南城市議会 > 2020-12-04 >
12月04日-02号

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  1. 南城市議会 2020-12-04
    12月04日-02号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年 12月 定例会(第10回)       令和2年第10回南城市議会(定例会)会議録1.開議     12月4日 10時00分 宣告2.散会     12月4日 14時38分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局主幹兼係長  玉城光也  事務局係長     仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      屋比久正明  上下水道部長    知念哲雄  企画部長      糸数義人   農林水産部長    嶺井 洋  市民部長      永吉盛哲   土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき7.議事日程-----------------------------------     令和2年第10回南城市議会定例会 議事日程[第2号]                令和2年12月4日(金)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       代表質問(4人)           (1)無所属会派 凛の会               島袋裕介           (2)碧風会               玉城 健           (3)ゆまぢり会               安谷屋 正           (4)会派 ニライ・カナイ               運天貴也-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、18番親川孝雄議員及び19番玉城健議員を指名します。 日程第2.これより代表質問を行います。 なお、本日の質問者は、お手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、無所属会派凛の会、島袋裕介議員。 ◆7番(島袋裕介議員)  皆さん、おはようございます。 無所属会派凛の会を代表いたしまして、私、島袋裕介が代表質問を行いたいと思います。 我々会派は4人の会派ですので、任期期間中に1人1回は当番がやってまいりますので、私が3番手になります。 我々会派は、4人とも考え方や方向性が異なります。そういう中で、お互いの意見を出し合い、取り組んでいるところでございます。考え方や方向性は違いますが、市のトップが誰であろうと、是々非々の立場で頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 我々会派は、会派長から始まり、当初から第2次南城市総合計画について代表質問を行っておりますので、今回も第2次南城市総合計画の中から質問を行いたいと思います。 南城市でこの総合計画というのは本市の長期的な計画であり、2018年度から2027年度の10年間を対象期間にした計画です。2018年度から2022年の5年間を前期基本計画、それから、2023年から2027年までの5年間を後期基本計画として、南城市の10年間の基本構想であり、本市の現状、取り巻く社会環境などを考慮しつつ、本市の進む方向性を示す計画となっております。 それでは、通告に入ります。 通告に入る前に、質問に①、②、③とやっているんですけれども、基本方針2を大きな1点目、基本方針4を大きな2点目、基本方針5を大きな3点目という形で進めてもよろしいでしょうか。よろしくお願いします。 それでは、大きい1点目。 基本方針2ひとが活きる・基本施策2コミュニティーの充実について。 ①地域活動拠点(公民館)等への整備支援の進捗について。 ②公民館機能の充実及び利活用促進の現状と課題について。 ③市民と行政の協働によるまちづくりの現状と課題について。 2点目、基本方針4地域が元気になる・基本施策3その他商工業の振興について。 ①新庁舎を中心とした先導的都市拠点の形成、南部東道路整備などを踏まえた上で、市民及び観光客の利便性も考慮した商業施設の立地の推進について、庁舎周辺のまちづくりの進捗状況及び今後の展望について伺う。 3点目、基本方針5まちが整う・基本施策2公共施設の整備について。 ①公共施設・公園の運営、維持管理など財政負担軽減に向けた取組について。 ②公共施設の集約化・複合化について市としての考え方を伺う。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  おはようございます。 それでは、無所属会派凛の会、島袋裕介議員総合計画基本方針2ひとが活きる・基本施策2のコミュニティーの充実についての①地域活動拠点等への整備支援の進捗についての御質問にお答えいたします。 公民館への整備支援については、国・県の補助金、自治宝くじ助成金市単独補助金を活用しての整備の方法がございます。 その中で、市のムラヤー等建設補助金交付事業の実績は、平成25年度から令和元年度までに18件の整備実績があり、今年度は5件の実施が予定されており、現在、予定どおり事業を進めております。補助率は、総事業費の10分の8以内、限度額を1,500万円とし、総事業費100万円以上の事業が対象となります。 次に、②公民館機能の充実及び利活用促進の現状と課題についての御質問にお答えいたします。 公民館機能としまして、自治会活動の拠点・地域住民の交流の場として、また、自治会が行う各種事業や各種団体の活動場所及びミニデイサービスなどの福祉事業の場としても活用されておりますが、生活習慣などが多様化し、地域住民の交流が希薄化、自治会加入率の低下や少子高齢化、人口減少によりムラヤーの活力が徐々に失われている区や自治会もあるのが課題でございます。 次に、③市民と行政の協働によるまちづくりの現状と課題についてお答えします。 本市では、地域でできることは地域でやるという考えに基づいて、市民との協働によるまちづくりを進めております。これを実現するために必要な基盤づくりや地域への支援としまして、人材育成としてなんじょう市民活動支援センターを活用したムラヤー学習会なんじょう市民大学を開催しており、人的支援として、なんじょう市民活動支援センター内にムラヤー支援員を配置しております。 また、財政的支援としまして、ムラヤー建設補助事業コミュニティ助成事業上がり太陽プラン事業地域コミュニティ計画策定助成事業ムラヤー活性化スタートアップ支援助成事業交流人口拡大助成事業を実施しており、地域がやりたいこと・できることを支援しております。 課題としましては、少子高齢化人口減少地域の存在、また、若年世代の家庭が多い地域における地域行事や自治会活動の参加率低下、伝統芸能などの継承などが挙げられます。 次に、大きな2点目、総合計画基本方針4地域が元気になる・基本施策3その他商工業の振興について、新庁舎周辺のまちづくりの進捗状況及び今後の展望についてお答えいたします。 先導的都市拠点地域のつきしろインターチェンジ周辺におけるまちづくりの進捗状況としましては、地権者らによる区画整理組合準備会が結成され、区画整理事業の認可に向けた地区計画などの都市計画手続を行いながら、関係機関等との協議を行っているところであります。 今後の展望につきましては、地区の目標でもある産業系土地利用の推進や、地域住民の日常的な生活利便施設などの集積を目指しながら、企業誘致等による雇用の場を創出し、インターチェンジ周辺という交通利便性の高さを生かした土地利用を目指しております。 次に、大きな3点目、総合計画基本方針5まちが整う・基本施策2公共施設の整備についての①公共施設・公園の運営、維持管理など財政負担軽減に向けた取組についてお答えいたします。 本市では、令和2年7月より庁舎の電力契約を新電力会社へ変更しておりますが、半年が経過し、財政負担軽減の効果が数字として確認されたことから、今後、他の施設でも新電力導入について検討しているところであります。 また、今年度から新たに取り組みました全公共施設を対象にした民間提案制度は、市民や利用者の満足度、または行財政の生産性の向上につながることを原則として、新たな財政負担が生じない提案を条件に募集したところであります。 採択された案件の中には、指定管理、包括管理等をはじめとした運営、維持管理に関する提案や、公共施設を活用し新たに事業を企画する提案、現在の電気料金より有利な提案等があります。現在、採択された民間業者との詳細協議を行っている状況であり、今後の展開によっては、財政負担軽減及び市税の増加や地域活性化等も期待されるところであります。 次に、②公共施設の集約化・複合化について市としての考え方を伺うについてお答えいたします。 既に策定しました公共施設等総合管理計画及び公共施設適正配置計画に基づき、現在策定中の個別施設計画において、本市の公共施設の集約化・複合化などの総量最適化やライフサイクルコストの低減を含めた戦略的な公共施設の経営推進を考慮し、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆7番(島袋裕介議員)  企画部長、ありがとうございました。 代表質問は全部で3回なので、今回が2回目の再質問になります。 まず1点目、地域活動拠点の整備支援について。 今、ムラヤー建設補助を18件やっていて、今年度は5件を予定していると。 この補助金なんですけれども、補助率80%、上限額1,500万。建て替えだと費用が厳しいけれども、改修工事をして、整備して、長寿命化できるなら長寿命化していく。それから、本市の掲げるムラヤー構想を基に公民館を中心とした地域づくりが進んでいくと思うんですけれども、この補助率80%の上限額1,500万の補助を受けるには、自治会は1,875万以上の予算を組んで、375万以上自治会で負担しなければなりません。 前里議員からも以前一般質問でもありましたけれども、人口200名以下の自治会もあれば人口1,000名以上の自治会もある中で、この自治会の負担率は変わってくるのではないかと。 執行部からもこの補助の必須条件ということで、青年会、女性会、子ども会などが結成されていることなどが足かせになっているのではないかということで、補助金必須条件については今後、見直そうと話をしていますと答弁もありました。 この建設補助に関して見直しの議論はされているのか、まずはそれが1点ですね。 それから、このムラヤー建設補助金に関してなんですけれども、今年5件予定されている。たしか2か所ぐらいは120万とか130万とかの予算だったと思うんですよ。利活用促進のための補助でもあると思うんですけども、やっぱり長寿命化していくための事業かなと私は思っているんですけども、この補助金についてどのような認識で取り組んでいるのか。①ですね、ここをお願いします。 公民館機能の充実及び利活用についてですけれども、やはり人口減少、少子高齢化そういうのが課題になってきている。課題になってきているんですけども、なかなか行政がじゃあすぐにどうこうできる課題ではないかなと思います。やっぱりこの機能を充実させるために、自治会・公民館が常に開いている状況が必要ではないかと思っております。 今後の利活用について、Wi-Fiの設置、多機能化。今ある機能を強化するとかではなくて、多機能化が今後必要ではないかと思っております。Wi-Fiについては、災害時や区長会、また、今後GIGAスクールなどでも活用できるのではないかということ。多機能化については例えば、公民館、自治会が主な利用だと思うんですけれども、例えば社協に間借りしてもらうとか、NPO法人に利用してもらうとか、児童館的機能などに活用してもらう。そういう今後の在り方っていうのを、自治会と今後協議していかなければいけない時期なのかなと思っています。 区長や書記が常駐できる自治会もありますけれども、やはり常駐できない自治会が多いと思います。そういう中で区長、書記がいなくても、対応できるような仕組みを自治会と検討していくことも必要ではないかと思っております。また、総合保健福祉センターで行われていたサークル活動、このサークル活動の場所としても、各自治会公民館を巡ってもらうような、利用してもらうのも必要なのかなと思っております。 これは自治会の理解や協力も必要だと思うんですけれども、公民館の有効活用になると思います。このWi-Fiの設置、多機能化について見解があればお願いします。 先ほど言った課題に対して、もし何か取り組むことがあるのであればお願いします。 ③市民と行政の協働によるまちづくりについては、市民活動支援センター等と連携して、また、コミュニティ計画とか、私も大城でやってはいるんですけれども、総合計画にも記されております、先ほど部長も言っておりましたけれども、地域でできることは地域でやる、私もそれが大前提だと思っております。地域でできることは地域でやっていただき、行政は行政の専門的な業務に専念していただく。 しかしながら、まだまだ浸透しているところもあるんですけど、まだまだ足りないところもあるのかなと思っております。やはりこの厳しい財政状況にある本市としては、しっかり市民に財政状況は厳しいですっていうのを具体的に数字を示していきながら、しっかり市民と共有して、地域でできることは地域でやる。この地域でできることの質も上げていく。そして、行政の質も上げていかなければいけないと思っております。 この協働によるまちづくりのこれからの在り方について、見解をお願いいたします。 次、大きい2点目、新庁舎周辺のまちづくり先導的都市拠点ですね。 11月24日のほうでも南城都市計画ということで、用途地域及び地区計画の指定について説明会もございました。 ちょっと私、勘違いしていたんですけれども、この先導的都市拠点、つきしろインターチェンジ周辺ですね。市が土地を先行取得して住宅や企業誘致をしていくと思っていたんですけれども、そうではなくて、そこの土地所有者、土地管理組合をつくって、土地開発公社を通して南城市は土地を購入して、南城市の土地管理組合の組合員になる。それで行政主導ではなくて、土地管理組合主導でつくっていくという認識でいます。 それで、この先導的都市拠点なんですけれども、東側の地域の活性化にもつながるのではないかと思います。