預かり保育を利用する日数にかかわらず無償とするため、南城市立幼稚園預かり保育料条例を改正する必要があり、議会の議決を求めるものであります。 詳細につきましては、新旧対照表を添付してございますので、御参照いただきたいと存じます。 次に、議案第6号・南城市農漁民研修センター等条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 本議案は、南城市玉城農民研修所の施設機能を廃止し玉城区自治会へ無償譲渡するため、南城市農漁民研修センター等条例から当該施設を削る必要があり、議会の議決を求めるものであります。 詳細につきましては、新旧対照表を添付してございますので、御参照いただきたいと存じます。 次に、議案第7号・市有財産の無償譲渡について御説明いたします。 本議案は、市有財産の無償譲渡について、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を得るものであります。 次に、議案第8号・垣花地区地区計画区域内における建築物の制限に関する条例について御説明いたします。 本議案は、南城都市計画地区計画の変更に伴う垣花地区地区計画区域内における建築物の制限に関する条例を制定する必要があり、議会の議決を求めるものであります。 以上、御説明いたしましたが、議案第9号・令和2年度南城市一般会計補正予算(第11号)から議案第14号・令和3年度南城市下水道事業会計予算までの6つの議案につきましては、副市長及び関係部長が説明しますので御了承のほどお願い申し上げます。 議員各位に置かれましては、慎重なる御審議をいただき議決を賜りますようお願い申し上げまして、私からの提案理由の説明といたします。 ◎副市長(新屋勉)  おはようございます。 議案第9号・令和2年度南城市一般会計補正予算(第11号)について御説明いたします。 今回の補正は、既存の歳入歳出予算の総額に9,609万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を315億8,610万7,000円とするものであり、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものであります。 6ページをお開きください。 第2表繰越明許費について御説明いたします。 本補正予算で繰越明許を行う事業は28件であります。 その内訳につきましては、総務費4件、民生費1件、衛生費3件、農林水産業費5件、土木費9件、教育費5件、災害復旧費1件となっております。28件中、既存事業が13件、新規事業が15件であります。 次に、8ページであります。 第3表地方債補正は、起債限度額を17億1,720万円から17億3,578万2,000円に増額するものであり、各目的債の増減額に伴う補正であります。 次に、歳入歳出予算の補正について、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明を申し上げます。 なお、本補正予算につきましては、各項目の増減額の理由を付記した説明書を事前にお配りしてございますので、私のほうからは補正予算の概略について簡潔に御説明を申し上げます。 それでは、歳入の方から御説明いたします。 11ページをお開きください。 1款3項1目環境性能割787万1,000円の減額は、軽自動車税環境性能割の実績見込みにより減額するものであります。 1款4項1目市たばこ税1,840万4,000円の減額は、たばこ税の実績見込みにより減額するものであります。 1款6項1目入湯税1,307万9,000円の減額は、入湯税の実績見込みにより現年度課税分1,656万円の減額と、滞納繰越分348万1,000円を計上するものであります。 12ページであります。 3款1項1目利子割交付金から、14ページ、11款1項1目地方特例交付金につきましては、県からの交付金見込額に基づき増減額するものであります。 15ページであります。 15款1項7目観光使用料9,236万5,000円の減額は、新型コロナウイルスの影響による利用者数の減少に伴い、アブチラガマ入壕料1,949万3,000円の減額と、斎場御嶽の体験施設使用料7,287万2,000円を減額するものであります。 16款2項1目総務費国庫補助金2,675万5,000円は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を追加計上するものであります。 7目教育費国庫補助金261万5,000円の減額は、離島高校生就学支援事業の対象生徒数の減に伴うへき地児童生徒援助費等国庫補助金36万円の減額と、GIGAスクール事業の実績に基づきGIGAスクール構想補助金225万5,000円を減額するものであります。 17款2項1目総務費県補助金2,210万2,000円の減額は、事業実績に基づき沖縄振興特別推進交付金を減額するものであります。 4目農林水産業費県補助金1,679万1,000円の減額について御説明いたします。 事業実績に基づき沖縄県漁業再生支援事業補助金425万6,000円を減額するものであります。 16ページであります。 前ページからの続きで、4目農林水産業費県補助金について御説明いたします。 トルコギキョウ栽培事業の実績に基づく災害に強い高機能型栽培施設の導入推進事業補助金472万6,000円の減額と、中層パヤオ更新事業の実績に基づき水産環境整備事業補助金780万9,000円を減額するものであります。 