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12月08日-04号

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  1. 南城市議会 2016-12-08
    12月08日-04号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    平成28年 12月 定例会(第7回)       平成28年第7回南城市議会(定例会)会議録1.開議     12月8日 10時00分 宣告2.散会     12月8日 15時48分 宣告3.出席議員   1番 上地寿賀子議員  11番 松田兼弘議員   2番 知念俊也議員   12番 玉城 健議員   3番 仲間光枝議員   13番 前里輝明議員   4番 伊禮清則議員   14番 親川孝雄議員   5番 新里 嘉議員   6番 安谷屋 正議員  16番 国吉昌実議員   7番 比嘉直明議員   17番 吉田 潤議員   8番 平田安則議員   18番 城間松安議員   9番 國吉 明議員   19番 照喜名 智議員  10番 中村直哉議員   20番 大城 悟議員4.欠席議員  なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山内 博   事務局係長     浦崎輝子  事務局主査     当山美由紀6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        古謝景春   教育長       山城 馨  副市長       具志堅兼栄  教育部長      新垣 聡  総務部長      當眞隆夫   上下水道部長    屋比久勝之  企画部長      玉城 勉   農林水産部長    屋我弘明  市民部長      城間みゆき  土木建築部長    伊集 稔  福祉部長      津波古充仁7.議事日程-----------------------------------     平成28年第7回南城市議会定例会 議事日程[第4号]               平成28年12月8日(木)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(6人)           (1)前里輝明           (2)伊禮清則           (3)新里 嘉           (4)安谷屋 正           (5)玉城 健           (6)国吉昌実-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(大城悟)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって1番上地寿賀子議員及び2番知念俊也議員を指名します。 これより、日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、前里輝明議員。 ◆13番(前里輝明議員)  皆さん、おはようございます。一般質問2日目、トップバッターの前里輝明です。いつもは質問は、私は2つぐらいしか入れないんですけれど、2つ以上入れると時間が間に合わなくて、いつも2つで抑えているんですけれど、今回3点入れております。 1点目、2点目が保育関係ということで、内容をちょっと分けて2つにして、1点、公共施設の総合管理について入れておりますので、皆さんどうぞ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。それでは3つ入れて時間がありませんので、早急に入らせていただきます。 1点目に、待機児童解消に向けた取り組みについて 待機児童の問題に関しましては、これまで議場で多くの議員が待機児童問題に関して議論してまいりました。待機児童を解消する計画として、これまで南城市においては、平成22年3月に南城子どもプラン後期計画を策定し、平成22年度から平成26年度までの5年間、待機児童解消に向けて頑張って取り組んでまいりました。 そして、平成24年8月には子ども・子育て関連3法が成立され、平成27年度から子ども・子育て支援新制度がスタートしました。新制度のスタートに伴い、平成27年3月には南城市子ども・子育て支援事業計画が策定され、平成27年度から平成31年度までの5年間を待機児童問題や子育て支援事業等を総合的に推進しております。 国の政策としても、待機児童解消に向けて待機児童解消加速化プランに基づき、必要となる保育の受け皿を確保するために意欲ある自治体の取り組みを積極的に支援し、平成29年までに待機児童ゼロを目標に取り組んでいる状況であります。 今回は南城市の直近の待機児童の状況を、共通認識をもって今後の施策に生かすために議論していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 本市の待機児童の状況と今後の保育施策について伺います。 近年の待機児童数の推移と直近の地域別の待機児童数について伺います。 これまでの保育施設定員の増数状況について伺います。 今後の施設定数計画と保育士確保など待機児童解消に向けた事業や取り組みについて伺います。 2点目の質問で、保育園に対する指導・監督について 南城市は市内保育園に対して指導、監督を行い、現状を把握して支援していく体制を構築していますが、今後の指導、監督を行う体制について伺います。 公共施設等総合管理について これからの市内の公共施設の管理計画や統廃合、財産の売買、賃貸借の検討を進めていきますが、計画の方針を伺います。 ◎福祉部長(津波古充仁)  おはようございます。 前里輝明議員の1点目、待機児童解消に向けた取り組みについてお答えします。 まず、①の近年の待機児童数の推移と直近の地域別の待機児童数についてですが、平成26年4月1日時点の待機児童数は全体で112名。地域別では佐敷地域が13名、知念地域が3名、玉城地域が30名、大里地域が58名となっております。 平成27年4月1日時点の待機児童数は96名。地域別では佐敷地区が2名、知念地区が2名、玉城地区が25名、大里地区が67名となっております。 平成28年4月1日時点の待機児童数は全体で77名。地域別では佐敷地区が8名、知念地区が3名、玉城地区が31名、大里地区が35名となっております。 次に、②のこれまでの保育施設定員の増数状況についてですが、合併後で見ますと、既存法人による施設増改築による定員増が225名、新規法人保育園の開設による定員増が178名、公立保育所の民営化による定員増が90名となっております。合計で493名の定員増となっております。 次に、③の今後の施設定数計画と保育士確保など待機児童解消に向けた事業や取り組みについてですが、施設定数計画につきましては、平成29年4月1日新規開園予定が2園で129名、平成29年12月1日開園予定が2園で62名、平成30年4月1日新規開園予定が60名となっております。 保育士確保につきましては、沖縄県保育士・保育所総合支援センターと協力し保育士合同就職説明会の開催や保育所運営に関する総合的なサポートを行っております。 また、市内認可園に対し、保育士の労働環境の改善を図る目的で、正規雇用化促進事業、保育補助者の雇い上げ支援事業年休取得等支援事業、県外、離島からの保育士の確保を促す目的で保育士宿舎借り上げ支援事業に取り組んでおります。 次に2点目、保育園に対する指導・監督を行う体制についてですが、現在各種法令、通知等に基づく運営がなされているかどうかについて、社会福祉法人としての監査を南部広域圏市町村事務組合と、保育所設置認可基準に基づく監査を沖縄県と連携し実施しております。 今後、みどり保育所の民営化により市内の保育園の質の低下が生じぬよう担当課に認可保育園の指導、監督及び相談業務を担う担当職員を配置し、これまで以上に指導、監督を強化していきます。また、全認可園の代表者と連絡協議会を設置し、市と親密な連携体制を構築することにより市全体の保育の質の向上を図りたいと思っております。 ◎総務部長(當眞隆夫)  おはようございます。 それでは、前里輝明議員の3点目の公共施設等総合管理についてお答えいたします。 現在、本市のほうでは公共施設等総合管理計画を策定中でございます。本年度中に完成予定でございます。その策定の中で方針についても庁内検討委員会等で定めていく予定でございます。 基本的には、平成26年に総務省より示された公共施設等総合管理計画策定指針に基づき、所有施設の現状、これは老朽化であったり人口の見通し、中長期的な財政見込み等々がございます。それから2点目に、施設全体の管理に関する基本的な方針。これは10年以上の計画で、全庁的な取り組み、現状を踏まえた基本方針、計画の進捗管理等について作成していくことになっております。 その中で、本市の公共施設等の現状と将来予定される施策等々を今後の財政状況と照らし合わせながら市民サービスの質を落とさず、コストパフォーマンスを最大限に発揮できるような計画策定に努めてまいりたいと考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  それでは、再質問に入ります。答弁もきれいに簡潔にまとめていただいてありがとうございます。 待機児童のこの児童数なんですけれども、直近でお願いしたいんです。4月1日時点での待機児童が77名ということになっています。代表質問の初日のほうでは10月1日ですかね、182名ということで数字が出ていますので、これは代表質問の答弁でしか出ていませんのでこれは再質問はなしで、今、答弁の中では10月時点の182名という数字は出ていませんが、代表質問のほうで答弁が出ていましたので、その10月時点で182名出ているということで、4月からしたら今、倍以上の待機児童になっているということですね。 毎回ですけれど、4月1日で待機児童が発表されて、それから年度末にいくにあたってはもう倍の倍ぐらいの、2倍ぐらいの数字になっているときもあります。特に去年がすごく、前年度、平成27年度はすごく多かったと思います。平成28年1月1日に関しましては378名から379名ぐらいの待機児童がいるというのを子ども・子育て会議の中で発表されておりました。 やはりこれだけ、今、過去最高出ている中でなかなか保育所を、待機児童をなくすために整備計画を作って対応してもまだまだ追いつかない状況が、これは南城市だけじゃなくてもう全県的にあります。今、南城市の取り組み状況を沖縄県のほうでどういった位置にいるのかと確認してみましても、県の平成28年4月1日時点の待機児童数の中でも、この沖縄県41市町村の中で待機児童がある市町村というのが23市町村あります。石垣市、宮古島市以外の離島は0というふうになっていて、また離島以外では国頭、大宜見、東村、宜野座村、そして八重瀬町は待機児童0、それ以外は待機児童がいるということで23市町村になっております。 その中で南城市は待機児童が少ない順から11番目、この23市町村の中でも11番目、県内の11市の中でも少ない順から6番目、もう今ある県内の市町村の中でも半分、市の中でも半分ぐらいという状況になっております。 だから、もういいも悪いも今はほんとにどこもおんなじぐらい待機児童がいっぱいいて、対応が追いつかないという状況になっている中で、南城市の今取り組んでいる、これまで南城子どもプランから、子ども・子育て支援事業計画、整備計画等も含めて一生懸命頑張っているけれど、まだまだ追いつけない状況ではあるんですけれど、私はそれなりの成果が出ているのかというふうに思っています。南城市が特別悪いというわけではなくて、成果がしっかり出ている中でまだ追いつかない状況というのが、今の南城市における待機児童の現状ではないかなというふうに思っております。 また近隣の3市3町の待機率を計算してみますと、豊見城市は1.9%、糸満市は2.5%、南城市は5.1%、そして八重瀬町、これはもう4月1日時点の待機率ですから八重瀬町0%、与那原町6.2%、南風原町12.3%ということですよね。それと比べたらやはり南城市はまだいいほうですけれども、市においては近隣からしたらまだ待機率は高いという状況になっております。 その、今南城市の状況を踏まえていろいろ議論をさせていただきたいなというふうに思っております。今、答弁いただいた内容では、平成28年のこの4月1日時点では77名の待機児童というふうになっています。私はこれから4月から始まって、年度末にいくにあたって、毎回数字が倍に増えていますので、ある程度年度末にはどれぐらいになるだろうと予測されると思います。 今年28年1月1日、27年度の待機児童数378名か379名、どちらかだったと思うんですけれど、本年度においてもこれから待機児童が増えて同じぐらいの数字に待機児童数がいくと予測されるのか、今年度の待機児童数の見込みについて担当課の見解をお願いいたします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  前里議員の再質問にお答えいたします。 先ほど、直近の待機児童数が182名ということで、これは10月1日現在の数字になっております。その中で、また11月1日には南城みなみ保育園がオープンしていますので、その部分、11月末では若干改善されているのかなというふうに思っております。ただ、年度末にかけて年度途中で職場に復帰したり、産休明けになったりするということでどうしても待機児童になっていく部分があります。これはもう毎年そういうふうな繰り返しになってきます。そのために弾力運用があるということを理解しております。 やはりこれだけ施設を整備していても待機児童の解消に追いついていけないというのが現状になっておりまして、先ほど申し上げた29年度までの整備以外にも、具体的な計画はないんですが60名定員から90名定員の保育所1つと、あとは小規模保育所を2園、ほんとに計画を始めたばかりで、その部分が整備されればまたかなり改善されるのかなというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  わかりました。見込みとして、待機児童が年度末には増えるけれど前年度ほどまでは増えないという、いろいろ保育、認可外が認可にして定員を増やしたり、また弾力運用できるような体制をとってきているので前年度に比べたら減ってきているという見解を、私は、今答弁でいただいたと思っております。 その中で、一問一答でいきたいのですけれども、ちょっと時間がないので一気にまた2点入れさせていただきたいと思いますけれども、今、待機児童数と同じ、倍ぐらいの数で潜在的待機児童がいると言われております。都市部ではもうこれが、実際の待機児童より2倍、3倍いるという、待機児童という定義にはまらない潜在的待機児童がいると思いますが、本市の状況においてはどれぐらいいると予測されるのか。これは現場でやっている人ではないとわからない部分があると思いますので、その見込みというか、今予測される数とかがわかればお願いいたします。 あと1点、先ほど答弁でもありましたが、私も一番今日の議論でしたいのは、平成29年までの計画だけれど、整備計画では平成30年までやっています。多分1園が認可外から認可になって、その整備計画がこの計画書の中で上げられていますので、平成30年までは入ってくるのがわかると思うんですけれど、現状ではもう待機児童が全然追いつかない、そして潜在的待機児童もいる中で、年々数というのもずっと追いかけっこになるわけですよね。その中で整備計画が30年で終わった後に、待機児童が増え続けた後の対策をどうするかという計画が今ないわけですから、ちょっとその提案をさせていただきたいなと思っています。 その中で、今あった2点、潜在的待機児童についてと、平成30年まで保育所整備計画では定員が1,620名となるというふうに計画されておりますが、これは弾力運用を含まない状態で1,620名ですので、実際平成30年でのこの弾力運用というのを図ったときの定員に対してどれぐらいと見込んでいるのか、この2点をお願いします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  今現在、子ども・子育て事業計画の中で計画されている部分以外にどういうふうに対応するかということなんですが、今、教育委員会のほうでは大里地区における幼稚園の2年保育とか、北南幼稚園の統合とかを進めております。その部分で、保育園の部分から幼稚園に何名程度が流れるのかというのを30年度までは見守っていきたいなというふうに考えておりまして、ある程度急激に保育園から幼稚園に移行することによってまた定員割れすることも考えられますので、その辺は緻密に見守っていきたいなというふうに思っております。 それから、潜在的な待機児童ということなんですが、今の定義でいう待機児童と、今入所待ちという形で待機している児童がいるわけですね。これが、定義が見直される可能性があります。そういうことで一気に3倍ぐらいの待機児童の数字になるというふうに思われます。それにしても、やはり待機児童の定義が見直されたことによる待機児童数の増ということに関しては、今後またやはり子ども・子育て支援会議の中で計画の見直しとかやっていかないといけないというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  わかりました。保育所、大里地区を2年保育にして保育所の意識づけをするということですよね、選択の中でですね。今まで1年だったところが、なかなか保育園しかないという中を2年にして、どちらかの選択にすることによることで保育園の空きができて待機児童を入れていくというその考えと、あと今言ったように潜在的待機児童の部分で、待機児童という定義が見直されるというのもやっぱ出ていますし、自治体によって結構待機児童って取り方のさじかげんが違いますので、南城市においての取り方、ある程度柱みたいなのありますけれど、特例みたいなところですかね、特例というか待機児童と潜在的に曖昧な部分をカウントする、しないというのは自治体によって変わりますので。 私は、潜在的待機児童というのもやっぱり待機児童が解消されればされる程、そういった潜在的な方が、待機児童が入ってきて、数がやっぱりずっと待機児童って出てくるのかなというふうに思っていますけれど、でもそれを解消していくのがやっぱり今の問題の取り組みだと思いますので、ぜひ行政と一緒に議員もしっかり提案して取り組むべきだと思っています。 今おっしゃった30年以降の整備計画が今ない状態で、私は確実に待機児童がいる中で今計画がないというのはもうだめだと思っています。今平成28年ですから、29年、30年で、あと2年しかない。認可外を認可にするにしても、法人とって園を立てるまでに最短で2年かかりますから。 だから、どうしても今はこれから議論をしっかりしていかないといけないという中で、今ある程度提案しますので、ちょっと議論させてください。 まず1点目、待機児童これから増えていく中で、今1点目僕が入れていたのは、やっぱり幼稚園に意識づけるというのはすごくありました。子ども・子育て会議の中でも2年保育、何で2年なのというのがあったわけですよね。県外から来ている人からしたら、3年保育じゃないのと、幼稚園は3年じゃないの、何で2年なのという意見もあったわけですよね。確かに今は2年でやっていますけれど、それを3年の幼稚園という検討をすることでも保育と幼稚園の選択肢の幅も変わりますし、また幼稚園の充実にもつながる部分もあるのかなというふうに思います。 この点は今、ちょっと要望として、3年というのも検討が必要じゃないかなと、これは教育部長のほうへの要望になりますけれど、今2年で進めている中を、大里も2年を進めて意識づけてほしい。ただ、意見の中では3年幼稚園というのもしっかり声が上がっていることがあります。 その中で、今南城市の待機児童の大部分を占めているのは0歳児、1歳児、2歳児です。ほんとに待機児童が多いのもこの年齢ですね。一番多い0歳児は13.7%。他の1歳児、3歳児、4歳児とかに比べたら約3倍の待機率になっていますね。