これからまちづくりをしていく中で、その先導的都市拠点には南城市のヒト・モノ・カネの流れも必要になってくる。南城市には農業、酪農、畜産、水産、養鶏等々、工芸など、たくさんいいものがあるんですけれども、なかなか分散している、まとまっていない状況かなと思います。 この先導的都市拠点まちづくりを機会に、土地管理組合、市内の事業者さんと協議して、ちょっと高望みではあるんですけども、うるま市にあるうるマルシェ、向こうは農水産業振興戦略拠点施設という事業の下でやってはいるんですけれども、南城市にとってもこの先導的都市拠点、雇用の場、働く場所の確保も含めて、そういうのが必要かどうかっていうのも検討する必要があると思うんですけれども、その先導的都市拠点、この南城市のヒト・モノ・カネの流れをつくるについて、もし何か考えがあればお願いします。 では、3点目、公共施設について、電力契約によって新電力をやることによって低減を図っておりますというところもありました。それはそれでちょっと慎重に進めてほしいところもあるんですけれども、ただ、今、指定管理者制度、民間提案をやっているところではありますけれど、統廃合の方向性が決まってから私は動いてくるのかなと思っておりました。この財政負担軽減についてなんですけれども、総合計画、適正配置計画と同じように、削減計画、削減目標も定めるのも一つかなと思っております。 ほかの自治体では、2011年度から2050年度まで40年間に公共施設を31%削減すると目標を掲げているところもあります。それと同時進行で統廃合、集約化・複合化に向けて取り組んでいくと。南城市においてもそういう削減目標があってもいいのかなと思うんですけれども、その辺の考え方についてお願いします。 ②この集約化・複合化についてですね。総合管理計画適正配置計画、今、作成中の個別施設計画がありますけれど、計画はつくるんですけれども、先ほども言ったようになかなか具体的なものが見えてこない。この新庁舎建設と同じぐらい統廃合、集約化・複合化は大事だと私は認識しております。多分皆さんも認識していると思いますけれども、この統廃合の方向性が決まらない中、指定管理、民間提案ときているのは時代的にそういう活用も今進んでいるのでいいんですけれども、いつまでにこの具体的な方向性を定めていくのかというのが1点。 次に、総合管理計画の基本方針の中で、類似する施設は効率的かつ効果的に整理縮小ということなんですけれども、今、資料館整備事業というのが入ってきております。方向性、統廃合が決まっていない中、この資料館整備なんですけれども、私はこの南城市全体の資料を一つにまとめて資料館として整備する。もう資料館として整備ができないから、複合施設の一つとして資料館を整備していくと思っていたんですけれども、ちょっとそこら辺の今の資料館整備、この計画と整合性が取れているのかというのと、今後の集約化・複合化について影響があるのか、お願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  島袋裕介議員の再質問にお答えいたします。 まず、大きな1点目のほうにムラヤー建設補助金の要綱の見直しということで、大きな自治会もあれば、小さな自治会もあると。確かに、人口によって財政的な力も変わってくるとは思います。 ただ、結論から申し上げて、現在のところ要綱の見直しの案というのはございません。 しかし、今後、実情に応じてより活用されるような方向性で、そしてまた今、島袋議員の御発言の中にもありました複合化という部分でも、公民館だけではなくて、それ以外の機能もセットすることによって、より活用性、利用性の高い施設の検討もしていけるようになるのかなと考えております。 続きまして。 すみません、ちょっと休憩をお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時26分)     (再開 10時26分) 再開します。 ◎企画部長(糸数義人)  続きまして、このムラヤー建設補助金の制度に対する認識というところでございましたが、このムラヤー建設補助金は新築、改築、増築、改修というのを補助対象としております。この4つを補助対象としておりますので、今のところは、その要綱の制度、趣旨に従って交付されているということで、利用されている地域においてはすごく感謝されていますので、いいのかなと思っております。 基本的には、島袋議員からもありましたように、建て替えも対象ではあるんですけども、改修を入れることで長寿命化できるというような施設においては、そのような方向性の検討も地域によっては、財力にも関係してきますけれども、考えていただければと。それが公共施設の有効な活用にもつながっていくものであろうと、そのように認識しております。 あと、公民館機能の多機能化ということがございましたが、今現在も多機能という部分ではミニデイサービスを実施しております。 それと、御提案のありました、例えば社協さんが事務所として間借りするとか、確かにいい御提案だと思います。そうすることによって、公民館が開いているというような状況がつくれるのかなと。 ただ、社協さんに限らず機能充実、そして、多機能化という部分では、すごく今後明るい展望が開けるのかなというふうに考えていますので、いろいろと公民館としてのみではなくて、それ以外にも地域の拠点として活用の方法がないかという部分を検討してまいりたいと考えております。 続いて、これからの協働の在り方でございましたが、やはり地域でできることは地域でやるということをモットーとしておりますので、地域でできることというのは、例えば清掃活動や草刈り活動とかですね。あと、それ以外の部分でも様々あるかと思いますが、そういうことを通して、地域の住民が絆を深める、それと、また個人同士の距離感を縮めるというのは、今後、本市において高齢化が進んでいく中においては、すごく重要なツールになってくるんではないかなと思っております。 したがって、そのようなことを、地域でできることを地域がやることによって、地域への愛着や結束というのは強まっていく。そして、行政は、行政に本来求められているコアな部分に力を傾注していけるようになるというふうに考えております。これからも、様々、地域によっては特色ある地域づくりを進めていまして、それこそが、地域でできることを地域でやるというような取組だと考えていますので、行政としましては、それを可能な範囲ではサポートをしていきたいと考えております。 続いて、つきしろインターチェンジ周辺におけるまちづくりにおいて、ヒト・モノ・カネの流れということでございましたが、つきしろインターチェンジ周辺においては、大規模商業施設の誘致とか、あと産業の誘致を推進しているところでございます。 目玉となるような、核となるようなそういう産業を持ってこれれば、それに派生するような、また新たな企業さんも来ることだと考えておりますので、現在、企画部としましてはそちらのほうに全力投球で、一流の企業を誘致できるように頑張っているところであります。それが、結果としてヒト・モノ・カネの流れを地域につくり出すのであろうというふうに認識しております。 続いて、大きな3点目の再質問で、公共施設の削減目標の設定ということがございましたが、この削減目標の設定という部分につきましては、確かに年次を定めて削減目標を数値化しているところもあるというのは認識しておりますが、現状、本市においてはそういう取組ではなく、まずは今、既存の公共施設がどのような状況にあって、その類似施設は幾つか、例えば、類似施設が4つあるとします。その4つのそれぞれの状況を押さえて、それがそのままの方向性で活用したほうがいいのか、あるいは、老朽化等を要因として一つに建て替えるだとか。あるいは、基本的に複合機能で建て替えるということになりますので、建て替えの場合はですね。そういうときに、どのような複合機能を持たせたほうがいいのかとか、様々な含みを持たせた形で今検討を進めております。 数字ありきで考えているのではなくて、やはりサービスを可能な限り継続していくという、住民の利便性の部分も念頭に入れながらということになりますので、本市としては現在のところ削減目標を数字で立てるということは行っておりません。どうぞ、その部分はそのような趣旨ですので御理解いただければと思います。 具体的な方向性、いつまでにという御質問がございましたが、これにつきましては今年度、個別施設計画を策定するわけですけれども、年度末を予定しております。 その中において、先ほども申し上げましたが幾つかの選択肢を持たす形で、修繕で長寿命化を図るのか、あるいは別の施設と統合して複合的に利用していくのか。幾つか選択肢を持たせて、含みのある形で設定していきたいと。 次年度においてはさらに踏み込んだ形で、実際その幾つかある選択肢の中のどれを選択するんだというところを、財政的な観点もここは入ってきますので、全庁的に方向性を、次年度においてより具体的な方向性を決定していきたいと、そのように考えております。 あと、資料館整備の件でお話がございました。資料館というようなことになっておりますが、資料館としての機能のみならず、伝統芸能の継承の場とか、あるいは地域文化の学習の場としても活用できる、そしてまた、地域の方々の交流の場としても活用できるという部分で、名称は資料館ということになっておりますが、機能としましてはそのように県や国に対しても説明差し上げてきているところでございます。 したがいまして、そういう様々な目的を持たせてございますので、単一の資料館というわけではなくて、複合機能を持たせているという部分では、この整備計画の中の方針に合致しているものだというふうに認識しております。 以上でございます。 ◆7番(島袋裕介議員)  ありがとうございます。 最後の再質ですね。 大きい1点目、ちょっと補助金見直しについてはまだ行っていないということだったので、前回答弁でもあったように、議論できるなら議論をしていただきたい。 やっぱり私は、この南城市としてムラヤー構想、公民館を中心としたまちづくりが必要だと思っております。新しい建物、いろんな市の建物を造っていくというのは現実的ではないのかなと。だからこそ、この各地域にある公民館を昔ながらの集いの場に戻していく、戻していきながら、そして固定概念に左右されない有効活用、多機能化を目指していく時期なのかなと。これまで考えられなかった大胆な活用を、自治会と協議していく時期なのかなと思っております。 その点について、市長の考え方をお願いいたします。 2点目、新庁舎周辺のまちづくりですね。 先導的都市拠点、これから本格的に始まっていきますけれども、このつきしろインターチェンジ周辺の方々、また東側地域の方々の不安もあるかもしれませんけれども、期待も大きいと思います。この先導的都市拠点を中心にこの拠点内で終わらないように、しっかり周囲の活性化になるよう、波及効果が出るように、土地管理組合、また市内の事業者とも協議しながら進めていただきたい。この東側の活性化、働く場所の確保にもつなげていただきたいと思います。 この南城市らしい先導的都市拠点まちづくりについて、市長の考え方、方向性をお願いします。 最後、3点目、公共施設について。 ちょっと資料館については、基本方針とは合っているのかどうか私は疑問になるところがあるんですけれども、将来の負担にならないように取り組まなければいけないものだと思っています。 市民に対しても、この施設の運営、維持管理にはお金がかかるということを、具体的な数字で示さないといけないと思います。統廃合、集約化・複合化についても、将来の市民のためにも進めないといけないということを示すことも必要かなと思っております。 そして、今後の在り方については市民の合意形成、方向性がありきの住民説明会だと反発がきますので、市民との計画づくりが必要だと。公園の再整備計画においても、ある程度ワークショップとかをやって、市民の声を拾おうと取り組んできたと思いますので。 市長も、前回の議会でも言いましたけれども、施政方針で施設の統廃合等については市民の意見が十分に反映されていないとの多くの意見があったことを踏まえ、今後は市民の皆様の意見を再度お聞きしていくとありました。そのとき、企画部長はタイミング的に難しい、可能な限り取り組んでいくとあったんですけれども、この公共施設統廃合、集約化・複合化について、やっぱり市民とともに計画をつくっていく必要がある。 そういう中で、地域課題もまた見えてくると思うんですけれども、その辺についての市長の考え方、それとこの資料館整備に対しての、これは市長の公約の一つなのかどうか最後に確認して、私の代表質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時40分)     (再開 10時44分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  島袋裕介議員の再質問にお答えいたします。 4点ほどありました。 まず、公民館の在り方についての市長の見解ということですので、おっしゃるように、公民館がもっともっと地域の住民が活用することができるのが一番理想だと思っていますので、そのような方向で進めていきたいと思っております。 それから、市の東側の発展に先導的拠点をどう位置づけるか。それもつなげてほしいということですので、全くそのとおりでありまして、そのように機能を持たすようなことをやっていく。 それから、企業についてもそういった企業を積極的に呼びかけていくと。それが東の発展にもつながっていくと思っております。 それから、統廃合に関して具体的な数字も必要ではないかということだったと思うんですけれども、そういうことも必要ではあると思うんですが、先ほど部長から答弁のあったように、市民サービスをどう向上させるか、それを今重点においてやっているところでございます。 それから、資料館整備についての話でしたけれども、新たに建設する施設は原則として多機能施設とするという方針がございますので、それに沿っているものだと思っております。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、碧風会、玉城健議員。 ◆19番(玉城健議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。今日から天気も悪くなり、寒くなって体調も崩す方もいらっしゃると思いますが、ぜひ体にだけは気をつけてもらいたいと思います。 12月定例会代表質問、碧風会を代表いたしまして質問いたします。 