6目教育費県補助金217万1,000円は、大里中学校校舎改築事業の磁気探査事業の実績に基づく市町村支援事業県補助金74万9,000円の減額と、対象生徒数の減に伴うへき地児童生徒援助費等県補助金18万円の減額、事業実績に基づく教育支援体制整備事業費交付金443万1,000円の減額、大里中学校校舎改築事業及び中学校エレベーター設置事業の実績に基づき学校施設環境改善交付金753万1,000円を追加計上するものであります。 19款1項3目民生費寄附金10万円は、子育て支援関連に対する民生費寄附金を新たに計上するものであります。 7目教育費寄附金10万円は、人材育成等に対する教育費寄附金を新たに計上するものであります。 11目企画費寄附金33万5,000円の減額は、奥武区文化振興施設整備事業の事業実績に伴い自治会負担分を減額するものであります。 17ページであります。 22款5項8目雑入406万7,000円の減額は、市町村振興宝くじ配分金・交付金の交付決定に伴い減額するものであります。 23款1項1目総務債9,388万2,000円は、新型コロナウイルスの影響による市たばこ税等の減収に対して発行する減収補填債を新たに計上するものであります。 4目農林水産債750万円は、各種事業の実績に基づく農業施設等整備事業債900万円の追加計上と、漁港環境整備事業債150万円を減額するものであります。 5目土木債340万円は、つきしろ児童公園展望台法面対策事業において、設計委託費分が起債対象となったことから、緊急自然災害防止対策事業債を追加計上するものであります。 6目教育債8,580万円の減額は、中学校エレベーター設置事業の実績に基づく学校施設整備事業債2,420万円の減額と、大里中学校校舎改築事業の実績に基づく学校施設整備事業債3,450万円の減額、大里幼稚園建設事業の実績に基づき幼稚園施設整備事業債2,710万円を減額するものであります。 7目商工債40万円の減額は、平和学習受入体制強化事業の実績に基づき体験滞在交流促進事業債を減額するものであります。 以上で歳入の説明を終わります。 次に、歳出について御説明いたします。 18ページをお開きください。 1款1項1目議会費233万4,000円の減額は、負担率の変更に伴う共済費122万4,000円の減額と、新型コロナウイルスの影響による県外出張の減に伴い旅費111万円を減額するものであります。 2款1項5目財産管理費は、サーマルカメラ購入事業費を新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で充当することに伴い、一般財源から国庫補助金へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 6目教育費334万7,000円の減額は、奥武区文化振興施設整備事業の実績に基づき委託料を減額するものであります。 11目文化振興費121万5,000円の減額は、新型コロナウイルスの影響による高千穂町100周年記念式典の延期等に伴い、報償費から使用料及び賃借料までを減額するものであります。 13目コロナ対策費1億7,365万2,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した南城市新型コロナウイルス感染症対策事業の実績見込みを勘案し、職員手当等から19ページの扶助費までを増減額するものであります。 19ページであります。 3款1項1目社会福祉総務費は、自立相談支援事業費が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象外となったことから、国庫補助金から一般財源へ財源の組替え、また地方消費税交付金の追加計上に伴い一般財源から交付金へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 2目障害者福祉費は、障害者総合支援事業費補助金を新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で充当することに伴い、一般財源から国庫補助金へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 20ページであります。 3款2項3目児童福祉施設費47万6,000円の減額は、児童館への新規AED導入に当たり市所有の既存のAEDが使用可能になったことに伴い、使用料及び賃借料を減額するものであります。 4款1項1目保健衛生総務費は、市町村振興宝くじ配分金・交付金の増減額に伴い、交付金から一般財源へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 4款2項1目清掃総務費は、目的税である入湯税の減額に伴い、市税から一般財源へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 5款1項1目失業対策総務費47万円の減額は、新型コロナウイルスの影響による就職相談会の日数減に伴い、委託料を減額するものであります。 21ページであります。 6款1項3目農業振興費513万円の減額は、サトウキビ採苗圃設置事業の委託農家数の減に伴う委託料40万4,000円の減額と、トルコギキョウに係る災害に強い高機能型栽培施設の導入推進事業の実績に基づき補助金472万6,000円を減額するものであります。 