平成29年 9月 定例会(第4回) 平成29年第4回
南城市議会(定例会)会議録1.開議 9月15日 10時00分 宣告2.散会 9月15日 13時59分 宣告3.出席議員 1番
上地寿賀子議員 11番 松田兼弘議員 2番
知念俊也議員 12番 玉城 健議員 3番
仲間光枝議員 13番 前
里輝明議員 4番
伊禮清則議員 14番
親川孝雄議員 5番 新里 嘉議員 6番 安谷屋 正議員 16番
国吉昌実議員 7番
比嘉直明議員 17番 吉田 潤議員 8番
平田安則議員 18番
城間松安議員 9番 國吉 明議員 19番 照喜名 智議員 10番
中村直哉議員 20番 大城 悟議員4.欠席議員 なし5.本会議に職務のため出席した
事務局職員の職、氏名 事務局長 新垣 聡
事務局次長 山城 匡
事務局係長 当山美由紀6.
地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者 市長
古謝景春 教育長 山城 馨 副市長 具志堅兼栄 教育部長 當眞隆夫 総務部長 玉城 勉
上下水道部長 照喜名強 企画部長 知念哲雄
農林水産部長 屋我弘明 市民部長
城間みゆき 土木建築部長 森山紹司 福祉部長 仲里康治7.
議事日程----------------------------------- 平成29年第4回
南城市議会定例会 議事日程[第4号] 平成29年9月15日(金)午前10時開議日程第1
会議録署名議員の指名について日程第2
一般質問(4人) (1)安谷屋正 (2)吉田 潤 (3)
上地寿賀子 (4)國吉
明-----------------------------------8.会議に付した事件
議事日程の事件と同じ9.会議の経過 次のとおり
○議長(大城悟) 皆さん、改めておはようございます。 これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の
議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって5番
新里嘉議員及び6番安谷屋正議員を指名します。 日程第2.これより
一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります
議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。最初の質問者、安谷屋正議員。
◆6番(安谷屋正議員) おはようございます。 朝早くから多数の傍聴人にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。全ての皆さんが私の応援団であることを信じて頑張っていきたいと思います。
一般質問最終日トップバッター、ゆまぢり会所属の安谷屋でございます。中村直哉が笑っておりますが、事情は後で確認してください。 さて、今朝も早くから北朝鮮がミサイルを発射して、
北海道上空を通過して太平洋に墜落した模様というような報道がございまして、この日本を取り巻く国際情勢もなかなか先を見通せない混沌とした状況にあるのかなというふうに思う次第でございますが、今日の私の質問が南城市の夢のある明るい展望へとつながることを期待しつつ始めていきたいと思っております。 では、早速通告に従いまして
一般質問を行います。 今日は3点取り上げております。 まず1点目、
市政運営について。 旧4町村が合併し南城市が誕生して以来、3期にわたりつかさどってきた古謝市長の
市政運営については、
那覇広域都市計画から離脱し全国的にも例を見ない南城市型の
都市計画を実現するなど、斬新な着目による
まちづくりを実現し、人口増、税収増をもたらした手腕を高く評価するとともに敬意を表します。 しかしながら、解決すべき問題もまだまだ残されていることと思います。そこで、3期目の任期も来年の2月11日と目前に迫ってきている中、御自身のこれまでの
市政運営に対する総括と
自己評価をお聞かせください。 2点目、百名
土地改良区の
冠水対策について。 百名地域の
土地改良区は、大雨時の冠水被害が大きいため、これまでにも被害軽減を図るための対策が行われてきました。しかしながら、去った6月19日の大雨の際には、畑地や道路の冠水が発生し、近隣の住宅では床下浸水の被害が出てしまいました。夜中だったにもかかわらず、市職員や建設部会の皆さんの土のうを積むなどの作業のおかげで被害が最小限におさまったことについては感謝申し上げます。当日、携わった市職員始め部会の皆様、大変お疲れさまでございました。 昨今の異常ともいえる集中豪雨の状況を考えた場合、新たな対策を講じる必要があると思われますが、市の所見をお伺いします。 3点目、
市道ナイキ線の
交通対策について。
市道ナイキ線の問題については26年9月議会で取り上げ、市当局の理解をいただき危険箇所にハンプを設置する
安全対策を実施してもらいましたが、今度は
ナイキ線を避けて、より通行が厳しい集落道へと迂回する
ドライバーが増えて危険度が高まっています。集落内は道路幅も狭くクランクやカーブも多く非常に危険な状況であり、抜本的な改善を求める区民の声があることから市の所見をお伺いします。 以上よろしくお願いいたします。
◎市長(
古謝景春) おはようございます。今日は、大勢の女性会の皆さんが傍聴されておりますが、日頃は我が南城市の市政発展のために御尽力を賜り心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。 この日曜日はまた、青年会の
芸能フェスタがございますので、ぜひ、また応援の方よろしくお願いいたします。 それでは、安谷屋正議員の
市政運営に対する総括と
自己評価についての質問にお答えいたします。 最初に
市政運営についての総括についてお答えいたします。 私は南城市の初代市長に就任以来、市民とともに築く日本一元気で魅力ある
まちづくりを基本に各種の事業、施策を精力的に展開してまいりました。 合併以前の南城市地域は人口が年々減少していました。その要因は
都市計画に起因するものであると考え、平成22年に
那覇広域都市計画区域から離脱し、南城市独自の
都市計画を策定し新たな土地利用を確立いたしました。その結果人口も3,200人増えております。
都市計画の見直しに併せて本市への企業進出も増加しており雇用の場が確保されるなど経済的にもいい方向にかじ取りができているものと考えております。 また、財政状況に関しましては、合併時にわずか5億4,000万円しかなかった基金の残高が、現在、115億円にまで達しております。その背景には私が就任以来、
行財政改革の断行とともに粘り強く進めてきた、地域産業の活性化、すなわち利益の出る
仕組みづくりに向けた
各種事業・施策の積み重ねなどがあったと思います。 南城市は観光資源として有力な手つかずに近い歴史・文化遺産がたくさんあり、
自然環境にも恵まれております。観光産業とともに基幹産業を形成する農業、漁業などの第一次産業についても、すぐれた
自然環境を背景にした生産体制の改革や
ブランド化などを図れば、必ず立ち直れるという確信がありました。 そこで、第1次産業の活性化については、売れる仕組みに重点を置き地元漁師が水揚げしたばかりの新鮮な魚介や、
水産加工品を販売できる奥武島いまいゆ市場を平成27年に整備いたしました。それを契機に、地元産の新鮮な魚介や農畜産物を求める観光客が大幅に増えております。 今後の六次製品化に課題はありますが、南城市の第一次産業の従事者は今、非常に活気に満ちてきていることが奥武島いまいゆ市場のにぎわいを見ただけでもわかると思います。 さらに、農業においては災害に強い
ハウス事業等を導入したことにより、マンゴ一、
パパイヤ等の
栽培拡大等で安定した農家所得に向上が図られてきました。 また、畜産に関しては、合併時には畜産農家の経営状況が厳しかったことから、専門家のアドバイスをいただいて、最初の購入価格が高くても、質の高い
ブランド牛の仔牛を育てて高く売ればいいのではないかと発想転換し、
優良繁殖牛導入及び
保留資金貸付基金2,400万円を設けました。貸付基金で1頭あたり50万円以上の仔牛を購入し、品質を高めることにより1頭80万円以上で売れるようになりました。繁殖牛の成果を踏まえ、今議会に乳用牛の拡充も含め基金の増額を提案しているところであります。いずれは南部地域で肥育も行えるような体制を整えて、南部の
ブランド和牛を生産していきたいと考えております。 道路等の
インフラ整備については、
市内幹線道路や
生活環境道路等の
整備事業に積極的に
取り組み市民の
交通利便性に大きく寄与したものと思っております。
主要道路である
地域高規格道路南部東道路の直接乗り入れや延長が実現しますと、那覇市中心部及び那覇空港へのアクセスが格段に良くなることから、南城市における今後の観光振興、
産業振興、さらには那覇市中心部に立地する各種の
基幹的医療施設への迅速な搬送など、市民の医療支援についても大きな効果が期待されると思っております。 次に、教育行政に関しましては、児童生徒が安全で安心して勉学やスポーツに打ち込めるよう老朽化した小中学校の改築を積極的に行ってまいりました。特に
大里南小学校を新たな土地を確保し、移転したことは職員の努力でできたものであり画期的なことだと思っております。また、旧跡地の民間活用により得られた賃料の
子供たちの県外派遣や国際交流が推進されており、将来を担う
子供たちの育成につながっていくことだと確信をしております。 住民福祉については、高齢者から乳幼児まで安心して暮らせるように予算の約40%を確保して、隅々まで行き渡るように事業を展開してまいりました。特に、保育所の待機児童問題につきましては、
認可保育所の整備や
公立保育所の民営化等で
受け入れ児童の拡充を図ってまいりました。民営化については、市民から反対の声もありましたが、
子供たちの未来のために信念を貫き、民営化に臨みました。良い結果が出ると信じております。 私は就任以来、原点回帰の
まちづくりという信条で地域・
コミュニティーに重点を置いて、
まちづくりを進めてまいりました。協働の
まちづくりは、地域や
コミュニティーが原点であり、特に集落の地域力を発揮することが重要であると考え、公民館を拠点とした集落単位の
コミュニティー復活を目指す
ムラヤー構想を打ち上げました。
一括交付金を活用し整備した安座真区、
前川自治会、知名区の
ムラヤーの3施設を初め、各字・自治会の公民館、
ムラヤーの整備も
単独事業で進めており、
ムラヤーを核とする地域おこしが活発に展開されつつあります。 市民が参画する市民大学を初め、市民の
提案型協働事業、
上がり太陽プランにおいても回を追うごとに関心が高まっております。市民が行政の財政状況や
まちづくりの方向性をよく把握し、
ムラヤー感覚、伝統的な
共同体意識で参画意識を強めつつあるからこその現象だと思っております。 私の3期の任期を通して、地方都市にとって何かと厳しい情勢が続く現在において、人口を着実に増やし続け、
産業振興・文化振興に加えて、市民協働の
まちづくりもバランス良く推進し続けてきたことが市の発展と市民の幸せにつなげたと確信しております。 次に、
市政運営についての
自己評価についてお答えいたします。 私は現在、3期目の任期途中でありますが、今日まで市民の生活を第一に、日本一元気で魅力ある
まちづくりを推進するため、市民の皆さんと約束した公約を着実に実行するために、南城市の
最高責任者又は南城市のトップ
営業マンとして誠心誠意頑張ってきたと自負しております。 結果として、南城市を訪れる観光客の数も230万人を超え、先般、
東洋経済新聞社が発表した
全国都市成長ランキングにおいても第8位の評価を受けたところであります。 実績の評価につきましては、自ら評価するものではなく市民の皆様方が評価するものだと考えておりますが、残りの任期も市民の幸せのため精いっぱい頑張っていきたいと思っております。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) おはようございます。 百名
土地改良区の
冠水対策についてであります。安谷屋正議員の新たな対策を講じる必要があると思われるがの質問についてお答えします。 本地区の冠水の原因としては、
