南城市議会 > 2020-12-07 >
12月07日-03号

  • FM(/)
ツイート シェア
  1. 南城市議会 2020-12-07
    12月07日-03号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年 12月 定例会(第10回)       令和2年第10回南城市議会(定例会)会議録1.開議     12月7日 10時00分 宣告2.散会     12月7日 16時47分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局主幹兼係長  玉城光也  事務局係長     仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      屋比久正明  上下水道部長    知念哲雄  企画部長      糸数義人   農林水産部長    嶺井 洋  市民部長      永吉盛哲   土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき7.議事日程-----------------------------------     令和2年第10回南城市議会定例会 議事日程[第3号]                令和2年12月7日(月)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(7人)           (1)松田兼弘           (2)平田安則           (3)親川孝雄           (4)宮城康博           (5)新里 嘉           (6)中村直哉           (7)大城竜男-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  皆様おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、1番安谷屋正議員及び2番運天貴也議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、松田兼弘議員。 ◆17番(松田兼弘議員)  おはようございます。松田兼弘でございます。 質問に入る前に、感染が急増し第3波の様相を呈した新型コロナは、所得格差、健康格差の広がりが深刻であります。国の自助・共助・公助の国民への押しつけは許されません。自治体の住民福祉の向上の施策が、今ほど求められるときはありません。健康で文化的な最低限度の生活を営む権利、憲法第25条を生かせるために市民の皆さんと共に頑張ります。 質問に入ります。 大きい1番目、馬天小学校校舎改築について。 (1)校舎改築計画について。改築計画とスケジュールを伺います。 (2)校舎の安全性について。コンクリートの剥離等がないか。水道、電気、空調設備等の安全性を伺います。 大きい2、発達障がい児支援について。 改正発達障害者支援法は自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害、学習障害等を発達障害と総称し、目的・基本理念に個人としての尊厳にふさわしい日常生活・社会生活を営むことができるように支援が切れ目なく行うことを国・自治体・国民の責務をうたっております。 発達障がい者(児)が生きづらさを、保護者等が育てにくさを感じることなく、幼児期、学齢期、就労、高齢期にそれぞれのライフステージを通しての切れ目のない、優しいまち南城市であり続けられるよう、発達障がい者(児)の支援が広がっていることを求め、以下について伺います。 なお、発達障害者支援法は、18歳以下を発達障害児として支援法に位置づけされております。 (1)発達障害の早期発見・早期支援について。 ①乳児健診、就学前健診の実施の状況と5歳児健診の実施の考えがないかを伺います。 ②発見後の対応、支援計画と家族等の支援を伺います。 (2)保育園等における発達障がい児の入園受入れについて。 ①保育所、幼稚園、認定こども園等の発達障がい児の入園受入れの状況を伺います。 ②市内保育施設等の保育士、幼稚園教諭の障がい児支援研修の参加状況を伺います。 (3)幼稚園、小学校、中学校の発達障がい児支援について。 ①発達障がい児の園児、児童生徒の支援の基本方針を伺います。 ②授業や学校生活を補助する支援員の役割と体制を伺います。 4番目に、発達障がい者支援関連部署の連携の構築について。 ①支援体制の統括部署を伺います。 2番目に、発達障がい者(児)支援相談センターの設置を求めます。 大きい3番目、市内保育施設職員処遇改善調査について。 実施調査(アンケート)の進捗状況を伺います。 大きい4番目、南城市包括委託職員の処遇について。 (1)包括委託職員の委託後の処遇の後退がないか、委託前と委託後の賃金比較を伺います。 2番目に、コロナ感染予防等の休業時の賃金の保証をされているかを伺います。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  おはようございます。 松田兼弘議員の発言事項の1、馬天小学校校舎改築についてお答えします。 (1)の校舎改築計画についての質問にお答えいたします。 本市における公立学校施設整備事業長期計画によると、馬天小学校改築事業については、当初、令和2年度より設計業務を進める予定でありましたが、市の財政状況により先送りした経緯があります。 安全安心な学習環境の確保の観点から早期に整備していく必要があるので、令和3年度から設計業務、令和4年度には改築工事を進めていけるよう、現在、財政との調整を行っているところでございます。 次に、(2)校舎の安全性についての質問にお答えします。 コンクリートの剥離につきましては、昨年1月に校舎の躯体の劣化により外壁からのコンクリート片の剥落等があって、落下した経緯があります。そのことを踏まえ、昨年度から目視による剥離調査を行い、撤去作業を行うなど、対処している現状であります。 水道に関しては、揚水ポンプの故障があり一時的に午後から休校措置を取った経緯もあったところであります。そのほか排水管などの腐食により排水不良・不可となっているのが現状でございます。 電気設備では、月1回の定期点検は行っているが、経年劣化で予期せぬ部品の破損が原因でエレベーターが不具合を起こし、使用できない状況がありました。 現在、校舎の安全性については、適宜、施設の点検や修繕、補修により安全性の確保に最大限努めているところでございます。 ◎市民部長(永吉盛哲)  おはようございます。 松田兼弘議員の発言事項2の発達障がい児支援についての(1)の①乳幼児健診、就学前健診実施の状況と5歳児健診の実施の考えがないかについてお答えします。 健康増進課では、母子保健法で義務づけされている1歳半健診と3歳児健診を実施しており、受診率は1歳半健診98%、3歳児健診95%と県平均より5から7%高い状況です。 さらに、乳幼児健診会場には公認心理師を配置し、気になるお子さんについては公認心理師の発達相談につなげ支援をしております。 教育委員会では、就学前健診を毎年11月に実施しております。 また、発達障害者支援法の中で、1歳半健診、3歳児健診及び就学前検診の実施に当たっては、発達障害の早期発見に十分留意しなければならならないとうたわれており、乳幼児健診、就学前健診においては、発達障害の早期発見の視点で実施されているものと認識しています。 5歳児健診の実施につきましては、各健診で気になる子を早期発見し、公認心理師等による継続的に発達支援並びに就学に向けて教育委員会等と連携を図っています。 今後も、現在実施している健診及び関係機関との連携を強化し対応していきたいと考えております。 次に、②の発見後の対応、支援計画と家族等の支援についてお答えします。 乳幼児健診等から配慮が必要な児童と判断された場合、公認心理師等の専門員による継続的な面談で、保護者に寄り添い、子どもの発展課題に沿った支援を行うとともに、必要に応じて適切な児童福祉サービス等の利用を促しております。 また、個別の支援計画は、サービス利用の際に相談委員等の専門職で作成しており、家族等への相談にも適宜応じております。 ◎福祉部長(城間みゆき)  おはようございます。 松田兼弘議員の発言事項2の発達障がい児支援についての(2)の①保育園、幼稚園、認定こども園等の発達障がい児の入園受入れの状況を伺うについてお答えいたします。 各施設において発達障害児の受入れを行っております。人数については、令和2年4月時点で保育園42名、幼稚園22名、認定こども園8名となっております。 次に、②の市内保育施設の保育士、幼稚園教諭の障害児支援研修の参加状況を伺うについてお答えいたします。 本年度、教育委員会が実施した特別支援教育に関する研修へ、保育園及び幼稚園から31名が参加しております。また、子育て支援課で実施している発達の気になる児童への支援に関する研修は、全7回の研修のうち5回が終了しており、これまでに延べ119名の保育士が参加しております。 次に、(4)の①支援体制の統括部署を伺うについてお答えいたします。 発達障害者支援は、保健、医療、福祉、教育、労働等のあらゆる分野に対し国の支援施策が示されており、一機関における統括という体制はございません。 本市では、今年度より福祉部生きがい推進課障害係が中心となり、保健・保育・教育・福祉の連携に向けた会議を開催しており、現在、市の支援体制における課題の抽出を行っております。 今後、課題を整理し、支援を要する児童がライフステージに応じて適切な支援が受けられるよう、連携強化に努めてまいります。 次に、②発達障がい者(児)支援相談センターの設置を求めるについてお答えいたします。 発達障害者支援センターは、実施主体が都道府県及び指定都市として定められていることから、市独自での設置は検討しておりません。 次に、発言事項3の市内保育施設処遇改善調査について、実施調査の進捗状況を伺うについてお答えいたします。 市内認可保育園認定こども園に就労している保育士等を対象とした調査を今月実施いたします。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  松田兼弘議員の発言事項の2の発達障がい児支援についての、(3)幼稚園、小学校、中学校の発達障がい児支援についての①発達障がい児の園児、児童生徒の支援の基本方針についてお答えいたします。 1つ目は、障害のある幼児児童生徒の社会参加、自立を念頭に置くことです。 2つ目は、早期からの支援・継続的な支援が重要だと考え、研修等や関係機関の連携等、対応を始めているところでございます。 次に、②授業や学校生活を補助する支援員の役割と体制についてお答えします。 特別支援教育の支援員の役割としては、安全面、生活面の補助が主な役割です。 各幼稚園、学校から保護者の同意の下、必要な幼児児童生徒の申請書を提出してもらい、人数に応じた配置を行っております。 学習支援員は、各学校に1人配置しています。配置された支援員を各学校が状況に応じ、体制を組んで支援を行っているところでございます。 ◎総務部長(屋比久正明)  おはようございます。 それでは、松田兼弘議員の発言事項4の南城市包括委託職員の処遇についてお答えします。 (1)包括委託職員の委託後の処遇の後退がないか。委託前と委託後の賃金比較を伺うについてお答えします。 包括委託業務の委託料については受託者との協議により、基本的にこれまでの給料額を下回らないように現給保障を基準として移行を行っており、処遇の後退はありません。 次に、(2)コロナ感染予防等の休業の賃金は保証されているかを伺うについてお答えします。 コロナ感染予防等に伴う職場や学校等の休業に伴う対応については、国の通知に基づく職員の対応と同様に、特別休暇扱いとし賃金保障が行われております。 以上でございます。 ◆17番(松田兼弘議員)  再質問します。 最初、馬天小学校の校舎改築について、副市長に伺います。 改築計画とスケジュールの詳細を再度伺います。 ◎副市長(新屋勉)  松田兼弘議員の馬天小学校についての再質問にお答えします。 馬天小学校の改築のスケジュールということでありますが、馬天小学校はこれまでも、改築に向けた要望とか、そういう調整が出ているんですが、現在、大里中学校の建て替えもまだ続いておりますので、予算面で平準化を図らないといけないということもありますので、その状況も見ながら、財政状況を見ながら進めていきたいと考えております。 ◆17番(松田兼弘議員)  しっかりとやってほしいと思います。 教育長に伺います。 学校が安全に健やかに学ぶ環境を整備するのは市の責務であります。馬天小学校校舎の早期改築を求めます。 教育長の所見を伺います。 ◎教育長(上原廣子)  松田兼弘議員の再質問にお答えします。 学校は何より安全で安心な場でなければならないということを認識しております。 残念ながら馬天小学校の建築に関しては、まだ財政面と調整の段階ということでお答えしていますが、子どもたちの安全のために適宜、施設の点検を小まめにやって、子どもたちが安心して過ごせるように努めていきたいと存じます。 ◆17番(松田兼弘議員)  しっかりと取り組んでいくということを確認しました。 次に、発達児支援についてお願いします。 議長の許可をいただき、資料を2枚とスライドを準備してあります。スライドをお願いします。 これは福祉事務所年度別の概要から抜き取ったものです。 それで、この6年間の年度と、あと施設数、0歳児から5歳児と書いてあります。上の欄が障害児の受入れをやっているものです。 毎年、お子さんたちも増えて、平成27年が1,351名と、あと令和2年が1,873名。本当に待機児童対策、子どもたちの支援について、大変な重点課題だとこの表から確認しています。 それで伺いますが、障害児の部分についてはこういう形で出ていますが、この区分について、いろんな形で、発達障害だけではなくて、いろんな形の障害を持ったお子さんがいると思うんですが、この発達障害のこの部分についてはどういう割合で理解したらよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問についてお答えいたします。 この障害児数の中には、発達障害、肢体不自由であったり、知的、それぞれあるかと思いますけれども、区分については特に統計は取ってございません。これはトータルの人数となっております。 ◆17番(松田兼弘議員)  これは発達障害も含めて、また、発達障害の障害手帳も発行されない子たちも、気になる子も含めて運営しているとか、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  そのとおりでございます。特に手帳という部分はございません。保護者の方から申請を受けて、審査会に諮って加配の配置もしているところでございます。 ◆17番(松田兼弘議員)  市長に伺います。 毎年、こういう形で子どもたちも増えてきています。発達障害についても一定の、全国的にやっていると。本市についても一定の役割を果たしています。 発達障害者支援法は、幼児期、学齢期、就労、高齢期に切れ目のない支援をということで、国・自治体の責務をうたっております。 第3次南城市障害者計画、第1期南城市障害児福祉計画が作成されております。障害者、障害児の生きづらさ、保護者の育てにくさを感じることのない支援が求められています。 市長の所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員の発達障がい児の支援についての御質問にお答えいたします。 松田議員がおっしゃっているように、発達障害に関しては、様々なパターンがあるということも近年の研究で分かってきております。数も今、示されていたとおり、増えてきております。 そういう意味では、南城市においてもきめ細かな支援体制は築いていかなければいけないと思っておりますので、今後ともしっかりと、そこは行政ができるだけバックアップできるような形で、横の連携も深めながら支援をしていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  では、具体的に行きます。 早期発見、早期支援について出されています。 これについて、一定の90%近い健診率とかありますが、これに対するフォロー率というんですかね、やっぱり気になるという部分が出てくる子たち、その辺の数がちょっと資料として出されていないんだけど、その辺のデータとか、その辺は持ち合わせていますか。 ◎市民部長(永吉盛哲)  松田議員の再質問にお答えします。 気になる子の人数ということでありますけれども、令和元年度1歳半健診が11回、3歳児健診が13回、健診以外の個別発達相談を21回実施しております。 相談者は1歳半健診受診者419名中34名が相談者でありまして7.8%、3歳児健診受診者470名中49名、10.4%の方が相談ということで、心理師さんの発達相談につながっています。 健診以外に個別発達相談も実施しており、相談の合計延べ件数は119件となっております。 以上です。
    ◆17番(松田兼弘議員)  フォロー数とか、つながっていることをおっしゃっていますが、どういう形でつながっているか、ちょっと再度、よく分からないですが。その辺での親子支援とか、どんな形でやっているとか。 ただつながっているだけということだけども、再度伺います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時28分)     (再開 10時29分) 再開します。 ◎市民部長(永吉盛哲)  松田議員の再質問にお答えします。 市民部では、乳幼児健診の中で気になるお子さんや家庭での育児、集団生活の中での行動など、ささいなことでも困り感のある保護者に対して、毎月開催している個別発達相談へ案内し、保健師、臨床心理士が幅広く相談しています。 その中で、気になる子や配慮が必要な子に対しては継続的に相談を行い、子育て支援課や専門機関と連携して適切な支援へつなげております。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  大体、具体的に見えてきました。しっかりとやっていくということです。 私は個々に、特に5歳児を重視してほしいというのを取り上げたのは、0歳児とか3歳児までは体力的にね、どういう発育をしているかというのが親御さんとしては気になるところなんですが、発達障害のお子さんたちの顕著にあらわれているのは、3歳、4歳、5歳。体力も一定についてきて、自分の考え方、自我が目覚めるということの中から出てくると言われています。 その辺の部分を含めて、就学前までの健診があるんだけども、就学前の健診をして次の4月までというのは短い期間なんですよ。その部分については対応の仕方もいろんな形で大変な思いをしているんですよ、保護者としては。 5歳児健診をしっかりとやっていくと、この5歳児から就学前までの一定のね、親御さんのこの発達の受け止め方とかね、その子にどういうふうに当たっているかということでやっていくと。これはもう研究者も含めて。 発達障害については、本当に自分のお子さんを持って、大変な思いをした中で、仲間づくりを広げる中で発達障害の支援を国を動かして、自治体を動かしてという法律ができているんですよ。 本当にこの5歳児というのは、就学前までの一番の大切な時期なんですよ。 その辺も含めてね、しっかりとやっていくということで、精査してやるということで、これはこの福祉の中での一定の課題として健診も含めてやっているんだけども、ぜひ5歳児健診、いろんな形もあります。最初からいろんな形の設備とかも大変だけども、形としても一定の位置づけとしてやってほしいなということで、その辺での考え方を教えてください。 ◎市民部長(永吉盛哲)  松田議員の再質問にお答えいたします。 5歳児健診の導入、それを検討してくれという内容だと思いますけども、現在、南城市では母子保健法に基づく1歳半検診や3歳児健診のほか、市独自で4か月健診、10か月健診、7か月健診、2歳児相談及び個別発達相談を行っております。その中で、乳幼児健診等における気になる子の早期発見、早期支援に重点を置いています。 3歳児以降の支援についても、個別発達相談保育所巡回相談など、市内の保育所、幼稚園、各学校の関係機関との連携を強化し、関係部署による気になる子の早期発見・早期支援を乳幼児時期から継続的に支援を行っていることから、市においては現在の支援体制で対応できるものと考えております。 ◆17番(松田兼弘議員)  5歳児健診についてはやっぱりいろんなデータも含めて、引き続きやってほしいなということで、また次の課題としておきます。 次に、発達障害の保育園等での入園の受入れの状況を伺います。 全ての保育施設が障害児を受け入れています。努力義務となっています。 本市における障害児受入れ、この資料からも含めて、障害児を受け入れていない施設もあります。受入れの状況、その辺の比率を教えてください。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時35分)     (再開 10時36分) 再開します。 ◎福祉部長(城間みゆき)  受け入れていない保育所といいますと、受入れ対象者がいない場合、あるいは対象者がいても施設設備が整ってない、保育士が不足している等により受入れが困難となる場合があると認識しております。 ◆17番(松田兼弘議員)  やっぱり保育士不足というものがあるし、加配にどういう形で取り組んでいるかということで、保育園、保育施設が、状況が分かってきます。人手不足とかね、間に合わないというのがあります。 それで、南城市内の保育園の加配の配置というんですか、どれぐらいの配置の状況があるか。例えば各園全て配置されているとか、配置がされてないとか、その辺の実情はどういうふうに把握していますか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 令和2年度は、加配は保育所と認定こども園で50名となっております。 加配の保育所、つけるかどうかというのは、加配審査会において決定をして配置しているところでございます。 ◆17番(松田兼弘議員)  民間も含めて、加配にするというのはもうほとんど今の保育施設の中では常識的にやられるということで、やっぱり民間が、民営化で自分でしっかりと障害も保育もやるということいわれているんですが、なかなかやれてない状況であります。 次に伺います。 応諾義務というのがあります。応諾義務。要するに、保育園に受入れるか拒否するかというのがあるんですが、その辺での審査の状況、発達障害も含めて障害児の受入れの状況、また、受け入れてもなかなか、途中から、もう私たちの保育園では手に負えませんという事態が出てくるというのも全国的にあります。 南城市でもその辺の事態がないかお答えください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 各保育所の保育士の皆さんには本当に一生懸命頑張っていただいて、担当部署としては非常に感謝をしているところでございます。 子どもたちの保育に困っている保育士を支援していこうということで、今年度から9月補正で計上して、今年は半年、次年度に向けてもそうなんですけれども、作業療法士による保育園巡回相談を今、行っているところであります。作業療法士が保育士に、その子の支援の仕方を一緒になって考えているという状況です。 これで保育所の皆さんもその子に合った支援の仕方ができつつあるということで報告を受けております。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  一旦、入所したら、もう私たちの手に負えないということで返す事例はないという理解でよろしいですか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えします。 私のほうではそういうものは受けておりません。 ただ、保育所以外で、また、親子通園事業も併せて利用されている方はおります。保育所も通いながら親子通園も一緒にやっている、利用されている状況はございます。 ◆17番(松田兼弘議員)  私は受入れがどういうふうになっているかということであって、実際に責任持ってやっているかとか、その辺での把握をしないとね、大変な思いをしているというのがあるんですよ。 あちこちで答えられているのが、今、裁判沙汰になったりね、そういう事態が全国にも出ているんですね。私は、その辺は保護者の思いにとか、その辺はしっかりと把握しているのか、やられているのか一番気になっているんですよ。質問の中でね。そういうことをしっかりやってほしいなとあります。 県内の公立の保育園等については、発達障害については基本的に全てを受入れる。いろんな事態があっても、障害が重くても、手に負えないという部分は全部相談しながらやっているというのは、ネットワークができているんですね。 私は、この辺は民営化された中で、その辺は民間に引き続き、発達障害もということで大変な思いをやっていると思うんですね。その辺を公の公立の役割がということで、民間だけに押しつけられているんじゃないかと。その辺での発達障害の子たちを行政の側としてしっかり把握しているかということが、大きな私の今日の論点なんですよ。それをしっかりと、ライフワークとして全体の中でやっていくということをやってほしいなと思います。 それで、認定こども園とかいろんな形で出るんだけれども、認定こども園になると発達障害も含めて事業所との契約によって、発達障害を抱えた保護者は大変弱い立場にいるんですよね。その辺は5歳児とか4歳児から幼稚園時期、就学前の子たちの公の役割ということで、認定こども園化されている中でも、しっかりと守ってほしいなということであります。 その辺、教育長の公の役割、この時期の保育園から、幼稚園、小学校、中学校までの、その辺を含めての認定こども園の考えについて所見を聞かせてください。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの松田議員の再質問にお答えします。 幼稚園教育に関しては、教育委員会の管轄でございます。 