4目畜産振興費754万3,000円の減額は、新型コロナウイルスの影響による畜産共進会の中止に伴い、報償費35万円の減額と需用費42万2,000円を減額するものであります。 また、優良乳用牛リース支援事業の実績に基づき委託料250万円の減額と、優良繁殖牛導入支援事業の実績に基づき補助金372万4,000円の減額、山羊生産振興対策事業の実績に基づく54万7,000円を減額するものであります。 5目農地費840万3,000円は、水利施設整備事業の変更に伴い、県営かんがい排水事業負担金911万7,000円の追加計上と、事業の実績に基づき県営畑地帯総合整備事業、71万4,000円を減額するものであります。 22ページであります。 6款3項2目水産振興費567万5,000円の減額は、漁業再生支援事業の実績に基づき負担金、補助及び交付金を減額するものであります。 4目漁港建設費937万1,000円の減額は、中層パヤオ更新事業の実績に基づき工事請負費を減額するものであります。 7款2項1目観光費271万2,000円の減額は、平和学習受入体制強化事業の実績に基づく委託料57万2,000円の減額と、工事請負費167万2,000円を減額するものであります。 また、アブチラガマ入壕料の減額に伴い、使用料46万8,000円を減額するものであります。 8款5項2目公園費は、先ほど歳入のほうで御説明しました、つきしろ児童公園展望台法面対策事業において、起債充当額の増に伴い一般財源から地方債へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 23ページであります。 10款1項2目事務局費1,317万9,000円の減額について御説明いたします。 教育支援体制整備事業の実績に基づき報酬から旅費までを減額するものであります。 また、通園・通学バス事業の実績に基づき需用費75万円の減額と、GIGAスクール構想事業の実績に基づく工事請負費451万円の減額、留学児童数の減に伴う久高島留学センター運営費補助金190万円の減額、対象生徒数の減に伴い離島高校生就学支援費補助金72万円を減額するものであります。 10款2項1目学校管理費は、学習支援員配置事業等に対する沖縄振興特別推進交付金の充当率の変更に伴い、県補助金から一般財源へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 10款3項1目学校管理費は、前項と同じく中学校費においても学習支援員配置事業等に対する沖縄振興特別推進交付金の充当率の変更に伴い、県補助金から一般財源へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 3目学校建設費6,972万5,000円の減額は、大里中学校校舎改築事業及び中学校エレベーター設置事業の実績に基づき委託料212万4,000円の減額と、工事請負費6,760万1,000円を減額するものであります。 24ページであります。 10款4項1目幼稚園費4,063万8,000円の減額は、大里幼稚園建設事業の実績に基づき役務費100万6,000円の減額と、委託料3,963万2,000円を減額するものであります。 10款7項1目学校給食費は、学校給食費支援事業費を新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で充当することに伴い、一般財源から国庫補助金へ財源を組み替えるもので、予算の増減はありません。 13款2項1目基金費2億3,096万5,000円について御説明いたします。 財政調整基金2億7,381万4,000円の主な内容については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当していた2款1項13目コロナ対策費などの各種事業の実績に基づく歳出減額分を、一般財源において予算措置している既存のコロナ関係事業に組み替えて充当するため、一般財源から国庫補助金へ財源を組み替えるものであり、これによる一般財源分を財政調整基金へ積み立てるものであります。さらに、新型コロナウイルスの影響による事業縮小や中止に伴う一般財源の減額分を財政調整基金へ積み立てるものであります。 今回の積立による財政調整基金現在高は26億4,279万4,000円になります。 また、新型コロナウイルスの影響による利用者数の減に伴う糸数アブチラガマ基金410万7,000円の減額と、歴史文化観光資源整備基金3,894万2,000円を減額するものであります。 さらに、教育費、民生費寄附金に伴う人材育成基金10万円の追加計上と、南城市子ども・子育て応援基金10万円を追加計上するものであります。 なお、26ページから28ページの給与費明細書、29ページの地方債の現在高見込みに関する調書については、説明を省かせていただきますので御了承をお願いします。 以上で、令和2年度南城市一般会計補正予算(第11号)の説明を終わります。御審議をいただき議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(国吉昌実)  副市長、休憩を入れたいと思いますので。 一旦、休憩入れたいと思います。 休憩します。     (休憩 11時11分)     (再開 11時20分) 再開します。 ◎副市長(新屋勉)  議案第10号・令和3年度南城市一般会計予算について御説明いたします。 令和3年度は第2次南城市総合計画の4年目となることから、これまで取り組んできた施策を踏まえ、市民が主役の南城市実現のため重点的に取り組む施策と第2次南城市総合計画に掲げる5つの基本方針に基づき取り組む主要施策を柱として、事業展開に取り組む必要があります。 また、先導的都市拠点整備や新たな第2期南城ちゃーGANJU CITY創生戦略の具現化に向けた諸施策など、新たなまちづくりに向けた旺盛な財政需要が見込まれることから、事務事業の取捨選択に取り組み、市民が将来に明るい展望が持てるよう施策の展開を図る必要があります。 さらに、新型コロナウイルス感染症対策については、国、県の動向を注視し、感染対策と地域経済活動の両立を図りつつ、新しい生活様式を踏まえた方向での事業展開に取り組む必要があります。 以上のことを、令和3年度の主な予算編成方針と定め、取りまとめてきたところであります。 令和3年度南城市一般会計予算の歳入歳出総額は243億925万6,000円となっております。前年度当初予算に比べて17億2,458万9,000円、6.6%の減となっています。 続いて、主な物を中心にその概要を申し上げます。 初めに、歳入のほうから御説明いたします。 10ページをお開きください。 歳入の根幹となる1款市税は、前年度当初予算に比べて1億400万4,000円、2.8%減の35億8,621万2,000円を計上しております。 今回の減額は、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動に係る影響を勘案し計上するものであります。 主な税目の概要は、市民税が1億534万8,000円、7.1%減の13億7,023万7,000円。固定資産税が4,004万円、2.2%増の18億6,122万円となっております。 12款地方交付税は、前年度当初予算に比べて3億円、4.7%増の67億円を計上しております。 このうち普通交付税は今年度より合併算定替から一本算定替となるものの、国の令和3年度地方財政計画の中で地方交付税が増額されていることから、これまでの実績等を勘案し62億円を計上しております。 また、特別交付税は直近5か年の実績を勘案し5億円を計上するものであります。 続いて、16款国庫支出金は、前年度当初予算に比べて6億637万3,000円、10.8%減の50億2,540万9,000円を計上しております。 この主な要因は、民生費国庫補助金の児童福祉費国庫補助金及び教育費国庫補助金の学校施設環境改善交付金等の減額によるものであります。 17款県支出金は、前年度当初予算に比べて8億9,663万8,000円、21.6%減の32億5,540万8,000円を計上しております。 この主な要因は、農林水産業費県補助金の農業施設費補助金及び民生費県補助金の児童福祉補助金等の減によるものであります。 21款繰越金は、前年度当初予算に比べて2億円、40.0%減の3億円を計上しております。 今回の減額は、これまでの実績及び3月補正予算での各種事業の実績による減額分を勘案し計上するものであります。 23款市債は、前年度当初予算に比べて1,550万円、0.8%増の20億2,650万円を計上しております。 この主な要因は、臨時財政特例債の増によるものであります。 以上で歳入の説明を終わります。 次に、歳出の概要について、款を追って説明いたします。 11ページをお開きください。 1款議会費は、前年度当初予算に比べて99万1,000円、0.5%減の2億1,060万円であります。 議員報酬費、政務活動費など、議会活動に必要な経費をはじめ、議会事務局運営費を計上しております。 2款総務費は、前年度当初予算に比べて8,680万4,000円、3.7%増の24億2,474万6,000円であります。 主な事業は、地域公共交通確保維持改善事業、ムラヤー等建設補助金事業、奥武区文化振興施設整備事業等を計上しております。 3款民生費は、前年度当初予算に比べて9億2,298万4,000円、8.4%減の100億637万5,000円であります。 主な事業は、自立相談支援事業、地域支援事業、法人保育園等運営費負担事業等を計上しております。 4款衛生費は、前年度当初予算に比べて2億3,819万7,000円、21.3%増の13億5,890万5,000円であります。 主な事業は、新型コロナウイルスワクチン接種実施事業、母子保健事業、低炭素なまちづくり推進事業等を計上しております。 5款労働費は、前年度当初予算に比べて386万6,000円、24.5%増の1,967万3,000円であります。 主な事業は、テレワーク人材育成事業、生涯現役促進地域連携事業等を計上しております。 6款農林水産業費は、前年度当初予算に比べて6億9,580万1,000円、40.7%減の10億1,553万3,000円であります。 主な事業は、災害に強い高機能型栽培施設の導入推進事業、漁村地域整備交付金事業、沖縄振興公共投資交付金事業等を計上しております。 7款商工費は、前年度当初予算に比べて1億3,530万2,000円、27.5%減の3億5,733万3,000円であります。 主な事業は、観光防災力強化支援事業、東御廻り等・体験交流受入整備強化事業、南城市まつり実行委員会支援事業等を計上しております。 