既存排水路の断面不足、地区内にある排水末端である2カ所の
ドリーネの
排水能力を超える水量が短時間で流れ込むためであります。 昨年度までは
農業基盤整備促進事業にて
採択希望を進めてまいりましたが、県における当事業の予算枠が非常に厳しく、
早期採択の観点から
農地耕作条件改善事業への
採択希望へ変更いたしました。 今回、平成30年度
採択希望地区として、採択に向けて県と調整している段階でございます。 以上です。
◎
土木建築部長(
森山紹司) 皆さんおはようございます。 安谷屋正議員の3点目、
市道ナイキ線の
交通対策についての御質問にお答えします。 これまでも市内各地において、ハンプ、減速装置を設置してまいりました。
ハンプ設置後、車のトラブル、音がうるさい等市民からの苦情が寄せられています。 今回も
市道ナイキ線の
安全対策としてハンプを設置したところではございますが、御指摘のとおり、
市道ナイキ線周辺の
集落内道路を通り抜ける
ドライバーが増えております。
集落内道路の通行が増えたことにより、親慶原区が表示板を設置し、注意喚起を促している状況を確認しました。自主的に看板設置をしていただき、感謝申し上げます。
ナイキ線においては、現状を取り付ける協議がなされており、
親慶原集落内近辺においては、
南部東道路側道へ取り付けも計画されております。南城市
道路網計画においても、中期から後期にかけて整備する路線として位置づけております。
南部東道路の
側道計画に伴って路線の取り付けを行っていきたいと考えております。 しかし、整備までは期間を要することから、集落内の道路の
ハンプ設置、表示板の
追加設置等について対策を検討してまいりたいと思います。 以上です。
◆6番(安谷屋正議員) ありがとうございます。 ちょっと通告とは前後しますけれども、3点目の
ナイキ線のほうから再質問いきたいと思いますが、現場確認していただいて、注意看板とかそういった形で地元のほうもかなり苦慮をしていまして、区行政のトップの区長を初め、役員で朝晩、両
サイド入り口のほうで迂回という、迂回という表現が正しいのか、大きい道を通ってもらえないかというふうなチラシを配ろうかというようなところまで話は進んではいます。 しかしながら、やっぱりこれに関してもまたかなりの労力が必要になりますので、できれば狭い道を通らずに済むような対策がとれればなということで質問を取り上げておりますが、現状やっぱり今のハンプでの騒音とか、これもやっぱりちゃんと区民のほうからも耳にも伝わっております。 しかしながらやっぱり団地があったり、近くにマンションもあって、あれが12件ぐらい入っているのかな。
子育て世代がいるものですから、ここを通り抜ける、通るなとは言いませんけども、どうにかスピードを落とせるような対策をできないのかということなんですよね。 本当に見ていますと、実を言うと今月入ってからか、9月の8日と12日に2日間、朝の7時から8時までそこを通る車の交通量を計測したんですけども、8日が71台、12日が76台、これがそのハンプの影響で
集落道路に回っている車のほうが半数を超えるというような状況なんです。そこはまた、やっぱり出勤しながらなものですから皆さん慌てていて、かなりのスピードで抜けているという状況があって、やっぱり現状を見ていてもかなり怖い思いをするところがあります。 しかしながら、今、答弁の中で見ると、
南部東道路の整備に併せて
側道取り付けというような形でやっていくと。それはもう、ありがたい話なんですが、しかし今、答弁にもありますように、そこにはかなり時間が要するだろうという懸念がありまして、どうにか根本解決になるような策はないのかなということで行政の力もお借りしたいということでの提案でございます。 これに関して抜本的にはやっぱり
南部東道路が開いて、つきしろのインターができて、側道じゃなくて
南部東道路を使って通勤、通学をなさる車が増えることのほうが一番の解決策だというのは、私のほうでも認識しております。 当面の間の対策としては、もう一度区に持ち帰って区の行政、役員とも相談しますが、こちらの自助努力として交通指導というんですかね、先ほど申し上げたようにチラシを配るとか、大通りを通ってもらうように注意喚起をするとか、そういったことはぜひ進めていきたいなと思いますが、その節には森山部長を始め、関係職員の協力もいただきながら負担軽減につながればなという思いもあります。そこはまた、対策が決まった場合には確認させていただきたいと思います。 そこで今、気になるのが
南部東道路の進捗状況、
事業計画ですね。今、該当する区間の整備がいつ頃になるのか。また、市の
道路網整備計画の中では中期から後期と。中期という表現でいくと10年後とかっていうようなイメージなんですけども、その辺の
事業スケジュールを少し説明していただけますでしょうか。
◎
土木建築部長(
森山紹司) 安谷屋正議員の質問にお答えします。 8日から12日まで、車の台数まで読んでいただいて大変ありがとうございます。その状況の中で、いろいろ朝の出勤、退勤時にはやはり交通量多いと考えられます。先ほど議員からもありましたように、東道路の側道ができれば解決には向かうんですけど、その間いろいろ出てくるんですが、よろしくお願いしたいと思います。 今、
南部東道路の進捗については4工区を中心に事業が進められております。4工区は用地があと何件か残っているんですけど、徐々に上部工に移るという形までできてきています。 次の回としましては、5工区を中心に用地買収も進めて、3、5工区を中心に進めていくという形であります。 5工区については、137号線新里坂からつきしろ入り口までという形になっています。今ここを中心に用地購入をしております。 先ほどまたあったように、
道路網整備計画の中の中期から長期というふうにあるんですけど、まず
道路網整備計画は23年に計画されました。見直しが去年、28年、5年後に一応行っております。中期といいますとやはり5年なんですけど、長期が10年という考えであります。これは変更して、28年から数えて5年、33年が中期という形になるんですけど、その辺もまた東道路ともバッテンするところがありますので、それも加味しながらまたいろいろ部落との調整もしながら、今後の体制については検討していきたいと思います。 以上です。
○議長(大城悟) 休憩します。 (休憩 10時24分) (再開 10時24分) 再開します。
◎
土木建築部長(
森山紹司) 今の5工区についてはですね、今、部分的な買い上げですので、継続的な土地の買い上げができればすぐ進める形ではあるんですけど、30年度からは一応入るという形を聞いています。工事着手についてはですね。 以上です。
◆6番(安谷屋正議員) この件に関しては、ハンプの設置とか
いろいろ行政側の協力いただきまして、その点に関しては、もう本当に感謝申し上げます。 そして
南部東道路の整備と併せて、県の事業との整合性とかいろんなことがあって、なかなかはっきりした答えは出てこないのかなというのも理解できます。しかし、少しでも早く住民の不安を解消できるように、これからも取り組んでいただければと思います。そこはもう要望でとめておきたいと思います。 続きまして、2点目の百名の
冠水対策についてお伺いします。 答弁の中では
ドリーネの
排水能力を超える水量が短時間で流れ込むために冠水が起こっているということで、原因が特定できているのかなというような感じはしますけれども、
ドリーネの能力を超える、これ原因を特定できて今回の整備入れるわけですけども、この整備の概要、大まかで構いませんけど、そこの内容を説明お願いします。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) ただいまの質問にお答えします。
ドリーネというの向こうの方々わからないかもしれないけど、百名地域は要するに寸胴鍋があって、その鍋底の状態でほ場があるんです。その真ん中から
ドリーネということ、
琉球石灰岩が洞窟みたいな感じで、そこに全部水を落としている状況なので、そこへの流量がなかなかうまくいかないということで、今回はそれに代わるもの、そこからまた800ミリの
ヒューム管をずっと国道、市道か、ずっと国道を通して新原の処理場があるんですけど、あの辺まで導いてその
ドリーネに水を、オーバーフローするやつをそこへ持っていくという概要、そういう事業です。 以上です。
◆6番(安谷屋正議員) 現地、6月19日の災害の状況も写真を見せていただきました。残念ながら当日は自分のほうは現場確認は行けなかったんですけども、かなりひどい状況の写真も確認させていただきました。 また、現場近くを通ってみますと、
耕作放棄地になっている現状の畑もあります。なおかつ、この低地、多分何回も浸水している所なんだろうと思いますが、作物の植えつけもなく、雑草が生え出しているというような農地もございました。 そういうことで、多分ここもまたこのまま放っておくと、
耕作放棄地としてなってしまうのかなという気がして、かなり危惧しているところなんですけども、今度の事業で全てが解決して農家の皆さんの耕作意欲が衰退することなく維持して農業の発展につながればなと思っております。 そこでちょっと今回、事業名が
農業基盤整備促進事業で
採択希望を進めてきたのが、
早期採択の観点から今回の
農地耕作条件改善事業へと
採択希望を変更したというような答弁がありますが、先日の中村議員の質問の中で県の
予算配分がかなり厳しいというような流れの説明もありましたが、この
農地基盤整備促進事業と
農地耕作条件改善事業、この事業の違いというのを、今回取り上げる
農地耕作条件改善事業というのは、先ほどあったような県の
予算配分に影響されることなく事業が採択できるような、そういう事業なんでしょうか。説明をお願いします。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) ただいまの質問にお答えします。
農地耕作条件改善事業というのは、
農地中間管理事業重点実施地区というのにおいて、
農地中間管理機構と連携する担い手への農地集積の推進や高収益作物への転換を図るための営農定着に必要な取り組みをする事業ということで、
補助事業でありまして事業内容は今までやっていた
補助メニューの国80%、県が11%、その事業でやっております。 内容につきましては、これ直接国へ申請できる事業で、国の枠が結構大きいものですから、採択にはこぎつけやすいということがあります。 条件として、
農地中間管理事業がうまく推進している地域とか認められる地域で、沖縄県で南城市もその中に入っているということで、その事業を選択することができまして、それで今回の採択の申請に向けて調整しているところでございます。
◎市長(
古謝景春) 補足説明をいたします。 今、本年度の
一括交付金が255億円減額をされました。そして、来年も今概算要求ですが、また105億円、360億削減されることになるわけでありますが、そういった中で
ハード交付金の部分は皆さん御承知のようにモノレールに重点的に予算がつきまして、農業予算も
道路予算も相当削減をされる状況になっております。 そして我々今、
土地改良連合会の私、会長しているものですから、
補助事業に転換できないかというようなこと、
一括交付金ではなくて
補助事業に転換できないかという要請もしてまいりました。いわゆる
農業集落排水事業も
一括交付金の中にあるものですから、なかなか予算がつかないということで基幹改良ができないというような状況であります。特に農業予算の場合は、もう全盛期の60%以下で予算がつくような状況になっておりますので、そういうことも含めて我々はできれば他のメニューを探して、直接国に要請できるようなメニューがないかというようなことで今、職員も頑張っておりますこと御理解を願いたいと思います。
◆6番(安谷屋正議員) この事業については、直接国に要請して補助がもらえる事業というふうな理解でよろしいかと思います。 補助率も一緒で、なおかつ採択も早くなるということで、前回の
農地基盤整備促進事業よりは事業年度も早まる、完了年度も早まるのかなというような感じで受けとめますが、その