小学校入学前に育ててほしい資質を担うのが幼稚園教育だと思っておりますので、この件に関しましては、こども園に移行しても福祉部のほうと連携を取りながら、子どもたちの幼稚園教育が充実できるように連携を取りながらやっていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  次に、副市長に伺います。 発達支援も含めて障害児支援の国の予算、地方の予算に向けての財政支援というのは、大分改善されてきました。倍近く、この5年間あたりで倍ぐらいに増額されています。それをしっかりと親の願いに応えていくということでやられています。 その辺での全国の状況、今までの考え方、財政の考え方も含めて、副市長の考えを伺います。 ◎副市長(新屋勉)  松田兼弘議員の加配についての、財政支援についての質問にお答えします。 現在、障害児をめぐる数なんですが、この10年間、平成18年から平成28年までの間で約倍増しているというようなことがありました。それで、国においても加配に係る地方交付税を、平成29年から30年に、これまでの400億から880億に増やすというような記事がございました。 こういう中で南城市も、今、公立保育所はないんですが、民間においてこの発達障害も含む障害児を受け入れて対応しております。 これについては国の動きもありますので、しっかりとした発達支援を含む障害児がちゃんと支援できるようなことを検討していきたいと思っております。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  市長に伺います。 いろんな財政の支援の方向性もあるし、これは発達障害の保護者も含めて、多くの研究者の頑張りによってこういう予算を動かしています。 どうしても発達支援センター、これは中核都市、自治体だけ、都道府県でなくても、小さい市町村でもやれるようにという指針が出ています。この辺も含めてしっかりと取り組んでいくということを、私はしっかりとやってほしいなと思います。 その辺での市長の考えを聞かせてください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員から、発達支援センターの設置についての御質問がありましたのでお答えいたします。 これまでも南城市は障害のある方、あるいは福祉部門、子育て部門に関してはかなり力を入れてやっているというのは議員も御承知だと思っております。 今後もどういった形でできるかも含めて、障害のある方、あるいは子育ての横の連携も含めて、きっちりとデータも含めながら、調査をしながらやっていかないといけないと思っておりますので、今後ともしっかりとやっていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  先ほど発達支援センターのいろんな研修会、職員の研修会もやられているのを聞きました。これを機会に、いろんな形でしっかりとやっていきたいと。私も引き続き、支援も含めてやっていきたいということでやっております。 次に、保育施設の調査の件。これ、具体的に発送もされているかとかも含めてね、その辺、状況をもう一回、聞かせてください。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時48分)     (再開 10時48分) 再開します。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 予定は今月、12月16日水曜日から12月23日水曜日を予定しております。 12月の園長会、保育所の園長会がございますので、そのときに園長先生に説明をして、その後、保育士に対してアンケートを行っていく予定です。アンケート調査項目については、もう仕上がっているところでございます。 ◆17番(松田兼弘議員)  しっかりと郵送等で、しっかりと個人情報が漏れないようにお願いします。 最後に、包括職員についてです。 これ、一定の予算もつぎ込まれて、気になるところは、処遇改善が後退されていないかというのが気になるんですね。南城市の市内も相当いると思いますので、しっかりと予算に見合うようにやってほしいなと思います。 その辺、再度、条件としては守られていると言うんだけども、再度、聞かせてください。 ◎総務部長(屋比久正明)  松田議員の再質問にお答えします。 この包括委託業務に関して、受託者としっかりとそういう待遇面等々いろいろ協議して、市民サービス向上に向けて努めたいと考えております。 ◆17番(松田兼弘議員)  コロナ禍の中で、福祉で大変厳しい思いの中で、しっかりとやっていきたいということで、私の質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  時間でございます。 次の質問者、平田安則議員。 ◆13番(平田安則議員)  おはようございます。平田安則でございます。 多岐にわたっておりますので、早速始めさせていただきます。 大きい1番目、尚巴志王生誕650周年と佐敷城跡整備について。 (1)令和4年には尚巴志王生誕650年、尚巴志ハーフマラソン大会も20回の記念大会に当たります。祝意の取組企画等の有無及び案を伺います。マラソン大会以外も含めてお願いいたします。 (2)尚巴志を活用した取組計画、県内外への尚巴志の偉業・知名度を広める施策等をどのようにお考えか伺います。 (3)佐敷城跡用地買上げ、整備状況について、指定区域内民地の公有化事業も進捗していると承知しているが、整備の基本方針及びロードマップ、公有化事業の進捗状況、進捗に応じた具体的な史跡整備、公開、活用等の計画を伺います。 (4)尚巴志活用マスタープラン事業の現状と効果の検証を伺います。 (5)三山統一及び第一尚王統の築き上げた足跡は、南城市民の誇りとして日常生活の中でも継承すべき重要な歴史史実、遺産、文化的財産だと考えるが、市長、教育長の思いをお聞かせください。 大きい2番目、佐敷地区冠水対策について。 以下の住宅地、道路、畑地等で冠水被害が多発しており、抜本的改善を求めます。 (1)字佐敷平良商店前国道331号及びその周辺地域。 (2)字佐敷農道S217とS125始点付近道路及び畑地。 (3)字手登根クンズイ川の国道より上流の宅地、畑地、道路。 (4)字手登根578番地付近、国道とS59始点周辺地域。 (5)字手登根541番地付近、S12のS10終点周辺地域。 (6)字仲伊保S19とS22終点より下流側及び久原地区との境界水路周辺。 (7)字冨祖崎S13とS29交点付近。 (8)字新里S150国道より上流側。 (9)字兼久S9とS6、S176交点周辺。 大きい3番目、市内の希少野生動植物について。 沖縄県希少野生動植物保護条例が制定され、令和2年11月1日から施行されました。 以下について伺います。 (1)市内で条例による保護が必要とされる動植物は。 (2)市内の国、県指定、絶滅保護種等で既に保護されている種は。 (3)市内で条例指定前に飼育、栽培されている等の種の有無。 (4)市内で指定外来種の飼育、栽培等の有無。 (5)中城湾港港湾計画変更の一環で佐敷東地区開発計画見直しが行われているが、従来規制や今回条例制定による事業執行への影響の度合い。 (6)今後の農林水産事業や土地利用等(農用地利用、道路新設、まちづくり、区画整理、企業誘致、市有財産売却)、森林保全等にどのような影響が出るのか。 大きい4番目、馬天港作業船だまり(新開第二団地側)について。 放置車両や不法投棄が多く管理が不十分と考えます。 以下について伺います。 (1)沖縄県と南城市の管理区分。 (2)作業船の停泊・係留及び背後地の使用許可者及び現状の管理状況。 (3)緑地帯の管理責任者及び現状の管理状況。 (4)放置車両や不法投棄物の処置対応者及び対応状況。 (5)船だまり岸壁への車両の立ち入り規制ができないか。 以上について伺います。よろしく御答弁お願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  おはようございます。 平田安則議員の発言事項1、尚巴志王生誕650周年と佐敷城跡整備についての(1)尚巴志王生誕650年、尚巴志ハーフマラソン大会20回記念大会やマラソン大会以外も含めて、祝意の取組企画等の有無及び案についてお答えします。 今年予定されておりました第19回尚巴志ハーフマラソン大会は、コロナウイルスの影響により来年以降に延期になり、実行委員会議で次年度の大会運営を検討しているところであります。 20回記念大会につきましては、現時点で尚巴志王生誕650年を祝した取組企画等の具体案はございませんが、尚巴志王の名を冠したハーフマラソン大会であるため、今後、実行委員会議の中で具体案の検討を進めてまいります。 また、マラソン大会以外での取組に関しましても、今後、予算要求を含め関係各課で具体案が検討されるものだと考えます。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  平田安則議員の発言事項の1の尚巴志王生誕650周年と佐敷城跡整備についての教育委員会関連についての御質問にお答えいたします。 まず(2)尚巴志を活用した取組についてですが、市では、一括交付金を活用して尚巴志活用マスタープラン事業を実施し、尚巴志の紙芝居、絵本、DVDを制作いたしました。これらを市内の小中学校、県内の公立図書館へ配布などして、尚巴志の知名度アップを図っております。 次に(3)佐敷城跡用地買上げ、整備状況についてですが、市は平成27年度に史跡佐敷城跡保存管理計画書を策定し、整備の基本方針を①調査に基づいたグスク空間の復元整備を進め、往時の姿を理解できるようにする。②史跡の本質的価値に関係しない用途の撤去・史跡外への撤去を進める。③史跡内で利活用上必要な施設を整備する。④史跡外の周辺環境整備を進める。⑤関係部局及び地域との緊密な連携を図る。5つの方針を定めております。 公有地化の進捗については、指定区域内の民有地が56筆あり、今年度までに15筆が公有地化されます。今後も継続して事業を進めていく予定であります。 具体的な史跡整備については、市内に点在する他の国指定史跡の整備計画に基づく整備が進められている状況を考慮し、公有地化の進捗と併せて検討してまいります。 公開・活用につきましては、現状での史跡巡りやデジタルアーカイブ等による情報発信を行っていく予定であります。 次に(4)尚巴志活用マスタープラン事業についてですが、一括交付金を活用した事業は平成27年度から令和元年度まで実施され、尚巴志像の普及、人材育成、エコミュージアムの基礎づくりを行ってまいりました。 事業後のアンケート調査においては、好意的な回答が7割を占めていることから一定の効果があったと認識しております。継続事業として、市内小学校を対象に紙芝居、中学生や市民を対象とした琉歌募集事業、文化講演を行っております。 ◎教育長(上原廣子)  平田安則議員の発言事項1の(5)の尚巴志王への思いについてお答えします。 尚巴志は本市佐敷に生まれ、三山を統一し、琉球王国建国をなし遂げた人物で、市の偉人でもあり、誇りでもあります。 その人物像を後世の子どもたちに世代を引き継ぎ、南城市を築いていくことこそが私たちに課せられた責務だと思っております。同時に、尚巴志を活用した地域おこしについても、今後、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  平田安則議員の尚巴志像についての質問がありましたので、私のほうの所見を述べさせていただきます。 文献等を読むと、非常にスケールの大きな人物だったんだろうなと予想されます。 南城市の子どもたちが尚巴志の生きざま等を、スケールの大きさをしっかりと学んでいただいて、立派な大人に成長して、この南城市を、また未来をつくっていくような子どもたちに成長していただければと思っております。 ◎土木建築部長(玉城勉)  おはようございます。 平田安則議員の2、佐敷地区冠水対策についてお答えします。 今年の5月の大雨の際に、御指摘の箇所を含む多くの箇所において冠水が発生したことから、一部箇所においては、河川内の樹木伐採などの対策を講じており、次年度も河口部閉塞等の対策を行うことを検討しているところでございます。 しかしながら、佐敷地域は中城湾を前面に有し海岸低地に多くの集落が点在し、その背後地には急峻で馬蹄形の丘陵地が連なり、大雨時には、河川、排水路に雨水が一気に集中しやすい地形条件であります。 さらに、佐敷地域の平野部を沿うように国道331号が走り、全ての河川、排水路は、農地や集落、国道331号の下を通り、河口閉塞が発生する中城湾の干潟域に注いでいることから、土木建築部が所管する一部の区間の河川や排水路の対策では、抜本的な改善は厳しいと考えております。 また、近年は、気候変動等の影響による降雨量(集中豪雨)の増加だけではなく、私たちの生活環境(土地利用)の進展により、宅地化や農業生産の効率化を目指した圃場整備などが進み、河川、排水路への雨水流出量の増加、下流までの到達時間の短縮など複合的な要素により、冠水被害が発生する要因も加わっているものと考えております。 議員御指摘の抜本的対策については、冠水箇所改修だけではなく、上流側の流出抑制対策、冠水箇所の排水路改修、流末の河口閉塞対策など複合的に対策を行わなければならないと考えており、本市の土木建築部と農林水産部との連携だけではなく、国道331号の横断、中城湾の干潟環境変化に起因する河口閉塞など、国や沖縄県との連携、協力が不可欠であると考えております。 よって、次年度以降については、冠水箇所等における短期的な対応に加えて、中長期的な視点での抜本対策に向け、要因の分析や課題の整理、国や県を含むそれぞれの役割分担や連携策などを整理し、総合的に問題解決に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◎市民部長(永吉盛哲)  平田安則議員の発言事項3の市内の希少野生動植物についての(1)市内で条例による保護が必要とされる動植物についてお答えします。 令和2年11月1日に施行された沖縄県希少野生動植物保護条例では、保護が必要な県指定希少野生動植物種として31種が指定されております。 南城市において、指定された31種のうち、どの動植物が市内に生息しているかについては把握されておりません。 次に、(2)の市内で国、県指定、絶滅保護種等で既に保護されている種についてお答えします。 現在、市内にて保護されている種は、国指定天然記念物であるセマルハコガメの2匹が保護されております。 当該種は、市民及び開発工事時に発見された個体です。 本来、八重山地方に分布している種であり、本個体は違法に持ち込まれたものが逃げ出したもの、あるいは遺棄された可能性があり、生息地に戻すことが望まれるが、本個体の産地が不明であり、遺伝子攪乱のおそれがあるため、公共施設等での教育普及を目的とした永年飼育を行っております。 次に、(3)市内で条例制定前に飼育、栽培されているなどの種の有無についてお答えします。 本条例により保護が指定された31種の希少野生動植物が、条例施行前から南城市で飼育、栽培されているかについては把握されていません。 次に、(4)市内の指定外来種の飼育、栽培等の有無についてお答えします。 本条例で指定されている9種の指定外来種については、今まで届出を行うなどの制度がなかったため、南城市では、飼育、栽培の有無については把握しておりません。 なお、本条例の指定外来種に係る規制の適用は令和3年4月1日からとなっており、同日からは沖縄県へ指定外来種の飼養等に関する届出を行うことになっております。 次に、(5)中城湾港港湾計画変更の一環で佐敷東地区開発計画の見直しが行われているが、従来規制や今回条例制定による事業執行への影響の度合いについてお答えします。 従来の規制である種の保存法は、国内の希少野生動植物を保護する目的で制定されている法律です。 今回の沖縄県希少野生動植物保護条例は、種の保存法に指定されていない種を補完し、県独自に沖縄県の希少野生動植物を保護するための条例であり、開発行為を規制するものではなく、指定希少野生動植物の捕獲等を禁止するなど、保護を図る目的で制定しているため、本条例においては、国の機関または地方公共団体が行う事務または事業については特例措置を設けています。 また、南城市は希少野生動植物の指定及び生息地等の保護区に指定されていないため、現在のところ特段影響はないと考えますが、今後、注視してまいります。 次に、(6)今後の農林水産事業や土地利用等(農用地利用、道路新設、まちづくり、区画整理、企業誘致、市有財産売却)、森林保全等にどのような影響が出てくるかについてお答えします。 沖縄県希少野生動植物保護条例については、開発行為を禁止するものではなく、指定希少野生動植物種の捕獲等を禁止するなどの希少野生動植物の保護を図る目的で制定されています。(5)と同様に、南城市は希少野生動植物の指定及び生息地等の保護区に指定されていないため、現在のところ特段影響はないと考えますが、今後、注視してまいります。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  平田安則議員の4、馬天港作業線船だまり(新開第二団地側)についての御質問にお答えします。 まず、1点目の沖縄県と南城市の管理区分については、県が管理する港湾の利用及び管理に関する必要事項を沖縄県港湾管理条例に定めております。 中城湾港(馬天地区)においては、沖縄県港湾管理条例第31条に基づき、南城市が、行為の許可に関する事務、港湾施設の使用禁止又は制限に関する事務、放置物件の除去命令に関する事務、船舶に対する移動命令に関する事務、沖縄県港湾管理条例施行規則第18号に定めている港湾施設の維持管理に関する事務、それに対して、沖縄県(南部土木事務所)が、施設の使用許可、施設料の徴収、使用料の減免、使用許可の取消し等の事務を処理することにしております。 また、沖縄県は、条例第31条に基づき、予算の範囲内で港湾管理事務移譲交付金を交付しております。 次に、2点目の作業船の停泊・係留及び背後地の使用許可者及び現状の管理状況についてお答えします。 作業船の停泊・係留等の使用許可については、沖縄県が行います。管理については、維持管理のほか、係留、停泊または停留している船舶への離岸及び転錨、または移動を命ずる事務を南城市が行います。 管理状況については、まだ対応しておりません。 次に、3点目の緑地帯の管理責任者及び現状の管理状況についてお答えします。 緑地帯は港湾施設となっており、条例により南城市が維持管理を行うこととなっております。 現在の管理状況については、例年、馬天ハーリーの前に緑地帯の除草・清掃作業を行っておりますが、今年はコロナの影響で馬天ハーリーが中止になったため、9月に除草・清掃作業を行っております。 次に、放置車両や不法投棄物の処置対応者及び対応状況についてお答えします。 南城市において、放置車両や不法投棄物等放置物件の除去命令を行っております。 現在の対応状況につきましては、新開第二団地側にある放置車両に関しては、南城市放置自動車の発生の防止及び適正処理に関する条例、同施行規則に基づき先月から対応を始め、今現在、警告書を放置自動車5台に貼りつけをしております。 今後は所有者の照会、指導・勧告命令を行い、6か月後に処分撤去していく流れとなっております。 次に、船だまり岸壁への立入り規制ができないかについてお答えします。 港湾施設の保全または機能の確保のため必要があると認めるときは、その施設の使用を禁止し、または制限することができるとしております。 港湾施設の使用禁止または制限に関する事務については、南城市が行うことになっております。 ◆13番(平田安則議員)  それでは、順を追って再質問をしていきたいと思いますけども、それでは、まず1点目から再質問させていただきます。 尚巴志生誕650周年記念事業についてですけども、実行委員会の中で具体的に検討を進めてまいりますということですので大変期待しておりますけれども、私の提案として、例えばTシャツであるとかメダルとか、そういうものも現在やっておりますので、それに650年、生誕650年であるということをみんなにアピールをするのもいいかなと思います。 そして、子どもたち、小学4年生以上ですか、尚巴志についてのいろいろな勉強をされているようなんで、例えば作文コンクールであるとか、そういうのも一つの、金もそんなに必要としないだろうと思いますし、可能かなと思います。 あと、佐敷城跡、発掘調査業務をやっていろいろ希少なものも出てきているようなので、そういうものをどこかで、役所のどこかで展示して展覧会を開くとか、そういうのも一つの方法かなと思いますので、御検討いただければ大変ありがたいなと思います。 これについて、お願いいたします。 今度は2点目、知名度向上についてですけども、なかなか知名度は上がっていないですね。 私も、28年の定例会一般質問で同じような質問をさせていただきました。そのときに、NHKの大河ドラマを誘致してはどうかという話をしました。 そして、那覇空港の第2滑走路がせんだって完成しましたけども、そこの名称を尚巴志那覇国際空港にしてはどうでしょうかという提案をさせていただきましたけども、これについては、これまでどういう対応をしていただいたか確認したいと思いますけども、どうでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  私が、今日はちょっと確認をしていませんので、後でちょっと確認したいと思います。 ◆13番(平田安則議員)  突然違う何か質問をされて御迷惑とは思いますけども、要はアピールですよ、アピール。せんだって隣町の南風原町は、飛び安里で沖縄県にも要請しました。 そういうふうに、尚巴志の名前を上げるという意味で、いろんな場面を活用してやっていただくことが物すごく重要だと思いますので、もう少し積極的に尚巴志活用について、尚巴志について発信する必要があると思います。 そこら辺、教育長、どうでしょうかね。 ◎教育長(上原廣子)  平田安則議員の再質問にお答えします。 私たち郷土の誇りであります尚巴志についてのアピールは、まだまだ足りないものだと私のほうも認識しております。先ほどの提案など、担当の者と検討させていただきます。 それから、尚巴志については、まだまだ私たちがいろいろ研究、勉強をしていかないといけないかと思っておりますので、機会を設けて、勉強する機会を市民や、あるいは子どもたちに提供できる方法を模索していきたいと思っております。 ◆13番(平田安則議員)  よろしくお願いします。 次に3番目入りますけども、公有化事業、かなり進捗しているということで、事務報告の中でも、内部評価はBですけども、外部評価はAということで、かなり外部評価では評価をいただいているところですけども、今現状、本当に何も変わっていない現状があります。 公有化事業は進捗しているわけですから、既に完了した場所、そういうところから整備を進めていくというのも、そして活用、公開していくというのも一つの方法だと思いますけども、そういう考えについてはいかがでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  今、議員のおっしゃるとおり、公有化整備ということで用地交渉をやっているところでございます。 今、南城市では糸数城跡とか知念城址、次年度はまた、セーファのほうが20周年ということで、20年になるということで、またそれも手がけると。 次に来るのが、また島添大里グスク等が来るので、それと、国の補助等もあるので、議員がおっしゃるとおり、手がけたところからやるという話はあるんですけども、それの辺も全て検討させていただきたいということで、お願いします。 ◆13番(平田安則議員)  大変難しいところでありますけども、現状のままでは、あと何十年先に整備、公開になるか全く見えない状況なんで、何とかそこら辺を工夫していただいて、少しずつでもいいですから、南城市が目指している、こういう佐敷城跡の整備、その一端が皆さんに理解できるように工夫していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それと、公有化事業については、内部評価はBですけども、外部評価がAということで、大変、職員の皆さん、御苦労されて、外部のA評価もいただいたと思います。大変御苦労さんであります。これからも引き続き、よろしくお願いいたします。 それと、尚巴志活用マスタープラン事業についてですけども、同じく事務評価でそれぞれA評価をいただいていて、それなりにしっかり業務をやっていただいたということを理解できますけども、ただ一つ、この視点がですね、この評価の視点、目標の達成状況とかそういうものについてはA評価なんですけども、ただ私が懸念しているのは、子どもたち、将来を担う児童生徒ですね。 その子たちが尚巴志や郷土の歴史文化をどれだけ学んでいるかという視点で検証評価ということをやったことはあるんでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  視点での評価ということですけど、実際、マスタープランについては紙芝居とか絵本、読み聞かせ等、学校で入って周知をしております。 その中で、評価については、また後で確認してみたいと思います。 ◆13番(平田安則議員)  これから将来を担う子どもたちが本当に郷土に誇りを持って、これから国際社会の中でしっかり生きていくためには、やっぱり郷土を正しくしっかり理解して、そこに地域の誇りを持って外に出ていくことが、また人間として大きな成長、そして信頼も得られると思いますので、そこら辺の検証もしっかりよろしくお願いいたします。 それでは、次にどんどん移っていきますけども、佐敷地区の冠水対策、なかなか難しいですね。抜本的改善は厳しいということでもありますけども。 土建部長からは全体的な考え方を述べていただきましたけども、2番と6番、農地からの水によって、特に2番の農道ですね。土地改良をやりました農地から浸透していかなくて、それが急激に道路に出て冠水。それと、6番の仲伊保ですね。これは、前に農業排水路を整備されております。その下流が今、そういう冠水被害を発生させている状況です。 それについて、農林水産部長。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  平田安則議員の御質問にお答えする前に、皆さんおはようございます。