南城市議会 > 2019-12-10 >
12月10日-04号

ツイート シェア
  1. 南城市議会 2019-12-10
    12月10日-04号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 元年 12月 定例会(第6回)       令和元年第6回南城市議会(定例会)会議録1.開議     12月10日 10時00分 宣告2.散会     12月10日 16時11分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局次長     仲村幸也  事務局係長     仲村勝尚   事務局主事     宮城安奈6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      新垣 聡   上下水道部長    知念哲雄  企画部長      當眞隆夫   農林水産部長    森山紹司  市民部長      屋比久正明  土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき  福祉部参事     宮城寛志  土木建築部参事   屋我弘明7.議事日程-----------------------------------     令和元年第6回南城市議会定例会 議事日程[第4号]               令和元年12月10日(火)午前10時開議日程第1      会議録署名議員の指名について日程第2      一般質問(7人)          (1)中村直哉          (2)新里 嘉          (3)島袋裕介          (4)前里輝明          (5)玉城 健          (6)宮城康博          (7)宮城秋夫-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、17番松田兼弘議員及び18番親川孝雄議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、中村直哉議員。 ◆14番(中村直哉議員)  おはようございます。 座高勝負に敗れて2日目のトップバッターになりました。ゆまぢり会の中村です。 一般質問に入る前に、代表質問、そして昨日の一般質問の初日で、公民館放送の設備の2分の1補助に係るいろんな議論がありました。区長会の中で、継続していくよという市長の発言に拍手喝采だったという、そういう話がある中で、違和感を感じて、玉城の知り合いの区長さん方に意見を聞いてみました。 違和感を感じたというのは、この事業の新しい制度の中で、財政的に苦しい小さい字が2分の1の自己負担も賄えないと。そういう状況の中で、70余りの自治会に、公正に10万円の補助をして、使わなければ運用のやり方で積み立てをしながら必要なときに使っていただく、そういうことを説明していきたいという話の中で、本当に全会一致でそういう継続という部分が本当にあり得るのかなということで、何名かの区長に電話をして聞いたんですけれども、やはり理解が不足しているなということで思った次第です。 積み立てできるという、そういう解釈はしていない区長さんが大多数だったと。改めて説明をしたところ、そういう理解であれば、また判断も違っていたのかなという話をする区長さんもいましたので、ぜひ継続するにしろ、また、1月の区長会の説明会、区長会がありますので、その辺の説明をぜひしていただきたいなというのが、前振りとして言っておきたいなと思います。 それでは、通告してある一般質問に入りたいと思います。 今回は、4点通告してございます。よろしくお願いします。 まず1点目、中山、志堅原地区の県営かんがい排水事業について。 この事業については、平成31年度、事業完了予定の事業でありました。しかしながら完成が遅れ、令和5年度までの計画が延長をされております。つい先日から貯水池の工事も始まったところであります。 以下に伺います。 ①完成が遅れる理由。 ②事業が4年延長される影響、損失をどのように捉えているか。 ③貯水池の完成はいつになるか。 ④農地への配管工事の予定と、農業用水の活用開始時期についてお願いします。 ⑤遅れた理由と今後のスケジュールを地元の皆さん、受益者の皆さんへ説明をしたのかどうか。 発言事項の大きな2点目、水産業の振興について。 これまでも、水産業の振興策について取り上げてまいりました。職員の頑張りで多くの事業が展開され、着実に成果が上がっているものと認識をしております。 その一方、奥武漁港の拡張については、なかなか進展していないのが実情であります。 これまでも訴えてきたとおり、若い漁業従事者が増え、船舶も大型化する中、早急な対応が必要だと思います。所見を伺います。 発言事項の3点目、堀川橋並びに周辺整備について。 堀川橋並びに周辺の整備について以下に伺います。 ①堀川橋の架け替えに向けての進捗状況。 ②雨天時、堀川側の道路と橋の接合部分の水たまりの改修ができないか伺います。 発言事項、大きな4点目、市民からの要望について。 市民からの要望について以下に伺います。 ②については、9月議会で質問をさせていただきましたけれども、時間がなく、再質問ができなかったため、改めて伺います。 ①玉城富里の点滅信号機から国道331号に接続する道路は、木の枝が大型車両の通行を妨げています。枝をよける車両と対向車が衝突する危険性があり、対応ができないか伺います。 ②グレーチングやマンホールの雨天時の対策について検討、対応していきたいとの答弁を、9月議会でいただきました。危険性の高いところを、予算措置も含め、優先的に対応していただきたいが、所見を伺いたいと思います。 以上4点、よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  おはようございます。 答弁のトップバッター農林水産部森山で答弁いたします。よろしくお願いします。 中村直哉議員の1、中山、志堅原地区県営かんがい排水事業についてお答えします。 ①完成がおくれる理由については、貯水池の用地交渉、また、関係機関との調整等で設計見直しに時間を要しました。 ②事業が4年延長される影響、損失については、安定した農業用水の確保が遅れることは、後継者不足の問題等、農業の持続的発展に影響を及ぼすのではないかと考えております。 ③貯水池の完成については、貯水池1号、2号の完成が令和4年度を予定しています。 ④配管工事の予定、活用開始時期については、配管工事は、貯水池完了後を予定しております。令和4年度から着手予定であります。活用開始時期については、令和6年度を予定しております。 ⑤遅れた理由と今後のスケジュールを地元へ説明したかについては、令和元年10月16日に、中山志堅原地区推進委員会で説明を行っております。 続きまして、大きい2番、水産業の振興についてお答えします。 奥武漁港は若い漁業従事者が多く、活気に満ちあふれた漁港と捉えております。 議員の御指摘のとおり、奥武漁港において新港整備後、漁船が大型化が顕著であることは把握しております。 既存物揚場の所要延長については再調査を行い、その延長に不足であれば、港勢調査等の資料や市が管理している志喜屋漁港、久高漁港の要望も踏まえ、沖縄県と協議調整してまいりたいと思っています。 以上です。 ◎土木建築部参事(屋我弘明)  おはようございます。 中村直哉議員の3の堀川橋の周辺整備について、①堀川橋の架け替えに向けての進捗状況の御質問にお答えします。 堀川橋については、今年6月に概略設計業務を発注し、現地調査、コンクリート品質、鉄筋の腐食状況等を調査した結果、橋全体に損傷が生じていることが確認され、定期的に補修、補強するよりは、長期的に見て架け替えが望ましいということから、架け替えを推進する方向で進めております。 現在、その資料整理や架け替えルート(線形)、交差点協議等を行っているところでありまして、それと並行して、沖縄県とは新規採択に向けてヒアリングを実施しており、予定どおりにいけば、令和2年度の採択となる予定でございます。 事業期間としましては3年から5年でありますが、予算配分上、事業期間が延びることも申し伝えておきます。 次に、②堀川橋の接合部分の水たまりの解消についての御質問にお答えします。 現場を確認したところ、堀川橋の接合部分の段差が水たまりの原因と考えられることから、アスファルトによるオーバーレイ舗装で改善できるか否か検討していきたいと考えております。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  おはようございます。 中村直哉議員の4、市民からの要望についての①と②についての御質問にお答えします。 まず、①点についてですが、①点目の道路につきましては、県道であり、南部土木事務所が所管となっております。 議員の御指摘のとおり、木の枝が伸び、路上にはみ出している状況であります。早急に対応してもらうよう、県へ要請したいと考えております。 既に担当のほうからは、県の担当部署のほうに、電話とメールで写真を送っております。それで、早急に対応してもらいたいということで、担当ベースに要請しているところでございます。 次に、2点目、土木建築部が所管するグレーチングの部分についてお答えいたします。 新規路線につきましては、滑りの危険性が高い箇所については、滑りどめ加工されたグレーチングを採用し対応しております。 既存道路については、交通安全対策として交換することになります。道路勾配や線形など、道路構造や交通量等から危険性、緊急性等を踏まえ、検討、対応していきたいと考えております。 予算措置も含めた優先的な対応に関する所見につきましては、道路維持管理であり、市の単独予算となります。雨天時の交通安全対策の観点から、危険性、緊急性の有無の判断及び必要箇所の把握に努め対応していきたいと考えております。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  おはようございます。 中村議員の4、市民からの要望についての②についてお答えいたします。 上下水道部が所管するマンホールについては、消火栓、減圧弁、仕切り弁及び集落排水や流域下水道に関するマンホールがございます。 現時点では、消火栓及び減圧弁のマンホール以外は数が膨大なことから、定期的な点検が実施できていないところでございます。 しかしながら、現場への出動等、事あるごとに、既設のマンホールについては目視での確認を行い、必要がある場合には随時対策を講じているところではございます。 その際に発見できない場合においても、市民からの情報提供などによって、取り替えの必要があると判断した場合には速やかに対応し、安全の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆14番(中村直哉議員)  再質問をさせていただきますが、まず、かん排事業からお願いします。 貯水池の完成は令和4年度1号、2号ということでありましたけれども、今やっているところが恐らく1号だと思います。そこの看板には、来年の2月25日に完成しますよということで書かれています。 それを見る限りだと、その後、池に水がたまる時間がありますので、タイム的には、多少時間はかかるんでしょうけど、その水がたまることによって、農家の皆さんが、そこの貯水池の水を活用できないかということでの問い合わせがあるんですよ。 恐らく1号と2号、ローソンの裏手側だと思うんですけど、その工事を並行して進めて、令和4年の完成を目指していると。 ただ、農家としては、早目にその池の水を使わせていただきたいと。なぜかというと、部長からもおっしゃっていたように、年齢的な部分があると。 農家の受益者、農家の皆さんというのは、もう高齢化が進んで、4年というのは非常に大きな期間なわけですよね。その4年の間に後継者がいなければ、もう営農を諦めざるを得ない、そういう方も出てくる。 そうした場合にどういう弊害が来るかというと、水道の栓の配管工事がある場合に、数が多ければその分負担が減るけれども、やめていく皆さんがいてしまうと、逆にまた、栓をつなぐ負担額が大きくなっていく、そういうこともあるので、なるべく同意した皆さんがしっかり営農しているときにそれを活用できる状態まで持っていってほしいと。それがもう受益者の皆さんの声だと思うんですね。 それは中山、志堅原に限らず、吉富地区であったり、雄樋川地区であったり、あるいは大城地区であったり、全てのかん排事業における問題、課題なんだろうと思います。 後で、市長のほうにも聞きたいんですけれども、予算的な部分が出てくるはずなんですけど、そういう中で、この工事全体が進んで、その後、配管工事をして令和6年まで我慢してくださいよということであれば、あと5年間、利用までに時間がかかってしまう、どんなに早くてもですね。 それよりも、池ができたときにある程度そこから取水できるような環境作り、あるいは並行して配管を、配管の工事を並行して進められるような対策を、ぜひ県とやっていただきたいと思うんですけど、それについて、部長、まず。 ◎農林水産部長(森山紹司)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 御存じのように、今、県営雄樋川地区でも貯水池11基ほどあるんですけど、これについても県の調整の中で、今、使用させているような状況であります。 ただ、貯水池が完成すると南城市に管理委託、県からなりますので、その旨、協議しながら進める形で調整を行っていきたいと思っております。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  再度確認ですけど、貯水池ができて水がたまれば、一応ここの水は、受益者の皆さんは利用できると、そういうふうに調整していくという捉え方でよろしいですか。 お願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまのように、貯水池ができて水がたまれば、早目にできるように調整していきたいと思っています。 ◆14番(中村直哉議員)  ありがとうございます。 ぜひ1号池ができた段階から、その池の水が使えるようにしていただきたいなと思います。 その方向で調整していくという答弁ですので、ぜひ期待しておきたいと思います。 市長に伺います。 令和元年度農林水産部、県の農林水産部と南部市町村との行政懇談会における要望事項に対する措置方針というものがありまして、南城市からの県営かんがい排水事業の早期供用開始についてというものに対して、県の措置方針、抜粋ですけれども、県としては、南城市等の関係機関との連携協力のもと、地元合意形成を図りながら、これらの課題の早期解消を図るとともに、所要額の優先配分を行うことで、事業効果の早期発現が図られるよう努めてまいりますというふうな回答があります。 そういった意味でも、ぜひ市長が県知事、あるいは農林、土木の部長さん、そういった方々との連携、あるいは意見交換、あるいは要望等をトップセールスしていただいて、その予算の獲得をしていただきたい。 その辺、ぜひこれまで、就任して1年と10カ月ですか、様々な機会を得て、知事とか、その辺とのいろんな要請行動をされているかと思いますけれども、そういった要請行動の手応え等を含めて、今後の予算獲得に向けた市長の思いをちょっと聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  中村直哉議員の再質問にお答えいたします。 配管工事等も含めて、並行してできないかも含めて県と交渉して、農家の声が届けられるようにすべきじゃないかということだと思いますので、市長としてもしっかり県とそこら辺は詰めていって、担当課も合わせて予算が獲得できるように、要望をしていきたいと思っております。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひお願いしたいと思います。 先ほども申し上げましたけれども、繰り返しになりますけれども、農家の皆さんは本当に高齢化が進んで、本当に自分が営農している間にこの事業が果たして恩恵を受けられるのかどうかということまで本当にいっています。 中には、自分が生きている間にこの事業は終わるのかということも言うわけですね。そのときに答えに窮するもんですから、大変な事業の同意をもらいながら進めていますので、皆さんの思いもまた酌んでいただいて。大変、予算の獲得については、また大変なことも重々承知していますけれども、そこはまた市長の力で、他市町村よりも予算額が獲得できるような、また、働きかけをお願いしたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に移りたいと思います。 水産業の振興についてですけれども、まず、再度調査を行って検討していきたいということでありますので、まず、現状ですね。 僕も何年か前に同じ質問をさせていただきましたけれども、その当時は、今後、本当にどれぐらい増えるのかというのも見きわめながらということでありましたけど。 現状、この2年間で、実質はこの3カ月ですけれども、19トンが1隻、14トンクラスが1隻、8トンクラスが1隻ということで、もうこの3カ月で3隻、大型船が母港として奥武の漁港を使うことで、今もう、2隻はまだ入ってきていないんですけれども、19トンの船は入ってきています。19トン、14トンクラスの船が泊まると、本当に狭いなという気がするんですよ。見ても思うんです。その中で、切りかえしながら出ていく、入っていく。 あるいは台風のときの避難港としての活用と考えた場合には、やはり、前も言いましたけれども、今すぐできる事業ではないので、それに向けたスタートをぜひやっていただきたいと思います。 部長、先ほど再度調査を行って、また検討していきたいということでしたので、その調査の時期が、明確な時期としていつ頃やりたいよということあれば、次年度なのか、その辺も含めて見解をいただければ、お願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  直哉議員の再質問にお答えします。 これまでにも県のヒアリング、事業の認可ヒアリングが年1回あるんですけど、今の状況の報告とか、港勢調査関係、船の船籍数とかも含めて県とは調整しています。 さらに現地の確認も含めながらもっと詰めていきたいと。次年度というよりも、年明けて早々やっていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  年明け早々には調査をしながら、また、その方向性も決まっていくものだと期待したいと思いますので、ぜひ卒業するまでには方向性を決めていただければ幸いですので、よろしくお願いします。 次に移ります。 堀川橋の件ですけれども、昨日の平田議員からも、新開橋の議論があったように、なかなか橋という部分で予算の獲得、非常に大変だと思いますけれども、架け替えに向けて今、鋭意努力しているという答弁でありましたので、それについてはもう推移を見守るしかありませんけれども、地元の皆さんに対しては、我々としては、架け替えに向けて今、鋭意努力しているよと、そういうヒアリングを進めているよということで、地元の皆さん、堀川区民の皆さんには説明していいのかどうか。 ある程度、採択に向けて手応えをつかんでいるのかどうか、その辺について見解を伺わせてください。 ◎土木建築部参事(屋我弘明)  中村議員の再質問にお答えします。 今、手応えとかそういうものについては、もう県との大体、話は進んでいますので、見込みは十分あるというふうに考えていいと思います。 ◆14番(中村直哉議員)  これについても、昨日の議論でもありましたけど、なかなか予定どおり進まない。なぜかというのは、やっぱり予算の獲得というのが非常に大きな課題だということでありました。 これについては、きのうの市長の答弁がありましたので、特に再度質問するつもりはありませんけれども、ぜひ市長、これについてもトップセールスで、予算の獲得のほうをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後の、市民からの要望について1点だけ確認させていただきます。 土建部、そして上下水道部長、お二人のほうから、随時対応していきたいということでの答弁をいただいております。 市民から問い合わせ等々があった場合に、例えばマンホールは上下水道部、グレーチングについては土建部あたりへの橋渡しというんですか、そういうことで窓口となっていただけるのかどうか。 もちろん、それが窓口となって受け付けたからすぐできるということにはならないと思いますけれども、もちろん予算との兼ね合いがありますので。 その辺の部分について、窓口が2本なのか、あるいは統一した窓口があるのか、その辺ちょっとお聞かせいただければ幸いです。 ◎土木建築部長(玉城勉)  道路管理につきましては、土木建築部の都市建設課でございますので、窓口は都市建設課のほうであるということでございます。 ◆14番(中村直哉議員)  窓口は都市建設課のほうということで、統一した、そういう問い合わせがあれば紹介をしていきたいと思います。 危険的な部分は、実際、走っているバイク、あるいは自転車の皆さんがより多くわかっているかと思いますので、その都度、また情報があれば上げていきたいと思いますので、対応方よろしくお願いをして、5分残っていますけれども、終わりたいと思います。 以上です。