8款土木費は、前年度当初予算に比べて3億2,941万円、22.8%増の17億7,564万2,000円であります。 主な事業は、道路整備事業、南城市都市計画用途地域指定調査委託等を計上しております。道路整備事業においては、主に継続事業であります。 9款消防費は、前年度当初予算に比べて1,860万5,000円、3.1%減の5億7,357万3,000円であります。 主に島尻消防組合への負担金及び特別負担金であります。 10款教育費は、前年度当初予算に比べて3億8,322万3,000円、8.3%減の42億2,650万2,000円であります。 主な事業は、学習支援員配置事業、中学生・高校生海外短期留学派遣事業、大里中学校校舎改築事業、大里幼稚園建設事業、デジタルアーカイブ実施事業等を計上するものであります。 12款公債費は、前年度当初予算に比べて2億5,831万7,000円、11.2%減の20億4,094万3,000円であります。 沖縄振興特別推進交付金につきましては、基本額を見込んだ交付金の配分額4億709万4,000円を当初予算に計上しております。前年度当初予算に比べると8,140万3,000円、16.7%減となっております。 その主な事業としましては、特別支援教育支援員配置事業、なんじょう歴史文化保存継承事業等であります。 基金につきましては、将来の健全な財政運営を見据えて、各種基金を積み立てております。 令和3年度当初予算ベースの基金現在高見込額は80億9,857万円を見込んでおります。前年度当初予算ベースに比べて8,514万4,000円、1.1%の増額となっております。 基金の内訳につきましては、財政調整基金が18億4,119万5,000円で、前年度当初予算ベースに比べて2億4,373万4,000円の増額、減債基金が27億6,357万4,000円で、前年度当初予算ベースに比べて1億9,319万7,000円の減額、その他特定目的基金につきましては34億9,380万1,000円で、前年度当初予算ベースに比べて3,460万7,000円の増額となっています。 また、その他特定目的基金の主な基金は、まちづくり振興基金25億7,700万4,000円、歴史文化観光資源整備基金2億3,786万5,000円となっております。 以上で、令和3年度南城市一般会計予算について簡潔に御説明を申し上げましたが、詳しい内容等につきましては、あらかじめ令和3年度南城市一般会計予算説明書等をお手元にお配りしてございますので、御参照賜りたいと存じます。 以上で、令和3年度南城市一般会計予算の説明を終わります。御審議をいただき議決を賜りますようお願い申し上げます。 ◎市民部長(永吉盛哲)  おはようございます。 議案第11号・令和3年度南城市国民健康保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。 1ページをお開きください。 令和3年度南城市国民健康保険事業特別会計予算の歳入歳出予算の総額は55億555万3,000円となっております。 また、地方自治法の規定による一時借入金の借入れの最高額は、これまでの実績等を勘案して20億円と定めております。 続きまして、歳入歳出予算の主なものについて、歳入歳出予算事項別明細書に沿って御説明いたします。 まず、歳入についてであります。 7ページをお開きください。 1款1項1目一般被保険者国民健康保険税は7億8,333万7,000円を計上しております。 新型コロナウイルス感染症の影響による所得額の減少を考慮して、対前年度980万3,000円の減で計上しております。 7ページから8ページにかけて御覧ください。 2目退職被保険者等国民健康保険税は2万4,000円を計上しております。 現年度分については、退職者医療制度の経過措置が令和2年3月末をもって終了になっており、費目存置として計上しております。 過年度分は過去の徴収率等を勘案し計上しております。 9ページをお開きください。 4款1項1目保険給付費等交付金40億6,050万3,000円は、普通交付金及び特別交付金で沖縄県が提示する国保事業費納付金算定による積算基準等に基づいて計上しております。 10ページから11ページにかけて御覧ください。 7款1項1目一般会計繰入金4億9,412万4,000円は、保険基盤安定繰入金、職員給与費等繰入金などを計上しております。 13ページをお開きください。 9款4項7目の歳入欠陥補填収入1億5,151万8,000円は、前年度より2億1,306万6,000円の減額となっているものの、国保特別会計予算は依然厳しく、今年度も当初予算から歳入欠陥補填収入額を計上している状況であります。 以上が歳入の説明でございます。 次に、歳出の概要について説明いたします。 15ページから17ページにかけて御覧ください。 1款1項総務管理費1億38万8,000円は、1目に一般管理費として国保運営事務に係る経費を、2目に国民健康保険団体連合会負担金として沖縄県国民健康保険団体連合会への手数料、委託料及び負担金を、3目に国民健康保険中央会への負担金を計上しております。 1款2項の徴収費2,818万9,000円は、賦課及び徴収業務に係る経費を計上しております。 18ページをお開きください。 2款1項の療養諸費32億5,995万5,000円は、前年度より3,789万4,000円の減額となっております。令和2年度の医療費実績見込みを勘案し計上しております。 18ページから19ページにかけて御覧ください。 