よろしくお願いします。 まず初めに、2番と6番につきましては、議員がおっしゃるとおり、農水部の管轄になります。 2番の佐敷農道S217、S125始点につきましては、畑地から当該地区に市道佐敷3号線と浜崎75与那嶺原地区となっております。下流側のクンズイ川、浜崎地区にありますが、ここに接続されております。近年の大雨災害により、周辺の畑地から道路へ冠水被害が起こっている状況でございます。 これに関しましては、事業化に向けて沖縄県と協議を進めてまいりました。 現在、令和3年度から、佐敷与那嶺原地区農業水路等長寿命化・防災減災事業として採択される見込みであります。そこの中で改善が図られると思っております。 一部ですね、この平良商店の近くから知念側に行った国道にクンズイ川に抜けるボックスカルバートがございますが、国道を横断しているやつ、このほうが現在、逆勾配になっているという調査がありまして、このボックスも改修をする予定でございます。 次に、6番目なんですが、仲伊保S19とS22の終点側下流部、それと、久原地区の境界付近についてなんですが、仲伊保のS19とS22の下流側につきましては、当該箇所は、平成19年度に施行した仲伊保10号農業排水路の下流側となっています。 これに関しては、一部、地権者の未同意がありまして、これまで整備ができてない状況であります。その状況で、断面が不足しているという状況です。 しかしながら、その断面の不足だけではなくて、雑草が生えている状況、土砂が堆積している状況がありまして、雑草が生えている状況がございます。これも土と一緒に今回、しゅんせつを考えております。 それと、この久原側なんですが、久原側の部分につきましても、一緒に上流側のほうで遊休地の部分から雑草の種が下に、底盤のほうに入り込んで、一部、やっぱりここも繁茂している状況、堆積している状況があります。 もちろん、この中におきましては、潮位の上昇によりましてそういった原因もありますが、まずは維持管理として土砂しゅんせつをして、冠水被害の対策を講じてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  佐敷の与那嶺原については、事業化に向けて今、取り組まれているということで、令和3年度に見込みがあるということで、大変ありがとうございます。そういうふうに地道に取り組んでいただくと大変、地域としてもありがたいことですので、よろしくお願いいたします。 それと、仲伊保については、もう本当に用地についても大変、皆さん御苦労されているのは分かっておりますけども、なかなか進展しないということで現状がある。そういう中で、やっぱりそういう被害を少なくするためには、維持管理をしっかりやっていただくということも大事ですので、よろしくお願いいたします。 本当に農水部の皆さんには大変御苦労をかけますけども、よろしくお願いします。 近年、都市化であったり、畑地も大変改良されて、本当にアスファルト、コンクリート、それによって地下に浸透する水がほとんどない。降ったらそのまま流れていくということで、今の行政、我々の取組そのものも、雨水の排除という視点でいろいろ考えて対策をやっていますけども、これからどうしても降った水を循環させる、再利用する、ある意味、資源として捉えるという目線も大事なことだと思います。 この視点で、土建部長、農林水産部長の両方にお尋ねしますけども、そういう、例えば雨が降った、農地に浸透しないで急に流れ出す、それによって被害が起きる。その流れ出す時間を短縮するために、例えば農業のほうでは、かんがい排水、用水に使うために循環する設備を考えるとか、そういうのも一つだと思います。 そういう視点を、今後、国、県と協議されていく中で、提案するのも一つの方法かなと思いますけども、農水部長、土建部長、そういう考え方について見解をお持ちでしたら、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  平田安則議員の再質問にお答えします。 今、御指摘されたように、複合的な対策をしないと、やっぱり非常に難しい。土地利用の進展とともに、もともとある地形条件等々から1つの対策では非常に難しい。御指摘のように、やっぱり水を一旦、滞留させる、その場に貯留をして後に、その後、流していくというのは他の都道府県、特に本土等の都市部でも行われております。 うちの場合でいきますと、やっぱりその背後地というのはほとんどが農地、丘陵地なものですから、その滞留をさせる調整機能を持たせるという施設については、我々だけではちょっと守備範囲が異なりますので、農林水産部との連携が必要になろうかというふうに考えております。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  農林水産部の部分での御質問がありましたので回答いたします。 農林水産部につきましては、佐敷地区につきましては、佐敷地区のかんがい排水事業というのを令和5年度から計画を今進めていて、そこの部分、令和3年度より可能性調査を予定しております。これは東部地区、西部地区でございます。そこの中で調整池を設けることができるか検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  これについては大変難しい問題が内在していまして、簡単にそういう抜本的対策を求めるのも、私自身いかがなものかということは考えながらやりましたけれども、ただ、方向として、しっかりそういうその方向、抜本的改善に向けた方向というものを持って、それに対して、例えば応急処置的な処置をやるとか、中期的に対策としてやるとか、そういう考え方をしっかり持った上でやっていく必要があると思いますので、そこら辺は本当によろしくお願いいたします。 次、希少野生動植物についてですけれども、市民部長、この条例というのは、今回、種の指定をなされました。取扱い、それから、保護をどういうふうにするか、先ほど回答の中でも保護区という話がありましたけれども、今後、この条例のスケジュール的なものというのはどういうふうに今、捉えられていますか。 今、種の指定がされました。その種の取扱い、保護区の設定とかどうこうという流れになってくると思うんですけれども、どういうふうに今、そのスケジュール的なものは捉えられているか。 ◎市民部長(永吉盛哲)  平田議員の再質問にお答えします。 今回のこの条例につきましては、沖縄県の条例でありまして、この条例の中で今後どういうふうに進めていくかについては、市としてはまだ把握はしていない状況であります。 でも、県としてはやっぱり生態系が多様化する動植物がいる、やんばる地区、宮古、八重山地区を優先的にしていくのかなという感じはありますけれども、具体的にどのようなスケジュールで行くかというのは現在、把握はしておりません。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  市民部長、沖縄県でもこういう条例をつくるときには、各市町村に意見照会とかすると思いますけれども、そういう中で、こういう話というのは一切なかったんですか。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問にお答えします。 条例を策定する前に、やっぱり県内各市町村に対しての意見照会はあったと思われます。 ただ、その状況についてはちょっと今、私のほうでは把握していないものですから、どういうスケジュールで行くのか、今後どうなるかについてはお答えができない状況であります。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時38分)     (再開 11時40分) 再開します。 ◎土木建築部長(玉城勉)  平田安則議員の再質問にお答えします。 この沖縄県希少野生動植物保護条例に基づき、この管理地域の話とですね、我々が今進めている港湾計画等の中でもこういった議論がありましたので、その部分からちょっと御説明したほうがいいかなと思いまして、私のほうから答弁いたします。 これは、この沖縄県希少野生動植物保護条例の中に、今現在、市民部長から提案されたように、31種が指定されております。その中には今現在、南城市に今は多分いるかいないかも分からない、いると認められる種はいないというふうに考えています。 ただ、よく混同してしまうんですけれども、沖縄県の絶滅のおそれがある動植物のものを記載しております沖縄県レッドデータブックというものがございまして、港湾関係で関係しますものがトントンミー、トカゲハゼがあります。それと、シオマネキ。この部分については、レッドデータブックでは絶滅危惧種の一番ランクの高いⅠ種に指定されております。 今後、こういった絶滅危惧種とかほかの部分で、こういった位置づけがされているものもこの対象になってしまうんじゃないかということが懸念されているのかなと思います。 今現在は、この管理対象にはなっていないんですけれども、種の対象にはなっていないんですけれども、将来的には、そのレッドデータブックに載っているものがその対象になってしまうと、いろんな影響があるのかなということを考えております。 それと同時に、この沖縄県希少野生動植物保護条例の制定に関わって、各市町村に意見照会等々は来ております。我々のほうにもその話が来ておりまして、事業者としての見解ということで、我々とすれば、今現在は指定されていないのかもしれないけど、将来的に指定されたらいろんな弊害がありますよという意見をしております。 ですけれども、沖縄県からの回答の部分については、指定にする際は市町村の意見も聞きますよと。ただそれだけの回答で来ています。 ですから、意見を聞く、意見を聞いてから指定する、その上でも指定するとなったら、やっぱりその辺の部分については慎重に、我々も今後、対応をしていかないといけないのかなと。 それ以外の部分については、なかなか情報がないものですから、我々も具体的にどう動くかという部分についてはなかなかなくて、今、港湾計画の変更の中でも、ほかの市町村等を含めて、こういった動きの部分については今後どう対応をするのかというところを今、情報共有をやっているという段階でございます。 ◎市民部長(永吉盛哲)  先ほど平田議員に対し答弁しました。この条例の策定に当たり、各市町村への意見照会がなかったかについて、私のほうでは把握はしていないということで答弁いたしましたけれども、今、土建部長から話がありましたとおり、沖縄県希少野生動植物保護条例施行規則等、そこら辺の制定に向けて、南城市にも意見聴取がありまして、その中で、各関係する4課のほうから意見聴取に対して御意見が出ております。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  土建部長、急に振られて、大変ありがとうございます。正確に答弁していただいて。 もう一つ、せっかくですから確認のためにお伺いしておきます。 本条例において国の機関または地方公共団体が行う事務事業については特例措置を設けていますということで、保護区には指定されていないため、特段影響はないと考えますということで、(5)の答弁書の中で書かれております。 この、特段影響ありませんという中で、中城湾港の港湾計画変更、佐敷東地区の開発計画の見直し等について、どのような影響が出てくるのか、ここら辺をもう少し具体的に分かりやすく、何か説明していただくとありがたいんですけれども。 ◎土木建築部長(玉城勉)  先ほど市民部長等からも答弁があったように、特段直ちに影響はないという話なんですけれども、事業者側からしますと、事業の部署からしますと、今、2つの懸念があります。 先ほど言ったように、今現在はその対象の31でしたかね、それに入っていないという部分。今後、将来入ってきたら規制されるんじゃないかというのが、まず1点。 県のサイドでは、公共事業については特例の部分が認められているんで影響はないですよという言い方をしております。許可の対象外だということなんですけれども、許可対象外と言いながらも、別な条項で事前協議が必要となっております。 事前協議の中には、一体どういったことをするのかと読み込んでいきますと、やっぱり許可並みにいろんな対策をどう講じるんだとか、そういったものはどうなんだというものが求められてきます。 特に南城市の干潟の部分でいきますと、この干潟のそういった部分については、その干潟域の隣接する1キロ以内、その部分を含めて規制の対象になるんだということになっています。 公共事業については、今、言っている事前協議ですけれども、その中にいろんな提出物とか、環境に対する保全対策とか、そういったものが求められるんじゃないかというおそれがあること。 それと、干潟域から隣接する1キロとなりますと、公共事業だけじゃなくて、民間の、例えば土地利用をやったりとか、そういった部分でなりますと、そういった部分まで影響をしていきます。牧畜の伐採とか、宅地の造成、開墾をする場合は、当然これは公共事業じゃないので、その場合は民間の部分は許可制になってしまうということがございまして、その部分が懸念されると。 今現在は指定されていないんだけど、指定されたらこうなりますよということと、公共事業で言いますと、特例で許可は必要ないと言いながらも事前協議が必要なんだというこの2つ、その部分で懸念されますので、今後の注視が必要だということでございます。 ◆13番(平田安則議員)  もう一点だけ、土建部長。 今度、保護区指定、保護区という話が出てまいりますけれども、それについて市に意見照会は当然あるわけですけれども、これ市として、これについて駄目ですよという意見を表明することは可能なんですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  指定については関連、関係する市町村のほうの意見を聞くという条例になっていますので。ただ、意見を聞く、意見を聞いた上で、その意見に基づいて指定がされないという保証はないんですよ。 だから、その辺がやっぱりこの保護の在り方と、地元のこの土地利用という部分があって、どの程度であれば我々の意見が認められるかというのがちょっと分からないんで、この辺は今後、注意深く見ていくしかないというふうに考えております。 ◆13番(平田安則議員)  この件については、これからの南城市全ての事業になると思います。 例えば、新たな事務負担、評価するための事務負担であるとか、そういうのも増えてくると思います。 もし、そういう意見照会等あれば、実際の南城市の現状をしっかりつかんで、それを訴えて、そういう事業の遅れ等、影響をされないような方法を皆さんで御検討いただきたいと思います。 これについて終わりますけれども。 馬天港の船だまりですね、これを取り上げた理由は、本当にごみ処理場になっているんじゃないかと思うぐらい不法投棄が多いです。全く、これまで何名かの議員が取り上げて、私も取り上げましたけれども、車の撤去もない、さらにごみはどんどん、どんどん増えていく。そういう状況というのを何とか改善しなきゃいけない。 それを、できたらあしたにでも片づけていただきたいという思いですけれども、6か月後に処分、撤去していく流れになっていますということですけれども、そこら辺もう少し、本当に6か月後、全部なくなるんでしょうか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  馬天港につきましては、我々もこの辺、今まで対策を講じるのに非常に苦慮してきた経緯がございます。 放置車両等々によっては財産権とか、その中に押し込められている電化製品等々についても、すぐ処理できるということじゃなくて、一定の手続を踏まないといけないというものがございます。 それはこれまで以上にスピードアップさせないといけないという考え方がまず1点と、もう一つ我々が県に対して言わないといけないというものがもう一つあります。 もともとは、港湾施設というのは県の管理でした。当初は、草刈りとかごみ捨て等々の部分の範疇だったんですけれども、平成12年ぐらいでしたっけ、地方分権一括法以降、地方には地方でやってもらうということがありまして、平成18年だったと思いますけれども、この県の港湾管理条例を改正しました。 改正した中で、この趣旨というのが、この地域にあるこういった住民の身近な部分については、地域の市町村がやるべきだということでの条例改正になっておりました。 ですけれども、馬天港は、御存じのように半分以上が作業船です。あれは業者が使っているエリア、今、御指摘のところも業者が使っているエリアなんです。沖縄県はその部分について、停泊料なりいろんな占用料等々を頂いていると思います。 我々としたら、やっぱり馬天港の漁民がいるところは我々が慣れ親しんで、管理の部分が行き届くんですけども、やっぱり奥のほうはなかなか業者さんがいるところって、なかなか手が届かない。その部分については、やっぱりいろんな夜間灯と侵入処置をできるような何らかの構造物とか、そういったものがないと、一旦片づけてもまた不法投棄に来るという、このいたちごっこになってしまう。 だから、今回の撤去作業と同時に、今後、新たに不法投棄がないような対策、この部分については地元が、単純に条例で管理することになっているんだじゃなくて、この港の使われ方、そもそも法とか条例の考え方で市町村にこの権限移譲をした部分の根幹の部分も含めて、県にはその辺の役割を果たしていってもらいたいというふうなことで、交渉をしていきたいというふうに考えております。 ◆13番(平田安則議員)  南城市の一つの顔でもあります。ですから、見苦しくないように、そして、一遍きれいにしてもらって、さらにそこに不法投棄がないように、ある程度、車両が入れないような状況にするとか、そういうことも必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時54分)     (再開 13時00分) 再開します。 次の質問者、親川孝雄議員。 ◆18番(親川孝雄議員)  グスーヨー、チュウウガナビラ。一般質問3番ミーヤ、親川孝雄ナトーイビーン。ユタサルヨウウニゲーサビラ。 午前中ウティウワインディウムヤーニ、ウフェーチーシッタトーイビタン。チカグルヤ、シービークナティウーイビーシガ、ンナガンジューヤミセーガヤ。チチヌハイヤ、ウマヌハインディチ、ユーイチェービーンヤ。タデーマシワーシナトーイビーン。クトゥシェ、ニングヮチグルカラ新型コロナウイルスのアメーティ、第1波、第2波、第3波ンディイチョーティ、ウサマイルヨーシヌミーヤビラン。 アキマデシヌウシドゥシヤ、ワクチン注射ンウッチ、コロナンタッピラカサーニ、ヒッチーンフェーク、ムトゥアタルユヌナカンカイムドゥイルグトゥ、ニングヮンサビラ。トー、アンセー、一般質問ウンヌキヤビラ。 発言事項1点目、知念岬公園の再整備計画の方向性について。 知念岬公園は、南城市の絶景ポイントとして県内外の観光客から絶賛され、来訪者が絶えません。 昨年度は南城市公園緑地・再整備計画策定委託業務の中で公園の現状把握の調査を実施し、今年度は公園の分類分けを行い、優先順位をつけて整備に取り組むことになっております。 そこで、岬公園の再整備計画と方向性がどうなっているかを伺います。 2点目、グスクロード公園コア施設への照明設置について。 グスクロード公園は、老朽化した遊具を新しく整備し、週末には多くの子どもたちが元気に遊んでおります。公園内のコア施設も市内外の保育園や幼稚園などが利活用しております。また、南城市内で修学旅行生を受け入れる民泊の事業者も入市式や退市式にコア施設を頻繁に利用しております。 このコア施設には、照明設備がないため、秋冬期の夕暮れが早い季節には入退式など、民泊の受入れに支障が生じております。 つきましては、コア施設への照明設備の設置ができないか伺います。 3点目、ツルヒヨドリの除草対策について。 特定外来生物つる性植物のツルヒヨドリの繁茂が名護地域で広がり、農作物への被害のおそれがあるとの新聞報道がありました。 南城市内でもツルヒヨドリが散見されておりますが、除草など、ツルヒヨドリの繁茂対策について伺います。よろしくお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  親川孝雄議員の1、知念岬公園の再整備計画の方向性についてお答えします。 現在策定中の南城市公園・緑地再整備計画では市内の公園を拠点的な公園、身近な公園に分類しております。知念岬公園は、拠点的な公園の位置づけ、優先度の高い公園としております。 知念岬公園から斎場御嶽にかけては、多くの観光客が訪れ、本市において重要な観光地となっております。 本公園は都市公園に指定されていないため、利活用度の自由度が高い公園となっております。 現在、隣接する知念体育館の利活用について民間提案制度を用い事業者との協議が進められております。 本公園についても、知念体育館の利活用と連携しつつ、民間の自由な発想、資金、運営を含めた提案を公募し、行政経営の効率化につなげていきたいと考えております。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  皆さんこんにちは。 親川孝雄議員の発言事項2のグスクロード公園コア施設への照明設置についてお答えをいたします。 コア施設は、田園空間整備事業により伝統的農業施設の総合案内所として整備され、グスクロード公園と一体的に利用されております。広く一般の方が利用することを目的としており、占用等の許可は行っておりません。 照明設備の設置につきましては、議員御指摘のとおり、コア施設周辺は暗く、安全上必要であると認識しております。 今後、抜本的な設置は厳しい状況ではありますが、可能な範囲での設置を検討したいと考えております。 ◎市民部長(永吉盛哲)  親川孝雄議員の発言事項3のツルヒヨドリの除草対策についてお答えします。 特定外来生物に指定されているツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産地とするつる性の植物で、1日に約10センチメートル伸びながら樹木を覆うような形で葉を広げ、場合によっては、折れたつるからも根が出て増える繁殖力の強い外来植物であり、生態系への大きな影響が懸念されており、近年は生息域の拡大が見受けられ、南城市内でも散見されています。 市のツルヒヨドリ繁茂対策としては、市ホームページへ掲載し、市民への周知、そして、市民などから生活環境課へツルヒヨドリが自生しているとの情報提供があれば、自生する土地の所有者または土地管理者へ特定外来生物であることを説明し、適切な方法で防除対策を行ってもらうよう助言しております。 引き続き、市民への情報提供、地権者等への適切な防除に関する助言を行っていきたいと考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございました。 南城市の知念から玉城にかけての海岸線は景観も美しく、景勝地も多いため、ドライブコースとしての人気も高く、国道331号の交通量も年々増加の傾向にあります。 中でも、知念岬公園には県内の方々はもとより、世界遺産の斎場御嶽を訪れる県外観光客のほとんどが立ち寄っているものと思われ、駐車場も満杯の状態が度々あります。 岬公園から見渡す絶景はすばらしく、勝連半島を臨み、津堅島、久高島、コマカ島が点在し、その海の色は天気によって日々変化が見られ、その情景に感動し心が癒やされることが最大の魅力だと思います。 環境を損なわず、付加価値を高める取組を進めることは必要だと思います。 答弁書によりますと、知念岬公園は拠点的な公園に位置づけをして整備優先度の高い公園としておりますとあります。そして、本公園は都市公園に指定されていないため、利活用の利用度が高い公園となっております。 現在、隣接する知念体育館の利活用について、民間提案制度を用い事業者との協議が進められております。民間の自由な発想、資金、運営を含めた提案を公募し、行政経営の効率化につなげていきたいという答弁があります。 去った11月5日に、庁舎1階の大会議室で公共FM民間提案制度等に関する研修会がありました。 その中で、講師の寺沢さんから、知念岬公園にホテルの建設をとの話も出ましたが、実際に民間からのオファーもあるのかどうか伺います。 ◎企画部長(糸数義人)  親川孝雄議員の再質問にお答えいたします。 知念岬公園周辺の民間提案としまして、ホテルのお話があるかということでございますが、企画部におきまして、既に実施しました民間提案制度の中で1件、ホテル建設というようなオファーが来ております。 現状としましては、御存じのとおり、ただいまコロナ禍です。先方も本土の企業さんであるということもございまして、一度、ウェブ会議で少しお話をしたというのがございます。 そこには、政策調整室、そして、生涯学習課、都市建設課、そういった関係課が同席の上、ウェブ会議をした実績が一度だけございます。 引き続き、現在も協議は進行中ということでございます。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  実際に、ホテル等の民間からのオファーも来ているようでありますけども、岬公園は本当に、市民はもとより、県内各地からも必ずと言っていいほど見に来られる場所であります。民間施設が設置された場合、市民が自由に出入りできるふうになるんじゃないかというふうな懸念もされますので、そこら辺は協議の中で十分に話し合っていただきたいと思います。 知念岬公園の付加価値を高めるため、私なりに幾つか提案をしたいと思います。 1つは、今年の4月の1日に、沖縄県の蝶々の中から県蝶として指定されたオオゴマダラが飛び交う環境にするため、岬公園を囲ってある柵の内側に沿ってオオゴマダラの食草であるホウライカガミを植栽することです。 柵にホウライカガミが繁茂すれば、オオゴマダラの繁殖環境が整います。 琉装の貴婦人とも呼ばれるオオゴマダラが、ゆったりと飛び交う様は、あの岬公園の自然環境ともマッチし、今はやりのインスタ映えする写真も撮れると思います。また、金色のサナギも観光客から喜ばれると思いますが、部長の答弁を求めます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  親川孝雄議員の再質問についてお答えします。 先ほど企画部長からもあって、あちらの岬公園については、御指摘のようにいろんなポテンシャルがありまして、特に観光外来者、市の市民だけじゃなくて、南城市を訪れる人たちもあちらのほうで過ごすという重要な場所であります。 