まず1点目、南部東道路についてでございます。 平成27年工事着手された南部東道路は当初、平成30年度前半一部供用開始、全線については令和8年の予定でございました。当初計画より、かなり遅れてきておりますね。南城市のまちづくり施策においても影響が出てきていることと思っております。現状及び影響について伺います。 ①工事の進捗状況及び現時点での一部供用を含む、完成までのスケジュールをお願いいたします。 ②これまでの工事金額を年度別にお聞かせください。 ③コロナ禍により、次年度以降の工事予算についての影響をどのように考えているのか伺います。 ④南部東道路早期完成に向けての関係機関への要請について。 これまで数々の要請が行われておりますが、この要請時期、要請相手、要請内容等をお願いいたします。 ⑤供用開始の遅れによる企業誘致、観光、市の中央部先導的都市拠点地区の将来都市構想計画等、まちづくり施策への影響等をお願いいたします。 ⑥南部東道路の供用開始の遅れ、コロナ禍の影響による南城市まちづくり計画の検証及び対策を伺います。 大きい2番目に、こどものまち宣言についてでございます。 子どもはまちの宝、子どもを育てる優しいまちづくりに向けて、市長の重点政策であるこどものまち宣言について伺います。 ①こどものまち宣言策定委員会の開催状況、議論内容をお願いいたします。 ②宣言時期について、予定どおり令和3年5月で大丈夫かお聞きかせください。 ③こどものまち宣言後どのような子育て関連事業が予定されているか、関連部署別に財源も含めてお願いいたします。 以上、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  おはようございます。 碧風会、玉城健議員の1.南部東道路についての御質問にお答えします。 まず①点目について、事業進捗率は令和2年3月末の事業ベースで約29.2%となっております。4工区については、令和2年度末、一部供用を目指し整備を進めております。令和8年度に全線暫定供用(直接乗り入れ分を除く)の暫定供用を目指し、事業を進めているところでございます。 ②点目の事業費につきましては、平成23年度から26年度につきましては25億2,000万円、27年度が10億円、28年度が19億9,000万円、29年度が17億円、30年度が17億円、令和元年度が25億6,000万円、令和2年度が29億円であります。 ③点目の年次以降の予算についてでございますが、新型コロナウイルスにより、国全体の税収の落ち込みも予想され、何らかの影響出るのではないかと懸念しておりますが、その影響がどの程度になるかについては、現時点では国や県からの情報は得られておりません。沖縄県においては、必要な予算確保に努めるとのことであり、本市としても引き続き必要な予算確保の要請を行う必要があると考えております。 ④点目の関係機関への要請については、令和2年11月10日から11日にかけて、東京で開催された安全・安心の道づくりを求める全国大会への参加の後に、国土交通省道路局次長、内閣府特命担当大臣、内閣府沖縄振興局長、内閣府沖縄振興局長総務課長、内閣府沖縄振興局参事官、沖縄県選出国会議員等へ道路予算関係の予算の確保について要請を行っております。 また、去った令和2年11月27日に沖縄県知事に対して南城市の道路整備予算確保の要請を行ったところでございます。 ◎企画部長(糸数義人)  碧風会、玉城健議員の1.南部東道路についての⑤と⑥についてお答えいたします。 まず、⑤南部東道路の供用遅れによる企業誘致への影響については、企業の関心も高く、産業用地の確保と同じ程度重要であり、南部東道路が供用されることで企業誘致もさらに活発になると考えております。また、南部東道路の供用は、先導的都市拠点地域の将来都市構想の実現による観光やまちづくり施策にも大きな影響を与えるため、早期の供用が望まれるところであります。 続きまして、⑥の質問にお答えいたします。 南部東道路の供用の遅れやコロナ禍の影響につきましては、本市のまちづくりへの影響が考えられるところでございますが、そのような中でも、本市のまちづくり計画に遅れが出ないよう柔軟に対応しながら粘り強く取り組んでいきたいと考えております。 ◎福祉部長(城間みゆき)  おはようございます。 碧風会、玉城健議員の2点目、こどものまち宣言に関する質問の①こどものまち宣言策定委員会の開催状況、議論内容についてお答えいたします。 令和元年度から今年度にかけて策定委員会を5回、勉強会を1回開催しております。令和元年度はこどものまち宣言の基礎概念、ヒアリングやアンケート等の基礎調査の内容等について検討しました。 令和2年度は、こどものまち宣言文づくりの手法及び方向性の検討、子ども関連施策の検討を行っております。 次に、②こどものまち宣言の宣言時期についてですが、令和3年5月の児童福祉週間での宣言を目指して取り組んでいます。 次に、③こどものまち宣言後、どのような子育て関連事業が予定されているかについてですが、令和元年度に実施したヒアリングやアンケート等の基礎調査を基にしながら、令和6年度までに重点的に実施すべき事業や実現可能性が高い事業について、作業部会等で議論を進めているところです。 今後は、策定委員の知恵も借りながら、行政、家庭、地域、企業など、それぞれが実施可能な取組について絞り込んでいく予定です。 ◆19番(玉城健議員)  ありがとうございます。 まず、南部東道路からよろしくお願いいたします。 このまちづくりの中で、南部東道路は南城市民が最も期待していて、市当局も、議会も、何度も決議をし、関係機関に要請しているところであります。その中で今回、1番目の状況、①でございますが、工事の進捗状況ということでございますが、今見てもかなり遅れてきているという状況でありますが、②の時点で、工事予算について、28年度から始めまして19億、17、17で、元年で25億と。そして、令和2年度、今年は29億ということで、ここ2年間かなりの予算がついてきていると。 これについては、当局はじめ、市長先頭にいろんな関係機関への要請、そしてまた、議会での要請決議を行いまして、また、総合事務局はじめ、県議会、県にも要請を行った南城市一丸となってやったそのたまものが、今回の令和元年、そして令和2年と予算がかなり大きくついたということで、工事も目に見える形で進んでいるように感じます。これから先、本当にコロナの関係で予算が大変心配なところではございますが、県も必要な額はしっかり確保するという答弁内容でございましたから、それにしっかり期待していきたいと考えております。 この5番目の供用開始の遅れによる企業誘致、観光、市の中央部先導的都市拠点地域について、ただいま、つきしろ周辺インター、土地区画整理、そしてまたその地域への企業誘致等が予定されておりますが、区画整理の現状と、また企業誘致について、これは、これまで内々にかなりやっておられておりますが、答えられる範囲内での現状をよろしくお願いいたします。 それから、この地域は今回都市区画整理のところと、それからそれを外れた墓地、辺地があるところから庁舎の間、かなり遊休化したり、また荒廃したりとして、大変場所的にもいい土地でありますがその地点での南城市の計画、そこら辺はどのようになっているのかということでよろしくお願いします。 それから、6番目のコロナ禍に対する南城市まちづくり計画の検証、そして、また対策ということで、第2次南城市総合計画の中に、これは西暦2018年度から2027年ということになっておりますが、実施計画は3か年間で、毎年点検見直しを行いますということで総合計画の中にはありますが、このコロナ禍の中で、どのような形で実質、都市計画のところに、何て言うんですか、話合いがなされ、検討されてそういうものがどのように出てきたのかということを、毎年度一応話し合って検討していくというのでありますので、そこら辺をよろしくお願いいたします。 次に、こどものまち宣言についてですね。 予定どおり、令和3年の5月、子どもの週間に発表するということで、順調に進んでいるということで、答弁にもそういうことでということでの説明で、そこは大丈夫というものは答弁の中にはございませんでしたが、着実に進んでいるということで受け止めたいと思います。これについては大丈夫だということで考えます。 このこどものまち宣言におきましては、当初、長敏市長がこれを宣言するというときに、宣言文が先なのか、それから、ある程度どういうものが必要なものであるからそれを検討した上で宣言文をつくるべきでないかということでかなり議論が起きまして、まずはその調査を行い、何が必要か、どういう事業が必要なんだということ、これが先だということで、今回のもう3年目になりますが、宣言文になったということになっております。 その中で、これまで基礎調査をいろいろ行っておりますが、この基礎調査の中で、南城市民、子どもを育てる真っ最中、その子どもたち、そして、また18歳ぐらいまでかな、子どもを育てるということに関連しては、この調査の中でいろいろなことが見えてきたと思いますが、まず、子どもたちの保護者からの意見についてどのようなものが多く寄せられたのか。そして、中学校卒業後の子どもたちの居場所についてもどうなのか。 それから、一般もそうですが、子どもたちが勉強する図書館についての意見がどのようなことがあったのか。 これ一番難しいのは、乳幼児、そしてまた幼稚園期、小学校、中学校、また中学校卒業してからの間、やっぱり内容が違うと思うわけですね。それ、できるんであればこの年齢別、幼稚園から下、乳幼児、そして、また小学校期、中学校、中学校卒業してからの子どもたちが、その関係、保護者も含めて、どういうものが基礎調査の中から浮かび上がってきたのかということをお願いいたします。 青少年の居場所として、高校進学していない子どもたち、そのまま働いている人、そこでの居場所がなくて、ふらふらしているという子どもたちも見受けられます。そういう世代からの要望等もあったかと思いますが、それについてよろしくお願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  玉城健議員の再質問にお答えいたします。 つきしろインターチェンジ付近の現状ということでの御質問がございました。現状としましては、土地区画整理組合のただいま準備会が立ち上がっておりまして、今後、組合設立に向けて申請をしていくというような流れとなっております。 企業誘致というところも、1丁目1番地ということで考えております。そういう部分で、その企業誘致の部分にじゃあ遅れがあるのかといいますと、現状、遅れているというような状況はございません。 南部東道路が開通するのはいつですかというような御質問をよく受けるんですけれども、他の企業を引っ張ってくるだけの力のある大きな企業さん、波及効果を持っている企業さんを、その南部東道路の開通に左右されるというような考えは持っておりません。それだけ自分たちのブランド名で、人は引っ張ってこれる。そして、グループ企業も当然そこには予定しているというようなお話もありますが、波及効果というところでは、すごくあるような大きな企業さんなのかなと。 ただ、やはり南部東道路が開通されることに伴って、交通の利便性は格段に向上しますので、やはり先ほど島袋議員からもありましたヒト・モノ・カネの流れというのは、すごく効果が大きくなるものだと思っております。 現状としましては、特に企業誘致の部分で、供用開始の遅れに伴っての遅れがあるというような状況は生じておりません。 これ、現状でございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  私のほうからは、都市計画上の先導的都市拠点の観点から先導的都市拠点の考え方の部分について答弁したいと思います。 先導的都市拠点という部分は、一つの拠点を新しくつくっていく。そのコンセプトという部分が、南城市は1か所に拠点を設けるんじゃなくて、旧4町村の成り立ち等々も含めて、地域の拠点となる既存も含めて、それを生かしながらやっていこうということを考えております。 その中で、やっぱり知念、玉城の東側の部分については、都市的土地利用ができる場所がないということで、それは南部東道路のインターチェンジの周辺をうまく活用して新たな拠点をそこにつくって、それに交通利便性とか生活利便性がなかなか進まない箇所の部分を下支えする拠点をつくろう、それを先導するという意味で先導的都市拠点ということで、南部東道路の佐敷・玉城インター、つきしろのインター一帯をそのエリアにしております。 具体的に言いますと東雲の丘のラインから、下親慶原、親慶原を囲んでつきしろインターチェンジ、それから、既存のつきしろの住宅街、あっちまでを含んで全体的な先導的都市拠点と呼んでおります。 その中で、今、先行してインターチェンジの南側のほうについては、組合施行の土地区画整理事業が進んでいますけれども、それ以外の南部東道路の上側とか、御質問があった農地があったところとか、そういった場所については、眺望的ゾーンとかいろんなゾーンで、こういったものが望ましいんだろうということのゾーニングをしております。 あとは、下親慶原のところですか。あちらの部分についても、県道137号線沿線沿いですから、あの部分についても都市的土地利用と、こういった戸建てとか人が住む場所とかという、いろんな使い方ができるんじゃないかというふうなゾーニングをしています。 こちらの庁舎の一帯というのが、ユインチホテル南城とか公共駐車場等々がありますので、こちらは観光客が集ったり、市民が集ったりということでの公共施設の集約とか、観光の拠点となるような場所ということの位置づけをそれぞれしておりまして、こういったゾーニングをした上で、具体的に民間であるとか、公的にでも、このゾーニングの流れに沿った具体的な土地利用、今後進んでいくという形になります。 現在、繰り返しになりますけども、つきしろ南側の部分については、我々もゾーニングをしている土地利用にマッチした土地区画整理事業が今、先行して行われています。今後そういった事例を、それを踏まえて、次のいろんな未利用地の場所に進めていく。それで先導的都市拠点ということの骨格をつくっていって、周辺の集落、地域の下支えをする拠点化を図っていくというのが都市計画上の考え方でございます。 以上であります。 ◎福祉部長(城間みゆき)  玉城健議員の再質問についてお答えいたします。 昨年度、ニーズ調査をした結果報告書につきましては、議員の皆様にもお配りさせていただいているかと思います。その中で、ライフステージごとに取りまとめをしているところでございます。それぞれ対象者の声、保護者の声、関係者の声を拾い上げたところでございます。それに基づいて、今年、このこどものまち宣言と同時に施策について、今、絞り込んでいるところでございます。 要望といたしましては、子ども、保護者の意見要望としましては、これまでのいろんな調査とほとんど差異はございませんけれども、公園の整備充実であったり、道路交通の充実、待機児童の解消、図書館の整備等についての要望は、各年代で多かったということでございます。 子どもたちからの意見としましては、非常にうれしいことに、親に対しての感謝の言葉が多かったということが、私たち担当部署としてはもう非常にうれしいところでございました。逆にまた、親には自分たちと関わる時間を増やしてほしいという意見も多く出ておりました。図書館が欲しい、公園が欲しい、遊園地が欲しいというのは全体的なものでありました。 中学生としては、自分たちの意見をもっと聞いてほしいという声が多く上がっておりました。 高校生の意見としましては、将来の仕事や夢に関しての情報を得たいという声がありました。そして、大人は子どもの気持ちを分かってほしいという声も上がっておりました。 若い世代からは、南城市への意見として、雇用の場を増やしてほしいという意見が上がっておりました。 関係者からの意見としましては、やっぱりつなぎ、つながりが非常に大切であろうと。このつなぎ、つながりを、私たちも今度のこのこどものまち宣言と一緒に、そういう施策を重点的にやっていきたいなと今考えているところでございます。 以上です。