    ○議長(国吉昌実)  次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  皆さんおはようございます。 質問に入る前に、去った日曜日に、ここ庁舎のほうでは食のフェスタ、そして、大里城址公園のほうではムーチー祭が行われました。多くの、本当にボランティアの皆さん、関係者の皆さんのおかげで成功裏になったということも聞いております。 本当に、今後ともこういったボランティアの皆さん、そして多くの関係者の皆さんの下支えがあってこそ、こういった大きな、食に関するいろんな行事ができるんじゃないかなというふうに思っています。 また、南城市においては、この2つの食に関するフェスタがありましたけども、行事がありましたけども、いろんな展開ができる可能性を秘めている南城市でありますので、ぜひ今後、南城市は、これは企画部長あたりにお願いしたいんですけども、南城市は食の伝道師と。この伝道師は伝道市というね、これをぜひ沖縄県内でもアピールしていただいて。 このキャッチコピーは、無許可で企画部のほうにも上程したいなと思いますので、ぜひ南城市が食の伝道市、食のこういった文化を発展する市になっていただきたいなというふうに思っています。 食だけに、うまいという声が聞こえましたけども、質問のほうに入らせていただきます。 発言事項大きな1点目、健康ポイント事業について。 政府は、病気の予防など積極的に取り組む自治体を支援する交付金を、次年度増額する方向で調整すると聞いております。 我が南城市においても、交付金を活用し、幾つかの予防事業に取り組んでいると思いますが、ぜひともこの保険者努力支援制度交付金を活用し、次年度より健康ポイント制度を導入していただきたいと考えるが、所見を伺います。 大きな2点目、市立幼稚園の方向性について。 ①今年度10月より保育の無償化がスタートしました。来年3月までの半年間は国の措置があり、それに伴う自治体の負担は発生しないものと理解していますが、次年度以降は一部負担もあり得るなど、不透明性が多く残るところが実情ではないでしょうか。その中で、自治体が運営する公設の保育園、幼稚園などは自治体の持ち出しが大きくなるとも聞いております。 市としては、このような現状を踏まえ、市内にある市立幼稚園、久高幼稚園も含め6園の運営をどのように考えているのか、所見を伺います。 ②大里地区の幼稚園統合についての進捗状況を伺います。 大きな3点目、大里南小学校について。 ①児童数が930名を超える同校は、これからも増加していくと予想されますが、市としては、児童数の推移についてどのような見解をお持ちなのか、所見を伺います。 ②大里南小学校マンモス化の対策として、検討委員会を今年度中に設置すると、以前、宮城秋夫議員の質問に対して答弁しておりますが、現在の進捗状況について伺います。 ③現場(先生方)の負担軽減策の一つとして、教頭の2人体制、兼務職員の配置を県の教育委員会へ要望していただきたく考えるが、所見を伺います。 以上3点、よろしくお願いいたします。 ◎市民部長(屋比久正明)  おはようございます。 それでは、新里嘉議員の1点目の、健康ポイント事業についての質問にお答えします。 現在、南城市では、保険者努力支援制度交付金に該当する事業として、特定健診を受診した方を対象にTポイント100ポイントを付与する事業を実施しております。これは2万円の買い物に相当するポイント数です。Tポイントカードは全国でも沖縄県がトップに来るほど登録者が多く、県民に認知されているカードです。 市では、平成30年度から実施しておりますが、令和3年度以降につきましては、令和元年度及び令和2年度の実績を踏まえ、検証し、他市町村も参考にしながら、市民全体が健康になるような健康ポイント制度についても検討してまいりたいと思います。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  おはようございます。 新里嘉議員の2、市立幼稚園の方向性についてお答えいたします。 ①市立幼稚園(6園)の運営については、近年の子育て家庭の現状として、核家族化や共働き家庭の増加といった社会情勢の変化があります。 本市における教育・保育施設の利用動向や子育て家庭のニーズ等を踏まえると、子育て家庭においては、教育と保育の両面が求められており、公立幼稚園においても、既存施設の活用を含めた対応が求められています。 このような現状を踏まえ、本市における幼児期の教育・保育環境の向上を図るため、公立幼稚園の既存施設を活用し、幼児教育に保育機能を兼ね備えた認定こども園化に向けて検討が始まっております。 去った10月に南城市立幼稚園の認定こども園移行に関する庁内検討委員会を立ち上げ、現在、方針(案)の作成を進めております。 今後の予定としましては、子ども・子育て会議や教育委員会議に方針(案)を提示し、意見聴取を行い、さらにパブリックコメントを実施する中で、広く市民の意見を伺い、本年度内に南城市立幼稚園の認定こども園移行に関する方針を決定してまいります。 次に、②大里地区の幼稚園統合についての進捗状況についてお答えいたします。 大里地区の北と南幼稚園統合については、南城市立幼稚園用地選定委員会から示された建設候補用地について検討してまいりましたが、いずれの候補地も確保することが困難であり、断念することになりました。 そのため、新たに令和元年8月21日に、南城市立幼稚園用地選定委員会を立ち上げ、これまで4回の委員会の開催を経て、令和元年11月22日に、選定委員会より、調査審議された報告書を受けております。現在、報告書により提示された優先順位の上位から用地交渉を進めているところであります。 次に、大里南小学校の児童数の推移についての所見についてお答えします。 平成22年に南城市型土地利用計画の策定後、大里地区についての、共同住宅の建設が顕著に行われ、人口及び児童生徒が急増してきました。 しかし、11月現在の人口ピラミッドから推測すると、本年度の930名をピークに、3、4年後には若干の減少が見られます。横ばいでの推移であり、その後は減少していくものと見込んでいるところでございます。 また、大里の4地区(平良区、当間区、銭又区、大里団地)においては、指定校変更制度を弾力的に運用していることで、現在も10名ほど南小から北小への指定校変更制度を活用している児童もいることで、今後も増えていくことも考慮した場合は、今後大幅に南小学校の児童が増えていくことはないだろうということで推測しているところであります。 しかし、学校教育法施行規則による小学校の学級数は12学級以上18学級以下が標準となっていることから、今年度において、市内全域を対象にした公立小中学校の校区再編の基本方針の策定に向けて、南城市内学校全体配置検討委員会、これ仮称ですけども、それを設置し、学識経験者やPTA、自治会など様々な立場から御意見をいただき、大里南小学校を含む本市の児童生徒にとって、最適で安全な教育環境の形成及び保護者に対し合意形成が得られる環境を整えるための作業に取り組んでまいります。 次に、②検討委員会の進捗状況についてお答えします。 現在、平成27年度に文部科学省が策定した公立小中学校の適正規模・適正配置等に関する手引や、県外においての本市と類似した市町村等のモデル地区においての情報収集等も行うなど、準備を進めていっているところであります。 大里南小学校のマンモス化対策と、市内全域を網羅した校区再編についても、委員の皆さんも重複するものと考えられることから、抱き合わせて進めていきたいと思っております。 次に、③大里南小学校において、現場の先生方の負担軽減の一つとして、教頭2人体制、兼務職員の配置を県の教育委員会へ要望についての質問にお答えいたします。 教職員の定数については、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律に基づき教職員配置基準を定め、教職員を配置しているところであります。 小学校においては、文科省が定めた基本1クラス40人学級の27学級以上の学校に1名増員配置されることになっております。 現在、大里南小学校は、今年度、少人数学級を含めた学級数が27学級であることから、教頭2名体制の対象にはなっていない状況であります。 以上です。 ◆5番(新里嘉議員)  ありがとうございます。 それでは、順を追って再質問をさせていただきたいと思います。 まず、健康ポイント制度ですね。僕はこれ、ちょっとライフワークでやっていきたいなというところがあるんですけども。 今回、交付金が、今月中ですか、もう増額が決定されたと思うんですけれども、それを市としても活用して、これ2016年度から創設された、活用されている交付金なんですけども、現在、南城市のほうでは、Tポイントを100ポイント付与する事業を実施しているということですが、これ答弁にもありましたけど、2万円の買い物に相当するポイント数ですが、100ポイントというのは、還元にしたら多分100円だと思いますので。 多分、今この現状から踏まえて、実施1年とちょっと経っていますけど、1年半以上経っていますけど、現状を把握した上で、この事業自体がうまく活用されているのか、伸びているのか、人数もですね。その辺、担当部局としてはどう考えているのか、所見をお聞かせください。 ◎市民部長(屋比久正明)  新里議員の再質問にお答えします。 当初、Tポイントを活用した方が大体約30名ちょっとだったと思います。 今年度、31年度実績としましては、167名程度、Tポイントを活用しているということではあるんですが、ちょっと期待よりかはまだ低い状況かなと思うんですが、今年度、ある程度、実績踏まえ、次年度においてもTポイントはまだ継続する予定なもんですから、令和2年度の前半、Tポイントのこの制度がうまく利用されているかを加味して、精査して、他にかわる結構ポイント関係、いろいろ、また煮詰めていきたいと思います。 ◆5番(新里嘉議員)  ありがとうございます。 今、部長は令和3年度からというふうにはありましたけども、せっかく次年度からは交付金も増額になりますので、各自治体に配分される額がですね。そうなると、別にTポイントと併用して、健康ポイント制度も、私は導入してもいいのかなというふうに思っているんですけども。 ただ、しっかり、まずはTポイントの事業の精査をして、2年経過した後。 できれば令和3年度から、健康ポイント制度を導入していただきたいので、次年度からはそれに向けた策定も並行してまた進めていただければなというふうに思っております。 県内でも、3市、4市ですかね、健康ポイントを導入しているんですけど、なかなかうまくいってないということも聞いております。 しかし、全国的に見ると、横浜市なんかはウオーキングポイント制度事業というのが、平成26年度からですかね、25年に計画して、これがもう本当にうまくいって、特定健診者とか国保の方の、また医療費のある、そこも含めて検証も行っています。こういったことも追いかけながら今年度もやっているということで、これはまたアプリとか万歩計を配付して、それで各市内の店舗、事業者さんとかに機器を置いてもらって、そこで歩数を確認した上で景品と交換とか、また、抽せんがあるよと。 そういったことで全国的に見ればうまくいっている例もありますので、ぜひそういったところを参考にしながら、令和3年度に向けて健康ポイント制度事業を導入していただきたいんですけども。 部長、やっていただくという意見を頂戴できませんでしょうか。所見をお願いします。 ◎市民部長(屋比久正明)  お答えします。 令和2年度4月から半年ぐらい結構見て、その結果を踏まえて、予算時期も、また予算にも関わってきますので、8月、9月までにはある程度、目途を立てて、令和3年度に進められる事業であれば考えていきたいと思います。 ◆5番(新里嘉議員)  僕の中では、僕はポジティブなものですから、令和3年度から導入していただくというふうに聞こえましたので。 ぜひ市の職員も本当に優秀な職員、いろんな各課にわたっていらっしゃいますので、そういった方々の知恵も借りながら、素晴らしい制度を導入していただきたいなというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。 大きい2点目のほうですね。まず、こちらのほう、先日、全員協議会のほうでも、認定こども園に向けてということで我々に説明がありましたけれども、その会議の中身も踏まえて再質問させていただきたいと思います。 1点目、11月21日に総合教育会議というのが開催されております。 その会議の中で、市長が、市の公立幼稚園は認定こども園に移行し、1園を公立、3園を民営化の方向性を持って考えていると発言なされたようですが、その発言の真意について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  数については、まだ確定のところまでいっていません。 今は認定こども園に移行するという方針を決めようということで、市長としては、公立は残したいということもあるので、もし数としたら、そういうことも想定されるんじゃないかという発言でございます。 ◆5番(新里嘉議員)  先ほど福祉部からもありましたけど、3月までに方針をまとめて、多分、方針をまとめた上で市長に答申するのかな、そういった方向になっていると思うんですけども、その中で、市長の思いということで、この会議の中ではお話されたのかなというふうに思っているんですけども、1園は公立園残したい、そして、3園が民営化の方向性を持っているということでしたけれども。 ちょっと僕、会議の中である意味、市民の皆さんにも説明するということもありましたけども、この市長の思いも含めて、福祉部とか関係も動いているのかなというところも感じているんですけども。 その中で、この市民説明会、年明け2月か3月ぐらいですかね、答申を行う前にやると思うんですけども、この中からいくと、ある意味、4地区の中で、ここが公立ですよ、ここは民営化の方向性ですよというところまで踏み込んで市民の皆様には説明できるのかどうか、今は全く白紙なのかどうか、その辺、お答えできるようでありましたらよろしくお願いします。 ◎副市長(新屋勉)  ただいまの御質問にお答えします。 現在、庁内において、認定こども園についての庁内検討委員会を設置しております。 この目的は、市立幼稚園における保育ニーズの対応、それから3歳児からの受け入れ対応、それから在宅子育て家庭への支援の拡充とかですね。これらのものをいろんな調査、検討、議論を行っております。既存の幼稚園としてそのまま存続するか、将来認定こども園化するかとか、そういう様々な議論の調査、検討を踏まえた上で、その方向性を決めたいと思っています。 ですから、現時点で公立化、民営化の議論ではなく、認定こども園化に向けた、幼稚園として残すか認定こども園化にするかと、その議論を中心に検討をしているところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  今の副市長の答弁からすると、総合教育会議で、市長の発言というのは、これはもう市長の思いだったという理解しかできないんですけれども、その中でやはり、行政のトップが、そういった会議の場かもしれませんけれども、まだまだ方向性が定まっていない中で発言するのはいかがかなと思ってはいるんですけども、ちょっとその点について、問題なかったのかどうか、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  思いとして語っておりますので、それが先走るようなことであれば、注意したいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  そうなれば、まだまだ方向性は今からということですので、しっかり協議会の中で話をするということですので。ある意味、市長の発言も、それは全くの思いですので、ベースは白紙ということで、しっかり担当部局も精査していただきたいなというふうに思っております。 その中で、私、最初の質問でも言ったんですけども、次年度以降の保育無償化について国より新たな情報、自治体の持ち出し分の割合がどれぐらいあるとか、そういった新たな情報が、以前我々が説明受けた以外のを今、情報を持っているのかどうか、その辺お聞かせください。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  新里議員の再質問にお答えします。 6月議会、9月議会で無償化に伴う部分の補填財源につきましては交付税で見られるということで、最新の情報としても、今のところそういうのはないものですから、とりあえず公立にせよ、私立にせよ、全部、交付税の基準財政需要額に算入されるということで、その辺で地方の新たな負担とかそういうのはないというのは聞いております。 以上です。 ◆5番(新里嘉議員)  今の話からすると、例えば先ほど私が言いました公設の幼稚園、公設の保育園の場合でも自治体の持ち出しはないという、国からの情報があるという理解でよろしいでしょうか。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  再質問にお答えします。 そうですね、新たな地方の負担はないということで、交付税措置されるということで、制度上は何ら地方の新たな負担というのはないという旨聞いております。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時52分)     (再開 10時53分) 再開します。 ◆5番(新里嘉議員)  わかりました。 次年度以降も今の説明からいうと、交付税で戻ってくるということですので、一旦は立て替えするかもしれませんけど。 そうであると、自治体の実質上、持ち出しはないという理解で改めて確認ですけど、それでよろしいでしょうか。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  制度上、交付税で見られるというのは、実際じゃあこれ金額にしたら満額見られるかというのは、また話は別です。基準財政需要額と収入額があって、その差し引きの部分でやっぱり調整されるものですから、とりあえず交付税では見られるということで、地方の新たな持ち出しはないというような説明で我々は受けていますので、御理解をよろしくお願いいたします。 ◆5番(新里嘉議員)  理解しました。ありがとうございます。 しっかりとしたですね、また3月にはまとめて、市長のほうにも答申するということですので、またその後ですね、経緯を我々議会にもしっかりと説明していただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 2点目のほうに移らせていただきます。 大里地区の幼稚園統合の進捗状況について確認したんですけども、ちょっと私ちょっとびっくりしたんですけども、今年度の8月から新たな候補地の選定委員会を立ち上げて、もう既に4回目の委員会開催後、22日には報告書を受けていますということは、これ答申が出されたということで理解してよろしいでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  前回もそうですけれども、答申というよりですね、この意見を聞くということで審議員会を兼ねたものになりますけども、まずは意見を集約するということで報告を受けているところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  前回はかなり、1年以上ですかね、やはり候補地ですので、審議会の中でもいろんな意見が出てきてそれをまとめて意見が上がってきたというふうに理解しておりますけど。 今回、8月から11月、もう3カ月の間に報告がもうまとめられたということですので、その中からもう既に用地交渉も進められているということですので、少しこれは今までない情報だったのかなということでちょっと驚いているんですけれども。 ちょっとこれも受けてですね、お聞かせ願いたいんですけども。 実は9月定例会後に、市長、副市長、教育長の三役はですね、地元嶺井区の皆さんに意見交換されたということを聞いております。これ私は何度も要望していたところで、実現されたということであるんですけども。 それで、その中で、その場において跡地利用案として、あくまでも案としてだと思うんですけど、大里地区の統一幼稚園を考えていると、この場所にですね。そういったことを意見交換会の中で発言されたということを聞いているんですけども、それについては間違いないでしょうか。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今、手元にメモがないもんですから確認はできないんですけれども、思いみたいなことは言ったかもしれません。 ◆5番(新里嘉議員)  休憩お願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時57分)     (再開 10時58分) 再開します。 ◆5番(新里嘉議員)  今、市長はちょっと手元にメモがないということでしたんですけども、実はですね、もう嶺井区の皆さん、この場所には周りに幼稚園、認定こども園、そういったのが、大里地区のほうがですね、来るんだなと理解されている方々が結構いたんですね。 そういった中で、どれぐらいの大きさになるのとか、そういったことも僕ちょっと確認、聞かれたものですから、いやいや、まだまだ多分、案だと思いますよ、そういったことだと思いますよとあったんですけども。 その意見交換の中で、嶺井区の皆さんの要望とか、そういったことも、実際またこちらのほうから、幼稚園以外の案も発言の中でしたのかどうか、それについてよろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  嶺井区の皆様にはいろんな意見交換、率直な意見交換ですという前置きでありました。以前の市からの提案とかも、誤解をされていた部分等もあったということで、それをクリアにしていくという場でもあったんですね。 ですから、あくまでも意見交換ですよという前置きでやっております。 そして、何度も私も念を押したと思うんですけども、これは決定ではないですよと。ぜひそこは、前回みたいにまた誤解が前に進んでしまったらいけませんので、あくまでも意見交換ですよということは申し上げております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長も、意見交換の場でという、ざっくばらんということがありましたけど、その中でもですね、やはり公の、行政のトップの市長からそういった発言があったということで、幾つかの案もあったという中で、嶺井区内の皆さんはもうここだけが頭の中に残っているんですね。 いろんな、幼稚園の認定こども園の話もなさったということも聞いております。 その中で、先ほど答弁にありました、8月からはこの候補地選定の部分も含めて、多分これ9月ということは審議会の最中だと思うんですけども、この候補地の中に実際、北小学校の跡地というのは、あくまでこれ審議会の皆さんが候補地は選定しますので、意見として上げてきますので、実際この北小学校跡地というのは意見の中に入っているかどうか、その辺、お答え願えないでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時01分)     (再開 11時01分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  3カ所、上位ということで上がってはいるんですけども、まだ公表はちょっと控えさせていただきたいということで、回答しています。 ◆5番(新里嘉議員)  わかりました。 なぜこういうことを言うかというと、やはり審議会を開いて皆さんの意見を聞いて、それを受けてこういった案があるよというんだったらまだわかるんですけども、そういった審議会の皆さんは真剣に意見交換なされている中で、幾らざっくばらんな意見交換といえども、案として、ここが候補地ですよと言うのは、私はちょっと時期尚早というか、これはちょっと問題なのかなというふうに思っているんですけども。 市長、その辺についてどうお考えなのか、所見をちょっとお伺いしたいんですけど。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  何度も申し上げておりますが、あくまでもざっくばらんな意見交換会という場という前提でやっておりますので、何ら問題ないと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  これがですね、嶺井区の皆さんかそういった意見があるというのは全然問題ないのかなと思っているんですけども、こちらのほうから意見交換であるとしても市長の発言としてこれが出たことについて私はどうかということをお聞きしているんですけども。 その点についても、やはり何の問題はないという認識でいるのか。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  あくまでもざっくばらんな意見交換会、何度も申し上げますが、そういう場でいう設定でございますので、問題なかったと思っています。 ◆5番(新里嘉議員)  私はですね、一方ではこうやって同じ時期に審議会の皆さんが真剣に候補地を選定されている中で、幾らざっくばらんといえども、市長がこういった発言をなさって、また嶺井区の皆さんも現に、こういった、もうこっちに来るんだなという思いをなさっている方々も、結構いるというふうに私も聞いていますので、やはりそこは市長、慎重にですね、そういった幾らざっくばらんの場でも、発言をなさらないといけないのではないかなというふうに思っているんですけども。 その点について市長、再度聞きますけど、どうお考えでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  何度も申し上げます。 市長と地域の方が何でも意見を言い合える、そういう場づくりというのはとても大事だと思っております。 ですから、そういう場で意見交換、自由な場での意見交換です。しかも、これ決定ではないですよという念も押してやっておりますので、問題なかったと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  ちょっと個人的見解なんですけどもね、その場では市長のほうからは、幾ら意見交換の場でも、認定こども園、こういった話しかなかったと、ほかの例えば分譲の案とか公園の案とか、そういったことはいや、私はなかったと、あくまでも幼稚園の話が結構、話題としては時間を割いたということも聞いていますので、そういった現状を鑑みると、当然、区民の皆さんはそういう認識というか、理解になっていくんじゃないかなと思っていますので、そこは幾ら公式な場でなくても市長の発言として、しっかり今後は襟を正してほしいなと思っていますけど、よろしくお願いしたいなと思いますね。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  常に襟は正してやっておりますので、何度も申し上げますが、意見交換の場でございます。御理解いただきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  今後しっかりまた、11月にはもう審議会の皆さんから意見も上がっているということですので、そこをしっかりと精査して、早いうちに大里の北と南地域の統合問題をやっていただきたいなと思っています。 私は個人的にはですね、例えばこの候補地以外、今言った、意見交換で今回、3つぐらい挙がってきていると思うんですけども、なかなか今の社会情勢の変化の中で、大里地区の地域ですね、一定の面積の場所を確保するというのは、かなり難しいんじゃないかなというふうに思っているので、僕は統一にこだわらず、現在の状況も含めた運営方法も検討なされるべきではないかなというふうに思っているんですけども。 統一にこだわらないという私の意見について、ちょっと所見を伺いたいなと思うんですけども、あくまでも統一にこだわるかどうか、その辺を、意見をお聞かせください。 ◎教育部長(上原昇)  大里南と北については、既にこれは、手元に資料はないんですけども、ちゃんとした諮問を受けて答申を受けて、統合をしますということで公表、方針は決まっております。 それに基づいて作業を進めていますので御理解願いたいということです。 ◆5番(新里嘉議員)  当時、答申を受けた状況と今の状況は全然変わってきているんじゃないかなと思っていますので、その辺もやっぱり鑑みて、ぜひとも答申を受けたんですけども、今の情勢は市民の皆さんには十分僕は説明できると思いますので、そういった方向も、方向転換っていったらおかしいんですけども、検討も視野に入れるべきでないかなというふうに思っています。 ぜひとも検討のほうよろしくお願いしたいと思っています。 時間がありませんので次に移らせていただきます。 3つ目ですね、先ほど部長の答弁の中では、全体的な再編も含めて、この大里南小学校のマンモス化の対策もやっていきたいという答弁があったんですけども。 実は、去年の12月の一般質問、宮城秋夫議員の質問にこういう質問があります。 大里南小学校の過密化の根本的な解消に向けて、教育ビジョンとは別に、最優先に大里南小学校の過密化解消を継続して審議する場を設けること、これを強く要望するということで質問しているんです。 その答弁で、部長、当時、いろいろと児童数の把握もしながら、我々としては年度内にはそういったこと、審議会を開催したいという考えを持っていますという答弁なされているんですね。 子供たちの推移とかということなんですけども、これに関するお考えというか、所見をお聞かせください。 ◎教育部長(上原昇)  昨年12月の宮城秋夫議員の質問の話ですけども、その中に本年度中に緊急に開催するというのは、私、前段にも述べてはいるんですけど、今現在が35名学級でおさまっています、ずっと。それで、なおかつそれで急激にも伸びるとなれば、プレハブも必要が出るかもしれない。35人学級を崩して40人まで引っ張るかということも話しもしました。 その中で、それを見越せるんであれば緊急にやりましょうということであります。 実際それはやらないんじゃなくて、結局、今はもう年明けたら、全校区再編と抱き合わせて、南も特化した審議会を立ち上げるということ、緊急ではないという判断でもって進めているということで御理解願います。 ◆5番(新里嘉議員)  私はですね、今現在も緊急の事態になっていると思います。前年度も含めてですね。もうこのマンモス化、現場の先生方、本当に苦労なされております。 そういった点からも、逆にハード面が今ちょっと厳しい状況であるんだったら、私質問させていただきました、やはり1人でも2人でも先生方が増えることによって、こういったことも多少なりとも解消できるんじゃないかなと思っています。 27学級以上ということですけども、もう既に南小学校は27学級、本当にこのボーダーラインところに来ているんですね。 ここはもう特例でも、こういった現状をしっかり県のほうに訴えてですね、ぜひとも来年度からは配置していただきたいんですけども、この辺について教育長、所見を伺って、私の質問を終わらせたいと思います。よろしくお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの新里嘉議員の再質問なんですが、先日、来年度の人事に関しての、教育長のヒアリングがございまして、要望を受けての、私のほうも、事務所のほうに、今、嘉議員がおっしゃっている人員の配置増ということで今、私のほうも要請を出しております。ただ、県のほうの規則もございますので、県のほうの審査にかかっていくんだと思っております。要請はしております。 ◆5番(新里嘉議員)  しっかり今の現状をもう一度、訴えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時11分)     (再開 11時20分) 再開します。 次の質問者、島袋裕介議員。 ◆7番(島袋裕介議員)  皆様こんにちは。お元気様でございます。 お昼前の3番目、島袋裕介でございます。よろしくお願いいたします。 さった日曜日、先ほど新里議員からもありましたうふざとヌムーチー祭、また、食のフードフェスタありました。私もムーチー祭実行委員ということで、いろいろお手伝いしてきたんですけれども。 ムーチー祭はイベント的には5時間ぐらいのイベントなんですけど、実際、準備から片づけまでは3日間かかっております。それぐらい価値があるものだということなので、そこを分かっていただきたいというのと、大鍋も今は活用されていないので、しっかり今度から活用できるようにしていきたいなと思っております。 それでは、一般質問に入っていきたいと思います。 本日は3点でございます。 まず、1点目、ムラヤー構想について。 2点目、選挙の投票率向上及び公正公平な選挙について。 3点目、市政運営についてでございます。 まず、大きい1点目、ムラヤー構想について。 南城市では、平成24年度にムラヤー構想を策定し、ムラヤーを活用した地域住民総参加による、ムラヤーというのは公民館ですね、総参加による住みよい地域づくりと自治力みなぎるコミュニティの醸成、生き生きとまちが輝く人づくり・地域づくりという基本目標を掲げております。 その基本目標のもと4つの基本方針を定めております。 1つ目は自治力向上を目指した組織力の強化、2つ目は地域が一体となるような自治意識の向上、3つ目、地域資源を活用したムラづくりの推進、4つ目、ムラづくりを支える仕組みの更新という四つの基本方針が定められております。 この中の3つ目の、地域資源を活用したムラづくりの推進の中に、コミュニティビジネスの理解促進というものがあります。そういう観点から、ふるさと納税、また、地域物産館、地域物産館は指定管理しているので観光協会と連携したムラヤー利活用促進ができないか伺っていきたいと思います。 ①ムラヤー構想を進める一つとして、自治会がお金を生める仕組みが必要だと思うが、ふるさと納税の返礼品を活用したコミュニティビジネスの可能性を伺う。 ②地域物産館で自治会の商品として委託販売する場合に優遇措置が受けられないか伺います。 残りの質問に関しては議席にて行います。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  島袋裕介議員の1点目のムラヤー構想についての御質問にお答えいたします。 まず、①のふるさと納税の返礼品を活用したコミュニティビジネスの可能性については、ふるさと納税の返礼品は総務大臣が定める基準に適合するものであること又はふるさと納税の趣旨に沿った特産品であれば、コミュニティビジネスでの活用の可能性はあると考えております。 ②の地域物産館で自治会の商品として委託販売する場合の優遇措置についてお答えします。 地域物産館を指定管理している市観光協会へ確認したところ、自治会から優遇措置について相談していただければ前向きに検討したいとの回答を受けております。 ぜひ観光協会のほうと御相談していただきたいと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  再質問を行っていきたいと思います。 地域物産館、相談していただければ前向きにということなので良かったかなと思います。 ②点目から再質問お願いしたいと思います。 今現在、この地域物産館で自治会の商品として販売しているもの又は販売を考えているなどの自治会があるか、そういった相談があったかどうかお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  島袋裕介議員の再質問にお答えいたします。 現在、地域物産館で、自治会からそういった相談というのは一つもありません。商品も、したがってございません。 ◆7番(島袋裕介議員)  ありがとうございます。 この地域物産館は、委託販売するとき販売価格の3割を委託販売の手数料として設定していると思います。自治会が地域のもの、地域の魅力などがわかる商品などを作って販売する場合に委託手数料を減免してもらうと、何か作って販売しようという意欲が湧いてくるのかなと思ってこういう質問をしております。 なぜ私がこういう質問したかといいますと、今、エコミュージアム、手拭いとか作って、御存じだと思うんですけども、実際、私の大城区のほうでも、作りました、手拭い。作ってはいるんですけれども、原価が300円。ただ、これを1,000円で売るとしたら、原価300円、手数料300円、400円の利益があるんですけど、そもそも手拭いが1,000円で売れるのかというのもかかってくるので、ここでちょっと優遇措置がとれないかなということで質問しているんですけれども。 今、答弁もあったように、相談していただければ前向きに聞いてくれるっていうことなので、そこはしっかり自治会としても、大城区から相談していきたいなと。相談して他の自治会にも普及、波及効果が出るようにやっていきたいなと考えております。 ①ムラヤー構想進める一つとして、自治会がお金を生める仕組みということなんですけども、これまでも、ふるさと納税の質問が入ってきております。議会のやりとりの中でも様々な手法を活用して市民のために使える財源を確保するということは、これからずっと検討していきたいというふうに考えているというやりとりがありました。 その中で、私からの提案なんですけども、ムラヤー構想進めていく上でふるさと納税を活用した提案なんですけども、他の自治体の取り組みでは、寄附金の使い道に自治会を選択してふるさと納税することができる仕組みを設けているところがあります。 例で言いますと、京都府亀岡市では、自分の出身地、ゆかりのある地域を指定してふるさと納税できるふるさと亀岡自治会活動応援交付金制度を創生しております。応援したい地域、自治会を指定して寄附していただくことで、御指定いただいた地域に寄附額の10分の7を交付していますと。そして、交付金については自治会、区、運営経費や事業費など地域活性化のために活用されていますと。 そこの実績が平成30年度では、216万。ただ、この制度には返礼品はないと。本当に寄附の行いですね。 あと、大分県日田市では、地域のまちづくりの財源を確保するため、自治会還流制度を創設していますと。寄附した人が応援したい地域、自治会を指定することができるもので、市は寄附額の2分の1を上限に、指定された自治会に水郷ひた応援交付金として交付されますと。 大分県日田市は返礼品もありますし、応援したい自治会を指定する以外にも地域活性化、自治会活性化を補助できるように活用事業が幾つも設けてあります。 南城市でも、ムラヤー構想進めていくためにふるさと納税において自治会還流制度なるものを創設して、各自治会が地域資源、魅力をPRしていく、寄附した人が自治会を指定して応援していただく、それが財源の確保につながり、実際にその地域に足を運んでいくきっかけになると地域活性化につながる可能性があると思います。 こういう自治会環流制度、実際に南城市でも設けることができるのか、そういった話し合いとか、あったのか、もしあればお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  これまで、ふるさと納税の部分で自治会から相談があったということはございません。ただ、検討はすべきかなと思います。 ただ、70自治会ありますので、それをどうやって広告していくかというところが一つの課題になってくるかなと思います。70自治会から選択するというのは非常に選択する側も大変なのかなというのもありますので、その辺はどういう形で作り込んでいくかというのは、一つ議論が必要かなと思います。 それ以外にムラヤーの部分でいくとですね、ぜひクラウドファンディングというところを活用していただきたいなと思っています。 クラウドファンディングについては、こういった地域の活動とか、そういったものを支援する制度というのも作れますので、特に大城ですといろんな伝統行事等々ありますから、そういった意味では非常にやりやすい地域ではないかなと思っていますので、そういったものもぜひ検討していただきたいと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  この70自治会からどうやって選んでいくかということもあったんですけれども、大分県のほうも86自治会あって、それで自治会指定で寄附されたものが169件、金額で1,267万4,000円と、自治会は財源、非常に工面するのが大変ということがあるので、ぜひこれを前向きに検討していただきたいなと。 前もちょっとクラウドファンディングの話があったんですけれども、この自治体が行うガバメントクラウドファンディングというのもあるそうなので、それもいろいろ事業で足りない予算なんかはこういう自治体のクラウドファンディングなども利用していただけたらなと思っております。 このふるさと納税、ムラヤー構想なんですけど、特産品だけがお礼ではない、寄附金の使い道の透明性を高め地域づくりに役立てている姿を示すことも大切だろうと。 本市も寄附金の活用方法ということで6項目掲げております。 各種イベント支援事業、人材育成事業、自然環境の保全事業、文化遺産の保護活用事業、健康福祉の充実事業、市長おまかせとありますが、どの事業にどれぐらい使われたということは今のところ掲載されてないのかなと思います。 ぜひ、このふるさと納税を通して直接、自治会を応援していける仕組みを作っていただいて、自治会の寄附の使い道の透明性を高めて、また、既存の活用方法の透明性を高めていただきたいなと思います。 市長にお伺いしますけど、このふるさと納税とムラヤー構想に関して市長の所見があればお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  島袋裕介議員のふるさと納税についてお答えいたします。 非常にいい提案だなと思いました。検討に値すべき提案だと思っております。 ふるさと納税を活用した自治会支援というのはいい発想だと思っておりますので、今、部長からも答弁ありましたが、検討してまいります。 ◆7番(島袋裕介議員)  ぜひ前向きによろしくお願いいたします。 次、発言事項の2点目に行きたいと思います。 選挙の投票率向上及び公正公平な選挙について。 日本の選挙制度の歴史なんですけれども、1889年から始まっております。昔は成人男性の25歳以上だけしか選挙権はなかったんですけれども、どんどん時代が流れていくにつれて、1945年頃から女性にも選挙権が与えられたと。平成27年から公職選挙法が改正されて、満18歳以上から選挙、引き下げられております。 来年の6月に予定されている県議会議員選挙において公正公平な選挙、投票率アップに向けた取り組み対策について伺いたいと思います。 ◎総務部長(新垣聡)  おはようございます。 答弁に先立ちまして、先ほどから新里議員、それから、島袋議員、そして昨日は上地寿賀子議員から地域行事、ムーチー祭等のお話がありました。 南城市は各地域においていろんなイベントが行われています。そこに皆さんが足を運んでいただくことがその地域の活性化につながるものだと思っています。 実は12月議会始まると同時に、すぐ下の小谷のほうでイルミネーションが行われております。私も、議会の対策で夜遅く帰ることがあったものですから回ってみましたけれども、バージョンアップされて大変にぎわっております。ぜひ、議員の皆さん方も地域の応援をお願いしたいと思います。 そういうことで今日は、私は星形のクリスマスバージョンのネクタイをしてきました。いかがでしょうか。 それでは、早速、島袋裕介議員の2番目の質問、選挙の投票率及び公正公平な選挙について、来年6月に予定されている県議会議員選挙において公正公平な選挙、それから、投票率アップに向けた取り組み対策についてお答えをしたいと思います。 公正公平な選挙の執行を行うには、公職選挙法に従い厳正な管理執行をしなければなりません。 そのため、選挙違反につきましては、公職選挙法や関係法令に基づき、与那原警察署や関係機関と連携し適切に対処してまいります。 次に、投票率アップに向けた取り組みにつきましては、南城市明るい選挙推進協議会と連携し、選挙啓発物の街頭配布、それから市広報誌への掲載、FMなんじょうや広報車による啓発放送、横断幕による掲示の選挙啓発を予定しております。 今後も南城市明るい選挙推進協議会と効果的な取り組みを検証し、投票率向上のため選挙啓発活動に取り組んでまいりたいと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  来年の告示日が多分決まっていますかね、5月29日、投開票が6月7日とネットで上げられていたんですけれども。非常に今回の県議会議員選挙も激しい選挙になるのではないかなと思っております。 ちょっと確認なんですけども、公務員の関わりといいますか、選挙に関わってもいいのかどうなのか、ちょっとわかりやすく、時間外だったらいいのかとか、わかりやすくもしあればお願いします。 ◎総務部長(新垣聡)  ただいまの質問は、公務員が選挙運動、あるいは選挙に関わっていいのかということでございますけれども、基本的に公職選挙法、あるいは公務員法で、公務員が選挙に関わることは禁じられております。 ただ、公務員といえども1人の有権者に違いはございません。したがいまして、例えば公的な候補者のいろんな意見を聞いて、最終的に個人が判断するということについては何ら問題が、一般市民がやっている、ただ公務員がある一定の候補者を支援して活動したりするっていうことについては、公務員法で禁じられておりますので、これについてはできないということになります。 ◆7番(島袋裕介議員)  わかりました。 選挙対策委員会とかも入ったらだめという認識でよろしいのかなと。 来年の県議会選挙なんですけども、この違反の取り締まりはいつから始まるのか、どういったものが違反になるのか、ちょっと確認のためにお願いします。 ◎総務部長(新垣聡)  選挙運動につきましては、いつからということはございません。年間を通して、あるいは随時、その選挙、公職選挙法に抵触するような行動があれば、当然、取り締まりの対象となります。 ただ、おっしゃるように、来年に県議選が控えているということで、最近の選挙運動としては県議選を中心とした運動になってくるのかなと。既に巷ではいろいろうわさも聞かれますし、また、そのような活動が行われているようなお話も聞いているところであります。 選管のほうとしては、こういう違反ポスターだったり、違反掲示物につきましては、これまでもそうですけれども、それを発見した時点で警察機関、あるいは関連する機関と協議をしてそれを適正に対処してまいりたいと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  道を走っていると、たまに政党ののぼりなんかが立っているんですけども、あれは問題ないのかちょっと確認だけお願いします。 ◎総務部長(新垣聡)  個人の名前の入ったものについては選挙違反になりますけれども、政党名が入ったものについては、これまでの選挙でもそうだったと思うんですけれども、特に違反ではございません。 ただ、公共施設内であるとか、そういうものに提示をするということはその許可を得ていなければいけませんので、例えばガードレール上に設置しているとか、これにつきましては選挙違反とは別に公共物を勝手に使用していると、よく国道、あるいは県道あたりに地域の横断幕や、あるいは市の行事の横断幕を掲示したときに、その所管課であるところから、外してくださいとか、あるいは逆に清掃車が行くときに、その分も外されて撤去されているということもあります。 その分とはまた選挙との絡みとは違った意味での違反となります。 ◆7番(島袋裕介議員)  わかりました。 この公正公平な選挙ということなんですけども、市から補助を受けている団体、そういう団体も偏ってはいけないのかなと思っているんですけども。 その補助団体に対しての説明というか、補助団体は動いてはいけないというような決まりとかそういうのはありますか。 ◎総務部長(新垣聡)  補助団体にもいろんな団体があると思います。女性会だったり、老人会だったり、あるいは体育協会だったり、あるいは商工会等々いろいろあると思います。これが個人としての参加、あるいは企業として参加であるのかによっても違いは出てくると思いますけれども。 ただ、その構成団体の中には、政党を異にする、あるいは自分が支持する、しないというのを別々あると思いますので、組織名を使ってというのについては、ここについては抵触するのかどうかというところは選挙管理委員会と調整をして、これが不適切であるということであればその都度、指導していきたいと考えております。 ◆7番(島袋裕介議員)  これまでの選挙でそういう動きが見られて、これはどうなのという声があったので、今、お伺いしたんですけれども。 