ですから、いろんな活用の仕方があるということで、先ほど民間提案制度の中で、民間企業の視点からでの利活用、ホテル等々も含めて、その提案を受けているところで、今、企画部のほうでやっています。 我々の都市建設課のほうも参加しておりますので、この場所をこういった提案を基にどういった位置づけというんですか、どういったアイデアでさらにグレードアップするかという部分については、こういった民間の力も借りながら摸索をしていって、よりよい形に持っていく、そういった形になろうかと考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  岬公園のロケーションは、本当に多くの人が大変すばらしいということで評価をされておりますので、いろいろなことが検討されると思います。 ぜひですね、私の提案しているこのホウライカガミ、これはそんなに金かかるもんではありません。多年草ですので、1回植えて繁茂すればオオゴマダラが寄ってくるんですよね。我が家も1本、このホウライカガミを植えてあるんですけど、毎朝、二、三羽のオオゴマダラが来て、本当に心が和まされます。 それに併せて、もう一つ提案ですが、岬公園の周囲は山林原野になっておりますので、その状況をうまく活用できないかということです。 山林を整理することで、森林浴が可能な環境に変えることができると思います。 雑木を伐採し、雑草を刈り払い、空いた場所には香木を、香りの発する木ですね、香木を植栽することなどで、心地よい香りとマイナスイオンに満たされながら散策することができます。 あの場所には、神行事にカミンチュが頭にかぶる髪飾りに使用するトウツルモドキも生えています。アダンの群落もあります。 アダンの実は、ヤシガニの餌です。私は、あの近くで畑をしているんですが、畑からの帰りに何度か農道でヤシガニと出会っておりますので、森林浴の最中に天然記念物のヤシガニと遭遇するチャンスもあると思います。森林浴には、アマミキヨ浪漫の会がガイドをつけたらいいんじゃないかと思います。 部長の答弁をお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  親川孝雄議員の再質問についてお答えいたします。 岬公園、先ほどの答弁で、都市公園でもありません。それと、南城市の公園条例の中にも位置づけておりません。 これはなぜかというと、旧知念村時代から岬公園は整備が進められていまして、今、御指摘のこの斜面地のところ、それと下のほう、海の船だまりも含めた形で一つの事業として動いておりました。 その中で、公園的な機能は今、上のてっぺんのほうだけ。それと、すぐ隣接して知念体育館があって、観光的な要素を言うと、やっぱり物産館があって、その向かいの社協の施設等々もあって、この知念の岬公園からセーファに至るこの動線の中でのこの活用の考え方をしないといけないっていうことで、単純に公園としての位置づけをしておりません。 先ほど言ったように、自由度の高い、どんな形でも使えるような形ということで、うちの都市公園にも入れていないし、その他公園としての位置づけもしておりません。 ですから、今後、この岬公園としての考え方をどう整理するか。御提案のように、この斜面地の雑木のところとか、下の部分の海辺との関わりのところまで含めた形でのものでするのか等々も含めて、これは今後の課題になってくるかと思います。 ただし、現状では具体的に御提案があるような部分については、どうするのかという方向性のところまではまだいっていなくて、民間の御提案も聞きながら、その方向性を定めていこうという段階でございますので、今後、いろんな形でこの範囲、中身、公園的な捉え方なのか、観光的な捉え方なのかという部分を含めて検討を関係課とともに進めていきたいというふうに考えております。 公園・緑地再整備計画の中では、この整備の優先度の部分についても高いランクで位置づけていますので、そういった考え方の整理ができれば、いろんな事業の導入の可能性も含めて実現していきたいというふうに考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございます。 確かに、今、いろいろとハードルはあると思いますけれども、あの岬公園の付加価値を高めるために、ぜひいろんな提案等、あるいはまた民間の提案等も取り入れて、大がかりな開発をしなさいということではありませんので、あの環境を損なわずにですね、ぜひ、年次的にでもいいと思います。まず、検討に値するんじゃないかと思いますので、よろしく御検討お願いしたいと思います。 私的には、ぜひ実現していただきたいと思いますけれども、その件に関して、市長の所見があればお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  親川孝雄議員の岬公園の在り方についての再質問にお答えいたします。 具体的な提案がございました。オオゴマダラの活用、香木等の活用等ありました。 オオゴマダラに関しては、私も学校帰りに、小さい頃は自分の近くでもよく見たんですね。ところが、今ではほとんど見られない状況になっています。 そういったものも含めて、ただ、環境的なこともあるので、そこら辺は総合的なことも勘案しながら先ほど、土建部長の答弁にあったように、方向性をしっかり定めながら御期待に沿えられるような岬公園の活用を図っていきたいと思っております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございます。ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 2点目のグスクロード公園コア施設への照明設置についてであります。 14年ほど前に、新潟県の高校生30名余を6戸の民家で受け入れてスタートした南城市での民泊ですが、昨年は2万人を超す実績となっております。 受入れ当初は、日頃、見なれない若い子たちが集落内を歩いている様子をいぶかしく見ていた住民の方々の反応でしたが、今では民泊という言葉もすっかり認知され、擦れ違う際には挨拶を交わし、どこから来たの、楽しんで行ってねなどと声をかけるまでになっております。 スタート当初の状況からすると、受入民家も100軒を超えるほどに増加して、民泊事業が発展の一途をたどっていることに隔世の感がいたします。 コア施設への照明の設置について答弁書を見ますと、グスクロード公園とコア施設はグスクロード公園と一体的に利用されており、広く一般の方が利用することを目的にしており、占用等の許可は行っていないということであります。 コア施設の周辺は、指摘のとおり、暗く、安全上必要であると、照明の必要性は認識しておるようでありますので、抜本的な設置は厳しい状況であるが、可能な範囲での設置を検討したいと考えていることで、非常に前向きに受け止めたいと思います。 民泊の入退式ではコア施設が毎回活用されておりますが、冬場は夕暮れが早いため、飛行機の到着遅れやスケジュールの都合で度々支障が生じております。 入市式が終了すると、民家は名前が表示されたプラカードを掲げて修学旅行生と対面し、各民家に連れて行くことになります。しかし、受入れ時間が遅くなると暗いため、掲げている名前も見えにくく、お互い同士が確認しづらいため右往左往する状況になります。 コア施設に壁囲いもなく吹きさらしのため、寒くてつらいです。反面、コア施設は屋根がありますので雨をしのぐことができます。駐車場も広く、民家の皆さんからはとても喜ばれております。 天井に照明設置をすることで、さらに利用価値が高まります。LEDの電球を2個ほど取り付ければ十分だと思います。ぜひ実現できるよう、お願いしたいと思います。 もう一度、前向きな答弁を部長から求めます。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  親川孝雄議員の再質問にお答えします。 現地のほうを実際に調査してまいりました。やはり、コア施設内のほうも暗い状況で、もちろん駐車場も暗い状況でありました。 先ほど質問の回答の中に、可能な範囲という言葉を出させてもらいました。このほうについては、施設のコア施設内、電気が通っております。この電気を利用して、中のほうと外のほうをどうにかして照らすことが可能ではないかというふうに考えました。 そこで、今年度は、皆さんいろいろ災害の部分で被害状況が多くて、予算のほうも維持管理については厳しい状況であります。 次年度以降、そういったものも調整しながら、もし、親川孝雄議員が提案する場所がもしあるんであれば、そこも含めて御検討させていただきたいなと思っています。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございます。 三度目の正直ということもあります。これまで2度、部長が代わるたびに取り上げてまいりました。嶺井部長の英断を信じ、次の質問に移ります。 3点目、ツルヒヨドリの除草対策について。 環境省から出ている資料によりますと、特定外来生物に指定されているツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産地とするつる性の植物で、日本では1984年にうるま市の天願川河口付近で発見をされました。 英語で、Mile a minute weed、1分で1マイル広がる雑草の意味を持ち、つるで絡みつきながら猛烈な勢いで広がっていきます。在来生態系だけではなく農作物にも大きな被害を及ぼす可能性があり、発見したらすぐに防除することが必要です。世界の侵略的外来種ワースト100に挙げられていますとあります。 日本での最初の発見が、沖縄県のうるま市だと知り驚きました。市民からの情報で、南城市にもツルヒヨドリが散見されるとのことで、私なりに調査したところ、知念や玉城、大里で発見しました。 所管部としても把握し、確認をしているのか伺います。 ◎市民部長(永吉盛哲)  親川孝雄議員の質問にお答えします。 市では昨年度から先月の令和2年11月までに、ツルヒヨドリに関する情報提供が4件ありまして、市内でどの程度繁殖しているかについては、詳しい情報把握はしておりません。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  詳しい把握はまだしてないようですので、この答弁書を見ますと、生態系への大きな影響が懸念されると。 新聞報道では名護地域だったんですが、本当に南城市内でも多く散見されています。ぜひ、その対策、今後とも気をつけていただきたいと思います。 ツルヒヨドリは、近いところで言うと、この庁舎の前の雄樋川河川を大里向けに道なりに行くと、養鶏場がありますが、その手前の堆肥工場のフェンスにも繁茂しております。そこで確認をしてみてください。 そして、庁舎入り口のローソンのところを通って親慶原に行く道の右側にも相当な繁茂があるということで、これは同僚の玉城健議員から情報がありました。 ツルヒヨドリが増える方法として、問題なのは綿毛をつけた種子ですが、引き抜いたり折れたり、折れた茎からでも増えることができると言っていました。部長もそう言っていましたけれども、11月、12月にかけて小さな白い花が集まって咲く集合花をつけます。 議長の許可を得ていますので、写真を出してください。 ちょうど今頃が開花期ですので、関係する皆さんは現場に足を運んでぜひ確認をしていただきたいと思います。 ツルヒヨドリは特定外来植物に指定されていますので、集落等で一斉防除を実施する場合、国や県からの補助対象になるべきだと思いますが、このことについてはどうでしょうか。 ◎市民部長(永吉盛哲)  親川孝雄議員の再質問にお答えします。 市では、防除、除草対策につきましては、今から実施するという段階であります。 そういうことで、まだ予算とか、そういうところまでは協議はされていない状況であります。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  議長、休憩をお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 13時35分)     (再開 13時36分) 再開します。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問にお答えします。 防除対策について、そういう取組に対しての補助メニューが国、県であるかどうかということにつきましては、現在ちょっと把握していませんので、後ほど確認した上で報告したいと思います。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  ツルヒヨドリは他の植物を覆いながら生育するため、その下に生育する植物に光が当たらなくなり、もともとあった植物は枯れてしまうそうです。サトウキビ畑で繁茂すれば大きな被害を及ぼすおそれがあります。1月には綿毛のついた軽い種を多量につけるようですので、早めの対応を要望します。 初期対応が大事です。 ○議長(国吉昌実)  時間でございます。 ◆18番(親川孝雄議員)  ぜひ取り組んでください。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、宮城康博議員。 ◆6番(宮城康博議員)  宮城康博、議長のお許しがありましたので一般質問をさせていただきます。 今回は、事項としては2点上げております。 まず、発言事項1、教育行政についてであります。 要旨として3点上げさせていただきました。 (1)10月27日の臨時会で可決した児童生徒学習支援事業の進捗状況についてお尋ねします。 (2)大里の南北統合幼稚園の建設に伴い、総合保健福祉センターを利用している適応指導教室及び定期的に利用している市民活動等はどうなるのかお尋ねをします。 (3)大里南小学校の生徒数の増などの現状と今後の予測及び対策をお尋ねいたします。 発言事項の2、公共FM(ファシリティマネジメント)ですが、公共FMについてお尋ねをします。 要旨(1)民間提案制度(随意契約保証型)で採択した12件の提案について内容をお尋ねします。 (2)提案はそれぞれこれから詳細協議を行うもので、現時点では事業化等が保証されるものではないと承知しているが、今後のスケジュールはどのようになるのかお尋ねします。 (3)採択された12件の提案、それぞれユニークなもので今後の協議に期待をいたしますが、それぞれ個別にクリアしなければならない問題をどのように現状で整理把握しているかお尋ねをいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  宮城康博議員の発言事項の1、教育行政についての(1)10月27日の臨時議会で可決した児童生徒学習支援事業の進捗状況についてお答えします。 沖縄県教育支援体制整備事業補助金(学びの保障のための学習支援配置事業)を活用して、久高小中を除く市内各小中学校に1名、大里南小学校については2名、計13名の配置を予定しておりましたが、現在の進捗としましては、13名中、先週、配置しましたので4名です。4名の配置となっております。 未配置の残りの9名につきましては、早急に配置できるよう広く募集をかけているところでございます。 次に、(2)南北統合幼稚園の建設に伴い、総合保健福祉センターを利用している適応指導教室及び定期的に利用している市民活動等はどうなるのかについてお答えします。 適応指導教室については、大里農村環境改善センターの2階の視聴覚室を改装し、新たに設置することで協議を進めております。 また、定期的に利用しているサークル等の市民活動については、主に大里農村環境改善センターを利用する方向で調整しております。 次に、(3)大里南小の生徒増等の現状と今後の予測及び対策についての質問にお答えします。 11月1日現在、児童数が932名となっています。人口推計表から予測すると、横ばいの状態が続き、令和6年度から減少していくものと推測しているところでございます。 なお、引き続き、大里北小学校への指定校変更可能な地域の方々に対して周知を図っているところでございます。 ◎企画部長(糸数義人)  宮城康博議員の発言事項2の(1)民間提案制度(随意契約保証型)で採択した12件の提案について内容をお尋ねするの御質問にお答えします。 体育施設9施設、公園施設5施設の指定管理者制度の導入事業については、複数の施設をまとめて指定管理することで、住民サービスの質の向上を図り、体育施設や公園施設の設置の目的を効果的に達成するため提案しております。 なんじぃ鉱山利活用事業については、なんじぃ鉱山の天然資源を活用した新たな産業を創成する事業と、なんじぃ鉱山の温泉水を活用してスポーツ・文化を学び健康で人が集う施設整備を行う事業、老朽化している福祉センターを地域コミュニティ施設に再整備し、当該施設へなんじぃ鉱山の温泉水を活用する事業の3つの提案でございます。 知念体育館跡地でのリゾート開発(ホテル)事業については、老朽化している知念体育館を解体し、跡地でリゾート開発を行う事業の提案であります。 コマカ島利活用事業につきましては、コマカ島周辺の安全管理と自然環境の保護を行いながら観光資源としての活用と運営を行う事業と、コマカ島での新たなアクティビティ商品を開発し販売する事業、コマカ島の自然資源を活用した、高付加価値アウトドアコンテンツを展開する事業の3つの提案でございます。 小売電気事業者の選定と電力切替事業につきましては、公共施設の電気契約を見直すことで、市の財政負担軽減を図る事業の提案であります。 市内公共施設でのキャンプイベントにつきましては、キャンプを通じて市民の防災意識の向上を図る事業の提案でございます。 海の館イノー館利活用事業につきましては、観光協会と連携してイノー館の有効活用を図る事業の提案でございます。 包括施設管理委託業務につきましては、施設を一元管理し、品質の均一化を図り、施設の安全性を向上させる事業の提案でございます。 以上が採択されました12件の提案内容となります。 次に、(2)提案はそれぞれこれから詳細協議を行うもので現時点では事業化等が保証されるものでないと承知しているが、今後のスケジュールはどのようになるのかお尋ねするの御質問にお答えします。 採択させていただきました提案のうち、体育施設・公園施設の指定管理者制度導入事業、小売電気事業者の選定と電力切替事業、包括施設管理委託業務につきましては、次年度からスタートできるように準備を進めているところでございます。 その他の事業につきましては、諸条件の整備に多少時間を要するものと考えております。 魅力的なまちづくり、市民サービスの向上等のためにも、スピード感を持って提案事業者や関係者と調整をしていきたいと考えております。 次に、(3)の12件の提案、それぞれユニークなもので今後の協議に期待するが、それぞれ個別にクリアしなければならない問題をどのように整理把握しているかお尋ねするの御質問にお答えいたします。 現在12件の提案につきましては、基本的には問題が生じないように関係部署と提案事業者が詳細協議を行っているところでございますが、クリアすべき問題が生じた場合には、関係部署と連携を図りながら問題の解決に向けて協議を進めていく予定となっております。 以上でございます。 ◆6番(宮城康博議員)  一つずつ、詰めていきたいと思っておりますが、順番で行きます。 まず最初が、児童生徒学習支援事業の進捗状況ですが、13名中4名なんだね。3名じゃなくて、4名になった。 すみません、ちょっと細かいことをお尋ねするんですが、私が事前に聞いていたところよりも人数が増えているのであれなんですが、佐敷中学校1名と大里南小学校1名であったのが、あとの2か所はどこですかこれ。 ◎教育部長(上原昇)  これが、申込みがあったのが2日前だったと思います、金曜日でしたかね。場所については、今はちょっと確認できません。後で確認したいと思います。 ◆6番(宮城康博議員)  お尋ねしたのは、それぞれの小学校、中学校に、小学校6年生、中学校3年生を対象に1名ずつ配置するんだということでした。それで、今現在4名しかないということは、まだ配置されていない学校があるわけですよね。そういう学校の小学校6年生、中学3年生というのは進学するわけじゃないですか。この1年間、始まって以来、ずっとコロナで休校が続いて授業数も足りていないとかいろいろあるかもしれない。そういうことで言えば、相当不安を抱えている子どもたちの今の状況だと思うんですが、そこに対して学習支援員をぜひ配置したいということで、この事業を皆さん採択なされて、臨時会で我々に可決を求めたんだと思うんですが。 これ3月まででしょ。ですよね。10月27日の臨時会で皆さんからお聞きしたのは、11月から3月、来年の3月までの期間でやるんだということで、もう12月ですらかね。12月で今現在4名、あと9名。どうするんですか、これ。 そんなことを聞かれてもね、部長も答弁困るだろうから、お尋ねしたいのは、どういうところに働きかけて募集をしたのか、公募をしたのか。 単にね、ホームページにそれを上げましたというだけでは、このコロナの時代に、例えばホームページを私、見させていただきましたが、大学生、そしてなおかつ大学生でなければ教員免許保持者という条件になっている。 こういう条件で応募をできる人ってそんなに多くいないですよ、きっと。どういうところに働きかける、いわゆるホームページで公募をしましたというだけじゃなくてね、働きかけないと人は来ません。 どこに働きかけたのか。そこをお尋ねします。 ◎教育部長(上原昇)  募集要綱については、まず、基本的に市のホームページと、市雇用サポートセンター、FMなんじょう、QABのデータ放送と、あとは、現場の校長を通じた教員に対して周知をして、知り合い教員等のつながりがあるかどうかという、退職教員等にもお願いしています。大学へも直接、各大学、県内の琉大、沖国大、キリ短という形で案内を全部やっているところであります。 もちろん教員OBの方々にも名簿を通じて電話をしています。 一番ですね、今、大学生のボランティア、ボランティアの方々が学校へよくいらっしゃるんで、その方々に全部お願いをしてですね。 ただしかし、このボランティアの方々は時間のほうが、我々が指定する時間ができないと。週3日は大丈夫だけど、月水金なのか、火木というような話、もうその日で変えられた場合には、学校現場もまた使い勝手が悪いと、調整ができないということで、その辺がちょっと今、ネックになっています。 取りあえず、できるだけ子どもたちというのは時間がありませんので、できる範囲からでもいいからもうやっておこうと。時間もばらばらでもいいし、大学生ができる範囲で説得をして、学校現場も説得をして、時間にそぐわないかもしれませんけど、そういった体制でやっていこうということで、今、準備を進めているところでございます。 以上です。 ◆6番(宮城康博議員)  皆さんの要綱を見ると、1日6時間以内で週月から金で5日間という、そういう条件だとなかなか応募できないという人もいる事柄に対して、今の部長の答弁だと弾力的に運用をして、週3日だとか、週2日だとかということも可能でやっているんだということのようですが、その弾力的な部分をね、もう一度インフォメーションし直して、広く呼びかけるということもあっていいと思うんですが、そこもお願いしておきます。 私なりにいろいろ考えたんですけど、今までの資料等々ひっくり返してみると、小学校、中学校それぞれ、地域学校共同活動推進事業、教育委員会で今、行っているね、その推進事業で334人のボランティアの方々がいらっしゃるじゃないですか、4地域にね。その方々に働きかけをしたのかお尋ねをします。 ◎教育部長(上原昇)  学校地域支援ボランティアの方々は教員、もちろんOBの方々もいらっしゃいます。 ただ、時代がコロナということで、お年寄りということで、学校現場はちょっと今、中断というんですかね、学校になかなか入れないという状況がありまして、できれば大学生、アルバイト感覚でできればということで今、やっています。 取りあえず声はお掛けをしたところでございます。 ◆6番(宮城康博議員)  学校側のね、若い大学生のアルバイトぐらいを希望するというのは分かりますよ。基礎疾患があって高齢の方だったら本当にリスクが高いので、その方々を学校に招き入れたくないと、その方々のためにもというのは分かるんですが、もうかなりの緊急事態なので、例えばその学校ボランティアの334人の中で、基礎疾患がなくて60代の方、もう皆さん退職なされているから60代以下というのはいないと思うんですけど、60代までの方というのを特に絞って働きかけをしてみるとか、そういうこともやってみていただきたいんですが、いかがですか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの宮城議員の質問にお答えします。 学習支援ボランティアの皆さんはほとんど高齢の方でお声は掛けているんですが、やはり皆さんコロナの関係で抵抗があるということのお断りが多いです。 それから、私のほうも、元同僚であるとか、それから、退職した先生方に何名かに声を掛けてはいるんですが、やはり皆さん、このコロナということでは責任というのを考えてしまうんですよね。御自分が持ち込むか、あるいは子どもたちからというのがあるらしくて、喜んで賛成して私行きますと言ってもらえないのが今、この時世でとても困っている状況になっております。 ですから、私たちもこれから若い方たちにもっと広く公募をかける必要があるかなということは考えております。 ◆6番(宮城康博議員)  本当に子どもたちのことを考えると、どうにか緊急に手当てしてあげなきゃいけないので、南城市が職員を公募する際に、会計年度任用職員の公募をかけて応募してきた方々で、なおかつ採用にならなかった方々がいますよね。そういう方々で教員免許保持者であるとか、塾等々での指導の経験があるとか、そういう方々がいらっしゃったら、面接の際にもう一度、今回は採用にならなかったけれども、もう一度連絡することがありますというふうにインフォメーションしているじゃないですか。そういう名簿の方々に、もう一度連絡を取るというようなことは考えましたか。もしくは、そのことは行いましたか。