そういった受け皿を確保するために、今部長がおっしゃったとおりに、私も家庭的保育事業小規模保育事業の推進を図ることが大事だと思っています。 9月議会でも議案のほうで、条例改正のほうで保育士の配置条件を緩和したわけですよ。あれも時限的に待機児童の解消を図るために取り組んだ政策ですから、しっかり推進を図ってもらわないといけないと思っています。 今いる60名定員、90名定員、認可外から認可にするというやり方では少し限界がきているのかなと。認可外へもとっても進めて、逆に今認可外が少なくなっている状態ですから、その状態で今後30年以降の待機児童を考える場合には、小規模保育、家庭的保育事業、5人以下の家庭的保育事業、19名以下の小規模保育事業を推進していくことが大事だと思っています。 国の政策でも保育士基準を緩和したのもそういった待機児童を解消するためにありますので、この推進するための取り組みというのは今後考えがあるのか。先ほど一応答弁でも2つ計画が上がっている段階ではありますけれど、30年に向けて推進するような取り組みというのは、今計画はお持ちでしょうか。お願いします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  やはり待機児童解消するためには、その多くを占めている0歳から2歳までの待機児童の解消を解決しないことには根本的な待機児童解消にはならないというふうに理解をしております。やはり0から2の待機児童を解消するためには、前里議員のおっしゃるとおり小規模保育なり家庭的保育なりを充実させないといけないんですが、その反面また3歳児の壁というのができますので、その点ではやはり幼稚園の3年保育とか、あとはまた私立幼稚園とか幼稚園型の認定こども園とか、多岐な対応が必要になってくるというふうに理解しております。 それについても、将来的には次の子ども・子育て会議の事業計画の見直しの部分では、やはりそういう部分も検討していかないといけないというふうに思っております。 ◆13番(前里輝明議員)  確かに家庭的保育事業小規模保育事業を進めるにあたっては壁がすごくあります。この連携保育施設をまた確保しないといけないとか、今おっしゃったように3歳の壁、そこをクリアしないといけない部分はありますけれど、この0歳児、1歳児、2歳児、一番多いとき、保育士もいっぱい人が必要になりますよね、1対3とかになりますので。ほんとにそういった部分を今、60名、90名、認可外から認可にするだけで対応できるのかって、僕は難しいのかなと思っています。 将来の子供の数が増える、減るというそういった問題も含めて箱物を大きくしていくというだけの発想ではなくて、小規模保育、家庭的保育っていうのをしっかり活用していくべきではないかなと思っておりますので、推進もしていただきたいと思っています。 又は逆の発想でもう1点。今60名、90名の施設がありますが、今後120名定員の保育園も、私は検討に入れるべきではないかなと思っております。逆の発想ですけれども、今は60名、90名まで増やしました。今後待機児童を対応するときに120名定員も、本当にこれを検討していかないと対応できないのではないかなと思っています。 この近くでいえば津嘉山保育園が、もともと60名定員だったのが90名に変えて、120名に変えて、今150名定員で、事項を変更して定員を変えております。名護においても130名定員とか、もともと60名定員だったのが結局は130、150に増えていますので、そういった定員の事項変更というのも今後平成30年の計画の中で検討の視野に入れないといけないというふうに思っております。 この点についても御見解をお願いします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  まさに前里議員のおっしゃっていることがとても痛烈に感じております。なぜかというと、今回みどり保育所を民営化するにあたっても、現敷地では敷地の狭隘さとかいろいろ制約もある関係から、移転先に90名以上の施設ができることを条件に募集をしております。90名以上と銘打っていますので、90名になるかもしれないし、120名になるかもしれない。これは、やはり今回応募する事業所のプレゼンテーションを聞いてみないと明確にはわからないんですが、やはり例えば今現在ある各保育園の敷地、施設を勘案しながらそれぞれの保育園の定数がどれぐらい増員できるのか、今、これについても検討はしている段階です。 ◆13番(前里輝明議員)  ぜひ検討の一つに考えを持っていただきたいなと思います。 120名定員だったらまた弾力運用ではもっと増えると思いますし、大規模保育園に関しては様々な意見がありますから。ただ、大規模保育園はクラスを2つに分けたり、幼児でも複数担任制にして一人一人の子供への目配りがいくような職員数を充実させることもできますし、人手が多ければ先生同士が協力し合いながら充実させた保育を進められ、業務負担も少なくなる大きなメリットがあるという保育士の意見もありますので、メリット、課題点もあると思います。そういった部分をしっかり検討していただいて、30年以降はやっぱりそういった選択肢も必要になってくるのかなと思いますので、ぜひ検討していただきたいなと思います。 また、これもただ要望で言いますが、近年ではもう近隣の市町村も認定こども園を設置しているところもありますので、私は南城市にとってもすごく必要だなと思っています。様々な選択肢の中で、認定こども園、大規模とか小規模保育とかありますので、そういった部分を今後の待機児童対策に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ほんとに待機児童になったら大変です。もう親が働けない、そして子供は発達段階に応じた保育さえも受けられない。もちろんそれを選ばない親もいます。3歳までは自分の手元で育てたいと言いますけれど、普通沖縄県でいったら共働きですからすごく大変な状況で、会社からは戻ってこれない、でも働けない、発達段階の保育も受けられない、そんな厳しい状況で様々な手法を使って行政と、また民間が、公的な行政の保育園じゃなくても認可外とかもありますので、様々な保育園と連携してこの待機児童を減らすような取り組みを、しっかり取り組んでいただきたいなと思いますので、お願いします。 それでは、2点目の質問の保育園に対する指導・監督についてですが、今あったように私は、質を落とさないような指導というような部分、また監督の部分でもやっぱり様々な取り組みが必要だと思っています。 ですが、今後保育士の量の拡充を図らなければ、待機児童の問題を解消することはできませんので、悪く言えば保育士であればやる気がない方でも採用せざるを得ない状況になっています。悪く言えばですね。保育士の量的拡充と質の向上を図るためにも、市内各保育園に指導をしっかりすることができる、各園に的確なアドバイスができる保育経験を積んだ専門的なアドバイザーの設置が必要だと思っております。 今日の朝の新聞のほうにも載っていました。南城市の保育のことで検討の中で保育支援員を児童家庭課に配置し現場へ助言というのを検討しているという部分で、私もこれは実際取り組んでいただきたいなというふうに思っています。 そして、今年度の保育対策事業の支援事業補助金のほうでもそれと全く類似の補助金もあります。若手保育士や保育従事者への巡回支援事業ということで、巡回指導相談を行うものに係る賃金に係る補助が28年度にしっかり組まれていますので、こういった事業、国が2分の1ですけれど、補助率がそんなに高いわけではありませんけれど、今そういった政策があるのであれば、この保育対策事業をしっかり活用して、経験を積んだ方がしっかり回っていただきたいなというふうに思っております。なのでぜひこの事業の取り組みをお願いしたいと思います。 また、今後の保育体制についてですけれど、待機児童問題や保育園の指導、監督など保育の業務量や責任が多くなっていますので、今後の保育体制の充実を図るためにも児童家庭課から保育業務を切り離した保育課又は子ども課など、機構改革も視野に入れて保育体制の強化をすることも検討の一部だと私は考えます。それについてはどうでしょうか。答弁をお願いします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  前里議員の再質問にお答えします。 今回みどり保育所を民営化するにあたって市民意見交換会等の中でもいろいろ説明してまいりましたが、民営化するにあたってはやはり保育的なアドバイザー、そういった経験のある方を児童家庭課の中に配置して、認可保育園に対する心配事、相談事、それから現場の細々とした対応についての相談というものを、保育園の質の低下が生じないように対応していきたいというふうに前々から表明しております。 それから、今回、平成29年の4月からはこれまで社会福祉法人として保育園を経営していた法人に関しては、評議員制度というのが免除されておりました。4月からは、この免除規定が廃止されてそれぞれの法人で評議員を設置するということになっていまして、法人の中でも自立して経営の見直しというか、それぞれが質を高めるための法人に変貌していくというふうに思っております。 これと、通常の指導・監査に関しても法人を設立する際にあたって審査会というのを南部地区の南部広域圏市町村事務組合の中で4市の部長が集まって審査しておりますが、その中でもいろいろな保育園の各種状況とかいろんな事項について紹介し合ったり相談し合ったり、そういうふうな対応もしております。その中でも糸満のほうが保育園と幼稚園の合体したような認定こども園に移行するということの情報は聞いておりますので、南城市にもそういったシステムというのが取り入れられるのかなという形で、いろいろ検討している段階ですので、議会としてもぜひ見守ってほしいなというふうに思っております。 ◆13番(前里輝明議員)  わかりました。ちょっと先ほどの質問の中で、保育業務がすごく増えている中で責任も重くなっています。民生費の中でかける、子どもにかける、保育園のかかる費用もすごく大部分占めていますので、その部分に関しては、私は。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆13番(前里輝明議員)  機構改革も含めた課をやっぱり設置してもいいのではないかなというふうに思っております。それだけの容量も、公立が今なくなっていく中で、これだけ市が指導していくという責任が大きくなりますので、業務も増えるし、それだけの責任も増えますので、そういったのもしっかり今後の保育体制の中で視野に入れるべきだなというふうに思っております。市長にはこういった部分は、最後に見解で伺います。 その前に、公共施設の総合管理についてですけれど、総合戦略の中にある計画で策定をするということで、今担当が委託して委託業務での策定をお願いしているところですけれど、インキュベート事業みたいな地域の商工会の発展につながるような活用や、植物工場など民活の視点から様々な有効活用を検討していただきたいと思いますので、ぜひ担当課のほうでは計画に沿って有効活用できるような、拠点施設になるような公共施設の計画をぜひ検討していただきたいなというふうに思います。 ○議長(大城悟)  時間です。 ◆13番(前里輝明議員)  最後にこの保育、今回待機児童を含めてですけれど、市長の見解をお願いします。
    ◎市長(古謝景春)  お答えいたします。 待機児童につきましては、我が南城市は皆様御承知のように都市計画を見直す中でどんどん子どもたちが入ってくるという状況がつくられてきました。 近居とよく言われますけれども、調整区域がなくなったがために集合住宅が造られ、そして親元のところに帰ってくる、そういうことが起こっております。特に玉城も、船越なんかはそういうことが起こっておりますけれども、そういう環境がつくられてきたということで、大変嬉しく思っております。 そういった中で保育所の待機児童を解消しようということで、29年までその施設を造るということをやっておりますが、先週、県の部長もこの20園を全部回ったということで、最後に我が南城市に来ておりました。なぜ最後なのかということを聞いたら、南城市は計画どおり順調に進んでいるというようなことで、むしろお褒めの言葉をいただきました。 そういうこともしかりなんですが、私は一番心配なのは、また将来の少子高齢化のときに法人が経営難に陥ることも考えられますので、それを公的機関がどういう形でそれ全体を担えるかということも、今言っている認定こども園、そして幼稚園の3歳までということで、そういうことも含めて全体的に小規模保育所も含めて検討すべきだということで考えております。 今、発達支援とか障害においても22名おりますけれども、私にメールが入って、今の法人化の問題で、ぜひ障害者は差別をしないでくださいと、どこにでも入れるような環境をつくっていただきたいということで、我々は加配の一人あたり13万円の補助もしておりますから、そういうことも視野に入れながら今後も皆さんの、障害児に対しても、社会でみんなが支える、一つの個性として捉えて差別をしない環境をつくってまいりたいということで申し上げて、大変喜んでおりました。これは3件の電話、メールもございましたので、そういうことも含めて、ぜひ我々は社会全体で支えていけるような仕組みをつくってまいりたいと思っております。 ○議長(大城悟)  次の質問者、伊禮清則議員。 ◆4番(伊禮清則議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。ワンネー、ツファニクヌ伊禮清則ドゥヤイビーン。ユタシクウニゲーサビラ。 まず初めに、去った12月4日の日曜日に、小谷で今年10年目となるイルミネーションの点灯式に参加してきました。このとき多くの方が見にこられていて、大変盛り上がっておりました。そこで、この点灯期間が1月7日までですので、一度は見に行かれてはどうでしょうか。 では、通告に従い3点目の発言事項について質問をしていきたいと思います。 1点目は、空き地・空き家対策について伺います。 まず、農地に関しましては、平成25年の農地法改正により耕作放棄地対策が強化され、遊休農地に対して様々な対策をとられていますが、空き地・空き家についてはどうなのかと思い、以下からの質問です。 近年、住宅地におきましても空き地・空き家が増えてきたように感じていることから、近隣住民の安心・安全を考えると、何とかしてほしい課題だと考えています。そこで、下記の点について伺います。 ①各地域の空き地・空き家を把握していますか。 ②空き地・空き家利用の対策を考えていますか。 次に2点目は、動物の死骸処理対応について伺います。 動物の死骸処理方法について、どこに連絡したら良いかわからない方が多いように思います。国・県・市道及び敷地でどこが管理者になっているかで連絡先が違うことはある程度周知されているとは思いますが、とりあえず市に連絡をとる方がいると思います。その場合どのような対応をとっていますか。 3点目は道路整備について伺います。 ①佐敷町時代に、ユインチホテル入口方面から佐敷小学校方面への道路計画があったと伺いました。話は入っております。現在この計画はどうなっているか伺います。 ②県道137号線新里坂ですが、毎年事故が発生しています。ここ数カ月前のほうにも雨の日に単独での事故が数件発生しております。スピードの出し過ぎが原因だと思いますが、スリップなどをしての事故が多発しております。何らかの対応が必要だと考えますが、どう考えておりますか。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎市民部長(城間みゆき)  おはようございます。 伊禮清則議員の1点目の空き地・空き家対策についてお答えいたします。 ①各地域の空き地・空き家の把握についてですが、生活環境課では空き家については昨年7月に各区長及び自治会長へ調査を依頼し、実態を把握しておりますが、空き地については把握しておりません。 ②空き地・空き家利用対策については、現時点で生活環境課では議論はされておりませんが、関係課において空き家の利用対策が検討できるよう昨年実施した調査結果を基に、空き家の位置を地理情報システム、GISと言っておりますけれども、この地理情報システムへ登録し、閲覧できるよう整備してございます。 次に、2点目の動物の死骸処理対応についてお答えいたします。 動物の死骸処理について市が連絡を受けた場合、死骸場所、種類、通報者氏名、連絡先を確認した上で市が管理する道路、公園、その他の公共の場所については生活環境課で死骸処理の対応をしております。国道については南部国道事務所、県道については南部土木事務所へ生活環境課から死骸処理依頼を行っております。 以上です。 ◎土木建築部長(伊集稔)  おはようございます。 伊禮清則議員の3、道路整備についてお答えいたします。 ①ユインチホテル入口方面から佐敷小学校方面への道路計画については、合併以前に南部東道路のアクセス道路として計画した路線であり、平成22年度に南城市道路網整備計画の策定時に中期整備路線として設定されております。今年度道路網整備計画案の改定を行っております。現在の計画見直しの中で整備路線の優先度を庁内検討委員会の中で比較検討をしていきたいと考えております。 ②県道137号線(新里坂)の毎年事故が発生している何らかの対応についてお答えいたします。 県道137号線は雨天時に横滑り等で事故が発生している状況であります。今年度より市発注新里坂の下水道敷設工事が平成29年2月まで県企業局の送水管敷設工事が新里交差点より親慶原ロータリーまで平成29年12月までの予定であり、南部土木事務所維持管理班では、掘り起こし等で出戻りのないように関係機関と調整を行い、危険箇所の滑り防止対策を行う予定であると聞いております。 ◆4番(伊禮清則議員)  まずは、1点目の空き地・空き家対策についての答弁の確認をいたします。空き家については昨年の7月に区長会に調査を依頼し実態把握に努めているということですね。 ②の関係課においての空き家の利用対策が検討できるように、昨年実施した調査計画を基に空き家の位置情報の登録、閲覧ができるようにしているということでありますね。 そういう形でよろしいですかね。今回の質問は市街地での枝木や草木が繁茂をしている場所が増えてきているような気がしておりまして、そういった場所では人や車の通行の妨げとなっていたりしています。そういった場所は地域と疎遠になっていたり、連絡がとれなくなっていることが原因ではないかと考えられます。 そこで再質問ですが、例えば空き地では家庭菜園的なことや、路上駐車をなくすための駐車場としての利用ができるようにするとか、いろいろと考えることがあると思いますが、また空き家については市内に移り住みたいという話を何度かよく聞かれます。1戸建てに住みたいという話を何度か聞くことがあります。ただ、沖縄の特徴として仏壇があることからなかなか貸してくれないのが現状だと思います。 そこで、ゆまぢり会の代表質問でも空き家バンクについての質問がありました。答弁では、空き家バンクの設立を目指しているが情報の収集に苦慮しているという答弁だったと思いますが、その辺も含め答弁よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(玉城勉)  おはようございます。 伊禮議員の再質問についてお答えいたします。 空き家・空き地という部分については2つの観点がございます。今、市民部長からあったように地域の環境を保全するという観点からの課題、それと空き家・空き地を活用する観点。活用する観点の部分については企画部のほうで定住促進、移住促進の施策をやっていますので、その辺に関連して空き家バンクについて、その考え方について答弁したいと思います。 代表質問においても空き家バンクの部分については個人情報等々がございまして、なかなか難しいというところがございます。今後どういった調査を進めていくかというのは検討しながらやっていくんですけれども、今考えられる課題として、個人の地権者とどういうふうな形でそれを聞き取りをして、データ化していくかということになります。 