そういう補助団体の事務所内からファクスが来たりとか、これはどうなのという声があったので今ちょっと確認いたしました。 ぜひ、ちょっとこの選挙、市民もまだ何がだめなのかとか、はっきり把握していないところがあると思いますので、市民だけじゃなくて補助団体といいますか、関わりそうなところにはしっかり説明をして、また何かあれば注意していただきたいなと思います。 南城市議会議員選挙から非常に厳しい取り締まりはありました。私も、もう名前ののぼりを持って、半年前から名前はだめと多分言われたと思うんですけども、すぐだめですよと注意を受けました。 今回、県議会議員選挙、南城市、南風原町、八重瀬町、与那原町とまたがっております。南城市だけ厳しいとなると、ちょっと公正公平に欠けるのかなと思うんですよ。 南城市はのぼり立ってないけど他のところに行くといっぱい立っているよねというのは、これまでの選挙でも結構見えてきました。 そういうこともありまして、この選挙区内、南城市、南風原、八重瀬、与那原なんですけど、この取り締まりに偏りがないように、クリーンな選挙をするために協定などを組んで取り締まりを公正公平にしていただきたいなと思っているんですけども、そういうものが考えがあるかどうかお願いします。 ◎総務部長(新垣聡)  議員おっしゃるように、南城市だけが厳しいということがあってはならないと思います。 警察は沖縄県警、沖縄県の警察は一つでありますので、与那原警察署だけが厳しく取り締まることはあってはならないと思います。 また、そうではないと私は確信をしているところですけれども、おっしゃるように、同時期に選挙があった統一選挙のときに、他の市町村も回ってみましたら、いろんなところにいろんなのぼり旗が立って、なぜこの町村は撤去しないんだろうというふうに私も正直感じたところであります。 ここら辺については県選挙管理委員会からも全町村に対して等しく指導がいっているものだというふうに思っています。 今後も厳正なる対応をしていきたいと思いますけれども、ぜひ議員各位におかれましても公職選挙法を遵守していただいて、県議選は来年ですけども、数年後にはまた市議の皆さんにも同じような公職選挙法を適用した運動ということが出てきますので、今、御指摘があったことも県の選挙管理委員会の中で、本市の選挙管理委員会を通して、こういう御指摘もあるよということで、全県一斉に沖縄県がクリーンな選挙ができるように働き続けていけたらなと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  南城市は本当にクリーンな選挙だったなと私は思っております。その分、新人はやりづらいところもあったんですけれども、そこは頑張っていくしかないかなと思います。 この南城市、クリーンな選挙、多分1番じゃないかなと思うので、南城市がリーダーシップをとっていただいて公正公平に心がけてほしいなと思います。 また、この投票率アップに向けてなんですけれども、期日前投票所の増設といいますか、やっぱり子育て世代とか、仕事している人なんかは忙しい。どこかに買い物しながら投票できるとか、そういうのもあったほうがいいんじゃないかなと。 那覇のほうでは、イオン那覇のほうで期日前投票を設けておりました。 そういう期日前投票所の増設、この県議会から取り組めないか、また、選挙期間中の無料送迎バスによる投票場までの送迎、今、Nバスも走っておりますし、おでかけなんじぃも走っておりますので、そういうのもできないか、また、選挙行った人が、私、投票してきましたよということで、選挙割といいますか、市内の事業所と連携して、投票することによって割引が受けられるような体制が作れないかどうかお願いいたします。 ◎総務部長(新垣聡)  投票所の増設については既に都市部のほうでは大型スーパーとか、そういうところで取り組みをしております。本市においてそのようなものが可能かどうかも、今後、検討の対象に値するのかなというふうに思っております。 それから、Nバスを使ってということでございましたけれども、Nバスが走りましたので、次回の投票にあっては、各地域からちょうど期日前の投票所である本市役所庁舎のほうに出向くのが容易になるのかなというふうに考えておりますので、選挙率のアップに期待をしたいというふうに考えております。 それから、選挙に行ったよということで割引ができないかと。選挙そのもの自体は個人の権利でありまして、それをもって金額的な割引をするというのはいかがなものかなというふうに私は考えています。 行ったから割引になる、そうしますと、私は行った、行かなかったというのも、全部これがある意味公表される。 今はどなたが行ったかという、よく有権者の方から、誰は来てたかとかという問い合わせ等もありますけれども、一切このことについては、どなたが投票したというのも公表しておりませんので、今お話があったような軽減を図るということになりますと、やはりそういうものの情報漏れにもつながりかねませんので、そこら辺は厳しいところがあるのかなというふうに思っています。 いずれにせよ、投票率アップに向けては、島袋議員指摘のように、何度となく公職選挙法を改正して年齢の引き下げもやってきました。しかし、18歳にしたにもかかわらず、低年齢層の方々が多く投票したかというところによりますと、分析を細かくやってみないとわからないところですけども、なかなかアップにつながらず、むしろ下がる一方だということで大変危惧しているところです。 この辺はうちの、先ほど申しました推進協議会の皆さん方と学校に出向いて、子供のころから政治に関する関心を持っていただこうということで鋭意努力しておりますので、今後も地道にそれを継続することによって、この子たちが大人になったときに自分たちの権利の主張をしっかりやっていただけるんじゃないかなというふうに考えていますので、そこも含めて一生懸命頑張っていきたいと思います。 ◆7番(島袋裕介議員)  小学生とかですかね、多分、模擬投票とかやっていると思うんですけど。実際の議員の名前を使ってやっていただきたいなと思っております。そのほうが、本人たちも投票しているんだなという実感が湧いてきますので。 また、前回の市長選挙なんですけども、SNS上で非常に誹謗中傷といいますか、そういうのが見えました。そういう誹謗中傷とかそういうのが激しい中で、大人が選挙に行きなさいというのは説得力がないかなと思いますので、そこら辺もクリーンにしていただきたいなと思います。 最後、市政運営について聞きます。 瑞慶覧市政が誕生し、来年2月には3年目を迎えます。市政運営の自己評価と次年度の市政運営の思いを伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  島袋議員の、選挙への取り組み、少しだけ私も意見を述べさせてください。非常に大事な視点だと思っております。 一番の切り札は、投票率を上げる一番の切り札は、市議、県議が活躍することではないかなと思っております。当然、市長もそうですけれども。 市政運営にあたってこれまで取り組んできたことですけれども、各種政策が順調に成果としては表れてきているものと私自身は感じております。次年度も各種施策を継続して、政策の実現に向けて取り組んでいきたいと思っております。 ◆7番(島袋裕介議員)  できればもうちょっと具体的な答弁があるとよかったんですけれども。 最初は副市長、教育長が不在の中、本当に大変だったと思います。市政運営の中でも前市政派といいますか、そういう考えの方もいらっしゃるだろうと。 でも、市民のために皆さんやることは一緒なので、市長も前市政派の人がいるとしても、そういう考えを尊重していただきたいなと、何でそういう前市政がいいと思っているのかというのをしっかり把握していただきたいなと。それはまた自分なりのカラーで染めていければいいのかなと思います。 また、次年度の要請活動は市長がリーダーシップをとっていただき、市長が行けない要請活動がないように取り組んでいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時55分)     (再開 13時30分) 再開します。 次の質問者、前里輝明議員。 ◆9番(前里輝明議員)  皆さんこんにちは。 令和元年最後の12月定例会一般質問となっております。 早速、質問のほうに入らせていただきます。 高齢者ドライバーの事故対策について。 高齢ドライバーの交通事故が全国的に多発し、県内でも事故件数が増加をしています。本市においても高齢者ドライバーによる事故が起きる可能性も考えられますので質問をいたします。 高齢者ドライバーによる交通事故件数と推移について。 この事故件数については、また、推移も含めてですが、人身事故、物損事故分けて答弁をお願いいたします。 市内道路において運転上、危険箇所と把握している箇所や対策について。 高齢者ドライバーの事故対策について、いろいろな事故を想定した対策が考えられますが、その中の一つ想定した事故として、高齢者ドライバーによるアクセルやブレーキの踏み間違いなどによる急発進、誤発進などの事故が起きる可能性も考えられます。 その対策として安全運転支援装置の補助を検討してみてはどうか。 カラス対策について。 毎年、季節によってカラスが集まり農作物、また、民家においてはごみが荒らされたりなどの被害が出ていますが、質問をいたします。 本市のカラス被害について。 本市の推定されるカラスの生息個体数について。 これまでの対応と今後の対策について。 Nバスについて質問いたします。 10月からNバスが運行開始しています。 Nバスが開始したことにより、自家用車と公共交通のバランスのとれた安全で快適な交通体系を構築し、Nバスを多様な世代が利用する公共交通に確立し定着させていかなければいけません。 現在の運行状況と開始して一部運行時間、運行時刻の変更がありましたが、今後の運行方針について伺います。 ◎市民部長(屋比久正明)  こんにちは。 前里輝明議員の1点目の高齢者ドライバーの事故対策についての①と③について市民部のほうでお答えいたします。 では、①高齢者ドライバーによる交通事故件数と推移についてお答えいたします。 沖縄県警察に照会したところ、南城市内で65歳以上のドライバーが原因となる交通人身事故の件数は、平成26年12件、平成27年18件、平成28年23件、平成29年12件、平成30年15件、令和元年10月末までで11件となっております。 物損事故の統計についてはとっていないようです。 次に、③高齢者ドライバーの事故対策として安全運転支援装置の補助を検討してはどうかについてお答えいたします。 全国的に高齢者ドライバーのペダルの踏み間違いなどの交通事故があり、安全運転支援装置は交通事故対策の一つとして有効だと考えております。 市としましては、与那原警察署によるミニデイサービスでの高齢者に対する自主返納等の交通安全に関する説明やNバスの利用促進も含め、今後の国、県及び近隣町村の動向を見ながら検討してまいりたいと思います。 ◎土木建築部長(玉城勉)  前里輝明議員の高齢者ドライバーの事故対策についての御質問にお答えします。 市内道路における危険箇所の把握につきましては、高齢者ドライバーの事故対策の観点に特化して対応しているのではなく、市道パトロールや区長、市民などからの道路施設の老朽化や破損、それと危険性等に係る情報提供等で把握し、速やかに現場を確認し対応するよう努めている状況でございます。 ◎農林水産部長(森山紹司)  こんにちは。 前里輝明議員のカラス対策についてお答えします。 ハシブトガラスによる本市農作物への被害状況について、カラスが餌場として利用しているごみ集積場や生ごみ餌を利用している畜産施設から油分や栄養価の高い餌に依存している傾向にあり、農作物への被害の報告は受けておりません。 生息個体数については、平成30年12月から平成31年3月まで沖縄本島南部地域7市町村で構成する、南部地区野生鳥獣被害対策協議会においてカラスの定期簡易生息調査を行い、その調査資料のもと、沖縄県営農支援課が実施した業務報告から、ねぐら個体数調査結果として、知念久手堅の斎場御嶽に75個体数、大里真境名の丘陵地に40個体数が確認されております。南部地域で約900個体が生息していると推定されます。 協議会ではカラスの捕獲箱を作成する予定ですが、捕獲箱の目的はカラス捕獲の事前捕獲調査となっております。その他の対策として、個々の農家による防鳥ネットやテグスの設置など進入防止対策や農作物の屋外放置、カラスを誘因するため、くず果樹、くず野菜は放置しない等のチラシ等を作成し啓蒙活動に取り組むとともに、今年度も定期簡易調査を実施します。 以上です。 ◎企画部長(當眞隆夫)  前里輝明議員の3点目、Nバスについての現在の運行状況と今後の運行方針についてお答えします。 10月1日から運行開始したNバスですが、運行当初、バスの遅延などトラブルもありましたが、運行時間の改正を行い、現在は順調に運航している状況であります。 今後の運行方針については、受託事業者と協力し、安全かつ時間の乱れの少ない運行を行い、利用者から信頼されるコミュニティバスを目指します。 ◆9番(前里輝明議員)  再質問を行います。 まず、高齢者ドライバー対策について質問いたします。 沖縄県の現状といたしましては、県の県警交通企画課によると過去10年間の人身事故の総件数は減少していますが、高齢者による事故は748件から837件に増加というふうに、事故件数は高齢者ドライバーによる事故件数が増えているということです。 そして、2018年に沖縄県内で発生した交通人身事故のうち、65歳以上の高齢者による事故の割合が約19%、2割近くですね、2割近くまで上がって、過去10年では最高のパーセントになっているということになっています。 高齢者による事故の中で最も多いのは認知機能や判断機能、そして、運動能力の低下で起こりやすくなる安全不確認で全体の約26%を占めております。 安全不確認とは、標識や相手車両に気づかなかったり、気づいても、相手車両の行動が予測できなかったりするケースです。県警によると、アクセルとブレーキを踏み間違えて前方歩行者をはねたり、交差点左折時に道路側にいた歩行者にぶつかったりするなど、操作の誤りによる事故があったということです。 本市において事故件数は令和元年においては11件、それまでの前の件数を見ても15件とか、1番多い時期では平成28年の23件という形になっていますが、物損事故の統計はとってないということですね。ですので、事故というのは、やはり人身より物損が多いのかなというふうに思いますので、ちょっと正確な状況が今把握できてないなというふうには感じています。 その中で、県警の統計にもあるように、一番事故の中で高齢者が多いのは認知機能や判断機能、そして、運動能力の低下で起こりやすくなる安全不確認というのがありますので、高齢者の安全な運転能力を維持するために、免許更新時に高齢者の講習等というのを今、義務づけて行っております。講習も70歳から74歳までの講習内容と、75歳以上の講習内容、75歳からは認知判断とかがもし運転上影響があるというふうに判断された場合には、また臨時高齢者講習というのを受けるという形になっていますけど、これ免許更新時というふうになっていますので、本市においても、今、答弁の中では、ミニデイ等で交通安全に関する説明等というのを行っているのがありますので、もう少し踏み込んだ形で、交通安全の講習ですね、県警と与那原署でもいいですので、一緒に連携した交通安全の講習と、あと、健康づくりとかをセットした事業というのは今後、取り組んでもいいのかなというふうに思います。 ミニデイの中でいろんな、遊びながら健康づくりをする、介護予防につながる運動とかやっていますので、その中で今、安全運転に関する説明というのがあるんですけど、安全運転に関する講習等ですね、その場でできるようなミニデイの中でできるような取り組みというのは今後、入れていくべきかなというふうに思っていますが、それについてはどういう見解をお持ちでしょうか。お願いいたします。 ◎市民部長(屋比久正明)  お答えします。 とりあえず周知は、多分ミニデイでは、警察からは免許証の自主返納関係を結構周知している形になってはいると思うんですけど、今後いろんな交通安全に対する講習関係も取り入れていけることであれば、また、警察署といろいろ調整しながら、その部分もまた今後、進めていきたいと思います。 ◆9番(前里輝明議員)  本市は県内11市の中でやっぱり高齢率が高い、高齢化率が高い市でもありますので、それでどうしても車がないと厳しい状況の地域とか多くあると思います。 その中で、ミニデイ等いろいろな講習等を開ける機会があると思いますので、その講習だけではなく、身体の機能を低下させないような健康づくり等もセットで今後は考えていくべきだと思いますので、またそのほうも御検討のほうお願いいたします。 安全支援装置ですけど、今年度では10月かな、11月ぐらいの新聞で石垣市が今回、安全支援装置の補助に取り組むということで、石垣市で65歳以上の市民が対象で1台あたり上限8万円を、そして、9割の補助、負担者は1割ということで、財源がふるさと納税活用し400万の規模でやるんだけども、もし追加がある場合は対応するという状況で安全支援装置を今回、補助に入れています。 運転者対策として、そういった装置が必要な方と、先ほど言った安全運転講習とかで対応できるケースなど、いろんなケースの場合があると思いますので、安全運転支援装置、県外では70歳以上を対象にしているところが多い中、石垣市は65歳以上となっていますので、本市においても、今後いろいろな事故等が起きないような予防としても考えていくべきだと思いますので、答弁の中で近隣の動向も見ながら、国、県の動向も見ながらとありますので、そこも踏まえながら本市にとっての一番最善の策をしっかり検討していただきたいというふうに思います。 それについてもう少し、今ちょっと、僕の質問を聞いて答弁があればお願いいたします。 ◎市民部長(屋比久正明)  お答えします。 県内、スタートしたのが石垣市ということで、近隣町村を調べてみるとまだそういった制度的なものはないんですが、今後いろいろ南城市の住環境等々含めて、高齢者が車がないと困るというふうな、そういう状況とかですね、そういったものをある程度把握して、Nバスの利用状況も加味して、今後また、装置的なものが補助でできるかについてはまた今後、検討していきたいと思います。 ◆9番(前里輝明議員)  ぜひ前向きな御検討をお願いいたします。 小学校、中学校の送り迎えとか、いろいろな面で高齢者の方が今、送り迎えしてくれたりとか、そういった協力がないと若い世代が、若い世代の協力をしている高齢者の方もいらっしゃいますので、そういった意味でも安全支援装置という補助というのもぜひ御検討をお願いいたします。 続いて、免許返納についてちょっと企画のほうに質問いたします。 免許返納制度というのは1998年に制度が始まって、当初は免許返納の方が少なくてですね、それから4年後の2002年、平成14年、そのときに運転免許のゼロ免許証と通称言われている部分が、運転経歴書が発行されることによって、この20年の間で返納者が増えたということで、沖縄県においても2014年は1,750名の免許返納者、県内の65歳以上で返納者は2014年は1,750名だったのが、前年度2018年は3,285名と2倍近くに増加をしております。 その背景というのはやはりいろいろな取り組み、県内、さっきの事故とかもあると思うんですけど、2011年から公共交通機関や企業と連携しモノレールやバス、タクシーの運賃割引、優遇措置を実施しております。私たち南城市においてもNバス、そして、単独の予算でやっていますデマンド交通等もあります。 高齢者の免許返納といういろんな声が上がっている中で、高齢者が免許を返納することは大きなデメリットもあり、苦慮する場合も多くあります。 高齢者が免許を返納することによって、別の交通手段を考えたときに、先ほど言ったNバス、路線バス、タクシー、デマンド交通等もありますが、そういった部分でやはり優遇措置というのを今後、考えていく、誘導するためのですね、免許返納を考えている方に、返納後にも交通難民にならないような対策というのもしっかり、それは考えていかないといけないと思いますが。 それについて企画部のほうで今、公共交通の体系をしっかり構築していく中で、免許返納という部分についての公共交通のあり方についての見解をお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  前里輝明議員の再質問にお答えいたします。 免許返納制度についてもいろいろ議論しました、我々の中でもですね。 ただ、御承知のとおりNバス、本来は一般ですと300円とるところを、市民割ということで、回数券を買いますと160円ということで、かなりの割引をやっているというところがあります。 そういったことがあって、我々とすれば、返納者だけではなくて市民全体に対して還元をしているという考え方から、企画部のほうでは特段、返納者に対する特別な措置という考え方は今のところ持ち合わせておりません。 ただ、いろんな意見も確かに出ておりますので、その辺は再度またうちのほうでも公共交通会議等々の中でいろいろ議論をしていきたいというふうに考えております。 ◆9番(前里輝明議員)  企画部のほうではデマンド交通においては、これ一般財源から約4,000万近く出しているのがあります。Nバスについても債務負担行為で今回上がって、令和2年から令和4年までの3年間を単年度で約7,400万ぐらい、トータルで2億2,000万ですので、そう簡単に優遇措置というのを今、全体のこの予算の中で考えていくのは難しいと思いますので、横断的に企画と市民部のほうで、免許返納制度を、それを自主的にやろうとしている人がなったときに交通難民にならないような体系というのは、交通会議だけでなく、企画部と市民部のほうでもしっかり検討していただきたいなというふうに思います。 続いて、2点目のカラス対策について質問いたします。 カラス対策については、実は私今回、議会で取り上げていますが、もう本当に4、5年前ぐらいからカラスについてはいろんな相談を受けています。 まず、沖縄県内、沖縄県内というか、カラスを含む全ての野生鳥獣は、鳥獣保護管理法という法律により捕まえることや処分を禁止されています。 許可のない勝手な捕獲や駆除は法律違反となっている中で、農作物の生育に影響や、追い払いや防御しても被害が減らないケースは有害鳥獣捕獲の許可を受けて捕獲をすることができるというふうになっております。 県内の取り組みとして、北部地域においてはカラスの有害捕獲の活動を行っており、平成22年から捕獲を始め、被害額が、平成23年のときは9,353万あったのが、平成29年においては2,440万と、被害額が73%減少。 南部地域では平成20年に被害防止計画を策定しました。南部地域においては、シロガシラですね、カラスじゃなくて。その捕獲を行った成果で、平成20年で3,700万だった農作物の被害額が平成22年には2,800万ほどになったと。やはりある程度の被害が出て対策をした結果、それなりの効果が出たという、形になったのが表れています。 そこで、私がよく相談を受けている農業の場所とかですね、志喜屋の土地改良区なんですけど、そこで写真を撮りましたので、議長の許可をとって資料のほうを出していますので、お願いいたします。 まずこれ10月ですね、いんげんを植えている時期で、マルチをひいて、今ぽつんと、植えているのが並べてあるんですけど、穴があいているところがありますね。