    ◎教育部長(上原昇)  御指摘の採用された方々への連絡は恐らくやっていないということになります。 ◆6番(宮城康博議員)  部長も教育長も、なかなか集まらないということの状況で頭を抱えていらっしゃるんだと思いますが、もう少し本当に頑張って、来年1月、2月、3月、3学期だけでも、手厚く子どもたちの指導に当たって、詰め込みをするんではなくて、今年1年、休校が続いたことによって自信を喪失している子どもたちに考える力、自分たちでやっていく自信、それを持たせるためにもぜひとも必要な措置だと思うので、もう少し、もうあと少し踏ん張って13名全員がそろえるように努力をしてください。よろしくお願いいたします。 今回この件でいろいろ考えている中で、今定例会に皆さんから提出いただいた教育事務点検評価報告書というのがあります。その中で、学習支援員配置事業、今、議論していたのは特別に予算を組んでやっている、新たに追加で配置する学習支援員ですが、そうじゃなくて年度当初に配置している学習支援員配置事業ですが、その中での外部評価や意見書を見ると、学校規模などで2人配置するなど現状に考慮すべきであると。 私たちがもう毎年度、毎年度言っている、一括交付金を利用して各学校1名しか配置しませんと。それ以外に財源ないんですというふうに皆さん答弁なされてきましたが、それをずっと続けるのはもう無理がありますよ。 大里南小学校のようなマンモス校と、そうじゃないほう。そうすると、生徒1人、子どものまなざし、生徒のまなざしで考えると不公平だと思いませんか。それはね、やっぱり解決しなきゃいけない。 次年度の予算を今、一生懸命つくっている最中でしょうけど、ぜひとも各学校1名ではなく、生徒数に応じて合理性を持って説明ができるように予算措置して、次年度は学習支援員を南城市全体の小学校、中学校に、その規模に応じて配置するというふうにしていただきたいんですが、いかがですか。 ◎教育部長(上原昇)  その件については、宮城議員からずっと以前からも御指摘を受けております。 教育委員会としてもぜひ要望をしていくことで、弾力的に、例えば南は今回増やしたような感じで、2名体制とか、そういうふうにできれば、配置できるように努力してまいりたいと思っております。 ◆6番(宮城康博議員)  部長、ありがとうございます。本当に前向きに答弁をいただきました。 もう本当これ僕、この議論をしだして、2年、3年もたつのでぜひとも実現したいんですが、市長、これ財政当局との教育部が折衝をしたり、いろいろこれからしなければいけない。市長として、どう考えていくのかという事柄を、できれば今の教育部長の答弁をバックアップするような形で御所見をいただければと思うんですが、いかがですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  宮城康博議員の学習支援員の配置についての再質問にお答えいたします。 先ほど教育部長が答弁したとおりで、学校規模に応じて配置をすると。次年度に関しては予算獲得にも向けてしっかりとやっていきたいと思っております。 ◆6番(宮城康博議員)  この件については、与党、野党とか、保守、革新とかそういうことではなくて、我々議会から、例えば吉田潤先輩議員や、皆さんがずっと指摘し続けてきました。やっとそれに応えて、次年度からは十分満足いく形になるかどうかは予算に限りがありますので、あるとは思いますが、前向きに準備していただけるということでしたのでありがとうございます。 さて、1の2点目の福祉センターから玉突きで出されるところについてお尋ねするんですが、不登校児童の生徒のために適応指導教室というのはあるんですよね。 今現在、不登校の児童生徒、これは百名にあった、百名にあったときには非常に劣悪な環境だったと私は聞きました。それが今の場所に移って多少よくなった。それで、また今の場所が幼稚園になるので玉突きで出されてしまう。 2階を改造すると。農村環境改善センターの2階を改造すると聞きましたが、どのような改造が行われて、どのように支援教室からの要望等々が上がっていて、どのように対応をしているのかお尋ねをします。 ◎教育部長(上原昇)  適応指導教室、担当課は教育委員会になるということであります。 それで、指導主事と担当職員、あとは現場で指導をなされる先生方も交えて、一応現場を確認しています。 場所については、外からも出入りできるようにと、2階のほうということで、2階のほうの視聴覚教室のほうを段差等を取っ払って、窓も暗いということでありましたので、その辺も改修できるような感じで実施していきたいということであります。 後で考えたんですけども、大里の福祉センターのほうに、2階建てのコンクリートの建物があるんですけれども、今、社協さんのほうがその建物も要らないということであったので、それを譲り受けまして、4月から適応指導教室にということで考えたんですけど、部屋としても十分スペースもあるし、2階建てだしということだったんですけど、ただ、来年からは現場のほうが工事でドンパチが入ります。 そういうときに、トイレがなかったわけですよ。トイレはどうしても中のほうで使っていたものですから、利用を。外部にトイレがなかったということで、それは間に合わないということで、取りあえずは、今のところ、改善センターの視聴覚室を改修して使っていただくというような考えで今、進めているところでございます。 ◆6番(宮城康博議員)  今回のコロナで学校が急に休みになって、それが長く続いて、予定していたものがさらに延びるとか、そういうような事柄が起きたものですから、小学校、中学校の児童生徒、それぞれうちの中にいれと言われているからいて、昼夜が逆転してしまったりとかいろんなことがあって、学校に行かない、行けなくなる。心因性であったり、いろいろあると思うんですが、行けなくなっている子どもたちが、もしかしたらこれから増えていくのかもしれません。 今現在、どういう適応指導教室に何人いるのか、なおかつ南城市教育委員会がやっている適応指導教室には行っていないが不登校の子どもたちというのは、これは小中学校の学校で把握できるじゃないですか。今現在、どういう状況になっているのかまとめられていますか。もし、分かるんだったら数字を教えてください。 ◎教育部長(上原昇)  今、手元に資料はちょっとございませんけれど、覚えている範囲で、実際通っているのは5名から6名です。また、体験ですね。最近行けなくなったということで、体験入園という感じで恐らく3名から4名ぐらいだったと思います。 全体的な不登校の子どもたちというのは、実際、大分増えてきております、現状はですね。今、ちょっと集計表が手元にないんですけれども、各30日以上休んでいる方々というのを名簿を見たときに、ばっと増えているのは間違いないというところで、確認しているところでございます。 ◆6番(宮城康博議員)  この間、ちょっといろいろ調べてみて、不登校の児童生徒への支援の在り方についてというのが、文科省の通知が令和元年12月25日に出されています。 その中で言われているのは、今までは学校に登校する、学校へ戻れるという事柄を目標にするというふうになっていたのが、この通知によって、不登校児童生徒への支援は学校に登校するという結果のみを目標にするのではなくということで、方針を大きく、令和元年10月に変更したんです。 これはなぜそうしたのかというと、平成29年2月14日に施行された、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律があるんですが、それから以降どんどん変わっていって、学校に行かなくても学校に籍を残しておいて、なおかつ卒業したという事柄を学校に行かない中で認定していくというようなことが、どんどん、どんどん動いていくんですね。 そういうような方針に基づいて今、何って言うんだろうな、よく括弧、教育支援センターとかと言うんですよ、適応指導教室について。そういうような考え方で、なおかつ増加しつつあるという状況の中で、私はこの適応指導教室、もっと充実させなきゃいけないと思うんですが、今現在、何名の職員の方が適応指導教室を運用している、運営している状況なんですか。そこだけ教えてください。 ◎教育部長(上原昇)  関わっている職員ですけども、職員が指導主事とコーディネーターとで、現場では2人の先生になると思います。 この指導教室を充実させるためにということであるんですけれども、国の方針では13名に1人というふうな感じで一応聞いております。 そういった感じでしたので、今のところ2人以内かなということで認識しております。 ◆6番(宮城康博議員)  そういう職員のスキルアップも重要であるというのも通知の中でもうたわれているんですが、今現在、6名がいて、3から4名が体験みたいな形で来ているという状況の中で、2人の先生が現場で対応をしているということであれば、1人の先生は研修、スキルアップのための研修に行って、その間は1人で運営をしながらどうこうということはできるんですか。 そうじゃなかったら、スキルアップのための研修も受けられないということになるんですが、いかがですか、どういう状況か分かりますか。 ◎教育長(上原廣子)  宮城康博議員の再質問にお答えします。 市の適応指導教室にはお二人の指導員がおりまして、子どもたち自体も常時、朝8時15分から4時半までいるというわけではございません。 やはり子どもたちの状況に応じて、途中で退出したり、あるいは途中で来たりとかという状況がありますので、常時、お一人は待機できるということができますので、康博議員のおっしゃるように、研修があれば、お互いに連携しながら研修には行けるという状況にあると私たちは認識しております。 それから、市の指導主事等々もバックアップしておりますので、対応は可能だと思っております。 ◆6番(宮城康博議員)  南小学校のことについて再質問しますが、南小学校の人員が増えているのと、あと、このコロナでの対応で、ちょっと熱がある子、コロナでちょっと様子見しなきゃいけない、すぐ帰宅させるにしても親が迎えに来るまではいさせなきゃいけないという子たちは、保健室の隣にある相談室で待機するということになったようです。 そうすると、相談室を使っていた、直ちに不登校ではないんだが心因的にいろんな事柄があって教室にすぐ入れない子、その子たちを相談室で対応していた。そこが対応できなくなってしまう。突き出しになっちゃうわけですね、結局。 そういうところをどういうふうにしているのかお尋ねをします。 ◎教育部長(上原昇)  その件についても学校から連絡があって、部屋が足りなくなるということで、急に登校で、今まで相談室で通っていた児童のためにですね、取りあえず、その児童については保健室を代用してもらうと。 要するに、相談室にはそのままコロナの状況確認のための生徒がいて、こちらに不登校気味の方々が通っていた児童生徒は保健室に移動をするという感じで、保健の先生と調整をして、そのような対応をしているということでございます。 ◆6番(宮城康博議員)  プレハブを造ったり、いろんなことをしながら人員の増に対応をするということがあると思うんですが、今現在、恒常的には使っていない部屋、そういうものを子どもたちが、児童生徒が使う部屋にして、恒常的に使っていない団体やもろもろは、それこそプレハブに出ていってもらうというふうに対応をしていかなければいけない。 学校は児童生徒のための施設なんですから、そこはぜひ教育委員会として、そういう根本的なところでの方針を持って対応をしていっていただきたいんですがいかがですか。 ◎教育部長(上原昇)  特に、南小学校については過密があるということで、特にPTA室とか、そういったのは学校の児童生徒優先ですので、そういったのはプレハブを建てるのであれば全て出ていって、子どもたち専用の教室を活用していきたいという方針であります。 ◆6番(宮城康博議員)  このままいくと企画部長が待っているだろうに、何も質問できないので進めますが。 なんじぃ鉱山の福祉センター利活用事業というのがあるよね、今回の12提案の中に。これ、福祉センターは、今、議論をしていたことで、南北統合幼稚園になっちゃうわけでしょう、福祉センターは。 この提案はどうなるの。どういうふうに協議しているんですか。 ◎企画部長(糸数義人)  宮城康博議員の再質問にお答えいたします。 ただいま御質問のありました福祉センターなんですが、この福祉センターの場所は玉城にございます福祉センター、今はもう。 以上となります。 ◆6番(宮城康博議員)  そして、先ほどの親川孝雄議員の質問の中でも出てきましたが、例の4、リゾート開発事業かな、そこにホテルを建てるということになると、景観とかいろんな事柄が変わっていくわけですが、景観そのものも市民にとってはとても大切な財産なので、この事業についていろいろ提案者と協議をしていく中で、コンセンサスをその提案者とだけ取るんではなくて、地域住民の方や市民や、今現在、岬公園等々を利活用している斎場御嶽に行く人たち、いろんな人たちにアンケート調査を取るなり、そういう合意形成の取り方をぜひとも心がけていただきたいんですが、いかがですか。 ◎企画部長(糸数義人)  宮城康博議員のただいまの再質問にお答えいたします。 現地は、市でも一、二を争うそのぐらいの絶景ポイントとなっております。 また、風致地区に指定されておりますので、様々な縛りがかかってくるものだというふうに認識をしております。 ただいま御指摘のありました、コンセンサスのやり方ということでございましたが、施設利用者へのアンケート調査や、あとは市民を対象としましたワークショップ等を開催することで意見を集約していくというような方向で現在は考えております。 以上でございます。 ◆6番(宮城康博議員)  指定管理者制度がこの中に入っていて、体育施設、公園施設等々が入っていて、私たちはこれで、そのうち協議の内容が明らかになるんだろうと思っていたんですが、突然今回、議案として提出されている。非常にびっくりしました。 ですから、施設の包括のやつも先ほどの答弁だと、来年3月、次年度からは始めたいと思っているわけでしょう。だったら、それらが大体協議で内容がちゃんと見えてきたら我々に、突然、議案で上げるんではなくて、まず事前に議長にお願いして全員協議会を開催したりして、事案を説明しないと駄目なんじゃないかな、新しい試みについては。いかがですか。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいまの再質問にお答えいたします。 宮城康博議員のおっしゃっているとおりだと私は認識しておりまして、ただ今回、新たな事業として取り組んだところがございますので、そこのところはやはり落ち度としての部分があったのかなというふうに反省しているところでございます。 今後におきましては、議長とも相談の上、そのような説明の場が設けられるのかどうかというところを調整していきたいと考えております。 ◆6番(宮城康博議員)  これで最後の提案になりますが、南城市公共施設等総合管理計画という平成29年3月に皆さんが策定したやつを見て中身を精査したんですが、私たちの公共施設は総施設数で193あります。そして、そのうちの80を指定管理にします。なおかつ今回、十何件もまた指定管理が新たに上がってきているわけですから、指定管理者数が相当になるんですが。 全国では指定管理者モニタリングレポートというのを作成して発表している自治体があります。 ぜひ南城市としてもそのことを検討していただきたいんですが、最後にそのことだけお答えいただいて、私の一般質問を終わります。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいま御提案のございました指定管理者モニタリング制度ですが、これは行政も指定管理者を指定することで行政の責任が放免されるというようなことではなく、やはり当然、行政にも管理運営について責任を負う部分がございます。そしてまた、市民に対しても説明の責任が伴っているものと認識しております。 このモニタリング制度の部分につきましては先行自治体がございますので、そこにつきまして、さらに見識を深めさせていただきまして、ぜひ前向きに検討をしていきたいと。 また、その際には、指定管理をしているだけで今回の本議会への提案を含めまして100近くの施設がございます。このモニタリング制度というものになじむのかなじまないのか、場合によってはなじまない制度も出てくるのかなと思っておりますので、一つのそういった部分の基準を設けまして取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時19分)     (再開 14時30分) 再開します。 次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  全呼吸を集中して、一般質問、入らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 大きい1点目、学習支援員増員について。 交付金を活用し、11月より13名増員し各学校へ配置していきたいと、去った9月の定例会でおっしゃっていましたが、いまだ配置できていない状態と認識します。今後の見通しも含めて所見を伺います。 大きい2点目、大里北小学校周辺の課題について。 ①那覇玉城自転車道路整備と深く関わっている市道南風原田原線の整備完了時期について伺います。 ②市道土改1号線の進捗状況について伺います。 ③学校裏門に隣接する農道嶺井土改16号線は箇所によって側溝の未設置、不具合、道路の剥離が見られ、大雨時には道路や畑が冠水し、作物への影響、児童生徒の当下校への支障が見られます。早急に何らかの対策を講じなければ被害は拡大していく一方と考えるが、所見を伺います。 ④旧学校跡地周辺の利活用についての進捗状況について伺います。 大きい3点目、市立図書館について。 現在、公共施設統廃合計画を進める中、老朽化の著しい改善センターに配置されている南城市立図書館(大里分館)は、商業施設への移管も含めて検討しているとありましたが、その後の進展状況について伺います。 大きい4点目、大里南小学校過密化対策について。 大里北小学校移転開校に併せた校区編成見直しの見送りに伴い、指定校変更制度の弾力的運用や審議会を立ち上げて過密化対策に努めていくと、以前、同僚議員へ答弁されておりました。現在の状況と今後の見通しについてお聞かせください。 以上4点、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  新里嘉議員の発言事項1、学習支援員の増員についての質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症拡大による小中学校の臨時休業によって生じた学習内容の未指導分や学習の遅れ及び次年度に学習内容が繰り越せない児童生徒のために、沖縄県教育支援体制整備事業補助金(学びの保障のための学習支援員配置事業)を活用し、久高小中学校を除く市内小中学校1名、大里南小学校が2名、計13名の配置の予定としております。12月1日現在、13名中、4名の配置がされている状況であります。 今後の見通しとしては、未配置の9名につきましては、なるべく早く配置できるよう、さらなる募集をかけて対応をしている状況でございます。 次に、発言事項2、大里北小学校周辺の課題についての④旧学校跡地周辺利活用についての進捗状況についての質問にお答えします。 当敷地は大里統合幼稚園建設候補地としての検討が行われた経緯もありましたが、幼稚園敷地については、去った4月において大里総合保健福祉センターへの移転が確定したため、当敷地については現在、教育財産から普通財産へ移行をするため、現在、担当部署へ所管替えの手続を行っているところでございます。 次に、発言事項3、市立図書館についての、現在、公共施設統廃合計画を進めている中、老朽化の著しい改善センターに配置されている南城市立図書館(大里分館)は商業施設への移管も含めて検討をしているとありましたが、その後の進展状況についての御質問にお答えします。 商業施設への移転については、職員間において、事務レベルにおいて協議を進めておりましたが、現在、進展はしていない状況であります。 いずれにせよ、今後の方針として、会派ニライ・カナイの代表質問の答弁でも述べたように、両施設とも老朽化が進行していることから、南城市公共施設適正配置計画で定めた施設の管理に関する基本方針に基づき取り組んでまいりたいと思います。 次に、発言事項4、大里南小学校過密対策についての質問にお答えします。 大里南小学校の児童数は現状において横ばいの傾向であり、現在の地域の人口推移を見ると、しばらくの間横ばい状況が続き、令和6年度より徐々に減少していくと予測されております。 現在、指定校変更制度を運用している大里北小学校への指定校変更制度を促すことが過密対策となっております。 引き続き、就学時健診等において、大里南小学校入学予定者の保護者向けに大里北小学校への指定校変更制度の活用を呼びかけて行うなど、周知を行っていくところでございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  新里嘉議員の2、大里北小学校周辺の課題についての御質問のうち、土木建築部関連である①点目と②点目についてお答えします。 まず、①点目の南城市道南風原田原線の整備完了時期については、本路線は平成20年度より事業を開始し、沖縄県の玉城那覇自転車道整備工事と並行をして整備を進めておりますが、事業完了は遅れており、現時点では、令和4年度完了を目指し取り組んでおります。 しかし、今後の予算配分状況や用地取得の状況、県が実施する玉城那覇自転車道整備工事の進捗状況等により、さらなる完了時期が変更となることもあります。 次に、②点目の市道嶺井土改1号~高俣線の進捗状況についてお答えします。 本路線は3つの区間に分けられて整備を進めております。 大里北小学校付近から嶺井集落入り口付近までのその1事業は、令和2年7月に完了いたしました。 嶺井集落入り口から与那原町境界付近までのその2事業は、令和元年度より事業を開始し、令和5年度完了を目指しております。現在は設計作業を終え、用地買収に取り組んでいるところでございます。 与那原町内区域のその3事業につきましては、その2事業の進捗状況を見ながら事業に取り組む予定で、現時点で令和5年度の事業開始を予定しております。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  新里嘉議員の発言事項2の大里北小学校周辺の課題についての③学校裏面に隣接する農道嶺井土改16号線についてお答えいたします。 当該箇所の現場確認を行ったところ、大里北小学校の排水処理を行うたびに設置された排水施設の影響により冠水被害が発生していることや、農道のアスファルト舗装の剥離等を確認しました。 これらの対策としまして、排水施設の改善につきましては、施工を行った教育施設課において対応を検討しております。 農道のアスファルト舗装の剥離につきましては、復旧範囲を確認し、対応を検討していきたいと考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  それでは、順を追って再質問させていただきたいと思います。 大きい1点目、学習支援員についてですけれども、この件については先ほども宮城議員のほうからありましたけど、似たような質問がありましたけども、この中でちょっと確認をさせていただきたいんですけれども。 先月の臨時会の際、私、質疑させていただいたんですけども、この中で県が今、この事業自体が私は、予算は2本立てだと思っているんですよ。コロナの交付金が一部入って、県の教育改善事業というのが主な予算の財源だったと認識しているんですけれども、その中で、今現在、既存の学習支援に委ねているというんですか、活用をしている包括委託はこの事業としてはできないと、先月、部長から答弁がありました。 この中で、実際、今、この包括委託先、この事業というのは、人数は確保をしているんだということでちょっと私聞いた覚えがあるんですけども、その点ですね、そこと何かやり取りが、これまでの経緯として、人数がちょっと、人員が確保できないというこの状況の中で、再度、この包括委託先とちょっとやり取りがあったかどうか、その点、確認をお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  事業が包括委託できなかったということですか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時41分)     (再開 14時42分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  この事業は外注、発注はできないということで、独自に探してやるということで、一応、県のほうから指導があったところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  まず、県のほうとしては、この事業は委託するには事業が活用できない、自前で探してくださいよということでした。 私、その際も言ったんですけども、県のほうにはこれを活用できるように、いろいろとこれまでにちょっと、スタートまでに交渉もしてくださいということをしました。 その中で、教育長、県のほうにこれが活用できるように、どうにかやっぱり人材を確保していかないといけない。特に、この学習支援員というのは、ほかの市町村ともパイの奪い合いとかもありますので、その辺、県に何か働きかけをした、これまでにですね、あるかどうかをお聞かせください。そして、県の返答というか、そういう答弁がどうだったのかというところまでお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの新里議員の再質問についてお答えします。 他事業所に発注できるかということの件でしたが、残念ながら、県のほうにその旨、発注できるようにしてもらえるような要請はしておりません。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時43分)     (再開 14時44分) 再開します。 ◆5番(新里嘉議員)  先ほど宮城議員からもありましたけど、もう順調に各学校に配置できる、13名を配置できるのは、もう早くて本当に年明けです。ある意味、3か月弱となりますね。私は、これはもうかなり厳しい目標達成になってくると思います。 