    ◆19番(玉城健議員)  都市計画についての答弁からでありますが、2次南城市総合計画の下で、この拠点施設ということで先導的なところを決めて、その中でまず、今、つきしろインター近くの区画整理を始めているということであります。 しかし、つきしろインター近くは目に見えてやっておりますが、親慶原地区の後ろ側、そしてまた、この庁舎の周りですね、そこら辺はまだ市民にとってどういう方向なのかがなかなか分かりづらいと。そういうのをもっと具体的に、これからやるには物すごい長期的な計画になると思いますが、これも2027年までの計画ということで、毎年見直ししながらやっていくということで、今回の質問はやはりコロナ禍の中でかなりいろんなものが、社会状況が変わる中で、どのような形でまちづくりをしていくのかというのは、その見直し検証の中にもあったかどうかというものが一応趣旨ではあるわけですね、質問の。 その中で、新たな環境の中で、これから先どういうまちづくりにするのかというのを、その検証の中にあったのかなということを、また答弁できるのであればよろしくお願いいたします。 また、こどものまち宣言についてでございますが、やはり基礎調査というのは、本当にこの市民の声、そういう関係者の声がもう本当にきれいに表れているなということを思います。各年代別に、子育て真っ最中、そしてまた乳幼児、これからまた出産を控える方々、そういうのを見ていますと、やっぱり環境整備、公園、それから図書館、そういうのがかなりの年代層において、それがあるということを思いました。 そういうのを受けまして、今回いろいろな本当にすばらしい調査結果になったと思いますが、最初に、どの事業、どういうことが必要かということでもって、こどものまち宣言をするんだという方向に変更してこれをやっているわけですから、私が最後に聞きました、どういう事業が予定されていますかというものを、今それは検討中だということで話合いがなされている途中ということでありますが、その中で、答えられる内で大体どういう方向だというのを、ぜひ答弁でいただきたいと。 これからこの南城市のまちづくり、市長の重点施策であるこどものまち。子どもが暮らしやすい、住みやすい地域は、まちは、大人そしてお年寄りも住みやすいんだということになります。そういう観点から、福祉部長の、また子どもの住みやすいまちというものと、市民部の部署も、子どもたちそしてお年寄りも含めて住みやすいはどういう方向に考えているのかということと、最後にですね、市長のこのこどものまち宣言、そして、南部東道路が遅れ気味になっているものを、これから先どういう形で引っ張っていくんだという決意も含めて、答弁よろしくお願いいたします。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  玉城健議員の再質問にお答えいたします。 今、南部東道路が、やっぱり当初予定よりも遅れてきている。その部分で、いろんな部分で、我々が進めていた部分についても、微修正というのかな、今、企画部はやっているように、一番影響受けるのは企業誘致のところだと思います。 都市計画の部分については、大きな枠、ゾーニングをして、そこに誘導していくというこの器を考える。こういった器、こういった器、こういった器、具体的に何を入れるかという部分、企業誘致とかいろんな公共施設の立地とか何とかってなりますと、ほかの部署、企業誘致ですと企画部が担って、その一環で今回、区画整理という具体化が進んでいるっていう形になります。 今後の部分については、我々のこの受皿の部分、大きな受皿の部分については、南部東道路だけじゃなくて、いろんな沖縄のアフターコロナも含めてなんですけども、物流とか企業誘致等々も含めていろんな動きがあります。この動きに沿って、今ある都市計画マスタープランの考えの部分については、追いつけないところも出てくるんじゃないかと思って、次年度以降は少しその辺の部分も含めて、都市計画マスタープランの中で、この辺を整備する必要があるかどうかっていう部分については検討してきたいというふうに考えております。 通常10年に1回なんですけども、時代のスピードが速くて、南城市の都市計画マスタープランは5年に1回、今変えている状況なんですけども、やはりその辺のスピード感が必要じゃないかというふうに主管部署としては考えているところでございます。 ◎福祉部長(城間みゆき)  再質問にお答えいたします。 本市といたしましては、施策に関しましては、いろいろアイデアを出しているところなんですけど、出されたアイデアを今、作業部会で絞り込んでいるところなんですけれども、基本的には、これまでのニーズ調査の結果を基にして、子どもたちの自己肯定感を高める取組が実施できないか。あるいはまた、地域や企業などと連携して、体験機会の創出が図れないかということを重点的にやっていきたいと考えておりまして、自己肯定感を高めるということにつきましては、本市の子どもたちが全国や県と比較して自己肯定感が低いという結果が出ていると。これは令和元年度の全国学力調査の結果でそれが表れているということから、自己肯定感を高めることでありのままの自分を受け入れて、前向きに行動できるようになってほしいなという思いから、事業としましては幾つかあると思うんですけれども、今、事務局側で挙げているものとしてはほめ写の推進であったり、子ども版上がり太陽プランができないかとかという話をしているところです。それぞれ関係部署との調整がこれから入ってきますので、これが全てできますということではありませんけれども、大まかな事業としてはそういうものを考えております。 また、子どもたちの可能性を広げる、地域とつながるという部分からは、地域とのつながりを持つことで地元への愛着が生まれるでしょうということから、地域企業などと連携した体験機会の創出ということで農家、漁業家と連携した体験機会の創出ができないか。これは育てる、売る、稼ぐ、あるいは捕る、確保する、売る、稼ぐという形で、そういった経験を通して子どもたちが未来に向かって輝いていけるような施策に取り組んでまいりたいと考えております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  碧風会、玉城健議員の再質問にお答えをいたします。 こどものまち宣言についてと南部東道路についてでございます。 こどものまち宣言がソフトパワーだとすれば、南部東道路はハードパワーになるかと思います。どちらも全力を尽くしてやっていく。そして、南部東道路に関しては、内外からの期待度が高いです。企業も含めて、それから地域の住民の方々も含めて、南城市の価値観はさらにまた上がっていくと思いますので、その上でも予算獲得も含めて、これからも全力を尽くしてまいります。 こどものまち宣言に関しては、具体的にどういう施策をするのかもつくりつつ、宣言文を今、子どもたちを中心にしながらやっていくという基本方針の中で進めていっています。子どもたちが積極的に、小学生、中学生、高校生ですけれども、関わっているというのは非常に心強いと思っております。 今後とも魅力あるまちづくり、それに向けてソフトの面、ハードの面、合わせて全力で取り組んでいきたいと思っております。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問にお答えします。 市民部としましては、こどものまち宣言と関わりあるのは幼児教育、その部分で関わりを一応持っております。 市民部では、母子保健法に基づいて1歳半健診、3歳児健診等の健康を見ていくということも含めて、そして、発達関係の相談支援事業も行っております。そういう事業を通して、こどものまち宣言に関わって、子どもたちが健康で健やかに育っていく環境に関わって連携していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時26分)     (再開 13時00分) 再開します。 代表質問を続けます。 次の質問者、ゆまぢり会、安谷屋正議員。 ◆1番(安谷屋正議員)  こんにちは。午前中、胃の痛む思いで出番を待っていましたが、議長の計らいで1時間半も胃の痛む思いを続けています。ゆまぢり会、安谷屋と申します。 今回のコロナ禍の影響で、今議会からマスクの上にフェイスシールドということで、なかなか判別がつきづらい、そういう状況の中で、フェイスシールドより上に特徴があることによって判別しやすくていいのかなと。これをいいと言っていいのかどうかちょっと悩むところではございますが、代表質問をさせていただきたいと思います。 我々ゆまぢり会、このコロナの影響で今回なかなか政務活動が思うようにいかないんですけども、コロナの影響が拡大する以前に、2月に鹿児島のほうに出かけまして、鹿児島高専と南城市の民間事業者が協力し合って、ギンネムの木を活用してキノコ栽培の菌床として活用できないかというような研究をしているところを拝見してきました。ぜひ、戦後アメリカ軍に、米軍によって持ち込まれて、今、県内で大分迷惑な木となっていますギンネムの活用が、そういう形で有効利用できる日が来ればと思っております。 それでは、代表質問に移っていきたいと思います。 1点目、都市計画について。 南城市都市計画マスタープランが改定されて5年が経過する。土地利用計画についての現在の状況と課題について、以下にお伺いいたします。 ①つきしろインターチェンジ付近の区画整備事業について。 ②佐敷・玉城インターチェンジ付近の今後の開発に対する市の構想。 ③雇用創出に向けた産業拠点として位置づけられた地区の現状と今後の構想。 ④まちづくりの根幹として、均衡の取れた計画と土地利用の誘導が不可欠であると思われる。市の取組についてお伺いします。 大きく2点目、道路網整備について。 南部東道路建設工事が4工区においては目に見える形で進捗しており、市民の関心が高まっているところです。軸となる南部東道路と連携した道路網整備が急がれるところですが、市道の整備状況がなかなか見えてきません。以下についてお伺いいたします。 ①船越~大城線の現状と課題。 ②前川~當山線の現状と課題。 ③喜良原新里長作原線の現状と課題。 以上、3点については当初計画とのずれがあればお示ししてください。 ④県道137号線、庁舎入り口及び県道86号線と喜良原新里長作原線との交差部に信号機の設置ができないかお伺いします。 ⑤市道整備事業が思うように進捗しない要因の一つとして、道路関係予算の交付額の少なさが挙げられると思われます。予算確保に向けた市長の活動実績を具体的に示してください。 大きく3点目、虐待防止条例について。 沖縄県のほうで令和2年3月31日付で、沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例が制定されております。それを受けて、市として条例制定に向けた何らかの動きがあるのかお伺いいたします。 以上3点、よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  ゆまぢり会、安谷屋正議員の土地利用計画についての現在の状況と課題についてお答えします。 1点目のつきしろインターチェンジ付近の土地区画整理事業については、平成30年2月に市主催によるつきしろインターチェンジ周辺の地権者に対する第1回勉強会を開催し、これまで3回の勉強会を開催しております。平成31年1月には地権者と周辺自治会長で構成するまちづくり協議会が発足し、まちづくりにおける協議を重ね、同年7月につきしろインターチェンジ土地区画整理事業を目指した発起人会を開催し、同年9月に準備会結成届・技術援助申請を南城市長宛てに提出がなされ、区画整理組合準備会が結成され、これまで14回の協議を重ねております。 現在は、地区計画などの都市計画手続を行いながら、関係機関等との協議や地権者との話合いを行っているところであります。 課題は主に費用面となっており、関係機関との協議資料の作成、認可申請書の作成、インフラ整備などとなっております。 2点目の佐敷・玉城インターチェンジ付近の今後の開発に対する市の構想についてお答えします。 新庁舎隣にある公共駐車場の西側周辺のまちづくりについては、南城市都市計画マスタープランの地域別構想である先導的都市拠点創出ビジョンにおいて、教育・研究・都市機能誘導ゾーンとして位置づけられております。 また、南城市地域公共交通網形成計画において、バスターミナル等複合施設を想定しております。 現在の状況としましては、墓地禁止区域の設定、水道の本管、公共下水道区域としての整備が完了しております。 課題としましては、用地先行取得を行うことや施設整備の手法の検討を行うことであります。 3点目の雇用創出に向けた産業拠点として位置づけられた地区の現状と今後の構想についてお答えします。 南城市都市計画マスタープランに定める産業拠点は、古堅地区、大城地区、読山原地区、仲伊保地区の4か所となっております。