穴というか、植えられていないとこ、これは実は植えてあるんだけどカラスが来てとっています。 2番目お願いします。 これを拡大したとこ。カラスの足跡とかもあるんですけど、こういうように植えたものをカラスが全部引き抜いていくと。 その次お願いします。 そして、隣のハウスの方はその上にネットをかけました、白いネット。カラスが来るからといって。これはカラス対策で自分でネットをひいたんですよね。 次お願いします。 そしたらカラスが2匹でネットを上げて、今度はまた根っこ、引き抜いていったと。 意外と対策をしてもカラスのほうはその対策をクリアしていって、被害対策についてもなかなか効果が出ないというのは南城市のみならず県内、また、全国的にも同じ例だと思います。 その次お願いいたします。 これは露地栽培。露地栽培で農業をやっている方でも、ちょっと見づらいかもしれないんですけど、この黒いのがカラスです。カラスがその植えたいんげんの豆を全部引き抜いていく。 夏場の見せてもらったのは、ちょっと資料のほうにはないんですけど、ドラゴンフルーツとかもうまく中身をとって食べたりとかですね、農作物の被害を受けてないというのを、農作物の被害ありませんという答弁だったんですけど、実際はもう数年前から農作物の被害というのは出ている状況にあります。 それについて、今、広域の協議会のほうでいろんな話し合いがあると思うんですけど、この広域の協議会の団体というのは、どういった団体が構成されているんでしょうか。 お願いいたします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの再質問についてお答えします。 那覇市以南の4市3町なんですけど、那覇市、糸満市、豊見城市、南城市、与那原町、南風原町、八重瀬町となっています。 ◆9番(前里輝明議員)  南部地域ですので、やはりいろいろ状況が違うのかなと、地域の状況とかですね、カラスとかシロガシラとかの状況が違うのかなと思うんですけど。 先ほど資料見ていただきました。それについては、これは今年度とったんですけど、もうその数年前からもよく被害があって、相談をよく受けています。 答弁のほうでは今、一切、農作物への被害の報告は受けていないというふうにありましたけど、ちょっと今、話にギャップがあるのかなと。僕は被害があると、数年前から見ている中で、実際カラスのほうも見ていましたから。 朝よく回って、カラスが農作物を突いて根っこから引き抜いたりしている、ドラゴンフルーツがいっぱい食べられている状況とかも見ている中で、今、農作物の被害を受けてないという現状を、僕のほうから聞いての部長の御見解とか、その被害についてのことを再答弁をお願いいたします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問についてお答えします。 個人的、個々にはやはりこういう被害はありますよということはあるんですけど、答弁の中では、役所への報告というのが一応ありませんでしたということで受けてないということで答弁しております。 ◆9番(前里輝明議員)  カラスも含め、この鳥獣被害というのは、南城市内でもカラス以外の被害というのもありますので、やっぱりそれについての対策をしっかりとっていただきたいなと思います。 平成20年に被害防止計画というのを作成しているというふうに資料で見たんですけど、この被害防止計画というのは、今でも計画というのは実際生きているんでしょうか。 この計画をもとに、鳥獣交付金というのを活用した事業というのを取り入れることになっているんですけど、鳥獣交付金を使うにしても、被害防止計画を作成していなければその鳥獣交付金を活用できませんので、平成20年に作成した計画というのは今でもその計画をもとに、鳥獣交付金が活用できるような状況にあるのか、ちょっと現状のほうをお伺いいたします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問に答弁します。 そういう計画のあることはちょっと把握していませんで、先ほども言ったように報告書の中で、鳥獣被害防止総合対策事業というのが農林水産部営農支援課で行われております。 これをもとに今後、どういうふうにするかというのをまた議論しながら、7市町でやるという形で考えております。 以上です。 ◆9番(前里輝明議員)  鳥獣対策は本当にいろんな対策をしても難しいし、行政がやるべきこと、また、農業従事者がやる部分、すみ分けをしながらやっていかないといけない中で、平成20年には南部地区の協議会のほうで被害防止計画は策定したと、これは国の報告書のほうに載っていましたので、その中からちょっと抜粋したとこなんですけど、先ほどシロガシラによる被害総額が減ったとか、その計画がしっかり生きているんであれば鳥獣交付金を活用した防鳥ネット、施設等の整備とか様々な対策ができるのかなと。 また、北部において鳥獣アドバイザーというのを呼んで、この地域に合ったカラスの対策とか、農業従事者というのはカラスの対策に対して、やはりなかなかわからないとこ、そういった部分で、その状況に合わせた対策というのをアドバイザーの方が教えてくれたり、行政でできる防鳥ネットとかの補助とか、そういった対策がしっかり取り組めると思うので。 この時期にもよると思います。カラス、また、シロガシラが来る時期とか、そういった時期に合わせた対応というのを今後もしっかり考えていただきたいなと思いますので、それについても答弁をお願いいたします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの御質問にお答えします。 前里議員がおっしゃられたいろんな対策があるんですけど、この調査結果の中でテグスを張るとか、カラスの模型をつるして対策するとか、肉類のほうをあげてカラスを寄せつけて捕るとか、いろんな対策法があるもんですから、今後また、協議会で一緒になって対策を考えていきたいと思います。 以上です。 ◆9番(前里輝明議員)  北部での取り組みとかもしっかり参考にしながらですね。 沖縄県の被害の中で、まずカラスによる被害というのは県全体の被害の約4割、カラスはこの4割の中の9割が北部がカラス被害という部分になっていますので、その辺で北部のほうの事例というのがネットでもいろいろ上がっているのがありましたので、そういったのを参考に、土地改良区、農作物を作っている地域によって対策はやはり変わってくるのかなと思いますのでしっかり対応していただき、カラス被害をなくすように、減少するような取り組みをぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、Nバスについて。 10月1日、運行開始から12月22日までは無料乗車期間でNバスの乗り方や周知を図り、無料乗車期間後からバス利用者の調整等も、調査ですね、どんだけ乗車人数がいるのかというのも調査をしている段階だと思いますので、今この時期に質問で上げるのはどうかなと思ったんですけど、今の現状で議論したいことがありますので質問に入れました。 開始からこれまで、スタートしてこれまで現状に合わせて臨機応変に変更した点があると思います。例えば時刻についてもそう、バスの大きさとかも、いろいろ変更したのがあると思いますので、Nバスがスタートしてからのこれまでの変更等について御説明をお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  10月1日から一応運行開始をしまして、すぐに露呈したのが、我々が想定していた時刻では回れないというのがすぐにわかりました。そういうことで、最初の1週間で、特に通学時間帯について中心に変更しております。これはやはり向陽高校とか、そういうところはもう間に合わないというのがすぐに判明しました。これについては早急に対策が必要ということで、1週間後には変更しております。ちょっと時刻を早めて、ちゃんと始業時間に間に合うようにということでやっております。 その後に11月1日に今の現行の体制ということで、路線見直しを行って対応している状況であります。 それ以外については特に変更点はないです。 ただ、公共交通会議の中で、1日の便数というのが決まっているもんですから、始発時間、この時間を改正することによって、当初、10月時点では最終便が8時台だと思いますけれども、これが今9時台まで延びているということで、言い方は悪いんですけれども、ある意味、利用時間が延びたという分では、むしろ今のほうがスムーズに動けるような体制にはなっているかなというふうに思っております。 以上です。 ◆9番(前里輝明議員)  ちょっと少し細かい話になりますが、Nバスを使っている方からよく言われているのが、朝の通学バス、通勤で使っている、通学で使っている方からすれば、毎日乗っているわけですね、帰りは迎えに来る時間があったりとかなんですけど、朝は毎日使っている。中には帰りも毎日使っている方がいますので、定期券の発行とか、そういったのが必要じゃないかというふうな声がよく上がっています。 子供たちで、たまにバス券を忘れたり、落とす子もいますから、そういった部分を見たときには定期券というのを今後、早急に作ってもいいんではないかというふうに思いますが、それについても答弁をお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  これはいろいろな方から要望を受けております。 定期券、あるいは1日券という形で発行ができないかということで、今、検討しております。 ただ、これについては地域公共交通会議に諮る必要がありますので、そのタイミングを今、見ているところですね。 額をどうするかというところ、これが今ちょっと議論している最中で、観光客向けと市民向けどうするのというのも出ています。 基本的に観光客というのは、うちの今のバスの発券場ですね、バス券の販売所まで来ていただければ買うことできるんですけど、市民はわざわざここまで来て買うというのがこれはやはり課題だということで、乗車時に1日券くださいということでできないかということで、今ちょっと検討していると。 そうすれば、例えば500円なら500円で払ってしまえば、1日券を運転手のほうからいただいて、これを見せれば1日もう乗り放題ですよっていう仕組みが作れないのかということで、今、内部でいろいろ運用の方法について議論している最中でございます。 この辺が固まり次第、公共交通会議を開いて早急に対応していきたいと考えております。 ◆9番(前里輝明議員)  市民の公共交通として、また、観光客の公共交通としても使われますので、いろんな考えがあると思うんですけど、その中に通学バス機能もやっぱり含まれていますので、通学バスを廃止して市内バスのほうに機能を移していますので、その辺において僕は、定期券というのはすぐ作ってもいいのかなと思っています。 なぜかというと、先ほど言いましたように、通学バス機能を持たせているからですね、そういった機能というのは早急に対応してもいいのかなというふうに思っていますので、ぜひ御検討よろしくお願いいたします。 また、今後、南城市の運行ルートにおいては庁舎を、市役所を中心に、佐敷、知念、玉城のごく一部、大里、玉城というふうに分かれているんですけど、この1本できるような一周線みたいなものも今後、運行ルートを考えていかないといけないのかなと思います。 というのも、佐敷の人が大里の体育施設を使うとき、何かイベントを使うとき、そういった部分というのはやはり市役所をいつも経由していくという部分がありますので、今後、運行ルートを考えていく中で、ぜひそういった1本で行けるような、市役所、真ん中に来なくても直接、佐敷から大里に行けるような運行ルートというのも今後、検討が必要かなと思いますが、それについても御見解をお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  今、バスにも限りがあります。そういうことで、すぐには多分難しいだろうと思っております。 そういうことで、例えばもう直で行けないところも確かにあります。佐敷から大里線というのはないんですね。佐敷知念周り、あるいは玉城の一部含めてというのはあります。大里、玉城というところはあるんですけれども、佐敷から大里というのは確かにないような状況であります。 ただ、これも今の状況ですぐ変えられるかというと、バスの台数も決まっておりますので、なかなか変えられないというのもありますので、この辺は今後、当面の間は、今、デマンドバスも走らせておりますので、もし直でいきたいということであれば、そちらの利用もしていただきたいというふうに思います。 あと一周線については、南城市、市域が広いので一周となると1回で回ってくる時間がかなり長くなってしまうんですね。今でも、一番長いのが大里玉城線なんですけれども、約1時間20分程度かかります。それが一周となると多分、3、4時間。そうすると、運転手の負担もかなり多くなって、安全性とかそういった面でも非常に不安が残ります。 それよりはですね、当初これを計画するときに、なぜこの真ん中に集中するかというと、できるだけ1時間程度でコンパクトに回ってくれる仕組みをつくりましょうと。そのほうが、時間に遅延が出たりとかという確率も低くなる、短い距離ですから、そういったことも考慮してのあれですので。 一周線が必要かというのは、確かに市民からはありますけれども、じゃあ一周線作って果たしてどれぐらいの方が利用してくれるのかというところもありますので、その辺は慎重に検討していきたいと思います。 ◆9番(前里輝明議員)  バスの運行ルートについてはこれからニーズと、それがまた現状で対応できるのかとかあると思いますので、ぜひまた御検討よろしくお願いいたします。 本当に多様な方がバスを利用できるような、Nバスをつくっていただきたいと思いますので、ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
    ○議長(国吉昌実)  次の質問者、玉城健議員。 ◆19番(玉城健議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。一般質問も、私が12番目、今日の午後からは半分を超して折り返しておりますので、さらにまた後半、頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。 今回、3点通告してございますが、2点、3点目については自席で行いますので、まず1点目、幼稚園バスの補助員について、よろしくお願いいたします。 Nバス運行がスタートし、それに伴い幼稚園バスが廃止され、Nバスでの幼稚園生の送迎に変更となりました。 現在、園児の通園時の補助員が従来どおり配置されておりますが、廃止になるということで保護者の方々が大変心配をしております。 幼稚園児の通園時の安全確保の点から伺います。 1番目に、補助員廃止までのスケジュールと廃止にする理由をよろしくお願いいたします。 2番目に、現状と廃止後の幼稚園児の安全をどのように確保するのかお聞かせください。よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  玉城健議員の1点目の、幼稚園バス補助員について①補助員廃止までのスケジュールと廃止にする理由についてお答えします。 補助員については、保護者及び幼稚園教諭からの要望があるため、次年度も継続して実施する予定であり、次年度の予算へも必要経費として計上し、予算要求しております。 しかし、補助員の業務はかなり不規則なため、人材不足の折、そのなり手がいるかが心配しているところであります。市としましては、地域住民のボランティアやスクールガードの活用ができないか模索しているところであり、多方面により検討してまいります。 2点目の②現状と廃止後の幼稚園児の安全をどのように確保するかについてお答えします。 現時点で補助員の廃止予定はありませんが、仮に廃止になった場合でも、Nバスを運行している沖縄バス会社からは、県内の路線バスには幼稚園児が1人でも乗車しているとの情報があり、また、アナウンスや着席状況を確認してバスを発車しているため、安全については確保されていると認識しております。 しかしながら、運転中の急停車などの緊急処置もあり得るため、運営会社、企画課と連携し、親子にて乗車体験や、乗車学習会への参加を促して安全確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆19番(玉城健議員)  ただいまの答弁で、次年度も継続し、実施する予定であるということで少し安心しました。 実は、そういう補助員の方々が来年度どうなるかわかりませんよというので、まだ決まっていないということで保護者が大変心配をして、市長との行政懇談会の中でもそういう質問をなさっておりました。 今日聞いて、とりあえず次年度は継続するということでありますので、ほっとしました。 それから、これ、万が一、廃止になった場合のことですが、現状も含めて、現在、これは玉城幼稚園の例でありますが、まず、朝は保護者が乗せるんでちゃんと乗っていきます。大体30分ぐらいで幼稚園に到着して、幼稚園ではやっぱり幼稚園の先生方がしっかり全員降ろすので大丈夫だと。 帰りが問題だと言っているんですね。帰りは1本で行くんで、最初の子を乗せて最後の子が降りるまで1時間ぐらいかかると言っているんですよ。幼稚園生が本当に1時間、もうじっとしっかり座っているのはかなり大変だよというのを心配しておりました。 万が一、それが廃止になった場合には、これとてもじゃないがこの幼稚園生は1時間ずっと我慢できないんじゃないかという心配があるよということで伺ったんで、その点、今は補助員が乗っているんで1時間何とかもたせていると。私がもしいなくなった場合には、ちょっとやっぱり心配だねという話をしておりました。 そして今、認定こども園にするということで、この間、幼稚園の認定こども園化ということで説明がございましたが、その中で、3歳児、4歳児、5歳児、3年幼稚園の方向に向かっているよということでございましたが、そうなった場合にはかなり、この小さい子大変だなと。 これから先、本当に真剣に幼稚園児の安全を考えていかなければいけないなということで考えておりますので、この認定幼稚園になった場合の年少児、そしてまた、その一番最年少の安全についてどのように考えられるのかということでよろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  今の現状をちょっと報告したいと思います。 玉城幼稚園、4歳、5歳児で運用しているところであるんですけども、実際、バスに乗って、活用者が、東回り線で5名、西回り線で11名、合計11名。帰りが1台になりますので、実際10名しか活用してないという状況であります。 次年度また、認定こども園の、さっき話出ていますけど、次年度か再来年度かわかりませんけれども、その中において3歳児の、乗るか乗らないかというのは、市としては今のところ検討してないでいいんですかね、検討してないというところです。 ◆19番(玉城健議員)  とりあえず、次年度は補助員、現状のままでいくということで、まだ検討されてないということですが、やはり次年度以降、補助員がどうなるかということで大変心配であるということで、さらにまた認定こども園にした場合には3歳児まで受け入れる方向だと。来年度からそれを、もしかしたら受け入れるかもしれないというのも考えられるのか、その点も含めてよろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  今後も、子育て支援課と同じように議論をして、今後どうするかというのは検討していきたいと思っております。 ◆19番(玉城健議員)  この問題は、3歳児については次の話ということで、まだ検討されてないということでありますが、ぜひ、この補助員についてはなり手がなかなかいないということでありますので、今現在、乗っている方も、定時に毎日行くというのは大変なんですよというのはおっしゃっておりましたので、今、答弁の中にもありますが、ボランティアを含めていろいろな方々をお願いしているということでありますので、ぜひしっかりやってもらいたいと思います。 ただ、この幼稚園児の安全については玉城時代、幼稚園児が、この幼稚園バスにひかれて亡くなっているという、本当にこの地域での事例もございますので、幼稚園生はどういう動きをするかわからないということでありますので、ぜひしっかりとやってもらいたいと、よろしくお願いします。 それについて教育長、よろしくお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  子供たちの安全に関しては第一に考えないといけないかと思っております。 それで、まだ3歳児の動向が幼稚園ではつかんでないものですから、今後とも、子育て支援課のほうと連携をとりながら、それから、子供たちの動向も調査しながら安全面の確保、いかにして確保するかをこれから検討していきたいと思っております。 ◆19番(玉城健議員)  子供たちの命を、一度また事故で失った場合には二度と戻ってきませんので、ぜひともその安全面についてはよろしくお願いいたします。 続きまして、2番目に行きたいと思います。 市道O-27屋宜原線についてよろしくお願いいたします。 市道屋宜原線の横断歩道の標示とNバスについて伺いたいと思います。 1番目に、市道屋宜原線、湧稲国公民館付近の横断歩道の標示が2カ所ほど見えなくなっておりますが、市道の管理点検はどのように行っているのかお願いいたします。 2番目に、市民が安全で横断できるよう横断歩道標示の早急な標示を求めます。 これについても答弁、よろしくお願いいたします。 3番目に、湧稲国公民館のNバス停は横断歩道の前にあり、バスが横断歩道の上に停車することになります。歩行者が大変危険な状況となりますが、どのように考えるかをお願いいたします。 4番目に、その他のバス停についても再度、点検の必要があると思いますが、市民からの要望等も含め見解をよろしくお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  玉城健議員の市道屋宜原線についての①②については関連しますので一括してお答えします。 市で市道の管理点検、横断歩道標示や区画線(中央線、外側線、停止線等)についてはパトロールにて点検しております。 議員御指摘の箇所につきましては、先日、新里嘉議員からも同様の指摘があり調査を行っていたところでございます。 今後、横断歩道の再設置等につきましては、Nバスのバス停との絡みもあり、与那原署とも協議を行いながら対応していきたいというふうに考えております。 ◎企画部長(當眞隆夫)  玉城健議員のNバス停の、湧稲国公民館のNバスのバス停は横断歩道の前にありということで、こちらについての御質問にお答えします。 御指摘のあったバス停については現場を確認し、歩行者の安全を考慮し、御指摘の場所からは既に移動しております。 次に4点目の、その他のバス停についても再度、点検の必要があるんじゃないかということでございます。 その他のバス停について、これまで市民から要望があったバス停については移動を行ったところでございます。 今後も安全なNバス運行のための設置場所の再点検を行い、必要があれば対応していきたいと考えております。 ◆19番(玉城健議員)  議長の許可を得て写真をお願いしたいと思います。 3番からお願いします。 ここが、2カ所あるうちの1カ所で、もう一枚、同じところを逆からとったのが4番でございます。 