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12月09日-05号

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  1. 南城市議会 2020-12-09
    12月09日-05号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年 12月 定例会(第10回)       令和2年第10回南城市議会(定例会)会議録1.開議     12月9日 10時00分 宣告2.散会     12月9日 15時48分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局主幹兼係長  玉城光也  事務局係長     仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      屋比久正明  上下水道部長    知念哲雄  企画部長      糸数義人   農林水産部長    嶺井 洋  市民部長      永吉盛哲   土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき7.議事日程-----------------------------------     令和2年第10回南城市議会定例会 議事日程[第5号]                令和2年12月9日(水)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(5人)           (1)知念俊也           (2)運天貴也           (3)安谷屋 正           (4)上地寿賀子           (5)吉田 潤-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、5番新里嘉議員及び6番宮城康博議員を指名します。 一般質問へ入る前に、市民部長より、せんだっての親川孝雄議員、それから、島袋裕介議員の質問に対し答弁漏れがありましたので、しっかり答弁をしたいという申出がありましたので発言を許します。 ◎市民部長(永吉盛哲)  おはようございます。 親川孝雄議員島袋裕介議員から質問がありました件についてお答えします。 12月7日月曜日の一般質問親川孝雄議員から質問がありました、特定外来生物ツルヒヨドリの防除対策について、国、県からの補助メニューがあるかについてお答えします。 県に確認したところ、沖縄県は特定外来生物ツルヒヨドリに対する補助金はないということであります。 国は環境省の生物多様性保全推進交付金という補助メニューがあります。 この交付金は、防除計画策定交付額上限250万)や防除対策費等(交付額2分の1以内)が補助対象となりますが、補助対策補助金申請前にツルヒヨドリの分布箇所の把握や、今後の対策の方向性等を事前に環境省と調整する必要があると考えられます。 また、自治会などの地域との連携の下、防除対策の対応が必要であり、単に業者に委託する、除草剤を配布するだけでは対象とはなりません。あくまでも交付金の目的は自然共生づくりの推進となるので、地域住民と協働し、連携して活動を行う必要があります。 次に、12月8日火曜日の一般質問島袋裕介議員から質問がありました、こども医療費助成事業の対象人数についてお答えします。 ゼロ歳から未就学児3,328人、小学生から中学生は4,785人、合計8,113人となっています。 以上であります。 ○議長(国吉昌実)  日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、知念俊也議員。 ◆10番(知念俊也議員)  皆さんこんにちは。 一般質問最終日、本日1番手、お待たせいたしました。知念俊也でございます。 さて、令和2年、本当にコロナウイルスに翻弄された年だったと思いますが、あと20日余りとなっております。コロナの影響で年の瀬を感じにくい今年度ですが、令和3年はコロナワクチンも供給されるとのことで、コロナウイルスの終息を願い、そして市民皆様のよりよい新年を願うものであります。 それでは、通告いたしました3点、質問させていただきます。 1点目、環境について。 玉城小学校周辺道路事情から、児童の登下校の送迎を屋嘉部公民館前に指定しております。 下校時において、公民館そば広場に児童が集まり、迎えを待つ間、地べたに座り宿題をする児童や、遊び回る児童がおりますが、区民や保護者より、上屋等の設置がなく、夏場の熱中症、冬場の寒風など、児童の体調を心配する声が聞かれます。 児童の安心安全を考慮の上、地元自治会調整の下、広場に早期の上屋設置等の対策を願いますが、市の見解を伺います。 2点目、南城市中学3年生学習支援事業について。 コロナウイルスによる長期の臨時休校の影響で、学習の遅れを取り戻したいと考える中学3年生を対象とした無料塾であるが、以下について伺います。 ①利用者数 ②次年度以降の事業の継続への見解。 3点目については、自席にてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  おはようございます。 知念俊也議員の発言事項1、環境についての、児童の安心安全を考慮の上、自治会調整の下、広場に早期の上屋設置等の対策を願いますが、見解についての御質問にお答えします。 玉城小学校周辺市道には歩道は設置されていますが、安全に駐車できるスペースがなく、屋嘉部自治会の協力の下、公民館前自治会所有地を活用させていただいている状況であります。 現在、学校では保護者のお迎えを待つ待機所のスペースを学校敷地内に確保し、ピクニックテーブルなどを設置して待機できるような対応を取っております。しかしながら、全ての児童が利用できる状況ではないため、引き続き屋嘉部自治会の協力を得て、公民館前の広場を待機所のスペースとして活用させていただく考えであります。 なお、御指摘の熱中症対策のための上屋の設置については、関係部署、特に地域と連携して、整備できるような事業等がないか検討していきたいと考えます。 次に、発言事項2、南城市中学3年生学習支援事業についての①利用者数についてですが、南城市役所教室、これは大里中学校佐敷中学校玉城中学校知念中学校の生徒から36名が参加しております。久高教室(久高中学校)については生徒7名の、合計で43名の利用者となっております。 次に、②次年度以降の事業継続への見解についてですが、新型コロナウイルスによる長期的な臨時休校が再度あった場合には、国からの補助等の補助金の有無等についても勘案しながら検討してまいりたいと思います。 ◆10番(知念俊也議員)  部長、ありがとうございます。 まず、1点目いきます。 部長が次年度予算入れますと言うんであれば、もう、ありがとうございますですぐ終わるところだったんですが、なかなか、関係部署と連携し、整備できる事業がないか検討。前向きな検討でもなく検討なので、かなり低い検討かなと思いますけど。 これは前々から地域の方、保護者からありまして、私も先週金曜日、ちょうど時間、4時過ぎ、4時半ぐらい前ですかね、通りました。ちょうど霧雨でしたね。正直言って、20名くらい児童がいて、傘を差す子、そのまま傘を差さない子がいまして、約20名まではいかなかったですかね、その間また、父兄の車が校門前から数珠つなぎで、ちょっと混乱していたのをうかがいましたが。 また、夏場は本当に太陽が照りつける中で、子どもたちは本当に帽子もかぶらず、地べたに座って宿題している子と遊び回っている子、本当に体調的に危ないなという思いがあります。 その中で、教育部長もおっしゃっていますけど、関係部署ですね。これは場所的には、以前は旧村の所有地だったんですが、合併前ですかね、自治会にということを聞いておりますが、その中でこれの場合、公園であればもちろん土建部であるんでしょうが、これ持ち物は自治会ですから、この辺また、総務部になろうかなという思いもあるんですが、教育部長も、うちのほうだけでは判断しづらい、確かに分かるところであります。 この件に関しまして、陳情書出ていますよね、総務部長。陳情書出ていますよね。受付されていますよね。 ◎総務部長(屋比久正明)  知念議員の再質問にお答えします。 たしか、記憶によると、11月初旬に出ていたような記憶があります。 以上です。 ◆10番(知念俊也議員)  日付見ましたら、文書的には11月13日、提出が、11月16日に市のほうに提出したということをお伺いしております。玉城小学校PTA会長名で、子どもたちの安心安全のために上屋の設置を早期に臨むというような陳情書が出ていると思います。 そしてこれ、気になるけど、もう1か月近くなる中で、これは担当部署、どこに陳情書を回覧、回しているんですか。この辺、もう16日提出して、今日、9日ですか。どこの部署に。これは返答しないといけないですよね。 スピーディーにこういう事業をやっていかない中で、まず、担当部署、どこか分からない、回していないという、ちょっといかがなものかと思いますが。分かりました、これは置いときます。 これは本当に早期にやってほしい。ただ、自治会も関わってくるところですんで、自治会のほうには、区長さんにはお話はされたようです。まだ、評議員には了解をもらっていないということなんですが、区民からもそういう声があるんで、協力的に行こうとは思いますが、この辺どうでしょう、総務部長、主導を取って、どちらかの担当と連携なりしていただいて、話進めていただけませんか。 ◎総務部長(屋比久正明)  受付された要請文、しっかりと確認して、多分この絡みだと、教育部あたりとの調整になっていくか、その辺、調べた上で、しっかりと確認取っていきたいと思います。 ◆10番(知念俊也議員)  別に昔の大がかりなコンクリートの上屋を造れとか、そういう話ではないと思います。 私的に言えば、民間のガレージありますよね、透明な。ああいった形でもいいんじゃないかなと思うんですよ、日よけ、風よけですね。 そうであれば、今、土建部も農林水産部もやられている材料支給ですか。そういった資金もありますし、また、別の資金もいろいろ考えていただいて、来期、ぜひやっていただきたいと思いますが、どなたにはいと言ってもらえますでしょうか。 市長、大丈夫ですよね。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  知念俊也議員の玉城、屋嘉部公民館前の子どもたちの安全安心のためのスペースについての質問ですけれども、関係部署等も含めて、総務部を中心にしながら、何とか対処できないかというふうな検討をしてまいります。 ◆10番(知念俊也議員)  市長、最後にやりますという言葉をいただきました。ありがとうございます。 この件はいい返答をもらったということで、次に進んでいきたいと思います。 2点目ですけど、中学校3年生の学習支援事業ですけど、これはたしか10月の補正予算ですか、1,000万弱で組んだと思います。 結構、時間的に厳しいという中で、現在36名、久高島が7名。43名、中学3年生の生徒たちが学んでいるということでございます。 これたしか、私聞いた中で定員50名だったかなと思うんですけど、これまだ定員いっぱいではないんですけど、随時まだ募集しているということでよろしいですか。 ◎教育部長(上原昇)  定員については50名ということであったんですけども、実際、面接等いろいろ、申込みについて面接等をやったときに、43名の方々が確実に来れるということで確認しています。 プログラムも全て組まれている状況で進んでいるんですけど、今後また随時、希望者がいれば、できるのかどうかは受託業者、塾の業者と再度、プログラムを組めるのか確認をしながら、申込みを受付するなりの検討をしていきたいと思っております。 ◆10番(知念俊也議員)  私、この事業、大変いい事業だと思うんですよ。いろいろな部分で人材育成、また、学力向上、いろいろな部分にかかってくると思います。 たしか以前、上地寿賀子議員でしたかね、無料塾の開設の、多分、質疑あったと思うんですよ。 その中で市の答弁としては、今後の状況を見ながら検討していきたいということがあったんですが、今の答弁見ましたら、国からの補助金の有無があれば検討したいということで、南城市独自のこういった無料塾的には、やっぱりちょっと検討が、南城市独自の無料塾というのは、今は考えていないという見解でよろしいですか。 ◎教育部長(上原昇)  現在進めているこの塾、中学3年生、本当にプロフェッショナルな方々で、現役の塾の専門の業者である企業さんがやっています。その方々を活用するんであれば、やっぱり財政的なものもあると思います。 ただ、通常の学習支援という感じで、大学生のボランティアとかそういう方々を集めて、募ってやるんであれば、新たな開設の方法でできるのかなということで考えております。 ◆10番(知念俊也議員)  部長、最後はいいこと言いましたね。 私、提案したいことがあるんですが、今、レストラン、なんじぃJr.ですか、2階のほうで中学生、高校生、Nバスの時間の待ちの間か分からないですけど、2階で勉強、学習をしている子どもがいると。 よく見ましたらファーストフードでそういった子どもたちが中で勉強しているのをよく見ますけど、できれば南城市の庁舎内に、この2階のスペースにそういった学習ルームをつくっていただきたい。 これ以前から思っていたんですけど、やっぱり中学3年生、高校3年生、受験終わったら参考書、そういった問題集とか、兄弟がいる方はやっぱり置いているかもしれないんですけど、中には捨てる生徒、学生もいると思うんです。 そういったのを何かPRしながら、こういった2階の学習ルームに置いていただいて、参考書、問題集、そしてこういう子たちが使いやすいように、それをもっと幅広く役所を活用できる、そしてNバスが活用できる、人材育成、そういった部分に多岐にわたって本当に影響あると思うんですよ。 もともとは役所も、市民に開かれた使えるような市役所ということでつくっていると思うんで、その辺ぜひ検討していただきたい。 先ほど学生のボランティアという話もありましたけど、毎日でなくていいと思うんですよ。6時から9時、できれば僕、時給2,000円あげてもやっていただきたい。2,000円、3時間ですから6,000円ですよ。月10日としても6万円ですよ。何とか予算つくれると思いますよ。 子どもたち、学習塾みたいに教えるんではなくて、やっぱり意欲のある子たちがここに来ますんで、本当に詰まったときにちょっと教えていただける、こういった講師の方がいるだけで学力が伸びる、そういったのはあると思うんですよ。その辺、教育長、どうですか。 ◎教育長(上原廣子)  知念俊也議員の質問にお答えします。 とてもいい、良好な提案だと思います。参考書等、不要になったものを処分するのではなくて、リサイクルで活用していただくという案も、とてもいい案だと思っていますので、検討させていただきます。 それから、土日等々、上のほう、この2階のほうでですが、私も何度か高校生の子どもたちが勉強しているのを見ています。それと同時に、一般市民の方もパソコンを持ち込んで作業しているというのも何度か見ていますので、あちらのほうは広く市民に開放しているということで、意欲のある子どもたちは集まって来るのかなと。もっともっとPRすれば、そこで勉強しに来るという子も増えるのかなと思っています。 その状況を見て、支援の方が必要かどうかは、今後また私たちのほうも検討して、可能な限り支援員の方であるとかボランティアの方を募りながら対応できるかどうか、まず、図ってみたいと思います。 それから、ちゃんとした形で派遣ができるのかというところのほうも、もう一度、私たちのほうで検討していきたいと思っております。 ◆10番(知念俊也議員)  教育長からもいいお言葉いただいていますので、次年度、ぜひその辺も含めて検討していただきたいと思います。 僕は優しいですから、この辺で止めておきましょうね。 それでは3点目、施政方針についてでございます。 任期最終年度を迎えるに当たり、次年度施政方針への市長の思い、概要を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  知念俊也議員からの施政方針についての市長の見解、思いにお答えいたします。 私、市長就任以来、常に市民目線に立った市政運営を心がけて、市民が主役の南城市の実現に努めてまいりました。 今年は世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、市民の生命財産が脅かされ、重要政策の実現にも影響が出た厳しい年でもありました。 このような状況の中、市政を担って任期最終年度と、来年はなりますが、引き続き、新型コロナウイルスから市民を守ることに全力を尽くすとともに、公約の実現に向け最大限努め、南城市民であることに誇りと生きがいを感じられる、誰一人取り残さないまちづくりを推進することに全身全霊で取り組んでまいる所存でございます。
    ◆10番(知念俊也議員)  市長、ありがとうございました。 年明けて1月迎えられて、丸3年ですか。4月はもう最終年度、最終の施政方針になろうかと思いますが、市長の評価をお伺いする中で、市長は、自分が評価するものではない、市民が評価するものだとおっしゃってきました。 その中で、やっぱり4年度というのは集大成だと思うんですよ。市長が選挙公約を挙げた中でやれたもの、やれなかったもの、その辺も含めて最終の施政方針、しっかりやっていただきたい。 その中で、市長と我が凜の会、凜の会から次年度の施政方針について骨子案を提案させていただきました。仲間光枝会派長ほか3名でいいかな。 その中で、市長ともお話しした中で、うちの骨子案も検討していきたいということでありましたので、しっかりとその辺も踏まえてやっていただきたい。 次年度、5月ですか、市長の公約の1つでもあるこどものまち宣言、5月にあると思います。 これも正直言って、私、もう1年早くてよかったかなと思います。なぜかといいますと、検証ができないですよね。宣言、検証が。 宣言はしたけど、何か。宣言をしたのはいいけど、検証ができないという部分で終わってしまうのはちょっとどうかと思いますので、しっかりとこの辺も、期間短いですけど、宣言してどうなりました、どうなる、検証もしっかりやっていただきたいと思います。 その中で市長、あれですか、やっぱり何か1つくらい、具体的に次の施政方針、こういうのを思い浮かんでいる、やりたいなというのがあればぜひお聞かせ願いたいと思いますが。1つでいいです、いかがでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  知念俊也議員の次年度の施政方針についての御質問ですけれども、次年度、最終年度になります。 私の市長としての公約の実現に努めることはもちろんではあるんですけども、常にチャレンジというんですかね、新しいことにもチャレンジをしていく、挑戦していくという、そういう姿勢は持ちたいと思っていますし、また、職員のほうにもチャレンジ精神を持って、いろんなアイデアをどんどん出してくれというふうにもずっと、今、伝えておりますので、そういう意味では、この市役所全体、一体となって市民のために頑張るという、そのような施政方針にしていきたいと思っております。 当然、市民からの声を聞くという姿勢も崩していませんし、最終年度、今までもそうですけれども、思い切って、思い切りやってこられたのは皆さんの協力のおかげだと思っておりますので、今後とも一致団結して市政の運営に当たっていきたいと思っております。 ◆10番(知念俊也議員)  4月の施政方針、期待するところでありますが、実は昨日、議会だよりを見ていながら、どなたの議員でしたかね、施政方針についてという問いの中に、市長からの答弁がありました。 これいいなと思ったのが、最初の頃だったと思うんですけど、担当課のところに行って係長なり、そういったメンバーの意見も取り入れながら政策に取り入れていきたいなという答弁があったと思います。 今現在やっているか、やっていないかは分かりませんが、その辺も優秀な部長の皆さんもいらっしゃいます。