その中でも工場を許容している古堅地区内の特定用途制限地域産業環境地区では、接道していない未利用地を含めて残り約4,900平方メートルとなっており、工場などの企業誘致は大変厳しい状況が続いております。 今後の構想につきましては、企業ニーズが高い、主に南部東道路各インターチェンジ周辺や那覇空港自動車道沿線を中心とした産業適地エリアの検討を行い、都市的土地利用との整合を図り、市民の雇用の場を確保し、定住促進や地域活性化、また、農商工等との連携も模索しながら企業誘致に取り組んでまいります。 以上でございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ゆまぢり会、安谷屋正議員の1.都市計画についての④まちづくりの根幹として、均衡の取れた計画と土地利用の誘導についてお答えします。 本市は、合併後の一体的なまちづくりは、都市計画区域の再編が不可欠であると判断し、平成21年11月、本市の地域の実情に応じた都市計画制度活用の在り方、方向性を定めた都市計画マスタープランを策定し、平成22年8月に南城市単独の都市計画(区域)への移行を実現いたしました。 現行の都市計画マスタープランは、南部東道路の事業化などその後の情勢変化に合わせて平成27年10月に改定し、一体的な都市づくりのその先を見据えた都市間競争の中で埋没しない存在感のある都市づくりを目指しており、市の中央部を本市の都市づくりを牽引する先導的都市拠点として位置づけております。 この先導的都市拠点は、佐敷・玉城インターチェンジからつきしろインターチェンジ間の地域であり、御質問のまちづくりの根幹として均衡の取れた計画と土地利用の誘導に関して重要な役割を担っております。佐敷・玉城インターチェンジ周辺では、市民・来訪者・観光客が集う交流空間の創出を、つきしろインターチェンジ周辺では、商業・業務・産業系・住居系の土地利用の誘導を図っていくエリアであり、先ほど企画部長から答弁がありましたつきしろインターチェンジの南側の土地区画整理事業では、大型商業施設、物販・飲食店などなど、商業系や物流施設などの土地利用が計画されており、本市東側地域の生活利便性の向上や、地域雇用の創出に大きく貢献するものと考えております。 これに合わせて、既存の大里地域中央部や佐敷地域の西部等において、都市活動や日常生活の中心となる都市拠点の形成の充実を図り、市全体として一極集中を図るのではなく、複数の自立性の高い拠点でバランスよく支える都市構造の構築を目指しております。 続きまして、ゆまぢり会、安谷屋正議員の2点目の道路網整備についてお答えします。 ①点目の船越大城線の現状と課題については、現在、南部東道路インターチェンジ付近から県道86号線(大城区側)までの間を先行して整備を進めており、今年度は大城橋の架け替え工事及び用地取得に向け地権者との交渉を進めております。課題については、共有名義での相続や代替地取得が条件となっているため用地交渉が難航しており、また、事業の配分額(補助事業の交付決定額)ですが、それが少ないため、事業進捗に影響をしております。 当初計画のずれ(進捗)につきましては、道路整備の基本計画期間を5年としており、本路線は平成25年に着手、平成29年度完成を計画しておりましたが、現在は令和5年度完成を目標としております。 2点目の前川當山線の現状と課題については、現在、南部広域行政組合の被覆型一般廃棄物最終処分場(美らグリーン南城)の入り口から国道331号までの区間整備を進めております。課題につきましては、用地単価の不満や相続、潰れ地に対する不満などがあり、用地取得が難航しております。また、事業の配分額が少ないため、事業進捗に影響をしております。 当初計画とのずれ(進捗)については、平成25年度に着手し、平成29年度に完成としておりましたが、令和5年度の完成を目標としております。 ③点目の喜良原新里長作原線の現状と課題については、現在、県において南部東道路と本市道が交差する箇所のボックスカルバートの施工中で、今年度はその前後の市道整備は行っておりません。課題については、相続人の行方不明者や土地所有者の不明、道路設計に対する不満などがあり、難航しております。また、本市道についても事業費の配分が少ないため、事業進捗に影響しております。 当初計画とのずれ(進捗)については、平成23年度に着手し、27年度完成としておりましたが、現在、令和4年度の完成を目標にしております。 ④点目の県道137号線、庁舎入り口及び県道86号線と喜良原新里長作原線との交差部に信号の設置についてお答えします。 まず、県道137号線、庁舎入り口については、隣接する南部東道路佐敷・玉城インターチェンジと県道137号線庁舎入り口付近の交通安全対策の観点から、県(南部東道路建設現場事務所)と県の公安委員会にて交差点協議を行っております。この交差点協議に先立ち、沖縄県と沖縄県の南部土木事務所と南城市との協議の中で信号設置を要望しましたが、その後の県と公安委員会との協議の結果、県道への右折帯及び一時停止などの対策を取ることとなっており、信号設置という部分については設置についてはないということであります。 県道86号線と喜良原新里長作原線との交差点部への信号機の設置については、南城市と公安委員会との交差点協議に当たり、信号設置を含めて協議を行いましたが、信号を設置する制御方法ではなく一時停止等の安全対策施設での対策となりました。 5点目の市道整備事業の予算確保に向けた市長の活動実績についてお答えします。 令和2年11月10日から12日に東京で開催されました安全・安心道づくりを求める全国大会の後に、国土交通省道路局次長、内閣府特命担当大臣、内閣府沖縄振興局長、内閣府沖縄振興局総務課長、内閣府沖縄振興局参事官、沖縄県出国会議員へ道路関係予算の確保について要請をいたしました。 また、去った令和2年11月27日に沖縄県知事へ南城市道整備予算確保の要請を行っております。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ゆまぢり会、安谷屋正議員の3.虐待防止条例についてお答えいたします。 本年9月議会定例会一般質問でも答弁したところですが、本市においては、本年度の条例制定の予定はございません。 ◆1番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 今の答弁を聞いていて全体的になんですけども、なかなかこれといった、まちづくりにしても道路網整備にしても前向きにというか、先が見えてこないというかですね、そういう感じがいたします。 まず、都市計画についてですけども、先ほどの午前中の答弁でも土建部長からありましたけども、南城市の市の発展っていうんですかね、それが速いがために都市計画マスタープランもできれば見直していきたいというような話もございました。 ぜひ、③で挙げていますように、雇用創出に向けた産業拠点としての残地っていうんですか、企業誘致できるような残地があと5,000平米、0.5ヘクタールぐらいということの下で、これはもう9月の平田議員の一般質問の中でもありましたけども、その時点で地権者等々、今後のことについて検討しているというような答弁もございましたが、去った11月に南城市が発注している委託業務の中で、南城市産業立地エリア適正化検討業務という業務が発注されております。その中にも、定住人口の拡大には就業機会の創出が重要な課題となっており、積極的な企業誘致を行っていかなければならないというふうにうたわれております。 つきしろのところでは、区画整理を含めて今、商業施設とか準工業地域とかという形でゾーニングして、しっかり計画が見えつつあります。しかしながら、産業拠点となるこの企業誘致をしようとしたときにやっぱり、なかなか。ポテンシャルとしては結構あるはずなんですよね、南城市。土地もまだまだ活用できる土地もありますし、南部東道路が通った場合にはそこを拠点として物流の流れもできるだろうと。その中でやっぱり用地を確保していくためには、どんどんどんどん前倒しで動いていかないといけない。そのように考えております。 そこで、一応この委託業務の発注に当たって、今後どういったことを目的として業務を発注している。今後どのようなまちづくりにつながっていくんだよというようなものがあれば、1点お聞かせしていただきたいと思います。 あと、これは個人的な願望なんで答えがどうなるか分からないんですけども、佐敷・玉城インターチェンジ付近ですね、その対応、後、先ほど来、玉城議員の質疑でも出ていましたけども、親慶原の自転車道側ですね、裏手の平坦地とかいろいろまだ土地がございます。そこに新開球場も築三十四、五年になっていて老朽化も心配されているところで、高台でもありますし、結構新開球場だと浜風の影響があって野球をやっていても結構風の影響を受けるんですね。であれば、そこに持ってきて、公共施設の統合も絡めながら、バスターミナルの構想もあるわけですから、全てがここに集中してきてそこから分散していくなり、そういう形でのまちづくりももしかすると検討の余地があるのかなというふうに思いますので、この件も1点お願いしたいと思っています。 あと、先ほど来ありますように、南城市の近郊の発展のために東側地域をつきしろの土地区画整理の中でそこから派生して東側の発展につなげていきたいというような答弁もございます。そういう形で努力しているのは認めますし評価いたしますけども、そういう産業集積だけではないまちづくりというんですかね。 1点、これは教育長にもし所見を伺えるのであれば確認したいんですけども、知念小中学校で英語教育に関する小中一貫校の話がございました。これも一つの東側地域の活性化のために取り組んできたというふうに思っていますけども、そのほうが、話が途中で止まってしまってコミュニティスクールというような話になっています。そこで、何か一貫性というんですか、方向性がなかなか見えてこない。それについての所見があるのであれば、お伺いしておきたいと思っています。 都市計画にしてはこの辺ですかね。 あと、道路網について、やっぱりどう見ても予算のつきが悪い。予算がつかないために事業年度が大幅に遅れています。大体5年から6年。 この、今、挙げています3路線に関しては、やっぱり南部東道路と関連して、また、どう言うんですかね、あっちは最終処分場ですか、そこの使い勝手もありますし、かなり重要な路線だと思って3点挙げております。それがもう普通に5年、6年遅れているということであれば、やっぱり予算のほうの折衝の仕方、そういったものを少し真剣に、真剣にという言い方はおかしいんですけど、十分やってこられていると思うんですけども、なかなか結果が見えてこない。 そういうことに関しての予算の獲得に向けて、今、市長の活動実績を挙げていただきましたけども、令和2年、これは2年度中の実績として挙げてこられたのか分かりませんけども、2例しか挙がってきません。ここで、11月の27日に関しては、報告がありましたように臨時議会と重なっていて副市長が対応したというようなこともございますけども、もう少しやっぱり本腰を入れて積極的に予算獲得に向けて動いていただきたいということで、道路網に関しては、課題としてはやっぱり予算のつきが悪い、執行が悪いということでの大きな要因が考えられますけども、まず今、言いましたように、市長の予算獲得に向けての考え方、今後の決意というんですかね、それをぜひ市長のお言葉で所見をいただきたいと思います。 あと、今、庁舎入り口の信号に関しては右折帯ができて大分スムーズになっていますし、そこのところは理解いたしますけども、どうにか長作原線との喜良原のほうの交差点ですね、十字路になりますよね、あそこは。今後。過去にも結構大きな人身事故、死亡事故も起きている交差点なんですよ。大分前にはなりますけれども。 いかんせん、大城ダムから上がってくるとやっぱり見通しが悪い。そこで直線が、今度は糸数方面からも直線で交わる形になりますので、かなりスピードが出るだろうと。一時停止とか、そういったことでの抑止策ではなかなか足りないんじゃないかなというふうに思いますので、再度、この結論だけじゃなくてもう一度交渉をする余地があるのか。その辺に関しては、土建部長の所見をいただきたいと思っています。 あと、3点目の虐待防止条例についてですけども、今のところ予定はありませんよという、にべもないという答弁になっていますけども。 来年の、令和3年の5月にこどものまち宣言を宣言するというふうに午前中の答弁でもありました。 そこで、虐待に対してどのような方策、それをこどものまち宣言の中でも虐待に対する文言っていうんですかね、思いっていうのかが盛り込まれていくのか。その辺について、これはまた市長の見解をお聞かせしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  安谷屋議員の再質問にお答えいたします。 産業立地エリア適正化検討業務の件についてでございますが、この委託業務は11月に発注をしております。 近年、各自治体が特色あるまちづくりなど進展させまして、定住人口や交流人口の獲得競争というのが激化しております。また、本市におきましては御案内のとおり、平成22年に都市計画区域再編によりまして、住宅開発が進んできました。その結果、人口の増加に結びついてきておりますが、今後につきましては、やはり定住人口の拡大には、安谷屋議員の御質問の中にもありましたが、就業機会、この就業機会の創出というのが大変重要な位置づけとなってまいります。その就業機会の確保のためには、今後、積極的な企業誘致をしなければならないという課題が発生しております。 そのような課題を解消すべく、南部東道路の各インターチェンジ及び那覇空港自動車道沿線を中心としまして、本市の企業誘致適地の検証やシミュレーションを行ってまいりたいと考えております。 具体的に業務の内容としましては、土地利用の状況の把握から始まりまして、またポテンシャルの分析、開発シミュレーションほか、開発による整備効果の検証などを検討してまいりたいというふうに考えております。この委託業務を通しまして、今後の本市におけます企業誘致等の将来的な方向性を探っていこうというような内容となっております。 以上でございます。 答弁を漏らしておりました。新開球場のつきしろ周辺への移設というお話がございました。 こちらにつきましても、公共FMの中において将来的な方向性を検討してまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ◎教育長(上原廣子)  ゆまぢり会、安谷屋正議員の再質問についてお答えします。 