先ほど伊禮議員からもあったようにトートーメーがある、沖縄特殊事情なんですけれども、トートーメーがあることによって地権者が貸したくない、借りてもトートーメーがあったらちょっと住みにくいなというところもありまして、そういった情報とそれ以外によく聞かれるのがその場所、方言で言いますと、クヌジ、ダイジョウブヤミーとよくあります。私も何件かこういった御相談を受けて返答に苦慮したところがあります。 それとあとは貸し手、借り手の問題があって、借りた後どこまで改修をするか、借りた後のトラブルにどう対応するか等々の話がございまして、どこまで役所がこれを突っ込んでいって空き家バンクという形をとっていくかというような部分があります。 そういった意味で今後は役所だけではなくて地域コミュニティビジネスみたいな形で、役所だけではなくてNPOとかそういった団体等と連携しながら空き家バンクを設立、同時にどういった活用方策、スキームがあるかというふうな点について検討を進めていきたいというふうに考えております。 それで、本市のちゃーGANJU創生戦略の中にもこういった調査をしながら、この空き家バンクの設立を目指していきたいというふうな方向性を示しております。今後ともその方針に沿って取り組んでいきたいということでございます。 ◎市民部長(城間みゆき)  声が小さくて申しわけございません。緊張しております。 空き地の雑草の繁茂の件については生活環境課が担当しておりまして、この草が繁茂することによってハブのすみか、蚊などそ族昆虫の発生及び不法投棄の原因となりますので、生活環境課としては草木等が生い茂った空き地に対する相談があった場合に現場確認を行い、現状写真及び位置図を添付し所有者に対して所有地の雑草除去と適正管理についての協力依頼文書を送付しております。送付しても反応がない場合には区長さん、地域の区長さんと連携して直接出向いて協力願いを行っているということです。 それとまた用途地域に関しましては、条例も制定されておりまして指導勧告ができるという部分がございます。行政代執行もできますよということでうたわれておりますけれども、あとはまた管理者負担による雑草の委託処理もやりますよというようになっていて通知を送るんですけれども、その依頼あるいは行政代執行についてはこれまでないということです。こちらとしても基本は所有者が管理をするということになっていますので、これからも粘り強く安心・安全な地域のためにやっていきたいと思います。 以上です。 ◆4番(伊禮清則議員)  空き家バンクのほうでいろいろ検討していきながら、どういうふうにして対応していくかということで考えていくということでありましたけれども、自分の地元のほうでも大分前もともと家のあったところで空き地になっているところが増えてきておりまして、幾つかは近隣の駐車場だったり、企業の駐車場に変わっている部分があります。そういったところで地主との折り合いがちゃんとついているところは何とかなるのかなと思いますが、地域と地主との折り合いがまだやっぱりつかないところもちょこちょこあるように見受けられますので、その辺を市が間に入ってくれれば多少のルールづくりというんですかね、その辺をやってもらえれば地主のほうも多少はOKしてくれる方が出てくるのではないかなと思っています。 市長が掲げている協働のまちづくり、安心・安全なまちづくりを進めていくためにもさっき言いました市が間に入って進めてもらいたいと思いますので、この辺よろしくお願いいたします。 では2点目の動物の死骸処理のほうのまず確認ですが、市が管理する道路などではちゃんと生活環境課のほうで死骸処理を対応していると。そして国道、県道では南部土木事務所に連絡し生活環境課から死骸処理の依頼をしているということでよろしいですね。道路などでの処理はそういうことで連絡があればちゃんと処理されていると思いますが、今回質問に至った経緯は県営団地の敷地内でそういう動物の死骸処理を連絡したところですね。私の聞いた話の中ですけれどもこれは自治会のほうで処理してくださいと言われたことがあるそうです。そのようなルールや決まりがあるのかということとその方はそんなふうに言われたということで、対応したのが県なのか市なのかそれはちょっと覚えていないということだったんですけれども、市民からすれば動物の死骸を処理するには抵抗があります。また見ただけで吐き気を起こす方もいらっしゃいますので、管理者側での対応が望ましいと思いますが、その点についてもう一度お願いします。 ◎市民部長(城間みゆき)  伊禮清則議員の死骸処理の再質問についてお答えいたします。 今、県営団地の件でしたけれども、県営団地は沖縄県住宅供給公社が管理しており、主な住宅修繕負担は県が行っております。 また団地内の共用施設を維持するための費用として共益費を入居者から徴収しており、その費用の徴収は入居者の代表である自治会が行い、電気、水道、ガス料金の支払いや器具、消耗品の交換、芝生、樹木の管理及び害虫駆除などを行っているようです。動物の死骸処理についても団地内の共用施設を維持するための費用を徴収している自治会が対応するものと考えておりますが、自治会で対応できないとの相談があれば生活環境課において現在対応している状況です。自治会でするようにという電話での回答だったかと思いますけれども、御承知のとおり生活環境課は動物の死骸だけではなく、市民からの苦情の電話が朝の8時から日々かかってくる状況です。私、8時には出勤していますけれども、出勤と同時に電話をとるという状況が続いております。なので、職員はもうどこに犬が死んでいる、どこで悪臭がする。もう日々そういう中で職員が出払っているときにそういう対応をした可能性はあります。ただ、原則は自治会でやっていただく。仲伊保団地はそのようにしているということで聞いております。ただ、こちらも杓子定規で拒否しているわけではなくて、極力対応するようにしておりますし、また職員がどうしてもできない場合は、シルバー人材センターと委託業務契約をしておりますので、シルバー人材にお願いしてやっていただく場合もございます。これまでもそのようにしてきておりますので、今後とも市民に不愉快な思いをさせないように努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆4番(伊禮清則議員)  基本的に生活環境課のほうでほぼ対応はしているということで忙しいときの対応ではなかったかなというつもりではあるということで聞いておりますが、こういった死骸処理というのは基本的に自分ができない、やりたくないから連絡するんだと思いますので、この辺の対応をちゃんとよろしくお願いしたいと思います。 では、3点目の道路整備について答弁をまず確認をしたいと思いますが、合併以前の南部東道路のアクセス道路としての計画した路線であるということでありました。中期整備路線として整備されておりますと。比較で2番の事故については雨天時の横滑り等での事故が発生している状況であると。現在、下水道敷設工事で平成29年の2月から12月までにかけての工事があり、滑りどめ防止を今後、その後行っていくような予定ということで答弁がありました。 私が今回この新里坂に含めて2つの質問をいたしましたが、答弁にもありました平成30年度までには南部東道路が一部開通することと新庁舎ができることから車の交通量が増加することが予想されます。この新里坂については、これまでも何度か一般質問に取り上げられておりますが、改善に至っていない状況が多々あります。新里坂はマラソンランナーやロードバイク、自転車ですね。それで上ってくる方が近年増えておられます。そのためにも早目の改善が求められると思います。またこれで新里坂も景観がいいところが幾つかあるためにこういったマラソンランナーや一部駐車して見る方もいらっしゃいますので、この辺の新里坂の早目の整備をしてもらいたいと思いますが、この点について再度答弁をお願いいたします。 ◎土木建築部長(伊集稔)  伊禮議員の再質問にお答えします。 佐敷から137号線新里ビラについての計画されている路線については137号線の中腹辺りに接続するという形になっておりますので、これで十分かと部内では検討しております。基本的には137号線の全面改修、それと構造令にあった改修が必要だろうということで県にも要請している状況であります。実際、現状30キロの制限速度がある傾斜地となっております。制限速度も30キロということであります。実際、毎日私も往復しておりますがそれ以上のスピード速度で出している方もいるのかなということも見受けられます。全体的な構造の見直しも含めて県にこれからも要請をしていきたいと考えています。 以上です。 ◆4番(伊禮清則議員)  この東道路が137号線の中腹で十分ではないかということと、毎年県にも要請しているということなのでありますが、この坂の新里ビラの制限速度も30キロの制限がある。それを守らないので、特に雨降りは横滑りなどしての単独事故などが結構多いです。それもほぼ確定されるところです。あちこちじゃなくて、ほとんど1カ所での事故が多いですので、この辺よく事故が起こる場所というのはこれまでの対応ではなく、それ以上の対応が必要ではないかなと考えます。 この新里ビラのこの改修も企業局の工事がありますが、それ終わっての滑りどめがあります。この看板もいつからですかね。昨日気づいたのですが、この滑りどめ対策の工事の看板も、一応今あがっております。自分は昨日気づいたのですが、それをまず全面的に行うのか一部的に行うのか、その辺をお願いします。 ◎土木建築部長(伊集稔)  先ほど申し上げたとおり、下水道の工事、それと企業局の送水管の工事を含めてですね、急にということはできないのですけど、それにあわせて市の下水道課、それと企業局と調整をしながら土木事務所の維持管理班は調整をしながら新里の勾配がない三叉路のところから庁舎に向かってのところまで、終点まで頂上まで最終的には滑りどめをしていくという方向性をとっているようでございます。 以上です。 ◆4番(伊禮清則議員)  随時、この辺の調整をしながら行っていくということでありますので、よろしくお願いします。 この辺、看板というんですかね、滑りどめ注意とか横滑り注意とかその辺の看板がちょっと少ないような感じもいたしますので、この辺も県と、調整しながら確認しながらカーブの看板は結構あったと思いますが横滑り注意とかそういったのがなかったように思いますので、この辺も要請できるのであれば要請をお願いしたいと思います。 最後ですね、質問の中には入れていませんが、途中でもしゃべりました。新里坂も今まで景観のよいところが幾つかあります。しかし草木の繁茂で景観が損なわれておるところがありますので、草木の伐採の検討もお願いしまして、最後終わりたいと思います。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 11時10分)     (再開 11時20分) 再開します。 次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。午前中3番手の新里嘉でございます。 質問事項3点ありますので、はりきって参りたいと思います。 失礼いたしました。たまたま私の通告書の中に南城市ムーチーの里、うふざとムーチー祭というのが今週の日曜日12月11日にございますので、どうぞ皆様、市民の皆様、御家族、御近所お誘い合わせの上ですね。場所は大里城跡公園の野外ステージ周辺となっておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。12月の11日、胃にいい日でございます。よろしくお願いします。 それでは、質問事項にのっとり質問させていただきます。 1点目、大里南小学校環境整備(改善)について 児童数850名を超える南小学校はスポーツ・文化活動も盛んであり、野球・サッカー・バスケットボール・合唱等多くの部活で児童が汗を流しております。それに伴い、保護者の皆様が迎えに来る夕方の時間帯は駐車場への車の往来が激しく、ときにはヒヤリとする場面もあったと聞いております。そういった現状の中で、市は駐車場の一角に放課後児童クラブの設置を予定しております。そうなると今以上に車の往来が増えることは確実で危険性のリスクも高くなります。そのリスクを軽減させるためにも学校、地域から要請が出ている進入路の増設は不可欠であり、早急に取り組むべきだと思いますが、現在の状況を含めて市の見解を伺います。 大きな2点目、インフルエンザの予防対策について 全国的に流行の前兆が見られるインフルエンザについて以下の2点を伺います。 ①市が取り組んでいる予防・対策についての啓蒙活動があるか伺います。 ②予防接種への助成は行っているのか。実施しているのであればその対象者と利用状況についてお聞かせください。 大きな3番目、沖縄子供の貧困緊急対策事業の子ども食堂について 本年度6月より新開地区にありますひまわり児童館にてスタートいたしました本事業について、以下の点をお聞かせください。 ①スタートしておよそ半年になりますが、現在の利用状況について伺います。 ②スタッフを含めた運営体制について伺います。 ③事業を行っている中で、課題等があればお聞かせください。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(新垣聡)  おはようございます。 それでは、新里嘉議員の大里南小学校環境整備についての御質問にお答えします。 新里議員からありました要請については、平成28年9月21日付で大里南小学校長とPTA会長の連盟で大里、みなみ学童クラブ建設に伴う駐車場の安全確保のための申請書が提出されております。 それではお答えします。 市内の学校で在籍児童数の一番多い大里南小学校は平日・休日ともに部活動が盛んであるとお聞きをしております。特に平日午後5時~7時頃は児童を迎えるための車両が体育館前駐車場に入ってくるためにかなり混雑する光景が毎日繰り返されていると学校長やPTA等から現状を伺っております。 平成30年4月には、放課後学童クラブの運営も予定されていることから、これまで以上に混雑が想定されることを吃緊な課題として認識しております。駐車場施設内における児童の安全を優先に講じる必要があることから進入路の増設については、学童施設の配置計画や学校既存施設との動線を勘案し、学童クラブの所管課や市道管理の関係課と協議してまいりたいと考えております。 ◎市民部長(城間みゆき)  新里嘉議員の1点目の市が取り組んでいる予防・対策についての啓蒙活動があるかについてお答えいたします。 現在、65歳以上の方全員にインフルエンザの予防接種を受けるよう通知することで受診勧奨を行っております。 次に2点目の予防接種への助成は行っているのか。実施しているのであればその対象者と利用状況についてお聞かせくださいについて、お答えいたします。 65歳以上の方を対象に自己負担1,000円で、インフルエンザの予防接種が受けられるように助成を行っております。利用状況につきましては、平成27年度実績で5,744人の方が利用しております。 ◎福祉部長(津波古充仁)  新里嘉議員の3点目、沖縄子供の貧困緊急対策事業の子ども食堂についてお答えいたします。 まず、①の現在の利用状況についてですが、12月5日現在の利用状況ですが、登録者数11名、世帯数としては7世帯となっております。性別については男子8名、女子3名、年齢については高校生1名、過卒生1名、小学生7名、幼稚園児2名となっております。 次に②のスタッフを含めた運営体制についてですが、居場所の総括を行う事業担当、これは社協の職員になりますが1名、利用者家族・サポーター等との調整を行うアドバイザーが1名、プログラム準備・実施等を行うサポーターが2名で学習支援ボランティアとしての登録者は5名、大学コンソーシアム沖縄からの派遣が2名となっております。 次に③の事業を行っている中での課題等についてですが、対象者と思われる児童(世帯)へのアプローチ及び積極的な周知や広報等が難しい。児童館の開館時間での面談を行うスペースがないなどの課題があります。 ◆5番(新里嘉議員)  答弁ありがとうございます。 それでは大きな1点目から再質問させていただきたいと思います。 大里南小学校の環境整備ということで、今回は現状のほうは市は大体把握しているということですので今回控えますけれども、その中で現在進入口が体育館側の西門になるんですかね、その1カ所ということで先ほど部長の答弁からもありましたが、夕方の御自身のこの送迎、迎えの時間帯を大変本当に混み合う状況になっております。 またさらに、学童クラブが設定予定。さらに言いますと、この進入口の大里南市道の大里南小学校線ですか、こちらのほうをもう近々開通予定です。現在はまだ一部というか、入口のほうが未開通ですので、それほど車の通りもないですが、それが開通するとさらにこの小学校の門前というのは混雑が予想されます。そうなりますと今以上にやはり危険な状況、子供たちの安心・安全な面では危険な状況がありますので、答弁の中では他の課も関わってくると思いますので、しっかりその中で学童施設の配置計画や学校既存施設の動線等を勘案して対応していきたいとありますので、ぜひこの辺は学童クラブが予定としては2年後ですかね、3年後で、市道の開通はもう1年以内だと思いますので、ぜひそれ以内には連携をうまくとって対応していただきたいと思うのですけれども、それについて答弁よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(新垣聡)  新里議員の再質問についてお答えします。 今、お話がありましたように大城側から入ってからの市道がやがて開通をするということで、これにつきましては学童クラブの設置と関係なく小学校、学校を訪問した際に全職員に対してこれまで以上に通勤、それから通学いろいろ交通量が増えることが想定されるということで、大里南小学校にあっては県道で交通事故が発生したということで以前、上地議員からも指摘を受けて、大変交通量の多いところで安全面に危惧しているという観点から全職員に対して今後の安全対策について万全を期すように教育委員会からも指導をしたところであります。 今お話があります学童クラブのまた設置に関しまして、さらにそれの送迎にかかる車両の出入りがあるということで、今1カ所しかないこの駐車場ではやはり帰るのと入ってくるのということで子供たちの交通事故、それから車両間同士の衝突事故等が懸念されるという観点からもう1カ所、入口を開ける予定をしています。もう既に教育委員会では今お話があるように、道路を造ってからまたさらに工事ということになると経費がかさむということもありまして、学童クラブが開設されるまでにはその道路計画もしていくということで今、概算ではありますけれども、設計委託料としては160万円。工事費ととしては1,396万3,000円の見積もりもとって予算化に向けて今財政課と調整をしている最中でございます。 ◆5番(新里嘉議員)  部長、力強い答弁、誠にありがとうございます。 現在でも市道が開通していない中でも、中も混み合ってさらに路肩のほうにも車が止まっているのも入らなくて見受けられます。これがまた市道が開通すればさらに大変危険な状況になりますので、ぜひこれを市の皆さんも横断的に教育委員会だけではなくて、しっかり早目に対応していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 それでは大きな2点目のインフルエンザの予防対策について再質問させていただきたいと思います。市のほうの啓蒙活動のほうでは65歳以上の全員にインフルエンザの予防接種を受けるように通知、受診の勧奨を行っているということですけれども、今回まず1点目のほうですけれども、私なりに少し啓蒙活動のほうで提案させていただきたいなと思っておりまして、当たり前のことなのですが、手洗いをぜひ市を挙げて推奨していただきたいなと思っています。手洗いというのはインフルエンザの予防の有効策ともいわれていますけれども、それ以外の感染するあらゆる腸炎又は結膜炎、そういったのも有効的な予防策であります。それを、市を挙げて、本当に推進していただきたいなと思っているんですよ。 