事業スケジュールを説明していただけますでしょうか。 これ、30年度の採択についての可能性というんですか、その辺も含めて答弁お願いします。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) ただいまの質問にお答えします。 事業期間としては、平成30年度から32年度までの3カ年間ですね。事業費は2億4,500万円を見込んでおります。 採択の可能性としては、県との調整の中でやはり先ほど申したように、直接国への事業で国の枠も結構採択枠広いということですので、見込みとしては担当課長からはかなりいいということで、見込みについてはそれだけしかちょっとお答えできないんですけど、そういうことでよろしくお願いします。
◆6番(安谷屋正議員) まだ決まらないものを、採択の可能性のパーセントが幾らかという質問がヤワだったのかなとは思いますが、かなり高い確率で期待できるというふうに理解いたします。 南城市のほうでは農業振興アクションプラン、これはもう、そういったことも策定して第一次産業の大切さ、秘めたポテンシャルの大きさ、それは絶えず事あるごとに市長の話の中でも出てきます。その辺では、こういう耕作意欲を向上させるような施策をどんどん取り入れていただいて解決に向けて頑張っていただきたいと思います。 この件に関しましては、ほぼ満額の回答かなというふうに理解しております。その立案に携わった職員の皆様には感謝申し上げます。部長のほうにも、もちろん感謝しますが手柄は部下にということでよろしくお願いいたします。 それでは、1点目の
市政運営について移らせていただきたいと思います。 今、答弁書を見ていましても財政改革、教育、環境の改善、あと第一次産業、農業に対するいろんな取り組み、本当に斬新な角度でのなかなか今まで一般では発想つかないようなところでの着目があったのかなと。これは市長だけのことではないと思います。職員の皆さんの頑張りもあって、いろんな施策が講じられて、全てが何かいい方向に向いてきているような、そういう合併後の南城市であります。 昨日の
一般質問の中で、先輩議員の
国吉昌実議員から、限りなく不可能に近い政策を可能にしてきた男と、市長というふうな評価や、あと、照喜名副議長からは数多くの
行財政改革を断行した結果、今日の説明では115億でしたかね、基金も積み立てた行政手腕に対しての評価とお褒めの言葉もありました。 先日、ある市民の方から、先ほどもありましたけれども、議会の
一般質問の中であれだけ頻繁に答弁をしている首長っていうのは、なかなかいないんじゃないのと。時には、先ほども自ら手を挙げて補足説明があったように、時にはそうやって自分から発言を求めて職員の、執行部の補足説明もしたりするところがあるさーねみたいな。そういう言葉を聞かされて、あっと思った次第なんですよ。 まさしく今日もそういう場面に早速ぶち当たったわけですが、なかなかそこまで細かいところまで全部フォローして全てに対して目を配りながらこの行政をやっていくというのは、なかなかできることじゃないんだろうなとは、こういう忙しい、いろんな要職を抱えた上でそこまで緻密に市の行政まで携わって、しっかり事業も見守っているという市長のその姿には市民の方に言われて改めて思ったところなんですが、本当にすごいことだなというふうにというんですかね、僕らのほうも評価しているところなんですが、そういうことで議会の内部からも市民からも多数の声が寄せられております。市長のこの行政手腕に対しては、やはり高く評価する声が日に日に高まってきておりまして、実質あと5カ月になるんですかね、今月含めて5カ月ですね。そういうところまで迫ってきて、今、任期途中なのでかなり答えづらいことなのだろうと、評価も自分がやるものじゃなくて市民の皆様がやるものだという答弁もございましたが、まず今の時点で市長の自分が目指してきた
まちづくり、
市政運営についてやりきったというような思いがあるのか、それともまだ少しやれるんじゃないか、やりたいことが残っているなというような思いがあるのか、率直な気持ちを聞かせていただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎市長(
古謝景春) 安谷屋正議員、過分な言葉、大変ありがとうございます。 何か恥ずかしく思いますけども、これまで本当に支えられながら、もう12年目を迎えることになりましたけれども、特に庁舎を建設するということが私にとっても夢のようなことであります。 先ほども照喜名智議員にもお答えいたしましたが、5億4,000万しかなかったスタートで、そして南小学校も建設をするということで、お金もないのに農地を買い上げるということでございましたけれども、そういったこともスタートの中で本当に金もないのに役場を10年以内に造るというようなことも約束をされているし、4町村がどうなのかということで大変心配をしておりましたが、それも基金を積み立て、そして合併特例債を活用してということで、本当にそれができるということが私にとって新市建設計画で約束した分は、100%約束を果たしたということでございます。 そういった基盤を作った中で、これからのいわゆる農業、観光、福祉、教育、いろんな面から、これからがスタートだというようなことで考えております。 私は当初から大きな風呂敷を広げたということも皆さん言われますが、日本一元気で魅力ある
まちづくりというのは最終的にそれを目指して頑張るということで、これまでも唱えてまいりました。そういったことも含めて、これからの
南部東道路の展開、そして直接乗り入れ、また、知名、安座真間までの延伸というようなことも含めて、まだまだやらなければいけない状況を考えております。 それと1万5,000人の低地に住んでいる方々の避難道路も
南部東道路につなぐことも含めて、皆さんが安全・安心で暮らせるような環境を作っていくことも今後の課題だと思っております。 ぜひ今後のこの2,000台の駐車場の展開についても本当に、あっ、すごいなと言われる展開をしてまいりたいと思っております。 それも上下水道も含めての展開をやっておりますが、来年度はいわゆる防災訓練を南城市全域でやるということと、できればその駐車場で世界の屋台村でもやってみようかなということで考えております。 そういうことを含めて、南城市に来ればいろんなおいしいものが食べられるという、そして安全・安心な地域であるということをぜひ示してまた、次回のアリーナも含めて敬老会、そして成人式が一カ所でできるような空間も作っていかなければいけないということで、それももう合併特例債は使えないわけですから、高率補助の予算をまた模索する、そういう政治的な力が必要だと思っておりますので、そういうことも含めて頑張りたいと思っております。
◆6番(安谷屋正議員) ありがとうございます。 やるべきことはやったと。しかしながら、まだまだ夢っていうんですかね、見る希望、夢があるというようなふうに捉えてお聞きしました。 確かに
南部東道路への直接乗り入れとか、そういったものに関しては市民の利便性向上においては避けては通れないところだと思います。そのために今回バスの結節地点、これを庁舎近くに計画するというようなこともありますし、そういったことが軌道に乗るまでの間っていうのは、まだまだ何て言うんですかね、職員初め市民を引っ張っていけるような強いリーダーシップを持った首長が必要だろうというふうに考えております。
大里南小学校跡地の民間への貸し出しとか、あと斎場御嶽の入場料徴収についての勇気ある決断とか、あと今お話にありました保育所の民営化等々、庁舎建設に関してもいろんな市民の反対の声も多々あるような事柄も全て勇気ある決断のもとで英断していただいて、間違いなくそういう入場料の徴収とか賃貸料というのが市の税収アップにつながっているわけでございまして、最近になって、最近になってといいますか、市民のほうからも、やっぱりすごいことしたんだよね、これだけの税収が増えている、実際、こういう税収がありますよって、斎場御嶽に関しても1億超えていますよ、イオンタウンの賃料も3,000万ありますよということを市民に伝えると皆さんびっくりするんですね。ああ、そうなんだと。それが有効活用されるのであれば、そういう政策は本当にすごいよねという言葉が多々聞かれます。
○議長(大城悟) 残り1分です。
◆6番(安谷屋正議員) これ、今話がありました合併特例債とか
一括交付金の期限もあと3年から4年というところで迫っております。そこで新しいまた事業、補助を模索したりとか、そういったことに対して本当に強いリーダーシップでやっていかないといけないと思っています。 そういう面で将来に対して不安を抱えているのは私だけではないかと思います。そういった時代の変換期を乗り越えて、新しい今後10年、20年先の南城市のあり方、
まちづくり、将来像を明るい豊かな絵で描けるのは、やっぱり
古謝景春しかいないのだろうと私は思っております。 そこで本当に今、日ごとに、傍聴にいらっしゃっている皆さんもそうかと思いますが、市長の4期目の出馬を大きく、大きくみんなで期待しているところでございます。
○議長(大城悟) 時間です。
◆6番(安谷屋正議員) その決意のほどをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
◎市長(
古謝景春) 安谷屋正議員の質問にお答えいたします。 先ほどの、祈りの場から、そして世界文化遺産から金を取るとは何事かということで新聞にもでかでかと叩かれましたけれども、私は平成12年からそれを唱えておりましたけれども、旧知念村時代から。教育委員会から反対をされて徴収することができませんでした。しかしながら、平成19年から徴収することができましたけれども、今1億円歳入入ってまいります。 そして、観光協会が今33名ぐらい若いのが働いております。そういうことができたということ、物産館も運営しておりますから、そういうことが憎まれても先を見ながら決断をしてきたことで、これだけの若い人たちが生活する基盤を作ってきたというようなことでございます。 さきのイオンの賃貸に関しましても、総合図書館を造るという話もございましたけれども、大変選挙にも不利になるような政策を唱えて、それを実現して、
子供たちの国際交流事業とかそういった派遣事業に、未来永劫に使えるような基金を作ったというようなことでございますので、政治というのは憎まれても未来を見据えてしっかり決断をしていく、そういうことが私どもに求められる課題でございます。聞こえのいい人気取りの言葉がよくささやかれますけれども、そういった財源はどこから持ってくるかというのをしっかり示す、そういうことが必要だと思っております。 私も4期目ということで、今、後援会がその方向を、事務所ももう借りたということで理解をしておりますが、10月に向けて出馬表明の準備をしたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。ありがとうございます。
○議長(大城悟) 次の質問者、吉田潤議員。
◆17番(吉田潤議員) ハイサイ、グスーヨー、チャーガンジューシアッチミセービーガヤー。今日は女性会の大勢の皆さんとまた、男性群の皆さん傍聴に参っております。私ちょっと緊張しております。 皆さんも御存じのとおり、北朝鮮がまた日本上空を通過するミサイルを発射しましたね。何とかならないもんかとは思っておりますが、我々地方の政治家でも気になることではありますが、これはまた国と国のいろんな約束事があってのことだと思いますが、できれば話し合いで何とか落ちつく場所に落ちついて欲しいと思っております。 では早速、これより
一般質問をさせていただきます。 まず初めに、発言事項1点目の公有財産について伺います。 南城市が合併して12年目を迎えますが、日本一元気で魅力ある
まちづくりの推進を掲げ、市長を先頭に市民とともに取り組んでまいりました。 その間において、職員の削減、あるいは議員定数削減、さらには幼稚園の統合、保育園を社会福祉法人に移行し、様々な問題に取り組みながら行政改革を遂行してまいりました。 今日まで140事業の
インフラ整備を、合併特例債152億2,000万円の予算を活用しながら事業を展開してまいりました。 今後も、来年3月完成予定の庁舎建設も含め、残り60億円の合併特例債の予算を活用しながら、さらには今年6月に策定された公共施設等総合管理計画のもとに、公有財産も活用しながら、先ほど4期目に出馬の意欲を表明された市長を先頭に市民とともに取り組み、将来像を見据え、海と緑と光あふれる南城市の