部課長、係長いらっしゃいます。コロナの件に関してはいろいろ政策提言があって、その中で優先順位をつけてやったというのもありますけど、そういった施政方針に対しても、やっぱりそういった現場の声もしっかり聞いていただいて、本当に市民のためのよりよい施政方針、期待しておりますので、最後に一言お願いして、お言葉をいただいて私の一般質問を終わりたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  市の職員、非常に一所懸命やっておりますし、取り組んでいます。 知念俊也議員がおっしゃるように、今でもアイデア、私、浮かんだときは、直接担当課のところに行ったりして、このアイデアはどうかということも続けてやっておりますし、今後もそれはやっていきたいと思っております。 そこから本当に100のアイデアの中で1つ実現できればいいなという思いで、100分の1会議と言ったりもしていますし、その姿勢をずっと貫いていきたいと思っています。 それが南城市のさらなる発展に必ずつながっていくと思っておりますので、今後ともしっかり取り組んでまいります。ありがとうございます。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、運天貴也議員。 ◆2番(運天貴也議員)  おはようございます。 会派ニライ・カナイ、運天貴也です。 この12月定例議会、代表質問に続き、この一般質問にも時間を頂戴いたしまして、私のほうも市民の声を市政へ届けたいと思います。 通告に従いまして、一般質問を行いたいと思います。 1、教育行政について。 市内唯一耐震化未整備の馬天小学校について下記の内容で伺います。 ①在校生数及び職員数と校区内の人口について。 ②施設の劣化状況(屋内、屋外)について。 ③直近の修繕内容及び年間の修繕費、他校との比較について。 ④県及び内閣府の見解について。 2番、市道等の維持管理について。 市道佐敷大里連絡線及び同西原南風原線、同稲福南風原線は、整備が進む市道新開田原線が開通することで、交通量が増加すると思われます。下記の内容について伺います。 ①字大里231番地、同626番地、同703-1番地及び津波古1737-2番地付近は、アスファルトが割れ大きな陥没箇所があり、非常に危険な状態だが、改修について伺います。 ②字大里309番地付近には道路を横断する排水溝があり、グレーチングで蓋がされています。路面と排水溝は大きな段差があり、危険な状態と思われます。また、車が通過するたびにグレーチングの音も気になります。改善について伺います。 2番、市内の道路において、様々な工事や摩耗などにより、路面標示が消えている箇所がありますが、対策について伺います。 ◎教育部長(上原昇)  運天貴也議員の発言事項の1、教育行政についての1、市内唯一耐震化未整備の馬天小学校についての質問にお答えします。 初めに、①の在校生数及び職員数と校区内の人口については、令和2年11月末現在で、在校生数が322人、職員数は23人、校区内人口で5,874人となっております。 次に、施設の劣化状況(屋内、屋外)についてですけれども、校舎躯体の劣化による壁等からコンクリート片の剥離による落下、水道に関しては揚水ポンプの故障、排水管については腐食の進行による排水不良・不可となっている状況です。 その他についても、電気器具や空調機器等にも劣化が見られている状況であります。 次に、③直近の修繕内容及び年間の修繕費、他校との比較についてですが、修繕内容としては図書室等の雨漏り、空調機及び照明器具、水道補修などがあります。 年間の修繕費としては、昨年度が約220万円となっております。 他校との比較についてですが、市内小学校の過去3年間の修繕費を比較すると、老朽が進んでいる馬天小学校のほうが最も多く費用を投じている状況であります。 次に、④県及び内閣府の見解についてですが、公立学校施設整備国庫補助金について、今後、補助の見通しが厳しくなるとのことで、前倒しによる早めの耐震化を進めるよう、昨年度に引き続き、本年度も指導を受けているところでございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  おはようございます。 運天貴也議員の2、市道等の維持管理についての御質問のうち、1点目の市道の交通量増加に係る改善等についてお答えします。 御質問の箇所の状況を把握しております。御指摘のアスファルトのひび割れや陥没、そして、グレーチングの段差等については、現場の状況や路面健全度等を再確認し、修繕方法や範囲等を検討し、危険度が高いと思われる箇所から優先的に対応していきたいと考えております。 また、2点目の御質問の路面標示については、現場を確認したところ、御指摘の場所の中央線や外側線が消えているのが見受けられました。 今後、交通量や沿道の状況、歩行者等の交通量などの道路特性や路面状況や地形・道路線形等も含めた走行危険度を踏まえ、優先度が高いところから路面標示を復旧していく予定です。 なお、御指摘の箇所には県管理の道路があります。また、オレンジの中央線や横断歩道などの道路交通法による規制がかかる路面標示については、県公安委員会の所管となりますので、それぞれの所管への要請を行っていくことになります。 ◆2番(運天貴也議員)  再質問させていただきたいと思います。 先に、市道の維持管理についてから、よろしくお願いいたします。 今回も議長のお許しをいただきましたので、モニターを活用して具体的に答弁をいただきたいと思います。 先ほど、優先度の高い、危険度が多くて優先度が高いということでありましたけれども、まず、写真1番をお願いいたします。 大里231番地付近の様子でありますけれども、こちらは西原地区より馬天小学校方向へ下る車道になります。ちょうど下り坂になっていまして、右肩が下がるような形の路面の位置になっています。 ちょうど道路がありまして、真っ暗な状態で、本当に通行したことがない方がここを通ると、滑っていくんじゃないかなという心配があります。 この地域は最近、滑り止めもコーナーにされているところですけれども、そういった形の部分です。 写真2番をお願いします。 大里703-1番地の様子です。 ここを通過する車ですけど、この段差を避けるように中央車線をまたいで行くような感じのところが多いです。非常に交通量が増えているところですので、整備を急いでいただきたいなと思います。 ここで、なぜこの道を提案するかというと、最近、私、那覇に、国場方面に向かう場面が多くて、カーナビをセットすると、知念から馬天小学校の後ろを通って、大里を抜けて那覇に案内する状況が、最近、与那原を通らないという状況があるんですけども。 ましてや新しい道が開通するということでありますので、優先順位をつけるということでありますけども、交通量も非常に増えていますが、部長、その辺について、維持管理費に優先順位はつけられないでしょうか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ただいまの再質問についてお答えします。 先ほど答弁したように、我々も状況を把握しております。こちらの路面のこの亀裂という部分の原因については、道路擁壁等も含めた検討が必要だと思っています。 普通の路面の劣化というのは、細かいひび割れとかそういったものなんですけれども、この場合は段差が生じている。段差が生じている原因というのは、沈下です。沈下が生じているという部分については、一番考えられるのが、この道路擁壁、これがちょっと開いているから下がったという形になります。 我々が見ている範囲では、やっぱりこれが進行しているかといえば、進行しておりません。ですから、この部分については、まず、大がかりなものは非常に厳しいかと思っていますので、この段差の解消、応急的な処置が必要だと思っています。 両方とも、通るとやっぱり少しハンドルが取られるという状況なので、その部分については早々にでも対応していきたい。 ただ、御承知のように、道路関係予算については、3年前は3,000万でしたけども、近年はもう3,800万、4,300万、今年度については5,500万とうなぎ登りで上昇しています。 特に今年度は冠水被害等々、台風等々で、それでダメージを受けたところを優先して、排水系も含めて修繕しました。 ですから、今年度すぐにという部分は非常に厳しいかと思いますけれども、次年度やっぱり御指摘の箇所については修繕を図っていきたいと、どちらが優先度をというよりも、両方できるような方向で考えていきたいというふうに考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  予算のつき具合も、何度か勉強会でもお伺いしております。 非常に厳しい財政状況という部分も理解しておりますが、やはり市民の安心安全ということをいきますと、道路、凸凹を直す、市長の方針でもありますので、それもやっていただきたいなと思っています。 じゃあ、次にいきたいと思います。 グレーチングにつきましては、現場確認するということでありましたので、大きい2番ですね。 昨日、森山議員からも道路標示についてはありましたけど、写真3番お願いします。 こちらについては、道路工事による標示が消えているという状況です。 これは知念小学校の入り口なんですけども、これは電線の地中化に伴うものなんですけども、これは工事の際に元に戻すという契約があるのかどうか、その辺も教えていただけないでしょうか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ただいまの御質問についてお答えします。 この部分について、復旧後の白線、路面標示の部分が入っているか、入っていないかという御質問かと思います。 ちょっとこれは確認させていただきたいと思います。 手元のほうではないものですから、もしなければ、別な維持管理の中での路面標示が必要かと考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  写真4番をお願いいたします。 こちらは摩耗による、タイヤとの摩耗だと思いますけども、路面標示が消えている様子です。中央線が消えている状態ですね。 非常に南城市内、レンタカーが多くなっています。外国人の方も今は少ないんですが、一時期は増えておりました。 そういった表示に対して、消える前にやっていただきたいなというのがあります。 5番お願いします。 こちらも教育現場の前でございます。佐敷中学校前、国道との境目ではありますけども、完全に消えている状態と。 下の写真については、久高に行く安座真港の臨港道路、県の道路になるんですけれども、こちらはどこが優先なのか分からない状況でありますけども、そういった部分でも早めに要請していただきたいと思っております。 現状については以上で終わって、馬天小学校について深くお話をさせていただきたいと思っております。 在校生と職員の人数が出ましたけれども、学校の基本的な授業日数というのは大体、今、何日を計算されていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時46分)     (再開 10時46分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  おおむね、年間175日ということになります。 ◆2番(運天貴也議員)  ありがとうございます。 先ほど、馬天小学校の教員数と児童数伺いましたけれども、約350名、175日ということで、延べ、年間6万1,600名、子どもたち馬天小学校を活用しているということが分かりました。ありがとうございます。 総務部長にお伺いしたいと思います。 馬天小学校は指定避難所に指定されていないんですよ、調べますと。されていない理由というのをお伺いしたいんですが、お願いします。 ◎総務部長(屋比久正明)  ただいまの運天議員の再質問にお答えします。 今、避難所指定ですか。 指定避難所としては、この部分については災害の種類、津波、洪水、地震、あと土砂災害があるんですよ。その部分で、馬天小学校の位置づけが土砂災害では避難所ではないということで、全部そろうと指定避難所にはなるんですけど、その部分、土砂災害の部分で、そこではちょっと危ないということで外れているもんですから、指定はできていないという状態です。 ◆2番(運天貴也議員)  緊急避難所ではあると思います。 土砂災害というよりも、地震についてはどうですか。 ◎総務部長(屋比久正明)  地震についても、一応、避難所としては活用できます。 この災害の種類、大きく分けて津波、洪水、土砂災害、あと地震までを含めて、この4つが全部クリアであれば指定避難所として指定できます。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  土砂災害ということでありますけれども、一番、名目に入れています、耐震化未整備ということもあります。 学校とは、地域の避難所となり、地域の防災機能の拠点から、早急に学校施設の老朽化対策に取り組む必要があると思います。 児童の学習の場、生活の場であるとともに、地域の交流の場でもあります。さらには、地震等の災害時における地域の避難拠点として役割も担っていますが、現在の状況で安心して市民を避難誘導できるのか伺いたいと思います。 ◎総務部長(屋比久正明)  ただいまの質問にお答えします。 馬天小学校の市の地域防災計画においての位置づけについては、指定緊急避難場所として指定されておりまして、馬天小学校の収容可能人数としましては、2,000人余りが収容できるという計画で配置されております。 ◆2番(運天貴也議員)  馬天小学校付近、津波を想定しますと、津波古地区、新開地区、自主防災組織において、津波の被害の避難所は馬天小学校になっていますか。 ◎総務部長(屋比久正明)  ただいまの質問にお答えします。 各地域、地域、いろいろ避難場所の指定といいますか、今、馬天小学校を中心にしますと、津波古地区、あと新開地区、あと小谷地区ですか、その部分での収容できる場所、避難所というのはある程度、確保はされています。 やっぱり災害の種類によって、やっぱり高台に逃げていくべきなのかとか、地震では家屋の崩壊とかあるんで、その災害の状況に応じて、いろいろ避難所の指定で、一応、計画はそのようにつくれられていると思います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時52分)     (再開 10時53分) 再開します。 ◎総務部長(屋比久正明)  ただいまの質問にお答えします。 馬天小学校、位置的に津波の災害のとき、馬天小学校は一応、津波時にも避難所として指定されております。 ◆2番(運天貴也議員)  皆様もよく分かると思います。 佐敷、津波古地域、新開地域は10メーター未満の地域でありますので、津波については高台に行くというようであります。 プラス、じゃあ聞きます。 屋内運動場、プールについては既に建て替えられておりますが、今の場所に建設された理由が分かればお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  学校というのは適正配置、地形にもよるんですけども、まず、本来であれば、全面改築するんであれば、プールも含め体育館、校舎という全面一斉にやるんであれば、運動場へ一旦は全部移して。 ちょっと休憩お願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時54分)     (再開 10時54分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  全面改築であれば、全ての施設を改築するんであれば、運動場に全部移して、校舎と体育館のあるところに運動場を造るとか、そういう方法があるんですよ。 例えば部分、部分に直す場合にどうしても、例えば体育館とプールを、今の運動場を造った場合には、校舎は残っていると。プールが運動場に移ったらグラウンド使えなくなりますので、そういった方法で検討して、配置計画の下で建築された経緯でございます。 ◆2番(運天貴也議員)  私の情報によりますと、津波の状況も踏まえ、災害の部分で踏まえて高台に持っていっているということで認識していますが、これは違いますか。 ◎教育部長(上原昇)  その件については、私のほうで確認はできませんけど、ただ、基本的には、学校の配置というのはそういった、私が先ほど述べたように、全面改築であれば全部移して一気に。というのは、仮設校舎をつくらないようにですね、その方法で、一応やっている部分が基本だと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  部長にもう一度聞きたいと思います。 馬天小学校ですね、耐震が未整備と、何度か議会でも議論されていますけども、今、改築については財政面で中断していると、先送りしているということがありますけども、どのくらいの危険度なのか、部長御自身の感覚でよろしいですので、どのくらいの危険度なのか教えていただきたい。 ◎教育部長(上原昇)  通常は耐震というのは地震、地震に耐えられるというのは、建築基準法が変わったのが昭和56年でしたかね、56年以前に建てられたものについては、基本的に全てがもう耐震を持たないと。56年後に造ったものに対しては耐震基準が満たされているから、おおよそ大丈夫だろうという想定はあるんですけども、次に耐力度調査というのがあります。 耐力度というのは、あくまでも校舎の柱等ですね、鉄筋等の確認する調査があるんですよ。腐食による膨張はないかとか、そういった本格的な調査をした上で、この建物は危険なのか、危ないのか、大丈夫なのかという判断をします。 馬天小学校については、耐震については大丈夫だろうということであったんですけども、まず、耐力度調査、コンクリートの剥離等があったもんですから、耐力度調査を入れたときに、通常は点数制なんですよ。5,000点以下なのか上なのかというのがあったときに、この馬天小学校は4,000点台ということで、5,000点をはるかに下回っていたということで、危険という判断がされています。 それでもって、文科省には申請ができるわけです、全面改築というのが。補修じゃなくて全面改築しないと、この建物はもちませんという判断が出ているのは確かでございます。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  今、具体的な数字まで出ました。 これはいつ頃の時期のデータですか。 ◎教育部長(上原昇)  たしか六、七年前のデータだと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  6年前のデータ。どうでしょう、腐食とかその辺も進んでいるんじゃないかなと思われます。 平成30年3月付の南城市公共施設適正配置計画の設置評価と今後の方向性については、馬天小学校は、児童が安全に過ごせるよう、必要に応じた修繕、建て替えを実施します。現地調査でも老朽化が進行している施設が見られていますと記載されていますが、間違いないでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  運天議員のおっしゃるとおりだと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  じゃあ、もう一つお伺いします。 南城市公立学校施設整備事業長期計画について、馬天小学校について、どのような内容が記されているか伺います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時59分)     (再開 10時59分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  馬天小学校について、計画については、これは国に出した事業計画書なんですけども、老朽化が進み、剥離などの安全性に問題があり、平成23年度に実施した耐力度調査においても危険建物として結果が出ていることから、施設の改築が急務であるということで。 