やっぱり自己財源を充ててでも、この包括委託先にですね、包括委託先は持っているんです、そういった人員を、人材を。活用をして、それとまた並行して県のほうにも、やはりこの事業、これ活用できないかというのを、強くこれ年度中、まずは先に自己財源を使ってでもやるべきじゃないかなと思っています。 ましてや、このコロナ対策の第2次補正で、夏休み当初は早まる予定で、これが結局はコロナの影響で丸々当初の夏休みになってしまいました。 そのときも、早めにということで事業を組んだんですね、学習支援員の予算を、その分前倒しになるので夏休み期間中、必要になってくるので、その予算は今回もうゼロです、執行率は。 これはもう結局はもうゼロです。使えない予算があります。こういう予算も、後々は結局、今回、自己財源に充てても十分これ予算の組替え、後々できると思ってはいるんですけども、その点について教育長、市長あたりの見解を伺いたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時46分)     (再開 14時48分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  今の嘉議員の質問については、夏休み期間とか使えなかった分の包括委託分の裏負担分、市の持っている分を委託に使えなかったということの認識でよろしいですよね。それを一般で単独で委託にすれば探せますという認識でよろしいですか、質問の内容ですけど。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時48分)     (再開 14時50分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  予算の組替えということで、事前に、この対策交付金を充てるということですので、事前に指導員を探して配置できるということが、次回そういったものがあれば検討をしたいということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  委託先、包括先のほうは人材のほうを確保しているというのは聞いています。となれば、もうすぐ調整によってはですね、もう来週からでも、もしかすると充てることができるかもしれません。 まず財源の部分でネックになってくるというのがあると思うんですけども、そもそもコロナ対策で出た2次補正分に関してもですね、学校教育現場のこの緊迫している事態を解消しようというのが狙いですので、今回これにですね、充当ではないんですけども、意味合いは同じだと思っていますので、まずは一旦、自己財源で人材確保を努めるというのが、僕は教育行政の責務だと思っていますので、その辺で強い意志を教育長、再度お願いします。 ◎教育長(上原廣子)  新里嘉議員の質問にお答えします。 これから教育委員会がやるべきアドバイスをいただいてありがとうございます。 できるだけいい方向に行けるように、担当の者と調整して進めていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  いろんな議員の皆さんがこれまでも言っていましたけど、本当に教育現場というのは待ったなしでございます。しっかりとですね、教育長、対応していただきたいと思います。期待しています。よろしくお願いいたします。 次、2点目に移りたいと思います。 大里北小学校関連についてですね。 先に農林関係の部分でありましたけども。具体的にこの作物に被害があったという場所は、運動場に隣接するサトウキビあって、作物地帯なんですけれども、本当に大雨のときですね、学校移転後、何回か台風時とか、その後11月ぐらいの大雨もありましたけど、もう半分近く冠水被害が出ているんですね、作物の。 御承知のとおり、この運動場の排水とあわせて、雨水とかこの側の側溝が直角に曲がってここに来ていますので、ここに来るというのが想定できるような、今のところ排水の設計になっていますので、そこは答弁されましたけど、教育施設課のほうでしっかり対応していくとありましたけども。 部長、施設課のほうで具体的な計画というのがあるのかどうかお聞かせください。 ◎教育部長(上原昇)  御指摘の排水なんですけども、これは学校をですね、文科省の事業においてはですね、学校敷地内でしか事業対象じゃないということで、補助金でやったわけであります。 場所については、嘉議員よく御存じだと思いますが、直線の排水を90度に曲げて、運動場を囲むような感じで排水が整備されています。 囲んだところを、またもともとあった既設の排水で直結しているところでございますので、排水機能としては確かに90度に曲げるということは、大雨時には若干水が暴れるということで、排水機能は悪くなっております。 それについては、教育部、うちの担当課、学校も影響していますので、施設課のほうで現地の確認を再度させてもらって、対応するよう指導していきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  しっかりこの辺はきれいにですね、この農家さんも作物もしておりますので、しっかりその辺の対応をしていただきたいなというふうに思っています。よろしくお願いします。 また、農林部のほうに関しても、今後またいろんな補助メニュー等を探していただいて、この道のですね、多分ところどころもう、側溝もですね、これ土地改良のときにやった農道ですので、かなりもう剥離も目立ちますので、その辺もしっかりアンテナを張ってもらって、土地の皆さんとか地元の皆さんに声掛けをしていただきたいなと思っていますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 あと、市道の件で行きます。 まず、南風原田原線、そして、嶺井土改1号線。 まず、南風原田原線は令和4年度までの工期事業となっております。 今回、補正のほうでも上がっておりましたが、関係する自転車道路の工事が止まっているということで減額補正、丸々この南風原田原線の予算が減額されていましたけども。 令和4年、延びる可能性も私は十分あり得る事業ではないかと思っているんですけども、そのときはもう、実際、延長の手続というのは可能なのか。 令和4年で15年になりますので、例えばこれはもうしっかり完了までやっていくと、県のほうとも調整できているのかどうか、その辺部長、見解お願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  新里嘉議員の南風原田原線について、再質問についてお答えします。 当該路線は、御指摘のように、着手して10年余りなっています。 普通、道路事業というのは、5年で通常設定をして、それ以内に終わらすというのが大原則なんですけども、こちらについては、沖縄自転車道、県が施工する自転車道とセットになって動いていまして、県の予算のつき方と、我々の予算のつき方のバランスとかですね、もう特に最近は県のほうの予算のつきも悪いし、我々の予算のつきも悪いということで、それプラスアルファで県の用地取得と我々の用地取得という兼ね合いもあって、なかなかそのマッチングというのは非常に厳しいと。 なおかつ大里城址公園下辺りの部分については、割と触ると結構、地滑りをしてしまうということで、一部、災害で、抑止杭を打ってやったところとかいろいろありまして、そのような状況になっております。 今回も、水道タンクの向かいのほう、県のほうで施工するということで、切り通しすると山が動いてきたということで、急遽、工事を中止して、今、トン袋を置いて土留めをした上で、仮に吹きつけをやっていると。それでまた、設計変更等々も含めて検討に入っているということで、とにかくなかなか進まないという部分があります。 この件については我々も県と今、キャッチボールしながら、とにかくできるところから先に予算を集中して改良していこうということで連携していますので、厳しい状況下ではありますけども、県南部土木事務所との連携を密にして、一歩でも二歩でも、とにかく早く開通できるように取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  部長ありがとうございます。 市道土改線のその2の部分ですね、高俣線。その2の部分に関しても、これ令和5年までなんですけども、今、用地買収等、その辺をやっていきたいとありましたけど、やはりこれも予算のやっぱり確保がなかなか厳しいということでありました。 これに関しても令和5年ですので、あと3年ですけども、やはり厳しい状況があるかなという認識しているんですけども。その辺についても延長もあり得るという認識でよろしいでしょうか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  嶺井土改1号につきまして、その1のほうは平成27年に着手をしてほぼ5年、ちょっと繰り越して令和2年の7月までかかって、ほぼ計画どおりにいっています。 それの最大の要因というのは、予算のつきも悪かったんですけども、やっぱり用地取得のほうがスムーズにいけば、それが済んだ分工事を回せる、ほかのところで滞っているんだったら、こっちをまず用地買収が進んでいるから、それと緊急性があるからということで整備を進めてくという形になります。 ですから、厳しい財政下ではあるんですけども、用地買収の部分で地権者の理解が得られて取得が済めば、やっぱり5年といわず、それは短くすることも可能かと思いますので、この辺は予算のつきかたと用地買収の進捗、それと、あとは当該地域の交通量等々もございますので、その部分で整備の優先順位といいますか、ちょっとおかしいんですけども、限られた予算の中でやりくりをしながら各路線について整備をしていくというのが基本的な考え方として持っております。 ◆5番(新里嘉議員)  新しい学校もできて、土改1号線はその1までできています。やっぱり、その2その3の先まで出ないとですね、やっぱりこの辺の交通の渋滞の緩和、渋滞といいますか、過密なですね、特に朝夕のラッシュ時にはここはもう抜け道となって、かなり登下校の子どもたちも冷やっとした思いもあります。 せっかく学校の隣のその1はできていますので、もう早くその2、その3ができるような状況に持っていかないといけないというふうに思っていますので、これはもう本当に地域住民の本当にもう期待するところでありますので、この辺は代表質問でもいろんな質問がありましたけども、その予算獲得に向けて、市長、改めてですね、市長の決意をお聞かせ願いたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里嘉議員の道路に関する再質問にお答えいたします。 予算獲得に向けてはしっかりと努力してまいります。 道がきれいになるといいんですけども、なったらなったで交通量が増えております。議員御指摘のとおり、朝夕非常に増えておりますので、そこはやはりプッシュする材料に、県のほうには使えると思いますので、改めて何度も何度もまた、県とは密に連携を取りながら、早く開通できるように頑張ってまいります。 ◆5番(新里嘉議員)  市長,市民も大きな期待をしていますので、ぜひとも行動に移してしっかり対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて、跡地利用に関してなんですけども、これはもうずっと一般質問で取り上げておりますが、今回、7月まではここを南北統合幼稚園の候補として考えていたので、そこからその後、今の場所ということで南北幼稚園のほうは計画が移りましたけども、8月、9月、10月、11、12、もう5か月たっています。いまだに、教育委員会のこれ、何ていうんですか、管轄、この跡地がなっているというのは、なぜ普通財産に移行できていないのか、この辺をお聞かせください。 ◎教育部長(上原昇)  7月に統合幼稚園の場所が決まったということで、教育委員会の教育委員会予算、教育予算が普通財産への切替えということで、事務上の問題でありますけども、諸手続に不備があったということで、現在、戻された経緯があるということで、今、再度、移管をしている、移管手続を終えているのかな、終えている状況だと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  例えば大里の勤労センター、グリーンタウンの体育館ですね、速やかに普通財産に移行しています。跡地もそのまま残っています。建物もですね。ここ使途もまだ決まっていません。でも普通財産に移っているんですよ。 そこがしっかりやっぱり僕は利活用とかですね、議論ができて、今回、PPPも体育館は提案されたと思うんですね。 今回、この北小学校の跡地なんですけども、実は、南城市公共施設等に関する民間提案制度、この中に、僕はホームページ見たんですけど、体育施設、公園施設、社会教育施設、どこにもこの跡地がないんですね、公共施設として。 これは極端な話、今、社会教育施設の財産として持っているということもありました。今、部長のほうから不備があったからと。事務手続、これは庁内関係ですよね。5か月間たって事務手続があった。これ、副市長、市長、何か教育施設でやる予定があったから今回、今、こういう状況になっているんですかね。その辺、お聞かせ願いたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里嘉議員の大里北小学校跡地利用に関して民間提案利用制度に入っていないというのはどういうことかということですけれども、先ほどの答弁があったように、少し手続が内部で不備があったということで遅れていることですけれども。 ただ特に、ここを何かに使うとか、そういうことはまだ検討はされておりませんので、今後は丁寧に、しっかりとした議論はやっていかなければいけないと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  先ほど少し市長、触れましたけども、民間提案型、PPPの件ですけど、先ほどこの中に、この跡地が記されていなかった、どこにもですね。 たしか、提案型には自由型と提案型とあったと思います。自由型というのは、南城市の持っている公共施設を見て自由に提案するのが自由型だと私は認識したんですけども。この中に、なぜあれだけの利活用可能な南城市の土地、そこが入っていなかったのか。 これはもう、幼稚園の南北幼稚園は7月でやっていますので、提案はその後ですので、実際になぜそこにこの跡地がなかったのか、その点をお聞かせください。 ◎副市長(新屋勉)  この跡地利用については、先ほど市長からもあったんですけど、まだ教育委員会の所管になっております。まだ普通財産になっておりませんので、これから検討するんですが、ただその前に、一応、市長とも相談をして、いろんなものを模索しております。 ただ、そういうものも含めて検討してやりますので、すぐ民間提案に投げるということじゃございませんので、市にとってどういうのがいいのかというのは、市長の施策も踏まえながら、今、内々に調整をしていると、そういう段階でございます。 ◆5番(新里嘉議員)  教育施設ですから、民間提案ですぐにはとありましたけど、自由形提案の中にはしっかりと教育施設、全部載っているんですね。その中で今回、この跡地っていうのが一切記されてなかった。 市長と副市長の中ではいろいろ詰めている部分があって、いろんな案が出ていると思うんですけども、そこも一切、今、この表の場に出てこないという中ではですね、逆に民間提案型の声も聞いたほうがよかったんじゃないかなと私は思うんですよね。 この点について市長どう思われるでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時08分)     (再開 15時08分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里嘉議員の大里北小学校跡地の再質問ですけれども、確かに民間提案型にやるのも一つの手だと思っております。ただ、その前の段階で、副市長からもありましたが、もっといろんないい活用の仕方もあるんじゃないかということを内部で検討したことも事実なんですね。 あれだけの広大な敷地ですので、ちょっと慎重にはならないといけないと思っております。それから、嶺井区の皆さんの意見交換の中での直接の要望もありますので、そこは最大限、配慮しないといけないということもありますので。 本当に市民の皆さんが喜ぶような、あるいは当然、当事者の嶺井の区民の方々も喜ぶような、プラスまた民間の力も借りられるようなことも検討しながら、しっかりとそこは、計画を手順を踏みながらやっていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  今、市長の口から、あれだけの土地ですからということがありました。ほかの施設とは少し違うんだよということがありました。 私、以前から言っております。この跡地は、ほかの公共施設の統廃合事業等とは別個にして、跡地利用検討委員会をぜひ持っていただきたい。 先ほど言いましたけど、地元の方々、その方々も入れて、そして、今だったら民間の方々も入れて、しっかりこれは分けて、跡地利用検討委員会をもって今後の利活用に取り組むべきだと、私はもう、これは以前から訴えているんですけども、その点について市長、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  そういったことも含めて、跡地利用検討委員会もやるかやらないかも含めて、丁寧に、丁寧に手順を踏んで、しっかりとした計画が立てられるように努力していきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、もう本当にぜひ、これだけの土地、スピード感を持ってしっかりとした利活用をやってほしいというのが本当に地域、そして市民の声もあるんですよ。 もうこのままで、少なくてももう1年は更地の状態、これはもう多分1年半、2年は、事業計画案も出ていませんので、案が出て初めてそこから話合いが行われて、いろんな計画を練っていきますので、これだけの土地を遊ばせておくというのは大変もったいないことだと思いますので、ぜひ前向きに、しっかりと独立した検討委員会を立ち上げていただいて、早急に進めていただきたいなと、これはもう切望しますので、よろしくお願いいたします。 続いて、大きい3点目ですね。 この点については、図書館の件なんですけれども、既存の施設、継続利用、新たな場所での運用の2つの視野、観点からですね、今回ちょっと質問させていただきたいと思うんですけども。 そもそもですね、根本的な路線は変わっていないのかということをちょっと一つ確認したいと思うんですけども。 南城市立図書館というのは、分館も含めて、地域に1つをやはりこれからも設置していく、その教育委員会の方針はお変わりないでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  その件についてはですね、分館方式ということで以前からそのように進めているところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  ただいま答弁した商業施設とは、何ら進展は見られないということだったんですけども。 以前、市立図書館まつりの際に、市民のほうからこういったアンケートを受けたよということが私のところにありました。大里分館、南城市大里分館を商業施設ということで、どの商業施設か分からないんですけども、そういったことを移すことによってどう思いますかみたいなアンケートがあったそうなんです。その方は、買物もついでにできてとてもいい案だということで、そういった形のアンケートにとても好意的な、アンケートに記入したということでしたけども。 その後、この方がまたあったんですけども、その後、何の発信もないということで、このアンケートの結果、実際、担当部署等でまとめているかなと思うんですけども、また僕が聞く限りではとても好意見というか、好印象があったんですよ。市民の方からですね。 このアンケートの結果を、もし、まとめているんであればそれ一つ、もし、まとめていなければこういった声があったというのが分かれば、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  確かに公民館、移動というんですかね、分館した場合、商業施設等に移動したらどうですかというような感じでですね、これ、担当事務レベルと先ほど答弁したんですけど、中で案を出すために、まずは地域の声を聞いてみようということで、職員が図書館を常時利用している方々に独自にアンケートを取って集計したのはございます。そこにはメリット、デメリット等があって、それを集計して、図書館審議委員会というのがございます、その中でも議論を二、三回やった経緯があります。 その中で、まとめられたのは4館方式というふうな意見があって、それも厳しいのかなということで教育委員会は4館方式で今進めているところでございます。 確かに、アンケートについては集計させた意見はまとめているのがございます。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時14分)     (再開 15時14分) 再開します。 ◆5番(新里嘉議員)  大変失礼いたしました。大変建設的な意見が市民からもあったということでした。 そういったアンケートも取っているということは、関係する商業施設とも何らかの話合い、ヒアリングもしていると思うんですよね。そうしないとそんなこともできないと思うんですけども。 今、ちょっと止まっているということでありましたけども。そういったヒアリングの中で、何か向こうに困ったことがあったのか。何か今、止まっているということですので、向こうも好意的に思っているのか。その辺、もし情報があるんであれば、把握しているのであればよろしくお願いいたします。 ◎教育長(上原廣子)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 商業施設等々を利用して分館をという話が確かにアンケートの中からもございました。 それから、担当の者ともこういう話があるということを受けまして、私たち下見に行ったり、それから、その商業施設の様子を見に、視察までは行ってまいりました。 ただ、私たち、図書館のほうとして条件が、広さであるとか、それから、持っている蔵書の数を置くとか、それから、子どもたちが自由に読書ができる場であるとか、もろもろを想像してその場を視察してきたんですが、なかなか条件がそろっていないなというところの部分で、今、そこで止まっている状況です。これが、拡大させてもらえるかどうかというところまではまだ行っておりません。 広さ的なところ、それから、子どもたちの、どうしても静かに読書をする、あるいは本に親しむ場という場所が確保できるかどうかというところの部分では、今ちょっと疑問なところがあったものですから、その場で今、話は止まっている状況でございます。 ◆5番(新里嘉議員)  話は全くの白紙でなくて、今、止まっているという状況で、この関係する民間とも話し合う余地はあるということで理解します。 市長、今の件も受けて、やっぱり市民もそういった要望というか声もあるんですね、市民の声ですね。南城市立大里分館、商業施設への移管については市民から賛同の声も挙がっています。 このことも含めて市長の所見を伺わせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里嘉議員の図書館の在り方、商業施設も含めてということですので、教育部のほうからの回答もあるとおり、いろんな意見があると思いますので、どういった条件の下で何が合致できるか、非常に重要だと思っておりますので、あらゆる可能性を含めて検討していいかなと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、教育長におかれましては、このままでいくと、まず、次年度スタートはもう、今の改善センターそのままの場所でそのまま運用というか、運営になると思うんですけども、少なからず改善センターも長寿命化を大規模な、本当に改修を図らなければ、この四、五年もつかどうかになっていますので、もし何かあった場合、大変ですので、本当に併せてですね、こういった商業施設の移管も含めて、民間との連携も含め、今後ともしっかり対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 大きな4点目、行かせていただきます。 これまでに弾力的な学区見直しは何回実施し、南校区より何名の児童が北小学校に通学しているか伺います。 ◎教育部長(上原昇)  何回というより対策なんですけども、これは確認できていませんけど、ただ、南校区から北に行っているのが若干増えているのは間違いないです。人数については、ちょっと今、把握しておりません。 ◆5番(新里嘉議員)  人数は把握していないということでしたけども、私が認識している限りは、前年度、今年度、30名ぐらいいるのかなと思ったら、そこまで全然達していないということを聞いております。10名ちょっとくらいかなということを聞いていますので。 その中で、南城市教育審議会において、大里南小学校の過密化対策についてどのような意見、過密化対策に向けて出ているのか。 先ほど答弁では、やっぱり弾力的な校区編成しかないということがありましたけども、それ以外にどういった話合いが行われているのか、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  この件について、今回、ずっと校区再編も含めてなんですけれども、年明け早々、委員会を全部開くということでした。 今回、コロナ禍でなかなか人が集められないということで、今の状況が急にパンクしているんではないということで、ちょっと先送りにしています。 本来であれば、校区再編に向けての審議会を全て開いて地域説明会等のスケジュールを組むところだったんですけども、今のところは、今年については、コロナ禍の対策で進んでないのが現状でございます。 今後、また引き続き検討してまいりたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  そこで、教育長、市長にお伺いします。 