2款2項の高額療養費5億6,013万9,000円は、令和2年度の医療費実績見込みを勘案し計上しております。 20ページをお開きください。 2款4項の出産育児諸費3,782万1,000円、2款5項の葬祭諸費219万円は、これまでの実績等を勘案し計上しております。 21ページから22ページにかけて御覧ください。 3款国民健康保険事業費納付金は、県への支出分として、1項医療給付費分10億7,218万3,000円、2項後期高齢者支援金等分2億5,939万2,000円、3項介護納付金分9,993万円を計上し、積算は沖縄県が提示する国保事業費納付金算定によるものであります。 23ページをお開きください。 6款1項の保健事業費2,617万8,000円は、1目の保健衛生普及に係る経費及び2目の疾病予防費として、はりきゅう等補助金を計上しております。 24ページをお開きください。 6款2項の特定健康診査等事業費3,957万8,000円は、主に検査検診委託料等の特定健診業務に係る経費を計上しております。 6款3項医療費適正化特別対策事業費は、医療費通知及びジェネリック差額該当通知に係る経費としての通信運搬費118万5,000円を計上しております。 28ページからの給与費明細書については御参照ください。 以上で、令和3年度南城市国民健康保険事業特別会計予算の説明を終わります。御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第12号・令和3年度南城市後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 1ページをお開きください。 令和3年度南城市後期高齢者医療特別会計予算の歳入歳出予算の総額は4億4,137万9,000円となっております。 続いて、歳入歳出予算の主なものについて、歳入歳出予算事項別明細書に沿って御説明いたします。 まず、歳入についてであります。 6ページをお開きください。 1款1項後期高齢者医療保険料の1目特別徴収保険料は2億1,172万8,000円を計上しております。前年度より1,192万6,000円の増額となっております。 2目普通徴収保険料は9,474万6,000円を計上しており、前年度より309万3,000円の増額となっております。 増額の理由は、沖縄県後期高齢者医療広域連合の試算に基づき、特別徴収、普通徴収ともに所得の増加を見込んでいるためであります。 2款使用料及び手数料は10万1,000円の督促手数料等を計上しております。 7ページをお開きください。 4款1項一般会計繰入金の1目事務費繰入金2,030万4,000円は、職員給与等の繰入金であります。 2目保険基盤安定繰入金1億1,354万7,000円は、保険料軽減分の公費負担分であります。 8ページをお開きください。 6款2項償還金及び還付加算金の1目保険料還付金は70万円を計上しております。 これは過年度分の保険料還付分について、沖縄県後期高齢者医療広域連合から繰り入れるものであります。 以上が歳入の説明でございます。 次に、歳出の概要について説明いたします。 10ページをお開きください。 1款1項1目一般管理費1,691万9,000円は、後期高齢者医療の事務経費を計上しております。 1款2項1目徴収費270万5,000円は保険料徴収事務に係る印刷製本費、通信運搬費、納付書封入封緘委託料等を計上しております。 11ページをお開きください。 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金は4億2,002万4,000円を計上しております。 前年度より1,198万7,000円の増額の理由は、沖縄県後期高齢者医療広域連合の試算に基づき所得の増加を見込んでいるためであります。 3款1項1目保険料還付金70万円は、過年度分の保険料還付分を計上しております。 13ページからの給与費明細書については御参照ください。 以上で、令和3年度南城市後期高齢者医療特別会計予算の説明を終わります。御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  おはようございます。 それでは議案第13号・令和3年度南城市水道事業会計予算について御説明いたします。 1ページをお開きください。 第2条の業務の予定量につきまして、給水件数1万5,883件、年間総給水量491万3,000立方メートルを予定しております。 主要な建設改良事業費は3億293万6,000円で、主な内容としては、委託料4,667万6,000円、配水管布設工事として2億5,625万7,000円を予定しております。 次に、3条の収益的収入及び支出の予定について御説明いたします。 収入は11億9,195万1,000円、支出は11億1,898万9,000円を予定しております。 4条の資本的収入及び支出の予定額について御説明いたします。 収入は2億6,091万3,000円、支出は4億6,310万7,000円を予定しております。 資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億219万4,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,563万8,000円、当年度分損益勘定留保資金1億1,675万円、減債積立金6,980万6,000円で補填するものであります。 