先ほど、すみません、私が耐力度調査というのは六、七年前と言ったんですが、これ平成23年度に実施したということになっております。訂正します。 ◆2番(運天貴也議員)  じゃあ現場の様子を見ながら進めていきたいと思います。 写真の6番お願いします。 こちら、一番最上階でもないんですね、2階と1階なんですけども、これ教室の真ん中なんですよ。原因不明の雨漏りがあります。何度か修繕しているんですけど、この状態ということで伺いました。 写真7番お願いします。 先ほども図書館から雨漏りがあるということがありました。僕も確認しました。天井に明かり取りのますブロックがあるんですけど、そこの隙間から下りてきています。 壁も見ていただきますと、状態が悪いというのも分かります。 子どもたちが利用するスペース、ここも雨漏りがあるようですね。 8番お願いします。 これ図書館の裏の書庫なのか、倉庫なんですけども、ここも天井から雨漏りが。線が入っていますよね、これもう水が漏れている様子。せっかくの棚も活用されていない状況です。実際に雨漏りがあるという想定して、バケツも置かれたり、袋も置かれたりしているんですよ。今日のような雨なんかもそうだと思います。 9番をお願いします。 明かり取りのが、さっきも言いましたが、これが落ちないように今、鉄製のネットで押さえられているんですよ。お分かりですか。一番上、鉄製の、網状になっている。これはネットで、本来はないんですけど、押さえられているんですよ。 2階の庭園も割れた状態。 階段、子どもたちがいつも使う階段にストッパーがないんですよ。これ伺いました、付けても外れるんですと。でも僕、はだしだったんですけど、非常に危険な状態だなと思いました。 子どもたち上履きしていますけど、忘れたりとか、そういうときにも、けがはないかなと心配であります。ハァなんですよ。 ここまで見られて、教育長、現場におられた教育長ですよね。教育者としてどう受け止めますか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの質問にお答えします。 私のほうも何度か小学校を訪問しておりまして、確認はさせていただいております。 確かに子どもたち、安全安心に過ごす場としては、あちらこちらに不備が出てきている状況であります。 ただ、残念ながら財政面で、やっと今、大里北小学校、大里中学校、大里統合幼稚園のめどがついたというところの部分がありますので、次の校舎の適正化に向けて、私たち教育委員会としても、できる限り財政等調整しながら、早急に進められないかと思っているところでございます。 これから大里幼稚園のめどもついたこと、それから、大里中学校も実際に進行中でございますので、次に来るのが、私たち馬天小学校かなと思っておりますので、財政と調整してまいりたいと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  続きます。 写真10番お願いします。 今度、屋外いきます。 これ運動場にある倉庫の様子なんですけど、上が倉庫の屋根、立入禁止になっております。これ2つあるんですけど、両方とも立入禁止です。子どもたちは立入禁止を見ると入りたくなるという心理がちょっとあるのかなと、僕びっくりしました。 下の写真ですね、これ下にある倉庫の写真です。 もう雨漏りがしている状態、天井がぼろぼろですね。 写っていませんが、下には体育の備品が納められているんですけど、教育長、これどう受け止めますか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまのどう思いますかという御質問ですが、見ていてもやはり心痛くなります。 子どもたちが自由に伸び伸びと活動する場を設定しないといけないかと思いますので、早急に対応できるように努力してまいります。 ◆2番(運天貴也議員)  どんどん行きますよ。 写真11番お願いします。 これ正面玄関付近の3階教室のベランダを写した写真です。 白丸しているところ、ちょっと見えないんですけど、アップにしたのが下の写真ですね。これコンクリートが落ちた写真なんですよ。 先ほど教育部長からも、コンクリートが落ちたということがあったんですが、これは一昨年、コンクリートが花壇の近くに落下したということなんですよ。 部長、これ報告ありましたでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  報告があって、その後、職員でもって各剥離している箇所、剥離しそうな、落下しそうなものを、既に委託業者にお願いをしまして、落とした経緯がございます。 ◆2番(運天貴也議員)  これは職員が朝発見したそうです。子どもたちが来る前だったからよかったんですよ。子どもたちが朝来て、水かけているときに落ちたらどうなっていましたか。もう本当に、ハァしか出ないです。 僕も保護者ですから、馬天小学校に通わせている保護者として、どうなのかなと思います。 じゃあ、12番お願いします。 これ運動場のスタンドです。コンクリートが裂けている様子、分かりますか。全部、裂けています。 13番お願いします。 これは鉄筋がむき出しになっていますよ。心配です。 市長、副市長、伺います。 このような状態です、馬天小学校。 これまでの写真を御覧になり、財政面の理由だけで改築を先延ばししていいのでしょうか。よろしくお願いします。 ◎副市長(新屋勉)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 運天貴也議員の写真を見て、現状というのをよく理解しました。 担当部の意見を踏まえて、それから、今後の財政状況も勘案して、しっかりと対応していきたいと考えております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員の、馬天小学校の現状についての御質問ですので、現状、非常に厳しいというのは本当に理解できました。 教育長が言っていたように、心が痛くなるようなありさまというのも目の当たりにしましたので、なるべく早く対処できるように努力をしていきたいと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  分かりました。 部長、聞きます。 トイレなどで、ネズミ及びゴキブリの目撃状況がありますが、衛生面に関してはどのように管理修繕されているのか、また、毎年行っています水道の水質調査というのがあると思います。それについて分かれば教えてください。 ◎教育部長(上原昇)  水質調査ですけども、水槽周辺状態が清潔であるか、汚物等が置かれていないかということの基準で、ちょっと危ないというような感じで、報告を受けています。 それと、水槽本体の状況についての報告については、修繕箇所が多々見られるというふうな報告を受けているところであります。 水質についてなんですけれども、水質については、これは馬天小学校だけではないと思うんですけども、残留塩素というのがあって、これは水道から提供されて貯水タンクに入っていくんですけども、貯水タンクから子どもたちが使う水道の出口の塩素を測った場合には、どうしても落ちてくると。それが基準を、はるかに落ちたところが何度か見られたということで指摘を受けております。 それについては、水槽の調整ポンプというんですかね、よく回転をさせるために、水質を下げて対応して、何とか水質基準は保たれているという報告を受けています。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  もう一度、部長お願いします。 学校施設は、建設物の老朽化は、築年数のみで、使用状況や建物の位置する外部環境、日常の維持管理、修繕の状況により、建築物にばらつきが生じるため、劣化状況調査結果、法定点検などを基に改修を進めていくということがあると思います。 建築基準法12条で、1級建築士に定期検査等されていると思いますが、それについて県からの報告等あればお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  定期検査なんですけども、そこでちょっと指摘があったのは、昇降機ですか、エレベーターとか、手元にエレベーターの故障、異常ということで報告受けていますけど、建築物についてはちょっと手元にございませんので、今、回答できません。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時11分)     (再開 11時12分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  先ほどの併せて、2次耐震診断外部調査というのもあるというお伺いしました。 そういう部分での調査は行っておりますか。 ◎教育部長(上原昇)  馬天については、耐力度調査をやっていますので、耐力度というのは最終的な調査、地震はもちろん完全にアウトということですので、耐力がないと地震もありませんので、調査はやっていないと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  じゃあ進めていきたいと思います。 代表質問の際、教員、保護者、地域の方々に改築を先送りする説明会を行うと約束をしていただきました。 このような状態でございます。内覧会も含めて、説明会をしていただきたいんですけども、いつまでに行うか明確に約束していただきたいのですが、答弁できる方お願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時13分)     (再開 11時13分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  今、教育委員会としては危険、一刻も早く、馬天小が老朽化していますので、児童の安全安心を図るためにも一刻も早く整備したいということで、予算計上しているところでございます。 ただ、予算が各部から集まったときに最終的に決まるのが1月、2月になると思うんで、確実に整備入りますということで決まった段階で、説明会もやりたいということで思っております。 今の段階では、方針がまだ定まっていないということですので、説明会については、後にやりたいということでございます。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時14分)     (再開 11時15分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  報告については今の馬天小学校の現状と、予算について先送りするかしないかも含めて、まとめて年度内という話じゃなくて、方針が決まり次第、説明会を、保護者へ周知したいということで進めていきたいと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  いろいろ説明会等、コロナ、コロナで延長されていますけど、その状況は打破してやりますか。 ◎教育部長(上原昇)  御指摘のように、コロナですので、周知等、文書でもって周知もできると思います。 ◆2番(運天貴也議員)  ぜひとも、津波古地域、自治会も活発でございます。新開地域も活発であります。区長さんあたりにもその辺も周知していただいて、地域の方への周知もですね、保護者だけじゃなくて、先ほどもお伝えしましたとおり、地域の方の避難所になるという施設でございますので、よろしくお願いします。 馬天小学校については、3月議会、大里幼稚園と馬天小学校の両事業を整備する計画でありましたが、令和2年度の予算編成をするに当たり、市の財政状況も踏まえ検討した結果、実施計画で優先順位の高い大里統合幼稚園を先に事業を実施することを進めておりますと、答弁に変更がありました。 それでは伺います。 大里統合幼稚園の新築建築費8億円を見越していたが、改修することで3億円が不用になったと受け止める答弁を代表質問で伺いましたが、減額になった分はどのように活用するか、計画があれば伺います。 ◎教育部長(上原昇)  代表質問で答えたとおり、3億円程度、大里の建築費が減額になったと。それをどのように活用するかという御質問だと思います。 いずれにせよ、馬天小学校については、設計から入らないといけないということですので、まだ設計が完了していないと。まずは設計を早めに手がけたいということで、その後に、本来であれば、工事であれば工事に回してもよかったと思うんですけど、設計はそんなにかかりませんので、設計に進んだ後に検討したいということでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  じゃあ設計ということが出ましたのでお伺いします。 現在、大里中学校が改築改修行われていますが、構想から完成までどれぐらいの期間を要しているかを伺います。 ◎教育部長(上原昇)  3年間だと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  馬天小学校も、今から早くても3年後にしか新しい校舎に変わらないということで、安全性は保たれるのか、判断してもいいんですか。 ◎教育部長(上原昇)  保たれるかということなんですけども、いずれにせよ子どもたちの安全安心第一ですので、維持修繕あたりですね、強化をして、点検等も強化をして、改築までにはちゃんとした安全確保をしたいと、修繕に向けてやっていきたいということであります。 ◆2番(運天貴也議員)  11月25日に行われました第2回総合教育会議、私、傍聴させていただきましたけど、次年度、令和3年度の計画について、馬天小学校改築と知念中学校のプール改築に向けてスタートすると、教育長の答弁がありました。 同様な発言は、今年度、令和2年度の計画、昨年ですね、同じ内容で教育委員会として市へ要望は出していたのか伺います。 ◎教育部長(上原昇)  要望しているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  では、教育委員会は新築を願っているということで間違いないですか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの質問についてお答えいたします。 教育委員会としては、方針ですので、新築を願っているということでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  では、伺います。 本年度どういう理由で、どういう判断含めて、改築に向けて予算化されなかった、先送りされたのか伺います。 ◎教育部長(上原昇)  前回も多分、答弁したと思うんですけども、事業的にバランス等もあったということ、市の財源の問題もあったということでお答えしたと思います。 そのとおりだと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  ありがとうございます。 じゃあ、聞きます。 馬天小学校には、財源確保が厳しいという答弁に対し、昨日の船越児童館建設には、財源確保が厳しいという答弁は一切ありませんでした。 また、玉城児童館に関しての具体的な事業予定もないのはなぜか、副市長に伺います。 ◎副市長(新屋勉)  児童館と馬天小の件の再質問にお答えします。 児童館については補助率が非常に低いということがございます。 馬天小学校については、教育関係の補助メニューがありますので、なるべく補助メニューの低い、補助率の低い一般財源の持ち出しが多いようなものを優先に、合併特例債を充てていくというような財政状況もありまして、そういう判断をしているものでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  ちょっと納得いかないんですけど。 そこで市長に聞きます。 昨日、市長の答弁で、地元の強い要望、ニーズ調査の結果が出ています。 用地交渉、児童館建設進めていきますと、力強い答弁はよかったのですが、財政的な問題はないんですか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時23分)     (再開 11時24分) 再開します。 ◎副市長(新屋勉)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 先ほども答弁しましたが、馬天小学校の改築については、学校の補助メニューがあります。ですから、それを有効に活用することによって、一般財源の持ち出しも最小限にしたいと。 船越の児童館については、補助率が非常に低いと。それで、それをそのままやると一般財源の持ち出しが多くなります。そういう意味で、合併特例債を有効に活用したいというような視点であります。 これも両方とも財政的な視点も含まれておりますので、そういう御理解でお願いします。 ◆2番(運天貴也議員)  再質問します。 私の理解が悪ければ御指摘ください。 馬天小学校補助メニューがあるので、先送りしている。 児童館は補助メニューが低いんで、お金を出さないといけないんで、今やる。 何か矛盾していないですか。 ◎副市長(新屋勉)  運天議員の再質問にお答えします。 これも財政上の問題と、あと合併特例債とかそういうのを有効利用するという視点でございますので、いずれも財政的な視点だと理解しております。 ◆2番(運天貴也議員)  次年度より開始する予定の、福祉部が提案した移動児童館、調べてみました。 教育委員会が提案した放課後子ども教室の事業化を行い、児童館新建設事業は、財政上が落ち着くまで避けようとする考えはないですか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時27分)     (再開 11時29分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  では、提案します。 今、合併特例債が7億円弱残っていたと思います。 児童館に充てるということで、補助メニューが少ないからということがありましたけど、逆に補助メニューが大きい馬天小学校、それも延べ人数7万人当たりが使う馬天小学校、地域の方を巻き込む馬天小学校。 僕、児童館が駄目とは言っておりません。優先順位がどこにあるかということを確認したいんです。 財源組替えする方法は考えていないでしょうか。 ◎副市長(新屋勉)  運天貴也議員のこの財源組替えの話なんですが、どちらも私は重要だと考えております。 そういう意味で、財政状況を見ながら、適切に対応していきたいと考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  老朽化が進む公共施設が多いです。 次世代に引き継いでいく部分で、副市長、市長、今の状況をお願いします。 ○議長(国吉昌実)  市長でいいですか。 休憩します。     (休憩 11時30分)     (再開 11時30分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  老朽化等も含めて合併をした中で、いろんな課題を公共施設の中では、南城市は抱えておりますので、それを総合的に判断をしながら、市民の安心安全、そして、子どもたちの安心安全にも留意をしながら、しっかりとした取組をしていきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時31分)     (再開 11時40分) 再開します。 次の質問者、安谷屋正議員。 ◆1番(安谷屋正議員)  ゆまぢり会、安谷屋正でございます。 通告に従いまして、一般質問を行います。 本日3点通告しております。まず、1点目、まちづくりについて。 我が会派の代表質問に関連して、以下にお伺いいたします。 ①(仮称)南城つきしろインターチェンジ南地区の区画整理計画の中で、商業地域、準工業地域に指定された区域への企業用地についての現状と課題をお伺いいたします。 ②区画整理地内に計画されている公園の整備計画の詳細を伺います。 ③同地区の下水道計画についてお伺いします。 ④親慶原区において、南部東道路の整備に合わせて住宅開発の需要増が想定される地区がある。