まちづくりの推進をしなければならないと思いますが、以下のことを伺います。 ①行政財産の数(土地・建物) ②普通財産の数(土地・建物) 次に、発言事項の2点目の農地
整備事業(吉富地区)について伺います。 この事業は沖縄県が事業主体で、沖縄振興公共投資交付金を活用し、国が75%、県が14.5%、市が10.5%(一部6%負担)、受益者0%(一部4.5%)で、受益面積25.2ヘクタール、受益戸数において、貯水池兼ファームポンド2基、送水路5,657メーター、排水路3,904メーター、給水栓218個、農道300メーター、当初予算が9億7,000万円で、工期が平成20年度から平成29年度予定で事業が開始されましたが、現状を申し上げますと、吉富のファームポンドが完成し、知念の貯水池工事が途中で、これから送水路、排水路、農道に工事が着手するという状況であります。 さらには、予算が約15億7,000万円と、当初より62%も増額する中で、事業変更を余儀なくされている現状だと思いますが、以下のことについて伺います。 ①事業の計画変更を余儀なくされた経緯。 ②現在の工事状況と計画変更届の進捗状況。 ③今後の工事と工期の見通し。 ④先ほど、負担額のパーセンテージを示しましたが、その中に市が一部6%負担という括弧の欄があります。さらに、受益者で4.5%があります。その詳細をお願いいたします。 以上よろしくお願いいたします。
◎総務部長(玉城勉) それでは、吉田潤議員の公有財産についての御質問にお答えします。 平成28年3月末の固定資産台帳のベースでお答えしたいと考えております。 まず、1点目の行政財産については土地が1,404筆、建物が328棟であります。 また、2点目の普通財産については土地が448筆、普通財産としての建物はございません。 以上でございます。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) 吉田議員の1から4までの質問についてまず1、事業変更を余儀なくされた経緯についてお答えします。 事業費の変更、10%以上の変動による事業変更となります。 2の現在の工事状況と計画変更の進捗についてお答えします。 貯水池、ソージガーが本年度の完成予定であります。知念大川の完成は平成31年度を予定しております。計画変更の進捗については、変更に必要な事業同意書3分の2以上を7月末で取得し、県へ報告をしております。 今後の工事と工期の見通しについてお答えいたします。 最終工期が平成32年度の予定であり、その間に貯水池2カ所及び畑かん工事、農道工事の計画予定と県より確認しております。 4の一部負担6%、4.5%の詳細についてお答えいたします。 事業費の負担区分は国が75%、県が14.5%、市が10.5%であり、貯水タンクの下りから幹線配水管及び給水栓(メーター)までの工事費のうち6%が市負担、4.5%が受益者負担となります。 以上です。
◆17番(吉田潤議員) 1点目の公有財産についてでありますが、答弁では土地が、行政財産においては土地が1,404筆、建物が328棟、普通財産については土地が448筆で、建物はないということで答弁をもらいました。 先ほど答弁にありましたとおり、建物、道路、あるいは土地、いろいろな種類の数多くの公有財産を所有していると思いますが、今後の
まちづくりにおいて、南城市総合計画のもとにおいて公有施設の統廃合も今後考慮しながら、
まちづくりの推進をしていかなければならないとは思っておりますが、総合計画では工期の基本計画の、今年度が最終年度となっていますが、海と緑と光あふれる南城市を将来像に見据え、8つの基本方針に、基本施策を掲げ、
まちづくりに取り組んできたと思いますが、進捗の、この
まちづくりの、現在、総合計画において、進捗状況と、土地、市が道路、あるいは建物を建設するために、整備するために土地を購入して、購入済みではあるが、施設の現況下において、市の名義に何らかの事情があって変更されてない、そういったところがあるのか。そういうところがあれば名義変更がなされていない理由、また、今後の
まちづくりに影響がないのか。その2点を再度伺いたいんですが。
◎企画部長(知念哲雄) おはようございます。 総合計画を所管している企画部でございます。ただいまの質問にお答えいたします。 通告がなかったものですから手元に資料がございませんけれども、議員から御指摘があります、その所有者の名義変更ができていない、もしくは公用として使用しているところで個人の用地がある部分というのは現在ございます。ただ、その詳細については今後、管財のほうも含めて、その対策について検討しているところでございます。 公共事業等で道路が拡幅されたり、それから改修がある場合については併せてやっておりますけれども、それ以外の部分については、地縁団体との登録がされてない場合の自治会の土地が市の名義になっている場合もございます。そういう案件をそれぞれ整理して、今後、対策をとっていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
◆17番(吉田潤議員) 通告、私は事前に財政課には電話を入れて調整をしたつもりではございますが、企画部長までは届いていないという状況かなというふうに思っております。そういう中で、わかる範囲で結構ですのでよろしくお願いいたします。 確かに、各4町村が合併した当時から、いろいろな、僕が先ほど質問した、もう既に市の公用の道路とか市道になってはいるんですが、なかなか事情があって名義変更がなされていないところがあるとか、そういうのが多々あると、先ほど答弁の中にもありましたが、今後の
まちづくりにおいて、こういった市の購入した財産ではあるが、名義変更がなされていないということで、地方自治の中で、今後の
まちづくりにおいて影響がないかどうか、再度お聞きしたいんですが。
◎総務部長(玉城勉) ただいまの質問について総務部のほうからお答えします。 御質問の、市の名義になっていて個人の名義で公共的な使われ方をしている土地があるのではないかという趣旨だと思います。この件についてはいろんな経緯があります。旧佐敷町においては、例えば米軍が排水路を開けて、そのまま排水路が個人の名義のまま使い続けられていた場所、それは道路も同じものであります。 それと同時にまた、復帰以前の部分については袋地になっているところに道を空けてもらいたいということで、地権者と地域の同意をいただいて、そこで道を空けて地権者をそのままで公衆、市道とか農道で私道として使われた場所、そういったもの様々ございます。 こういった場所というのは結構あるようで、これまでは市道拡幅とか農道
整備事業の中で、個人名義の部分については
補助事業等々を活用しながら取得していくという対策をとっております。 この問題点が、既に過去に支払いをして名義変更をしていないと思われる件数もかなりあって、この交通整理というか、この仕分けの部分については苦慮しているところです。ですから、本市としましてもそうした実態がありますので、可能な限り
補助事業等々とかそういったものを併せて、これを買い取りながら整備していきたいというふうなことで、基本的な考え方をしているところでございます。
◆17番(吉田潤議員) ぜひ今後の
まちづくりにおいて、弊害が出る可能性もないとは言えないと思いますから、ぜひこういったところも今後、整理をしていただいて、よりスムーズに
まちづくりができるようにやっていただきたいと、そう思っております。 先ほどの総合計画において、今期が最終年度とあります。そういう中で、
まちづくりにおいて、総合計画において、進捗の状況をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
◎企画部長(知念哲雄) ただいまの御質問にお答えします。 総合計画、ただいま、まさに取り組んでございます。審議会についても2回開催させていただいて、それから市民のワークショップ、4回予定しているところを3回終了しております。 この件につきましては、その審議会からの意見、それからワークショップの意見等を取りまとめて、10月の末か11月には議員の皆様との情報の開示、進捗状況の報告、それから意見をいただいた上で、12月の議会に上程するということで今、進めているところでございます。 以上でございます。
◆17番(吉田潤議員) 12月の議会に提案できるように進めている中ということで、ぜひ今後の
まちづくりに、市民とともに取り組めるように頑張っていただきたいと思っております。 次に、吉富地区の
整備事業に、再度質問をしていきたいと思っております。 先ほど農水部長のほうから答弁をいただきましたが、事業の計画変更をされた経緯の中で、説明がありましたが、私も10%以上の
事業計画が変更された場合には、再度この計画変更なされていることは御理解をいただいています。 私がこの経緯を聞いているのはそういうことではなくて、何でそういうようなことになったかという経緯をぜひ、市民がわかりやすいように説明をいただきたいです。 再度よろしくお願いいたします。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) 吉田議員の質問についてお答えします。 10%の、ということで簡単に申し上げたんですけど、工事費用がソージガーについても貯水池がオープンだったんですけど、それがドーム型になりましたということで予算が増えております。 一番大きいのは、知念大川で山手側の土砂が、土が、岩の予定で、掘り込んでいく予定だったんですけど、ところが普通の土が出てきて、そこの土どめするために結構高価な金額になりまして、その辺が大きな変更の要因となっております。 あと、延長についても若干延びたりしているところがございますけど、主な要因はその2つだと聞いております。
◆17番(吉田潤議員) 確かに今、再度答弁がありましたが、大きな計画の変更は事業費の、工事費のアップだということで、私たちもそういうふうに、私もこの推進員の中の一人として、毎回、推進委員会が開かれるたびに参加をしておりますが、流れの状況としては私もある程度は把握はしておりますが、そういう中でやっぱり最大の原因は事業費アップと、今、答弁もありましたが、私は最大の要因は事業の進捗によって、なかなかうまく進捗がいかなかったという、その1点目に対してもですね、購入予定の土地が、予定をしていたが、土地の地主との折り合いがつかず、また変更をしたという、そういったこともありまして、そういう流れでなかなか事業が計画どおりに進まなかった。 そういう中で年々、皆さんも御存じのとおり、材料の高騰とかそういう中で、先ほど私、冒頭で申し上げましたが60%以上の予算の増額になったという、そういった経緯だと私は思っておりますが、そういう中でですね、ぜひ私が申し上げたいのは、これは県の管轄の事業ではございますが、どうしても市と県が密に、そういった事業の流れを見ながら、ぜひとも県のほうに、もっと尻を叩いてですね、できるだけ早目に工事が完成するようにということでの私の思いで今、今回
一般質問を取り上げさせていただいております。 そういう中で、あと1点ですが、今、新しい農道が300メーターぐらいですか、こういう予算内で整備される予定でありますが、そこの地域とか、あるいは知念ウッカーの上にある貯水池ですね、知念の貯水池等の周辺にも農業を営んでいる皆さんが多数おられます。そういう中で今、この隣接地といいますか、そういうことが概要の中に説明されておりますが、この隣接地というのはどういったところを示しているのか、答弁をお願いしたいんですが。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) 吉田議員の質問にお答えします。 隣接地って、多分今、議員が言われているのは、吉富地区のソージガー周辺のところだと思うんですけど、そこはその区域に入ってないんですけど、その辺については今、実際ソージガーから取水しています。それについては、その取水については実際やっていますので、この隣接という取り扱いではありますけど、その事業には入っていないんですけど、そのまま今の状況で水は取れるという話は聞いておりますけど、その内容の説明でよろしいですかね。 以上です。