これはあくまでも仮ですが、日本一きれいな手のまち、ビューティフルハンドシティというのを掲げて、例えば何かのイベントでミスハンド、ゴッドハンドなどというきれいな手をアピールするイベントも何かとコラボしてぜひ南城市を、市民一人一人が意識をして大変きれいな手をしているんだな。これがまたゆくゆくはいろいろな感染病の予防にもつながります。これをまた小さいうちから市民が一人一人意識づけすればいろいろな形で予防対策になっていくのではないかと思います。 それもまた一つとして、このイベント開催もなんですが、手洗いチェッカーという実は器具があって、特殊な蛍光灯みたいな形ですけれども、その器具にちょっとした何ですかね、ポンプ式の液体があるのですが、それをつけて一旦水道で手を洗ってもらいます。その後、手洗い残しがないかというのをこの蛍光灯に当てると青、赤でこの部分が浮き出てくるんです。それで手がきれいになったか、きれいに洗えたかどうか確認する手洗いチェッカーという器具があるんですけれども、実は沖縄県の看護協会のほうでもこちら貸し出ししているんですけれどもね。本土のほうでは埼玉戸田市とかそういったところでは市が貸し出しをしているんですよ。どういったところに貸し出しをするかといえば学校現場とか。私、また考えられるのが各地域ですね、南城市は70ありますけれども、デイサービスとかそういった各地域、公民館で行っています。そちらのほうにこういったのを要望があれば貸し出しして手洗いを体験しながら予防を肌で感じる。それをまた意識づけるということを含めて、この手洗いチェッカーも市で1台か2台ぐらい導入していただいて年間を通してそういった貸し出しを行えば、もっともっとそういった啓蒙活動というのは広がるのではないかなというふうに思っております。 先ほどの点もミセスハンドではないんですけれどもイベント等も含めてこの手洗いチェッカーの点も含めて2点提案させていただきましたが、部長、難しいと思いますが所見のほうをよろしくお願いいたします。 ◎市民部長(城間みゆき)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 素晴らしい提案、ありがとうございます。イベントで、4年後の祭りでミスハンド、私も4年後のミスハンドを目指して手洗いを徹底していきたいなと思っております。すごい発想だなと正直思いました。 先ほどの手洗いチェッカーについてですけれども、新里議員のおっしゃるとおり本土の自治体で貸し出しを行っているところもあるようです。先ほど戸田市とおっしゃっておりましたけれども、戸田市はたまたま私の知り合いの職員もおりましてやっているようです。 手洗いチェッカーについてですけれども、安価なもので安ければ3,000円程度から購入できるようです。私が調べた範囲では。ですので、貸し出しではなくて教育の一環として各学校、幼稚園、保育所等でそろえることができないかなと、担当課と調整していきたいなと考えております。多分、うがい・手洗いは学校教育あるいは家庭のしつけ等でやっていただいているのかなと思いますので、時期的に貸し出し1、2台あって貸し出しが重なるよりは安ければ購入も可能なのかなと。ですので、担当課と調整していきたいと思っております。 以上です。 ◆5番(新里嘉議員)  部長、提案までありがとうございます。 学校現場のほうに手洗いチェッカーのほうが調べてみると安価なので、貸し出しするよりはできれば学校現場とか、あとはできれば社協とかそういったところにまた置いていただければミニデイサービスとかそういった面で活用できると思いますので、ぜひこの場だけの話で終わるのではなくて、来年学校現場に行くとしっかり手洗いチェッカーをしている子供たちの姿を見られるようぜひ推進のほうよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、②のほうです。こちらのほう現在、市は65歳以上の方を対象に自己負担、1,000円でインフルエンザの予防接種を受けられる助成を行っていますとありますね。この中で27年度実績5,744名となっております。1点目ですね。これが市の割合は何パーセント、この5,744人が65歳以上の利用者が何パーセントになっているのか。 それともう一点なんですけれども、今南城市のほうは65歳以上の方々なんですけれども、インフルエンザの予防接種は1回平均が3,000円前後といわれています。それを勘案しますと。大体お一人2,000円ぐらいの助成を行っている計算になります。近隣でちょっと調べたんですけれども、与那原町のほうが実は18歳未満の子供たちにも助成を行っているんですね。こちらのほうが1回1,500円の助成を行っています。やはりインフルエンザ自体も菌自体も年々進化していくということで、去年からは今までが3種混合の予防接種だったのが去年からは4種混合になっています。 そういった中で少しやはり予防接種の料金も高くなっている。これはやはり医療機関によっては様々ですので、違いはあるのですが、大体1回3,000円前後というふうになっています。その点を考えると南城市のほうもぜひ子供たちの助成を考えてみてはどうか。 できれば、市長も昨日ありましたけれども、市民皆様にできるだけサービス、一人一人ということでしたけれども、その辺を財政的な事も含めてですけれども、先ほど①点目とちょっと関連するんですけれども、先ほどの例えば65歳以上の方々の助成が今5,744名。パーセンテージを出してもらってこの南城市全体の助成を100と考えて、もし残りのパーセントが40%、50%あるのであればそれをこういった子ども達のほうに幾らかでも回せないかと例えばですけれども、全員でなくても高校受験を控える南城市全体の中学校3年生、大体今500名前後どの学年もいると思います。ざっと1回1,500円の助成と考えますと75万ぐらい。もしこれが私の仮定が可能であるのであれば、この範囲内でも十分助成はやっていけるのではないかなと思っているんですけれども。 最初の1番目のパーセンテージで、今言った提案なんですけれども、その助成の割り当てが子供たちのほうにも一部ですが、回る可能性の考えはあるのかどうか所見のほうをよろしくお願いいたします。 ◎市民部長(城間みゆき)  新里嘉議員の再質問にお答えいたします。 65歳以上の接種率は何パーセントかということで、これは平成27年度ですけれども57.52%です。9,986人に通知をして5,744人が接種したということです。それから与那原町が今1,500円の助成を行っているということで、県内、調査したものがたまたま資料があったので見てみたのですが、与那原町以外には北部のほうで本部町、宜野座村、金武町、あとは離島のほうで座間味村、渡名喜村、南大東村、伊平屋村、多良間村辺りが助成をしているという資料がございます。 昨日の答弁と重複しますけれども、インフルエンザ予防接種については任意接種ということで現在行っておりません。このインフルエンザ予防接種が平成6年の予防接種法の改正に伴って定期接種からインフルエンザになっております。65歳以上の方については重症化が懸念されるということで、また平成13年に予防接種の改正がありまして、B類に指定されて定期接種になっているという経緯がございまして、昨日も答弁したのですが、13歳未満は2回接種するということから家計への負担はあるかなと、お子さんが3、4人いれば結構かかっているのかなというのは、認識はしているところですけれども、ただ昨日も話したんですけれども、現在、任意接種には助成をしていないというところからすぐ、はいやります、ということが言えなくて、今後議論をしていきたいなと。先ほど中学3年生だけでも、ということは個人的にはいいのかなと今思ったところです。1,500円、今与那原町が補助しているということだったものですから、南城市で0歳~12歳あるいは0歳~18歳まで。与那原町は18歳まででしたので、南城市で1,500円を補助した場合というのは2,300万余り予算が必要になるということになります。15歳だけ、中学生だけでしたらさっき議員がおっしゃったぐらいの金額なのかなということですので、今後議論をしていきたい。もう少し時間を頂きたいと思っております。 以上です。 ◆5番(新里嘉議員)  部長、ありがとうございました。 ぜひ議論をしっかりしていただいて、私先ほど高校受験を控えた中学校3年と言いましたけれども、その中に例えば小学校に上がる前の幼稚園生、小学校に上がるときに大変お子さんもお金かかります。6歳ですので2回接種とあります。そういった方々も例えば対象にしていただくとか、そういったのを含めて、例えば1カ所じゃないですよ、高校受験生徒の3年生になるか、今回は幼稚園生なのか。そういったことも含めるともっともっと対象を1つに絞るのではなくてどこだったらできるのかということもいろいろ考えてみて、南城市ができる、体制を整えてそこからまた財収が増えていけばどんどんまた広がっていくと思いますので、今できることをしっかりまたやっていただきたいなというふうに、これは切に思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして3点目のほうです。仮称の子ども食堂のほうなんですけれども、こちらのほうどうしても、こちらのほう私も先日、ちょっと現場のほうひまわり食堂のほう見に行ったんですけれども、正直なところ、子どもらしい子どもを本当に久々に見たなという感じがしました。利用している子どもなんですけれども。とても無邪気で、やはり子どもには、個人的な意見なんですけれども、何の罪もないんですよ、本当に。 そういった中で、やはりこの沖縄子供の貧困緊急、この貧困という部分ですね、市民の中でも偏見がどうしてもまだまだあるという声が聞かれます。その中で私がちょっと一部耳にしたのが、どうしても今回、登録申請制度で今行っていると思うんですけれども、子ども食堂のほうですね、利用者の皆さんは。その申請を、なかなかこの貧困という言葉自体で、親御さんがその場に行かさない又は申請をしないという現状があるというふうにちょっと耳にしました。 そういった中で、私もちょうど夕方6時前後で、6時までは児童館の子ども達はそのまま利用できるんですね。6時後からは、そういった子ども食堂の対象者の方々が利用になるんですけれども、その帰る子どもも、お家に帰っても誰もいないんだよなということを女の子がぽつりと言って帰られたというのをちょっと目にしたものですから。実はこういった子どもも、先ほど答弁にもありましたけれども、潜在的な利用者ではないかなと思っているんですよ。 その中で、今11名の方が申請で登録、利用しているということでしたけれども、やっぱりその中で、展開していく上で、今後は市民全体で、社会全体でこういった子供たちを支えていく。その中でも、市のほうも連携機関・団体というのを掲げています。自治会、福祉関係団体等、あと市内市民のボランティアこういった方々を巻き込んで運営をしていくということを市のほうでも掲げています。そういった中では、やはり各種団体の声かけ、働きかけが弱いのではないかなと思っているんですよ。 実際に子ども食堂、新開のほうでやっているよというのを、なかなか大里地区の方々はまだまだわかっていない。もちろん対象者がその辺の地区というのもあるんですけれども、その辺も含めて部長、課題といいますか、先ほどもちょっとありましたけど、なかなかつなげられないという課題もありましたけれども、その辺も含めて部長はどう思っているか見解をお聞かせください。 ◎福祉部長(津波古充仁)  新里議員の再質問にお答えします。 今現在、展開しています沖縄子供の貧困緊急対策事業については、内閣府の事業ということで3年間は100%補助というふうに言われております。その後3年間は沖縄振興の予算のほうから補助されるということになっているようなのですが、今回モデル的に実施したということで佐敷地区を選定しました。今回佐敷地区での実績をもとに平成29年度には1カ所、佐敷地区以外での事業実施に向けて今、場所の選定等を進めているところです。 今後につきましても、沖縄県子供の貧困対策計画の活用ができないかということと、後また、これが他のその後4地区、さらには公民館が活用できないかということを今、最終的な目標としては掲げております。各地区の公民館が活用できるとなると、地元の子供たちが気兼ねなく参加できるのではないかなと思っております。 それと登録制ではあるのですが、それに一緒に遊んでいる仲のいい子供たちというのは当然仲間づくりのためにも一番いいことですので、なのでそういうふうな線引きをして断るということはやっておりませんので、その辺は皆さんのほうもお知らせしていただきたいなと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  ありがとうございます。 そうですね、本当に私たち議員も一人一人がこの点はしっかり市民の皆様に周知していく、その義務もやはりあると思います。私もその中で、現場を見に行ったときにそこにいるスタッフの皆さん、本当に一生懸命頑張っておりました。 今回、モデルということで佐敷地区、場所のほうもひまわり児童館、厨房のほうもしっかり整備されていて、厨房もまた大きくて、場所的には大変いい場所だったんじゃないかなと、選定したんじゃないかなと思います。 ただその中で、今部長が言いました、来年からもう1地区、できればまた4地区という話がありましたけれども、やはり場所の問題ですね。各地区にそういった実際適正な場所があるのか、その辺は大きな課題なのかなと思いました。 今回たまたま見たひまわり児童館は、場所は適しているかなと思いますが、そういった場所がなかなか、他の地区を見ると今のところどうなのかなと私個人的にはちょっと思うんですけれども、その辺、すみませんもう1点ですね。 もう1個は、今先ほどありましたけれども、この緊急対策事業というのが28年度から33年度までの事業であります。その中で大きな柱というのが協議会の設置と子どもの居場所、子どもの貧困対策の支援というこの3本の柱が対策事業の中でうたわれております。その中でいきますと、子どもの居場所はまだ現在モデル地区ですけれども、今ひまわり児童館で行っております。子どもの貧困対策支援員というのも私の認識が間違っていなければ、今現在、各校区にソーシャルワーカーさんが一人おられます。そちらのほうで多分対応していると思います。 ただ、協議会のほうですね、こちらのほうが南城市はまだ設置されていないかなと思っているんですけれども、この2点、先ほどの件も含めましてよろしくお願いいたします。 ◎福祉部長(津波古充仁)  新里議員の再質問にお答えします。 協議会については子供の貧困という観点からすると今、生活困窮者の支援対策事業ということで、自立支援対策事業ということで調整会議を開いております。その中でもあらゆるそういった困っている事例については検討することになっています。あらゆるところから情報があれば会議の中で調整することになっていますので、その中には社会福祉課、児童家庭課、生きがい推進課、それから健康増進課、それから観光商工課、それと教育委員会、教育指導課ですか、それと社会福祉協議会のメンバーが会議のメンバーになっていますので、そういった情報共有については、いつでもできる体制にはなっております。 ◆5番(新里嘉議員)  児童家庭課だけではなくて、全体で今やっている。これ、毎週金曜日に委員会の中でも前回ちょっとお聞きしたんですけど、毎週金曜日、そういったヒアリングを行っているということでしたけれども、やはりちょっと言葉はあれなんですけれども、なかなかこれでは弱いんではないかなと。 今後、今6年間しっかりありますけれども、この6年間対策事業が終わった後も、やはり継続的にこの問題というのは以前からもありましたけれども、なかなか難しい本当にデリケートな問題であります。しっかり、やはり構築を本当にしていかなければ、これは庁舎内要するに横断的にしっかり、これ協議会も設置してやっていかなければ、なかなか根本的な解決にはなっていかないのではないかなと思っていますので、実際沖縄県のほうはまだまだこの協議会設置しているところが少ないというふうに聞いています。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆5番(新里嘉議員)  ただ名護市とか、あと豊見城、八重瀬とかも少しそういったものを設置していると聞いておりますので、ぜひ自治体的には今南城市のほうですね、いろんな分野の中でやっていると聞きますけれども、ぜひこれは庁内で取り上げて横断的な中で協議会をしっかり作っていただいて、対応していただきたいなと思っておりますので、最後に市長、その辺の見解をお聞きしまして私の質問を終わらせていただきます。 ◎市長(古謝景春)  お答えいたします。 貧困対策というのは大変重要な課題であると思っております。私も福祉課に1年間いた関係で、こういう貧困世帯の親の状況、そして子供の状況を見てまいりましたけれども、大変優秀な子どもが外に出られないというような状況もありまして、私はすぐかかったのがいわゆる母子家庭の雇用の問題ということで、それをしっかりやっていこうということで、知念村時代にもデイサービスは全部母子家庭で優先ということと、それでいま雇用サポートセンターもそういう視点からの発想であります。 できれば福祉課、我々も含めて1年に1回ぐらいは募金を募って、その子ども達のために使っていただくというぐらいのことを実施したいなと思っております。市民の意識が、そういうふうにみんなで支えていこうというような意識を醸成したいと思っております。 今、職員においては退職した人たちが1万円寄附して、そして生活保護とか、そして食べるものがないというような相談があったときには、その基金から貸しているという状況であります。それは制度的に待たなければいけない状況、緊急的なものには対処しておりますので、そういうことができるような南城市でありたいなということで、ぜひ議員各位におかれましても、そういう視点で考えていただければ大変ありがたいと思っています。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 11時59分)     (再開 13時30分) 再開します。 次の質問者、安谷屋正議員。 ◆6番(安谷屋正議員)  皆さん、こんにちは。午後の一番バッターとなりました。私の一般質問で多分、2回目ですかね、応援団が来ております。ただ、投票権は与那原にありまして、残念ながらその辺は残念ではあるのですが、それもつき合いの一つと思ってつき合っていただければと思います。 午前中、新里嘉議員がいろんなパフォーマンスをしていただいて、告知するパンフレットもないので、一言だけ。僕らゆまぢり会の中で長男、次男、三男として仲良く日々活動しておりますが、三男と長男が連続でなかったことは、仲間光枝さんの目のアレルギーには良かったのかなというふうに思っております。 冗談はその辺にしまして、一般質問に入る前に冒頭ちょっと一つだけお願いしておきたいと思います。これは都市建設課の所管になるんですかね。今の島尻消防から庁舎に下りてくる道の途中右側で建設工事をやっていまして、その工事車両がずっと今日なんか10台ぐらい路上駐車しているんですね。これでは坂の途中で見渡しも悪いですし、通園、通学、登庁の方もいっぱいいらっしゃいますので、どうか市当局からひとつ注意のほうを呼びかけていただければと思っております。 それでは、通告書に従って質問を続けていきたいと思います。今日は2点取り上げてございます。 まず1点目、新庁舎を中心とした中核地における整備の進捗状況についてお伺いします。 ①本市の都市計画マスタープランで新庁舎付近への公共交通の結節がうたわれておりますが、計画の進捗状況をお伺いします。 ②新庁舎の建設事業がスタートすることとなり、大里地域からのアクセス改善はいよいよ待ったなしの状況にあると考えますが、市の道路網計画の見直し状況についてお伺いします。 ③昨年の3月議会で取り上げていますが、医療法人タピックと連携した医療ツーリズムの実現性について市当局の考え方をお伺いします。この③に関しては、先日11月13日付の琉球新報において、タピックさんが来年9月を目途に、9月以降の開業を目指してリハビリを中心とした施設内のクリニックを開業するという新聞報道がありました。その内容確認を含めて対応をよろしくお願いいたします。 