下水道整備を急ぐ必要があると思われるが、市の見解をお伺いいたします。 ⑤市道整備予算に関する一連の要請活動の意義と成果について、市長の所見をお伺いいたします。 大きく2点目、地域課題について。 ①親慶原公民館裏手の丘(通称お宮)と呼ばれていますけども、そこを市民の憩いの場所として活用するために、何らかの整備メニューを検討できないか、お伺いいたします。 ②親慶原101番地付近、生活道路として使用されている道路ですが、里道と一部私有地を含んだ道路となっております。 道路下に汚水管、汚水配管等の公共設備が敷設されていることから、利用者の利便性を考慮して、舗装整備できないかお伺いいたします。 大きく3点目、市営住宅について。 老朽化が進む市営百名団地の建て替えについて、平成30年12月の一般質問で取り上げたところ、修繕、改修を行いながら維持していくとの答弁でありました。 改めて以下についてお伺いします。 ①百名団地の築年数。 ②直近5年間の修繕、改修の件数と金額。 ③市の方針に変更はないのか。 以上3点、全集中で質問したいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  こんにちは。 安谷屋正議員の発言事項1、まちづくりについての①と②についてお答えします。 ①の商業地域、準工業地域への企業誘致につきましては、企業アンケートを実施し、進出の可能性のある企業とはヒアリング等を行っている現状でございます。 課題につきましては、どの区域でどのくらいの面積を企業誘致として用意できるのかなど、区画整理組合準備会や地権者らと意見交換を行っていく予定であります。 次に、②区画整理地内に計画されている公園の整備事業主体は、区画整理組合となっております。 なるべく自然緑地を残すように環境にも配慮しながら、公園の整備については、区画整理組合準備会にてこれから詳細を協議するものと考えております。 以上でございます。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  おはようございます。 安谷屋議員の発言事項1、まちづくりについての③南城市つきしろインターチェンジ南地区の下水道計画についてお答えいたします。 まだ仮称ですが、南城市つきしろインター南地区の区画整理内における下水道の計画としましては、佐敷地区と同様に公共下水道と位置づけて整備する方針でございます。 当該区域の汚水の排除方法としましては、地形の低い場所、低地帯へ汚水を集水し、マンホールポンプ施設と送水管を介して、既に公共下水道が整備されておりますつきしろ地区の汚水管へ接続して、県の流域下水道へ汚水を排除する方法で計画をしているところでございます。 次に、親慶原区内の下水道整備についてお答えいたします。 当該地域につきましては、本市都市計画マスタープランにおいても先導的都市拠点地域に位置づけられ、土地利用としましても住宅系になっております。 これから具体的に区画整備事業等の計画が進められるものと理解しておりますので、その計画の中で、汚水処理に係るインフラ整備を検討してまいりたいと考えております。 次に、大きな2点目の地域課題についての御質問についてお答えいたします。 当該箇所を確認しましたところ、一部民地を含んでおりますけれども車両も通行でき、平成13年度に農業集落排水事業にて汚水管を敷設されておりました。 しかしながら、この里道を利用する市民の方々は限定的でもありまして、その周辺、迂回路もございます。そのことから、下水道事業において早急な舗装整備を実施することは厳しい状況にあるというところでございます。 以上でございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  安谷屋正議員の1、まちづくりについての御質問のうち、⑤市道整備予算に関する一連の要請活動の意義と成果に係る市長の所見についてお答えします。 道路予算、特に沖縄振興公共投資交付金、いわゆるハード交付金は、年々交付決定額が減少し、事業完了の見通しが立たない状況となっております。 減少する交付額に手をこまねくのではなく、本市のまちづくり、道路整備の必要性などを訴え、予算確保につなげるため要請活動は必要なものであると考えております。 ハード交付金につきましては、本市だけではなく沖縄全体で減少しており、沖縄県、県内市町村と連携し、要望額の確保に向け、要請活動を行ってまいります。 ◎総務部長(屋比久正明)  それでは、安谷屋正議員の発言事項2、地域課題についての①親慶原公民館裏手の丘(通称お宮)を市民の憩いの場所として活用するために、何らかの整備メニューを検討できないかの御質問にお答えします。 御質問にあるお宮については、親慶原区の拝所となっており、どのような形で親慶原区として整備したいのかも含め、要望や相談等は特に今ない状況であります。 今後、親慶原区からの整備の方向性も含めた要望等が提出された場合には、内容を精査した上で対応を検討していきたいと考えております。 ◎土木建築部長(玉城勉)  安谷屋正議員の3、市営住宅についてお答えします。 まず、①点目の百名団地の築年数でありますが、5棟、6棟が築38年(昭和47年建設)、1棟、3棟が築37年(昭和58年建設)、2棟が築36年(昭和59年建設)となっております。 次に、②点目の直近5年の修繕、改修の件数、金額でありますが、平成27年度から平成31年度(令和元年度)の直近5年間の状況といたしましては、平成27年度、修繕12件、金額140万511円。 平成28年度の修繕23件、360万1,694円。 平成29年度の修繕13件、171万7,293円。 平成30年度修繕件数21件、金額240万5,476円。 平成31年度の修繕44件、467万9,509円。また、工事件数1件、金額361万530円となっております。 5年間で計114件の修繕、改修を行い、かかった費用の総額は1,741万5,013円となっております。 ③点目の、市の方針の変更はございません。修繕、改修を行い、長寿命化を図っていく方針であります。 ◆1番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 質問、前後しますけども、地域課題のほうから取り上げていきたいと思っております。 舗装の件に関しましては、迂回路もあるということなので致し方ないのかなという気はしますけども、ただ、この件に関しては、旧玉城村時代、合併以前の整備なんですけども、そのときにどうもこの地権者は工事担当の方に舗装をお願いして、担当者からは了解をいただいたというような話もございます。 ただ、これは口頭での約束なので、何の書類も残っていないはずですので、なかなかそういったことは言ってはいけないとは思うんですけども、ただ、コーラルで舗装されているがために、やっぱり雑草も繁茂してくるんですね。それを地域の方が定期的に草刈りしながら維持、修繕しているという現状がございますので、その辺のところも酌んでいただいて、ぜひ今後、何かの際に検討できるのであれば、また検討していただきたいなということで、これはもう希望として申し上げておきます。答弁は要りません。地域の苦労も加味していただければと思っております。 あと、お宮の整備なんですけども、ここは親慶原区のちょうど中心になっていて、小高い丘になっていまして、近年はずっと木が生い茂ってきて、なかなか周りが見通せない状況の中で、年配の方がちょくちょく行っては昔のことを話したりとか、区の行事、行事には絶えずそこをお参りするというようなことになっています。 答弁の中では、区から特に要望や相談はないということなんですけども、これは正式にこういう文書とか要請書を出してはいないんですけども、内々には担当課を訪ねて、今の現区長が就任した当初に、そのときの企画部だったと思うんですけども、そこに相談しに行ったことがあります。そのときに私も同行していますので。 こういう正式に要望や相談があれば検討するということなんですけども、以前は、ここはまだ民地なんですよ。それで、なかなか昔の話で地権者の方は、親慶原区に寄贈するというような話で通っていたものが、世代が変わってなかなかうまくいかないという部分があったんですけども、これも現区長になって、いろいろそういう折衝をやって、区長の御苦労もあって、地権者の方も譲渡するなり、そういう方向性も見えてきていますので、今後またこれは持ち帰って、区のほうで区長とも相談して、正式にまたやっていきたいと思っております。 これに関しても、こちらサイドからもまたアプローチをかけた上で、再度また取り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 それでは、3番目の百名団地の建て替えについてお伺いしたいんですけども、今、詳しく5年間の修繕費とか出していただきました。結構な額、件数も含めて1,700万余り、5年間で1,700万ですか。結構かかっているなというのが実感ですけども。 平成30年の12月だったと思うんですけども、一般質問の中で百名団地の建て替えを取り上げたときに、部長の答弁として、南城市営住宅ストック総合活用計画ですか、それを策定した上で、今後の10年、20年を修繕しながらやっていくのかどうかというのを判断していくというような答弁がございましたけども、この市営住宅ストック総合活用計画ですか、これがどういったものなのか、そしてその現状、今どういう取組、ホームページとか調べてみても出てこないもんですから、そのストック計画というのがどういった計画で、どういう方向性を持っていて、今現状どういう取組をしているのかをお聞かせいただければと思いますが。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 この南城市住宅ストック総合計画というのは、平成28年の8月に国交省の住宅局から公営団地等長寿命化計画策定指針というのが新たに示されております。 この指針では、公営住宅の適切なマネジメントを行うため、ストック総合活用計画との整合を図って公営住宅等の長寿命化を計画していきましょうというふうな指針になっております。 ですから、今の公営住宅の部分を適切に維持管理をして長寿命化を図って、それを活用していきましょうという指針が示されておりますので、それに基づいて我々もこの市内の公営団地についてこの計画をして、利用面とか躯体の状況、それと築年数とか、いろんな一次判定、二次判定、三次判定とあるんですけども、その判定に沿って、最終的には現時点では建て替えではなくて修繕で長寿命化をすることが望ましいんじゃないかというふうな結論に至っております。 今年度それがまとまっておりますので、次年度以降、社会資本整備総合交付金事業等々、補助事業がございますので、それの導入を見据えながらこの修繕に当たっていきたい。 我々の点検の中では、躯体そのものの損傷、例えば柱とかそういったものの大きな亀裂があったりとか、コンクリートが落下とかというそういうものじゃなくて、雨漏りとか、その他周辺の施設の老朽化に伴う機器の取替え等々がございますので、そういったものを洗い出しをして、補助事業の導入を図りながら修繕を図っていきたいというふうな方針でございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  30年の答弁では、次年度ということで令和元年度で策定するという話だったんですけども、これがまだ今、延びているという理解でいいかと思うんですけども、今年度で計画がまとまってくるというような話ですけども。 今、部長の答弁がありましたように、補助対象になると、交付金も出るというような形で、社会資本整備交付金ですか、それの対象になりますよということで国交省のホームページのほうに出ていますので、できればそういったものを早めに立ち上げて、できるだけ市の財政の負担を軽減できるような取組をしていただきたいなと。それは早急に取り組んでいただきたいと思っております。 そういう市営住宅の百名団地に関しても築38年、そろそろ40年近くなって耐用年数も迫ってきております。そういう面では、やっぱり望むところは建て替え、そういったことを期待する市民の方が多いのかなとは思いますけども。 これ通告の中にはないんですけども、嶺井団地と新開団地の建て替えに関しては、これは地域居住機能再生推進事業ですかね、その事業の中で複数併設タイプというような事業を活用してやっていると。 これも県の住宅公社としての県の事業ですので、どこまでの認識をお持ちか、そこは分かりませんけども、そういう事業が、もし当てはまるのであればと思ってですね。 これが要件としまして、団地内に複数の生活支援施設等(ただし、1施設以上は子育て支援施設とする)を併設するもの。戸数がおおむね300戸以上ということで、嶺井団地と新開団地を合わせてそういう機能も。 今、嶺井団地には保育園を計画しているようなこともありますので、そういった計画の下でこの事業が成り立っていると思うんですよ。 それを考えた場合に、事業者もまた、県なり地方自治体なりの2社ということである中で、市内にも県営団地、あと、市営団地ですね。合わせますと、市営団地でいくと、今、百名団地、あと、知念のワンヂン原、久高。県営だと、親慶原、知念、仲伊保、大里の第1、第2等々合わせて、戸数としては400戸余りになります。 戸数でいけば要件を満たすのかなというふうに思っておりますので、これは一つ提案として、そういう事業も南城市のほうから県のほうに、こういったことが事業として成り立つのかどうかという確認も取りながら模索していただきたいと思うんですけど、その辺に関しての部長の所見をお伺いできればと思いますが。 ◎土木建築部長(玉城勉)  御指摘の県営団地、新開団地についてはですね、県のほうで、市内にある県営団地トータルでの考え方で、今、建て替えなのか改修なのかということで計画書をつくっております。 その中で具体的な部分につきましては、現時点では我々にまだ情報来ていないんですけども、建て替えの部分と、我々のように改修する部分ということで、今、検討を進めているというふうなことを聞いております。 議員御指摘のように、まとまった戸数がないとこの事業の適用を受けないもんですから、市の市営住宅と県営住宅をプールにできるかというと、またそれも別なのかなと思っています。 今、公営住宅法については、この耐用年数というのは70年です。70年で設定されていまして、おおむねこの2分の1、35年を経過した建築物については、我々が今進めているこのストック活用計画等々、建て替えなのか、修繕なのかということを判断をして、その後の、どういう対応をするかというのを決めていくという形になっております。 ですから、先ほど答弁したように、この施設というのは37年とか39年でちょうど2分の1を超えて、今回いろんな調査をして改修がいいのか、建て替えがいいのかということを諮った上で、当面は改修をして長寿命化を図るというふうな結論に至っているわけでございます。 議員の御指摘のように、住宅等々についてもいろんな再整備の制度が変わっていきますので、こういった活用の部分も含めて、今後、将来、修繕した先のことについても長期視点で考えていかないといけないというふうに考えております。
    ◆1番(安谷屋正議員)  それに関連してあと1点だけ、社会資本整備交付金の中で地域住宅計画に基づく事業ということで、これが平成27年スタートですかね、10年計画の中で今年度が5年。一旦事業終了して、また次の5年間に対しての調査とか、そういったことをやられているようですけども。 南城市のほうでは空き家対策の事業として今回エントリーされていて、予算通っているはずなんですけども、この事業、この予算を活用して、宜野湾市辺りでは市営住宅の改修とか、そういったものが今、ホームページで確認すると出てくるんです。 できればそういったことも念頭に入れて、今後、多分3月25日が締切りですかね。今、アンケート調査が来ていると思いますので、それに関しても少し検討なさってみる余地はあるのかなと思っております。 それに関しても、部長の所見をお伺いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ただいまの再質問についてお答えします。 議員御指摘のように、それも含めて今、検討を進めているというところでございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  ぜひ市の財政に寄与できるように早め早めに取り組んでいただいて、活用できる事業は模索していただきたいなと思っております。よろしくお願いします。 それでは、まちづくりについて移っていきたいと思いますが、まず、つきしろインターチェンジ付近の区画整理に対しての市の関わり方というんですかね、今、区画整理組合が立ち上がって、そこが主体としてやっていくんだろうとは思うんですけども、市の、行政側として、どのような関わりがあるのかをお聞かせ願えますでしょうか。 ◎企画部長(糸数義人)  安谷屋正議員の再質問にお答えいたします。 本事業と本市の関わり方という御質問でございました。 当該事業の許認可権者としての、南城市役所としての立ち位置と、当該地における所有者としての、土地所有者としての南城市役所という立ち位置が、この2点ございます。 本事業につきましては、実施主体としまして、地方公共団体が実施主体となるものではなくて、土地区画整理組合、そちらを構成してそちらが実施主体となって進めていく事業となっております。 以上でございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  あくまでも区画整理組合が主体となって事業を進めていくということで認識、理解いたしますが、今、ちまたのうわさというか、一番の関心事なんですけども、その地区で。大手企業が進出の話があります。 そういう企業誘致に関しても、組合が全て主導してやっていくという理解でよろしいでしょうか。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいまの再質問にお答えいたします。 企業誘致に関しましては、これまでも本市がまちづくりの一環として企業アンケート等を実施したりしまして、進出の可能性について模索、検討してきているところでございますが、企業進出予定地となっている商業地域は、基本的に保留地として生み出す部分でございます。 いわゆる本事業施行には予算がかかりますので、その予算を捻出するために保留地というのを全体の中から集めてつくり出します。 その保留地の処分として、場所として商業地となっていますので、それにつきましては組合の中で決定していくというような、決定につきましてはそのようになります。 誘致につきましては、先ほど申し上げましたが、まちづくりの一環として本市も積極的に関わってきているところでございます。 以上です。 ◆1番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 やっぱり、そういう企業誘致に関しては、組合というわけにはいかないだろうと思います。そこは理解いたします。 今、うわさされている大手企業、まだ決定ではないと思います。 そういう、今、進めている話が万が一頓挫した場合の前後策というんですか、そういったことはまた何か見当をお持ちなのか、そこに対してもし御意見があればお聞かせ願えますか。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいまの再質問にお答えいたします。 もしも計画が頓挫した場合というような内容と把握しております。 本市としましては、当然、結果としてそのような可能性がゼロではないと考えておりますが、ただいまのところは計画どおりに事を進めていけるように、土地区画整理組合準備会と本市と一丸となって本事業を進めているところでございます。 以上です。 ◆1番(安谷屋正議員)  ぜひ今進めている企業誘致が成功することを願っております。期待しています。頑張っていただきたいと思います。 