よろしくお願いします。 もうこれ、ほとんど見えない状態なんですね。先ほど、パトロールをして見ているとおっしゃいましたが、これ気づかなかったのかなと思って。そこら辺の点検で把握していたのかどうか、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  消えかけていたのは把握しておりました。 ただ、なぜすぐ対応しないかという部分につきましては、停止線とか横断歩道の部分については、道路規制を伴うものですから、すぐに我々だけではできない部分がありまして、そういった部分があって経過観察というのか、把握はしていたんだけど、具体的にいつ引くかというのは決まっていなかったということでございます。 ◆19番(玉城健議員)  調査で気づいてはいたということで、具体的には動いてなかったということで。 計画して今年中にやる予定とか、そういうのもあったんですか、いつ頃やるというのは大体の計画はあったのか教えてください。 ◎土木建築部長(玉城勉)  窓口は与那原署になっておりまして、与那原署とは現地で立ち会いのもとで確認を行っております。 その場所というのが、やっぱり横断歩道を再設置する場所につきましては、見通しがちょっとカーブがあるということと、両方の横断歩道が近いということで、すんなり両方できるかというとそうじゃなくて、規制を持たさない横断歩道の設置なら1カ所だったらオッケーじゃないかというふうな概略的な回答を得ているというところでございます。 ですから、今後、どういった形で路面の標示をするかということについては、さらに協議が必要なのかなというふうに考えています。 ◆19番(玉城健議員)  今の部長の答弁によりますと、今、2つある、現存している横断歩道を今、1つにするかそれ今、場所においても今、検討されているということでよろしいですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  規制を伴った看板をつけて白線を引いてという横断歩道、その部分については厳しいんじゃないかと、現場で担当の警察署のほうから言われています。 それはなぜかというと、やっぱり横断歩道というのは、規制を伴って、その場所で事故が起こった場合のことも考えて、より安全な場所でやらないといけません。 例えばコーナーの入り口のところで横断歩道を設置すると、これは許可した公安委員会のほうがこの責任を問われることになります。例えば勾配でも、車を運転していて勾配がきつくて上がり切ったところに横断歩道を設けるというのも、これもだめです。 我々もこちらのほうに、役所のほうにユインチに渡る横断歩道を設置したいということで協議を投げかけているんですけども、こちらのほうもちょっと見通しが悪いんじゃないかということで、本協議まではまだいってないという状況でございます。 そういったことから、この現場を見た時点では問題点を指摘されております。 ですから、これまでどおりやるという部分についてはどうなのかなという回答を得ていますので、今後はちょっと協議しながら、どんな形にするか、単純に横断歩道だけじゃなくて注意喚起の看板とか、路面にこういった、速度落とせみたいな他の規制を伴わない注意喚起の路面標示もございますので、その辺も併せながら、どんな形が一番望ましいのかという部分について与那原署ともっと詰めていきたいということでございます。 ◆19番(玉城健議員)  今の部長の答弁、今、自分納得しがたいような感じです。 現に2つ造られているんですよね今。確かに自分見たときに、こんなに近いのかなということは感じましたが、現に設置されているものについてどうなのかなというの、これすぐあるものについて標示を引き直すということは今、できないという話でよろしいですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  引き直す場合でも協議が必要になってきます。 現場でもう一回確認をして、そうするとやっぱり厳しいんじゃないかと。これは問題があるねということの御指摘を受けているということでございます。 停止線なんかも、簡単には我々は引けないんですよ。 他の都道府県でもあったんですけども、校長先生が通学路のところで、ちょっと危ないから、白線をちょっと下げてから引いたら、これは道路交通法に抵触するということで指導を受けたりしていますので、その辺の部分について我々は主管課の与那原警察署に現地の立ち合いをしながら、そういった部分に手続を踏んでやっているということでございます。 ◆19番(玉城健議員)  これもう現にあるものはすぐに引き直せるものとしか思っていないんで、新たな展開になってきたなということで感じておりますが。 まず、そのままではちょっと、無理だと。まだ与那原署と協議の上、新たな引き直しということの方向ということで、確認でよろしいですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  そのとおりでございます。 ◆19番(玉城健議員)  わかりました。 ただいまの部長の答弁にいろんな標示をして減速するとかという話がございましたが、部落の中でちゃんとブロックで減速を書いたんですね、スピード落とせも、あちこちに置いているけど全くスピードが落ちないと。区民の方々は、自分が歩くときには、わざとその通りを通るときにはスピードを落として歩いた場合にはパッシングして追い抜いていくというんですね、前の車が遅いということで。これは湧稲国という国がついているんで、これ市道じゃない国道だよということまで言っていたんですね。それぐらい、ものすごいスピードが出ているということで、大変危険だということでの訴えがあったんです。 次に、それを含めて3番のバス停の件なんですが、写真の1番、よろしくお願いします。 これ見えるのがバス停なんですね。部長も移動しましたよということでありますが、かすかに見えるのが横断歩道なんです。でも、真っ正面にバス停があるもんで、確実にその横断歩道の上にバスがとまるという形になっているんで。 これ気をつけて見れば横断歩道わかったはずなんだのにということを感じたんですか、その点、確認するときにはどうなったんですか、よろしくお願いします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  各バス停の設置については、委託事業者の沖縄バスさんも一緒に、実際、現場を確認しながらやったというふうに聞いております。 ただ、恐らくこの場所については、写真にもあったとおり、かなり消えてほとんど分別がつかない。そこで恐らく見落としてしまったというのが実情だと思います。 そういうことで、玉城健議員のほうから指摘があった時点で現場を確認をして、道路管理者とも確認しながら移動したということでございます。 ◆19番(玉城健議員)  もう一枚、4番もありますので、これ反対側から見た写真なんですが、同じ場所ですけど。 写真をお願いします。 これ同じ場所の逆のほうのバス停の方向なんですね。両方とも、横断歩道が見えない状態なんです。この区民の方々は、子供たち、バス降りて反対側に家があるときには渡っていくと、とても危険だから何とかしてくれという話なんですよ。 定期点検はしていたんだと土建部長はおっしゃったんですけど、こういう状況の中で、全く横断歩道があるか、ないかもわからない、バス停を置くぐらい見えなくなっても対応しなかったということでね、本当にパトロールをやってどうにかしようというのもあったのか、これから先、区民から要請があって初めて、横断歩道とか点検を行動に移すのかという点で自分疑問に思っているんで、パトロールをしながら、次ここをどうしなければいけないというのをどんどん計画立てて、どうしようもならんときにしか区民は話を持ってこないんで、その点、先手先手で行政はそれをやっていくと、市道の管理ということで思いますが、その点についてよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  先ほど申しましたように、規制の伴うものと道路管理者の部分で引けるもの両方ございます。 我々も今、市内のいろんなところで白線の引き直しやっていると思いますけども、これ、その前にいろいろ警察署の立ち会いをしたりとか、やっぱり一定数の引くエリア、そこを決めて1日で終わらす、2日で終わらすという工程管理を含めて、あとは予算等々を勘案してそれでやっております。 引くといっても、まず協議が必要、引くといってもボリュームが必要、引くといっても予算が必要、あとはタイミングが必要といろんなものがあって、そういったものを今、練り直しをしているという状況であるということについて御理解いただきたいというふうに思います。 ◆19番(玉城健議員)  屋宜原線ですね、今ものすごく交通量が増えて、もうラッシュ時にはかなり車も、屋宜原側も目取真側も並ぶような状態なんですね。その中で、字のほうはこのスピード落せを出しても全く効果がないという状況の中で、先ほど土建部長がおっしゃいました、市としてもどうにか標示できないかというものも含めて、これもう早急に対応しないといけないと思うんですが、その点について、ぜひ字と現場も見ながら、もう少し、恐らく予算がないのか、ブロックに書いてあるだけなので、それができないかよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  我々としてもこういった道路、交通安全も含めてなんですけれども、こういった地域の声を上げていただいて取り組んでいくというのが一番その形に持っていきたいと思っています。 今回、新里嘉議員からも提起があって、それ以外の方からもちょっと薄れているよという情報はあったみたいです。やっぱりこれというのは地域全体でやっぱりこの声を字、区長から上げていただくという形であれば、我々もより動きやすい。 それと同時に、そういった形をとることによって地域がまとまるんですよ。 個人でやるよりもやっぱり地域で問題意識を持って、こういったものを行政に上げて、それを具現化していくという形が本来の姿だと思っていますので、我々も区と一緒になってやってくという方向性は変わりはないということでございます。 ◆19番(玉城健議員)  望ましい形として、今、部長がおっしゃったみたいに区でまとめてというのはあると思いますが、これもいろいろあるみたいですね、今、区民の方も区長と合わないとか、いろいろなのがあって、これは私が言うの全然聞かんよということであって、私のところに駆け込んでという状況もあるんで、やはり市は、やっぱり市道は管理者の市の責任でありますので、先手先手でやるということもよろしくお願いいたします。 次、3点目に移りたいと思います。 この大里地区でありますが、県道17号線であります。私が何度も取り上げているところでございますが、信和苑付近の道路整備についてでございます。 県道17号線、湧稲国地域の道路及び歩道の整備について。 なかなか進まない地域課題となっております。信和苑付近、両サイドが最近きれいに片づけられておりますが、以下について伺いたいと思います。 道路整備について何か進展があったのかお聞かせください。 次に、もう1カ所、排水路がある、道路が狭まっているところでありますが、その箇所についての直近の状況と市の対応をお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  玉城健議員の県道17号線おおざと信和苑付近の道路整備についての御質問についてお答えします。 まず、1点目の道路整備についての進展につきましては、先月初旬、副市長とともに相続により新たに地権者になった方、今、御質問の御指摘があった最近整理されたっていう方と面談する機会がございまして、県道17号線と隣接する市道がちょっとあるんですけども、それと隣地の土地利用も踏まえて県道も含めて、未整備箇所がございますので、今後のよりよい土地利用についてちょっと意見交換を持ちました。 それを受けて先月、去った11月29日に県の南部土木事務所長へその内容について説明をして、道路管理者の沖縄県と一緒に、今後の道路整備について調整、要望したところであります。 これを受けて先日、今度は担当ベースで電話を入れました。 電話を入れますと、県の南部土木事務所の担当部署に電話を入れて確認したところ、用地取得の見込みがある、この間の調整を受けて見込みがあるんじゃないかと判断をして、歩道の設計業務を発注し、その後、用地取得、これは土地の交換とかも含めてなんですけども、それで用地取得に向けて調整交渉を始める、県としても始めるという回答を得ているところでございます。 次に、2点目の排水路橋についても県に問い合わせをしておりまして、現在の道路敷内での施工ができる方法を検討する設計業務を発注している状況であるとの回答を得ております。 市においても引き続き県の南部土木事務所との連携を密にするとともに、地権者との橋渡しや状況に応じた要請を行うことによって当該地の県道整備が進展するよう取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆19番(玉城健議員)  本当にほっとしましたね。今日のこの部長の答弁を聞いてですね。私も何度も取り上げて、教育部長にもこの歩道が側からの雑草が落ちてきて、子供たちが車道から通っているよということで、この草刈りやったほうがいいんじゃないかと何度も教育部長にもお願いして、刈りたりしながら、雨が降った場合には排水路がないもんで道路に入ってきて、歩行者がもう歩けない状態がずっと続いていたわけですね。 そのところが今回、用地取得に向けて動き出して、設計もやり始めているということで、本当にほっとしております。 この件、ここについても本当に地域の方々から、子供たちも中から歩いているのをやがて轢きそうになりよったということで、ここ何とかしてくれというのが半年前にも来て、ずっとそういうことが続いておりました。 今回、本来なら排水路の橋のところをまずやってから、次ここ取りかかろうねという南部土木事務所の担当とも話をしていたんですけど、まず、歩行者が歩ける歩道の部分からが先になりそうということで、いずれにしても両方やらなければいけない、この歩行者の安全のためにですね、それが動き始めたということは、ほっとしております。 次にまた、この排水路のガードレールのところなんですけど、ここもなかなか動かなくて、今の答弁によりますと、仮設道路が必要ということでこの仮設道路の許可が全くとれない状況が続いていたんで、そこをさわらないような工事の方向で今、設計してやっているということを聞いて、そこもまた動き始めるのかなということを感じております。 そこについても、このガードレールは、もう本当にレンタカーを初め、大型車、もう何度も接触をしてですね。例えば観光客レンタカーとはもう、これはもう、ここでぶつけてこすってしまったらもう、観光に来て、この南城市に来て、嫌な思い出しか残らないということにしかならないで、次またリピーターとしても、もうあそこに行くなということにもなってしまわないかということも感じております。 そこで、土建部長含めて、これは観光に関するもので、観光振興の点から企画部長、そういう南城市に来た観光客がここで事故った場合には大変嫌な思いをすると、その観光の観点からそこら辺をどうするかというのも含めて、両部長の所見をよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 玉城健議員の御指摘のように、観光ルートとしても非常に重要な場所ということで、南城市としてもこれまで何とか改善をしたいということで、今回またいろんな動きが出てきたということについて非常にうれしく思っております。 それと同時に、我々から提起をしたのが、今の解決が図れそうなところの歩道の未整備区間と、御指摘の排水路のところ、それだけでなくてもう一つ手前のコンビニがある十字路がありますけども、それの右折の部分も渋滞をするというところがありますので、やっぱりこの路線、この延長の区間で一気に解決が図れるような方向で取り組んでもらえないかと。 要は、設計するにしても、やっぱり交差点まで一緒にできるような、反対側の市道の整備も伴ってくるのかもしれないんですけども、この機会にこの区間を解決が図れるような検討をしてもらいたい、設計にもできるような状況に持っていってもらいたいということで、この間の南部土木事務所長のほうとの面談のときには話をしておりまして、その辺も県も考慮していただけるというふうに思っていますので、我々も先ほど申しましたように、南城市ができることがございますので、その辺を一生懸命、取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◎企画部長(當眞隆夫)  観光の視点からということでございますので、当然、観光にとってもやはり安全に観光していただけるというのがやっぱり第一番でございます。 それ以外にも、景観というところも非常に我々としては大事にしていきたい。南城市は景観が非常にいいところということで、知念から玉城にかけての国道関係の伐開等もやっていることもあります。 それ以外にも、やはりほかの道路についても安全でなおかつやっぱり観光客が気持ちよく来れる環境づくりというのを関係部署とともに進めていきたいと考えております。 ◆19番(玉城健議員)  また、今、部長の答弁からうれしい答弁がございました。 前回、私も質問したことがあります、目取真の交差点、右折帯がなくてものすごく混雑しますよということで、何とかならないかということでお話ししたことがありますが、その点も含めて一括でできればこの17号線の、これは合併前からの本当に懸念でありました。それが一気に解決するのかなと。 これは地域の方はものすごく通行するとこ、48号線と17号線どこが多いかなというぐらい、逆に17号線のほうが車多いのかなというぐらいの交通量であります。そのために信号機を5秒間だったかな、長くしたこともあり、少し良くなったかなという感じはしますが、やっぱり右折帯がないと解決できないなということで、その点も含めて要請したということで、ありがとうございます。 今の歩道とガードレールのところ、今、排水路のところのガードレールのところも、要するに、仮設道路を造らないでの方法でこれをやるということの方向でもう決定して走っているということでよろしいですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  県の南部土木事務所のほうからは、やっぱり両サイドの部分での用地の賃貸等々、仮設道路の部分も含めて地権者と何回も、今年度も南城市も交えて地権者とあたったんですけれども、なかなか理解が得られないということでありまして、もう協力する見込みがないと判断をして、借地を行わず、今の道路敷で施工ができる方法を検討する設計業務を発注したと。 要は、今の状況で何とか整備ができるような方法がないかということで、この設計業務を発注して令和元年11月、先月、契約したところであるというふうなところまではわかっております。 あとは、こういった検討結果で、実際そのやり方でできるかどうか、どんなやり方でやるのかというのは見えてくるのかなというふうに考えております。 ◆19番(玉城健議員)  これは私も南部土木事務所の担当と、全面通行止めにしてでも、これ、そこさわらなくてもいいからこれ何とかやってくれんかということで何度も交渉したけど、バス路線でもあるし、観光路線でもあるし、なかなか難しいということで、また迂回路がないということで全く動かなかった状態で困っていたんですけど、今日、新たな展開ということで話を聞いて大変うれしく思っております。 もしそうでなければ、今、土木建築部長、企画部長、観光の観点から一緒に連れていってまた地権者を説得しに行こうかなということを考えていたんですけど、今回またしっかり、そういう迂回路を造らないでやる設計を発注したということでほっとしております。 また、それが一日も早い完成を見るように、それから見守りながら、また、協力できるところは協力しながら頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時44分)     (再開 14時55分) 再開します。 次の質問者、宮城康博議員。 ◆6番(宮城康博議員)  議長のお許しがありましたので、6番宮城康博、一般質問を行います。 私たちは9月議会で決算の審議及び認定をしました。 いろいろ考えると、なぜ9月に決算の審議認定をするのかというと、その次、10月から11月、12月にかけて新年度予算の調整に入ります。その前に、我々が決算を認定して、その認定の中、審査の中で出てくる意見をぜひ執行部の新しい、新年度の予算に反映していただこうと。そういう意味で、我々は9月議会において決算の審議、認定をしたのだというふうに思っております。それらが生かされる形で新年度予算に反映していただければというふうに思っております。 通告に従い、一般質問を行います。 本年度の施政方針において、市長は普通交付税の縮減及び合併特例債、一括交付金等の期限が迫る厳しい財政状況の中、さらなる行政改革が求められていますという認識を示されました。 私は、南城市誕生以来の各年度の決算カードをもとに財政指標等の経年変化を調べ、市の財政状況の傾向把握に努めました。そうすることで見えてきた情報も共有しながら、下記について質問いたします。 ①第4次行政改革大綱策定の進捗状況及びその方向性の特徴をお示しいただきたい。 ②本市の平成29年度決算における財政力指数、実質収支比率、経常収支比率と類似団体、総務省がこれは人口及び産業構造等から全国の自治体を分類しているんですが、南城市と同様の類似団体とその数値を比較し、傾向をどのように考えるかお尋ねをします。 ③平成18年度から平成29年度の決算における実質収支比率から見える本市の実質収支の傾向をどのように捉えるかお尋ねをします。 ④平成18年度から平成29年度の決算における財調、減債、特定目的の基金、それぞれの経年変化をどのように捉えるかお尋ねをします。 ⑤平成29年度決算における基金の現在高を類似団体と比較して見えてくる我が市の特徴をどのように捉えるかお尋ねをします。 通告している⑥番目については、この後2次質問等々を重ねながら、最後に市長にお尋ねをしたいと思っております。ですので、ここでは読み上げを割愛させていただきます。 以上、簡潔な答弁よろしくお願い申し上げます。 ◎総務部長(新垣聡)  それでは、宮城康博議員の財政状況についての御質問にお答えいたします。 初めに、1点目の第4次行政改革大綱策定の進捗状況及びその方向性の特徴についてお答えをいたします。 第4次行政改革大綱の策定の進捗については、今年6月から外部委員による南城市行政改革推進委員会を5回開催し、次期大綱について慎重に審議していただき、8月に市長へ答申を行っております。さらに、庁内での検討も終えまして、現在、公表に向け準備をしているところでございます。 また、第4次行政改革大綱の方向性の特徴といたしましては、第3次行政改革大綱に引き続き、1、市民との協働によるまちづくりの推進、2、効率的な行財政運営の推進を基本的な考え方として掲げ、主要事項の主なものとしては、事務事業の民間への委託や民営化の可能性の検証、公共施設の建設、運営等についてはPPP、PFIの導入の検討及びAIやRPA等の活用により、行政事務の負担軽減、効率化や地域課題の解決を目指して、ICT活用方策などを推進するとともに、行政コストとサービスのバランスを図りながら、将来を見据えた堅実で持続可能な行政運営に努めることとなっております。 