◆17番(吉田潤議員) 今、答弁をいただきましたが、できればもうちょっと具体的に、この隣接地というのはここのことだと、私が聞きたいのは、今、答弁の中にもありましたが、給水栓をですね、やっぱりこの事業というのは
土地改良改善事業の中のを対象にということでのかんぱい事業だと僕は認識しております。 そういう中で、隣接地である何ヘクタールも一緒に対象にしようということで、今回のかんぱい事業は計画されていると思いますが、その中で隣接地も入っていますから、給水はできるということで理解をしておりますが、この隣接地というのがどこのことなのかということが、具体的に示してもらわないと、今後また農家の方も、ここも給水栓が引けるんだなというふうに考えが出てくるわけですよね。そこをちゃんと、隣接地というのはここなんだということを示してもらえれば助かりますけど、そこは具体的にどこだということはわからないですか。
○議長(大城悟) 休憩します。 (休憩 11時17分) (再開 11時17分) 再開します。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) 再質問にお答えします。 隣接地域というのは受益面積があって、その中に入っている土地のことを隣接地域と呼んでいることになります。
◆17番(吉田潤議員) そういうことで理解をいたします。 その構造改善事業で
土地改良を行われた周辺の隣接地は、希望であれば給水ができるということで理解してよろしいですね。
◎市長(
古謝景春) 吉田潤議員の質問にお答えします。 普通は収支計算というのは受益面積を囲って、そこの部分の作物は何を作っているかということを計算してタンクの容量も決めます、水量も。従いまして、受益地域ということで決まってまいりますから、船越でも、前の議会で質問がございましたけども、受益面積以外にも水を引くことができないかというような話でありましたが、これは水利組合を結成された中でどうするかというのをまた議論しなければいけない状況になりますので、今の状況の受益面積に相当する部分が水を配分するというような考え方で間違いないと思います。
◆17番(吉田潤議員) 受益面積の範囲だということで理解いたします。 もう1点、先ほど私、知念ウッカーのお話ししましたが、知念の貯水池を造る周辺には農業を営んでいる方々が多数いらっしゃいます。そういう中で、この原水から、知念ウッカーの原水から貯水池に持っていくわけで、取水は持っていくわけでございますが、この取水をとった場合に、この周辺の今まで利用している水がほとんど、僕は利用できない状況になると認識をしておりますが、今後そういった方々が水を使えるようにですね、従来どおり、そういった、県において対策もとっているのか、そういったところを確認できるんであればお願いしたいんですが。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) 吉田議員の質問にお答えします。 今まで使っている方々、既得権益というんですかね、それはしっかりありますので、整備することによって不利な方々が出るような状況にはしたくないと思いますので、その辺を県としっかり調整して、市もそういう方々の意見も聞きながら、整備後の対策はしっかりとってまいりたいと思います。
◆17番(吉田潤議員) ぜひ周辺の農家の皆さんと膝を交えてお話をしていただきたいと、ぜひともそういった対策を講じてほしいと思っています。 もう1点、先ほど農道の、300メーターの農道のお話をしましたが、あの地域も、さっき受益面積のお話がありましたが、恐らくあの地域も受益面積の中に含まれると思っておりますが、あの地域も受益面積の中に該当いたしますか、
○議長(大城悟) 残り1分です。
◆17番(吉田潤議員) 答弁をお願いいたします。
◎
農林水産部長(
屋我弘明) お答えします。 正式な、それは入っているという認識で、今、私は考えております。ただこれ、こういう言葉でいいのかな、はっきりしないところがございますので。入っているということで、報告を受けました、すみません。
◆17番(吉田潤議員) 農水部長は、入っているという答弁をもらいました。 そういう中ではまた、ぜひ農家の皆さんが農業振興にですね、うまくできるよう、また頑張っていただきたいと思っております。 以上で私の
一般質問を終わります。
○議長(大城悟) 休憩します。 (休憩 11時23分) (再開 11時35分) 再開します。 次の質問者、
上地寿賀子議員。
◆1番(
上地寿賀子議員) 皆様、こんにちは。 そして、傍聴席の皆様もこんにちは。 本日傍聴にいらしています女性会の皆様からは、手作りの交通安全のお守りと、このコサージュですね、これいただきました。このコサージュは、はぎれの布を使って作っているということで、リサイクルにもなりますし、ごみの減量として非常に環境にも配慮されていると思います。大事に使わせていただきます。大変ありがとうございます。 それでは、通告に基づきまして
一般質問をとり行います。 まず、1点目、子ども達の通学の安心安全確保について。
子供たちの朝や夕方の登下校時には、スクールガードやパトロールの実施などにより登下校の見守りが行われております。さらに保護者や学校側の安心感を得るための対策としまして、以下についてお伺いをいたします。 ①ICタグを活用した登校、下校の管理体制の導入について。 ②県内でICタグを活用している学校について。 ③ICタグを活用する場合の課題と対策について。 他、大きな2点につきましては、自席にて質問をいたします。 よろしくお願いいたします。
◎教育部長(當眞隆夫)
上地寿賀子議員の御質問の
子供たちの通学の
安全対策の確保についてお答えいたします。 まず1点目のICタグを活用した登校、下校の管理体制の導入についてでございます。 近年、県内外で不審者による事件や南城市内での不審者情報等が増加傾向にあり、教育委員会としましては、
子供たちの安全安心を確保する一つの手段として導入していく方向で検討しております。 ただし導入には保護者の同意も必要なことから、各学校へ判断を委ねる方針を持っております。8月の校長連絡会では、全小中学校の校長、玉城幼稚園長へICタグを活用したシステムの紹介と説明を行っております。 次に、県内でICタグを活用している学校についてですが、9月8日現在9校となっております。内訳は今年4月に県内で始めて導入した宜野湾小学校、中城村の全小中学校の4校、嘉手納小学校、浦添の当山小学校、浦城小学校、那覇市の銘苅小学校でございます。 最後に、ICタグを活用する場合の課題と対策についてですが、3つ上げたいと思います。 まず1つ目は個人情報が漏洩してしまわないかへの懸念でございます。 2つ目が、紛失した場合の弁償と、有償サービスから起こる金銭トラブルへの発展でございます。 この2つの対策としましては、セキュリティ面やシステムを提供する法人等をしっかり確認し、その安全性と紛失した場合の弁償や有償サービスについての具体的内容を保護者にもしっかり文書で説明した上で、保護者の責任のもと任意で直接契約していく手続が重要になってくると考えております。 3点目は、学校業務の視点から、登下校状況の些細なことで、詳細なことで、保護者から学校への問い合わせ等が増え、その対応で業務過重にならないか懸念されます。この3つ目の課題については今後の検討事項でございます。 その他にも課題はあるとは思いますが、少なくとも今考えられる上記3つの課題と対策については、各学校とも共有し、ICタグ導入については、各学校へ判断を委ねていきたいと考えております。
◆1番(
上地寿賀子議員) このICタグを活用した
子供たちの登校、下校の管理のきっかけは、大阪市の池田小学校の事件がございました。痛ましい事件がありましたけれども、皆様の記憶にもあるかと思いますが、その事件がきっかけで大阪市が取り組んでおります。 沖縄県でも初めて導入をしました宜野湾小学校の校長先生にもお話を伺ってきましたけれども、宜野湾小学校では、今年の4月からこのICタグを導入しておりまして、このタグも実際にお借りしてきました。こういったサイズのタグを
子供たちがランドセルに入れて持ち歩いております。 皆様のお手元にも資料をお配りしていますけれども、このタグの名称が学校の門に着いたよというところで、ツイタもんというかわいらしい名称がついております。 裏面を見ましたら大体のシステムの流れがわかるかと思いますけれども、このツイタもんをランドセルに入れておくだけで、これは入れっぱなしでも全然構わないんですけども、
子供たちが学校の門を通過しました、そして帰るときに下校しましたというような管理ができるようになっています。もちろん登校した、下校したという時間の記録とか、防犯カメラにも記憶が残りますので、非常に便利なシステムだと思います。 ただ、タグの使い方は2通りあるんですけれども、1つ目は無料によるサービス、もう1つがお知らせメール。これは、登校しましたよ、下校しましたよというお知らせがその都度、保護者のもとにメールで届くというサービスは月額400円の有料となっています。 無料にしても、有料にしても、登下校の管理、記録は学校のほうにも残りますので、無料の方も子供の帰宅が遅いなと思ったら学校に問い合わせをしたり、また、フリーダイヤルに問い合わせをしましたら記録が確認できるので、学校を出たのか、出ていないのかがすぐにわかるというサービスになっています。 先ほど、部長の答弁で課題の1つに学校の業務が忙しくなってしまうんじゃないか、先生たちの業務が増えるんじゃないかっていう懸念もございましたけれども、それはこのフリーダイヤルのほう、0120の局番に問い合わせをしてもらえれば、そこのサーバーでも
子供たちの登校、下校の管理は全てされておりますので、そこで先生たちの負担はそんなに重くはならないのかなというふうに考えられます。 そしてまた、宜野湾小学校の実例としましては、実際にこの帰り、子供が学校から下校しましたよというお知らせのメールは保護者のもとに届いているんですけれども、なかなか帰ってこないというところで、保護者は学校は出ているはずなのでというところで学校の周辺を探したんですけれども、ちょっと寄り道をしていただけなんですけれども、そういうときに学校を出ているのはわかるので、保護者のほうもエリアを絞り出して子供を探すことができる。そして、もちろん学校の先生方も探すのは協力してくださるんですけれども、門を通過しているのはわかっているので、校内にはいないかもしれないというところで、探すエリアを重点的に絞り出すことができるわけです。 また、特に低学年の
子供たちだと、登下校中も注意散漫であったり、南城市におきましても、残念ながら不審者情報がたびたびあります。特に今年の4月頃は多くの不審者情報がありましたけれども、このツイタもん、ICタグを知っている子供の保護者さんからも安全確認のためにも南城市におきましても導入をしてほしいという要望がございますので、早期の導入を目指していただきたいのですけれども、それにつきましては、各学校への判断を委ねていきたいという答弁がございますけれども、学校の先生方は説明会の中でこの情報は共有されているかと思いますので、そのときの先生方の反応とかお考えとかがありましたら、お願いいたします。
◎教育部長(當眞隆夫) 各学校の反応ということでございますけれども、説明会をした後、各学校に対して聞き取り調査を一応やっております。具体的な学校名は、ちょっと申し上げられませんけれども、概ねの学校が導入をしたい、あるいは、導入を検討したいということになっております。 ただし、やはり各学校とも共通していることは、PTA、保護者との、やはり調整をした上でというところが前提条件となっているという状況でございます。
◆1番(
上地寿賀子議員) 市内の学校の先生方、概ね導入をしたいということで、今検討されているというところで、導入に向けて今後は進んでいくかと思われますけれども、その導入の時期について、いつ頃を考えておられるのかというのと、あと、先ほど申し上げられていました3つの課題以外に財政面につきまして、どのようなお考えなのかをお願いいたします。