知念小中学校の一貫校についてでございますが、教育委員会としても先進地域を視察などして検討してまいりました。その結果、校舎が一体型でなければ先生方や子どもたちに物理的なロスが生じると。それで、負担も大きいのではないかということで、今現在、中止ではなくて中断をしております。時間的経過を見ながら、地域の子どもたちの推移等々を判断して、これからまた再度検討をしていこうという予定でございます。 ◎土木建築部長(玉城勉)  県道と市道の交差点部における信号機設置について、再質問にお答えいたします。 交差点協議においては、もともと工事以前から信号機があって、その部分については信号機設置、新しく場所を変えたりとかあるんですけども、新設の道路の場合は計画段階から信号を設置ということで認められることはほとんどありません。私の記憶でも1回もございません。 それはなぜかというと、やっぱり地方のこの市町村道の部分については、基本的には信号機を設置しないで、平面交差において一時停止制御とするのが大原則ということであります。我々としてもちょっと見通しが悪いとか、いろんな部分で信号設置ができないかということで公安委員会と協議をしているところでございますけれども、その部分についてはこの供用開始した後、その後のこの交通の状況等々を踏まえた上でそれは議論すべきだということで、この事業段階の信号設置についてはもう認められないというのが現状でございます。 例えばの話ですけども、南城市の佐敷、ビッグの前の津波古シータウンから抜ける市道なんですけども、あちらの部分についても、事業中は信号設置が認められませんでした。開通した後、供用開始した後、その後のこの交通の動態とかそういった流れ等々を見て、約2年後でしたかね、そういうときに再度調整をした上で信号機が必要だということになりまして、信号機を設置した経緯がございます。 ですから、御質問の当該箇所についても、公安委員会のほうでは供用開始した後の交通状況等々を踏まえた上でからしか判断できないというふうなスタンスでございます。 以上であります。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  安谷屋正議員の再質問にお答えします。 2点ほどありまして、予算に関することと虐待防止条例に関することでございます。 まず、道路予算のことに関しては、今後も引き続き、県あるいは国も含めてですけれども努力を重ねてまいります。まだまだ十分ではないにしても、この2年間、南部東道路の予算は大分獲得できましたので、この後も市道も含めて積極的に予算の獲得に向けて動いていきたいと思っております。 それから、児童虐待防止条例に関してですけれども、担当課の中でも検討はしているということではあるんですけども、その条例ももちろん大事。ただ、しかし、その体制の強化とか、そういうことに今は力を入れているということでございます。 一番の大きな目的は、虐待を未然に防ぐということだと思いますので、今後とも虐待防止に向け全力を尽くしてまいります。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 13時35分)     (再開 13時36分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  こどものまち宣言の中には、当然、虐待のこと等も含めてあらゆるその分野、子どもの成長に、あるいは保護者の方々に向けてもですけれども、そういったものも含めて入っております。 ◆1番(安谷屋正議員)  ぜひ、虐待防止条例に関してはこどものまちの宣言の中でもこれだけ市長の思いやりでやる取組ですので、そこの中に何がしかはやっぱり見えてこないと、市民もなかなか納得いかないだろうというふうに思いますので、条例というきちんとした形ではないにしても、やっぱりちゃんと市として虐待問題については取り組んでいるんですよというのが明確に分かるような、そういうものにしていただきたいなというふうに、これは要望として上げておきます。 あと、教育長、校舎が離れているからなかなか物理的に難しいっていうような答弁でしたけども、我々は何年か前に、たしか那須塩原だったと思うんですけども、すみません、今うろ覚えで申し訳ないんですけども、そこでは小学校、中学校、校舎が離れている中で先生が行き来して、そういう一貫教育をやっているという視察もさせていただきました。そういう面では、やり方によってそういったものに関しては取組方の一つだと思うんですよね。 その辺も含めて、今後、一時中断であって中止ではないということですので、今後コミュニティスクールという構想が令和4年から始まるということで、今、構想を立ち上がっている中で、市民の期待も大きかったと思います。特に知念地域。やっぱりまちづくりとしてハード面の整備、環境整備もいいんですけども、やっぱり教育で特色ある形を打ち出して、それを魅力に感じて定住してくれる。そういった父兄も、保護者も多々いらっしゃると思います。そういう面で大変いい取組だと思って、我々も期待していました。 ですので、まだ中止ではなく中断だという教育長の答弁ですので、今の件も校舎が離れているからと言って諦めてしまうんではなくて、方策を考えればできるんじゃないのかなと。 すみません、さっき言った話はちょっとうろ覚えですので、那須塩原だったか、どっかでそういった形で先生が往復してやっていますよというのは事例を聞いていますので、やればしっかりやっていけると思いますので、その辺もお願いしておきたいと思います。 あと、市長、周囲の自治体から見ましても、南城市に対する期待度の高さっていうんですか、持っているポテンシャルというのは、かなり南城市はやっぱり高いものだというふうによく話は聞きます。我々も実際、住んでいてそのように思いますし、まだ使える土地もある。 先ほどから土建部長のほうより答弁がありますけども、ちゃんと開発するところ、そうじゃないところをゾーニング、区分けしながら、それでもまだ十分発展していける余地は残っているだろうというふうに思います。 その辺で先ほど来ありますけども、やっぱり予算。一番最初の予算ですね。そこのネックになる部分。そこをどうにか市長の決意の下で突破していただいて、将来的に都市マスの中でもうたわれていますけども、やっぱり都市間の競争が激しくなってくると。今はもうどう見ても南風原、八重瀬、その辺には少し遅れているのかな、南城市は遅れているのかなというのは現実問題だと思いますけども、そこを打破するためにも、打破して、あと子どもたちのためにも明るくわくわくするというんですかね、希望の持てるようなそういうまちづくりをやっぱり展開していかないといけないと思っています。 そういう面でももう少し積極的に出て行って、予算確保なり、いろんなメニューの獲得に向けてもアンテナは張っていただいて、積極的な活動をしていただきたいというふうに思います。 ぜひ、この今後のまちづくりに対して市長の、みんな、市民を期待させる、わくわくさせるような、こういったことで取り組んでいくんだよというような決意を最後に聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  安谷屋正議員からの市長のまちづくりに対する決意をということですので。 おっしゃっているようにポテンシャルに関しては、非常に高いと私も感じますし、市民の皆さんも感じていると思いますので、そのわくわくするようなまちづくり、先ほど玉城健議員にもお答えしたんですけれども、ソフトパワーの部分と、要するにハードの部分、うまくバランスも取りながらやっていくのはとっても肝腎だと思います。乱開発にならないように。 しかし、予算をしっかりハードの部分も獲得をして、均衡の取れたまちづくり、ゾーニングも含めてですけれども、そういったことに皆さんのお力も借りながら、しっかりと積極的に果敢に取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、会派ニライ・カナイ、運天貴也議員。 ◆2番(運天貴也議員)  皆さんこんにちは。 私の所属する会派ニライ・カナイは、会派長に宮城秋夫議員、副会派長に森山悟議員、そして会計担当の私、運天貴也の3名で構成しております。これまで定例議会9回、臨時議会9回、各議会において議案研究や市民の声、課題解決に向けて、ゆまぢり会派の皆さんと毎週金曜日に勉強会を行い、議会議員活動を行ってきました。 本年、政務調査活動においては、2月に先ほど安谷屋議員からありましたように、鹿児島県で勉強をさせてもらいました。さつま町へ伺い、子どもの脳を守る取組について、高齢者おたすけ隊取組について研修させていただきました。 これからもしっかり市民の声を市政に届け、暮らしやすい南城市にすべく頑張っていきます。今後とも御指導よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして代表質問を行います。 大きい1.子どもたちの人材育成について。 1、海外短期留学、ESLキャンププログラム及び中国国際交流派遣事業について。 昨年12月議会の森山議員の代表質問において、海外短期留学は実際にアメリカに行くことで国際感覚を担う資質向上につながっており、ESLキャンプでは、米国大学講師による英語学習や、宿泊を通してのコミュニケーション能力の向上などの成果が出ており、高く評価できる事業でありますと教育部長は答弁されております。高く評価している具体的な成果を伺います。 2番、スポーツ・文化活動県内外等派遣補助事業について。 コロナウイルス感染症の影響で、子どもたちの教育及び健全育成環境の場面は大きく変化しました。特に部活動及びクラブ活動において、大会の中止や縮小などで、日頃活動してきた成果を発揮するチャンスを奪われた形です。 本事業にも大きな影響があると思います。執行件数と執行率を一昨年比、またこの状況をどう捉えているか伺います。 大きい2番、教育行政について。 1、令和4年度から実施されるコミュニティスクール導入に向けた進捗状況と今後のスケジュールについて伺います。 2、GIGAスクール構想は、新型コロナウイルス感染症対策として地方創生臨時交付金が活用され、本年度中に全ての小中学校に導入される予定ですが、下記の内容について伺います。 ①端末の導入予定時期及び学習開始予定時期について。 ②内蔵される教材、ICT支援員の配置計画などの進捗状況について伺います。 3番、市立幼稚園を幼稚園の持つ教育ニーズと保育園の保育ニーズの両方のよさを併せ持った認定こども園の移行について。 子育て世代に行ったニーズ調査の結果でも示されたにもかかわらず、令和4年度以降に先送りする理由、現在の進捗状況について伺います。 4、昨年9月議会で、市内唯一耐震化未整備の馬天小学校(築38年)は、二、三年以内には改築計画があり、耐震化率が100%になると答弁されたにもかかわらず、去った3月、9月議会において、今後の財政状況を見極めながらの判断、実施と答弁が変わっておりますが、その理由と今後の方針について伺います。 大きい3番、公共施設について。 老朽化が進み安全性の面で非常に懸念されている南城市中央公民館(築43年)と、大里農村環境改善センター(築38年)について、下記の内容について伺います。 ①現在の活用状況と、総合保健福祉センターの閉鎖に伴う各施設への市民活動の受入れの予定について伺います。 ②各施設の劣化状況について伺います。 ③今後の方針について伺います。 以上、発言事項3点を伺います。 ◎教育部長(上原昇)  こんにちは。 会派ニライ・カナイ、運天貴也議員の1.子どもたちの人材育成について。1、海外短期留学、ESLキャンププログラム及び中国国際派遣事業の具体的な評価についての質問にお答えします。 各種事業の成果としましては、事業の主な趣旨であるコミュニケーション能力の向上や国際感覚を養うことであり、南城市教育事務点検内外の各評価委員より高い評価を受けております。また、実際に参加された生徒や、その保護者から貴重な経験ができた、参加してよかったとの声を多数いただいていることで、各種事業の目的が達成されたことであります。 次に、2番目、スポーツ・文化活動県内外等派遣補助金についてですが、今年度の上半期は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スポーツや文化活動の大会中止が相次ぎ、数多くの子どもたちの活躍の場を失っております。本事業にも影響があると思います。 今年度の執行件数と、執行率を一昨年より、またこの状況はどう捉えているかについての質問にお答えします。 現在、コロナ感染症対策の強化や各種競技における予防対策のためのガイドラインの整備により、各種競技の全国大会も開催されつつあり、派遣補助の申請も出始めている状況であります。11月末現在で申請件数が5件となっておりますが、一昨年の同時期と比較した件数が25件の減であります。執行率にして、例年の約2割の申請となっている状況であります。 次に、教育行政について。 1、令和4年度から実施されるコミュニティスクールの導入に向けた進捗状況と今後のスケジュールについてお答えします。 地域とともにある学校を目指し、令和4年度小学校、令和5年度に中学校への導入に向けて、令和2年度は土台づくりの段階として取り組んでおります。 まず、地域の結びつきを強め、学校を支える団体を広げるために、各学校にて、グランドデザイン及び資格カリキュラムの一覧表の作成と見直し、次にコミュニティスクール理解促進のために、校長や教育委員会内外の課長、担当職員を対象にした研修会の実施、そして、全庁体制での推進のために南城市コミュニティスクール構想庁内検討委員会を開催しております。 令和3年度はこれらの活動を継続しながら、コミュニティスクールの導入、準備をさらに進めていきます。具体的には教職員を対象にした研修会の開催や、学校運営協議会の設置に向けた各小学校コミュニティスクール準備委員会の設置を進めてまいります。 次に、2、GIGAスクール構想についての以下の質問にお答えします。 ①端末の導入予定時期及び学習開始予定についての質問にお答えします。 端末の導入予定は、先に最終学年の児童生徒を対象に、一刻も早くICT環境を整備することで、小学校第6学年・中学校が第3学年・教員分を12月中に導入する予定で進めています。残りの分については、令和3年2月中に導入できるよう業者と調整を行っているところでございます。本格的な学習開始時期については、令和3年4月からの予定としております。 