以前にも、この過密化対策については教育ビジョン、南城市の教育ビジョンの一つとして考えずに、独立して審議して方向性を示していくべきだと私は質問して、また、同僚の宮城秋夫議員もこれを強く要望しておりましたが、いまだに教育ビジョンの中の一つの課題として話合いが行われているということであります。 今ありましたけど、なかなかコロナの対策の中で審議がうまくいってないということになっていますので、本当にこれ抜本的なものでということだと思いますので、教育長、市長の、これもう独立した審議会を、話合いをするべきだと思っておりますが、所見を伺わせてください。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの質問にお答えします。 独立して校区問題を検討できるかどうか、今、全体的な取組でいこうということでやっていたんですが、それが可能かどうかというところは、いま一度、引き取らせていただきたいと思います。担当と相談して進めてまいりますので、再度、考慮する時間を下さい。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時22分)     (再開 15時23分) 再開します。 ◎教育長(上原廣子)  過密化対策ということでしたので、先ほど部長からもありました令和6年より子どもの数が減少していくだろうという、見込んでいるという話でしたので、当分の間、プレハブ等々、空き教室等々を活用して今の過密対策に対応していけるかどうかというところの部分で今、検討しているところではございますが、可能かどうかというところの部分は、いま一度、検討委員会を開いて検証していきたいと思っております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  ただいま教育長からも回答がありましたが、個別具体的なことですので、現場の担当のほうも含めて検討をするということですので、そういう形を見守っていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  教育長、最後に、苦言ではないんですけども、令和6年から下がっていくだろう、だろうというのは、これどうなのかなと私は思いますよ。しっかり対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、中村直哉議員。 ◆14番(中村直哉議員)  こんにちは。ゆまぢり会の中村です。通告に従いまして、一般質問をしていきます。 発言事項の1点目、冠水対策について。 おきなわワールド文化王国・玉泉洞周辺の冠水被害について以下に伺います。 ①実態を把握していますか。 ②原因は何ですか。 ③対策を講じていますか。 ④前川区を含む排水対策の必要性を感じるが、事業採択の可能性について伺います。 発言事項の2点目、公共放送について。 市の防災システムが構築されたことから、市の放送システムと各字等の放送システムは切り離されたと理解をしております。当時、市の説明は、市からの公共放送は廃止し、広報誌、ホームページ、QABのデータ放送等を活用し情報を提供するとのことだったと思いますが、区長さん数人から、市の職員が、放送ができなくなった分、区長さんに放送を依頼することが増えて困っているとの話がありました。事実なのか伺います。 事実であれば、何らかの対策が必要だと思います。所見を伺います。 発言事項3、児童の放課後の居場所について。 放課後、保護者の仕事等の関係で家に帰れない児童のために、児童館や放課後児童クラブ等があり、保護者、児童に喜ばれています。しかし、放課後児童クラブに希望しても入れずに、校区内に児童館がないため困っている児童、保護者がいるのも事実であります。 これまで、議会でも議論される中、進捗がない状態から、今年度、用地選定委員会が組織され期待が高まっているところであります。 今後、子どもたちの放課後の居場所をどうして確保するのか。全体と個別計画の以下について伺います。 ①南城市全体での児童館の今後の在り方について。 ア、南城市公共施設適正配置計画によると、大里南児童館、大里北児童館、仲村渠児童館は現地調査で危険箇所の確認が指摘されていますが、今後の対応について伺います。 イ、3月の委員会で公共施設の再配置計画に基づき施設の統廃合や効果的な配置の検討をしていきます。今後、児童館は学校のほうに寄せたいが、老朽化や財政的な部分を加味して配置場所の検討を進めていきますと答弁がありました。進捗について伺います。 ②玉城小学校区の児童館建設について以下に伺います。 ア、児童館用地選定委員会の開催状況と審議内容。 イ、建設に向けた進捗。 ウ、学校、保護者、地元との話合いの状況。 ③船越小学校区の児童館建設について以下に伺う。 ア、児童館用地選定委員会の開催状況と審議内容。 イ、建設に向けた進捗。 ウ、以前にも指摘をしましたが、船越区では公民館と児童館の併設での建設で議論が止まっております。その後の進捗及び船越区への説明はいつになるのか伺います。 ④放課後児童クラブ、児童館以外に子どもたちの居場所づくりに対する事業がないのか伺います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(国吉昌実)  本日の会議は、議事の都合により16時を超えることが予想されておりますので、延長します。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  中村直哉議員の発言事項1の冠水対策についてお答えします。 ①実態の把握については、近年、気候変動の影響により集中豪雨等が多発し、市内複数箇所において冠水被害が発生している状況であり、おきなわワールド文化王国・玉泉洞周辺も同様に被害が発生していることは把握しております。 次に、②原因につきましては、集中豪雨等による降雨量の増加と宅地化や土地改良等の農業基盤整備が進み、流末までの到達時間の短縮等の複合的な要素が冠水被害の原因だと思われます。 次に、③対策につきましては、維持管理の範囲において多面的機能支払交付金事業を活用し、前川土地改良区の沈砂池や排水路のしゅんせつ・除草作業等を行っており、緊急的に対応が必要な場合はその都度、対応している現状であります。 次に、④排水対策の事業採択の可能性については、可能性調査を実施する必要があり、費用対効果や接続する流末排水路の排水能力確認等の課題解決が求められるため、厳しい状況であります。 今後、抜本的な対策につきましては、土建部とも連携を図りながら検討していきたいと考えております。 ◎総務部長(屋比久正明)  それでは、中村直哉議員の発言事項2、公共放送についての御質問にお答えします。 市では防災システムが構築されたことに伴い、行政情報の発信は広報誌、ホームページ、FMなんじょう、QABデータ放送等を活用した周知方法へ移行し、各区・自治会の放送設備による行政情報を放送しないものとすることを各区長・自治会長へ説明しておりましたが、市役所内での周知が十分ではなかったため、御指摘のとおり、一部の課から区長へ放送を依頼したことを確認しました。 この件につきましては、市といたしましては、今後、各区・自治会への放送依頼は行わないように各課へ周知徹底したところでございます。 ◎福祉部長(城間みゆき)  中村直哉議員の発言事項3の児童の放課後の居場所についての①南城市全体での児童館の在り方についてのア、イについて一括してお答えいたします。 指摘された危険箇所については修繕を行い、施設の維持に努めている現状であります。 現在、所管部では、児童館をはじめとした子どもたちの多様な放課後の居場所の可能性について模索しているところであります。 市全体の施設の維持管理方針については、公共FMチームが各所管部の意見を取りまとめた上で報告することとなっていることから、市としての今後の方針についてはまだ決定しておりません。 次に、②玉城小学校区の児童館建設についてのア、イ、ウ、3点ともに実施していない状況です。 次に、③船越小学校区の児童館建設についてのアについては実施していない状況です。 イの建設に向けた進捗については、船越小学校運動場を拡張しその一角への整備が可能かどうか検討しており、現在、教育委員会と副市長で隣接地主と用地交渉を進めているところです。 ウの以前指摘した公民館と児童館の併設建設の議論が止まっているが、その後の進捗及び区への説明会はいつになるかについては、令和元年に開催された船越区の公民館建設検討委員会において児童館との併設について議論された際に、児童館整備に対する補助基準額が低額であり、船越の財政負担軽減が図れないため併設は厳しいとの結論に至ったと伺っております。よって、説明会は開催しておりません。 次に、④放課後児童クラブ、児童館以外に、子どもたちの居場所づくりに対する事業がないか伺うについてお答えいたします。 福祉部ではおでかけ児童館、教育部では放課後子ども教室の実施に向けて準備を進めているところでございます。 ◆14番(中村直哉議員)  ありがとうございます。 まず、冠水対策についてから再質問をさせていただきます。 現状の把握と、また、原因と、現地調査もされたということみたいですので、ただ、施設の皆さんの自助努力ではどうしようもないという部分も理解していただけるものだと思っております。 そのために、前川区の区長さんと相談して、前川区の区長さんからも排水の整備、それについての要請も出ているかと聞いております。 そういった中で、やはり水の流れからすると、土地改良だけじゃなくて、前川区の公民館側、そして県道の17号線沿いからも、3か所から施設の駐車場辺りに流れ込んできて、そこから冠水していくと。 できれば、17号線沿いの排水はもともと雄樋川にそのまま流れていたものが、県道の整備の際に排水の流れがこっち側に来てしまって水量が多くなってしまっているんだということも部長さんがおっしゃっていました。その部分だけでも対応していただければ何とかなるのかなということもありました。 ただ、先ほど部長からあったように、今後、土建部と調整しながらやっていくものだと思います。 今回、僕も初めて話をいただいて、現場も見に行きました。 これからそういう対策、今すぐできる対策と、答弁にあったしゅんせつはすぐできるでしょうし、今後の大きな、大きな整備計画も今後していただかないといけないだろうと思っております。 ただ、それはすぐできませんので、その辺は継続してやっていきたいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 その中で、国のほうでも3次補正、あるいは新年度予算ということでコロナ対策、経済対策、そして、国土強靱化、防災ですよ、防災の費用を補正、あるいは新年度予算に組むという動きもありますので、その辺をしっかりアンテナを組んでいただいて、予算を活用できるような取組をぜひお願いしたいなと思います。 また、一括交付金が切れる中で、各省庁からの補助金、直接の補助金が復活するのではないかという情報も少し聞いております。そういう中で提案をすることによって、先駆けて予算をもらえる、そういう可能性もあろうかと思いますので、ぜひその施設の方、あるいは区長さん、そしてまた、土建部、農林水産部、全庁的な体制で取り組んでいただきたいと思いますので、最後にもう一回、私の意見を聞いた上で所見を聞かせてください。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 御承知のとおり、先ほど答弁したとおり、集落側から排水、県道を渡って横断して勾配がきつい状況で農地のほうに流れ込んでいる状況もございます。 その分については、やっぱり農林水産部だけではちょっと対応できない。あとは、県ともいろいろ相談をしないといけない状況がございます。 まず、できるものから、例えば農林水産部でいきますと、排水が直接90度に桝に向かっているところもいろいろありまして、そういったものについては維持管理費等でやっていきたい。また、横断溝で処理できない部分については、沈砂池、浸透型のものがあるんですけど、これは先ほど説明したとおり、しゅんせつ等は多面的のほうで整備しておりますが、維持費については市のほうでやらんといけませんので、この農道の横断部とかにグレーチングを設けて段階的に、急な流れではあるんですが、集中的に下に被害が起こらないような対策は必要かなというふうに考えています。そういったもので段階的に進めていきたいと。 抜本的なものにつきましては先ほど説明したとおり、やっぱり膨大な費用のかかる部分、あるいは県とも連携を取らないといけない部分ももしかしたらあるかもしれません。 ただ、県道につきましては、路面排水については、基本的には自分たちはもう路面しかしないというのが原則であります。 それに対しての原因者負担というのがいろいろありまして、しかしながら、そういった問題、災害が起きる要因があれば、いろいろ要請がもしできるんであれば、連携を取りながら、土建部とも連携を取りながら対応していきたいと考えております。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  駐車場で冠水を受けて、補償問題等々の話もあったみたいです。そのときは保険で対応したということを聞いています。 また、向こうの施設の中に、下のほうから、鍾乳洞からエスカレーターが動いていますけど、そのエスカレーターのモーターがその冠水で止まる、そこまで覚悟する、それぐらいの冠水もあったよということですので、今、部長がおっしゃっている、今すぐできる対応と長期的な対応、ぜひよろしくお願いいたします。 この件については今後も引き続きまた質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。 次に行きたいと思います。 公共放送についてですけれども、部長のほうから、そういうことが実際にあったので今後は周知徹底しますよということであります。 それは非常にありがたい、区長さんにとってはありがたいんですけれども、何て言うんですかね、職員もそういうQABとかホームページとかというのは、どうしても情報にタイムラグが生じてきますよね。今、周知したいんだというときの思いが強くなって、そういうこともあるだろうと思いますので、僕のほうからは、今この防災システムを、総務省のホームページで通常、平常時に防災行政無線として活用できますよということも書かれています。なので、ルール決めは必要だと思います。何でもかんでもそれを活用しなさいということではなくて、例えば今日のイベントとか、そういうことに限るとか、あるいは時間を朝、昼、夕方の何時から何時までということに限るとか、放送の時間も1分以内に限るとかですね、そういうルールを決めて、職員の市民に対するサービスも担保しながら、区長さんのまた、そういう配慮もしていただきたい。 その辺について部長、再度お願いします。 ◎総務部長(屋比久正明)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 今回、今年度になってちょっと調べてみました。 区長さんへ依頼した課が5課あって、8回にわたって区長さんへ依頼した経緯があります。その部分についてはもう、職員への周知不足ということで、その辺をまた区長さんにおわびしたいと思います。 直哉議員からの提案といいますか、防災放送の活用については、今後、放送の内容等々をしっかりと精査した上で、今後また防災放送をうまく利活用していけるように検討してまいりたいと思います。 ◆14番(中村直哉議員)  部長、よろしくお願いします。 区長さんもそういう依頼があったときに、公民館にいればすぐ対応できるんですよ。ただ、常駐していない区長さんはお仕事に出ていたり、あるいは南城市内にいない場合もあるんだと。そのときに緊急の要請が来て、どうしても帰らないといけない。そのときが非常に困るんだということもありましたので、そういった意味では、お互いに区長さんも職員も、それが解決できるような方策というのは、ぜひ今後も検討していただいてルールづくりをしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いを申し上げ、次に移りたいなと思っております。 児童館については少し、実施していない。これは9月の同僚議員からの質問でも、用地選定委員会は開かれていないということだったので、致し方ないのかなというふうに思うわけですけれども。 その中で、船越小学校区については、合併特例債を活用して可能ですよということで副市長が答弁をされていました。 玉城小学校の児童館についても同様の考えでいいのか、お願いいたします。 ◎副市長(新屋勉)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 児童館については、これまでも要請、船越小学校からも要請がありました。要請の中では、補助率が、補助基本額が低いとかそういうのもありましてなかなかできなかったという経緯がございます。 それで、今、合併特例債の活用ができるかというお話ですが、船越児童館も前回そのような答弁をしたんですが、児童館については、市長の非常に重要な、子育て政策の重要な事項でございますので、合併特例債を有効に活用していきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  理解をしました。 玉小校区については、近くに中央公民館がございます。その中央公民館を複合施設として再整備していく中で、児童館を併設するという方法が、小学校、中学校の子どもたちが利活用しやすくなるんじゃないかなと思うんですけど、それについて市長の所見を伺います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時46分)     (再開 15時47分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  中村直哉議員の児童館に向けての再質問にお答えします。 中央公民館等も活用してもいいんじゃないかということですけれども、中央公民館は公共の施設ですので、どなたでも多分、利用できるんじゃないかなと思っております。 ただ、特別にそこに児童館を設置するとか、そういう具体的なことに関してはまだ検討はしておりません。 ◆14番(中村直哉議員)  その検討も必要性、検討に値するのではないのかなという私の意見です。それも含めて、また検討していただければと思います。 船越小学校区については前回もいろいろあったんですけど、今回、船越小学校運動場を拡張しということがありますが、教育委員会と副市長で隣接地主と交渉しているところですということでありますけれども、船越小学校の運動場は何年か前に公設民営の児童クラブの建設場所として計画していたところ、運動場が狭くなるということで、現在、東側の花壇を潰してそこにできていると思うんですけど。 今回、運動場が、運動場敷地ということで交渉しているということだったんですけど、何ていうんですかね、船越小学校は子どもたちが増えていると僕は認識しているんですね。その中で、運動場に造るということが、果たして実現性があるのかどうかということ、しかも、それを教育委員会がされているということを少し今、どういうふうに理解をすればいいのかなということで複雑な思いがあるんですけれども、その辺、教育長、少し所見を聞かせていだだけますか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの中村直哉議員の再質問にお答えします。 船越小学校の運動場というわけではなく、運動場に隣接している用地があるんですね。そちらのほうに今、できないかということで、その地権者の方と用地交渉をやっている状況でございます。 運動場ではなくて、運動場に隣接している用地を今、交渉しているというところでございます。 ◆14番(中村直哉議員)  運動場に隣接している敷地ですけれども、それは児童館として、今、副市長と教育委員会が交渉しているわけですけれども、児童館というのは教育委員会の所管なのか。 ただでさえ運動場が狭いということであの当時言われていた船越校区で、運動場を拡張するというんだったら話は分かりますけど、その敷地を児童館のために教育委員会が用地交渉していますよというところが私には少し理解ができていないということなので、それについて所見を聞かせてくださいということです。
    ◎副市長(新屋勉)  教育長から答弁があったんですが、運動場だけの拡張ですと教育委員会で当然やるんですが、その運動場は今、狭くなっているんですね。一部地権者が、なかなか学校を造るときから譲らないというようなことがあって、今、運動場も狭くなっております。 その部分で、そこを拡張できないかということで、教育委員会と私のほうで用地交渉をして、それが拡張できるんだったらその一角に児童館もできないかというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  用地選定委員会は開催されていないということで答弁をいただきましたが、そこに建設するという方向性は、どなたがどのような形で決定されたのか伺います。 ◎副市長(新屋勉)  まだそこに建設するという決定はしておりません。 これは用地の意向調査とか、その交渉を踏まえて、その結果、庁内での手続を踏まえて進めていくというような考えでございます。 ◆14番(中村直哉議員)  まだそこには決定していないということですので、その用買について、これまで船小の建設のときから、その地主の方は先祖代々受け継いだ土地なので、子孫に残すために、売るのはちょっと厳しいということで聞いております。 何名か地権者の兄弟がいるみたいですけれども、そのような状況がこれまであったんですけど、それは劇的に改善されているのかどうか、その辺、用地交渉の内容を教えてください。 ◎副市長(新屋勉)  用地交渉ですから、時間がたつにしたがって考えも変わる場合もあります。 それで今、鋭意交渉しているところでありますので、まだ一部ちゃんとまだ接触できてない部分もありますので、その交渉を進めていきたいと考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  そこだけに限らずに船小校区の周辺、あるいは玉城小学校の周辺、幾つか用地交渉をする。その中で、検討してもいいよというところがあれば、そこを重点的にまた契約の方向でやるというのが私はベターなのかなと思いますけれども。 自分もいろいろ、先ほども中央公民館の話を出させていただきました。 玉小の近くにはなかなか空き地がなくてあれですけど、船小の近くは空き家とか、あるいは船小の後ろ側、裏門付近に空き地があって、船越の皆さんに聞くと、新屋門中の土地だよと言う人も結構いました。なので、副市長、知り合いじゃないかなと思っていて、副市長が行ったらそこはスムーズにいくのかなっていう気もするんです。 その辺も、用地交渉の相手先として入れてやれば、その児童館建設に向けて大きな進展になるんじゃないかな。 今やっている場所は、運動場の拡張をすると。そうすれば、もう一気に教育委員会の問題、福祉部の問題が改善するのかなと。あくまでも案ですよ、これは。 そういうことも踏まえて、幾つかの手を持っておくべきじゃないかということですけど、それについていかがですか。 ◎副市長(新屋勉)  中村議員からの再質問にお答えします。 貴重な提案ありがとうございました。 そういうことも踏まえてなんですが、この児童館建設については今、補助率が低いというのもあります。用地取得も補助がないと、そういうのもありますので、なるべくは学校に一番近いところで、用地費が要らないというのは、市有地とかも、市の公共施設とかもありますので、まずはそういうところからちょっと当たってですね、そこからまた広げていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  今、用地交渉等しているところは市有地じゃないですよね。用買交渉をしているわけですから。 裏門のほうも安全な場所だと僕は思いますので、そこも含めてぜひやっていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。 今、議論していますけど、児童館、玉小、船小それぞれ、今、話ししましたけれども、いずれにしてもしばらく時間はかかるでしょう。来年、再来年に出来上がるものではないというふうな認識です。 それからすると、今回通告した、子どもたちの居場所という部分からすると、事業がないのかなと思っていたんですけれども、福祉部でおでかけ児童館、教育部で放課後子ども教室というものを、それぞれ実施に向けた準備をしているということが答弁されていますので、少しそのおでかけ児童館、あるいはその放課後子ども教室、どのようなものか概要だけでも結構ですので少し説明いただけますでしょうか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 福祉部としては、今年度中に一度はこのおでかけ児童館にトライアルしてみたいということで今、進めているところでございます。 宜野湾市で今、実際行われており、宜野湾市の視察を予定しているところであります。 宜野湾市では、児童館から遠い公民館に児童館の構成員が出向いていって、児童館でやっている遊びとかを公民館でやって、子どもたちの居場所づくりに貢献しているという方法ですので、現在、玉城小学校区と船越小学校区に児童館がないということですので、市内の厚生員の皆さんの協力を得て公民館、あるいは公共施設でおでかけ児童館ができないかどうかというところで、担当のほうから厚生員のほうにお話をして、一緒に視察をしていって、ぜひ実現してみたいなと思っているところでございます。 ◎教育部長(上原昇)  教育委員会が所管している放課後子ども教室ということで、次年度2か所ということで今、計画しています。 内容なんですけども、目的ですね、共稼ぎの家庭等の「小1の壁」を打破するとともに、次代を担う人材育成をするため、地域住民等の参画を得て、全ての子どもが放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験活動を提供するということで、目的になるものでございます。 概要なんですけれども、週3回程度実施して、これは1教室20名程度の生徒を募集すると。