◎教育部長(當眞隆夫) お答えいたします。 導入時期につきましては、先ほども答弁したとおり、各学校に委ねている関係で、導入時期については各学校によって異なってくるかと思います。 それと、財政面の部分については、先ほど
上地寿賀子議員からもあった、チラシにもあるように導入費用については、かからないということで認識しております。それ以外の保護者宛のメール通知については、これは個人負担ということになってきますので、市のほうでは財政的な負担はないということで考えております。
◆1番(
上地寿賀子議員) 導入の時期につきましては、学校の先生方、またPTAの同意が得られましたら、ぜひ進めていただきたいんですけれども、来年の新学期に合わせて進めていく方法もありますし、それを待たずに進めていただきたいというのもあります。 部長、財政に関しましては、今全国的に企業さんも社会貢献の一環として、例えば、奨学金、
子供たちの奨学金の給付をするという運動が見られますけれども、これにつきましても、企業の社会貢献の一環として、この企業の寄附なり、この財源が充てられるという考えでよろしいのでしょうか。
◎教育部長(當眞隆夫) 財源的なものについてはおっしゃるとおり、企業さんの地域貢献の部分をうまく活用して、財政負担にならないようにということで考えております。
◆1番(
上地寿賀子議員) このICタグ、ツイタもんを導入するときには、学校の門のところなり、校内なり防犯カメラの設置、そしてまた、通過するところのセンサーの設置も必要なんですけれども、それにつきましては、企業さんのほうが負担をしてくれるというところで、南城市の負担はゼロになるわけですね。保護者の方からは、月額400円はいただくんですけれども、この設備に関する設置費用は南城市の負担はゼロというところで、本市におきましても導入するメリットは十分にありますので、ぜひ當眞部長の手腕で南城市内の学校を取りまとめてくださるようにお願いをします。 そして、将来的にはこのICタグ、ツイタもんの導入を、また、地域の学童とか児童館、そしてこども食堂なんかにも導入ができれば、より
子供たちの安全確認ができるかと思いますので、またその方向性の検討も今後よろしくお願いいたします。 では次、2点目の質問に入ります。子ども達の通学路の危険カ所対策について。 大里中学校前の通学路は歩道が確保され児童の通学にも大変役に立っております。 しかし、車の交通量が多い道路でもあることから直線道路になっている。そして、スピードを出して通過する車が多々見受けられます。特に
子供たちが集中する時間帯の朝や夕方の校門前、裏門前は車と生徒が接触するおそれがあり危険な状況であります。交通事故を未然に防ぐためにも対策が必要でありますが、以下についてお伺いをいたします。 ①当局として危険度の認知について。 ②車のスピード減速対策として校門前や裏門前にハンプの設置ができないか。 よろしくお願いいたします。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいま
上地寿賀子議員の2点目、子ども達の通学路の危険カ所対策についての御質問にお答えします。 これについては、昨日の議会でも通学路の両側歩道という件であったんですけど、併せてお答えします。 1点目、当局としての危険度については、特に登下校時又は出勤退勤時には、車の往来が激しいという形で認知しております。 2番目、車のスピード減速対策として
ハンプ設置ができないかについては、当該道路は沖縄県南部土木事務所が管理する県道であります。両側歩道設置も含め、スピードの減速対策、沖縄県へ要請していきたいというふうに考えております。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) この大里中学校の校門前の一時停止の線もあるんですけれども、その線が認識しにくいのか、そのままスピードを出して通過する車があるんですけれども、また、朝の登校とか部活が終わって帰る時間帯は大勢の
子供たちがここに集中しますので、部活が終わって、恐らく保護者が迎えにくるのを待っていると思うんですけれども、お友達とおしゃべりをして、ちょっとふざけあったりして、ちょっと車道に道路に出てしまったりというところも見られますので、そしてまた、ここを通過するときは車と生徒の距離感がすれすれで近過ぎて、もうひやひやしながらスピードを落としても、ひやひやしながら通過しますので、ぜひ沖縄県にも要望はしていただきたいんですけれども。 また、この車の往来が激しいと認知はされているということですので、県のほうにも危険度のほうを伝えていただいて、要請はしていただきたいんですけれども、例えばですけれども、要請をして設置に至るまでの期間、また、設置できる目安の時期についてあれば、お願いいたします。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいまの質問についてですが、設置時期等についてはこれからの要請ではありますけど、要請をおってその辺、調整していきたいと。 ただ、
ハンプ設置については、ここは幹線道路でありますので、幹線的なものでありますので、可能かどうかについても含めて、こういう対策方法も含め、時期等も含めまた調整していきたいと思います。現在のところ時期についてはわかりません。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) ここの道路のハンプの設置は校長先生からも要望があるんですけれども、幹線道路なのでというところで、例えば、ハンプの設置が厳しいとなりましたら、他の
安全対策としてはどのようなことが考えられますでしょうか。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいまの質問についてお答えします。 これは、表示、徐行表示とか看板表示で対応できるのかどうか。あるいは、道路に塗装を塗り替えてできるのかどうか。その辺も含めて調整していきたいというふうに考えております。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) ぜひ、ハンプの設置なり、また、道路のカラー舗装ですかね、その対策なり、
子供たちの
安全対策として、交通事故を未然に防ぐ意味でもぜひ要請のほうを県のほうに強くお願いをいたします。 では、3点目の質問に入らせていただきます。 大きい3点目、コンビニ交付の不便地域について。 住民票や各種証明書の発行は窓口対応だけではなく、自動交付機の設置や今年2月からはコンビニ交付が実施され、より便利となりましたが今年9月には庁舎内の自動交付機が廃止予定であります。 それに伴い、住民票や各種証明書は窓口とコンビニエンスストアでの取得となりますが、コンビニエンスストアがない地域では不便を来すことから、以下についてお伺いをいたします。 ①自動交付機の廃止時期について。 ②新庁舎完成に伴い知念支所、佐敷支所が廃止されますが、市民に不利益が被らない対策について。 ③コンビニエンスストアがない知念地域の対策について。 以上よろしくお願いいたします。
◎市民部長(
城間みゆき) 皆さん、こんにちは。 午前のトリを務めさせていただきます、市民部長の城間と申します。よろしくお願いいたします。
上地寿賀子議員の3点目のコンビニ交付の不便地域に関する質問についてお答えいたします。 ①の自動交付機の廃止時期についてでありますが、平成29年9月30日をもって廃止することが決定しております。 ②の佐敷、知念出張所廃止に伴う市民への不利益が被らない対策についてでありますが、現在、出張所で取り扱っている業務といたしましては税金等の収納事務、諸証明の交付事務、戸籍や住民異動届出の受理等であります。 出張所廃止後でも、税金については、近隣の金融機関やコンビニでの納付が可能であること。諸証明の取得には、コンビニでも可能であること。また、届け出等については、これまで分散していた関連手続が新庁舎に業務が一元化することで市民が庁舎間を行き来することなく効率的に目的が果たせることなどを広報誌やホームページ、出張所窓口で市民への周知を徹底し混乱を招かないよう努めてまいります。 ③のコンビニエンスストアがない知念地域の対策については、今日、私はいい報告ができるなと思っておりましたが、昨日、市長のほうでフェイスブックで全世界に発信されましたとおりでございます。ですが、答弁をさせていただきます。 ③につきましては、今般日本郵便株式会社様が、先ほどからありますように、地域貢献の一環として全国に約2万4,000ある郵便局の中から14カ所にキオスク端末機を試行設置するとの情報があり、コンビニエンスストアのない知念地域の郵便局への設置を強く要望してまいりました。去る9月1日に知念郵便局に設置予定であるとの報告を受け、現在、10月2日からの開始に向け調整中であります。開始されますと、マイナンバーを利用して知念郵便局で住民票等の証明書が取得できることになります。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) 佐敷出張所と知念出張所がなくなった際には、近隣の金融機関、農協や銀行、そして知念漁協などでも納税の納付はできる、証明書はコンビニでできるというところで、出張所がなくなったときに市民が混乱しないように窓口での周知の強化をこれからもお願いをいたします。 そして、コンビニがない知念地域の対策につきましては、6月議会の委員会でも対策については質問をしておりますけれども、そのときは明確な対策案の答弁ではございませんでした。その後、今回知念郵便局にキオスク端末機が設置されるに至った経緯につきまして、もうちょっと御説明をお願いしたいのと、このキオスク端末という言葉もわかりづらいですので、そこも併せてお願いをいたします。
◎市民部長(
城間みゆき) ただいまの御質問にお答えいたします。 これまでの経緯ということでございますが、今さっき
上地寿賀子議員からもありましたように、6月議会で上地議員と前里議員からもございましたコンビニがない知念地域をどのように考えているのかと、鋭い質問がございまして、私たち答弁に非常に苦慮したこと覚えております。 皆さんに不利益を被らないように何ができるかということで、去年からずっと市民課課長筆頭に調整をしてまいりました。 当初は日本郵便株式会社様では、地方公共団体から委託を受けて、地方公共団体が郵便局に委託して、郵便局が受託して各種証明書の発行しております、現在でも。沖縄県内でも沖縄市が某郵便局でやっているところです。 これは、最悪というか、庁舎が統合されたときに、どうしても知念地区で不利益を被るのであれば、南城市としてもその対策ができないかということを、去年から市民課長を中心に日本郵便局沖縄支社様と調整をしていたところでございます。 現在、広域交付で使っている専用FAXが郵便局での証明書交付に即使えるということがございましたので、郵便局で受け取れるように進めていたところ、何度か調整をしている中で、日本郵便局沖縄支社様から実は地域貢献の一環で南城市がキオスク端末機を設置するんであれば、私たちは郵便局にそのスペースは提供しますよと。ただし、このキオスク端末機や通信料は皆さんの負担ですよと、そういうサービスがございますよという、当初はその説明を受けました。 そのとき、キオスク端末機が400、500万するという情報でしたので、これだけの金をかけてどうしようかなと非常に悩んでいたところ、これまで築いてきた信頼関係のもとで、また新たな情報を得ることができました。 実は、全国で10カ所程度、郵便局が全てを負担して、市が1円も負担しなくて、キオスク端末機を設置して、証明書の交付ができるように考えていますと、全国10カ所程度ですということで、そのときに、私たち市民課長を中心に、ぜひ南城市にお願いしますと。南城市、知念地域はコンビニエンスストアがございません。庁舎も統合します。9月末で自動交付機も廃止になります。この郵便局のサービスが10月から始まるということも時期的に非常にタイムリーだと、ぜひお願いしますということで何度もお願いしまして、市民課長から私に報告がございましたので、私はその場で電話をしました。ぜひお願いしますと。要請文が必要ですかと、要請文が必要であれば、私は今すぐ持っていきますと言ったところ、要請文必要ありませんと見事に言われまして、当初5月いっぱいで設置できるかどうかの返事はしますということだったんですけれども、ついに5月末日を迎えるまでに連絡がなく、私たちは落ち込んで6月の委員会でも答弁ができない状況でした。 待ちに待って9月1日の朝、電話連絡を受けて今日に至っております。 現在、10月2日午前8時40分から日本郵便株式会社沖縄支社様主催のセレモニー予定しておりまして、一昨日、市長に表敬訪問をしていただいたところでございます。ぜひ、10月2日月曜日、8時40分には知念郵便局にお集まりいただきまして、みんなで知念郵便局で住民票を取れることを喜んでいきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。長々とすみません。