あと、公園に関しては、先ほど自然林を残した形でという整備も、またこれも組合とということですので、できれば、3か所予定されていますんで、遊具を設置して子どもたちが憩える場所と、あとまた、つきしろ入り口のほうの部分も公園の予定になっていますので、そこはまた少し遊歩道とか、その辺を整備しながら、朝のウォーキングコースには大変多くの方がそこを歩いていますので、そこでまた憩えるような、そういう空間づくりを目指していただきたいなと思っております。 それとまた、下水道のほうに話したいんですけども、今、つきしろ側に持っていくという計画に対して、その経緯というんですか、その方向に決定した経緯を少し説明していただけますでしょうか。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  ただいまの御質問にお答えします。 この地域につきましては、私どもの農業集落排水の施設が親慶原のほうにございます。そこへの接続も当初、検討しておりました。 ただ、現在の処理能力のおおむね70%程度で稼働しておりますので、このエリアをつないでしまうとその容量を超えてしまう可能性があるということと、今この地域が住宅街として、今後、南部東道路が通った際にも、さらに人口が増える可能性もあるだろうということがあるので、その分を見込みますと、容量的にかなり厳しくなるだろうということと、利用目的が準工業とか工業になりますので、処理施設での処理水を現在、農業用で使ってございます。 その辺の関係からしましても、利用の制限をかけざるを得ない可能性も出てくるということがございまして、流域下水道につないだほうがよりベストだろうということで判断しているところでございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  理解いたしました。 先日、代表質問で取り上げた親慶原地区ですね、その辺をどうにか巻き込んで農排に引き込めないかなという思いがあって確認したんですけども、利便性、いろいろ効率考えて、容量の問題もあってそういう方向で決定したということで理解いたします。 それで道路予算、代表質問をやったところなんですけども、代表質問で取り上げた3路線ですね、船越大城線、あと前川當山線、新里長作原線。あとまた、西江戸東江戸ですか、その辺が一括交付金の事業になっています。 これは一括交付金が次年度で終わる予定となっておりますけれども、一括交付金が終わった後の予算というのはどのような形になっていくのか答弁をお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ただいまの再質問についてお答えします。 沖縄一括交付金、いわゆるハード交付金なんですけども、それが創設されたのは平成24年、25年だったと思います。 それ以前から本市の道路整備はやっておりまして、以前は社会資本総合整備交付金事業ということで、それでやっていまして、途中から一括交付金が来たんで、その予算枠というんですか、どちらでもいけるような形になりまして、パッケージという、区分けがされてハード交付金でやるやつと、今までどおり社会資本でやっていたやつ、特に橋梁系の部分については、これまでどおりの社会資本総合整備交付金事業でやっています。道路整備の部分については、今、現時点で言うとハード交付金にいっています。 ですから、ハード交付金がなくなったら、元のさやに戻るという形になるんではないかということで想定しております。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時17分)     (再開 12時17分) 再開します。 ◆1番(安谷屋正議員)  一括交付金が終わっても、元あった社会資本整備のほうで、高額補助の下でやっていけるということで理解いたします。そうであれば、財政面も今のとおりでやっていけるのかなと思います。 代表質問も含めてずっと言われていることなんですが、やっぱり予算がつかない。そういう中での道路事業、本当に大変、日々御苦労なさっているということはもう理解いたします。 しかしながら、市民として南城市の特異性というんですか、旧4町村が合併して出来上がった市であるがために、その特異性として、旧4町村を連携するような道路網整備、そういったものがまだまだ必要だと思っております。 そういうことで、日々、予算獲得に向けてもいろんな関係団体、関係部署も含めて市長を筆頭に頑張っておられると思うんですけども、代表質問で確認したとき、多分、令和2年度分だけだと思うんですけども、市長の要請行動が2件しかありませんでした。 そういったことで、もう少し、代表質問でも申し上げたんですけども、市長に先頭を切って頑張っていただきたいなというのが本当の思いなんですけども。 まず、11月27日に臨時会が重なっていて、県知事への要請を副市長が代理で行ったというようなことがありましたので、その要請活動時、27日の要請のことに関しまして、副市長、手応えというんですかね、そういったところをどのようにお感じなのか、副市長の所見をお願いしたいと思います。 ◎副市長(新屋勉)  安谷屋正議員の再質問にお答えします。 11月27日は、私が市長の代わりとして県の土木建築部のほうに要請に行きました。 要請の内容としては、市道の予算の確保をしてもらいたいということであります。前年度よりも、今、内定のほうの予算が少し減っておりますので、それを増やしてほしいと。 そして、併せてこのときに八重瀬町長も一緒でしたので、その市道の予算、特に最終処分場のところの市道の整備、これもこの市道予算が入っていますので、それについてもどうしても必要だということで、予算の確保をお願いしたところでございます。 手応えについては、非常に厳しい予算でありますので、検討するというようなお話でした。 ◆1番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 要請行動、お疲れさまでございました。 昨今の現状からいってもなかなか予算獲得というのは簡単ではないのかなと、苦しいことだろうなとは思っておりますが、やっぱりそこは踏ん張ってやっていかないといけないということでありますけども。 そこでちょっと確認したいんですけども、臨時議会の招集する権限というのは多分、市長のほうにあると思うんですけども、市長、その辺に関しては招集の権限等は市長にあるという認識でよろしいでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  私のほうから招集をかけてお願いしているところでございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  では、そこでお伺いしますけども、なぜかというと、この当日の臨時会の日の市長日程、毎日、新聞に発表されます。 そういう予定の中で10時から市議会臨時会で、11時半には県への要請、そういう日程が組まれております。 それはまた市民の方から、10時から臨時会があって11時半に県に要請に行くと、そういう日程の組み方はどうなのかと。議会を軽く見られているんじゃないのというような話がございました。 それに対して、市長の所見をお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  日程が重なってしまったことは本当に申し訳ないなと思っております。 ただ、別件での八重瀬町長、ほかの市長などの要請もあったものですから、それと合わせてということが重なってしまって、臨時議会等の調整の際にそこをうまくやっておけばよかったなという思いはありますので、そこは御迷惑をかけてしまったと理解しております。 今後、そういうことがないように、細心の注意をして図っていきたいと思っております。 ◆1番(安谷屋正議員)  市長、その辺なんですよね。 その前後、11月20日からの市長日程も確認してみても、ほとんど日に1件ずつぐらいしか日程入っていない、もしくは終日事務調整。 そういった日程の中で、臨時会と合わせてそういう要請行動を組む。それはもうとてもじゃないですが、市民としては理解できるもんじゃないんです。 再度、その要請に関しての市長の考え方をお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  再度になりますけれども、今後そういったことは本当に細心の注意を図りながらやっていきたいと思っております。 ◆1番(安谷屋正議員)  もう本当に言葉はちょっときついかもしれませんけども、そういう日程の組み方というのも議会軽視と言われても致し方ないだろうというふうに個人的には思っております。 そういう面では、県に対する予算獲得に対しての、要請に対する市長の本気度も見えてこない部分がありますので、再度しっかりと予算獲得する方向で動いていただけるようお願いして、 ○議長(国吉昌実)  時間でございます。 ◆1番(安谷屋正議員)  一般質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時24分)     (再開 13時30分) 再開します。 一般質問を続けます。 次の質問者、上地寿賀子議員。 ◆11番(上地寿賀子議員)  皆さんこんにちは。 一般質問上地寿賀子でございます。 傍聴席の皆様も、こんにちは。やっぱり女性の方がいらっしゃるとすごい華があって、いい雰囲気だなと思います。 頑張ります。ありがとうございます。 それでは、通告に基づきまして、大きく3点の質問を行います。 まず1点目、環境汚染問題、食品ロス削減への取り組みについて。 今や環境汚染問題が深刻となってきており、その危機感から世界中で環境汚染問題による地球温暖化対策への取組が広がり、国連でもSDGsという言葉が生まれ、持続可能でよりよい世界を目指す世界共通の国際目標が掲げられました。 また、食品ロスがもたらす環境への影響も問題視されるようになってきました。 環境汚染は、これからの子どもたちに禍根を残す問題であり、本市においても各家庭や一人一人ができる取組のさらなる普及として、次についてお伺いをいたします。 ①環境汚染問題に対する本市の見解、取組について。 ②家庭でつくれる再生エネルギー導入の普及や導入助成金(小型風力発電機や太陽光パネルなど)について。 ③食品ロス問題への本市の見解、取組について。 ④環境汚染問題、食品ロス削減に対する子どもたちへの学校教育について。 ⑤環境汚染問題、食品ロス削減に対する各家庭への周知について。 次に、大きい2点目、「児童虐待防止条例」の制定について。 昨年の9月議会一般質問でも取り上げ、今議会のゆまぢり会代表質問でも安谷屋正議員が取り上げておりますが、子どもたちの健やかなる成長は誰もが願うことであります。 しかしながら、児童虐待が後を絶たない現状であり、子どもたちを守るのも社会や大人の役目だと思います。 虐待を受けた子どもとその保護者への支援等を推進し、子どもを虐待から守り、児童虐待の未然防止・早期発見を中心とした取組として、本市におきまして児童虐待防止条例の制定が必要だと考えますが、次についてお伺いいたします。 ①沖縄県が令和2年4月1日より施行しました沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例(子どもの権利尊重条例)に対する本市の見解について。 ②本市における児童虐待防止条例制定について。 大きい3点目、テレワーク事業の導入について。 これに関しましても、平成28年の3月議会において、テレワークを活用した就労支援として導入について一般質問をしました。 当時はその重要性があまり認識をされていませんでしたけれども、今回のコロナウイルス発生により生活様式が変わり、働き方への考え方も変化をしてきました。 また、子育て中や介護をしている方の収入、ひとり親家庭の副業としてもテレワーク業務が見直されてきております。 働き方改革や市民ニーズに応えるためにもテレワーク事業の導入が必要だと考えますが、次についてお伺いいたします。 ①テレワーク事業に対する本市の見解について。 ②八重瀬町が今年11月より実施している八重瀬テレワーク人材育成業務について。 ③本市におけるテレワーク事業の導入について。 以上、3点の質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  こんにちは。 上地寿賀子議員の発言事項1、環境汚染問題、食品ロス削減への取り組みについてお答えします。 初めに、①環境汚染問題に対する本市の見解、取組については、市民が健全で恵み豊かな環境の恵沢を享受するとともに、その環境を将来の世代へ継承させる必要があることから、市、事業者及び市民と三位一体となって推進していく必要があると考えております。 本市の地球温暖化対策への取組としましては、公用車にハイブリット自動車20台、電気自動車10台を導入しております。 また、平成29年度より一括交付金を活用し、一部の小中学校体育館の照明や道路・公園照明及び各自治会の管理する防犯灯を消費電力の少ないLED照明に切替えを行いました。さらに、令和元年度に南城市陸上競技場と周辺体育施設の照明のLED化を実施しました。 また、雄樋川のクリーン作戦や海岸の漂着物の清掃活動についても、海岸管理者や市民ボランティア等の活動による清掃を実施しているところであります。 次に、②家庭でつくれる再生エネルギー導入の普及や導入助成金(小型風力発電機や太陽光パネルなど)についてお答えします。 再生エネルギーは低炭素社会及び持続可能な社会実現のため、必要不可欠なクリーンエネルギーと認識しておりますが、本市においては、現在、再生エネルギー導入等に対しての助成制度を設ける予定はございません。 次に、③食品ロス問題への本市の見解、取組についてお答えします。 食品ロスの削減は、ごみの減量化や食料生産に係る環境負担負荷の低減、さらに食料問題改善等の観点から取り組むべき課題であり、事業者、消費者等の各段階において求められる役割と行動を理解する必要があると考えております。 市では、ホームページにて食品ロス削減のため、啓発を行っております。 次に、⑤環境汚染問題、食品ロス削減に対する各家庭への周知についてお答えします。 各家庭及び市民への周知として、市公共施設の照明のLED化による温室効果ガス削減量の公表や環境対策の意識啓発として、野焼きや食品ロス削減等について、市ホームページや広報誌へ掲載し周知しております。 ◎教育部長(上原昇)  上地寿賀子議員の発言事項の1、環境汚染問題、食品ロス削減への取り組みについての、④の環境汚染問題、食品ロス削減に対する子どもたちへの学校教育についての質問にお答えします。 環境汚染問題に関しましては、社会科の中で身近なごみ問題や河川の汚染問題、地球環境問題として学習しております。 また、教育委員会では、11月の第3水曜日を南城市環境教育の日と定め、各幼小中学校において、校内、学校周辺の清掃や苗の植付け、生徒会でのエコ活動等に取り組むことにより、環境への関心と理解を深め、日常的な環境改善を実施しております。 食品ロス削減に関しましては、家庭科の中で食品廃棄の問題として学習しています。 また、食事の重要性や感謝の心、食品の選択能力等、食育として教育活動全体でも指導しております。 教育委員会では、給食センターにおいて年間2回、給食の残量調査を行い、児童生徒の食べ物を大切にする意識を高めているところでございます。 ◎福祉部長(城間みゆき)  上地寿賀子議員の発言事項2の①沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例(子どもの権利尊重条例)に対する本市の見解についてお答えいたします。 沖縄県において条例が制定されたことにより、県と関係機関等とさらなる連携協力体制が構築できるものと期待しております。 本市としても、虐待から子どもを守り、健やかに成長することができる社会の実現を目指して取り組んでまいりたいと考えております。 次に、②本市における児童虐待防止条例の制定についてお答えいたします。 これまで条例制定についての考えを答弁してきたところですが、本市においては条例制定以前に職員体制や取組を強化することが重要であるとの判断に至ったことから、現段階においては条例制定の予定はございません。 ◎企画部長(糸数義人)  こんにちは。 上地寿賀子議員の発言事項3、テレワーク事業の導入についてお答えします。 初めに、①テレワーク事業に対する本市の見解についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、多くの企業がテレワークを実施し始めました。 テレワークを導入することで、台風や地震などの災害時や、今回のような感染症拡大といった緊急事態にでも事業を継続させることができると認識しております。 また、テレワークを活用すれば、場所や時間にとらわれない働き方が可能となり、様々な事情で、これまで労働に参加するのが難しかった方々も労働力になり得る就業形態だと認識しております。 次に、②八重瀬町が今年11月より実施している八重瀬テレワーク人材育成業務についてお答えします。 八重瀬町では、新たな就業形態の一つであるテレワークへの対応を支援することにより、町民の雇用・就業機会の確保、地域経済の回復及び感染症の拡大抑制につなげることを目的としてテレワーク事業を実施しており、時代にマッチした有意義な事業だと認識しております。 次に、③本市におけるテレワーク事業の導入についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症の収束がまだまだ見えない中、テレワーク事業は時代にマッチした就業形態として、認知度や必要性が上昇していると認識しております。 今後の感染症拡大防止と地域経済の回復を見据え、また新たな労働力の掘り起こしと併せて、前向きに事業導入に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  それでは、環境汚染問題について再質問をいたしますけれども、私もまだ勉強中ですけれども、頂いた資料で、知り合いからですね、沖縄気象台が今年出したレポートがありまして、沖縄県におけるこれまでの温暖化の影響と今後の予測というレポートがありまして、この100年の沖縄の平均気温は1.1度上昇したというデータがありまして、これは世界平均の0.8度よりもかなり高いという見方をされています。 それに加えて沖縄周辺の海域、海の平均水温が1.2度上昇している、これも世界平均の0.5よりも上昇幅が大きいとなっています。 こういうふうに数字で可視化すると、今の沖縄県の状況がイメージしやすくなると思うんですけれども、例えば今後このまま温暖化が続いた場合に沖縄県で起こることで予測されることは、年平均の最高気温が3.2度も上昇するとされています。 今、1.1度上昇しただけでも日頃の温暖化の状況なので、3.2度も上昇すると私たち生活できるのかなというふうに心配にもなってくるんですけれども。 また、国民の視点からすると世界的に現在は1.0までの温暖化を起こしているとされて、今後、例えば上昇してもこれを1.5度まで抑えないといけない。 今もう既に1.0まで来ているので、あと0.5度の猶予しか残されていないというところで、これは最低限のラインということで、世界共通の認識となっているんですけれども、私たちはこの現実を素直に受け入れて、みんなで危機感を持って、今やらなければいけないことがあるということに目を背けないで、みんなで考えるようになっていきたいと思うんですけれども、そこで南城市が取り組んでいる温暖化対策として、先ほどございましたけれども、その効果について教えていただけますか。 ◎市民部長(永吉盛哲)  上地議員の再質問にお答えします。 南城市におきましては、低炭素なまちづくり推進事業におきまして、CO2の削減に取り組んでおります。 その実績としましては、自治会防犯灯のLEDに交代、あと、学校体育館の照明のLED化、あと、道路・公園照明灯のLEDに交換ですね。 あと、公共施設では南城市陸上競技場とか、周辺体育施設のLEDへの照明の変更を行っています。 