次に、内蔵される教材、ICT支援員の配置計画などの進捗状況についてお答えします。 端末に使用しているソフトウエア、これはドキュメント、スプレッドシート、スライド・フォーム、Google Meet・Jam board・Classroom・ドライブを活用して学習を行う予定です。今後、受託業者による教職員への操作研修や、現在配置されている2名のICT支援員による支援も行っていく予定です。 次に、大きい4。昨年9月議会で、市内唯一耐震化未整備の馬天小学校、これ築38年ですね、ここは二、三年以内に改築計画があり耐震化率が100%になると答弁されたにもかかわらず、去った3月と9月議会において、今後の財政状況を見極めながらの判断、実施と答弁が変わっておりますが、その理由と今後の方針についての質問にお答えします。 本市の公立学校施設整備事業長期計画に沿って、令和2年度に大里統合幼稚園と馬天小学校の両事業を同時に導入することで、令和3年度の事業費がかなり圧迫してくることと、各年度の事業費のバランス等も考慮した上で検討した結果、馬天小学校の事業は先送りしてきた経緯がございます。今後の方針につきましては、児童生徒の安全安心な学習環境の確保の観点から、早期の事業実施に向けて調整していきたいと考えております。 次に大きい3点目ですね。公共施設について。 老朽化が進み安全性の面で非常に懸念されている南城市中央公民館、これは築43年です、それと大里農村環境改善センター、これは築38年です。これについて、下記の内容についての質問にお答えします。 ①現在の活用状況と、総合保健福祉センターの閉鎖に伴う各施設への市民活動の受入れについてお答えします。 南城市中央公民館、大里農村環境改善センター、両施設ともに市内外からの研修や講演会、または、市内の各サークル団体の活動の場として利用されており、また、各市立図書館を設置し活用されているところでございます。 今後の総合保健福祉センターの閉鎖に伴い市民活動の受入れについてですが、現在、各種サークル団体との調整を行っているところでございます。 続いて、②劣化状況についてですが、市中央公民館は築43年が経過し、現地調査でもコンクリートのひび割れや剥離、建具の腐食等による損傷が数か所認められております。大里農村環境改善センターは築38年で、目視点検においても外壁のタイルの剥がれや電灯等の破損等の経年劣化が確認されております。 次、③ですね。今後の方針についてですが、南城市公共施設適正配置計画で定められた施設の管理に関する基本方針に基づき取り組んでまいります。 以上です。 ◎福祉部長(城間みゆき)  会派ニライ・カナイ、運天貴也議員の3、市立幼稚園の認定こども園移行に関する質問についてお答えいたします。 南城市立幼稚園の認定こども園移行に関する方針案についての市民説明会を、令和2年3月27日に実施しました。説明会では方針案に対して、賛成、反対両方の意見がございました。意見の中で、公立1園に対する不安の声があったことから、再度市民に対して丁寧な説明が必要であると判断し、4月に説明会を開催すべく調整しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、再度の市民説明会を開催できず、方針案をスケジュールどおりに実施することが困難となったことから、認定こども園の移行を令和4年度以降に延期することを決定しました。 その後の進捗につきましては、6月に他市の公立認定こども園の視察、7月に保護者向けアンケートの実施、8月に教育・保育分野の専門家との意見交換会、10月に幼稚園教諭のワークショップを実施いたしました。 また、現在、地方交付税等を含めた財政シミュレーションを行っているところであります。 ◆2番(運天貴也議員)  ありがとうございました。 順を追って再質問に入っていきたいと思います。ちょっと莫大な資料がありますので早口になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 子ども人材育成についての海外留学についてなんですけども、平成19年度に本事業が開始されたと思います。14年間266名の子どもたちが、本事業を通じて学んだことを生かし、世界へ旅だったと僕は期待しております。 その子どもたちの進学や就職状況、南城市との関わりを1点目で聞かせてください。 また、昨年3月議会において、共に事業を行っています東村、北中城村において、事業後、子どもたちとのコミュニケーションを図られていると。南城市も同窓会などを検討すると答弁されておりますが、実施状況について2点目聞かせてください。 本年度は、コロナウイルスの影響で事業が中止になり、本議会で2事業が減額補正されております。提案されております。減額補正に至るまでの部局内での本事業に代わる、コロナ禍においても実施できる事業を検討されたか3点目で聞かせてください。検討されたのであれば、どういった案が出たのかも聞かせてください。 海外事業については、以上です。 スポーツ・文化派遣事業については、3回目の質問で併せて聞かせください。 教育行政について、コミュニティスクール、令和4年小学校、令和5年が中学校とあります。現在、庁舎の職員に向けて研修中ということでありますけども、平成27年3月コミュニティ・スクールの推進等に関する調査研究協力者会議において、山口県教育委員会は、学校運営協議会は教育委員会が設置するものであり、責任を持って学校運営協議会や学校へ助言、支援を行っていくことが不可欠ですと報告しております。 そこで伺います。 1点目に、教育委員会は、教職員、保護者、地域職員に対して、学校運営協議会を設置する目的や仕組みなどの理解を図る必要があると思います。そのために、説明会、勉強会や先進校視察、広報活動などを十分に行う必要があると考えますが、その準備が行われているか伺います。また、いつ頃行うかも伺います。 2点目に、学校運営協議会委員規則の準備、委員の選定及び任命の準備、委員報酬の準備が必要と思います。その準備が行われているのか、また、いつまでに行うか伺います。 3点目に、キャリア教育コーディネーターの強化と増員、コミュニティスクールディレクターの配置計画。文科省が実施しているコミュニティ・スクールマイスター派遣事業の活用は検討されているか伺います。 4点目に、教育行政の最高責任者は誰か伺います。 2点目のGIGAスクール構想について。 12月に小学校6年、中学校3年生、2月までに残りの生徒、教員分も配置されるということでありますけれども、様々なところで本事業に導入される教材(ソフト)について勉強会が開催されております。私も西原町で行われた開発企業が主催する会に参加させていただきました。 指導する側、される側が一体となり事業に取り組む様子、電子黒板を活用し出題された問題に対し1対1の対応も可能ですが、解答が見える化で、みんなで答えに対して考える、仲間に教え合う、子どもたちの提出物をチェックする機能、指導や成績作成をサポートする機能を持ち備えた先生方の働き方改革にもつながると学びました。 そこで、児童生徒及び先生方の導入に向けての準備状況について伺います。 また、現在のICT支援員2名ってありましたけども、本当に先生方のサポート、子どもたちのサポートをICT支援員が2名で足りるかも教えてください。 認定こども園についてですけども、7月に取られたアンケートの内容が分かれば教えてください。 馬天小学校について聞きます。財政確保が厳しいという答弁で私は受け止めます。 馬天小学校の改築について、先送りされた理由でもありますので伺いますが、優先に進められる大里統合幼稚園は、当初の計画では旧北小学校跡地に新築する計画が発表され、現在では、総合保健福祉センターを改修する方針です。そこで事業に係る予算にも変更が当然あったと思います。当初の計画と現在の予定予算をそれぞれ伺います。 また、学校施設の耐震化を計画的に推進していくためには、その重要性及び緊急性について、教育委員会をはじめとして、財政部局、建設部局、防災部局などの行政関係者、教職員、保護者、地域住民などの関係者の間で理解を促進していくことが重要であると、文科省のホームページで記されております。 今回の先送りした理由について、教育委員会、財政部局、建設部局、防災部局の見解と、同校の教職員、保護者、地域住民へ説明がされたか伺います。 3番、公共施設について。 平成30年3月付の南城市公共施設適正配置計画において、中央公民館の評価結果では築40年前後経過し、施設の老朽化が進行しており、内外に損傷箇所も見受けられ、早急に今後の対策を検討します。市内の文化活動の拠点として多くの方が利用していますと記されています。耐震も未整備のため、防災マップには指定避難所にも指定されておりません。 建築の劣化は築年数のみではなく、使用状況や建築物の位置する外部環境、日常の維持管理修繕の状況により建築物ごとにばらつきが生じるため、劣化状況調査結果や法定点検などの下に改修を進めていかなくてはなりません。建築基準法第12条では、一定の要件を満たす建築物については、その所有者の義務として、一級建築士などの定期的な調査、検査を受けてその結果を特定検査行政庁に報告するなどのことが定められていると友人より聞きました。 その事項について、両施設の調査、検査を行い、県へ報告書の提出及び回答を受けたのか伺います。 また、回答があればその内容を伺います。お願いします。 ◎教育部長(上原昇)  1点目、本年度の子どもたちの進学や就職、南城市との関わりについてということですけれども、これについては、本年度コロナの影響で事業が実施できておりません。できなかったので、事業が実施できなかったということですね。 実行委員会の予算で、子どもたちのフォローアップ、研修に行った方々の、交流した方々の今後の就職など、大学をどうしているのかという調査をさせています。この調査が本年度中に上がるということですので、その調査報告を受けて、また、今後の関わり方とか、関わっている方がいるのかどうかも確認したいということでございます。 次、2点目、南城市同窓会、東村とか北中城がやっているということで、前回、私が確かに答弁をしています。そのときにも、担当部署とも調整したんですけど、東村とかほかの地区は人数が少なくて、二、三十名とか、南城市は先ほど述べたように260名ですか、大所帯であるということで。これらも、また交流についても、事務点検評価の外部内部の評価委員の方々からもそういった指摘がありましたので、それについても同窓生のメンバー報告を受けて名簿が来るはずですから、そういった方々に連絡をして、同窓会等の準備をやるような感じで進めていきたいということであります。 次、3点目ですね、本事業でコロナにおいて実施できる事業が検討されたかと、今回、できていなかったのでということですけども、今年は派遣ができなかったので、この予算でDVDだとか、企業さんのほうにオンラインの交流とかという感じで準備は進めていたんですけども、南城市だけではないですので、ほかの市町村の方からも派遣しなければ意味がないんじゃないかという意見等があって、また現地アメリカですけども、コロナが蔓延しているということで、そういった対応ができないという断りがあったということで、新規に事業は取り組んでいなかったということになります。 次、コミュニティスクールですね。 コミュニティスクールについて、保護者、市民への説明については、現在、庁内で各検討委員会というのは職員でやっているんですけども、来年度、運営協議会を開くための準備委員会というのを予定しています。その準備委員会というのは、評議委員会を設立する前に評議員を選んでもらうとか、そういう関連でPTAとか保護者の一部も入りますので、入ったときにある程度芽出しがついたときに、保護者等へのコミュニティスクールについての説明会を開くと、そういう計画で進めているところでございます。そのときに全保護者には周知ということになると思います。 次は、学校運営協議会、コミュニティスクールの規則等について、いつできるかということだったと思います。 これについては令和3年度、小学校に先ほど申し上げたように準備委員会というのを開きますので、その中で意見を聞きながら、保護者とPTAあるいは学校等も全て準備委員会の中で、どのような形で規定をつくるかというふうな協議は必要になってくると思います。そのときになると思いますので、次年度になると思います。 次、3点目。 CSにするときに、コミュニティ・スクールマイスターですか、派遣等の事業は検討されているかということですけども、それについてはもちろんコミュニティスクールを運営させるためには、キャリア教育は十分力を入れんといけません。また、コミュニティ・スクールマイスターというのは、文科省から指定されたちゃんとした指導員みたいな感じですので、それを活用すると。実際、本市も昨年度は2回ほど活用しています。今後も活用を計画しているところでございます。マイスターがいないとなかなか進みが悪いですので、その辺あたりはずっと活用していきたいということになります。 次、4点目ですね。 教育行政の最高責任者は誰かということですけど、教育長になると思います。 次、GIGAスクールの件で、GIGAスクール、児童生徒、先生方への準備がどうなっているかということですけども、現在の準備状況ですけども、8月頃からずっと学校には情報を提供しています。本市はもう、当初、四、五年かけてやるものを単年度に、前倒しの1回でやりますということで周知はずっとやっていますので、おのおのの先生方は独自で情報を取り入れたりしているものと考えております。 生徒に対しても、学校現場で先生方がどういうふうな指導をしているかちょっと把握はしていませんけども、教育委員会としてはGIGAスクールは前倒しで早急にやると、今年度中に反映するというような周知は準備していますので、あとは学校のほうでちょっと確認したいと。 実際、またタブレットについても、昨日12月2日ですか、小6と中3、あとは教師用、全て納品されています。今日までですかね、内部の初期設定とかそういうのを調整して、来週あたりから学校に配付するのかなということで、今考えております。 9月議会に私のほうが配付した活用方法について、2022年、23年からということじゃないかということで間違いないかということですけど、これは市としてはステップごとに活用計画を立てていますので、そのとおり間違いありません。今現在はそのとおり進めたいということであります。 ICT支援が現在2人しかいない。2人で大丈夫ですかという多分質問だったと思います。それについては、現在、ICT支援員は2人です。