2点目、地域課題について ①現在の親慶原ロータリーは進行方向がわかりづらく、たまに交差点の進行方向に対して逆走するドライバーを見たという目撃情報があります。そこで、糸満ロータリーのようなラウンドアバウト方式の交通形態が導入できないかお伺いします。 ②特別養護老人ホーム東雲の丘は、市道夜明けが丘線を挟んで施設があり、施設間の往来時に不便を来している状況にあります。中核地の整備が進めば、自ずと交通量は今の倍増することは容易に推察できます。どうにか施設前に横断歩道の設置ができないかお伺いします。 以上、よろしくお願いします。 ◎企画部長(玉城勉)  昼のトップバッターであります。 安谷屋議員の新庁舎を中心とした中核地における整備状況についてということで、①と③番目が企画部関連なので、①と③を続けて答弁したいと考えています。 その前に昼休み中というんですか、ここに向かう前にいいニュースがありましたので、この答弁とも少し関連しますので御紹介したいと思いますけれども、今、商工会と連携をして一括交付金、地方創生関係でインキュベート施設を造って、4業者の4つの部屋がありましたのですが、今まで1業者しか決まってなかったんですけれども、今日時点で3業者がもう決まりそうだということで、近々4室満室になるということで、これまで取り組んできた地方創生、企業誘致というんですか、関係団体との取り組みが徐々に実を結んだのかなということで、いいニュースが入りました。 それでは、安谷屋議員の1点目、中核地の公共交通の結節の進捗状況についてお答えいたします。 本市の公共交通は御承知のとおり、民間バス事業者3社により、旧4町村地域から那覇市等へ向かう系統のままで、合併後の市内の公共施設やイベント開催地等への市民の移動範囲の拡大に対応できておらず不便な状況にありましたが、現在は交通弱者対策としてデマンド交通、おでかけなんじぃという新たな交通システムを導入し、市民の足として定着しつつあります。 本市においては、南部東道路の全線開通を見据え、デマンド交通を含めたバス路線の再編や乗降、乗り継ぎにかかる交通広場の整備など、地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築を目指し、先導的都市拠点の形成等、次の段階のまちづくりと連携した地域公共交通網形成計画の策定に取り組んでいるところでございます。 次に、3点目の医療法人タピックと連携した医療ツーリズムの実現についての質問にお答えします。 まず、現在、市が取り組んでいる事業について御説明します。 1点目は、市商工会が中心となって、南城市、市観光協会、広告代理店及び旅行社の市内事業者との連携により、沖縄県商工会連合会の地域ビジネス力強化支援事業が採択され、ウェルネスツアープログラムの構築、市内カフェ連携による地域資源を生かした新メニューの開発等を実施しております。 2つ目は、地方創生加速化交付金を活用し、八重瀬町との連携による広域創生スタートアップ事業の中で、観光資源の活用調査事業を実施しております。その中で有機野菜、無添加食材を使った料理体験ツアーや不妊治療ツアーの可能性について調査検証を行っているところであります。 こうした中、先ほど議員からも紹介があったんですけれども、ユインチホテル南城では、2017年9月以降の開業を目指し、ユインチ健康クリニックを設置し、いよいよ医療観光事業を本格化する旨の新聞報道が去る11月13日になされ、市としても大変喜ばしいニュースであり、少しずつ具体化への環境が整ってきたと考えております。 本市における医療ツーリズムの実現性については、継続的に外から我が南城市へ人を呼び込む、訪れる環境を構築していくことが重要であると考えております。南部東道路の整備によって、空港からの交通アクセスの飛躍的改善されることは、つながる部分について大いに期待される要素であります。また、地域全体としてのブランディング、民間企業等による受け入れ体制等への投資を併せて推進することが不可欠であるというふうに考えております。 ◎土木建築部長(伊集稔)  安谷屋正議員の1の2点目の御質問にお答えいたします。 先ほどの始まる前に、安谷屋議員からありました消防への道路については、早速職員も一般質問をテレビで見ていると思いますので、早速注意、指導をさせていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 2点目の御質問、市の道路網計画の見直し状況についてお答えいたします。 現在、南城市道路網整備計画検討委員会、作業部会を設置し、中期の見直しを実施しております。今年度末の改定を予定しております。その中で、新庁舎等複合施設や先導的都市拠点等の周辺道路についても新たに整備路線の追加予定となっております。道路網整備計画検討委員会の中で検討していきたいと考えております。 次に、大きな2点目、地域の課題についての①親慶原ロータリーをラウンドアバウト方式に改良できないかについてお答えいたします。親慶原ロータリーは、県道86号線と県道137号線の交差する箇所であります。現場は信号機の設置があり、侵入方向や侵入禁止の標識も設置され、安全確保のため交通規制もされております。親慶原交差点は、現在、ロータリー方式の交差点でT字型の交差点や議員が提案するラウンドアバウト方式が交通渋滞の緩和や安全確保に最良であるか、県に確認したいと考えております。 以上です。 ◎市民部長(城間みゆき)  安谷屋正議員の2点目の質問、地域課題についてお答えいたします。 ②東雲の丘前への横断歩道設置についてですが、現地を確認したところ、御指摘の箇所は緩やかなカーブとなっていることや、歩道が片側のみになっており、横断歩道の両端に歩行者の待機所の確保が難しいことから現時点での設置は厳しい状況です。しかし、議員御指摘のとおり、中核地が形成されることにより交通量の増加は想定できますので、今後、与那原警察署と協議の上、より安全性の高い対策を検討してまいります。 ◆6番(安谷屋正議員)  それでは順を追って質問していきたいと思いますが、まずは伊集部長、今、担当課の皆さんがこのモニターを見ているのであれば早速対応していただけるということですので、安全確保の観点からぜひお願いしたいと思っています。あそこはもう完全に急坂で見通しも悪いですし、あれだけ並ばれるとかなり危険だと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それではまず1点目の地域公共交通との結節について、これから地域公共交通網形成計画に取り組んでいくというような話でありますが、どう考えてもこの中核地で庁舎建設が始まって、なおかつ2,000台規模の公共駐車場も整備されるという中で、交通量の増大はもう避けて通れないものだと思っております。 しかもそこにはやっぱり取り上げておりますけれども、老健施設とか社会福祉施設、鵠生の叢とか、そういった施設もありまして、社会でいえば交通弱者の方が多くおられます。そういう面では、この都市計画の中でうたう公共交通、確かに公共交通の乗り入れ結節というのは簡単なことではなかろうかと思います。いろんな協議事項があろうかと思いますけれども、だからといってこれを先延ばしはあんまりできないだろうと。せっかく新庁舎も造って、公共駐車場も整備して、整備は進んだけれども交通の利便性が上がらないという形では市民サービスとしてはどうかなというような観点でこの質問は取り上げさせてもらっております。 先日、我がゆまぢり会の代表質問の中での土地利用の計画に関しては、たしか企画部長のほうから先導的都市拠点創出ビジョンですか、これを策定して4月に企画室を立ち上げ市民アンケートも行って、関係所管のヒアリングも実施した上で、もう年度内でそういう審議会にも通して具体的な計画を為していきたいというふうに、明らかに先が見えるような答弁がございました。 ところが、この交通網の再編、整備については、どうしてもちょっと遅れているのかな、具体的なスケジュールがなかなか見えてこない。先ほど土建部長の答弁の中では、今年度中に道路網計画も再編して提示するという話ではあるんですけれども、ここまでこの庁舎建設中核地の整備については、長々と議論した中で進んでいるわけですから、それを並行してタイムラグのないような計画というのが出せなかったのかなというのが1点ございまして、その辺について担当両部局長から土地利用についてはどんどん計画的にスケジュールが見える形で具体的な案が出されていますけれども、交通網の再編に関してなかなか具体的なものが見えてこない。いつでしたかね、去年たしか城間松安議員からも稲福からの通路を改良できないかとか、いろんな地域の課題は出されております。それに対して、ちょっと遅れているように市民が思える部分に対して、計画の遅れというふうに市民としては捉えますけれども、どういう見解かお伺いできますでしょうか。 ◎企画部長(玉城勉)  安谷屋議員の再質問の中で、企画部で所管している交通手段のことについて、私のほうから答弁したいと思います。 交通手段と交通インフラ、要は道路整備とか両方かかってくるんですけど、私は交通手段のほうについて現状と今後の取り組み等について答弁したいと思います。御承知のように今、南城市はおでかけなんじぃをしています。これも有償に入ってもう2年目を迎えて昨年より利用者はかなり増えてきています。それから見えてきたものがあります。それは、今3台で回しています。ある時間は2便にしているんですけれども、今回利用者が多いということで、また土曜日もまた3便に増やすという形をしているんですけれども、やっぱり南城市の地形上、それと道路網の関係上、1台あたり平均3名を超えるというのは非常に難しいというふうに思っています。それはなぜかというと、1時間以内で完結をして送り届けるというシステムになっているものですから、1時間を超えるという場合は次の便で他のおでかけなんじぃが出ちゃうんですよ。そうすると、せっかく電話を入れたのに乗れなかったというのが今現状出てきています。 これは他の市町村同様にデマンドバスやっているところとも違う部分でありまして、今後は将来に向けては小型化をして台数を増やすのか、それともやっぱりどのレベルで抑えるのかというのをちょっと考えないといけない。それを絡めて考えるのが公共交通との再編。これは、公共交通というのは路線バスのことです。路線バスとおでかけなんじぃが担うエリアの区分の仕方を今後、将来に向けては考えないといけないと思っています。 既に今、うちの公共交通会議の中のメンバーでありますバス事業者3社と一緒にうちの企画室は県外で先進地等々一緒に視察しに行っています。バス事業者とのやっぱり意思疎通とか理解を得ながらこれは進めないといけないものですから、その中ではバス事業者も今までは会社同士でなかなか話し合う機会がなかったんですけれども、同じかぶっている路線というか、つながりが弱い路線については将来的にはどちらか会社に1本にして、バス路線を再編すべきじゃないかという議論も出てきています。 こういった議論を最終的にはどうまとめていくかというターゲットになりますけれども、今、公共交通の再編の部分についての一番の大きな事項としましては、南部東道路が全面開通をする。その時点でようやく再編のプランが生かされる時期はそのときです。 ですから今、企画部のほうではバス再編地域公共交通網の策定ということで、今取り組んでいるんですけれども、29年度に再編実施計画基礎調査をやりまして、30年度に実施計画の策定、31年度で再編実施計画の認定申請、これは国土交通省に認定をもらって再編していくわけですから、そういった形で最終的には32年に南部東道路が直接乗り入れ、その部分までつながるということを見据えて、一つ一つ事業者と一緒に課題、問題等を議論しながら、それとおでかけなんじぃのあり方、運行しながら、それを改善しながらこれにつなげていこうというふうなスケジュールで取り組んでいるところであります。 ◎土木建築部長(伊集稔)  安谷屋正議員の再質問にお答えします。 道路網の整備計画の前回の22年に策定しました路線については、ここに中核地に関連する道路といたしましては、長堂上原夜明けが丘線、それが完了しております。喜良原長作原線が今工事を実施しているところでございます。この計画は当初の道路網の計画の中では、短期整備路線ということで今実施を完了したのと実施しているのとがあるということでございます。 それと今、真境名から上に中核地にという道路においては、中期以降の計画となっておりまして、この再編をこれからやるという状況でございます。 今後、作業部会、それと委員会の中で実際市内全域の道路の状況を見ながら、それから整備していく優先度を見ながら計画を立てていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆6番(安谷屋正議員)  公共交通とおでかけなんじぃ、デマンド交通との連携のあり方、それは僕らゆまぢり会も去年でしたかね、政務活動で福岡の八女市の先進地視察という形で行ってきました。向こうのほうは最初からもう、デマンド交通に関しては有料ありきで、なおかつバス事業者とはその形で何度も交渉して役所担当の職員はもう何カ月も眠らない状況の中で交渉を続けて、実現して山間地の皆さんからは喜ばれているという話もありました。 そういう点ではやっぱり南城市もさっき部長おっしゃっていたように、範囲も広いですし、起伏も激しい所であります。それで八女市とかがかなり参考になろうかと思っております。ぜひ、この公共交通、今協議が始まっているという話なので、そこのところを推し進めていただいて、スムーズな連携をしていただきたいと思っております。 土建部長からも答弁ありましたけど、再編も見直しも着々と進んでいると。短期計画だった分に関しては、整備が進んでいますよと。これからはまた中長期の部分に関しても検討していきますという答弁ですので、ぜひそれに期待していきたいと思っております。 南城市は観光を重心にメインに置きながら、いろいろ施策を進めている状況にありますし、そういう観光施設とまた庁舎間、市内を移動する手段に対してはやっぱり行政側からのサービスとして、ぜひ取り組んでいくべきことだろうと思っております。 これだけの莫大な予算をかけて中核施設の整備をしますし、これは合併合意の中での検討事項で、課題事項でいう合併10周年を迎えていよいよスタートするということで、市民サービスはかなり集約されていいサービスが、サービスの質の向上にはつながっていくとは思いますけれども、それをだから享受するためにもやっぱり移動手段が確立できないと満足度はかなり低いものになってしまうのかなという思いがありますので、ぜひ行政の皆さん頑張っていただいて、早目に交通網の整備と、あとまた公共交通機関との連携という形を進めていっていただきたいと思っております。 それでは、③の医療ツーリズム観点について話を進めていきたいと思いますが、まず最初に、今回、去年3月の時点で一般質問の中で市長とのやりとりで、タピックさんともそういう医療ツーリズムを含めて宮里社長とは話もしていますよという話の中から、しばらく今回12月の時点で、今議会で取り上げようということで準備している矢先に新聞発表があったということでちょっとびっくりしたんですけれども、その辺でタピックさんと南城市と事前に協議があったのか、あったのであれば中身としてどの辺までの話があったのか。新聞報道によりますと、ホテルサンライズ知念ですか、あそこの跡地購入をして利用計画の中に入っているようでありますので、その辺も含めて答弁できるのであればお願いします。 ◎企画部長(玉城勉)  安谷屋議員の再質問、医療ツーリズムの位置づけに関してタピックさんとこれまで新聞報道にあった案件等について協議があったかという話でございますけれども、医療ツーリズムにつきましては、ウェルネス事業等々で今までタピックさんといろんな連携をしてまいりました。それと、ちゃーGANJU CITY構想の中でも医療ツーリズムということで、タピックさんが将来的にはユインチホテル南城のあいている敷地を利用して、リハビリとか癒やしとかそういった未病、健康の分野での観光とリンクした取り組みができないかという話は以前からございました。平成21、22年度ぐらいからあったと思います。それで中国視察も宮里社長とも一緒に行って、そういった部分、中国からのこういった医療ツーリズムの可能性等々についても宮里社長と一緒に行った経緯はその辺の話があってということです。 具体的に今回のニュースの部分について協議があったかという話なんですけれども、ホテルを造る際にこういった施設の中に造りたいという話は伺っておりました。具体的にこの時点で市とどういった関係を持っていくかというところまでの踏み込んだ協議はしてないんですけれども、これまでのやりとりの中でようやくタピックさんも本格的に投資をするんだなということで、我々は非常にうれしく思って今後連携していきましょうという程度の話しかしていないというのが現状です。 繰り返しになりますけれども、これまでの取り組みの流れの中でこれが実現したということでございます。 それとサンライズ知念の部分のあちらを改修するという話も報告に来ていました。その中でも、リゾートウェディングじゃなくてやっぱり太陽が上る健康地南城市ということで、癒やしの部分でコンセプトで改修をしていくという話がございました。 ですから当然、新しいホテルとレジャーセンター、それとサンライズホテル、その辺も含めて事業を展開していきたい旨の話がございましたので、今後具体的な話が進めば連携する要素が出てくる、それと協議をする場が出てくるのかなというふうに思っています。 ◆6番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 具体的に今回の案件に関して個別具体的な話し合いとかそういうことではなくて、タピックさんがユインチ進出する時点から協議を重ねた上で今回のものの動きになっていますよという形で理解いたします。 それには先ほど中国との交流を深めてという話の中で、市長の御尽力もあろうかと思います。ゆまぢり会も代表質問の中で城間松安議員からあったように、中国江陰市との友好都市の調印式に一緒に同行させていただきました。その中でも中国の可能性、物すごくポテンシャル高いなというふうに感じております。 医療ツーリズムという定義というんですかね、これは自分の国の医療より高い水準の医療を受けるためにそれを観光と併せてやっていくというような形で今、インバウンドの取り組みとして一つの形態として、国のほうも2011年ですかね、最長6カ月滞在できるような医療ビザの発給という形で発給を県も緩和して国の施策の中にも取り入れてやっているところでありますので、ぜひ中国、ちょうどネットで調べた結果なんですけれども、そういう形で医療を求めて海外へ渡航する国別の割合でいきますと、中国と韓国とでほぼ6割を占めている状況なんですね。それだけ沖縄からも近いアジア圏域でこれだけの需要があるということを考えますと、このタピックさんがこの事例を成功させることによって、今度は医療だけじゃなくて南城市全体の観光、それもまたリピーターを増やせるというような形にもなっていこうかと思います。 南城市の観光のあり方としてと言いますか、各ムラヤーを拠点とした芸能とか地域文化を生かして観光を作り上げていこうという今動きもある中で、この医療ツーリズムを巻き込んで一つの観光として作り上げていくということは物すごく夢のある話で期待するものであります。 その医療ツーリズムが成功することもそうなんですけれども、地域の皆さんからいいますと今まで玉城地域、知念方面、病院等なかった所に今度タピックさんで、しかも中核地、役所の近くにそういう医療施設ができるということで、地元の皆さんはいろんな形で総合的な診察が受けられることを期待している状況であります。 前回市長の話でもありましたけれども、専門医じゃなくて総合医が必要だと。総合的な医療を1カ所で受けられるような、そういう施設を目指すべきだというような話もありました。 そこでぜひ将来、今回リハビリを中心として開設するみたいですけど、将来的にはそこで総合的な医療が受けられるような、そういう形に持っていけるように市長のほうからもぜひ宮里社長とは懇意にしている仲でしょうからお願いしていただきたいと思いますが、それについて市長の見解があればお願いいたします。 ◎市長(古謝景春)  安谷屋議員の質問にお答えいたします。 タピックがここを買い上げたときには、私がこれまでのいわゆる統合医療という視点で西洋医学だけではなくて、東洋医学も含めて、食もサプリメントも含めて人を健康にする、そういう全体的な医療の拠点として我が南城市を考えていこうということで打ち出したときに、それに共感してホテルを買ったというような話を当初されておりました。 そういったことで、医療ツーリズムもしっかりやっていこうということで、再三話し合いをした中で、そして中国の蘇州市、江陰市も含めて医療の現状を見てこようということで行ってまいりました。向こうのいわゆる裕福層の中で結構リハビリが必要な方々が病院に入院して、そしてそのリハビリの技術がなかなか確立されていないということで、自宅に戻ってそのまま寝たきりになってしまうというようなことが結構多いそうです。それを沖縄に来て家族含めてリハビリに来れば、また回復して元気になっていくということが、我々は全体として認識をし、またそれができるものだということで、両方がプラスになれるようなことがこれから我々が出来ることじゃないかということで、その方向性でやっていこうというようなことで今進めております。 それと同時に、今医療費が高騰している原因は渡りなんですね。専門医の医者が多いものですから、それが病院の診察費用を上げているというような状況ですから、できれば一つの医者が全部診て、ここはあんたどこが悪いんだよということの判定をして、そして専門医に紹介するというよう総合医のことをやれば、トータルとして医療費が下がってくるというようなことですから、私は先生にもそのような医者を配置してくれということでお願いして、また先生も共感をしております。 皆保険制度が永続的に続くというのは、やっぱりそういう中身もチェックしながら私も国保連合会の理事長も兼務しておりますので、そういったいわゆる永続的に国民が皆保険制度で保障を受けられるようなシステムを作っていくということが私に課せられた課題でございますので、そういった視点で今頑張っているところをぜひ御理解していただきたいと思います。 ◆6番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 市長がおっしゃるように、医療費を抑制するにあたってはやっぱり今いう渡りではなくて、1カ所で総合的な診療ができるようなシステムが最良だということで宮里先生とも話し合って進めているということですので、この医療ツーリズムを起爆剤といいますか、これだけの中国、韓国、アジアにそれだけの需要があろうかと思いますので、それを起点としてぜひ南城市の観光に資するようなシステム、形作りというんですかね、それをぜひタピックさんとできるだけ情報交換をやりながら進めていっていただければなと思っております。この点については、ちょっと時間もありませんので、次に移ろうかと思いますので、何かまた機会を見つけて質問する機会があればよろしくお願いいたします。 2点目の地域課題についてですが、まず市民部長の城間部長とは少し話したかったんですけれども時間もありませんので、現状では立地的な条件からも設置が厳しいという回答ですけれども、できればやっぱり実際向こうを通ってみますと、車椅子とかで利用者が横断するときになかなか道がきれいになったせい、これが災いというわけではないんですけれども結構なスピードで走ってくる車があるんですね。実際、自分もウォーキングで歩いているときにこれは車椅子とかじゃなくて、施設の職員が渡ろうとしたときにぽんと車が入ってきたという状況を目の前で見たものですから、それでもって施設のほうを確認してやっぱり施設側としてもあったら助かるよねという話があったので今回取り上げております。 実をいいますと、施設側も手前のほうに施設がありますよっていう大きな看板まで立てたり、自助努力している状況でありますので、ぜひそういったところも訴えていただいて前向きにいけるようによろしくお願いいたします。 それと親慶原ロータリーの課題について少し話させていただければと思いますが、ラウンドアバウト方式に持っていきますと基本的には夜間も道路照明だけで済むと、信号機もない。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆6番(安谷屋正議員)  信号機もちょうど議論が足りなくなりましたけれども、これについてはコストダウン、あとまた低炭素も含めて環境負荷の部分も少なくなるはずですので、ぜひ次の機会に捉えてまた質問しますけれども、前向きに取り組んでいっていただければなと思います。 これ質問取り上げたのには、ロータリーのああいう形状もありますけれども、実をいうと喜良原新里長作原線ですかね、あそこと糸数から来るのと県道86号の交差点。あそこは結構大きな事故が今まででも起こっているんですよね。ちょっと調べてみますと、四つ角のこういう十字路があれば、その用地内で多分標準的なラウンドアバウト方式だったら設置できるだろうというような話もありました。ということであれば ○議長(大城悟)  時間です。 ◆6番(安谷屋正議員)  そういう形で向こうの交差点でも十分取り入れが可能だと思っておりますので、今後期待しております。 終わります。 ○議長(大城悟)  次の質問者、玉城健議員。 ◆12番(玉城健議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。先ほど一般質問午後始まる前に市長からあんたが取り上げたんだろうということではありましたが、確かにそうではありますが、それをさらにまたうまくみんなが本当に良かったねというものにしたいと思いまして、この質問になりましたので、よろしくお願いいたします。 まず1点目、発言事項でございますが、糸数アブチラガマの大砲展示についてでございます。南部観光総合案内センター前に展示されております旧日本軍、八九式十五糎加農砲について訪れた観光客からいろいろな意見があり、また新聞投書等で批判意見が掲載されたりと、市が考えておりました戦争遺産を通して平和学習につなげたいという趣旨がかなり誤解されているように思います。そこで以下の点について伺います。 1つ目に、市が把握している苦情、批判の現状、内容、件数等、それと南部観光総合案内センターも含めてお願いいたします。 2つ目に、展示するにあたり、展示場所の位置及び配置の決定についてどのような形で進めてきたのかをお願いいたします。 3つ目に、説明文が展示場所と反対側にあり、見にくく、わかりにくくなっておりますが、もう少し工夫ができなかったかをお聞かせください。 4つ目に、説明文に、現在、砲としては靖国神社遊就館にも展示されているという文言が新たにつけ加えられておりますが、追加に至った経緯をお願いいたします。 5つ目に、現状では平和学習につなげたいという市の思いが観光客に正確に伝わっていない状況ですが、説明掲示板の設置、パンフレット等新たに改善が必要と思いますが見解を伺います。 2点目につきましては、自席にて行いますのでよろしくお願いいたします。 ◎企画部長(玉城勉)  玉城健議員の糸数アブチラガマ大砲展示について、まず1点目の苦情に関する質問についてお答えします。 市への苦情は、今年5月16日に市のメールを通して1件寄せられている以外は受けておりません。その方は浦添市在住の方で平和学習活動にアブチラガマを活用いただいている方でありまして、設置に対する抗議の内容でした。内容については新聞で報道されている中身とほぼ同じでございます。アブチラガマ近くに設置することで、南城市のほうからはアブチラガマの近くに移設することで戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えていくこととした経緯についてメールにて返信させていただいております。 また、2日後の5月18日には、沖縄タイムスに大砲展示に関する記事が掲載されております。 南部観光総合案内センターにおいては、苦情や批判というわけではなく問い合わせや意見としてときどきあるが、件数は把握していないとのことです。意見とは、何でこっちに大砲展示したのとか、そういった部分での意見とかという話を聞いております。 次に2点目の展示場所の決定については、平成27年3月議会及び6月議会において、まず玉城議員からの提案を受けたことを契機に、市としてアブチラガマの近くへ設置することを決定しています。具体的な配置については、アブチラガマ管理運営委員会の中でも協議を行い、まず案内センターからアブチラガマへ行く途中に設置をしたほうが訪れる方が見学しやすいこと、現実的に設置が可能な場所として字有地になっている現在の場所への配置となっております。 3点目の説明板の配置については、入壕者が案内センターからアブチラガマへ移動する際、説明板を設置している側の歩道を利用すること、案内ガイドによるアブチラガマの説明を行う際、ちょうど案内板の設置付近でも説明を行うということで、現在の場所へこの説明板を設置しております。大砲側への設置も検討しましたが、入壕者が道路の反対側に横断するということになりますので、交通安全上等の観点から現在の入り口側の歩道の場所ですね、現在の場所が良いということで決定しております。 4点目の説明板の文言の追加に至った経緯については、平成27年3月議会において、玉城議員からも御発言いただいておりますが、この加農砲は靖国神社の資料館にも戦争遺品として展示され、日本には2つしかない貴重な戦争遺品の1つが南城市にあり、またこれまで市にも問い合わせがあったことから、その事実を伝えるために文言の追加を行っております。 5点目の平和学習につなげたいという市の思いが観光客に正確に伝わっていないので改善が必要ではないかということにお答えします。新聞等で説明板の記述内容についての意見が掲載されておりますが、個々人の思いや捉え方はそれぞれあって当然だというふうに考えております。市としましては、あの説明板はあくまでも事実を正確に記載しているものであり、説明板の改善については今のところ考えておりません。パンフレット等についても、案内センター事務局と調整しながら今後進めていきたいというふうに考えております。 ◆12番(玉城健議員)  ありがとうございました。 回答書にも私の名前が幾つも出てきておりますが、何か強調しているような感じがしてなりませんが、それはそれとして、やはり有効活用するためにどうするかということを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず1点目の苦情、それから批判等についてございますが、メールがまず1件それで新聞等にタイムス、新報とかにもございました。その件でございますが、南部観光総合案内センターのほうでもそんなにまでないという回答でございましたが、実際調べてみますと、なかなか、いろんなことが実際起こっているということで、実際話を聞いてみたら、いろいろありました。 まず、事務所にはやはり、答弁にもございましたように、どうしてここに飾られているのかということで、よく来ると。でも事務所のほうは何と答えていいかわからないと。これは市が展示しているもので、私たちがやったものではないから答えようがありませんとしか答えられないよ、ということの話でございました。 それから、もう一点。 親子で見て、子供があの大砲を見てかっこいいと、本当に真剣に見ていたと。その母親がびっくりして、これやっぱりきれいに教えないと大変だねということで、案内所のほうに話しに来ていたということがございました。 そして、もう一点。 学校の引率の先生方が、この大砲の前を通るときに、ガイドの方が大砲を見えないように誘導しているという話があるんですね。どうしてかというと、この大砲、説明しなければいけないと。そういう話もありまして、これは物すごく反対の方向に捉えられているなと。平和学習に本当にこの戦争の愚かさを伝えたいという思いが、逆にこの観光施設にそういうものを飾ってという意見が、かなりあるなということを感じました。 この話の中でも、やはり思っても言わない人、そしてまた見せないように歩くとか、そういうのを聞いていたら、これはもう何とかしなければいけないなと思いがありまして、今回の一般質問になりましたが、その件について、やはり今、答弁の中でそういういろいろな声があったということを把握していなかったということは、それについて答弁じゃなくて、その周りからも、全くそういう情報とかはなかったのか、再度お願いいたします。 ◎企画部長(玉城勉)  玉城議員の再質問で、把握していなかったのかということでございますけども、先ほど答弁したように、市のほうに直接、苦情という形ではきておりません。それで我々も案内センターのほうで今回のことがありましたので再度問い合わせたところであるんですけれども、さっき申したように、センター事務局長のほうからは、苦情というよりは意見として時々あるよと。ただ件数については把握していないということです。その部分については、やっぱり話す対象の方がかわっていたりすることで、我々に情報がきていないのかなというところはございます。 それと、その中で子供がかっこいいとか言ったとか、そういった部分の話も、我々としては今、玉城議員からのお話で、引率の先生方も大砲を見えないようにしているとかという話も今回、聞いております。 ◆12番(玉城健議員)  全く初めてということでございますが、今部長から答弁がありましたように、話す相手によって違ったのかなということは、私はあり得ると思います。なかなかそういう情報は、表立てしたらまずいなというのもあるのかなというのもありまして、事実、私の耳で聞いた話でございますので、実際にあったことと、私は信じております。そういう関係する人たちからの話でありますので、それを思いますと、やはり本当にまだ有効活用されていないなと、私たちの思う内容、思いが伝わっていないなと。やはり一工夫しなければいけないと。 次にこの展示場所ですね、それについても、なかなかやはり、道路挟んで反対側から説明するのは、なかなか難しいんですよね。説明のほうは後ろ側にあって、歩道があって道路挟んで反対にありますので、もう少し工夫はできなかったのかなというのはやっぱり思います。団体の場合はいざ仕方ないとしても、個人的に来られる方については、私も大砲を見たけど、あの説明の石碑が、初め気づかなかったんです。2回目に行ったときに、あれ、こっちにあるんだなということを感じて。目が後ろにいかない、大砲のほう向きますので、やはりもう少し工夫するか、新たな看板を設置するか、近くで身近に見る人たちですね、その人たちのためにやらなければいけないなということを感じましたが、それについてまたよろしくお願いします。 ◎企画部長(玉城勉)  案内板の設置場所についてどう考えるかというふうな話だと思います。 玉城議員からも話がありましたけれども、やっぱり玉城議員の見方もあろうかと思います。私も現地に行ってみました。私も最初、案内板どこにあるかなと一周しました。やっぱりどこにあるかがわかりにくいというところは、ございます。 ただ、あの大砲を見て、今回の新聞記事等々も今、私も読んで、その人はどういった気持ちでここを見たんだろうかと考えました。一番最初にあの大砲を見たときは、なかなか大きくて、農村改善センターの奥にひっそりと置かれているときは小さく感じたんですけど、向こうでは大きいなということをまず感じて、その部分でやっぱり思うところがあったのかなと考えています。 その後、その場所から壕に行くというところを通っていって、なるほどこういった歩道のこっち側に設置しているんだなと理解をしながら、それと壕に入っていくとき、イメージしました。やっぱりああいった戦争の遺品という、私の捉え方なんですけれども、美化するために展示している云々は感じなくて、ああ怖いなというのを最初に感じました。この怖さを持って壕に入っていく、そういう部分が子ども達に伝わっているんであれば、やはり戦争の悲惨さというのは伝わっているんじゃないかと。これは個々人の考え方によるんじゃないかと思います。大人というんですか、やっぱりいろんな家庭の中での見方と、違う立場の見方というのは当然あってしかるべきだと思います。 私も子供のときに海軍壕に入った覚えがあります。あのときも、いろんな施設どうの云々じゃありません。見た中で、戦争怖いと。壕の中でこうやって耐えていたんだということに衝撃を受けたのを覚えております。 ですから、先ほど子どもがかっこいいと言った、最初見たときはかっこいいかもしれない。でも壕に入ったとき、何で壕に入らないといけない状況にあったかというのは、やっぱりその場所で大人たちが説明すべき、それだと思います。 ですから、あっちに置くということが、やっぱりその戦争に対しての物事の考え方、それに対しての話が及ぶきっかけになれば、議論が及ぶきっかけになればと思っております。 それと同時に、説明板の部分については、やっぱり場所的な部分がなかなか難しいです。反対側に移すとなると、反対側に歩道をつくるかという話になります。歩道をつくるかとなると、幅員が狭くてどうしようもありません。 ですから、あの場所というのはやっぱり、最終的にはいろんな検討した中で決定したというふうに話を聞いているんですけども、やむを得なかったのかなと感じています。ですから今のところ、その場所を移動する等々については、予定はないというのが状況でございます。 ◆12番(玉城健議員)  答弁のとおり、人それぞれの考え方がございまして、感じることも子ども、大人、全部違うと思いますが、やはり平和学習に生かすという目的を達成するためには、事前の説明もしくはあの石の説明を、移動するんじゃなくて新たに、もう少しわかりやすい、大人でも子どもでもわかりやすい立て看を、もしくは説明板を追加してどこかに立てるということも必要ではないかと。 それと、やはりもう少し詳しく、わかりやすいパンフレットをつくって観光案内センターの受付のほうに置いてもらうと。向こうに疑問で来た方については、職員はこのパンフを上げて、しっかり理解してもらうということでやってもらえば、もう少しスムーズにいくのではないかなということであります。 回答にも、調整しながら進めていきたいと考えているということでありますが、説明板とこのパンフレットについて、これから先どういう形で、進めるのであればやるのか、そこら辺をもう一度、確認のためよろしくお願いします。 ◎企画部長(玉城勉)  再々質問の中での説明板とパンフレット、今後どうするかという考え方についてという再々質問だと思います。 まず説明板については、先ほど申しましたように、玉城議員の御意見としてはもっと詳しくという、わかりやすくという話なんですけれども、やっぱり事実は事実として単純明快にやったほうがいいと私は思っています。 その中で、どうこの経緯とか何とかという、あまりにも入れ過ぎると、何というんですか、かえって紛らわしくなるんじゃないかと。やっぱり事実は事実として淡々と見て、そこで見た大人、子ども、それで感じていただきたいと考えていまして、その辺の部分については、今後いろんなことがあろうかとは思いますけれども、現時点では変更するという考え方は持っておりません。 それとパンフレットについてなんですけれども、案内センターとも話をしました。今現在、案内センターのパンフレットというのが結構濃い中身になっていまして、戦争体験者の声とかそういったものが記載されるなど、内容は充実している中で、その中にまた大砲の説明を入れるのかという話がございますけれども、このパンフレットはちょうどこの間つくったばかりで、まだ数万冊残っているという状況です。ですから、最初に答弁したように、このパンフレットのあり方については、案内センター事務局と今後調整しながら、そういった部分も含めて記載すべきかどうか、そういった部分も考えながら検討してまいりたいと考えています。 ◆12番(玉城健議員)  このパンフレットに関しても、新たに別冊でもいいと思います。1枚の紙でもいいと思いますので、そういう疑問で来られた方について、上げるという形でもいいと思いますので、ぜひ検討してもらいたいということです。 新報の今年の10月2日の記事に、平和教育拠点での兵器展示という、見出しが本当に、自分たちが意図するものと反対の方向にいっているんですね。