実績としましては、平成29年度から始まりまして、自治会の防犯灯が平成29年度383灯、学校体育館、これは佐敷小と知念中ですけども32灯、平成30年度は自治会防犯灯が372灯、玉城中学校体育館30灯、道路公園等の照明166灯、令和元年度は自治会防犯灯371灯、今年度、令和2年度、自治会防犯灯955灯、来年は自治会防犯灯607灯を予定しております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 13時49分)     (再開 13時49分) 再開します。 ◎市民部長(永吉盛哲)  これは今、実績で、効果ですけれども、これは数字としましては、温暖化のCO2削減の何トンというふうな表現で削減の数値を表示しています。 先ほど申しました実績に対して削減効果が、平成29年度は自治会防犯灯で45トン、佐敷、知念中学校体育館で6トン、平成30年度自治会防犯灯で58トン、玉城中学校で12トン、道路・公園照明で81トン、令和元年度自治会防犯灯で57トンの効果が現れております。 ちなみに、温室効果ガス削減の合計としましては、259トンの削減効果が出ております。 杉の木年間1本吸収量として換算しますと、杉の木1万8,000本の吸収量を削減したという効果が出ております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  物すごい効果だと思います。 259トン、これは平成29年からですので約5年間でこれだけの効果を出して、杉の木で換算すると1万8,000本ということで、こういうのをもっと市民にも周知をして、市も取り組んでいることで市民の意識づけもまた変わってくると思いますので、いい取組だと思いますので、また市民の周知と、また今後も継続をお願いしたいと思います。 こういうふうに市のほうも成果を上げてきていまして、私たちができることもあるかと思うんですけど、もう一つ、一人一人ができる取組としてごみ減量があると思うのですが、去った3月と11月に南城市の母子会で、あざまサンサンビーチのビーチクリーンを行ったんですけれども、そのときに多かったのが家庭ごみだったんです。 蛍光灯とか籠、あとペットボトル、そういう家庭ごみが多くて、一緒に拾っている子どもたちにも、どうしてこんなごみが落ちているのか一緒に考えてみようねと会話しながらビーチクリーンをしてきているのですが、ビーチに捨てられているごみが海などの自然環境に及ぼす影響と、また、その対策をしていれば答弁をお願いいたします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  上地議員の再質問にお答えします。 上地議員、ビーチクリーンということで、海岸清掃どうもありがとうございました。 南城市におきまして、そういうふうにボランティア、美化清掃活動の活動団体が申請に来ております。申請して活動を行っております。 今年度は11月末時点で45団体439名、平成31年度は36団体で833名、平成30年度は33団体1,045名の方が協力をいただいております。 市としまして、こういうボランティア活動を積極的にやってもらっている方々に対しましては、市からごみ袋の提供や集めたごみの回収、そういうものを市はやっております。今後も地域のボランティア団体と連携し、地域環境対策に努めていきたいと考えております。 あと、海岸ごみとして、プラスチック等の問題があります。そして、それに伴ってレジ袋が有料化、今年の7月1日からスタートしたんですけども、市としては、それについては市のホームページへ掲載し、啓発しております。 そして、最も言われていますのは、効果的であるということは、3Rの実施ですね。リデュース、出すごみの量を減らす。リサイクル、再生することでごみにしないようにする。リユース、再生、再利用してごみにしない。 こういうふうに理解を深めるために、市ホームページや広報にて啓発をしていきたいと考えております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  私たちもこの3R、リサイクル、再利用、リユースを実施していきたいなと思うんですけれども、やっぱりできる対策としても、温室効果ガスを減らすことというのがあると思うんですけれども、県の実行計画もありますけど、あまりうまくいっていないように感じられますね。 例えば沖縄県の温室効果ガスの排出量を見てみますと、車社会であるがゆえに自動車が3割、あと、家庭においては電力によるものとされていますけれども、温室効果ガスが悪いというわけではなくて、温室効果は地球の平均気温を保つための役割もあるので、二酸化炭素のガスが増え過ぎているというのが問題でありますから、家庭でつくれる再生エネルギーの導入とか、普及をさせていく取組を南城市でも検討し始めてもいいのではないかなというふうに思います。 家庭で自然エネルギーがつくれたら、小型風力発電機とか太陽光パネルももっと普及していけば、二酸化炭素の量も減少できると思いますので、家庭における小型風力発電機、あと、太陽光パネルの導入の助成金の検討について、ちょっと議論が始められないか、最度お伺いします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  上地議員の再質問にお答えします。 太陽光パネル等の設置に対しての助成金の件でありますけども、太陽光パネル設置については県内市町村でやっております。助成制度を行っている市町村がありますけども、そこを確認したところ、おおむね1件当たり3万円から10万円程度の助成を行っているようであります。 一般的に、一般家庭に太陽光パネルを設置する際の費用は、おおむね200万から300万程度かかると言われています。 そういうことで、そういう観点もありまして、市としては市民のニーズや技術革新による設備費用の低減など、社会情勢及び国、県の助成制度等の動向を注視して、現段階では市単独での補助は厳しいと考えております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  財源も厳しいので、なかなかすぐにはいかないかもしれませんけど、せっかく市もこれだけのことを取り組んで、外灯、学校の照明でこういうのを取り組んで、259トンの削減というところの成果を出しているわけですから、私たち市民も一体となって温室効果ガスの削減に取り組んでいくべきではないかなと思います。 また、小型風力発電機に関しましては、ネットで調べた程度ですけど、約50万ぐらいで設置ができるものもあるようですので、まずはそれについて、先に導入の検討を始めていってもいいかなと思いますし、また、国のほうも菅総理が温室効果ガス2050、2050年実質ゼロというのを打ち出しましたので、これからの環境分野でも、もっと力を入れていくと思いますので、導入の助成金につきましても、国の動きにも注視をしていただきたいなと思います。 では、今、県のほうが取り組んでいます気候非常事態宣言についてお伺いしますけれども、今、沖縄県のほうでは気候非常事態宣言を出そうと宣言文の作成に取りかかっていまして、これはある団体、「CEDを出そう!沖縄」という団体が、今年の6月に県に陳情を提出したのがきっかけで、県も動き始めたんですけれども、今年の6月に陳情が出されて、今もう既に宣言文の作成に取りかかっているという、驚くほどのスピード感だと思いますけれども、この県の動きから見ても、県のほうも環境汚染に対する危機感が強いのではないかなという考えの表れだと思います。 この気候非常事態宣言につきましては、全国的には2つの県と、あと、29の市町村が単独で宣言を出しています。このことについて、市民部当局の見解をお願いいたします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問にお答えします。 県の気候非常事態宣言が発せられる可能性があるということで、県のほうで動きがあるということでありますけども、私たち市民部としては、やっぱり地球温暖化については世界共通の課題だということは認識しております。 本市では、第3次南城市地球温暖化対策実行計画が策定されております。 計画期間は令和元年度から令和12年度の計画でありますので、まずは市の計画に基づいて、温室効果ガス削減に努めていきたいと考えています。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  南城市の計画のほうも令和元年度から12年度までということで、それに基づいて計画するのもいいと思います。 県のほうも気候非常事態宣言は年度内、令和2年度内には発表するという計画もあるようですので、南城市のほうもちょっとその動向を注視していただきたいなと思います。 この陳情を県に出すことになったのも、1人の女性の行動がきっかけで、それに賛同した人たちが会をつくって立ち上げて陳情に動いたという流れがありまして、この会の考え方の一つとして引用しますけれども、私たちは沖縄県の気候非常事態宣言を行うことを要望します。この宣言は、社会に不安をあおるものではありません。県民と広く危機感を共有し、みんなが意識と行動を変えて、よりよい未来に向かうための宣言です。 こういう文言も陳情の中に入っていますけれども、すごくいい考え方だなと思います。やりなさいとかという強制的ではなくて、みんなで考えようというところがすごくいいなと思います。 ですので、南城市におきましても、市民一人一人が少しでも心がけるような雰囲気づくりを市としても積極的に行っていただいて、家庭でつくるエネルギーについても、今後、検討のほうをお願いしたいと思います。 市として何かしらのアクションとかを考えているということはありますか。もしあれば、お願いいたします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問のほうにお答えします。 市として、特に今後具体的にどうしようというアクションですね、具体的なものについては、今のところちょっと予定はしていないんですけども、今までお話ししたとおり、やっぱり環境問題、これは地球全体のことでありますので、私たち市民部のほうでは食品ロス問題関係、そこら辺も含めて当分の間は広報誌等で市民への意識を高めるというんですか、そういうふうな周知をやっていきたいと思っております。 そして、先ほどもありましたけども、2050年問題ですね。そこら辺も国が動いていますので、やっぱり国、県の取組状況も注視しながら、市ができる取組がないか模索していきたいと考えております。 削減として、一つのきっかけとして、今年6月にごみ袋の価格を改定しました。これも、ごみの減量化を目的とした取組の一つであります。 先ほど、また教育委員会からお話ありましたとおり、学校では、小学生は副読本の中で環境問題、中学生は授業の中で環境についての学習をやっております。 そして、学校で授業の一環で講師として生活環境課の担当が出向いて、直接生徒のほうに南城市の現状とか、ごみの処理のやり方、最後どうなりますよというふうな感じの説明を実際学校に出向いて、生徒たちに勉強の講師として行ってやっております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  市としても取り組んでいると思います。 地道な取組になると思いますけれども、一人一人の心がけが大きな成果となっていきますので、また今後もお願いしたいと思います。 次、食品ロス削減について。時間がないので、ちょっと急ぎますね。 食品ロス削減について質問いたします。 まだ食べられるのに捨ててしまう食品を食品ロスと言うんですけれども、食品ロスはスーパーの売れ残りとか、あと飲食店の食べ残しなどが最も多くて、次に家庭での食べ残しや期限切れで捨ててしまうということが上げられています。 市のホームページにも10月が食品ロス削減月間ですよということで周知されていまして、この文言が、食品ロスについて知っていますか。日本文化のもったいないの心を大切に、できることから食品ロス削減に取り組んでみませんかと、このような問いかけの仕方がとても効果的だなと思います。これも問いかけることによって、一人一人が考えるきっかけになると思いますので、とてもいいやり方だなと思います。 ただ、ちょっと残念なのが、ホームページにしか掲載がないので、これをより多くの市民に知ってほしいと思います。 例えば市の広報誌だけじゃなくて、保育園や幼稚園の玄関ですね。お母さんたち、お父さんたちがお迎えに行くので、玄関にポスターを貼ったりとか、あとスーパーやコンビニにポスター貼るとかというのも効果があるんじゃないかなと思います。 画像1をお願いいたします。 これは消費者庁がつくったポスターで、この笑っている顔は通称ろすのん、かわいらしいですね。 このシンプルなデザインでも「食べものに、もったいないを、もういちど。NO-FOODLOSS PROJECT」ということで、意図が伝わりやすいと思います。 画像2、お願いします。 これは農林水産省がつくったポスターで、手前から、つまりは賞味期限が早いものから買うのも立派な貢献ですよというイメージです。 このようなポスターが毎日の生活の中で目に留まれば、自然と食品ロスによる意識も芽生えてきて、無理なく一人一人が心がけていくようになるのではないかなと思います。 それについて、お願いいたします。 ◎市民部長(永吉盛哲)  上地議員の再質問にお答えします。 上地議員の貴重なアイデア、情報提供ありがとうございます。 私たちとしても保育所、幼稚園、小学校、そういう児童生徒の学習の場で、そういうポスターが貼れればより一層な効果が出るということを認識しております。関係機関と連携していきたいと考えております。 家庭から出る食品の要因として、先ほど上地議員からありましたとおり、食料品等の買い過ぎ、消費期限、過剰除去、食べ残しなどが上げられます。 今後の取組として、各家庭において、買い過ぎて消費できない、保存できる食品等は、ぜひフードバンク、子どもの居場所、こども食堂へ寄贈していただけるよう、社会福祉協議会や福祉部等の関係機関と連携し、周知ができればなと思っています。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  ぜひ啓発のほうを続けていただいて、食品ロス、そして温暖化による環境汚染についても、行く行くはSDGsという言葉を使わなくてもいいぐらいの社会になってほしいなと思います。 これについては以上です。 続いて、児童虐待防止条例の制定について再質問いたします。 県の条例の内容を見てみますと、子どもの権利、基本理念、県の責務、県民の責務、保護者の責務、子ども自ら行動するための支援などが盛り込まれておりまして、決して虐待をした保護者を罰則するとかの文言はありませんけれども、この制定によって虐待をする側の意識とか、地域の意識も変わって、虐待を防ぐ効果もあるのではないかと思います。 本来ならばこういう条例はないに越したことはないんですけれども、何より子どもたちを心身ともに守らなければいけないという、そういう認識でありますけれども、その辺で南城市が条例制定すると、また地域の人たちの意識も変わってくるのではないかと考えますが、これについてはいかがでしょうか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  上地寿賀子議員の再質問にお答えいたします。 確かに上地寿賀子議員のおっしゃるとおりだと思いますけれども、その前に私たちはやるべきものがあるだろうという、最初の答弁でもお話ししたところですけれども、条例制定するにはやはり地域の皆さんも児童虐待がどういうものであると、そして虐待を防止するためにはどういうことをしなければいけない、どういう機関に相談をするとかという、全て共通認識が必要なのかなと。 まずはそれから先ではないかということで、啓発活動に力を入れていきたいという部分と、また、私たちの組織体制を強化していきたい、まず、これから取り組もうということで、現在進めているところであります。 職員体制につきましても、今年度から社会福祉士を1人から2人に増員したり、家庭児童相談員を2人から3人に増員をして、相談業務に力を入れているところであります。 また、児童虐待防止支援、これは国の事業なんですけれども、今年から補助事業を活用して、市町村スーパーバイズ事業を活用して、児童相談業務に関する専門的知識を有する方、今回は沖縄大学の教授をお招きしてというんですかね、教授との事例研修を実施しております。専門的、技術的な助言、指導による支援方法の確認等を行い、適切な支援につなげるということを目標にというんですかね、私たちのやっている支援が正しく支援されているかどうかというのを、事例を用いてアドバイスを受けている。 今回、4回予定していたということなんですけれども、コロナ禍の中において1回しか実施できていないんですけれども、この事業は次年度も6回を予定しております。2か月に1回専門家を招いて、私たちのこの支援体制に対してのアドバイスを受けていく、そういった部分をしております。 また、教育委員会との連携ですね、定期的な情報共有をしております。 11月は児童虐待防止月間ですので、もちろん市役所内にいろいろポスターを貼ったり、資料を置いたりしていますけれども、これはまた市役所だけではなくて、市内の小中学校、幼稚園、あと児童館等にも掲載依頼、ポスターとチラシを置いていただいて、ポスターの掲載依頼をしているところです。 また、ポスターもこの一月だけではなくて、年間を通して周知をしていただきたいということでお願いをしているところであります。 もう一つ、また、これ去年からちょっと始めたところなんですけれども、児童虐待防止を意識づけるために、認可保育園の保育所を対象として児童虐待防止に関する研修を実施しております。今後は保育所だけではなくて、児童生徒に関わる機関へも広げていく予定で進めております。 そしてまた、これも今年からなんですけれども、児童館の午前を利用して、子育て広場なないろわくわくを開催して、子育て家庭の育児不安や孤立を防ぐための居場所づくりということで今、取り組んでおります。併せて、5回講座で、子育て講座も実施しております。 そのほか、今後データ管理システムを導入して、個人ファイル、個別ファイルの管理を行えるようにするということで、今、実は令和4年度の子ども家庭総合支援拠点設置に向けて取り組んでいる状況であります。 そういったもろもろの事業を展開していく中で、市民の皆様にも周知を図って、児童虐待防止というのは行政だけではできませんので、行政、あとは市民、関係機関等が児童虐待防止の認識を共有して、市全体で取組を進めていくことが大切ですので、共有する時間をいただきたい。その後で、またこの条例制定については考えていきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時16分)     (再開 14時17分) 再開します。 ◆11番(上地寿賀子議員)  やっぱり虐待に関しましては共通の認識と、また、共有が必要ということで、また、執行部のほうも慎重にやっているなというところと、あと、これだけ物すごく工夫して支援体制を行っているということで、そこはすごく評価できることだと思います。 この条例を制定するということは、地方自治体としても問題解決のために独自で制定はできるということになっていますけれども、南城市独自の児童虐待防止条例を制定することについて、市長の見解をお伺いしたいと思います。市長、お願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  上地寿賀子議員の児童虐待防止条例についての御質問にお答えいたします。 答弁は福祉部長が詳しくやっておりますので、今はそういった事情です。 条例制定することに関しては、とても重要だと思います。ただ、条例を今、制定しないからといって、児童虐待の姿勢が弱いということでは決してないということも、ぜひ分かっていただきたいと思います。 それ以上にやることを、今、支援体制の強化も含めて横の連携ですね、横の連携は非常に重要だと思っていますので、そういったことを今しっかりとやっていくことが重要だと考えております。 やっぱり虐待が起こらないような、そういった環境をつくることが最も大事なことだと思っておりますので、市民の皆様の理解も深めながら、しっかりとそういったことに今後も取り組んでいきたいと思っております。 ◆11番(上地寿賀子議員)  先ほどの安谷屋正議員の質問に対し、市長は、こどものまち宣言にも虐待防止について盛り込むとおっしゃっていましたけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  こどものまち宣言の宣言文を今つくっているのと、それから政策、それに付随することもしっかりメンバーのほうでつくっていっていますので、あらゆるものを含めていこうと思っています。 その中には当然、虐待防止等に関しても入っていきます。 ◆11番(上地寿賀子議員)  この宣言文は市長が方針をとって、リーダーシップを持って進めてほしいと思いますけれども、この宣言は未来永劫に受け継がれる宣言になるのでしょうか。 これまでも、南城市ハートのまち宣言という宣言をして、宣言文もつくっていますけれども、活用がされていない状況です。 宣言文は、時がたてば、もしかしたら忘れられてしまうんじゃないかなということも考えられますけれども、児童虐待は重いことだと認識するのであれば、やはり条例も定めたほうが、市としての意識と市民の啓発、また、未来永劫に残ることになりますので、この違いの視点から、市長の所見を再度伺います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時21分)     (再開 14時21分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  条例に定めても未来永劫になるだろうし、宣言という形でも未来につながっていくだろうと思いますし、どっちの形態にしても、これはとても重要なことだと思っています。 今後はどう市民が支えてくれるか、そういった体制もつくっていくかにかかっていると思っております。 ◆11番(上地寿賀子議員)  ぜひ宣言文にも盛り込んで、今後条例も制定していくということも検討していただきながら取り組んでほしいと思います。 やっぱり、何より今つらい目に遭っている子どもたちのためですから、市としても積極的に条例制定について動いてほしいなと思います。 次に、テレワーク事業の導入について再質問をいたしますけれども、離島では数年前から始まっていまして、本島内では今年、うるま市、豊見城、八重瀬町の順にテレワーク事業が導入をされています。 画像3をお願いいたします。 これは八重瀬町のフライヤー、チラシですけど、これは数回のセミナーでテレワークが受講できるようになっていまして、ネットで周知しただけで募集定員50名に達したということで、経費もかかっていないということですね。 男性の登録もいて、年齢や性別に関係なく関心が高まっているなということがうかがえますけれども、例えば南城市で開催するということについて前向きな答弁いただきましたけれども、そのことについて、もう一度答弁をお願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいま上地寿賀子議員から、先ほど私が前向きに事業導入に取り組んでいきたいと言った部分について、改めてというお話でございました。 テレワークは、政府が進める働き方改革の中での就業形態の一つとして取り組まれてきたという背景がございますが、この昨今のコロナウイルス感染症拡大の影響で、特に注目を集めている就業形態になってきております。 就業形態としては、テレワークの中には、雇用型テレワーカーと自営型テレワーカーの2種類がございまして、雇用型テレワーカーというのは、会社にお勤めされている方々が3密を避けるとか、そういったことで自宅で、あるいはサテライトオフィスでテレワークをするという方々が雇用型テレワーカーになっておりまして、今、八重瀬町さんが進められているのは自営型テレワーカーと申しまして、先ほど資料の中で、副収入を得ませんか的な文言がございました。これは、企業から業務を受けて、その成果品を企業に納めるというような、テレワークを活用した自営業の方々を育成していくというような事業の内容になっております。 これは、人口減少時代における労働力の確保という部分からも、すごく価値のあることかなと考えておりまして。なぜかといいますと、子育て世代で就労できない、あるいは親の介護で就労することがなかなかかなわないとか、そういった今まで社会で眠っている労働力ですね、その労働力の掘り起こしにもつながるものだと認識しております。 したがって、時代の流れにもマッチしておりますし、これにつきましては、いろんな補助事業も出てきているというふうに考えていますので、そちらの活用も視野に入れながら前向きに検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆11番(上地寿賀子議員)  時代にマッチしたということで、まさにそうだと思うんですけれども、南城市で開催する場合は、パソコンを持っていない家庭も多いので、今スマホで検索もできます。 また、さらにひとり親家庭は、ほぼパソコンを持っていません。自宅にないので、パソコンのリースもできるような事業を組み立ててほしいなと思います。 それについてお願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいまの再質問にお答えいたします。 パソコンのリースということでございますが、仮にこのテレワーク人材育成事業を開催するに当たりましては、事業期間中、パソコンをお持ちでない方もそのスキルを身につけられるように、パソコンを事業費でリースして、それを活用してスキルを身につけてもらうというような制度の構築というのは可能ではないかと、そのように考えております。 その後、事業を終了後、実際に仕事をしようというところにおきましては、様々な制約もここには入ってくるかなと考えるところでございますので、いろんな面から可能なのかどうなのかという、その事業後の部分については検討していきたいと、そのように考えております。 ◆11番(上地寿賀子議員)  ぜひパソコンのリースの配慮もお願いをしたいと思います。 また、人気のセミナーですので、1回限りじゃなくて継続的にやる考えも持っているのか、お願いします。 ○議長(国吉昌実)  時間でございます。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいまの再質問にお答えいたします。 継続的にやっていくかというところなんですが、本市としましてはまだ事業化に至ったというわけではございません。 事業の導入に前向きに今、取り組んでいるところでございますので、仮にこれが事業化されたときに、本市においてどのような反応が起きるのか、ニーズとかですね。 そういった部分も総合的に見ていきながら、継続すべきなのかどうなのかというところは、まず、第1回目を実施して、その反応で検討していきたいなと、そのように、現状においては考えております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、吉田潤議員。 ◆12番(吉田潤議員)  ハイサイ。チチヌハイヤ、ウマヌハインディチ、ただいまシワーシナトーイビン。グスーヨー、チャーガンジュウシ、アッチミセービーガヤ。ゆまぢり会派、吉田潤、本議会の一般質問、トリでございます。よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 発言事項の1点目、知念船溜まり改修工事について。 今年の8月に、知念船だまり改修工事に関することで知念区長より漁師会からの要請書が提出されていると思いますが、下記のことについて、どのような対応を考えているか伺います。 1、港内と滑走路及び航路のしゅんせつ。 2、滑走路(スロープ)の補修。 3、南東側防波堤の越波対策。 4、北東側から回り込む越波の対策。 5、港進入路入り口の護岸崩れの補修。 6、右舷及び左舷の灯標の設置。 7、防犯灯の設置。 8、係留柱の取替え。 次に、発言事項の2点目の認定こども園について質問をさせていただきます。 私は、6月の定例議会で認定こども園の、方針変更とありますが、これは一部変更ということで理解をお願いします。 公立の果たす役割、あるいは財政負担が生じるのか、一般質問をさせていただきましたが、以下のことを伺います。 1、前回の答弁では、専門家の意見も聴取してからということで、公立認定こども園の果たす役割については具体的な答弁がありませんでしたが、再度、役割について副市長に伺います。 2、公立認定こども園を移行するに当たり財政負担が生じるのではないかと質問をしましたが、地方交付金として100%交付されるとの答弁がありましたが、再度、副市長に伺います。 3、5月21日付で南城市幼稚園教頭一同よりの認定こども園の方針移行の取下げについて要請書が届いたと思いますが、この件についてどう受け止めているのか、市長の見解を伺います。 4、認定こども園の方針変更後の進捗状況を伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  皆さんこんにちは。 午後のほう、よろしくお願いいたします。 吉田潤議員の発言事項1の、知念船溜まり改修工事についてお答えします。 知念船溜まりについては、港内8か所の施設の改修要請が提出されており、そのうち港進入路入り口付近の護岸崩落箇所の改修工事については、今回12月議会で補正予算を計上しております。 そのほかの施設の修繕工事については、知念漁師会、知念区長と協議し、安全面、緊急性などを検討した上で、必要箇所については段階的に対応してまいります。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の発言事項2の、認定こども園の中の公立認定こども園の果たす役割についてお答えします。 公立認定こども園の役割としては、子ども・子育て支援法に基づく子育て支援政策や学校教育法に基づく幼児教育政策に積極的に関わることにより、多様化する保育・幼児教育のニーズに対応し、質の高い保育・幼児教育を提供する役割を担うべきと考えております。 また、地域の子育て支援の拠点施設として、保育・幼児教育の先導的な役割を担うとともに、保育・幼児教育の現場の情報を円滑に行政に反映するための情報収集拠点として重要な役割を担うべきだと考えております。 さらに、特別支援を要する児童が増加している中、特別な支援を要する園児の受入れ、DVや虐待等で緊急的に受入れが必要な場合の受入れ、新型コロナウイルス感染防止などにおける緊急的な受入れなど、セーフティネットの役割を果たす役割を担うべきだと考えております。 公と民の役割を十分発揮することで、保育や幼児教育の質を高めていけるものと考えております。 8月に保育及び児童教育の専門家との意見交換を行いました。その結果、公立の役割の重要性を感じております。 まず、保育所関係者との意見交換では、平成19年度に策定された南城市立民営化基本方針で、市立保育所の民営化は単にコストの削減のみを目的とするものではなく、市立保育所と私立保育所それぞれの役割が十分に発揮され、結果として南城市全体の保育水準を高め、子どもたちにとっての保育環境の向上に寄与することを目的に実施するものでありますと明記していたにもかかわらず、財政的な理由などで廃止されたことで保育の先導的な役割を担う基準となるのがなくなったこと。 法人園では、おのおのの園の運営で手いっぱいであり、保育行政の規範となるような役割を担うことが困難であること。 発達障害児童がこの10年間で倍増しており、多様化する保育制度に迅速に対応する必要があるが、公立保育所がない南城市においては、支援を要する発達障害児童を法人園等で受け入れていること。 インクルーシブ教育などにより積極的に児童受入れも行われているが、民間事業者であるがゆえに経費の増大につながり、安定した運営を実施することができなくなるおそれがあること。 特別支援を要する加配予算が少なく、法人園が特別支援児童を受け入れなくなることが懸念されること。 児童虐待、要支援世帯受入れ、傷病等緊急時の受入れなど、セーフティネット機能としての公立の役割が必要であること。 また、要望事項として、小規模でもよいから公立保育園の復活をしてもらいたい、公立が存続し続けられるような仕組みを考えてもらいたいなどの意見がありました。 教育関係者との意見交換では、学校教育法に位置づけられた満3歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児を対象に教育を行う施設であること、立地条件を生かして小学校との連携を進めること、特別な支援を要する園児を含めた全ての入園希望者の受入れに努めること、子育て環境の変化に対応するために未就園児も含めた子育て支援の中核施設に位置づけることなどの意見がありました。 公立幼稚園から公私連携幼保連携型認定こども園への移行後の教育・保育の質における懸念事項としまして、立地条件から、これまで公立幼稚園が担ってきた結節点としての役割を継続できるか、保育所に対する自主的な研修機会の確保と内容の充実が継続・確保できるか、福祉部局の所管下でありながら小学校所管下である教育委員会との連携が確保できるかという意見がありました。 幼稚園(認定こども園を含みます)における公立の役割として望むこととして、特別な支援を要する園児を含めた全ての入園希望者の受入れに努めること、学校教育法第1条に示される学校として全ての園児への教育の機会提供が保障されること、子育て環境の変化に対応するために未就園児も含めた子育て支援の中核施設として位置づけることなどの意見がありました。 学識経験者、これは子ども・子育て会議の委員でもありますが、その意見交換では、幼児教育を推進させるための体制の構築が必要、県外では認定こども園の受託は学校法人が多いと、沖縄では社会福祉法人の保育園運営者の受託が多いということでした。 それから、公立幼稚園、公立保育園の民営化に伴い、公的な管理指導が不徹底で質の低下が懸念されていると。 保育の質を担保する研修システムが確立されておらず、放置状態である。 民営化による様々な事件がありますと。 2020年、埼玉県で虐待を疑う行為があったと。土曜保育の際の給食無提供、評議委員会を開いたとする虚偽報告などの報告がありました。 法人移管を行う場合の留意点として、3年計画で移管を行う、専門家に選定委員に入ってもらう、保護者代表を選定委員に加えるなどの提案がありました。 保育の質を向上させるための政策として、南城市の幼児教育に関する予算確保、県の黄金っ子プランを踏まえ公立幼稚園として残し3年保育を実施するという道の選択もある。公立認定こども園に幼児教育センターを付設させ、市内の保育園、幼稚園、認定こども園の巡回相談や研修などを担うシステムを構築させる等の提案がありました。 これらの意見を踏まえて、市長において適切に判断されると考えております。 私はこれらの意見を通して、公立の役割は重要であると再認識しました。 南城市の公立認定こども園が、保育・幼児教育のニヌファブシ(道しるべ)になってほしいと思っております。 次に、発言事項の2、公立認定こども園の地方交付税に関する質問にお答えいたします。 6月議会での財政負担についての答弁においては、吉田議員が質問している地方交付金として100%交付されるとの答弁はしておりません。 私が答弁したのは、2015年の3月24日の吉良よし子参議院議員の国会質問に対する高市早苗総務大臣、当時の総務大臣であります、の答弁を引用して答弁したものであり、私が発言した答弁内容は、国においては国会答弁、総務大臣の答弁なんですが、従来の国庫負担分も含めた地方負担の全額です。全額について基準財政需要額に適切に措置されるよう、各市町村の実際の入所児童数に応じた補正を行っていますよと答弁がありますと答弁したものであり、地方交付税が100%交付されるとの答弁をしたものではありません。 公立認定こども園についての都道府県及び市町村が負担する費用については、都道府県及び市町村の負担額全額が地方財政措置の対象となっております。 地方財政措置とは、いわゆる地方交付税措置のことを言い、基準財政需要額から基準財政収入額を控除し算出されるものとなっております。 しかしながら、地方交付税については総額しか示されていないため、幼稚園に係る交付税算定に係る個別事業の交付税の数値については、把握は困難となっております。 地方交付税の総額は、国税である所得税・法人税の33.1%、酒税の50%、消費税の19.5%、地方法人税の100%となっており、都道府県や市町村などの地方団体の財政状況を踏まえて配分されるものであり、地方団体間の財源の不均衡を調整し、どの地域に住む住民にも一定の行政サービスができるよう財源を保障する機能を持っております。 国の関与が大きく、使途制限がある補助金と違い、地方交付税の算定においては、国が義務づけた行政サービスも含まれていますが、補助金と異なり使途が制限されるものではありません。各地方団体が工夫を凝らして、地域で必要な行政サービスを充実させることができるものとなっております。 今年10月、東京の大手賃貸住宅建設メーカーが九州・沖縄8県の街の住み心地&住みたい街ランキング2020を発表した新聞記事がありました。 それによりますと、沖縄県内が住み心地で北谷町が2年連続の1位、2位は中城村、3位は南風原町、4位は豊見城市、5位が南城市、6位が西原町、7位が浦添市、8位は那覇市となっております。 住み心地1位の北谷町は、町役場の対応がよい、公園や緑が多い、観光施設と住宅の区分がはっきりしている、2位の中城村は、静かできれいな環境、子どもが多く将来性を感じるといった理由が上がったということであります。 南城市も昨年の7位から5位への上昇は、役場の対応、公園や緑が多い、観光施設と住宅の区分がはっきりしている、静かな環境、そして私が一番重要だと思うことは、子どもが多く将来性を感じるという点であります。 これは民間の調査でもありますが、この結果は、南城市の誇れるものであります。残念ながら住みたい街としてはランク外になっており、住み心地、住みたい街とも上位になれるよう、まちづくりに努めていきたいと考えております。 したがって、瑞慶覧長敏市政としては、子育て政策の一丁目一番地である子ども・子育て支援施策を充実する方向で、地方交付税を財源として活用することも含めて考えているものであります。 その結果、子育て世代の南城市に転入者が増え、南城市の年齢構成人口の重要課題である子育て世代の人口増にもつながり、南城市の発展にも資するものと考えております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  吉田潤議員の認定こども園についての質問の中での、幼稚園教頭一同からの要請についての質問にお答えいたします。 南城市幼稚園教頭数名からの提出があった意見書については、5月に市長、副市長、教育長の三役で、市内幼稚園の園長及び教頭等へ認定こども園の方針案の見直しについて説明した内容を再確認したいとの内容でありました。 意見書については重く受け止めておりますが、公立の果たす役割は重要だと認識をしており、慎重に検討していきたいと思っております。 ◎福祉部長(城間みゆき)  吉田潤議員の4、認定こども園の方針変更後の進捗状況を伺いますについてお答えいたします。 進捗状況につきましては、6月に他市の公立認定こども園の視察、7月に保護者向けアンケートの実施、8月に教育・保育分野の専門家との意見交換会、10月に幼稚園教諭のワークショップを実施いたしました。 また、現在、地方交付税等を含めた財政シミュレーションを行っているところであります。 ◆12番(吉田潤議員)  再質問は、発言どおりの順序で行いたいと思います。 農林水産部長の答弁では、今後、安全性や緊急性などを検討した上で、必要箇所については段階的に対応してまいりますという答弁でありましたが、港内進入口の護岸の修繕には予算を計上していただき、ありがとうございました。 他の要請に関しても、厳しい財政状況の中ではありますが、漁業に従事する漁民の安全安心の環境整備は不可欠であります。今後ともできる限りの早めの対応をお願いしたいと思います。 これについて、農林水産部長、所見をお願いします。