次に、2点目、本市の平成29年度決算における財政力指数、実質収支比率、経常収支比率と、類似団体とその数値を比較し、傾向をどのように捉えるかについてお答えをいたします。 本市の平成29年度決算における財政力指数は0.35で類似団体より低く、財政力は弱いと考えられます。 次に、実質収支比率については7.9%で、類似団体と比較すると健全な財政状況であることを示しております。 そして、経常収支比率は84.7%であり、類似団体より財政の弾力性があることを示していますが、前年度と比べると1.5ポイントの減であり、弾力性は緩やかに弱くなっている状況であります。 以上のことから、実質収支比率及び経常収支比率について類似団体と比較すると、安定した財源があるように見られますが、財政力指数では、決して財政力が高くないことを示しております。 自主財源の乏しい本市では、国、県の補助金等に頼る現状ですが、補助額は年々減少傾向にあります。また、歳出については、社会保障等の義務的経費が年々増加傾向にあり、厳しい財政運営になるものと思われます。 次に、3点目の平成18年度から平成29年度の決算における実質収支比率から見える本市の実質収支の傾向をどのように捉えるかについてお答えをいたします。 実質収支比率は、標準財政規模に対する実質収支額の割合を表しており、実質収支が黒字の比率は正数で、赤字の場合は負数で表されます。 本市の実質収支比率については、決算ベースで平成19年度の3.6%から平成23年度の10.3%まで緩やかに上昇した後、10.3から7.9の間で推移をしております。平成29年度の類似団体の実質収支比率が4.9%であることからすると、比較的健全に推移していると推察をしております。 次に、4点目の平成18年度から平成29年度の決算における財調、減債、特定目的基金の経年変化をどう捉えるかについてお答えいたします。 基金全体の推移では、平成19年度当初決算で21億8,000万円であった残高が、毎年度約10億円のペースで積み立てており、平成29年度決算では106億8,000万円となっております。 内訳で見ますと、財政調整基金は、平成19年度の約20億円であったものが、平成20年度に約4億3,000万円を積み立て、その後は約1億円のペースで積み立てて、平成29年度には約38億円となっております。 公債費に充てるための減債基金は、平成19年度の約1,200万円から平成22年と23年度に大きく積み立てた後は、年に数億円のペースで積み立てし、平成29年度には約36億円の残高となっております。 その他特定目的基金については、平成19年度の約1億7,000万円に、平成21年度から平成23年度に大きく積み立てた後は増減を繰り返しながら、平成29年度には32億円の残高となっております。 また、これまでは合併特例債と交付税の合併算定替により、新たなまちづくり等の施策や社会保障費の増加に伴う財政出動に備え基金の積み立てを行ってきましたが、交付税の特例措置が終了する次年度以降は、積み立てる金額よりも基金から繰り入れて予算を組まざるを得ない状況になると推察をしております。 次に、5点目の平成29年度決算における基金の現在高を類似団体と比して見えてくる特徴をどのように捉えるかについてお答えをいたします。 平成29年度決算ベースにおける1人あたりの積立金額としては、類似団体は21万2,456円に比べ、本市は24万4,701円であり、これまでは比較的安定した金額で推移してきていると認識をしております。 しかし、新たな財源が見込まれない中、今後、老朽化した公共施設の大規模な改修や、年間1億円ペースで増加する扶助費などに対応するために、不足する予算を補填する財源である財政調整基金が、平成29年度の約38億円をピークに平成30年度の約32億円で6億円の減、本年度末では約24億円程度の厳しい状況が見込まれております。今後はより一層の新たな財源確保と行政改革が必要であると認識をしております。 以上であります。 ◆6番(宮城康博議員)  1から5まで、縷々御答弁をいただきました。 私のほうから少し、先ほど登壇して申し上げましたが、決算カードから見えてきたいろんな事柄をちょっと御説明しながら、総務部長の認識をすり合わせながらやっていければというふうに思っております。 ②の部分なんですが、類似団体との比較というものができる決算カードがあって、これの平成29年度分を見てみました。 まず、これは議長のお許しを得ているので、私が作成したグラフを皆さんのほうに御掲示をします。 まず最初に、財政力指数です。 先ほど総務部長の答弁にもあったように、この財政力指数というのは、桁が大きいほど財政力があるわけですよ。ですから、類似団体と比較して、我が南城市は、全国の類似団体の中ではちょっと低いと、財政力が弱いということが言えます。 次のスライドをお願いします。 実質収支比率というのは、これは単年度ごとに実質収支、要するに黒字なのか赤字なのかなんですが、ゼロより下になったら、マイナスになったらこれは赤字です。実質収支が上になったらこの部分、黒字なんですね。通常3から5が適切であると。5以上であるならば、その地方公共団体は、住民サービス、新たにやらなきゃいけないことをやっていないんじゃないかと。もしくは、住民サービスに伴う計画等々が不足しているんじゃないかということが言われる指標であります。 ですから、この3から5を上回って7.9にあるということは、我が南城市は黒字であって、この黒字の状況は、住民サービスをもっと充実させる必要があるんではないかというふうに御指摘を受けても仕方ない数字であると。 類似団体を見てみると、大体4.9。3から5の間にはまっていると。これは全国の地方公共団体を見ても、大体この辺におさまるんですね。おさまるように予算のやりくりをしながら住民サービスを行っていくという事業を実施しているというのが、全国の地方公共団体の今の頑張りなわけであります。 それらを見ていくと、南城市はちょっと、お宅儲け過ぎじゃないと言われても致し方ないような数字が出ていると。 次のグラフを見せていただいていいですか。 経常収支比率です。これは、経常一般財源が経常で支出していく、人件費とか、扶助費であるとか、そういうものに一般財源がどれほど充てられているのかというものを見るんですが、これは数字が大きいほど財政が硬直していると、数字が低いほど財政に弾力性があるというふうに言われます。 ですから、84.7と、類似団体では92.2ですから、南城市は財政的には、状況を見ていくと弾力性があると。普通建設事業等々や、いろんな政策的な事柄に投資できるお金が幾分余裕があるよというふうなことが言えるのだというふうに思います。 これが類似団体と比較して見えてきた事柄であります。 先ほど部長のほうからは、いろいろ答弁をいただいて、しかし我が南城市は南城市で、南城市固有の財政状況、財政を取り巻く社会環境等々もありますので、その点について、総務部長がお示しいただいた事柄について私のほうから、特に反論するようなことはありません。 次に、③のほうを見てください。 ③のほうで私がお尋ねしたのは、平成29年度決算、これは南城市のですね、類似団体等々関係なく南城市の平成29年度決算を見たら、財政力指数や実質収支比率、経常収支比率。 ごめんなさい、今3点目を読もうとして2点目を読んでいました。 平成18年度から平成29年度の決算における実質収支比率から見える本市の実質収支の傾向をどのように捉えるか、お尋ねをしました。 先ほど、平成29年度の実質収支比率は、類似団体と比べると我がほうは高いねということもお示しいたしました。 次の画像を出してもらえますか。 これが、私が平成18年から29年の決算カードを全部ひっくり返して、実質収支がどのように南城市は動いていったのかを見ていったグラフです。 平成19年から21年が3.4から5.1ということで、先ほど示した3から5の間にはまっています。それ以外は全部黒字なんですね。 ということで、財政の健全性でいうと本当に健全で、健全過ぎるぐらいに健全。これは財政当局が本当に頑張ったんだと思う。そういうふうに、やりくりをうまくやってきたというふうなことは言えると思います。 しかし、先ほど示したように、3から5のラインを大きく超えていると。この近年ずっとその傾向が続いてきたということは、これは例えば株式会社南城市なんだとしたら、経常的に黒字が続いていたら、それはそれでいいですよ。資本主義社会の中において、営利を追求する組織なんですから。そうして利益を得たら、それを株主に配当するんですよ。そういう組織ですから。 しかし、我々南城市は地方公共団体として、そんな営利を追求しているわけじゃないでしょう。 だとしたら、この実質収支比率の高騰ぶりをずっと続けているということは、どういうことなのかということは、政策的にも我々は考えなければいけないレベルがあるんだということは、この3を見れば明らかだというふうに思います。 この点については、総務部長の先ほどの御答弁いただいたことを受けて、私が考えるに、非常に、先ほど申しましたように財政的には弱いですから、財源がないと。 そういう中で、やりくりをうまくやっていかなきゃいけないという南城市の特別な事情の中で頑張ってきたおかげでこういうような形になったんだと思うんですが、頑張り過ぎて収支が、黒字が続き過ぎているというのが、これはもう実態として数字で見えてくるので、その点については御指摘をしておきます。 次に、4点目の、我々の基金ですね。それの経年変化を見てみたいと思います。 次のグラフをお願いします。 これが、私たちの持っている基金なんですが、基金というのは財政調整基金と、減債基金と、そしてその他特別の目的の特定の基金があります。 青いほうが財調です。財調は平成19年度からずっと一定程度はちゃんとあると。 要するに、年度間をまたがって赤字になった場合に補填するような財源は、我々はしっかり持っていると。これは本当に健全なことだとは思っています。 緑色は減債基金なんですが、減債基金を見ていくと、平成18年度から20年度、21年度ぐらいまでは低いんですね。それを、21年度以降どんどん積み立てていって、結局、財調と並ぶ金額に達成したというのがあります。 特定基金は、これ上りを見ていくと、がーっといって、平成28年にごんと下がって、29年度にどんと落ちているんですけど、これは庁舎を造るために、積み立てていた基金を取り崩したからそのような傾向に見えているというのがわかります。 では、この4点目について特徴を考えると。次のグラフを見せてもらえますか。 先ほど見た実質収支比率のグラフと、この基金の動きの特徴を見てみました。これで見えてきて、傾向でわかったのは、ごめんなさい、これ2から4に網がかかっているけど、3から5ですね。グラフを作るときに上に上げなきゃいけないのを下げてしまっていますが、平成19、20、21と、先ほど話した実質収支では3から5の間にはまっていた時期がありますよね。はまっていた時期があって、はまっている間には、減債基金そんなには積み立てきれないんですよ。 実質収支が上がっていくと、減債基金がどんどん、どんどん積み上がっていっていますという状況で、我々は黒字の部分を減債基金等々に積み立ててきたというのが、これは南城市の非常に特徴だというふうに言っていいと思います。 それでいいのかどうなのかというのはね、政策的な判断等々もいろいろあるんだろうから、去った市長選挙で瑞慶覧長敏市長が誕生して、市民の声でまちづくりというふうに言ったのは、結局、このように収支が黒字をずっと続けていっているにもかかわらず基金だけが積み上がっていって、市民がまちづくりにおいて生活が変わるとか、身近な暮らしの部分が楽になるとか、そういう思いを全然感じないと。そのことを、瑞慶覧長敏市長がキャッチフレーズにしていた、市民の声でまちづくりということにかけたと。願いをかけたというようなことの結果なのかもしれないというふうに私は、それは推察をいたします。 次に、⑤、これは基金の現在高を類似団体と比較しています。 次のグラフをお願いします。 これが、南城市が青いほうで、緑色が類似団体です。 財政調整基金においては大体同じぐらいなんですが、南城市が少し多いという状況です。 減債基金においては、類似団体と私たちを比すると、私たちのほうがもう倍以上になると、もう3倍近いですね。 その他特定目的基金というと、実はこれは類似団体のほうが多いと。 全国の傾向を見たんですが、その他特定目的基金というのは多いんですよ。類似団体とはいっても、人口規模や産業構造が同じなだけで、それぞれに歴史的な背景であるとか、地理的な問題であるとか、周辺市町村との関係であるとか、いろんな特徴があるわけですね、地方公共団体には。その中で、その他特定目的基金というのがこれだけあるということは、全国の地方公共団体は、自分たちの特色に合わせて、独自性に合わせてその他特定目的基金をたくさん持っているんですよ。いろんな種類を持つんです。 そういうことでいえば、南城市はそれがちょっと少ないのかもしれないということは言えるのかもしれない。 今回、12月定例会で子ども・子育て支援のための基金を、条例として私たちに議案を提案していますが、そのような基金が南城市として、非常に独自的な政策のためとか、南城市が持っている課題解決のための基金であるとか、そういうものをね、僕は幾つも幾つも作っていいんだと思う。 先ほどのように実質収支がこんなふうに上がっているんだったら、その分のお金をそういうような政策につぎ込むんだというような事柄は、私はこれ健全な姿だと思うので、そういうことは比較的頑張っていただきたいと思います。 今見ている類似団体との平成29年度の傾向を見て、平成29年度だけなのかと思われるかもしれないので、次のグラフを見せてください。 これが、平成21年度。これは任意で私が平成21年度を取り出したんですけど、平成21年度においては、南城市のほうが財調はとても多くて、全国の自治体は、類似団体は低かったと。これは景気、不景気があるんですよね。 南城市は、非常に頑張って財調を積んでいるのでこういう金額になっていると。全国では財調を積む体力もなかったというような、平成21年度というのがあったりするわけですよ。 減債基金を見ても、減債基金は、当時は類似団体のほうが上なんですね。南城市は平成21年度には積み上がっていない。平成21年度は、先ほど見たように、実質収支はそんな上がっていないから、減債基金積めなかったんですよ。 その他特定目的基金は、依然として類似団体のほうが多いという傾向が見えます。 これらを2つちょっと合わせてみました。 次のグラフをお願いします。 こうやって見ていくと、南城市の減債基金の積み上げが、類似団体と比べるとどんなふうに突出して上がってきたのかということが見えるというふうに私は思います。 ですから、この傾向は、平成29年度だけの特別な傾向であるというふうには言えないんだろうというふうに思っています。 大体、私が今、調べてきた限りの事柄なんですが、一つ言えるのは、我が南城市、人口の動態を見ていくと、平成18年度から29年度、30年度の今日まで、3段階、人口区分があるじゃないですか。 0歳から14歳、15歳から65歳までの労働人口と、あとは高齢人口だというふうに見ていったときに、私たちの南城市は、0歳から14歳は増えています。微増している。労働人口15歳から65歳減っている。65歳以上は増えている。高齢化社会になっている。それぞれの、大里、知念、玉城、佐敷を見ていくと、大里だけが労働人口伸びているんですよ。あとの3つの地域は労働人口が減っているの。 そういう状況がある中で、どのように我々は市民サービスを充実させていくのかということを考えなければいけないという状況だと言えると思います。 最後になりました、6点目の地方公共団体の役割の基本は、住民福祉の増進です。さらなる行革を進めつつ、財政規律を守りながら、市民福祉の増進を図らなければなりません。市長の決意をお尋ねします。 市長が御答弁いただく前に、もう一言だけ申し添えておきたいんですが、私は、普通建設事業だけが投資的経費だとは思っていません。今の世の中、少子高齢化で、住民のニーズはたくさんあります。 ですから、民生費であるとか、扶助費につながっていくようなこととか、義務的経費に必ずしもつながらないでやっていける我々の予算の使い方があるんだと思っている。そこに投資していくことによって人口が増え、税収が増えるということも私は正しい選択だと思っています。 市長の言うこどものまち宣言というのは、そういう投資、未来への投資なんだというふうに考えています。 市長の御所見をお尋ねして、私の質問を終わります。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  宮城康博議員の、非常に論理的な、そしてわかりやすい説明と解説、感銘を受けました。データも非常にわかりやすかったです。 その上で、宮城康博議員の、さらなる行革を進めつつ、財政規律を守りながら、市民福祉の増進を図らなければならないと、市長の決意をお尋ねしますということですので、お答えいたします。 宮城議員のおっしゃるとおり、住民福祉の増進は、我々が担うべき重要な課題であります。 これまで施政方針の中でも市民福祉について掲げ、取り組んでまいりました。 また、市民との協働によるまちづくりの推進、効率的な行財政運営の推進を柱に、行政改革も進めてきたところでございます。 本市はこれまで合併に伴う優遇措置を受けてきましたが、令和3年度から普通交付税が本来の一本算定へ移行され、交付額の縮減が想定されています。 また、有利な合併特例債も残りわずかであることから、今後は、これまで以上に市が重点的に取り組んでいく事務事業の取捨選択を行っていく必要があると考えております。 その中で必要な行政サービスの提供を行うことにより、市民が暮らしやすいまちづくりを第一に考え、将来を見据えた行政改革を進めながら、市の発展に努めてまいりたいと考えております。 先ほど、議員のおっしゃったこどものまち宣言と、福祉に関わる私の政策が市民に受け入れられ、例えば子育て世代人口の増につながっていけば、その分、財政運営の推進にもつながっていくと考えております。今後も、公約実現に向け邁進してまいる所存でございます。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、宮城秋夫議員。 ◆3番(宮城秋夫議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。 チューヌ一般質問の一番後ナトーイビーン。会派ニライ・カナイの宮城秋夫ヤイビーン。ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。 総務部長でありませんが、私も、先日の東京出張で、今日の一般質問のために勝負ネクタイを調達してまいりました。しっかり20分以内で終わりますので、また御清聴よろしくお願いします。 11月3日に行いました第18回尚巴志ハーフマラソン大会の支援及び沿道で応援された市民、そして協賛された企業並びに市の職員の皆さんに、お疲れさまでございました。 また、11月22日、23日の2日間開催された第13回南城市総合文化展に出展された文化協会の皆さん、会場へ足をお運びになり芸術文化を鑑賞された市民の皆さん、お疲れさまでございました。 そして、このたび令和元年度沖縄県文化協会賞を南城市関係では、島袋健様、西川帆鈴様、そして知名区ヌーバレー保存会様の2個人1団体がめでたく表彰されました。受賞された皆様、おめでとうございます。今後ますますの御活躍を祈念申し上げます。 それでは、通告に従いまして、3点質問させてください。 発言事項1、地域公共交通網再編について。 地域公共交通網再編で10月からNバスが運行し、2カ月がたちました。市民の足としてとても助かっていますと、高評価であります。一方、スタート間もなく時刻表の改定が行われるなど、課題も山積しているように思います。 そこで、下記について伺います。 1、10月、11月のNバスの利用者の状況について。 2、Nバス運営の課題とその解決について。 3、地域公共交通網再編の今後の取り組みについて。 4、公共交通網再編前後のデマンド交通おでかけなんじぃの利用状況について。 発言事項2、文化行政について。 第14回芸能公演会が10月6日に文化センターシュガーホールにおいて、第13回南城市総合文化展が11月22日、23日の2日間、初めて新庁舎にて開催されました。 そこで、下記について伺います。 1、昨年と今年の総合文化展の入場者数について。 2、総合文化展、芸能公演会の課題とその解決について。 3、今後の文化行政に対する市の方針について。 発言事項3、地域課題について。 市民及び自治会からの要望のある市道及び県道の環境整備等の下記について伺います。 1、市道大里ニュータウン1号線及び同15号線のグレーチングの整備について。少し補足しますと、同1号線及び15号線の道路を横断している排水溝をグレーチングで蓋をされています。変形かねじの緩みがあるのかで、車が通るたびに大きな音がして、坂道ということもありまして付近住民が困っている状況ですので、対応をよろしくお願いします。 2、市道仲程・南風原線の沖縄県中央家畜保健衛生所付近の環境整備について。これは同施設から大きな木が伸びていて、大型車が通るたびに反対車線へはみ出して走行して危ない状況であるので、対応をお願いします。 3、県道77号線南城市大里字大里2543の1付近の歩道の整備について。 これは県道でございますが、これについては、当該箇所の歩道にコンクリート製の側溝の蓋がございますが、それが、すき間があいている状況で、これは児童生徒、それから園児も通学路とか散歩路ということで足が入っちゃうんじゃないかというようなすき間があいています。そういう観点で、けがをするおそれがありますので、対応をよろしくお願いします。 以上3点、よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  宮城秋夫議員の1点目の公共交通再編についての質問にお答えします。 まず、10月、11月のNバスの利用者の状況についてお答えします。 10月1日の本市地域公共交通再編に伴い運行を開始したNバスは、10月22日までは、広く周知を行うことを目的に無料期間を設定しておりましたので、その期間の正確な利用者数は把握できておりませんが、無料期間が終了した10月23日から31日までの9日間で約3,400人、11月は約9,750人の利用がありました。 次に、Nバス運営の課題及びその解決についての質問にお答えします。 Nバス運行から2カ月余りが経過しておりますが、市民からは、バスの遅延改善や乗り継ぎに関する要望が寄せられております。 バスの遅延については、既にダイヤ改正を実施し改善済みですが、乗り継ぎへの対応については、周遊券や定期券の導入で改善を図っていきたいと考えております。 次に、地域公共交通網再編の今後の取り組みについてお答えします。 本市の再編は地域公共交通網形成計画に基づき実施しており、引き続き計画に定める各施策を実施することとなります。 4点目の、公共交通再編前後のデマンド交通おでかけなんじぃの利用状況についてお答えします。 公共交通再編前の9月と比較して、10月は563人の減、11月は565人の減となっております。 次に、2点目の文化行政についての1番、今回を含めた昨年と今年の総合文化展入場者数についての御質問にお答えします。 南城市文化協会からの報告によりますと、窓口での署名数として、昨年が494名、今年は397名で昨年より97名減少しております。 