本当に平和教育が目的なら、侵略戦争を否定し、戦争も含む戦闘者英霊とあがめる靖国神社の資料館にあるものと同じであることを誇示するだろうかとかですね、本当にこのものについて、かなり拒否反応をしている方もいると。そういうものも含めて、やはり南城市が意図するものは何なのかというのはやっぱり、明確にしておく必要があるんではないかということを思っての説明板なんです。 この大砲を最初に見て、歴史もよく知っている方に呼ばれて、大里の銭又の方ですが、呼ばれて、本当に私たちはもう高齢で、もう後はないんだと。戦争の愚かさとこれを平和につなげるためには、ぜひこれを生かしてくれということもありまして、私の前の移動の件から、そういうのがあるわけですね。 だから今回のそういうマスコミをとおしてのいろんな情報、またそういう平和関係団体からの話を聞きますと、これがやっぱりもう、いろんな考え方はありますが、しっかり伝わってないなということの、市の考え方を明確にするという形の、このパンフレット案内ということはぜひ必要だと思いますが、そういう考え方のもとで、部長もう一回お願いします。 ◎企画部長(玉城勉)  先ほど来の繰り返しになろうかとは思うんですけれども、やっぱりこの件については立場、立場で物事の考え方が異なると思います。私も新聞記事を読みました。それと、論壇に書かれている部分も読みました。 やっぱり、その方々は戦争の記憶に対しては物すごい敏感というのかな、非常に思いがあって、そこに置かれているそのものがやっぱり、アレルギーとして受け付けられないのかなと。南城市が意図的に説明板を加工してそこに設置したんじゃないかと。なぜ子ども達の平和学習のための場所に設置しなければならなかったのかというふうな御意見がございます。その部分もある程度理解できる部分はございます。 けれども、一方では私のように、やっぱり子供たちには生の現実を見せた上で、自ら考えてもらいたいという考え方もございます。ですから説明、パンフレットとか説明板というのは、事実、それに基づくもの以外はあまり入れないほうがいいと思っています。ですから、あっちに書かれていることは本当の、正確な事実です。どこで出た、どういった場所で出て、どんな現状で使われたか。今、現存しているのは2門しかない、ただそれ以上があって、それ以下でもありません。 あとはやっぱり、その人たちがそれを見て、肌で感じて、考えて、どう後世に伝えるか、その部分については考えていただきたい。行政があまり変なことを、説明文をつけ加えるということは極力避けていきたいと考えています。 ◆12番(玉城健議員)  企画部長の考え方も一理あると思いますが、やはり向こうを利用して平和学習という形の観点からおけば、やはり目的は平和学習なんですから、個人個人、意見が違うのは当たり前だと思います。ぜひそういう観点から、平和学習につなげるという形での説明、パンフレットは必要だと思いますので、よろしくお願いします。 これまでの話の中で、いろいろございましたが、市長の見解をよろしくお願いします。 ◎市長(古謝景春)  玉城健議員の質問にお答えします。 私も同じでございます。 これは当初から銭又で発見されたときの思い、その方々のことも聞いております。そして今あれだけの戦争遺跡がありながら、誰も見ないと。片隅に置かれているということで、市長どうにかできませんかというお話がございました。 そういった中で、今言っている価値観の問題、いわゆるそれをどう見るかということ、私もちょっと心配でありました。しかしながら、玉城議員からもお話がありましたように、平和学習という視点からすると、むしろその事実を伝える、そういうのは我々の役割だということで私もオッケーをして、地域が理解した上で、糸数区が、それであればいいんじゃないかということで理解を求めて、そして糸数区も、それだったらいいということで設置をした経緯がございます。 それともう一つは、私が最初見たときに感じたことは、私ども、知念岬公園と安座真には、一つの部隊がいたそうです。ヤスオカ陣地というのがあって。そこに大砲が飾られているということで、斎場御嶽にも砲台がありますけれども、どういうものがあったのかなということで、少し疑問に思っていたんですね。そういうときに、こういうものもあったんだなということで、当初米軍が攻めてきたときには、この中城湾に艦隊を集結させて、ぼんぼん打ち込んで、そこに兵隊を集めるというような作戦をやって読谷からのぼったという経緯があるということを、我々、歴史上学んでおりまして、日本がどういう形で戦ったのかなというようなことを、小さいときから考えながら、そしてあの大砲を見たときに、こんな重いものを人力で首里から運んできたのかなと。当時の戦争というのは大変なものだなということを痛切に感じ、そして悲惨な戦争というのは二度とあってはいけないというのが我々の見方なんですね。そういう見方の中で展示をしたものですから、私は新聞を読んで大変遺憾に思ったんですね。 しかもこの平和学習の、糸数の人たちも、新聞にこうは言わなかったと。何でゆがんで書くのかということで、むしろ我々にもそのお話がありました。 そういうことで、事実というのを我々は伝える役割でございますから、戦争を我々は二度とやってはいけないというような平和的な学習の視点からでございますから、どうかあのときの悲惨な戦争を体験した方からすると、見ること自体、こういうのがあって戦争が起こったんだという、見方が違うんですが、しかし我々としては後世に残る戦争遺跡ですから、それをしっかり現実に照らし合わせて、説明責任義務を果たしていくということで、糸数の平和学習のガイドにおいても、そういう形で接しているということを、ぜひ御理解をしていただきたいと思っております。 ◆12番(玉城健議員)  大砲を展示するについては、皆同じ思いではございますが、受け取る側がかなりいろいろあるということであれば、やはりみんながここに訪れて、戦争はやはり愚かなもので、二度と起こしてはいけないというものを発信する場所でなければいけない。そう思うので、やはり説明板というのは、その思いを伝えるものは何らかの形でやってほしいということを要望いたしまして、次の質問にまいります。 2点目、雄樋川地区貯水池の管理についてでございます。 県営雄樋川地区かんがい排水事業、貯水池の管理についてでございますが、前川2号貯水池におきまして外来植物のアメリカホテイアオイが、貯水池の水面を覆い尽くすほどの大繁殖で県による除去作業が行われました。繁殖の速さが物すごくて、大雨等で雄樋川に流れ出した場合、自然環境に大きな影響を与える心配がございました。そこで貯水池の管理について以下の点をお聞かせください。 1つ目に、前川2号貯水池に外来種のアメリカホテイアオイが入り込んだ原因について、お願いいたします。 2つ目に、除去作業にかかった費用について、お願いいたします。 貯水池には外来植物、外来魚等を入れないよう注意する看板設置等が必要と思いますが、市の見解をお願いいたします。 4つ目に、市内、他地域でも外来魚、外来植物等の被害問題はなかったか、お願いいたします。 5つ目に、貯水池の管理体制についてはどのようになっているか、お願いいたします。 6つ目、貯水池の場所の説明がわかりにくく、名称表示看板設置ができないか、お願いいたします。 よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(屋我弘明)  こんにちは。 玉城議員の質問にお答えします。 まず1の、アメリカホテイアオイが入り込んだ原因については、8月15日に前川区長より、前川2号貯水池にアメリカホテイアオイが生息しており、早期の除去を行うよう連絡を受け、現物を採取し、専門家に確認させたところ、生態系被害防止外来種であり、早期の駆除が必要と指導を受け、管理者である県に連絡し、南城市と県で発生元の調査を行っておりましたが特定できず、人為的な投げ込みと想定しております。 2の除去作業にかかった費用についてお答えします。 沖縄県南部農林土木事務所が市内業者に15万9,000円で除去作業を依頼し、10月7日から10月20日の間に完了し、現在貯水池内の土間コンクリートで水抜きをした後に乾燥後、処分予定であります。 3番目の貯水池には外来植物、外来魚等を入れないよう注意する看板設置についてお答えします。 注意看板の設置については、市内全域の貯水池を調査し、必要と思われる箇所については随時、設置していきたいと考えております。 4番目の市内の他地域でも外来魚、外来植物の被害問題はなかったかについて、お答えします。 外来魚については、一般財団法人沖縄県環境科学センターが、大城ダム内においてブラックバスの捕獲調査を平成28年12月6日から平成29年3月31日まで行い、その後、遺伝子解析を行う予定であります。 外来植物の被害問題については、山里地区2号沈砂池で特定外来生物のボタンウキクサを平成28年6月17日から6月27日まで除去作業を行い、もずく網等への被害を未然に防止しております。 5の貯水池の管理体制についてお答えします。 現在、県営雄樋川地区については、完成した貯水池6基について沖縄県との管理協定に基づき、定期的に巡回し、財産の維持保全につとめるとともに、多面的機能支払交付金事業、農地・水ですね、これを活用し、南城市が維持管理につとめております。 6の名称表示看板の設置については、管理協定書に基づき、完成した貯水池から随時、貯水池番号の設置をしていきたいと思います。 以上です。 ◆12番(玉城健議員)  ありがとうございました。 この池ですね、本当に目をこすって見返したぐらいの速さなんですね。全く何もなかったものが、次来たときに本当に、あんな大きな池を全部覆っているわけですよ。何が起こったのかというくらいの速さでした。あれが万が一、大雨で雄樋川に流れ込んで、オーバーフローでいった場合には、これ大変なことになるなと、物すごく感じました。 今おっしゃったみたいに、乾燥させて今、枯れているような状況でありますが、池には一つもそれは残っていないというものを確認しておりますが、これ費用としても15万9,000円の、本当に多額な費用がかかったということで、これは本当に注意しなければいけないなと感じております。 3番目に、設置看板についてでございますが、今のところどこの貯水池にも、沈砂池にもそれはないわけですね。それを見た場合には、やはり今全国でも外来魚の問題、こういう植物の問題、テレビからもマスコミからもたまにそういう問題が出たということでございますが、やはり注意看板は絶対に必要だと思っておりますが、これ完成しなくても、やはり簡易でもいいからやっていたほうがいいと思います。 本当に、今、建築中のものも含めて見たのですが、いろいろいい点、悪い点あるわけですね。まだ完成していないのに、本当に池の番号も何もなくて、この池はと説明するときに、全部畑で、土地改良区、目印がないわけですよね。どの通りの何番の、あそこよ、あそこよと言ったって、どこよとしか返ってこないので、今見た場合に、2つだけは船越のほうに、何号池というのは残っておりましたが、最初はあったと思うのですが、いつの間にか台風か何かでなくなって、どの池と何が起こっているよと説明するのに、大変苦労するわけですね。全部サトウキビ畑で、道も何番目あって、愛地のと言ったって、船越と言ったって、わかりづらいということで、ぜひこれは、完成しなくてもぜひやってもらいたいと。 今、中の管理についてもかなり雑草が大きく茂っているところもございますが、その池に対しても、どの池ということで説明するのに、なかなか難しいということでありますので、もう一度、答弁よろしくお願いします。 これ、完成しなくてもやってほしいということで、よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(屋我弘明)  再質問にお答えいたします。 雄樋川については、玉城議員が会長だと思うんですけど、会長さんでもわからないのであればやはり、工事途中で水がたまる、そういう時期には県と調整して、それは設置し、調整して県が工事中にやっていいものなのかどうかも確認して、前向きに検討したいと思います。 ◆12番(玉城健議員)  前向きじゃなくて、本当にすぐやってもらいたいという気持ちでございます。 今、管理についても前川地区土地改良の中でも、沈砂池にホテイアオイかな、あれがばーっといっぱいになって、水がくめないよということがあって、前の農地・水、多面的交付金で、字で交付金を使って今年、除去しました。その後に、大きなため池もそういうことになったもので、こういう沈砂池も含めてそういうのは、有害植物等投げ入れないでくださいという注意看板ですね、そういうもの必要だと思います。 その点について、池じゃなくて沈砂池ですね、沈砂池もため池同様に使っているところが幾つかありますので。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆12番(玉城健議員)  よろしくお願いいたします。 答弁よろしくお願いします。 ◎農林水産部長(屋我弘明)  最近の情報では、大城ダムでもブラックバスが捕獲されたということで今ありますので、やはりそういうのを全池を全部検討して、最終的には全池にその看板等を設置することについて、対応したいと思います。 ◆12番(玉城健議員)  ぜひ、よろしくお願いいたします。 先ほどの余談になるんですけれども、自分、推進会長でありながら池、番号が外れてしまって、こっち何番だったかわからなくなるんですね。またおうちに帰って図面を見て、これ何号だったと思い返しておりますので、この番号も含めてぜひ早急によろしくお願いいたしまして、一般質問を終わります。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 14時54分)     (再開 15時10分) 再開します。 答弁なさる部長の皆さん、議員の質問に対して簡潔に答弁お願いしたいと思います。 色づけは少しぐらいでよろしいですので、ひとつよろしくお願いいたします。 次の質問者、国吉昌実議員。 ◆16番(国吉昌実議員)  皆さん、こんにちは。 本日の一般質問は私が最後となっておりますので、よろしくお付き合いをお願いいたします。 さて、私たち南城市は本年、歴史的な合併から節目の満10年を迎えることができました。当時の4町村における閉塞感から考えると、今日の発展は誰が予測できたでありましょうか。恥ずかしながら、持ち寄った基金はわずかに5億4,000万、借金も相当数あったと思います。もちろん、合併によって与えられた制度上の特例がいろいろとありました。 しかし、安穏と制度の特例に乗っかっているだけでは、まちづくりがうまくいくはずはありません。そこには、市民の皆さんの御理解と御協力はもちろんでありますが、行政に市民を納得させるだけの斬新な発想力がなければなりません。 また、不安を安心に、不信を信頼に変え得るような自信と勇気溢れる執行力がなければなりません。当然そこには、希望と安心を与えられるようなメッセージがなければできなかった話であります。 それが、市長の掲げた、日本一元気で魅力ある南城市だと思っております。まさに、希望とは日本一になることであり、安心とは、足元に眠る資源すなわち魅力の再発見であったわけであります。 次の10年への出発にあたり、今こそ私たちは市長と一緒になって、まちづくりに励んだ多くの方々の流した汗と、労苦に感謝しつつ、現在というときを感じていかなければならないと思っております。 10年の歩みを振り返ると、まさに奇跡の10年といっても過言ではないと思っております。 玉城小学校の新築を初めとする、学校教育施設の整備、各種団体の統合及び設置、観光協会、シルバー人材センターなどの設立。なんじょう市民大学や中高生の海外短期留学派遣など、人材育成事業の実施。公立保育所民営化、認可外保育所の認可化など、児童福祉施設の充実。各地域の市道、農道の整備、南城市陸上競技場などの各体育施設の整備、各地域の公園の整備。尚巴志マラソンなどの各種イベントの開催、庁舎間巡回バスや、おでかけなんじぃなどの市民の足の確保。農業用貯水池など農業基盤の整備・推進、ムラヤーの新築、補修の推進。斎場御嶽を中心とした体験交流施設の整備など、観光振興のための各種事業の推進、水産業振興のための各種施策の推進。情報格差解消のためのWiMAXや光ブロードバンドの設置・推進、中国江陰市や宮崎県高千穂町との交流推進、シュガーホールを中心とする各種文化事業の推進。森や山を大事にすることで海を守るとの発想で始まった、各地域における植樹祭、歴史文化遺産の発掘調査事業の推進。そして健康づくりのための各種施策の推進。それから沖縄県初でございますが、幼稚園における預かり保育のための給食の提供。そして大きく南城市の発信とおもてなしにつながりました、オープンガーデンや半島in芸術祭の開催。人口増の大きな要因となった土地利用の見直し、広域都市計画からの離脱を成し遂げることは、全国的にもまれなことであるそうであります。これにより自らの責任と自覚において、都市計画ができるようになったのであります。そして人口増のもう一つの隠れた要因として、子育て支援として親御さんが支払う保育料を、隣町村に比べずっと安くしてきたことであります。 さらに行政と議会、そして市民が一体となってつくった雰囲気。我が南城市はと語るときの笑顔が、南城市の魅力を発信する大きな原動力になったものと思っております。 以上、10年の歩みといっても時間の関係でざっくりとした形の表現となってしまいましたが、私は本当に奇跡的なまちづくりであったと思っております。この時期に議員の一人として関われたこと、本当に誇りに思っております。 以上、代表質問ができなかったものですから、私なりにこの10年の総括をしました。これらを基盤に、次の10年を見据え、志も新たに、私もまたスタートを切ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、通告してありました質問をさせていただきます。 まず、発言事項の1点目でございます。 行政職員の採用についてであります。特別選抜職員の採用が始まってから、誤解によるいろんな意見が聞かれるようになりました。条例に照らし、そして規則に照らし、何の問題もないと私は思っております。今回は、そのちまたにある誤解を晴らしたいとの思いで以下にお伺いをいたします。 (1)合併後から今日までの退職者数と採用人数。 (2)特別選抜職員と一般行政職員の採用までの流れの違いと、公平性・公正性をどう担保しているかをお伺いします。 (3)特別選抜職員の採用制度導入の背景は、合併後の行政の複雑性、国や県からの権限委譲、年齢構成や男女構成比の変化、早過ぎる時代の変化への対応からくる即戦力の必要性など、幾つも予想できますが、導入を決めた最大の理由は何でしょうか。またその制度で採用された職員の働きぶりのエピソード等がありましたら、御紹介をください。 (4)特別選抜の採用はいつまで行いますか。ミックスした形の採用方法はできないのか、お伺いをいたします。 (5)市長選挙における公約の実現を目指すためには、ある意味、職員採用での市長の関わり方は大変重要だと思いますが、どのような関わり方をしているのでしょうか。 次、発言事項2でございます。 地域課題について (1)稲嶺交差点に音の出る歩行者用信号機設置及び点状ブロック設置を、即刻、県のほうに要請をしていただきたい。 (2)市民の多くの皆さんから南風原町の黄金森や新都心の公園の外周のようなウォーキングコースの設置を求める声が多く寄せられております。提案ですが、新庁舎と将来振興拠点地の駐車場を含めたスペースを利用し、市民が安心していそしむことのできるジョギング兼ウォーキングコースの整備の検討をしていただきたいが、所見をお伺いします。 (3)中山区から新原ビーチへ抜ける道路は、レンタカーやタクシーなどが煩雑に利用されている通りですが、路肩がかなり崩れ、かなり幅員が狭まっている状況でございます。このままでは重大な事故が起きないとも限りません。農家の皆さんやドライバー等を守るためにも、ガードレール等も必要と思われます。早急なる対策が必要かと思われますが、どのような計画をお持ちでしょうか。