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 答弁のとおり、今回12月のほうでは1件ではありますが、5番目の港入り口の護岸の崩れの補修等については計上させていただいております。次年度以降も段階的に対応していきたいというふうに考えています。 これは御承知のように、本議会でもありますが、冠水被害等が非常にたくさんある状況の中でもありますので、優先度とかもいろいろ、安全性も含めて緊急性があるところから実施してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆12番(吉田潤議員)  ぜひ今後とも、漁民が安全安心で漁業のできるような環境づくり、ぜひお願いしたいと思っています。 また、南東側からの越波対策ですが、私は以前にも指摘をさせていただきましたが、県の護岸整備事業で階段式に整備されています。それが原因で、台風時には防波堤を砂利や砂が越波して港内に流れ込み、堆積するのが現状です。 また、土地改良事業で整備された排水路の流末が、船溜まり港内近くに設置されているため、大雨時に土砂とともに港内に流れ込み、港内の堆積の原因となっている。 この2つの事業は、県の事業が原因であることが想定されます。 越波対策には防護柵を、排水路に関しては現状の排水路を、北側に水路を変更する抜本的な対策を県と連携を取りながら早急に対応ができないかお伺いいたします。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  ただいまの再質問にお答えいたします。 港内につきましては、農林水産部の産業振興課が所管で、農地護岸については田園整備課が所管ということで、この農地護岸については、実質的には県の管理ではあります。ただ、維持管理につきましては市のほうで対応しているという状況です。 大型の、例えば改修とかそういったものについては、県のほうといろいろやり取りしながらやっていかないといけない、計画書等も作成しないとできない状況でございます。 簡易的なものについては、田園整備課のまた所管になりますので、このほうは横の連携を取りながらですね、同じ南城市でありますので、どこがやるか云々ではなくて、もう港内という捉え方で産業振興課のほうでその対応をしたいというふうに考えております。 あと、排水路につきましては、おっしゃるとおり上のほうから、現場のほうを確認しましたら、やっぱり直線に、港内の中に入っている状況です。 しかしながら、この中に堆積した砂が詰まっていて、途中で港内に流れていかない状況になっています。現状は、この市道のほうに90度に曲がって下にいっている状況がありまして、そのオーバーフローが港内に流れているという状況がございます。 おっしゃるとおり、この道路沿いに排水路をつけないといけない部分も出てくると思います。この延長につきましては、約170メーター、200メーターという長さになります。ですので、先ほどの答弁のとおり、段階的な部分でちょっと対応するしかないのかなと思っています。 やっぱり、170メーターということなのと、結構な費用がかかる部分もありますので、調査も含めて、どれがベターなのかも含めて今後、段階的な部分で対応させていただきたいと思います。 ◆12番(吉田潤議員)  排水路の流末に関しては、皆さんの協力の下、仮に、擬似的に排水路を掘っていただいて対応をしていただいたんですが、これも一時的でございます。 大きな台風が来れば、またさらにここが全部埋まる状態になりますので、そういったことじゃなくて抜本的に、先ほど申し上げたとおり、県の土地改良の中でこういった排水路を、流末をここに設置したというのが、僕は大きな原因ではないかと見ているんですが、そこを先ほど北側にということで変更していただいて、できればもう沖縄は台風が年に何回か襲来することでありますので、できるだけ早急な、県とも調整をしながら、早急に検討していただきたいと思います。 もう一度、答弁のほうを。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  ただいまの再質問にお答えします。 先ほどの土地改良のほうからということで、土地改良は完了地区ということになります。 完了地区につきましては、やっぱり維持管理については南城市になると、市の単独の予算での整備となります。 ですので、先ほど説明したとおり、もちろん排水については抜本的な整備が必要と認識しております。その部分も含めて、調査をしながら対応していきたいと考えております。 ◆12番(吉田潤議員)  よろしくお願いします。 次に、公立の役割について、再度質問をさせていただきます。 副市長からは長々と答弁をしていただいて、ありがとうございます。 やっぱり、公立の果たす役割、それを長々と答弁をしていただいたんですが、理解はできます。 だけど、この問題は今、市長が見直しをしたということは、1園では公立は駄目だろうということでの、市民の少数の声があったということで、その方針を見直すということであります。 確かに、公立の役割、今、副市長が答弁した内容だと思いますが、しかし、そういう答弁の内容が、法人ではできないという、そういうことではないと思うんですよ。 そういうことも行政側と担当課と密に連携すれば、法人化でもそういった役割は果たせるのではないかと私は思っていますが、再度答弁をお願いします。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 私は、法人園ではできないということじゃなくて、これは、保育関係の皆さんと意見交換したときに、そういう意見がありましたと。 ただ、公立の役割としては、これを法人園だけに任せていいのかということもありますので、そういう意味で、公立の役割があるんじゃないかということであります。 ◆12番(吉田潤議員)  副市長、私が聞いているのは、そういった役割は行政側と連携を密にすれば、法人の保育園でも可能ですかということを聞いているんです。 可能なのか、不可能なのか、よろしくお願いします。 ◎副市長(新屋勉)  これは法人園でも可能だと思いますが、これは公立の役割として果たすべきことがあると考えております。 ◆12番(吉田潤議員)  全国保育協議会の平成20年4月に、公立保育所アクションプランとして将来のビジョンの一体的な取組推進のために作成された3点がありますが、1点目に行政機関とし、地域住民の福祉向上について義務と責任を負っている。 ②保健所・学校・児童相談等ほかの行政機関と連携が取りやすい。 ③公立保育所の実践ノウハウや課題を、地域のほかの保育所などの関係機関と共有化を通して、行政の保育施策等へつなげやすいというふうな、この3点の将来ビジョンの中で作成されていますが、その点について、副市長の所見を伺いたいんですが。 ◎副市長(新屋勉)  法人園でも、地域のそういうニーズに対応するというのはできると思っておりますが、ただ、この公立認定こども園については保育だけではなくて、幼稚園の部分も入ってきます。 そういう意味では、幼児教育という部分もありますので、これは小学校就学の前の始期に当たるという部分で、専門家との意見交換の中でも、小学校に上がる前の過程としてとても重要な役割を担っていますよと、そういうこともありますので、それは民間の法人園とも連携を取りながらそういう対応をしていくと、そういう意味での、先導的な役割という意味で、公立の役割があると考えております。 ◆12番(吉田潤議員)  分かりました。 次に行きます。 地方交付税金100%交付されるの再質問をいたします。 議長、休憩お願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時02分)     (再開 15時18分) 再開します。 休憩します。     (休憩 15時18分)     (再開 15時21分) 再開します。 ◆12番(吉田潤議員)  100%交付されているということは、詳細に関しては、この金額にして幾らということまでは、詳細については恐らく示しきれないと思いますが、そういう中で、認定こども園の運営費の負担費には基準財政需要額に反映され、地方交付税に措置されるということがあります。 認定こども園の財政支援には施設型給付があり、基本構造は内閣総理大臣が定める基準より算定した費用の額、すなわち公定価格が決定します。 公定価格より職員の配置状況、事業の実施体制、地域の実情等に応じて加算等が予想されますが、南城市においてはどうなのか伺います。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 この基準財政需要額の幼稚園関係のほうですが、基準財政需要額を計算するときは測定単位、それから、補正係数、単位費用というのがございます。 測定単位というのが幼稚園の人数や面積、それから、補正係数というのが幼稚園規模に応じた乗率、それから、単位費用というのは全国共通の標準団体での単価と、そういうような計算で基準財政需要額が算出されることになっております。 ◆12番(吉田潤議員)  議長、休憩お願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時23分)     (再開 15時26分) 再開します。 ◆12番(吉田潤議員)  角度を変えて質問します。 基準財政需要額で、この交付される額で私が今言った、測位数とかそういうのを加配した場合には、その加配した分も財政需要額に反映されてくるんですか。それを伺います。 ◎副市長(新屋勉)  今、基準財政需要額のお話をしているんですが、この加配については、また障害児とか別の交付税の話でありますので、この認定こども園の幼稚園に係る基準財政需要額には加配とかそういうものは、私は影響はないと考えております。 ◆12番(吉田潤議員)  そういうことであれば、市の単独の負担の生じることはないということで理解していいですか。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 市の単独の負担がないということではありません。当然、負担はあります。 ただ、この交付税が、幼稚園、認定こども園に関する個別事業で幾ら入っているかというのが、特定が難しいということであります。 ◆12番(吉田潤議員)  そういうことであれば、この交付税にどのぐらい入ってくるか、詳細は分からない。 そういう中では、市の負担が発生するのか、負担が発生しないのか、そこまでは答弁できないということでよろしいですか。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 先ほども答弁しましたが、市の負担はあるんです。100%じゃない限りあります。 ただ、交付税の額が明確に個別事業に示されていませんので、幾らその分があるかというのは分からないということであります。 市の負担は、100%じゃない限り負担はあります。 ◆12番(吉田潤議員)  分かりました。 では、この件については、財政の負担が少なからず生じるものだと指摘をしておきます。 次に、要請について再質問をいたします。 市長の答弁では、意見書については重く受け止めておりますが、公立の果たす役割は重要だと認識しており慎重に検討していきたいと考えているという答弁がありますが、幼稚園の教頭先生方からそういうことを何点か、質問と確認事項を3点ほど、意見書の中に内容を掲載されております。 それについては、何の回答もしていないということでよろしいですか。 市長、再度伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  吉田潤議員、認定こども園の幼稚園、教頭先生たちとの意見交換についての再質問だと思うんですけれども、確認をしたいということでしたので、その中でいろんな確認をさせていただいたということでございます。 ◆12番(吉田潤議員)  あの意見書の内容の中では、担当課の子育て支援課に対しても、同じような内容の回答をしてくださいということでありました。 この確認したということでは、回答にはなっていないんじゃないですか。 文書での回答もしないで、それが確認等をしたということでありますが、私が聞いているのは、ちゃんと文書をもって教頭先生方に回答したかということを僕は聞いているんです。 再度お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  吉田潤議員、少し勘違いしていると思うんですけれども、回答を求められているわけではないんです。 この意見書等に関しては、市長とこういうことをやったというのは子育て支援課にも報告しますよということは聞いていますけれども、だからといって回答してくださいということではないですので。 だから、あくまでも先ほどから言っているように、意見交換の場を設けたいということで彼女たちのほうから申入れがあったので、意見交換をしたということでございます。 ◆12番(吉田潤議員)  じゃあ、その後に再度、意見交換をしたということですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  いえ、この場が意見交換の場だったということです。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時32分)     (再開 15時37分) 再開します。 ◆12番(吉田潤議員)  市長は意見交換の中で確認したということでありますが、私が聞いているのはそういうことではございません。 5月21日に南城市の教頭先生一同より、そういった文書があります。 そんな中、先日、市長からの説明を受けた私たち幼稚園職員は驚き、なぜ、どうしてと、短時間の間に内容を理解し質問を考えることが正直困難でした。そこで、以下の内容を確認させていただき、公立認定こども園を1園にするという基本案の取下げについて、再度検討してくださいと文書を出しております。 質問1の中に、この件については、今さらではありますが、行政側の案をまとめ共通理解をした上で住民説明会を終えたはずなのに、説明会後に私たち園長、教頭だけを集め意見交換を実施し、アンケート提出まで求めた理由を聞かせてくださいと、そういった内容で教頭先生一同より市長宛てに要請というか、そういうのが届いていると思うんです。 その内容を、私が聞いているのは、それに対して回答したかということを聞いているんです。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  吉田潤議員のただいまの質問ですけれども、意見交換ということで来られて、その要請書というものを私は意見交換というふうに、意見書というふうに捉えているんですけども、その場でそれもいただいております。 質問も1、2、3あったと思いますけれども、その場でそのことに対しても回答をしながら意見交換をしました。そういうことでございます。
    ◆12番(吉田潤議員)  じゃあ、今の私が読み上げた文書の内容は、意見交換の中でそういった内容の質問があったということで理解していいですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  そういったやり取り、ほかのこともあったと思うんですけれども、そういう意見交換をして、最終的にはですね、吉田議員、もう市長に、分かりましたと、市長にお任せしますということで、私が引き取らせていただいたということです。 ◆12番(吉田潤議員)  この文書の内容は、所管の子育て支援課にも回答するようにということで、申しつけ事項があります。 それに関しては、子育て支援課にその件についての回答をしましたか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  何度も申し上げますが、その場で、市長のほうでしっかりと意見交換をして、回答もして、御本人たちも分かりましたと、あとは市長にお任せしますということですので、その後は子育て支援課とは当然いろんな話合いの中で、それは共通認識を持っておりますので、そういうことでございます。 ◆12番(吉田潤議員)  時間がないので、次にいきます。 進捗状況について再質問します。 いまだに具体的な方針が示されていないということですが、認定こども園の移行の取下げについて、5月25日の全員協議会の説明の中で、令和2年度で方針を決定し、一括交付金事業を活用したいと市長、副市長は答弁しています。 恐らく、今の状況では一括交付金は活用できないと思いますが、今後の対応について伺います。 ◎副市長(新屋勉)  吉田潤議員の再質問にお答えします。 全協で一括交付金を活用したいということを言っていたということなんですが、私は一括交付金というのは、大里幼稚園、統合幼稚園を整備するときの話であって、この認定こども園に一括交付金を使うというような、答えたつもりはございません。 ◆12番(吉田潤議員)  市長、どうですか。 市長も、一括交付金事業で活用するということで、全協の中でおっしゃっているんですよ。 ○議長(国吉昌実)  吉田潤議員、一応指名をいただいておりますので、一応、立って質問をするようにお願いいたします。 ◆12番(吉田潤議員)  市長に再度、同じことを伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  副市長の答弁のとおりでございます。 ◆12番(吉田潤議員)  今まで子育て支援課が南城市立幼稚園の認定こども園移行に関するニーズ調査を行ってきていますが、その中で保護者対象に、教育・保育施設を選択する際に重視することに対する調査を実施した結果、一番回答数が多かったのは、居住地に近い場所、全体の24%、公立を望む声は全体の1.7%となっています。 さらに平成25年度と平成30年度を比較すると、どの年齢を見ても市立幼稚園の利用率は減少しているのに対し、保育所の利用率は増加しており、保育ニーズの高さがうかがえると調査結果も報告されています。 昨日の同僚議員の質問の中で、令和3年度南城市立幼稚園新規入園及び預かり保育の抽選結果で、大里南幼稚園では5歳児に11名の待機児童が予想されていると答弁がありましたが、ニーズの結果について市長はどう受け止めたか、その所見を伺います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時45分)     (再開 15時46分) 再開します。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの吉田潤議員の再質問についてですが、幼稚園の定員で抽選があったというのは、報告は聞いております。 待機が出るというのも聞いてはおりますが、二重に申込みをしている方がいらっしゃると。保育園と幼稚園と、それから、認定こども園とか、二重に申込みしている。それで、はっきりした児数がまだ、1月にならないと分からないと聞いておりますので、その児数が分かった上で、辞退する者が出たりとかで補欠で入ったりということもあり得るので、今、私たちも様子を見ている段階でございます。 ◆12番(吉田潤議員)  分かりました。 希望を持って、1年を迎える1年生の児童が幼稚園の入学もできない状態が起きかねない状況下では、公平公正な教育行政が担えないということで、指摘をしておきます。 質問の中で議論しました、公立認定園の役割、財政面、幼稚園の先生方の思い、さらには調査結果を鑑みても、認定こども園の方向性は重要だと思いますが、 ○議長(国吉昌実)  時間でございます。 ◆12番(吉田潤議員)  いまだに方向性を示しきれない要因は何なのか、市長に伺います。 ○議長(国吉昌実)  吉田潤議員、ちょっと時間切れでございますので、御理解をいただきたいと思います。 これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は12月10日、木曜日、午前10時から本会議を開きます。 本日はこれで散会します。     (散会 15時48分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  新里 嘉署名議員  宮城康博...