2点目の総合文化展、芸能公演の課題とその解決についての御質問にお答えします。 総合文化展の課題は、開催場所と期間の確保が難しい点です。 市役所では、設置作業等が軽減される上、利便性も高いのですが、日程が限られる可能性が出てまいります。一方、体育館では、日程は確保できるものの設営作業の負担が大きく、どちらも一長一短ございます。 芸能公演は、文化協会の部門が多く、一堂に舞台披露ができないという点です。そのため、文化協会からの要望を受け、昨年は子供たちの公演は別日程で開催しております。 総合文化展並びに芸能公演は、どちらも会員が多いことから、開催方法について文化協会からの相談に応じながら検討しているところであります。 3点目の今後の文化行政に対する市の方針についての御質問にお答えします。 第2次南城市総合計画の基本方針において、市民を初めとした多くの人々の想像力や感性を育む文化芸術活動を支援し、さらなる発展を支援することを掲げております。 芸術文化事業を推進し地域文化の創造と振興に寄与するとした南城市文化センターの設置目的は、国の文化施策の根幹となる文化芸術振興基本法にも合致しており、文化センターを拠点とした文化芸術活動の取り組みを今後も進めてまいります。 ◎土木建築部長(玉城勉)  宮城秋夫議員の3点目、地域課題についての御質問にお答えします。 まず、1点目の市道大里ニュータウン1号線及び同15号線のグレーチングの整備につきましては、現場の状況を確認した上で緊急性、必要性を踏まえ対応していきたいというふうに考えておりますとの答弁を先に出しちゃっていますが、もう既にこれは終わりました。担当に確認したところ、グレーチングの間にクッションを設けて、音の鳴らないような対応をしたということで、報告を受けております。 続きまして、2点目の市道仲程・南風原線の環境整備については、沖縄県中央家畜保健衛生所内の樹木が市道にはみ出しており、車両や歩行者の通行への支障や事故等の要因になる可能性があります。早急に対応してもらうよう県に要請したいと考えております。 3点目の県道77号線南城市大里字大里2543の1付近の歩道を確認したところ、議員御指摘のとおり、一部の側溝の蓋の間にすき間がある状況でありました。管理者の南部土木事務所が所管であり、早急に対応してもらうよう県に要請したいと考えております。 なお、これについては、これも応急処置ということで、このすき間に金属のスチールの蓋をすき間にかぶせるような形で安全対策を施しております。 以上でございます。 ◆3番(宮城秋夫議員)  答弁をいただきましたので、順次確認をしていきたいと思います。 まず、発言事項1番の地域公共交通網再編についてでございます。 私はNバスを運行して、とても助かっているうちの1人であります。といいますのも、個人的なことで恐縮でございますが、今年の4月から孫娘を向陽高校へ送っています。Nバスが運行した10月からはそれがなくなり、朝の貴重な時間を別なことに活用できています。 ただ、スタート前に、当初設定した時刻、そういった部分では学校の始業に間に合わずということで、毎日遅刻でありました。課長からも、毎日、教頭先生に謝りの電話を入れたということをお聞きしています。 それから、また、始発から10分程度でくる予定のバス停なんですけど、何と20分とか、予定の時刻にも遅れてくるというふうな、すごい遅延もありました。そういった部分の中で、暫定的に時刻表の変更があり、それから、10月には大幅なダイヤ改正ということになりました。 このことについて、Nバス運行前に何度も何度も試走をしてそのような時刻表を決定されたと思います。ここら辺の部分について見解を伺います。 ◎企画部長(當眞隆夫)  時刻表の部分については、実際、担当者、それからバス会社等も含めて、実際ルート、運行しながら作成した経緯がございます。 ただ、バスではなくして普通乗用車を使って計測したというところが、やはりバスとの差が出てしまったというところが大きな要因だっただろうと思っております。 やはりバスになりますと大きいもんですから、思ったほどやっぱりスピードが出せない。やっぱりこの普通乗用車とはその辺のスピード感覚が違うというところが一つの要件。 それと、もう1点は、バスの運転手がやっぱり慣れていなかったというのも一つ大きな要因になっています。 やっぱり慣れないバスを運転するということで、8月の末にはバスが納入されましたので、1カ月間は試験運行ということでやってはおりますけれども、やっぱり実際、誰も乗っていないで運行するのと、乗客を乗せて運行するのとでは、やはりちょっと勝手が違ったというところで、その辺で大幅な遅延等につながったということがあるかと思います。 そういうことで、運行してすぐに、1週間でその辺の改善策ということで応急的に改善をして、11月からは正式に大幅な改正ということで、現在の時刻に至っているということでございます。 ◆3番(宮城秋夫議員)  本当にこの試走をする部分として、ちょっと初めて聞きましたけど、普通乗用車で試走されたというのは、これについても非常に、バスは当然、乗り降りがあるし、それから障害者の方も乗られるという部分で、このNバスは乗れるということで、そういったものが想定されていなかったのかなというふうに、非常に残念だなと思います。 この無料期間のときでも皆さん利用をしていただいて、良さを実感する、あるいは時間どおりに来るよという部分がその無料期間だったと思いますが、それで、Nバス遅れちゃうよとかと、そういう逆に悪評というか、悪い評価になっちゃったかなというふうに、残念でなりません。今後については、しっかりそういった対策をやっていただきたいなと思います。 それから、課題のほうでも上がっています乗り継ぎの件でありますが、これについても、私も、今日もNバスで通勤しておりますが、高校生あたりが、わずか5分ぐらい乗って乗り継ぎで市役所まで来て、そして次また乗り継いで行くんですね。 そういった部分の中で、その人たちは乗り継ぐためにまた運賃を出してということがありますので、ここら辺の部分として一つの例ですが、何回か利用しました長崎の路面電車の場合は大人120円、子供が60円で、一律料金でどこへでも行けるんですね。 たしか乗り継ぎの場合は、運転士から乗り継ぎ券をもらって、そして乗り継いで次の駅からまた違う路線に行く場合は、乗り継いだところから、もう次は、その乗り継ぎ券を入れればそのときはもう無料なんですね。そういった部分、ほんの一例ですが、そういった部分でNバスも一律料金です。 そういう何とか乗り継ぎの負担軽減ということはとれないものでしょうか、伺います。 ◎企画部長(當眞隆夫)  先ほどの前里輝明議員の質問でもお答えしましたけれども、今、企画課のほうで検討しております。 やはり市民と観光客というところのすみ分けをどうするかというところも含めて、やはり市民と観光客では利用という部分が違うということがありますので、その辺でどういう形でできるかというところを議論している最中でございます。 その辺がまとまり次第、地域公共交通会議を開催をして、1、2周券なり、あるいは乗り継ぎ等々の課題について解決していきたいと思っております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  ぜひそこら辺もお願いしたいと思います。 観光客についても利用できるような形も、私は多分、朝の、夕方の部分というのは通勤、通学で利用されると思います。昼間がポイントかなと思います。昼間を観光客に利用してもらうということも考える必要があるかなというふうに思っています。 それから、定時運行ということも大事なんですが、一番大事なのは、小さい子供とかお年寄り、また、障害を持っている方が安心して乗れるような部分が大事かと思います。 10月から運行して、事故及び不具合等はなかったのか、そして、また運行事業者との連絡体制、それについて伺います。 ◎企画部長(當眞隆夫)  運行してから一応、事故とかという報告は受けておりません。 あと、運行業者との連絡体制については、随時、情報交換を行ってやっております。 何か課題等があればすぐにやる体制というところでやっておりますので、その辺は月に1回とかではなくして、何かあればすぐ対応するという形でやっております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  ぜひそこらの連絡体制、しっかりお願いしたいと思います。 それから、市外線バスでは、沖縄バスナビとかという部分も使って、バスがいつ来るよとかという部分で、高校生あたりは非常にそこら辺なれていて、活用しています。 このNバスについてもそういったアプリ等の活用ができないか、よろしくお願いします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  Nバスについてもやっております。 これは県が今グーグルマップを使った乗り継ぎのシステムというのを整備しておりまして、うちもそれに乗っかってやろうということでやっています。 これはやっぱり外国人も利用するということで、グーグルというのは世界的なあれですので、そこであれば多言語対応もできるということで、今やっているところであります。 今ちょっと一時的に上がってきたんですけれども、ちょっと検証かけると、ちょっと検索がおかしいということで、今そういうふうな検証も含めながら、しっかり使えるものにしてから市民の皆様には公表していきたいというふうに考えております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  ぜひその活用もまたよろしくお願いします。 それから10月のスタートの以前から、ルート等についてはいろいろ検討されたと思います。 そこの中で、ぜひ集落内も運行してほしいというのがありました。 現在は幹線を主に回っているということで、集落内の部分についてぜひ、すぐにはできないと思っていますが、今から検証していただいて、路線等についてのこういった要望、変更等、取り組みについて見解を伺います。 ◎企画部長(當眞隆夫)  去った地域懇談会でも集落内を走らせてほしいという要望ございました。ただ、現在のバスの台数では、なかなか集落内まで入れきれないという現状があります。 今、新たに7台購入して、足りなくて、実は沖縄バスさんのバスも一部利用させていただいてる状況であります。 それでも、やはり集落内までとなると、やっぱり時間がどうしてもかかるとか、あとは、やはり安全上、通行できるかというのもしっかりと検証する必要があります。 ある地域では、集落内を走らせてほしいというのがあったんですけれども、現場調査すると路駐が多くてバスが走らされないという地域もございます。 そういった意味では、やっぱり地域の御協力もいただかないと、なかなかそういった地域内、集落内を走らせるというのは、かなり厳しいところがありますので、これはまた今後、走らせながら、いろいろ要望等も受けながら検討していきたいというふうに考えております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  またそこら辺もぜひよろしくお願いします。 それから、おでかけなんじぃなんですが、再編前の9月に比べますと、10月に503名の減、11月は565名の減ということでなっています。ここら辺の部分については、いろんな部分があるかと思います。 10月から運賃を300円から500円に値上げして、一方、75歳以上の市民は200円値下げをしたというようなことで、12月からでしたかね、車両も小型化して新しい車両になっています。 Nバス運行前後の利用状況について、幹線バス、それからNバス、おでかけなんじぃ、ここら辺の、それぞれの特性を生かしたネットワークということで利便性を向上させるということを謳っております。 そこら辺に向けて、Nバスの状況とか、それから、おでかけなんじぃの状況を勘案して、それについての見解を伺います。 ◎企画部長(當眞隆夫)  おでかけなんじぃについては、Nバス運行前に比べると約560名ぐらいの減少というのがあります。 その傾向としては、75歳以下の一般の方々が約719名の減。ですが、75歳以上については、逆に、229人の増ということになっております。 一般の方々については、やっぱりまだ若いということもございますから、できるだけバス停まで歩いていただいてNバスを利用しているということからすると、我々の当初計画していた、バスを利用できる方はバスを利用していただきたいところの部分にはうまくはまってきているのかなという気はいたします。 ただ、まだ2カ月ちょっとですので、今後も少し傾向を見ていかないといけないんですけれども、先ほど来から、例えば佐敷から大里に行けないとかという話もございます。 集落内ですね、入れないところもございます。バスが通れない地域があるということで、そこら辺の対策をどうするかということも、そこをある意味、おでかけなんじぃでカバーできないのかというのも、今、企画部内ではいろいろ検討しているところでございます。 ○議長(国吉昌実)  会議時間延長の宣告を行います。 本日の会議は議事の都合によって延長いたします。 ◆3番(宮城秋夫議員)  今回の地域公共交通網の再編については、平成28年度からしっかり、どんな形で、本市の課題である、合併以来の課題であるという部分で、公共交通網をどんなふうにやっていこうかという部分で、いろんな方々が長い年月をかけて、とても御苦労をなされて今回の仕組みを作られました。 そして、県内自治体で初めて国土交通大臣の認定を受けているということで、これもテレビでも出発式の様子とか、それからいろんなところで、全県で注目をされています。 ぜひそこら辺では多くの市民の足になるように、これはもう利用しないと、利用してもらわないと、どうにもならないのかなというふうに思っています。 昨日も朝バス停で待っていたら、地域の方から、時間どおりに来るねーって声かけられました。今は改善してよくなっているよという回答をしました。 ぜひそういった部分で、私が思うNバスを利用するメリットは、バス停まで歩くことによる健康増進、それからバスの中でのコミュニティが生まれること、さらに、仕事終わってあとの飲みニケーション。本土だったら終電で帰るよというんですけども、終バスで帰るよということで、経済性でもいいのかなと、いろいろ利点があるかと思います。 そこで、提案であります。 今、多くの課題があると思いますが、まずは議員、市の職員並びに市役所に勤める各種団体の方々が利用する、そして、市民へNバスの利用を、良さをPRすることが大事だと思います。 そこで、提案であります。 ノー残業デーが、たしか水曜日にあると伺っています。仮称Nバスデー、これノーマイカーデーとしてもいいと思いますが、制定してみてはいかがでしょうか。 これは、マイカー通勤の方がバスを利用することによりCO2削減、地球温暖化防止にもつながります。市の職員、議員、いろんな方々が週1回、あるいは少なくとも月に1回はNバスを利用しようよということで、やってみてはいかがでしょうか。 企画部長、お願いします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  御提案ありがとうございます。 バス利用の促進については、やっぱりいろいろ対策を打たなければいけないだろうと考えています。 その中の一環として、おっしゃるとおり、まずは職員から乗っていただこうと。せっかくここに集まってくるわけですから、各地域からバスを利用して出勤しやすい環境というのは整っております。 ただ、家庭事情もございますので、その辺は考慮しながら、できるだけ職員についてもNバスを利用して出勤できるように、いろいろ検討していきたいと考えております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  次に、発言事項、文化行政についてでございますが、私は10年ほど前から、南風原町の中央公民館で毎週木曜日、書道を習っております。それと同時期に、南風原町の文化協会の会員でもあります。今年から南城市の文化協会の会員ともなって、書道部のお手伝いをすることになりました。 第13回総合文化展が初めて新庁舎で開催をされて、Nバスで来れて便利だねと。それから、会場が明るくていいねというようなことで、とても好評でした。 ただ、今回は金、土の2日間ということで、昨年までは玉城体育館で3日間の開催でありました。 答弁でいきますと、この部分の中で400、昨年と比べて減っていますよという部分でありますが、昨年が494名、今年は397名ということであります。ただ単純に2日間を平均して足すと、今年のほうが、3日間あったとしたら595名という形になろうかと思います。 そういうことで、それでも、ぜひ日曜日まで開催してほしいというようなことも、市民及び出展者の要望も多くございますので、次年度はぜひ市庁舎で3日間開催していただきたいと思いますが、それについて見解をお願いします。 ◎企画部長(當眞隆夫)  今回の文化展については、みんなが使える共同の会議室、大会議室といっていますけども、そこと保健センター、2つの会議室を使ってやっている関係があります。 今回、日曜日が開催できなかったのは、保健センターのほうが、日曜日にちょっと事業があるということでできなかったというふうに伺っております。 そういうことで、庁舎を利用する場合の課題としては、どうしてもこの保健センター、そこも巻き込んでやる場合に、どうしてもそことの事業との関係が出てきますので、できましたら文化協会のほうもその辺の日程調整というのをしっかり我々のほうとやっていただいて、両方あいている日であれば当然3日間開催ということも可能だと思いますので、その辺については今後、文化協会との密接な連絡体制のもとやっていければ、3日間使うということは可能ではないかと思っております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  文化行政に対する部分についての市の方針という答弁の中でも、市民を初めとした多くの人々の想像や感性を育む文化芸術活動を支援しということで、さらなる芸術文化事業を推進するというようなことであります。 第2次南城市総合計画の中でも、5つの柱のうちの、暮らしの質が高まるというようなことの中に、文化芸術の充実と市民が文化に触れる機会の創出といったことがございます。 市長の見事なサボテンも特別出展されて、好評でした。 市長に伺います。 先ほどの来年度3日間開催してほしいということへの見解と、市長の文化行政への思いをお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  宮城秋夫議員の文化行政に関しての質問にお答えいたします。 3日間ができること、本当に私も願っております。ぜひとも日程を調整していただきたいと思っております。 それから、総合文化展、私、昨年も今年も参加させていただきました。 特に今年は、カンカラ三線ですかね、あと、フルートをつくった方でしょうか、演奏も始まったんですね。歌も始まったんですね。取り巻いている私たちも非常にいい気分になりましたので、これこそ本当の総合文化展だなと思っておりますので、南城市は宝というか、そういう人材、非常に豊富なところだと思っておりますので、今後とも、市としても、文化協会への協力等も含めて頑張っていきたいと思っております。 ◆3番(宮城秋夫議員)  市長の文化行政への素晴らしい思いを聞かせていただきました。ぜひ来年は3日間、よろしくお願いしたいと思います。 22日金曜日の9時半からオープニングセレモニーがございました。 それで、市長も参加されて激励のお言葉もいただけると思っていましたが、教育長が代わりに挨拶され、市長は別公務があり私が代理で挨拶しますとおっしゃっておりました。 市長に伺います。 その公務は、庁舎内か、それとも庁舎外でしたか。 また、よっぽど緊急で、そして大事な公務だったと思いますが、どんな公務であったか、答えられる範囲で結構でございますので、お答えをお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 16時00分)     (再開 16時07分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  テープカットのときの市長の日程はということですよね。 事務調整というふうに報告を今受けました。 ◆3番(宮城秋夫議員)  事務調整ということは、庁舎内での事務調整でありますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  恐らく庁舎内だと思います。そこまで詳しくは私もメモを持っていませんのでわかりませんが、庁舎内だったかと思います。 ◆3番(宮城秋夫議員)  先ほど文化行政についての思いを伺わせていただきました。 今の御答弁と、非常に私は乖離しているのかなという思いがですね。 どんなことだったかというのは、ほんの1カ月前です。その部分を思い出せないというような部分でいいのか、本当にちょっと危惧します。 ちょっと私の認識が違うのかわかりませんけど、市長ができない場合は副市長が、そして、副市長ができない場合は総務部長だと思っています。 南城市の規則の中に、南城市長の職務を代理する職員の順序を定める規則というのがございます。そこの中では、1番に総務部長、2番目に市民部長。 テープカットには総務部長が出られました。そういう意味からすると、私はもし、市長ができなければ、市長のお言葉を総務部長が代読すべきではなかったかというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  調整の中で、私も行けないと、副市長も行けないということで、今回は教育長に挨拶をしていただこうということで、教育長のほうが挨拶をしっかりやっていると思います。 ◆3番(宮城秋夫議員)  そうしますと、教育長にお願いしたということですか。 今のこの規則、先ほど読み上げました規則についての見解をお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  規則、厳密に言えばちょっとおかしくなるかもしれませんが、ただ、あのときはテープカット、挨拶に関しては教育長のほうでできないかということで総務課とは相談しながら、教育長になった経緯がございます。 ◆3番(宮城秋夫議員)  規則という部分がありますので、ぜひここら辺というのは、南城市の法律ですので、そこら辺の遵守を、トップ自らお願いをしたいと思います。 残り時間も少なくなっていますが、地域課題については、ほぼ回答いただいた部分で、私のほうでも納得していますので、またよろしくお願いします。 文化行政については、これは私のライフワークとして、また今後も勉強して質問をさせていただきたいと思いますので、きょうはこの辺で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(国吉昌実)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は12月11日水曜日、午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 16時11分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  松田兼弘署名議員  親川孝雄...