お伺いをいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎総務部長(當眞隆夫)  それでは、国吉昌実議員の1点目の、行政職員の採用についての御質問にお答えいたします。 まず1点目の、合併後から今日までの退職者数と採用人数についてでございます。退職者が207人、採用が117人となっております。 2点目の、特別選抜職員と一般行政職員の採用までの流れの違いと公平性・公正性をどう担保しているかについてでございますが、一般行政職の第一次試験では、教養試験と専門試験を実施しておりますが、特別選抜職員の試験では、書類審査と論文試験のみで、教養試験と専門試験を免除しております。 二次試験においては、一般行政職員が論文試験と面接試験を行っており、特別選抜職員は指定されたテーマに基づいたプレゼンテーションと面接試験を行っております。それぞれ二次試験の合格者が、職員採用候補者名簿に登載され、一般行政職員においては、任命権者である市長の最終面接を行い、採用の決定をしております。特別選抜職員においては、試験委員会での最終決定が採用の決定となっております。 公平性と公正性の担保につきましては、採用試験を行うために職員採用試験委員会を設置しており、委員構成において外部委員3名を委嘱することで担保しております。 3点目の特別選抜職員の採用制度の導入の背景ですが、議員御指摘のとおり時代や変化に対応できる即戦力の確保等も導入の一因ではありますが、市としてはスポーツや文化、芸能、ボランティア活動などで顕著な活躍をした者の中から、南城市職員として市制に発揮できる人材を広く確保するため、特別選抜採用試験を導入いたしました。 今年度は、特別選抜採用試験で6名の職員を採用しております。採用された6名の職員は、同期の新採用職員を積極的に牽引するなどリーダーシップを発揮しております。また、業務面では窓口や電話の対応において積極的に行うなど職場の雰囲気にも素早く順応し、住民からの反応も好評であります。それぞれの分野で、これまで極めてきた成果を積極的にPRするなど内外で新風を吹き込んでおり、これからの活躍がますます期待されております。 4点目の特別選抜の採用はいつまでか、ミックスした採用方法はできないかについてですが、特別選抜枠の採用試験は内外から高い評価を得ていることから、今後も引き続き実施していきたいと考えており、一般競争試験と特別選抜試験とを並行して続けていきたいと考えております。 最後に、5点目の市長がどのように関わっているかについてですが、採用試験の実施に際し、市長は職員採用試験委員会に対し当該年度の職種別職員採用者候補者試験の実施及び職員採用候補者名簿の作成を要請いたします。委員会から候補者名簿の報告を受け、市長による最終面接を行い、一般行政職にあっては採用の決定をしております。 なお、特別採用職員におきましては先ほど述べましたとおり、最終的な決定は試験委員会で行っており、搭載名簿の報告後、市長と面談を行っております。 ◎市民部長(城間みゆき)  国吉議員の2点目の質問、地域課題についてお答えいたします。 (1)稲嶺交差点の音の出る歩行者信号機設置及び点状ブロック設置につきましては、今年の10月に大里グリーンタウン自治会長より同様の要請書が提出されております。同月、10月24日に与那原警察署担当者及び自治会長と、音の出る信号機設置について現場立ち会いを行い、同月28日には与那原警察署より設置決定の旨の電話連絡を受けております。その後、与那原警察署に設置の時期を確認したところ、来年3月までには設置するとの回答がありました。 また、点状ブロックの設置につきましては、道路管理者である沖縄県に10月30日に要請を行っております。 以上です。 ◎土木建築部長(伊集稔)  国吉昌実議員の2、地域の課題についてお答えいたします。 ジョギング兼ウォーキングコースの整備については、新庁舎及び将来振興拠点地(公共駐車場)整備計画において、敷地内に幅員2メートル、延長約1.4キロの遊歩道を予定しております。遊歩道としての利活用については、ウォーキングは可能であると判断をしておりますが、しかし、ジョギングにおいては公園及び運動施設等ではないため、安全面等を考慮し禁止したいと考えております。 (3)中山区から新原ビーチに抜ける道路は、現地を確認したところ本路線の中腹部は畑と道路に高低差があり、路肩の一部が崩れ幅員の狭い箇所があります。本路線はレンタカーやタクシー等が頻繁に利用されていますが、ガードレールを設置すると道路幅員が狭くなり車の通行に支障を来すので設置については検討したいと考えております。路肩の崩落箇所は、車の通行に支障がないように補修を行い、幅員を確保していきたいと考えております。 ◆16番(国吉昌実議員)  それでは、発言事項の大きな1番目ですけれど、大変申し上げにくいことですが、通告していなかったのですけれども、定数条例に載っているような分類で現在の、例えば議会事務局職員は5名と定数条例に載っております。現在何名なのかって、その辺の分類でわかりましたら教えていただきたいと思います。通告していなかったので、持っていなければそれで結構です。 そして、2点目の採用までの流れとそれから公平性、それから公正性の担保ということについてはよくわかりました。一般行政職員の第一次試験では教養試験と専門試験を実施しているが、特別選抜職員の試験では書類審査と論文試験のみでやっていると。そして、二次試験においては、また一般行政職員については論文試験と面接試験、特別選抜についてはテーマに基づいたプレゼンテーションと面接試験を行っているということで、少しパターンが違っておりますけれども、それは任用の規則が南城市でもありまして、その規則にのっとると、競争の採用、任用なのか、選考の部分に入るのか、この辺についてはどういう分類の分け方にされているか、その辺を教えていただきたいと思います。 ◎総務部長(當眞隆夫)  国吉昌実議員の再質問にお答えいたします。 定数による各課の配置につきましては、申しわけございません、資料を持ち合わせておりませんので、ちょっと答弁を差し控えさせていただきたいと思います。職員も340名近くおる関係で各課とのあれは、把握はしておりません。 それと、特別選抜によるものにつきましては選考試験になります。競争試験ではなくして選考ということになります。従来やっている試験、これにつきましては競争試験ということで東京の試験センターにセンター試験の結果を基に上位の者から選考、選抜しているというようになりますけれども、それをやるとなかなかそういう特別選抜の場合はスポーツとかそういったところに時間を割かれている関係で、そういったところでやっぱり競争としては非常に上位に上がりにくいということから、選考試験を採用しております。 ◆16番(国吉昌実議員)  一言で言うと、一般行政職員の採用については競争試験によるものと、それから選考によるものということで、その特別選抜については選考という分類に入るということがわかりました。 私たちのこの任免に関する南城市の規則においては、職員の採用は競争試験によるものとすると。ただし、選考による採用も認められているんですね。そういった意味から、全くそれは問題ないなというふうに思っております。 ただ、そこの中で一番市民の皆さんが思ったりするのは、公平性と公正性をどう担保されるかというふうな部分だと思うんですね。その辺については先ほどの流れからいきますと、この最近の情勢からすると、今まではほとんどこの採用試験について市民の皆さんからの意見をいただくということがなかったんですが、この1年間結構いろんな方からもいただいてきたもんですから、そういう意味で今回の質問になっているんですけれども、この規則上は全く問題ないと、しかしこの公平性と公正性をどう担保するかということについては、先ほど試験の採用委員会をつくっていると。そこには外部有識者の方を3名入れているというようなことで、ですから、最初からどの人を採用しようかということで、全くふるいにかけることはできないですね。 その中には、もう全くこの委員会以外に、余人も立ち入ることができないというか、そのふるいにかけていく、各試験を通ってそこで名簿が上げられてきて、それを市長は一般行政の場合には適当と思われるところの部署に採用していくと。この特別選抜についても、その委員会で決定したものがもう最終報告なんだと。市長の面接はあくまでもどういう人物であるかというのを多分知るためなんだというふうなことになっているんだと思っております。 そういうふうに理解はできましたので、そういう意味では、この職員採用候補者名簿が作られるまで、もうこれは委員会以外には誰もタッチができないし、任命権者である市長も全く誰が上がってくるかはわからないと。そういうような状況からすると、この公平性、公正性というのはしっかりと担保されているのではないかなというふうに思っております。 そういうふうな、私は理解をしましたけれど、そういう意味では条例上、それから規則上、全く問題ないなというふうなことが言えるのではないかなというふうに思っております。 それで、先ほどこの選考、特別選抜のものを導入した背景には、やはりいろんな意味で即戦力が必要だということもありましたけれども、答弁書によるともう一つは、スポーツ枠、スポーツや文化、芸能、ボランティア活動などで活躍した人から直接この市制に発揮できるような人たちを採用していきたいと。 これはやはり時代の変化が大変早いというふうなことで、それにやっぱりすぐ対応できるような形にしていきたいというふうな表れだと思っておりますので、その辺も大変理解できるなと思っております。 残念ながら、もう少しこの今年採用された6名の働きぶりのものが聞けたら良かったかなと思っておりますけれども、そういう意味からするとほんとに私も何名か話したことはあるんですが、ほんとに目がキラキラと輝いておりまして、いろんな質問をしてくるんですね。そういう意味ではリーダーシップ等も発揮できるのかなというふうに思っておりますので、大変いい制度を見つけたなというふうに思っております。 それから、市長、このいつまで続くのという私の質問の背景というのは、一つはやはり一生懸命公務員を目指して勉強して、試験合格して面接を受けてというような感じで合格を勝ち取ってきたメンバーのやっぱりモチベーションというか、そういうふうなのが、どういうふうな影響を受けるのかなということを大変心配をしているんですね。その辺について、もし人事関係の担当部のほうで手当てしている部分等がありましたら、どうか御答弁をいただきたいと思います。 ◎総務部長(當眞隆夫)  国吉昌実議員からの再々質問でございますけれども、公務員試験を目指して頑張っている方々をどう手当てしているかということでございます。当然我々毎年試験委員会の中では、何名を採用予定ですということで枠を設けています。その中には専門職等々もございます。それから特別職の枠もございます。そういったものをトータルの人数から、そういった専門職等々を除いてある程度、特別選抜よりも多い枠はとろうということで委員会のほうでは決めております。そうしないとやはりおっしゃるとおり、何もスポーツとかそういったものだけを採用するわけではなくして、やはりそういった目指して頑張っている方々もすくわなければいけないということで考えております。 採用試験の受験する割合からみても、やっぱりこういった一般試験を受ける方が多いですから、そういった意味では割合からしても一般試験を受ける方を多くとるということで、委員のほうでも了解を得ております。 ◆16番(国吉昌実議員)  ある意味これから育てていくという部分については、一般競争のほうで入ってきた皆さんについては少し時間はかかるかもしれないけれども、大変大きな人材として化けていく可能性がたくさんまたありますので、その辺についてもまたしっかりやっていただいて、また特別選抜でやった職員についてもしっかりまた使命感を与えて頑張らせていただきたいなというふうに思っております。 ただ、この規則を見てちょっと心配したのが、広く応募するということになっている。南城市だけに採用試験の告知はしないですね。全県に向かってやっておりますので、その特別選抜でやっていく場合に南城市の子たちよりも優秀な子がたくさん他の町村にもいると思います。この子たちが全部入ってくると、せっかく南城市から入れたいと思ってもちょっとできないという部分が出てくるのではないかなというふうに心配をしますけれども、その辺についてはどういうふうにお考えですか。 ◎総務部長(當眞隆夫)  国吉昌実議員からおっしゃっていることもよくわかります。我々はムラヤー構想ということで、こういった地域コミュニティ力をつけていこうと。その中のリーダーシップとしてやはり職員が中心になってやっていくということが、やっぱり求められていると思います。そういった中にあって、なぜ全県的に公募をしないかといいますと、これにつきましては地方公務員法に定められています。この中で、競争試験は人事委員会の定める受験の資格を有する全ての国民に対して平等の条件で公開しなければならないということが法的に定められております。 実際他の市で、職員採用試験の際に市内の高校に通う子供たちを対象に筆記試験を免除するということで実施をした市がございます。こちらにつきましては総務省のほうから、採用試験は平等性が求められているということで指導を受けたということで、改善をしたという事例もございます。そういった観点から、我々としましても市内から採りたいというのは山々ではございますけれども、全国的に公募せざるを得ないというところがあるということでございます。 今年の特別選抜の状況でいきますと、昨年が16名の応募でございました。今年は46名ということで約30名増えているんですね。3倍以上ということで、実際見てみますとやはり全国からそういった公募があったというところがございます。 そういった中でやはり今後我々も危惧しているのが、やはり全国から優秀な方々が応募してきた際に、なかなか南城市からの方を採るというところが難しくなっていくだろうということで、今年から非常に感じております。 そういった意味で、試験採用委員会においても今後どういう形でこの特別選抜を採用していくかというところを検討しようということで考えておりますので、また次年度に向けていろいろ模索をしていきたいと思っております。 ◆16番(国吉昌実議員)  そうなんですね。そのままずっといくと、ひょっとしたら南城市からなかなか入れないというような状況等も生まれてくると思いますので、その辺については何らかのいい方法を考えていただきたいなというふうに思っております。 それから、先ほどの公平性、それから公正性という中では採用試験のこの委員会について外部委員を3人と。何か聞いたところによりますと、他の市町村においては内部の試験委員会だけでやっているというふうなことも伺っておりますので、そういった意味からすると本当に公平性、公正性というのは担保されているかなというふうに思っておりますので、これからやっぱり市長の公約実現のためにとか、市民の皆さんのニーズに応えていくためには、幅広くまた人材を集めながら優秀な人を育てていくというふうな状況が最優先課題だと思っておりますので、このように市長がこういうふうな形の特別枠の採用試験をやろうというふうなことを決めたということは、市長が関わるという意味では大変大きなことではなかったかなというふうに思っておりますので、ぜひ今後の、また足りない部分は補っていくという形で検討をしながら進めていっていただきたいと思っております。 時間なくなってまいりましたので、次にまいります。稲嶺交差点の話であります。これはいい答弁もありましたので、大変ありがとうございます。 ちょっと別件になりますけれども、点状ブロックの件については先ほどのとおりで、県のほうにぜひお願いをしたいと思います。 そして、昨日も一般質問がございました77号線の部分ですけれども、今右折帯があるのは3カ所です。東風平側から来る分については右折帯がありませんのでこの信号を、77号線のものを時差式にしてもらいたいというふうなものを提案しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、先ほどのウォーキングコースでありますけれども、大変ありがとうございます。ぜひ、できましたら膝に負担がかからないような形で少しやわらかい素材を使うことができれば、そういうふうに設置することによってそこにまた人が集まってくるのではないかなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いします。 それから中山区からも多分要望が出ておりますけれど、中山から。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆16番(国吉昌実議員)  新原ビーチの部分については、ぜひその辺、路肩が崩れていっている、そして境界線ももう全くわからない状況になっている。そして、この農作業しているときにひょっとしたら車が飛び込んでくる可能性もあるわけですね。もう早急な、これは区のほうに対しても、こういうふうにしたいというふうなことを言っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、部長についてはあと4カ月で卒業だという話がございましたので、いい回答をまた見出して、中山区のほうにもお願いしたいなと思いますので、いま一度この土木建築部長と、それから市民部長の件についてもひとつよろしくお願いいたします。 ◎土木建築部長(伊集稔)  先ほどの点状ブロックについては、土木建築部のほうからは要請をしておりますので、音の出る信号と点状ブロックは一対でございますので、公安委員から、与那原署からは3月までに設置するということになっておりますので、南部土木事務所のほうにもそのようにお伝えをしておきたいなというふうに考えております。 それと、今現在旧国道を通って、中山の集落内を通って新原方面への観光が重点的に行かれているということでございますが、今度道路網整備計画をしている中で、今、特に大里方面中心、北小学校からの通行路とか、そういうものを中心に今考えているんですけれども、知念、玉城方面の道路網が余り計画されていないということで、今、まだ作業部会の中には入っていないんですけれども、うちの担当部でどうにか玉城の奥武方面から、知名の板馬の知念175号線まで海岸の道路を線引きできないかという、コンタ上で線を引くように、今指示をしております。そうなればその中山の集落を通らないで、その海岸線を観光客等が通れると。 これはすぐということではないんですけれども、計画をしていきたいなというふうに、今考えております。それを選定委員会の道路網計画の委員会の中で検討していきたいなというふうに考えております。 それと先ほどありました、中山の集落道路については危険箇所があれば必要に応じて対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◎市民部長(城間みゆき)  国吉昌実議員の要望、再質問でしょうか、お答えいたします。 これは八重瀬側から来て右折ということですよね。時差式を要望したいということで、与那原署と現場を確認して可能であれば時差式できるようにやっていきたいと思います。両方時差式ができたらいいなと。今、県道86号線は矢印信号ができているんですけれども、77号線は両方時差式でもなく矢印信号でもないものですから、両方できたらいいなと思っていますので、早急に確認をしていきたいと思っております。 以上です。 ◆16番(国吉昌実議員)  今の件については通告をしていなかったものですから、これ以上質問はしませんけれども、どうかぜひ検討していただいて、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(大城悟)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は、12月9日金曜日、午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 15時48分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    大城 悟署名議員  上地寿賀子署名議員  知念俊也...