○議長(大城悟) 部長、キオスクの意味、端末機の意味。
◎市民部長(
城間みゆき) 大変すみません。 キオスク端末機と言われているものは、マルチコピー機とも言われておりまして、多機能端末機ということで普通のコピーもできますし、写真のコピーもできまして、そういう公的機関の証明書も発行できるということで、多機能、いろんな機能がついている端末機、コピー機ということを想定していただければよろしいかと思います。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) 6月の委員会質問では答えられなかったというところで、それ以降も水面下と言うんでしょうか、市民課挙げて日本郵便局と調整をしてきた、この職員の努力の結果が今回非常に大きく出ているのかなと思いますけれども、また、全国でも14カ所というところで、この申請から決定まで取り付けた職員の粘り強い姿勢は非常に高く評価できると思います。 また、コンビニだと、忙しいという場所ですのでコンビニというところは、なかなか落ちついてこの端末機に向かって証明書の発行が、操作がしづらいというのもありますので、かえって郵便局の中にあるとお年寄りの方なんかも私たちもそうですし落ちついてこの証明書の発行ができるのかなというふうに考えられますので、また市民の貢献度も高くなると期待をしています。 また、コンビニということで、先日気になる光景がございましたけれども、コンビニの中で一人のお客さんがコンビニでこの端末機に向かって証明書を取ろうとしているようなんですけれども、なかなか操作がうまくできなくて、その後、後ろで並んでいるコピー待ちの方がいたんですけれども、その方にちょっと気を使って、結局操作を中断して後ろのコピー待ちの方に譲ってコンビニから出て行ってしまったんですけれども、この端末機、マルチコピーというところでいろんな多機能があって便利かもしれませんけれども、証明書は頻繁にとるものでもありませんし、また、慣れない操作に戸惑うわけですけれども、そこでコンビニの定員さんにも市のほうから協力をお願いできればと考えるわけですが、機械に向かって困っているようなお客さんがいれば、例えば一声かけてもらうとか、操作がわからなければお気軽にお声かけくださいと、この機械のところに表示をしておくとかというような工夫もできると思います。 と申しますのは、このコンビニ交付によって、コンビニにも証明書を発行すれば、1枚発行すると115円の手数料がコンビニの収入としてコンビニに入ってきますので、この115円は市民が負担しているわけでございます。ですから、また、この市内のコンビニにも協力を依頼していってもいいのではないかと思いますが、そこについていかがでしょうか。
◎市民部長(
城間みゆき) ただいまの質問にお答えいたします。 確かにコンビニ交付スタート当初は、市民からコンビニでの操作がわからないであったり、コンビニの定員が、コンビニ交付がスタートしたことがわかっていなく、市民に対してうまく操作説明ができなかったなどで市民からの苦情といいますか、情報提供があったのは事実です。 そこで、担当からコンビニの店長さんにコンビニ交付がスタートしたことを店員に周知、徹底していただくよう依頼をしております。最近どうなのと聞いたところ、最近はそういう問い合わせや苦情はないということでした。 ただ、今、
上地寿賀子議員からございましたので、再度、各コンビニに対して協力依頼はしていきたいなと思っております。 ただ御承知のとおり、コンビニは利用者が多くて、マルチコピー機ではなくて購入とかで多いのかなと、店員がいつも忙しくレジを打っているという感じが私はしておりまして、そういう中で操作等教えてくださいと声かけしづらいのかなと思ったりもしておりますので、コンビニの状況も把握しながら市民がスムーズに操作ができるようにできたらいいなと思っております。 そういうこともございまして、私たちはまた、大里庁舎に予定ですけれども10月から、このコンビニ交付と同じ画面の窓口申請ツールの導入を予定しております。これは、何もかも情報がいい方向に向かっておりまして、コンビニ交付を実施している市町村に対して、地方公共団体情報システム機構、通称J-LISと言っているんですけれども、そこがコンビニ交付参加市町村に向けて無償で窓口申請ツールの提供を始めたということで情報を得ましたので、今南城市も申請をして、来る9月20日に運用のテストを予定しております。 これがうまくいけば、10月2日からタブレットを使っての証明書申請になります。今まで手書きしていたものが、マイナンバーを持っていれば、役所でコンビニの画面と同じ操作でできるということがありますので、ぜひ、最初は役所で職員もおりますので、職員が操作を教えて、市民も気軽に聞いていただいて、次回からはコンビニでの利用を促していけたらなと進めておりますので、皆様方もぜひ、10月2日予定ですけれども、南城市役所大里庁舎で住民票を取っていただいて、次回からはコンビニエンスストアを利用していただきたいなと思っております。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) コンビニも確かに他の業務もあるわけですから、かかりっきりというのはなかなか難しいかもしれませんけれども、市のほうからちょっとお願いをするだけでも意識は変わると思いますので、その辺はハートのまち南城として、思いやりの心で接していただければなと思います。 そして、自動交付機の廃止は9月30日ということで、広報南城9月号にも掲載されておりまして、いよいよお別れ自動交付機9月末廃止と周知されています。 周知されますと、証明書は庁舎の窓口かコンビニでの取得になるわけですけれども、先ほどの部長の答弁とちょっと重複するかもしれませんが、本市におけるマイナンバーカードの普及率と庁舎内にある自動交付機がなくなった場合に、窓口での対応も混雑とかされると想定されますけれども、その対策としてのお考えをお願いいたします。
◎市民部長(
城間みゆき) ただいまの質問にお答えいたします。 8月末現在のマイナンバーカードの申請者数は南城市で6,917名。人口4万3,469名ですので15.91%の方が申請をしていただいているということです。この15.91%というのは、11市では南城市がダントツございます。つけ加えさせていただきたいと思います。 あと、窓口が混むということは私たちも想定をしておりまして、今現在、大里庁舎ではエントランスホールで窓口を設けまして混雑しない取り組み、対策にも取り組んでおりますので、併せてこのタブレットを利用して待ち時間も短く、市民の待ち時間も短くなるよう職員一丸となって取り組んでいきたいと思っております。 以上です。
◆1番(
上地寿賀子議員) コンビニで利用する場合はマイナンバーカードがないと取得はできませんので、南城市は普及率15.91%というところで、11市の中では高いというところで普及率についてはこれからも進めていっていただきたい。 そして、今後も市民に貢献ができる行政運営を引き続きお願いをします。 今回3点の、大きな3つの質問をしました。もうちょっと議論をしたかったんですけれども、いい答弁はいただけたかなと思いますので、総括として市長の所感を伺って私の
一般質問といたします。
◎市長(
古謝景春)
上地寿賀子議員の質問にお答えいたします。
子供たちの通学の安心安全の確保についてということは、これは先ほど部長が答えた内容のとおり学校が、そしてPTAと調整の上早急に取り組んでいくことを実施してまいりたいと思っております。 それと、通学路の危険箇所の対策でありますが、大里中学校前、当初は私は、県から市道として認定するから南城市にそれを委譲したいという話がございましたが、私は整備しない限り受け取りませんということではねました。 そういった関係で、緊急的に歩道を今作っておりますが、これが改良できるかということについては、それが改良できないから今の県道を作ったというような経緯があるようであります。そういったことも含めて今後どうあるべきかということもまた検討してまいりたいと思っております。 差し当たり、道路の徐行という文字入れ、それがスピードを抑えることができないかどうかも含めて緊急に要請をしてまいりたいと思っております。 それと、コンビニ交付の不便地域、知念地域、大変心配でありましたけれども、今全国でも2万4,000カ所ある郵便局の中で14カ所というのは、本当に、宝くじが当たったような心境でございますけれども、我が沖縄県に1カ所、知念地域でやるというようなことで大変喜んでおります。 このキオスクという言葉、私はJRの小売売店のあれもキヨスクとかキオスク言いますけれども、一緒のものでそういう発音なのかということを確認したら、それは違うということで間違われるというようなお話をされておりましたが、英語で東屋とも言ったりするんですね。そういう発音でございますけれども、この端末機については我が沖縄県で初めてということでございますから、ぜひ御活用されることを、また市民に周知をしてまいりたいと思っております。
○議長(大城悟) 休憩します。 (休憩 12時20分) (再開 13時30分) 再開します。 次の質問者、國吉明議員。
◆9番(國吉明議員) こんにちは。 先ほど上地議員が持っていた用紙なんですけど、午後の一番バッターでありますけれども、今日の最後の質問者でもあります。 今日は9月15日ということで、老人の日となっております。先輩方を敬う意味でもあります。 6月後半から連続的に新記録となっておりました、猛暑が続く30度以上というのが84日で切れました。84日というのは今週の水曜日で切れたことを報告します。非常に暑い中、皆さんも頑張っていきましょう。 それでは、発言事項を行います。 1.道路補修、土砂崩れについて。當山区内、當山北線道路の補修工事、崖崩れの工事が速やかにできないか伺います。 小学校、中学校、学生の通学路となっており、當山区内の70番地と86番地の間の道が危険箇所となっておりコンクリート舗装がされておりますが、10メートルほど縦に亀裂が入っております。雨が降ると水が亀裂に入り、民家に土砂などが入り込む可能性があると思われます。事故が起きる前に早目の改善ができないか伺います。 ①部落からの要請はありましたでしょうか。 ②道路中央あたりからたまに水が出ており、水道管の水漏れはないか、本管はいつ頃換えたのか伺います。 早目の対策工事を求めます。 2.携帯電話について伺います。 今はネット社会となっており、学生の携帯電話、スマートフォンの所有をしているのか、沖縄県所有は何パーセントかを教えてください。 ①メリット、デメリットはありますか。 ②犯罪に巻き込まれたケースはありますでしょうか。 ③いじめ問題はないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
◎
土木建築部長(
森山紹司) 皆さんこんにちは。 國吉議員の質問、道路補修、土砂崩れについてお答えします。 1について部落からの要請についてはありませんでした。 2、3についてですが、現場を確認したところ、御指摘のとおり、コンクリート舗装の亀裂等がありました。この箇所については、下水道管が入った箇所と思われます。水道管も含め水漏れがないかどうか、担当課と調整し、亀裂部分から雨水が入り込まないよう対策を講じてまいりたいと思います。 以上です。
◎