これは地域によって違いますけども、取りあえずは20名程度。 時間についてが、15時半から17時半を予定し、宿題、学習支援、昔遊びとかスポーツ体験などを行う計画をしております。 参加生徒による保険代として活動費徴収ですね、年間2,000円程度を想定しております。 その他学校の地域の特徴に応じて内容を設定していくわけなんですけれども、特に保護者等のボランティアによる運営、学校ボランティア、市のコーディネーターを配置して、まとめ役として活動していく、また、運営していくという計画でございます。 ◆14番(中村直哉議員)  ありがとうございます。 児童館については、無料で使えるという部分からすると非常にありがたい施設であるのは間違いないですし、その建設に向けて少しでも動き出すことは大いに評価するところであります。 ただ、先ほど副市長からもあったように、予算、非常に補助率が低いということと、まだまだ用地が決まっていない、その辺を鑑みた場合に今すぐ児童館建設というのはちょっと厳しいだろうというのが、やはり認識としては私が持つところであります。 そのために、先ほど答弁の中であった事業も、福祉部長、そして、教育部長からも説明していただいたんですけれども、福祉部でやろうとしているおでかけ児童館については、代表質問でも少し提案があったんですけど、公民館の活用だというふうに理解をします。 放課後子ども教室については、実際にある学校の教室を活用したという、子どもたちの居場所づくりだというふうに私は理解するんですけども。 そうした場合に、児童館建設というのが3年後、あるいは4年後になるかもしれませんけど、このおでかけ児童館、放課後子ども教室であれば、もしかしたら来年度からスタートすることも僕は可能じゃないかなと思います。 来年度からスタートすることができれば、子どもたちの居場所づくりという部分では相当な進歩じゃないかなと思いますし、子どもたち、あるいは保護者の子育て環境というのも非常に広がるのかなと思っております。 これについてはぜひ、福祉部長は今年度、頑張りたいということでもありましたけれども、できれば今年度できるのが一番いいですけれども、次年度以降もう早急に、そういうことも含めて、要はこの2つの事業と児童館の建設に向けた、それを並行に進めていっていただければ市民にとっては非常にありがたいと思います。 その辺について市長の所見を聞きたいと思います。お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  中村直哉議員の児童館に関しての再質問にお答えいたします。 様々な御提案もいただきました。当然、地域の方々の意見も聞きながら、行政の手続もしっかりと踏まえながら児童館建設に向けてしっかりと進んでいきたいと思っております。 また、教育部、福祉部が行うような、言ってみればすぐにでもできるようなことに関してもしっかりとやっていく所存でございます。 ◆14番(中村直哉議員)  再度、聞きたいんですけども、このおでかけ児童館、放課後子ども教室については、次年度から最低でもスタートできるというふうに理解して、市民に僕は説明してもいいですか。 ちょっと意見を聞かせてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  担当部署ではそのように準備を進めておりますので、ぜひやっていきます。 ◎教育長(上原廣子)  教育部のほうとしても、できるだけ来年度スタートができるように、今から係の者を叱咤激励して準備するように進めさせていただきます。 ◆14番(中村直哉議員)  福祉部長、教育長、それに向けて本当に前向きな答弁ありがとうございます。 子どもたちの放課後の居場所づくりというのは、やはりこの時代、必要な観点であります。それにしっかり対応していただけることが、次年度以降スタートできるということで、私も市民にまた周知をしていきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 16時04分)     (再開 16時15分) 再開します。 次の質問者、大城竜男議員。 ◆15番(大城竜男議員)  大城竜男でございます。働き方改革もありますので、執行部の皆さんも議会が終わってからもいろいろ、資料整理いろいろあると思いますので、極力、4時半までには終わりたいと思いますので御協力のほどお願いいたします。 それでは、今回、2点上げていたんですが、本来もう1点、前議会でしたかでいろいろ議論になった種苗法改正案について1つ入れていて、農家の皆さん、また、県の担当者含めていろいろ聞き取りをしていたんですが、通告のときにまだ国会開会中だったもんですから、それも含めてちょっと様子を見ようと思いまして今回は見送った次第であります。 いずれ南城市内で農家を営んでいる皆さんが、どのような影響があって、どう考えているか、また、本市の考え方も含めてこれは確認していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 今回、1番目ですね、食料産業、そして、6次産業化の推進についてであります。 農村漁村には農林水産物をはじめとする優れた地域資源が豊富に存在しており、これらの地域資源については、一次産業の担い手である農林漁業者等が二次及び三次産業の担い手である流通業者、食品事業者等と連携しながら、その価値を高め、消費者や実需者等に提供する六次産業化、農商工連携または地産地消の取組、地域資源の魅力再発見に資する食育活動の取組、持続可能な循環資源活用の取組及び輸出の取組を行うことは、農林漁業者等の所得を増大し、農山漁村を活性化するとともに、経済の健全な発展と生活の安定向上にも貢献するものであるという観点から、以下の取組状況をお伺いいたします。 (1)業務用需要に対応したBtoBの取組状況。このBtoBは、僕も何なんだろうといろいろ調べたんですけど、事業向けのビジネスということでありましたので、その取組状況ですね。 (2)農泊と連携した観光消費の促進への取組状況。 (3)農福連携の発展への取組状況。 3点をお伺いいたします。 2番目の補助金適正化計画については、また自席にて質問いたします。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  大城竜男議員の発言事項1の食料産業・6次産業化の推進についてお答えします。 (1)業務用需要に対応したBtoBの取組状況についてですが、BtoBとは事業者向けビジネスのことだと認識しておりますが、本市として、現在、これまで近い取組は、沖縄南城セレクションを2010年度より創設し、市の地域資源等を活用して開発された優良な推奨品を認定することにより、消費者の信頼を高め、その商品の普及と需要増を図り農漁業及び商工・観光業の振興に資することを目的として取り組んでおります。 認定された商品については認定ロゴマークが表示され、市、商工会、観光協会が主催する物産展や祭り、イベント等に本市が推奨する商品としてPRしております。 次に、(2)農泊と連携した観光消費の促進への取組状況については、本市の事例として、株式会社美らイチゴが国家戦略特区の認定を受け、補助事業を活用し農家レストランを整備し、12月初旬にオープンしております。 これまで行ってきたイチゴ狩りの収穫体験も含め、レストランにおいて、生産したイチゴを原料とした付加価値の高い商品を提供しながら、観光消費の促進にもつながっていくと捉えております。 次に、(3)農福連携の発展への取組状況について、現在でも農業生産法人において、収穫作業等では障害者に手伝っていただいているのが現状であります。 今後は障害者との協議により六次化の商品開発に取り組むことができるか、法人や施設の意見も聞きながら対応していきたいと思います。 ◆15番(大城竜男議員)  今回、いろいろ農林水産省のホームページを調べていると、令和3年度予算概算要求という概要が食料産業局産業連携課というところから令和2年9月に出されたのを少し見ていました。 その中で5つぐらい大まかな地域食農連携プロジェクト推進事業とか、あと、今、話しした食料産業・6次産業化交付金、6次産業化関係ですね。あと、6次産業をサポートする事業というのもありまして、あと、食育の推進と食文化の保護・継承、そして、地域の食の絆強化推進運動事業とか、それぞれソフト事業があったり、ハード事業があったりするような中なんですが。 その中で、食料産業・6次産業化交付金のというところに重点支援として取り組んでいくというところで、今言った業務用需要に対応したBtoB取組の推進、農泊と連携した観光消費の促進、農福連携の発展、この3点を重点的に支援していきたいという国、農林水産省の考えであります。 この中で、この政策のポイントとしては、6次産業化の推進に向けて、農林漁業者と多様な事業者が連携して行う地域資源を活用した新商品開発や販路開拓等の取組、加工・販売施設等の整備及び新たな高付加価値商品等の創出・事業化に必要な技術実証、マーケティング等を支援していくということであります。 この中で、このBtoBに関しては、先ほど答弁があったように、うちでいうと南城セレクションに当たるのかなと思いました。 今回のこの事業に関係しては、このソフト事業、ハード事業というのがありまして、ソフト事業が生産者・連携事業所との企画検討・調査、一次加工等の新商品開発・成分分析、実需者評価。あと、ハードは、それに伴って、推進するために高い品質管理能力を有する加工施設等の整備ということであります。 ですから、例えば南城セレクション等々でいろんな南城市の特産を売り出していって、それが販路も含めて、かなり生産できることになれば、またそこの加工場を造ったりとかするという事業の取組になっていくのかなと思います。 近隣市町村では、ちょっと話を聞いたのが、芋のほうで、今ちょっとコロナの関係で大分、観光産業は落ちていますが、例えば紅芋のタルトだったりとか、そういったものの色づけをする芋、また、お酒用の芋とかいろいろ、そういうのがなかなか足りなくて、逆に本土から取っているんだいうことで、それを何とか広めるのが前提なんですが、そういったものを作って置いておく例えば冷蔵庫だったり、逆にタルトにして出せばもっと価値が上がるんじゃないかとか、そういう話がありましたので、多分そういうものに近いものなのかなと思っております。 ですから、今、話ししていた、ずっとこの南城セレクションを続けていますので、その中からそういうものが出てきて、特産として出てきたときに、ぜひ市内で加工までできて出荷できるような体制ができればなという思いで、今回、こういうのがあるので、担当課としてどう考えているかということで、これは入れておりますので。 2番目の農泊と連携した観光消費の促進についてなんですが、これについては、農泊なんですが、本市でも修学旅行生を受け入れて農作業も含めて様々な体験をさせていると思うんですが、一般的な民泊といえば、一般の人たちが宿泊スペースの提供を受けているだけの民泊というのが一般的な捉え方であります。そういった方々にも農業体験をしてもらうことによって、いろいろ本市の体験というんですか、田舎体験ができるというところが魅力だろうと思っております。 これもソフト事業、ハード事業があって、田舎体験ができる農泊では、観光客が増加すると観光業が栄え、地域の所得、農家の所得が向上し収益が増加します。農泊体験により田舎のよさ、農業のよさを知って若者たちが移住してくることを期待されており、人口の増加、特に若者の増加は地域活性化に大きく貢献することになります。また、日本人観光客だけでなく、外国人にも興味を持ってもらうことで、インバウンドの増加も期待をされていると。 そのほか、空き家を宿泊施設にすることで遊休資源の利活用ができるという声もありまして、本格的なまちおこし事業になるんではないかと。 これは農林水産省も推奨しているというところでですね、これは農林水産省のホームページからなんですが、農泊を農山漁村の所得向上を実現する上での重要な柱として位置づけ、主要観光地に集中しているインバウンドを含めた旅行者を農山漁村に呼び込み、宿泊者や農林水産物の消費拡大を図るため、農泊をビジネスとして実施するための現場実施体制の構築、地域資源を高める観光コンテンツとして磨き上げる取組等を支援していきますということなんですね。 ですから、先ほど言ったように、今、南城市でいうと、先ほど言った修学旅行生を含め、そこで農作業を体験させるとか、海に出て漁業を体験させるとかというのをもうちょっと一般の方々にも広めていってもいいんじゃないかという思いで今、話をさせていただいています。 いろいろ調べていくと、青森県の十和田市というところが大分、地元大学とかで協議会を設置して、アジアからの修学旅行や観光客誘致のための整備や情報発信を行い、外国人誘客数の増加を達成している。成功のポイントは事業者1軒だけで活動するのでなく、地域全体で活動していくと。成功事例の多くは地域を巻き込んだ取組になっていると。 農林水産省の交付金も、1事業所だけを対象にしているよりかは地域全体の活動に対しての補助ということであります。 この十和田市に関しては、SNSをうまく使っていろいろ発信して、外国人の皆さんも来ているということであります。 単に宿泊するだけではなく、以前にも取り上げたが、グリーンツーリズムという、答弁もあったのかな、そういったものも前面に出していってもいいのではないかなと思っております。 そういったことも含めて、南城市のファンをつくることが大事であって、外国人であれば世界的に本市のアピール、また、国内であれば、ファンになれば、またふるさと納税にもつながる取組にもなってくると思いますので、ぜひこの農泊をですね、今、いろんな形があっていいと思うんですが、こういった様々な取組をしているところもありますので、それもぜひ参考にしていただきたいなと思います。 そして、3番目の農福連携の発展なんですが、これは農林水産省と厚生労働省が出した、3月に出したスタートアップマニュアルっていうので地方自治体向けがあったんでいろいろ読んでいたんですが、ちょっと中身は細か過ぎて、賃金だとか、あと、どういったことを働かせることとかいろいろあったんですが、その中から、事例集というのがあったもんですから、これは令和元年10月に出されたものなんですが。 いろいろ見ていると、これですね、農福連携に関してはパターンが幾つかあって、直接就労型、農業者が障害者を正社員やパート社員として直接雇用するパターン。2番目が福祉完結型、障害福祉サービス事業所が単独で農業を行うパターン。3番目が連携型、農業者と外部の障害福祉サービス事業所が農作業に関する請負契約を結ぶパターン。4番目がグループ内連携型、農業者が社会福祉法人、NPO法人等を設立して、社会福祉法人やNPO法人等が農業法人を設立するパターン。いろいろパターンがあると思います。 全国の取組というところで見ていると、沖縄県では2件この中で紹介されていて、1点目が本市の南城市のみやぎ農園さんが紹介されていて、障害者は卵のパック詰めと農産物の袋詰めをそれぞれ3名ずつ行っていると。 そして、取組の効果としては、これまでの従業員だけでは人手が不足していたが、障害者が作業を行うことで人手不足が解消したと。健常者社員が養鶏に集中できる、今ある仕事に集中できるようになり高い技術を維持しているということでありました。 もう一点が、宮古島の野菜ランドみやこというところがこれを取り組んでいるそうです。 ここでは、取組内容としては、鉄骨ビニールハウス、リーフレタス、ルッコラ、水菜などを水耕栽培していて、障害者は9時半から16時半までは、種、収穫、袋詰めなどの作業を行ってもらうと。 生産された野菜のうち、規格外のものはまた、平成30年に設立した、そのグループ内の就労継続支援B型事業所のレストランで提供しているということで、この取組の効果としては、水耕栽培による野菜は、宮古島内で通年で入手できる貴重な野菜としてなっていると。 注文に生産が追いつかないほど人気であり、年間通して作業があることで、障害者の安定的な就労を実現しているということであります。 その野菜ランドみやこが軌道に乗ったことで、平成27年に新たな就労継続支援B型事業所トマトランドみやこを開設し、トマト栽培へ取組を拡大していると。新たな地域交流の拠点として開設したレストランでも、障害者の雇用を拡大していっていると。 そういった取組で農福連携が注目を、以前からあるんですけど、また、これ国としても取り組んでいくということであります。 南城市もちょっと形は違うんですけどいろいろ取組んでいると思います。 ただ、私がここで言いたいのは、こういったいろんな情報をですね、各課にまたがっているんですが、ぜひいろいろ情報収集して、これを必要であれば交付金を取りにいったり、相談があった場合はこういう事例があるよとか、こういう手続がありますよと、そういったものをぜひ事業所の皆さんとか農家の皆さんにお伝えしていっていただきたいということでありますので、そういったことも踏まえてもう一度、部長の所見と、あと、ちょっとこれ観光とか企画にもいろいろ関係してくるし、農福連携は福祉のほうもありますので、ちょっと所見があればよろしくお願いいたします。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  大城竜男議員の再質問にお答えします。 所見ということでございます。 現在、南城市におきましては、先ほど説明したとおり、国家戦略特区で農家レストランを設置した美らイチゴさん、もう既にスタートしております。まさにソフトとハードをマッチングした部分で進めている状況です。 六次化に向けては、先ほどの部分のまた、南城セレクションのほうも着実に進んでおります。 あと、農福、農泊の件なんですが、農泊の定義がちょっといろいろ難しくて、農泊とは農家や古民家などに宿泊して日本の伝統的な生活体験をすることということで定義は一応あるんですが、民泊は一般の民家に泊まることということで、その違いがあって、もともとはフランス、イギリス、ドイツなどから始まった農村の滞在型、先ほど説明した、竜男議員からありましたグリーンツーリズムというのがその狙いであります。ですので、こういった農家の空き家とか、そういった部分を使っていくという狙いです。 これは事業者向けですので、やっぱり事業者が主体的に、意欲がある部分があれば、申請を協議会ということで3事業団体を設立してヒアリングをして、この補助事業対象になるかという議論になると思います。沖縄県、あるいは総合事務局との調整。ですので、その展開については、今後も農泊については、進めていきたいと。 あと、農福につきましては現在、先ほどもありましたみやぎ農園さんとか宮平農園さん、大城有機肥料さんとかが既に、障害者を農業者として実際、雇用しているという状況であります。 あと、農福の関連の施設については、ちょっと登録しているのは8団体ぐらいあるんですが、実情は登録で、現状はまだ進んでないのかなと。これはちょっと福祉部のほうが、私より分かるのかなと思うんですが、今現状はそういうことです。 そういった展開もありますので、地産地消の部分も現在いろいろ進めておりますので、こういった部分も展開しながら、今後も地域、これは事業者ですので、各団体とも連携を取りながら対応していきたいと考えております。 以上です。 ◎企画部長(糸数義人)  大城竜男議員の農泊というものに対する所見ということで問われていますのでお答えいたします。 まず、私事で恐縮なんですが、実は私の家内が農業を営んでおりまして、もう就農して七、八年目になるんですね。ただ、やはり1人でやっているもんですから、所得という面では決して裕福ではないという状況が続いております。 しかしながら、ここ最近、うちの家内が始めたのは、SNSを通しまして援農をしませんかというような呼びかけをすると、実際それに応えて来られる方々がいらっしゃるんですね。 やはりお話を聞いてみると、お仕事で疲れているんですけどその合間で手伝いにきたよと。やっぱり土に触れることでストレスも抜けるというようなお話がございました。 そういった意味でもニーズがあるのかなと。 それと、先ほど申し上げましたが、農業というのは決して大もうけできるような、そういうような仕事ではございません。 しかしながら今、市内では多くの若い農家さんが出てきております。その方々が農泊に取り組むことで、収入の補助的なものとしてやっていけるのではないか、それが結果としては農家の育成にもつながっていくのではないかなと。また、本市は一次産業の盛んな土地柄ですので、すごくそういった、それに応えられるだけの能力というのは兼ね備えていると思っております。 1点だけ少し気になるのは、それを取りまとめてくれるような、今、民泊ではそういう企業さんがありますけども、それが農泊の部分でも取りまとめ役が出てくると、ニーズというのは、この本市においてすごく可能性のあるものだと考えております。それが、観光客の増加にもつながっていくものだと考えております。 以上です。 ◎福祉部長(城間みゆき)  大城竜男議員の農福連携について、私の分かる範囲でお答えしたいと思います。 現在、市内の事業所さんが土地を所有している福祉作業所と連携を図って農作物の植付けと収穫をしていただいている、それを買い付けして福祉作業所さんの収入になるというものが行われているという情報は得ております。 そうすることによって福祉作業所にとってもプラスになりますし、事業主さんにとってもまたプラスになったものだと認識しているところから、それがもっともっとできる体制が取れるのかどうか情報収集をしていきたいと思っております。 以上です。 ◆15番(大城竜男議員)  この農業に関しては農福連携とかいろいろやっているんですが、その一方ではまた、スマート農業ということで、本当に人手が要らないような仕組みでやってきていますので、できれば農福も含めてスマート農業とすみ分けする形で、ぜひいろいろ情報収集しながら、我々も含めて、農業、観光も含めて盛り上げていきたいと思いますので、引き続き、皆さんよろしくお願いいたします。 2番目の補助金適正化計画についてなんですが、これは令和2年に作成された第4次南城市行政改革大綱の中で財政援助団体補助金適正化の行政改革推進委員会を開催するかを決めることになると思うんですが、現在の現状をお伺いいたします。 ◎総務部長(屋比久正明)  大城竜男議員の発言事項2の補助金適正化計画についての、令和2年度に策定された第4次南城市行政改革大綱の中で財政援助団体補助金適正化の行政改革推進委員会を開催するかを決めることになると思うが現在の状況を伺うとの御質問にお答えします。 現在の補助金適正化計画については、平成27年3月に策定された第3次南城市行政改革大綱に基づき、平成29年11月に補助金適正化計画第3次が策定され、平成30年度から令和2年度の3年間で各ランクの割合に応じ段階的に補助金を減額しており、今年度は最終年度になっております。 第4次南城市行政改革大綱、令和2年度から令和6年度における補助金適正化については、令和3年度に行政改革推進委員会を開催し、答申にて提示された指針や基準に基づき補助金適正化計画第4次を策定し、令和5年度から令和7年度の3年間で実施していく予定でございます。 ◆15番(大城竜男議員)  今回、この質問を入れたのはなぜかというと、前回の改革、改正で、3年間かけてランクがついて、Aランク、Bランクついて、その3年間で削減されたところ、維持されたところがあるんですが、僕もちょっと勘違いしたところもあったんですが、3年ごとに見直していくんじゃないかなという、そんな勘違いがあってですね、例えば、今回、3年かけてちょっと削減されたと、この3年間頑張ったんだから来年度からはもしかしたら上がるんじゃないかとか、そういう声をよく聞くんですよ。頑張ったよなと、我々はと。 だからそれが、いやそのままですよというだけの説明になると、ちょっとそれは頑張っている団体の皆さんにちょっと、腰を折るような形になりますので、この仕組みをぜひ一回答弁していただきたかったというところなんですね。 だから、この話でいうと、次に委員会を開催するのが3年、令和3年度、来年度になりますかね。そしてそれを、令和5年度から7年にかけて実施していくということですから、ここでまた査定があって、5年から7年の間でまた維持するのか、どうするのかというのが決まっていくということだと思いますので、ここら辺ちょっと、下げられっ放しかというようなことにならないためにも、この流れというのをぜひ、我々も含めて少し分かっておきたいなということがありました。 これに関しては市長にちょっと所見を聞きたいんですが、補助金団体の皆さんは南城市にとって欠かせないところだと思います。女性会、青年連合会、老人会も含めて南城市に欠かせない団体でありますから、彼らがもう本当に頑張っているのは目に、皆さん見ていると思いますので、彼らが本当に伸び伸びとまちづくりに、本市を手伝っていただいているということも踏まえて、今後のこの在り方ですね、補助金の、それをちょっと市長に最後に所見を伺って私の質問を終了したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  大城竜男議員の補助金適正化計画に関する質問にお答えいたします。 おっしゃるように仕組みが少し分かりづらいなと私も思いました。 ですから、今のところこういう仕組みになっておりますので、ただいずれにしても、各種団体の方々が一生懸命取り組んでいるおかげで我々南城市もまた発展をしていっておりますので、その方々の声を聞くことはとても大事だと思っていますし、また、仕組みも丁寧に説明することも、さらにまた大事だと思っております。 実は、12月議会終了した後には、この各種団体の皆さん、役員の皆さんになると思うんですけども、意見交換したいということで、私のほうから呼びかけをして、今、担当のほうが日程等を組んでいるところでございますので、その際に、しっかりと各種団体の皆さんの御意見をお聞きして、行政のまちづくりにつなげていきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は12月8日火曜日、午前10時から本会議を開き一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 16時47分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  安谷屋 正署名議員  運天貴也...