2ページお願いします。 5条の債務負担行為の限度額は1,417万9,000円を予定しております。 6条の企業債ですが、借入限度額は1億3,000万円を予定しております。 7条の一時借入金の限度額は1億円を設定しております。 8条の予定支出の各項の経費の金額の流用は、営業費用、営業外費用及び特別損失との間としております。 9条の議会の議決を得なければ流用することができない費用として、職員給与費6,992万円を計上しております。 10条の棚卸資産の購入限度額として430万4,000円を設定しております。 3ページ以降は予算説明資料となっておりますので、よろしく御参照のほどお願いいたします。 以上で議案第13号の説明を終わります。御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第14号・令和3年度南城市下水道事業会計予算について御説明を申し上げます。 1ページをお開きください。 第2条の業務の予定量につきまして、排水戸数1万1,399件、年間総排水量236万9,807立方メートル、前年度と比較して件数で636件の増、排水量では20万2,849立方メートルの増を予定しております。 主要な建設改良費は1億5,000万円で、主な内容としては、公共下水道事業の委託料で6,500万円、農業集落排水事業の工事費で8,500万円を予定しております。 次に、3条の収益的収入及び支出の予定について御説明いたします。 収入は10億9,539万5,000円、支出は9億7,439万1,000円を予定しております。 4条の資本的収入及び支出の予定額について御説明いたします。 収入は5億271万7,000円、支出は7億4,839万9,000円を予定しております。 資本的収入が資本的支出に対し不足する額2億4,568万2,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額902万5,000円、当年度分損益勘定留保資金1億2,401万6,000円、減債積立金1億1,264万1,000円で補填するものであります。 2ページお願いします。 5条の企業債ですが、借入限度額は公共下水道事業5,160万円、流域下水道事業建設負担金3,690万円、農業集落排水事業3,270万円、合計1億2,120万円を予定しております。 6条の一時借入金の限度額は4億円を設定しております。 7条の予定支出の各項目の経費の金額の流用は、営業費用、営業外費用及び特別損失との間としております。 8条の議会の議決を得なければ流用することができない経費として、職員給与費8,198万円を計上しております。 9条の他会計からの補助金は4億6,816万9,000円を計上しております。 3ページ以降は予算説明資料となっておりますので、よろしく御参照お願いいたします。 以上で議案第14号の説明を終わります。御審議の上、議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(国吉昌実)  以上で提出者の説明を終わります。 日程第25.発委第2号・南城市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題とします。 提出者の説明を求めます。 ◆議会運営委員長(前里輝明議員)  ただいま議題となっております発委第2号・南城市議会会議規則の一部を改正する規則について御説明申し上げます。 今回の改正は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について産前産後期間にも配慮した規定の整備を図るものであります。 また、行政手続において特段の合理的な理由がある場合を除き、原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会に対する請願に係る署名押印の見直しを行うものであります。 この規則は、公布の日から施行することとしております。 資料として新旧対照表を添付しておりますので御参照いただき、御審議の上、可決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(国吉昌実)  以上で提出者の説明を終わります。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認め、これで討論を終わります。 これから発委第2号・南城市議会会議規則の一部を改正する規則についてを採決します。 本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。したがって、発委第2号・南城市議会会議規則の一部を改正する規則については原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。議案研究のため、3月3日及び4日を休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。よって、3月3日及び4日を休会することに決定しました。 次回は3月5日金曜日、午前10時から本会議を開きます。 本日はこれで散会します。     (散会 11時55分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  平田安則署名議員  中村直哉...