次年度、新年度に入って新たに2人を予定していますので、ICT4名で全部配置して回していくということで、私たちは大丈夫だと認識しております。 次、一番最後、馬天小学校についてです。 当初計画と現在の予算が違うんじゃないかということでありましたけども、当初、我々は北小学校跡地に造った場合と今の場所に造った場合の予算ですけども、これは工法的にも考え方が違うんですけど、もし北小学校跡地に造るんであれば、裏方に丘が、山と言うんですかね、丘と言うんですかね、そういったのがあるんですけど、あれも活用するんであれば事業費はちょっと高くなると思います。それを除いたときの比較としては、現在、北小学校跡地だと約8億ぐらいはかかっているだろうということを想定していました。 現在、保健センターに設計していますけども、まだ最終的な設計額は挙がっていませんけど、おおむね我々は5億ぐらいということで見ています。差額にして約8から9億ぐらいの差が出るのかなということで見ているところでございます。 次、馬天小学校の先送りした理由について周知をしたかということですけども、それについては学校長には常に説明等はやっていますが、地域説明会はまだやってございません。 次、最後の公共施設なんですけども、これは中央公民館と改善センターですね。これについては法的検査があります。先ほど議員さんがおっしゃったんですけど建築基準法第12条、これについては、建築物は3年ごとに1回やらんといけないということで毎年報告をしています。これは報告しないと罰則規定等があるので厳しいのがあるんですが、それで確実に報告はしています。 ただ、県に報告はしているんですけども、内容的には是正勧告とか、早めに危険なところを直せと修繕の指摘もございます。そういう指摘を受けている状況であり、県への報告は行っているというところでございます。 以上です。 ◎福祉部長(城間みゆき)  運天貴也議員の再質問にお答えいたします。 アンケートの結果をということでしたけれども、このアンケートにつきましては、6月に市長調整の中で市長から、保護者は教育保育施設を選ぶときに何を重視するのか聞いてほしいということがございましたので、何にこだわるのかを知りたいっていうことがございましたので、アンケートを実施したところでございます。 対象につきましては、平成27年4月2日から平成30年4月1日生まれの児童を持つ保護者、令和2年4月1日時点で2歳から4歳児の保護者を対象にこのアンケートを行いました。アンケートは、7月13日から7月17日までの間行っております。 教育施設を重視する、保育施設を選択する際に重視することは何ですかっていうことで、3つまで選んでくださいということでやってございます。その中で1番目に多かったのが居住地から近い場所、これが24%、2番目が保育士、先生、教員の対応、これが17.6%、3番目が教育、保育の方針や内容、これが12%。これが上位の回答でございました。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  ありがとうございます。 また、順を追って最後の質問をさせていただきたいと思います。 海外留学については、本年度フォローアップをしていくということで答弁がありました。 実は、僕も教育事務点検評価委員の経験をしておりまして、私のほうも参加された経験を積んだ生徒さんの皆さんには、事業の経験を生かして市内での活躍に期待するという言葉を述べさせていただいている中でしたので、やはりそういった部分では、そういった経験をされた子どもたちのノウハウを生かして、次世代にまたつなげていただきたいという思いでありますので、質問をさせていただいたという感じでした。 再質問につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条において、教育に関する事務の管理及び執行の状況について点検評価を行い、その結果にて議会に提出するとともに、広く公表するとされているのが事務点検報告書です。それについても期待されていますので、ぜひとも見落とさずに今後もぜひともやっていただきたいと思います。 再質問の1、2の子どもたちの進学状況と関わりについて伺いましたけれども、最後に、その事務点検表あたり、あとは先ほどの部長の答弁を受けて、市長、教育長の見解を後ほど伺いたいと思います。 スポーツ・文化派遣事業については、答弁を伺いますと本年度計上した予算は2割程度ということで、残念ながら県外、短期留学と、ESLキャンププログラム及び中国の派遣事業についての減額補正に近い状況に今度来るのかなと思っております。 逆に、僕は提案したいと思っています。現在の子どもたちを取り巻く環境は、コロナ禍の中で様々な制限からこれまでとは違う慣れない生活で大きなストレスを抱え込んでいると思います。これでは子どもたちの成長に大きく関係し、人材育成にも大きく影響すると考えられます。特に最上級生の小学6年生、中学3年生にとっては、最もストレスを受けた年になったと思います。そういうことを受け止め、提案します。 スポーツ・文化活動、県内外等派遣事業の予算残について、市内の子どもたち全員に届けるとともに、4万市民へ新型コロナウイルスに負けない、元気に笑顔で頑張ろうというメッセージを託し、市内各中学校校区において打ち上げ花火を提案したいと思います。 11月末にも4地区で上がりました。12月2日にも堀川区でも上がりました。そういった夢のあるものを、削減するばっかりじゃなくて、そういうものも財源組替をしていただけないかなと思っております。それについても教育長、市長に見解をお伺いします。 GIGAスクール構想について。 GIGAスクール構想には多様な子どもたちを誰一人残すことなく、公正に個別最適化され、資質能力が一層、各自に育成できると記されています。導入後の責任の所在は学校なのか、教育委員会なのか、今後の指導に関すること、取扱いに関すること、成果に関することなどの所見、検証の責任はどこにあるのか、教育長に見解をお伺いします。 コミュニティスクール、先ほども安谷屋議員からありました知念幼小中の一貫校についてもそうなんですけども、コミュニティスクールもそれの課題の恐らく中に入ってきます。そういった意味も含めて、再質問では令和4年度コミュニティスクールがスタートされる意気込み、教育行政の最高責任者として教育長の見解を伺います。 また、教育活動を中心に様々な地域課題も盛り込まれたコミュニティスクールの導入になります。南城市の最高責任者であります市長にも見解を伺います。 認定こども園については、この後の一般質問でも様々な議員が質問しますので、そこにつなげていきたいと思います。 馬天小学校、地域の皆さんに、まだ見直しがされているということで説明されていないということがありましたけども、学校にはされたということだったんですが、実は馬天小学校のある職員も聞いていないと。もう始まっているんじゃないのという言葉も僕は耳にしておりますので、再度、丁寧な説明をお願いしたいと思います。 馬天小学校へ子どもを通わす保護者及び地域の市民は、当然ながら老朽化し、耐震化未整備の学校に通わせる不安な気持ちが強くあります。改築計画の下、ここ数年以内には安全・安心な学校で学べることを早期に願っておられます。なぜ、先送りする理由を説明されないのか伺います。 また、教育長、市長には、現在の馬天小学校の教育環境をどう捉えているか伺います。 最後、両施設の年間利用者ですが平成30年度の資料によりますと、図書館利用者を含み中央公民館が4万5,763名、農村改善センターが5万2,021名の市民が利用されています。今後、総合福祉センターからの利用者受入れもあります。今、示した以上の市民が利用されることになります。 中央公民館においては、去った7月に2階の視聴覚室の窓が崩れ、落下しました。現場確認した際、案件から数週間がたったにもかかわらず、応急処置で終わっていました。こういう部分で市民を案内する現状、それについて最後に市長と副市長に伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時27分)     (再開 14時29分) 再開します。 ◎教育長(上原廣子)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 まず、1点目の子どもたちのフォローアップに関してですが、国際交流の成果についてはかなり高いものだと思っています。私のほうとしては、帰ってきてからの子どもたちの感想文などを見て、かなり意識が高まっている、グローバルな考え方や語学に対する考え方、それからコミュニケーション能力の向上に関して子どもたちの意識はかなり高まっているということであるんですが、目に見える成果というのは、彼らが学校を卒業した後に、自立したときに目に見える成果が見えるもんだと思っています。それで、教育委員会としてはこれまでどおり、子どもたちの国際交流の場を広くもって、それからバックアップしていくというのが私たちの、教育委員会としてのスタンスかなと思っております。 フォローアップの件に関しては、今回コロナの関係でできなかったんですが、いろいろ模索はしたんですが、残念ながらこれといった策が打てなかったというのは大変申し訳ないと思っております。ただ、今後、これからどうするかというところは、4市町村お互い交流しながら考えをまとめていきたいと思っております。 2点目のスポーツ派遣の件で花火はとおっしゃってはいるんですが、派遣に要綱がございまして、簡単にそちらのほうに移行できるかどうかはちょっと分かりませんので、できるかどうかこれは検討させていただきます。 3点目のGIGAスクールに関しては、もちろん責任は教育委員会にございます。ただ、お子さん、家庭に持ち帰ったりするに当たっては、注意喚起、取扱いの注意に関しては周知をして、子どもたちは機種の扱いはやっていただくんですが、故意に破損したりとかそういうものでなければ、教育委員会が責任を持って管理していきたいと思っております。 コミュニティスクールに関してですが、私は、コミュニティスクールは、学校の課題、それから地域の課題、かなり多くの部分で課題の解決にこのコミュニティスクールは役立っていくんじゃないかと思っております。南城市内の未来を担う子どもたちの成長をみんなで支えていくっていうネットワークですので、多くの方が子どもたちの成長を見守っていくということでは、将来の南城市の在り方にも関わってくるという壮大なスクールだと思っておりますので、丁寧に少しずつでもいいので、きちんと土台を重ねていって進めてまいりたいと思っております。 それから、馬天小学校の老朽化に対して、残念ながら大里中学校、大里統合幼稚園の関係もありまして財政的にかなり逼迫しているということもありましたので、やむなく馬天小学校は中断させてもらっております。今後、保護者の皆さんや、それから学校関係者の皆さんには丁寧に説明していこうと思っていますが、今後、これは財政も絡んでくると思いますので、財政とも調整しながら、子どもたちが安全で学校に通えるにはどうしたらいいかをまた模索していって、早めに検討していきたいと思っております。 それから中央公民館なんですが、担当の者に状況を今伺ったところ、一番、最も危険だっていうところは早めに補修、修理をしたりして、利用者の方に安全に使っていただけるように毎日点検しながら、多く使われているところの部分に関しては、補修や修理等々を入れながら使っていただいているということでございました。ただ、老朽化していることには変わりございませんので、これらも市の公共施設適正配置計画がございますので、それと照らし合わせて、中央公民館をどうするか、農業改善センターをどうするかっていうところの部分は、これから検討委員会とともに検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ◎副市長(新屋勉)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 中央公民館と改善センター、公共施設の老朽化に伴っての質問ですが、これについては南城市の公共施設適正配置計画というのもあります。ただ、非常に危険な状態は改修するとして、長期的な視点では市の財政状況も踏まえて対応していきたいと思っております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員の再質問にお答えいたします。 まずは、短期留学等含むことに関しての市長の見解ということですので、外に子どもたちが目を向けて、あるいは出ていくっていうのは、今後の将来、非常にいいことだとは私は思っております。その上で、実行委員会形式ですので、その子たちとの連携も深めるとか、あるいは同窓会の形をどう取っていくのかも含めて、まだまだできるところはあると思っておりますので、今後も足りない部分に関しては引き続き検討をしてまいります。 それから花火に関しては、御提案ということで受け止めさせていただきます。 コミュニティスクールに関しては、先ほど教育長がおっしゃっていたとおりで、地域みんなで教育を支えていく、子育て教育をつくっていくというのはとても大事なことだと思っています。むしろ、コロナで疎外になったりとかそういうのがありますけれども、だからこそ力を合わせていい教育をつくっていこうというのはますます今後重要になっていくんじゃないかなと思っていますので、進めていきたい、コミュニティスクールに関しては今後も進めていきたいと思っております。 それから馬天小学校に関しては、保護者の皆様が御心配しているということですので、教育長からもあったように、何らかの形で保護者への周知あるいは説明というのはしていかなければいけないと思っております。 あと、施設、中央公民館等施設に関しては、安全面というのが最も大事かと思っておりますので、補修できるところはしっかり補修しながら、そういったことを気をつけながらやっていきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  これで本日の代表質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は12月7日月曜日、午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 14時38分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  親川孝雄署名議員  玉城 健...