上下水道部長(照喜名強) こんにちは。 國吉明議員の②の質問についてお答えいたします。 現地のほうに行って水の調査をいたしましたが、これは水道管からの漏水ではありませんでした。 それで、その箇所の道路の状況を見ると簡易水道も布設されておりましたので、簡易水道の管理者の當山区の区長のほうへ連絡をいたしました。その結果、當山区のほうが水漏れ箇所の修繕を行って完了しております。 次に、本管の取り替えの時期についてでありますが、平成10年に取り替えております。 以上でございます。
◎教育部長(當眞隆夫) 國吉明議員の2点目の携帯電話についての御質問にお答えいたします。 まず、沖縄県内学生の携帯電話、スマートフォンの所有率についてお答えします。 平成28年2月に沖縄県教育委員会が実施したアンケート調査によりますと、小学校の高学年、これ5、6年生ですね、48.9%、中学生が62.3%との保有率となっております。 次に①のメリット、デメリットはありますかということで、まずメリットとしまして、いつでもメールや電話で話すことができる。それから、自分が知りたい情報を探すことができる。自分が知らせたい情報を発信することができる。利用者相互の交流ができる。保護者にとっても子供といつでも連絡がとれる。子供の居場所が確認できる等々のメリットが上げられます。 デメリットとしましては、携帯電話等に依存した生活を送ってしまう傾向が見られるようです。それから、勉強や授業に集中できなくなる。基本料金や通話料等がかかる。ラインなどによるいじめやトラブルが起こる可能性がある。それから、有害サイトが現に存在していると。あとは、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなる等が上げられます。 続いて、②の犯罪に巻き込まれたケースはあるかについてお答えいたします。 沖縄県警察の資料には、出会い系サイトや
コミュニティーサイトにアクセスして事件やトラブルに巻き込まれるケースも報告されております。 3点目のいじめ問題はないかについてお答えいたします。 沖縄県教育委員会が平成28年2月に児童生徒に実施したアンケート調査によると、調査児童生徒の0.14%にあたる児童生徒がネットいじめの被害に遭ったと答えております。
◆9番(國吉明議員) 部落内の道の工事についてなんですけど、道路の亀裂から水が入り込み、隣の民家に土砂崩れが起きる可能性というのがありまして、そこのブロック塀の擁壁1メーター20ぐらいありましたかね、20メーターほど横に倒れている状態ですので、これに関しても工事は行いますでしょうか。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいまの質問にお答えします。 現場確認して写真撮ってきたんですけど、國吉議員、これ間違いないでしょうか。コンクリート舗装、亀裂中央部ですね。崖、塀、塀のことですよね。
◆9番(國吉明議員) はい。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいまの件についてなんですが、これ水兼農道になっていますのでブロック塀とは分離しています。現地見てもブロック塀は個人の土地でありまして、車等で何かが通ったときにぶつけた箇所はあるような形もしたんですけど、塀については個人の所有でありますので、それについては個人の補修という形になります。 道路の破損については塀とは分離していますので、その辺のものについては補修という形で考えております。 以上です。
◆9番(國吉明議員) あと1点なんですが、これ、道路の工事はいつ頃やるかとかも決まっていますでしょうか。道路、市道、修復。
◎
土木建築部長(
森山紹司) ただいまの質問です。 これは旧玉城村時代に、この地域は農村基盤総合
整備事業ということで事業が入っています。これは年度ははっきりしませんが、約30年以上はなるんじゃないかなと記憶にあります。 この補修については今年度の事業で管理と調整しながら進めてまいりたいと思います。 以上です。
◆9番(國吉明議員) ありがとうございます。 今年度中にできるということなんですけども、あと一緒にこのブロック塀のほうもどうにか一緒にできないかと思いまして、実はその家の下に80後半のおじいさんが一人だけ住んでいまして、歩くのも困難で工事するということが厳しいかと本人ではと思いまして、質問にして言ったんですけど、道路工事のほうもブロック塀のほうもできるだけ一緒にできるようにお願いしたいと思います。 以前にも當山区内の保育園が崩れたというか、倒壊して危ない区域となっておりますので、できるだけ壊れる前に、崩壊する前に工事を行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 あとネットの話なんですけど、ちょっと議長、休憩お願いします。
○議長(大城悟) 休憩します。 (休憩 13時43分) (再開 13時44分) 再開します。
◆9番(國吉明議員) 続きまして、大きい2番のほうへ行きたいと思います。 携帯電話の普及についてなんですけど、小学生が48.9%とか中学生が62%、デメリットとメリットも聞きましたけれども、デジタル通話に3月10日で都内、東京のほうなんですけど記者が説明会を開催し、スマートフォンと携帯電話の結果を公表した。それによると、何らかの携帯電話を持つ小学生の37.9%がスマートフォンを所持し、4人に1人がネット上の友達と会いたいという回答が出ています。未成年における存在の実態についても紹介が行われました。 南城市の児童生徒の所有率を把握していますか。把握していれば、答弁お願いいたします。
◎教育部長(當眞隆夫) 南城市内の小学生と中学生の所有率についてですけれども、これは調査をやっている学校とやっていない学校があるので全てではないんですけれども、調査をやられている学校の集計をしますと、小学生が24%、中学生が46%というのが南城市の所有率ということになっております。
◆9番(國吉明議員) どうもありがとうございました。 24%ということなんですけれど、小学生が4人に1人、中学生が46%だから大体2人に1人という割合だと思いますけども、ネット上には危ないコンテンツも多いと。スマートフォンで動画サイトにアクセスをすれば過激な動画が簡単に視聴できてしまう時代になった。また、オンラインゲームで高額な利用料を請求されたり、SNSや出会い系サイトを通して未成年者が犯罪に巻き込まれるなどといったケースも報告されております。 家庭向けのフィルタリングソフト、iフィルターを提供する同社では、これからも未成年者のスマホの使用の危険性を啓発し、製品の普及を進めていきたい考えだとうたわれております。 再質問ですけれども、児童が安全にスマートフォンを使用するために何か対策を行っているか、お伺いします。
◎教育部長(當眞隆夫) 児童生徒が安全にスマートフォンを利用する対策を何か行っているかということでございます。 南城市においては、青少年育成市民会議のほうから、こういったチラシを作成しています。これ昨年から作成をしていまして、小学校5、6年生と、それから中学生に対して配布を行ってフィルタリングを設定しようとか、あるいは勉強や宿題のときにはスマートフォンをさわらないようにしようとかという形で周知を行っております。
◆9番(國吉明議員) 資料もあり、いろいろ教育しているということですので、あと一点ですけども、指導方針と併せて携帯電話の学校への持ち込みの問題点について周知を行うなど、学校の仕組みに対する理解を得つつ、協力体制を構築すること。 小学校及び中学校。携帯電話は学校における教育活動の直接必要ではないものであることから、小中学校においては学校への児童生徒の携帯電話の持ち込みについては原則禁止にすべきであるということをうたわれていることもあります。 ネット上いじめに関する取り組みの徹底について。各学校及び教育委員会においては上記の情報モラル教育の充実とともに、いじめ問題への取組みの徹底について(平成18年10月19日付文科省第711号、初等中等教育局長通知)を踏まえ、ネット上いじめを含むいじめ等に対する取り組みのさらなる徹底を進めていくこと。その際、各学校においては、ネット上いじめに関する対応マニュアル・事例(学校・教員向け)(平成20年11月、文部科学省)なども活用すること。 家庭や地域に対する働きかけについて。ネット上のいじめ等は学校外でも行われており、学校だけでなく家庭や地域における取組みも重要である。携帯電話を児童生徒に持たせるかどうかについては、まず保護者がその利便性や危険性について十分に理解をした上で、家庭においては必要性を判断するとともに、携帯電話を持たせる場合には家庭で携帯電話の利用に関するルールを作りながら行うなど、児童生徒の利用の状況を把握し、学校、家庭、地域が連携し、身近な大人が児童生徒を見守る体制を作り行うことが必要であること。 学校、教育長委員会等については、児童生徒をネットいじめや犯罪被害から守るに引き続き、保護者を初めとする関係者に対し、効果的な説明の機会を備えて携帯電話を通し、有害情報の危険性や対応についての啓発活動を積極的に行い、家庭における携帯電話の利用に関するルール作りやフィルタリングの利用に努めることだとうたわれております。 再質問ですけど、児童生徒を犯罪から守るためには、何らかの対策を行っていますでしょうか。
◎教育部長(當眞隆夫) 國吉明議員の再質問ですね。
子供たちを犯罪から守るために何かやっているかということでございます。 沖縄県の教育委員会では、こういった
子供たちがネットトラブルに巻き込まれないためのガイドラインを作成しております。 そういったのを受けて本市のほうでも、これ来月の26日になりますけれども、沖縄県警察本部のほうからサイバー犯罪の対策課長を招聘しまして、市内のPTA役員、あるいは小中学校の教職員向けにサイバー犯罪の防犯講演会を行うことにしています。 これ児童生徒だけじゃなくて、やはり保護者であったり、それからそれを学校現場においては教職員においても、そういった何が起こるのかということで専門家をお招きしてやっているということでございます。 これについては、実は学校単位で取り組んでいるところもございます。 ただ、学校単位になりますと、やる学校とやらない学校が出てくるということで、今回、全小中学校を対象にした講演会をやります。 それから、総務省と文部科学省が支援している事業なんですけれども、e-ネットキャラバン隊というのがあります。これは無償で、国のほうから旅費であったり講師の報酬等をもって、依頼があれば各学校単位、あるいはPTA、あるいは児童生徒向け等々に対してこういった講座をやる、そういった制度もありますので、これについても各学校にも情報提供して、必要であればそういった対策を講じてくださいということで周知をしております。
◆9番(國吉明議員) どうもありがとうございました。 これからも小学生、中学生、学生を守るために、教育部長や教育長、よろしくお願いいたします。 最後に市長の所見をとって終わりたいと思いますけど、私たち議員の皆様もあと1年ということで、
一般質問もあと3回しかできませんので、全員が12月からはできるようによろしくお願いいたします。
◎市長(
古謝景春) 大変抽象的で質問悩んでおりますが、道路補修、土砂崩れ等々につきましては、大変我々も神経を使いながら安全確保というのは所管課が、台風等々大雨の場合にも全集落を確認している状況でありますが、そういったことはぜひ議員各位におかれましても、また、区長さん方におかれましても、危ない場所はすぐに連絡していただいて、また我々も復旧に努めてまいりたいと思っております。 それとネット社会というのは本当、今私ども情報化社会においては大変大切なことでもありますが、それを一歩間違えると犯罪に巻き込まれるというような状況もございますから、それはしっかり教育面、そしてPTAも含めて連携をしながら見守って犯罪抑止に努めてまいりたいと思っております。
○議長(大城悟) これで本日の
一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は9月19日火曜日、午前10時から本会議を開きます。 本日はこれで散会します。 (散会 13時59分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長 大城 悟署名議員 新里 嘉署名議員 安谷屋 正...